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https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/374.html
俺は、ヒウンシティ郊外を一人歩いていた。 その数日前、バトルカンパニーをクビになり、俺は無職になった。 「もういっそ、死のう。」 俺はそう思い、スカイヤローブリッジを越え、やぐるまの森へ向かった。 やぐるまの森はひっそりとしていて、まるで夜のようだった。 木にロープをくくりつけていると、ふと気付いた。 草むらが揺れているのだ。 数日前までビジネスマンの身だ。 これが意味することを知らなかったのも無理はない。 俺は訳も分からず草むらに突っこんだ。 すると、 ピンク色の何かが… お察しの通り、糞豚―タブンネ―が出てきたのである。 俺は、本能に基づいてその糞豚を蹴りまわした。 その糞豚恨みがあるわけではない。 ただ、本能のまま、蹴りまわし、殴り、あるいは刺し、 いや、その時俺は頭がどうかしていたのかもしれない。 ふきだし、そして体にかかる血、 俺はやがてそれに快感を覚えた。 はじめの糞豚は気が付いたら息絶えていた。 それからもやぐるまの森で虐殺を繰り返した。 「こんなものでは物足りない。」 いつしかそんな感情さえ芽生えた。 俺は、この糞豚どもをより多く天へ導く。 それを目的に人生を再起させた。 そしてある施設を立ち上げた。 「タブンネ保護施設『タブンネ園』」だ。 もちろんタブンネ保護など表向きだ。 実際はタブンネ達が惨殺されているただの地獄でしかなかった…
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子タブンネざまぁwww 食べ物を粗末にするような悪い子には当然の報いだねwww -- (名無しさん) 2013-10-17 00 40 23 桁外れの聴力を持ってるのに子供の声に気付かないママンネマジ無能www -- (名無しさん) 2013-10-19 10 39 28 ママンネがちゃんとこの糞豚を教育してれば死なずにすんだのに...子が糞豚だと親も糞豚だってことが分かるんだね -- (名無しさん) 2013-12-13 21 31 02
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俺は、ヒウンシティ郊外を一人歩いていた。 その数日前、バトルカンパニーをクビになり、俺は無職になった。 「もういっそ、死のう。」 俺はそう思い、スカイヤローブリッジを越え、やぐるまの森へ向かった。 やぐるまの森はひっそりとしていて、まるで夜のようだった。 木にロープをくくりつけていると、ふと気付いた。 草むらが揺れているのだ。 数日前までビジネスマンの身だ。 これが意味することを知らなかったのも無理はない。 俺は訳も分からず草むらに突っこんだ。 すると、 ピンク色の何かが… お察しの通り、糞豚―タブンネ―が出てきたのである。 俺は、本能に基づいてその糞豚を蹴りまわした。 その糞豚恨みがあるわけではない。 ただ、本能のまま、蹴りまわし、殴り、あるいは刺し、 いや、その時俺は頭がどうかしていたのかもしれない。 ふきだし、そして体にかかる血、 俺はやがてそれに快感を覚えた。 はじめの糞豚は気が付いたら息絶えていた。 それからもやぐるまの森で虐殺を繰り返した。 「こんなものでは物足りない。」 いつしかそんな感情さえ芽生えた。 俺は、この糞豚どもをより多く天へ導く。 それを目的に人生を再起させた。 そしてある施設を立ち上げた。 「タブンネ保護施設『タブンネ園』」だ。 もちろんタブンネ保護など表向きだ。 実際はタブンネ達が惨殺されているただの地獄でしかなかった… やさしい人、この続き作ってください。 なんでタブンネ? -- (多分) 2012-08-20 02 27 58 ↑媚びた外見をしていたからだろう -- (名無しさん) 2012-11-30 18 59 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/957.html
「私が10歳でトレーナーとしてポケモンと旅してから50年以上、これ程までに傲慢で醜悪な種族は他の地方では見なかったよ…」 「…そうでしょうね……。」 俺達の目に映る光景は、他の種族では考えられず、有り得ない状況。 狂態… 醜悪… 傲慢… 下劣… 腐敗… 無意味… …何故俺はあの公園で、この生物に一時でも心を許したのだろうか…… 見た目の可愛さに騙され、エネコを放った自分が情けない。 「アレン君という名前だったね?たしか君のエネコが連中の一つに暴行を受けたとか…」 俺は少し力を入れて拳を握り、 「ええ…、でもこいつらのことをよく調べなかった俺の責任です。」 「…アレン君。少し昔話をするよ……」 会長は遠くを見て、 「私はジョウト出身でね。男子のくせに妖精グループのポケモンに夢中で、それらを捕まえて集めるのが趣味だったよ。」 そして会長はパイプを吹かしながら、 「旅立ってから3年経った頃かな…。カントー、ホウエンを巡って、ついにこのイッシュ地方の地を踏んだんだ。相変わらずの妖精好きでね…。モンメン、チュリネを捕まえて、残るはタブンネだけだと思っていたら、なんと向こうから私の前に現れてね。手持ちのポワルンに与えていたポケモンフーズに引き寄せられたんだ。捕まえようとしたら、草むらからベビンネを抱いた母タブンネに3匹の子タブンネが出て来てね。何日も餌を口にしていないのか、弱々しい声でフーズをねだってきた。私は迷わず与えたよ。奪うようにフーズを受け取ったけど、よほど腹を空かしていたのかと考えた。汚い食事風景には少し幻滅したけど、まあこんなもんかと納得したよ。」 すると会長は少し顔をしかめた。 「子連れを捕まえるわけにはいかないし、フーズにも満足したようだから、他のタブンネを探しに去ろうとしたんだ。」 会長は苦虫を噛み潰したような顔で、 「そしたら私は突然何かに突き飛ばされ、木の幹に頭をぶつけてしまった。打ち所が悪かったらしく、気が遠くなっていった。ブラックアウトしていく私の視界に映ったのは、一家総出でポワルンに暴行し、私のバックパックからフーズや必需品を有りったけ持ち出すタブンネ達だった。」 そして口調に若干の怒りを含み、 「一時間ほどして気が付いた私は、ほとんど空になったバックパックと傷ついたポワルンを抱え、最寄のポケモンセンターに駆け込んだ。」 …ほぼ俺と同じだ。 奴らは半世紀も前から全く変わっていなかったのか! 「……あの、ポワルンは無事だったのですか?」 「……ポワルンはまだタマゴから孵化したばかりだった。だからろくに抵抗もできなかった。幸い命は取り留めたが、それがトラウマになってしまい、食事もろくに取らなくなった。そして一年後に………帰らぬ存在となった……」 ………くそっ! あるかよ!そんなことって! 「そのタブンネ達は!?どうしたんですか!?」 「…当時はこの『タブンネ被害者の会』のような敵討ちを支援してくれる団体なんてなかった。勿論そのタブンネ一家を血眼で探したよ。『絶対殺してやる!』と決意しながらね。……でも結局見つけ出すことは叶わなかった。」 「そんな…、俺のように警察の協力は無かったんですか!?」 俺はジュンサーさんの紹介でこの『タブンネ被害者の会』を知った。 あの糞豚どもの糞豚ぶりは昔の警察も知っていたはずだ。 「勿論事情を聞きに来た警察官に脚色無く話したよ。でも信じてくれなかった。」 「!?、どうしてです!?警察なら奴らの本性を知っているはず!?」 「……正確には聞こうとしなかった、かな…。タブンネが医療現場に採用され始めたのがちょうどその時期。それに水をさされたくないというのが当時の風潮だった…。勿論彼らの生態・性格で反対する意見もあったが、それはカリキュラムを受けさせれば更正できると考えられていたんだ。でも実際は指示通りに働くタブンネなんて三割いるかどうか。ほとんどは自分を特別な存在だと疑わず、ナースの仕事を放棄する始末だった。そしてこの問題は解決されないまま数十年たった。」 タブンネを擁護する時代? そんな時代があっていいのか? 「それに当時台頭していた『タブンネ愛護団体』の影響もあった。政治団体との癒着もあり、タブンネのナース化を推進したのも彼らだ。街を歩けば必ず『タブンネ最高』と唄う団体の輩が跋扈していた。」 「そんなことって…」 「若気の至りというか…。私は街で『タブンネはラッキーより優れたナースです!』と演説する団員と、その傍らでミィミィとドヤ顔で歌うタブンネに殴り掛かったよ。」 「……その後は?」 「当然巡回していた警察官に取り押さえられた。そのまま拘置所行きだ。」 ……歯痒いことこの上ないことだ… 「私の父は弁護士で、法曹界でも地位のある人だった。だから何とか告訴を取下げてもらい、保釈金まで払ってもらった。理由はどうあれ人やポケモンを殴ったんだ。父には勘当寸前まで怒られた。」 ……なら俺がタブンネに復讐できるのは、すごく恵まれたことなんだな。 「だが釈放の二日前、私のその後を変える出来事があった。拘置所の看守と話した時、彼は私に同情してくれた。何故なら彼の娘も森でのピクニック中にタブンネの群れに囲まれ、弁当やお菓子を奪われたからだ。」 人間の子供まで… 糞豚ども… 「彼は私に人生の指針を示してくれた。『娘がタブンネに怖い思いをされたと聞いた時、俺は街を我が物顔で歩くタブンネに殴り掛かかりそうになった。だがやってしまえは事件になり、妻や娘に迷惑をかけてしまう。俺もこんな社会は間違っていると確信してるよ。…大切なポケモンを死なされたお前なら尚更だろう。だからな、ロバート。もし糞豚どもに復讐したいなら、まずは糞豚を擁護する奴らから『社会的に』蹴散らしてやるんだ!お前はまだ若くて可能性がある。タブンネに復讐したくても出来ない。そんな無念を抱える人達の力になれる!』とね…。」 「それがこの『タブンネ被害者の会』を創立した理由ですか?」 「そう、だから私は必死に勉強して大学に入り、弁護士の資格を取得した。そして『タブンネ愛護団体』を抹殺するために政治家、特に反タブンネ愛護派とのコネクションを作り、タブンネに関わる訴訟を積極的に担当し、その間にタブンネの危険性、反社会性を伝える運動を各地方で行った。」 俺が生まれる前からそんな事があったのか… 「当然『タブンネ愛護団体』からの妨害があった。イタズラ電話がかかってきたり、タブンネの糞尿が入ったダンボールが送り付けられたり…、酷い時は事務所に銃弾が撃ち込まれたよ。」 「何て奴らだ…」 「だが私は諦めずに活動を続けた。そして『タブンネ愛護団体』の裏を調べるうちに、連中の本性を明かした。」 「本性?」 「実際連中はタブンネなんてどうでもよかったんだ。特に上層部はね。末端の団員には本気でタブンネを広めるつもりの人もいたけど、上層部のほとんどの人間はタブンネを『金づる』としか見ていなかった。」 「タブンネが…『金づる』?」 あんな糞豚が価値を生み出せるとは思えないが… 「表の顔はナースタブンネの普及、虐待されたタブンネの保護、エリートタブンネの育成など聞こえのいい活動だ。だが裏では、タブンネを利用した違法なビジネスに手を染めていた。」 「違法?」 「色違いベビンネの闇売買、タブンネによる地上げ、タブンネの風俗営業、さらにはタブンネを半ば奴隷としたコカイン畑の栽培…。タブンネ保護とは正反対の数々…。」 まじか… 本当に違法な事ばかりではないか… 「タブンネのナース化推進もそうだ。連中はタブンネをラッキーやハピナスより安価に使える事を条件に、各医療団体から賄賂を受け取っていたんだ。まぁそうでなければ、タブンネという反社会的なポケモンをナースに採用する訳が無いが…」 「それもそうですね。」 「結局タブンネを保護するのは、単に金儲けのためだけだったという訳さ。決して彼らを思って活動しているのではなかった。」 つまり糞豚どもはどこにいても糞豚扱いだったという訳だ… まぁ糞豚だから当然か… 「やがて私達の活動が功を奏し、闇売買やコカイン畑の発覚、それらの証拠により、『タブンネ愛護団体』の幹部や総帥は逮捕され、裁判で有罪判決を受けた。」 「もうあの糞豚どもを擁護する奴らはいなくなったんですね…」 「だが事態はよくなった訳ではなかった…」 「?、どうしてです?」 「『タブンネ愛護団体』が瓦解したことにより、そこに属していた大量のタブンネ達が野性に放たれたんだ…」 「えっ!?処分されたのではないんですか!?」 「勿論焼却処分されたり、虐待愛好家に流れ、生まれた事を後悔する程に虐待されたタブンネもいた。後者はともかく処分には結構な負担になる。金銭的にね。多くは秘密裏に逃がされた。」 そんな… あんな害獣どもを野に放ったらどうなるかわかっていただろうに… 「私達はタブンネを擁護する輩を排除できた。だが詰めが甘かった。」 「詰め?」 「街を我が物顔で跋扈し、ドヤ顔で餌を要求する醜いタブンネどもを社会から追放する事ができた。だが逆に、『タブンネ愛護団体』の暗部で奴隷として扱われたタブンネどもを自由にしてしまった。そして奴らの捕獲、処分を依頼した業者が、『タブンネ愛護団体』の息が掛かっている事に気付けなかった。大半はこのヤグルマの森に逃がされ、自由を得たタブンネどもは箍(たが)が外れたように傍若無人に振る舞った。雑菌のように繁殖し、畑に実った作物を荒らし、非力な人やポケモンから食料を奪う…。それは今に致るまで続いている。」 そうか… 糞豚がこんなに大量にいるのは、大量に逃がされた糞豚どもが繁殖したからか… 「だから私はアレン君に謝らなければならない。」 「えっ?」 「私のミスで処分されるはずだったタブンネどもは野に放たれ、恐らくその子孫が君のエネコに害を及ぼした。…私がしっかり奴らを焼却処分していれば、こんなにタブンネが増殖することもなかったし、エネコがポケモンセンターに担ぎ込まれる事もなかった。」 ……確かに奴らを処分できなかったのは詰めが甘かったかもしれない。 だけど… 「だけど会員が謝る必要はありません。」 「…何故?」 「確かにこれ程までにタブンネどもが増殖した原因になってしまったかもしれません。」 「そう、だから…」 「でもそれだけです。」 俺は真顔で答えた。 「あの糞豚どもはたとえ一億匹でも、一万匹でも、百匹でも、十匹でも、どこにいようとやる事は変わりません。ただ糞豚のように畑を荒らし、糞豚のように媚びる。たとえ大量のタブンネが逃がされなかったとしても、あのタブンネ一家に会わなかったとしても、俺は別の奴らの見た目に騙されてエネコを危険に曝してしまったでしょう…。」 そう… 糞豚はイッシュの各地にのさばっている。 謝るべきは会長ではない。 額が削れ、声が枯れるまで謝るべきはあの糞豚一家だ! 「「「「「ミヒャアァァァァアァァァァアァァァァァ!!!!!」」」」」ポテポテ 豚どもは慌てて逃げるが当然間に合わず、ボーリングの球となったリーダーンネは動けない豚を潰しながら逃げ豚どもを轢き殺していく。 「ミ”キ”ャア”!」グシャ 「チ”ャア”ァァァ!」バキンッ 「タハ”ア”ァァァァ!」グシャアッ あわれボーリングのピンとなった豚どもは次々に轢死体となった。 リーダーンネはコロニーにある岩にぶつかってようやく止まった。 するとボーリングモード(笑)を解除し、 「ブヒャヒャヒャヒャァ!ブヒィブヒィ!ブヒィィィィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャヒャァ!これぞミィの崇高なる必殺技!『肉弾戦車』だブヒィ!) 何が必殺技か… 単に自分の贅肉で転がっただけではないか… だが豚どもを脅すには十分だったようで、豚どもは絶望の顔で轢死した同胞達を見ながら失禁している。 「ブヒブヒィィィィィ!」 (無力なタブンネちゃん達よおぉぉぉ!) 「ミヒッ!」ガクガク ビシャ- 「チィチィ!」プルプル ビシャ- 「ブヒャブヒャブヒィブヒィ!ミブヒィブヒィ!」ドヤンネ- (これからは川のコロニーもミィの支配下になるブヒィ!文句があるタブンネちゃんは申し出てみろブヒィ!) …静まり返った… デカブツリーダーンネの占有宣言に反対する豚はもはやいないようだ。 すると一匹のタブンネが、 (そ…そうだミィ!川のリーダーンネちゃんが呆気なく殺された以上、川のリーダーの座はこのコロニーのリーダータブンネちゃんにこそ相応しいと思うミィ!) (ミィ……、確かにこのタブンネちゃんが川のリーダーを兼任すれば百人力だミィ!) (でも同胞を殺したタブンネちゃんだミィ!ミィは反対だミィ!) (お前さっき同胞達にソーラービームを乱射しておいて何を言ってるミィ!?) (ミィは賛成だミィ!このリーダータブンネちゃんは百年に一度の逸材だミィ!正に王たる風格だミィ!) (ミィも同意見だミィ!このリーダータブンネちゃんが王になれば、ミィ達タブンネちゃんの森での覇権が拡大すること間違いないミィ!) ミィミィ内戦が終わったと思ったら、今度はミィミィ議論かよ。 どいつがリーダーになろうと糞豚は糞豚だろうが。 一方デカブツンネはミィミィ喚く同胞達を見下しながら考えた。 ここでもう一度同胞達を叩きのめし、誰がリーダーか嫌というほど思い知らせるのも悪くない。 だがそろそろ人間達の始末もしなければならない。 デカブツンネはドヤンネ顔で、 (分かったブヒィ!タブンネちゃん達!) (ミィ?) (タブネ?) (そろそろあの人間どもも始末しなければならないブヒィ!だからミィとミィの腹心の部下達で、連中を残らず始末できたらミィをリーダーと認めろブヒィ!) あぁ? 何を言い出したかと思えば… 甘く見られたものだ… そもそもそんな提案を受け入れるわけが…… 「タブネ!タブネタブンネ!」 (ミィ!それなら納得だミィ!) 「ミィミィミギィィィィ!ミィミィミミミィミィ!」 (そもそも全ての元凶はあの人間どもだミィ!人間どもを始末できる力を持つタブンネちゃんがリーダー、いや、王に相応しいミィ!) ……あった。 さんざんリーダーの座を醜く争っておいて、最後は力のあるタブンネに期待する… 本当に訳のわからない豚どもだ… ポケモンとして何かが間違っている。 「ブヒィヒィヒィヒィ!ブヒャヒャ!ミブヒャヒャ!」ドヤンネ- (ブヒィヒィヒィヒィ!というわけで人間!ついに年貢の納め時だブヒィ!) それはこちらの台詞だ。 無意味なミィミィ争いには飽きた所だ。 「その台詞、ブヒィブヒィ以外そのままお返しするぜ、豚ンネ野郎。」 「ブビィィィ。ブヒィヒィ!」 (ブビィィィ。言葉を慎めブヒィ。お前はタブンネ王の前にいるのだブヒィ。) とうとう『リーダー』から『王』に昇格しやがった。 「王だぁ?…あぁ、害獣脂肪塊糞豚王って肩書なら、喜んで一票入れてやるぜ?」 「ブヒィヒィヒィ。ミビィィィミビィィ!ミブヒャヒャヒャヒャ!」ブヒ ブヒ (ブヒィヒィヒィ。ミィを糞豚扱いするとはいい度胸だブヒィ。ミィに平伏せば生かしてやろうかと思っていたのにブヒィ。) 心にも無いことをブヒブヒ述べやがって。 この糞豚に情けをかけられると思うだけで、本当に虫酸が走る。 「いいぜ、こいよ糞豚王。こっちはお前らがミィミィパーティーやってる間に、体力は全快してるんだ。」 ストライクやゾロアーク達も「やっと出番か」といった様子で、戦闘への準備を始めた。 「ミィミィパーティーでのリタイア豚もかなりいるようだから、さっきのようにはいかないぜ。今度こそ、その脂肪だけでできた首を刈り取ってやるよ。」 しかしデカブツンネは醜い笑顔を表し、 「ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!ブッヒィィィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!愚かな人間どもだブヒィ!ミィがただパーティーを見物していただけだと思ってるブヒィ!?) 「なんだと?」 「ブヒャヒャヒャァ!ミィブヒィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャァ!嫌でもわからせてやるブヒィ!) デカブツンネは右手を高く挙げ、 (連れてくるブヒィィィィ!) すると茂みの奥から、何かを引きずるタブンネどもが出て来た。 あれは…… 「ギィィィ!ギィィィィ!」ジタバタ 「キシッ!キシッ!」カジカジ フシデ達だ! 「ぺ…ペドォ!?」 「ホイィ!?」 ペンドラー達は慌て始めた。 フシデ達は事が終わるまで、コロニー外の岩の影に隠れてもらっていたはずだ。 どうしてフシデ達が網(恐らく盗品)で捕まっているのか? (ブヒャ!ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!驚きで声も出ないようだブヒィね!?) (ブヒィィィ。では王の最初の命令を下すブヒィ!) (((ミィ!?))) 糞豚王は俺達に指を向け、 (ブヒィヒィヒィヒィヒィ。さあタブンネちゃん達! 奴らの首をミィに差し出すブヒィ!) (ミィィィィィィィ!) ピンク豚どもが一斉に押し寄せてきた。 だがいい加減こいつらの戦法には慣れてきた。 エレナさんも興醒めの様子で、 「ドレディア、おねがい。」 「ドレドレ~」 ドレディアは先ほどと同じく、優雅な「フラフラダンス」を披露した。 (ま、まただミィ……) (た…、立てないミィ…) (こんなところで寝転がるなミィ!タブンネ根性で耐えるミィ!) (そんなのほっとけミィ!早く乗り越えて奴らに攻撃するミィ!) (ミグゥ!ミィの神聖な体を踏むなミィ!) (うるさいミィ!あんなダンスに…ひっか…かる…ほ…う…が……) (ミヒャヒャヒャヒャヒャ!お前もひっかかてやがブギャァァァァ!!) またも次々と将棋倒しになるピンク豚ども。 こいつらには学習能力はないのか? もうそろそろ一斉攻撃しようか。 (タ、タブンネ王!やつらの混乱技で攻撃できませんミィ!) (ブヒィィィ、仕方のないタブンネちゃん達だブヒィ。 ならはミィが直々にサポートしてやるブヒィ!) すると糞豚王は何やら身構え、 (ブッヒィィィィィィィ!!!) 光ったと思いきや、空間が歪みはじめた。 「こ、これは?」 知っている、この技は… 「しまった!あいつ『トリックルーム』が仕えたのか!」 「トリックルーム」は一定時間素早さが、遅い順に速くなる技だ。 これでは鈍足なタブンネどもが一番速くなってしまう! (ブヒィヒィヒィヒィヒィ!これでやつらより速く攻撃できるブヒィ!) (さすがは王だミィ!) (王が道を開いてくれたミィ!全員突撃ミィィィィィ!) (((((ミィィィィィィィィィィィ!!!!!))))) ここぞとばかりに糞豚どもが押し寄せてくる。 しかし迎え撃とうにも「トリックルーム」の効果で、ゾロアークや ストライクがスロー映像のようになってしまっている。 「シャアァァァァァ!」キィィィィ ゾロアークは「気合玉」を放とうとしている。 だがしかし、 (ブヒィヒィヒィヒィ!妙な真似はするなブヒィ!もしも タブンネちゃん達に攻撃したら、このフシデどもを潰してやるブヒィ!) 「シャア!?シャァァァァァァァァ!」 ゾロアークは人質を取られて歯がゆいらしい。 そして豚どもは俺達を包囲した。 「「「「「「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」」」」」」ドヤンネー またもドヤンネ顔で迫ってくる糞豚ども。 クソッ!しかし攻撃すればフシデ達が! フシデ達を助けようにもゾロアーク達の今のスピードでは、 奪い取る前に潰されてしまう! しかしそんなことを考えている内に、 「ミィィィィィィィィィ!」ドスドスドスッ 一匹の豚が俺に突進してきた! 避けようとしたが、豚のスピードは遥かに増していた。 「ミィィィィィィィィィィ!」ボテーンッ 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁっ!」ズサァァッ 俺は豚の突進をもろに喰らい、地に伏した。 「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャ~!」ドヤンネー 下衆顔で笑う糞豚ンネ。 その顔を蹴り上げてやる! そう思ったが、 (今だミィ!こいつらを取り押さえるミィ!) 「「「「「「「ミィィィィィィィィィィィィ!!!!!」」」」」」」 豚どもが一斉にのしかかってきた 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!」ボキボキ 俺の全身に豚の体重がのしかかる。 「「「「「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャァ!!!」」」」」ドヤンネー くそっ!動けない! (ほらほらどうしたミィ?さっきまでの威勢はどこいったミィ?) (人間風情がタブンネちゃんに逆らうなんて一億年早いミィ! ゆっくりなぶり殺しにしてやるミィ!) 「「「「「ミブヒャヒャヒャヒャヒャヒャァ!!!」」」」」ペチペチペチペチ 豚どもは俺の背中や頭を叩いたり、踏みつけたりしやがる。 くそっ!全く痛くないが、豚に踏まれてると思うだけで自殺したくなる。 (タブンネ王!他の奴らも捕えましたミィ!) 顔をあげると、エレナさんと会長は豚に羽交い絞めにされていた。 「ア、アレンさん!大丈夫ですか!?」 「むぅ……。こいつらに捕まるとは情けない限りだ……。」 「お、俺は大丈夫です!二人はグハァ!」 豚の一匹が俺の側頭部を蹴り上げた。 (だ~れが喋っていいと言ったミィ?ミィィン?) 殺したい… だが豚の体重で身動きが取れない。 ポケモン達はどうしたのか見上げると、 「ス、スト…ラ…イィ」ビリビリ 「エル…レイ…」ビリビリ みんな若干痙攣して動けないようだ。 どうやら「電磁波」を使える豚がいるらしい。 その証拠に、サーナイトとリグレーの「シンクロ」で 豚二匹が痙攣していやがる。 すると糞豚王が醜いドヤ顔で、 (よくやったブヒィィィィィ!ではこれよりこいつらの 公開処刑を開始するブヒィィィィィ!) ((((((((((ミィィィィィィィィィィィィ ィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!)))))))))) ミィミィと勝手に処刑宣言しやがって。 うるさい糞豚どもだ。 気づけば、周りの空間の歪みが消えている。 だが今更「トリックルーム」が解除されても、 麻痺してしまったストライク達ではフシデを迅速に救助できない! (ミヒャヒャヒャ!ではタブンネ王!どう処刑しますかミィ?) (ブヒィィ。そう焦るなブヒィ。その前にこいつらから聞き出す ことがあるブヒィ。) (ミィ?) (こいつらを始末した後、捕まった同胞達を救出しに向かうブヒィ。 そのためにこいつらから情報を吐かせるブヒィ!) すると豚どもはミィミィ騒ぎだし、 (さすがはタブンネの王だミィ!文武両道だミィ!) (同胞のためにそこまで考えるとは、思慮深いお方だミィ!) (タブンネ族の繁栄は未来永劫だミィィ!) (タブンネの神が君臨なされたミィ!) 豚どもは勝手に糞豚王を神格化し始めたが、あのデカブツンネが 仲間の救出を提案したのは、単に民衆……、いやタブ衆の 感動を誘い、支持を得るためである。 糞豚王の頭に詰まっているのは、脂肪と糞と醜い自己顕示欲だけである。 (では手始めにその女から聞き出してやるブヒィ!) (ミィ!さあ、人間のメス!同胞を捕えている場所を吐くミィ!) 豚の凄味の無い顔にエレナさんは顔色を変えず、 「嫌よ!誰があんた達のような似非ポケモンに話すものですか!」 スパァーーンッ!! 「ううぅ!」 (口の利き方に気をつけろミィ!今吐けば、命だけは助けてやるミィよ?) あの糞豚ぁ! エレナさんを汚い手で叩きやがって! 周りの豚どもは見世物を見るかのように、醜い笑顔で笑っている。 すると会長が、 「まずいな。このままではまたエレナくんが……」 「ええ、早くエレナさんを糞豚どもからどうにかしないと!」 「いや、それもそうなんだが…。このままでは、 また『あの』エレナ君になってしまうのだが…」 「??。何を言っているんですか?早くこの状況を打破しなければ!」 「うむ、実は既に会員達にSOS信号を発しているのだが、 これでは間に合いそうにないな…。」 スパァァーーンッ!! 「ううぅ!」 (さぁあまりチャンスは無いミィよ?とっとと吐いて、楽になるミィ!) 「あ…」 会長は「やっちまったよ」的な顔をした。 同時刻、簡易糞豚収容施設 両腕無しンネ×2がメガヤンマに左足を ぶった切られてから一時間近くが経った。 先ほどの会員二人は休憩を終え、次々に送られてくる 糞豚どもを檻の中に収容してしる。 大小合わせても50匹はいるだろう。 ミィミィミィミィうるさい。 (ミィィィィ!出してくれミィィィ!ミィはただお腹が 空いたから、紙袋いっぱいのオボンの実を抱えた ババアを突き飛ばして奪っただけだミィィィ!) (ミィを誰だと思ってるミィ!森一番の強さを誇る タブンネちゃんだミィ!怪我する前にとっとと出すミィ!) (チィチィ!チィチィ!ママァ!パパァ!どこにいるのぉぉぉぉ!?) (人間のガキから食糧を盗んだのはこの夫だミィ! ミィは一切関係無いミィ!) (ミ、ミィ!?お前あんなに美味そうに食っておいて何言ってるミィ!) などなど、 筋の通らぬ言い訳をしたり、罪をなすりつけ合ったりと よくもまぁ飽きない糞豚どもだ。 そしてこいつらの被害を受けた人々は、 「お前のせいで俺のお袋(67)は足の骨を折って入院してるんだぞ! お前の全身の骨を残さず叩き折ってやる!」 「よくも娘を突き飛ばしてお菓子を強奪しやがったな! お前のせいで娘はポケモンを怖がるようになったんだぞ! 楽に死ねると思うなよ!この糞豚ぁ!」 皆の怒りはもっともだろう。 すると会員の一人が慌てた様子で、 「おい大変だ!会長からSOS信号が発信されているぞ!」 「会長から!?会長が糞豚どもにやられるとは思えないが…」 「わからん…。とにかく会長を救出しにいくぞ!」 「わかった!おい!作業は中断!お前も来い!」 「はい!先輩!」 会員達は車両に乗り込み、SOS信号の発信源まで急行した。 「このSOS信号の発信域って、たしかエレナさんの担当地域だったよな?」 「ああ、エレナさんが一緒なら、なおさら大丈夫だと思うけど…」 新入りの会員は興味深そうに、 「先輩先輩、エレナさんってそんなにポケモンバトルが強いんですか。」 「ん?まあな。俺も何回かバトルの練習相手をしてもらった ことがあるが、ほとんどエレナさんの勝ちだよ。」 すると先輩は少し顔を青くし、 「まぁエレナさんのすごいところと言うか、ビックリする ところはそこではないんだけどな…」 「?、どういうことですか?」 「まだ入ったばかりのお前は知らないだろうな…。 エレナさんの鬼神伝説を…」 「き、鬼神?エレナさんのような美人が?」 先輩は苦笑いしながら、 「五年前の丁度この頃だったな。今回と同様、俺と エレナさんを含めた『タブンネ被害者の会』は 犯罪糞豚どもを捕獲しに来た。」 五年前 「みぃぃぃぃ!みぃぃぃぃ!」 「ミィフー!ミィフー!」 「チィチィ!チィィン!チィィン!」 今回も人様に迷惑をかけた糞豚どもが捕まって来る。 森の木の実で我慢すりゃあ捕まらずに 森で静かに暮らせただろうに… こいつらには「学習」という言葉はあるのか? 脳みそが糞で詰まってるのか? 「ふう…。これで目標のタブンネは全て捕まえたわね。」 たしかあの人、受付嬢のエレナさんだよな? 俺と同じ新入りらしいけど… 受付の人も駆り出されるんだな。 「「「「「ミィィィィィィィィィィ!!!!!!」」」」」 突然ピンク豚どもの雄叫びが聞こえた。 俺達の周りを大勢のピンク豚どもが取り囲んでいる。 「な、なんだ!?」 「しまった!豚どもに囲まれた!」 「落ち着け!所詮はポケモンの劣等種だ。 被害者達を護衛しつつ、各個撃破だ。」 俺達は各ポケモンを繰り出し、豚どもを 殲滅しようとした。 だが、 「パパァァァァァァ!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 豚の方から女の子の叫び声が聞こえた。 そこにはドヤ顔の豚に羽交い絞めにされている女の子がいた。 たしかあの子は小学校の遠足の最中に糞豚一家に出くわし、 突き飛ばされたあげく、弁当やお菓子を強奪された子だったな。 後にどうして捕まったか女の子に聞くと、 森で手持ちのポケモン達と遊んでいたら、 突然ピンク豚どもが飛び出してきて、反撃する間もなくポケモンは 戦闘不能にされ、自分も取り押さえられたらしい。 ちなみに上記の糞豚一家はパパンネを除いて檻にぶち込まれている。 パパンネは必死に抵抗したため、やむなく猟銃で射殺した。 その時の遺族ンネどもの絶望顔は滑稽だった。 だが今は仲間が救出しに来たことで希望を取戻し、 こちらにドヤ顔を向けてきやがる。 後で絶望の果てに殺すとしよう。 「お願いです!あの子を助けてあげてください!」 女の子の母親は俺達に懇願した。 もちろん救うさ。 「私が奴らに人質を解放するよう説得します。」 エレナさんが提案した。 「だめだエレナさん!奴らの脳みそで承諾などするはずがない!」 「わかってます。だから私が奴らの注意を引き付けてる隙に、 会の皆さんは女の子を捕まえているタブンネを迅速に始末、 パニックになった瞬間に私とポケモンで女の子を奪還します。」 なるほど、そういうことか。 するとエレナさんは、後で会のポケモン達に配るはずだった ダンボールいっぱいのオボンの実を抱えて行き、 「ミィィン?ミヒヒヒヒヒィ。」ドヤンネー (なんだミィ?降参のための貢ぎ物かミィ?) 「(あんたらに降参するほど落ちぶれちゃいないわよ、 このピンク豚野郎。)ちょっと違うわ。このオボンの実を 全部あげるから、女の子を解放して。足りないなら他に オレンやモモンの実もたくさんあるから。」 豚どもはミィミィざわめき始めた。 交渉相手の豚(おそらく群れのリーダーだろう)も 「ミィィ…」と考え込んでいる。 よしっ!食いついている! 所詮は食い意地だけはポケ一倍の豚どもだな。 (わかったミィ!ならお前達の持っている食糧を残らず差し出せミィ!) 「(ちっ!この強欲豚ども!だけどもう少し引き付けないと!) さすがに全部は勘弁してほしいわ。」 (ミィィン?自分達の立場がわかってるかミィィン?) 豚の一匹が女の子に「十万ボルト」が走っている薄汚い手を近づける。 「う、うぇぇぇん」 豚どもは泣きそうな女の子を下衆顔で笑う。 (本当に虫酸が走るわ。この醜豚ども。) ピンク豚は醜い笑顔で、 「ミィヒヒヒヒヒヒ!ミィィィィィィ!」ドヤンネー (お前達に選択肢は無いミィ!さっさと食糧をよこすミィ!) (何様よこいつ。とにかく女の子だけでも…) 「わかったわ。でもひとつだけ条件が…」 「ミィィィン?」 「その女の子を解放して。そのかわり私が人質になるから。」 「ミ…」 豚はさらに醜く顔を歪め、 (ミヒャヒャヒャヒャァ!みんな聞いたかミィ!? この人間『私が人質になる』ってほざいてるミィよ!?) 「「「「「「ブヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」」」」」」ゲスンネー ……醜い… なんて醜い豚どもなんだ… 会長がこの会を創設した理由が今ならよくわかる。 しかしエレナさんはそれでも平静を保っている。 心から賞賛を送ります。 (ミィ達にそれを呑む必要など無いミィ!時間稼ぎのつもりかミィ?) 「でもそうしないとその子の両親は気が気でないわ。」 (それがどうしたミィ!人間の分際でミィ達と対等に 交渉できると思ってるミィ?) 「そこをお願い!あなた達が『優秀な』ポケモン達と見込んで!」 エレナさんが豚どもを褒めるセリフを言った。 当然本心なわけが無い。 頼まれても言うものか。 だがそのセリフは豚どもの愚劣で矮小な自尊心をくすぐったらしく、 (当然だミィ!タブンネは優秀で高貴なポケモンだミィ!) (ここは自分の愚かさにやっと気づいた人間に免じて、 要求をのんでやるかミィ?) (油断ならないミィ!人間は傲慢で下等な生き物だミィ!) (人間ども全員が土下座したら許してやるというのはどうだミィ?) (ついでに足を舐めさせてやるかミィ?ブヒャヒャヒャ!!) ………あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 殺したいっ!! 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるっ!!!! あの糞豚どもっ!一匹残らずっ!殺すっ!! 俺はおいてあった猟銃を手に取り、豚どもに向けた。 だがその時、 バシィ! 俺の右頬に拳が飛んできた。 一瞬気絶しそうになった。 「馬鹿野郎!奴らの糞豚ぶりにあてられるな! エレナの努力を無駄にする気か!?」 殴ったのは先輩だった。 …その通りだ。 あのまま怒りにまかせて撃っていたら、たとえ豚一匹を 仕留められても女の子への報復があっただろう。 「…申し訳ないです、先輩……」 「…耐えろ、間違っても女の子に傷を負わせるわけにはいかん。」 そんな光景を見て、 (ミヒャヒャヒャ!仲間割れしてやがるミィ!) (所詮は人間だミィ!浅ましい種族だミィ!) 再び殺意が湧いてきたが、そんな自分を抑えた。 ここで交渉決裂なわけにはいかない。 (…頃合いね) 「ねぇ見たでしょ?みんな気が気でないのよ。 仲間も全員解放するし、この際木の実も全部あげるわ。」 (『ミッヒッヒッ、やっぱり折れやがったミィ。 人質を取って正解だったミィ。』 いいだろうミィ!ここは寛大なミィの心で、女の子を 先に返してやるミィ!) 「!、わ、わかったわ。ありがと。」 (てっきり先に木の実をよこせと言うものだと…) そんな言葉出鱈目だと思ったが、案外あっさりと女の子を解放した。 女の子は半分涙目で両親のもとへ駆け寄った。 「わ~ん!パパァ!ママァ!」 「大丈夫だったか!?怪我はないか!?」 とりあえず女の子は無事そうだ。 しかし豚どもがどう出てくるか… 本スレ末期のSSによく似たパターンだ。如何にタブンネが醜悪かを無駄に長々と書くだけで肝心の虐待が適当な単なるキャラヘイトでしかない糞つまらないSS -- (名無しさん) 2012-07-07 07 01 11 この人のクリスマスの短編はまとまってて面白かったからそういう意味では残念 -- (名無しさん) 2012-07-07 15 50 32 速くブタンね全滅させてしまえええ -- (名無しさん) 2012-08-13 23 21 47 くどい上本筋から外れすぎ -- (名無しさん) 2012-10-18 17 47 36 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「私が10歳でトレーナーとしてポケモンと旅してから50年以上、これ程までに傲慢で醜悪な種族は他の地方では見なかったよ…」 「…そうでしょうね……。」 俺達の目に映る光景は、他の種族では考えられず、有り得ない状況。 狂態… 醜悪… 傲慢… 下劣… 腐敗… 無意味… …何故俺はあの公園で、この生物に一時でも心を許したのだろうか…… 見た目の可愛さに騙され、エネコを放った自分が情けない。 「アレン君という名前だったね?たしか君のエネコが連中の一つに暴行を受けたとか…」 俺は少し力を入れて拳を握り、 「ええ…、でもこいつらのことをよく調べなかった俺の責任です。」 「…アレン君。少し昔話をするよ……」 会長は遠くを見て、 「私はジョウト出身でね。男子のくせに妖精グループのポケモンに夢中で、それらを捕まえて集めるのが趣味だったよ。」 そして会長はパイプを吹かしながら、 「旅立ってから3年経った頃かな…。カントー、ホウエンを巡って、ついにこのイッシュ地方の地を踏んだんだ。相変わらずの妖精好きでね…。モンメン、チュリネを捕まえて、残るはタブンネだけだと思っていたら、なんと向こうから私の前に現れてね。手持ちのポワルンに与えていたポケモンフーズに引き寄せられたんだ。捕まえようとしたら、草むらからベビンネを抱いた母タブンネに3匹の子タブンネが出て来てね。何日も餌を口にしていないのか、弱々しい声でフーズをねだってきた。私は迷わず与えたよ。奪うようにフーズを受け取ったけど、よほど腹を空かしていたのかと考えた。汚い食事風景には少し幻滅したけど、まあこんなもんかと納得したよ。」 すると会長は少し顔をしかめた。 「子連れを捕まえるわけにはいかないし、フーズにも満足したようだから、他のタブンネを探しに去ろうとしたんだ。」 会長は苦虫を噛み潰したような顔で、 「そしたら私は突然何かに突き飛ばされ、木の幹に頭をぶつけてしまった。打ち所が悪かったらしく、気が遠くなっていった。ブラックアウトしていく私の視界に映ったのは、一家総出でポワルンに暴行し、私のバックパックからフーズや必需品を有りったけ持ち出すタブンネ達だった。」 そして口調に若干の怒りを含み、 「一時間ほどして気が付いた私は、ほとんど空になったバックパックと傷ついたポワルンを抱え、最寄のポケモンセンターに駆け込んだ。」 …ほぼ俺と同じだ。 奴らは半世紀も前から全く変わっていなかったのか! 「……あの、ポワルンは無事だったのですか?」 「……ポワルンはまだタマゴから孵化したばかりだった。だからろくに抵抗もできなかった。幸い命は取り留めたが、それがトラウマになってしまい、食事もろくに取らなくなった。そして一年後に………帰らぬ存在となった……」 ………くそっ! あるかよ!そんなことって! 「そのタブンネ達は!?どうしたんですか!?」 「…当時はこの『タブンネ被害者の会』のような敵討ちを支援してくれる団体なんてなかった。勿論そのタブンネ一家を血眼で探したよ。『絶対殺してやる!』と決意しながらね。……でも結局見つけ出すことは叶わなかった。」 「そんな…、俺のように警察の協力は無かったんですか!?」 俺はジュンサーさんの紹介でこの『タブンネ被害者の会』を知った。 あの糞豚どもの糞豚ぶりは昔の警察も知っていたはずだ。 「勿論事情を聞きに来た警察官に脚色無く話したよ。でも信じてくれなかった。」 「!?、どうしてです!?警察なら奴らの本性を知っているはず!?」 「……正確には聞こうとしなかった、かな…。タブンネが医療現場に採用され始めたのがちょうどその時期。それに水をさされたくないというのが当時の風潮だった…。勿論彼らの生態・性格で反対する意見もあったが、それはカリキュラムを受けさせれば更正できると考えられていたんだ。でも実際は指示通りに働くタブンネなんて三割いるかどうか。ほとんどは自分を特別な存在だと疑わず、ナースの仕事を放棄する始末だった。そしてこの問題は解決されないまま数十年たった。」 タブンネを擁護する時代? そんな時代があっていいのか? 「それに当時台頭していた『タブンネ愛護団体』の影響もあった。政治団体との癒着もあり、タブンネのナース化を推進したのも彼らだ。街を歩けば必ず『タブンネ最高』と唄う団体の輩が跋扈していた。」 「そんなことって…」 「若気の至りというか…。私は街で『タブンネはラッキーより優れたナースです!』と演説する団員と、その傍らでミィミィとドヤ顔で歌うタブンネに殴り掛かったよ。」 「……その後は?」 「当然巡回していた警察官に取り押さえられた。そのまま拘置所行きだ。」 ……歯痒いことこの上ないことだ… 「私の父は弁護士で、法曹界でも地位のある人だった。だから何とか告訴を取下げてもらい、保釈金まで払ってもらった。理由はどうあれ人やポケモンを殴ったんだ。父には勘当寸前まで怒られた。」 ……なら俺がタブンネに復讐できるのは、すごく恵まれたことなんだな。 「だが釈放の二日前、私のその後を変える出来事があった。拘置所の看守と話した時、彼は私に同情してくれた。何故なら彼の娘も森でのピクニック中にタブンネの群れに囲まれ、弁当やお菓子を奪われたからだ。」 人間の子供まで… 糞豚ども… 「彼は私に人生の指針を示してくれた。『娘がタブンネに怖い思いをされたと聞いた時、俺は街を我が物顔で歩くタブンネに殴り掛かかりそうになった。だがやってしまえは事件になり、妻や娘に迷惑をかけてしまう。俺もこんな社会は間違っていると確信してるよ。…大切なポケモンを死なされたお前なら尚更だろう。だからな、ロバート。もし糞豚どもに復讐したいなら、まずは糞豚を擁護する奴らから『社会的に』蹴散らしてやるんだ!お前はまだ若くて可能性がある。タブンネに復讐したくても出来ない。そんな無念を抱える人達の力になれる!』とね…。」 「それがこの『タブンネ被害者の会』を創立した理由ですか?」 「そう、だから私は必死に勉強して大学に入り、弁護士の資格を取得した。そして『タブンネ愛護団体』を抹殺するために政治家、特に反タブンネ愛護派とのコネクションを作り、タブンネに関わる訴訟を積極的に担当し、その間にタブンネの危険性、反社会性を伝える運動を各地方で行った。」 俺が生まれる前からそんな事があったのか… 「当然『タブンネ愛護団体』からの妨害があった。イタズラ電話がかかってきたり、タブンネの糞尿が入ったダンボールが送り付けられたり…、酷い時は事務所に銃弾が撃ち込まれたよ。」 「何て奴らだ…」 「だが私は諦めずに活動を続けた。そして『タブンネ愛護団体』の裏を調べるうちに、連中の本性を明かした。」 「本性?」 「実際連中はタブンネなんてどうでもよかったんだ。特に上層部はね。末端の団員には本気でタブンネを広めるつもりの人もいたけど、上層部のほとんどの人間はタブンネを『金づる』としか見ていなかった。」 「タブンネが…『金づる』?」 あんな糞豚が価値を生み出せるとは思えないが… 「表の顔はナースタブンネの普及、虐待されたタブンネの保護、エリートタブンネの育成など聞こえのいい活動だ。だが裏では、タブンネを利用した違法なビジネスに手を染めていた。」 「違法?」 「色違いベビンネの闇売買、タブンネによる地上げ、タブンネの風俗営業、さらにはタブンネを半ば奴隷としたコカイン畑の栽培…。タブンネ保護とは正反対の数々…。」 まじか… 本当に違法な事ばかりではないか… 「タブンネのナース化推進もそうだ。連中はタブンネをラッキーやハピナスより安価に使える事を条件に、各医療団体から賄賂を受け取っていたんだ。まぁそうでなければ、タブンネという反社会的なポケモンをナースに採用する訳が無いが…」 「それもそうですね。」 「結局タブンネを保護するのは、単に金儲けのためだけだったという訳さ。決して彼らを思って活動しているのではなかった。」 つまり糞豚どもはどこにいても糞豚扱いだったという訳だ… まぁ糞豚だから当然か… 「やがて私達の活動が功を奏し、闇売買やコカイン畑の発覚、それらの証拠により、『タブンネ愛護団体』の幹部や総帥は逮捕され、裁判で有罪判決を受けた。」 「もうあの糞豚どもを擁護する奴らはいなくなったんですね…」 「だが事態はよくなった訳ではなかった…」 「?、どうしてです?」 「『タブンネ愛護団体』が瓦解したことにより、そこに属していた大量のタブンネ達が野性に放たれたんだ…」 「えっ!?処分されたのではないんですか!?」 「勿論焼却処分されたり、虐待愛好家に流れ、生まれた事を後悔する程に虐待されたタブンネもいた。後者はともかく処分には結構な負担になる。金銭的にね。多くは秘密裏に逃がされた。」 そんな… あんな害獣どもを野に放ったらどうなるかわかっていただろうに… 「私達はタブンネを擁護する輩を排除できた。だが詰めが甘かった。」 「詰め?」 「街を我が物顔で跋扈し、ドヤ顔で餌を要求する醜いタブンネどもを社会から追放する事ができた。だが逆に、『タブンネ愛護団体』の暗部で奴隷として扱われたタブンネどもを自由にしてしまった。そして奴らの捕獲、処分を依頼した業者が、『タブンネ愛護団体』の息が掛かっている事に気付けなかった。大半はこのヤグルマの森に逃がされ、自由を得たタブンネどもは箍(たが)が外れたように傍若無人に振る舞った。雑菌のように繁殖し、畑に実った作物を荒らし、非力な人やポケモンから食料を奪う…。それは今に致るまで続いている。」 そうか… 糞豚がこんなに大量にいるのは、大量に逃がされた糞豚どもが繁殖したからか… 「だから私はアレン君に謝らなければならない。」 「えっ?」 「私のミスで処分されるはずだったタブンネどもは野に放たれ、恐らくその子孫が君のエネコに害を及ぼした。…私がしっかり奴らを焼却処分していれば、こんなにタブンネが増殖することもなかったし、エネコがポケモンセンターに担ぎ込まれる事もなかった。」 ……確かに奴らを処分できなかったのは詰めが甘かったかもしれない。 だけど… 「だけど会員が謝る必要はありません。」 「…何故?」 「確かにこれ程までにタブンネどもが増殖した原因になってしまったかもしれません。」 「そう、だから…」 「でもそれだけです。」 俺は真顔で答えた。 「あの糞豚どもはたとえ一億匹でも、一万匹でも、百匹でも、十匹でも、どこにいようとやる事は変わりません。ただ糞豚のように畑を荒らし、糞豚のように媚びる。たとえ大量のタブンネが逃がされなかったとしても、あのタブンネ一家に会わなかったとしても、俺は別の奴らの見た目に騙されてエネコを危険に曝してしまったでしょう…。」 そう… 糞豚はイッシュの各地にのさばっている。 謝るべきは会長ではない。 額が削れ、声が枯れるまで謝るべきはあの糞豚一家だ! 「「「「「ミヒャアァァァァアァァァァアァァァァァ!!!!!」」」」」ポテポテ 豚どもは慌てて逃げるが当然間に合わず、ボーリングの球となったリーダーンネは動けない豚を潰しながら逃げ豚どもを轢き殺していく。 「ミ”キ”ャア”!」グシャ 「チ”ャア”ァァァ!」バキンッ 「タハ”ア”ァァァァ!」グシャアッ あわれボーリングのピンとなった豚どもは次々に轢死体となった。 リーダーンネはコロニーにある岩にぶつかってようやく止まった。 するとボーリングモード(笑)を解除し、 「ブヒャヒャヒャヒャァ!ブヒィブヒィ!ブヒィィィィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャヒャァ!これぞミィの崇高なる必殺技!『肉弾戦車』だブヒィ!) 何が必殺技か… 単に自分の贅肉で転がっただけではないか… だが豚どもを脅すには十分だったようで、豚どもは絶望の顔で轢死した同胞達を見ながら失禁している。 「ブヒブヒィィィィィ!」 (無力なタブンネちゃん達よおぉぉぉ!) 「ミヒッ!」ガクガク ビシャ- 「チィチィ!」プルプル ビシャ- 「ブヒャブヒャブヒィブヒィ!ミブヒィブヒィ!」ドヤンネ- (これからは川のコロニーもミィの支配下になるブヒィ!文句があるタブンネちゃんは申し出てみろブヒィ!) …静まり返った… デカブツリーダーンネの占有宣言に反対する豚はもはやいないようだ。 すると一匹のタブンネが、 (そ…そうだミィ!川のリーダーンネちゃんが呆気なく殺された以上、川のリーダーの座はこのコロニーのリーダータブンネちゃんにこそ相応しいと思うミィ!) (ミィ……、確かにこのタブンネちゃんが川のリーダーを兼任すれば百人力だミィ!) (でも同胞を殺したタブンネちゃんだミィ!ミィは反対だミィ!) (お前さっき同胞達にソーラービームを乱射しておいて何を言ってるミィ!?) (ミィは賛成だミィ!このリーダータブンネちゃんは百年に一度の逸材だミィ!正に王たる風格だミィ!) (ミィも同意見だミィ!このリーダータブンネちゃんが王になれば、ミィ達タブンネちゃんの森での覇権が拡大すること間違いないミィ!) ミィミィ内戦が終わったと思ったら、今度はミィミィ議論かよ。 どいつがリーダーになろうと糞豚は糞豚だろうが。 一方デカブツンネはミィミィ喚く同胞達を見下しながら考えた。 ここでもう一度同胞達を叩きのめし、誰がリーダーか嫌というほど思い知らせるのも悪くない。 だがそろそろ人間達の始末もしなければならない。 デカブツンネはドヤンネ顔で、 (分かったブヒィ!タブンネちゃん達!) (ミィ?) (タブネ?) (そろそろあの人間どもも始末しなければならないブヒィ!だからミィとミィの腹心の部下達で、連中を残らず始末できたらミィをリーダーと認めろブヒィ!) あぁ? 何を言い出したかと思えば… 甘く見られたものだ… そもそもそんな提案を受け入れるわけが…… 「タブネ!タブネタブンネ!」 (ミィ!それなら納得だミィ!) 「ミィミィミギィィィィ!ミィミィミミミィミィ!」 (そもそも全ての元凶はあの人間どもだミィ!人間どもを始末できる力を持つタブンネちゃんがリーダー、いや、王に相応しいミィ!) ……あった。 さんざんリーダーの座を醜く争っておいて、最後は力のあるタブンネに期待する… 本当に訳のわからない豚どもだ… ポケモンとして何かが間違っている。 「ブヒィヒィヒィヒィ!ブヒャヒャ!ミブヒャヒャ!」ドヤンネ- (ブヒィヒィヒィヒィ!というわけで人間!ついに年貢の納め時だブヒィ!) それはこちらの台詞だ。 無意味なミィミィ争いには飽きた所だ。 「その台詞、ブヒィブヒィ以外そのままお返しするぜ、豚ンネ野郎。」 「ブビィィィ。ブヒィヒィ!」 (ブビィィィ。言葉を慎めブヒィ。お前はタブンネ王の前にいるのだブヒィ。) とうとう『リーダー』から『王』に昇格しやがった。 「王だぁ?…あぁ、害獣脂肪塊糞豚王って肩書なら、喜んで一票入れてやるぜ?」 「ブヒィヒィヒィ。ミビィィィミビィィ!ミブヒャヒャヒャヒャ!」ブヒ ブヒ (ブヒィヒィヒィ。ミィを糞豚扱いするとはいい度胸だブヒィ。ミィに平伏せば生かしてやろうかと思っていたのにブヒィ。) 心にも無いことをブヒブヒ述べやがって。 この糞豚に情けをかけられると思うだけで、本当に虫酸が走る。 「いいぜ、こいよ糞豚王。こっちはお前らがミィミィパーティーやってる間に、体力は全快してるんだ。」 ストライクやゾロアーク達も「やっと出番か」といった様子で、戦闘への準備を始めた。 「ミィミィパーティーでのリタイア豚もかなりいるようだから、さっきのようにはいかないぜ。今度こそ、その脂肪だけでできた首を刈り取ってやるよ。」 しかしデカブツンネは醜い笑顔を表し、 「ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!ブッヒィィィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!愚かな人間どもだブヒィ!ミィがただパーティーを見物していただけだと思ってるブヒィ!?) 「なんだと?」 「ブヒャヒャヒャァ!ミィブヒィ!」ドヤンネ- (ブヒャヒャヒャァ!嫌でもわからせてやるブヒィ!) デカブツンネは右手を高く挙げ、 (連れてくるブヒィィィィ!) すると茂みの奥から、何かを引きずるタブンネどもが出て来た。 あれは…… 「ギィィィ!ギィィィィ!」ジタバタ 「キシッ!キシッ!」カジカジ フシデ達だ! 「ぺ…ペドォ!?」 「ホイィ!?」 ペンドラー達は慌て始めた。 フシデ達は事が終わるまで、コロニー外の岩の影に隠れてもらっていたはずだ。 どうしてフシデ達が網(恐らく盗品)で捕まっているのか? (ブヒャ!ブヒャヒャヒャヒャヒャァ!驚きで声も出ないようだブヒィね!?) (ブヒィィィ。では王の最初の命令を下すブヒィ!) (((ミィ!?))) 糞豚王は俺達に指を向け、 (ブヒィヒィヒィヒィヒィ。さあタブンネちゃん達! 奴らの首をミィに差し出すブヒィ!) (ミィィィィィィィ!) ピンク豚どもが一斉に押し寄せてきた。 だがいい加減こいつらの戦法には慣れてきた。 エレナさんも興醒めの様子で、 「ドレディア、おねがい。」 「ドレドレ~」 ドレディアは先ほどと同じく、優雅な「フラフラダンス」を披露した。 (ま、まただミィ……) (た…、立てないミィ…) (こんなところで寝転がるなミィ!タブンネ根性で耐えるミィ!) (そんなのほっとけミィ!早く乗り越えて奴らに攻撃するミィ!) (ミグゥ!ミィの神聖な体を踏むなミィ!) (うるさいミィ!あんなダンスに…ひっか…かる…ほ…う…が……) (ミヒャヒャヒャヒャヒャ!お前もひっかかてやがブギャァァァァ!!) またも次々と将棋倒しになるピンク豚ども。 こいつらには学習能力はないのか? もうそろそろ一斉攻撃しようか。 (タ、タブンネ王!やつらの混乱技で攻撃できませんミィ!) (ブヒィィィ、仕方のないタブンネちゃん達だブヒィ。 ならはミィが直々にサポートしてやるブヒィ!) すると糞豚王は何やら身構え、 (ブッヒィィィィィィィ!!!) 光ったと思いきや、空間が歪みはじめた。 「こ、これは?」 知っている、この技は… 「しまった!あいつ『トリックルーム』が仕えたのか!」 「トリックルーム」は一定時間素早さが、遅い順に速くなる技だ。 これでは鈍足なタブンネどもが一番速くなってしまう! (ブヒィヒィヒィヒィヒィ!これでやつらより速く攻撃できるブヒィ!) (さすがは王だミィ!) (王が道を開いてくれたミィ!全員突撃ミィィィィィ!) (*1)))) ここぞとばかりに糞豚どもが押し寄せてくる。 しかし迎え撃とうにも「トリックルーム」の効果で、ゾロアークや ストライクがスロー映像のようになってしまっている。 「シャアァァァァァ!」キィィィィ ゾロアークは「気合玉」を放とうとしている。 だがしかし、 (ブヒィヒィヒィヒィ!妙な真似はするなブヒィ!もしも タブンネちゃん達に攻撃したら、このフシデどもを潰してやるブヒィ!) 「シャア!?シャァァァァァァァァ!」 ゾロアークは人質を取られて歯がゆいらしい。 そして豚どもは俺達を包囲した。 「「「「「「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」」」」」」ドヤンネー またもドヤンネ顔で迫ってくる糞豚ども。 クソッ!しかし攻撃すればフシデ達が! フシデ達を助けようにもゾロアーク達の今のスピードでは、 奪い取る前に潰されてしまう! しかしそんなことを考えている内に、 「ミィィィィィィィィィ!」ドスドスドスッ 一匹の豚が俺に突進してきた! 避けようとしたが、豚のスピードは遥かに増していた。 「ミィィィィィィィィィィ!」ボテーンッ 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁっ!」ズサァァッ 俺は豚の突進をもろに喰らい、地に伏した。 「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャ~!」ドヤンネー 下衆顔で笑う糞豚ンネ。 その顔を蹴り上げてやる! そう思ったが、 (今だミィ!こいつらを取り押さえるミィ!) 「「「「「「「ミィィィィィィィィィィィィ!!!!!」」」」」」」 豚どもが一斉にのしかかってきた 「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!」ボキボキ 俺の全身に豚の体重がのしかかる。 「「「「「ミィヒャヒャヒャヒャヒャヒャァ!!!」」」」」ドヤンネー くそっ!動けない! (ほらほらどうしたミィ?さっきまでの威勢はどこいったミィ?) (人間風情がタブンネちゃんに逆らうなんて一億年早いミィ! ゆっくりなぶり殺しにしてやるミィ!) 「「「「「ミブヒャヒャヒャヒャヒャヒャァ!!!」」」」」ペチペチペチペチ 豚どもは俺の背中や頭を叩いたり、踏みつけたりしやがる。 くそっ!全く痛くないが、豚に踏まれてると思うだけで自殺したくなる。 (タブンネ王!他の奴らも捕えましたミィ!) 顔をあげると、エレナさんと会長は豚に羽交い絞めにされていた。 「ア、アレンさん!大丈夫ですか!?」 「むぅ……。こいつらに捕まるとは情けない限りだ……。」 「お、俺は大丈夫です!二人はグハァ!」 豚の一匹が俺の側頭部を蹴り上げた。 (だ~れが喋っていいと言ったミィ?ミィィン?) 殺したい… だが豚の体重で身動きが取れない。 ポケモン達はどうしたのか見上げると、 「ス、スト…ラ…イィ」ビリビリ 「エル…レイ…」ビリビリ みんな若干痙攣して動けないようだ。 どうやら「電磁波」を使える豚がいるらしい。 その証拠に、サーナイトとリグレーの「シンクロ」で 豚二匹が痙攣していやがる。 すると糞豚王が醜いドヤ顔で、 (よくやったブヒィィィィィ!ではこれよりこいつらの 公開処刑を開始するブヒィィィィィ!) ((((((((((ミィィィィィィィィィィィィ ィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!)))))))))) ミィミィと勝手に処刑宣言しやがって。 うるさい糞豚どもだ。 気づけば、周りの空間の歪みが消えている。 だが今更「トリックルーム」が解除されても、 麻痺してしまったストライク達ではフシデを迅速に救助できない! (ミヒャヒャヒャ!ではタブンネ王!どう処刑しますかミィ?) (ブヒィィ。そう焦るなブヒィ。その前にこいつらから聞き出す ことがあるブヒィ。) (ミィ?) (こいつらを始末した後、捕まった同胞達を救出しに向かうブヒィ。 そのためにこいつらから情報を吐かせるブヒィ!) すると豚どもはミィミィ騒ぎだし、 (さすがはタブンネの王だミィ!文武両道だミィ!) (同胞のためにそこまで考えるとは、思慮深いお方だミィ!) (タブンネ族の繁栄は未来永劫だミィィ!) (タブンネの神が君臨なされたミィ!) 豚どもは勝手に糞豚王を神格化し始めたが、あのデカブツンネが 仲間の救出を提案したのは、単に民衆……、いやタブ衆の 感動を誘い、支持を得るためである。 糞豚王の頭に詰まっているのは、脂肪と糞と醜い自己顕示欲だけである。 (では手始めにその女から聞き出してやるブヒィ!) (ミィ!さあ、人間のメス!同胞を捕えている場所を吐くミィ!) 豚の凄味の無い顔にエレナさんは顔色を変えず、 「嫌よ!誰があんた達のような似非ポケモンに話すものですか!」 スパァーーンッ!! 「ううぅ!」 (口の利き方に気をつけろミィ!今吐けば、命だけは助けてやるミィよ?) あの糞豚ぁ! エレナさんを汚い手で叩きやがって! 周りの豚どもは見世物を見るかのように、醜い笑顔で笑っている。 すると会長が、 「まずいな。このままではまたエレナくんが……」 「ええ、早くエレナさんを糞豚どもからどうにかしないと!」 「いや、それもそうなんだが…。このままでは、 また『あの』エレナ君になってしまうのだが…」 「??。何を言っているんですか?早くこの状況を打破しなければ!」 「うむ、実は既に会員達にSOS信号を発しているのだが、 これでは間に合いそうにないな…。」 スパァァーーンッ!! 「ううぅ!」 (さぁあまりチャンスは無いミィよ?とっとと吐いて、楽になるミィ!) 「あ…」 会長は「やっちまったよ」的な顔をした。 同時刻、簡易糞豚収容施設 両腕無しンネ×2がメガヤンマに左足を ぶった切られてから一時間近くが経った。 先ほどの会員二人は休憩を終え、次々に送られてくる 糞豚どもを檻の中に収容してしる。 大小合わせても50匹はいるだろう。 ミィミィミィミィうるさい。 (ミィィィィ!出してくれミィィィ!ミィはただお腹が 空いたから、紙袋いっぱいのオボンの実を抱えた ババアを突き飛ばして奪っただけだミィィィ!) (ミィを誰だと思ってるミィ!森一番の強さを誇る タブンネちゃんだミィ!怪我する前にとっとと出すミィ!) (チィチィ!チィチィ!ママァ!パパァ!どこにいるのぉぉぉぉ!?) (人間のガキから食糧を盗んだのはこの夫だミィ! ミィは一切関係無いミィ!) (ミ、ミィ!?お前あんなに美味そうに食っておいて何言ってるミィ!) などなど、 筋の通らぬ言い訳をしたり、罪をなすりつけ合ったりと よくもまぁ飽きない糞豚どもだ。 そしてこいつらの被害を受けた人々は、 「お前のせいで俺のお袋(67)は足の骨を折って入院してるんだぞ! お前の全身の骨を残さず叩き折ってやる!」 「よくも娘を突き飛ばしてお菓子を強奪しやがったな! お前のせいで娘はポケモンを怖がるようになったんだぞ! 楽に死ねると思うなよ!この糞豚ぁ!」 皆の怒りはもっともだろう。 すると会員の一人が慌てた様子で、 「おい大変だ!会長からSOS信号が発信されているぞ!」 「会長から!?会長が糞豚どもにやられるとは思えないが…」 「わからん…。とにかく会長を救出しにいくぞ!」 「わかった!おい!作業は中断!お前も来い!」 「はい!先輩!」 会員達は車両に乗り込み、SOS信号の発信源まで急行した。 「このSOS信号の発信域って、たしかエレナさんの担当地域だったよな?」 「ああ、エレナさんが一緒なら、なおさら大丈夫だと思うけど…」 新入りの会員は興味深そうに、 「先輩先輩、エレナさんってそんなにポケモンバトルが強いんですか。」 「ん?まあな。俺も何回かバトルの練習相手をしてもらった ことがあるが、ほとんどエレナさんの勝ちだよ。」 すると先輩は少し顔を青くし、 「まぁエレナさんのすごいところと言うか、ビックリする ところはそこではないんだけどな…」 「?、どういうことですか?」 「まだ入ったばかりのお前は知らないだろうな…。 エレナさんの鬼神伝説を…」 「き、鬼神?エレナさんのような美人が?」 先輩は苦笑いしながら、 「五年前の丁度この頃だったな。今回と同様、俺と エレナさんを含めた『タブンネ被害者の会』は 犯罪糞豚どもを捕獲しに来た。」 五年前 「みぃぃぃぃ!みぃぃぃぃ!」 「ミィフー!ミィフー!」 「チィチィ!チィィン!チィィン!」 今回も人様に迷惑をかけた糞豚どもが捕まって来る。 森の木の実で我慢すりゃあ捕まらずに 森で静かに暮らせただろうに… こいつらには「学習」という言葉はあるのか? 脳みそが糞で詰まってるのか? 「ふう…。これで目標のタブンネは全て捕まえたわね。」 たしかあの人、受付嬢のエレナさんだよな? 俺と同じ新入りらしいけど… 受付の人も駆り出されるんだな。 「「「「「ミィィィィィィィィィィ!!!!!!」」」」」 突然ピンク豚どもの雄叫びが聞こえた。 俺達の周りを大勢のピンク豚どもが取り囲んでいる。 「な、なんだ!?」 「しまった!豚どもに囲まれた!」 「落ち着け!所詮はポケモンの劣等種だ。 被害者達を護衛しつつ、各個撃破だ。」 俺達は各ポケモンを繰り出し、豚どもを 殲滅しようとした。 だが、 「パパァァァァァァ!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 豚の方から女の子の叫び声が聞こえた。 そこにはドヤ顔の豚に羽交い絞めにされている女の子がいた。 たしかあの子は小学校の遠足の最中に糞豚一家に出くわし、 突き飛ばされたあげく、弁当やお菓子を強奪された子だったな。 後にどうして捕まったか女の子に聞くと、 森で手持ちのポケモン達と遊んでいたら、 突然ピンク豚どもが飛び出してきて、反撃する間もなくポケモンは 戦闘不能にされ、自分も取り押さえられたらしい。 ちなみに上記の糞豚一家はパパンネを除いて檻にぶち込まれている。 パパンネは必死に抵抗したため、やむなく猟銃で射殺した。 その時の遺族ンネどもの絶望顔は滑稽だった。 だが今は仲間が救出しに来たことで希望を取戻し、 こちらにドヤ顔を向けてきやがる。 後で絶望の果てに殺すとしよう。 「お願いです!あの子を助けてあげてください!」 女の子の母親は俺達に懇願した。 もちろん救うさ。 「私が奴らに人質を解放するよう説得します。」 エレナさんが提案した。 「だめだエレナさん!奴らの脳みそで承諾などするはずがない!」 「わかってます。だから私が奴らの注意を引き付けてる隙に、 会の皆さんは女の子を捕まえているタブンネを迅速に始末、 パニックになった瞬間に私とポケモンで女の子を奪還します。」 なるほど、そういうことか。 するとエレナさんは、後で会のポケモン達に配るはずだった ダンボールいっぱいのオボンの実を抱えて行き、 「ミィィン?ミヒヒヒヒヒィ。」ドヤンネー (なんだミィ?降参のための貢ぎ物かミィ?) 「(あんたらに降参するほど落ちぶれちゃいないわよ、 このピンク豚野郎。)ちょっと違うわ。このオボンの実を 全部あげるから、女の子を解放して。足りないなら他に オレンやモモンの実もたくさんあるから。」 豚どもはミィミィざわめき始めた。 交渉相手の豚(おそらく群れのリーダーだろう)も 「ミィィ…」と考え込んでいる。 よしっ!食いついている! 所詮は食い意地だけはポケ一倍の豚どもだな。 (わかったミィ!ならお前達の持っている食糧を残らず差し出せミィ!) 「(ちっ!この強欲豚ども!だけどもう少し引き付けないと!) さすがに全部は勘弁してほしいわ。」 (ミィィン?自分達の立場がわかってるかミィィン?) 豚の一匹が女の子に「十万ボルト」が走っている薄汚い手を近づける。 「う、うぇぇぇん」 豚どもは泣きそうな女の子を下衆顔で笑う。 (本当に虫酸が走るわ。この醜豚ども。) ピンク豚は醜い笑顔で、 「ミィヒヒヒヒヒヒ!ミィィィィィィ!」ドヤンネー (お前達に選択肢は無いミィ!さっさと食糧をよこすミィ!) (何様よこいつ。とにかく女の子だけでも…) 「わかったわ。でもひとつだけ条件が…」 「ミィィィン?」 「その女の子を解放して。そのかわり私が人質になるから。」 「ミ…」 豚はさらに醜く顔を歪め、 (ミヒャヒャヒャヒャァ!みんな聞いたかミィ!? この人間『私が人質になる』ってほざいてるミィよ!?) 「「「「「「ブヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」」」」」」ゲスンネー ……醜い… なんて醜い豚どもなんだ… 会長がこの会を創設した理由が今ならよくわかる。 しかしエレナさんはそれでも平静を保っている。 心から賞賛を送ります。 (ミィ達にそれを呑む必要など無いミィ!時間稼ぎのつもりかミィ?) 「でもそうしないとその子の両親は気が気でないわ。」 (それがどうしたミィ!人間の分際でミィ達と対等に 交渉できると思ってるミィ?) 「そこをお願い!あなた達が『優秀な』ポケモン達と見込んで!」 エレナさんが豚どもを褒めるセリフを言った。 当然本心なわけが無い。 頼まれても言うものか。 だがそのセリフは豚どもの愚劣で矮小な自尊心をくすぐったらしく、 (当然だミィ!タブンネは優秀で高貴なポケモンだミィ!) (ここは自分の愚かさにやっと気づいた人間に免じて、 要求をのんでやるかミィ?) (油断ならないミィ!人間は傲慢で下等な生き物だミィ!) (人間ども全員が土下座したら許してやるというのはどうだミィ?) (ついでに足を舐めさせてやるかミィ?ブヒャヒャヒャ!!) ………あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 殺したいっ!! 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるっ!!!! あの糞豚どもっ!一匹残らずっ!殺すっ!! 俺はおいてあった猟銃を手に取り、豚どもに向けた。 だがその時、 バシィ! 俺の右頬に拳が飛んできた。 一瞬気絶しそうになった。 「馬鹿野郎!奴らの糞豚ぶりにあてられるな! エレナの努力を無駄にする気か!?」 殴ったのは先輩だった。 …その通りだ。 あのまま怒りにまかせて撃っていたら、たとえ豚一匹を 仕留められても女の子への報復があっただろう。 「…申し訳ないです、先輩……」 「…耐えろ、間違っても女の子に傷を負わせるわけにはいかん。」 そんな光景を見て、 (ミヒャヒャヒャ!仲間割れしてやがるミィ!) (所詮は人間だミィ!浅ましい種族だミィ!) 再び殺意が湧いてきたが、そんな自分を抑えた。 ここで交渉決裂なわけにはいかない。 (…頃合いね) 「ねぇ見たでしょ?みんな気が気でないのよ。 仲間も全員解放するし、この際木の実も全部あげるわ。」 (『ミッヒッヒッ、やっぱり折れやがったミィ。 人質を取って正解だったミィ。』 いいだろうミィ!ここは寛大なミィの心で、女の子を 先に返してやるミィ!) 「!、わ、わかったわ。ありがと。」 (てっきり先に木の実をよこせと言うものだと…) そんな言葉出鱈目だと思ったが、案外あっさりと女の子を解放した。 女の子は半分涙目で両親のもとへ駆け寄った。 「わ~ん!パパァ!ママァ!」 「大丈夫だったか!?怪我はないか!?」 とりあえず女の子は無事そうだ。 しかし豚どもがどう出てくるか…
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粗大ゴミwwベビンネの断末魔なんか最高のBGMだよなw -- (名無しさん) 2012-01-31 09 28 29 愛する我が子を失ってママンネちゃんが発狂する様はいつ見ても堪んねぇぜ -- (名無しさん) 2012-02-01 06 48 39 死ぬのが似合うね、屑。 -- (名無しさん) 2012-10-20 19 04 35 所詮タブンネはごみだねだーね -- (名無しさん) 2012-10-29 22 21 17 たまらんなw自分ならゴミ箱部屋に持ち込んで静かになる瞬間までニヤニヤ眺めていそうだわ。 -- (名無しさん) 2012-12-23 06 06 33 ゴミ処理場で燃やされるまで愛する生ゴミと一緒になれて良かったね^^これに懲りたら来世は勝手に子豚作りしたらダメだぞ☆あ、糞豚なんかに来世なんて無かったね -- (名無しさん) 2012-12-23 09 47 39 主人の許可なく糞豚を生んだ糞ビッチにふさわしい最期だな。勝手に生むからそうなるんだよ糞豚www -- (名無しさん) 2013-12-13 21 54 54
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人間とポケモン達が楽しく暮らしていた ホワイトフォレストに最近タブンネが現れ ご飯や木の実を食べ尽くし、糞を残しお礼も言わず帰っていく。俺はそんな糞豚が許せない。ただでさえ野生という厳しい生活なのに全てあの憎き糞豚に食料を食われる このままではホワイトフォレストのみんなが危ない!!そう考えた俺は糞豚を駆除 する計画を立てた。まず食料を置いておき それを食っているデブを捕まえ虐待愛好会 に送るという何とも普通•••いや、天才的な考え。そしてデブ駆除作戦が実行された。 デブは地面をドスドスふみならし(デブい) 罠の食料を食い始めた。そしてゆっくり 近づき捕らえ籠に乱暴に押し込みヒウンシティの虐待愛好会の本部に渡しに行く。 籠の中が狭くてミィミィ鳴いている声が とても不愉快なので、持ってたガスバーナーで籠の中のデブをあぶってみた。 「ミギャアアアアアアァァァァァ!!!」 よっぽど熱いらしい目に涙を溜めている。 俺はとても優しくないのでデブのお腹を 焼き続けた。お腹の一部が真っ黒焦げな デブちゃん。面倒くさいし重いので リゾートデザートの古代の城に火を点けた デブ入りの籠を捨てた。ちなみに籠の底に 大量の火薬がありま~す♪ ズドオオオオオオォォォーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「ミギャアアアアアアアアアア!!!!」 おら、し~らね。