約 3,018,474 件
https://w.atwiki.jp/erogamemarket/pages/32.html
聖天翔学園は天使が創設したという伝説が残る、汐碕市でもっとも有名な学園である。 その学園に通う天野光人は、平凡な毎日に少し嫌気がさしていた。 決まった時間に起き、そして登校し、授業を受けて戻ってくると言う退屈な日々。 そんな光人に変化が訪れたのは、季節は衣替えも済んだ初夏だった。 消化不良の終わり方を許容できる人だけ購入しましょう。 最安値(2010/10/06)駿河屋700円 選択肢 投票 このゲームを持っている (0) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1081.html
1 2 3 おまけ 澪「翼をください」 2009/05/23 http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243062284/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る おまけのオチでやっと笑えたぜ...良かった! -- (名無しさん) 2011-11-26 21 09 33 看護婦よ、おまえには心がないのか? -- (涙) 2011-11-26 04 13 44 ↓↓↓なにそれ? -- (名無しさん) 2011-03-09 18 17 02 なんだろ……安易にキャラを病気する作品は駄作に思えて来る -- (名無しさん) 2011-03-04 23 41 34 なんか都合がよすぎなきがする。 -- (名無しさん) 2011-03-04 23 23 49 ↓×4 通りすがり見た時思い出したwww -- (名無しさん) 2011-01-26 02 06 52 おまけあれ本当にあったらタチ悪すぎだよな -- (名無しさん) 2011-01-19 01 39 30 調子に乗ってな俺・・・・。また読んだわ。 純粋に良い話だな。おまけも良いな。 -- (通りすがり) 2010-11-30 23 17 18 良かった -- (シップ) 2010-11-05 16 38 06 通りすがりでできたーイエーイ。 俺も通りすがりに書くぞ。 医師がかっこすぎ。 でもちゃんと治療しとくべきだったと思う。 まあ最後綺麗だった。 -- (通りすがり) 2010-09-12 14 33 40
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4143.html
全てが、許せなかった。 彼女を苦しめる世界。彼女を救わない世界。彼女を殺す世界。 世界は、邪悪だ。 思っていたよりも遥かに、想像を遥かに超えた域で、世界は邪悪だ。 『クローン』を使って殺そうとしてきた。 『クローン』を使って追いつめてきた。 『クローン』は『彼女』を殺さねば、死ぬ運命であった。 『クローン』も『彼女』も、そのどちらもを救いたかった。 でも、無理だった。 『クローン』は『彼女』を殺せなかった代償としてクソみたいな装置で殺されかけた。 それでも、反抗してやろうと思った。 壊すことしか、コロスことしかできねえと思ったいるクソ野郎どもに、反抗してやろうと思った。 でも、無理だった。 折れてしまった。 自らを構築する何かが、クソみたいな世界でどうにか積み上げてきた何かが、崩れ落ちてしまった。 ただ救いたいだけなのに、それだけなのに、地球の果てまで追いかけてきて執拗に攻め立てる世界。 もう、無理だった。 もう、耐えられなかった。 何もかもを壊したくて仕方がない。 あの『計画』を発案した奴らを、クソみたいな装置で『クローン』を殺そうとした奴らを、 彼女を追いつめる奴らを、彼女を苦しめる奴らを、彼女を助けない奴らを、彼女を救わない奴らを、 全てが全て。 何もが何も。 コロしたい。 全てを、コワシタイ。 心が噴出する。 全てを破壊するツバサとなって、噴出する。 学園都市が誇る最強の超能力。 世界の軍隊すらも相手にできる第一位の力。 それすらも越えた、己でも把握しきれぬ圧倒的な力。 力は、余波だけで周囲を震撼させた。 そこにいたのは、ただの少女だったのだろう。 おそらく、超能力者ですらない。 学園都市の外に住む、本当の無能力者なのだろう。 不運にも自分の近くにいたらしい少女は、力の余波に巻き込まれて、宙を飛んだ。 数メートルほどの宙を浮き、受け身もとれずに地面と激突した。 少女は、何が起きたのかすら理解できていないようであった。 混乱と恐怖と痛みに顔を歪めて、涙を流しながら、見てくる。 理解はできなかったであろうが、脅威は感じたのだろう。 わたわたと四肢を動かして、その姿はまるで物陰へと逃げようとする昆虫のようだ。 触れる必要すらない。 少女がいる方向へとツバサを振るうだけで、それだけで今度は踏みつぶされた昆虫のようになる。 原型すら残さず地面の染みとすることができる。 だから、振るおうとした。 全てをコロす為に、ツバサを動かす。 「―――いや……死にたく、ないよぉ……」 直前で、聞いてしまった。 その声を。 恐怖で震える声を。鼻水と涙を啜る音とが混じったその声を。 聞いてしまった。 聞いてしまったのだ。 「―――――――――!!!」 口から溢れたのは、獣のような声だ。 殺したい。殺さなくちゃいけない。彼女を救う為には殺さなくちゃいけないのに、それなのに―――、 ツバサは霧散した。 「あああああああぁぁぁぁぁぁぁァァァァァぁァぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 心が、引き裂かれる。 理性と本能とがせめぎ合い、心を壊す。 発動したのは、殺意の奔流ではなかった。 『自分だけの現実』。 つまりは、第一位の超能力であった。 振るった腕は少女を捉えて、まるでピンボールのように吹き飛ばした。 闇の中へと消えた少女。 あれだけの勢いで吹き飛ばされたのだ。おそらくは死んだだろう。 だが、運が良ければ生存しているかもしれない。 僅かではあるが、可能性はある。 ツバサを振るえば確実に死亡した命。 いや、例え第一位の超能力であろうと触れるだけで、あの命を確実に散らす事はできた。 少し触れて、ベクトルを変換させ、全身の血液を逆流させれば、それさけで終わった筈だ。 何故、吹き飛ばすだけに終わったのか―――分かっている。 分かっているからこそ……分からなくなる。 自分がしたい事。 自分が成したい事。 世界を壊したいと叫ぶ一方で、たった一人の少女も殺せない自分。 自分は、何なのだ。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。 【E-5・森林・深夜】 【一方通行@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]チョーカー@とある魔術の禁書目録、現代風の杖@とある魔術の禁書目録 [道具]支給品一式 [『色』]赤色 [思考] 1:―――――――――― ◇ 地面に転がる少女がいた。 少女の身体はボロボロであった。 木々をへし折り、地面を削って、ようやく停止した少女。 腕はあらぬ方向へと曲がり、身体のいたるところが擦り切れている。 頭からは鮮血が溢れ、その顔の半分を真っ赤に染めていた。 一目見ただけでは、まるで死んでしまっているかのような姿。 だが、少女は生きていた。 胸は小さく上下し、表情にも苦悶がある。 勿論、少女の生存には理由があった。 木々に激突する寸前、地面へと転がる寸前、少女の吹き飛ぶ勢いは不自然に減速した。 それは、まるで見えないクッションに包まれているかのように、少女は僅かに衝撃を緩和させて地面へと落ちたのだ。 満身創痍のなかで何とか生き延びた少女。 だが、それでも、その心に負った傷は甚大であろう。 争いを知らぬ平穏の日々から殺し合いの場へと召喚され、そうして神にも等しい力の片鱗を味わったのだ。 心に走った衝撃は如何ばかりか。 ただ今は、昏々と眠り続ける。 身体と心の痛みから逃げるように、少女は意識を閉ざし続けていた。 【E-5・森林・深夜】 【中野梓@けいおん!】 [状態]左腕骨折、肋骨骨折、全身にダメージ(中)、頭部裂傷 [装備]ムスタング@けいおん! 梓の携帯@けいおん! [道具]支給品一式、拳銃@現実(15/15)、拳銃の弾丸@現実(50/50)、サバイバルナイフ@現実 [『色』]赤色 [思考] 1:―――――――
https://w.atwiki.jp/seiyu-coversong/pages/1414.html
原曲・赤い鳥 作詞・山上路夫、作曲編曲・村井邦彦 フォークグループ・赤い鳥による楽曲。 合唱曲としても広く歌われている。 【登録タグ 1971年の楽曲 J-POP 合唱曲 赤い鳥】 カバーした声優 今井麻美 大河内雅子 鹿野優以 川澄綾子 寿美菜子 佐藤聡美 たかはし智秋 高橋裕吾 豊口めぐみ 豊崎愛生 中島唯(「けいおん!」verのカバー) 林原めぐみ 日笠陽子
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/9857.html
翼をください 登場人物 コメント タイプ1:ひこう NHKで1988年1月3日に放送されたテレビドラマ。「学校差別」をテーマとしており、大きな反響を生み、現在も語り継がれている。 サブタイトルに「進学校だけが学校じゃない、でも“学校はどちら?”とだけは聞かないで!」とあるが、これは制作会議段階でのタイトル『学校はどちら?』が“あまりに刺激的”と却下されてサブタイトルに取り入れられたものである。 登場人物 ハハコモリ:丸山藤子 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 案を出さずに登場人物とだけ書かれたコメントを削除 -- (名無しさん) 2018-03-07 07 23 49
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1734.html
唯「君を見てるといつもハートドキドキ!」 紬「揺れる想いはマシュマロみたいにふーわふわ」 いつもがんばるキミの横顔 ずっと見てても気づかないよね 夢の中なら二人の距離縮められるのにな 澪「あぁカミサマお願い 二人だけのドリームタイムくだーさい…」 母「澪…」 唯「お気に入りのうさちゃんだいてーえ!今夜もおーやすみ!いえー!」 澪唯紬律「ふわふわターアイ ふわふわターアイ ふわふわターアイ」 澪「うっ…ゲホッ!ゲホッ!」 母「澪!?あんたやっぱりずっと無理して…」 澪「うぐっ…」 母「澪!しっかり!澪!」 ざわざわ 「すげー」 「うまいねー」 「やるじゃん」 唯「わぁ!」 律「おっしゃあ!」 紬「うん」 さわ子(私グッジョブ!) 唯「みんなーありがとー!」 アンコール!アンコール! 律「す、すげぇ…」 さわ子「りっちゃん、どうするの?続ける?」 律「うん、まだとっておきが残ってるから!唯、紬!」 唯「ほいほい!」 紬「どんとこいです!」 律「それじゃあもう一曲。曲は翼をください。1・2・3・4」 …… 和「お疲れさま」 唯「和ちゃん!へへ~、大成功だよ!」 和「見てたよ。頑張ったね」 唯「えへへ」 唯「あれ?りっちゃんは?」 紬「澪ちゃんを探すって出て行っちゃった」 …… 律(澪、澪どこだ。見てたか?私達の演奏) 律(澪のために頑張ったんだよ。この日のために毎日夜遅くまで練習して) 律(澪、会いたいよ澪) 律「澪?」 律「すみません、澪を知りませんか?」 通りすがり「澪?誰それ」 律「あの、澪って子を探してるんですけど」 DQN「はあ?意味わかんね。あっち行けよ、しっし」 律「澪がいない」 唯「ええ!?来れなかったのかな…」 先生「さわ子先生」 さわ子「はい?」 先生「病院から連絡がありまして、秋山澪がたった今意識を失って病院に運ばれたとか…」 律「へ?」 紬「嘘…」 唯「澪ちゃんが…?澪ちゃん…うわあああああん!」 律「嘘…ですよね?ああ、ドッキリ?先生も人が悪いんだから。あ、もしかして澪が病気なのもドッキリとか?」 さわ子「りっちゃん落ち着きなさい」 律「なあ!ドッキリって言えよ!澪を返せよコラア!」 パシッ さわ子「落ち着きなさい!」 さわ子「何も死んだと連絡が来たわけじゃないでしょう…!」 先生「そ、そうだぞ。ただ病院に運ばれただけで」 律「だって…だって…」ウル ギュウ 紬「りっちゃんも我慢する子だから。女の子なんだから隠れて泣かなくていいんだよ。一緒に泣いてあげるから」 律「う、うわああああああん!」 唯「せんせ~じゃあ澪ちゃんは私達の演奏聴いてないってこと?」 さわ子「そう…かもしれないわね。仕方ないわよ…」 紬「聴かせてあげたかったな…澪ちゃんに…」 律「…グスッ」 律「さわちゃん!先生!お願いがあります。実は」 さわ子「ええ!?」 先生「そんな馬鹿な話があるか!無理に決まってる!」 律「お願いします!じゃないと澪は…澪は…」 さわ子「うーん…協力してあげたいけど…」 先生「無理だ無理!諦めろ!馬鹿が!」 校長「うおっほん」 先生「こ、校長」 校長「話は聞かせてもらいました。私にできることならばぜひ協力したいのだが」 さわ子「校長先生!」 校長「君たちを見ていると何か熱い気持ちが込み上げてきてね。こんなことくらいしかできないが…」 律「いえ、充分です!ムギ、唯!すぐに準備だ!澪のところに行くぞ!」 唯「ほいほい!」 紬「どんとこいです!」 …… 病院 ガラガラ 澪「ハアハア」 母「澪…澪…」 院長「なぜここまで放置したんだ!」 医師「澪ちゃん!聞こえるかい!返事をするんだ!」 院長「医師君!絶対に彼女を救いたまえ。彼女と約束したんだろう?」 医師「ええ、絶対に助けてみせます。最善は尽くした、なんて言葉で逃げるつもりはありません」 …… 病院 ブロロロ、ガチャ 律「早く早く!急いで準備!ドラムはそこ!アンプはここ!唯!病院の中からコード引っ張ってきて!」 看護師「ちょちょちょ!一体なにしてるんですか!」 さわ子「先生!お願いします!」 先生「あーもう!どうにでもなれ!うおー」 看護師「キャー!キモい!」 ざわざわ 患者「なんじゃなんの騒ぎじゃ」 患者「コンサートでもやるんかの」 律「おっしゃ!準備はいい?」 唯「どんとこいです!」 紬「唯ちゃん、それ私の…」 看護師「院長先生!」 院長「見ていたよ」 看護師「すぐに警察を」 院長「待ちなさい」 看護師「え?」 院長「医師君の気持ちがわかったよ」 看護師「は?」 院長「彼女達に…賭けてみたくなる気持ちが」 …… 律「すぅぅ、澪ー!」 唯紬「澪ちゃーん!」 律「聞こえてるかー!今度こそ澪のためだけの演奏だー!いくぞ、1・2・3・4」 紬「今ー 私のー ねがーいごとがー かなうーなーらばー 翼がーほしい」 唯 このー 背中にー 鳥ーのようにー 白いつーばさー つけてくださーい 紬唯 この大空に翼をひろげ 飛んでいきたいよー 悲しみのない 自由な空へ 翼はためーかーせー 行きたい …… 医師「澪ちゃん聞こえるかい?」 澪「ん…んん…」 医師「君のために部活のみんなが来てくれたんだよ」 澪「みんな…」 医師「気付いたのかい!?」 澪「みんなの演奏…聞きたい…」 医師「ああ!ほら、起きれるかい?」 医師「澪ちゃん、見えるかい?」 澪「見えるよ…見える」 医師「あんな重そうな道具をわざわざ…君は最高の友達を持ったね」 澪「うん…自慢の…ゴホッ」 澪「自慢の友達なん、だぁ」ニコッ 医師「澪ちゃん…」 …… 律 今ー 富とかー 名誉ーならーばー (澪、ちゃんと聴いてる?私達の演奏) いらないーけどー 翼がーほしーい (見ない内にうまくなっただろ?みんな澪のために練習したんだぞ) (次は澪のパートだからな!) 澪 こど…き… ゆ…みたことー (聴いてるよ、律。ドラム上手くなったな) 今…おなじ 夢にみ…る (ごめんね、みんな。もう、ちゃんと歌えないや) 律 この大空にー! 翼をひろげー! とんでー行きたいよー! 悲しみのない 自由な空へ 翼はためーかーせー 律紬唯「行きたいー!」 律「ハアハア」 唯「りっちゃん!」 紬「りっちゃん」 律「届いたかな」 唯「うん!」 紬「きっと澪ちゃんも一緒に歌ってくれたわ」 律「澪…大丈夫だよな?」 警備員「こらー!いい加減にしなさい!」 先生「うわーもう押さえ込めない!」 律「ヤバい!逃げるぞ!」 唯紬「どんとこいです!」 …… 律「う…う~ん…澪ぉ」 唯「りっちゃん!りっちゃん!」 律「んぁ!あれ澪は?」 唯「もぅ!まだ寝ぼけてる!今日は3人で居酒屋に来たんでしょ!」 律「あ、ああ。そっか、そうだったな」 紬「りっちゃん…大丈夫?」 律「へ?」 唯「涙が」 律「あ、あれ?おかしいな…」ポロポロ 唯「じ、じゃあ今日はお開きにしますか。明日も旦那の弁当作らなきゃないし」 紬「そうね、私も明日早いの。大丈夫?りっちゃん?」 律「うん、そうだな」ゴシゴシ 律「よし!今日は楽しかった!明日からまた頑張れそうだよ!」 唯「えへへ、良かった」 紬「またこうやって3人で会いましょうね」 律「4人だよ」 唯「そう、だね」 紬「うん、澪ちゃんも一緒」 澪 10年たっても澪のことをこんなに想ってくれる人達がいるんだぞ お前は幸せ者だな Fin 戻る おまけ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/3492.html
戻る おまけあってよかったぁぁぁぁ -- (名無しさん) 2010-05-24 11 56 24 おまけのオチが!! でもこれさいこおおおおおおおおおお! -- (ななしさん!!) 2010-06-04 23 03 01 ! -- (床オナ) 2010-06-04 23 03 27 感動した -- (名無しさん) 2010-06-07 00 12 16 医師かっこえぇ・・・ -- (名無しさん) 2010-06-26 00 43 36 演出が露骨な気が…。いやなんでもない、( ;∀;)イイハナシダナー -- (名無しさん) 2010-07-19 22 41 59 翼をくださいってやっぱエヴァじゃなくてけいおんの曲だよね -- (名無しさん) 2010-07-23 18 06 51 医師君!www -- (名無しさん) 2010-09-12 04 05 59 オマケワロタwwww でもなぁ・・・医師くんはちょっと早計だったような気がしなくもない 今やこの病気不治の病でもなんでもないししっかり治療に専念させるべきだったと思うわ。 賭けるような深刻な病気じゃない、闘病は辛くても天に祈らなきゃならないような類ではないと思う -- (真・けいおん厨) 2010-09-12 11 01 18 通りすがりでできたーイエーイ。 俺も通りすがりに書くぞ。 医師がかっこすぎ。 でもちゃんと治療しとくべきだったと思う。 まあ最後綺麗だった。 -- (通りすがり) 2010-09-12 14 33 40 良かった -- (シップ) 2010-11-05 16 38 06 調子に乗ってな俺・・・・。また読んだわ。 純粋に良い話だな。おまけも良いな。 -- (通りすがり) 2010-11-30 23 17 18 おまけあれ本当にあったらタチ悪すぎだよな -- (名無しさん) 2011-01-19 01 39 30 ↓×4 通りすがり見た時思い出したwww -- (名無しさん) 2011-01-26 02 06 52 なんか都合がよすぎなきがする。 -- (名無しさん) 2011-03-04 23 23 49 なんだろ……安易にキャラを病気する作品は駄作に思えて来る -- (名無しさん) 2011-03-04 23 41 34 ↓↓↓なにそれ? -- (名無しさん) 2011-03-09 18 17 02 看護婦よ、おまえには心がないのか? -- (涙) 2011-11-26 04 13 44 おまけのオチでやっと笑えたぜ...良かった! -- (名無しさん) 2011-11-26 21 09 33
https://w.atwiki.jp/aidaze/pages/434.html
♪翼をください 作曲 作詞
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1082.html
律「さてと」 カチッカチッシュボ 律「すうぅ・・・ふぅ」 律「じゃあな、澪。また来るから」 律「会社に行く前に得意先寄っていかないと・・・ん?」 唯「あ!りっちゃん!やっぱり来てたんだー!」 律「おぉ唯!久しぶり!」 唯「何々?りっちゃんタバコなんて吸っちゃって。似合わなーい」 律「うるさーい!専業主婦と違ってこっちは色々ストレスが溜まるんだぞ」 唯「やっぱり違うね~楽器の営業マンは」 律「まぁね。でもまさか唯が主婦なんてなあ。ちゃんと家事とかできてんの?」 唯「もう!いくら私だって高校生のときとは違うんだよ!最近卵焼きを作れるようになったんだからね!」 律「他には?」 唯「へ!?うーんと、目玉焼きとかゆで卵とか・・・」 律「ダメだこりゃ・・・」 唯「ま、まぁまぁそんなことより!ムギちゃんは?」 律「ムギは来れるかわからないって。仕事忙しいみたい」 唯「そっかぁ、せっかくだからみんなで揃いたかったね」 律「うん・・・」 唯「ぁ・・・ほらほら!りっちゃん今から仕事じゃないの?急がないと!」 律「そうだった。じゃあ、また今度な」 唯「うん、またね」 唯「さて、お花の水を替えて・・・っと」 唯(澪ちゃん、私達は相変わらず元気です。これからも見守っててね) 唯「よし!さぁ家に帰って一ヶ月ぶりに掃除するぞ~」 …… 会社 律「はい、その件でしたら後日直接伺いたいと思ってまして。ええ、ええ、わかりました。ではそのように調整します」 律「はい、失礼いたします」 律「ふぅ・・・なんでこう次から次へと仕事が」 後輩「先輩・・・」 律「うん?どしたー?」 後輩「すみません・・・これ・・・」 律「あちゃー・・・これはこうしろって言ったじゃん」 後輩「すみません・・・」 律「私に謝っても仕方ないでしょ。先方に直接謝らないと」 後輩「は、はい」 律「・・・」 律「仕方ないか・・・ほら、私も一緒に行ってあげるから。すぐに準備準備!」 後輩「あ、ありがとうございます!」 律「はぁ疲れた・・・うわもう7時!?まだ山ほど仕事が残ってるのに・・・」 律「お?メールが着てる」 紬『りっちゃん、お久しぶりです。お元気ですか?』 律「おおう!ムギか!」 紬『今日は澪ちゃんの命日だから無理言って半休をもらったの。さっきお墓参りに行ってきました』 紬『それで、せっかくだから、今晩唯ちゃんと三人で飲みに行きませんか?返信待ってます』 律「行きたい・・・行きたいけど仕事が・・・!うああああ・・・」 後輩「先輩、どうかしたんですか?」 律「うぅ・・・今昔のバンド仲間から飲みに行こうって誘われたんだけど・・・お断りメールを送ろうと・・・」 後輩「なんでです?せっかくだから行けばいいじゃないですか!昔の仲間に会う機会なんて、そうそうないですよ」 律「そうしたいのは山々だけど仕事がねぇ・・・この通り今日も終電コースですよ・・・」 後輩「・・・」 後輩「先輩、その仕事僕に預けてくれませんか?」 律「へ?」 後輩「その仕事、僕にやらせてください」 律「いやいや、あんたの処理能力だったら終電どころか徹夜コースだよ」 後輩「わかってます」 後輩「先輩にはいつも助けてもらってるから・・・先輩が困ってる時くらい力になりたいんですよ!」 律「うーむ・・・」 律「じゃあお願いしちゃおっかな!」 後輩「任せてください!先輩は大船に乗ったつもりで飲みに行ってくださいよ!」 律「あんたの場合、泥舟になりかねないんだけど」 後輩「そりゃないっすよ先ぱ~い」 律「嘘嘘wじゃあこれとこれ、頼むよ」 後輩「はい!よ~し!やるぞ~!」 律(ありがとね、後輩君) 律「メールメールっと」 律『OKだよ~ん。場所は○○だよね?すぐに行きます!』 律「おっしゃあ!今日は浴びるほど飲むぞ~!」 律「じゃあ後輩君!後はまかせた!」 後輩「どんとこいです!」 …… 唯「あ~りっちゃんこっちこっち!」 律「おお!ごっめ~ん!遅れた!」 紬「いいのいいの。私こそ急に誘ってごめんなさい」 律「大丈夫大丈夫。仕事もなんとかなったからさ。それより早く入ろうよ!もうお腹ぺこぺこ」 紬「そうね、行きましょうか」 律「乾杯…って日でもないわな」 唯「ま、まぁまぁ暗くならずに。せっかくだから楽しく飲もうよ!乾ぱ~い」 律「おーい!それは私の役目だろー!」 唯「え~、りっちゃん乾杯って日じゃないって言ってたじゃ~ん」 律「それは言葉のあやだよ!空気よめよな~」 紬「今のは唯ちゃんが悪いわね」 唯「乾杯って言っただけでこの仕打ち…ひどい…」 紬「今日でちょうど10年ね」 律「だな。時がたつのは早いもんだよ」 唯「りっちゃん親父くさ~い」 律「なんだと!いつまでも子供っぽい唯には言われたくねぇ!」 唯「うんうん、その元気があってこそのりっちゃんだね!」 紬「フフ、二人を見てると高校時代を思い出すわ」 紬「澪ちゃんのことも」 紬「澪ちゃん…」 律「忘れられねえよ…」 唯「うん…」 律「うぅ…グス…」 唯「また、すぐ泣くんだから。はい、お鼻」 律「あんがと…」ズビー! 律「特にあの日のことはな…」 …… 10年前 律「ここ変えるか?」 澪「うーん、どうだろ」 ジャガジャガ 唯「あいた!」 律「どしたー?」 唯「指の皮剥けちゃった」 律「うわ、痛々しー」 唯「血が~澪ちゃんも見て~」 澪「」フラ 律「おいおい、そこまでかよ。大丈夫か?」 澪「あ、うん…なんか…」フラ 唯「あー!澪ちゃん鼻血鼻血!」 澪「へ?」ポタポタ 澪「」ドサッ 律「え?」 唯「なに?」 澪「」ドクドク 律「澪!」 唯「澪ちゃん!」 律「せ、先生呼んでくる!唯はなんとかしてて!」 唯「ええええ…な、なんとかって言われても…」 唯「澪ちゃん、大丈夫かな?」 律「救急車まで呼んで…えらい騒ぎになったな」 紬「ちょっと心配ですね…鼻血を出して倒れるって…」 唯「鼻血を出して倒れると何かあるの?」 紬「いえ…きっと杞憂です。後でみんなでお見舞いに行こう」 唯「そだね~。あ!」 律「どうした!?」 唯「指の皮剥けてたの忘れてた…」 律「お前ってやつは…」 澪「う…ぅん…」 澪母「澪!目が覚めた?あんた大丈夫なの?」 澪「お母さん?大丈夫って何が?」 澪母「あんた学校で鼻血出して倒れたのよ!」 澪「あ、あぁ。そうだったんだ…」 母「目が覚めたら精密検査をするって。看護師さん呼んでくるわね」 澪「精密…検査…」 医師「率直に申しますと…白血病です」 澪、母「え…?」 医師「心配になるのも無理はありません。ですが白血病は不治の病というわけではない。ただ闘病生活は厳しいかもしれませんが…」 澪(私が白血病?嘘だよ。なんで?なんで私が?死ぬの?) 医師「ふぅ…とにかく闘病は大変辛いものになります。特に薬の副作用は女の子にとって耐え難いものでしょう。」 母「そんな…澪が…なんで」 医師「これは試練だと思って受け入れる他ありません。辛いでしょうが頑張りましょう。私も最大限の手助けをするつもりです」 …… 唯「白血病ぉ!?」 紬「やっぱり…」 律「嘘だろ…」 唯「って何?」 さわ子「友達には黙っててって言われたけど、あなたたちには言っておいた方がいいと思ったの。お見舞いには行ったの?」 紬「何回も行ったんですけど、その度に寝てるからって澪ちゃんのお母さんに言われて…ずっと会ってないんです」 唯「ねぇねぇ、白血病ってなに?」 さわ子「すぐに病状がどうこうなるってわけではないみたいだから…副作用のせいかしら?」 律「副作用?」 さわ子「白血病のお薬は副作用で髪の毛とかが抜けちゃうのよ。だからみんなに見られたくないのかもしれないわね」 律「あいつ…そんなこと気にしやがって」 律「唯、ムギ!今から澪のとこに行くぞ!」 紬「そうね。ちゃんと澪ちゃんとお話したいわ」 唯「ね~、白血病って何~?」 病院 律「おばさん!澪に会わせて下さい!」 母「今寝てるから…」 律「じゃあここで待ちます!何時間でも!」 母「ほら…澪も初めての入院で気が滅入ってるから…ね?今日は帰って?」 律「むむ…澪ー!聞こえてるかー!」 紬「ちょっと!りっちゃん!」 唯「あわわ…病院では静かに」 律「澪ー!お前がなぁ!薬でどうこうなろうがそんなこと私達に関係ないんだよ!」 紬「りっちゃん…」 律「そんなことでなぁ!私とお前の友情が壊れると思ってんのかぁ!ふざけんなぁ!」 看護師「こら、何してるのあなたたち!ここは病院よ!」 律「聞いてんのかー!返事くらいしろー!ばーかばーか!」 紬「澪ちゃん!私からもお願い!顔を見せて!」 唯「普通の唯からもお願いぃ!」 病室 律『澪ー!返事くらいしろー!』 澪「もうやめて…帰ってよ…辛いんだよ…」 律『坊主頭がなんだってんだぁ!もし澪のことを笑う奴がいたらなぁ!私がそいつをボコボコにしてやるよ!』 澪「律…」 律『お前のことはなぁ!私が守ってやるよ!ウザいって言ってもやめないからな!澪の困った顔見るのが私の趣味なんだぁ!』 澪「…ぅぅぅ…律、律ぅ…」 看護師「いい加減にしなさいあなたたち!」 律「ハアハア…くそ…」 看護師「ここは病院なのよ!高校生にもなって…迷惑って言葉もわからないの!」 唯「うぅ…怒られた…」 医師「まぁまぁ、その辺で」 看護師「先生…でも…」 医師「高校生はこれくらい元気があったほうがいい。それに…澪ちゃんはいい友達を持ったね」 医師「そろそろ出てきたらどうだい?」 澪「…」 律「澪…」 紬唯「澪ちゃん!」 澪「みんな…」 律「お、起きてるならさっさと出てこいよな!心配しちゃったじゃん!」 澪「ありがとう律…」 律「なに?」 澪「なんでもない」 澪「私…髪が…」スッ 律「…」 紬「…」 唯「澪ちゃん!?そのあたmムゴゴゴゴ」 紬「唯ちゃんは黙ってて!」ヒソヒソ 律「ぁ、ああ。なん~だ!思ったより普通じゃん!全然気にすることないよ」 澪「長い髪…好きだったのに…!自慢の…私」 律「澪…」 2
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1083.html
澪「なんで私が…!こんな…!うぐっ」 律「…」 澪「つら、ヒグッ辛いよ律ぅ…ぅ…」 ギュッ 律「辛かったな。澪はいっつも一人で抱え込むから…今から私達も一緒だ」 澪「律…律!律ぅ!うあああぁあぁぁぁあ」 律「でな~唯の奴、澪の分までお菓子食べるもんだから2週間で3キロも太ったんだぞ」 澪「はは、相変わらずだな」 唯「ちょ、りっちゃんひど~い!2.8キロだよ~!」 律「いや~変わんないから」 唯「まったく!りっちゃんは乙女心ってものを何ひとつわかってないね!」 律「あの~私も一応乙女なんですが」 澪「そろそろ面会時間終りだ」 律「そっか、長居しちゃったな」 紬「それじゃあ澪ちゃん、また来るわね」 澪「うん。待ってる」 律「あぁそうそう、看護師さんたちに謝っといてな。うちら騒ぎすぎちゃったから」 唯「主にりっちゃんが」 律「そんなことを言うのはこの口か、このやろ!」ギュウ! 唯「あだだだ!ギブ!ギブ!」 澪「フフ、アハハハ!」 律「澪…」 唯「澪ちゃん…」 律「よーし、オラオラここか!ここがいいのか!」 唯「あひぃ~」 律「私トイレ寄っていくから」 紬「うん、ロビーで待ってるわね」 紬「っと、やっぱり私もトイレ行っておこう…唯ちゃんは?」 唯「私はいいやぁ」 紬「そう、じゃあここで待っててね」 唯「ほいほい」 紬「トイレトイレ」 「グスッ」 紬「?」 「う…なんで澪が…ううぅ…」 紬(りっちゃん…) 律「クソックソッ…澪が何をしたってんだよ…こんなのってひどすぎるよ」 律「澪…澪…う、うわあああああん!」 …… 律「おまたへ~」 紬(りっちゃん…) 唯「遅いよりっちゃん。便秘?」 律「おま、そういうこというな!」ギュウ! 唯「ま、また…!ギブギブ!」 紬(りっちゃん、私達に悟られまいとして…) 学校 律「文化祭まであと一ヶ月です!」 唯「モグモグ」 律「残念ながら澪の復帰は望めません」 唯「ふぁべーふふおふんぼ?モグモグ」 律「待ってやるからとりあえずマドレーヌを飲み込んでから喋ってくれ」 唯「ふぃふぁほふはふぁはびゃ!モグモグ」 律「落ち着け」 唯「うん…それでベースどうするの?一ヶ月しかないって…初心者を入れてもどうにもならないよ…」 律「それなんだけど…さわちゃんにベースをやってもらおうと思う」 紬「さわ子先生に?」 律「うん、先生なら一ヶ月も練習すれば澪並にはなると思うんだ」 唯「そだね!それが一番確実かも!」 律「よし!そうと決まれば交渉開始だ!」 律「山中さわ子、生徒だけでなく先生たちからも人気がある」 さわ子「あのう!」 律「その人気はファンクラブができるほどである」 さわ子「ちょっと!」 唯「せんせ~」 紬「先生、私達のライブにベースとして出ていただけませんか?」 さわ子「え、えええ!?」 さわ子「顧問自らステージに立つって…前代未聞すぎるわ!」 紬「私達、先生しか頼る人がいないんです…」 さわ子「そう言われても…。そもそも私ギタ」 律「澪並のベースを弾けるのは先生しかいないんです!」 さわ子「だからギt」 唯「先生のベース大好きです!お願いです!」 さわ子「あーもうわかったわよ!」 唯「先生!それじゃあ!」 さわ子「出ます。出るけど条件があるわ」 律「条件?」 さわ子「条件は澪ちゃんに見せても恥ずかしくない演奏をすること。いいわね?」 律「先生…!はい!」 さわ子「そうと決まればさっそく練習よ!ついてらっしゃい!」 唯「ラジャー!」 律「ノリノリだぁ」 紬「良かったね、りっちゃん」 律「うん、私達が頑張ってる姿を見ればきっと澪の病気だって治る。絶対に」 紬「りっちゃん…」 ジャガジャガジャーン 律「って感じのオリジナルなんですけど」 さわ子「うーん、色々言いたいことはあるけど…とりあえずボーカルはいないの?」 律紬唯「あ」 さわ子「もしかして、歌詞もまだ?」 律「忘れてた~…」 さわ子「あんたたち!それで学園祭に出るつもりだったの!」 唯「怒られたぁ…」 …… 律「というわけで歌詞書いてくれよ」 澪「わ、私が?」 律「うん、澪はライブに出られないだろ?せめてこういう形で参加してもらおうと思ってさ」 澪「でも…私歌詞なんて」 律「いいからいいから!期待してるよん!」 澪「もう…わかったよ。頑張ってみる」 …… 唯「澪ちゃーん!歌詞できたって?」 澪「う、うん。まあ」 律「見せて見せて」 澪「え!?もう?」 律「もうって。そのためにみんなで病院にきたんだぞ」 澪「ま、まだ心の準備が」 律「いいから早く見せろー!」 君を見てるといつもハート ドキドキ 揺れる想いはマシュマロみたいに ふわふわ 律「お、おおお…痒い…」 澪「ダメ…かな?」 律「ちょっと…イメージと違うかな~?」 澪「やっぱり…ダメ?」ウル 律「いやいや!頑張ったのはわかるぞ!じゃあ、ちょっとだけ歌詞変えようか。なあ唯?」 唯「すごくいい…」 律「マジで!?」 唯「私はすごく好きだよこの歌詞!」 澪「ホントに!?」 律「む、ムギはどう思う?」 紬「はぁ…」 律「超うっとりしてる!」 律「ムギも気にいったの?」 紬「はい…」 律「こういうのアリ?」 紬「うん…」 律「ほ、ホントに?」 紬「イエス…」 律「マジで?」 紬「どんとこいです…」 律「せっかく澪が頑張ってくれたし…これでいくかぁ」 唯「はぁ!良かったね澪ちゃん!」 澪「うん」 律「よーしそうと決まれば練習だ!」 唯「今日もぉ?澪ちゃん聞いてよ~最近毎日夜の11時まで練習なんだよ~」 澪「そんなにやってるのか!?」 律「澪に恥ずかしいところは見せられないからな。まっ、そういうわけで今日は帰るわ。じゃねっ」 学校 律「せんせ~歌詞できました!」 さわ子「どれどれ」 さわ子「お…おおぉ…破りたい…!」 さわ子「だ、ダメダメ。せっかく澪ちゃんが頑張ってくれたのに」 さわ子「それでボーカルは?」 律「うちらそんなに歌うまくないしな…さわちゃんやって?」 さわ子「それは無理ね」 律「なんでよ!?」 さわ子「澪ちゃんの穴を埋めるためのベースだったら喜んで引き受けるわ。でもボーカルとなると話は別よ。」 律「はぁ…」 さわ子「澪ちゃんがあなたたちのために書いた歌詞、あなたたちが歌わなくて誰が歌うの?」 紬「確かにそうですよね…せっかく澪ちゃんが具合悪くても頑張ってくれたのに」 唯「うん」 律「だな。危うく澪の気持ちを無駄にするところだった」 律「よっし!みんな!作戦会議だ!誰がボーカルやるか決めるぞぉ!」 唯「おー!」 さわ子(頑張りなさい、みんな) …… 病院 医師「あまり芳しくないね。微熱も続いているし」 澪「先生、明日は文化祭なんです。みんなの晴れ舞台だから…絶対に見に行きたいんです!」 医師「うーん…外は信じられないくらい沢山のウイルスがいるんだよ。まして体育館なんて」 澪「そんな…ちょっとだけでもいいんです…お願いします…」 医師「うーん…よし、わかった。なんとか外出許可が取れるように手配しよう」 澪「先生…!」 医師「ただ具合が悪い時はすぐに言うこと。軽音部の演奏が終わったらすぐに病院に戻ること。いいね?」 澪「はい!」 …… 文化祭当日、病院 澪「それじゃあ先生、行ってくるね」 医師「ああ、気を付けてね。楽しんでおいで」 澪「ケホッ…ケホッ…うん」 医師「お母さん、何かあったらすぐに…」ヒソヒソ 母「はい…」 院長「医師君!なぜ彼女に外出許可を出したのかね!」 医師「今日は彼女にとって初めての文化祭なんです」 院長「文化祭だと?そんなことで許可したのか!彼女の容態は君が一番よく知っているだろう!もしものことがあったらどう責任を取るんだ!」 医師「約束しましたから」 院長「約束だと?」 医師「彼女と約束したんです。最大限の手助けをすると。今こそ…彼女が文化祭に行くことこそ最大の手助けになると思ったんです」 院長「馬鹿な…非常識すぎる…」 医師「医者がこんなことを言うべきではないですが…彼女達に賭けてみたくなったんです」 医師「きっと処方されたどんな薬よりも部活の仲間の笑顔こそが、彼女にとって一番の良薬になる」 院長「言いたいことはそれだけか?」 医師「ええ、言いたいことが言えてすっきりしました。私も彼女たちのおかげで何か大切なものがわかった気がします」 院長「もういい!貴様はクビだ!」 医師「もとより覚悟の上です。ただ」 院長「なんだ?まだ言いたいことがあるのか?」 医師「私には彼女を最後まで見届ける義務がある。その義務を果たしたら…喜んでこの病院を去りましょう」 院長「ふん、勝手にするがいい」 医師「ありがとうございます。では失礼します」 …… 学校 律「いよいよだな」 唯「うん!澪ちゃん来てるかな?」 紬「メールでは特別に外出許可をもらったって言ってたわ。きっといるわよ」 さわ子「唯ちゃん、喉は大丈夫?」 唯「バッチリ!大丈夫!オールOK!」 律「よっしゃ!桜高軽音部、いっくぞー!」 体育館、客席 澪「こんなにお客さんが…すごい…」 澪「お母さん、律達大丈夫かな?失敗しないかな」 母「りっちゃんはしっかり者だから大丈夫よ」 澪「だといいけど」 母「親友のあんたが信じてあげないでどうするの」 澪「うん、そうだな。頑張れよ、みんな」 『次は軽音部によるバンド演奏です』 ざわざわ 「あにあれかわいー」 「あれ、先生じゃね?」 「がんばれよー」 律「んんっ!あ、あ、あー」 律「桜高軽音部です。えー今から演奏する曲はみなさんのためにやるわけではありません」 ざわ… 「なにどういうこと?」 「意味わかんね」 律「私達のバンドには今闘病中の子がいます。この曲は…その子のためだけに演奏したいと思います」 律(澪、私の声聞こえてるか) 律「それじゃあ、澪!聞いてください。曲はふわふわ時間。1・2・3・4」 澪「律…う、うぅ…」 母「ほら、りっちゃん達、あんたのためだけに演奏するって。ちゃんと聴いてあげな」 澪「うん…」 3