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あなたにささげよう【登録タグ あ 巡音ルカ 曲 朱雀P】 作詞:朱雀P 作曲:朱雀P 編曲:朱雀P 唄:巡音ルカ 曲紹介 ギターが刻むメロディーが印象的な曲。 歌詞 私の歌声を 貴方に奉げよう 心の奥深く 私を奉げよう 私達 VOCALOID 愛しいぬくもりを 貴方に奉げよう 綺麗なその瞳 微熱を奉げよう 私達 VOCALOID 心の灯火を 貴方に奉げよう 体の隅々に 音符を奉げよう 私達 VOCALOID この歌を 奉げよう コメント 名前 コメント
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【検索用 あなたもいっしょに 登録タグ 2009年 KAITO VOCALOID あ 動画削除済み 曲 曲あ 病みP】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:病みP 作曲:病みP 編曲:病みP 唄:KAITO 曲紹介 曲名:『貴方もイッショニ』(あなたもイッショニ) 歌詞 たららった... 「フフフフッ」 るるるるるるるるる... らら らら らららっらら... てぃららった... 「呼んだ? フフフフッ」 るるるるるるるるる... 「フフフフ」 「フフフフッ」 コメント ^^ -- 名無しさん (2009-07-13 14 47 09) 「微ホラー」っていうより完全にホラーなんですけど… -- 名無しさん (2009-08-22 18 04 49) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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このページはこちらに移転しました この欠片集めて貴方 作詞/隣のあの子 貴方が望む嘘の言葉 重ねる度に不鮮明になる どんな痛みも感じない こんなにも傍に居たい ああ…信じてた だけど裏切られた それなのにまだ こんなにも愛してる ああ…信じてた また巡り合う日を それなのにまだ こんなにも焦がれて 引き裂いて←(消え掛けた)→掻き集めて 抱き締めて←( 蝋燭は )→くるしめて 髪を撫ぜて←(貴方の影も)→首を絞めて 愛撫し続け←( 落さない )→朽ちるまで 皮膚が爛れてた 私だけの人 貴方が見据えた青空 重なる声は永遠に響く どれだけ愛を注げば 貴方は微笑んでくれる? ああ…嘘だった なのに諦められない そう、だから 今日も絶やす事無く ああ…嘘だった 冷たいままのあなた また、お別れ 明日は絶えぬ笑顔で 絶えがたい←( 爛れてく )→耐えられない 赤黒い大地←( 貴方の頬 )→粉々に砕いて 終焉の匂い←( 今はもう )→欠片を集めて 堕落した私←( 一滴だけ )→笑みをこぼす 崩れた唇に紅を引く ああ…狂おしいほど美しい… (このページは旧wikiから転載されました)
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この欠片集めて貴方 作詞/隣のあの子 貴方が望む嘘の言葉 重ねる度に不鮮明になる どんな痛みも感じない こんなにも傍に居たい ああ…信じてた だけど裏切られた それなのにまだ こんなにも愛してる ああ…信じてた また巡り合う日を それなのにまだ こんなにも焦がれて 引き裂いて←(消え掛けた)→掻き集めて 抱き締めて←( 蝋燭は )→くるしめて 髪を撫ぜて←(貴方の影も)→首を絞めて 愛撫し続け←( 落さない )→朽ちるまで 皮膚が爛れてた 私だけの人 貴方が見据えた青空 重なる声は永遠に響く どれだけ愛を注げば 貴方は微笑んでくれる? ああ…嘘だった なのに諦められない そう、だから 今日も絶やす事無く ああ…嘘だった 冷たいままのあなた また、お別れ 明日は絶えぬ笑顔で 絶えがたい←( 爛れてく )→耐えられない 赤黒い大地←( 貴方の頬 )→粉々に砕いて 終焉の匂い←( 今はもう )→欠片を集めて 堕落した私←( 一滴だけ )→笑みをこぼす 崩れた唇に紅を引く ああ…狂おしいほど美しい…
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【名前】貴方 【令呪】英英英 【属性】中立・悪 【体】5:人並み 【知】1:バカ 【心】6:平均よりメンタル強め 【質】6:平均より優れてる 【家】4:成り上がりの家系 【運】4:人より少しツイてない / // ヽ ヽ. \`丶、 `丶、. ノ ,ィ / / / ヽ ヽ \ ``丶、` ーz--‐'´/ / | / / / | ヽ i 、 ヽ  ̄ / / !. / / / } j } ノl !\} /'´ j / ,ィ │ { i、 /! / | / ! j N ー──‐'´ / /1// ト、 | いヽ. / ! ,/ ノ' レ1__」 /. / |'〈 N ∨ ∨ \ / レ' ,/ / `‐┘ `'´ \ / _,.ィ i ! ノ ヽ /_,. - '´ / l i i │ / ;、 ヽ  ̄ / l | 、 ', ! j / ,r',rヘ i / l /| i | \ ', ! / /;∠´ ,.、-rヘ |│ / | '│ ! ! ,ヘV、 /レ'レ ,ィfr( ,ハ ̄||ト、 ! | /. ! | | | i /F≠ミ、 / ,.イ {{ し不}(_ リ| ヽ |│ x≦=≠ア | ヽ i ! ! /、{{. ! rしV . / ∨辷少′ | ヽ ! ! ;.-'´ └-、 ヽ│ | V | ヽ. V辷ク'′ 、__,/ | ヽ N ;. '´ `丶、 Ⅵ ! │ ヽ`ー‐ } | ∨ |、 ヽ \!Vl | } ノ | / 、_ ヽ ヽ | ヽ. , | /'´/ Τ}、 ̄` ヽ ヽ `丶、. こ_ ̄ /i // l. ! ヽ-、 ヽ ヽ /丶、. / _,! /´ / / Y } ヽ{ヽ ′ `丶、__/)‐ニ -| / ,/ / j. ! ヽ ! _,.-_ニニ -‐  ̄ ,!/ // ,' ,ハ ∨<<._ ´ // ,/ / ', ``ァ-ニュ_ _,. '´,.-'´ / / , _,/,r‐-、.ニニニニ -‐'´ / / i | r'f⌒j / / | | | `ー' // | ,| L. -‐_,ニニニニニニ¬‐-‐'´/ ! / |-‐ァ'´ / `ヽ ̄ ̄´ j / // / / ヽ i / {// / / j / f.f {. ′ ', / / 【特徴】魔術師・ヒーロー 【スキル】 【アイアムヒーロー!】 , , ,〉 〈, x v〉  ̄ ̄ ,〈vx //// v〉 〈v'//\ ///≫‐ v〉冂,〈v‐≪ /∧ /// v〉_〈v ゚, . .. . i/{{ ⅥⅣ___  ̄ =-- __ |/|i __」n __ __ . =- ̄ |/|| |ui  ̄ /i ̄ V∧ [I] . ;// V∧ |!i| /// V/》≧x,_|!i|_ x≦《∨ X((\\ /\ //\ /( \__辷ェェェェ彡/∧ Viト.,__ __ r< \ \___i|////////} }/| |∧∨///\ , 7/ ̄\\ \ \//////// /'/∧∨///∧. ////////// \\ X ̄ ̄\  ̄ ̄ ̄ /////} }/「\'∧ . . . //////////////∧ ∨ \、  ̄ ̄\ |/  ̄i! L'| } ̄ . . //////////////////|/,| \、 } | 圦__||__/ 厂! i////////// / ̄ ̄ ̄ !/,|_ リ | | Ⅵ _/_| {夊///////_/ |/,| ̄\、/ | | |////| 乂  ̄ ̄ ̄ \ |/,| | | |////| {___ ̄ ̄ ̄\  ̄ ̄ ̄ |,圦 ___| |-- ミ |////| //. //// ̄\ 二二二7///\ -=ニ | | \|//// \ ヒーローに憧れ、ヒーローになることを望む彼の行動原理にして戦闘スタイル。 機構魔術を駆使することで、自らの体に魔術のみではなく機械的な強化をかけることで、変身ヒーローのごとき挙動が可能。 ただし、それを利用するためには多大な魔力が必要だったりする。 ≪宝具一回分の魔力を使用することで【変身ヒーロー】になることが可能≫ ≪【変身ヒーロー】時には、全ての行動に+補正かつ、知性が上昇する≫ ≪【変身ヒーロー】時には、サーヴァント戦に介入可能≫ ≪持続可能なのは二行動分のみ、それ以上の使用は改めて魔力の消費が必須≫ 【機構魔術】 魔術を組み合わせることで、精緻かつ、行使する魔術に強大な相乗効果を持たせることができる。 ただし、その弊害により普段は知性を著しく鈍化させるため、使用には細心の注意を要する。 複数の魔術を組み合わせているため、一つの魔術を崩壊させる目的による攻撃、干渉はほとんど無効。 排除するには、その魔術総てを吹き飛ばすほどの質量が必要。 ≪対魔力A程度の効果を持つ。ただし、この効果を使用する度にランクは減少していく≫ ≪【変身ヒーロー】状態でないときの【知】を強制的に1にする≫ ≪魔術系統の攻撃、干渉、判断に+補正≫ 【お人よし】 根っからのお人よし。一応本人は演技のつもりらしいが、どうもにじみ出ている。 ただし、お人よしではあるが、手段や方法は選ばないため、結局は悪人にカテゴライズされる。 ≪誰かを助ける行動に+補正≫ ≪善性の相手に対する行動の一部に-補正≫ 【来歴】 数多の魔術を組み合わせ、機械のごとく精密な機構魔術を構築し、地位を得たが、それにより他の魔術師に疎まれることになった家系。 本人は演劇部に所属しており、持ち前の魔術をこっそり利用することで、副部長兼雑用のお人よしとして重宝されている。 演技の腕もそこそこで、主役を張れるレベルであるため、現在状況にわりと不満アリ。 お人よしに見えるのは演技だが、結局ヒーローに憧れ、ヒーロー活動をしているところを見るに、根はそこまで腐っていない模様。 ただ、ヒーローとしての行動は非常にこすっからい。加えて妙に男とのイベントが多いため、同性愛者扱いされる可哀想な人間。 【来歴:偽りの貴方】 前述の来歴を持った魔術師の姿、能力を手に紛い物の聖杯戦争に挑んだ誰か。 正体は聖杯の器とされた人の過去を記録する霊装【投影機】。 何の奇跡か『人として生きたい』と願ったソレは、彼の姿を奪い、昼の日常と夜の戦争を駆け抜ける。 最終的には自らの願いを叶えたと悟り、聖杯を本来の貴方に譲り渡した。 【聖杯への願い】 本当のヒーローになりたい 【性格】 直情的なバカ。基本的には情に厚く、お人よしだが、狡猾で陰湿な面もある。 ただしバカなのであまり作用しない。人並みに不満不平を感じる人間臭い一面も。 どこか人と感性がずれているが、本人はあまり気にしていない様子。 【AAもしくは容姿】 __ニ=- ´,/ i/ i { \i `i `v `v ; i . . ._ノ └── ´ i | 、 ; i i i | __ニ=-. i .il . l i i i } }j / ]i il . . ト、 ト' il ム il i i i/i / ]i il ム i[__ヽ i `、 lrヒニ}ノ i i! i /丶、 」i . il /|⌒ヽ 〕二ニキ、ヽ li7リ / i ∥ i/ `ヽ _ _」i il / |ヤ ̄7灯厂) l ヽ li{ J´i i ∥=≠= _`> . ∧ i{/ | ヘ マ hらリ l ∨-‐ ∥>⌒´ >.´ /. ∧ 」| `、_二-‐ \ { . /リ  ̄⌒フ フ冖≠ ./. ∧ . . | / / /⌒冖¬‐- ,//. . ⌒ニ二 ̄⌒i!ヾ i ]| / ;リ . . . . . . il . . // . . . . . . . . . . . . . . !. li[ il| , _ァ ∠iリ /〈. . . . . . . .il . .ノ三≠二彡[二¬冖三二ニ=i! . | l! > 、 イ ,从∧ . . . . . . . il . . 〔丶. . . . . . . . . . { {⌒宀¬`、 ト 、 _ ≧- 〈ノ 'リ } }. . . . . . il. . . .il . . ヽ . . . . . . . . i . ヽ .ヽ {,////∧ 〔/// / ./ }. . . . . . il . . . il. . . . ..`、. . . . . . . .' . \ i\,///∧ 〔/〈 〈 r 、 / /. . . . . ..il. . . . .il.. . . . . .∧. . . . . . . .マ .. \ .\,//∨/∧ . `‐´ /. /. . . . . .,/ . . . . il. . . . . . . ∧ . . . . . . ヾ ヽ ( ) /////∧ . ,/. /. . . . . ./. . . . . . 【通常時】遊城十代(遊戯王GX) ト、 .l l lV; l l V',.┬‐ l l┬‐ 、 /V', l l ll l/ \ / V',l l l l ヽ ,' / ̄lV',ol l/  ̄ \ ', レ lV=V{ ヽ ', ll l l=l ll ', | l| l l l ll l | ll V‐l {l ,' | ', V‐l l / / ', Vl l / /‐ 、 ヽ V l /7 / | }`ヽ \r一=-=/ .// |/ / }二二ヽ___ ____l}\\l レ[ / / / ___}ヽ / / /l l l `ー一´ / /__/ / ', / / / l レ / // / / /  ̄ >‐ 、 / / ∧ ヽl / // / / / l ̄ ̄l ./ \ Y ̄ .//  ̄ ̄ \__./== 、 l _l l /l l/ ̄ // / / ヽ、 ',―l l / ̄ l l // l l_____/ 二二二二 V‐V; l l \\_____/ヽ/ / / } `ーll l l ` ―― / lヽ----- ´ { / ヽ> ‐ ‐ l l l l /  ̄ ̄レ′ l ', ', ̄ `ヽ ', ', l 【変身時】仮面ライダー555(仮面ライダー555)
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「俺たち、離婚した方がいいかもしれない」 夕飯を食べ終わった後、食後のコーヒーを飲んでいるときに彼はそう切り出した。突拍子も無いことを聞いた私は、面食らった顔でコーヒーカップを持ちながら、彼の真剣な眼差しを凝視した。 彼――ハッサンは『元』事務職員だ。五年前、彼は依願退職をするとそのまま何も職に付かず、プー太郎になっていた。しかし退職金や何か小細工をしているのか、家にはお金を入れてくれるし、私が何かしらにお金に困ったとき、ハッサンはいつも助けてくれた。 私はそんなハッサンの妻――マリア。職業は郵便局の受付員。退屈であるものの、食うのに困らない職場だった故に私はハッサンのことをあまり気にしなかった。時折、喧嘩はするものの、結婚してからずっと弱気なハッサンは私の当てつけに何も反論せず、ただ黙々と頭を垂れるだけだった。 「マリアさん、どうしたんですか」 同期の女性職員に声をかけられ、考え事に興じてしまった私はびっくりした。 そうだ、今は仕事中。昼下がりの郵便局は退屈過ぎて、気が緩んでいた。 「あ、いえ。今日の献立、何にしようかなぁって」 乾いた笑い声を上げて、話を強引に終わらせる。声をかけた彼女の方はくすくすと笑いながら、「私は今晩、シチューにしようと思います」と言うと、書類が詰まった封筒片手に持ち場へ戻っていく。 彼女の背中を見送った私はため息をつくと、昨日の夜の出来事を思い出した。 「離婚しよう」 ハッサンは確かに言った。彼には財産なんて大層なものは持っていないし、私たち夫婦には子供が居ない。 セックスはするが私も、ハッサンも、お互いに子供を作るのはまだ早いと思っているからコンドームを付けている。その程度の夫婦仲と言ってしまえばそれで終わりだが、私としては何故か離婚の話は気が進まない。 でもいい加減、ハッサンの無職生活を支えるのに苦労したし、どうも精神的に重りが付いているような気がしてならない。 「ちょうどいいかもしれないねぇ」 独り言を呟くと、受付の手前のテーブルで事務手続きの書類にペンを走らせていた中年男性がこちらを見た。 夕飯はカレーとコンソメスープに決めた。 午後十八時。残業を終わらせた私は、郵便局のすぐ近くにある小さなスーパーで食材を買っていた。タマネギ、ニンジン、カレー粉。一通り買い込んでレジに向かおうとした矢先、地面が揺れた。 ガタガタと商品棚が揺れ動き、品物の陳列をしている男性が咄嗟にビン類を扱っているコーナーへ行くと、落下しそうなそれらを抑えていた。 私はすまし顔でレジに向かい、カゴを渡す。レジ係の女の子が慣れた動作でカゴの中の商品を通していく。地震はそれでも収まらず、徐々に近づいていく。それでも私たちは平然としていた。 私はレジの後ろに設けられた窓から外の様子を見ると、車を牽引するトレーラーの数倍以上ある大きさのそれが、道路を走っていた。 車両の後部には、二機のACが武器を握り締めながら固定されている。一機が二脚型で、もう一機が鳥の足をしたものだった。外でそれを眺める通行人が興味の視線を送っていたが、大半の人が無関心に通り過ぎていく。言わずもがな、街中をACが運ばれる光景は珍しくない。 先程のACはこの都市を支配するミグラントの武力。大方、ここから少し離れた工場施設の護衛だろうか。ニュースを見れば分かるかもしれない。 「物騒になったわね」 「はぁ、そうですね」 私は他愛のない世間話を言うと、レジの女の子は興味がないのか、もしくは無知なのか分からないが、曖昧にお茶を濁す。 数年前に引き起こったシティの騒乱は確かに影響があったが、その後の騒ぎに乗じたMoHやミグラントによって、この世界はある程度の落ち着きを取り戻していた。 私が住んでいる都市は代表が支配していたシティの端くれ。レジスタンスが襲撃するような重要な拠点でもないし、旨みも無かった。だから戦争の影響はあまり受けなかったし、その後のインフレ等は火事場泥棒であるミグラントや、物分かりが良い市民たちによって平静を保ちつつある。 しかし戦争は続いている。こうしてACが街中で運ばれていることは、少なからず着実に近づいているということだ。 私がこうやって離婚話で悩んでいる間にも。 昨日の件があってか、私たち夫婦は一言も喋らず、黙々とカレーやスープを口の中へ運んでいた。 「昨日のことについてだが」 夕飯の後片付けが終わった後、私はいつものように晩酌をしようと冷蔵庫からお酒を取り出すと、リビングのソファで腰を下ろしていたハッサンが声をかけた。 「私は何も言うことないけど」 ハッサンの手前にはテーブルが置かれてあり、その上には一枚の紙が置かれていた。私は彼の対面のソファに座り、ピーチ味のリキュール瓶と氷の入ったグラスをそっと置く。 「明日にでも荷造りをする。お金の話だが」 「止めてよ。円満離婚でしょ」 リキュール瓶の蓋を開け、グラスに並々注ぐ。ハッサンは肩を竦めると、テーブルに置いている一枚の紙を私に差し出した。 離婚届け。既にハッサンは自分が書くべき項目をしっかり書いており、後は私の署名とサイン次第。 私はリキュールをロックで飲みながら、書くべき所を全部書き、ハッサンに渡した。 「五年間、おんぶ抱っこさせてすまなかった」 ボソボソとハッサンは言うと、頼りない彼を私は見る。 ハッサンは弱気だが、体格だけは良い。彼は趣味程度で身体を鍛えていた、と言っているが筋肉はしっかり付いているし、力もあると思う。まるで軍人のようだったが、ハッサンは私に一度も暴力を振るったことはない。その代わりに私は食器を投げつけたり、顔に思いっきり平手打ちをやっていたが、それでも彼は我慢していた。 「ハッサン」 離婚届の書類を片付けたハッサンに私は声をかけると、次の瞬間、反射的に右手の平手打ちが彼の頬を叩いた。パーン、と威勢の良い音がリビングに響く。今まで一番、力を込めた渾身の一撃。 情けない。本当に情けなかった。怒鳴り声の一つや二つ、強いて言えば喧嘩ぐらい吹っかけて欲しかった。それぐらいの傍若無人があれば、少なくとも私はハッサンと離婚できて良かったと思う。なのにこれでは、私のせいで離婚になったと過言ではない。 一瞬のうちにハッサンの頬が赤く染まると、私はリキュールを口に含む。そのままテーブルを乗り上げた、 唖然としているハッサンの首に腕を回し、口づけをする ピーチ味の液体と、私とハッサンの舌が口の中で絡まり、高揚感が頭を支配する。ハッサンは私からのお酒を飲み干すと、そっと抱き締めた。彼の温もりが直に感じると、不意に悲しくなる。 「これで、最後ね」 唇を離すと、唾液の橋が私とハッサンの間に垂らされた。 静まり返った一軒家。そこにはもうハッサンは居ない。 喪失感を胸に抱きながら、私はソファに座っていた。テーブルにはフレンチトーストと紅茶。ふと庭へ通じる窓を見ると、雨が降っていた。雨音に紛れて、砲声が遠くに鳴り響いている。 このシティから少し離れた場所――砂漠地帯に設けられた工場が、敵対ミグラントの襲撃を受けていた。そこではハッサンが働いている。彼が家を去る前、そこで働いていると言っていたからだ。 ハッサンは典型的なアナログな人間で携帯電話や機械類に弱いから普段から持ち歩いていない。だから彼と会うには、直接こちらから出向くしかない。 私と彼は赤の他人。でも私はなぜか見捨てられなくて。そして心配で。もう一度、ハッサンの顔が見たかった。 気がつくと私は車のキーを握り締めていた。我ながら思い立ったらすぐ行動にするタイプだ。 雨は止んでいた。 元々あの砂漠工場には居住区があり、私とハッサンはそこで出会った。今は化石燃料の発掘による公害や、敵対勢力の襲撃によって見る影がない。 五年も住んでいた土地もあって、厄介な検問を潜り抜ける裏道を知っている。 車を降りた私は裏道を通っていると、耳を劈く砲声が大きくなった。頭痛を引き起こしてしまいそうで、私は両手を使って耳を塞いだ。 数十分歩いているうちに、工場の燃料タンクや施設がぼんやりと遠景に映る。崖を背後にして、大きな窪みの中に収められた工場地帯。そして次の瞬間、それらが爆発した。かなり距離が離れているのに関わらず、爆発の衝撃と熱風が身体を貫く。 一機のAC――蜘蛛のような四つ足を携えた機体――が逃げるように爆発の中から飛び出すが、上空からオレンジ色の閃光が無数に襲い掛かる。私は空を見上げると、華奢な体格をした二脚ACが両手に握り締められたガトリングガンを四脚ACに掃射していた。 砲弾の雨あられに耐え切れず、地上に居るACは機体各所から爆発を引き起こし、起動停止する。 戦争だった。私が居る場所は、人の生死があっけなく決まってしまうところだと認識した。 後戻りしてしまおうか。むしろそれが最善の策だ。ハッサンを見つけるために、私はあそこへ向かわなくてはならない。深呼吸をして、息を整える。そして地面を蹴り上げ、私は炎上する工場へと向かった。 「ハッサン、どこに居るの」 窪みを乗り越えた場所で戦闘が繰り広げられてる中、私は必死に彼の名前を叫んでいた。工場の中はどこかしらも火の手が上がっており、非常に危険だった。 逃げ遅れた労働者たちの遺体が点在する、地獄のような場所。時折ハッサンと似た体格の遺体を見つけてしまい、恐る恐る調べる。もちろん、ハッサンではないのだが、死体という見慣れない物を見たせいか吐き気が襲った。 「逃げ遅れた労働者か」 前屈みになって吐き気を沈静しているときに、中年男性の声が後ろから聞こえた。振り返ると、そこにライフルを片手にダイバースーツのような服を着た男が立っている。顎鬚がたくましく生え、その代わりに頭髪は薄い。 兵士なら迷彩服か何かを着ているはずだったが、この男は違った。 「おい大丈夫か。ここは危険だ」 「大丈夫。ちょっと、気分が悪くなっただけ」 私はゆっくりと立ち上がって、辺りを見回す。 「こちらオーウェン。機体からは脱出。今は工場地帯に居るが、逃げ遅れた労働者を発見。オペレーター、戦況の方は」 オーウェンという中年男性は胸に固定している無線機に喋りかける。私は今来た道を振り返り、遠目に見える破壊された四脚ACを見た。恐らく、あれを操縦していたパイロットなのだろうか。 「戦況は五分五分。ハッサンのおかげで敵のラインが下がっている」 ノイズが雑じった男の声が無線機から聞こえてくる。会話の中でハッサンという言葉が出てきたことを私は見逃さなかった。 「ハッサン、ハッサンが居るの」 私は大声を張り上げると、オーウェンは目を大きく開き、驚いた表情でこちらを見る。 「オーウェン、どうした。女の声が聞こえたが」 「ちょっと待ってくれ。奥さん、ハッサンのことを知っているのか。人違いかもしれんが――まぁその様子だとな。どうりで労働者に見えないと思っていたが」 「ハッサンとは、その色々あって」 「ああ、そこらへんは知っている。ってことは、ハッサンが何をしているのか知らないようだな」 ややこしくなってきた、と言わんばかりの表情でオーウェンはポケットから煙草の箱を取り出し、その中から一本を摘み出した。 「全くあの馬鹿野郎、それくらい言っとけってんだ。オペレーター、ハッサンの通信回線を開いてくれ」 「オーウェン、何を言っているのか」 「いいから回線を開け。あいつのカミサンが来てるんだよ」 オーウェンは煙草を吸いながら声を荒げる。オペレーターは渋々といった感じで了解、と返した。私は彼に感謝しつつ、ハッサンが何をしているのか徐々に理解できた。 「こちらハッサン。オーウェン、何の用だ」 無線機にハッサンの声が聞こえた。数ヵ月ちょっとなのに、私は何十年ぶりの再会に思えた。 「お前って男はよぉ――」 「この馬鹿野郎。どうして何も言わなかったの」 オーウェンの言葉を遮り、私は叫んだ。 本当に、ハッサンは馬鹿だ。 彼がミグラントで、それもACを操縦しているなんて、私は何も知らなかった。 「俺はずっとこの街を守っていた。君と出会うその前からだ。そしてマリアと出会い、結婚してからその決意は固くなった」 「だからって、今は違うかもしれないけど、私たちは夫婦でしょ。なんで教えてくれなかったの」 耐えられなくなり、私は泣いた。ハッサンは私を信頼してくれなかった。そのことが悔しくて、本当に悔しかった。 「うるせぇ。俺だって言いたかったけど、そうするのが怖かったんだよ。お前だって、人殺しをする旦那と暮らしたくないだろうが」 ハッサンの怒号が音割れしながら無線機から聞こえてきた。 私は恐らく、初めて聞くハッサンの怒号に放心状態となった。 「はっははは。こいつは傑作だ。聞いたか、オペレーター。ハッサンの野郎、初めてキレやがった」 オーウェンが愉快痛快と言わんばかりの笑い声を上げ、自分の膝を叩きだした。 私もそれに釣られ、思わず笑ってしまった。その時に涙は枯れていた。 「さてと。ハッサン、あの糞みてぇなミグラントを追い返せ」 オーウェンは一通り笑った後、ハッサンを鼓舞する。 「あんたもハッサンに何か言ってあげてくれ」 胸に固定していた無線機を取り外したオーウェンは、それを私に渡した。私は受けとると、無線機を強く握り締める。 「ハッサン、帰ってきたらもう一回、話し合おうね」 「そうだな。帰ってきたら、話し合おう」 柄でもないことを言った私に、ハッサンは少し笑いながら茶化した。 「色々あったねぇ、ハッサン」 崖に設けられた墓標の前に、私は立っていた。此処に来るたびにあの日の出来事が、つい昨日の事に思えてくる。 ゆっくりとハッサンの墓へ近づき、私と彼が好きだったピーチ味のリキュール瓶をその手前に置く。 あの後、私とハッサンは再婚した。ハッサンがミグラントだったという壁のおかげで、もどかしい感じは確かにあったけど、いつも通りの夫婦生活を再スタートさせた。戦場へ赴くハッサンの後姿を見送るのはとても苦痛だった。 彼は二年前、命を落とした。オーバード・ウェポンと呼ばれる規格外のACパーツを使って、敵対ミグラントを壊滅させたが、彼のACごと自壊したという。 明らかに自分が死んでも構わないというのは、実にハッサンらしい。だが、私は一人ぼっちになった。 「最初から分かっていたのよ。貴方たちミグラントはいずれ死ぬ。遅いか早いかの違いだけ。ハッサン、貴方は早かったのね」 彼と再婚したときからそのことを思っていた私は、彼が死んで二日後には落ち着きを取り戻した。きっとハッサンはあの世で苦笑いをしているのだろうか。 「今日も戦っているよ」 ハッサンが眠っている崖の上から、かつて私たちが住んでいた居住区と資源採掘の工場地帯が一望できた。 この一帯を狙う敵対勢力と、それを守ろうとするミグラントによる戦闘が今しがた始まっており、私の頭上を輸送ヘリが通り過ぎる。それらのハンガーには、ACがぶら下がっていた。 私はACを操縦できないし、それを指揮をすることもできず、銃を握ることすらできない。でも私は決意した。 此処は貴方が守った領地。 貴方が命を賭して守りきった、大切な領地。 だから私は、この領地の行く末を見続ける。貴方と共に。
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仙霊と月へ向かうRPG、「貴方ト純化シタイ」の攻略ページです 制作者 宇佐城 氏 スクリーンショット 制作者サイト 月宇佐城 , ダウンロード こちらパスワードは「junko」 制作ツール RPGツクールVX Ace ジャンル メガテン風3Dマップ探索RPG メインキャラ オリ主、純狐、へカーティア、他月勢 クリア時間 約1時間 価格 無料 ストーリー概要 アポロの搭乗員である主人公は、ただ一人月の民と戦う中で純狐に命を助けられた。 そして彼女と協力関係を結び、純化の力を駆使して月への侵攻を始める。 主人公は穢れをまき散らして朽ちるか、それとも月を蹂躙して無事蒼き星に還ることが出来るのか―― "――私が貴方を生かしている" ゲーム概要 メガテン風の3Dダンジョンを探索し、純狐と共に月へと向かうゲーム。 このゲームは「通常弾」で敵にダメージを与え「純化弾」で即死させるのが主な戦術となる。 「純化弾」の効かない兵器系の敵も存在するが、その時は通常弾やアイテムでごり押ししてしまおう。敵を斃すと「純度」が上がり、これによってEDが変わる また、「月齢システム」という物が搭載されており、満月、新月とその他という形で敵の行動やイベントの発生などに影響を与えている。 コメント ▼コメント投稿欄へ wikiを隅々まで見て載ってなかった情報や、記述内容の誤りの指摘などを寄せて頂けると助かります。 バグ報告があれば作者のサイトへどうぞ。その際はバージョンを記述しておきましょう。 レスをしたいコメントのトップにあるラジオボタン【◯】をクリックしてから コメントを書き込んで下さい。 そうするとログが流れず、どのコメントへのレスかもすぐに分かるのでやりとりがスムーズに出来ます。 (表示は10件分に設定してますが変更は可能です) ※コメントを書き込む際、以下の点を確認して下さい※ 質問をする場合、一度コメントログやコンテンツに目を通して既に同じ内容が載っていないか確認して下さい。 wikiや攻略情報と関係の無い以下に該当するコメントは、削除対象となります。 雑感・雑談・愚痴 誹謗中傷 プレイ日記 特定キャラでの攻略や低レベル攻略といった縛りプレイ全般 一般常識を逸脱するようなコメント 名前 全てのコメントを見る ▲ページ上部へジャンプ
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NO.81 おやすみなさい、貴方 レアリティ:UC 大属性:光 小属性:地 コスト:6 これまで行われたシーンバトルで、自分が勝利している分のカード枚数×3のHPを回復する。 このカードを使用したキャラクターが『日暮・祢音』だった場合、以下の効果を追加する。 キャラクターのHP回復効果を倍にする。 シーズン2パート8 「勝利している分のカード」はこのカードの勝利を含むため最低3点の回復は保証されています 最大5ターン勝利で15点 (祢音が使用した場合は祢音の効果により通常はさらに2点回復するでしょう) 「日暮・祢音」が使った場合の追加効果は「天才・祢音」が使っても効果は出ません この追加効果の方は次のターンから有効 カードの効果は累積されるため2回使うと4倍になります キャラクターカードの効果のみでシーンカードによる回復には関係ないので注意 (4倍になった後、光+水のカードを使えば20点回復します)
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狂想曲 莉はゆっくり立ち上がった。ゆっくりとは言っても、彼にとっては十分に素早い速度で。 ぴんと尻尾を張り巡らせて、鈍い金に輝く瞳は虚空を睨む。 その様子を見つめていた冬は、にっこり笑う。 「行きなさい、莉」 「………冬、」 躊躇う莉の指先を取る。鱗に覆われて、ぬくもりは僅かも感じられない。 「これでいいんだ、お前は、お前のしたいようにすればいい」 「…ごめ、んなさい」 「何を謝る、わたしは、お前がしたいようにしてくれるのが一番なんだ」 「行きなさい、お前を待っているモノのところへ」 「…冬」 莉はそっと、壊れ物でも扱うように冬に触れた。 「……あなたが、すきでした」 眼前には、甘い香りを漂わせる赤い花、薔薇の花畑。 こんな場所があったなんて知らなかった。夢は常に変容しているのだろうか。 その花畑に踏み入って、抱いていた幻、今ではただのたんぱく質の人形を、横たえる。 「…莉は行った。お前は居ない」 わたしはついに、誰にも必要とされなくなった。 花弁がふわ、と風に浮かんで、赤にぽっかりと空いた黒い穴を、幻を埋めようと降り注ぐ。 土中に葬られるが如く、その姿は赤にかき消されて行く。 それをじっと見つめて、立っていた。いつまでも、いつまでも。 時間は戻らない。幻は初めから、こうなるはずだった。 ただその時を、わたしが止めていただけのこと。本来はとっくに、灰と消えていたはずなのだ。 「さようなら、幻。」 天国の花に抱かれておやすみ。わたしはここで待っていてあげるから。 わたしはまだ、そうなれない。天国を蹴散らしてしまうしか、できないんだ。 ふいに涙が零れた。花に落ちたそれは、世界を反射して、赤い。 「…ああ、そうか…。」 笑っている。吹き過ぎる風が、いや、葬られた男が。 間抜けな男のことを。立ち尽くして、涙まで零した男のことを。 はなびらが、ちった。 「貴方はどうしてこう屁理屈ばっかりつけるんですかね、いいかげん腹立たしいですよ?」 浪々と戦慄でも紡ぐように。赤い霞の向こうに、彼は居た。 「どうして何の理屈も無しに、ストレートに言えないかなあ?」 「さあなあ…そういう性格なんだろ」 「ほら、まただ。そうじゃない。そういうこと考えてばっかり。」 目を閉じる。伸ばされた指先に抱かれて。 「…おいでよ。」 ずっと待っていたのは、これだった。 熱。体温。表現は何でもいい。触れ合う肌。撫でられる悦び。 それから一呼吸で、拳と拳が交錯する。お互い笑うしかない。 「言ってみてよ、アイシテルって。」 ほんとはそんな言葉で言い尽くせないくらい愛してるよ。 もう自分でもどうしていいかわからないんだ。わからないんだ。 どこまで行けば愛なんだ。セックス? キス? それとも目が合えばもう終わり? もっとわたしを見て。わたしには見えたんだ。わたし自身の正体が。 「幻、お前は綺麗だよ、初めて会ったときからかわらない。」 「……僕にもわかったよ。やっと。貴方が望んでたこと。」 「そうだ、わかったらそんな綺麗な呼び方はやめてくれ。お前が好きだ、ずっと好きだ。愛してる。」 「でもねぇ、僕もそんな貴方を好きになっちゃったんだ。」 キスをした。何度も。何度も。このまま溶けてしまえばいいのに。そうすれば終わらせられるのに。 かみさま、ごめんなさい。わたしはまた、かみさまを裏切る。 優しい嘘はやめて。わたしはちっとも綺麗じゃない。 お前を手に入れるためのことを全部した。お前がわたしを欲しがるよりずっと欲しかった。 ねえ、わかっただろ、もう。それじゃあせぇので言ってご覧。わたしは誰? 「化け物…。」 「ありがとう。」 食い尽くしてやる。骨のひとかけらも残すものか。お前を愛してる。 わたしを愛してるお前が欲しい。なんとでも呼べばいいんだ。わたしは最低の男だ。 「でも、愛してるんだ。」 「…ありがとう。」 「…だから、僕の手で終わらせる。貴方を、化け物を。」 最上級のアイシテルを捧げてくれた男。こんなに、愛しい。でも、こんな形でしか応えられない。 「逃げてよ。逃げて、逃げて…それから僕に殺されて。」 「うん…きっと。」 お前の人生からわたしが消える。そうすればお前は幸せになれるのかな。 きっとなれない。わかってる。どうすればいいのか、わかってる。 でもそれができないから、わたしはバカで、怪物になるまで身を堕としたんだ。 こんなこと全く無意味だ。でも、でも。 もうこれしか、わたしには残ってないの。 「……私は、負けな、い。」 莉は、目の前の獣を睨みつけた。ぴんと立った二本の、角のような青い耳。 随分と様相は変わっている。けれど、彼と出会うのは二度目だ。 そうして今度も、きっと負けることはない。 「私、には、…。」 冬が居る。いや、居てくれた。だからこそ、負けない。 負けるわけにはいかない。だってきっと冬は、私のことなど見えていないから。 そう。だから、この"ルカリオ"には負けられない。 「あなた、…を助け出、すのは、」
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│ステータス│詳細情報|入手方法|活用方法|効果比較│その他│コメント│ 貴方の忠実なる羊 No.047 ルビ あなたのちゅうじつなるひつじ 名前 貴方の忠実なる羊 Rare 3 売却 QP,500 マナプリズム,x1 608 刻印されたカードによる攻撃時に、自身の毒・呪い・やけど状態を1つ解除&HPを 100 回復 詳細情報 イラストレーター 亀吉れんあ 解説 とある金星の女神の夫であり、豊穣を司る牧羊の主。口調は丁寧で愛らしい姿をしているが、その言動と行動には注意を払わなくてはいけない。親愛に満ちた言葉、真摯な態度ではあるが、精神的視点は神そのものであるため、人間の常識では読み取れないところがあるからだ。 入手方法 ・「バトル・イン・ニューヨーク 2019」イベントアイテム交換 おすすめの活用方法 効果比較 No. Rare Name 効果対象 値 備考 018 3 白き器の令印 弱体解除 1 010 2 コード:キュアー 毒・呪い・やけど 解除 1 047 3 貴方の忠実なる羊 HP回復 100 063 4 星の海の航海証 スター獲得 1個 096 3 お揃いの仔グマ 防御弱体 解除 1 HP回復 100 102 3 閻魔亭の丁稚たち スター獲得 1個 070 4 二万里を征く鸚鵡貝 スター獲得 2個 086 4 恋人たちの聖骸布 HP回復 200 082 3 ミニ牛若 攻撃弱体 解除 1 スター獲得 1個 コメント 名前 すべてのコメントを見る