約 315,315 件
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迫真空手部 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Flag7.bmp) 難易度 ★☆☆☆☆ 勢力説明 「迫真空手道場」はスポーツクラブでも、貴族のお坊ちゃまのための習いごと教室でもない。素手による格闘術、そしてそれに限らず刀剣や火器を用いた戦闘術を修めた猛者たちが集う一大軍閥である。 帝都爆散とともに師範 AKYSが行方不明になるなど一時は混乱に見舞われるが、新たな指導者 田所は門下生を団結させ、大陸に再び平穏をもたらすため動き出した。 ――やっぱり僕は、王道を往く。 概要 勢力の特徴や勢力プレイの簡単な説明。 初期・固有人材 名前 身分 クラス 備考 田所 マスター 迫真空手部員 MUR大先輩 上士 迫真空手部員 KMR 一般 迫真空手部員 AKYS 上士 迫真空手部員 勢力プレイ時はイベントで加入敵対時は最初からいる リーダーに出来るユニーク一般 迫真空手部員系 ラーメン屋の屋台系 レッドCOAT・マスケッター系 傭兵を使わずリーダーに出来る基本一般 帝国歩兵系 帝国槍兵系 MUR肉騎兵系 帝国弓兵系 帝国銃兵系 帝国砲兵系 帝国照術師系 帝国陽光術師系 帝国地術師系 帝国空術師系 帝国衛生兵系 帝国口寄師系 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (yaju2.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (mur2.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (kmr2.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (akys2.png) 攻略 イベント、攻略はこちら コメント 名前 コメント
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609 名前:<平成日本召還> 投稿日:2006/07/19(水) 11 27 09 [ Nz0LbtT6 ] ○メクレンブルク王国編14 1/2 「今更言うのも何だがね、良いのかね?」 会合の席にて、ある参加者が口を開いた。 議題は、先のメクレンブルク王国で発生した戦闘に関してだった。 自衛隊の歴史初の実戦は、その詳細が余す事無くマスコミを通じて国民に知らされていた。 メクレンブルク王国軍が健気である事も。 大協約軍が勇猛である事も。 そして自衛隊が圧倒的である事も、だ。 一方的な戦闘、その様は正に虐殺の言葉こそ似つかわしいものではあったが、日本政府は敢えてその実情を 余す事無く伝えてさせていた。 そう、400名近い人間が鏖殺されたと云う現実を。 「国民が些かナーバスになり過ぎてはいやしないかね?」 実際その言葉通り、戦後の日本が浸っていた雰囲気に染まりきっていたマスコミは、数多くのコメンテーターが “自衛隊の蛮行”を非難していた。 「成ってもらわねば困る。感覚が麻痺しても、な」 それまで黙ってタバコを吸っていた男が、乱暴な仕草でタバコをもみ消しながら断言する。 そでなければ我々がこの世界の面倒を見る羽目になる、と。 「我々が今後振るっていく力は、この世界では圧倒的な意味合いを持つだろうさ。ああ。にも関わらず、 その実態を伝えなければどうなる。万が一にも国民が力に酔って我々の手で世界に平和をなんてトチ狂ったら? “Tomorrow The World”だ。チョビヒゲの伍長殿の夢なんざ冗談じゃないし、知ったことじゃ無い。 それはもう一致していると思ったが?」 「いや、その事は判っているんだがね…………うん。そのだね、このままでは世界への戦力展開にすらも 拒否が出やしないかと心配している訳だよ」 どんな手段であれ、絶対に話し合いで解決出来る筈だ。 或いは、これだけの被害が出たのだから、相手は話し合いに応じる筈だとの意見もマスコミの間には出ていた。 野党側でも、戦後憲法原理主義者達が妄動をしていた。 彼らがこれ以上、影響力を持っては危険ではなかろうかと発言者は判断していたのだった。 「教授の心配も正しいですが、其方に関してはまぁ大丈夫かと」 「搦め手で、かね?」 搦め手――既に平和主義を自称する人間たちの状況は公安警察を通して情報は収集済みなのだ。 それらを元に不正腐敗の糾弾は容易であった。 が、今はそれをしないと言う。 「いえ。正面から行きます。今、下手な事をすれば弾圧行動だと彼らに格好の燃料を与える事になりますから。 TVでの討論を実施して、正面から彼らの思想を粉砕します」 一回では無理でしょうが、とも言う。 要するに啓発活動を実施する積もりなのだ。 「それでは手間が掛かると思うが?」 「良いんですよ。既に部隊は派遣しています。対外的には実働していますんで、将来的な投資だと思えば、 まぁ安いものですよ」 610 名前:<平成日本召還> 投稿日:2006/07/19(水) 11 27 40 [ Nz0LbtT6 ] ○メクレンブルク王国編14 2/2 「あなた方の“民主主義”とは何とも面倒なものですね」 会合の後、そう漏らしたのはオブザーバーとして参加していたダークエルフの若者だった。 「貴方たちが見知っていた“帝國”とは違いますか?」 苦笑と共に、そう尋ね返したのは、もう老境へと達していた参加者だった。 手には珈琲カップを持っている。 「はい。古老からは、“帝國”とこちら側の国家には、そう大差は無かったと聞いていましたので」 「でしょうな。あなた方が言う“帝國”、我々の歴史上で言う大日本帝國の実相は、なかなかに乱暴な 国家であったでしょうからね」 老人の言葉に、ダークエルフの若者は慌てて否定する。 「いえよく言われますが、”帝國”は我々ダークエルフにとっては、福音の国家でありましたから」 今の状況が状況ゆえに、ダークエルフの若者の言葉には夢見るような響きがあった。 迫害を受ける事無く、ゆるゆると生きていける環境。 食事の心配をする事も無く、子供が安心して育つ環境。 「我々もその様な関係を築けたら、幸いですな」 ダークエルフとの関係、様々な支援活動に関しては、こんかいのメクレンブルク王国の事の後に 本格的に実働する事が決まっていた。 何しろ、石油が無ければどうにもならないのだから。 ダークエルフ60年待った。 あとほんの少し待つなど、どうと云う事は無かった。 人口の減少から、嘗ての様な国家を再建する事は困難だろうが、それでも自らが安心して生活出来る 環境は何ものにも代えがたいのだから。 「真にその通りですね」 ダークエルフの若者は、明日の故郷を夢見て呟いていた。
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カースト制度 / いじめ ・スクールカースト〔Wikipedia〕 現代の日本の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。もともとアメリカで同種の現象が発生しており、それが日本でも確認できるのではないかということからインターネット上で「スクールカースト」という名称が定着した。 .
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西暦2020年9月21日 12:30 上陸地点 「ちゃんと迎えに来てくれよな」 艦隊へと戻っていくヘリコプターを見送りつつ、佐藤はそう呟いた。 彼の周囲には周辺警戒に当たる隊員たちの姿がある。 「佐藤一尉、指示をお願いします」 いつの間にか彼の横に現れた二曹が言う。 「前進する。日が沈むまでに目標地点に到着するぞ」 彼の言葉に隊員たちは頷き、そして彼らは移動を開始した。 目標は、この先にある小さな砦。 その中にいるとされている、精霊たちである。 「しかし、おかしいといえばおかしいよな」 隊列の真ん中を歩く佐藤が、誰ともなしに呟く。 「なにがでしょうか?」 前を見たまま二曹が尋ねる。 「俺たち陸上自衛隊が、海自さんの艦隊まで使って精霊を助けに行くんだぞ。 生まれてから随分と経つが、こんな話は初めてだ」 「夢があって良いじゃないですか」 「ああ、俺たちが見送る側だったらそうだな」 佐藤の返答を聞いた二曹は、彼の方を不思議そうに見た。 「どうかされたんですか?何か悪いものでも拾って食べられたのですか?」 「いや、なにね。こんな事がこの先も続くのかと思うと、ちょっとな」 彼の返答を聞いた二曹は衝撃を覚えた。 いつもならばここで普段の調子に戻るはずである。 その佐藤が、反応するどころか将来への不安のような事を言い始めている。 「一尉、その」 「考えてもみろ」 珍しくうろたえた二曹に彼は続けた。 「俺たちも前線に出るというのに、あのネーチャンと来た日には、原田の野郎とイチャイチャしているんだぞ? どうして俺にもああやってくれないんだ? 俺はこの先も、あんな光景を見せられながら前線に行かないといけないのか? もっと僕にも優しくしてよ?」 最後が疑問形になったのは、彼のヘルメットに高速で89式小銃のストックがめり込んだのが原因である。 普通の人間ならば脳挫傷を起こしかねない衝撃であったが、極めて残念な事に、佐藤は痛みしか与えられなかった。 「ここで彼を殴った事を、二曹は生涯後悔する事になる」 「縁起でもない事をモノローグのように言わないで下さい!」 二曹は怒鳴りつつ半長靴で蹴りつけ、そのまま倒れた彼を置いて行軍を続けた。 「怪我一つないとは、主人公補正って奴ですかね」 後ろを歩いていた陸士長が笑いつつ彼を助けて言った。 殆どの隊員が倒れた彼を放置して進む光景を見て、さすがに見るに見かねたらしい。 「そんなものがあってたまるか」 助け起こされつつ佐藤は答えた。 「第一、それならば俺の周りにはもっと美人がたくさんいなければならないだろうが」 「確かにそうですな」 苦笑している陸士長と共に、彼は隊列に復帰した。 西暦2020年9月21日 16:30 森の中 「よし、ここらで大休止だ。 原田一曹、部下と共に警戒態勢を取れ。 それ以外は休憩」 それだけ言うと、彼は地面へと座り込んだ。 長い前線経験が、部下の前でそうする事を彼に許していた。 「原田一曹殿、十分間だけお願いします。 その後は佐藤一尉殿が周辺警戒の訓練を行いたいそうです。大休止の間ずっとね」 「はぁ、わかりました」 気の抜けた返事を残して原田は去っていった。 ついでに二曹も去っていき、残された佐藤は先ほどの陸士長に話しかけていた。 「俺、この作戦が終わったら実家を継ごうと思ってるんだ」 陸士長は一瞬驚いた顔をし、そして次の瞬間には笑みを浮かべて答えた。 「なるほど、それでは自分は御社の部長職を希望します」 彼の回答に佐藤は満足そうに頷き、そして笑顔のまま答える。 「いいね。俺たちの会社をでかくしようぜ、日本一の企業にね」 「それはいいですな。そうと決まれば帰国次第自分は彼女に結婚を申し込みますよ」 佐藤は愉快そうに笑った。 「いいねいいね、とりあえず無事に帰ったら酒おごれよ」 「わかりました。はて?妙な物音が聞こえますな。 ちょっと調べてきます。なに、直ぐに戻ってきますよ」 「フッ、貴様が出る必要はない、私直々に相手をしてやろう」 楽しそうに死亡フラグを立て続ける二人の前に、死神が現れた。 その死神は、陸上自衛隊の戦闘服を身に纏い、二等陸曹の階級章をつけていた。 それは佐藤の恐怖に引きつった顔を楽しそうに眺め、言った。 「佐藤一尉殿?交替の時間ですよ・・・立ちなさい」 「ゲェー!二曹!」 呂布と遭遇した雑兵のような声を挙げた佐藤は、そのまま問答無用で連行されていった。 なお、今回の大休止は一時間を予定している。 西暦2020年9月21日 17:30 森の中 自動小銃やその他重火器を抱えた隊員たちが配置に着く。 照準が前方の砦に向けられ、そして誰もが命令を待つ。 「始めろ」 佐藤の命令をもって作戦は開始された。 最初に攻撃を開始したのは、敵陣に危険なまでに接近した火炎放射器を装備した隊員だった。 彼らは前方の人間に向けて、一切の遠慮なくトリガーを引き絞った。 一直線に伸びる火炎が、水分を多く含んだ人体を燃え上がらせる。 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」 敵陣から絶叫が聞こえる。 だが、彼らはそれに動じず、別の目標に向けてトリガーを引き絞る。 再び絶叫が聞こえ、そしてそれと同時に警告の叫びが上がる。 「撃て」 再び佐藤は命令を下し、今度は銃火器による攻撃が開始される。 薄暗い周囲を照らし出す人体にライトアップされた敵軍は、なすすべもなく攻撃を受ける。 暴れる馬をいなしていた騎士が馬上から吹き飛ばされ、ようやくの事統制を取り戻そうとしていた槍兵たちがなぎ倒される。 自衛隊による虐殺が始まった。 「左だ!」 佐藤の叫びと共に夕闇を切り裂いて炎が走る。 絶叫が聞こえ、燃え盛る何かが走り回る。 それなりの戦力がいたはずのこの砦は、完全に自衛隊の射爆場に成り下がっていた。 現代戦ならば的にされておしまいの火炎放射兵たちは、ここでは最強の兵器だった。 彼らは四方八方に遠慮なく火炎を放ち、そしてその攻撃は確実に敵の命を奪っていった。 悲鳴と絶叫が支配する戦場に、馬の嘶きが乱入したのはその時だった。 「三時方向!」 火炎を放つ隊員たちのちょうど後ろにある藪を突き破り、無数の騎兵が現れる。 彼らはサーベルを振り上げ、雄たけびを上げ、そして直後に悲鳴を上げた。 黙ってみているはずがない佐藤たちによる攻撃が開始されたのである。 「撃てぇ!」 佐藤の命令と共に銃撃は開始され、まず最初に先頭にいた指揮官らしい男が落馬した。 直後に彼の愛馬も地面に倒れる。 5.56mmNATO弾は決して大きな破壊力を秘めた装甲貫徹力を持っているわけではないが、人間に対してならば十分すぎる威力を持つ。 ましてや、音速で殺到する銃弾に対して騎兵突撃をかければ、その威力はより一層高まる。 「思っていたよりも早く終わりそうだな」 安堵したように言いつつ、佐藤は敵陣を見た。 既に敵軍の組織的抵抗は不可能に思われる。 上位者も部下たちも、一切の区別なくして飲み込む高温の火炎。 それは空爆や砲撃に比べれば随分と狭い範囲ではあるが、スケールの小さいこの戦場では十分な面制圧である。 無謀にも攻撃を挑んできた敵兵たちは既に大半が焼死しており、それ以外の者たちは武器を捨てて撤退の最中であった。 「追撃しますか?」 「弾がもったいない、周辺警戒だけしておけ。突入用意」 部下たちに周辺警戒をさせると、佐藤は直ぐに砦の中へと侵入を始めた。 「おしまいだ、もうおしまいだ」 両手で頭を抱えた男性たちが連行されていく。 大半がローブを着ている。 「なんなんだこいつら?」 先の戦闘の間、彼らは全く登場しなかった。 もし出てくれば、正確には攻撃に成功していれば、こちらとて無傷ではすまなかった。 「おい」 直ぐ隣を連行されていた男に声をかけられる。 「さっさと歩け!」 男を連行していた隊員が、後頭部を殴りつける。 だが、男は苦痛に表情を歪ませつつも、こちらに顔を向けてくる。 「いい、何か用か?」 隊員を制し、佐藤は尋ねた。 「お前ら、何者だ?どうやってこの島に来た?何が目的だ?」 「それをお前が知る必要はない。連れて行け」 必死に尋ねてきた相手に冷たい言葉を残し、佐藤は男を連行させた。 相手の質問内容は、佐藤を安心させるものだった。 何処の国の軍隊で、何を目的にどのような手段でここへ来たのか? それが全て伝わっていないのならば、この作戦は大成功である。 「目標は発見できたか?」 「かあさまはどこ?」 佐藤の問いに答えるかのように、一人の少女が現れた。 透き通るように白い肌。 将来が楽しみになるバランスの取れた体つき。 「実は、私は君の父親ダァ!」 全く遠慮のない一撃が佐藤の頭部を襲い、彼は通路の壁へと激突した。 「大丈夫だ。直ぐにあわせてあげるからな」 遠のく意識の中で、彼は二曹のそんな言葉を聞いた。
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【原発】放射線下で作業するのは男性ばかり【4】 http //toro.2ch.net/test/read.cgi/gender/1309350564/ 227 名前:12/14【未】投稿[] 投稿日:2011/12/14(水) 19 43 31.73 ID MeO3Iw1O [1/4] ○○の皆さんごきげんよう、gender_atomicでございます。警戒区域に陸上自衛隊が派遣されてから1週間経ちます。 作業の様子が報道され、計画変更を余儀なくされるなどの不測の事態が連発し、除染がいかに困難な作業なのかが伺えます。 http //www.minpo.jp/view.php?pageId=4144 blockId=9913909 newsMode=article ところで、この除染作業に対する女性の参画はまだでしょうか? 動物愛護団体のUKCジャパンは、放置された犬猫保護のため23人のスタッフが警戒区域に立ち入りましたが、 女性のスタッフは含まれているのでしょうか? 原子力災害と男女共同参画という観点から、女性も放射線下の警戒区域での各種作業に積極的に参画していただきたいものです。 当方も必死に女性の姿を探しておりますが、いまだ一人も発見出来ておりません。女性を派遣した事実がある・女性の姿を目撃したなどの情報がおありなら是非お寄せください。 とりあえず陸自の撤退まで様子を見るとしましょう。 228 名前:12/14【未】投稿[] 投稿日:2011/12/14(水) 19 44 49.89 ID MeO3Iw1O [2/4] <福島第1原発>警戒区域に独り 井戸水とろうそくで生活 http //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111214-00000010-mai-soci この記事によると、退去命令に応じず警戒区域内の4市町村に計8人の男女が居住しているという。 陸上自衛隊東北方面航空隊の西山綾子3等陸尉(23)以下5人の女性自衛官たちへ。 貴女方は日本国憲法の規定に反し「今後も女性のニーズを聞いていきたい」と決意を新たにしたのではなかったのですか!? いち国家公務員が憲法に反する旨のコメントを公言することの良し悪しは問いません。元航空自衛隊航空幕僚長だった田母神俊夫氏も 「日本は侵略国家だったのか」という論文を投稿し物議を醸しておりましたしね。女性のニーズに応えるためには憲法が壁になるならば それに堂々と立ち向かったコメントをしたことはある意味田母神氏に匹敵すると思います。 ならばこそ、初心貫徹していただきたいものです! 229 名前:12/14【未】投稿[] 投稿日:2011/12/14(水) 19 45 57.56 ID MeO3Iw1O 福島第一原子力発電所の警戒区域には、まだ女性の住人が残っております!彼女達に下着や生理用品などを届けるのは、貴女方女性自衛官の役目です!! 「今後も女性のニーズを聞いていきたい」という決意が嘘でないならば、みずから警戒区域への派遣を志願してください!! 230 名前:名無しさん ~君の性差~[] 投稿日:2011/12/14(水) 19 54 08.37 ID MeO3Iw1O [4/4] 【未】投稿というのは文字通り投稿はしていないという意味だ。 手術後から昨日まで眠り続け、今日とりあえず起きることが出来るようになったので 携帯電話使用エリアでネット検索&文章作成して2chスレに書き込んだ。 投稿先の連中はおそらくこのスレを読んでいるだろうからここに書き込めば目的達成したのかもしれないが 152の投稿先に今週の投稿があった旨知らせてくれたらありがたい。 まだ入院は当分続くが、外出許可が降りればこれまで通りネットカフェから投稿するつもりだ。 暫くこれで勘弁してくれ。
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イベント名:展示訓練 日程:7月19日(土)/20(日) 57 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 07 19 52 呉、実施のラヂヲ放送来ました。 現在の天候は、快晴に近い晴れで、波は穏やかです。 61 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 10 35 17 あけぼの 人少ない 63 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 11 51 11 ひえいも思ったより人が少ない。 天気良し。 65 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 12 27 54 呉周辺に雨雲が近づいてる。展示はじまった頃ですがなんとかもってほしいな 66 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 13 31 42 呉 どしゃぶり 67 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 13 48 03 いなづまに乗艦中、 雷のいなづまとは サービス満点orz 69 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 13 53 49 気象レーダーで見ると訓練海域がまともに赤と黄色。(激しく降っている) 14時半まではひどく降っているかも 74 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 14 15 52 今、博多港に向けて航海中。心地よい疲れが…風も気持良い…寝てしまう…今から飛行甲板でファッションショーとか放送があったな。 76 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 14 29 45 博多への進路から遥か左前方、立派な積乱雲が育ってる。あの下なのか?呉組。 82 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 15 40 25 いなづまだが ただいま係船作業中 だが救急車が来たぞ 84 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 15 45 15 赤色灯まわしながら 桟橋のとこまで来たけど 引き返した。 何事もなかったと思いたい 86 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/19(土) 17 05 00 59 呉のファントムは2機参加。観閲部隊(せとゆき、ひえい、くろべ)の前方から両舷側に各1機飛来。部隊手前から急上昇の演出付きだった。 60 予行は18日に実施済。19・20日とも観閲官は執行者・呉地方総監で、扱いに差はない。 87 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 17 09 34 84 どこを見ていたんだww 艦上にて幼児が転倒。頭を縫うケガを負った模様。 核家族化が進みきってしまっているので、預けるところも無い のは分かるが、幼児を一緒に乗せるのは如何な物かと。 親の責任という事で、せめて年長さんになるまでは我慢して 呉といいたい。 80 明日の方が天気良いと思いますよ。今日よりは雷雨の可能性 も低いです。湿気の流入が少し弱まりますので。 ただ、今朝みたいに、綺麗に晴れ渡るかどうかは謎。 追伸:電飾装備していますので、今夜が雷雨とかで無い限り は電飾実施です。通例では、2000時から2200時までです。 89 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/19(土) 18 46 50 本日の くろべ の出し物 制服ファッションショー 三尉様と海曹と海士のお姉さんの撮影タイム有り 明日の参加者は、レフ版用意されたし 102 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 07 11 19 いい天気だ! ひえいに乗ってくる! 106 名前:専守防衛さん[sage こんごう] 投稿日:2008/07/20(日) 09 23 39 暑くて死にそうだ 出航前にダウンしそう。 107 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 09 48 29 日陰にいないと死ぬな(´Д`) 割と乗客少ないと思ったけど、多かったら日干しだらけだ 108 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/20(日) 09 53 05 乗員さんの白の制服が眩しいぜ 109 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 09 58 09 「ひえい」出港~あつくてしにそう~動けば、少しましかな。 110 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/20(日) 10 19 52 俺もひえい 飛行甲板で焼いているw 111 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 10 22 55 同じくひえい 暑いけど我慢だー 113 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 11 21 39 こちらやまゆき。 肉が焼けそう 115 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/20(日) 13 31 56 ファントム超変態飛行飛 ヘリ甲板と高さが同じ くらいの超低空飛行 116 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 13 35 39 終わった…満足。あっ、呉です。 117 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 14 55 53 「ひえい」入港準備中 天気くずれなくてよかった~ 122 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 16 59 06 もうまるやけw 124 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 17 23 08 日焼け止め塗ってたのに 全身まっかっかだぜww 125 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 18 27 45 呉・博多と展示訓練楽しめました。 自衛隊のみなさん、晴れ男・晴れ女のみなさんありが㌧。 126 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 19 06 35 SH-60Jによるフレア発射が見られて感動したよ。 呉まで行った甲斐があった。 127 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 19 58 28 観閲部隊と受閲部隊がすれ違っている最中に 低空でその真ん中を高速で突っ切ってハイレートクライムだもんなw もう1機は艦を挟んで反対側で気づいた時には空の彼方 128 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 20 18 36 ファントムの低空飛行は感動して涙でた。 写真は取れなかったけど悔いないよ! LCACも見られたし行って良かったです。 隊の皆さん本当にありがとうございます。 130 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/20(日) 21 01 39 今日の呉は、海保のヘリの連携飛行が見事だった 131 名前:専守防衛さん[] 投稿日:2008/07/20(日) 21 22 10 昨日は呉でファントム 今日は博多でF2だったけれど F2の方が凄かったです。おまけに礼砲2発も、SH60の一斉離着艦等 まであるし、ミサイル艇にLCAC2台が立て続けに降りてくるは 楽しかったです。陸のヘリ 空のF2 海保の巡視船までも至れり尽せり でしたね。 135 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/21(月) 14 57 49 呉、楽しかったね。 人少なめで殺伐としてなかったし、ファントムは目の前を飛んでいくし、US-1Aの離着水はあるし、ヘリのフレア発射はあるし。 海保は船もヘリも小粒だったけど、ヘリがピタリと船に張り付いて飛んでいて錬度の高さを感じさせるものだったし。 強いて言えば殺人的な暑さだけが難点だったかな? 137 名前:専守防衛さん[sage] 投稿日:2008/07/21(月) 15 43 20 US1の離着水が結構前のほうでされていたので 船のてすりから身を乗り出すようにしてみたけど(すいません) 遠くて見ずらかった。 ちょっと残念
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教育学板 女向けゲーのクラスの担任教師。 外国語担当。 熱意あふれる新人教師で、今年教職に就いたばかりの22歳。 まっすぐでクセのない性格で、その授業は大変分かりやすいと評判。 あまり年が離れていないため、まるで同級生のような親しみやすさがある。 生徒の相談には何でも乗ってくれる優しさと、正しくないことは決して見逃さない正義感を持つ。 生徒の悩みには自らの体を張ってまで解決しようとする。 公明正大で、決してえこひいきをしない性格なので、攻略は以外と難しい。 絶対に着崩さないスーツと、爽やかな笑顔がチャームポイント。 こういうタイプにこそ生徒と先生って関係で凄い悩んでほしいなー 飄々とした実習生はやや積極的に迫る 真面目で公明正大な担任は敢えて一線を引く 優しすぎるほど優しい副担は想いを隠して今まで通りに接する 三人とも、心はある特定の女生徒に向いていて… みたいな四角関係が浮かんでしまった 教育学 22歳 独身貴族 38歳 教育・先生 実習生(通常なら大学4年で22か23?) ※バレンタイン妄想 ――どうして、なんですか。 「……え?」 立ち尽くすわたし。チョコを入れた袋をぎゅっと握り締めながら。 そのうえ口はぽかんと開けて。マヌケにもほどがある。 そんなわたしに、目の前に立っている先生は言う。 「だから、だめなんだって。先生は先生だから、生徒から物貰っちゃいけないの」 「でも、バレンタインくらい」 「だめです。だめったらだめです」 「でも、先生、」 ――なんだか、哀しくなった。『だめ』を繰り返す、先生の言葉に。 いつもは優しいのに。いつもは笑いかけてくれるのに。 どうして今だけは、“先生”の顔なの。 そりゃあ、先生が真面目な人なのは知っているけど。 いいでしょう? バレンタインくらい。 この時くらいは、ただ先生を好きな一人の女で居させてよ。 そんなことも考えてしまうわたしに、先生は困ったように笑って言う。 「ほら、我侭言うんじゃありません。きみはいい子でしょ?」 だめなんて言葉じゃ諦められませんよ、先生――――各板擬人化で乙女ゲー、只今絶賛妄想中。 (我侭だっていい。ただあなたを好きな女で居させてください) ※教育学板先生との場合。先生とのバレンタインにはこういう切ないのもあっていいと思うんだ。 受け取ってもらえない、みたいな。
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2004年6月19日14時23分 北九州市小倉南区北方 第40普通科連隊駐屯地 県の予算で購入されたプラズマテレビで選挙に関するニュースが流れていた。 「ううん・・・やっぱり厳しいみたいだな」 重岡竜明二尉が腕組みをしたままつぶやいた。それを無関心そうにデスクに座った尾上二曹がちらっと見ると、再び視線をパソコンに戻した。応接セットでは相変わらず村山がパソコンを触りながらビールを昼間から飲んでいる。 「やっぱ、あのテロ事件は厳しいだろうな」 言われるまでもなかった。先日のリーガロイヤルのテロ事件では自衛官、県警、在日米軍で10名の犠牲者を出した。その上、だめ押しのような米軍のミサイル攻撃で屋上は大破。個々の戦闘でもホテルは大被害を被った。 「まあ、別に俺は浅川でも誰でもいいんだけどな」 ぶっきらぼうに村山が言った。 「我々はよくない。いろいろあるけど、浅川先生の方が「まし」なんだよ」 重岡の言葉は、自衛官全員の言葉の代弁でもあった。 2004年6月19日18時54分 北九州市小倉北区鍛冶町 割烹「すめらぎ」 若手の市議会議員である田所修平に呼び出されて、大神官ドローテア・ミランスはこの店の離れにいた。従者のバルクマンは入院中で、まもなく退院する予定だった。田所の要請で彼女は普通のスーツ姿だった。 「すみませんなぁ。ドローテア様」 笑いながら、茶髪にメガネの議員が入ってきた。彼は早速席に着くと、酒を持ってこさせて、彼女に勧めた。 「いやあ、先日はいろいろとお世話になりました」 本題をなかなか言い出さない田所に少し、いらいらしたドローテアは杯を一気に飲み干した。それを見越した田所は、座布団からすっと動くとドローテアに土下座した。 「ぼくの目的は、浅川さんの再選だけです。是非、ご協力いただきたいのです」 「ほお・・・。浅川の再選とはな・・・」 真剣だが、まだ何か隠しているような表情の田所にドローテアは酒を勧めた。それを受けた若い議員は降参した、といった感じでため息をついた。 「新聞でご存じでしょう?浅川先生の対立候補を。彼女が当選すると、ドローテア様が持つこの国でのお立場も危うくなります・・・」 田所の言葉に、ドローテアもテーブルに置かれた資料をみやった。 「ふむ、土井田高子。社会革新ネットワークとかいうグループからの立候補だな。なになに・・・、憲法9条の遵守。自衛隊のガシリア撤退。アジェンダとガシリアの対等和平の実現・・・・。彼女が最近勢力を伸ばしている件であろうことはわかっている」 ドローテアもまた、選挙には大きな関心を持っていた。無能とは言え、浅川は少なくとも彼女の主張を受け入れてくれていた。それが全然正反対の思想を持つ指導者になることは望ましくない。だが、彼女は外国人。選挙に対してあからさまなテコ入れはできない。 「それについては考えています。ドローテア様の従者、バルクマン様です」 「彼はまもなく退院するが、無理な運動はさせられないぞ」 そう言うドローテアに田所はさらに酒を勧めながら、すっと近寄ると彼女に耳打ちした。 「彼はこの世界でも女性受けする顔をしていらっしゃいます。ぼくに考えがあります」 市議会議員からの杯を受けながら話を聞いたドローテアは彼の考えがちょっと楽しみになった。 「ほお、バルクマンは本国でもなかなか女性にもてている。面白そうだな・・・」 2004年6月21日11時01分 北九州市小倉南区北方 第40普通科連隊駐屯地 入院以来、バルクマンにつきっきりだった美雪がプレハブのドアを開けた。元気な騎士を見て、冷静を装いながらも、忠実な部下の帰りを待っていたドローテアは思わずソファーから飛びあがった。 「バルクマン!もうよいのか?」 心配そうに尋ねる大神官にバルクマンは笑顔で答える。 「はい、ドローテア様。美雪さんにいろいろお世話になったおかげで、すっかり」 入院前は「田村殿」だった彼の呼び方が、いつの間にか「美雪さん」になったことを一同は見逃さなかった。特に敏感に食いついたのはドローテアと村山だった。 「おっ?何かあったのか?」 「バルクマン、まさか、小娘に手を出したのか?」 主人のとんでもない言葉に、彼は大慌てで否定した。 「ま、まさか!ただ、彼女の希望に添ってそう呼ばせていただいているだけです!」 その返答に大神官はいささか面白くなさそうな顔をしていつものソファーに座った。ため息をつくと気を取り直して忠実な騎士に尋ねた。 「ところで、退院早々すまなかったな。首尾はどうだった?」 その質問にもイケメン騎士はいささか困ったような顔をしている。困っている彼に代わって美雪が満面の笑みでドローテアに答える。 「ドロちゃん、見てみる?ビデオ?」 「でかした小娘!見てみよう!」 その言葉にドローテアはソファーから飛び跳ねるように立ち上がった。美雪の持っているテープを見て、バルクマンはさらに困った顔をしている。そんな彼にお 構いなしに2人はうれしそうに、ビデオデッキにテープを入れた。事情がわからない重岡、村山、尾上はきょとんとして彼女たちの行動を見るばかりだ。すぐ に、テープが再生されて、プラズマテレビの大画面に雪の草原が映った。 「な、なんだこりゃ?」 思わず村山が画面を見て言った。美雪は得 意げな顔で彼に向き直ると、「静かに」と口の前で人差し指をつきだした。画面は、雪の草原を歩く1人の男を遠景から映している。白いコートにマフラーを巻 いた男は軽やかに草原を歩いている。そのバックから聞こえてきたのは、重岡や尾上も聞き覚えのあるピアノ演奏だった。 「お、おい・・・・。この曲って「冬のソ○タ」の・・・・」 「まあ、最後まで見てよ」 口を開いた重岡を美雪は制止する。画面では、コートの男を少しずつアップにしている。背の高い、すらっとしたいい男だ。一同はその男の髪の毛が金髪であることに気がついて思わず「あっ!」と声をあげた。画面の中の男にカメラが急速にズームされる。 「こ、これって・・・・」 尾上の言葉はあまりの事に途中で続かなくなった。雪景色の中で軽やかに歩くのはバルクマンだった。降ってくる雪を微笑を浮かべながら見上げている。ほとんど、某外国ドラマのパクリに近い情景だ。 「この国の行方を決める大事な選挙があります・・・」 画面のバルクマンがアップになる。ほほえみを浮かべた彼は画面の向こうに語りかける。 「行きましょう、投票所へ。あなたの一票がこの世界を変えるのです・・・・」 微笑むバルクマンは雪原をバックに雪だるまを抱えて呼びかけた。その直後、画面が変わった。画面には、「福岡県選挙管理委員会」のテロップが大きく写し出された。 「ぷははははははは!!!なんだよ、これ!」 あまりのことに笑いをこらえきれなくなった村山がソファーで腹をよじって笑った。重岡はかろうじてそれをこらえると、ドローテアに問いかけた。 「しかし、いったいどうして投票を呼びかける公共広告にバルクマン君が?」 その質問にドローテアはテープを取り出して得意げに言う。 「外国人である我々が浅川を表立って応援はできない。だが、公共広告という形で投票を呼びかけることはできる。重岡殿も知っているであろう?対立候補である土井田の主張は。私も投票日までは浅川の行くところに「偶然」現れることになっている。」 その答えに重岡はなにも言うことができなかった。それに代わって村山が彼女に答える。とても面白そうだ。 「そいつはうまいことを考えたな。バルクマンは見ての通りイケメンだ。これで自動的におばさん層を味方に付ける。そんで、ドローテアが「偶然」、遊説中の浅川と出会って無言で握手すれば、若い男も味方に付く。女性票と若者票、2大浮動票を浅川に入れさせる作戦だな」 村山の解説にバルクマンがそれでも困ったように言う。 「とはいえ、私のような者がこんな全国放送に出てもいいものでしょうか・・・?少々気が引けます」 「いいではないか。バルクマン、そなたも我が領地ではかなり女性にもてているではないか。この際、この国で人気者になっても苦労もなかろう」 無情な主人の言葉に哀れなイケメン騎士はぐうの音も出なかった。村山はそれを見届けて、最近購入した冷蔵庫から缶ビールのケースを出して、応接机に置いた。 「ともあれ、バルクマンの快気祝いだ!」 2004年6月25日11時12分 北九州市小倉南区北方 第40普通科連隊駐屯地 重岡二尉は駐屯地の門でにこやかな笑顔を浮かべていた。その後ろの尾上も同じように微笑らしきモノを浮かべている。彼らの正面には近所の幼稚園児と、それよりも数の多いマスコミがカメラを構えているのだ。 これも選挙対策の一環だった。マスコミを動員した幼稚園の自衛隊見学。自衛隊がガシリアの騎士と協力して日本の治安を守っていることのアピールだった。その広告塔は今度もバルクマンだった。 「ようこそ、徳力幼稚園のみなさん・・・・」 「こんにちはぁ!」 一斉にフラッシュがたかれる。重岡は笑顔を少しひきつらせながら、以後の説明を、案内役の尾上に任せた。彼もまた、緊張気味で園児の前に歩み出る。 「そ、それではぼく、尾上二曹がみなさんと駐屯地をご案内します」 彼の言葉に一斉に園児から不満の声があがる。 「えええ?なんでぇ?この人ヲタクだもん!やだ!」 「絶対いや!誘拐される!」 口々に発せられる子供の抗議に尾上は半泣きで重岡に振り返る。しかたなく、彼は後ろに控える甲冑の騎士に案内役を頼んだ。バルクマンは最近少しずつ慣れてきた笑顔を出して子供たちに言った。 「ええ・・・では、私がみなさんを案内しましょう。危ないところに近寄っちゃだめですよ」 「はーい!」 元気のいい返事と共に園児たちはバルクマンの周りに駆け寄った。みんな彼のマントを引っ張ったり、剣の鞘をつついたり、中には彼の背中によじ登ろうとする園児までいた。例のコマーシャルの効果は抜群だった。彼らを引率するはずの若い保母も彼を見てうっとりしている。 「ああ、バル様を生で見れるなんて、この仕事やっててよかったぁ」 あのコマーシャルは予想以上の反響だった。たちまち、インターネットではバルクマンのファンサイトが作られ、テレビでもバルクマンを紹介するワイドショー が相次いだ。イケメンで忠実な騎士。現代日本ではなかなかいない男性像に思いっきり当てはまる彼は、今やバルクマンではなく、「バル様」と呼ばれて女性の 大喝采を浴びていたのだ。 「じゃ、じゃあ。これから駐屯地を見て回りましょうね!さあ、私についてきてください!」 子供に囲まれたバルクマンはいささかとまどいながらも、園児たちを連れて駐屯地を案内し始めた。 2004年6月25日13時43分 北九州市小倉北区室町 リバーウォーク北九州前 「あさかわ!あさかわ!あさかわ!浅川渡でございます!」 大音響でならされるスピーカーにドローテアは少し嫌気がさしていた。いつもの自衛隊の制服でなく、リクルートスーツみたいな服装で、物陰に隠れているの だ。そのそばには、よれよれのスーツを着た村山がいる。彼にとってはこの格好はいつもの仕事着であるので大して気にならない。 「なあ、村山殿。これが選挙なのか?」 「そうさ、規模の大小はあるが毎回こんなもんだな」 彼の返答は、より大きくされた音量でかき消された。主役である浅川が大型再開発ビル前に停車した街宣車の上に姿を現したのだ。 「北 九州市民のみなさま!先日のテロ事件で亡くなった10名のみなさまに、まずはご冥福を申し上げます。私といたしましては、今回のテロに屈することなく、暫 定政権の舵取り役をさせていただいた経験を活かし、これからの日本、ガシリア両国の平和と安定を引き続き求めていく所存であります!」 大音量のマイクに少しずつ人々が集まってくる。それを見越した運動員から物陰に隠れるドローテアに合図が送られた。 「さあ、ドローテア。仕事だ」 村山の言葉に彼女もおずおずと前に進み出る。それを見越した浅川が芝居かかった様子でマイクで人々に叫んだ。 「おお!偶然、ガシリア王国大神官であられる、ドローテア・ミランス様がおこしになっております!」 人々の注目を浴びながら、ドローテアが街宣車に登った。それを見た若者から大歓声があがった。 「いいぞ!金髪の大神官様!」 「がんばれ!」 人々の歓声に笑顔だが無言で答えるドローテア。声を出しては選挙違反になってしまう。にこやかに、笑顔で浅川と握手する。観衆のテンションは最高潮に高まった。彼女の手を握ったまま、浅川はマイクで聴衆に訴えた。 「このような、ガシリアと友好的な関係を築いてきたこの浅川に、今一度、この国の舵取りをお任せいただきたいと存じます!どうか!この浅川!不肖、浅川渡に、今一度!勉強の機会を与えてください!」 聴衆から大きな拍手が起こった。浅川は笑顔で彼らに答える。その浅川に手を握られたままのドローテアもとりあえず、笑顔で人々に答える。そんな彼女に浅川がそっと耳打ちした。 「こんな感じで頼みます。次は南区の体育館です・・・」 2004年6月25日 20時23分 北九州市小倉南区北方 第40普通科連隊駐屯地 ぐったりとしたドローテアが戻ってきたのは20時もすぎた頃だった。彼女はどっかりとソファーに座ると、これまた疲れた顔のバルクマンから缶ビールを受け取って一気に半分ほど飲み干した。 「つ、疲れた・・・。さすがに、笑顔で何軒もあの男と握手するのは堪える・・・」 ぼやきながらビールをあおろうとするドローテアに待ちかまえていた人物が声をかけた。市議会議員の田所だった。彼はおかわりの缶ビールを彼女に差し出しながら言った。 「お疲れさまでした。ドローテア様とバルクマン様の効果で世論もかなり変わると思います。いやあ、感謝してますよ」 そんな議員に村山が同じく缶ビールを口にしながら言った。 「田所さん、そろそろホントのところを話してもらいたいな。ドローテアとバルクマンを引っぱり出したのは浮動票の確保だけが目的でもないだろう」 「いや、村山さんは鋭い。実は、もう1つ。あるんです。これはむしろ、村山さん、あなたの仕事かもね」 茶髪の議員は缶ビールをぐいっと飲み干すと、自分で持ってきたクーラーを開けて次の缶ビールを取り出しながら、言葉を続けた。 「対立候補の土井田高子が、今時時代遅れな左派ってのは有名です。だが、そんな彼女が浅川先生とまともに選挙戦ができるような資金があるんです。東亜コーポレーションとかいう会社が主な資金源らしいんですが、これがまたよくわからない会社でして・・」 その会社に村山は聞き覚えがあった。たしか、リーガロイヤルホテル占拠事件を起こしたテロリストのメンバーが言っていた。東亜興産・・・。 「田所さん、あんたまさか、その東亜コーポレーションがドボレクの会社と知っていて、おとりとしてドローテアを使ったんじゃないだろうな?」 思わず、村山は田所の胸ぐらをつかんだ。東亜コーポレーションがドボレクの会社なら、浅川の応援に顔を出したドローテアを放ってはおかないだろう。怒りにまかせて議員の首を締め上げる村山に思わずドローテアが止めに入った。 「村 山殿、その件についてはすでに話がついている。東亜コーポレーションはすでに公安が監視している。その上で、私が動くことで奴らが動けばすぐに検挙する体 勢を整えている。そうなれば、自動的に土井田は落選。浅川が暫定政府首班になるわけだ。そうなった方が、我々としてもメリットがあるのだ。わかってくれ」 その言葉に村山も田所を締める手をゆるめた。だが、彼らにはまだ聞くべき事が残っている。 「それはわかった。だったら、ドボレクが自分から出てくればどうすんだ?」 「その時は、私自身が戦うまでだ。万一のために重岡殿は今回は無関係ということにして、バルクマンも別行動をとることにしている。」 なるほど。コマーシャルでバルクマンに注目させ、ドローテアは地回り。ドボレクとて両者をいっぺんには襲撃できないだろう。もしも、ドボレクが絡んでい て、彼自らお出ましして退治されるなり捕まれば浅川の点数は鰻登り。もしも、今回の件にドボレクが絡んでいなくても、2人のパフォーマンスで浅川の優位は 確実になる。うまい手を考えついたモノだ。 「わかった。田所さん、俺もそうなれば協力するが、俺としてはそんな絵を描いたあんたの本心が知りたいな」 村山のストレートな言葉に、若い議員は降参したと言わないばかりのため息をついた。 「い いでしょう。ぼくはアメリカに留学して危機管理を学びました。その分野を学んだら、日本の危うさは一発でわかります。ぼくは国のために、せっかく学んだ知 識を活かしたかった。だが、ぼくの家は政治とは何の関わりもない。だから、一から始めたんです。市議会で当選して実績と人脈を作り、次は県議会、そして国 会。市議会なんて、そのための布石にすぎなかった。でも、九州がこの世界に来てから。国会もなくなった。その時に、ぼくは考え直しました。野心を捨ててこ の国、この地域のためにできることをしようと。ポストや名声はその後からついてくるモノじゃないですか・・・。そう思っていた矢先にテレビで目にしたの が、ドローテア様の言葉でした。ぼくはショックを受けましたよ・・・」 彼の言うのはあの、芦屋でのドローテアの怒りの演説であった。 「市 議会、県議会を踏み台にして国政に乗り出すなんて、ぼくの野心や野望がちっぽけに感じましてね。そうしているうちに、ガシリアに渡った兄からさらに、ド ローテア様の活躍を聞きました。それで決心して、先日のテロ事件の現場に赴いて、みなさんのお手伝いをさせていただいたわけです。今のぼくは議員バッジは つけていますが、こんなものに執着はしていません。日本とガシリアのために、力を尽くしたい。ただそれだけでなんです・・・・」 一気に話し終わった田所は自嘲気味に缶ビールを口にした。 「軽蔑したでしょ?野心むき出しの議員なんて」 「いや、そうは思わないな・・・」 村山が不意に言った。それを聞いて田所は意外だという表情を浮かべた。 「あんたの言うことはおそらく本当だ。そして、それをドローテアも信じたんだろ?だったら、俺も信じるよ。願わくば、もうちょっと偉くなって、浅川や丸山を押さえて欲しいくらいだ」 「あ、ありがとうございます!」 田所と村山は固く握手した。それを見るドローテアとバルクマンは互いに顔を見合わせて安心したように肩をすくめた。 「バルクマン、そなたの言うとおりだった。最初から村山殿と田所殿を引き合わせるべきだったな」 「はい。まあ、結果がよければそれでよしとしましょう・・・」 一通り意志の疎通の終わった一同だったが、2本目の缶ビールを飲み干した村山が田所に向き直った。 「で、俺の仕事ってのは?」 「ええ、ドローテア様、バルクマン様には公安と県警ががっちりガードしています。東亜コーポレーションも公安の監視下にあります。村山さん、あなたには土井田陣営に入り込んで欲しいのです」 議員の意外な言葉に村山も興味を示した。 「東 亜コーポレーションに関しては公安が全力で洗っていますので、ドボレクの会社かどうかはすぐにわかるでしょう。でも、土井田とのつながりを証明できないこ とには一挙に殲滅というわけにはいきません。土井田と東亜コーポレーション、そしてドボレクがつながったら、公安と自衛隊で一気に彼らを殲滅。マスコミに 情報を公開して土井田にも致命傷を与えるわけです」 田所の提案は村山の心をふるわせた。久しぶりに探偵としての大仕事だった。だが、彼は田所に一言付け加えることを忘れなかった。 「だ がな、田所さん。ドボレクは選挙なんかこれっぽっちも重要視していない。あわよくば楽して日本とガシリアの関係が冷えてくれればラッキー程度の認識だろ う。この前のテロもそうだ。浅川と王が死ねば、当然両国の関係は冷え込む。そのために金を学生どもにばらまいて、ダンカン公をそそのかしただけだ。失敗し たところでヤツ自身は痛くもかゆくもないわけだからな」 「つまり、選挙に関係なくドローテア様が狙われる可能性も高い、ということですね。わかりました。十分に注意しましょう。」 打ち合わせがすんだところで、重岡が寂しそうな顔をしている。ドローテアがそれに気がついた。 「どうした?重岡殿」 「で、自分は一体何をすれば・・・・?」 置いてきぼりを食らったような気持ちに襲われた重岡は恐る恐る尋ねた。 「もちろん、東亜コーポレーションの手入れの指揮を執ってもらいます。」 田所の言葉に、彼はぱっと明るくなった。 2004年6月27日 13時21分 北九州市若松区本町 土井田高子事務所前 かつては大きなデパートの建っていたメインストリートにはぽっかりと空き地ができている。その空き地に2階建てのプレハブが建ち、残った敷地には多くの車と街宣車が止まっている。 「ここって確か、公有地だったんじゃねーのか・・・」 さりげなく、携帯のカメラで村山はその様子を撮影した。それをスーツのポケットにしまうと軽く深呼吸した。さて、いよいよ仕事の時間だ。村山は歩き出した。
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600 :創る名無しに見る名無し:2013/09/24(火) 21 38 01.18 ID 0pNNGTs2 議論中申し訳ないが女性のケンタウロスをネタにちょっと書いてみたので投下する。 ちなみに私は>443氏でも>591氏でもないのであしからず。 村の広場では騒ぎが起こっていた。 泣き叫ぶ少女を寄ってたかって押さえつける男たち、真っ当な人間ならば誰でも激怒する場面であろう。人によっては問答無用で殴りかかったかもしれない。しかし村人は皆おとなしく列を作ってそれを見守っていた。 「いや~!針刺されるの嫌~!」 「こら、暴れるんじゃない!ハムテル、二階堂!ちゃんと押さえないか!これじゃいつまでたっても終わらんぞ!」 「はっはいわかりまし―うごっ?!」 「ええい…菅原教授手伝ってくれ!君馬が大好きだろう?」 「確かにそうだが私が好きなのは「私馬じゃな~い!ケンタウロスよ!」 「教授早くしてください、これじゃいつまでたっても片付かないじゃないですか」 注射を嫌がって暴れるケンタウロスの少女と彼女を必死に押さえつける獣医たち。そんな騒ぎをやや離れたところから見守る迷彩服姿の自衛官たちの顔には困惑と呆れ、そして諦めの色が見えた。 「いつになったら終わるんですかね、あれ」 「知らんよ。俺も子供の頃は予防注射が嫌だって暴れたことがあったから彼女の気持ちは分からんでもないが、さすがにあの暴れっぷりは擁護できん」 「伝染病対策に予防接種が有効だっていうのは理解してもらえましたけど、これじゃ先が思いやられますね。私達も手伝ったほうが良いのでは?」 「やめとけ、あの足で蹴られて骨折でもしたらシャレにならん。あの先生方だって若い連中をたくさん連れてきてるんだ、そいつらにやらせりゃいいだろう」 そんな彼らの目の前で何とか注射を済ませた獣医たちは、並んで順番を待っているケンタウロスたちに向かって声をかけた。 「はい、次の方~」 獣医たちの仕事はまだまだ続く。 おしまい ケンタウロスって病気になったらどっちの医者にかかるんだろう…人間の医者?それとも獣医? 603 :創る名無しに見る名無し:2013/09/25(水) 02 29 00.36 ID TJHFfswV ケンタウロス族は血の気が多く、無闇に気合の入ったのがいて、俺はやるぜ!とばかり予防接種会場に鼻息荒く乗り込んできて、 おうセンセイ、活きのいい奴で一発頼むぜとばかりに腕を捲くり、 「俺はやったぜ! 俺はやったぜ!」 と、意気揚々と引き揚げていく者も居るのだが... まあ、なにぶん初めての試みには現場に戸惑いや混乱はつき物ではある 尖った針の恐怖に泣き出した少女 釣られ泣きするその弟 そして少女に蹴られて転がっていく二階堂 おい血が止まらんじゃないかと食ってかかる老人と、逆ギレした漆原教授をとりあえず羽交い絞めする自衛隊員とハムテルたち 血の気の多いケンタウロス族は、止めるどころか面白がってはやし立てる 会場の隅っこでは子供らに目をつけられたチョビが、追い回されなでくり回されている 「や~ん」 接種会場はまるで野戦病院と保育園と盆と正月がいっぺんにやってきたような有様 もう予防接種どころではない 「菅原さん、どうしますか」 「ケンタウルス族の族長が漆原君と大ゲンカしてる状況では、今日はもう無理でしょう....1曹さん、すまんがまた順延ということに」 「了解しました。 士長、また族長の奥方呼んで来てくれ」 獣医と自衛官のお仕事はまだまだ明日も続く 続くのだ... 「誰もこないと ひまよね~」 注射台の前で飼育箱のスライムに餌やりをはじめる菱沼女史 そこが札幌であろうが前人未踏の 異世界であろうが、彼女のマイペースは崩れないのであった
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オベア将軍が留守にしているフォリシア首都ジェルークスから南へ数十キロ程度のところに、普段は交易船が行き交う商業港があった。貨物を満載した貨物船が次々と寄港し、出港するその湾の一角には、場違いな軍船が多数並んでいた。 それは喫水の深い横帆の外洋軍艦、輸送船だった。桟橋に接岸した軍艦に兵糧、武器等を積み込む兵士が絶え間なく行き来していた。街には普段の様を一変させるほどの大量の兵士が待機しており、立ち並ぶ商店などを冷やかす者もいた。 港の全貌を一望できる塔が港湾施設の端に立っていた。灯台も兼ねるその塔の展望室に作業の進捗状況を、陽の進み具合と比べながらやきもきしている司令官がいた。 「遅いなあ…まだ搬入作業が終わらんか…」 黒い海軍の制服を纏ったフォリシア海軍総司令マルケル・タビラス提督は嘆息した。十センチほども伸ばしたあごひげが特徴の、五十代の大柄な男だった。後ろに撫で付けた髪の毛にも大分白いものが混じってきた。体格といかつい顔に反するような穏やかな性格であったため、慕う者も多かった。 「失礼致します」 一人の参謀が静かに室内へ入ってきた。彼はタビラスの側に立ち、たった今受けた連絡員から報告を小声で伝えた。 「日暮れまでに完了します」 「うむ…今夜にもすぐ発つ。兵員の収容も急いでくれ」 「はっ」 参謀はタビラスと同じ光景を見渡し呟いた。 「しかし随分と慌しく兵を集められましたな。もう少し時間があればちゃんと…」 「陸の方が持ちこたえてる間に行かないとね。オベア君との約束があるでな」 彼は先日首都に戻ってきているオベアと会った際に交わした言葉を思い出した。 首都郊外の一等地にそびえるタビラスの巨大な邸宅の一室。幼い孫とまだ若い息子夫婦に挨拶するオベアを自室に引き込んだ彼は、茶色がかった蒸留酒を水で割り、グラスをオベアに手渡した。 「城では随分こっぴどくやられてきたようだなあ」 渡されたグラスを握り締めて、立ったままオベアは薄笑いを浮かべた。 「いえいえ、提督がご心配なさるほどのことはありませんよ」 「心配なんかしてないさ」 タビラスはいたずらっぽく笑うと、最寄の椅子にすとんと腰を下ろした。五十を過ぎた彼の目尻にはすでに幾筋もの皺が刻まれていた。彼が目を細めると、さらにくっきりとそれは浮かび上がった。 「陸軍ばかり楽しそうじゃないの。海軍もそろそろ混ぜて欲しいところだね」 オベアはかぶりを振った。 「楽しくなんかありませんよ?負け戦とは言いませんが正直、希望なき戦いですからね」 「そこからひっくり返したら、さぞかし楽しい戦になるだろう」 オベアは渡されたグラスの中身を少しだけ口に流し込んだ。喉を鳴らして飲み込むと、仕方ないなというようにひとしきり大きく息をつき、言った。 「簡単に言ってくれますねえ…それじゃあ一つお願いしましょうか」 「また軍議も通さず独断専行ですか?提督。大体、陸軍総司令のクリミ殿にまず話を通すのが筋ではないですか。オベア殿と勝手に話を進めちゃって…後で面倒なことになっても知りませんよ?」 おもむろにひげを撫でながらタビラスは答えた。 「クリミ殿が病身で軍の指揮からは離れておられるのは知っているだろう。サイキタイ君はお留守番と事務管理が仕事だ。今の陸の実権はオベア君が握ってる、問題ないよ」 フォリシアの陸軍は総司令のロビリオ・クリミが一年ほど前に体調を崩してから二人の上級将軍カルダー・オベアとドーマ・サイキタイの二頭体制となっていた。が、サイキタイは元よりデスクワークを好む性質であり、ほとんど部隊の指揮を執ることはなく交渉、事務の専任といっていい状態だったため「書き物将軍」などと揶揄されたりもしていた。ただ、オベアや内部の人間は理想的な役割分担と評価していた。 タビラスは再び窓の方に振り返り、輸送船に積み込まれていく騎馬を見下ろした。陽が地平線へ近付き、光の赤みを増していた。 「さて、下に降りてハッパでもかけてこようかな。君は魔導処理を施した鎖の配置を確認してくれ」 扉を開けてゆっくりと階下へ降りる司令官を見ながら、参謀は呆れたようにため息をついた。 大森林の中のオベア将軍は苦い顔で報告を聞いた。 「結局、戦果があったのは初日だけという訳か」 魔法の灯りで煌々と照らされた洞窟の中、顔を伏し意気消沈した魔道師隊の様子を見て、オベアは顔を緩めて頭を振った。 「立案したのは私だ。元より君らを責める気は全くない。見通しが甘かった、それだけだ」 事件の翌日には動物達の持ち帰った自衛隊員の髪の毛は全て人工毛になっていた。もちろんそれは彼らが日本から急遽持ち込んだものだ。 「この人工の髪の出来はどうだ。本物とまるで見分けがつかないじゃないか。全く…素晴らしい」 オベアは髪をつまんで皆の前に差し出した。魔道師が魔術をかけるまで、誰も人工のものだとは誰一人として気付かなかったものである。 「我々が戦っているのはこんなものを油から作り出す怪物だ。だが、その怪物どもはあそこに陣を張ったまま一向に前に出てこない。ということは、異界の軍は森林戦をする気はさらさらないということだな。用心深いことだ…本当に頭にくるな」 この大森林に届くまでにかなりの補給部隊が自衛隊の爆撃機に壊滅させられていた。食料、武具にはかなりの余裕があったが、魔道部材はまさかこれほど大量に必要になるとの見通しがなく、本拠からの補給に頼る他はなかった。いずれ対ゲート結界網の補修が追いつかなくなるのは時間の問題だった。 オベアは腕組みをしたまま洞窟の壁に寄りかかった。戦いが始まってから無数についた深いため息を、彼は再び繰り返した。肺の空気を全て吐き出して、言った。 「行くも地獄、留まるも地獄と。どうする、退くかね?」 「まさか」 部下は皆、苦笑しながら否定した。ランプの灯りが点る洞窟の中の緊迫した雰囲気が少しだけ和らいだ。 「大臣達の前でタンカ切ってきたんでしょう?聞きましたよ」 オベアはやめてくれよと言いたげに小さく手を振った。 このまま為す術なく山の中で朽ち果てるというのは、誰も望んでいない。場では次第に打って出るべきの声も出始めていた。一人の幹部が勢いにまかせて言った。 「霧を張って奇襲をかけるのはどうだ。こちらの距離まで接近してしまえば、数は我らの方が多い」 オベアは彼らを何度も諭し抑えた。 「やめろやめろ。奴らはこちらが焦れて平地に出てくるのを待っているんだぞ?霧なんか出たらそれこそ奇襲に絶好の機会、逆に言うと喜び勇んで這いずり出てきた阿呆を一掃する機会ということだ」 しばらくして、座の片隅で考え込んでいた魔道師部隊の幹部が開き直ったように大きく声を出した。 「では、一世一代の大バクチといきましょうか」 彼はテーブルに広げられた大森林の地図に筆で印を入れた。それは大森林で最も戦地に近い小高い山の位置だった。 「地精湧昇五芒陣の使用、お認め頂けますね」 その単語を聞いて皆の眼の色が変わった。 「溶岩招来を使う気か!?我らもただでは済まんぞ!」 幹部の一部は露骨に怒り出し、怒声を彼にぶつけた。洞窟の中は一気にざわめき始めた。 「溶岩を喚ぶほど魔力はかけません。あれは制御できぬものですから…魔力を調整して火山煙を喚んでみせましょう」 この世界の魔法の中でも最高クラスに位置する、マグマを操り地上に噴出させる溶岩招来は、大規模な魔方陣と大量の賢者の石を消費するため元々戦闘には向かない魔法である。噴火してしまえば敵も味方もない大災害を引き起こすそれを使おうというのだから、他の人間が色めき立つのも当然というものだった。 オベアは場を静めて聞いた。 「煙を喚んでどうするつもりかね?」 「火山の煙の中には有毒なものもありますれば…溶岩は流れる方向を操ることはできませんが、煙であれば風魔法にて風量風向を変えることによって制御可能です」 火山ガスを利用した作戦を前々から温めていた魔道師は、ここぞとばかり熱を込めて面前の幹部らに説明した。幹部達の疑問はあれほどの高度な技術を持つ異界の軍が有毒ガスなど意に介するだろうかと、いうことだった。彼は自衛隊がまだこちらのやれることを全て把握している訳ではない、とした上で言った。 「ですから、最初の一撃で大打撃を与えねばなりません。決して気付かれぬ様、霧と、風と、溶岩招来の三種複合魔法陣をもって」 荒唐無稽とも思われるその案をオベアは黙って聞いていた。他の幹部達もオベアの判断に一任したようであった。 「敵に近付かずに倒さねばならないのでしょう?普通にやって普通に負けるのでよろしいので?」 ランプの光に小虫が群れる中、魔道師が決断を促すように言った。オベアはしばらく考え込んだ後、首を縦に振った。 「…何日かかる」 「三十…いえ二十五日でなんとか」 「陣払いされたら終わりだな」 「はい、ですから大バクチです。が、それで森に入ってきてくれるならそれは望むところですし、そうでなければ結界網が突破されたときでしょう」 オベアは深く頷くと、坊主頭をぼりぼりとかいて手を頭の後ろに組み、椅子に寄りかかった。 「二十五日、結界網をもたせればいいんだな…しょうがねえなあ。全員で槍持って突撃した方がどれだけ楽かわからんなあ」 洞窟の中の皆で声を出して笑った。 かつて皇帝一族の居城だった建物があった。代々の皇帝が少しずつ改装し、増築してきたその建物は城砦と呼ぶには全く華美なものであった。やがて革命で皇帝一族は国を追われ、革命者らがその居城を乗っ取ったが、そこはやはり政治の中心地として使用された。他に類のないその威を破壊してしまうのは、やはり共産主義者でも惜しかったのだ、と誰もが思うだろう、レンガ積みの尖塔と白亜の寺院が立ち並ぶ様。まるでファンタジーの王宮を思わせるが、城壁の中では世界中からやってきた観光客でひしめいていた。 通称クレムリン。ロシア共和国の政治を一手に司る地である。多々ある宮殿の中の一室では、ハゲ上がった頭の目つきの鋭い男がまさに室内に入室したばかりだった。使者が恐れ入るように自国の最敬礼を取ると、彼は手を振って顔を上げるように促し、きつい顔を最大限に緩めて右手を差し出した。 「待っていたよ。ようこそ、異世界の友人よ」 使者の右手を優しく握ると、彼は室内の中央にあったテーブルの前の椅子にドンと腰を下ろした。彼は唐突に話を切り出した。 「で、欲しいものは何だい?」 まるで話す前から内容がわかっているかのような言い草に使者はうろたえた。震える声で、 「せ、世界に冠たるロシア共和国大統領閣下にご挨拶申し上げ…」 「御託はいい。内容と要求を簡潔に」 「はっ、はいっ!」 フォリシア王から派遣されてきた使者は大統領に今までの経緯を洗いざらいぶちまけた。大統領は普段のきつい表情が一変、終始緩んだ顔で、ときおり微笑さえ浮かべながら使者の話を聞いていた。 話の最中に一言二言質問を入れた。使者は彼の知識の中でできるかぎり説明した。一通り話が終わると、合点がいった大統領は自らの手で優しく使者の手を握り込んだ。 「任せなさい。我がロシア軍が侵略者たちを蹴散らしてあげよう。こちらの武器も欲しいんだね?小銃に弾、訓練要員もすぐに派遣しよう。もう恐れなくてもいい。安心して下さい。我々は味方になります」 優しくかけられたその言葉に使者は涙を流して喜んだ。さっそく細部を詰めるために別室での協議が開かれることになった。大統領は始終使者に優しく振舞い、協議は他に任せ官邸に戻るため、迎えの車に乗り込んだ。 「後で奴らがアメリカへ行かなかったことに乾杯しよう」 車内で上機嫌の大統領は側近にグラスを傾けるジェスチャーを見せた。 ゲート技術を手に入れればアメリカでも欧州でも、どこでも頭上にゲートを開くことができる。そんな技術が日本に、ひいてはアメリカ側だけに確保されてしまったのではたまったものではない。薄々日本が何かやっているということは聞き及んでいたが、その決定的な技術が独占されかかっていたことに大統領は驚き、されなかったことに心から安堵した。 「しかし今自衛隊とやり合うことは避けたいな…我がロシア陸軍が負けるとは思わんが無傷で済む訳がないし…さて、どうやって話をつけようか」 側近は恐ろしい計画を語った。 「日本が拠る国を滅ぼさせてしまえば、ゲート技術はロシアが独占できますね」 かつてKGBで暗躍した大統領はふふん、鼻で笑い答えた。 「今度は異世界で代理戦争か。君らも好きだな」 「異世界で『何か』があってもお互いこちらでは他言無用ということに…まあ、それは日本もわかっているとは思いますが」 「とりあえずまだブチ当たるのは早い。近日中に首脳会談を要請しておいてくれ」 「畏まりました」 言うと側近は手早く彼のスケジュールの整理を始めた。