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『わさ種が胴付きになったら?』 8KB 愛で 小ネタ 愛で100% わさ種が胴付きになったら? 「おにーさん、さんぷんたったよー」 「おぅ、ありがとなれいむ」 飼いゆっくりのれいむがカップ麺の出来上がりを知らせてくれた。 待っている間テレビでも見よう、なんてやっていると、つい見入ってしまい3分をオーバーしていたりするからこれはありがたい。 このれいむ、いわゆる「わさ種」である。 と言っても別に希少でも何でもなく、他のれいむに比べてもみあげが太いという違いしかない。 値打ちがあると勘違いした近所のペットショップが高値を付けて売っていたものの、当然のように売れ残ってしまい、 捨て値になっていたのを買って来たのだ。 暇つぶしにでもなればいいや、程度に思っていたのだが、とうやらこのれいむ、当たり中の当たりだったようだ。 とにかく手がかからない。 “おんみょうだま”なんかのおもちゃを与えておけば、ひとりで遊んでいられる。 それに飽きたら特大のボタンが付いた「ゆっくり用学習リモコン」を使ってテレビを見ている。(内容を理解しているかは知らんが) ついでにこのリモコン、電灯にも対応させているので、俺の帰りが遅くなった時は自分で電気を消して寝ているのだ。 極めつけが冒頭の話。 ゆっくりなので3より大きい数は数えられないのだが、その代わり秒針が3回転するまでじっと待っていられるのだ。 ここまで我慢強い個体はそうそういないだろう。 「それじゃ行って来るぞ~」 カップ麺で腹ごしらえをした俺は、夕方からのバイトに出かける。 「いってらっしゃいおにーさん、あるばいとさんがんばってね」 れいむが両のもみあげをわさわさと揺らし、俺を見送ってくれる。 このわさわさ、ウザいと思う者にはとことんウザく思えるらしいが、俺はこうして見送ってくれる姿を見るたびちょっと嬉しい。 そんなれいむに異変が起きたのは、ある日俺が学校から帰ってきて、バイトまでの間ひと眠りしていた時だった。 「おにーさんおにーさん、おきておきて!」 うつらうつらしていた俺に、ドタドタとれいむが走って来る振動が伝わって…え?走る? がばっと飛び起きた俺が見たものは… 「れいむ、どうつきになったんだよ!」 おお!これが胴付きゆっくりというやつか! 知ってはいたものの、まさか自分の飼いゆっくりが胴付きになるなんてなあ… それにしても、胴が生えるとついでに服まで付いてくるとか、つくづくゆっくりってのはデタラメな奴よ。 「おー、すごいじゃないか。よかったなれいむ」 「ゆふん、こんなこともできるんだよ!」 そう言うとれいむは懐からおんみょうだまを2、3個取り出し、お手玉みたいなことを始めた。 腕だって生えたばかりなのに、いきなり器用なやっちゃな。 「それにしてもお前、胴付きになってもわさ種のままなんだな」 れいむのもみあげはあいかわらず太いままだ。 「とうっぜんだよ、これはれいむの『こせい』なんだからね!」 ふんす、と胸を張るれいむ。 「おっともうこんな時間か。せっかく胴付きになれたのにすまんなれいむ。 もっと眺めていたいけどバイトに行かなきゃ」 「ゆ~ん、はずかしいよおにーさん。 でもかえってきたらおもうぞんぶんみせてあげるよ!」 お、饅頭肌のほっぺがちょっと赤くなってるぞ。愛い奴め。 「んじゃ行って来るぞ」 「いってらっしゃい!」 れいむが両手を元気よく振り上げて送り出してくれた。 このとき、れいむが「あれ?」という顔をしていたのに俺は気付かなかった… 「なんだ、もう寝てんのか」 帰ってきたら部屋の中が真っ暗だった。今日は別に遅くなったわけじゃないんだが。 そ~っと歩いて目をこらして見ると、れいむは部屋の隅でうつぶせになって寝ている。 「しょうがないなまったく」 胴付きになった嬉しさのあまり、はしゃぎすぎて疲れたんだろう。 もう籠じゃ入らないからベッドでも用意してやるか…そんなことを考えながら暗い所へ運んでやった。 そして翌朝。 れいむの様子がどうもおかしい。昨日はあんなに元気だったのに。 ろくに朝飯も食べず、時々「む~~~っ」と顔に力を込めたりしている。 「どうしたれいむ、ひょっとしてまだ胴に慣れないのか?」 「ゆぅ…おにーさん、れいむ…わさわさできなくなっちゃったよ…」 れいむはどんよりとした表情で答えた。 「なんだ、さっきから力んでたのはもみあげ動かそうとしてたのか…」 「ゆえええぇぇぇん!れいむ、わさわさしたいいいぃぃぃ!」 手をじたばたさせながら床をごろごろ転がり出すれいむ。 「どうしたんだよれいむ。あんなに我慢強いゆっくりだったのに。 もみあげ動かなくったって、代わりに腕があるんだからいいだろ?」 それを聞いたれいむの態度が豹変した。 「ひどいよおおおぉぉぉ!いままでうごかせたものがうごかなくなっちゃったんだよおおおぉぉぉ! おにーさんにりかいできるのおおおぉぉぉ!」 しまった!言われてみれば確かにそのとおり。 れいむ種にとってもみあげは腕も同然だからな… 人間にしてみれば、もみあげが動かせるようになった代わりに腕が動かなくなるようなもんか。 「ごめん!ひどいことを言っちまった。と、とりあえず学校行ってくるからな!」 俺は学校を理由にそそくさと逃げ出した。 当然れいむの見送りなどなかった。 「まずったなぁ…」 学校から帰ってきても、バイトに出かける時もれいむは奥に引っ込んだままだった。 もみあげがまた動かせるようになりゃいいんだろうが、もちろんそんな方法は知っている訳もない。 まさかショックのあまり胴なしに戻ってやいないだろうか、などと考えつつ、バイトを終えた俺が帰り道を歩いていると… ある電器屋の店頭に置かれていた物。 それが目に入った俺の脳にスパークが走った。 これだ!ひょっとしたら、いやたぶん、絶対これならいける! 俺はダッシュで家を目指した。 1.用意する物:荷造り用のビニール紐(平たいやつ)、ハサミ、櫛 2.ビニール紐をテーブルの端などにぐるぐる巻きつける。 3.適当な長さを巻きつけたら、それをそのまま外し、真ん中を別の紐で縛る。 4.二つできた輪っかの両端を切り、3.で縛った所を持って垂らす。 5.櫛を使って紐を縦に細かく裂く。 すると… ほうら、チアガールのポンポンのできあがり! 「ゆぅ…おにーさんかえってたの…」 寝ていたれいむが物音で起きてきたようだ。 「おにーさん…さっきはごめんなさい…」 寝ぼけ眼で謝るれいむ。 「いや、俺も悪かったよ。 それよりれいむ、お前にこれを授けようぞ」 そう言って俺はできたばかりのポンポンを渡した。 「おにーさん?これは…?」 きょとんとしていたれいむだが、ポンポンを手に握った途端、 「おおおぉぉぉっ?」 カッ!と目を見開いた。 ついでに静電気も無いにもかかわらず、ポンポンがぶわっとふくらんだ。 これは予想外。 まさか握った手を介して、れいむのコントロール下に入ったのか?デタラメにも程があるぞ。 「す、すごいよこれえええぇぇぇ!すごいわさわさしてるよおおおぉぉぉ!」 ポンポンをわさわささせながら腕を振り回すれいむ。 1日ぶりの笑顔なのに、ずいぶん見ていなかったように思える。 よかった。思ったとおりうまくいった。 実は電器屋で見たのって、Wiiと“Wiiチア”だったのよね。 毎日もみあげをわさわささせている姿が、チアのポンポンを振り上げている姿とかぶったのだ。 動かなくなったもみあげの代わりにポンポンを持たせてやったら?とひらめいたのがこうもうまくいくとは。 「ゆぅ…でもおにーさん、これかたほうしかないよ…」 当たり前だがもみあげは顔の両側にある。 「もちろんぬかりないぞ。ちゃんともう一個作ってある。 思う存分両手でわさわさするがよい。ただし…」 もう片方のポンポンを渡しつつ、俺はれいむににじり寄る。 「?」 「うりゃ!こうしてやる!」 まず着ている巫女服の両袖を取っ払った。元々本体からは分離しているので問題ない。 これで脇巫女からノースリーブ巫女になった。 「えええぇぇぇ?」 「んでもって下はこうだ!」 スカートを短く切る…のはあんまりなので短くたくし上げて安全ピンで留めた。 てっきり袴だと思ってたのにスカートだったとは。今気が付いたよ。 「おにーさんなにこれえええぇぇぇ?」 「ふっふっふ。ポンポン持つならなるべく軽い服装じゃなきゃいかん。 ほれ、わさわさしてみ?長袖にロングスカートよりは動きやすいだろ?」 「ゆうぅ…ほんとに?」 れいむは疑いの目を向けつつ腕を振り始めた。 わさわさ。わさわさ。 「…ゆわあぁ、ほんとだあぁ!おもいっきりわさわさできるよおおおぉぉぉ!」 あっという間に上機嫌になったれいむは、腕をぶんぶん振り回し、ついでに胴も脚も動かし始めた。 見事に思惑通りだが…むむむ、これはまずい… いや、どうせポンポン持たせるならチアっぽくしたほうがいいだろ、と思っただけだよ? しかし目の前で踊る和装チアリーダーを見ていると…いかん、強烈に萌えてしまう。 「どーしたのおにーさん、かおあかいよ?」 気付けばその和装チアに下から覗きこまれていた。 「いや、なんでもない!れいむ、これからは遠慮なくわさわさしていいからな!」 俺は慌ててごまかした。 こうして俺とれいむのわさわさした生活が始まった。 れいむはもう体の一部、とばかり片時もポンポンを手放さない。 あんまり喜ぶので、俺も調子に乗っていろんな色のポンポンを作ってしまう。 もう家のそこかしこがポンポンだらけでわさわさだ。 れいむもそれをとっかえひっかえわさわさしている。 試しに、俺に天啓をもたらしたWiiとWiiチアを買ってきてやったら、これも大層気に入ったようだ。 両手にWiiリモコンとポンポンを同時に握って神プレイを連発する毎日である。 しかし困ったことがひとつ。 「いってらっしゃいおにーさん! ごーごー!ふぁいっ!ちあーあっぷ!じゃすどぅーいっと!」 頼むよれいむ…見送ってくれるのは嬉しいけど、家の外まで出てきて応援するのは勘弁してくれ… ご近所の注目のマトになっちゃってるよ。 あぁぁほら、あんなに脚を振り上げて…ぱんつ丸見えじゃないか。 こりゃアンダースコート買ってやらなきゃ…いや、胴付きゆっくり用のアンスコなんか売ってるのか? などと妙な悩みを抱えつつ、今日も学校にバイトに出かける俺なのだった。 -終- 三等兵あき anko0523 ゆレー射撃 anko0560 ゆっくりとサバゲー対決 anko0895 激闘!ゆラッシュギアTURBO anko1784 ゆっくりinネトゲ anko3413 バカとテストと召喚饅頭 挿絵:トラップあき
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!!注意!! このssでは胴付きと人間が殴り合ったり、噛み付いたりする表現があります 胴付きが負傷します。しかもHENTAI分は一切ありません 胴付き、お兄さん共に武器攻撃をします 俺設定もかなりあります この注意書きを受けて読みたくないと思った方はすぐさま閉じてください 「胴付きとお兄さんが別の意味でイチャイチャするだけの話」 ゆっくりはその体型から主に三つの種類に分けられる。 ゴルフボールくらいの大きさからバスケットボールほどの大きさに成長する『通常種』 (ここでの『通常種』とは前述の大きさで分類されたものであり、希少種、捕食種、通常種のような三種分類法ではない) 大きいものだと6mを超え、ドススパーク等の他の種類には無い能力を備える巨体の『ドス種』 前述のものとは違い、胴と手足がある『胴付き種』 (『胴付き種』にはまだはっきりとした分類名が無い為便宜上、『胴付き種』としている) これらの種の中で、ドス種と通常種は人間から忌み嫌われている。理由は言うまでもないだろう。 畑を荒らし、人家に侵入する。酷いものでは児童を集団で襲い、怪我をさせることもあった。 それに対し、胴付きは人間の愛玩動物ないしは労働力として人間と友好関係を築いてきたが、一部は人間に対し敵対心を露にし、都市でストリート胴付きとして暮らす者も少なくはなかった。 そして前述したように強盗紛いの事をして日々の糧を得るものが近年増えてきた。胴付き種には手足があり、通常種とは比べものにならない位の危険性がある。 彼ら(彼女ら?)がナイフなどの凶器を持てば、素手で彼女達に勝てるような人間は武術に長けた者か、自衛のための武器を持っている者くらいだろう。 彼女達は生きるために強盗を行っている。だから抵抗しない限り相手を殺しはしない。 しかし、人間という生き物は脅威に対して容赦はしないものだ。 彼女達が強盗を始めてからたった1年足らずで都市部からストリート胴付きは一掃され、 捕まった胴付き種は全て殺処分された。 辛うじて殺処分を免れた彼女達の一部は暴力団に鉄砲玉として雇われたり、風俗で働かされたりと今までよりも酷い生活を強いられる事になった。 しかし、彼女たちの中には強盗がやめられず、目立たないように山間部や治安の悪い地域で未だに強盗を続けている個体も少数ながらいた。 ~○○市△△地区~ 一人の男が暗い路地を歩いていた。男が今いる地域は治安が悪く、胴付きによる強盗が続いている所だった。 普通ならばこんな場所には用事があっても行きたくないものだが、男には何か目的があってそこにいるようには到底見えなかった。 男は中肉中背で、顔はフードのせいで良く解らないが身長から見て、成人している事は間違いなかった。 男の後方20mに一人の少女が歩いている。 黒い山高帽に魔女のような格好、汚れていて下膨れているが整った顔立ち。間違いなく胴付きまりさだった。 男はそれに気付いたのか気付いていないのか、少しペースを上げて歩き、曲がり角を曲がったところで足を止めた。 男の目の前には人間には到底飛び越せないようなフェンスが道を塞いでいた。 「行き止まりか」 男はそう呟くと振り返り、道を塞ぐように立っている少女の脇をすり抜けようとしたその時、 「ちょっと待つんだぜ」少女が呟いた。 こんな可憐な少女が発しているとは思えないほどドスの効いた声で、 「金目の物を出すんだぜ、そうすれば命だけは助けてやるのぜ」 「断る、それに僕はお金になるような物は持ってないんでね」危機感がまるで無い感じの声で男は答えた。 「だったら死んでもらうだけなのぜ」 それだけ言い、少女は懐からナイフを取り出した。 胴付き強盗の中には人の味を覚えた個体もいて、金品だけでなく命まで奪うような輩がいた。 しかし、男はそれに動じず、 「そうかい、それならこっちも心置きなくやれるね」 「お兄さん、ゆっくりだと思って嘗めてるんだぜ?まりさには武器があるんだぜ?死ぬのが怖くないのかだぜ?」 「…ナイフを持っているとはいえただのゆっくり、せめてあと2人いれば僕をどうにか出来たかもね」 「…後悔しても遅いんだぜ、れいむ!ちぇん!今なんだぜ!」 まりさの合図と共に男の背後のゴミ袋の山から2人の少女が飛び出し、男を囲い込んだ。 「まりさ、殺しちゃってもいいの?」「久しぶりの獲物なんだねー解るよー」 紅白というよりは紅灰の巫女服を着た少女 ―胴付きれいむは手に先の尖った鉄パイプを持っていて、 胴付きちぇんはどこから手に入れたのかスタンガンを持っていた。 「お兄さん、今なら許してあげるから早くお金を出すんだぜ」 「だから言っただろ?僕はお金を持っていないんだよ」 「死んでもらうのぜ…」 男を囲んでいる三匹が包囲網を狭めようと男に近づいた瞬間、小さな破裂音が連続して二回、行き止まりの路地に響いた。 「い、痛いぃぃ!」「わがらないよぉぉぉ!!」 ちぇんとれいむの片膝が餡子を噴出しながら千切れ飛び、あまりの痛みに耐え切れず2匹は絶叫した。 「君達にはお仕置きが必要みたいだね」 男の手には二発装填の護身用の銃 ―デリンジャーが握られていた。 この銃は22口径と小さ目の口径だったものの、ひ弱な胴付きゆっくりの手足を吹き飛ばすには充分な威力を持っている。 「さて、ちょ~っと卑怯な手を使ったけど君達が相手なら問題無いよね」 男がデリンジャーを懐に仕舞おうとするその隙を見逃さず、まりさは男に向かって突進した。 「よくもれいむとちぇんを殺したなぁぁ!絶対に許さないのぜえええ!!」 「いや、死んでないし」 男はまりさの腕を捻り上げ、耳元でゆっくりと囁いた。 「まりさ達ってゆっくりなんだよね、だったら足の一本や二本、千切れてもすぐ直せるよね」 「いぐっ!まりさじゃ治せないんだぜ…怪我しても治してもらえるのは飼いゆっくりか えーりんに診てもらえる金を持ってる奴ぐらいなんだぜ…だからお兄さんが責任を持って治すんだぜ!」 「強盗をするんなら返り討ちに遭って死ぬ事くらい覚悟するもんだけどねぇ…」 「け、けどまりさ達はこうしないと生きていけないんだぜ!」 「じゃあ、僕も生きるために君達を殺しても良いって事だよね?」 そう言いまりさを突き飛ばす。 そして何故かナイフをまりさに投げ返す。 「………どういうことなんだぜ?」 「勝負をしよう、 君が勝てば僕は二人を治療してあげる、けれども君が負ければ2人はここで野垂れ死ぬことになる。この勝負、乗るかい?」 「当たり前なんだぜ!2人を救うならまりさは何でもするんだぜ!」 「だったらすぐに始めたほうが良いんじゃない?早くしないと2人とも死ぬよ?」 「言われなくてもなんだぜえええ!」 素早く男の懐に入り込み、その腹にナイフを突き刺そうとしたその刹那、 「そぉい!」 男の拳がまりさの顔面を捉えた。 「…ッッ~!!」 胴付きとはいえ中身は饅頭、男の一撃を受けてまりさの顔は歪み、餡子を口から吐き出しながらまりさは路地の壁に叩きつけられた。 すぐさま立ち上がり男にナイフで一撃を食らわせようとするが、 「甘いっ!」 男は何の予備動作も無くまりさの鳩尾に鋭い蹴りを叩き込み、まりさの頭を掴んで壁に叩きつけた。 「ぶびゃっ!」 「もう終わりかい?もっと僕を満足させてくれよ」 「う゛ぅぅ…まりさは負けられないんだぜ…」 「そうかい、だったら思いっきりやらせてもらうよ」 男がまりさに止めを刺そうと、まりさの襟首を掴んで持ち上げたその時、男の両足に鋭い痛みが走った。 「ま、まりさを殺すな!」「お前が死ぬんだよー!解れよー!!」 れいむとちぇんの二匹が男の足に噛み付き、足の肉を噛み千切った。 「あらら、2人ともまだ生きてたのかい」男は痛みを感じていないかのようにそう言った。 まりさは勝利を確信した。 今男は両足を抑えられていて身動きが出来ない、殺るなら今だ。 「死ねぇえええ!!」ナイフを腰だめに構え、男に向かって一直線に突っ込んだ、筈だった。 まりさの腕に激痛が走る、 「痛い痛いいた痛いイタイぃいぃいぃ!!!」 人の腕の形をした『饅頭』が地面に落ちる。 『何で?なんで?お兄さんは刃物なんて持ってなかったのに』混乱しながらもまりさは『饅頭』の頭で必死に考え、一つの結論に辿り着いた。 「たかが『饅頭』程度、手刀で切れない訳が無いって師匠が言ってたけど、案外むずいもんだねぇ」 男は手についた餡子を舐め取り、足元の胴付き達を一瞥した。 胴付き達は絶望した。こんな『化け物』に勝てる訳が無いと。 「お兄ざんごべんなざいいぃぃい!まりざがぞぞのがじだんでずぅ゛ううぅ!だがられいむどぢぇんばゆるじであげでぐださいいい!」 「ぢがうよ!れいむが主犯なんでずうう!だがら殺すのはれいむだげにじてぐださいいいいぃぃ!!」 「ぢぇ、ぢぇんが代わりにお兄ざんにころざれまずがらぁぁあ!どうかまりざどれいむをだずけでくださいぃいいい!!!お願いでずからわがってくだざいぃぃい!!」 この三匹は物心つく前から一緒に暮らし、この路地で助け合いながら生きてきたのだ。いわば家族といっても差し支えないだろう。 そんな彼女達がお互いを売る事など無理だったのだ。 「ふむぅ…ストリート胴付きにしては仲間思いだな、ただの追い剥ぎにしておくには勿体無い」 「れいむとちぇんを助けでぐれるんでずが?ありがどうございばずぅぅ!!」「ありがとうございばずうう!」「ありがとうございまずぅぅう!」 「まだ助けるとは一言も言ってないだろう、けど、お前達をここで死なせるのは惜しい。どうだ、うちに来て働かないか?」 「おにいざんの為ならなんでぼじばす!」×3 「………ハッ!夢か…久しぶりに昔の夢を見たんだぜ…」 「ぅ~ん…どうしたのまりさ?」 「何でも無いんだぜ、早く寝るのぜ、明日は早いんだぜ」 「解ったよー…」 あの時からまりさ達はお兄さんの下で働く事になった。 まりさ達の仕事は飼い胴付きが誘拐されそうになった時や野良ゆっくりに襲われた時の対処法をレクチャーする仕事で、 いわば防犯インストラクターのようなものである。 元強盗ゆっくりだけあって、その知識は人間のインストラクターよりも優れていた。 三匹はお兄さんに元の経歴を消して貰い、治療され、新たに生まれ変わる事が出来たのだ。 三匹はお兄さんに感謝していた。 自分達をあの地獄から救い出し、罪を償う機会を与えてくれた事、 自分達に生きる意味を教えてくれた事。 そのことを思い出したまりさは自然と涙が出てきて、 「お兄さん、このご恩は一生忘れないんだぜ」 まりさは一人、そう呟き深い眠りの世界へと落ちていった。 あとがき なんだか最近胴付き虐待がNGになってきてるそうなんで、試しに胴付き虐待ssを書いてみました。 これ位じゃNG扱いにはならないかな? やっつけ仕事で書いたので設定に穴とか沢山あるかもしれないので、見つけた場合は容赦なく感想板で叩いてやってください。 by削除キーあき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1478.html
『「餡子ンペ09」胴付きにしてやったぞ』 「にんげんさん!!まりさを"どうつき"にしてほしいよ!!」 ある日青年がまりさからこんなことを言われた。 「はぁ?胴付きだって?何言ってんだ?」 休日を自宅で過ごしていたらどうも玄関が五月蝿い。外へ出てみればまりさとれいむ、そしてその子であろうゆっくりが数匹いた。 「まりさは"どうつき"になりたいよ!!おかねはらうから!!」 まりさはそう言うと帽子の中からチャリーンとお金を落とした。何円硬貨かと思えば10円玉だった。 「何で胴付きになりたいんだ?お前にそんなもん必要ないだろ」 「おちょうしゃんはちゅよくなりゅんだよ!!」 「しょうだよ!!ちゅよくなっちぇお……」 「ゆ!!…しぃっ!!お…おとうさんがいまはなすからね」 青年の質問に赤ゆっくり達が答えようとしたが姉であろう子ゆっくりがそれを制した。 「強くなる?何だ?誰かと喧嘩でもしたいのか?」 「ち…ちがうよ…そ…そうじゃなくて…れ…れみりゃにかちたいんだよ!!」 「そうだよ!!れいむのまりさはれみりゃからみんなをまもりたくてつよくなりたいんだよ!!」 「ふーん」 話は数時間前に遡る。 『まりさ!!どうするの…これじゃふゆさんこせないよ…』 『ゆぅ……こ…こんなはずじゃなかったんだぜ…』 『おちょうしゃん…しゃむいよぉ…』 季節は晩秋。もうじき冬がやってくる。都会のゆっくりも農村のゆっくり同様に冬篭りをするのだ。 このまりさ達家族も冬に向けて準備をしていた。しかし予想外の出来事が起きた。何と巣にしていたダンボールが無くなってしまったのだ。 ダンボールは違うゆっくりに取られてしまったのだろうか?いや、持っていったのは加工所の人間であった。 ゆっくりをそのまま生かすほど人間も甘くない。ゆっくりは越冬出来なければ死んでしまう。 冬の間に一気に数を減らそうと越冬の妨害をしているのだ。まずは住処を潰す。どんなに食料があっても寒さには勝てないのだ。 『ど…どうするの…これじゃ…れいむたちしんじゃうよぉ…』 『しょんなのやぢゃよぉ!!ゆっくちちたいよぉ!!』 『おかあさん…すりすりしてよぉ……ゆひゃぁ!!…さむいぃ!!』 一家の大黒柱であるまりさは悩んでいた。どうしたらいいのだろうか…。 『いいにゃぁ……あのゆっくち…しゅっごくゆっくちちてるよ…』 『ほんとだぁ…いいなぁ…いいなぁ…』 家族の目線の先には人間とそのペットであろうまりさ。しかもまりさは通常の黒い帽子ではなく毛糸で編んだ赤い帽子を被っていた。 『おにいさん!!このぼうしさんすっごくゆっくりしてるね!!まるでさんたさんみたい!!』 『暖かいだろ?』 『うん!すっごくあったかいよ!!おにいさんありがとう!!』 人間とまりさは住宅の中へ消えていった。 『いいにゃあ!!いいにゃあ!!まりちゃもあっちゃかいぼうちしゃんほしいよぉ!!』 『れいむもあったかいおうちがいいいよぉ!!』 『ゆぅぅぅ…さむいぃ!!!かぜさん!!さむいのはゆっくりできないよ!!』 子供達の表情が段々悲しそうになった。 『ゆえぇぇぇん!!!!ゆっくちちたいよぉ!!』 『おうち!!!おうぢぃ!!!あったかいおうちぃ!!』 『おきゃあしゃん…りぇいみゅは…ゆっくちできにゃいの?ゆっくち…ぅ…ちたい…ゅぇぇぇん…』 母親であるれいむも悲しそうな顔をしていた。 『まりさ!!こうなったらにんげんさんのおうちをもらおうよ!!』 れいむがこう切り出した。 『しょうだよ!!おちょうしゃん!!にんげんしゃんのおうちがいいよ!!』 『おちょうしゃんだったらにんげんにだってかてりゅよ!!』 子供達も乗り気だ。 『む…むりだぜ…にんげんはまりさよりも…ずっとつよいんだぜ…』 まりさは力の差を分かっていた。人間になんか敵うわけが無い。これが分かっているかどうかで野良ゆっくりの寿命は違ってくる。 『じゃあどうするの…このままじゃゆっくりできないでしょ!!!!』 れいむが少し怒った。 『れいむ…むちゃいわないでほしいんだぜ!にんげんはつよいんだぜ!!まりさがしんじゃってもいいの!!?』 道端で夫婦喧嘩が起きてしまった。その時だった。 『お…おとうさん!!おかあさん!!れみりゃ!!れみりゃがくるよおぉ!!』 『『『『『『『ゆ!!!』』』』』』』 前から人間とれみりゃがやってきた。こちらも買い物帰りか、れみりゃも毛糸で出来た帽子を被っていた。 『『『『ゆぅ…』』』』 『『『『あっぢいっでぇ…』』』』 まりさ達は近くにあったゴミ捨て場に身を潜めた。 『いった…?』 『も…もうだいじょうぶ?』 天敵がいなくなったことを確認してまりさ達が出て来た。 『おとうさん!!おとうさん!!』 子れいむが少々興奮気味に言った。 『わかったよ!!おとうさん!!"どうつき"になればつよくなれるよ!!!』 "胴付き"。一般的にゆっくりは球体であるが一部のゆっくり、例えばれみりゃやふらんは人間と同様胴体を持っている。 まんま胴体が付いているゆっくりを"胴付き"と言うのだ。 『まりさ!!そうだよ!!れみりゃがつよいのは"どうつき"だからだよ!!』 『"どうちゅき"になればにんげんなんきゃいちきょろだよ!!』 『まりちゃも"どうちゅき"になりちゃいよ!!』 確かに胴体があれば今よりも強くなれるだろう。新たに殴る蹴るという攻撃方法が加わるのだ。回避能力も上がる。 『なんだかできるきがしてきたんだぜ!!まりさは"どうつき"になるんだぜ!!そしたられみりゃみたいになれるんだぜ!! にんげんにだってかてるんだぜ!!』 家族の顔に生気が戻った。だが1つ問題がある。どうやって胴付きになればいいのだろうか…。 『どうやって…"どうつき"になればいいんだぜ…。にんげんだったら…できそうなんだぜ…でも…』 『しんぱいいらないよ!!まりさ!!れいむとまりさにはかわいいおちびちゃんがいっぱいいるんだよ!! にんげんにかわいいおちびちゃんをみせてめろめろにしたら"どうつき"にしてくれるよ!!』 結局他力本願。しかもご都合主義な展開。こういう思考が餡子脳なのだ。 『ゆ!!おもいだしたんだぜ!!』 まりさは帽子から10円玉を取り出した。 『これはおかねなんだぜ!!これで"どうつき"にしてもらうんだぜ!!』 早くもまりさ家族は人間に勝利し暖かいおうちとごはんに囲まれた生活を手にした絵を浮かべていた。 『ぜんはいそげなんだぜ!!さっそくにんげんに"どうつき"にしてもらうよ!!そしたらそのにんげんをやっつけるんだぜ!!』 『おちょうしゃんかっきょいい!!』 『まりちゃはいっぴゃいぽんでしゃんがたべちゃいよ!!』 『おちびちゃん、にんげんをゆだんさせるんだよ!だからいいこにするんだよ!』 『れいむはゆっくりしてるよ!!』 『まりしゃもゆっくちちてるかりゃだいじょうぶなんだじぇ!!』 こうして住宅地を歩き回り気に入った物件を見つけ門の前で騒いでいたのだ。 「にんげんさん!!おねがいだよ!!まりさを"どうつき"にして!!」 まりさは必死にお願いしていた。理由は簡単、このおうちがとっても気に入ったからだ。 「ふーん…」 青年は家族をジロジロ見回した。まりさ達の企みを看破できなかったが何か違和感を感じていた。 "もうじき冬だってのに何でこんなに餓鬼がいるんだ?" 何と6匹も子供がいた。越冬で一番の関門は食料だ。親併せて8匹分の食事の調達は困難なはずだ。というか普通ここまで増やさない。 "れみりゃ?この辺りじゃ野良れみりゃはあまり見ないぞ…" そういう場所なんです。 "つぅかゆっくりだろ…なんか怪しいな" 「なぁ、お前を胴付きとやらにする間このチビとれいむはどうするつもりだ?」 「ゆ!!しんぱいしないで!!れいむたちちゃんとごはんもってきたよ!!」 「えりゃいでしょ!!」 「みちぇみちぇ!!」 「おにいさんのところのおにわでいいからおいてあげて!それいがいはなにもいらないから!!」 まりさや子まりさ、赤まりさの帽子の中に食料が入っていた。帽子を取ってどうだと言わんばかりに見せ付けた。 "ますます怪しい…" ここまでゆっくりの知能が働くときは大抵何か企んでいる。それ以前に頭の良いゆっくりなら越冬前に多くの子供なんかいないはずだ。 しかも何だか様子がおかしい。 "何か企んでやがるな…。まぁいいや。少し楽しませてもらうか…" 「まぁいいだろう。ちょっと待ってろ」 青年は家に戻った。 「まりさぁ!!!」 「まだなんだぜ…あとは"どうつき"になるだけなんだぜ」 まりさ達に笑みがこぼれた。 「じゃあこの箱の中に入ってくれ」 青年は透明な箱を持ってきた。1匹ずつ箱の中に入れられた。 「ゆっくりしないで"どうつき"にしてね!!」 まりさ達が騒いだ。 「まぁ待て。焦るな」 実は青年、どうやって胴付きにしてやるかまだ思い付かないでいた。 "胴付きって…れみりゃとか?" と、青年に何か閃いた。 「ちょっと待ってろ。支度してくる」 箱を1室に置き青年は家を出た。行き先は菓子屋だった。 「よっ!!」 「何だお前か。何でもいいから買ってけよ」 ここは青年の友人が経営している菓子屋だ。 「ちょっと話聞いてよ。実はさ……………」 「はぁ、胴付きねぇ…………」 「俺いい事思いついてさ。乗ってくれないか?」 「どうすんのさ?」 「実はな…………」 「あぁ。確かにお前1人じゃ無理だ。でもそれならいけるかもな。考えもしなかったよ」 「でしょ。お前の趣味の幅も広がるぞ」 「丁度今やってみたい虐待があるんだよ。それに応用できそうだな」 この菓子屋さんは虐待お兄さんだ。ゆっくりを虐めて楽しんでいるうちに饅頭そのものに興味が湧き菓子屋を構えたのだ。 元々料理は得意であり店の評判も良い。ゆっくりを上手く活用したお菓子も有りこちらも結構売れているらしい。 「じゃあ情報料差し引いて…これぐらいで…」 「ふざけるな。もう少し寄越せ」 「はいはい。じゃこんなもんね」 「妥当だよ。待ってろ、今丁度作ってるところなんだ。持ってくるから」 数分後が生地が運ばれてきた。 「どうなったか教えてくれよ」 「ああ。サンキュー」 青年は店を出た。 "どうして今まで思いつかなかったかな…" 考案はこうだ。この生地を胴体の形に整える。そしてまりさ本体をくっつければいい。たったそれだけだ。 青年は帰宅してから早速台所で生地を人型に整えた。 "指まで細かくやるこたぁねぇな。とりあえず形になれば充分さ" すぐに人の形になった。あとはまりさ本体と合体すればいいだけだ。 「おーい!胴付けてやるぞ」 皿の上に首の無い人型をした生地を載せてまりさ達を入れた箱のもとへ戻った。 「ゆ!ゆ!!ついにまりさも"どうつき"になれるんだね!!」 「おちょうしゃんのかっきょいいちょこりょをはやくみちゃいよ!!」 「まりさ!!!がんばってね!!」 まりさを箱から出した。まりさの大きさからだと胴体が随分と小さい気がするがまぁいいだろう。今更追加の生地を買う気にもなれない。 「じゃ、痛いけど我慢しろよ」 彼の手には包丁。包丁でまりさの底部を切断した。 「ゆぎゃあああぁぁぁ!!!!あんよざん!!!ばりざのあんよざんがあぁぁぁ!!!!!ゆぎぃいぃいぃ!!!!!!」 突然の悲鳴に箱の中の家族が騒ぎ出した。 「おちょうじゃん!!!!おぢょうじゃぁん!!!」 「ばりざああぁぁ!!!!どぼじでえぇぇ!!!れいむだぢなにもわるいごどじでないのにいいぃぃ!!!!」 「ゆああぁぁ!!!ごわいよぉぉ!!!まりざはわるいごどじでない!!!いっでないいぃぃ!!!!」 まりさの底部は餡子を丸出しにしていた。 「ゆぎぃい!!ゆぎぃ!!!いだい!!いだい!!!どぼじで……まりざの…ゆっぐりじだ…あんよがぁ……」 青年は説明してやろうかと思ったが面倒くさいのでそのまま作業を続けた。 「な…なにずるんだ…ぜ……」 人型の首の辺りにまりさの底部をくっ付けた。後は小麦粉を溶いた水で接合部分を塗りたぐった。 「これで完了だ。まだ動くなよ。動いたら死ぬ。明日までそのまま寝てろ」 「ゆ…っゆっぐり…りがい…じだよぉ…」 まりさはまだ痛みが退いていないらしい。急に動き出したりしたら色々面倒なので仰向けの状態で箱の中に戻した。 「まりさにあまり触れない方がいいぞ。下手したら死ぬからな。そしたら責任は取れん」 「ゆ…ゆっくりりかいしたよ…」 触れているうちに首がもげたりしたら意味が無い。青年は部屋を出た。 「ま…まりざ…だいじょうぶ?」 「おちょうしゃん!!ちんじゃやぢゃあぁぁ!!!」 「だ…だいじょうぶ…だよ。まだ…ちょっとだけ…いたいけど…」 まりさが無事であることを確認すると家族はほっと安心しゆっくりし始めた。 「あしたがたのしみだね!おとうさん!!」 「あちかりゃもっちょゆっくちできりゅよ!!」 「しっ!!にんげんにきこえちゃうよ…」 箱は庭には出されずそのまま室内に保管された。夜になり暗くなってからぶつぶつと何か楽しそうに話していた。 「あしたからは…ゆふふ…」 「あのじじいをどりぇいにするんだじぇ…」 まりさ達は期待に胸躍らせながら眠りに付いた。 次の日 「よう。調子はどうだ?」 青年がやってきた。 「いたくないよ!!もうどうつきになれたかな?」 青年はまりさを見つめた。手足の辺りが微かに動いている。神経っぽいのが繋がったのだろうか。 「どうだ?」 青年はまりさの胴体部分を軽く突いた。 「ゆ!わかるよ!!」 どうやら感覚があるようだ。ということはこの生地はまりさと同化したしたことになる。 「に…にんげんさん…どうなの?」 「おちょうしゃんはちゅよくなっちゃよにぇ?」 家族が青年の方をじっと見つめていた。 「おめでとう。胴付きになれたよ」 「ほんと!!!まりさはどうつきになれたの!!?」 「ああ。成功だよ」 「「「「やっちゃああ!!!!おちょうしゃん!!!」」」」 「まりさ!!!これで…これでゆっくりできるね!!」 「「おとうさん!!!ゆっくりしないでじじいをやっつけてね!!」」 箱の中で歓喜をあげるまりさ達。企みまでつい口走ってしまった。 「やっぱな…。どうせそんなことだろうと思ったよ」 口走ってしまった子ゆっくり達は"しまった!"という顔をした。 「だいじょうぶだよ!!まりさがやっつけてくれるよ!!」 れいむがそう言った。 「やい!!きゅじゅ!!!まりちゃちゃまにぽんでしゃんもっちぇこい!!」 「じじいはりぇーみゅのどりぇいにしちぇあげるよ!!かんしゃちてね!!」 早くも赤ゆっくり達がゲス化した。 「ゆっへっへ…ばかなじじいなんだぜ!!!どうつきになったまりささまはむてきなんだぜ!!」 「へーへ。で、どうするの?」 「こうさんするならいまのうちなんだぜ!!でないといたいめにあうんだぜ!!」 言っていることは勇ましいがこのまりさ、まだ箱の中で仰向けに寝転んでいる。 「御託はいいからさ…かかってこいよ」 「まりささまにかなうとでもおもってるのかだぜ?やめたほうがいいんだぜ!!」 「早くしろよ。生地代分遊んでやるからよ」 「まりさ!!!このじじいをせいさいしてね!!!」 「おちょうしゃん!!がんばっちぇね!!」 家族がまりさにやんやの喝采を送った。 「ゆん!!こうかいするんだぜ!!」 まりさは体に力を入れた。立ち上がってから高くジャンプして箱を飛び出し新技のキックや必殺技の体当たりを喰らわせて…… 「………」 青年は黙ったままだ。肝心のまりさがまだ立ち上がろうとしていない。 「?」 青年は眉をひそめた。 「ゆぐ……ゆぅぅぅ…??…ゆううぅ!!!」 一方のまりさは必死だ。歯を食いしばって思いっきり力を入れている。 「ま…まりさ…ゆっくりしすぎだよ!」 「おちょうしゃん?えんりょにゃんかしにゃいでいいんだよ!」 「おとうさん?」 「ゆがあああぁ!!!!!どぼじでだでないのおおおぉ!!!!!?」 まりさが叫んだ。立ち上がろうとしていなかったのではなく立ち上がれなかったのだ。 "あれ?失敗した?" ちゃんと胴体の感覚はある。しかも胴体の所々が動いておりまりさが力を入れていることが分かる。何が悪かったのだろう? すぐに理由が分かった。 "餡子入れてないわ…" れみりゃを例にしよう。れみりゃの中身は肉だ。その肉は指先まで詰まっているのだ。つまり胴付きにするには末端まで中身が必要なのだ。 今回は餡子は一切入っておらず生地だけで胴体を作った。動物で言えば骨が無いのと同じなのだ。 "そりゃ…売ってないわな…" 生地で胴体作ってくっ付けるなんて方法は多分誰もが思いついたんだろう。しかしこの方法だと意外とコストが掛かる。 わざわざ胴体の形の饅頭を作るだけで本体のゆっくりよりも高いかもしれない。しかも先っぽまで餡子を詰めないといけないのだ。 それにちゃんと動けるようにするにはそれなりの大きさや厚さも必要だ。体を支えるにはどれくらいの大きさがいいのだろうか……。 馬鹿馬鹿しくてそこから先は考えたくも無い。ペットショップに売っていないわけだ。 "どうしよう?餡子詰めてやるか?" コスト度外視して試してみようかと思ったがわざわざ胴体の中を刳り貫いて餡子を詰める作業が面倒くさそうなので止めた。 そもそもこの胴体、まりさの大きさから考えると体を支えきれずに潰れそうだ。 「ゆぎぎぎぎ!!!!どぼじでえぇ!!!!う…うごげえええぇぇ!!!うごいでええぇ!!!」 「まりざ!!!まりざぁ!!!どぼじでなにもじないのおおぉ!!!?」 「ど…どうにゃってりゅの!??」 「おちょうしゃん!!じじいがゆだんしちぇるよ!!いみゃがちゃんしゅだよ!!」 まりさは立ち上がれそうに無い。大地に立ってくれないと話が始まらないじゃないか…。 "感覚はあるんだよね…" 青年はニヤリとした。それならそれで少し楽しませてもらおう。青年はまりさに手を伸ばした。 「ゆがあああぁぁ!!!はなぜええぇぇ!!!はなぜえええぇぇ!!!!」 まりさを持ち上げた。取り合えず胴体が付いて人型になってるのでまりさの頭を掴んで持ち上げている。 「ゆぐ!!!はなぜええぇ!!!!まりざざまどじょうぶずるんだぜえええぇ!!!」 この状況でまだ負けを認めないまりさ。ぶら下がっている状態で手足をバタつかせてもがいていた。 「放してやるよ。ほれ」 青年はまりさを放した。 「ゆううぅ!!!おぢ…ゆびぇ!!!」 中身のある頭が思いせいかまりさは床に顔面からダイブした。 「ま…まりざああぁ!!!じっがりじでええぇ!!!!」 「おとうざぁん!!!どうなっでるのおぉ!!!??」 「ゆ…ゆぅ…おかしいんだじぇ…」 「おちょうしゃん!!!ゆっくちちないでほんきをだしゅんだよ!!」 さてそのまりさだが床にうつ伏せになって倒れたままだ。 「ゆぎぎぎ……ゆぅぅぅぅ……」 どうやら起き上がることも寝返ることも出来ないようだ。 "こりゃ完全に失敗だな" 失敗したとか言うとまりさが五月蝿くなりそうなのでこのまま黙っておこう。 「ほーら、どうした?早く勝負しようぜ。倒れたまんまってのはな、負けなんだよ」 「ゆぎいいい!!!!まげでなんがないい!!!ゆがああぁ!!!うごげえええぇぇ!!!うごげええぇ!!!」 精々顔を上げることぐらいしか出来ない。しかも長時間顔を上げたままに出来ない。すぐに顔を床にうずめてしまった。 「どうなっでるのおおぉぉ!!!ばりざああぁぁ!!!はなじがちがうでじょおおお!!!!」 「ゆあああ!!!おうぢぃ!!!!おうぢ!!!!」 「おちょうしゃん!!!たってよおぉ!!!!」 「ゆっくちししゅぎだよぉ!!!!まけぢゃやぢゃあああ!!!」 箱の中からまりさを応援するがまりさはうつ伏せのまま。どっかの元力士みたい。 「さてと…少し腹が減ったなぁ…」 青年は箱の中を覗きながら呟いた。 「ゆうう……」 「おちびちゃんは…れいむがまもるよ!!!ぷくぅ!!!!」 「ぴゅきゅう!!!」 「じじいはあっちいきぇ!!!」 内訳は子ゆっくり2匹と赤ゆっくり4匹、それに番のれいむ。青年の手が子れいむに伸びた。 「ゆあ!!!お…おそらをとんでるよ!!」 子れいむを摘み上げた。 「ゆがああ!!!はなぜええぇ!!!おちびぢゃんをがえぜええぇ!!!」 青年は子れいむを持ったまままだ床にうつ伏せているまりさの前でしゃがみ込んだ。 「まりさぁ~。今からゆっくりできる音楽をプレゼントしてあげるね」 子れいむの目の前で中指を内側に丸めそれを親指で抑えた。 「ゆぅ?」 何が起こるのかと子れいむが覗き込んだ。 「ゆ?…ゆぴぃ!!!ゆびっ!!!!いだいい!!!いだいい!!!」 数発子れいむにでこピンを喰らわせた。 「ゆうう!!!!ばりざの…おちびぢゃん!!!!やべろおぉぉ!!!」 「ゆわああああ!!!やべろおぉ!!!じじいいぃぃ!!!!おちびぢゃんをはなぜええええぇぇ!!!」 箱の中と外から怒りの声がした。 「ゆびっ!!!!いぢゃ!!!!ゆあぁぁあ!!!!いぢゃいよおお!!!!ゆぴぃ!!!!!」 まりさの頭上で子れいむが泣いていた。 「ほら、まりさ。強いんだろ?強かったら助けてみろよ」 「ゆがああああ!!!!ばりざあああぁ!!!!ゆっくりじないでおちびぢゃんをだずげでねぇぇ!!!!!」 れいむは箱の中にいて助けに来れない。まりさは目の前にいる。いつもならまりさがここで抵抗しているはずだ。 「ゆぎぎぎぎ!!!!!だっでええぇぇ!!!たっでよおおぉぉ!!!!ゆぎぎぎいぃぃぃ!!!!!」 だが残念。まりさは床とキスをしている方が楽しいらしい。 「おどうざ…ゆぴっ!!だずげでええぇ!!!!いぢゃいのやだあああぁ!!!ゆびぇ!!!!ゆ…ゆわあぁぁん!!!」 「ゆぐぐぐ!!!!まりざは…どうづきなのにぃ……どぼじでぇ…」 このままでは面白くない。 「まりさ!!はやく立ち上がらないとこの子食べちゃうよ。美味しそうだなぁ!!!」 青年が大きく口を開けた。 「いやあああぁぁ!!!やぢゃああぁぁ!!!じにだぐない!!!だじゅげでええぇ!!!!!おどおざぁん!!!おがあざぁん!!」 あんぐりと開いた青年の口を見て子れいむが悲鳴を上げた。 「ばりざあああぁ!!!!!なにじでるのおぉ!!!!どうづぎなんでじょおおぉ!!!!」 「ゆぎぃいい!!!うごいでよおおぉ!!!!うごいでえぇ!!!おちびぢゃんがあぁぁ!!!!おちびぢゃんがじんじゃうぅ!!!」 まりさが涙を流しながら必死に力を込めた。顔は上がるがそこから下はびくともしない。 「ゆぎぎぎ!!!!どぼじでえええぇぇ!!!!」 なんと奇跡が起きてまりさは大地に立ったのだ、なんてことにはならない。 「あーあ。おかしいよね。胴付きになったのに助けてくれないんだよ」 「やぢゃああぁぁ!!!たべないでえぇ!!!じにだぐないいぃ!!!だじゅげでええぇ!!!!」 「見てよ、あの寝相。お前なんかよりも寝てる方がゆっくりできるみたいよ。お前嫌われてんだろ」 「ちがうぅ!!!!でいぶはぎらわれでなんがないぃ!!!!おどうざあん!!!おどおざあん!!おぎでええぇ!!!おぎでえぇぇ!!」 「無理無理。起きないよ。じゃあ食べちゃうね」 「ゆぎゃあああ!!!ゆっぐじじだい!!!ゆっぐじじだいぃぃ!!!」 子れいむを口に咥えた。まだ噛まない。 「ゆぐぐぐ!!!ゆ?おそらをういてるよ!!!」 願いが通じたのか!!まりさは宙を浮かんでる感覚がした。 「これでなんとかなるんだぜ!!!!…ゆが!!!ど…どぼじでえええぇぇ!!!」 自らの意思で宙に浮いたと勘違いしていたようだ。実際は青年がまりさを持ち上げたのだ。そして青年の口には子れいむが納まっている。 「ゆああああ!!!おちびぢゃん!!!!おちびぢゃああん!!!!」 「おどうざんのばがあああ!!!!どぼじでだずげでぐれながっだのおぉ!!!!」 「い…いまがらだずげるがらあ!!!!じ…じじい!!!!おちびぢゃんをはなずんだぜえ!!!!!」 青年はまりさも子れいむも放さず歯をゆっくりと子れいむに食い込ませた。 「ゆぎいい!!!!たべないでええ!!!たべぢゃやぢゃあああぁぁ!!!!」 子れいむが悲鳴を上げた。 「やべでえええぇぇ!!!!おちびぢゃんをはなじでええぇぇ!!!!!ゆっ!!!…こ…この!!!このおぉ!!!!」 まりさは手足をバタつかせながら抵抗した。 「ゆぎ!!!ゆぎぃ!!いだいい!!いだいい!!!ゆぎいい!!!じぬう!!!じぬううぅぅ!!!」 そのまま子れいむは青年の口の中に消えていった。 「ゆあああぁぁ!!!!おちびぢゃああん!!!おちびぢゃああん!!!!」 「ゆぎ!!いだ!!!ゆぎゃああ!!だず…ゆぎぇ!!おぢょう…ゆぎぎぃ!!」 まりさの目の前で子れいむがミンチにされた。 「お前の餓鬼美味しかったよ。また食わせてくれよな」 青年が口を開けた。子れいむはもういなかった。 「ゆぎぃ!!!ゆっぐりじだおぢびぢゃんだっだのにぃ!!!じねええぇぇ!!!!じねえええぇぇ!!!!」 青年はまりさを箱の前で放した。 「ゆぎぇ!!!!!ま…まだゆがざん!!!!うごいでえええぇ!!!うごいでよぉ!!!!」 箱の中の家族が見てる目の前で無様にまりさはうつ伏せに倒れた。 「ばりざああぁ!!!!じっがりじでえぇ!!!!じじいをやっづけるんでじょおぉ!!!!」 「おにぇえぢゃんがぁ!!!!おにぇえぢゃぁぁん!!!!ゆわああぁあぁあん!!!」 「おぢょうぢゃんのばきゃ!!!ぜんぜんゆっくちできにゃいよ!!!」 まりさは家族に罵倒された。 「さて、俺は今から買い物に行ってくる。逃げられるもんなら逃げてみな。ま、立ち上がれればの話だがね」 青年はまりさをそのままに放置して家を出た。 1時間程して青年は帰ってきた。 「何だ、まだ寝てんじゃねえか。そんなに床が好きなのか?」 「ゆぎぃ……おぎでぇ…おぎでよぉ……」 元いた位置から全く動いていなかった。 「今から面白いことしようぜ」 青年は買い物袋から木の板、釘、粘土べらを出した。 「いやぁ、最近の100円ショップは凄いね。こんなものまで売ってるんだから」 本当の話です。最近の100円ショップは何でも揃ってていいね。 「あとは…」 青年は金槌を取り出した。これで準備万端。 「ゆぐぐ……な…なにずるんだぜ……」 まりさを木の板に乗せて体を十字架の形にする。 「そ…それは……なんなんだぜ…」 青年の左手には釘、右手には金槌。 「ゆぎゃああああぁぁ!!!!いだい!!!いぢゃいいぃぃ!!!やべでえええぇぇ!!!!」 まりさの手を釘で打ち付けた。 「ゆぎ!!!ゆぎ!!ゆ…ゆるじで!!!ゆるじでぐだざいい!!!わるがっだでず!!!ばりざが…ゆぎゃあああ!!!」 漸くまりさが降参した。が、これで終わらない。残る手と足も打ち付けられた。 「よっと」 板を立てた。まりさは磔にされていた。元気が無いのか頭が重くて支えきれないのか頭がだらりと下がっていた。 「いぢゃい…いだいよぉ…ゆるじ…ゆぎょおお!!!やべ…やべでえええ!!!!」 板を寝かせまりさの両頬の端っこを釘で打ち付けた。これならば頭を上げてくれるだろう。 「そら……どうだ?お前らのお父さんとやらは」 再び板を立て箱の中の家族によく見えるようにした。 「ゆああああぁぁ!!!まりざああぁぁ!!!まりざああぁ!!!」 「なにごれええぇ!!!!ごわいよおおぉ!!!」 「お…おぢょうじゃん!!!おぢょうじゃんがちんじゃううぅ!!!」 「ゆええぇえん!!!!きょわいよぉ!!!やぢゃああ!!!まりちゃゆっくちちだいぃ!!!」 今までにゆっくりが磔にされるなんてことがあっただろうか。初見でも家族には恐怖を与えることが出来たようだ。 「ゆ…ゆるじでぐだざいぃ……まりざが…まりざがわるがっだでず…ゆるじでぐだざいぃ……」 まりさは涙を流しながら謝った。 「流石に7日もかけれないよなぁ…」 青年は粘土べらを取り出した。粘土を切るのに使うあのカラフルなプラスチック製のナイフだ。 「ゆるじでぇ…ゆるじでぇ……ゆ!!…も…もういだいのは…やぢゃよぉ……」 青年はへらをまりさの手首にあてがった。そして手首を切断し始めた。 「ゆぎ!!!ゆぎいぃぃ!!!!いだいいぃぃぃ!!!ゆぎゃああぁぁぁ!!!!」 普通のナイフならスパッと切れるだろうがこのナイフはプラスチック製。そう簡単には切断できない。切れ味も悪い。 「ゆぎゃ!!!い…いぢゃい!!!!ゆるじでええぇぇ!!!!ゆるじでぐだざいいぃぃ!!!!!」 元ネタは竹鋸で首を1週間かけて切断という酷い処刑だ。 「ゆぎゃああ!!!!ゆがああああ!!!!!っぎ!!………ゆぅ…ゆぅ……ご…ごべんな…ざい…」 手首が切断された。2、3分ほどだったがまりさにはとてつもなく長い時間に感じられたことだろう。 「まだあと3ヶ所あるな。あ、3は分かるよな。3だぞ。あと3回痛い痛い我慢しような」 「ぼうやぢゃあああ!!!ゆるじでえぇぇ!!!あやばりばずがらぁ!!!!ゆるじでぐだざいぃ!!!」 青年の手がもう片方の手に触れた。 「やべで!!!やべでえぇぇぇ!!!ごべんなざいぃぃ!!!!ごべんなざいぃぃ!!ゆるじでぐだざいいぃぃ!!!」 へらが触れた。 「ゆぎゃああああぁぁ!!!!やべでええええぇぇ!!!!!ゆがあああああぁぁぁ!!!」 まだ1mmも切ってないのにこの悲鳴。 「きょ…きょわいよぉ…」 「ゆ…ゆっくちできにゃい……ゆっくち…ちたい…」 「ま…まりざがじんじゃう!!も…もうやめで!!やべであげでよぉ!!!!」 「おどうじゃんがじんじゃうう!!やみぇでえええ!!!!」 残りの家族もまりさの尋常ではない表情と悲鳴から一気に恐怖のどん底に突き落とされたようだ。 「ゆぎっ!!!ゆぎゃああああぁぁぁ!!!!どれだぁ!!!なんがどれぢゃっだぁぁぁ!!!!」 もう片方の手も切断された。ゆっくりには手の概念が無いためか未知なる痛みが走ったようだ。 「ゆぎぃぃぃ!!いぢゃい…いぢゃいよぉ…」 残るは足2ヶ所。足をちょんちょんと突いた。 「いやああぁぁぁぁ!!!!あんよじゃん!!!あんよじゃんはやべでえええぇぇぇぇ!!!!」 足の概念はあるためか足の感覚はあるらしい。 「ゆ…ゆぎっ!!!!ゆぎぎぎぃぃぃぃぃ!!!いだいぃ!!!やべでぇぇぇ!!!ぼうやべでぇぇぇぇ!!!!」 両足も切断されまりさは床に倒れた。両頬の端を釘で打ち込んでいたが体の重さに耐えきれず頬の一部の皮を残してまりさが床に沈んだ。 「おきゃあしゃん……まりちゃ…どうにゃっちゃうにょ…」 「きょ…きょわいよぉ……ちにちゃくにゃいよぉ……」 「いちゃいのやぢゃぁ!!みょうどうちゅきなんちぇやぢゃあああぁ!!!!」 赤ゆっくり達はれいむにぴったりとくっ付いてブルブル震えていた。 「ゆ…ゆるじ……ごべんなざいぃ…ぼう……さがらっだり…じば……」 青年は床に這いつくばっていたまりさを持ち上げた。 「この形態だったら出来るよね」 まりさの胴体を捻った。 「ゆぎっ!!!ぽ…ぽんぼんがぁぁぁ!!!!やべっ!!!…ぎゅる…ぎゅるいじぃ……ゆっぎぇぇぇぇぇ……」 まりさの腹部が1回転した。 「ゆぎゅ……っぎぇ……お…ぎょ……ぎゅぇぇぇぇぇぇぇぇ………」 まりさが餡子を吐き出した。あまり捻りすぎると胴体が破れてしまう。まだやってみたいことがあるのだ。 「ぇぇぇぇぇ………ゆ……ゆぅぅぅ……ゆひゅぅ……ゆひゅぅ……」 胴体を元に戻した。まりさは餡子を吐かなくなった。 「楽しいね。まりさ」 「だのじ…ぐなん…がないぃぃ……ゆるじでぇ……もどに…もどじでぐだざいぃ……」 「何だよ。お望み通り折角胴付きにしてやったんだよ」 「どうづぎはもうやだぁぁぁ!!もどにもどじで!!!これじゃうごげないぃ!!!」 「ふふ。まだ遊び足りないよ。もっと遊んでくれよ」 「やぢゃぁ…もうやだぁ…ゆるじで…まりざが…わるがっだで……ゆああああ!!!やべでえ!!!!もちあげないでええぇ!!!」 青年はまりさを抱きかかえると庭へ向かった。 「あったあった」 シャベルを手にするとまりさを地面に置き庭に穴を掘った。 「ごべんなざい!!ゆるじでぐだざい!!!まりざがわるがっだでずぅ!!!ぼうじまぜんがらぁ!!だずげでぇ!!!!」 まりさが仰向けに倒れながら謝り続けた。 「おっし。これで入るか」 ある程度の深さの穴が出来上がった。 「ゆああああ!!!!ぼうやだあぁ!!!どうづぎなんがやだああぁ!!!!もどじでえぇぇ!!!もどじでええぇぇ!!!」 まりさを穴の中に入れた。 「だじでええぇぇ!!!だじでぐだざいい!!!ゆぎいいぃぃ!!!!まりざをだずげでええええぇぇ!!!」 まりさは胴体を付けたまま庭に埋められた。頭部だけは地面から出ている。一見普通のまりさが庭に立っているように思える。 青年は一旦家に戻った。 「だぜぇぇ!!!!ごごがらだぜぇぇ!!」 「さみゅいよぉ!!!ゆっくちできにゃいよぉ!!」 「ゆぴぃぃぃ!!!おしょとはやぢゃああ!!!」 「おきゃあしゃぁん!!!さみゅいよおお!!しゅりしゅりじでぇ!!」 「おうぢぃ!!!おうぢぃ!!あっだがいおうぢぃぃ!!!」 箱の中にいた家族も箱ごと庭に出された。外は寒い。蓋をしたが箱の中も直に寒くなるだろう。 「おでがじばず!!!ばりざをだずげでぐだざいい!!!!だじでぐだざい!!!!…ゆううう!!!!」 まりさは必死に嘆願した。箱の中より外の方が寒い。時折吹く寒風にまりさは縮こまった。 「そぉら、お前の大好きなあまあまだぞぉ」 まりさから50cm程離れた場所に皿を置いた。お饅頭が5つ並べられていた。 「ゆああああ!!!!!だじでええぇぇ!!!!こごがらだじでぇぇ!!!ゆっぐりでぎないいぃぃ!!!!」 「食べられるもんなら食べてみな。ま、そこから出られたらの話だがな。じゃあな」 青年は家の中に戻ってしまった。 まりさ家族の地獄が始まった。 「ゆぎぃ!!!!ゆぎぃぃぃぃ!!!!」 まりさは必死にもがいた。もがけばもがくほど体力は消耗しやがて腹が空いた。 「ゆがああぁ!!!あまあま!!!!あばあばぁぁ!!!!たべざぜでええぇ!!!まりざにたべざぜでよぉぉ!!!」 そして空腹のまりさの目の前には大好物の甘い饅頭。しかしまりさは動けない。 「ゆぎぃいい!!!うごいでえええぇ!!!!あんよざんうごいでえええ!!!!…ゆぴゅううう!!!!!」 冷たい風がまりさを襲う。疲労と空腹と寒気がまりさを容赦なく攻め続けた。 「ゆぴゅううう!!!さぶいい!!!ゆ…ゆっぐぢ…ゆっぐりざぜでよぉぉ!!!!」 箱の中は外に比べれば何倍もマシだった。 「さみゅよぉぉぉ!!!おきゃあしゃん!!しゅりしゅりしちぇぇ!!」 「りぇいみゅがさきだよ!!りぇいみゅがさきにしゅりしゅりすりゅんだよ!!」 「おにゃかしゅいちゃよぉぉ!!!ゆっくちちたいよぉ!!」 「おうぢは?あっちゃかいおうぢぃ!!!!」 「ゆ…ゆぅ…ど…どうじだら…どうじだらいいのぉ……ごれじゃ…ゆっぐりでぎないよぉ…」 「ぼうやだああ!!おうぢがえりだいい!!!!」 箱の中も寒いが外に比べればずっといい。だが食べるものは何も無い。昨日持ち込んだ食料は昨日のうちに全部食べてしまった。 「おにゃかしゅいちゃああ!!あみゃあみゃ!!!あみゃあみゃしゃんたべちゃいよぉ!!」 「おまんじゅうしゃん!!おにぇがいだきゃられいみゅにたべらりぇてにぇ!!!」 「おきゃあしゃぁん!!!あにょあみゃあみゃちょっちぇきちぇ!!!」 「ごべんねぇ…ごべんねぇ…むりだよぉ…ここからでられないから…むりだよぉ…」 「かべしゃん!!まりちゃにいじわりゅしにゃいでね!!あみゃあみゃたべさしぇちぇね!!」 外に置いてある饅頭を見て赤ゆっくり達が箱から出ようとジャンプしたり透明な壁を壊そうと体当たりした。 「ゆえぇえぇん!!!!いじわりゅじないでええ!!!あまあましゃん!!たべちゃいよぉ!!!」 「ゆわあぁあぁん!!!!ゆっくちちたい!!ゆっくちちたいよぉ!!!」 箱が防音タイプでよかった。そうでなかったら赤ゆっくりの泣き声で近所からクレームが来るところだった。 夜になると更に冷え込む。 「ゆぴぃぃぃぃぃ……もうやぢゃぁ……さむいよぉ……ゆぅぅぅぅ……」 何よりも辛いのは寒気。いつもだったら今頃はダンボールハウスで家族揃ってすやすや寝ていたことだろう。 運良くゴミ捨て場から拾った毛布に包まってれいむや子供達と暖を取っていた一昨日までのことを思い出し涙が溢れてきた。 「ゆっぐ……ゅぇぇん……っぐ…ゆぴゅうう!!!!!」 まだまだ夜は明けない。眠気も空腹も涙も冷たい風で吹き飛んでしまった。 「ゆぅぅ……さみゅ…ぃ……」 「ゆっくち……ゆっくち…ちたいよぉ…」 「おうぢぃ……かえりたい…よぉ…」 箱の中では残りの家族が眠っていた。寒いことは寒いが皆で固まれば多少の温もりが感じられる。 「ゆぅぅぅ……ゆぅぅ…」 「あみゃあみゃしゃん…まっでぇ……」 ゆっくりした表情で眠るゆっくりはいなかった。 夜が明けた。明けてもまだまだ寒い。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎ………」 まりさは歯をガチガチならしていた。結局一睡も出来なかった。 「ゆぅ…ゆぅ…」 「ゆぴっ!…ゆぅぅぅ…」 「しゃみゅいよぉ……」 箱の中では残りの家族が時折ブルブル震えながら眠っていた。 「それ!!空気の循環しないとな!!」 青年がやってきて箱の蓋を取り払った。冷たい空気が箱の中に入ってきた。 「ゆぴ!!!!!さむい!!!ゆっぐりでぎない!!」 「さみゅいよおぉ!!!!ゆぴぃぃぃぃ!!!」 「ゆぅぅぅぅ!!!!しゃむくちぇ…ゆっくちできにゃいいぃ!!!」 突然の寒気に箱の中のゆっくりが起き出した。 「も…もうゆるじでぇ……ゆぶっ!!!さむぐで…ゆっぐり…ゆあああ!!!まっでえぇぇ!!!!」 青年は庭に埋まっているまりさを無視して家の中に帰ってしまった。 「どぼじでこんなにさぶいのぉぉぉ!!!!?ゆびぃぃぃ!!!」 「さみゅい!!さみゅいよぉぉ!!!!」 「ゆっくちちちゃいぃ!!!ゆっくちさしぇちぇぇぇ!!!!」 青年は中々戻ってこなかった。 「おにゃかしゅいちゃよぉ……ごはんしゃんは?ごはん!!!ごはん!!」 「きにょうきゃらにゃにもたびぇてにゃいよぉ……ゆっくちできにゃいよぉ……」 「あっちゃかいごはんがたべちゃいよぉ!!!!おきゃあしゃん!!」 赤ゆっくり達はお腹が空いたとれいむに詰め寄った。 「む…むりだよ……ここには…なにもないよ…おねがいだがら…ゆっくり…りがいじで…ぅぅ……ね…」 れいむは涙を流しながらそう言った。 「しょんなぁ!!しょんなのやぢゃあぁ!!」 「おにゃかしゅいちゃぁ!!ゆっくちちたいよぉ!!!ゆっくちぃ!!!ゆっくぢぃ!!」 すっかり箱の中のゆっくり達が冷え切ったところで青年が戻ってきた。 「おでがじばず!!!ごはんぐだざい!!!おちびぢゃんになにがぐだざいぃ!!!!」 れいむが必死に嘆願した。 「これでも食ってろ」 青年は箱の中に庭に落ちていた落ち葉を落とした。 「こ…こんなの…たべられないよぉ…」 「こんにゃのいらにゃいよ!!もっちょおいちいのもっちぇきちぇね!!」 「あみゃあみゃがたべちゃいよ!!もっちぇきちぇね!!」 昨日の処刑をもう忘れているのか赤ゆっくり達が文句を言った。 「だ…だべだよ!!おちびぢゃん!!ゆっくりできなぐなっぢゃう!!」 れいむは力の差を分かったようだ。 「ふん」 青年は壁に立てかけていたシャベルを持ち出すとれいむの頬に突き刺した。 「ゆぎゃああ!!!いだいい!!!いぢゃいいぃぃ!!!!」 「お…おがあざん!!!」 「おぎゃあじゃんがじんじゃうぅぅ!!!」 「やぢゃあ!!!おぎゃあじゃんじんじゃやぢゃあぁ!!」 青年はシャベルを引っこ抜き蓋を閉めた。 「おにいざん!!!!ばりざにも!!ばりざにもなにがぐだざい!!!」 庭に埋められたまりさが懇願した。 「目の前にあるじゃないか」 「とどがないよぉ!!おでがじばず!!!なにがくだざい!!ばりざになにかめぐんでぐだざいぃ!!!」 「いやだから、あるじゃん目の前に。まだ枯れてなくて良かったな」 まりさの目の前にあるのはくたびれた草だ。 「そ…ぞんなぁ……こんなの…たべられないよぉ……」 「やなら食わなくていいぞ。何もやらないから。そこで死ねばいい」 「ゆ……ゆぅぅぅ……ゆっぐりじだい…ゆっぐりじだいよぉ…」 青年は一旦家に戻った。 「ゆぅぅぅぅ!!!さぶいぃぃ!!!!」 まりさは身を縮めた。 「まりさ。お前にいいものやるよ」 「ほ…ほんどぅ……ごはん?ごはんがほじぃよぉ…」 「寒いんだろ。暖めてやるよ」 青年の手には薬缶。薬缶を傾けた。 「ゆ…ゆがっ!!!ゆぎゃあああぁぁぁ!!!あぢいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!!!」 薬缶の中身は沸騰したお湯。流石にここで溶けてしまっては面白くないので湯呑み一杯分だけぶっかけた。 「あづい!!!あづい!!!!じぬううぅぅ!!!ゆぎゃああああぁぁぁ!!!」 「じゃあな。俺は仕事なんで」 青年は仕事に出かけた。 「むーぢゃ…むーぢゃ……ゅぅぅ…」 「にぎゃい……まじゅいよぉ…」 「きょれ…あじがにゃいよぉ……おいちくにゃい……」 箱の中ではゆっくり達が落ち葉を食べていた。これ以外何も無い。。 「いぢゃいよぉ……。れいぶの…ゆっぐりじだほっべざんがぁ……いだいよぉ…いだいぃ……」 れいむの片頬から痛々しく餡子が毀れている。 「ゆぎぇぇ……まじゅい……」 「にぎゃいよぉ……ゆぇぇ…」 赤ゆっくり達は無理して落ち葉を飲み込んでいるが不味くて吐き出してしまうのもいる。 「こんにゃのゆっくちできにゃいぃ!!」 「どびょじでゆっぐぢぢじゃいぎぇないにょ!!?りぇいむはゆっくちちたいのにぃ!!」 「ゆぇぇぇぇん!!!!ゆえぇえぇえん!!!にゃんで…にゃんでこんにゃのたべにゃいちょいきぇにゃいのぉ!!」 赤ゆっくり達はゆっくりできないと泣き出したが箱の外のまりさに比べれば遥かにマシだ。 「ゆぎぃぃぃ!!!ゆがぁぁぁ!!」 沸騰したお湯をぶっかけられ悲鳴をあげるまりさ。だがそのお湯も外の冷気に触れてすぐに冷めていく。 「ゆぶっ!!!!さぶい!!!!さぶいぃぃぃぃ!!!!ゆぴぃぃぃぃぃ!!!!!」 まりさはブルブル震えた。まりさの震えが止まったのはお昼過ぎだった。 「ゆ……ゆぅ……ゆぅ……。も…もうさぶいのは…やだぁ……」 季節は晩秋でも太陽が出ていれば温かい日もある。運良く今日はその日だった。 「むーぢゃ……むーぢゃ……」 寒気が止まってからは空腹であることを思い出した。目の前にある饅頭には届きそうに無い。饅頭は諦めて草を食べ始めた。 「にがいよぉ……まずいよぉ……これじゃ…ゆっぐりでぎないぃ…」 まりさの口が届く範囲の草なんて微々たる物。必死に首を振ったり伸ばしたりして草を食べた。 「おなが…へったよぉ……たりないよぉ……」 晩秋ともなれば草なんて枯れてしまう。まりさの口に入ったのはほんの数口だった。 「ゆぅぅぅぅ………」 それでも何も食べないよりはマシだ。 「ゆ……ゆ…ゆぅ………」 まりさは一睡もしていない。ある程度温かいのでこっくりこっくりと舟を漕ぎ始めた。 「ゆぅ………ゆぅ……」 まりさは漸く少しばかりゆっくりすることが出来た。 「おちょうしゃん……」 「まりざぁ……これがら…どうしたら…いいのぉ……」 「ゆっくちちちゃいよぉ……おいちいもにょ…いっぴゃい…たべちゃいよぉ……」 日が暮れればまた寒くなる。昨夜の繰り返しだ。気が付けばまりさの帽子がどこかへ飛んでいっていた。 風で飛ばされたようだ。取りに行こうにもまりさは庭に埋められて動けない。 「おぼうじぃ……まりざのゆっぐりじだ…おぼうじざぁん!!!!もどっでぎでよぉぉぉ!!!」 こんな日が3日続いた。 「ゆがああぁぁぁ!!!!あめ!!!あめざんがふっでぎだあああ!!!!」 4日目の朝、まりさが叫んだ。ゆっくりは長時間水に浸かってしまうと溶けてしまう。雨は脅威でもあるのだ。 「どげぢゃうううぅぅ!!!!どげぢゃうううぅぅ!!!!だずげでええぇぇ!!!だじでえええぇぇ!!!」 箱の中のゆっくりもまりさの悲鳴に目を覚ました。 「ゆ!!!あ…あめさん!!!!」 「あみぇしゃんはゆっくちできにゃいよ!!!」 「おぢょうじゃんがじんじゃううぅぅ!!やぢゃあああ!!!」 「どぼじだらいいのおお!!!!ばりざああ!!!ばりざあああ!!!」 箱の中は蓋をしているため安全だがこのままでは外にいるまりさが死んでしまう。 「おぢょうじゃんをいじみぇりゅにゃああ!!!!ゆわあぁあぁあん!!!!」 「あみぇじゃん!!!ゆっぐぢぢないでやんでよぉぉ!!!!」 「おぢょうじゃあぁん!!!おぢょうじゃあぁん!!!」 雨が止む気配は無い。更に雨は強くなった。 「うわぁ…こりゃスゲエな」 身支度をしていた青年が庭に出た。 「にんげんさん!!!まりざをたずげであげで!!!!おでがいじまず!!!おでがいじばず!!」 「おぢょうじゃんをだじゅげでよぉ!!!!」 箱の中のゆっくり達は皆青年の方を向いていた。 「へいへい。何言ってるかわかんないがまりさを助けてくれって言ってるんだろ」 青年は蓋を外した。箱を持ち上げ中のゆっくりを庭に放り出した。 「さみゅいいい!!!!!ゆっくちでぎにゃいい!!!!」 「ゆああああ!!!あめざん!!!まりさとげぢゃううう!!!」 「お…おちびぢゃん!!!おかあさんのおくちのなかにはいってね!!!!」 一斉に赤ゆっくり達がれいむの口の中に避難した。 「どげるうう!!!!どげるうう!!!!ぼうゆるじでええ!!!!じにだぐないい!!!!」 ずっと外にいたまりさが少し溶け始めてきている。 「面倒な奴らだなぁ」 れいむをまりさの隣に蹴り転がし、2匹を囲むように箱をひっくり返して置いた。 「ゆ!!あ…あめさんが…やんだよ……」 「ま…まりさ!!!まりさ!!しっがりじでぇ!!!」 青年は箱の上にブロックを置いて会社に行ってしまった。 「お…おどうざん!!!」 「おぢょうじゃん!!!ゆっぐぢぢでいっちぇね!!じんじゃやぢゃああ!!!!」 れいむの口の中から赤ゆっくり達が飛び出した。 「ゆぴぃぃぃ!!!!さみゅい!!!さみゅいよぉぉ!!!」 れいむの口の中にいたため濡れてしまった。そのため外に出ると凄まじく寒かった。 「ゆぅぅぅぅ!!!!」 「しゃむい!!!ちんじゃうぅぅぅ!!!」 「お…おちびちゃん…おかあさんと…すりすりしようね…」 「お…おどうざんど……すりすり…しようね…すりすり…してね…」 赤ゆっくり達は一斉に親の元へ動いた。 「おがぁじゃん…しゅりしゅりぃ……」 「しゃむい……ゆぅぅぅ…」 「ゆ!おちょうしゃん…ゆっくちできにゃいよぉ…」 「しゅりしゅり……ゆぅ…ゆっくちできにゃい…」 まりさに頬擦りした赤ゆっくり達はすぐに離れていった。寒い中外に晒され続け肌はボロボロ。しかも雨でグショグショ。 こんな皮にすりすりしても不快になるだけだ。 「ぞんなぁ……ごっぢぎでぇ……いっじょに…ゆっぐりじようよぉ……」 「やぢゃよぉ……ゆっぐぢ…できにゃい…」 「おきゃあしゃんのほうがゆっくちできりゅよ」 「ゆぅぅぅぅぅ……ごっぢ…ぎでよぉ…」 まりさの周りには誰もいない。見るに見かねたれいむが傍に寄ろうとするが赤ゆっくり達が寒い寒いと泣くので動けなかった。 「おちびぢゃん……す~りす~り……」 「まりちゃにもしゅりしゅりちちぇね!」 「ゆぅ…す~りす……」 「りぇいむにもちちぇよぉぉ!!」 「ゆぅぅぅ…す……」 「れいみゅも!!さみゅくちぇゆっくちできにゃいよぉぉぉ!!」 「ゆぅぅぅぅぅぅ!!!!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 子まりさにすりすり赤まりさにすりすり赤れいむにすりすり……れいむは右往左往した。そしてついに何かが爆発してしまった。 「ゆぅぅぅ……」 「きょ…きょわいよぉ!!」 「ゆえぇえぇん!!ゆっくちできにゃいよぉぉ!!」 「しゅ…しゅりしゅりじでよぉ……」 「うるさい!!!もうがまんできないよ!!!れいむはひとりでゆっくりするからね!!!!」 この中で何とかゆっくりできそうなのはれいむだけだった。 「お…おでがい……れい…ぶ……ま…まりさ…ど……す…りすり…じでぇ……」 まりさが弱々しく呻いた。まりさが今一番欲しいのは温もりだった。 「うるさいよ!!!ゆ……わがっだよ……もとはといえばまりさがわるいんでじょぉぉ!!!!」 「な…なんで……どぼ…じで……」 「どうつぎになっだらにんげんにだってかてるっでいっだでじょぉぉ!!!!」 「ゆ…ゆるじで……ゆるじでぇ……」 「ゆるさないよ!!!ゆっぐりでぎないのはまりざのせいだがらね!!!もうしらない!!!れいむはひとりでゆっくりするよ!!!」 れいむはぷいっとそっぽを向いてしまった。 「そ…そんなぁ……だ…だれがぁ……まりざど……」 まりさは赤ゆっくり達を見回した。 「しょうだよ!!おちょうしゃんがわりゅいんだ!!!」 「ほんちょだったらいまごりょはあっちゃかいおうちでゆっくちできちゃのにぃ!!」 「もうおちょうしゃんにゃんかだいっきりゃいだよ!!」 赤ゆっくり達もまりさに罵声を浴びせかけた。 「そ…ぞんなぁ…お…おちびぢゃん……そんな…ひどいごど…いわないでぇ…」 「うりゅしゃいよ!!まりちゃはみょうおちょうしゃんのこぢょもぢゃないよ!!!」 「くじゅなゆっくちはしょこでちぬといいよ!!!」 「だまりぇげしゅ!!!おまえのしぇいでこうなっちゃんだ!!!」 「のりょまにゃゆっくちはしぇいしゃいすりゅよ!!」 一部の赤ゆっくりがまりさに体当たりをした。まりさは避けられない。ガードも出来ない。ただただ攻撃を受けるだけだ。 「ま…まっで……いだぃ……おちびぢゃん……おちびぢゃん…ゆるじ…でぇ…」 「おちびぢゃん!!!」 急にれいむが叫んだ。赤ゆっくり達は一瞬ビクッとなって止まった。 「れ…れいぶぅ……」 まりさに微かな希望が沸いた。やっぱり…れいむは…れいむはゆる…… 「そんなくずなゆっくりにかかわっちゃだめだよ!!!おかあさんのところにきてね!!!!」 1人よりも子供と一緒の方がゆっくりできると判断したのかれいむが子供達を呼んだ。 「ゆ!おきゃあしゃん!!」 「やっぴゃりおきゃあしゃんがゆっくちできりゅよ!」 まりさの希望は崩壊した。赤ゆっくり達は1発ずつまりさに体当たりをしてれいむのところに行ってしまった。 「ぞ…ぞんなぁ……ぼうゆるじでよぉ……ゆるじでぇ……」 まりさは1匹ぽつんと残された。他の家族は1ヶ所に集まり身を寄せ合って暖を取っていた。 「しゅこしだけゆっくちできりゅよ」 「おきゃあしゃんのもみあぎぇしゃんはあっちゃかいにぇ」 「ちょっちょだきぇあっちゃきゃいよ」 箱とはいえまりさにとっては久々の屋内だ。だが地面は冷たい雨を吸っていつまで経っても冷たいままだ。 「ゆぎぃぃぃぃ………つべだいよぉ……さぶいよぉ……」 残りの家族がほんの少しだけでもゆっくりしているのをまざまざと見せ付けられた。まりさにとっての最大の地獄はこの瞬間だろう。 そして6日目の朝になった。 「……ゆ……ゆぐっ………ゆっ……ゆぴっ……」 まりさは落武者のようだった。帽子は無く髪の毛はぐっしゃぐしゃ。肌はボロボロで顔色も青を通り越して黒かった。 満足に食事も出来ずゲッソリと痩せていた。もうほとんど動かない。風が吹く度に少しブルっと震えるだけだ。 まりさの目の前にあった饅頭は雨風に晒されぐちゃぐちゃになっていたので捨ててしまった。 青年は窓から庭の様子を眺めていた。 "まさかまりさで再現できるとはねぇ" 狗神、という呪術が元ネタだ。犬を頭部のみを出して生き埋めにし、目の前に食物を見せて置く。 餓死しようとするときにその頸を切ると……というものだ。結果として狗の霊が憑いてどうのこうのらしい。 そもそもこのネタはどこぞの方が既にれみりゃかふらんで試している。そのお話を読んで"れいむとまりさでやってみてぇ!" と考えていたのだ。意外なところで実現してしまった。 "んじゃ仕上げと行くか" 青年は庭に出た。まず箱の蓋を開けた。 「もうだじぢぇぇ!!!おうぢかえりちゃいよぉぉ!!!」 「おでがじばず!!!おちびぢゃんだけでぼ!!おちびぢゃんだげでもだじでぐだざいぃぃ!!」 「ゆっぐぢさしぇでよぉぉぉ!!」 「おにゃかしゅいちゃよぉぉ!!!」 蓋を開けた途端五月蝿くなった。青年は子まりさを摘みあげた 「ゆ!?…だ…だじでぐれるの!!!?」 「ま…まりちゃも!!まりちゃもだじでぇ!!」 「よ…ようやくだじでぐれるんだね!!あ…あとごはんもたべたいよ!!」 子まりさが箱から出されたことで一気に顔色が良くなった。本当の単純な生き物である。 「ま…まりさはゆっくり…してもいいの?」 子まりさの問いには答えず青年はニヤリと笑って子まりさの帽子を指で弾き飛ばした。 「ゆがっ!!まりざのおぼうじぃぃ!!!なにずるのぉ!!?」 青年の手は止まらない。子まりさの髪の毛を千切り始めた。 「ゆぎゃああぁぁぁ!!!!まりざのかみのげさんがぁぁぁぁ!!!いぢゃい!!!やべぢぇえ!!!ひっばらないぢぇぇぇ!!! ブチブチっと子まりさの金髪が引っこ抜かれていく。 「どぼじでぞんなごどじでるのぉぉ!!!おちびぢゃんのゆっぐりじだきんぱつざんがぁぁ!!!!」 「ゆっくちできにゃいぃ!!!ゆっくちさしぇでくりぇりゅんじゃにゃいのぉぉ!!!?」 「ゆえぇえぇぇん!!!やぢゃよぉぉ!!!きょわいよぉぉ!!!」 子まりさの金髪はほぼ抜き取られてしまった。丁寧に引っ張らなかったので所々皮が破けて餡子が見えていた。 「ぅぅ…ゆっぐ……いぢゃいよぉ………いぢゃいよぉ……っぐ…」 青年はチャッカマンを取り出した。火を点け子まりさの足をじっくりと焼いた。 「あぢゅいぃぃぃ!!!!あぢゅぃぃぃぃ!!!あんよがぁぁ!!!ばりざのゆっぐりじだあんよじゃんがぁぁ!!!」 子まりさの足が真っ黒になったところで火を止め皿に乗っけた。 「いぢゃいよぉ……う…うごげない……うごげないよぉぉ……」 子まりさは逃げようとしたが皿から一歩も動けなかった。 「いぢゃいぃぃぃ!!!やびぇぢぇぇぇ!!!」 「あぢゅいぃぃ!!!!あんよぎゃぁぁ!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!」 「りぇいみゅのきゃわいいかみのきぇしゃんぎゃぁぁぁ!!!ゆぎぃぃぃぃ!!!」 「あぢゅいのはゆっぐぢでぎにゃいぃぃ!!!ゆぎゃあああぁぁ!!!」 残りの赤ゆっくり4匹も髪の毛を抜かれ足を焼かれた。 「おちびぢゃん!!おちびぢゃぁぁぁん!!どぼじでぇ…どぼじでぞんなごどずるのぉぉ!!じねぇぇぇ!!!じじいはじねぇぇ!!!」 赤ゆっくり4匹子まりさ1匹計5匹は皿の上に1列になって並ばされた。 「ゆぎぃぃぃぃ……う…うぎょきぇにゃい……あんよじゃん……うぎょいでぇぇぇぇ……」 「こりぇじゃみょう……ゆっぐぢできにゃいよぉ……」 「もっちょ…はちりちゃかっちゃのにぃぃ……」 「さぶいよぉぉ…いだいよぉ……どぼじで…こんなめにあわなぎゃならないのぉぉ……」 「おぎゃぁぁじゃぁぁぁん……だじゅげぢぇぇ……だじゅぎぇぢぇぇ……」 皿はまりさから50cm離れた所に置いた。前と同じ場所だ。5匹はまりさから見ると後ろを向いている。飾りも無く顔も見えない。 足が焼かれ動けない5匹は遠くから見ると饅頭そのものだ。 「まりさ、アレ何だか分かる?」 青年はまりさの頭を少し引っ張りながら言った。 「ゆ……ゆ……」 「ほらアレだって。前にあるだろ。アレなんだと思う?」 まりさの首が少し地上に現れた。 「あ……あれは……ゆ……お…おまん…じゅうさん?」 「そう。お饅頭だよ。美味しそうだね」 「た…たべたい…たべたいよ……」 「食べたいか。いいぞ。食べていい」 「で…でぼぉ……うごけないよ……まりざ……うごけない……」 「思いっきり力を入れな。そしたら動けるさ。何、俺が手伝ってやるよ」 「ゆぎっ!ゆぎっ!うごいでぇぇぇ!うごいでぇぇぇ……」 まりさが最後の力を振り絞って力を入れた。 「う…うごいた…すこし…うごいたよ!」 首が少しだけ地上に出られたせいかまりさの頭が微妙に動いた。 「そうそう。その意気だよ。もっと力を入れな」 青年はピアノ線を取り出しまりさの首にピアノ線を巻きつけた。 「ゆぅぅぅぅ!!!うごいでぇぇ!!たべるんだぁ!!たべざぜでぇ!!」 まりさの目が血走ってきた。さっきまで死んだ魚のような目とは大違いだ。 「そらっ!!これでどうだ!!」 青年はピアノ線を左右に引っ張った。まりさの首が切られまりさ本来の体が勢い良く前に飛び出した。 「ゆがああぁぁぁ!!あばあばぁぁ!!!」 勢い良く飛び出したせいか皿にぶつかり5匹の赤ゆっくり達が吹っ飛ばされてしまった。 「ゆぎゃぁ!!」 「おじょらを…ゆびぇっ!」 「いだいよぉ!」 「ゆ?お…おぢょうじゃん…」 「な…なんきゃ…きょわいよぉ…」 まりさの目付きは獲物を狙うハイエナのような目付きだった。 「あばあばぁぁ!!ま…まりざがぜんぶたべるよぉぉ!!!」 最早まりさの目には饅頭にしか映っていない。早速齧り付いた。 「いちばんおおぎいぃぃのぉぉ!!!はふっ!!はふっ!!!」 この中では一番大きい子まりさが齧られた。 「ゆぎゃあああぁぁ!!!なにじでるのぉぉ!!!おどうざん!!!まりざだよ!!!まりざぁぁぁ!!ゆぎぇ!!やべでええぇぇ!!」 「うめえぇぇ!!!ぢょううべぇぇ!!!!はふっ!!!はふっ!!!」 「た…だべないでぇぇ!!ゆぎゃっ!!べ…おべべがぁぁ!!ばりざのおべべぇぇ!!!ゆぎぃいい!!!!」 まりさは子まりさを残さず飲み込んだ。 「ど…どびょじでぇ……どびょじでぇ……」 「お…おぢょうじゃん……りぇ…りぇいぶは…たべにゃいよ…にぇ…」 「お…おぢょうじゃん…ご…ごびぇんなじゃい……ひぢょい…ごぢょいっぢぇ…ごべん…ひっ!!」 まりさが1匹の赤れいむと目が合った。いや、まりさは目を合わせたつもりは無かったのかもしれない。 「おいじぞうぅぅ!!!いだだぎばずぅ!!!!」 「ゆぎぇえあああぁぁあ!!!!やびぇぢぇええぇぇ!!!たびぇもにょじゃないよぉぉ!!!」 「うびぇぇ!!あまぐでっ!!ぢょううめぇぇ!!!!」 あっという間に赤れいむも食われた。 「じょ…じょんなぁ……」 「う…うぎょいぢぇ!!うぎょいぢぇよぉぉ!!ゆぅぅぅ!!!やぢゃあああぁぁ!!!たびぇられぢゃぐにゃいよぉぉ!!」 「おぎゃぁじゃぁぁん!!!だぢゅぎぇでぇぇ!!! 残りの3匹は動けないまま親であるまりさに食べられていった。 「ゆはぁぁぁ!!!うまがっだんだぜぇぇ!!!」 いつものだぜ口調に戻った。5匹ともなるとかなりの食い応えがあったのだろう。 「まりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 怨念のような声。まりさが振り返ると阿修羅のような顔をしたれいむがこちらへ向かっていた。 「よぐぼぉぉ……よぐぼおちびぢゃんをたべだなぁぁぁぁぁ!!!!じねぇぇぇぇぇぇ!!!!」 れいむはまりさが我が子を全部食べたところで箱から出されたのだ。れいむはまりさに一直線に突進した。 「ゆぎょおぉぉ!!!な…なにずるんだぜ!!!」 「うるざい!!!おばえなんがじねぇぇ!!」 「ど…どうなっでるんだぜ!!?ま…まりざがなにじだっでいうんだぜ!!?ゆぎぇっ!!!」 「おばえがぁぁ!!おばえがおちびぢゃんをぜんぶだべぢゃっだんでじょぉぉぉ!!!このぐず!!!ごろじでやるぅぅ!!」 まりさは突っ込んでくるれいむを避けた。れいむもあまり食事をしていない。まりさと五十歩百歩な状態なのだ。 「も…もどはどいえば…もどはどいえば…でいぶが…でいぶがわるいんでじょぉぉぉ!!!」 「うるざいぃぃ!!!つべごべいわずにじねぇぇ!!!」 2匹は同時に突進した。 「へいへい。そこまで」 お互いに正面衝突して地面に倒れこんだ2匹を青年が箱の中に回収した。 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!!!だぜぇぇぇ!!!ごごがらだすんだぜぇぇぇ!!!!」 「おばえもごろじでやるぅぅぅ!!!じじいぃぃぃ!!!だぜぇぇ!!!!」 「おお、怖い怖い」 青年は蓋をして箱を家に運び込んだ。 次回『裏表』に続く あとがき:もうちょっと早く投稿したかったな…。ちなみにこの後は胴体が付いてるか否かは無関係なのでここで切りました。 あと狗神ネタのSSは確かに読んだのですがどこにあったのか失念しました…。作者様すいません。 現在執筆中『売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画』 『売れるゆっくりを開発せよ!! お馬鹿なゆっくり開発計画』 『売れるゆっくりを開発せよ!! ミニゆっくり開発計画』 現在思案中『越えられるものなら越えてみな!!』 『れいぱーありすの上手い活用法』 by エルダーあき
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胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 12KB 虐待-普通 愛で 考証 パロディ 小ネタ 実験・改造 自滅 加工場 現代 独自設定 胴付きに対して考えてみた話です ・どぼぢでHENTAIなんでいうのおおおおおお! ・怒ったから今回は真面目に書くよ! ・一部賢い高性能ゆっくりが漢字を使って話します ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね! ある所に一匹のぱちゅりーがいた。このぱちゅりーは普通のぱちゅりーのように賢者だと自認していた。 普通のぱちゅりーならただの思い込みや間違った知識をひけらかし自滅するか、野たれ死ぬがこのぱちゅりーは 他のぱちゅりーと違い日々自分の知識を増やそうと様々なことを学んでいった。 人間との力関係、野菜や花が勝手に生えるのでなくとてつもない労力のうえで育つことも学んだ。 群れの運営法やゆっくりにも分かりやすいような指導法といったものもこれまでの生活で学習していく。 一ヶ所に定住せず常に新たな知識を手に入れる為に放浪の旅を続けたぱちゅりー。そして野生では学習することが出来ない 人間の知識を求めて、ぱちゅりーは人間が多く住むという町に向かったのだ。 「むきゅ!にんげんさんゆっくりしていってね!」 そう挨拶をするぱちゅりー。ここは市民の憩いの場である公園。ゆっくりにとって数少ないゆっくりぷれいすでもあり 当然のことながら多くのゆっくりが住んでいた。過去形なのはつい最近加工所の一斉駆除があったからだ。 いるわいるわで十組ほどの番が住んでおり、子供も合わせれば百に近いゆっくりがここを根城に生活をしていた。 今ではゆっくりは一匹もおらず、静かな公園になっている。 「もうゆっくりが住みついてやがるのか。」 ぱちゅりーが話しかけたのは加工所に勤める人間だった。確認のために公園に訪れ、ゆっくりがいるか調べていたのだ。 そんなことに気付かずぱちゅりーは人間に話かける。 「にんげんさん、ぱちゅはにんげんさんのちえをしりたくておやまからひっこしてきたの。 どこかおべんきょうできるばしょがあるかしらないかしら?」 その言葉に加工所でゆっくりを研究している男はこのぱちゅりーに興味を抱いた。 普通ならばあまあまをよこせだの、まどうしょをよこせと言うのにこのぱちゅりーは人間の知識を知りたいというのだ。 ペットショップにいるゆっくりなら、買われやすくなるために勉強もするだろう。しかし野生のゆっくりが勉強をしたいなど そんな余裕があるはずがない。男はぱちゅりーに質問をする。 「なあぱちゅりー、お前は一体どんなことを勉強したいんだ?」 「たくさんよ!にんげんさんはゆっくりにはわからないことをたくさんしってるって、きいたことがあるわ。」 ますます興味を抱く男。最近新しい研究を始めてみようとも思っており、男はこのぱちゅりーを加工所の研究室に運ぶことにした。 男がまず始めたことはぱちゅりーの知識テストだ。野生のぱちゅりーでも悪くても数ぐらい数えられると思い、 おはじきを並べることにした。 「さてぱちゅりー、今ここにおはじきさんはいくつあるか分かるかな?」 そう言うとぱちゅりーはおはじきを眺め、むきゅむきゅと考え始める。 「わかったわ!このおはじきさんというきれいないしさんはいちたくさんと、よっつあるわ!」 なんだかよくわからない単語を言うぱちゅりー。四つあるということはわかるが一たくさん? 男はたくさんとはどういうことかを尋ねる。 「むきゅ!たくさんはぱちゅりーがかんがえてみたかずさんよ!たくさんがひとつできゅうことおなじことよ!」 なるほどそういうことかと男は感心する。ゼロという数字を知らないため二桁の数を表すためにこう考えたのだ。 つまりぱちゅりーはおはじきが十三あるということを示したのだ。 男はぱちゅりーを褒めると同時にゼロという数字をさっそく教えてやった。そのことを聞きぱちゅりーはひどく興奮している。 「むきゅうううう!すごいわ!ぜろさんがあればたくさんなんかよりもっとかずがかぞえやすくなるわ!」 興奮し終わるとぱちゅりーは男に礼を述べた。新しいことを教えてくれてありがとうと、もっと新しいことを教えてくれと 頭を床に擦りつけて男に頼み込む。 「よしわかった。じゃあこれからはせんせいと呼ぶように。そうすればもっとぱちゅりーに色んなことを教えるよ。」 「むきゅ!ありがとう先生、これからよろしくおねがいします。」 ここからぱちゅと男の個人授業が始まることになる。男にとってこれは野生のぱちゅりーの知識がどこまでいくかという実験でもあった。 半年ほど経った頃には、ぱちゅりーは金バッジクラスの知識を獲得することになった。これには男の方も驚く。 野生のゆっくりがいくら優秀であろうと、取れるバッジは精々銀バッジであるとされている。 ごくわずかの例外はゆうかやきめえ丸といった希少種かそれに近い能力のある捕食種ぐらいだ。 通常種では頭が良いとされるぱちゅりー種でもこの壁を超えることは難しい。 にも関わらずこのぱちゅりーは僅か半年で金バッジ取得のレベルまで成長をしたのだ。 「すごいなぱちゅりーは。こんなに早く覚えるなんて、まさに賢者だよ。」 「むきゅ!先生の教え方が上手だからよ。おかげでぱちゅはこんなに賢くなれたわ!」 今では人間に近い喋り方までできるようになったぱちゅりー。元から賢かったこともあったが、何よりもぱちゅりーの 貪欲ともいえる知識欲のすごさがここまで成長させる結果を生んだのだ。 そこで男は実際の金バッジである同じぱちゅりーと知恵比べをさせることにした。 「むきゃっきゃっきゃっ!またぱちゅのいだいなずのうをかりたいのね!まったくにんげんさんはおばかさんだらけね!」 人間を見下した態度と発言をしているのは元金バッジだったぱちゅりーだ。金バッジ試験ではトップの成績だったが 慢心して完全に人間を見下すようになったのだ。今ではペットショップで飼育箱を温める仕事をしていたが はれてこの加工所のモルモットという新たな職につくことになった。 「さてお前にはこの俺が飼ってるぱちゅりーと知恵比べをしてもらうぞ。問題は俺が出すから、わかったら言ってくれ。」 「むきゅ?こんなおばかそうなぱちゅりーにこのけんじゃがまけるはずがないわ!ぱちゅはてんっさいなのよ!」 そう自信満々な発言をするゲスぱちゅりー。一方のぱちゅりーは早く問題を解きといてうずうずしている。 「では問題だ。ある所にまりさが三匹、れいむが六匹、ありすが二匹いる群れがある。ゆっくりは全部で何匹だ?」 「むきゅ!かんたんね、こたえは十一よ!」 腐っても金バッジだけあって、即答するゲスぱちゅりー。ゲスぱちゅりーはニヤリとする。 「もういちどいう、ぱちゅはてんっさいよ!ぱちゅをかわなかったにんげんさんはこうかいしてるわ。 むきゃっきゃっきゃっ!」 あくまでゆっくりレベルの賢さを自慢げに男にいうぱちゅりー。その言葉についつい潰そうとするが、 必死に我慢する男。大きく深呼吸をして気分を落ち着かせる。 「では次の問題だ、こんどはちょっと難しいぞ?五×六はいくつになる?」 「むきゅ?かける?」 はじめて聞く言葉に呆けるゲスぱちゅりー。金バッジといえ教えられるのは百以上の数を数えることと、 簡単な足し算と引き算だ。 「分かったわ!答えは三十よ!」 「正解、さすがぱちゅりーだ。」 少しの間をおいて男の研究するぱちゅりーが答える。今のぱちゅりーにとってはこれぐらい簡単なレベルだ。 一方ゲスぱちゅりーはというと 「むぎゅううううううう!いまのはなしよ!きっとにんげんさんがこたえをおしえていたのよ!」 自分が分からないというのに、他ゆんが分かるという事実に激高するゲスぱちゅりー。 だがそんなことは無視して続けて次の問題を出し続ける男。 「じゃあ次だ、ある所に一匹のありすが都会派な愛を与えて子供を九匹作りました。その後子供達も 他のゆっくり達に都会派な愛を与えてそれぞれ七匹づつ子供を作った。ありすの子供達は何人子供を産ませた?」 「むきゅ!答えは六十三匹よ!」 「むぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 餡子の回転が追い付かずに頭から湯気を出すゲスぱちゅりー。もはや口答えする余裕も無くなっている。 結局この知恵比べはぱちゅりーの圧勝で幕を閉じた。 「えれえれ・・・、こんなのまちがいよ。てんさいのぱちゅがこたえられないことなんてないのよ・・・。」 クリームを吐き現実逃避をするゲスぱちゅりー。そんなぱちゅりーに男は優しく言う。 「御苦労さま。それじゃあお前の役目も終わったからもう死んでいいよ。」 「むきゅ?にんげんさんなにいって・・・、むぎゃあああああ!ぱちゅのくりーむさんをださないでええええ!」 男はぱちゅりーの口に手を突っ込み、中身のクリームを吐き出させていく。 吐き出させたクリームは後で美味しく男が頂きました。 「むぎゅ・・・どうぢでえええ、てんっさいのぱちゅがこんなめに、ゆわらば!」 断末魔をあげて体中のクリームを吐き出したゲスぱちゅりー。いい仕事をしたとばかりに額の汗を拭うと、 今日一日のテストの結果をノートに書き込んでいく。それを横から興味深そうに眺めるぱちゅりー。 「むきゅ、先生さんは何をしているの?」 「これはな、一日でわかったことを書きまとめているんだ。まどうしょを書いてるって言えば分るかな。」 「すごいわ!ぱちゅも自分でまどうしょを書いてみたいわ!」 目を輝かせて言うぱちゅりーに男はつい笑みがこぼれた。手もないというのにどうやって字を書くのか。 口でペンを持って書いたとしてもそれはただの絵でしかないだろう。そういってぱちゅりーをなだめるが、 ぱちゅりーは諦めずいつか自分でまどうしょを書くと意気込む。 そしてここからぱちゅりーは大きく進化していく。 「なあぱちゅりー、最近お前なんかでかくなってないか?」 「むきゅ?そうかしら、自分ではあんまりよく分からないわ。」 男が心配するほどぱちゅりーの体が巨大になっていく。いつも同じ量の食事しか与えていないというのに、 まるでにんっしんしたかでいぶにでもなったかのような体が丸く太っていた。 しばらくすると、こんどはまた思考が一段と冴え渡る様になったのだ。今まで与えていた小学生低学年程度の問題から 高学年程度の問題を解き始めるようになったのだ。 そして最後に決定的な違いを見せるようになった。 「先生見て!ぱちゅは胴付きさんになれたわ!」 嬉しそうに男に報告するぱちゅりー。常に冷静にを心がけている男にも冷静になることは出来なかった。 「ぱちゅりーさん、一体どういうことでしょう?」 「前から体がむずむずしてたの!それで今日起きたら体が生えてきてくれたのよ!」 どうやら今までの体の巨大化はこの胴付きになるための準備だったようである。そして中身が増えていたこともあり それまでよりもさらに頭がよくなっていたのだ。胴付きとなったぱちゅりーはこれにより念願の自分でまどうしょを書くことを始めた。 内容は今まで知ったことを書き連ねた日記のようなものだったが、ある一部分に男は目を疑うことになる。 その内容は胴付きになる条件についての推測がぱちゅりーの今までの経験によって書かれていたのだ。 「胴付きになるのは豊富な栄養と、それぞれの種による特定の条件を達成したときに進化する。」 大まかにまとめるとたったこれだけのことだが、ぱちゅりーはこれを今まであったことのあるれみりゃやふらん、ゆうかを例に この持論を補足していた。 「れみりゃはどうやって胴付きになったの?」 「うー!かんたんなんだどぅ~、たくさんゆっくりをたべたらこうなったんだどぅ~。」 ふらんに聞いてもこうした答えが返ってきたようである。群れを守るためにゲスを差し出す取引をして仲良くなった れみりゃに聞いたようである。ぱちゅりーはこのことかられみりゃやふらんはゆっくりを食べることで栄養を、 そして吸血鬼のように多くのゆっくりの中身を吸い込むことにより知識を引き継いで胴付きになると考えた。 また、胴付きのゆうかにも同じような質問をしている。 「ゆうかはおはなさんをたくさんそだてたらどうつきさんになれたわ。」 このことからぱちゅりーはゆうか種が花を育てるのは花を愛でる為だけでなく、胴付きにと進化するためではないかと 日記に書き記している。脆弱で常に死の危険と隣り合わせのゆっくりたち。少しでも生存するためにも ゆっくりたちは胴付きに進化しようとそれぞれの条件を満たそうとそれをゆっくりできるものとして行おうとしているのだ。 「ぱちゅは賢者になるためにお勉強をたくさんしたわ!きっと他のぱちゅりーも胴付きさんになるために 賢者になろうとお勉強するのよ!」 他にもまりさ種のキノコを好む習性やありすのコーディネートと称する行為、ちぇんのらん種に対する依存ともいえる親愛、 みょん種の道具を使った行動も胴付きになるための一つの過程ではないかとぱちゅりーは締めくくった。 この内容は後に男の手によってまとめられ、ぱちゅりーに行った実験や胴付きに至るまでの経緯を記録したレポートと一緒に ゆっくり学会に発表され大きな反響を呼ぶことになった。 おまけ 腐ってやがる・・・早すぎたんだ! 「先生さん、このご本さんに書かれていることがわからないわ。」 「どんなことだぱちゅりー?」 「男の子がぺにぺにさんをもう一人の男の娘のあにゃるに入れてるわ。赤ちゃんも出来ないのにどうしてこんなことするの?」 「誰だ!ぱちゅりーに『月刊おちんちんランド』を読ませたのは!」 「分からないことは実践あるのみね!だから先生、ぱちゅりーにもご本と同じことをして。」 「なんでそうなるんだよ!そもそもお前にぺにぺに無いだろ!ていうか俺はHENTAIの趣味は無い!」 「むきゅ、ゆっくりはぺにぺにさんもまむまむさんもリバーシブルなのよ。だからぱちゅにもぺにぺにはあるわ!」 「そういう問題じゃねーよ!何で俺がゆっくりなんかに欲情しなきゃいかんのだ!」 「嘘ね先生。先生がぱちゅのおっぱいさんを偶にじっと見てるのは知ってるのよ。我慢しないでお勉強を教えて。」 そう言って小さな体に不釣り合いな大きさの胸を男の体に押し付けるぱちゅりー。 結局この後男はぱちゅりーとの個人レッスンをすることになる。個人レッスンはその後も続けられることになり、 ぱちゅりーの知識もそれに比例してさらに多くなることになっていった。 後に男はぱちゅりーを研究用ゆっくりから自分の助手とすることを申請するとともに、飼いゆっくりとしても登録することにした。 家に連れ帰ることもできるようになり、個人レッスンは毎夜行われることになる。 後書き 今回はちゃんと真面目な考察ものだからHENTAIなんていわせないよ! といっても他の作家さんに比べたら虐待よりHENTAIをメインに書いてるしこれからはHENTAIあきとして頑張ります。 胴付きあきやれみりあきと考えてくれた人もありがとうございます。 胴付きぱちゅりーは巨乳の陥没乳首はZあきさんが証明してくれてます! 大作が書かれてもHENTAIを貫くHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 女の子もいいけど、男の娘もいいぞ? バカ○ス木下秀●、這○よれハ●太、俺ガ○ル●塚彩加、FG○アスト●フォ、プリパ○レ●ナ、 シュ○ゲ漆●るか、リゼ○フェリッ●ス、電波教○荒木光●郎、乱歩○憚コバ●シ、 ナイツ○マジックエル●スティ、C○さくら秋●奈久留、etc... -- 2018-03-26 22 45 55 よいぞよいぞ~(*^^*) -- 2017-11-03 13 00 36 こ れ は ひ ど い -- 2016-08-27 08 45 40 アナルセOクス乙 -- 2016-06-16 19 58 39 わ、\( ˙-˙ )/ワーオ -- 2016-04-29 17 35 55 最後w -- 2016-03-19 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「ふたば系ゆっくりいじめ 549 胴付きにしてやったぞ/コメントログ」 続きは・・・? -- 2010-06-08 02 38 10 うん。続きないよね・・・ -- 2010-06-10 05 33 09 続き… -- 2010-07-07 07 46 49 続き…? まぁげす相手だから同情心が全然わかんわ…ざまぁw -- 2010-10-16 13 53 00 餡子入れたら普通に胴付きまりさになったんかなぁ -- 2010-11-13 01 16 12 続きをだせぇぇぇぇ!ゆっくりでぎなぃぃぃ! -- 2017-07-02 11 28 00 何も読んでないですが なんとかく感覚で好きです。 -- 2021-05-29 01 04 38
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胴付きにしてやったぞ 50KB 虐待 理不尽 自業自得 仲違い 実験・改造 家族崩壊 親子喧嘩 夫婦喧嘩 共食い 野良ゆ 赤子・子供 透明な箱 現代 独自設定 これも一応改造失敗の末路… 『「餡子ンペ09」胴付きにしてやったぞ』 「にんげんさん!!まりさを"どうつき"にしてほしいよ!!」 ある日青年がまりさからこんなことを言われた。 「はぁ?胴付きだって?何言ってんだ?」 休日を自宅で過ごしていたらどうも玄関が五月蝿い。外へ出てみればまりさとれいむ、そしてその子であろうゆっくりが数匹いた。 「まりさは"どうつき"になりたいよ!!おかねはらうから!!」 まりさはそう言うと帽子の中からチャリーンとお金を落とした。何円硬貨かと思えば10円玉だった。 「何で胴付きになりたいんだ?お前にそんなもん必要ないだろ」 「おちょうしゃんはちゅよくなりゅんだよ!!」 「しょうだよ!!ちゅよくなっちぇお……」 「ゆ!!…しぃっ!!お…おとうさんがいまはなすからね」 青年の質問に赤ゆっくり達が答えようとしたが姉であろう子ゆっくりがそれを制した。 「強くなる?何だ?誰かと喧嘩でもしたいのか?」 「ち…ちがうよ…そ…そうじゃなくて…れ…れみりゃにかちたいんだよ!!」 「そうだよ!!れいむのまりさはれみりゃからみんなをまもりたくてつよくなりたいんだよ!!」 「ふーん」 話は数時間前に遡る。 『まりさ!!どうするの…これじゃふゆさんこせないよ…』 『ゆぅ……こ…こんなはずじゃなかったんだぜ…』 『おちょうしゃん…しゃむいよぉ…』 季節は晩秋。もうじき冬がやってくる。都会のゆっくりも農村のゆっくり同様に冬篭りをするのだ。 このまりさ達家族も冬に向けて準備をしていた。しかし予想外の出来事が起きた。何と巣にしていたダンボールが無くなってしまったのだ。 ダンボールは違うゆっくりに取られてしまったのだろうか?いや、持っていったのは加工所の人間であった。 ゆっくりをそのまま生かすほど人間も甘くない。ゆっくりは越冬出来なければ死んでしまう。 冬の間に一気に数を減らそうと越冬の妨害をしているのだ。まずは住処を潰す。どんなに食料があっても寒さには勝てないのだ。 『ど…どうするの…これじゃ…れいむたちしんじゃうよぉ…』 『しょんなのやぢゃよぉ!!ゆっくちちたいよぉ!!』 『おかあさん…すりすりしてよぉ……ゆひゃぁ!!…さむいぃ!!』 一家の大黒柱であるまりさは悩んでいた。どうしたらいいのだろうか…。 『いいにゃぁ……あのゆっくち…しゅっごくゆっくちちてるよ…』 『ほんとだぁ…いいなぁ…いいなぁ…』 家族の目線の先には人間とそのペットであろうまりさ。しかもまりさは通常の黒い帽子ではなく毛糸で編んだ赤い帽子を被っていた。 『おにいさん!!このぼうしさんすっごくゆっくりしてるね!!まるでさんたさんみたい!!』 『暖かいだろ?』 『うん!すっごくあったかいよ!!おにいさんありがとう!!』 人間とまりさは住宅の中へ消えていった。 『いいにゃあ!!いいにゃあ!!まりちゃもあっちゃかいぼうちしゃんほしいよぉ!!』 『れいむもあったかいおうちがいいいよぉ!!』 『ゆぅぅぅ…さむいぃ!!!かぜさん!!さむいのはゆっくりできないよ!!』 子供達の表情が段々悲しそうになった。 『ゆえぇぇぇん!!!!ゆっくちちたいよぉ!!』 『おうち!!!おうぢぃ!!!あったかいおうちぃ!!』 『おきゃあしゃん…りぇいみゅは…ゆっくちできにゃいの?ゆっくち…ぅ…ちたい…ゅぇぇぇん…』 母親であるれいむも悲しそうな顔をしていた。 『まりさ!!こうなったらにんげんさんのおうちをもらおうよ!!』 れいむがこう切り出した。 『しょうだよ!!おちょうしゃん!!にんげんしゃんのおうちがいいよ!!』 『おちょうしゃんだったらにんげんにだってかてりゅよ!!』 子供達も乗り気だ。 『む…むりだぜ…にんげんはまりさよりも…ずっとつよいんだぜ…』 まりさは力の差を分かっていた。人間になんか敵うわけが無い。これが分かっているかどうかで野良ゆっくりの寿命は違ってくる。 『じゃあどうするの…このままじゃゆっくりできないでしょ!!!!』 れいむが少し怒った。 『れいむ…むちゃいわないでほしいんだぜ!にんげんはつよいんだぜ!!まりさがしんじゃってもいいの!!?』 道端で夫婦喧嘩が起きてしまった。その時だった。 『お…おとうさん!!おかあさん!!れみりゃ!!れみりゃがくるよおぉ!!』 『『『『『『『ゆ!!!』』』』』』』 前から人間とれみりゃがやってきた。こちらも買い物帰りか、れみりゃも毛糸で出来た帽子を被っていた。 『『『『ゆぅ…』』』』 『『『『あっぢいっでぇ…』』』』 まりさ達は近くにあったゴミ捨て場に身を潜めた。 『いった…?』 『も…もうだいじょうぶ?』 天敵がいなくなったことを確認してまりさ達が出て来た。 『おとうさん!!おとうさん!!』 子れいむが少々興奮気味に言った。 『わかったよ!!おとうさん!!"どうつき"になればつよくなれるよ!!!』 "胴付き"。一般的にゆっくりは球体であるが一部のゆっくり、例えばれみりゃやふらんは人間と同様胴体を持っている。 まんま胴体が付いているゆっくりを"胴付き"と言うのだ。 『まりさ!!そうだよ!!れみりゃがつよいのは"どうつき"だからだよ!!』 『"どうちゅき"になればにんげんなんきゃいちきょろだよ!!』 『まりちゃも"どうちゅき"になりちゃいよ!!』 確かに胴体があれば今よりも強くなれるだろう。新たに殴る蹴るという攻撃方法が加わるのだ。回避能力も上がる。 『なんだかできるきがしてきたんだぜ!!まりさは"どうつき"になるんだぜ!!そしたられみりゃみたいになれるんだぜ!! にんげんにだってかてるんだぜ!!』 家族の顔に生気が戻った。だが1つ問題がある。どうやって胴付きになればいいのだろうか…。 『どうやって…"どうつき"になればいいんだぜ…。にんげんだったら…できそうなんだぜ…でも…』 『しんぱいいらないよ!!まりさ!!れいむとまりさにはかわいいおちびちゃんがいっぱいいるんだよ!! にんげんにかわいいおちびちゃんをみせてめろめろにしたら"どうつき"にしてくれるよ!!』 結局他力本願。しかもご都合主義な展開。こういう思考が餡子脳なのだ。 『ゆ!!おもいだしたんだぜ!!』 まりさは帽子から10円玉を取り出した。 『これはおかねなんだぜ!!これで"どうつき"にしてもらうんだぜ!!』 早くもまりさ家族は人間に勝利し暖かいおうちとごはんに囲まれた生活を手にした絵を浮かべていた。 『ぜんはいそげなんだぜ!!さっそくにんげんに"どうつき"にしてもらうよ!!そしたらそのにんげんをやっつけるんだぜ!!』 『おちょうしゃんかっきょいい!!』 『まりちゃはいっぴゃいぽんでしゃんがたべちゃいよ!!』 『おちびちゃん、にんげんをゆだんさせるんだよ!だからいいこにするんだよ!』 『れいむはゆっくりしてるよ!!』 『まりしゃもゆっくちちてるかりゃだいじょうぶなんだじぇ!!』 こうして住宅地を歩き回り気に入った物件を見つけ門の前で騒いでいたのだ。 「にんげんさん!!おねがいだよ!!まりさを"どうつき"にして!!」 まりさは必死にお願いしていた。理由は簡単、このおうちがとっても気に入ったからだ。 「ふーん…」 青年は家族をジロジロ見回した。まりさ達の企みを看破できなかったが何か違和感を感じていた。 "もうじき冬だってのに何でこんなに餓鬼がいるんだ?" 何と6匹も子供がいた。越冬で一番の関門は食料だ。親併せて8匹分の食事の調達は困難なはずだ。というか普通ここまで増やさない。 "れみりゃ?この辺りじゃ野良れみりゃはあまり見ないぞ…" そういう場所なんです。 "つぅかゆっくりだろ…なんか怪しいな" 「なぁ、お前を胴付きとやらにする間このチビとれいむはどうするつもりだ?」 「ゆ!!しんぱいしないで!!れいむたちちゃんとごはんもってきたよ!!」 「えりゃいでしょ!!」 「みちぇみちぇ!!」 「おにいさんのところのおにわでいいからおいてあげて!それいがいはなにもいらないから!!」 まりさや子まりさ、赤まりさの帽子の中に食料が入っていた。帽子を取ってどうだと言わんばかりに見せ付けた。 "ますます怪しい…" ここまでゆっくりの知能が働くときは大抵何か企んでいる。それ以前に頭の良いゆっくりなら越冬前に多くの子供なんかいないはずだ。 しかも何だか様子がおかしい。 "何か企んでやがるな…。まぁいいや。少し楽しませてもらうか…" 「まぁいいだろう。ちょっと待ってろ」 青年は家に戻った。 「まりさぁ!!!」 「まだなんだぜ…あとは"どうつき"になるだけなんだぜ」 まりさ達に笑みがこぼれた。 「じゃあこの箱の中に入ってくれ」 青年は透明な箱を持ってきた。1匹ずつ箱の中に入れられた。 「ゆっくりしないで"どうつき"にしてね!!」 まりさ達が騒いだ。 「まぁ待て。焦るな」 実は青年、どうやって胴付きにしてやるかまだ思い付かないでいた。 "胴付きって…れみりゃとか?" と、青年に何か閃いた。 「ちょっと待ってろ。支度してくる」 箱を1室に置き青年は家を出た。行き先は菓子屋だった。 「よっ!!」 「何だお前か。何でもいいから買ってけよ」 ここは青年の友人が経営している菓子屋だ。 「ちょっと話聞いてよ。実はさ……………」 「はぁ、胴付きねぇ…………」 「俺いい事思いついてさ。乗ってくれないか?」 「どうすんのさ?」 「実はな…………」 「あぁ。確かにお前1人じゃ無理だ。でもそれならいけるかもな。考えもしなかったよ」 「でしょ。お前の趣味の幅も広がるぞ」 「丁度今やってみたい虐待があるんだよ。それに応用できそうだな」 この菓子屋さんは虐待お兄さんだ。ゆっくりを虐めて楽しんでいるうちに饅頭そのものに興味が湧き菓子屋を構えたのだ。 元々料理は得意であり店の評判も良い。ゆっくりを上手く活用したお菓子も有りこちらも結構売れているらしい。 「じゃあ情報料差し引いて…これぐらいで…」 「ふざけるな。もう少し寄越せ」 「はいはい。じゃこんなもんね」 「妥当だよ。待ってろ、今丁度作ってるところなんだ。持ってくるから」 数分後が生地が運ばれてきた。 「どうなったか教えてくれよ」 「ああ。サンキュー」 青年は店を出た。 "どうして今まで思いつかなかったかな…" 考案はこうだ。この生地を胴体の形に整える。そしてまりさ本体をくっつければいい。たったそれだけだ。 青年は帰宅してから早速台所で生地を人型に整えた。 "指まで細かくやるこたぁねぇな。とりあえず形になれば充分さ" すぐに人の形になった。あとはまりさ本体と合体すればいいだけだ。 「おーい!胴付けてやるぞ」 皿の上に首の無い人型をした生地を載せてまりさ達を入れた箱のもとへ戻った。 「ゆ!ゆ!!ついにまりさも"どうつき"になれるんだね!!」 「おちょうしゃんのかっきょいいちょこりょをはやくみちゃいよ!!」 「まりさ!!!がんばってね!!」 まりさを箱から出した。まりさの大きさからだと胴体が随分と小さい気がするがまぁいいだろう。今更追加の生地を買う気にもなれない。 「じゃ、痛いけど我慢しろよ」 彼の手には包丁。包丁でまりさの底部を切断した。 「ゆぎゃあああぁぁぁ!!!!あんよざん!!!ばりざのあんよざんがあぁぁぁ!!!!!ゆぎぃいぃいぃ!!!!!!」 突然の悲鳴に箱の中の家族が騒ぎ出した。 「おちょうじゃん!!!!おぢょうじゃぁん!!!」 「ばりざああぁぁ!!!!どぼじでえぇぇ!!!れいむだぢなにもわるいごどじでないのにいいぃぃ!!!!」 「ゆああぁぁ!!!ごわいよぉぉ!!!まりざはわるいごどじでない!!!いっでないいぃぃ!!!!」 まりさの底部は餡子を丸出しにしていた。 「ゆぎぃい!!ゆぎぃ!!!いだい!!いだい!!!どぼじで……まりざの…ゆっぐりじだ…あんよがぁ……」 青年は説明してやろうかと思ったが面倒くさいのでそのまま作業を続けた。 「な…なにずるんだ…ぜ……」 人型の首の辺りにまりさの底部をくっ付けた。後は小麦粉を溶いた水で接合部分を塗りたぐった。 「これで完了だ。まだ動くなよ。動いたら死ぬ。明日までそのまま寝てろ」 「ゆ…っゆっぐり…りがい…じだよぉ…」 まりさはまだ痛みが退いていないらしい。急に動き出したりしたら色々面倒なので仰向けの状態で箱の中に戻した。 「まりさにあまり触れない方がいいぞ。下手したら死ぬからな。そしたら責任は取れん」 「ゆ…ゆっくりりかいしたよ…」 触れているうちに首がもげたりしたら意味が無い。青年は部屋を出た。 「ま…まりざ…だいじょうぶ?」 「おちょうしゃん!!ちんじゃやぢゃあぁぁ!!!」 「だ…だいじょうぶ…だよ。まだ…ちょっとだけ…いたいけど…」 まりさが無事であることを確認すると家族はほっと安心しゆっくりし始めた。 「あしたがたのしみだね!おとうさん!!」 「あちかりゃもっちょゆっくちできりゅよ!!」 「しっ!!にんげんにきこえちゃうよ…」 箱は庭には出されずそのまま室内に保管された。夜になり暗くなってからぶつぶつと何か楽しそうに話していた。 「あしたからは…ゆふふ…」 「あのじじいをどりぇいにするんだじぇ…」 まりさ達は期待に胸躍らせながら眠りに付いた。 次の日 「よう。調子はどうだ?」 青年がやってきた。 「いたくないよ!!もうどうつきになれたかな?」 青年はまりさを見つめた。手足の辺りが微かに動いている。神経っぽいのが繋がったのだろうか。 「どうだ?」 青年はまりさの胴体部分を軽く突いた。 「ゆ!わかるよ!!」 どうやら感覚があるようだ。ということはこの生地はまりさと同化したしたことになる。 「に…にんげんさん…どうなの?」 「おちょうしゃんはちゅよくなっちゃよにぇ?」 家族が青年の方をじっと見つめていた。 「おめでとう。胴付きになれたよ」 「ほんと!!!まりさはどうつきになれたの!!?」 「ああ。成功だよ」 「「「「やっちゃああ!!!!おちょうしゃん!!!」」」」 「まりさ!!!これで…これでゆっくりできるね!!」 「「おとうさん!!!ゆっくりしないでじじいをやっつけてね!!」」 箱の中で歓喜をあげるまりさ達。企みまでつい口走ってしまった。 「やっぱな…。どうせそんなことだろうと思ったよ」 口走ってしまった子ゆっくり達は"しまった!"という顔をした。 「だいじょうぶだよ!!まりさがやっつけてくれるよ!!」 れいむがそう言った。 「やい!!きゅじゅ!!!まりちゃちゃまにぽんでしゃんもっちぇこい!!」 「じじいはりぇーみゅのどりぇいにしちぇあげるよ!!かんしゃちてね!!」 早くも赤ゆっくり達がゲス化した。 「ゆっへっへ…ばかなじじいなんだぜ!!!どうつきになったまりささまはむてきなんだぜ!!」 「へーへ。で、どうするの?」 「こうさんするならいまのうちなんだぜ!!でないといたいめにあうんだぜ!!」 言っていることは勇ましいがこのまりさ、まだ箱の中で仰向けに寝転んでいる。 「御託はいいからさ…かかってこいよ」 「まりささまにかなうとでもおもってるのかだぜ?やめたほうがいいんだぜ!!」 「早くしろよ。生地代分遊んでやるからよ」 「まりさ!!!このじじいをせいさいしてね!!!」 「おちょうしゃん!!がんばっちぇね!!」 家族がまりさにやんやの喝采を送った。 「ゆん!!こうかいするんだぜ!!」 まりさは体に力を入れた。立ち上がってから高くジャンプして箱を飛び出し新技のキックや必殺技の体当たりを喰らわせて…… 「………」 青年は黙ったままだ。肝心のまりさがまだ立ち上がろうとしていない。 「?」 青年は眉をひそめた。 「ゆぐ……ゆぅぅぅ…??…ゆううぅ!!!」 一方のまりさは必死だ。歯を食いしばって思いっきり力を入れている。 「ま…まりさ…ゆっくりしすぎだよ!」 「おちょうしゃん?えんりょにゃんかしにゃいでいいんだよ!」 「おとうさん?」 「ゆがあああぁ!!!!!どぼじでだでないのおおおぉ!!!!!?」 まりさが叫んだ。立ち上がろうとしていなかったのではなく立ち上がれなかったのだ。 "あれ?失敗した?" ちゃんと胴体の感覚はある。しかも胴体の所々が動いておりまりさが力を入れていることが分かる。何が悪かったのだろう? すぐに理由が分かった。 "餡子入れてないわ…" れみりゃを例にしよう。れみりゃの中身は肉だ。その肉は指先まで詰まっているのだ。つまり胴付きにするには末端まで中身が必要なのだ。 今回は餡子は一切入っておらず生地だけで胴体を作った。動物で言えば骨が無いのと同じなのだ。 "そりゃ…売ってないわな…" 生地で胴体作ってくっ付けるなんて方法は多分誰もが思いついたんだろう。しかしこの方法だと意外とコストが掛かる。 わざわざ胴体の形の饅頭を作るだけで本体のゆっくりよりも高いかもしれない。しかも先っぽまで餡子を詰めないといけないのだ。 それにちゃんと動けるようにするにはそれなりの大きさや厚さも必要だ。体を支えるにはどれくらいの大きさがいいのだろうか……。 馬鹿馬鹿しくてそこから先は考えたくも無い。ペットショップに売っていないわけだ。 "どうしよう?餡子詰めてやるか?" コスト度外視して試してみようかと思ったがわざわざ胴体の中を刳り貫いて餡子を詰める作業が面倒くさそうなので止めた。 そもそもこの胴体、まりさの大きさから考えると体を支えきれずに潰れそうだ。 「ゆぎぎぎぎ!!!!どぼじでえぇ!!!!う…うごげえええぇぇ!!!うごいでええぇ!!!」 「まりざ!!!まりざぁ!!!どぼじでなにもじないのおおぉ!!!?」 「ど…どうにゃってりゅの!??」 「おちょうしゃん!!じじいがゆだんしちぇるよ!!いみゃがちゃんしゅだよ!!」 まりさは立ち上がれそうに無い。大地に立ってくれないと話が始まらないじゃないか…。 "感覚はあるんだよね…" 青年はニヤリとした。それならそれで少し楽しませてもらおう。青年はまりさに手を伸ばした。 「ゆがあああぁぁ!!!はなぜええぇぇ!!!はなぜえええぇぇ!!!!」 まりさを持ち上げた。取り合えず胴体が付いて人型になってるのでまりさの頭を掴んで持ち上げている。 「ゆぐ!!!はなぜええぇ!!!!まりざざまどじょうぶずるんだぜえええぇ!!!」 この状況でまだ負けを認めないまりさ。ぶら下がっている状態で手足をバタつかせてもがいていた。 「放してやるよ。ほれ」 青年はまりさを放した。 「ゆううぅ!!!おぢ…ゆびぇ!!!」 中身のある頭が思いせいかまりさは床に顔面からダイブした。 「ま…まりざああぁ!!!じっがりじでええぇ!!!!」 「おとうざぁん!!!どうなっでるのおぉ!!!??」 「ゆ…ゆぅ…おかしいんだじぇ…」 「おちょうしゃん!!!ゆっくちちないでほんきをだしゅんだよ!!」 さてそのまりさだが床にうつ伏せになって倒れたままだ。 「ゆぎぎぎ……ゆぅぅぅぅ……」 どうやら起き上がることも寝返ることも出来ないようだ。 "こりゃ完全に失敗だな" 失敗したとか言うとまりさが五月蝿くなりそうなのでこのまま黙っておこう。 「ほーら、どうした?早く勝負しようぜ。倒れたまんまってのはな、負けなんだよ」 「ゆぎいいい!!!!まげでなんがないい!!!ゆがああぁ!!!うごげえええぇぇ!!!うごげええぇ!!!」 精々顔を上げることぐらいしか出来ない。しかも長時間顔を上げたままに出来ない。すぐに顔を床にうずめてしまった。 「どうなっでるのおおぉぉ!!!ばりざああぁぁ!!!はなじがちがうでじょおおお!!!!」 「ゆあああ!!!おうぢぃ!!!!おうぢ!!!!」 「おちょうしゃん!!!たってよおぉ!!!!」 「ゆっくちししゅぎだよぉ!!!!まけぢゃやぢゃあああ!!!」 箱の中からまりさを応援するがまりさはうつ伏せのまま。どっかの元力士みたい。 「さてと…少し腹が減ったなぁ…」 青年は箱の中を覗きながら呟いた。 「ゆうう……」 「おちびちゃんは…れいむがまもるよ!!!ぷくぅ!!!!」 「ぴゅきゅう!!!」 「じじいはあっちいきぇ!!!」 内訳は子ゆっくり2匹と赤ゆっくり4匹、それに番のれいむ。青年の手が子れいむに伸びた。 「ゆあ!!!お…おそらをとんでるよ!!」 子れいむを摘み上げた。 「ゆがああ!!!はなぜええぇ!!!おちびぢゃんをがえぜええぇ!!!」 青年は子れいむを持ったまままだ床にうつ伏せているまりさの前でしゃがみ込んだ。 「まりさぁ~。今からゆっくりできる音楽をプレゼントしてあげるね」 子れいむの目の前で中指を内側に丸めそれを親指で抑えた。 「ゆぅ?」 何が起こるのかと子れいむが覗き込んだ。 「ゆ?…ゆぴぃ!!!ゆびっ!!!!いだいい!!!いだいい!!!」 数発子れいむにでこピンを喰らわせた。 「ゆうう!!!!ばりざの…おちびぢゃん!!!!やべろおぉぉ!!!」 「ゆわああああ!!!やべろおぉ!!!じじいいぃぃ!!!!おちびぢゃんをはなぜええええぇぇ!!!」 箱の中と外から怒りの声がした。 「ゆびっ!!!!いぢゃ!!!!ゆあぁぁあ!!!!いぢゃいよおお!!!!ゆぴぃ!!!!!」 まりさの頭上で子れいむが泣いていた。 「ほら、まりさ。強いんだろ?強かったら助けてみろよ」 「ゆがああああ!!!!ばりざあああぁ!!!!ゆっくりじないでおちびぢゃんをだずげでねぇぇ!!!!!」 れいむは箱の中にいて助けに来れない。まりさは目の前にいる。いつもならまりさがここで抵抗しているはずだ。 「ゆぎぎぎぎ!!!!!だっでええぇぇ!!!たっでよおおぉぉ!!!!ゆぎぎぎいぃぃぃ!!!!!」 だが残念。まりさは床とキスをしている方が楽しいらしい。 「おどうざ…ゆぴっ!!だずげでええぇ!!!!いぢゃいのやだあああぁ!!!ゆびぇ!!!!ゆ…ゆわあぁぁん!!!」 「ゆぐぐぐ!!!!まりざは…どうづきなのにぃ……どぼじでぇ…」 このままでは面白くない。 「まりさ!!はやく立ち上がらないとこの子食べちゃうよ。美味しそうだなぁ!!!」 青年が大きく口を開けた。 「いやあああぁぁ!!!やぢゃああぁぁ!!!じにだぐない!!!だじゅげでええぇ!!!!!おどおざぁん!!!おがあざぁん!!」 あんぐりと開いた青年の口を見て子れいむが悲鳴を上げた。 「ばりざあああぁ!!!!!なにじでるのおぉ!!!!どうづぎなんでじょおおぉ!!!!」 「ゆぎぃいい!!!うごいでよおおぉ!!!!うごいでえぇ!!!おちびぢゃんがあぁぁ!!!!おちびぢゃんがじんじゃうぅ!!!」 まりさが涙を流しながら必死に力を込めた。顔は上がるがそこから下はびくともしない。 「ゆぎぎぎ!!!!どぼじでえええぇぇ!!!!」 なんと奇跡が起きてまりさは大地に立ったのだ、なんてことにはならない。 「あーあ。おかしいよね。胴付きになったのに助けてくれないんだよ」 「やぢゃああぁぁ!!!たべないでえぇ!!!じにだぐないいぃ!!!だじゅげでええぇ!!!!」 「見てよ、あの寝相。お前なんかよりも寝てる方がゆっくりできるみたいよ。お前嫌われてんだろ」 「ちがうぅ!!!!でいぶはぎらわれでなんがないぃ!!!!おどうざあん!!!おどおざあん!!おぎでええぇ!!!おぎでえぇぇ!!」 「無理無理。起きないよ。じゃあ食べちゃうね」 「ゆぎゃあああ!!!ゆっぐじじだい!!!ゆっぐじじだいぃぃ!!!」 子れいむを口に咥えた。まだ噛まない。 「ゆぐぐぐ!!!ゆ?おそらをういてるよ!!!」 願いが通じたのか!!まりさは宙を浮かんでる感覚がした。 「これでなんとかなるんだぜ!!!!…ゆが!!!ど…どぼじでえええぇぇ!!!」 自らの意思で宙に浮いたと勘違いしていたようだ。実際は青年がまりさを持ち上げたのだ。そして青年の口には子れいむが納まっている。 「ゆああああ!!!おちびぢゃん!!!!おちびぢゃああん!!!!」 「おどうざんのばがあああ!!!!どぼじでだずげでぐれながっだのおぉ!!!!」 「い…いまがらだずげるがらあ!!!!じ…じじい!!!!おちびぢゃんをはなずんだぜえ!!!!!」 青年はまりさも子れいむも放さず歯をゆっくりと子れいむに食い込ませた。 「ゆぎいい!!!!たべないでええ!!!たべぢゃやぢゃあああぁぁ!!!!」 子れいむが悲鳴を上げた。 「やべでえええぇぇ!!!!おちびぢゃんをはなじでええぇぇ!!!!!ゆっ!!!…こ…この!!!このおぉ!!!!」 まりさは手足をバタつかせながら抵抗した。 「ゆぎ!!!ゆぎぃ!!いだいい!!いだいい!!!ゆぎいい!!!じぬう!!!じぬううぅぅ!!!」 そのまま子れいむは青年の口の中に消えていった。 「ゆあああぁぁ!!!!おちびぢゃああん!!!おちびぢゃああん!!!!」 「ゆぎ!!いだ!!!ゆぎゃああ!!だず…ゆぎぇ!!おぢょう…ゆぎぎぃ!!」 まりさの目の前で子れいむがミンチにされた。 「お前の餓鬼美味しかったよ。また食わせてくれよな」 青年が口を開けた。子れいむはもういなかった。 「ゆぎぃ!!!ゆっぐりじだおぢびぢゃんだっだのにぃ!!!じねええぇぇ!!!!じねえええぇぇ!!!!」 青年はまりさを箱の前で放した。 「ゆぎぇ!!!!!ま…まだゆがざん!!!!うごいでえええぇ!!!うごいでよぉ!!!!」 箱の中の家族が見てる目の前で無様にまりさはうつ伏せに倒れた。 「ばりざああぁ!!!!じっがりじでえぇ!!!!じじいをやっづけるんでじょおぉ!!!!」 「おにぇえぢゃんがぁ!!!!おにぇえぢゃぁぁん!!!!ゆわああぁあぁあん!!!」 「おぢょうぢゃんのばきゃ!!!ぜんぜんゆっくちできにゃいよ!!!」 まりさは家族に罵倒された。 「さて、俺は今から買い物に行ってくる。逃げられるもんなら逃げてみな。ま、立ち上がれればの話だがね」 青年はまりさをそのままに放置して家を出た。 1時間程して青年は帰ってきた。 「何だ、まだ寝てんじゃねえか。そんなに床が好きなのか?」 「ゆぎぃ……おぎでぇ…おぎでよぉ……」 元いた位置から全く動いていなかった。 「今から面白いことしようぜ」 青年は買い物袋から木の板、釘、粘土べらを出した。 「いやぁ、最近の100円ショップは凄いね。こんなものまで売ってるんだから」 本当の話です。最近の100円ショップは何でも揃ってていいね。 「あとは…」 青年は金槌を取り出した。これで準備万端。 「ゆぐぐ……な…なにずるんだぜ……」 まりさを木の板に乗せて体を十字架の形にする。 「そ…それは……なんなんだぜ…」 青年の左手には釘、右手には金槌。 「ゆぎゃああああぁぁ!!!!いだい!!!いぢゃいいぃぃ!!!やべでえええぇぇ!!!!」 まりさの手を釘で打ち付けた。 「ゆぎ!!!ゆぎ!!ゆ…ゆるじで!!!ゆるじでぐだざいい!!!わるがっだでず!!!ばりざが…ゆぎゃあああ!!!」 漸くまりさが降参した。が、これで終わらない。残る手と足も打ち付けられた。 「よっと」 板を立てた。まりさは磔にされていた。元気が無いのか頭が重くて支えきれないのか頭がだらりと下がっていた。 「いぢゃい…いだいよぉ…ゆるじ…ゆぎょおお!!!やべ…やべでえええ!!!!」 板を寝かせまりさの両頬の端っこを釘で打ち付けた。これならば頭を上げてくれるだろう。 「そら……どうだ?お前らのお父さんとやらは」 再び板を立て箱の中の家族によく見えるようにした。 「ゆああああぁぁ!!!まりざああぁぁ!!!まりざああぁ!!!」 「なにごれええぇ!!!!ごわいよおおぉ!!!」 「お…おぢょうじゃん!!!おぢょうじゃんがちんじゃううぅ!!!」 「ゆええぇえん!!!!きょわいよぉ!!!やぢゃああ!!!まりちゃゆっくちちだいぃ!!!」 今までにゆっくりが磔にされるなんてことがあっただろうか。初見でも家族には恐怖を与えることが出来たようだ。 「ゆ…ゆるじでぐだざいぃ……まりざが…まりざがわるがっだでず…ゆるじでぐだざいぃ……」 まりさは涙を流しながら謝った。 「流石に7日もかけれないよなぁ…」 青年は粘土べらを取り出した。粘土を切るのに使うあのカラフルなプラスチック製のナイフだ。 「ゆるじでぇ…ゆるじでぇ……ゆ!!…も…もういだいのは…やぢゃよぉ……」 青年はへらをまりさの手首にあてがった。そして手首を切断し始めた。 「ゆぎ!!!ゆぎいぃぃ!!!!いだいいぃぃぃ!!!ゆぎゃああぁぁぁ!!!!」 普通のナイフならスパッと切れるだろうがこのナイフはプラスチック製。そう簡単には切断できない。切れ味も悪い。 「ゆぎゃ!!!い…いぢゃい!!!!ゆるじでええぇぇ!!!!ゆるじでぐだざいいぃぃ!!!!!」 元ネタは竹鋸で首を1週間かけて切断という酷い処刑だ。 「ゆぎゃああ!!!!ゆがああああ!!!!!っぎ!!………ゆぅ…ゆぅ……ご…ごべんな…ざい…」 手首が切断された。2、3分ほどだったがまりさにはとてつもなく長い時間に感じられたことだろう。 「まだあと3ヶ所あるな。あ、3は分かるよな。3だぞ。あと3回痛い痛い我慢しような」 「ぼうやぢゃあああ!!!ゆるじでえぇぇ!!!あやばりばずがらぁ!!!!ゆるじでぐだざいぃ!!!」 青年の手がもう片方の手に触れた。 「やべで!!!やべでえぇぇぇ!!!ごべんなざいぃぃ!!!!ごべんなざいぃぃ!!ゆるじでぐだざいいぃぃ!!!」 へらが触れた。 「ゆぎゃああああぁぁ!!!!やべでええええぇぇ!!!!!ゆがあああああぁぁぁ!!!」 まだ1mmも切ってないのにこの悲鳴。 「きょ…きょわいよぉ…」 「ゆ…ゆっくちできにゃい……ゆっくち…ちたい…」 「ま…まりざがじんじゃう!!も…もうやめで!!やべであげでよぉ!!!!」 「おどうじゃんがじんじゃうう!!やみぇでえええ!!!!」 残りの家族もまりさの尋常ではない表情と悲鳴から一気に恐怖のどん底に突き落とされたようだ。 「ゆぎっ!!!ゆぎゃああああぁぁぁ!!!!どれだぁ!!!なんがどれぢゃっだぁぁぁ!!!!」 もう片方の手も切断された。ゆっくりには手の概念が無いためか未知なる痛みが走ったようだ。 「ゆぎぃぃぃ!!いぢゃい…いぢゃいよぉ…」 残るは足2ヶ所。足をちょんちょんと突いた。 「いやああぁぁぁぁ!!!!あんよじゃん!!!あんよじゃんはやべでえええぇぇぇぇ!!!!」 足の概念はあるためか足の感覚はあるらしい。 「ゆ…ゆぎっ!!!!ゆぎぎぎぃぃぃぃぃ!!!いだいぃ!!!やべでぇぇぇ!!!ぼうやべでぇぇぇぇ!!!!」 両足も切断されまりさは床に倒れた。両頬の端を釘で打ち込んでいたが体の重さに耐えきれず頬の一部の皮を残してまりさが床に沈んだ。 「おきゃあしゃん……まりちゃ…どうにゃっちゃうにょ…」 「きょ…きょわいよぉ……ちにちゃくにゃいよぉ……」 「いちゃいのやぢゃぁ!!みょうどうちゅきなんちぇやぢゃあああぁ!!!!」 赤ゆっくり達はれいむにぴったりとくっ付いてブルブル震えていた。 「ゆ…ゆるじ……ごべんなざいぃ…ぼう……さがらっだり…じば……」 青年は床に這いつくばっていたまりさを持ち上げた。 「この形態だったら出来るよね」 まりさの胴体を捻った。 「ゆぎっ!!!ぽ…ぽんぼんがぁぁぁ!!!!やべっ!!!…ぎゅる…ぎゅるいじぃ……ゆっぎぇぇぇぇぇ……」 まりさの腹部が1回転した。 「ゆぎゅ……っぎぇ……お…ぎょ……ぎゅぇぇぇぇぇぇぇぇ………」 まりさが餡子を吐き出した。あまり捻りすぎると胴体が破れてしまう。まだやってみたいことがあるのだ。 「ぇぇぇぇぇ………ゆ……ゆぅぅぅ……ゆひゅぅ……ゆひゅぅ……」 胴体を元に戻した。まりさは餡子を吐かなくなった。 「楽しいね。まりさ」 「だのじ…ぐなん…がないぃぃ……ゆるじでぇ……もどに…もどじでぐだざいぃ……」 「何だよ。お望み通り折角胴付きにしてやったんだよ」 「どうづぎはもうやだぁぁぁ!!もどにもどじで!!!これじゃうごげないぃ!!!」 「ふふ。まだ遊び足りないよ。もっと遊んでくれよ」 「やぢゃぁ…もうやだぁ…ゆるじで…まりざが…わるがっだで……ゆああああ!!!やべでえ!!!!もちあげないでええぇ!!!」 青年はまりさを抱きかかえると庭へ向かった。 「あったあった」 シャベルを手にするとまりさを地面に置き庭に穴を掘った。 「ごべんなざい!!ゆるじでぐだざい!!!まりざがわるがっだでずぅ!!!ぼうじまぜんがらぁ!!だずげでぇ!!!!」 まりさが仰向けに倒れながら謝り続けた。 「おっし。これで入るか」 ある程度の深さの穴が出来上がった。 「ゆああああ!!!!ぼうやだあぁ!!!どうづぎなんがやだああぁ!!!!もどじでえぇぇ!!!もどじでええぇぇ!!!」 まりさを穴の中に入れた。 「だじでええぇぇ!!!だじでぐだざいい!!!ゆぎいいぃぃ!!!!まりざをだずげでええええぇぇ!!!」 まりさは胴体を付けたまま庭に埋められた。頭部だけは地面から出ている。一見普通のまりさが庭に立っているように思える。 青年は一旦家に戻った。 「だぜぇぇ!!!!ごごがらだぜぇぇ!!」 「さみゅいよぉ!!!ゆっくちできにゃいよぉ!!」 「ゆぴぃぃぃ!!!おしょとはやぢゃああ!!!」 「おきゃあしゃぁん!!!さみゅいよおお!!しゅりしゅりじでぇ!!」 「おうぢぃ!!!おうぢぃ!!あっだがいおうぢぃぃ!!!」 箱の中にいた家族も箱ごと庭に出された。外は寒い。蓋をしたが箱の中も直に寒くなるだろう。 「おでがじばず!!!ばりざをだずげでぐだざいい!!!!だじでぐだざい!!!!…ゆううう!!!!」 まりさは必死に嘆願した。箱の中より外の方が寒い。時折吹く寒風にまりさは縮こまった。 「そぉら、お前の大好きなあまあまだぞぉ」 まりさから50cm程離れた場所に皿を置いた。お饅頭が5つ並べられていた。 「ゆああああ!!!!!だじでええぇぇ!!!!こごがらだじでぇぇ!!!ゆっぐりでぎないいぃぃ!!!!」 「食べられるもんなら食べてみな。ま、そこから出られたらの話だがな。じゃあな」 青年は家の中に戻ってしまった。 まりさ家族の地獄が始まった。 「ゆぎぃ!!!!ゆぎぃぃぃぃ!!!!」 まりさは必死にもがいた。もがけばもがくほど体力は消耗しやがて腹が空いた。 「ゆがああぁ!!!あまあま!!!!あばあばぁぁ!!!!たべざぜでええぇ!!!まりざにたべざぜでよぉぉ!!!」 そして空腹のまりさの目の前には大好物の甘い饅頭。しかしまりさは動けない。 「ゆぎぃいい!!!うごいでえええぇ!!!!あんよざんうごいでえええ!!!!…ゆぴゅううう!!!!!」 冷たい風がまりさを襲う。疲労と空腹と寒気がまりさを容赦なく攻め続けた。 「ゆぴゅううう!!!さぶいい!!!ゆ…ゆっぐぢ…ゆっぐりざぜでよぉぉ!!!!」 箱の中は外に比べれば何倍もマシだった。 「さみゅよぉぉぉ!!!おきゃあしゃん!!しゅりしゅりしちぇぇ!!」 「りぇいみゅがさきだよ!!りぇいみゅがさきにしゅりしゅりすりゅんだよ!!」 「おにゃかしゅいちゃよぉぉ!!!ゆっくちちたいよぉ!!」 「おうぢは?あっちゃかいおうぢぃ!!!!」 「ゆ…ゆぅ…ど…どうじだら…どうじだらいいのぉ……ごれじゃ…ゆっぐりでぎないよぉ…」 「ぼうやだああ!!おうぢがえりだいい!!!!」 箱の中も寒いが外に比べればずっといい。だが食べるものは何も無い。昨日持ち込んだ食料は昨日のうちに全部食べてしまった。 「おにゃかしゅいちゃああ!!あみゃあみゃ!!!あみゃあみゃしゃんたべちゃいよぉ!!」 「おまんじゅうしゃん!!おにぇがいだきゃられいみゅにたべらりぇてにぇ!!!」 「おきゃあしゃぁん!!!あにょあみゃあみゃちょっちぇきちぇ!!!」 「ごべんねぇ…ごべんねぇ…むりだよぉ…ここからでられないから…むりだよぉ…」 「かべしゃん!!まりちゃにいじわりゅしにゃいでね!!あみゃあみゃたべさしぇちぇね!!」 外に置いてある饅頭を見て赤ゆっくり達が箱から出ようとジャンプしたり透明な壁を壊そうと体当たりした。 「ゆえぇえぇん!!!!いじわりゅじないでええ!!!あまあましゃん!!たべちゃいよぉ!!!」 「ゆわあぁあぁん!!!!ゆっくちちたい!!ゆっくちちたいよぉ!!!」 箱が防音タイプでよかった。そうでなかったら赤ゆっくりの泣き声で近所からクレームが来るところだった。 夜になると更に冷え込む。 「ゆぴぃぃぃぃぃ……もうやぢゃぁ……さむいよぉ……ゆぅぅぅぅ……」 何よりも辛いのは寒気。いつもだったら今頃はダンボールハウスで家族揃ってすやすや寝ていたことだろう。 運良くゴミ捨て場から拾った毛布に包まってれいむや子供達と暖を取っていた一昨日までのことを思い出し涙が溢れてきた。 「ゆっぐ……ゅぇぇん……っぐ…ゆぴゅうう!!!!!」 まだまだ夜は明けない。眠気も空腹も涙も冷たい風で吹き飛んでしまった。 「ゆぅぅ……さみゅ…ぃ……」 「ゆっくち……ゆっくち…ちたいよぉ…」 「おうぢぃ……かえりたい…よぉ…」 箱の中では残りの家族が眠っていた。寒いことは寒いが皆で固まれば多少の温もりが感じられる。 「ゆぅぅぅ……ゆぅぅ…」 「あみゃあみゃしゃん…まっでぇ……」 ゆっくりした表情で眠るゆっくりはいなかった。 夜が明けた。明けてもまだまだ寒い。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎ………」 まりさは歯をガチガチならしていた。結局一睡も出来なかった。 「ゆぅ…ゆぅ…」 「ゆぴっ!…ゆぅぅぅ…」 「しゃみゅいよぉ……」 箱の中では残りの家族が時折ブルブル震えながら眠っていた。 「それ!!空気の循環しないとな!!」 青年がやってきて箱の蓋を取り払った。冷たい空気が箱の中に入ってきた。 「ゆぴ!!!!!さむい!!!ゆっぐりでぎない!!」 「さみゅいよおぉ!!!!ゆぴぃぃぃぃ!!!」 「ゆぅぅぅぅ!!!!しゃむくちぇ…ゆっくちできにゃいいぃ!!!」 突然の寒気に箱の中のゆっくりが起き出した。 「も…もうゆるじでぇ……ゆぶっ!!!さむぐで…ゆっぐり…ゆあああ!!!まっでえぇぇ!!!!」 青年は庭に埋まっているまりさを無視して家の中に帰ってしまった。 「どぼじでこんなにさぶいのぉぉぉ!!!!?ゆびぃぃぃ!!!」 「さみゅい!!さみゅいよぉぉ!!!!」 「ゆっくちちちゃいぃ!!!ゆっくちさしぇちぇぇぇ!!!!」 青年は中々戻ってこなかった。 「おにゃかしゅいちゃよぉ……ごはんしゃんは?ごはん!!!ごはん!!」 「きにょうきゃらにゃにもたびぇてにゃいよぉ……ゆっくちできにゃいよぉ……」 「あっちゃかいごはんがたべちゃいよぉ!!!!おきゃあしゃん!!」 赤ゆっくり達はお腹が空いたとれいむに詰め寄った。 「む…むりだよ……ここには…なにもないよ…おねがいだがら…ゆっくり…りがいじで…ぅぅ……ね…」 れいむは涙を流しながらそう言った。 「しょんなぁ!!しょんなのやぢゃあぁ!!」 「おにゃかしゅいちゃぁ!!ゆっくちちたいよぉ!!!ゆっくちぃ!!!ゆっくぢぃ!!」 すっかり箱の中のゆっくり達が冷え切ったところで青年が戻ってきた。 「おでがじばず!!!ごはんぐだざい!!!おちびぢゃんになにがぐだざいぃ!!!!」 れいむが必死に嘆願した。 「これでも食ってろ」 青年は箱の中に庭に落ちていた落ち葉を落とした。 「こ…こんなの…たべられないよぉ…」 「こんにゃのいらにゃいよ!!もっちょおいちいのもっちぇきちぇね!!」 「あみゃあみゃがたべちゃいよ!!もっちぇきちぇね!!」 昨日の処刑をもう忘れているのか赤ゆっくり達が文句を言った。 「だ…だべだよ!!おちびぢゃん!!ゆっくりできなぐなっぢゃう!!」 れいむは力の差を分かったようだ。 「ふん」 青年は壁に立てかけていたシャベルを持ち出すとれいむの頬に突き刺した。 「ゆぎゃああ!!!いだいい!!!いぢゃいいぃぃ!!!!」 「お…おがあざん!!!」 「おぎゃあじゃんがじんじゃうぅぅ!!!」 「やぢゃあ!!!おぎゃあじゃんじんじゃやぢゃあぁ!!」 青年はシャベルを引っこ抜き蓋を閉めた。 「おにいざん!!!!ばりざにも!!ばりざにもなにがぐだざい!!!」 庭に埋められたまりさが懇願した。 「目の前にあるじゃないか」 「とどがないよぉ!!おでがじばず!!!なにがくだざい!!ばりざになにかめぐんでぐだざいぃ!!!」 「いやだから、あるじゃん目の前に。まだ枯れてなくて良かったな」 まりさの目の前にあるのはくたびれた草だ。 「そ…ぞんなぁ……こんなの…たべられないよぉ……」 「やなら食わなくていいぞ。何もやらないから。そこで死ねばいい」 「ゆ……ゆぅぅぅ……ゆっぐりじだい…ゆっぐりじだいよぉ…」 青年は一旦家に戻った。 「ゆぅぅぅぅ!!!さぶいぃぃ!!!!」 まりさは身を縮めた。 「まりさ。お前にいいものやるよ」 「ほ…ほんどぅ……ごはん?ごはんがほじぃよぉ…」 「寒いんだろ。暖めてやるよ」 青年の手には薬缶。薬缶を傾けた。 「ゆ…ゆがっ!!!ゆぎゃあああぁぁぁ!!!あぢいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!!!」 薬缶の中身は沸騰したお湯。流石にここで溶けてしまっては面白くないので湯呑み一杯分だけぶっかけた。 「あづい!!!あづい!!!!じぬううぅぅ!!!ゆぎゃああああぁぁぁ!!!」 「じゃあな。俺は仕事なんで」 青年は仕事に出かけた。 「むーぢゃ…むーぢゃ……ゅぅぅ…」 「にぎゃい……まじゅいよぉ…」 「きょれ…あじがにゃいよぉ……おいちくにゃい……」 箱の中ではゆっくり達が落ち葉を食べていた。これ以外何も無い。。 「いぢゃいよぉ……。れいぶの…ゆっぐりじだほっべざんがぁ……いだいよぉ…いだいぃ……」 れいむの片頬から痛々しく餡子が毀れている。 「ゆぎぇぇ……まじゅい……」 「にぎゃいよぉ……ゆぇぇ…」 赤ゆっくり達は無理して落ち葉を飲み込んでいるが不味くて吐き出してしまうのもいる。 「こんにゃのゆっくちできにゃいぃ!!」 「どびょじでゆっぐぢぢじゃいぎぇないにょ!!?りぇいむはゆっくちちたいのにぃ!!」 「ゆぇぇぇぇん!!!!ゆえぇえぇえん!!!にゃんで…にゃんでこんにゃのたべにゃいちょいきぇにゃいのぉ!!」 赤ゆっくり達はゆっくりできないと泣き出したが箱の外のまりさに比べれば遥かにマシだ。 「ゆぎぃぃぃ!!!ゆがぁぁぁ!!」 沸騰したお湯をぶっかけられ悲鳴をあげるまりさ。だがそのお湯も外の冷気に触れてすぐに冷めていく。 「ゆぶっ!!!!さぶい!!!!さぶいぃぃぃぃ!!!!ゆぴぃぃぃぃぃ!!!!!」 まりさはブルブル震えた。まりさの震えが止まったのはお昼過ぎだった。 「ゆ……ゆぅ……ゆぅ……。も…もうさぶいのは…やだぁ……」 季節は晩秋でも太陽が出ていれば温かい日もある。運良く今日はその日だった。 「むーぢゃ……むーぢゃ……」 寒気が止まってからは空腹であることを思い出した。目の前にある饅頭には届きそうに無い。饅頭は諦めて草を食べ始めた。 「にがいよぉ……まずいよぉ……これじゃ…ゆっぐりでぎないぃ…」 まりさの口が届く範囲の草なんて微々たる物。必死に首を振ったり伸ばしたりして草を食べた。 「おなが…へったよぉ……たりないよぉ……」 晩秋ともなれば草なんて枯れてしまう。まりさの口に入ったのはほんの数口だった。 「ゆぅぅぅぅ………」 それでも何も食べないよりはマシだ。 「ゆ……ゆ…ゆぅ………」 まりさは一睡もしていない。ある程度温かいのでこっくりこっくりと舟を漕ぎ始めた。 「ゆぅ………ゆぅ……」 まりさは漸く少しばかりゆっくりすることが出来た。 「おちょうしゃん……」 「まりざぁ……これがら…どうしたら…いいのぉ……」 「ゆっくちちちゃいよぉ……おいちいもにょ…いっぴゃい…たべちゃいよぉ……」 日が暮れればまた寒くなる。昨夜の繰り返しだ。気が付けばまりさの帽子がどこかへ飛んでいっていた。 風で飛ばされたようだ。取りに行こうにもまりさは庭に埋められて動けない。 「おぼうじぃ……まりざのゆっぐりじだ…おぼうじざぁん!!!!もどっでぎでよぉぉぉ!!!」 こんな日が3日続いた。 「ゆがああぁぁぁ!!!!あめ!!!あめざんがふっでぎだあああ!!!!」 4日目の朝、まりさが叫んだ。ゆっくりは長時間水に浸かってしまうと溶けてしまう。雨は脅威でもあるのだ。 「どげぢゃうううぅぅ!!!!どげぢゃうううぅぅ!!!!だずげでええぇぇ!!!だじでえええぇぇ!!!」 箱の中のゆっくりもまりさの悲鳴に目を覚ました。 「ゆ!!!あ…あめさん!!!!」 「あみぇしゃんはゆっくちできにゃいよ!!!」 「おぢょうじゃんがじんじゃううぅぅ!!やぢゃあああ!!!」 「どぼじだらいいのおお!!!!ばりざああ!!!ばりざあああ!!!」 箱の中は蓋をしているため安全だがこのままでは外にいるまりさが死んでしまう。 「おぢょうじゃんをいじみぇりゅにゃああ!!!!ゆわあぁあぁあん!!!!」 「あみぇじゃん!!!ゆっぐぢぢないでやんでよぉぉ!!!!」 「おぢょうじゃあぁん!!!おぢょうじゃあぁん!!!」 雨が止む気配は無い。更に雨は強くなった。 「うわぁ…こりゃスゲエな」 身支度をしていた青年が庭に出た。 「にんげんさん!!!まりざをたずげであげで!!!!おでがいじまず!!!おでがいじばず!!」 「おぢょうじゃんをだじゅげでよぉ!!!!」 箱の中のゆっくり達は皆青年の方を向いていた。 「へいへい。何言ってるかわかんないがまりさを助けてくれって言ってるんだろ」 青年は蓋を外した。箱を持ち上げ中のゆっくりを庭に放り出した。 「さみゅいいい!!!!!ゆっくちでぎにゃいい!!!!」 「ゆああああ!!!あめざん!!!まりさとげぢゃううう!!!」 「お…おちびぢゃん!!!おかあさんのおくちのなかにはいってね!!!!」 一斉に赤ゆっくり達がれいむの口の中に避難した。 「どげるうう!!!!どげるうう!!!!ぼうゆるじでええ!!!!じにだぐないい!!!!」 ずっと外にいたまりさが少し溶け始めてきている。 「面倒な奴らだなぁ」 れいむをまりさの隣に蹴り転がし、2匹を囲むように箱をひっくり返して置いた。 「ゆ!!あ…あめさんが…やんだよ……」 「ま…まりさ!!!まりさ!!しっがりじでぇ!!!」 青年は箱の上にブロックを置いて会社に行ってしまった。 「お…おどうざん!!!」 「おぢょうじゃん!!!ゆっぐぢぢでいっちぇね!!じんじゃやぢゃああ!!!!」 れいむの口の中から赤ゆっくり達が飛び出した。 「ゆぴぃぃぃ!!!!さみゅい!!!さみゅいよぉぉ!!!」 れいむの口の中にいたため濡れてしまった。そのため外に出ると凄まじく寒かった。 「ゆぅぅぅぅ!!!!」 「しゃむい!!!ちんじゃうぅぅぅ!!!」 「お…おちびちゃん…おかあさんと…すりすりしようね…」 「お…おどうざんど……すりすり…しようね…すりすり…してね…」 赤ゆっくり達は一斉に親の元へ動いた。 「おがぁじゃん…しゅりしゅりぃ……」 「しゃむい……ゆぅぅぅ…」 「ゆ!おちょうしゃん…ゆっくちできにゃいよぉ…」 「しゅりしゅり……ゆぅ…ゆっくちできにゃい…」 まりさに頬擦りした赤ゆっくり達はすぐに離れていった。寒い中外に晒され続け肌はボロボロ。しかも雨でグショグショ。 こんな皮にすりすりしても不快になるだけだ。 「ぞんなぁ……ごっぢぎでぇ……いっじょに…ゆっぐりじようよぉ……」 「やぢゃよぉ……ゆっぐぢ…できにゃい…」 「おきゃあしゃんのほうがゆっくちできりゅよ」 「ゆぅぅぅぅぅ……ごっぢ…ぎでよぉ…」 まりさの周りには誰もいない。見るに見かねたれいむが傍に寄ろうとするが赤ゆっくり達が寒い寒いと泣くので動けなかった。 「おちびぢゃん……す~りす~り……」 「まりちゃにもしゅりしゅりちちぇね!」 「ゆぅ…す~りす……」 「りぇいむにもちちぇよぉぉ!!」 「ゆぅぅぅ…す……」 「れいみゅも!!さみゅくちぇゆっくちできにゃいよぉぉぉ!!」 「ゆぅぅぅぅぅぅ!!!!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 子まりさにすりすり赤まりさにすりすり赤れいむにすりすり……れいむは右往左往した。そしてついに何かが爆発してしまった。 「ゆぅぅぅ……」 「きょ…きょわいよぉ!!」 「ゆえぇえぇん!!ゆっくちできにゃいよぉぉ!!」 「しゅ…しゅりしゅりじでよぉ……」 「うるさい!!!もうがまんできないよ!!!れいむはひとりでゆっくりするからね!!!!」 この中で何とかゆっくりできそうなのはれいむだけだった。 「お…おでがい……れい…ぶ……ま…まりさ…ど……す…りすり…じでぇ……」 まりさが弱々しく呻いた。まりさが今一番欲しいのは温もりだった。 「うるさいよ!!!ゆ……わがっだよ……もとはといえばまりさがわるいんでじょぉぉ!!!!」 「な…なんで……どぼ…じで……」 「どうつぎになっだらにんげんにだってかてるっでいっだでじょぉぉ!!!!」 「ゆ…ゆるじで……ゆるじでぇ……」 「ゆるさないよ!!!ゆっぐりでぎないのはまりざのせいだがらね!!!もうしらない!!!れいむはひとりでゆっくりするよ!!!」 れいむはぷいっとそっぽを向いてしまった。 「そ…そんなぁ……だ…だれがぁ……まりざど……」 まりさは赤ゆっくり達を見回した。 「しょうだよ!!おちょうしゃんがわりゅいんだ!!!」 「ほんちょだったらいまごりょはあっちゃかいおうちでゆっくちできちゃのにぃ!!」 「もうおちょうしゃんにゃんかだいっきりゃいだよ!!」 赤ゆっくり達もまりさに罵声を浴びせかけた。 「そ…ぞんなぁ…お…おちびぢゃん……そんな…ひどいごど…いわないでぇ…」 「うりゅしゃいよ!!まりちゃはみょうおちょうしゃんのこぢょもぢゃないよ!!!」 「くじゅなゆっくちはしょこでちぬといいよ!!!」 「だまりぇげしゅ!!!おまえのしぇいでこうなっちゃんだ!!!」 「のりょまにゃゆっくちはしぇいしゃいすりゅよ!!」 一部の赤ゆっくりがまりさに体当たりをした。まりさは避けられない。ガードも出来ない。ただただ攻撃を受けるだけだ。 「ま…まっで……いだぃ……おちびぢゃん……おちびぢゃん…ゆるじ…でぇ…」 「おちびぢゃん!!!」 急にれいむが叫んだ。赤ゆっくり達は一瞬ビクッとなって止まった。 「れ…れいぶぅ……」 まりさに微かな希望が沸いた。やっぱり…れいむは…れいむはゆる…… 「そんなくずなゆっくりにかかわっちゃだめだよ!!!おかあさんのところにきてね!!!!」 1人よりも子供と一緒の方がゆっくりできると判断したのかれいむが子供達を呼んだ。 「ゆ!おきゃあしゃん!!」 「やっぴゃりおきゃあしゃんがゆっくちできりゅよ!」 まりさの希望は崩壊した。赤ゆっくり達は1発ずつまりさに体当たりをしてれいむのところに行ってしまった。 「ぞ…ぞんなぁ……ぼうゆるじでよぉ……ゆるじでぇ……」 まりさは1匹ぽつんと残された。他の家族は1ヶ所に集まり身を寄せ合って暖を取っていた。 「しゅこしだけゆっくちできりゅよ」 「おきゃあしゃんのもみあぎぇしゃんはあっちゃかいにぇ」 「ちょっちょだきぇあっちゃきゃいよ」 箱とはいえまりさにとっては久々の屋内だ。だが地面は冷たい雨を吸っていつまで経っても冷たいままだ。 「ゆぎぃぃぃぃ………つべだいよぉ……さぶいよぉ……」 残りの家族がほんの少しだけでもゆっくりしているのをまざまざと見せ付けられた。まりさにとっての最大の地獄はこの瞬間だろう。 そして6日目の朝になった。 「……ゆ……ゆぐっ………ゆっ……ゆぴっ……」 まりさは落武者のようだった。帽子は無く髪の毛はぐっしゃぐしゃ。肌はボロボロで顔色も青を通り越して黒かった。 満足に食事も出来ずゲッソリと痩せていた。もうほとんど動かない。風が吹く度に少しブルっと震えるだけだ。 まりさの目の前にあった饅頭は雨風に晒されぐちゃぐちゃになっていたので捨ててしまった。 青年は窓から庭の様子を眺めていた。 "まさかまりさで再現できるとはねぇ" 狗神、という呪術が元ネタだ。犬を頭部のみを出して生き埋めにし、目の前に食物を見せて置く。 餓死しようとするときにその頸を切ると……というものだ。結果として狗の霊が憑いてどうのこうのらしい。 そもそもこのネタはどこぞの方が既にれみりゃかふらんで試している。そのお話を読んで"れいむとまりさでやってみてぇ!" と考えていたのだ。意外なところで実現してしまった。 "んじゃ仕上げと行くか" 青年は庭に出た。まず箱の蓋を開けた。 「もうだじぢぇぇ!!!おうぢかえりちゃいよぉぉ!!!」 「おでがじばず!!!おちびぢゃんだけでぼ!!おちびぢゃんだげでもだじでぐだざいぃぃ!!」 「ゆっぐぢさしぇでよぉぉぉ!!」 「おにゃかしゅいちゃよぉぉ!!!」 蓋を開けた途端五月蝿くなった。青年は子まりさを摘みあげた 「ゆ!?…だ…だじでぐれるの!!!?」 「ま…まりちゃも!!まりちゃもだじでぇ!!」 「よ…ようやくだじでぐれるんだね!!あ…あとごはんもたべたいよ!!」 子まりさが箱から出されたことで一気に顔色が良くなった。本当の単純な生き物である。 「ま…まりさはゆっくり…してもいいの?」 子まりさの問いには答えず青年はニヤリと笑って子まりさの帽子を指で弾き飛ばした。 「ゆがっ!!まりざのおぼうじぃぃ!!!なにずるのぉ!!?」 青年の手は止まらない。子まりさの髪の毛を千切り始めた。 「ゆぎゃああぁぁぁ!!!!まりざのかみのげさんがぁぁぁぁ!!!いぢゃい!!!やべぢぇえ!!!ひっばらないぢぇぇぇ!!! ブチブチっと子まりさの金髪が引っこ抜かれていく。 「どぼじでぞんなごどじでるのぉぉ!!!おちびぢゃんのゆっぐりじだきんぱつざんがぁぁ!!!!」 「ゆっくちできにゃいぃ!!!ゆっくちさしぇでくりぇりゅんじゃにゃいのぉぉ!!!?」 「ゆえぇえぇぇん!!!やぢゃよぉぉ!!!きょわいよぉぉ!!!」 子まりさの金髪はほぼ抜き取られてしまった。丁寧に引っ張らなかったので所々皮が破けて餡子が見えていた。 「ぅぅ…ゆっぐ……いぢゃいよぉ………いぢゃいよぉ……っぐ…」 青年はチャッカマンを取り出した。火を点け子まりさの足をじっくりと焼いた。 「あぢゅいぃぃぃ!!!!あぢゅぃぃぃぃ!!!あんよがぁぁ!!!ばりざのゆっぐりじだあんよじゃんがぁぁ!!!」 子まりさの足が真っ黒になったところで火を止め皿に乗っけた。 「いぢゃいよぉ……う…うごげない……うごげないよぉぉ……」 子まりさは逃げようとしたが皿から一歩も動けなかった。 「いぢゃいぃぃぃ!!!やびぇぢぇぇぇ!!!」 「あぢゅいぃぃ!!!!あんよぎゃぁぁ!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!」 「りぇいみゅのきゃわいいかみのきぇしゃんぎゃぁぁぁ!!!ゆぎぃぃぃぃ!!!」 「あぢゅいのはゆっぐぢでぎにゃいぃぃ!!!ゆぎゃあああぁぁ!!!」 残りの赤ゆっくり4匹も髪の毛を抜かれ足を焼かれた。 「おちびぢゃん!!おちびぢゃぁぁぁん!!どぼじでぇ…どぼじでぞんなごどずるのぉぉ!!じねぇぇぇ!!!じじいはじねぇぇ!!!」 赤ゆっくり4匹子まりさ1匹計5匹は皿の上に1列になって並ばされた。 「ゆぎぃぃぃぃ……う…うぎょきぇにゃい……あんよじゃん……うぎょいでぇぇぇぇ……」 「こりぇじゃみょう……ゆっぐぢできにゃいよぉ……」 「もっちょ…はちりちゃかっちゃのにぃぃ……」 「さぶいよぉぉ…いだいよぉ……どぼじで…こんなめにあわなぎゃならないのぉぉ……」 「おぎゃぁぁじゃぁぁぁん……だじゅげぢぇぇ……だじゅぎぇぢぇぇ……」 皿はまりさから50cm離れた所に置いた。前と同じ場所だ。5匹はまりさから見ると後ろを向いている。飾りも無く顔も見えない。 足が焼かれ動けない5匹は遠くから見ると饅頭そのものだ。 「まりさ、アレ何だか分かる?」 青年はまりさの頭を少し引っ張りながら言った。 「ゆ……ゆ……」 「ほらアレだって。前にあるだろ。アレなんだと思う?」 まりさの首が少し地上に現れた。 「あ……あれは……ゆ……お…おまん…じゅうさん?」 「そう。お饅頭だよ。美味しそうだね」 「た…たべたい…たべたいよ……」 「食べたいか。いいぞ。食べていい」 「で…でぼぉ……うごけないよ……まりざ……うごけない……」 「思いっきり力を入れな。そしたら動けるさ。何、俺が手伝ってやるよ」 「ゆぎっ!ゆぎっ!うごいでぇぇぇ!うごいでぇぇぇ……」 まりさが最後の力を振り絞って力を入れた。 「う…うごいた…すこし…うごいたよ!」 首が少しだけ地上に出られたせいかまりさの頭が微妙に動いた。 「そうそう。その意気だよ。もっと力を入れな」 青年はピアノ線を取り出しまりさの首にピアノ線を巻きつけた。 「ゆぅぅぅぅ!!!うごいでぇぇ!!たべるんだぁ!!たべざぜでぇ!!」 まりさの目が血走ってきた。さっきまで死んだ魚のような目とは大違いだ。 「そらっ!!これでどうだ!!」 青年はピアノ線を左右に引っ張った。まりさの首が切られまりさ本来の体が勢い良く前に飛び出した。 「ゆがああぁぁぁ!!あばあばぁぁ!!!」 勢い良く飛び出したせいか皿にぶつかり5匹の赤ゆっくり達が吹っ飛ばされてしまった。 「ゆぎゃぁ!!」 「おじょらを…ゆびぇっ!」 「いだいよぉ!」 「ゆ?お…おぢょうじゃん…」 「な…なんきゃ…きょわいよぉ…」 まりさの目付きは獲物を狙うハイエナのような目付きだった。 「あばあばぁぁ!!ま…まりざがぜんぶたべるよぉぉ!!!」 最早まりさの目には饅頭にしか映っていない。早速齧り付いた。 「いちばんおおぎいぃぃのぉぉ!!!はふっ!!はふっ!!!」 この中では一番大きい子まりさが齧られた。 「ゆぎゃあああぁぁ!!!なにじでるのぉぉ!!!おどうざん!!!まりざだよ!!!まりざぁぁぁ!!ゆぎぇ!!やべでええぇぇ!!」 「うめえぇぇ!!!ぢょううべぇぇ!!!!はふっ!!!はふっ!!!」 「た…だべないでぇぇ!!ゆぎゃっ!!べ…おべべがぁぁ!!ばりざのおべべぇぇ!!!ゆぎぃいい!!!!」 まりさは子まりさを残さず飲み込んだ。 「ど…どびょじでぇ……どびょじでぇ……」 「お…おぢょうじゃん……りぇ…りぇいぶは…たべにゃいよ…にぇ…」 「お…おぢょうじゃん…ご…ごびぇんなじゃい……ひぢょい…ごぢょいっぢぇ…ごべん…ひっ!!」 まりさが1匹の赤れいむと目が合った。いや、まりさは目を合わせたつもりは無かったのかもしれない。 「おいじぞうぅぅ!!!いだだぎばずぅ!!!!」 「ゆぎぇえあああぁぁあ!!!!やびぇぢぇええぇぇ!!!たびぇもにょじゃないよぉぉ!!!」 「うびぇぇ!!あまぐでっ!!ぢょううめぇぇ!!!!」 あっという間に赤れいむも食われた。 「じょ…じょんなぁ……」 「う…うぎょいぢぇ!!うぎょいぢぇよぉぉ!!ゆぅぅぅ!!!やぢゃあああぁぁ!!!たびぇられぢゃぐにゃいよぉぉ!!」 「おぎゃぁじゃぁぁん!!!だぢゅぎぇでぇぇ!!! 残りの3匹は動けないまま親であるまりさに食べられていった。 「ゆはぁぁぁ!!!うまがっだんだぜぇぇ!!!」 いつものだぜ口調に戻った。5匹ともなるとかなりの食い応えがあったのだろう。 「まりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 怨念のような声。まりさが振り返ると阿修羅のような顔をしたれいむがこちらへ向かっていた。 「よぐぼぉぉ……よぐぼおちびぢゃんをたべだなぁぁぁぁぁ!!!!じねぇぇぇぇぇぇ!!!!」 れいむはまりさが我が子を全部食べたところで箱から出されたのだ。れいむはまりさに一直線に突進した。 「ゆぎょおぉぉ!!!な…なにずるんだぜ!!!」 「うるざい!!!おばえなんがじねぇぇ!!」 「ど…どうなっでるんだぜ!!?ま…まりざがなにじだっでいうんだぜ!!?ゆぎぇっ!!!」 「おばえがぁぁ!!おばえがおちびぢゃんをぜんぶだべぢゃっだんでじょぉぉぉ!!!このぐず!!!ごろじでやるぅぅ!!」 まりさは突っ込んでくるれいむを避けた。れいむもあまり食事をしていない。まりさと五十歩百歩な状態なのだ。 「も…もどはどいえば…もどはどいえば…でいぶが…でいぶがわるいんでじょぉぉぉ!!!」 「うるざいぃぃ!!!つべごべいわずにじねぇぇ!!!」 2匹は同時に突進した。 「へいへい。そこまで」 お互いに正面衝突して地面に倒れこんだ2匹を青年が箱の中に回収した。 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!!!だぜぇぇぇ!!!ごごがらだすんだぜぇぇぇ!!!!」 「おばえもごろじでやるぅぅぅ!!!じじいぃぃぃ!!!だぜぇぇ!!!!」 「おお、怖い怖い」 青年は蓋をして箱を家に運び込んだ。 次回『裏表』に続く あとがき:もうちょっと早く投稿したかったな…。ちなみにこの後は胴体が付いてるか否かは無関係なのでここで切りました。 あと狗神ネタのSSは確かに読んだのですがどこにあったのか失念しました…。作者様すいません。 現在執筆中『売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画』 『売れるゆっくりを開発せよ!! お馬鹿なゆっくり開発計画』 『売れるゆっくりを開発せよ!! ミニゆっくり開発計画』 現在思案中『越えられるものなら越えてみな!!』 『れいぱーありすの上手い活用法』 by エルダーあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 何も読んでないですが なんとかく感覚で好きです。 -- 2021-05-29 01 04 38 続きをだせぇぇぇぇ!ゆっくりでぎなぃぃぃ! -- 2017-07-02 11 28 00 餡子入れたら普通に胴付きまりさになったんかなぁ -- 2010-11-13 01 16 12 続き…? まぁげす相手だから同情心が全然わかんわ…ざまぁw -- 2010-10-16 13 53 00 続き… -- 2010-07-07 07 46 49 うん。続きないよね・・・ -- 2010-06-10 05 33 09 続きは・・・? -- 2010-06-08 02 38 10
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合/コメントログ」 おまけで全てが台無しwww -- 2010-07-08 22 06 52 ある意味勝ち組? -- 2010-10-26 00 53 39 HENTAIあき -- 2010-10-30 16 50 41 けしからん もっとやるんだ! -- 2010-12-05 23 57 52 最初と最後で言ってることが違うでしょおおおおおお!? -- 2010-12-07 20 58 27 HENTAIでなにがわるいのおおおお!?ばかなのおおお!?しぬのおおおお!? -- 2010-12-12 19 07 58 \HENTAI/ \HENTAI/ \HENTAI/ -- 2010-12-13 23 31 35 羨ましいぜ! ヒャッハー! -- 2010-12-19 13 47 43 おwいw最w後ww -- 2011-07-12 18 33 04 胴付き進化論は素直におもしろいと思った。だが、最後のは何だw -- 2011-10-07 00 16 36 いい話だ~ しかし最後のわ一体・・・・・? -- 2011-10-09 21 28 59 月間おちんちんランドってくそみsいやなんでもない -- 2011-10-10 05 15 48 HENTAIあきさんは本当に胴つきがすきだな 俺も好きだけど -- 2011-12-17 02 03 38 wwwwwおいwwwwこらwwwww コーラ吹いたじゃんか・・・ -- 2012-08-01 22 25 00 HENTAI系好きですよwwww -- 2012-08-02 14 26 16 またあんたかwwwwwwww -- 2012-08-12 22 44 25 最後がいつもどうりで、むしろ安心した -- 2012-08-29 16 45 34 HENTAIだな。いいぞ、もっとやれwww -- 2012-09-24 22 04 25 く○みそネタたまに見ますね。過去作の「別れと出会い」でもありましたし。 -- 2013-01-03 20 33 12 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2013-02-26 18 14 05 や ら な い か ♂ -- 2013-06-17 15 08 09 アッ━━━ -- 2014-01-16 22 00 22 ウホッ! -- 2014-03-02 23 32 17 ゆらり♪ゆらり♪揺れてぇーいる!男心(ry -- 2014-03-11 21 41 30 \HENNTAI/ -- 2014-03-21 23 28 24 ホイホイチャーハン?♂ -- 2014-08-24 11 50 53 やっぱりHENTAIじゃないか!(褒め言葉) -- 2014-09-08 05 03 40 月刊おちんちんランドwwww -- 2014-11-01 20 51 37 面白かった。だが最後www 助手ってw -- 2014-12-04 14 23 09 月間おちんちんランドww -- 2015-03-08 15 47 40 大人になったな(・ω・)ノ -- 2015-08-24 22 55 32 やらないか♂ -- 2015-08-28 17 22 45 アッーー♂ -- 2016-01-23 11 30 27 最後w -- 2016-03-19 18 30 45 わ、\( ˙-˙ )/ワーオ -- 2016-04-29 17 35 55 アナルセOクス乙 -- 2016-06-16 19 58 39 こ れ は ひ ど い -- 2016-08-27 08 45 40 よいぞよいぞ~(*^^*) -- 2017-11-03 13 00 36 女の子もいいけど、男の娘もいいぞ? バカ○ス木下秀●、這○よれハ●太、俺ガ○ル●塚彩加、FG○アスト●フォ、プリパ○レ●ナ、 シュ○ゲ漆●るか、リゼ○フェリッ●ス、電波教○荒木光●郎、乱歩○憚コバ●シ、 ナイツ○マジックエル●スティ、C○さくら秋●奈久留、etc... -- 2018-03-26 22 45 55 月刊おちんちんランドてwww -- 2023-02-22 16 58 13
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・34回目 ・ギャグです。 ・愛でです。 ・オチなんてなかった。 ・胴付きと胴無し。 ・調べ物とか知識とかしてないんでその辺り適当です。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくり。 その言葉が示すものと言えば、物事の速さか、デフォルメされた生首的な例のあいつら。 ただ、最近ではこの言葉が表すものが少し変わってきている。 そもそも、ゆっくりが現れ始めたのは明治初頭。 その頃、文明開花の風潮で西洋文化を中途半端に受け入れていた日本人達は、突如襲来した動いて喋る胴体のないよく分からないものであるゆっくりを、『外国にはこのような物があるのか。未来に生きてんなー』と、ごく自然に受け入れてしまっていた。実際には、『日本は、妖怪を飼い馴らすのか怖いなおい』と外国人から奇異な目で見られていたりするのだが。 ともかく、受け入れたということは、生活の一部になるということで。 食用を初めとして、農村での労働力。一般町民のペット。上流階級のステータス。と、その他の西洋文化に混じりつつ、浸透していった。 すっかり、日本中どこでもゆっくり達を見かけるようになった大正時代。 その頃には、ある一部のゆっくりと人間達の関係が変化していた。 人間、娯楽がなければ色欲に走るとはよく言うが、とりわけ娯楽など村を上げての祭くらいしかない農村に住む人間達は、パッと見少女に見えないこともないゆっくりに対して、いろいろな物をぶちまけていたのだ。 現代でも、ラブドールしかり動物しかり、人間以外に行き場のない性欲をぶちまけることはあるが、その中でも人間に限りなく違い何かであるゆっくりを性欲のはけ口にしたのも必然と言えば必然。 ともかく、この頃からゆっくりのレイピストは存在していた。 ここからゆっくりという言葉の意味が、緩やかに変化していくことになる。 昭和に入り、日本は戦争に敗北してしまった。 敗戦ムードで、様々な物を失った日本。 ゆっくり達も、研究や戦利品。母国への土産などという名目で外国人が持ち帰り、その数が減少していく中で逆に増えていった物がある。 胴付きと呼ばれる種類のゆっくり達だ。 日本人がずっとそうしてきたように、外国人も日本に古来から存在するゆっくり達と性交渉した。 その感性だけは、戦争をしていても万国共通だったらしい。 それにより一気にレイピスト達の人口は膨れ上がりゆっくり達の性交渉が繰り返された。 結果、いつしかゆっくりが人間の遺伝子を取り込み、生首のような姿であるはずのゆっくりに胴体を持つ物が現れたのだ。 その総個体数は、平成に入った今もなお増え続けている。 昨年の農林水産省の調べでは、とうとう胴付きゆっくりの数が、胴を持たないゆっくりを上回ったらしい。 下手をすれば日本に住む人間の総人口に近い胴付きゆっくりの数に、胴無しゆっくりが勝てるわけがない。 胴付きの増加と胴無しゆっくりの減少。 胴を持たないのがゆっくりだったはずが、いつしか胴付きこそゆっくりなのだという世間の認識が生まれてしまった。 『若手俳優、早汁俊明。女優、出井王秋と婚約か?』 『女子高生のゆっくりようむ。銀行強盗を切り捨て御免』 『アイドルグループ【MOGE隊】新曲【もぎもぎフルーツ】がミリオンヒット!』 そんな見出しのきめぇ丸新聞を読んでいると。 「ゆ。ゆっくりしていってね!!!」 と、懐かしい声が聞こえた。 新聞を畳んで声の方を見てみると、胴なしゆっくりれいむがもみあげを振りながら笑顔を浮かべている。 「ひさしぶりににんげんさんにあえたよ! ゆっくりしていってね? ゆっくりしていってね?」 そう言いながら、器用にもみあげを使ってベンチに上り、横で何をするでもなくにこやかに笑うれいむ。 こちらも、久しぶりに胴なしのゆっくりを見たので、なんとなく相手をしてあげることにした。 「なぁ、れいむ。久しぶりに人間に会えたってどういう事?」 「ゆ・・・。にんげんさんみたいなきけいゆっくりばっかりだったんだよ・・・」 奇形ゆっくり。 胴無しゆっくりには、時たま、身体がいびつなものが生まれることがあった。 胴なしゆっくり達にとっては、人間が生首と呼ぶ姿こそ、自分達の健全な肉体。 だから、少しでも形が違うなら、ゆっくり出来ないとして排斥していた。 そんな胴無しゆっくりにとって、人間のような身体のある胴付きゆっくりは奇形ゆっくりにしか見えないのだろう。 「ふーん・・・俺は奇形ゆっくりに見えないの?」 「ゆ? にんげんさんはにんげんさんだよ。すごくゆっくりしてるにんげんさん。ねぇねぇすーりすーりしていい?」 キョトン顔でそう返して来た胴無しれいむの頬を左手の甲でさすってやる。 胴無しれいむは、幸せそうに頬を押し付けてくる。 この胴無しれいむのようなゆっくりするだけのゆっくり。 普通の人間のように、振る舞う胴付きゆっくり達。 どっちが本当にゆっくりしているのか考えつつ、ぬるい時間を過ごすことにした。 しばらくそうしていると、遠くから蛍の光が聞こえてきた。 「俺、そろそろ帰るよ」 「ゆ・・・もっとゆっくりしていってもいいよ?」 「ありがとう。でも、もういいよ」 名残惜しそうな胴無しれいむの頭をさすってやる。 「にんげんさん。ゆっくりできた?」 「それなりかな」 「じゃあ、つぎはもっとゆっくりしていってね!!! れいむとのやくそくだよ!」 いつ会えるか分からないので曖昧に頷いて、指切りげんまん。 ぽよんぽよんと跳ねて林の中へ消えていった胴無しれいむを見送りながら考える。 胴付きゆっくりと胴無しゆっくり。 どっちが本当のゆっくりなのだろう。 胴付きと言えば、もう一つ。 胴無しゆっくりが性欲を持たれるなら、必然的に胴付きゆっくりもそうなる。 ただ、胴付きとの間に生まれるのは、ゆっくりと人間の遺伝子を受け継いだハーフだ。 人間であり、ゆっくりである。 玄関を開けると、メイド長がお辞儀をした。 「おかえりなさいませ。ごしゅじんさま」 「・・・俺だよ母さん」 「あらあら、わたくしったら・・・おかえりなさい。おゆはんできてますよ。てをあらってきてくださいね」 母であるゆっくりさくやが台所に戻っていった。 先程の、ゆっくりへ聞いたことを思い出す。 人間と胴無しゆっくりが交わったことで生まれた胴付きゆっくりが奇形に見えるなら、人間と胴付きゆっくりの間に出来たハーフの自分は何に見えたのだろうか。 れいむが人間に見えたと言った以上、人間寄りなのだろうか。 ただ、しっかりとゆっくりの気配のような物は持っているようだ。 最近でこそ、ハーフは認知されているが、幼稚園の頃はよく虐められたもの。 それこそ胴無しゆっくりのように。 ・・・嫌な事を思い出した。 そんなことよりおゆはんたべたい。 「いきてるってなーんだーろーいきてるってなーにー」 口ずさみながら、とりあえず手洗い場へ。 アトガキ 最近、胴付きが流行りときいて。 でも、胴無しのほうが好きです。抱えてもふもふしたい。 こう、もっと格差みたいにしたかったけど、そんな能力なかった。 夏コンペもなかった。 ご読了ありがとうございました。 まめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ト● ・くちばしにチェリー ・デスクトップガジェット ・ゆっくりつくーる ・夢想天生 ・スペクタクルスパイダーウーマン ・つるべおとし ・ゆっくりのおもちゃ ・いまじん ・スポイラー ・ラブドール ・益虫? 害虫? ・スィークリング ・てゐ! ・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・箱、無音、窓辺にて ・世はまこと遊技である ・かえるのこはかえる ・川辺の海賊 ・水橋姫 ・トス ・ちょっとの時間にゆっくり虐め ・げんそうきょーのみこ ・狼は良い獣 ・四股ふみれいむ ・みょみょの奇妙な冒険 ・ゆんやー機 ・ぼくらのヒソーテンソク ・ソウルいーたー ・どう付き? (スキマ送り) ・(スキマ送り) (スキマ送り) ・(スキマ送り) ・(スキマ送り) ・(スキマ送り)
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『まっちうりのありす』 少し飲み過ぎた。 私は駅に向かわず、夜の街を歩いていた。 酔いがふつふつと体の中で生煮えになっていた。 「おにい…さん……おにいさん……」 声がした方を見て、私は一瞬ぎょっとした。 そこには少女――あるいは幼女といった方が適切かもしれないような――人影が立っていたのだ。 あたりは繁華街や駅から反対に位置しており深夜には人通りも絶える。 この時間少女がひとりでいるには不自然な場所であった。 私はまるで夏の怪談の登場人物になってしまったような気分になった―― 「おにいさん……ありすのまっち…かってくれない?」 少し鼻にかかったようなその声を聞いて私はようやく気がついた。 これはゆっくりありすだ。 ゆっくりなのだ。 人間ではない。 ゆっくりに手足と体の付いた、いわゆる胴付きという奴だ。 最初に感じていた怖さが薄れ、私の中で好奇心が持ち上がってきた。 「マッチだって?そんなものを買ってどうするんだ?」 「ありすのまっちにね……ひをつけてね……」 胴付きゆっくりがスカートに手をやる。 「ありすのはずかしいばしょをみていっていいのよ……」 なるほど『マッチ売りの少女』か。 昔そういう風俗があったとは小説で読んだことがある。 私は好奇心を刺激された。 「マッチはいくらなんだ?」 「いっぽんひゃくえんよ…」 「100円玉が無いな…500円玉でいいか」 「おつりはないわよ…」 「いいさ。5本くれ」 「じゃあこれを…どうぞ……」 胴付きありすは電柱の影にもたれ、スカートをたくし上げた。 この場所は通りのちょっとした死角になっている。 街灯の光もほとんど届いていない。 こういった商売にはなるほどうってつけの場所なのだろう。 私はしゃがみこみスカートの下をのぞき込んだ。 「したぎは…おにいさんがおろしてちょうだい……」 言われるままに下着を膝の上あたりまでずらしていく。 甘ったるい臭いがむっと鼻をついた。 マッチに火を付ける。 先ほど私は好奇心を刺激されてマッチを買ったと言った。 だが率直になろう。 私は胴付きありすに対して暗い性欲の疼きを感じていたのだ。 その疼きは胴付きありすの局部を覗き込んだ瞬間にかき消えていた。 「……何だこれは?」 マッチに照らされたその部分は人間とは似ても似つかなかった。 ゆらめく炎のなかに見えたのはぽっかりとひらいた空虚な穴だった。 おそらく人工的に開けられたのだろうその穴の周囲はおざなりに縫い閉じられていた。 「おにいさん…ありすのはずかしいところをみたらね…ありすとすっきりしていってもいいのよ……」 私は2本目のマッチに火を付けた。 先ほどは気付かなかったが今ははっきりと穴の周囲の肌に浮かんだ薄黒い斑点がわかる。 「いつもはそうせきさんさんまいだけど……おにいさんなら…にまいでいいわ……」 2本目のマッチが消える。 私は立ち上がる。 3本目のマッチを擦って胴付きありすの顔にかざす 「ど…どうしたの?」 胴付きありすは顔に厚い化粧を施していた。 しかし頬には手術の痕があるのがはっきりとわかる。 減頬手術か。 かつて胴付きゆっくりを人間に近づける整形手術が流行したことがある。 ゆっくり特有の下膨れの頬は整形が行われるポイントだったのだ。 しかしこの手術痕は…… 4本目のマッチに火を付ける。 それにこの鼻……! なぜこの違和感に気付かなかったのだろう? 顔の中で異物感を主張している不自然な鼻。 一度気付いてしまえばこの不気味さには耐えられない。 この胴付きありすが整形手術を受けたのはよほど腕の悪い医者だったのだろうか? いやゆっくりの手術に医者など必要はない。 モグリの業者の仕業なのか?あるいは飼い主の素人細工だったのか? 私は最後のマッチをマッチ箱と共に放り捨てる。 酔いはすっかり醒めてしまった。 あるのは体の底の言いしれぬ嘔吐感だけだ。 「おにいさん…?」 胴付きありすが背を向けた私の腕を取ろうとした。 反射的にその手を振り払う。 それだけの動きで胴付きありすが吹っ飛んだ。 まるで藁でできているかのように軽く。 胴付きありすは路上にそのまま倒れている。 壊れた人形のように。 その姿に私は嫌悪感を覚えた。 醜くて弱いものに対する嫌悪感を。 そして嫌悪感を抱いたことに対する罪悪感も。 私は財布から札を数枚抜くとありすの傍らに置いた。 急ぎ足にその場を離れる。 ここは人間のいられる場所ではない。 少しでも早く人通りのある場所に戻りたい。 私は駅の方に向かって足を速めた。 (終) ―――――― (アトガキ) グロい板へのスレおひっこし記念に何かグロいのを書こうと思った。 でも俺にはこの程度のグロで限界でした。 胴付きHENTAIもこの程度で限界。 ネタ元は野坂昭如『マッチ売りの少女』 諸星大二郎『子供の王国』あと根本敬のガイジンのオカマ買ったら股間に雑な穴が開いてた話とか。 こんなに短いテキストでそんなにパクリが発生するのは何かの病気かも知れない。
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で/コメントログ」 腋の下でおにぎりって グルグルのネタじゃねーか -- 2010-04-26 20 40 18 落ち着いて考えてみると胴付きゆっくりって胴無しより遥かに気持ち悪くないか? -- 2010-05-26 23 13 31 可愛いじゃないか!飼いゆとしては大歓迎! -- 2010-06-10 00 44 32 こういうのいいね。 -- 2010-06-16 03 38 03 胴付きになると、れいむ・まりさでも可愛く 思っちゃうなあ -- 2010-06-17 11 39 04 胴付は個人的に頭でっかちな園児をイメージ -- 2010-06-29 22 38 27 この胴付きれいむほしいんだね、わかるよ~ -- 2010-07-24 01 01 05 胴付きになると下ぶくれ等に溜まっていた余分な餡子が体に移動して顔がすっきりすると勝手に妄想 -- 2010-08-17 14 01 38 ほっぎゅっ ほっぎゅっ -- 2010-10-05 11 01 24 まじかよ…どんだけ高性能なんだよ…しかも小規模な幻想郷を造ることができるなんて… -- 2010-10-09 23 29 06 んほ -- 2010-10-30 16 04 25 あまり見ない胴付きは量産型劣化版本人になりがちなんだよなぁ -- 2010-12-01 03 46 20 このれいむは可愛いなぁ…欲しいぜ -- 2010-12-04 15 09 53 胴付きになるとかわいくなるな― -- 2010-12-09 14 54 26 れいむが裸で布団に入ってくる!!???けしからんもっとy『HENNTAI』どぼじでぞんなごどいうの -- 2010-12-12 20 11 48 おにぎりの元ネタはグルグルなんだろうけど、あっちはおやじが握っていたのに対してこっちのは堪らないな。。。 -- 2010-12-19 00 58 42 胴付きになったら饅頭皮の強度不足と頭の重さで首が頭にめり込んで、顔の皮が首周りに引き込まれてものすごい不細工になり、頭はきのこみたいな形状になると勝手に予想。 -- 2011-01-22 15 04 17 なんかおもしろいwww -- 2011-02-11 12 35 41 胴付きれいむ可愛すぎる… -- 2011-05-08 15 31 47 キタキタ親父とこのれいむは脇で?を造れるのか・・・・ -- 2011-05-21 23 49 13 どう見ても幼女です。本当にありがとうございました。 -- 2011-09-02 01 14 26 いいなぁ劣化型本人な胴付きれいむ。 こんな感じでプチ幻想郷を開催したい。 考えてみたんだが。胴付きさとりって、ただのスモック着た幼稚園児だよね。小5どころの騒ぎじゃねぇ。 -- 2011-09-08 20 06 33 全種類の胴付きを一体ずつ集めれば幻想郷が再現できるとか・・・ 夢がひろがりんぐ -- 2011-09-15 19 30 45 イイ! -- 2011-10-19 22 47 07 なんかHENTAIあきって名前だから いかにもHENTAIなことをしてるのかと思いきや なんかKENZENだな。 おもしろい -- 2011-12-17 00 56 42 なんか上のれいむふてぶてしいゾ -- 2012-01-06 00 59 04 胴つきはかわええのう -- 2012-03-11 23 02 13 霊夢よりかわいい気がするしかも仕事熱心で神社で暮らさなくなってからも掃除を続けるとか人間よりもちゃんとしてるながんばって空を飛ぼうとするのを想像するとかわいいなあと後ろのゲスゆっくり共は先着で虐待し放題ということでいいですかな? -- 2012-06-22 22 05 22 最後の一行でクソワロタ -- 2012-09-03 22 21 18 この男の脇握りに塩は不必要だろうな。 -- 2013-01-03 20 00 49 すごくかわいいああ霊夢ちゃん、わきを(ピチューン -- 2013-02-25 19 48 28 ハハッ! いいぞいいぞ もっとやれー! -- 2013-06-19 03 39 11 マジヤベェ・・・・ -- 2013-11-04 23 20 10 何だ、ただのかわいい霊夢たんか…… -- 2013-12-10 23 02 29 わたしもおにぎり買お… -- 2014-02-12 23 35 11 れいむぅぅぅ俺にそのおにぎりとお前をくr(ピチューン -- 2014-06-24 19 46 56 ↓へんたいさんなんだねーわかるよー -- 2014-07-23 06 06 28 生意気だけどそこが可愛いのが胴付きですね -- 2014-11-24 07 44 11 胴無しゆっくりの生意気さのウザさは世界一ィィィィィィィィ!!!! -- 2014-11-24 07 46 27 クソ、ゆっくりよ現実に現れてくれ! -- 2014-12-21 23 30 50 ゆっくりってゲス以外なら大体可愛いよな。 -- 2015-07-27 00 09 55 可愛いんだねわかるよ~ -- 2015-09-05 16 22 24 さいこー -- 2015-09-14 20 13 44 いいぞぉ! -- 2015-09-15 19 11 00 ゆっくり霊夢って虐待されがちだけど胴付きになるとすごく可愛い -- 2015-10-11 22 49 42 胴付きゆっくりでここまでかわいいゆっくりは初めてみたんだねーわかるよー -- 2015-12-05 20 35 01 へんたいさんなんだねー。わかれよー -- 2015-12-18 22 46 52 このれいむを虐待するやつがいたら本気でぶっ飛ばしてやる! -- 2016-01-02 21 03 37 あ、そこのおにーサーン!そのれーむ。10000000で売ってくださーい!とはいっても一日だけでいいです!(笑) -- 2016-05-13 21 41 03 れいむ欲しいんだねーわかるよ~ -- 2016-08-28 23 06 07 霊夢が素直すぎてかわいい。 そのまま百万d(ピチューン -- 2016-09-20 21 53 13 どうつきはゆっくりできるよー -- 2017-01-22 23 02 58 「霊夢ちゃん美味しいお茶とあまあまをあげるから家に来てくれないかな? その代わりお賽銭としていくらでもお金はあげr(ログアウトしました)」 -- 2017-08-05 18 27 48 なんて素直で可愛い胴付きなんでしょう!ゆっくりのガキより美味しいお菓子やるから家に来なよ! -- 2017-10-26 20 27 06 可愛いけど、チート過ぎないかい!? 早めのバッジ登録をお勧めしますwww -- 2018-03-25 04 07 54 ビューティフォー -- 2018-10-21 11 23 52 ......←←ビューティフォー 火桜冬風 -- 2018-12-14 23 17 39 へんたいさんなんだねー。わかるよー -- 2022-08-12 04 27 51 かわいいからお持ち帰りしちゃったんだね。わかるよー -- 2023-01-13 09 24 13