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141 :名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 19 35 46 ID iQVtfM4f ネットでショタAVを買ってみた。 「歩君といっしょ」というタイトル。結構な値段。 内容は大体こんな感じ。 白い部屋にベッドが置いてあり、撮影スタッフらしきのが三人?くらい。 ベッドの上に、男の子が一人ペタンと座り込んでいて、見た目は、ほとんど女の子。 女の子に半ズボンはかせて、ショートカットにして、男の子っぽく見せただけなのかなと思った。 でもまあ炉でも当たりだと思って見続けた。 前半はカメラに向かって名前や趣味とか好きなものとか聞いていた。(これが一番長かった) 年齢は11って言ってた。 自分で見た目で年齢があってるかどうかいまいち判断できない人間なんで本当どうかは知らん。 他にもオナニーの回数とか、AVによくある定番の質問。 今日は何をするか分かる?と聞かれて「セックスです」と恥ずかしそうに言っていたのが萌えた。 親の借金を返すためにやっているとか、台本?通りの会話の後、本番へ。 男優(おっさん)が入ってきて、最初にキス。 男の子は結構、嫌がっていたが強引にやられていた。 頭抑えられながら舌入れられて?悶えてるのが抜けた。 次におっさんがその子の下半身触りだす。 台詞とか言わされてるようなんでいいから演技も入れてほしかったが無理みたいで基本的に終始無言。 逆に「いやがっている割には硬くなっているじゃないか」というおっさんの演技に萎えた。 それからズボンを脱がして、パンツを下ろした時に、その子のおちんちんが出てきて、おおっ!本当に男の子だと思った。 手順通りにもう一人の男が羽交い絞めにしてからおっさんが男の子をフェラ。 男の子は本気で嫌なのか時々、身をよじってた。 その後、局部アップで先端を舐められたり、サオの部分を口でしごかれたりが続く。 途中で男の子が「あっ、あっ」と声をあげるのが抜けた。 男がバキュームやって「ほら、我慢しないでだしちゃえ」とか言ってしばらくして男の子が体を痙攣させて射精。 残りを絞りだすように擦って、ちゃんと出す所も見せてた。 最後に、次はおじさんたちを気持ちよくさせてね、とかいって終わり。 そんな夢を見ました。 :歩君といっしょ
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「もうヤダこの子達」 (‘_L’)「ナナシ」 【基本データ】 年齢:三十代~? 選考基準:「基礎体力や経歴を中心に」 選んだ参加者:ブーン、参道静路、高天ヶ原檸檬(暫定的)、ハルトシュラー=ハニャーン(暫定的) 名前の由来:名無しの権兵衛 【容姿】 オートクチュールの黒いスーツ。 黒い革靴。 個性という個性を人間から剥ぎ取ったような顔立ち。 身長百七十センチ程度。 一人称は私、二人称は「◯◯様」が主。 「~~ございます」というような丁寧な口調。 【人物】 八名存在するナビゲーターの一人。八名の中では最もよく登場する。 美少女に殴られるわ、美少女に変なアダ名で呼ばれるわ、美少女に追い掛け回されるわ、美少女に羽交い絞めされるわ災難な人物(これだけ聞くと少し羨ましい)。 本来的には不気味なくらいに淡々とした厳格でクールな感じの審判役なのだが、それらは天使と悪魔の所為で台無しである。 ジョルジュ曰く「道を歩いている途中で猛獣と目が合ってしまった一般人のような悲惨さと悲哀が滲んでいる」。 参加者はそれぞれに事情を抱えているが、実は作中で最も同情されるべきなのは彼ではないだろうか。 基本的には中立ポジションであり、参加者にも過度に深入りはしない。 あくまで自分の利益の為にやっている感じ。 ナビゲーターの中では比較的花子と仲が良い。 【余談】 レモナとハルトシュラーには必ずおかしな名前で呼ばれている彼であるが、その元ネタを紹介しておこう。 どれも「バトルロイヤル系作品に登場した」あるいは「主人公達の水先案内人を務めた」キャラクターから取られている。 「真坂木」……「C -THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL-」の同名キャラクターから。共通点は主人公を勧誘した点。 「キュゥべえ」……「魔法少女まどか☆マギカ」の同名キャラクターから。共通点は主人公と契約しようとした点。 「クマ」……「ペルソナ4」の同名キャラクターから。共通点は異世界で初めて出会い、説明を行った点。 「小林先生」……「うえきの法則」の同名キャラクターから。共通点は担当した人間が勝ち抜けば利益になる点。 「茅場晶彦」……「ソードアート・オンライン」の同名キャラクターから。共通点は一応黒幕という点。
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■行動内容 誰でもいいのでその場にいる誰かと戦う。シスターマリーかラクティパルプあたりがいたら戦いたい。転校生とは戦わない。 HPが30切るまで連戦する。転校生は断固拒否する。 【SS・はじめてのおけしょう】 「お化粧しましょう」 「やだ」 化粧をさせようと兵香の前に立つ操女の手には高級アイブロウが握られている。 兵香は部屋の中を逃げ回っている。 そもそものきっかけは、ファンから化粧品が送られてきたことである。 それを見た操女が、今まで化粧をしたことがないという兵香に対して、では自分が化粧をさせてみようと考えたのだ。 「何がダメなんですか!?理由を言ってください!」 「校則違反だから」 そもそも学校では委員長をしている兵香はそういうことをしている人間を注意する側である。 化粧などしようと思ったこともない。 「学校じゃないんですから、校則もなにもないですよ」 「そうだけどさ。でも、どうせ似合わないからいいよ」 なんとしても拒む体制だ。 「何を言ってるんですか?あれだけの人気なんですよ」 兵香の態度に憤った様子で部屋に山積みになったファンからの贈り物を指差して言った。 ファンからの贈り物が順調に増えている。中身も高級な化粧品からメガネまで多岐にわたっている。 合法薬物とか送ってくるのはどうかと思わないでもないが、おかしなファンが増えるのも人気の表れか。 「というわけですから、化粧一つぐらい覚えましょう。ファンのためです」 「いや、いいから」 なんとかその場から逃げ出そうとする兵香。 「待ちなさい!」 それを追い掛け回す。操女。 「どうしたんですか?」 缶ジュースを持った讓が部屋に入ってくる。 「いいところに来ましたね、ゆず、逃さないように抑えて!」 「は、はい!」 そばの机に缶ジュースを置くと讓が後ろから羽交い絞めにする。 「おい、こらゆず、やめろ!離せ!離せ!」 力は兵香の方が強いが二人がかりだ。必死で抵抗も虚しく着々と作業が進んでいく。 <そして数分後> 「これがボク…」 鏡に映る自分の姿に戸惑いを隠せない兵香。 「ほら、悪くないでしょう」 「綺麗です」 「う…うん」 まだ呆けたような表情で鏡を見つめている。 「さて、もう試合に行きますよ」 「えっ、えっちょっと心の準備が…」 強引に腕を引っ張って部屋から連れ出す操女 讓もすぐにそのあとを追いかける。
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ラプラス「ん?」 トイレから帰ってくると机の上に何か封筒のようなものが置いてあった ラプラス「なんだこの封筒?」 そう言いながら開けてみると、中には手紙が入ってるようだ。 どれどれと手紙を取り出し、読むラプラス。顔がかなりにやけているのは きのせいだろうか? ラプラス「ふふふふ。やっとやっと僕の時代ですか。」 そう言いながらニヤニヤするラプラス。 その日一日中顔がにやけていたという。 そして放課後。手紙の指示通り、校舎裏に行くラプラス。 そこには薔薇水晶がまっていた。 ラプラス「どうしたんです?呼び出したりして?」 にやけるのを抑えているつもりだろうが顔は一目でわかるくらいニヤニヤしていた。 薔薇水晶「・・・・えっと。」 そういいながら手を上にあげる薔薇水晶。 次の瞬間ラプラスは雪華綺晶 に羽交い絞めにされていた。 ラプラス「えっ?」 困惑を隠せないラプラスを無言で二人はロープで縛り上げていく。 ラプラス「な・・・なにをするんですか!!」 当然の反応をするラプラスそこに意外な返答が帰ってきた。 薔薇水晶「・・・うさぎって食べれるのかなと思って。」 あっけにとられるラプラス。 ラプラス「じょ・・・冗談ですよね?」 が、それが冗談ではないことは一目で分かった。 薔薇水晶の後ろをよくみると薪がうず高く積まれ、ノコギリも置いてあった。 雪華綺晶の手にはナイフとフォークが握られている。 (こ・・・殺される。) そう思い顔が引きつるラプラス。 そんなラプラスの前に涎を垂らしながら立つ雪華綺晶。 ラプラス「お助けええええ。」 そうラプラスが叫ぶと同時に、体が自由になった。 ラプラス「え?」 状況が飲み込めないラプラス。縄が解かれたのである。 薔薇水晶「・・・・・冗談です。」 いつのまにかラプラスの後ろに回っていた薔薇水晶がロープをもって薄笑いを 浮かべていた。 ラプラス「そ・・そうですか。もうこんなことはやめてください。」 そういうと走り去っていくラプラス。よほど怖かったのだろう、まさに 脱兎の如く逃げ出していた。 雪華綺晶「なんであそこで逃がしたのばらしー?」 薔薇水晶「・・・・あれ以上やったらかわいそうかなって。」 そしてしばらくの沈黙。 雪華綺晶「・・・まあ兎食べるなら丸焼きだしね。」 そう言いながら二人はその場を去っていった。
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【作品名】SLAM DUNK 【ジャンル】バスケ漫画 【名前】流川楓with自転車 【属性】バスケット選手 【大きさ】187cm 【攻撃力】 自転車並み 本人の実力は不良4人(うち一人は並みの不良より強い)に勝利する。4人とも失神させた。 桜木と互角にケンカできる。不良の腕を全力でつかむと、腕が折れると叫ぶほどの握力。 【防御力】 不良にモップの角で頭を二発殴られ、ボディブローを二発くらってもまだまだ戦闘続行可能(血は結構出ていた)。 その後尻に一発蹴りをくらっても大丈夫。 桜木と延々と殴り合える防御力。 【素早さ】 自転車並み 本人はダンクが出来る跳躍力。並みのバスケ部員より速い。 桜木と互角にケンカ出来る反応。不良のパンチを軽くつかめる。 【長所】不良履歴は無いのにケンカが強い。やたらとモテル。 【短所】授業中は常に寝てる。 <参考テンプレ> 【名前】桜木花道 【属性】バスケットマン(高校生) 【大きさ】身長189.2cm 【攻撃力】中学時代でも不良高校生4人と戦って勝利。柔道部三人に頭突きで勝利。 体育教師三人に全身を羽交い絞めにされても一振りで全員振り払えるパワー。 モップを素手でへし折れる。 高校柔道全国大会レベルも認める強さを持つ。かなりケンカが強い。 【防御力】不良にモップの角で顔を叩かれたが戦闘続行可能。 その後かなりケンカの強い不良に殴られ、蹴られ、頭から体育館のドアに叩きつけられたが まだまだ余裕なくらいタフ。 バスケの試合では他のバスケ部員がへとへとの中、一人だけ試合が始まった状態と変わらないほど活発な動きが出来るくらいの体力。 【素早さ】ダンクができろほどの脚力。並みのバスケ部員より速い。 かなりケンカの強い不良のパンチを素手ではじいて全部回避可能。 高校柔道全国大会レベルの選手がつかみかかろうとした瞬間逆に肩車して投げれるくらいの反応。 【長所】やたらとケンカが強い。 【短所】51人にふられた vol.2 419 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 14 24 09.16 ID MTLyW6Rx 流川楓with自転車考察 ○日高良司 身体能力的に普通に勝てる △工藤新一 倒せないが倒されもない ×桜木花道 自転車を破壊され負け 近しいスペックの桜木花道以上はあがれないだろう 桜木花道>工藤新一=流川楓with自転車>日高良司
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前ページ次ページ異世界BASARA ルイズ達を乗せた軍艦、「イーグル号」は、浮遊大陸アルビオンのジグザグした海岸線を、雲に隠れるように航海していた。 3時間ばかり進んでいくと、大陸から突き出た岬が目に止まった。 岬の突端には高い城がそびえている。 「ウェールズ殿、あの城が?」 「ああ、あれがニューカッスルの城だよ」 「ふ、ふむ……少しは立派な城を持っておる。まぁわしの小田原には適わんがの!」 氏政がニューカッスルの城を見て悔しそうに言い放った。 イーグル号はさらに雲の中を進んで行く。 大陸の下に入ると、辺りは打って変わって真っ暗になり、視界が悪くなった。 しかし、水兵達はまったく動じる事なく、船を進めて行った。 その働きを見て幸村は感心した声を上げる。 「見事な航海術にござるな」 「まるで空賊だがね」 ウェールズは自嘲気味に応えた。 しばらく航行していると、頭上に大きな穴が開いている部分に出た。 イーグル号は正確な動作で穴の真下に停止し、少しずつ上昇していった。 暗い穴の中をイーグル号は進んで行く。と、頭上に明かりが見えた。 眩い光に、幸村と氏政は目を細める。たまらず氏政が口を開いた。 「な、何じゃこれは?目がしぱしぱするわい!」 「発光性のコケが生えているんだ。諸君、もう港に着いたよ」 ウェールズがそう言いながら歩いて行く。 しばらくして目が慣れた2人が辺りを見回してみると、そこは巨大な鍾乳洞の中であった。 ウェールズはルイズ達を促し、タラップを降りていった。 「篭城中で歓迎が出来なくてすまないね。私の部屋はこっちだ」 城の一番高い天守の一角にあるウェールズの居室は、王子の部屋とは思えない、質素な部屋であった。 「何じゃこの粗末な部屋は……」 「ちょ!!!ウジマサ!!!!!」 とんでもなく失礼な言葉を発した氏政の口を、ギーシュは慌てて押さえた。 しかし、ウェールズは別段気にした様子もなく椅子に腰掛けると、机の引き出しから宝石が散りばめられた小箱を取り出した。 首からネックレスを外し、その先についていた鍵で小箱を開ける。 蓋の内側には、アンリエッタの肖像が描かれていた。 「宝箱でね」 ルイズたちがその箱を覗き込んでいるのに気づいたウェールズが、はにかんで言った。 小箱の中には一通の手紙が入っていた。 ウェールズはそれを取り出し、愛しそうに口づけた後、開いて読み始めた。 (のう若造、あれはやっぱりあれかの?恋文ではないか?) (ウジマサ、頼むから……頼むからちょっと黙っていてくれ!!) ギーシュと氏政を余所に、ウェールズは手紙をまた綺麗に畳んだ。どうやら読み終わったようだ。 「これが姫から頂いた手紙だ。君の言う通り、確かに返却したぞ」 ウェールズが差し出した手紙を、ルイズは深々と頭を下げながら受け取った。 「あ、あの……陛下、よろしいでしょうか?」 と、横で氏政の口を押さえていたギーシュが遠慮がちにウェールズへ話し掛けた。 「先程耳にしたのですが、明日反乱軍の総攻撃があるというのは本当ですか?」 「その通りだ、明日の正午、ニューカッスルに総攻撃を仕掛けると書状を送ってきた」 「……その、勝ち目はないのですか?」 その問いに、ウェールズはあっさりと答えた。 「ないよ。我が軍は300、敵軍は5万の軍勢だ。万に1つの可能性もないだろう」 そう言ったウェールズの声には、一片の悲愴さもなかった。 ルイズは俯いた。だが意を決したように顔を上げると、ウェールズの顔を見た。 「殿下、恐れながら申し上げたい事がございます。この、ただいまお預かりした手紙は……」 ルイズはそこまで言って口篭もるが、ウェールズは察したのか、微笑みながら言った。 「君の思った通り、それは恋文だよ。僕とアンリエッタは確かに恋仲にあった。アンリエッタが手紙で知らせてきたように、この恋文がゲルマニアの皇室に渡っては拙い事になる。」 やっぱり、とルイズは小さな声で言った。 ウェールズの言うように、もしこの恋文が貴族派の連中に渡ればゲルマニアとの同盟は破棄されるだろう。 そうなれば、トリステインは一国で奴等に立ち向かわなければいけなくなる。 だがしかし……アンリエッタ姫はそれでもウェールズ様を…… 「殿下!どうかトリステインに……トリステインに亡命を!」 ルイズは激しい口調でウェールズに頼み込んだ。 しかし、ウェールズは首を振るう。 「それはできない。アンリエッタはそんな事を望んではいない筈だ」 「殿下!!」 「もうよいルイズ殿」 詰め寄るルイズを、幸村は制した。 「ウェールズ殿、その決死の覚悟……この幸村、深く感じ入った」 幸村は真っ直ぐとウェールズを見据える。 「しかしながら、負ける気で戦に望むでない。常に必勝の意気で戦うのだ」 「……ありがとう」 ウェールズは幸村のその言葉を聞き、礼を言った。 それから机の上に置かれた時計を見る。 「そろそろパーティの時間だ。君達は我等が王国が迎える最後の客だ。是非とも出席してくれ」 出撃の前夜に開かれたパーティはとても華やかであった。 貴族達は着飾り、テーブルには様々な料理が並べられていた。 「いや!さっきのあれは素晴らしかったね!」 「ふん」 パーティに参加していたギーシュはワイングラスを片手に、氏政に話し掛けていた。 既に酔っているのか、ギーシュは上機嫌であった。対して氏政は面白くなさそうに料理を口に運んでいる。 ギーシュが話しているのは先程あったアルビオンの王、ジェームズ1世の演説であった。 この老いたる王は明日に行われる戦いで彼等が傷つき、倒れるのを見たくないと言い、この城から逃げるように言ったのだ。 しかし、貴族達は誰一人とその言葉に従わず、全員が戦う事を望んだのである。 「あれこそ正に王の鏡だよ!よし、僕もここで名誉ある戦死……いや、でも死んだらもうモンモランシーとは会えないしな……」 ううむ、とギーシュは唸り、どうしようかと氏政の方を見て尋ねようとした。 「あれ?」 しかし、さっきまで隣にいた筈の氏政がいない。しばらく辺りを見回すと……いた。 なんとジェームズ1世の玉座の前に立っている。 ギーシュは、さっきまでの酔いが冷めていくのを感じた。そして 「ジェームズとやら!わしはお主が気に食わん!!」 その一言で、ギーシュの酔いが一気に吹き飛んだ。 「……聞かせてくれぬか?朕は何か失礼な事をしたのだろうか?」 氏政の無礼な言葉にもジェームズ1世は怒りを表に出さず、静かに尋ねた。 「わしだってなぁ……わしだってなぁ!お主と同じぐらい国と兵を大切にしているんじゃ!それなのにわしの兵ときたら……」 氏政は拳を強く握り締めた後、きっ!ジェームズ1世を睨みつけた。 「何故じゃ!何故お主はそんなに慕われるんじゃ!気に食わんっ!!」 「うわあぁぁぁ!ももも申し訳ありません!このウジマサはそのちょっと頭がおかしくて、痴呆なんです!どうかお許しを!」 と、そこへ血相を変えたギーシュが飛び込んできた。 氏政はそのままギーシュに羽交い絞めにされ、言葉を喋れなくなる。 「……ウジマサであったな、もう1つ尋ねてよいか?」 再びジェームズ1世が口を開く。 「今、自分が兵に慕われていないと言ったようだが…では、その兵達はそちの元を離れていったか?」 「……いや、給料が低いと文句は言うが……誰も去ってはおらんわい」 「それは、兵がそちの事を慕っているからだろう」 氏政は驚いたように目を見開き、ジェームズ1世を見る。 当のジェームズ1世はさっきまでとは違い、にっこりと笑顔を浮かべていた。 「大丈夫。そちは充分、兵から信頼されているよ」 ジェームズ1世は氏政にそう言った。 氏政はギーシュに羽交い絞めにされたまま、ただ彼を見ていた。 前ページ次ページ異世界BASARA
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※人間視点100% ゆっくりが嫌われるまで 作者:古緑 俺がまだ家族と同じ家にいた頃 家族揃っての外食の為に家を開けた夜に ゆっくりが僅かな隙間から家に入り込んでいた事があった。 このゆっくりとはいつの間にか日本に湧いた生き物だが それまで俺の住む地域ではゆっくりなんてほとんど見る機会はなく 年に数回山の近くで迷ってるのを見るぐらいだった(それも直ぐに山に入っていってしまう) なのにどういうワケかあの頃はゆっくりが沢山街に下りて来た。 トンガリ帽子のゆっくりの5匹から成る家族だった。 確か名前はゆっくりまりさとか言ったか。 その大きなゆっくりまりさが一匹と小さなゆっくりまりさが二匹、 短めの金髪に赤い髪飾りを乗せたゆっくり (名前を知らないから赤カチューシャとでも呼ぶ)が大小それぞれ一匹づつ。 ゆっくり達は破いたスコッティのティッシュや新聞紙を床にバラ撒き、 テーブルクロスを引っ張ってその上にあった皿を5枚程割ってくれた。 その際落とした昼の食べ残しの焼そばと観葉植物を食べ散らかし、 俺が家族と共に家に戻った時の居間はまさに惨状。 その時俺は産まれて初めてゆっくりから声を掛けられた。 それによるとここは自分達の家だから出て行って欲しい、だそうだ。 結果から言うと摘み出すという形にはなったが、 両親も俺も最初は話し合いで解決しようとした。 というのも当時俺も家族もこの生物は言葉が通じると知ってたから こちらの正当性を理解してくれると思っていたからだ。 (地球は皆のモノという意見が両方の間で正当性を持つなら話は別だが) それにゆっくりがどんな牙を持っているかもしれず危険だったというのもある。 この家族が例え団地中のどこの家に入っていったとしてもきっと同じ扱いを受けた事だろう。 確かに言葉は通じた。君たちと呼べば何?と答え 出て行って欲しいと言えば、ここはまりさのお家だよと答える。 それが通じたと言えるのかは分からないが 十分近くも様々な言い方で俺等はゆっくりに出て行くよう勧告した。 だがとうとう怒った大きなゆっくりまりさが一言何か叫んだと思うと 一番下の、当時まだ小学生だった弟に体当たりし始めた。 それを見て父親は慌ててゆっくりまりさを蹴りつけた。 どうでもいい事だが、父親は車を用いてレストランまで行くよう 母にせがまれたため酒が飲めなくてイラついてた。 父は子供に悪影響を与える事無くこの問題にケリを付けるきっかけが欲しかったに違いない。 ちなみに体当たりを受けた弟は平然と立っていた。 これもまたどうでもいい話だがゆっくりが居間を汚した事で 弟は驚くより先に腹を立てた事だろう。 何故なら弟は焼きそばが好物だったし、ゲーム機があるのも居間だった。 弟は俺と数日前に買ったばかりの二人で遊べるアクション系のゲームで 早く遊びたくてうずうずしていたのだ。 弟はこの生物を無力だと判断し、持ち前の積極性から 窓を開けて小さなゆっくりまりさを二匹掴むと まるで授業中に消しゴムのカスを同級生の後頭部に投げつけるように 気軽に外に向けて投げ捨て始めた。 それを見て父親も動き出した 蹴られて泣いている大きなゆっくりまりさの長く掴みやすい髪の毛を掴むと 弟のように投げ捨てるのは肩を痛めるかも、と思ったのか玄関まで行って放り捨てた。 母は動かなかったので俺が残った大きな赤カチューシャと 小さい赤カチューシャを捕まえて父親を追って門の外につまみ出した。 この時大きな方の赤カチューシャがゆっくり特有の言葉なのか 「いなかもの」だの「とかいはじゃない」等と連呼していたが未だに意味が分からない。 喚く五匹を外に捨てて玄関をしめ、居間に戻ると 真っ赤な顔をした母が箒とチリトリを持って階段から降りて来たところだった。 昔から母の顔が赤いのは爆発寸前の合図だった。 ゆっくりばかり見ていたから忘れていたが 母は弟とは比べ物にならないぐらい腹を立てている。 楽しみにしている九時からのドラマが始まってもう二十分も過ぎていたのに グダグダと下らない問答を続けていたからだ。そもそも車の中で既にイライラしていた。 それにも関わらず掃除を手伝う気が無さそうに 冷蔵庫からビールを取り出す父に限界を迎えつつあるのだろう。 この時弟はゲーム機の電源をつけた。 俺は母の機嫌を取るためにも手伝うと告げて箒を一つ貸して貰った。 二人でやればこのぐらいすぐだ。 その時 バン!バン!と外からけたたましくプラスチック製の門が鳴るのが聞こえた。 私達の家の門がこんな音を立てた事は今までで二度だけだった。 酔っ払った父が門の前で派手に転んだ時が一度目、 家の前で俺とサッカーボールで遊んでいた弟が誤って 門の方にボールを蹴り飛ばした時が二度目、 記念すべき三度目がゆっくりの体当たり。 まずいと思った。 窓からそれを見た母はヒステリックに床を踏み鳴らしながら 箒を持ったまま外に飛び出して行った。 門が開く音とほとんど同時にさっき聞いたのと同じ類の悲鳴が門の方から聞こえた。 母はあいつ等を殺すかも知れない。 いつか酔っ払った父と口論になった母が同じようにヒステリーを起こして 座っている父の頭に向かって4kgぐらいあるパーティー用のサラダ皿を 振り降ろそうとしたのを止めた時を思い出した。 母を止めるために慌てて外に出た俺が目にしたモノは 眼球のあった場所に箒の柄を突き立てられ転げ回るゆっくりまりさの姿だった。 俺はゆっくりが可哀想と言う感想を述べるより先に こんな夜中に団地中に響きわたりそうな悲鳴を出させているのが 自分の母親だと言うことが問題だと思った。 このままでは近所でよろしくない噂が立つ事だろう。 母に団地での立場を無くさないでほしい。 そう思って母を羽交い締めにして家へと戻そうとしたが手遅れだった。 騒ぎを聞きつけた向かいの○○さん家の奥さんが玄関から出て来たのだ。 目をカッと見開き口に手を当てて驚いている。 母を急いで家に戻したが○○さんはしっかり見ただろう。 どうせ母は話せる状態じゃないだろうし、俺が出来る限りの言い訳をするしかない。 何しろ小動物の眼球を箒で掃除するのを見られたのだ。 半端な言い訳じゃ通じないとは分かっていた。 だが結局俺は話も嘘も下手くそだったのでほとんど本当の事を話してしまった。 (ちなみにこの時ゆっくり達はどこかへ跳ねていった) ○○さんは母の加入している仲良し主婦連盟の一員であり 主婦の多くが噂好きなのと同様に誰かの噂話が大好きな中年女性だ。 この手の中年女性の中には大抵聞いた話にプラスαを加えてから広める癖を持ち どこかの夫婦が喧嘩した事実が離婚したかもという話に変わっていたら 影でこのタイプの女性が動いていると考えて良い。 だが不幸中の幸いだったのは○○さんは噂好きだったが そのプラスαタイプの女性じゃなかった事。 幸運な事に少なくとも母の周りには事実は改竄される事無く伝わった。 (勿論伝わらない方が良かったに決まっているが) そして母は仲良し連盟から『異常なレベルのゆっくり嫌い』と認識された。 でもそれは間違っている。母はドラマを見るのを邪魔する生物が大嫌いなだけだ。 それから仲良し主婦連盟の内の一人は母の『嫌い』の範囲は犬にまで及ぶと思ったのか 犬の散歩の際に母と会った時は母から犬を出来る限り距離を置かせ警戒していた。 当然かも知れない。例え偶然刺さったとしても 小動物の目をエグるような人間は問題有りと見なされる。 この頃は母が友達の家に行く機会は減ったし、友達が家に来るのも減ったように思えた。 それからの暫くの間、家では母の気に障る事を恐れて テレビでゆっくりが出たらさりげなくチャンネルを回していたし 新聞記事にゆっくりが出ても話題には上げなかった。 父もそうしていたし勿論俺だってそうしていた。弟は知らない。 だが、母の友人が置いた距離はそれからの数週間でまた元通り縮まった。 ゆっくりまりさ達が俺達の家から追い出された次の日の夕方 中学校から帰る途中に小学生が3、4人輪になってしゃがんでるのが見えた。 輪の中心から「まりしゃはまりしゃだよ」と声が聞こえてきてから分かった事だが 輪の中にあの忌々しいゆっくりまりさがいるのだろう。 俺はゆっくりに対していいイメージを持てなかったが(なにしろ第一印象がアレだ) 人によっては可愛く見えるのだろう。例え生首のような姿でも。 その小さなゆっくりまりさは俺を見ると口を結んで膨らんだように見えた。 俺はその時初めてこのゆっくりまりさが昨晩のゆっくりと同じだと分かった。 後で友人に教えてもらった事だが膨らむのは家を追い出した俺への威嚇だったらしい。 ここにいたらコイツは俺が家族の目をエグった等と変な誤解を招くような事を言いかねない。 俺は足早にその場所を立ち去った。 その後家の近くで母の仲良し連盟の一員であるお婆さんが俺に話しかけて来た。 この若い人間と喋るのが大好きなお婆さんと三分程お話をしたところ やはり話の中にゆっくりに関する話が出て来た。 俺の家で起きた事件については残念ながらお話し出来なかったが、 突然町に住み始めたゆっくり達は退屈な団地でのいい話題となる。 お婆さんは昼間の間赤いリボンのゆっくりが庭の花を食べていたのを見たが 特に手入れをしてる庭でもないので放っておいたと言う。 俺はお婆さんにそいつはその内家に入ってきて お爺さんの位牌にお供えした焼そばを食い散らかしますよ、 と言いたかったが適当な所で話を切り上げて家に帰った。 ゆっくり達を町で見かけるようになってから暫くはいつもと変わりなかった。 さっきの小学生のように面白がって学校の帰りに鞄に隠していた飴を上げる子もいたし 庭で草を食べていても大抵放っておかれてた。 暫くの間はゆっくり達にとってこの辺は楽園だったに違いない。 それから二週間程経ってゆっくり達を見る頻度はまた少し多くなった。 また山から下りて来たのかと思ったが、 小さなゆっくりが多い事から恐らく子供を産んだのだろう。 ゆっくり達はもうこの辺には慣れたというように 道の隅で這うように歩いていたゆっくり達は道の真ん中を跳ね出し、 小学校の通学路に数匹で飴を貰うために集まっているのを毎日見かけた。 だがゆっくり達はここに住む上で守るべき人間のルールを理解する程賢くなかった。 ある日母親が自治会館での集会から帰って来て言う事には ゆっくりが○○さんの庭にある草花を食べた事が問題になったらしい。 彼女はゆっくりが草花を好んで食べる事を知らなかったのだ。 それを聞いた時俺は庭の草花を食べられるぐらいで問題になったの?と疑問に思ったが ○○さんと言えばガーデニングを趣味に持つオバさんと言う事を思い出して納得した。 おそらく泣きそうになりながら戸締まりに注意するよう皆に呼びかけたのだろう。 庭の無い俺の家には関係無い事だけど 通学路から見られるあの小さくも綺麗な庭から花が消えたのを想像すると 俺はゆっくりの事がまた少し憎くなった。 翌朝俺は登校中に○○さんの庭の様子を見たが(この家には塀も門もなく庭はむき出しだ) 少し高い所にある花は前と変わらなかったが地面の草花はもう全然無かった。 その代わりに庭では赤いカチューシャが二匹寄り添って寝ていた。 ○○さんは一人暮らしだし気が弱くて誰かさんみたいに 小動物の眼球をエグれそうな人じゃない。追い出せなかったのかもしれない。 でも追い出してもゆっくりまりさ家族のように戻ってくるんだろうな。 この前に家に来た赤カチューシャと似てるけど俺にはゆっくりの顔の区別はつかない。 いつまでも見てて遅刻するのも嫌なので放っておいた。 中学校への坂を上っているとまたゆっくりがいた。 今度はゆっくりまりさ、赤カチューシャ、赤リボンの三種類それぞれ一匹づつだ。 驚いた事に三匹並んで車道の真ん中を跳ねている。 この車道は交通量は大した事は無いが制限速度50kmと標識が教える危険な道路であり あんなノロい生物が見通しの悪い頂上付近で 並んで跳ねてたら轢いてくれと言ってるのと同じだ。 「ひろくてゆっくりできるね」等と言ってる場合じゃない、 そう奴等に注意しようと小走りに近づいたその時 直管マフラーのとんでもない騒音バイクが二台坂の下から上がってくるのが聞こえた。 アレは中学に上がってからたまに見るようになった高校生達だ。 この辺じゃ最も関わり合いになりたくない類いの人間である事は 乱れた服装とバイクのステッカーから判断出来る。 珍しく朝早くからの登校なんですね等とは言えないが このままだとあのゆっくり達に躓いて転倒しかねない。 だけど俺は声を張り上げて注意する事はしなかった。怖いから。 ゆっくり達は向かって来る赤と緑のバイクに向かって いつかのゆっくりまりさのようにぷくーっと膨れだした。 あの状況で威嚇とは信じられない行動だがゆっくりなりの最大の防衛手段なのだろう。 高校生達もやっとゆっくりに気がついたのかスピードの乗ったバイクに ブレーキをかけながらゆっくりを避けようとしたが 横に並んで大きく膨れるゆっくりを避ける事が出来ず その内の一匹を轢いてバランスを崩し転倒した。 改造された赤いバイクがガリガリと音を立ててアスファルトに削られていく。 二人のうち一人は無事だったが、 転んだ方は腕を怪我したらしく血を滴らせながら呻いていた。 (この時俺は事故の現場を目撃した事よりアスファルトに花が咲くように広がった ゆっくりの中身を見て、あぁ、本当に餡子で出来てるんだな、とちょっと感動していた) 転んだ時にはもうそれほどのスピードは出ていなかったし大袈裟な怪我じゃない、 救急車を呼ぶなら仲間が呼ぶだろうなと思い、俺はそのまま歩き出した。 直ぐに後ろから絶叫が聴こえたので振り向いたら 緑のバイクを端に停めた太った男がゆっくりを蹴り殺していた。 そんな事より救急車を呼ぶべきですと思ったが、怖いのでやっぱり黙っていた。 当然の事ながらこの事件は直ぐに問題となった。 山から下りて来たゆっくりは交通ルールなんて知らないので狭い道と広い道があったら 当然のように後者を選ぶ。しかも迫って来る車を避けたりしない。 ブレーキが間に合えば威嚇が成功したと勘違いして車道を跳ねる事を止めず、 間に合わなければ潰れて死ぬだけだからだ。 この二点の問題からああいった事件はその後も起こった。 これからは車を運転している時にゆっくりが前にいたら必ず停車して ゆっくりを車道から摘み出さなくてはならない、と夜に父が愚痴っていた。 父は一度その機会に遭遇した時にクラクションを鳴らすことで ゆっくりをどけられないかと考え、実行したが より一層大きく膨れただけだったと言う。変なところで勇敢な生物だ。 ゆっくりはこの辺一帯のドライバーを敵に回したのかも知れない。 この事件を境に段々と町のゆっくりに対する空気が変わり始めた。 翌朝庭を荒らされた○○さんの庭を通り過ぎると 昨日のヤツかは分からないけど大きな赤カチューシャと小さな赤カチューシャが 今度は通学路に飾ってある児童会の子供が植えた花を食べていた。 まだ朝早いとは言え、何人もの生徒がこの二匹を見た筈なのに 誰も止めるように話しかけなかったのだろうか? これを止めるのはゆっくりが生きる為に草花を食うのを否定する事になるが 草花なんてここじゃなくてもその辺にある。とりあえずこの花は食べさせちゃ駄目だ。 オイ、それを食べると人間にとってもお前等にとっても不都合なことが起きるので お前達はあっちの雑草を食べなさい 「なにいってるのおにいさん?くさをたべるなんてとかいはじゃないわ!」 俺はあの夜の下らない問答を繰りかえす事になりそうな気がしたので 無言でこの二匹を摘まみ上げて、まず最初に重い方から道路に放り投げた。 少し痛い目に会えば家に入ったゆっくりみたいに退いてくれるだろう、そう思った次の瞬間 「ごのいながも」ブレーキの間に合わない軽自動車が赤カチューシャを轢き殺した。 俺は車に轢き殺させる為に赤カチューシャを投げたわけじゃない。 小さな方の赤カチューシャは力を無くした左手からぽろりと落ちると 轢き潰された大きな赤カチューシャにふらふらと近づいていった。 俺は車に向かってそのまま通り過ぎていってくれと願い、 足を震わせながらドクドク鳴る胸を押さえ付けていた。 しかし完全に停車し、運転席のドアが開くのを見た俺は怒られるのが怖くなり 通学路とは全く関係のない階段の道に向かって逃げ出した。 この時俺は赤カチューシャの命を奪った事の罪悪感よりも、ずっと、 大人にちょっと怒られる程度の事の恐怖を強く感じていた。 思えばこの事件を通して俺は自分がゆっくりの命について どのように思っているか認識出来たのかもしれない。 毎日どこかで同じような悲鳴を聞いてるうちに流石に慣れたのか、 奴等が所詮饅頭であり、人ではないと分かったからなのか、 言葉は話せるが会話が成り立たない事が多々あるせいなのか、 それとも迷惑な事ばかりする癖に道でデカイ顔して膨れるのが気に食わないのか どれでもいいがそれからと言うものの 俺は町の何処かでゆっくりの悲鳴を聞いても何とも思わなくなったし、 うっかり踏みつぶしても大して罪悪感を感じなくなった。 その日の友人達との帰り道でゆっくりの死体が転がってるのを見つけた。 友人が言うにはゆっくりに通せんぼされたドライバーの中には ゆっくりをどける際に誰も見てなければゆっくりを殺してしまう人も出て来たらしい。 何度も邪魔されれば殺してやりたくもなるかもしれない。 なにしろ脆弱な生物である事は昨日の太った男がゆっくりを 簡単に蹴り殺したのを見てたので知ってる。 右脚を上げて全力で降ろすだけのアクションで殺す事が出来るだろう。 路上にゆっくりの死体があっても友人は驚かなかったが、最近多くて慣れたと言っていた。 家に帰ると暫く顔を見なかった母の友人が三人遊びに来ていた。 その中にはあの夜の母の醜態を見た○○さんもいたが ○○さんの家じゃゆっくりに車のボンネットの上を汚されたらしく、 ゆっくりの話で盛り上がってるようだ。主にゆっくりに対する文句で。 被害者意識を通じて(あの夜の被害者がどっちだったのかは人の判断によるが) 母が友人達とまた元通りの距離感を取り戻す事が出来たのは俺にとっても喜ばしい事だ。 どうやら話にプラスαを加えるのは母だったらしく、皿は二十枚割られた事にしていた。 そんな生活がまた暫く続いて、この町でのゆっくりの暮らしは4週間前とは随分変わり、 ゆっくりに対する人々の態度は段々と冷淡なモノになっていった。 草だけでなく花を食うと知り、庭に入って来たゆっくりを殺す人もいるそうだし、 俺の家のように家に入り込まれた人もやっぱり出て来た。 この辺はそうでもないが少し離れた所では騒音公害も問題になっている。 その上で更に町のゆっくりにとって不都合な事件が起きた。 この事件はゆっくりが絶対に敵に回してはならない子供達と、PTAを敵に回すきっかけとなった。 ゆっくりが小学生の女の子に怪我をさせた事件だ。 ある日の夕方、いつもと同じようにゆっくり達は飴を貰うため女の子を待っていた。 飴を貰えると知って待っているゆっくり達の数は7匹もいたらしい。 飴をくれるのはこの女の子しかいない為頑張って待っていたのだろう。 ゆっくり達が集まる場所の近くに住む友人が言うには ゆっくりは女の子から飴を貰うため一時間も二時間も待ち続けていたらしい。 女の子の姿を見るとゆっくり達は一斉に女の子に集まっていった。 だが、その日女の子は飴の袋を持っていなかった。先生に見つかって没収されていたのだ。 女の子から飴を貰えないと聞いたゆっくりはガッカリしてどこかに帰っていった。 だが帰らないゆっくりがいた。 人間と同様に、ゆっくりの中にも自分中心的な性格を持つゆっくりがいる。 帰らないゆっくりは自己中心的で大きな体格を持つゆっくりまりさだった。 ごめんね、と謝って背を向けた女の子の背中に向かって そのゆっくりまりさは体当たりをした。 前のめりになって倒れ、地面に手をついた女の子は産まれて初めて捻挫という怪我をした。 これでゆっくりは飴さえ貰えなかったもののいくらか気分よく帰れる事だろう。 だがゆっくりにとって都合の悪い事は その女の子は優しくて可愛いクラスの人気者だった事と、 その日は三者面談で女の子は親と一緒に帰っていた事だ。 ついでに人間は人間に怪我をさせたその個体だけを危険視することは無いと言う事。 それからというものゆっくりの姿は減ったように思えた。 女の子の親が駆除申請したのかどうかは知らないが通学路のゆっくりの死体は確実に増えた。 勿論保健所は殺して放置なんてマネはしない。町の人間の仕業だ。 例えば今友人が跨いだ赤いカチューシャのゆっくりだったモノは 汚れ具合から散々蹴られた挙げ句に道の真ん中でさらし者になった事が分かる。 多分小学生だろうな、と思った。 子供達はゆっくりの事を女の子を後ろから攻撃するような生き物だと認識し、 攻撃する事の正当性を得たつもりなのかもしれない。 例えそんな汚い事をするのがあの一匹だけだったとしてもだ。 後ろから来る小学生が今度は赤いリボンのゆっくりを石蹴りの石代わりにしているが 俺も友人もそれを止める事は無かった。 何故ならそもそも俺はゆっくりが好きじゃないし この生き物は町にとって害になる事が分かった。 自分から遊び殺す気にはならないが、 小学生がそれをするのを止める気には全くならない。 きっと友人も俺と近い考えを持っていると思う。 ゴキブリを殺すのと一緒だ あんなの、と。 ゆっくりが家に侵入してきた事件が終わってから丁度5週間経った晴れた休日の朝 ニコニコと機嫌良くコーヒーを入れてくれる母に 溜まったダンボールごみを外に出しておくように頼まれた。 父が酒に酔わず母が上機嫌、ついでに弟が大人しくしてれば家族は幸せだ。 俺はそれを承諾し、玄関にあったダンボールを紐でまとめると 両手にそれらを抱えて門を出た。 門を出てすぐに半ズボンから剥き出しになったふくらはぎに何かがぶつかるのが分かった。 金髪に赤カチューシャ。 きっと俺に親を奪われたゆっくりか、最初に家に侵入してきたゆっくりのどちらかだろう。 みゃみゃにょかちゃきーとかしきりに鳴いていたが意味が分からない。 俺はコレを母が見てあの夜を思い出してまた機嫌が悪くならないように、 スニーカーの底が汚れないように、 抱えていた片方のダンボールを赤いカチューシャに乗せてその上から足で踏み潰した。 車を運転する大人達はゆっくり達を刺し殺す為の細長い棒を 助手席に用意してから運転する人の方が多くなったし、 家の近くをうろつくゆっくりは問題を起こす前に処分される。 特に通学路付近では暫くの間子供達の安全の為、 トングと麻袋を持った父母会の会員が巡回していた。 町は人間のルールを守れなかったゆっくりに対して冷たくなり、 人はゆっくりを踏み潰しても大して心を痛めなくなった。 ゆっくりはこの町じゃ嫌われ者。それが当然になった。
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「あーらら、手ひどくやられちゃったねえ」 緊迫した空気に似合わぬ、のほほんと呑気な声に、気を失いかけていた幸村がはっと顔を上げた。 ふらふらと頭を揺らしながら後ろを見上げる。自分を支える影の姿を認めた瞬間、その目がさらに 見開かれた。 「佐助!」 「はーい旦那。遅くなっちゃってごめんなさい」 「ごめんではないわ、この一大事にどこへ行っていた!」 「大将掘り出してたんだよ」 逸る幸村に、あのまんまにしといたら困るでしょ、と佐助は小さく肩をすくめた。 「兵士は直垂やら締めすぎたふんどしで悶絶して、みんなまともに動けないし、お館様はお館様で その一番下でぶっつぶれてるし、もう俺様たーいへんだったんだから」 「ぬう、お館様や勇猛なる武田の兵を、そのような状態に貶めるとは……恐るべし徳川の罠!」 「いや、むしろ罠はあんたなんですけど」 佐助の独り言は、主の耳には届かなかったようだ。 腰をふらつかせながらも、一人かっかと怒りを新たにする幸村に、いっつもこうなんだからと 佐助は呆れ顔で天を仰いだ。 「俺の苦労も聞いてよ……しっかし大将、俺が救出するまでずっと、あの状態で五寸は浮いてたよ。 さすがは甲斐の虎っていうか、見習いたいような見習いたくもないような……」 「ぬおおお!よし佐助、槍を持て!この幸村がお館様の敵を討つ!」 「はあ?あんたふらふらじゃない。てかお乳丸出しでなにいってんの」 ぎゃあぎゃあと、前方で繰り広げられる騒ぎを睨みつけていた忠勝が、ふと傍らを見下ろした。 家康は忠勝の足の影にいた。だが先ほどまでの元気はどこへやら、じっと押し黙り、うつむいたままだ。 そしてその手は、むき出しの自分のお腹をそっと押えていた。 気づくや否や、忠勝の目が鋭く光った。 ぎゃりーんと鈍い稼動音に、はっと家康が顔を上げた。 忠勝の体のあちこちから、やたらと騒々しい機械音が上がっている。 山のように立ち尽くし、主を見下ろす忠臣の顔はいつものように表情がないが、発せられる音は いつもと違って支離滅裂で、ひどく慌しい。 異様に動揺したその響きに、夕日とは違う色でほんのり染まっていた家康の顔が、耳まで赤くなった。 「いや違う!違うぞ!低周波は切ったのだろう!?それはない!大丈夫だ!」 そうではなくてただちょっと、と小声で呟き、家康はまたうつむいて、腹を押えた。 きっちり着込んだ戦装束の中で、唯一むき出しの生身の肌。 それは先ほど忠勝が、抱きかかえ、じかに触れた部分だった。 忠勝の機械音が止まった。真っ赤になってうつむく主の金色の兜を、無表情な目がどこか熱く見つめる。 秋の荒野に、春めいた空気が流れた。 「乙女回路発動中なところ悪いんだけど、俺たちそろそろ帰っちゃってもいい?」 春風を蹴散らす無粋な声に、忠勝がすばやく振り返った。家康も表情一転、ふてぶてしさを 取り戻すと、忠臣の足の影から前方を睨む。 生乳丸出し状態のまま、なおもじたばた暴れる幸村を後ろから羽交い絞めにした佐助が、呑気な顔で 笑っていた。 「何を言っておるかああ!放せ佐助、某はまだまだやれるぞ!」 「今日はもうやめときなって。あんたの負けだよ」 「帰りたいといって帰れると思うか?」 家康が口元を歪ませ、嘲笑うように囁いた。その目はまっすぐ真田主従、ではなくて、 主の動きにあわせてブルンブルン暴れる、幸村の巨乳を睨みつけている。 「やっぱダメ?」 「敗者は責を負わねばならん。それともその方が代わって相手になるか?」 「さあて、俺様も掘り出し作業で疲れてるし。正直、戦国最強と真っ向勝負は分が悪いね」 「だからそーれーがーしーがあああ!」 「あんたはちょっとお黙んなさい」 がっちり拘束を固め直し、ひとまず幸村の動きを封じると、佐助はその肩の後ろから ひょいと顔を突き出した。 言葉のわりには恐れも見せず、威風堂々立ち尽くす戦国最強とその主を眺め、またにっと笑う。 「だから徳川の殿様。取引しない?」 巨乳ハンター8
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バシャ・トゥシャ・ヌポラ Bas̊a-Tus̊a-Nupola ちびキャラのヌポラ 生年月日 1517年14月3日 出生地 タプナパキチティプ村 出身校 エルミア帝都大学センペル・スラメオン工科大学スベール分校(現在のエメル・スラメオン工科大学)ボルガード中央大学 前職 エルミア革命指導者宇宙工学研究者民族指導者タプナパキ国王 称号 タプナパキのヌポラトゥシャ(太陽王)エルミア工学研究コンテスト受賞者最後の革命指導者 配偶者 残念ながらいない 親族 バシャ・ンムタムリ・チャキヌポラ2世(養子) サイン バシャ・トゥシャ・ヌポラ(チャパキ:Bas̊a-Tus̊a-Nupola)はタプナパキ人の政治家、政治活動家、政治学者、小説家、宇宙工学技術者、元国王の男性。 エルミア革命指導者であり、セント・カディーン・イェッジカワード、ペルメ・デウ・ストロークタ、リリーカ・サルト・ファルラー、エドガー・フィッツジェラルドらと並ぶ偉人として知られ、大宇宙で最も影響力を残した100人に選出された人物でもある。 ダクラーシュ民族評議会元副理事、モンタク宙圏連合特別政治顧問、モンタク・タプナパキ王国名誉国王、EPS6ゲルデン宙域特派員の肩書きを持つ。 目次 生涯幼少期 帝国の中へ 浪人生活 学生時代 リーエス人の反乱 革命指導者としての道タプナパキ国王 人物交友関係リリーカ・サルト・ファルラー ペルメ・デウ・ストロークタ スランシア ツァイヴァ3世 メニーファ ゼラエ・ストラメウト 逸話 TRPGのプレイヤーキャラクターとしてのヌポラ第一回目ハイライト 語録 関連項目 生涯 幼少期 ヌポラは1517年の14月3日にタシャパキ星のチティプ村で父のバシャ・ンムタと母ムリ・チャキの間に生まれた。当時のタシャパキはボルガード連合を打ち破り拡大を続けるエルミア帝国の版図の中にあり、他の村では徴兵や資源採掘が行われるなどして開発が進んでいたが、チティプ村は辺境だったこともあり、そのような事実はほとんど何も知らされずに成長する。 幼少期のヌポラはとにかくやんちゃで、チョチョディをいじめて角に落書きしたり、夕食用のチョチョディの乳を飲み干して母親に叱責されたりするほどのいたずら好きであった。好奇心旺盛な少年でもあり、5歳頃には自作の望遠鏡を作り村の人々を驚かせた。9歳になる頃には三角測量を発明し、村の周囲50平方キロメートルの地形を把握するなど天才少年として村では知られていた。 帝国の中へ エルミア帝国がエルミア=ゲルデン戦争を始めたため、帝国は総動員体制を敷いた。チティプ村からも徴兵が行われ、健康体そのものだったヌポラも本国の戦争のために徴兵された。戦況はエルミア有利な状況ではあったものの、まだゲルデン連合の勢力はその勢いを保っていた。ヌポラは第二十一降下地上軍大隊の一員として惑星ゲルデンで戦闘を繰り広げた。彼はエルミア人にはない類まれなる身体能力のために数々の窮地を脱し、功績も挙げたことから、終戦時には伍長まで昇進した。タプナパキ軍管区軍務局は彼を「野生戦士」と題してその活躍を宣伝した。 その活躍が伝わり、故郷に凱旋した後はちょっとした人気になったが、同時に村から徴兵された知り合いの死にも直面していたため、手放しでは喜べなかったという。 ヌポラは村での日常に戻ることができたが、同じ徴兵され右腕を失い義手を装着することになった青年のムワキはやさぐれ、酒に溺れるようになってしまった。変わり果てた彼の姿を見るのは、ヌポラにとって非常に心が痛いものであった。 ヌポラはこの時期、チティプ村にもたらされた不合理や不条理について強く疑問を抱くようになった。そして17歳の頃、ヌポラはタシャパキ宇宙シャトルを利用してエルミア帝国帝都センペル・スラメオンへ旅立った。 浪人生活 ヌポラは3年の浪人生活の後、エルミア大学の政治経済学部を受験するも、倍率45倍の試験で不合格となる。故郷からの仕送りや軍関係者の援助があったが、不本意な結果を目の当たりにしたヌポラは失意のままに故郷に帰ろうとした。しかし、工学の成績がずば抜けて良かったことに目をつけたセンペルスラメオン工科大学の学長が直々にヌポラの下宿先まで出向き入学して欲しいと言ってきた。ヌポラは当初困惑した様子だったが、入学を決意した。 学生時代 ヌポラは真面目に勉強し続けていたが、ある日友人に誘われた当時流行りだった厭戦文学サロンに連れて行かれ、文筆の世界に入り込む。サロンでの議論や小説やエッセイの執筆、ダンスパーティーや女性との交際に夢中になり、それからはみるみる成績が悪化していった。 ヌポラが22歳になった夏、彼の下宿先に何の前触れもなくムワキが現れた。ムワキは顔を真っ赤にして激昂しており、ヌポラを何度も何度も殴打した。「どうしてこんなことをするのだ」とヌポラが聞くと、ムワキは真剣な表情で「タシャパキの英雄の使命がここで退廃的な生活を送ってその天命を無駄にすることか」と言った。ヌポラは空気銃を食らったチョチョディのように目を丸くした。ムワキはすっかり飲んだくれから更生し、以前のような情熱溢れる男に戻っていた。そしてヌポラを超える優秀な官僚としてタシャパキの軍務局員となるべくエルミア大学に入学していたのだ。ヌポラはこれまでの生活を反省し、改めて真面目な学徒になるべく努力しはじめた。ムワキは今までのヌポラに戻ったことを喜び、同郷の友としてお互い親友の間柄となった。 リーエス人の反乱 エルミア帝国で大規模な反乱が起きた。リーエスの方の学生たちが武装し、帝国主義的な主張を繰り返した教授陣を殺害し大学を占拠。その後帝都のセンペルスラメオンの公官庁を次々と襲撃した。この武装組織はリーエス人弾圧に同情的な民間人に呼びかけて警察部隊の通行阻止や時には一般市民が銃撃するなどして徹底的な妨害を行ったため鎮圧するのに5日を要した。 この報道を受けて、ドルムント人やベリオン人などの各民族主義者たちは一斉に色めきだった。しかし、当然エルミア帝国側も彼らに対しての風当たりを強めた。市街地での集会や密会を徹底的に検挙し、時には麻痺弾や放水などを行うなどデモに対する措置同然とも言える強硬手段に出たのだ。 文筆家たちはさらに政府を批判するような文章を書き、そのうちの何人かは反逆罪で処刑されたが、多くは裏社会に潜みながら反乱組織の支援を受けながらも執筆を続けた。彼らは「反乱を先導する知識人」として厚遇された。 ヌポラはこの時期、ようやく修士号を取得し卒業するところだった。権威のある教授から博士課程に進むことを勧められていたが、文筆家の友人の一人の強い勧めにより反乱組織の通訳を担当することを選んだ。 革命指導者としての道 ヌポラは通訳しているうちに次第に他のメンバーの人望を集め、ついには通訳兼反乱軍幹部の地位に就いた。ヌポラはまず、自分の地位を利用して奴隷になったタプナパキの人々を探した。いよいよエルミア帝国の財政は破綻し人々が困窮するようになると、反乱軍はついに動きを見せ、ヌポラを含むそれぞれの革命指導者を各地に送り込み、反乱の機会を伺うようになった。ヌポラはスモラク周辺でなおも精力的にタプナパキの奴隷を探し、最終的には3000人ほどを探し出し、彼らを保護した。 そしてついに本部からの指示があり、ヌポラはエルミア革命戦線を戦うことになった。1万5000人の反乱軍兵士を率いてスモラクの中心部を制圧し、スモラク地方の帝国の行政機能を完全に麻痺させた後、同じ革命指導者のペルメ・デウ・ストロークタと合流したセンペル・スラメオン戦線では四ヶ月に渡る激戦を繰り広げた。一時は左ふくらはぎに銃弾が貫通するなど危機的な状況に陥ったが、各革命戦線が成功をおさめ、幸いにも援軍が到着。帝都センペル・スラメオンは降伏し革命を達成した。 タプナパキ国王 革命軍は革命連合を名乗り、各地に政府を樹立した。エドガー・フィッツジェラルドはドルムント共和国を、クウィドビッド・ネブスティルッシュらはリーエス連邦を、リリーカ・サルト・ファルラーとペルメ・デウ・ストロークタは合意の下、新生エルミア政府を樹立し、倫理と共和を重視するエルミア共和国を建国した。 一方のヌポラにはそういった政治的野心は全くなかったために、解放された1700万人の奴隷たちと共にタシャパキ星へ戻った。彼はまず、荒廃したチティプ村の再建に取り掛かった。チティプ村は三年ほどで元の姿を取り戻すと思われたが、連日ヌポラを讃えに来る人々が村の経済を豊かにするため、予想に反して都市化していった。 この時期、タプナパキの人々から「他の星間国家のような国を我々の星でも樹立したい」と請願された。ヌポラはペルメ・デウ・ストロークタやゼクルース・ウォーラー・ニッテンなどの有力者の協力を仰ぎ、自身をヌポラ一世と名乗り、タプナパキ王国を建国した。ヌポラは国際社会を重視して立憲君主制を望んだがタプナパキの人々は絶対君主制を望んだのでその通りにした。 ヌポラはタプナパキ国王として革命連合諸国を訪問し国交を締結した。各国はタプナパキ王国を弱小国家と見なしてはいたが概ね友好的な態度をとった。実際のところ、タプナパキ文明最初の都市化が行われてはいるものの未だ惑星のほとんどが部族社会であり、現代的な社会基盤はほとんど整えられていなかった。一部の地域では貨幣経済が浸透していたが、それでも惑星の大半は交易を物々交換で行っていた。 人物 交友関係 15世紀以前の人物との面識があり、エルミア革命指導者やその関連人物とは直接会ったことがある。 リリーカ・サルト・ファルラー 革命前にリリーカの世話役を任されていた時期があった。 仲が良く、ヌポラ特有の口説き文句を鮮やかに回避するリリーカの姿はエルミア革命軍幹部の間で名物となっていた。 リリーカはヌポラに対して時々かなりエグい冗談を飛ばすこともあり、いつも通り「オラの嫁になるか?」とふざけた口調で言ったヌポラに対し「ふっ、あなたが?」と返し、ヌポラをガチヘコみさせた。「好色不沈艦」と呼ばれたヌポラをここまで落ち込ませたのはリリーカが最初で最後であるとされている。 ペルメ・デウ・ストロークタ 工学方面に明るいヌポラは軍事技術に詳しいペルメとすぐに意気投合したと言われている。 ある日、ペルメと二人でベロンベロンの泥酔状態でサロンに入り、サロンの管理者の制止を振り切って技術倫理談義を始めたため、憲兵を呼ばれたことがある。その時の取り調べでは調子に乗って「我々は皇帝陛下の素晴らしき軍隊の技術が、如何に秀でているか論じようとしたまでであります!」と叫んだところ、飲みすぎたペルメが嘔吐し、二人して憲兵にぶん殴られたことがある。 後年、ペルメは当時を振り返って「それが本当だったとしても、俺たちは大層迷惑なことをしたものだ……(中略)……しかしながら、あの時の奴の詭弁で吐いたのは控えめに言って最高のジョークだった」と回想している。 スランシア スレフィエ国3代目首相。 ライバルであり友人。高い身体能力を持つ者同士という共通点がある。 出会ったきっかけはスレフィエ特殊作戦軍の選抜試験で遊び半分でヌポラが応募したことから。 そもそも応募資格がスレフィ種族である必要があるにも関わらず応募した時点で意味不明なのだが、選考教官のリーダー格だったスランシアはこれを挑戦と受け取り、試験を受けさせることにした。最終試験まで理不尽に厳しい課題を出したものの、ヌポラは引っこ抜きにくい雑草のごとくしぶとく生き残り、最終試験のスランシア率いる教官チームとの模擬戦で自分を囮として誘い出す見事な戦法で勝利した。 ヌポラは試験には合格したがネタバラシした後で辞退。正体を知ったスランシアは驚いたが次は負けないと意気込み、二人の間に友情が芽生えた。 二人がオフの時に会うと、スランシアがスキンシップを求めてくるヌポラをサッと躱してツタで羽交い締めにするまでが挨拶。普通にスランシアと4本のツタ(+両手)とヌポラの両手で高速ハイタッチをやることも。 よく二人で山に籠って身体を鍛えたり二人の知り合いを呼んでバーベキューしたりしている。バーベキューではスランシアが持ってきた植物アンプルを飲まされ「クソマズ!」と毎回顔を歪めさせられる。 真面目な議論をすることもあり、スレフィエの未来について対談することも。 ツァイヴァ3世 好色でへんちくりんなヌポラには珍しく好かれている(本当は結構好かれているのだが……)。 しかしツァイヴァ3世は大宇宙で右に出るものはいないスキャンダラスな人物。ヌポラは野生の本能で危険を察知しているため、極力近づかないようにしている。 メニーファ メロア自由連邦の5代目大統領。 未亡人っぽさがヌポラの心を奪うらしく、猛烈にアタックしている。実際めっちゃいい匂いするし、まあわからんでもない。 しかしメニーファは上記の通りレズビアンであるため、男性が苦手。偉大で優秀な人物であることは認めているが、近寄りがたいと感じている。 ゼラエ・ストラメウト ヌポラはエメル・スラメオン工科大学の卒業生であり、ゼラエのOBであったため、ゼラエが一躍有名になった時に番組の企画で対談したことがあった。収録後、楽屋でゼラエと会い、「情熱は素晴らしいことだが、執着は悲劇を生むから気をつけた方がいい」とアドバイスしたことがある。その十数年後、ゼラエ博士は悲劇の中凶弾に倒れた。 逸話 エルミア革命を達成し、ヌポラが奴隷たちと共にタシャパキ星に帰った時、ヌポラに対する支持、熱狂の声はすさまじく、民衆はこぞってヌポラの腕に触れて彼への賞賛を示した。再建されたチティプ村は連日のように人だかりができ、遠くの村から来た幼い少年でさえも彼の腕に触れようとした。しかし、チョチョディを引きながら来たその少年が人の波に押しつぶされてなかなか前に出れないでいるのを見かねたヌポラは、民衆を押しのけて彼の頭に手を置いた。そうすると頭が割れそうなほどの歓声が沸き起こり、ヌポラは民衆に持ち上げられて讃えられ、夜になるまで下ろしてもらえなかったという。 TRPGのプレイヤーキャラクターとしてのヌポラ 創作世界観『大宇宙』の創作メンバー数名と行ったクトゥルフ神話TRPGセッション第一回目、仲間たちTRPG『吸血者の復活』で初登場。オモシロ黒人枠かつ超人的身体能力を持つキャラクターとして登場した。このセッションが行われる少し前にダクラーシュ民族評議会とタプナパキ自治区の設定、そしてチャパキの言語設定が完了していたこともあって創作された。本TRPGシリーズでは皆勤賞。 キャラクターのイメージ画像はサモア人男性戦士の白黒写真が用いられ、何とも言えない表情で次々と問題発言する様子が他プレイヤーたちの話題をかっさらった。 第一回目ハイライト 出会って一時間も経っていない女性に対しての発言。 「トコロデ、オラと結婚シナイカ? お父サンに会いに行こう」 きりたんとアイノーの回し飲みに対して突然流暢に。 「これが百合という奴か。尊いじゃないか…」 洋館の部屋で目星→クリティカル。 「オラの故郷の部屋に似てるナ」 NPCゆかりんに速攻で嫌われる。 「すらんちの貧しいポリナ(美しい貴女)、きみハ誰ダ?」 その後ゆかりんを説得する際に本性を表すヌポラ。 「すらんちを豊かにしたいのであれば、君はこの場所を離れるべきだ。いいかい?よく聞くんだ。私は大宇宙連合会議からやってきた特派員のバシャ・トゥシャ・ヌポラ。ほら、ここに証明書もある」 ヌポラには閉所恐怖症の疑いがある。 「オラは数時間以上閉鎖空間ニいるト、閉鎖空間アレルギーで全身の喉を掻きむしッテ死んでしまうカラ、ちょっと外の空気ヲ吸いに行ってくるヨ」 外から洋館を調べるシーンで、持参したチティの酒を使って松明代わりにすることを思いつき「オラは文明人だから」と豪語する一方で、窓ガラスの存在に気づかず頭から突進する。 「!? なんだコレェ!?」 「むむッ、コレは、プトプトのせいだナ。プトプトは悪い妖怪ダカラ、ショウガナイ」 ゆかりんの巡回でアイノーの部屋がヌポラによって荒らされていることが発覚した時のヌポラの発言。 「パクったろ、ゼンブ」 ゆかりんの部屋を調査するヌポラ。 ヌポラ「プトプトが悪い」 安院詩恩の「大部屋がバラバラらしい、お前らなんかしたろ」に対しての発言。 ヌポラの謎の登攀+隠れるで天井に四肢を広げて潜伏 目撃した安院がSANチェック。 「ヤセイのチカラを見せる時が来たようだな…。ブオオオオオ~~~~~~ン」 ヌポラの初陣。ヌポラは演出のためにチョチョディの角笛を鳴らす。 GM「クリってなかったら死にかけてますが」 謎のほんのりイチゴの匂いがする赤い薬品を発見→「オイシソウ…ゴクゴク」→幸運クリティカル。「オイシイ!」テーレッテレー(HP全快)に対してのGMのツッコミ。 いかにも怪しいアイノーに見つかったいかにも怪しいヌポラの会話。 アイノー:「あれ、そんなところでどうしたんです?」 ヌポラ:「やあ」 アイノー:「もう、こんな時間ですよ」 ヌポラ:「巨大なアシダカグモがいたから追いかけてイタンダ」 アイノー:「朝にでもお父様が帰ってきます、ぜひ皆さんに会わせたいので、夜更かししてしまうのは少し困りものなのですが」 ヌポラ:「ネ? イヤー困っちゃうヨネ、寝てる間、オラの顔にピッタリと張り付いてたんダ。追いかけてたらここまで来ちゃったヨ」 ヌポラ:「ゴメンゴメン、すぐに戻るネ!」 アイノー:「それは大変でしたね……」 アイノー:「きりたんさんを見ていませんか?」 ヌポラ:「きりたん? 夕飯の後から見てないゾ?」 アイノーはどこか苦しそうにして聞く。 痛むのか片腕を抑えているのも確認できる。 ヌポラ:「……!」 アイノー:「そうですか……では、私は部屋にもどりますので、あまり夜は遅くならないように」 ヌポラ:「わかたヨー」 アイノー:「そういえば夕食の時にけがをしていましたよね?」 アイノー:「血を、流していましたよね?」 ヌポラ:「……随分勘がいいね、お嬢ちゃん」 アイノー:「お父様は血を嫌いになられるので、なるべく見せないようにお願いします」 アイノー:「血はお父様を狂わせますので……」 アイノー:「では」 ヌポラ:「……」 ヌポラ:「あ、そうだ。」 ヌポラ:「さっき、おいしいイチゴ味のジュースをいただいたよ。ごちそうさま」 アイノー:「……」 ヌポラさんは背中から、お父様の部屋のドアに背を向けていた状況で、背中から何かが飛んできます。 ヌポラ:「ぼへ!」(回避失敗) エンディング。 ヌポラはヤバ飲料でも飲み干せることに気づき、某動画サイトに投稿。 それが人気を博し、今ではイギリスBBCの冠番組でベア・グリルスとともにサバイバルをしている。 「何でも食べる男」と「何でも飲む男」の存在は地球では知らないほどの著名人となったが、彼は以前の生活を忘れなかった。 そう、あの館での出来事を忘れずに生きるためだ。 タプナパキ、チティプの村。彼の住むこの村の外れには、小さな墓がある。 「シニマカ……」。彼は一ヶ月に一度、お供え物をするという。 ヌポラがふと多忙の中であっても村に戻り、墓に花をそえにやってくると、少女の姿が見える。 その花を手に取り、髪飾りのように付けてみては周りの風景を楽しんでいる。それはドレスのような服を着て、白い肌が光を反射している。 「……!」。 ヌポラを見つけると少し困ったようにしてから笑って去っていく……。 語録 「alo ma.(私は眠る)」―ヌポラが発した謎のチャパキその1。 「malo lo bas̊a-nupola.(親愛なるは太陽王)」―ヌポラが発した謎のチャパキその2。 「enuta-cana lo baka ca.(enuta-canaは歩行である)」―ヌポラが発した謎のチャパキその3。 「pisutiru ni bo. boswo lo bobo.(ぴすてぃるはたくさん。数は無数)」―ヌポラが発した謎のチャパキその4。 「ポサ マ オポラ ンチャパキブ。(私はチャパキから来ました)」―「タプナパキから来ました」の間違い。 「ファ ポ ンチマカ(こんにちは)」―シニマカよりもフォーマルな挨拶。 「ポリナ!ポリナ!(美人、美人)」―美女を発見した時のヌポラ。 「モンガモンガ」―ンタンタパキの村で一番偉い人。若くて経験もあって人望もある男性が選ばれる。村の会議では女性の中で一番偉い人「トゥンナトゥンナ」と老齢の助言役「ブディブディ」や村の衆と話し合う。 「ンマイ!」―日本語です。 「発明したヤツをチョチョディのエサにしてヤル…」―チョチョディとは羊に似た動物。タプナパキでは主に乳を利用する。 「パヌパ…ここハ、アインに頼んでみルのが良さそうダナ!」―「パヌパ」とは自分ではどうにもならないことがはっきりした時に使う感嘆の言葉。 「wa lo gu ca…(出来事はこのように…)」―びっくりした時に言う言葉。 「プグ ニ グワ! 行きまショ!(この場所はこわい)」―言葉の通りの意味。 「グワグワっテのハ、コワイってコトだゾ」―どちらかと言えば「怖い怖い」という感じ。 関連項目 大宇宙の時代一覧 ダクラーシュ民族評議会
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2009年01月17日 (土) 10時19分38秒 合計: - 人 今日: - 人 昨日: - 人 近影撮影 ペット皆での集合写真ぇ 自己紹介 最近は、新垢のPCを養殖中 ◎ファースト◎ 名前:オルノード 種族:エミル 性別:♂ 職業:ギャンブラー LV:Base99-JOB-E50-T44(2008年8月1日現在) リザーブスキル:バッグマスタリー・コネクション・ウェイトコントロール・ファーストエイド・ビートスマッシュ もはや、遺跡開け用のキャラ、最近LV上げしてないz ◎セカンド◎ 名前:ベルクルス 種族:タイタニア 性別:♂ 職業:ブラックスミス LV:Base92-JOB-E38-T40(2008年8月1日現在) リザーブスキル:パイロットマスタリー・機械知識・機械組み立て・機械修理キット作成 99武器入手~でも、1月16日のUPデートで爪の位置変わって違和感バリバリ ◎サード◎ 名前:ディスネル 種族:ドミニオン 性別:♂ 職業:アサシン LV:Base95-JOB-E50-T36(2009年1月17日現在) リザーブ:人間系回避率上昇・羽交い絞め・体術マスタリー 他、サード以降はそのうち更新予定 事の始まり 前にやっていた、MMOに嫌気が差し様々なMMO及びMOを試しにやってみた中でも、 世界観やゲーム性に感動したECOに2006年6月の中旬にやって来た。 (今更だけど、絵師が変ってもあんまりショック受けなかったのはECOのゲーム性のお陰かと) 近状報告 本当は全部新規の予定だったけど、ディスだけぇー 1月16日のUPデートで攻防戦の登録人数が500→600に これで、作業オンラインがマッハで進むんだが 先送りじゃなくて、根からの解決方法考えてほしいとオモタ 攻防戦中にCPクエ受けれるようにしたら、随分違うだろうに、、、 コメント ドミ男朝とかカッコヨス(*´□`)-3はぁはぁ -- (りく) 2008-02-24 19 40 53 なんか75装備見ると昔のディスさん思い出した(*´艸`) -- (りく) 2008-03-18 20 35 12 やっとこさ、前のディスに戻りつつあるからの~ -- (DIS) 2008-03-19 11 12 51 就活ガンガ(* □ )/ -- (りく) 2008-05-26 02 20 00 無事内定もろうたよ~応援あり~ -- (DIS) 2008-06-07 19 44 13 おめでと~っ -- (ふぇる) 2008-06-08 09 06 46 名前 コメント すべてのコメントを見る