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初出:第425話(「旧ヴェローニカ派からマティアスともう一人が優秀者として舞台へと上がるように言われた。」のもう一人)(*1) 名前の初出:第472話 家族構成 父:ギーベ・ベッセルの弟(*2)(*3) 母:グラオザムの妹(*4) 妹:カサンドラ(*5) 妹:ティベルタ(*6) 母方の親戚 祖母:(ガブリエーレの上級側仕え)(*7) 伯父:グラオザム(*8) 従兄:グラオザムの長男 従兄:ヤンリック 従弟:マティアス 伯母or叔母:ゼルティエ(*9)(*10) 容姿 髪の色:淡い緑(*11) 000000000 瞳の色:青(*12) 000000000 地位 階級:中級貴族(*13) 職種:文官見習い→文官・ヴィルフリートの側近 年齢と属性関連 ローゼマインとの学年差:+2(*14) 誕生季:秋(*15) 洗礼時の属性(適性):3以下(*16) 第五部でヴィルフリートに名を捧げた際、属性が増えた可能性がある(*17) バルトルト視点の回 書籍第五部I 特典SS 胸に秘めた怒り(書籍短編2にも同題で収録) 作中での活躍 旧ヴェローニカ派の中級文官見習い。 マティアスの従兄弟。カサンドラとティベルタの兄。 13年冬の粛清で親が処刑され、連座から逃れるためにヴィルフリートに名捧げをした。 ゲオルギーネに名捧げした両親の教育によるものか、ライゼガング系に対して敵意を持ち、ほぼ面識がないにも関わらずゲオルギーネを崇拝している。 両親から教えられたゲオルギーネの魔力圧縮法で魔力を増やし、優秀者になる努力をしていた。 直接ゲオルギーネに挨拶ができたマティアスを羨ましく思うと共に、いつか自分も同じようにと誇らしく思っていた。 ゲオルギーネの計画に関わっている者達の子の内、最も年齢が上の文官見習いだったため、学生達の中で唯一、ゲオルギーネによる礎奪取計画の詳細を知らされ、計画発動後の貴族院の統率を任されていた。 マティアスの告発さえ無ければ、領主一族には何かしら怪しまれた状態ながらも計画は間に合って成功していたはずだと考え(*18)、両親の命を奪う原因となった恩知らずの裏切り者であるマティアスに対して深い恨みと怒りを抱く。 また、元々ゲオルギーネの敵であり、ヴェローニカに育てられていながら派閥を切り捨てて自分の両親を処刑したジルヴェスターにも強い反感を抱く。 ローゼマインの功績は全てフェルディナンドによるものと思い込んだ旧ヴェローニカ派の大人と異なり、貴族院での交流もあってローゼマインの能力の高さや領政への影響力はある程度洞察していた様子。 ただしローゼマインは理想論で甘すぎるところが鼻につき、そのお陰で連座から逃れられたことを認識しつつも連座の意義を考えず愚かだと思っている。ローゼマイン達がどの程度甘いのかを試すため粛清の最中に1年生に親へ手紙を書くようそれとなく唆した。(*19) 唯一の同派閥であるヴィルフリートを名捧げの主に選ぶ。 母親同士の仲が良いためミュリエラの婚約者候補の一人であったが、いつも集団の中心にいたい支配的な面があって自分の意見に従わせようとするので、彼女からは苦手に思われていた。その為、ミュリエラに名捧げの相手をローゼマインでなくヴィルフリートにしておけと勧めるも、断られる(*20)。 名捧げ後、ローゼマインらが次期領主を立てないという不満をオズヴァルトから聞かされた際、ゲオルギーネもジルヴェスターを立てたいヴェローニカに同じ様に言われていたという姿を重ね、当時のゲオルギーネの気持ちに深く共感する。 性差のみで排除されたゲオルギーネこそ領主になるべきだと言っていた父親はやはり正しく、”このようなやり方をする今のエーレンフェスト”は潰すべきだと思うようになる。 これには”ゲオルギーネ派”以外の全て、つまり名目上は自派閥でありオズヴァルトがヴィルフリート中心に立て直したいと言う旧ヴェローニカ派も含まれていることが窺える。 ただ、領主候補生たち個人個人には特に思う所も害意も無く、ローゼマインの事も別に悪人ではないと評している。 そのため、12年冬の領地対抗戦や(*21)、13年冬の粛清後の素材採集でも(*22)、シュツェーリアの盾には問題なく入れている。 領主候補生たちへの害意はなくとも、領主への恨みやヴィルフリートへの反感はあり(*23)、ゲオルギーネのため、ひいてはエーレンフェストのためという歪んだ認識も手伝ったのか、暗躍を始める。 名を捧げた忠臣という立場を利用し、ヴィルフリートに甘言を吹き込んだり、ヴィルフリートの側近にそれとなく仲間割れを仕掛けたり、ライゼガングの課題として無理難題を押し付けたり、領主候補生間の情報交換をさせないように手を出したりして、ライゼガングの古老達を煽って主を陥れていた。 この動きはいち早くフロレンツィアに気付かれ、古老たちの封じ込めに利用される。 封じ込め自体を彼への牽制として監視しつつ、ヴィルフリートに手掛かりを徐々に与えて自分で気付けるようにした上で、その後の処分を判断させるための教材として泳がされる事となった。(*24) 上記のように歪んだ自己正当化をする傾向があり、ローゼマインの"甘さ"によってマティアスらゲオルギーネ派も含めた旧ヴェローニカ派の子供世代が離反したこと、ローゼマインの世代が正にかつてのエーレンフェスト(ヴェローニカ)の方針に抵抗して変革させていること、本人は害意がないと思い込んでいるがゲオルギーネがアウブになればローゼマインを含む現領主一族は必ず害されること、妹を守ろうと決意しているがゲオルギーネと連絡もつかない状況で領主一族間の離間工作を単身で企て妹もろとも処刑されかねないリスクを犯すなど、自分に都合の悪いことは無視する或いは思い至らずに、ゲオルギーネをアウブにしようとする自分達の行動はすべて正しいとする理由付けに繋げている。 15年春、ゲオルギーネの侵攻時にミュリエラとカサンドラと共に一室に集められて監視される日々を送る。 監視初日から「神殿にいる妹も同じ扱いにすべきだ」と不満を主張した。貴族院入学前の幼い子供を唆して外部と連絡を取れないか試みたりする可能性がある為、連座から救った子供達を守るためにも神殿にいる子供達は遠ざけられている。自分の行動で妹達を含めた粛清の連座を免れた20名程の子供達が処刑される可能性があるのにも関わらず、危険を犯そうとしていた。(*25) 両親を処刑し、自分達を苦しい状況に追いやった現エーレンフェストの領主達への強い恨みからゲオルギーネが礎魔術を手にする事を強く望んでいたが、ゲオルギーネが討ち取られ、その望みは潰える事となった。 エーレンフェスト防衛戦で軟禁されていた間、監視係達に反抗的な態度を取った。 15年春の領主会議の後で、何らかの処罰が下るとみられている。(*26) 経歴 前01年秋 誕生 06年秋 洗礼式 06年冬 お披露目 09年冬 貴族院に入学 12年冬 四年生の表彰式で優秀者に選ばれる(*27) 13年冬 粛清で両親が亡くなる ドレヴァンヒェルと共同での紙の研究のメンバーに選ばれる(*28) ヴィルフリートに名捧げする 14年夏 ヴィルフリートの側近の中での立ち位置が中心近くになる(*29) 15年春 エーレンフェスト防衛戦にて城中の特別室に隔離され監視対象となり、読書をして過ごす(*30) 作者コメント 【2020年 03月10日活動報告 04月10返答】 >バルトルト視点、流石ですね。同じ出来事が、人によってこんなに印象が違うとは そう感じていただけて嬉しいです。 マティアスは騎士見習いだったので、素材採集に行った先で狩りに集中できずラウレンツに指摘されて悩みを相談しました。これがバルトルトに指摘されて相談していたら、結果はずいぶんと違っていたでしょう。 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 ロゼマとの学年差+3はないんじゃないかな?+3だったらロゼマ3年の時の卒業式後の加護再取得で適正について話が出るだろうし。 - 2018-02-03 18 20 46 どうだろうね。おそらく眷属の属性増えはなくて、最初の段階の属性増えのみあるという、ある意味想定外な変化だから、加護取得の儀式直後に、主ではないロゼマに気軽に伝えられなかったという可能性もありうるかと。<話題に出なかったから+3はない? (2018-11-05 19 27 46) ミュリエラの政略結婚の相手で、マティアスに対抗心を持っていることから、初めギーベ・ベッセルの血筋かと思った。けれども血筋で残ったのは「ミュリエラと孫娘だけ」なので違うはず。ギーベ系じゃないなら、城に仕える文官の家系かな? (2020-04-05 09 33 24) あくまでも婚約者【候補】なので、同年代・同派閥なら、血筋問わずに当てはまると思う。<ミュリエラ。 マティアスとは、同じ年の従兄弟関係だから、対抗心を持っていても普通かと。 兄であるバルトルトは文官見習い、妹のカサンドラは側仕え見習いなので、リーゼレータの家のように、ある職業一筋の家系でもない気がする。 現時点では父方の家系がどういうものなのか、確定できるほどの情報はないというところかな? (2020-04-05 12 06 28) バルトルトの行為って犯罪にあたるのか?領主一族は白の塔事件で誰が関わってたか完全に把握してたけど、ヴィルを唆した奴らは背信行為をしてても犯罪ではないからという理由で誰一人罰されてなかったけど・・・ (2020-06-24 18 14 37) 本編で明記されている範囲内だと、名捧げによる連座救済者でなければ犯罪と見なされないレベルけど、そうじゃないので処分リスク有というところでは? なお粛清までは、ジルの基盤維持の目的で、グレーレベルも見逃してた。(ふぁんぶっく3Q A) その前提が崩れた以上、グレーレベルでも厳しく追及するようになると思う。 (2020-06-24 18 36 07) ただ今回の場合は名捧げのグレーゾーンを突かれた形で厳密にいうと犯罪ではない、でもフロレンツィア様は気づいてたから今回は教材として主人であるヴィルフリート自身が気づくまで放置じゃなかったっけ… (2020-06-24 18 47 54) ゲオ名捧げ者は(ジルよりゲオの命に従う可能性が高い為)危険だから犯罪を犯していなくても一律排除という中で、ゲオに心酔していることを伏せてヴィルに名捧げしたからね。 名捧げシステムの間隙をついた形で、内実は限りなく黒いから、ばれたらまずいと思うよ? (2020-06-24 19 40 25) 名捧げこそしていないけど、ジルよりゲオの命に従う可能性が高いことは変わらない上、ヴィルがその事実を理解することも、その上で制御することもできていないのだから。。 はっきりとばれた暁には、ロゼマの教材として猶予付きで生かされていた、ハッセの町長に近い扱いをされる気がする。 (2020-06-24 19 41 39) 予想より早くゲオが亡くなったから、ゲオの命令に従う可能性はなくなったけど、逆恨みで反逆する可能性は残ってるし。。。 二心があることに気づかれていても、両親を失った哀しみを昇華する行為と捉えられている間は良いけど。 ゲオに心酔していたと気づかれたら、かなり際どいと思う。 (2020-06-24 19 47 58) 本人がやったことはあくまでヴィルに対する不誠実さの問題なのでそれで処刑されるような話ではなくせいぜいヴィルの側近から解任される程度であり、その処遇はヴィルが決めることで他者が口を挟む話じゃない。ただまあ名捧げによる身分保障を条件に助命されているのだからこいつの名は預かれないと言って叩き返せば保証がなくなるから慣例に従って処刑されるべき立場でもあるのでな。 (2020-06-24 20 11 09) こいつのやってる事は他の名捧げ助命組に対しても疑惑を持たせて巻き添えで再度処刑とかになりかねないものだろう。 (2020-06-24 20 18 26) その辺も含めて落とし所を探すのもヴィルの役割だろうね、安直に即時解任して処刑とか言い出したらフロが出てくるだろう。すべてわかった上で飼い殺すという結末もあるかもな。 (2020-06-24 22 55 18) 子供に扇動されるライゼガングの古老が間抜けなのであって犯罪では無い。問題は領主一族に忠誠を誓い名捧げした事で連座から逃れたのに、よりにも寄ってロゼマと王族の関係で領内を引っ掻き回そうとし、第一夫人に古老が突撃するという事態を招いた事。まぁヴィルがギーベ行きになってもジルは名を変えさせる=処分を命じると思う。 (2020-06-25 08 13 12) レーベレヒト「そうですね(無表情」 (2020-06-25 09 06 08) バルトルトの忠誠に問題がある事をどの時点で気付いたんだろ?ヴィルの側仕えにスパイが居るのか、本人は上手くやってるつもりで見る人が見れはバレバレの行動してたのか? (2020-06-25 09 34 15) まずヴィルフリートの周辺の急激な変化に気づいたのがフロレンツィア様らしい、それでバルトルトを唆したりいくつかのルートを使って古老を煽ったんだと…古老を罠に嵌めて影響力をそぐように動いてた。バルトルトはヴィルフリートへの教材で、古老はそのバルトルトの行いを利用した形でやろうとしてた。 (2020-06-25 12 54 04) ダイレクトにヴィルの環境をかき乱したら埋伏の毒にならないじゃ無いですかヤダー (2020-06-26 19 25 02) 古老の件とバルトルトのグレーゾーン行動は別だと思う、バルトルトがダイレクトに乱してくれたおかげでフロレンツィアが気づけたんだし…結果的にバルトルトの行動が古老に対する埋伏の毒になったわけで、ヴィルに対する埋伏の毒は本人が気づくべきものだからねえ (2020-06-26 19 30 39) フロレンツィアとレーベレヒトにはバレバレだったし、ヴィルフリートの側近にも注意喚起はするだろうから、バルトルトはばれていないと思いこんでピエロを演じ続けるし、ヴィルフリートは「いつになったら気付くんだよ、鈍感だなぁ」と側近達に思われながら過ごすことになる。ヴィルフリートが気付かないままならば、頃合いを見てネタバラシをして、バルトルトは処分されるだろう。 (2020-10-27 23 21 09) 連座処分対象だったのを名捧げという条件で回避してるだけだからが、ヴィルが名を返却すれば回避条件が満たせず元の連座で処刑が可能になると思う (2020-11-19 01 42 43) バルトルトってもともと連座処刑対象でヴィルに名捧げしたから命拾いしただけでヴィルが名を返したら、処刑なのかな? (2022-01-25 13 48 36) そうですね。連座対象から外れる為の名捧げで明確な理由で名を返されたら処分の対象に戻ってる処刑だと思う。色々と庇っていたロゼマはもういないけど真面目な名捧げ組の、為にも人知れず高みに行くんだろうね。 (2022-01-25 14 32 51) 行為自体はグレーだろうけど、ゲオの計画知ってて加担する気満々だったから冬の粛清対象と同じレベルだと思うぞ (2022-07-11 18 18 07) バルトルトの側仕えリーヴェスって名捧げしてたのかな?言動から礎入手計画知ってたぽい=ゲオに名捧げして信用されてる?って思うんだけどヴェロ派学生の側仕えって全然焦点合わないから粛正後どうなったのか気になる。側仕えが粛正の対象になったら来年以降の側仕え誰がやりたがるんだよってなる (2020-07-09 06 59 52) バルトルトの側仕えゆえ、リーヴェスは下級貴族では? 判明しているゲオへの名捧げは上級・中級ばかり。身分を重視しがちなゲオ陣営だから、下級は名捧げを受けてもらえないと思う。下級さえ名を受けてもらってると知ったら、バルトルトみたいなのは激するに決まってる。 (2020-07-09 18 24 28) 名捧げされる側にメリットこそあれどデメリットなんかないんだし、エーレンフェストにいながらゲオルギーネの為に働いてたグラーツ男爵も名捧げしてそうだけどなあ (2020-07-09 18 41 46) バルトルトは中級だから、側仕えは中級と下級の両方がありうるよ? 上級だけはないけど。 (2020-07-09 23 19 35) バルトルトの両親は、ゲオがエーレンにいた頃の記憶あるから心酔する根拠になるけど。バルトルトは何で利を与えられたことのないゲオのためここまでやらかしたんだろう。親の宗教に感化された状態のまま、親を裁いたアウブ一族を逆恨み? (2021-05-29 07 53 06) 「書籍第五部I 特典SS 胸に秘めた怒り」を見よ (2021-05-29 08 13 53) 魔力圧縮+勝てば官軍負ければ賊軍的な考えでゲオルギーネがエーレンフェストの礎を盗らなければ、自分たちに明るい未来が訪れることがないと思っていたからでしょう (2023-09-17 21 28 10) ヴィルがギーべ落ち確定したので名捧げ対象外とすればあとは、アウブがどうとでもできるんじゃ (2022-05-29 21 43 26) ヴィルに処分させる教材なんだから口は出さないと思うよ処分しないと言い出せば別だろうけど (2022-05-30 13 41 14) ヴィルが全く気づかないでギーべの地まで付いて行こうとしたら不慮の事故が起きるだろうね。 (2022-05-30 15 35 00) 本来なら一度当人の意思で成された名捧げをアウブとは言え外野が口出しして名捧げ対象を変えさせるとか醜聞以外の何物でもないからね。 (2022-07-24 02 49 52) ゲオ様の侵略時に生存していることが判明した(by先生のTwitter新刊ちら見せ)。バルトだけでなくカサンドラとミュリエラも隔離されてるのか (2022-07-27 23 26 51) カサンドラ(未成年)、ミュリエラ(成人済)はバルトルト(成人済)への不信のとばっちり、ベルトラム、ティベルタはシュタープ取得前なので周囲からの不安視が少なかったというところなのかな。<「フロレンツィア 白の塔で」のチラ見せ (2022-07-28 06 34 34) (神殿は最重要施設なので)神殿に送られた子供たちも監視されているということかも? (2022-07-29 10 17 06) 神殿の青色は自室待機だから、一階への階段と図書館付近を見張ればとりあえず青色は手出しできないって感じで、監視とまではいかないんじゃないかな。側仕えの通路や部屋なんて普通の貴族は使わないから。 (2022-07-30 15 34 17) バルトルトがどういう意図で「神殿にいる妹も同じ扱いに」と言ったのかまだわからないね。 (2022-07-28 09 03 34) ゲオルギーネへの今できる最大の援助に一票。要望を出すだけで耳を傾ける手間と報告の手間が増えるから、忙しい時は結構な痛手。深読みするなら、差別の視線の強い城に青色の妹を置くことで、領主一族への不信感を強くするため…とか。あるいはゲオルギーネが向かう神殿にいる妹が巻き込まれることを本当に心配して。 (2022-07-30 15 40 03) バルトルト隔離が目的で、ミュリエラは「完全に巻き添え」でしたね。ベルトラムやティベルタらは一緒にしてバルトルトに唆されないように。 (2022-08-10 22 38 50) 監視させてたフロのSSを見るに、バルトルトは事故死させられる確率が上がったようだね。 (2022-08-11 06 30 30) 貴族院4年目前にはフロレンツィアが手を打ってたと思ってたから割と長生きだな。教材にしても長引かせるのはリスクがあり過ぎると思うけど、それだけフロレンツィアがヴィルフリートに対して甘いと言う事なのだろうか。 (2022-08-13 14 56 04) むしろ次期アウブとして期待されなくなったのでは (2022-10-11 10 09 36) バルトルトの排除に関係してるのはランプレヒトとアレクシスの二人が期待外れなだけな気もするけどね防衛線でも庇ってるから側近の忠告も聞いてなさそうだけどねアウブにならなくても情報漏洩放置してる状態はアウトだと思う (2022-10-11 19 35 07) アウトも何もバルトルトが得る情報を調整してるみたいなのなかった? バルトルト一人のために悲しい思いをするのが連座で側近を失うシャルロッテやローゼマイン、神殿の青色を守れなかったメルヒオールなんだから、当然の考えだよ。最終的に連座回避を決めたのはジル様だから、夫人としてその決断を守るでしょう。 (2022-10-12 00 48 13) 連座回避だろうが、必要があれば処分しただろう。バルトルトを暗殺する前には、フロレンツィアはジルヴェスターに話を通すだろうが。礎ディッターの前にバルトルトを暗殺するかと思ってたけど、1年間の監視の結果「バルトルトは口先だけで、アーレンを利するほどの行動力がない小者だ」と判ったので見逃されてたのかと思うようになった。 (2022-10-12 07 57 48) バルトルトが小物だろうと監視に労力割かれてるしやってることが貴族に知られたらヴィルの汚点が広がるだけだから時間かけるほど発覚しやすくなるから見逃す芦有には弱いと思う自力で気が付くように小出しにし過ぎて処分が間に合わなかっただけじゃないかな (2022-10-12 12 08 55) 防衛線までには本来始末しときたいのに小出し過ぎて伝わってないと思うよバルトルトかばうこと時点で漏洩の深刻さが伝わってないし (2022-10-12 10 03 09) 小出しにしすぎって、全員作品読んでて処分って言葉や上位者が偉い社会って設定に毒されてるぞ。処分といっても、初めて自分の側近に対して自分で処分を下す殺人の教育を一年足らずでやろうってほうが無理があるよ。フェルディナンドからのローゼマインに対する教育は前世が貴族でそういう土壌があっただろうという誤解から来るもので、性急過ぎることはほかの保護者に言われているし。ゲオルギーネの侵攻が早かったんだよ。 (2022-10-14 05 26 04) ヴィルの場合ロゼマの防壁がなくなれば排除に出かねない者がいるから早めに内密に処分しときたい立場ではあるよ防衛線前に情報漏洩はたとえゲオに伝わらなくても責任問題追及の口実になるしレーベレヒトすら排除派だからライゼ系は排除したがると思う (2022-10-14 10 18 34) 本編で排除できなくなったから情報漏洩を懸念して隔離して見張りを立ててるって書いてあるのに、今排除すべきって言ってる人は作者よりキャラの心情を知ってるのかね? 襲撃の準備段階に入った段階で連座回避した貴族が死んだら、本当に事故死だとしても疑念が向けられるでしょう。疑念が向けられた結果は良くないものばかりが想定できるよ。特にライゼ系が排除したがってるからね。結果として連座回避を望んだ領主一族の発言力は弱まるかもしれない。ライゼガングから嫁入りする彼女を旗頭にしようと動きやすくなるかもしれない。全部かもしれないの想定ではあるけど、作者の描いた描写を否定するのはナンセンスだよ。 (2022-10-14 11 08 54) コミカライズ第4部20話・食堂でマティアスの隣の席次で「ヴィルフリート様が(アウブになれば)祖母の現状を放置しておくはずがない」内容の発言をしてるのがバルトルトかな? 数年後にはヴェロを無視してゲオ尊敬発言をしてるけど。 (2022-08-09 13 05 12) 6年生であるルーベルトの発言にタメ語で応えているから、3年生のバルトルトの可能性は低いんじゃないかな。同じく3年生のマティアスが更なる受け答えを敬語でしているし。 (2022-08-09 22 11 04) 一方で、メタ的に考えると、この後名付で活躍?する、バルトルトとカサンドラの絵を使わないというのはないだろうから、敬語を使わない点が、傲慢さの描写の一つなのかもしれないけど。 (2022-08-09 22 18 42) ごめん、メタな方で正解だった。2021年 04月18日活動報告で、バルトルトのキャライラストはこれと説明されていて、そのイラストのキャラだった。<指摘発言 (2022-08-09 22 34 59) 旧ヴェローニカ派はアーレンスバッハとの繋がりを大事にしてる派閥でもある。ゲオルギーネのヴェローニカに対する悪感情を聞かされていないなら、そうなるんじゃないかね。多分上級生は親がヴェローニカに名捧げしてるか、ゲオルギーネに名捧げしてるかで、反応が違うのかも。 (2022-08-12 11 16 42) バルトルトでしたね(コミック5-V 裏表紙)。右隣(向かって左隣)にいるのがカサンドラ (2022-11-17 12 11 10) すみません、コミック4-V 裏表紙の間違いです。 (2022-11-17 16 17 50) 5-1本の世界と現実(ミュリエラ視点)でヴェローニカ様を崇拝していると距離の近いミュリエラに思われてる。対外的にはバルトルトは旧ヴェロ派でも親と違ってヴェローニカに(もしくは歳の近さからヴィルに?)寄せた言動をしてる可能性ないかな?利点は親とはまた別の情報が入るとかヴィルの側近狙いだったとか (2023-12-10 01 21 45) New! ゲオが勝利したらヴィルは殺されて自分も死ぬけど、勝っても負けても破滅する事が確定でも会った事も無いゲオに忠義を貫こうとしたのか? (2023-09-17 21 35 01) ジルへの復讐じゃないかな.どのみち暗躍続けても長くはないと思ってたのかもしれないし実際ばれてるからな (2023-09-17 23 55 33) 親の教育とヴェロ派が持ってた特権を奪われた逆恨みで狂信者化してるだけじゃないの?狂信者なら命を捧げるくらいできて当然 (2023-09-18 02 34 18) 犯罪で捕まろうが悪いことは全て他人のせいとか自分に都合のいい様に考える人達ばかりなのがヴェロ派だから、ヴィルが殺されるとは考えてないあるいはそこまで思い至らなかっただけかと。実際失敗したときのリスクをほとんど考えず、自分は正しいしか考えてないのはヴェロ・ゲオ・D子も共通の思考。 (2023-09-18 11 45 24) ツェントレースの始まる前に、メスティオノーラはすべての命を粗末にするな、と言ったではないか、という箇所があるので、バルトルトの処刑はないと思いますが、エーレンフェスト防衛戦からツェントレースまでの間で処刑されたのか?やっぱり魔力供給だけの存在になるのか? (2023-09-25 12 02 22) ツェントレースの始まる前というより、王族との話し合いまでか (2023-09-25 12 05 22) ツェントレース終わった直後に、フェルからジルにエーレンでも処刑するなと忠告が行ってる(ドラマCD9特典、webSSの53話)。実際に侵攻してきた人よりも先に処刑されるとは思えない(記憶とか覗かなければゲオに与してるなんてわからなくて、処刑理由が出て来ない)。なので死んでないと思う。 (2023-09-25 14 32 41) バルトルトを正式に罪に問うと、アウブエーレンとヴィルの株が下がる。メスティオノーラも寿命や事故死は許容してるから、最終的に「事故死」になるかも。 (2023-09-25 20 02 11) 餓死も許されてたっけか (2023-09-26 11 11 01) エーレンフェストとアレキサンドリアで互いに罪人を領地外に出すかたちで交換した上で、メダル廃棄してシュタープ取り上げが行われると、予想している。 (2023-09-28 12 17 36) バルトルトは妹やミュリエラと違って特別室に抑留中の態度が悪いと騎士達から報告が上がっているから、それを理由にして記憶を覗く魔術具を使用出来ると思うんだよね。記憶を覗きさえすれば、罪人として扱える程度には主(ヴィルフリート)に色々吹き込んでいる悪行がバレそうだよ。に (2023-09-28 12 32 29) 悪行が微罪でも側近解任には十分だし、名ささげ側近になることで処刑を逃れたのだから、側近解任イコール処刑じゃん。 (2023-09-28 12 38 38) ツェントレースでメスティオノーラから命が保障されてるのってランツェナーベだけじゃない? 一応顔色の悪い王族でも『今回の騒動において処刑は認めない』ってあるから外患誘致に関連する罪は問われないとしてもそれ以外の罪に関しては関係ないと思う。逆に本編終了時点までで外患誘致の罪でバルトルトが捕縛されているとしてもその場合は名捧げ助命の意味が問われることになるから今回のエーレンフェスト防衛線関連でしょっ引くのは無理では? (2023-09-28 03 15 08) そうなんだけどさ、罰与えるの神だから、「おっ命を粗末にしてるな、罰な」ってしてくる可能性あってこわいじゃん? (2023-09-28 10 08 58) んー……たぶんメスティオノーラ様視点だと人間とか鼠位な感覚がするからどうなんだろう? 一応ランツェナーベ受け入れた後は人の理でどうしてもいいって言ってるから大丈夫な気もするが。ただ実際その感覚は一般貴族的にありそうだから本編後の世界でバルトルトが「処刑」されることはないんじゃないかな。「うっかり事故死」したりするかもしれないけど。 (2023-09-28 12 17 31) まだ領主会議直前でも処刑されてないことが最終巻ミュリエラ談で判明。 (2023-12-10 08 21 42) New!
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見滝原の公園近くの寂れたホテルの一室で、ある男が目覚める。 しかしそれは目を覚ますなどという生温いものではなく、飛び起きると言った方がいいような目覚めであったが。 飛び起きた余波で、既に使い古されてボロボロになったベッドは今にも壊れそうにギシギシと音をたてて軋む。 男はその端正な顔立ちを恐怖心に歪め、顔中から汗を噴き出している。息も絶え絶えだ。 中途半端に突き出した左腕はまるで、『何か』から逃がれようとしているかのようである。 そんな異様ともいえる寝起きを披露した彼だったが、異様なのはそれだけではない。 有り体に言ってしまえば、彼が着用している服。 普通、寝起きと言えば、パジャマを想像するのが常だろう。 しかし、彼が着ているのはパジャマどころか普段着としても着用しないようなウェスタンファッションなのである。 100人の人間がいたとして、92人は彼のことを徹底したコスプレイヤーか何かだと認識するだろう(そして残りの8人は脳ミソの代わりにクソが詰め込まれている異常者だ、と考えるだろう)。 しかし彼が所有している衣装はあいにくこれだけなので仕方がない。 『夕陽のガンマン』に出てくるクリント・イーストウッドを彷彿とさせる西部劇さながらのカウボーイ風の服を纏った彼の名はホル・ホース。 『幽波絞』と呼ばれる精神エネルギーを持つ凄腕の殺し屋だ。 彼は備え付けのサイドテーブルから煙草のケースを掴み、その中の一本を咥え、未だ恐怖に震える指でライターの火をつける。 (チクショオーッ、またあの夢だぜ) ここ数日、彼は毎晩のように悪夢に悩まされていた――尤も、そのおかげで彼は記憶を取り戻し、『聖杯戦争』への切符を手に入れたのだが。 彼の心は――邪悪の化身に支配されていた。 『何か……用か?』 『それで…といったのはおまえのことだよ、ホル・ホース』 『情報連絡員なら誰にでもできるぞ』 『2度も失敗して…逃げ帰って来たな…』 『殺して来てくれよ。わたしのために』 『さもなくばわたしがおまえを殺すぞ!』 『本当にオレを撃とうとしているのか?』 ホル・ホースは過去に2度もジョースター一行を仕留め損ねていたのだ。 そして3度目もまた、失敗した。 ならば待ち受けている運命が「死」のみであることは『トト神』を見るまでもなく確実だ。 実際、DIOからもそういった旨のことを告げられていた。 このままおめおめと退院後にDIOの元へと戻れるはずもない。 いや、既にホル・ホースを始末すべく刺客が放たれているかもしれない――そんなことを考えていたのだが。 (ラッキーだったぜ。前にDIOの館からくすねておいた宝石のおかげで一時的にでもヤツから逃れてこれたんだからなッ! おまけに、なんでも願いを叶えてくれる願望器だと! こいつぁついてるぜ!) 聖杯をDIOに捧げれば――いや、聖杯の力でDIOや配下どもを亡き者にしてしまえば。 命の危険はなくなるし、財宝だって総取りだ。 だが、それには熾烈な争いを勝ち抜かねばならない。他の参加者を蹴落とし、『奪う者』にならねば。 もはやホル・ホースからは恐怖は消えていた。 汗が引き、呼吸の乱れも消え、その瞳には『覚悟』が宿っていた。 「DIO! おれはあの時てめーに屈服させられ跪いちまった。呪うぜ……精神的に屈した自分をな! だがな、魂だけは死んでも売り渡さねぇ! 2度とあの時のみじめなホル・ホースには絶対に戻らないッ!」 (な~んて啖呵切ったが、あいつで大丈夫なのかねぇ) 『一番よりNo.2』を人生哲学とするホル・ホースにとって誰とコンビを組むかは死活問題だった。 そういう意味では相方をあてがってくれる聖杯戦争のシステムはありがたいものだったのだが――召喚されてきたサーヴァントが問題だった。 ステータスを確認しようにも、靄がかかったようになって見えないのだ。 しかもそのサーヴァントは、ホル・ホースが尊敬している女――それも年端のいかぬ少女だった。 (召喚した時に魔法少女だとか言ってたからキャスターってやつなんだろうが……相方の能力を知らないってのはやりにくいぜーッ ファンタジーやメルヘンみてーにどジャアあああ~~~ンって感じにお菓子の家でも出せんのかッ! そもそもあんなお嬢ちゃんを戦わせていいのかよーッ) (あれ? そういえばそのキャスターはどこ行きやがったんだ?) ホル・ホースが慌てたように自身のサーヴァントを探そうとしたその瞬間――― 「――ぴたり」 「ッ!」 彼の首筋に、わざわざ横を向かなくても確認できるような重厚感のある刃物が突きつけられた。 凄腕の暗殺者であるホル・ホースに気配を悟られずに背後に回り込むのは人間離れした芸当――ならばサーヴァント。 このままではあとコンマ数秒もしないうちに彼の頭は斬り落とされるであろう。 そこで問題だ! 首に刃物を当てられているこの絶望的状況、どうかわすか? 3択――ひとつだけ選びなさい 答え① ハンサムのホル・ホースは突如反撃のアイデアがひらめく 答え② キャスターが来て助けてくれる 答え③ かわせない。現実は非情である。 (おれが○をつけたいのは答え②だが期待はできない……あのトボケたようなキャスターがここぞとばかりにジャジャーンと登場して「まってました!」と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーぜ。やはり答え①……自分でなんとかするしかねーぜ) 瞬時にそう判断した彼はサイドテーブルを蹴り上げた。 そして相手が気をとられている隙に座ったままの体勢でベッドから転がり落ちる。 「武器を持ってないと思って甘く見たなッ! あんさんの負けだッ!」 煙草を吐き捨てながら右手を上げる。 メギャン! するとホル・ホースの掌にどこからともなくリボルバー式の拳銃が現れる。 これこそが彼のスタンド『皇帝』。この至近距離であれば彼の独壇場。寸分違わず相手の眉間に風穴を開けるだろう。 ―――が、彼の『皇帝』が火を噴くことはなかった。 彼は攻撃しなかった――否、攻撃できなかったのである。 「ゆらーりぃ……あなたマスターですよね?そのひだ」 喋るのに疲れたらしく、そこで言葉を切って休憩する。 「りての令……なんだっけ……? ゆらり…ええっと……左ってどっちだっけ……? あれ? あたしって誰だっけ? ああ、西条玉藻ちゃんでした」 その銃口の向かう先にいた、脳内のネジが2,3どころかすべて抜け落ちてそうな少女は―――紛れもなく彼のサーヴァントだった。 「にゃあにいいいい~~~~~ッ!?」 「えーっと。そう。あなたはあたしとあたしのマスターが聖杯を獲るのに邪魔です。だから――」 自分で「じゃきーん」と擬音を口にしながら両手に携えた刃物を胸の前で交差させる。 「ズタズタの八つ裂きにしちゃいます。えへへ」 「ま、待てよ、キャスターのお嬢ちゃん! おれだ! ホル・ホースだ! お嬢ちゃんのマスターだッ!」 「? あたしのマスターは子お……いえ、それは生前の話でした………生前……あたし死んだんですか? まあいいや、それであなたがあたしのマスターなんでしたっけ」 「ああ、そうだよ!」 「じゃあ刺しちゃいけないですねー……ゆらりぃ……それなら誰を殺せばいいんですかね……えっと、手近なところでまず自分から……」 言いかけて慌てて首を横に振る。 「ダメダメ、自分は刺しちゃいけないってちゃんとあたし学びました。『馬の面に屁を浴びせると鬼が笑う』です……」 そんな自身のサーヴァントの様子を見て、ホル・ホースはハットを目深に被りため息をつく。 「……」 (おいおい、こいつ大丈夫なのかあ~~~ッ!! しょ、正気の沙汰じゃあねーーーーこっ、この女!) ホル・ホースがハットの下から訝しむような視線を送っていると、彼女は「えへへ」と照れたような笑みを浮かべる。 凝視していて気がついたのだが、どうも彼女の姿を明瞭に捉えることができない。 この間合いで、しかも弱々しいライトスタンドだとはいえ、光源だってきちんとあるのに。 まるで膜が張っているかの如く、その姿は曖昧だ。 (そういえば、さっきだってまるで気配を感じられなかった……このおれの背後をああも容易く……) ひょっとしたらこのサーヴァントはスゴいやつなんじゃねーのか。 そう考えると、自然に闘志にますます火がついて熱くなってくる。 どんどんと熱さは増していく。 ホル・ホースの中で燃えたぎる闘志は――― 「いや、ちがうッ! これは! ベッドが燃えているんだッ! アチぃっ! キャスター、さっさと逃げるぞ! さもないとおれたちまで……」 先程ホル・ホースが吐き捨てた煙草が出火の原因だったが、そんなことはお構いもなしに逃げようとする。 そんな彼を尻目に、「ゆらり」と呟いて燃え盛るベッドの足を掴む者がいた。 「おいっ! おめー自殺願望か!? 何やってんだよ、キャスター!」 「火事は怖いですからねー。『地震はおやじの元』って言葉知らないんですか?」 彼女はその細腕のどこにそんな力があるのか、ベッドを持ち上げると、そのまま――投げた。 窓の外に。 幸い、ホテルのすぐ裏は公園の池なので二次災害はなさそうだが。 (迅速な火元の排除、冷静な判断力……間違いない、コイツは“アタリ”だッ! これなら聖杯を獲ってDIOの野郎どもを始末できるッ!) 「おれたちは無敵だッ! タマモとこのホル・ホースは無敵のコンビだぜーっ!!」 ―――――このとき、ホル・ホースは不幸にも2つの読み違いをしていた。 1つは、彼のサーヴァントである西条玉藻はキャスターなどではなく、文字通りのバーサーカー、狂戦士であること。 これについては、彼女が初対面のときに「魔法少女、西条玉藻ちゃん、です……」と言ってしまったのに加え、後に図書館で玉藻前という妖狐の記述を見つけてしまったのが原因なのだが。 2つ目は――この戦争の舞台にDIOがいるということだ。 【真名】 西条玉藻@クビツリハイスクール 【クラス】 バーサーカー 【属性】 混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:B+ 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 狂化:EX 読んで字の如く狂戦士。 一応コミュニケーションはとれるが、意思の疎通はほぼ不可能。 全てのパラメーターをアップさせる。 【保有スキル】 澄百合学園:A 表の顔は天下に名だたるお嬢様学校。 しかし、その実態は傭兵育成機関。 自らのステータスを隠蔽し、筋力と敏捷のステータスに補正を得られる。 殺戮技巧(道具):C 使用する道具の「対人」ダメージ値のプラス補正をかける。 戦闘続行:B 瀕死の傷でも意識を失わない限り戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【宝具】 『闇突』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:― 常時発動型宝具。 霞のように捉えられない彼女の通り名にして存在そのもの。 Bランク相当の気配遮断とAランク相当の精神汚染を得られる。 さらに彼女が戦いに「病み付き」になったときに、筋力に補正を得る。 【Weapon】 大振ナイフ2つを逆手持ちで装備している。 右手にエリミネイター・00。 左手にグリフォン・ハードカスタム。 【人物背景】 全国に支部を持つ澄百合学園の生え抜きの1年生。 期待のルーキーとして『クビツリハイスクール』に登場するも、気絶している間に糸で首を切断されて死亡。 その強烈なキャラクター性故か、主人公の戯言遣いの記憶に色濃く焼き付いたようで、度々回想されている。 その後、スピンオフ作品の『零崎軋識の人間ノック』では花も恥じらう初等部時代の彼女が描かれている。 【サーヴァントとしての願い】 ゆらぁーりぃ……聖杯獲ったら子荻先輩喜びますかねぇー 【マスター】 ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース 【weapon】 『皇帝』 【破壊力:B スピード:B 持続力:C 射程距離:B 精密動作性:E 成長性:E】 拳銃の形をしたスタンド。 撃ち出される弾丸もスタンドであるため、弾道を自在にコントロールしたり瞬時に消したりできる。 弾数はスタンドパワーの続く限り無限でリロードも必要なし。 【能力・技能】 スタンド使い:傍に現れ立つ精神エネルギー『スタンド』を使う者。 スタンド使いはひかれ合う。 【人物背景】 DIOがジョースター一行に差し向けたスタンド使いの1人。 No.2をモットーとしており、スタンド使いには珍しく他人に能力を隠さずにコンビを組む。 初登場時には、J・ガイルとのコンビでアヴドゥルを一時再起不能にするものの、花京院とポルナレフの2人によってJ・ガイルが殺されたために逃亡した。 2度めの登場では、味方のはずのエンヤ婆に逆恨みされてポルナレフ共々殺されそうになるが、なんとか生還。ジープを奪って退却した。 その後は伝令係めいたことをしていたものの、DIOに咎められる。その際、DIOを暗殺しようとするが、能力の片鱗をみせられ失敗。 物語の終盤で、同じく相方を失ったボインゴと無理矢理ではあるがコンビを組んで承太郎たちのもとへ姿を現した。 ブスだろうが美人だろうが女を尊敬しているらしく、嘘はつくが殴りはしないと豪語していた。 外伝小説の『OVER HEAVEN』ではDIOから、その善にも悪にも属さない飄々とした性格をもって、個人的な好みとして捨てがたいと評されている。 【参戦時期】 ボインゴとのコンビが敗れ、入院している最中。 【マスターとしての願い】 聖杯を獲り、その力でDIOとその配下どもを斃して粛正から逃れる。DIOの財宝もすべて頂く。
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ストーリー 小学校から野球を始めたパワポケ。中学校でも活躍したが強豪校から誘いが来るほどの 実績は残せなかった。そんな時、母親から野球部の強い親切高校への入学を勧められ、 パワポケは意を決し親切高校へ進学する。しかしその高校は休日以外は外出禁止、 ボランティア活動の義務化等、厳しい校則が設けられていた。 野球部でも厳格な上下関係や実力主義の徹底が掲げられており、 寮では強制的に部活の先輩との共同生活を送らなければならないなど、 あまりの自由の無さにパワポケは面食らう。 こうしてパワポケの親切高校での恐怖政治に縛られる3年間が始まった。 毎日限界まで行われる車坂のスパルタ教育に日々気力を削り取られていく。 甲子園大会優勝後、車坂からグラウンド20周を言い渡されるが、反抗して仲間とともに反乱を起こす。 親切高校の真の目的は、弱者全てを抹殺し強者のみが生きる世界を創るためだった。 それを知ったパワポケはみんなのために山県と車坂たちに最後の戦いを挑む。 パワポケ、親切高校へ 第一話 パワポケ無惨! 北乃の暴力行為 第二話 厄災者・北乃を粛正! 光の洗礼 第三話 パワポケ最大のライバル・天道 第四話 粉砕! パワポケ怒りの鉄拳 第五話 五十鈴の能力の事実 ~ 高校野球最後の大会 第六話 甲子園大会の死闘! VS天下無双学園 第七話 親切高校の本性 ~ 山県と車坂たちの野望を打ち破れ 最終話 戻る 登場人物 親切高校 野球部 主要人物 パワポケ(10表主人公) 親切高校野球部員。分数の足し算ができない、マークシート式のテストで一桁得点を取る等、 学力は歴代パワポケオリジンの主人公の中で最低ランク。 しかし野球のセンスは高いという、文字通りの野球バカ。 物語の序盤で謎の声によりマスターリングをさずかり、適合者となる。 だんだんと過ごしているうちに監督の車坂や監督生、 そして先輩たちからいじめや暴力を受け、親切高校の理不尽な教育環境に強い不満を抱き、 親切高校に不信感を感じる武内ミーナからこの学校の生徒としての潜入調査を依頼される。 2年目で監督生の岩本に嫌がらせで校則違反の罪を着せられて激怒している最中に 指先が突如熱くなり、心で引き金を引く形で岩本に霊丸を放つ。そのきっかけで霊能力に目覚める。 基宗の引退後に北乃を粛正したあとキャプテンとなり、天道にライバルとして認められる。 ポジションはピッチャーで左投左打。終盤でパワプロシリーズの猪狩守に匹敵するエースに成長する。 天月五十鈴との交流の中、絶対に甲子園で優勝すると約束して付き合い始めた。 3年目に桧垣から自身の超能力の事を聞かされた五十鈴が自分の目の前で崖から投身する寸前で 救出した後、甲子園で優勝することを再び誓い、五十鈴が再びこの言葉をよりどころにして 身を持ち直すきっかけを与えた。そして夏の甲子園大会で優勝し、ドラフトで指名された後、 恐怖政治で支配しようとする山県と車坂たちに対して仲間全員で反乱を起こす。 実力主義を完全に叩き潰した後、五十鈴にプロポーズし、高校卒業後、すぐに彼女と結婚した。 荷田 幸浩(にだ ゆきひろ) 親切高校に入学してきた今作の相棒。野球は小学1年生から始めている。細かいニキビが特徴。 パワポケより学力は上で、高校に入学して初めて「頭が良いほうのグループ」に入ったらしい。 ナオからは「ニュダ」と呼ばれる事も。ポジションは捕手で右投両打。 チームメイト 越後 竜太郎(えちご りゅうたろう) パワポケと同学年。パワポケと同じく学力は非常に低く、野球センスだけは抜群という本当の意味での野球バカ。 「越後ゾーン」、「FOOLドライブ」、「零式ドロップ」等、「テニスの王子様」のパロディ発言が多い。 名前も同作品の主人公「越前リョーマ」から[要出典]。口癖は「やれやれだぜ」。 『11』では大神ホッパーズに入団して引き続き登場する。 初めは右投げ左打ちだが、パワーアップすると右打ちになる。 その時、仲間評価が高いと他の投手をよせつけないほどの強さに変貌する。 ポジションは外野手で、主にセンターを守っている。 官取 孝弘(かんどり たかひろ) パワポケと同学年。実家が金持ちである事をやたらと自慢してくる。 しかし本当はものすごく貧乏。兄と弟がいる。後に下位であったが何とかプロ入りし、 『11』ではジャジメントナマーズに入団して引き続き登場する。 嘘つきなことを除けば親切高校の野球部員の中では常識人。 右投げ右打ちで、ポジションは二塁手/遊撃手。 田島 将悟(たじま しょうご) パワポケと同学年。クセのあるキャラクターの多い 親切高校野球部の中では比較的まともな人物ではあるが若干性格が暗め。 練習熱心で、文武両道を目指しておりピアノが得意(その道ではそれなりに有名らしい)。 右投げ両打ち。ポジションは投手でリリーフエース。 岩田 重機(いわた じゅうき) 吐き気を催す存在を参照 飯占 大介(いいじめ だいすけ) 吐き気を催す存在を参照 北乃 政男(きたの まさお) 吐き気を催す存在を参照 疋田 光司(ひきた こうじ) 吐き気を催す存在を参照 基宗 典弘(きそう のりひろ) パワポケの1年先輩。飯占の引退後キャプテンとなる。 学業の成績が良く、練習にも独自に開発した数々の理論を取り入れパワポケに勧めてくる。 右投右打でポジションは遊撃手。 真薄 牡丹(まうす ぼたん) パワポケの2年後輩。『パワポケダッシュ』からの登場。 野球センスはあるがモチベーションがない。 中学の時に入っていた野球同好会でいじめにあって心を閉ざしていたが、 パワポケらに優しく接してもらった事で心を開き、野球を再び好きになっていく。 甲子園に出場し優勝する事でガンバーズの旧友と同窓会を開き、 引きこもりを脱却し、そして自分自身の心も強くなった。 エンディングで親切高校が廃校になった後は地元の高校に転校し、野球をがんばっていく。 左投げ左打ち。ポジションは外野手。 親切高校教師・管理者 山県 剛司郎(やまがた ごうしろう) 親切高校理事長。英国のパブリックスクールを基に親切高校を作った。 自分ではパブリックスクールにいったと思っているが本当は厳しい軍隊経験で記憶が 混乱しパブリックスクールに行ったと思い込んでいる。 堕落に満ちた日本を力と暴力と恐怖で転覆させるための野望を抱いている。 最後は反乱を起こしたパワポケに倒された後、ミーナに逮捕された。 元田 夢二(もとだ ゆめじ) 親切高校校長。温厚で親しみやすい反面、頑固で保守的。最後はミーナに逮捕される。 大河内 将門(おおこうち まさかど) パワポケの担任。体育系。卒業近くには彼のもとに多くの生徒が集まってお礼参りに来るが、 本人はそれを好意と受け止めている。親切高校が廃校になった時、車坂の理不尽な提案を 阻止するなど、車坂とは対照的に根は優しい熱血教師となっている。最後は自ら御用となり、素直に取り調べに応じた。 車坂 総志(くるまざか そうじ) 親切高校の野球部の監督。野球に対しての熱意がありすぎて、 指導が少々いきすぎてしまうこともある。花丸高校のOB(当時のポジションは遊撃手)であり、 花丸高校を甲子園に導いた佐和田監督のことを尊敬している。 老けて見えるが、これは辛い生活をしている事が原因で鉄砂高校の監督であるようこ先生より若い。 閉鎖され外部に情報の漏れない親切高校だからこそ許されるようなスパルタ練習を繰り返すなど、 勝利のためなら選手に暴行を加えたり、暴言を吐いたりして力と暴力で支配することもいとわない。 選手達が試合で勝利しても決して褒める事が無く、むしろ逆に責める事が多い。 しかも、部員の失敗やチームの敗北も勝利した時に優越感に浸らせることも決して許さず、 それまでに功績を挙げて貢献してきた場合でも容赦無く死刑を宣告するという、 悪意のある人間としても極めて稀なほど狭量で冷酷・暴力的・残忍な監督である。 そのため、パワポケやマスターリング、そして武内ミーナからは不信感を抱かれている。 二年目には天道が属する星英高校への敗北がきっかけで疋田を除いて有望な一年生が入部せず、 このままでは親切高校は星英高校の「引き立て役」になってしまうことを予見し、 野球部OBを動かして有望な選手たちをスカウトするなど冷静にチーム・選手の実力を 判断して対策を練るなど、彼なりのチームの配慮はしている優秀な指揮官でもある。 しかし、実際は一年目では秋の大会で星英高校に負けた際、昏倒するまで繰り返される無限ノックをさせる、 パワポケに対してはしくじれば「ボールが捕れないなら死んじまえ! 野球ができなきゃ お前なんて生きてる価値はないんだ!!」と暴言を吐いたり、頭を地面にぶつけたり、 バットで体や腕、足などを殴り続けて体罰を与える、指示に従わなかったり、 試合に負ければ指導と称して部員全員に暴力を振るったり、暴言を吐いたり、 活躍できなければ試合にも出さない、さらにパワポケの付き人である 天月五十鈴を人質に取り、甲子園に優勝できなかったら天月を殺すなど、恐怖政治を強いた理不尽なパワハラ行為を働く。 甲子園に優勝した後も褒めずに責める上、体罰・1000本ノックなどその本性は黒く、 その上に部員全員に大観衆の所で体罰と称して暴行を加えようとするも、 パワポケから「殴りたければ殴ればいい! この何万人もの観客の前で!」と厳しく咎められる。 ドラフトに選ばれたパワポケたちの優越感に逆上し、「なにじじくさい干渉にひたってやがるんだ!! 全員、体罰後、グラウンド20周!!」などと暴力的な態度をとり続けた為、 激怒したパワポケによってマスターソードに貫かれ「もはや貴様は心の無い男だ、死ね!!」と吐き捨てられた後、 「これが、日本が腐っていく堕落の始まりと思え!」という呪詛の言葉を吐きながら果てた。 桧垣 東児(ひがき とうじ) 保健室の変人名物教師。だがそれは表向きで正体はジャジメントの研究者。 しあわせ草のエキスが入った薬品の研究をしている。 今は左遷されて保健室の教師をしているが、追放後に彼の研究の成果が出てくる。 展開で別人のような性格に変貌する事も。ジャジメントの研究者だが、根っからの悪党ではない。 陸手 舞耶(りくて まいや) 女子寮の管理をしている教師。 生徒 浜野 朱里(はまの あかり) 2年からクラスメイト。男嫌い。自治会に所属しており、紫杏とは友達だが、 和那とはあまり仲がよくない。一人オカリナを吹くのが趣味。 監督生 吐き気を催す存在を参照 岩本 吐き気を催す存在を参照 明石 吐き気を催す存在を参照 ライバル・他校関係者 天道 翔馬(てんどう しょうま) パワポケと同学年で、星英高校のエースで4番。肩に爆弾を抱える。 パワポケを含めた大勢の選手にライバル意識を持たれているが、本人は気にしていない。 野球に対する情熱は人一倍。2年目の秋の地区予選大会でパワポケと対決して 勝利し春の甲子園出場を決めた後、彼を自分のライバルとして認めた。 最後の地区予選大会では、既に爆弾が爆発してボロボロになっている肩を引きずりながらも、 チームを引っ張っていくが決勝戦でパワポケ率いる親切高校に破れ、 彼の高校野球は幕を閉じた。典型的な直球型投手で変化球は並以下。 投手だが、野手能力も非常に高い。後にプロ入りし、『パワポケ11』で大神ホッパーズの 投手として再登場するも、学生時代の無理により、実力は数段落ちた。 御室 若菜(みむろ わかな) 星英高校のマネージャー。天道が野球に専念できるようにとの羽生の指示により、 天道とは一応付き合っていることになっている。 羽生 亮一(はぶ りょういち) 星英高校の監督。天道の肩を心配している。 監督としての能力は高くないとプロフィールに書かれており、 実際作中の星英高校は地区大会に優勝できても甲子園では優勝できないでいる。 岡田 威蔵(おかだ いぞう) 夏の甲子園大会決勝戦で戦う天下無双学園最強打者で 4番(実力は同チームの5番打者である近藤の方が上という人も多い)。 夏の大会で打率6割ホームラン24本を量産する怪物。天道翔馬が原因で野球を苦痛に思っているという。 展開によってはパワポケと知り合いになり、パワポケに勝ったら 自分の腕を折り野球を即辞めるとまでの歪んだ根性でパワポケに挑む。 敗北後は、「結局お前は野球が好きなんだ」とパワポケに諭され、 その後のエンディングでは好き嫌いを超えた真理を野球に見出した模様。 名前は岡田以蔵から。天下無双学園のチームメイトも剣の達人の名前から取られている。 荷田曰く「連続殺人犯みたいなやつ」。実はパワポケより一歳年下なため、 パワポケの代のドラフトには現れなかった。非常に巨大な人物に見えるが、 これは威圧感のせいで大きいと見えるだけらしく、身長は181センチで後述の大江和那より低い。 ようこ 鉄砂高校の監督で『1』で登場した極亜久高校の元監督「沢井ようこ」と同一人物。 極亜久高校を辞めて以来、優秀な監督に成長した。ノックが非常に上手。 現在は結婚して子供もおり、苗字も変わっているとの事。 その為に苗字が不明な為にプロフィールと公式攻略本では「ようこ先生」と表記される。 2年目夏の地区大会において奇策で親切高校を降し、3年目夏の地区大会の2戦目で戦うことになる。 佐藤 正(さとう ただし) 平面高校のエース。顔が平べったい。個々の選手の能力はサクセス中で弱い部類に入る。 桜庭(さくらば) 栽培高校のエース。性格はマイペース。 彼曰く、親切高校野球部は名前の割に殺伐としているとのこと。 チームメイトの名には植物に関連した漢字が一字入っている。 タクシー高校(タクシーこうこう) タクシー関連の就職率が高い高校。部員は外見が全員同じである。俊足の選手が多い。 なお部員の名前は実在するタクシー会社のパロディが多い。 佐藤 純一(さとう じゅんいち) 名前は公式Q&Aより。鉄砂高校のエースで『パワポケ1』に登場した極亜久高校野球部の元選手の佐藤勇太の子供。 最速100キロのストレートとスローカーブ、パームが持ち味。また、多種多様な特殊能力を持つ。 打球はかなり飛びにくく、なかなかの強敵。 来世(らいせ) 夏の甲子園大会一回戦で戦うオリエント高校のキャプテン。奇妙な顔をしている。 荷田には外国人と間違われた。ポジションはピッチャーで6種類の多彩な変化球が特徴。 野手能力も高く(特にミートカーソル)、打順は3番である。 なおオリエント高校は『パワポケ7』の甲子園でも登場している。 スクール学園高校学院の人(スクールがくえんこうこうがくいんのひと) 夏の甲子園大会二回戦の相手。『パワポケ4』に登場した「スクール学園高校」が さらに名前を変更。実写に近い風体をしている。 デフォルメキャラであるパワポケたちから見ると非常に不自然な存在に見えるらしい。 ジャジメント ゴルトマン・シャムール 北米資本の集合体ジャジメント会長。 『9』プロフィールで「冷徹で計算高い男だが、法を犯すようなことは好まない。」と紹介されたが、 本作で親切高校で暗躍している本作の黒幕だと判明。老境に達しているが、 その人間を見抜く目と判断力には些かのぶれが無い。戦時中は収容所で過酷な体験をした。 大神グループの台頭により、闇の資本勢力との均衡が崩れ、世界各地で大神グループとジャジメントグループの 抗争が激しくなっており、このとき紫杏と接触を果たす。紫杏の心理テストの答え方から彼女を優秀と評価し、 大神グループとの抗争を10年先までの事を考え彼女を確保しようとする。 ルッカの発言やプロフィールの文章から、本来処分されるはずだった浜野朱里を 気まぐれながらも助けた人物である事が分かっている。 また『9』でキングコブラーズがブギウギビクトリーズに敗北した際や 浜野朱里がトーナメントで優勝した際に大いに喜んだとの記述がある。 ルッカ ゴルトマンの秘書。大神グループを敵対視している。 全寮制の親切高校を隠れ蓑に生徒達を実験台にした新薬の実験及び その副産物である超能力者のスカウトを桧垣の報告を元に行っている。 またこれと平行して日本国内の大神勢力への武力攻撃も指揮している。 『9』ではゴルトマン共々日本視察に来ただけだった為に顔見せ程度の 登場だった事からまともな人物のように描写されたが、 本作で本性が非常にレイシストで常に他人を見下す傲慢極まりない性格だと判明。 脅迫まがいの手段で和那を戦闘員に仕立てたり、父の汚職をネタに紫杏をアメリカに 連れ去ろうとしたりと、有無を言わさぬ非情な振る舞いが目立つ。 また非常にレイシスト故にジャジメント離脱した朱里に対し 「東洋のメスザルの分際で」と言う発言も見られた。 自らもサイボーグとしての改造手術を受けており、彼女自身は最新鋭の第4世代サイボーグ。 その為個人としての戦闘能力も非常に高いのだが、予想を超えた和那の超能力の前に撤退を余儀なくされた。 また、彼女に備わった傲慢な性格も自分自身が第4世代サイボーグであるという過剰なプライドから来ている。 その他 徳雄(とくお) パワポケの父親。株価のチェックを日課のごとく行っているが、肝心の株は面倒だから購入していない模様。 久子(ひさこ) パワポケの母親。スーパーまる生で働いている。 晴川 夏海(はるかわ なつみ) 『ダッシュ』に登場した元ガンバーズの女性選手。 真薄の友人で、展開によっては甲子園の応援に来てくれる。 野球をやめて、現在はテニスをしている。現在は真薄と羽柴に女性と知られている。 羽柴 秀虫(はしば ひでむし) 『ダッシュ』に登場した元ガンバーズの選手。 真薄の友人で、展開によっては甲子園の応援に来てくれる。 野球をやめて、現在は学問の道を進んでいる。 ドーベルマン 本作のマスコットキャラクターの1匹。親切高校内の森をパトロールしている番犬で複数いる。 和那を「悪魔」と呼んでいる。 パワポケダッシュの主人公(パワポケダッシュの主人公) 真薄のアルバムで登場。1年目の夏で甲子園に出場出来なかった模様。 武内 ミーナ(たけうち ミーナ) 大谷記者を尊敬する謎の記者。ジャーナリストとしては超一流で、 世界各地で数々の有名スクープをモノにしている。格闘技など、職業柄必要な最低限の各種技能は 身につけているが、サイボーグや超能力者相手には無力。 親切高校出身の行方不明者と、それに付随する親切高校の謎を調査しており、 中盤で親切高校の調査をパワポケに生徒としての潜入捜査を依頼する。 天月 五十鈴(あまつき いすず) 2年からクラスメイト。陸上部に所属している。学年の上位に入るほどの成績優秀。 一人でいることが多い。「ダッシュ」に登場した南雲瑠璃花の幼馴染。 パワポケとは1年生のとき、女子寮を見ようとして森の中で迷子になっていたところを匿ったことがきっかけで知り合いとなる。 2年生からは同じクラスになり、すでに顔見知りであった事も手伝って仲を深めていくが、 やがて自分のせいで彼が野球の練習に身が入らなくなるのでは、と悩み始める。 思いつめるあまり一時は 別れを切り出すまでに至るが、そうは思っていないパワポケが 「絶対に甲子園で優勝する」という決意を伝えたことで彼と付き合うことにした。 2人が付き合い始めた途端、パワポケの周囲で不可解な事故が起こりはじめるようになる。 桧垣もその事に気づき、五十鈴を精密検査した結果、事故は五十鈴の能力によるものだという仮説に達する。 桧垣の仮説によれば、五十鈴の能力は周囲の「運勢」を操ることであり、 野球よりも自分を優先してもらいたいという彼女の深層心理にこの能力が過敏に反応し、 パワポケの運勢を操作して事故に遭わせようとさせていたのだという。 この事実を桧垣から聞かされた五十鈴は、取り返しのつかない事態に陥ってしまう前にと、 パワポケの目の前で崖から身投げしてしまう。しかし、その場は間一髪で五十鈴の後を追って飛び込んでいった、 パワポケに助けられるものの、未だ心の定まらない五十鈴にパワポケは甲子園で優勝することを再び誓い、 五十鈴も再びこの言葉をよりどころにして身を持ち直す。 しかし、学校へ戻った直後に車坂に人質にされてしまう。 その後の桧垣の検査で、五十鈴の超能力が弱まっていることが分かる。 身投げの一件でパワポケとの仲が深まったことが理由だと桧垣は推測した。 今後も五十鈴の超能力を研究し続けたいと考えた桧垣は「優勝するという約束が果たされなかったとき、 反動でパワポケに大事故が起こる可能性がある。それを防ぎたいなら、私の研究に協力しなさい。」と脅しをかけるが、 五十鈴はパワポケが必ず優勝すると信じ、桧垣の脅しを突っぱねた。 そうしてパワポケが見事甲子園で優勝し、ドラフトで指名された後にプロポーズされ、高校卒業後すぐに彼と結婚し子供も授かる。 この時は能力もいつの間にか消滅してしまった。それらは14のオリジンで明らかとなる。 神条 紫杏(しんじょう しあん) 2年からのクラスメイト。監督生で、2年生の時は生徒自治会長を務めた。 成績は中の上。尊大な口調で話す。女子寮の監視もしている。 作中ではしばしば、哲学的な事を語り掛けてきたりする。 幼少時、桃の木の精(「ダッシュ」に登場したモモコ)に会おうとして一日中待った思い出がある。 一人称は普段は「私」だが、慌てた時などは「あたし」になったりする。 彼女は他人の期待する自分を完璧に演じる才能を持っており、普段の傲慢で過激な性格も本当は 何をやっても実力では一番になれない小心者である紫杏が生み出した、皆に注目して欲しい、 認めて欲しいという欲求から演じた「架空の人格」に過ぎない。 しかし、その事を告白した小心者の「あたし」の人格も本来の人格ではなく、 架空の人格であるとプロフィールには書かれている。 大江 和那(おおえ かずな) 2年からのクラスメイト。背が非常に高く握力も強いがかなりの童顔。関西弁を話す。 吐き気を催す存在 岩田 重機(いわた じゅうき) パワポケと同学年。常におなかをすかせている大男。 もの忘れが激しく学力はパワポケや越後と同レベル。 やる気を下げてきたり、マイナス特殊能力をつけてくるなど、北乃同様害悪。 右投げ右打ち。ポジションは一塁手/三塁手。 飯占 大介(いいじめ だいすけ) パワポケの2年先輩。野球部キャプテン。暴力的で精神主義。 やる気低下とホームシック付加などの害悪行為を仕掛けてくる。 引退時に怒ったパワポケに殴られ、負けた後、自分の非を悔い改め、 野球道具を買ってくると偽って奪ったペラを返した。 右投右打でポジションは二塁手/遊撃手。 最後はパワポケがミーナに自分をいじめたりするなどの パワハラ行為をしてきたことを告発したため、車坂共々逮捕された。 北乃 政男(きたの まさお) パワポケの1年先輩。実家が金持ちで、性格は非常に我儘で粗暴。 ペラ徴収・いびきで不眠症に陥れる・ホームシックや水虫をつけてくるなどでパワポケを苦しめる。 2年目の試合でパワポケの足を踏みつけたり、ベンチ入りした場面でレギュラー入りを妬み、 自分が試合に出たいがためにパワポケに片付けをやらせて大きなケガを負わせた。 だが今までの行為の罰が当たったのか、追い詰められてしあわせ草の薬で巨大化するが、 パワポケ10のプレイヤーたちの分、荷田の分、越後の分、上空に投げ飛ばされた後、 自分自身の分を込めたパワポケの怒りの天焦がす滅亡の光によって完全に消滅した。 最終的にはエンディングで地獄行きの判決を下され、地獄に落ちた。 右投右打で、ポジションは三塁手/一塁手。 疋田 光司(ひきた こうじ) パワポケの1年後輩。野球センスは良いが、 自分勝手で雑用をしようとしない上にケンカになると手が付けられない。ポジションは外野手/捕手(右投左打)。 いびきで不眠症をつけてきたり、定期イベントでマイナス特殊能力をつけて嫌がらせをしてくる上に、わがままである。 その行為に怒ったパワポケにケンカで倒されて明日、退学処分となった。 監督生 親切高校自治会に所属して居る男子生徒達。神条紫杏の手足となって動いている。 全員が陰湿かつ腹黒い性格で、少しでも逆らった場合は集団で長期的に嫌がらせに 近い形で目を付けられてしまう為に生徒達からの評判は良いとは言えない。 やる気・野球魂・さらに仲間・監督評価を下げてくる害悪行為を2年間の間繰り返す。 特に教師批判をしたパワポケに対してねちねちと嫌がらせを行い、 激怒したパワポケが校内暴力に発展してでも殴ろうとしていたことで、 大河内に「お前たちの指導には行き過ぎている所がある!」と注意された。 荷田たちや他の生徒たちにも同様の嫌がらせを行った上で暴力をふるうなどで 監督生としての権力を振りかざすような行為を繰り返したことでパワポケの更なる怒りを買い、 全身を滅多打ちにされ体中の骨を砕かれた状態となって殴り飛ばされた後、 監督生全員が大河内に校長の元田の所まで連行され、 退学処分となって警察に逮捕されて刑務所行きという末路を辿る。 岩本 男子監督生の一人。陰湿かつ腹黒い性格で、パワポケを「クズ」「不必要な膿」と 非常に忌み嫌っており、やる気と野球魂を下げるなどの害悪行為でどんな手を 使ってでも彼を学校から追い出そうとする。官取たち生徒からも良く思われていない。 パワポケが初めて霊丸を使用した相手でもある。 監督生としての権力を振りかざすような行為を繰り返したことでパワポケの更なる怒りを買い、 全身を滅多打ちにされ体中の骨を砕かれた状態となって殴り飛ばされた後、 明石たち監督生とともに大河内に校長の元田の所まで連行され、 退学処分となって警察に逮捕されて刑務所行きという末路を辿る。 明石 男子監督生の一人。 監督生としての権力を振りかざすような行為を繰り返したことでパワポケの更なる怒りを買い、 全身を滅多打ちにされ体中の骨を砕かれた状態となって殴り飛ばされた後、 岩田たち監督生とともに大河内に校長の元田の所まで連行され、 退学処分となって警察に逮捕されて刑務所行きという末路を辿る。 作中用語 ジャジメント 『9』で登場した「ジャジメントスーパー」の母体である北米資本の集合体。 会長はゴルトマン・シャムール。 表向きには世界的な大企業だったが、正体が新興勢力である 大神グループ同様にサイボーグあるいはアンドロイドと超能力者を保有する私兵組織。 世界総資産の12%を保有するという空前の規模と資金力を有しており、 旧支配者グループでも最大の勢力を有するが、サイボーグとアンドロイドの技術力は 大神の後塵を拝しており、全ての技術は大神から盗用したもの。 旧支配者 前述の北米資本ジャジメントと、地中海資本カエサリオン、中華系資本九百龍3つの資本グループの総称。 古くからの経済の支配者であり、新興勢力であるロシア系資本家と繋がりを持つ日系資本大神グループ、 アラブ・南米・東南アジアの資本同盟アジムと対抗するため共同戦線を張る。 親切高校 本作の舞台である全寮制高校。ジャジメントが (ジャジメントスーパーとして)スポンサーについている。 親切高校の理事長である山県剛司郎が英国のパブリックスクール (ただし前述の本人の経緯から、実際には旧日本軍の新兵教育要素)を基に作ったものであって劣悪な環境であり、 前述のような休日以外は外出禁止、ボランティア活動の義務化等、厳しい校則が設けられていた。 校長は元田夢二。生徒たちを甘やかさない程度に、という方針で運営している。 なお、当初に男女の校舎が別という実質的な男女別学制だが、 文部科学省からの苦情によりパワポケ入学の2年目から男女共学制を変更した。 その裏側はジャジメントの実験場の一つであり、しあわせ草のエキスなど、 様々な人体実験を行っていた。人体実験による死亡か行方不明になった生徒が何人もいたが、 ジャジメントの裏工作により、家族への記憶操作などでそれは隠蔽され、生徒たちには学校を辞めたとされた。 そして行き過ぎた体罰や暴力など社会問題が起きるほどであり、死者や病人が多数出ている。 その横暴な振る舞いに反感を持っている者も多い。ジャーナリストである武内ミーナが調査していた。 携帯電話の電波すら届かない地域にあり、また警備員やドーベルマンなど侵入・脱走防止手段も 用意されたため、外部から親切高校に関する情報の入手が非常に困難であることを良いことに、 この学校に入った生徒たちはみな恐怖政治によって苦しめられている。 なお、「ペラ」(疑似通貨)と「しあわせ草」など本作中に使用したアイテムは、 パワポケ6のしあわせ島編との共通したものが多い。 身体を壊す等して動けなくなったり、理不尽さに心が折れた人間はお払い箱となり、 また、逆らったり脱走したりすれば死刑になるなど、廃校になってもおかしくない学校になっている。 最終話でパワポケたちが反乱を起こしたことでミーナや警察に踏み込まれ、 山県・車坂・飯占たちがパワポケに倒された事で親切高校は廃校となった。 マスターリング 力・知恵・勇気の3つを持つ腕輪。 パワポケは謎の声により試練と称してこれを与えられることになり、「適合者」となる。 パワポケに霊能力のひとつである霊丸を伝授した。なお、最初にこの技を使用した相手は、 理不尽に校則違反の罪を着せた監督生の岩本に対してであり、マスターリングの了承も得ている。 山県と車坂が倒されたことで親切高校は廃校となり、すべてが終わった後は光の粒子となって消滅した。 霊気、霊力(れいき、れいりょく) 人間や霊界の住人が持つエネルギー。 パワポケはマスターリングに触れた影響で霊力を持つようになった。 試合中に生命力を燃やして能力をアップする事ができる。 しかし、これは使用者の命を削る危険な行為である。
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俺はいつもどおり放課後文芸部室へ向かった。 すると部屋には、ハルヒ、長門、朝日奈さん、古泉…そして鶴屋さんがいた。 「あらキョン、いいとこに来たわね」 「よう、って…あれ?なんで鶴屋さんがいるんだ?」 なにやら深刻そうな顔でみんな座っている。 「いいから、早く座りなさい!」 「ったく…なんだよ…」と、俺が座った時だった。ガチャン。 拘束器具が俺を押さえ付けた。 「な、なんだこれ!?おい!説明しろ!って…みんなもじゃないか!」 「ふふふ…これはね…私が日頃の恨みを晴らすためよ…」 「んな、バカな!?」 「ステージオープン」 ハルヒはパチンと指を鳴らすと、部室がたちまち変形し、俺たちはつり上げられた。 「うふふ…じゃあ…まず有希よ!」 いつの間にか、ハルヒはマスクとマントを着け…ムチを持っていた。 「有希!あんたね!何読者の人気集めてるの!いい加減にしなさい!」 バチン!ハルヒが長門をムチで叩く。 「………」 「ふん…あくまで無口でいるのね…どこまで我慢出来るかしらね…ほらほらほらほら!」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン。 「う……」 「ムカツクわね…もっと叫びなさい!」 そう言うと、ハルヒは長門の耳をムチで正確にクリーンヒットさせた。 「あぁっ!」 「ふふ…そうよ…叫びなさい…」 ヤバイ…これは本格的にマズい… 「次はみくるちゃんよ!」 「ひぇぇぇぇ!」 「あんたね…いつまで猫被ってんのよ…しかも胸までデカいし…調子に乗るな!」 バチン! 「ひぇぇぇぇ!!いたい!止めてください涼宮さん!いたぁい!」 「まだよ!」 バチンバチンバチンバチン… 「ふぇぇぇぇ!ひぇぇぇぇ!あへぇぇぇ!ふぇっ…ひっぐ…もう…止めてください…涼…ひっぐ…宮さん…」 「ふん、これくらいで許してあげるわ」 「おいハルヒ!いい加減にしやがれ!」 「うるさい!黙りなさい!」 「な…」 「次は古泉君ね…」 「ぼ…僕はキョンたんのアナルだけ…」 「キモいのよ!」 バチン! 「あぁっ!カイカン…」 バチンバチンバチンバチン。 「ああああ!もっとやってください!ビクンビクン…」 「な…なにこいつおったてて…気持ち悪いわ…もう止める…」 「ハァハァ…このあとにキョンたんに…ハァハァ…」 「次は鶴屋さん…あなたよ…」 「な…ハルにゃん、あたしが何したっさ?あたしは何も…」 バッチーン!今まで以上に強く叩いた。 「あぁ!いたい!めがっさいたいにょろ!ハルにゃんやめてぇ…!」 「うるさいうるさいうるさいうるさい!金持ちは黙ってなさい!」 バチンバチンバチンバチンバチンバチン 「あぁ!やめっ!あっ!ハルにゃん!やめっ!ヤメロコラ。あぁっ!もう…」 鶴屋さんはぐったりとした。 「ふふふ…さぁ…キョン…あなたの板よ…」 「な…ハルヒ…やめ…」 チュッ。 ハルヒがキスしてきた。俺に… 「な…」 「キョン…あたしね…前からキョンが好きだったの…」 「は…?」 「あ、そうた、他が邪魔ね」パチン。指を鳴らすと、他の4人はどこかに消えていった。 「あたし…キョンと一つになりたい…キョンが好きだから…」 「ハル…ヒ…」 「いい…?キョン…」 「ハルヒ…俺も…お前が好きだ…一つになろう…」 ハルヒが拘束器具を外してくれた。 「キョン…あたしのこと自由にしていいよ…」 そういうとハルヒはスルリと制服を脱いだ。パサッ…。下着姿のハルヒがそこにはいた。 「ハルヒ…」 俺はハルヒのブラを取ると、胸を揉んだ。 「あっ…気持ち…いい…」 「そうか…」 乳首も舐めてやった。 「あんっ!もっと…もっとやってぇ!」 そしていろんなことをしてやった。 「もう…我慢出来ない…キョン…挿れて…」 「あぁ…」 ぐぐっ… 「あぁ!うっ!」 「動くぞ…?」 「うん…やっ…て…」 「うんっ…はぁっ…」 ジュピュッ、ジュピュッ… 「あぁ!気持ちいい!」 「俺もだ…ハルヒ…」 「もう…我慢出来ない…イッちゃう!来てぇ!」 「行くぞ…ハルヒっ!」 ドピュッ、ドピュッ… ハルヒの窒内から白い液体が溢れ出す。 「はぁ…気持ち…よかったよ…キョン…ん…」 ハルヒがキスして舌を絡ませてきた。 「あぁ…ハルヒ…好きだ…ん…」 その後、あの4人の行方を知るものはいない 完 「朝比奈さん」 「はい?」 「その…朝比奈さんみたいな人でも…うんこはするんですよね?」 「やだぁ!キョン君!もちろんするに決まってるじゃないですかぁ!見ます?」 「はい!もちろん見ます!」 「でもちょっとここじゃ出来ないし…あ、付いてきて下さい!」 「ここは…女子トイレ?」 「中見て来たんだけど誰もいないから付いてきて!」 「はい…」 「入って!」ガチャン。 スル… 「え…あ…(///)」 「いいよ、見ても。うふっ」 「あ…はい…」 「いくよ…」 「はい…ゴクリ。」 ブリっブリブキャブチビチャァ… 「ね?」 俺がもう2度と朝比奈さんと話さなくなったのは言うまでもない。 長門のうんちってどんな色してんだろうな・・・妄想がどんどん拡がっていく。 「駄目だ、我慢できない!」俺はダンボールに身を隠すと、長門の家に侵入した。 ぶりぶりぶりぃっ トイレから元気のいい音がする。今だっ! 鍵のかかっていないドアを開け、びっくりしている長門を居間に放り投げる。 さーてと、長門のうんちの色は・・・♪ 「無い!うんちが無い!」 「私は食べ物を残さずエネルギーに転化する。排便はしない」 「さっきのはただの屁の音だったのか・・・」 「そう」 「済まなかったな、長門」 「いい」 長門のうんちが見れなかったのは残念だが、俺は新たな発見に満足し、帰路についた 妹「ねぇ、キョンくん、ココ? ココがきもちいいの?」 キ「ヒギィ! そう、そこだ! もっともっと強く!」 妹「あはは…実の妹に足でふみつけられて、そんなにえっちな声だすなんて…キョンくん、へんたいさ~ん」 キ「あぁ、俺は変態だ…お前に足でイジられて…もう…!」 妹「でちゃうの? キョンくん。妹の足にだしたいの?」 キ「もう…ッ…出る…! 出ちまう…ッ…!」 妹「ふふ…まだダぁメ~…」 キ「ど、どうして!? もっとコスってくれ! このままじゃ俺…!」 妹「だって、キョンくんの口からおねだり聞いてないんだもん。イキたいならイキたいってお願いして? …ね? それぐらいできるでしょ?」 キ「あぁッ!! 出したい! お前の足にかけさせてくれ! 頼む、お願いだ!」 妹「へへへっ、いいよ、キョンくん。妹の、小学生のニーソにいっぱい出して…?」 キ「くっ…! 出る…出る出る、射精る…ッ…!!!!!!」 どくっ…! どくっ…どくっ…! 妹「キャッ! …もう…出しすぎだよぉ…。顔までかかっちゃった…」 キ「す、スマン…お前の足があまりにも気持ちよくて…」 妹「ううん、いいよ。いっぱい出してくれてあたしもうれし…♪ でも………くんくん………お兄ちゃんの匂いがする…♪」 ハ「ちょっとぉキョン!あたしのマンゴープリン食べたでしょ!?」 キ「マ・・・マ●コ!?プリン!?お前のは食ってないぞ・・・」 ハ「何わけわかんない事言ってるの? 食べたでしょ!?」 キ「ハァハァ・・・ハルヒ・・・お前の体のは食べてないって事だよ!」 ハ「な・・・何するやめっ・・・あっ・・・んふぅ・・・」 「キョン…きて…」 頬を上気させてハルヒが誘う。俺はゆっくりと近づき、ハルヒの腰を抱くとキスをした。 そのままシャツの中に手を入れて背中をまさぐる。そして目当てのものを見つけると、ブラの ホックをはずした。 「あ、いや…慣れてるのね」 ハルヒがちょっとすねたような表情を見せる。俺はそれに応えることなく、スカートを脱がせ シャツに手を掛けた。 「ほら、ばんざいしてみろ」 ハルヒは言われたように両手を挙げる。シャツとブラを脱がせ、胸に顔を埋めると、じっとりと 汗ばむハルヒの肌が心地よく頬に吸い付いてきた。香水などつけていない、ハルヒそのままの 匂いと汗のにおいが混ざり合った香りが心地よい。 「いい匂いがする」 「もう…バカ」 今度はハルヒが俺のシャツのボタンを上から一つ一つ外していく。もどかしくなって俺も下から 外すことにする。手と手が触れたところでしっかりと握り、ハルヒを引き寄せるともう一度キスを交わす。 さっきより濃厚に、長い時間。舌でハルヒの口の中をかき混ぜると、ハルヒの息が上がって いくのがわかった。鼻息が俺のまつげを揺らす。薄目を開けると、きゅっと眼をつぶって上を 向くハルヒが目に入る。首、きつそうだな… 顔を話すとハルヒが俺のベルトに手を掛け器用に外す。これって正面からは結構外しにくいんだよな… なんだ、ハルヒも慣れたものだ。パンツの中には完全に臨戦態勢となった俺の分身がいるわけだが ハルヒはためらいなくパンツをおろした。思わずつばを飲み込む。 「ちょっと、ちっちゃ…」 「え?」 「何なのよ、キョン。これは一体…」 「あ、いや…」 「もういい。あとで谷口とするわ。あいつのはあんたのの倍はあるわよ」 キョン「今からオナニーするから見ていてくれ」 シコシコシコ シコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ ウッ ドピュピュッ キョン「ハァハァ…ちゃんと見てた?」 キョンママ・パパ「「…………」」 ある日の放課後、いつも通り勢い良くドアを蹴り開けるといつもと違う風景が広がっていた。 キョンと古泉くんがなにやら討論していて有希は本も読まずに興味深そうにそれを注視している。みくるちゃんはゆでダコみたいになってるし。 なんだろうと思ってしばらく聞いていたらキョン発案の究極のオナニー方法と古泉くん発案の至高のオナニー方法とで言い争ってるようだ。 古泉「オナホールなど邪道です!真にオナニストなら余った皮を使うべきですよ!」 キョン「ふん、そんなだからお前は甘いって言われるんだよ!世の中には皮が余らないオナニストだっているんだよ!」 うわーくだらねぇー 長門「オナニーって何?」 有希には今度個人的に教えてあげるわ。 みくる「あわわわわ」 今度個人的にみくるちゃんのお家にお泊まりに行こうかしら?てかそんなことより! ハルヒ「こらー!あんた達!皮とかグッズよりオナネタの方が重要でしょうが!!」 みんなドン引きしてた。 「キョン、オナニーしなさい!」 こいつは何を突然言い出すんだ。 断る。俺には人の前でオナニーをする趣味などない。 「今の言い方は、ここではしないけどオナニーはするって言い方よね。さて、ネタは何を使っているのかしら・・・」 くっ、変なところで誘導尋問の上手い奴だな。しかし俺は何も答えんぞ。 「みくるちゃん?それとも有希?まさか私だったりしてね」 誰がお前でオナニーなんかするか!俺は朝比奈さんでしか・・・ハッ 「キョン君・・・そんな・・・」 朝比奈さんが軽蔑するような眼差しで俺を見ていた。 あ、朝比奈さん、今のは言葉の綾です! 「どういうことよ!私なんかでオナニー出来ないって!」 部室は修羅場と化した。 完 ハルヒ「キョーーーン!私と付き合いなさーーーい!!」 キョン「よしきたっ!俺も前からハルヒのことが好きだったんだあああああああああ!!!!」 ハルヒ「本当にっ!?嬉しいいぃぃいいいいい!!!! やったああああああああああ!!!!!!!」 マチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュ キョン「よっしゃあああああああ!!!!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシシコ 谷口「ずけぇ、あの二人告白しながらオナってやがるっ!」 国木田「………ゴキュリ」 「有希……あなたもキョンのことが好きなのね」 「……」 「実はね、私もそうなの」 「……」 「同じ団のあなたを出し抜きたくなかった……だからあなたには知っておいてほしかった」 「……」 「私は団長の肩書きを利用したりしない。だから、私たち正々堂々と戦いm……」 「……」ツカツカ 「……どうしたの?……!?有k!いやっ!?何!?何すんのy…ぅぁぁぁああああ!?」 「……」 ……… …… … 今日も退屈な授業が終わった ハルヒは終礼が終わるや否や、弾丸のように部室へと駆けていった。 またよからぬ事を考えているのだろう、今から不安である。 そんなことを考えつつ、文芸部室のドアを開けると…… 「んーっんーっ!!」 手足を……というより全身を複雑に縛られ、ギャグボールをくわえ、前と後ろの穴にバイブを突っ込まれたハルヒが転がっていた。 それを長門が見下ろしている。 事態が飲み込めない俺は思わず尋ねた。 「おい、これはどういうことだ」 「彼女の性癖。私が部室に来ると既にこの状態だった。とんだ変態」 長門が即答する。 「ほんははふはいははい!!ふひはいひはひ!!(そんなはずないじゃない!!有希がいきなり!!)」 「ひどいことを言う。悪いのはこのお口?」 「ひがっ!?……ほへんははいほへんははいほへんははい……(ごめんなさい)」 「そう、でもあなたにはお仕置きが必要。あなたのその姿をサイトのトップに載せる」 「ほ……ほんはぁ……うぇぇえ……グスッ」 長門の目は、もの凄く楽しそうにギラギラ光っていた 長門「男の人って興奮するとどうなる?」 キョン「なんだよいきなり!?」 長門は部室に誰もいないのを確認した後で、 長門「……どう?」 と、ちらっとスカートの裾をあげはじめた。 キョン「わッ、ちょっと、オイ、よせよ!?」 キョンはあわてたが、眼球は正直なもので、彼女の太腿へと集中していく。 じりッ、じりッ、とプリーツがあがっていき、すらっとした余分な肉の付いてない 綺麗な太腿が現われた。 キョン「な、長門……パンツはいてないのか……?」 コクリとうなずく長門。 つけ根の三角形の繁みを、キョンは見た。 タレントの卵みたいな女子高生が、プリーツスカートを持ち上げて陰部を露出させている様子なんて、まるでどこかのエログラビアみたいである。 キョン「お、おい……やめろよ」 長門「やだ。ちゃんと見て」 キョンの股間は衝きあがるようにふくれてきて、制服のズボンの布を押し上げようとしている。 長門「興奮する?」 キョン「当たり前、だろ?……」 さすがにいたたまれなくなり、キョンは繁みから目を逸らした。 長門「ホントに?」 キョン「し、してるって。も、もう隠せよそれ」 長門はにじり寄り、キョンの股間にいきなり手を伸ばした。 そして細い指で肉茎を握ってくる。 長門「……大きい」 キョン「な、なにすんだよ」 長門「確認したかった……」 長門はパッと手を離した。 長門「……あんなに大きくなるとは思わなかった」 キョン「あッ……当たり前だろ、あんなもん見せられたら……」 長門「興奮すると男の人はどうなる?」 好奇心を顔に表しながら長門は顔を覗き込んでくる。 キョン「だ、だからわかってんだろ?チ×ポが勃つんだよ」 長門「それだけ?」 隣に座った長門は、キョンの膝小僧をさわさわと撫でて、答えをうながしてくる。 挑発的なタッチに、さすがにどうにもたまらなくなり、キョンは思わず長門の肩にてをまわした。せして華奢な肩に力をこめて抱き寄せ、唇を合わせる。 長門の唇は、ふんわりとキョンの唇を包む。 不意に押しつけられた唇に、長門の身体は固まっている。 キョン「キス……したくなる」 三秒ほどで唇を放し、擦れた声でそう言うと、長門はびっくりした顔でキョンを見つめている。 長門の目が、男たるものを学ぼうとするかのように瞬きもせず様子をうかがっている。 キョン「……それから……」 なにか行動を起こしてくれることを期待しているかのような彼女の潤んだ目線に煽られたキョンは、肩にまわした手をさらにさげ、長門の乳房をつかんだ。 長門「あッ……」 キョン「触りたくなる、おっぱいとか、おしりとか……」 張りがあり、それほど大きくないが触りごたえのあるサイズだ。 いつも無口無表情の長門に、こんなか弱い部分があることが、妙に新鮮で、キョンはしきりに揉みたててしまう。 長門「あ…うんッ……」 長門の声も擦れてきている。 彼女はこういう雰囲気になったことは少ないのだろう。 だが、長門はいやがる様子もなく、黙って身を任せ胸を揉まれている。 こうなるとキョンのほうがおさまりがつかなくなり、セーラー服の上着の裾から手を差し込み、ブラジャーの上から、乳房をまさぐりはじめた。 長門「ん……ッ!」 つるつるとした肌のうえに、これまたなめらかなブラジャーが現われた。 ブラ越しに揉んでみると、ぷにぷにとその形を変えるのだが、今ひとつ胸の様子が分からない。 キョンはブラの隙間から手を忍ばせ、暖かな肉を鷲掴みにして剥き出した。 朝比奈さんやハルヒより小さいけれど、形のいいバストが露出する。 長門「あう…ッ!」 制服から微乳を突き出した長門が、ひし、とキョンにしがみついてくる。胸同士がくっつき、長門の乳房がつふれたのがわかった。 手を差し入れると、長門の乳房はグミのように弾み、キョンの指にまとわりついてくる。 揉みながら頂点を探れば、ぽつんと勃起している小さな豆がある。 乳首だ、と思って軽く摘むと、 長門「あぁ……ン」 と長門の唇から甘い吐息が洩れた。 感じているんだ。そう思うとどうしようもなくなり、空いているほうの手はスカートの中に探りを入れていく。 長門「やッ……エッチ……」 腰をくねらせながら、長門がしがみついてきた。 脚に触れるたびに、長門は跳ね上がるように腰を突き上げてくる。 長門「……ヘンになりそう」 彼女の腿が少し汗ばんできているのか、それとも自分の手のひらの汗が染みたのか、肌がしっとりとしてきた。 キョン「少し……脚を開いて」 キョンがそう囁くと、長門は、 長門「…やだ……」 と首を横に振って、拒んでいる。 脚の力を抜いたら、キョンの指にさらに奥まで侵入されてしまうことがわかっているのか。かえって、力強く脚を閉ざされてしまう。 プリーツスカートの襞まで一緒に挟み込んで、長門は緊張しているのだろう、キョンの出方を待つかのように唇を噛んで黙りこくっている。 こんなとき、無理矢理ねじ開けるようなことをしてはいけない、とどこかのセックスマニュアルに書いてあった気がしたので、まわり道をすることにした。 やさしく長門を抱き寄せると、胸をさらにまさぐりながら唇を合わせていく。 SOS団の綱紀粛正のため、部室での性行為はもちろん、猥褻な表現や勃起等も禁止されることとなった。 「ハルヒ、それは立派な人権蹂躙じゃないのか」 「ふん、憲法に私人間効なんてないのよ」 やれやれ、でもこれで朝比奈さんがハルヒから謂われない虐待を受けなくなるのであればそれでいいか。 しかし事態は思わぬ方向へと展開した。 「ちょっと有希、あんた今乳首立てたでしょ」 「立てていない」 「そんなことないわ。立ててる」 「じゃあ調べたら」 「そうさせてもらうわ!」 ハルヒが長門に飛びついてブラウスを剥ぎ取る。スポーツブラのようなカップのない布きれが長門の胸を 覆っている。俺は見るべきでないと思いつつ、ついつい目が離せなくなっていた。 「行くわよ、覚悟しなさい」 ハルヒはそのブラジャーもずり上げた──果たして長門の乳首は、確かに立っていた。 「ほら、立ってるじゃない」 「…」 長門は胸を隠すでもなく、黙って俯いていた。 「まったく、罰として今日は上半身裸でいなさい!」 どうしてハルヒがわかったのか、それ以上になぜ長門が乳首を立てていたのか、全く理解できなかったが これは単なる始まりに過ぎなかったことを、俺は知るよしもなかった。 次にハルヒの魔の手にかかったのは、意外にも古泉だった。長門をひん剥いたハルヒは、向き直ると 古泉を指さして叫んだ。 「古泉くん、勃起したわね」 「…いいえ、そんなことありませんよ」 一瞬顔色が変わったように見えたが、古泉は笑顔を崩さずにこやかに切り返した。 「じゃあ見せて。パンツ下ろしなさい」 ハルヒはこともなげに言う。おいおい、本気か? 「仰せの通りに」 古泉はベルトをゆるめるとさっとズボンを下ろし、パンツに手を掛けた。 「おいハルヒ、何を考えてるんだ。いい加減にしろ」 「キョンは黙りなさい! さあ、古泉くん…!」 そのときの衝撃というか、後味の悪さは想像を絶する。男の勃起した性器など、見たくなかった。 「なんて破廉恥なのかしら。古泉くん、今日は下半身裸でいるのよ、わかった!?」 明らかにハルヒはおかしい。そもそも綱紀粛正も意味がわからない。特に不純な人間は SOS団にいないし、校内でもそういう話はあまり聞かない。 「どうしたんだハルヒ…一体何がしたいんだ」 「ふん、どいつもこいつもえっちなことばっかり考えて。不潔よ!」 「確かに乳首を立てたり勃起したりしてはいたが、健康な若い人間には仕方がないだろう」 「性欲なんて子孫を残すためだけに埋め込まれた本能よ。理性的な存在であるはずの 人間が、そんな本能に左右されてはいけないわ」 「お前…何を言ってるのかよくわからないぞ」 頭が混乱してきた。こいつは何を言ってるんだ? そして俺はどうすればいい。これは、 ハルヒの世界改変能力にも関係しているのだろうか。助けを求めるように朝比奈さんに 視線を送る。 「みくるちゃん! 今感じたでしょ」 「ひぃぃ…そ、そんなこと…」 朝比奈さんと目があったと思った瞬間、ハルヒの先制攻撃が朝比奈さんを襲った。 もう何がなんだかわからない。きっとハルヒは朝比奈さんを裸にしてしまうのだろう。 「待ちなさい…ほら!」 震えて縮こまる朝比奈さんを捕まえると、ハルヒはばっさりとお尻からスカートをめくった。 「いやぁ、やめ…」 朝比奈さんは抵抗できずに座り込んでしまった。それをハルヒがお尻を突き出させるように 押さえつける。 「やっぱりパンツが湿ってる…この変態!」 「違います、それは、汗ですぅ」 「腰や太ももが濡れていないのに、股間だけ濡れてるのに、なんて言いぐさなの!」 ハルヒは無理矢理パンツを下ろし、尻を平手でたたき始めた。 「このっ! えっちなっ! 巨っ乳!」 「はぁ~、痛いっ、キョンく~ん」 助けを求められても、体が固まったようになって動けない。あまりのことに気が動転して いるのか、それともこれもハルヒの力か。 途中から上靴で尻をたたいていたハルヒだったが、朝比奈さんがぐったりしてあまり 反応しなくなると、上靴を投げつけて立ち上がった。 「何なんだ、ハルヒ…お前は何をしているんだ」 ハルヒは答えずにこちらに向かってくる。嫌な予感がして思わず後ずさりする。 「あんたは、えっちじゃないわよね…」 「何を言ってるんだ? えっちだとかそうでないとか、そんな問題じゃないだろう」 「そういう問題なのよ。あんたは今勃起してない。それが大事なの」 「なんでそうなるんだ」 まったく会話がかみ合わない。俺も自分で何が言いたいのかよくわからない。 「とにかく、みんなに服を着させて、お前も落ち着くんだ」 「だめよ! えっちはいけない、えっちはいけないんだから!」 俺の反論むなしく、ハルヒはさらに感情を高ぶらせて俺に迫ってくる。 「あんたはえっちじゃないもんね?違うもんね?」 窓際まで追いつめられてしまった。ハルヒはもう目と鼻の先にまで迫っている。 「とりあえず落ち着け。話は聞いてやる」 俺はハルヒの両腕を押さえた。ハルヒはそれでもものすごい力で俺ににじり寄ってくる。 と、突然崩れ落ちるように座り込んでしまった。 「どうした?」 「あたし…今感じてる。ちょっと湿って来ちゃってるし、乳首も立ってる」 俺は言葉を掛けられずに、ハルヒを見下ろすだけだった。 ハルヒは右手で自分の胸を揉み、左手をスカートの中に入れ、もだえ始めた。 「だめなのにっ、えっちじゃ、だめなのにっ、感じちゃう」 一体何なんだ。俺はもうただひたすらにハルヒを見ていることしかできくなっていた。 「気持ちよくなんてなりたくないっ、だめだめだめだめ…あぁ…」 ハルヒはさらに強く胸を揉む。そして、痙攣するかのように背筋を伸ばして失禁した。 みるみるうちに水たまりが広がる。かすかなアンモニアの匂い… 「あぁぁ…気持ちいい、だめ…」 俺の目の前で絶頂を迎えたハルヒは、背中から自分の尿たまりに倒れ込み、動かなくなった。 我に返った俺は、ハルヒを抱きかかえて揺すったり呼んでみたりしたが、どうも失神 したらしく反応はなかった。 「何なんだよ、ほんとに…」 アンモニア臭のだんだんときつくなる部室の中で、俺は途方に暮れるより他なかった。 ふと気づくと、未だに胸をさらけ出した長門がこちらをじっと見つめていた。…乳首は まだ立っている。 「おい長門、もう服を着ろよ。そして今の状況を説明してくれ」 「…今日一日は裸でいる」 俺の質問は無視か。何か言えないようなことなのだろうか。古泉の方をみやる。 古泉は勃起したまま朝比奈さんを助け起こしていた。完全に変態野郎だ…が、今の 俺はハルヒを抱えたままだから仕方がない。 「じゃあ古泉、お前が説明してくれ」 「そうやって何でも他人に答えを求めて、毎回正解を得られると思ったら大間違いですよ」 こいつも答えない…俺はあきらめてもう一度腕の中のハルヒの顔を覗く。先ほどまでの 狂気の沙汰が嘘のように安らかでかわいらしい顔がそこにあった。 終わり 『涼宮ハルヒの陰毛』 今まで読者には内証にしていたが、実は俺は大の女の子の陰毛マニアなんだ。 それこそ妹の陰毛も初めて生えた1本を頂戴しようと思っているほどだ。イヒヒヒヒヒヒヒヒ そんな俺が所属するSOS団の陰毛回収率は現在2/3。長門の陰毛は本人に直接提供してもらい、 朝比奈さんの陰毛は部室に置きっぱなしのメイド服に奇跡的に付着していたものを回収することに昨日成功した。 さて、残るは団長ハルヒの陰毛である。おっと、俺はSOS団3人娘の陰毛を揃える瞬間を思い、授業中だというのに勃起してしまった。 陰毛GETの道は長くて険しい、さらにスリリングだ。 今、俺は団長席に座るハルヒの足元をほふく前進の体勢で舐め回すように見ている が、陰毛はどこにも見当たらない。 「キョン、あんたさっきから何してんの?」 まぁそうツッコミたくなるのも当然だろう。だがこちらも正直に答えるわけにはいかない。 「コンタクトがここら辺に落ちてな」 裸眼2.0でコンタクトなんて必要ない俺だがそう答えておく。陰毛探しと答えれば無傷では済みそうも無い。 「あんたコンタクトなんて使ってないでしょ!さては何か隠してるわねっ、正直に白状しなさい!」 うう、無駄に勘の鋭い奴だ。このままではマズイ。俺の頭はフルスロットルで次の言い訳を考え始める。 「長門が・・・」 困ったときの長門頼みで、俺は思わず長門と口に出してしまっていた。 「有希?有希がどうしたの? ねぇ有希、あなたキョンがなんで匍匐前進してるか知ってる?」 長門はゆっくりと口を開いて答えた。 「彼はあなたの陰毛が落ちていないかどうか探している」 部室が凍りついた。長門、お前に陰毛を貰ったときにあれほどハルヒには言うなと・・・ 冷や汗がどっと出てくる。今度俺のほうを振り向いたハルヒがどんな顔をしているのか想像するのも恐ろしい。 「なーんだ、そんなら言ってくれればいいのに。マ○毛ぐらい何本でもあげるわよ」 振り向いたハルヒの口から出た言葉は衝撃的で、俺は口を開けて呆気にとられた。 しかも満面の笑み。何なんだこの態度は。結果的に俺は助かったみたいだが、こいつは何を企んでいるんだ。 「そ・の・か・わ・り、キョンのチ○毛もちょうだいね。」 ハルヒも陰毛コレクターだったのだ。 完
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俺はいつもどおり放課後文芸部室へ向かった。 すると部屋には、ハルヒ、長門、朝日奈さん、古泉…そして鶴屋さんがいた。 「あらキョン、いいとこに来たわね」 「よう、って…あれ?なんで鶴屋さんがいるんだ?」 なにやら深刻そうな顔でみんな座っている。 「いいから、早く座りなさい!」 「ったく…なんだよ…」と、俺が座った時だった。ガチャン。 拘束器具が俺を押さえ付けた。 「な、なんだこれ!?おい!説明しろ!って…みんなもじゃないか!」 「ふふふ…これはね…私が日頃の恨みを晴らすためよ…」 「んな、バカな!?」 「ステージオープン」 ハルヒはパチンと指を鳴らすと、部室がたちまち変形し、俺たちはつり上げられた。 「うふふ…じゃあ…まず有希よ!」 いつの間にか、ハルヒはマスクとマントを着け…ムチを持っていた。 「有希!あんたね!何読者の人気集めてるの!いい加減にしなさい!」 バチン!ハルヒが長門をムチで叩く。 「………」 「ふん…あくまで無口でいるのね…どこまで我慢出来るかしらね…ほらほらほらほら!」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン。 「う……」 「ムカツクわね…もっと叫びなさい!」 そう言うと、ハルヒは長門の耳をムチで正確にクリーンヒットさせた。 「あぁっ!」 「ふふ…そうよ…叫びなさい…」 ヤバイ…これは本格的にマズい… 「次はみくるちゃんよ!」 「ひぇぇぇぇ!」 「あんたね…いつまで猫被ってんのよ…しかも胸までデカいし…調子に乗るな!」 バチン! 「ひぇぇぇぇ!!いたい!止めてください涼宮さん!いたぁい!」 「まだよ!」 バチンバチンバチンバチン… 「ふぇぇぇぇ!ひぇぇぇぇ!あへぇぇぇ!ふぇっ…ひっぐ…もう…止めてください…涼…ひっぐ…宮さん…」 「ふん、これくらいで許してあげるわ」 「おいハルヒ!いい加減にしやがれ!」 「うるさい!黙りなさい!」 「な…」 「次は古泉君ね…」 「ぼ…僕はキョンたんのアナルだけ…」 「キモいのよ!」 バチン! 「あぁっ!カイカン…」 バチンバチンバチンバチン。 「ああああ!もっとやってください!ビクンビクン…」 「な…なにこいつおったてて…気持ち悪いわ…もう止める…」 「ハァハァ…このあとにキョンたんに…ハァハァ…」 「次は鶴屋さん…あなたよ…」 「な…ハルにゃん、あたしが何したっさ?あたしは何も…」 バッチーン!今まで以上に強く叩いた。 「あぁ!いたい!めがっさいたいにょろ!ハルにゃんやめてぇ…!」 「うるさいうるさいうるさいうるさい!金持ちは黙ってなさい!」 バチンバチンバチンバチンバチンバチン 「あぁ!やめっ!あっ!ハルにゃん!やめっ!ヤメロコラ。あぁっ!もう…」 鶴屋さんはぐったりとした。 「ふふふ…さぁ…キョン…あなたの板よ…」 「な…ハルヒ…やめ…」 チュッ。 ハルヒがキスしてきた。俺に… 「な…」 「キョン…あたしね…前からキョンが好きだったの…」 「は…?」 「あ、そうた、他が邪魔ね」パチン。指を鳴らすと、他の4人はどこかに消えていった。 「あたし…キョンと一つになりたい…キョンが好きだから…」 「ハル…ヒ…」 「いい…?キョン…」 「ハルヒ…俺も…お前が好きだ…一つになろう…」 ハルヒが拘束器具を外してくれた。 「キョン…あたしのこと自由にしていいよ…」 そういうとハルヒはスルリと制服を脱いだ。パサッ…。下着姿のハルヒがそこにはいた。 「ハルヒ…」 俺はハルヒのブラを取ると、胸を揉んだ。 「あっ…気持ち…いい…」 「そうか…」 乳首も舐めてやった。 「あんっ!もっと…もっとやってぇ!」 そしていろんなことをしてやった。 「もう…我慢出来ない…キョン…挿れて…」 「あぁ…」 ぐぐっ… 「あぁ!うっ!」 「動くぞ…?」 「うん…やっ…て…」 「うんっ…はぁっ…」 ジュピュッ、ジュピュッ… 「あぁ!気持ちいい!」 「俺もだ…ハルヒ…」 「もう…我慢出来ない…イッちゃう!来てぇ!」 「行くぞ…ハルヒっ!」 ドピュッ、ドピュッ… ハルヒの窒内から白い液体が溢れ出す。 「はぁ…気持ち…よかったよ…キョン…ん…」 ハルヒがキスして舌を絡ませてきた。 「あぁ…ハルヒ…好きだ…ん…」 その後、あの4人の行方を知るものはいない 完 「朝比奈さん」 「はい?」 「その…朝比奈さんみたいな人でも…うんこはするんですよね?」 「やだぁ!キョン君!もちろんするに決まってるじゃないですかぁ!見ます?」 「はい!もちろん見ます!」 「でもちょっとここじゃ出来ないし…あ、付いてきて下さい!」 「ここは…女子トイレ?」 「中見て来たんだけど誰もいないから付いてきて!」 「はい…」 「入って!」ガチャン。 スル… 「え…あ…(///)」 「いいよ、見ても。うふっ」 「あ…はい…」 「いくよ…」 「はい…ゴクリ。」 ブリっブリブキャブチビチャァ… 「ね?」 俺がもう2度と朝比奈さんと話さなくなったのは言うまでもない。 長門のうんちってどんな色してんだろうな・・・妄想がどんどん拡がっていく。 「駄目だ、我慢できない!」俺はダンボールに身を隠すと、長門の家に侵入した。 ぶりぶりぶりぃっ トイレから元気のいい音がする。今だっ! 鍵のかかっていないドアを開け、びっくりしている長門を居間に放り投げる。 さーてと、長門のうんちの色は・・・♪ 「無い!うんちが無い!」 「私は食べ物を残さずエネルギーに転化する。排便はしない」 「さっきのはただの屁の音だったのか・・・」 「そう」 「済まなかったな、長門」 「いい」 長門のうんちが見れなかったのは残念だが、俺は新たな発見に満足し、帰路についた 妹「ねぇ、キョンくん、ココ? ココがきもちいいの?」 キ「ヒギィ! そう、そこだ! もっともっと強く!」 妹「あはは…実の妹に足でふみつけられて、そんなにえっちな声だすなんて…キョンくん、へんたいさ~ん」 キ「あぁ、俺は変態だ…お前に足でイジられて…もう…!」 妹「でちゃうの? キョンくん。妹の足にだしたいの?」 キ「もう…ッ…出る…! 出ちまう…ッ…!」 妹「ふふ…まだダぁメ~…」 キ「ど、どうして!? もっとコスってくれ! このままじゃ俺…!」 妹「だって、キョンくんの口からおねだり聞いてないんだもん。イキたいならイキたいってお願いして? …ね? それぐらいできるでしょ?」 キ「あぁッ!! 出したい! お前の足にかけさせてくれ! 頼む、お願いだ!」 妹「へへへっ、いいよ、キョンくん。妹の、小学生のニーソにいっぱい出して…?」 キ「くっ…! 出る…出る出る、射精る…ッ…!!!!!!」 どくっ…! どくっ…どくっ…! 妹「キャッ! …もう…出しすぎだよぉ…。顔までかかっちゃった…」 キ「す、スマン…お前の足があまりにも気持ちよくて…」 妹「ううん、いいよ。いっぱい出してくれてあたしもうれし…♪ でも………くんくん………お兄ちゃんの匂いがする…♪」 ハ「ちょっとぉキョン!あたしのマンゴープリン食べたでしょ!?」 キ「マ・・・マ●コ!?プリン!?お前のは食ってないぞ・・・」 ハ「何わけわかんない事言ってるの? 食べたでしょ!?」 キ「ハァハァ・・・ハルヒ・・・お前の体のは食べてないって事だよ!」 ハ「な・・・何するやめっ・・・あっ・・・んふぅ・・・」 「キョン…きて…」 頬を上気させてハルヒが誘う。俺はゆっくりと近づき、ハルヒの腰を抱くとキスをした。 そのままシャツの中に手を入れて背中をまさぐる。そして目当てのものを見つけると、ブラの ホックをはずした。 「あ、いや…慣れてるのね」 ハルヒがちょっとすねたような表情を見せる。俺はそれに応えることなく、スカートを脱がせ シャツに手を掛けた。 「ほら、ばんざいしてみろ」 ハルヒは言われたように両手を挙げる。シャツとブラを脱がせ、胸に顔を埋めると、じっとりと 汗ばむハルヒの肌が心地よく頬に吸い付いてきた。香水などつけていない、ハルヒそのままの 匂いと汗のにおいが混ざり合った香りが心地よい。 「いい匂いがする」 「もう…バカ」 今度はハルヒが俺のシャツのボタンを上から一つ一つ外していく。もどかしくなって俺も下から 外すことにする。手と手が触れたところでしっかりと握り、ハルヒを引き寄せるともう一度キスを交わす。 さっきより濃厚に、長い時間。舌でハルヒの口の中をかき混ぜると、ハルヒの息が上がって いくのがわかった。鼻息が俺のまつげを揺らす。薄目を開けると、きゅっと眼をつぶって上を 向くハルヒが目に入る。首、きつそうだな… 顔を話すとハルヒが俺のベルトに手を掛け器用に外す。これって正面からは結構外しにくいんだよな… なんだ、ハルヒも慣れたものだ。パンツの中には完全に臨戦態勢となった俺の分身がいるわけだが ハルヒはためらいなくパンツをおろした。思わずつばを飲み込む。 「ちょっと、ちっちゃ…」 「え?」 「何なのよ、キョン。これは一体…」 「あ、いや…」 「もういい。あとで谷口とするわ。あいつのはあんたのの倍はあるわよ」 キョン「今からオナニーするから見ていてくれ」 シコシコシコ シコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ ウッ ドピュピュッ キョン「ハァハァ…ちゃんと見てた?」 キョンママ・パパ「「…………」」 ある日の放課後、いつも通り勢い良くドアを蹴り開けるといつもと違う風景が広がっていた。 キョンと古泉くんがなにやら討論していて有希は本も読まずに興味深そうにそれを注視している。みくるちゃんはゆでダコみたいになってるし。 なんだろうと思ってしばらく聞いていたらキョン発案の究極のオナニー方法と古泉くん発案の至高のオナニー方法とで言い争ってるようだ。 古泉「オナホールなど邪道です!真にオナニストなら余った皮を使うべきですよ!」 キョン「ふん、そんなだからお前は甘いって言われるんだよ!世の中には皮が余らないオナニストだっているんだよ!」 うわーくだらねぇー 長門「オナニーって何?」 有希には今度個人的に教えてあげるわ。 みくる「あわわわわ」 今度個人的にみくるちゃんのお家にお泊まりに行こうかしら?てかそんなことより! ハルヒ「こらー!あんた達!皮とかグッズよりオナネタの方が重要でしょうが!!」 みんなドン引きしてた。 「キョン、オナニーしなさい!」 こいつは何を突然言い出すんだ。 断る。俺には人の前でオナニーをする趣味などない。 「今の言い方は、ここではしないけどオナニーはするって言い方よね。さて、ネタは何を使っているのかしら・・・」 くっ、変なところで誘導尋問の上手い奴だな。しかし俺は何も答えんぞ。 「みくるちゃん?それとも有希?まさか私だったりしてね」 誰がお前でオナニーなんかするか!俺は朝比奈さんでしか・・・ハッ 「キョン君・・・そんな・・・」 朝比奈さんが軽蔑するような眼差しで俺を見ていた。 あ、朝比奈さん、今のは言葉の綾です! 「どういうことよ!私なんかでオナニー出来ないって!」 部室は修羅場と化した。 完 ハルヒ「キョーーーン!私と付き合いなさーーーい!!」 キョン「よしきたっ!俺も前からハルヒのことが好きだったんだあああああああああ!!!!」 ハルヒ「本当にっ!?嬉しいいぃぃいいいいい!!!! やったああああああああああ!!!!!!!」 マチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュマチュピチュ キョン「よっしゃあああああああ!!!!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシシコ 谷口「ずけぇ、あの二人告白しながらオナってやがるっ!」 国木田「………ゴキュリ」 「有希……あなたもキョンのことが好きなのね」 「……」 「実はね、私もそうなの」 「……」 「同じ団のあなたを出し抜きたくなかった……だからあなたには知っておいてほしかった」 「……」 「私は団長の肩書きを利用したりしない。だから、私たち正々堂々と戦いm……」 「……」ツカツカ 「……どうしたの?……!?有k!いやっ!?何!?何すんのy…ぅぁぁぁああああ!?」 「……」 ……… …… … 今日も退屈な授業が終わった ハルヒは終礼が終わるや否や、弾丸のように部室へと駆けていった。 またよからぬ事を考えているのだろう、今から不安である。 そんなことを考えつつ、文芸部室のドアを開けると…… 「んーっんーっ!!」 手足を……というより全身を複雑に縛られ、ギャグボールをくわえ、前と後ろの穴にバイブを突っ込まれたハルヒが転がっていた。 それを長門が見下ろしている。 事態が飲み込めない俺は思わず尋ねた。 「おい、これはどういうことだ」 「彼女の性癖。私が部室に来ると既にこの状態だった。とんだ変態」 長門が即答する。 「ほんははふはいははい!!ふひはいひはひ!!(そんなはずないじゃない!!有希がいきなり!!)」 「ひどいことを言う。悪いのはこのお口?」 「ひがっ!?……ほへんははいほへんははいほへんははい……(ごめんなさい)」 「そう、でもあなたにはお仕置きが必要。あなたのその姿をサイトのトップに載せる」 「ほ……ほんはぁ……うぇぇえ……グスッ」 長門の目は、もの凄く楽しそうにギラギラ光っていた 長門「男の人って興奮するとどうなる?」 キョン「なんだよいきなり!?」 長門は部室に誰もいないのを確認した後で、 長門「……どう?」 と、ちらっとスカートの裾をあげはじめた。 キョン「わッ、ちょっと、オイ、よせよ!?」 キョンはあわてたが、眼球は正直なもので、彼女の太腿へと集中していく。 じりッ、じりッ、とプリーツがあがっていき、すらっとした余分な肉の付いてない 綺麗な太腿が現われた。 キョン「な、長門……パンツはいてないのか……?」 コクリとうなずく長門。 つけ根の三角形の繁みを、キョンは見た。 タレントの卵みたいな女子高生が、プリーツスカートを持ち上げて陰部を露出させている様子なんて、まるでどこかのエログラビアみたいである。 キョン「お、おい……やめろよ」 長門「やだ。ちゃんと見て」 キョンの股間は衝きあがるようにふくれてきて、制服のズボンの布を押し上げようとしている。 長門「興奮する?」 キョン「当たり前、だろ?……」 さすがにいたたまれなくなり、キョンは繁みから目を逸らした。 長門「ホントに?」 キョン「し、してるって。も、もう隠せよそれ」 長門はにじり寄り、キョンの股間にいきなり手を伸ばした。 そして細い指で肉茎を握ってくる。 長門「……大きい」 キョン「な、なにすんだよ」 長門「確認したかった……」 長門はパッと手を離した。 長門「……あんなに大きくなるとは思わなかった」 キョン「あッ……当たり前だろ、あんなもん見せられたら……」 長門「興奮すると男の人はどうなる?」 好奇心を顔に表しながら長門は顔を覗き込んでくる。 キョン「だ、だからわかってんだろ?チ×ポが勃つんだよ」 長門「それだけ?」 隣に座った長門は、キョンの膝小僧をさわさわと撫でて、答えをうながしてくる。 挑発的なタッチに、さすがにどうにもたまらなくなり、キョンは思わず長門の肩にてをまわした。せして華奢な肩に力をこめて抱き寄せ、唇を合わせる。 長門の唇は、ふんわりとキョンの唇を包む。 不意に押しつけられた唇に、長門の身体は固まっている。 キョン「キス……したくなる」 三秒ほどで唇を放し、擦れた声でそう言うと、長門はびっくりした顔でキョンを見つめている。 長門の目が、男たるものを学ぼうとするかのように瞬きもせず様子をうかがっている。 キョン「……それから……」 なにか行動を起こしてくれることを期待しているかのような彼女の潤んだ目線に煽られたキョンは、肩にまわした手をさらにさげ、長門の乳房をつかんだ。 長門「あッ……」 キョン「触りたくなる、おっぱいとか、おしりとか……」 張りがあり、それほど大きくないが触りごたえのあるサイズだ。 いつも無口無表情の長門に、こんなか弱い部分があることが、妙に新鮮で、キョンはしきりに揉みたててしまう。 長門「あ…うんッ……」 長門の声も擦れてきている。 彼女はこういう雰囲気になったことは少ないのだろう。 だが、長門はいやがる様子もなく、黙って身を任せ胸を揉まれている。 こうなるとキョンのほうがおさまりがつかなくなり、セーラー服の上着の裾から手を差し込み、ブラジャーの上から、乳房をまさぐりはじめた。 長門「ん……ッ!」 つるつるとした肌のうえに、これまたなめらかなブラジャーが現われた。 ブラ越しに揉んでみると、ぷにぷにとその形を変えるのだが、今ひとつ胸の様子が分からない。 キョンはブラの隙間から手を忍ばせ、暖かな肉を鷲掴みにして剥き出した。 朝比奈さんやハルヒより小さいけれど、形のいいバストが露出する。 長門「あう…ッ!」 制服から微乳を突き出した長門が、ひし、とキョンにしがみついてくる。胸同士がくっつき、長門の乳房がつふれたのがわかった。 手を差し入れると、長門の乳房はグミのように弾み、キョンの指にまとわりついてくる。 揉みながら頂点を探れば、ぽつんと勃起している小さな豆がある。 乳首だ、と思って軽く摘むと、 長門「あぁ……ン」 と長門の唇から甘い吐息が洩れた。 感じているんだ。そう思うとどうしようもなくなり、空いているほうの手はスカートの中に探りを入れていく。 長門「やッ……エッチ……」 腰をくねらせながら、長門がしがみついてきた。 脚に触れるたびに、長門は跳ね上がるように腰を突き上げてくる。 長門「……ヘンになりそう」 彼女の腿が少し汗ばんできているのか、それとも自分の手のひらの汗が染みたのか、肌がしっとりとしてきた。 キョン「少し……脚を開いて」 キョンがそう囁くと、長門は、 長門「…やだ……」 と首を横に振って、拒んでいる。 脚の力を抜いたら、キョンの指にさらに奥まで侵入されてしまうことがわかっているのか。かえって、力強く脚を閉ざされてしまう。 プリーツスカートの襞まで一緒に挟み込んで、長門は緊張しているのだろう、キョンの出方を待つかのように唇を噛んで黙りこくっている。 こんなとき、無理矢理ねじ開けるようなことをしてはいけない、とどこかのセックスマニュアルに書いてあった気がしたので、まわり道をすることにした。 やさしく長門を抱き寄せると、胸をさらにまさぐりながら唇を合わせていく。 SOS団の綱紀粛正のため、部室での性行為はもちろん、猥褻な表現や勃起等も禁止されることとなった。 「ハルヒ、それは立派な人権蹂躙じゃないのか」 「ふん、憲法に私人間効なんてないのよ」 やれやれ、でもこれで朝比奈さんがハルヒから謂われない虐待を受けなくなるのであればそれでいいか。 しかし事態は思わぬ方向へと展開した。 「ちょっと有希、あんた今乳首立てたでしょ」 「立てていない」 「そんなことないわ。立ててる」 「じゃあ調べたら」 「そうさせてもらうわ!」 ハルヒが長門に飛びついてブラウスを剥ぎ取る。スポーツブラのようなカップのない布きれが長門の胸を 覆っている。俺は見るべきでないと思いつつ、ついつい目が離せなくなっていた。 「行くわよ、覚悟しなさい」 ハルヒはそのブラジャーもずり上げた──果たして長門の乳首は、確かに立っていた。 「ほら、立ってるじゃない」 「…」 長門は胸を隠すでもなく、黙って俯いていた。 「まったく、罰として今日は上半身裸でいなさい!」 どうしてハルヒがわかったのか、それ以上になぜ長門が乳首を立てていたのか、全く理解できなかったが これは単なる始まりに過ぎなかったことを、俺は知るよしもなかった。 次にハルヒの魔の手にかかったのは、意外にも古泉だった。長門をひん剥いたハルヒは、向き直ると 古泉を指さして叫んだ。 「古泉くん、勃起したわね」 「…いいえ、そんなことありませんよ」 一瞬顔色が変わったように見えたが、古泉は笑顔を崩さずにこやかに切り返した。 「じゃあ見せて。パンツ下ろしなさい」 ハルヒはこともなげに言う。おいおい、本気か? 「仰せの通りに」 古泉はベルトをゆるめるとさっとズボンを下ろし、パンツに手を掛けた。 「おいハルヒ、何を考えてるんだ。いい加減にしろ」 「キョンは黙りなさい! さあ、古泉くん…!」 そのときの衝撃というか、後味の悪さは想像を絶する。男の勃起した性器など、見たくなかった。 「なんて破廉恥なのかしら。古泉くん、今日は下半身裸でいるのよ、わかった!?」 明らかにハルヒはおかしい。そもそも綱紀粛正も意味がわからない。特に不純な人間は SOS団にいないし、校内でもそういう話はあまり聞かない。 「どうしたんだハルヒ…一体何がしたいんだ」 「ふん、どいつもこいつもえっちなことばっかり考えて。不潔よ!」 「確かに乳首を立てたり勃起したりしてはいたが、健康な若い人間には仕方がないだろう」 「性欲なんて子孫を残すためだけに埋め込まれた本能よ。理性的な存在であるはずの 人間が、そんな本能に左右されてはいけないわ」 「お前…何を言ってるのかよくわからないぞ」 頭が混乱してきた。こいつは何を言ってるんだ? そして俺はどうすればいい。これは、 ハルヒの世界改変能力にも関係しているのだろうか。助けを求めるように朝比奈さんに 視線を送る。 「みくるちゃん! 今感じたでしょ」 「ひぃぃ…そ、そんなこと…」 朝比奈さんと目があったと思った瞬間、ハルヒの先制攻撃が朝比奈さんを襲った。 もう何がなんだかわからない。きっとハルヒは朝比奈さんを裸にしてしまうのだろう。 「待ちなさい…ほら!」 震えて縮こまる朝比奈さんを捕まえると、ハルヒはばっさりとお尻からスカートをめくった。 「いやぁ、やめ…」 朝比奈さんは抵抗できずに座り込んでしまった。それをハルヒがお尻を突き出させるように 押さえつける。 「やっぱりパンツが湿ってる…この変態!」 「違います、それは、汗ですぅ」 「腰や太ももが濡れていないのに、股間だけ濡れてるのに、なんて言いぐさなの!」 ハルヒは無理矢理パンツを下ろし、尻を平手でたたき始めた。 「このっ! えっちなっ! 巨っ乳!」 「はぁ~、痛いっ、キョンく~ん」 助けを求められても、体が固まったようになって動けない。あまりのことに気が動転して いるのか、それともこれもハルヒの力か。 途中から上靴で尻をたたいていたハルヒだったが、朝比奈さんがぐったりしてあまり 反応しなくなると、上靴を投げつけて立ち上がった。 「何なんだ、ハルヒ…お前は何をしているんだ」 ハルヒは答えずにこちらに向かってくる。嫌な予感がして思わず後ずさりする。 「あんたは、えっちじゃないわよね…」 「何を言ってるんだ? えっちだとかそうでないとか、そんな問題じゃないだろう」 「そういう問題なのよ。あんたは今勃起してない。それが大事なの」 「なんでそうなるんだ」 まったく会話がかみ合わない。俺も自分で何が言いたいのかよくわからない。 「とにかく、みんなに服を着させて、お前も落ち着くんだ」 「だめよ! えっちはいけない、えっちはいけないんだから!」 俺の反論むなしく、ハルヒはさらに感情を高ぶらせて俺に迫ってくる。 「あんたはえっちじゃないもんね?違うもんね?」 窓際まで追いつめられてしまった。ハルヒはもう目と鼻の先にまで迫っている。 「とりあえず落ち着け。話は聞いてやる」 俺はハルヒの両腕を押さえた。ハルヒはそれでもものすごい力で俺ににじり寄ってくる。 と、突然崩れ落ちるように座り込んでしまった。 「どうした?」 「あたし…今感じてる。ちょっと湿って来ちゃってるし、乳首も立ってる」 俺は言葉を掛けられずに、ハルヒを見下ろすだけだった。 ハルヒは右手で自分の胸を揉み、左手をスカートの中に入れ、もだえ始めた。 「だめなのにっ、えっちじゃ、だめなのにっ、感じちゃう」 一体何なんだ。俺はもうただひたすらにハルヒを見ていることしかできくなっていた。 「気持ちよくなんてなりたくないっ、だめだめだめだめ…あぁ…」 ハルヒはさらに強く胸を揉む。そして、痙攣するかのように背筋を伸ばして失禁した。 みるみるうちに水たまりが広がる。かすかなアンモニアの匂い… 「あぁぁ…気持ちいい、だめ…」 俺の目の前で絶頂を迎えたハルヒは、背中から自分の尿たまりに倒れ込み、動かなくなった。 我に返った俺は、ハルヒを抱きかかえて揺すったり呼んでみたりしたが、どうも失神 したらしく反応はなかった。 「何なんだよ、ほんとに…」 アンモニア臭のだんだんときつくなる部室の中で、俺は途方に暮れるより他なかった。 ふと気づくと、未だに胸をさらけ出した長門がこちらをじっと見つめていた。…乳首は まだ立っている。 「おい長門、もう服を着ろよ。そして今の状況を説明してくれ」 「…今日一日は裸でいる」 俺の質問は無視か。何か言えないようなことなのだろうか。古泉の方をみやる。 古泉は勃起したまま朝比奈さんを助け起こしていた。完全に変態野郎だ…が、今の 俺はハルヒを抱えたままだから仕方がない。 「じゃあ古泉、お前が説明してくれ」 「そうやって何でも他人に答えを求めて、毎回正解を得られると思ったら大間違いですよ」 こいつも答えない…俺はあきらめてもう一度腕の中のハルヒの顔を覗く。先ほどまでの 狂気の沙汰が嘘のように安らかでかわいらしい顔がそこにあった。 終わり 『涼宮ハルヒの陰毛』 今まで読者には内証にしていたが、実は俺は大の女の子の陰毛マニアなんだ。 それこそ妹の陰毛も初めて生えた1本を頂戴しようと思っているほどだ。イヒヒヒヒヒヒヒヒ そんな俺が所属するSOS団の陰毛回収率は現在2/3。長門の陰毛は本人に直接提供してもらい、 朝比奈さんの陰毛は部室に置きっぱなしのメイド服に奇跡的に付着していたものを回収することに昨日成功した。 さて、残るは団長ハルヒの陰毛である。おっと、俺はSOS団3人娘の陰毛を揃える瞬間を思い、授業中だというのに勃起してしまった。 陰毛GETの道は長くて険しい、さらにスリリングだ。 今、俺は団長席に座るハルヒの足元をほふく前進の体勢で舐め回すように見ている が、陰毛はどこにも見当たらない。 「キョン、あんたさっきから何してんの?」 まぁそうツッコミたくなるのも当然だろう。だがこちらも正直に答えるわけにはいかない。 「コンタクトがここら辺に落ちてな」 裸眼2.0でコンタクトなんて必要ない俺だがそう答えておく。陰毛探しと答えれば無傷では済みそうも無い。 「あんたコンタクトなんて使ってないでしょ!さては何か隠してるわねっ、正直に白状しなさい!」 うう、無駄に勘の鋭い奴だ。このままではマズイ。俺の頭はフルスロットルで次の言い訳を考え始める。 「長門が・・・」 困ったときの長門頼みで、俺は思わず長門と口に出してしまっていた。 「有希?有希がどうしたの? ねぇ有希、あなたキョンがなんで匍匐前進してるか知ってる?」 長門はゆっくりと口を開いて答えた。 「彼はあなたの陰毛が落ちていないかどうか探している」 部室が凍りついた。長門、お前に陰毛を貰ったときにあれほどハルヒには言うなと・・・ 冷や汗がどっと出てくる。今度俺のほうを振り向いたハルヒがどんな顔をしているのか想像するのも恐ろしい。 「なーんだ、そんなら言ってくれればいいのに。マ○毛ぐらい何本でもあげるわよ」 振り向いたハルヒの口から出た言葉は衝撃的で、俺は口を開けて呆気にとられた。 しかも満面の笑み。何なんだこの態度は。結果的に俺は助かったみたいだが、こいつは何を企んでいるんだ。 「そ・の・か・わ・り、キョンのチ○毛もちょうだいね。」 ハルヒも陰毛コレクターだったのだ。 完
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(・ )` ´( ・) i/ | .____(フ丿(__人_) | | __) ヽ. `ー' / ヽ___) ヽ ビシッ! ↓ 一夜経過 、ノ´⌒ヽ,, γ⌒´ ヽ,_, _// ""⌒⌒\ ) i / ノ \ヽ ,) /ミ) (・ )` ´( ・) iミ) <ボクはいったい、何だったんでしょうね・・・ jし~ (__人_) Jし~ \ `ー' / / ヽ 【政治】小沢氏を破り、民主党代表に菅総理が再選[09/14] http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1284446511/ イライラ / ノ、`ヽ / ;;-‐‐''"´ | | イライラ 管さん代表選勝利オメデトウ! イライラ | | 。 ノ( | | ノ´⌒`ヽ | /,,.... ...,,,⌒ ヽ | γ⌒´ \ 管さんを国家戦略ナントカや財務大臣に | -・‐ ‐・- | | // ""´ ⌒\ ) 任命してあげたボクとしても鼻が高いお イライラ | ー'/ _.'ー `| i / ⌒ ⌒ i ) | (_人__)ヽ | i (・ )` ´( ・) .i,/ 管さんは恩には恩で報いるべき人だしね ヽ `ニ ノ / l //(_人__)/// | そもそも民主党ってボクがお金出してつくった政党だし ヽ_ _/ イライラ ヽ 'ー´ / イライラ / ヽ ゝ ヽ やっぱ代表選でできた党内の溝を埋める為には /│ \ \ /│ / /. このへんでドーンと心の広さを見せるべきだお ( )│ │ J ) ( ) ( )二 ノ│ ヽ │ 丶/ / 友愛の精神で人事に望むべきだよね、 丶/ 丿丶 入 ヽ うん友愛。大切だね、友愛。 (__) ─´≡3 ゝ__ヽ ゝ_ノ≡3 【政治】 菅陣営「小沢一郎の息の根を止める。側近らもさらし首だ」 粛正リスト 原口一博、山田正彦、樽床伸二 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1284452727/ ____ / \ / \ _ / || | もしもし、総理ですか | ∩! ,ヽ _ ノーサイドってことですべて水に流しましょう \ | ー ノ それで僕の大臣の椅子なんですけどね | | i j  ̄ ̄ ̄| いえ・・・あの・・・あっ・・・あっ・・・ガチャッ | ゝ__/____i | / / (__(__ ヽ⌒⌒⌒ヽ / ,_/ ___ノ / `ー' `ー' / /\_ _ヘ/ヽ / (_○⌒) | ⌒  ̄| | (・ )` ´( ・) | 土 (__人_) 土 乂__ `ー' _乂 / へ `-L、 (~( し′ | )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄殺伐としたスレに KITTY GUY が!? 【政治】 東京地検特捜部、民主・小沢氏聴取へ http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1284455541/ ┌─────────────── ┐ | 小沢がやられたようだな….. │ ┌───└───────────v───┬── |フフフ…奴は四天王の中でも最弱 … … …..│┌──└────────v──┬─────────┘| 代表選如きで右往左往とは │| 四天王の面汚しよ… │└────v─────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 ●T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| _(_/人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / ( ゚ω゚ ) <・・・・/ `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ ' ` 菅 前原 仙谷. 岡田 【政治】 反日デモ参加の岡崎トミ子氏、国家公安委員長に http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1284699026/ ┌─────────────── ┐ | 千葉がやられたようだな… │ ┌───└───────────v───┬┘ |フフフ…奴は売国四天王の中でも最弱 … │┌──└────────v──┬───────┘| 菅一次内閣ごときで消えるとは│| 旧社民党系の面汚しよ… │└────v─────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='|/人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ // `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ 土井 瑞穂 岡崎トミ 岡崎トミ 郡和子 【調査】 「菅首相に指導力がある」 2%・・・読売新聞世論調査 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1284820587/ __________ / ノ、ヽ / ;;;-‐‐''"´ | | | | 。 | | | / ─ ─ ヽ | | | (O)` ´(O).|| |´ ー'._ ヽ'ー | | (__人_) | 「指導力がある」2%・・・・・・ ヽ . `⌒´ / ヽ_ _/ / l  ̄ ̄lヽ |-|/l⌒l⌒l-| \二、_)二ノ _____________ ||| | | | /`ー(⌒)(⌒) ____/ ̄ ̄ / │ ̄\__ ゴゴゴ・・・ / .. 、 ,_  ̄\_ ノ´⌒ヽ,,/ ̄ ゴゴゴゴゴゴ・・・ ___/ ̄へ√⌒l⌒´ ̄ ̄\_ ´ / \ ノ´⌒ヽ,, ノ´⌒ヽ,, γ⌒´ ヽ, // ""⌒⌒\ ) ボコッ _ i / ⌒ ⌒ ヽ ) / __ `ソ !゙ (・ )` ´( ・) i// ̄/ \. | (__人_) | / rへ,ノ 呼んだ? __>-へ .\ `ー' / ノ .\_ . /从へ、.゚` ⌒´o.ノ从rーヘ_ _ ノ ノ`⌒Y⌒´ \ . ┘ │ ゚ ク ク | |. プ // / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ク ク || プ // ス ク ス | | │ // .| 菅さんの指導力 | ス ク ス .| | │ // ス | | ッ // | 2%だってw. | / ス | | ッ// ______ // \__ ____/ ク | | プ // / 、、__ // / ; ;;; ;ノヽ ヽ ク V ク ._________ ク ス | | │ // ,,ミ  ̄'''ヽ / ノ'''''" ヽ | ク ス ス .:/ ノ、`ヽ: ス | | ッ // ミ ;r―――-、 || | .| | ス ノ´⌒`ヽ .:/ ;;-‐‐''"´ | |: _______ // | |。0 | || / | | γ⌒´ \ :| | 。 # | |: (____ \ | | ,,,,ノ ヽ,, |/| | ,,...ノ ヽ.., | |// ""´ ⌒\ ).:| / ヽ,, ,,ノ ヽ |: / 丶 | r‐、! > < | .|´ > < |イ / ⌒ ⌒ i ) .:|'-・‐ ‐・-´ .| |: |(_...) (...__ 〈 | l ( ⌒ ヽ, | .| ⌒ (__人__) | i´ (>) (<) i/ .:| ー'/ _.'ー u `|: |>` ´< ヽ_.| `l ヽ ` Y⌒l´ .| ` Y⌒l | | ⌒(__人__)⌒| :| (_人__)ヽ u .|: | ,(_人__)⌒ | l、 人__ ヽ ヽ 人__ ヾ, | ` Y⌒ l__ | :ヽ ヒェェソ ./: | l⌒Y ´ .| ヽ、_ ニ,,/| | ヽ、____ /| .| \ 人_ ヽノ :ヽ_ _/: ./ __人 ノ /^l. / / /^l. / / ,─l ヽ \. :/ ^\: | | \ 温首相 「釣魚島は中国の神聖な領土」 「日本が意見を聞かないのであれば、我々は更なる行動に出る」 http //kamome.2ch.net/news/1285126271/ ┌─────────────── ┐ | 温家宝を怒らせたようだな… │ ┌───└───────────v───┬┘ | フフフ…奴は四家宝の中でも最弱 … │┌──└────────v─┬────────┘| 日本ごときに手こずるとは │| 家宝の面汚しよ │└────v────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| /人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / / `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ 冷家宝 凍家宝 熱家宝 【退くに退けない】菅民主党研究第166弾【温家宝】 簡体字バージョンで訳してみたw ┌─────────────── ┐ | 温家宝似乎打乱… │ ┌───└───────────v───┬┘ | 呵呵... ...他是在四传家宝最弱 … │┌──└────────v─┬────────┘| 与日本有关的耻辱 │| 麻烦我们家的 │└────v────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| /人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / / `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ 冷家宝 凍家宝 熱家宝 【割れ鍋に】菅民主党研究第173弾【落し蓋】 ノ´⌒`ヽ γ⌒´ \ .// ""´ ⌒\ ) .i / ⌒ ⌒ i ) i (・ )` ´( ・) i,/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l (_人__) | < 私なら温首相と話し合って腹割ることになってた \ |┬| ノ \_______________ _______ /`|'ー´-|/ヽ _____________ / " " " " " " " |` 、|| .|l 、| " " " " " " " " " /'/ / " " " " ,、___ | ヽノ ⊂/ソ' | _____" " " "/'/ / " " " " " / \_]つエフ_/ /." " "/'/ / " " " " " "./ ///三三ヽ\\ / " "/'/ / " " " " " /____( ( ]つ と[_ ) )___/ " " "/'/ / " " " " " " " ^ " " " " " "  ̄  ̄ "  ̄  ̄ " " " " " " " /'/. l三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三/ ______ /_____,/| _ |______|/ /逝/ | ● | |. /書/ |____|/ /_/ 【中国人船長釈放】 「売国奴!」 「辞めちまえ!」 菅総理が土俵に上がると、凄まじい野次が飛んだ http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1285507093/ ノ´⌒ヽ,, ,. 、 / ./ γ⌒´ ヽ, ,.〃´ヾ.、 / / // ""⌒⌒\ ) / |l ', i / ⌒ ⌒ ヽ ) r'´ ||--‐r、 ', 売国奴! 辞めちまえ! !゙ (・ )` ´( ・) i..,..ィ'´ l', '.j '. | (__人_)r '´ ',.r '´ !| \ \ `ー' l! .... . . . . . ヽ、 ,l \ / ゝ、.,_ ---‐‐‐----ゝ、ノ / ( ミ | \ ,r'´ i 【底抜け底抜け】菅民主党研究第176弾【お馬鹿が通る】 ノ´⌒ヽ,, γ⌒´ ヽ, / ) i _) もしもし、ニュース見まして、 ! /| | 温家宝首相に連絡したいと思って電話したのですが… (| ∩! ,ヽ 元首相なんですけど… \ ,/ | ー ノ いや、今は特になにもしてないです / | i j  ̄ ̄ ̄| ハイ… 難しいですか… あい、わかりました… | ゝ__/____i ありがとうございました 失礼します… | / / (__(__ ヽ⌒⌒⌒ヽ / ,_/ __ノ / `ー' `ー' / ┌─────────────── .┐ | 松原もバレたようだな… .│ ┌───└───────────v───┬┘ | フフフ…俺は保守でもまだまだいける … .│┌──└────────v──┬───────┘| エセ保守に必要なのは酷使を │| 踊らせる夢のような台詞だ… │└────v─────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='|/人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / / `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ 前畑 松原 原口 【来た、見た】菅民主党研究第177弾【投げた】 仙谷 ヽ(Д´ )ヘ <ボールは中国渡した!! ___ (┌ ) ≡≡≡≡≡ / /| 海保 M \ ;。 ;。 / 尖 / | (゚д゚) ∥ / / | (┘)┘ ∥ / 閣 / ∥ / / ∥ .温家宝 | ̄ ̄| ○ ヽ(`ハ´)ヘ < きっちり決めるアル!! | | (┌ ) ≡≡ | | \ ;。 【はじめての】菅民主党研究第181弾【おつかい】 \ 議員の先生!! / \ お試し政権の 解約方法を / ∠ 教えてください > /_ _\  ̄ / /∨| /W\ /\|\ |  ̄ // |/ \/ \| ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ( ´∀`)/ ( ´∀`)/ ( ´∀`)/ _ / / / _ / / / _ / / /\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ ||\ _____ ∧_∧∩||\ _____ ∧_∧∩||\ _____ ∧_∧∩ ||\||____( ´∀`)/ ||\||____( ´∀`)/.||\||____( ´∀`)/ || || _ / / / || || _ / / / .|| || _ / / / .|| \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ || \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ .|| \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ ||\ \ .||\ \ ||\ \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| 【速報】民主・小沢一郎氏を強制起訴することに決定 検察審査会、再び「起訴相当」決議 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1286174805/ ク ク | |. プ // / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ク ク || プ // ス ク ス | | │ // .| 小沢さん | | |. プ // ス ク ス .| | │ // ス | | ッ // | 強制起訴だってw | ク .| | │ // / ス | | ッ// ______ // \__ ____/ス | | ッ // / 、、__ // / ; ;;; ;ノヽ ヽ ク V ク ._________ // ,,ミ  ̄'''ヽ / ノ'''''" ヽ | ク ス ス ./ ノ、`ヽ. ミ ;r―――-、 || | .| | ス ノ´⌒`ヽ ./ ;;-‐‐''"´ | | _____ | |。0 | || / | | γ⌒´ \ | | 。 .| | :(_____________ \ | | ,,,,ノ ヽ,, |/| | ,,...ノ ヽ.., | |// ""´ ⌒\ )| /..ノ ヽ....,, ヽ |. :/ u 丶 |: r‐、! > < | .|´ > < |イ / ⌒ ⌒ i ) .| > < | | :( _,..) (..,_ ノ(〈 .|: l ( ⌒ ヽ, | .| ⌒ (__人__) | i´ (>) (<) i/ .| ,/ _ ⌒ `| :/=・=` ´=・=⌒ ヽ|: `l ヽ ` Y⌒l´ .| ` Y⌒l | | ⌒(__人__)⌒| .| l⌒Y ´ | :| ノ(_人__)丶 u |: l、 人__ ヽ ヽ 人__ ヾ, | ` Y⌒ l__ | / __人 /. :| ムェェェゝ 丶 .|: ヽ、_ ニ,,/| | ヽ、____ /| .| \ 人_ ヽノ .| |、_ニ _/ . :\ _ ̄ ̄______ .ノ: /^l. / / /^l. / / ,─l ヽ \. ヽ ヽ l^\ :/ ^ヽ: 【政治経済】平成床屋談義 町の噂その357 ┌─────────────── ┐ | 小沢が起訴されたようだな… │ ┌───└───────────v───┬┘ | それでもデモの話題は沈静化せぬか… │┌──└────────v──┬───────┘| かくなる上は、簀巻映像で愚民│| どもの気を逸らす他あるまい…│└────v─────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 ● T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| _(_/人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / ( ゚ω゚ )/ `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ ' ` 管 岡田 前原 ぽっぽ 【さあ】菅民主党研究第191弾【楽しい仙谷の時間デス】 ノ´⌒ヽ,, γ⌒´ ヽ, / ) i _) もしもし、ノーベル平和賞の件なんですけど… ! /| | なんの連絡が無いけど、なにか手違いがあったの? (| ∩! ,ヽ もうノルウェー行きのチケットも買っているんですよ。 \ ,/ | ー ノ はい?え?もしもし、もしもし…あれ? / | i j  ̄ ̄ ̄| | ゝ__/____i | / / (__(__ ヽ⌒⌒⌒ヽ / ,_/ __ノ / `ー' `ー' / 【国外で柳腰】菅民主党研究第201弾【国会で喧嘩腰】 ┌─────────────── ┐ | またクダ総理がやられたようだな… │ ┌───└───────────v───┬┘ |フフフ…奴はミンス四天王の中でも最弱 … │┌──└────────v─┬────────┘| ラ党ごときに負けるとは │| 我が党の面汚しよ │└────v────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| /人 ヽ ミ='/|` /イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / / `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ 主席 ルーピー 影の総理 【円高】 「早ければ今夜にも80円突破」 史上最高値まっしぐら! http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1287113692/ __________ ./ ノ、ヽ ./ ;;;-‐‐''"´ | | | | # 。 .| | .| / ヽ,, ,,ノ ヽ | | | `-・‐ ‐・-'|| |´ .u ー'._ ヽ'ー | .| u ノ(__人_) | こんなに頑張ってるのに、なぜ?! ヽ ヒェェェソ/ .riii もっと下がれっ!もっと円が安くなれっ! ヽ_ _/ 「 ノ (⌒ ー r⌒ ! 丿 ヽ弋 (` ー '´ 〔勿\ r⌒丶 ) ! | ドカ ドカ ドカ ドカ / .| ,l| ドカ ドカ / / ! ~l ! ドカ ( く ヽ_|____|_从/ ┤85円 ドカ \ i ll|lii iil|ll │ ドカ ,__ ヽ. ll|lii iil|ll . ┤80円 | ̄ ̄| │ | | │ | | │ 円相場 .______|__|______.│ 0円 【はじめての】菅民主党研究第208弾【きょうせいきそ】 10/14 主席 強制起訴 ク ク | |. プ // / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ク ク || プ // ス ク ス | | │ // .|オレ不起訴なのに| | |. プ // ス ク ス .| | │ // ス | | ッ // |強制起訴だってw.| ク .| | │ // / ス | | ッ// ______ // \__ ____/ス | | ッ // / 、、__ // / ; ;;; ;ノヽ ヽ ク V ク ._________ // ,,ミ  ̄'''ヽ / ノ'''''" ヽ | ク ス ス ./ ノ、`ヽ. _____ ミ ;r―――-、 || | .| | ス ノ´⌒`ヽ ./ ;;-‐‐''"´ | | :(___ \: | |。0 | || / | | γ⌒´ \ | | 。 .| | :/ u 丶 |: | | ,,,,ノ ヽ,, |/| | ,,...ノ ヽ.., | |// ""´ ⌒\ )| /..ノ ヽ....,, ヽ |. :(,,.._ ノ( 〈 |: r‐、! > < | .|´ > < |イ / ⌒ ⌒ i ) .| > < | | :‐=・=- ⌒ \_.|: l ( ⌒ ヽ, | .| ⌒ (__人__) | i´ (>) (<) i/ .| ,/ _ ⌒ `| :(人__)丶 .|: `l ヽ ` Y⌒l´ .| ` Y⌒l | | ⌒(__人__)⌒| .| l⌒Y ´ | :`ェェェゝ 丶 u |: l、 人__ ヽ ヽ 人__ ヾ, | ` Y⌒ l__ | / __人 / :ゝ- ノ: ヽ、_ ニ,,/| | ヽ、____ /| .| \ 人_ ヽノ .| |、_ニ _/ :/ r'" ̄丶丶: /^l. / / /^l. / / ,─l ヽ \. ヽ ヽ l^\ :| | | |:
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手に入れるのが勝利なら 手放すのは敗北でしょうか 誰も傷つかない世界 なんて綺麗事かもしれない それでもまだ賭けてみたい ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 冥府の世界、再現された東京にあるとある学校。 そこに通っている翠下弓那という少女を端的に表すならば、『バカ』の二文字が相応しいだろう。 色鮮やかな桃色の髪と目立つ上、ほかの女子生徒と比べて顔立ちもスタイルも良い方である。流石にその専門と比べるのは烏滸がましいが、それでも男子人気は高い方ではあった。 そんな人並み以上には美人と言われる彼女ではあるのだが、生徒たちからの人気は兎も角先生組からの評価は芳しくはない。その理由としては先程あげた『バカ』と言う特徴。 テストで赤点は当たり前。追試及び追々試でギリギリ粘って縋りつき、なんとか留年は免れているという体たらく。カンニング等の不正にまで手を付ける程落ちぶれていないのが救いなぐらいで、見かねたクラスメイトにカンニングを薦められたが断ったのが記憶に新しい。 そんないい意味でも悪い意味でも有名な彼女であるが、時折空を見上げることが多くなった。 単純に呆けているのか、成績に憂鬱を覚えているのか。そう考える生徒や教師は多かったが、その実態は何かが欠けているという違和感からのモヤモヤであった。 何かが足りない。誰かが足りない。そんな鬱屈した感情を抱えは授業に支障を来すのは明白。事実、数学の補修授業の一つを呆けたま聞き流しにしたせいで内容が全く入って来ず追試でまたしても赤点を取ることになった。 次の追々試を落としてしまえば逃れられぬ絶望へとゴールイン、もとい留年確定。なので必死に補修を受けるも先のモヤモヤのせいで脳に勉強内容が入ってこないという悪循環。 ただし、彼女は人並み以上のバカ。なのでテスト前日だというのに何も考えられず一先ず就寝。明日は明日の風が吹くと割り切るしかなかった。 その夜、珍しく夢を見た。夢というよりもまるで現実のような感触ではあった。 誰もいない映画館で、映写機に映し出される妙なドキュメンタリー番組を一人でみるような、そんな妙な感覚に陥るような夢。 嵐の中を進む少女がいた。全てが黒く染まった世界の中、地平線の彼方、さらに向こう側にあるであろう星の輝きに向けて歩みを進める少女がいた。 見るからに辛そうで、見るからに疲れていて、見るからに今でも立ち止まりそうだった。けれど、それでもその彼女は光へと歩き続けていた。 彼女を突き動かす衝動は何なのか、彼女はどうしてここまで頑張るのか。辛いのなら逃げ出してもいいのに、後ろを振り向いてもいいのに。 それでも、嵐の中の少女は、たった1つの輝きを見つめて、歩いていく。 ただし、肝心の視聴者たる弓那の反応は、真顔だった。 何この、何……とでも言うのか、よくネット上のソーシャルネットワーク等で見る、宇宙を背景に真顔となっている猫の顔のような、困惑と意味不明に包まれている。 そして次の朝から追々試であることを振り返り、どこからともなく出現したノートと鉛筆と参考書・教科書その他etc、に手を取り眼の前の光景そっちのけで予習と復習を開始。 少女の物語ガン無視である。それほどに必死なのか、それとも留年したくという執念なのか珍しく勉学がはかどる。 ……なのが続いたのは開始してから数分程度。途中から頭を悩ませてキャパシティ超えて知恵熱が出始め最終的にぶっ倒れた。夢の中なのに。 そのうち意識は混濁し、夢の時間は終わり、現実の時間へと帰還してゆく。その刹那、再び嵐の中の少女を再び目に焼き付ける。 この時はまだ、その程度の記憶でしかなかった。まともに見てすらいなかったのもあるが、見ず知らずの少女が、何故あんなことをぐらいの、その程度の感傷と興味ぐらいだけは、多少は弓那は思っていたのかもしれない。 「……あなたが、私の葬者(マスター)ですか?」 次の朝、目を覚ませば知らない女の子がベットの隣に立っていた。わけがわからなかった。 普通の女の子だった。服装こそ青と白を基調とした衣装、青いマントを羽織った着こなし。ファッションには間違いなく素人目であろう弓那から見ても、生地からして選りすぐりの職人が仕立て上げた一品。 凛とした顔立ちこそしていれど年はおそらく自分と殆ど変わらない、凡そ十六~十七程の齢。揺蕩う金髪が窓風に当たり静かに靡く姿は、まるで光の子。 素性は全く不明、ただし此方への態度や服装を鑑みるに間抜けな金品泥棒という訳では無さそうではあった。 少女の声を聞いた瞬間、弓那は全てを思い出した。 この世界が偽物であること、本来の記憶、ここには居ない仲間たち。そして脳内へと注入(インストール)される知らない記憶。魔術、聖杯。聖杯大戦。サーヴァント。令呪。 翠下弓那はあんまり理解していなかった、て言うか追々試が迫ってるのに余計な知識勝手に突っ込むなと内心逆ギレ。 「……あ、あの?」 少女の方といえば、弓那の心情を見抜いたようにか、まるで心の内まで丸裸に見通しているような、絶妙な表情で彼女に呼びかける。 「……ええと、その。サーヴァント、キャスター。参上しました。」 キャスター、魔術師。基本的に七騎と定めれている英霊のクラスの一つ。弓那のちゃらんぽらんな頭でも、一応そのぐらいは理解できた。 魔術師、つまり魔法使いと言うことになる。アニメ・マンガとかのサブカルチャー類におけるメルヘンでファンタスティックで、時に暗く陰湿な、そんな物語上の存在のはず。 古めかしいドレスの古臭いものから、現在のキラキラ衣装を着込んだ魔法少女スタイル。魔術を使うもの、という世間一般の基本イメージとはそういうものではある。 かの世界における魔術と魔法は決定的な違いは存在するのであるが、今の弓那にはそんな違いを理解する余裕も時間もない、そもそもそんなこと理解していない。 「ねぇ……。」 猫のような細い目で疑いを向けていた弓那が、漸くキャスターと名乗る少女へと問いかける。 不審者が来た途端、まず色々と変な知識を頭の中に割り込みさせられて、不機嫌じゃないはずがない。 そもそも弓那にとっての最優先事項は聖杯戦争なんて言う蛆の湧いたような話題ではなく、数時間後に行われる予定の追々試。 今後の未来、留年という名の地獄にかかわる人生の分岐点。ここで失敗してしまえば輝かしい未来なんて木端微塵に砕け散る。 だがピンチとはチャンスに変えるもの。起死回生の一手が目の前にいるじゃないか、眼前にいるサーヴァント、キャスター。魔術師。魔法使い。 等のキャスター本人は未だ困惑の表情というよりも、この後の展開を察したのかあからさまに嫌そうな顔で目をそらしている。どう考えてもろくな考えしていなさそうだとか、弓那の顔を見ずともわかる。 留年回避の手段しか頭になかった弓那は馬鹿ながらも脳細胞フル回転し、閃いた。 「魔法っていうか、魔術、使えるのよね?」 「はい。」 キャスターはこの時点で諦めた。そして既に透けているであろう答えを、虚無のような視線で待つ。 そして弓那の方は滅茶苦茶真剣な視線で、意を決して口を開こうとする。 藁にも縋る思いとはこのことだろうか、カンダタという名の地獄の罪人が、釈尊の慈悲によって降ろされた一本の蜘蛛の糸に縋り登ろうとしたように。 「あんたの魔術で、今からあたしの頭をもの凄く良くするとか出来る? 今からあの参考書の中身全部暗記できるぐらいに。」 無造作に積み上げられたであろう蔵書の山を後目に。 やっぱり碌でもない。と、キャスターは分かりきった呆れ顔を浮かべ。 「無理です。」 抑揚のない冷たい声を上げたこの時、翠下弓那の希望は木端微塵に打ち砕かれた。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 翠下弓那は残念でもなく当然に、追々試を落ちた。担当教師いわく、今までで一番酷い内容だったらしい。 解答用紙のほとんどが空白で、追々試前日に必死になっていたのが嘘のような悲惨な結果であった。見事なまでに赤ペケの羅列が並んだ、採点結果さえ気にしなければ一種の芸術のような完成度だったと。 だが、そんな結果に反して弓那の態度はあまりにも明るかった。まるで重荷から解き放たれたかのような、今年一番の満面の笑みを浮かべてスキップしていた姿を誰かが見かけたとか。 一部生徒や教師は、「留年決定で心が壊れてしまった」とか、今までにの彼女の性格を考慮しての悲壮な予想・憶測が乱立し、心なしか弓那に対する他生徒の態度が優しくなったりしていた。 だが、事実は違う。翠下弓那が留年決定後、詰め込まれた知識を振り返って一旦は安堵したから。つまり、この世界が全く偽物で、この世界で留年しても別に何ら問題はないことを理解したからだ。 元の世界ではちゃんと卒業できてるんだし、別にこの学園卒業する必要ないよね? こっから脱出できればそれでOKだし、という余りにも短絡的な思考。 翠下弓那が通っていたのは神撫学園であり、この偽りの学園ではい。とは言うものの前後数日間の、この世界でのクラスメイトとの交友は楽しかったし、そこは偽物とは全くもって割り切りなどはしなかった。 勿論、記憶を勝手に捏造されていたり、消されていたりした事には腹を立てていたのだがそれはそれ。 所変わって、この冬木で弓那が住まいとしているアパルトメントの一室。 記憶を取り戻す前に熱心に勉強していた証として積み上げられていた蔵書の類は今は本棚に戻っている。 小さなダイニングテーブル、勉強机と椅子、小型テレビ、冷蔵庫、バスルーム、ふかふかのベット。 学生の一人暮らしという点において、簡易ながらも十分なラインナップでありながら、普遍的な意味で満足した生活が送れるであろうマイスペース。 で、その部屋主であり、現在進行系で聖杯戦争という舞台に巻き込まれた翠下弓那はと言えば、絶賛正座中でキャスターにより急きょ開かれた勉強会を受けている。 理由は至極当然。追々試に記憶力のリソースを大幅に置いてきた結果、まともに聖杯戦争に関する知識を某にぶん投げた、というか忘れた。 そのためキャスターがこうやって『バカでもわかる聖杯戦争』とい名の勉強会をする羽目になったのだ。 「……これが聖杯戦争に関する、私が教えられる大体の知識です。と言うかなんですか、インストールされておいて忘れたってどういうことなんですか? 私別にこういう先生やるようなキャラじゃないんですよ?」 「……ひゃい。」 3時間の勉強会の末なんとか最低限の知識は叩き込むことは出来た。あくまで最低限ではあるが。 英霊というパートナーと令呪と言う手綱を率いて、他の主従と戦い殺し合い、その果てに絶対不変の願望機である聖杯を手に入れる。そして聖杯を手にした者にのみ、たった一つ、どんな願いでも叶える事ができる。 言葉に表してしまえば、簡単なことだ。陳腐なバトルロワイアルそのものでしかない。 それをキャスターの葬者(マスター)、翠下弓那はようやっと、正しく把握できたのだ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ サーヴァント。アルトリア・キャスター。―――聖剣の担い手アルトリア・アヴァロン オルタ、聖槍の獅子王――アルトリアと言う英霊の派生は多々あれど、魔術師のアルトリア、という存在はまず汎人類史ではあり得ない。 そもそもアルトリアという人物の性質上、もし修行をしたところで半年でほっぽり投げるのが目に見えている、一人前の魔術師など夢以外の何物でもない。 が、この世には例外というのが存在する。剪定事象、異聞帯という、終わりが決まった歴史にて、魔術師としてのアルトリアは存在していた。 ブリテン異聞帯。始まりの妖精たちが本来為すはずの聖剣作成をサボった結果ブリテン島以外滅亡という、もしもの"IF"だとしても限度がある過程を辿り生まれた歴史。 最初から終わった世界を、妖精妃モルガンが無理やり存続させて生まれたのか妖精國、そこに『予言の子』として送り込まれたのがアルトリア・キャスターという『楽園の妖精』であった。 ただし、現在この電子の冬木に英霊として呼ばれたアルトリア・キャスターと、ブリテン異聞帯の『予言の子』は厳密には違う。 『予言の子』は最終的に聖剣そのものとなり、『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置となったのだから。 そんな彼女が、何の因果かこの冥界の聖杯戦争のサーヴァントとして呼ばれたのだ。 「つまり最後の一人になるまで帰れないってこと? ふざけんじゃないわ!」 そして現在、聖杯戦争という催しそのものに憤りを見せているのが、アルトリア・キャスターの葬者(マスター)として選ばれた翠下弓那と言う少女である。 「せっかく留年回避したのに出席日数不足でまた留年の危機ってどういうことなのよ!? しかも冥府ってどゆこと!? 私死んだ!? わっけわかんない!」 そっちですか、ともはや見え透いた答えを妖精眼で見つめ、呆れ返る。 アルトリアの保有する眼、妖精眼と言われる真実を見通す眼は、弓那が抱えている本心を何もかもお見通し。 人の本心が何もかも見える、という事は決して良いものではない。全ての本音が理解できてしまう、というのは、全ての醜さを目の当たりにしてしまう、ということ。 まあ、弓那の方は表面も内面も短絡的な方向性に極まっているのか、妖精眼で見たところでなんら変わりはなかったわけであるが。 「こうしちゃいられないわ、さっさと元の世界に帰らないと!」 「まあ、やる気満々なのは別にいいことだと思いますけれど……」 聖杯を手に入れる、という一点においてはアルトリアとしても異論はなかった。 懸念すべきはその過程であり、マスターが虐殺等を許容するような人物であればこちらも身の振り方やマスターへの対応を考えてはいたのであるが、この彼女はそんなことは一切考えてい無さそうだったのでその点は安心はできた。 「……ていうかさ、キャスター。」 「なんでしょうか?」 「……どっかであったことある? 主に夢の中とか?」 本当に唐突な、自分のマスターの発言。だが内容には納得はできた。 マスターはサーヴァントの過去を夢として垣間見る。厳密には過去の追体験に近しいもの。 召喚前後で記憶を識る、という現象自体はそこまで珍しいものではない。彼女もまた、夢という形でアルトリア・キャスターという存在の過去を夢として見ていたのだ。 「恐らく、それはマスターとサーヴァントがパスを繋いだことによるものですね。」 「もしかしてキャスターのだった?」 「……どのような夢だったのでしょうか?」 「嵐の中で輝いてるなんかに向かってくあんた。まああたしはあの時映画館みたいな所で見てたし、その時は追々試の勉強やってたからあんま覚えてなかったけど。でも、あんたの、キャスターのそれだけは覚えてたわ。」 弓那が虚構に気付く前日の夢。鮮明に記憶に残る嵐の中を突き進むキャスターと瓜二つの少女。 辛そうな、今にも崩れ落ちそうで、それでも進む彼女の姿を弓那は知っている。 あの時は、砂粒ほどの感傷でしかなかったが、こうも当人(?)に出会ったのだ、気になった。 それに、自分のサーヴァント、というのだから、理解はしたかったのだと思う。 このまるで、衣装だけはちゃんとしていた、ごくごく普通に少女に見える、この彼女に。 「……キャスターはさ、どうしてだったのかな。辛かったら、逃げても良かったんじゃないの?」 らしくもない顔で、弓那はキャスターに尋ねていた。 ただ我武者羅に嵐の中を征く彼女。辛そうな顔で進む彼女は、どうして投げ出さなかったのだろうか。 翠下弓那にはその理由は分からなかった。わからないのに聞いてみる。聞いてみないと、理由を聞かない限りは納得できないと、真剣に。 そんなマスターの瞳を見据え、アルトリアが口を開いた。 「……まず言ってく事が。あの『私』は、厳密には同じ『私』ではありません。」 「どういうこと? じゃあ、あのキャスターの眼の前のキャスターは全く別人?」 「同じですが、別の同一人物なんです。」 かつてブリテン異聞帯において、放棄された妖精の使命――聖剣の誕生という使命を担い、ティタンジェルへと流れて来た『楽園の妖精(アヴァロン・ル・フェ)』。 諦観と苦痛の冬、出会いの秋、離別と旅立ちの夏を得て、汎人類史よりやって来た、自分と同じ『普通でありきたりなマスター』と出会った。 楽しいことも、辛いことも、悲しいこともあった。それでも、彼女にとってそれは無色の世界に彩られた鮮やかな色として彼女の心を染め上げて。 終わりの時、戴冠式の惨劇を始まりに獣と炎と呪い、3つの厄災が産声を上げ、楽園の妖精たる彼女は使命を果たす為、星の内海、理想郷の選定の場へ。 そこで終わるはずだった彼女は、運命に導かれた鍛冶師によってほんのちょっぴり延命を果たし、炎の厄災、獣の厄災――そして呪いの厄災にして祭神ケルヌンノスを討ち果たした。 アルトリアは、呪いの厄災との戦いにおいて全てを燃やし尽くした。ちょっとだけ延ばしてもらった命を薪として。 選定の場から出た時点で、「いつか選定の剣を抜き、聖剣を手にし、ブリテンを次の時代に導くひとりの王」の在り方、概念へと彼女は変貌している。 その時点でブリテン異聞帯の『楽園の妖精』であった彼女はいなくなっていたのだろう。 「嵐の中、悪意の渦中、本性の坩堝にいたのは『私』です。ですがあの私は、彼と旅した『私』であって、聖剣の守護者たる『私』ではないのです。」 そう、ブリテン異聞帯にてカルデアと、『彼』と共に戦った『楽園の妖精』ではなく、聖剣そのものにして星の守護者たる英霊であるのが今の彼女。 彼女の記憶を、ブリテンの記憶を識っているだけで、別人でしか無い彼女であるが。 「それでも、あの子がどうしてそれでも引き返さなかった理由は識っています。」 だけれど、彼女が抱いた気持ちが、諦めなかった理由は知っている。 聖剣と成り果てて、彼女と別の彼女となった今の自分でも、俯瞰するようにだが、識っている。 「彼女はかつて、ある妖精に名前を貸してあげました。」 それは、カルデアの『彼女』と出会って間もない頃の話。 逸れの逸れ、落伍者の妖精たちがあつまるコーンウォールの村で他の妖精たちこき使われていた「名無し」の少女。 みんなに希望を振りまく役目があり、そしてそれに疲れ、名前も忘れ忘却の終着点へと流れ着いた者。 かつて「ホープ」というその役目に相応しかった名前すら忘れた妖精に、アルトリアは名前を貸してあげた。 たったそれだけの行動が、ホープにとっての星の光となりえた。笑顔を忘れず、最後の最後に星の光を見つけたのだ。 「誰かにとっては取るに足らない小さなことですが、彼女にとってはとてもとても大切なものでした。」 結末としては"希望"は黒く染まり、闖入者に介錯されただけのはずだった。 だが、その心は、輝きは、悪意の嵐に呑まれ心折れそうになった『アルトリア』を守り続けた。 アルトリアにとって小さな出来事だったとしても、"希望"にとって、それだけでも十分だったのだから。 「だから、彼女は走り抜けたのです。彼女もまた、自分を必死に守ってくれた小さな星を裏切りたくない為に。」 それは、他人からすれば斯くも下らない理由。取るに足らないほどに矮小な理由。 でも、『アルトリア』にとってはそれで十分だったから。 そして、彼女は『守護者』へと成った。彼女自身が探し求めた星の光の果てに。 「そう、走り出す理由なんて。そんな小さな理由(わけ)で十分なんです。だとえどんなにくだらなくても、その嘘偽りのない躍動を信じれば、それで良いんですよ。」 走り出すその理由がたとえどんなにくだらなくても、嘘偽りない躍動だけに耳を澄ます。 そんな理由だけで足を止めず、諦めず、頑張っていかないといけないと。 それが『彼女』が胸に宿す星の鼓動。自らの内に響く鐘の音。 下らないと笑うなら笑えば良い、それでも止まるつもりはないと、走り続ける。 「………。」 思わず、沈黙せずにはいられなかった。 あの時みた嵐の中の『彼女』は、そんな理由で走り続けていたのだから。 そう、誰かにとってはあまりにも下らない理由で、そんな理由だけを抱えて、だ。 それでも、だからこそ諦めず、走り続けた彼女はまるで―――。 「なんだ、同じじゃないの。」 「同じ?」 翠下は、なにか納得したかのように言葉を呟く。 「あんたも、我が儘だったのね。」 「……なのかも、しれませんね。」 その言葉を、アルトリアは否定はしなかった。 結局のところ、投げ出したいと思っていた使命を、小さな理由だけで我武者羅に走り続けた彼女は、一種の我が儘だったのかもしれないのだと。――好きになった人の為に、必死だったのかもしれないと。 我が儘とは、そういうものだのだろう。くだらない理由で折れないで諦めないで、走り続けるその意思を。 『生きるため』に善すら打倒した彼女(あの子)が、その答えを探さんとするため進み続けるように。 「あたしは留年回避から始まって色々あった。あの子は小さな何かを裏切りたくなくて走り抜けた。……あたしなんかじゃ到底敵いそうじゃないわね。」 弓那の苦笑するような声が部屋に響いた。 留年を回避するために学園の星徒会長になるという、余りにも下らない始まり。 ゴスロリ衣装なドS部長の提案に乗って始まった立候補。その過程で身に着けた歌唱力。 勝ち進み見事星徒会長となったと思えば、今度は別宇宙からやってきた『異空体』なる宇宙の危機。 両親の真実、世界の真実、そして宇宙の真実を知った上で、彼女は我が儘であることを貫いた。 自分の人生は、自分が幸せになるためにあると、高らかに叫んだ。 スケールのデカさなら宇宙の危機迫ってたこっちのほうがよっぽど上ではあるが、なんか色々別の方面では敵いそうにはなかったから。 「あたしは、我が儘でバカだから。出来るのは、前向いて突き進むぐらいよ。」 翠下弓那は馬鹿だ。どうしようもなく図太くて、お調子者で、ただのバカだ。 そう、バカだから、生半可な絶望なんで素手で引きちぎってぶち破る。 絶望を知らないわけではない。だからどうしたと殴り飛ばす。 だからこそ、それこそが翠下弓那という少女の、我が儘と言う名の、嘘偽りのない躍動なのだから。 「どうやって出るとか、聖杯どうやって手に入れるとか、全く思いついてないけれどさ。……そんなマスターでも、協力してくれたら嬉しいかな。」 弓那が、手を伸ばす。 何時ものような、分かりきった事でも。妖精眼で見ても見なくても、彼女の心はどこまでも前を向いている。考えなしの、どうしようもないバカな彼女であるが、その嘘偽りのない、くだらなくとも立派な理由を、無下にはしたくはないと、アルトリアは思うのだ。 「……全く、私はどうにも面倒なマスターに巡り合わされてしまったかもしれませんね。」 手を繋ぐ。信頼の証としての握手。 選ばれてしまったからには仕方はない、でも彼女といるのも悪くはないと、そんな事を思って、頬が緩んでいた。 「サーヴァント・キャスター。あなたが諦めず前に向けて進み続けるのなら、私は再び鐘を鳴らしましょう。」 「こっちこそよろしくね、キャスター……あっ。」 「どうしましたか?」 このまま綺麗に締まろうと思ってた矢先、思い出したかのような弓那の声。 「……そういやまだ晩ご飯食べてなかったわね。思った以上に話長引いちゃったのもあるけれど。」 そういえば、とはアルトリアは思った。 元々勉強会から続いてこの話になだれ込んだ部分もあり、話し込んでいたらいつの間にか時間は夜の9時。 既に夕焼けは沈み満天の星が窓から映る空を埋め尽くしている。 「せっかくだし、アルトリアも食べる? 昨日の買いだめした弁当残ってるのよね。」 ガサゴソと、冷蔵庫の中を除いて取り出したのは、何の変哲もないコンビニ弁当。 学生生活の都合上、晩御飯がありふれた弁当というのも別段珍しくはない。 「……では、喜んで。」 せっかくなので無下にするのもどうかと思い、弁当を受け取った。 中身はありふれたシャケ弁ではあったが、今夜の晩餐は少しばかり二人にとってにぎやかなものになったという。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 走り出すその理由が たとえどんなにくだらなくても 熱く速く響く鼓動 嘘偽りのない躍動だけ信じてる ほら あの鐘の音に耳を澄まして 【クラス】 キャスター 【真名】 アルトリア・キャスター(アルトリア・アヴァロン)@Fate/Grand Order 【属性】 中立・善 【ステータス】 筋力B 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A++ 【クラススキル】 対魔力:A Aランクの魔術すら無効化。 事実上、現代の魔術師では傷一つ付けられない。 令呪による命令すら一画だけなら一時的に抵抗出来る。 陣地作成:EX 魔術師として、自らに有利な陣地(工房)を作り上げる。彼女の場合はその宝具故か規格外となっている。 独自魔術:B 汎人類史におけるどの魔術基盤とも一致しない独自の魔術形態。実態はマーリンを名乗る不審者から習ったものなのだが。 例え同じキャスタークラスであっても彼女がどんな魔術を扱うか、その効果を初見では看破できない。 妖精眼:A ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ 『世界を切り替える』視界。 高位の妖精が持つ妖精眼は、あらゆる嘘を見抜き、真実を映す眼と言われている。 妖精にとっては善意も悪意も同じくくりなので特に意味のない異能だが、 善悪の違いに惑う人間がこの眼を持つとろくなことにならない。 この眼のため、キャスターには人々の嘘や本音がすべて見えていた。 彼女にとってヒトの世界は『悪意の嵐』であり、 妖精も人間も等しく『怖い、気持ち悪い』と感じていたのはこのため。 彼女が眠った時、夢に見るのはこの『悪意の嵐』だけ。 本来なら気が触れ、ブリテンを見捨ててもおかしくない状態だが、 そんな彼女にとって唯一の希望が、嵐の向こうで一つだけ輝く、青く小さな星だった。 【保有スキル】 希望のカリスマ:B 予言の子として育てられ、旅立ったアルトリアには人々に頼られ、期待されるカリスマが具わっている。 その効果は魔術師マーリンが見せる『夢のような戦意高揚』に近い。 発動中は自身又は自軍の筋力値にボーナス補正がかかり、魔力が回復する。 アヴァロンの妖精:A 楽園の妖精が持つ、生命を祝福し、様々な汚れから対象の運命力を守る力。 発動中の自身又は自軍のサーヴァントは物理的攻撃を無効化し、魔力を回復する。 聖剣作成:A 選定の杖と共に選ばれた彼女が、最後に辿り着く在り方を示したスキルが本格的に目覚めたもの。彼女の作るものはすべて『剣』属性になってしまう。 発動中は自身又は自軍のサーヴァントに人類の脅威への特攻効果を付与する。 【宝具】 『きみをいだく希望の星(アラウンド・カリバーン)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:0~50人 最大捕捉:100人 キャスターの所持する『選定の杖』によって開放される、キャスターの心象世界。共に戦う者たちを守り、強化する、楽園より響く鐘の音。 発動と共に楽園の花園にも似た、百花繚乱の丘が広がる。 花園の中心に立つ『選定の杖』にアルトリアが触れることで、「対粛正防御」結界が展開され、自陣営に加護を与える。 対粛正防御とは、英雄王の「エヌマ・エリシュ」のようなワールドエンド級の攻撃も防ぐことが出来る最上級の防御。 如何なる攻撃も、デメリットをもたらす特殊スキル・宝具も無効化され、さらに展開中は自陣営のステータスにボーナス補正が発生する。 『真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)』 ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:味方全て 『ブリテンの守護者』となったアルトリア・アヴァロンとしての宝具。 黄昏のキャメロットを顕現させ、共に戦う者に『円卓の戦士』の着名(ギフト)を与える。 ただしアルトリア・キャスターとして運用することになる都合上、令呪を用いて再臨をさせなければ基本的に使用不可 【Weapon】 選定の杖(アルトリア・キャスター) 「影踏みのカルンウェナン」「稲妻のスピュメイダー」「神話礼装マルミアドワーズ」(アルトリア・アヴァロン) 【人物背景】 くだらない理由(小さな希望)を抱えたまま走り抜けて守護者となった、ごくごく普通の少女のその結末。 【サーヴァントとしての願い】 特に無し。ただ、呼ばれた以上はマスターを無事元の世界に返したいとは思ってる 【マスターへの態度】 良い人ではあるんですよねぇ、性格が斜め向こう吹っ飛んでるってだけで それはそれとして清々しいレベルで馬鹿ですねこのマスター 【備考】 基本的にアルトリア・キャスターですが、令呪を用いて再臨させることで一時的にアルトリア・アヴァロンの姿となります 【マスター】 翠下弓那@輝光翼戦記 天空のユミナ 【マスターとしての願い】 元の世界に帰る! 星徒会長なのに出席不足で留年とか笑えないじゃない! 聖杯? そんなもん頼っても留年危機は無くなんないわよ!! 【能力・技能】 『イシリアル』 意思を現実にし干渉する力。 弓那の場合は歌という形でイシリアルを介して自身のエネルギーを他者へと供給することに長けている。ただし供給のし過ぎは自身の廃人化を招きかねない。 武器としてはハンマーやステッキ、歌唱用のマイクの他に、『ユミナMk-2』なる謎のゆるキャラ風の何かを投擲したりもする。 【人物背景】 くだらない理由(留年回避)を機になんか色々巻き込まれた、実は普通じゃない女の子 弓那ルートEND後からの参戦 【方針】 なんとか帰る方法を考える 作戦? それはその、まあ……うん、任せたわよアルトリア! 【サーヴァントへの態度】 始めてきた時はちょっと戸惑ったけれど、いざ内面を知っていれば自分と同じわがままな女の子で安心した
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日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第3章 日中戦争と太平洋戦争 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1> 波多野澄雄:筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(委員会委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf 目次 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1>はじめに―開戦と中国戦線 第1 節 太平洋戦争下の中国戦場1)重慶攻略作戦構想の挫折と浙〓作戦 2)ビルマ攻略作戦とCBI 戦線 3)華北の戦い 4)一号作戦(豫湘桂戦役) 第2節 日本占領地域の状況1)汪政権下の政治と経済 2)通貨戦争 3)「対華新政策」とその破綻 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2> はじめに―開戦と中国戦線 日米開戦時に日本軍は20 個師団、21 独立混成旅団を中国戦線に展開していたが、作戦を積極化させたわけではなかった。開戦直前に政府は米英蘭と開戦の場合には「出来得る限り支那に於ける消耗を避け、以て長期世界戦に対処すべき帝国綜合戦力の確保に資する」ことを確認していた 1。現地軍の再三の要請によって、緒戦期には四川侵攻作戦(五号作戦)などが計画されるものの、後半期の「一号作戦」を除けば、太平洋戦争期を通じて大規模な軍事作戦は抑制されていた。他方、事変の外交的・政治的手段も失われ、軍事的にも政治的にも解決策が見出せないまま精鋭部隊の南方転用が図られる。 一方、蒋介石政府(重慶国民政府)は、12 月9 日、日本に宣戦を布告し、42 年1 月には連合国共同宣言に「4 大国」の一員として署名した。蒋介石は宣戦布告のなかで「今次の戦争は必ず全体として解決されなければならない」と述べたように、中国は米英ソと並ぶ連合国陣営の「4 強」の一つとなった 2。他方、中国共産党も開戦直後の「解放日報」において、抗日のための国際的統一戦線の必要性を訴え、英米との提携強化を主張した 3。しかし、蒋介石が切望していたソ連の対日参戦が拒絶され 4、近代的戦力に不足するなかで対日戦を有利に戦うためには、経済的・軍事的にはアメリカからの援助に頼らざるを得なかった。 アメリカにとって中国戦線の意義は二つであった。第1 は、太平洋における戦いを有利に運ぶため、日本軍の地上戦力を中国戦線に拘束すること、第2 は、重慶政府の支配地域に日本本土と日本の占領地に対する戦略爆撃のための航空基地を設定することであった。第2 の中国における航空基地の建設は、ソ連が対日中立関係を維持しており、沿海州やカムチャッカ半島を対日爆撃基地として米国に提供する可能性が低かったため、とくに重視された。これらの目的を達するため、いかに効果的に中国を支援するかがアメリカの課題であった 5。 第1 節 太平洋戦争下の中国戦場 1)重慶攻略作戦構想の挫折と浙〓作戦 ※ 〓は 支那派遣軍は、開戦と同時に上海、漢口、広東、天津等の租界に進駐し、英米軍の武装解除、権益接収を実施した。香港攻略を任務とする第23 軍は、12 月8 日に国境を突破し、13 日には九竜半島の掃討を終了した。香港要塞に対する降伏勧告を英軍が拒否したため同軍は、18 日に香港 1 「対米、英、蘭開戦ノ場合ニ於ケル帝国ノ対支方策」(1941 年11 月10 日)外務省記録A7.0.0.9-51「大東亜戦争関係一件 開戦関係重要事項集」。 2 家近亮子「蒋介石と日米開戦」(『東アジア近代史』第12 号、2009 年3 月)。 3 日本国際問題研究所『中国共産党資料集 第10 巻』(資料84、85、87)。 4 U.S.Dept.of State,Foreign Relations of the United States,1941,vol.4.,p.747. 5 等松春夫「日中戦争と太平洋戦争の戦略的関係」(波多野澄雄・戸部良一編『日中戦争の軍事的展開』慶応義塾大学出版会、2006 年)391-92 頁。 2 島を占領した。 この香港作戦を支援し、広東方面に移動した中国軍を牽制するための陽動作戦として、武漢地区の第11 軍による第2 次長沙作戦が実施された。第11 軍は、3 個師団約6 万の兵力をもって、12月下旬から攻勢作戦を開始し、第九戦区軍22 個師団約19 万名を擁する中国軍と激闘を展開し42年1 月初旬には長沙に侵入したが、まもなく長沙を放棄して漢口へ撤収した。日本軍の戦死者は約1500 名、戦傷4400 名、中国第九戦区軍は死傷28000 名以上を数えた6。蒋介石は「我が抗戦の、世界に対する貢献の大なることは各国も一致して認めざるをえまい」と自負し、敗北続きの連合国陣営の中にあって唯一日本軍の進攻を撃退した「勝利」として宣伝された 7。 日本軍の東南アジア侵攻が一段落した42 年春、参謀本部は支那派遣軍の要請に応え、中国における大規模作戦の研究に着手した。4 月上旬、杉山元参謀総長は、畑俊六総軍司令官に適当な機会に重慶攻略作戦を実行するよう指示した。 ところが、4 月18 日に米軍機が日本本土を空襲して中国基地中国の浙江占領区に不時着したことから、急遽、浙〓作戦が実行される。本土空襲が国民や兵士の士気の低下をもたらす影響を考慮したものであった。上海の第13 軍は、華中と華北から集めた兵力をもって5 月中旬から浙〓線に沿って西進し、他方、漢口の第11 軍の一部が東進して7 月初旬に両軍の連絡に成功した。しかし、補給計画が充分ではなく、4000 人以上の死傷者を出し、沿線確保は行われることなく撤退した。重慶攻略作戦の準備が優先されたことも撤退の要因であった。いくつかの飛行場の破壊が成果であったが、その後、中国の航空基地は各地に建設されたため作戦の意義は疑問であった8。 ※ 〓は この間、重慶攻略作戦構想の本格的準備が進捗し、9 月3 日、杉山参謀総長は「五号作戦」(四川作戦)の準備を派遣軍に指示した。そのねらいは、太平洋方面における英米の反攻に備えるため、大陸方面の兵備を軽減して対英米正面に転用する条件を作り出すことにあった。在満兵備の軽減が対ソ関係上、不可能であったことから中国方面がその対象となり、兵力節減の前提として「重慶政権の抗戦力の源泉を覆滅」をはかることにあった。他方、政略的には、重慶政権の足元である四川省の軍事的圧迫によって、同政権を「屈伏和平」に導くという効果が期待されていた9。 作戦計画では、南方から6 万、内地から12 万、満洲・朝鮮から18 万の兵力を増派し、主力は西安方面から、一部は武漢方面から 四川省に進攻するというものであった。ところが、42 年8月からのガダルカナル島(南東太平洋方面)をめぐる激しい攻防戦は、五号作戦に必要な物的基 6 防衛庁防衛研修所戦史部『戦史叢書47 香港・長沙作戦』〔以下、「戦史叢書」〕朝雲新聞社、1971 年、535 頁。 7 蒋中正『中国之命運』1943 年(日本語翻訳版、96 頁) 。 8 浙.作戦の支作戦であった衢州攻略戦において第13 軍司令部は化学戦資材の使用を奨励し、第22 師団は42 年6 月初旬、大洲鎮付近における遊撃戦で「あか弾」を使用し、大きな効果を挙げたといわれる(第13軍司令部「セ号(浙.)作戦経過概要」、及び「支那事変ニ於ケル化学戦例証集」陸軍習志野学校案、粟屋健太郎『未決の戦争責任』柏書房、1994 年、122、148 頁)。吉見義明・松野誠也編『毒ガス戦関係資料Ⅱ』(不二出版、1989 年)、資料56。 9 「甲谷悦雄大佐回想録」(厚生省引揚援護局調整、1954 年)、伊藤隆ほか編『続・現代史資料(4)陸軍・畑俊六日誌』〔以下、「畑日誌」〕みすず書房、1983 年、1942 年9 月6 日、11 月15 日の条。 3 礎を奪って行く。作戦には30 万トンを超える船舶が必要とされ、海軍との折衝が行われるが、太平洋重視の海軍は南太平洋の制空権の確保に全力を挙げることを主張して譲らず、また船舶の消耗も予想を上回るものであった10。かくて、42 年11 月初旬には事実上の中止(43 年内は行わず)が内示される。その理由は「主として輸送に充当すべき船舶の欠乏」にあった11。こうして内地から中国への兵力増派は不可能となり、12 月10 日に中止される。 ガタルカナル攻防戦による国力(船舶)消耗と、それに連動した「5 号作戦」計画の挫折は、日中戦争解決方策の根本的な再検討を促すことになり、大規模軍事作戦はしばらく見合わせ、「政謀略」を重視する方向転換が図られる。戦争指導班長・甲谷悦雄大佐によれば、「戦略的な積極方策は国家戦力の現状から見込薄となり、政略的に積極的方策を講ずることで戦局に一大転換を図らんとする希望が政府、統帥部に表面化」してきたという12。その政略の重要な一環が「対華新政策」(後述)であった。 2)ビルマ攻略作戦とCBI 戦線 開戦当初の中国にとって中国内陸よりも西からの脅威への対処が急務であった。日本軍による香港の占領に加えて、日本軍のビルマからの進撃によるビルマ・ルートの遮断、さらに昆明、重慶への進撃が危惧されたのである。42 年1 月、タイに進駐した日本軍は、ラングーンの攻略によって援助物資の揚陸を阻止するため、1 月20 日、国境を越えてビルマに侵入した。3 月7 日、ラングーンを占領した。 ビルマ駐留のイギリス軍は兵力不足と戦闘意欲の欠如のため、中国に派兵を求めざるを得なかった。国民政府は、在中国米軍最高司令官兼蒋介石の参謀長となったスティルウェル(JosephW.Stilwell)中将の指揮のもとで、雲南省西部に集結していた中国軍をもって遠征軍を編成し、英軍との協同作戦に当たらせた。3 月下旬、日本軍(第15 軍)はトングー〔同古〕の南方で中国軍の精鋭第5 軍と激しい戦火を交え、3 月末にトングーを陥落させ、5 月末までに北部ビルマを占領し、ビルマ・ルートの完全遮断に成功した。一方、中国軍はインド方面と雲南方面に分散退却してしまう。 日本軍が中北部ビルマの占領に成功したことで、中国への補給路遮断は陸のみならず、空においても一定の効果を発揮し始めた。北ビルマのミキナ〔蜜支那〕には第18 師団の師団司令部と哨戒・戦闘用の飛行場を置き、中国への補給路を陸上のみならず航空方面でも大きく制約したため連合軍はヒマラヤ山脈越えの困難な航空輸送ルート(Hump 空輸)を選択せざるを得なくなった13。 42 年3 月、スティルウェル中将は、中国陸軍の近代化計画を中米両政府に提案し、当時300 個以上あった中国軍師団数の整理縮小計画を示すと共に、ビルマ戦敗北後にインドに脱出してラーンガルに逃れた中国軍の再編成、雲南省に集結した中国軍部隊の改編に着手した。これらの計画 10 前掲「甲谷悦雄大佐回想録」。戦史叢書63『大本営陸軍部(5)』朝雲新聞社、1973 年、76-80、185-92、419-27 頁。 11 『畑日誌』1942 年9 月23 日、10 月5 日、11 月9 日、12 月13 日の条。 12 前掲「甲谷悦雄大佐回想録」。 13 バンプ空輸量はビルマ公路のそれを大きく上回り、1945 年まで在華米空軍の活動を支えた(西澤敦「対中軍事援助とヒラマヤ越え空輸作戦」(軍事史学会編『日中戦争再論』錦正社、2008 年)275-95 頁。 4 遂行とビルマ奪還に必要な軍需物資を恒常的に中国の輸送するためにはインドから中国までの補給路が必要であったが日本軍よって遮断されていた。そこで雲南省・北ビルマからインドまでの陸路を打通するために形成されたのがCBI(中国・ビルマ・インド)戦線であった。 ビルマ奪還はイギリスの分担であったが、そのイギリスはヨーロッパ、中東戦線とインド防衛を優先せざるをえず、ビルマ奪還に貴重な戦力を割くことはできなかった。アメリカも太平洋における反攻準備および英ソ支援を優先してCBI 戦線(ビルマ奪還)を低位においていた。また、蒋介石もビルマの奪回作戦に消極的で、代わりに蒋介石の顧問として中国空軍の育成に従事してきた米空軍シェンノート(Claire L. Chennault)少将の中国空軍強化プランを支持し、スティルウェルとの間に軋轢をひきおこし、両者の関係は42 年半ばから悪化した。 しかし、スティルウエルは中国やイギリスの反対をおして、42 年夏、北ビルマを通るレド公路の開発のため、インドのランガルーで米式の装備と訓練を施された中国新軍の建設に着手し、同年秋からは雲南から中国軍3 万2000 名が空輸によって合流し、訓練に加わった。43 年4 月からは、雲南省昆明において陳誠将軍の指揮下に新軍の訓練に着手し、8 月までに5 個軍15 個師団の改編が完成した。 この間、アメリカは中国戦線における対日戦略を陸軍近代化から戦略爆撃へと重点を移動させていったが、この背景には高性能ボーイングB29 爆撃機の実用化がある。高性能のB29 による日本本土の生産中枢への組織的爆撃は、日本の抗戦能力を破壊するもっとも能率的な戦略と考えられた。43 年5 月のワシントンにおける米英合同参謀会議(トライデント)での論議を経て、同年11 月の米英中首脳のカイロ会談において、中国戦線における連合軍の対日戦略の重点を戦略爆撃におくことが決定された。蒋介石自身は当初、陸軍の近代化にも熱意を持っていたが、やがてローズヴェルト大統領の説得もあって中国を基地とする対日戦略爆撃を支持するようになる。中国戦線の米軍のみならず中国軍の指揮権をも要求するスティルウェルとの関係悪化、さらに、中国陸軍の大幅な整理縮小に対する軍閥系勢力からの頑強な抵抗なども蒋が陸軍近代化に消極的になった要因であった14。 カイロ会談ではビルマ作戦が対日戦略において優先権が与えられ、蒋介石もランガルーと雲南の中国遠征軍を北ビルマに進攻させことを約束した。しかし、43 年11 月のテヘラン会談におけるスターリンの対日参戦の約束はビルマ作戦の意義を弱めた。蒋介石はテヘラン会談の情報から、雲南の新軍のビルマ作戦使用を拒否し、その代償としてスティルウエルにランガルーの中国軍に対する指揮権を与えた。スティルウェルは前年の浙.作戦に鑑み、強力な中国地上軍なしには、航空基地が日本軍の地上攻撃で失われる危険を説いたが、太平洋戦線で苦戦する日本が中国戦線で新たな大攻勢を行う可能性は低い、と顧みられなかった15。 43 年12 月、スティルウエルは中国新軍を率いてインドから北ビルマ入口のフーコン河谷に侵入していたが、44 年5 月上旬、連合軍は、インパール作戦の発動によって防備が手薄となった北ビルマ、雲南に総反攻を開始した。日本軍第18 師団を優勢な火力によって粉砕し、7 月までにフー 14 前掲、等松「日中戦争と太平洋戦争の戦略的関係」396-400 頁。 15 Tang Tsou, American Failure in China (Chicago University of Chicago Press, 1963), p. 82. 5 コンを占領した。また、北ビルマの要地ミチナ(蜜支那)を急襲し、8 月にはミチナ飛行場を奪回した。中国軍も同じころ、ビルマ国境のサルウイン河(怒江)の強行渡河を開始した。こうして北ビルマ・雲南方面で米軍により近代的軍隊に改編された中国軍が戦果を挙げているとき、中国本部では日本軍の大陸打通作戦(一号作戦、後述)によって国民政府軍は苦戦を強いられていた16。 3)華北の戦い 40 年後半の百団大戦によって、日本軍は華北の抗日根拠地を基盤とする共産軍の実力と脅威を認識することになり、華北の治安粛正作戦において国民政府軍に対しては「帰順」を求めるが、「警戒監視にとどめ攻撃せず」とされ、共産軍対策が重点目標となる17。41 年3 月から42 年末にかけて、北支那方面軍は、華北全域を治安区(占領区)、准治安区(遊撃区)、未治安区(抗日根拠地)に区分し、未治安区に対して組織的な「掃蕩」作戦を展開するとともに、王克敏ら旧軍閥の有力者を指導者として樹立させた華北政務委員会(40 年3 月成立)と協力して組織的な「治安強化運動」を展開した。治安区では、華北政務委員会を利用した宣伝など清郷工作、遊撃隊の活動する地域の住民を「治安区」に強制的に移住させ、遮断壕を構築する「無人区」の設定、「未治安区に対しては、経済封鎖、商品流通の分断などを実施した。「准治安区」でも共産党支配地域への経済的締め付けが強化され、遮断戦を越えて「未治安区」の市場を襲い、農産物の収奪や没収、強制買い上げ等、その規模は大きくなっていった。 こうした治安強化運動や掃蕩作戦の強化は、抗日根拠地に大きな打撃を与え、根拠地は縮小を余儀なくされる。しかし、この未曾有の根拠地の危機は、共産党の指導による、農民大衆の経済的基盤の確立のための「減租減息」(小作料と利子の減額)運動の全面的展開や「大生産運動」などによって克服され、43 年以降、根拠地は徐々に再生・拡大をたどることになる18。 他方、北支那方面軍は華北への共産勢力の伸長を食い止めるために、43 年9 月、対ゲリラ戦専門部隊として北支那特別警備隊(北特警)を設置したが、結局、都市部でしか目立った戦果を挙げることができなかった。北特警の戦闘詳報によれば、43 年後半には、共産党軍が「治安地区」にも浸透し、「治安地区」の拡大という当初の方面軍の計画とは逆の結果を招いてしまっていた19。こうした情勢のなかで、共産軍は勢力を盛り返し、根拠地は44 年末までには40 年の状態まで回復し、45 年6 月、共産軍は河北省で一斉に攻勢に出るのである。 ところで、42 年初頭、北支那方面軍参謀は政務将校の会同で、食糧と物資確保の緊急性を説き、「討伐作戦に伴ひ大規模なる物資獲得の手段を講ずるか、或は更に物資獲得の為に討伐を実施する」等の「創意工夫を要すべし」と説いている20。現地軍の「現地自活」という要求が強まるなかで、 16 一号作戦と北ビルマ・雲南作戦の関係については、浅野豊美「北ビルマ・雲南作戦と日中戦争」(前掲、波多野・戸部編『日中戦争の軍事的展開』)、297-338 頁。 17「第1 軍作戦経過の概要」第1 軍参謀部(1942 年1 月15 日)(『現代史資料(38) 太平洋戦争4』みすず書房、1974 年)〔以下『現代史資料』〕177 頁。馬場毅「華北における中共の軍事活動、1939-1945」(前掲、波多野・戸部編『日中戦争の軍事的展開』)232-34 頁。 18西村茂雄『20 世紀中国の政治空間』青木書店、2004 年、135-77 頁。 19 山本昌弘「華北の対ゲリラ戦、1939-1945」(前掲、波多野・戸部編『日中戦争の軍事的展開』)209-11頁。 20 「政務関係将校会同席上方面軍参謀副長口演要旨」(1942 年1 月15 日)(『現代史資料(13) 日中戦争5』みすず書房、1966 年、524 頁)。 6 物資と食糧の確保のために手段を選ばない討伐作戦は、中国側が「三光作戦」と呼ぶ非違行為の背景となっていた21。すでに、40 年秋には、百団大戦に対する報復的な山西省中部での反撃作戦として、共産軍の根拠地とみなされた村落を焼き払う、という「燼滅(じんめつ)作戦」が強行されていた22。「燼滅」の一つの手段が化学弾薬(毒ガス)の使用であり、北支那方面軍司令部が各部隊に配布した『粛正討伐ノ参考』(1943 年5 月)によれば、化学弾薬は遊撃戦法をとる共産軍に対抗するために有効であるとして推奨されている。こうした「未治安区」における非違行為は、他の戦線への兵力抽出や部隊の改編によって補充兵の比率が増し、兵士の質が低下していたことが主な原因であった23。 また、満洲や日本への労働力の提供のため、華北において強制的な労働力の動員が42 年から実施され、その業務は日本軍と華北政務委員会の統制下にあった華北労工協会が一元的に請け負っていた。200 万人を超える労働者が華北から満洲、蒙彊に提供された。44 年以降は華北政務委員会が表面に乗り出し、重要労力緊急動員の秘密命のもとに日本軍が出動して「浮浪遊民」を逮捕徴発して日本や満洲に送り込んだ。日本全土への強制連行は43 年9 月から試行的に始まり、45年5 月までに約3 万9000 人の中国人が移送され、過酷な労働に従事し、秋田県の花岡鉱山事件のように中国人労働者の大規模な蜂起事件も起こっている24。 4)一号作戦(豫湘桂戦役) 南東太平洋戦線で大きく戦力を消耗した日本軍は、43 年9 月、戦略の転換を図り、ビルマ、蘭印、西部ニューギニア、マリアナ諸島、千島列島、満州を結ぶ防衛ラインの内側を「絶対国防圏」と定めた。この「絶対国防圏」の防備強化のため、中国戦線から10 個師団の兵力(1.5 万-ママ)、馬1.5万頭、自動車2000 両などを絶対防衛圏の防備強化に転用する計画が策定されるが、一号作戦(「大陸打通作戦」)計画の浮上はこの転用計画を大幅に縮小させる25。 44 年4 月中旬から翌年の2 月上旬の間、派遣軍総兵力の約8 割にあたる約50 万人(延20 個師団)を動員し、一号作戦と呼ばれる日本陸軍史上最大の作戦が京漢・粤漢・湘桂の各沿線地域で 21 前掲、山本「華北の対ゲリラ戦、1939-1945」204-05 頁。なお、「三光」は、殺光(殺し尽くす)・焼光(焼き尽くす)・槍光(奪い尽くす)の意味。 22 晉中第一期作戦(1940 年8 月30 日~9 月8 日)では、「徹底的に敵根拠地を燼滅掃蕩し、敵をして将来生存し能はざるに至らしむ」方針のもと、「敵性ありと認むる住民中15 才以上、60 才までの男子」は「殺戮」の対象となり、「敵性部落」は徹底的に焼き払われた(独立混成第4 旅団「第一期晉中作戦戦闘詳報」)(前掲、吉見・松野編『毒ガス戦関係資料Ⅱ』、資料53、54)。 23例えば、第36 師団司令部「昭和十七年度粛正建設計画」(1942 年4 月15 日)(『現代史資料(13)』572-88頁)、前掲、山本「華北のゲリラ戦、1937-1945」209-11 頁。 24 各事業場の「華人労務者就労顛末報告書」に基づく研究として、西成田豊『中国人強制連行』(東京大学出版会、2002 年)がある。臼井勝美『新版 日中戦争』中央公論社、2000 年、207-10 頁。花岡事件については西成田『中国人強制連行』、363-402 頁を参照。 25 戦史叢書67『大本営陸軍部(7)』朝雲新聞社、1973 年、179-215 頁。中国戦線からの兵力抽出について同545-48 頁。 7 実行された。河南省黄河から広東・仏印国境まで約1500 粁にわたる大作戦の目的は、日本本土空襲の恐れがある西南地区(桂林、柳州)に散在する航空基地の奪取、インド、ビルマ、雲南方面からの反攻阻止、南方資源の輸送のための仏印から中国、朝鮮にいたる交通路の確保であった26。一号作戦の決定と遂行には、真田穣一郎少将と服部卓四郎大佐が最も重要な役割を果たした。 真田は42 年12 月に作戦課長、43 年10 月には作戦部長となっている。ガダルカナル島からの撤退決定に中心的役割を果たした真田大佐は、太平洋戦線における軍事的劣勢を補い、長期戦に耐える戦略体制を築くため、中国大陸の派遣軍と東南アジアの南方軍を連携させることが必要と考えた。服部は41 年7 月に作戦課長として開戦を迎え、前述の5 号作戦の立案の中心となったが、作戦が中止されたことから中国における攻勢作戦の機会をねらっていた27。服部は42 年12 月に陸相秘書官に転出し、43 年10 月に再び作戦課長となると真田作戦部長とともに本格的に一号作戦計画を実行に移そうとした。「太平洋における頽勢を大陸作戦によって補おうとする狙い」が両者に共通していた28。 作戦部が起案した最初の作戦計画は、敵航空基地の覆滅、南方軍との陸上連絡通路の確保、重慶政権の壊滅などを列挙していた。この作戦計画について、東条陸相は作戦目的を航空基地の覆滅一本に徹底することを条件にこの案に同意し、天皇も作戦目的を敵の航空基地覆滅に絞った作戦の実施について裁可した29。 しかし、44 年1 月24 日、杉山参謀総長から支那派遣軍に指示された「一号作戦要網」では、南方軍との連絡や重慶政権の継戦企図の破砕といった目的も含まれていた30。真田や服部の強い意思と派遣軍の積極的姿勢が反映したものと考えられる。一号作戦計画を参謀本部が積極的に取り上げたことは士気が沈滞気味であった派遣軍の幕僚たちを活気づけていた31。 一号作戦の前段である湘桂作戦は順調に進展したが、衡陽の攻略に際しては重慶軍の抵抗が激しくなり、しかも補給ラインが米軍機の攻撃を受けて日本軍は苦戦に陥ったが8 月初旬、衡陽を占領した。この衡陽占領は、一号作戦の重要な転機であった。 太平洋の戦局も重大な転機にさしかかっていた。44 年6 月末、中部太平洋のサイパン島の陥落によって「絶対国防圏」の一角が崩された日本軍は、太平洋戦線で劣勢に立たされ、さらに、北部ビルマからインド進攻をねらったインパール作戦でも敗退していた。こうした戦局の悪化は、近衛文麿ら重臣を中心に国内の「反東條勢力」の結集を促し、7 月の東條内閣総辞職の要因となった。 参謀本部は全般的な戦略を見直し、日本本土、沖縄、台湾、フィリピンを連ねる線を防衛し、 26 原剛「一号作戦―実施に至る経緯とその成果」(前掲『日中戦争の軍事的展開』)283-95 頁。 27 戦史叢書67『大本営陸軍部(7)』548-53 頁。 28 井本熊男『作戦日誌で綴る大東亜戦争』芙蓉書房、1978 年、499 頁。 29 前掲、原「一号作戦」287-88 頁。 30 この「要綱」によれば、「近き将来に於て米英が化学戦を行使するの公算大」と判断され、米英の毒ガス攻撃を恐れ、桂林、柳州など米軍基地付近での米軍に対する化学兵器の使用を避けるよう命じている。実際、中国戦線では44 年半ばから毒ガスなど化学兵器の実戦使用が禁じられ(前掲、吉見・松野編『毒ガス戦関係資料Ⅱ』(不二出版、1989 年、30-31 頁)、使用回数は減少したものの使用を放棄したわけではなかった。 31 戦史叢書4『一号作戦(1)河南会戦』朝雲新聞社、1967 年、16-39 頁。 8 この防衛ラインで敵の進攻を迎え撃つという基本戦略を決定した。これを「捷号」作戦と名づけた。問題はこの「捷号」作戦構想との関連で、継続中の一号作戦をどのように位置付けるかにあった。具体的には、一号作戦を計画通りに進め、桂林、柳州攻略を実施するか、あるいは中止するかという選択であった32。 陸軍省首脳部や参謀総長は、桂林、柳州への進攻についてインパール作戦のように補給物資が続かないことを恐れて中止すべきとの意見であったが、作戦部は一号作戦を計画通り実行する方針であった。派遣軍も作戦部の続行方針を支持していた。とくに真田作戦部長と服部作戦課長は、フィリピン作戦と一号作戦とは表裏一体であり、日本本土と東南アジアの交通連絡が遮断されないためには作戦の続行が必要と説いた33。この間、44 年9 月には、陸軍次官・柴山兼四郎中将が陸軍上層部を代表して、粤漢打通作戦のみを実施したうえ中止するよう畑総司令官に意見具申したが、畑は補給の検討は約束したものの中止には同意しなかった34。 こうして一号作戦は続行され、44 年11 月までに桂林、柳州の航空基地を占領し、45 年1 月には大陸縦貫交通路の確保をほぼ達成したが、すでに当初の戦略構想は意味をなくしていた。すなわち、重爆撃機B-29 は四川省の成都に集結して九州爆撃を開始しており、またマリアナ基地の完成に伴い、44 年末から同基地から東京など本土全域への戦略爆撃が始まっていたからである。アメリカのアジア太平洋にとって中国戦線の意味は低下して行くが、米軍指導部は、中国戦線の危機を憂慮した蒋介石やスティルウエルの要求に応じ、主要都市爆撃を許可し、44 年12 月18 日、B-29 によって華中の日本軍拠点であった漢口爆撃が実施され、市街の9 割が灰燼となり、派遣軍に大きな打撃を与えた。 一号作戦における国民政府軍の敗退の原因は、兵士に対する劣悪な処遇、将校の腐敗などによって戦意が著しく低下していたこと、命令系統の混乱、情報不足などであった。中国側の損害はきわめて大きく、60~70 万の兵士が犠牲となり、河南、胡南、広西、広東、福建の各省の大部分の領土を失った。他方、国民政府軍の敗退は、共産軍の対日反抗に有利な条件を作り出した。すでに44 年から、共産党軍は華北、華中の抗日根拠地を中心に活動が活発化していたが、日本軍が一号作戦で大兵力を動員したため、華北の治安警備能力が大幅に低下したことによって、共産勢力の反攻を助長し、日本軍の占拠地域を侵食していった35。 44 年末、新たに派遣軍総司令官に就任した岡村寧次大将は、一号作戦の余勢をかって重慶進攻を参謀本部に進言したが、太平洋戦線の戦局悪化から承認されなかった36。その代替案として浮上したのが、老河口と〓江作戦である(〓は草かんむりに止)。一号作戦の結果、航空基地を喪失した在華米空軍は老河口、〓江(〓は草かんむりに止)に戦闘機、中型爆撃機用の基地を造成した。派遣軍は、45 年3 月から4 月にかけて第12 軍は 32 前掲、井本『作戦日誌で綴る大東亜戦争』570-72 頁。 33 前掲、原「一号作戦」290-91 頁。『畑日誌』1944 年10 月6 日の条。 34 前掲、『畑日誌』1944 年9 月13 日の条。 35 石島紀之『中国抗日戦争史』青木書店、1983 年、182-85 頁。 36 軍事史学会編『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌(下)』錦正社、1998 年〔以下『機密戦争日誌』〕、643-44 頁。 9 3 個師団など6 万名を投入して、老河口基地の破壊に成功した37。他方、〓江(〓は草かんむりに止)をめざした第20 軍約5 万に対し、中国軍約60 万と米空軍機が迎え撃った。中国軍には、スティルウェルの後任者ウェデマイヤー中将による陸軍近代化計画によって育成された近代化師団が加わっていた。この最後の大作戦は日本軍の惨憺たる敗北に終わり、第20 軍は45 年5 月下旬に撤収した38。 第2節 日本占領地域の状況 1)汪政権下の政治と経済 重慶を脱出した汪兆銘は、40 年3 月、重慶からの遷都という形をとって南京に中華民国国民政府を樹立し、40 年11 月、日本は満州国地域を除く中国全土に統治権を有する中央政府として承認した。しかし、汪の意思に反して多数の日本人顧問が就任し、満州国の経験を生かした「内面指導」方式が貫かれ、日本の実質的な統制下におかれ、その統制は戦後も継続することが想定され、畑総司令官と会見した汪は「第二の満洲国となること」を憂いた39。こうした汪政権に国民党の有力な反蒋介石勢力が参加することはなく、基礎となる軍事力を欠き、和平陣営に参加した軍隊は「名ばかりで寧ろ土匪団」であった40。 経済面でも日本による物流支配と経済封鎖は深刻な産業不振と物価の騰貴をもたらした。汪政権のもとで中支那振興会社傘下の基幹産業は、形式の上では中国側の出資比率を51%とする日中合弁企業なったが、実権は日本側が握り続けた。たとえば汪は、上海、南京地区を含む江蘇省など三省で200 を超える軍管理工場の返還を要求して日本軍と交渉するが、日本軍は、小規模な工場の返還には同意したが、その他は買収ないし日中合弁を強要した。周仏海によれば「原則のうえでは統制権を放棄しているが、制限を無限に加えているので返還していないに等しい」状況であった41。軍用とは無関係な商品についても「厳格な制限を受け、その結果、和平地区内の商工業は疲弊し、物価は暴騰し政府の財源また枯渇に瀕する」状況であった。41 年8 月、日本は中央、地方に物資統制委員会を設置し、占領地域内の物資の移動制限緩和に乗り出したが、効果はなかった。 2)通貨戦争 日本は日中戦争期間を通じて、物資の安定的獲得を目的として、占領地に中国聯合準備銀行、中央儲備銀行(41 年1 月発足)などを設立し聯銀券や儲備券を発行し、国民政府の旧法幣と通貨戦争を展開した。また陸軍は39 年には「杉機関」によって通貨謀略や法幣の偽造を行い、物資取得に投入し、軍票は国民政府の法幣を追いつめて行く。太平洋戦争の勃発と租界占領によって上海の法幣は弱体化し、汪政権は軍票の新規発行を停止し、旧法幣の流通禁止、43 年には儲備券による統一を実現した。儲備銀行は東京を含め38 支店をもつ大銀行となった。 37 前掲、等松「日中戦争と太平洋戦争の戦略的関係」406-07 頁。戦史叢書64『昭和二十年の支那派遣軍(2)』朝雲新聞社、1973 年、379-432 頁。 38 前掲、『昭和二十年の支那派遣軍(2)』353-78 頁。 39 前掲、『畑日誌』1941 年4 月19 日の条。 40 前掲、『現代史資料(13)』39 頁。 41 蔡徳金編(村田忠禮訳)『周仏海日記』みすず書房、1992 年(1940 年5 月5 日の条)。 10 しかし、旧法幣が急落する一方で、蒋政権の発行する統一公債は、開戦後も相変わらず上海で取引され、42 年1 月には開戦前の相場を上回り、新旧法幣の交換によって新法幣建てに改定されるとさらに高騰した。占領地で重慶政権の公債が流通し、額面を上回る価格で取引される事実は、中国国民の蒋介石政権に対する信頼が揺らいでいないことを示している。 元来、日本側通貨の流通範囲は都市と鉄道沿線の占領地に限られていたが、共産軍が「日本軍が重慶軍を放逐したる跡を占領し、所謂廉潔政治を行ひて華北華中方面に着々地歩を固め来り」という状況となると、聯銀券や儲備券の流通範囲はさらに縮小した。さらに通貨を増発して悪性インフレに見舞われた。占領地における物価騰貴は物資取得のために通貨を乱発した結果であり、それは軍票価格の下落を意味した。こうして「在支60 万の日本人社会の外に於ては全然別の価格体系が存在する」状況となる42。 南京政府治下の華中・華北では、南京政府の発行する儲備券(新法幣)が旧法幣に対し弱体性を克服できなかったこと、日本軍による軍票の乱発などが原因で、通貨の混乱、物価高騰、激しい物資不足に見舞われ、日本側の要請に応えることは不可能な状況にあった。インフレの進行を抑えて通貨価値を中国側通貨(旧法幣)より優位に維持し、購買手段として通貨機能の安定は最後まで実現できなかった。 3)「対華新政策」とその破綻 ガダルカナル島(南東太平洋方面)をめぐる攻防戦が重大局面に差しかかっていた42 年12 月、御前会議は新たな中国政策(「大東亜戦争完遂の為の対支処理根本方針」)を決定した。その骨子は、南京国民政府の「自発的活動」の促進、蒙疆・華北などの「特殊地域化」方針の是正、治外法権や租界の撤廃、日華基本条約(1940 年11 月)の修正、経済施策における「日本側の独占」の抑制などを通じて、「国民政府の政治力を強化」をはかるというものであった43。それまで汪政府に対する基本政策であった「支那事変処理要綱」(40 年11 月)の根本的改定であった。 この「新政策」を浮上させた背景は、42 年後半の太平洋戦線における激しい消耗戦が経済力の低下を招いたため、日本側の関与を緩め、中国側の自発的活動に委ねて中国における統治の負担を軽減することにあった。もう一つの背景は、双十節(42 年10 月10 日)における重慶政権に対する英米の治外法権撤廃の声明であった。英米は戦後に治外法権の撤廃を行う意思を表明していたが、アジア太平洋の軍事情勢の改善や重慶政権の強い希望によって、実施を早めたものである44。中国共産党も、中国人民の100 年来の独立と解放のための闘争の結果であり、「中英、中米間の新たな関係と新たな団結」として歓迎した45。中国の「民心把握」と「協力強化」という観点では、治外法権の撤廃など不平等条約の廃棄が有効な手段と考えられたことは、連合国側も日本側も同様であり、両者は競うように租界返還・治外法権撤廃の具体化を急いだ。 しかし、中国における多くの権益を失うことになる「新政策」の決定とその実施には、強力な 42 『続・現代史資料(11) 占領地通貨工作』、みすず書房、1983 年、937、836 頁。 43 参謀本部編『杉山メモ(下)』原書房、1989 年、321-23 頁。 44 Christopher Thorne,Allies of a Kind The United States,Britain,and the War against Japan,1941-1945(New York;Oxford University Press,1978.),pp.178-79.,195-97. 45 前掲、『中国共産党史資料集 第11 巻』資料46。 11 推進力が必要であったが、その中心となったのが重光葵(42 年1 月汪政府大使、43 年4 月外相)であった。重光にとって「新政策」は、日本の対中国政策の「根本的更正」や「誤れる方向に指導した軍部の策謀を矯正」して、日本民族の「公正なる精神を支那民族に明瞭に示す」という意味があり46、日華基本条約の根本的改定による中国の主権回復の必要性を天皇や政軍指導者に懸命に説き、軍の反対を抑えた。 新政策の決定により、政治面では、治外法権の撤廃、租界の返還などが順次実施され、43 年8月には日華基本条約に代わって日華同盟条約が新たに締結され、汪政権は日本との関係においては、形式的にせよ平等な関係を築いた。 しかし、新政策には元来、戦争遂行上の必要物資の獲得という主目標が含まれ、経済面では、「上は日本軍人に牛耳られ、下は日本商人に独占されたまま、特殊化は日本の敗戦まで続けられた」47 というのが実情であった。南京政府治下の人民にとって、物価高騰による経済的逼迫の解決こそが切実な問題であり、「新政策」を歓迎する雰囲気にはなかった48。日本側はこうした経済的逼迫を打開するために、軍票の新規発行停止と儲備銀行券への移行、さらに、日本軍による物流統制システムを廃止し、南京政府側の一元的な物資統制機関として43 年3 月に設立された全国商業統制総会(商統総会)に移行などの措置をとる。これらの措置は、南京政権の自立化促進の一環とされたが、現実的なねらいは、重要物資の内地送還-対日供給物資の確保のためであった49。 南京政府側にも、「商統会」(全国商業統制総会)を結成して統制権を中国側の手にとりもどし、統制を緩和させるならば、物価の高騰は抑制できるという見通しが存在したが、商統総会の機能は弱体であり、上海を中心に重要物資の隠匿が横行し始め、43 年夏には物価高は「破局的様相」となった。その原因は、南京政権と日本に対する人民の信頼が動揺し、儲備券の価値に疑念が生まれてきたことにあった。南京政府は「隠匿取締に関する国民政府令」(43 年4 月)などを公布して対応したが、成果は挙がらなかった50。 こうした破局的状況を日本政府も放置しえず、43 年7 月の大本営政府連絡会議は「対支経済施策に関する件」を審議し、金塊25 トンを華中、華北に現送し、これを市場に売却して通貨回収に充てるとともに隠遁の激しかった綿糸布の強制買い上げに用いる緊急措置を決定した。この措置は物資隠遁の風潮と物価高騰を一時的に抑制する効果があったが長くは続かなかった51。 開戦後、大蔵省の上海財務官室に勤務していた渡辺誠は、43 年12 月、新政策の混迷を打開する方策として、 1)「経済問題に関しては国民政府に頼らず支那経済人を相手とすべし」、 2)「官治統制」の廃止、 3)「軍官は経済問題に関しては表面に立つべからず」 と3 点を指摘する大胆な意見を提出している。渡辺によれば、上海財界と中国民衆の信頼を失っている汪政府に新政策の実施 46 重光葵『昭和の動乱(下)』中央公論社、1952 年、167、172 頁。 47 陳公博(岡田酉次訳)『中国国民党秘史―苦笑録・八年来の回顧』1980 年、講談社、334 頁。 48 前掲、『周仏海日記』、1943 年2 月23 日の条。 49 古厩忠夫「日中戦争と占領地経済」(中央大学人文科学研究所編『日中戦争―日本・中国・アメリカ』中央大学出版会、1993 年)344-59 頁。 50 岡田酉次『日中戦争裏方記』東洋経済新報社、1974 年、261-67 頁。 51 同上、267-68 頁。 12 を期待するのではなく、「〔上海〕経済人の自主的活動」を直接支援すべきであった。さらに、渡辺によれば、新経済政策の真のねらいは、「日華両経済圏を融合」することで「新しき自給自足的新経済秩序を建設」することにあるが、日本側の軍需物資の調達のための「便宜手段」と化している点に混迷の真の原因があった。汪政権と日本の関係の本質を見抜いた渡辺の提案が考慮されることはなかった52。 日本軍の侵略に対する抗戦を通じて、中国はナショナリズムを農村や奥地まで浸透させ、戦後の国家建設にむけ社会変革と民族的統合の基盤を築いた。一方、日本は戦争を通じて日中提携協力や「新秩序建設」を目標にかかげ、経済的な先進地域を占領し、新興政権を樹立したが、軍事優先の「新政策」が住民の信頼を得ることも、戦時中国の建設に寄与することもなかった。 52 「対華新政策の経済面に関する管見」(1943 年12 月20 日)『続・現代史資料(11)』829-37 頁。 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2> 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 日中歴史共同研究
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社員の体質と関連する項目 北陸中日新聞との関係 「マスコミ板スレpart1」から: 373 名前:文責:名無しさん :2001/07/06(金) 19 19 もうだいぶ前の話だが、キタグニの拡張員(記者)が石川県内のある記者クラブに配属された。 まず与えられた仕事というのは、クラブのソファーに座って某ライバル紙の 記者たちの行動を一日中監視すること。朝から晩まで。 この拡張員(記者)はすぐに辞めちゃったけどね。 キタグニの社員はこのライバル紙の社員と口を聞くことを許されず(見つかった ら大変なことになる)、拡張員(記者)がライバル紙の記者を尾行したり、 夜中に記者クラブに侵入してライバル紙の記者のワープロ(当時ね)を 盗み見たことが発覚したこともある。今でもやってるのか? ライバル紙に特ダネを書かれた日には、警察や行政の担当者に詰め寄って「どうして○○ だけに教えるんだ、ゴラア!!」と机を叩いて脅す。 当然、抜かれた記者(拡張員)はすぐに別の部署に飛ばされる。 そういえば、このライバル紙の整理記者が大麻所持でパクられた時、キタグニは 「整理」という文字をあえて外して「○○の記者逮捕」と大見出しを打っていたな。 本文にも「整理」の文字は一切なし。なかなか芸が細かい! 結論→優秀なキタグニ記者は皆ライバル紙などに転職する。 「マスコミ板スレpart3」から: 91 文責:名無しさん 02/07/05 16 39 ID FvS3U8w7 北陸中日の記者に10年位前に聞いた話だが、金沢中央署(だったと思う)の 記者クラブである日、北国の記者が北陸中日(以下、北中)の机をあさっているのを北中の記者が取り 押さえたそうだ。取り押さえられた北国記者は北中の取材資料を盗み見しようとした ことを認めたので、北中側は北国の社会部長の詫び状を持ってくれば不問にしたやる、と その記者を帰したが、翌日になるとその記者が「机には近寄ったことすらない」と 言い始めたので北中側は態度を硬化させ、金沢中央署の鑑識に机の指紋を採ってもら ったり緊急記者クラブ総会の開催の手続きを始めるなど、全面対決の姿勢をとった。これにはさすがに北国記者も観念して、詫び状を 持ってきたそうだ。知人の北中記者によると、現行犯で捕まえた、この一件以外にも机が荒らされたと思われる ことが何度もあったそうだ。この話題はマニアックすぎるかな?.既出だったらスミマセン 136 名無しさん 02/07/12 19 01 ID CNTn3i8+ 97 [91の誤りと思われる] いや、だから、「他紙の机をあされ!」と命令されてんだよ。 俺たちだってやりたかねえよ。 しかも、つかまった時は「しらを切れ」とも言われてる。 逆らったらもろに降格&減棒&左遷が待っている。 「マスコミ板スレpart1」から: 781 名前:文責:名無しさん :2001/08/18(土) 22 39 761 飛田syatyoが「世界から地域へ」って言ってるけど、他社が進出して くると、ありとあらゆる手を使って妨害してるな。 782 名前:文責:名無しさん :2001/08/19(日) 00 48 781 特に北陸中日への妨害がひどい。 その顕著な例があの南加賀地区の市長の会議だったわけだが。 新聞沙汰になるくらいのことしてるわけだから、妨害は日常茶飯事じゃないの? 897 名前:文責:名無しさん :01/09/08 17 19 ID IpvHlTmY 北陸中日系列の極悪企業。死亡事故や猥談問題を起こしたアナウンサーがいる石川テレビ。 この会社では北国新聞の悪口を言うのが社員のマナーとなっています 悪口をいわないと非常識とされます ここに書き込んでいる人の中には 中日や石テレ関係者も多いのではないか 898 名前:文責:名無しさん :01/09/08 18 10 ID i82YpIaA 897 キタグニでは北中の社員を捕まえるのが社員の規則となっています。 この前も、キタグニの食堂にきた北中の社員が捕まって連行されました。 キタグニの悪口ではなく事実を言ってるだけですが。 「マスコミ板スレpart2」から: 218 :名無しさん:01/11/03 03 37 ID J3y+K5wO ID 役場に来た記者の話 「うちは報告書なるものがあって、他社(ここでは中日)の 動きや町長、市長などのうわさを報告しなきゃならんのです。 もちろん記事にできないことが主なんですがね。 どこかの議員が不倫してるとか、息子がぐれてるとか、 用はゴシップを集めてるんです。」 キタグニは組織ぐるみで権力者の弱みを集めているらしい。 うちの課長の笑顔が引きつっていたのがおもろかった。(藁 あと、監査が会社に入ったせいで給料が下がったとぼやいてた。 一日十六時間労働があたりまえらしい。 219 :名無し草:01/11/03 14 47 ID cVKuW2SR ID 218 その「報告書なるもの」、他社の動きどころか、社内の記者同士でも 提出されているからこわい。 「政治部(県庁担当のことワラ)の記者○○がY紙記者▽▽と香林坊××で かなり親密な様子で飲んでいた」 「○○、××、□□の同期3人が×月×日に一緒にカラオケに行っていた」 また、“他社の動き”といえば普通は何を先行取材しているのか探ることを 指すだろうに、 「北中記者××がスピード違反で切符を切られ違反金××円を払った模様」 「北中記者○○は休日、県警の駐車場に自家用車を置いて飲食」 小学生のチクリあいじゃあるまいに。 220 :文責:名無しさん:01/11/03 19 06 ID Yg0+nHJq ID >>219 まさしく「キタ」だな。キタグニ記者は他社の記者と飲むときは松任や金石でのむらしい。 みつからないように。 (...) 170 :文責:名無しさん:01/10/19 15 39 ID P6KvJoVb ID 168 じゃあ、君の所属する中●組は広域暴力団? クスリやってるやつ送り込んだり、他県では広告チラシが 他紙に入らないよう圧力かけたり。 昔、新聞スタンドから北國抜き取って、写真撮られて 紙面に晒されたのも、君とこの準構成員だっけ(w 214 :名無し草:01/11/03 01 30 ID p1KtFl2e ID 170 昔、新聞スタンドから北國抜き取って、写真撮られて 紙面に晒されたのも、君とこの準構成員だっけ(w す、すっごいなつかしい(w 新聞スタンドというか、「民家の新聞受けから配達済みのキタグニが 抜き取られる様子をビデオ撮影し、連続写真にして紙面に晒した」 というのが正解でしたか。 あの紙面は「こ、これがキタグニ!!!」というほれぼれするほどの 出来だったので忘れられません。タテ見出しがなんと8段。 その日の他紙のメインニュースは「村山内閣成立」だったのに、 それより段数の多い見出しが!(ワラワラ 笑いが止まりませんでした。ありゃ永久保存版でしたな(保存しておかな かったのが悔やまれる)。 どこかのゴルフ場の労使紛争がこじれ(もちろん経営主がキタグニ系列)、 キタグニが経営側、ホクチューが労組側についてめちゃめちゃな書き合いを やっていたおぼろげな記憶もありますな (それが、前代未聞の、新聞社同士の訴訟合戦に発展した) (...) 100 :文責:名無しさん:01/10/03 01 00 ID 0RIhpfaM ID 読売いがいと少ないね。 ところで、中日新聞と石川県てなんかエンとかユカリでもあるの? 103 :文責:名無しさん:01/10/03 12 07 ID UoE8Ttxc ID 100 中日と北陸中日との関係は中日と東京新聞の関係に近い。 109 :文責:名無しさん:01/10/03 21 36 ID tagr7UuM ID 何もないよ。ただの販売地域拡大のため。 何年か前に北陸新聞っていうのが石川県にあったんだけど それを買収して北陸中日新聞っていうのになった。 110 :文責:名無しさん:01/10/03 21 55 ID lUr4eDJ2 ID 第一、中日系の新聞なら隣の福井にもある。 石川と同じで、福井新聞と勝負にならなかった第二地元紙を買収したらしい。 もっとも今でも勝負にならないらしいが。 (...) 249 :隣の同業者:01/11/05 03 28 ID r8hU6hoE ID 北國は一部で「ミニ中日」と言われています。 覇権主義的で独善的なところなど、体質が似ているようです。 でも、中日のほうが比較にならないほど嫌われ者です。 251 :文責:名無しさん:01/11/05 07 26 ID FOQWM5Dj ID 中日新聞本社は名古屋で排他的だと 隣県の発行部数最大の関係者が言ってた。 ただ北国の場合はそれだけでなく 記事の内容、業務の内容も含めて全てが「変」 253 :別の同業者:01/11/05 11 40 ID URBRnM9L ID 確かに、会議の後の立食なんかで、中日が話し相手も いなくてポツンと孤立している姿をよく見かけます。 ああ嫌われているんだなと思います。 北國は・・・欠席が多いです。 254 :共同通信:01/11/05 11 51 ID tBKnom8R ID そんな時は、私たちがすかさずフォローに行きます。 なにしろ大手出資社ですから。 いろいろうるさいし。 255 :文責:名無しさん:01/11/05 12 04 ID 3Tp1wnRi ID 中日スレを見てると、中日もなかなかのDQNぶりを発揮してるが、 キタグニはそれにも増してひどい。 石川では中日の方がずっとまともに見えるのは気のせい? 購読数&エリアに対するスレの伸びがそれを物語っている。 256 :文責:名無しさん:01/11/05 12 14 ID E1N9QRgT ID 北陸中日の方がまとも。 北國の非常識は尋常じゃない。 ここで書かれているのが事実ならね。 まともな反論が出ないってことは 書かれていることが事実ってことかな。 266 :文責:名無しさん:01/11/06 02 18 ID fQNHfXk2 ID でもさ、このスレッドは中日の人間がデマとばしてるって、たまにいうやついるけど まじに北国はやばいって思う人いるよ。新聞社どうしの拡張の争いでのネタじゃない。 でもキタグニの人、そんなふうに感じ取る心無く知るんだろうね。マインドコントロール。 このスレッドで話されてることを、キタグニVS北中の争いに収斂しないでほしいね。 このスレッドで話されてることは日本の地方のジャーナリズムの根源的な問題につながって いるんだ。かわいそうだけどキタグニはそのあしき教科書なのだ。 「マスコミ板スレpart2」から: 26 :郷土痔慢:01/09/16 04 27 ID enztd7og ID ホッ黒の経済部長Tってさ、まだ三十代らしい。どうしてって?教えて。ほかにも三十代の部長がいるらしいな。 どんな人? 知人に聞いたんですが、記者クラブで北中の記者が同僚記者との会話で「昨日、ちょいと飲んで車動かした」と漏らしたら、次の日のホッ黒の社会面デカデカと「北中記者、飲酒運転」の記事が載ったって本当?。 ライバルの中央紙の記者が街だね記事でホッ黒に抜かれることがしばしばで「おかしいな」と思っていたら、ある日、深夜の記者クラブでホッ黒記者がワープロのフロッピーを開けてチェックしていた、というのは本当? ホッ黒記者は他社の記者と飲むときは、中心部を離れた金石で飲むというのは本当 28 :文責:名無しさん:01/09/16 08 03 ID IK5WrDT. ID 北國写真大賞だったかな。 何年か前だったけど、大賞は北陸中日新聞の新聞拡張員に事務所 の火災。いくらなんでも「?」と思ったのは俺だけかな。 (...) 148 :ごめん長文です:01/10/13 10 44 ID ufapC7N. ID 10年ぐらい前の北酷は特に酷かった。ちょうどテレ金が 立ち上がった頃。 [編者注 テレビ金沢開局は1990年] 朝日と中日をこんなこと幼稚な内容で攻撃するかって。 そういえば数年前の片山津GCの件で北中がここぞとばかりに書いた記事をいっぱい攻撃してましたね。 北酷の醜い話はいっぱい知ってますがたぶんこの辺のマスコミ関係者は知ってることですからやめときます。(...) 「マスコミ板スレpart3」から: 833 文責・名無しさん 03/02/22 16 31 ID IKmVk9Id [1回発言] (...)テレ金開局時いろいろ怪文書でまわったりしてたな。 漏れがみたのは、労務関連の告発みたいのだったが、余り記憶ないなぁ。 でも同じ様な粛正の話は聞いたなぁ。 親しい営業担当が「ウチは社内の営業がきつくて・・。社に戻りたくない・・。」といつもこぼしていたなぁ。 そういえば怪文書の記事、週刊誌・・・朝日か新潮に書かれていた記憶があるなぁ。 すれ違いだが怪文書といえば、昔、隣のT県のK局の現トップにまつわる怪文書はかなり楽しめたなぁ。スレちがいなのでsageます。 (...) 157 :文責:名無しさん:01/10/15 07 09 ID 1+WT6KoH ID (...)スポーツといえば、高橋尚子のベルリンの後に、 知り合いが「長島の引退が重なってQちゃん存在感薄かったね」って言ってた。 「あんた北國新聞読んでない?」 「うん、北國取ってる」 中日新聞の広告塔の高橋の記事は隅に追いやられ。 やれやれ・・ 全国紙はどう見ているか 「マスコミ板スレpart3」から: 375 文責・名無しさん 02/09/15 23 34 ID mMZcZSba 全国紙の記者はみんな北國って聞くとニタリと笑う。なんか石川県と県民全体 を馬鹿にされてるようで。でもこれは事実だから認めるしかない。県恥紙 か。 376 文責・名無しさん 02/09/15 23 36 ID mMZcZSba ちなみに石川県の県庁の記者クラブの連中はこのスレの愛読者だとか。
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広く薄暗い部屋、私を含めて数名の巨人が円卓を囲んでいた。 巨人の一人が静かに口を開く。顔は確認できない。 <いい加減、我々も行動を起こすべきです> <それはどういう事だ、ナハト> 先程の巨人、ナハトが答える。 <セカイは疲弊しています……いや、瀕死と言っても差し支え無いレベルだ。そしてそれを理解していて、人類は何一つとして行動を起こさない、起こせない。あなたたちもそうだ、何もしようとしない。不甲斐無いんですよ、人類も、あなたたちも!> ナハトがパチンと指を鳴らした。同時に室内に続々と侵入してくる、武装した機械の巨人達。皆同じ顔、同じ身体だ。 <オートマタか> 私の隣にいる黒い巨人。私の親友にして“巨人族最強の矛”ペネトレイターが呟く。 <オートマタに我々リーゼンゲシュレヒトを仕留められると思っているのなら、その考えは甘いぞ、ナハト> ペネトレイターの腕が輝いた。マナを収束させているのだ。どうやら戦闘準備はバッチリらしい。 それを皮切りに、各々が武器を構えた。私も専用の武装“ツヴォルフ・ヘイリゲンシャイン”を身に纏う。 <おお、恐ろしい恐ろしい> わざとらしい口ぶりで、ナハト。その余裕はどこから来るんだろう。 <あの、ペネトレイター……> <気をつけろ、シュタムファータァ。あの余裕、何か仕込んでいる。味方はいないものと思え……私以外はな> 戦闘経験の無い私にとって、ペネトレイターの存在は心強い事この上なかった。 しばらく睨み合いが続く。 <おや? 動かないんですか? 相手はたかだかオートマタだというのに> <貴様の余裕……戦力がオートマタだけとは限らんじゃろう> 巨人の内の一人、シュテルンがナハトに銃を向けた。しかしナハトは微動だにせず、むしろわざとらしい笑みを張り付けたままだ。 <正解> ナハトが再び指を鳴らと、シュテルンの隣にいた巨人、イェーガーがシュテルンの胸元に刃を突き付けた。それがトリガーになったのか、半数以上の巨人がナハトの側に回った。 <貴様ら……共犯であったか> <ご名答……おっと、賢者の石を破壊されたくなかったら動くなよ。こいつが無くなったら、いくらあんたらだって戦力的にはオートマタに毛が生えた程度なんだからな> 舌打ちをして、シュテルンが武器から手を離した。“賢者の石”はリーゼンゲシュレヒトの心臓のようなものだ。破壊されれば、万物の源たるマナの供給が停止、やがて死に至る。つまり生殺与奪の権を相手に握られている事になる。 これって、絶体絶命……? <貴様ら、目的は何だ> 低い低い声で、ペネトレイターがナハトに問うた。ナハトは得意げに言う。 <人類の粛正と、セカイの再生> <狂っているな> ペネトレイターが無造作に腕を振ると、私達を包囲していたオートマタがバラバラになった。マナで形成された不可視の剣だ。 <なっ……こっちには人質が> <儂の事なら気にするでない。行け、シュタムファータァ、ペネトレイター! 残った連中は好きなだけ暴れるがいい!!> 出口から一番近い所にいた二人は頷くと、道を塞ぐオートマタを蹴散らして部屋から脱出。残った巨人達も抵抗を始める。 <やるなァ、爺さん!> <カッカッカ、伊達に長生きはしとらんわ!> イェーガーが有無を言わずにシュテルンの賢者の石を破壊した。 Prologue 過ぎ行く日常の下で 世界が滅亡しそうとかそういうのは全く関係無く、変化の無い生活ってのは退屈だ。 でも場違いな刺激は求めちゃいけない。 ――――少し目を凝らせば、刺激なんていくらでも落ちてるんだから。 ♪ ♪ ♪ 「……暑い」 俺、安田俊明は参っていた。 何故かって? 最初のセリフの通りだ。 暑い。 なんたって気温が35度を越えてる。 俺は生物学的に気温の変化には弱いんだがな……。 目の前ではハゲた数学の教師がよくわからん公式を黒板に書いていた。急いでそれをノートに書き写す。 もう全てが億劫だ。煩わしい。 肘をついて、窓の向こうを見る。 世界はいつもと変わらない――――ように見える。 見えるだけ……なんだけど。 実際はこの世界は少しずつ終わりに向かってるらしい。世界が少しずつ消えているとか。 この前も中国のどっかが消えたという話だ。それも何の前触れも無く。――――どこだったかは忘れたが。 だから学校に来ている人数はごく少数だ。来てるのはバカか真面目なヤツくらい――――いや、こんな時にクソ真面目に勉強してるヤツもバカだな。『人類みな兄弟』ならぬ『人類みなバカばっか』ってやつ。 なら俺もバカなわけだ。真面目にノート、とってるし。 再び窓の向こうを見る。 「……つまんねぇなあ、オイ」 シャーペンの尻をかじりながら、無意識のうちにそんな事をこぼしていたのだった。 ♪ ♪ ♪ こんな時に、何やってんだろ。 学校の屋上、気付いたら私は座り込んで足をぶらぶらと振っていた。 授業もサボって、こんなところで。 ――――いや、どうせ無駄なんだ。 世界は終わる。あと少しで、全部消える。 だから勉強なんかしたって意味なんかないんだ。 前髪をくるくると指に巻きながら下を覗き込む。 ここで落ちたらどうなるのかな。 不意にそんな興味が湧いてきた。 どうせ世界は終わるんだし。 数十メートル下を覗き込みながら考える。 ま、いいか。 ♪ ♪ ♪ 本当に眠くなってきた……。 あくびを噛み殺し、再び窓の向こうに視線を移すと、隣の校舎の屋上に女子が一人、立っていた。 ツインテールの、綺麗な顔の女子だった。 そいつは手摺りに手をかけて、その向こう側へ。 ――――また自殺者かよ。 最近、自殺者の数が急増している。 答えは単純だ。 世界が、終わりに向かっているから。 絶望でもしたんだろう。……呆れてため息も出ない。 バカだろ、あいつ。 そう考えて目を逸らそうとすると、気付いたら隣の席のバカが教室を飛び出していた。 「ったく、あいつもバカか」 そう呟いて、俺も席を立つ。 「先生、便所行ってきていいッスか?」 俺のそのセリフを聞いて、教師が顔を強張らせた。――――いいから早く行かせろよ、ハゲ。 「……仕方ない。いいぞ」 「……すんません」 「いいから早く行け」 ……言われなくても行くっつの。 と、その時。 「…あたしも行っていいですか?」 ロングヘアーの女子が席を立つ。 「……宮部、お前もか……」 宮部。宮部都、あのお節介焼きのアホ委員長が……。 ♪ ♪ ♪ ……高い。 「やっぱ落ちたら死ぬのかな……」 体が震えてるのがわかる。 というか、なんで私はこんなところに立っているんだろう。 手に汗が滲む。 このままこうしてると、そのうち落ちるんじゃないのだろうか。 なんて事を考えた瞬間、だった。 「ばかやろー!」 「へ!?」 下を覗き込んだままぼーっとしていると、突然顔も知らない女子生徒に手首を掴まれた。 ――――長い髪が綺麗な人だった。 「命を粗末にするな! 考え直すんだ!」 「え!? いや、その」 「人生まだまだこれからだ! 死んだらそれで最後なんだぜ!?」 唾、飛んでるんですけど……。 「なんで自殺なんかしようとすんだ!? テストか!? 期末の点が悪かったんか!?」 むしろ学年二位なんですけど……。 早口でまくし立てる彼女に向かって、私は勇気を振り絞って声を出した。 「……あの!」 「何!? 考え直した!?」 「別に私、自殺する気なんて全然……」 「マジか!?」 彼女が露骨に驚く。 「マジです」 その瞬間、彼女が顔を赤くして、 「……ごめん!」 いきなり、謝った。 「や、別に謝らなくても」 「悪かった!」 いや、なんで土下座なんですか……。 困ったな……。 ♪ ♪ ♪ 「……おい!」 「何よ」 後ろから手首をつかまえられて、あたしはそれを振りほどく。 「なんでお前まで来んだよ」 「関係無いじゃない。安田こそトイレ行くんでしょ。ほら、行ってきなさいよ」 安田が眉間に皺を寄せる。 「っせーな! 大体お前、俺が本当に便所行きたいって思ってんのか?」 ……本当に五月蝿いやつ。 「安田も行くんだ、屋上」 「ったりめーだろーが。千尋が行ったんだから」 ぶっきらぼうに安田が答える。 「安田って本当に守屋さんの事好きだよね」 「は……っ!? それはぜってぇありえねぇ!」 ……そこまで否定するか。 「大体あいつとはただの腐れ縁――――」 「はいはいわかったわかった」 安田俊明ーーーーーー本当にわかりやすいやつ。 「って事は安田も屋上行くんだよね」 「おう」 「なら急いだほうがいいんじゃない? ……もうすぐ授業終わっちゃうよ」 ♪ ♪ ♪ 「千尋!!」 「え!?」 私が途方に暮れていると、突然背後から声が上がった。……千尋っていうんだ、この人。 ……じゃなくて。振り返ると、そこには男子が一人。 中肉中背……いや、背はまあまあ高いほうかな? くせっ毛なのだろう、少し跳ねた髪以外にこれといった特徴はない、どこにでもいそうな男子だった。 「おわー! 土方さん!」 「指差すな指。あと俺は土方じゃねぇって何年言ってると思ひでぶ!!」 セリフの途中で土方さんと呼ばれたその男子が前のめりに倒れた。 そしてその後ろには腕を組んで足を前に出した体勢のロングヘアの女子が一人立っていた。 「何やってんの、志帆」 表情ひとつ変えずに私の名前を言った彼女は―――― 「み、都……」 ♪ ♪ ♪ 安田を蹴り飛ばせた事はいいとして、 「なんで志帆がこんなとこにいるのよ」 あたしの声に志帆が竦み上がる。 ――――そんなにキツく言ったかな……。 「わ、私は」 「あいや待たれよ!」 「……なんで守屋さんが割り込んでくるわけ」 「ここはこの守屋千尋にまかせんさい?」 ……ていうか守屋さん……あなたを追ってきたんだけど……。 まあ別にいいんだけど。 「……ど、どうぞ?」 あたしがそう言った瞬間、 「私が悪かったんでごぜぇます~。この娘っ子が下を覗き込んどったのを私が勝手に勘違いしてしまっただけなんでごぜぇます~」 「ははー」と土下座する。 「は、はぁ……」 「だからその娘っ子は許してやっておくんなまし~」 ……意味、わからん。 「そこまで言うなら……」 「ありがとう心の友よー!」 守屋さんが「がばっ!」と覆いかぶさるようにあたしに抱き着いた。 「ちょっと、守屋さん! 苦しい!」 本当に苦しい……。息ができない……。 「心の友よー!!」 「おまえはジャイアンか!」 「ばしっ!」とスリッパで頭をはたく音。……安田だ。 「よくわかったね土方さん!」 「土方じゃねぇ」 「じゃあトシさん!」 「トシさんでもねぇ」 ……なんだか安田の眉間がぴくぴく痙攣してきているような気がする……。 あたしは安田に少し同情すると同時に、少し守屋さんが羨ましくなった。 ♪ ♪ ♪ 「じゃあお前は一体誰なんだッ!?」 ……指を差すな指を。 「安田俊明だ! 何年付き合ってると思ってんだアホが!」 俺がそう言うと、千尋はいきなりその場に膝をつき、わざとらしく苦しそうな呼吸をしながら、 「安田……俊明……、それが貴様の……真の名か……ッ!」 「誰だよお前は」 こいつの相手してると疲れる。 ため息をつき、「やれやれ」と眉間に中指を押し当てた。 「私の名か……?」 ……なんか嫌な予感がするのだが。っつーかお前の名前は聞いてな 「これから死ぬ者に名を名乗る必要は無いッ!!」 次の瞬間。 俺の脳天に、綺麗にクロスチョップが決まった。 ♪ ♪ ♪ 「何すんだ千尋!」 俊明が頭を押さえながら叫ぶ。 「さっきの仕返し! 返しは三倍と相場が決まっているのだよ」 そう、返しは三倍。今閃いたんだけど。 「どこの相場だっつの」 「知らぬ!」 「……胸張って言う事じゃないと思うんですけど」 振り返るとさっきの子。名前は確か志帆……でよかったっけ。 「あ、まだいたんだ。志帆ちゃん……でよかったよね?」 「あ、はい。神崎志帆、です」 「私は守屋千尋。……じゃあ、志帆ちゃん、夜露死苦!」 私は志帆に手を差し延べる。 志帆は少しぎこちなく手を取って微笑んだ。 「うん、よろしくね」 続いて俊明が前に出る。 「あ、俺は安田俊明。よろしく」 「あ、はい。よろしくお願いします」 ♪ ♪ ♪ 「……でさ、なんで志帆はあんなとこに立っ」 「まだいたのか委員ちょヘギョミッ!」 「死ね安田!」 アッパーを食らって変なリアクションをとりながら安田が数歩後ずさり、コケた。……私のセリフを遮った罰だ。 「っゴホン! ……で、なんで志帆はあんなところに立ってたわけ?」 「それは……ほら、この前ここで飛び降り自殺があったじゃん」 ――――そう、三週間前の日曜日に、ここで人が死んだ。まあ、あたし達とはまったく接点の無い人だったけど。 「ここから落ちたら本当に人って死ぬのかなー……って思ったんだ。それでぼーっとしてたら授業始まってて」 「……で、あたしが来たというわけですな!」 ……胸を張って言うな。 「って事は神崎に自殺の意志はなかった、って事でいいんだよな」 ……いつの間にか安田復活してるし。 「え、あ、はい」 「じゃあ万事OKだな。……そろそろ教室戻ろうぜ」 それについてはあたしも安田に賛成。 「そうね、そろそろ戻らないと吉田先生五月蝿いだろうし。……もう手遅れか」 「俺と千尋は慣れてるけど優等生の委員長さんは初体験だな」 ……確かにあたしが吉田先生を怒らせるのは初めてだ。いつもは見る側だけど吉田先生は怒らせると恐いというより、 「吉田ティーチャーは怒らせるとウザいからねー」 「やり口がきたねぇんだよ吉田は」 そう、吉田先生は汚い。 まず、難しい問題の時に当てられる回数が増える。で、その問題に答えられずに嫌味を言われる。さらに、そのせいで難しい問題をまた出される……最悪の無限コンボだ。 志帆が小声で「がんばれー」と言うのが聞こえた。誰のせいだと思って……ま、いいか。 「……とりあえず、教室戻るわよ」 ――――次回へ続く。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前