約 1,235,199 件
https://w.atwiki.jp/maguronotare/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます 雑談掲示板 まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/datui/pages/273.html
「まいったな……まさか僕までロワに巻き込まれるなんて」 建物の影に身を潜めながら溜息をつく人の良さそうな青年が一人。 彼こそが第二次スパロワを陰から支える功労者、『二次スパ仮まとめ』その人である。 今まで二次スパの住人に楽しんでもらえるようにサイトの更新を頑張ってきたのに、今度は自分が参加する側になるとは。 しかも支給品がよりにもよってこれである。 「……『コーヒーブレイクセット~木星帰りのニュータイプ御用達☆~』……これどう考えても空気化フラグだよなぁ」 よりにもよってスパロワ最大の迷支給品(?)を引き当ててしまうとは。 彼は改めてため息をついた。 空気化フラグということは、うまくいけば死にはしないということだ。 コーヒーでも啜りつつ某パプテマス氏のように死んだふりとかしていれば、生き延びることだけはできる。 しかし――それで、いいのか? 「いや……駄目だ! こんなゲーム、終わらせなきゃいけない!」 持前の真面目さと誠実さが二次スパ仮まとめの中に満ちてくる。 確かに自分一人では何もできないかもしれない。でも、他の参加者と力を合わせれば、きっと脱出できる! 彼は勢い盛んに立ち上がろうとして―― ふと、背後に気配を感じた。 背筋を寒気が駆け抜ける。振り返った仮まとめの視界に飛び込んできたのは、一人の少女だった。 一言で言うと、美少女だ。年は小学生ぐらいだろうか。凛とした雰囲気を全身に纏っている。 その美少女が口を開いた。 「驚かせてしまってすまない。私の名は◆CFbj666Xrwという。 もちろんこのような馬鹿げた殺し合いになど乗ってはいない。安心してくれ」 クールな口調で彼女は名乗る。 何度か口をぱくぱくさせてから、ようやく仮まとめは返事をする。 「僕は二次スパ仮まとめといいます。◆CFbj666Xrwさん、でいいんですよね?」 「666で構わない。堅苦しいのはどうも苦手なんだ。その代わり私も君を仮まとめと呼んでも構わないか?」 「は、はい、もちろん」 あまりのクールビューティー(ただし小学生)っぷりにどうも調子が狂う。 しどろもどろに返事をする仮まとめを眺めて666は微笑み――急に真剣な目になった。 「ところで仮まとめ君。君はこのバトルロワイアルをどう思っている?」 「え? もちろん許せませんよ。666さんだってさっき言ってたじゃないですか」 「その通り。この殺し合いを続けさせるわけにはいかない。では、どうやったら殺し合いは止まると思う?」 「そりゃあ、首輪を解除して主催者を打倒すれば……」 仮まとめは困惑した。仮にもLSロワの筆頭書き手の一人ともあろうものが、何をいっているのだろう? その疑問に答えるように666は言葉を続ける。 「そう、首輪を解除して主催者を打倒すれば殺し合いは止まる。それが常識だ。 実際、対主催が首輪解除に取り組んだロワは多い。しかし、それは解除できればの話だ。 解除するまでの間に、参加者達は次々と命を落としていく。君だって知っているだろう? だから、我々はもっとべつの方法で殺し合いを止めなければならない。 もっと直接的かつ確実な方法で、だ」 666はここで一旦言葉を切り、仮まとめの方を振り返った。 仮まとめは思わず身を乗り出した。まるで666が妙案を持っているかのような口ぶりだったからだ。 しかし続いたのは予想斜め上をロケットで突き抜ける意外な言葉だった。 「人の心から闘争心を奪い去るもの……それはすなわち『究極の美』だ。 究極の美を前にすれば人はおのずと武器を捨てる。争いなど無意味だと本能で悟るからだ。 そして、私は究極の美とは――無垢な少年少女の裸体、これしかないと思っている」 ………………………………はい? 思考が繋がらないアンド開いた口が塞がらない。 今、なんとおっしゃいました? 「そう、少年少女の裸体は、究極の美そのものだといっていい。 凹凸のないその体型は緩やかなる曲線をもってその存在感を示し、未発達の鎖骨は成人には醸し出しえない色気を放つ。 大人になるにつれて現れ出てしまう硬さなどとは無縁のその肌は、さしずめビスクドールの輝く陶器の肌のごとしだ。 なにより彼女らのその無垢な魂は、その肌の奥から清純なる光を放っている! これこそが究極の美! It s a ultimate beauty! これを称賛しない人間などいるはずがない! ただ、私も容姿にそれなりの自信を持っているとはいえ、さすがに一人では戦力として心もとない。 だいたい私は他の少年少女が裸体を見られて恥じらうのを見るのは大好きだが、私自身が裸体を見られて恥じらうのはあまり好きではない。 しかし心配はいらない。 このようなロワだ、きっと年端もいかぬ子供達も巻き込まれているだろう。彼女らを説得すれば問題ない。 加えて私には魔法『風花 武装解除(フランス・エクセルマティオー)』がある。裸にするのも一瞬だ。 殺し合いをしている連中もそれをみれば心奪われて闘争心を失う! なんと完璧な計画! ええいこの私の頭脳は化け物か!?」 仮まとめは黙って聞いていた。そして、最後まで聞き終わると口を開いた。 「……つまりあなたは、ロリショタのエロスパワーで殺し合いを止めると?」 「身も蓋もない言い方をすると、そうなる」 「アホですかあなたは!? もう一回言いますよアホですかあなたは! そんなもので殺し合いが止まるわけが」 「いや止まる。ロリショタの嫌いな日本人なんていません」 「だいたいあなた自身がロリでしょうが」 「私もロリだがロリショタの裸は大好きだ。何か問題でも?」 「……………………」 断言する666に気圧されて、仮まとめはもう何も言えなくなる。 スパロワのお約束に幼女はろくな死に方をしないっていうのがあってですね、とか言おうとしたが彼女の迷いのない瞳の前にはどんな反論も無意味な気がした。 仮まとめの葛藤も知らずに666は出発の準備を始め、仮まとめの方を振り返った。 どうやら仮まとめも一緒に行くのは彼女の中では決定事項らしい。 関わるとろくなことにならないという妙な確信がありつつも特に他にするべきことも見つからず、彼は何度目かの溜め息をつきながら従った。 666は満足げに頷き、ふと思いついたような表情で仮まとめに話しかけた。 「ところで仮まとめ君。デスノートのメロとニアなんだが、彼らはショタの範疇に入ると思うか?」 「唐突に何ですか? まあそこらへんの判断は人によると思いますけど」 「私の本拠地であるLSロワでも時々話題に上るんだが、彼らはLSに参加していながら、実年齢は19歳前後だ。 逆にいえば、彼らがショタと認められるなら、人によってはその年代でもショタの範疇に入れることができる」 「……何が言いたいんですか?」 「君、なかなか華奢でいい体型をしているな。顔もやや童顔だし、これはひょっとすると……」 「アッー! 脱ぎません、脱ぎませんよ僕は!」 「……そうか、残念だ」 心底残念そうに肩を落とす666の整った横顔を見ながら、二次スパ仮まとめもまたこの先の行く末に不安を募らせるのだった。 【開始数十分後/D-3/路上】 【666(◆CFbj666Xrw)@LSロワ】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:支給品一式(地図無し)5MeO-DIPT@LSロワ [思考] 基本:LSのエロスパワーで殺し合いを止める 1:ロリショタの参加者を集める 2:自分自身はできるだけ脱ぎたくない [備考] 容姿はクールな印象の美少女。ロリ。 使える唯一の魔法『風花 武装解除(フランス・エクセルマティオー)』は対象の参加者を全裸にする程度の威力に制限されている。 【二次スパ仮まとめ@第二次スパロワ】 [状態]:健康、脱力 [武装]:無し [所持品]:支給品一式、コーヒーブレイクセット@スパロワ [思考]: 基本:駄目だこの人……早くなんとかしないと 1:とりあえず666についていく 2:ゲーム脱出の方法を探す [備考] 人のよさそうな青年。真面目で誠実、敬語口調。
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/354.html
「どうしてさ! どうしてルカ姉さんは変身してくれないのさ!」 「だからやだよボクは! いい歳したボクが魔法少女なんてやったら、スキャンダルものだよ! 朝の芸能ニュース沙汰だよ! 初音ミクどころか他のボーカロイドにも笑いものにされるよ!」 「知らないよ! そんなことより O P I ! O P I ! O P I ! 」 「ルカ……、そこまで否定されると、変身した私の立つ瀬がないのですが……」 「え? あ、いやごめんねシステムちゃん!?」 「ほら! お姉さんに謝る意味もこめて、変身するべきだよ! 全 裸 変 身 シ ー ン つ き で ! ! ! 」 ここがバトルロワイアルの会場だと言うのが嘘だというように、非常に賑やかな声が響き渡る。 姉弟の悪ふざけにも見えなくないその光景は…… 第三者が見れば、一時であっても今は失った日常を思い出させてくれるかもしれない。 常に人で溢れ、騒々しいほどに人の声が飛び交っていた東京都の日常。 総理大臣――本物か、偽者か、あるいは次期総理として確定していたのかは謎だが――に奪われた日常。 目の前で命を奪われた都知事とのび太少年。そしてこうしている間にも奪われているかもしれない別の命。 賑やかさの中心であるレンも、当初はあまりの恐怖に震え上がっていた。 それが今ではこの笑顔――下心全開の――である。 それにつられるかのように、二人の女性もやれやれといった様子ではあるが、昼時よりも明るくなった。 二人はレンの実の姉ではないが、彼の支えとなっているのは間違いない。 殺し合いの最中に見つけた、平和な日常の一部――おっぱい――は少年の恐怖を紛らわせる。 太古の防衛システムも、レンと出会うことで人間と接することへの恐怖心が緩和された。 並行世界でレンの姉であるルカもまた、口でこそケダモノと罵りつつも、レンを見捨てることはしない。 想い人であるハクには及ばないが、レンの存在そのものが、かつての日常を思い出させている。 極限状態においての、少なからず心の拠り所となる人物達。 無論、全員が心の奥底には不安を感じていることだろう。 この馬鹿騒ぎを見れば、とてもそうは思えないのだが。 ルカは考える。ただの人間であるハクが、もし支給品に恵まれていなかったら? もう死んでいたら? 防衛システムは考える。並行世界にさえ干渉してみせる、総理大臣達の真の力を。 レンは考える。全裸の想像だけで実はいきりたってしまった自分の息子をどうしようか? それぞれ、思うことは違うだろう。 だが拠り所のおかげか、あるいはこの会場においてはまだ生々しい死体を見ていないからか…… どこかに余裕があったのも確かだ。 出会ったほとんどの参加者は、多少いざこざがあったとはいえ悪人ではなかった。 恐るべきハーフエルフを前に一歩も引かない、自信に満ち溢れたルカ。 来年あたりには警察のお世話になっているかもしれない、ちょっとエッチなレン。 人間に畏怖の念を抱き、どこかちょっと抜けているが、圧倒的な力を持つ防衛システム。 レンとほとんど歳が違わないにもかかわらず、しっかり者のタケシ。 姿こそ太古の力の象徴たる恐竜であるが、子供好きの心優しいガチャピン。 マグニスと名乗った豚及び、レイジングハートと同じく魔法少女契約をもちかけてきた淫獣…… 彼らは不安材料ではあるが、どうにかできる範囲内。 割合から考えて、彼らの様な危険因子の方が圧倒的に少ないのではないかというのが、レン達の総意だった。 常識的に考えて、突然拉致された挙句に殺しあえと総理大臣に言われて『よっしゃ乗った!』 などと答える参加者の方が少ないに決まっている。 だからこそ。 「―――――、誰か――――けて――――!! ――を、助け―――!」 「……え?」 こうして、自分達のもとに血塗れの参加者が助けを求めにくるのは……考えていなかった。 いや、考えたくなかったというのが正しいだろう。 ましてや、その参加者の正体が…… 「……っ!? リン!?」 「げほっ……あ……レン、お兄ちゃん……? それに、ルカお姉ちゃん……? よか……た、無事……で……」 「ちょ、リン!? 一体何があったのさ!?」 レンにとっては実の妹、ルカにしても妹に近い存在であったリンであれば。 その全身に無数の切り傷や打撲痕があり、息も絶え絶えであれば。 驚かないわけがなし、そして直後頭に連想されるは、殺し合いに乗った最悪の殺人者。 子供も平気で殺めようとする、冷酷な殺人者。 「リン! しっかりしてくれ! なにがあったっていうんだ!」 さきほどまでの表情とはうって変わって――ともすればこの日初めて見せる表情で――妹を心配する兄。 並行世界の存在を聞かされてはいたが、レンにはこのリンが自分の大切な妹であることがすぐにわかった。 レンにとって、家族は大切な存在。よく遊びにくる親戚のみんなだって。 幼くして両親を失ってしまった故、父母の代わりを務め一家の柱となっているKAITOとMEIKOも。 底なしの優しさで、文字通り自分を包み込んで、尻を叩かせてくれるルカも。 家族の中で一番の働き者でありながら、時間を作っては遊んでくれるミクも。 自分の歌を楽しみにしてくれて、その膝の上で頭を撫でてくれるハクも。 きゅんきゅんきゅんきゅん叫びながら、何かと世話を焼いてくれるネルも。 とてつもなく厳しいが、自分の将来を本当に心配してくれているがくぽも。 他の親戚も、みんなみんな大切。 だが、一番大切なのは、何をするにも一緒だった妹のリンだった。 同じ時間を共に歩み、一緒に歌を練習してきた、かけがえのないたった一人の妹だ。 その妹が今、こうして自分の目の前に…… 「リン! リンってば! 死んじゃ駄目だ!」 「ちょっとは落ち着きなよレン! 血は出てるけど、深い傷はないよ! リンも、まずは呼吸を整えて。……何があったんだい?」 取り乱すレンを静止し、ルカがリンの顔を覗き込む。 レンがリンを妹と判断できたように、彼女もこのリンが自分が知るリンとは別人であることを理解していた。 それでも、全く同じ外見の少女が必死になって助けを求めてきたのだ。 レンの手前だからこそ冷静を装うが、内心はルカも動揺している。 「あれ……? お姉ちゃん、なんかいつもと……違う……ね?」 「……それに関しては後で話すよ。だから落ち着いて。誰かに襲われたのかい? なら大丈夫さ。そこのお姉さん……システムちゃんとっても強いから。たとえあの豚が相手でも……」 「……っ! 本当……に……? お願い……おじさんを、信長さんを助けて……っ! 私、すごく怖い触手に襲われて……! でもおじさんが助けてくれて……! 私、必死で走って……!」 「のぶ、ながって……まさか!?」 そして、ルカもついに動揺を隠し切れなくなる。 嗚咽混じりのリンの口からでてきた名前は、確かに覚えがある名前だった。 「……システムちゃん、悪いけど頼めないかな? 信長さんは、ボクにとっても他人じゃないんだ」 「了解しました」 周辺を気にしていた様子の防衛システムは、ルカの願いにすぐに首を縦に振った。 こちらもレンと同じ様にその表情を一変させている。 彼女本来の仕事である世界の防衛、その仕事をこなす時と同じ。 意思を持つとはいえ、今では人間の姿を借りているとはいえ、元は機械。 冷静さの中に、いかな手段を用いてでも敵を排除してみせるという冷酷さが漂っていた。 (この少女の身体に纏わりついているのは、まさか……? それに握っているのは……) やがて、少し表情を崩してからリンに語りかける。 「初めまして、などと言っている場合でもないようですね。リン、敵の居場所はわかりますか?」 「新宿の、東京都庁……このあたりです……」 差し出されたのは、デイバック内に予め用意されていた簡易地図。 あまりにも大雑把であまり地図の役目を果たせてはいないが、それでもリンは都庁の辺りを指し示す。 彼女の指についた血が、地図に赤い点を作り出した。 「東京都庁か……他の建物より高いし敷地も広いから、目立つっていえば目立つね」 「わかりました。……ではリン、これを少しお借りします」 「あ、それは……」 「知っていますよ。加速装置、でしょう? 忘れるものですか。私を一瞬で叩き伏せてみせた…… 彼らが使っていた品ですからね」 言うや否や、防衛システムは躊躇いなくその魔導エンジンのスイッチを入れる。 1回、2回、3回、4回、5回、6回。 その様子を見たリンはたまらず息をのむが、防衛システムは気にもとめない。 「その傷、加速を制御できずにぶつかったりしてできたものでしょう? ご安心を。元より私の世界の産物、それに少なくとも私は貴女よりも丈夫ですからね。 ……ルカ、私が不在の時にレンとリンを守れるのは貴女だけです。頼みましたよ」 防衛システムが、ルカの手に加速装置とレイジングハートを握らせる。 ルカはそれを黙って頷き、受け取った。 万が一の時は、仮面ライダーの力に加えてこれらも最大限利用して切り抜けろ…… その意図を、しっかりと理解したうえで。 『これから戦場に行くというのに、私を置いて大丈夫ですか? マスター(暫定)』 「……私は、これでも強いですから。それにバリアジャケットでしたっけ? これは有効なままみたいですし」 『どう見てもジャケットじゃなくて全身装甲です。本当にありがとうございました』 「どちらでもいいでしょう。ルカは戦闘可能時間に制限がありますから、武器はあなたしかいないんですよ。 ……では、また後ほど」 言葉の直後、巻き起こるは暴風。 限界まで速度を高めた防衛システムが駆ける際に発生したものだ。 最初の一踏みですでに道は砕かれ、ビルのガラスは風に耐え切れずに砕け散っていく。 明らかに人の限界を超えているであろう、その力。 「すごい……」 リンはただその言葉を口にすることしかできなかった。 あの加速具合、2回使用しただけの自分がこの有様なのだから、まともな人間ならすぐさま体が千切れ飛んでいるだろう。 だがあの女性は、心配ないと言ったうえで確かに都庁に駆けて行った。 間違いなく、あの触手娘と同じく常ならざる力の持ち主だろう。 なによりありがたいのは、それだけの力を持ちながら彼女が殺し合いに乗らずに自分の家族と共にいてくれたこと。 信長の安否、いくら強いとはいえ初対面の女性を半ば死地に送り出してしまったという不安はある。 だがそれでも……家族と再会できたという喜びは大きかった。 「とりあえずリンの傷の手当てが先かな。どこか近くに病院があればいいんだけど……」 「ぼ、僕探してくるよ!」 「だから落ち着きなって。システムちゃんも言ってたけど、戦えるのはボクだけなんだからさ。 とりあえず少しリンを休ませたら皆で行動。わかったかい? それにシステムちゃんが戻ってきた時にボクらを探し回らないで済むようにもしないとね」 「う、うん……わかったよ……」 ルカの手にレイジングハートが握られても、レンはもう己の欲望を口にしない。 一気に突きつけられた現実に、さすがの彼も消沈せざるをえなかったのだ。 そして、彼をなだめるルカもまた…… (信長さん、システムちゃん……大丈夫、だよね……?) 【千代田区・永田町/一日目・夕方】 【巡音ルカ@VOCALOID】 【状態】健康、僅かな不安 【装備】アクセルメモリ@仮面ライダーW、アクセルドライバー@仮面ライダーW レイジングハート 【道具】支給品一式、加速装置(残り11回) 【思考】基本:弱音ハクと合流し、主催にお仕置きをする。 0:リンを少し休ませ、病院に向かいたい 1:弱音ハクと、豚へお仕置きする仲間を探す。首輪の解除も急ぎたい 2:別人でも、VOCALOID仲間は助ける 3:信長、防衛システムのことが心配 【補足】 ※彼女にとってVOCALOIDは『人間に近いロボ』。7期のVOCALOIDみたいなものですが、 その他の設定(ナノマシンで自動修復等があるか)は後の書き手に任せます。 ※弱音ハク以外のVOCALOIDがロワに参加していることを確認していません。 ※並行世界の存在を知りました 【レイジングハート@リリカルなのはシリーズ】 【思考】基本:破壊されることなくロワから脱出したい 1:戦闘が発生した場合、ルカを魔法少女にする 【鏡音レン@VOCALOID】 【状態】 健康、錯乱気味 【道具】 基本支給品一式、禍神のマリネ、たこルカのタコぶつ 【思考】基本:死にたくない 0:リンの傷をはやく治したい 1:他の家族が心配 2:電波お姉さんに家族と正義感溢れる青年(南光太郎)を探しを手伝ってもらいたい ※国会議事堂内で一部参加者の顔を覚えている可能性があります ※並行世界について理解したかどうかは不明です 【鏡音リン@VOCALOID】 【状態】 首及び両手足に痛み、不安と恐怖、裂傷、打撲多数、極大疲労 【装備】 【道具】 基本支給品 【思考】 基本:家族と共に生還する 0:今は少しだけ休みたい 【備考】 ※鏡音レンと同じ世界から参戦です(=ただの人間) ※名字は『鏡音』ではありません(=KAITO達全員が家族で同じ名字のため、『初音』等は芸名) ※織田信長のことは、『ちょっと変わったおじさん』程度にしか思っていません。 ※鏡音レンの参加を確認済みです。 ※巡音ルカが昏き海淵の禍神に狙われていると勘違いしました ※加速装置の反動でしばらく動けません ▽ ――運よく未来へとやってこれたあの日以来。 ――最初に出会ったKAITOはもとより、彼の知り合いとも積極的に異文化交流をした。 ――戦国時代にはない、未来の素晴らしい物を沢山教えて貰った。 ――今では、VOCALOIDのマスターを名乗るくらいこの時代の世界に馴染めた。 ――だが、アレは一体なんなのだろうか……? 「少しはやるようだが、我に挑むには些か動きが甘いな」 触手を持つ少女、その頭部の帽子らしきものから突然噴出されたのは吹雪だった。 それも、純白の美しい雪ではない。穢れたという表現が相応しい禍々しいものだ。 斬りかかった機皇帝の身体が、凍り付いていく。 「散れっ!」 機皇帝も必死で抵抗するが、少女の足元からさらに強烈な大氷嵐が巻き起こる。 二重の嵐に程なくして、機皇帝はその全身も機能も完全凍結されてしまった。 すぐに溶かせばどうにかなったかもしれないが、それは無理難題というやつである。 「他愛もない……所詮は世界樹の狗の狗か。 さて人間よ、一人になってしまったが、どう死にたい?」 「くっ……!」 凍りつき、ゆっくりと倒壊していく機皇帝をみやりながら少女―― 深淵に潜む強大な禍神は、対峙する信長に見下すような口調で問いかける。 その外見とも声とも全く異なるイメージ、もっとどす黒い何か。 ――強すぎる それが信長の、禍神の戦闘力評価。 戦国の覇者として、数々の武将を見てきた。未来でも色々なロボットを見てきた。 だが、それにしてもこの強さはなんなのか? マスコットとはいえあの機皇帝がこうも簡単にやられるとは。 噂の仮面のヒーローの対極に位置する怪人の類かなにかだろうか? 「あいにく、まだワシは死ぬ気はないんだがなー」 「ほざけ」 表面上は余裕に見える信長に、吐き捨てるような一言。 それと同時に、触手の髪は突然に鋭さを増し、少女を中心とした円範囲全てを切り裂いた。 「ぅおっと!?」 「ほう? 手を抜いてやっているとはいえ、我が一閃をかわすか、人間。だが次はないぞ?」 信長は咄嗟に屈むことでこれを回避してみせるが、そこまでだ。 目の前の怪人が言う通り、相手は手を抜いている。見下している故か、あるいは温存のためかはわからないが…… その気になれば、足下、髪、帽子からそれぞれ別の攻撃を繰り出せるのだろう。 今の剛斬で死なずに済んだのも、先程の機皇帝との戦いで一度目にしていたからこそ。 まだ見ぬ技を使われては、信長でも回避は難しい。そしてあの怪人の放つ技はそれぞれが必殺の一撃。 (流石に厳しいな……リンは逃げ切れたのか……?) 信長は、自身の敗北を嫌でも噛み締めることとなった。 リンを逃がすだけの時間は稼げたかもしれないが、再び彼女と出会う約束は果たせそうにない。 支給されたこの光剣であれば触手も切り裂けはするのだが、全て斬る前に人間の身である自分がもつわけがない。 「人間にしてはよく頑張ったと褒めてやろう」 にやりと、少女の口が残虐な笑みを浮かべる。 それは死の宣告。 (あー……すまんKAITO。ワシどうやらここまでみたい) 迫りくる触手を前に、信長は目を瞑り己の最期の瞬間を待った。 「ん?」 その時、禍神が動きを止める。 空気を切り裂くような音が聞こえたためだ。 だが目の前の人間は剣を持ちこそすれ、動いていない。 触手とあわせて360度見わたせる自分の眼にも、異常は映らない。 音は確かに聞こえる。だが発生源は未だに不明。前後左右にも、足下にもない。 「……上かっ!」 「おおう!?」 上空を見上げながら、禍神は咄嗟に飛びのいた。 直後、禍神が直前までいた場所に轟音をあげながら何かが着弾。 その衝撃は凄まじく、それにより飛び上がった信長は飛来物に思わず目を向ける。 漆黒のボディスーツに身を包み、鋼の装甲で武装されたその姿。 仮面をつけていれば噂のヒーローのようであるが、流れる白銀の髪がそれを否定する。 「ぎりぎり……間に合ったみたいですね。貴方が、信長ですよね?」 「う、うむ」 とはいえ、窮地に乱入したその存在は、信長にとっては間違いなくヒーローそのもの。 地面から足を引き抜き、触手の怪人に向ける視線は明らかに敵意をもっている。 それはつまり、信長の味方ということだ。 「リンとルカより、貴方を助けて欲しいと頼まれまして…… 貴方は、永田町近辺で彼女達と合流してください。この敵は、私が仕留めます」 「おお! リンだけじゃなくてルカも無事だったか! しかし、あの娘は強い。いくらお主が強くとも……」 リンだけでなく、ルカの無事も聞き信長の顔が瞬間笑顔となるが、すぐに真剣な表情に戻った。 相手の強さは本物であり、せめて二人で戦うか逃げるべきだと考えたのだ。 しかし、銀髪の女性は汗を拭いながらも信長を制した。 「行ってください。すぐにこのエリアから離れて。 リンの身体にも残されていたこの瘴気、間違いなく相手は神域の存在です。貴方では勝てませんよ」 「しかしだな!」 「二人が望んでいるのは、貴方との再会です。『あれ』の討伐ではないでしょう?」 「……。確かにリンとは一緒に家族を探すことも、後でまた合流する約束もしたが……」 「家族……ですか。ならばなおさらです。早く行ってあげてください。私なら大丈夫ですよ」 「……すまぬ! ワシには何もできんが、せめてこれを……! 武運を祈る!」 「この剣は……ありがとうございます」 やがて信長が折れる。 二本の光剣のうちの一方を託して、走り去っていった。 後に残されたのは、人間の姿をした人外二人だけだ。 ▽ 「相談事は終わったか?」 「あえて見逃した、とでも?」 「どの道、この世界にいる人間は全て我が滅ぼす。あの人間も僅かに寿命が延びただけにすぎん。 ……それよりも貴様、何者だ? ただの人間ではあるまい?」 「貴女こそ、何者です?」 周囲の空気が変化する。赤い瘴気と殺気が混じりあった、常人であればその場に留まることさえできない空気。 新宿の路上に立つは、何も知らない第三者が見ればただの人間二人。 その正体はこの会場において本人と一部の者しか知らない。 だが二人とも、本能で理解していた。こいつは生涯相容れぬ不倶戴天の強敵であると。 一定の間合いを保ったまま。海色の瞳と、左右で色の異なる瞳が、相手を見据える。動きもしない。 世界を滅ぼす者、昏き海淵の禍神。 ――僅かに減らされた触手を気にすることなく、両腕を組んだまま仁王立ち。しかし触手は荒ぶらせている―― 世界を守護する者、最終防衛システム。 ――呼吸を整えつつ、信長より託された自分もよく知る光剣を、しっかりと構えて―― 「……我の正体も、貴様の正体も、語るは無意味か。――神たる我に敗れ、貴様はここで死ぬのだから」 「神……神の力は確かに強大でしょう。しかし、人間の持つ可能性と力は神の比ではありませんよ。人間は時に神を討つ」 「戯言を。人間など、我が糧にすぎない。虚弱貧弱無知無能、挙句神の言葉にも耳を傾けぬ愚者どもよ」 「家族と世界を天秤にかけて家族を選んだ、彼らの肉体と意志の強さ……この身にしっかりと刻み込まれてますよ」 「人間の強さなどたかが知れている。皇帝を名乗ったあの人間も、さっきの将軍も、所詮我の敵ではない。 勿論……貴様もだ!」 「ッ!?」 会話を打ち切り、先にしかけたのは禍神。 とはいえ、本体は微動だにしていない。その背後の触手の髪が地面を穿ち潜行、敵前で再び生えたのだ。 最初に相対した時から仕込まれていた、いわば不意打ち。 コンクリートを易々と貫き縦横無尽に突き出される触手の群れに、防衛システムは成す術なく遠くのビルまで吹き飛ばされる。 「ふん、あっけないものだな。この外見に騙され――ッ!」 言葉を遮るかのように、穴の開いたビルより続けざまに放たれた4色の光が禍神を狙う。 禍神は回避行動をとろうとするが、慢心していたせいか僅かに間に合わない。 触手数本、そして帽子の端を光線がかすめた。 「ち、三属性の力を内包した光線か……小賢しい!」 煙をあげる触手を見ながら、禍神は悪態をつく。 だが、それも許さないとばかりに光線は立て続けに放たれる。 様子がわかっているのか、先程の牽制じみた攻撃ではない、連続射撃。 攻撃者は先程の女とわかるのだが、自分が吹き飛ばしてしまったが故に敵の姿を視認できない。 それがまた禍神をいらつかせた。 そしてそれを嘲笑うかのように、光線が防御にまわされた触手の横を素通りする。 「何!?」 光線は禍神の背後のビル、その窓ガラスにぶつかると軌道を変更。 残りの光線も同様であり、ビル群の窓にぶつかっては乱反射を繰り返す。 まるで機械のような、計算され尽くした攻撃だ。 「これは……!」 乱反射により光線はオールレンジ攻撃と化し、禍神の眼をもってしても全てを捉えることは不可能となっていた。 やがて、無数の光線は飛び交うのを止め、それぞれが一斉に禍神の身体、一点を目指す。 回避は、不可能。無数の光が、禍神を襲った。 ▽ 「……全弾命中」 一度攻撃を中断し、口の端の血を拭いつつ防衛システムは小さく呟く。 撃っていたのは、威力は決して高くはないが速射性と射程距離に優れたブラスターレーザー。 人間の姿になって以後撃つのは初めてだが、各形態の他の技が使えることを理解していた彼女はすぐに攻撃を始めた。 不意の一撃をまともに受けてしまったのは痛かったが、それを逆手にとっての遠距離攻撃。 いくら控えめの威力とはいえ、並の人間や魔物なら3、4発当てるだけで十分なのだ。 距離を利用して、様子を見ながらこのまま攻撃を繰り返せば…… 「……!」 直後、防衛システムはその考えが甘いということを思い知らされた。 ここより離れた場所で一点に集中する光。 赤、青、黄、紫。それぞれの光線は禍神に確かに命中したはず。 しかし禍神に当たる直前、何かに遮られている様子で足止めをくらっている様子だった。 光は禍神を貫こうと見えない壁相手に奮闘を続けるが、一本、また一本と、やがて全ての光は粒となって散ってしまった。 (防壁展開……!? 駄目だ、ブラスター程度ではあの壁を破れない……!) 「ふん、聞こえているか? この程度の攻撃で我を討とうなど、片腹痛いわ!」 姿の見えない防衛システムへ禍神が咆える。 その頭部の帽子は、信長と相対していたときとは異なり閉じきった状態――防御形態――となっていた。 禍神は攻撃と防御を極端に分担する戦術を好み、攻撃時は苛烈な攻撃の代わりに身を守る術を破棄。 そしてこの防御形態は攻撃のほとんどを破棄する代わりに、堅牢な障壁と再生能力を使用できるのだ。 (ならば……これでどうです?) だが、その圧倒的な防御力を前にしても防衛システムはまだ退かない。 距離が離れている今のうちに試しておきたい攻撃があったのだ。 だが今度は軌道を変えるなどという真似はできない。故に、離れているとはいえ立つのは禍神の正面。 「ッ! そこか!」 攻撃のために集められた光が、目印ともなってしまう。 禍神が光めがけて飛び出し、同時に触手を伸ばす。 「遅い!」 だがそれよりも数瞬早く、防衛システムがその手に光を集め終えた。 収束され、輝きを増した閃光が迸る。白く眩い光の一閃が、禍神の視界、その眼の全てを覆いつくす。 まるで眼を焼き焦がすような…… 「なっ!? ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 いや比喩表現などではなく、光は本当に禍神の眼を、全身を焼いていた。 その激痛に禍神は悶え、憤り、触手を振り乱すが、防衛システムを相手に盲目状態の攻撃など当たるはずもない。 「はああああああっ!」 振り回され、禍神本体から距離が離れた――防壁範囲外の――無数の触手。 相手を混沌へと誘おうとするも、防衛システムにそのほとんどを迎撃され、光の剣で焼き斬られていく。 ぼとぼとと音をたてて地面に落下する触手からは煙と、海産物が焼ける香ばしい匂いが立ち昇った。 そして触手を踏み台とし、防衛システムもビルから飛び出す。 空中で再び相対する両者、しかし今度は攻守逆転の状況。 未だダメージから立ち直れていない禍神に対して、振り上げられた防衛システムの拳が叩き込まれた。 「ぐはっ!」 無機質な硬い地面に叩きつけられ、禍神の口から人間と同じ赤い血が吐き出される。 いかに防御形態とはいえ、全ての攻撃の威力を完全に殺しきることはできないのだ。 その痛みよりも、怒りに燃える禍神はすかさずに上空を見やる。 すぐさま視界に映る、鋼鉄のブーツ。こちらを踏み潰して圧殺せんとする一撃だ。 「おのれぇぇぇ!」 「くっ!」 禍神は焼け焦げた触手の奥より、無傷の触手を繰り出してこれを防御。 そのまま触手で防衛システムの足を絡めとり、近場の壁にお返しといわんばかりに勢いよく叩きつけた。 そしてすぐに体勢を立て直して、瓦礫の山を睨みつける。 この短時間攻防で、この程度で倒せる相手ではないということを禍神も実感している。 その想像通り、程なくして瓦礫の中から防衛システムが姿を現した。 「貴様……どうやって我の防御を貫いた!?」 「随分と硬い防壁ですね……殴ったこちらも若干痺れてますよ…… ですがその防壁、物理的な攻撃と、一部の魔法にしか反応しないんじゃありませんか?」 「…………!」 禍神は思わず言葉を詰まらせた。 つまりは図星。防衛システムが言うように、防御形態時に防御できるのは自然の理の魔法と物理攻撃のみ。 さきほど防衛システムが放った砲撃のような、所謂無属性の攻撃までは防ぐことができない欠点が存在する。 「だったら……どうだというのだ?」 「身を守ったまま勝てると思わないことですね。それにたとえ硬くとも、確実に貴女にもダメージは与えられている」 「確かに、それは認めよう。だがな――貴様が我に攻撃する前に! 殺してしまえばそれで済む話よ!」 再び禍神の帽子が大きく開き、凶悪な波動を辺りに解き放つ。 さらにその背より、無骨かつ禍々しい翼が現出した。 禍神の本気、対峙する存在全ての肉体も心も打ち砕く攻撃形態。 「たとえ相手が神であれ、世界を脅かす存在なればそれを全力で排除せよ――それが私の役目です」 対する防衛システムも、右手で光剣を構え、左手は拳を握り臨戦態勢をとる。 その構えは、自身がかつて敗北した人間達の構えそのものだった。 「愚かな! いくら元は人間ではないのだとしても、今は脆弱な人間にすぎぬ貴様に我が倒せるか!」 「人間が神々に挑むために、人間が産み出した、人間のために存在する数々の武器と技…… ならば、剣も体術も、この姿の方が扱いやすいのは当然の事でしょう?」 「笑止! 人間が取るに足らぬ存在であると同時に、人間の武器も技も同じことよ。 人間とは次元の違う神の力、その身にとくと刻み込んで果てるがいい!」 」 全力の両者が同時に飛び出す。 たったそれだけで、辺りの空気と大地は悲鳴をあげた。 今この時より、新宿は常人立ち入ること叶わぬ魔の世界と化したのだ。 077:所さんも目がテン 投下順 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 077:所さんも目がテン 時系列順 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 065:とある魔法少女の災難 巡音ルカ 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 076:SQ(星海・戦国CQC)バトル 鏡音リン 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 065:とある魔法少女の災難 鏡音レン 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 076:SQ(星海・戦国CQC)バトル 織田信長 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 076:SQ(星海・戦国CQC)バトル 昏き海淵の禍神 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 065:とある魔法少女の災難 最終防衛システム 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 066:脱衣×混沌×騎士 混沌の騎士 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編) 062:小さな死神 南千秋 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(後編)
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/355.html
▽ 「これは……」 同刻――新宿区のとある洋服店。 そこでは一人の男が紳士服を漁っていた。 男は通称、混沌の騎士と呼ばれる存在……だった。 先の大規模な戦闘で騎士の証である鎧は完全に破壊されており、服も全て散っている。 洋服店に来たのだからいい加減に服を着ているかと思いきや、まだだ。 サイズが合わない、黒と白のバランスが取れた服がない、漆黒色の服があっても余計な刺繍(不純物)が入っている…… などなど、何かと理由をつけては服を選び続けているのだ。つまりはまだ全裸である。これでは騎士ではなく変態である。 そんな混沌の騎士の手が、ようやく止まった。と言っても、満足のいく服が手に入ったわけではない。 (この強大な力、脱衣の戦士のものでも、ブロントと呼ばれた光の騎士のものでもない…… くく……全くこの世界は面白い。あれほど強者と出会ったというのに、まだ我の知らない強者がいるとは……) 遠方から感じた力の波動を感じ取った混沌の騎士は、無意識のうちににやりと笑う。 その笑みは、飽くなき力への渇望と全てを飲み込む混沌の名にふさわしいものがあった。 だがその笑みは一瞬で消え去り、表情は僅かに焦りが混じったものに変わっていく。 (魅力的な力、それ程遠い場所ではないだろうが……この状態で向かえば、喰われるのは間違いなく我の方だ。 口惜しいが、一度この辺りから離れるべきだが……何処へ向かう?) 混沌の騎士は服の選別を切り上げ、デイバックから地図を取り出して頭を捻る。 彼が選択する行動は、逃走だった。 万全の状態の彼であれば、むしろ嬉々として力の溢れる場所に向かったことだろう。 だが現在の彼は全裸である以上の問題として、全身の深刻なダメージがあった。 見た目にはそれほど重傷ではないのだが、それは混沌の騎士が自らの持てる力全てを身体の維持にまわしているためだ。 剣を振るうことはできるが、まだ闇の雷を飛ばしたりすることはできない。 (彼らと戦ったのは渋谷……炎の鳥と光の騎士が逃げ去った先は少なくともこの新宿区ではないはずだ。 それに脱衣の戦士の安否確認のために渋谷に戻った可能性もある。 となるとここを含め渋谷の周囲の地区は危険。残るは豊島区、文京区、千代田区あたりか……) 混沌の騎士が気にかけるのは、ブロントと妹紅、そして喋る魔剣だ。 彼らもまた素晴らしい力の持ち主であり、狩りたい獲物ではあるのだが、それもやはりこの傷が邪魔をする。 (脱衣の戦士よ、貴様に言った言葉は訂正せざるをえないようだな。 貴様の命を賭した最後の一撃のおかげで、我は馳走にありつけないどころか無様に逃げ回る羽目となってしまったよ。 ああ、全くもって口惜しい。だが……この傷が癒えた暁には……) 再び残虐な笑みを浮かべたかと思うと、混沌の騎士は地図をしまい一応の目的地を目指して歩き始めた。 結局服は選ばずに全裸のままで。 【新宿区・洋服店前/一日目・夕方】 【混沌の騎士@カオスロワオリジナル】 【状態】 全裸、ダメージ(大)、疲労(小)、全身の至る所に割け傷、全身血まみれ、左の頬に打撲の痕 【装備】 グラットンソード 【道具】 基本支給品一式、(ランダム品0~2) 【思考】基本:優勝し、記憶を取り戻す 0:ブロント、妹紅、謎の強者に注意しつつ豊島区、文京区、千代田区のいずれかに逃げる 1:バトルロワイアルを楽しみつつ、光の力も手に入れていく 2:エクスカリバーの捜索 3:光の使い手(ミクトラン)を警戒。いずれ力を奪う 4:油断と慢心も程ほどにしておく 5:余裕があれば自分好みの服を探す ※東京タワーより、なんらかの力を奪ったかもしれません ※しばらくの間、闇の力が使えませんが時間が経てば使用可能になります ▽ さらに同刻――新宿区・スタジオアルタ前。 そこには、二人の少女が――いや、一人の少女と少女だった肉塊がいた。 「カ……ナ……?」 絞り出すようにかろうじて二つの音を口にする少女は千秋。南家の三女だ。 そしてその目の前に無惨な姿で転がっているのは、彼女の姉である夏奈だった。 仲良し姉妹の平和な日常を取り戻そうとしていた千秋にとって、最も見たくなかった姉の屍だった。 生前通りの姿ならまだよかった。だけどこれは違う。 上半身の骨が滅茶苦茶に砕かれて、片手の先が強引に引き千切られていて、そして首から上がなくて。 でもでも首輪の爆発で死んだわけでもなくて、苦悶の表情を浮かべたままの首がすぐそこに転がっていて…… 「おい……なにやっているんだカナ……? またいつもの悪ふざけか……? やめろって、状況が状況なんだぞ……? そんな悪趣味な悪戯、姉様も怒るに決まってるだろ? 怒った姉様は怖いからな……仕方がないから私も一緒に謝ってやるよバカ野郎…… なあ……だからさ、カナ……早く起き上がってくれよ……早く……早く……ッ!」 涙をぼろぼろと零しながら、千秋は姉であったものをゆさぶり続ける。 その身体はとうに冷え切り、胴体と首が離れてしまっているのだ。誰がどうみても、死んでいるし助からない。 彼女もそれはわかっている。わかっているが、認めたくない。 自分と姉妹のあの日常が、もう戻ってこないのだということを認めたくない。 「なんでだよ……! 私が、カナが、姉様が! 一体何をしたっていうんだ……!」 嗚咽に混じる、圧倒的な怒りの感情。それに応える者はいない。 『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!』 「ひっ!?」 代わりに、おぞましい咆哮が辺り一帯に響いた。 あまりの出来事に瞬間姉の死を忘れて両手で耳を塞いだにもかかわらず、千秋は強烈な頭痛と寒気に襲われた。 発生源は……かなり近い。 「う、後ろから……?」 この世のものとは思えないその咆哮に、千秋は振り向く。 その視線の先には、暗くなってきた空には、何かがいた。いや、それだけではない。 暗雲を切り裂く、見たこともないような稲光。それにぶつけられる、眩い閃光。 直後、轟音と共に発生する爆発。新宿のビル達がその余波で軋み崩れていくのがこの距離でもわかる。 今度は空に灼熱の炎が発生し、影を飲み込んだ。かと思えば、影が灼熱を突き破りもう一方の影に飛びかかった。 「バケ……モノ……?」 映画の中でしか見たことのないような爆発や、ビルの崩壊。 夏奈の死とあわせて、これも夢なのではないだろうか? いや夢であって欲しい。 「あいつが……あいつらがカナを……!?」 だが、悲しいことに千秋はそれを現実と受け止めてしまった。 昨日までの千秋なら夢かもしれないと考えたかもしれない。 だが彼女は、すでにディアボロモンという凶悪なバケモノをその目でしっかりと見てしまっている。 さらに殺した杉下右京のデイバック内に潜んでいた鎧のバケモノ、そして自分が持つ光線銃。 幼い身ながら、千秋はこの世界の異常性に一定の耐性ができているのだ。 幸か不幸か、それにより彼女はおそらく姉を殺したであろうバケモノへ怒りの感情を向けるのであった。 こんな惨い殺し方、人間に真似できるわけがない、つまり姉殺しの犯人はバケモノなのだから。 ▽ 「が……っ!」 「うくっ……!」 一方は防壁越しでも強烈な蹴りを受け、もう一方は死角からの触手に吹き飛ばされ、 荒れ果てた大地に、二人の人間の姿をした者が叩きつけられる。 激しい攻防の応酬は、再び痛み分けとなったのだ。 禍神と防衛システムの戦いは、まさに死闘というにふさわしい。 短時間で新宿の町並みは破壊し尽くされ、あちこちから火の手が上がっていた。 そして、壊滅的な被害の元凶である二人もまた相当の傷を負っている。 「おの、れ……! いい加減に死ぬがいい……!」 禍神は何度目かもわからなくなってきた触手の攻撃を再び繰り出す。 だがその本数は、機皇帝に斬られ、信長に斬られ、そして防衛システムに斬られ、激減してしまっている。 攻撃には使用しないが、身体の方も相当数の拳打と脚撃を受けた影響でボロボロだ。 防御形態で回復を何度も行ってきたが、それでいてこれほどのダメージ。 頼みの綱の超回復を制限され、さらに距離があけば防御を貫く破壊の光でその身を焼かれる。 もはや禍神も、いつ攻撃形態をとり、いつ防御形態をとればいいのかわからず、その戦術を完全に崩されていた。 それ故に、焦りが生じ始めていた。 「お断り、します……!」 禍神の触手を、防衛システムは右手の光剣でなぎ払い、同時に後ろへと跳んだ。 今まで拳打を打ち込んできた左腕は、もはや動かない。焼け爛れ、凍りつき、雷撃の痺れも残っているためだ。 禍神の攻撃は想像を絶する激しさであり、また近接攻撃がメインの防衛システムとは対照的に広範囲遠距離攻撃が多かった。 下段、足下より巻き起こるは、炎海と雷砲、氷嵐。 中段、長い触手髪から繰り出される、高速の8連打撃と周囲をまとめて切り裂く剛斬。 上段、帽子より噴出される、灼熱、氷河、稲光。 狂ったかのような怒涛の攻撃の嵐を、剣で切り裂き、盾も持たない左腕でガードし続けたのだから当然の結果といえる。 片腕を封じられ総合火力が低下してしまい、さらに相手は再生能力持ち。このままではどちらが敗北するかはすぐわかる。 それ故に、焦りが生じ始めていた。 (はやく……) (勝負を決めなくては……) そして、両者は同じ結論に達した。 本来であれば、この戦いは禍神の勝利で終わっていただろう。 いかに防衛システムでも、禍神のカオステンタクルを受ければただでは済まないのだから。 だが、禍神はすでにその必殺の一撃をクライシスの皇帝に使ってしまっていた。これは禍神にとっては痛手だ。 さらに、本来の巨体の姿を失い、人間の姿になってしまったことも。 これは防衛システムにも言えることだが、彼女の場合は逆にこれを生かしている。 人間の姿を嫌い、また不慣れな禍神に対して、防衛システムは人間の姿を受け入れ、さらにいえば本来の姿も人型。 この違いが、最も大きいだろう。 兵器庫の異名を持つ通り、元々防衛システムはその全身が攻撃の手段となっている。 そこに、彼女がかつて人間から受けた攻撃を模倣した強烈な体術の数々を加えるのだから、人間の肉体を最大限利用した攻撃といえる。 対する禍神は攻撃の全てを触手と属性魔法に頼りきり、人間の肉体を利用した攻撃方法を一切使用できなかった。 つまり触手や魔法を防がれた場合、身体はがら空きであり、必要以上に攻撃を食らってしまう。 人間の足を使った咄嗟の回避術や見切り技も同様だ。逆の防衛システムの攻撃命中率と回避率は高い。 それでいてなお、禍神が防衛システムに遅れをとらないのは、その強靭な生命力と過剰な攻撃能力のおかげである。 だが、拮抗する二人の戦いにも、ついに終わりの時が訪れる。 「ならば……これで決めます! 異界の神よ、私の力を、人間が編み出した切り札を……受けてみるがいい!」 (疾い!?) 光剣を構え、先に動いたのは防衛システムだ。 しかし、その速度は重傷の身とは思えない程に速く、自身に近づく者全てを捉える禍神の眼でも、全く追えなかった。 そして 「な……が……ぁ……!?」 次に禍神が目にしたのは、自分の身体に刻み込まれた、3本の線。 右への斬り払い、そのまま左下への斬りおろし、そこから返す剣で再び右への斬り払い。 回避不能の光速剣。禍神が呆然とその傷を眺めている間に、やがてそこから鮮血が飛び散った。 防衛システムは、禍神の背後に立っていた。 彼女は、かつて受けた人間の最強剣の一つ、相手に終の字を刻み付ける奥義を、見事に再現してみせたのだ。 確かな手ごたえがあった。 「――――――――ッ!!?」 それは、自分にも。 遅れて気がつく。自分の身体の異常。 先程までは存在していなかったはずの……『12本』の線に。 勿論、その線から溢れ出すのは……鮮血だ。 「がはっ……は、ははは! 見事に我が罠にかかったな……!」 「罠……ですって……!?」 血を撒き散らしながらも、禍神は歓喜の笑い声をあげる。 その頭部の帽子は……いつの間にか、防御形態となっていた。 「我が防御形態は、再生能力と防御能力だけではない……! 反撃能力も使えるのだ……!」 名状し難き障壁――それが禍神が隠し持っていた秘策だった。 その効果は、自身が受けた傷を4倍に増幅して相手に返す物理カウンター。 禍神は戦いの最中、防衛システムの攻撃で防御形態の防壁を貫通できるのは、溜めが必要な砲撃しかないことを見抜いていた。 そして、自分がそうであるように相手もまた早く決着をつけたい、そのために大技を使ってくるであろうことも。 いくら絶大な威力を誇ろうと、やってくるのは斬撃、突撃、壊撃のどれかとわかっていれば、あとは楽だ。 防御形態の自分は物理攻撃のダメージを受けにくいのだから、障壁を張って待つだけでいい。 それだけで相手は沈み、自分は立っていられる。 全ては、禍神の作戦。 「これが……人間の及ばぬ、神の知恵。 黄泉の国に旅立つ前に、憶えておくがいい。戦いにおいて、先に切り札を見せてはならぬということをな…… もっとも……我が、世界樹以外の相手にここまで手こずるとは思わなかったが……」 「これが……神の力……」 「まさに文字通り、我が力をその身に刻み込んで果てることとなったな? にんげ――」 「それが切り札なら、私の勝ちです」 勝利を確信し、ゆっくりと背後に振り返ろうとしたその瞬間に、かけられた声。 それを聞いた瞬間、禍神の総身が無意識のうちに震えた。 人間に恐怖を与える象徴である神にあるまじき、芽生えてはならない、かつての悪夢をも上回る恐怖の感情。 「なん……だと……!?」 「今のを防がれるどころか、返されるというのは予想外でしたが…… 私がかつてに負った最悪の傷は、古代全身鎧と6個の勾玉で武装した人間による七支斬……! 人間より力の劣る私の攻撃の4倍返しが……耐え切れないわけがないでしょう……!」 ぎこちなく振り向いた禍神の視線の先には。 両腕を広げ、巨大な紋章を展開する防衛システムの姿。 左腕を強引に動かしている痛みか、あるいは今のカウンターによる痛みか、どちらにせよ苦悶の表情を浮かべている。 だが今の禍神にとって、それはどうでもよかった。それ以上に、紋章にそれぞれ集まる光に眼がいった。 「さっきの剣は『人間の』切り札の一つにすぎない。そして……『私の』力は、切り札は、まだ使っていない……!」 紋章に、青白い光が収束されていく。 だがそれはまだ本命ではない。光に共鳴し、紋章中心部で生まれるのは、紅蓮の業火。 禍神には止めるという考えが思いつかないし、止められるとも思えなかった。 耳障りな膨大な力の収束音は、死へのカウントダウンにしか聞こえない。 「――スターバスター――発射ッ!!!」 カウント、ゼロ。 爆音と共に防衛システムの切り札、星砕きの業火が発射された。 「―――――――!!!」 禍神に迫り来る、絶望的なまでの光と熱。炎であって炎ではない、破壊の象徴。 もはや禍神に余裕は微塵もない。 以前部下の報告にあった、5人の人間が連携して行うというスターバスターとはまるで別物だ。 神としてではなく、一人のの生物として、その本能が告げた。 これは、食らってはいけないと。 神の威厳も恥も何もかもを投げ捨てて、禍神は全身全霊の防御を試みる。 強固な防御形態の防壁を全身に張り巡らせ。 その上から名状し難き障壁を重ねて。 普段から撒き散らしている赤い霧をカーテン状の壁に作り変え。 傷ついたその身体全体から恐ろしい瘴気を迸らせて。 かつてない、禍神渾身の四重結界。 結界と業火がぶつかりあい 結界は耐えるということを全くせずに、一瞬で蒸発した。 ▽ 「ぅ……く……」 壁にめり込むように張り付いていた防衛システムは、ようやくそこからの脱出に成功した。 彼女にとってもスターバスターは諸刃の剣。 本来の機械の身体でさえ、撃てば凄まじい反動が来る攻撃なのだ。 人間となり、人間と同じ体重となってしまった今の彼女では、撃った瞬間後ろに吹き飛ばされ叩きつけられてしまう。 通常時ならそれでもまだ問題はないが、流石にこの傷で撃つのは堪えたらしい。 「いっ……くぁ……に、人間の身体にも、不便なところは、あるんですね……」 光剣を杖代わりにし、よろよろと立ち上がった防衛システムは、前を見る。 そこには、もう何も残されていなかった。 「ギリギリでしたけど……なんとか倒せた、みたいですね…… よかった……はやく、リンに知らせてあげましょう。信長とも、合流できたでしょうか……?」 【新宿区・更地/1日目・夕方】 【最終防衛システム@サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY】 【状態】全身裂傷、全身打撲、左腕極度重傷(自然治癒不可)、大疲労、魔法少女(?)、人間への恐怖(若干緩和) スターバスター10時間使用不可 【装備】スターバスター、振り下ろし、踏み潰し ○変化、○ダウン、○消滅、カレイドセイバー(空き) 【道具】基本支給品一式、スタバのコーヒー×2 【思考】 基本 主催者の排除 0 リンやルカ達との合流。合流後はできれば休んで傷を癒したい 1 未知の世界の強敵を警戒しつつ、首輪解除の方法を探す 2 白い生物(キュゥべえ、名前未確認)を警戒 【個人制限・特殊能力】 004「人間っていいな?」参照 ※コロッケの効果時間は不明 ▽ その頃、禍神の危機から逃れた信長は…… 「ここ、どこじゃ!?」 迷子だった。 【新宿区・???/1日目・夕方】 【織田信長@実在の人物】 [状態]ダメージ(小)、中疲労 [装備]羽柴秀吉の剣 [道具]基本支給品 [思考] 基本:KAITO達を救い、主催を討つ。 0:ワシ、もしかしてまだピンチ? 1:リン達と合流したいが…… 2:KAITOとその家族とそいつらのマスターを探す。 【備考】 ※KAITOと同じ世界(=VOCALOIDはロボット)から参戦です。 ※KAITOのマスターで、他のVOCALOIDとそのマスターのことも知っています。 ※鏡音リンのことを、自分のいた世界と同一人物だと思っています。 ▽ 「が…………ご……」 地面を這いずる何かがいた。喉を焼かれ、喋ることもままならぬ存在が。 全身焼け焦げ、爛れ、さらに下半身と右腕を失い、かろうじて繋がっているのは左腕と頭部のみ…… 焼け切れた髪から妙に磯の香り漂う――そう、昏き海淵の禍神はまだ生きていた。 深手を負い、さらに反動の影響で、本来であれば必中のスターバスターもわずかに軌道がずれてしまっていたのだ。 そして禍神も、自分の結界が耐え切れるなどとは最初から思っていなかった。 あの暴力的な光と熱の収束を感じたその時から、足に力を込めていたのだ。 そう、最も嫌う人間の足に、横に飛んで逃げるために力を込めた。 その結果、身体のほとんどを焼き尽くされたが、辛うじて本体のついている頭部は助かった。 これはもう蒸発してしまったが支給品のブーツのおかげでもあるだろう。 さらに、申し訳程度にくっついている左腕には、デイバックがしっかりと握られていた。 禍神は、まだ諦めてはいない。 (まだだ……! 我が深淵の供物と、支給品があれば、必ずや奴を……!) 「よう、お前か……? バカ野郎なバケモノ野郎は……?」 そんな禍神に、底冷えするかのような声がかけられた。 (人……間……!?) 予期せぬ来訪者は、人間の少女だった。 しかしこの人間は、明らかに異質、異常。 ルカという女とも、皇帝とも、リスとも、将軍とも、先程の女とも違う。 焦点のあっていない虚ろな瞳に見下ろされた禍神は、それこそ名状し難い感覚に襲われた。 (一体、この人間は……) 「おい、私が聞いているんだから答えろ。お前か? お前がカナを殺したのか? お前が、お前が私の大切な世界を、私の大切な南家を、壊したのか? 姉様も、殺すつもりなのか?」 禍神の返事を聞かずに、人間の少女――南千秋――はひたすらに喋り続けた。 そして…… 「そーなのか、そーなんだな? これ以上、私の世界は壊させない。 大丈夫だ、そう、この南千秋が最後まで生き残れば問題ないんだ。優勝すれば、カナが笑って帰ってきてくれる。 でも私の世界にバケモノも邪魔な人間も必要ない。広い世界はいらない。カナと姉様さえいてくれれば、それでいいんだ。 だから……」 (なっ……!?) 千秋が、禍神の頭に光線銃を押し付けた。 「死ね」 禍神の脳裏に、防衛システムの言葉が蘇る。 ――人間は時に神を討つ――? ――家族と世界を天秤にかけて家族を選んだ――? ――馬鹿な、馬鹿な馬鹿な馬鹿な―― ――こんなことが、あってたまるものか―― ――星の海を巡り、世界樹と悠久の時を戦い続けてきたこの我が、神が―― ――人間の、それもこんな小娘に討たれるなど、あってはならな――!!! 躊躇いなく至近距離から発射された光線は、地面を這い蹲っていた存在を、炭へと変えた。 「カナ、仇は討てたのか? こいつだったのか? それとも別のバケモノか? それともまさか人間なのか?」 虚ろな表情のまま、千秋は禍神だったものの手からデイバックを奪い取った。 もはやそこには、かつての南千秋の面影など存在しない。 ここにいるのは、ただ家族との日常を取り戻したいだけの―― 純粋無垢にして狂気に染まった、哀しき少女ただ一人。 程なくして、彼女は再び姉の死を実感するだろう。 もう一人の姉は呼ばれないで欲しいと願いながら、千秋はその運命の時を待つ。 【一日目・放送直前/新宿区・新宿駅】 【南千秋@みなみけ】 【状態】精神極度不安定、中疲労 【装備】スーパー光線銃@スクライド、毒入りヤクルト3本@カオスロワ 【道具】基本支給品一式×3、不明支給品0~1、脱衣拳の不明支給品1~3(確認済み)、禍神の支給品(ランダム品0~2) 【思考】 基本 優勝して夏奈を蘇らせ、みなみけ三姉妹の日常を取り戻す 0 ディアボロモンを倒せそうな参加者を探す。弱そうな参加者は殺害し支給品を奪う 1 真正面から殺しはしない。幼い外見を利用する。 2 せめてハルカは無事でいて欲しい 3 夏奈を殺した奴は同じ目にあわせて殺す 4 もう片方のバケモノも殺す 5 阿部高和を警戒 【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者】 死亡確認 ※少なくとも新宿区全体に禍神の咆哮と戦闘音が響き渡りました ※ジェットブーツは消滅しました 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 投下順 079:天上の王は少女の救いとなり得るか? 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 時系列順 079:天上の王は少女の救いとなり得るか? 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 巡音ルカ : 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 鏡音リン : 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 鏡音レン : 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 織田信長 : 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 昏き海淵の禍神 死亡 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 最終防衛システム :[[]] 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 混沌の騎士 :[[]] 078:戦乱 その忌むべき者より、世界を救え(前編) 南千秋 :[[]]
https://w.atwiki.jp/makich/pages/27.html
■【JCは世界を救う!リレーラジオ】は2009/11/08(日)にDJ如月によって行われたリレーラジオ。 その19:00からの一時間枠が第4走者真姫のターン。 代走者を含め出演者はみな個性的なDJ達 【色気-朗読-天然-声真似-親フラ-プロ-運営】 それぞれのDJが他とはかぶる事の無い素敵な個性を発揮できたこのリレーラジオ。 企画運営の如月にとっては涙なしでは語れない大成功だったようだ。 19:00からスタートの真姫枠、それはゴールデンタイム。 真姫は適度な緊張の中で前走者の放送を静かに聴く。 (このこしってる・・・) 前走者枠では3桁突破・・・ けども今の真姫にはそんな事はすでに気にならない。 なぜならば真姫はすでに3桁DJ。 ハードルの高い月イチ!リレーラジオにも出演。 それらの経験を乗り越えてきた真姫には不安などなかった・・・と言えばウソになる。 適度な緊張感が真姫のテンショを程よくあげる。 ■前走者の放送終了から真姫のターンは開始 すでに多くのリスナーに囲まれた真姫の登場を今かと待っていたリスナーども。 その仲にはやはり・・・数が増えれば味方だけではなく敵も出てくる。 つまりはアレだ・・・荒らしがいたってこった。 だがこれまでの放送で経験値を稼ぎレヴェルをあげて来た真姫にはたいした問題ではなかった。 真姫最大の武器”声マネ”の駆使”レス読み”のうまさはしだいに荒らしすらも黙らす。 かと思いきや・・・ 長文連投の強敵出現。 (スルーすればいいのにね・・・) 真正面から挑む真姫!さらに襲いかかる長文! 【早読み真姫vs長文】 この戦いがこのターンのクライマックスとなった。 真姫は結果として自分の時間内に入ったレスを全て消化、悔いはないはずだ・・・ だが上がったレヴェルに比例して上がった真姫のネガティブ思考は放送後みずからを悩ませたらしい。 ■全員のリレーが終わり最後の集合 真姫はマイクをつないだり切ったりで空気を読みながら受け答えや発言をする。 このリレーラジオは多分成功だったのだろう。 予告した時間になってもレスは一向に止まる気配はなくレス読みをバトンタッチされ困るDJ達。 すでに終了予定時間を越えたとき・・・真姫にそのバトンは渡される。 じゃあ真姫ちゃんレス読んでのお願いに答える真姫はレス読みを開始する。 真姫『なんでみんな黙るんだ!!?』 にこる『だって・・進行が・・・』 真姫(よっしゃああ任せとけ!オレの嫁!!) 真姫『おっけわかった・・』 ここから末期真姫の真骨頂が繰り広げられる・・・ すでに溜まったレスは数十以上。 ダレもが終われない夜に不安を感じていた・・・ その不安を跳ね除けるように真姫の高速レス読みはSTART!! (早口!!?じょうとおおおお 末期真姫にしてやんよおおおおおお) その高速レス読みはひとつのレスもスルーすることはなく!! なおかつ他DJに振られた話題が有っても、ふって一瞬で返さなければ真姫が変わりに返す。 次々消化されるレス だが増えるレス (れーすです。) その早い流れの仲でもレスナーからの苦情がないのは早いながらもレスを大事に扱う真姫ゆえになのだろう。 適度に自重しているリスナーの書き込みも手伝いようやく追いつく。 ダレもが数十分はかかると思われた大量のレスを5分で消化した・・・ 終わりが見えないこの夜に終わりを訪れさせた勇者(真姫) 末期真姫の名に恥じないすばらしい活躍だったらしい。 ※おまけ 全てを開放した真姫の熱はこの後収まることはなく・・・終了後まき☆らじを開始。(短時間の反省?打ち上げ?) この放送では上がったテンションで真姫は自分を自重できなくなり一夜限りの関西弁放送となった。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/2665.html
ボクも世界を救いたい BATTLE TOURNAMENT メーカー ポイソフト 対応機種 Wiiウェア 発売日 2010年11月2日 ジャンル 勇者育成アドベンチャー ボクも世界を救いたいの続編 勇者を育成して、シナリオモードを進めたり、シュミレーションモードで魔王を倒しに行ったりする 新たにできた「武術大会モード」で、育成した勇者を武術大会に参戦させて戦わせて行ける 勿論、前作からのデータの引継ぎも可能
https://w.atwiki.jp/boonmix/pages/31.html
共通前編 ( ^ω^)ブーンがポケモンマスターを目指すようです 2 ( ^ω^)ブーンは秋葉原に生きるようです 2 3 ( A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです 2 3 4 ( A`)ドクオのペンは進まないようです 2 3 ( ^ω^)ブーン達は異能者だったようです 2 3 4 ( ^ω^)ブーンが戦い、川 ゚ -゚)クーが護るようです 2 3 ( ^ω^)ブーンはピアノを弾かされるようです 2 3 ( ^ω^)ブーンが運命に喧嘩を売るようです 2 3 4 5 6 7 8 9 10 終 ( ^ω^)がアフロにしたようです ( ^ω^)が料理人になるようです 2 3 4 5 6 ( ^ω^)( A`)( ,,゚Д゚)ξ゚⊿゚)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚) 2 3 4 5 6 7 8 9 終 ( ^ω^)ブーンがギアスを手に入れたようです ( ^ω^)ブーンがアイドルマスターを目指すようです ( ^ω^)ブーンは幻の大地の住人のようです 从 ゚∀从高岡は科学者のようです ( ^ω^)どうやらブーンが兵士になったようです ( ^ω^)ブーンが天国にいったようです ( ^ω^)ブーンが心を開くようです ( ^ω^)閉鎖から一年経った俺達… ( ^ω^)の妄想が現実になったようです -4年前- 終わりの章 スレッド ( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです 1スレ目(共通前編・ポケモン・秋葉原) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173527352/ 2スレ目(異世界・ペン) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173701008/ 3スレ目(ペン・パンッ・btcm) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173792590/ 4スレ目(btcm・ピアノ) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173962348/ 5スレ目(運命喧嘩・アフロ) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174127856/ 6スレ目(料理人・顔文字) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174300245/ 7スレ目(顔文字・ギアス) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174397369/ したらば(アイドルマスター) ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8533/1174570396/ 8スレ目(幻の大地) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174653120/ 9スレ目(科学者・豆・天国) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174733638/ 10スレ目(ゲリラ) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174976804/ 11スレ目(心を開く) ttp //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1175083161/
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/2391.html
如雨露姫が世界征服/はるなば feat.mami Bonjour Adieu ふらっと庭の外出かけたら この世はまるで鬼才のアート 蔓延ってる雑草 騙し絵のトリックは 人類の蔑み合いだった ようこそ我が庭 こだわりの結晶 誰もが望んだ おとぎの情景 この瞬間閃く ガーデニング気分で 独裁の始まり ブリキの如雨露を世界に向けて 小さな庭園の姫 哀れみ注いだって 口が利ける花は 憎悪を咲かせている 腹ペコに枯らそうか ドロドロに潰そうか 如雨露を振りかざして 礼儀植える 芽生えた君は 無表情で静かだ 何も喋らない 反逆も愛もない 如雨露姫が世界を制して 完璧な世界作っているのに 完成品は色がない 完成品は抜け殻の庭
https://w.atwiki.jp/bokumo/pages/33.html
リンク集 ポイソフト 「ボクも世界を救いたい」公式サイト http //www.poisoft.co.jp/bokumo/ ポイソフトのポイブログ http //poi-blog.at.webry.info/ ポイソフト社長兼プロデューサー兼プログラマー(涙) 石川泰社長のツイッター http //twitter.com/poisoftIshikawa 石川社長の音声コメント付きシミュレーションモードプレイ動画 第1回 http //twitvideo.jp/0256D 第2回前半 http //twitvideo.jp/02IGB 第2回後半 http //twitvideo.jp/02IGF 第3回その1 http //twitvideo.jp/02Uhm 第3回その2 http //twitvideo.jp/02Uk1 第3回その3 http //twitvideo.jp/02UkE 第4回その1 http //twitvideo.jp/02iwT 第4回その2 http //twitvideo.jp/02iwo 任天堂 任天堂Wiiウェア http //www.nintendo.co.jp/wii/wiiware/wldj/ ゲームニュース系サイト ファミ通.com(エンターブレイン)紹介記事 http //www.famitsu.com/game/coming/1235433_1407.html GAME Watch(インプレス)紹介記事 http //game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100514_366992.html 電撃オンライン紹介記事 http //news.dengeki.com/elem/000/000/272/272521/ iNSIDE紹介記事 http //www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42775.html ★Wiiゲームレビュー★ RPGのいいとこどりでサクサク進行!世界を救う勇者育成アドベンチャー「ボクも世界を救いたい」 http //game.watch.impress.co.jp/docs/review/20100712_379672.html Wiiウェアランキング 7/06 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/06/43062.html 7/13 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/13/43166.html 7/20 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/20/43269.html 7/27 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/27/43381.html 8/03 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/03/43532.html 8/10 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/10/43679.html 8/16 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/16/43763.html 8/23 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/23/43887.html 8/30 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/30/43999.html 9/06 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/06/44183.html 9/14 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/14/44382.html 9/22 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/22/44583.html 9/28 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/28/44675.html 10/5 http //www.inside-games.jp/article/2010/10/05/44854.html 4Gamer.net ― ボクも世界を救いたい[Wii] http //www.4gamer.net/games/114/G011441/ 個人サイト 「ボクも世界を救いたい」のブログ http //bokumo.exblog.jp/ 「ボクも世界を救いたい」のブログ 「ボクも世界を救いたい」レビュー(感想) http //bokumo.exblog.jp/11677278/ Legend of Hamatea 「ボクも世界を救いたい」が面白い http //hamatea.dtiblog.com/blog-entry-303.html 絶対SIMPLE主義 ボクも世界を救いたい!ファーストインプレッション! http //sinplelove.blog34.fc2.com/blog-entry-1810.html ねこねこブログポイソフト「ボクも世界を救いたい」プレイ。リセットできない手ごたえありのRPG!!http //nekodayo.livedoor.biz/archives/1212882.html ポイソフト「ボクも世界を救いたい」クリア!!魔王撃破した勇者キャットのパスワード公開です!!http //nekodayo.livedoor.biz/archives/1214258.html ゲームレビュー倉庫 サクセスモード勇者編。「ボクも世界を救いたい」 http //kay-sak.at.webry.info/201007/article_1.html [Wii] ぼくも世界を救いたいBT 攻略 組長式(BT版イベント、計算式等) http //kumicyou.sakura.ne.jp/bokuseka-bt/ 2ch 現行スレ ゲーム[家庭用ゲーム]【Wiiウェア】ボクも世界を救いたい p2【王だぁ!】 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1278199832/ 過去スレ ゲーム[家庭用ゲーム]【Wiiウェア】ボクも世界を救いたい p1【王だぁ!】 http //jfk.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1273836937/ 2011年10月25日 (火) 22時32分45秒
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2052.html
ある噂があった。それはとてもありえないような噂。 例えば、某大型服屋の女経営者は、子供を誘拐しているとか。 例えば、某モデルは、カラスを操る音波を出しているとか。 例えば、某やくざの跡取り息子は、実は女の子だとか。 そんな馬鹿馬鹿しい噂の一つ。 誰かが語る。友達の友達が……。 誰かが聞く。ルーモアという店には……。 誰かが見る。有名な雪男が……。 誰かが体験する。気がつくと覚えのない場所に……。 誰かが吸う。そしたら女に……。 誰かが知る。 「学校町には都市伝説が実在する」 という都市伝説があることを。 「単発もの」に戻る ページ最上部へ