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【種別】 宝具 【初出】 X巻 【解説】 “紅世”最高の天才自在師“螺旋の風琴”リャナンシーと、彼女を捕らえて「啼かせる」鳥籠。これらを総称した宝具の名称。 リャナンシーを捕らえている鳥籠型の宝具には、“存在の力”を注ぎ込むことで“紅世の徒”を身体だけでなく意識すら支配する力があり、ありとあらゆる自在法を紡ぐことができる最高の自在師を支配することで、あらゆる自在法を「啼かせる」ことが可能だった。 ただし、支配して「啼かせる」には莫大な“存在の力”を注ぎ込む必要があり、「啼かせた」後も、その自在法を使うために消費する“存在の力”は支配する分とは別途必要なため、並の“徒”では力を使い果たし自滅する。 鳥籠単体では、あくまで「“徒”を捕らえ支配する」宝具であり、リャナンシーを捕らえる以前には別の名称があったと思われる。 リャナンシーは一度だけ、鳥籠を行路の檻と呼んだが、法具の名称に必ず付けられる『』が無いため、鳥籠の正式名称かリャナンシー流の呼び方なのかは不明。 なお、『狩人のフリアグネV』で“紅世”の神をこの宝具で操るのは無理だとフリアグネが解説している。 様々な“徒”達の手を渡り行き、最終的に“棺の織手”アシズの目指す『壮挙』の要とするために[とむらいの鐘]が所有者であった“王”の組織と、フレイムヘイズたちとの三つ巴の戦いを制して奪取。同時に行われた『壮挙』の宣布と共に、中世の『大戦』勃発の直接的な原因となった。 リャナンシーが大人しく『小夜啼鳥』をやっていたのは、彼女がその時は自暴自棄だったからで、その気になれば鳥籠の呪縛から逃れることは簡単だった模様。 中世の『大戦』終盤にてドナートからガヴィダに託された言伝をマティルダ・サントメールから伝え聞き、マティルダとアラストールの愛の凄絶さに心打たれて、「その気」になったリャナンシーは、視線を向けたり二指をあてるなどの簡単な動作だけで鳥籠の力である支配の紋様を消し去り、簡単に鳥籠を破壊して逃げ去った。 【由来・元ネタ】 由来はドイツ語でヒタキ科の小鳥『ナイチンゲール,サヨナキドリ』を意味する「Nachtigall」だと思われる。とても美しい声で鳴くことから、「西洋のウグイス」と呼ばれることもある。 一方で「墓場鳥」の別名も持ち、そこに墓地の悪魔「ラミー」との関連を見るのは穿ちすぎだろうか。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆自在法を紡ぐという点だけは、ティリエルの『オルゴール』と同じだった。 ☆自在法を使ってほしければ、まずリャナンシーに頼む方が手っ取り早かったな。二番目の持ち主以降は、交渉しようにもできなかっただろうがな。 ☆リャナンシーを捕らえる以前の鳥籠は、どんな用途で作られたのかが気になる。 ☆↑2リャナンシーは気儘に活動していたみたいだから、気が向かないと頼み込んだところでやってくれるとは思えなかったのではないか?『小夜啼鳥』になる辺りには、もう自暴自棄でやる気は何もなかったわけだから、頼みようにも無駄だっただろうしな。 ☆捕獲用の宝具は他にウコバクの『アタランテ』がある。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグやニティカやアナベルグやティリエルやソラトやカシャや[革正団]のサラカエルやドゥーグや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやイナンナやフックスやトンサーイや『色盗人』のバロメッツが欲しがりそうだな。
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【種別】 自在法 【初出】 I巻 【解説】 数百年前の中世に[とむらいの鐘]の首領“棺の織手”アシズが、自在法『都喰らい』の布石として、オストローデ市のトーチたちに仕掛けた自在法。仕掛けた自在師の指示ひとつで、代替物の形骸を失って分解し、元の“存在の力”に戻った。 後に、現代にて“狩人”フリアグネが、これに近い仕掛け(ハンドベル型宝具『ダンスパーティー』によるトーチの一斉爆破)を使って御崎市で『都喰らい』の再現を目論んだが、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナと坂井悠二によって阻止された。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』以上に広範囲に仕掛けたんだろうな。 ☆フレイムヘイズたちの目を逃れて細工を施すのは、さぞ大変だっただろうな。 ☆糸といえば、他に『鬼功の繰り手』サーレの糸繰り能力が、鍵といえば[仮装舞踏会]の『三柱臣』ベルペオルの『非常手段』があった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[百鬼夜行]がこの自在法に絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆『天道宮』や『星黎殿』や大戸ファンシーパークや御崎アトリウム・アーチにも使用していたら面白そうだったのにな。
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サービア サーレ 最強の自在法 祭基礼創 サイクル 宰祝の社壇 祭殿 祭礼の蛇 サウスバレイ 坂井貫太郎(さかいかんたろう) 坂井千草(さかいちぐさ) 坂井三悠(さかいみゆ) 坂井悠二(さかいゆうじ) ザガン 作品時列表 サックコート 笹倉綾人(ささくらあやと) 佐藤啓作(さとうけいさく) 無何有鏡(ザナドゥ) 五月蝿る風(さばえるかぜ) サブラク ザムエル・デマンティウス サラカエル ザロービ 三角関係 さんじゅうしのしゃな ジェヴォーナ ジェタトゥーラ 視界撹乱 ジクムントの門 自在師 自在式 自在法 獅子吼 ジシュカの丘 七宝玄珠 地駛 四方鬼 捨身剣醒 ジャックランタン シャナ シャナたん シャナの秘密の小箱 シャフレワル シャヘル ジャリ シャンゼネタ 修復 シュドナイ シュルス・レルリス ジョージ 称号 嘯飛吟声 地雷 ジルニトラ シロ 孤児(シロッツィ) 神威召喚 人化 神器 真紅 身口意 神鉄如意(しんてつにょい) しんでれらのしゃな 審判 神門 深夜の鍛錬 スクレープ スティグマ スティグマータ ストマキオン ストラス スフマート スプレット スペイキル スリュム スレ内での頻出質問 清秋祭(せいしゅうさい) 清なる棺 星黎殿 世界の歪み セシリア・ロドリーゴ セドナの舞 セトの車輪 ゼミナ セムルヴ セレーナ・ラウダス センターヒル センティア 千里眼 ソアラー 壮挙 早朝の鍛錬 相柳 ソカル ゾフィー・サバリッシュ ソラト ゾリャー 存在の泉 存在の力
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悠二が「封絶」で見せた“銀”の炎。 それは共に戦ってきたフレイムヘイズだけでなく「紅世の王」たちにも大きなショックを与えた。 誰も知らない“銀”の正体とは。何故その力が悠二の中にあるのか。 答えの見つからない疑問と疑惑が交錯する中、シャナたちは悠二に新たな力の開花を期待する。 以前から指摘されていた、悠二の研ぎすまされた感覚と状況分析能力から予想される自在師としての適正だ。 マージョリーの指導で始まったその鍛錬は、悠二自身の頑張りもあり順調に進んで行く。 だが、その頑張りに、マージョリーは違和感を持ち言葉をかける「覚悟っていうのは、頭じゃなく腹で決めるものよ」と。 編集長の一言 清秋祭が、終わり。 みんないろいろな悩みを 持ちながら平穏な時を過ごし始めた そう悠二も、焦りからか、鍛錬にも積極的になる だが、シャナは、それに距離を感じた 映像は、こちら(消失の場合は、連絡の事 灼眼のシャナⅡep 18part 1 灼眼のシャナⅡ サブタイトルへ戻る
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【種別】 自在法、行為 【初出】 VI巻 【解説】 世界の歪みを均して修復するための自在法。また、その実行までの準備行動も、調律の一環と言える。 普通は『調律師』と呼ばれる専門のフレイムヘイズが行う。調律師それぞれの方法で、「本来あるべき姿」のイメージを採取し、歪んだ世界を本来のイメージに近づける。 作中では、調律師の一人である『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが宝具『メケスト』を駆り、自在法『カデシュの血印』・『カデシュの血脈』・『カデシュの心室』を用いて調律を行っていた。御崎市での調律のイメージは、吉田一美から提供された。 調律の効果なのか、調律を行う際に消費しているのかは不明だが、調律を行った後はその地域のトーチの数が激減する。 最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたことで歪みが消失し、調律を行う必要がなくなった。 【コメント】 ☆アニメ版で登場・使用された。 ☆マージョリーが御崎市を調律しなかったところをみると、普通の自在師には『調律』は無理だったのだろうな。『鬼功の繰り手』サーレにも無理だろうな。 ☆封絶や炎弾や『達意の言』のようには普遍化できなかったのかもな。 ☆[巌楹院]や[とむらいの鐘]のアシズがこの自在法に絡んでいたら面白そうだったのにな。
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登録日:2017/07/20 Thu 22 01 20 更新日:2023/05/24 Wed 11 45 07NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 とむらいの鐘 ナイチンゲール ナハティガル バル・マスケ ラミー リャナンシー 仮装舞踏会 偽名 劇的ビフォーアフター 天才 妖精 宝具 小夜啼鳥 屍拾い 引きこもり 浅倉杏美 清川元夢 灼眼のシャナ 異世界人 紅世の徒 美少女 老紳士 自在師 螺旋の風琴 『灼眼のシャナ』の登場人物。 CV.清川元夢(ラミー時) “屍拾い(しかばねひろい)”は通称。炎の色は深い緑色。 ◆概要 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人“紅世の徒”の一人。 普段は老いた紳士の姿をしているが、これは憑依したトーチの姿を借りたもので、本来の姿ではない。 力そのものは小さいが、トーチから“存在の力”を集めたり、追跡を逃れるため多くのダミーを配置したり、わずかな動作で特定の人物だけを眠らせたり、と言った技巧に優れた自在師。 通常の“紅世の徒”が人を喰らうのと違い、人を直接食らわず、屍=トーチ(*1) のみを食らい力を集めている。 その為、ラミーは他の“紅世の徒”から“屍拾い”と呼ばれ蔑まれている。 ラミーがこのような屈辱に甘んじてもなお、“存在の力”を集め続けているのは、その目標とする絶対量が余りにも膨大なためである。 彼が行おうとしている『失われたものを復元する自在法』は、完全に破壊されたものを元に戻すという性格上、その式の起動には莫大な量の“存在の力”を必要とする。 それを真っ正直にこの世の人間を喰らうことで集めようとすれば、“祭礼の蛇”や“棺の織手”のようにどれだけ強大な存在であっても、集まってくるフレイムヘイズに討滅されてしまう。 しかし、無害でさえあれば、フレイムヘイズは通常、討滅に乗り出してこない為、ラミーは他の“紅世の徒”が作った燃え尽きそうなトーチを摘み、糧とすることで世界のバランスに影響を与えないようにしている(*2)。 とはいえ、それでもマージョリー・ドーのように目をつけて襲って来るフレイムヘイズもいるのだが。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 以下ネタバレ その正体は、“紅世”最高の自在師と名高い“螺旋の風琴(らせんのふうきん)”リャナンシー(*3)。 cv浅倉杏美 「“屍拾い”ラミー」という通称も、本名を隠すための偽名。 真名は“螺旋の風琴(らせんのふうきん)” 。 普段の老紳士の姿も、“存在の力”の消費を減らすために寄生しているトーチのものであり、本当の姿は翠色の短髪の儚げな雰囲気の少女。 力の総量自体はとても小さな“紅世の徒”でありながら、あらゆる自在法をまさに望むまま、自由自在に構築できる。 かつて “探耽求究(たんたんきゅうきゅう)”ダンタリオンとの共同研究で封絶や転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出した。 ◆過去 遥かな昔、紅世からこちらの世界にやって来たリャナンシーは、他の多くの“紅世の徒”と同様に己が欲するままに力を振るい、そのために人間を喰らうことに何の疑いも持たず自由に世界を遊び巡っていた。 その旅の途中でリャナンシーはロンバルディアの片田舎で芸術家を目指していたドナートという名の青年と出会う。 やがて二人は愛し合うようになるが、リャナンシーが人を喰らって存在する者であることを知ったドナートは、悲しみと怒りの余り彼女を非難してしまう。 恋人に非難されたことで衝動的にドナートの元を飛び出したリャナンシーは、無気力状態で彷徨っていたところを、とある“紅世の王”によって捕らえられ“紅世の徒”を支配する鳥籠型の宝具に閉じこめられた。 それ以後、膨大な量の“存在の力”を注ぎ込むことで、内に捕らえたリャナンシーに望みのままに自在法を使わせる宝具『小夜啼鳥(ナハティガル)』(*4)として扱われるようになったリャナンシーは、やがて時を経て“棺の織手”アシズの手に落ち、『とむらいの鐘』による『壮挙』(*5)の中核にされる。 「ドナートは俺に言った―――――君の絵を描いたよ、と」 「―――――絵を」 「見たい、触れたい、確かめたい」 「ドナートの描いた、私の絵を」 長年に渡って無気力と諦観の泥中に沈んでいたリャナンシーだったが、中世の『大戦』の最中、ドナートが死の間際に残した自分への伝言を耳にして気力を取り戻し、アシズの支配を跳ね除け自らの意志で籠を出た。 大戦後、ドナートが自分を描いた絵を見に行くが、彼の絵は既にローマ略奪の際にこの世から失われた後だった。 その後、失われた絵を復元するための自在法を編み出したリャナンシーは、その自在法の発動に必要な莫大な量の“存在の力”を集めるため、本来の真名と存在を隠し“屍拾い”ラミーとして、長い時間をかけて消えかけのトーチから“存在の力”を集めていくこととなる。 愛した人が彼女の為に残してくれたもの、しかし今は失われてしまったものをその目で見、触れ、確かめるためにリャナンシーは他の“紅世の徒”達から“屍拾い”と揶揄されながらも、この世界を彷徨い続けた。 ◆作中での活躍 本編にはII巻で登場。 マージョリー・ドーに追われながら“狩人”フリアグネが、『都喰らい』の準備で大量に作りだした多数のトーチを目当てに御崎市に現れた。 偶然から美術館でデート中の坂井悠二と吉田一美に出会い、シャナとの関係に悩む悠二に様々な助言を与える。 彼を追って御崎市にやってきたマージョリーに襲われるが、この時はシャナたちによって救われ、マージョリーをねじ伏せ自身を守ってくれたシャナと悠二に報いるべく、集めた“存在の力”で戦場を修復して去っていった。 その後、現代の大戦の開戦に伴い、デカラビアから動員令の伝達を受け、『仮装舞踏会(バル・マスケ)』に招聘される。 『星黎殿』にて悠二・アラストール・シャナと再会した後、仮装舞踏会の客分として、『久遠の陥穽』に向かった教授に代わり『大命詩篇』の分析にあたった。 リャナンシーが仮装舞踏会に協力したのは、彼らの大命に賛同しているからではない。 大命の最終目標たる楽園創造が成れば、この世界の“紅世の徒”の数も、その食い滓であるトーチも激減する。 そうなれば彼女の望みである失われた絵を復元するための自在法を起動させることは永遠に不可能になる。 もはや、この世から去る“紅世の徒”が残していくであろう“存在の力”を己が望みの糧とするしか、彼女には他に選択肢が無かったのだ。 そして最終巻にてようやく自らの望みを果たした彼女は、リャナンシー本来の姿に戻り、悠二に約束であった遺失物を復元する自在式を渡して更にとある餞別を残して、長年の望みであった復元したドナートの板絵を胸に抱きながら、新世界へと旅立っていった。 ◆余談 ちなみに、最終巻で坂井悠二が身につけた自在法に「グランマティカ」の名をつけたのは彼女である。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アニメじゃ少ししか出なかったけど本来の姿は可愛かったな。 -- 名無しさん (2017-07-31 01 46 51) 名前 コメント
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【種別】 “紅世の徒”、真名 【初出】 I巻 【解説】 封絶や転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出した、“紅世”最高の天才自在師と称される“徒”。 その能力と功績から、その真名は世に多く広まっている。 参照→ラミー、リャナンシー 【コメント】 ☆アニメ版から登場していた。 ☆[とむらいの鐘]の“冥奥の環”アシズや[宝石の一味]の頭目“瓊樹の万葉”コヨーテやダンタリオン教授のように、この真名で呼びかけられることは滅多になかった。 ☆作者が何故“紅世の王”にしなかったのか不思議である。 ☆↑能力が既に反則級なのに、保持できる“存在の力”まで強大だったら作中でのバランスが崩壊するからだろうな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[マカベアの兄弟]のダーインや[轍]のギータやケレブスや[狂気の城]や『色盗人』のバロメッツとも絡んでいたら更に面白そうだったのにな。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』では、靴職人兼硝子細工師ラミーとして登場している。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、リャナンシー兎として登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、ガブリナ・リャナンシーとして登場している。
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【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 真名は“愛染他”(あいぜんた)。炎の色は山吹色。 姿はリボンをあしらったドレスと鍔広帽子に金髪碧眼の美少女で、フランス人形を思わせる姿をしていた。 外見が瓜二つな兄“愛染自”ソラトとあわせて“愛染の兄妹”と称された。 比較的若い“徒”で、兄のソラトを溺愛し、兄の欲望を叶える為に己の全てを捧げた。ただしソラトの他の女に対する欲望は一切甘受せず、特に相手がヘカテーの場合は名前を口にしただけで首を絞める程に厳しかった。 兄に対しては徹底的に甘やかし愛情を注ぐが、兄以外や自分達を侮辱する者には残忍で執念深い気質。ただし、愛に生きる者には敵に対してさえ好意的な面もあった。 他者のために当然のように我が身を削り滅びるという“徒”の中でも例外中の例外とも言える本質は『溺愛の抱擁』と呼ばれ、その本性の姿は山吹色の花弁で構成された炎のケープ。 この世を兄と共に渡り歩きながら自在法『揺りかごの園』などを用いて、兄の欲望を叶えるためのサポートに回っていた。 戦闘までに、人間に自在式を埋め込んで“燐子”『ピニオン』を多数作り、宝具『オルゴール』の力でそれらを起動・維持させて『揺りかごの園』を広域に拡大させることで、兄や自分に強力な回復力を持たせ、『ピニオン』が生み出す無数の蔦や蔓を使ってフレイムヘイズなどの敵をいたぶり殺していた。 自在師に数えられ、彼女の作り出す自在式は埋め込んだ人間を瞬時に高性能の“燐子”『ピニオン』に作り変えた。その技の冴えはウィネをして、彼の組織でもなかなか見ることはできないと思わせるほどだった。 “徒”としての統御力は大したものではないが、『揺りかごの園』『ピニオン』『オルゴール』の自在法・“燐子”・宝具の力による戦場の構築さえ完璧なら、その力は“王”以上となる。 この世に渡り来てすぐの頃、ウィネに連れられて赴いた『星黎殿』でヘカテーから訓令を受ける際に、彼女とちょっとした諍いを起こしているが、一方的にあしらわれた。 香港でフレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルと遭遇し、シュドナイによって逃れた後、『贄殿遮那』を求める兄ソラトの欲望を叶えるため、シュドナイを護衛に伴って御崎市に来襲。 『揺りかごの園』を使ってシャナを追い込むも、マージョリーに『揺りかごの園』の力の供給源を無効化され、力を供給出来ないで居る所でソラトが斬られ、自身の“存在の力”を削りソラトの傷を治し守るが、自身は“存在の力”を使い果たしきる直前にシャナの炎に飲まれて消滅した。 全てを兄に捧げるその存在の在り様は、シャナに己の恋愛感情を自覚させる変化を促すことになった。 参照 →ソラト 【由来・元ネタ】 名前の元ネタは、アグリッパが定めたインテリジェンスで、水星を司るとする天使 ティリエル(Tiriel)と思われる。 ウィリアム・ブレイクは、アグリッパから自身の予言書の主人公に名前を採用している。ブレイクの注釈者たちは、ティリエルを物質主義の象徴と見なしている。ティリエルは兄弟たちとともに父親ハルに反乱を起こし、西の暴君となって弟たちを幽閉・追放したり、息子たちを奴隷にしたりするが、最後には盲目となって呪いながら死ぬことになる。 執着するという意味の「愛染」と「他」から真名全体で「他(確実にソラト)に執着する」という意味だと思われる。 【コメント】 ☆アニメ版で登場した。 ☆女性の“徒”の自在師は他に[とむらいの鐘]の『九垓天秤』ウルリクムミの副官アルラウネと[仮装舞踏会]の捜索猟兵レライエと“螺旋の風琴”リャナンシーがいる。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミやモレクやチェルノボーグやジャリや『両翼』のメリヒムやイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[革正団]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第2期でも、ソラトと共にメアの『ゲマインデ』の中で登場した。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』では、サンドリヨン(ヨシダ)の意地悪な姉の一人として登場している。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、6話の舌切り雀で雀の飼い主のお婆さんとして登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、パリで遊ぶ子供たちの一人として登場している。
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登録日:2011/12/19(月) 00 43 35 更新日:2021/10/12 Tue 17 51 19 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 いいおんな お姉さん イギリス人 ゲンガーっぽい フレイムヘイズ マザーグース マージョリー・ドー 佐藤の嫁 大人の女性 屠殺の即興詞 巨乳 年下キラー 弔詞の詠み手 殺し屋 灼眼のシャナ 爆乳 生天目仁美 眼鏡 自在師 蹂躙の爪牙 酒好き 金髪 長身美女 魔女理銅子 「キツネの嫁入り天気雨、っは!」 「この三秒でお陀仏よ、っと!」 CV:生天目仁美 概要 『灼眼のシャナ』に登場する人物の一人。 初登場はⅡ巻。 【称号】『弔詞の詠み手(ちょうしのよみて)』 【契約した“紅世の王”】“蹂躙の爪牙(じゅうりんのそうが)”マルコシアス 【炎の色】群青色 【神器】グリモア 『弔詞の詠み手』の称号を持つ、“蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ。 栗色の髪(挿し絵、アニメでは金髪っぽい)に伊達眼鏡、女優顔負けの美貌と抜群のスタイルを持つヨーロッパ系美人である。 数百年を生き抜いてきた歴戦の強者に数えられる世界屈指の天才自在師。熱く燃えて冷静に戦う典型的な復讐者のフレイムヘイズでもある。 “紅世の徒”を憎むあまりに無差別に討滅し、他のフレイムヘイズと対立することも。 攻撃的な戦闘スタイルも相まって「殺し屋」「戦闘狂」として敵味方に知られる。 しかし普段は怠惰な酒癖の悪い酒好きで、御崎市滞在中は佐藤家のホームバーに入り浸っている。 名前などから分かるようにイギリス出身。 貴族の娘だったらしい。 また、ヴィルヘルミナ・カルメルとは古い飲み友達。泣き上戸な彼女の相談役兼、なだめ役に回ることも多い。 態度が軟化した事もあり、酸いも甘いも噛み分けた大人の女性として少年少女達(シャナ含む)から相談されることも多い。(主に恋愛事) 自在師としては本物の天才かつ実力者だが、ほとんどは感覚任せの即興であるため、理論立った部分の理解は乏しい。 「自在法」と「自在式」が、関連しつつも基本的には別のものである、という部分も御崎市に来るまで知らなかった。 固有能力 トーガ マルコシアスのフレイムヘイズが纏う炎の衣にして戦闘形態。 マルコシアスの本性から獣の形を模しており、見た目はずんぐりむっくりに太い手足、 目鼻は穴になっており、ギザギザの牙がある大きな口を持つ、ある意味ユーモラスな姿。ゲンガーのフォルムを想像すればわかりやすい。 口からはマージョリーが顔だけを出すことも出来る。 マージョリーの闘争心や力に応じて光り輝き、力を大きく使うとマルコシアスの本性が強く出た炎の狼の姿となる。 アニメでは目鼻が普通にあったり、口や頭も小さく、熊っぽい。 屠殺の即興詩 マルコシアスのフレイムヘイズによる自在法発現の予備動作。 本来、大きく複雑な自在法であるほど発動準備には繊細緻密な作業を必要とするが、マージョリーとマルコシアスの間でアドリブの詩を口ずさむことで、 そういった作業を自在師であるマルコシアスが補助兼ブースターとなることで通常考えられないスピードで行い、自在法を超高速で発動させる。 ちなみに、口ずさむ詩の元ネタはアメリカの伝統童謡「マザーグース(ナーサリーライム)」である。ダサいって言うな。 “蹂躙の爪牙”マルコシアス CV:岩田光央 マージョリーと契約した“紅世の王”。炎の色は群青色。 画板ほどの巨大な本型の神器“グリモア”に意志を表出する。 本性は巨大な狼で、2巻や22巻でマージョリーが形作った多頭の狼がそれである。 どちらが似たのか似た人間を選んだのか、契約者と同じく戦闘狂。 軽薄で凶暴だが、実は情に厚いナイスガイである。 以下ネタバレ注意! ◆“銀” マージョリーの復讐対象。 上記したようにマージョリーは生前貴族の娘だった。 しかし父親が戦に負け、頼ってきた家臣らと脱走したが裏切られ、とある屋敷に売られる。 その中で復讐を果たそうとしていたが、目前で銀色の炎を持つ正体不明の“徒”に望みを砕かれ、自らも瀕死の中、マルコシアスと契約した。 マージョリーはその“徒”を“銀”と呼び、手がかりを数百年間探し続けていた。 彼女が無差別に“徒”を討滅するのは、“銀”に対する激しい憎悪からだろう。 2巻ではラミーが「“銀”は追うな」とマージョリーに忠告した。 坂井悠二は銀色の炎を顕現し、深い関係があると思われるが、“銀”の正体は後に、悠二の口から語られる。 ◆本編での活躍 “屍拾い”ラミーを追い、御崎市に来訪する。 佐藤啓作と田中栄太に街を案内させるが、その中で『炎髪灼眼の討ち手』シャナと対立。 一度は勝利したものの、紅蓮の双翼を習得したシャナに敗北する。 それ以降も御崎市に滞在し、時折吉田一美らにアドバイスをしている。 「姐さん」と慕ってくる佐藤と田中のことは大切に思っているらしい。 しかし、XII巻の清秋祭にてフィレスが襲撃してきた際、悠二が咄嗟に当時の彼の炎である銀色の炎で封絶を張った際に、悠二を「銀」と思い込んで大暴走、自身の攻撃に御崎高校の生徒たちを巻き込んで破壊する(当然ながら封絶解除に当たって修復されている)という失態をやらかす。 この結果、緒方が巻き込まれて破壊されたのを見た田中は心が折れてしまい戦線離脱、逆に佐藤は「この世の本当のこと」に本格的にかかわる決意を固めることになる。 その後は「御崎市に張り付いていれば“銀”の手掛かりがつかめる」と踏んでいたが、後に“祭礼の蛇”の代行体となって襲来した悠二から、その全く意外な正体を聞かされることになる。 マージョリーが自身の復讐を奪った相手として追い続けてきた“銀”の正体は、教授が開発した「我学の結晶」の一つ、「暴君II」。「零時迷子」の内部に大命詩篇として組み込まれた「暴君I」と結合し、創造神の意志総体の受け皿を形成するための道具である。 それらは、強い感情を抱く者達の下に、その感情に引かれて転移出現し、感情の持ち主が行おうとしていた行動を代わりに実行することで、その感情を写し取る。それを繰りかえし、写し取った感情の鏡像を組み合わせることで、創造神の人格をなぞる機構を構成する。最終的に、「暴君II」に「暴君I」を動力&人格再現機構の核として組み込み、代行体を形成する、という流れである。(実際には創造神の意向により、悠二自身の人格に「暴君II」を同調させることで代行体としており、「暴君II」は彼の武装として組み込まれている)。 つまり、マージョリーの前に現れた“銀”=「暴君II」は、単にマージョリーが抱いていた怒りと憎しみの爆発に引きつけられ、彼女の復讐を代行することでその感情を写し取った、それだけだったのである。 これにより、自分が復讐の対象として追い続けていたのは、自分の復讐を代わりに行った自分自身の鏡像であった、という無情な現実を突き付けられ、討ち手としての存在意義を失い、絶望のあまり錯乱。 マルコシアスとの契約が解けかかるが、佐藤から「恋されていた」ことを吉田と田中から聞かされ、一命を取り留める。 そのまま昏睡し、吉田によって佐藤の部屋に寝かされていた。 そして、帰ってきた佐藤の言葉とキスで目覚め、応える。 出立する翌朝まで何をしていたかは想像にお任せします…… ……だったのは原作のみで、アニメでは分かりやすくシーンが追加された。 やったね佐藤くん! ちなみにこの間、ほったらかしだったマルコシアスには盛大にボヤかれていた。 「いつまでもケーサクに甘えてっから、丸一日経っちまったい」 復活後はフレイムヘイズ兵団の撤退戦たる『引潮』作戦に参加すべく、『天道宮』に潜伏。 連絡員として一緒に来た佐藤が伝令に駆け回る中、照れ隠しに酒浸りになりながら駄々漏れ状態でノロケていた。 作戦終盤には自在式で偽の『天道宮』を作り出してシュドナイを引っ掛け、『鬼功の繰り手』、『極光の射手』と共にシャナ達を戦域から離脱させる。 そのまま太平洋を渡り、ニューヨークの『イーストエッジ外信』で『鬼功の繰り手』と「秘密兵器」の解体、走査をしていた。 最終決戦では「真宰社」に潜入、「秘密兵器」を仕込んだ後、途中で孤立していたヴィルヘルミナを拾ってシャナと合流、悠二、シュドナイと交戦する。 『大命』が完遂された後は仕切り直しでシュドナイと再戦。 辺りに多数ばらまいた自在式で周囲にあふれる莫大な“存在の力”を吸収・統御し、トーガの最大形態にさらに上乗せした多頭の炎の狼となってリミッターを解除したシュドナイとの死闘を繰り広げ、並のフレイムヘイズ数万人分ものの『存在の力』を使った大技で遂に討滅した。 その後、シャナやキアラ、大地の四神などが異世界に渡る中、彼女は楽園に渡らず「この世」に残った“徒”を駆逐するため、こちらの世界に残って暮らしている。 「追記・修正を頼もうよ、っは!」 「ポッケにゃ花が一杯さ、っと!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] おのれ佐藤ッ! ヤリやがったなッ!! -- 名無しさん (2013-08-30 20 11 01) 声は寮監見た目はテレスティーナ性格は…誰だろう? -- 名無しさん (2014-07-15 23 41 09) ↑ マジギレverの神裂 -- 名無しさん (2016-02-25 23 19 20) 名前 コメント
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用語解説-な~は行 用語解説-な~は行贄殿遮那【にえとののしゃな】[宝具]-アニメ 封絶【ふうぜつ】[自在式・自在法]-アニメ フレイムヘイズ【ふれいむへいず】[フレイムヘイズ]-アニメ 宝具【ほうぐ】[宝具]-アニメ 贄殿遮那【にえとののしゃな】[宝具]-アニメ フレイムヘイズ『炎髪灼眼(えんぱつしゃくがん)の討ち手』が持つ大太刀。 史上最悪の“ミステス”と呼ばれた伝説の化け物“天目一個”(てんもくいっこ)に勝利して奪い取った。 あらゆる自在法の干渉を無効化する、最高に頑丈な大業物。 封絶【ふうぜつ】[自在式・自在法]-アニメ 世界から“因果の流れ”を切り離すことで、その内部を静止させ、また外部から隠蔽する、ドーム状の空間。 因果孤立空間(いんがこりつくうかん)とも言う。 封絶を行うと、周囲を陽炎の壁が取り巻き、地面には奇怪な文字列からなる紋章が火線で描かれる。 天才的な自在師“螺旋(らせん)の風琴(ふうきん)”によって、近世に編み出された自在法。 “紅世の徒”が、“存在の力”を喰らう際に身を隠したり、フレイムヘイズが“徒“との戦場とするために展開される。 封絶内部に囚われたこの世のあらゆるものは静止するが、“徒”やフレイムヘイズには影響はない。 フレイムヘイズ【ふれいむへいず】[フレイムヘイズ]-アニメ この世のバランスを乱す“紅世の徒”と戦う、異能者の総称。 「世界の歪み」拡大を防ぐため、同胞と戦うことを決意した“紅世の王”と契約することで生まれる。 身の内に宿した“王”から与えられた異能の力で戦う。 ほぼ全員が、人間のときに何らかの形で“紅世の徒”からの被害を受けていて、その復讐のために戦っている。 宝具【ほうぐ】[宝具]-アニメ 様々な現象を起こすことができる器物。