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CoolMEN 奇襲と不意打ちとスネークプレイが大好きなFoですよ 基本は敵に気づかれる前にノーダメで倒すスネーク戦法がんばってます 空爆も一応得意分野です、キャンプ中は弾プロで援護してます あ、打ち合いはだめです><AIM力ないんです>< ですのでせっかく奇襲しても返り討ちにあうことがしばしばなんです><; 凄いよFO!FOCOOL!
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Light Sneakers / 50G Item Alchemy (75G or Ticket) A + B = C A B C Wonderland Diamond Eyes Blue Wonderland Diamond Eyes Green Cool Girl Violet
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プレイヤー名:CoolBoy 兵科: 特殊 所属クラン: 主な活動場所:公式掲示板, PVP 主な使用武器: チャット 備考:友達になりたくないタイプ ムカついたらこいつのヨウツベチャンネル荒らしましょう -- 名無しさん (2014-03-26 21 45 20) ムカついたらこいつのヨウツベチャンネル荒らしましょう(https //www.youtube.com/channel/UCgp24pVrXOQahp1lV4Eac3Q) -- 名無しさん (2014-03-26 21 45 41) あとこいつチート販売&使用や -- 名無しさん (2014-03-26 21 46 22) とりま 問い合わせの報告でこのテンプレ送ればBANになる ・違反内容:他のプレイヤーへのプレイ妨害、他のプレイヤーへの暴言・誹謗・中傷、その他、運営が不適切であると認めた行為、クライアントプログラムやゲームデータの変更・改ざん、クライアント以外の外部ツール・プログラムの使用、クライアントプログラムの不具合を利用した不正行為 ・該当キャラクター名:CoolBoy ・該当モード:PvP/COOP(PvE) https //www.youtube.com/watch?v=vGAA-F0OYyM -- 名無しさん (2014-03-26 21 47 22) 名前 コメント
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COOL DOWN 作詞 森田由美 作曲 長内悟 編曲 長内悟/オダクラ・アキラ 歌 山寺宏一 レコード TECD-30207:「もう一人のマリオネット」オリジナル・アルバム(Amazon) 備考
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サークル名:COOL BRAIN 作家名:木谷さい ホームページ:COOL BRAIN
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名前: KQJ FLCL (旧名)FoollyCooly(フーリークーリー) 扱える武器:ショットガン以外。 斬鉄剣の持ち主のビャッコと日々ナイフ訓練中。 一時は落ち着いたクラン戦中の行動も、早くも崩れ落ち特攻隊に逆戻り。 一言:クランにも慣れてきた。やはり笑い会える仲間がいてこそゲームは楽しい物だと思う。
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【曲名】 COOL HEAT 【アーティスト】 神童拓人(CV 斎賀みつき) 井吹宗正(CV 鈴木達央) 【歌詞】 http //www.kasi-time.com/item-70741.html 【作詞】 河合英嗣 【作曲】 山崎真吾 【編曲】 大久保薫 【作品】 イナズマイレブン 【メディア】 TVアニメ 【テーマ】 キャラクターソング 【初出】 2014年 【備考】 アルバム『イナズマイレブンシリーズ5周年記念「本当にありがとう」』収録。Bメロだけでなく2番サビ後にもラップパート有り。
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意味 サッカーボール 語源 かっこいい(cool)+ボール(ball) 変形 単数 a coolball 複数形 coolballs
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cool,cool,cool ◆1gAmKH/ggU 上白沢慧音は歩を進めながら考える。 果たして自分の前を歩くウサギは信頼するに足る人物なのか。 少し考えればおかしいと分かるじゃないか。 彼女は『神社に着いた途端、あの弾幕に襲われた』そう言ったはずだ。 まずこの時点でおかしい。 略式で表すなら 早苗、神社にて星を打ち上げる……① ↓ てゐ星を見て神社に到着……② ↓ てゐ、早苗と邂逅……③ ↓ 早苗てゐに弾幕を放つ……④ ↓ 私とパチュリーが到着……⑤ こうなった後に現在である⑥が来る。 なにがおかしいか? それはてゐが神社に着いた時間と慧音たちが神社に着いた時間のラグだ。 てゐは確かに着いた途端に弾幕に襲われたと言った。不意を突かれてしまったから荷物を忘れて来てしまったとも。 しかし、それではおかしいのだ。 慧音とパチュリーは箒に乗って飛行していた。つまり階段のほぼ全貌が見えていた事になる。 その時に私たちは人影どころか鳥の影すら見ていない。 そんな彼女たちが階段を登り終えようとした瞬間に弾幕は降ってきた。 てゐの話が本当ならてゐと早苗があった瞬間の弾幕、つまり④があの時の弾幕になる。 なる、はずだ。 じゃあ、②はいつ起こった? てゐの言う通りか、それでは慧音自身が体験した情報と食い違う。 じゃあてゐは嘘をついたのか。十中八九そうだろう。 では何故てゐは嘘をついた?何かを隠したかったから。 なにを?②の後に起こった③と④の間を。 その時、彼女の脳裏に稲妻が走る。 小さく聞こえた『止まって』という声。 パチュリーの命を奪った小さすぎる傷跡。 てゐの言動と自身の見解の相違点。 綻びとは一点から見るから綻びなのだ。 他方から見ればそれは、ただの糸の集まりにすぎない。 「どうかした?」 気がつけば、慧音の足は止まっていた。 つまりどういうことだ。 手で口を塞ぎこみ、一般的な考える姿勢を取り頭の中に弾きだされてきた情報を組み合わせてみる。 そうだ。自分の理論に従えば③と④の間には時間があった筈だ。 しかも私たちが階段を上ってしまうのに十分な時間が。 その間にてゐと早苗は何かをしていたはずだ。 なにをしていた?のんきに話をしてたのか、殺人鬼東風谷早苗と哀れな子ウサギ因幡てゐが? そんな暇があるならてゐだって逃げるはずだ。 何故逃げなかった? 簡単だ。『その時点ではてゐにとって早苗は危険人物ではなかったから』 これから考えられる可能性は二つある。 一つは早苗がてゐを殺す機会をうかがっていた可能性。 否定はできない。しかし、これを考えるといろいろな問題点が浮かび上がってくる。 例えば、てゐがこの事実を隠す理由。 早苗が殺す機会をうかがっていたのならそれを隠す必要がない。 それにあれほどの弾幕を放つ力の持ち主だ、本当に殺す機会をうかがっていたならてゐは今生きてないだろう。 そうなれば濃厚になるのはもう一つの可能性の方だ。 もう一つはてゐと早苗が共闘しようとしていて何らかのきっかけから二人の意見が食い違った場合。 これならば色々と納得がいく。 例えば先に問題点として挙げられていたタイムラグ。 そもそも二人が同じ目的だったのならタイムラグがあるのも頷ける。弾幕を放つ必要などなかったのだから。 それに聞こえた言葉も頷ける。 『止まって』 あれは『もう一度話し合おう』とてゐに問いかけていたとも考えられる。 私たちに『一対一の戦いを邪魔をするな』と言いたかっただけのかもしれないが。 ともあれこの可能性が今のところ一番有力だろう。 ならば次に考えなければいけないのは『二人の間になにがあった?』 これについては三つ考えられる。 一つ目はともに脱出もしくは反逆を試みようとしたが、てゐがそれを破ったという物。 二つ目はともに殺し合いに乗ろうとしていたが、突如てゐが反旗を翻そうとした物。 三つ目に……これはあり得ないが、ちょっとした口論からあそこまで発展した物。 三つ目は論外。いつもの幻想郷ならまだしも今この時点においてそこまでするような者はいないだろう。 二つ目、だと言い切れればどれだけ良かっただろうか。 確かに可能性が無いとは言い切れない。しかしそれだとやはり腑に落ちない点が残る。 他でもない、てゐの嘘だ。乗っていないのなら何故私に嘘を吐く必要がある? 確かに一度乗ると決めた事は言いづらいかもしれない、しかし嘘をついてまで隠しておく必要があるか。 それじゃあ後に残るのは? 二つ目のうちのてゐが自分に本当の事を喋ると疑われてしまうと思い故意にその事実を隠している可能性。 それと一つ目の可能性。 どちらがその答えにしろてゐに対する彼女の考えは変わらない。 慧音はてゐに気付かれないようにそっと白楼剣に手を伸ばした。 もうてゐを信頼することはできない。 柄と鞘が離れる。 てゐが向こうを向いたまま、ふいに顔を上げる。 何か聞こえてるのか?しかし今の慧音には関係ない。 全ての感覚がその活動をやめ、視覚と触覚に集中する。 もし二つ目だったら? 関係ない。一度乗ったと決めたのなら何を切っ掛けにまた乗るかは分からないのだから。 てゐが先ほどまでの慧音のように手を口元に持っていく。 耳がひくひくと動く。 何を考えているんだ? 関係ない。 極力音を立てないように刀を抜く。 刀を両手で握りなおし 狙いを定め 一気に…… 『皆様、ご機嫌いかがでしょうか? 殺し合いの遊戯は楽しんでいらっしゃるでしょうか』 慧音の刀はてゐの体を貫く事はなかった。 彼女の研ぎ澄まされた全ての感覚が聴覚へと向けられたから。 『――それでは、御機嫌よう』 第一回放送が終わる。 と同時に慧音の感覚が彼女の常の物へと戻った。 (何をしようとしていたのだ、私は) そして彼女の思考も。 (殺して、どうなる……) 今度も極力音を立てないように白楼剣を鞘内に納める。 そうだ、なにを考えていたんだ。 確かにてゐは怪しい。 しかし、万に一つでも信じられる可能性があるならそれに賭けなくてどうする。 このままでは主催者の思うつぼじゃないか。 14人、数え間違いがなければ14人の人生が今の時点で幕を閉じている。 これ以上被害を出してはいけない。そう誓ったんじゃないか、パチュリーに、自分に。 「ねぇ、慧音」 なにも知らないてゐが背中越しに私に話しかけてくる。 そう、信じるんだ。そうしなければどうしようもない。 「どうした、てゐ」 内心の葛藤を悟られぬよう、そっけなく返事を返す慧音。 「14人、死んじゃったんだね」 慧音の方からはてゐの表情は見る事は出来ない。 ただその言葉から彼女がその事に重きを置いているのは分かる。 「間違いとか冗談なんかじゃないんだよね、これ」 「……ああ」 慧音もそれについて考えなかったわけではない。 こんな首輪一つで参加者の生死の情報を握ることなどできるはずがない、とも考えていた。 しかし、パチュリーの名があげられた時点で彼女は確信していた。 これはまやかしなんかではない、単なる真実なんだと。 「そっか……14人、か」 てゐが俯き、呟く。まるで信じられないとでも言うように。 自分だって信じられない。信じたくなんてない。 でも信じなきゃならない。悲しいが、これが現実なのだ。 「じゃあ、禁止エリアって言うのも冗談なんかじゃないんだよね?」 てゐが振り返り、今度はしっかりと慧音の瞳を見据え訪ねてくる。 禁止エリア、そう言えばそんなことも言われていたか。 たしかD-1、それにC-6だった筈だ。 「たぶん、そうだろうな」 「……だよね」 てゐが口をつぐみ、先ほどのように手を口元へ持っていく。 何を考えているかは何となく分かる、何となくだが。 これからどう動くのか、と言ったところだろう。 確かに禁止エリアが増えるという事は行けない場所が増えるという事だ。 つまりそこの情報は今後一切自分たちの目で確認できないという事。 何があっても他人の情報に従うしかないという事を意味している。 出来ればそんな事態は避けておきたいが。 「私は、永遠亭に向かいたい」 てゐが顔を上げる。 そう、大切なのは情報だ。 うろ覚えだが禁止エリアに指定されたのは確か山岳地帯だったはずだ。今欲しいのはそんな場所の情報じゃない。 もっと重大な、このゲームの核心に迫るような情報、そっちが優先。 その情報がどこにある? はっきりと断言はできないがもしあるのならそれは主催者の家である永遠亭にあるだろう。 それに永遠亭なら何か食料や武器の変わりになるものが見つかるかもしれない。 てゐにとっては辛い提案だろうが、出来るならば禁止エリアに指定される前に一度訪れておきたい場所だ。 「どうだ?」 てゐは深く俯き、小さく一度だけ頷いた。 「その剣、なんなら抜き身のままでもいいよ」 永遠亭を目指し歩き出して数分後。 てゐが思い出したようにつぶやいた言葉を聞き、慧音はますます、自分の浅はかさを思い知った。 形はどうあれてゐはここまで自分を信じてくれているんだ。 だって信用がなければ背中に剣を突き付けられて平然と立っていられるわけがない。 自分は、馬鹿丸出しだ。 一人で勝手に考え込み、信頼してくれているてゐを殺そうとし。 それで何が殺し合いを止めるだ。 「いや、遠慮させてもらうよ。悪かったな」 慧音はそう言って白楼剣をスキマ袋に納めコンパスで方向を調べなおす。 今まで進んできた方向とは真逆の方向、つまり、先ほどまで自分たちが歩いてきた道を辿ることになる。 もしかすると早苗に会う事になるかもしれないが、それはそれで好都合だ。 早苗にあったなら、事の真実を聞きだし、パチュリーに謝らせる。 それが早苗であっても、てゐであっても。 殺しはしない、生きてここを出るために歩くんだ。 てゐと一緒に。 慧音は気付くべきだった。 早苗に襲われたはずのてゐが、理由も無しに挙げられた『来た道を戻る』という提案を問い詰めることなく許可した事がどんな意味を持つのかを。 放送を跨いだこのやり取りの中で、てゐが慧音に目を合わせて物を言ったのはたった一回しかないという事に。 てゐの最後の言葉の真意に。 【G-3南方・一日目 早朝】 【上白沢慧音】 [状態]疲労(中) [装備]白楼剣 [道具]支給品一式×2、にとりの工具箱 [基本行動方針]対主催、脱出 [思考・状況]1,永遠亭に向かい、情報や道具を集める 2,主催者の思惑通りには動かない [備考] ※てゐの言動に不信感を覚えていますが今はてゐの事を信じてみようとしています ※早苗に会えれば状況次第では話合いをしようと考えています ※小町には気づいていません 因幡てゐは考えていた。 これからどうするべきか。今の自分はらしくない、不幸な状況だ。 ラッキーアイテムの制限解除装置は早苗に使われてしまい(しかも機械はまだ早苗が持っている) 銃と基本支給品は神社に落としてきてしまい。 一緒に行動する事になった慧音は先ほどから何やら集中力を欠いている。 いくら話しかけても生返事しか返さないのだ。 聞いてるのかどうかすら怪しい。 「ねぇ、慧音。聞いてる?」 返事はない。どうしたのかと振り返ってみると慧音は何かひらめいたような顔をしてその場に立ち尽くしていた。 全く、この非常時になにを考えているんだか。 まぁどうせ杓子定規な彼女の事だ、どうやったら脱出できるのかとか考えている事だろう。 そんな事は正直まだどうでもいい。 今一番気にしなければいけないのは。 「戦えるようにはしておいてね。いつ仕掛けてくるかは分からないんだし」 「……ああ」 少し先の木々の間からこちらを伺いつつ距離を取っている人物だ。 確か彼女は、三途の船頭だったか。 いつぞやの花の異変以来だが、その顔はしっかり覚えている。 上手く隠れているつもりだろうが、こちとら数百年ウサギとして生き抜いてきた因幡の素兎。 聴力においては幻想郷内において自分の横に出る者はいない。 そう彼女は自負していた。 後ろで慧音が支給武器である白楼剣に手を掛けるのもちゃんと分かってる。 正面の女(小町だったか)の手には遠距離用の武器のような物は見えない。隠しているだけかもしれないが。 さらに小町はこちらに近寄ってくる気配もない。 てゐは口元に手を運び、考える。 彼女が殺し合いを進めようとする人物ならサーチ・アンド・デストロイでこちらに弾幕でも放っているところだろうが今のところそんな素振りは見えない。 慧音や早苗のように殺し合いを止めようとする側なら接触を図るはずだが今のところそれもなさそうだ。 もしかすると優勝狙い且つ漁夫の利狙いか。 だとすると厄介だ。 なにせ極力こちらと接触しないように努めるだろうから接触を図ることも巻く事も出来ないだろう。 それに常に敵に注意を払っておかなければならない分こちら側の疲れもたまりやすい。 そんな敵を引き連れた状態で別の敵と接触するなんて考えたくもない。 勝っても負けても結果が一緒なんて幸運の意味もないじゃないか。 (さて、どう対処するべきかな?) 慧音が白楼剣を握りなおす。 「まだだよ」 慧音にしか聞こえないくらいの声で呟く。 ここから出は逃しかねない。やるなら確実に、だ。 とは言っても小町はこちらが動けばその分動く。どうやって距離を詰めるかだ。 この問いについては、考えても無駄だ。 どうせ答えが出ないのだ。別の事に時間を費やす方が有意義って奴だろう。 『皆様、ご機嫌いかがでしょうか? 殺し合いの遊戯は楽しんでいらっしゃるでしょうか』 どうやら、考える事のネタは尽きないらしい。 『――それでは、御機嫌よう』 第一回放送が終わり、てゐは少しだけ幸福に近付けた気がしていた。 まず今回の死亡者の数。 14人も死んでいた、自分が手を下すまでもなく。 しかも死亡者の中には花の異変の時の風見幽香もいた。 彼女ほどの実力者が消えたのだ、生き残りも容易になるさ。 この放送が嘘の可能性も否めないが、主催者であり師匠である八意永琳の性格を考えればその可能性は低い。 次に放送の内容。 実は内心ドキドキしていた。 もしかしたら、殺害者の名前を放送するのではないかと。 しかし、それも無かった。 ここでパチュリー殺害の真実がバレていればてゐは完全に逃げ場を失っていた。 しかし、現実は違う。 てゐの頬がほころびた。混ざり物のない、本当の喜びによって。 風は向いて来ている。確実に。自分の方へ。 生き残ることができるんだ。この殺し合いを。 さらに禁止エリア。 この情報が本当ならますます動きやすくなる。行く場所が固定されるからだ。 逃げ回ってる参加者も禁止エリアがあるとなれば端の方による事は出来ない。 もし自分の居るエリアが禁止エリアに囲まれてしまえばそこでその人の人生は終了。 つまり参加者は禁止エリアの中から出るとともに禁止エリアに囲まれないように気を払わなければならない。 囲碁なんかを考えれば簡単だが、端の方に行けば行くほど囲まれるのは簡単になってしまう。 馬鹿な氷精なんかじゃない限りそんな状況で端エリアに居座るなんて事はない。 結果、参加者は自ずと中心エリアに集まってくる。 手っ取り早く参加者を始末したい人間も、他の参加者と接触を図りたい人間も。 他人のいるだろう場所が分かるっていうのは殺し合いにおいて十分すぎるハンディになる。 この情報を利用すれば、また自分の生き残りの可能性は高くなる。 一時は続く不運のせいでどうなるかとも思ったが運はまだまだ自分を見捨てて無かったんだ。 笑いをこらえながら慧音と現状の理解を深めていると、いきなり、慧音がこんな提案をしてきた。 「私は、永遠亭に向かいたい」 悪い提案じゃない。 なんてったって主催者の寝どこだ。もしかしたらおとした銃の変わりの武器なんかも手に入るかもしれない。 それに、永遠亭には十中八九姫様が居る。 今までずっと幽閉に近い形であそこに捕らえられてきていたのだ。 こんな舞台の上でも、彼女ならだぶん『きっと永琳の悪ふざけでしょうね』とかなんとか言いって永遠亭で師匠の帰りでも待ってるだろう。 今姫様と関係を持つのは得策か? たぶん一番の得策だ。 何故か、姫様はきっと師匠の保護を受けているはずだ。 過保護なまでに彼女の面倒を見てきた師匠だ。こんな所に突き落として見捨てる、なんて獅子みたいな事するわけない。 きっと何らかの配慮がなされているはずだ。 例えば首輪をつけていないとか、支給品が反則的に強いとか。 そもそも姫は死なない。それ自体がこの殺し合いにおける配慮ともいえる。 そんな配慮しつくされた彼女と一緒に居れば自分の生存率だって上がる。 なんせ死なない上に力も最強クラスの仲間なのだ。 姫の事だ。最初は私との嫌がるかもしれないが、長年使えてきた私なら口説き落とす事もできる筈。 真実に嘘のスパイスを加え、彼女に自分を、弱弱しくてかわいそうなウサギを保護させるくらい朝飯前だ。 時には自分を殺そうとする敵を駆逐する強い味方として。 時には傷を負えば死んでしまう自分のために傷を負ってくれる死なない盾として。 時には最高の主として。 確実に姫は自分と一緒に居る事を選ぶ。 それを投げ捨てるなんてできるわけがない。 てゐは含み笑いが慧音に見えないように首を俯けたまま同意の意を表した。 しばらく歩いて、てゐはある事に気付いた。 慧音が先ほど抜いたはずの白楼剣を鞘に納めているのだ。 危険がないと判断したのだろうか? そんな判断材料はまったくない。 だったら彼女はそんな判断を下さないはずだ。杓子定規なんだから。 じゃあどうして。 動くのに邪魔になるからか、それとも歩いているうちに事故などで自分を気づ付けないようにか。 たぶん後者だろう。 ぬるいから、慧音は。 「その剣、なんなら抜き身のままでもいいよ」 「いや、遠慮させてもらうよ。悪かったな」 ほら、やっぱりぬるい。 私の怪我の事を心配するより先に生存を気にするべきだろう。 目先の事でしか物事を判断できない杓子定規。 うんざりだ。 もし幸運がまだ自分を見捨てていないなら どうかもっとゲームを進めやすい人物と組めますように。 てゐは歩きながらそう心の中で願をかけた。 てゐは気付くべきだった。 いままでも幸運だったという事に。 銃を落としてしまった事。 組んだ相手が慧音だった事。 小町に狙われなかった事。 慧音に殺されそうになったが未然に終わった事。 慧音が壮絶な勘違いをしている事。 一歩間違っていればてゐは死んでいたかもしれない。 だが彼女は幸運にも生き残った。 これを幸運と呼ばずして何と言おう。 そして慧音が小町について気付いてもいない事について。 【G‐3南方・一日目 朝 】 【因幡てゐ】 [状態]やや疲労 [装備]魔理沙の箒 [道具]なし [基本行動方針]優勝狙い、最終的に永琳か輝夜の庇護を得る。 [思考・状況]1,慧音に付いていき、永遠亭を目指す。 2,出来るなら他の参加者(永遠亭メンバーがベスト)と組み、慧音と別れたい。 3,小町を何とかしたい [備考] ※早苗の情報と、置いてきたスキマ袋の中身を知っています。 ※慧音は嘘に気がついていないと思っています。 ※慧音が小町に気が付いていると思っています。 小野塚小町は考えていた。 やっぱり自分はツいてないな、と。 銃を落として、幽々子には(たぶんだが)誤解(でもないか)され。 情報を流されれば動きにくくなるっていうのに軽率な行動をしてしまったものだ。 逃げ出すなんて『持ち主が自分です』って言ってるようなものじゃないか。 でももしあの時『これ、落ちてたんだけど』って言ってれば? 夜雀の道具袋は残っていなかったのだから怪しいかもしれないが、まだ許容できる範囲だ。 黒か白かで言うならグレー。もっとも曖昧な色。どうとでも捉えられる色。 しかし、逃げてしまったらほぼ黒。弁解の余地なし一発有罪地獄行き。 「……ううぅ」 ちょっとくじけそうになるが、こんな所でへこたれてなんか居られない。 自分は事を為そうとしているのだ。 重要な任務を行う人間に失敗はつきもの。後悔なんて川に流してしまうべき。 「そうと決まれば、まずは他人を見つける、かな?」 小町は一歩を踏み出そうとして、足を止めた。 「はて、どこに向かうべきやら」 地図を広げなおして今から自分が向かう事のできるコースを確認してみる。 三段に分かれている舞台。上と真中は避けたい。 この二つは幽々子も選ぶ危険がある、鉢合わせは避けたい。 「じゃあ……永遠亭方面に博麗神社。どっちも危険地区、かぁ」 もし彼女が漫画やゲームの絵ならここで横向きに涙の雫でも飛び出しているところだろう。 永遠亭は最初に幽々子との話し合いで可能性をつぶしておいたから幽々子と出会う事はないだろう。 しかし、このルートだと主催者八意永琳とばったり出くわすなんて事も考えられる。 主催者に見つかったらどうなるか、なんて想像したくもない。 博麗神社は幽々子に念押ししておいたから彼女は向かってこないだろう。 来ない、はずだ。 「来ない……よね?」 まぁ彼女の馬鹿正直な性格を考えれば来ないと考えて良いだろう。 しかしこっちにはこっちで対主催の親玉みたいなやつが居る。 そんな中に能力を制限された状態の自分が飛び込めば? 「うう、決めたくないなぁ……」 小町は腕を頭の後ろで組み、空を見上げた。 日はもう射している。もうそろそろ第一回放送だろう。 そこで、彼女は気がついた。 神社の上に星がまたたいていない事に。 博麗神社の上の星はきれいさっぱり無くなってしまっていた。 これは大きな力を持つ人物が移動したと考えるべきか。 それとも現在休憩中と考えるべきか。 どちらにしろ、好機と見るべきだろう。 「行ってみるしかないか、博麗神社に」 いつ消えてしまったのかは分からないが、自分が見上げたちょうどその時に消えたとしよう。 星が再び出るならそれで良し。近付かずに周りを探索する。 運が良ければ戦いの跡から武器を入手できるかもしれないし。 星が出ないならなお良し。 ここから神社までは結構な距離がある、それこそ休憩にはちょうどいいくらいの。 その時間で星が再び出るようなら上と同じように行動すればいい。 出ないままなら移動している可能性が大きい。 移動しているなら近くへ行っても神社に居た誰かに出くわす確率は低い。 それ以外の参加者と会う確率もそれなりに高いだろうからもってこいかもしれない。 「んー……」 小町は改めて、神社の方へ向きなおし、一歩目を踏み出した。 歩き始めて十数分。 小町は運よく他の参加者を見つける事が出来た。 片一方には見覚えがある。花の異変の時の嘘つきウサギだ。 それにもう一方は、人里の寺子屋の先生だったか。 (さてと、接触を試みるべきか。このまま様子を見るべきか) 見たところ武器はあの刀一本のようだ。箒を武器として判断してもいいなら別だが。 武器がない自分にとって、目の前の先生がぶら下げている刀は結構魅力的だ。 欲を出せば最初のように銃が欲しいが今は贅沢は言っていられない。 問題は、どうやって彼女達からそれを奪うか、だ。 たぶん向こうはまだこちらに気付いていない。 上手く身を隠してるし、距離もそこそこ離れているからこの点は心配ないだろう。 問題は2対1という事だ。 1対1なら不意打ちで何とかなるだろうが、2対1だと返り討ちにあう危険性も増える。 ここで怪我をするのは避けておきたいものだ。 さて、どうするべきか。 「って言ってもどうするも何も様子見しかないか。ひとまず」 彼女はとりあえず木陰に隠れて移動しつつ、二人の行動を監視する事にした。 普通なら監視しながら距離を取るなんて面倒だが、彼女にとってはそうでもない。 距離を操る程度の能力、この場において最も役に立つ能力。 それこそが彼女の能力だから。 変化は突然現れた。 背中を向けているウサギに対して先生が刀を抜いたのだ。 二人がどんな関係なのかは知らないが、もしかして、先生は乗っているのか。 それとも誰かが殺された恨みからか。 真意は分からない。いや、分からなくてもいい。 いま重要なのは、あの刀を手に入れる事だ。 向こうが勝手に減ってくれるならそれはそれで万々歳。 刀を奪うついでに先生を殺して一石二鳥。 (さ、どうなるかな) 先生が刀を抜き、地に対し斜を作るように刀を構える。 ウサギが殺された瞬間。ここが勝負の分かれ目だ。 能力を使い、一気に距離を詰め、顔を殴るなり腕を折るなりして刀を奪う。 そのまま奪った刀を使いトドメを刺す。 失敗は許されない。一発限りの大勝負だ。 先生の目が据わり、そろそろ戦局が動こうというまさにその時。 『皆様、ご機嫌いかがでしょうか? 殺し合いの遊戯は楽しんでいらっしゃるでしょうか』 第一回放送が始まった。 『――それでは、御機嫌よう』 放送が終わり、先生が抜いていた刀を納める。 殺す気がうせたのだろう。 まぁ今はそんな事はどうでもいい。 小町の顔はいつになく真剣だった。 14人が死んだ。五分の一強の参加者が既に脱落した。 喜ぶべき事は賢人が一人も死ななかった事と、映姫の名前が呼ばれなかった事。 それに自分の名前が呼ばれなかった事。 後は禁止エリアが遠い事か。 賢人の死亡は万に一つもないと思っていたがやはり断言はできなかったから生きていると分かるとホッとする。 上司である四季映姫の名前が呼ばれなかった事は特に喜ばしい。 彼女ならいらぬ正義感をふるって死ぬ可能性も大いにあった。 別に私情を挟んでいるわけではない……はずだ。 禁止エリアについては遠いに越した事はない。 しかし、放送がもたらすのはいい事ばかりではない。 放送は先生の殺意を霧散させてしまった。 「チャンスだったんだけど、やっぱそううまくいかないか」 ウサギと先生は何かを話しあいながら来た道の方へと戻っていく。 ばれてしまったか? そういうわけではないはずだが、もしそうならちょっと危険かもしれない。 乗っているなんて言い触れられてしまったら厄介だ。 (ここで殺しておこうか?) 小町は手に力を込める。 背後からなら殺害とまではいかないが致命傷を与えるくらいならできるだろう。 距離を詰め、ゼロ距離で弾幕を放ち、両方殺す。 そこまで考えて、彼女は自分の昔の失敗を思い出した。 ウサギと先生は放っておけば誰かと接触する。今は様子を見るべきではないか。 (まぁ、ばれてるって決まってるわけじゃないし、それでもいいか?) それに先生は乗っている。 巷で噂になっている先生の性格なら優勝狙いじゃなく、自分と同じスタンスだろう。 もしそうなら泳がせておいた方が得策ではないだろうか。 (ま、今のところは保留、か) 歩き始めた二人を見ながら小町は誰にも聞こえないように一人ごちた。 小町は不運なのだろうか。 そんな事、彼女の主観でしかない。 考えようによっては幸運であったかもしれない。 しかし彼女は不運ととらえた。 これが今後に関わるかどうかは誰も知らない。 【G-3中部・ 一日目 朝】 【小野塚小町】 [状態]身体疲労(小) 能力仕様による精神疲労(小) [装備]なし [道具]支給品一式、64式小銃用弾倉×2 [基本行動方針]生き残るべきでない者を排除する。脱出は頭の片隅に考える程度 [思考・状況]1,先生とウサギ(慧音とてゐ)を追跡する 2,武器が欲しい(できれば銃が良い) 64 信仰の報償/Reward the Faithful 時系列順 67 グランギニョル座の怪人 64 信仰の報償/Reward the Faithful 投下順 66 ⑨ 43 黒いフェアレディ 上白沢慧音 81 少女の森 43 黒いフェアレディ 因幡てゐ 81 少女の森 46 西行寺幽々子の神隠し 小野塚小町 81 少女の森
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フリクリ episode 1 FLCL/Fooly Cooly part1 FLCL/Fooly Cooly part2 FLCL/Fooly Cooly part3 FLCL/Fooly Cooly part4