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本日のリザルト -'--ミ_. / , / , , '´ ヽ. / 7 /´ ̄`` / i ∨ / ', ./ .7 // / / / イ }-ト、 i 7 i // ,i 7 }/ | / / ./. / / `ヽ、} ,′ あ |'´/'| !{ / {7 ./ // / ,′ /\ }. i. り !/./ ! .| | ハ、_// / / / / ./ ヽ/ i. が | / .| i{ | z≦ニミ、 ′ / ムイ / / , 〃..|. と ,' ′ i |V ! 〃 ヾ/ ./ //i //ムイ} /,′ふふ、待っててくれたんだ。..|. う 7 |! ∨i / ./´ _,z==ミ_ ' ムイ/. i / ./| / .∧∨', !////.,/´ ´  ̄`ヾzトz-./ハ ’ / .{/ / / i.|i i! /´ Ⅵ/ / ヽ、 , イ / / | |i. ` 、 -= ィ / ー─ ーイ リ∧ ///// // ./ / /. ∧ r- _ ィ / ./ /|. / ∧ V. __`; / / | /||, 仆 | 、 _.ノ  ̄/ /y /!. ,' ! i/ .j.| ソ.―-へ ___, -‐=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. r-―-=ニ三三三≧==-- ――" ________ .1ニ三三三三-=ニ _-=三三三三三三三三 /-=ニ三三-=ニ -=三三三三三三三三三三三┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━┓┃NAME:できない子 .┃体力100%┃┣━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┻━━━━━┫┃性別:女 . ┃年齢:16 ┃種族:ダンピール(英傑) ┃┣━━━━┳┻━━━┳━━━┻┳━━━━┳━━━━┳━━━━━━┫┃筋力:D .┃敏捷:D ┃耐久:D .┃魔力:C+..┃魔防:B .┃MP140/140 ┃┣━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━━━┫┃弱点:神聖 ┃┃耐性:なし ┃┃無効:精神 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【種族特徴】 ┃┃ 吸血生物:D ┃┃ 吸血を行いMPを回復できる。 ┃┃ アンデット:C ┃┃ 睡眠が必要なくなる。疲労および負傷の回復速度が大きく向上する。 ┃┃ また暗視が行える。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【アビリティ】 ..┃┃ 保身精神:S ┃┃ 自身の身を守るという心の在り方と才覚の合わせ技。保身のための ┃┃ すべての行動に極大の補正がつき、危険な安価を調整できるが ┃┃ 一部の行動が行えない。様々なアビリティを内包する。 .┃┃ ────戦闘時敵の行動をある程度読める。 ┃┃ 魔法・奥義開発の異才:S ┃┃ あなたは魔法・奥義の開発と習得において類まれなる才能を持つ。 ┃┃ 波乱万丈:EX ┃┃ あなたの周りでは良くも悪くも確率的に低いことが起こりやすい。 ┃┃ 時代の中心が向こうからやってくるようなアビリティ。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【スキル】 ┃┃ 剣術④:あなたは一流の剣士だ。 ┃┃ 睡眠薬精製②:強力な睡眠薬を作ることができる。 ┃┃ ただし作れるのは1種類のみである。 ┃┃ 騎乗②:あなたは見習いの騎乗者だ。 ┃┃ 事務②:あなたは見習い文官だ。 ┃┃ 隠密①:あなたは隠れることができる。 ┃┃ 薬師①:あなたは薬を作ったり薬草を採取したりできる。 ┃┃ 料理①:あなたは料理を作ることができる。 ┃┃ 錬金術①:あなたはちょっとした錬金術を行使できる。 ┃┃ スコップ術①:あなたはスコップをうまく使える。 ┃┃ 建設①:あなたはヤブの建築士だ。 ┃┃ 偽装工作①:あなたはものを隠したりするのが得意だ。 ┃┃ 天文学①:あなたの趣味は天体観測だ。 ┃┃ 絵画①:あなたは絵が描ける。 ┃┃ 杖術①:あなたは杖が扱える。 ┃┃ 投擲①:あなたはキャッチボールが得意だ。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【言語】 ┃┃クゾ・トヒ語─読み書き会話。 ┃┃クゾ・マ語─読み書き会話。 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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_ _____ , ´ `ヽ / ヽ _j|_ . | , l  ̄|! ̄ | __ノ ヽ、_ | | l 弋モ_无ヽ ィt_ァ7 | __j|__ .| `¨´ ∥¨´ l  ̄|「 ̄ | | .|! | | 十 | | t__ _, | __j!__ . 丶 ー‐- /  ̄|! ̄ ┌──.‐ ヽ {「 ̄ ̄`! , - 、 l r―――! ー ´ { トl| | ,. -、 { i '、 l l リ ト!¦ | {( 丶、 ∧ `、 l l f< `、 └z」 L__ `ヽ、 ` く 、 ヽ _ ム '. !_ ` ー-------‐'r┘__,,.r └- __ `ヽ `v^〉 } _,, ´ { 〉¦ ‐- ___ _」 たュ_ , ^'. V , ´ 、〈 l -=≦一| 弋 `丶、/ ', '. / i i ヽヽl _二| ( `丶、、 \ , ヘ ' ; | | ⅳ 、-‐~'' ! ヽ、 ヾ 、 \'^ ',丿 | ¦ l|  ̄二フ { \ \、 ` ,ノ ' ! | リ ` ¬ } / /丶 `゙ / 〉 ! | | ̄ Z_  ̄| tェ‐ェ‐ェェvユ l / V ,r'´! ; |r──┐ |  ̄ニ=‐ ! _ ─┐ ¦ , 八 / ! | l 、l 、__| O |z-----~' | |_ ―┘ i / ハ -‐´ / !IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII<おみくじ大学>に在籍するイケメンメダロッター。見た目がとにかく無駄にカッコイイ。じいちゃんの洗脳を受けて、最強の座を目指すことに。メロンソーダ好き。あまり表に出ないが、実はなかなかの畜生である。料理や歌のスキルは普通。機械いじりが得意。 【名声】 12 【キリフダコマンド】 《イグニッション》 [消費] 250 FP [〉メダルの秘めたるチカラを解放する。 [〉指定した味方メダロット1体のENを基本の【30%】増加させる。 《イグニッションG》 [消費] 400 FP [〉メダルの秘めたるチカラを解放し味方に与える。 [〉この『キリフダコマンド』は、チームに行動可能な『ゴキブリメダル』がいる場合のみ発動できる。 [〉1ターンの間、味方全体の『回避率』を【1】上昇させる。 [〉さらに、ターン終了時、それぞれのHPを最大の【10%】回復する。 《イグニッションN》 [消費] 400 FP [〉メダルの秘めたるチカラを解放し味方に与える。 [〉この『キリフダコマンド』は、チームに行動可能な『ナイトメダル』がいる場合のみ発動できる。 [〉1ターンの間、味方全体の『防御率』を【2】上昇させる。 [〉さらに、被ダメージを【10%】軽減する。
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100%中学生 ◆j1I31zelYA ――ちょっと寂しくっても、ちょっとカチンってきても ――ちょっとスベっちゃっても、ドンマイドンマイドンマイドンマイ! ☆ ☆ ☆ 学校でも見かけるような、折り畳み式の白い長テーブル。 それを二つくっつける形で、植木耕助と菊地善人は向かい合わせに座っている。 そして杉浦綾乃の席は、菊地の左隣に。 三人が、図書館の別室で情報交換の続きをしていた。 机と椅子、そしてキャスター付きのホワイトボード以外に何も無いコンファレンスルームは、ひどく殺風景でもあり、平和でもある。 ひとたび室外に踏み出せば、壁も半壊され本棚もぐちゃぐちゃになった図書閲覧室があるなど予想もできないだろう。 仲間がひとり欠けた。殺された。 それでも彼ら彼女らは、それまでと同じように机を囲んでいた。 それは『何も変わらない』という意味では冷たいし、『日常』があるという意味では優しい。 会話をして、休息をして、そして食べるための時間だった。 「つまり日野さんとやらの関わってた殺し合いにも『神様』が出て来たってことか」 「ああ。でも日向も、今回その『神様』が関係してるかまでは分かんねぇって言ってた」 主な話題は、植木耕助と碇シンジのこれまでについて、『補修授業』の一件で中断されていた続きだった。 失った仲間について語らせる過酷な行為でもあったが、しかし少しでも多くの情報を集めるために、ひいては皆が生き延びるために共有しておかければいけない。 植木もそれが分かっているから、学校に行きたい気持ちのはやりを堪えて真剣に話し合う。 菊地や綾乃も、碇シンジが綾波レイのことを気にかけていた以上、情報交換が終わったら合流に向かおうという案に依存はない。 「『神様』については、聞いた話だけじゃ判断しようがないな。 その『天野雪輝』と『我妻由乃』はまだ生きてるようだし、今はまだ保留にしとこう」 「二人をぶん殴ってバカな考えを止めさせてから、詳しく聞くってことだな」 「そうしたいところだな。まったく、事情を知ってそうなヤツが乗ってる可能性大ってのは困った話だぜ」 言葉を交わす合い間を利用して、少年たちはぱくりぱくりと支給食料をほおばっている。 菊地善人は、給食に出るようなコッペパンに直接かぶりつく。 植木耕輔は、一口サイズの乾パンをひとつずつ口に放り込む。 食欲旺盛な中学生にとっては粗食だったけれど、戦闘がもたらした心身の疲労を少しでも補おうとするようにもりもりと摂取する。 綾乃はファミレスで間食していたこともあってさほど空腹ではなかったけれど、食欲旺盛にしている少年たちを感心したように見ていた。 こんなことなら、もっと料理を覚えておくのだったかもしれないと思う。 事務室には冷蔵庫があったから、食材でもあれば調理できたかもしれないのに。 そこまで発想したところで、気づく。 突撃銃の他にもランダム支給品として、ちょっとした食べ物がディパックに入っていたことを。 あれを食べるとしたら、今のうちしかないだろう。 膝を打ち、明るい声で言った。 「そうだ、スイカがあったんだったわ。ちょっと切ってきますね」 ◆ 乾燥したパンの後にスイカというのもおかしな食べ合わせだったけれど、植木たちは十分にうれしそうな(そしてクーラーボックスごと支給されていたことに驚いたような)反応を見せた。 最初にスイカを見つけたときは困惑したけれど、あんな反応をされると心なしかいそいそとする。 「ん、しょ……っと」 バレーボールほどのそれを給湯室に運び込み、まな板の上にのせる。 料理はお母さんの手伝い程度にしか経験していないけれど、スイカを切り分けるくらいはできるはず。 包丁をあてがい、刃を差し込んで真下に押しこむよう思いっきり力をこめる。 『すだん!』と豪快な音を立てて、スイカを両断した包丁がまな板に激突した。 「で、できたっ……」 反動でしりもちをつきかけながらも、ぱっくりと二つに割れたスイカをほっとして落ちないよう支える。 スイカの赤い断面が、切り口を晒していた。 「あ……」 とても濃く赤かった。 黒い種が飛び散った、赤くて紅いスイカの果肉。 切断された衝撃で、まな板の各所に赤い果汁を飛び散らせている。 赤い色。 あんなものを見せられた後では、連想するのは、人間の血でしかなくて―― 違う。 しかしその連想は、すぐに塗り換えられた。 本物の血とは、ほど遠い。 碇シンジから流された血は、もっと赤黒くて、粘性があった。 こんな水彩絵の具みたいな色じゃなくて、もっとどろりとしていた。 そういえば内臓から吐き出された血は黒っぽい色をしているのだとか、家庭の医学に関する番組で見た覚えがある。 そして色々と気の付く菊地も、その違いは一目瞭然だったからこそスイカを食べることに賛成したのだろう。 「もう、びっくりさせないでよっ」 ひやりとしたことの責任をスイカに押し付けて、ほっと胸をなでおろす。 その『胸をなでおろす』という行為をする自分が、不思議だった。 そうか、私はもう血が流れるとか死ぬとかに立ち会ってしまったんだと、改めて自覚する。 知り合いが殺されるところを、見た。 だけでなく、その遺体を埋葬するところにさえ立ち会ったのだ。 さっきまで生きていた人間を地面の中に埋めてしまうなんて、そんな経験など日本に住んでいれば中学生どころか大人にだってほとんどありえない。 内臓をひどく損傷させたまま地面に埋もれていく碇シンジを見て、もっとどうにかしてあげられなかったのかと思った。 殺し合いの真っ最中でなければ、遺体をきれいにしてくれる大人だっていただろうに。 盛り土が完成したときは、こんなにあっさりしたものなのかと思った。 死んだ人を埋めるというのは、うまく表現できないけれど、もっと気が狂いそうになるような作業じゃないかという想像があったから。 もっとも、そのすぐ後には号泣することになったのだけれど。 友達が死んだときに泣かないでどうするんだ、と菊地は言った。 半分になったスイカを、まる一個は食べられないかとひとつ脇にどけ、ひとつをまな板の中央に戻した。 包丁をあてがって、悲しかったことを綾乃は反芻する。 友達が死んだ。 友達、でいいのだろうか。 どうしても、綾乃は首をかしげてしまう。 過ごした時間は、短かった。 しかし植木にも菊地にも、泣く理由はあった。 たとえば、植木が泣かないのは嘘だと思う。 植木は人の善意を強く信じているし、誰とでも仲良くなろうとする。 綾乃のことも、大切な仲間として認めてくれている。 出会ったばかりなのに、バロウという襲撃者から守ろうとしてくれた。 同行することになったから。碇シンジとの口論をとりなしてくれたから。 たったそれだけのことでも、菊地と綾乃をも『仲間』として守るには充分な理由となるようだった。 そんな情のあつい植木が、最も長くともに過ごし、果てには互いの信念をぶつけ合った友達の死に涙を流さないはずがない。 菊地にとっても、植木との交流はあった。 中学生としては抜きんでて聡明な菊地にとって、教師はともかく同年代の男子に、それも技能ではなく精神に、『敵わない』と思わされたことなどあまりなかったのだろう。 碇シンジは『植木を置いて逃げる』という合理的な判断に一石を投じ、どこかお気楽だった菊地の根っこを叩き直していった。 きっとその印象は強烈だった。 植木や菊地と碇の間には、時間では測れない絆が育つに足るものがあった。 半分になったスイカをさらに半分に切り分ける。 四分の一になったスイカを真横に90度回して、右から左へと包丁をいれていった。 種を取りやすく切る方法もあるらしいけれど、料理に詳しくない綾乃はそこまでは知らない。 そんな2人に比べて、綾乃とシンジの関係はあまりにも薄い。 たった数十分ばかり、情報交換をしただけの関係である。 もし綾波レイに会って、あなたと碇くんはどんな友達だったのかと聞かれたりしたら、答えられないだろう。 よくも悪くも馴れ馴れしい歳納京子と違って、一度や二度の会話を交わした段階で友情を抱けるほど綾乃の『友達』の基準は軽くない。 と言うかたいていの中学生の基準はそうだろう。 穏便に出会った。自己紹介をした。 綾波レイについて(主に菊地が)説明した。これまでの経緯を少し聞いた。 シンジと綾乃の交流は、ほぼこれだけに終始してしまう。 彼と植木との間にうまれた剣呑さを見てつい口をはさんだりもしたけれど、そのきっかけも注目も、植木の歪みに向いていた。 もちろん、殺し合いに巻き込まれた同士の連帯感とか、アスカ・ラングレーが殺し合いに乗ったことを心配する気持ちはあったけれど。 例えば、シンジと植木が本当にこじれそうになった時も、植木に対して複雑な感情を抱くだけで、仲裁はすっかり菊地を頼みにしていた。 例えば、菊地とシンジの間で植木を助けに戻るかどうか議論になった時も、黙ってことのなりゆきを見ていただけだった。 例えばシンジたちが心配で戻った時も銃は構えていたけれど、それを撃って救援ができたかは怪しく、場に流されていただけだった。 これだけ傍観者に徹していたような薄さで『共にいた時間は短かったけれど、固い友情がありました』などと言えば、シンジの元からの友達に怒りを買ってもおかしくない。 でも、綾乃は悲しいと思った。 その気持ちに嘘はない。 それは、植木から最後に交わしたシンジとのやり取りについて聞いたから。 シンジが植木に教えたことについて、知ったからだった。 何も、植木とシンジの友情にもらい泣きをしたわけじゃない。 ただ、そんなことを人に教えられる碇シンジという少年が、永久に失われたことが悲しかった。 そんな少年に対して綾乃は傍観者の立場しか果たせず、そしてもっと彼のことを知ろうとしても、死んでしまってはそれがかなわないことが悲しかった。 もうその距離を埋めようとしても埋められない、そんなありえた『これから』が失われたことが悲しかった。 シンジにとってはただの知り合いでしかなかっただろう自分がこうなのだから、元からのシンジの友達とか、家族とか、綾波レイという少女はもっと辛い想いをするのだろう。 だから、だれかが死ぬことは悲しい。 だから、人を殺さないですむ方法がほしい。 大きな深皿を探し出し、ひんやりと冷たそうな果肉をみせるスイカをすとんと並べる。 きれいに並べられてこれから胃袋の中に入るスイカは、さっきとは真逆に、生きているという実感を与えた。 ◆ 『だーかーらっ!! 未来日記とゲームのルールに関する質問以外は受け付けんと、何度も言っておるじゃろうがっ!』 「いや、こいつは未来日記に関する質問だぜ? だってそうだろ? 具体的にどうすれば首輪が爆発するか知ってなきゃ、前触れも無しに『DEAD END』が出たりして日記の信頼性を損なうかもしれないんだから――」 『こ、じ、つ、け、る、なっ!』 激しい苛立ちのこもった電話越しの少女の声が、拡声ボタンでも押したかのように閲覧室に響いた。 『契約するつもりのない冷やかし電話はお断りじゃっっ!! お主はしばらく電話をかけてくるなぁっ!』 「おいおい誰も契約しないとは言ってな――」 ――ブツン。 質問責めにあって我慢の限界に達したムルムルが、とうとう通話を切る。 ためしに再び電話をかけてみたが、ワン切りで済まされる。 別の携帯電話からかけてみても、菊地が「もしもし」と一声しゃべるだけで、通話主は警戒したようにブチっと切ってきた。 どうやら『しばらくかけてくるな』という罰則はただの脅しではなかったらしい。この『しばらく』がいつまでを指すかは不明瞭だが。 「ちっ、我慢の短いヤツだなぁ。こちとら勝手に殺し合いに呼ばれてるんだから、クレームつけられるぐらい予想しとけってんだ」 愚痴をこぼして携帯電話をテーブルに置くと、向かいの席には目を点にした植木耕助がいる。 「すごいな菊地。しつこいクレーマーのおばちゃんみたいだった」 「……褒め言葉だと受け取るよ」 「それで、色々聞いてたけど、なんか分かったのか?」 「ゲームの裏側に関することは口が固かったよ。でも、この『日記』に関することは色々と分かったぜ」 ちら、と目を落としたテーブルにあるのは、碇シンジの残した探偵日記(が登録された携帯電話)と植木の契約した友情日記、そして菊地自身の携帯電話だった。 「おお! たとえばどんなだ?」 「そうだな、まず、俺の携帯にも『友情日記』を同時契約できるか聞いてみたんだが……これはアウトだった。 ゲーム中に動かしていい未来日記は、一種類につき一台のみ。特殊な例外をのぞいて、複数の携帯電話で同じ日記を動かすことはできないんだとさ」 「そういやシンジが、契約できる日記は一つの携帯に一種類までだって言ってたな。その逆もそうってことなのか」 「ああ。『特殊な例外』ってのは今のところ不明だが、もしかしたら予知するために二台以上の携帯が必要な日記があるのかもしれないな」 「あれ? でも待てよ。そうなると『友情日記』の番号を知ってるヤツが、俺の知らないところで電話して契約したらどうなるんだ。 契約は上書きされるんだから、携帯がいつの間にか契約切れてるってこともあるのか?」 「それについても聞いてみた。上書きの契約が可能な条件は、ふたつあるんだそうだ。 ひとつは前の所有者が亡くなってしまった場合。 もう一つは『その時点で契約している携帯電話』から電話をかけて契約した場合」 「……ってことは。所有者から携帯を奪い取って、契約するのはアリ。 でも、番号を知ってるだけじゃ、すでに所有者がいると契約できないってことか。 あ、そういえば! 俺とシンジが友情日記を交代で契約してた時も、携帯を交換してから電話してたな。だから上書きで契約できたのか」 「そういうことだな。なかなか頭の回転が早いじゃないか。 実際問題、そういう制限をつけたのは懸命だと思うぜ? 電話番号を教えるだけで契約できたり、同じ日記を複数の携帯で動かせるなら所有者が増やし放題だからな。 みんながバンバン日記を増やしてるようじゃ、ゲームを管理運営してる側だって把握が面倒になるだろうさ」 「じゃあ、これから日記で知り合いを探すときも、携帯を交換してから予知し合ったほうがいいんだな」 「そういうことだな。俺はしばらく電話禁止みたいだから、お前と杉浦に交代で使ってもらおう。あと、その予知できる知り合いについても詳しく聞いたよ」 「?」 「この『友情日記』の『友情』の定義についてだが。 まず、『お互いに協力できると信頼し合ってる関係』ぐらいになれば、予知ができるってことだ。 つまり、厳密な意味での『友情』じゃなくてもいいってことだな。 ただし、それでもある程度の深い関係は必要らしい。ちょっと会話をした程度じゃアウトなんだと。 ある程度は関係を深めた参加者でないと予知できないそうだ。 こんなことなら、綾波さんたちとはもっとじっくり時間を取って付き合っておくんだったよ」 「気にすんなって。合流場所が決まってるってだけでも安心してるんだからさ」 「ありがとよ、植木……それで、もうひとつの前提だが。 『友情』については『双方向』じゃなきゃいけない。そうでなきゃ『信頼関係』とは呼べないから当然だな。 一方が、『アイツなら大丈夫だ』と思ってるだけの片思いじゃ足りないってことだ。 ムルムルは『参戦時期による』のがどーたらとぼやいてたけど、この言葉の意味はよく分からない。 ただ、この条件だと、俺の知り合いでは『渋谷翔』はアウト。『相沢雅』と『常盤愛』は微妙になっちまうな。 相沢は付き合い長いけど、最近は向こうから距離を取ってるところがあるし。 常盤とは和解したけど、『仲良くなった』かって言うと……あんなことやらされちまったしなぁ」 「どうした菊地、顔が赤いぞ?」 「なんでもない。とにかく常盤との関係は、ちょっと特殊なんだ」 「ふーん? でもその条件だと、俺のチームの仲間は、まず大丈夫だな」 「元からのチームメイトって意味じゃ植木たちは盤石だろうな。 そうだ、ここまでは『友情』の定義の最低ラインについてだけど、上限についても確認しておいた」 「上限?」 「関係がさらに発展しちまった場合、たとえば男女で恋愛関係に突入した場合だな。 これも普通は『友情』と言いにくいだろうけど、こっちも問題なく予知されるそうだ」 「恋愛感情になったらって。菊地、もしかしてお前、綾乃のことが……」 「い、一般論としてだっつーの。『吊り橋効果』って言葉もあるぐらいだし、こんな状況じゃそういう関係の連中が生まれてもおかしくないだろ? ……って、そう言えば杉浦のやつ、遅いな」 ◆ スイカだけじゃ物足りないかと、飲み物を探そうとしたのがよくなかった。 冷蔵庫を開けたところで、見つけてしまったのだ。 それが、綾乃を猛烈に悩ませていた。 「うぅ~…………」 杉浦綾乃は、プリンが好物だった。 人からはツンデレと言われる綾乃でも、プリンに対する好意だけは隠そうとしないぐらい好きだった。 しかもフルーツプリンだった。 ちょっと高そうなケーキ屋さんの、おしゃれなデザインのカップに入っていた。 普段食べているプリンの、倍の値段はする高級プリンだった。 一個しかなかった。 これがもし三個あれば『せっかく見つけたからついでに持ってきました。ついでですから』とよそおい、スイカに添えて三人一緒に食べただろうに。 しかし、一個しかないのである。 これを綾乃だけが食べるということは『一人じめしちゃうぐらい、私はプリンが食べたいんですよー』とアピールすることであって。 これがいつもの生徒会の冷蔵庫ならば、ラッキーとばかりに素直に誰の目もはばからず食べていただろうに。 しかしここにいるのは、仲間とはいえ知り合ったばかりの男の子二人なのだ。 しかもうち一人は、年上なのだ。 なんだ、杉浦ってそんなにプリンが好きなんだな。子どもっぽいところもあるじゃないか。 呆れたような、もしかすると微笑ましいものを見るような目でそう言われることを予想して、ぐっと気恥かしさがこみ上げてきた。 女子校に通う綾乃にとって、『男子中学生』とは事前データのない種族である。 歳納京子に馴れ馴れしくされるのとは、また別種の緊張感がある。 こんなこと、気にするのもいちいち大げさなのかもしれない。 別にプリンが好きだなんて恥ずかしいことじゃないんだし、好きなんですとひとつことわっていただいてしまえばいいだけのこと。 そうは言い聞かせてみたけれど、いざ『実はプリン大好きなんですよー、えへ』とか言ってみて、 『実はオレも好きだったんだー』『なに、植木もなのか。よし、じゃんけんだな』なんて展開が起こってしまったらどうしよう。 ほかの2人にこのプリンを取られてしまったら、ちょっと泣ける。 意地汚い。こんな時に。さっきまで死を悼んでいたのに。 そうは思ってみても、美味しそうなものは美味しそうに見えてしまう。 ……ちょっと考えすぎだろうか。 世の中には『ドーナツが大好き』という一点だけでキャラ立てをしているアイドルもいるらしいけれど、さすがに綾乃はそこまで極端な方向性を進みたくはない。 そう言えば。 最近もこんな風に、冷蔵庫の中をずっと覗き込んで、悩んでいたことがあった。 もっともあのときは、食べたいんじゃなくて、食べられなくて悩んでいた。 歳納京子からプレゼントされた、アイスクリーム。 冷凍庫を開けて、そこにあるのを見つめるだけで頬が『にへら』と緩んで顔が紅潮して。 けれど、食べることは絶対にできなかった。食べてしまったら、なくなっちゃうから。 歳納京子。 自称『杉浦綾乃のライバル』。 あいつは今頃、どうしているだろうか。 痛い目にあってないだろうか。人に迷惑をかけてないだろうか。 最初は後者の心配ばかりしていたけれど、今では前者のほうが気がかりだった。 さっきの綾乃たちみたいに殺し合いに乗った人に襲われたらひとたまりもないし……それに今となっては、後者はあまり心配いらないとも思える。 確かに歳納京子にはお調子者で空気を読まないところがあったけれど、たとえば生徒会の大室櫻子のように真の意味で空気が読めないわけじゃなかった。 決してバカではなかったし、不思議な安定感みたいなものがあった。 ライバルと呼んでくれたことは嬉しかったけれど……いや、変な意味じゃなくて。 実のところ綾乃は、ずっと負け越しのままだった。(一度だけ同人活動の締め切りのせいでおじゃんになったけれど) それは、数値化される成績だけに限らない、あえて言葉にすれば強烈な『個性』のようなものだった。 歳納京子にも杉浦綾乃にも、植木のような戦闘力や菊地のような考察力はない。 戦いとは縁のない日常を過ごしているという点ではいずれも等しく『一般人』に過ぎない。 それでも、歳納京子は『一般人』ではあっても『普通』ではなかった。 歳納京子ほど強烈な女子中学生は、(綾乃の贔屓目を差し引いても)日本中探したところでそうそう見つからないだろう。 ひとたび口を開けばぶっとんだ発想を次々と思いつき、自由奔放かつ意味不明な言動で、絶えず周囲をツッコミに忙しくさせるようなトラブルメーカーかつ企画立案者。 『恋人ごっこやろーぜ!』とか、そんな突飛なことを次々に言って、みんなを引っ張る。 でもそれだけ騒がしいのをなぜか許してしまうというか、かく言う綾乃もそういう騒がしいところを見ているのが何だか安心するというか、ときめくところもあって……違う、今のは無し。 とにかく、ごらく部でもクラスの友人同士の交流でも、常に輪の中心にいるような少女だった。 そしてほとんど勉強しないのに成績学年トップを維持するような不可思議なおつむの持ち主であり。 趣味として打ちこんでいる同人誌の方面ではイベントの完売必須な売れっ子作家だと聞く。 そんな女の子が、杉浦綾乃のライバルだった。 とても尖っている。際立っている。 その一方で、杉浦綾乃は『普通』なのだと気付く。 周囲からは、ツンデレだと言われる。 親友からは、純情で一途で可愛いと言われることがある。 生徒会の後輩からは、しっかりした人だと言ってもらえる。 ツンデレや純情呼ばわりには言い返したいこともあるけれど、その『ツンデレ』も『純情』もつまるところ、特定の人物に対する反応でしかないものであって。 『そいつ』がいなければ成り立たない。 それに、『しっかり』しているのだって別に綾乃に限ったことじゃない。 中学生にして1人暮らしなんかしていて、お泊まり会にごらく部や綾乃たちをしょっちゅう自宅に招いて面倒をみてくれて、 家事全般も余裕でこなしてしまう船見結衣なんかの方が、ずっとしっかりしているし中学生離れしている。 よく影が薄いとか普通のいい子という扱いを受けている赤座あかりにしても、実は普通じゃない。 あれだけ『特徴を言ってみて』と言われても『いい子』と『普通』しか浮かんでこない女の子なんて、逆にぜんぜん普通じゃない。 それを長所と解釈するかは人によるだろうけど、とにかく彼女も別の方向に尖っている。 ごらく部の彼女らだけじゃない。 池田千歳の想像している独特の発想(エッチなこと含む)と鼻血も。そしていつも綾乃を助けてくれるという絶妙なフォローの神がかりも。 大室櫻子の突拍子もないおバカさも、古谷向日葵が持つ13歳とは思えないほどの母性も。 松本生徒会長のミステリアスな存在感も、西垣先生のマッドサイエンティストっぷりも。 みんな『普通』ばなれしたところを持っていた。 みんなが、そういうのが無い杉浦綾乃を友人として認めてくれていることは知っている。 菊地や植木だって、綾乃のことを仲間として認めてくれている。 おかげでちょっとぐらいは自信も持てるようになったし、『宿題』を成し遂げるという決意だって揺るがない。 だから、この悩みは、ぜいたくな無いものねだり。 心配はノンノンノートルダムと言ってばっさり切り落とせるような、ちょっとしたトゲでしかない。 それでも、とびっきり感傷的な言い方をするなら、こういうことだ。 綾乃ができることは、他の人にだってできる。 綾乃にしかできないことは、何もない。 そして綾乃に提示された『宿題』は、はっきりした模範解答の無い、たくさんの人が確たる答えを持てないような考えごとだ。 それはつまり、皆が考えてもわからないことなら、綾乃にもわからないということにならないか。 「……って、たかがプリンひとつで、私はなんでそこまで考えてるのよ!」 深く考えたところで自分を客観視して、ついセルフ突っ込みをいれた。 いや、そもそも、こんな冷蔵庫の前でプリンを凝視して考え込むことなんてなかったんだ。 二人の前で食べるのが恥ずかしいなら、給湯室でこっそり食べてさっさと戻ればよかったんだから。 「ちょ、ちょっと食べて戻るだけ……ばれなきゃいいのよ。ばれなきゃ……」 我に返り、いそいそとフルーツプリンを手に取る。 さて、スプーンはどこだったかしらと給湯室を見回し、 給湯室の入り口で、菊地と植木がじっと見つめているのと目があった。 !? 杉浦綾乃。 生徒会副会長なのに、人から注目されるのには弱い。 ずっと見られていた。もしかすると、独り言をつぶやいたところまで見られていた。 そんなシチュエーションに遭遇すれば、言葉を返すこともできずに固まるしかない。 菊地と植木は、形容しがたい表情をしていた。 しかしやがて、植木耕助がその状況を理解する。 納得したという顔をして、手をぽんと叩き、言った。 「なんだ、綾乃はプリンが食べたかったのか」 悪意のない、しかし『かいしんのいちげき』に匹敵する攻撃。 ぼっと、首から上で火事が起こったように顔が熱く紅潮した。 菊地が『あちゃー』と声には出さずに、心中でつぶやく。 「……っ!」 プリンを持ったまま、窓の方へと、走った。 カーテンを体にぐるぐると巻きつけて、隠れる。 「綾乃?」 「おい、杉浦、大丈夫だ、大丈夫だって!」 「……………さがさないでください」 逃避に走った綾乃をカーテンのうらから呼び戻すのに、菊地たちはずいぶんと労力を要した。 ◆ どうにか三人仲良くスイカを(そして綾乃はプリンを)食べて。 情報の共有もすべて終わって、植木は『探偵日記』の契約を、綾乃は『友情日記』の契約を済ませる。 そして、図書館を出発するときがやってきた。 色々な出来事が起こった建物を、がれきを踏み越えて抜け出していく。 桜の木を一度だけ振り返る、三人の表情は静かだった。 「さて、これから仕事は山積みだな」 「ああ、殺し合いに乗ったヤツから、オレも含めてみんなを守る。 それにシンジから頼まれた、二人の女の子も護る」 「はい、海洋研究所に行って、その前に学校で綾波さんたちと合流して、碇くんのことを教えてあげなきゃ。 そして、私は宿題の答えを見つけるんです、絶対に」 綾乃はもう一度「絶対に」と繰り返した。 そんな綾乃を見て、菊地がふっと真剣な表情を崩す。 「なぁ杉浦。真剣なのはいいけど、あんまり難しく考えることないんだぞ? ここに来てからお前だってずいぶん特殊な経験をしてるんだから、そのうち自然と答えが出ることだってあるさ」 「え……?」 どきりと、綾乃の心臓が不穏な音をたてる。 まさに不安に思っていたことを、見抜かれたような気がしたからだ。 「な、なんで分かったんですか…?」 「いや、さっきから宿題宿題って繰り返してたから、気負ってるのかと思ってさ」 菊地は表情をくずして、にやりと笑ってみせた。 その気遣いに感嘆していた綾乃も、あれ、と首をかしげた。 それは、いつものニヒルな笑い方ではなかった。 どちらかと言えば――そう、魔女っ子ミラクるんのコスプレを人に勧めたりする歳納京子の、いたずらっぽい笑みに似ていた。 「例えばいっそのこと、『戦いをやめてくれるたびに一枚脱ぎます』ってのはどうだ? 男子連中は全員、それで止まるかもしれないぜ?」 !? 綾乃の表情が凍りつき――赤面に転じる。 菊地善人にとっては、『いつもの悪ふざけ』の延長線上だった。 言っていいことと悪いこともわきまえているし、杉浦綾乃が初心なことも把握している。 しかし彼もまた健全な男子中学生であり、『あの3年4組』の一員だったのだ。 純粋無垢な野村朋子に『鬼塚先生にサービスしたいなら下着を脱げ』と提案する(そして実行までさせてしまう)ぐらいには悪ノリするし、クラスの女子もそんな男子たちにけっこう寛容だったりする。 例えば文化祭で『きわどい服』を着たコスプレ喫茶が出し物に提案されるぐらいにはフランクである。 しかし、ゆる(い)ゆり時空の住人に、GTO(グレートティーチャー鬼塚)時空のジョークは刺激が強すぎた。 「へ……へっ……へんたあああああぁぁぁぁぁぁぁいぃっっっ!!」 『コスプレしろ』ならばまだともかく、『脱げ』は完全にアウト。 悲鳴をあげて全力でダッシュし、図書館の建物の陰に隠れる綾乃。 さっきと既視感のある反応だった 前回と違うのは、前回は味方だったもう一人が、そうじゃないということだった。 「菊地……お前、それは無いんじゃ……」 植木耕助も好意を持つ女の子だっている(らしい)健全な男子中学生とはいえ、数か月前までは小学生だった身分である。 この年代で二歳の違いは大きいし、しかも植木自身もそうとうに品行方正な学生だった。 よって菊地に対しても、例えば道で会った男から『どうかぼくを眼鏡好きにしてください』と泣いて頼まれたような、そんな性癖の相手を見るような目になっている。 「いや、その…………謝ってくるよ」 植木のフォローは期待できないぞと、観念して建物の裏手へと向かった。 どうなだめたものかと考えあぐねて、足が重たくなる己に気づく。 (もしかしてオレ、この手の反応をする女子には慣れてないのか? 相沢や飯島は、もっとキャンキャン噛みついてくるタイプだったし) 鬼塚や村井国男たちクラスの三バカともよくつるんでいるのだから、女子からバカだスケベだと言われることに耐性はあった。 しかしギャーギャー騒ぐのではなく、いちいち初心な反応で恥じらうような女子は新鮮だった。 ……もし己が自室ではエロ本を片手に女体の合成写真を作っているとばれたら、もう口をきいてもらえないかもしれない。 そんなことを想像して苦笑すると、建物の角を曲がる。 「えいっ!」 すぱん、と警戒な音がして、菊地の頭頂部が叩かれた。 「うおっ――」 角を曲がったとたんの不意打ちだった。 菊地は驚き、鈍痛に額を抑える。 その右手にハリセンを高々と掲げた綾乃が、くすりと笑う。 「杉浦……もしかして、わざとか?」 「わ、私だって十二時間も一緒にいれば、ちょっとは慣れますよ! でも、次からはほどほどにしてくださいね!」 どこか勝ち誇ったような顔でびしっとハリセンを向ける綾乃に、菊地も『いっぱい食わされた』と嬉しいくやしさがこみ上げる。 「あーあ。一本取られたな」 「綾乃……なんか、たくましくなったなぁ」 二人のやり取りを感心したようにつぶやく植木に、綾乃も得意げに言い放った。 「もちろん! もう心配ないないナイアガラの、余裕ありまくり有馬温泉だから!」 ひくっと。 菊地の頬が、反応にこまって引きつる。 (だ、ダジャレか? でも『ないないナイアガラ』って、洒落って言うよりただ韻を踏んでるだけなんじゃ……) 「ぶっ……!」 しかし、もう一人の聞き手である植木は噴出した。 綾乃にとっては幸運なことに、ツボにはまってしまったらしい。 両こぶしをぐっと握って、綾乃流の景気づけに同調するように言う。 「その意気だぞ綾乃! ファイトファイト、ファイファイビーチだ!」 「ぶっ……!」 返されたダジャレはこれまた綾乃のツボを刺激したらしい。 顔を横に向けて、笑いをこらえるように口元を抑える。 (え、ちょっと待て。これってダジャレネタの流れか……?) とっさに上手い返しの出ない菊地だったが、ほかの2人が元気を出したというのに1人で白けているわけにもいかない。 あわてて『それっぽいセンス』のダジャレをひねり出す。 「ダ、ダジャレかー。そう言えば、授業でもよく暗記に使ってたよなー。メソメソメソポタミア、とか……」 しかし2人は、これに青い顔をした。 「メソメソ……?」 「それはちょっと……」 「待て! お前らがその反応は理不尽じゃないか?」 ショックを受けた菊地に、綾乃と植木がはっとする。 「な、なかなかいいセンスだったぞ。どんどんぼけロンドンだ!」 「そ、そう、もっと聞きたいですよ! お笑い推奨、水晶浜海水浴場です!」 (き、気を使われたのか……?) 相変わらずよく分からないセンスのダジャレによる畳みかけだったけれど、必死そうにフォローしようとする2人はおかしかった。 気づけば「ぷっ」と小さな笑いが漏れる。 まだ、目に涙の跡を残しながらも。 三人ともが笑っていた。 【G-7/図書館付近/一日目 昼】 【杉浦綾乃@ゆるゆり】 [状態] 健康 [装備] ハリセン@ゆるゆり、友情日記@未来日記 [道具] 基本支給品一式、AK-47@現実、図書館の書籍数冊、加地リョウジのスイカ(残り半玉)@エヴァンゲリオン新劇場版 基本行動方針 みんなと協力して生きて帰る 1:誰も殺さずにみんなで生き残る方法を見つけたい。 2:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 3:と、歳納京子のことなんて全然気になってなんかないんだからねっ! [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※『友情日記』の予知の範囲は自身がいるエリアと周囲8エリア内にいる計9エリア内に限定されています。 【菊地善人@GTO】 [状態] 健康 [装備] デリンジャー@バトルロワイアル [道具] 基本支給品一式、ヴァージニア・スリム・メンソール@バトルロワイアル 、図書館の書籍数冊 基本行動方針 生きて帰る 1:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※ムルムルの怒りを買ったために、しばらく未来日記の契約ができなくなりました。(いつまで続くかは任せます) 【植木耕助@うえきの法則】 [状態]:全身打撲 [装備]:探偵日記@未来日記 [道具]:基本支給品一式×3、遠山金太郎のラケット@テニスの王子様、よっちゃんが入っていた着ぐるみ@うえきの法則、目印留@幽☆遊☆白書 ニューナンブM60@GTO、乾汁セットB@テニスの王子様 基本行動方針:絶対に殺し合いをやめさせる 1:自分自身を含めて、全員を救ってみせる。 2:学校へ向かい、綾波レイを保護する。 3:皆と協力して殺し合いを止める。 4:日記を使って佐野とヒデヨシとテンコも探す。 [備考] ※参戦時期は、第三次選考最終日の、バロウVS佐野戦の直前。 ※日野日向から、7月21日(参戦時期)時点で彼女の知っていた情報を、かなり詳しく教わりました。 ※碇シンジから、エヴァンゲリオンや使徒について大まかに教わりました。 ※レベル2の能力に目覚めました。 【加持リョウジのスイカ@エヴァンゲリオン新劇場版】 杉浦綾乃に支給。 特務機関NERV所属の加持リョウジが、任務の片手間にジオフロント内の畑で栽培していたスイカ。ほどよく冷やされた状態で支給。 碇シンジも収穫を手伝わされている。 【ハリセン@ゆるゆり】 杉浦綾乃に支給。 歳納京子の人格転換をもとに戻すために、『頭部に衝撃をあたえるもの』として用意したうちの道具のひとつ。 Back 探偵と探偵のパラドックス 投下順 救われぬものに救いの手を Back 探偵と探偵のパラドックス 時系列順 救われぬものに救いの手を 1st Priority 植木耕助 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 菊地善人 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 杉浦綾乃 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime-
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[部分編集] 行編集 【できない子】 「通常攻撃」「ナイフ術Lv4」2/50 ノーマル 1体選択 80% ダメージ ? ? ? 「ダブルアタック」 ノーマル 1体選択 90% 2回ダメージ、1回/1戦 物理 35 直接 「みねうち」 ノーマル 1体選択 100% ダメージ+対象:必ずHPが1残る 物理 40 直接 「ほろびのうた」 ノーマル 全員 - 3ターン後ひんし 変化 - - 『あたれ』 任意 味方1体選択 確定 そのターンのわざを必中に 1回/1戦 『もどれ』 任意 味方1体選択 確定 わざ使用直後にボールに戻す 1回/1戦 『ふせげ』 任意 味方1体選択 確定 被ダメージ1回半減(切り上げ) 1回/1戦 『速度補助』 任意 味方1体選択 確定 1ターンすばやさ1.5倍 1回/1戦 『かわれ』 任意 味方1体選択 確定 行動順入れ替え+自身も行動可能 1回/1戦 『気合』 対抗 自分 確定 HP0以下になる時:HP1に 1回/1戦 『加護』 対抗 自分 確定 判定失敗時:振り直し 1回 精神耐性 耐性 自分 高確率 狂気・精神系状態変化を無効化 常時 更新レス番: イベント:
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・MASTER 【能力者名】白神 剛(しらかみ ごう) 【性別】男 【年齢】21歳 【職業】強盗・殺人などの犯罪 【エピソード】 石神 天斗の中学校時代の友達で、その頃にこの能力に目覚めた。 そして、その最強の能力によって50を超える犯罪を犯してきた。 ・能力 【能力】フィルターで力を発揮する能力(ランクB) 【能力詳細】 フィルターには3つのメイン効果、2つのサポート効果がある。 フィルターは皮膚から1㎜の位置に張られている 能力発動時、目の光る色はフィルターの効果によって変わる。 1つ目のメイン効果、『追放』はフィルターの中の物の速度を削り、フィルター外へ追い出す。 この効果を発動すると、目が青く発光する。 2つ目のメイン効果、『加速』はフィルターの中の物の速度を2倍にできる。 だいたい、1秒に1回くらいのペースで行える。 この効果を発動すると、目が橙色に発光する。 3つ目のメイン効果、『平常』は後で説明するが、常時設定の効果が発動しなくなる。 ただし、メイン効果は切り替えに1秒間かかる。 これは、目が光る事はない。 そして1つ目のサポート効果、『編集』は常時設定を決め、その効果を無意識の間はフィルター内の物へ発動する様にしている。 ただし編集を行うと、30分間は能力を使えない。 2つ目のサポート効果、『拡張』は皮膚からフィルターまでの距離を1㎜から3㎝まで拡張する。 この2つのサポート能力を使っている間は、目が黄色に発光する。 【主なイメージ】フィルターとその効果 ・人物像 【外見】 少々長めの黒い髪に、漆黒の瞳。 口が悪い。 魔法陣を描かれたTシャツをよく着ている。 【内面】 かなりの中二病。 どれくらいかというと、クレアシオン障害なしでMASTERになったくらい。 人殺しくらい、なんてことない。 犯罪に微量の快感の感じる。 【セリフ】 「俺はエクスパルジョン。何者も、俺には触れられない」 「ははははは!頭いいねぇ。たとえ触れる事が出来なくても、動きを封じる事はできるね」 「んじゃ、ちょっと用が出来たので帰りまーす」 ・その他 【提案者】ナッキー(管理人) 【能力参考条件】 フィルターの概念まではok。
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後戻りはもうできない ◆MagAZ1nAUA 「ったく! なぁにが殺し合いだよ!! ふざけやがって!!」 桑原和真は苛立っていた。 茶色に染めた髪をリーゼントに纏めた学ラン姿の男である。 彼は一人夜道を歩く。 考えるよりも行動の人間だ。 とりあえず、目の前にで煌々と明かりを灯している建物(地図ではホームセンターと表示されている)を目指していた。 参加者の中には浦飯や螢子の名があった。 ふざけている。 螢子がこんな場所に連れてこられているのも腹が立つが、浦飯の名前が載っているのが気に入らない。 アイツはもう死んだ人間なのだ。 葬式だって昨日行われたばかりだ。 本当にふざけている。 「おーい! 誰かいるかー?」 来店を告げる音共に自動ドアが開き、ホームセンターに入った和真が大声をあげる。 しかし、返事はない。 「ちっ。誰もいねえのかよ」 もう一度大声を出したが、いくら待ってもやはり返事は返ってこない。 他の場所に行くか、とも思ったがホームセンターの陳列物が桑原の目に入った。 鋸や鉈、斧に金槌、それにバール。 凶器に使えるものが一通りどころか充分過ぎる数がそこにはあった。 「あっぶねーな」 こんなものを殺し合いに乗ったヤツが手に入れたら大変危険である。 とりあえず、自分が回収しておくのが良いだろう。 桑原はそこらにある商品を片っ端からバッグへと放り込んで行く。 「おおっ! なんだこりゃ!? いくらでも入るぜ!!」 いったいどういうわけなのか、バッグにいくら物を入れても一向に中身が一杯になる気配がないのだ。 不思議だったが、次々にバッグに物が入る感覚が面白く、つい夢中になってしまった。 『ちょ、ちょっと! それは窃盗罪ですよ!』 堂々とした万引きに夢中になっていた桑原に向けて、店内アナウンスが響いた。 女の声だ。 『あっ』 そしてしまったとばかりの声を発すると、アナウンスはプツリと途切れてしまう。 「おい! 誰だ! 出てきやがれ!!」 返事は無い。 アナウンスということは事務所かどこかから防犯カメラででも見ているのだろう。 何度かお世話になったことがあるため、そういう場所はどこにあるか把握している。 桑原は走り出すと、関係者以外立入禁止の表示のされている扉を抜け、その先の奥にある扉を勢いよく開け放った。 「きゃあ!?」 「あ? なんだガキじゃねェか」 蟲寄市の不良と、学園都市の風紀委員は、こうして出会ったのだった。 ──────────────────────── 「それにしてもびっくりしましたよ。殺されるかと思いました」 「誰がオメエみてェのを殺すかよ」 二人はお互いに殺し合いに乗っていないことを話し、一息ついていたところだった。 学園都市に住む初春飾利の知り合いは三人連れてこられており、いずれも殺し合いに乗るような人物ではない。 蟲寄市に住む桑原和真の知り合いは二人だが、雪村螢子は殺し合いに乗るような女ではないが、浦飯幽助は喧嘩っ早いのでもう一人くらい殺しているかもしれないと冗談めかして桑原は言っていた。 というかもうすでに浦飯は死んでおり、葬式も済んだ後だと言うのだ。 「う~ん。ブラフ、なんでしょうか。例えば、第一放送まで生き残らせて、そこで死者の発表をします。 そして、友人が死んだのを知らされて、その友人を生き返らせるために殺し合いに乗らせるといった思惑があるのかもしれません」 そう、瞬間移動(テレポート)なら学園都市の技術で実現可能ではあるが、流石に神の力や死者蘇生は荒唐無稽過ぎた。 だが、桑原が見せたいくらでも物が入るバッグは初春の目を見張らせた。 能力者の能力かもしれないが、これだけの事ができるとなればレベル5になってもおかしくない。 何せ物に空間の拡張能力を加える能力である。 もしかして、この事件に学園都市も絡んでるのではないか。 「そんなことで簡単に人を殺すかよ。つーか神の力なんてうさんくさすぎて信じらんねーっての。 現にほら、交換日記だか絵日記だか知らねェけど未来がわかるとかいう電話番号が書いてあったんだけどよ、それ使ったって俺の携帯には未来のことはなーんも書かれてないんだぜ?」 桑原が真っ白な携帯画面を初春に見せた。 「『交換日記』? それって」 「まっ、ここでいつまでも考え込んでたってしゃーねーな! オレはここにあるモン片っ端からバッグに詰めてっから、アンタはここで他のヤツが入ってこねェか見ててくれ!」 『交換日記』という言葉に反応した初春であったが、桑原の言葉に遮られてしまった。 桑原は店の物を全部盗って来ると宣言して走り出していた。 「ダ、ダメですよ! 万引きは窃盗罪に当たります!!」 「今は非常事態なんだからんな固いこと言うなって」 「ですけど………」 「物盗んだくれェで警察が来たら、それこそ願ったりかなったりじゃねェか、な?」 「う~ん………」 確かに今は非常時である。 だけれどそれで犯罪行為を正当化しても良いのだろうか。 正義感の強い初春は悩む。 「んじゃ、行ってくるぜ」 そんな初春を置いて、桑原はさっさとバッグを持って部屋を出て行ってしまった。 「はあ………」 一つ溜め息を吐き、仕方がないと初春は自分の携帯をいじりだした。 初春が得意とするのは情報処理である。 だがここにはパソコンはなく、仮にパソコンがあったとしても中に主催者の情報があるわけもなく、ネットに繋がっていなければ助けを呼ぶこともできない。 唯一使えそうなのは支給された携帯電話だけである。 それを調べていく内に、通話機能とメール機能、そしてネット機能が使えそうだということまでは突き止めた。 しかしそこで詰まってしまってしまった。 ネットにアクセスするにはロックを解除しなければならないが、携帯の処理能力ではパスの突破は不可能であった。 学園都市で使われているようなパソコンがあれば携帯の詳しい解析やパスの解除も可能となるのであるが……… 「ふぁあ……」 大きな欠伸を一つする。 今は深夜だ。 何もすることがないと今にも眠ってしまいそうである。 初春のいる事務所から見ることのできる監視カメラの映像には、手当たり次第に物を詰め込む桑原の姿があった。 ここならば駐車場の映像も見えるので、外から誰かが来ればすぐにわかる。 それに入口が開くと来店音も鳴る。 三十分程経過していたが、桑原は一階の物を四分の三詰め込んだところで、あと二階の物も詰め込む事を考えるとかなり暇だ。 (このままだと眠っちゃいそうです………そうだ!) 初春は自分の支給品の中を漁ると一つの物品を取り出した、 それは前時代で使われていた記録媒体、VHS。 ビデオという名称が一般的だったそのラベルには、『黒の章』というタイトルが書かれていた。 「何かの映画なんでしょうか………?」 説明書には今まで人間が行ってきた最も残酷で非道なものが何万時間も記録されているとだけ書かれている。 あまり見たいとは思えない。 だが桑原は未だせっせとバッグに物を詰め込んでおり、外からの来訪者の気配もない。 ここの監視システムは新しい物ではないようで、録画した監視映像の記録はビデオにされ、その映像を見るためのテレビも備えられている。 初春は眠たい目をこすりながら、テレビの電源を点けてビデオデッキに『黒の章』を入れた。 画面には黒の章の中身が映し出された。 いきなりだった。 映画のスポンサーや会社のロゴ等一切映らず、いきなり本編が始まった。 明日殺されることがわかっててオモチャにされる人間。 それを見て笑っている人間。 母親の目の前でその子供を殺して、その死体で遊ぶ人間。 ビデオ媒体であるにも関わらず、その映像はブルーレイディスクのように鮮明にテレビに映し出された。 その映像はVFXやCGが使われているようにはとても見えない。 初春はその映像をそれ以見たくないと思った。 だが体が硬直して動けない。 目も見開いたままテレビ画面に釘付けだ。 映像は次々と切り変わり、人間の最も残酷で醜い所業を映し続けている。 映像を見ていて、初春は理解した。 これは映画等ではなく実際に行われたものなのだ。 今まで人間が行ってきた最も残酷で非道なものが何万時間も記録されているという説明文は、映画の説明ではなくそのままの意味だったのだ。 黒の章を再生してから、七分が経った。 精神の限界を疾うに超えてしまった初春は、ふらふらと事務所を出て行き、そして胃の中の物を床にぶち撒けた。 げえげえと胃の内容物を全て出し尽くすと、その場にばたりと倒れてしまった。 ──────────────────────── 「それにしてもこのバッグは便利だな。お持ち帰りしたいぜ」 時計の針が二時を大きく回ってようやく桑原はホームセンター内の物を全てバッグの中へと入れ終えた。 この会場に来てから二時間半が経過していたが、自分達以外はまだホームセンターに来ていない。 広い会場なのだ、仕方ないと言えば仕方ない。 すっからかんになった店内を歩いて事務所まで歩いていると、事務所近くの廊下で初春が倒れているのを発見した。 「おい! どうした!?」 慌てて駆け寄り抱き起こす。 吐いた形跡が廊下にあった。 具合でも悪くなったんだろうか。 事務所の方から何か音が聞こえるが、それどころではない。 「しっかりしろ! 大丈夫か!?」 「う………ん………」 初春は生きている。 そのことにほっとしながら、桑原は初春に呼びかけ続けた。 初春が目を開ける。 「おお、気がついたか! ビックリしたぜ、戻ってきたらお前が」 「きゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 桑原の姿を認めた初春が突然叫び声をあげて暴れ出した。 初春は抱えられていた桑原の手を振りほどき、店内に向かって走りぬけてしまう。 「おっ、おい!」 桑原は初春を追い掛けた。 明らかに様子がおかしい。 「来ないでください!! いやです!! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 黒の章で人間の醜悪な部分を見てしまった初春は錯乱していた。 早く左天さんと美坂さんと白井さんを見付けないと。 こんな『人間』だらけのところにいたらみんな死んじゃいます。 あれ? でも三人も『人間』ですね? あれ? 私も『人間』でした。 ごめんなさい。 映像の中で殺された子供に謝った。 ごめんなさい。 血のプールに浮かぶ夫婦に謝った。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。 あんなことを平気でできる『人間』でごめんなさい。 謝っても仕方がない。 謝罪したところで殺された人達の命は戻らない。 だけど贖罪しなければいけないという気持ちが溢れてきた。 頭が痛い。 気分が悪い。 眩暈がする。 早く『人間』である罪を償わなければ。 「おーい! どこいったんだよ!」 後ろから桑原の声が響いてくる。 あんな不良こそ真っ先に殺さなければならない。 不良でなくても、黒の章には善人面した『人間』が笑いながら残虐な行為を楽しんでいる光景もあった。 『人間』は生きてちゃいけない。 この世に存在してはいけないおぞましい生き物だ。 初春は携帯にとある番号を入力し、通話ボタンを押した。 『ムルムルじゃ!』 人の声に嫌悪したが、とにかくやるべきことをやる。 後ろから来る声が近付いている。 ムルムルと名乗る少女と言葉を交わし、目的を達成した。 と同時に、桑原と初春二人の携帯からノイズが鳴り響いた。 「あ? なんだ!?」 ザザ…ザー…… 02:42 桑原和真は初春飾利に焼かれて死亡する。 DEAD END 「はぁあ!?」 デアディー・エンディーという英語の意味はわからないが、桑原和真は初春飾利に焼かれて死亡するという文章はわかった。 今の時刻は02:39。 携帯に表示されている文章の時刻は今から三分後の02:42。 どうやら今更になってようやく携帯が未来の事を予知し始めたらしい。 「くそっ! どうなってやがんだよ!!」 携帯には桑原のDEAD ENDの文以外に初春の行動を予知したものも記されている。 それによると、現在初春は雑貨コーナーで支給品の火炎放射器の準備をしている最中らしい。 そして三分後には火炎放射器を背負った初春飾利が桑原和真を焼き殺すのだ。 「なら、アイツが火炎放射器を背負う前に奪っちまえば未来は変わるんだろ!!」 桑原が駆けた。 初春の居場所は携帯に表示されているためわかる。 残された猶予は後二分。 雑貨コーナーに着いた桑原の前には、取り出した火炎放射器を背負おうとしている初春の姿があった。 まだ火炎放射器は背負われていない。 「よっしゃあ! 間に合ったぜ!!」 即座に火炎放射器を奪いにかかる。 その行動と同時に桑原と初春の携帯からノイズが上がる。 未来が変わったのだ。 「やめてくださいよしてください触らないでください!!」 「うるせェ! こんな危ねェもん持たせられっか!!」 桑原は初春から火炎放射器を取り上げようとするが、初春は必死になってそれを阻止している。 当然だった。 これを奪われたら、殺されるのは自分なのだ。 『人間』とはそういう生き物なのだと初春は知っている。 それにそんな汚らわしい『人間』に触られているのがたまらなく嫌だった。 近くに居るのもおぞましい。 揉み合っている内に、初春の指が火炎放射器の引金を引いた。 すると火炎放射器の発射口から着火した液体燃料が噴出した。 発射口は、桑原和真の顔を向いていた。 「ぐぁ………」 一瞬だけ叫び声が聞こえた。 しかし叫び声はすぐに終わった。 噴射された炎は桑原の顔を焼き、皮膚を焼き、眼球を溶かし脳へと達していた。 鼻腔からも炎が体内に侵入し、桑原の頭の中を完全に焼きつくす。 この時の時刻は、02:42だった。 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!! 警報と共にスプリンクラーが作動した。 初春の手はもう引金から離されている。 天井から降り注ぐ水に濡れて、初春は床を見た。 そこには頭をこんがり焼かれた人間の死体があった。 溶けた肉の間から白くて固い物が見えた。 やってしまった。 人を殺してしまった。 やっぱり私も『人間』なんだと思った。 両目から、スプリンクラーの水とは違う透明な液体が流れた。 胃の中にはもう何もないというのにまた胃が押し上げられる感覚が襲った。 下を向いて口を開けたが、蛙のような呻き声と、唾液しか出てこなかった。 後戻りはもう出来なくなった。 十分程して、ようやく吐き気も収まった。 転がる死体を見ないようにしながら、桑原のバッグと携帯を持ち上げ初春は歩き始めた。 背中には火炎放射器を背負っている。 濡れた床を歩いて、ホームセンターの入り口まで移動する。 そこで桑原の携帯を確認してみた。 自分のことが書かれている。 桑原和真のDEAD END表示が書かれている。 02:42以降には何も表示されていない。 DEAD ENDフラグとは、不可避な死の予告である。 日記の予知で回避可能な死亡状況ではフラグが立つ事は無い。 日記所有者が足掻いても避けようのない死。 それがDEAD ENDの表示なのだ。 このフラグを回避するためには、1st天野雪輝のように奇跡を超える奇跡を起こすしか方法は無い。 桑原和真はその奇跡を起こせなかった。 6th春日野椿しかり、7th美神愛しかり。 彼女たちは死への過程を変えることは出来ても、死の結果を覆すことはできなかった。 DEAD ENDフラグとはそういうものなのだ。 初春飾り利は二つの携帯を比べて調べている。 機種は違うが、機能に違いは見られない。 プロフィール画面には、メールアドレスと電話番号が表示されている。 試しに赤外線通信でアドレス交換をしてみる。 そして交換したアドレスの電話番号へと電話をかけた。 『プルルルル。ガチャッ。 ムルムルじゃ! 参加者間の通話はまだできないのじゃ! もうしばらく待ってほしいのじゃ! ムルムルじゃ! 参加者間の通話は………』 録音らしく、参加者同士の通話ができない旨が繰り返し流された。 電話を切り、次はメールを送信してみる。 メールも又、まだ使用できないという文章が書かれたメールとなってすぐに送り返されてきた。 だがこれでわかったことがある。 参加者間で連絡を取り合うことは可能であるようだ。 参加者の動向を見て通信手段を解禁するのか、それとも技術的にまだ準備できていないのか。 後者の線は主催者の技術力の高さから可能性は低い。 放送の区切りで解禁されるのならわかりやすいが、いつの間にか解禁されている事もあるかもしれない。 定期的に確認してみるのがいいだろう。 相手のアドレスを知らなければ無駄な機能であるため、初春には不必要なものとも言えたが、情報は多いに越したことはない。 しばらく考え、初春は桑原のバッグを漁ってみた。 不思議な事に、欲しいものを思いながら手を入れると、目的の物をすぐに見付けることができた。 これで桑原の三つの支給品を確認する。 一つは自分と同じく交換日記の説明書。 交換日記は二つ揃って機能する未来日記だ。 片方の所有者の未来を、もう片方の交換日記が予知するのだ。 二つ目の支給品は宝の地図と書いてあった。 宝の数は十個。 島中に点在していた。 何か得となる支給品なんだろうか。 全部回るには時間がかかりそうだ。 三つ目の支給品も確認し終えると、初春は携帯電話で電話をかけた。 相手は勿論ムルムルだ。 「初春飾利です。ムルムルさんに質問があります」 『なにかの?』 「この交換日記は所有者が死亡しましたけれど、それで契約は破棄されたんですか?」 『その通りじゃ。所有者が死亡すると未来日記の契約は白紙に戻るぞ』 「でしたら、この交換日記と私が契約する事はできますか?」 『は?』 ムルムルが初春の問いかけに目を丸くした。 「複数の未来日記を所有する事を禁止するとは説明書にありませんけれど………」 『いや、確かに複数の未来日記を持つ事は可能じゃ。じゃがお主はすでに交換日記を持っておるじゃろ? ……それも交換日記じゃぞ?』 「ええ、わかっています。ですから早く私と契約して交換日記の所有者にしてください」 『…………………了承したのじゃ』 しばらくの沈黙の後、ムルムルが契約を受理する旨を伝えた。 それを聞いて、初春は自分の携帯──交換日記を確認する。 そこには、もう一つの交換日記の所有者、つまり『初春飾利』のことが予知されていた。 初春の思惑は当たったのだ。 交換日記が『もう一台の所有者』の未来しか予知できないのだとしたら、二台共自分が所有者になってしまえば自分のことを予知することができる。 反面、周囲の予知はできないが、そこの対策は考えてあった。 契約がちゃんと成されたことを確認すると、初春は自分の携帯に電話番号を入力していく。 桑原和真に支給された交換日記の説明書に書かれていた番号とは違う、初春飾利に支給された説明書に書かれていた電話番号である。 複数の参加者からムルムルに電話があった場合どうなるかを確認する必要があったのだ。 電話の向こうのムルムルは『交換日記じゃぞ? 一人で二つ持っても意味ないんじゃなかろうか? 一人交換日記?』などとぶつぶつ言っている。 初春の意図が未だにわからないらしい。 そのため、初春が別の携帯で電話をかけている事に電話の向こうのムルムルはまだ気付いていない。 桑原の携帯の向こうで電話が鳴る音がする。 そしてその電話を取る音と同時に初春の携帯が繋がった。 『初春飾利、お主は二つの交換日記の日記所有者となるが……こんなことして何を』 『はいもしもしムルムルじゃ』 『考えておるのえ?』 『え?』 初春の携帯と桑原の携帯。 二つの携帯電話から聞こえてきたのはどちらもムルムルの声だった。 『受話器の向こうからムルムルの声がするのじゃ。おい、お主誰と電話しておる!』 電話の向こうの声がくぐもる。 声を拾う部分に手を当て、初春ではない誰かに話しかけているのた。 『わしは今初春飾利から電話が来たところなのじゃ』 『わしも初春飾利と通話中なのじゃ!』 『なんじゃと!?』 『ちゃんと確認しとかんかバカ者!』 『誰がバカ者じゃ! お主の方こそ……あ』 と、電話の向こうのムルムルB(後から初春が電話をかけた方)が、まだ初春と電話が繋がっている事を思い出す。 『げ、現在この電話は通話中なのじゃ。御用のある方は時間を置いて電話をして欲しい……のじゃ。………………さらばじゃ!』 がちゃんと一方の電話が切れる。 そしてもう一方の電話も。 『あ、電波の状況が……ごにょごにょ……悪いようじゃごにょごにょ……良く聞こえながちゃん!!』 大声と共に通話が途切れた。 二つの携帯からは、つー、つー、という音しか聞こえない。 「どうやらムルムルさんは二人いるみたいです。もしかしたらもっといるのかもしれません」 確認することは終わった。 次は宝の地図に記されている場所にでも行ってみよう。 携帯には、初春が今言った台詞が表示されている。 次に表示されている台詞は「ホームセンターの自動ドアが開きました。周りには誰もいません。今のところは安全です」だ。 これが初春が周囲を予知するために考えた方法だった。 交換日記を二つ所持したおかげで自分のことが交換日記に表示される。 自分の行動や状況がひょうじされるというのは便利だが、周囲の予知も欲しいところだ。 なので、周囲のことは自分の口で言うことにしたのだ。 特定人物の行動を常に予知する交換日記ならば、どんな小言だろうときちんと表示してくれることだろう。 初春が何を言ったかが予知できるのなら、その口で周囲の状況を言えばいいだけなのだ。 それがきちんとなされているのを確認し、初春は予知通りに歩き出した。 「ホームセンターの自動ドアが開きました。周りには誰もいません。今のところは安全です」 彼女の前に広がっているのは───闇だ。 【桑原和真@幽☆遊☆白書 死亡】 【6-E/ホームセンター前/一日目・黎明】 【初春飾利@とある科学の超電磁砲】 [状態]:肉体的には健康 [装備]:火炎放射器@現実、交換日記(初春飾利の携帯)@未来日記、交換日記(桑原和真の携帯)@未来日記 [道具]:基本支給品一式×2 、宝の地図@その他、ホームセンター内で調達した品物(大量)@その他 桑原和真の不明支給品1(確認済み) 、火炎放射器の予備のボンベ(二つで十回分の液体燃料と噴射に必要なガスボンベ一つ) 基本行動方針:『人間』であることの罪を償う 1:『人間』は生きてちゃいけない 2:左天さん……御坂さん……白井さん……。この三人は……… [備考] 初春飾利の携帯と桑原和真の携帯を交換日記にし、二つの未来日記の所有者となりました。 そのため自分の予知が携帯に表示されています。 交換日記のどちらかが破壊されるとどうなるかは後の書き手さんにお任せします。 『黒の章』を観たために考えが大幅に変わってしまいました。 自身も含めた『人間』に対して激しい憎悪と嫌悪を抱いています。 【ホームセンターの状況】 店内は商品がすっからかんです。 全て桑原のバッグに入っています。 店内はスプリンクラーで水浸しです。 桑原和真@幽☆遊☆白書の死体が放置してあります。 事務所では今も『黒の章』は再生中です。 監視カメラは正常に作動中です。 【黒の章@幽☆遊☆白書】 初春飾利に支給。 今まで人間が行ってきた最も残酷で非道なものが何万時間も記録されている。 数分でも視聴すれば人間に対する考えが逆転してしまう。 【交換日記@未来日記】 桑原和真と初春飾利に支給。 未来日記七番目の所有者「戦場マルコ」と「美神愛」の日記。 その日記には互いの未来が十分刻みで予知されている。 例えば日記所有者Aの交換日記Aには日記所有者Bの未来が。 日記所有者Bの交換日記Bには日記所有者Aの未来が予知される。 【火炎放射器@現実】 初春飾利に支給。 二つの液体燃料を入れたボンベと一つのガスボンベを背負う。 射程は三十メートル。 液体燃料に点火して炎を噴射する。 一秒に一回使うとすると、十回くらいは使える。 液体燃料を噴射して標的を燃料まみれにしてから炎を噴射する戦法もある。 モヒカンになって肩パット付けてバギーに乗れば汚物を消毒できる。 【宝の地図@その他】 桑原和真に支給。 宝の在り処を示した地図。 宝は会場内に十箇所存在する。 ハズレもあるかもしれない。 【ホームセンター内で調達した品物@その他】 桑原和真が調達。 ホームセンター内にある物を片っ端からバッグに詰めるという豪快な窃盗行為の果てに入手した(所要時間僅か二時間)。 ホームセンターで手に入る物なら大抵ある。 Back ネガティブコンディション 投下順 情報交換という名の、何か Back ネガティブコンディション 時系列順 情報交換という名の、何か START 桑原和真 GAME OVER START 初春飾利 Smile
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こんにちは、ヒカルです。 伊達 ふくらはぎが…力発揮できず敗退 http //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000035-spn-spo テニスの全仏オープン第5日目がローランギャロスで行われ、 女子シングルス2回戦でクルム伊達公子さんとジャーミラ・グロートの 試合が行われました。 ふくらはぎの痛みとは復帰したころから ずっと悩まされていたようです。 元々ふくらはぎに爆弾を抱えていた伊達選手は、 2日前に行われた1回戦で、 ふくらはぎ痛を悪化させ0-6,3-6と 力を出し切る間もなく破れてしまったそうです。 ですがスポーツ選手はどんな逆境にも 負けごとは言えないと思うので、 伊達選手もきっとこの状況を乗り越えてもらいたいですね。 4週間後には伊達選手が得意とする 芝コートのウィンブルドン大会が始まります。 それまでにコンディションを最高のレベルまで持っていって 欲しいものですね。
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肝心なときに朱肉を忘れてる C 火文明 (3) 呪文 ■スーパー・S・トリガー ■相手クリーチャー1体を封印する、この封印はターン終了時に山札の上に戻る ■S―自分のマナゾーンに、タップされていない火文明のカードが4つ以上なければ唱えられない 作者:とりあえず名有り フレーバーテキスト 寿命が、伸びませーん!? ブロッカーに印を押してあげよう 作者:とりあえず名有り 評価 肝心な時に役に立たないのわらう -- Fippul_1341 (2018-10-18 07 26 55) ソーラーレイに近いけど肝心な時に使えなくなるのキッツイ ただ無限ブロッカーとかの対処には良い -- 名無しさん (2018-10-18 12 53 29) 無限攻撃への対処としてもいいかも? -- Fippul_1341 (2018-10-18 18 06 21) カードタイプ付いてませんよ! -- こーたひ (2018-10-18 19 38 04) 忘れてました 入れました -- とりあえず名有り (2018-10-22 17 57 20) 名前 コメント
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現在のステータス 現在のステータス ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:できない子=ランペルージ 【レベル】:10 【アライメント】:中立・中庸 ┣━━━━━━┳━━━━━━┳━┻━━━┳━━━━━╋━━━━━━┳━━━━━━┫ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:10 【運】:10 【宝】:― ┣━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┫ __ /.}i、∧/{ \_____,, 〃 抖-- -┴≧=‐ ゙´ {/ / } \\ Yxヘ _ ヽ \ / 「 __ \i〕iトヽ /´ | \ \ Y ⌒/ / /_、 {\__\ } /_ / イ` ^\{ ^¨´≧=--‐ ⌒´ } }/;込、 _ , イ./ ヽ} rく⌒ ≧≦zz} r=ミ 斗 \k ///∧/ .}、 / .乂, ヽ--‐=彡 / ヽr、 r= 7}_ /≧=----=≦、 _}/77 {ニニニ=┐{ニニニ><ニニ}〈ニニニニニ{ /ニニニニニ. Vニニニニニニニフ {ニニニニニ\ /ニニニ/ ̄ __,r ニニニニニニニニミ、 ̄^ヽニニニ\ x<ニニ> ’ ./ニニニニニニニニヽ \ニニニ>x, ,x<ニニ> /ニニニニニニニニニニニ, `゙<ニニ>x, . x<ニニ> /=ニニニニニニニニニニニニ, `゙<ニニヽ ./ニ< , ニニニニニニニニニニニニニニ’, >ニ∧ 〈ニニニ≧=- -=≦ニニニニニニニニニニニニニニニニ≧=---‐=≦ニニニニ〉 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ〈__ /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ>x /二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二\ 〈二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二=/ ;二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ / }二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二.〈 {二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二} V二二二> ⌒ヽ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ> ^ー=ニニニニ’ `^⌒{二二二二二二二二二二二二二二二二二「 ̄^¨´ `¨¨¨¨´ }二二二二二二二二二二二二二二二二二{  ̄^¨¨´ ̄`ー ^ニニニニニニニ; ⌒^´ ̄ ̄` ー┘ ニニニニニニ, ニニニニニニ′ ニニニニニ, ニニニニニ′ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○主人公補正 最終的な自陣の勝率に「+5%」の補正を加える。 仮に自陣の勝率が0%未満だった場合、補正の比較等は行わず必ず「5%」の勝率は保証する。 どれほど絶望的な状況下でも僅かな勝機を見出す事ができる。 ○常識フィルター 行動時や言動等、範囲安価で本人の気質に沿った物や、有効な物が選択されやすい。 突拍子もない行動はアウトでしょう、女の子的に考えて。 ○王器Ver6 初期の召喚サーヴァントの枠を「+1」する。 また戦闘中、ラウンド終了時に、参戦している自身のサーヴァントを自由に再編できる。 この時、「メイン」「サブ」の入れ替えだけなら「1点」、参戦サーヴァント自体を入れ替える場合は 1体に付き「3点」のMPを消費しなければならない。(戦闘外であれば消費無しで切り替え可能。) ただし自身は「メイン」「サブ」として戦闘に参加する事ができない。 戦闘時、非戦闘時を問わずに「2体」までのサーヴァントを同時に現界させられる。 「2体」を別々に行動させる事も出来、遠隔でサーヴァントを入れ替える事もできる。 宝具に関しては、「サブ」「その他」を問わず「対人宝具」「対軍宝具」まで使用する事が可能。 また既に「2体」のサーヴァントを現界させている状態でも、戦闘行動に限り さらに「2体」のサーヴァントを現界させる事ができる。 ただし、一つの戦闘に参戦させられるサーヴァントの上限は「2体」までとなる。 「3体目」以降のサーヴァントに戦闘を行わせる場合、毎ラウンドの終了時に 「2点」のMPを消費しなければならない。 英霊を使役する天性の才能。しかし代償として、自身は一般人レベルの戦力しか持たない。 ○王器Ver7 初期の召喚サーヴァントの枠を「+1」する。 また“記憶の城”及び“グラズヘイム”に限り、全てのサーヴァントを一切の制限なく現界させる事ができる。 “記憶の城”及び“グラズヘイム”では、外界で受けた負傷、消耗は持ち越されない。 外界での扱いは「◯王器Ver6」に準拠する事。 英霊を使役する天性の才能。しかし代償として、自身は一般人レベルの戦力しか持たない。 ○擬似令呪 戦闘に使用できる擬似的な令呪を、「脱落した正規サーヴァントの数」に等しいだけ得る。 この擬似令呪は以下の通りに使用する事ができる。 ・自陣のLPが0以下となった場合、1画に付き「5点」回復する。(自動消費) ・自陣のMPが0以下となる場合、1画に付き「10点」回復する。(自動消費) ・「戦闘結果」の判定前に使用し、「◯主人公補正」の効果に「+10%」する。(複数消費可能) 擬似令呪は消費型の能力であり、如何なる効果でも消費した回数を復活させる事はできない。 力の規模では本来の「令呪」に劣るが、即座に効果を発揮するため戦闘に積極的に用いる事が可能。 ○絆のレギオン 自陣が「戦力の優位」を得る度に、自陣の「戦力値」に「できない子のサーヴァント」、及び 「この聖杯戦争中でできない子に協力した人間」の数に等しいだけのボーナス修正を得る。 魂を賭して繋いできたもの。 一つ一つは小さな物でも、積み重ねればそれは大きな力となる。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【借り能力】 ○皇帝特権:EX 自分以外の「味方」であるキャラクターが持つあらゆるスキルに設定された数値的な効果を 「+10」する。(ペナルティ修正を与える効果であれば、与える修正値が+10される) この効果は「LP」「MP」「ダメージ」に対する修正には影響せず、スキルの効果に複数の数値が 存在する場合は、最初の数値に対して修正を加える。(効果対象には一部例外も存在) この効果は戦闘中のみならず、戦闘外やアーチャーから離れた場所にあっても効果を発揮する。 分野を問わず、味方が持つあらゆるスキルの性能を本来のランク以上に引き出す。 自身ではなく、他者の才覚を強制的に引き上げる「最初の皇帝」としての器。 ○伝国玉璽(てん、さだめをたすく) ランク:EX 種別:対人宝具 霊鳥の巣より見つかった宝玉から削りだしたとされる玉印。 “皇帝”の称号を示す為の象徴であり、人々の信仰と歴史が凝縮された祈りの結晶。 形を失っても尚“皇帝”の証明として残り続けた「玉璽」、その力の本質は「伝達」と「継承」にある。 これを手にしている限り、アーチャーは“世界”からのバックアップと優先的な幸運の補正を受ける。 そして他者にこの宝具を託す事で、望むものをその対象に「受け継がせる」事ができる。 ただし、この宝具を手放した時、アーチャーは逃れようのない「破滅」を得る事になる。 それは「因果の確定」として、彼自身が築いた物も含めた全てに対して伝播する。 どれほどの栄華を極めた皇帝であれ、空しく滅び去るのが歴史の必然なれば。 自陣が行うあらゆる判定に「+20%」の補正を加える。 この補正は「◯皇帝特権:EX」とは異なり、この宝具の所有者がその判定に関わっているか、 その判定を行う者の至近に実体としていなければならない。 また1日に一度だけ、自身を含めた味方のMPを「10点」分まで即座に回復する事ができる。 この効果はいつでも任意に使用できる。(戦闘では参戦してない限りは使用できない) この宝具は望む者に対して受け渡す事ができる。 受け渡された場合、受け渡された者がこの宝具の新たな所有者としてその加護を得る。 また受け渡した者や望む者は、この宝具を通す事で受け渡された者に対して 望む「何か」を伝えることができる。 それは「記憶」や「スキル」など、形のないモノでも渡す事が可能。 宝具を受け渡された者は、それを自分が望む形で活用することが出来る。 他者の宝具の力だけは受け渡す事はできず、受け渡せる総量にも限度が存在する。 但し、この宝具自体を破棄する事でそれらの制限を無視する事も可能。 この宝具を失った場合、アーチャーは次に行う戦闘で必ず消滅する。 「○秦始皇帝陵」を使用した場合、戦闘に関わった者も全て消滅する。 この効果は「○秦始皇帝陵」の発動も含めて、この宝具と同ランクの「結界宝具」を持つ者でない限り 決して防ぐ事はできない。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 今作の主人公。己の意志で“聖杯戦争”への参加を決めたと言われるが、記憶を喪失している。 【王器】を持ち、英霊の使役に特化した力を持つ反面、本人の戦闘力は皆無。 “記憶の城”の探索や正規サーヴァントの脱落時に徐々に無くした力を取り戻しつつある。 本来の能力がどれ程のものであったのかは未知数。 基本的に良心的で穏健。自重しない他参加者が街を吹き飛ばそうとするのを止めて回っている。 自身の得体の知れなさや戦力的な脅威度に無自覚な所がある。世間知らずで人懐っこい性格。 記憶喪失による苦悩と大惨事阻止に駆け回った疲労を、安藤に甘えて癒して貰う日々。 好意の示し方が極めてストレートかつ場所を選ばない。割と重い子。安藤の鈍感さは空気になった。 所構わず周囲の人間に砂糖を吐かせているが、同時に二人揃って死にそうな雰囲気も出している。 正体は、今次“8番目”のサーヴァント“ワイルド(切り札)” ラインハルトによって攫われ、“星の王への進化”の儀式の為の“大聖杯”とされたできない子は、 ラインハルトと相討ちとなったやる夫の捨て身によって解放される。 しかし、あまりの破滅的な規模の犠牲に納得が行かなかった彼女は、今度は自ら“大聖杯”化。 自分の分身を端末(厳密にはサーヴァントとは異なる)として作り、聖杯の力で過去へと送り込んだ。 複数の英霊を使役出来ている理由も大聖杯の端末である事によるもの。 力や記憶の喪失は、過去に送り込む情報を大量に詰め込み過ぎた結果(英霊7騎とか) 現代と未来の“大聖杯”できない子と強い繋がりがあり、相互に影響を与え合う。 正規サーヴァントが脱落して聖杯に取り込まれた際、彼女も力を取り戻すのはこの繋がりによるもの。 端末である事を利用して、死亡時に時間逆行による“死に戻り”をする事も可能。使う機会は無かったが。 “やる夫がラインハルトと相討ちになる”という因果を除去して状況を進めたいメルクリウスと、 “やる夫が壊れる”事を認めないアレイスターと利害が一致。 自分の為の聖杯戦争を開催し、やる夫やメルクリウスと戦うだけの戦力を確保した。 「平行世界を貫く多元の門」との適合を目指した鷲巣家と、 「完全な人間の実現」によって根源を目指したランペルージ家のハイブリットであり、 肉体が“根源の渦”と繋がっている。才覚がある事を除けば肉体は単なる一般人と変わらない。 望み:親孝行する事。安藤の傍で生きる事 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 探索パートでの記憶・力の欠片取得状況 第1階層:記憶の欠片 記憶の欠片1個目 第2階層:記憶の欠片×2 記憶の欠片2個目及び3個目 第3階層:力の欠片×2 力の欠片1個目で「3騎目」の召喚枠が解放 力の欠片2個目で「◯王器」の能力強化 第4階層:記憶の欠片、力の欠片 力の欠片3個目で「4騎目」の召喚枠が解放 記憶の欠片4個目 第5階層:記憶の欠片、力の欠片 力の欠片6個目で「◯王器」の能力強化 記憶の欠片6個目 第6階層:記憶の欠片、力の欠片 力の欠片7個目で「6騎目」の召喚枠が解放 記憶の欠片7個目 第7階層:記憶の欠片、力の欠片 力の欠片8個目で「◯王器」の能力強化 記憶の欠片8個目 戦争パートでの記憶・力の欠片取得状況 バーサーカー脱落:力の欠片 力の欠片4個目で「◯王器」の能力強化 セイバー脱落:記憶の欠片、力の欠片 力の欠片5個目で「5騎目」の召喚枠が解放 記憶の欠片5個目 ライダー脱落:力の欠片 力の欠片9個目で「◯王器」の能力強化 アーチャー脱落:力の欠片 力の欠片10個目で「◯最大MPの強化」の能力習得 ランサー脱落:力の欠片 力の欠片11個目で「◯擬似令呪」の能力習得 アサシン脱落:力の欠片 力の欠片12個目で「◯王器」の能力強化 キャスター脱落:力の欠片 力の欠片13個目で「◯絆のレギオン」の能力習得 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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|\_  ̄ト、ー―-、 _____> \| L___| >_____ ___ < l/ ヽ / \!ゝ / /ミヽ Vr勿\ \ヾ // >-―┴┴- ∠. \lVVV\\ ∠/ / ヽ ゝ 》 / / . / . . . . . . . . . .. ヽ . } | ノ / /| . / . . . . / . . . . . ', . | ∧ |/ | / . . / . . ハ . . . . . . ', |' | j /! . .,' . . / .| . .// /レ'|i ト、| . N l ハl l i.〃____\ |. , _´___\ヽ l i |.| l l| ヽ! ハ 〃 ゞ- ノ ヽ! ゞ-;;ノ 〉 l l !.| l | __ i Y/ Y  ̄  ̄ / 》 ///i |. | i ヽ .| l ! .ハ ´´ ` ´´ イ/ ./レ'| .i ト、| ヽ ヽ .ハ~、ゝ>.、 ― ∠/ //レヘ トヽハノ ヽ .ヽ,_r 、,、、 --`>ァ ´ム ム/r 、 ノr'^ヽr‐、_,-'ヽ ヽ'' ~ ~-y/ ヽ_ i ー‐、冫-i 、 ヽ ヽ_ / / ヽ | -ーv' ト 、 丶 ヽ _ -_/ / ノ,ヽ ゝ --' ノ ヽヽ、 ~ ヽ ヽ^ ./ _ - ~/ i |ヽ ./ i .', ` ー -''- `' -- '- - ' ~ / i | | .i .ノ ', i ./ i 名前:できない子(できないこ) 性別:女 原作:やる夫派生 AA:2ch/やる夫派生/できない子 「DARKER THAN BLACK」の「銀」をモデルとして、やる奈に続いて作られた。 無表情、ローテンションでクールな性格付けをされることが多い。 AAの特色としては、mlt4は銃または剣が全体270ほどのうち250くらいになる。 mlt8はブラックロックシューターがベースらしきものが多い。mlt9はすべてが近接系(剣または巨大化腕) キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 ─ BAR Can't Girl ─ マスターできない子 オリジナル フリーダムなバーのマスター 主 まとめ やる夫Wiki 完結 MAGIC DETECTIVE ー魔導探偵 できない子ー オリジナル 坂田霊媒相談所で住み込みしている少女 主 まとめ 完結 あたしたちのフィールド オリジナル 主人公の少女 主 第1話 まとめ あんこ時々安価でクトゥルフ神話TRPG クトゥルフ神話TRPG 四宮家メイドだが暇を貰い劇団員として活動シナリオ「白無垢の母」から登場 主 初登場回 wiki R-18G 安価あんこ おーおくー 大奥 大奥女中 主 まとめ 予備 あんこ 完結 うろ覚えペルソナ4 ペルソナ4 番長役 主 スレ 完結 彼女は『8番目』として戦うようです Fate/stay night 記憶を失った少女 主 まとめ 完結 君はスペオペ宇宙で掴み取るようです オリジナル 惑星監察官候補生 主 まとめ R-18 安価完結 このお話はフィクションです オリジナル よくわからない、ゆうしゃ 主 まとめ エター ジョーブツ できない子!! オリジナル 成仏できない子 主 まとめ 予備 完結 巣作り(できない)ドラゴン 巣作りドラゴン 主人公ブラッド役、落ちこぼれのドラゴン 主 まとめ 完結 できない子が探偵になりました。 おさわり探偵小沢里奈 主人公・小沢里奈役 主 まとめ 完結 できない子とSCP SCP Foundation(SCP財団) とある理由によりSCPと接することになった少女 主 まとめ rssやる夫 できない子さんの旅日記 オリジナル 作者アバター、解説役 主 スレ まとめ できない子さんは霊感少女のようです レーカン 霊感少女 主 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 できない子と青い手紙 BLUE LETTER 主人公・羽鳥役、唯一の放送部員 主 まとめ rss 完結 できない子のポケモンクリニック ポケットモンスター アローラ地方の出身者でポケモン診療所のバイト 主 まとめ R-18 あんこ できない子は“悪魔”と呼ばれるようです オリジナル 主人公、理数系が得意な女子高生 主 まとめ 完結 できない子はきらきら星を掴むようです 小煌女 サリー役、お嬢様学校で住み込みのメイドとして働く 主 まとめ 完結 できない子は琥珀色の宇宙を征くようです R-TYPE R戦闘機ノパイロット 主 スレ R-18G エター できない子は死にぞこないの街を駆け抜けるようです オリジナル VRゲームのプレイヤー 主 まとめ 完結 できない子は世界を変えるようです 女神転生 主人公の高校生 主 まとめ R-18 完結 できない子は電脳探偵になるようです デジモンストーリーサイバースルゥース 主人公の古鷹できない子仮想空間でデジモンと出会う 主 まとめ やる夫Wiki 完結 できない子は何かになりたいようです。 オリジナル 上級貴族の娘 主 まとめ 完結 できない子はなにもないコンビニの店員のようです SHADOWRUN コンビニの店員 主 まとめ 完結 できない子はビールを飲む オリジナル ビール好きの飲兵衛 主 まとめ 完結 できない子はビールを飲む おかわり オリジナル ビール好きの飲兵衛 主 スレ まとめ できない子はマスターソードを手にするそうです ゼルダの伝説 神々のトライフォース リンク(主人公)役 主 まとめ 予備 完結 できない子は魔法少女大戦に挑むようです オリジナル 高校生の羽速できない子 主 まとめ 予備 完結 テニスのお姫様 テニスの王子様 転入生のテニス経験者 主 まとめ 安価 あんこ完結 寺生まれのDさん 寺生まれのTさん 「破ぁ」が使える女子中学生、寺生まれのDさん 主 まとめ やる夫Wiki 完結 ドラゴンクエストIVできない子と導かれし者たち ドラゴンクエストIV 主人公の勇者 主 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 ドラゴンクエストVI黒とできない子と幻の大地 ドラゴンクエストVI ターニア役 主 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 ナイコ酒 ワカコ酒 酒呑みの舌を持つOL 主 まとめ 予備 完結 ハズレだなんて呼ばないで ドラゴンクエストIII 主人公、アリアハンの武道家 主 まとめ やる夫Wiki 完結 やる夫たちでサナギさん サナギさん 主人公四人組の一人 主 まとめ 完結 できない子は桜屋敷で仕えるようです オリジナル 桜屋敷に仕えるメイド 主 まとめ 予備 第一部完 綾辻やる夫は双葉山の惨劇を小説化するようです 綾辻行人「殺人鬼」 茜由美子役 常 まとめ 完結 彼女は永遠の夜を廻るようです オリジナル ヒロイン 常 まとめ R-18G 完結 キル子と導かれざる者たち ドラゴンクエストIV 勇者 常 まとめ エター クッキングやる実 オリジナル 友人 兼 変態 常 まとめ 休止中 太陽にほえるお! 太陽にほえろ! 右曲署捜査一課のメンバーあだ名は『マカロニ』 常 まとめ rss 完結 とりあえず世界が終わるまで ファイナルファンタジーVI セリス役、エリート人造魔導士 常 まとめ 完結 メカ沢さんちの日常 合金さんちの日常 ヒロイン・あげは役、純粋だが怪力の新妻 常 まとめ 完結 やらない夫は家賃収入を得るようです オリジナル やらない夫の姪、毒舌女子高生 常 まとめ 予備 完結 やらない夫は弱虫のようです ドラゴンクエストV小説版 やらない夫の娘グランバニア王女ポピー役 常 まとめ やらない子とやる実がみんなの夢を守るようです オリジナル やる実とやらない子の友達、2人の兄であるやる夫、やらない夫とも仲が良い 常 まとめ 予備 完結 やる夫が狂王の試練に挑戦するようです ウィザードリィ 冒険者、やる夫と恋仲になる 常 まとめ 完結 やる夫が幼女に振り回されるようです オリジナル 幼女の一人、兄はギャル夫 常 まとめ 完結 やる夫とできない子 オリジナル 心を閉ざした幼女、ロボのやる夫と触れ合い心を取り戻す 常 まとめ 完結 やる夫のダンジョンマスター ダンジョンマスター レイラ・シャドウシーク役、常に無表情でマイペースだがパーティのピンチの際などには率先して対応する 常 まとめ 予備予備2 完結 やる夫は崩壊世界の開拓者【パイオニア】のようです オリジナル 傭兵団の新入り 常 まとめ 予備 やる夫は竜と共に生きるようです。 ドラゴンクエストIII 竜王(竜の女王の娘)主人公やる夫の許婚でメインヒロイン 常 本編 外伝 完結 ロトの末裔が竜王の子孫に出会うようです ドラゴンクエストII ムーンブルクの王女、王家の役割を理解している 常 まとめ 予備 完結 ワタシはファンタジーを否定する オリジナル 情報屋、アカネ・ナテューエ 常 まとめ rss 完結 ×××と俺 八尺様 オカルト部部員 準 まとめ 完結 彼らにとってエンディング後の世界は狭すぎるようです オリジナル 七人の英雄の一人 準 まとめ 予備rss 第一部完 彼らは荒野の宝石を守るようです オリジナル シェルター王国の姫 準 まとめ 完結 ギャル夫は人修羅となりて…… 真・女神転生III ギャル夫の担任・義姉 準 まとめ 完結 (ココロノ)メロディ 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない まゆの住んでいるマンションのオーナーの娘 準 まとめ やる夫Wiki 完結 白頭と灰かぶりの魔女 オリジナル 大賢者 準 まとめ rss R-18 善二郎はプリキュアになりたいようです。 プリキュアシリーズ 私立高校理事長、葛西善二郎のお袋 準 まとめ rssやる夫Wiki エター 星の王を目指すスレ シャーマンキング 十祭司をしているパッチ族の人間 準 スレ やらない夫は彼女が欲しいようです オリジナル 浮遊霊のディード 準 まとめ Wiki R-18 安価 やる夫でサタスペ サタスペ やる夫達に雇われた苦力 準 まとめ 休止中 やる夫はDQ3の世界で生きていくようです ドラゴンクエストIII 異界の勇者の一人、モンスター料理(特にカニ)を極めんとする 準 まとめ やる夫Wiki 完結 やる夫は異世界の転生者を見つけたようです オリジナル 転生者の一人 準 まとめ 完結 s オリジナル 術士 脇 まとめ 予備やる夫Wiki R-18 完結 彼らは本能に従うようです。 モンスターハンター 飛行船に乗ってたハンター、HR1 脇 まとめ 予備予備2 クランリーダーとして求められる、たった一つの大きな資質 オリジナル 御者 脇 まとめ 予備 しきにゃんさんちのおにいさん オリジナル 少女 脇 まとめ rss 完結 食事処 ~やる夫の大釜~ オリジナル 裏路地の宿屋「杯亭」の女将 脇 まとめ 予備 第一部完 なのはさんは巨乳フロント係のようです スパロウズホテル やる夫の妹。やる太と双子 脇 まとめ やる夫とばくだん 横山光輝「マーズ」 監視員の1人。神体シンを操る 脇 まとめ やる夫はキョンと旅をする ドラゴンクエストV ベホマスライムのベホマン役 脇 まとめ 完結 やる夫は地球侵略に来た帝国の戦闘員のようです オリジナル ギャル夫の妹、人気の官能小説家 脇 まとめ R-18 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考 IT学習まんが やる夫とできない子のssh 学び(IT) 解説役 まとめ 短編 嘘つき私はパンツの色を知っている オリジナル 雪乃の幼なじみ まとめ 短編 映画みたいな恋だった オリジナル 主人公の少女 まとめ 予備予備2 短編 三度目の七夕 オリジナル 恋人がいる女子高生 まとめ 短編 飛び降り自殺者の亡霊 オリジナル 看護師 まとめ 短編 ネロ「働いたら負けかなって……」 フランダースの犬 解説役 まとめ 短編