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律「よーっす」 唯「あ、りっちゃん。会議どうだった?」 律「眠かった」 唯「あはは、和ちゃんに言いつけるよー?」 律「やめような。・・・あの、澪は?」 梓「さっきから戻って来てませんよ」 律「え、えぇ?あれからもう30分は経ってるだろ?」 紬「言われてみれば・・・そうね・・・」 律「うーん・・・ちょっと探してくる」 唯「トイレ行くって言ってたけど・・・どうしちゃったんだろう?」 梓「具合が悪くて倒れてるとか・・・?」 律「そんな風には見えなかったけどなぁ・・・まぁいいや、ちょっと行ってくる」ガチャ、バタン 律「トイレっていってもなぁ・・・一応寄ってみるか」テクテク 律「・・・お、一つだけ閉まってる」 律「・・・みおー?」 律「・・・」 「はーい」 律「みお?」 「・・・」 律「・・・」コンコン 「・・・」コンコン 律「・・・」コッコココンコン、コン、コン 「そんなリズミカルには無理だわ」 律「その声、和か」 和「そう、当たりよ。律に10ポイント」 律「あ、いらないわ」 和「それで、どうしたの?」 律「澪がトイレから戻ってこないんだよ」 和「あら、それは大変ね」 律「あぁ、和は会議のあとにここに寄ったのか?」 和「そうよ」 律「澪を見かけたりしてないか?」 和「してないわね。・・・というより、見かけていても気付かなかったと思うわ」 律「え」 和「切羽詰っていたから」 律「あぁ、そう」 和「途中何人かにぶつかった気がするけど、構わず歩みを進めたわ」 律「どんだけだよ」 和「走ったら衝撃で悲劇が起こりそうだったのよ」 律「私は歩いたことに突っ込んだんじゃないぞ」 和「とにかく、澪なら私は知らないわ」 律「そうか」 和「そういうわけだから、またね。律」 律「・・・」 和「何よ」 律「和は出ないのか?」 和「ビシャビシャのスカートを友達に見せれる程、私の心は強くないの」 律「結局漏らしたのかよ」 和「誰にも言わないでね」 律「わかってるよ。・・・何か手伝おうか?」 和「いいえ、気にしないで。今は一人になりたいの」 律「そうか、悪かったな。それじゃ、私行くからな」 和「えぇ、頑張って」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 律「うーん・・・澪はどこに・・・」テクテク 律「あ、そうか。もしかしたら澪も漏らしたのかもしれない」 律「そういうときに澪が行く場所は・・・」 律「あそこだな」タッ 律「・・・」タッタッタッ 律「つ、着いた・・・」 ガラッ 律「失礼しまーす」バタンッ 保健医「あら、どうしたの?」 律「ここに友達がきてないかなぁと思って」 保健医「友達・・・?鈴木さーん、お友達よー」 純「はーい?・・・え?律先輩?」 律「あ、違います。この子友達じゃないです」 純「確かにそうかもしれないけど、泣きたい」 律「はは、冗談だよ。佐藤さんだよな」 純「佐藤って・・・それ本気で言ってるなら馬鹿ですし、冗談で言ってるなら酷すぎです」 律「鈴本さんだろ、わかってるわかってる」 純「うっわ、無視された。しかもこの人確実に確信犯だよ」 律「具合悪いのか?どうしたんだ?」 純「え、えっと、いや、その・・・」 保健医「この子、いい年して漏らしたのよ」 律「うわぁ・・・」 純「ひどい!私だって想定外だったんですよ!」 律「想定外の尿意って」 純「そうじゃなくて!確かにちょっとヤバかったけど、あんなことが起こらなければ漏らすことなんてなかった・・・」 律「『あんなこと』について一切触れる気しないんだけど、いい?」 純「ごめんなさい聞いてください、お願いだから聞いてください」 律「アンナコトッテナニガアッタンダ?」 純「棒読みの天才ですね」 律「文句あるなら聞かないけど」 純「ごめんなさい」 律「ほら、どうしたんだ?」 純「えっと、生徒会長に突き飛ばされたんです」 律「」 純「『どいて!』って。それで、おしっこが・・・」 律「あちゃー」 純「どうしようかと思って・・・ここに・・・」 保健医「鈴木さん、そのダッサいジャージもなかなか似合ってるわよ」 純「さっきから先生酷くないですか!?」 律「あっはっはっ」 純「もうこの空間イヤだ」 律「大丈夫だよ、純ちゃん、実は和も・・・」 -和「誰にも言わないでね」 -律「わかってるよ」 律「和も漏らしたんだ」 純「え!?」 律「和もそろそろここに来るんじゃないか?」アハハ 純「じゃああのとき急いでたのって・・・まさか・・・」 律「あぁ、トイレに行きたくて急いでたらしいぞ。結局漏らしたみたいだけど」 純「そうだったんだ・・・」 律「だから純ちゃんは一人じゃないぞ」 純「なんか複雑な気持ちになりますね」 保健医「それは恋よ」 純「嘘つかないでもらえますか」 律「えっと、先生・・・澪はここに来てなんですよね?」 保健医「そうね、秋山さんは今日は来てないわね」 律「なんで澪の苗字知ってるんですか」 保健医「可愛い生徒の情報は把握するようにしているの。そしてあわよくば」 律「アンタ、最も女子高の保健医やっちゃいけないタイプの人間じゃねぇか」 保健医「田井中さんって結構毒舌なのね」 律「うっわ、私あまり保健室利用しないのに名前知られてる怖い」 保健医「さわちゃんによろしくね」 律「うちの教師こんなのばっか」 純「あ、そうだ」 律「どうしたんだ?」 純「教室の方のトイレ見ました?もしかしたら・・・」 律「うーん・・・そうだな、一応見てみるか」 律「それじゃ、私そろそろ行くんで」ガラッ 保健医「あ、待って田井中さん」 律「はい?」 保健医「今度、怪我しなさい。出来るだけ身動きの取れない感じで」 律「保健医としてっていうより、人としてしちゃいけない発言だったな」 保健医「病院には行っちゃ駄目よ?必ずここに寄ること、いいわね?」 律「アンタが病院行け」ピシャン 律「・・・」テクテク 律「どうしよう、純ちゃんの言うとおり教室の方にも寄ってみるか」 律「・・・」テクテク 律「まさか、帰ったりしてない、よな・・・?」 律「・・・いや、カバンはそのままだったし、校内にいるよな」 律「・・・ん?私達の教室に誰かいる・・・?」 「ぁん・・・ん・・・!やぁ・・・!」 律「・・・」 「やぁ・・・っめぇ・・・!」 律「・・・」ガラッ 「・・・!?」 律「お前ら、何してんの?」 いちご「セックス」 律「あぁ、見りゃわかる」 姫子「律はどうしてここに?」 律「澪を探しに来た」 姫子「澪?セックスするの?」 律「なんでそうなるんだ。全く、お前らと一緒にするなよっ」ハァ・・・ 姫子「一緒に、かぁ。そうだよね、流石に4Pはねぇ」アハハ 律「すっげー、会話が全く成り立たない」 姫子「まぁまぁ、そう言わないでよ。ね?」クニッ いちご「はぅ・・・」 律「私と話しながらコトを進めるな」 姫子「ごめんね、いちごのいちごが触ってほしそうにしてたから、ついね」 律「いちご、ちょっと乳首しまえ」 いちご「・・・」ムスッ 律「そんな不満そうな顔しなくてもいいだろ」 姫子「それで、澪だっけ?」 律「あぁ、見なかったか?」 姫子「さっきトイレに行くって言ってたよ」 律「え!本当か!?」 姫子「うん、教室に忘れ物取りに来たみたい」 律「・・・ってことは、お前ら結構前から・・・」 姫子「二回戦」 いちご「いえーい」 律「いや、いえーいじゃないから」 姫子「でもそれも結構前だよ?まだ私達一回目だったし」 律「お前らマジなんなの」 いちご「恥ずかしそうに、だけど指の隙間から覗いてた」 律「聞いてるこっちが恥ずかしいわ」 姫子「まぁ、そういうことだから。迎えに行ってあげたら?」 律「うーん、そうだな。そうする、さんきゅ」 姫子「はいはーい」ペロッ いちご「ふぁ、ん・・・」 律「お前らも早く帰れよー?」ピシャン ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 律「というわけで、やってきましたお手洗い」 律「・・・澪、いるかな」 シャー・・・ 律「うわ、音聞こえるよ・・・ちょっとは気使えよなぁ・・・」 シャー・・・ 律「・・・まさか、これ・・・澪じゃないよな?」 シャー・・・ 律「・・・奥の個室か」 シャー・・・ 律「・・・」オソルオソル・・・ コンコンッ 「・・・」コンコンッ 律「・・・澪?」 「り、りつ・・・?」 律「・・・!?」 律「澪!?澪なのか!?」 澪「あぁ、どうしたんだ?」 律「お前こそどうしたんだよ!探したんだぞ!」 澪「頼んでない」 律「お前そういうキャラじゃないだろ」 シャー・・・ 澪「・・・あぁ、ごめん」 律「ったく、なんで部室に戻って来ないんだ?」 澪「・・・」 シャー・・・ 澪「たいしたことじゃないんだけどさ」 律「あぁ、どうしたんだ?」 澪「おしっこ止まらないんだ」 シャー・・・ 律「えっ」 澪「知らなかった。ずっとおしっこしてるとあそこがヒリヒリしてくるんだな」 律「まぁ、そんな長時間の使用に耐えられるように出来てないんだろ」 澪「だな。ちょっと痛い」 律「大丈夫か?」 シャー・・・ 澪「かれこれ20分はおしっこが止まらないんだ。大丈夫だと思うか?」 律「私なら泣きながら救急車呼ぶレベルだな」 澪「そうか、じゃあ呼んでくれ。霊柩車」 律「早まるな」 澪「これ、どうしたらいいんだろう」 シャー・・・ 律「っていうかどれだけ溜まってたんだよ」 澪「別に普通だよ。朝だって普通だったし」 律「う、うーん・・・」 澪「下腹部に力を入れて止めようとしたんだけど、駄目だった」 律「うーん・・・終わりそうな予感はするか?」 澪「わからない、あまり感覚がない」 律「そうか。まぁ、全部出し切ればいいんじゃないか?」 澪「そういうものかな?」 律「あぁ、それとも本当に救急車呼ぶか?」 澪「おしっこ止まらなくて運ばれるとか絶対イヤだ」 律「だろ?終わるまで側にいてやるからさ」 澪「・・・ありがと」 シャー・・・ 律「・・・」 シャー・・・ 律「すごい勢いだな」 澪「あぁ、ありがとう」 律「褒めてない」 2
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6/19(日) こんにちは日下部です。 最近体調崩しまくってます。 6/3くらいから風邪をひいて 6/12に病院行ったら「急性胃腸炎」と言われ 今日6/19はかつて無い程の下痢ぴーで おかしいんですよ、昨日の夜布団入って横になるじゃないですか そのあとずーーーーっとコーヒーメーカーみたいな音が ぐきゅるるるるrrrって鳴ってるんですよ 「あ、これ自分のお腹か」って気づいたの朝でしたよ 薬も無くなりました 明日生きてるかな?死んでるかな? 1週間も部活行けてないし、勉強も何もかもできてないし 何したらいいかわかんないです いや、違うな。やらなきゃいけないことは山ほどある でも何から手をつけていいのかわかんない 辛いし、家帰りたいし、泣きたいのは山々なんですが ここで踏ん張らなきゃ人間として終わってしまう気がする 只のひきこもりになってしまう これじゃ何のために大阪一人で出てきたか分からなくなる 気づくの遅すぎた、とは思う、けど あー人生やりなおしたい
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SO VIP 作詞/84スレ265 9時過ぎたから マジ何もやらない 今からやっても 卑しいだけ SO VIP YO CHECK IT OUT 何もやらない 何も起きない 現実迫る 連日迫る 毎日がEVERYDAY この圧迫感 もうほっとけねえ SO VIP YO I LL BE THERE 死ぬかい もう VIPしかない 俺の生活WONDERLAND BUT REAL WORLD IS WASTELAND
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0313:混沌体験//~空条承太郎はクールな仲間が欲しい~ 『星の白金(スタープラチナ)』。本体、空条承太郎。 一瞬の内にピストルの弾丸を掴み取れる精密な動作と、ダイヤモンドすら砕く豪快なパワーの二面性を持つスタンド。 『スティッキィ・フィンガーズ』。本体、ブローノ・ブチャラティ。 殴ったものに‘ジッパー’をくっつけ、それを開けるとどんな物にでも空間をつくることが出来る。空間を作らずただ開けることもできる。 二つのスタンドは使役者の側に立ち、使役者は十歩分程の間合いをとって睨みあっている。 一歩。一歩。一歩。承太郎が進む。 一歩。一歩。一歩。ブチャラティが進む。 間合いは4歩分、約2m。 「“日本人(Giapponese)”。お前もスタンドを使えると言うことは」 ブチャラティが言葉を発した瞬間、その眼前にスタープラチナが迫る。 「お喋りはお預けだ。『手早く』決めさせてもらうぜ。雷電が心配なんでな」 (!こいつのスタンド!このスピードッ…) S・フィンガーズがガードを上げる。 しかし、スタープラチナのパンチは委細構わず―――打ち込まれた。 「オラァ!」 「ッ………!?」 S・フィンガーズでもブチャラティでもなく!地面に! 土埃が上がり、即興の煙幕となり―――二人を覆う。 (来る…カウンターを…!) 「スティッ…「オラァッ!」 ドゴッ! (………このパワー!) スタープラチナはパンチ一発でS・フィンガーズを数メートル吹っ飛ばした。 当然ブチャラティも吹き飛ばされ、看板に激突する。 「近距離パワー型…しかも、あの"地中を自由に動ける"男より更に強いッ!」 コロッセオで会ったスタンド使いを思い浮かべながら、今尚煙幕に包まれている承太郎の方向に首を向ける。 静かに土埃を払い、承太郎はその姿を現した。 「ブチャラティ…といったな」 「………」 答えず、ブチャラティは立ち上がる。 「『これ』がてめえのスタンドの能力か?」 自分の腹を指し、問う。その表情は硬い。 ブチャラティは腹に横一線に『ジッパー』がついている承太郎を見据え、言い放った。 「さあな。答える義務は無い」 (カウンターを入れ切れなかった。上手くいけば今ので終わっていたんだが…) 表面上は余裕を装っているが、ブチャラティは焦燥していた。 敵はパワーもスピードも自分より上、ボスの『キング・クリムゾン』にも似た謎の能力。 (さて、どうするか………奴に付けたジッパーは不完全) 本来なら体を完全に分断させるはずのS・フィンガーズの攻撃。 だが予想外のパワーとスピードによる拳打によって照準をずらされ、軽く撫でた程度にしか当たらなかった。 あのパンチが一発でなく十発、或いは百発飛んでくるのを想像する―――まず間違いなく自分は"死ぬ"。 (だが、"パンチ"を"喰らわ"ずに近づければッ!勝機は十分ある!) 既に間合いを五歩分程に詰め、帽子に手をやりながら承太郎はブチャラティを見る。 「答える義務が無いって?てめーはゲームに乗っているのかって俺の質問にも答えなかったよな?」 「………」 「都合が悪くなるとだんまりか…やれやれだぜ」 承太郎は何を思ったかいきなり鉛筆と紙を取り出し、書き込み始めた。 「…貴様、何を書き込んでいる?」 「答える義務は無い…が、答えてやるよ。あんたに貸してる"ツケ"さ。必ず払ってもらうが―――忘れっぽいんでね、メモしてるのさ」 なおもカリカリと書き込み続ける承太郎。 『スティッキィ・フィンガーズ!』 ブチャラティはS・フィンガーズに看板を引き抜かせ、スタープラチナに振り下ろす。 スタープラチナは迎撃すべく拳を振るう。 看板と拳が激突する瞬間、看板が拳を避けるかのように二つに分かれる。 「!」 「先程の質問に"答え"よう…これが『スティッキィ・フィンガーズ』の能力だ。そしてお前はもう"負けて"いる」 『ジッパー』が付いた看板はスタープラチナを跨いで地面に刺さる。 そして急速にジッパーを閉じさせてスタープラチナを押し倒し、その動きを封じた。 「おっと!看板を壊したりはしないほうがいい…俺を本体のお前が殴ろうとするのもな。それより一瞬早くこの『ジッパー』を引ききる」 ブチャラティは既に承太郎の懐に入り込み、腹のジッパーに手をかけていた。 「このジッパー…心臓の大きさにも満たないが…あんたを殺すには十分だ。開くのに1秒もかからない…さあ、答えてもらおうか?」 「何故『第二の質問』で嘘をついた?」 質問は死の警告を持って飛び、承太郎に届く。 「スタープラチナ………」 ブチャラティがジッパーに力を込める。 「………ザワールド」 ド ン ! スタープラチナがジッパーが閉まりかけている看板を引きちぎる。 承太郎がブチャラティの手をジッパーから離す。 しかしブチャラティは反応すらしない。 ――――――時は止まっている。 「やれやれ………大した野郎だ、二度も時を止めさせるとはな」 感心したように言うと、承太郎はスタープラチナを呼び寄せる。 「『殺さずに』『ほどほどに』」 ――――――そして時は動き出す。 「ぶちのめすっ!」 動き出したブチャラティに拳を向ける。 「―――やはりボスと同種の"時を認識させない"能力か」 意外にもブチャラティは涼しい顔をしている。 「………ボス?」 承太郎が言い終えないうちにブチャラティは眼前に迫る拳を意にも介せず叫ぶ。 「"こう"なることを読んでいた!故にッ!"対抗策"も練ってある!『スティッキィ・フィンガーズ!』」 地面が裂ける。承太郎の足元から飛び出す異形のスタンド。 「ッ!」 承太郎はバランスを崩し、スタープラチナの拳がブチャラティの顔面に届く一瞬前に逸れる。 脇腹から肩を目指してS・フィンガーズの攻撃は進む。触れた部分をジッパーにしながら。 「言っただろう?お前はもう"負けて"いると…お前のスタンドを封じた後、地面に潜らせておいた。射程圏内ギリギリまでな」 スタープラチナから一歩はなれ、ブチャラティは淡々と語る。 「安心しろ。"殺し"はしない。今からやるのは"拷問"だ」 「やれやれ………"諦めた"。あんたすげー"クレバー"だ。一本とられたぜ」 承太郎は諦観たっぷりに呟く。 「………"負け"を認めたなら話は早い」 ブチャラティは三度質問を繰り返そうとする。だが。 「おいおい、勘違いするなよ。"諦めた"ってのは………"無傷で済ますことを諦めた"って事だ!」 既に胸まで上がってきていたジッパーが急に止まる。 「な………貴様ッ………!?」 「『流星指刺(スターフィンガー)』。やりたくなかったんだがな。連続で時を止める事は出来ないからな」 本体と同じく胸までジッパーで分断されたスタープラチナの右手の人差し指と中指が数十cm程伸び、承太郎の肩を貫き、S・フィンガーズの腕を止めていた。 「コンマ一秒の差…そして隙あり、だ」 スタープラチナが右手でS・フィンガーズの首根っこを掴む。 スタープラチナが左手を握る。 「さて、貸しを返してもらおうか。俺の質問を無視すること3回…いや、一回返したか?それと雷電の分もやっておくか…裁くのはオレの スタンドだッ!」 (こいつ…今度は"ウソ"は言ってない皮膚と汗だ…やるといったらやる…"スゴ味"があるッ!) 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァ!」 スタープラチナの左拳が高速で稼動する。 「"安心"しな…殺しはしねぇ」 (急所を…外してッ!関節のみを…こいつのスタンドは…"精密動作性"にも優れて…意識が………) 「ガッハァァッ!!」 「そしてこの感触………吸血鬼じゃねえようだな。DIOの部下の残党がいるなんて情報はスピードワゴン財団からもなかったが…」 「DIO………?」 参加者名簿に載っていた名前を聞き、息も絶え絶えに呟くブチャラティ。 「お前が言っていた"ボス"の名前じゃないのか?俺とそいつ以外に時間を止められる奴はいねえ」 承太郎はやや不機嫌そうに言うと、「まあ、そうだったらあの"カズマ"とやらとの約束は守れないが」と続けた。 ブチャラティは激しく息を切らしながら答える。 「ハアッ…ガッハ…違う…"ボス"は…誰にも名前を知られていない…ギャング"の"ボスだ…」 承太郎はその答えに納得したのかどうかよくわからない表情をし、徐々に消えていく"ジッパー"に気付いて言った。 「意識を失いかけているようだな。一つ聞こう。お前はかなり頭が回るようだが、あの頭の悪そうな"カズマ"を利用しているようには見えなかった………何故だ?」 「………」 ブチャラティは答えず、承太郎はやれやれと首を振る。するとブチャラティは突然語気を強めて話し出した。 「取り消せ…!カズマへの侮辱をッ!この世で最も大切な事は"信頼"だ…ならば、最も忌むべきことは"侮辱"………"信頼"を"侮辱"する… とは…その人物の名誉だけでなく…その者の人生すら狂わすッ!」 その眼には全身の関節を外され、動くことすら出来ない者のそれとは思えない強烈な光が燈っている。 「………ああ、取り消そう」 「ならば答えようッ!何も知らぬ者を利用することは…!!自分の利益だけのために利用することは…!!吐き気を催すッ!『邪悪』だッ!故 にッ!オレはそれを許さないし、『邪悪』に染まることもよしとはしないッ!」 言い終わった瞬間、ブチャラティは力を使い果たしたようにぐったりと地に伏した。 「………同感だ」 承太郎は手にしていた紙を破り捨て、気絶したブチャラティを肩に担ぐ。 「精神的にはブチャラティ、あんたは俺に勝っていたぞ。熱いようだが精神は"クール"だ」 小声で言って、承太郎は桑原が向かった方向に歩き出した。 同じ世界の異なる時間にいた、本来会うはずのなかった二人の男。 混沌に巻き込まれた二人が持っていたのは紛れもない、黄金の精神。 運命を紡ぐ正義の意思は混ざり合い、混沌の体験を経て二人を繋げた。 【栃木県/夜】 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]そこそこ疲労・肩、胸部に打撲、左腕骨折(以上応急処置済み)・肩に貫通傷 [装備]シャハルの鏡@ダイの大冒険 [道具]:荷物一式(食料二食分・水少量消費) :双子座の黄金聖衣@聖闘士星矢 :らっきょ(二つ消費)@とっても!ラッキーマン [思考]1:ブチャラティを桑原に送り届ける。話が折り合えば仲間にしてもいいと思っている。 2:シカマルの亡骸・悟空・仲間にできるような人物(できればクールな奴がいい)・ダイを捜す 3:主催者を倒す 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]右腕喪失・全身に無数の裂傷(応急処置済み)・気絶・全身の関節が外れている [道具]:荷物一式 :スーパー・エイジャ@ジョジョの奇妙な冒険 [思考] 1:気絶 2:首輪解除手段を探す 3:主催者を倒す
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589 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 12 46 22 ID I1oBvJb10 日常話もそろそろ潮時かも知れません。 というわけで、 第14話「強奪野郎Tチーム」 ~小島厩舎~ 太「ナカヤマフェスタに乗りたい?」 豊「はい!ナカヤマフェスタに乗りたいです!!」 太「俺に言われても困るんだが…」 豊「力を貸してくださいよー!」 ???「「「話は聞かせてもらった」」」 豊「ん?」 邦彦「息子よ!」 幸四郎「兄貴!」 太一「うちの厩舎に居座ってる人!」 豊「み、みんな…!!」 590 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 12 51 22 ID I1oBvJb10 邦彦「ナカヤマフェスタに乗りたい、その気持ちに応えてやろう!」 幸四郎「みんなで強奪すれば怖くない!」 太一「一世一代の大博打だ!」 豊「みんな!くっ…ありがとう!」 太「まったくお前らは本当に……分かった、ここに強奪野郎Tチーム結成を承認する!」 豊「先生!!」 太「豊!」 豊「俺、俺がんばってちゃんと強奪してきます!」 邦彦「よし、では行きますか皆さん!」 太「死ぬなよ…みんな」 591 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 12 58 49 ID I1oBvJb10 ~二ノ宮厩舎~ ナカヤマフェスタ「ボンジュ~ル、アンドゥトゥルワ、メンソーレ!!」 アクシオン「いつまでフランス気取ってやがる!このアホ!」 二ノ宮「調教行くぞ、フェスタ」 フェスタ「オーゥ、ロンシャンドーヴィルマルセイユ!」 サンクスノート(地名言ってるだけじゃねえか…) 幸四郎「こちらT3!侵入に成功しました、どうぞ」 邦彦「こちらT2!でかした幸四郎!我々も続く、どうぞ」 592 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 09 15 ID I1oBvJb10 二ノ宮「トイレ行くから、先に行っててくれ」 フェスタ「へェーイ、シャルルドゴール、ミルフィーユ!」 太一「今だ!」 豊「ナカヤマフェスタいただき!」 邦彦「クロロホルムだ、幸四郎!」 幸四郎「合点承知のすけ!」 フェスタ「オーゥ、ナントリヨンストラスブールっ!もがっもがもが……zzz」 邦彦「よっしゃ、持って帰ろうぜ!」 太一「作戦成功っすね!」 幸四郎「Tチームに不可能なんてないんや!」 豊「やった!有馬で乗る馬確保したどー!!!!」 593 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 20 18 ID I1oBvJb10 ~小島厩舎~ 太「みんな!生きて帰って来れたんだな…感動した!」 フェスタ「はっここはどこだ?もしかしてパリ?」 幸四郎「日本じゃアホ」 邦彦「貴様は有馬記念で豊に騎乗される運命…」 太一「その自分の運命を呪うがいい」 豊「おい」 フェスタ「オーゥ…モネマネ、ゴーキャンドラクロワ……?」 太「左様。お前は拉致されて今ここにいるのだ」 フェスタ「ヴィトンエルメス!パリコレクション!!」 太「助けを呼んでも無駄だ、もう諦めろ」 フェスタ「オーゥ…シャネルディオール…イヴサンローラン……」 太「大丈夫だ、豊はやる時はやる男だ」 太一「なんで会話できてるんだよ」 594 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 27 31 ID I1oBvJb10 ~藤沢厩舎~ 藤沢「ふふふ…ついに!ついに完成した!!」 ペルーサ「シューコーシューコー…」 藤沢「ダンボールなんてちゃちなもんじゃねぇ…」 ペルーサ「シューコーシューコー…」 藤沢「超軽量特製合金…そう、鋼の翼!」 ペルーサ「シューコーシューコー…」 藤沢「目覚めよペルーサ!貴様はメカペルーサに生まれ変わったのだ!!」 ペルーサ「ウィーン ガシャーン コ、コノスガタハ…」 藤沢「ふははははは!これで有馬記念は我が藤沢厩舎のものだ!!」 595 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 36 54 ID I1oBvJb10 ~池江厩舎~ インバルコ「うおお…す、すげぇ…」 ダノンカモン「ジャーニーさんこれは一体…」 ドリジャ「ふっ…これが俺の真の能力、次元連結!」 トレイルブレイザー「じげんれんけつ?何すかそりゃ」 ドリジャ「空間に対して一定の演算を行い歪めることで、超空間を作り出すのさ」 インバルコ「なんか良く分からんがすげぇ!!次元連結かっけぇ!!!!」 ドリジャ「ふっふっふ。翼?そんなものちょろいちょろい。 このドリームジャーニー、有馬2連覇に死角などないわ!」 596 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 42 32 ID I1oBvJb10 ~松田博厩舎~ ブエナ「浜中きゅんがアパパネに?なんでよ!なによそれ!!」 プラン「ブエナ様、落ち着いてください!」 マツパク「おう、ブエナ様、お客さんが来とるじゃい」 ブエナ「誰よこの忙しい時に…」 横山「久しぶりだな」 ブエナ「ノリ…!?退院したの?」 横山「待たせてすまなかった」 ブエナ「…ばか!心配してたんだから!!」 横山「すまない。…勝とうな、有馬記念」 ブエナ「…うん」 597 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 13 52 51 ID I1oBvJb10 ~牧厩舎~ ヨートー「うおおおおwwwみwなwぎwっwてwきwたwwwwww」 牧「す、すげぇ…妖刀が進化した!」 宏司「ヨートーの準備は整ったか…あとは俺が、村正の妖刀稲妻大車輪を完成させれば…」 守「黒い翼はやはり封印した方がいいね」 アニメイト「そうね、でも例え翼がなくったって…守さんとなら勝てる」 守「アニメイト…」 598 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 14 00 58 ID I1oBvJb10 ~国枝厩舎~ アパパネ「浜中きゅん…」 浜中「不安か?」 アパパネ「ううん、浜中きゅんとなら何も怖くない。怖くないけど…」 国枝「どうした?」 アパパネ「また、生えなくなっちゃったみたいなの…翼」 ソニック「そんな…」 浜中「…なんだ、そんなことか」 アパパネ「えっ…」 浜中「翼がなくても、アパパネはアパパネだ。 そう、俺がブエナを捨ててまで選んだ最愛のサラブレッド…アパパネだ」 アパパネ「浜中きゅん…」 国枝「どうやらもう迷いは無いみたいだな」 アパパネ「うん!私勝つ!勝って、浜中きゅんと結婚するんだ…」 国枝「変なフラグを立てるのはやめなさい」 599 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 14 35 13 ID I1oBvJb10 そして、有馬記念の出走馬が出揃った 1枠1番 ドリームジャーニー 池添謙一 1枠2番 アニメイトバイオ 石橋守 2枠3番 アパパネ 浜中俊 2枠4番 マイネルキッツ 国分優作 3枠5番 エイシンフラッシュ 内田博幸 3枠6番 エイシンアポロン 大江原圭 4枠7番 ブエナビスタ 横山典弘 4枠8番 アロマカフェ 小島太一 5枠9番 オウケンブルースリ 武幸四郎 5枠10番 ナカヤマフェスタ 武豊 6枠11番 レッドディザイア 四位洋文 6枠12番 ロジユニヴァース 伊藤工真 7枠13番 スマイルジャック 三浦皇成 7枠14番 ローズキングダム 小牧太 7枠15番 ムラマサノヨートー 北村宏司 8枠16番 ネヴァブション 後藤浩輝 8枠17番 サンディエゴシチー 丸田恭介 8枠18番 ペルーサ スミヨン 601 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2010/11/02(火) 14 48 50 ID I1oBvJb10 次回予告 ついに決戦の有馬記念が幕を開ける。 相変わらず出遅れるメカペルーサだったが、それは謀られた罠であった。 圧倒的な火力を誇るメカペルーサ。 そんな機械仕掛けの破壊神に、敢然と立ち向かう愚かな漢たちがいた… 次回、アパパネと浜中俊が恋に落ちたらどうすんの? 第15話、「さらばヨートー!無限の空に散る刀!!」
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とってももてっと 作詞/69スレ591 コントローラのスティック部分に溜まる白い粉 ペロっと舐めた・・・これは青酸カリ!!!! 前の席に座る友人の肩に積もる白い粉 ペロっと舐めた・・・これはとってもフケ!!!! おへそに知らぬうちに溜まる黒いもの 前歯で噛んだ・・・お、大人の味がするにょろ!!!! ラララ とってもとってもばっちぃ 取っても取っても溜まるコレ とってもとっても不思議 採っても撮ってもキリが無いコレ
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274 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 09 37 ID ??? バランスならこんな話もある。 うちはSWはやらない卓。だがなんだか蒸し暑い日に発売日からちょっと経ったぐらいの SW2.0を持ってきた奴がいた。ついでにチョコも。一人でやってろよというが聞きやしない。 仕方ないのでファルケン一回できるくらいの時間ルルブ読む。え? 俺GMですか? そいつ「今日はお前がGMだろ」 ファルケンのシナリオで何をしろと? できないこともないけどさ。 仕方ないので恐怖の島でイベントスタート。島に行くまでの船の航路でボガードとゴブリン出す。 ボガードの攻撃は武器らしいのでクロスボウもたせて船からピシュピシュ。ファイターが 舵取っていたせいか、かばわれることもなく、わりとあっさりそいつ死亡。 ソーサラー死んだしこのまま進んでもしょうがねーってことで一度引き返すパーティ。 死んだしキャラ作ってね。 「バランスが悪い」 「初PTの初遭遇でボガード出すなんておかしい。ゴブリンとコボルトにするべき」 「サンプルは強く設定してあるので参考にするのは間違い」 色々言いたいことはあるがとりあえずチョコはやめとけ。 275 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 11 42 ID ??? いろいろといいたいことはあるがそれ事故だな 後、チョコはまじやめとけ 276 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 16 22 ID ??? 本来接近戦しか出来ないモンスターを遠隔攻撃できるように改造して 魔法使いかシューター以外は遠距離攻撃できないゲームで ひたすら遠くから攻撃ですか 事故ですね。 277 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 20 54 ID ??? 接近戦しかできないとは書いてなかったと思うが。 ルルブの不備だな。SWは2,3揃えないと全貌が見えない。 278 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 22 44 ID ??? ついでにいっとくとキャラは遮蔽になるのでかばうがなくても 弓からはかばえるんだ。この辺もルルブには書いてないが、最近分かったことな。 281 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 20 30 37 ID ??? 277 接近戦しかできないとは書いてなかった だよな!空が飛べないとは書いてないし空も飛べるよね。 真面目な話、接近攻撃以外の攻撃方法が出来る奴は必ず特殊能力として明記されている 295 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/08/12(火) 21 39 43 ID ??? 281 しかし当日いきなりPLが持ってきたルール(しかもあまりやる気がない)を お前GMやれと押しつけられたという所は考慮していい気がする。 チョコは冷蔵庫入れとけ。 スレ194
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ガラスの野郎復活してんじゃねーか アレがいる限り荒らし続けるわw
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君はずっと知らないでいて欲しい【きみはずっとしらないでいてほしい】 公輝、斗真、里穂 「里穂ってさ、斗真の事好きだろ」 確信があっての問いかけ 「…えっ!?えぇえぇえっっ!?」 「声でけーよ」 里穂は多少大袈裟なくらいの反応を見せた 「なっ何で分かったの…?」 「何でって…里穂の好みまんまじゃん」 「たっ確かに…」 「それに見てりゃ分かるし」 そうだよ、見てりゃ気付くんだよ ―――嫌でも、な 「えっ嘘!?」 「そんな嘘ついてどうすんだよ」 「それ…本人には…」 「言ってない。多分本人も気付いてないと思う。鈍感だし」 だって、里穂からの視線に気付いてたら 俺からの視線にも気付くはず 「…本人には言わないでね?」 「言わねーよ」 それで斗真が里穂を気にしだしたら嫌だし ―――だって、俺、斗真が好きだもん ――― ― 「…何?」 「え?」 授業中に隣の席になった斗真をじっと見てたら気付かれた 「いや、ずっとこっち見てたから」 「あ、マジで?悪い、ちょっと考え事してた」 斗真が気付くぐらい見つめてたのか 少し恥ずかしい 「俺の顔に何か付いてんのかと思った」 「悪い悪い」 「そんな見つめるなよ。気になるだろ?」 ―――いっそ、気にしてくれたらいいのに 「分かった」 素直に従って前を見ると、前列の右端の方で里穂がチラチラ見ていたのに気付いた 隣を見ると、どうやら斗真は気付いてない様子だった いいな、と思った 気付かれないのも寂しいかもしれないが気付かれずにずっと見ていられるなんて羨ましい 何より、里穂が女である事が羨ましかった 「…何だよ」 ふと隣から視線を感じてそちらを見る すると斗真が俺を見ていて目が合った 「さっきの仕返し」 「もー…ちゃんと授業受けろよ」 「前田に言われたくねーよ」 斗真は可笑しそうに笑ったから、俺も一緒になって笑ったが 内心ドキドキだった 「誰見てたの?」 「え?」 「誰か見てたんじゃないの?百面相して」 「…別に誰も…ってか百面相なんてしてねーし」 「してたって!何か悲しそうな顔したり複雑そうな顔したり…」 俺は里穂を見ながらそんな表情をしていたのか 「お前何見てんだよやめろよ恥ずかしい」 「前田が先に見てきたんだろ?いいじゃん、前田面白かったし」 「面白がるなよなー」 「ははっ」 「コラ、前田に生田。そんなに俺の授業つまんねぇか?」 「「あ」」 気付いたら加藤さんがそばに立っていた 「ったく…珍しく授業出てると思ったら…生田はお前が居ないと真面目なのにな」 加藤さんは俺に向かって言った 「えー嘘だー斗真が真面目?」 「何疑ってんの、マジだよマジ。俺真面目だし」 「うっそだー斗真が真面目だったら俺も真面目だし!」 本当は斗真が真面目な事は知っていた だから最初は、ただ羨ましかった それがいつから“好き”に変わったかは分からない 「前田は生田と違って普段から不真面目だろうが。その証拠にその首にある装飾品」 「あ、これ?俺の体の一部」 「そうか、ならその着脱可能な体の一部は没収な」 「えー!マジで!?やだやだダメだって!」 「後で俺のとこ来い」 「…はーい」 加藤さんが手を差し出すので意味が分からす手を重ねると斗真に爆笑された そして加藤さんには「バカかお前。ちげぇよ装飾品外して渡せっつってんだよ。没収だっつったろ?」と言われた 「あーマジウケた!素でそういう事するんだもん」 「公輝そんな事したの?マナも見たかったー」 「伊倉さん病院行ってて遅刻したんだから仕方ないよ」 授業が終わった後、斗真は俺を見るなりまた爆笑し始めた それを見たさっき来たばかりの愛美が何事かと寄ってきた 「ホント病院なんて行かなきゃ良かったー」 「あの時加藤さんも驚き通り越して呆れてたし」 「だって何してんのか分かんなかったし」 「クラス皆爆笑してたもんなー」 「今度はマナも居る時にやってね」 「もうやんねーし」 少し恥ずかしいその話題を、俺は早く忘れて欲しいと思っていた だがしかし、自分の話を彼にしていて欲しいとも思った ――― ― 「なぁ、斗真の好きなタイプってどんな奴?」 瑛士が遅刻してきたある日 俺はまだ瑛士が来てないから珍しく斗真と2人屋上で昼食をとっていた 2人だけで話すのは久しぶりだった 「天然入ってて笑顔が似合う子かな」 「男?」 「女で。男でなんて勘弁してよ。そっちの趣味は無いし、気持ち悪いだろ?」 それはきっと、同性愛者を否定する意味じゃなく自分がそうだったら、という意味だろう だけど俺には 心臓を抉られるようなくらい残酷な言葉で 「ははっ…それもそうだな」 笑って言ったつもりのそれが、不自然になった 「何で?」 幸いにも、斗真はそれには気付いてなかった 「いや…知り合いにさ、女なら誰にでも手を出しちゃう奴が居てさ。もし今気になってる奴とか居るなら俺が言っといてやろうと思って」 それは半分瑛士の事で 瑛士なら俺から言わなくても、自分でその辺は上手くやっていけるだろうけど だが斗真は瑛士を知らない 「へぇー公輝、本当色んな知り合いが居るのな。気になってる奴かぁ…」 「誰か居るのか?心当たり」 「心当たりって言うか…最近ちょっと飯田さんが気になってるかな、みたいな」 ああ 2人はいつか近い未来に結ばれるのだろう だって、2人は両思いじゃないか しかもきっと、2人を結び付けるのは俺だろう 「へぇ…里穂かぁ…」 「あっ本人には言うなよ?」 「言わねーよ」 いつかの里穂に言われた時と、全く同じ返し方をした 「あ、公輝」 「…おう」 昼からの授業は出る気になれなくて、そして何となく風に吹かれたくなって屋上に行く そこには今日初めて会う瑛士の姿があった 「お前何処行ってたんだよ」 「授業でも出ようかなって教室に。あ、そうだ。瑛士、里穂には手出しちゃダメだからな」 「…ああ、いいけど」 柵にもたれかかった時、ちょうど向かいの校舎の俺達のクラスに、斗真と里穂の姿が見えた 「…好きなのか?」 「え?」 2人が仲良さげに笑いあって話しているのをぼんやりと見ていると、隣に並んで同じように柵にもたれかかった瑛士が俺に聞いた 「里穂ちゃんってあの子だろ?公輝の幼なじみの」 ちょうどあそこに見える子、と瑛士が指差した 「うん」 「好きなのか?」 瑛士は俺を見てもう一度聞いた 「…いや」 「?じゃあ何で」 「斗真が気になってんだってさ」 ほら、今一緒に居る子 そう言うと瑛士はまた二人を見た 「…好きなのか?」 また同じ質問 だけど今度は里穂の事じゃなく、斗真の事 「…好き…だよ」 自分で思っていた以上に弱々しい声が出た 「…そっか」 「…さっきさ、『男は勘弁してくれ』って『気持ち悪いだろ?』って言われた。気持ち悪いってのは自分が、斗真自身が男好きだったらって事だろうけど」 それでもキツいよなこの言葉 そう言った俺の声が、自分自身が思っている以上に自分はショックを受けている事を証明した 「…ごめん瑛士、瑛士もそういうの嫌いだったら今の話、」 「嫌いじゃない。前から興味はあった」 「…そっか」 前から興味はあった、なんてサラリとすげー爆弾発言だな そう考えて、何も深く考えずに 「…そういう経験、してみる?俺と」 そう口にしていた 「…そんな泣きそうな顔して言われたら、断れねーだろ」 「あー俺今そんな顔してんの?…いいんだぜ?断っても」 「いや…断る気なんてサラサラねーよ」 「そっか」 そうやって誰かを巻き込んで この思いは無かった事に出来ればいいのに ――― ― 「公輝ー!」 「ん?何?」 「里穂ってこういう映画平気!?」 あれから何日かして、斗真は里穂と付き合い出した そしてちょっとした心配事ややりとりについてなど色々な事がある度に斗真か里穂のどちらかは俺に報告したり相談したりする ―――同性だからか、斗真からの相談のが多いが 「それくらい本人に相談すればいーじゃん」 「だって里穂には楽しんで欲しいしさーちょっとしたサプライズな感じのが嬉しいかなって」 「バカじゃねーのお前。一緒にデートの計画立てるのも楽しみの一つだろ」 「そうそう。それに里穂みたいなタイプはサプライズより一緒に計画立てる方が喜ぶって」 今日はたまたま瑛士と一緒に居る時だったから良かった ――― ― 「そっかーなるほどね!いやー公輝に相談して良かったわ」 「そりゃどーも」 「それじゃ早速里穂のとこ行ってくる!」 斗真は嬉しそうに笑うと急いで里穂の居る教室へと向かった 「…もう平気なのか?」 斗真が出て行った扉をぼんやり見つめていると、瑛士が言った 「何が?」 「斗真の事、もう諦めたのか?」 「…ああ、それ?…うん…っていうか斗真が幸せならそれでいいよ」 好きな人には幸せで居て欲しい なんて俺は乙女なんだ なんて俺は良い人なんだ ―――諦めれてなんか無いけど 「…泣きたきゃ俺の胸貸しますよ?」 「泣かねーよバーカ」 「そー。ならいいけど」 瑛士と2人、俺のクラスの教室前の廊下が見えるフェンスへと移動し、もたれかかる ちょうど斗真が急いで教室に入るのが見えた 「………瑛士」 「ん?」 「胸はいいから手借りてもいい?」 「おう、いくらでもどーぞ」 いつかこの想いが消えてしまって 俺がちゃんと心の底から2人を祝福出来るようになるように 今日もただ願っている事を どうか、君はずっと知らないでいて欲しい
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律「そっか……」 梓「唯先輩はどうだったんですか?」 唯「えー私はねぇー」 ~~~唯の場合 一年前症状は突如として現れた 唯「うぅう~お腹痛いよぉ」ゴロゴロ 唯「う~い~今日学校休むーお腹痛いー」 憂「お姉ちゃん昨日アイス食べ過ぎたんじゃない?」 唯は基本的に家にアイスがあれば食べる。一日に2つは当たり前である 唯「だっておいしいんだもん」 憂「でもお腹壊すまで食べちゃダメだよ~」 唯「だって期末テストの勉強で疲れたんだもん」 憂「今度から気をつけるんだよ」 唯はこのとき気付いてないが 高校に入って忙しくなった勉強についていくことにストレスを感じていたのである さらにいつもはギターを弾いて発散してるストレスも 赤点をとりそうなこのときばかりはギターを休めていた 翌日 唯「今日も痛い~」 憂「えっ!?お姉ちゃん今日はテストの日だよ?」 唯「うん、でも痛いんだよ~」ギュルルル 憂「お姉ちゃん、そこまでひどいんなら病院行った方がいいよ?」 唯「やだー病院行きたくな~い」 憂「だってなんか大変な病気かもしれないよ」 唯「うぅ~だって病院行ったら注射打たれるー注射こわーい」 憂「でもそれで病気が分かるんだから……」 唯「……うぅ」ギュルルル 病院 唯「うぅう~」ギュルルル 医者「平沢さーん、どうぞー」 医者「今日はどうしたのかな?」 唯「なんだかお腹がギューって痛くて」 医者「どこらへんが痛いのかな?」 唯「ここらへん」 医者「下腹部ね……便はどういうのかな?」 唯「なんかビチャーってした水っぽいやつ」 医者「水っぽい下痢っと」 医者「昨日の夕飯なに食べたのかな?何か悪いものでも食べたのかな?」 唯「カレー食べたー憂も食べてたけど憂は元気ですー」 医者「そう、食中毒の可能性はなしっと」 医者「とりあえず心臓の音聞かせてもらいますよー」 医者「はい、次そのベッドで仰向けに寝てもらって膝を立てて下さい」 医者「ここは痛いですかー?」ググッ 唯「痛く無いですー(くすぐったい)」 医者「痛いとこあったらいってくださいねー」ググッ 唯「(なんかそう言われると痛く感じてきた)」 唯「痛いです!」 医者「ふむ、胃の方が痛いのかな……」 医者「はい、終わりましたよー」 唯「なんか私すんごい病気なんですかー?」 医者「胃炎だろうね……後下痢の方は食べ過ぎかと」 唯「やっぱりアイス3個がいけなかったのかー」 医者「3個も食べたのー?そりゃ胃もあれるしお腹も下すよ」ハッハッハ 唯「……」ションボリ 医者「とりあえず胃の粘膜を守る薬と整腸剤だしときます」 医者「また調子が悪かったら来て下さいね」 唯は薬を飲んだが一向によくなる気配はなかった その後期末テストの再試験があり再試験の間ずっと痛く、 何回もトイレに行き試験時間50分の内25分ほどをトイレで過ごした 先生もさすがに事情を考慮してテスト時間を延長したりした 唯「う~ん結局テスト中ずっと痛かった~」 テストが終わるといつもの調子に戻ったので唯は特に気にしなかった しかし、テスト期間になると決まってお腹を壊し、 その度に医者に行き胃カメラなどの精密検査も行ったが 結果は健康以外の何者でもなかった 唯「私の体おかしいのかな……」ギュルルル 憂「お姉ちゃんあの医者はやぶ医者なんだよ、きっと」 憂「なんか漢方内科ってのがあるんだって、そっち行ってみよ」 唯「うん」 唯「なんか医者行ったら過敏性腸症候群だねって言われた」 唯「それで真武湯って飲み始めたけど聞かない」 漢方は西洋医学と違って、元々病原菌を殺すような効き目はないが 免疫力低下やストレスなどで生じる体の不調を改善する効果はある。 しかし、漢方薬は長く服用して始めて効用のでるものである。一日で効果のでるものではない 憂「それで過敏性腸症候群って病気なんだ」 唯「うんそうみたい」 憂「ちょっと調べてみるね」 唯「憂はいい妹だねー」ヨシヨシ 憂「もぅお姉ちゃんったら///」 憂「お姉ちゃん、なんか最近認可された薬でイリボーってのがよく効くみたいだよ」 翌日唯はイリボーという薬をもらいに行った 医者「新薬だからね2週間分しか出せないんだ」 唯「はぁ……」 他にも漢方薬の真武湯や整腸剤のラッグビーなども一緒に服用された 正直唯としては真武湯や整腸剤は効き目がないと思っているのでなぜ服用したのか疑問に思う しかもイリボーは14日分であるのに対し、他の薬は28日分どう考えても余るのである しかし、イリボーの効果は劇的であった。最近悪化していた腹痛が一気に解消され、便も通常に戻ったのである ちなみにイリボーを飲むと便が硬くなるので整腸剤が必要とのこと ※なんどもいうようですが、女性に対して薬効があるかはまだわかってません。適当なことかいてすいません ~~~~~~回想終了 唯「って感じかなぁ」 梓「大変だったんですね」 律「ああだから唯は期末テスト追試だったのか」 紬「唯ちゃんも大変なのね」 唯「でも今はもうなおちゃったみたい、えへへ~」 紬「(私はまだ薬が手放せないわ……)」 澪「うぅ~」ギュルルル 澪「お腹痛い」ギュルルル 澪「でもこれさえあれば」ギュルルル 澪「私はもう大丈夫、もうステージにも立てる」ギュルルル 澪「早くよくなれ」 翌日 澪「うぅ……まだ痛いじゃないか」ゴロゴロ 澪「イリボー……効かないのか?」ゴロゴロ 澪「今日も休もう……」 翌日 澪「あれ?なんだか今日は調子がいいな」 澪「これなら学校いけそうだ」 澪「腸の調子がいいと気分が晴れやかになるな……」 3