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GUNSLINGER GIRLをお気に入りに追加 情報1課 <GUNSLINGER GIRL> #bf 外部リンク課 <GUNSLINGER GIRL> ウィキペディア(Wikipedia) - GUNSLINGER GIRL Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <GUNSLINGER GIRL> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <GUNSLINGER GIRL> #blogsearch2 成分解析課 <GUNSLINGER GIRL> GUNSLINGER GIRLの95%はビタミンで出来ています。GUNSLINGER GIRLの5%は税金で出来ています。 報道課 <GUNSLINGER GIRL> 発売後即重版の「勇気あるものより散れ」、死に場所を求める元武士と不死の少女が生きる理由(ウォーカープラス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Steam『式神の城II』12月リリース決定―ストアページ公開&デモ版配信開始! - Game*Spark BT21の限定グッズ、NiziUやV6の新譜情報、Nintendo Switch有機ELモデルの抽選販売など2021年9月のエンタメニュースを総まとめ!【TSUTAYA News】[TSUTAYA News] - T-SITEニュース 元会津藩士が主人公のファンタジー 漫画家相田裕さん「勇気あるものより散れ」出版 | 福島民報 - 福島民報 すぐに最新話まで追いつける仕掛け番長のおすすめ漫画をまとめました。先読みしてみんなにシェアしませんか?【TSUTAYA News】[TSUTAYA News] - T-SITEニュース 『GUNSLINGER GIRL』相田裕先生の新作は明治初期×不死×少女もの!!【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】[TSUTAYA News] - T-SITEニュース 2.5Dドット絵ハイテンポSTG『溶鉄のマルフーシャ』―『Papers, Please』『ドルフロ』『GUNSLINGER GIRL』『ダンジョンメーカー』から影響を受けております【開発者インタビュー】 - Game*Spark 「GUNSLINGER GIRL」の相田裕が不死の少女を描く明治浪漫譚、最新作1巻(試し読みあり) - コミックナタリー 昭和浪漫漫画『まぼろしキャバレー』1巻(池田邦彦 著)8月27日発売 (2021年8月26日) - エキサイトニュース 『ドールズフロントライン』で「ガンスリンガー・ガール」コラボイベント「夢中劇」を9月11日に開催! 公式設定画集VOL.2発売開始 | gamebiz - SocialGameInfo サンボーンジャパン、『ドールズフロントライン』で9月11日より開催予定のTVアニメ「ガンスリンガー・ガール」とのコラボイベントの情報を公開 | gamebiz - SocialGameInfo 悲惨すぎる役回りのアニメ主人公ランキング|ヘンリエッタ,綾崎ハヤテ,玲二(ツヴァイ)|他 - goo.ne.jp 松本救助が描く、マタニティ生活と食い道楽の両立を目指す妊婦のショート - ナタリー Sound Horizon最新作『絵馬に願ひを!』(Prologue Edition)から収録楽曲の一部がサブスク&ダウンロード配信決定!『BRAVELY DEFAULT Ⅱ Original Soundtrack』通常盤のサブスク海外同時配信も解禁! | PONYCANYON NEWS - PONYCANYON NEWS 「GUNSLINGER GIRL」の相田裕が描く明治浪漫譚、ヤングアニマルで新連載 - ナタリー 『とある科学の超電磁砲』1~15巻が約30%OFF!Kindleストアで1,000点超のKADOKAWAコミックが最大50%OFF - 窓の杜 サウンドクリエイターRevo氏が手掛けたアルバム『リヴァイアサン/終末を告げし獣』と『poca felicità』が12月9日に配信開始 - ファミ通.com 相田裕「1518! イチゴーイチハチ!」舞台化、ボイメン辻本達規ら出演 - ナタリー 「ドルフロ」×「GUNSLINGER GIRL」コラボの最新情報が発表。ヘンリエッタ,トリエラら登場キャラのイラストや入手方法が明らかに - 4Gamer.net 「ドールズフロントライン」300万DL突破を記念して各種アイテムが配布!ガンスリンガー・ガールとのコラボ詳細情報も|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 『ドールズフロントライン』おかげさまで300万DL突破!ガンスリンガー・ガールとのコラボイベント詳細情報もお届け - PR TIMES コミティアの歴史 | コミティア―マンガの未来のために今できること 第2回 - ナタリー 「GUNSLINGER GIRL」×ゲームアプリ「ドルフロ」、9月11日からコラボイベント開催 - ナタリー 「ドルフロ」×「ガンスリンガー・ガール」コラボイベントが9月11日に開幕。イベントのあらすじやビジュアルも掲載 - 4Gamer.net 『ドールズフロントライン』ガンスリンガー・ガールとのコラボイベントが9月11日に開催決定! - PR TIMES 【最大50%OFF】Kindle、夏のセールで人気漫画がお得に! 『ペルソナ4』『ヒナまつり』『ガンスリンガー・ガール』など - ファミ通.com 声優・歌手の南里侑香が結婚!「ガンスリンガー・ガール」「坂道のアポロン」など - シネマトゥデイ 『GUNSLINGER GIRL』少女たちの切なくも残酷な物語(後編) - あにぶ 相田裕「GUNSLINGER GIRL」“改造”と“再生”の10年展、明治大学で開催 - - ねとらぼ 「GUNSLINGER GIRL」の10年展、相田裕講師のマンガ教室も - ナタリー ガンスリが優秀賞に! 第16回文化庁メディア芸術祭が開催 - ASCII.jp 「ガンスリ」10周年で大王付録にヘンリエッタフィギュア - コミックナタリー 「ガンスリ」佳境の14巻、作者が語る10年&おさらい特集 - ナタリー 「ガンスリ」フィギュア、銃を抱くトリエラが8月に発売 - コミックナタリー ガンスリ13巻発売記念!相田裕がサイン会を開催 - コミックナタリー 情報3課 <GUNSLINGER GIRL> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ GUNSLINGER GIRL このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ハヤテのごとく動画 9話 Veoh Online Videos by Veoh.com 【動画ランキング】 見たらクリックお願いします。 画質評価 見たらお願いします。 選択肢 投票 ◎ (4) ○ (0) △ (0) × (0) 感想 名前 コメント
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2ch 週刊漫画板 ハヤテのごとく!本スレ用テンプレート →現行テンプレ →旧テンプレ 話数が多くなってきたのでテンプレを再編集したいと思います ※以下のものは仮のテンプレです 【テンプレ案1】 週刊少年サンデーで好評連載中、畑健二郎『ハヤテのごとく!』を暖かく見守るスレです。 □2004年の2月に『ハヤテの如く』の読切を掲載(タイトルが少し異なる)。 □現在週刊少年マガジンで連載中の、久米田康治の元アシスタント。 □公式発売日までのネタバレは禁止。 ■スレタイ論議は 900から。当番の人の付けたスレタイにはあまり突っ込まない。 ■次スレは 950が立てる。立てられない時は次を指名する。当番以外のスレ立てはアンチ扱い。 ■テンプレが貼られないスレは無効とする。 ■他作品を叩かない!同人関連の話題は半角へ!2ch外部リンクは直リンしない!(例 http //→ttp //) ▽前スレ ハヤテのごとく!対泉「睨めっこ」の勝者347人 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1290618702/ ▽関連サイト 公式 WEBサンデー ttp //websunday.net バックステージ 畑健二郎 ttp //websunday.net/backstage/hata.html ハヤテのごとく!公式サイト ttp //hayatenogotoku.com/ ハヤテのごとく!2chまとめwiki ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/1.html ※スレ用のテンプレ、さらに細かいグッズ情報などはここから 携帯用バックステージ(非公式) ttp //ip.tosp.co.jp/i.asp?i=Hayate_the_cb ハヤテのごとく!AAまとめサイト ttp //www.geocities.jp/hayateskii/aaindex.html ハヤテのごとく!カレンダー(ついでにパロディ元ネタ解析) ttp //hw001.gate01.com/hayatenogotoku/ ※各話サブタイ・日付・元ネタなど ハヤテのごとく! お絵かき掲示板 ttp //dog.oekakist.com/ayasaki/ 作中の日付 ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/23.html 過去スレタイ保管庫 ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/64.html 2chハヤテ関連スレ http //find.2ch.net/?STR=%A5%CF%A5%E4%A5%C6 ※その他は 2-10辺り。 ▽少年サンデーコミックス『ハヤテのごとく!』 第 1~25巻 好評発売中 <<このスレはハヤテのごとく!全愛読者のスレッドです。>> ~否定的意見を発言する方のガイドライン~ マンセースレではありませんので、否定意見も立派な意見です。 しかし同時にファンスレですので、以下の様な意見はファンとは言えません。 抵触する話題は不愉快ですのでアンチスレが用意されていますのでそちらで発言して下さい。 ・作品の全てを否定したり、打ち切りを望む文言 ・キャラクターの存在を否定する文言 ・他の発言者をバカにした文言 ・他の作品や他の作者を叩く文言 以上を荒らし認定としますが、そういった発言への対処は「徹底放置」を基本とします。 気付いていない方に教えてあげる程度に数レスなら問題無いですが、激しく争う方も荒らしです。 作品に気に入らない展開があっても数話続けてみれば良く見える事は多々あります。 いちいち文句を書き綴りたい方は「チラシの裏」などのスペースを有効にご利用下さい。 __ ┌───────────┴─┴──────────┐ │ │ │ ★ お 願 い ★ │ │ │ │ │ │ サンデーの公式発売日(通常水曜日)以前のネタバレ、 │ │ │ │ 及び、それに準じた発言は.ご遠慮下さい。 │ │ │ │ │ └───────────┬─┬──────────┘ │ │ , -───- 、 , -───- .、 │ │ / ` ‐、 , -´ `.‐│ │ / ヽ / │ │/ , , / │ │ / / ,イ i i / │ │ / / / l li l ! , ; ト、 │ │ ,イ / l l l l l l l i l / / i l//=i │ │ / l , , /-、l l l , l l l ;イ //l li l l `-、l l │ │/ 〃ヽ / ./_ l l , ヽ ,/ l l l /-、// l l l l l l-─ l l │ │ .l Z ノ ´ ´ ̄ヽ/l / ,.- 、 ;! l ;イ ト.lヽ l! ,ィー- 、 l l │ │ .l Zz , /`i 〃 , ヽ ; l ll ! l liイ ノl lヽ│ │, l \「 ヽ / /_ノ /l , i / l l 、 └,,,, ノl lノ │ │ l / \__ イ ./- ´ ノ l , / l l \ _ ul ; │ │ l/ , ー-l // / / / /; l l ` r--‐ l / / │ │/ / ; 」 ´, フ二ヽ / / // l l ; -.l / / / ̄ ̄」 / ;イ__/ ,-‐ ´ / ;イ r ;lて 「 /ノ l `ヽ / ] l / / ; - ´ ̄ ̄ヽ , ; l /\ \ ト、 _ ,イ l /ヽ _ノ-、 l / / / , i l l / \ \l~~~/ ,l l\ l. / / l l l l l ` ‐、l / /ヽ、_ノ \/ l ; ;l l \ l/ / l/ ヽ、 ̄ ヽ / ここまで 【テンプレ案2】 1 週刊少年サンデーで好評連載中、畑健二郎『ハヤテのごとく!』を暖かく見守るスレッドです。 □2004年の2月に『ハヤテの如く』の読切を掲載(タイトルが少し異なる)。 □現在週刊少年マガジンで連載中の、久米田康治の元アシスタント。 □公式発売日までのネタバレは禁止。 ■スレタイ論議は 900から。当番の人の付けたスレタイにはあまり突っ込まない。 ■次スレは 950が立てる。立てられない時は次を指名する。当番以外のスレ立てはアンチ扱い。 ■テンプレを貼れない人が立てたスレは無効とする。 ■sage進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)に「sage」と記入。 ■他作品を叩かない!同人関連の話題は半角へ!2ch外部リンクは直リンしない!(例 http //→ttp //) ■スレタイには、アンチ的な言葉や特定のキャラファンを不快にさせるスレタイはやめましょう。 スレタイ遊びを続ける為にもご協力お願いします。 安易な重複スレ立ては2ちゃんねるでのマナー違反です。 ▽前スレ ハヤテのごとく!夢・カーニバル ! !着ぐるみ348体目 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1291570485/ ▽関連サイト 畑健二郎 twitter ttp //twitter.com/hatakenjiro 公式 WEBサンデー ttp //websunday.net バックステージ 畑健二郎 ttp //websunday.net/backstage/hata/ ハヤテのごとく!公式サイト ttp //hayatenogotoku.com/ ハヤテのごとく!AAまとめサイト ttp //www.geocities.jp/hayateskii/aaindex.html ハヤテのごとく!2chまとめwiki ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/1.html ※スレ用のテンプレ、各話サブタイ・元ネタなど 過去スレタイ保管庫 ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/64.html FAQ(よくある質問) ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/90.html ※その他は 2-10辺り。 ▽【単行本】少年サンデーコミックス『ハヤテのごとく!』 第 1~26巻 好評発売中 第27巻(284~294話)は 2月 発売予定 ▽ハヤテのごとく!特別編 少年サンデーコミックススペシャル『ハヤテのごとく!の前』 に掲載 2-3 関連スレ 4-7 作中の日付 8 否定的意見ガイドライン 9 AA略(お願いのAA) ここまで 【テンプレ案3】 ここまで ここから本テンプレになります →「その他」に戻る 現行テンプレ 【週刊少年漫画】ハヤテのごとく!対泉「睨めっこ」の勝者347人 より (http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1290618702/) 1 週刊少年サンデーで好評連載中、畑健二郎『ハヤテのごとく!』を暖かく見守るスレッドです。 □2004年の2月に『ハヤテの如く』の読切を掲載(タイトルが少し異なる)。 □現在週刊少年マガジンで連載中の、久米田康治の元アシスタント。 □公式発売日までのネタバレは禁止。 ■スレタイ論議は 900から。当番の人の付けたスレタイにはあまり突っ込まない。 ■次スレは 950が立てる。立てられない時は次を指名する。当番以外のスレ立てはアンチ扱い。 ■テンプレを貼れない人が立てたスレは無効とする。 ■sage進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)に「sage」と記入。 ■他作品を叩かない!同人関連の話題は半角へ!2ch外部リンクは直リンしない!(例 http //→ttp //) ■スレタイには、アンチ的な言葉や特定のキャラファンを不快にさせるスレタイはやめましょう。 スレタイ遊びを続ける為にもご協力お願いします。 安易な重複スレ立ては2ちゃんねるでのマナー違反です。 ▽前スレ ハヤテのごとく!か弱いルカの治療費346万 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1289484139/ ▽関連サイト 畑健二郎 twitter ttp //twitter.com/hatakenjiro 公式 WEBサンデー ttp //websunday.net バックステージ 畑健二郎 ttp //websunday.net/backstage/hata/ ハヤテのごとく!公式サイト ttp //hayatenogotoku.com/ ハヤテのごとく!2chまとめwiki ttp //www34.atwiki.jp/hayate-2ch/pages/1.html ※スレ用のテンプレ、さらに細かいグッズ情報などはここから 携帯用バックステージ(非公式) ttp //ip.tosp.co.jp/i.asp?I=keitaiHataBS ハヤテのごとく!AAまとめサイト ttp //www.geocities.jp/hayateskii/aaindex.html ハヤテのごとく!カレンダー(ついでにパロディ元ネタ解析) ttp //hw001.gate01.com/hayatenogotoku/ ※各話サブタイ・日付・元ネタなど 過去スレ保管庫 ttp //hayate.soudesune.net/hayate.html ※その他は 2-10辺り。 ▽【単行本】少年サンデーコミックス『ハヤテのごとく!』 第 1~25巻 好評発売中 ▽ハヤテのごとく!外伝 2005 GW 増刊号 週刊少年サンデー超(スーパー)に掲載(第4巻収録) ▽ハヤテのごとく!ミニ外伝 2006 GW 増刊号 週刊少年サンデー超(スーパー)に掲載(第8巻収録) 2 ▽関連スレ ハヤテのごとく!ネタバレスレッドその117 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1286276585/ ※ネタバレの話はこちらへどうぞ。 ハヤテのごとく!アンチ、否定意見スレ その11 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1284870334/ ハヤテのごとく!綾崎ハヤテアンチスレ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1269096677/ 【作者コピー】ハヤテのごとく!!三千院ナギアンチスレ【うざい】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1271483875/ ハヤテのごとく!マリアアンチスレ2.1 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1281163410/ ハヤテのごとく!桂ヒナギクアンチスレ12 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1271477592/ ハヤテのごとくの天王洲アテネアンチスレ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1257489570/ ハヤテのごとく!! 瀬川泉アンチスレ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1275858521/ 【キモヲタ腐女子】ハヤテのごとく!春風千桜アンチスレ【二重人格】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1277910206/ ※アンチの方はこちらへどうぞ。 ハヤテのごとく!!執事生活183 日目 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1283659097/ ※アニメの話はこちらへどうぞ。 ハヤテのごとく!の三千院ナギに萌えるスレ Part16 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1286948899/ ハヤテのごとく!のマリアさんに萌えるスレ その14 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1287460986/ ハヤテのごとく!の鷺ノ宮伊澄たんを見守るスレ6 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1260163700/ ハヤテのごとく!桂ヒナギク萌えスレ32 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1288382037/ ハヤテのごとく!の西沢歩に萌えるスレ PART11 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1287322919/ 【ハヤテのごとく!】瀬川泉萌えスレ8【いいんちょさん】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1273494426/ 【ハヤテのごとく!】花菱美希萌えスレ【副委員長ブルー】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1255012263/ 【ハヤテのごとく!】朝風理沙萌えスレ【た───ん】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1255876289/ 【ハヤテのごとく!】春風千桜萌えスレ5【スキだらけ】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1261919865/ ハヤテのごとく!の天王州アテネ(アーたん)はロイヤルアホ毛 Part10 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1277385081/ ハヤテのごとく!のマキナはアホの子カワイイ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1268291955/ ハヤテのごとく!の瀬川虎鉄はガチホモカッコイイ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1277946559/ ハヤテのごとく!の東宮康太郎スレ【ウケホモかわいい】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1285471600/ 最狂?最凶?ハヤテのごとく ハヤテの両親スレ http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1261220531/ 3 ▽作中の日付 作中の日付 掲載された月 【第1~3話】 12月24日 04年10月 【第4話】 12月24日~12月25日 04年10月 【第5話】 12月25日 04年11月 【第6話】 12月26日 .04年11月 【第7~10話】 12月27日 .04年11月~12月 【第11話】 12月28日 04年12月 【第12話】 12月31日~1月 1日 04年12月 【第13~14話】 1月. 2日 05年. 1月 【第15話】 1月. 2日~1月 3日 05年. 1月 【第16~19話】 1月. 3日 .05年. 1月~2月 【第20~27話】 1月. 4日 .05年. 2月~4月 【第28~32話】 1月. 5日 .05年. 4月~5月 【第33話】 1月. 5日~1月 6日 05年. 6月 【第34~36話】 1月. 6日~1月 7日 05年. 6月 【第37話】 1月10日 05年. 6月 【第38~39話】 1月11日~1月15日 .05年. 7月 【第40話】 1月15日~1月17日 .05年. 7月 【第41~42話】 1月17日 05年. 7月~8月 【第43~46話】 1月18日 05年. 8月~9月 【第47~48話】 1月19日 05年. 9月 【第49話】 1月22日 05年. 9月 【第50~51話】 1月28日 05年10月 【第52話】 1月29日 05年10月 【第53話】 1月29日~2月 1日 05年10月 【第54~55話】 2月. 1日 05年11月 【第56話】 2月. 1日~2月 2日 05年11月 【第57話】 2月. 2日 05年11月 【第58話】 2月. 2日~2月 3日 05年11月 【第59~63話】 2月. 3日 05年12月~06年1月 【第64話】 2月. 4日~2月 5日 06年. 1月 【第65話】 2月. 5日 06年. 2月 【第66~67話】 2月13日~2月14日 .06年. 2月 【第68話】 2月15日 06年. 2月 【第69話】 2月16日 06年. 3月 【第70話】 2月17日 06年. 3月 【第71話】 2月18日 06年. 3月 【第72~73話】 2月19日 06年. 3月 【第74~76話】 2月20日 06年. 4月 【第77~81話】 2月21日 06年. 4月~5月 【第82話】 2月22日 06年. 6月 【第83話】 2月23日 06年. 6月 【第84話】 2月24日 06年. 6月 【第85話】 2月25日 06年. 6月 【第86話】 2月26日 06年. 7月 【第87~89話】 2月27日 06年. 7月 【第90話】 2月28日 06年. 8月 【第91話】 3月. 1日 06年. 8月 【第92話】 3月. 2日 06年. 8月 【第93~98話】 3月. 2日~3月 3日 06年. 8月~10月 【第99~100話】 . 3月. 4日~3月 6日 06年10月 4 【第101話】 . 3月. 7日 06年10月 【第102~103話】 3月. 8日 06年11月 【第104話】 3月. 9日 06年11月 【第105~108話】 3月10日 06年11月~12月 【第109話】 3月10日~3月11日 .06年12月 【第110話】 .?月?日 07年. 1月 【第111話】 3月11日 07年. 1月 【第112話】 3月11日~3月12日 .07年. 1月 【第113~121話】 3月12日 07年. 1月~3月 【第122話】 3月12日~3月13日 .07年. 4月 【第123話】 3月13日 07年. 4月 【第124話】 3月13日~3月14日 .07年. 4月 【第125~127話】 3月14日 07年. 4月~5月 【第128話】 3月26日 07年. 5月 【第129話】 3月27日 07年. 5月~6月 【第130話】 3月28日 07年. 6月 【第131話】 3月29日 07年. 6月 【第132話】 3月30日 07年. 6月 【第133話】 3月31日 07年. 6月 【第134~135話】 4月. 1日 07年. 7月 【第136~137話】 4月. 2日 07年. 7月 【第138話】 4月. 2日~4月 3日 07年. 8月 【第139~146話】 4月. 3日 07年. 8月~10月 【第147話】 4月. 4日 07年10月 【第148話】 4月. 8日 07年10月 【第149~153話】 4月10日 07年10月~11月 【第154~157話】 4月11日 07年11月~12月 【第158話】 4月12日 08年. 1月 【第159~161話】 4月13日 08年. 1月 【第162話】 4月13日~4月14日. 08年. 2月 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【第291話】 5月20日 10年10月 【第292話】 5月20日~5月21日 .10年10月 【第293話】 5月21日 10年10月 【ミニ外伝】 4月29日 06年. 4月 【外伝】 5月. 2日 05年. 4月 【ライフセイバーズ】. 7月 03年. 7月~11月 6 <<このスレはハヤテのごとく!全愛読者のスレッドです。>> ~否定的意見を発言する方のガイドライン~ マンセースレではありませんので、否定意見も立派な意見です。 しかし同時にファンスレですので、以下の様な意見はファンとは言えません。 抵触する話題はアンチスレが用意されていますのでそちらで発言して下さい。 ・作品の全てを否定したり、打ち切りを望む文言 ・キャラクターの存在を否定する文言 ・他の発言者をバカにした文言 ・他の作品や他の作者を叩く文言 以上を荒らし認定としますが、そういった発言への対処は「徹底放置」を基本とします。 気付いていない方に教えてあげる程度に数レスなら問題無いですが、激しく争う方も荒らしです。 作品に気に入らない展開があっても数話続けてみれば良く見える事は多々あります。 それでもどうしてもな意見がある方は「チラシの裏」などのスペースを有効にご利用下さい。 7 __ ┌───────────┴─┴──────────┐ │ │ │ ★ お 願 い ★ │ │ │ │ │ │ サンデーの公式発売日(通常水曜日)以前のネタバレ、 │ │ │ │ 及び、それに準じた発言は.ご遠慮下さい。 │ │ │ │ │ └───────────┬─┬──────────┘ │ │ , -───- 、 , -───- .、 │ │ / ` ‐、 , -´ `.‐│ │ / ヽ / │ │/ , , / │ │ / / ,イ i i / │ │ / / / l li l ! , ; ト、 │ │ ,イ / l l l l l l l i l / / i l//=i │ │ / l , , /-、l l l , l l l ;イ //l li l l `-、l l │ │/ 〃ヽ / ./_ l l , ヽ ,/ l l l /-、// l l l l l l-─ l l │ │ .l Z ノ ´ ´ ̄ヽ/l / ,.- 、 ;! l ;イ ト.lヽ l! ,ィー- 、 l l │ │ .l Zz , /`i 〃 , ヽ ; l ll ! l liイ ノl lヽ│ │, l \「 ヽ / /_ノ /l , i / l l 、 └,,,, ノl lノ │ │ l / \__ イ ./- ´ ノ l , / l l \ _ ul ; │ │ l/ , ー-l // / / / /; l l ` r--‐ l / / │ │/ / ; 」 ´, フ二ヽ / / // l l ; -.l / / / ̄ ̄」 / ;イ__/ ,-‐ ´ / ;イ r ;lて 「 /ノ l `ヽ / ] l / / ; - ´ ̄ ̄ヽ , ; l /\ \ ト、 _ ,イ l /ヽ _ノ-、 l / / / , i l l / \ \l~~~/ ,l l\ l. / / l l l l l ` ‐、l / /ヽ、_ノ \/ l ; ;l l \ l/ / l/ ヽ、 ̄ ヽ / ここまで 過去のテンプレは 旧テンプレに →その他に戻る
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ハヤテのごとく動画 5話 Veoh Online Videos by Veoh.com 【動画ランキング】 見たらクリックしてください。 画質評価 見たらお願いします。 選択肢 投票 ◎ (2) ○ (1) △ (0) × (6) 感想 名前 コメント
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ハヤテのごとく動画 7話 Veoh Online Videos by Veoh.com 【動画ランキング】 見たらクリックお願いします。 画質評価 見たらお願いします。 選択肢 投票 ◎ (4) ○ (2) △ (0) × (4) 感想 名前 コメント
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――の記憶 ◆wivGPSoRoE 「え? 僕も行きますよ。一人より二人の方が速いじゃないですか」 「お前は休んでいろ。またさっきのように、戦闘中に動けなくなられたら、たまらない」 言い捨てて、村雨が足早に、汚水処理場の中に消えていく。 確かに疲れてはいた。 ため息をついてハヤテは、クルーザーによしかかる。 (村雨さん、辛そうだな……) 先ほどの村雨の横顔からは、必死さが痛いほど伝わってきた。 零の探知能力は制限されているため、有効距離範囲でも建物の深部になると、一部乱れがあるらしい。 とはいっても、死体があるかどうかを間違えることなど、ほぼ、ありえないらしいのだが、 それでも村雨は、外からの調査だけでは納得できないらしく、ああやって中に入っていく。 そんな村雨の気持ちが、ハヤテには分かる気がした。 だって。 ――似たもの同士だから。 あの時――千切れとんだマリアの体を見つけたとき、絶望した。 三千院ナギやマリアと始めてあった雪のクリスマスの日に、戻ってしまった気がした。 この世にはもう、自分の居場所はなくなったように感じて、圧倒的な孤独に打ちのめされた。 否。今も――そう、今も同じ感覚を感じている。 たとえ拒絶されたとしても、ナギのために、ヒナギクのために、 自分と同じく理不尽な運命に巻き込まれた人たちのために、BADANの奴らを何とかしたいとは思う。 奴らからみなを、心底守りたいと思う でも、それでも。 (参ったなぁ……。やっぱり……。辛いや) ハヤテは再確認する。 三千院家の日々が、どれほど自分の心に安らぎを与えてくれていたか、 どれほどあの日々を、それを取り巻く人々を愛していたか……。 それを、自分は自らの手で捨ててしまったのだ。 どれほど悔やんでも、自分が激情に駆られ、あの男を殴り殺してしまったという事実は消えない。 独りぼっち。孤独。 人間とは、どうやらそれらの冷たさに、耐えられないようにできているらしい。 それなのに村雨は、過去にすら、温もりを求めることができないのだ。 (あの人は、ずっと雪の中にいたんだろうな) だからこそ、初めて、真の意味で仲間になってくれた散が、大切なのだろう。 自分にとって三千院ナギが、この上もなく大事な人であるように……。 それでも村雨は、ズタボロで、あのまま放置されていれば死んでいはずの自分を助けてくれた。 村雨とは、命を預けあってあの吸血鬼と戦った。 孤独で、必死で無くしたものを探し続けているあの人に、伝えたいと思う。 記憶だけだが全てじゃなくて、出会いでも、今は変わる。 変わった今を大事にしていれば、今いる場所をそれほど悪くないものに変えることはできるってことを。 このゲームを潰して、三千院ナギやヒナギクを守り、他の参加者もできるだけ助け、 その上で村雨も――と考えるのは、少し欲張りすぎかもしれないが―― 『どうした? ハヤテよ』 ハヤテの顔に憂いを見て取り、零が尋ねてくる。 「いえ……その……。ちょっと、分不相応な考えを……」 するとヴヴヴという振動と共に零は笑い、 『何を言うか! 分不相応な望みを持ってこそ男子! お前はまだ、分別を知るには若すぎる!』 「は、はぁ……」 当惑したようにハヤテは銀髪を撫でた。 (当たり前だけど……。零さんって少し、時代がかってるなぁ。ガンコ親父系っていうか……) そんなハヤテの思いに気付いているのかどうか、 『話してみよ! 何か助言できるやもしれぬ』 ハヤテは困ったように笑い、 「……なんていうか、僕ごときが考えるのはおこがましいかもしれないんですけど……。 村雨さんの今を、ピカピカにすることはできないにしても、 何とか、くすんだ輝きぐらいにはしてあげられないかなぁって、思いまして……」 口に出すと、猛烈に恥ずかしさが込み上げてきて、ハヤテは顔を赤らめた。 零は沈黙している。 ハヤテの頬の朱の面積が大きさを増した。 「や、やっぱり……。おこがましいでしょうか……」 『そんなことはない』 零の声は穏やかだった。 『ハヤテ……。お前は優しい男よな。 この修羅の庭においても失われることの無きその優しさは、時に超鋼よりも強きものとなろう』 零の声には喜びがあった。 ハヤテは知らぬことだが、村雨に「未来」を与えたいと思っている零は、 ハヤテの中に、自分と相通じるものを感じたのである。 (ハヤテとならば、良を正しき道に導くことができるやもしれん) 零は期待を込めてハヤテを見つめた。 だが、零の予想に反し、ハヤテの顔は暗い。 「僕は、優しい人間なんかじゃありません。僕は……。怒りに任せて、人を……」 口に出した瞬間、抑えていた激情が、言葉となって溢れ出た。 勝手に言葉が、ハヤテの口から飛び出していく。 「……許せなかったんです。アイツは、笑っていました」 ――そういえばピンク色の髪の毛をしてたなぁ! もしかしてお前達の知り合いか? 「人の死を、あんな風に嘲笑って……」 ――ソイツは残念だったなァ……ハハハハハハハハハ!! 悪魔のような笑みと狂声が聞こえくる気がした。 「それだけじゃないんです! アイツは、お嬢様を、僕のこの世で一番大事な人を殴った! 傷つけたっ!! それだけでも許せないのに、アイツは、ジョジョさんをっ! ジョジョさんは、厳しくて、ぶっきらぼうな人だったけど、本当は情に厚くて、 それなのに情を殺して正しい判断ができる、すごい人でした。それなのに……。 アイツは、そんなジョジョさんを……殺したんだっ!!」 ハヤテは絶叫した。 胸に大穴を開けられて倒れ伏す承太郎の姿、涙を流すナギの顔、 封じ込めていた光景が蘇ってきて、目の前でチカチカと瞬く。 「だから、だから僕は……。アイツを、殺したんですっ!!」 ――殺した。 何度も何度も何度も殴りつけて殺した。 心臓の鼓動が早鐘のように打っている。 胸を抑えながら、 「でも……でも……。アイツは……」 あんなにボロボロになって、頭から血を流していて、それでも必死で生きようとしていた。 「……生きようと、してたんです。それなのに、僕は……」 『よくやった!』 零の大喝が響いた。 思いがけない賞賛の言葉に呆気に取られるハヤテに向かって、零はさらに言葉を叩きつける。 『ハヤテよ! お前の行動は一切、間違っておらん!!』 ハヤテの目の中から疑念が消えないのを見て取り、 『では、問う! お前がとどめをささずば、一体誰ができた? その悪鬼が立ち上がり再び牙を向いた場合、誰がそれに対処できた?』 「そ、それは……」 あの場で動けたのは、ナギと自分。 総毛立つ思いがハヤテを襲った。 (冗談じゃない! お嬢さんにそんなことをさせるくらいなら……) 『その通りだ! お前の愛しき者かお前、どちらかが手を下すしか道は無かった。 さもなくばお前達は、その場で悪鬼に殺されていただろうからなっ!!』 畳み掛けるように零は続けた。 『人を喰らって生きる悪鬼に対してまでも、情けをかけるその慈悲の心、見事なり!! だがな……。己を! そして、愛しきものを守りたいのならば、慈悲を心に沈め、 敵を撃たねばならぬ時もあるっ!!』 「分かってますよ! そんな理屈は分かってるんです!! でも、僕は……」 『ハヤテよ……』 それまでとは打って変わった暖かな声だった。 『お前は悪くない! 間違ってなどいない!』 「だから、そういう問題、じゃ……」 ハヤテの視界が急にぼやけた。 自分が泣いていることにハヤテは気付く。 『お前は悪くない!! 間違ってなどいない!!』 零の声が繰り返し鼓膜を震わせる。 ――許して欲しかった。 浅ましい考えだとは知っている。自覚もしている。 それでも誰かに――許して欲しかったのだ。 ハヤテは、溢れてくる感情に一時、身を任せた。 ■ 「す、すいません……。えらそうなことを言ったのに、子供みたいに……」 恥じ入ったように、ハヤテが俯く。 『何を言う。男子たるもの、みだりに涙を見せてはいかんが、たまにはよい!』 「はあ……。たまには、ですか」 『うむ。あくまで、たまには、だがな』 おどけたような零の調子に、ハヤテが笑みのようなものを浮かべた。 ハヤテが落ち着いたのを見て取った零は、 『――さて、ハヤテよ』 改まった声で告げた。 零の声にハヤテの背がピンと伸びる。 (まったく……。良に、ハヤテの万分の一の素直さがあれば、苦労は少なくてすむというに!) ハヤテの態度に目を細めつつ、この場にはいない村雨に向かって、零は軽く毒づいた。 気持ちを改め、 『お前に伝えておかなくてはならんことがある、この地を跋扈する悪鬼達のことだ』 「アーカードのような奴のことですね?」 『奴もその一人だ。あの鬼の怪力、再生の力、脅威という言葉すら生ぬるい……。 だがな、ハヤテ。あるいは、奴よりも恐ろしいかもしれぬ、敵がいるのだ』 ハヤテがゴクリと喉を鳴らした。 『その名はDIOという』 「DIO、ですか!?」 ハヤテが激しくその名前に反応すると、 『む? 知っているのか、ハヤテ?』 「はい! 僕を襲ってきた赤毛の男がDIO様のためにどうとかこうとか……」 ――やっぱりDIO様を知ってるのか! ならなおさらだッッッ!! 赤毛の少年の言葉を思い出しながら、勢い込んでハヤテが言う。 零は――沈黙した。 黙りこみつつ、零は思考を展開する (赤毛の男……。刃牙に相違ない! 我々と分かれた後、刃牙はハヤテ達を襲っていたというわけか。何たる奇縁よ!) 自分をこの世界で始めて手にした少年が、目の前の心優しい少年に殺されていたという事実に、 流石の零も動揺する。 (ぬぅ……。若輩者の範たるべき我々が、心を乱されて何とするか!) 類稀なる自制心を発揮して、零は何とか動揺を封じ込めた。 そしらぬ風を装い、 『ふぅむ……。この殺し合いの場ですら、他人を心服せしめるとは恐ろしい奴!』 「ええ……。本当にそう思います」 『悪鬼の中には稀に出現するのだ。他の悪鬼を取りまとめる強大な悪鬼がな。 だが、善の心を持つ我々には、関係のなきことよ!』 零は心の中の刃牙に向かって深々と頭を下げた。 敵を殺したと認識していてさえあれほど苦しんだハヤテが、実は殺した相手が、DIOに洗脳されていたとだけと知ったならば……。 (刃牙よ、すまぬ! 死したお前の尊厳を踏みにじる我々を、許してくれ!!) ハヤテに教えるわけにはいかない、知らせるわけにはいかない。 ここでハヤテに崩れてもらっては困るのだ。 村雨良を正しい道に導くためにも、この会場に存在する牙なき者達を守るためにも! ――大目標のために情を殺せずして、何が軍人! 血涙を流しつつ、零はハヤテに真実を教えたい誘惑断ち切り、話題を転換する。 『そちらの方も恐ろしいが……。DIOの恐ろしさは、やはり、あの得体の知れぬ能力にあろう! よいか、ハヤテ……。面妖に思うであろうが、しかと聞け! 我らを始めて手にした者が、DIOと闘ったときのことだ――』 ハヤテが一言も聞き伸ばすまいと集中しているのを見て取り、零は言葉を発した。 『その者の拳がDIOに叩きこまれたと我々が思った時、突如DIOの体は消え、 気がついた時にはDIOの腕に嵌った時計から発射されたとおぼしき針が、 我々を手にしていた者の首筋に刺さっていた』 ハヤテの瞳に疑問の光彩が浮かび上がった。 『何を言っているか理解できぬかもしれぬが、事実だ。 我々が確認した時、確かにDIOの体は我々を手にしていた者の拳を受けていた。 だが次に確認できたのは、DIOの体がそれより遠間に現れてから。 しかもその時には、DIOは針を発射し終えていた。 超速の力のみではありえぬこと。あれはもっと何か別の――』 「時間を操作したとか、そんな感じでしょうかね?」 アッサリと帰ってきた驚天動地の答えに、零は二の句を発することができない。 「空間移動と超スピードを組み合わせても、最後の針だけは説明できません。 針をDIOが自分で刺したのならともかく、道具で発射された針が飛んでいく過程を 零さんがまったく感知できないってことは……」 『ま、待て! ハヤテよ。確かにお前の言うとおり、それならば辻褄はあう。 しかし、時をどうこうするなど……』 「僕だって、普通だったらこんなこと絶対に言いません!」 ハヤテが、肩をすくめた。 「でも、状況がこれだけ現実離れしてるんです。何が起こったって、おかしくないと思いませんか? もっとも、その針の速度がとんでもなく速い可能性も考えられますけど、 そうだとしたら、DIOが超スピードで動ける能力を持ち合わせていることになるでしょうね。 零さんに見えない速さで、移動して、照準して、針を発射し終えてるんですから」 零は瞠目する。 (やる! こやつは思った以上にやる!) 全てをなぎ倒す村雨良を『剛』とすれば、綾崎ハヤテには『柔』の資質がある。 (良とハヤテ、この二人の力を合わせることができれば――) 零は期待の眼差しでハヤテを見つめた。 と、その時。 「あ、お帰りなさい」 村雨良が、入り口から姿を現した。 そのどことなく不機嫌そうな様子から、散を見つけられなかったことが見て取れた。 『だから、言ったであろうが』 当然といえば当然の結果に、零は叱責交じりに言う。 零の方を見ようともせず、村雨は立ち上がるハヤテを一瞥し、 「次は、変電所の周辺だ」 ボソっと言葉を吐き出すと、さっさとクルーザーにまたがった。 (とりつく島もない、か) 先ほど感じた歓喜が失望に変わっていくのを感じつつも、零はその感情を抑え込んだ。 (まあ、良い……。時間はある。きっと良にも分かる時が来よう) 苦々しい思いと共に、零は探査のために意識を集中させた。 ■ 「村雨さん……」 「良……」 零とハヤテの声が、どこか遠くに聞こえた。 二人――零を一人と換算すればだが――が見つめる先、村雨良は立ち尽くしていた。 この先に散がいる。 ――この先にいるというのに。 (俺には、何もできないのかっ!!) 握り締められた拳が、みしみしと軋みをあげる ――私は常に美しくなければならない。なぜなら、王であるからだ。 美しさと気高さの化身だった散。 少しでも、元の姿のようにしてから、葬りたかった。 名も無き戦闘員のように、遺体を野ざらしにしておきたくなど、なかった。 だが、無情にも零が見つけ出した散の遺体のありかは、禁止エリアの中。 禁止エリアの中に入っていけば、いくらZXだろうと爆死は必定。 ――必ず記憶を取り戻させる。私に二言は無い!! 自信と覇気に満ちていた散の言葉が、村雨の耳の奥で鼓膜を震わせ、 美しさと凛々しさに満ちていた横顔が瞼の裏に浮かぶ。 (あの時、別れたりしなければ……) 散は死んでいなかっただろう。そして自分は、記憶を取り戻していたかもしれない。 散なら、不可能という文字の存在を知らぬ、知っていても抹殺してしまったであろうあの男なら、 自分の記憶を取り戻してくれたはずだ。 だが、いないのだ。 ――散は、失われた。 体の中の何かが、刺すように痛んだ。 (なるほど……。痛みには、こういう痛みもあるのか) 心を締め上げる「痛み」。 痛みを感じながら村雨は、自分の心に湧きあがる、もう一つのモノを感じていた。 そう、これは。 ――真の怒り。 アーカードに対して感じた怒りが、再び村雨の胸の壁を焼き焦がしていた。 そして、真の怒りの矛先が、アーカードだけではなく、自分自身へも向けられていることに、 村雨は気付く。 その怒りの名は、「無力感」 何故か、心に馴染むその怒りは、村雨の心の中で膨張していく。 (俺はまだ、散のために何もしていない!! 散が生きていた時も、死んでからも!!) ――何故あの時、仇を取ることができなかった!? 決まっている。 ――力が、足りなかったから。 あの化物を、アーカードを完殺するだけの力がさえあれば、仇を討つことができたのに。 あの時逃亡したのは、ハヤテを助けるためという理由も、勿論ある。 だがあの時、アーカードを倒せるどうか、疑問に感じたからというのも理由の一つ。 ――ヤツにはまだ、先がある。 でなければ、散がまけるはずがない。 (足りない! 俺には、力が足りない) 自分にたりない力とは何か? 村雨は思考する。 ――己のルーツを知らないとすれば、お前に私は討てない。 アーカードの嗤い声が聞こえた。 (記憶が欠けたままでは……。不完全なままでは、奴を完全に殺せない) 怒りを押し殺しながら、村雨は思考する。 ――まだ、ないか? この世界に来てから闘った強者達の記憶を、村雨は、何度も頭の中で再生する。 一際大きく、頭の中に映し出される記憶があった。 それは――敗北の記憶。 ――お前、戦闘した事あるのか? 蝶の仮面の男が発した蔑みの言葉を思い出した瞬間、胸を焼き焦がす怒りの炎が膨張。 (俺はあの男に、スペックでは勝っていた) スピードとパワーなら、自分は勝っていた。 それなのに負けた。 ――大技は、きっちり相手を崩してからだろう。 呆れるような声 ――二手、三手先ぐらい読め、間抜けが。 嘲るような声。 声、声、声―― 「くそっ!!」 村雨は、地に拳を叩きつけた。 ずどぉぉんと凄まじい音と共に、地面が陥没した。 もう一発、続けてもう一発。 荒い息を吐きながら、 (俺に足りないもの……。記憶。そして闘いのの記憶) アーカードと戦った時、元の世界で戦った「仮面ライダー」とかいう、 偽善者――仲間である三影の言葉を借りて表現すれば――の技、 あれを使った時、新たな可能性が見えた気がした。 弱い奴を何人殺しても意味がない。 強者との闘いの先にこそ、求めるものはある。 散と闘うことで、「痛み」を取り戻せた。 アーカードと闘うことで「真の怒り」を取り戻せた。 闘いは自分に記憶を与えてくれる、力を与えてくれる。 闘いこそが―― 「村雨さんっ!!」 耳を打った真っ直ぐな声に、村雨は思考の深海から引き上げられた。 無造作にハヤテを一瞥しつつ、 「……何だ?」 「何だ? はないでしょう!」 ハヤテが、怒ったようにその端整な顔をしかめた。 「そんな……自分の体を痛めつけるような真似をして、誰が喜ぶんですか!? 散さんという人だって、きっと悲しみますよ! そうですよね!? 零さん」 『……その通りだ、ハヤテよ』 零の言葉に複雑なものが含有されていることに気付きつつも、 ハヤテは、とりあえずその疑問は心の井戸中に沈め、 「村雨さんが拳を叩きこまなくちゃならないのは、アーカード、DIO…… それに、村雨さんの記憶を奪って利用しようとしてる、BADANの奴らですよ!!」 ――何故だ? 村雨の心に沸き起こるのは疑問だった。 先ほども感じた強烈な疑問が、再び心を満たしていく。 ――何故、こいつも零も、他人のために怒る? ハヤテの声に込められた怒りは、自分の心を焼き焦がしている「怒り」とは違う気がする。 自分の心を焼く黒炎とは違い、目の前の少年の怒りには輝きがある。眩いばかりの純白の輝きが。 ――理解したい。 自然とそう思えてくる。 理解すれば、あの幻影の女は、笑ってくれる気がするのだ。 そんなことは、どうでもいいはずなのに。 記憶を取り戻すことに比べれば、どうでもいいことのはずなのに。 何故か。何故かそれが大切なことのように思えて、心が乱れる。 (どうすれば理解できる?) チラっと村雨は、零に視線を走らせた。 零も、ハヤテと同じ精神の持ち主だ。 しかし、それなりの時間共に行動しているのに、まったく理解できない。 (共に行動しているだけでは、駄目だということか) ――ではどうすれば? スッと村雨の手が伸び、ハヤテの頬に触れた。 怪訝な顔をするハヤテに、村雨顔を近づけ―― 「な、何をするだァ――――っ!?」 瞬間移動並の速度で後ろにカッ飛びながら、ハヤテが絶叫する。 「りょ、良ぉぉっ!? 血迷ってはいかんぞっ!! 相手の合意も得ぬうちにっ! ましてや年端もゆかぬ、こ、子供に、そのような……。恥を知れぃっ!!」 ――何なんだ? 疑問の風が村雨の心の水面を揺らした。 ただ単に、散が自分にしてくれたことをしてみようと思っただけなのに。 散のアレは、未知の感覚だった。 ハヤテとしてみれば、また違ったかもしれないと思ったのだが。 (……この反応では、やらない方が無難か) ――そうすべきだ。 心の何処かでそんな声がした。 そういえば、先ほど顔を近づけたときに、脳がすさまじい不快信号を発した気もする。 歯軋りを一つ。 (結局、何も手に入らない。記憶も、力も、理解も……) 不可解なことが増えたようで苛立ちが込み上げ、焦燥感が募る。 嘆息しつつ、村雨はクルーザーにまたがった。 エンジンをかける。 「……どうした?」 ややあって、焦れたように村雨は首をひねった。 (何をモタモタしている?) するとハヤテが、見たこともないような微妙な表情をしながら、 「……あの、ですね……。お気持ちはこう、なんというか……その……。 村雨さんは、命の恩人ですし、それにはすごく感謝してます……。でも僕には、そういう趣味は……」 「お前は、何を言ってるんだ?」 「それは僕の台詞です!!」 鼓膜をぶち割らんばかりの大声に、村雨は顔をしかめた。 「……俺と来ないというなら、それもいい。好きにしろ」 「ま、待ってくださいよ……」 おっかなビックリという感じで、ハヤテがクルーザーに乗り込む。 「聞けぇぇぃ!! 良よっ!!」 零が待っていたように怒鳴り始める。 「後にしろ」 吐き捨てて、村雨はクルーザーを発進させた。 ■ 「誰もいねーなぁ……」 「そうね……」 かがみとジョセフは同時にため息をついた。 徒労感が二人を襲っていた。 S10駅、 S9駅の周辺をかなり捜索したが、収穫はゼロ。 人っ子一人見当たらない。 「音すら聞こえてこないってことは、そうなんじゃないの」 「ったくよぉ~」 「……アンタはこれから、『俺の嫌いな言葉は1に努力、2に頑張るなのによォォ』と言う」 「俺の好きな言葉は、1に努力、2に頑張るなのによォォ」 かがみは眉をひそめ、ジョセフはフフンと鼻をうごめかせた。 「いい線言ってたぜぇ~? けど、まだまだ、だな。 相手の裏をかく時は、『裏をかいてやる』って顔を出しちゃいけねーのよん。 顔に出す時は、さらに裏の手を持ってるときだけだぜ、か・がーみん」 「その呼び方、やめてってば!」 顔をしかめるかがみに向かって、 「おいおい……。そうやって、顔しかめてっとカワEー顔が台無しだぜー? か・が・み~ん」 「呼び方くらい、統一しなさいよ!」 「お? お? か・がーみんとか・が・み~ん、のどっちが好みぃ?」 「知るか!!」 おお怖~と、大げさに身をひねりながらジョセフは、かがみの顔を盗み見た。 ぶつくさ言ってはいるが、その瞳には力が戻っている。 少し前の、空ろで、生を放棄した表情は見つけられない。 ジョジョは心の中で、安堵の息を吐いた。 ずっと注意して見てきたが、かがみは今のところ、順調に立ち直りつつあるように見える。 だが、油断は禁物だ。 (ンな簡単に気持ちの切り替えができりゃ、苦労しねーからなぁ) 戦闘経験においても、人生経験においても百戦錬磨のリサリサですら、 シーザーを失った時、感情の手綱を手放したのだ。 喪失の悲しみは、それほど甘いものではない。 いつまたなんどき、自己嫌悪と喪失の悲しみが、彼女を襲うかもしれない。 (まあそんときゃ、支えてやるのがオトコの役目ってやつだよなァ? シーザーよォォ? にゃにぃ? 俺に男を語るのは100年はぇぇ!? へへ~ん、俺はもう所帯持ちだもんネー。 参ったかコラ) 女ったらしだった友の面影を思い浮かべながら、ジョジョは友に語りかけた。 「……何、変な顔してんのよ?」 「Oh My God!! なんつーヒデーこと言うんだ、か・がーみん。 俺のピュアなハートに傷がついちまったらどうすんだ!?」 「心配しなくても、アンタの鋼鉄の心臓には、傷一つ付かないわよ」 鼻で笑いつつ、かがみが足を速める。 既にかなり速い速度で歩いているという自覚が、あるのかどうか。 (かがみんたらもぅ、頑張っちゃてまぁ~) 微笑ましさと痛ましさを同時に感じて、ジョセフはわずかに苦笑する。 この捜索を行っている間、彼女がどれほど目を皿のようにして辺りを見ていたか、 歩幅の違うジョセフに負けまいと、どれほど必死で歩いていたかを、彼は知っていた。 (な~んて、女の子観察して、余裕ぶっこいてる場合でもねーんだろうけどなァ……。 どうやって首輪をはずしゃいいのかぜんぜんわかんねーし、 あの爺さん達が、何で俺達をここに呼んだのかもわかんねーしィィ……。 けどなぁ~。くよくよ考えても仕方ないってのが、俺の生き方の原点だしなァ~。 シンジの野郎は、ど~してんのかねェ。ハッキングとやらは、進んでっかなァ?) 他力本願は本意ではないが、何でもかんでも自分でやれると考えるほど、 ジョセフという男は傲慢ではない。 任せるところは任せるしかない、そう割り切っているのである。 (肩の力ぬきゃいいのによォ~。かがみとかシーザーとか、責任感のつぇぇのは、 その辺ノーブレーキだから、厄介なんだよなぁ……) などと考えながら歩くうちに、S9駅が、再びジョセフの視界に飛び込んできた (またアレに乗るのかよ……。 けっこう面倒くせぇなぁ~、来るのを待ったり、乗ったり降りたりよォ) ゲンナリしつつ、ジョジョがため息をつきかけたその時。 ドドドドド……。 遠雷のような音が、ジョジョの鼓膜を揺るがした。 この音には、聞き覚えがある。 氷塊がジョジョの背を滑り落ちた。 (ま、マジィ――ッ!?) 冷や汗をかきつつ、 「かがみ!」 ただならぬジョジョの叫び声に、かがみの眉が上がる。 ドドドドドドドドドドドド…… 「ど、どうしたの?」 「説明してる暇はねェ――ッ! とにかく――」 「とにかく!?」 「逃げるんだよォォォ――――ッ!!」 スプリンター並のフォームで走りながら、ジョジョは叫んだ。 「わ、分かったわ」 すぐさま、かがみも走り始める。 だが、しかし―― ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…………… 黒い旋風が二人の前に回りこみ、一人の男が地面に降り立った。 「待たせたか?」 「……こりゃまた、お早いお着きですこと」 冷や汗が頬をつたうのを感じつつ、ジョセフは何とかそれだけを搾り出した。 中編 188 夜空ノムコウ 投下順 186 オラトリオ メサイア 第二部終章 時系列順 174 Double-Action ZX-Hayate form 綾崎ハヤテ 174 Double-Action ZX-Hayate form 村雨良 176 波紋の記憶 ジョセフ・ジョースター 176 波紋の記憶 柊かがみ
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春-02 春-64E(SR) LE01-38 Bカード カードタイトル 綾崎 ハヤテ パワー 4500 アドヴァンス パーティーx2 ジョブ パーティー 執事 illus ヤス DS 3 PS 1 このカードがバトルに勝った時、相手に2ダメージ。 たくさん食べないと大きくなれませんよ、お嬢様 待ちに待った入手しやすいパーティーハヤテの登場です 効果はおまけ程度に考えましょう (ただし純粋な温泉デッキ相手には鬼神のごとき活躍をする場合がある) PS1がちょっと痛いけど、コスプレしてしまえば問題なし ちなみに、天然さんBとは違い、執事もちです
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AWAKEN-目醒め ◆hqLsjDR84w 何やら暗闇大使がやたらと怒りに身を震わせながら部屋を飛び出していったが、そんなことは私の興味の範疇から大きく外れている。 はっきり言ってしまえばバトル・ロワイアル自体、心の底からどうでもいい。 世界征服? 大首領のボディの選定? 強化外骨格? BADAN症候群? 挙句の果てには、貴様等が神に愛されし者? 下らない。 BADANだか知らんが、貴様等は所詮下らない事を目的にしている――藁の家に住まう者にすぎない。 身の程を知れ。深遠なる『天国』を目的とする、私とDIOの砦に踏み込んで来るんじゃあない。 まあ、DIOを蘇らせてくれたことと、空条承太郎の記憶を見せてくれたことには、ほんの少し思うことはある。 それはただ、『天国』の『引力』がそういう『運命』を引き寄せただけだが、一応の感謝くらいはしておこう。 さて、何より今は気にすべきことが、他にある。 ――即ち、『生まれたもの』。 ――――――――時は遡る。 私はスタンド『リンプ・ビズキット』の能力を行使し、彼の骨を蘇らせた。 ホワイトスネイクが持ち帰った彼の骨を手に入れて、それこそ一分も経たぬうちに。 一切の躊躇なく。 私のスタンドパワーを全て注ぎ込むくらいの勢いで。 明らかに愚行。期を伺うべきだったのは、自明。 だが、とても――待てなかった。 二十年以上待ち、やっと手に入れた機会。 彼が蘇ったことを知りながら、話しかけられず。死神13を使用するも、邪魔が入り。 結果、再び私の元からいなくなってしまった彼。 その彼の意思を、『天国へ行く方法』を目の前にして、耐えられるワケがない。 ああ、反省はしている。しかし、後悔など一片もない。 そんなこと、しても仕方がない。何より、している暇がない。 すべきことが他にある。 ――即ち、蘇りしDIOの骨の観察。当初は、追うことを目的としていたが。 私は、DIOの骨に全てのスタンドパワーを注ぎ込もうとした。 しかし、それは叶わなかった。 何故か――本当に一瞬だけ能力を使用した途端、骨が動き出したのだ。 蘇らせた私にも、コントロール不可。 明らかに何かの『意思』を感じた。 だがBADANの連中にバレては困る、すぐに止めるべき。そのように判断するも、出来なかった。 私の右掌に載せておいた彼の骨は移動する際、私の掌を皮も肉も、さらには骨をも貫いて行ったのだ。 痛みに悶え、地に膝を付けている間に、骨は部屋から出て行ってしまった。 追わねばならない。そう判断し、私は部屋を飛び出した。 その時には、掌の痛みなど脳内から消えていた気がする。 部屋を出たと同時に周囲を確認。背後にはホワイトスネイクを発現させ、死角を限りなく無にする。 リンプ・ビズキットのDISCを挿し込んでいた為、骨の位置は分かる。無論、コントロールは不可能だが。 ホワイトスネイクを待機させ、骨の元へ駆け寄ろうとした瞬間。 あの男の記憶を介し読み上げた彼の著が、脳裏を過った。 人間――正しくは、魂――が、不用意に近付くのはまずい! 足を止めて、ホワイトスネイクを向かわせようとして、背後のホワイトスネイクの視界にある物が映った。 ――部屋に戻ろうとする暗闇大使の影。 ここまで来て怪しまれては困る。先程ある程度の信用を得たというのに。しぶしぶ部屋に戻った。 リンプ・ビズキットのDISCがある限り、彼の骨の居場所は分かる。そう自分に言い聞かせて。 部屋に戻り、暗闇大使と言葉を交えるも、意識は動き続ける彼の骨の方。 適当に相槌を打っていたのだが、四度目の相槌の際に気付く。 ――骨の動きは、止めるべきでない。まして捕らえるなど、もってのほかだ。 骨が動く。それは、つまり間違いないということの裏付け。 彼の『天国へ行く方法』が、確実に存在すると言うことだ。 追跡はするべき――リンプ・ビズキットを挿入した私には骨の場所が分かるので、それも後で構わない――だが、放っておくべきだ。 彼の骨が一体『何をしたいのか』……それは骨に任せるのだ。 私は、ただそれを観察――これもまた居場所が分かるので、骨の『したいこと』が終わってから見に行っても構わない。本当は見たいが――する。 そして、あのバトル・ロワイアル開始前に見た空条承太郎の記憶と合わせ、真実を突き止めるッ!! 彼の骨の事は気になるが、今はとりあえずまるで何事も無かったかのように、『忠誠を誓った組織が行っている一大イベントの終わりが近づいてきた』風を演じねばならない。 先程まで、執拗に一切興味の湧かない話題を振ってきた暗闇大使は、イヤホンを装着しながら衛星カメラが捉えた映像が映し出せるモニターを眺めている。 では、私の方もイヤホンを付けるとしよう。ジョセフ・ジョースターの首輪ナンバーは……名簿順だから、24か。 チャンネルをジョセフ・ジョースターに合わせようとした瞬間だった。 「シィィッ!!!」 歯を噛み締めているのかギリという音を鳴らしながら、立ち上がる暗闇大使。 一瞬で扉の方へ移動すると、扉を力任せに引き千切って、出て行った。 顔に怒りを浮かび上がらせながら。 綾崎ハヤテにさんざん拳を浴びせられた挙句、大首領とやらへの忠誠心のせいでトドメをさせずに戻ってきた時のように。 しかし、何がそこまで暗闇大使を激昂させたのか。 モニターの方へ視線を向けると、映っていたのは学校。しかし、そこに人は映っていない。 と、なると、内部にいるのか。 どうでもいいが、暗闇大使が怒っているのは愉快だ。 暗闇大使を怒らせた輩は誰だ。暗闇大使はイヤホンを持って行ってしまったが、一瞬だけ見た記憶によれば、チャンネルは01にセットされていた。 01番……赤木しげるか。 なるほど。一度も赤木しげるにチャンネルをセットしたことはないが、BADANの情報ではあえて暗闇大使を挑発したりしそうな奴ではある。 しかし暗闇大使は挑発なんかされても、『この場に来ることすら出来ぬ羽虫が、戯言をぬかしている』とか言って嘲笑いそうな下衆だ。 ならば、一体何を――? 好奇心が刺激され、チャンネルを赤木しげるに合わせようとした瞬間、電話が鳴り響いた。 ――今にして思えば、あの電話が暗闇大使のいない時に来たのにも、『運命』を感じる。 電話を取ると、やはりかけてきたのは正真正銘人間のBADAN構成員。 そもそも怪人同士は、何やらテレパシーのようなもので意思の疎通ができるので、電話など設置する必要はない。 しかし、非怪人のBADANの構成員や私はテレパシーなど使えるわけがない――スタンドを介しての会話は可能だが――。 だからと言って、緊急時に通信不可と言うのも困るので、一応一つの部屋に一つと各構成員に一つずつ携帯電話が支給されている。 もちろん私も渡されている。使ったことは、使用可能か確認したとき以外に無いのだが。 何にせよ、電話の向こうの構成員が、さっきからやたら暗闇大使の名を呼び続けている。 彼の報告など気に留める価値はないだろうが、伝言くらいは頼まれてもいい。 『あああ~、暗闇大使様、暗闇大使様ァァ~~』 「何だか知らんが落ち着け、私はエンリコ・プッチだ。現在、暗闇大使は外しゅ」 『う、うああああああああああああ!?』 唐突に奇声を浴びせられる。 その声には、明らかに『怯え』や『恐怖』が含まれていた。 何が起こったのか。そもそも彼はどこにいるのか。 「……どうした」 『…………』 返事はない。というより、呼吸音を除けば無音。何らかの異変が生じたのだろうか? 電話を切っても構わないのだが、あちらの携帯からここに電話をかけたという証拠が残る。 そしたらば、『BADANの為に行動している』ように、今まで私が演じていたのが無意味となってしまう。 故に、尋ねる。 「お前は誰だ? そして、どこにいるんだ?」 その質問から数刻が経った時、やっと電話の向こうから声が聞こえた。 『うね、うね、うね、うねうね、うねうね、うねうねうねうねうねうねうねうねうね』 明らかに奇妙。 もしや別人に成り代わったのではないかという仮説が浮かんだが、声は確かにさっきの構成員と同じだった。 『うねうねうね、日なた、ぼっこ、うね、気持ちいい、うね、太陽、光 レロ、レロ、レロレロ、レロレロレロレレレレレレレレレレロ、レロレロ、レロレロ 光は、レロ、あったかい…………、元気で……、みんな集まって、あったかい…………レロ』 最後の『レロ』の直後に、パァァンと何かが爆ぜる音が耳を刺激した。 思わず耳を離してしまい、次に受話器に耳をあてがうと、ただザーッという壊れたテレビに電源を入れたときのような音しか聞こえなかった。 気になるのは、彼の言っていた――――太陽。 確かに、もうそろそろ太陽が昇ってもおかしくはない頃合だ。 しかしその時私がいた部屋からは、実際に太陽が昇っているのか判別不可。ここからは外が見えない。 モニターの向こうは未だ夜だが、そちらの太陽と月は作り物。こちら側とは、別のものだ。 私のいるBADANの砦で光が入ってくるであろう場所は、私の知る限りたった四つだけ。 さらに朝日となれば、東側からしか光は入るまい。 その点を考慮すれば、いま構成員が電話をかけてきた場所は一つに絞れる。 ――そしてその場所は、ちょうど骨の存在を感じる場所。 『太陽』、『光』。 私の見た空条承太郎の記憶を思い出す。 必要なのは、『三十六人の罪人の魂』。 自らを神に愛されていると主張するBADANの構成員、及び怪人共は、罪人と言って差し支えない。 そこには、三十六人を遥かに上回る数の怪人と見回りに向かった一人の構成員。 つまりは―――― 私は全てを理解した。 いま感じている彼の骨の気配は、蘇った骨のものではない! 新しく『生まれたもの』となっているッ!! 既に『生まれたもの』になっているのなら、いち早く私はそれを手に入れればならないッ!!! ――――――――ここで、時は最初に至る。 暗闇大使は思った通りの場所にいた。 構成員からの電話が来て、通話中に奇声をあげだした。疑問に思うものの、気付けば電話は切れていた。 誰か他の構成員に向かわせるべきかもしれないが、例によって暇な人材がいないだろう、だから私が向かってもいいか? 先程助ける理由もない綾崎ハヤテを助け、『BADANの為ならば、命を喪うかもしれない行動もする』かのように演じた。 その上での発言だった。 尋ねると、まるでそんなことは気にする価値もないという様子で許可した。 綾崎ハヤテの件があったとはいえ、ここまですんなり了承を得られるとは。 あそこまで暗闇大使から平常心を奪ったことを感謝するぞ、赤木しげる。 まあ、あれだけ暗闇大使を怒らせれば、首輪を爆破されるかもしれんがな。 ◇ ◇ ◇ 『生まれたもの』の気配のする方向へと辿り着いた。 そこは、やはり唯一現在外から光が漏れてくるであろう場所だった。 ――怪人収容所NO.4 全部で八つあるという怪人の収容所の内の一つ。 八つのうちNO.1からNO.4にはコマンドロイドとやらが、NO.5からNO.8には再生怪人とやらが収容されているらしいが、違いは教えてもらっていない。 怪人を収容しているのにもかかわらず、監視カメラも盗聴器も設置されていない。 それをチェックする人員がいないからだ。 だから六時間に一回だけ、人間の構成員が異変が無いかを確認しに来るのだ。 おそらく、ちょうど今回その当番だったのが、先程の電話の男だろう。 収容所には、一部屋につき五十ほどの怪人がいるらしい。 三十六に至るには、あまりに十分すぎる。 扉を開ければ、周囲はくすんだ緑色。 よく見れば、それは枯れた植物。 何か違和感を感じる。あんな植物があっただろうか? かなり広い部屋――怪人共が五十人も収容されているのだから当然か――なのに、内部はほぼ全面が植物。 湿気が強く、そこはまるで熱帯雨林のようだ。 ガチッ。 木に触れないように歩いていたのに、足元に異変を感じる。 同時に響いた音から、何かを踏んだと判断する。 足をあげるとやはりというべきか何というべきか、それまで右足を置いていた場所に見るも無残なまでに潰された携帯電話が落ちていた。 ――もしや、これは先程電話をかけてきた構成員の…… そう思い、携帯電話の残骸を拾い上げようとする。 しゃがんで視線を下げ、枯れた植物に近づいた。 触れることはしないが、まじまじと見据える。 ――植物の幹の細い部分に、BADAN構成員であることを示す証明カードが紐で括りつけられていた。 BADANの構成員は、このようにして首にカードを吊るしているな……そうだ。 違和感の正体は、これか。つまり、そういうことなんだな。 ――周囲に生える木は、全てが全て人や動物のような形をしている。 罪人の魂を、このようにして『回収』したというワケか。 それにしても、一体何が生まれたのか。 どんな物なのだろう? 周りの異形共を見る限り、植物か? 動物か? はたまた人間か? おどろおどろしいのか? 高貴なのか? 美しいのか? 巨大なのか? 小さいのか? 小さいとしたら、どの程度? 小石程度? 掌程度? はたまたハードカバーの書籍程度? カラン、カラン、カラン。 考え事をしていれば、それまで私以外に何一つとして動くものが見当たらなかったのに、唐突に何かが転がる音。 すぐさま、ホワイトスネイクを発現。 ホワイトスネイクに背後への警戒を任せ、音のした方向へと視線を向ける。 そこにあったのは――彼の骨。 ……あれが、求めるものなのか? 何一つ見た目に変化は無い。 いや、見た目で判断するのは愚人のする事だ。 光のほうへと転がっていく骨――いや、アレは既に――『生まれたもの』を手に入れる! 骨を追いかける為に一気に足を踏み出そうとして、やめる。 思い出せ。空条承太郎の記憶を、DIOの著を。 そうだ。私は近づくべきでない。 しかし、手に入れねばならない。ならばどうする? そんなものは簡単だ。 「『ホワイトスネイク』ッ!!」 スタンドを向かわせればいいんじゃあないかッ。 不用意かもしれないが空白の部分が無い以上、木に触れてでも近付いて手に入れる。 こちらからは死角となる場所に『生まれたもの』は転がっていったが、ホワイトスネイクには視力があるタイプのスタンドッ。 手に入れるのは、あまりにも容や―― 「なにィィィィィィイイイイイイ!?」 ホワイトスネイクが距離を詰めれば詰めるほど、私の体に植物が生えてくる!? いや、周りに転がる異形を見る限り、体が植物化しているのか!! ホワイトスネイクを止める。ゆっくりと、だが確実に私の元へと戻す。 一瞬、最も大きい木の影にホワイトスネイクがすっぽりと納まった瞬間、植物が一気に消滅した。 しかしその後、光の届く私の元へと戻ったときには、またしても私の体は植物化していた。 とはいえ、少し前に『生まれたもの』に一番近づいたときよりはだいぶマシだ。 木の影に入った瞬間に、植物化が解除された。 そして、あの電話。電話の向こうの構成員の言葉。『日なたぼっこ』、『光』、『太陽』……ならば。 脳内に浮かぶ仮説。迷わずホワイトスネイクを解除して、駆ける。 体が植物化していく。気にせず走り、目標――先程ホワイトスネイクが通った最も大きい影――へ到着。足を止める。 「ハァ……ハァ……、やはり……かッ!」 植物になりかけていた体は、肉へと戻っている。 やはり、やはり光がない場所では、植物化は解除されるッ! この要領で、『生まれたもの』へと辿り着いてみせる。『生まれたもの』は、私が手に入れるッ。 決意し、ホワイトスネイクを発現。2、3、5、7、11、13…… 木の影は大人が二人入るのには小さい。だが、スタンドが光を受けても植物化することは確定している。 なので無理につめて、影に体を押し込んでいく。 呼気を整えるまでは、とりあえず植物化を解除させておくべきだ。 がしィィィ。 「ッ!?」 何か得体の知れないものが体に触れ、思わず飛び上がりそうになる。 しかし、こらえる。飛び上がれば植物化が進行する。 影からはみ出ないように首を捻って、体に触れたものを確認しよう。 ゆっくり、ゆっくりだ。焦りは禁物。素数だ、再び素数を数えて落ち着くんだ。 17、19、23、26……いや29。クッ、二桁の時点で間違えるとは……ッ。あまりに焦っている。 31、37、41、43、47、53、59、……61か、67、71、73、79……―――― 「これはァーーーーッ!?」 触れたものを確認した瞬間、叫んでしまう。 焦りは禁物と思っていたが、もはや気にする余裕などない。 素数を数える余裕すらない。どこまで数えたかも、もはや忘却の彼方だ。 そうだ、そこにあったのは――――何だ? 植物の実のような物の中に、それはある。 それは、覆う実の表皮は透けていて中身が見える。 その実の中を見てみれば、いるのは人間の赤ん坊? いや、そう見えるだけか? 思えば、ここの影が最も大きいということはだ。 つまり、『全ての植物の根が、ここに集っている』のでは? ここに集い、『魂』を『回収』し、この実――そして、その中身――を形成したんじゃあないかッ!? つまり――――『骨=罠』ッ!! この実の中のモノこそ、『生まれたもの』ッ! しかし、これはあくまで仮説。 これで確定だとするには弱すぎ……なかった。 私は見た。 ピクリ、と。本当に少しだけ、実の中身が動いたところを。 そして、実の中身に、『星形のアザ』があるのを。 いま確信した。これこそが、私とDIOが求めていたものだったのだ。 ◇ ◇ ◇ あの部屋から出る時は苦労した。植物化を意に介さず、走って光が入り込む部屋から脱出せねばならなかったからだ。 とはいえ、今の私はこれまでの人生で最高にハイというヤツだ。 ハイになった精神はホワイトスネイクに今まで以上のエネルギーを与え、そのホワイトスネイクが一気に私を引きずり出した。 太陽の光の当たらない場所に来れば、僅か十分ほどで植物化は解除されていった。 それでもほんのすこしだけ残っているが、目立たないし行動にも支障は無い。 さて、やっと部屋の近くまで戻ってきたのだが…… 『生まれたもの』をどうするか、それが問題だ。 まだ、『動かない』。 空条承太郎の記憶により、私は『生まれたもの』を『支配』する方法を知っている。 しかしそれは、まず『生まれたもの』が動かないことには使えない。 そして、もうすぐ放送だ。 放送の時には部屋にいろ――そう命じられている。 とはいえ、『生まれたもの』を持っていくわけにはいかない。 どこかに隠すしかない。 どこに隠す――フン、隠せる場所なんて最初から一つしかない。 そこの扉を開け、中に入る。 ――私と暗闇大使のいる部屋の近くにあるトイレのロッカー。 そもそも暗闇大使を含む怪人達は、用を足すことをしない。 なのに、BADANの砦内にトイレが設置されているのは、電話と同じく構成員と私のためだ。 つまり、トイレには怪人共は来ない! そして構成員共は、わざわざ意地の悪いことで有名な暗闇大使の部屋の近くのトイレを使用しない。 要するに、私と暗闇大使のいる部屋の近くのトイレは、私しか使用しないのだッ! 掃除の為に清掃員がやってくるが、それは十二時間に一回だけ。そして三時間前に、掃除は完了している。 それでも近くを通った構成員が本当に焦っている状態なら、ここのトイレを使用するかもしれない。だがッ、ロッカーは見るわけがないッ! そこほど優秀なものを隠すスペースがあるだろうか。いや、ないッ! だから、ここを選ばせてもらおうッ!! 嗚呼、DIO。 今更だが、『運命』を感じるよ。 本当は、この下らないバトル・ロワイアルが始まったときから知ってたのだが。 改めて、感じずにはいられない。 バトル・ロワイアルの会場には、嘘の太陽と月が浮かんでいるようだ。 その証拠に、夜に生きる君は見ただろう? 『バトル・ロワイアルが始まった日』も『その次の日』も、全く変わらぬ同じ形状の月――欠けた箇所のない満月――が浮かんでいるのを。 その事実が、そこに浮かぶ月が虚構だという事を如実に裏付けていることが分かると思う。 そして私のいるところには、贋者でない本物の月と太陽が回っている。。 クッ、あまりにうまく行き過ぎている。 『運命』を『引力』を感じずには、いられない。 次の次だ。 次の次に月が天に昇った時、その姿を目視することは難しい。同時に、もっと明るいものが空に存在するからだ。 そう、二日後は――――『新月』。 ■ 「待たせてすまない。 放送が終わってから話すが……尋常でない事態が起こっていたものでな……」 プッチが、ガモンのいる部屋の扉を開けた瞬間だった。 プッチの瞳にガモンと、放送の原稿を渡されている老人――徳川光成が映った瞬間。 本当に同時。コンマ一秒としてズレもなく、その瞬間。 トイレのロッカーの中で、彼が回収した緑色の球体の表面に――ぴきっ。 一筋のヒビが走った。 まだ誰も、その事には気付かない。 【マップ外/BADANの砦内の自室 二日目/早朝(放送直前)】 【エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]骨を蘇らせた際に右掌に怪我、微植物化、強い決意 [装備]リンプ・ビズキットのDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]死神13のDISC@ジョジョの奇妙な冒険、BADANより支給された携帯電話 [思考・状況] 基本:天国に行く。 1:放送が終わり、頃合を見計らって、トイレの『生まれたもの』を確認しにいく。 2:『生まれたもの』が動き出せば、承太郎の記憶より知った『支配』する方法をためす。 3:1と2の為に、暗闇大使を遠ざける。とりあえず再生怪人収容所NO.4のことを話し、何とかしてそこに行かせる。 4:暗闇大使に首輪を起爆されるのは、避けねばならない。なんとかして解除を。 5:ジョセフ・ジョースターよ、私を押し上げてくれ。 [備考] ※首輪をつけています。 ※空条承太郎の記憶DISCは、既に確認した後です。 ※暗闇大使とプッチの部屋の近くのトイレのロッカーに、『生まれたもの』を隠しました。 【怪人収容所について】 ※BADANの砦内に、NO.1からNO,8まで八つ存在します。 ※NO.1からNO.4にはコマンドロイドが、NO.5からNO.8には再生怪人が、収容所一つにつき内部に五十体ほどずつ収容されています。。 ※監視カメラや盗聴器の類は一切設置されておらず、六時間に一回人間のBADAN構成員が異変が無いかチェックに行きます。 ※収容所NO.4内にいたコマンドロイドと構成員の魂は、『回収』されました。 ※一体どのようなモノが、再生怪人と呼ばれて収容されているのかは、後続の書き手さん達にお任せします。 前編――暗闇大使、伊藤博士サイド 235 束の間の休息 投下順 237 信じるということ/GET WILD 235 束の間の休息 時系列順 237 信じるということ/GET WILD
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【作品名】封神演義 【ジャンル】漫画 【共通設定】 仙人・道士:あらゆる身体能力が大幅に人間を超える存在。参戦しているメンバーは全員不老不死であり、寿命はない。 魂が生きている限り、肉体が滅んでも再生する。宇宙空間で生存可能。不可視である魂魄体をできる。 崑崙山:直径15kmの金鰲島の3/4倍程度の高さとその半分くらいの横幅を持つ円柱形の山。 雷公鞭:崑崙山を木っ端微塵にできると言われている攻撃の2倍以上の威力。 数秒で殷全土を覆える速度。これは地球の一部分を覆っている描写のコマであり、そこから地球の半径などから参考にして縮尺比率を算出すると 最長で中心から1065kmほどであるから177km/sの速度。これは単体の雷の距離であり、雷公鞭は申公豹を中心にこの雷が複数になって同時に四方八方飛んでいくので 射程は1065km。範囲は2130km。 四宝剣:物の「存在する確率」を変化させ、崩壊させる宝貝。防御不能。単純な威力は雷公鞭より強い。 確立操作により対象を消滅させるため、防御は一切不能。 盤古幡:「場をブラックホール化」させることができる武器。描写だけ取るなら作中最強。 十絶陣:十天君の空間宝貝は自称の説明や他称などで『この空間は何もかもが私の意のままに作用する』『創造主に都合の良い空間』 『何でも思い通りになる』『空間内は自由自在』等と明言されているので任意全能の効果を持つ。 精神攻撃:心を奪われ抜け殻にされた通天教主を見て「このお方程の実力者にそんなことが出来るのは…」と聞仲が評価する妲己の誘惑の術、 ごくごく初期の時点で妲己の誘惑の術が効いていない太公望に効き目がある魔礼海の黒琵琶の音、 その黒琵琶の音が響く中で普通に戦える楊戩に楊任の神の見えざる手の幻覚の効果があるために 作中には精神攻撃に耐えられる者にも効く精神攻撃に耐える者にも効く精神攻撃に耐えられる者にも効く精神攻撃が存在する。 魂魄体:物理・不思議攻撃を透過可能。万仙陣という特別な陣を張らない限り魂魄に直接干渉できる攻撃以外はダメージを与えるのは不可能という設定。 よって作中に出てきた妖術、存在の確立操作、不思議ビーム、不思議レーザー、不思議光線、不思議雷、不思議炎、不思議風、不思議水、不思議斬撃、 精神攻撃×4、マイナス90度の寒気、凍結、岩をも溶かす高熱、落雷、時間移動、時間的な退行、原子操作、魅了、神経撹乱、毒、寄生、風化、 石化、魂まで消滅する攻撃、光線、爆発、影、ワープ、空間攻撃、空間破壊、亜空間転送、空間幽閉、空間移動、空間操作、一万倍までの重力・斥力・引力操作、 核融合、吸い込み、衝撃波、土、消化、腐蝕、ブラックホール、ガス、気合、なんでもとかす溶解液、金属も溶かす強い酸性雨、ウイルス、 呪殺、即死、硬直、幻影、洗脳、反射、元素操作、音波、咆哮、隕石、オーラ、任意全能は全て無効。 作中に存在する任意全能の十天君の空間宝貝の種類は紅水陣(強い酸)、紅砂陣(砂、風化)、落魂陣(魂攻撃の即死)、金光陣(影)、 寒天陣(雪や氷、冷風、氷結)、化血陣(ゲーム)、風こう陣(強風、切り刻みの即死)、地裂陣(岩盤)、天絶陣(隕石)、烈火陣(炎)。 また、魂攻撃にも耐性があるのでダメージを与えるには魂攻撃耐性のあるキャラにも効く魂攻撃であることが必要。封印攻撃などは有効。 速度計算: 雷公鞭の雷がおよそ1m進む間に同じくおよそ1m進んだ初期太公望の打神鞭の風=177km/sの速度 太公望の打神鞭の風に反応できる様々なキャラと同等に戦える太公望の反応速度=177km/sの速度 1mからの距離で太公望が反応できない速さで蹴り飛ばした雷震子の戦闘速度(蹴りの速度)=177km/sの速度 50cmの距離から雷震子の蹴りを見て逃げて避けた太公望の反応速度=354km/sの速度 太公望らが瞬時に移動した感じるほどの速さで100m移動できる武吉の移動速度=35400km/sの速度 武吉と同速の四不象を乗りこなし、移動しながら目の前にまで迫った障害物や敵の攻撃を避ける指示が出せる太公望の反応速度=35400km/sの速度 8m上空から太公望が反応できない速さで打神鞭を奪い取る神鷹の移動速度=283200km/sの速度 3mから迫ってくる神鷹に反応して警告する太公望の反応速度=94400km/sの速度 太公望でも10mの距離から反応できない五光石の速さ=944000km/sの速度=光速の3倍の速度 五光石を30cmの距離でギリギリ反応した太公望の反応速度=光速の10倍の速度 その太公望が一瞬と感じるほどの速さで7m移動する天化の戦闘速度=光速の70倍の速度 3mの距離から向かってくる天化の攻撃を避けて戦える哪吒の反応速度=3010310km/sの速度=光速の23倍の速度 50mの範囲で哪吒に残像を見せるほど反応できない速さで打ちつける禁鞭。 哪吒の反応=時間分解能とし、距離50m、禁鞭の残像は5本ほど写っていたので光速の23倍×50×11となるので禁鞭の単発の速さ=光速の12650倍の速度 4mから禁鞭の単発を回避可能の楊戩の反応速度=光速の3162倍の速度 ちょっと本気を出して20mの範囲で近距離で禁鞭に割り込める飛虎や天化に残像を見せるほど反応できない速さで打ちつける禁鞭。 天化の反応=時間分解能とし、距離は20m、禁鞭の残像は9本ほど写っていたので光速の12650倍の速度×20×19となるので禁鞭の単発の速さ=光速の4807000倍の速度 5mまで迫った禁鞭を見て迎撃できる太公望と半死の状態で近接での格闘が可能な聞仲の戦闘速度と反応速度=光速の961400倍の速度 パワーアップして修行で楊戩と対等に戦える哪吒の反応速度=光速の3162倍の速度 6m上空にいた哪吒まで反応できない速さで埋もれてしまう土の速さ=光速の18972倍の速度 今度は1.5mくらいにまで迫った土に反応し永遠に格闘している哪吒の反応=光速の12648倍の速度 楊戩と哪吒らにおおよそ13~14発くらいの残像を見せる紂王の拳。 この時は両手での描写なので片方の手で7発ずつ残像を見せているとし、紂王の腕の長さを50cmとして、哪吒の反応=時間分解能とすれば光速の12648倍の速度×0.5×15でハンドスピードの速さ=光速の94860倍の速度 巨大化して腕の大きさも倍(哪吒や楊戩らの身長と比較しておおよそ算出)となり速さも25倍になったと考えると紂王のハンドスピードの速さ=光速の2371500倍の速度 紂王の迫ってくる手に反応できたり圧倒できる天化の戦闘速度と反応=光速の2371500倍の速度 天化と紂王との戦いに割り込んで亜空間送りをする王天君3の反応速度=光速の2371500倍の速度 太公望と王天君3が合体した伏儀の反応速度=光速の2371500倍の速度 2mから伏儀が反応できない速さで近距離にまで迫って四宝剣を撃つ女媧(魂魄体)の戦闘速度=光速の4743000倍の速度 100mはありそうな闘技場に加えそこから25mほど離れた周りの観客席の範囲にまで太公望や同格のキャラ達に残像を見せるほど反応できない速さで打ちつける暴走した禁鞭。 太公望らの反応=時間分解能とし、距離は125m、禁鞭の残像は10本ほど写っていたので光速の961400倍×125×21となるので禁鞭の単発の速さ=光速の2523675000倍の速度 17mの距離から禁鞭を掴む燃燈の反応速度=光速の148451470倍の速度 燃燈を含めたキャラ達が抵抗する間もなく空間ごと喰われる山河社稷図の速度=光速の148451470倍の速度 燃燈や楊戩らにだいたい20発くらいの残像を見せるほどの速さで殴り合う伏儀と女媧。 この時は両手での描写なので片方の手で10発ずつ残像を見せているとし、この時の殴り合いの描写では互いに4.5mほど離れている状態で連打しており、 燃燈の反応=時間分解能とすれば光速の148451470倍×4.5×21でハンドスピードの速さ=光速の14028663915倍の速度 互いのパンチのラッシュの戦闘速度の間でも十分復元可能な互いの再生速度=光速の14028663915倍の速度 その戦闘速度を以ってしてでも復元可能な伏儀の再生速度でも復元不可なほど瞬く間に消滅可能な女媧のビームの連撃、 そのビームの連撃中から伏儀が完全に消滅するまでの時間までに割り込んで重力場を発生させる普賢(魂魄体)の戦闘速度と反応速度=14028663915倍の速度 さらにそのビームは20m離れている伏儀に上記の再生速度を以てしても再生している時間がないほど速く撃ち込めるので女媧のビームの弾速=光速の280573278300倍の速度 伏儀のパンチを完全に見切った女媧の反応速度=光速の14028663915倍の速度 3.5mの距離から女媧が反応できないほどの速さで殴ってそのまま圧倒する伏儀(スーパー状態)の戦闘速度=光速の49100323702倍の速度 5mの距離から女媧のビームを弾いたり掴んで投げ返したりする伏儀(スーパー状態)の反応速度=光速の56114655660倍の速度 哮天犬:常に楊戩の袖に忍ばせており、いつでもどこでも召喚可能。崑崙山2でも三日かかると言われている距離を哮天犬で短時間(30分程度か)で移動している。 崑崙山の移動速度を100km/hらしく崑崙山2はそれよりも高速移動が可能なので7200km以上は移動したことになり、計算すると哮天犬は4km/sということになる。 四不象:終盤の四不象は反応が光速の148451470倍の速さ以上のキャラが抵抗する間もなく喰われる速度の山河社稷図が 伏義に喰らいついた後から喰い尽くすまでに30m移動して救出できるので移動速度は光速の4453544100倍 【名前】伏義(神装・太極図) 【属性】太公望+王天君 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】一発のパンチだけでも雷公鞭以上の女媧を大幅に上回る攻撃力で殴れる。 手からエネルギー波のようなものを放出し同じ瞬間復元能力を持つ女媧を消滅寸前状態にする。 【防御力】・雷公鞭以上の威力の女媧のパンチやビームで無傷 四宝剣を至近距離でモロにもらっても流血程度で済むし戦闘続行可能 太公望の割合が大きいので任意全能の空間宝貝に耐えられる(詳細は太公望の欄参照) 【素早さ】 反応:光速の56114655660倍の速度 攻撃速度:光速の49100323702倍の速度で上記の女媧が全くついていけない高速な連続攻撃を繰り出す。 移動速度:魂魄体の時よりも強い飛行中の真の女媧を相手に追いついて先回りができるので光速の4453544100倍の速度 長距離移動速度:10kmの高度まで瞬時に飛行移動できる速度 【特殊能力】・不老不死 宇宙空間で生存可能 瞬間復元能力:例え頭が潰れても再生可能。ただ復元には限界があり。光速の14028663915倍の速度の戦闘速度の相手でも消滅は不可能で復元が間に合う。 自分のパワーを圧倒的に上回る敵に回復の暇を与えれない速度で攻撃されると消滅する。 なお、体中に穴ができるくらい攻撃の連撃をされても全く怯まずに戦闘を続けながら復元が可能。 太公望の割合が大きいので精神攻撃耐性のあるキャラにも効く精神攻撃に耐えられる(詳細は太公望の欄を参照) 空間破壊能力:女媧によりの亜空間に幽閉されたときに空間を破壊(切り開いた?)して脱出。 但しこれはただの空間操作である可能性がある為、戦法としては攻撃ではなく相手に亜空間転送or幽閉された場合のみに使用するものとする。 空間移動:空間移動によってワープのように距離を無視して移動できる。これのおかげで例え空間や別の次元に閉じ込められてもすぐ脱出できる。 亜空間送り:特定の人物を亜空間に転送して閉じ込めたり別の場所に送り出すことができる。相手が魂魄でも可能。 太極図:相手の攻撃を無効化したり、体力やエネルギー吸収をすることができる。ただし吸収は宝貝を所持している道士・仙人にしか効果がない為、あまり意味はないので詳細は省く。 作中で無効化できるとわかっている攻撃は不思議攻撃、ビームサーベルのような光の剣、土を操る力、不思議ビーム、不思議レーザー、不思議光線、 不思議雷、不思議炎、不思議風、不思議水、不思議斬撃、空間攻撃、金属も溶かす強い酸性雨、元素操作、原子操作、魂まで消滅させる攻撃、魅了(洗脳)など 不可視の存在を視認可能 他にも誅仙陣や万仙陣などが使えるが手間がかかる為、省略する。 元々同一人物だったので任意で太公望と王天君に分かれることができるし、融合して伏義にもなれる。 太公望+王天君=王奕=伏義なので両者の特殊能力が使える。(実際にいくつか使っている) 死んでも魂魄体状態となって活動可能。 なお、この状態でも宝貝や能力を問題なく使えている描写が存在する為に、それと同様に宝貝や能力を使用可能だろう。 少なくとも作中に出ていた攻撃で殺されても魂魄まで消滅したことはない(六魂幡は唯一例外)ので空間破壊などの攻撃を受けて死亡しても 魂魄は残り、魂魄体となって活動可能。 (もっと他の作中に出ている攻撃については【共通設定】魂魄体を参照) 【長所】攻防反が高バランスに纏まっている。瞬間復元能力。 【短所】単純に攻防が上で先手も取られたらあっさりと負けるだろう 【戦法】基本戦法⇒自ら亜空間内に避難(亜空間内にいれば女禍の本体と同様の防御力が得られると思われる)→紅水陣などを空間越しに使って攻撃。 通用しなかった場合⇒亜空間送りにしたり、必要があれば太極図も使ったり 長距離移動が必要な場合⇒空間移動を使用。 【名前】太公望 【属性】軍師 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】打神鞭:風を操ったり竜巻を起こしたりする。ただ操っただけの風でも禁鞭と拮抗するほどなので以下の技はどれもその威力以上はある。 「打神風」風の固まりを波動のようにして飛ばして攻撃する。遠距離用の攻撃で射程は300m程度か。 「打風刃」打神風の近距離用の攻撃。射程はせいぜい10m。ただし近接に特化してるが故に威力はこちらの方が上かと。 「打風輪」風で輪のようなものつくって敵めがけて10個以上飛ばす。射程20mくらい。 【防御力】・禁鞭で打ち付けられても戦闘続行可能 任意全能の十天君の空間宝貝に負けなかった 耐えた十天君の空間宝貝は寒天陣(攻撃の種類:雪や氷、冷風、氷結)と化血陣(攻撃の種類:ゲーム) 【素早さ】反応:光速の961400倍の速度 移動速度:かなり鍛えられた仙人、道士以上 攻撃速度:天化を圧倒できるので光速の2371500倍の速度 【特殊能力】・不老不死 宇宙空間で生存可能 耐性があると思われる通天教主に効果がある誘惑の術に耐えれる(精神攻撃耐性×2) 太極図:上記の伏義と同様。太公望は上記の通り、基本的には亜空間内に避難しているが太極図は空間攻撃に干渉して無効化したこともあるので空間越しでも使用可能と思われる。 不可視の存在を視認可能 死んでも魂魄体状態となって活動可能。 なお、この状態でも宝貝や能力を問題なく使えている描写が存在する為に、それと同様に宝貝や能力を使用可能だろう。 少なくとも作中に出ていた攻撃で殺されても魂魄まで消滅したことはない(六魂幡は唯一例外)ので空間破壊などの攻撃を受けて死亡しても 魂魄は残り、魂魄体となって活動可能。 (もっと他の作中に出ている攻撃については【共通設定】魂魄体を参照) 【長所】攻撃を無力化できる太極図 【短所】でもほとんど出番なさそう 【名前】王天君 【属性】王天君3 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】かなり鍛えられた仙人、道士以上 【防御力】魂魄体:魂魄体であるため、様々な物理・特殊攻撃を透過可能(【共通設定】魂魄体を参照) 【素早さ】反応:光速の2371500倍の速度 移動速度・攻撃速度:かなり鍛えられた仙人、道士以上 【特殊能力】・魂魄体の状態なので不可視 不老不死 宇宙空間で生存可能 紅水陣:異空間を作る空間宝貝。空間宝貝は自称の説明や他称などで『この空間は何でも私の意のままに作用する』 『何でも思い通りになる』と明言されているので任意全能の効果を持つ。 通常の空間宝貝は相手を特定の場所に誘導しなければ発動しないが王天君の紅水陣は通常の空間に いつでもどこでも無条件で瞬時に発動可能。なお、紅水陣は強い酸性雨を降らせることが特徴で 作中のかなり鍛えられた仙人もこの酸性雨により、十数m歩いただけで瞬く間に死亡した。 範囲は殷の朝歌を空間で覆えるぐらい。殷墟が6km×4kmらしいのでそのぐらいの広さである。 ちなみに本人は亜空間内にいる時でも紅水陣は展開できていたこともあるので、亜空間越しでも使える。 空間移動:上記の伏義と同様 亜空間送り:上記の伏義と同様 不可視の存在を視認可能 死んでも魂魄体状態となって活動可能。 なお、この状態でも宝貝や能力を問題なく使えている描写が存在する為に、それと同様に宝貝や能力を使用可能だろう。 少なくとも作中に出ていた攻撃で殺されても魂魄まで消滅したことはない(六魂幡は唯一例外)ので空間破壊などの攻撃を受けて死亡しても 魂魄は残り、魂魄体となって活動可能。 (もっと他の作中に出ている攻撃については【共通設定】魂魄体を参照) 【長所】任意全能の紅水陣 【短所】本人曰く格闘するタイプじゃない 1スレ目 56 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 17 31 43.36 ID WJGFdcwM [5/12] 大河内三郎 ○綾崎ハヤテ 力と素早さでここまでは順調に勝てる ×アトム 力と速度が段違い 負け △夏柳竜之介 時間の壁をどうにもできず分け 範馬勇次郎 ○鬼瓦源十郎 重い空気をはねのけて殴り勝ち ○ギャラクティカ男 象用パンチは耐えられる MAXパンチに切り替えられる前に攻撃して勝ち ×キャプテン・フューチャー 移動速度は比較的低いので精神波負け △村山斬 当てられない倒されない △綾崎ハヤテ 同上 ×大河内三郎 殴られ負け 伏義 キラービーの上 天野銀次 暫定一位 ルルーシュ・ランペルージ 伏義まで命令勝ち 枢木スザク ○ギャラクティカ男 回し蹴り勝ち △範馬勇次郎 当たらない倒せない ○キャプテン・フューチャー 回し蹴り勝ち △村山斬 当たらない倒せない ×綾崎ハヤテ 銃弾を避けられても格闘で詰む 負け ×大河内三郎 一度捕まれば瞬殺される 358 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 05 01 51.78 ID S9wWlR/3 うーん、ちょっと封神系を再考察してみるか 普賢真人 再考察 △聞仲 わけ △岬~ココペリ 大きさわけ ○碇シンジ 分子分解勝ち ×鉄刃 移動速度がないので波動負け ココペリ>碇シンジ=鉄刃=普賢真人 聞仲 再考察 ×楊? 六魂幡負け △岬タロウ~ココペリ 大きさわけ △碇シンジ 宇宙破壊に耐える相手に空間破壊効かないわけ ×鉄刃 移動速度遅いので波動負け △普賢真人 わけ 鉄刃>碇シンジ=普賢真人=聞仲 楊? 再考察 △岬タロウ~鉄刃 大きさわけ ○碇シンジ 六魂幡勝ち △普賢真人 六魂幡は魂魄体に効かないらしいのでわけ △聞仲 同上 鉄刃=楊?>碇シンジ 伏義 再考察 △岬タロウ~鉄刃 多きさわけ ○楊? 過去ログだと勝てるらしい 鉄刃=伏義>楊? 399 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 21 09 35.05 ID UtrxIKdQ [1/4] 上で言われてたことを集約して代わりに再考察してみる あと、上での王子の考察見てて思ったんだが塊魂の幽霊とかって物理干渉できない設定なんてあったっけ? 普賢真人 再考察 ○ 鉄刃:不可視なので近づいて来てることもわからない、分解勝ち ○ ココペリ~城門仁:不可視なので近づいて地道に削り続けられる、いつかは分解勝ち △ パイロン:分解は物理攻撃だから効かないか、分け ○ 王子 with 塊:物理干渉できない設定のものを巻き込んだものはないはず、地道に削って分解勝ち(巻き込んだことがあるなら負け) ? 岬タロウ:宇宙よりでかい奴って宇宙破壊できる扱いでOKだっけ?OKなら宇宙外追放勝ち × ジャビウス1世:変換負け パイロン>普賢真人>城門仁 聞仲 再考察 ○ 鉄刃:普賢真人と同じで空間破壊勝ち ○ ココペリ~城門仁:普賢真人と同じで地道に削っていって空間破壊勝ち ○ パイロン:遠距離攻撃あるけどこっちは不可視なので上記と同様だろう、さらにこっちは不可視の存在をでも視認できる、相手に空間破壊に耐性はないようなので地道に削っていって空間破壊勝ち ○ 王子 with 塊:普賢真人同様に地道に削っていって空間破壊勝ち ? 岬タロウ:普賢真人と同じ × ジャビウス1世:普賢真人と同じで負け 岬タロウ>聞仲>王子 with 塊 楊ゼン 再考察 ○ 鉄刃:空間移動で距離を離して六魂幡勝ち ○ ココペリ~王子 with 塊:上記同様に空間移動で距離を離して六魂幡勝ち、六魂幡は宇宙規模で広がるのでいけるだろう ○ 聞仲:六魂幡勝ち ? 岬タロウ:普賢真人と同じ × ジャビウス1世:普賢真人と同じで負け 岬タロウ>楊ゼン>聞仲 伏義 再考察 ○ 鉄刃:普賢真人同様に紅水陣勝ち ○ ココペリ~城門仁:普賢真人同様に地道に削っていって紅水陣勝ち ○ パイロン:強い酸性雨なら物理攻撃だろうから効かない、でも紅水陣は任意全能なので物理攻撃が効くようにしてから削っていって勝てるか ○ 王子 with 塊:普賢真人同様に地道に削っていって紅水陣勝ち ○ 聞仲:過去ログと同じで勝ち ○ 楊ゼン:過去ログと同じで勝ち 岬タロウ>伏義>楊ゼン vol.4 189 :格無しさん[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 23 08 40.48 ID V5Nr96yE [1/2] 伏義 再考 ○:タマネギ 初手が紅水陣になったので勝ち ○?:ゼタ 魂魄自体に耐性があるようなので魂破壊は効かないか 亜空間って異次元と同じようなものでそれに空間移動できるのなら次元移動もできる扱いだろうか? できるなら単純な威力で殺されて魂魄化→その内こちらの攻撃のターンになって別次元移動して紅水陣勝ち できないならどちらも決定打なしで分け ×:ゲイナー・サンガwithキングゲイナー オーバーフリーズ負け ゲイナー・サンガwithキングゲイナー(スパロボZ)>伏義≧ゼタ
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彼女は、ただひたすらに強欲であった。敗北を極端に嫌ったため、何者にも勝利できる力を求めた。世界的な大富豪である三千院帝が莫大な財を投げ打って探し求めている『王族の力』なるものが本当にあるのなら、それもまた己がものとせずにはいられなかった。 そして彼女は強欲であると同時に、天才であった。凡人の努力も苦労も真っ向から否定するかの如く、何もかもが最初からできたし最初から分かっていた。 それならば欲したものがことごとく彼女の手中に収まっていくのもまた当然の帰結だった。 彼女の欲望の行き着く先はひとつ。全てが欲しい。この世にある、手に入るもの全てが。 果てしなき強欲は、次第に世界に対して牙を剥き始めた。 有り余る財を所有する三千院帝をして『驚異』と呼ばしめる存在へと変わっていった。 しかし協力者、姫神葵の用いた手は気に入らなかった。邪魔者である綾崎ハヤテやその他諸々を、自らの手を汚すことなく殺し合わせようとは。 彼女が欲しかったのは勝利の上で手に入れる世界。この殺し合いの会場において、彼女―――初柴ヒスイだけは、自らの意思で殺し合いに参加していた。 「さあ、殺し合おう。」 そして殺し合いが始まること数分。ヒスイは出会った一人の男に向けて静かに告げた。 スタイリッシュさから掛け離れたボサボサ頭に反して引き締まった肉体。そして獲物を射殺すような鋭い眼光を放つその男、烏間惟臣。 数多くの殺し屋と対面してきて、伝説の殺し屋『死神』の子弟とタイマンまで交えたことすらある彼は、恋愛においては超がつくほどの鈍感であれど殺意に対しては相当に敏感である。だからこそ、分かる。ヒスイが烏間に向けるそれは殺意ではない。言い表すならば、飽くなき闘争心。カルマが訓練の際、たまに自分に向けてくる闘志の類に似てはいるが、その濃度なるものがカルマの比ではない。更には右眼元に大きく描かれた刀傷。それだけを見ても彼女が平穏な日々を送ってきた人間でないのは明らかだった。 (仮にも姫神に呼ばれた人物。ただ者ではないということか。) しかしヒスイをただ者でないと言うのなら、烏間はそれ以上に常識外れの人種。時に、アフリカゾウすら昏倒させる毒ガスを浴びても人並みに動く。時に、笑顔ひとつで猛犬を従わせる。 「いいだろう。」 ――そして何より、その根っこはかなりの戦闘狂であった。 「いい返事だ。ならばっ!」 開口一番、ヒスイは支給品の剣を鞘から引っこ抜く。 「いや、待て。」 しかし烏間がそれを制止した。 「ここは木々もあって見通しが悪い。戦闘中に第三者の介入を受けるのもお互い面白くはないだろう?」 「ほう、一理あるな。」 「ゲーム開始地点に俺が転送された闘技台が近くにある。そこなら見通しがよく、第三者の接近にも気付きやすい。殺し合うのならそこで、というのはどうだ?」 「分かった。ならばそこがお前の墓場だ。」 とりあえずは理屈が通じる相手で助かった。話し合いに応じる余地もなければ、かつてのイトナのように一悶着は避けられない。 要は、ヒスイを殺すつもりは烏間には無い。しかし、だからといってヒスイを放置すれば彼女は別の相手を探し求めるだろう。ターゲットを襲撃する暗殺の訓練は多く積んでいても戦闘の訓練は特段豊富ではないE組の生徒の方へと向かわれるのは困るし、見ず知らずの人が犠牲になるのも面白くない。 それならば、防衛省での経験から真っ向勝負の戦闘に強い自分が彼女の闘志を受け止め、そしてその闘志を対主催の方向へと"手入れ"する。奴の真似事など面白くないことこの上ないが、この殺し合いを打破するにはおそらく最善策だ。 「ひとつ、言っておく。」 闘技台への移動中、ヒスイが口を開く。 「お前は殺し合いに乗る気はないのだろう。今も私をどう丸め込むかを考えているな。」 「ああ。だったらどうする。」 ヒスイが烏間の腹の底を理解したのに理由はない。天才的な直感でそれが最初から分かるのが初柴ヒスイという少女だ。 「すぐに分かる。お前の勝利条件は私を殺すことだけだ。」 「ああ、覚えておこう。」 そのような会話を交わしつつ、数分。二人は目的地である闘技台にたどり着く。 辺りに不意打ちが仕掛けられるような遮蔽物が無く、一辺が50メートル程度のサイズが確保された正方形のバトルフィールド。誰にも介入されたくない決闘であれば最良の舞台だ。ご丁寧に、支給品を入れたザックを置いておく台まで用意されている。二人は各々のザックをそこに置くと、それぞれが向かい合う対極の位置へと歩き始める。 ヒスイが道中での不意打ちを仕掛けてくる様子もなかったところから、おそらくは正面から闘いたい性分なのだろう。烏間としても、ヒスイの"手入れ"に第三者は不要だ。 両者が闘技台の両サイドに着く。必然、二人を取り巻く空気もピリピリと緊張を帯び始める。 「武器は使わなくていいのか?」 沈黙を破り、ヒスイは問う。その手には抜き身の剣が握られており、一切の躊躇無く烏間を殺しにかかっているのが分かる。 対する烏間は素手。これは一見、ヒスイ側に大きく傾いた勝負だった。 「不要だ。これが俺の戦闘スタイルなのでな。」 ――バキッ! その証明と言わんばかりに烏間が大地に拳を振るうと、まるでハンマーでも叩きつけたかのように石製の闘技台に小さく亀裂が生じた。 「俺の心配をしている暇はないんじゃないか?」 業物の有無は両者の武力差に直結しない。極限まで鍛え抜かれた筋肉、そして戦闘経験。それらをもってすれば、武器などなくとも烏間の武力は優にヒスイを上回る。 「そのようだな。では、遠慮なく!」 先に動いたのはヒスイ。 地を蹴り、小柄な体格を活かして烏間に高速接近する。 実戦経験の無い子供など、殺しとなればその重みに耐えられず身がすくむのが普通だ。しかしヒスイの動きには躊躇が見られない。 だが、相手が子供であるだけで結局は正面戦闘。 烏間が僅かに身体を逸らすと、ヒスイの剣は容易く空を切った。烏間が回避のために費やした手間は最小限。僅か数ミリズレるだけでも烏間の耳を斬り落としていたであろうほどの精密回避だ。それを土壇場で成した烏間の技術にヒスイが驚く暇もなく、剣を握る右腕に手刀が繰り出される。訓練中の生徒たちならば例外なく対先生用ナイフを落とす程度の威力より、さらにもう一段深く力を込めた。対先生用ナイフより重量もある剣ならば、仮に相手が鷹岡であったとしても痛みでその場に落とすだろう。ましてや、少女の域を出ないヒスイであればなおさらだ、と。 そう、思っていた。 (――武器を、落とさない?) 腕全体が痺れるほどの烏間の手刀を受けてもなお、ヒスイはその手に剣を握り締めて離さない。初柴ヒスイの、力への執念。それは烏間の予測を遥か上回るものだった。 「退屈させて……くれるなよっ!」 近距離からの大胆な薙ぎ払いで烏間を切断しにかかるヒスイ。烏間の手刀を受けた右腕で振るったとは信じられないほどの速度だ。対して烏間、ヒスイの闘志を感じるや、いち早くその兆候に気付き、大きくバックステップ。 微かに避けきれなかった剣が烏間の胸に一閃の傷を刻み込むも、それは全く致命傷には至らない。とはいえE組の生徒でもなかなか攻撃を命中させられなかった烏間の身体に傷を付けたこと、それ自体に敬意を表して烏間は語る。 「やるな。俺の生徒だったら加点……いや、満点を与えていたところだ。」 「ほう、それは殺しても貰えるのか?」 皮肉たっぷりに吐き捨てながら大地を踏み締め、先ほど大きく横に薙ぎ払ったことで崩れた姿勢を一瞬で元に戻すヒスイ。さらにそこからくるりと剣を半回転して逆手に持ち替え、そのまま追撃の刺突が烏間の心臓に迫る。 「当然、殺せたらな。だが……」 それらの動作を最速で行うヒスイ。しかしその一連の動きに要する僅かなインターバルは烏間に与えるには長すぎた。一度の攻防に二度も不覚を取る烏間ではない。 「……殺せるといいな?」 迫る刃を前に、烏間はニヤリと笑う。強がりでも何でもなく、それは余裕の表情。何せ近接戦闘であれば双方の業物の有無にかかわらず烏間の独壇場だ。烏間は一瞬で体勢を落とし、コンマ1秒前まで烏間の心臓があった場所は次の瞬間に烏間の上空となった。当然、心臓へ向けて繰り出された突きは虚空に刺さる。 さらにヒスイには具体的な隙を見せる隙すら与えられない。烏間の回避、すなわち攻撃の空振りをヒスイが認識すると同時、垂直に突き上げられた烏間の脚がヒスイの顎を打ち付ける。 後方に吹き飛びつつも、地面に剣を突き刺し杖代わりにしての受け身を取ろうとする―――しかしそれを許さないのが烏間。蹴り上げの直後に素早く起き上がり、地面に突き刺される直前にその剣の取手に回し蹴りを当てて払う。 側部から業物への衝撃を受け、さすがのヒスイもその剣を手放す。すっぽ抜けた勢いのままに、剣はカラカラと音を立てて数メートル離れた先の地面へと吹き飛んでいく。そして支柱となるはずだった剣を失ったことにより受け身に失敗したヒスイは、勢いのままに背中を大地に打ち付けた。 しかしまだ終わらない。 更なる追撃のかかと落としがヒスイの肩に炸裂する。 「がっ……!」 「勝負アリだ。」 ぐったりとその場で動かなくなるヒスイ。多少手荒な手段に訴えたが状況が状況だ。最初の頑丈さから考えてもよもや死んではいまい。 ヒスイの身のこなしは確かに一般的な少女のそれを優に凌駕していた。が、所詮はそれ止まり。普段からE組という常識外れな中学生たちを相手にしている烏間にとってさほどの驚異ではなかった。 さて、問題はここからだ。 このまま暴力に任せて無理やり従わせるのであればそれは鷹岡と同じやり方だ。彼を否定したE組の生徒たちに対して示しが付かないし、どんな相手であっても手を組む以上は対等に接するという己のポリシーの観点からも容認しがたい。 (とりあえずこの剣は没収だな。) よって烏間はヒスイの方へと向かわず、先にヒスイの落とした剣を拾い上げに行く。危険な使い方をされないよう折っておくか、あるいは自分のザックで保管しておくか……。その先を思索しながら烏間は剣を拾い上げる。 「……っ!!」 だがその瞬間、強い立ちくらみが烏間を襲う。その原因を手にした剣に認めるや否や、烏間はその剣を足元に投げ捨てた。 「隙を見せたな。」 その一連の流れでヒスイへの警戒が緩む。いつの間に起き上がったか、先のダメージを意にも介さぬほどの勢いで放たれたヒスイの飛び蹴りが烏間の背を打ち付けた。 元々の立ちくらみに加えて与えられた衝撃。体格差、基礎体力差をものともせず烏間は転倒。それを好機とさらにヒスイは前進し、足元の剣を拾い上げつつ烏間に迫る。 「……ぐっ!」 ――ガッ。 次の瞬間には拮抗した戦局が形成されていた。上方から一突きにかかるヒスイ。素早く身体の向きを変え、何とか身体に剣が突き刺さる前にヒスイの腕を押さえ込むことができた烏間。重力を味方につけたヒスイの一撃でさえも、烏間に真っ向から防がれていた。 「その剣は何なんだ?」 その姿勢のまま、烏間は問う。 「知らん。」 続けて問う。 「何故、そんなにも平静でいられる?」 「簡単なこと……」 その剣は、とある世界の魔王の比類なき魔力を内に秘めた魔剣であった。柄を掴むだけで体内に大量の魔力が流れ込み、エンテ・イスラの魔力の受容体を持たない者であれば手にするだけでも発狂ものの苦痛が伴う代物だ。仮にここがファンタジー色に染まった並行世界であったとしても魔法の素養を持たない烏間に、それを手に取ることはできなかった。 「痛みすら乗り越えずして……何が王かっ!」 そして同様に――ヒスイとてエンテ・イスラの魔力の受容体など持っていなかった。魔剣を手にした際に流れ込む魔力による苦痛から逃れる術は、ヒスイにはなかった。 だが、ヒスイはその苦痛すら受け入れた。それはひとえに己が受容できない類の力があることへの反骨心。されど言うは容易いそれを実行に移すだけの精神力、それこそが初柴ヒスイの真骨頂である。殺意を糧に全身を蝕む触手細胞を受け入れたある少女のように。ヒスイは力への執着を糧に魔剣を受け入れたのだ。 その精神力が、人類最強クラスの一角である男、烏間惟臣をここまで追い詰めた。 それでも烏間だからこそ、そこから先を許さない。ヒスイの腕力では魔剣を突き刺すところまで至れない。 「……このまま足掻いても、刺すことはできんぞ?」 かつて似た状況で諦めの悪いイリーナに折れた烏間も、命が懸かった今度ばかりは折れるわけにもいかない。体力の続く限りの拮抗であれば当然、体力のある烏間に軍配が上がる。そして基本的に隙の無い男、烏間を仕留める絶好のチャンスである今を不意にしてしまえば次は無い。ヒスイにとって、魔剣による刺殺を臨むにはここが潮際だった。 「ああ、そのようだ。だが――」 ただし――あくまで魔剣による刺殺を臨むならの話。 「それでも、私の勝ちだ。」 次の瞬間、烏間は目の前の光景に己の目を疑った。常識を外れたものであれば見慣れている。しかし、奴の触手も無から生まれたわけではなく、あくまで科学技術の生んだ産物だ。 しかし目の前では、ヒスイの背後の何も無い空間から、4本もの巨大な『腕』が生えてきていた。こんなもの、この世界に存在していいはずがない。人の作り上げてきた常識とは、これほどまでに簡単に崩れ去るものだったのか。 「それは、一体……!」 烏間にできるのは、困惑を吐き出すことのみであった。 「手加減は出来そうにないから……」 人の等身を優に凌駕する骸骨の腕のみを呼び出しているかのようにも見えるそれは、間違いなく見た目に違わぬ破壊力が備わっている。それに対処するためには最低でも両腕を用いなくてはならないだろう。しかし両腕を用いるためにヒスイへの抵抗を辞めればヒスイが握る魔剣が烏間の顔面に突き刺さる。 「……せいぜい、苦しまずに死ねるよう願っておけ。」 完全なチェックメイトだった。 ヒスイの言葉に応じるように、身動きの取れない烏間に4本の腕による連撃が次々と叩き込まれる。四肢が、臓物が、無造作に潰されていく。 (ここまで、か……。) 己の最期を悟る烏間。 彼の敗因はヒスイを無力化し、"止めよう"としたことである。 ヒスイには性分がある。彼女は勝つまで――ここでは優勝するまで、決して止まらない。ただただ目の前の勝利だけを。敵をなぎ倒すことだけを。一心不乱に求め続ける。"殺す気"で挑まなくては、彼女の意志を阻むことはままならない。 (すまない、お前たち。あとは……よろしく頼む。) だとしたら彼女を倒せるのは、戦闘を専門とする俺ではない。 彼女を殺すことなく倒せるとするならば、自らの手で他者を殺すことの重みを受け止め、考えて、その上で目的のために全力を尽くすことができる者――ああ、"彼ら"なら心配はなさそうだ。 信頼を置く子供たちに未来を託しながら。烏間の意識はそのまま闇に消えていった。 ■ 「……礼は言わんぞ、夜空。」 足元に転がる死体を一瞥すると、ヒスイはザックを回収する。そしてもう一度殺した相手に振り返り、次の敵を求めて進み始めた。 何ということはない。いつも通りに勝利したのだけだ。いつも通り、何を失うこともなく―― 綾崎ハヤテとの王玉を賭けた決戦。その行方は、メイドとして使えてきた法仙夜空の命と引き換えに得た力を使っての勝利だった。 『――これが私からの、最後のプレゼントよ。』 夜空が己を英霊へと変えたあの瞬間。寂しいとか、悲しいとか。そんな感情は沸き起こらなかった。その代わり、ただただ悔しかった。 ㅤこれまでヒスイが経験してきたどの戦いも、完全な自分の勝利まで終わらなかった。何かを犠牲にしての勝利など一度も無かったからだ。 全てを手に入れてもなお消えることの無いであろう喪失を、永久に刻み込まれたような気分だった。 『――それを使って、あなたは王になりなさい。』 「……言われずとも。」 選ばれた私が王の座に着くのはもはや決定事項だ。この殺し合いの優勝者への特典の願いなど、用いるまでもない。 もしも姫神が何らかの方法を用いて死者を甦らせる手段を得たのなら―― 馬鹿馬鹿しい、と首を横に振る。全てを求めてこその王だ。巨万の富を得ながらも失ったもののみを追いかけ続けた、三千院帝のような愚か者には成り下がるものか。 「着いてこい、夜空。頂点からの眺めを見せてやるよ。」 満天の星々が煌めく夜の色に染まった空の下、ヒスイは小さく呟いた。 【烏間惟臣@暗殺教室 死亡】 【残り 41人】 【B-3/闘技台/1日目 深夜】 【初柴ヒスイ@ハヤテのごとく!】 [状態]:ダメージ(中) [装備]:サタンの宝剣@はたらく魔王さま! [道具]:法仙夜空@ハヤテのごとく! 基本支給品×2 不明支給品(0~2個)、烏間惟臣の不明支給品(0~3個) [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いに勝利する。 1.王となるのは私だ。 2.本当に、願いで死者さえも甦らせることができるのなら――― ※原作51巻、ハヤテから王玉を奪った後からの参戦です。 【支給品紹介】 【サタンの宝剣@はたらく魔王さま!】 エミリアが砕いたサタンの角からつくられた魔剣。真奥貞夫を魔王サタンの姿に戻すほどの魔力を宿しており、手にした者にその魔力を供給する。鞘に収まっている間は魔力の供給は起こらないが、常人には鞘から抜くことすらままならない。 【法仙夜空@ハヤテのごとく!】 ヒスイに力を授けるために英霊となった法仙夜空。すでにヒスイと融合しているが、天王州アテネと融合したキング・ミダスの英霊と同じように不可逆的な破壊が可能だと考えられるため、状態を整理しやすいように道具欄に記載してある。その形状は上段に人間のような二本の腕、下段に骸のような二本の腕であり、現在は四本とも無傷のまま。 Back← 014 →Next 013 復讐という正義の名のもとに 時系列順 015 Who s That Knocking at My Door? 投下順 000 オープニング 初柴ヒスイ 026 理想と現実はちがうけどできるだけ理想に近付きたい 烏間惟臣 死亡