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《誤解》 イベントカード 使用コスト1/発生コスト1/黄色 [アプローチ/自分] 相手は自分のキャラ1枚を休息状態にする。 (ギタリストって「ジ」で始まる人多いの。) けいおん!Part2で登場した黄色のイベントカード。 相手のキャラ1枚を休息状態にする効果を持つ。 相手の妨害を1枚分封じる効果と言える。 使用タイミングの都合上、後続を用意しておかないと相手ターンに再び活動状態に戻されてしまうので注意。 総攻撃をかける際に使っていきたい。 使用タイミングは自分のアプローチ時だが、相手キャラが1枚しかいない場合、そのキャラを休息状態にしてアプローチを確実に通すことができるのかは裁定待ち。 カードイラストは第1話「廃部!」でのワンシーン。フレーバーはその時の唯のセリフである。澪が「ジミ・ヘンドリックス」「ジミー・ペイジ」「ジェフ・ベック」と次々「ジ」で始まるギタリストの名前を言っていったためこの反応を見せた。 収録 けいおん!Part2 02-106
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誤解野郎カンシュージ コモン 火 4 1000 ヒューマノイド ■スピードアタッカー ■このクリーチャーが攻撃する時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 (F)我の「燕殺法」を見切れるか!? ‐誤解野郎カンシュージ 元ネタが分かった人は、センジュオーがくすぐりに訪れます。 作者:サボりンダー 評価 ロウバンレイが単体でビートに突っ込まれてたりするのをよく見かけるので、このカードも十分に活躍の場はある筈。武神兵ファイアー・バレットの上位互換 残念ながら、僕のところにはセンジュオーは来ないみたいですねww 紅鬼 え・・・もしかしてガキ使? Astral 正解!!という訳で、Astralさんのうしろにセンジュオーが・・。 サボりンダー
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《誤解》 イベントカード 使用コスト1/発生コスト1/黄 [アプローチ/自分] 相手は自分のキャラ1枚を休息状態にする。 (ギタリストって「ジ」で始まる人多いの。) けいおん!Part2で登場した黄色のイベントカード。 相手キャラ1枚を休息状態にする効果を持つ。 相手の妨害を1枚分封じる効果と言える。 使用タイミングの都合上、後続を用意しておかないと相手ターンに再び活動状態に戻されてしまうので注意。 総攻撃をかける際に使っていきたい。 使用タイミングは自分のアプローチ時だが、相手キャラが1枚しかいない場合、そのキャラを休息状態にしてアプローチを確実に通すことができるのかは裁定待ち。 休息状態にするキャラは相手が選択する。このときサポートエリアのキャラも選択できる。 サポートエリアのキャラを選択されては効果半減なので、事前に《微風刀風》を使うなどの工夫が必要だろう。 カードイラストは第1話「廃部!」でのワンシーン。フレーバーはその時の唯のセリフである。澪が「ジミ・ヘンドリックス」「ジミー・ペイジ」「ジェフ・ベック」と次々「ジ」で始まるギタリストの名前を言っていったためこの反応を見せた。 関連項目 休息状態 収録 けいおん!Part2 02-106 編集
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落下衝撃が思いのほか激しい 階段を上りすぎていたことを後悔しそうだ 五階から跳ね返るボール 首根っこを取り押さえられた猫が 空中で反転してみごと着地 僕のボールは5回ほど大きく跳ねる あとになるほど細かく震える 落下衝撃が想いのほか激しい 階段を上りすぎていたことに気づいた 誤解から跳ね返る僕 首根っこを取り押さえられた猫が 空中に放り投げられてみごとTake off 僕の気持ちは誤解ほど大きく跳ねる あとになるほど細かく震える 落下衝撃は想いのほか激しい 跳ね終わったら とりあえず転がりたい 落下衝撃はゴカイでまだよかった ゴカイで充分だった 9階だったら後悔するところだ
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小説風に書いたらめちゃめちゃ長くなった… 一応サトリツ たどたどしいのは許してくれ ※ ざわざわと騒がしい教室。 何気ない話を幾つかして、これまた何気ない風に律は切り出した。 律「最近聡が何か変なんだよなぁ」 それにの向かいの澪が小首を傾げた。同時にストレートの黒髪がサラリと流れる。 澪「お前ら喧嘩でもしたのか?」 律「ん~、細かい喧嘩はしょっちゅうしてるけど」 澪「まぁ、そだな。…昨日私も聡に会ったけど別段変わった風でもなかったぞ」 律「…そっか。やっぱ私の気のせいかぁ?」 澪「本人に聞いてみろよ」 …―ほら、もうチャイム鳴るから。 澪に促されて律は自分の教室に戻った。 (気のせいならいいんだけどさ…) 建て付けの悪い玄関の戸がガラガラっと鳴った。 聡「ただいまー」 律「おー、おかえり聡」 リビングから律はひょいと顔を出した。 聡「あっれ、姉ちゃん早いじゃん。部活は?」 リビングに入ってきた聡は鞄をソファーにドサッと下ろした。 律「今日は部員の揃いが悪かったから休みー」 聡「ふぅん。そうなんだ」 律「あっ。なーなー聡。今週の日曜日映画行かね?ちょうど観たがってたのがあっただろ?」 途端、聡は気まずそうに視線を外すと頭を掻いて言った。 聡「今週は鈴木ん家遊びに行くんだよなぁ」 律「んじゃ再来週はどうよ?」 聡「んー…、姉ちゃんゴメン!…―実はその映画さ、鈴木達ともう約束してて」 律「えーっまじかー。…まぁ仕方ないか。楽しんでこいよ」 聡「うん。……。―あっ、そいやさ、今日姉ちゃんがいつも買ってる漫画の新刊出てたから買っといたけど、読む?」 律「おおー、読む読む!サンキュー聡」 聡が鞄をごそごそと探り始める。 律はこっそりと溜め息をついた。 (…別に普通っちゃあ普通なんだけどさ…) 日曜日は晴れだった。 自分の吐く白い息を眺めながら律は人込みを歩いていた。 (暇だなぁー。メールしても誰も捕まんないし…。にしても寒っ。寒過ぎっ) 「ん?」 ふと足を止める。 通りの向う、ゲームセンターに見覚えのある後ろ姿を見付けた。 「…――聡じゃん」 律「…――聡?」 聡「うぎゃあっ!」 聡がびくっと飛び上がる。と同時に目の前のクレーンからも人形がポロリと滑り落ちた。 律「あ。落ちた」 聡「あーっ。あとちょっとで取れるとこだったのに…。うぅ、俺の五百円が…、――って姉ちゃん」 律「よ。…なぁ、お前鈴木君ち行くんじゃなかったの?」 聡「えっ?あっ、うん。えーっと…行く、よ」 その目は明らかに泳いでいる。 鈴木の家に行くと言うのは嘘だったのか? 律「…聡、私に何か言いたい事ある?」 聡「べ、別にないよ」 律「何か隠してるだろ」 聡「隠してないって」 律「だって私の事避けてるじゃん」 聡「…な、何で俺が姉ちゃんの事避けんのさ?」 「…」 「…」 「…」 ぐすん。 聡「…―って、あれ??姉ちゃん泣いてる?」 律「…うるさい、泣いてねー。馬鹿にすんな畜生…」 聡「わ、わ、ごめん。俺が悪かったから泣くなって!」 律「…――――だったら」 聡「え?」 律「…だったら全部正直に話せーーっ!」 ぐぁしっ! 聡「ぎゃー捕まったーっ」 聡「…――あんな大勢いるとこで抱き付くとかさぁ…」 …―姉ちゃんありえない。 田井中家のリビング。 帰ってきてからずっと聡はぶつぶつ文句を言っている。 とりあえず弟の主張は流しつつ律は話を進める事にした。 律「で、何で嘘ついたりしたのさ」 聡「…」 聡はまた黙り込んでしまう。 律「なあ聡…」 聡「…――姉ちゃんさ」 律「うん?」 聡「あのラブレターどうしたのさ」 律「…――へ?」 弟の口から飛び出した予想外の単語に間抜けな声が出てしまう。 聡「この間二人で映画行った日の夜にさ、ここに置いてあったやつ」 律「うげ、あれは…」 聡「姉ちゃんまさかそいつと付き合うの?あんなポエムみたいな手紙出す奴と?」 律「聡、ちょっ」 聡「だって、あれ変態じゃん。…俺、止めといた方がいいと思う」 (…――あれ?これってもしや、…―妬きもち?) 聡は唇を尖らせてそっぽを向いている。 その様子に思わず吹き出してしまった。 聡「な、何笑ってんだよ」 律「あのさ聡、それラブレターじゃないから」 聡「…――へ?」 律「澪が書いた歌詞だから」 聡「はい?」 律「新曲の歌詞なんだってそれ」 (ってか没だけど…) 聡「…―――澪姉の…。え、え?つまり、…えーっと。…………」 聡は暫く固まっていたが、その顔は見る見るうちに赤くなって、やがてプルプルと震え出した。 聡「…――し、死にたい……っ。いっそ殺して…」 律「あれ?おい、さと…」 聡「うわぁもう何も言うなぁーーっ」 かなり恥ずかしかったのだろう、聡はひたすら頭を掻きむしっている。 (えーと…、まいったなぁ。こういう時は… …―――あ。) 律「聡」 律は名前を呼ぶと耳まで真っ赤にしているその背中を抱き寄せた。 聡「うわっ。な、なにっ」 律「…いーこいーこ」 唯に見習ってなでなでとかしてみる。 すると最初は抵抗して見せた聡だったが意外にもすんなり大人しくなった。 静まり返った部屋に冷蔵庫の電子音だけが聞こえる。 聡「…俺、姉ちゃん取られちゃうと思って」 律はきょとんとした。 聡は決してこちらを見ない。 聡「ええっと、…――ごめんなさい」 思わず顔が緩む。 律「別に気にしてないよ。」 聡「…ホントに?」 律「ほんとだって。…あ、じゃあさ、今週の日曜買い物付き合ってよ。それでチャラ。どうよ?」 腕から開放してやると聡はこちらを向いて二カッと笑った。 聡「行く!」 エピローグ。 澪「へえ、仲直りできたんだ。良かったな」 律「まぁな。いやぁ、やっぱアイツ可愛い奴だわ~。今週どこ行くかなぁ」 澪「ノロケはいいから。で結局原因は何だったの?」 律「それは言えん(キッパリ)」 澪「え、何で??」 律「澪、私はまだあの事許してないからな!」 澪「えぇえ!?」 おしまい。 長くて遅くてすみませんした
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「クソッ!どうして、どうしてあんな……」 フクロウをモチーフにしたコスチュームを纏い、仮面とゴーグルで顔を隠した男……ナイトオウル2世ことダニエル・ドライバーグは、巨木に拳を叩きつけながら主催者であるヒエール・ジョコマンへの怒りと憎悪を滾らせていた。 その見た目からもわかる通り、ナイトオウルことダニエルはヒーローである。 ヒーローの活動を禁じる法律『キーン条例』の制定によってやむなく引退したが……つい先日、とある理由から活動を再開。 不当に逮捕されたヒーロー時代の相棒・ロールシャッハの脱獄計画を実行しようとした矢先に、この殺し合いに参加させられたのだ。 しかも、ヒーロースーツ姿で。 ダニエルにはこれが、『主催者からの挑戦状』に思えてならなかった。 『お前が本当にヒーローだと言うのなら、ヒーローの姿でこの殺し合いを止めてみせろ』。 そう言われているように思えてならなかったのだ。 ダニエルは……いや、ナイトオウルは仲間のヒーロー達と比べると『平凡』な部類に入る人物である。 超人であるDr.マンハッタンのように、超能力があるわけではない。 出世頭であるオジマンディアスのように、『世界一』と評されるような財力と頭脳と肉体があるわけでもない。 盟友であるロールシャッハのような、自分の信念に決して妥協を許さない狂気的な精神も、 大先輩であるコメディアンのような、暴力行為を心から楽しむような衝動も、 紅一点のシルクスペクターのような、セックスシンボル的な魅力も持っていない。 あるのは…… 銀行家だった亡き父が残したある程度は働かなくても生活していけるだけの財産、 ハーバード大学で手に入れた機械工学と動物学の博士号、 その機械工学の知識を活かして作り出した様々な秘密兵器の数々、 その秘密兵器群を自力で作成できるだけの発明の才能、 一般人よりは鍛えられた肉体…… そして、少年のような『ヒーロー』への純粋な憧れと正義感だけである。 「……やってやろうじゃないか」 ナイトオウルは支給されたデイバッグを担いで動き出した。 ヒーローとして、ナイトオウルとして、一人でも多くの人を助ける為に。 それが彼なりの、主催者への反抗だった。 しばらく歩いて……茂みの中から声が聞こえてきた。 若い女性の叫び声だ。 「……!?」 まさか襲われているのでは? ナイトオウルは駆け出した。 「大丈夫ですか!?」 そして声の主の下へと駆けつけて…… 「……えっ?」 ……呆然となったのだった。 ☆☆☆ 少し前…… 「………へっきし!まったくぅ~」 グラビアモデルも裸足で逃げ出しそうなグラマーな美女……怪盗『ルパン三世』一味の紅一点・峰不二子は主催者に不満を募らせていた。 それもそのはず。 「なんで『こんな格好』で、殺し合いなんかさせようとするのよ~!?」 現在、不二子は『裸』だったのだ。 豊満すぎる胸はピンク色の先端もむき出しになっていて、括れたウエストや安産型のヒップも丸出し。 唯一身に付けている衣類は股間を隠しているショーツだけで、両腕は後ろ手にロープで縛られているときた……。 第三者から見たら、『恥女』扱いされても仕方のない姿だが……これには理由があった。 この殺し合いに呼ばれる直前……不二子を初めとするルパン一味は、とある少数民族が残した財宝を目当てにモロッコにいた。 不二子はそこで、同じく財宝を狙う『結社』に潜入したのだが捕らえられてしまい、結社に雇われていたオカマの殺し屋に拷問にかけられ、パンツ一丁の姿で天井からつるし上げられ……その時に、この殺し合いに呼ばれたのである。 「もう……冗談じゃないわ!」 こんな姿では他の参加者から『変態』扱いされてしまうし、最悪『性的な意味で』襲われてしまう。 不二子は何とかロープを外そうと悪戦苦闘するが、中々きつく結ばれていて一向にほどける気配はなかった。 その時である。 「……大丈夫ですか!?」 ☆☆☆ 「……えっ?」 「……あっ」 突然の事態に二人は固まってしまった。 ヒーロー仲間の紅一点であるシルクスペクター以上のグラマーな美女が、裸で緊縛されているという状況にナイトオウルは唖然となり、 不二子もまさかヒーローみたいなコスチュームを着た人物が突然現れるとは思っていなかったので、呆然となったのだ 「……」 ナイトオウルはマスクから覗く口元を茹で上がったタコのように赤くし…… 「し、失礼しました!」 ……少々声を裏返させながら、回れ右して立ち去ろうとしたのだった。 「……ち、ちょっと待ちなさいよ!」 立ち去ろうとするナイトオウルを、不二子は呼び止めた。 「は、はい!な、なんでしょうか!?」 「なんで立ち去ろうとするのよ!?ロープ外してよ!!」 「は、はい!ちょっと待って下さい!今、目隠しを……」 「バカ!見たって良いから、早くロープを外してよ!!」 不二子に急かされるまま、ナイトオウルは不二子を縛るロープに手をかける。 その時である。 「……どうしたんですか!?」 ☆☆☆ 「そんな……どうして……あんな事を……」 緑色の髪に蛙と蛇を模した髪飾りを付け、青を基調にした巫女服を着た少女……幻想郷は妖怪の山、守矢神社の風祝である東風谷早苗は、主催者によって見せしめとして無惨に殺された幼い少女を思い、さめざめと涙を流していた。 早苗とて、幻想郷で妖怪退治を行う者。 これまで幻想郷で巻き起こってきた、様々な異変の解決に尽力してきたのだ。 だが、幻想郷の異変はあくまでも『お遊び』の範疇で済む物であり、死人はおろか重傷者が出る事も一度としてなかった。 だが、この『殺し合い』はそんな生ぬるい『異変』とは全く違う。 文字通り命懸けの戦いなのだ。 いかに守矢の風祝とはいえ、早苗は年端も行かない少女……生き残れる可能性は限りなく低かった。 「……」 さめざめと泣いていた早苗は、急に涙を袖で拭い取り、頬を叩いて活を入れた。 「いけない……こんな時こそ頑張らないと。こんな姿、神奈子様や諏訪子様に笑われちゃう」 そう……自身の敬愛する祭神達ならば、きっとこの殺し合いを打破する為に動く筈。 そう考えた早苗は支給されたデイバッグを手に立ち上がった。 「神奈子様、諏訪子様……私、やります!」 あの主催者を退治し、参加者達を救う。 そう決意した早苗は移動を開始したのだった。 歩き始めてしばらくした頃……どこかからか年上の男女の諍いの声が聞こえてきた。 「!?」 早速誰かが襲われている。 そう確信した早苗は声のする方に駆け出した。 「……どうしたんですか!?」 ☆☆☆ 「……えっ?」 『……えっ?』 突然の早苗の乱入にナイトオウルと不二子はまたも固まってしまった。 しかし、それは早苗も同じだった。 映画に出てくるヒーローのような格好をした男性が、裸の女性を縄で縛っている姿を目にし、早苗の頭は一瞬真っ白になった。 (本当は縄を『ほどこうと』していたのだが、早苗には『縛っている』ように見えた。) 「あ、あの……」 早苗の顔は瞬時に熟れたリンゴのように真っ赤になり…… 「し、ししししし失礼しましたぁぁ!!」 ……顔を両手で覆って一目散に来た道をUターンしたのだった。 『ちょっと待ってぇぇぇ!!!』 猛スピードで来た道をUターンしようとする早苗を、ナイトオウルと不二子は慌てて引き留める。 「は、はははははいっ!な、なななんでしょうか!?」 「あ、あの違うんだよ!これは『人助け』であって、決してイヤらしいプレイとかじゃないんだよ!」 「そうよ!私達別に、恋人でも何でもない赤の他人同士だし……」 「あ、赤の他人同士でこんな……まさか貴方がた、イメクラ嬢とそのお客さんなんですか……?」 『ちっがーう!!!!』 斜め上な解釈をする早苗の誤解を解こうと、ナイトオウルと不二子は必死に説明したが…… 「えっ!?何?どうしたの!?」 ☆☆☆ 「う~ん……ドッキリ、とかじゃないよね?」 青い髪を腰まで伸ばし、ピンク色のセーラー服を着た小柄な少女……ある業界では『伝説の少女A』と呼ばれているオタク少女、泉こなたは自身の首に嵌められた首輪を撫でながら呟いた。 最初にあの長身の男性から説明を受けた時は『あれ?何かのイベント?』と思ったが、見せしめとして自分よりも幼い少女が陵辱物のエロゲーでも見ないような無惨な死に方をしたのを見て、冷や汗が止まらなかった。 こなたはオタクであることを除けば、どこにでもいる平凡な女子高生。 合気道を嗜んではいるが、それが殺しあいにおいて有利に働くかどうかは微妙だった。 「全く……ただのイベントに興味ありません、なんてレベルじゃないよ」 どっかで聞いたようなセリフを口にしながら、こなたはとぼとぼと歩き続ける……その時だった。 どこかから人の叫び声のようなものが聞こえてきた。 「!?」 まさか、本当に殺しあいをしているのか? いてもたってもいられず、こなたは叫び声が聞こえてきた方に走った。 「えっ!?何?どうしたの!?」 ☆☆☆ 「……えっ?」 『……えっ?』 こなたという新たな乱入者の出現に、ナイトオウルと不二子のみならず、早苗もまた固まってしまった。 それはこなたも同じだった。 アメコミに出てくるヒーローのコスプレをした男性が 裸の女性を縄で縛り、 その横で巫女服らしきコスプレをした少女が顔を赤くしているという、『どんなエロゲだよ』とツッコミたくなる光景に目を丸くしたのだ。 「……」 こなたは真顔に戻ると…… 「すいません、お邪魔しました」 ……何事もなかったように去っていった。 『ちょっと待ってぇぇぇぇぇ!!!!』 真顔でその場から去ろうとするこなたを、ナイトオウルと不二子、そして早苗は大声で呼び止めたのだった。 そして……… 「待てぇー!!」 「ひどい……酷すぎる」 ビビッドカラーの衣裳を纏った可愛らしい少女……『人間型衛星(ヒューマン・サテライト)』の異名を持つロボット超人・アースちゃんは、会場上空にプカプカと浮かびながらその可愛らしい顔を歪ませていた。 これまで多くの悪人、怪人、怪獣と戦い続け、多くの人々を助けてきたアースちゃんではあるが、 突然拐われて『殺し合い』に強制参加されるのは初めてだった。 同時に、幼い少女が全身の穴という穴から体液を流して無惨に殺される様子を見せられ、ロボットでありながらも吐き気を催すほどの嫌悪感を感じたのだ。 「………」 アースちゃんは空に浮かびながら殺し合い会場である浮遊大陸を静かに見下ろしつつ、参加者からの『助けを求める脳波』を待つ。 例え『殺し合い』の場であろうと関係無い。 『純粋な助け』を求める者を救う。 それがアースちゃんの使命であり、存在意義なのだから。 「!」 全身に気持ちいい感覚が走る。 助けを求める者の脳波をキャッチしたのだ。 アースちゃんは即座にロケット形態に変形し、助けを求める者の下へと飛んでいった。 「待てぇー!!」 ☆☆☆ 「……‥‥えっ?」 『………えっ?』 アースちゃんという新たなる乱入者の登場に、ナイトオウルと不二子のみならず、早苗やこなたまでも固まってしまった。 しかし、それはアースちゃんも同様だった。 助けを求める脳波を追って来てみれば、 『超人』らしき男が裸の女性を縄で縛り、 その近くでは巫女装束姿の少女が顔を真っ赤に染め、 セーラー服を着た少女がその場から静かに立ち去ろうとしていたのだ。 「あ、ああああ……」 アースちゃんはその可愛らしい顔をトマトのように赤く染め……… 「こ……この強姦魔ぁぁぁ!!」 ……ナイトオウルの顔面に、右ストレートパンチを叩き込んだのだった。 「ちがぶふぅぅ!?」 アースちゃん渾身の右ストレートパンチを顔面に叩き込まれ、ナイトオウルは悲しい悲鳴を上げたのだった………。 その後、五者五様に拗れまくった誤解を解くのに、丸々4時間かかったのだった。 まる。 【ダニエル・ドライバーグ(ナイトオウル2世)@ウォッチメン】 [状態] 健康、動揺、困惑、顔面に青アザ [装備] ナイトオウルのコスチューム@ウォッチメン [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 ヒーローとして、参加者を助ける 1 僕は強姦魔じゃな~い! 2 裸の女性(不二子)の縄をほどく 3 少女達(早苗、こなた、アースちゃん)の誤解を解く 4 なんで彼女(不二子)は、こんな状況でSMプレイしているんだ? [備考] ロールシャッハを脱獄させる直前からの参戦。 コスチュームは支給品ではありません。 【峰不二子@ルパン三世】 [状態] 健康、裸にパンツ一丁で縛られている、困惑 [装備] 無し(裸) [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 とりあえず服を着たい 1 なんで裸なのよ~!? 2 コスプレ男(ダニエル)にロープを外してもらう [備考] テレビスペシャル『トワイライト☆ジェミニの秘密』で、貞千代に拷問されて五ェ門に助けられる直前からの参戦。 【東風谷早苗@東方project】 [状態] 健康、困惑、動揺 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 主催者を退治し、参加者を救う 1 は、ハレンチな……!/// 2 なんでこの人達(ダニエルと不二子)、こんな状況でイメクラみたいな事してるの? 3 この子(アースちゃん)は一体? [備考] 『東方鬼形獣』終了後からの参戦。 【泉こなた@らき☆すた】 [状態] 健康、困惑 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 殺されたくはないけど、人殺しもしたくない 1 ……これなんてエロゲ? 2 なんでこの人達(ダニエル、不二子、早苗)、こんな事してるの? 3 な、何?この子(アースちゃん)? [備考] 高校3年時からの参戦 【アースちゃん@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】 [状態] 健康、困惑、怒り [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 『超人』として参加者を助ける 1 この強姦魔ぁぁぁ!! 2 強姦魔(ダニエル)から女性達(不二子、早苗、こなた)を救う [備考] 第13話『新宿擾乱』直前からの参戦。 ダニエルを『強姦魔』だと誤解しています。 【ナイトオウルのコスチューム@ウォッチメン】 ダニエル・ドライバーグ(ナイトオウル2世)@ウォッチメンがヒーロー『ナイトオウル2世』として活動する際に着用するコスチューム。 顔面以外を覆ったフード、目元を隠す暗視機能付きゴーグル、マント、全身タイツ、秘密兵器が収納されているポーチ付きのベルトで構成されており、全体的にフクロウをデザインモチーフにしている。
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K-SIDE もぅいいや。 あ〜ちゃんに嫌われてもいい、のっちのこと話そう。 もぅ自分に嘘はつけない… 苦しいんよ… わかって…あ〜ちゃん… 「あ〜ちゃん。」 「なん?」 「あのね、言いたいことがあるんだ……ゆかね…のっちのことが、す…好きなんよ」 「え?」 「だっだからのっちのこと好きなんよ!」 「うそ……」 うそって何? 「あ〜ちゃん、知ってたんじゃなかったの…?」 「知らんよ!?てかウチが知ってることになるん!!?」 「な、んとなく…」 「…………」 最悪だ。嫌われた。完全に嫌われたんだ… 「…引いた、よね。ありえんもんね。こんなん。」 「………ううん、引かんよ?だって、あ〜ちゃんも好きだから…」 「ぇ?」 驚いた。あ〜ちゃんが?本気で?のっちを…… 「じゃけーいじめたくなるん、のっちに気づかれたくなかったから」 「あ〜ちゃんが…本気だとは思わんかった。ゆかがのっちのこと好きなの知っててのっちを弄んだのかと…」 「そんな最悪なことするわけないじゃろ!!」 「だね…ゴメン」 ゆか、すごい誤解してたんだ、あ〜ちゃんはゆかが同性が好きなのを知って軽蔑して、のっちを弄んで… ゆか、最低だ。 あ〜ちゃんがそんなことするわけなぃょ… 安心したのと同時に 変なスイッチが… 入ってしまった… のっち 少しホッとした。 三人でお泊り会だなんて、仲のいい証拠。 ゆかちゃんが怒ってたら泊まるなんてせんょ。 ? そもそも喧嘩してたんかな? まぁのっちの考えすぎなら、もともこもないけどさ。 ふぅー、いいお湯だったな 早くあがらんと、あ〜ちゃんがまたご機嫌損ねるけぇね、 あ…着替え。
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「クソッ!どうして、どうしてあんな……」 フクロウをモチーフにしたコスチュームを纏い、仮面とゴーグルで顔を隠した男……ナイトオウル2世ことダニエル・ドライバーグは、巨木に拳を叩きつけながら『冥界の魔王』への怒りと憎悪を滾らせていた。 その見た目からもわかる通り、ナイトオウルことダニエルはヒーローである。 ヒーローの活動を禁じる法律『キーン条例』の制定によってやむなく引退したが……つい先日、とある理由から活動を再開。 不当に逮捕されたヒーロー時代の相棒・ロールシャッハの脱獄計画を実行しようとした矢先に、この『決闘』と題された殺し合いに参加させられたのだ。 しかも、『ヒーロースーツ姿』で。 ダニエルにはこれが、あの『冥界の魔王』を名乗る『決闘』の主催者からの『挑戦状』に思えてならなかった。 『お前が本当にヒーローだと言うのなら、ヒーローの姿で殺し合いを止めてみせろ』。 そう言われているように思えてならなかったのだ。 ダニエルは……いや、ナイトオウルは仲間のヒーロー達と比べると『平凡』な部類に入る人物である。 『超人』であるDr.マンハッタンのように、超能力があるわけではない。 『出世頭』であるオジマンディアスのように、『世界一』と評されるような財力と頭脳と肉体があるわけでもない。 『盟友』であるロールシャッハのような、自分の信念に決して妥協を許さない狂気的な精神も、 『大先輩』であるコメディアンのような、暴力行為を心から楽しむような衝動も、 『紅一点』のシルクスペクターのような、セックスシンボル的な魅力も持っていない。 あるのは…… 銀行家だった亡き父が残したある程度は働かなくても生活していけるだけの財産、 ハーバード大学で手に入れた機械工学と動物学の博士号、 その機械工学の知識と父の遺した財産を活かして作り出した様々な秘密兵器の数々、 その秘密兵器群を自力で作成できるだけの発明の才能、 一般人よりは鍛えられた肉体…… そして、少年のような『ヒーロー』への純粋な憧れと正義感だけである。 「……やってやろうじゃないか」 ナイトオウルは自身に支給されたデイパックを担いで動き出した。 『ヒーロー』として、『ナイトオウル』として……一人でも多くの人を助ける為に。 それが彼なりの、『冥界の魔王』への反抗だった。 しばらく歩いて……茂みの中から声が聞こえてきた。 若い女性の叫び声だ。 「……!?」 まさか襲われているのでは? ナイトオウルは駆け出した。 「大丈夫ですか!?」 そして声の主の下へと駆けつけて…… 「……えっ?」 ……マスクから覗く口をあんぐりと開けて、呆然となったのだった。 ☆☆☆ 少し前…… 「………へっきし!まったくぅ~」 グラビアモデルも裸足で逃げ出しそうなグラマーな美女……怪盗『ルパン三世』一味の紅一点・峰不二子は『決闘』の主催者である冥界の魔王に対して、不満を募らせていた。 それもそのはず。 「なんで『こんな格好』で、殺し合いなんかさせようとするのよ~!?」 現在、不二子は『裸』だったのだ。 豊満すぎる胸はピンク色の先端もむき出しになっていて、括れたウエストや安産型のヒップも丸出し。 唯一身に付けている衣類は股間を隠しているショーツだけで、両腕は後ろ手にロープで縛られているときた……。 第三者から見たら、『恥女』扱いされても仕方のない姿だが……これには理由があった。 この殺し合いに呼ばれる直前……不二子を初めとするルパン一味は、とある少数民族が残した財宝を目当てにモロッコにいた。 不二子はそこで、同じく財宝を狙う『結社』に潜入したのだが捕らえられてしまい、結社に雇われていたオカマの殺し屋に拷問にかけられ、パンツ一丁の姿で天井からつるし上げられ……その時に、この『決闘』に呼ばれたのである。 「もう……冗談じゃないわ!」 こんな姿では他の参加者から『変態』扱いされてしまうし、最悪『性的な意味で』襲われてしまう。 不二子は何とかロープを外そうと悪戦苦闘するが……中々きつく結ばれていて一向にほどける気配はなかった。 その時である。 「……大丈夫ですか!?」 その場に不二子以外の参加者が現れたのだ。 ☆☆☆ 「……えっ?」 「……あっ」 突然の事態に二人は固まってしまった。 ヒーロー仲間の紅一点であるシルクスペクター以上のグラマーな美女が、裸で緊縛されているという状況にナイトオウルは唖然となり、 不二子もまさか、映画に出てくるスーパーヒーローみたいなコスチュームを着た人物が突然現れるとは思っていなかったので、呆然となったのだ。 「……」 ナイトオウルはマスクから覗く口元を茹で上がったタコのように赤くし…… 「し、失礼しました!」 ……少々声を裏返させながら、回れ右して立ち去ろうとしたのだった。 「……ち、ちょっと待ちなさいよ!」 立ち去ろうとするナイトオウルを、不二子は呼び止めた。 「は、はい!な、なんでしょうか!?」 「なんで立ち去ろうとするのよ!?ロープ外してよ!!」 「は、はい!ちょっと待って下さい!今、目隠しを……」 「バカ!見たって良いから、早くロープを外してよ!!」 不二子に急かされるまま、ナイトオウルは不二子を縛るロープに手をかける。 その時である。 「……どうしたんですか!?」 また別の参加者がその場に乱入してきたのだ。 ☆☆☆ 「そんな……どうして……どうして、あんな事を……」 緑色の髪に蛙と蛇を模した髪飾りを付け、青を基調にした巫女服を着た少女……幻想郷は妖怪の山に立地する『守矢神社』の『風祝』である東風谷早苗は、最初の場所で見せしめとして無惨に殺された少年を思い、さめざめと涙を流していた。 早苗とて、幻想郷で妖怪退治を行う者。 これまで幻想郷で巻き起こってきた、様々な異変の解決に尽力してきたのだ。 だが……幻想郷の異変はあくまでも『お遊び』の範疇で済む物であり、死人はおろか重傷者が出る事も一度としてなかった。 だが、この『冥界の魔王』が主催者する『決闘』というイベントは、そんな生ぬるい『異変』とは全く違う。 文字通り命懸けの戦いなのだ。 いかに守矢の風祝とはいえ、早苗は年端も行かない少女……生き残れる可能性は限りなく低かった。 「……」 さめざめと泣いていた早苗は、急に涙を袖で拭い取り、頬を叩いて活を入れた。 「いけない……こんな時こそ頑張らないと。こんな姿、神奈子様や諏訪子様に笑われちゃう」 そう……自身の敬愛する祭神達ならば、きっとこの『決闘』を打破する為に動く筈。 そう考えた早苗は自身に支給されたデイパックを手に立ち上がった。 「神奈子様、諏訪子様……私、やります!」 あの『冥界の魔王』を名乗る妖怪を退治し、巻き込まれた参加者達を救う。 そう決意した早苗は移動を開始したのだった。 歩き始めてしばらくした頃……どこかからか年上の男女の諍いの声が聞こえてきた。 「!?」 早速誰かが襲われている。 そう確信した早苗は声のする方に駆け出した。 「……どうしたんですか!?」 ☆☆☆ 「……えっ?」 『……えっ?』 突然の早苗の乱入にナイトオウルと不二子はまたも固まってしまった。 しかし、それは早苗も同じだった。 映画に出てくるヒーローのような格好をした男性が、裸の女性を縄で縛っている姿を目にし、早苗の頭は一瞬真っ白になった。 (※本当は縄を『ほどこうと』していたのだが、早苗には『縛っている』ように見えた。) 「あ、あの……」 早苗の顔は瞬時に熟れたリンゴのように真っ赤になり…… 「し、ししししし失礼しましたぁぁ!!」 ……顔を両手で覆って一目散に来た道をUターンしたのだった。 『ちょっと待ってぇぇぇ!!!』 猛スピードで来た道をUターンしようとする早苗を、ナイトオウルと不二子は慌てて引き留める。 「は、はははははいっ!な、なななんでしょうか!?」 「あ、あの違うんだよ!これは『人助け』であって、決してイヤらしいプレイとかじゃないんだよ!」 「そうよ!私達別に、恋人でも何でもない赤の他人同士だし……」 「あ、赤の他人同士で、こんな……まさか貴方がた、イメクラ嬢とそのお客さんなんですか……?」 『ちっがーう!!!!』 斜め上な解釈をする早苗の誤解を解こうと、ナイトオウルと不二子は必死に説明したが…… 「えっ!?何?どうしたの!?」 ……そこに、更なる乱入者が現れたのだ。 ☆☆☆ 「う~ん……ドッキリ、とかじゃないよね?」 青い髪を腰まで伸ばし、ピンク色のセーラー服を着た小柄な少女……秋葉原のサブカルショップ界隈では『伝説の少女A』と呼ばれているオタク少女・泉こなたは、 自身の首に嵌められた無骨な金属製の首輪を撫でながらため息混じりに呟いた。 最初の場所で磯野なるサングラスの男性から説明を受けた時は『あれ?何かのイベント?』と思ったが、 それに反抗した自分と同い年くらいの少年が見せしめのように殺害され、 極めつけに『冥界の魔王』を名乗るコンピューターRPGに出てきそうな異形が登場し、こなたは冷や汗が止まらなかった。 こなたは重度のオタクであることを除けば、どこにでもいる平凡な女子高生。 合気道を嗜んではいるが、それがこの血生臭い『決闘』というイベントにおいて、有利に働くかどうかは微妙だった。 「全く……ただのイベントに興味ありません、なんてレベルじゃないよ」 どっかで聞いたようなセリフを口にしながら、こなたはとぼとぼと歩き続ける……その時だった。 どこかから人の叫び声のようなものが聞こえてきた。 「!?」 まさか、本当に殺しあいをしているのか? いてもたってもいられず、こなたは叫び声が聞こえてきた方に走った。 「えっ!?何?どうしたの!?」 ☆☆☆ 「……えっ?」 『……えっ?』 こなたという更なる乱入者の出現に、ナイトオウルと不二子のみならず、早苗もまた固まってしまった。 しかし、それはこなたも同じだった。 叫び声の聞こえた場所に来てみれば…… アメコミに出てくるヒーローのコスプレをした男性が 裸の女性を縄で縛り、 その横で巫女服らしきコスプレをした少女が顔を赤くしているという、『どんなエロゲだよ』とツッコミたくなる光景を目にし、こなたは目を丸くしたのだ。 「……」 こなたは真顔に戻ると…… 「すいません、お邪魔しました」 ……何事もなかったように去っていった。 『………ちょっと待ってぇぇぇぇぇ!!!!』 真顔でその場から去ろうとするこなたを、ナイトオウルと不二子、そして早苗は大声で呼び止めたのだった。 そして……… 「待てぇー!!」 ☆☆☆ 「ひどい……酷すぎる」 ビビッドカラーの衣裳を纏った可愛らしい金髪の少女……『人間型衛星(ヒューマン・サテライト)』の異名を持つロボット超人・アースちゃんは、 会場の一角に佇みながら、その可愛らしい顔を歪ませていた。 これまで多くの悪人、怪人、怪獣と戦い続け、多くの人々を助けてきたアースちゃんではあるが…… 突然拐われて『決闘』という名の『殺し合い』に強制参加されるのは、初めての事だった。 同時に……人間の首から上が呆気なく吹き飛ぶ様を間近で見せられ、ロボットでありながらも吐き気を催すほどの嫌悪感を感じたのだ。 「………」 アースちゃんはただ静かに目をつむる。 そして、『冥界の魔王』を名乗る悪の怪人によって この『決闘』という悪趣味なイベントに集められた参加者からの『助けを求める脳波』を待つ。 例えここが人間が『地獄』と呼ぶ場所であろうと関係無い。 『純粋な助け』を求める者を救う。 それがアースちゃんの使命であり、存在意義なのだから。 「!」 全身に気持ちいい感覚が走る。 助けを求める者の脳波をキャッチしたのだ。 アースちゃんは即座にロケット形態に変形し、助けを求める者の下へと飛んでいった。 「……待てぇー!!」 ☆☆☆ 「……‥‥えっ?」 『………えっ?』 更なる乱入者……アースちゃんの登場に、ナイトオウルと不二子、早苗やこなたまでもが固まってしまった。 しかし、それはアースちゃんも同様だった。 助けを求める脳波を追って来てみれば、 『超人』らしき男性が裸の女性を縄で縛ろうとしており、 そのすぐ真横では、10代後半くらいの巫女装束姿の少女と、 セーラー服を着た10代前半程の少女の姿があったのだから。 「あ、ああああ……」 アースちゃんはその可愛らしい顔をトマトのように赤く染め……… 「こ……この、強姦魔ぁぁぁ!!」 ……ナイトオウルの顔面に、右ストレートパンチを叩き込んだのだった。 「ちがぶふぅぅ!?」 アースちゃん渾身の右ストレートパンチを顔面に叩き込まれ……ナイトオウルは悲しい悲鳴を上げたのだった。 アースちゃんは顔を赤く染めながらナイトオウルのコスチュームの襟首を掴みあげる。 「……何が『違う』だ!?『妙齢の女性を裸にして縄で縛る』なんて!それは『婦女暴行』という『悪いこと』なんだぞ!?」 「そ……そうです!『悪いこと』ですよ!」 ナイトオウルの襟首を掴んでナイトオウルを叱りつけるアースちゃんの言葉に、横で見ていた早苗が同調するように叫ぶ。 二人ともその顔はリンゴのように真っ赤になっていた。 「だ、だからそれは、誤解なんだって……」 「この期に及んで『ウソ』をつくな!」 ナイトオウルの弁解にアースちゃんは聞く耳を持たず、ナイトオウルにもう一発パンチを叩きこまんとする剣幕だった。 「まぁまぁ……少し落ち着きなよ?二人とも」 そこに、この場所で唯一冷静なこなたが、ナイトオウルに掴み掛かるアースちゃんと早苗に割って入ってきた。 「確かに……『同意も無し』に、『妙齢の女性を裸にして縄で縛る』のは『婦女暴行』の『悪いこと』だと思うよ?けどさ……『お互いの同意に基づく行為』なら、何にも悪いことじゃないんだよ?」 「むぅ……」 「確かに、それもそうですね……」 こなたの斜め上にズレまくった解釈を聞き、アースちゃんと早苗は納得しかける……が、 「……それも違ーう!!」 ナイトオウル本人がこなたの意見を即座に否定したので、雲行きは更に怪しくなっていった。 「……えぇっ!?じゃあ、『同意も無しに無理やり裸にして縛り上げた』って事!?」 「やっぱり『婦女暴行』じゃないか!?」 「いくらここが『殺し合いの場』だからといって、そこまでケダモノに落ちるなんて……最低です!!」 「いや……だから、あの………」 3人のうら若き乙女達から蔑みの視線と言葉を向けられ、 流石のベテランヒーローであるナイトオウルも、何も言い返す事ができなかった。 このままナイトオウルは、『レイプ犯』のレッテルを貼られてしまうのか………? 「………ねぇちょっと!」 『………?』 その時、それまで黙っていた不二子が声をあげ、不二子以外の全員が顔を向ける。 不二子はパンツ一丁にロープで緊縛されているというのに……その顔にはまるで怒り狂う肉食獣を思わせる本気の怒りが籠っていた。 「……何でもいいから、早くロープを外してよっ!?あと、服貸して!!」 『!』 ほぼ全裸で怒り狂う不二子の姿にこなたや早苗のみならず、ベテランヒーローであるナイトオウルやロボットであるアースちゃんまでもが肝を冷やし……… 『は……はい……』 ……異口同音に情けない返事を返したのだった。 その後、拗れに拗れまくった誤解を解くのに、丸々4時間かかったのだった。 まる。 【ダニエル・ドライバーグ(ナイトオウル2世)@ウォッチメン】 [状態] 健康、動揺、困惑、顔面に青アザ [装備] ナイトオウルのコスチューム@ウォッチメン [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 ヒーローとして、参加者を助ける 1 僕は強姦魔じゃな~い! 2 裸の女性(不二子)の縄をほどく 3 少女達(早苗、こなた、アースちゃん)の誤解を解く 4 なんで彼女(不二子)は、こんな状況でSMプレイしているんだ? [備考] ロールシャッハを脱獄させる直前からの参戦。 コスチュームは支給品ではありません。 【峰不二子@ルパン三世】 [状態] 健康、裸にパンツ一丁で縛られている、困惑 [装備] 無し(裸) [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 とりあえず服を着たい 1 なんで裸なのよ~!? 2 コスプレ男(ダニエル)にロープを外してもらう 3 誰か服貸して!? [備考] テレビスペシャル『トワイライト☆ジェミニの秘密』で、貞千代に拷問されて五ェ門に助けられる直前からの参戦。 【東風谷早苗@東方project】 [状態] 健康、困惑、動揺 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 主催者を退治し、参加者を救う 1 は、ハレンチな……!/// 2 なんでこの人達(ダニエルと不二子)、こんな状況でイメクラみたいな事してるの? [備考] 『東方鬼形獣』終了後からの参戦。 【泉こなた@らき☆すた】 [状態] 健康、困惑 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 殺されたくはないけど、人殺しもしたくない 1 ……これなんてエロゲ? 2 なんでこの人達(ダニエル、不二子、早苗)、こんな事してるの? [備考] 高校3年時からの参戦 【アースちゃん@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】 [状態] 健康、困惑、怒り [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 『超人』として参加者を助ける 1 この強姦魔ぁぁぁ!!(ダニエルへの怒り) 2 強姦魔(ダニエル)から女性達(不二子、早苗、こなた)を救う [備考] 第13話『新宿擾乱』直前からの参戦。 ダニエルを『強姦魔』だと誤解しています。 【ナイトオウルのコスチューム@ウォッチメン】 ダニエル・ドライバーグ(ナイトオウル2世)@ウォッチメンがヒーロー『ナイトオウル2世』として活動する際に着用するコスチューム。 顔面以外を覆ったフード、目元を隠す暗視機能付きゴーグル、マント、全身タイツ、秘密兵器が収納されているポーチ付きのベルトで構成されており、全体的にフクロウをデザインモチーフにしている。
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ここではチェーホフに関する誤った情報を提示し正しい情報を提示することを目的としています。 ■チェーホフは医師としての活動をしていない(Wikipedia)誤り →大学卒業後研修医として地方病院に勤務、モスクワでも医者の看板を掲げて活動。 メリホヴォでは農民に対して無料で診療を行っていました。手術に関する出来事などの記録もあります。 …というかウィキペディアの情報は完全に初期の英語版の翻訳のままですね…。 残念ですがこの情報に限らずウィキペディアのチェーホフに関する情報は信頼に値する記事ではありません。 ちなみに英語の記事の方はかなり修正が進んで、素晴らしい出来になっていますのでこちら見るのがオススメです。 ■チェーホフは酒を飲まなかった(對談「チェーホフ」神西清・福田恆存「悲劇喜劇」)誤解 →酒を飲まなかったわけではない。どこからこの情報が出たのだろう?
https://w.atwiki.jp/memomem/pages/19.html
オブジェクト指向も最初から正しく活用されていたわけではありませんでした。 「ズバリこういう事です」と簡単に単純に一言で説明できないため、その特徴の一部分、特に実装的側面が切り取られ曲解されていったようです。また、初学者にわかり易くしようとするためか、書籍による解説も観点が実装寄りになってしまい、その考え方(ポリシー)がうまく説明されていなかったようです。 その中でも、代表的な誤解は以下の3点です。 オブジェクトとはデータ+操作である。 カプセル化とはデータの隠蔽である。 継承は特殊化と再利用の手段である。 これらはもっともらしく見えますが、本質ではありません。 オブジェクト指向の正しい理解 詳細は後に委ねますが、先の誤解の正しい理解は以下になります。 オブジェクトとは責務である。 カプセル化とは流動的要素の隠蔽である。 継承はオブジェクトを分類する手段である。 参照オブジェクト指向の誤解 オブジェクト指向とは