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「「ゆ゛っ!」」 私はいつものように、ゆっくりまりさとゆっくりありすの頬を引きちぎる。 何度やっても肉体が引きちぎられる痛みに慣れることはないのだろう。ゆっくり達は思わず声を出し涙目になる。しかしこのゆっくり達は、それ以上泣きわめく事は無い。 その後、私は2人のゆっくりに豪華な食事を出してやる。そんな少し奇妙な関係が2年ほど続いていた。 私はゆっくり加工場の研究室に勤務している。 2年前、ゆっくり加工場の新商品開発に向けての研究素材として、加工場からいただいてきたのが、このゆっくりまりさとゆっくりありすだ。 ゆっくりまりさとゆっくりありすは、他の野生のゆっくり達と同様、山にいる所を職員に捕まって加工場まで連れられてきたそうだ。 捕まったゆっくり達の中から数匹を研究用素材として拝借して良いという話になった。そこで、あえて私は研究や実験に協力する意思があるゆっくりを募ることにしてみた。その際、研究と実験に伴って様々な危害を加える事も、はっきりと明言した上で、である。 とはいっても、自分勝手なゆっくり達である。 わざわざ立候補する者はでないであろうと私は考えていた。 ゆっくり達を加工する前に、恐怖を与えると餡子の甘みが増すという話を実際に試してみるためのハッタリだったのである。 立候補者がいなかろうが、強引に2匹のゆっくりを引っ張りあげるだけの話なのである。 しかし、私の予想は裏切られた。 「俺がいくんだぜ!」 少し震えながら独特の口調で、ゆっくりまりさが名乗り出た。 「……わたしもいってあげる」 かなり震えながら、大人しそうなゆっくりありすも名乗り出た。 私は意外な展開に首を傾げながらも、このゆっくり達を私の研究素材として我が家に迎え入れることになったわけだ。 このゆっくり達はいずれにせよ加工場に捕まった時点で死を覚悟したのであろう。少しでも長く生きる可能性に賭けたのかな、程度に私は考えていた。しかし、実際のところ、理由は他にあった。 この2人のゆっくりは加工場の檻の中で、他のゆっくり達に囲まれた中でさえも、孤独だったのである。 ゆっくりまりさはいわゆる、俺まりさと言われる種別のようだ。一人称が「俺」。語尾には「だぜ」。この口調が原因で、出会うゆっくり達すべてに偽者の烙印を押され、弾劾を受けながら生きてきたそうだ。 ゆっくりありすに至っては、ゆっくりありすであるというだけでまわりのゆっくり達から蔑まれてきたという。特に近くに住んでいたゆっくりれいむ一家からの扱いはひどかったそうだ。恐らくその家族は過去に他のゆっくりありすによって、大変な被害を被ったのだと察するが、それにしても残酷な話である。 そんな2人が加工場で研究素材に立候補した理由は共通していた。 自分のことはどうでもいいから、他のゆっくり達は最後まで仲良く一緒にいさせてあげたい、というのだ。 長年、孤独に生きてきたからこその、悲しい発想である。 ちなみに私の研究の内容は、主に食事と餡子(およびクリーム)の関係性についてである。手順は基本的に以下の流れで行った。 1:1週間同じ食物を与え続ける。 2:1週間後、両頬をちぎって、味を確かめ、成分を分析する。 3:だいたい2~3日で頬が完全に回復する。 以下、再度1~繰り返す。 この研究から、様々な味の餡子の商品化に着手しようというわけだ。 1年ほどすると2人のゆっくり達は良い仲になっていた。朝になると頭から子ゆっくりのついた蔦を生やすこともあった。残念ながら、これも研究に活用させていただくのではあるが。 それなりに太い蔦を根っこから折り、赤ちゃんゆっくり達の味と成分を調べる。 「な゛んでぞんな゛ごどずるのお゛お゛お゛お゛」 「あ゛り゛ずのあ゛がぢゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛」 最初の頃は相当抵抗された。当然といえば当然の反応ではある。そこで私はゆっくり達に言い聞かせた。この研究が進めば、もしかしたら他のゆっくり達を無駄に捕まえる必要がなくなり、ゆっくりさせられるかもしれないと。 それが効いたのか、最近では「「ゆ゛っ!」」と一言だけ声を漏らし、目に涙をためてなんとか堪えている。私が心情的に搾取しやすいようにという配慮のようだ。あいにくと私はそんな感情を持ち合わせてないつもりだが、それでもこのゆっくり達の配慮は少しうれしい。せめてもの情けで、先にも記したように頬を搾取したり、子を搾取した後には、いつもより豪華な食事を出すようにした。 そんな生活が2年ほど続いた。 2人のゆっくりも慣れたようで、搾取の事を踏まえた上でも、2人なりにゆっくりできているようだった。時には2人を連れて山に散歩にいったり、川で遊んだりもした。 その中で気づいたことがある。 本当にゆっくりできているゆっくりの餡子は甘さこそ控えめなのだが、深みのある味わいを持つのである。特に年配の方に好まれる味で、この事は早速研究所に報告した。3人による研究成果の1つである。 とある夏の日。 得意先の古物商から花火という物を頂いた。私は早速花火を家に持ち替えり、その晩に3人で楽しむことにした。ゆっくり達が特に気に入ったのが線香花火とねずみ花火という物だった。 2本の線香花火に火をつける。 左手に持つのがまりさの分、右手に持つのがありすの分。 どちらの花火が最後まで残るか競争のはじまりである。 「ゆっくり落ちないでね!!」 まりさは騒がしく跳ねながら、自分の線香花火を応援する。 「……ゆー……」 ありすは祈るようにじっと線香花火を見つめている。 結果、まりさの線香花火が先に落ちた。まりさは実力勝負で負けたわけでも無いのに、異常に悔しがっていた。それほど勝負事に真剣なのであろう。 一方のありすは今までに無いような無邪気で晴れやかな表情を見せていた。 ねずみ花火に火をつけて地面に放す。ねずみ花火はもの凄い勢いで庭中を駆け巡った。 まりさは目を輝かせ、わざわざ花火に向かっていっては、跳ねて飛び越えるなんていう遊びをしている。 一方のありすは怖がって隅っこでじっとしている。そこにねずみ花火が迫ってくると、途端にらしくないほどの大声できゃーきゃーと叫びながら、全速力で逃げていった。 他の花火も綺麗な物ばかりで、3人の楽しい時間を過ごすことができた。 一通り花火を楽しんで、後片付けをしていると、2人のゆっくりは庭に出て体を寄せ合っていた。どうやら花火で楽しんだこともあり、良い雰囲気になったようだ。独身男の私にはやや目の毒である。2人のことは放っておいて、風呂に入ることにした。今度子供が生まれたら、育てさせて良いかな、などと考えながら私は湯船に浸かってゆっくりとしていた。 風呂から上がった私は庭の異変に気がついた。2人のゆっくりの声が聞こえてこないのだ。 庭の方にでてみると、2人の姿は無かった。 ただ1匹のコウモリのような羽をつけた豚まんが浮かんでいるだけであった。 ……地面にはまりさの帽子とありすのヘアバンドが落ちていた。 「うー♪ うー♪ もっち、もっち」 私は絶句した。 なぜ? なぜここに、ゆっくりれみりゃがいるのか。 私はその時になって、初めて自身の認識違いに気づかされた。 あの2人は私にとって、もはやただの研究素材や家畜ではなかったのだ。 しかし、家族とも少し違う。言うなれば、戦友だったのである。 それを失ってしまった事実に、私は一瞬へたれこんだ。 考えてみれば私だって、あのゆっくり達と同じ孤独の身ではないか。 早くに両親を無くし、職場でも必要最低限の会話しかしない。 だからこそ、2人に共感を覚えたのだろう。 だからこそ、2人をなるべくゆっくりさせたい気持ちがあったのだろう。 家畜であるはずのゆっくりにそんな感情を抱くのは研究者失格ということか。 それをゆっくりれみりゃは私に教えてくれたというのか。 たしかに……たしかに少しゆっくりに流されすぎていたのかもしれない。 私が家畜を家畜として扱っていれば、こんな虚脱感に襲われることも無かったのであろう。間違っていたのは私なのかもしれない。 そう、家畜は家畜として扱わなければいけなかったのだ。 そんな事が頭をぐるぐると回っている中でもなお、我が家の庭ではコウモリ豚まんが食後の余韻に浸っていた。 ゆっくりれみりゃには希少種と呼ばれる胴つきの種類がいるのだが、私の目の前にいるのは頭と羽のみのそれであった。胴つきのそれであったら、街外れの豪邸に住んでいる変態爺に高値で売りつけてやったのだが…… しかし胴つきは紅魔館に保護されているという噂も聞く。胴つきのゆっくりれみりゃにひどい事をした人間は、紅魔館のメイド長によって、凄惨な最期を迎えるという噂も聞く。そういう意味では胴つきでないことは不幸中の幸いである。 心置きなく、このゆっくりれみりゃを新たな家畜にできるのだから。 私は食事に満足しきっているゆっくりれみりゃの背後から近づき、両方の羽に手をかけ、左右に一気に引っ張った。羽を失った豚まんが、庭に下りるための小さな石段の上に落下し、顎にあたる部分を思いっきり強打した。 ……すぐには反応はない。鈍感なのであろうか。 3秒ほどしてからようやく羽を失った豚まんが泣き出した。 「う”あ”あ”あ”あ”あ”」 叫び声が煩わしい。近所迷惑にならないように、手際よくゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付け、風呂敷に包んだ。翌日から加工場で、家畜とはなんたるかを、このゆっくりれみりゃとともに実践していこうと、私は考えたのだ。 その後、自宅の庭にゆっくりまりさとゆっくりありすの墓を仲良く並べて作ることにした。遺品は帽子とヘアバンドのみだが、一緒に小銭を入れてやった。小銭に気を良くした三途の渡しの死神が、川を渡る間だけでも、一緒にゆっくりしてくれるかもしれないではないか。 ゆっくりれみりゃという研究素材は、それまでの研究素材と戦友を同時に失った私の心を埋めてくれた。というより、私が無理やり埋めさせてもらったと言った方が正しいのだが。 私が注目したのは、ゆっくりれみりゃの羽である。 肉体をちぎると再生に時間がかかるのだが、羽だけであれば、ものの10分程度で生え変わるのだ。これを利用しない手は無いであろう。私は以前のゆっくり達と同様に、食事と羽の味わいの関連性について研究することにした。 研究所に運んだばかりのゆっくりれみりゃは、食事に対する好き嫌いがとにかくひどかった。基本的に甘い物しか食べず、それ以外の食べ物は吐き捨てるのである。仕方がないので、ひとまず飴やクッキーなどのお菓子を中心にした餌を与える事にした。甘い物を与えた時の変化もいずれ研究するつもりだったのだし、順番が変わっただけであろう。 「うー♪ うー♪ むしゃむしゃ♪」 ゆっくりれみりゃは、これ以上ない幸福の表情でお菓子を食べる。 そして食べ終わった直後、余韻に浸ろうかというところで…… ゆっくりれみりゃから羽をもぎ取る。 幸福の瞬間を掻き消す痛みが豚まんボディにかけめぐり、ゆっくりれみりゃは泣き出すのだが、私はそれどころではない。迅速に羽の成分を調べる必要があるのだから。その後も10分毎に羽を採取して、これを調査した。 その度に「う”あ”あ”あ”あ”あ”」「う”あ”あ”あ”あ”あ”」と泣き叫ぶのがうるさいが、家畜に鳴き声は付き物である。 しかし、ゆっくりれみりゃの10分毎の鳴き声に近隣の部署から苦情がきた。私は仕方なく、食事時以外はゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付けることにした。 食事の際には紐をはずしてやるのだが、採取のスケジュールもあるためあわてて多少強引にはずすことになる。そんな時はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになってしまうのだが、食事を与えればすぐに鳴きやむため、さほど問題は無かった。 お目当ての研究結果はというと……甘い物を与えれば甘い羽になる。 なんともお粗末だが、わかりやすい結果となった。 さらに残念ながら、甘い羽は商品としては成り立たないのである。 この羽にはそれなりの硬度があり、そのまま食すには適さない。 そこで主な用途にと考えていたのが、スルメとダシである。 スルメ同様に加工すれば、独特の歯ごたえがあり、酒のつまみにもってこいの食材となる。また、水につけて30分ほど置けばエキスが抽出されて汁物のダシの役割を期待できるのである。 そして、そのどちらの用途も、お菓子のような甘みが求められるような物ではないのである。このため、私はゆっくりれみりゃの餌にお菓子を出すことをその日限りで打ち切った。このゆっくりれみりゃが甘い物を口にすることは未来永劫無いであろう。 翌日から、唐辛子などの辛い物を与えるようにした。 もちろん、ゆっくりれみりゃは嫌がって吐き出すのだが、諦めずに口に餌をぶちこんでやり、強引に口を縫い付けることにした。こうして10分も経てば、ゆっくりれみりゃがのたうちまわる拍子に飲み込んでくれるのだ。 口を縫いつけた紐をはずす際に失敗して、ゆっくりれみりゃの唇を引き裂いてしまったときは、さすがに食事がつらそうだった。が、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。私は泣く泣く唐辛子スープを口に流し込んでやり、その後再び口を縫い付けてやった。 その翌日はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになっていた。 避けた唇を再生する際に、縫いつけていた紐を中にいれたまま再生してしまったらしく、皮の向こうに紐が入ってしまっている。私は仕方なく、包丁を持ってきて、強引に口を作ってやった。以前より多少下方に移動してしまった感もあるが、問題無いであろう。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだから。 辛い物ばかりを与えて取れるようになった辛い羽は、これ以上無いほど酒のつまみに最適であった。これは商品化すべきである。ダシとしても悪い素材では無いが、用途が限られそうであった。 翌日からはゆっくりれみりゃがもっとも嫌がっていた、野菜を餌に出す事にした。ゆっくりれみりゃは口を閉じて抵抗するのだが、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。 私は仕方なく、口は縫い付けたまま、包丁で頬を切り開き、餌のくず野菜をぶち込んで頬を縫い付けてやることにした。やはり10分もすれば、何かの拍子に飲み込んでくれる。その瞬間の顔のしかめっぷりは、なかなか見ものでもあった。 一応、ゆっくりれみりゃが自ら食してくれるように工夫は凝らした。 ゆっくりれみりゃの好物である、プリンという物に似せて作った野菜汁たっぷりの寒天である。アクもとっていないので苦味やシブ味、エグ味も強烈であろうが、どっちにしろ野菜味は嫌われるのであるから同じであろう。これを出した時のゆっくりれみりゃの顔が、期待から絶望に変わる瞬間は、なかなか見ものであった。無理やり口に突っ込んだら案の定吐き出しそうになったが、いつもどおり、口を紐で縫い付けてやった。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだ。 こうしてできた野菜成分たっぷりの羽は、体に良いつまみとして、また栄養満点なダシとして、商品化が見込める物であった。 ここまでの研究で、ゆっくりれみりゃの羽を商品化するめどはついた。 後はいかにして量産するかである。 1匹のゆっくりれみりゃから、10分毎に2枚。これだけではさすがに量産性に問題があると言わざるを得まい。用途が用途だけに、安価にして数を多く出荷したいのだ。 となると、必然的に次にやることは決まっていた。 繁殖である。 幸いなことに、このゆっくりれみりゃは研究期間を経て充分な栄養を得て育ち、繁殖に耐えうる程度には成体していた。 その日からゆっくりれみりゃは10分毎に断続的に羽をもがれる地獄から開放された。変わりに、毎日毎日、発情した繁殖用ゆっくりの大群を相手にすることになったのだ。普通のゆっくりでは強引な繁殖はその身を滅ぼすだけだが、ゆっくりれみりゃには再生機能があるから大丈夫であろう。 これからは1時間毎にすっきりできるのだから、天国のようなものだ。 人間であれば、見知らぬ他人、しかも複数に襲われるなど、おぞましいことこの上無いのであるが、相手は家畜である。 「うあ”っ! うあ”っ! うあ”っ!」 行為中、ゆっくりれみりゃは泣き叫んでいたが、それが産みの苦しみというやつだろう。 その後誕生した子ゆっくりれみりゃと他種の子の割合は大体半々だった。 他種の子ゆっくりは隣の部署に差し上げることにした。 1ヵ月もすると、生まれた子供達も大きくなっていた。丁度、私があの時に自宅の庭で見たあのゆっくりれみりゃと同じ位の大きさになっている。 すなわち、羽のもぎ取り時である。 これらのゆっくりれみりゃ達には2通りの運命がある。 野菜味担当となるか。唐辛子味担当となるか。 この日から新たに10数匹のゆっくりれみりゃ達の、10分毎に羽をもがれる生活が始まるのである。 いずれ成体したら、今度はこの子供達が新たなゆっくりれみりゃを生み出す機械となるのだ。相手はおそらく、生き別れの他種ゆっくり達となる。 なぜなら、私が他種の子ゆっくり達をあずけた隣の部署は、繁殖用ゆっくりの育成機関だからである。他種の子ゆっくり達はそこでエリート性教育を受けるのだ。 最初のゆっくりれみりゃは、今日も元気に子作りに励んでいる。 いや、励んでいるのは相手のゆっくり達だけのようにも見えなくもないが。 しかし、心配はいらない。もうしばらくすれば、子供達もそこに行くのだから。 もし不測の事態により子供が生めなくなっても行き先はある。 加工場内で育成している、ゆっくりふらんの遊び相手となるのだ。 こうして、あの日私の庭に迷い込んだゆっくりれみりゃは、加工場の中で大家族を形成し、その全てを加工場のために捧げている。 このゆっくりれみりゃこそ、まさに家畜の鑑であると言えよう。 このSSに感想を付ける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル/コメントログ」 そりゃ、借金しても買うわな。うん。 -- 2010-06-16 02 25 31 大変夢があるいいお話 -- 2010-06-17 02 26 24 黒白ハッキリ(笑) -- 2010-07-23 08 33 26 ゆっくりさとりも、こんな感じで心が読めるんだろうな・・・ -- 2010-07-26 05 39 04 めーりんとみょんだけで十分幸せだろ -- 2010-08-06 11 08 17 金ゆっくりざまあwww -- 2010-08-10 17 41 36 これが浸透すれば 善良は誤解で不幸になる事も無くゲスざまあな平和な世界になるな -- 2010-09-07 02 44 23 随分と庇護欲をくすぐるうどんげですね。飼いたい。 -- 2010-09-20 16 37 40 これいいなぁ。 ゲス退治は最高なアイテムだ。 どんげ、俺もほぴぃ;; -- 2010-11-14 21 29 01 今のところ徒然あきさんの作品で一番好き -- 2010-11-23 19 37 19 いいっ実に良いなぁっ!うどんげっ!この胸に満ちるモノ…これは正しく愛っっ!!! -- 2010-11-29 04 28 37 巻き添えくらって加工所送りになったまりさに合掌 -- 2010-12-11 16 40 12 うどんげえええええええええええええええええええええ!! -- 2010-12-12 00 45 32 媚びっ媚びだな、うどんげ -- 2011-01-13 22 46 26 うん、まるで娼婦のように媚びまくってるな、うどんげ。 -- 2011-02-09 07 21 58 この話の続編を求む(´Д`) -- 2011-08-15 16 37 16 巻き添えくらったまりさはなんで加工所に? ともかく、いい話だった -- 2011-08-24 08 57 51 やっぱり胴付きうどんげはゼロがいっぱいなのか・・・でもほしい! -- 2011-11-14 03 56 59 えーき様にぴったりだな -- 2011-12-01 05 52 16 よいぞっ! -- 2012-04-11 02 22 03 通常種にしかゲスが居ない不自然さと、ゆっくりにウソを吐くことすら許さない理不尽さを除けば、本当に面白かった。 -- 2012-04-15 10 20 36 胴付きうどんげっかわっ -- 2012-06-28 08 07 01 ドスまりさは正直者だな。 -- 2012-09-11 21 56 49 うどんげを巡る三人のやりとりが面白かった -- 2012-12-04 20 59 43 ・・・このうどんげは「ゲラ」と言わないのか? -- 2013-03-09 19 31 00 すばらしい良作! -- 2013-07-02 15 09 44 このうどんげ…可愛いから欲しいな -- 2013-08-06 10 28 29 ドスがかわいい -- 2015-07-19 14 52 27 胴つき うどんげかわいー♪ -- 2016-05-28 14 34 53 久しぶりに平和だった! -- 2017-05-25 22 04 23 まじかよ高性能 -- 2019-03-30 01 40 19
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「「ゆ゛っ!」」 私はいつものように、ゆっくりまりさとゆっくりありすの頬を引きちぎる。 何度やっても肉体が引きちぎられる痛みに慣れることはないのだろう。ゆっくり達は思わず声を出し涙目になる。しかしこのゆっくり達は、それ以上泣きわめく事は無い。 その後、私は2人のゆっくりに豪華な食事を出してやる。そんな少し奇妙な関係が2年ほど続いていた。 私はゆっくり加工場の研究室に勤務している。 2年前、ゆっくり加工場の新商品開発に向けての研究素材として、加工場からいただいてきたのが、このゆっくりまりさとゆっくりありすだ。 ゆっくりまりさとゆっくりありすは、他の野生のゆっくり達と同様、山にいる所を職員に捕まって加工場まで連れられてきたそうだ。 捕まったゆっくり達の中から数匹を研究用素材として拝借して良いという話になった。そこで、あえて私は研究や実験に協力する意思があるゆっくりを募ることにしてみた。その際、研究と実験に伴って様々な危害を加える事も、はっきりと明言した上で、である。 とはいっても、自分勝手なゆっくり達である。 わざわざ立候補する者はでないであろうと私は考えていた。 ゆっくり達を加工する前に、恐怖を与えると餡子の甘みが増すという話を実際に試してみるためのハッタリだったのである。 立候補者がいなかろうが、強引に2匹のゆっくりを引っ張りあげるだけの話なのである。 しかし、私の予想は裏切られた。 「俺がいくんだぜ!」 少し震えながら独特の口調で、ゆっくりまりさが名乗り出た。 「……わたしもいってあげる」 かなり震えながら、大人しそうなゆっくりありすも名乗り出た。 私は意外な展開に首を傾げながらも、このゆっくり達を私の研究素材として我が家に迎え入れることになったわけだ。 このゆっくり達はいずれにせよ加工場に捕まった時点で死を覚悟したのであろう。少しでも長く生きる可能性に賭けたのかな、程度に私は考えていた。しかし、実際のところ、理由は他にあった。 この2人のゆっくりは加工場の檻の中で、他のゆっくり達に囲まれた中でさえも、孤独だったのである。 ゆっくりまりさはいわゆる、俺まりさと言われる種別のようだ。一人称が「俺」。語尾には「だぜ」。この口調が原因で、出会うゆっくり達すべてに偽者の烙印を押され、弾劾を受けながら生きてきたそうだ。 ゆっくりありすに至っては、ゆっくりありすであるというだけでまわりのゆっくり達から蔑まれてきたという。特に近くに住んでいたゆっくりれいむ一家からの扱いはひどかったそうだ。恐らくその家族は過去に他のゆっくりありすによって、大変な被害を被ったのだと察するが、それにしても残酷な話である。 そんな2人が加工場で研究素材に立候補した理由は共通していた。 自分のことはどうでもいいから、他のゆっくり達は最後まで仲良く一緒にいさせてあげたい、というのだ。 長年、孤独に生きてきたからこその、悲しい発想である。 ちなみに私の研究の内容は、主に食事と餡子(およびクリーム)の関係性についてである。手順は基本的に以下の流れで行った。 1:1週間同じ食物を与え続ける。 2:1週間後、両頬をちぎって、味を確かめ、成分を分析する。 3:だいたい2~3日で頬が完全に回復する。 以下、再度1~繰り返す。 この研究から、様々な味の餡子の商品化に着手しようというわけだ。 1年ほどすると2人のゆっくり達は良い仲になっていた。朝になると頭から子ゆっくりのついた蔦を生やすこともあった。残念ながら、これも研究に活用させていただくのではあるが。 それなりに太い蔦を根っこから折り、赤ちゃんゆっくり達の味と成分を調べる。 「な゛んでぞんな゛ごどずるのお゛お゛お゛お゛」 「あ゛り゛ずのあ゛がぢゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛」 最初の頃は相当抵抗された。当然といえば当然の反応ではある。そこで私はゆっくり達に言い聞かせた。この研究が進めば、もしかしたら他のゆっくり達を無駄に捕まえる必要がなくなり、ゆっくりさせられるかもしれないと。 それが効いたのか、最近では「「ゆ゛っ!」」と一言だけ声を漏らし、目に涙をためてなんとか堪えている。私が心情的に搾取しやすいようにという配慮のようだ。あいにくと私はそんな感情を持ち合わせてないつもりだが、それでもこのゆっくり達の配慮は少しうれしい。せめてもの情けで、先にも記したように頬を搾取したり、子を搾取した後には、いつもより豪華な食事を出すようにした。 そんな生活が2年ほど続いた。 2人のゆっくりも慣れたようで、搾取の事を踏まえた上でも、2人なりにゆっくりできているようだった。時には2人を連れて山に散歩にいったり、川で遊んだりもした。 その中で気づいたことがある。 本当にゆっくりできているゆっくりの餡子は甘さこそ控えめなのだが、深みのある味わいを持つのである。特に年配の方に好まれる味で、この事は早速研究所に報告した。3人による研究成果の1つである。 とある夏の日。 得意先の古物商から花火という物を頂いた。私は早速花火を家に持ち替えり、その晩に3人で楽しむことにした。ゆっくり達が特に気に入ったのが線香花火とねずみ花火という物だった。 2本の線香花火に火をつける。 左手に持つのがまりさの分、右手に持つのがありすの分。 どちらの花火が最後まで残るか競争のはじまりである。 「ゆっくり落ちないでね!!」 まりさは騒がしく跳ねながら、自分の線香花火を応援する。 「……ゆー……」 ありすは祈るようにじっと線香花火を見つめている。 結果、まりさの線香花火が先に落ちた。まりさは実力勝負で負けたわけでも無いのに、異常に悔しがっていた。それほど勝負事に真剣なのであろう。 一方のありすは今までに無いような無邪気で晴れやかな表情を見せていた。 ねずみ花火に火をつけて地面に放す。ねずみ花火はもの凄い勢いで庭中を駆け巡った。 まりさは目を輝かせ、わざわざ花火に向かっていっては、跳ねて飛び越えるなんていう遊びをしている。 一方のありすは怖がって隅っこでじっとしている。そこにねずみ花火が迫ってくると、途端にらしくないほどの大声できゃーきゃーと叫びながら、全速力で逃げていった。 他の花火も綺麗な物ばかりで、3人の楽しい時間を過ごすことができた。 一通り花火を楽しんで、後片付けをしていると、2人のゆっくりは庭に出て体を寄せ合っていた。どうやら花火で楽しんだこともあり、良い雰囲気になったようだ。独身男の私にはやや目の毒である。2人のことは放っておいて、風呂に入ることにした。今度子供が生まれたら、育てさせて良いかな、などと考えながら私は湯船に浸かってゆっくりとしていた。 風呂から上がった私は庭の異変に気がついた。2人のゆっくりの声が聞こえてこないのだ。 庭の方にでてみると、2人の姿は無かった。 ただ1匹のコウモリのような羽をつけた豚まんが浮かんでいるだけであった。 ……地面にはまりさの帽子とありすのヘアバンドが落ちていた。 「うー♪ うー♪ もっち、もっち」 私は絶句した。 なぜ? なぜここに、ゆっくりれみりゃがいるのか。 私はその時になって、初めて自身の認識違いに気づかされた。 あの2人は私にとって、もはやただの研究素材や家畜ではなかったのだ。 しかし、家族とも少し違う。言うなれば、戦友だったのである。 それを失ってしまった事実に、私は一瞬へたれこんだ。 考えてみれば私だって、あのゆっくり達と同じ孤独の身ではないか。 早くに両親を無くし、職場でも必要最低限の会話しかしない。 だからこそ、2人に共感を覚えたのだろう。 だからこそ、2人をなるべくゆっくりさせたい気持ちがあったのだろう。 家畜であるはずのゆっくりにそんな感情を抱くのは研究者失格ということか。 それをゆっくりれみりゃは私に教えてくれたというのか。 たしかに……たしかに少しゆっくりに流されすぎていたのかもしれない。 私が家畜を家畜として扱っていれば、こんな虚脱感に襲われることも無かったのであろう。間違っていたのは私なのかもしれない。 そう、家畜は家畜として扱わなければいけなかったのだ。 そんな事が頭をぐるぐると回っている中でもなお、我が家の庭ではコウモリ豚まんが食後の余韻に浸っていた。 ゆっくりれみりゃには希少種と呼ばれる胴つきの種類がいるのだが、私の目の前にいるのは頭と羽のみのそれであった。胴つきのそれであったら、街外れの豪邸に住んでいる変態爺に高値で売りつけてやったのだが…… しかし胴つきは紅魔館に保護されているという噂も聞く。胴つきのゆっくりれみりゃにひどい事をした人間は、紅魔館のメイド長によって、凄惨な最期を迎えるという噂も聞く。そういう意味では胴つきでないことは不幸中の幸いである。 心置きなく、このゆっくりれみりゃを新たな家畜にできるのだから。 私は食事に満足しきっているゆっくりれみりゃの背後から近づき、両方の羽に手をかけ、左右に一気に引っ張った。羽を失った豚まんが、庭に下りるための小さな石段の上に落下し、顎にあたる部分を思いっきり強打した。 ……すぐには反応はない。鈍感なのであろうか。 3秒ほどしてからようやく羽を失った豚まんが泣き出した。 「う”あ”あ”あ”あ”あ”」 叫び声が煩わしい。近所迷惑にならないように、手際よくゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付け、風呂敷に包んだ。翌日から加工場で、家畜とはなんたるかを、このゆっくりれみりゃとともに実践していこうと、私は考えたのだ。 その後、自宅の庭にゆっくりまりさとゆっくりありすの墓を仲良く並べて作ることにした。遺品は帽子とヘアバンドのみだが、一緒に小銭を入れてやった。小銭に気を良くした三途の渡しの死神が、川を渡る間だけでも、一緒にゆっくりしてくれるかもしれないではないか。 ゆっくりれみりゃという研究素材は、それまでの研究素材と戦友を同時に失った私の心を埋めてくれた。というより、私が無理やり埋めさせてもらったと言った方が正しいのだが。 私が注目したのは、ゆっくりれみりゃの羽である。 肉体をちぎると再生に時間がかかるのだが、羽だけであれば、ものの10分程度で生え変わるのだ。これを利用しない手は無いであろう。私は以前のゆっくり達と同様に、食事と羽の味わいの関連性について研究することにした。 研究所に運んだばかりのゆっくりれみりゃは、食事に対する好き嫌いがとにかくひどかった。基本的に甘い物しか食べず、それ以外の食べ物は吐き捨てるのである。仕方がないので、ひとまず飴やクッキーなどのお菓子を中心にした餌を与える事にした。甘い物を与えた時の変化もいずれ研究するつもりだったのだし、順番が変わっただけであろう。 「うー♪ うー♪ むしゃむしゃ♪」 ゆっくりれみりゃは、これ以上ない幸福の表情でお菓子を食べる。 そして食べ終わった直後、余韻に浸ろうかというところで…… ゆっくりれみりゃから羽をもぎ取る。 幸福の瞬間を掻き消す痛みが豚まんボディにかけめぐり、ゆっくりれみりゃは泣き出すのだが、私はそれどころではない。迅速に羽の成分を調べる必要があるのだから。その後も10分毎に羽を採取して、これを調査した。 その度に「う”あ”あ”あ”あ”あ”」「う”あ”あ”あ”あ”あ”」と泣き叫ぶのがうるさいが、家畜に鳴き声は付き物である。 しかし、ゆっくりれみりゃの10分毎の鳴き声に近隣の部署から苦情がきた。私は仕方なく、食事時以外はゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付けることにした。 食事の際には紐をはずしてやるのだが、採取のスケジュールもあるためあわてて多少強引にはずすことになる。そんな時はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになってしまうのだが、食事を与えればすぐに鳴きやむため、さほど問題は無かった。 お目当ての研究結果はというと……甘い物を与えれば甘い羽になる。 なんともお粗末だが、わかりやすい結果となった。 さらに残念ながら、甘い羽は商品としては成り立たないのである。 この羽にはそれなりの硬度があり、そのまま食すには適さない。 そこで主な用途にと考えていたのが、スルメとダシである。 スルメ同様に加工すれば、独特の歯ごたえがあり、酒のつまみにもってこいの食材となる。また、水につけて30分ほど置けばエキスが抽出されて汁物のダシの役割を期待できるのである。 そして、そのどちらの用途も、お菓子のような甘みが求められるような物ではないのである。このため、私はゆっくりれみりゃの餌にお菓子を出すことをその日限りで打ち切った。このゆっくりれみりゃが甘い物を口にすることは未来永劫無いであろう。 翌日から、唐辛子などの辛い物を与えるようにした。 もちろん、ゆっくりれみりゃは嫌がって吐き出すのだが、諦めずに口に餌をぶちこんでやり、強引に口を縫い付けることにした。こうして10分も経てば、ゆっくりれみりゃがのたうちまわる拍子に飲み込んでくれるのだ。 口を縫いつけた紐をはずす際に失敗して、ゆっくりれみりゃの唇を引き裂いてしまったときは、さすがに食事がつらそうだった。が、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。私は泣く泣く唐辛子スープを口に流し込んでやり、その後再び口を縫い付けてやった。 その翌日はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになっていた。 避けた唇を再生する際に、縫いつけていた紐を中にいれたまま再生してしまったらしく、皮の向こうに紐が入ってしまっている。私は仕方なく、包丁を持ってきて、強引に口を作ってやった。以前より多少下方に移動してしまった感もあるが、問題無いであろう。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだから。 辛い物ばかりを与えて取れるようになった辛い羽は、これ以上無いほど酒のつまみに最適であった。これは商品化すべきである。ダシとしても悪い素材では無いが、用途が限られそうであった。 翌日からはゆっくりれみりゃがもっとも嫌がっていた、野菜を餌に出す事にした。ゆっくりれみりゃは口を閉じて抵抗するのだが、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。 私は仕方なく、口は縫い付けたまま、包丁で頬を切り開き、餌のくず野菜をぶち込んで頬を縫い付けてやることにした。やはり10分もすれば、何かの拍子に飲み込んでくれる。その瞬間の顔のしかめっぷりは、なかなか見ものでもあった。 一応、ゆっくりれみりゃが自ら食してくれるように工夫は凝らした。 ゆっくりれみりゃの好物である、プリンという物に似せて作った野菜汁たっぷりの寒天である。アクもとっていないので苦味やシブ味、エグ味も強烈であろうが、どっちにしろ野菜味は嫌われるのであるから同じであろう。これを出した時のゆっくりれみりゃの顔が、期待から絶望に変わる瞬間は、なかなか見ものであった。無理やり口に突っ込んだら案の定吐き出しそうになったが、いつもどおり、口を紐で縫い付けてやった。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだ。 こうしてできた野菜成分たっぷりの羽は、体に良いつまみとして、また栄養満点なダシとして、商品化が見込める物であった。 ここまでの研究で、ゆっくりれみりゃの羽を商品化するめどはついた。 後はいかにして量産するかである。 1匹のゆっくりれみりゃから、10分毎に2枚。これだけではさすがに量産性に問題があると言わざるを得まい。用途が用途だけに、安価にして数を多く出荷したいのだ。 となると、必然的に次にやることは決まっていた。 繁殖である。 幸いなことに、このゆっくりれみりゃは研究期間を経て充分な栄養を得て育ち、繁殖に耐えうる程度には成体していた。 その日からゆっくりれみりゃは10分毎に断続的に羽をもがれる地獄から開放された。変わりに、毎日毎日、発情した繁殖用ゆっくりの大群を相手にすることになったのだ。普通のゆっくりでは強引な繁殖はその身を滅ぼすだけだが、ゆっくりれみりゃには再生機能があるから大丈夫であろう。 これからは1時間毎にすっきりできるのだから、天国のようなものだ。 人間であれば、見知らぬ他人、しかも複数に襲われるなど、おぞましいことこの上無いのであるが、相手は家畜である。 「うあ”っ! うあ”っ! うあ”っ!」 行為中、ゆっくりれみりゃは泣き叫んでいたが、それが産みの苦しみというやつだろう。 その後誕生した子ゆっくりれみりゃと他種の子の割合は大体半々だった。 他種の子ゆっくりは隣の部署に差し上げることにした。 1ヵ月もすると、生まれた子供達も大きくなっていた。丁度、私があの時に自宅の庭で見たあのゆっくりれみりゃと同じ位の大きさになっている。 すなわち、羽のもぎ取り時である。 これらのゆっくりれみりゃ達には2通りの運命がある。 野菜味担当となるか。唐辛子味担当となるか。 この日から新たに10数匹のゆっくりれみりゃ達の、10分毎に羽をもがれる生活が始まるのである。 いずれ成体したら、今度はこの子供達が新たなゆっくりれみりゃを生み出す機械となるのだ。相手はおそらく、生き別れの他種ゆっくり達となる。 なぜなら、私が他種の子ゆっくり達をあずけた隣の部署は、繁殖用ゆっくりの育成機関だからである。他種の子ゆっくり達はそこでエリート性教育を受けるのだ。 最初のゆっくりれみりゃは、今日も元気に子作りに励んでいる。 いや、励んでいるのは相手のゆっくり達だけのようにも見えなくもないが。 しかし、心配はいらない。もうしばらくすれば、子供達もそこに行くのだから。 もし不測の事態により子供が生めなくなっても行き先はある。 加工場内で育成している、ゆっくりふらんの遊び相手となるのだ。 こうして、あの日私の庭に迷い込んだゆっくりれみりゃは、加工場の中で大家族を形成し、その全てを加工場のために捧げている。 このゆっくりれみりゃこそ、まさに家畜の鑑であると言えよう。 このSSに感想を付ける
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「「ゆ゛っ!」」 私はいつものように、ゆっくりまりさとゆっくりありすの頬を引きちぎる。 何度やっても肉体が引きちぎられる痛みに慣れることはないのだろう。ゆっくり達は思わず声を出し涙目になる。しかしこのゆっくり達は、それ以上泣きわめく事は無い。 その後、私は2人のゆっくりに豪華な食事を出してやる。そんな少し奇妙な関係が2年ほど続いていた。 私はゆっくり加工場の研究室に勤務している。 2年前、ゆっくり加工場の新商品開発に向けての研究素材として、加工場からいただいてきたのが、このゆっくりまりさとゆっくりありすだ。 ゆっくりまりさとゆっくりありすは、他の野生のゆっくり達と同様、山にいる所を職員に捕まって加工場まで連れられてきたそうだ。 捕まったゆっくり達の中から数匹を研究用素材として拝借して良いという話になった。そこで、あえて私は研究や実験に協力する意思があるゆっくりを募ることにしてみた。その際、研究と実験に伴って様々な危害を加える事も、はっきりと明言した上で、である。 とはいっても、自分勝手なゆっくり達である。 わざわざ立候補する者はでないであろうと私は考えていた。 ゆっくり達を加工する前に、恐怖を与えると餡子の甘みが増すという話を実際に試してみるためのハッタリだったのである。 立候補者がいなかろうが、強引に2匹のゆっくりを引っ張りあげるだけの話なのである。 しかし、私の予想は裏切られた。 「俺がいくんだぜ!」 少し震えながら独特の口調で、ゆっくりまりさが名乗り出た。 「……わたしもいってあげる」 かなり震えながら、大人しそうなゆっくりありすも名乗り出た。 私は意外な展開に首を傾げながらも、このゆっくり達を私の研究素材として我が家に迎え入れることになったわけだ。 このゆっくり達はいずれにせよ加工場に捕まった時点で死を覚悟したのであろう。少しでも長く生きる可能性に賭けたのかな、程度に私は考えていた。しかし、実際のところ、理由は他にあった。 この2人のゆっくりは加工場の檻の中で、他のゆっくり達に囲まれた中でさえも、孤独だったのである。 ゆっくりまりさはいわゆる、俺まりさと言われる種別のようだ。一人称が「俺」。語尾には「だぜ」。この口調が原因で、出会うゆっくり達すべてに偽者の烙印を押され、弾劾を受けながら生きてきたそうだ。 ゆっくりありすに至っては、ゆっくりありすであるというだけでまわりのゆっくり達から蔑まれてきたという。特に近くに住んでいたゆっくりれいむ一家からの扱いはひどかったそうだ。恐らくその家族は過去に他のゆっくりありすによって、大変な被害を被ったのだと察するが、それにしても残酷な話である。 そんな2人が加工場で研究素材に立候補した理由は共通していた。 自分のことはどうでもいいから、他のゆっくり達は最後まで仲良く一緒にいさせてあげたい、というのだ。 長年、孤独に生きてきたからこその、悲しい発想である。 ちなみに私の研究の内容は、主に食事と餡子(およびクリーム)の関係性についてである。手順は基本的に以下の流れで行った。 1:1週間同じ食物を与え続ける。 2:1週間後、両頬をちぎって、味を確かめ、成分を分析する。 3:だいたい2~3日で頬が完全に回復する。 以下、再度1~繰り返す。 この研究から、様々な味の餡子の商品化に着手しようというわけだ。 1年ほどすると2人のゆっくり達は良い仲になっていた。朝になると頭から子ゆっくりのついた蔦を生やすこともあった。残念ながら、これも研究に活用させていただくのではあるが。 それなりに太い蔦を根っこから折り、赤ちゃんゆっくり達の味と成分を調べる。 「な゛んでぞんな゛ごどずるのお゛お゛お゛お゛」 「あ゛り゛ずのあ゛がぢゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛」 最初の頃は相当抵抗された。当然といえば当然の反応ではある。そこで私はゆっくり達に言い聞かせた。この研究が進めば、もしかしたら他のゆっくり達を無駄に捕まえる必要がなくなり、ゆっくりさせられるかもしれないと。 それが効いたのか、最近では「「ゆ゛っ!」」と一言だけ声を漏らし、目に涙をためてなんとか堪えている。私が心情的に搾取しやすいようにという配慮のようだ。あいにくと私はそんな感情を持ち合わせてないつもりだが、それでもこのゆっくり達の配慮は少しうれしい。せめてもの情けで、先にも記したように頬を搾取したり、子を搾取した後には、いつもより豪華な食事を出すようにした。 そんな生活が2年ほど続いた。 2人のゆっくりも慣れたようで、搾取の事を踏まえた上でも、2人なりにゆっくりできているようだった。時には2人を連れて山に散歩にいったり、川で遊んだりもした。 その中で気づいたことがある。 本当にゆっくりできているゆっくりの餡子は甘さこそ控えめなのだが、深みのある味わいを持つのである。特に年配の方に好まれる味で、この事は早速研究所に報告した。3人による研究成果の1つである。 とある夏の日。 得意先の古物商から花火という物を頂いた。私は早速花火を家に持ち替えり、その晩に3人で楽しむことにした。ゆっくり達が特に気に入ったのが線香花火とねずみ花火という物だった。 2本の線香花火に火をつける。 左手に持つのがまりさの分、右手に持つのがありすの分。 どちらの花火が最後まで残るか競争のはじまりである。 「ゆっくり落ちないでね!!」 まりさは騒がしく跳ねながら、自分の線香花火を応援する。 「……ゆー……」 ありすは祈るようにじっと線香花火を見つめている。 結果、まりさの線香花火が先に落ちた。まりさは実力勝負で負けたわけでも無いのに、異常に悔しがっていた。それほど勝負事に真剣なのであろう。 一方のありすは今までに無いような無邪気で晴れやかな表情を見せていた。 ねずみ花火に火をつけて地面に放す。ねずみ花火はもの凄い勢いで庭中を駆け巡った。 まりさは目を輝かせ、わざわざ花火に向かっていっては、跳ねて飛び越えるなんていう遊びをしている。 一方のありすは怖がって隅っこでじっとしている。そこにねずみ花火が迫ってくると、途端にらしくないほどの大声できゃーきゃーと叫びながら、全速力で逃げていった。 他の花火も綺麗な物ばかりで、3人の楽しい時間を過ごすことができた。 一通り花火を楽しんで、後片付けをしていると、2人のゆっくりは庭に出て体を寄せ合っていた。どうやら花火で楽しんだこともあり、良い雰囲気になったようだ。独身男の私にはやや目の毒である。2人のことは放っておいて、風呂に入ることにした。今度子供が生まれたら、育てさせて良いかな、などと考えながら私は湯船に浸かってゆっくりとしていた。 風呂から上がった私は庭の異変に気がついた。2人のゆっくりの声が聞こえてこないのだ。 庭の方にでてみると、2人の姿は無かった。 ただ1匹のコウモリのような羽をつけた豚まんが浮かんでいるだけであった。 ……地面にはまりさの帽子とありすのヘアバンドが落ちていた。 「うー♪ うー♪ もっち、もっち」 私は絶句した。 なぜ? なぜここに、ゆっくりれみりゃがいるのか。 私はその時になって、初めて自身の認識違いに気づかされた。 あの2人は私にとって、もはやただの研究素材や家畜ではなかったのだ。 しかし、家族とも少し違う。言うなれば、戦友だったのである。 それを失ってしまった事実に、私は一瞬へたれこんだ。 考えてみれば私だって、あのゆっくり達と同じ孤独の身ではないか。 早くに両親を無くし、職場でも必要最低限の会話しかしない。 だからこそ、2人に共感を覚えたのだろう。 だからこそ、2人をなるべくゆっくりさせたい気持ちがあったのだろう。 家畜であるはずのゆっくりにそんな感情を抱くのは研究者失格ということか。 それをゆっくりれみりゃは私に教えてくれたというのか。 たしかに……たしかに少しゆっくりに流されすぎていたのかもしれない。 私が家畜を家畜として扱っていれば、こんな虚脱感に襲われることも無かったのであろう。間違っていたのは私なのかもしれない。 そう、家畜は家畜として扱わなければいけなかったのだ。 そんな事が頭をぐるぐると回っている中でもなお、我が家の庭ではコウモリ豚まんが食後の余韻に浸っていた。 ゆっくりれみりゃには希少種と呼ばれる胴つきの種類がいるのだが、私の目の前にいるのは頭と羽のみのそれであった。胴つきのそれであったら、街外れの豪邸に住んでいる変態爺に高値で売りつけてやったのだが…… しかし胴つきは紅魔館に保護されているという噂も聞く。胴つきのゆっくりれみりゃにひどい事をした人間は、紅魔館のメイド長によって、凄惨な最期を迎えるという噂も聞く。そういう意味では胴つきでないことは不幸中の幸いである。 心置きなく、このゆっくりれみりゃを新たな家畜にできるのだから。 私は食事に満足しきっているゆっくりれみりゃの背後から近づき、両方の羽に手をかけ、左右に一気に引っ張った。羽を失った豚まんが、庭に下りるための小さな石段の上に落下し、顎にあたる部分を思いっきり強打した。 ……すぐには反応はない。鈍感なのであろうか。 3秒ほどしてからようやく羽を失った豚まんが泣き出した。 「う”あ”あ”あ”あ”あ”」 叫び声が煩わしい。近所迷惑にならないように、手際よくゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付け、風呂敷に包んだ。翌日から加工場で、家畜とはなんたるかを、このゆっくりれみりゃとともに実践していこうと、私は考えたのだ。 その後、自宅の庭にゆっくりまりさとゆっくりありすの墓を仲良く並べて作ることにした。遺品は帽子とヘアバンドのみだが、一緒に小銭を入れてやった。小銭に気を良くした三途の渡しの死神が、川を渡る間だけでも、一緒にゆっくりしてくれるかもしれないではないか。 ゆっくりれみりゃという研究素材は、それまでの研究素材と戦友を同時に失った私の心を埋めてくれた。というより、私が無理やり埋めさせてもらったと言った方が正しいのだが。 私が注目したのは、ゆっくりれみりゃの羽である。 肉体をちぎると再生に時間がかかるのだが、羽だけであれば、ものの10分程度で生え変わるのだ。これを利用しない手は無いであろう。私は以前のゆっくり達と同様に、食事と羽の味わいの関連性について研究することにした。 研究所に運んだばかりのゆっくりれみりゃは、食事に対する好き嫌いがとにかくひどかった。基本的に甘い物しか食べず、それ以外の食べ物は吐き捨てるのである。仕方がないので、ひとまず飴やクッキーなどのお菓子を中心にした餌を与える事にした。甘い物を与えた時の変化もいずれ研究するつもりだったのだし、順番が変わっただけであろう。 「うー♪ うー♪ むしゃむしゃ♪」 ゆっくりれみりゃは、これ以上ない幸福の表情でお菓子を食べる。 そして食べ終わった直後、余韻に浸ろうかというところで…… ゆっくりれみりゃから羽をもぎ取る。 幸福の瞬間を掻き消す痛みが豚まんボディにかけめぐり、ゆっくりれみりゃは泣き出すのだが、私はそれどころではない。迅速に羽の成分を調べる必要があるのだから。その後も10分毎に羽を採取して、これを調査した。 その度に「う”あ”あ”あ”あ”あ”」「う”あ”あ”あ”あ”あ”」と泣き叫ぶのがうるさいが、家畜に鳴き声は付き物である。 しかし、ゆっくりれみりゃの10分毎の鳴き声に近隣の部署から苦情がきた。私は仕方なく、食事時以外はゆっくりれみりゃの口を紐で縫い付けることにした。 食事の際には紐をはずしてやるのだが、採取のスケジュールもあるためあわてて多少強引にはずすことになる。そんな時はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになってしまうのだが、食事を与えればすぐに鳴きやむため、さほど問題は無かった。 お目当ての研究結果はというと……甘い物を与えれば甘い羽になる。 なんともお粗末だが、わかりやすい結果となった。 さらに残念ながら、甘い羽は商品としては成り立たないのである。 この羽にはそれなりの硬度があり、そのまま食すには適さない。 そこで主な用途にと考えていたのが、スルメとダシである。 スルメ同様に加工すれば、独特の歯ごたえがあり、酒のつまみにもってこいの食材となる。また、水につけて30分ほど置けばエキスが抽出されて汁物のダシの役割を期待できるのである。 そして、そのどちらの用途も、お菓子のような甘みが求められるような物ではないのである。このため、私はゆっくりれみりゃの餌にお菓子を出すことをその日限りで打ち切った。このゆっくりれみりゃが甘い物を口にすることは未来永劫無いであろう。 翌日から、唐辛子などの辛い物を与えるようにした。 もちろん、ゆっくりれみりゃは嫌がって吐き出すのだが、諦めずに口に餌をぶちこんでやり、強引に口を縫い付けることにした。こうして10分も経てば、ゆっくりれみりゃがのたうちまわる拍子に飲み込んでくれるのだ。 口を縫いつけた紐をはずす際に失敗して、ゆっくりれみりゃの唇を引き裂いてしまったときは、さすがに食事がつらそうだった。が、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。私は泣く泣く唐辛子スープを口に流し込んでやり、その後再び口を縫い付けてやった。 その翌日はゆっくりれみりゃの唇がひどいことになっていた。 避けた唇を再生する際に、縫いつけていた紐を中にいれたまま再生してしまったらしく、皮の向こうに紐が入ってしまっている。私は仕方なく、包丁を持ってきて、強引に口を作ってやった。以前より多少下方に移動してしまった感もあるが、問題無いであろう。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだから。 辛い物ばかりを与えて取れるようになった辛い羽は、これ以上無いほど酒のつまみに最適であった。これは商品化すべきである。ダシとしても悪い素材では無いが、用途が限られそうであった。 翌日からはゆっくりれみりゃがもっとも嫌がっていた、野菜を餌に出す事にした。ゆっくりれみりゃは口を閉じて抵抗するのだが、餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無い。 私は仕方なく、口は縫い付けたまま、包丁で頬を切り開き、餌のくず野菜をぶち込んで頬を縫い付けてやることにした。やはり10分もすれば、何かの拍子に飲み込んでくれる。その瞬間の顔のしかめっぷりは、なかなか見ものでもあった。 一応、ゆっくりれみりゃが自ら食してくれるように工夫は凝らした。 ゆっくりれみりゃの好物である、プリンという物に似せて作った野菜汁たっぷりの寒天である。アクもとっていないので苦味やシブ味、エグ味も強烈であろうが、どっちにしろ野菜味は嫌われるのであるから同じであろう。これを出した時のゆっくりれみりゃの顔が、期待から絶望に変わる瞬間は、なかなか見ものであった。無理やり口に突っ込んだら案の定吐き出しそうになったが、いつもどおり、口を紐で縫い付けてやった。餌をやらずに死なれてしまっては元も子も無いのだ。 こうしてできた野菜成分たっぷりの羽は、体に良いつまみとして、また栄養満点なダシとして、商品化が見込める物であった。 ここまでの研究で、ゆっくりれみりゃの羽を商品化するめどはついた。 後はいかにして量産するかである。 1匹のゆっくりれみりゃから、10分毎に2枚。これだけではさすがに量産性に問題があると言わざるを得まい。用途が用途だけに、安価にして数を多く出荷したいのだ。 となると、必然的に次にやることは決まっていた。 繁殖である。 幸いなことに、このゆっくりれみりゃは研究期間を経て充分な栄養を得て育ち、繁殖に耐えうる程度には成体していた。 その日からゆっくりれみりゃは10分毎に断続的に羽をもがれる地獄から開放された。変わりに、毎日毎日、発情した繁殖用ゆっくりの大群を相手にすることになったのだ。普通のゆっくりでは強引な繁殖はその身を滅ぼすだけだが、ゆっくりれみりゃには再生機能があるから大丈夫であろう。 これからは1時間毎にすっきりできるのだから、天国のようなものだ。 人間であれば、見知らぬ他人、しかも複数に襲われるなど、おぞましいことこの上無いのであるが、相手は家畜である。 「うあ”っ! うあ”っ! うあ”っ!」 行為中、ゆっくりれみりゃは泣き叫んでいたが、それが産みの苦しみというやつだろう。 その後誕生した子ゆっくりれみりゃと他種の子の割合は大体半々だった。 他種の子ゆっくりは隣の部署に差し上げることにした。 1ヵ月もすると、生まれた子供達も大きくなっていた。丁度、私があの時に自宅の庭で見たあのゆっくりれみりゃと同じ位の大きさになっている。 すなわち、羽のもぎ取り時である。 これらのゆっくりれみりゃ達には2通りの運命がある。 野菜味担当となるか。唐辛子味担当となるか。 この日から新たに10数匹のゆっくりれみりゃ達の、10分毎に羽をもがれる生活が始まるのである。 いずれ成体したら、今度はこの子供達が新たなゆっくりれみりゃを生み出す機械となるのだ。相手はおそらく、生き別れの他種ゆっくり達となる。 なぜなら、私が他種の子ゆっくり達をあずけた隣の部署は、繁殖用ゆっくりの育成機関だからである。他種の子ゆっくり達はそこでエリート性教育を受けるのだ。 最初のゆっくりれみりゃは、今日も元気に子作りに励んでいる。 いや、励んでいるのは相手のゆっくり達だけのようにも見えなくもないが。 しかし、心配はいらない。もうしばらくすれば、子供達もそこに行くのだから。 もし不測の事態により子供が生めなくなっても行き先はある。 加工場内で育成している、ゆっくりふらんの遊び相手となるのだ。 こうして、あの日私の庭に迷い込んだゆっくりれみりゃは、加工場の中で大家族を形成し、その全てを加工場のために捧げている。 このゆっくりれみりゃこそ、まさに家畜の鑑であると言えよう。 このSSに感想を付ける
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『ぱちゅりーとこあくまとひみつ』 9KB 愛で 飼いゆ 希少種 現代 独自設定 宜しくお願いします。 *注意 4回目の投稿です。 文才ゼロのすさまじく駄文の妄想です。 独自設定もあります。 愛でです。 虐待はありません。 それでもいいという方のみお願いします。 『ぱちゅりーとこあくまと秘密』 「ごほっ、ごっほ・・・」 「大丈夫か?ぱちゅりー。」 「だいじょうぶよ、おにいさん。ごほっ、ごほっ」 うちのペットのぱちゅりーは他のぱちゅりー達の例に漏れず頭は良かったが病弱だった。 その為か前の飼い主に返品されてしまい金バッチでありながら2万という格安で手に入ったのが、僕はこの子に満足している。 とても善良な子で素直でよく言うことを聞いてくれる。 それだけではなく金バッチの中でもかなり賢く、平仮名や片仮名の他小学生レベルの漢字なら読めるうえ、掛け算や割り算もお手の物だ。 そのおかげで他のゆっくりとは違い僕のいい話相手になっている。 病気がちではあるが、オレンジジュースをかければ治る程度なので、病院連れて行くことは少なくそこまでの欠点ではない。 とても大事な僕のパートナーだ。 ***************************************************************************************************************************************************** ある日の夕方 お兄さんは玄関を開けてしばらくした後、異変に気付いた。 おかしい、いつもは帰ってきたらすぐに迎えにくるぱちゅりーが来ない。 家の奥から複数の声が聞こえてくる。 まさか、強盗か? 恐る恐る奥への扉を開ける 「「「「「「ぱちゅりーさま!」」」」」」 「むきゅうううううう!」 れみりゃ? いや、似ているが違う。 ハンドボールサイズの赤い髪に黒い羽を持つゆっくりがぱちゅりーに群がっている。 「おにいさん!たすけてええ!」 あまりのことに呆然としていたお兄さんはその声で我に返った。 10分後 上へ下へと縦横無尽に逃げ回る謎のゆっくり共をようやく全部捕まえてゴミ袋(透明)の中にぶち込んだ。 「で、お前らは一体何なの?」 「こあくまといいます。ここにはおつかえすべきぱちゅりーさまをみつけるためにきました。」 名前がわかったのでとりあえずググってみる。 ゆっくりこあくま ぱちゅりー種をれみりゃとするとさくやというべきゆっくり 通常のゆっくりに比べ少々小柄 黒い蝙蝠のような羽を持っておりふらん並のスピードで空を飛べる。 中身はサワークリーム 「ふーん、こいつらはこんなゆっくりなのか。」 「むきゅう、おにいさん」 「なんだ?ぱちゅりー」 「こあたちはわるぎがあったわけじゃないとおもうの。だから、ゆるしてあげて」 「まあ、ぱちゅりーがそう言うならいいけど・・・ん?」 その時、ゆっくり通販のページに目がいった。 「ゆっくりこあくま 銅バッチ 6万円」 えーっとこいつら6匹いるから36万か。 こあくま達はゆっくりショップに売り飛ばされた。 ***************************************************************************************************************************************************** 数日後 「おにいさんごはんまだですか。」(キリッ!) 「むきゅう、だめよ!こあ、ごはんのさいそくなんてゆっくりできないことしちゃ!」 また、こあくまがぱちゅりーに怒られている。 なんでこあくまがこの家にいるかというと、あの時ちょうどぱちゅりーが番を欲しがってたので相性のいい種類だということもあり1匹だけうちの飼いゆっくりにしたのだ。 まあ、元野生なのでしょうがないのだが、銅バッチなので手間がかかってしょうがないが、これこれで楽しいのでいいとしよう。 基本的にぱちゅりーがマナーとか飼いゆっくりのルールなどをこあくまに教えている。 そのこあくまが羽をパタパタしながらこっちに近づいてきた。 「おにいさん。」 「ん?なんだ?」 「じつはおちびちゃんがほしいんですけど・・・」 「う~ん。ちょっとうちじゃなあ・・・」 ゆっくりの1匹や2匹くらい増えたところで何の問題もないのだが、問題はぱちゅりーだ。 ゆっくりのすっきりはかなり体力を使う。 たとえこあくまを母親にしたとしてもぱちゅりーの体力ではそのまま死んでしまうかもしれない。 そんな危険な事は出来ない。 「え?できるだけからだのじょうぶそうなぱちゅりーさまのところにきたつもりだったんですけど?」 「お前の眼は節穴か?いつもゴホゴホ言ってるだろが。」 「ごっほ、ごほっ」 ったくこいつは。 まあ、数日の付き合いじゃわからないのもしょうがないか。 「で、今から公園行くけど一緒に来るか?」 「いきます!」 「ぱちゅはきぶんがわるいからおうちでおるすばんしてるわ。」 「ん?そうか。じゃあ、じゃあいい子にしてるんだぞ。」 「ぱちゅりーさまいってきます!」 「いってらっしゃい。きをつけてね。」 ***************************************************************************************************************************************************** 帰宅時 あれ? ぱちゅりーが迎えに来ない。 そして、家の奥からなんかたくさん声がする。 このパターンは・・・ お兄さんが扉を開けると予想の斜め上を行く光景が広がっていた。 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」「ぱちゅりーさま!」 「むきゅう!うっとおしいわあ!」 「ぐはああああ!」「へぶ!」「うぎゃ!」「げふう!」 そこには20匹を超すこあくまと2本の髪の束を使ってこあくまを殴り倒しているぱちゅりーの姿がそこにあった。 殴り飛ばされたこあくまは天井や壁に次々ぶつかってる。 軽く2・3m位は飛んでいるものもいる。 ぶつかったこあくまは中身を吐きだしピクピクしている。 2分後 「ふう。」 襲い来るこあくまを全て撃退し後ろから驚愕の表情で見つめている2人に気付くことなく、ぱちゅりーはため息をついた。 一体眼の前で何が起こったんだ? あの病弱なぱちゅりーがあの大軍を一人で? え、いや普通に考えてあり得ないだろ。 「ぱ、ぱちゅりー?」 「むきゅ?」 話しかけられて後ろを振り返るぱちゅりー。 「っは!ごっほ!ごほ!ごっほほ!」 いつもの咳のはずがなんだか嘘くさく感じる。 こいつはもしかして・・・ テレレレッテッテレー♪ぱちゅりーはまっちょりーだった。 「どういうことだ?」 「むきゅ!いや、えっと・・・その・・・」 「お前まっちょりーだったんだな!何で言わなかった!」 「それはその・・・」 ***************************************************************************************************************************************************** ぱちゅりーの先代の飼い主の所にいたころ 「むきゅう!おにいさん!きょうはおしごとおやすみでしょ!こうえんつれてって!」 「疲れてるんだよ。1人で遊んでてくれ。」 「むきゅう。しょうがないわひとりであそびましょう。」 ゆっくり用の遊具で遊び始めるぱちゅりー それを何とも言えない表情で見つめる飼い主 「はあ、うっとしいな。なんでこいつはこんな元気なんだ?ぱちゅりーじゃなくてまりさ飼ってる気分だよ。」 「むきゅう!おにいさんどうしたの?」 「うるさい!ぱちゅりーっぽくないんだよ!お前!」 「むきゅ?」 次の日ぱちゅりーはゆっくりショップに返品され、もっとぱちゅりーらしい大人しいぱちゅりーを代わりに連れて帰った。 ***************************************************************************************************************************************************** 「なるほど、そんなことがあったんだな。」 「だまっててごめんなさい。でも、ぱちゅはまたへんぴんされたくなかったの。」 しゅんとしてしまっている。 そんなぱちゅりーの頭に手を置いてやる。 「僕はそんなこと気にしないから、演技とかしなくてもいいんだよ。」 「むきゅ!?」 「ぱちゅりーだろうが、てるよだろうが元気があるならある方がいいんだ気にしなくていいんだよ。」 「おにいさあああん!」 泣きながらぱちゅりーが飛びついてきた。 抱き上げて優しく頭をなでてやる。 こいつも苦労してたんだな。 「あのお、おにいさん。」 「なんだ?」 こあくまがゆっくり飛びながら近寄ってきた。 「片づけどうしましょう?」 「え、ああうん。そうだな。」 ゴミ袋に半殺しにされたこあくまたちを詰めていく。 そして、受話器をとった 「はいこちらゆっくり専門店『Take it easy!』です!」 この日お兄さんは結構儲けた。 おまけ 登場ゆっくり紹介(脳内設定の垂れ流し) ぱちゅりー れいむ・まりさ・ありす・みょん・ちぇん等の通常種とされるゆっくりの中では最も珍しいゆっくり。 スピード・パワー・体力全てにおいてれいむより低いが、知能は希少種と比べてもそん色ないほど高い。 ただ、時々間違った知識を周りに広めるもりのけんじゃ(笑)になるものもいる。 本をまどうしょと呼び読みたがる習性がある。 体、精神共に弱くすぐに内容物を吐く。 その為ゲロ袋、紫もやし等と揶揄されることも多い。 中身は生クリーム。 まっちょりー ぱちゅりーの変種。 胴なしでも胴つきのれみりゃを軽くひねれるほどのパワーとぱちゅりーの知能を併せ持つゆっくり。 ゆっくりの間ではぱちゅりーの姿をした化け物と呼ばれることもある。 ちなみに胴つきは通常のぱちゅりーとは違いアーノルド・シュワルツネッガー並の肉体美を見せつけるようにパンツいっちょである。 胴つきはあまりの強さのため第2級危険ゆっくりに指定されている。 こあくま ぱちゅりーに忠実に仕えるゆっくり。 赤い髪と黒い蝙蝠のような羽が特徴。 体力はれいむと変わらないが、フラン並の高速での飛行を得意とする。 知能はれいむやまりさ達以上ぱちゅりー以下。 ぱちゅりーと違い魔道書とは言わないが本が好き。 基本的に明るく元気な種類。 中身はサワークリーム ~終わり~ 最後まで読んでいただきありがとうございます。 今まで書いたもの anko3042 れいむとおちびちゃんとミステリー anko3064 お兄さんとゆうかにゃんとパンケーキ anko3115 僕と秘密基地とねこのおんがえし
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私の名前は”れいむ”。 胴つきゆっくりの”れいむ”です。 私を見てください、本当の私を見てください。 「いってくるよ、”れいか”」 そう言って、今日も”お父さん”が仕事に出かけます。 お父さんって呼べと言われたから、お父さんと呼びます。 礼儀正しくお話するようにお勉強したから、こんなに頭もよくなりました。 お父さんの好みに、ゆっくり出来るお飾りも、元々のお洋服も、お気に入りの髪型も、そして顔まで全部変えられて。 私は部屋でいつもお父さんの帰りを待っています。 私は誰なんでしょう、お父さんは”れいか”と呼ぶけれど、私は”れいむ”です。 お父さんが私と話すとき、お父さんが私に微笑みかけるとき、お父さんはどこを見ているのですか? お父さん、私はここにいます、私はれいむです、どうか私を見てください。 あれはまだ私が小さかったころ。 私はれいむのままで、小さなペットショップで売られていました。 それを見つけてくれたのがお父さん。 お父さんは私と目が合うと、すぐにお店に入ってきて私を買ってくれました。 そしてそのまま、お医者さんにいって顔の作りを変えられました。 あごは整い、人間の女の子そっくりです。 次に可愛いお洋服を売っているお店にいって、とっても素敵なお洋服を買ってもらいました。 最後に、床屋さんにいって、おりぼんを取られ、髪の毛を下ろして、髪を整えてもらいました。 鏡を見た時、まるで自分が全く別の生き物になったみたいで、とても嬉しかったことを覚えています。 けれど、帰り道、私の手を握って歩くお父さんは、目に少しだけ涙を浮かべながら、私に言いました。 「お帰り、”れいか”」 ねぇ、お父さん。 私はれいむ、胴つきゆっくりのれいむです。 お父さんと一緒に暮らして、優しさを貰い、とても幸せです。 とても、幸せです。 だけど私はよくばりだから。 私を通して、お父さんが見ている誰かじゃなくて。 本当の私を愛してもらいたいから。 これ以上一人ぼっちはいやなんです。 私は、”れいか”じゃなくて、”れいむ”です。 一人ぼっちの部屋で、私はソファーに座って、目を閉じ、全身の力を抜きます。 そして、自分の首に両手をかけました。 ぐっと、力を入れて、自分の首を自分で締め上げます。 もっと、もっと、もっと強く。 息が苦しい、でも、これもお父さんが私を見てくれない胸の痛みに比べたら。 もっと、もっと、強く、強く。 めりめりと音をたてて、私の指がどんどん私の首に食い込んでいきます。 そして… どさり 大きな音をたてて、私の首が”私の身体”の足元に転がり落ちました。 けれど、私は”生きて”います。 目を開けると、頭の上で自分の体がダラリとソファーに寝転がっていました。 ほら、やっぱり。 私は”ゆっくりれいむ”です。 こんな首だけの醜い身体でも、生きていけるそんな生き物です。 この”本当の私”を見た時、お父さんはどう感じるでしょうか。 醜いと、嫌悪するでしょうか。 それとも、こんな身体になってしまった私を、心配してくれるでしょうか。 変わらない愛を注いでくれるでしょうか。 私は、目を閉じて、時間がたつのを待ちます。 そのうち、意識がゆっくりとまどろんでいきました。 次に目を開けた時には、きっとお父さんは帰って来るころでしょう。 本当の私を、見てください。 温もりに包まれて私が目を開けると、私はベッドの上に寝かされていました。 そして、お父さんが私の”手”をギュッと握りしめ、涙をぽろぽろとこぼしています。 お父さんは私が目を覚ましたのに気づくと、涙でくしゃくしゃの顔をあげて、言いました。 「あぁ、よかった!”れいか”お願いだから、もう僕を一人ぼっちにしないでおくれ…」 私はぼんやりと、自分のあいている方の手を動かして、首筋にそっと触れました。 ざらざらとした触感が指に伝わってきます、どうやら包帯が首に巻かれているようです。 「どうして…」 お父さんは涙を流したまま、私の手に頬ずりしていて、私の声には気づきませんでした。 あぁ、なんてでたらめな体なんだろう、どうして私はこんな生き物なんだろう。 いっそあのまま、首だけのまま死んでしまえば、こんな気持ちを味わうことはなかったでしょう。 けれど、”れいか”を殺して”れいむ”に戻ったはずの私は、目覚めるとまた”れいか”になってしまっていました。 だけど 世界で一番大好きな、お父さんが悲しむのは、見たくないから… 「ごめんなさい…」 私はお父さんを見つめて、一言だけ謝りました。 それは同時に、本当の私への謝罪でもありました。 れいむ、どうか私を許してください。 私は”れいか”です、お父さんの望む、たった一人の”れいか”です。 それであなたが幸せならば… ごめんなさい、”れいむ”。 私はあなたの孤独を救ってあげることはできなかったけれど。 もう、本当の私を、大好きな人に見てもらうことはできなかったけれど。 私だけは、本当の私を、いつまでも忘れません。 私は”れいか” だけど本当のわたしは… --------------------- あるところに、とても仲の良い親子がいました。 母親は、娘を産んだ後、すぐに他界してしまいました。 男は、男手一つで娘を育て、それはそれは仲の良い親子と評判でした。 けれど不幸な事故で、娘は男を残して一人天国に旅立ってしまったのです。 男は孤独に自身を見失ってしまいました。 しかし、奇跡が起きたのです。 男が街を歩いていた時、ショーケースの向こうに、娘の笑顔がありました。 顔も外見も違うけれど、その愛くるしい笑顔と、大きな瞳は、男の記憶に鮮明に残る娘そのものだったのです。 そして、男はショーケースの向こうの少女を買い、少しのお金と引き換えに、 天国にいってしまったはずの娘と、再会を果たしたのです。 あるところに、とても仲の良い親子がいました 男と、その娘はいつも笑顔で、とても幸せそうに暮らしていました。 けれど、娘の笑顔の裏にある本当の気持ちは、誰にも知られることはありませんでした。 終わり ------------------------------------------------- どうも、ばや汁です。 ぱっと思いついたので即興で書いてみました、どうでしょうか? ゆっくりに整形手術をすることができたら、こういうことが起こるかもしれません。 でも、もしそうだとして、本当に幸せを手に入れることはできるんでしょうかねぇ。 映像を想像すると、ゆっくりが出てこないんですが。 ゆっくりを扱った作品ということで、ひとつ、ご容赦ください。 それではまた。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま Thanks 300 Yukkuri! anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ
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ゆっくりほめ 落語風ゆ虐 江戸のとある長屋の一角に虐太郎って根っからのゆ虐好きがいた。 街中でゆっくりを見かけちゃあ、あにゃる目掛けてトーキック。 森に出張っちゃあ群を火炎放射器で地獄絵図。 家に侵入してきたゆっくりがいたら家族ごと汁粉にして頂いちまうってな有様。 しかしコレが飼いゆだろうがなんだろうがおかまいなしっってぇんだから長屋の愛で連中には評判がよろしかろうはずも無い。 嫌われるだけってんなら虐太郎もドンと来い超常現象ってなモンだったが、 長屋の飼いゆ被害者達が虐太郎相手に集団提訴すっるってえ話になったからさぁ大変。 このままじゃいつか最高級金印胴つきフランを買ってあれやこれやするための資金が無くなっちまう。 あわてた虐太郎、長屋の知恵袋のご隠居のところに駆け込んだ。 「隠居、隠居はいるかい?」 「なんだい虐太郎、はいってくるなり隠居隠居と失礼な奴だねぇ。だいたいお前さんというやつは・・・」 「あ~説教なら今日はやめてくださいや。こちとら急ぎの用なんでぃ。」 「ほう、お前さんが急ぎとは珍しい。今日は槍でもふるんじゃないかねぇ。」 「馬鹿言わないでくださいやご隠居。今日はご隠居のお知恵を拝借したいんでござあやすよ!」 「なんだまた何か厄介ごとかい?」 「ええ、それが二つ隣の愛で太郎の野郎を筆頭に長屋の連中が俺を提訴するってえんでさぁ。なんとかならねぇかい?」 「そりゃおまいさん、自業自得って奴だ。愛で太郎はおまいさんのせいでもう飼いゆが十五匹目だって言うじゃないか。 どちらかってぇと良くここまで我慢したモンだよ。」 「いや、わかってる、わかってんだよご隠居。でもさ今回はほんとに悪いと思ってんだよ。コレを機にゆ虐はすっぱりやめる。 だからなんとか知恵を貸しちゃあくれないかい。」 「そうかい、ゆ虐一筋のおまいさんがそこまで言うんなら今回は知恵を貸してやろう。」 「ほんとかいご隠居、ありがてぇ恩に着るよ。で、おいらはどうしたらいいんでい?」 「まずは時間稼ぎが必要だ。あたしは被害者友の会のほうに行ってなんとかおまいさんが心を入れ替えたと言うことを説得する。」 「ほうほう、それで?」 「その間おまいさんは長屋の愛で連中のゆっくりを褒めて褒めて褒めまくるんだ。」 「えぇ!しかし・・・」 「まあまあ話は最後まで聞くもんだ。ゆっくりを褒めりゃ相手の気分も良くなるし、 『ああアイツがゆっくりを褒めるなんてほんとに心を入れ替えたんだな。』 てなもんよ。」 なるほど、流石は亀の甲よりなんとやらだ。 そう思った虐太郎はご隠居が話を終えないうちにご隠居の家からすっ飛んでいっちまった。 家の近くまでもどってくるとさっそく道の向こうから愛で太郎が十五代目の霊夢を連れて歩いてきた。 「げっ!虐太郎!」 「ゆゆゆ!ゆっくりできないおにいさん!!」 露骨に顔をしかめる愛で太郎と飼いれいむ。 「おう、愛で太郎と糞・・・いや、れいむちゃん。調子はどうでぃ?」 おや?と愛で太郎は小首をかしげた。 いつもなら挨拶するより先にまむまむへ先のとがったピエロみてえな靴で蹴りをかまして 「ドンドゥクドゥクドゥクドンドゥクドゥクドゥクヒャッハー!!」 と奇声を上げまくる虐太郎が挨拶をしてきた。 正直気味が悪い。れいむに至っては恐怖で服の上からし~し~とうんうんをたれちまった。 ともかくあっちが挨拶してるんだから挨拶を返さなきゃならねぇ。 「いいわけないだろう虐太郎。お前さんのおかげで結局十四代目だったまりさは七孔噴餡したままゆっくりしちまったんだから。 いまもお前を集団提訴する為の会合に向かうところさ。」 「まあまあ愛で太郎さんよちょいと待っとくれよ。俺は心を入れ替えたんだ。もうゆ虐はすっぱりやめることにしたのよ。」 「ええ!おまえさんが?」 「おうよ、そこでちょっとその糞袋、じゃなかった。れいむちゃんを抱かせちゃあくれないかい?」 「ゆ"っ!?」 「え、それは・・・」 「なあ頼む!この通りよ!俺にチャンスを、ゆ虐を卒業するチャンスをくれないかい。」 涙を流しながら土下座する虐太郎に感化された愛で太郎。ついにれいむを抱かせることにした。 「なあ頼むよ虐太郎。やさしく抱いてやってくれよ。」 「お、おにいさんやさしくしてね・・・?」 「ああ、任せてくんな。」 ひょいと愛で太郎かられいむを受け取る虐太郎。 「おうおう、ゆっくりも抱いてみりゃあなかなか可愛いもんだなぁ。」 ひげ面をじょりじょりさせながらほお擦りをする虐太郎。 「ゆー!じょりじょりいたいよ!」 「お、おうすまねえ・・・。」 さて、ここまではうまくやってきた虐太郎。愛で太郎もハラハラしつつもまんざらではない様子。 あとはこのれいむを褒めるだけなんだが、いままでゆ虐一筋の虐太郎。罵詈雑言ならすらすら出てくるが褒め言葉が思い浮かばねぇ。 それでも金印の胴つきフランの為となんとか褒め言葉をひねり出した。 「い、いやぁこのれいむちゃんの服は良い生地を・・・」 引きつった笑顔で愛で太郎におべんちゃらをつかっていた虐太郎。そのとき 「ゆぎゃぁぁぁあああああ!!」 どこからともなくゆっくりの断末魔が!なんだ、どこだどこだ!!いったいどこから声が!なんか近いぞ何処だ何処だ! 「虐太郎てめぇ!何しやがる!!」 血相変えた愛で太郎がこちらに駆け寄ってくる。 もしかしてと腕の中のれいむを見てみるといつのまにやら霊夢の目はあまぎられ歯は全て叩き折られている。いったい誰が。 「虐太郎!おまえさっきから何か呟いてると思ったらいきなりれいむの歯をぽきぽき、目をぐりぐりと!!」 ああ、どうやら虐太郎。体に染み付いたゆ虐癖はちょっとやそっとじゃ拭い切れなかった。 なんて褒めようかな?なんて考えているうちにぽきぽきぐりぐりと無意識にやっちまっていたらしい。 あわてた虐太郎あわわ、あわわとしているうちにテンパっちまい結局いつものようにれいむを腕から落として浮いたところをトーキック! 「ドンドゥクドゥクドゥクドンドゥクドゥクドゥクヒャッハー!!」 といつもの調子。あっけに取られている愛で太郎を尻目に一目散に逃げちまった。 その後今度こそ!と飼いゆを持っている人を見つけては 「まりさの金髪はまるでカップ焼きそばの麺みたいだね!」 と褒めてはまりさを丸禿に。 「まりざのぴかぴかのきんぱつさんがぁぁぁぁああ!!!」 ありすを連れている人を見つけては 「おお、あんたんとこのありすのぺにぺには平均より0.2ミリ長いね!」 と褒めては焼き虚勢。 「あでぃずのとがいはなべにべにがぁぁぁぁああ!!」 飼いれいむを見つけては 「もみあげがよく動くね!!」 と褒めては子供を木槌でズドン!! 「でいぶのあかぢゃんんんんんん!!!!」 結局やりたい放題の虐太郎。 その後ご隠居の説得むなしく被害者達は虐太郎を提訴。もちろん結果は有罪判決。 一文無しになり仕事も首になった虐太郎。 失意のうちにこう呟いたと言う。 「首の無いゆっくりを虐めているたら俺が首になっちまうとはなぁ・・・」 お後がよろしいようで。 あとがき 落語を良く知らないのに書いてみた。今は反省している あと時代考証がどうだとか言うのはしったこっちゃないのであしからず。
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1205 先生とれいむ/コメントログ」 「ゆっくりについて考えることは、人間について考えることでもある」(キリッ)いやー頭いい人が言うことは違いますねー。きっと頭いい人が描いたssは誰が読んでも面白くていっぱい感想付くんだろうなぁうらやましい -- 2010-05-17 05 54 05 いや、虐待しろよ -- 2010-06-05 22 35 09 見ててイライラする(いい意味で -- 2010-06-11 03 14 43 これはこれで -- 2010-06-20 04 22 24 次の日… 先生「三個だって言ってるだろーが!」ボゴォ!グチャ… れいむ「もっと…ゆっく…りしたかった…」 -- 2010-06-27 12 18 25 あれ…?ここ虐スレじゃなかったっけ? -- 2010-07-29 19 15 23 虐待だけならゆっくりいじめとか専用あるんだからそっちいけよ。ふたばはいじめも愛でもOKの場所なんだから。 -- 2010-08-03 03 33 46 半分サルだったころの人間って、ゆっくり程度の餡子脳生物だったんじゃないかな? ゆっくりって、どこからともなくわいてくる生物で、スゲェ繁殖力なんでしょ? その上どんどん亜種がでてくるし、生物としてのバリエーションは豊富だし… そのうち進化して人間より高度な高等生命体になってたりして…ははは -- 2010-08-03 04 37 24 ↓体の強度がもっとあって寿命がもっとあって学習能力がもっとあって危険にもっと敏感で繁殖能力がもっと少なくて そしてゆっくりより生存を優先するならありうるな -- 2010-09-24 17 48 08 それはゆっくりじゃないww -- 2010-11-13 14 02 11 ぴこぴこが2つあるから2までしか数えられない となると、胴つきは12か、22までかぞえられるのかな? 手の指10本、足の指10本ピコピコ2本で22数えられるかな・・・ -- 2010-12-12 16 00 34 ↓実際の言語の数体系にも、指の本数や手足の本数を基本としたものはあるから そういう風に進化するのは自然かもしれないね -- 2010-12-16 04 11 26 目がみっつあるさとりとかどうなるんだろうね。 一杯目がある化け物ー!とか呼ばれて迫害されちゃうんだろうか -- 2011-01-06 15 24 29 ↓確かにwwwそれは気になる。 -- 2011-04-09 11 59 07 良かった -- 2011-12-26 15 34 23 おもしろかった れいむかわいい。 -- 2012-04-08 16 01 32 ふむ、生まれつき言語機能が人間よりも高いレベルで生まれてくるゆっくり達って日本にいるからこそ日本語で話しているがアメリカとかだと英語やその国の言語を話すんだよなそんでもって生まれてくるときに親から遺伝と言う形で言葉とかは受け継がれるという設定だ、それじゃハーフだと2か国語を話せるというのかそれって凄いなただ遺伝と言う形に頼り切ってるから学習機能は低いあまりにも低すぎる存在って面白い設定のキャラだなwwwあと何か理数系がダメで文系が得意ですよって言う感じだなそれと胴付きになると人間よりハイスペックになってるよな人間は他の動物に比べ非力なかわりに知能が高いが胴付きにかんしては原作の能力を完全ではないがだいたいが使えたりしてるから進化すると人間超えをするのか~でもれみりゃとフランにいたっては弱いままってwww -- 2012-07-19 00 52 00 ↓うっせえだまれw -- 2020-09-05 23 01 09
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・ぷにあきの絵を見てたら思いついた ・ゲス愛で、虐待無し(こんなのでもいいのかな?) ・ぷにあき氏の許可は得ました。ご提供ありがとうございます ・この作品はぷにあき氏の作品のコメントと独自解釈に基づいて作られています。 ・私の過去作品のキャラクターがひょっこり ・HENTAI要素あり ・なんか色々酷い いらっしゃいませ!! とても衛生的なお店に入ると同時に店員の声が聞こえてきた。 ここはゆっくり関係の専門店でいろんなゆっくりがいる。 ここでは様々なゆっくりが置いてある 「ちぇんはゆっくりできるゆっくりなんだよ~。わかったらとっととかってねぇぇぇ!!」 「どっどどばりざざまをがえぇぇぇぇぇ!!」 「でいぶのおうだをぎいだらどっどどでいぶにあばあばをがえぇぇぇぇぇ!!」 …本当にいろんなゆっくりがいるなぁ…。 俺は心の癒しになってくれるようなゆっくりが欲しくてここに来たのになぁ… 「あらお兄さん、ゆうかははやくお花さんをそだてたいの。だからゆうかをかってくれないかしら?」 おお、このゆうかはとてもおとなしそうだな。 どれどれ…げ!!俺の給料1月分!?勘弁してくれよ… 「おや、お客さん。どのようなゆっくりをお望みですか?」 店員が俺の様子を見てこっちに来た。 「いやぁ…この辺りのゆっくりみたいな良い子を欲しいんですが…なかなかお財布が…」 そういうと店員は一瞬ニヤリと顔を歪めたが、すぐにいつもの営業スマイルに戻り 俺の耳元に顔を近づけてきた 「それじゃあなかなか見どころのあるお客さんだけに特別にお見せしたい物が ございます。少しこちらに来ていただけますか?」 そういうと店員は奥の鍵が付いた部屋の鍵を開け、手招きしてきた。 おれは一瞬怪しくなったがまあいいやと楽観的に考え、店員の後について行った。 そしてその秘密の部屋にいたのは… 「ゆふふふふ、お兄さんはまりさを飼ってくれるの?」 「ゆわ~い、お兄さんがきたのぜ~!!」だきだき 「…(まりさだけのお兄さんならまりさをギュっとしてくれるのぜ!!)」 「お兄さん!!まりさとお話しよ!!お話しよ!!」 たくさんの胴つきまりさ達だった。 どのまりさ達も俺の姿を見るや否や俺に群がってきて中には俺に抱きついてきたまりさもいる。 「えっと…これは?」 「こちらですか?こちらは当店オリジナルの商品、胴つきまりさです。 質、クレーム、返品は一切しないという条件に見る目のある方にのみこのまりさをご紹介 いたしています。どういたしますか?今お買いになるならこのご金額でお取引いたしますが?」 そういうと店員は電卓の数字を俺に見せた。 …まじか!?普通胴つきのゆっくりって希少種より高いのになんで希少種のゆっくりの 半額なんだ?怪しい… 「えっと…さすがに話がうまく…」 ぎゅぅぅぅぅ… 俺に抱きついていたまりさが更にギュッとしてきた 「グスン…まりさね…親切なお兄さんとね…いっぱい…いっぱい…おしゃべりしたいよ… お兄さんは…まりさとおしゃべりするのが…いやなの?…まりさが…グスン…きらいなの…? グスングスン…」 ヤバイ…何か俺の心になにか強烈な一撃が来たぞ今!! ああくそ!!こんなうまい話がそう簡単に来るはずがない!!ないんだぁぁぁ!! 「お兄さん…まりさをはがさないね…まりさのことが…すきなの? まりさ…とってもうれしいな…」 ぐさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 「…このまりさを下さい…」 「はい!!毎度ありがとうございます!!」 そういうと店員は俺から金を受け取りレジに向かっていった。 俺が選んだまりさはまわりのまりさから祝福の声を受けていた 「よかったねまりさ!!素敵なおにいさんをゲットして!!」 「ゆぅぅうぅぅぅ!!うらやましくなんてないもん!!ないもん!!」 「…(まりさだけのお兄さんじゃなかったんだぜ…まりさだけのお兄さん、はやくまりさを 迎えにきて!!)」 「みんな…グスン…とってもうれしいよ…みんな…ゆっくりしていってね!!」 丁度まりさが他のまりさ達と別れの挨拶を済ませたと同時に店員が戻ってきて 俺にお釣りを手渡した。 受け取ったのを確認した俺は財布におつりを入れ、まりさの手をつないで店を出た。 その時の俺の顔は、これからこのまりさとの幸せな日々を想像して顔が大変にやけていた …だが一方、まりさは店を出る瞬間、一瞬だけ顔を策略家のような顔に変えてこう心の中で言った。 (ゆっへっへっへっへ!!まんまとかいゆっくりになれたんだぜ!! あとはこのお兄さんをどれいにするようにちょうっきょうするだけなんだぜ!!) ゲスまりさ まりさがお兄さんに飼われて一週間が経った。 お兄さんはまりさを娘のように可愛がり、まりさもお兄さんが大好きなゆっくりという 傍から見ていたらとても幸せそうな構図が広がっていた。 「お兄さんはまりさだけのおにいさんなんだぜ!!ほかのゆっくりにはあげないんだぜ!!」 「こ…こら!!人前でそんな恥ずかしい事言わないでくれよ!!」 「あ~げ~な~い~も~~ん!!」 お兄さんが女性の横を通っただけでこれである。通行人はこの中睦まじい様をみて 顔を笑顔に変えるのであった。 だが、まりさは本心では策士のような思考で冷静に思考を駆け巡らせていた (ゆっふっふっふ、このお兄さんをこうやってしゃっかいふてきごうっしゃに失墜させる まりさの作戦はかんぺきなのぜ!!後はまりさに辞めて下さい!!と頭を下げるまで 続ければまりさ専用のどれいが出来上がるのぜ!!) そう、これまでのお兄さんへの行動は全て演技!! 目的はただ一つ、飼い主であるお兄さんを奴隷にし、まりさだけの御殿を作ることなのだ!! まりさは生まれつきのゲスの状態で加工所で生まれた。 生まれてすぐ餡子検査ですぐにゲスと判断され、そのまま殺処分される所だったが あの店の店長がまりさを含めた殺処分予定のゆっくりを何十匹も引き取り、 秘密裏に独自の教育法で育て上げたのだ。 それはどのような教育法なのか? 1月前… 「どっどどだすんだぜ!!」 「あまあまもっでごいぃぃぃぃぃ!!くそどれいぃぃぃぃぃぃぃ!!」 秘密の部屋に敷き詰められた大量の胴無しまりさ達が好き放題に目の前の店長を罵っていた 曰く、あまあまもってこい 曰く、うんうん食べろ!! どれもこれも普通の人間ならビキィ!!となってまりさ達を潰していただろう。 生まれた時からゲス要素が強いゆっくりならだれでもその場で殺処分だろう。 だが、店長はにこやかに見える笑顔を崩さずにまりさ達に言った 「まりさ?そうやったって人間が奴隷になるとでも思うのかい?」 この問いに一部のまりさ以外は皆高笑いをした 「なにいっているんだぜ!!まりささまをゆっくりさせるぎむがあるのはじじいたちなんだぜ!!」 「なるにきまっているんだぜ!!ごのグズ!!」 だがまりさを含めた非常にしたたかなゲス達は一言もしゃべらず、店長の言葉の真意を 見抜こうとしていた 店長がまりさ達の罵詈雑言に割り込むように話を続けた 「いいや、ならない。人間には君達が思うような義務なんてない。 だが、人間はとある条件をクリアーしたものに対しては非常に優しくなるのだ。 それは、かわいさだ!!」 この問いにまりさ達したたか組以外のまりさ達はまた大笑いだ。 「ゆひゃはやはひゃひゃひゃひゃ!!まりささまはもともとちょうぷりてぃーなんだぜ!!」 「もともとかわいいからほうしするんだぜ!!くそじじい!!」 まりさ達の意味のない罵詈雑言を無視して店長は話を進める 「残念ながら君達のかわいいは普通の人間からすればさほどではない。むしろ君達のその行動、 発言がすべてをぶち壊しにしている。だが」 店長が後ろのドアを開けた。 「この扉の先に人間を奴隷にする最良にしてもっとも早い道がある。 習得したいゆっくりはこの先に行け。行きたくなければそれでも良い。 惨めな最後を遂げるだけだからな」 そういうと店長は扉の奥へと消えて言った その場にいたゲスまりさたちはしばらく何がなんだか良く分からずポカンとしていたが そこにいた大半のゆっくり達は頭の中で何か結論を下すと、大笑いを始めた。 「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!なにいっているんだぜあのじじい!!」 「まりさたちはなにをやったってかわいくてかっこいいんだぜ!!」 「ゆひゃひゃひゃひゃ!!ばーかばーか!!」 大半のゲスまりさ達は好き放題そう叫ぶ。だが、端の方にいたまりさ達だけは静かに考えていた。 店長の言ったことを頭の中で思い返しながら、何をいみしているのか?何が目的なのかを考え始めた そしてしばらくすると一匹のまりさが隅の集団から抜け出て、まっすぐと扉に向かって跳ねだした そんなゆっくりまりさを、高笑いをするゲス達がさらに笑いだす 「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!まけいぬのまりさがこんなところにいるのぜ!!」 「あんこがくさっているのかだぜ?ゆひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 だがそのまりさは高笑いをするゲス達を一瞥し、冷たい視線を送るとそのまま振りかえらずに 奥へと消えていった。 端に固まっていたまりさ達はその顔に何かを感じたのかそのままそのまりさの後を追うかの様に 一匹、また一匹とドアへと向かっていった。 まりさもその集団の一匹としてついて行っていた。 あの時はただ単にドアの先の方がやかましいここよりゆっくりできそうだったからだった。 まりさがドアの先にあった部屋に着くと、そこにはさっきの店長がいた。 店長はまりさ達が部屋の中に入ってくるのを確認すると机の上に置かれたマイクを持った。 ゲス達の群れがいる部屋に店長の声が響き渡る 『あーあー、テステス。お前達はこっちにこないのか?人間を奴隷にするだけの 技術、知識をやるといっているんだぞ』 だが、ゲス達は店長の予想通りの反応を示した 「ゆひゃひゃひゃひゃひゃ!!そんなことしなくてもにんげんはまりさのどれいなんだぜ!!」 「えらくってごめんねぇぇぇぇ!!」 「あまあまもってくるんならかんがえてやってもいいんだぜ!!」 言い放つゲス達。 店長は後ろにいるまりさ達を見て「まあこれだけいれば十分か」と呟くと すぐ近くにいた店員に指示を出した 「もう良いだろう。扉を閉めて、アレを放ってくれ」 「もういいんですか?」 「商品に使えそうな比較的したたかで賢いゲスはそうそういないってことだよ。 仕入にお金がかかった訳でもないし、気にする必要もない」 「分かりました。ケージから連れてきます。」 そう言うと店員は扉を閉め、店の奥の方へと消えて行った。 しばらくすると、ゲス達のいる部屋の別の扉から店員が現れた 「ゆ?やっとまりさせんようのどれいがきたんだぜ!!」 「おそすぎるんだぜ!!まずはせいさいしてやるんだぜ!!」 「おそかったからせいさいだよ!!ゆひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 店員はそんなゲス達のセリフをスルーすると、後ろから何かを抱えてゲス達の前に置いた それは…れみりゃだった。 「うっう~♪」 一匹だけではなかった。その後も何匹ものれみりゃがゲス達の前に置かれていった。 置かれていったれみりゃ達はおいしそうなあまあまを目の前にし、よちよちと たどたどしい歩みでゲス達に向かっていった 「う~、おいしそうなあまあまだどぉ~。いっぱいたべるだどぉ~」 「ぷりてぃーはれみりゃのごひゃんしゃんいっぱい!!うれしいだどぉ~」 「うぎゃぁぁぁぁぁ!!なんでれみりゃがこんなところにいるのぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「だずげろどれいぃぃぃぃぃぃぃ!!だずげろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 辺り一面にゲス達の餡子が広がる。 ゲス達もどうにかして抵抗しようとするが、元々自己欲が並みはずれて高いゲス達では なかなか足並みが揃わず、結局バラバラになってしまい、一匹一匹とれみりゃの餌食と なっていった。 この地獄絵図をスクリーン越しに見ていた扉をくぐったまりさ達は恐れおののき、 中にはもらしーしーをするものも現れた。 店長が静かな声で言う。 「このゲス達がなんでこんな目にあったか分かるか?したたかでなく、さらに愚かだったからだ だがお前達はここをくぐったということはこいつら以上に一応賢いという事だ。 その賢さで可愛いさを演出し、馬鹿な飼い主をだまして奴隷にしたくないか?」 まりさ達は一斉に店長の方を向いた。 店長の言うことはまりさ達からすれば大変魅力的な提案であり、 今のままでも十分人間を自分達の可愛さでメロメロにできる自身はあるが より確実にする必要性もある。 「まあいまさら逃げたくても無理だがなぁ。 ここで私の言う可愛さを習得出来なかったら…あいつらと同様になる」 店長はモニターに視線を向けた。 そこにはまりさ達とは違う敗者が地獄絵図を広げていた。 まりさ達は自分達の決断の良さに安堵の声を上げ、同時にこの人間に恐怖を覚えた。 それからまりさ達は店長の言う可愛さを習得すべく必死になった。 全ては自分達の欲深なゆっくりのため、 裏返せば死にたくなかったからでもある。 店員達の指導は大変厳しく、少しでも逆らうような真似をしたらその場で殺された。 「おいまりさ、おまえ今俺に口答えしたな!?」 「ちがうんだ…いやごめんなさい!!だからまりさをつぶさないでください!!」 「いいわけなんぞきかねえよ、おら!!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ…」 喋り方から仕草、果てには動き方まで徹底的に指導された。 ある程度指導が進んだ所で胴つきになったまりさ達はその場で殺されることはなくなったが 間違えたらこれでもかというぐらいに言葉攻めを浴びせ、徹底的に矯正した。 「あぁ、何度いったら分かるんだ?ここはこうだろうが」 「でも…まりさはちゃんと…」 「だからここはこうだって言っているだろうが!!また間違えたら潰すぞ!」 「ゆぎゃ…いやぁぁぁぁぁ!!わかりましたぁぁっぁあ!!」 それは欲望に非常に忠実なゆっくりにとっては全くゆっくり出来ない事態だった。 だがそんな努力が実を結んだのか、まりさ達は順調に自分に合う人間に可愛く見える仕草、喋り方を 学んでいった。 「涙目でさそったらどんな人間もいちころなんだぜ!!」 「ゆっへっへ、あまいんだぜ!!ちょっと変わった喋り方をしたほうがいいんだぜ!! うふふふふふふふ」 「どのまりさも馬鹿なんだぜ!!この本さんのように静かに待っていたら まりさ専用の奴隷が勝手に来るのぜ!!」 そして全ての指導を終えたまりさ達は店員がひそかに設けた売り場でこう言われた 「これからお前達に合う奴隷がくるかどうかはお前達のアピールの仕方にかかっている 何時まで経ってもいたくなければ媚を売るんだな」 それからまりさ達は時折店員が連れてくる客に必死にアピールをするようになった 全てはここから出るため。 全ては自分のゆっくりのため。 どのまりさ達も必死になった。もちろん、あのまりさも… そして現在、まりさはこの男の飼いゆっくりとなった (ゆっへっへっへっへ、あそこはまったくゆっくりできなかったんだぜ!! でもそれもかこのこととなるんだぜ!!これからまりささまのでんせつがはじまるんだぜ!!) 怪しく笑うまりさ。飼い主のお兄さんの運命は!? まりさが「お兄さんの社会的地位失墜作戦」を決行してから一週間後… 「それじゃあまりさ、俺はこれから仕事に行ってくるから寂しいけど我慢するんだよ」 「…うん、まりさ寂しいけど我慢するよ…いってらっしゃい…」 バタン!!…カチャ… 「…どぼじでしっついしてないのぉぉぉぉぉぉぉ!!」 まりさは咆哮した。 あれから人目がつく所で他の人間に見せびらかすかのようにいろんな事をした。 お兄さんが食べている物を食べるようごねて食べたり、お兄さんのほっぺにちゅっちゅをしたり お兄さんの膝の上で寝たりとあの手この手を使ってゆっくりに欲情した変態お兄さんに 仕立てあげようとしたが、失墜するどころかなんら堪えているようには見えないのだ。 (なんでなんだぜ!?まりさのさくせんはかんっぺきなはずなんだぜ!?) まりさは頭を悩ませた。 一体何が原因なのか?…それはこの付近がかなり変わっていた事が原因だった。 それが分かったのは数日後だった。 まりさがお兄さんに甘えながらデパートに入った時だった。 「おにいざぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!!」 デパートに入ったと同時にけたたましい鳴き声が聞こえてきた。 お兄さんとまりさが声のする方へ視線を向けるとそこには胴つきのてんことうどんげが 入口の付近で立ちながら大泣きしていた。 あまりにすごい声だったせいか、人だかりが出来ていた。 「お兄さん…あの子たち」 「ああ…またか。あのお兄さんもいい加減に学んだら良いのに」 「ゆ?」 まりさは不思議に思ったがその答えはすぐに分かることになった。 あまりの大きな声に困った店員が二人の所に近寄ってくる。 その顔はまたかという顔だった。 「…はぁ、てんこちゃん、うどんげちゃん。今日はなんだい?迷子?」 「ゆぅ…ぐすんぐすん…おにいさんがね…おにいさんがね…てんこをすてちゃったのぉぉぉぉ!!」 「げらげらぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」 「捨てた?お兄さんは君達に何か言っていたの?」 「ゆぐぅ…おにいさんね…五分で戻るからここでまっててねって…ぐすん… でもね…でもね…もう十分もたってるのぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「げらげらぁぁぁぁっぁ!!げらげらぁぁぁぁぁぁ!!」 その答えに何も知らない者は唖然とし、事情をしっている者はやっぱりという顔をした。 「いやね、ほら。今日は人がいっぱい来る日だからね、時間がかかっているだけなんだよ。 だから別に捨てられたわけじゃあ」 「きっとてんこがきらいになっちゃったからこんなところにすてちゃったんだぁぁぁぁぁ!! おにいざぁぁぁぁぁぁぁぁん!!てんご良い子になるがらずでないでぇぇぇぇぇぇ!!」 「げらげらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!げらげらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ああほら、お兄さんが君達のお兄さんを呼んであげるからこっちにおいで。ここだと ちょっと問題が」 「そうやっておにいさんとてんこを別れ離れにするんでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! いやぁぁぁぁぁぁぁ!!おにいざっぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」 「お兄さん。あの子達知ってるの?」 「まあここいらで有名なゆっくりだからね。悪い子ではないんだけど飼い主のお兄さんから ちょっと離れるだけであんな感じなんだよ。…お、噂をすればなんとやら」 そう飼い主のお兄さんが言うと、買い物袋を抱えた男が早足気味にやってきた。 泣きまくっていた二人は男の顔を見るや否や泣くのをやめた。 「二人ともごめんな、えらく混んでいて買うのに時間が」 「…ひぐ…ゆっぐ…」 「げら…ぐすん…げら…」 「ん、もしかして二人とも」 「いやぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!おにいさぁぁぁぁぁぁぁん!!てんこ良い子になるから もう捨てようなんてしないでぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「げらげらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 二人はお兄さんの胸元に飛び込んで更にわんわん泣きだした。 男は周りの状況と二人のこの行動を見て何が起こっていたのか事情を察した。 「あの…えっと…すみませんでした!!」 「朝のちゅっちゅは一回までにするからもうすてないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「げらげらぁぁぁぁ!!(一緒におねんねも週に6回までにするからもう捨てたりしないでぇぇ!!) そういうと男は二人を抱えたままデパートを駆け足で出ていった。 「いやぁ、あいかわらずだなあのゆっくりは」 「ゆえ?あいかわらずなの?」 「そうなんだよね。お兄さんはどこにでもいる普通のお兄さんなんだけど飼っているゆっくりが 完全にお兄さん依存症みたいでね。ちょっとでも遅くなるとあんな風にわんわん泣きだすんだよ 人前でもキスをせがもうとするから近所の人たちはHENTAIの基準が分からなくなって きているんだよね」 この一言で、まりさは全てを悟った。 なんでまりさのお兄さんHENTAI化作戦が失敗したのか? それは余りにも熱烈アタックしてくるゆっくりが近所にいたからだ!! (ゆぐぐぐぐぐ、上には上がいたんだぜ。ならまりさも……はずかしくてできないんだぜ!! ならばどうするんだぜ…) まりさは作戦を変更せざるおえなくなった。 真相が発覚してから1週間後… まりさはいつもの日課であるトレーニングをやっていた。 (気を落ち着けるのぜ…てきはとってもおおきいのぜ…) まりさは目の前にいるその物体に視線を向け、そしてけどられないように背後にゆっくりと近づいていった。 敵は未だに微動だにしない。 (まだなんだぜ…攻めるときは電光石化なのぜ…) そして完全に敵の背後に回ったその時、まりさは飛びかかった!! (いまなのぜ!!) まりさは敵の背後から襲いかかり、敵を前のめりにするようにダウンさせた。 敵は完全に動きを沈黙した。まりさの完全勝利だ。 だが、まりさの攻撃はまだ終わらない (ゆっへっへっへっへ、まだまだなのぜ!!) 完全に身動きが取れない敵の背中に抱きついたまま、全身を使って 背中をギュッとした。これには敵は堪らないらしく、顔や手がわずかに動いた。 だがまりさの攻撃は一向に止まない (ゆっへっへっへっへ、まりさ様に後ろを見せるからなのぜ!! 油断するからいけないのぜ!!) そして敵の背中をギュッとすること10分… (ゆっへっへっへ、今日の所はこれぐらいで勘弁してやるのぜ) そう考えたまりさはお兄さんがUFOキャッチャーでゲットしたまりさより大きい クマのぬいぐるみから離れた。 まりさが抱きついた後には暖かいぬくもりとまりさの汗が少し染み込んでいた。 「ゆん、今日もまりさは絶好調!!」 そう一人で叫ぶと、まりさはノリノリになってクマのぬいぐるみの上に乗っかり、 指を天高く上げた。 その時、まりさの脳裏に電撃が走った。 「ゆ!?これはいけるかもしれないよ」 頭にまりさの想像が浮かび上がってくる… (ゆっふっふっふっふ、痛いのかだぜ)ふみふみ… (痛いよぉぉぉぉぉぉ!!やめてくれよぉぉぉぉぉぉ!!) (ゆっへっへっへっへっへ!!やめて欲しかったら奴隷になるんだぜ!!) (分かった!!奴隷になるからどいてくれぇぇぇぇぇぇ!!) (ゆっへっへ、なかなかいいこなんだぜ) 「これはいけそうだよ。訓練したまりさならお兄さんをふみふみして奴隷にできそうだよ!!」 そう言い放つとまりさは意を決してお兄さんの居る居間へと向かった。 お兄さんはうつ伏せになりながらなにか本を読んでいた。 かなり没頭して読んでいるせいかまりさにはまだ気がついていない (ゆっへっへ、これは好機なんだぜ) そう判断したまりさはゆっくりと足音を立てず、口も塞いでお兄さんの背後へと近付いて行った その目はまるで獲物に飛びかからんとする虎のような目だった。 (落ち着くんだぜまりさ。いつものトレーニングを忘れないんだぜ!) ゆっくりと、確実に一歩ずつお兄さんの背後に近づいていくまりさ そして後一歩でお兄さんの背中に乗れるであろう距離まで近づくと、まりさは 獲物目掛けて飛びかかった (今なんだぜ!!)「…!!」 まりさはお兄さんの背中に乗っかった事を確認するとバランスを取りながら足の位置を ずらしていく。剣道でいうすり足のような動きでお兄さんの背中を蹂躙していくまりさ お兄さんは小さくぐもった様な声を上げるとそのまままりさに蹂躙されていった 「…!!…!!」 (ゆっへっへっへっへ、苦痛で顔が歪んでいるのぜ。なかなか効果てきめんなのぜ もうちょっと苦痛に苦しめて調教してやるのぜ!!) そう考えたまりさはそれから10分もの間お兄さんはまりさにされるがままに 蹂躙されていった まりさの足が少し動くたびにお兄さんの顔は苦痛に歪められていった。 そして10分後… 「はぁ…はぁ…」 お兄さんは呼吸を乱していた。 まりさはお兄さんが苦痛に苦しみぬいたと判断し、お兄さんに対しようやく口を開いた 「どうお兄さん?痛かった?」 まりさは妖しく、お兄さんの耳元で呟く。 お兄さんは呼吸を整えてまりさに応えた。 「はぁ…はぁ…まりさ。いたいというより… 気持ちよかったよ」 「ゆへぇ!?」 まりさは顔をキョトンとさせた。 「いやぁ、最近肩とか腰とかすごい凝っていたからね。まりさが凝っている所を中心に 上手に踏んでくれたおかげですっごい気持ちよくて声がでないくらいだったよ。 いやー本当にありが…ってまりさ?きいてる?」 まりさはあまりの以外すぎる解答に声を失い、ただ口をパクパクさせていた。 (そんな馬鹿ななんだぜ!!まりさの作戦は完ぺきだったはずなのぜ!? ゆは!?…まさかお兄さんは…HENTAIお兄さん!?) 「まりさ?聞こえているかい?聞こえてくれるならもうちょっとやって欲しいんだけど…まりさ」 「ゆ!?…えっとね、ちょっとまりさ疲れちゃったからお部屋でお昼寝するね」 「え、そうかい。じゃあまた後でお願いするね」 「うん、わかったよ。(やっぱりHENTAIお兄さんだったあぁぁぁぁぁぁ!!)」 まりさは必死に走って逃げたい気持ちを抑えながらゆっくりと自分の部屋へと戻って行った もちろん、笑顔を忘れずにだ。 (うう、どうすればいいんだぜ?痛めつけようとして逆に快楽になっているんだぜ!? それだと言葉攻めも聞かないし、一体どうすればいいのぉぉぉぉぉ) 夜、まりさは頭をリセットするためにひとまず寝、それから夜になってから目を覚ました。 頭を一回リセットするために一回寝たのだが、ほとんど効果はなかった。 一回寝たら頭がゆっくりできると思ったのに、まったく頭はゆっくりしていなかった。 (おちつくんだぜ!!ここは外の様子でも見て…ゆ?) まりさの眼に飛び込んできたものそれは異常な光景だった。 素っ裸になった男の上にこの前見たあのゆっくりてんことうどんげが苦痛に顔をゆがませていた。 二人とも服は来ておらず、お兄さんと同様に完全に裸だった。 (ゆわわわわ!!なんなんだぜあれは!!なんであのふたりはあんなにお兄さんの上をあんなに 上下に移動しているんだぜ!?でもそれだけじゃああんなに痛そうな顔に…ゆぐぅ!!) まりさは何故あのゆっくりがあんなに痛がっているのか、その理由をはっきり理解した時 あまりの事に声をあげそうになったのを必死にこらえた (なにあれ…でかくて…ふといぼうさんが…ゆあぁぁぁぁぁぁ…あんなところを!! あそこはしーしーを出す所なんだぜ!?そんなものをいれるところじゃないんだぜ!?) まりさは何が起こっていたのか全く分からなかったが善良なゆっくりがあのお兄さんの せいで酷い目にあっているという事は分かった。 …実際はてんことうどんげの二人がお兄さんを眠らせてそのすきに襲っているのだが そんなことは経験のないまりさに分かるわけがなくただただ目の前で起こっている 非現実的な光景にただただ見るしかなかった。 (あああああああんなに太い棒をあんなに離させずに上下に… それにあのてんこの顔がだんだん怖くなってきたよぉぉぉぉぉ!! うう、とんでもないHENTAIお兄さん…ゆえ?) まりさはその時思い出した。まりさの奴隷予定のお兄さんも…HENTAIお兄さんであることを… (ということは…あんなことをまりさにも…ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! こわいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!おとうさぁぁぁぁぁぁん!!おかあさぁぁぁぁぁん!! まりさぁぁぁぁぁぁぁぁ!!たすけてぇえぇぇぇぇぇっぇえ!!) まりさは会ったこともない両親、ついには互いに牽制し合っていたあのお店のまりさ達にも 救いの手を求め始めていた。 まりさは部屋の片隅に置いてあるトレーニング用のクマのぬいぐるみの後ろに隠れて 隅でがたがた震えながらお祈りをした。 (だれか助けて…) だが救いの手が来るはずもない。 だがあのお店で店員が教養という名目で読ませてくれた「シンデレラ」のように 困っている自分の所に魔法使いのおばさんがまりさを助けに来てくれるのではないかと考えた まりさはちらっと外の様子を見た。 (魔法使いのおばさんは…きていな…ゆわぁ!?) まりさの眼に入ってきた光景は今まさにまりさがもっとも見たくない光景であった (あの二人があのお兄さんに抱きしめられたままピクリとも動かないよ… もしかして…あのお兄さんが怒って…あの二人を締め殺し…ゆわぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!) まりさは恐怖のあまりクマのぬいぐるみに必死に抱きついて目を塞ぎ、必死に 声を押し殺した。 あのHENTAIお兄さんが今度はまりさのお兄さんと一緒にまりさを殺すかもしれないからだ (いやぁぁぁぁぁっぁ!!まりさ死にたくないいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!) そう恐怖におびえている丁度その時であった。 コンコン…「まりさ?起きているのか?」 お兄さんの声だ。 (いやぁぁぁぁぁぁぁ!!こないでぇぇぇぇぇっぇぇぇぇ!!) 「cbほあほbdlこいじょじょ;bこj;q」 クマに口元を押さえて声を出したせいか声がはっきり聞こえない 「どうしたんだ?入るよ」 カチッ!!キィィィィィ… (いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!はいってこないでぇぇぇぇぇっぇえ!!) 「一体どうしたんだいまり」 「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!こないでぇぇぇぇぇぇぇぇっぇえ!! こないでぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇっぇえ!!」 まりさは緊張の限界に達したのか半狂乱になりながら辺りにあるものをお兄さん目掛けて 投げていく。 クマの小さなぬいぐるみ、まくら、クレヨン。小さな物がお兄さん目掛けて飛んでくる 「うわ、おちつけまりさ!!」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!ころさないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! まりさ!!死にたくないィィィぃィいィィィィィィ!!」 半狂乱になりながら手当たり次第に投げるまりさ。 お兄さんはそれらをを無視して進み、ついにまりさを抱きしめた。 「!!」 「おちつけまりさ」 お兄さんの温かいぬくもりに抱かれたまりさはお兄さんの温かい体温に抱かれ、 ほんの少しだが落ち着いた。 恐怖心があるのか、目は完全に涙目で今にもボロ泣きしそうだ 「ゆっぐ…ゆっぐ…」 「怖い夢でもみたのか?う~ん、そうだ。今日は一緒に寝よう」 「ゆっぐ…ゆえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!こわいよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 まりさは先ほどのビジョン通りになるのではないかと考え、泣きだしてしまった。 お兄さんはまりさの頭を優しく撫でるとまりさの眼を良く見て言った 「大丈夫だよ。お兄さんが一緒だから怖い夢も退散するよ」 「ゆっぐ…ゆえぇ…ほんと…」 「ああ、ほんとうだよ」 まりさはお兄さんの温かい手に理解不能な安心感を感じ、 そのまま一緒に寝ることを選択した。 「おやすみ、まりさ」 「おやすみなさい、おにいさん」 まりさは知らず知らずのうちにお兄さんに抱きついて眠っていた。 (お兄さんがこんなにあったかあったかだったなんてなんでいままで気付かなかったんだぜ? そうなんだぜ!!毎日毎日まりさが抱きついてあったかにすればお兄さんを奴隷にできるんだぜ!! ゆん!!きめたんだぜ!!お兄さんをまりさのあったかで奴隷にしてやるんだぜ!! ゆっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!) 「ゆぅ…おにいさん大好き…」 そう全くこりてないような顔でどこかおかしい結論を導き出したまりさはそのまま お兄さんに抱きついたまま眠った。 また明日から忙しくなりそうだ。明日になったらまりさのあったかで奴隷にするんだぜ!! 「店長、あのまりさ達なんですが」 「あん?クレーム?ったく馬鹿な飼い主が胴つきだからってほいほい飼って それがゲスと分かったらクレームか?買う前に散々ノークレーム・ノーリターンだと いっておるだろうに…」 「いえ、クレームではなく」「ああ、何?」 「…追加の注文が殺到しています」 店長は口をあんぐり開けた。 「はい?何で?」 「いえ、あの躾けたまりさ達が普通の躾けられたゆっくりとは一味も二味も違うという事で 普通の躾けられたゆっくりでは物足りないという方達から注文が殺到しているんですよ ほらここの掲示板も見て下さいよ。すごい人気ですよ」 おい、あの丸○点の極秘まりさマジですげえよ。半端なく可愛いって 俺の知り合いのコスプレイヤーなんてさ、かっているまりさに専用の服を作って着させて やったら大喜びして歌なんか歌って居やがったんだぜ!!結構わざとらしかったけど ゆっくりできる~おようふく~なんだぜ~♪ ゆんゆゆゆんゆ~~~ん♪ ま~りさ~の~「ま」~は~~♪ まかんこうさっぽうっ! …の~~~~「ま」~~~♪ なんて歌っていやがったぜ。マジあれは半端なかったぜ いまでは一緒にコスプレして一躍注目の的になったんだぜ 家のまりさなんてまるで狙ったかのように服のリボンを結ぼうと必死になって居やがった あの時の顔は天使がおりてきたみたいだったぜ。 んで涙目になりながら「お兄さん助けて」なんていうものだから陥落しちまったよ 「…すごいな。隠れゲスだというのにすごい反響だな。よし、まりさ以外にもありす、パチュリー種で 胴つきになる条件を研究して躾けて販売するぞ」 「え!?…まあ仕入代は0に近いから手間暇がかかるだけで行けますが 本当に胴つきになる条件を見つけ出せるんですか?」 「任せろ!!ゲスの場合なんかは大抵かなり賢くなればいけるんだからな。 早速加工所に行って即殺処分の赤ゆっくりを大量に仕入れてこい!!」 「了解しました!!」 こうしてこのペットショップを経由して隠れゲスの胴つきゆっくりが町の中に 現れるようになった。 どのゆっくりも飼い主をいかに骨抜きにして奴隷にしようと企んでいるか分からない まさしくゲスなのだ。 今日も哀れな飼い主達が犠牲になっていくだろう…。 オマケ1 まりさはゲスである。それは自分でもよく分かっている事だ。 だが、それでも同じゆっくりが死ぬという事に対しては何時まで経っても免疫が出来るものでは なかった。 あのゲスで鬼なHENTAIお兄さんは墓参りをさせてくれといってもさせてくれないと 思うし、逆にまりさを襲うかもしれない。だからあのてんことうどんげには悪いが 彼女達が死んだお家の前で手を合わせることしか今は出来ない。 (てんこ…うどんげ…今は安らかに寝てほしいんだぜ… まりさがお兄さんを奴隷にしたら、殺したHENTAIお兄さんにけしかけて 制裁せてやるんだぜ。だから今はまっていてほし) ガチャ!! 「あ~、ヤバい。遅刻しそうだ!!」 「ちょっとぉ、てんこを置いてどこに行くのよ。もっといっぱい愛し合いましょうよ」 「てんこ、そんなこといっちゃお兄さんが困ってしまいます。また帰ってからたくさんしましょう」 「うん、とりあえず帰ってから…ってなんで服きてないのぉぉぉぉぉ!! お外ではその大きな饅頭ちゃんとしまいなさい!!」 「だって急に大きくなって切れる服がなくなったんだもん。おにいさんのYシャツを着てても良い?」 「ああ、構わないから頼むから服着てくれ」 「やった、これでお兄さんの臭いはてんこが一人占めだわ」 「何言っているんですか?れいせんも着るんですよ。だから臭いは独り占めではありませんよ!!」 「何言ってるのれいせん。お兄さんのYシャツを着て良いのはてんこだけよ。」 「違います。れいせんもきるんです」 「い~や、てんこだけよ!!」「れいせんもです!!」「てんこ!!」「れいせん!!」 「だぁぁぁぁぁ!!お前ら喧嘩するならもう今晩は相手しない!!じゃあ」 タッタッタッタッタッタ… スッポンポンでいがみ合う二人の行動に我慢できなくなったお兄さんはそのまま だっしゅでいってしまった。 残された二人はお互いの顔を見合わせた。 「…うう、てんこ悪くないもん…」 「…はいはい、とりあえずお家に入りましょう」 二人ともすごくがっかりしたような顔で家の中に入って行った。 この様子をずっと見ていたまりさは訳が分からなくなり、このてんことれいせんと仲良くなるまで このお家に近づこうとはしなかったという。 オマケ2(ガチのHENTAI有り) うふふまりさのお兄さん 薄気味悪い地下… そこから何かを叩くかのような音が響いてくる。 ピシン!! 「うぼぉおぉぉぉ!!」 「うふふ、痛いの?気持ちいいの?どっち?」 そこには目隠しをされ、口にギャグボールを付けられ、手足に手錠を付けられた 男がいた。尻の穴には何か棒状の様な物が刺されており、わずかだが振動居ているようだ。 そしてその男の尻を叩く胴つきのゆっくりまりさが居た。 普通と少し変わっている所があるとすれば、それは口調にうふふを付ける所であった。 「それとも、やめてほしいの?」 男は首を必死に縦にふった。 だがまりさはお兄さんの様子などまるで見なかったかのように無視し、男の背後に 周り、男の尻を叩いた。 パシン!! 男の尻にまりさの平手が入った。 男は体をビクンと震わせた。 まりさはその様子を見て、何かを悟ったかのような顔で耳元で囁く。 「やめてほしいの?嘘いわないでね…やめて欲しい子がこんなにうれしそうに ほっぺを赤くしないよね。ほら、しょうじきに言ってゆっくりしようよ…」 まりさはあやしく囁く。 耳元に息を吹きかけ、少し耳を噛むと男は体をビクンとよじらせ まるでもとやってほしいように体をまりさに寄せてせがんできた。 スリスリ…スリスリ… 「だ~め、いい子はちゃんとこたえなきゃゆっくりできないんだよ… ほら、どっちなの?まりさに教えて…」 男はまりさから少し離れてまりさがいるであろう方向を見据えると 静かに、だが確かに頭を縦に振った。 「はい、良く出来ました。これはご褒美だよ」 そういうとまりさは尻に入っているもののメモリーをマックスにまで上げた。 「………!!!!!!!!!」 棒の振動と完全に同調するかのように背筋をピンとはり、がたがた震えだすお兄さん。 口にくわえられたギャグボールの隙間から大量の涎があふれ出る。 「うふふふふ、まりさにこんなことされて楽しいんだ。この変態」 ぐいぐい!! まりさが棒を掴みぐりぐりと動かし始めた。 お兄さんの体がさらに揺れる。 「変態」 ぐりぐり!! 「!!!!!!!」 「変態」 ぐりぐり!! 「!!!!!!!!!!!!!!!」 絶え間なく繰り返されるまりさの責めにお兄さんは体をまるで痙攣を起こしているかのように びくびくと震わせる。 永遠に続くのではないかと思われたその責めはまりさが棒をいきなり引き抜いた所で 止まった。 「…?…!!!…!!!」 お兄さんは必死にもっとやってくれとまりさに懇願する。 だがまりさはお兄さんの眼隠しとギャグボールを取るとおもむろにスカートをお兄さんの目の前で めくり上げ、お兄さんに告げた。 「だ~め、くそ奴隷にいまからすっきりを覚えされたら悪い子になっちゃうもん。 いーい?くそどれい、ごふんだけあげる。 そのあいだに、まりさのまむまむにじょうずにごほうしできたら この棒さんを二個入れてあげるよ」 「まりさ…さま…」 そういうとお兄さんはゆっくりとまりさの元に近づいていった。 おそらく本当にごほうしするつもりなんだろう。 (ゆっふっっふっふっふ、こんなに簡単に奴隷に出来るなんて拍子抜けだったね… でもいいわ、まりさはこれで忠実な奴隷、そしてまりさのための御殿を手に入れたわ うふふふふふふふふふ) まりさは妖しく笑う。 そしてお兄さんの口元がまりさのまむまむにゆっくりと近づいていき ついに口に触れようとしたその時 じりりりりりりりりりりりりりいりりりいりりりりり!! 「お、もう交代の時間か。じゃあまりさ、交代な」 「ゆへぇ?」 「ごめんなさい…ごめんなさい…もう…ゆるして…」 「何言っているんだい?さっきまで俺がMやっていたんだから今度は俺がSだ。 さっきまでのりのりでSやっていたんだからいいじゃないか」 「もう…ちょうしにのりません…おにいさんを…どれいだなんていいません… だから…これを…ぬいてください…おねがいです…でないと…まりさ…まりさ…」 「うんうん、良い誘い方だよまりさ。ここまで良い声でやめてやめてといわれたら やる気ががぜん出てくるよ。じゃあ今度はこの鞭だぞ。 大丈夫、ゆっくりの躾ようの物だから傷は残らないぞ!!」 「いやぁぁっぁ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!」 ピシン!! 「ゆんやぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 このようになんだかんだでどこか屈折はしているが、良好な関係を結べているゲスまりさ達であった。 完 あとがき なんでこんなに遅くなった。 今さら上げてもと思っちまったけど書くと言った以上ちゃんと書かないと… というかなんか酷くなっちゃった… ぷにあきさんへ 不快だったら言って下さい。すぐに削除しますんで なんでこうなったかを説明すると …まじこのゆっくりかわえぇぇぇ→でもいくらなんでもかわいすぎ→こんなに可愛いと 実は隠れゲスっぽいな→それにだぜ口調だよなぁ→そうに違いない!! ぷにあきのゆっくりはみんな隠れゲスだ!! と妄想が膨らんでいきました。にしてもかわいすぎだぜ あ、どうもブレあきです。餡子ンペ春の結果が予想以上でものすっごい嬉しかったです。 賞品は胴つきふらんちゃんとわらうでいぶストラップ(上半身)ですか、いいですね 今度はそれをネタにして何かSS書きますね。 まあ7月は私がかなり忙しいので書けるかどうか…正直微妙… まあどうにかなるさね… 後少し私の過去作品のキャラクターを登場させたんですけど…分かりました? 次回作は餡子ンペ春の総まとめ的な作品にしようかと思います。 ではではまた読んで感想たくさん下さいね!! 時間がかかりすぎた作者:ブレあき 時間がかかりすぎた作者の過去作品 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター~ ゆっくりの進化 一 ユグソウ プレリュード・前編 喧嘩 かえってこないあの日々 別れ れいむがゆうかでゆうかがれいむ 誘拐 賢将の逆襲 餡子ンペ作品 でいぶの忠実な奴隷 これが私のれいむ様 因果応報 子に諭される 正義の味方!!でいぶ!?
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ゆっくりほめ 6KB ゆっくりほめ 落語風ゆ虐 江戸のとある長屋の一角に虐太郎って根っからのゆ虐好きがいた。 街中でゆっくりを見かけちゃあ、あにゃる目掛けてトーキック。 森に出張っちゃあ群を火炎放射器で地獄絵図。 家に侵入してきたゆっくりがいたら家族ごと汁粉にして頂いちまうってな有様。 しかしコレが飼いゆだろうがなんだろうがおかまいなしっってぇんだから長屋の愛で連中には評判がよろしかろうはずも無い。 嫌われるだけってんなら虐太郎もドンと来い超常現象ってなモンだったが、 長屋の飼いゆ被害者達が虐太郎相手に集団提訴すっるってえ話になったからさぁ大変。 このままじゃいつか最高級金印胴つきフランを買ってあれやこれやするための資金が無くなっちまう。 あわてた虐太郎、長屋の知恵袋のご隠居のところに駆け込んだ。 「隠居、隠居はいるかい?」 「なんだい虐太郎、はいってくるなり隠居隠居と失礼な奴だねぇ。だいたいお前さんというやつは・・・」 「あ~説教なら今日はやめてくださいや。こちとら急ぎの用なんでぃ。」 「ほう、お前さんが急ぎとは珍しい。今日は槍でもふるんじゃないかねぇ。」 「馬鹿言わないでくださいやご隠居。今日はご隠居のお知恵を拝借したいんでござあやすよ!」 「なんだまた何か厄介ごとかい?」 「ええ、それが二つ隣の愛で太郎の野郎を筆頭に長屋の連中が俺を提訴するってえんでさぁ。なんとかならねぇかい?」 「そりゃおまいさん、自業自得って奴だ。愛で太郎はおまいさんのせいでもう飼いゆが十五匹目だって言うじゃないか。 どちらかってぇと良くここまで我慢したモンだよ。」 「いや、わかってる、わかってんだよご隠居。でもさ今回はほんとに悪いと思ってんだよ。コレを機にゆ虐はすっぱりやめる。 だからなんとか知恵を貸しちゃあくれないかい。」 「そうかい、ゆ虐一筋のおまいさんがそこまで言うんなら今回は知恵を貸してやろう。」 「ほんとかいご隠居、ありがてぇ恩に着るよ。で、おいらはどうしたらいいんでい?」 「まずは時間稼ぎが必要だ。あたしは被害者友の会のほうに行ってなんとかおまいさんが心を入れ替えたと言うことを説得する。」 「ほうほう、それで?」 「その間おまいさんは長屋の愛で連中のゆっくりを褒めて褒めて褒めまくるんだ。」 「えぇ!しかし・・・」 「まあまあ話は最後まで聞くもんだ。ゆっくりを褒めりゃ相手の気分も良くなるし、 『ああアイツがゆっくりを褒めるなんてほんとに心を入れ替えたんだな。』 てなもんよ。」 なるほど、流石は亀の甲よりなんとやらだ。 そう思った虐太郎はご隠居が話を終えないうちにご隠居の家からすっ飛んでいっちまった。 家の近くまでもどってくるとさっそく道の向こうから愛で太郎が十五代目の霊夢を連れて歩いてきた。 「げっ!虐太郎!」 「ゆゆゆ!ゆっくりできないおにいさん!!」 露骨に顔をしかめる愛で太郎と飼いれいむ。 「おう、愛で太郎と糞・・・いや、れいむちゃん。調子はどうでぃ?」 おや?と愛で太郎は小首をかしげた。 いつもなら挨拶するより先にまむまむへ先のとがったピエロみてえな靴で蹴りをかまして 「ドンドゥクドゥクドゥクドンドゥクドゥクドゥクヒャッハー!!」 と奇声を上げまくる虐太郎が挨拶をしてきた。 正直気味が悪い。れいむに至っては恐怖で服の上からし~し~とうんうんをたれちまった。 ともかくあっちが挨拶してるんだから挨拶を返さなきゃならねぇ。 「いいわけないだろう虐太郎。お前さんのおかげで結局十四代目だったまりさは七孔噴餡したままゆっくりしちまったんだから。 いまもお前を集団提訴する為の会合に向かうところさ。」 「まあまあ愛で太郎さんよちょいと待っとくれよ。俺は心を入れ替えたんだ。もうゆ虐はすっぱりやめることにしたのよ。」 「ええ!おまえさんが?」 「おうよ、そこでちょっとその糞袋、じゃなかった。れいむちゃんを抱かせちゃあくれないかい?」 「ゆ"っ!?」 「え、それは・・・」 「なあ頼む!この通りよ!俺にチャンスを、ゆ虐を卒業するチャンスをくれないかい。」 涙を流しながら土下座する虐太郎に感化された愛で太郎。ついにれいむを抱かせることにした。 「なあ頼むよ虐太郎。やさしく抱いてやってくれよ。」 「お、おにいさんやさしくしてね・・・?」 「ああ、任せてくんな。」 ひょいと愛で太郎かられいむを受け取る虐太郎。 「おうおう、ゆっくりも抱いてみりゃあなかなか可愛いもんだなぁ。」 ひげ面をじょりじょりさせながらほお擦りをする虐太郎。 「ゆー!じょりじょりいたいよ!」 「お、おうすまねえ・・・。」 さて、ここまではうまくやってきた虐太郎。愛で太郎もハラハラしつつもまんざらではない様子。 あとはこのれいむを褒めるだけなんだが、いままでゆ虐一筋の虐太郎。罵詈雑言ならすらすら出てくるが褒め言葉が思い浮かばねぇ。 それでも金印の胴つきフランの為となんとか褒め言葉をひねり出した。 「い、いやぁこのれいむちゃんの服は良い生地を・・・」 引きつった笑顔で愛で太郎におべんちゃらをつかっていた虐太郎。そのとき 「ゆぎゃぁぁぁあああああ!!」 どこからともなくゆっくりの断末魔が!なんだ、どこだどこだ!!いったいどこから声が!なんか近いぞ何処だ何処だ! 「虐太郎てめぇ!何しやがる!!」 血相変えた愛で太郎がこちらに駆け寄ってくる。 もしかしてと腕の中のれいむを見てみるといつのまにやら霊夢の目はあまぎられ歯は全て叩き折られている。いったい誰が。 「虐太郎!おまえさっきから何か呟いてると思ったらいきなりれいむの歯をぽきぽき、目をぐりぐりと!!」 ああ、どうやら虐太郎。体に染み付いたゆ虐癖はちょっとやそっとじゃ拭い切れなかった。 なんて褒めようかな?なんて考えているうちにぽきぽきぐりぐりと無意識にやっちまっていたらしい。 あわてた虐太郎あわわ、あわわとしているうちにテンパっちまい結局いつものようにれいむを腕から落として浮いたところをトーキック! 「ドンドゥクドゥクドゥクドンドゥクドゥクドゥクヒャッハー!!」 といつもの調子。あっけに取られている愛で太郎を尻目に一目散に逃げちまった。 その後今度こそ!と飼いゆを持っている人を見つけては 「まりさの金髪はまるでカップ焼きそばの麺みたいだね!」 と褒めてはまりさを丸禿に。 「まりざのぴかぴかのきんぱつさんがぁぁぁぁああ!!!」 ありすを連れている人を見つけては 「おお、あんたんとこのありすのぺにぺには平均より0.2ミリ長いね!」 と褒めては焼き虚勢。 「あでぃずのとがいはなべにべにがぁぁぁぁああ!!」 飼いれいむを見つけては 「もみあげがよく動くね!!」 と褒めては子供を木槌でズドン!! 「でいぶのあかぢゃんんんんんん!!!!」 結局やりたい放題の虐太郎。 その後ご隠居の説得むなしく被害者達は虐太郎を提訴。もちろん結果は有罪判決。 一文無しになり仕事も首になった虐太郎。 失意のうちにこう呟いたと言う。 「首の無いゆっくりを虐めているたら俺が首になっちまうとはなぁ・・・」 お後がよろしいようで。 あとがき 落語を良く知らないのに書いてみた。今は反省している あと時代考証がどうだとか言うのはしったこっちゃないのであしからず。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓頭やわらかいね -- 2012-06-17 00 29 13 ↓2 穴を増やせば良いではないか -- 2011-12-31 13 22 30 ふむふむ江戸か…… って思ってたらいきなり火炎放射器とか言いだすから噴いたw 出すなって意味じゃないよ決して -- 2011-04-25 15 19 01 というかなぜ十四代目まで我慢したんだよ愛で太郎w あと七孔噴餡は是非みてみたいなw ただゆっくりには耳の穴と鼻の穴がないから七孔は難しいだろw -- 2010-11-01 05 37 46 ↓世界中のふらんを買い占めれる財力を手に入れてから言いたまえ。 -- 2010-09-15 02 04 56 こんなクズ野郎にふらんちゃんは渡さん。 -- 2010-06-29 23 22 40