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ナナ(型式番号AB-73) 「愛と希望をアンテナに引っ提げ、ナナ、世紀を超えて華麗に復活でーっす☆」 基本設定 種族 性別 生まれ 年齢 身長 体重 3サイズ ルーンフォーク(プロトタイプ) 女性 不明 ?歳 146cm 40㎏ 84-57-84 能力設定 能力値 成長 アイテム 合計 ボーナス 器用度 17 0 0 17 2 敏捷度 17 0 0 17 2 筋力 17 0 0 17 2 生命力 17 0 0 17 2 知力 17 0 0 17 2 精神力 17 0 0 17 2 冒険者レベル HP MP 生命抵抗力 精神抵抗力 0 17 17 0 0 個人特徴 ねじまき動力 アカシックレコード ブラックボックス 一般技能 メイド(侍女)7 ウェイトレス(給仕)7 シンガー(歌手)7 パフォーマー(芸人)7 顔見知り 友人 貴重な友人 10 50 100 オレンジがかった髪、小柄な体格にトランジスタグラマーなルーンフォークの少女です。首と耳の金属部品のほかに、頭にリボンのようなウサミミのような形状のアンテナを生やしていて、腰の部分にねじまきが突き刺さった珍妙な格好をしています。また、四肢が球体関節となっているのも特徴的でしょう。 その正体は、現代では「ルーンフォークの父」と呼ばれているプロフェッサー・アシモフによって作り出された、世界で最初のルーンフォークです。仕様や構造は現代のルーンフォークと大きく異なっており、まさにプロトタイプと呼ぶにふさわしいでしょう。 食事を摂り、人間同様の味覚を有していますが、それをエネルギーに変換することが出来ず、活動するためには専用のねじまきを使って、外部からのエネルギー強襲を定期的に受けなければなりません(頻度はおおよそ、1日に3回です)。激しい運動を行うなど、イレギュラーな行動を行うと著しくエネルギーを消耗してしまい、場合によっては1時間持つかどうかということもあり得ます。 プロフェッサー・アシモフが宇宙から飛来したという全知全能の結晶体を使用するために生み出した存在であり、その体内には「アカシックレコード」と名付けられた未知の金属体が組み込まれています。アカシックレコードから必要な知識を得ることが出来ますが、この機能を使用すると肉体と精神に多大な負荷がかかり、全エネルギーを消費してしまうため、知識のダウンロードが終了した瞬間、行動不能になってしまいます。エネルギーの残量が少ない時などは、そもそも使用すらできません。 アシモフは他にも様々な機能を搭載したようですが、そのすべてはブラックボックス化しており、全貌は解明されていません。 アキハの依頼により、アシモフの遺跡から封印状態にあったところを解かれて現代に蘇り、亡き開発者の遺言であるアカシックレコードの叡智を役立てるため、タルキの街へと連れられてやってきました。以後、かつてアシモフの友人であったシュタイナー博士の子孫(と思われる)アキハの工房に居候して、助手やスタッフとして住み込みで働いています。 ちなみにかつて、アシモフの身の回りの世話を行っていたらしく、ある程度の家事スキルや、アシモフの趣味であった当時のアイドル(芸能人の方)の歌とダンスやフリをマスターしているようです。 プレイヤー 作成日付 NPC 2015/4/29 元ネタ 概要 安部菜々 モバマスより。さすがななさんは年の功、なんでもしってる(棒)なお、アカシックレコードはシナリオの要所でのみの使用を推奨。多用厳禁。
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ルーンブレイダーパッシブスキル(レベル毎) 長所 短所 スキル ルーンブレイダー ルーンブレイダーはクラススキルにより機動力が高いクラス 最前線である520Lv武器の性能が非常に高く新規におすすめ ルーンブレイダーは時代によってかなり印象の変わるクラスなので、時代別の評価になります パッシブスキル(レベル毎) 最大HP +3 最大マナ +6 マナ自然回復 +25 クリティカルダメージ +2% スキル攻撃力 +100% 長所 最前線 圧倒的範囲スキルダメージ オフハンドの性能がバカ強い マナコストなし 中盤 オフハンドで大量にPVE%が獲得できる 短所 最前線までマナリジェネ手段が少ない 比較的新しいクラスなので序中盤の装備が少ない? スキル スキル名 最大レベル スキル効果 レベル毎上昇値ルーンフィード 50 即座に満腹状態にできる最強のスキル ct1秒短縮コスト-0.5煉獄彗星 250000 表記ダメージの判定が複数ある、ルンブレの上限25万スキル ダメージ+58ct0.15秒短縮コスト+3
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バルーンファイト バルーンファイトデータ 概要 ゲーム内容通常のゲーム バルーントリップ CM 他作品との関連 データ 任天堂 2007年11月13日配信(Wii)/2012年8月22日配信(3DS)/2013年1月24日~2月22日まで配信(WiiU) 任天堂 1985年01月22日発売 ジャンル ACT プレイ人数 1~2 コントローラWii リモコン・GCコン・クラコン WiiU リモコン・クラコン・ゲームパッド ポイント 500WiiU版はキャンペーン中では30 使用ブロック数Wii 20(-) 3DS 101(98) WiiU -(-) 攻略ページhttp 紹介ページWiiVC公式 3DSVC公式 概要 ファミコン初期の名作ACT アーケード版からの移植だが、開発はほぼ同時(アーケード版はSRDが、ファミコン版はHAL研究所がそれぞれプログラムを担当した)上下2画面スクロールは無くなってしまったが、新たにバルーントリップが追加された。 ウィリアムスよりリリースされていたジャウストというゲームが原型。メインのゲームシステムはほぼ流用だがオリジナル要素とゲームバランス調整が加わりまったく別の印象を受ける作品になっている。ジャウストそのものは後にファミコン版がHAL研究所より発売された。 アーケード版との最大の違いはやはりバルーントリップの追加だろう。操作をそのままに全く違うゲームを作り上げた手腕は凄い。 本作の開発は事実上たった4人で行われた。 ゲーム内容 通常のゲーム 風船を背負ったプレイヤーはAボタンを連打することで浮上していく。Bボタン押しっぱなしで自動連打。 左右への移動は微妙に慣性がかかっており、操作には慣れを要する。 敵も同じように風船を背負っており、体当たり及び踏み付けで割る事で地面に落とす。そして風船の無い状態の敵に体当たりする事で初めて倒す事ができる風船を割られた敵はパラシュートで地上へ降りた後、再び風船を膨らまして飛ぼうとするので注意。 こちらは風船を全て割られると即ミス。その他、雷に当たったり魚に食べられてしまってもミス。 泡は体当たりで割るとスコアになる。回転バーには触れても大丈夫だが高速回転している場合は吹き飛ばされるので注意。 数ステージごとにボーナスステージがある。風船を全部割るとパーフェクトボーナス。ボーナスステージをクリアすると背負っていた風船が2個に復活する。 バルーントリップ 操作方法は通常と同じ。 足場はスタート地点以外に存在せず、雷や魚を避けながらどこまで飛べるかを競うモード。 プレイヤーがミスするまで永久に続く。 シャボン玉を割ると一定時間スクロールが止まる。 点在している風船を「逃さずに」20個割っていくと、一瞬スクロールがストップした後に風船の色が変わってスコアが上がる。 CM 他作品との関連 2006年度のクラブニンテンドープラチナ会員特典としてチンクルのバルーンファイトDSが配布された。内容は一見オリジナルにそっくりだが、細かいところにアレンジがかかっている。キモすぎる「ギャラリーコーナー」はある意味必見。 VCで配信されているソフトバルーンファイトGB?(GB:GBC)詳細は後述。 VC配信が期待されるソフト亜空間サバイバルゲーム ジャウスト(FC)本作の原型。本作に比べゲームスピードがとても早く難易度が高い。 ハローキティワールド(FC)海外で発売された続編「Balloon Kid」(GB)を、キャラクターを変えてファミコンに移植したもの。「Balloon Kid」自体も後にバルーンファイトGB(GB)として国内販売されている。 関連するアーケード作品vs.バルーンファイト(AC) ジャウスト(AC) ジャウストII(AC)
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【TOP】【←prev】【Dreamcast】【next→】 RUNE JADE タイトル RUNE JADE ルーンジェイド 機種 ドリームキャスト 型番 T-14304M ジャンル RPG 発売元 ハドソン 発売日 2000-8-24 価格 5800円(税別) 駿河屋で購入 ドリームキャスト
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ルーンスタッフ 種類 ちから かしこさ みのまもり すばやさ 杖(魔) 12 40 8 0 技名 属性 対象 威力 補足 しめつける 打撃/物理的行動不能 敵全体 ★ 特技 ドルクマ 暗黒呪文 敵全体 ★★★ 呪文 補足 しめつけるで、相手の行動を封じつつ、ドルクマで体力を減らそう。 ほとんど分からないが、回避率が下がってしまう。 みかわしのふくなどで補強してやろう。
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『邪悪なる者達・中編』 31KB 制裁 自業自得 飾り 戦闘 同族殺し 群れ ゲス 希少種 24作品目、中編です。 「ぐすん……。ぐすん……。はずかしいうさぁ……」 ……あれからてゐは、自分の巣穴に戻ってメソメソと泣いていた。 「せーがのばかぁ……。いっていいことと、わるいことがあるうさぁ……」 自分の恥ずかしい姿を、一番見られたくない相手に見られただけに、ショックも大きかった。 この先延々とせーがにおちょくられる日々を送るのかと思うと、それだけで気が重くなっていた。 「うぅ……。きぶんてんかんに、おとしあなでもほるうさ……」 いつまでもメソメソ泣いても仕方ないと思ったのか、てゐはズルズルと巣穴の中から出てきた。 巣穴から少し離れた所に来たてゐは、口で土を掘り始めた。 「ゆんしょ、ゆんしょ……」 てゐは嫌な事があったり、寂しい時などはこうして落とし穴を掘って気を紛らわしていた。 既に他にも巣穴の周りに数ヶ所落とし穴が掘られており、もしもの時の備えの役割も果たしている。 「はぁ……。こまったうさ……。せーががおじいちゃんたちによけいなことをしゃべるかもしれないうさ……」 てゐは、せーがが村の老人達に自分の本性を喋るのではないかと考えていた。 何だかんだ言って、てゐは村の老人達の事を気に入っていたのだ。 本性を隠していたとは言え、老人達はてゐに色々と良くしてくれた。 イタズラ好きで他のゆっくり達からの嫌われ者のてゐだけに、老人達の優しさが純粋に嬉しかった。 「あーあ、もうあそこにはいけないうさか……」 これから一体どうしたものかと、てゐはぼんやりと考えていた。 「ゆっへっへ……。いいものみたのぜ、いいものみたのぜ……」 ……と、そんな時、草むらの向こうから誰かの声が聞こえてきた。 「うさ……?」 何だろうと思ったてゐは落とし穴掘りを中断し、声がする方へと行ってみた。 「……?」 草むらを抜けたものの、そこには誰もいなかった。 「ゆっへっへ、いそぐのぜ、いそぐのぜ……」 ……いや、少し離れた場所に、一匹のまりさの姿が見えた。 「あのまりさ……、このへんではみかけないまりさうさね……」 まりさはてゐには気付いていないようだった。 「……ついていってみるうさ」 あのまりさは、何かをしようとしている。 イタズラ好きの勘がそう告げ、てゐはまりさの後をつける事にした。 邪悪なる者達・中編 作:ぺけぽん ……数分後。 「おさーっ!おさはどこにいるのぜーっ!」 ……まりさが辿り着いたのは、広場のような場所だった。 そこにはまりさ以外にも、十数匹のゆっくり達がいた。 広場の周りにはゆっくりの巣穴がいくつもあるので、他にもたくさんのゆっくりがいるのだろう。 「ゆ?どうしたの、まりさ?」 その内の一匹のれいむがまりさに話しかけた。 「おさはどこにいるのぜ?」 「おさ?おさなら、ほら、あそこ……」 れいむの説明を聞き終えぬ内に、まりさはれいむの視線の先へと跳ねて行った。 「おさーっ!」 「むきゅ、なんなの?そうぞうしい……」 まりさに長と呼ばれていたのは、一匹のぱちゅりーだった。 「おさ!いいものをみつけたのぜ!」 「むきゅ、いいもの……?」 長ぱちゅりーは怪訝そうな表情でまりさを見ていた。 「そうなのぜ!このやまのふもとに、にんげんたちのむれがあったのぜ!」 「むきゅ、にんげんのむれ、ねぇ……。まさかまりさ、そのにんげんのむれに、せめこもうなんていうんじゃないわよね?」 「ゆ?なんでわかったのぜ?」 「もうわすれたの?ぱちぇたちはこのあいだ、ひどいめにあったじゃないの」 長ぱちゅりーは呆れた感じでまりさにそう言った。 ……まりさ達はつい最近、隣りの山からこの山へ移り住んだばかりだった。 いや、移り住むと言うより、『逃げ込んだ』と言うべきか。 「ぱちぇたちはまえに、べつのにんげんのむれにせめこんで、ぎゃくにやられちゃったじゃない」 ……そう、まりさ達の群れのゆっくりは、隣りの山の近くにある村の人間達に喧嘩を売って、逆に悲惨な目にあったのだ。 喧嘩を売った理由は、その村に住む人間達が作っている畑に生えている野菜を、人間が一人占めしていると思い込んだ為だった。 「ぱちぇたちには、おやさいさんをとりかえすという、たいぎめいぶんがあったわ。……それなのに」 長ぱちゅりーは苦虫を噛み潰すような表情で話を続ける。 「おおぜいのむれのなかまをころされて……。にんげんたちにみつかるとまずいから、ここにきたんじゃないの」 「まぁ、それはわかっているのぜ。けど、こんかいはまえのようにはいかないのぜ!」 「むきゅ?」 「そのむれには、よれよれのおいぼれのくそじじいしかいなかったのぜ!わかいにんげんなんて、ひとりもいないのぜ!」 「むきゅ……、それはほんとう?」 「このめでちゃーんと、みてきたのぜ!むれのみんなでいっせいにかかれば、かんたんにぶちころせるのぜ!」 「……おやさいさんも、ちゃんとあるのよね?」 「もっちろんなのぜ!」 「……むきゃきゃ、それはちょうどいいわねぇ。……きめたわ!」 長ぱちゅりーはそう言うと、広場の中央に置いてある岩の上に乗った。 「むきゅ!みんなきいてちょうだい!」 「ゆ?」 「なんなのー?わからないよー」 「なにかしら?」 長ぱちゅりーの声に、他のゆっくり達が反応した。 「さっきまりさが、このやまのふもとに、くそじじいばかりしかいないむれをみつけたそうよ!」 「ゆっへっへ!みんな!そんなくそじじいなんて、まりさたちのてきじゃないのぜ!みんなでくそじじいどもをぶちころすのぜ!」 長ぱちゅりーの後に、まりさが続く。 「そのむれには、おやさいさんもあるそうよ!」 「ゆっ!?おやさいさん!?」 「とかいはなおやさいさんがあるの!?」 「えぇ、そうよ!そこをぱちぇたちのあたらしいゆっくりぷれいすにして、むれをまえいじょうにおおきくするの!」 「そして、まりさたちのなかまをころした、あのにんげんたちにふくしゅうするのぜ!」 長ぱちゅりーとまりさが高らかに宣言した。 「ゆっ!!かわいいおちびちゃんのかたきをうてるんだね!」 「わかるよー!おいぼれなんか、こわくないんだねー!」 「ありすたちのてで、とかいはなむれをきずきあげましょう!」 「にんげんたちにふくしゅうするよ!せいぎは、れいむたちにあるよ!」 「「「「「「ゆっゆっおーっ!!」」」」」」 長ぱちゅりーとまりさの宣言に煽られ、群れのゆっくり達も全員その気になった。 「むきゅっ!!あしたのあさ、くそじじいたちのむれにせめこむわよっ!!」 「「「「「「ゆっゆっおーっ!!ゆっゆっおーっ!!」」」」」」 ……群れの広場には、ゆっくり達の勇ましい声が響いていた。 「……」 まりさの後をつけ、広場の近くにあった木の陰に隠れていたてゐが、一部始終を見ていた。 ……数十分後。 「ごしゅじーん、なにかたべたいぞー」 「さっききのみさんをたらふくたべたばかりでしょ!?」 ……あれからよしかが、お腹が空いたとぐずり始め、せーがは仕方なくよしかの為に木の実を集めた。 しかしよしかは木の実を食べた事を忘れ、再びせーがに食べ物をねだっていたのだった。 「ほんとうに、もう……。さいきんあなた、わすれっぽくなりましたよねぇ……」 「お?そうか?ところで、ごはんはまだ?」 「……やれやれ、そろそろしおどき……、かわりがひつようかしらねぇ」 「?」 せーがは冷ややかな眼差しでよしかを見ながら、そう呟いた。 よしかはせーがのその言葉の意味が分からず、きょとんとしていた。 「うーさうさうさっ!!おふたりとも、こんなところにいたうさかっ!」 「「?」」 どこからともなく、聞き覚えのある声が聞こえてきた。 「こっちうさっ!」 すると、二匹の近くの茂みの中から、てゐが飛び出してきた。 気のせいか息が荒く、汗をかいていて顔色も少し悪かった。 「あら……、てゐさんじゃありませんか。どうしました?」 「おぉ、てゐだ!」 せーがは先程の一件で十分に満足したらしく、てゐちゃん呼ばわりはしなかった。 よしかはそんな事があった事はすっかり忘れていた。 「いやぁ、じつはちょっとしたはなしをみみにしたうさよ」 「ちょっとしたはなし?」 「なんでも、さいきんこのやまにすみついたゆっくりたちが、あのむらをおそおうとしているらしいうさ」 「……」 「どううさ?ここはひとつ、きょうりょくしないうさか?」 「……きょうりょく、ですか?」 「そううさ。おたがい、あのむらをじぶんのものにしたい、それはわかるうさ。……だからこそうさよ」 「……よそものにうばわれないように……、ですか?」 せーがのその言葉に、てゐは頷いた。 ……てゐはせーがに協力を仰ごうとしていた。 今、この状況で自分に力を貸してくれそうなゆっくりはーがしかいないと思ったからだった。 どちらも村を奪われたくないという利害が一致しているからこそ、てゐはせーがにこの話を持ちかけたのだ。 「……わかりました。そのはなし、のらせていただきましょう」 ……そして、その話を聞いたせーがは、てゐの話に乗る事にした。 「せーがも、あのむらがなくなってはこまりますからね。それに……」 「それに?なにうさ?」 「……いえ、こっちのはなしです。それで、いったいどうするつもりですか?」 「それならきまってるうさ。あいつらのとおりみちに、おとしあなをたくさんしかけて……」 「ちょっとまってください、いまからですか?」 「そううさ。じかんがないうさ、さっそくてつだって……」 「まぁ、まってください。それよりもいいかんがえがあるのですが……」 せーがはそう言って、てゐに耳打ちをし始めた。 (よしか、なんかくうきじゃね?) よしかは何となく、置いて行かれてるなぁと感じていた。 ……翌日。 「むっきゅ!みんなそろった?」 早朝、長ぱちゅりーは広場に群れのゆっくり達を集めた。 「ゆっ!みんなそろってるのぜ、おさ!」 「ゆ~ん、おさ!はやくくそじじいたちをせいっさいっしにいこうよ!」 「れいむ、おやさいさんをはやくたべたいよ!」 「わかるよー!たのしみなんだねー!」 広場にはまりさを始めとする、数十匹のゆっくり達が集まっていた。 その全員が気の枝を咥えて武装している。 「むっきゃっきゃ!まえとくらべると、すこしすくないけど、くそじじいたちがあいてならもんだいないわね!」 「ゆへへ、そうなのぜ、おさ!だれもくそじじいなんかにまけやしないのぜ!」 まりさは長ぱちゅりーの命を受け、村を襲撃するゆっくり達を選抜した。 ……と言っても、ただ単に大人のゆっくりを片っ端からメンバーに入れただけなのだが。 「むきゃきゃきゃっ!それじゃあみんな、いくわよ!!」 「「「「「「ゆっゆっおーっ!!」」」」」」 長ぱちゅりーを先頭に、群れのゆっくり達は山を降り始めた。 「おとーしゃん、おやしゃいしゃんをもっちぇきちぇにぇ!」 「まりちゃ、たのちみにちてるのぢぇ!」 「ゆゆ~ん、おなかのおちびちゃんといっしょにまってるからねぇ!」 赤ゆやにんっしんっしているゆっくり達は、留守番をする事となり、村へと向かったゆっくり達を見送った。 「むきゅきゅ……。くびをあらってまっていなさい、くそじじいども!」 群れのゆっくり達を引き連れ、長ぱちゅりーは意気揚々と山を降りて行った。 「いったうさね」 「そうですね。さきまわりしましょうか」 木の陰から、二匹のゆっくりが長ぱちゅりー達の様子を窺っていた。 ……数十分後。 「むっきゅ、まりさ、もうそろそろつくの?」 「もうそろそろなのぜ!」 あれから長ぱちゅりー達は順調に村へと進んでいた。 「もうすぐで、くそじじいたちをせいっさいっできるね!」 「おやさいさんがたのしみだねー、わかるよー」 群れのゆっくり達も、人間への報復や野菜を食べる事を今か今かと待ち望んでいた。 「むきゅ……?」 ふと、先頭を進んでいた長ぱちゅりーが止まった。 「おさ、どうしたのぜ?」 「まりさ、あれはなにかしら……?」 「?」 長ぱちゅりー達の視線の先には、道の真ん中で何やら騒いでいるゆっくり達がいた。 「なにかしら、あのゆっくりたちは……」 「あそこにいられるとじゃまなのぜ!どくようにいってくるのぜ!」 まりさは道の妨げになるからと、そのゆっくり達に抗議しに行った。 「おい!そこのゆっくり!じゃまだからどくのぜ!」 「え?」 「うぉ~い!たすけてくれー!」 ……道の真ん中にいたゆっくりは、てゐとよしかだった。 見ると、よしかの体の半分は道に出来た穴に埋まっていた。 「ちょっとまってほしいうさ、いまこいつをひっぱっているとちゅううさよ」 「だしておくれよー!」 てゐはよしかの髪の毛を引っ張ったりするが、なかなか抜け出せないようだった。 「もたもたしないではやくするのぜ!」 「うーん……、てゐだけじゃむりうさ!まりさもてつだってほしいうさよ!」 「はぁ!?なんでまりさがてつだわなきゃいけないのぜ!?」 まりさは何で自分がとばかりに嫌な顔をした。 「むきゅ!まりさ、てつだってやりなさい!」 すると、後ろから長ぱちゅりーがまりさにそう命令した。 「おさ!?なんでまりさが……」 「このままじゃ、そいつらがじゃまですすむのにじかんがかかるわ!」 「え?おまえたち、このさきにようじがあるうさ?」 てゐが長ぱちゅりーにそう尋ねる。 「おまえにはかんけいのないことなのぜ!」 「あー……。なにをしたいのかはわからないけど、やめといたほうがいいうさよ?」 「ゆぁ~ん?なんでなのぜ?」 「このさきにはにんげんのむらがあるけど、そのみちにはたくさんわながしかけられているうさ」 「わな……?」 てゐのその言葉を聞いた長ぱちゅりーは、以前村を襲撃した時の事を思い出した。 (むきゅ……、そういえば、まえのにんげんのむれにも、おとしあなとか、するどいきのえだがとんできたりとかしていたわね……) その時は人間が仕掛けた罠のせいで、群れのゆっくり達の大半が犠牲になったのだ。 「いやはや、おまえはうんがいいうさねぇ……。ふつう、おとしあなにはするどいきのえだがしかけているうさよ」 てゐは溜め息混じりによしかに話しかけた。 「え?そうなの?」 「そういうもんうさ。このさきには、にんげんがしかけたえげつないわながたっくさんあるうさ」 「た、たとえばどういうの?」 「まるたがころげおちてきたり、うえからいわがふってきたり、ひどいときにはぎゃくたいおにいさんがつちからかってにはえてきたりするうさ」 「うひぇ~!それはこわい!」 「そうそう、ここのにんげんたちは、ゆっくりをつかまえてくしざしにして、ゆっくりのひものをたべるらしいうさねぇ……」 「こわい~!こわいからはやくここからだしてー!!」 「そううさ。わかったらもう、こんなところにはちかづかないほうがいいうさよ。ほら、いまだしてあげるうさ……」 そう言っててゐは再びよしかの髪の毛を引っ張り始めた。 「お……、おさぁ……、どうするの……?」 「そんなこわいわながたくさんあるなんて、きいてないよ……」 「くそじじいたちが、そんなおそろしいれんちゅうなんて……」 てゐの話を聞いた群れのゆっくり達は怖気づいた。 「みんな!だまされるんじゃないのぜ!こいつのいっていることは、ぜんぶでたらめなのぜ!!」 ……が、まりさだけは全く怖気づいていなかった。 「このうそつきゆっくり!まえにもこのさきにいったことはあるけど、そんなものはなかったのぜ!!」 まりさは昨日行ったとは言わずにてゐを問い詰めた。 「あぁ……。そりゃあそううさ。だってそのわなはきのうのうちにつくられたからうさねぇ」 「でたらめいうんじゃないのぜ!そんなこわいわなをいちにちでつくれるわけが……」 「きのう、あのむらにいたずらをしにいこうとしたら、にんげんたちがみちにおとしあなをほりながらこんなことをいっていたうさ」 てゐはまりさの後ろのゆっくり達を見ながらこう言った。 「『きのう、へんなゆっくりがむらにやってきたのう。もしものために、わなをたくさんつくっておくかのぅ』」 「「「「「「……!」」」」」」 「『なんねんぶりかのぅ、ほんきでひゃっはーできるのは……』」 「「「「「「……!!」」」」」」 長ぱちゅりーを含む群れのゆっくり達がビクリと震えた。 「『くひひ……、ひさびさにゆっくりまりさのひものがくえるわい……』」 「……!?」 その言葉に、まりさは一瞬寒気を感じてブルリと身を震わせた。 「……まぁ、そんなことをきいて、もうこんりんざいにんげんにかかわらないほうがいいなぁとおもったうさ」 「「「「「「……」」」」」」 「しにたいならてゐはとめたりなんかしないうさ。どうぞ、ごじゆうにうさ」 「よしかのことをわすれてないか!?はやくだしてくれよぅ!」 「……というわけで、しににいくなら、そのまえにてつだってほしいうさよ」 てゐはニッコリと笑いながらそう言った。 「おさ!やっぱりやめようよ!」 「れいむたち、たべられたくないよ!」 「こわいよ!ころされるよ!」 群れのゆっくり達はこのまま前に進む事を恐れ始めた。 恐ろしい罠や老人達を相手にして、自分が生き残れる保証はないと感じたからだろう。 「む……、むきゅ!だいじょうぶよ!わながしかけられているなら、それいがいのみちをとおればいいじゃない!」 長ぱちゅりーは何とか群れの混乱を収めようとしていた。 「で、でも!どこにそんなみちがあるの?」 「ありすはよくわからないわ……」 「むきゅう……」 ……が、誰も肝心の別の道が分からなかった。 群れのゆっくり達はこの山に移り住んでから日が浅く、まだ山の中を詳しく知らないのである。 「よしか~!?よしか~!?どこにいるんですか~!?」 ……その時、茂みの向こうからゆっくりの声が聞こえてきた。 「よしか~!?……あっ!よしか!どうしてこんなところに……!?」 茂みの向こうから出て来たのは、せーがだった。 せーがは穴に半分埋まっているよしかに駆け寄った。 「ごしゅじ~ん!あなにうまっちゃたよぅ!たすけておくれよぅ!」 「いやぁ……。てゐだけじゃどうもひっぱりだせないうさ」 「そんな……。そ、そこのまりささん!どうか、たすけてくれませんか!?」 せーがが助けを求めたのはまりさだった。 「ゆっ!?ま、まりさは……」 「あんた、そいつらにたすけをもとめてもむだうさ。どうやらこのさきのにんげんのむらにようじがあるみたいうさからねぇ」 「え!?だってこのさきには、おそろしいわながたくさんあるんじゃ……?」 「どうもこいつら、それをしんじていないみたいうさ」 「……まりささん……。おねがいします、どうかよしかをたすけてもらえませんか?そうすれば……」 せーがは目を涙で滲ませ、間近でまりさを見つめた。 (ゆっ……。こ、こいつ、けっこうびゆっくりなのぜ……) まりさは間近に迫るせーがの整った顔付きを見て、思わずドキリとしていた。 「そうすれば、にんげんのむらへのあんぜんなみちを、おしえてあげますから!」 「ゆっ!?おまえ、みちがわかるのぜ!?」 「は、はい……。いちおうは……」 「むきゅ……。まりさ、たすけてあげなさい。もともとそのつもりだったからね」 「わ、わかったのぜ!」 長ぱちゅりーに命じられ、まりさはてゐと共によしかを引っ張り、穴から救出した。 「ふぃ~。たすかったぁ~」 「いやぁ、よかったうさねぇ」 「ほんとうに、どうもありがとうございます……」 「むきゅ、それじゃあ、やくそくどおり……」 「えぇ。おれにみちあんないをしてあげます。どうぞ、こちらへ……」 せーがはそう言って、茂みの奥へと入って行った。 「ゆっへっへ……。いくらくそじじいたちがこわくても、ふいうちしてやればいちころなのぜ……」 まりさは罠にかかる心配がなくなり、大分余裕を取り戻したのかせーがの後をついて行った。 「むっきゅ!みんな、くそじじいたちからまっしょうめんにたちむかわなければだいじょうぶよ!」 「そ、そうだよね!」 「おさやまりさのいうとおり、ふいうちすればいいよね!」 「これだけなかまがいるなら、だいじょうぶよね!」 群れのゆっくり達も最初の頃の勢いを取り戻し、せーがとまりさの後に続いた。 ぞろぞろと群れのゆっくり達が、茂みの奥へと消えて行く。 「ゆっ!れいむもいくよ!」 群れの最後尾にいたれいむが、茂みの奥へ行こうとした、その時。 ガッ! 「ゆうぅっ!?」 「おまえには、ねてもらううさっ!」 突然、れいむは誰かに後ろから突き飛ばされてしまった。 ……後ろから突き飛ばしたのは、てゐだった。 「ゆべしっ!!」 れいむは地面に顔面を打ちつけ、そのまま気絶してしまった。 「……ほんとうに、せーがのいうとおりにしてだいじょうぶうさ……?」 「ごしゅじんはあたまがいいから、きっとだいじょうぶだぞ!」 てゐとよしかはそう言って、気絶しているれいむにゆっくりと近付いた。 ……十分後。 「みなさん、だいじょうぶですか?ちゃんとついてきてますか?」 「ゆへへ、だいじょうぶなのぜ!」 「むきゅう……。むきゅう……。すこしつかれてきたわね……」 せーがに案内され、長ぱちゅりー達は林の中を進んでいた。 長ぱちゅりーは元々体力がないので疲れが見えているようである。 (へっ……。おさはだらしがないのぜ。これくらいでつかれるなんて、はなしにならないのぜ) ……そんな長ぱちゅりーを見て、まりさは内心馬鹿にしていた。 (ちょっとあたまがいいからって、いつもいばっているくせに、こういうときはなさけないのぜ) 「ねぇ、まりささん?」 「ゆぇっ!?な、なんなのぜ!?」 急にせーがに小声で話しかけられ、まりさは声が裏返っていた。 幸い、自分達と長ぱちゅりー達との距離は離れていたので聞こえる事はなかった。 「まりささんって、たくましいんですね。さっきよしかのことをあっというまにたすけてくれたんですもの」 「ゆ……、ゆへへ、それほどでもないのぜ……」 「それに、けつだんりょくもあって、こうどうがはやくて……、よしかとはおおちがいです」 「あ、あのよしかってやつは、せーがのつがいなのぜ?」 まりさは気になっている事をせーがに尋ねた。 明らかに下心が丸見えである。 「まぁ、そんなものです。……ほんとうに、まりささんとちがって、のうてんきで、のんびりやで、あっけらかんとしていて……」 せーがはちらりとまりさを見た。 その視線に、まりさは思わずドキリとしてしまった。 「まりささんがよしかのかわりになってくれたら、とてもたすかるのに……」 せーがは溜め息混じりに呟いた。 「せーが、まりさはそれでかまわないのぜ?」 「えっ……?」 「せーががそうのぞむなら、まりさはよろこんでそうさせてもらうのぜ……」 「ほんとうですか……?……ありがとうございます。まりささんは、いいゆっくりなんですね……」 せーがは優しく微笑んだ。 (ゆへへのへ……。ちょろい、ちょろいのぜ。こういうびゆっくりは、ちょっとあまいことをいえばかんたんにおちるのぜ……) まりさは内心してやったりと喜んでいた。 「ゆぅっ!?」 ……その時、列の最後尾から何か驚いたような声が聞こえてきた。 「ゆっ?なんなのぜ?」 「むきゅ?どうしたの?なにかあったの?」 長ぱちゅりーとまりさは歩みを止めて、最後尾へ呼びかけた。 「なんでもないわ」 ……最後尾にいる数匹のゆっくりの内の一匹のありすがそう言った。 「むきゅ……、おどろかせないで」 「やれやれなのぜ」 特に何事もないと分かった長ぱちゅりーとまりさは安心して再び前へと進んだ。 群れのゆっくり達も、それに続く。 「むきゅ……、それにしてもせーが、ここはいったいどこなの?ほんとうに、このみちであっているの?」 「えぇ。だいじょうぶですよ。すこしじかんがかかりますけど」 「むきゅう……、はやくつかないかしら……」 長ぱちゅりーは若干うんざりしながらせーがの後に続いていた。 「ゆぎっ!?」 「ゆぁっ!?」 「むきゅ!?」 ……すると再び、最後尾の方からまたしても群れのゆっくりの声が聞こえてきた。 「どうしたの!?こんどはいったいなんなの!?」 長ぱちゅりーは声を荒げながら最後尾の方へ向かった。 「ごめんね、なんでもないよー」 「うん、れいむたちはだいじょうぶだよ」 最後尾にいたちぇんとれいむの二匹が、長ぱちゅりーにそう言った。 確かに、二匹はどこも怪我をしている様子はなかった。 「むきゅ!なんでもないなら、へんなこえをあげないでね!!」 長ぱちゅりーはイライラしながら前の方へと戻った。 「おさ……、だいじょうぶなのぜ?どうもおかしいのぜ」 まりさが長ぱちゅりーに駆け寄り、そう言った。 「あんなへんなこえをあげてなにもないなんておかしいのぜ。もういっかい、ようすをみにいったほうが……」 「ゆぐっ!?」 「ゆぇっ!?」 「「!?」」 ……まりさが言い終わらない内に、またしても最後尾から声が聞こえてきた。 「むきゅ……!!まりさ!!ようすをみにいってきなさい!!」 「わかったのぜ……」 まりさはお前が行けと内心思っていたが、言われた通りに最後尾へと行った。 「いったいなにがあったのぜ!?」 「……」 「……」 ……今度は、先程とは別のありすとちぇんがぼんやりとした表情でその場に立っていた。 「なにがあったのか、しょうじきにいうのぜ!」 まりさはありすとちぇんを問い詰め……、ある事に気付いた。 「「「……」」」 つい先程変な声をあげた三匹のゆっくりが、生気のない目で群れのゆっくり達を見つめていた。 「……」 そして、沈黙を守り続けるゆっくり達の後ろで同じように、俯いて黙っている一匹のれいむがいた。 「れいむ!これはいったいどういうことなのぜ!?なにかしっているのぜ!?」 「……」 まりさはそのれいむを問い詰めるも、そのれいむは黙っているだけだった。 「こいつ……!」 まりさは帽子から木の枝を取り出し、それを咥えた。 「みんな!このれいむはなにかをかくしているのぜ!すぐにつかまえるのぜ!」 まりさの呼びかけに応じ、他のゆっくり達も順々に木の枝を構える。 「いまからでもおそくないのぜ!いたいめにあいたくないなら、かくしていることをぜんぶはなすのぜ!」 「……」 まりさは最後の通告をするも、そのれいむは何も答えなかった。 「「「「「ユ……、ユグガアァァァァッ!!」」」」」 ……そのれいむの代わりに答えた者達がいた。 ……それは、先程から様子がおかしかった五匹のゆっくり達だった。 五匹は焦点の定まらない眼差しで、一斉にまりさに飛び掛かった。 「ゆうぅっ!?」 まりさは寸での所で五匹の体当たりを回避した。 「ど、どうしたのぜ!?おまえら!?」 「ユグギイィィィィッ!!」 「ユゴワアァァァァッ!!」 五匹はまりさの問い掛けには答えず、奇声を発して身近にいた自分の群れの仲間のゆっくり達に襲いかかった。 「ゆわあぁぁぁぁっ!?なにをするのおぉぉぉぉっ!?」 「こ、こないでえぇぇぇぇっ!?」 「やめてえぇぇぇぇっ!!こんなのとかいはじゃないわあぁぁぁぁっ!!」 突然群れの仲間に襲われ始めたゆっくり達は混乱していた。 「ジネエェェェェッ!!」 「ゆぎゅぶっ……!」 中には正気を失った五匹に潰され、噛み千切られて絶命したゆっくりもいた。 「こ……、ころせえぇぇぇぇっ!!いますぐにゆっくりごろしのげすをころすのぜえぇぇぇぇっ!!」 ……群れの仲間を訳も分からず殺されたまりさは、そう叫んでいた。 まりさも半ば冷静さや正気を失っていたのかもしれない。 「ゆうぅぅぅぅっ!!このげすゆっくりがあぁぁぁぁっ!!」 「よくもちぇんをころしたわねえぇぇぇぇっ!!」 「しねえぇぇぇぇっ!!」 その号令が合図となり、群れのゆっくり達も正気を失っている五匹に襲いかかった。 「ふふ……」 ……そのゆっくり達の中から、誰かが笑ったような声が聞こえたが、他のゆっくり達の怒号や悲鳴によってかき消された。 ……数分後。 「グゲアァァァァッ!!」 「なんでこいつ、えだがなんぼんもささってるのにしなないのおぉぉぉぉっ!?」 「ギュグウゥゥゥゥッ!!」 「ゆっがあぁぁぁぁっ!さっさとしねえぇぇぇぇっ!!」 ……老人達の村への通り道は、阿鼻叫喚の場と化していた。 あれから群れのゆっくり達は正気を失った五匹を殺すべく、その体に何本もの木の枝を何回も付き立てた。 ……が、五匹の動きは全く止まる事はなかった。 まるで痛みがないように、皮の一部や目を無くそうが、傷口から餡子が漏れようが、群れのゆっくり達に襲いかかるのを止めなかった。 「ぐっ!?……ジ、ジネエェェェェッ!!」 「ゆぎゃあぁっ!?あ、ありすぅ、なんで……!?」 しかも突然、群れのまとも側のゆっくりが一転し正気を失い、五匹同様群れのゆっくり達に襲いかかり始めた。 「ゆひいぃぃぃぃっ!?いだいよおぉぉぉぉっ!?なんででいぶがごんなべにあうのおぉぉぉぉっ!?」 「だまれえぇぇぇぇっ!!おまえがむれのみんなをころしたからだろうがあぁぁぁぁっ!!」 それだけでなく、正気を失っていた側のゆっくりが一転し正気に戻り、訳が分からないと叫びながらリンチを受けていた。 「な、なんなのぜ!?いったい、なにがどうなっているっていうのぜぇっ!?」 一体何が起きているのか、現状が全く把握出来ていないまりさはそう叫んだ。 最初は何かを隠しているれいむと、ゆっくり殺しの五匹のゲスを殺すはずだった。 ……しかし、この現状は何だ。 突然仲間が裏切りだしたり、自分が何をしたのか全く分からないと言ったり……、とにかく滅茶苦茶だった。 「なんでこうなっているのぜ!?……おさ!?そういえば、おさはどこにいるのぜ!?」 まりさは長ぱちゅりーの姿が見えない事に気付き、その姿を探し始めた。 ……が、姿どころか死骸すらも見つけられなかった。 「ま、まさか!にげたのぜ!?……くそがあぁぁぁぁっ!!なにがおさなのぜぇっ!!」 自分達が見捨てられたと思ったまりさは、長ぱちゅりーに対する憎しみが湧きあがった。 ……そして、まりさはあるものを目にした。 「がぶっ!」 「ゆいっ!?……ギュゲアァァァァッ!!」 「ゆわあぁぁぁぁっ!?なにしてるのちえぇぇぇぇんっ!?」 一匹のれいむが群れの仲間のちぇんにガブリと噛み付くと、ちぇんは奇声を発しながら、別の仲間のゆっくりに襲いかかったのだ。 ……それは、最初にずっと沈黙を守っていた、あのれいむだった。 それを見てまりさは確信した。 「み……、みんな!!あのれいむなのぜ!!あのれいむが、ほかのみんなをおかしくしているのぜ!!」 「「「「「ゆっ!?」」」」」 「あのれいむをころすのぜ!!おかしくなったむれのなかまにはかまわないで、あいつだけをねらうのぜ!!」 「「「「「ゆっゆっおー!!」」」」」 あのれいむに噛みつかれると、あの五匹のように頭がおかしくなってしまう。 だったら、あのれいむを殺してしまえばいい。 まりさはそう考え、他の群れのゆっくり達にそのれいむを殺すよう呼びかけた。 「グ……、ビュ……」 「ゲ……、ゲ……」 「ワガ……、ラ、ナイ……」 「ドガイ……、ハ……」 ……先程の五匹を含む、正気を失っている側のゆっくり達のほとんどが動けなくなっていた。 いくら痛みを感じないとはいえ、体の方に限界がきているのだろう。 「あいつをまもるやつは、だれもいないのぜっ!!ころすならいましかないのぜぇっ!!」 「ゆわぁぁぁぁぁっ!!」 「ゆっくりごろしのくずがあぁぁぁぁっ!!」 まりさを先頭に、まりさ達はそのれいむ目がけて突進した。 「……」 自分が狙われていると気付いたれいむは、ノロノロと遅い動きで近くの茂みの中に消えた。 「にがすかなのぜ!!」 まりさ達はれいむの後を追いかけ、順々に茂みの中へと入って行く。 「どこなのぜ!?どこにいるのぜ!?」 ……が、すぐにれいむの姿を見失ってしまった。 「ま、まりさ!あそこ!」 一匹のありすの視線の先には、別の茂みの方へ逃げているれいむの姿があった。 れいむは先程とは違い、素早い動きであっと言う間に茂みの中へと消えて行った。 「あ、あいつ、あんなにはやかったのぜ!?……まぁいいのぜ!とにかくおいかけるのぜ!!」 まりさはれいむが突然早く動く様になった事に驚いたが、すぐに気持ちを切り替え、れいむの後を追いかける。 茂みをかき分けガサガサと進むが、進んでも進んでも茂みを抜ける事は出来なかった。 「ゆぐぅっ……!あいつはぜったいにこのさきにいるのぜっ……!」 まりさは半ば自棄になりながら先頭を進んでいた。 ……すると、視線の先に小さな茂みの抜け穴が見えた。 「ゆへへっ……、ようやくぬけられるのぜっ……!」 まりさは茂みから抜け出せる事に僅かながら安堵し、茂みをかき分けながら進んだ。 進むと同時に、徐々に抜け穴に近付いていく。 「れいむうぅぅぅぅっ!!ぜったいににがさないのぜえぇぇぇぇっ!!」 まりさはそう叫び、茂みから思い切り飛び出した。 「……ゆ?」 ……思い切り飛び出し、ある違和感を感じた。 (……なんで、まりさはとんだままなのぜ……?) ……そう、飛び出したは良いものの、一向に地面に着地する気配が全くなかったのだ。 それは、一種の喪失感とも言えるものだった。 ならば、この喪失感は一体……? ……まりさの疑問は、すぐに解決する事となった。 その答えはとても簡単だった。 「な……、なんでじめんさんがないのぜえぇぇぇぇっ!?」 喪失感の正体は、自分が着地するはずだった地面。 まりさが飛び出した茂みの先は……、断崖絶壁だったのだ。 その先には地面どころか、何もなかった。 つまりまりさは飛んでいるのではなく……、落ちているのだ。 「ゆわあぁぁぁぁっ!?」 まりさは叫びながら下へ、下へと落ちて行った。 (こ、このままじゃおちるのぜえぇぇぇぇっ!?) そう思ったまりさの下に、崖から生えた一本の木の枝があった。 まりさにとってそれは、神からの救いの手に見えた。 「ゆぐうぅぅぅぅっ!!」 まりさは木の枝に噛み付き、それ以上の落下を食い止めた。 (た……、たすかった、のぜ……) これ以上落下せずに済んだまりさは安堵し、チラリと下を見て凍りついた。 ……崖の下は河川敷となっていて、まりさが噛んでいる枝からずっとずっと下の方にあったのだ。 「ゆひゃあぁぁぁぁっ!?」 「おそらをとんでるみたいぃぃぃぃっ!?」 「わからないよおぉぉぉぉっ!?」 ……そんなまりさの目の前を落ちて行く者達がいた。 それは自分の後ろを進んでいた仲間達だった。 「びゅっ」 「べっ」 「わぎゃら」 河川敷の地面に落下した仲間達は辞世の句を言えずに餡子の染みと化していた。 「だずげでばりざあぁぁぁぁっ!!」 「じにだぐないぃぃぃぃっ!!」 まりさと同様、その先が断崖絶壁だという事に気付いていなかったのだろう。 「ありずがおすからこうなったんでじょおぉぉぉぉっ!?」 「ありずのぜいにしないでえぇぇぇぇっ!?」 それとも途中で止まる事が出来なかったからだろうか。 「いやだあぁぁぁぁっ!!」 「だずげでよおぉぉぉぉっ!!」 ……理由は定かではないが、どんどん上から仲間達が落ちてきて、地面にぶつかり、餡子の染みとなっていった。 「ゆぎゃあぁぁぁぁっ!!」 「ひいぃぃぃぃっ!!」 一匹、また一匹と地面に吸い込まれるように落ちて行き、その命を散らせていく。 ベチャリ、ベチャリと餡子の染みが広がっていく。 ……まりさはそんな光景を見て、宙にぶら下がりながらおそろしーしーを漏らし、ガチガチと震えていた。 ここまで来れば、まりさも自分の運命を悟るしかないのだろう。 ただ、仲間のように自分も餡子の染みとなる事が恐ろしかった。 長ぱちゅりーへの憎しみも、あのれいむへの殺意も、とうの昔に忘れ果てていた。 死にたくない……、まりさの頭の中には、それしかなかった。 「あら……。まりささん、あなた、こんなところでなにをしているんです?」 ……そんなまりさの頭上で声を掛けてきた者がいた。 まりさが上を見上げると、そこには崖から自分を覗いているせーがの姿があった。 まりさはせーがに助けを求めたかったが、叫べば木の枝を離す事になるのでそれは出来なかった。 「あらあら……。まりささんのおともだちは、みんなじめんにおちちゃったんですね……」 それがどうした、早く自分を助けろ。 まりさの必死な眼差しは、そう物語っていた。 「もう、だめじゃないですか。いっしょにおちてくれないと……」 ……せーがのその言葉を聞き、せーがを見る眼差しの意味は変わっていた。 「あら……、どぼぢでそんなごどをいうのぜぇ!……というかおをしていますね」 せーがはまりさを見下ろしてクスリと笑った。 ……が、その目は全く笑っていなかった。 「きまってるじゃないですか。あなたたちぜんいんをこうやって、ころすためですよ」 「!?」 まりさは信じられないといった表情を浮かべ、目を見開く。 「あなたたちが、にんげんのむらをおそうとこまってしまうゆっくりがいるわけです。だからこうしたんですよ」 「……!!」 「えぇ、そうですよ。せーがはまりささんたちにたくさんうそをついたんです。こんなところがあんぜんなみちなはずないでしょう?」 「……!!」 「あぁ、でもあんしんしてください。まりささんが、よしかのかわりになってくれたらってはなしは、うそじゃありませんから」 せーがのその言葉に、まりさの未来に一筋の希望が見えた。 「……なんです?そのめは。まさか、せーががたすけるとおもっているんですか?……なんで、せーががまりささんをたすけるんです?」 ……そして、一瞬でその希望は閉ざされた。 「まりささんには、とくにしんでもらわないとこまるんです。だからせーがはたすけません。というより、たすけれらません」 「……!!」 「りゆうもおしえません。おしえたって、まりささんがわかるわけがありませんもの。……あら?」 せーがはまりさのある事に気付いた。 「まりささん……、あなた、はがぼろぼろですよ?」 「!?」 まりさの全身に寒気が走った。 ……せーがの言う通り、まりさの歯はほとんどがヒビが入っていた。 落下している最中に木の枝を咥えようものなら、その衝撃に飴細工の歯が耐えられる訳がなかったのだ。 せーがのその言葉が合図かのように、まりさの歯がピキピキと音を立て始めた。 「……!?」 まりさは自分の口の中に、飴細工の破片の甘味が広がっていくのが分かっていた。 そして自分の歯が一本一本砕けたり、抜け落ちていく感触を十二分に味わっていた。 「そんなにおびえたかおをしないでくださいよ。ただ、おちるのがはやくなちゃっただけじゃないですか」 上からせーがのそんな声が聞こえ、まりさはこれ以上ない憎しみのこもった眼差しでせーがを睨んだ。 徐々に歯茎に入る力も抜けていった。 ……そして、まりさの歯と木の枝は完全に離れ、まりさは再び宙を舞った。 「さようなら。むこうでおなかまがまってますよ」 せーがは宙を舞うまりさに対してニコリと微笑んだ。 まりさの最後の言葉はせーがに対する憎しみでも生への執着でもなく……。 「おぞらをどんでるみだいぃぃぃぃっ!?」 ……ゆっくりとしての、本能の叫びだった。 続く 挿絵:
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メニュー>称号>ルーンマスター>リーンフォースルーン ☆4 ウィザードでもデュアルルーンして二個目を入れるよりはこちらのほうが上。 前提と違って万能ダメージブーストとなっており、特殊攻撃持ちにも嬉しい性能になっている。だからといって前提ごと許容するのはサモナーには厳しいが。 -- 名無しさん (2014-06-27 20 28 53) 名前 コメント
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ルーン・ソード ミカエルが持つ神族特製の宝剣。 大地の力を使い、地属性の魔力を刀身に纏う。 その気になれば相手の体力を奪うなどの力も見せるが、 使い手が消極的なため、そのような使われ方はしていない。 そういう意味では使い手に恵まれない武器ではある。
https://w.atwiki.jp/gensouv/pages/226.html
「新規出店」 お風呂ができました~。 入りに来て下さい~。 気持ちいいですよ~。 …と書いてくれと頼まれました。 (ムルーン) 「業務拡大」 大露天風呂ができました~。 広いですよ~。 混浴ですよ~。 …と書いてくれと頼まれました。 (ムルーン) 「嘆願書」 ときどきノゾキが出ます~。 王子様からもやめるように言って下さい~。 …と書いてくれと頼まれました。 (ムルーン)
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ルーンマスター 魔法を極めた魔導師。強力な範囲攻撃魔法を覚える上位職 ソーラサーからLV20でチェンジ スキル マナスナッチ Mpを吸い取り自分のMpにする アクティブ バーンフレア マナの力を炎に変換し、大爆発させる魔法 アクティブ マインドブラスト 敵の精神にダメージを与えて攻撃する魔法 アクティブ トルネード 竜巻により広い範囲を攻撃する魔法 アクティブ パラライズ 敵を麻痺状態にする(5ターン) アクティブ ディスペル 対象にかかっている状態効果を打ち消す魔法 アクティブ