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貴方 家系『6』 魔力『2』 身体能力『0』 幸運『5』 経験スキル 【変身ヒーロー】変身が可能。ただしその正体を誰かに見られることは許されない 【学生】穂郡原学園の生徒 固有スキル 【コミュ障】人との対話時-3補正。ただし遠坂凛には心を許している 【直感】通常時、暗殺、監視などに気付ける サーヴァント アサシン:ジャック・ザ・リッパー
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あなたをさがして【登録タグ KENTAsan あ 巡音ルカ 曲 桜♪椛】 作詞:桜♪椛 作曲:KENTAsan 編曲:KENTAsan 唄:巡音ルカ 曲紹介 スタイリッシュでメロディアスなカッコイイ曲。 セクシー且つ、クールで切ない歌詞にも注目です。 間奏のシルエットは、作詞者の考えによるものだそう。 歌詞 何処へ行ったの? 貴方は あの日の事など忘れて きっともう 覚えてないわ なのに 会いたくなる… 今更だけど 私は 一夜(いちや)限りだと知ってても 少しずつ 心惹かれてゆくのを感じてた 本気の恋なら要らないわと 思っていた だけど もう遅い 私… 貴方に心盗まれてしまった ズルい 酷い 返して下さい早く あんまりよ 貴方はそんな人? 意地悪なのね 早く 此処へ戻って来て …虚しいわ 街中(まちなか)を行く 気付けば 無意識に貴方を探す 分からない 何処にもいない ひとり 立ち尽くして ふと横切った 影すら 貴方の面影を重ねて 『もしかして!?』振り向いてもね 其処にはいないから... 諦めなければいけないのと 分かっている けれど 出来ないわ だって… 知らないうちに傾いていたのよ 『違う、違う!』何度も言い聞かせてた 無理だった 次第に割り切れなくなっていった こんな事で ココロ折れそうだなんて――… 『好きよ…』 言いたい、言えないわ。思い絡まる こんな 気持ち掻き乱すなんて貴方 最低ね だけど好きになったのは私からで こっちの勝手にすぎない 情けない そうよ 初めはこんな風になるなんてね 思ってなかったわ 今はこれ程に 切ないの お願いよ 身も心も求めてる 巡り会えるように願う ただ 強く… コメント 名前 コメント
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貴方 家系『1』 魔力『6』 身体能力『5』 幸運『5』 ◇人物背景 後天的に魔術回路が芽生えた異端で、ロボオタク 過去に色々なものを科学と魔術を組み合わせて作ってきた 現在は巨大ロボット製作中 ◇精神背景 守銭奴で卑怯な小物。権力と金の為ならば他人など平気で切り捨てる ・・・が、親しい相手を裏切ったり陥れるほどの悪ではない、中途半端な人間 ◇保有スキル 【ロボット作成技術】SP10 科学と魔術を組み合わせたゴーレムを作成できる その技術は研磨され、今では高位の霊体にすら干渉が可能だろう 【嘘吐き】SP3 人間とは嘘を吐く生き物だ 自分の他人も、この世界は嘘に満ちている 【漆黒の意思】SP4 他人なんて不確定の要素でしかない 故に価値がなければ切り捨てる。信じられるのは権力と金と… ◇サーヴァント:キャスター ◇その他 戦式汎用機械人形TK-01:コード・トキコ 所持 戦闘用機械人形AR-02:コード・アルフォンス 所持 決戦用大型機械人形:― 鋭意製作中
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【性別】男 【パラメータ】 体力:17 拝気:20 腕力:6 術式:18 俊敏:13 軍略:16 政治:16 商才:3 【使用武器】流体操作 【所持金】47300円 【所持品】走狗:ゴエモン 軍師 軍略14以上で使用可能。 神格武装保持者 あなたは比類なき武器を持っている。それは人を守ることもできるし、殺すこともできる。 腕力・術式のどちらかが17以上、政治15以上で使用可能。 戦闘判定にコンマ+2 。ファンブル無効。 【コミュ】 "武蔵":大事な人(信頼) マルゴット・ナイト:クラスメイト 本多・正純:傍にいたい……(信頼) マルガ・ナルゼ:クラスメイト 浅間・智:クラスメイト 葵・喜美:バカねぇ…… 酒井・忠次:不肖の息子……かな?(信頼) 本多・二代:お強い…… 点蔵・クロスユナイト:忝い…… ネイト・ミトツダイラ:なんで胸が痛いんですの……? 葵・トーリ:優しい奴だよ エリザベス:盗むな……(信頼) 三科・大:先輩 メアリ・スチュアート:面白い人ですね 里見・義頼:鋭い奴だ 立花・宗茂:面白い人です 立花・誾:たらしですか 伊達・成実:温かい…… 向井・鈴:おもしろい人 三大チートの一角 戦慄の軍師(物理) 盗人の皮を被った軍師(物理)ヒャッハー剣製貴方 嫁いっぱい 武蔵さんですよ武蔵さん
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【性別】男 【体術】0 【術式】8 【戦闘距離】7 【使用武器】チャリオット 【政治力】8 【所持品】斑駒3/5 【特殊設定】副長補佐 神格武装保持者 伊達所属 オリオトライ・真喜子:複雑……(信頼) 本多・正純:いい奴 葵・トーリ:いい奴 酒井・忠次:いい子 本多・二代:変な人 ネイト・ミトツダイラ:もう…… 点蔵・クロスユナイト:頼りになる御仁 マルゴット・ナイト:頼りにしてるよ(信頼) メアリ・スチュアート:頼りにしています(信頼) マルガ・ナルゼ:……バカ(信頼) 伊達・成実:……何これ 伊達・政宗:……好き、なのか?(信頼) 三大チートの一角 1がよく発狂する英国いじめの元凶 たらし系ガラティーン兄貴貴方 嫁いっぱい ガウェるが生まれる
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【性別】男【体術】6【術式】4【戦闘距離】7【使用武器】ボール【政治力】9 【所持品】 武神『不知火』 改造ゲージ 8/10 戦闘判定に+1 【特殊設定】 ・武神乗り あなたは武神を操ることが出来る。 政治が5以上で使用可能。戦闘判定に+1 ・サバイバー あなたはサバイバルのプロだ。どんな状況でも生き延びることができるだろう。 戦闘判定に+1 直政:気になる後輩(信頼) 本多・正純:ある意味同志 浅間・智:直政の後輩 酒井・忠次:気にいってる子(信頼) マルガ・ナルゼ:変な後輩 オリオトライ・真喜子:いい子(信頼) 大久保・忠隣:大好きな人(信頼) ”武蔵”:家事のライバル候補 加納:お嬢様の例の人 不知火:ご主人以上(信頼) 葵・トーリ:料理のデキる男 ホライゾン・アリアダスト:いい人 ロマン武装系武神改造ヒャッハー貴方 嫁は大久保 代理AAは
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―――次は貴方? 彼は、ふと聞こえた声に反応して周囲を見回してみました。 多いとは言えませんが、周囲には人が何人もいます。 空耳か、他人の会話の、その台詞だけが聞こえたのかも知れない、と、彼は思いました。 彼――仮にA氏と呼びましょう――は医者でした。 急患が入ったと思ったら、患者は病院に着いて間もなく亡くなってしました。 それだけなら、A氏は良心を痛めるだけで済んだのですが、患者の死因が「人形を咽喉に詰まらせた事による窒息死」だった為、ひどく不気味に思ったのです。 なにせ、その人形と言うのが小さいとは言え全長20cmほどはある日本人形だったのです。 患者は、医者だったそうです。 A氏は同僚達と、何か絶大な失敗をして気が狂ったのでは、等と噂話をしていました。 ―――次は貴方? 事後処理も済み、漸く一段落ついた時にその声を聞いたので、A氏がそう思ったのも、ある意味当然だったのかも知れません。 A氏は深夜帰宅後、直ぐに寝ることにしました。 それから、三日。 A氏は三回“空耳”を聞きました。 ―――次は貴方? ―――私と友達になりません? ―――私、もっと貴方の事を知りたいの “空耳”は、毎回同じ位の時間に聞いている気がしました。 A氏はその日、こまめに時計を見てみました。 ―――もうすぐあえるね 夜の、1時43分でした。正確には解りませんが、やはり、いつもこれ位の時間だったと思います。 A氏が不気味に思ったのは言うまでもありません。 翌朝、同僚に相談してみても、軽く笑い飛ばされるだけでした。 確かに、笑い飛ばされてもしかたのない話かな。夜まで仕事をしているうちに、A氏もそう思えるようになりました。 家に帰り、気分転換にコメディ映画を観ることにしました。 久しくコメディ映画など観ていなかったせいか、A氏はすっかり映画に釘づけになっていました。 ―――やっとあえたね ついさっきまで笑い転げていたA氏は、驚いて時計に目をやりました。1時43分でした。 しかし、A氏が驚いたのは、正確には、時間が同じだったからではありませんでした。 聞こえた“空耳”が、あまりにも、はっきりと認識できたからでした。 具体的に言うと、そう。A氏の真後ろ。 A氏は、身体の震えを押えようともせず、ゆっくりと後ろを振り向いてみました。 振り向いた先には、先日の患者の咽喉に詰まっていたのと、同じ人形が佇んで居ました。 A氏は悲鳴を上げて、手当たり次第に辺りの物をその人形に投げつけました。 置時計を投げ、テレビのリモコンを投げ、雑誌を投げ、食器を投げ、灰皿を投げ―――。 人形は、避けるでも、受けるでもなく、言葉を発する事も無く、A氏が投げた物が当たって、転がっていきました。 荒い呼吸を落ち着けようと必死に深呼吸を繰り返しながら、A氏は、ただの人形だ、ただの人形だ。と、自分に言い聞かせました。 ようやく呼吸が落ち着き、やはり、人形は人形らしく転がったままの状態で床に落ちていました。 A氏は人形をゴミ箱へ叩きつけるように棄てると、すぐに布団に潜りました。 潜ってから、ゴミ箱に棄てたのは失敗だったと、後悔しました。 結局、一晩眠れずに過ごしたA氏は、勇気を出して人形を棄てたゴミ箱を確かめて見ました。 人形は、やはり人形らしく棄てられたままの状態でゴミ箱に入っていました。 A氏は、ゴミ箱からゴミ袋を取り出し、更にゴミ袋を何枚か重ねてゴミ捨て場に棄てていきました。 その日も、同僚に相談してみました。 流石に顔色の悪いA氏を見て、同僚も心配したようでした。 その日、A氏は仕事を休み、早々に帰宅しました。 本当は散歩でもしたかったのですが、道行く人の話し声。足音。そう言った物が、とてつもなく恐ろしい物に感じてしまい、一目散に帰宅する以外の選択肢がなかったのでした。 しかし、家の中にいようと、物音が無くなる訳ではありません。 怯えて、怯えて。気がつけば、深夜になっていました。 また、刻々と1時43分が近付いてきます。 A氏は布団に潜り込み、ひたすら震えていました。 極度の緊張状態にあるA氏が眠りにつける訳も無く、やがて、A氏は耳にします。 ―――私、貴方と一つになりたいの その“空耳”は、A氏の耳元から聞こえて来ました。 A氏は絶叫と共に布団から飛び出しました。 飛び出したA氏の肩から、人形が転がり落ちました。 ゴミ捨て場に棄ててきたはずの、あの人形が。 A氏は、たまたま手に触れた灰皿で、人形を殴りました。 殴って殴って、殴り続けました。 A氏が殴るのをやめた時には、既に日は昇っていました。 人形は滅茶苦茶に潰れ、灰皿は砕けていて、A氏の手も滅茶苦茶に潰れていました。 A氏は、全てをそのままに、家を飛び出しました。 飛び出したと言っても、一晩中腕を振るい続けたA氏はふらふらで、無心のまま自分の勤める病院に辿り着いた頃には、日は傾いていました。 A氏は仮眠室に入ると鍵を閉め、部屋の角、扉からも窓からも、一番離れた場所でタオルケットに包まって蹲りました。 そうして、時計を睨み続けました。やがて、1時43分が近付いてきました。 後5分…1分…30秒…10…5、4、3、2、1……… 1時43分になりました。 A氏の口から、乾いた笑いが零れました。 何も、起こらなかった。 何日間ぶりか、緊張から解放されたA氏は、自分がここ数日、シャワーさえ浴びていなかった事に気付きました。 まずは洗面所へ向かい顔を洗い、絡んだ痰を吐き出しました。 痰には、僅かに赤色が混じっていて、A氏は、喉でも切れたか?と思い、鏡に向かって口を開いてみました。 A氏の咽喉で、人形が笑っていました。 A氏は叫ぼうとしました。走ろうとしました。 全て叶いませんでした。 「やっと、一つになれたね」 そう口にしたのは、間違いなく、A氏自身でした。 A氏の記憶は、ココで終わりました。 彼は溜息を隠せませんでした。 彼――仮にB氏と呼びましょう――は、医者でした。 ここ数日、なにやら様子のおかしかった同僚が、人形を咽喉に詰まらせて死亡したのでした。 B氏は、少し前に同じ死に方をした患者がいたのを思い出しました。 B氏の同僚は、あの患者を救えなかった事に後悔を覚えていたのかも知れません。 同僚とはこの病院で知り合い、知り合ってから、B氏も同僚も、患者の死に付き添った事は、あれが始めてでした。 B氏はそれ以前に何度か経験がありましたが、同僚はあれが初めてだったのかも知れません。 死ぬ直前は何かに取り付かれたかのような顔をしていたのを覚えており、B氏は同僚の相談を軽く受けていた自分を責めました。 B氏はふと、何か聞こえた気がしました。 ―――次は、貴方?
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26話 貴方を射ち落とす 「……行くぞ」 「了」 放送を聞き終えた丹羽と河田は教室から出た。 目的は一つ、主催に対抗するため。 丹羽はチェーンソーを構え、下に向かう。 一段づつ、階段を下りる。 緊張感が自分の中で走る。 もし、敵がいたら? 俺が、殺さなくてはならない。 この、凶悪な武器で。 それは、殺人者と同じかもしれない。 そんなこんなで外に出る。 朝日と冷ややかな空気が肌に触れる。 そして、丹羽は見つける。 「……お前」 「敵発見―――――殲滅します」 「やっぱりかよ……畜生ッ!」 チェーンソーを稼働させ、構える。 当たれば、確実に丹羽の勝ちだった。 だが、それは当たればの話だ。 「当たれええ…って、なんだこれ!」 「――――攻撃、開始」 真正面から行けば負ける。 それを分かったロボットは、跳んだ。 いや、飛んだというべきか。 「く………あれ?」 「丹羽!」 「……え?…河田!!」 攻撃の手は、河田に向けられた。 チェーンソーを投げ捨て、丹羽は走る。 あと少し、届けば彼女を助けれる。 手が、届く。 その手は、丹羽のものだった。 「痛…」 「かわ、だっ!?」 「――――攻撃、命中」 心臓ではないが、そのすぐ横に命中する。 段々、彼から血が失われていく。 「丹羽君、貴方」 「…くそ、なめるな…よ…!」 丹羽は火事場の馬鹿力とでも言わんばかりに、州崎を押さえる。 体勢的に言うと、背後から肩を肘で掴む感じである。 「河田!何か、で…こいつに、とど、めを!」 「何言理解?貴方自殺気?」 「…どっちにしろ俺は、もう駄目っぽいし…頼む」 「……了」 彼女は、デイパックの中からあるものを取り出す。 それは、ボウガンだった。 彼女は、矢を急いで装填し、それを州崎に向けて 矢を放った。 ○ ○ ○ ○ ○ 「何故、私泣?」 それから少し時間が立って、河田は座っていた。 先ほどまで行動を共にしていたモノの傍で。 彼女の目からは、涙が流れていた。 「私、貴方対、好意抱?」 私は、貴方に好意を抱いていたのかな? とでも言ったのだろう。 それでも、分からない。 彼を失ったから、大事な、大事な、何にも変えれない大事な人を。 【州崎宏】【丹羽雄二】【死亡確認】 【人数状況 20/38】 【一日目/午前/C-3学校校庭】 【河田遥】 [状態]健康 [装備]ボウガン(0/1) [所持品]基本支給品、ボウガンの矢(9) [思考・行動] 基本:主催対抗。 1:丹羽…。 2:気力、不持。 願いがかなわなかった刀の行方 目次順 希望は潰えぬ 殺人鬼?いいえ殺人機です 州崎宏 GAME OVER 二人小会話 丹羽雄二 GAME OVER 二人小会話 河田遥 こんな終わり方も何かの因果なのかもしれない
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“愛しの 貴方は 遠い 所へ” “色あせぬ 永久の愛 誓ったばかりに” 見つけた。あった。ここにあった。 高い、所。目指していたところ。終着点。そこに、セリスは立っていた。 あれから…エアリスがミレーユを見つけてから1時間ほど。 彼女は4番街の端に立っていた。ミットガルの、端っこ。 左右の遠くの方に、魔晄炉が見える。 その機械の塊に、何かをふと思い出した気がした。 幻と呼ばれた獣。力。老人。道化師。 だが、そんなものはどうでもいい。見つけたから。見つけてしまったから。 ふらふらと高いところを探していて、ついにたどり着いたから。 ミットガル4番街プレート都市。その端。地面までおおよそ百数十メートルの、鉄の崖っぷち そんな場所に、セリスは立っていた。透き通ったような、無垢な顔で。 「セリス!」 ぜえぜえと息を荒くして、ミレーユが追いついてくる。 自分のために必死になってくれるのは、多分、嬉しい。でも、多少煩わしくて、申し訳ない。 セリスは振り向いて彼女に微笑みかけた。『決めた』からだろうか。多少、余裕が出来ている。 「こんな…こと…こんな…っ!」 呼吸を整えながらミレーユは何事かを言おうとする。何を言おうとしているかは、分かる。 「「こんな事、ロックという人が望んでいるはずがない」わ!」 叫んでから、ミレーユは我が耳を疑った。セリスが、こちらの声に重ねるように、こちらと同じ事を言った。 「そう思うのが普通。誰だってそう考える」 セリスは独り言でも言うように…否、一人で歌うかのように、言葉を紡ぎだしていった。 「でも私は知らない。ロックと言う人がどんな人だったか。 もう死んでしまったのなら、話を聞くことも出来ない。もう会えない。 だから、ロックのせいじゃない。貴方のせいでもないけれど。これはただ、多分、私の我が儘」 セリスは泣いては居なかった。こんなに悲しいのに、泣けるほどロックのことを知ってはいないから。今は。 「そ…んな…そんな勝手な…」 「ごめんなさい。でも、私にはこれしかないと思ったから」 ミレーユが肩を震わせる。と。 「あっ…!」 ミレーユの後ろの物陰から、誰かががばっと飛び出した。こちらを見て驚きの声を上げる。 男が一人。女が二人。 ミレーユが振り向いた。セリスから目を離す。 その隙に、セリスは何もない虚空へ、背中から倒れ込んだ。 一瞬後にミレーユが体制を戻したとき。そこにはセリスのザックだけが転がっていた。 彼女に残した、ザックだけが。 背中から地面に落下しながら、彼女は永遠を感じていた。 終わるときは知覚することが出来ないだろう。だったら、これは永遠。終わりがないから、永遠。 セリスは笑っていなかった。泣いてもいなかった。ただ、何か憑き物が落ちたような顔をしていた。 ロック。多分貴方とは会えない。私は貴方の居るところに逝けない。 会っても分からない。私は貴方を知らない。だけど、これで少しは近づける? …そうだ、歌があった。なにか、こんな気持ちの時に歌う歌では無いけれど、そう。知っている歌を思い出した。 「愛しの……貴…方は…遠い……所へ… 色…あせぬ……永久のあ…い……誓っ…た…ばかりに……」 歌いながら、セリスは我知らず祈っていた。 昔も、同じ事があったような気がする。その時は、希望があったけれど、だけど、今は。だから。 神様。願い事を一つだけ。どうかもう奇跡を起こさないでください。 その奇跡は、どうか、私を助けてくれた。あの人に。 セリスにとっては永遠だった。落下も、祈りも、そして愛も。 だけど、時間は全てに平等ではなかった。 「あ…っ!」 エアリスは、叫ぼうとして、叫べなかった。 女の人が、飛び降りた…! 自分たちが…走っていた彼女を追いかけようとした自分たちが現れたとたん、 目の前の女性が振り向いたとたん、彼女は飛び降りた。 目の前にいる女性は、前にあった。確か魔物だったような気がする。 だが、彼女の、ショックを受けたように動かないその姿は… そう、魔物のようには見えなかった。魔物だったとしても…そう、人以上に人らしい。 「あっ、あっあっあのっ…」 後ろにいるモニカが、目の前の女性に声をかけた。 「…少し待って。後で話は、聞いてあげるから」 彼女はそう言って、目の前に落ちているザックを拾い上げた。 泣いては居なかった。ただ、それは人前で泣くことが出来ないだけなんじゃないかと、エアリスはふと思った。 【ティーダ 所持品:いかづちの杖 参加者リスト 吹雪の剣 第一行動方針:ミレーユと話す 第二行動方針:エアリスの家へ 第三行動方針:アーロンを探す 最終行動方針:何らかの方法でサバイバルを中止、ゾーマを倒す】 【モニカ 所持品:エドガーのメモ(ボロ) 第一行動方針:ミレーユと話す 第二行動方針:エアリスの家へ 第三行動方針:アーロンを探す 最終行動方針:ゲームから抜ける】 【エアリス 所持品:癒しの杖 エドガーのメモ マジャスティスのメモ 第一行動方針:ミレーユと話す 第二行動方針:エアリスの家へ 第二行動方針:アーロン、クラウドを探す 最終行動方針:このゲームから抜ける】 【現在位置:4番街端】 【ミレーユ 所持品:ドラゴンテイル 妖剣かまいたち 小型のミスリルシールド 第一行動方針:少し待ってから、エアリス達の話を聞く 最終行動方針:ゲームを覆してテリーの仇を取る】 【現在位置:4番街端】 【セリス 死亡】 【残り 29人】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV セリス NEXT→ 死亡 ←PREV エアリス NEXT→ ←PREV ティーダ NEXT→ ←PREV モニカ NEXT→ ←PREV ミレーユ NEXT→
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名:水底の愛しき貴方 読み:ディーブコーラル 属性:不明 使用者:スイカ・アントネッリ、リン 初出:第七章第十四話 理想と現実 説明:深淵水源の理想の英雄。 深淵水源の真実の銘にして、担い手たる使徒リンが込めた理想の姿。 死を与える水の抱擁。珊瑚礁の水底よりわき出た水の奇跡。 一定の範囲内の全てを水で包み込みその中に存在する全てを水と変えて消し去る。 本来は担い手であるリンしか使用できないが、スイカはガラスの靴によって担い手に自らを偽装することによって発動させている。 発動のための詠唱は 「もやがのぼる海原へ。霊を乗せた船は旅立つ」 「我が心は岸辺を離れども。船には乗れずに水面を漂う」 「水よ。水よ。水よ。なぜわたしを離さない?」 「水よ。水よ。水よ。なぜわたしを運ばない?」 「ただ沈む。下へ。下へ。暗き闇の水底へ」 「船を見送り、わたしは沈む。底へ。底へ。底へ」 「水に抱かれた我が人生、抱擁はいつも水の中」 「『理想の英雄』――――『水底の愛しき貴方』」