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『黄昏』 3KB 差別・格差 戦闘 もし問題があったらお手数ですが削除お願いします 久しぶりの投稿です。 小ネタです。 胴付きゆっくりが嫌いな人。人間の死ぬ描写が嫌いな人は読まないで下さいね 黄昏 傍らでうめき声がする。 あちこちに黒い煙と炎が踊る 死体が焼ける匂いがする 激しい戦闘が終わlた後そこに動く物はない、敵も味方も生き残って動ける者はとっくに移動してしまった。 そうして夥しい死体と破壊された戦闘車両や移動用車両などの様々な機械の残骸、機械の死骸さんだけが残された。 そんな中で胴付きうどんげはまだ生きていた、もちろんまもなく死ぬ。吹き飛んでしまった両足と左腕。 辛うじて残っている右手には愛用の自動小銃が握られているが、もうその引き金を引く力はない。 「きめちゃんまだ生きてる?」 小さい声で、かすれた声でそう胴付きうどんげが尋ねた。 自分の隣で全身に迫撃砲の破片を受けて倒れたきめいまるに、痛みと苦しみに呻いているきめいまるに。 「おお…おお…」 きめいまるはやっとそれだけ呟くように言った。すでにズタズタに裂けた口は喋ることはできない。 何しろもうすぐ死ぬのだけは間違いない。 「空が綺麗だね」 胴付きうどんげがまたぼそりと呟く。彼女の赤い瞳のように雲一つ無い空は夕焼けに染まっていた。 それを背景に上っていく幾筋もの黒い煙。 「味方は勝ったかな…」 胴付きゆっくりたち 高い知能とおおむね穏やかな性質の彼女たちは緩やかに老化していく人類社会を支える、新しい労働力として徐々に社会に浸透して行った。 そうして戦争が始まる前にはすでに労働人口の35%をしめるまでになっていた。 だがその身分はしょせん奴隷でしかなかった。 人間ではないが人間と同じ能力を有する奴隷。一切の権利もなく物のように売り買いされボロボロになるまで使役される存在。 そしてついに胴付きゆっくり達と支配者との間に戦争が始まった。 胴付きゆっくり解放軍には彼女たちに同情した多くの人間達もいた。 そしてそれが事態を複雑化し悪化させていった。 支配する者は奴隷と自分たちの仲間がともに暮らすことを嫌悪して恐怖する者が多くいたから。 胴付きゆっくりの目指したのは人間との対等な共存。人間の作った社会のルールを遵守するとともに人間と同じ権利を勝ち取ること。 けして支配者達を一掃しようとかではない。彼女たちもまた人間社会に少なからず依存しているから。 戦争はもう一年以上続いている。 奴隷の蜂起とサボタージュによってマヒしていく人間社会、それでも胴付きゆっくりを物扱いして顧みない支配層。 この戦いの果てに新たな世界の幕開けが待っているのか。それともどちらか、あるいは両者の滅亡が待っているのか。 死んでいくうどんげには判らない。もうそれを知ることは永遠に出来ない。 やがて戦場にでる前の思い出がよみがえる。 彼女の働いていた農園の主は勿論人間だった。 そこで彼女は別に虐待されたおぼえはなかった。 農場主とその家族はその農場のほとんどを支えていたうどんげ達と同じ物を食べて 同じ屋根の下で眠った。 農場の仕事は大変だったが辛いとは思わなかった。 人間と一緒に荒れる天候や病害虫の被害に怯え豊作を喜び合った。 本来なら彼女はその農場でずっと暮らしていくはずだった。すくなくともその時はそう信じていた。 自分たちの権利とかそういうことに特段の関心など無かった。 両者の対立が深まりある日農場が焼き討ちに合うまで。 襲ったのが人間か胴付きゆっくりかはとうとう判らなかった。 奴隷と対等に接する農場主を快く思わない人間仕業だという者、 働かされることを疑問にも思わない彼女たちに苛立つ同じ胴付きゆっくりの仕業だという者。 真相は今もわからない。 でもそれももうどうでもいいこと。 優しかった農場主の老夫婦、自分の髪にジャガイモの花を飾り微笑んだその息子。 それを見てはやし立てる仲間達。 みんな燃えてしまった。 気がつくと銃を下げて戦場をさすらった。向かってくる人間に銃を向けて引き金を引く。 自分たちと同じように引き裂かれ血肉を振りまき死んでいく人間。 その無惨さに泣き叫び吐いたこともあった。 何故こんなことになったのかと叫んだこともあった。 そうした心もやがて麻痺して戦闘が日常になり始めた頃。彼女は戦場に倒れた。 恐怖よりもこれで自分もみんなのところへ、農場と一緒に燃えてしまったみんなのいるところにやっといけるのだ。 そう思うと何故か嬉しかった。 きっと天国では人間も胴付きゆっくりも仲良く暮らせる筈だ。 薄れ行く意識の中、とうに痛みも感じなくなりながらうどんげはそっと微笑み、その赤い瞳を空に向けたまま「おやすみきめいまる」といい、 それきり動かなくなった。 そのことばにきめいまるはすでに答えることは出来なくなっていたが… 終わり
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり/コメントログ」 いい話だ・・・HENTAI要素好き。 -- 2010-06-21 04 07 26 ゲス制裁・希少種愛で・胴付き・HENTAI・かぐもこおくう…なんて贅沢な作品だ! -- 2010-06-30 02 21 14 HENTAIあきさんの胴付きはかわいくて、泣かせてくれる 最高のゆっくりです。 -- 2010-07-27 01 40 31 なんて愛に溢れる帝王だ… -- 2010-12-06 01 18 18 HENTAIあきさんは 胴つき・ゲス制裁・HENTAI 俺好みに作っているとしか思えん!!! -- 2014-06-11 21 06 33 お兄さん生きてるのかw 胴付き希少種はいいな -- 2014-06-25 19 49 24 我がもこうに何てことを‼︎貴様の髪毛一本すらこの世に残さん‼︎ -- 2015-11-20 18 40 45 後書きに書いてある胴付きになる原理(転生や吸収)が突発過ぎるwww そこを本文に書いてほしいお!! -- 2018-03-29 22 14 20
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パイロットゆっくりの苦悩 4KB ギャグ 小ネタ 不運 日常模様 加工場 現代 創作亜種 独自設定 NOと言えないゆっくり達 「パイロットゆっくりの苦悩」 羽付きあき ・胴付きぬるいじめ注意 ・超小ネタ ・独自設定のゆっくりが出てきますご注意を 加工所内に緊急サイレンが鳴り響いた。 胴付きゆっくり達が慌ただしく走り回っている。 胴付きまりさも、ヘルメットをかぶりながら作戦室へと走っていく。 作戦室では既に作戦説明がされていた。 「緊急警報だ!ドスまりさつむりの襲撃を受けて加工所所属のゆっくり戦車隊が包囲されている!」 焦りの汗をかきながら加工所職員が語気を強めて説明を繰り返している。 その尋常ならざる雰囲気に、他の胴付きゆっくり達も固唾を飲んでいた。 「見通しの良い平原で幾重もの巨大ゆっくりの群れに包囲されているそうだ!今から救出部隊が来るまでの航空支援を行う!各機はすぐに持ち場に付き、順次発進せよ!」 胴付きゆっくり達が作戦室から飛び出そうとした矢先にズシンと建物が揺れた。 「うわっ!?何だ!何が起こった!」 スピーカーからがなりたてる様な声が流れる。 「緊急事態発生!緊急事態発生!格納庫で爆発事故発生!現在消火作業中!」 「何だって!?」 胴付きまりさが壁に備え付けてある受話器を当て、様子を聞く。 「何機残った!?いくら上がれる!?」 「誘爆が次々とおこって・・・うわぁっ・・・!まただ!・・・現在使用可能な機体は第五セクションの13番機のみっ!繰り返す・・・13番機のみ!幸い人的被害は0!全員無傷だ!」 「何だって・・・!?」 作戦室に沈黙が訪れた。 「・・・つまり使えるのは胴付きまりさ。お前の機体だけと言う訳か・・・」 「まだ使える機体があるんだぜ!練習機のT-193のパイロンを改造してバルカンポッドを搭載すれば・・・!」 「むきゅ!格納庫は使用不可能なのよ!それに改造している時間は無いわ!」 「ゆぐぐっ!こんな時にっ!」 苛立ちを口にする胴付きゆっくり達。 それを聞き入って胴付きまりさは無言でその様子を眺めていた。 (・・・映画の録画がまだ出来てないんだけど・・・) 「まりさ!NO1パイロットであるお前が行くしかないんだぜ!」 「今、急いで滑走路へ運んでいる最中らしいわ!作戦を練り直しましょう!」 「そうだな!出来るだけ急ぐぞ!」 (・・・こんな緊迫した場面で「誰か録画しといて」とは言えない・・・) 胴付きまりさの考えを尻目に、他の加工所職員や胴付きゆっくり達が地図を叩いては騒ぎ出している。 「ここはロケットブースターで短距離離陸をして一刻も早く急行するべきなんだぜっ!」 「むぎゅうう!それでは固定武装しか使えないし増槽も無いから作戦時間が短いわ!部隊が到着するまでもたないわ!」 「だからと言って翼下に装備を積んでヨタヨタ飛んでいたら被害は広がる一方なんだぜ!」 「どうすればっ!どうすればいいんだぜっ!?」 (そうか。始まるまであと一時間もある!すぐに終わらせればギリギリで・・・) 胴付きまりさがそう思った矢先、胴付きゆっくり達が声を上げた。 「作戦時間は3時間はかかりそうなんだぜ!それならなおさら――」 (ええぇ~~~!?) 三時間。一体どんな所まで飛んでいけばそんなにかかるのか。 「胴付きまりさの意見を聞くべきなんだぜ!」 「むきゅ!そうね!まりさの意見は!?」 「え・・・?ああ・・・うん・・・出来るだけ早めが・・・」 「やっぱり急行するべきなんだぜ!ここはロケットブースターで――」 「むぎゅぅ!それじゃあ作戦時間に届かないっていってるでしょおお!」 「いや、誰か録画をしてくれれば・・・」 胴付きがそう呟くと加工所職員が胴付きまりさの背中をたたいた。 「大丈夫だ!ちゃんと昼の出撃でのガンカメラは記録班に提出してある!」 (そういう問題じゃないんだよ!なんでガンカメラの話にシフトしてるんだ!話聞いてくれよ!) ドアから整備員が飛び出してきた。 勢いよくドアが音を立てて開く 「出撃準備が整った!まりさ!早くするんだ!」 (え!?もう!?し、仕方がない・・・あ、諦めよう・・・) 胴付きまりさが拳を握りしめてブルブルと震わせる。 それは苦渋の決断であった。 「おお!まりさが昂ぶっている!」 「流石NO1パイロットなんだぜ!こんな状況下でもおのれを奮い立たせるなんて!」 「むきゅきゅ!頼もしい限りだわ!」 「・・・」 胴付きまりさは無言で走り出した。 その目には涙が溜まっていた事を知る者はいない。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 大急ぎで急行すると、そこにゆっくり戦車隊の姿は無かった。 ドスまりさつむりの姿も巨大ゆっくりの姿も見えない。 通信が入ったのでレシーバーに耳を傾けると、こちらに何かを伝える内容の様だ。 「P-193のパイロットへ!ゆっくり戦車隊は被害0で独力で包囲網を突破!速やかに帰投する事を提言する!」 「いやぁ~死ぬかと思ったゲラ!」 「痛快だったゲラ!並いる巨大ゆっくり達を千切っては投げ千切っては投げ・・・」 操縦桿を持つ手が震えた、レシーバーを切ると夜空に向かって胴付きまりさが叫ぶ 「・・・こんなのありかよっ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 静けさを取り戻した加工所内をヘルメットを小脇に抱えた胴付きまりさがフラフラとした足取りで歩いていた。 ・・・被害は全くの0。損失したのは機体だけ。その事を考えれば大円団とも言える結果である。 足元に何処からともなく現れたこがさが傘を上下に振って胴付きまりさの周りを跳ねまわっている。 「う~ら~め~し~や~!」 「・・・」 「どうしたの?げんきがないの?」 「・・・」 「そういえばさっきみたえいががとってもおもしろかったよ!」 「・・・!!」 「ほかのぱいろっとや"せいびいん"のひとたちといっしょにみたよ!」 「・・・」 「・・・ほんとうにだいじょうぶ?」 「・・・グスン」 ~完~
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ/コメントログ」 ちきしょう。羨ましい、妬ましい。胴付きゆっくりが欲しいよう。 -- 2010-06-30 02 48 27 小鳥さんとは…わかってらっしゃる -- 2010-07-01 00 23 31 誰か俺に胴付きゆっくりの愛の手を!! -- 2010-12-06 00 51 29 胴なしでもげすでもいい、わがまま言わないからゆっくりがほしい -- 2010-12-11 00 55 15 独自の条件って何なんだー! -- 2010-12-23 22 40 15 だから最後がwwwwwwwwwwww -- 2011-12-17 12 46 10 胴付きちるのに会いに行きてぇ -- 2012-06-25 19 08 14 まちょりー強いなwww -- 2012-07-17 21 57 13 げらげら!(うどんげがほしい!) -- 2013-01-03 21 55 03 胴付きフランが現実で欲しいぜ。 -- 2015-09-23 09 28 26 素直に感想を言うと………………まちょりーが私欲しいです -- 2016-04-05 09 41 15 1つ、宜しいでしょうか? ゆっくりを飼っていない彼が、金バッジだけを持っているのはどういうことでしょう? すみません。細かい事が気になる、僕の悪い癖です。 -- 2018-03-28 17 46 50
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『まりさは飼われゆっくり7』 26KB 観察 差別・格差 日常模様 群れ 野良ゆ 現代 続けて失礼します ※「anko4326 まりさは飼われゆっくり6」の続きです。 奇妙な胴付きはそれからも自然公園に留まり、要らぬとまでは言わないが特別ありがたいものでもない、まさしく「それなりー」なお節介を焼き続けた。 その活動範囲は自分たち親子に止まることなく、すぐにこの自然公園に住み着く群れのゆっくりたちにまで広がっていく。 群れから胴無しのあんよでそれなりに離れた位置にあるダンボールハウスにそのまま居を構えることにしたれいむは、半分群れから独立して生活しながらも時たま訪れる長を初めとした群れのゆっくりと交流し、あるいは飽きずにやって来る胴付き自身から直接えーゆーたんっ!を聞いて、その動向に関する情報を得ていた。 あの胴付きまりさは自称英ゆんまりさの子孫だそうで、「まりさも、みんなをゆっくりさせるためにがんばるよっ!」と最初にわざわざ宣言したらしい。 本当に捨てゆなのかただの迷いゆなのかは判別できないが、少なくとも元々かなりいいところで飼われていた愛玩ゆに違いない身にしては、薄汚い野良に対して極めて寛容で、身体の汚れにもお飾りの欠損にもケチをつけない。 衣食住すべてが劣悪な野良生活に苦労はしているようだが、それに対して文句も言わない。 何より、そんな中でも自分を二の次にしてまで他ゆんのために尽くすほどの殊勝な子である。 だが、殊勝なだけで許されるほど世の中もゆっくりも甘くない。 お遊戯の世界でない確固たる現実を生きている野良の身にとっては、最終的に出される結果こそが大きな意味を持つ。 そしてこの胴付きまりさの場合、結果に関しては壊滅的なまでに「それなりー」なのであった。 …………。 子れいみゅと子まりちゃの反応がよっぽどショックだったらしい胴付きは、群れのゆっくりのためのご飯さんとして、生ゴミさんを「狩って」くるようになった。 胴無しの身ではお山の自然公園から出て、ゴミ捨て場からゴミ袋を持ち去り、再び戻ってくることは到底出来ない。 そういう点では胴付きの行為は確かにありがたい。 だが、あの時と同じように「しあわせー!になってねえ!」というような満面の笑みで提供されるそれらは、かつての懐かしきあまあまでもゆっくりフードでもなく、所詮は生ゴミ。 お野菜さんの切れ端を初めとしたまともにゆっくりできるものも含まれているが、完全に腐っているもの、ゆっくりにとって毒になる辛いもの、苦いものなどの方がむしろ多い。 そして、それを見分ける術を奇妙な胴付きはまたしても持ち合わせていなかった。 「むーちゃむーちゃ……ゆっぎぇええ!! こりぇ、どくはいっちぇりゅううう!! えれえれえれえれええ!!」 「れいみゅのも しゅっぴゃいよっ! くさっちぇりゅよぉぉお!!」 「ゆゆっ! どうつきさんっ! おやさいさんは どこなのっ!? ゆっくりしないで だしてねっ! たくさんでいいよっ!」 「ゆぁ~ん、これだけなのぜぇ? ……もしかして、ひとりっじめ!してるんじゃないのぜぇ? しぬのぜえ!?」 群れの並みの餡子脳たちにそうやって罵倒されるたび、胴付きは例のおちびちゃんのような顔で泣くらしかった。 気持ちは必ずしも分からないわけではない。 大体群れのゆっくりの方も、それほど賢かったり善良だったりするわけではないようで、胴付きまりさがゆひぃゆひぃ言いながら運んでくる大量の生ゴミに遠慮なく群がり、そこに生えてきたとでも言わんばかり、当然のようにおうちに持ち帰っていく。 「むれいちばん さいっきょうっ!のおとーさんが、ゆっくりかりにいってきたのぜえっ!」 などと家族に虚栄を張るために利用している小ゆん物の惨めな雑魚まりさまでいるとのことだ。 それはさておき、調子に乗っただぜだぜ饅頭等などにいじめられて大泣きを始める胴付きまりさを慰めるのは、長であるぱちゅりーとその番であるありすの仕事。 あなたはゆっくりしているわっ。 みんな、まりさにかんしゃしてるのよっ。まりさは、とってもとかいはよっetc.etc. まるでおちびちゃんの面倒を見ているみたいだわ、という長ぱちゅりーの愚痴にれいむは同意し、同情した。 今ではぱちゅりーとありすが先立って生ゴミの選別を行った上で配給を行っているとのことだった。 …………。 ある日、胴付きは群れのゆっくりやおちびちゃんたちを連れ、自然公園内にある花壇の近くにまで行った。 人間さんにとってはせいぜい丘程度であるこのお山の自然公園には水道が引かれており、人間さん用のトイレもあるし、花壇に水をやるために屋外の水道もあるのだ。 自慢のお手手できゅきゅっと蛇口を捻った胴付きまりさは、怖がるおちびちゃんを無理やり掴み、「しゃわーさんだよっ!」と冷たい流水の中に晒した。 「おみずしゃんは、ゆっくちできにゃいいいい!! とけちゃうよぉおおお!!!」 と怯えて垂れ流されるおそろしーしーも、あにゃるにこびりついているうんうんと一緒に流されていく。 さらに、地面の土や砂埃で全体的にくすんだ色をしていて、親ゆっくりの唾液や自身のうんしーでべっとべとだったおちびちゃんの肌が、本来のきれいですべすべなものになっていく。 責め苦とも言えなくないシャワーさんを終えて胴付きの手に乗せられたおちびちゃんを見て、周囲のゆっくりたちは 「れいむのおちびちゃん、とってもはんっさむ!だよぉお!!! きまってるよぉおお!!」 「ゆゆーっ! まりちゃって、そんなに びゆっくりだっちゃにょ!?」 と歓声を上げ、泣いていた子まりちゃおちびちゃんも、「ゆわぁ……」と笑顔を取り戻す。 そして、地面に置かれた瞬間、まだ乾いていない身体とあんよに土がべったりと付き、一瞬で前より酷い泥団子に戻るのだった。 汚れるだけならまだしも、水気を取る手段も発想もないのにゆっくりを水に濡らすという行為は、さらに酷い結果を引き起こした。 熱い太陽さんが輝く真夏でなくても、体表の肌なら自然乾燥でいくらでも乾く。 じめじめした梅雨さんも過ぎているので、よっぽどじっとしているのでない限り、下部になるあんよがカビるということもない。 しかし、細かい糸のような砂糖細工が何本も織り込まれている髪の毛さんは別だ。 砂まみれでぐしゃぐしゃになった髪の毛にきゅーてぃくるっ!を取り戻してあげようと、おちびちゃんたちのうち数ゆんが冷水だけのシャンプーさんを決行され、後日頭皮をゆカビに侵されることとなった。 「まりちゃのあちゃまが かゆいかゆいだよぉおお!!」 「むーじゅむーじゅしゅるのじぇええええ!! ゆんやあああ!!」 「かいてにぇえええ!! ゆっくりかーりかーりごーしごーししちぇええええ!! しゅぐでいいよおぉお!!」 もったんもったん跳ねて暴れ回り、逆さになって地面に頭を押し付けても、それは小さな饅頭がころんと転げただけに過ぎず、頭皮には緩い一様な圧力しか感じない。 自身あるいは親ゆっくりがお下げや揉み上げで頭を掻こうとしてもふさふさと表面をむず痒く撫でることしかできない。 最終的に、尖った木の枝で「しゅじゅつっ!」を試みた親ゆっくりによって子まりちゃが体を貫かれて永遠にゆっくりし、子れいみゅは髪の毛を毟り取られて禿げ饅頭となった挙句、非ゆっくち症でやはり永遠にゆっくりした。 親ゆっくりたちは胴付きが元凶だと責め、せいっさい!だと騒ぎ立てたが、長ぱちゅりーが胴付きの持つあまあまによる示談を提案すると飛びつくように同意し、事件はともかく一件落着となった。 その後、自分のおちびちゃんにシャンプーさんをして欲しいという親ゆっくりが何ゆんか現れたが、長ぱちゅりーに止められた胴付きまりさがそれに応じることはなかった。 …………。 名誉挽回を図る胴付きは、近づくだけで怖がるような仕草を見せるようになっていたおちびちゃんたちを再び無理やり連れ出し、今度は飼いゆ専用プレイス「ゆっくりプレイス」に赴いた。 毎日子ども達が遊びに来るほど繁盛している公園ではないが、ここにも柔らかな芝生と硬い植垣からなる「ゆっくりプレイス」が設けられており、休日になればクソ飼いゆとクソ飼い主が遊びに来ているらしい。 野良にとっては禁じられた領域とでもいうべき「ゆっくりプレイス」に、胴付きまりさはずんずんと入っていく。 汚い胴無し野良ゆっくりがナメクジのような速度でゆったんゆったん入っていこうとすれば、その丸い体を脚で蹴飛ばされるか、小さなおちびちゃんなら摘み上げられてぽーい!される。 ゆっくりに愛護的な人間さんなら乱暴まではせずとも、少なくとも中には入れさせてくれない。 おちびちゃんたちが中に入れるのは、一般的に保護の対象とされている胴付き形態のまりさがいるからだ。 「まりさたちも ゆっくりなかまにいれてねっ! まりさが おちびちゃんたちの ほごしゃさんだよっ!」 珍しいものを見たとばかりに目を丸くし、「ゆっくりしていってね……?」と挨拶までしてくれる愛で人間さんの横を胴付きはゆっへん!と胸を張って通り過ぎる。 一方で帽子に乗ったり、胸に抱えられていたりするおちびちゃんたちが、大きな人間さんを見て「ゆぴぃぃ……」と鳴く。 「さあっ、おちびちゃんたちっ! ここがおちびちゃんたちの ゆっくりぷれいすっ!だよっ!! たくさんぴょんぴょんしても、ずーりずーりしても、ぜんっぜん!いたくないでしょ? ゆっくりできるあそびばさんで、いーっぱいいーっぱい!ゆっくりしていってねぇっ!!」 「ゆぅぅぅ……ぴょん、ぴょん……ふーかふーか……」 「ゆっくち、できりゅのじぇ……ゆわーいぃ」 人間さんや飼いゆっくりの目を気にしてびくびくそわそわとしながらも、人間さんと同じく自分たちをどうにでも出来る力をもつ恐ろしい胴付きまりさの管理下にいる手前、言われたとおりに「ゆっくり」しなくてはならない。 「くしょのりゃ!!」 「「「ゆひぃっ!」」」 隅の方でおずおずと蠢いていた野良おちびちゃんたちのところに、毛糸のお洋服を着た飼いゆの子れいみゅが跳ねてくる。 その後ろには家族と思しき成ゆんれいむ・まりさと、子まりちゃが付いてきていた。 「にゃんで こうきっ!なれーみゅのゆっくちぷれいしゅに、ぶさいくな くしょのりゃがいりゅにょ!? にゃんなの? そのごみくじゅみちゃいなおかざりは? れいみゅたちゆっくちを、ばかにしちぇりゅにょ? じぇんじぇん!ゆっくちできにゃいにぇえ!! いましゅぐ ちんでにぇ! そしちゃら、きえちぇにぇ!」 「なに かっちぇに まりちゃしゃまをみてりゅのじぇっ!! なまいきなのじぇっ! ずがたかいのじぇっ! げしぇんなのらゆっくちは、くっしゃいうんうんにかおをつっこんでてにぇ! ずっとでいいのじぇっ!!」 「「「ゆぴぃぃぃい……!!」」」 「れいむのかわいいおちびちゃんたちっ! だめだよっ、のらゆっくちにちかづいちゃ……!」 「ゆっくりこっちにもどってくるのぜぇっ! きょういくっ!にわるいのぜえっ!!」 親ゆっくりが汚物を見るように顔をしかめて、野良おちびちゃんたちを見下す。 可哀想なおちびちゃんたちは、自分たちよりはるかに大きなおとなっ!のゆっくりが近付いてきたことでさらに震え上がってしまう。 ゴツゴツのゴム底お洋服を履いた親まりさや親れいむが少し動くたび、ぷしゃっ!とおそろしーしーを漏らしている。 「でみょでみょ、おきゃーしゃっ! おとーしゃっ! こいつりゃ、じぇんっじぇん!ゆっくちしちぇにゃいのじぇっ! むーかむーかしゅりゅのじぇっ!」 「きちゃにゃい くしょのりゃとは ゆっくちできにゃいよっ! くじょっ!しちぇにぇっ!」 「ゆゆぅぅ……たしかにくそのらは ゆっくりしてないのぜ。それなら、さいっきょう!のまりさが ゆっくりせいっさい!してやるのぜ……?」 「まりさまで、だめだよっ! のらゆっくりは、ゆっくりしないでいきてるんだよっ!? がいっちゅう!のうんうんゆっくりなんだよっ!? みてっ! あのぶっさいくなおかおっ! きっとじぶんのうんうんさんをたべてるんだよぉ……!! ゆげぇ! そこらへんのなまごみさんより、ずーっと!きたないよぉ……ゆかびがうつっちゃうよぉぉ……!!」 「ゆゆ~ん、のりゃゆっくちは うんうんゆっくちぃ~♪ まりちゃしゃまの かりぇいな あにゃるふーりふーりだんすっ!で、しっしんするがいいのじぇっ! それぇっ! もりゅん もりゅんっ!もりゅりゅりゅーんっ! ゆきゃっ!うんうんでりゅっ!!」 「れいみゅのうんうん、たべちぇもいいよっ! いっぴゃいあげりゅにぇえっ! ゆんゆんゆーんっ!! ゆぅぅん、れーみゅは まるで てんししゃんぢゃよぉぉおっ! やさししゅぎて ぎょめんにぇえええ!!」 「ゆぅぅぅ!! ゆっくりやめてねっ!!!」 飼いゆっくりがゲスな本性を丸出しにし、ゆっくり特有の間延びした口調で野良おちびちゃんたちへの罵倒の文句を垂れ終わってから、胴付きまりさは颯爽と両者の間に立ちはだかった。 飼いゆから向けられる悪意に野良おちびちゃんたちは完全にやられ、ぴーぴー鳴いておそろしーしーおそろうんうんを垂れ流し、ゲス飼いゆたちの言うとおりのうんうんゆっくりになってしまっている。 「のらゆっくりだって、ゆっくりだよっ! れいむたちとおなじで いきてるんだよっ!! ゆっくりしたいんだよっ!! なのに、どーして なかまはずれにするのっ!? どーして、いじめたりするのっ!? かいゆっくりと のらゆっくりで、なにがちがうっていうのおおお!!?」 「ゆぁ~ん? なにいってるのぜぇ……のらゆっくりは ゆっくりしてないのぜ。ぜんっぜん ちがうのぜ」 「しょんなことも わからにゃいにょ? ばきゃにゃにょ? ちぬの?」 「あんこのうにゃのじぇっ!」 「あんこのうじゃないよっ! まりさは、えいっゆん!なんだよっ! おなじゆっくりとゆっくりできないまりさたちのほうが、よっぽどあんこのうで、ぜんっぜん!ゆっくりしてないよお!!」 胴付きまりさは眉をキリッ!と立てて、両の手を広げて庇うように立ちはだかる。 顎を突き上げてゲスな表情を丸出しにしている小さめのバランスボール大の飼いまりさも同じく、おちびやれいむの前に一歩踏み出した。 「ゆぁ~んっ? どうっつき!だからって、ちょーしのってるんじゃないのぜぇ? げすなくそどうつきは、まりさまのぷくぅ!で いますぐしぬのぜえ!! ぷぅぅっくうううう!!!」 「ゆんっ! なんなの? そんなのぜーんっぜん!!こわくないよっ! ゆっくりしてないよっ! まりさがなーでなーでしてあげるから、ゆっくりしてねっ! そしたら、おちびちゃんたちにあやまってねえ! ほら、なーでなーでぇ!!」 「ゆゆっ! や、やべろおおっ!!! まりざ、おちびちゃんじゃだいんだぞぉおお!! ゆっがあああ!!! やせがまんっ!しないで、さっさとしねえええ!!! ちーちーもらせえええ!! ぷくぷくぷっくうぅぅう!!」 飼いまりさが必死な顔でふくれっ面をし、胴付きまりさがひたすらその頭を撫でる。 次第に飼いまりさはプライドが折れて涙目になり、一方の胴付きまりさもいつまでも「はんっせい!」してくれない飼いまりさの態度にオロオロし始める。 おちびに「おとーしゃんは ざこゆっくりだったんぢゃにぇっ!」と馬鹿にされた飼いまりさが 「ちに゛ぇ ちにぇ゛え゛え゛!! どぼじぢぇ、まりぢゃのしゃいきょーな たいっあちゃり!でちにゃにゃいにょじぇええ!! ゆぴぃぃい……!!」 と胴付きまりさにじゃれ付き始めるが、紛いなりにも上半身の体重をしっかりと支えるほど丈夫な胴付きのあんよに大した効果はない。 「いたくないよっ!」「かんじないよっ!」と胴付きがそれを受け止め始めてからやっと、飼いまりさの飼い主がやって来た。 両者とも「なんにもわるいことしてないっ!」と確信していただろうその場は、英ゆんまりさ曰く飼いまりさが飼い主さんに叱られ胴付きの方は立派な――間違いなく何かの勝手な解釈だろうが――ゆっくりだと褒められて、収められた。 調子付いた胴付きは、ペットの漏らしたクソを片付けている最中の飼い主さんに向かって 「おねーさんっ! かいゆっくりのしつけっ!はちゃんとやってねっ! そのこたち、げすになっちゃうよっ!」 と苦言まで呈したそうだ。 それでもおちびちゃん含め全ゆん無事帰ってきたということは、その人間さんはよっぽど心の広い愛で人間だったのだろう。 あるいは増長した飼いゆにすら強く出られない弱気コミュ障な真性奴隷なのかもしれない。 ぶつくさと負け惜しみを言いながら遠ざかっていく親れいむと飼いおちびちゃんたち、その後ろを必死にぴょんぴょん付いていく涙目の親まりさ。 飼い主のお姉さんになーでなーでしてもらい、ご機嫌直しにあまあまを与えられている。 遠めに胴付きたちの方をちらりと見やり、お前ら野良はこんなあまあま食べられないだろう? といやらしい視線を送ってくる。 親まりさに至っては先ほどの腹いせか、口を大きく開けて麦チョコをくっちゃくっちゃ噛み砕いている様を見せつけ、まだ震えていたらしい涙声で「じーああばせええ!!」と大きく叫んだそうだ。 おちびちゃんたちが羨ましそうな、それでいて絶対に手に入らないことを悟っている表情で、そちらを見る。 胴付きまりさはそんなおちびちゃんたちにそっと寄り添い、飼いゆたちを負けじと睨み返し、自らのお帽子に手をかけた。 うぞぞぞぞぞぞ…… 「ゆんっ! おちびちゃんたちぃっ! まりさたちも、おやつにしようねぇ!」 そう言って胴付きが山盛り取り出したのは、れいむや長ぱちゅりーが教えてやったお山で取れる極上の食べ物――芋虫さんや蝶々さんである。 こちらを見ていた飼いゆや飼い主の人間さんたちが、「まりさたちのおやつがあまりにゆっくりしていた」ためにびっくりして、一斉にうげえええ!と顔をしかめる。 「さあっ! ゆっくりめしあがれっ!」 おちびちゃんたちが震えて身を寄せ集まっている方に、芋虫の山をざーっと寄せる。 恐らくおちびちゃんたちはぐぐっと後ずさりするように身を反らしただろう。 飼いゆとしての教育も経験も受けていない生粋野良のおちびちゃんにとって、胴無しの親が極々たまに取ってくる芋虫さんは確かにごちそうであった。 が、目の前で飼いゆたちが食べている本当のあまあまを実際に見てしまった今ではどうか。 きれいなお洋服とお飾りの”ゆっくりした”人間さんや飼いゆたちが見るからに気持ち悪がっているものを、どう思うのか。 胴付きの手によって引き寄せられ、うねうぬうねええ!!と激しくのたうつこれらは、本当にゆっくりしていると言えるか。 「ゆぅぅ……れーみゅ、いらにゃい……」 「おにゃか、すいちぇにゃいのじぇ……ゆっくち……」 「ゆゆーっ! えんりょ!しなくていいんだよぉっ! おちびちゃんたちのためにとってきたんだからねっ! いっぱい むーしゃむーしゃしようねぇっ! ほーら、いもむしさん、こんにちわあっ!」 「ゆゆぅぅぅ……!!やめちぇにぇ、やめちぇにぇええ!! れーみゅ、いらにゃいっていっちぇりゅにょにぃぃい!!」 「ゆふふー、ほらー、むーしゃむーしゃっ! しあわせ? しあわせえーっ? ゆわわーい!」 「ゆびゅびゅぶぅぅう……むーぢゃむーぢゃぁあ……!! ゆぇぇぇ……!!」 「い、いいのじぇっ! まりちゃはおにゃかいっぴゃぃ……ゆ、ゆぁぁあ……ゆ、ゆんやあ゛あ゛ばばば!!」 小さな体を掴まれた子れいみゅ子まりちゃが、叫んで開いた口に無理やり芋虫を詰め込まれていく。 肉厚でじゅーしー!な芋虫さんたちがたくっさん!お口に飛び込んでくるのは、かつてのおちびちゃんたちにとっては夢にまで見るようなしあわせー!だっただろう。 それなのに、今は何故か目から涙が溢れ、口の中でもぞもぞもぞぉぉ!と蠢く芋虫たちに吐きそうな気持ち悪さまで感じてしまう。 その様子を遠くで見ていた飼いゆたちは、普段の都会派な暮らしとはかけ離れたグロテスクさに驚愕し、お下げや揉み上げで目を覆い、あるものはゆっぷ!えれえれと軽く吐餡してしまう。 何より人間であるクソ飼い主たちが、仮にも自分たちが愛でているものと同じ形をした生物のそんな生々しい姿を見せ付けられて何を思ったのか、想像に難くない。 直後に「らんちさんをたべにかえった」という人間さんたちは、多分二度とここに来ないだろう。 --------------------------------------------------------- 「――ってねっ! おちびちゃんたち、しあわせーしあわせー!っていってくれるんだよっ!! ゆゆぅぅん!! ゆんっ! こんどあのまりさたちがきたら、まりさのいもむしさんをゆっくりごちそうしてあげるんだよっ! ……ゆゆっ! だいじょーぶ!だよっ! おちびちゃんたちっ! またまりさたちがいじわるしてきたら、まりさがゆっくりまもってあげるからねぇ!!」 「ゆはぁ…………」 今現在ダンボールハウスの隣に座り、えーゆーたん!をとうとうと語る胴付きまりさを見て、苦悩多き野良れいむの気分は限りなく重たかった。 胴付きのお帽子のツバに乗せられたおちびちゃんたちが、胴付きが興奮してゆん!ゆん!と動くたび、転げ落ちそうになって「ゆぴぃい!!」と鳴いている。 今日もまた飼いゆ専用ゆっくりプレイスに”遊びに”行くそうだ。 「はぁ……まりさ、もっとゆっくりしたらどうなの。 なんでそんなにあくせくしてるの? しぬの?」 「ゆゆー?」 れいむは自分のおちびちゃんたちを隠すようにダンボールハウスの奥、自分のお尻の下に挟んで、胡乱な目で胴付きを見上げた。 「だって、まりさはえいっゆん!になりたいんだよっ……みんなに、ゆっくりしてほしいんだよっ……! きょうもねっ、むれのみんなが『おちびをよろしくのぜっ!』『あそんであげてねっ! ゆっくりでいいよっ!』 っておねがいしてくれたんだよっ! まりさは、ほいくゆんなんだよっ! ゆっへんっ!」 「ゆっはぁぁぁ……すくいようがないね……」 れいむは既に大体予想できていたことが確認され、諦めの気持ちをより強くした。 「みんなをゆっくりさせるため」という錦の旗を振りかざして行動する胴付きまりさ。 その志や立派かもしれないが、何をしても「それなりー」にしかならないことに焦り、こいつは節度を失っている。 例えば先のおちびちゃんゆカビ事件もそうだし、生ゴミを狩ってくる行為にだって様々な二次的リスクが付きまとう。 「ゆっくりプレイス」でついに飼いゆや人間さんにまで接触し始めた胴付きに、長ぱちゅりーやありすも危機感を募らせているそうだ。 お山の麓まで何往復もして持ち込まれたダンボールハウスでいっぱいになった群れの中心部で、同じくぷれぜんとっ!された特別ふーかふーかな羽毛布団の端にちょこんと埋まりながら、長ぱちゅりーもありすも胴付きに説得をしているとのことだった。 「もっとゆっくりしたら?」と。 しかし、そう言うぱちゅりーたちも、自分たちの放つ言葉が詭弁に過ぎないことをよく理解しているはずだ。 大人しくゆっくりしていろとは言っても、胴無しの群れに胴付きがただ佇んで、どうゆっくりすればいいのか。 胴無しゆっくりと一緒のおうちには入れない。 すーりすーりと頬と頬を合わせ、互いに信頼しあった目線を交わすことも難しい。 番になってくれるものも当然いない。 養子になりたいといってくれるおちびちゃんすらいない。 そもそも成ゆんの方にも胴付きまりさを本当に慕っているゆっくりなど、いないかもしれない。 胴付きまりさのおかげで日々の家事や労働が一気になくなったゆっくりたちは、ひたすらおうちに篭って文字通りゆっくりしたり、すっきりしたりしている。 以前は狩りやその他共同で行わざるを得ない仕事を通じて多少は交流があった群れは、今やただの集合住宅状態。 その中で唯一ゆっくりせず働く、自分たちとは微妙に違う異質な存在。四肢のあるその姿。 同族として認識しないといったことこそなけれど、さて、そのような”ゆっくりしていない”存在、自分たちのためにひたすら奉仕する存在を、ゆっくりたちは一般に何と呼んでいたか。 まりさの帽子の上から、ちっちゃなれいみゅが縋るような目で同種たるれいむを見る。 それはれいみゅの下にある胴付きの暢気な顔と対照的で、その対比にれいむは再び重苦しい気分になった。 英ゆん改め保育ゆんを自称し、おちびちゃんたちの面倒を見ているつもりのおめでたい胴付き。 その”ほいくえん”の実態は、うんうん製造機の厄介払いに過ぎない。 あんよの弱い子ゆっくりが枝や石だらけの群れの中心部で遊びまわるわけにも行かず、昼も夜も狭いダンボールハウスに一家がぎゅうぎゅう詰めになる。 土や埃で薄汚れ、緩いあにゃるまみゅまみゅから常にうんしーを垂れ流して悪臭を発する子ゆっくりは、実ゆっくりのように見ているだけでゆっくりできるような都合のいい存在ではない。 常に何かしらゆっくりできない・ゆっくりしたいと、自分たち親のプライドを傷つけるようなことを呟く。 すっきりーの邪魔にもなるし、生えてきた茎をその場で間引く場合にもやはりおちびがいては気が引けてゆっくりできない。 そんなうざったいだけの、かつ殺せば殺したで群れの掟に違反してしまうわ死臭はしてしまうわの何とも面倒くさい存在を、日中ぐらい胴付きに引き取ってもらえれば都合がいい。 胴付きはおちびちゃんをゆっくりさせる気満々なようだし、きっと楽しくやってる。子育て上手でごめんね!というわけだ。 そういう親ゆっくりのエゴに振り回されている子ゆっくりたちは――食われずに生きているだけしあわせ、かどうかもよく分からないが――何とも可哀想だ。 せめて胴付きがまともな”ほいくえん”をやってくれればいいのに。 「ほいくえんがやりたいなら、せんようのだんぼーるでもよういすれば? それで、しねば?」 と提案したれいむに対して、胴付きは眉をひそめたムカつく泣き顔で 「そんなの だめだよっ! れいむたちにもわるいけど……だんぼーるさんなんかじゃ、おちびちゃんたちのあんよは、ぜんっぜん!ゆっくりできないよっ!」 と反論してきた。 独善ここに極まれり。何が「あんよがゆっくり」だ。 部分に目を捉われていて、大切なことを見失っている。 おちびちゃんたちが嫌がってるのだとストレートに言ってやっても、全然聞かない。 下手におちびちゃんたちが利口でイイ子に「ゆっくちできりゅ……」と振舞っている、振舞わざるをえないのが厄介だ。 一体こいつの目におちびちゃんたちの姿は本当に映っているのだろうか。 何故おちびちゃんたちが泣きそうな顔をしているのが分からないのだ。 いっそのことぱちゅりーが長の権限を以って「ついっほう!」してくれればいいのだが、そうもいかない。 ぱちゅりーは長といってもこんな小規模な群れでは実質的な権力など持たない、ただの意見調整役の知恵者に過ぎない。 それに中身はともあれ胴無しに比べて圧倒的な身体スペックを持ち、自分たちに好意を寄せて献身的に尽くしてくれる胴付きまりさを、生きる上で何が起こるか分からない野良の群れが容易く手放せるわけがない。 群れの多くのゆっくりが都合のいい労働力としての胴付きに「ここでゆっくりしていって」ほしいと思っているだろうし、群れを統べる長の身としては尚更だ。 この奇妙で危なっかしい胴付きに飼い主さんのところに帰ることを促しているのは、恐らく自分だけだろう。 「――いむっ! れいむぅっ! きいてるのっ!? ゆっくりーっ!!」 「ああ、はいはい、ゆっくりゆっくり。れいむのおちびちゃんたちは、きょうも れいむとゆっくりするよっ どうつきさんは きえてねっ……。そしたら、しんでねっ……!」 毎回「れいむのおちびちゃんたちもっ!」と誘ってくるのを、れいむはそのたび突っ返していた。 ゆふーやれやれと立ち上がる胴付きまりさのお帽子から、先ほどの脱力して潰れかけた子れいみゅが依然寂しそうな目を送ってくる。 可哀想なのは、そう、まさにこのおちびちゃんたちだ。 母性というものがあるのだろうれいむの胸に、哀しく熱い感情がこみ上げてきてしまう。 れいむ自身もこの腐敗した世界にわが子を生み堕としてしまったことに何度も懺悔と後悔の念を抱いたが、この自分勝手な胴付きに囚われたおちびちゃんたちこそ、本当に何のために生まれてきたのか。 親ゆっくりにとっては都合のいいときに愛でるだけの憂さ晴らしの愛玩奴隷および非常食。 胴付きまりさにとっても己の英ゆんっぷりを発揮するための道具に過ぎない。 そして、そんなエゴだけで自分たちを好き勝手振り回す存在は、どちらも小さな饅頭にとっては抗えるべくも無い強大さを持っている。 大きさが5倍も6倍も違う成ゆんと、それよりさらに巨大で手足まで備えている胴付き。 何より厄介で泣きたくなる事実として、おちびちゃんたちは親ゆっくりあるいは胴付きの庇護の下にいなければ決して生き延びられないということだ。 危険な地面さんを移動することも出来ないし、ご飯さんも狩ってこれない。 自分だけでは最低限の清潔も保てないので、うんしーするたびにゆカビ感染のリスクが上がる。 下手すると蟻やその他の小さな昆虫にだって捕食されてしまいかねない脆弱な存在。 自分の無力さをこれ以上なく知り尽くしている哀れで醜い可愛い小饅頭たちは、動くものの最底辺にいるゆっくりのさらに最底辺にて虐げられながらも、卑屈になって必死に無価値な生にしがみついているのだ。 しかし、そう嘆くれいむ自身も所詮は無力な饅頭。 草の間をかき分けて颯爽と去っていく胴付きまりさの背を、ただ見送ることしか出来なかった。 --------------------------------------------------------- 「ゆっくりプレイス」についたまりさとおちびちゃんたち。 ある程度近くに来た時点で人間さんの姿も見えず、飼いゆが発する例の特徴的な声も聞こえなかったが、果たしてこの日の「ゆっくりプレイス」は初めてまりさたちの貸切だった。 おちびちゃんたちの顔にわずかに笑顔が宿る。 自分たちより圧倒的にしあわせー!で”ゆっくり”しており、それなのに自分たちをいじめてくる飼いゆや人間さんたちがいなければ、ここは確かにふーかふーかひーろびーろしてゆっくりできる場所なのだ。 「ゆゆんっ! きょうはまりさたちだけだねっ! おもいっきり、ゆーっくり!あそぼうねぇ!!」 「「「ゆ……ゆゆーん♪」」」 小さなおちびちゃんたちが、拙いあんよでもったんもったんとかけっこ!をする。 街にいた頃も今のおうちでも「うるさいよっ!」と禁止されているおうただって、好きなだけ歌って、好きなだけ姉妹やお友だち、そして胴付きさんに褒めてもらえる。 見上げられないほど身体の大きな胴付きさんがやってくれる「たかーいたかーい」は、まさしく「うちゅうっ!」まで飛び上がるほどの高揚感だ。 飼いゆたちの食べているものと比較されなければ、胴付きさんが出してくれる芋虫さんは、ああほら、やっぱりゆっくりしている。 こんなにたくさんのごちそうを、いつもいじめてくるクソ親のいないところで、大好きな姉妹やお友だちたちとゆっくりむーしゃむーしゃし、存分にしあわせー!を分かち合う。 この充実感。この開放感。 まさにここはゆっくりプレイスであり、胴付きさんは英ゆんだ。 「ゆゆ~ん……おちびちゃんたち、とーってもゆっくりしてるよぉ」 おちびちゃんたちの姿を笑顔で見守るまりさの方も、胸がいっぱいになるような温かさを感じていた。 迎えにも探しにも来ないところを見るとまりさを捨てたのであろうお兄さんだが、きっと最後に餞別として、まりさにただのおとーさんに留まらない真の英ゆんになれるチャンスを与えてくれたのだ。 街中や加工所でなく、いつもの小さな自然公園でもない、他ならぬこのお山の自然公園に置いていかれたからこそ、まりさは多くのことを学ぶことが出来た。 野良ゆっくりのことをよく知れたし、他人および他ゆん任せでなく自立的に行動することも出来る。 自分は、やっとほんっとう!のおとなっ!になったのだ。 胸に手を当てて、ぽーかぽーかする達成感を噛み締めていたまりさは、しかし、気付けなかった。 あるいは気付いていたとしても、意味はなかったかもしれない。 貸切の「ゆっくりプレイス」の入り口に立てられた案内の看板。 れいむとまりさのイラストが描かれたそこにはいつもどおりの魔術文字――ここは飼いゆを遊ばせるところです云々といった説明――の他に、真新しいスクロールがもう一枚。 「 一 斉 駆 除 の お 知 ら せ 」 範囲を示す地図と文字だけがプリントされたその殺風景な紙を、まりさは読むことが出来なかった。 つづく ---------------------------------------------------------
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・この話には虐待されるゆっくりと愛でられるゆっくりが出ます ・作者に都合のよい独自設定があります ・色々とパロディした部分があります ・このSSを書いたのはHENTAIあきだよ!一番重要ですから注意してね! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! ゆっくりがこの国に現れてからある一つの問題が起きるようになった。 それはゆっくりによる作物の被害でも、都市部におけるゴミ漁りによる景観を損なう物でもない。 野生の胴付きゆっくりによる問題である。 基本的に胴付きは賢く人間に飼われることが多いが、やはり人に飼われない野良の存在がある。 人に害を与えることもないので人から駆除されることもないため、大抵は段ボールで作った家に住んでいるのだが。 「ストリートチルドレンは存在しないが、ストリートゆっくりが存在する。」 「児童買春は少ないが、代わりにゆっくりがその役割を負っている。」 「実にけしからん!我が国にもゆっくりをちょうだいね!たくさんでいいよ!」 などと諸外国から皮肉交じりに言われる始末だ。 最後はともかくこのような認識を持たれることでHENTAI国家扱いされては困ると政府がある計画を考えた。 野生の胴付きゆっくりを保護し、一定の飼い主に飼われるまでその生活の面倒をみる施設の誕生である。 これから紹介するのはそんな胴付きゆっくり達が生活をする一部の人間からは天国と呼ばれる施設での話だ。 野生で一匹で生きてきた胴付きゆっくり達が集められて住んでいるゆっくり院。 基本的にここでの生活はある程度の規則によって生活し、人間と暮らす時に役立つようになっている。 布団で気持ち良さそうに眠っているゆっくりを起こそうとする影があった。 「ちんちーん!もう起きる時間だよ!早く起きないと朝のご飯さんが食べられなくなるぞ!」 よく響く綺麗な声で胴付きのみすちーが夢の中にいるゆっくり達を起こす。 ここでは基本的に食事は施設の全員がそろって食べることになっている。 時間を守るということの重要さを教える為であり、ルールを学ぶこともここでの重要な役目だからだ。 「う~れみぃはまだねむいんだどぉ~。」 「うーふらんもまだねむい・・・。」 「おおねむいねむい。」 ゆっくりはよく眠る。 ゆっくり出来ることを行動原理にしているゆっくりにとって、睡眠とはまさにゆっくり出来るものの一つである。 布団から中々抜け出せないでいるゆっくりに、みすちーはとっておきの言葉を投げかける。 「今日の朝ごはんはれてぃの特製なんだけどな~。食べられなくなっても知らないからね~。」 その言葉に布団を跳ねのけて飛び起きるゆっくり。 睡眠もゆっくり出来るが食事もまたゆっくり出来るものである。 そのうえ滅多に食べることの出来ないれてぃの朝食ということもあり、寝間着から急いでいつも来ている服に着替え始める。 「うー!?おねえさまそれはふらんのふく!」 「ごめんなんだどぉふらん!」 「だれかわたしのぱんつをしりませんか?」 慌ただしく着替えを済ませて食堂に向かうと、ゆっくり達はすぐに食事の準備をする。 食事は用意されているが、配膳は自分で行わないといけないのだ。 すべてのゆっくりが席につくと、この施設の責任者である男が口を開く。 「皆さんちゃんとそろっていますね?それではいつもの挨拶をしましょうか。」 「「「にんげんさん!いつもごはんさんをよういしてくれてありがとうございます!」」」 「はい、では頂きましょうか。」 「「「いただきまーす!!!」」」 自分たちの食事が人間のおかげだということに感謝して、ゆっくり達は楽しみである食事を始める。 「れてぃのごはんはすごくおいしいんだどぉ!」 「おおうまいうまい。あいかわらずのおいしさですねれてぃ。」 「うふふふ・・・、そんなにほめられるとてれるわ・・・。」 ここでの食事は施設のゆっくりの交代制と職員によって作られている。 胴付きゆっくり自体が少ないこともあり、ここで用意される食事の量も職員を合わせても二十人程でありそこまで大変なことはない。 ここで家事をすることで引き取られた後でも、飼い主に依存するだけの生活を送らないようにするための考えからだ。 「こら皆!れてぃを褒めるのもいいけどお兄さん達にもちゃんと感謝しなさい。」 「良いんですよみすちーちゃん。私達だって皆さんと暮らせるだけでも幸せなんですから。」 そう注意するみすちーに、施設の責任者である男は微笑みながら言う。 それに対して施設の職員もそのとうりだと続く。 「本当だな。この仕事は本当に俺の天職だと思うよ。」 「俺なんてわざわざ転職したからな!」 「胴付き達の楽園・・・、まさにここは天国だ。おかげで毎日自家発電で忙しい。」 「「「ちょっとお前黙れ。」」」 HENTAIも混じっているが、ここの職員はほぼ愛でお兄さんである。 決して給与が良いわけではないが、ここの職員を希望する者は非常に多い。 ただで胴付きを保護するほど人間は甘くはない。 少しでも何かの役に立ってもらおうと思うのが人間である。 といっても胴付きとはいえしょせんはゆっくりであり、出来ることなど限られているのだが。 「今日は野良ゆっくりの一斉駆除のお手伝いよ。みんなちゃんと出来るわね?」 そうゆっくりに説明するのは胴付きのゆうかである。 元々胴付きには捕食種が多いため、このような駆除にはまさにもってこいだ。 「ゆうかゆっくりはたべてもいい?」 「駄目よ、ちゃんと加工所のお兄さんに渡しなさい。こっそり摘まみ食いも駄目だからね!」 「うーわかった。」 そう注意されるふらんは不承不承ながらも頷く。 人間と捕食種によるゆっくりにとって地獄でしかない駆除が始まった。 「うー!みつけた!」 「ゆ?いったいなん・・・ふらんだああああああああああああああああああ!」 段ボールで出来たゆっくりの家を発見したふらんはさっそく駆除を始める。 突然の捕食種であるふらんの襲来に、住人であるまりさはただ驚くだけだ。 「とりあえずしね!」 あっさりと潰されるまりさ。 異変に気づいたのか、段ボールハウスかられいむが飛び出してくる。 「うるさいよ!れいむがすーやすーやできないでしょ!れいむをおこしたばつとしてあまあまをもってきてね!」 寝ぼけているのかふらんに対して殺してくださいと言っているれいむ。 文句を言われたふらんはすこし頭にきたのか、れいむで遊ぶことを決めた。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 「ゆべ!どうぢでふらんがいるのおおおおおおおおおおおお!まりさ!かわいいれいむをたすけてね!」 すでに死んでいるまりさに助けを求めるれいむだが、死んだまりさが生き返るわけでなくふらんになぶられる。 ふらんはれいむを殴るだけでなく、両手でれいむのもみあげを引きちぎった。 「れいむのもみあげしゃんがあああああああああああああああああああ!」 「うるさい!しね!」 死ねといってもまだまだ殺さないのがふらんだ。 もみあげだけでなくお飾りであるリボンも破いて、ようやくれいむで遊ぶのをやめるふらん。 まりさの死体とぼこぼこのれいむを引きずって加工所の職員の所まで持っていく。 「また派手にやったな。出来れば生け捕りでお願いしたかったんだけど。」 「うーごめんなさい。」 さすがに加工所の商品にすることは出来ないが、野良ゆにはちゃんと使い道がある。 れいむであれば原材料を作るための母体に、まりさであればそのゆっくりにしては頑丈な体を使って様々な実験に使うのだ。 「それいじょうちかづいたらぷくーするよ!こわいでしょ!だからこっちこないでね!」 「わかったから早く捕まってちょうだい・・・。」 無駄に逃げ回るれいむにゆうかはうんざりとした表情で追いつく。 適当にもみあげを掴んで袋に放り込むと、さっさと次のゆっくりを探し始める。 「ありすとおちびちゃんははやくにげてね!ここはまりさがくいとめるよ!」 「そんなのいやよ!おねがいだからいっしょににげましょう!」 「おとうしゃんといっしょじゃないとやだよ!」 意味のない三文芝居をしているのはまりさとありすの番と、一匹の子まりさの一家である。 人間であればお涙頂戴であるが、ゆっくりであればただの喜劇だ。 「だいじょうぶなんだぜありす!まりさはゆうしゅうなんだぜ!すぐにおいつくからはやくいくんだぜ!」 「まりさ・・・あなたってすてきだわ!おちびちゃん、さきにいくわよ!」 「わかったよおかあしゃん!おとうしゃんもはやくきてね!」 すぐさま子まりさを口に入れたありすはぽよんぽよんと跳ねていく。 そんな一部始終をゆうかは冷めた目で見ていた。 「さあくるんだぜ!まりさはそうかんたんにつかまらないよ!」 「はいはい、それじゃあ捕まえるわよ。」 「おそらをとんでるみたい!」 あっさりと捕まり袋に入れられるまりさ。 まりさを信じて逃げているありすにゆうかはすぐに追いついた。 「まりさもうおいつい、どうじでゆうががいるのおおおおおおおおおおおお!」 「答えは簡単よ、ゆうかがまりさを捕まえて貴方に追いついたの。」 信じられないという表情をするありすだが、すぐさま逃げようと体を跳ねようとする。 「手間かけさせないでね。さっさとお仕事を終わらせてお花畑のお世話をしたいんだから。」 だがそんなありすをゆうかはすばやく捕まえると、まりさと同じように袋に入れようとする。 逃げられないと悟ったありすはせめて子供だけでも逃がそうと、口の中の子まりさを勢いよく吐き出す。 「ゆべ!もう大丈夫なのおかあしゃん?」 「おちびちゃんはやくにげてえええええええええええええええ!」 状況を把握していない子まりさは後ろから聞こえる親の声に顔を向ける。 そこにはゆうかに捕まり今にも袋に入れられそうになりながらも、自分を心配する母の姿があった。 「おかあしゃああああああああああああああん!」 「いいおちびちゃん!これからはひとりでつよくいきるのよ!ふあんかもしれないけど、ありすとまりさのとかいはなおちびちゃんならきっと」 最後まで子供のことを心配するありすの言葉は袋に入れられて聞こえなくなる。 必死に涙をこらえて子まりさはすぐさまその場から逃げようとした。 「まりさはぜったいにげのびるよ!にげきったらにんげんさんにかかわらないでひっそりとくらすよ!」 中々計画的なこれからの生活を考えるこの子まりさなら、きっと強く生き残れるだろう。 ただし、それは逃げ切れたらの話だが。 「はい捕まえた。」 「どぼじでえええええええええええ!なんでまりさがつかまっちゃうのおおおおおおおおおおおおおお!」 成体のゆっくりでも逃げ切れないのだから、当然子まりさが逃げ切れるわけがない。 両親と同じように捕まり袋の中へと詰められる子まりさ。 重くなった袋を引きずりながら、ゆうかは加工所の職員の所まで歩く。 「はいお兄さん。たくさんゆっくりを捕まえてきたよ。」 「おお!?生きてこんなに取ってきたのか!これはご褒美をあげないとな。」 そういって職員はゆうかの名札にシールを張る。 シールを張られたゆうかの名札には今までにも張られたシールで一杯である。 「ありがとうお兄さん!こんど来た時にはお花さんの種と交換してね!」 このシールは施設のゆっくりがこのような手伝いをした時に、その貢献具合によって渡される。 一定数のシールを集めると自分の望む商品と交換してもらえるというわけだ。 これは施設で暮らす胴付きの楽しみと労働意欲を促すために加工所の特別な計らいである。 駆除以外にも胴付き達が手伝えることはまだある。 最近では働き手を無くした農家が多く、少しでも労働力を確保しようと胴付きを雇う農家もいる。 臨時的にだが施設のゆっくり達に手伝ってもらうこともよくある話だ。 「皆よく来てくれたっぺ!今日は畑の雑草を抜いてほしいだよ。」 麦わら帽子を被った農家に雇われているのうかりんが施設のゆっくりに指示を出す。 ぶっちゃけ報酬も出荷出来ない野菜で補えるので、農家にとってこれほどありがたい働き手もない。 「こぼね~♪」 「こらゆゆこ!勝手に野菜を食べちゃ駄目っぺ!後でちゃんと野菜をあげるから我慢するっぺ!」 「こぼね・・・。」 ついつい新鮮な野菜に手を伸ばしかけるゆゆこをのうかりんをきつく注意する。 目の前の野菜に未練を残しながらも、ゆゆこは残念そうに雑草を抜いてはそれを口に運ぶ。 一応ゆっくりなので雑草もまた食料であるが、そんなことをするのは大食いのゆゆこぐらいだ。 「みてドス!こんなにたくさんおやさいさんがあるよ!」 「そうだね!これだけおやさいさんがあるなら、これからもゆっくりできるね!」 労働に勤しんでいる胴付きゆっくりの前に現れたのは、ドスが率いる野生のゆっくりの群れだった。 最近では珍しいが、この辺ではまだドスがやってきて協定を結ぼうするドスが現れる。 もちろん協定など結べずに即座に処理されるのだが。 「ここをドスたちのゆっくりプレイスにするよ!どうつきのゆっくりでもだいかんげいだよ!」 「どすはやさしいね!へんなどうつきでもむれにいれるんだから!」 「ゆふふ!それほどでもないよ!」 勝手なゆっくりプレイス宣言をするドスに、胴付き達は慌てて農家のお爺さんに連絡をする。 のうかりんだけは畑を守ろうと、鍬を持ってドス達を威嚇している。 「こっちさ来るでねぇ!それ以上近づいたらただじゃおかねぇっぺ!」 「どうしてそんなにおこってるの?ドスはいっしょにゆっくりしたいだけだよ?」 自分がやってることにまったく気づいていなのか、ドスは不思議そうにのうかりんに尋ねる。 悪意はないのだろうが、それは悪意を持って行うよりも性質が悪いものだった。 「ドス!きっとのうかりんはおやさいさんがたべれなくておこってるんだよ。」 「そうだったんだね!じゃあみんな、さっそくおやさいさんをあつめようか。」 「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」 「やめるっぺ!まだ収穫には早いだぁ!」 必死に止めようとするが、のうかりんはドスの巨体に圧し掛かられ身動きがとれなくなる。 「離すっぺ!離さないと容赦しないっぺ!」 「のうかりんおちついてね!もうすこしでおやさいさんがたべられるからね!」 暴れるのうかりんだが、巨体であるドスに乗られてまったく動けずにいる。 今まさに畑の野菜をゆっくりが貪ろうとしたその時に。 「「「そこまでだ!ゆっくり共め!」」」 「ゆ?だれなの!?どこにいるの!」 「「「ここにいるぞ!」」」 その瞬間ドスの体は大きく仰け反り、のうかりんはすぐに何所からか現れた男に救出される。 ドスの方は倒れたままで男たちによってあんよを徹底的に殴られている。 「いだいよおおおおおおおお!どぼぢでごんなごどずるのおおおおおおお!」 「それはお前が我らのアイドルのうかりんを傷つけようとしたからだ!」 泣き言を言うドスに対して男たちは容赦なくあんよを動けない様にする。 そして気づけば畑のあちらこちらで悲鳴が上がっている。 「やべでね!れいむはただおやさいさんをたべたいだけなんだよ!」 「はなしてね!ここはまりさたちのゆっくりプレイスだからにんげんさんはでていってね!」 「わからないよー!ドスたすけてねええええええええええええ!」 所々であがる悲鳴にドスは助けに行こうとするがあんよはぴくりとも動かない。 そんなドスに出来ることはただ男たちに泣きつくだけであった。 「ひどいよおおおおおおおおおお!ドスたちなにもわるいことしてないのにいいいいいいいいいいい!」 「こいつまだ分かってないよ。まあ後はあの人たちに任せようか。」 そう言ってドスを放っておくと、男たちはのうかりんに近寄り怪我がないか確かめる。 助けられたのうかりんは落ち着いてくると、一体男たちが誰なのかと疑問に思う。 「そういえばまだ自己紹介をしてなかったね。俺達は『のうかりんを遠くから愛でる会』のメンバーさ!」 爽やかにのうかりんにサムズアップをする男たち。 「俺達もついでに自己紹介しようか。『胴付きと激しいスキンシップを楽しむ会』参上!」 「『ゲス共はゆっくりにあらず!善良種を守る愛好会』です。」 「ゆっくりを虐待するのが大好き!『ヒャッハー連合』だぁ!」 ゆっくりをすべて潰し終えたのか、続々と男たちが集まってくる。 実は胴付きゆっくりが集まるとそれに釣られてなのか、多くのゲスと思われるゆっくり達が集まってくる。 敏感に同族の匂いを嗅ぎつけるのか、それともおこぼれに与ろうとしているのかわからないがハイエナのように集まってくる野良ゆっくり。 「うちは今回のうかりんの為に集まったけど、他の人たちは毎回集まるみたいなんだよ。」 「当然だ!数少ない胴付き達の働く姿を拝めるんだから毎回来るのは当たり前だ!」 「こっちは集まるゲスを潰すためですから。ついでに可愛い胴付きとも触れ合いますし。」 「ゆっくりが虐待できればそれで良いんだぜぇ!」 それぞれの思惑は違うが、結果的に胴付き達を守ることになっているので施設側もありがたく感じている。 さすがに毎回護衛として職員を連れて行かせるのも面倒なので、ボランティアのような形で協力してもらっているのだ。 「さて今回はドスなんて大物が取れたし、さっそくゆっくりでお菓子でも作ろうか。」 お兄さん達の提案に戻ってきた胴付き達は大喜びである。 ドスはというと目の前で次々と群れのゆっくり達が料理されるのを見せられて、最後に自分も体を解体されていって死んだ。 おまけ ヒューッ!さすがお兄さんだ! 「ゆうかにゃんです、よろしくお願いします・・・。」 「以上で手続きは終了です。ゆうかにゃん、これからこの人が貴方の飼い主さんだ。」 「はぁはぁ、よろしくねゆうかにゃん。はぁはぁ、これから二人で一緒に暮らすんだよ。」 「良かったねゆうかにゃん、このお兄さんなら安心だから幸せになってね。」 「悪質な胴付きブローカーがまさか施設の職員だったとは驚きだ。」 「「誰だ貴様!?」」 突如現れる謎のお兄さんにその場にいた全員が驚く。 翌日の新聞に多額の金銭と引き換えに胴付きをHENTAIお兄さんに渡していた施設の職員が逮捕された。 現場には犯人である職員とHENTAIお兄さんが気絶しており、警察には匿名の通報がされていた。 その場にいたゆうかにゃんが何所に行ったのかは不明だが、近くで幸せそうに暮らしているゆうかにゃんが確認されている。 後書き あのね、きっとこんな施設があったらこんなこともあると思うんだ。だけどコ○ラならなんとかしてくれる! さすがに人語を離す人型の生き物がいたら、さすがにそのままということは無いだろうと思ったので書きました。 何方か書いたか覚えてませんが、幸せそうに暮らす胴付きゆうかの後ろで野良の胴付きゆうかがいたことを不憫に思ったので書いたのも理由です。 やっぱり可愛いゆっくりは幸せにならないとね!ゲスは野たれ死ね。 だんだんアイディアが無くなってきて不調なHENTAIあきでした。 以前書いたもの anko1112 初めてのおつかい anko1123 寂れた神社で anko1134 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 anko1145 めーりんの憂鬱 anko1157 別れと出会い anko1164 夜の怪奇現象 anko1179 S計画 作られたゆっくりたち anko1193 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 anko1201 違うありす anko1208 まりさ家出する anko1220 てんこを良い子にする方法 anko1229 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です anko1265 別れと出会い まりさのトラウマ編 anko1277 ゆっくりスクール anko1281 ゆっくりの寿命 anko1287 ゆっくりクラブ anko1300 まりさひどい目に遭う anko1306 オレンジジュースを買いに anko1338 特異体質を持つ愛でおにいさん anko1355 新月の夜に anko1434 みょんな一日 anko1450 ゆっくりが泣く部屋
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・5作目です。 ・加工所本部(前編)読んだほうがいいかも。 ・今回から麦茶あき(仮)ではなく麦茶あきとなります。 麦茶あき 14番れいむのその後 れいむは暗い箱の中で泣いていた。 何故れいむがこんな場所にいるかというとこのれいむはもうすぐ処分されるのだ。 理由は植物型出産のしすぎでおちびちゃんが未熟児しか育たなくなったからだ。 そうこのれいむあの繁殖部にいたあのれいむであった。 職員に処分箱に入れさせられたれいむだ。 赤ゆっくりを生むだけで使い終わったら処分かれみりゃの餌。 ここに来た時から何度も見てきたことだった。 れいむは何一つゆっくりしてなかった、できなかった。 せめて・・・ゆっくりらしいゆんせいを送りたかった。 「ゆぅ・・・・・ぐずぅ・・・・」 ついにれいむは処分される。 箱ごと処理班が持って行きれいむを燃やそうとしていたところだ。 「今日は一匹だけか・・・処分の方は楽になるな」 「もっど・・・!!もっど・・・・・!!!!」 「ゆっくりしたかったってか?ハイハイ」 職員はいつも通りにこのれいむを処分する。 れいむは今から処分される。 そのはずだった・・・・ 「ちょっと待ったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」 「何だ?!」 「ゆ??!」 どこからか声がした。 いきなり大声で叫ばれて何事かと思った。 すると入り口に変なポーズで壁にもたれかかっている男がいた。 「誰だお前?!」 うん、ほんとに誰だ? 「そのれいむ。私が貰い受ける」 「はぁ?!!」 「ゆぅ!!?」 その男は職員に近づき、れいむに指をさしてこう言った。 「私は君の存在に心奪われた!!この気持ち・・・まさしく愛だ!!」 「何言ってんのコイツ・・・・ってお前は胴付き研究部のHENTAI研究員じゃねえか!!!」 「Yes,I,am!!!」 そうこの㌘○調の男はこの加工所で有名(?)な胴付き研究部の研究員だったのだ。 職員は突然現れた研究員に文句を言い始める。 「このHENTAIが!!何しに来あがった!!」 「私はそのれいむが欲しいのだ」 「はっ?」 職員とれいむはこの男が何を言ったかわからなかった。 が研究員の方は二人のことは気にせずにベラベラ喋り出した。 「君の圧倒的(?)な美貌に私の心は君に釘付けだ。 私はそのれいむを胴付きになることを望む・・・干渉、手助け、一切不要!己の意思で!!」 「よくわからんが、ようはコイツを胴付きにしたいってことか?」 「その通りだと言わせて貰おう!」 ああ、やっぱりとやれやれという仕草をする職員。 ただれいむの方は未だ状況を掴めてない様だ。 「だめだだめだ。こいつは今から処分されるんだからな。てめえの好き勝手に譲れねえんだよ!」 「すでに所長から許可は貰っている」 「何ぃ!?」 「嘘だというなら確かめに行って来るといい・・・・」 職員は研究員が嘘をついてないと見えた。 なにせこの加工所本部の所長はコイツとは違うベクトルの変人だ。 こういうことを平気で許可するかもしれない・・・いやする。 最近所長は機嫌がいいから許可をしてしまったんじゃないか?と思えてきた。 「おにいさん・・・」 「ん?」 さっきまで黙っていたれいむが口を開いた。 「れいむ・・・たすかるの?」 「私の妻になってくれるというのなら・・・」 「ゆ?!」 職員は思わず口を手で塞いでしまった。 塞いでなければ口の中の唾を吹き出してしまうところだった。 しかしこの研究員今なんと言った?! 「おにいさん・・・ほんきなの?!れいむはゆっくりなんだよ??!」 「そんな道理、私の無理でこじ開ける!!」 もういい、勝手にしてくれ・・・ 「で、でもいきなりそんなこといわれたら・・・(ポッ)」 キメェ・・・・ 「わたしのために胴付きに・・・妻になってほしい」 「・・・はい」 あれ?俺なんか邪魔な存在になってませんか? なんか二人だけの空間でできるフワフワした空気がそこら辺に漂っているんですけど・・・・ 「・・・・チッ、わかったよ持ってけ」 職員は持っていたれいむを研究員に投げつけた。 研究員はれいむを優しく受け止めあやす様に撫でた。 「感謝する青年」 「俺なにもしてないんすけど」 研究員はれいむを研究所へ持っていった。 「たくっ・・・ゆっくりのどこがいいんだ?」 研究員は胴付き研究所へ着いた。 早速胴付きにするためにれいむに胴付き手術の説明をした。 「れいむ今から君は胴付きになる点で注意しなければいけない」 「ゆん」 「君のあんよを切らないといけないんだ」 「ゆ?!それじゃあれいむあるけないよ!」 「安心したまえ、君の足は今日からこれになるのだ」 そう言って職員はれいむに胴付きの体を見せた。 そのボディはとてもスリムで胸もお尻もいい具合に大きかった。 この男の好みが人目でわかる。 「これが新しいあんよさん?」 「そうだ、で今のあんよは首の部分になるんだ」 「ゆ~ん」 職員は首の部分を見せた。 そこには外から餡子が見えるようになっていた。 れいむと繋いでしまえばここは見えなくなる。 「さあ、手術の時間だ。心の準備はいいか?」 「いつでもいいよ!」 「よく言った!!れいむぅ!!」 手術が始まった。 と言ってもれいむと人工胴付きの体を接合させるだけだが・・・ まず研究員がれいむをラムネで眠らせる。 このラムネは普通のラムネの数倍の濃度があり、眠っているゆっくりを切ってみても嫌な顔一つしなかったのである。 いわば麻酔だ。 「ではれいむのあんよを切る。メス」 「はい」 ゆっくりに対してメスを使うかというのは疑問だが細かいことは気にしない。 研究員はれいむのあんよを綺麗に切っていく。 中から餡子が出てきたがすぐさま逆さまにし、流失を防いだ。 次に研究員は体の方も逆さまにし、中の餡子が落ちないようにれいむのあんよだった部分と接合した。 「接合完了しました」 「よし、首を新鮮な皮とオレンジジュースで固める。ヘラ」 「はい」 研究員は慣れた手つきでヘラにオレンジジュースを付け首に塗り始めた。 新鮮な皮は徐々に皮と浸透し塗り固まった。 「完全固定化のために逆さから元に戻す」 「了解です」 「1・2・の3!!」 研究員たちはれいむを逆さから元に戻し、首を固定した。 「後はれいむの体と完全に馴染むまで待機。ご苦労だったな」 「「お疲れ様です」」 手術は無事終了した。 れいむは目を覚ました。 深い時間眠っていたようだ。 なんかあんよの辺りがいつもと違う気がする・・・ 「れいむ目を覚ましたようだね」 れいむの目の前に研究員のお兄さんがいた。 他の研究員もれいむを見て安心したようだった。 れいむは思い出した。 そうだれいむは胴付きになったんだ。 自分の体を見る。 そこには五頭身ほどの人間のようなものがいた。 体つきは良く、誰が見ても美人の体型だといわんばかりのスリムな体だった。 改めてれいむは感じた。 「れいむ胴付きさんになれたよ」 「よかったな。あとで服作ってやるからそのままでいろよ」 「どぼじて??!」 れいむはその言葉を聞いた瞬間何故か恥ずかしくなった。 「れ、れいむ服さんがほしいよ!」 「何でだ?俺はそのままでもいいぞ」 「お兄さんがよくてもれいむが恥ずかしいの!!」 「そんなこと言われるとお兄さんのオンバシラさんがQNQNしちゃうじゃないか」 れいむは自分の体を毛布で隠したが、お兄さんに対しては逆効果だった。 「事後みたいだなれいむ」など言って毛布をとろうとしたのだ。 それでも隠すものが欲しいと言ってきたのでれいむに包帯を巻いてやった。 「サラシだ。大きい胸にこれもありだな」 「結局かわってないでしょ?!」 毛布で下を隠したがお兄さんの好みに見事ストライクしてしまった。 れいむはあれからお兄さんの研究を手伝うために研究部に通っていた。 胴付きになった代わりにお兄さんの妻になったが家にいてもやることがなかったので手伝いにきたのだ。 れいむの仕事は研究所のお掃除だ。 このれいむは掃除の天性でもあったのか埃一つ残さなかった。 が、その仕事の大半はお兄さんへの御奉仕だった。 なにせれいむが掃除している最中にもムラムラしてよってくるのだ。 「れいむ、やらないか?」 「さっきしたばっかでしょう・・・」 「そんなこと言っても俺のオンバシラは数分で回復するんだ」 「ゆぅ・・・しょうがないなぁ・・・」 れいむはお兄さんの社会の窓を下ろすと出てきたオンバシラさんにしゃぶり付いた。 「ん・・・ちゅる」 「うっ・・・いいしゃぶり具合だ・・・・あっちのほうも挿れていいかな?」 「もうお兄さんたら・・・早過ぎよ」 この二人のHENTAIプレイはこの後数時間も続いたという。 おまけ 「お兄さん、れいむ妊娠したよ」 「そうか~生まれたら娘と3Pだな」 「やめてちょうだい・・・」 あとがき 初HENTAI物を書いた(何してんだ俺・・・) 麦の作品が100ゆっくりいったものがあってうれしいです。 しかしなぜかまりさその後が伸びない・・・何故?? さあ次は200ゆっくり目指して小説さんをうまく書くよ。 友人「お前じゃ無理だ」 「どぼじで?!」
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温厚の優しいゆっくり。たまにはうんうん出す。 - 咲良 (2023-12-24 18 11 59) 無 - 咲良 (2023-12-24 18 10 26) 最近始めたけどみたことある - 歌ぽヨぽヨぽヨぽヨぽよ (2022-11-12 14 27 02) ゆっくり日記の事なんだろうけど、目元に涙浮かんでるやつか。 - 名無しさん (2022-11-03 20 13 53) なでなでしすぎると泣き笑いの顔になるよ - ゆっくりが現実に居たらなあ (2022-11-03 08 53 50) ゆっくりを叱るとお飾りがとれることがあるよ あとなでなでしてもすねて星マークが出るだけで価値が上がらないよお - ゆっくりが現実に居たらなあ (2022-11-03 08 50 33) 夜眠れなくなりそう😖 - 名無しさん (2022-05-03 20 03 46) 胴付き虐はたぶん絶対規制される - ーーー (2021-09-28 09 31 43) ちぇんは「ゆっくりにっき」からだからいないぞ、トップページよく読め - 名無しさん (2018-09-30 23 42 43) ちぇん追加願います - 名無しさん (2018-09-02 14 05 11) 妖夢がおばけで怯えない設定にすればいいのにー - 死神 (2018-06-29 15 40 49) 次のバージョン:ちぇんの追加 - 名無しさん (2018-04-03 16 20 05) 咲夜の胴付きの服可愛いだけどみょんの胴付きの服がおかしい - 名無しさん 2017-03-26 18 20 33 バイオレンスモードのまま屋外で見つけた胴付きを連れ帰ろうとすると通常のゆっくりになるな - 名無しさん 2017-01-13 09 55 28 確率で希少種が出るとかなったらやりこみ度が上がるな - 名無しさん 2016-11-25 21 46 44
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「ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい/コメントログ」 もうこの絵はゆっくりじゃないだろ -- 2010-05-23 01 40 15 可愛いな…。 -- 2010-06-09 02 07 00 れいむ・まりさの二大クズ種も、胴付きになると結婚したくなるほど魅力的になるなぁ -- 2010-06-30 03 09 04 3↓胴付きになるとある程度姿が人間に近くなるからじゃないか? -- 2010-06-30 09 40 05 かわいすぎだろイラスト、、 胴付きまりさ50万で何とか何ねーかな -- 2010-07-24 02 06 30 車1台買うのと同じくらいの価格にはなるだろうな 胴付の安定した生産ラインさえ確立できれば良いんだけどね -- 2010-08-02 13 57 22 HENTAIがいっぱいだ…俺には理解しがたい… 上のイラストに踊らされすぎじゃないのか?胴付いてても顔はゆっくりなんだぞ?イラスト右のでいぶに胴がついた姿を思い浮かべながらよく考えるんだ…!胴付きはお前らが思ってるほど可愛くないんだよ… -- 2010-08-07 22 48 46 車一台分で胴付き変えるならニートやめるわ -- 2010-08-22 14 19 27 いい加減なこと言う所がオリジナルの魔理沙っぽいな -- 2010-09-15 16 38 09 ゆっくりには見えんなw どうみてもロリな本人 可愛いからいいけど -- 2010-11-30 23 19 55 可愛すぎる…このまりさ飼いたいぜ… -- 2010-12-02 20 40 10 えwゆっくりなのにカレー食えんのかこいつwwww -- 2010-12-05 02 01 48 お兄さん、まりさに特性カルピスを飲ませたのか!?おれもしt『HENNTAI』どぼじでぞんなごどいうのおおおお -- 2010-12-12 20 21 54 これ、"モデル"にそうとう近くないか? と思っていました。 絵を見て気付きました。どう見ても本人です。本当にありがとうございました。 -- 2010-12-18 04 12 26 ↓↓しつこく何度もやってるけど、あんたが思ってる程面白くないからそれ。 -- 2011-01-22 14 53 36 イラストの胴付きまりさと野良れいむの顔の造りの差に悪意を感じた。 胴付きといえど胴が生えただけのゆっくりなのに、おかしーだろどう考えても。 -- 2011-01-22 14 57 43 えwゆっくりなのにカレー食えんのかこいつwwww 意味が「わからないよー」 -- 2011-04-10 13 43 03 くくくくくく中身をみせろぉ!!! -- 2011-04-19 19 01 59 くくくくくく中身をみせろぉ!!! 中の人などいない。 キグルミでもないんだぞ -- 2011-04-24 12 39 44 ↓↓↓ゆっくりにとってからいものは「どく」なんだよー このりくつ、ゆっくりわかってねー -- 2011-09-15 20 38 10 ゆっくりなのにどぼじでガレーざんだべれるのおおおおおおおおお????!!!! って思ったw 絵がかわいいww -- 2011-10-21 17 50 08 新しい世界を広がらせるなwww -- 2011-12-17 00 45 24 挿絵がもうなんかゆっくりじゃない気が・・・・こまけーこったぁどでもいいんだYO -- 2012-01-06 00 41 47 カレーとみせかけハヤシライスゥ! -- 2012-01-06 00 44 16 このSSの全編イラスト化超キボン! 絵師はぷにあきさんで! つーか魔理沙可愛すぎww -- 2012-01-06 03 40 42 魔理沙が可愛すぐるwwwwwwwwww -- 2012-03-08 21 18 35 挿し絵かわいすぎワロタwww -- 2012-07-17 21 43 56 HENTAI化しそうwwwwww -- 2012-07-31 22 31 59 捕食種 -- 2012-09-01 23 51 28 ミスった 本当におもしろかった -- 2012-09-01 23 52 12 ふたば製の水鉄砲・・・買います。 -- 2013-01-04 21 01 44 モデルに相当近い姿でも中味は餡や饅頭の皮だし、大丈夫!! -- 2013-03-19 14 45 03 やんべ・・・ まりささんかわいいしかっこええ -- 2013-03-26 13 40 50 おこしちゃだめなんだぜ しぬほどつかれてるんだぜ に思わず吹いた -- 2013-06-01 23 23 31 白いカルピスwww -- 2013-06-17 21 43 44 何この絵! めちゃかわいいんですけど -- 2013-06-19 03 30 20 こんなの投稿すんなクズ死ね -- 2013-07-23 19 54 25 もはやここまで来ると胴付きゆっくりではなく幼い魔理沙だなwww -- 2013-10-18 22 33 52 これは確実にHENTAI化せざるを得ないな。 -- 2013-12-10 22 55 50 ↓魔理ちゃんじゃね? -- 2014-01-02 13 17 11 元ネタコマンドーだよね? -- 2014-01-26 09 12 27 挿絵がかわいいwwww もう、ゆっくりの原型すらないというwwww -- 2014-04-18 20 23 32 挿絵がゆっくりじゃないwww -- 2014-04-26 11 44 39 うん、ゲスでも普通でも可愛い・・・お仕置きもご褒美もベッドの上だな -- 2014-06-05 18 34 26 このまりさ可愛い... -- 2014-06-24 19 56 28 このまりさは魔理沙なのか? -- 2014-06-24 19 57 36 まりさでいいじゃないの -- 2014-07-23 05 40 57 マスタースパークかわゆす #10084; #65039; -- 2014-08-18 23 04 41 HENNTAIお兄さんがれいぽぅしたくなるのも分かる気がするww -- 2015-08-01 11 20 09 目ガァァァアァァァァア!! 目ガァァァアァァァァア!! -- 2015-09-20 12 30 59 可愛いww -- 2015-11-29 17 44 19 可愛いwwこんなに可愛い胴付きまりさ見たことないw -- 2016-01-24 08 40 03 あら、可愛らしい魔理沙だこと‼ -- 2016-03-07 13 19 52 マリトリクス…!! -- 2016-04-13 16 16 23 何!この天使魔理沙 -- 2016-05-12 00 09 53 魔理沙は大変なものを盗んでいきました -- 2016-05-14 18 16 03 親霊夢の目がヤバい -- 2016-08-09 20 32 47 あ -- 2016-10-17 16 09 10 胴付きの見た目が本家の東方キャラってことはよくあるな だからこそ胴付き虐待は人間を虐待しているみたいだから流石に悪趣味だと思う -- 2017-01-24 14 47 12 か、かわいい -- 2017-03-02 17 18 54 うぉぉぉぉ!魔理沙超可愛い! -- 2017-07-21 23 19 48 この胴付きまりさ可愛い!! まるで「胴付きゆっくり=本家と見た目が同じ」と勘違いして描いたみたい!! ※コメントにも「魔理沙」「霊夢」と間違って漢字書いている人が多いなww -- 2018-03-25 03 52 47 ゆっくりでさえこうなのか・・・俺は20歳過ぎてかなり経つのにロクに買い物も出来ねえのに・・・はは、自分が馬鹿らしくなってきた -- 2018-08-26 18 23 35 マスパが水鉄砲!その発想はなかったんだよー -- 2018-10-21 11 58 03 ゆ”っ” どぼちて、、、 -- 2019-03-08 22 52 09 カワイイ -- 2019-03-13 12 33 51 YUFUFU… -- 2021-09-16 18 03 26 まりさが魔理沙だぁ!! -- 2023-03-21 13 46 50
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1245 労働の意義/コメントログ」 面白かった。 -- 2010-06-21 02 38 09 ちぇんは飼ってあげて欲しい… -- 2010-06-27 10 38 27 良いお姉さんだ -- 2010-07-03 02 30 22 ちぇんとみょんだけ捨てないでー -- 2010-08-10 19 56 32 挿絵のありすは何に興奮してるんだよ・・・石か? コンクリートの床にチンコこすりつけるってオナニーして、チンコから出血した変態を思い出しちゃったよ。 しかも「空手家は拳から出血したからといって修行をやめないだろうが」とコンクリオナニーを続けたそうな。 -- 2010-08-25 22 02 29 「…ありす、ぺにす、ちぇん…」 -- 2010-09-29 23 13 23 しかも「空手家は拳から出血したからといって修行をやめないだろうが」とコンクリオナニーを続けたそうな。 挿絵のぺにありすとこのコメントのインパクトが強すぎるよ!! -- 2010-10-28 10 16 24 みょんは俺が保護します あとはてきとーに・・・します -- 2011-10-17 00 52 44 ちぇんは俺が貰う。銀バッジまで躾た後にらんしゃまと一緒に愛でる -- 2011-10-20 06 01 19 また胴付き優遇か -- 2011-10-20 12 13 51 ぱちゅとちぇんとみょんがほしいんだよー! -- 2012-07-18 13 27 38 まりさは俺が始末します -- 2012-08-30 00 18 11 胴付き優遇。ワンパ。書くの止めたら? -- 2012-10-05 23 06 19 ↓じゃあお前が自分で書け。そこまで言う程つまらないならブラウザ閉じろゲス -- 2012-11-09 02 50 25 ↓お前が書けよ雑魚雑魚ちゃん♪ -- 2014-06-17 02 51 26 胴付き優遇といっても胴付きを虐待したら、それはそれで批判されそう。 -- 2021-08-12 17 33 57 赤ゆって言うこと聞かせれば可愛いもんだな -- 2022-12-24 11 33 01 サイコパスクソ女かよ -- 2023-05-27 02 28 42 このサイコ女、そのうち人殺しそう こんな女に可愛いゆっくりはもったいないから俺が飼う -- 2023-05-27 02 30 07