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のらくろ キャラクターのらくろクン コメント 田河水泡の漫画。 1970年にアニメ化された。 キャラクター ルカリオorヘルガー:のらくろ 個性たべることがすき推奨。いかりまんじゅう必携。蛙のポケモンには負けること ハーデリア:モール中隊長 グランブル:ハンブル のらくろクン リオルorデルビル:のらくろクン メガルカリオorメガヘルガー:のら山くろ吉 カメール:木下圭太 声繋がり カメックス:木下圭介 同上 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 キャラクター ルカリオ:のらくろ 個性たべることがすき推奨。いかりまんじゅう必携。蛙のポケモンには負けること ハーデリア:モール中隊長 -- (ユリス) 2015-12-23 18 08 53
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入手動物 目次 入手動物 目次 動物マーモット若マーモット ♀マーモット マーモットの肉 ウサギ若ウサギ ウサギの肉 ウサギの毛 ニワトリ若ニワトリ トリの肉 ニワトリの卵 ニワトリむせい卵 アヒル若アヒル トリの肉 アヒルの羽毛 アヒルの卵 ガチョウ若ガチョウ トリの肉 太ガチョウ フォアグラ ガチョウの卵 ガチョウのむせい卵 フェレット若フェレット フェレットの毛皮 ヤギ若ヤギ ヤギの乳 イノシシ若イノシシ イノシシの肉 ブタ若ブタ ブタの肉 アンゴラウサギ若アンゴラウサギ ウサギの肉 アンゴラの毛 アンゴラウール カルガモ若カルガモ カモの肉 カルガモの卵 カルガモむせい卵 アライグマ若アライグマ ケモノの肉 カイコカイコの卵 きぬ糸 ヒツジ若ヒツジ ヒツジの肉 ヒツジの毛 毛糸 ロバ若ロバ ケモノの肉 ラマ若ラマ ラマの肉 ラマの毛 ヤクウシ若ヤクウシ ヤクウシ ヤクウシの肉 ヤクウシの毛皮 ヤクウシの毛 ヤクウシの乳 ヤマネコ若ヤマネコ ケモノの肉 ウシ若ウシ ウシの肉 ウシの乳 アルパカ若アルパカ アルパカの毛 ポニー若ポニー ポニーの肉 カシミアヤギ若カシミアヤギ カシミアヤギの毛 カシミアウール カピバラカピバラ 若カピバラ カピバラの肉 ダチョウダチョウ ダチョウの肉 コメント欄 このページのトップに戻る 動物 マーモット 若マーモット 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 干草×2 若マーモット×1 市場 ♀マーモット 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 干したムギ×1 ♀マーモット×3 市場 マーモットの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老マーモット×1 マーモットの肉×1 市場 ハチミツ×1 クリ×1 ♂マーモット×1 マーモットの肉×2 ソーセージ×1 マーモットの肉×3 ブタソーセージ×1 ウサギ 若ウサギ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♀マーモット×1 若ウサギ×1 市場 ニンジン×1 若ウサギ×2 市場 ウサギの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ウサギ×1 ウサギの肉×1 市場 ♂ウサギ×1 ウサギの肉×2 市場 ソーセージ×1 ウサギの肉×3 市場 ブタソーセージ×1 ウサギの毛 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ アルパカの毛×1 ウサギの毛×3 市場 毛ウサギ×1 ウサギの毛×1 ハサミ(毛はえ:キャベツ) ニワトリ 若ニワトリ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ウサギの毛×1 若ニワトリ×1 市場 ハチミツ×1 収穫卵×1 アンゴラウール×1 若ニワトリ×2 市場 トリの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ニワトリ×1 トリの肉×1 市場 ♂ニワトリ×1 トリの肉×2 市場 ソーセージ×1 トリの肉×3 市場 ニワトリの卵 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 妊ニワトリ×1 ニワトリの卵×1 ♀ニワトリを妊娠させる ニワトリむせい卵 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♀ニワトリ×1 ニワトリむせい卵×1 たまに♀ニワトリが産む アヒル 若アヒル 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 干したムギ×1 若アヒル×1 市場 ニンジン×1 老ヤギ×1 刈ったナノハナ×1 若アヒル×2 市場 トリの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老アヒル×1 トリの肉×1 市場 ♂アヒル×1 トリの肉×2 市場 ソーセージ×1 トリの肉×3 市場 アヒルの羽毛 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ヤギの乳×1 アヒルの羽毛×1 市場 毛アヒル×1 アヒルの羽毛×1 ハサミ(毛はえ:ソバのタネ・ムギのタネ) アヒルの卵 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 妊アヒル×1 アヒルの卵×1 ♀アヒルを妊娠させる ガチョウ 若ガチョウ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 干したムギ×1 若ガチョウ×1 市場 トリの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ガチョウ×1 トリの肉×1 市場 ♂ガチョウ×1 トリの肉×2 市場 ソーセージ×1 トリの肉×3 市場 太ガチョウ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♂ガチョウ×1 ♂太ガチョウ×1 ソバのタネ・ムギのタネを与える フォアグラ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♂太ガチョウ×1 フォアグラ×1 市場 ヤギの乳×2 ガチョウの卵 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 妊ガチョウ×1 ガチョウの卵×1 ♀ガチョウを妊娠させる ガチョウのむせい卵 元のアイテム 数 欲しいアイテム 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アルパカの毛×1 ラマの毛×2 市場 毛ラマ×1 ラマの毛×1 ハサミ(毛はえ:トマト) ヤクウシ 若ヤクウシ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 毛糸×1 若ヤクウシ×1 市場 ウシの肉×1 ヤクウシ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♂ウシ×1 ♂ヤクウシ×2 市場 ♀ウシ×1 ♀ヤクウシ×2 市場 ヤクウシの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ヤクウシ×1 ヤクウシの肉×1 市場 ♂ヤクウシ×1 ヤクウシの肉×2 市場 ウシの肉×1 ヤクウシの毛皮 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♂ヤクウシ×1 ヤクウシの毛皮×1 市場 ヤクウシの毛 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ アルパカの毛×1 ヤクウシの毛×2 市場 毛ヤクウシ×1 ヤクウシの毛×1 ハサミ(毛はえ:ジャガイモ) ヤクウシの乳 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 乳ヤクウシ×1 ヤクウシの乳×1 ツボ ウシの乳×1 ヤクウシの乳×2 市場 ヤマネコ 若ヤマネコ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ヤクウシの肉×1 若ヤマネコ×1 市場 ケモノの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ♂ヤマネコ×1 ケモノの肉×1 市場 ♀ヤマネコ×1 ウシ 若ウシ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ヤクチーズ×3 若ウシ×1 市場 ウシチーズ×3 ウシの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ウシ×1 ウシの肉×1 市場 ♂ウシ×1 ウシの肉×2 市場 ウシの乳 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 乳ウシ×1 ウシの乳×1 ツボ アルパカ 若アルパカ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ラマの毛×3 若アルパカ×1 市場 アルパカの毛×1 若アルパカ×2 市場 アルパカの毛 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 毛アルパカ×1 アルパカの毛×1 ハサミ(毛はえ:カボチャ) ポニー 若ポニー 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ サツマイモ×30 若ポニー×1 サブクエスト『サツマイモをたくさん集めよう』報酬 モモ×3 若ポニー×1 市場 ポニーの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 老ポニー×1 ポニーの肉×1 市場 ♂ポニー×1 ポニーの肉×2 市場 カシミアヤギ 若カシミアヤギ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ カキ×3 若カシミアヤギ×1 市場 トウモロコシ×60 若カシミアヤギ×1 サブクエスト『トウモロコシをたくさん集めよう』報酬 カシミアヤギの毛 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ 毛カシミアヤギ×1 カシミアヤギの毛×1 ハサミ(毛はえ:ブロッコリー) カシミアウール 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ カシミアヤギの毛×1 カシミアウール×1 大工道具 カピバラ カピバラ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ カピバラ♂×2 カピバラ♀×1 市場 カピバラ♀×1 カピバラ♂×1 市場 若カピバラ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ モモ×3 若カピバラ×1 市場 カピバラの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ カピバラ♂×1 カピバラの肉×2 市場 ダチョウ ダチョウ 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ダチョウ♂×1 ダチョウ♀×1 市場 ダチョウ♀×1 ダチョウ♂×1 市場 ダチョウの肉 元のアイテム 数 欲しいアイテム 数 入手法 ▲ ダチョウ♂×1 ダチョウの肉×2 市場 ダチョウ♀×1 ダチョウの肉×2 市場 コメント欄 wikiへの情報提供・意見などはこちらへ。 ゲームに関する質問は2ちゃんねるやmixi内のコミュニティなどの該当スレでお願いします。 名前 このページのトップに戻る
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お月見の和菓子 2008年9月15日(月) Canon EOS Kiss Digital 2008/09/15 21 59 33 お月見の日は福島旅行中でしたので、帰宅後に、東京~福島往復運転してくれたSさんのお疲れを癒すため、お抹茶を点てて、お月見用に用意しておいた和菓子を頂き、バス釣りと写真の反省会を。 食べるのがもったいないほど可愛らしいうさぎちゃんのおまんじゅうは、上新粉と山芋でしっとりと仕上げた生地の中に、こしあんをたっぷり入れています。 こしあん用の小豆は、食感を大切にするために、皮をむいてから漉すというこだわりよう。 見て可愛く、食べて美味しいおまんじゅうでした。 おいしいもの かなえキッチン : ごはん日記 2008年09月
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アキヨ「ピッチン!」 私は昼休みが始まってそうそう図書室に訪れて、図書準備室にこもった。 カーテンの開いた隙間から、日光が差し込んでいる。 私は作業台に積んである本を一冊とって、表紙を外してから、その寸法を図った。 棚からブックカバーフィルムを取り出して、本の縦横の長さから2センチ程の余白を取って、切り取る。 本の表紙をティッシュで綺麗に拭いて、埃が舞わないように、そっと窓とドアを閉めた。 ぺり、と台紙から端のほうを剥がして、本の表紙にあてがう。 そのまま、定規を押し当てながら、フィルムを貼り付けていく。 それが終わると、綺麗にフィルムが貼られた表紙を、次は本に着ける。 なあ。 猫の鳴き声が聞こえた。 「……君は」 思わずため息が漏れる。 声のしたほうを見ると、棚の後ろから、猫が顔をひょっこりと覗かせていた。 毛が入らないように、私はまだ粘着力の残っているフィルムをシール台紙に貼りつけた。 「おいで」 私が呼ぶと、猫は私とは反対方向に歩いて行く。 カーテンを開けると、そことは全然別なところで日向ぼっこをする。 ちぇ、と呟いて、私はまた作業に戻った。 「毛が入るから、どこかに行ってほしいな」 そう猫に言ってみるも、猫は私を丸い目で見つめたきり動かない。 私も無視をして、作業に集中することにした。 しかし、猫の毛が一本入ってしまって、どうにもはかどらない。 結局私はいい加減に作業を済ませて、読書を始めた。 その文庫本には、何本も線が引いてある。 気に入ったところとか、よく分からないところとか。 そうしておいて、もう一度読み返すときは、前回自分が読んだ時の思いだとかを呼び起こすようにしている。 今読んでいる学問のすゝめにも、一見すると滅茶苦茶なくらい線が引いてある。 世話の字の義、の章では、"一に保護の義、一は命令の義"というところに何本か線が引いてあるから、 きっと私は前回、その部分がすごく気に入ったんだろう。 どうせ一度読んだものだし、とその部分から読み進めてみると、数ページでその章は終わっていた。 ざっくばらんに言えば、相手のためを思って保護して指図するときは、保護と指図の塩梅を考えましょうね、というようなことが書かれていた。 今度誰かに教えてあげよう。 誰に……そうだ、真鍋さんなんか。 最近よく話しかけてくれるし。 鈴木さんは……まだ、こういう思想本なんかは好きじゃなさそうだ。 ふと思い返してみると、図書館で見る顔が近頃急に増えているような気がした。 不思議な感じだ。 自分の考えにふけって、ページを捲る手を止めていると、準備室の扉が開いた。 「やっぱいた……アキヨ、これ返しに来たの」 茶色い髪をゆさゆさと上下させながら、立花さんが準備室に入ってきた。 その手には"三四郎"という題の小説がある。 春休みに私が勧めてから、今まで返しに来てくれなかったというのも凄い話だ。 「遅かったんだね」 私は言った。 非難がましい口調になっていないか、そればかりが気になる。 「うん、ごめんね。何度か読んでたんだけどさ、昨日真鍋さんに急かされた」 それを聞いて、不安になる。 急かさないようにしてって、言ったのに。 「早く返せって、言われたの?」 もしそう言われてしまったのなら、気分を害しただろうから、私が謝っておこう。 そう思っていたが、意外にも立花さんはおかしくてたまらないといった様子だ。 「それがさ、そうじゃないんだ。なんか"それ面白い、どう面白い?"ってずっと訊いてくるの。 一から説明してあげるんだけど、そうしたらさ、私も読みたいわ、って恥ずかしそうに言うんだよ」 よく考えたものだ、と少し感心した。 「なんか、結構可愛いよ。半分くらい唯が入ってる感じだよね。 そんなわけだから、真鍋さんが借りに来るといけないと思って、返しに来たの」 遅れてごめんね、と立花さんはもう一度謝った。 別に気にしていないから、そう言おうと思ったのだけれど、どうしたことか、言葉につまる。 結局、 「うん」 としか言えなかった。 いつもこうだ。 肝心なところでは、妙に言葉が頭から飛んでいってしまう。 本の感想を聞かれても、おもしろかった、というのが精一杯なもので、酷いときは何も言えなくなってしまう。 この間、鈴木さんにやっとこさ、図書館が好きだと言えたときは、小躍りしそうな気持ちになった。 「アキヨ、ここ座っていいかな。図書室よりは準備室のほうが好きなんだよね」 そう言って、立花さんは椅子を動かして、私の隣に腰掛けた。 彼女の長い髪の毛が私の手に当たる。 少し乾いた感じの、ぱさぱさした手触りだった。 彼女が開いた本を隣から覗いてみると、後書きやら時代背景の解説やらを一生懸命に読んでいた。 しばらくそうして、立花さんは私のほうを見た。 「ねえ、なんか面白い小説ある?」 突然訊かれて、少しどもってしまいながらも、私はなんとか答えた。 「あ、えと、車輪の下とか……」 「誰の?」 「ヘルマン・ヘッセ……おもしろいよ」 またこれだ。 おもしろいだけじゃなくて、もっとこう、社会の不合理だとか理想と現実の剥離だとか、それらしいことが言えたらいいのに、と思う。 けれど立花さんは、にっこり笑って私の頭を撫でた。 「じゃあ、安心だ。アキヨの"おもしろい"は大抵あてになるから」 そう言って、準備室を出て行く。 外で、おおボンボンちゃんだ、なんて声が聞こえた。 続いて、あ、真鍋さん、これ三四郎、とかいう声。 立花さんは社交的だ。 私が気兼ねせずに話せる相手の中で、本の虫の素養がないのにあれだけ私に合わせてくれる人は中々居ない。 もしかしたら真鍋さんはそれに近いかも知れないけれど、立花さんほどじゃない。 なあご、という声がしたから振り向いてみると、先程の猫が訳知り顔でこちらを見ている。 なんだか気恥ずかしくなって、文句の一つでも言ってやろうかと思ったら、準備室の扉が開いた。 「いや、鈴木さんに真鍋さんに高橋さん、なんか面白いことやってんね」 けらけらと笑いながら、立花さんが入ってきた。 扉のはめ込みガラスから図書室のほうを見てみると、高橋さんが本を読んでいるのを、鈴木さんと真鍋さんが見つめている。 耳をすますと、 「ねえ、風子、それ誰の本? 読み終わったら貸してね」 「わかったわかった」 「高橋さん高橋さん、私ソクラテスの弁明読めるようになりましたよ。小説から一歩前進です」 「わかったったら」 などと、二人して高橋さんに話しかけていた。 高橋さんは気にする様子もなく本を読み続けている。 「なにやってんだろうね」 立花さんがまた笑った。 そのときに、ふと猫に気がついたらしい。 不思議そうな顔をして、 「猫だ」 などと私に言ってくる。 「うん、猫だよ」 と私がそのまま返すと、立花さんは優しく微笑んだ。 「可愛いね?」 可愛いだろうか。 背と腹で綺麗に色が白黒に分かれているし、毛も柔らかそうだけど、どうにもその不遜な態度は。 そんなことを思いながらも、立花さんがそばにいると、 「うん、可愛い」 という言葉はすんなりと出てきた。 なああ、と猫は満足そうに鳴いて、大儀そうに準備室を出て行った。 その姿を見て、立花さんはまた笑った。 「そういえばさ、アキヨ、なんだけ、ウィト……えっと」 「ウィトゲンシュタイン?」 「そう、それ。その本、読んだ?」 「まだだよ……青色本が読みたいんだけど、無いの。論理哲学論考はわけが分からなかったし」 「そうなんだ。じゃあやめとこう」 そう言って、立花さんは胸に抱えていた分厚い本を一冊机に置いた。 ウィトゲンシュタイン著作集、とか書いてある。 あまり借りられていない本特有の、手垢のついていない、純粋に酸化した色をしている。 「読もうと思ったの?」 「アキヨに聞きながら読めばなんとかなるかと思って。でも、駄目なら仕方ないね」 それからしばらくヘッセの小説を読んで、貸出手続きをしてから、立花さんは教室に戻って行った。 途端に暇になって、私は返却された本を棚に戻すことにした。 分厚い本、薄い本、合わせて50センチくらいの高さにはなる本の束を抱えている私を見かねたのか、真鍋さんが声をかけてくれた。 「宮本さん、手伝うわ」 半分は真鍋さんが持って、さっさと元の位置に戻していく。 途中、なんで巻順に並んでいないのよ、と苛立った様子で本を並び替えていた。 最後の何冊か、特に分厚い思想本を、哲学書の棚に戻すときに、真鍋さんがあら、と声を上げた。 「あれ、入れる位置間違えてるんじゃないかしら」 真鍋さんが指さす先には、真っ青な文庫本があった。 布製のハードカバーの本と比べて、明らかに浮いている。 手にとってみると、図書館所蔵の印が押してなかった。 「これ、青色本だ……」 私が言うと、真鍋さんはちょっと得意げになった。 「あ、私知ってるわよ。ウィトゲンシュタインでしょ」 いつも生真面目な彼女が、こんなふうに子供っぽく得意そうにしているのは、なんだか面白い。 この、図書館に溶け込めていない本のページをぱらぱらと捲ってみると、中から手紙が落ちてきた。 『読んでみたけど訳がわからない。読んでみて内容教えてね 立花姫子』 と書いてある。 真鍋さんが隣でくつくつと笑っていた。 「ふふ、こういうのもあるのね……図書館て楽しいわね」 私が返事をしようとすると、また、なああ、と聞こえた。 猫が日を浴びて、心地良さそうに丸まっている。 「可愛いわね」 真鍋さんが言った。 私は、青色本を胸に抱えて、傍に立花さんも居ないけれど、微笑んで言えた。 「可愛いね、君は」 猫が満足そうに鳴いた。 5 戻る
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参考書名 レ シ ピ 入手方法 祖父の製薬ノート リーゼン軟膏燃える水匂い袋有毒の水薬草の干し葉バゲットざら紙 初期 暮らしと雑貨 ゼッテルロウアラジオお手製陶器自然の絞り油家庭の張り薬ハチミツ 黒猫の散歩道 伝統の秘薬辞典 剛力の張り薬体温操作の湿布秘薬・倍速玉沈黙の丸薬 白い鴉亭 食事と薬膳の調和 スカッシュティーミネラルパウダー頭脳明晰の煎薬肉体活性の粉末熟成ティーリーフ蒸留水 黒猫の散歩道 錬金医学大全 病魔退散薬特効クリーム一粒回復薬薬石の耳飾り針無し注射器 弐番館受付 錬金術の基礎 クラフトフラムレルヘン中和剤・赤中和剤・青中和剤・緑中和剤・黄 便利なばくだん 凍る水ブライトクラフトヒンメルシェンクドナーストーン 弐番館受付 精霊使いの書 ツァイトフラムスニーレルヘンドナーシュテルンエクサボム灼熱の神酒フラン合炭 弐番館受付 黄昏の因果律 天啓の書黒のエクリプス天元方陣メルト鉄鋼 始祖の調合体系 失われた神々の霊薬蜃気楼の鏡メディカ溶液禁断のカプセル転移の翼 イグドラシル 豊かな衣食住 ゼラチン油記憶のインク接着ゼリーまめミルクカゴ書物刷りの半紙泡立つ洗剤 黒猫の散歩道 狩猟による生活 なめし革研磨剤 丈夫な毛糸ハードスキン羽根飾り毛皮の手袋風邪知らずの薬研磨剤 黒猫の散歩道 伝説の魔物たち ビーストレザー骨の粉末竜鱗のシンボル不死鳥の腕輪 ぼくのおみせ 貴族のための調合 情熱の香水マギシャシート成就の指輪 白い鴉亭 水の歴史 永遠の純水白のオイルゲヌークの恵みの壺 朽ちた遺跡島 パン職人の手引き 穀物の粉デニッシュおまんじゅうベジスープ職人のための湿布黒いパウダー フレッドパン屋 家庭でパン作り パンの星田舎パンさくさくデニッシュ豆のスープ フレッドパン屋 祝いの日のパン食 ロイヤルコッペカラメルデニッシュビターマフィン伝統の食パン夕焼けのコンソメ フレッドパン屋 穀物の起こす奇跡 黒バゲットほくほくマフィンパンの金星肉まんじゅうベジまんじゅう フレッドパン屋 世界食べ歩き録 ストーンブレッドオーシャンスターホットバゲット保存の壺秘伝のスパイス 白い鴉亭 遊牧民族の一生 鍛えられた皮革醸すチーズ音無しの靴 うしの呼鈴 輝く宝石の世界 鋼玉白曜石金剛玉金 弐番館受付 土と生きる錬金術士 濃縮こやし栄養剤豊穣の神の器ゲヌークのじょうろ黄金の蜜 ぼくのおみせ 全国お守り百科 不思議な魔除け力のトーテム水晶の守り神秘のタリスマン素焼きのおまもり 黒猫の散歩道 禁書ノクトゥール 影のクローク魂縛のチェイン投影の染料業物の砥石 うしと生活 チーズ熟成チーズうしクリームふんわりホイップ液体バター共鳴の鈴 うしの呼鈴 世界の秘宝から 山師のサイコロ底なしのつぼ携帯コンテナ魔除けの霧吹き クラフト原書 玄人の砥石入魂の砥石練磨の染料魔法の染料 ハロス村廃屋 グラス工房の全て 粉末ガラスガラスの棒ガラスのティアラ鋼鉄の糸玉柔らかい金棒磨いた水晶 グラス工房跡・第三回廊 フレグランスガイド アロマミスト清らかな花粉ポプリドライハーブメンタルエキス花占いの札 隧道跡・乾きの水路
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落語 落語の演目 コメント 近世期の日本において成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種。 「落し話(おとしばなし)」、略して「はなし」とも言う。都市に人口が集積することによって芸能として成立した。成立当時はさまざまな人が演じたが、現在は通常、それを職業とする人が演じる。衣装や道具、音曲に頼ることは比較的少なく、身振りと語りのみで物語を進めてゆく独特の演芸であり、高度な技芸を要する伝統芸能でもある。 本来「落語」とは落語家が行う演目(ネタ)のなかでも滑稽を中心とし、落ち(サゲ)を持つ「落とし噺」(おとしばなし)のことを指したが、現在では人情噺・芝居噺をも含めた総称として用いられる。 落語は寄席(よせ)と呼ばれる常設館や一般のホールで演じられることが多いが、近年は若手による小さなライブもある。落語家の舞台のことを「高座(こうざ)」と呼ぶ。 江戸落語と上方落語には小道具や慣習に違いがある。 落語の演目 ハハコモリorユキメノコ:子育て幽霊 ウソッキー:頭山 ニョロトノorガマゲロゲ:蛙茶番 ゲンガーorヨノワール:お化け長屋 ベトベトン:酢豆腐 ハブネーク&アリアドス&アイアント:まんじゅうこわい いかりまんじゅう必携 シビルドン:鰻の封間 サマヨール:死神 ロコン:七度狐 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 イノムー:池田の猪買い クロバットorオンバーン:こうもり きゅうけつ必須 リーシャン:鈴振り リングマorツンベアー:熊の皮 ケンタロスorバッフロン:牛ほめ ドーミラー:鏡屋女房 -- (ユリス) 2014-12-07 21 11 50 ポッタイシ&ドクロッグ:ちりとてちん(酢豆腐と若干被るが。ポッタイシは(無駄に)かしこさMAXにしておきたい) わるだくみを覚えたポケモン&プルリル♂&ユキメノコ&ヤミカラス:明烏(ユキメノコはメロメロ必須) モジャンボ&セレビィorディアルガ:時蕎麦 ドーブル:元犬(へんしん&おんがえしをスケッチしておくこと。変身先は人型のポケモンで) -- (名無しさん) 2014-12-07 18 38 37 草案 ガラガラ:野ざらし バクーダ:ラクダ アルセウス:初天神 ガーディorヨーテリー:鴻池の犬 チェリンボ:さくらんぼ ダーテング:天狗裁き -- (ユリス) 2013-10-07 08 31 06 草案 バスラオ:てれすこ -- (ジャイポ) 2013-10-07 07 54 47 草案 ハブネーク&アリアドス&アイアント:まんじゅうこわい いかりまんじゅう必携 シビルドン:鰻の封間 サマヨール:死神 ロコン:七度狐 -- (ユリス) 2012-09-19 18 41 03 草案 ベトベトン 酢豆腐 -- (名無しさん) 2012-09-19 17 54 20 草案 ウソッキー:頭山 ニョロトノorガマゲロゲ:蛙茶番 ゲンガーorヨノワール:お化け長屋 -- (ユリス) 2012-08-22 19 59 08
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お菓子の晩梅 【ル・デセール】 ふんわりやさしいチョコスポンジに、ビターなチョコレートをかけた 半生タイプのお菓子です。夏季には冷蔵庫で冷やしてからお召し上がりください。 【太鼓まんじゅう】 北秋田名物・日本一の大太鼓をイメージしたこしあん入りのまんじゅうです。 道の駅たかのすで全自動まんじゅう焼機で実演販売しています。 あつあつの出来立てを食べに来てください。 〈お菓子の晩梅公式サイトより引用〉 お菓子の晩梅 〒018−3322 秋田県北秋田市住吉町8−1 TEL:0186−62−1066 FAX: パンフレット ※画像をクリックするとパンフレット(PDF)が開きます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ホームページ http //www.banbai.com/ 〈ブログ〉 秋田の旅②鷹巣「晩梅(ばんばい)」 http //blogs.yahoo.co.jp/neco_house/61565471.html ニコニコしながら、しかもお菓子なのに「おかしない」って!! http //blogs.yahoo.co.jp/otokunajam/24151824.html 晩梅 http //blogs.yahoo.co.jp/nagekimesime/53832182.html ル・デセ−ル http //blogs.yahoo.co.jp/airport5657/8495161.html 笑内 http //blogs.yahoo.co.jp/airport5657/6572788.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※画像をクリックするとチラシ(PDF)が開きます。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
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純「本当ですか!?ついに私のキャラソンが発売って本当ですか!?」 プロデューサー「あぁ!純ちゃんは二期で頑張ってくれたからね。社長たっての希望だ。」 純「やったああああああ!!!!なんだか夢みたい!!夢みたい!!・・・みたい・・・たい ・・・たい・・・」 純「zzz・・・」 キーンコーンカーンコーン 純「・・・うぁ?」 英語の先生「はい、じゃあ今日はここまで。ちゃんと宿題やってきてね。」 純「よくねた~」のび~ 憂「つかれた~」のび~ 憂「(あ、そうだ・・・今日の夕飯なんにしようかな・・・)」 憂「(お姉ちゃん何食べたいかな・・・から揚げかな・・・?・・・煮物とか?・・・そうだ!)」 純「うい~今の授業の宿題なんだっけ?いやーちょっとうっかり寝ちゃってさ~」 憂「カレーらいす!!」くわっ! 純「!?」びくっ 憂「(決めた!今夜はカレーだ!)」 純「(え、うそでしょ!?・・・いや・・・でも・・・憂の言ったことだし・・・)」 純「そっか・・・そうなんだ・・・ありがと・・・」 憂「・・・ん?純ちゃん呼んだ?」 純「・・・憂、あたし頑張るよ!」 憂「え?う・・・うん。純ちゃんファイト!」 純「(まさか英語の先生からカレーライスがオーダーされるとは・・・さすが名門、桜ケ丘・・・一味違うじゃない!)」 純「(これは勉強だけ出来ても料理のひとつも作れなければ立派な女になれないという世の学歴至上主義に対するアンチテーゼなんだわ!きっと!!)」 梓「純~!あんたまた寝てたでしょ?だめだよちゃんと授業聞かないと!宿題何か覚えてる?」 純「いや~ご飯食べた後はいつも眠くって・・・でも宿題は憂に聞いたから大丈夫!久しぶりに歯ごたえのある宿題ね!」 梓「そっか、珍しいね。純がそんなにやる気出すなんて。」 純「こういう宿題を私は望んでいたのよ!見てて!!みんなをあっと言わせる模範解答を明日持ってくるから!!」 梓「ふ~ん?」 ーーーーーーー ほうかご!ジャズけん! 純「(ただ普通のカレーを作るだけじゃだめ・・・あっと驚く奇抜なアイディアを組み込まなければ・・・それがオリジナリティってものよ!おそらく!)」 純「う~ん・・・オリジナリティ・・・オリジナリティ・・・」ぶつぶつ 後輩A「あの~せんぱ~い!純せんぱ~い!」 後輩B「ちょっと練習見ていただきたいんですが・・・」 純「オリジナリテイィィィッッッ!!!」くわっ! 後輩AB「(えぇっ!?・・・・ええぇぇっ!?)」 後輩A「(・・・そうか!そうなんだわ!今の先輩の発言を要約するならば、先輩に与えられた既存の練習メニューに満足背す、自ら進んで目標を設定し、私だけのオリジナルなメニューを作り上げなさい・・・ということをおっしゃっているんだわ!たぶん!!)」 後輩B「(生まれて間もない仔馬や子牛は、自らの力で大地に立とうと懸命にもがくという・・・先輩が伝えたかったことってつまりはそういうことなんだわ!十中八九!!)」 後輩AB「あ、ありがとうございました!!」 純「え!?なに?なにが!?」びくっ ーーーーーー かえりみち! 純「はぁ・・・突然後輩Aがギターを燃やしだすし・・・後輩Bにいたっては生まれたての小鹿のモノマネを練習しだすし・・・あれか・・・下剋上ってやつか・・・」 純「結局アイディアも練習も上手く出来なかった・・・二兎を追うものなんとやらね・・・」 純「(・・・二人は宿題はかどってるかな・・・?)」 純「ちょっと電話してみよう」ピッピッ prrr 梓「もしもーし?」 純「あ、梓?あのさ、宿題どう?はかどってる?」 梓「宿題?あぁ、英語の?あれならさっき部室で終わらせちゃった。」 純「ぶっぶぶぶbbbb部室で(カレーライスを?)!!!???」 梓「そんなに驚くことじゃないよ・・・わかんないことがあったら先輩達が教えてくれるから早く終わるんだ。あ!練習もちゃんとマジメにやってるんだからね!」 純「そっか・・・はは・・・やっぱ軽音部ってすごいわ・・・」 梓「エヘヘ、そうかな?・・・純も入る?・・・なんちゃって・・・じゃあ、また明日ね」ぴっ 純「うん、じゃね・・・」ぴっ ーーー 澪「ともだち?」 梓「はい、純と話してました」 澪「あぁーあの子か・・・」 梓「なんか今日の英語の宿題はりきってるんですよ」 澪「へぇ~意外と真面目な子なんだな」 梓「(いつもの教科書の和訳なのに・・・なんで今日に限って・・・?)」 純「・・・なんてこった・・・先輩方のバックアップはもちろん・・・部室で調理までするなんて・・・」ほわほわほわ~ん ~~~~ 澪さん「梓、野菜はこれくらいでいいか?」 あずさ「はい!ありがとうございます!」 紬さん「梓ちゃん!携帯簡易HIクッキングヒーターが届いたわ!これで部室でも調理できるわ!」 あずさ「はい!ありがとうございます!」 律さん「よおおぉぉっしぃ!!梓!味見ならこの、りっちゃん先輩にまかせてくれたまえ!!」 あずさ「あ・・・どうも・・・はい・・・どうも」 唯さん「あずにゃああああああん!!!せっかくだから~カレーにマシュマロも入れてみようよ~?ぜぇったいおいしいよ~!!」 あずさ「唯先輩は座っててください。あとよかったら律先輩も・・・」 唯さん「えへぇー!?けちけちー!!」 律さん「ぶーぶーぶー!!」 ~~~~ 純「やばいよ・・・このままじゃあずさに勝つことなんてできないよ・・・」 純「・・・しょうがない・・・憂に電話して、アドバイスをもらおう!!」ぴっぴっぴ 憂「はーい、もしもし?純ちゃん?」 純「あ、憂?あのさ・・・ちょっと聞きたいことがあってさ・・・」 憂「え?・・・うん。私でよければ何でも聞くよ?」 純「ありがと・・・その・・・憂はさ・・・カレーライスどんなふうに作ってるの?」 憂「かれー?・・・あぁ~!!今日は夏野菜カレーだよ!」 純「な・・・夏野菜・・・カレー!!?」 純「(負けた・・・完敗だ・・・シンプルながら夏という季節にマッチしたチョイス・・・そこに憂の腕前が加われば・・・おいしくないわけがないよ・・・)」 憂「お姉ちゃんカレー大好きだからね!・・・純ちゃん?」 純「あ・・・あぁ!ゴメンゴメン!・・・参考になったよ・・・それじゃ、また明日・・・」ぴっ 憂「う、うん・・・またね!」ぴっ 憂「純ちゃん、どうしたんだろ・・・?」 がちゃ 唯「ただいまー!・・・おぉ!?こ、このスパイシーな香りはもしやー!!??」 憂「あ!お姉ちゃん帰ってきた!」タタタ 憂「おかえりお姉ちゃん!今日は夏野菜カレーだよ!」 唯「やったー!!」 ーーーーー 純「こんなんじゃ・・・二人に笑われちゃうよ・・・」 純「・・・」 あずさ「先輩達が手伝ってくれたんだ・・・」 うい「お姉ちゃんカレー大好きだから・・・」 純「・・・ちがう・・・そうだ、ちがうよ!・・・これは勝ち負けなんかじゃない!この宿題は、カレーというルールの中でいかに自分を表現できるかを聞いているんだ!!」カッ! 純「私らしいカレー・・・私らしいカレー・・・考えろ!純!!・・・私らしさって何かを!!」ぽわんぽわんぽわ~ん ~~~~ 梓「お風呂の時とか、演奏前にやってると、だんだんと指が動くようになってくるから」 後輩AB「はいっ!」 純「・・・うっ!・・・うぅぐぅ・・・!?」 憂「純ちゃん?」 純「・・・ど、どうしよ!?・・・指が動かなくなってぇ・・・」 梓 後輩AB「えぇっ!?」 純「うぅ・・・ぐ・・・うぅー・・・・・・・・・ブタッッ!!」カッ! 梓 憂 後輩AB「・・・」 純「はずした・・・」 ~~~~ 純「そうだ・・・私の持ち味・・・それは一発ギャグッッッ!!」 ーーーー 鈴木家! 純「・・・できた!試行錯誤の末、ついに至高の一発ギャグ料理ができたわ!!」 純「ふふふ・・・憂や梓のがどんなに素晴らしい出来でも、結局のところただカレーライスを作っただけ・・・」 純「でも私は違う!カレーはカレーでも・・・カレエ!!そう魚のほう!!このカレエの煮付けをご飯の上に乗せると・・・」 純「完成だわ!!カレーライスはカレーライスでも、これカレエにライスやん!!・・・くくく・・・傑作、傑作よ!!これで明日のクラスは私の話題でもちきり確定!!ワッハッハッハッハッハ!!!」 純母「純!いつまで起きてるつもり!?明日も学校なんだから、早く寝なさい!」 純「お母さん!私は明日、学校で伝説の女になってくるよ!」 純母「なに起きたまま寝言言ってんの・・・早く寝なさい・・・」 つぎのひ! 英語の時間! 純「(ついにこの時が来た!さぁ、ショウタイムよ!)」 憂「あ、純ちゃんそれなに?お弁当?でもお昼さっき食べたし・・・?」 純「ふふ・・・憂には特別に今見せてあげる!・・・じゃーん鈴木純作、カレエライスよ!!なんちゃって!さぁ、惜しみないツッコみをッッ!!」 憂「うわぁ~おいしそ~!これ純ちゃんが作ったの?」 純「・・・スベッたか・・・まぁいいや、先生にうければ私は満足だ」 がらがら 英語の先生「はーい授業やるぞー」 梓(日直)「きりつ、れい!」 英語の先生「さてと、それじゃあ昨日の宿題でも集めようか!」 純「(きたぁああああああああ!!)」 英語の先生「昨日習った文法、ちゃんと訳せたかな?」 純「・・・え?・・・やく?・・・ぶん・・・ぽう?」 英語の先生「まー授業を聞いていれば楽勝の宿題だったはずだ!それじゃノートを教壇の上に置いてください」 純「う、憂!昨日の宿題って!?」 憂「え?教科書の和訳だよ?ほら!」ぺらり 純「(゚Д゚)」 英語の先生「ほら~さっさと出せ~」 純「・・・」 英語の先生「これで全部か~?」 純「・・・あの・・・先生・・・」 英語の先生「なんだ、まだ出してなかったのか?」 純「・・・その・・・先生・・・これを!!」バッ! 英語の先生「ん?弁当箱?なんだこれは?」パカッ 純「・・・カレエの煮付けです。下にはご飯が隠れています。どうか・・・どうか召し上がってください!!!!」クワッ!! 英語の先生「!?・・・そこまで言われるとな・・・もぐもぐ・・・」 純「・・・」ごくり 梓「(純のやつ・・・なにやってんのよ・・・!?)」 憂「(純ちゃんなにやってるんだろう・・・?)」 純「(ベストは・・・ベストは尽くしたんだ・・・!!・・・結果は後からついてくる・・・!)」 英語の先生「・・・」もぐもぐ 純「・・・」ごくり 英語の先生「・・・!!」もぐも 英語の先生「あ・・・お・・・おいしい!!・・・これおいしいな!!」もぐもぐ 純「ありがとうございます!!」 憂「純ちゃん!」 梓「純!!」 英語の先生「美味しいじゃないかああああああ!!!!!」もぐもぐもぐ 純「ありがとうございまあああああす!!!!!!」 英語の先生「これ君が作った料理かい?」もぐもぐ 純「はい!」 英語の先生「こんなに美味しい料理が作れるとは・・・鈴木君、君もなかなかやるじゃないか!」もぐもぐ 純「ありがとうございます!」 梓「(なんだか分からないけど・・・やったね、純!)」ぱちぱちぱち 憂「(純ちゃんおめでとう!)」ぱちぱちぱち 純「えへへ・・・」 英語の先生「・・・ところで、宿題は?」もぐもぐ 純「あ、わすれました」 英語の先生「」ぶほぉっっつ!! 憂「(ええぇぇ!!)」 梓「(えええぇぇ・・・)」 二年三組「(ええええぇぇぇぇ・・・)」 ーーーーーーーーー 三ヶ月後、桜丘高校七不思議のひとつに、『宿題を忘れたときはカレエの煮付けを先生に無理やり食べさせると許してもらえる。』というのがランクインしました。 私にはなにも関係ありません。たぶん。 おしまい! おまけ! 澪「そういえば梓、今日の英語の宿題どうだったんだ?」 梓「え!英語の・・・ですか・・・?」 唯「なになに~?何の話?」 澪「梓の友だちの純ちゃんがさ、英語の宿題はりきってたんだって」 唯「おぉ!あの純ちゃんが!!」 紬「それでそれで?どうだったの?」 律「なんだ~あまりにも模範的な解答で、梓くやしがってるのか~?」 梓「ち、ちがいます!!・・・その、純が・・・」 紬「うんうん!」 唯「純ちゃんが?純ちゃんが?」 梓「カレエの・・・煮付けを・・・先生に食べさせて、廊下に立たされました」 澪「・・・」 律「・・・」 唯「・・・」 紬「純ちゃんすご~~い!!私一度でいいからカレエの煮付けを先生に食べさせてみたかったの!!」 梓「・・・ムギ先輩、さすがに無理があります・・・」 紬「ごめんなさい・・・」 ほんとにおしまい!! 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唯「純ちゃん、出たよー」 唯先輩が頭を拭きながらやって来る。 純「あ、憂は梓んちにお泊りみたいで…、って、何で裸なんですか…」 唯「裸って気分だからだよ。それに裸も気持ち良いもんだよー?大体、純ちゃんも裸じゃん」 純「そりゃ、そうですけど…、でも、私は…、その…、今着たら服が汚れちゃうし…」 唯先輩は私がごにょごにょと言い訳をしている間に、散らかっている私の服をひょいひょいと拾い集めると私に渡してくれた。 唯「はい、シャワー気持ち良かったよぉって、あれ?」 唯先輩は、何かに気付いた表情。 純「何でも無いですよ」 唯「うん、純ちゃんが聞いて欲しく無いなら、聞かないよ」 純「じゃあ、シャワー浴びて来ます」 唯「行ってらっしゃーい…、あ、そだ、出て来たら一緒にアイス食べようね!」 純「そうですね…」 唯「あ、そうそう。パンツは脱衣カゴの中に入れておいたの使って良いから」 …… シャワーは確かに気持ち良かった。 純「なんか悔しいから、打たせ湯しちゃお…」 『お姉ちゃん、今月の水道ガス料金がいつもの月より掛かってるんだけど』 『えぇ、知らないよぉ~』 『お姉ちゃん、身体洗う時にシャワー流しっぱなしにしたんじゃないの?』 『して無いよー』 『私とお姉ちゃん以外に誰も家のシャワーなんて使わないでしょ』 『してないってば』 『めっ、だよ』 『えぇ~』 純「こうなれば良いんだ…」 あはは…。 梓… 純「わたし、これから梓にどう言う風に接したら良いんだろ?」 風呂場の扉が開かれる。 唯「それは純ちゃん次第じゃないの?」 純「ゆ、唯先輩!?」 唯「純ちゃんとお風呂に入りたかったから戻って来ちゃいました」 純「で、でも、湯船は?!」 唯「御嬢さん、蓋を取って見てごらん」 私が一縷の望みを掛けて、風呂の蓋をずらすと、そこから湯気が湧き上がる。 唯「ね?」 …… 唯「はぁ~、極楽だぁねー。ね、純ちゃん?」 純「そうですね」 唯「あれ、気持ち良く無い?純ちゃんのためにお湯貼ったんだけど」 純「お湯は気持ち良いです、ええ、湯加減は最高ですよ」 唯「何か問題が?!」 純「この体勢に問題があり過ぎるんです」 私は唯先輩に後ろから抱かれるような姿勢で入浴する形になっていた。 唯「えー、良いじゃーん。向かいあってだと、 足を互い違いにしなきゃいけないし、狭く感じるよぉ?」 純「それは、そもそも二人で入ろうとするから…」 唯「じゃあ、純ちゃんは、 私が一人湯船の外であったかあったかしている純ちゃんを横目に凍えても構わないって言うわけ?」 純「そんな事は言ってません」 唯「じゃあ…、ね?」 はぁ…。 唯「ねえ、純ちゃん?」 純「何です?」 あ?! 唯「ギュってして上げるね?」 純「や、止めて下さい…、よ…。そんな慰め…」 唯「慰めじゃないよ?」 純「で、でも…」 唯「私、さっき言ったよ?純ちゃんが聞いて欲しくなければ聞かないって。だから、純ちゃんから頼まれなければ慰める事なんてしないよ」 純「じゃ、じゃあ!」 唯「私がしたいからするの。したいからしてるだけー」 唯先輩…。 そうか、唯先輩も…。 唯「うん、だから、少しの間だけこうさせてね?」 純「はい…」 …… 唯「ふぃー、あったまったね!」 純「そうですね」 唯「アイスも美味しかったね!」 純「ええ」 唯「ハーゲンダッツだから、一本約250円だよ!」 純「高いですね」 唯「高級品だよ!」 純「でも、唯先輩二本食べてましたね」 唯「憂の分も食べてやったさ!」 純「悪いお姉さんなんですね」 唯「あはは、きっと憂に怒られちゃうね」 純「何で私を、その…」 唯「私は憂に選んで貰えなかったから」 唯先輩…。 唯「憂に好きだって伝えたんだけどね、うん、駄目だったよ。もう、結構前の話だけどね」 唯先輩は私に何を伝えようとしてるのか、分かるような気がするし、でも分かりたくも無い気がした。 唯「純ちゃんはそこら辺はどうなの?」 純「私は…、伝えようとは思っていませんでした」 唯「それはどうして?えっと、聞いても良いよね?」 純「構いませんけど…」 唯「じゃあ、どうして?」 純「だって、やっぱりおかしいじゃないですか、同性同士なんて。そう思ってたんです」 唯「今は?」 純「今だって、基本的には…」 唯「でも、そう思ってたら、鳶に油揚げを攫われちゃったー、って感じかな?」 嫌な言い方…。 唯「ねえ、純ちゃん。私と付き合っちゃおっか?」 純「はあ…。何で急に?」 唯「ジ・アザー・トゥーって感じだから?」 純「逆に嫌な感じじゃないですか」 唯「そう?ラブラブをみせつけて憂とあずにゃんを羨ましがらせよう!」 純「羨ましがらないですよ、特に憂は…、そう言う姿が想像出来ないです」 唯「そうかなぁ?」 純「そうですよ」 唯「じゃあ、身体だけの関係」 純「何ですか、それ」 唯「同性愛者は…」 純「そう言う言い方嫌いです」 唯「純ちゃんはあの時凄い感じてたでしょ? だから、こう言う形なら受け入れてもらえると思ったから」 純「何ですか、それ!あんな風に無理矢理しておいて…、 それ凄い酷い言い方って分かってますか?」 これは言い過ぎなんかじゃない。 まだ、穏やかな部類だ。 唯「ごめんね、ちょっと偽悪的過ぎたかも」 純「次言ったら叩きます」 唯「つまり、私達はお互いに寂しいもの同士だから…、せめて…」 純「そう言うのはお手軽で嫌だって…」 唯「でも、私達は同性愛者で、簡単にはその事を分かち合える人間を見つけられないよ? その上、それを認めてくれるような友達はいるけれど、別の理由で相談する事も出来ない。 その分だけ、余計に辛くない?」 純「それでも…」 唯「それでも、あずにゃんが良い?」 純「は、はい、私は梓が…」 唯「そっか…」 今日、涙を流したのはこれで何回目になるんだろう? …… 唯「落ち着いた?」 純「は、はい、す、すいません、と、取り乱したり、し、して…」 やっと、涙は止まった。 しゃっくりはまだ止まらないけど。 唯「気持ち伝える気は無いの?」 純「ええ、これは伝えないんだってずっと決めてましたから。 梓が私と同じように女の子を好きであっても、それはまた別の問題です。だって…」 唯「うん、分かるよ。 一般社会との問題で、自分が梓に取って軛になりたくないって事だよね」 純「そうですね…」 唯「じゃあ、じゃあさ、仮にだよ?」 仮の話になんか意味が無いのに、唯先輩は一生懸命な力説を始める 唯「一般的な世の中の人は、純ちゃんのそう言う関係を咎めだてするような人は多いし、そう言う人や、そう言う人が多数を占める社会や、そう言う考え方が無くなったら、どうする?」 純「そんな事ある訳無いじゃないですか」 唯先輩はちょっとだけ、人を馬鹿にしたような顔になる。 唯「でもね、そんな事も起きちゃうかも知れないのがこの世だよ?」 私はちょっとカチンと来て、唯先輩のその仮定を無視して言葉を続ける。 純「でも、そんな事ある訳無いですし、やっぱり、梓の負担になりたくないんです…」 唯先輩は私の言葉を聞くとニッコリと笑う。 唯「そっか…、そこまで梓ちゃんの事を大事に思ってるんだね」 え?! 唯先輩はスウェットパンツのポケットから髪ゴムを取り出し、そして…。 唯?「って言うのが、純ちゃんの考えなんだって。聞いた?梓ちゃん」 え、何、どういう事?! 居間の扉を開けて、梓と憂?が入って来る。 梓と一緒に入ってきた憂?は髪の毛を止めていたリボンを解く。 憂?「て、純ちゃんは言ってるよ?あずにゃん?」 梓は俯いたまま、私の方に歩みよって来る。 純「梓…、どうして…?」 うぁ?! 私は一瞬、何が起きたか分からなかった。 ただ、すぐに頬がジンジンと熱を持ち始めたから、 だから、ああ、頬を叩かれたんだな、と理解出来た。 純「あ、梓…?」 梓「そんな気遣いなんか…、純の馬鹿!!純は分からんちんだ!」 梓は泣いているようだった。 それだけ言うと、梓はトトトと小走りに走ってまた憂?の後ろに隠れる。 唯?先輩は憂?の横に立つ。 そうしておいて、二人はクルクルと自分の立ち位置を変更し合う。 憂とは数年来の友達だった。 憂と唯先輩が同じ服装、同じメイクをして並んでいたって、 どちらが憂でどちらが唯先輩かを見分ける事なんか、簡単な事だとずっと思ってた。 だけど、今は二人のどちらがどちらかを見分ける事など出来なくなってしまっていた。 それだけ、憂と唯先輩はいつもと違う顔をしていたんだ。 憂?「私は純ちゃんに掛かってる規範意識を一つ外して上げたよ。 梓ちゃんもこう言う女の子だって、教えて上げたよね?」 唯?「わたしも純ちゃんに掛かってる規範意識をもう一つ外して上げたよね。 純ちゃんは女の子同士のセックスを経験したよね?」 純「ふ、二人とも何を言ってるんですか…?」 また、二人はクルクルと立ち位置を変更し合う。 憂?「あずにゃんも何か言ってあげなよ」 唯?「わたしにいつも相談して来てた事を純ちゃんに伝えて上げなよ」 梓は躊躇っているのか緊張しているのか、 身体全体を震わせながら、二人の後ろからオズオズと出て来る。 一秒、二秒…。 梓は言葉を発する事が出来ず、二人の方に助けを求めるように、顔を向ける。 唯?先輩と憂?は梓を勇気づけるように、梓の肩に手を置く。 梓はそれで決心がついたのか、息を大きく吸い込む。 梓「ねえ、私ね、ずっと純の事好きだったよ? でも…、その…、勇気が無かったんだ」 梓…。 唯?、憂?「そうなんだよ?純ちゃん!」 ほんの半日前なら天国に昇る様な感動を得られたであろう言葉。 でも、この異様な状況のせいで、梓も私を好きでいてくれたと言う事実、 本当は凄く嬉しい筈の梓の言葉、それらを受け入れる事が出来なかった。 梓「だ、だから!あ、あの…、純が私の事を好きだって、 あんな風にまで考えてくれて、凄い嬉しかった…」 梓は、そのまま私の方に駆けて来ると私をギュッと抱きしめる。 唯?、憂?「And I~♪ …ってあれ?純ちゃん何で抱きしめ返して上げないの?」 唯「ちゃんと応えてあげないと、あずにゃんが可哀想だよ?」 憂「梓ちゃん、あんなに勇気を振り絞ったのに…、純ちゃんてば…、酷い…」 あはは…。 何これ…。 憂「そっか、純ちゃんはまだ『一般社会』の事が気になっちゃってるんだね?」 唯「それなら、しょうがないっかぁ」 憂と唯先輩は顔を見合わせる。 少しの間、見つめ合っていたかと思うと、 唯「じゃあ、やるしかないかぁ」 憂「仕方無いよね」 唯「憂はOK?」 憂「おねえちゃん、準備出来てるよ」 唯「いーち…」 ?! 唯先輩が口を開いた瞬間にすっかり暗くなっていた窓の外が一瞬パァっと明るくなる。 でもそんな事にも構わず、唯先輩は数字を数え続ける。 唯「にーい、さーん…」 唯先輩が1つ数字を数える度に、窓は発光し、 窓の外は赤く明るくなっていく。 何時の間にか、数字を数えるのに憂も加わっていた。 私は梓の身体の感触が暖かいな、その輝きがキレイだな、 と思って、ぼんやり外を眺めていた。 唯、憂「…、ひゃ~くっ!!」 憂と唯先輩は遂に数字を百まで数え終える。 窓の外から差し込む光は、既に昼と変わらない強さになっていた。 ただ、その窓からの光は真っ赤で、 どう考えても太陽が再び昇ったからと言う感じでは無かった。 唯、憂「じゃあ屋上に行こう!これは私達二人から、 純ちゃんとあずにゃん(あずさちゃん)へのプレゼントなんだよ」 …… 屋上の扉を開いた途端に、物凄い熱気と明るさが奔流となって私達を包む。 純「あ…?あぁぁぁ!!」 街は燃えていた。 この平沢家を除いた街の全てが。 屋上の淵に立った唯先輩と憂は満足そうに街を見回し、 そしてゆっくりと私の方に振りかえる。 唯「ねえ、純ちゃん、取り合えずはこの街だけだけど、 私達を咎めだてするような一般社会は無くなったよ?」 憂「もう、純ちゃんの選択を妨げるものは何も無いよね」 私の腰に抱きついている梓が私を見上げる。 梓「ねぇ、純…、これ、私達の門出を祝う炎だよね…」 唯「二人は炎の中で永遠の愛を誓い合うの!」 憂「素敵!」 梓は燃える街を見てうっとりとする。 梓「純、ほら、夜が炎の中に放り込まれる感じだよ?」 憂「あはは、『ハートに火をつけて』だね」 唯「『ゲットマッチハイアー』って感じ!」 違う…。 これじゃ、『ジ・エンド』じゃないか…。 唯「ねえ、純ちゃん、知ってる?」 もう、何も聞きたくなかった。 この二人の言葉は他人を狂わせる。 梓はきっと、狂わされてしまったに違いない。 私は腰にしがみ付いている梓の肩をギュッと掴む。 梓は私の方に顔を向けると、ニコッと笑った…。 梓…。 純「知りません」 憂「純ちゃんも知っておいて損は無いよ」 純「もう、憂と唯先輩の事なんか知りたくないよ!!」 二人は、苦笑して、もう私の許しなんか必要ないとばかりに言葉を続ける。 唯「数十年前までは同性愛者って、理解不能な怪物として扱われてたんだよ?」 憂「辺境の怪物…」 唯「秩序ある世界の外に住んでいる怪物…」 憂「秩序を壊す怪物…」 唯「だから、私達はそいつらの言う通りに、本当に怪物になってやったの」 憂「だから、簡単に世界も壊せたよ、こんな風にね!」 憂は炎に包まれた街の方を指し示すように手を振る。 その動きに合わせて、火の勢いは一層強まったように見えた。 唯「私達を無意味な規範で縛り付けるこの国を永遠に離れたいな、 私達の生まれた街を燃やしつくしてね、って思ったの。そしたら…」 炎は天を焦がすような勢いでその勢いを強めていく。 憂「ほら!私達の思う通りになったよ! ほら!これが私達が怪物である証拠なんだよ!」 そこまで言うと、唯先輩と憂は笑顔を浮かべて私に向かって手を伸ばす。 唯・憂「私達の王国へようこそ」 何も無い筈の二人の後ろの虚空には…。 あれ? 何も無い筈なのに…。 唯・憂「ふふ…」 何故か私には、西の王国へと向かう王の道が伸びてるのがはっきりと見えた。 「The End」 戻る
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管理人の気まぐれでたまに開催される、通常とは違った特殊PGのこと。 市場禁止PG …市場の利用が一切出来ないPG ステルスPG …戦闘時の相手の様子が一切わからないPG 完全ステルスPG …生存者一覧・ランキング・進行記録・市場記録は生徒名が表示されず、戦闘時に相手の様子が一切わからないPG 完全ステルス&市場禁止プログラムPG 同盟PG …数人でチームを組むことが出来るPG(優勝できるのは一人だけなので最終的には仲間同士で戦うことになる) バレンタインPG …売店で材料を買って合成し、手作りチョコレートを好きなプレイヤーやNPCに送ることが出来るPG。チョコの貰った数のランキングもある。 饅頭PG …売店で材料を買って合成し、手作り饅頭を好きなプレイヤーやNPCに送ることが出来るPG。饅頭の材料は様々で、温泉まんじゅうまんじゅうや魚のエサまんじゅう等、謎の饅頭も登場した。饅頭の貰った数のランキングもある。何故饅頭なのかは永遠の謎 要人警護PG 登録時に護衛側と暗殺側に分かれ、護衛側はとある1人のプレイヤーが死なないように最終日まで護衛し、暗殺側は護衛対象のプレイヤーを暗殺する。 過去に開催された時の護衛対象は「葉山まりあ氏」(護衛側の勝利) 妖魔討伐PG …妖魔と呼ばれる大量発生したNPCを殺害し、最も殺害数が多いプレイヤーの勝利 とんでもないクソルールで盛り上がらずに終了 卒業生おめでとうPG(通称進撃の平本PG) …卒業シーズンに行われた、今年学校を卒業したプレイヤー(申告制)に多大な特典が与えられたPG。中でも事の発端の平本響一氏には莫大な特典が与えられた状態でのスタートとなった為、このような別名が付いた(なお平本響一氏を討伐したプレイヤーは優勝者一覧に名前が載る予定だった) 名前 コメント すべてのコメントを見る