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登録日:2017/04/02 Sun 23 10 46 更新日:2024/04/01 Mon 22 41 25NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 4枠 モアイ像 ラベンダーマン 三遊亭圓楽 下戸 五代目三遊亭圓楽 借金 円楽一門会 厳しすぎる落語家←あくまでネタ 厳しすぎる落語家←たまにマジ 喧嘩両成敗 天然記念物 故人 星の王子様 東京都 残念なイケメン 短気 笑点 笑点メンバー項目 紫 紫→紺色 紺色 羊羹 色男 若竹 落語家 貧乏くじ 面は長いけど気は短い 面長 馬 馬面 馬頭観音 馬顔 酒は米の水 水戸様は丸に水 意見する奴ぁ向こう見ず といったところで笑点お開き!!また来週のお楽しみ、ありがとうございました。 五代目三遊亭圓楽(旧名・三遊亭全生)(1932~2009) は日本の落語家。 東京都台東区出身。本名は吉河寛海(よしかわひろうみ)。 没後、弟子の三遊亭楽太郎が圓楽の名跡を継いだが、彼は「圓楽」は師匠が大きくした名前であるとして、 圓の字を新字体にした六代目三遊亭円楽を名乗った。 落語家としての概要 逸話 笑点メンバーとしての概要 その他名言・名回答集 落語家としての概要 1932年(昭和7年)12月29日(*1)、浅草の浄土宗の寺院に生まれる。 本名の「寛海」は童謡でお馴染み「海」の冒頭「海は広いな大きいな」に由来し、笑点で「海」を題材にした問題が出題されたときに本人の口から語られた。 元は武家であり、祖先の一人はかの秀吉による「鳥取の餓え殺し」によって滅ぼされた吉川経家(きっかわつねいえ)である。 圓楽の曽祖父である常家が切腹し、それを祖父・寛雅は立ち会っていたことから武士の悲惨さを嘆き僧侶となったという。明治に入ってから、寛雅は川の字を河にして吉河(よしかわ)と苗字を改めた。 ちなみに後年、常家の銅像が建立される際、像のモデルの一人として圓楽自身も呼ばれたとか。 戦後、上野の鈴本演芸場で落語を見たときに「戦争で暗い顔になった人を笑わせる落語は凄い」と落語家になる決意をする。 最後まで自分の面倒を見てくれる可能性のあった当時50代の6代目三遊亭圓生に「30歳までに真打になれなかったら辞めます」と言って入門。三遊亭全生を名乗る。 この全生という名前に関しては後年自身が枕のネタとして度々話していたが「相撲部屋に行くと「縁起が良い」と喜んで迎えられ、逆に火災現場へ向かうと「縁起が悪い」と追い出される」という、つまりは「全勝」と「全焼」に引っ掛けた洒落が入った名前だった。 「噺は上手いが圓生の真似」と言われ伸び悩むものの、母親の「お前は名人だよ」の一言で自分には応援してくれる人がいるとの思いでスランプを脱出(*2)。 その後は端正な顔立ちと博識で人気を博し、入門から7年目という超スピード出世により真打昇進を果たす。 このことから後にキャッチコピーを「名人圓楽」としようとしたが師匠らに怒られ「星の王子様」に変更した。 師匠圓生と犬猿の仲とされた八代目林家正蔵(彦六)は自分以上に短気な全生を気にかけており、「お前さんも気が短いようだが、私も気が短くて苦労をした。だから気は長く持たなければいけないよ」と窘めると共に稽古をつけるようになる。圓生はあくまで正蔵との諍いは個人間の問題として捉えていた為弟子が正蔵に稽古をつけてもらう事に対して特に咎めはしなかった。 真打昇進の際には既に四代目圓楽は死去していた為、三代目圓楽であった正蔵が二つ返事で了承し「五代目三遊亭圓楽」となった。 大量真打昇進問題を契機に師である三遊亭圓生と一門と共に1978年に落語協会を脱退し、新たに「落語三遊協会」を結成するものの、師圓生の人間性の問題や三遊亭一門の中での人間不信から来る不和、更には席亭側の支持を得られず寄席から締め出しを喰らい地方巡業を余儀なくされる。 また、一時期は全幅の信頼を置かれていた師圓生との関係もこの頃からギクシャクし始め、圓生の急死後に落語三遊協会は解散、圓楽の直弟子以外は全員が落語協会に復帰するも圓楽と彼の一門は大日本落語すみれ会(現:五代目円楽一門会)を結成し、圓楽の死後も独自の道を歩んでいる(*3)。 笑点引退後の2007年2月に自分の進退を賭けて本番の半年前から稽古して「国立名人会」で高座に上がったが、脳梗塞の後遺症で以前ほど上手い噺ができず、自身もその出来に納得できず落語家としての引退を決意した。 その後はテレビ出演などからも退いたが、弟子の真打披露口上では公の場に姿を見せていた。 また、笑点のスポンサーでもある日本香堂の「毎日香」のCMナレーションを長年務めていたが、こちらについては引退後も亡くなるまで続投していた。(*4) 2009年10月29日に転移性肺がんにより死去。 生前に「どこの馬の骨に圓楽を名乗られるか分かったもんじゃない」と楽太郎に圓楽を継がせる事を表明するものの、6代目圓楽襲名に立ち会い、5代目と6代目で共演することは目前にして叶わぬ夢となった。 ちなみに6代目襲名後も存命だった場合、5代目圓楽は隠居名を名乗らずに本名の「吉河寛海」に戻るつもりだったが、楽太郎が「師匠が落語家でなくなってしまう事」を強く反対した為、5代目と6代目が併存する形式を採る予定だった。つまり、予定通りなら先代側が一線を退いてるとは言え、5代目と6代目で二代の圓楽が同時期に存在する事になっていたようだ。 存命中の落語は豪放とした声で非常に聞きやすく、マクラで出す武家や公家、「死神」に出てくる陰気な死神などでは「この人からこんな声が出るのか」というほど声色ががらりと変わる。 人情噺が得意なイメージが強いが、面長で細目でオールバックという濃い顔から繰り出される表情の演技も相まって滑稽噺の切れ味もとんでもない。話の筋に忠実でそこまで大胆なアレンジは加えていないこともあり、笑点の司会でなじみがある方には落語の入門としても勧めやすいものだった。 一方でかなり緻密大雑把なところもあり、「目黒のさんま」を演じている時にさんまをまずいと言ってしまってさんまを大量に食べる筋にしてごまかしたり、「さんま」を間違えて「いわし」と言ってしまいそのままいわしで通したり、小道具の扇子を忘れてキセルを吸う演技ができないので手拭いを丸めて代用したり(桂歌丸曰く「あれじゃカポネだよ」)、「芝浜」で「こんな朝早くに出なくちゃいけないなんて。魚屋なんてなるんじゃなかった」というべきところを「噺家なんかなるんじゃなかった」と言ってしまったりという面白い話がいくつか残っている。 逸話 寄席や笑点で思い浮かばれる豪快で大笑いする好々爺のイメージが強いが、楽屋裏では芸事や師弟関係に厳しく(楽太郎曰く「怖いんじゃなく厳しい」)、 笑点司会就任直後に新しく弟子となった(*5)林家九蔵改め三遊亭好楽を「古典落語を修行させる」という名目で一旦降板させ、5年後に復帰した時も一番司会席寄りの1枠に置いた(*6)。 このため、好楽は隣に師匠が居ることに萎縮してしまい、ついには顔色を窺うあまりまともに回答できなくなることが続き、笑点の収録前に楽屋裏で好楽がその日の自己紹介を披露した所、面白くなかったと言う理由で大目玉を食らわせ、あまりの剣幕に好楽は本気で引退を考える程落胆したという(この時は歌丸の取り成しで事なきを得た)。 この事態を見かねた小遊三が自分と席を入れ替えさせ、その席順が1992年から2021年まで続いた。 当然、後に六代目円楽となった楽太郎に対しても厳格に接し、プロデューサーに諭されるまでは呼び捨てで指名したり(*7)、回答でスベった時は「楽太郎はダメ!笑点この辺でお開き!」と〆のあいさつで駄目を出し、時には座布団運びの山田君に扇子でシバかせた事もあった。 その後も弟子達は折に触れては小言をネタにしており、6代目三遊亭圓橘(*8)は「圓橘とクリントンは同い年だよ」と注意されたことを、6代目円楽は「これは小言じゃないよ」と言われたら小言が始まる合図だったことを語っている。 加えて極めて短気な性分であり、偏頭痛に悩まされていた時は風の音にすら腹を立て「うるせぇ!」と怒鳴る程であったとされ、 全生と名乗っていた二つ目時代に懇意にしていた音曲師柳家小半治の死を聞き、先輩噺家の7代目橘家圓太郎と2代目古今亭甚語楼に葬儀の場所を尋ねた所 嘘を教えられ葬儀に立ち会えなかった事に腹を立て、後日楽屋で二人を見つけて口論となった。 そこへ圓太郎の師、八代目林家正蔵(彦六)が現れ「後輩の癖に生意気な口を利くな、俺が相手になってやるから表へ出ろ」と一喝され、逆に「上等だ相手になってやる」と大先輩に突っかかった事もあったという。 一応小遊三曰く「歳を取るごとに丸くなる」ではあったらしく、最後の弟子である三遊亭王楽(*9)も晩年「怒るっていうのはエネルギーが要るもんなんだなぁ」と言っていた事を覚えている。 また弟弟子に当たる三遊亭圓丈によれば、マスコミ受けが良い八方美人な上にホラ吹きの気があるとされ、かなり好き嫌いの分かれる人物像であったという。圓丈は自身の著書の中で前述の落語協会分裂の首謀者は圓楽であると断言し、圓生の死以降両者の対立が表面化した(*10)。 それに関連してか、一時期は全幅の信頼を置いていた師の圓生とも晩年は不仲となり総領弟子にもかかわらず圓生の死後、未亡人との不仲から「圓生は留め名にする」と宣言されてしまい、師匠の名跡を継ぐことはなかった。 逆に相性の良かった相手の1人が林家木久扇で、前座時代から面白いことをする奴だと気に入っていたとのこと。 そしてよくニコニコしながら彼が何をするか楽しみにしてることがあったらしい。 笑点の高座では当時木久蔵だった彼の答えを聞いてゲラゲラ笑いながら「くだらねえ!」という場面がよくあったが、どうやら木久蔵のくだらない答えが本当にツボに入ってようだ。 楽屋裏では当初伸び悩んでいた木久蔵にアドバイスを送ったこともあったとのこと。 一方で、自分を厳しく律する場面も見られ、笑点の司会者として引退した直後に日本テレビから受けた取材では、自分の晩年の司会を振り返って「テレビに失礼だ」「もう少し早く去(い)くべきでした」と発言している。自分の名を広く知らせたテレビには恩義を感じ、笑点の司会者を引き受けたのも恩を返す心持があったが、そのテレビの場で情けない姿を見せるのは申し訳ないと感じたと思われる。 大の甘党として知られ、弟子達を集めて説教をする際には羊羹(*11)とハサミを持ってきて説教をはじめ、羊羹の上の部分をはさみで切りとるとまるでバナナでも剥くようにしてそのままかぶりついていたという。 弟子たちはその羊羹を食べる様の方が気になって説教の内容などほとんど頭に入らなかったという。 しかも話が長い場合は2本目を食べ始めることもあり、弟子達は身体を心配したという。 また控室に苺が置かれていたとき、苺を盛る器や苺スプーン、コンデンスミルクがあるにもかかわらずそのままヘタをとって食べはじめ、誰にもさあ食べなさいと言うこともなく黙々と食べ続けた。 楽太郎がコンデンスミルクがあってそれをつけて食べたらと勧めるとコンデンスミルクをそのまま吸い「腹に入っちまえば同じだ」と答えたという。桂歌丸と林家木久扇の前でコンデンスミルクをそのまま一杯飲み干したという話もある。 一方酒は全く飲めず下戸であった。 大変なヘビースモーカーで、肺がんで入院している時に見舞いに来た歌丸(この人もヘビースモーカーだったが圓楽の死を切っ掛けに禁煙している)に「歌さんタバコ持ってない?」と尋ねて呆れさせるなど、落語家らしいエピソードにも事欠かない。 非常な寒がりだったようであり、「靴下の上から足袋をはいた」「タートルネックのセーターの上に羽織を着て、弟子に止められても『客は素人だよ?分かりゃしねぇよ』と意にも介さなかった」「どてらの上にそのまま羽織を着て高座に上がった」などすさまじい話がいくつか残っている。 一門創設後は若竹の借金返済のため全国各地で講演や落語会を行っていた。同様に講演活動を行っていた永六輔氏によると、講演先で「ここに有名人は来たことあるか?」と質問を振ったところ、必ずと言っていいほど圓楽の名前が客から返ってきたという。 「星の王子様」なんてあだ名からか、1968年に映画『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』にちょっとだけゲスト出演した際、王子様ならぬ異星の貴族役を演じていた。 1986年の参議院選挙には出馬を打診されたことがある。これは、自身が衆議院議員や文部大臣を歴任した灘尾弘吉と親戚関係にあったことも縁があり、圓楽自身もラジオ番組で社会問題等に積極的なコメントをしていたことから打診があったとされる。 意外な趣味として麻雀があり、しかもそっちでの腕前も名人の域という雀鬼ぶり。 自宅近くの雀荘が行き着けの場所であり、暇になれば下駄を履き、弟子の誰かを引き連れて足しげく通っていて、先述の通りの腕前であった為に雀荘の常連達は玄関先から下駄の音が響いてくると戦慄したという。(*12) また雀荘のみならず自宅でも商品券やお歳暮の余り等をダシに賭け麻雀も良く開いていたが、甘言に誘われてホイホイ勝負に乗ってしまった人の末路は好楽曰く「大抵はケツの毛どころか産毛に至るまでむしり取られた」とのこと。 その影響か、麻雀漫画「むこうぶち」では圓楽をモデルとしたキャラが三游会の若武(わかたけ)という代打ちとして登場する。 また、読売ジャイアンツファンであり、笑点の高座ではジャビットの描かれたオレンジの柄付き扇子を愛用していた。巨人ネタは落語のクスグリにも使われており、分かりやすいところでは落語「死神」で死神が恨み節を吐くシーンで「お前が余計なことをしてくれたおかげで、俺は二軍に落とされた」「多摩川(*13)行っちゃうの!?」と言ったりする。 日本航空で客室乗務員をしていた妹がいたが、1972年にインドのニューデリーで墜落事故に遭遇し、23歳の若さで亡くなっている。 その事故が起きる時間の直前、圓楽は実家の本堂で寝ていたものの誰も居ないはずの本堂に急に木魚の音が一つ響き渡り、驚いて目を覚ましたすぐ後に訃報が届き、また驚かされたという逸話がある。 生前に実家の寺院に建てた自身の墓の隣には先述の早逝した妹の供養観音があり、毎年彼岸の時期になると手を合わせに来ていたという。 なお、圓楽自身はその13年後、メンバー全員で笑点の地方収録で徳島へ移動する時、本来搭乗予定の飛行機が遅れていたので日本航空123便に振替しようとしたが、こん平の提案で本来乗る飛行機で行くことになり墜落事故を免れている(*14)。 笑点メンバーとしての概要 4代目司会者で笑点黄金時代を支えた元回答者で名司会者。司会の期間は23年と歴代では最長。 その柔らかな話し方はまさに「お耳の恋人」。圓楽の名はこの人が大きくしたと言っても過言ではない。 若い頃は立川談志らと共に四天王と呼ばれており、そのイケメンさと相まって「星の王子様」また回答者時代には紫の着物を着ていたことから「ラベンダーマン」とあだ名されて多方面に進出。 他の回答者とは一線を画し、挙手が少なく綺麗な答えをひとつふたつ言うスタイルで個性を出して人気を確立した。 面長な顔から「競馬新聞」「馬刺し」など馬面や馬に関するネタを言われることが多く、たまに高座でそのネタに触れたり、馬の話でお客さんが自虐だと思って笑うと「自分のことじゃないですよ!」と言ってさらに笑いを取ったりしていた(本人曰く顔の長さは28センチ)。 OPでも乗馬を嗜んだり、殿様姿でペガサスに乗ったりするほど。別名、モアイ像。 定位置は5人制だった談志時代は中央の席、6人制となった三波時代は4枠。この席は後に歌丸→昇太→林家三平と受け継がれ、いずれも司会者になっていることから「出世頭の4枠」と言われることも。 回答者時代に獲得した座布団10枚の賞品は棒と茄子でボーナスだったり、英国ダービーが見られる権利を獲得したが旅費は自腹だったり、挙句の果てには胴上げされたはいいが誤って落とされて足を負傷したり(*15)と貧乏くじを引かされてばかりいた。 笑点以外のテレビ番組にも出演し「落語家タレント」として人気を博していた頃、1977年に師匠である6代目圓生から「最近の圓楽はテレビに出すぎて芸がふわふわしている。安っぽい芸人で終わる気か」と諭されたことを機に、落語に集中するために全レギュラー番組を降板。降板前にはポストに入りきらず足元にも置いてあったファンレターを見て「売れていくと人間ダメになる」と本人にも葛藤があった。 翌年には前述の通り落語協会を脱退する。 1983年1月、前年暮れに急逝した三波伸介の後任として笑点4代目司会者に就任。 三波が白の着物を着ていたのに対し、当初は2回限りの臨時司会のつもりで引き受けたためか、様々な色の着物を着て出演していたが、同年9月から紺色の着物に定着した。回答者時代、定紋は圓生一門の紋である「三つ組橘」を使用していたが、司会就任後は楽太郎との差別化の為か「丸に桔梗」を使用していた。 40分時代は、大喜利の答えの合間に都都逸を披露したり、落語に専念していた頃に学んだ知識を生かして「圓楽のよろずガイダンス」というコーナーで落語にまつわる話を披露するなどしていた。 司会者になってからは回答者を次々と指し、進行にテンポとスピード感を出す時代に即したスタイルに変更。 また、三波時代の司会者の強烈なキャラクターを軸としたスタイルからメンバーひとりひとりにスポットを当てて全員を主役とするスタイルに移行し、笑点を国民的な番組とするのに大きく貢献した。 メンバー全員で一つの家族を形成しているという考えと、馴れるのに時間が掛かることからメンバーの入れ替えはほとんど行わず、1988年の好楽復帰後は2004年にたい平が加入するまで16年間同じメンバーで通した。なので読者の中には笑点といえば未だにこの時期のメンバーを思い浮かべる人が多いことだろう。特番などではバスツアーや前述の寺院訪問など、メンバー全員によるロケ企画も頻繁に行っていた。 こん平が長期離脱を余儀無くされた時にもプロデューサーから弟子の誰かを後釜に据えれば良いのではないかと案を出されたが、「それなら山田君を座布団運びから昇格させた方がいい」とまで言った程(*16)。 実際司会末期に加入した林家たい平は、圓楽自身が名前を憶えていないので指される事が少なかった(*17)事を明かしている。 座布団運びを紹介する時は、三波時代に散々いじられていた松崎真に対しては「交通安全の守護神」、四半世紀経っていじられることになる山田隆夫に対しては「山椒は小粒でピリリと辛い」「江戸川のスター」などと、あくまでも賞賛するようなキャッチコピーを言っていた。 エンディングでの締め文句はほぼ「と言ったところで、笑点お開き」。この挨拶でおなじみの人も多いことだろう。 一説によれば、当時は長年笑点の看板的出演者だった小圓遊と三波が立て続けに急逝し、「笑点に長く出続けた人はよろしくない死に方をする」という曰くまでついていたため、縁起担ぎの言葉である「お開き」を使ったのではないかと言われている。 なお対となるオープニング直後の演芸紹介でも「端(はな)は(芸人・グループ名)、どうぞ。」と「花・華」に通じる縁起の良い験担ぎ挨拶をしている。 他方、回答者としての出演経験を持つ初の笑点司会者ということもあってか、彼の司会就任と同時に「次期司会ネタ」が開始、以後司会が歌丸、そして昇太へと受け継がれた今日まで続くこととなる。 この間、1985年に自費で江東区東陽町に「若竹」という寄席を建設したが、立地の悪さ(*18)に加えて自身も弟子も地方公演に出ずっぱりだったため経営が立ち行かず1989年に閉鎖。(*19) 後年は自身が建てた若竹の倒産から借金ネタ、そして同時に借金返済の為司会者権限で座布団十枚の賞金や出演者のギャラをピンハネしているというネタが加わった。 笑点の高座に上がれば豪快で身内の弟子もベテランも平等に扱うことを心がけていた。但しあくまでも基本的には平等というだけで、気まぐれで年の近い歌丸や弟子の好楽・楽太郎に対し、ニコニコ笑いながら手厳しい采配をすることもあった。 前任の三波と異なりいい加減な性格であり、「(付き合いが長いのに)メンバーの名前を忘れてしまう」「平気で読み間違いをする」「寝ながら司会をしている」などとイジられることも多く、自らもその意趣返しとして「緻密な司会」と称していたこともあった。そのせいか、メンバーが揃った追悼企画では終始圓楽の悪口で盛り上がることとなった(*20)。この記事の中で挙げているエピソードの多くも追悼企画でメンバーから暴露されたものである。 一方そのいい加減さが回答者側に突っ込ませる余地を生ませており、歌丸は「同じ落語家の間を持っているので、歴代司会者の中で一番やりやすい存在でした」と評している。 後任の歌丸や昇太と決定的に違う点が、罵倒ネタを受けた時の反応である。 大抵の場合は怒らないどころかガハハと豪快に大笑いしているのだが、笑いながらも容赦なく座布団を没収していた。 罵倒合戦がひどい時は、「喧嘩両成敗」と称して当該メンバーの座布団を1枚ずつ没収することも。 若竹の借金ネタは「それはもう忘れろよ」と突っ込む。 1998年には自身が指名手配犯にされたという問題が出され、ほとんどが圓楽の悪口になったためメンバーの座布団がほとんどなくなってしまった(しかも桂歌丸、林家こん平は座布団10枚まであと1枚という状況だった)。 座布団運びの山田君に対しては全幅の信頼を置き、「回答者に悪口を言われたら突き飛ばしても構わない」と目立たせるためのネタを提案し、山田君罵倒ネタの際は彼を庇う発言をしたり、判断を任せていた。 反面、自分を褒めた回答者に座布団を上げなかった際は「気が利かない」と叱ることもあった。「山田君何をぐずぐずしてるんですか!」という若干理不尽さのあるいじり方は彼ならでは。 2001年頃、誤って大喜利2問目でお開きにしようとした。項目冒頭のセリフはその時に発したもの。このミスがきっかけで「引退」の二文字が脳裏をよぎったという(このミスは後の司会者である桂歌丸、春風亭昇太もやらかしている)。 2005年脳梗塞を患い休演。後に病気は概ね回復したが、後遺症で司会者としての上手な切り返しが出来なくなり、翌2006年3月に番組復帰を果たすも大喜利司会は休演中に続いて歌丸が代行し、冒頭の案内役のみを務めた。そして、2006年の5月に番組が40周年を迎えるのを機に、身体の自由がまだしも利く内に司会を勇退した。 その他名言・名回答集 多すぎるので格納、回答者だけでなくこの人が司会の時代の『笑点』が、一番印象に残っている人も多いだろう。 + そいつは何者だね!? 笑点とかけて、初な男の新婚初夜と解く。 んー、その心は? 見たくて見たくてドキドキするでしょうw 何か、忌憚のない答えだねえw いいじゃないの! ドキドキすっるってのいいね。でもドキドキしながら笑点見るってのもないよね。1枚やってくれ。足が痛いから立たしたり座らせたりいじめてやろうとw いいなあ、2人(牽牛と織女)は年に一度会うだけで。こっちはお化け(小圓遊)と毎週会ってら ははは、1枚やってくれwほーんとに、お化けと毎週会う辛さなんてわかんないよほんとにみんなw 私も、歌丸さん家の冨士子さんを見て見つけました どんな蛙? びっくりカエルw (木久蔵を引っ叩く) 何だよー! よしなさいよ! 向こうまで手が届かないんだもん! おい、かわいそうだから木久ちゃんの2枚取れコノヤロー! 何でよー!何でかわいそうなのに取るのよー! 松崎さん、ちょっとこれは答えですから、(木久蔵にやるはずの)座布団を2枚持ってきてここに敷いてください。そうそう、こうやってポーンと座って、松崎さん、握手。どうもありがとうw 何だよ、それじゃ考えオチだよ。2枚持ってけ!いや3枚持ってけついでに!冗談じゃないよ! 引き際の見事さに感心しました 前首相・三木武夫 なるほど、はい5枚どうだ!後ろへ置いといてくれ、座布団 バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ! お、いきますか?どうしたんです? ええ、鰻に山椒を掛け過ぎたんです。万歳山椒(三唱)ってw おい、くだらないこと言ったってw 今日はこういうのが多いね 長老がそれじゃみっともねえ、2枚取れ!何だよ万歳山椒って ピンポンパンポーン(鉄琴の音)、本日、笑点10周年記念パーティーにご出席の皆様に申し上げます。入口で、沢山のご祝儀本当にありがとうございました。なお、ご祝儀を持ってこない方は交通事故に気をつけてください えー、海苔には褌、突っ張って海苔の勝ち きたねえな、だけどなw 汚い 汚いでしょ? もっと清潔に きれいなのを はい、こんちゃん行きましょう 褌には猿股、はみ出して猿股の負け 誰がきれいなんだそれが! ちょっと、木久ちゃんもこんちゃんも何で 汚いよ レコードに収録するんですよ そうだよ 笑点の10周年を記念してレコードに出るんですよ そうだよ これはいけなかった ねえ長老、見本にね、きれいなやつ 長老かいw 長老かいってw圓楽さん一つ口直しに はい、口直しにきれいなやつ、大便には小便 きれいじゃねえじゃん! いや、これをちゃんと… 後があるんだよ 大便には小便、下手ひねりでウンコの勝ちw おいおい、きたねえな! 汚いよ! 何だいその、下手ひねりは何だい!ほんとだったら絞り出すって言わなきゃ!きたねーなー何だか、次の問題行こう! 他人に小言言えた義理か! もっときれいなの行こう ほんとにレコードになるのこれが? 大丈夫だよ (英訳する問題)圓楽、ロングフェイス こりゃわかりやすくていいやwロングフェイスって 違うと思います、ミスターホースマン (花婿が泣いているという問題)ねえ、どうして泣いてるの? だって、スターの結婚式に、平凡も明星も来ないでダービーニュースだけ来るんです 1枚やってくれ!ダービーニュースだってw (許される嘘とは)2本撮りなのに、「1週間は夢の如く過ぎました」という司会者の言葉 ダメだよ圓楽さん、昔から「立つ鳥跡を濁さず」って言うじゃないw いやー、僕は濁していくw 楽太郎のは梯子乗り、はい 師匠のあれは何ですか、馬ですか? これはねえ…バカ!! おい楽太郎に1枚やれやw あいつは! 馬にこだわってんだよw もう他の弟子笑点に出すよ! 他の弟子をねwはいいきましょう 楽太郎や はい (羊の絵を手に)来年は未年だよ。従って、あ、来年って今年か 三笑亭夢楽:おい、座布団取れよ! いいんだよ!これからね いいじゃないか! これからね、法律が改正になって続くんだよね 僕はね、ハワイから帰ってきたから時差があるんだよ ああそうか、わかるわかる いいかい、今年は未年だよ 三笑亭夢楽:間違えるんじゃねえぞw はい、間違えるんじゃない。道草を食って歩いてはいけないよ (出初式の絵を手に)私はトントン登りまして、いつか落語界の纏持ちになりたいと思います あのー、師匠のかけことが良かったから1枚やってくれ うちの弟子の楽太郎はね、やっぱり私時々笑点見てますとね、ああ大学出だなっていう答えを出すのはいいんです。これが長所なんです。ところが短所はね、木久蔵とこん平を尊敬していることです おい、1枚いけよw 何だよ、いいじゃないですか! えー、さあ皆さんお待ちかねでございます、大爆笑編でご覧になれます、笑点大喜利のコーナー。今年は、せんはっぴゃくきゅうじゅう… 1983年ですよw いいじゃないか! ちゃんと(台本に)書いてありますよw グズグズ言うんなら辞めるよあたしゃ!でねえ たかが100年… (こん平に対して)あんたやってごらんよ! (歌丸しか手を挙げていないのに)はい、楽太郎さん。あー、違う違うwの、隣w歌丸さん 少しは名前覚えようよ、長い付き合いじゃないか! 34年も付き合ってるのに 随分付き合ってるなーって思うんだよね、で、だけど、冨士子さんは知ってんだよね。「あ、冨士子さんの亭主か」と、そこから筋道を辿っていかなきゃ。はい歌丸さん …問題何だったっけ? 圓楽師匠が「俺の後はお前だぞ」と言ってくれたんで嬉しくて嬉しくて… そりゃ~あ嘘だ! !?(軽くずっこける) 嘘だwwwww (拗ねて席を立ち、袖へ帰ってしまう) 嘘じゃダメじゃんw わっはっはwwww おい、座布団座布団w座布団座布団w (袖へ行って、座布団を1枚取ってきて司会席へ行き、その座布団を司会席に置く) ありがとうw よく言ってくれたw うまいねw もうハナから言う訳ねえぞバカヤローw (ちゃっかり楽太郎の席に座る) おいおいおい! うまい!うまいねー うまいうまい はい、山田くん、何かやんなさい 言ってごらん、「嬉しくって嬉しくって」って 嬉しくって嬉しくって 嬉しくって嬉しくって 早く! ここへ座れて嬉しくって嬉しくって そりゃあ結構だ ずーっと座らせてください! バカ言ってんじゃねえよw そうだ、それでいいんだよw1枚やってください (袖に向かって)おい、1枚! 「おい、1枚」だって!w (画面には映っていないが、おそらくアシスタントの誰かが山田の席に座布団を持ってくる) 木久蔵さん 人間ドックの結果が出てどっこも悪くないと言われて嬉しくって嬉しくって そりゃあ結構だ 頭を除いて よしよし、1枚やってくださいw (座布団を1枚持って袖から出てくる) なあ山田くん (木久蔵の席に座布団を置いたと思ったら、置いた分も含めて全部没収) wwwww 怒っちゃったw 怒っちゃったwww (山田に対して)こういうのを覚えないと… (山田の座っている座布団を引っこ抜いて袖へ投げる) (足下を掬われる形になる)うわー! はい、と、言ったところで「笑点」お開き… (好楽をどつき倒して座布団を全部没収) うわー、何だ!?(圓楽に対して)あいつ八つ当たりしてんの! 八つ当たりwと、言ったところでこの辺でお開きに致します、もう場内は乱闘状態でw (どさくさに紛れて小遊三の座布団も全部没収) まだある! もう1問 まだあと1問ある! なあに? 1問! あ…とは…とは言いましたが、まだ1問(ありました)ww (司会席に行き、先ほど歌丸が置いていった座布団を没収) (背後の襖をドンドン叩いて爆笑) 何ですかその……「とは言いましたが」!?w いや…とは言いましたがwww(こういう事も)あるんだよ。…ね? まあ立ち話もなんですから座りましょ(司会席から取った座布団を敷いて座る) おめぇだけ自分だけ!(敷いてんじゃねーよ)…(楽太郎が座っている座布団を取ろうとする) おいおいおい!どさくさに紛れて自分だけ持ってきやんの (楽太郎に対して)もうちょっとそっち(行って)…(他メンバー共々席に着く) はい。さあ、3問目 わはーw 今日は~ゆっくりやりましょうwねえw こん平さんが声が出なくて、これがほんとの声患い この洋楽のいい所はもう非常に親孝行でしてね、ええ、でね、そのまあ、あの強いてこれ欠点って言えるかどうかわかりませんがね、毎日香を必ずあげてくれるんです。もうだから、言うことありませんな。 林家たい平:何ですかそれw 見てごらんなさいよ。どっから見たって悪い所ない。 春風亭小朝:だけど師匠さっき「この子誰?」って言ってたんだよ 春風亭昇太:小朝師匠に1枚w 三遊亭洋楽:前々から本当に聞こうと思ってたんですけど、師匠にお聞きします。私はこのまま落語を続けていいもんでしょうか? もう、しょうがないじゃない。続けるより。(洋楽が振り向いたので)前見てなさいよ!君は照れ臭がっていけないよ。やっぱりカメラに映ってなきゃ。こうやって喋っている間に映ってるんだから。僕は永遠に… 春風亭昇太:本当に小言いうのやめてください! 何か悪いことしたんか? 春風亭小朝:圓楽師匠にぜひ前から聞きたかったんですけど、お正月のお餅なんですけどね、あれ何でカビが生えるんですか? あれはね、早く食わないからだよ。 追記・修正は一門会を立ち上げてからお願い致します。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ページ製作乙。 -- 名無しさん (2017-04-03 01 58 06) 基本的には笑点で笑ってる姿しか知らないけど、風に「うるさい!」と怒鳴るくらいの短気だとは思わなかった -- 名無しさん (2017-04-04 22 00 44) 落語協会分裂騒動と三遊亭一門崩壊の経緯をみると、 -- 名無しさん (2017-04-10 03 53 49) ↑弟子の楽太郎じゃなく一番の腹黒はこの人なんじゃないかと思う。もう一人の悪人、立川談志の場合は動機は古今亭志ん朝への嫉妬だけど、この人の場合は独裁者並みの権力志向 -- 名無しさん (2017-04-10 04 07 18) 分裂騒動だけじゃない、桂才賀さんを冷遇して降板させたり山田隆夫をやたら依怙贔屓したりこの人は性格に問題が相当あると思う -- 名無しさん (2021-09-09 23 07 38) ↑↑行き着いた先は談志も新興宗教の教祖ばりの独裁だから、言うほど変わりはない気が。 -- 名無しさん (2022-01-07 17 44 28) 「吉川常家」ではなく「吉川経家」ですね -- 名無しさん (2022-02-02 01 47 38) 円丈も大概ゲスだけどそのゲスを自分で分かってたからなぁ、お馬さんの場合はそれを晩年になって漸く理解出来たレベルやし -- 名無しさん (2023-03-22 12 28 29) 名前 コメント
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前ページ次ページゼロの独立愚連隊 タバサは一瞬我を忘れて目の前の光景を見つめていた。ゴーレムが両腕を組んで振りかぶっていたという体勢も悪かったのだろうが、破壊の杖から煙を引いて飛び出した巨大な銃弾?はゴーレムのがら空きの胸に直撃してその体を大きく抉り取ったのだ。 ゴーレムはそのまま仰向けに倒れると大きく抉られた胸から砕け、頭と両腕がちぎれてどすりと転がる。そしてそのまま再生しない。フーケも精神力が尽きたらしい。 そこまで考えて我に返る。脚が痛いと言っているシルフィードはそれだけ元気なら十分だろう、放って置く。倒れたルイズの様子を見ると青い顔で呼吸が浅い。一瞬最悪の事態を想像するが、顔を近づけて確認すれば大した外傷はない。 恐らくゴーレムに殺されそうになったショックが大きかったために恐怖で失神しただけだろうと判断し、ルイズをシルフィードに咥えさせてその背中に乗せる。キュルケとギーシュは…と周囲を見回すと周囲を警戒しながらこちらに歩いてくるところだった。 「タバサ?大丈夫だったの…ところでルイズは?」 「向こう。気を失っているけど怪我はない」 その言葉にキュルケとギーシュも安堵する。フーケのゴーレムの残骸も土の塊に戻って崩れていくのを見て一仕事終わったと実感する………結局フーケは捕まえられなかったが、皆が無事だったのは何よりだ。 「ところでミス・タバサ、一体どうやってあのゴーレムをやっつけたんだい?」 その言葉にキュルケも興味を示してタバサに答えを促す。 「サモンジが破壊の杖を使った。あれは大きな銃、大砲のような物だった」 銃?大砲?その単語とあの爆発が結びつかず疑問符を浮かべるキュルケとギーシュ。と、そこに森の中からがさがさと藪を掻き分ける音がする。弛緩した心を引き締めて慌てて杖を構える3人の前に藪から―――ロングビルが現れる。 「ああ!皆さん無事だったんですね。森の中で突然現れたゴーレムのせいでミス・ヴァリエールたちとはぐれてさ迷い歩いていたのですが……お互い無事で何よりですわ」 精一杯の笑顔で言うロングビルに、しかしタバサを除く2人は微妙な表情であいまいに頷く。ギーシュはロングビルがフーケの協力者だと、キュルケもロングビルに気をつけろとサモンジからの忠告を受けている。そのロングビルがゴーレムがやられたタイミングで現れたのだ。 ロングビルへの疑惑を呈したサモンジがいないためどうすればいいものかと戸惑う2人。その前にタバサが進み出てロングビルにゴーレムが再生を始めないこと、全員の無事が確認できたのでこのまま学院に戻りたい、と状況を説明する。 「あれ…ところでサモンジさんは?」 キュルケの問いにタバサが腕を上げて指を指し示す。その先を見ると……ロングビルが現れたのと反対の茂みにさかさまになって埋まっているサモンジの姿がある。目をぐるぐるにしてこちらも気絶している。 「破壊の杖を構えていたせい。着地の時どこにも掴まってなかったから飛んでいった」 「ぷっ……あっはっははははは!美味しい所を持って行ったかと思えば、相変わらず締まらないのねあの人」 額に感じるひんやりとした感触から暖かなものが広がる、という奇妙な感覚にサモンジの意識がゆっくりと覚醒してゆく。どうやら地面に横になっているようで、目を開くと誰かの手が自分の額に当てられているのが見えた。 体を起こして何度が瞬きをすると周囲の景色がはっきりしてくる、どうやら死後の世界や病室ではなく先程の森の中のようだ。と、傍の人影が立ち上がる。顔を上げてみると、いつも通り表情の見えないタバサと目が合う。 「皆を呼んでくる」 そう言って背中を向けて離れていくタバサ。看病していた、というよりは魔法で治療してくれていたのだろうか、と額に残るひんやりとした手の感触と熱を思い出しながら考える。 しばらくそんなことを考えていたが、いつまでも地面に寝ているのは気分が悪いので立ち上がって服についた土を払う。そうして周囲をもう一度見回すと、小山になった土が目に入る。どうやら無事ゴーレムを倒せたようだが……… ちょうどその時、向こうから歩いてくるルイズの姿が目に入る。どうやら無事だったようでサモンジの顔に安堵が浮かぶ。空から急降下しながらの射撃だったがどうやら上手く言ったようだ――左腕のルーン?とやらの補正のおかげもあるのだろうが。 「や。ルイズちゃん無事だったかな」 片手を挙げて声を掛けるサモンジだが、しかしルイズは応えずそこで足を止める。はて、と首を傾げるサモンジだがそのまま待っていても一向にルイズが動く気配は無い。 戸惑うサモンジだが、ルイズの方もやはり一向に動く気配が無い。ルイズもサモンジが目を覚ましたと聞いてすぐにやってきたのだが、なんと声を掛ければよいのか、なんと言って労えばいいのかわからない。ルイズとサモンジの関係、ルイズも主人と使い魔の関係という自覚はあったが、しかしサモンジは自分の意思がありすぎた。キュルケたちの使い魔と違い主人との間にゆるぎない信頼や愛情を持たず、自分の考えで動き、自分の欲求を主張する。そういった一人の人間を、使い魔とした。 メイジと使い魔の絆で関係を築くのではなく、遠い国から拉致して帰る手段も自活の手段もない人間を強引に奴隷としたと言う関係。だというのにそれでもなお、サモンジは危機にあったルイズを命がけで助けに来たのだ。 そしてもう一つ思いついたこと。サモンジが自分にゴーレムの足止めを任せたのは、ルイズに一番の自信を付けさせるため、ルイズの失敗魔法でもって戦果を、実績を挙げさせるために敢えてその役割を自分に回したのではないか、ということ。 誇りのために、ゼロの汚名を返上するためにと無謀な行いをしていた……サモンジが命がけでルイズを助けようとした今なら、傲慢を捨てようやくそう思えた。結局ツェプルストーらが破壊の杖奪還に同行したのも自分を心配してのことだったのではないか。そう考えると、目を覚ました直後にゴーレムの残骸を見たときの高揚が消えてしまったのだ。そして、消えた傲慢の代わりに無力感と屈辱、恥辱が心を占める。 自分は、ずっと周囲に情けをかけられていた。 いつか立派なメイジなると励ましてくれた優しい姉の言葉が、トライアングルの実力を持ちながら自分を無視せず喧嘩を『させてくれていた』ツェプルストー、ゴーレムを一撃で倒す破壊の杖の使い方を知っていながら使おうとしなかったサモンジ。 惨めだった。滑稽だった。最初は自分を喜ばせたサモンジの命がけの献身が、自分に手柄を立てさせるための気遣いが憎らしかった。ツェプルストーがついて来たのも、もしかしたら無謀なことをする自分のことが心配だったからではないのかとも思う。 「なんで…助けたの…?」 ようやくルイズの口からではのは、感謝ではなく暗い問いかけだった。 「何よ、あんたに私を助ける義理なんて無いでしょ…私は、あんたを無理矢理呼び出して、故郷に戻れなくして、使い魔にして……なのに、こんな、こんな、私が手柄を立てるためのお芝居みたいな……」 そして返事をも待つことなく、口にした問いかけは次の激情を呼び起こす。 「馬鹿にしてんの、あんたは?面白い?私が自分の実力も考えずに行動して、それにこっそり手を回して私が自分の力で全部出来たと思って喜んでいるところを後ろで哂う気だったの?……私を…魔法が使えないからって……そんな世話なんか焼かれたく、ない……」 怒りが大きすぎて言葉が上手く出てこない、唇を震わせながらぽつぽつとルイズがいっそ憎悪と言っていいほどの視線でサモンジを睨み付ける。その様子を見てまずい、とサモンジが直感する。 若い女の子特有の理不尽な思い込みによる暴走、サモンジもマルガレーテを始めとするガーディアンエンジェルス小隊との付き合いで、これに巻き込まれるとひどい目に遭うのはよく思い知っている。これだから若い人間は…とレッテル張りをしたくなるのをこらえる。 助け舟を期待して周囲を見回すサモンジだが、離れたところに見えるタバサやキュルケはまだこちらの様子に気づいていない。苦々しく思いながらも精一杯の愛想笑いを浮かべて諭そうとする。 「え~とね、ルイズちゃん。破壊の杖、使える回数が決まってるから温存したんであってだね、ルイズちゃんの魔法が必要なのは確かで……」 「うるさい!そんなこと聞いてないっ!!」 聞いてたじゃないか、内心でそうぼやきながらルイズの癇癪をなんとか収めようとするが手が付けられない。とはいえ怒りながらも涙ぐんで震えるルイズに怒鳴り返すのもアレだ、と我慢して言葉を捜す。 「ほら、さあ。ルイズちゃんの爆発する魔法はすごいんだから自信をもっていいいって。そりゃ他の魔法は使えなくても、まだ小さいんだからキュルケちゃんくらいの年になれば……」 「誰がゼロよっ!!あんたまで私をゼロって馬鹿にするの?!」 だめだこりゃ。思わず右手で顔を覆って天を仰ぐ。さっぱり話を聞かずに言葉尻や単語だけに反応して激昂する………どうしたものかと視線だけ下に降ろして様子を伺うと、今度はテンションが急降下して俯いてグスグスと小さくしゃくりあげている。 「ツェプルストーは…キュルケは、私よりも小さなころから魔法が使えたわ……私より背が高くて、美人で胸も大きくて、友達も恋人もいて、何より魔法も私よりずっと上……学校のみんなだって、私くらいの年でまだ魔法が使えないような子は……だれも…だから筆記だけも…」 ああそうか、そう呟くとサモンジは表情を緩める。この子は単に虚栄心で意地を張っているのではない、立派な貴族になれという周囲の期待に無理に応えようとして背伸びしているのだ。サモンジはゆっくり右手を伸ばすと、ルイズの頭をぽんぽんと優しくなでる。 「大事なのは、立派な貴族になることなんでしょ?ルイズちゃんはまだ貴族の子供なんだ、背伸びする必要はないし、背伸びしちゃいけない。子供の内に魔法が使えることより、大きくなって立派な貴族になることが大事なんだろ?」 一瞬あっけに取られたルイズだが、慌ててその手を払いのける。予想外のサモンジの行動に驚きながら赤くなった顔で怒鳴る。 「な、子供子供って…う、うるさいっ!また馬鹿にして、この、この……」 再び激昂するルイズを、今度は両手でぐりぐりと頭を強引に撫で回すサモンジ。 「子供さ。子供でいいんだ。子供だから大人になるんだろ?」 サモンジの手に抗おうとするルイズだが、やはり大人と子供の体格差はどうにもならない。ルイズの頭を掴んだままサモンジが語りかける。 「大人になって親の領地を引き継いだり、父親や兄の家臣として国元に戻るまでは全部準備期間さ。それ以前に一人前になったってフライングだ。それよりも、子供の間はずっと子供でいて、大人から学べることは全部教わる方が立派な大人になれるさ。 子供が勉強して大人になって、大人になって努力して立派な大人になるんだ。子供の内から立派な大人になる必要なんてない」 両手を振り回すのをやめてサモンジの両手を掴んで引き剥がそうとするルイズの様子を見て、軽く含み笑いながらサモンジが続ける。 「ここに来る前、まだ傭兵部隊の隊長をやる前はさ、私は大学にいたって話したよね?農業の研究を続けたかったんだけど、兄貴が部下の裏切りに遭って死んじゃってね……急に兄貴の領地とメックを引き継いで一族郎党養う羽目になっちゃってね……」 兄が戦死した、というサモンジの言葉に動きを止めるルイズ。ルイズが暴れなくなったのを確認してサモンジも腕から力を抜いて軽く頭をなでる。 「はは、大学で研究者やってた身には傭兵隊の隊長とか最初は荷が重くてね。メック戦士って普通は戦士養成校出身なんだ……でも、大学に行った事が役に立たなかったわけじゃなかった。人生何が役に立つか解らない物だよ。役に立たない勉強なんてないさ。 私がしばらく駐屯していたところの大統領、まあ王様になるのかな。もちろんその人もメック戦士なんだけど、史上最低の成績で養成校を追い出されちゃったんだってさ。一族から馬鹿にされて、仕方なくメックは名代を立てて他人に貸し出してさ…最初は惨めだったと思うよ。 メック戦士は、戦うことで国から領地を補償されるんだ。メック戦士失格だったその人は結局領地に戻って領地の管理って言う地味な仕事を任された。でもそれには天賦の才があったみたいで、あっという間に実績と成果を上げて王様だよ。一族に欠かせない人間になったのさ」 先ほどまでの激しい怒りは収まったようだが、それでも不満そうな顔でサモンジと顔を合わせようとしないルイズ。俯いたままポツリとこぼす。 「でも、私は…ヴァリエールの娘だもん。立派なメイジにならないと、いけない……母様も姉様も、みんなそれを期待してる……」 「それは立派な貴族と立派なメイジを一緒に考えているからさ。みんなは立派な貴族に、立派な大人になって欲しいって思ってる。この国じゃメイジの力が大きいから、そんな言い方しか知らないんだろうね。 無理に今成果を上げる必要なんてないんだ。大人になったときに立派な大人になれるように、色んな事を勉強するんだ。ルイズちゃんの爆発する魔法だって今日は役に立った。魔法の筆記だって、魔法の知識だけでも役に立つさ。筆記なら一番なんでしょ」 ルイズの様子をそっと伺うサモンジ。ルイズはサモンジの言葉が終わってからも何も言わず俯いたままだ。 「(まあ、この国の常識を一朝一夕で変えられるものじゃないか)」 とりあえず落ち着いてくれたようだし今日はこれでいいだろう。ルイズも、貴族とメイジという常識に囚われずに自分なりの道を見つけてくれればと思う。柄にもなく感慨深くそう思った―――ところで、突然肩を叩かれる。 「お邪魔するわサモンジさん。お疲れさま」 「わわっ、キュルケちゃん?」 突然後ろから肩を叩いてきたのはキュルケだった。後ろにはタバサも居る。いつの間に近づいたのか、さっぱり気付かなかった。 「いや~さすが大人ねサモンジさん。子供の内から立派な大人になる必要は無い、これが大人の視点ってものかしら?」 くすくすと笑いながらキュルケがサモンジの肩越しに笑顔を見せる。距離の近さに思わずにやけるサモンジだが、キュルケは気にせず、より一層の笑顔をルイズに向ける。その笑顔を見て一気に赤くなるルイズの顔。 「ツ、ツ、ツェプルストー!?ぬぬぬ盗み聞きとは趣味が悪いわよ!いいい、一体いつから………」 「んふふ………背が高くて美人でおっぱいの大きなキュルケお姉さんが教えてあげましょうか?」 キュルケの答えに一層赤くなった顔が次の瞬間青くなる。長年の、生まれながらの宿敵に致命的な弱みを握られてしまうとは………あうあうと歯の根が合わないうめきを漏らしながらルイズが大声で叫ぶ。 「ふ、ふ、ふんっ!ちょ、ちょっと外見が早熟だからって調子に乗ってるんじゃない?!わ、私の言葉を何か都合のいいように勘違いしたみたいだけど、あ、あんたなんて後十年もしたらスライムみたいに垂れ下がるのよ!」 ぶんぶんと腕を振り回しながら喚くルイズに、キュルケは口元を押さえながら軽く噴出してみせる。その様子を見てさらにヒートアップするルイズ。 「はは、やっぱり持つべきものは友達だね」 何気無く言ったサモンジの言葉に、タバサは少し緩めてしまった表情を本で隠すように顔の前にかざしていた。 結局先程の悩みや怒りも忘れたようにキュルケとじゃれあう――と本人に言えば怒り狂うだろうが――2人を見ていたサモンジだが、ふと思い出して周囲を見回し、人影が無いことを確認してそっと耳打ちする。 「それとタバサちゃん、頼みがあるから先にタバサちゃんには説明しておくよ。私がロングビルとフーケと言った根拠だけど……」 ごとごと揺れる馬車の上、再びロングビルが手綱を取る馬車での帰り道。皆心地よい疲れを残しながらも歓談しながら学院へと道を戻って行く。サモンジの説明する破壊の杖の詳細を背中で聞きながら、ロングビルは目の前が真っ暗になるような失望感と徒労感を抱えながら馬車を進めていた。 「(何てこったい……破壊の杖が、単なるでっかい銃だったとはねぇ…)」 サモンジの放った破壊の杖の一撃。メイジでもないサモンジであってもあれほどの威力が出せる道具、と思っていたが……… 「大砲と違うのは、鉄の塊じゃなくて火薬の力で前に進んで爆発する弾を撃つ武器ってところ。え~と、メーカーはベンソン&ブジョー、製造年月日は西暦2965年か。ちなみに装弾数2発で、もう一発撃ってあったからさっき私が撃ったので残弾0、弾切れだよ」 「(もう使えないだってさ、畜生め……もう宝物庫を狙うのは無理だろうし、破壊の杖の使い方なんて気にせず雲隠れしてりゃよかったよ)」 心の中で破壊の杖についてもったいぶった説明をしていたオスマンを呪いながら、ロングビルは黙々と手綱を操り続けた。 「という風にしてこういう武器の需要ができたのさ。やっぱり歩兵と比べればメックは数が少ないから、どうしても歩兵でメックの迎撃をさせるような命令が下されるからねぇ……」 サモンジがもういいかな?という顔で皆の様子を見るが、まだ満足していないようだ。まだまだ興味は尽きないとキュルケが質問してくる。 「サモンジさんの国ではこういう武器があるのは解ったけど、そのメック?魔法も使わずに10メイル以上もある金属のゴーレムを作って、それを動かすなんて火薬じゃ無理よ。一体どうやってるの」 「そ、そこまで説明するのかい!?無茶苦茶長くなるよ……うう、まあ、なんというか……ゴーレムの中で火を燃やしてその熱で動かしてると思ってよ…。」 核融合の話までするのは骨なので大雑把な説明をして音を上げるサモンジ。それに助け舟を出すように珍しくタバサが自分から雑談に口を挟んだ。 「ではあなたの国のことを聞かせて欲しい。そんな国の存在は聞いたことが無い、興味がある」 中心領域の話………以前この星に来た直後にルイズに説明した際の反応からして、宇宙のことを「空の上にある神秘の世界」くらいにしかこのハルケギニアの人間は理解していない。さて、どう説明したものかと悩んだが、結局直球で話してみることにする。 「そうだね、私が空に浮かんでる星の方から来た、って言ったら信じる?」 「「はぁ!?」」 一度その話を聞かされたルイズと、話を全く聞いていないロングビルを除く全員が予想外の応えに驚きの声を漏らす。タバサも予想外の応えに表情に驚きが浮かんでいる。その表情を面白そうに見ながらサモンジは恒星と惑星の違いや自転と太陽の動きの関係を説明する。 無論、自然科学が発達していないこの星の人間に合わせて噛み砕いて説明する。恒星とは常に燃えて光を放つ太陽のような星で遠くにあるから小さく見えている、惑星は燃えてないので人が住める、惑星は恒星の周りをくるくる回っているので昼と夜ができる……… 「またあんたは…世界が丸いわけないじゃない。反対側の人は落っこちるわよ。それに何で私たちの目が回らないのよ」 「あはは、ユニークな神話ね。でもいくら遠くにあるから小さく見えるって言っても太陽と月以外の星は小さすぎよ。第一、昼間に星が一つもないのはどういう理由なの」 「太陽が燃えているって……はは、始祖ブリミルの歴史は6000年だよ。一体どれだけ燃え続けるっていうんだい?」 「宇宙に何もないとするなら、どうやって惑星が恒星の周りを回り続けるの?」 サモンジの説明に呆れたようにそんな事はない、無理だというルイズたちにサモンジは笑いながら学院に戻る道の間中その質問に答え続けていた。結局は誰も納得なかったが、サモンジにとっては久しぶりに故郷を思い出す時間だった。 「うむ、これぞ破壊の杖。皆よくやってくれたのう、学院の長として諸君らに感謝する。表沙汰にできぬ事件ゆえに諸君らには公に褒章を与えられぬが、学院として報奨金を支払い、特に学院に貢献した名誉生徒として名前を残そう」 その言葉にロングビルを除く全員に喜びが浮かぶ。思わずやった、と声を上げてしまってコルベールに視線受けて縮こまるギーシュ、あれぇ泣いてるぅ?とルイズをからかうキュルケと必死で顔を逸らすルイズ。 ロングビルは微妙な表情でそれを聞いていたが、ふと気付くとサモンジが前に進み出るのが見えた。教師たちにルイズとキュルケ、ギーシュも何事かとサモンジの様子を見守る。 「ところで学院長殿、私からちょっとよろしいですか?」 「む?何かなミス・ヴァリエールの使い魔君。残念じゃが君には…」 「いやいや、そうじゃないんですよ。破壊の杖の他にもう一つ報告することがありまして」 全く気にした様子も無く返すサモンジに、オスマンもふむと頷いて話を促す。 「今回破壊の杖を捜索中に土くれのフーケと交戦しましてねぇ……」 「それで何じゃね。追加ボーナスを加えてくれてとでも?」 サモンジの言葉に呆れたようにため息混じりに答えるオスマンに、くるりと背中を向けてサモンジが右手を上げる。 「タバサちゃん、ロングビルを!」 その言葉にぎょっとしたロングビルだが、既にその瞬間には背後に立っていたタバサの杖で両足をまとめて払われそのままドサリと床に叩きつけられる。思わず取り出そうとした杖は蹴り飛ばされて仰向けになった胸元にタバサの杖が突きつけられる。 「動いたら撃つ」 凍りつく面々を、さらにサモンジの言葉が思考すら停止させた。 「もう一つの成果、土くれのフーケですよ」 …… ……… ………… じりじりと凍りついた時間が過ぎていく中、周囲の反応を窺っていたサモンジがようやく口を開いた。 「さて、それじゃあまず彼女がフーケということからはっきりさせましょうか。朝のフーケ対策会議にロングビルがやって来て、朝からの調査結果を報告してその報告を元に我々が破壊の杖捜索に向かって今戻ってきた。ここまで良いですか?」 戸惑いから返事ができない教師たちに代わり、オスマンが頷く。 「その通りじゃ。しかし、現に破壊の杖はあったわけじゃし偽情報を掴まされた訳ではなかろう?」 オスマンの言葉に一度頷いた後、サモンジが言葉を続ける。 「そこじゃあないんですよ。我々が出発したのは学院を出発したのが9時半、森に到着したのが昼過ぎです。さて、ロングビルが朝起きて聞き込み調査をして森の小屋まで行ってから学院に戻って報告をした……朝起きたって、一体何時に起きたんですかねぇ」 その言葉にざわざわと騒ぎ出す教師たち。オスマンやルイズたちも驚いている。 「な、サモンジ君…では、ロングビルの報告は一体何だったと言うんですか……」 「おそらく追撃隊を組織させて、自分がそれに同行する振りをしてそのまま逃げるつもりだったんじゃないですか。あるいは、罠に嵌めて追撃隊を返り討ちにするか。何もなしにロングビルさんが消えたら怪しいですからね」 肩をすくめて応えるサモンジに、絶句するコルベール。サモンジの言葉とロングビルの言葉と行動を考えれば、サモンジの推論は恐ろしいほどに状況に当てはまる。愕然とした顔でロングビルを見る。 「さ、サモンジさん……確かに学院を出た時間は時計でわかるとしても、森についた時間を知る手段はないでしょう!?その、到着するまでの時間は感覚でしかないですし……私も日が昇る前に出発しましたから、その……」 タバサの杖の下で脂汗をかきながらロングビルが言葉を搾り出す。余裕の無いロングビルの言葉に対して、サモンジは頷いて余裕たっぷりにさらに言葉を返す。 「そうですか~ロングビルはまだ日も昇ってない真っ暗な内から出勤する人だったんですねぇ。で、夜の騒ぎが起きた直後ならともかく、日が昇る前に学院に着いてそんな時間にフーケのことで騒いでる人が居たと。ああ、それと調査をしていて日が昇ったのはいつ頃ですか」 ぐう、と言葉に詰まるロングビル。それでも何とか言いすがろうと言葉を捜すロングビルに止めを刺すように、サモンジがはいこれ、という言葉と共に左腕を突き出す。その手首には、飾りのついた腕輪が巻かれて、その飾りは時計の文字盤のようで………文字盤? 完全に言葉を失うロングビルを確認したサモンジは、オスマンやコルベールらにも手首につけた腕時計を見せる。 「ちなみに、これは私のいた国で作られた腕につける携帯用の時計ですよ。時々学院の時計に合わせてるんで結構時間も正確ですし。昨日の夜、フーケの件でコルベール先生を起こして状況の説明と確認をして学院長室での会議が始まったのが7時半くらいだったかな」 周囲のを見回すと、教師の内の何人かはサモンジの言葉に頷いている。サモンジたちと一緒に夜中から朝まで状況確認に駆け回ったコルベールが代表して確かにそうでしたと応える。 「で、学院を出発したのが9時半、大体ロングビルが学院長室に来たのは9時くらいかな。日が昇る前から行動したとしても、朝起きたと表現するなら5時起きとして4時間か。自宅を出て学院まで来て、それから調査を始めて学院に戻ってきて……… ちなみに、私たちは13時半に例の小屋に到着しましたよ。さて………何か言うことはあるかな、フーケさん」 サモンジの言葉にぐぐ、と唸るロングビル。最早完全に疑惑ではなく確信と共に驚愕や蔑み、嫌悪の視線を向ける教師たち。逃げ道は、全て断たれた……… 「ああそうさ。私が土くれのフーケさ。これで満足かい!!」 観念したロングビル、いやフーケの降伏宣言だった。学院の内部犯、それも学院長秘書の犯行という事実になんともいえない空気が漂う学院長室、その空気もまたサモンジが再度凍らせる。 「いや~良かった、自白が取れて助かったよ。こういうひっかけはイワンの奴の担当だけど、上手く言って良かった良かった。私はフーケに脅されただけの協力者ですとか言い逃れられたら不味かったんだよね。まあ他にもいくつかネタはあったけどさ」 「は?」 降伏宣言をしたばかりのフーケが頓狂な声を出す。自白が取れて、良かった?逃げ道があった??呆然とするフーケをオスマンの指示でギトーやコルベール、教師たちが拘束し連れ出して行く。トリステインを震撼させた怪盗の、あっけない幕切れだった。 「さて……突然の一大イベントで中断したが…シャモジ君じゃったかな、ミス・ヴァリエールの使い魔のおかげで我々は無事フーケの正体を看破し捕らえることが出来た。これは王家に報告することが出来る立派な成果じゃ」 そこで、ミス・ヴァリエール、ミス・ツェプルストー、ミスタ・グラモン、以上三名に改めてシュヴァリエ位の申請、ミス・タバサには精霊勲章をそれぞれ申請し公に表彰することにする。よくやったの」 「あ、はいっ!えと、ところでサモンジ本人には……」 オスマンに名前を呼ばれなかったサモンジのことが気になり質問するルイズ。しかし、予想通りの答えが返ってくる。即ち、平民だから。なおも食い下がろうとするルイズだが、舞踏会のことをオスマンに指摘され慌ててキュルケが2人を引っ張って帰ろうとする。 学院長室から出る前に申し訳なさそうな顔でサモンジを見るルイズに、サモンジは気にするなと笑いながら手を振る。ギーシュもそれに続いて部屋を辞する。サモンジも出て行こうとするが、後ろからオスマンに呼び止められる。 「さて、図らずも人払いができたのう、ジャモジ君。おぬしに聞きたいのじゃが、破壊の杖にあるこの紋章……君の銃にも描かれておるのう。知っていることがあれば話してもらえんか」 オスマンの言葉に渡りに船と頷くサモンジ。 「そりゃちょうどいいですな。私も聞きたいことがありましたのでね。まあ先に質問に答えておきましょ。これはSRM発射筒という火薬を利用した武器です。その紋章はメーカーのマーク……この銃を作った団体を表すものですよ」 サモンジの答えにオスマンはぽつりと、そうか彼の故郷は、と漏らす。その内容に思わずサモンジが問い返す。 「彼って、このSRMって貰い物なんですか。その人はどうなりました?」 うむ、そう頷くと遠くに想いを馳せる様にオスマンが語り出す。曰く、若い時にワイバーンという竜に襲われ、奇妙な鎧を着た瀕死の男に助けられたという。 「ワシがワイバーンに追われ逃げていたときにその男に出会ったのじゃ。その男は見た事もない服を着ておってな、既に何かに襲われていたのか血まみれじゃった。このまま逃げればこの男が食べられる、そう思ったワシはつい足を止めてしまった。 ワシも精神力をほぼ使い果たしワイバーンの相手も満足に出来なかったじゃろう、そんなワシの前にその男が立ち上がり…その破壊の杖を構えてワイバーンを仕留めたのじゃ……ワシも礼を言おうと思ったが、すぐに死んでしもうた」 そうですか、と落胆の滲む相槌を打つサモンジ。おそらく、そんな状態だったということはその人物もサモンジと同じ漂着者なのだろう。中心領域を始めとした、この星から見た外宇宙からこの星への一方的な通路がある、それは疑いの無い事実だろう。 また長々と説明しなきゃならないのかな、とため息をついた後、サモンジは自分が別の星から来たことの説明を始める。案の定、ルイズらのように中々信じようとしないためひどく噛み砕いた説明をする羽目になるが、やはりそう信じてもらえるものではないようだ。 「………いや、まあ……その理屈は解るが、所詮それも机上の話じゃろう。実際に空の上にそのような世界が広がっておるとは、大地が動いておるなど、話を聞いただけでは信用できんわい」 「まあ、この国にはこの国の常識とブリミル信仰とかがあるからそう簡単に信じてもらえるとは思っちゃいませんがね。とりあえず、私やそのSRMを持ってた人のような、この大陸の人間でない人や物の手がかりがあれば教えてもらえません?」 とりあえずサモンジとしては精一杯譲歩して提案する。しかし、オスマンからの返事はにべもないものだった。 「そう言ってもな。ワシも思い当たるのはその破壊の杖の一件だけじゃし、おぬしが前の国に帰りたいといっても呼び出した使い魔を送り返す魔法などないからの。ま、諦めてこの国の人間になってミス・ヴァリエールに仕えてくれんか」 そう言って笑うオスマンに内心の怒りを隠してため息を付くサモンジ。結局、この国では魔法の使えない平民の地位はとことん下らしい。 「ところでワシからも良いかな。おぬしの左手の使い魔のルーン、それは少々特殊なものでな…それが刻まれてから、何か、こう力が湧いて来るとかいう変わったことはないかの?」 「はあ。変わったことといえば変わったことですな。銃を持つと、残弾や整備状況が視界に写るようになるのと、射撃のときに手か勝手に狙いを付けるんですよね。便利なんだけど、少し気持ちわるいですよこれ」 気持ち悪い、というサモンジの表現にはっはと笑うオスマン。 「気持ちが悪いとは面白い言い方じゃな。効果があるようなら本物なのじゃろうな、それはガンダールヴの印じゃ。あらゆる武器を使いこなすという伝説の使い魔の印じゃ。おぬしにこれが刻まれたというのは、何か意味があるのかも知れんな」 はあ、と気のない返事を返すサモンジ。要するに、このメイジたちにとってはサモンジを国に返す手段も、それを探すメリットもない。それどころか彼らにとって貴重な研究材料が自分の体にくっ付いてしまっているということだ。 これ以上の情報は聞き出せないだろうし、むしろこちらからの情報の流出を止めたほうがいいだろうと判断したサモンジは早々に辞することにする。 帰り際にオスマンがサモンジにかけた言葉が味方がいないことを思い知らさせる。 曰く、ワシなりに協力しよう、ワシはガンダルーヴの味方だ。 彼が味方をするのは、平民のサモンジではなく、伝説の使い魔のダンダールヴなのだ。 「(やれやれ、すっかり遅くなったな……ルイズちゃんももう寝てるだろうなぁ)」 学院長室で中心領域の話などをしたせいで、すっかり夜も更けてしまっている。舞踏会もとっくに終わったようで、部屋に戻る途中で後片付けのメイドたちが仕事をしているのが見えた。 ルイズが寝ているようならノックは悪いと思っていると、ドアの隙間から明かりが漏れている。まだルイズは起きているか、と不思議に思いながらドアを開けると、机に突っ伏して眠りかけていたルイズが飛び起きる。 「サ、サモンジ、あんたいつまで道草食ってたのよ。全く、あんたが舞踏会に顔を出さないから……ほら、メイドに言って食事を分けてもらってるから、食べたら食器返してきなさいよね」 そういうとすぐに椅子に座りなおしてこちらをじっと睨むように見つめてくる。正直居心地が悪い……食事を取る雰囲気ではないだろう。 「え、ああ、ありがとうルイズちゃん」 返事がないのを気にしてたのかな、ととりあえずお礼を返すサモンジだが、ルイズの表情は変わらない……どうやらハズレのようだ。視線は気になるが、チェストの上においてあるトレイに乗せてあるナプキンをめくると、冷めてはいるが予想外に豪華な食事が現れた。 ここ最近の食生活では久しくお目にかかってないおかずが3品以上の食事に、早速マイ箸を取り出して食事を始める。パーティーの食事だけあって質は高いらしく、サモンジもすぐにルイズの視線を気にせず食べるようになる。 そうしてサモンジがいよいよ食べ終わろうかという時、ルイズがぽつりと漏らす。 「その、助けてくれて……あり………助かったわ」 「ん…?んぐ、ごちそうさま。で、何か言った?」 ルイズの呟きがほとんど聞こえてなかったサモンジが聞き帰してくるが、ルイズも少し顔を赤くしてなんでもないっと誤魔化す。もうこれで感謝はすんだ、と自分に言い聞かせながらルイズは話題を変える。 「サモンジ、今回の件であんたを私の使い魔として相応しいと認めてあげるわ。だから、ずっと……帰りたいとか思わずにちゃんと私に仕えなさいよっ!」 そう言って視線に力を込めてサモンジを見つめる。その迫力に一瞬気圧されるが、気を取り直して応える。 「はは、そういう訳にはいかないよ。私も傭兵の仁義があるからね、ライラ共和国との契約中なんだ、死んだわけじゃないんだからなんとか連絡入れて、帰らないといけないよ。 ただ、ルイズちゃんが困ってるのも解るから……どうかな、変える手段が解ってもルイズちゃんが学院を卒業するか領地の仕事を継ぐまでは付き合うよ。その代わり私が元の星に戻る手助けを出来る範囲でしてくれないかな」 そう言いながらもサモンジは返事に全く期待していなかった。先程の学院長とのやり取りで、メイジと平民とのやりとりの不毛さを思い知っていたのだ。故にルイズの返答は予想外だった。 「わかった、それでいいわ」 「え?いいの、ルイズちゃん?」 思わず聞き返してしまうサモンジに、ルイズは半ば呆れた笑いを漏らしながら応える。 「あんたが言ったことでしょ、立派なメイジって道だけにこだわりすぎるなって。私は私なりにやれるだけやるわ。だから、あんたも自分が助けられると思ったら私を助けてちょうだい。あんたが居なくなるって言うなら、それも勉強の内よ。 ま、学院に居る間は使い魔が単位の一環なんだから付き合ってもらうわよ」 「それならお安いご用さ。それじゃあ改めて、よろしく、ルイズちゃん」 「よろしく頼むわ、サモンジ」 ルイズとサモンジ。2人はこの時に至ってようやくお互いに信頼できるパートナーとしてお互いを認めたのだった。 前ページ次ページゼロの独立愚連隊
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※ 本作は数多くの機種に移植(*1)されているが、ここでは以下に準拠して説明する(「旧ぷよ」「新ぷよ」という名称の出典は『ALL ABOUT ぷよぷよ』に拠った)。 旧ぷよ 初出となった、CPUとの対戦がないファミリーコンピュータ ディスクシステム版(書き換え専用)とMSX2/2+版 新ぷよ CPUとの対戦が初登場となったアーケード版、およびその移植作品 また、このページでは「旧世代版」「アーケード版以降」「ゲームボーイ版」をそれぞれ分けて評価する。 判定は前者2つが 良作 、GB版が 劣化 。 ぷよぷよ(旧世代版) 概要 システム 旧ぷよの仕様 評価点 問題点 ファミコンロムカートリッジ版の変更点 その他 総評 余談(旧ぷよ) ぷよぷよ(アーケード版以降) 旧版からの変更点 評価点(新ぷよ) 問題点(新ぷよ) 総評(新ぷよ) 大ヒットに至った理由 余談 ぷよぷよ (ゲームボーイ) 概要 (GB) 問題点 (GB) 評価点 (GB) 総評 (GB) 余談 (GB) ぷよぷよ(旧世代版) 【ぷよぷよ】 ジャンル 落ち物パズルゲーム(初出時の公称はアクションパズル) 対応機種 MSX2ファミリーコンピュータ ディスクシステムファミリーコンピュータ メディア 【MSX】3.5インチ 2DDフロッピーディスク×1【FCD】ディスクカード両面(書換)【FC】1MbitROMカートリッジ 開発元(共通)発売元【MSX】 コンパイル 発売元【FCD/FC】 徳間書店インターメディア 発売日 【MSX/FCD】1991年10月25日【FC】1993年7月23日 価格 【FCD】600円→500円【MSX】6800円【FC】5900円 プレイ人数 1~2人 配信 プロジェクトEGG【MSX2版】 2024年3月26日【FC版】 2024年4月16日 判定 良作 ポイント アーケード版以前のぷよぷよこの頃は1人プレイメイン&ぷよ6色対戦時の面白さはこの頃から既にあり 魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンクファミマガディスクシリーズ 概要 『テトリス』とアーケード格闘ゲームがブームになっている時に登場した落ち物パズルゲーム。 第一作はMSX2用ソフトとしてコンパイルから発売され、同日にファミコンディスクシステム用にディスクライター書き換え専用ソフトとして徳間書店から配信された。 ディスクシステム版は雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』とのタイアップで「ファミマガディスク」シリーズのVol.5として発売された。 それまで「ファミマガディスク」は読者からのゲームアイデアを募集した「ファミマガディスク大賞」の受賞作品を多くゲーム化していたため、『ぷよぷよ』も一般投稿作品と勘違いされることもあったが、本作は一般投稿ではなくコンパイルとのタイアップ企画物である。 当時コンパイル社長だった仁井谷氏によれば、『ドクターマリオ』に似た企画が上がってきてOKを出したものの、任天堂からパクリだと訴えられることを恐れ、いっそ任天堂側から正式に許可を貰って出そうということでディスクシステムでの発売に踏み切ったという。(参考) システム 基本的なルール(便宜上、新ぷよ以降のルールも併せて記載) 縦12マス横6マスのフィールドがあり、最上部の左から3列目より2個1組のぷよぷよ(略 ぷよ)が降ってくる。 ぷよは同色のものを4個以上繋げる事で消滅し得点が入る。 ぷよが消滅すると、上に積まれていたぷよは重力法則に従って落下する。落下したぷよがさらに4個以上繋がるとそのぷよは消滅して、飛躍的な高得点を得る(連鎖)。 1手で連続して消した回数が2回なら2連鎖、3回なら3連鎖と表現される。 フィールド上部の画面外にもぷよを一マス分、置く事ができる。下のぷよが消えれば落下する。 ぷよの落下口である左から3列目に天井までぷよが積み上がると「窒息」となり、ゲームオーバー。 対戦時は、相手より先に窒息した側が敗北となる。左から3列目以外は天井まで積み上げても問題ない。 対戦時は、ぷよを消すと得点に応じて相手のフィールドに透明なおじゃまぷよを降らすことができる。入手した得点に比例しておじゃまぷよの数も多くなる。 おじゃまぷよ(MSX版での名称は「白ぷよ」)は4個以上繋げても消えないが、ぷよを消滅させた時に密接させておくと、そのぷよと共に巻き込んで消滅する。これによる得点などは入らず、反撃に利用することは出来ない。 一度に送り込めるおじゃまぷよは30個(5段)まで。さらに、旧ぷよ時点では最大30個までしかストックされず、それ以上溢れた分は切り捨てられる。 新ぷよ以降では、30個以上フィールドに降る予定のおじゃまぷよ(予告ぷよ)がある場合は複数回に分けて送り込まれる。 新ぷよ以降は、相手から送り込まれたおじゃまぷよの数を示す予告ぷよ表示が導入された。これは数値で具体的には表示されず、小ぷよ(1個)、大ぷよ(6個)、岩ぷよ(30個)というようにアイコンによって表示される。 新ぷよ以降は、時間が過ぎると送り込めるおじゃまぷよの量が増大する(マージンタイム)。 第2作の『ぷよぷよ通』以降では、自分のフィールドに予告ぷよがある状態でぷよを消すと予告ぷよの数を減らすことができるようになった(相殺)。 旧ぷよの仕様 1人でひたすらぷよを消すモード(ENDLESS/とことんぷよぷよ)、詰め将棋のように問題を解いていくモード(MISSION/なぞなぞぷよぷよ)、2プレイヤーとの対人戦専用モード(2PLAYER/ふたりでぷよぷよ)が収録されている。 旧ぷよでは、CPUとの対戦は搭載されていない。 オプションでぷよの見た目を人型(ヒューマン)にできる。人型は縦に並べると肩車した状態に、横に並べると肩を組んだ状態になる。 MSX2版では黄ぷよをカーバンクルの形にすることも可能。並べると溶けてくっついた状態になって少々グロい。 プレイ中のBGMと効果音を3種類の中から選択できる。OFFにする事も可能。 このうちの1曲「魔導物語音頭」はMSX2の『魔導物語1-2-3』が初出であり(*2)、後の新ぷよでも使われた。 ENDLESSではお助けアイテムとして縦2列分のぷよを押しつぶして消せる「ビックぷよ」または積まれたぷよの上をランダムに歩くと色かわってぷよを消す「カーバンクル」が使用可能。オプションでどちらか、もしくはOFFを選択できる。 評価点 非常にわかりやすいゲーム性 ルールも見ているだけでゲームをやった事が無い人でもすんなり入れる。 2~3連鎖までなら難易度は低く、うまく積み上げる事自体にコツが要る『テトリス』ほど精密な動作や思考は要求されない。これによって比較的簡単に火力を送ることができるし、ミスや軽傷からのリカバリーもそこそこ容易である。 パズルゲームでは珍しい、対戦メインの設計。 勝利条件を満たした方が勝つのではなく、先に相手をゲームオーバーにさせたほうが勝つゲーム性はゲームボーイ『テトリス』にも存在していたが、 本作はより「相手への攻撃」を主体・前提としたシステムが組まれており、当時ゲームセンターのトレンドだった対戦格闘を彷彿とさせる斬新なプレイ感を持っていた。 問題点 ぷよが最大6色のため色数が多くぷよを消しづらい。旧ぷよでは緑・赤・黄・灰色・黄緑・青の6色が登場する。 一応、低い難易度では4色にまで減少する。 後のシリーズでは黄緑ぷよが紫ぷよに変更され、灰色ぷよは廃止されて最大5色になった。 MISSIONモードで降るぷよはランダム・速度変化有で初期配置のぷよ以外はENDLESSと同様になっている。 特定の色を消すミッションなのにその色がめったに降ってこないことがある。 3連鎖すべし、といった連鎖のお題はその連鎖数ぴったりでなくても、連鎖数以上であればクリア扱いになってしまう。また、初期配置で連鎖を思いつかなくても、降るぷよが無限ということもあり、初期配置のぷよを一旦消してから自分で連鎖を組んでクリアできてしまう。 MSX2版・FCディスク版の時点では、一部システムの練り込みが足りない部分もある。 2人対戦モードは1P側と2P側でフィールドに降る組ぷよの色が違う。そのため、ツモ運次第で両者の積みに格差が出てしまう。 何連鎖しても一度に発生するおじゃまぷよの数は最大30個(5段分)まで。 ただし裏を返せば「一度の攻撃では致死量を送れない」ということであり、後述の新ぷよとはまた違ったバランスになっている。 相手から送られたおじゃまぷよの予告数(予告ぷよ)が表示されない。最大30個とは言え、相手側が起こした連鎖の度合いを見て目分量で判断するしかない。 ファミコンロムカートリッジ版の変更点 後に1993年に発売されたファミコンロムカートリッジ版は、基本的に旧ぷよであるディスクシステム版の移植ではあるが、逆輸入で2人対戦時に新ぷよに準拠したシステムが一部搭載されている。 1P側と2P側に配られる組ぷよの配列が一致するようになった。 相手に送れる予告おじゃまぷよの最大リミット数を18個、24個、30個、42個、60個、255個から変更できる。 新ぷよと同様に一度に降る量は最大30個のままで、余ったお釣りが次の手番で分割して降る。リミット255個にすれば実質的に新ぷよに近いルールになる。 対戦時の予告ぷよの数値表示が追加。両フィールドの画面下に、相手から送られた予告おじゃまぷよの数が数値で表示される。 対戦の通算勝利数カウント表示も追加。 バッテリーバックアップを搭載していないため、ミッションモードの進行状況はパスワード方式に変更されている。 タイトルロゴの『ぷよぷよ』の文字の配色が、ディスク版の青色から、アーケード版と同様の赤色に変更されている。 パッケージ上のロゴデザインもアーケード版以降のものに合わせられている。 その他 MSX2版では各色毎にぷよの形状が異なるが、FC版(ディスク・ロム共通)では容量の関係ですべて同じ饅頭型になっている。 FC版ではフィールドの縦幅が13段目まで見えるようになっている。 パッケージに描かれている『魔導物語』の主人公(アルル、当時は名無し)は、MSX2版のタイトル画面に登場するのみで、ゲーム中には一切登場しない。 総評 ルールがシンプルで一人でも二人でも遊べるパズルゲーム。 後に登場する新ぷよでは対戦要素が大きく持ち上げられる事となる。 余談(旧ぷよ) あまり知られていないが本作のディスク版は当時の価格(書換料)は600円だった。 これは1991年7月以降のソフトのみが対象としたものであるため、結果的にその対象となったのは本作以外では『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』(前後編)、『クルクルランド』『じゃんけんディスク城』と計5本のみである。 1993年3月、ディスクライターが全国の小売店から撤収され、以降は任天堂サービスセンターで書き換え対応していた。これに合わせてこれらも500円に統一された。なお、書き換え対応は2003年9月をもって終了した。 2023年4月7日に発売の期間限定Windows用パッケージソフト『魔導物語 超きゅ〜きょく大全 ぷよぷよ入り』にて、これまでの『魔導物語』シリーズの復刻と共に、上記のMSX/FCD/FC版『ぷよぷよ』が全て復刻収録。さらに当時のマニュアルや付属物も物理的に復刻され、旧ぷよの音源が収録された初のサントラCDまで付属している。 本作には後述のPC-98版『ぷよぷよ』や『なぞぷよ』も同時収録。2023年12月までの限定販売となっている。 プロジェクトEGGで2024年3月26日よりMSX2版が、同年4月16日よりFC版が配信開始。 ぷよぷよ(アーケード版以降) 【ぷよぷよ】 ジャンル 落ち物パズルゲーム 高解像度で見る裏を見る 対応機種 (多数機種にて発売) メディア 【MD】4MbitROMカートリッジ【GG】2MbitROMカートリッジ【SFC】8MbitROMカートリッジ【PC98/X68/Win3.1FD】フロッピーディスク【FMT/PCE/Win3.1/95】CD-ROM 発売元【PC98】開発元【AC/MD/GG/SFC】 コンパイル 発売元(上記以外) 【AC/MD/GG】セガ・エンタープライゼス【SFC】バンプレスト【PCE】NECアベニュー【X68k】SPS 開発元(上記以外) 【PCE】Goo! 発売日 【MD】1992年12月08日【PC98/GG】1993年3月19日【SFC】1993年12月10日【PCE】1994年4月22日【X68k】1994年7月29日【Win3.1】1995年5月28日【CX-100】1995年【U1】1995年7月【Win95】1996年8月2日【Mac】1996年12月28日【WinCE】1998年5月 稼働開始日【AC】 1992年10月 プレイ人数 1~2人 配信 バーチャルコンソール【Wii MD版】 2006年12月2日/600円【Wii AC版】 2011年4月12日/800円【3DS】GG版 2013年1月30日/300円プロジェクトEGG【PC-9801版】 2023年10月17日 書換 ニンテンドウパワー【SFC】1997年12月1日/1,000円/F×2・B×0 別タイトル 【SFC】「す~ぱ~ぷよぷよ」【PCE】「ぷよぷよCD」【Win】「ぷよぷよ for Windows」【Mac】「ぷよぷよ for Macintosh」 判定 良作 ポイント 対戦メインに変更して大ブームに『魔導物語』由来のキャラ要素や漫才デモも大好評先に5連鎖した方が勝つゲームバランス 旧版からの変更点 1人用モード「ひとりでぷよぷよ」がストーリーに従ったCPUキャラクターとの対戦になった。 当時のパズルゲームは1人用エンドレスがメインであり、この頃では非常に珍しい「対戦ゲーム」としての面を強く押し出していた。 その一方で、アーケード版では旧ぷよの1人用メインモードであった「ENDLESS(とことんぷよぷよ)」と「MISSION(なぞなぞぷよぷよ)」がカットされた。 このため、アーケード版以降は必然的により対戦プレイを主眼に置いた作品となっている。 「とこぷよ」と「なぞぷよ」については後の移植版の一部で復活収録されているものもある(後者はごく一部のみ)。 ストーリーとして『魔導物語1-2-3』の世界観が本格導入。アルル・ナジャが主人公になり、同作からのキャラが対戦相手として多数登場する。 話の流れとしては『魔導物語3』のエピソードより後となっており、一部のキャラは既に顔見知りだったり、「あんた、まだそんなことやってんの!?」「やっぱりあんたが仕掛けた罠だったのね!」など、会話にもそれを踏まえたような台詞がある。 もっとも本作のストーリー自体はあって無いようなものなので、『魔導』を未プレイでも全く問題ない。 「連鎖ボイス」が導入された。ぷよを消していくと、2連鎖目で「ファイヤー」、3連鎖すると「アイスストーム」と言った具合に、連鎖に応じてボイスが鳴るようになり、今、何連鎖しているのかが分かりやすくなった。 連鎖ボイスは1P側がアルルの魔法ボイス、2P側(一人用時は左右に関わらずCPU側)がやられ声である。 PCエンジン版のみ全キャラに声優陣による連鎖ボイスがあり、おじゃまぷよ投下時にやられボイスが出る仕様。このため、対戦時には好きな使用キャラクターを選択可能。 ぷよの色数は、最大5色(緑・赤・青・黄・紫)になった。さらに難易度を変更する事により、3色にまで減らす事ができる。 フィールドに降る組ぷよが1P側と2P側で同じ色になり、おじゃまぷよが30個以上発生するようになった。 一度にフィールドに降る量は30個(5段)までなのは旧作と変わらないが、降りきれなかった分のお釣りが残るようになり、組ぷよを設置すると再び残りが降ってくる。この変更に伴い、相手から送られたおじゃまぷよの量を示す「予告ぷよ」が導入された。 評価点(新ぷよ) 一人用モードで、CPUの操る敵キャラクターとの対戦ができるようになった。 各敵の思考ルーチンも、スケルトンTはぷよを絶対に回転させない、ハーピーは両端の列にぷよを一番上まで積み上げる等、個性的な内容となっている。 CPU対戦が追加されたので実戦練習に他のプレイヤーを用意する必要が無くなった。 キャラクターが追加され、旧ぷよよりも華やかになった。 ストーリーでのキャラクター同士の会話デモは魔導物語と同じく、可愛らしいSDキャラで表現される。ストーリーも魔導物語を知らなくても楽しめるようになっている。 なお、この時の掛け合いデモがまるで漫才のようなボケとツッコミの多いものだったため、後に「漫才デモ」と呼ばれるようになり、その後のシリーズでもこの呼称が引き継がれた。 問題点(新ぷよ) 先に5連鎖したほうが勝つ先手必勝のゲームバランス。 予告ぷよを減らす方法が無い。 旧ぷよの「30個」を超えるお邪魔ぷよがストックされるようになった結果、72個程のおじゃまぷよを送り込めるスコアを先に叩き出したプレイヤーが即勝利という非常に大味なバランスになっている。 一応、5連鎖以外にもヘルファイア(2連鎖目で3組以上の色ぷよを大量に同時消しする)や潰し(早期におじゃまぷよを送り込み相手の連鎖を妨害する)等、5連鎖以外の勝ち方もあるが、あくまで変則的な選択肢であり、5連鎖が鉄板と見られている。 今でこそ4連鎖Wやデスタワー(発展型2連鎖)といった複雑な連鎖の開発に伴って5連鎖は"弱い"戦法とわかり、対戦ツールとしての駆け引き・奥深さが見いだされているが、当時としては両者が一斉に階段済みをして5連鎖を打ち合う味気ないゲームとなることが多かった(パズルの特性上、連鎖を伸ばすという方向に思考がいきがちであるが、厳密には5連鎖相当のスコアをより短時間で成立させるという少しずれた発想が必要なため) 両者がほぼ同時に致死量を送りあった場合、落ちてくるぷよを設置させないように回転させる事で時間稼ぎができるのだが、勿論相手も同じ事が可能なので、こうなるとただの連打勝負と化してしまう。 ストーリーの難易度「むずかしい」は単に難易度「ふつう」の4ステージ目から始まるだけなのであまり違いは無い。単純に総ステージ数が減らされるだけのため、エンディングを速く見たい時など以外のメリットはない。 『ぷよぷよSUN』では下位難易度の終盤ステージの相手からスタートという似た構成があるが、こちらはプレイヤーキャラを含むストーリーが各コースで異なる等で明白に差別化されている。 総評(新ぷよ) 『テトリス』や『コラムス』等の落ち物パズルゲームは既に普及していたが、『ぷよぷよ』はそのジャンルに新たな風を巻き起こしただけでなく、対戦要素や奥深い戦略性等を新たに導入した一大エポックとして位置付けることができる。 対戦要素そのものは先にGB版以降のテトリスで導入されていたが、そちらは主に対人戦のみであったため、一人用モードも対CPU戦をメインにして対戦を盛り上げたアーケード版以降の本作は画期的であった。 本作の時点ではルールに練り込みが足らない点もあったが、このヒットを受けて制作された続編『ぷよぷよ通』にてシステムは一応の完成を見せることになる。 大ヒットに至った理由 旧ぷよがファミコンディスクシステムの書き換え専用ソフトとMSX2で出た時、それほど話題を呼ぶことは無かった。『マイコンBASICマガジン』で手塚一郎などの一部ライターが紹介し絶賛するのみだった。 その手塚一郎も最初は「『ドクターマリオ』と『洗脳ゲーム テキパキ』をかけ合わせたような、オリジナリティのかけらもないゲーム」と評していた。(*3) しかし、1992年10月にアーケードで新ぷよが登場するや、たちまち大きな反響を呼び、空前のぷよぷよブームを巻き起こすことになった。その理由はいくつかあげられる。 当時、『ストリートファイターII』等の対戦格闘ゲームが大ヒットしている最中だったが、このアーケード版ぷよぷよも同様に、(当時のパズルゲームとしては異色な)人間やCPUとの「対戦」の要素が強く、対人戦が盛り上がった。 シンプルながら奥の深い戦略性を持っており、対戦ゲームとして完成されていた。 プレイヤー同士の対戦が嵩じて、全国大会などの大掛かりなイベントが各地で開催された。 ただ、初代『ぷよぷよ』は相手の攻撃を防ぐ手段がほぼ無く、先に5連鎖したほうが勝ち確定という詰めの甘い点もあった(5連鎖以外にも勝つ方法はいくつかあり、そこに到達する方法もいろいろあるので奥が浅い訳ではない)。この弱点は続編の『ぷよぷよ通』の相殺システムで解決される。 ダンジョンRPG『魔導物語1-2-3』から輸入した、主人公のアルルやどことなくゆるい雰囲気の敵キャラ、連鎖ボイス、音楽などが親しみやすく多くのプレイヤーに受け入れられた。 特にアルルはこのぷよぷよを機に一気に知名度を高め、コンパイルを代表する名ヒロインとなった。ディスクステーション(*4)の表紙でもほとんどが彼女で飾られた。 それ故に本家の魔導物語が影に隠れてしまったのが悲しいところだが…(詳しくは余談にて)。 1993年12月10日にスーパーファミコン(当時最もメジャーだった機種)へ『す~ぱ~ぷよぷよ』としてバンプレスト発売で移植され、多方面への広告宣伝の多さがゲームとは縁の無い幅広い世代への認知度を増やした。 この『す~ぱ~ぷよぷよ』が大ヒットしたため、当時「ぷよぷよはバンプレストのゲーム」と誤解されることも(ry 他にもメガドライブ(セガ)・PCエンジン(NECアベニュー)・パソコンなどの数え切れないほどの機種に移植された他、雑誌やテレビ等のCMも大々的に打っていた。 メガドライブ版は最初に家庭用移植された機種であり、ボイスが非常に少ない(2連鎖目の声のみ収録)事を除けばアーケード版をほぼ忠実に移植していた(*5)。後に発売されたPS版『ぷよぷよBOX』や、かつて配信されていたWiiバーチャルコンソール版『ぷよぷよ』も、このメガドライブ版の移植である。 後にバーチャルコンソールではアーケード版の移植も配信された。 PCエンジン版『ぷよぷよCD』はボイスを三石琴乃氏や塩沢兼人氏、井上和彦氏などの有名声優が声を担当しており、CD媒体の強味を生かして漫才デモがフルボイス&別バージョンの漫才デモも追加、さらに対戦では好きなキャラクターを選べる、とボイス面では豪華だったが、CD-ROMメディアの特性上ロード時間の長さは避けられず、当然ROMカートリッジを採用した他機種版とのテンポの良さからは多少劣ってしまう点があるのは否めない。 ただ、こうした放漫な販売戦略は過剰なコストも相まって、後にコンパイル倒産の原因の一つとなる。 余談 最初、コンパイルはドミノをテトリスのブロックに見立てて、同じ数字を横に揃えれば消せるという『どーみのす』という落ち物パズルゲームを開発していた。だが、全然面白くなかったということで作り直したものがぷよぷよになった(『ALL ABOUT ぷよぷよ』より)。 プロトタイプとなるMSX2/FCD版旧ぷよの翌年に登場したアーケード版はセガ発売ということもあり、セガからコンパイルに『コラムス』のソースコードを提供したりといろいろな協力があったとのことで、セガとコンパイルが組んだ形で作った最初の『ぷよぷよ』だったということが2020年にSEGA AGES発売の際のインタビューで語られている。 最初の旧ぷよにセガは関わっていないため元祖とは言えないものの、コンピュータ戦や漫才デモ等が追加されシステムが洗練されたセガ協力による新ぷよがその後も引き継がれるスタンダードとなったため、こちらもシリーズの礎を築いた源流と言えるだろう。 海外では当初ヨーロッパでアーケードの翻訳版が発売されたが、出回りが悪かった上にこのリリースに関する公式からの情報がほぼ皆無に近く、『ALL ABOUT ぷよぷよ通』のインタビューで軽く触れられていた程度だったため、海外では長年「非公式の海賊版ではないか」「いや公式だろう」と議論が絶えなかった。 海賊版説が広まった原因として、上記のように実物を見た人がほとんど居なかったことや、アーケードエミュレーターのMAMEで動くROMとして違法コピー基板から吸い出されたバージョンが「Puyo Puyo (World, bootleg)」(ワールド版、海賊版)という名称でネット上に出回ったからではないかという説がある(*6)。 2019年にNintendo Switchの『SEGA AGES ぷよぷよ』で英語版が初移植され、この翻訳版は公式のものであるとひとまず議論に決着が付いた。 なお、アーケード以外の初代の海外移植版は本来の魔導キャラではなく別のキャラへ差し替えたバージョンで発売されている(カービィキャラの『Kirby s Avalanche/Kirby s Ghost Trap』、ソニックキャラの『DR.ROBOTNIK S MEAN BEAN MACHINE』、テトリスの作者が監修した『Qwirks』など)。これは文化の違いにより、二頭身で描かれる女の子メインの魔導キャラたちが受け入れられなかったためとされる(『ALL ABOUT ぷよぷよ通』より)。 この内、ソフト自体は英語のままながら『DR.ROBOTNIK S MEAN BEAN MACHINE(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)』は日本国内でも『ソニックメガコレクション』や『メガドライブTV』などの収録作品の1つとしてプレイ可能で、『Qwirks』も和訳取説付きで国内で発売されたが、『Kirby s Avalanche/Kirby s Ghost Trap』の方は残念ながら国内では公式発売されていない。 大ブームを起こした日本と対照的に、当時の海外ゲーム雑誌では「既に同じようなゲームが多くある」と冷たい意見が多かったようだ。 この点はゲームセンター進出前の日本での評価に近い。欧米市場でAC版が浸透していなかった点も併せると、ブームには対戦環境の充実が不可欠だった事がうかがえる。 後にセガがぷよぷよの版権を継承して以降、『Puyo Pop』というタイトルで海外でも魔導キャラのぷよぷよが登場するようになった。 2019年発売の復刻ゲーム機「メガドライブミニ」の日本版には収録されなかったものの、アジア版・北米版・EU版には収録されている。 名目上は、アジア版では『ぷよぷよ』、北米版とEU版では『Dr. Robotnik s Mean Bean Machine』を収録となっているが、なんと言語切替でこの2本が切り替わり、両方遊ぶことができる。 2021年10月26日に『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』初期収録作品の一つとしてメガドライブ版が国内版のみで配信された。 海外版では代わりに『Dr. Robotnik s Mean Bean Machine』が配信されている。 さらに、2022年7月22日には海外版『Super NES for Nintendo Switch Online』にて『Kirby s Avalanche』が追加配信。日本版では名目上は未配信であるものの、少し手をかけて海外アカウントを取得することで国内で遊ぶことも可能になった。 あくまでぷよぷよの世界観やキャラは魔導物語からの輸入にすぎなかったが、原作である魔導物語が主にパソコンで展開しておりマイナーだった影響もあり、ぷよぷよの知名度が独り歩きした結果、本家の魔導物語を「ぷよぷよのキャラが出てくるRPG」と勘違いする人が現れた。そのため後の魔導物語シリーズの中にはぷよぷよでの設定を逆輸入したり、「ぷよぷよRPG」というキャッチコピーで出されたものもある。 似たような事例が他社でも起きており、例としてハドソンの『桃太郎伝説』→『桃太郎電鉄』、タイトーの『バブルボブル』→『パズルボブル』等が挙げられる。 本作のヒットを受けてコンシューマでも魔導物語のリメイクや関連作品がリリースされるようになった。 4体以上並んだ同色の魔物「ぷよぷよ」が消えるのは、時の女神の力を借りて異界に転送する魔法「オワニモ」でぷよを消しているというバックストーリー設定が存在する。 オワニモの設定は機種ごとに少しずつ異なる。また、あくまでも単なるフレーバーテキストで、ぷよが何故消えるかの理由付けに過ぎず、本作のゲーム中に「時の女神」なる存在は一切登場しない。 この設定を受け、アルルがオワニモの封印を解くまでを描いたRPG『魔導物語 道草異聞』、オワニモが「逆召喚」の魔法の一種であるとして時の女神もストーリーに絡めた角川文庫の小説魔導物語シリーズなども作られた。 「オワニモ」という呪文名は、初期の『魔導物語』や『ぷよぷよ』の企画者である米光一成氏の苗字「yonemitsu」を強引にアナグラムした「uyenimo(tとsは不使用)」が由来になっているという。 当時、ぷよぷよ人気で御当地広島に「ぷよまん」(もみじ饅頭のぷよぷよ形のもの)のショップが現れた(*7)。他にも「カーバンクルまん」や変わり餡のぷよまん等が販売されていた。 コンパイルの経営破綻後も2002年ごろまでは販売が続けられていたが、コンパイルの解散により販売終了。その後、2023年に当時のコンパイルスタッフが発見した木型を元にセガのライセンスを得て復刻された「ぷよぷよまんじゅう」が販売されている(参考リンク) バンプレストのクレーンゲーム用ぬいぐるみで「ぷよぷよ」が発売されたが、100個入り中カーバンクルはなんと1個。レア中のレアだが、オークション等がまだ普及する前であり、最近ほど「取りやすい様に動かして」というプレイヤーもいなかったので問題にはならなかった。 前述した本作の原型になった「全然面白くなかったパズルゲーム『どーみのす』」については、後にMSX版の開発データが発掘され、コンパイル◯より2017年6月8日にプロジェクトEGGにて『どみのん』と改題・完成されて配信開始された。 500本限定・1100円で発売(+別途EGG月額会員登録が必要)となっており、ゲームを進めて行くと『ぷよぷよ』まで至る制作秘話が読めるようになっている。 2021年12月27日にテレビ朝日系列で放送された『テレビゲーム総選挙』において、本作品が38位にランクインした。 元々は他社タイトルだが、現在におけるセガのタイトルで唯一ランクインした作品である。セガ傘下のタイトルまで範疇を広げるとアトラスの『ペルソナ』シリーズもランクインしている。 2023年には上述の『魔導物語 超きゅ〜きょく大全 ぷよぷよ入り』にPC-98版が復刻収録。付属物の同時復刻やサントラCD化されているのも同様。 さらにこの復刻版が登場したのもあってか、同年10月17日にはプロジェクトEGGにてPC-98版『ぷよぷよ』が配信開始されることになった。紹介ページではPC-98版に対戦中のボイスや敵キャラクター固有の思考ルーチンがない反面、他機種版と比較して高解像度であることや、予告ぷよが画面左右端に縦に並んで表示されることから見やすい点が売りに上げられている。 ゲームに罪はないのだが、なまじ大ヒットしたがために、のちのコンパイル倒産のきっかけを作った作品として複雑な思いを抱くファンもいる。 ぷよぷよ (ゲームボーイ) 【ぷよぷよ】 ジャンル 落ち物パズルゲーム 対応機種 ゲームボーイ メディア 2MbitROMカートリッジ 発売元 バンプレスト 開発元 ウィンキーソフト 発売日 1994年7月31日 定価 3,980円(税別) プレイ人数 1~2人 周辺機器 スーパーゲームボーイ/同2対応 判定 劣化ゲー ポイント 白黒のため、ぷよの見分けが困難極端に変わる落下スピード・利きづらい回転ボタンSGBではカラーになるが、SFC版と比べ大幅劣化 概要 (GB) 色々な機種で発売されたぷよぷよ。もちろんゲームボーイでも発売された。 移植のベースはアーケード版以降の新ぷよ。収録モードはSFC版同様「ひとりでぷよぷよ」「とことんぷよぷよ」「ふたりでぷよぷよ」。 しかし本作のみ移植力が足りなかったのか、色々と残念な内容になってしまった。 問題点 (GB) GB版は他と違い、GB本体で遊ぶ場合はカラーではなくぷよの判別は形と白黒で判断するためにやりにくい。 ぷよの形状や白黒の濃淡は微妙に違うものの、GBの小さな画面ではとっさに判別しにくい(*8)。 操作感が他機種と比べておかしい。 下ボタンでの高速落下が固定のスピードではなく、現在の落下スピードの2倍くらいのスピードで落ちる。 そのため序盤のステージでは高速落下でも遅い。相手側も同じなので、序盤のゲームスピードは非常に遅くテンポが削がれる。 ぷよが接地した状態で下ボタンを押しても、ぷよがすぐに固定されない。 それどころか、接地した状態で下ボタンを押している間、これ以上落下しないのに余分な落下ボーナス (最大10点程度) が入り続ける。 ボタンの反応がややもっさりしており、回転操作をたまに受け付けないことがある。 回転直後に回転操作を受け付けない間があるのが主な原因。 横に押しっぱなししたときのぷよの移動速度、ぷよを接地したあと次のぷよが出るまでの時間、ぷよをちぎったときの速度など色々遅い。 後半ステージでは落下速度が上がり、とくに回転の操作を受け付けにくくなる事が多い。 演出が貧弱。 4つ並んだぷよは点滅してただ消えるだけで、効果音も手抜きっぽい音に変更されている。 連鎖ボイスや、連鎖で魔法が飛んでいく演出もカットされている。 おじゃまぷよが大量に降っても、揺れないし効果音もない。 ぷよの横移動音や、ゲームオーバーでのぷよ落下音など、いくつかの効果音が金属音のような謎のノイズに変更されており、ところどころ耳障りである。 COMの思考ルーチンが原作と異なってやや難易度が上がっており、スケルトンTに至ってはぷよを回してくる有り様。 当然、それぞれ倒すのも難しく、中級者でも持久戦になって簡単なレベルでのクリアは他よりハードルが上がる。 すけとうだらやハーピーなど一部キャラの特徴的な積み方も無くなり、普通に積んでくる。 ただし、このような思考ルーチンの画一化は先に発売された同じ携帯機のゲームギア版等でも同様である。 評価点 (GB) 容量が少ないGBでもボイスはなくとも漫才デモは健在。キャラも削られることなくきちんと全員登場している。 同じ携帯機のGG版ではデモがばっさり削られていたため、デモをほぼ完全収録していることは評価できる。 ただし、容量の関係でBGMが削減・差し替えられている部分や、演出や台詞が一部変更・簡略化されている箇所もある。 また、他機種ではアルルの一人称が「あたし」となっていた箇所が「ぼく」に修正されているなどの改善点もある。 とことんぷよぷよにタイムアタックが追加。 制限時間が来ると自動でゲームオーバーになるため、そこまでのスコアを競うという方式。 総評 (GB) 白黒画面のゲームボーイに『ぷよぷよ』は向いていなかった。 遊べないわけではないが、多数のハードに移植されているため、本作を選ぶ理由は薄い。 どうしても「ゲームボーイでぷよぷよをやりたい」という場合も、本作ではなく後述する『通』以降の方を選ぶ方が良いだろう。 余談 (GB) SFC用周辺機器「スーパーゲームボーイ」に対応しており、これで遊ぶとソフト1本で2人対戦が可能。 画面が大きくなり、SGBのカラー表示にも対応しているので、ぷよにきちんと色が付くため遊びやすくなる。 なお使用色数の関係か、本来の緑ぷよが青ぷよに、そして青ぷよが水色ぷよになっている。 だが、SGBで改善されるのはグラフィック周りの部分だけであり、操作性の妙なもっさり感に関してはSGBを使っても依然悪いまま。 そしてSFC本体が用意できる環境があるのならばGB版より先に発売されているSFC版を遊んだ方が圧倒的に良い。この点ではGB版ストリートファイターII等にも共通するものがある。 + 参考:スーパーゲームボーイでのプレイ動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm814250 なおGC用周辺機器「ゲームボーイプレイヤー」ではゲームボーイカラーでのプレイ時と同等の仕様になるので上記SGBのような特典はない。 板鼻利幸氏曰く猛スピードで落ちてきても見分けられるようにドット打ちしたとのこと。確かに慣れれば見分けられなくもないが……。(リンク)(リンク2) 裏技としてステージセレクト機能や、いきなりエンディングを見られるというものがある。 ただし、SFC版にもそれと同様の裏技が搭載されている……上に、SFC版の方がもっと出来ることが色々多い。 本作で問題点として挙げられたぷよの判別・落下の仕様・操作性は、次回作以降のGB移植版である『ぽけっとぷよぷよ通』『ぽけっとぷよぷよSUN』で大きく改善されている。 GB本体でのプレイ時は同じくモノクロではあるのだが、こちらはぷよに模様をつけて判別がしやすくなっている他、おじゃまぷよの落下速度が他機種とほぼ同じ速度になり、ボタン操作の反応も上々。
https://w.atwiki.jp/ooorowa/pages/253.html
堕羽蟲たちのバラッド - Ballad of Fallen Angeloid - ◆l.qOMFdGV. ……―― 「アルニャン、ベーニャン」 「なぁに? フェイリス」 「機関からの通達があったニャ」 「機関……」 「……いいわ、聞いてあげる。言ってみなさい」 「どうやらフェイリスは“闇の使徒”のNo.2たる《黄昏れの朝》の第三波動攻撃のせいで、残念だけどこれ以上歩くにはかなりの支障をきたしちゃうのニャン……。でも心配はいらないのニャ! 防御結界を張ったからベーニャン達には影響がニャいし、フェイリスだってほんのちょっと、ほんのちょっとだけそこの我が機関のセーフハウス《ネスト》に立ち寄らせてもらえればきっとすぐ治療法が見つかるのニャン!」 「……へぇ」 「この呪いは失われし”部族の最後”の生き残りである《黄昏れの朝》しか使い手が残ってなくて、フェイリスたち機関もこの技には長く苦しめられいたニャン。でもでも、ある時ひとりの研究者が秘められた古文書を解読することによってその対抗策を編み出したはずだったのニャ! ところがその彼も“闇の使途”の極悪非道な罠にはまって命を落としてしまったものニャから、今では《黄昏れの朝》に対抗できる人がいないのニャン……。でもそこの《ホーム》には彼が最後の力を振り絞って残した資料が残っているはずだし、それさえあれば治療の糸口は見つけられるはずなのニャン!」 「……ふぅん」 「そもそもこの《黄昏れの朝》とはフェイリスの個人的な因縁があってそのゴタゴタにベーニャンたちを巻き込むのは本当にほんとーうに心苦しいんだけど、でもフェイリスはどうしてもここで決着をつけたいのニャ! だからほら、ちょーっとそこにある《アジト》に寄り道さえできれ――」 「――ああ、ああ! わかったわよ! もうわかったったら!」 「まだ《ベース》についての説明が終わってないニャン」 「要は寄り道したいってことでしょ!? 変なこと言ってないで素直にそう言いなさいよっ!」 「疲れたのニャ……フェイリスの足はもうボロボロニャン……お休みさせてほしいのニャン……」 「ここまで引っ張って結局は素直に言うの!? っていうか! 《ネスト》なのか《ホーム》なのか《アジト》なのかはっきりしなさいよ! なんでバラバラなのよ!」 「ちなみに《ベース》も同じものなのニャン」 「わざと間違えてたのかよ! 疲れてたから間違えたとかじゃないのないのかよ!! 全部わざとかよっ!!!」 「ニンフ、口調が変わってる……」 「フェイリスのせいよっ! アルファー、あんたもぼーっとしてないで何とかツッコミなさいよ!」 「『わざとかよ』、二回言ってる」 「私に突っ込んでどうすんのよぉ!! そこは私じゃないでしょ、しかも無駄にハキハキ喋ってっ! どう考えてもフェイリスにツッコむ流れでしょ!?」 「ニンフ、少し落ち着こう……?」 「ね~休憩しようよ~ベ~ニャ~ン」 「あああああもおおおおおおぉぉぉ!!」 ――おおおぉぉぉ!! ――――おおおぉぉぉ! ――――――ぉぉぉ…… ――――――――………… OOO ……――星の巡り合わせ、などといういかにも地蟲(ダウナー)らしい言い回しを、ニンフは信じていなかった。 夢を見ないというエンジェロイドの特性もあり、何より事あるごとに迷信がついて回る古い彼らを「地を這う蟲」と見下していたからだ。鎖も切れた今となっては昔の話であるが無理に信じようと考えを改めることもなく、その認識は宙ぶらりんのままだった。 「……まあ、アンタたち普通の人間に気を使わなかったことは謝るわ」 「気にしないでほしいニャ。それよりも謝らないといけないはフェイリスなのニャン……」 だがその見解は改めるべきだろう。巡り合わせ、運というものは確実に存在する。でなければ、ニンフが天然と厨二病の二人を相手にツッコミ役を務めなければならなくなったことの説明がつかない。 「そんなこと、ない……」 「アルファーの言うとおりよ」 「ううう、アルニャンもベーニャンも優しいのニャン……。四天王と戦った時に切り落とされた背中の翼を取り戻せればこんな迷惑もかけなかったのに、本当に悔やまれるニャン……」 「はいはい……」 まったく不運な話だ。心の底から湧き出すように、否定の色のない呆れのため息が漏れる。 先程に出会った裸の気違いに始まって、様子のおかしなトモキや糞メガネといった憂慮すべき事態は山積みだというのにフェイリスの「『非』常識」は真剣になることを許してくれない。なにもかもをうっちゃって飛び去るという選択肢もあるが、イカロスのことを置いても今のニンフにそれはできないだろう。 (こんなふざけた子に付き合うなんて……ほんと、私も丸くなったもんだわ) 自分でも信じられない話だ。好んで、というと間違いだが、それでもニンフは自分から進んでまるで人間のような行動をしている。そはらのような常識人がこうむるはずの気苦労を背負い込んでまで、ツッコミ役という立場に立っている。 マスターに盲従するだけの人形ではなく、自らが自らのしたいことに従う自身。トモキ達との生活の恩恵なのか、それとも弊害なのかはわからないが、ともかく彼女の行動は自分でも戸惑うほどに「人間」らしいそれだった。 返す返すも、「そのような振るまいをしなければならない」状況とはまったく不運な話だ。決して嫌ではないことになおさら溢れてくる倦怠感に、ニンフはもう一度ため息をついた。 「こ、この家は!」 「……なんなのよ」 「幾度となく転生を繰り返して記憶が擦り切れきったフェイリスが唯一覚えている最初の生家、"始まりの地"!」 「"始まりの地"……」 「…………」 「そうなのニャ、アルニャン。間違いないニャ、ここにこそフェイリスが幾多の希望の出会いと数多の悲哀の別れをしなければならなくなった運命の源、"原初の魔導書"が眠っているのニャ……!」 「……セーフハウスではなくなったのね、いつの間にか……」 まあ、それはともかく。 移動がフェイリス基準であるゆえにこれ以上彼女の歩みを遅らせるわけにはいかない。抱えて飛べば話は早いのだろうがイカロスもまだどこか顔を曇らせたままだし、どうにも言い出すきっかけをつかめず歩きつづけてきた。そういう訳で最短距離を直進すること叶わず、道なりに方角を合わせて進んで現在地はD-3の南東端っこ。 いっそフェイリスから「乗せてくれ」と言われないかな、イカロスもコアを取り込んでメダルには余裕があるのだから言ってくれればな、とぼんやり考えながら一時間歩きつづけて、たいした距離を稼ぐこともできずにとうとうフェイリスが音を上げ道のわきにある家屋での休憩を提案したと、そういう話であるのだった。 「……《黄昏れの朝》との因縁、聞きたいかニャ?」 「もうええっちゅーねんっ!」 「ニンフ……」 エンジェロイドである我が身にこの程度の行動で休憩は必要ない。畢竟するにこの道草で安息を得るのはフェイリスだけであるのだが、彼女とイカロスと行動を共にしなければならないニンフにはただただ疲労が積っていくだけだろう。休むはずなのにどうして余計な疲れを背負わねばならないのか。 全身が萎えたような気がして溜息をついてみても、この憂鬱を吐き出してしまうことはできなかった――…… OOO ……――そこは二階建ての家屋であった。 一階にはリビング、二階には住人の個室と、特に目を引くものもないオーソドックスな一軒家。構造はどことなく智樹の家を連想させて、その廊下を歩くイカロスはひどく心がざわつくのを感じた。 あの家に帰りたいと思い、同時に主の姿を思い浮かべてしまって、追い払うようにかぶりを振る。何も考えたくない。 ぼぉん、ぼぉん、ぼぉん、ぼぉん。そんな時計の音が四回、ぼんやりと歩むイカロスの耳朶を打つ。もう四時間も経っているのか、と気を紛らわし紛れにそんなことを思った。 殺し合いが始まってから時計の長針が四周したと告げるそれを導かれるように、イカロスは目に付いたドアを開ける。赤みを帯び始めてきた陽射しが部屋に陰影を書き込み、軽く軋んだドアが巻き上げた塵クズたちは斜めに走るその光の中を我先にと踊りだした。 それらに続いてむわりと立ち込めるのは鼻につくくすんだ香り、埃の臭いだ。しばらく使われていないと窺い知れる、人の生活からは縁遠い時の止まった香りが充満するなかを歩いて、ゆっくりとイカロスは部屋の中央に進みでた。 書斎といった体のそこをぐるりと見渡す。敷き詰められた柔らかい絨毯、アンティークの書斎卓、オーディオ・プレーヤー、日焼けした本棚、十六時を示すシックな柱時計。少し豪華なだけで他に変哲のない設えの部屋は、きっと家長の私室であったはずだ。 ふと目についた、本棚から背を飛び出させた一冊の本を手に取り、開く。 そして視界に飛び込んできたそれにむかって、イカロスは小さく呟いた。 「これ、アルバム……」 それを開いた瞬間から時間を少し遡り、きっちり三十五分前の話である。この建物に入るなり、フェイリスは吸いこまれるようにしてリビングに据えられていたソファに飛びこんだ。あきらめきった表情のニンフは「出発してもよくなったら教えてよ」と告げるなり二階に消える。おかげで残されたイカロスは三十分以上フェイリスの話に付き合う羽目になった。 イカロスには彼女の言っていることが正直よくわからない。ただ、よく思いつきが枯れないな、などといった感想を浮かべてフェイリスの話に小さく相槌を打ち続ける。 そうして、よく回る舌をいつも以上に回転させた彼女がとうとう眠りに落ちたのがつい先ほど、ほんの五分ほど前だ。 フェイリスが寝付ききったことを確認したその足でリビングを後にし、向かう先は見る間もなかった他の部屋々々。適当に入り込み、適当に物を手に取り、適当にそこを後にする。 ニンフに遅れること三十五分。ようやく始まった家探しで、そうしてイカロスはそのアルバムを見つけたのだった。 「お祭りの写真……。……こっちは、動物園の……」 それは軌跡だった。どこの誰だか知らない家族が時を刻んできた確かな証。笑顔と、それにまつわる記憶の記録。 片手に背表紙を乗せて、もう一方でページをめくる。あどけない笑顔、照れたような笑顔、共にあることが嬉しくて仕方ないという笑顔。 ああ、楽しかったのだろうな。そう思った。 「私も、マスターと……」 動力炉が締め付けられるように痛み、イカロスは大きく剥きだされた胸元で拳を握りしめる。エンジェロイドとしての本能と、マスターとの生活のなかで、そしてニンフの言葉によって今一度目覚めた意志が激しくぶつかり合う。瞬くように記憶が走って、痛みはまた一段と激しさを増した。 あのマスターの言葉は信じたくない言葉だった。己と過ごしたはずの楽しかった日々を、信じたいモノを嘘に変えてしまう言葉。 そして、その言葉を「信じたくない」と思う、思えてしまう自分。誰であろうマスターの言葉のはずなのに、よりにもよってそれを「信じたくない」と。 シナプスでこんなことを考えたら即座に廃棄処分だろうが、そもそもシナプスにいさえすればマスターの言葉に悩むことすらなかったはずだ。 ――「私は……いいと思う」―― そして、ニンフからもらったあの言葉。シナプスに、マスターという存在に縛られていたはずの彼女からもらったあり得ないはずの言葉だ。彼女が変わったことは朴念仁のイカロスにも理解できていた。それでも、こんな言葉がニンフから零れるなんて今でも信じがたい。本当に以前のニンフとは別人のようだ。 ――「自分自身で決めなさいよ……!!」―― 彼女がそんなふうになったことには、間違いなくマスターが関わっている。イカロスが信じたい、彼女の全てであると言って過言ではない彼。でも先の命令を下したマスターは、ニンフを変えた彼と同じだとはとても思えない……。 (信じたい。ニンフを、私を変えたマスターを信じたい……信じていたい) ああ、思考が煩わしい。強く強くそう願っているはずなのに、それでもまだざわめき立つ心が煩わしくて仕方がない。眉根を寄せてさらに強く自分の胸を抱き寄せる。そうしないとバラバラになってしまいそうで、イカロスは小さく「マスター」と呟いた。 ……閑話ではあるが、少しイカロスというエンジェロイドの話をしよう。 彼女はシナプスから降りてから様々な出来事と遭遇する。そして今まで考えてもみなかったもの全てについて、どうすればいいのかを考えて自分で解決しようと行動する。もっともそれはずいぶんと最近の、同時に"未来"の話であるのだが、それはいい。 ともかく、それは決まって上手くいかない。彼女が主との生活でようやく得た「自分で決める意志」というものを考えると残念なことであるが、そう決まっているのだ。 そうして、迷って迷ってさらに彷徨って、結果としてそれはいつもマスター……智樹の力によって答えに導かれる。 彼の行動で、言葉で、あるいはその両方で、初めてイカロスは笑顔を浮かべることができるようになる。 つまりそれは、決して彼女がひとりで答えに辿り着くことのない盲いた天使であると、そういうことと同義であるのだった。 「マスター、教えて下さい……」 ニンフもフェイリスもマスターが偽物だといって、私もそうであってほしいと願っている。 でも、私がそれを信じることを、「マスターを否定するエンジェロイドがどこにいる」と本能は激しく否定する。 でも、あのマスターが本物であるとは信じたくはない。 でも、マスターが仰られたことは。でも、自分で決めてもいいと。でも、でも、でも……。 「…………」 ぱたん、とアルバムを閉じる。知らない誰かの笑顔が隠れて消えた。 ――きっとニンフたちの言う通りなんだ……「信じたいことを信じろ」。あのマスターは偽物で、私は偽物に騙されていただけ。私のなかで光るあの日々の記憶に嘘はなく、どこにも信じられないものはない。 真実は、忘れられない日々は、正解は、私の記憶の中のみに存在する。 マスターに出会った。 そはらさんたちに出会った。 ニンフが来て、記憶が戻って、彼女の鎖が切れた。 マスターと、みんなでの生活が始まった。 スイカが欲しかった。 デートに行った。 ……マスターと手を繋ぎたかった。 イカロスの記憶に嘘はなく、信じたいものが真実で、それと違うマスターは、偽物。 そう、偽物。 イカロスの記憶と違うから、あれは、偽物。 揺れる己を確定させる答えを導き出してそれに縋りつく。心の中にマスター(鳥籠)を作り出し、そこに自身の心を納める。主を求めるエンジェロイドの本能のようなもので、それは同時に彼女が唯一つけられる自身の迷いとの決着だった。 ようやくだ。ようやくイカロスは安堵した。これでニンフとの問答で導き出した答えをわだかまりなく信じることができる。 これでもう、自身が信じたいマスターを信じることに悩む必要はないと、そう安堵した。 そして、その瞬間のことだった。 自己保全に働いた防御本能が形を成したその瞬間。 そうだ、私はそれを信じるべきなんだ、と、確信を嚥下するように喉が蠢いたその瞬間。 “それ”に気づいて、動力炉が小さく波打った。 ――偽物。 「……あ、れ」 頭がマスターのことでいっぱいで、だから気がつかなかった。 ――そういえば、どうして。 「……ちょっと、待って」 私の記憶こそが唯一正しいものだと確信した今になるまで、まるで気付いていなかった。 ――ニンフの背中に。 「……どうして?」 ハーピーに襲われた彼女を助けたのは、ああ。 忘れもしない、忘れようもない。 私のマスターじゃないか……! ――羽があったんだ? 「……ニンフ?」 襲われたニンフ、羽をもがれたニンフ。 記憶との齟齬。記憶と違うもの。 つまり嘘。 つまりニンフは。笑顔をくれたニンフは。時折小さく羽をはためかせた、あのニンフは。 名を呼ぶ声が茜色の日に拡散していく。世界が赤色に溶けていくようで、動力炉が平時を遥かに超えて脈打って、視界の全ての輪郭ぼやけてが崩れて、そして――。 「――こんなところにいたのね」 「ッ」 脳髄を揺さぶるように、さして大きくないはずのドアの開閉音がイカロスの思考を引き裂いた。 弾かれたようにむける視線の先には、ドア枠の向こうで腰に手を当てて立つニンフの姿がある。そして、その背中には、勿論。 「フェイリスのところにいないから探しちゃったわよ。あの子ったら寝ちゃってるし、しばらくはここで足止めってことになりそう」 「ニン、フ」 「それにしても無駄に広い家よね。なんかちょっとだけトモキの家っぽいわ」 何を気負う様子もなく、ニンフは部屋に踏み込んでくる。まるで平静といったその様子に背筋が粟立ち、イカロスはニンフの歩みに合わせるように小さく一歩、後ずさった。 「……何? っていうか何持ってんの? それ」 イカロスの態度へ怪訝な表情も一瞬、すぐに猫のような好奇の色が顔を覗かせる。ニンフはつかつかと詰め寄りイカロスの手にあるアルバムを引っ手繰った。抗う力も最早なく、興味深げにアルバムを開いたニンフを視線で捉えたまま、イカロスはゆっくりと部屋の出口へ近付いていく。 「アルバムじゃない。ここの家の人のかしら」 「……そうみたい……」 「へー。あ、動物園。私たちも行ったわよね」 あのときのトモキの慌てた顔、いまでも思い出せるわ。困ったような笑顔を浮かべてそう零すニンフ。 そうだね、行ったよ。私も覚えてる。だからそれは本当。 「この家族スイカ割りもしてるわ。アンタもスイカ好きだし、また今度これやってみましょうよ、こないだみたいに」 そうだね、スイカは好きだよ。私が初めて欲しいと思ったものだから。だからそれは本当。 「プールの写真もあるし……、あ、お花見も行ってるわね。……なんだかどれもトモキがアホやってることしか思い出せないわ……」 ――プール? お花見? ――マスターが、どうしたって? 「はあ……。本当に、いろんなことがあったわ、こっちに来てから。アルファーがこっちに来てから、かな? カオスに襲われたこともあったけど……まあそれも含めて色々ね」 ――そういえばさっきもカオスのこと、言ってたよね。 ――それで、それは、なんなの? ――私はそんなもの、知らないのだけれども。 くすくすくす。そう笑うニンフはひどく楽しそうで、彼女にとっての日々がどれだけ大切なものなのかを物語っている。 でも、そんなものは関係ない。 だって、イカロスの記憶にないものは、全部嘘なんだ。 だから、ニンフが語る日々は、全部、存在すらしていないもの。 「アイツの前じゃ絶対に言えないけど、トモキには本当に助けられてるわ」 「…………」 「だからアストレアだって仲間になったんだし、私も今こんな風に笑えるんだしね」 ――アストレアが、仲間。 「だからアルファー」 ――マスターを殺しにきたΔが、仲間。 「アンタが信じたいものモ」 ――もう間違いない。 「私ガかなラズ」 ――つまるところ、このニンフのように見えるナニカは。マスターの敵を仲間と呼ぶナニカは。 「トリモドシテアゲルカラ――」 ――偽物!! ニンフが何を言っているのか、そんなものは理解する必要がなかった。 だってあれは、偽物なのだから。イカロスの大切な日々、信じたいモノ、そのどこにも居場所がない、必要のないものなのだから――…… OOO ……――どしん、と、建物が揺れて、目が覚めた。 「ニャニャニャニャなんニャッ! 前世に封印した魔神がとうとう暴れ出したのかニャッ!?」 まどろみの底にあった身体を無理やり引きずり起こして、フェイリスはベッドと化していたソファから飛びあがった。 染みついた口癖と病気は寝ぼけた頭でも仔細なく動作するが、それに反応するものは周りにいない。アルニャンとベーニャンはどこだ? 「アルニャ――」 さっきまで傍らに座り話に付き合ってくれた天使のような美貌の彼女を呼びかけて、そしてその言葉が結ぶより早く彼女は現れた。 残念ながらそこには先までの美しさもすっとぼけたような表情も、欠片もありはしなかったのだけれども。 「フェイリス……!」 「アルファー、待ちなさい!」 行く手を阻む家具を大きく広げた羽でなぎ払うようにして、その出入り口からイカロスがリビングを突っ切った。彼女の背から追いかけてくるニンフの声の意味も、その鬼気迫る表情の意味も、何を問う事も許さずイカロスはフェイリスを抱え上げる。 「ちょっ、アルニャ」 「しっかり捕まって……!」 床に放置されていたはずの赤と黄の魔槍が二本、イカロスの翼に打ちすえられて木っ端へと帰した椅子や床板に混じって宙を舞った。パニックから勝手に暴れだす手足は、しかしイカロスの蛮行を阻むには至らない。 かろうじてその槍を視界の端に収めて、枕替わりに敷いていたデイバッグをふたつイカロスが掴むのを見て、遅れて現れたニンフをリビングの出入り口の向こうに捉えて、フェイリスの意識はそこでぷつりと途切れた。彼女を抱きかかえたイカロスが即座に窓を突き破って家を飛び出し、そうして襲い来たGはおよそ人間の身体に耐えられるものではなかったからだ。 何も知らぬうちに全てを置き去りにして、フェイリスは再び闇の中へと沈んでいく――…… OOO ……――どうしてこんなことに、なんて、歯噛みしたところで何も変わらない。 眼前にあるものは、ただイカロスがニンフを突き飛ばしフェイリスを抱えて自身から逃げ去ったという、その事実だけ。 飛び散った槍のうち、赤く長い方――本来イカロスに渡したはずのものだ――だけを掴んで飛び出せたことだけがかろうじて僥倖と呼べるかもしれないが、そんなことではとてもこのすれ違いの不運は覆せない。 「待ちなさいよっ!」 身に余る丈の槍を持て余しながらも、取り戻したばかりの羽を広げて先行するイカロスを追う。その行為がさながら挑発のように先を行くイカロスの足をさらに速めることになるとは、ニンフには知るよしもないことだった。 「アルファー!」 目指していたはずの方向とはまるで見当違いの南へイカロスはまっすぐ飛んでいく。 抱えた人間を気遣ってのことか、その速度は最高のそれから程遠かった。当のフェイリスはぐったりとしているが恐らく気絶しているだけだろう。 対するニンフは全速力だ。直接的な戦闘に向かない彼女の速度でも、現状のイカロスのそれに比べればいくらか速い。 やがてその速度差は、しばらくの追いかけっこの末に功を奏した。 「待ちなさい、ってば!」 「くっ……ぅ、離して……!」 かろうじてイカロスに追いすがったニンフが空中で彼女に掴みかかる。手の中の槍は邪魔だが、当然それを攻撃に用いることはない。戦うのではなくただ泥臭くもつれ合う。徐々に高度が下がるその状態からイカロスが離脱しようと暴れるが、ニンフはそれを許さなかった。 「落ちつきなさい! 何があったってのよ、アルファー!」 「消えて……あなたなんか、見たくもない……!」 「アルファー……ッ、キャア!」 錯乱しきったイカロスの言葉は予想だにしないものだった。がつんと殴られたような衝撃が胸の内を走って、それは想像以上にニンフの心を抉っていく。 ――あの忘れられない日々に私はいらない、って? ――「出来損ないのくせしてトモちゃん狙わないでよ」、アルファーも、そう思ってたって? わずかな逡巡と膠着。おかげで団子になった二人はそびえる木を避け損ない、大きく砂埃を立てて墜落した。 その衝撃に組み付いていた体が吹き飛ばされる。 「ぐぅっ!」 「……っ!」 ざりざり、と全身が地を舐めた。損傷はかすり傷程度に収まり握り締めたゲイ・ジャルグも離れず手の中にあったが、全身はどうしようもなく砂まみれだ。 だが今は当然それどころではない。昔は耐えられなかったその汚れを払う事すらせず、ニンフは跳ね上がるようにして起きあがった。フェイリスは――。 「…………っ」 よかった。フェイリスは同じく墜落したイカロスの腕の中にいる。目立った外傷も見当たらない。イカロスがかばったのだろう。 一息つきかけて、すぐに頬を引き締めた。 「アルファー、何があったの!? どうして私から逃げるの!」 「――あなたが! 偽物だから!」 「偽物っ?」 突拍子もない、どころではない。 いったいこいつは何を言っている? 「ニンフは羽を毟られた。アストレアは敵。カオスなんてものは知らない。お花見もプールも、私は、マスターと、行ったことなんて、ない……っ!」 「んなっ――」 ――記憶域(メモリー)プロテクト? 咄嗟にそんな言葉が頭をよぎる。 お花見だってプールだって、みんなで行って、みんなで楽しんだじゃないか。 「みんなで楽しんだ」こと、それが重要なのだ。記憶を共有して、あの「忘れられない日々」を永遠にする。それが何より嬉しく、泣きたいぐらいに幸せなことだというのに、イカロスはそれを忘れたと言う。 何かが込み上げてきそうで、ニンフは無理やりそれを飲み込んだ。吐き出したい衝動を叱咤して思う。 何かの間違いだ。少しばかり辛いけど、間違いは間違いに違いない。そうだとも、屈するにはまだ早過ぎる。 「馬鹿言ってんじゃ……馬鹿言ってんじゃ、ないわよっ!」 声を大にして叫んだあとの気分といったら、まるで心のつかえが取れたようだった。うっとおしい悲嘆の代わりにむかむかとした気分が腹の底から湧き上がってくる。 そうだ、どうしてここまで虚仮にされたものだろうか。あの日々を、あの笑顔を嘘だったとは言わせない。大方これはあの眼鏡うじ虫に施された措置だろう。いや、シナプスの主かもしれない。でも誰だってかまわない。わずかな齟齬を発生させて、そこから不和を生み出すための措置。そんな舐めたまねをしてくれるやつは、どうあっても断罪すべきだからだ。 手のひらに力を込めて握り締める。槍の柄の堅い感触が、ニンフの決意を後押ししてくれる確かな足場のように感じられた。 私たちの大切な記憶をそんな風にもてあそぶなんて、絶対に許されることじゃあない。 だって、やっと掴んだんだ。アルファーも、無論私も。 だというのに、それをこうして穢すなんて、こんなことはあってはならない! 「あんたはメモ――」 ――リープロテクトをかけられてるだけなのよ。そうだわ、私たちが生きた、初めて生きることができたあの日々が嘘なはずないじゃない。それが偽者だなんて、誰にも言わせないわ。もちろんあんたにもね――。 言葉にするのはあまりにも簡単だったはずだ。それなのに、余すところなく心を吐き出すはずのそれは掻き消された。 他の誰でもない。 トモキの次くらいに大切で、なくてはならない人で、そして、言葉を伝えたかったアルファーその人によって、だった。 「……アルファー。あんた、ほんとに」 「それ以上私のニンフを、記憶を、汚さないで」 イカロスが構える弓矢を模した破壊兵器には見覚えがある。一度それを向けられた恐怖は、どうしたって拭い去れなかったからだ。 最終兵器『APOLLON』。 御しきれない細かなエネルギーの余波がじりじりと鼓膜を焼く。 フェイリスを弓を引く左手に抱きかかえたままの暴挙だ。 彼女が気絶していてくれて助かったという思いが頭のほんの片隅を過ぎった。自分たちを天使と呼んでくれた彼女に、こんな堕ちた姿を見せたくはない。 「……嘘でしょ……?」 そんな考えはあっという間に過ぎ去って、想いが次から次へと脳裏に去来していく。やっとの思いで言葉を漏らすも、その白々しさが痛々しい。 ニンフ自身が理解していたからだ。 あの時はただの脅しで済んだけど、これは違う。 その強い意志の瞳は、皮肉にもあの光り輝く日々によって形成された、真なる彼女の望み。 イカロスは“この”ニンフを排除したいと、切にそう願っている。 「アルファー」 これ以上なにも言うことはない、言葉にされずともニンフがそう理解した瞬間、掠れ切った自身の声は灼熱に穿たれ消散した。 向かい立つ彼女にも自分自身にも、目の潰れた天使たちを導く機能を持たされた彼にも、その声はまるでひとかけらも届かない。 無意識に伸ばした手に鏃が触れる。着弾と同時にそれは炸裂して、あとはもう――…… OOO ……――行かなければ、そんな意識だけが残っていた。 目障りな偽物がなくなった今も心はざわついたままで、この障音は何を置いても取り除かねばならない。 「マスターに会わなくちゃ。本物のマスターに会わなくちゃ。私と生きた、私が信じたマスターに会わなくちゃ」 それ以外には、何もない。 考えてみればおかしいのは羽の話だけではなかったのだ。 どうして気付けなかったのだろう。 なんと愚かなことか。 間抜けなイカロス、馬鹿なイカロス。 私はまた、「嘘」にまんまと騙されたという訳だ。 イカロスはニンフの撃墜を確認していなかった。偽物のニンフなど、その残滓を目にすることすら吐き気がする思いだったのだ。だから爆炎も収まりきらぬうちに、自身を破壊の余波から護るイージスを展開したまま飛び去った。 そこまでは首尾よく運んだのだが、しかし今のイカロスにはメダルの残量が心許ない。E-4のどこかに降りて方策を立てるか、それともこのままあのひと際大きな建物――鴻上ファウンデーションビル――まで飛び続けるか、どうにも決めかねる。 放送までは残り一時間半強。いっそのこと放送まで手近なところで休んでしまうべきか。 いくつかの案が泡のように浮かんでは溜まっていく。どちらにしても、近くに本物のマスターがいてくれれば他は、それこそメダルのことすらどうでもいいのだけれども、そう思いながら胡乱げに飛んでいると、その腕の中で小さく震えるものがあった。 彼女、フェイリスはいまだに気絶したままで、目覚めるようには思えない。頻度が低く小さな身じろぎに加え、ただ機械的に呼吸を繰り返しているだけだ。 マスターがいたらきっとこの機は逃すまい。王子気取りのキスか人工呼吸と称したそれかを間違いなく狙うだろう。肩からずり落ちかけたデイバッグふたつを背負いなおし、容易く想像がつく自身のマスターの行動に想いを馳せる。 イカロスたちの日常とはそんなものだ。 ――そんなものなのだ、イカロスが隣にいようと、何一つ変わりなく。 (そういえば、こいつも) 私の記憶の中にはなかったな、と。 イカロスはほんのちょっぴりだけ、そう考えた――…… 【一日目-夕方】 【E-4/上空】 【イカロス@そらのおとしもの】 【所属】赤 【状態】健康、とてつもなく不安、とてつもなく冷静 【首輪】25枚:0枚 【コア】クジャク(使用済み) 【装備】なし 【道具】基本支給品×2 【思考・状況】 基本:本物のマスターに会う。 1.本物のマスターに会う。 2.嘘偽りのないマスターに会う。 3.共に日々を過ごしたマスターに会う。 4.鴻上ファウンデーションビルまで飛んで休むか、E-4の街中のどこかで休むか 【備考】 ※22話終了後から参加。 ※“鎖”は、イカロスから最大五メートルまでしか伸ばせません。 ※“フェイリスから”、電王の世界及びディケイドの簡単な情報を得ました。 ※このためイマジンおよび電王の能力について、ディケイドについてをほぼ丸っきり理解していません。 ※「『自身の記憶と食い違うもの』は存在しない偽物であり敵」だと確信しています。 ※「『自身の記憶にないもの』は敵」かどうかは決めあぐねています。 ※最終兵器『APOLLON』は最高威力に非常に大幅な制限が課せられています。 ※最終兵器『APOLLON』は100枚のセル消費で制限下での最高威力が出せます。 それ以上のセルを消費しようと威力は上昇しません。 『aegis』で地上を保護することなく最高出力でぶっぱなせば半径五キロ四方、約4マス分は焦土になります。 ※消費メダルの量を調節することで威力・破壊範囲を調節できます。最低50枚から最高100枚の消費で『APOLLON』発動が可能です 【フェイリス・ニャンニャン@Steins;Gate】 【所属】無所属 【状態】健康、嫌な物を見せ付けられた不快感、気絶 【首輪】100枚:0枚 【コア】ライオン 【装備】なし 【道具】デンオウベルト&ライダーパス@仮面ライダーディケイド 【思考・状況】 基本:脱出してマユシィを助ける。 0.天使や妖精と友達になったニャ! けど…… 1.アルニャン(イカロス)達と一緒に行動する。 2.凶真達と合流して、早く脱出するニャ! 3.変態(主にジェイク)には二度と会いたくないニャ……。 4.桜井智樹は変態らしいニャ。 5.イマジン達は、未来への扉を開く“鍵”ニャ! 6.世界の破壊者ディケイドとは一度話をしてみたいニャ。 【備考】 ※電王の世界及びディケイドの簡単な情報を得ました。 ※モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが憑依しています。 ※イマジンがフェイリスの身体を使えるのは、電王に変身している間のみです。 【全体備考】 ※D-3最南東端の二階建て民家(1F南側の壁にでかい穴あいてる)に、ゲイ・ボウ@Fate/zero が放置されています。 OOO ……――大地はいまだじりじりと焼けていて、大気は吸えばたちまちその肺を焼き切る熱を孕んでいる。 戦略エンジェロイド「空の女王(ウラヌス・クイーン)」が持ちうる兵装の中で最強の破壊は、標的であろうがなかろうが全てを例外なく食い尽くすそれのはずだ。その暴威を一身に受けてあらゆる物が打ち砕かれ原型を留めずいる元公園のなか、こともあろうにそもそも矢に狙われていた彼女だけがかろうじてその姿を保ち続けていた。 「……ぁ」 なんとか電算機器が満載の頭部は守り抜いていた。もちろん火傷やかすり傷は目も当てられないほどの爪痕ととして顔を含めた全身に残っているし、ご自慢の羽もその例に洩れることはない。しかし高々電子戦用エンジェロイドでしかないニンフが、あの空の女王の最大の一撃を真正面から受けたというのに右腕一本の喪失のみで耐えたというのは、これはもう称賛に値するどころの話ではない大金星だ。 例えそれが制限の元の一撃であろうとも。 例えそれが赤い魔槍の破壊と同時に放出された、ニンフにとって未知のエネルギーが『APOLLON』の威力の大半を相殺した結果であろうとも。 例えそれがイカロスが余熱からの自身の防御のためにメダルを割いたことも鑑みようとも、である。 最も、その栄光をニンフに誇れと言うのはこの上なく非道な話だ。 ああ、なんとままならない話であることだろう。誰も彼もが実にツイてない。誰も悪くない、というところが何より最低の不運であり、同時に最高の皮肉だ。 盲の羽蟲に相応しい物語の果てで、ニンフはただ独りぼっちだった――…… 【E-3/公園】 【ニンフ@そらのおとしもの】 【所属】青 【状態】身体ダメージ(極大)、全身に火傷や裂傷多数、羽はボロボロ、右腕喪失、強い混乱、深い絶望 【首輪】0枚:0枚 【装備】なし 【道具】なし 【思考・状況】 基本:知り合いと共にこのゲームから脱出する。 1.どうして……? 2.知り合いと合流(桜井智樹優先) 3.トモキの偽物(?)、裸の男(ジェイク)、カオスを警戒。 【備考】 ※参加時期は31話終了直後です。 ※広域レーダーなどは、首輪か会場によるジャミングで精度が大きく落ちています。 ※“フェイリスから”、電王の世界及びディケイドの簡単な情報を得ました。 ※このためイマジンおよび電王の能力について、ディケイドについてをほぼ丸っきり理解していません。 ※イカロス、フェイリスの行方を把握していません。 ※『APOLLON』のダメージによって放出したセルメダルはイカロスに吸収されておらずニンフの周りに散らばっています。 【全体備考】 ※E-3の公園を中心に半径500メートル程度が完全な焦土と化しており、半径一キロに渡って衝撃波や火災と言った影響が及んでいます。 ※ゲイ・ジャルグ@Fate/zeroは消滅しました。 OOO ……――斯くして長々と語られた羽蟲たちのバラッドは一応の終わりを見る。 もしこの悲喜劇にあえて訓戒をつけるとするならば、そう。 「人の話はよく聴きましょう」と、そういったものであるはずだ――…… 067 ドミナンス 投下順 069 鈴羽の敵はそこにいる 067 ドミナンス 時系列順 069 鈴羽の敵はそこにいる 028 Iの慟哭/信じたいモノ イカロス 073 流浪の心 ニンフ 077 X【しょうたいふめい】 フェイリス・ニャンニャン 073 流浪の心
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松岡正剛 『松岡正剛の書棚』 中央公論社 2010.7 ◎はキーブック 本殿第1巻 遠くからとどく声 (1)少年少女の文学が解く昔日の記憶に秘められた矛盾 ◎中勘助 銀の匙 銀の匙で遠い日が甦る 県立'75 9F'99 市立'79 大学旧'99 ラルボー 幼ごころ 八戸 デイヴィッド・コパフィールド 9F(文庫4巻79) 大学旧(5巻,02) トム・ソーヤーの冒険 県立(原書、岩波少年01) 7F児・文学J93ト1-2 市立(原著86,081イ1-2) 『十五少年漂流記』 県立 7FB953ヘ6F文庫YBヘル 市立書庫 ◎カポーティ 『遠い声 遠い部屋』 瑞々しい感性 9FB 市立書庫 『秘密の花園』 小公女 県立(和書、原書) 9F 市立J933バ書庫 ポーの一族 中泊 七戸 六ヶ所 樋口一葉 『たけくらべ』 お薦め 尾崎翠 『第七官界彷徨』 県立 地域サービス7FB918.6オ1 尾崎翠全集 ノヴァーリス 青い花 オトナ必読 9F(89) 大学旧(89) メーテルリンク 青い鳥 県立(岩波少年文庫、全集) 7F児・文学J95メ 市立081イ 石井桃子 ノンちゃん雲に乗る バラード 時の声 9F 『結晶世界』 9F 時の声は暗示力が読書の本質であることを教える レイ・ブラッドベリ 火星年代記 7FB933フ 何かが道をやってくる クラーク 幼年期の終わり 県立 7FB933ク 『谷内六郎 昭和の想い出』 県立 『北風とぬりえ』 7F日本文学タニ 913.6タニ3 時間がとまっている 立川談志 童謡咄 7階壁書架911.5タ 『談志絶唱 昭和の歌謡曲』 県立 ギュンター・グラス 『ブリキの太鼓』 衝撃を受けた。時間の止まった少年たち 高野文子 絶対安全剃刀 特に おともだち という短編マンガがいい 大島弓子選集(16巻) 中泊 六ヶ所 吉本ばなな 『TUGUMI』 高野文子や大島弓子のマンガの影響 江國香織 『落下する夕方』 7F日本文学エク6F読むY91エ 市立書庫 ドリトル先生アフリカゆき 県立(2000) 7F児・文学J93ロ(2000) 市立J933ロ(1986) (2)現実と夢想の回転木馬。文学の傑作はそこから生まれる 陶淵明 陶淵明全集 県立(91) 9F(90) 大学旧(90) 杜甫 県立(世界古典全集吉川幸次郎訳1967) 8階壁書架908セ28(世界古典全集1983) 市立921ト(ワイド) 大学旧(杜甫詩選91) 大学921.Sh69.3(83) 李白 県立 市立書庫 大学908.18.27(72) 上田秋成 雨月物語 県立(日本の古典83) 8階壁書架918ケ19 市立書庫 大学910.8.28.56(1959) 折口信夫 死者の書 県立(全集97) 8階壁書架918.6オ24(1967) 市立913.6オリ(初稿) 大学旧(文庫2010 中島敦 山月記 県立(ワイド2003) 7FBナカ(新潮2000) 市立J913.6ナ(旺文社1997) 大学旧(岩波1994) 夢野久作 ドグラ・マグラ ユゴー 『レ・ミゼラブル』 プーシキン 『スペードの女王』 県立 9F 大学旧 怪奇小説の大傑作 江戸川乱歩 『押絵と旅する男』 県立(全集6) 8階壁書架918.6エ(全集6) 大学旧(短編集) 夏目漱石 道草 県立(91) 大学旧(漱石全集93) 夢十夜 荷風 断腸亭日乗 県立(93) 7階壁書架915.6ナ1-7(80) 大学旧1-7(80) ◎ 寺田露伴 『連環記』 県立(1977) 大学旧(1991) 彼岸と此岸がぐるぐる回る 小林勇 『蝸牛庵訪問記』 県立(1983) 大学旧(1956) 露伴を読むに絶対必読のサイドリーダー イタロ・カルヴィーノ 『見えない都市』 県立 7階壁書架973カ8階壁書架908セ2-06 市立書庫(2000) 大学908.Se22.2-6(2009) 冬の夜ひとりの旅人 県立 7階壁書架973カ ジャック・プレヴェール 金色の老人と喪服の時計 オトナの童話 八戸 大佛次郎 『冬の紳士』 県立(1973) 9F(1995) (3)無頼な男の行きずりの日々。短歌と俳句の読み方指南 ◎プルースト 失われた時を求めて 県立(ちくま1-7,1986 集英1-13,1996) 9F(96) 市立726ウ1-7(07) 大学旧(集英96ちくま93) ロレンス・ダレル アレクサンドリア四重奏 市立933ダ1-4 チャールズ・ブコウスキー 『町でいちばんの美女』 県立 7F外国文学933フ 市立書庫 レイモンド・チャンドラー 長いお別れ 県立 7FB933チ 北原白秋詩集 北原白秋歌集 県立(49) 9F(99) 大学旧(99) 山頭火 山頭火全句集 リフレインもいい 県立 『銀河鉄道の夜』 短歌も注目したい ◎上田三四二 短歌一生 短歌を知るために 八戸大学 堀口大學 月下の一群 県立 9F 大学旧(復刻) 石川桂郎 俳人風狂列伝 県立 7階壁書架911.3イ 和辻哲郎 『古寺巡礼』 県立(文庫1992) 9F(文庫1980) 市立書庫(1991) 大学旧(1979) (4) 懐かしい町があった。夢の方舟には運ばれる快感 宇佐美承 『池袋モンパルナス』 県立 地域サービス 市立書庫 上村一夫 菊坂ホテル 名作マンガ 三沢市 堀正三 『朝倉文夫の青春』 県立 須賀敦子 『コルシア書店の仲間たち』 県立 7F日本文学スカ2001 市立書庫92 良寛全詩集 県立 市立919リ ボルヘス 『夢の本』 県立 大学908.SE22.43 西行 山家集 県立(新潮82) 9F1979 市立書庫 大学旧(新潮82) うつとうつつの境界を失う うつろひを詠んだ 星新一 『ボッコちゃん』 7FBホシ 大学918.6.Sh61.67 最相葉月 『星新一』 県立 7階壁書架910.2ホ 市立910.268ホ 稲垣足穂 一千一秒物語 超名人芸 県立 7FBイナ 半村良 産霊山秘録 9FB 市立書庫 石川淳 『紫苑物語』 名作 県立(全集) 8階壁書架918.6イ5 大学918.6.Sh61.8 澁澤龍彦 うつろ舟 県立 市立書庫 遠藤ケイ 『熊を殺すと雨が降る』 県立 8F社会科学384.3エ 『海の道山の道』 県立 8F社会科学384.3エ 市立384エ 牧野信一 ゼーロン 県立(全集) 7階壁書架913.6ニ2 大学旧(90) 本殿第2巻 猫と量子が見ている (1)洒脱な科学エッセイの愉悦。情緒の数学とエレガントな宇宙 ファラデー 『ロウソクの科学』 県立(岩波87) 7FB430.4フ(角川89) 市立書庫(79) 寺田寅彦全集 県立(97) 8階壁書架918.6テ1(96) 県立旧(60) 平田森三 『キリンのまだら』 県立 大学旧 川上紳一 『縞々学』 県立 8F自然科学450カ 今西錦司語録 ライプニッツ著作集 論理機械、モナド論、思想のアルファベット 県立 大学旧 ヴィーコ 『新しい学』 判断の方法と発見の方法を創った。 県立(3巻) 9F(世界の名著) 大学080.SE22(世界の名著) ヘルマン・ワイル 数学と自然科学の哲学 合同から相似へ 大学旧 ホワイトヘッド 過程と実在 大学旧(みすず書房、松籟社) 岡潔 『春宵十話』 超名著 県立 市立書庫 朝永振一郎 物理学とは何だろう 県立 7FS420ト1 大学旧(岩波新書、みすず) ◎ハイゼンベルク 部分と全体 非線形な世界 県立 大学289.3.H51(1999) ピーター・アトキンス 『エントロピーと秩序』 県立 市立書庫 大学426.5.A94 佐藤文隆 『宇宙物理への道』 岩波ジュニア新書 県立 6F知るY244 市立081イ394 佐藤勝彦 『宇宙137億年の歴史』 市立443サ 大学440.Sa85 『ホーキング、宇宙を語る』 県立 8F自然科学440ホ 大学440.1.H45 ブライアン・グリーン 『エレガントな宇宙』 宇宙を織りなすもの 難解 県立 8F自然科学421ク1-2(織りなすもの) 市立書庫(エレガント)・421グ1-2(織りなす) 大学429.6.G82(エレガント) エドワード・ホール かくれた次元 市立書庫 大学旧 ディラック 量子力学 大学旧(68) 朝永振一郎 量子力学 県立1969 大学421.3.To62.1-2(1991) (2)塵から生まれた生命がフラジャイルな人間になるまでの道 ◎クリスチャン・ド・デューブ 『生命の塵』 8F自然科学460ト ダーウィン 種の起源 県立(原著、光文社09) 大学旧(岩波90)大学467.5.D42(朝倉09) 8F自然科学467.5タ(図説種の起源) ローレンツ 『動物行動学』 県立 7FB481.7ロ(『ソロモンの指輪』) 市立481ロ(ソロモンの指輪) 大学新481.7.L88.1-1(1977) ダンシャン 『ニワトリとタマゴ』 必読 県立 シャスティン・モベリ 『オキシトシン』 県立 おバカな[脳科学」の限界が見えてくる ルイス・トマス 『人間というこわれやすい種』 県立 市立 大学490.4.Th5 この棚での最高の一冊 ロジェ・カイヨワ 『遊びと人間』 県立 大学新104.C12大学旧 ジョセフ・ニーダム 中国の科学と文明 県立(99図説版もあり) 市立402テ(図説) 大学旧(77) 深田久弥 『日本百名山』 県立(74) 7FB291.0フ 市立291.09フ 牧野富太郎 牧野日本植物図鑑 大学470.38.Ma35 マイケル・ポランニー 『個人的知識』 大学140.1.P76 トマスとカイヨワに続く遊学的哲学者 エリッヒ・ヤンツ 自己組織化する宇宙 八戸 スチュアート・カウフマン 『自己組織化と進化の論理』 大学461.Ka89 本殿第3巻 脳と心の編集学校 (1)漢字と「呪い」の不思議なかんけい。デジタル社会を活版印刷で大予測。 白川静 『漢字の世界』 県立(76) 8F書庫(77) 市立821シ1-2(03) 大学旧(76) 宮城谷昌光 『沈黙の王』 小説 県立 7F日本文学ミヤ 市立書庫 岩波 哲学・思想事典 エスペラント語辞典 新・手話辞典 メルロー・ポンティ シーニュ 意味の本質が関係性にある 大学新135.9.Me66.1-2 ロラン・バルト 『神話作用』 ハナシが表現の仕方で神話となる 7F書庫 大学954.B25 マーシャル・マックルーハン グーテンベルクの銀河系 無意識は活字利用から 県立1986 大学旧(86) 俳句歳時記 県立(平凡2000) 7階壁書架911.3ハ(2000) 市立書庫 大学911.3.H15(角川、合本) (2)システムの内と外、狂気と正気。読書のための読書 パース著作集 哲学者の中でも必読。帰納と演繹以外に、アブダクション(仮説形成)を設定。 大学旧(3巻) ジェラルド・ワインバーグ 一般システム思考入門 大学旧 ミンスキー 『心の社会』 心を説明するには、心でないものから手がかりに考えなくてはならない。 県立 市立書庫 ◎ジェームス・ギブソン 『生態学的視覚論』 アフォーダンス理論の説明 大学旧 ユング 『元型論』 県立99 8F人文科学146.1ユ(99) 大学旧82 ラカン 『エクリ』 県立(3巻) 8F人文科学145.9ラ 大学旧 ◎フーコー 『狂気の歴史』 神がかりは昔からある、狂気は、近代社会の発明か? 9F 市立書庫 大学493.7.F42 グルジェフ伝 神秘思想家 8F人文科学147ム 『シュタイナー自伝』 県立(2巻,01) 8F人文科学115.7シ1 大学134.9.St3(82) ゴットフリート・ロスト 『司書』 県立'05 8階書庫'94 市立013ロ(05) レーシェブルク 『ヨーロッパの歴史的図書館』 県立 9F アルベルト・マングェル 『読書の歴史』 県立 9F 市立書庫 大学020.2.Ma43 ベイトソン 『精神の生態学』 外と内の相互作用 県立'00 大学旧'90 岩井寛 『森田療法』 講談社現代新書 県立 生と死の境界線 県立 7階壁書架916イ 大学916.I93 (3)デジタル社会の未来は、過去のデジタル社会で知る アラン・ケイ 『アラン・ケイ』 県立 エリック・レイモンド 伽藍とバザール ポール・ヴィリリオ 『アクシデント 事故と文明』 過去から未来を俯瞰 県立 ユルジス・バルトルシャイティス 『幻想の中世』(2巻'98) 県立 大学旧'85 アベラシオン アナモルフォーズ イシス マリオ・プラーツ 『官能の庭』 庭も絵画も建築物も工芸品の世界の模型 県立 大学新702.P89 バーバラ・スタフォード 『ヴィジュアル・アナロジー』 デジタル時代の連想編集。絶対必読書 県立 ジャック・アタリ 情報とエネルギーの人間科学 『21世紀の歴史』 県立 市立304ア 『反グローバリズム』 県立 8F社会科学309.2ア 市立309ア 本殿第4巻 神の戦争・仏法の鬼 (1)母性社会から見える神の隠された謎。ローカライズが生んだ悪人正機の逆説 ルネ・ジラール 『世の初めから隠されていること』 神が暴力を肯定したのではないか 大学新163.G47 ◎『モーセと一神教』 フロイト最後の著作。人類最初の父殺し 県立 8F人文科学193.2モ バハオーフェン 母権論 『母権制』 県立 大学新164.B13.1-2 三枝充悳 『大乗とは何か』 県立 8F181.0サ 市立181サ 『大乗起信論』 県立'05 8F人文科学183.9ヒ(78) 大学旧(岩波文庫'94) 法華経 他者への善行こそが自らの成仏につながる ◎天台智顗 摩訶止観 県立 9F(岩波文庫'79) 大学旧(岩波'66) 道元 正法眼蔵 県立'93 9F現代語訳 市立書庫'93 大学旧'90 倉田百三 法然と親鸞の信仰 8階壁書架918.6ク7 五木寛之 『親鸞』 県立 7F日本文学イツ1 市立913.6イツBM書庫 ダンテ 神曲 イタリアのデザイナーはほとんどが神曲を読んでいる。 県立 7FB971タ1(集英社)9F(岩波) 市立971ダ(完全版'10) 大学新971.D39 (2)近代人がアフリカで見た「闇の奥」。そして狂気へ 『カラマーゾフの兄弟』 神は人を裁けるか 県立(光文社'06) 7FB983ト1(光文社) 大学983.D88(光文社) ◎ジョセフ・コンラッド 『闇の奥』 県立(光文社) 7F外国文学933コ(三交社) 大学旧(岩波'58) アレクサンドル・デュマ 巌窟王 6F読むY91テユ モンテ・クリスト伯 県立(岩波少年文庫'00ほか) 6F読むY91テユ7F児・文学J95テ1 市立081イ市立書庫(中村真一郎訳) サルトル マラルメ論 9f リシャール 『マラルメの想像的宇宙』 県立 トロツキー 『わが生涯』 裏切られた革命 県立(トロツキー自伝) 9F(岩波'01ほか) 大学旧(岩波'00) バクーニン 『神と国家』 アナーキズムのはじまり 県立 8F書庫(世界の名著) 大学080.Se22.42(世界の名著) ニーチェ ツァラトストラかく語りき ヨーロッパ思想の矛盾、限界、嘘を暴いた。ツァラトストラとはゾロアスターのこと 7FB134.9ニ1 ロレンス 知恵の七柱 イギリスの矛盾の体現 県立(5巻) 8階書庫 市立227ロ1 大学旧 エミール・シオラン 『涙と聖者』 生誕の災厄 カイエ (県立3冊) 大学旧新139.C72(涙と聖者) いずれも必読書。聖なるものとの出会い。 ウィリアム・フォークナー 『サンクチュアリ』 県立 7FB933フ ロバート・ノージック 『アナーキー・国家・ユートピア』 大学新311.N98 アントニオ・ネグリ <帝国> コロニーのようにたくさんの自治が横につながっていく 県立(マルチチュード、帝国をめぐる五つの講義) 8F社会科学311.7ネ1(マルチチュード) 大学319.N62(『帝国』)311.4.N62(帝国をめぐる五つの講義) (3)西洋の知で世界を見るな。宇宙は健康あるいは病気? レヴィ・ストロース 悲しき熱帯 県立(名著'67) 8F社会科学382.6レ1-2(01) 大学389.Ma39(名著'80) シモーヌ・ヴェイユ 『根をもつこと』 県立'98 大学旧(岩波'10) 『ルー・ザロメ 回想録』 県立 アナイス・ニン コレクション(3巻) 7F外国文学933ニ スーザン・ソンタグ 『反解釈』 県立'96 市立書庫'77 大学934.So48(96) ジャン・リュック・ナンシー 『共出現』 侵入者 県立(2冊) 市立書庫(侵入者) 埴谷雄高 不合理ゆえに吾信ず 死霊 県立 7階書庫 市立書庫 大学旧 本殿第5巻 日本のイデオロギーの森 (1)アジアとは何か。桃太郎の母はどこへ行ったのか。日本の謎に迫る 宮崎市定 『東洋的古代』 県立 アジア史概説 県立 内藤湖南 東洋文化史 大学旧'69 大室幹雄 正名と狂言 孔子と荘子のこと 沢史生 『鬼の日本史』 閉ざされた神々 8F社会科学387サ1 市立書庫 河合隼雄 『母性社会日本の病理』 県立 大学新361.4.Ka93 鎌田東二 『超訳 古事記』 県立 7階壁書架913.2カ 日本架空伝承人名事典(禁帯出) 故事拾遺 宇治拾遺? 日本王権論 県立 墨子 自ら攻撃しないが、攻撃されたら戦う 県立(明治書院'07概略、東洋文庫、徳間書店) 8階壁書架928シ,928シ518階書庫124.3ホ(東洋文庫) 8F人文科学122.0チ5(徳間) 市立書庫(東洋文庫) 大学120.8.Sh69.50(明治書院) 佐藤弘夫 『神・仏・王権の中世』 アマテラスの変貌 9F 大学旧 川村湊 『牛頭天王と蘇民将来伝説』 闇の摩多羅神 赤坂憲雄 『境界の発生』 市立書庫 大学旧 (2)日本の中世を作る王と民。危険な思想と明治維新 今谷明 『室町の王権』 王権の変化をしる 県立 市立書庫 大学210.4.A92 井上鋭夫 『山の民・川の民』 県立 市立書庫 大学新210.4.I57 村上知義 『忍びの者』 小説 県立 7FBムラ1-3 市立書庫(5巻) ◎山本常朝 『葉隠』 県立'04 9F 市立書庫'64 五味康祐 『柳生武芸帳』 県立'93 7FBコミ1- 市立書庫'93 藤沢周平 『一茶』 一茶の思想はラディカル 県立 8階壁書架918.6フ8 市立書庫'78 大学旧'92 長谷川三千子 『からごころ』 県立 吉田松陰 『講孟余話』 危険な本、自死の思想 9F(名著) 大学(對馬文庫Ts080.I 95.y) ヴィクター・コシュマン 『水戸イデオロギー』 県立 8F人文科学121.5コ 市立書庫 大佛次郎 『天皇の世紀』 幕末明治がわかる 県立'05 8F人文科学210.5オ1-10(1974) 市立書庫'74 パリ燃ゆ パリ・コミューンについて 県立'71 9FB'83 市立書庫'64 大学新913.6.O74.1-2(1964) 松本健一 『開国のかたち』 明治維新の本当の意味が読めてくる 8F人文科学210.5マ 市立書庫 内村鑑三 代表的日本人 日蓮、中江藤樹、上杉鷹山、二宮尊徳、西郷隆盛 県立(訳'09岩波'41) 9F岩波'95 市立281ウ対訳'02 大学旧(岩波'95) 『ザ・大杉栄』 大学旧 宮崎滔天 『三十三年の夢』 県立('82) 8階書庫(名著'84) 市立書庫'98 大学旧(岩波'93) 上村希美雄 宮崎兄弟伝 県立'84 市立書庫(一部の巻のみ) 大学旧 中里介山 大菩薩峠 県立'71 7F日本文学ナカ1'95 市立書庫'80 大学旧'51 (3)あの戦争を考える。あの敗戦を考える 井伏鱒二 『黒い雨』 梅崎春生 『幻化』 県立'81 9FB'79 大学918.6.Sh61.26(1981) 藤井康栄 『松本清張の残像』 文春新書 7FS910.2フ 市立書庫 松本清張 『昭和史発掘』 県立(13巻'65-'72) 8F人文科学210.7マ1('74)9FB'79 市立書庫'74 大学旧'65,'73(全集) ◎山口昌男 『「敗者」の精神史』 県立 8F人文科学210.6ヤ 市立書庫 大学210.6.Y24 井上ひさし 『東京セブンローズ』 県立 7F日本文学イノ 市立913.6イノ 安彦良和 虹色のトロツキー 傑作 半藤一利 『昭和史 1926-1945』 『昭和史 戦後篇』 県立'09 8F人文科学210.7ハ'09 市立210.7ハ'09 坂井三郎 『大空のサムライ』 『続』 県立'76 地域サービス'84 市立書庫'68 本殿第6巻 茶碗とピアノと山水屏風 (1)絵画を語る書を語る建築を語るその言葉を探す 吉村貞司 中国絵画を読む 県立 八大山人字典 歴代名画記 県立 8階壁書架928チ54(?) 市立書庫 大学旧 井上有一 日々の絶筆 8Fアート728.0イ 芳賀徹 藝術の国日本 八戸 富岡鉄斎 太田垣蓮月 県立 大学旧 劉生日記 9FB'98(岩波文庫) 大学旧'98 伊藤若沖大全 『アルベルティ 建築論 絵画論、芸術論(?) エミール・マール 中世末期の図像学 ロマネスクの図像学 ゴシックの図像学 県立(3冊とも) 市立書庫(3冊とも) 高階秀爾 『近代絵画史』 中公新書 県立'75 7FS723タ1-2 ブルーノ・タウト 『日本美の再発見』 岩波新書 県立'62 9F'79 大学旧'62 村野藤吾 村野藤吾のデザイン・エッセンス『1』,2,3,4,5 8F自然科学520.8ム1-5 石元泰博 『伊勢神宮』 8F人文科学175.8イ 青山二郎 眼の哲学 利休伝ノート 県立(全集'03) 7FBアオ1-2 (2)パンセに代わる日本の名著。引き算の美学と粗相の美 大森曹玄 『山岡鉄舟』 県立'83 9F 市立書庫'80 ◎熊倉功夫校訂解説 『南方録』 県立(現代語訳) 9F岩波文庫(立花編) 大学旧'86岩波 柳宗悦 『民藝四十年』 9F'84文庫 大学旧'84 (3)芸事の名人は、日本を知る方法も発見している 近松洋男 『口伝解禁近松門左衛門の真実』 県立 7階壁書架912.4チ 渡辺保 『黙阿弥の明治維新』 県立 九鬼周造 いきの構造 県立 7FB書庫9FB 市立書庫(ワイド) 川瀬敏郎 『花会記』 県立 重森三玲 『モダン枯山水』 市立629シ 風姿花伝 和漢朗詠集 方丈記 南方録 日本人の表現の源泉 折口信夫 日本芸能史六講 県立(全集) 大学旧'44'91 平岡正明 『新内的』 県立 木戸敏郎 『若き古代』 県立 宮城道雄 『雨の念仏』 市立768ミ 大学新369.27.Sh95.9 『パンソリ』 県立 市立書庫 大学旧 土方巽 『病める舞姫』 美貌の青空 県立(2冊) 市立書庫(病める) 完本 美空ひばり グレン・グールド 発言集 『書簡集』 県立(2冊) 市立書庫(著作集)760グ(発言集) 大学旧(著作集) 武満徹 エッセイ集 著作集 県立(著作集5巻) 9F(著作集) 市立書庫(著作集) アーノンクール 『古楽とは何か』 県立 クリス・ウェルチ 『ジミ・ヘンドリックスの伝説』 市立書庫 ジョン・スウェッド 『マイルス・デイヴィスの生涯』 県立 8Fアート764.7テ ボリス・ヴィアンのジャズ入門 八戸 日々の泡 9F7FB953ヒ 市立書庫 高橋透 DJバカ一代 (4)天才ピカソによる剽窃の真相。土門拳の鬼のような魂 『カリカチュアの歴史』 県立 市立書庫 カイザー グロテスクなもの 大学旧 ペンローズ ピカソ 8Fアート723.3ヒ エル・リシツキー 大学旧(革命と建築) 日本のタイポグラフィックデザイン エルンスト 百頭女 むつ市 『材料から建築へ』 県立 絵画・写真・映画 フランク・ロイド・ライト 自伝 8F人文科学289.3ラ 磯崎新 『空間へ』 9F'73 大学旧'84 内藤廣 建築的思考のゆくえ 白井晟一 『無窓』 県立 9F ギーディオン 『空間・時間・建築』 県立'09 大学新520.1.G42'73 土門拳 拳心 拳魂 県立(2冊) 市立書庫(拳心)740ド(拳魂、拳眼) 荒木 センチメンタルな旅 名作 市立書庫? 藤原新也 『印度放浪』 時代的必読書 9F 都築響一 『珍日本紀行』 市立書庫 ユージン・スミス 県立 市立書庫 十文字美信 わび ジャコメッティ/エクリ 八戸 マルセル・デュシャン全著作 『ジョージア・オキーフ』 県立(エルドリッジ著) 8Fアート723.5オ 市立書庫(知られざるジョージア・オキーフ) 片岡球子全版画 ブニュエル、ロルカ、ダリ ルドルフスキー 建築家なしの建築 キモノ・マインド ボードリヤール 『物の体系』 県立'08 大学旧'80 エットーレ・ソットサス 県立 内田繁 インテリアと日本人 7F住まいV529ウ 市立書庫 ジョージ・ドーチ 『デザインの自然学』 県立 川崎和男 『デザインは言語道断!』 8F自然科学501.8カ 市立書庫 川崎和男ドリームデザイナー 仲條正義 花椿ト仲條 市立727ナ 『デザインを知る世界の名著100』 県立 蓮實重彦 監督小津安二郎 県立'03 8Fアート778.2オ'03 市立書庫'83 佐藤忠男 溝口健二の世界 県立'06 市立書庫'82 四方田犬彦 アジア映画の大衆的想像力 8Fアート778.2ヨ フェリーニ、映画を語る 『映画監督スタンリー・キューブリック』 県立 9F 中井正一 委員会の倫理 ハンス・アビング 金と芸術 村上隆 『芸術起業論』 8Fアート704ム (5)もっともセクシーなのは無。複合的知性はそこから爆発する アンディ・ウォーホル 『ぼくの哲学』 県立 8Fアート723.5ウ 市立書庫 『イリヤ・カバコフ自伝』 県立 エッシャーの宇宙 市立(岩木) 『評伝イサム・ノグチ』 県立 8Fアート712.5ノ 市立書庫 ◎バイ・バイ・キップリング 森村泰昌 芸術家Mのできるまで 赤坂憲雄 『岡本太郎の見た日本』 県立 8F郷土資料A387ア 市立723ア 本殿第7巻 男と女の資本主義 (1)切ない恋と暴走列車のような恋情けない男にあきれる女 とはずがたり 県立 7階壁書架915.4コ 大学(岩波'94)918.SH64.50 (小学館'99)918.Sh69.47 トルストイ アンナ・カレーニナ 県立(光文社3巻'08) 9F(岩波'79) 市立書庫 大学旧(岩波'89) デュ・モーリア レベッカ 県立原著新潮'07 7F933テ 市立書庫'77 斎藤茂太 女のはないき・男のためいき 7F日本文学サイ 市立914.6サ 平塚雷鳥 平塚らいてう著作集 県立 大学旧 瀬戸内寂聴 『青鞜』 県立'84 8階壁書架918.6セ13 市立書庫 大学旧 中村喜春 江戸っこ芸者一代記 志村ふくみ 『一色一生』 県立'05 9F 市立753シ 大学旧 白夜に紡ぐ 県立'09 7F日本文学シム 市立914.6シ (2)資本主義の源流と、共産主義の源流と カール・ポランニー 人間の経済 県立(2巻)'80 8F330ホ1'98 『大転換』 県立 市立501ダ 大学332.06.P76'75 フェルナン・ブローデル 地中海 県立'99 8F209.5フ4'94 大学旧'99 物質文明・経済・資本主義 大学旧'85 フーリエ 『四運動の理論』 奇妙な経済理論であり、革命理論 大学新080.1.Ko9.34 39 ジョン・ダワー 『敗北を抱きしめて』 吉田茂とその時代 頭山満 幕末三舟伝 県立 大学旧'30 花田清輝 復興期の精神 県立'75 9F'79 大学旧'75 立花隆 『天皇と東大 大日本帝国の生と死』 県立'05 8F人文科学210.6タ1-2 市立210.6タ1-2 今和次郎 考現学入門 県立'87 8F郷土資料A382コ (3)ゲイの中に見える聖性と幻想とそして真実 コクトー 大跨びらき ゲイ・アイデンティティ オスカー・ワイルド ドリアン・グレイの肖像 県立'06 7FB933ワ 市立原書 大学旧'67 ジョルジュ・バタイユ エロティシズム 徹底した性 県立'73 市立書庫'73 大学旧'73 テネシー・ウィリアムズ回想録 県立'99 7F書庫'79 市立書庫'79 大学新932.W74 ナボコフ ロリータ 県立'05 7FB933ナ'06 マヌエル・プイグ 『蜘蛛女のキス』 県立'94 9F'83 ジャン・ジュネ 『泥棒日記』 県立(全集)'92 7FB953シ'90 市立書庫'90 (4)哲学とともに読むサブカルとマンガとフェミニズム 町田康 『くっすん大黒』 県立 7F日本文学マチ 市立書庫 『テースト・オブ・苦虫』 県立(8巻) 7F日本文学マチ 6F読むY91マチ1 市立BM書庫 ウィリアム・バロウズ 『裸のランチ』 県立'78 7F外国文学933ハ'92 市立書庫'92 大学933.7.B94'92 大槻ケンヂ グミ・チョコレート・パイン 県立 6F読むY91オ6FYBオオ 市立書庫 美輪明宏 紫の履歴書 人生ノート 県立(2冊) 8Fアート767.8ミ(紫) 7F日本文学ミワ(人生) 市立書庫(紫)914.6ミ(人生) 淀川長治 淀川長治自伝 市立書庫 ダナ・ハラウェイ 『猿と女とサイボーグ』 県立 8F自然科学481.7ハ 大学481.7.H32 上野千鶴子 女という快楽 県立 8F社会科学367.1ウ 大学旧 リーアン・アイスラー 『聖杯と剣』 県立 大学旧 鈴木いづみ 鈴木いづみコレクション 松浦理英子 親指Pの修業時代 県立 7F日本文学マツ1 市立書庫 つげ義春 ねじ式 紅い花 大友克洋 AKIRA 童夢 杉浦日向子 百物語 市立 『壱』 『弐』 今関丈夫 お月さまいくつ 琉球民族誌 明治秘史疑獄難獄 全集 現代文学の発見 県立(17巻) 9F 『イーディ』 筑摩書房 60年代のヒロイン 県立 ラスト・オブ・イングランド エリック・ホッファー 『波止場日記』 県立 (5)経済学は信用できるか。日本論は、脱皮できるか 金子勝 反経済学 8F社会科学331.0カ 大学331.04.Ka53 ピエール・ブルデュー 『ディスタンクシオン』 県立 加藤典洋 『日本人の自画像』 岩波 県立 市立210.5カ 川勝平太 『文化力』 県立 松岡正剛 『日本流』 8F社会科学382.1マ 市立書庫 日本数寄 7F日本文学マツ 猪野健治 『ヤクザと日本人』 県立 市立書庫 アウトロー全集 鈴木邦男 『新右翼』 県立'05 8F社会科学361.6ス'05 愛国と米国 公安警察の手口 ちくま新書7FS317.7ス 鈴木邦男の読書術 阿部昭 『江戸のアウトロー』 県立 8F人文科学210.5ア 菅原幸助 『日本の華僑』 県立 7FB334.5ス 市立書庫 大学新334.5.SU28 犬塚彰 『右翼の林檎』 市立書庫 本集01 日本が変わる (1)再編する市場と政治 ベネディクト・アンダーソン 『想像の共同体』 小熊英二 『民主と愛国』 県立 8F人文科学210.7オ 大学新210.76.O26 日本人の境界 大学210.6.O26 『単一民族神話の起源』 県立 市立 大澤真幸 佐藤優 ジャレド・ダイアモンド 『文明崩壊』 『銃・病原菌・鉄』 ジャック・アタリ 21世紀の歴史 県立 市立304ア エマニュエル・トッド 帝国以後 県立 9F 市立書庫 大学319.53.To17 サミュエル・ハンチントン 『文明の衝突』 県立 8F社会科学319ハ 市立 大学319.H98 マイケル・クック 『世界文明一万年の歴史』 県立 8F209ク・過去1万年は温暖期間。 オルハン・パムク 『わたしの名は「紅」』 県立 7F外国文学929.5ハ 市立929パ リチャード・ローティ 偶然性・アイロニー・連帯 県立 ジグムント・バウマン コミュニティ デヴィッド・ハーヴェイ ポストモダニティの条件 新自由主義 ミルトン・フリードマン 資本主義と自由 県立 8F社会科学332.0フ'08 大学旧 (2)たくらみの方法 『追跡!私の「ごみ」』 県立 6F知るY25 市立518ロ 廃棄物ビジネス論 水とごみの環境問題 8F自然科学519オ(新版) 市立 ごみとリサイクル (3種類?) 自動車リサイクル 県立 消費生活とリサイクル 8F自然科学518.5ホ 生ごみ・堆肥・リサイクル 県立 8F自然科学518.5イ 『リサイクルは資源のムダ使い』 県立 8F自然科学519リ 市立519リ 環境問題はなぜウソがまかり通るのか 県立(3巻) 8F自然科学519タ1(2巻) 市立519タ(3巻) (3)日本の、句読点。 田中角栄 日本列島改造論 県立 市立 大学旧 小沢一郎 普通の日本 (日本改造計画 県立 9F 市立 大学旧) 四方田犬彦 『ハイスクール1968』 8F289.1ヨ 大学 村上春樹 1973年のピンボール 県立 7F日本文学ムラ 市立 大学旧 オーウェル 『一九八四年』 クラーク 2001年宇宙の旅 県立(原著) 9F7FB933ク6FYBクラ 丸山眞男講義録 大学新(7巻)311.21.Ma59 (4)深層文化の目覚め 白川静 字訓 フーゾクの歩き方 エッチ産業の経済学 山口謡司 『ん』 新潮新書 県立 7FS811.0ヤ 赤瀬川原平 老人とカメラ 7F日本文学アカ 市立 水村美苗 『日本語が亡びるとき』 レスター・ブラウン プランB3.0 ファーガソン 『マネーの進化史』 県立 8FN338.2フ 市立 公 本集02 男本・女本・間本 対談 松岡正剛×佐藤優 国家の罠 日米開戦の真実 日本国家の真髄 不破哲三 「資本論」全三部を読む ミハイル・ショーロホフ 人間の運命 県立'66 9F'58 中村うさぎ 山本七平 『日本人とユダヤ人』 県立(全集)'97 7FB361.4ヘ 市立書庫 東ドイツ文学小史 鳥影社 県立 1981年に松岡正剛が選んだ必読書45冊 ブラウン 宇宙をぼくの手の上に 稲垣足穂 一千一秒物語 県立'87(全集'00) 9F ホイル 暗黒星雲 県立? ガモフ 不思議の国のトムキンス 県立 8F自然科学408カ1 大学404.G18.1 ワトソン 未知の贈りもの ポオ ユリイカ 県立'70 大学旧(岩波'08) 谷川雁 戦闘への招待 県立(全集) クロポトキン ある革命家の思い出 9F 大学旧 施耐庵 水滸伝 県立(9巻岩波) 大学旧(1冊) カイヨワ 戦争論 県立 大学新391.1.C45 ブラッドベリ 何かが道をやってくる 9F 大岡昇平 『野火』 折口信夫 死者の書 県立(全集97) 8階壁書架918.6オ24(1967) 市立913.6オリ(初稿) 大学旧(文庫2010) 白川静 漢字の世界 県立(2巻)'76 8F書庫'77 市立821シ'03 大学旧'76 モリス 人間動物園 県立 8F自然科学468モ マッハ 感覚の分析 大学旧 松岡正剛 存在から存在学へ 富岡鉄斎 集英社 県立 8階大型アート708.7ケ1 藤原新也 西蔵放浪 9F 杉浦、松岡 ヴィジュアル・コミュニケーション 源豊宗 日本美術の流れ 大学旧 岡倉天心 茶の本 県立 7F趣味H791オ 市立 大学旧'07 司馬遼太郎 空海の風景 県立'05 7FB書庫 市立庫 大学旧(全集'83) 鈴木大拙 日本的感性 渡辺 生命と自由 岩波新書 県立 大学旧 湯川ほか 素粒子 岩波新書 県立'69 7FS429.6ユ'79 市立'79 大学旧'69 ハイゼンベルク 部分と全体 県立 大学289.3.H51(新装) ガードナー 『自然界における左と右』 県立'92 8F自然科学429カ'80 市立'80 大学404.G22'92 小栗虫太郎 黒死館殺人事件 県立'77 7F日本文学オク'76 中野美代子 孫悟空の誕生 7F外国文学923.5コ 市立 大学旧 ダンセイニ ダンセイニ幻想小説集 ヴィアン うたかたの日々 八戸 荒俣宏 理科系の文学誌 八戸 ウェルズ 世界文化小史 8F書庫 白川静 中国古代の文化 中国古代の民俗 県立(2冊) 8F人文科学222シ4(全集) 金達寿 朝鮮 岩波新書 県立'66 7FS221キ'79 大学旧'58 クラーク 地球幼年期の終わり 7FB933ク ノヴァーリス 青い花 9F'89 大学旧'89 津島ほか 二十一世紀精神 市立 岩田慶治 カミの人類学 県立 カイヨワ 反対称 バラード 結晶世界 カプラ タオ自然学 県立 天台智顗 摩訶止観 荘子 中公文庫 対談 松岡正剛×東浩紀 デリダ グラマトロジーについて 大学旧
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【不思議少女シルバームーン~第一話 第一章「天野昴と魔法少女」~】 世の中には人智を越えた出来事がある。 だが大半の人間はそれに気付かないで過ごしてしまう。 僕はそれを知っている。 しかし知っていることとそれに関わっていることはまったくの別だ。 何を知ろうと行動しなければなんの意味も無い。 実践できない知識や行動に移せない理念はそれこそ無意味。 お題目ばかりの正義や、弱者を庇護するための倫理なんて犬の餌にもなりゃしない。 僕は何も出来なかった。 しなかったんじゃない、できなかったんだ。 だからあの時の僕は間違っていない。 僕は何も出来ない、だから何もしない。 もし僕が何か出来てしまえば、あの時僕は手を伸ばさなかったことになる。 僕は見捨てたことになる。 僕は見捨てたんじゃない。 何もしないのは退屈だけど、それでもあれが間違いだなんて、僕は認められない。 「……遅刻しちまうな。」 僕は天野昴、小学六年生男子、オカルト話で有名な学校町の住人だ。 今日は思えば今朝からついていなかった。 朝は通学途中に交通事故に巻き込まれるし、 昼は給食のプリンが一つ足りなかった為に良い人キャラの僕は他人にプリンを譲らねばならなかったし、 たった今僕の乗った通塾用のバスがバスジャックされてしまうし。 退屈しのぎには丁度良いがどう考えても80km/hでバスは暴走している。 「妙な動きをするんじゃねえぞ!」 「少しでも妙な真似したら殺す!」 バスジャック犯はナイフを持った二人組。 何を思ってこんな馬鹿げたことをしているのか知らないが、 これからの日本を支えるであろう頭脳たるこの俺の勉強の邪魔をしないで欲しいものだ。 「うええええええん!」 泣き始める赤ん坊。 「うるせえ!」 「てめえさっさとそのガキを黙らせやがれ!」 泣く子も黙らせれない悪党か、三流以下だな。 僕がそんなことを思って二人組を眺めていると、何と二人が突然銃を取り出したのだ。 ……何故其処で銃を取り出すのだろうか、馬鹿なのだろうか。 「こっちは銃を持ってるんだ!言うことを聞かないとドン!だぞ!」 そう言って男が床に向けて懐から取り出した銃を撃つ。 馬鹿止めろ、バスのエンジンに直撃したらどうする気だ。 あとどう見ても弾が少ない銃なんだから無駄弾を撃つべきではない。 「俺たちの要求は金だ!」 「それを人質に言ってどうする。」 「なんだとガキ!?」 ……あれ? 「何が『それを人質に言ってどうする。』だこら!」 考えていることが口に出ていた!? 何時もこれだ、僕は思っていることをポロッと口に出してしまうくせがある。 当然それは毎回良くない結果を生んでしまう訳で……。 「このクソガキ!撃ち殺してやる!」 「だから何故そうなる。 とりあえず銃を手に入れてはしゃぎたいだけだろこいつら。」 「好き放題に言うじゃねえか……!」 やべっ……、まただよ。 今日はやっぱり不幸だ。 自業自得って言った奴、表に出ろ。 そして僕に引き金が向けられる。 「正直気になるのですが、ここで弾を使ってしまって良いのでしょうか。」 「はぁ?」 「見たところそれはニューナンブだかっていうリボルバーの拳銃。 警察から奪ったのでしょうか、リボルバーってことは六発しか弾が残ってない。 さっき撃ったから五発かな? このバスにはざっと見たところで十人以上の人間が乗っていますよね。」 はっはっは、こうなればやけだ。 喋って喋って喋りまくってやる。 「数えてみてくださいよ。」 「んなもん知るか!」 ですよねー! ここで犯人を話術で煙に巻くなんて漫画の登場人物じゃないんですからねー! 男の持つ拳銃の撃鉄が起きる。 「死ね!」 「…………まあ、良いか。」 退屈しのぎには丁度良い。 どうせ僕なんて死んでも良い命だし。 「あぶなあああああい!」 その時突然、時速80km/h以上で暴走するバスの窓ガラスを割ってバスの中に少女が侵入してきた。 少女は箒に跨っていた。 「危ないも何も……お前が危ないよ。なんだその危ない服装は。」 「大丈夫でしたかあなた!」 少女は無駄に露出度の高い謎の服装をしていた。 「魔法少女ルックです!」 「お、おいクソガキ!いいいいいきなり何なんだ!?」 二人組は俺に向けていた銃を少女の方に向ける。 「うるさいぞ悪党!」 少女はパンチラ(ちなみに黒、素晴らしい)も気にせずに犯人の二人組にハイキックを決め、 あっという間に大の男二人を倒してしまった。 もっと恥じらえ、あと魔法少女の癖に魔法を使わないなんてなんのつもりだ。 「皆さんもう大丈夫!魔法少女シルバームーンが貴方たちをお助けしました!」 シルバームーンはバスの乗客の避難誘導をしている。 彼女はさりげなく乗客の身体にステッキを当てている。 乗客はステッキが身体に触れる度に能面のような表情になってバスを出て行った。 「くそ……。」 男達が立ち上がって銃を彼女に向ける。 「危ない!」 僕は咄嗟に男達に体当たりをした。 銃弾はあらぬ方向に逸れてバスの天井を貫く。 事態に気付いたシルバームーンは跨っていた箒で男達をバスの外まで殴り飛ばす。 「大丈夫ですか!?」 「問題無いよ、それより僕にはこれから塾があるんだ。 さっきからやってる妙な魔法は俺にかけないでくれ。勉強も忘れちまいそうだ。」 「……え?」 「いや、魔法だろそれ?お前が魔法少女と名乗っているんだし。」 「いや確かにそうですけど……、なんでそんな普通にしていられるんですかと。」 「ちょっとだけ、契約者の知り合いが居た。ああいうものが世にあるなら魔法使いだって居てもおかしくない。」 「…………むぅ。解ったよ。そもそもバス全体にも軽い暗示魔術をかけてたのになあ? ほら、行って行って!もうすぐ組織の人が来ちゃうから!」 「ああ、ありがとう。」 僕はバスを降りてそそくさと現場から逃げ出した。 「……あ、しまった!あんた私のパンツ見たでしょ! どうせ暗示かけて忘れられるからあれだけ派手にやってたのに!」 今更気付いたのか、バーカ。悪いがこれは心のブルーレイディスクに収めさせて貰うぞ。 僕は犯人達の懐から拳銃を抜き取ってそそくさと逃げ出した。 さて翌日、僕は何時も通り小学校に通っていた。 昨日のバスジャック事件は新聞紙にはまったく載っていなかった。 恐らく魔法少女が出張ったせいで組織に隠蔽されたのだろう。 「……ねえ」 「…………ねえ昴君!」 「えっ、ん、何?」 「もー、ボケッとしてたでしょ?」 「今日転校生来るんだってよ。」 「へー、そうなんだ。」 冬休みの直前に転校生か。 妙なものだ、まあ確かに冬休み後よりはまえの方が転校には丁度良いだろうが……。 僕たちは転校生が男か女か、どんな人間かを同級生と空想した。 正直どうでも良いけど。 チャイムが鳴る。 担任が何時も通りの無機質な顔をぶら下げて教室に入ってくる。 彼の後ろには女の子が一人立っていた。 「今日は皆に紹介したい子がいる。」 「朝月朔夜です、先週までは北海道の学校に通ってました! 短い期間になるかも知れませんが仲良くしてくださいね!」 「げげっ。」 「あっ!」 「なんだ朝月、お前昴の知り合いだったのか。じゃああいつの隣の席に座ってくれ。」 転校生は――――魔法少女だった。 【不思議少女シルバームーン~第一話 第一章「天野昴と魔法少女」~】 【不思議少女シルバームーン~第一話 第二章「朝月朔夜と復讐鬼」~】 世の中に不思議なことなんて何も無い。 だが大半の人間はそれを知らずに何でも不思議で済ましてしまう。 私はそれを知っている。 知っているということは関わっていると言うこと。 知ってしまえば行動せずには居られない。 実践できない知識や行動に移せない理念なんて在る訳もない。 お題目ばかりの正義や、弱者を庇護するための倫理、偽善であろうと結構。 私は誰かのために出来る限りのことをしたい。 私はその為の力をおばあちゃんから貰った。 私は誰も見捨てない。 誰にも人の未来を奪うことは出来ない。 だから、昔憧れたテレビの魔法少女に、私がなる。 私の名前は朝月朔夜、小学六年生女子、オカルトそのものの都市伝説だ。 深夜、私は学校町の空を箒に跨って飛んでいた。 今日も世の為人の為にパトロールである。 空を飛ぶ私の後ろから追いすがるように一匹の蝙蝠が飛んでくる。 私の使い魔のバトンだ。 「お嬢様、今日も夜間飛行か?」 「なによバトン、付いてくるなって言ったでしょ?」 「ふん、君には悪いがヨツバさまの言いつけだ。」 「またお婆ちゃまの言いつけ? 貴方は私の使い魔でしょ、私の命令を聞けばいいのよ!」 「う~ん、お嬢様は魔女としてはヨツバさまより遙かに下位だからな。 命令も簡単に上書きされてしまうのだよ。」 「キー!悔しい!」 「人助けなどと言う愚昧な事を止めて修行に専心したらどうだね?」 「どうせ私ってば飛行魔術しかできないもん。」 そう、私は箒を使って空を飛ぶことしかできない。 あとは本当にちょっとした初級魔術の類だけだ。 占いとか、魔法薬とか、降霊術とか。あ、でもお父様に似たのか催眠暗示と使い魔の操作はちょっと得意。 素人を騙す程度にしか使えない。 「まったく、お母上に似て魔術に対するやる気が無いから困る。」 「お母様は看護婦さんとして働いているじゃない。職業に貴賎は無いわ!」 「笑わせる、駄人間如きを救って何になると言うのだ。 お嬢様はお母上と違って才能にも溢れる魔女な訳であるから……」 まったくもう、本当にバトンも解らず屋だ。 「キャー!誰か助けて!」 遠くから悲鳴が聞こえてきた。 私はバトンの説教を無視して悲鳴の方向にまで飛んでいく。 「ま、待つのだお嬢様!」 「追いつけないあんたが悪いのよ!」 「おおおお、お待ちくださいお嬢様あああ! 危のうございますうううう!」 無論無視。 悲鳴の聞こえた場所で地面に降りると口裂け女が若い女性を襲っていた。 「其処までよ悪党め! 貴方のピンチに颯爽参上!愛と勇気と希望の戦士! プリティ魔法少女シルバームーン!」 名乗りを上げながら口裂け女に箒ごとぶつかる。 口裂け女は盛大に電信柱と衝突して鼻血を流しながら倒れる。 「なによあんた……?」 「お姉さん逃げてください!」 「あ、ありがとうございます!」 「あんたが誰か聞いているのよ!」 「悪党に名乗る名前は無い!」 むくりと起き上がる口裂け女、私は箒を持って彼女と退治した。 襲われていた女性が逃げ出したのを確認して、私は口裂け女との戦闘に移った。 「マジカルステージオープン!飛翔第一系統大空魔術!装填!」 私は箒を高く振り上げて呪文の詠唱を開始する。 その隙を突いて口裂け女が私めがけてまっすぐに突っ込んできた。 「今ね!」 箒が旋風を纏って激しく唸る。 私はその箒を思い切りよく口裂け女に叩き付けた。 ギャリギャリギャリギャリと肉と骨を削るような音と共に口裂け女の身体が砕け散る。 これが私の得意な箒を使った飛行魔術だ。 そもそもこの魔法は箒を媒体にすることで強烈な気流を発生させて飛行することが目的だ。 私が箒に載っていない状態でそれを過剰な魔力を注ぎ込んで発動させれば、箒はチェーンソーと同じような武器になる。 しかも私の普通の女の子と変わらない膂力も突風を吹かせてスイングの速度を高めることで補ってくれる。 無論、それほどの魔力を飛行魔術に注ぐなんて普通の魔女には不可能だ。 だが私は父から受け継いだ莫大な魔力、契約者で言うところの容量と心の力がある。 そして母や祖母が代々練り上げてきた魔法の技術がある。 だから私にはこの埒外の魔法(ボウリョク)を行使できるのだ。 「くそ!まだまだ消滅なんて!」 「いいえ、ここで終わりよ! マジカルオーケストラオープン!飛翔第二系統疾空魔術!装填! いっけえええええええええ!」 箒の最後尾に超超圧縮した大気の塊を生み出す。 そしてそれの圧縮を解いて一方向にのみ衝撃を逃がすことで推進力として口裂け女を箒で貫く。 その速度は防御不能回避不能、単純且つ圧倒的な物量作戦の前に為す術など無い。 口裂け女は悲鳴も上げることなく真夜中の空に消し飛んでしまった。 「今日も素敵に正義を執行!マジカル少女☆シルバームーン!」 「お、お嬢……置いて行かないでくれよ!」 「あらバトン、来るのが遅いわよ。」 「まったく困った人だ。」 「ああ、困った化け物だよ、お前らは。」 「――――!?」 「お前があの魔女の孫か……、十年探したがやっと見つけたぞ。」 私がバトンと合流したと同時に、黒い虎の仮面を被った男が出てきた。 低くて暗い声。 こんなどす黒い感情のこもった声を聞いたことがない。 「あの人の仇だ……、お前を倒して、あの魔女も殺す。死ぬより苦しい目に遭わせてから、な。」 男は私に向けて構えを取る。 何が何だか解らない。 お婆ちゃまが“あの人”とやらに何をしたというのだろうか。 あんなに優しいお婆ちゃまなのに。 「な、何言ってるの?人違いじゃ……」 「問答無用、お前はここで死ね。」 仮面の男は私に向けて襲いかかってきた。 【不思議少女シルバームーン~第一話 第二章「朝月朔夜と復讐鬼」~】 【不思議少女シルバームーン~第一話 第三章「魔法少女と亡霊少年」~】 転校生が学校に来た。 転校生は痛いコスプレで魔法少女を名乗り、悪人を懲らしめるのが趣味だった。 転校生のパンツは年齢に似合わない艶やかなブラックだった。 すばらしい! そしてそんな転校生は転校初日に俺の知り合いという大嘘を吐いた。 「昴君久し振り!」 「え、ああ、おお……。」 「昴お前知り合いなのかよ!」 「朝月さんと昴君って友達なんだ~!」 「いや、昔ちょっとね……。」 「お父さんが知り合いなの!」 背中をこづかれる。 話を合わせろと言うことなのだろう。 魔法少女を敵に回したくないし、話くらいは素直に合わせておこう。 「あ、ああ!そうなんだ!家族ぐるみの付き合いって奴でさ!」 そう言って朝月朔夜の方をチラリと見る。 彼女はコクコクと頷いた。 その日は何とか周囲の人間を誤魔化して、彼女は「昴君の友達」ということでとりあえずのクラスにおける立ち位置を手に入れた。 只その為に僕の過去話をねつ造してくれたことだけは断固抗議したい。 放課後、僕と朔夜はお互いの事情を探るために二人で色々と話し合うことになった。 場所は彼女の家。いきなり攻撃された時の為にこっそり拳銃を持っていくことにした。 そんな訳で僕と朔夜は朔夜の家でお茶をしていた。 彼女の姉と思しき人が僕たちにお茶を出してくれた。 顔には常に優しい微笑みを浮かべる美人だった。 「あらあらうふふ、朔夜が転校初日に男の子を家に連れ込むなんて……。」 「ど、どうも朝月さんのお姉さん。僕は天野昴と言います。」 「あら残念、おばあちゃんよ。」 え゛っ ……えっ? …………ええええええええ!? 「若く見られて嬉しいわぁ、それじゃあ邪魔な年寄りはさっさと退散するわね。」 「別にいて良いわよお婆ちゃま、この子、私の正体知っているし。」 「……なんですって?」 彼女の微笑みが凍り付く。 「朔夜、貴方あれ程正体を人間にばらすなと……」 「まままま、待って!?彼は既に都市伝説関係について知識を持っているみたいだったし! そこらへんは節度を持ってくれるかなっておもったの! それで一応厳重に口封じというか黙って置いて貰うのを頼んだりとか! これからのことについて話したりとかしたいなあって!」 「……ならまあ良いわ。」 「……見た目に反して怖い人だな。」 「あら、結構度胸有るのね。」 「天野君貴方何言ってるの!?怖いなら怖いって言わないでしょ普通!」 あっ、やべっ。 「いや、怖いですよ。僕みたいな無能力者じゃ貴方のような偉大な魔女には適いませんし。」 ええい、こうなればもう仕方ない。 確かに普通の場合怖いものを怖いとは言わない。 さも余裕が有って怖くないかのように振る舞ってやる! 「僕も都市伝説についての機密は守るようにしっかり教育されています。」 「教育、ねえ?」 「ええ、まあ契約こそしてませんが関係者ですから。」 「ならばまあ信じようじゃないか。都市伝説のことが表に出て困るのはお互い様だしね。」 「お、お婆ちゃま相手に一歩も引いてない……!」 「じゃあこれで用件①は終りだね、朔夜、次のこの子への用件は?」 「え、いや学校でちょっとばたついたから咄嗟に家族ぐるみのお友達という設定を……」 「馬鹿だね、嘘なんて吐くもんじゃないよ。 じゃあその口裏合わせかい、お婆ちゃんも手伝ってあげるからさっさと決めちゃいなさい。 その前にマフィンが焼けたから食べなさい。 安心して、毒は入ってないわ。」 僕は甘い物が大好きだ。 とりあえず小学生らしく無邪気に素直に頂くことにした。 二時間ほど彼女の家にお邪魔した後、僕はおばあさんの車で送って頂くことになった。 「ごめんなさいね、朔夜がご迷惑をおかけたしたみたいで。」 「いえいえ、自分こそ素直に記憶消去されときゃ良かったんですけどね。」 「そうよねえ……。でもまあ関係者なんでしょ? じゃあどのみち一緒、一度こういう事に関わったら抜けられないわ。」 「ですよねえ……。」 「ところでさっきのマフィン、簡単な呪いをかけていたんだけど大丈夫?」 「えっ。」 「毒は盛ってないけどね。」 朝月のおばあさんがどうみても二十代の女性の顔で艶然と微笑む。 何をされたんだ……、今度こそ本当に恐怖で背筋に悪寒が走る。 そもそも朔夜だってあれを喰っていた、俺はそれを確認してからマフィンを食ったんだ。 自分の孫ごと呪いにかけたっていうのか? 「大丈夫よ、死にはしないわ。そういう呪いじゃない。」 この際死ぬのは怖くない。 「ただ少しだけ私の言うことを聞いてもらいたいから……ね。 貴方も都市伝説に関わる人間なんでしょ? だから記憶を消すような無粋な真似はしない。」 黒い蝙蝠の紋章が右手を這い回る、これが呪いか。 でもちょっと格好良いな、と思って見とれていたらすぐに消えてしまった。 「じゃあ一体何を……?」 「ただ、あの子を守ってやって欲しいの。 貴方も見たでしょう?あの子が無鉄砲に正義の味方なんてやってる姿。 私も心配でねえ……、でも一々あの子について回るのも無理だし。 だから貴方には“私に対してハッタリをカマした大胆さ”と “無能力者と思わせておいて拳銃をわざわざ用意している小ずるさ”を生かしてあの子を助けて欲しい訳よ。 簡単でしょう?その上、上手く行けばあの子に彼氏ができて正義の味方なんて馬鹿なことも忘れるかも知れない。 ……それに、共犯にしてしまえば裏切るも情報を漏らすもへったくれもないしね。」 「いや別に僕は朔夜さんと恋愛関係とかそういうのは……。 あの子と仲良くするというのはやぶさかではないですけど……。」 「祖母である私が言うのはなんだけど、あの子結構可愛いし気立ても良いわよ。 まあ少し怠惰でドジなところはあるけど、それはまたチャームポイントでしょ? 君が真面目タイプの人間らしいことは少し調べて解っているから丁度良いわ。 ね、お願い。」 困った、僕は美人に弱い。 という冗談はさておき、大分困ったことになった。 恐らくさっきかけられた呪いの内容は『(私の言うことを聞けば)死にはしないわ』だろう。 「ああ、呪いの内容が気になっているの?」 「え、あ、はい。」 「正直ね、可愛らしい。私がもうちょっと若かったらお相手したかったわ。 呪いの内容はシンプルよ、あの子が死んだら貴方も死ぬ。 あの子が精神的に苦しめば貴方も苦しむ。 一緒にマフィン食べてたじゃない。呪いのために二人で同じ行動して貰う必要が有ったのよね。」 「…………おおぅ」 そういうことだったのか。 「でもなんで俺なんですか。」 「だって貴方死ぬのを怖がらないもの。丁度良いわ。 護衛には命を平然と張れる人間じゃないと。」 「そんな滅茶苦茶な……。大体僕が朔夜さんの為に命なんて……」 「いいや、かけるね。だって貴方は全てのことがどうでも良いと思っている。 目的意識が0なんだもの、何でも良いから、脅されてでも良いから目的を与えられれば貴方は機械のようにそれをこなすわ。」 「そんな馬鹿な……。」 「だって、貴方はそういう風に作られた生き物だもの。」 「な、なんでそんなこと解るんです?」 「悪いわね、さっき魔法で記憶を覗かせて貰ったわ。 其処で見た貴方の働きも、今のお願いの理由ね。」 「……やれやれ。解りましたよ。まあ退屈しのぎにはなりそうだ。」 「よしよし、偉いぞ少年。お姉さんが頭を撫でてあげよう。」 僕の頭に朔夜のおばあさんの手が触れる。 身体の中から何かが抜けていくような感覚がした。 「それじゃあ一つ目の呪い解呪完了、じゃあしっかり頼むぞ。」 え? 「何時かけた呪いが一つと言った?私は感覚と命の共有以外にも色々しているよ。」 「なんてこったい……。」 車が僕の家の前に止まる。 「それじゃあ頼んだよ。」 「はい、解りました……。」 「ああそうだ、私の名を名乗ってなかったね。」 「え?」 「朝月ヨツバ、今度からは名前で呼んでね。」 「はぁ……。」 僕は車から降りて、ヨツバさんにお辞儀をして家の中に入った。 家には誰も居ない。 「おい少年、誰もいないと言うことはないぞ。」 「へ?」 声が聞こえる。 どこからだ。 「ここだよ、ここ!ここ!」 声のする方向、俺の右腕を見る。 先ほどの蝙蝠の入れ墨だ、消えたと思っていたのに……? そして入れ墨が……喋ってる? 「入れ墨などではない!我が名はバトン・ザ・ノーブル十一世! 代々朝月家に仕える誇り高き使い魔である!」 平面ガエル……じゃない、平面蝙蝠だああああ!? 「へ、平面蝙蝠!」 「平面蝙蝠言うな!これは本体ではない! ただヨツバさまのお言いつけで貴様に我が分身がとりついているだけだ!」 「寄生獣+ど根性ガエルとは……。」 「人の話を聞け!」 「うるせえ。サトウカエデみたいな名前しやがって。」 「それはメープル!」 「佐藤さんって呼ぶぞ。栗みたいな形しやがって。」 「あああああ!黙れクソガキ!誰が栗みたいな口してるだって!?」 「良いのかよ誇り高き使い魔様がそんな言葉遣いして!だって栗に似てるんだもん。」 「うるせえ!こっちは駄目人間と共同生活せねばならぬのだ。 腹が立って仕方ないわ!あと栗に似ているってのは良く言われるから腹立つんだよ!」 「そういえばヨツバ様……ってヨツバさんのことか?栗の件については受け入れろ。」 「そうだ!大魔女たるヨツバ様に遣わされたのだ! 貴様がしっかりお嬢様の手伝いをするかどうか監視するためにな!」 「くそっ、結局あいつ俺を信じてないんじゃねえか!」 「まあそれ以外にも役割はあるが……、今はまだ口にする時ではない。」 もったいぶるなよ……。 こういうのってこいつが言わないせいで大抵後からろくでもないことになるんだよ。 「さて少年、早速だがお嬢様が魔法少女活動にいそしんでいる。 急いで現場に急行してくれたまえ。行かないと俺もお仕置きされる。」 「くそっ、解ったよ!」 やれやれ、妙なことになってしまった。 僕はとりあえず自転車に乗って、バトンの誘導に従って朔夜の元に向かった。 【不思議少女シルバームーン~第一話 第三章「魔法少女と亡霊少年」~fin】 【不思議少女シルバームーン~第一話 第四章「亡霊少年と復讐鬼」~】 「十年前、俺がまだ子供だった頃。 家出をして夜の町を彷徨っていたら一人の魔女に襲われた。」 「それがお婆ちゃんだって言うの!?」 「ああ、そうだ!」 「そんな訳無いわ!だって、お婆ちゃんはとっても優しい人だもん!」 「いいや、確かにそうだった!しかも襲われた俺を助けてくれたおじさんまで殺したんだ! 過去に一度奴を倒そうとして返り討ちに遭っているからな!」 「そんな話、私は絶対に信じない!」 「黙れ人殺しの孫め!」 なんだか今日はついてない、口裂け女を退治したと思ったら仮面の男に絡まれてしまった。 さっさと始末しようと箒に纏った疾風をまだ距離の空いている仮面の男に叩き付ける。 だが風は男の目の前で霧のように掻き消えてしまった。 「――――――え、なんで!?」 「やはりお前はまだ成長しきってないらしいな、一気に叩きつぶす!」 咄嗟に箒に捕まって空中に飛び上がる。 近づかれたら確実に倒される。 「とう!」 虎の仮面を付けた男は空高くジャンプして私と一気に距離を詰める。 「喰らえ!」 男の手刀が箒に叩き付けられ、箒が乾いた音を立てて折れる。 「外した、か。」 壁を、電柱を、宵闇を、ありとあらゆる物を踏み台にして仮面の男が飛びかかってくる。 身体強化を覚えていない私では反応が間に合わない。 さらに箒が折れてしまった以上、自在に攻撃をすることも出来ない。 「――――ガンド!」 簡単な呪いの魔術を指から放つ。 少しでも時間稼ぎになれば幸いなのだが……。 「効かん!」 呪いの弾丸は黒い尾を引きながら私の元へはじき返される。 折れた箒で無理矢理飛行し、それを咄嗟に躱す。 「これでも喰らいなさい!」 量産型の使い魔である大量の蝙蝠を飛ばして男を攻撃する。 男は頭の近くに飛んできた物だけを払いのけて私に疾走してくる。 「シルバースター!」 星形の光弾を飛ばすがこれも無効化される。 今更気付いたが、あの男は魔力を無効化あるいは反射することができるらしい。 だがそのことに気付いた時にはもう遅かった。 「これでトドメだ!」 「お嬢様、危ない!」 「邪魔だ!」 「――――――――あ」 男の膝蹴りが鳩尾を捉えた。 咄嗟に私を庇うようにバトンが飛んでくるが握りつぶされてしまった。 呼吸が出来なくなり、胃の中の物が逆流する。 「ふん、所詮はこの程度と言うことか。 こいつは捕まえて人質にでもしておこうか。 あの魔女にも、あの男にも、俺をあの時殺さなかったことを後悔させてやる!」 男の手が私に向けて伸びる。 逃げようとして折れた箒に手を伸ばすが思うように身体が動かない。 「そうだな、でもその前に溜まりに溜まった恨みをこいつで晴らすのも……」 男は私を片手で軽々つまみ上げると拳を思い切り振り上げた。 お腹が焼けるように熱い。 地面に放り投げられて腕を踏みつけられる。 「助け……て、おばあ……」 「さて、死ぬより苦しんで貰おうか。まずはお前の希望の象徴から……。」 せっかく夜なべして作った衣装を破かれた。 どうしてこうなったんだろう……。 こんな筈じゃなかったのに……? 男が馬乗りになって私の顔に拳を振り下ろしてくる。 「パーフェクト、こうなる筈と睨んでいたんだ。」 聞き覚えのある声が聞こえる。振り下ろされた拳は私の目の前で力を失った。 目の前の男のマスクが子供の小さな手によってはぎ取られる。 乾いた音が三回響く。 何か暖かい液体が顔について、その後マスクをはぎ取られた男がその場に崩れ落ちる。 息はしていない。 ……死んでる? 私に歩み寄って手をさしのべる少年――天野昴――は笑っていた。 「いやー、手が痺れるの何のってなあ。 僕は肉体派じゃあないのに。」 「あ、あなた……!殺したの?」 「殺したさ、君を助けるため、それと暇潰しにはなりそうだし。」 「え、あ、……貴方、が、殺した……?暇潰しって……。」 暇潰しで人を撃ち殺した……? そんな言葉に対する疑問も次の言葉で吹き飛ぶ。 「それにしてもナイスブラジャー、上の方も黒だとは思わなかったぜ。」 「―――――最っ……低!」 「え?僕今何か言った?」 「何か言った?じゃないわよ馬鹿!死ね!変態! 感謝の気持ちも二遊間貫通殺人ライナーよ!」 「成る程、つまり名センターによるレーザービームが見られるのか。」 何故助けに来たのかは解らないが……、とりあえず感謝はしなくても良い気がする。 「しかしなんでこんな反応を……ああ、そうか。癖なんだよ、つい本音がポロっと出ちゃうの。 その下着があまりにも年齢不相応で……、なんていうの?ギャップがまたキュンキュン来る感じ。」 「死ねば良い!死ねば良いのに!……痛ッ!」 「おいおい、そんな腕を振り上げるなよ。見てたけど折れてるだろ?」 「……まさかあんたずっと見てたの?」 「いやあ、子供の身長だとあのマスク引っぺがせないじゃん? お前あのマスクが弱点だって気付いてなかったろ? そもそも都市伝説なんて高い能力を持っていれば持っているほどなにがしかの弱点も有るんだ。 吸血鬼とか見てみろよ、解りやすいだろ? タイガーマスクの力を持つ都市伝説が一時期出回ったらしいからな。 あれはその生き残りだろ。 あの虎仮面も恐らく【マスクを付けている間は無敵】とかそういう能力だ。 ならマスクをはぎ取れる一瞬を待てばいい。」 「……えー。」 何なのだろうこの人は、なんか気持ち悪い。 「お前、馬鹿だろ。」 「な、なんですって!?」 「ほら、おんぶだおんぶ、お前その身体じゃ歩けないし箒には乗れないだろ? 丁度僕の家誰も居ないし、お前の婆ちゃんに電話して迎えに来て貰うよ。 ったく、自転車また取りに来ないと。」 私は一発昴の背中を叩いた後、仕方なく彼の家まで連れて行かれることにした。 【不思議少女シルバームーン~第一話 第四章「亡霊少年と復讐鬼」~fin】 【不思議少女シルバームーン~第一話 エピローグ「魔法少女と亡霊少年」~】 僕が朝月を助けた数日後。 僕と朝月はなんだかんだでよく喋るようになっていた。 「おはよう昴君!」 「おはよう……。」 蹴られた、ちゃんと演技しろということだろう。 「やあおはよう朔夜ちゃん!」 頷かれた。 これで良いらしい。 転校二日目からそのスポーツ万能ぶりで朔夜は学校に馴染んでいた。 あれだけ大怪我した翌日にサッカーで男子相手にハットトリックを決めたのだ。 「キュウユウ」であるところの僕としてもじつに喜ばしいことである。 帰り道が同じ方向の友人が居ない僕は帰り道まで彼女が吐いてくるのが非情にうざったいがまあ良い暇潰しだと思おう。 「そういえばあんたも中央中学に行くの?」 「いや、まあ……。」 「じゃあ中学も一緒か……。貴方みたいな変態と一緒かと思うと気が滅入るわ。」 「あはは、僕は退屈しなくて良いけどね。」 繰り広げられるのはそんな普通な日々の普通の帰り道での会話。 「そういえばあんたさ、両親はどうしてるのよ?」 「母さんは居ない、父さんは仕事で家を空けている。 中堅どころの作家でね、多分作品名も聞いたことはあるんじゃないかな?」 「へー、まあ私本は読まないけどね。」 「そうは言っても魔女は魔術書くらい読むんじゃないのかい?」 「お婆ちゃまは沢山本を読んでるわ。でも私は読まない。魔術書も。」 おかしい、魔女とは本来勤勉な生き物ではないのだろうか。 実に興味深い。 「じゃああのチェーンソーみたいな魔法は何なんだ?」 「適当に思いついたからやった。」 「なんかやたら名前長くしてなかったっけ?」 「格好良いからつけた。」 『マジカルオーケストラオープン!飛翔第二系統疾空魔術!装填!』 「なるほど、これが格好良いとは中々素晴らしいセンスだ。」 「ななななななな!?なんで!?」 「面白そうだからボイスレコーダーで撮っておきました。」 「止めて!止めてそれ恥ずかしいから!」 「マwwwwジwwwカwwwルwオーケストラwwwwww」 「いやあああああああ!」 「飛wwww翔www第二w系ww統wwwww」 「やめてええええ!」 「疾wwwwww空wwwwwwwww魔wwww術www」 「馬鹿ァ!死んじゃえ!あんたなんか死ねば良いんだ!」 「ソウ☆テン!」 「らめええええええええええええええ!」 駄目だ、こいつ面白すぎる。 そもそも僕はヨツバさんから魔女っ子だか魔法少女だかをこいつが止めるようにさせろと命令されている。 その方法は特に限定もされていないし、こうやって遊ぶ玩具も手に入ったのだから零石一鳥である。 あの日の僕はどうやらラッキーだったようだ。 「ごめんごめん、流石に弄りすぎたよ。」 「うぅ……酷いわ。」 「謝るから許してよ。ごめんね?」 「も、もうしない?」 『マジカルオーケストラオープン!飛翔第二系統疾空魔術!装填!』 「いいいいやああああああああああ!」 「へっへっへっ、良いリアクションしやがるぜ。」 「うわああああん!もう一緒に帰って上げないもんね!」 「別に良いけど、ヨツバさんの言いつけに背いて良いのか?」 「う、うぐぅ……。」 ヨツバさんは朔夜が魔法少女を止めるように説得してきたそうだ。 だがいずれも失敗したとのことで最終手段として俺を使うつもりらしい。 そう、彼女は『日常生活でも僕の側に居て絶対に僕と一緒に魔法少女活動を行う』ことを条件に朔夜の魔法少女活動を許したのだ。 いやーヨツバさんマジウィッチ。 「ほらほら、泣かないの。 コーヒーおごって上げるから。」 自動販売機を指さす。 僕が金を入れると朔夜はミルクたっぷりのカフェオレに手を伸ばす。 僕はそれより速くブラックのボタンを押した。 「あ!私それじゃなくて……」 「いやー、俺も飲みたくなってさ、ブラック美味しいよなあー。 カフェオレなんて子供だよなー。」 「…………。」 ガコン 彼女は物も言わずにブラックを選ぶ。 しかも、よりによって、彼女は無糖を選んだ。 馬鹿だ、極めつけの馬鹿だ。 彼女はそれに口を付ける。 「…………。」 いやー、いい顔してるなあ! 僕はあんな顔した女の子が最高に好きだよ! 「悪魔ぁ……!」 駄目だ、にやけが収まらない! 朔夜ちゃん可愛いよ朔夜ちゃん! 「さて、道草してるとヨツバさんに怒られるよ? 急いで飲んじゃおうよ!」 僕は持ってきていたコーヒーフレッシュをこっそり自分のコーヒーに混ぜる。 ブラックなんて飲むのは大人ぶりたがるガキか徹夜覚悟の受験生及び社会人だけだ。 缶をゴミ箱に捨てて彼女の手を引いて歩き始める、僕と彼女の家までの道が真っ直ぐ続いていた。 【不思議少女シルバームーン~第一話 エピローグ「魔法少女と亡霊少年」~fin】 前ページ次ページ連載 - 魔法少女銀河
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<前 >後 東方系統 四季映姫系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 罪符「彷徨える大罪」 28200 E MR 3 100 3333 none 2世代 審判「ラストジャッジメント」 36600 D WL 1 150 3333 none end 1世代 嘘言「タン・オブ・ウルフ」 26400 E MR 4 120 3333 none 2世代 審判「十王裁判」 30000 D WL 10 130 3333 none 3世代 審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」 38000 D WL 4 150 3333 none end 合成 裁符「六十年目の東方裁判」 180000 MR BT 3 740 3333 貫通 end 合成 「浄頗梨審判 -射命丸文-」 200000 MST BST 5 920 3333 必殺 猛攻 祝福 end 合成 六十年目の東方裁判「Fate of Sixty Years」 220000 WL GRT 5 1130 3333 必殺 猛攻 HP吸収 end ルーミア系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 月符「ムーンライトレイ」 29600 E 3S 2 120 3333 none 2世代 月符「ムーンライトレイ~Ideal~」 36000 D 3S 2 150 3333 none end 1世代 夜符「ナイトバード」 25600 E 3S 2 120 3333 none 2世代 夜符「ミッドナイトバード」 27600 E LT 2 125 3333 none end 1世代 闇符「ディマーケイション」 24320 E 2S 2 120 3333 none 2世代 闇符「ディマーケイション~obscure~」 33600 D 3S 2 140 3333 none end 2世代 闇符「ダークサイドオブザムーン」 33600 D LT 2 135 3333 none end 合成 星符「ミッドナイトレヴァリエ」 180000 MR MST 3 700 3333 none end 合成 蝕符「トータルエクリプス」 180000 MR WL 2 720 3333 none end 合成 影閃「ストゥームブリンガー」 180000 MR WL 3 720 3333 必殺 end 合成 宵符「ナイトレイヴン」 180000 MR MST 2 710 3333 必殺 俊足 end 合成 隠符「フィビドゥンインシャドウズ」 213000 WL BT 3 1010 3333 堅守 HP吸収 EN吸収 end 合成 邪剣「ストームブリンガー」 230000 BT EXR 5 1280 3333 堅守 HP吸収 俊足 end 風見幽香系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 花符「幻想郷の開花」 20200 E LT 4 95 3333 none 2世代 春花「鶯の紅白梅渡り」 73200 B LT 10 110 3333 none 3世代 夏花「大輪花王の鳳蝶乱舞」 20550 E MR 3 120 3333 none 4世代 秋花「千本薄の月光倒し」 36600 D LT 2 130 3333 none 5世代 冬花「雪垂れ柳の三蹟屏風」 48600 C MR 2 150 3333 none end 1世代 幻月「デュアルフラワースパーク」 21000 E 3S 6 130 3333 none 2世代 咲符「幻想狂花」 41500 D 3S 10 130 3333 none end 合成 夢月「月に叢雲、花に風」 190000 MR BT 5 950 3333 none 合成2世代 夢月「月に叢雲、花に風」 191000 MR BT 5 955 3333 none 合成3世代 夢月「月に叢雲、花に風」 192000 MR BT 5 960 3333 none 合成4世代 夢月「月に叢雲、花に風」 193000 MR BST 5 965 3333 回復 end 合成 幻想「花鳥風月、嘯風弄月」 264000 GRT EXR 8 1670 3333 回復 反射 俊足 end 秋穣子・静葉系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 葉符「狂いの落葉」 6930 F A 6 100 3333 none 2世代 秋符「オータムスカイ」 11115 E 2A 3 110 3333 none 3世代 秋符「秋の空と乙女の心」 18240 E S 3 130 3333 none end 2世代 豊符「オヲトシハーベスター」 11960 E 2A 2 115 3333 none 3世代 豊作「穀物神の約束」 15040 E S 4 120 3333 none end 合成 豊作「穀物神の約束」 200000 MST WL 4 1010 3333 回復 EN吸収 end 合成 人恋し神様「Romantic Fall」 220000 WL BST 4 1120 3333 命中 回復 麻痺 end 鍵山雛系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 厄符「バッドフォーチュン」 4410 F B 2 90 3333 none 2世代 厄符「厄神様のバイオリズム」 6215 F A 2 95 3333 none 3世代 疵符「ブロークンアミュレット」 10080 E 2A 3 105 3333 none 4世代 疵痕「壊されたお守り」 10725 E 2A 5 115 3333 none 5世代 悪霊「ミスフォーチュンズホイール」 14550 E 3A 4 120 3333 none 6世代 悲運「大鐘婆の火」 23760 E 2S 6 140 3333 none end 5世代 創符「ペインフロー」 17340 E S 6 125 3333 none 6世代 創符「流刑人形」 23040 E 2S 8 135 3333 none end 合成 創符「流刑人形」 200000 MST BT 8 1040 3333 必殺 HP吸収 end 合成 「運命のダークサイド」 220000 WL GRT 8 1130 3333 必殺 麻痺 HP吸収 end 河城にとり系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 光学「オプティカルカモフラージュ」 8400 E A 4 100 3333 none 2世代 光学「ハイドロカモフラージュ」 11220 E A 4 115 3333 none 3世代 洪水「ウーズフラッディング」 14462 E 2A 5 120 3333 none 4世代 洪水「デリューヴィアルメア」 18112 E 3A 5 130 3333 none 5世代 漂溺「光り輝く水底のトラウマ」 23175 E 2S 5 140 3333 none end 2世代 水符「河童のポロロッカ」 10725 E A 5 110 3333 none 3世代 水符「河童のフラッシュフラッド」 13440 E 2A 10 120 3333 none 4世代 水符「河童の幻想大瀑布」 18410 E 3A 10 135 3333 none 5世代 河童「お化けキューカンバー」 22950 E S 4 150 3333 none 6世代 河童「のびーるアーム」 31200 D 3S 2 160 3333 none end 合成 河童「スピン・ザ・セファリックプレート」 200000 MST WL 4 1060 3333 堅守 幸運 end 合成 芥川龍之介の河童「Candid Friend」 220000 WL GRT 4 1150 3333 堅守 幸運 回復 end 射命丸文系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 風符「風神一扇」 17780 E 3A 2 100 3333 none 2世代 疾風「風神少女」 17280 E 2S 5 120 3333 none end 1世代 岐符「天の八衢」 7020 F 2A 3 80 3333 none 2世代 岐符「サルタクロス」 9135 F 3A 3 95 3333 none 3世代 風神「風神木の葉隠れ」 11520 F S 6 100 3333 none 4世代 風神「天狗颪」 13005 E S 6 110 3333 none 5世代 風神「二百十日」 15930 E 2S 6 120 3333 none 6世代 「無双風神」 20045 E 2S 5 130 3333 none end 3世代 塞符「山神渡御」 12780 F 2S 4 100 3333 none 4世代 塞符「天孫降臨」 16000 E 3S 5 110 3333 none 5世代 塞符「天上天下の照國」 18600 E 3S 6 120 3333 none end 1世代 魔獣「鎌鼬ベーリング」 5580 F 2A 6 90 3333 none 2世代 風符「天狗道の開風」 17640 E 3A 2 100 3333 none 3世代 突風「猿田彦の先導」 20400 E 3A 2 110 3333 none 4世代 旋符「紅葉扇風」 15725 E S 5 115 3333 none 5世代 突符「天狗のマクロバースト」 17550 E 2S 6 125 3333 none 6世代 逆風「人間禁制の道」 24000 E 3S 4 135 3333 none end 合成 竜巻「天孫降臨の道しるべ」 180000 MR BT 8 720 3333 俊足 幻影 end 合成 「幻想風靡」 200000 MST BST 8 1130 3333 俊足 追撃 幻影 end 合成 「風神少女」 251000 BST EXR 10 1410 3333 俊足 猛攻 命中 end 東風谷早苗系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 秘術「グレイソーマタージ」 7350 F A 10 100 3333 none 2世代 秘術「忘却の祭儀」 9750 E 2A 5 105 3333 none 3世代 秘術「一子相伝の弾幕」 11635 E 2A 5 115 3333 none 4世代 奇跡「白昼の客星」 13755 E 3A 3 120 3333 none 5世代 奇跡「客星の明るい夜」 16400 E S 2 125 3333 none 6世代 奇跡「客星の明るすぎる夜」 24035 E 2S 2 140 3333 none end 5世代 開海「海が割れる日」 18827 E S 5 130 3333 none 6世代 開海「モーゼの奇跡」 22140 E 2S 6 135 3333 none end 5世代 準備「神風を喚ぶ星の儀式」 21240 E 2S 10 135 3333 none 6世代 準備「サモンタケミナカタ」 26750 E 3S 10 145 3333 none end 合成 奇跡「神の風」 200000 MST WL 10 940 3333 回復 反射 end 合成 大奇跡「八坂の神風」 220000 WL BST 10 1120 3333 命中 回復 反射 end 合成 「信仰は儚き人間の為に」 262000 GRT EXR 8 1490 3333 堅守 命中 回復 end チルノ系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 氷符「アイシクルフォール」 9520 F S 4 120 3333 none 2世代 雹符「ヘイルストーム」 30600 D 2S 5 140 3333 none 3世代 雪符「ダイアモンドブリザード」 38400 D 3S 3 150 3333 none end 1世代 凍符「パーフェクトフリーズ」 14400 F 3S 4 135 3333 none 2世代 凍符「コールドディヴィニティー」 30000 D LT 3 150 3333 none end 1世代 霜符「フロストコラムス」 16000 E 3S 4 145 3333 none 2世代 凍符「マイナスK」 48000 C MR 4 160 3333 none end 合成 ⑨剣「スイカバー」 180000 MR WL 3 620 3333 none end 合成 ⑨聖剣「エクスイカバー」 199800 MST BT 9 880 3333 命中 追撃 end 合成 ⑨符「超⑨武神覇斬」 240000 BST BST 15 1320 3333 俊足 命中 追撃 end 八坂神奈子系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」 7470 F 2A 3 90 3333 none 2世代 奇祭「目処梃子乱舞」 9035 F 2A 5 100 3333 none 3世代 筒粥「神の粥」 11625 E 3A 2 105 3333 none 4世代 忘穀「アンリメンバードクロップ」 14040 E S 3 115 3333 none 5世代 神穀「ディバイニングクロップ」 19980 E 2S 3 130 3333 none end 2世代 贄符「御射山御狩神事」 10150 F 3A 10 100 3333 none 3世代 神秘「葛井の清水」 13840 E S 2 105 3333 none 4世代 神秘「ヤマトトーラス」 17670 E 2S 2 120 3333 none 5世代 天流「お天水の奇跡」 22400 E 3S 4 130 3333 none 6世代 天竜「雨の源泉」 26400 E LT 4 140 3333 none end 合成 「マウンテン・オブ・フェイス」 180000 MR MST 15 740 3333 堅守 end 合成 「風神様の神徳」 180000 MR WL 15 760 3333 猛攻 end 合成 神符「水眼の如き美しき源泉」 200000 MST BT 10 920 3333 none 合成2世代 神符「杉で結ぶ古き縁」 205000 MST BT 2 920 3333 none 合成3世代 神符「神が歩かれた御神渡り」 210000 WL BT 2 920 3333 none end 合成 神さびた古戦場「Suwa Foughten Field」 273000 EXR GOD 6 1640 3333 堅守 猛攻 HP吸収 祝福 end 洩矢諏訪子系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 開宴「二拝二拍一拝」 11550 E 3A 3 105 3333 none 2世代 土着神「手長足長さま」 14720 E S 4 115 3333 none 3世代 神具「洩矢の鉄の輪」 19890 E S 2 130 3333 none 4世代 源符「厭い川の翡翠」 22680 E 2S 2 140 3333 none 5世代 蛙狩「蛙は口ゆえ蛇に呑まるる」 31150 D 3S 5 160 3333 none 6世代 土着神「七つの石と七つの木」 36400 D LT 7 185 3333 none end 6世代 土着神「ケロちゃん風雨に負けず」 35200 D 3S 8 180 3333 none end 6世代 土着神「宝永四年の赤蛙」 38800 D LT 4 190 3333 none end 合成 「諏訪大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話」 180000 MR WL 6 720 3333 堅守 猛攻 end 合成 祟符「ミシャグジさま」 200000 MST BT 10 910 3333 回復 HP吸収 end 合成 祟符「ミシャグジさま」 252000 BST GRT 10 1430 3333 堅守 回復 HP吸収 end 合成 「ネイティブフェイス」 291200 GOD GOD 20 1760 3333 堅守 猛攻 命中 祝福 end リグル系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 蛍符「地上の恒星」 13680 F 2S 3 120 3333 none 2世代 蝶符「バタフライストーム」 19200 E 3S 2 130 3333 none end 1世代 蛍符「地上の流星」 12000 F LT 2 135 3333 none 2世代 蛍符「地上の彗星」 20000 E LT 2 140 3333 none end 1世代 蠢符「リトルバグ」 22800 E 2S 2 130 3333 none 2世代 蠢符「リトルバグストーム」 27000 E 3S 3 140 3333 none 3世代 蠢符「ナイトバグストーム」 36000 D LT 3 150 3333 none 4世代 蠢符「ナイトバグトルネード」 48000 C LT 3 160 3333 none end 2世代 灯符「ファイヤフライフェノメノン」 30000 D 3S 3 145 3333 none end 2世代 隠蟲「永夜蟄居」 42000 D LT 3 155 3333 none end 合成 「季節外れのバタフライストーム」 180000 MR WL 4 740 3333 EN吸収 福音 end 合成 極意「季節外れのバタフライストーム」-LastWord- 200000 MST BT 4 920 3333 俊足 EN吸収 追撃 end 合成 蠢々秋月「Mooned Insect」 220000 WL BST 4 1120 3333 俊足 麻痺 追撃 end ミスティア系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 鳥符「ヒューマンケージ」 27200 D S 4 130 3333 none 2世代 鳥符「ヒューマンケージダブル」 31350 D 2S 3 140 3333 none 3世代 鳥符「ミステリアスソング」 36000 D 3S 3 150 3333 none end 1世代 声符「梟の夜鳴声」 18000 E 2S 2 120 3333 none 2世代 声符「木菟咆哮」 28000 E 3S 2 135 3333 none end 2世代 蛾符「天蛾の蠱道」 31350 D 2S 3 140 3333 none end 2世代 毒符「毒蛾の鱗粉」 36000 D LT 3 145 3333 none end 2世代 鷹符「イルスタードダイブ」 34000 D 3S 2 150 3333 none end 1世代 夜盲「夜雀の歌」 38400 C S 4 135 3333 none 2世代 夜雀「真夜中のコーラスマスター」 36000 D 2S 2 145 3333 none end 合成 「ブラインドナイトバード」 180000 MR WL 5 730 3333 堅守 end 合成 極意「ブラインドナイトバード」-LastWord- 200000 MST BT 5 950 3333 俊足 堅守 福音 end 合成 夜雀の歌声「Night Bird 」 220000 WL BST 5 1150 3333 俊足 堅守 福音 end 橙系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 仙符「鳳凰卵」 3500 F C 1 110 3333 none 2世代 仙符「鳳凰展翅」 8000 E B 2 120 3333 none 3世代 式符「飛翔晴明」 10800 E B 2 135 3333 none 4世代 陰陽「道満晴明」 12800 E A 4 140 3333 none 5世代 陰陽「晴明大紋」 16800 E 2A 2 150 3333 none 6世代 天符「天仙鳴動」 19500 D 2A 2 160 3333 none 7世代 翔符「飛翔韋駄天」 22400 D 3A 2 170 3333 none 8世代 童符「護法天童乱舞」 28800 D S 2 180 3333 none 9世代 仙符「屍解永遠」 45000 C 2S 5 190 3333 none end 9世代 鬼符「鬼門金神」 48000 C 3S 4 185 3333 none end 9世代 方符「奇門遁甲」 52250 C 2S 5 195 3333 none end 1世代 星符「飛び重ね鱗」 4800 F B 1 115 3333 none 2世代 鬼神「鳴動持国天」 12000 E A 2 130 3333 none 3世代 鬼神「飛翔毘沙門天」 22400 D 3A 2 150 3333 none 4世代 化猫「橙」 32000 D S 2 180 3333 none end 合成 鬼符「青鬼赤鬼」 165000 LT MST 3 585 3333 俊足 堅守 end 合成 ティアオイエツォン「withered leaf」 180000 MR WL 3 725 3333 俊足 堅守 麻痺 end 藍系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 式神「仙狐思念」 10000 E A 4 90 3333 none 2世代 式神「十二神将の宴」 15015 E 2A 6 105 3333 none 3世代 式輝「狐狸妖怪レーザー」 20100 E 3A 2 115 3333 none 4世代 式輝「四面楚歌チャーミング」 23280 E S 3 120 3333 none 5世代 式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」 28900 D S 5 125 3333 none 6世代 式弾「アルティメットブディスト」 35720 D 2S 4 130 3333 none 7世代 式弾「ユーニラタルコンタクト」 39700 D 3S 2 135 3333 none 8世代 「狐狗狸さんの契約」 43200 D LT 4 140 3333 none 9世代 幻神「飯綱権現降臨」 45600 C MST 8 150 3333 none end 9世代 式神「前鬼後鬼の守護」 46000 C MR 2 150 3333 none end 1世代 密符「御大師様の秘鍵」 12000 F LT 2 90 3333 none 2世代 行符「八千万枚護摩」 24000 E MR 2 110 3333 none 3世代 超人「飛翔役小角」 36000 D MST 2 130 3333 none end 合成 式神「憑依荼吉尼天」 190000 MR WL 4 810 3333 必殺 堅守 end 合成 少女幻葬「Necro-Fantasy」 210000 WL BT 4 1010 3333 必殺 堅守 俊足 end 妖夢系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 幽鬼剣「妖童餓鬼の断食」-Easy- 4900 F C 2 115 3333 none 2世代 幽鬼剣「妖童餓鬼の断食」 8100 E B 2 125 3333 none 3世代 餓鬼剣「餓鬼道草紙」 11000 E A 2 135 3333 none 4世代 餓王剣「餓鬼十王の報い」 14400 E 2A 2 145 3333 none end 1世代 獄界剣「二百由旬の一閃」-Easy- 5250 E C 1 120 3333 none 2世代 獄界剣「二百由旬の一閃」 8100 E B 1 130 3333 none 3世代 獄炎剣「業風閃影陣」 7150 F A 1 140 3333 none 4世代 獄神剣「業風神閃斬」 16250 E 2A 1 145 3333 none end 1世代 畜趣剣「無為無策の冥罰」-Easy- 6480 E B 3 120 3333 none 2世代 畜趣剣「無為無策の冥罰」 8910 E B 3 130 3333 none 3世代 修羅剣「現世妄執」 12210 E A 3 140 3333 none 4世代 修羅剣「現世妄執」 -Lunatic- 15600 E 2A 3 145 3333 none end 1世代 人界剣「悟入幻想」-Easy- 4410 F C 3 110 3333 none 2世代 人界剣「悟入幻想」 7290 E B 3 120 3333 none 3世代 人世剣「大悟顕晦」 10560 E A 3 130 3333 none 4世代 人神剣「俗諦常住」 13650 E 2A 3 135 3333 none end 1世代 天上剣「天人の五衰」-Easy- 5100 E C 2 120 3333 none 2世代 天上剣「天人の五衰」 7520 E B 2 125 3333 none 3世代 天界剣「七魄忌諱」 11000 E A 2 130 3333 none 4世代 天神剣「三魂七魄」 14400 E 2A 2 135 3333 none end 1世代 六道剣「一念無量劫」-Easy- 7200 E B 6 130 3333 none 2世代 六道剣「一念無量劫」 8640 E B 6 135 3333 none 3世代 六道剣「一念無量劫」-Hard- 7560 E B 6 145 3333 none 4世代 六道剣「一念無量劫」-Lunatic- 14400 E A 6 150 3333 none end 1世代 符の壱「二重の苦輪」-Easy- 5600 E C 4 120 3333 none 2世代 符の壱「二重の苦輪」 7360 E B 4 130 3333 none 3世代 符の壱「二重の苦輪」-Hard- 9720 E B 4 140 3333 none 4世代 符の壱「二重の苦輪」-Lunatic- 12800 E A 4 145 3333 none end 2世代 符の弐「心眼迷想斬」-Easy- 8100 E B 1 125 3333 none 3世代 符の弐「心眼迷想斬」 11200 E A 1 130 3333 none 4世代 符の弐「心眼迷想斬」-Hard- 15180 E A 1 130 3333 none 5世代 符の弐「心眼迷想斬」-Lunatic- 18240 D 2A 1 150 3333 none end 2世代 符の参「業風神閃斬」-Easy- 8910 E B 3 120 3333 none 3世代 符の参「業風神閃斬」 12300 E A 3 130 3333 none 4世代 符の参「業風神閃斬」-Hard- 14520 E A 3 145 3333 none 5世代 符の参「業風神閃斬」-Lunatic- 15840 E A 3 145 3333 none end 2世代 奥義「西行春風斬」 7680 E B 4 130 3333 none 3世代 奥義「西行春風斬」 10980 E B 4 140 3333 none 4世代 奥義「西行春風斬」 13600 E A 4 150 3333 none 5世代 奥義「西行春風斬」 17380 D A 4 155 3333 none end 1世代 迷符「纏縛剣」 3780 F C 1 90 3333 none 2世代 迷符「半身大悟」 6560 E B 1 115 3333 none 3世代 人智剣「天女返し」 8460 E B 1 120 3333 none 4世代 妄執剣「修羅の血」 11660 E A 1 120 3333 none 5世代 天星剣「涅槃寂静の如し」 12980 E A 1 130 3333 none 6世代 四生剣「衆生無情の響き」 15480 E 2A 1 135 3333 none end 合成 断迷剣「迷津慈航斬」 99450 3A S 2 490 3333 none 合成2世代 断霊剣「成仏得脱斬」 128160 2S 2S 2 600 3333 none 合成3世代 断想剣「草木成仏斬」 165000 LT 3S 2 720 3333 堅守 end 合成 「待宵反射衛星斬」 200000 MST WL 8 940 3333 必殺 堅守 end 合成 極意「待宵反射衛星斬」-LastWord- 220000 WL BT 8 1120 3333 必殺 堅守 猛攻 end 合成 東方妖々夢「Ancient Temple」 236000 BT BST 8 1220 3333 必殺 反射 猛攻 end 幽々子系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 符の壱「幽夢の胡蝶」-Easy- 9900 E A 4 115 3333 none 2世代 符の壱「幽夢の胡蝶」 15600 E 2A 4 130 3333 none 3世代 符の壱「幽夢の胡蝶」-Hard- 25500 D S 4 165 3333 none 4世代 符の壱「幽夢の胡蝶」-Lunatic- 36400 D 3S 4 190 3333 none end 2世代 符の弐「白玉楼の垂れ彼岸」-Easy- 13200 E 2A 5 125 3333 none 3世代 符の弐「白玉楼の垂れ彼岸」 19600 E 3A 5 155 3333 none 4世代 符の弐「白玉楼の垂れ彼岸」-Hard- 27200 D S 5 175 3333 none 5世代 符の弐「白玉楼の垂れ彼岸」-Lunatic- 36575 D 2S 5 200 3333 none end 2世代 符の参「果てしなく昔の死地」-Easy- 14300 E A 2 130 3333 none 3世代 符の参「果てしなく昔の死地」 20150 D 2A 2 160 3333 none 4世代 符の参「果てしなく昔の死地」-Hard- 30000 D S 2 190 3333 none 5世代 符の参「果てしなく昔の死地」-Lunatic- 49600 C 3S 2 225 3333 none end 2世代 桜花「未練未酌宴」-Easy- 16239 E 3A 10 130 3333 none 3世代 桜花「未練未酌宴」 21930 E S 10 155 3333 none 4世代 桜花「未練未酌宴」-Hard- 37400 D 3S 10 185 3333 none 5世代 桜花「未練未酌宴」-Lunatic- 48700 C LT 10 215 3333 none end 1世代 死符「ギャストリドリーム」 8625 F 3A 1 90 3333 none 2世代 死蝶「華胥の永眠」 14917 E S 3 125 3333 none 3世代 冥符「黄泉平坂行路」 23205 E S 6 150 3333 none 4世代 再迷「幻想郷の黄泉還り」 31860 D 2S 2 180 3333 none 5世代 霊符「无寿の夢」 49200 C 3S 4 205 3333 none 6世代 寿命「无寿国への約束手形」 52800 C MR 4 230 3333 none end 1世代 華霊「ゴーストバタフライ」 7740 F 2A 3 70 3333 none 2世代 華霊「スワローテイルバタフライ」 10010 E 2A 2 115 3333 none 3世代 華霊「ディープルーティドバタフライ」 20160 E S 4 140 3333 none 4世代 華霊「バタフライディルージョン」 28785 D 2S 6 165 3333 none end 1世代 桜符「完全なる墨染の桜 -封印-」 10230 E A 1 100 3333 none 2世代 桜符「完全なる墨染の桜 -亡我-」 18480 E 3A 3 130 3333 none 3世代 桜符「完全なる墨染の桜 -春眠-」 33480 D 2S 6 150 3333 none 4世代 桜符「完全なる墨染の桜 -開花-」 34000 D 3S 8 190 3333 none end 2世代 「反魂蝶 -一分咲-」 16169 E 3A 1 115 3333 none 3世代 「反魂蝶 -参分咲-」 21600 E S 3 135 3333 none 4世代 「反魂蝶 -伍分咲-」 44061 C 2S 6 155 3333 none 5世代 「反魂蝶 -八分咲-」 36000 D 3S 8 200 3333 none end 1世代 亡郷「亡我郷 -さまよえる魂-」 9300 F 3A 1 100 3333 none 2世代 亡郷「亡我郷 -宿罪-」 16200 E 3A 3 130 3333 none 3世代 亡郷「亡我郷 -道無き道-」 24840 E 2S 2 160 3333 none 4世代 亡郷「亡我郷 -自尽-」 39000 D 3S 4 180 3333 none 5世代 幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -偽霊-」 49200 C MR 4 210 3333 none end 5世代 幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -亡霊-」 41600 D LT 8 230 3333 none end 5世代 幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -幻霊-」 56300 C MST 10 250 3333 none end 5世代 幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -神霊-」 53200 C MR 10 245 3333 none end 合成 「死蝶浮月」 160000 3S WL 5 750 3333 必殺 end 合成 「紫(むらさき)の彼岸は遅れて輝く」 175200 LT WL 4 780 3333 HP吸収 合成2世代 「紫(むらさき)の彼岸は遅れて輝く」 176800 LT WL 4 780 3333 none 合成3世代 「紫(むらさき)の彼岸は遅れて輝く」 178400 LT WL 4 780 3333 none 合成4世代 「紫(むらさき)の彼岸は遅れて輝く」 180000 MR BT 4 780 3333 none end 合成 「西行寺無余涅槃」 200000 MST BST 10 960 3333 堅守 HP吸収 end 合成 極意「西行寺無余涅槃」-LastWord- 257000 GRT GRT 10 1450 3333 堅守 猛攻 回復 end 合成 幽雅に咲かせ、墨染の桜「Border of ife」 267000 GRT MAX 10 1750 3333 堅守 命中 必殺 祝福 end 咲夜系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 奇術「ミスディレクション」 5850 F B 2 85 3333 none 2世代 奇術「幻惑ミスディレクション」 8625 E A 3 90 3333 none 3世代 幻在「クロックコープス」 10275 E A 3 100 3333 none 4世代 幻象「ルナクロック」 15000 E 2A 2 115 3333 none 5世代 メイド秘技「操りドール」 7837 F A 3 130 3333 none 6世代 幻幽「ジャック・ザ・ルドビレ」 19410 D 2A 5 135 3333 none 7世代 幻世「ザ・ワールド」 28500 D 3A 10 160 3333 none 8世代 メイド秘技「殺人ドール」 40185 D 2S 1 195 3333 none 9世代 奇術「エターナルミーク」 42750 D 3S 3 225 3333 none end 1世代 幻符「殺人ドール」 7920 F 2A 1 70 3333 none 2世代 幻符「インディスクリミネイト」 10075 E 2A 2 90 3333 none 3世代 時符「パーフェクトスクウェア」 11180 E 2A 5 115 3333 none 4世代 時符「プライベートスクウェア」 18120 E S 5 140 3333 none end 2世代 時符「プライベートスクウェア」 12390 E 3A 5 85 3333 none 3世代 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」 14880 E S 2 100 3333 none 4世代 傷符「インスクライブレッドソウル」 18105 E S 3 125 3333 none 5世代 傷魂「ソウルスカルプチュア」 20250 E 2S 3 160 3333 none end 1世代 時符「トンネルエフェクト」 6370 F 2A 4 60 3333 none 2世代 空虚「インフレーションスクウェア」 11680 F S 4 80 3333 none 3世代 銀符「パーフェクトメイド」 20790 E 2S 6 120 3333 none end 1世代 時符「プライベートヴィジョン」 21780 E 3S 4 130 3333 none 2世代 時符「ミステリアスジャック」 25600 E 3S 2 160 3333 none end 1世代 符の壱「連続殺人ドール」-Easy- 6050 F A 2 80 3333 none 2世代 符の壱「連続殺人ドール」 9800 F 3A 2 100 3333 none 3世代 符の壱「連続殺人ドール」-Hard- 16200 E 2S 2 115 3333 none 4世代 符の壱「連続殺人ドール」-Lunatic- 21000 E 3S 2 150 3333 none end 2世代 符の弐「チェックメイド」-Easy- 8730 F 2A 3 95 3333 none 3世代 符の弐「チェックメイド」 13162 E 3A 3 110 3333 none 4世代 符の弐「チェックメイド」-Hard- 18225 E 2S 3 130 3333 none 5世代 符の弐「チェックメイド」-Lunatic- 21802 E 2S 3 155 3333 none end 2世代 手品「クロースアップ殺人鬼」-Easy- 7810 F A 4 90 3333 none 3世代 手品「クロースアップ殺人鬼」 12610 E 2A 4 105 3333 none 4世代 手品「クロースアップ殺人鬼」-Hard- 17780 E 3A 4 115 3333 none 5世代 手品「クロースアップ殺人鬼」-Lunatic- 22950 E S 4 140 3333 none end 合成 「デフレーションワールド」 180000 MR BT 10 740 3333 必殺 end 合成 極意「デフレーションワールド」-LastWord- 220000 WL BST 10 1180 3333 必殺 追撃 猛攻 end 合成 月時計「ルナ・ダイアル」 240000 BST EXR 10 1330 3333 必殺 俊足 猛攻 end 合成 「ナイト・オブ・ナイツ」 248000 BST GOD 20 1430 3333 俊足 猛攻 命中 祝福 end 特殊系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 1世代 名刀 120000 S MR 1 220 1000000 必殺 2世代 村正 225000 BT EXR 1 800 2000000 必殺 堅守 HP吸収 end 2世代 備前長船兼光 180000 MR GRT 3 670 2000000 回復 end 短刀系統 世代 武器名 期待値 攻撃 命中 回 EN 売却価格 特殊効果 備考 合成 夜叉 35140 C 3A 1 110 3333 none end 合成 ダンシングダガー 38100 C 3A 2 110 3333 none end 合成 フィールドダガー 19800 E 2S 2 110 3333 none end 合成 毘沙門 34850 D S 10 110 3333 none end 合成 メルキールダガー 41250 C 3A 1 110 3333 none end 合成 シルヴァンナイフ 76500 A 2S 1 190 3333 none end 合成 帝釈 76160 A S 4 195 3333 none end 合成 シェオルの短刀 76160 2A S 2 195 3333 none end 合成 クレセントナイフ 137900 2S LT 7 245 3333 none end 合成 不動明王 123500 S 2S 2 350 3333 none end 合成 クリムゾングレア 107200 S S 1 350 3333 none end 合成 オリハルコン 160000 3S MST 1 660 3333 必殺 end 合成 マンスローター 164600 3S LT 4 610 3333 堅守 end 合成 こんごうらかん 172400 LT BT 1 720 3333 必殺 堅守 end 合成 デスストローク 204200 MST EXR 1 920 3333 必殺 堅守 麻痺 end 1世代 フリントナイフ 2400 F C 2 20 6666 none 2世代 ダガー 4200 F C 2 25 6666 none end 1世代 バゼラード 6000 F A 3 25 16666 none 2世代 ロンデルダガー 9790 E A 1 30 16666 none end 1世代 シャークティース 3000 F C 2 20 3333 none end 1世代 スティールダガー 3657 F C 1 25 3333 none end 1世代 ミゼリコード 15000 E 2A 5 55 3333 none end 1世代 カタール 6600 E B 1 50 3333 none end 1世代 マインゴーシュ 7695 E B 1 45 3333 none end 1世代 かるら 6600 E B 1 50 3333 none end 1世代 水晶のダガー 8950 E A 1 60 3333 none end 1世代 エルフの短剣 10260 E 2A 1 70 3333 none end 1世代 阿修羅 14349 E 3A 1 75 3333 none end 1世代 ブルーゲイル 16920 E S 1 40 3333 none end 1世代 ミスリルナイフ 27075 E 2S 1 40 3333 none end 1世代 朽ちた短刀 30 F C 1 30 100000 none end 1世代 オニオンダガー 13500 E 3A 2 45 3333 none 2世代 オニオンナイフ 15630 E 3A 2 55 3333 none end 合成 セレモニアルダガー 128000 S BT 2 350 3333 none end 合成 ペルセウスハルパー 104000 2A BT 8 340 3333 none end 合成 アベンジャー 165500 LT GRT 1 680 3333 徹甲 end 合成 ゾーリンシェイプ 190000 MR EXR 2 940 3333 none end 合成 刺刀-シャンバラ- 224800 WL MAX 8 940 3333 堅守 回復 HP吸収 合成2世代 天まで届く高き山 228800 BT MAX 8 940 3333 none 合成3世代 氷に覆われし極寒の地 232800 BT MAX 8 940 3333 none 合成4世代 聖なる山の理想郷 236800 BT MAX 8 940 3333 none end 合成 失われた地平線「シャングリラ」 264000 GRT MAX 8 1560 3333 俊足 堅守 幻影 祝福 end <前 >後
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来幾「アレ?」 七夜「アッー!!」 銀髪猫74「気が変わった、やっぱりフラン出すわ。」 七夜「ふざけんなーッ!!なんであんな牛乳昼寝好きのダラダラ悪魔に枠取られなきゃいけないんだーッ!」 銀髪猫74「だまらっしゃい!」 七夜「ぎゃふん!」 -- 七四料宿亭 (2010-09-04 10 55 00) そうめん「ヒューン四退フラグきた!勝つる!」 成田「しかもV逸騎士スライムいk……じゃねぇや。ククールもいるぞ!」 のぞみ「……で、こだまのアホはいつまで道草食ってんだ。」 つばさ「こりゃあ、遅延ってモンだぜ。」 ネタームーン「(スチャ.スチャ.スチャ.スチャ.)……(直訳:暇)」 リュウガ「ついでにモンテマンも神敗退しちまえ!!」 星線路「あぁ…初登録★でな!」 ガイ「いやいや、ヒューンの四退が先でしょ。」 つばさ「馬鹿野郎!ヒューンが四退なんてするもんか!」 チキン「そっちの桜木とは違うんだよwwww」 桜木「………(指くわえて体育座り)」 亜狐「いい見物だwwww(フラッシュ撮影!)」 -- ひらお軍 (2010-09-04 15 30 10) 快斗「モンテマンの未勝利敗退楽しみ~♪」 サージタウス「ひでぇwwwww」 ボックスナイト「ま、頑張れや。」 -- 快斗軍 (2010-09-04 15 31 34) リーリィ「ユキェ……」 テリー「初回無料かよ……」 ヤンガス「クズールに見つかる前に逃げ出したでがすね」 プリン姫「屑って言わないでよ!」 レオラルド「元スライム以下、てめーは★でいい」 -- 砂上軍 (2010-09-04 15 39 14) (南海マリオV、チルノ追い付けない程度の反撃で四退) 桜木「まぢ……?うおおおぉぉぉぉおお!!(復活!!)」 チキン「(チッ、だりぃ……)」 リュウガ「どうしたどうしたwww(容赦ない横アピ)」 桜木「ウホッwww(容赦ない上アピ)」 そうめん「やい空気新幹線!敵に塩渡してんじゃねぇよ!」 リュウガ「そうだそうだ!貴様あぁぁぁあ!神敗退フラグを折りやがって!」 桜木「さいきょうコンビの使えない方(こだま)は真凡退製造機なwww」 お野菜「いらない子すぎるアムwwww」 -- ひらお軍 (2010-09-04 15 46 40) ボックスナイト「あー暇」 快斗「じゃねぇだろ。」 ワイトキング「(3回も歴代入りしてたよなこいつ・・・・・・。)」 ボックスナイト「竹ひごじゃない。」 -- 快斗軍LIFE50側 (2010-09-04 15 48 39) 桜木「とにかく真凡退製造機はさっさと解雇されてろwww」 成田「空気新幹線とか水差し野郎だろwww」 のぞみ「うん。だから俺達に枠よこせと。」 つばさ「敵味方問わず真凡退製造とか迷惑にも程があるよ。」 リュウガ「………同意だ。」 お野菜「ついでにヘタレアム、お前もアムwww」 -- ひらお軍 (2010-09-04 16 08 06) ボックスナイト「つまんねーよー。marinonet.見ながら戦ってもいいか?」 快斗「ま、いいんじゃね?」 快斗(キャラ)「モンテマンうぜぇ・・・・・・。」 -- 快斗軍LIFE50側 (2010-09-04 16 09 53) お野菜「ちょっとLIFE50行ってくるアム。ゴミ箱騎士ボコってくるアム……」 つばさ「ふんっ、スピード狂風情が。」 のぞみ「あんな雑魚はハッタリックでもしてろ。」 ガイ「リュウガ、どうする?」 リュウガ「……………LIFE50ぐらい、アムで十分だろ。」 そうめん「どんどん略されてくなヲイ。」 成田「わかったから空気新幹線はさっさとくたばれ。」 -- ひらお軍 (2010-09-04 16 40 06) コキ「南海マリオ殿最高www」 タキ「手柄を横取りされたダサギ、ざまぁwww」 ホキ「ついでにチルノはヨンタイざまぁwww」 真北「クソ・・・誰得髭親父め・・・」 -- KIJIN ARMY (2010-09-04 16 50 07) 快斗「モンテマンもう5勝したのかよ・・・・・・。」 ボックスナイト「つまんねーの。」 快斗「で、快斗(キャラ)がまだ勝ってないのか。」 ボックスナイト「逆の方がいいのに・・・・・・。」 -- 快斗軍 (2010-09-04 17 09 13) そうめん&ホークス一同「(ヒューンの四退に対して)逝ったァーーーッ!!」 那智衛門「さすがはピチューンリンク!俺達の期待を決して裏切りはしねぇ!」 ウソニック「遅すぎだい!(容赦無い横アピ)」 コキ「マジ最高だぜwww」 ワム「どうしたどうした犯多軍!?」 -- KIJIN ARMY (2010-09-04 17 12 59) ガイ「逝ったァー!」(ヒューンの四退に対して) 桜木「ウホッwww(容赦ない下アピ)」 リュウガ「どうしたどうしたwww(容赦ない横アピ)」 そうめん「楽勝だぜwww(容赦ない上アピ)」 奈須野「緑ざっけーwww」 のぞみ「クソッ……」 ヒューン「………」 つばさ「………」 -- ひらお軍 (2010-09-04 17 14 21) 快斗(キャラ)「やっべー!!300系こだまさんを殺っちゃったー!!(汗)」 快斗「ドアホー!!!(怒)」 ボックスナイト「で、ヒューンリンクさんが四退かよ・・・・・・。ヒューン、めげるな!!!」 -- 快斗軍 (2010-09-04 17 23 17) コキ「それではみなさん ご一緒に」 ヒューンリンクのオバカさん また四退 どうしてそんなに デ杯出れない 奴が間抜けな ミスをするから ちょいと最後は山予の~~~~~っ 攻撃でピチューン! -- 貨車軍団 (2010-09-04 17 25 19) (テンション最悪で体育座り) -- ヒューンリンク (2010-09-04 17 51 31) まぁめげるなよ。俺も今調子悪いから。(ヒューンリンクに対して) -- ボックスナイト (2010-09-04 17 53 51) そうめん「嘘も大概にしろよダスト・ボックス・ナイトwww」 成田「6連勝のどこが不調なんだwww」 ガイ「ヒューンやーい!(ヒューンに生卵を投げる)」 リュウガ「フハハハハハ!(ヒューンに泥を投げる)」 -- ひらお軍 (2010-09-04 17 57 56) そういうのはウォーズ板で白黒つけたらいかがでしょうか? -- 射命丸 文 (2010-09-04 18 00 23) 文、余計なことを言うな。おしゃべりが過ぎるZE。 -- マリオ (2010-09-04 18 00 45) (服が汚れたままで) はぁ・・・なんで私だけがデ杯に出れなかったのよ・・・ -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 07 13) ボウヤだからさ。 -- カービィ (2010-09-04 18 07 38) しかも他の橙色はみんな出れたのに・・・ -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 11 08) (ぶつけられまくって涙目に) -- ヒューンリンク (2010-09-04 18 29 23) 「今」と言っただろう!!!「今」と!!! -- ボックスナイト (2010-09-04 18 31 14) (久野に通話)もしもし?ルーミア呼べますか? -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 34 29) (ボックスナイトを徹底的に無視し) そうめん「ウォーズ板でフルボッコもいいなwww」 桜木「バナナうめぇwww(ヒューンと江藤にバナナの皮を投げる)」 亜狐「な、なんて品のないことを!」 リュウガ「農家は黙ってクソして寝てなwww」 ガイ「おもしろくなってきたじゃあん。(ヒューンにゲロ袋を飛ばす)」 -- ひらお軍 (2010-09-04 18 35 11) 肉を焼いてみる -- マリオ (2010-09-04 18 35 40) モンハンネタですか(汗) 旦那ったら、お茶目ですねぇ。 -- 射命丸 文 (2010-09-04 18 36 24) でてこいルーミアぁぁぁーっ!! -- 通話:久野誠 (2010-09-04 18 36 52) 「コゲ肉ができてしまった」 こげたZE。 -- マリオ (2010-09-04 18 37 17) そーなのかー。 -- ルーミア (2010-09-04 18 37 31) そのこげ肉、私にください。 ぱりぱりして美味しそうな予感が。 -- 射命丸 文 (2010-09-04 18 38 20) あーあ・・・四退ってさみしいよ・・・ -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 38 47) んー?いいZE。もう一回焼いてみるか…。 -- マリオ (2010-09-04 18 38 57) 甘いな。(ヒューンリンクに飛んできたものを全て弾く) -- ボックスナイト (2010-09-04 18 39 33) 逆に考えるのかー。四退って言うのはむしろ 次に進むために何かの壁…ってことをッ!(珍しく真面目にしゃべった!?) -- ルーミア (2010-09-04 18 40 32) でも他の橙色はみなデ杯に行っちゃったし・・・ -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 42 55) そーなのかー。 -- ルーミア (2010-09-04 18 44 16) 今度は生焼けだ。 -- マリオ (2010-09-04 18 44 30) もしかして旦那ってそういうの苦手? -- 射命丸 文 (2010-09-04 18 44 50) もう一回、もう一回。 -- マリオ (2010-09-04 18 45 09) 最近、橙色は神敗退の象徴とか言われてるのに・・・ -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 46 27) 一時期そういう時期はだれにでもあるのかー。 バイオリズム。波は常にどっちに傾いているかわからないのかー。 -- ルーミア (2010-09-04 18 54 04) 「こんがり肉Gが焼けた」 今度は上手に焼けたZE。 旨そうだ。 -- マリオ (2010-09-04 18 54 41) それはそうだけど・・・ 君はもしかして神敗退の経験ないでしょ? -- 江藤小百合 (2010-09-04 18 55 03) あるよ。(真面目に言い返すな) -- ルーミア (2010-09-04 19 02 55) それっていつよ? -- 江藤小百合 (2010-09-04 19 03 47) 過去のこと。 -- ルーミア (2010-09-04 19 04 18) ひょっとしてだいぶ前・・・? -- 江藤小百合 (2010-09-04 19 06 38) うん。 -- ルーミア (2010-09-04 19 10 00) うん・・・ところで君はなぜ文字色を紅くしたのかな? -- 江藤小百合 (2010-09-04 19 10 58) くそっ!黒星喰らってしまった!これまで好成績を出していた俺にしては 黒星喰らうとは不覚だ!次回は頑張るぞ! -- 左門 豊作(TigerKing) (2010-09-05 07 11 53) 日本人民軍 そうめん一同「また逝ったァーーッ!!」 銅鑼衛門「ドラ・ドラ・ドラ!(容赦ない上アピ)」 結城「どうしたどうしたダメゴリラ!」 那智衛門「マジ最高だぜww」 星川「まさか二日続けて四退だなんて・・・」 -- 鬼神アーミー (2010-09-05 07 23 18) ボックスナイト「お野菜ドレアムトータル11勝かよ。つまんねーの。」 快斗「お前自重しろ。」 快斗(キャラ)「桜木四退だってよwww人のこと言えてないなwww」 -- 快斗軍LIFE50側 (2010-09-05 07 34 18) ガイ「……始まった。」 リュウガ「……フン、って貴様あぁぁぁあ!もうヒューンに1勝されてるぞ!」 お野菜「まぁ、あの計画には関係ないアム………」 のぞみ「桜木ビリアピ乙wwww」 チキン「ビリアピおいしいですwww」 つばさ「………あの計画?」 -- ひらお軍 (2010-09-05 09 15 39) 銅鑼衛門「あーあ、またどっちも黒星消えた・・・・」 真北「ヒューンへ、凡退は許可できない、デ杯に出ろ(CV:AWACS)」 中原「だろうな、でも残りLIFE4でまだ1勝だぜ」 コキ「ワムーッ!桜木殿を援護してやれよーっ!」 南海マリオ「前回のような神敗退をやらかしたらただじゃすまんからな!」 -- KIJIN ARMY (2010-09-05 09 52 43) ヒューン「くっ……」 桜木「真凡退かよ……」 そうめん「ぶーぶー!(激しいブーイング)」 成田「帰れ!帰れ!」 龍騎「あーっ!お前はあんときミラーモンスター!(桜木に対して)」 桜木「はぁ?初対面だし、このウマシカが!」 龍騎「(ファイナルベント)はぁぁあ……とっ!はぁぁぁぁ!たあぁぁぁああ!(桜木にドラゴンライダーキック)」 桜木「ぎゃぁぁああ!!(満身創痍)」 -- ひらお軍 (2010-09-05 10 47 10) ウソニック1「なんだよなんだよ、また真凡退かよ!」 そうめん一同「ブー!ブー!」 ナチルノ「どうか有害貨車か金欠車掌のどちらかが神敗退しますように・・・」 真北「結城へ、凡退は許可できない、デは(ry」 南海マリオ「さ、桜木ぃーっ!!」 -- KIJIN ARMY (2010-09-05 10 51 42) 龍騎「っしゃ!(いつものノリで魔理野へ)」 リュウガ「貴様ぁぁぁぁあ!がほぁっ!」 ヒューン「僕の枠まで取らないでよね。」 桜木「ぐほぁ………」 のぞみ「ざまぁww」 チキン「いいザマだレンサン。」 つばさ「またかよ。」 -- ひらお軍 (2010-09-05 10 55 45) ふっふ……いいザマあむ…… -- お野菜ドレアム (2010-09-05 11 50 05) 銅鑼衛門「って全員2勝じゃねぇかよ!」 那智衛門「つまんね」 貨車軍団「(マリベルの四退に対して)プギャーwww」 南海マリオ「おっ、また橙色がやらかしおった!ざまぁwwww」 -- KIJIN ARMY (2010-09-05 13 22 49) そうめん&ホークス一同「(龍騎の黒星に対して)逝ったァーーーッ!!!」 銅鑼衛門「へっ、反戦主義者に白星などありはしなかったのだ!」 コキ「だよなwww」 そうめん&ホークス一同「(ヤラレオンの四退に対して)オイウチコウゲキキタァーーーッ!!」 ホキ「砂上軍ダブル四退かよwww」 トキ「さすがは台無し男!俺達にできないことを平気でやってのける!」 -- KIJIN ARMY (2010-09-05 13 41 15) マリベル「あんたのせいで四退したのよ!」 レオン「違うだろ! 俺なんて三連勝凡退だよ!」 ウザティナ「レオンいきなり三連勝とか生意気すぎwww」 元スライム以下「★を喫すればよかったのに。つまんねぇな」 砂上「……このまま神敗退に定評のある餌上軍になりそうでヤダ」 -- 砂上軍 (2010-09-05 13 45 24) 快斗「バ快斗【快斗(キャラ)】★フラグか?」 サージタウス「主殿~・・・・・・。」 -- 快斗軍 (2010-09-05 13 46 49) ウホッwwww(快斗と龍騎の黒星に容赦ない下アピ) -- 桜木ドンキー (2010-09-05 14 45 32) 快斗「で、快斗(キャラ)未勝利敗退か。」 雪戦車 サージタウス「・・・・・・。」 ボックスナイト「つまんねーの。」 -- 快斗軍 (2010-09-05 14 46 55) ボックスナイト「お野菜ドレアム今度はトータル6勝かよ。たいしたことないな。」 デスタムーア「わしは不調だがな・・・・・・。」 -- 快斗軍LIFE50側 (2010-09-05 18 41 10) 貨車軍団「(201系の追いつかない程度の反撃で四退に対して)ワッハーッwww」 ジェレミー「へっ、ケチ臭い電車なんてモーリス・マリーナといい勝負だ!」 コキ「だよなだよなw」 タキ「今度拝島かどこかで見かけたら冷やかしてやるわwww」 長嶋「ううっ・・・(巨人の同一カード3連敗もあり、大いに落胆)」 -- KIJIN ARMY (2010-09-05 19 07 05) あーうー…なにゆえこんなにも勝てぬのだぁ…(地面にのの字) -- 踊る洩矢 (2010-09-05 19 10 53) ガイ「逝ったァーーー!(ヒューンの黒星に対して)」 桜木「ウホッwwwwwウホッwwウホッwwwwウホッwウホッwww(容赦ない下アピ連)」 リュウガ「どうしたどうしたwwwwどうしたどうしたwwどうしたどうしたwwwどうしたどうしたwwww(容赦ない横アピ連)」 成田「ざまーみろー!」 お野菜「こいつポンコツド以下アムwww」 星線路「今日は宴だい!!」 コンコルド「ポンコツド言うなや………」 201系「ちぃ…手抜きしすぎたぜぃ……」 龍騎「くっそー……何やってんだよ俺達……」 ヒューン「………」 桜木「ガキはさっさとくたばれや!(ヒューンに腐った生卵を投げる)」 ガイ「どうした、楽しませてよ。(ヒューンにゲロ袋を投げる)」 リュウガ「フハハハハハ!(ヒューンに泥団子を投げる)」 お野菜「雑魚いアムwww(ヒューンにカビたトマトを投げる)」 成田「ぷぎゃーwww(ヒューンに火のついたマッチを投げる)」 -- ひらお軍 (2010-09-05 21 49 24) 踊る洩矢「どういうことなの…」 戦艦八坂「。o(こういうことなの)」 踊「やっぱりダメかーと思った矢先に5連勝してしまったぞ…。神奈子や、何か細工でも?」 戦「何も」 踊「ああ、寒気がしてきた」 戦「。o(随分と心に余裕が無いわね…)」 -- ふみ隊幻想班 (2010-09-05 21 56 09) そうめん ホークス一同「バンザーーイ!!」 中原「・・・・・」 真北「もうやだ・・・ハンター連合全然あかん・・・」 -- 鬼神アーミー (2010-09-05 22 15 28) タキ「オラオラオラーッ!!(ヒューンにガソリンをぶっかける)」 ホキ「運炭♪運炭♪(ヒューンに石炭を投げる)」 ワム「いけいけ!(ワームを召喚し、ヒューンに攻撃指示)」 真北「ヒューンも勝てないし、あの女子鉄道員5名も確認糾弾すべきだ。」 中原「御園生、相本、江藤、結城、漆戸ェ・・・」 -- 鬼神アーミー (2010-09-05 22 21 18) ヒューン「(大泣き)」 そうめん「いいザマだww(撮影)」 桜木「ウホッwww」 -- ひらお軍 (2010-09-05 23 00 07) 快斗「最近の快斗(キャラ)調子悪いな・・・・・・。」 ボックスナイト「快斗、4連勝ばかり飽きる。野菜も弱いし。」 快斗「知らねぇよ!!!」 ボックスナイト「しかし・・・・・・ヒューンリンクはやれると思うんだよ。」 快斗「だろうな。あいつ頑張ってるし。」 -- 快斗軍LIFE50側 「(シャドームーンの黒星に対して)ワッハーーッwww」 「(チルノの3連続2桁勝利でV逸したのに対して)だっせー!」 「(桜木の一抜けに対して)ああああああああ!」 -- 貨車軍団 そうめん ホークス一同「(ヒューンの四退に対して)オイウチコウゲキキタァァーーーッ!!」 銅鑼衛門「ドラ・ドラ・ドラ!ドラ・ドラ・ドラ!ドラ・ドラ・ドラ!(容赦ない上アピ連)」 ウソニック1「遅すぎだい!遅すぎだい!遅すぎだい!(容赦ない横アピ連)」 南海マリオ「(容赦ない上アピ)」 真北「おまけにTKのクソ新人二人に優勝もってかれるし・・・」 中原「マジうぜぇ・・・」 海城「チッ・・・(ゴミ箱に唾を吐く)」 -- 鬼神アーミー やったわ!2年と3ヵ月ぶりに魔理野に出たら5勝してVを取れたわ! これから成績を出せるように頑張るわ! -- 吉原 世津子(TigerKing) やったわ!世津子に続いて9勝もしてVを取れたわ!私は3年ぶりに魔理野に出て Vを取れたわ!世津子と同じく今後好成績を狙うわ! -- 室蘭 信子(TigerKing) 一同「(吉原と室蘭に対して容赦無いブーイング)」 真北「しゃしゃり出てくんなバカヤロウ!!」 銅鑼衛門「相変わらず人を萎えさせることしかできんのか!!」 南海マリオ「とっとと引っ込め!そして近鉄電車ではよ帰れ!」 コキ「この水差し野郎が!!」 那智衛門「相変わらず下位心しかできねぇのか!!!」 中原「わかったならとっとと帰れ!」 アグル「下がれ!下がれって!フラッシュ焚いてやるわい!」 罵声戦士「(吉原と室蘭に容赦無い罵声)」 一同「帰れ!帰れ!帰れ!」 -- KIJIN ARMY 解りました!失礼します! -- 吉原&室蘭(TigerKing) 真北「ったく・・・イライラするんだよ。」 中原「ま、まずい!サンパチがカモられてる!」 真北「う、嘘だろ!?」 中原「ふぅ・・・なんとか黒星は消えた・・・」 銅鑼衛門「もうやだこの下位心野郎・・・」 川上「・・・・」 -- KIJIN ARMY (お野菜ドレアムのカスラックが今効いたみたいです) -- ボックスナイト (ニヤニヤ)……成功アム。 -- お野菜ドレアム 一同「(佐島の優勝に対して)BOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」 真北「バカヤロウ!!!下位心ハットトリックとかふざけんな!!」 銅鑼衛門「八百長でもやってるのかゴルァ!」 ウソニック1「そうなんだろ!出てこいや!」 南海マリオ「はぁ・・・もうやだ・・・」 那智衛門「(魔理野乱戦闘技場に向けてV2ロケットの発射準備)」 ICE「らめぇぇぇぇ!!」 海城「クソッタレ!!(床に拳を叩きつける)」 -- KIJIN ARMY (サンパチの追いつかない程度の反撃での四退に対して)逝ったァーーーッ!! -- 貨車軍団 つばさ「ツッコミたいことが一つ。」 のぞみ「どうした?」 つばさ「何故に灼熱真紅の型なんだよォッ!」 のぞみ「……俺に質問するな。」 チキン「うん、まずは火炎連打の型っしょ。」 のぞみ「馬鹿、爆裂強打だろ。」 そうめん「四退フラグきた!勝つる!」 ヒューン「………(沈んでる)」 桜木「ウホッwww」 -- ひらお軍 真北「サンパチェ・・・・」 419系「せっかく俺がV3したのによ・・・・」 中原「とりあえず先発が神敗退とか萎えるにこの上ない。」 銅鑼衛門「もうやだ・・・(片道コプター装着)」 故路助「だから止すナリ!」 -- KIJIN ARMY つばさ「最後の希望…えるすり」 のぞみ「やめろォォォォ!」 -- ひらお軍 E231系「まぁまぁ、落ち着け落ち着け……話でもしような……」 (テーマ:音) のぞみ「そういや、ヒューンは結構できたよな。」 ヒューン「うん、タクトとオカリナなら。」 つばさ「実は音弾幕は打てるけど、演奏は無理なんだ。」 0系「音撃なら使える。」 のぞみ「だから何故に灼く(ry」 桜木「ふん。ひよっこが。俺様以外ありえん。」 ガイ「タクトもオカリナも、バンドには使えないよ。」 リュウガ「雑魚はおとなしく民謡でもやってろ。」 -- ひらお軍 真北「一日十曲は軍歌を聴かねぇと気がすまねぇ」 銅鑼衛門「同意。ていうか貴様は何の軍歌を聞いとる?」 真北「日本とか、米国とか・・・・」 銅鑼衛門「ブチッ」 那智衛門「独逸の軍歌も入っとるよな?」 真北「もちろん。」 中原「軍歌も聴くけど、ローカルCMの曲も聴く」 海城「あと鉄道唱歌とか、最近はやっぱり放課後ティータイムでしょ。」 中原「ああ、放課後ティータイムもだよな。」 南海マリオ「ホークスの応援歌と桜木の演奏、あと貨車の大合唱以外興味あらへん。」 -- KIJIN ARMY 銀髪猫74「軍歌?精神的に無理、脳が拒絶反応を起こすんだよね…。」 カービィ「そ、そこまで?」 銀髪猫74「まぁ電波が混じってるならまだ耐えられるとして…。」 カービィ「( ・∀・)つルーデルはロリコン。」 -- Ginneko74Team 桜木「紅茶室なぞ……邪道だ!」 そうめん「ふん、やっぱ軍歌だよな。」 0系「こだまにはひかりチャイムがある。歌も上手との噂だ。」 とき「……楽器はさっぱりらしいが。」 のぞみ「何せよ、桜木やティータイムではじめて知った楽器があるぐらいだし。」 桜木「コンガを……知らないだと…!」 ネタームーン「てかコンガ俺のほうがうまい。」 リュウガ「貴様あぁぁぁああ!」 -- ひらお軍 コキ「だなだなw桜木殿のコンガ以外興味ねーよなw」 ワム「太鼓の達人?こんなもんより、俺はドンキーコンガがいいぜ!」 ホキ「ダンスダンスレボリューション?どこのドイツ民主共和国ですか!?(DDRつながりで)」 トキ「ポップンミュージックとか邪道すぐるwww」 真北「日本人なら黙って太鼓の達人!」 中原「魔改造のマーチでも演奏してみたいものだ」 海城「ここはやっぱ浦安鼠のマーチだろwww」 -- KIJIN ARMY 桜木「終点ばかり選ぶアホは俺のビートで死んでろ。ミュージックスタートだ。(演奏開始)」 そうめん「なめんなクソモンキー!(君が代を流す)」 ガイ「……始まった。」 のぞみ「うっせぇ……」 -- ひらお軍 ウホッwww(こだまの追い付けない程度の四退に容赦ない下アピ) -- 桜木ドンキー ウホッwww(細田の黒星に再び下アピ)ちょっと潰し行ってくるwww -- 桜木ドンキー ホークス一同「(300系の追いつかない程度の反撃での四退に対して)ワッハーwwwww」 日本人民軍一同「(細田の黒星に対して)バンザーイ!!」 南海マリオ「(容赦無い上アピ)」 コキ「せーのっ」 空っぽの星 勝ち星ゼロから始めよう 伝説は塗り替えるもの 今 四退に 甘んじろ クウキ 軽く負けまくり クウキ 誇りはどこに クウキ ただの⑨の友 No wins No title 強キャラの前に立つ限り No wins No title 勝機なんて何もない 満身創痍に 彼はどうしとる NOデ杯!300系こだま〜♪ -- KIJIN ARMY そうめん「ぶーっ!!(紅茶吹く)」 ガイ「………(べちょり)」 リュウガ「貴様あぁぁぁああッ!」 つばさ「さぁー問題だ!」 Q.桜木の結果は? のぞみ「黒星」 つばさ「黒星」 チキン「★」 星線路「くろ☆」 リュウガ「貴様あぁぁぁああ!」 -- ひらお軍 真北「●」 中原「同じく●」 銅鑼衛門「黒星だろ」 那智衛門「そろそろまた檻の中へ・・・」 ICE「そして末はガス室だ!」 南海マリオ「●だけは絶対ありえねぇから!」 -- KIJIN ARMY そうめん「檻入りまーす。」 奈須野「きたぜぇー!(檻を運んでくる)」 星線路「しかも今日は貼り合わせガラス込み二重だ!!」 のぞみ「どこの二重結果だww」 そうめん「割れないww(トンカチでガラスを叩きまくる)」 -- ひらお軍 コキ「その前に黒星マジック1の奴が約1名・・・」 タキ「どうしたどうした?」 南海マリオ「へっ、阪急なんて車体うんこ色だろ?」 ホキ「だよなwww」 高城「うっさい黙れ!」 真北「まずい・・・」 中原「まぁ加太の四退は回避されるとして・・・」 -- KIJIN ARMY のぞみ「はい消えた」 ガイ「つまんねーの」 リュウガ「チッ……」 そうめん「残るは、桜木の黒星だぜww」 -- ひらお軍 貨車軍団「(拓海の黒星に対して)プギャーwww」 高城「ううっ・・・」 真北「そんな・・・・」 南海マリオ「ワッハーッwww(容赦無い横アピ)」 コキ「あとは桜木殿がデ杯に出てくれれば言うこと無しだ」 中原「かろうじて加太はデ杯行きになったけどよ・・・」 -- KIJIN ARMY コキ「さてそろそろデ杯の始まりだ」 Q,勝者は? 中原「不知火に一票」 DD51「0系に決まっとる!」 真北「佐島以外にそれぞれ1票ずつ」 銅鑼衛門「だよねー。というわけで僕も佐島以外に一票ずつ。」 -- KIJIN ARMY そうめん「ってゴルァァァアア!」 リュウガ「貴様あぁぁぁあああ!」 0系「………悪い。」 のぞみ「うっわ、TK防衛かよ。」 つばさ「まだどうせ………」 成田「はぁ………」 リュウガ「ダーレートークゥー…。」 -- ひらお軍 一同「(佐島の連覇、そして下位心喰らった博麗霊夢(M)と不知火に成大なブーイング)」 真北「不知火のバカヤローーー!!!」 海城「下位心喰らってんじゃねぇぞゴラァッ!!」 アグル「このろくでなしー!!」 アガタ「どれだけお前らは誰得な結果を招いてるんだバカヤロウ!!」 貨車軍団「(敗退者に対して)プギャーwww」 南海マリオ「見事に敗者全員神敗退認定じゃねぇかwwww」 -- KIJIN ARMY 0系「(落ち込みモード)」 リュウガ「いいザマだレンサンwww」 星線路「チッ………」 そうめん「一抜けは神敗退じゃないっしょ」 ガイ「黙れ鳥。」 そうめん「んだとォ!」 リュウガ「しかも桜木殿の黒星は消えた…………!!」 つばさ「お、惜しい!」 チキン「あのまま★でいいのに………」 奈須野「しかもヒューンはデ杯にでれないwww」 -- ひらお軍 真北「あーあ・・・」 銅鑼衛門「結局ヒューンも桜木もまた真凡退じゃねぇか・・・」 那智衛門「ちょっと魔理野までV2ロケット発射してくる」 -- KIJIN ARMY 桜木「はぁ……つまんねー……」 龍騎「あっ!お前はあんときのミラーモンスター!!」 桜木「ちょ、デジャヴ」 龍騎「(ストライクベント)はぁぁぁ……たあぁぁあ!(昇竜突破!)」 桜木「んなわけねーだろー!(ゴリラダンク!)」 龍騎「嘘……だろ……(満身創痍!)」 桜木「ウホッwww」 BLACKRX「リボルケインッ!トゥッ!(リボルクラッシュ!)」 桜木「ぎゃぁぁぁぁあ!(満身創痍!)」 -- ひらお軍 ホークス一同「(RXの黒星に対して)ワッハーーーーッwww」 ねすを「桜木殿の枠を奪う奴など、この俺がゆ゛る゛ざん゛!」 南海マリオ「とりあえず、ざまぁwwww」 コキ「でもさぁ、あのピチューンリンクはデ杯行きだってよ・・・」 タキ「心配せんでもどうせV逸だから。」 真北「ヒューン!こんどこそ頼むぞ!」 -- KIJIN ARMY ボックスナイト「○□×☆@♪$*」 快斗「何があった!?」 快斗(キャラ)「そのせいかボックスナイトまだ勝ってないよ。」 快斗「・・・・・・つまんねーの。」 -- 快斗軍 一同「逝ったァーー!!(龍騎の黒星に対して)」 そうめん「雑魚ざまぁwww」 桜木「ウホッwww(容赦ない下アピ)」 成田「何が人を守るだふざけんなww」 ガイ「ヒューンもV逸。いいね。」 星線路「あんな奴いらない子だろww」 -- ひらお軍 本郷「オーズ・・・慣れてないだろうな・・・」 沖「うーん・・・」 筑波「てか龍騎なにやってんだ・・・」 貨車軍団「プギャーwww」 -- KIJIN ARMY デスソシスト「なんか作者が行っちゃったよ・・・・・・。」 ニセマリオ「で、箱騎士はどうなってんだ?」 ボックスナイト「×△♪♨◆●は○∀○」 サージタウス「状態異常は・・・・・・毒か。誰かキアリー覚えてる奴はいるか?」 快斗軍一部「いや・・・・・・。」 -- 快斗軍 (ビアンカの三連勝四退に対して)ワッハーーッwww やったーやったーまたやったー オレンジウーマンまたやったー やったーやったーまたやったー オレンジウーマンまた四退! 環状線ではよ帰れーっ! -- 貨車軍団 サージタウス「バ貨車軍団まだ言ってるな・・・・・・。」 ボックスナイト「□☆△×○ん■◎に@(まだ壊れている)」 ニセマリオ「箱騎士しばらくこのままなのかな?」 -- 快斗軍 真北「あーあ・・・・(オーズが1勝しかできないので落胆)」 中原「ミレニアムウィナーが・・・」 相本「それとドロ郎が三冠確実だってよ・・・」 銅鑼衛門「これだからスピード狂は・・・」 ねすを「7連17勝に、デ杯でハットトリック、もはや完璧とまでしかいいようがない・・・」 -- KIJIN ARMY 真北「と思ったらチルノちゃんハットトリックキタァーーッ!!」 中原「昨日の大量勝利しながらデ杯3連敗というのが嘘のようだ」 銅鑼衛門「でも彼女の相方が・・・・」 -- KIJIN ARMY ワイトキング「快斗が★取りそうだ。」 ニセマリオ「やべぇな。・・・・・・あれ?でも快斗(キャラ)は南海狩りに行ってるはずだけど・・・・・・。」 デスソシスト「作者じゃねーのか?」 -- 快斗軍 コキ「何がバ貨車だゴラァ!!!」 タキ「こんなやつなんかとっとと黒星喰らえ!」 トキ「それかデ杯でTK軍の下位心を喰らうかだなw」 -- 貨車軍団 marinonet.のは俺じゃないぞ。こっちは南海狩りしてるから。 -- 通信:快斗(キャラ) のぞみ「今気付いたんだ……Vない奴多くね?」 つばさ「ヒューン、桜木、龍騎、ナレアイク…」 チキン「確かに……」 そうめん「V逸タービーでもやるか?」 ガイ「それいいじゃあん。」 -- ひらお軍 踊る洩矢「優勝かぁ…私もやってみたいものだなあ」 戦艦八坂「貴女、一回したじゃない。2回目の出場の時」 踊「そうだったか? …おおっ本当だ。ううむ、狙われたら終わりというのも、なんだかなあ」 戦「相性の問題ね。その作戦でも勝てる試合はあるよ」 踊「…おや。おやおや? 神奈子や、お前…」 戦「私は全て決勝敗退ぞ」 踊「お、お前…そんな状況でも私の我儘に付き合ってくれているのか…(うるうる)」 戦「だって、友じゃない」 踊「かっ、神奈子やー!(ダイビング)」 戦「(スルー)」 -- ふみ隊幻想班 あれから6勝してV2したわ!今後如何成績を出せるか楽しみだわ! -- 佐島 安恵(TigerKing) 一同「(佐島に対して容赦なくブーイング!)」 真北「黙れーっ!」 銅鑼衛門「相変わらず結果だけにしか拘らん糞選手が!!!」 アガタ「うるせぇ!生卵ぶつけたろうかバカヤロウ!」 ナチルノ「毒ガスぶっかけてやろうか!?」 中原「とりあえずお前の成績などどうでもええねん!」 -- KIJIN ARMY (そして佐島に「帰れ」コール!) -- KIJIN ARMY すみませんでした!失礼します! -- 佐島 安恵(TigerKing) 海城「ブチッ(怒り沸騰)」 中原「ま、まずい、海城がっ」 真北「おい止せや止せや」 海城「おいそこの下位心厨!次出てきたらブッ潰してやるから覚悟せぇ!!(佐島に襲いかかろうとするが、真北と中原に制止されている)」 中原「だから乱闘は試合中にやれって!」 -- KIJIN ARMY のぞみ「龍騎とナレアイク、勝つのはどいt」 そうめん「馬鹿野郎!ナレアイクに決まってるぜ!」 成田「だよな、やっぱ成田殿っしょ。」 桜木「すっげぇ嫌な面子だなオイ……」 チキン「猿はおとなしく檻に入ってろ。」 -- ひらお軍 成田ェ…w -- 焼き鳥ジャニス アーーーッ!!!(カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ←顔真っ赤の図) -- ひらお なんだ、自画自賛キャラではないのか(ちょっと残念がる) -- 焼き鳥ジャニス スピード狂? そんなモン私のフライパンで二発だろ。 -- ビジョン・ティール 一発と言わないあたり、ビジョンの優しさが溢れているな。 -- フォン・ティール(スピード狂) もっと誉めてもいいよ。 -- ビジョン・ティール(攻撃狂) ぎゃーす!(爆死) -- 253系成田 そうめん「桜木V逸ざまぁwww」 成田「イヤッホゥゥゥ!!」 のぞみ「……お前達、人のこと言えんのか。」 桜木「ウホッwww(ナレアイクの★に容赦ない下アピ)」 つばさ「てかいい加減に誰が優勝しろよ……」 -- ひらお軍 一同「(コキ50000の優勝に対して)ヤッホーwww」 タキ「さすがはコキさん、見事に桜木殿の仇を討ち取ったり!」 コキ「ハッハッハッw」 トキ「でも桜木殿も優勝してほしかったなぁ・・・」 ホキ「で、その後RXに優勝もってかれたし・・・」 ワム「だがシャドームーンは●だ!ざまぁw(扉を開いて容赦無い下アピ)」 -- 貨車軍団
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サイエンス・アイ新書 SBクリエイティブ株式会社 (pictureBook) 1 ANA旅客機まるごと大百科 2 JAL旅客機まるごと大百科 3 東京スカイツリー 4 気象観察ハンドブック (新書) 1 最新Webテクノロジー 2 知ってトクする確率の知識 3 暮らしの中の面白科学 4 論理的に考える技術 あ 5 パソコンネットワークの仕組み 6 透明金属が拓く驚異の世界 7 マンガでわかる色のおもしろ心理学 あ 8 進化する電池の仕組み あ 9 理工系のネット検索術100 10 やさしいバイオテクノロジー 11 やさしく学ぶ免疫システム 12 基礎からわかるナノテクノロジー 13 理工系の“ひらめき”を鍛える あ 14 数学的センスを身につける練習帳 15 あなたはコンピュータを理解していますか? あ 16 怠け者のためのパソコンセキュリティ 17 燃料電池と水素エネルギー け 18 進化するケータイの科学 19 がんの仕組みを読み解く 20 サイエンス夜話 不思議な科学の世界を語り明かす あ 21 <図解&シム>電子回路の基礎のキソ あ 22 プログラムのからくりを解く 23 宇宙はどこまで明らかになったのか あ 24 イヌ好きが気になる50の疑問 あ 25 ネコ好きが気になる50の疑問 あ 26 いまさら聞けないパソコン活用術 27 生き物たちのふしぎな超・感覚 あ 28 みんなが知りたい水族館の疑問50 あ 29 行動はどこまで遺伝するか 30 カラー図解でわかるクルマのしくみ あ 31 心はプログラムできるか あ 32 深海生物の謎 あ 33 『プリンに醤油でウニになる』 都甲潔 34 鉱物と宝石の魅力 35 みんなが知りたい旅客機の疑問50 あ 36 始まりの科学 あ 37 繊維のふしぎと面白科学 38 みんなが知りたい動物園の疑問50 あ 39 地震予知の最新科学 あだ 40 科学的に説明する技術 あ 41 暗黒宇宙で銀河が生まれる 42 F1テクノロジーの最前線 43 マンガでわかる色のおもしろ心理学2 44 セカンドライフ日本語版ハンドブック 45 うまい酒の科学 あ 46 健康の新常識100 47 マンガでわかる微分積分 あ 48 キカイはどこまで人の代わりができるか? あ 49 人に教えたくなる数学 50 おもしろすぎる動物記 51 大人のやりなおし中学物理 あ 52 大人のやりなおし中学化学 あ 53 天才の発想力 54 スポーツ科学から見たトップアスリートの強さの秘密 あ 55 計算力を強化する鶴亀トレーニング 56 地球にやさしい石けん・洗剤ものしり事典 57 タテジマ飼育のネコはヨコジマが見えない 58 みんなが知りたい男と女のカラダの秘密 59 その食べ方が死を招く 60 エアバスA380まるごと解説 61 楽しく学ぶ数学の基礎 あ 62 葉っぱのふしぎ 63 英語が苦手なヒトのためのNASAハンドブック 64 身近なムシのびっくり新常識100 65 うそつきは得をするのか あ 66 知っておきたい単位の知識200 67 数字のウソを見抜く あ 68 フライドチキンの恐竜学 69 金属のふしぎ 70 マンガでわかる心理学 あ 71 自転車でやせるワケ 体にやさしく、効率的に脂肪燃焼できる理由とは!? 松本整 72 素数ゼミの秘密に迫る! 17年と13年だけ大発生? 吉村仁 73 家族で楽しむおもしろ科学実験 キッチンで作って・食べて・科学する 尾嶋好美 あ 74 図解でわかるプラスチック ペットボトルはどうして作るの?本当にリサイクルされているの? 澤田和弘 75 宇宙の新常識100 宇宙の姿からその進化、宇宙論、宇宙開発まで、あなたの常識をリフレッシュ! 荒舩良孝 76 カラー図解でわかる光と色のしくみ なぜ空は青く虹は七色なのか?どうして花は彩り生物は光るのか? 福江純, 粟野諭美, 田島由起子 77 電気と磁気のふしぎな世界 天才たちを夢中にさせた魅力とは? TDKテクマグ編集部 あ 78 日本人が知りたい地震の疑問66 地震が多い日本だからこそ知識の備えも忘れずに! 島村英紀 79 基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! 門田和雄 あ 80 科学理論ハンドブック50 物理・化学編 慣性の法則から相対性理論、量子論、超ひも理論、原子論、分子軌道論、遷移状態理論など 大宮信光 あ 81 科学理論ハンドブック50 宇宙・地球・生物編 太陽系生成の標準理論から膨張宇宙論、人間原理、地球凍結説、RNAワールドなど 大宮信光 あ 82 図解でわかるからだの仕組みと働きの謎 おもしろくてためになる人体の基礎知識 竹内修二 83 猛毒動物最恐50 コブラやタランチュラより強い究極の毒を持つ生きものは? 今泉忠明 84 両生類・爬虫類のふしぎ 肺がないカエルの呼吸方法は?翼を広げて空を飛ぶトカゲとは? 星野一三雄 85 鳥の脳力を探る 道具を自作し持ち歩くカラス、シャガールとゴッホを見分けるハト 細川博昭 86 巨大高層建築の謎 古代から現代まで技術の粋を集めた建造物のおもしろさ 高橋俊介 あ 87 はじめる星座ウォッチング 四季の星座徹底ガイドから天体観測入門まで 藤井旭 88 ありえない!?生物進化論 データで語る進化の新事実 クジラは昔、カバだった! 北村雄一 あ 89 眠りと夢のメカニズム なぜ夢を見るのか?睡眠中に脳が育つのか? 堀忠雄 90 船の最新知識 タンカーの燃費をよくする最新技術とは?驚きの方法で曲がる「舵のない船」とは? 池田良穂 91 殺人ウイルスの謎に迫る! 新型インフルエンザはどうして危険なのか?致死率80%以上の凶悪ウイルスとはなにか? 畑中正一 あ 92 毒と薬のひみつ 毒も薬も使い方しだい、正しい知識で毒を制す! 齋藤勝裕 93 F-22はなぜ最強といわれるのか ステルス、スーパークルーズなど最新鋭戦闘機に使われるテクノロジーの秘密に迫る 青木謙知 94 もっと知りたい旅客機の疑問50 エンジン2基の双発機と4発機はどっちが安全?預けた荷物がときどき“迷子"になるワケは? 秋本俊二 あ 95 真空管回路の基礎のキソ 図解 シム 回路シミュレータで実践的にらくらくマスター! 米田聡 96 歯と歯ぐきを守る新常識 歯みがきだけで虫歯や歯周病が防げない本当の理由 河田克之 97 脳は食事でよみがえる 疲れた脳、心のストレスはこれで解消! 生田哲 あ 98 マンガでわかる香りとフェロモンの疑問50 ヒトにフェロモンはある? 病気のにおいは嗅ぎ分けられる? 外崎肇一, 越中矢住子 99 みんなが気になる食の安全55の疑問 実際にどう危険なのかデータをもとに徹底検証!! 垣田達哉 100 マンガでわかる記憶力の鍛え方 苦手な科目の暗記ができないのは?ど忘れをなくす方法は? 児玉光雄 101 発光生物のふしぎ 光るしくみの解明から生命科学最前線まで 近江谷克裕 102 原子(アトム)への不思議な旅 人はいかにしてアトムにたどりついたか 三田誠広 103 論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意 平林純 だ 104 デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? ポーポー・ポロダクション 105 カラー図解でわかる大画面・薄型ディスプレイの疑問100 液晶・プラズマ・有機EL・電子ペーパーはなにが違うのか? 西久保靖彦 106 科学ニュースがみるみるわかる最新キーワード800 過去5年間の記事をベースに未来予想をプラス 細川博昭 107 レアメタルのふしぎ けっこうあるのになぜ「レア」? 楽しく学ぶ希少金属の基礎 齋藤勝裕 108 マンガでわかる確率入門 確率でギャンブルに強くなれる?テストにヤマカンで正解する確率は? 野口哲典 あ 109 マンガでわかる統計入門 中学数学で理解できる! 今野紀雄 あ 110 イヌを長生きさせる50の秘訣 危ないドッグフードの見分け方とは?肥満犬を走らせてもやせない理由は? 臼杵新 あ 111 ネコを長生きさせる50の秘訣 ごはんを食べなくなったら?鳴き声はストレスの表れ? 加藤由子 112 カラー図解でわかる科学的ゴルフの極意 理屈がわかればどんどんうまくなる! 大槻義彦 113 おもしろ実験と科学史で知る物理のキホン 力・熱・光・電気・流体がスラスラわかる 渡辺儀輝 あだ 114 身近な雑草のふしぎ 野原の薬草・毒草から道草まで、魅力あふれる不思議な世界にようこそ 森昭彦 115 デジタル一眼レフで撮る四季のネイチャーフォト 日本のすばらしき自然とそこに生きる生き物の一瞬を撮る 海野和男 116 デジタル一眼レフで撮る鉄道撮影術入門 撮り方がわかれば誰でもベストショットをものにできる! 青木英夫 117 ヘリコプターの最新知識 空中で飛行機に変身できるヘリコプターとは?エンジンが止まってもすぐに落ちない理由は? 坪田敦史 118 うまくいくイヌのしつけの科学 学習心理学、脳科学、行動学から考える正しいイヌとのふれあい方 西川文二 119 暮らしを支える「ねじ」のひみつ メガネ・飛行機・超高層ビルまで世界を支える「ねじ」の基礎知識 門田和雄 120 あと5kgがやせられないヒトのダイエットの疑問50 太りやすい体質ってあるの?部分的にやせることはできる? 岡田正彦 121 子供に教えたいムシの探し方・観察のし方 昆虫たちを観察し、生き方を学べば、きっと人生が変わる! 海野和男 あ 122 海の生き物のふしぎ イソギンチャクを振り上げて威嚇するカニとは?体の色をガラリと変えてメスに求愛する魚とは? 原田雅章 123 害虫の科学的退治法 大嫌いなゴキブリ、カ、ハエ、ムカデなどをわが家から追いだす方法は? 宮本拓海 124 寄生虫のひみつ ムズムズするけど見てみたい「はらのむし」たちの世界 藤田紘一郎 125 カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か?死んだ天体というのは事実か? 福江純 126 イージス艦はなぜ最強の盾といわれるのか 圧倒的な防空能力をもつ戦闘艦の秘密 柿谷哲也 127 海に生きるものたちの掟 食うか食われるか、命を受け継ぐ食物連鎖の秘密 窪寺恒己編著 128 あと1年使うためのパソコン強化術 整理術、USBメモリ、フリーソフト、快速技であなたのパソコンはまだまだ使える! ピーシークラブ 129 血液のふしぎ 血液型別性格占いの根拠は?ドロドロ血液はなぜいけない? 奈良信雄 130 M1エイブラムスはなぜ最強といわれるのか 実戦を重ねて進化する最新鋭戦車の秘密 毒島刀也 131 ここまでわかった新・太陽系 太陽も地球も月も同じときにできてるの?銀河系に地球型惑星はどれだけあるの? 井田茂, 中本泰史 132 不可思議現象の科学 心霊現象、UFO、超能力、生まれ変わりなど、その真実を科学の力で明らかにする!! 久我羅内 133 花のふしぎ100 花の仲間はどうして一斉に咲きほこるの?タネづくりに秘めた植物たちの工夫とは? 田中修 あだ 134 ボーイング787はいかにつくられたか 初代モデル1から最新787まで、世界の航空史を彩る歴代名機に迫る!! 青木謙知 135 地衣類のふしぎ コケでないコケとはどういうこと?道ばたで見かけるあの“植物"の正体とは? 柏谷博之 あ 136 マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで 斎藤勝裕 あ 137 マンガでわかる恋愛心理学 人はなぜ恋をするのか?ひとめぼれは本当の恋愛感情か? ポーポー・ポロダクション 138 生態系のふしぎ 失われた環境はどこまで再生できる?生態系でいちばん弱い立場の生き物は? 児玉浩憲 139 天体写真でひもとく宇宙のふしぎ 皆既日食にまつわる3つの偶然とは?楕円銀河は共食いで太る? 渡部潤一 し 140 カラー図解でわかるバイクのしくみ ライダーなら知っておきたいメカニズムの基本から最新技術まで 市川克彦 あ 141 みんなが知りたいペンギンの秘密 なぜペンギンは北半球にいないの?寒さが苦手なペンギンもいるってホント? 細川博昭 142 AH-64アパッチはなぜ最強といわれるのか 驚異的な攻撃力をもつ戦闘ヘリコプターの秘密 坪田敦史 143 酒とつまみの科学 天ぷら・寿司には白ワイン?チーズやキャビアに日本酒が合う? 成瀬宇平 144 みんなが知りたい空港の疑問50 滑走路とふつうの道路の違いは?大量の荷物はどう運ばれるの? 秋本俊二 145 カラー図解でわかるクルマのハイテク 4つのタイヤにモーターを載せた電気自動車とは?ミリ波レーダーを利用して追突を防ぐ装置とは? 高根英幸 146 理科力をきたえるQ A きちんと答えられる大人になるための基礎知識 佐藤勝昭 147 ビックリするほど素粒子がわかる本 クォークはどうして姿を見せないのか? ニュートリノはなぜ地球を突き抜けるのか? 江尻宏泰 148 ジェット戦闘機最強50 黎明期から最新世代機まで、世代ごとの空の覇者はどの機種か!? 青木謙知 149 知っておきたい有害物質の疑問100 防水加工剤でコレステロール値が悪化?ピーナッツのかびに発ガン作用? 齊藤勝裕 150 カラー図解でわかるジェット旅客機の秘密 なぜ旅客機は宙返りができないの?飛行中の速度はどうやって測るの? 中村寛治 あ 151 DNA誕生の謎に迫る! 遺伝子の本体DNAはどうつくられたか?構造、進化、複製から起源の謎をひも解く! 武村政春 152 大量絶滅がもたらす進化 巨大隕石の衝突が絶滅の原因ではない?絶滅の危機がないと生物は進化を止める? 金子隆一 153 マンガでわかる菌のふしぎ 肌をピカピカにして性別も決める細菌とは? 火星由来の細菌があるってホント? 中西貴之 154 モータースポーツの頂点を彩る最新技術の秘密 檜垣和夫 155 『論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明する極意』 山本昭生 156 アレルギーのふしぎ アレルゲンは合体してパワーアップする?食物アレルギーはなぜ子供に多い? 永倉俊和 157 科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか? 麻生一枝 し 158 身体に必要なミネラルの基礎知識 鉄・亜鉛・マンガン・モリブデン・バナジウムなど、病気の予防にもなり原因にもなる金属の話 野口哲典 159 ガラパゴスのふしぎ ゾウガメが1千キロの海を越えた方法は?なぜガラパゴスウミイグアナは海に潜るのか? 日本ガラパゴスの会 あ 160 ビックリするほど役立つ!!理工系のフリーソフト50 数学、物理、化学、生物、地学、宇宙、工学の使えるソフトをまとめて紹介 大崎誠 [ほか] 161 みんなが知りたい地下の秘密 洪水時のあふれた水を取り込む地下トンネルとは?地下鉄の上り線と下り線を同時につくる技術とは? 地下空間普及研究会 162 みんなが知りたい超高層ビルの秘密 クレーンは完成した建物からどう降ろす?どうして大きな地震がきても倒れないの? 尾島俊雄, 小林昌一, 小林紳也 163 身近な野の花のふしぎ 庭に咲く花から野山で見かける花まで、彩りあふれる世界へようこそ 森昭彦 164 身近な鳥のふしぎ 庭にくる鳥から街中、水辺、野山の鳥まで、魅惑的なさえずりと生態を楽しもう 細川博昭 165 アインシュタインと猿 パズルでのぞく物理の世界 竹内薫, 原田章夫 あ 166 ミツバチは本当に消えたか? 日本にも蜂群崩壊性症候群(CCD)はあてはまるのか、多角度から徹底検証! 越中矢住子 167 水と体の健康学 なぜ熱中症には真水が危険?肉食系は超硬水でダイエット? 藤田紘一郎 168 うまいビールの科学 注ぎ方によって味が変わるって本当?「黒ビール」と「ふつうのビール」の違いはなに? 山本武司 169 うまいウイスキーの科学 熟成でおいしくなる理由は?仕込みによって味はどう変わる? 吉村宗之 170 ボーイング777機長まるごと体験 成田/パリ線を完全密着ドキュメント 秋本俊二 171 論理的に説明する技術 説得力をアップする効果的なトレーニング法とは 福澤一吉 だ 172 新幹線の科学 なぜ線路際に信号機がないの?どうして超高速で分岐できるの? 梅原淳 173 みんなが知りたい地図の疑問50 地図はなぜ北が上なの?コンビニのマークが地図記号にないのは? 真野栄一, 遠藤宏之, 石川剛 あ 174 マンガでわかる相対性理論 光の速さで飛んだらどうなる?相対性理論のたった2つの結論とは? 新堂進 175 知っておきたいエネルギーの基礎知識 光・電気・火力・水力から原子力まで各種エネルギーを徹底解説! 齋藤勝裕 176 知っておきたい太陽電池の基礎知識 シリコンの次にくるのは化合物太陽電池?有機太陽電池でみんなが買える価格に? 齋藤勝裕 177 みんなが知りたい船の疑問100 船を増築!?「ジャンボ化工事」とは?なぜ台風なのに港をでる船がいる? 池田良穂 178 よみがえる脳 脳は環境の変化に対応し、何歳になっても、絶えず変わりつづける 生田哲 179 キノコの魅力と不思議 見た目の特徴・発生時期・場所から食感・毒の有無・中毒症状まで 小宮山勝司 180 自衛隊戦闘機はどれだけ強いのか? 主力戦闘機の秘められた実力を科学的な視点から徹底検証!! 青木謙知 181 知られざる空母の秘密 海と空に展開する海上基地の舞台裏に迫る 柿谷哲也著 182 みんなが知りたい南極・北極の疑問50 南極点の標識が毎日移動しているって?南極の地下にある地底湖の正体とは? 神沼克伊 あ 183 科学でわかる魚の目利き 回遊魚から養殖魚まで、魚をよりおいしく食べる! 成瀬宇平 184 地図の科学 なぜ昔の人は地球が楕円だとわかった?航空写真だけで地図をつくれないワケは!? 山岡光治 あ 185 基礎から学ぶ化学熱力学 反応・熱・エネルギーの関係がよくわかる! 齋藤勝裕 186 宇宙と地球を視る人工衛星100 スプートニク1号からひまわり、ハッブル、WMAP、スターダスト、はやぶさ、みちびきまで 中西貴之 187 iPhone 4 iPad最新テクノロジー iPhone 2G/3G/3GS、iPod touchとの違いを完全分解して徹底検証!! 林利明, 小原裕太 188 マンガでわかる人間関係の心理学 人と会うのが好きになる!悩みがフッと軽くなる ポーポー・ポロダクション あ 189 BASIC800で書ける!理系英文 使うのはいま覚えている単語のみ!だれでも学べるカンタン英語 佐藤洋一 190 釣りはこんなにサイエンス 気象から地理・生態、さらに魚の気持ちまでバッチリわかる! 高木道郎 191 世界最強!アメリカ空軍のすべて 戦闘機から攻撃機、爆撃機、次世代機まで、保有戦力の全貌がいま明らかに! 青木謙知 192 カラー図解でわかるジェット旅客機の操縦 エアバス機とボーイング機の違いは?自動着陸機能はどういうしくみなの? 中村寛治 193 知っておきたい有機化合物の働き 電気を通すプラスチックからカップリング反応まで 齋藤勝裕 194 日本の火山を科学する 日本列島津々浦々、あなたの身近にある108の活火山とは? 神沼克伊, 小山悦郎 195 マンガでわかる複雑ネットワーク 巨大ネットワークがもつ法則を科学する 右田正夫, 今野紀雄 196 大人のやりなおし中学生物 木と草の違いはどこにあるの?ごはんをかむとなぜ甘くなる? 左巻健男, 左巻恵美子 あ 197 大人のやりなおし中学地学 震度とマグニチュードの違いは?飛行機雲はどうしてできるの? 左巻健男 あ 198 みんなが知りたい化石の疑問50 一部の化石からどうして全体がわかるの?映画のようにDNAから恐竜を再生できる? 北村雄一 あ 199 不眠症の科学 過労やストレスで寝つけない現代人が効率よく睡眠をとる方法とは? 坪田聡 200 世界の傑作戦車50 戦場を駆け抜けた名タンクの実力に迫る 毒島刀也 201 日常の疑問を物理で解き明かす スカイツリーの展望台からどこまで見える?携帯電話をアルミホイルで包むとどうなる? 原康夫, 右近修治 202 『上達の技術 一直線にうまくなるための極意』 児玉光雄 203 次元とはなにか 0次元から始めて多次元、余剰次元まで、空間と時空の謎に迫る!! 新海裕美子, ハインツ・ホライス, 矢沢潔 204 せんいの科学 天然せんいとスーパーせんいの驚くべき機能と活用法 山崎義一, 佐藤哲也 205 日本人が知りたい巨大地震の疑問50 東北地方太平洋沖地震の原因から首都圏大地震の予測まで 島村英紀 206 知っておきたい放射能の基礎知識 原子炉の種類や構造、α・β・γ線の違い、ヨウ素・セシウム・ストロンチウムまで 齋藤勝裕 け 207 東北地方太平洋沖地震は"予知"できなかったのか? 地震予知戦略や地震発生確率の考え方から明らかになる超巨大地震の可能性 佃為成 208 海に暮らす無脊椎動物のふしぎ 歩くホヤ、夜遊びする貝、踊るクモヒトデ…沖縄の海に生きる動物たちのびっくり仰天!な生き方 中野理枝 209 カラー図解でわかる科学的アプローチ パットの極意 「寄せて」「沈める」ゴルフ上達の法則 大槻義彦 210 第5世代戦闘機F-35の凄さに迫る! 垂直着陸、HMD、多用途性などF-22に次ぐステルス戦闘機の全容 青木謙知 211 世界の傑作旅客機50 大空を駆け抜けた名機たちの秘密 嶋田久典 あ 212 花火のふしぎ 花火の玉数は数え方しだい?美しい花火の正式な基準とは? 冴木一馬 あ 213 マンガでわかる神経伝達物質の働き ヒトの行動、感情、記憶、病気など、そのカギは脳内の物質にあった!! 野口哲典 214 対称性とはなにか 自然・宇宙のしくみを対称性の破れによって理解する 広瀬立成 215 うまい雑草、ヤバイ野草 日本人が食べてきた薬草・山菜・猛毒草 魅惑的な植物の見分け方から調理法まで 森昭彦 216 痛みをやわらげる科学 痛みの正体やその原因、最新の治療法までを探る 下地恒毅 217 BASIC800クイズで学ぶ!理系英文 クイズで理系英語脳をきたえよう!頭の柔軟体操で読み書き力アップ 佐藤洋一 218 やさしいバイオテクノロジー カラー版 遺伝子の基礎知識からiPS細胞の話題まで 芦田嘉之 219 マンガでわかる幾何 曲線で囲まれた土地の面積をどう測る?地球の重さをザックリと推定するには? 岡部恒治, 本丸諒 220 論理的に考える技術 「思考する力」は構想と発想、そして接続詞の理解で驚くほど伸びる! 村山涼一 221 災害で活躍する乗物たち 漂流者や孤立者を救助したのはどんなヘリ?福島第一原発に放水したのはどんな消防車? 柿谷哲也 222 X線が拓く科学の世界 基礎知識から人体に対する影響、医療への応用、宇宙探査、犯罪捜査、分子の世界の解明まで 平山令明 223 脳と心を支配する物質 心を元気にもし病気にもする物質の正体と、それをコントロールするための知恵とは!? 生田哲 ×224 免疫力をアップする科学 腸内細菌で病気知らず!いますぐできる科学的健康法 藤田紘一郎 ×225 次の超巨大地震はどこか? 過去に起こった巨大地震の記録から、可能性の高い地域を推測する!! 神沼克伊 ×226 格闘技の科学 力学と解剖学で技を分析! 吉福康郎 ×227 ボーイング787まるごと解説 21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー"の開発から就航まで 秋本俊二 228 科学でわかる男と女になるしくみ ヒトの性は、性染色体だけでは決まらない 麻生一枝 あ 229 マンガでわかる元素118 元素の発見者から意外な歴史、最先端の応用テクノロジーまで 齋藤勝裕 あ 230 マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる?く解説 大上丈彦 ×231 銃の科学 知られざるファイア・アームズの秘密 かのよしのり ×232 がんとDNAのひみつ 放射線はどれだけDNAにダメージを与えるか? がんからあなたを守るがん抑制遺伝子とは? 生田哲 ×233 ビックリするほどよくわかる記憶のふしぎ 眠っているときに記憶が整理される?記憶力を高める技術とは? 榎本博明 234 周期表に強くなる! 配置や属性から見えてくる元素の構造と特性 齋藤勝裕 あ 235 ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物 金子隆一 け 236 みんなが知りたいLCCの疑問50 運航する旅客機は1機種だけ?座席の背もたれが倒れないって? 秋本俊二 ×237 ネコの「困った!」を解決する むやみにひっかくのを止めるには?尿スプレーをやめさせる方法は? 壱岐田鶴子 ×238 イヌの「困った!」を解決する おやつがないと言うことを聞けないの?飼い主を咬むのはナメているからなの? 佐藤えり奈 ×239 陸上自衛隊「装備」のすべて 知られざる戦闘力の秘密に迫る 毒島刀也 240 アストロバイオロジーとはなにか 宇宙に、生命の起源と、地球外生命体を求める 瀧澤美奈子 だ ×241 ビックリするほど原子力と放射線がわかる本 驚異のエネルギーの基礎と応用の科学 江尻宏泰 242 自然が見える!樹木観察フィールドノート 枝ぶりや立地、進化の歴史を知れば環境がまるごと見えてくる 姉崎一馬 243 知っておきたい自然エネルギーの基礎知識 太陽光・風力・水力・地熱からバイオマスまで地球にやさしいエネルギーを徹底解説! 細川博昭 244 現代科学の大発明・大発見50 なぜその発明・発見はノーベル賞につながったのか? 大宮信光 ×245 毒草・薬草事典 命にかかわる毒草から和漢・西洋薬、園芸植物として使われているものまで 船山信次 ×246 ユーロファイタータイフーンの実力に迫る 欧州最新鋭戦闘機の秘密を解き明かす 青木謙知 ×247 脳にいいこと、悪いこと 赤ちゃんが親の脳を育てるって? ゴルフや熱中症が脳を痛めるとは? 生田哲 ×248 タネのふしぎ タネは光の色を見分けるか? 「不老長寿の秘薬」と呼ばれるタネは? 田中修 ×249 海上保安庁「装備」のすべて 海の治安と安全をつかさどる警備隊の実力に迫る 柿谷哲也 250 身近な昆虫のふしぎ 小さいカラダにつまっている生きていくための知恵と工夫とは!? 海野和男 あ 251 東京スカイツリーの科学 世界一高い自立式電波塔を建てる技術 平塚桂 252 知っておきたい電力の疑問100 なぜ電力は貯蓄できないの?科学的に見た節電の方法とは? 斎藤勝裕 253 天気と気象がわかる!83の疑問 気象の原理や天気図の見方から雲や雨、台風の仕組み、日本の気候の特徴など 谷合稔 254 鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす 宮本昌幸 255 うまい肉の科学 牛・豚・鶏・羊・猪・鹿・馬まで肉好きなら読まずにはいられない! 肉食研究会 256 はじめる!楽しい電子工作 カラー図解を見ながらつくれる!電気のしくみもよくわかる! 小峯龍男 257 ビックリするほどiPS細胞がわかる本 ES細胞やiPS細胞といった万能細胞の基礎知識から再生医療の可能性まで 北條元治 258 ドッグファイトの科学 知られざる空中戦闘機動の秘密 赤塚聡 259 徹底検証!V-22オスプレイ ティルトローター方式の技術解説から性能、輸送能力、気になる安全性まで 青木謙知 260 マンガでわかる男が知るべき女のカラダ 本当に正しい知識で女性を理解する 河野美香 261 『ダムの科学』 知られざる超巨大建造物の秘密に迫る ダム工学会近畿・中部ワーキンググループ 県立 262 楽しく学ぶ数学の基礎 図形分野 星田直彦 263 楽しく学ぶ数学の基礎 図形分野 星田直彦 264 図解でかんたんアルゴリズム 情報処理のかなめとなる考え方が手に取るようにわかる! 杉浦賢 265 論理的に読む技術 文章の中身を理解する"読解力"強化の必須スキル! 福澤一吉 266 外来生物最悪50 なぜ生態系や固有種存続に悪影響が?招かれざる種を徹底分析! 今泉忠明 267 カラー図解でわかるジェットエンジンの科学 なぜ旅客機はターボファンが主流なの?タービンはどうやって圧縮機を回すの? 中村寛治 268 カラー図解でわかるクルマのメカニズム なぜ車輪が回るとクルマは進むのか?基本的なしくみをわかりやすく解説! 青山元男 269 ヒッグス粒子とはなにか 素粒子物理とヒッグス粒子の世界を追う ハインツ・ホライス, 矢沢潔 270 狙撃の科学 標的を正確に撃ち抜く技術に迫る かのよしのり 271 マンガでわかるメンタルトレーニング 実は精神力を鍛えることが、成功者になるいちばんの近道! 児玉光雄 272 しぐさでわかるイヌ語大百科 カーミング・シグナルとボディ・ランゲージでイヌの本音が丸わかり! 西川文二 273 理工系のための就活の技術 元技術面接官が教える「受かる学生」と「落ちる学生」の違い 山本昭生 ×274 理工系のための原子力の疑問62 なぜ世界は原子力発電に依存するのか?再稼働をふまえ理解すべき科学的知識 関本博 275 『あなたが知らない動物のふしぎ50』 タヌキもどきが原始イヌって?コウモリは立てるか? 中川哲男 276 楽器の科学 図解でわかる楽器のしくみと音のだし方 柳田益造編 ; 足立整治 [ほか] ×277 ロケットの科学 日本が誇るH-IIAからソユーズ、アリアン、長征など世界のロケットを完全網羅 谷合稔 278 武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密 吉福康郎 279 これだけは知っておきたい世界の鉱物50 鉱物通になるための第一歩 松原聡, 宮脇律郎 ×280 M16ライフルM4カービンの秘密 傑作アサルト・ライフルの系譜をたどる 毒島刀也 ×281 コケのふしぎ なぜコンクリートの隙間や塀に生えるの?原始的な陸上植物といわれるワケは? 樋口正信 ×282 地形図を読む技術 すべての国土を正確に描いた基本図を活用する極意 山岡光治 ×283 カラー図解でわかる細胞のしくみ 人間も動物も植物も、生物はすべて細胞の集まり!! 中西貴之 ×284 生き物びっくり実験!ミジンコが教えてくれること 生物と生態系のふしぎを実験から学ぼう!! 花里孝幸 ×285 鉄道を科学する 日々の運行を静かに支える技術 川辺謙一 ×286 マンガでわかるホルモンの働き 性別までを左右する不思議な物質の正体とは? 野口哲典 ×287 ウイルスと感染のしくみ なぜ感染し、増殖するのか!?その驚くべきナゾに迫る!! 生田哲 ×288 基礎から学ぶ機械設計 キカイをつくって動かす実践的ものづくり学の設計編 門田和雄 289 マンガでわかるインコの気持ち インコの心がだいたい人間と同じってホント?遊んでほしい、かまってほしいときのサインは? 細川博昭 あ ×290 ジェット旅客機をつくる技術 エアバス機とボーイング機のつくり方の違いは?長い主翼や胴体はどうつくって、なにで運ぶの? 青木謙知 ×291 造船の技術 どうやって巨大な船体を組み立てる?大きなエンジンは船にどう載せるの? 池田良穂 ×292 質量とヒッグス粒子 重さと質量の違いから測り方、質量の生成にかかわるヒッグスメカニズムまで 広瀬立成 ×293 カラー図解でわかる通信のしくみ あなたはインターネット モバイル通信をどこまで理解していますか? 井上伸雄 294 図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 涌井貞美 大学(医5層)417W35 ×295 温泉の科学 温泉を10倍楽しむための基礎知識!! 佐々木信行 ×296 マンガでわかる若返りの科学 なぜ糖質ダイエットが必要なのか?寝たきりにならずボケない生活習慣とは? 藤田紘一郎 ×297 論理的に説得する技術 相手を意のままに操る極意 立花薫 298 『マンガでわかる量子力学』 日常の常識でははかりしれないミクロな世界の現象を解き明かす 福江純 ×299 カラー図解でわかる高校物理超入門 北村俊樹 ×300 カラー図解でわかる高校化学超入門 齋藤勝裕 ×301 超美麗イラスト図解世界の深海魚最驚50 眼も口も頭も体も生き方も、すべて奇想天外!! 北村雄一 ×302 あなたはネットワークを理解していますか? インターネット時代に欠かせない根っこの知識が確実に身につく! 梅津信幸 ×303 F-2の科学 知られざる国産戦闘機の秘密 青木謙知 ×304 とことんやさしいヒト遺伝子のしくみ 体型も性格も運動能力も病気のかかりやすさも左右する 生田哲 ×305 カラー図解でわかる航空管制「超」入門 安全で正確な運航の舞台裏に迫る 藤石金彌 ×306 マンガでわかる無機化学 原子の構造がわかれば化合物の性質が見えてくる! 齋藤勝裕 ×307 マンガでわかるゲーム理論 なぜ上司は仕事をサボるのか?近所トラブルはどうして悪化するのか? ポーポー・ポロダクション ×308 図解・化学「超」入門 物質の基本がゼロからわかる 左巻健男, 寺田光宏, 山田洋一 ×309 地球・生命--138億年の進化 宇宙の誕生から人類の登場まで、進化の謎を解きほぐす 谷合稔 ×310 重火器の科学 戦場を制する火砲の秘密に迫る かのよしのり ×311 イモムシのふしぎ ちいさなカラダに隠された進化の工夫と驚愕の生命科学 森昭彦 ×312 長大橋の科学 夢の実現に進化してきた橋づくりの技術と歴史をひもとく 塩井幸武 313 ブルーインパルスの科学 知られざる編隊曲技飛行の秘密 赤塚聡 314 マンガでわかる自然治癒力のしくみ 心臓病、うつ、がん--慢性ストレスが原因の病気に打ち勝つための力とは!? 生田哲 ×315 マンガでわかる宇宙「超」入門 太陽系から宇宙の果てまで天体にまつわる疑問がスッキリわかる! 谷口義明 ×316 カラー図解でわかる力学「超」入門 力と運動、仕事とエネルギーの関係が基礎から図解でスッキリわかる! 小峯龍男 317 大人のやりなおし中学数学 論理的思考の基礎が身につく 益子雅文 318 マンガでわかる米の疑問 米のルーツからおいしく食べる科学的工夫まで 大坪研一, 中村澄子 319 マンガでわかる行動経済学 いつも同じ店で食事をしてしまうのは?なぜギャンブラーは自信満々なのか? ポーポー・ポロダクション 320 おりがみで楽しむ幾何図形 紙を折れば数学が見える! 芳賀和夫 321 カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ リスク管理の考え方 田渕直也 322 基礎から学ぶ機械工作 キカイをつくって動かす実践的ものづくり学の工作編 門田和雄 323 イヌの気持ちがわかる67の秘訣 なぜどこにでも穴を掘ろうとするの?どうしていつも地面のにおいを嗅ぐ? 佐藤えり奈 324 ネコの気持ちがわかる89の秘訣 「カッカッカッ」と鳴くのはどんなとき?ネコは人やほかのネコに嫉妬するの? 壱岐田鶴子 325 がん治療の最前線 もしあなたや大切な家族ががんと診断されたらどうすべきか 生田哲 326 中国航空戦力のすべて 中国のテクノロジーは世界にどれだけ迫っているのか? 青木謙知 327 マンガでわかる超ひも理論 宇宙のあらゆる謎を解き明かす究極の理論とは? 荒舩良孝 ×328 図解・速算の技術 一瞬で正確に計算するための極意 涌井良幸 ×329 図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて 萩原さちこ ×330 拳銃の科学 知られざるハンド・ガンの秘密 かのよしのり ×331 本当はおもしろい化学反応 漂白剤の白さや混ぜると危険な理由など身近な化学反応の秘密がわかる! 齋藤勝裕 ×332 潜水艦の戦う技術 現代の「海の忍者」 その実際に迫る 山内敏秀 333 『暮らしを支える「熱」の科学』 ヒートテックやチルド冷蔵、ヒートパイプを生んだ熱の技術を総まとめ! 梶川武信 ×334 これだけは知りたい旅客機の疑問100 自動操縦はどこまでお任せ?行きと帰りで飛行時間が違う理由は? 秋本俊二 335 親子でハマる科学マジック86 タネも仕掛けもサイエンス やってみよう・つくってみよう・調べてみよう編 渡辺儀輝 あ ×336 カラー図解でわかる航空力学「超」入門 飛行の原理に科学で迫る 中村寛治 ×337 ビックリするほど遺伝子工学がわかる本 遺伝子診断から難病の治療薬、クローン、出生前診断、再生医療の可能性まで 生田哲 ×338 カラー図解でわかる高校生物超入門 芦田嘉之 339 マンガでわかるストレス対処法 原因がわかれば解決策はおのずと見えてくる!! 野口哲典 し ×340 F-15Jの科学 日本の防空を担う主力戦闘機の秘密 青木謙知著 ; 赤塚聡ほか写真 ×341 マンガでわかる金融と投資の基礎知識 読めば得する!お金のしくみと財テクの心得 田渕直也 342 勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意 児玉光雄 あ ×343 算数でわかる数学 芳沢光雄 344 大人が知っておきたい物理の常識 磁石を半分に割ると磁極はどうなるか?変圧器はどうやって電圧を変えている? 左巻健男, 浮田裕編 県立 345 『民間薬の科学』 病気やケガに効く・・・・・・民間の言い伝えはどこまで科学的か!? 船山信次 ×346 おもしろいほどよくわかる高校数学 関数編 2次方程式、指数・対数・三角関数がスラスラ解ける! 宮本次郎 ×347 基礎から学ぶ機械製図 3Dプリンタを扱うための3D CAD製図法 門田和雄 348 知られざる鉄の科学 人類とともに時代を創った鉄のすべてを解き明かす 齋藤勝裕編 県立 ×349 毒の科学 身近にある毒から人間がつくりだした化学物質まで 齋藤勝裕 350 『宇宙の誕生と終焉 最新理論で解き明かす!138億年の宇宙の歴史とその未来』 松原隆彦 ×351 本当に好きな音を手に入れるためのオーディオの科学と実践 失敗しない再生機器の選び方 中村和宏 352 『植物学「超」入門 キーワードから学ぶ不思議なパワーと魅力』 田中修 ×353 統計学に頼らないデータ分析「超」入門 ポイントは「データの見方」と「目的・仮説思考」にあり! 柏木吉基 ×354 ミサイルの科学 現代戦に不可欠な誘導弾の秘密に迫る かのよしのり 355 知っていると安心できる成分表示の知識 その食品、その洗剤、本当に安全なの? 左巻健男, 池田圭一編 あ ×356 戦車の戦う技術 マッハ5の徹甲弾が飛び交う戦場で生き残る 木元寛明 ×357 教養として知っておくべき20の科学理論 この世界はどのようにつくられているのか? 細川博昭 358 『日本刀の科学 』 武器としての合理性と機能美に科学で迫る 臺丸谷政志 359 『身近にある毒植物たち』 "知らなかった"ではすまされない雑草、野菜、草花の恐るべき仕組み 森昭彦 ×360 F-4ファントムIIの科学 40年を超えて最前線で活躍する名機の秘密 青木謙知著 ; 赤塚聡ほか写真 361 記憶力を高める科学 勉強や仕事の効率を上げる理論と実践 榎本博明 あ ×362 マンガでわかる女性とモメない職場の心理学 「何が自分と違うのか?」から気持ちをつかむ会話術まで ポーポー・ポロダクション 363 『絵でわかる人工知能』 明日使いたくなるキーワード68 三宅陽一郎 森川幸人 大学007.13Mi76e 364 『誰かに話したくなる 大人の鉄道雑学』 土屋武之 365 知られざる潜水艦の秘密 海中に潜んで敵を待ち受ける海の一匹狼 柿谷哲也 366 90分で実感できる微分積分の考え方 宮本次郎 367 海上自衛隊「装備」のすべて 厳しさを増すアジア太平洋の安全を確保する 毒島刀也 368 知っておきたい化学物質の常識84 なんとなく恐れている事故や公害から、"意外と正体を知らない"家庭用品まで 左巻健男, 一色健司編 369 知られざるステルスの技術 現代の航空戦で勝敗の鍵を握る不可視化テクノロジーの秘密 青木謙知 370 カラダを大切にしたくなる人体図鑑 知っておきたい96のしくみとはたらき 竹内修二 371 『エコカー技術の最前線 どこまでも進化する燃費改善と排出ガスのクリーン化に迫る』 高根英幸 372 正しいマラソン どうすれば走り続けられるか?タイムを縮めるロジックとは? 金哲彦編著 ; 山本正彦, 河合美香, 山下佐知子
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熊谷十郎左 山本周五郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)市松《いちまつ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)馬|如月《きさらぎ》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)※[#感嘆符二つ、1-8-75] ------------------------------------------------------- [#8字下げ]一[#「一」は中見出し] 「市松《いちまつ》待て!」 突然わが名を呼ばれて、福島正則《ふくしままさのり》は愛馬|如月《きさらぎ》の手綱をぐいと絞りながら、 「誰だ?」 と振返った。声に応じて傍の叢《くさむら》からぬっと出た浪人態の武士、大太刀をふるって、 「首をもらうぞ!」と走り寄った。 「推参な下郎め、名乗れ!」 「故|治部少輔三成《じぶしょうゆうみつなり》の家人、久代寛第《くしろかんだい》と申す者だ、亡主の遺恨思知れ!」 石田三成関ヶ原に敗戦して四条に斬られ、秀頼《ひでより》は大坂城に亡んだ。これ皆もとは故太閤殿下恩顧の諸大名ども、いずれも徳川家に加担して大坂城の堀を浅くしたためである。ことに正則は関ヶ原で三成に弓を射かけた敵、折あらば治部少輔の遺恨を一太刀酬いようと、窺い狙う者二三にとどまらなかった。折も良しこの日、備後安芸五十万石福島|左衛門尉《さえもんのじょう》正則は、城外|己斐山《こいやま》に狩を催したが、生来の剛気闊達だ、興の進むにつれていつか近侍の者を離れ、獲物を追ってこと己斐谷の奥深く馬を乗入れて来たのであった。 「狼狽者《うろたえもの》め、喰詰者のなまくらでこの正則をみごと斬る気か」 「ほざくな、死ねい!」 矢声とともに斬りつける、正則は持った鉄鞭でぴしりひっ払うと、 「うぬ、来い!」喚きざまひらり馬からとび下りて腰の藤四郎吉光を抜いた。その時二三十間はなれた雑木林の中から、 「曲者、さがれい!」 大音に喚きながら走り出た徒士組《かちぐみ》の物具つけた若武者一人、持っていた手槍を取直すとぱっと投げた、空を切って飛んできた手槍は横さまに久代の股の間へ入る、手練だ、出足に絡んだからたたら[#「たたら」に傍点]を踏んで前へのめる。 「邪魔するな」と立直るところへ、 「相手をしよう、こい!」と喚きつつ駈つけた若武者、小太刀を抜いて詰寄った。振返りざま寛第が、 「うぬ」大太刀を真向へ! 「とう」鍔止《つばどめ》にひっ払って踏込むや否や、 「や! えい※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 面へぱっと割つけて返す剣、脾腹を胸まで斬って、とび退った。早業だ。 「が――」異様に喚いた久代寛第、二三歩出て大太刀を取直そうとしたが、がくんと膝が折れてそのまま、 「む、無念だ!」悲しく呻きながら前のめりに倒れる。脇へ廻った若武者、寛第の呼吸を窺っていたが、つと寄ってぱっと首を刎《は》ねた。 「みごとだ!」 正則が大きく声をあげると、若武者は手早く刀を納めてはっと平伏した。色も変えぬ若武者を心地よげに見下した正則、 「見覚えのない顔だな、新参か」 「は、関ヶ原の陣より御奉公仕ります」 「誰の組下だ、名は何という」 「先年亡くなりました可児才蔵《かにさいぞう》の下にて、唯今は無役、熊谷十郎左と申します」 「ふむ、竹葉軒の組下で十郎左――」 正則なにか思出した容子で、 「では、獺《かわうそ》眠りの十郎左というはそちであろう」 「は、これは恐入ります」 平伏するのを見て正則にやにや笑った。 「獺の昼寝をそのまま、暇さえあれば眠っているで獺眠りの十郎左。ははははは、たしかそうであったの?」 「は、そのとおりで――」 十郎左もにやにや苦笑しながら、べつに悪びれもせぬ有様。正則は藤四郎吉光を鞘に納めて腰からぐいと脱《と》ると、 「褒美じゃ、取っておけ」と差出した。十郎左は臆する色もなく膝行して、 「は、かたじけのう頂戴仕りまする」 押頂いて受取った。塵を払った正則、乗棄てた愛馬|如月《きさらぎ》に跨ると、 「供せい!」 と一言、鞭をあげて谷口のほうへ向った。 もともと徒士組五十石二人扶持、無役の熊谷十郎左は、曲者久代寛第を斬って正則の危急を救った功により、吉光の銘刀を拝領のうえ食禄百五十石を加増、間もなく四ノ廓内に邸を賜って移り住むことになった。 [#8字下げ]二[#「二」は中見出し] 「おい、獺眠りめが出世したな」 「泰平の世にうまい儲けだ」 「二百石取となれば獺眠りもできまいが」 家中の評判はしばらく十郎左で賑っていた。ところが当の十郎左、二百石ぐらいで獺眠りをやめるような生優しい男でなかった。賜った邸は暴れ者揃いの旗本組屋敷の隣りで、骨っぽい連中の眼が四方から絶えず光っているにもかかわらず、暇さえあれば十郎左、ごろりごろりと寝て暮らした。 集りにも出ぬ、酒の付合もせぬ、そればかりか朝夕の挨拶も満足でない。旗本組の若手で、四ノ廓内に住む連中が集って武芸会というのをつくり、組頭の邸に寄って月に二度ずつ武芸試合の催しをする。これには組以外の者も参加して武術を練るようにと、係奉行からそれぞれ申渡されているのだが、十郎左ばかりは知らぬ顔であった。 「どうして武芸会へ出ないのだ?」腹にすえかねたのがそう云って詰《なじ》ると、 「おれが出るとせっかくの催しが駄目になるでな」と空嘯《そらうそぶ》いている。 「どうして催しが駄目になるのだ」 「およそ役にたつ武芸は荒く練るのが法だ、なるべく打たれぬよう、怪我せぬようにと、逃れることから先に考えてかかるような武芸会に、十郎左の荒い剣法が出たら、あたら木剣踊りに死人ができようも知れぬからよ、はははは」 これを聞いて武芸会の連中怒った。 「怪しからぬ十郎左め」 「我らの剣術を木剣踊りと云ったな」 「押かけて行って打のめしてくれよう!」 拳を顫わせていきり立った。 しかし、獺眠りなどと馬鹿にはしているが、腕のたつことは皆知っているから迂闊には手を出さなかった。折があったらひと泡吹かせてやろうと待っているうちに、今度はもっと皆の膨れあがる事件が持上った。 それは。藩の作事奉行を勤める二千七百石|間堂八左衛門《ごんどうやざえもん》というのに一人の娘があった。その時十八歳、瓜実顔のきりりと緊まった肉付、肌は小麦色で髪は丈に余るばかり、名を妙《たえ》と呼ばれるこれが、城中若武者たちの狙いの的になっていた。 「我こそあの妙女を家の妻に」 「拙者こそ婿に」 と心の内で面々に望んでいた。望んでいたばかりでなくそれぞれ人を頼んで、ぜひ嫁にと申込んだ者も三、五人にとどまらなかったが、八左衛門なかなか応と云わなかった。全体あんなにして誰にやるつもりだろうと、皆がやきもきしていると。ある日、下城の途中間堂八左衛門は馬を熊谷十郎左の邸へ向けた。 作事奉行の訪れと聞いて、縁先にまろ寝をしていた十郎左も、さすがに慌てて洗面し衣服を改めて、※[#「勹<夕」、第3水準1-14-76]々《そうそう》に客間へ出た。 「は、手前十郎左にござります、不意の御入来何か御用にても――」と頭を下げるのを、八左衛門にこにこしながら抑えて、 「いや、そう固くなられては困る、実はちと折入った頼みがあってな」 「私にお頼み!」 「手取早く申せば嫁をもらっていただきたいのだ」 「それはまた急な――」 「実は拙者の娘で妙と申すものがいる、美しゅうも賢うもないが、親のめがねで武家の妻に必要な嗜みだけは授けてあるつもりじゃ、今日まで諸方より縁談もあったがみな断ってきた、貴殿ならばと見込んで親爺じきじきの押掛話じゃ、嫁にもらってくだされい」 「それは平に御辞退いたしましょう!」 十郎左、言下に答えた。 [#8字下げ]三[#「三」は中見出し] 「なに厭か?」 八左衛門、思わず眼を瞠った。 当時主君正則の第一の寵臣、間堂八左衛門が自慢の娘を、親の口からもらってくれと頼まれて、一応考えでもすることか言下にぴたり断るとは、さすがに獺眠りの十郎左、一風も二風も変った男である。 「なぜいかぬ、拙者の娘ではお気に入らぬか?」 「いや、そうではござらぬ」 十郎左落着はらって答える。 「私考えまするに、戦塵一度は納って、世は泰平の緒についたかに見えますれど、諸国の帰趨は未だ統一を欠き、人心の不安もまた鎮まらず、いつまた世を挙げての合戦となろうも知れませぬ、迂闊に妻など娶ってもしそうなる時は、要なき歎きをみせるばかり、それを思いこれを思い御辞退申したのでござる」 聞くより間堂はたと膝を打った。 「うん、よく申した、あっぱれな覚悟それがします。恥入らねばならぬ」 「いやなかなかもちまして――」 「そこでな十郎左殿、間堂八左衛門改めて貴殿に頼みがござる」 「と仰せられますと」 「男暮しは何とやら不自由なもの、世俗にも蛆がわくとか申すくらいだ、幸い娘妙だが、これは家に遊んでいるも同様な躯《からだ》、嫁にとは云わぬこちらへ寄来すから、濯ぎ洗濯厨のことにでも召使ってもらいたいが、どうだな」 「いやそれは余りに失礼」 「失礼でない、という訳を申そう、実はこれは妙からの頼みなのじゃ!」 「え?」こんどは十郎左が驚いた。 「かようなことを親の口から申すべきではあるまいが、つい先だってのこと、妙め拙者と奥を前にして、下女にでもよい十郎左様の傍で暮したいと立派に申しおったのじゃ、健気《けなげ》な心根いとしゅうなってかように、不躾な使者に立った親心、頼む十郎左!」 「――」 「明日よこすから、この家の隅において召使ってやってくれ、くれぐれも頼み申したぞ!」 「ああそれは――」止める手を振切って八左衛門は帰ってしまった。 ああは云ったがまさか一藩の作事奉行ともある者が、娘を下女には寄来すまいと高をくくっているとその翌朝、まだ暗いうちに裏口から、小さな包を一つ抱えた娘が一人さっさと勝手へあがってくると、呆れかえっている下男を押除けて水仕に掛った。それと聞いて十郎左も驚いた。急いで行って、 「あなたは?」と訊くと、娘は手をつかえて、 「妙と申します、どうぞよろしく」頬を染めながら俯向いた。すんなり育ちきった肩から腰への肉付、むっくりと盛上った胸のふくらみがさすがに十郎左の眼には眩しかった。 「こりゃあ内の大将の負だ」 下男が側でにやにやしながら考えていた。さあこれを聞いて旗本組の若手が騒ぎだした。 「おい聞いたか?」 「うん、実にもって心外千万だ、獺眠りごときにお妙殿が押掛け花嫁とは何たることだ」 「間堂殿も気が知れぬ、藩中に男がないではなし、選りに選って十郎左とは、まるで我々を蔑《ないがしろ》にしたも同然ではないか」 「こうなるうえは是非に及ばぬ、十郎左めをうんというほど打懲《うちこら》してやらねば、第一我ら旗本組の意気地が立たぬ!」 それでなくとも高慢の鼻へし折ってくれようと機会を窺っていた暴れ者ども、それに恋の恨が重なったからその勢は物凄いばかり、 「おいいいことがあるぞ、集れ」と、ある日、中にも骨っぽいのが四五人、首を集めて何かひそひそと秘策をめぐらせていた。 かくて風を待つ六月も二十四日となった。この日は故可児才蔵の忌日に当っているので、十郎左は毎年、城下から東に三里ばかり行った府中村の寺にある、竹葉野才蔵の墓に参詣するのを欠かさぬ習わしとしていた。今年も例のとおり香華を手向けようと家を出たが、所用で刻を過したので寺に着いたのは夏の日も既に暮れきった時分であった。 「これはすっかり夜に入りましたな、提灯をお持ちなされたがようござりましょう」 寺僧のすすめるのを断って、いつかじっとり夜露さえ下りた道草を踏みながら、城下はずれに千町畷という処へさしかかったのは、もう五つ頃のこと、海のほうから吹く風がひんやりと潮じめりを肌へもってくる。 「はてな?」突然、十郎左はいぶかしげに首を傾《かし》げながら足を止めた。 [#8字下げ]四[#「四」は中見出し] 途すがら、夜気いっぱいに虫の音を聞きつつ来たのに、畷へかかって二三町、小松原のあたりまで来るとばったりそれが絶えてしまった。 「何かいるな」そう思って神気を凝らすと、ひしひしと身に感じられる殺気だ。 「待伏せだ、少くとも五人はいるな」頷きながら、ふたたび何気ない態で歩いて行く。と――果して小松原の中からばらばらと躍り出た一人の男、無言のまま木剣をふるってはっしと打って掛った。 「出おったな案山子《かかし》め!」 叫びながら体を捻った十郎左、外されてのめる奴には眼もくれず、 「一人ずつは面倒だ、隠れているのも出ろ、五人や十人に驚く十郎左ではないぞ!」 小松原のほうへ呶鳴ったからわっと総立。 「うぬ大言を吐くな!」 「それ出ろ!」 喚き喚き四人の荒くれ、手に手に寸延《すんのび》の木剣を提げて街道へとび出してきた。十郎左は道のまん中に大手をひろげて、 「こい、へろへろ武士の木剣踊りも、たまに見るのは乙だろう、だが下手に騒ぐなよ、十郎左の技は少し荒いぞ!」 「ええその高慢の鼻へし折ってくれる!」 「やれ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 罵りざま左右の二人が、ぱっと打込んでくる、右足を退いて十郎左、「どっこい」と交わす、とたんに前のが必死の上段、真向から打下した。風を切って落ちてくる木剣、右へ外して出る、いつ誰のを奪取ったか無反《むぞり》の木剣《やつ》、身を沈めながら、 「まず二人だ!」喚きざまひっ払った。 「あ! う※[#感嘆符二つ、1-8-75]」諸声《もろごえ》に横へすっ飛ぶ両名、残ったのが思わず二三歩さがるのへ跳込んで、 「三人!」と叫んで脾腹へばっ! くれておいて返す早業だ、三人めが呻きながら膝をつくよりも、四人めがだだだと尻居に倒れるほうが早かった。 「これで四人か」と立直った時、残る一人は七八間先で生きた心地もなく、ただ木剣を構えているというばかりだ。十郎左からりと木剣をそれへ投出して、 「一人は片付役に残しておく、早く手当をして連れて帰れ」 「は、はい」顫えている。 「ひと言申聞せてやる、耳をほじって聞け。武士が命を投出す時は一生に一度だ、分るか一生に一度だぞ、十郎左もその時がくるまでは獺眠り勝手のことよ。貴公らとてもそのとおり、大事のお役にたつまではせっかく命を大切になされい、分ったかな、分ったら、さらばだ」 云いすてると、見返りもせずに寛々として立去った。五人の暴れ者ども、呆れかえって見送るばかりだった。 隠すより顕わるるはない、いつかこのことが家中に弘まり、ついには正則の耳にまで達したので、いつか忘れるともなく忘れていた十郎左のことを、ふと又正則は思出した。 「十郎左に定番出仕をするよう、何か役を与えてやらぬか!」正則の御声掛りだ。 それでなくても権望家間堂八左衛門の娘につながる縁だ、早速に十郎左は御使番に取立てられ、萩の間詰として城へ召されることになった。 「おめでとう存じます」 妙が逸早く祝いの挨拶をすると、さすがに十郎左も悪くないかして、 「うふふ」と含笑をもらした。 秋は夏を追って去り、朝夕の霜ようやく白く、音戸の瀬戸に鰤《ぶり》の味の濃くなる頃、十郎左は初めて宿直《とのい》に召されることになった。その第一夜であった。 ひどく冷える晩であった。 宿直の間は正則の寝所の控えにあって、二十畳敷ばかりのがらんとした造、そとへ小さな火鉢が一つ、蛍の尻のような火がぽつんと光っている有様である。 「火の元は特に戒めて!」と厳重な達しがあるから、毎夜十人ずつの宿直の人々は、身体凍えながらに夜明を待つ始末であった。初の宿直に出た十郎左、神妙に控えていたと思うとやがて四つ半に間もない頃、 「寒くて致方がない、火鉢はこれぎりでござるか?」不平そうに云いだした。 「さよう、宿直の間にはこれが掟、火種も多からずと定まっております」 「ふーむ、それでおのおのには寒くござらぬか!」 十郎左遠慮がない。 「――」みんな面膨らせた、これが寒くなくってどうする、おれはさっきから後架《かわや》へばかり通っている。おれの胴顫いは癇のせいではないぞと、いずれも胸の中で苦情たらたらだ。 「いずれもお寒いとみえますな」 一座を見廻してそう云った十郎左、すっと立って出て行った。また横紙破りが何か始めるぞと黙って見ていると、間もなく小侍にある青銅の大火鉢へ、かっかと熾《おこ》った炭火を山と盛上げ、三四人の若侍に舁《かつ》がせて運び込んで来た。見るより顔色を変えた一同、 「やっ、これは熊谷氏何をなさる」 「滅相な、乱心めされたか」 驚く人々を尻眼に、十郎左平然と大火鉢を宿直の間のまん真中へ据させた。 [#8字下げ]五[#「五」は中見出し] 「これはとんでもない、掟を破れば重い咎めのあるは知れたこと、我ら一同迷惑でござる、早々お取除けくだされい!」 「それとも我々が運び出そうか?」 詰寄られたが十郎左びくともせず、 「まあまあ急かれな、拙者に思案がござるから、おのおのは黙って見ておられい」と平気で笑うばかり、何と云っても取合わぬ。 「これは御詰衆まで申上げなければなるまい」 「それがよろしかろう」 「拙者が行って参る」あくまで掟を恐れているとみえ、一人が急いで出て行った。 間もなく、御詰に出ていた老職、宅間大隅《たくまおおすみ》が色を変えてやって来た。来るなりややしばらく、火の盛上った大火鉢と十郎左の顔を見比べていたが、やがて詰るように、 「熊谷とやら、掟の面承知でこの火鉢を持込んだのであろうな?」 「いかにも、承知で仕った!」 「不届千万な儀だ」大隅はかっと声を荒げた。 「城中の掟は軍令と同じく、禁令を犯せば重科たることも知っておろう、それを承知で掟を破るからには、定めし覚悟あってのことに相違ない、聞こう! 大隅しかと承わろうぞ!」 「申上げましょう」十郎左、待っていましたとばかり、恐れげもなくずいと膝をすすめた。 「はばかりながら、そもそも宿直の役目はいかなるものにござりますか。すなわち御寝所の控えに詰め、不意の変事に備え、万一曲者などある時は即座にこれを除いてもっぱら御主君の御安泰を守護仕るが役、さればこそ宿直に限り御錠口内まで刀を携えること御許しでござる。しかるに、この寒気のおりから、宿直の間に小《ささ》やかなる獅噛《しがみ》火鉢ひとつ、火種も多きに過ぎずとあっては、夜半ならぬうちに宿直の者身心冷えきり、手足の指は凍えてとっさには箸を掴むことさえかないませぬ。かかる時万一にも、曲者あって御寝所間近を騒がし奉るとせばいかが、冷えたる心、凍えたる手足、竦みたる体をもって充分に働けましょうや、かじかみたる手に刀を取落し、痺れたる足に躓《つまず》き転び、御役目をまっとうすることができなかった節は何といたします?」 「うむ――」 「掟も重く、役目はさらに大切にござりましょう、掟の面|忽《ゆるが》せならぬとあれば、十郎左の痩腹ひとつかっ割いて御詫仕る、その代りには御詮議の上今後、宿直の間には充分に火を置かれまするよう、きっとお計いくださりませい」きっぱりと云ってのけた。 道理に詰って宅間大隅、呻っているとさっと襖が明いて、意外にもそれへ正則が出て来た。不意のことで一同吃驚、慌ててそこへ平伏する、正則はそれらに会釈もなく、 「十郎左の申すところもっともだ、宿直の間は充分に温めてやるがよいぞ」 そう云い残して、そのままさっさと奥へ入ってしまった。 「お許しが出ました、さあこれで大威張でござる、いずれもお寄りなされぬか」十郎左は誇る様もなく微笑していた。 世の人が『獺眠り』と呼ばなくなったのはこの頃からである。 「妙どの!」 元和《げんな》三年の浅き春二月のある日、十郎左の居間で呼ぶ声がするから、急いで行ってみると一通の手紙をながめていた。 「お召でござりますか」 「これはそなたのもとへ来た書面だな」 「はい」受取って見て、 「左様でございます」 「そなた拙者のもとへ参ってから、折にふれてその旗野新八郎《はたのしんぱちろう》と申される仁と文通しておられるようだが、御縁者ででもあるかな」 「はい、弟でござります」 「――弟御?」 「本多上野介《ほんだこうずけのすけ》様御身内へ養子に参り、唯今では御留守居役とか」 本多上野と聞いて、十郎左の眉が寄った。 「かようにしばしばの文通でみると、よほど仲の良い御姉弟と思われるな」 「いいえそうではござりませぬ、私は年に一度か二度が精々、大抵の手紙は父八左衛門と新八郎の取交わすもの、私はただ仲次役でござります」 心なく云ったのであろうが、十郎左の胸には異様に響いた。 「それは妙なこと、間堂殿はなぜじかに御文通をなされぬのであろう」 「それはあの、私が家におりました時分、よく私の文に父のを入れて送る習わしでござりました。日頃から頑固な性分ゆえ、年老いて末子の愛に溺れるなどと、同役衆から笑わるるが辛い、そう申しまして、姉の私に手紙のやりとりを頼むようになったのでござります」 「なるほど、そうもあろうか」 十郎左はさりげなく頷いてそのままその話を切った。 妙はしばらくそこに坐っていたが、それっきり十郎左が黙ってしまったので、そっと座を立とうとした、しかし何か去り難そうに、そこでまたしばらくもじもじしていた後、つと坐り直して、 「旦那さま」といつになくわくわくした調子で声をかけた。 「なんだ」と十郎左が顔をあげる。 「あのう、申上げようと存じながらついつい申しそびれておりましたが――」云いかけてぽっと頬を染めながら、妙は身を捻って俯向いた、丸まるとした肩から胸へかけて、めっきり艶めいてきたこの頃の肉付、匂うばかりの色気に思わず十郎左眼をしばたたいて、 「何でござるな――」 「私、体が、あのう」とまで云って、はっと袂へ顔を埋めた。 「体がどうした」十郎左まだ分らぬ。 「あのう――、それゆえ私、実家《さと》へ養生に帰ろうと存じますが――」 「養生に帰る? それはまたなぜ」どこまでも感の悪い十郎左の顔を、妙は恨めしそうに見上げていたが、思いきったとみえて、 「赤児《やや》を産みに」と答えた。 「や?」十郎左あっと眼を瞠ると、いきなり敷物をめくられたように突立上って、慌てふためきつつ次の間へとび込んで行った。 「まあ、ほほほほ」妙は自分の羞かしさも忘れて、袂に面を蔽って笑うのだった。 それから一刻あまりも後。 「少し歩いて参る」と云って十郎左はぶらり邸を出た。 城下を北へ、すたすたと通りぬけると神田川を越して大須賀村、そこからさらに二葉山へと登って行った。頂上へ登ると見晴台があって、広島城の搦手から城下がひと眼に見下せる実に良い眺めだ。何を思ったか十郎左、そこへ来るとじっと御城へ眼をやった。城の搦手は半年以前からの修築工事で、搦手御門から脇の木戸八番九番十番まで、櫓々にはまだ足場が組まれたままである。 「修築の采配を執《と》っているのは作事奉行間堂八左衛門――。本多上野は江戸の執政――。娘に托した文書の往来、うん! これは迂闊に見※[#「二点しんにょう+官」、第3水準1-92-56]《みのが》すことはできぬぞ」 深く頷いた十郎左、どっかとそこへ腰を据えて、鋭い眸をいつまでも工事場から離さなかった。 [#8字下げ]六[#「六」は中見出し] 山から下りて十郎左が邸へ帰ったのはもう日暮がた。家へ入ると妙が下男の左平《さへえ》を捉えて何か叱っている。 「どうしたのだ」と訊くと左平が、 「さきほど旦那さまが、風呂の焚付にせいと仰せられてくださった反古《ほご》の中に、大事な御手紙がありましたそうで――」 「あの中に、今日新八郎から父へ参った封書がまざっておりました」妙は訴えるように十郎左を見上げた。 「それを焚いてしまったというのか?」 「はい」 「そうか、それは拙者の粗忽であった、そうと知らず反古を纒めて渡したつもりであったが、心付かぬことであった許してくれい」 「いいえ許せなどと――」 妙は快く笑顔を見せて頭を振った。 「明日、実家《さと》へ帰るがよい、左平に手廻りの物を持たせて遣わそう」十郎左はそういって居間へ入って行った。 その夜更けて、燈近く十郎左が密かに披いていたのは、反古にまぜて焚かせたという旗野新八郎の書面ではなかったろうか。 いくばくもなく、 「獺眠りが山守になったぞ」 そういう噂が家中に弘まるようになった。三十日――五十日、十郎左は非番となるごとに必ず二葉山へ登って日を暮らすのであった。 「ぜんたい山の上で何を考えているのだ」 「天文でも始めたか」 「いや待て、いまにまた何かやらかすぞ!」 とりどりの噂を耳にもかけず、十郎左は来る日も来る日も御城修築の有様を見ては日を暮らした。 かくするうちに元和三年五月一日。修築もひとまず終るところへ、江戸の老中本多上野から、端午の節句の祝儀申上ぐるため使者を差遣わした、という通知が広島城へ届いた。これは慶長五年、正則が芸備五十万石に封ぜられて以来の習わしで、年々本多佐渡守から祝儀の使者を受けていたのであるが、前年正信が歿したので今年から改めて上野介|正純《まさずみ》が、父に代って祝儀の使者を差立てようというのである。 五月二日、上野介使者、備後福山を出立という報知《しらせ》がきた。その夜である。 「左平、これへ参れ」十郎左の呼ぶ声に左平が行ってみると、部屋の内を綺麗に片付け、家財、什器を幾つにも分けて始末した中に、十郎左が端然と坐っていた。 「これは――どうなさるのでござります」 「実は明日、御用向によって急に遠方へ参ることになった、そこで家財はこのままに致しておくゆえ、必要に応じてお前に処分してもらいたいのだ」 「それはまた急なことでござりまするな」 「これに処分いたすべき明細の目録が書認めてある、もし御係より何も御申渡しのない時は、この目録によってよしなに処置を頼む!」そう云って一封の目録を差出した。 「御係りの御申渡しと仰せられますと――?」 左平何となく腑に落ちぬところがある。訊き返そうとすると、 「もうよいから退って寝ろ」 と云われたので、目録を預って退った。 明くれば元和三年五月三日、からりと晴れた夏空だ。平日より早めに床を出た十郎左、体を水で潔めて食事はかたちばかり、衣服を改めて出仕の仕度が済むと、左平を呼んで一通の書面を渡し、 「いま一刻経ったら、この書面を間堂家にいる奥へ持って行ってくれ、一刻の後だぞ」 「かしこまりました」 「では行って参る、達者でおれよ」 ひと言を後に十郎左は邸を出た。 城へ登った十郎左、遠侍へ出るとすぐに八左衛門が登城したかどうかを訊ね、まだ登城していないことをたしかめると、そのまま自分の御詰である萩の間へ通った。 とかくするうち四つの太鼓が鳴る。それを合図に老職の者がおいおいと登城してきた。十郎左は萩の間の入口に坐って、それとなく御廊下を通って上る人々に眼を配っていたが、やがてすっと立上った。間堂八左衛門が足どり急しく上って来るのをみつけたのだ。 「十郎左か」 八左衛門が早くもみつけて声をかけた。十郎左は無言でつつと走寄る、殺気を感じたから八左衛門足を止めて、 「どうした、十郎左」 「お命を頂きまする!」ぎらり抜いた。 「狼狽《うろた》えるな、御城中なるぞ」 「御免!」さっと切ったが、さすがに腕が鈍って肩を僅かに傷つけたばかり、しまったと思って二の太刀、突きに寄ると必死に体をひらいて、 「ま、待て」と間堂。叫びながらばたばたと逃げだした。これを見た詰合の面々、 「十郎左乱心でござる、お出合めされ!」 わっと総立になった。 [#8字下げ]七[#「七」は中見出し] 八左衛門は足にまかせて御錠口のほうへ逃げて行く、駈つけた人々一度は十郎左を押取囲んだが、必死の勢に恐れてはっと散った。御杉戸の近くで追付いた十郎左、 「御卑怯でござりますぞ」呼びながら前へ廻った、後傷をさせまいという意《こころ》だ。 「ま、待て、何ゆえの刄傷だ」 「申しますまい、黙ってお命を頂くがせめてもの聟引出、御覚悟遊ばせ!」 「さては――あれ[#「あれ」に傍点]を知ったのだな」八左衛門腸を絞る悲痛な呻きだ。 「福島家にこの男あった、あ、あっぱれな十郎左――」 「御免!」踏込んだ十郎左、肩から胸までずん! と斬下げた、倒れながら八左衛門、 「た、妙が、かわいそうに」糸のような声で云ってがっくりうつ伏した。十郎左すり寄って止めを刺す。あまりの凄じさに、手を出すこともできず遠巻にしていた人々、 「十郎左乱心でござる!」 「お出合めされ!」いたずらに騒ぐばかりだった。 その時廊下を踏鳴らしながら、かなたから正則が駈つけて来た。騒ぎを聞いて近侍の止めるのもきかず跳んで来たのだ。 「曲者はいずれにおる」城中にがあんと響く大声で喚きたてた、さっと左右にひらいて平伏する人々の中に、自分の愛臣間堂八左衛門の死骸を置いて、熊谷十郎左が端然と控えている、見るより癇癖な正則は詰寄って、 「うぬこの始末は何だ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」喚きたてる、声の下に十郎左はっと低頭して、 「申訳ござりませぬ、十郎左思わず心を取乱し、過って間堂殿を殺《あや》めましてござります、御成敗のほど!」 「ええ、白痴《たわけ》め!」正則ぶるぶる拳を顫わせ、 「庭へ、に、庭へ出ろ、詮議に及ばぬ、八左衛門の仇余がじきじきに斬殺してくれる!」 「はっ!」 十郎左すっと立って、悪びれた様もなく庭へ下りる。日頃の烈しい正則の気性を知っているから、老職どもも手が出せぬ、あれあれと見る間に十郎左は御庭先へ出て、芝生の上にきちんと坐った。 「佩刀《はかせ》!」叫んで奪取るように、小姓の手から刀を取るときらり引抜いて庭へとび下りた。正則が背後へ近づくと十郎左が、 「殿!」と低い声で云った。 「この内に書認めたものがござります、殿御一人にて密々に御披見下さりませ」片手で差出す書状、見向きもせず、 「ええやかましい!」喚きざま斬下した。頸を半ば斬られながら十郎左、うむと堪える必死の気力、もう一言呻くように、 「――御披見!」 「えい!」二の太刀、十郎左の首はころりと前へ落ちた。秀吉の荒小姓として生立ち、七本槍の一人と※[#「言+区」、115-上段-6]《うた》われ、鬼と恐れられた正則。一度怒れば理非にかかわらず、阿修羅のごとく暴れてあくまで我意を通さずにおかぬ正則。しかし、さればとそ又一面には、娘のような涙脆さと、弱法師のごとく感じ易い心をもっている正則ではあった。 十郎左の首がとんで、屍が前へのめった時、はじめて正則は十郎左の最期の言葉に気がついた。 「殿――」恐る恐る近寄って来た老職へ、 「ええ退っておれ」と呶鳴りつけて、足下に落ちている書状を取上げた。表に『密書』と書いてある。正則はそれをつと懐中へ入れると、すっと廊下へあがって立去った。 「御一人にて密々に御披見!」そう云われたことが頭にあるから、正則は居間へ入ると近侍の者を遠ざけてただ一人、机に向って書状を披いた。そして第一節を読みはじめるがいなや、 「あっ! これは※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」 と声をあげて反ぞった。 陰謀! 恐るべき陰謀だ※[#感嘆符二つ、1-8-75] 徳川幕府の恐るべき政策の魔手が、いつか正則の身辺に近づいていたのだ。それは外でもない。福島家五十万石を取潰すべき密計が、本多佐渡守の指図書によってほとんど九分九厘までできあがっていたのである。 豊臣氏大坂城に亡んで、徳川氏の天下とはなったがいまだ、豊家恩顧の大名は巨封を擁して頑張っている、徳川家万代の策としては何より先にこれらの大名を片付けなければならぬ。まず清正は毒害した、次に狙われたのが正則であるのは当然の順序であろう。 元参州の出である間堂八左衛門が、次子新八郎を本多上野介の身内に聟入りさせるとともに、徳川家に対する二重の縁で、ついに自分の身を殺して幕府のためにこの秘策に与ったのである。八左衛門は作事奉行として御城修築の采配を握っているのを倖い、密に搦手の四の櫓を大砲櫓に直した。これだけでも幕府から謀叛の嫌疑をかけられるには充分であったが、なお脇門の廓内にある武庫を火薬庫に改築した。こうしておいて、端午の節句に祝儀の使者を送り、使者に城見廻りをさせてこれを摘発すればよいのである。 「うーむ、計りも計ったり!」正則読むにしたがってびっしり汗だ。密計の次第に、証拠として新八郎より八左衛門に宛てた書面まで封じ込んであるのを、とくと見た正則、 「許せ十郎左、余は早まったぞ」と云ったままはらはらと落涙した。 「正則一生の不覚だ、殺すではなかった、そち一人を殺しての五十万石は、正則にとって塵ほどの値打もないぞ、許してくれ!」 鬼福島が血を吐く声であった。 遺書には、本多家より使者の到着せぬうちに早々櫓を改築すること。火薬庫を取壊すことなどが繰返し認《したた》めてあり、十郎左はあくまで乱心として屍を取棄てて間堂八左衛門の名を汚さんでいただきたいと、飾らぬ真心をもって綴ってあった。 「聞届けた、望み通りに致してとらすぞ、誰が知らんでも正則が知っている。なるほど、十郎左は乱心じゃ――」 正則の頬を涙が流れ絶えなかった。 「十郎左は乱心じゃ!」 そしてついには両手のうちへ顔を埋め、声を放って泣くのだった。 十郎左が左平に持たせてやった妙への書状は、まだ正式に婚姻の式を挙げなかった妻への離別状だった。妻と、生まれ出る子に迷惑をかけまいとする、優しい心遣いがここにも顕われていた。 十郎左の死によって、一時その取潰しを免れた福島家も、執拗な徳川家の高等政策にかかってそれから二年後、元和五年にはついに国を除かれて津軽へ配され、次で越後魚沼から信濃に転じ、ついに寛永元年七月、川中島に於て正則は死んだ。 謫居《たっきょ》にあって死ぬ前まで、おりにふれては傍の者にこんなことを云っていたと伝えられる。 「十郎左という男は恐ろしい奴だった、あれはふだん獺のように眠っているが、ことがあると獅子のように起上る、あんな思切った男は見たことがない!」 また、正則の死の床までまめまめしく付添っていた女房こそ、十郎左と浅き契を交わした妙女であって、十郎左の遺児《わすれがたみ》で当時もう八歳になっていた三十郎《さんじゅうろう》は、寂しい正則の晩年に仕えて、彼の心を慰めるただ一人の、可愛いおどけ役であったという。 底本:「強豪小説集」実業之日本社 1978(昭和53)年3月25日 初版発行 1979(昭和54)年8月15日 四刷発行 底本の親本:「キング」 1932(昭和7)年8月 初出:「キング」 1932(昭和7)年8月 ※表題は底本では、「熊谷十郎左《くまがいじゅうろうざ》」となっています。 ※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。 入力:特定非営利活動法人はるかぜ