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桃「ドラクエ9買う?」 俺「ああ……多分買わないな。もうすぐだっけ?」 桃「買わないの?」 俺「うーん、DSでしょ? なんかどうなのかね。面白そうなら買うけど」 桃「結構良さそうだよ?」 俺「お前の結構良さそうは信頼度五割程度しかないからなあ。 どっかでブイジャンプ立ち読み出来たら良いんだけど」(※) 桃「私ブイジャンプ買ったよ」 ※発売前にブイジャンプでドラクエ9の特集をやっていた。 俺「えっ、見せてよ」 桃「じゃあ明日持ってくるね」 俺「お前の明日持ってくるは信頼度五割程度しかないからなあ」 ◇ [翌日] 桃「ほいVジャンプ」 俺「ありがと。 つーか昨日気になってネットで少し見たんだけど、スキルで痛恨ガード取れるんだね」(※) 桃「そうそう!」 ※当時の情報というか、その時期一般ユーザーがイベントでプレイ出来るプロトタイプではアイテムじゃなく66ポイントで取れるスキル扱いだった。 俺「これは悩むよね。序盤から盗めるわけでしょ」 桃「盗むぜぇー超盗むぜぇー」 俺「あとこれさ、棍はみかわし率上がるから得だよね。 主人公なんて応援あるし、ぶとうかで応援してブロックとか結構良さそう」 桃「でもなんかその分弱そう。棍上げるの?」 俺「俺は剣を上げるよ。メタル斬りあるし」 桃「じゃあ戦士?」 俺「いや、戦士だと応援が後になるから盗賊かな。 錬金あるってことはやっぱり8みたいに素材集めゲーになりそうだし」 桃「応援ってそんな使うかな」 俺「どうなんだろうね、ストーリーの長さによるよね。 もしストーリーが長くていてつく波動を使うボスが中盤からってバランスだとあんまり役に立たないかもね」 桃「でもその頃はどうせ盗賊じゃなくて上級職になってるでしょ」 俺「レベル20くらいならすぐなのかね? スキルポイントも考えると平均的に上げておいた方が良いのかな」 桃「そんなのリムルダールではぐれ狩りすればすぐ20だよ」 俺「それはドラクエ3だろ」 ◇ 俺「ただいま」 幼「おかえり。飲み会どうだった?」 俺「いや、飲み会じゃないんだけどね。ちょっと飯食っただけ」 ご飯を食べながら桃とパーティー編成とスキルポイントの振り方について話し合っただけだ。 幼「お腹は?」 俺「んーと、入るっちゃ入るけど」 幼「じゃあ後で良い?」 俺「そだね」 幼「何食べたの?」 俺「ビーフシチューとじゃがチーズ」 幼「じゃがいもばっかり」 俺「そういやそうだね」 幼「和君って朝カレー昼もカレーとか平気だよね」 俺「選択肢が少ないから『飽きたから違うのにしよう』とか思ったことない」 幼「私は助かるけどね」 俺「お父さんはすごくうるさいんだよね。昼にカレー食べちゃったよとか、暑いのにうどんかーとか」 幼「へえー」 俺「『お昼にもウナギ食べたんだけどやっぱりご飯が全然違うね。ふっくらしてんのよ。弁当はご飯が美味しくないもん』とかしょっちゅうでさ。 お母さんは『お父さんはうるさいから高い方のうなぎにしたのに。あんたにあげれば良かった』っていつもがっかりして苦労してるよ」 幼「二人とも手間かかるんだね」 俺「あんなに味に文句言う気持ちはよく分からん。 まあ文句言ってもあれこれ食べるんだから、客観的に見れば偏食の俺の方が腹が立つのかもしれんが。 こっちはさ、520円なのに今日のはやたら美味いなあって弁当食べてるのに1500円ので文句言われちゃ気分悪いよ。 お父さんが残したそのタレかけご飯食べたらめちゃくちゃ美味しかったし」 幼「タレかけご飯て」 ◇ 俺「だってすごい美味いんだぞタレが」 幼「たしかに美味しいけどね」 俺「あー、ウナギ食べたくなったな。明日ウナギが良いな」 幼「分かった」 俺「お父さんは兄弟たくさんいて貧乏飯で育ったはずなのになんであんなグルメになったか不思議だよ。 最近の桃は甘くないだの、このご飯古いんじゃないだの、俺は気付いてないんだから言わないでほしいよホント」 幼「あはは」 俺「今日は美味しく出来たよー高いお肉にしたよーご飯炊きたてだよー、ってお母さんが言ってりゃこっちは間違いないって思うんだからさ。 マジで余計なこと言うなよと」 幼「でも和君がお母さんに騙されてる可能性も」 俺「良いんだよバレなきゃ」 幼「じゃあ私もバレないように手抜きしよ」 俺「そうしなさい」 幼「明日から毎日卵ご飯にしよっと」 俺「バレないようにと言っておろうが」 ◇ 俺「そんでお父さん、テレビのグルメ番組つけて『あー、あれ美味そうだなー。なあ?』とか言いながら食ってるんだぜ。 お母さんも好き嫌いあるから『お母さん牡蠣食べられないから分からないけど好きな人にはたまらないんだろうね』とかしか言えないしさ。 好き嫌い多い奴にはグルメ番組ほどつまらないものもないからな。何しろ食べたいと思うものなんてほぼ一つも出てこないし。だからグルメ漫画も持ってないわけよ」 幼「和君て、好きな食べ物で不味いと思ったことないの?」 俺「うーん、カレー頼んだら野菜タイプのカレーでナスみたいな風味がすごくて一口水で流し込むのが精一杯みたいなことはあるけどね。 なんだこのゴムみたいなステーキはとか、そういう風に感じたことはないんじゃないかな」 幼「それは偉いよね」 俺「ああ、この前の冷凍したカレーのじゃがいもはさすがにちょっと舌触りが気持ち悪かったかな」 幼「あれは仕方ないよ。ごめんね」 俺「ああいう極端なのじゃなければ好きな素材ならいける」 幼「すごい楽だな」 俺「みおの料理は美味しいしね」 幼「バーカ」 ◇ 俺「でも、本当に味の分かる人ってほめることはあってもけなすことあんまない気がする」 幼「そうなんだ」 俺「あの俺が働いてたお店のメニューとか考えた人も、俺の作ったのでもたまにほめてくれたし」 幼「私見たことある?」 俺「うーんと……履歴書の時はいなかったし……どうかな、見たことないかも。 背が高くて明るい人」 幼「わかんないや」 俺「まだ自分とこでお昼用意出来る段階じゃない時にてんやの天丼とか買ってもさ、文句言わないの。 これ500円か、安いよなーみたいな感じでさ。 勉強のために予約で一年待つフランス料理の店に食べに行ったんだけどそこより全然良いもの出してるね、とか言って」 幼「えー!? 本当に?」 俺「あそこは天狗になってるねって」 幼「あはは」 俺「マックとかの目玉焼きがなんで全部黄身が真ん中かも教えてもらったよ」 幼「あれなんでなの?」 俺「えっと……こうやって……なんだっけ……忘れたわ」 幼「役に立たないな」
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白井黒子は動かない <設定>原作7巻の「美琴が何故かブツブツ言いながら何時間も付き合ってくれた」日の午前中のお話です。逆に8巻との繋がりが悪くなりますが、その辺はご容赦を。□□□「護身術のテスト、ですの?」白井黒子は、髪をくしけずりながら、机の上でふにゃっている御坂美琴に問いかける。夏休みが終わり、始業式を過ぎた最初の土曜日。朝食を取り、部屋で分厚い護身術のテキスト…イラストが多いので分厚いだけだが、それを御坂美琴が早速にらめっこしている状況である。週明けに実技テストがあるのだが、覚える気がまるで起きない様子だ。興味があったり必要であったりする事ならば、大学クラスの難問であろうと挑戦する美琴であるが、興味がなければあっさり切り捨てる。この辺りがLV5の資質とも言えるだろう。「そう。あーもうユウウツ‥」美琴は無敵の電撃技を持っているせいか、護身術に身が入らない。「とはいえお姉様、実際にその電撃が通じない殿方が存在するわけですから…」「あの馬鹿みたいのが他にいてたまるもんですか!」「なるほど、お姉様はその殿方には無抵抗で抗わない、と」「な、何の話してんのよアンタ!」朝からぎゃあぎゃあと、御坂美琴は元気いっぱいだ。「というわけで黒子、今から実技練習にいくわよ」「へ?今からですの?」「そう。アンタ護身術のスペシャリストなんだから、実際に教えてよ。テキストより何倍も早いわ」「お姉様ったら…確かに空いてはいますけど、午前中ぐらい優雅に過ごしませんこと?」「午後から間違いなく暑くなるでしょ。涼しいうちに!さあ行くわよ!」しょうがないですわね、と黒子は席を立つ。何にせよ美琴と一緒に行動するのは、至高のひとときだ。制服以外での外出は、届出も面倒なため、2人はランニングと短パンの上に制服を着る事にした。美琴には慣れた格好だが、黒子は不満な様子だ。「わたくしの美意識ではとてもとても、耐えられないですの…」「アンタ、ケンカ売ってんの?」橋の下なら日影もあるし、広いから気兼ねなくできる、と土手に向かって歩いている。コンビニの前で、美琴は「ちょっと飲み物買ってくるね」とコンビニに入ろうとする。「あらお姉様。特製ドリンクならありますわよ」「誰が飲むかっ!」ずかずかとドリンクコーナーに向かう美琴。(涼しいですわね~)と、黒子はコンビニの冷気にあたりつつ、ふと人の気配を感じ、横を見ると。上条当麻が顔を背けるように週刊誌を立ち読みしていた。明らかに気付いている。どう見ても、「君子危うきに近寄らず」を実行している風情である。黒子が上条に会うのは、始業式の日の、地下街テロリスト事件で会って以来だ。謎の土人形が元だと思われる瓦礫の傍で、真剣な顔でその瓦礫を見つめる上条当麻。その横で、御坂美琴は、その少年を見ていた。…いや、見惚れていた。――お姉様があのような眼差しをされるなんて。割って入り、テレポートで連れ去ったが…近いうちに、この少年と真正面から向き合う時が来るような、そんな予感がする。今日は、その前哨戦と参りましょうかしら。「あらあら、これはこれは。カミジョーさん、おひさしぶりですの」「おう。ひさしぶり、って、まだあの騒ぎから数日しか経ってねーだろ…」「朝から立ち読みとは、優雅な生活でいらっしゃいますのね」「ほっとけ!…御坂も来そうだし、帰」「来て悪かったわね」当然ながら、美琴も合流してきた。手にドリンクを持って。御坂美琴がドリンクを手に取って、振り向いたとき…ツンツン頭が眼に入った。もうその瞬間から心臓の鼓動が早くなる。(もう!なに浮き足立ってんのよ私!)回りこむようにして近づくと、予想通り黒子と話していた。「来て悪かったわね」美琴は、口をへの字にして、動揺を押し隠しつつ話しかける。「ところでカミジョーさん。おヒマでしたら私たちに付き合っていただけません?」(く、黒子!?)「ほほう、女子中学生からデートのお誘いですか」「いいお話でしょう?」「だが断る」「何で即答ですの!美人女子中学生たちからのお誘いですのよ!?」「深窓の令嬢なら喜んでいくけどな!お前らは真逆だろーが!」「…本来なら金属矢をブチ込むところですけども、お願いする立場ですから我慢致しますわ…」「そうまでして、何に付き合わせる気だ」「護身術の練習、ですわ。やはり現実は殿方から身を守るモノですから、是非ご協力願えませんか、と」「…おおかた、俺を関節技でボコボコにする気だろ?」「(ギクッ)なんですのその被害妄想。いいじゃありませんの、女子中学生の体を触れるんですのよ?」「んなもんメリットになるかっ!俺に残るのは中学生にベタベタ触ってた変態という評判しか残らんわ!」黒子は少し意外に思っていた。何だかんだ言って、下心もあってOKするのではないかと思っていたのだ。上条は全く興味ないようだ。(軽い男だと思ってましたが、意外に硬派…ふーむ)その時、黙っていた美琴が口を出した。「まあ無理にとは言わないけどさ…逆にそっちが、例えば前みたいに宿題に困ってるとかあれば、その交換」「御坂」「ん?」「困ってる」「はい?」「…宿題に困ってます。今日ほとんどを片付けないと、やばい」諸々の事情があって、夏休みの宿題を完遂できなかった上条は、オリジナルの『宿題の宿題』を小萌先生から渡されていた。今日は、帰ったらそれをやる予定だったのだ。それを聞いた美琴はにんまりと笑う。「んじゃあ決まりね。午前中は私たちの護身術に付き合う。午後はアンタの宿題に私が付き合う」「ぐ…」上条が唸りながら悩んでいる。黒子としても、午後の話は余計だ。「…わかった。ただし!その護身術とやらで…その、不可抗力な事が起こっても、金属矢・電撃はナシだぞ?」「…例えばどのような事ですの?」「取り押さえるときの関節技とか、体密着するだろーが。俺だって抵抗するし、どこに触っちまうかわかんねーよ」「その辺は勿論何も言いませんわ。胸を揉みしだくとかは一発で制裁させていただきますけど」「…どこにそんなボリュームあんだよ(ぼそっ)」「何かおっしゃいまして?」「いや別に」「カミジョーさんは、そのカッコ、汚れても構いませんの?」河原、といっても橋の下に着いた御坂美琴と白井黒子は、制服を脱いで陸上用ランニングと短パンになっている。上条当麻はTシャツにチノパンとラフな格好だ。「破けるのは困るけど、洗濯すりゃ済む話なら、まあ大丈夫」上条はキョロキョロしながら、「護身術なら、こんなとこまで来なくてもできねーか?広くなくてもできるだろ」「…お姉様のプライドを考えてあげて下さいな。試験前日にあがいている姿は見せられませんですの」「ち、違うわよ!どうせやるなら、広い場所の方がいいじゃない!」「ま、何でもいーけどさ。どーすんだ?」上条は相変わらずのスルースキルを発動させ、美琴は言い訳している自分がバカらしくなってくる。「え、えっと試験自体は課題は決まってて、ただ本番がどれを指定されるかが分からない、の」「んじゃ一通りやるしかねーか」「そうなりますわね。じゃあお姉様、テキストお借りしますわ」「ではフェーズ1。『手を掴まれたとき』ですの。ではカミジョーさん、わたくしの手を」上条は黒子の右手の甲を掴む。次の瞬間!「ぐああっ!」上条が目をおさえてうずくまる。「…ジャッジメントでは、このように空いている手の甲で、相手の目を叩きますの。 でも、テキストでは違いますのね。ではカミジョーさん、手をもう一度…」「ザケんなテメエ!ったく…」上条はもう一度黒子の手を取る。黒子は、上条の親指側に自分の手を押し込むようにねじって、あっさり振りほどいた。「お、スゲエ。しっかり掴んでたぞ今。」「ではお姉様。どうぞ」上条は美琴の手を握る。(…やっぱりですわね……) 美琴は顔を真っ赤にしている。美琴は赤くなりながらも、これはあっさりクリアした。「続いてフェーズ2。『両手を掴まれたとき』ですの。ではカミジョーさん、わたくしの両手を、そうそう」その瞬間、黒子は上条の金的に向かって右足を蹴り上げた!「うぎゃあああああ、あ、あ?」「ジャッジメントではこうやって蹴り上げるよう教育されておりますが、まあ今回は寸止めにしておきましたわ」「御坂!コイツ何とかしてくれ!俺いつか死ぬ!」「く、黒子、アンタ…」「他愛ないジョークですの。ではテキスト通りに」上条はげっそりしながら、もう一度黒子の両手を掴む。すると黒子は軽く腕を引き、それに対抗しようと上条が腕を引き戻した瞬間!そのまま黒子は上条に引かれるままに体当たりし、頭が上条の顔にあたるようにぶつかった。たまらず上条は転がり、あっさり黒子は脱出した。「あっぶねえ!後頭部打ちそうだったじゃねーか!」「テキスト通りですの。では…」美琴は上条の前に立ち、両手を差し出す。上条はその両手を掴む。(両手握られちゃってる…)美琴はこれだけで舞い上がっている。上条はいつ美琴が動くかとじっと見つめている。「お・ね・え・さ・ま?」 ハッ!(え、えーと、腕を引いて、相手が引き戻したら、体当たりしつつ、頭で顔を攻撃、だっけ…)美琴は息を吸い込むと、軽く腕を引き、上条の動きに合わせて体当たりした!…頭を上条の顔にぶつけるのを忘れていた。故に。ただ押されて尻餅をついた上条の膝の上に、美琴はちょこんと横座りしながら、抱きしめられていた。美琴は、ゆっくりと左を向く。わずか5センチほどの距離に引きつった上条の顔がある。上条は、ランニング姿の美琴の腕ごと肩口から、支えるように抱きしめていたのだが、さすがにこの距離での抱擁と、柔らかい感触に、完全に硬直していた。お互い、パニック状態で身動き取れずに居る所へ、怒り心頭モードの黒子が飛んできた。「な・に・を・やってるんですの!!!」黒子は美琴に触れるやいなや、テレポートで5メートル離れた箇所に飛ぶ。美琴はその座った状態で、どさっと地面に落ちた。「あたっ!」「あたっ、じゃないですわよお姉様!なに殿方といちゃついておりますの!?」上条はまだ腕を前に出して固まっていた。――1時間半が過ぎた。フェーズ9を終え、最後のフェーズ10を行って終了という所だが…珍しく、白井黒子は、御坂美琴にあきれ返っていた。「お姉様…」「…云わないで、お願い…」美琴は、ずどーんと落ち込んでいる。ことごとく、失敗していた。それもこれも、上条当麻が原因である。なにしろ触れられた瞬間、頭が真っ白になり、覚えたことが全く出てこない。『羽交い締めにされた時』では、上条に抱きすくめられただけで全活動が停止。『肩に手を回された時』では、手をひねり上げるつもりが、上条とダンスを踊り。次こそは、と思えば思う程空回り、滅多に見せない涙目で毎度挑むのだが…上条は、黒子の完璧な護身術の『ムチ』によってボロボロではあったが、その後の美琴の『アメ』、すなわち…結果として、抱きつかれたり押し倒されたりしているうちに、恋とは異なるが、美琴に対して愛しい気分になっていた。子どもが一生懸命頑張っているのを応援するのに近いが、美琴がそれを知ったら相当複雑な顔をしそうである。「…御坂って、もっと器用だと思ってたがなー」上条は黒子にヒソヒソと話しかける。「さすがにその感想を聞くと、お姉様が気の毒になってきますわね」「?」「まあ、失敗は逆にそこさえ気をつければ、試験レベルはクリアできるでしょう。では、最後と参りますの」美琴もフラフラしながら近づいてきた。「それ、やるの…?」「は?……うっ」「これはダメだろ」課題最後には。『車内などで臀部を触られた時』、とあった。白井黒子は上条当麻に背を向けている。「…本気で、やんのか?」「気乗りはしませんが、ここまでやってきて最後だけ省略って、負けた気がしません?」「誰と戦ってるんだオマエは」御坂美琴は、少し顔を赤らめて見つめている。上条は黒子のお尻に手を伸ばす…完全に変態である。「なあ、次の瞬間に痴漢現行犯で手錠掛けられる、っつーオチはねーよな?」「…少なくとも、手錠掛けるなら、お姉様に抱きついた時点でやっておりますの」「さいですか…じゃあ、いくぞ」まあ触れた瞬間に極められるんだろうな、と思いつつ、黒子のお尻に右手を当てる。………白井黒子は動かない。「…おい?」「それは当ててるだけですわ。触っていただかないと」「…はい?」「撫でまわしていただかないと、気分が出ませんわ」「ちょっと待ちなさいよ黒子!それって私にも…!」「お姉様はすぐに対処すればよろしいですわ。というよりそれはわたくしが許しませんの」「オマエ無茶苦茶言ってるぞ…」「まあ、正直申しまして、わたくし痴漢された経験がございませんので、一度どのようなものか、と」「…俺、オマエのこと前に変態さんですか?と言ったことあるが、…本当だったんだな」「この程度で変態などと。…撫でるのに夢中になっておられると、極められた時逃げられませんですことよ?」(撫でる、か。さすがにシャレなんねーけど…まあ数秒の話だよな…)さわ…さわさわ…………白井黒子は動かない。「あの…白井…?」「…。」上条も妙な気分になりつつあった。黒子はTバックのせいもあり、感触が、…なのである。(手、手を止めたいのに、止まらねえ…)美琴は気付いた。上条と黒子の間に謎のピンク空気が漂い始めている。(! 黒子!?)白井黒子の頬が赤らみ始めている…?それを確認した瞬間、微かな嫉妬心と共に、スタンガンクラスの電撃を2人に向かって撃ち込んだ!「はあぁぁぁぁ…」「ぬああああああ!」上条の右手は黒子に触れていたため、イマジンブレーカーは発動せず、2人は崩れ落ちた。頬をペチペチと叩く感触があり、上条は目を覚ました。美琴が心配そうにのぞき込んでいる。「え、えーと、大丈夫?」「あ、ああ…そうか。…すまん、変な空気を止めてくれたんだな。」「なによデレデレして!みっともないったら!」「何か引きずり込まれるような…な。で、白井は?」起き上がりながら、上条はキョロキョロしつつ姿を探す。「…気分がすぐれない、って帰っちゃった。 わ、私は午後からのアンタとの約束もあるし!」「そうか。お前の尻の課題はどーするんだ?」「やんないわよ!っつーか尻の課題て言うな!…試験に出たら、まあやってみるしかないわね」上条と美琴がそうして午後に向けての打合せも兼ねて、話し込んでいる、その頃。白井黒子は、自分の感情に戸惑いながら帰途についていた。(お遊びでしたのに。…触れられている間に、湧き上がってきた、あれは…)――数週間後、白井黒子はその男に生命を救われる。それはまた、別の話。おしまい。
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小ネタ とあるアニメのコメンタリー 超電磁砲第4話分 「今回も始まったわけですが、御坂さん?」「なによ…?」「元気ないのかなと思いまして、上条さんは心配をしているのです」「毎回毎回何かを失うのよ…ここに来ると」「……、でも今回は俺も結構出演するって話だから色々と弾むんじゃねーか?」「そうね、とりあえず見ましょ」 オープニング「俺、思うんだけどさ、この自販機のシーンといい2話の冒頭といい オマエには俺を感知するセンサーかなんかが付いてるのか…?」「いや、近くに居ると分かるのよ。その分かる理由は分からないんだけどね」「俺専用のストーカーシステムって奴か…」「人聞き悪いわね、ストーカーなんかした覚えないわよ!」「はいはい、そうですかい。曲も終わったしAパートとつ…ってなんじゃこりゃ!」 Aパート「都市伝説ねぇ…俺なんかはもう何を聞かされても驚けねぇや ってどんな能力も効かない能力を持つ男…俺だよな?」「アンタ以外誰が居るってのよ、それに一人で十分よ」「俺は白井にめちゃくちゃ言われてるし、オマエは何か強がってるし…」「うっさいわね!」「へいへい」「って何で立ち読みしてるとこまで映ってるのよ!?」「『常盤台お嬢様の裏の顔!』という名のドキュメント番組作ってくれねぇかな~」「……、随分と今回は元気じゃない」「そりゃ~オマエと今こうしてあるのも、どうせこういう所から始まってるんだろうし それを見てみたいんだよ…俺は」「そ、そういう事なら…」「あ~またカワイそうな不良…バカだなぁ、本当に…」「ここ…ね、アンタと出会った場所…」「えっ、そうなの!?って本当に俺登場じゃねぇか」「今見るとアンタとの出会いって何かイベントがあったワケでもなかったのよねぇ」「『知り合いのフリして自然とこの場から連れ出す作戦』我ながら完璧な作戦を立てたもんだな」「肝心のアンタはいきなり不良相手に説教始めて、人の事をガキ、ガキ、ガキ… ってあ~なんかイライラしてきたわ…」「お、落ち着いてください。御坂さん!」「本気出したら倒せる…か、無理よアンタを倒すのは…絶対に」「ホレホレいい子いい子~」「(な、撫でられてる!?)ひ、ひ、ひ、人の頭勝手に撫でてんじゃないわよ!」「許可取ればいいってことか?」「……、そ、そういうワケじゃ…でもアンタがどうしても撫でたいっていうなら仕方ないから撫でさせて―――」「道案内する上条さん…さすが紳士!」「―――あげるもんかぁあああああ!!」「!? どうしたんだよ御坂、いきなり大声出して…」「何でもないのよ、何でもない。アンタはアニメに集中してれば良いのよ!」「……、オマエ随分としつこい人だったんだな」「(ガマン、ガマン…)」「ぬおっ!? 街中でこんな素敵イベントに!」「アンタ…指の隙間から明らかに見てるわよね、何が紳士よ。ただの変態じゃない」「……、何か悪いウワサを立てられてる…不幸だーーー!!!」「いきなり大声で叫ぶなっつーの!」「『中』の俺は『誤解だーー!』だったか…惜しい」「アンタは一体何に正解しようとしてたのよ…」 Bパート「白井のヘッドドラムについてのコメントは省略の方向で大丈夫だよな?」「うん、オッケー」 美琴と木山せんせい、お手洗い。「めちゃくちゃ言ってくれてるじゃねぇか…」「あ~これはその…何でもないのよ」「何でもない事あるかぁ!」「……、そういえばこんな事あったわね」「で、何だ?御坂は俺の事が好きなのか…?」「なっ!?」「お~『中』と同じ反応」パチパチ「(……、言い返せないじゃない…このバカ)」「御坂…顔赤いぞ、ってこれまた『中』と一緒か、お見事」パチパチ「電撃を撃っても良いって事よね…?」「そ、それだけはご勘弁下さい! 最後まで見たいんです!」「……ちょっと手貸しなさいよ、持ってれば…多分最後まで大丈夫だと思う…」「ん?そんな簡単な事で電撃って収まるのか? なら好きにして良いぞ」「……(コイツって本当に良い意味でも悪い意味でも無神経、無意識なのね)」「…俺のせい!?」「……(全部、アンタのせいなんだからっ!)」「あ~貴重なタンパク源が…見てるこっちにも痛みが伝わってくるぜ って御坂さ~ん。何で黙ってるんでせうか? ほら『中』で俺達がやり取りしてんだから喋んねぇと」「う、うん…」「今度は大人しくなっちまって…てか俺の顔こんなにカッコよくねぇよ、この場面だけ見たら勘違いされるって!」「い、良いんじゃない?下手にかk」「シーッ!それ以上はダメ、ダメですから!」「す、素直な感想を言っただけなんだから、だ、だから勘違いしないで!」「(そうか~御坂ってデレない癖にツンデレっぽく喋る人だったのかぁ…)」 美琴、上条バトルシーン?「オマエ容赦ないな…」「……、仕方ないじゃない!」「ほら、何か剣作っちゃってるしさ…」「何やってんだろ私…」「これ当たったら死ぬだろ…絶対に」「電撃は調整利くけど、これは無理ね…当たったら当たった分だけダメージがアンタに行くわ」「何冷静に解説しちゃってるんです!? 死の危機ですよ死の危機!」「アンタ今こうして生きてるんだから良いじゃない?…ダメ?」「いや、まぁ確かに生きてるんだけどさ…『入った!交わせるタイミングじゃ…』って 本当に殺す気だったでしょ?御坂さん、ねぇどうなんです?」「あ~ホントに私何やってんだろ…運悪く当たってたらどうする気よ」「……、ま、俺が今こうして生きてるんだから良いよ。気にすんなって!」「…これ見終わったら、忘れる事にするわ…」「これって右手じゃなかったらどうなってたんだろ…考えるのやめよっと…」「電流が流れていかないか…今も変わってないみたいね」「ん?今流そうとしたのか?」「うん、そんなとこ!」「明るく言われると何と言うか、反論出来ないんですが」「良いのよ反論しなくて、なんていうかありがと…」「……、なんか感謝される事したっけか?」「ううん、何でもない。今考えてみたらこれだって優しさというか何と言うか――」「我ながら下手な演技だ…見てて恥ずかしい」「――た、確かに下手ね(スルーされる事に対する耐性を身につければ上手くやっていける気がする…)」「しっかし理不尽な怒り方だな…これで一晩中追いかけっこでしたっけ?タフですねぇ、上条さん」「ま、積もる話は私たちでまた後日しましょ。責任を取ってもらわないっとね~♪」「せ、責任!?」「今回はここで締めましょう、ホラ!さっさと!」「わ、分かった! てな訳で第4話お送りしました。ではまた次回お会いしましょう」「上条当麻と―――」「―――御坂美琴でした!」「で、何処で何を話して、俺が何の責任を取るんだよ!!」「さぁ~ね、その時が来るまで待ってなさいよ」
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私は部屋にある全身鏡で、服のコーディネートをチェックした。前から、後ろから、斜めからの3通り。 うん、問題ない。昨日買ったスカートは、すでに持っていたロングTシャツと想像通り合っている。 今日からまた、仕事の日々に戻る。大学が始まるのはまだ先なので、しばらくは仕事だけの日々。 1週間のお盆休みを満喫したためか。それとも一週間も仕事から離れてしまったためか。朝起きてから昼近くになった今までずっと、私の心と体は早く羽を広げて全速力で飛びたがっていた。 早く歌いたい、踊りたい、音楽に囲まれたい。 何かを受信して、何かを発信したい。 なにより、3人が集まった時に溢れ出る、あのたまらない高揚感と幸福感を、早く感じたい。 遠足前の子供みたいに落ち着かない私は、迎えの連絡がまだ来ていないとわかっているのに、携帯を見るためにベッドのサイドテーブルへ近づいた。 携帯を見るついでに、隣に置かれている砂時計も見る。そして、昨日も今日も灰色の砂を働かせていないことに気がついた。 というより、あの日から一度も動かしていない。休み前最後の仕事の日、3人でのっちの家でご飯を食べた夜から。 あの日、のっちと私の間の空気が一時おかしくなったけれど、この1週間一切連絡を取らなかったら何事もなかったかのように思えてきた。 それだけでなく、家族で出掛けたり等の様々な予定の中で、のっち関係の思考回路を綺麗に巻き取って、頭の隅にある箱に仕舞っておくことさえできた。 私は久しぶりに、砂時計を引っくり返してみた。以前と全く変わらず落ちる灰色の砂が、少しだけ怖い。 しかし、以前のようにのっちのことを考えようとしても、いまいち手応えがなかった。仕舞った箱を開けたはずなのに、思考回路の代わりに霧が出てきたみたいで、うまく考えられない。 …これは恐らく、いいこと。考えられないのは、いいこと。 時間が解決してくれる、という表現をよく聞くが、今回がとてもいい例だと思う。ようやく、私たちのバランスが元に戻ったらしい。 私はテレビで予報されていた快晴の空に頭を切り替えて、携帯を手に取った。もちろん連絡は未着。 でもすごく清々しい気分で、まだ砂を落としている時計の表面をひと撫でしてから、部屋を出た。 足取り軽く、むしろ宙に浮いているんじゃないかと思う心地で、私は大好きな匂いがする店内を歩いている。 お盆休み明けの今日は午後から、月末に出演するイベントの打ち合わせと衣装合わせがあり、しかもその2つの間の待ち時間が長くなりそうだった。 ので、私はその待ち時間中に読む本を求めて、本屋に来ている。 大好きな匂いは、本の匂い。同じくらい大好きなのは、CDショップの匂い。 でも足取りが浮いているのは大好きな匂いのせいだけではなく、もうすぐあ〜ちゃんとかしゆかに会えるから。 2人と一緒にいられると思ったら、私の心と体は軽くなって何でもしたくなる。2人がいなかったら、私は何かが欠けてどうしようもない人間になってしまっていただろう。 それくらい2人に会いたいけれど。 会わなかった1週間が、ささくれのように気になっているのも確かだった。 気になって携帯を見ると、あと15分程で迎えが来る時間。 ここから自宅に戻るのは時間の無駄なので、私は迎えの車を店の近くに回してもらうよう事前に頼んでいた。 だが迎えを頼んだといっても無理な我が儘を言った訳ではなく、あ〜ちゃんとかしゆかの実家と仕事現場を結ぶ経路を考えて、途中で拾ってもらえる位置にある本屋を探して来ていた。その辺りはいくら私生活がルーズと言われる私でも、抜かりはない。 携帯から目を離し、雑誌や新書の棚に見向きもせず、真っ直ぐに漫画のスペースへ行く。まずは、持っている続き物の新刊を手に入れなければ。 私は新刊が整然と並べられた平台にわずかに前のめりになって、目当ての本を探した。1分後、2冊発見して迷わず手に取る。 続いて、まだ見ぬ掘出し物を見つけに行くことにした。足取りと共に浮いている心をちょっと宥めて、漫画がぎっしり詰まった棚の間をゆっくり歩く。 平日の昼間にこんなことをしているのは、周りを見渡しても私しかいなかった。社会人風の人々は雑誌を立ち読みしていて、年配の人々は小説を立ち読みしている。 漫画のスペースには、私1人きり。 まるで自分が不真面目みたいに感じたけれど、すぐに思い直した。漫画は、日本の文化。引け目を感じる必要は、全くない。 歩きながら自分のアンテナの感度を上げ、棚の下部に平積みされた本の表紙と帯に素早く目を走らせる。 掘出し物を探すのは、インターネットよりも本屋の方が、俄然わくわくする。 素直にわくわくして歩いていたら、ある漫画の帯の言葉が、首に巻いた私のストールを軽く引っ張った。 “息を潜めて、体を重ねて、それから恋をする私たち。” 私は心もち歩調を緩めたが、表紙の画に特に惹かれるものがなかったので、立ち止まらずにその本の前を通り過ぎた。 このくらいは、よくあること。 一通り棚の間を通り抜けてから携帯を見ると、まだ5分余っている。もう一度新刊コーナーを一回りしようか。 ビニールでぴっちり包まれた本が積んである平台の周りを、最初よりもいくらか速めに歩く。見落としがないよう、目を忙しなく動かして歩く。 次々と目に飛び込んでくる帯には、どれも工夫を凝らした文句が踊っていて、つい買いたくなるよう煽ってきた。 このくらいもよくあることなので、帯だけでなく表紙の雰囲気も合わせて吟味してから買わないと後悔するし、実際何度も後悔してきた。 “息を潜めて、体を重ねて、それから恋をする私たち。” 何度も後悔してきたから通り過ぎたはずなのに、さっきの帯の言葉が目の前の帯を読む度に頭の中でちらつく。 しかもあの煽り文句、どこか違和感を感じる。何だろうか。 残り、2分。 私は小走りであの本を取りに行き、レジへ向かった。 ガサガサガサ。 私が本を袋に仕舞う音が控室に響いた。本屋でもらうビニール袋は、何故かどの店のものも目立つ音を立てるので困る。 すでに読み終えた2冊の新刊は、期待通りの面白さだった。単行本を読むと毎回、続きが気になって連載雑誌を読みたくなるが、そうするとコンビニ通いが癖になるのでいつも我慢している。 今日の仕事は予想通り、打ち合わせが終わってから衣装合わせまでの待ち時間が2時間近くもあった。 それくらいなら3人でおしゃべりしていれば一瞬で過ぎ去るけれど、私は1人でずっと本を読んでいた。 1週間が、ささくれのように気になるから。 まだ見ぬ掘出し物、というか衝動買いした漫画を私が取り出したところで、トイレに行っていた2人が戻ってきた。 「うわ、あんたまだ読むん? 何冊買ってきたんよ?」 「ほんとー。でも私も読みたくなってきた。貸〜して!」 あ〜ちゃんもかしゆかも、結構漫画が好きだ。読むジャンルは2人が似通っていて、私だけ微妙に異なっている。 けれど今日買った新刊は2冊とも、以前私が楽屋に持ってきて3人で回し読みした漫画の続きだった。偶然に感謝しつつ、それらを袋から取り出してかしゆかに手渡す。 「いーよー。………はい。どっちも前に貸したやつの新しい巻。今日買ってきた」 「ありがとぅございまーっす!」「も〜、2人とも読むんなら、私も読むしかないじゃん」 あ〜ちゃんは不満げに、それでいて弾んだ声を隠しきれずにそう言って、かしゆかから1冊受け取りイスに座った。 1つのテーブルを3人で囲んで、2人があっという間に2次元の世界に沈んでいく。でも私だけ、まだ3次元に頭の一部を残したままでいた。 かしゆかに本を手渡した時、本当に少し、少しだけ意識してしまったから。 だって物足りなくて。1週間ぶりに会ったかしゆかが、拍子抜けしてしまう程普通で。 …でもこれは恐らく、いいこと。普通なのは、いいこと。 休みに入る前は、かしゆかに避けられている気がしていたのだから。いや、気どころか実際避けられていたし、明らかに私もかしゆかもお互いを意識していたから。 今、普通じゃないのは、意識しているのは、私だけ。 それが尚更、物足りないけれど。 「のっちが読んでんのは…?」 表紙を開いてすぐのカラーページで動きを止めていた私に、かしゆかが斜め前から話しかけてきた。 あっという間に頭全てが、3次元に飛び出す。急いでこの場に適切な態度を探し出して、声と顔に装着した。 「…これ? 全然知らない。衝動買いしちゃった」「面白い?」 「や、まだ読んでないからわかんないけど」「ふ〜ん。読み終わったら貸して?」 「ん」 あまりに普通なやり取りが、私の気分に薄い陰を作る。 私はページをめくりながら目を上げて、漫画に集中し始めたかしゆかの顔を盗み見た。今日何度目だろうか、確かめるように視線を向けるのは。 あの日。私の家で、私の寝室で見えた、感情が曖昧な大人の表情の奥にある、子供の部分と大人の部分を混ぜたようなかしゆかの顔。 こうして何度かしゆかを見ても、それが現れる気配はなかった。ささくれみたいに邪魔でしかなかった1週間のせいで、もう見られないのだろうか。 …でもそれも恐らく、いいこと。 約1ヶ月の間見失っていた私とかしゆかのバランスが、ようやく元に戻ったのだから。 視線を漫画に戻し、私は2人と同じように2次元の世界に沈むことにした。 ガサガサガサ。 私が本を袋から取り出す音が部屋に響いた。のっちが本屋のビニール袋ごと漫画を貸してくれたから目立つ音が出たけれど、自分の部屋なので困らない。 今日は待ち時間が長かったせいで、仕事が終わる時間も遅くなった。しかも休み明け最初の日ということで、あ〜ちゃん・のっち・私の3人とスタッフで夕食に行って帰ってきたら、22時をまわっていた。 しかも明日は集合が早いのでもう寝ないといけないと思いつつ、私は借りた漫画を手にベッドに寝そべってしまった。 借りたのは、のっちが衝動買いしたという本。 表紙の画を見る限りは衝動買いする要素がわからなかったが、帯を目にしたら妙に納得した。 “息を潜めて、体を重ねて、それから恋をする私たち。” 何か、引っかかる文だ。 …違う。引っかかるのは、私が引っかかっているのは、のっち。 『これ、貸してって言ってたよね…?』 さっき私が自宅の前で帰りの車から降りた後、追いかけるように車を降りて、私にそう言って本を手渡した時ののっちの声と顔。 それらはあの日と同じだった。のっちの寝室で目の当たりにした、ひどく真剣な声と顔と、同じ。 私は寝返りを打ってサイドテーブルに手を伸ばし、砂時計を逆さにした。した途端、猛烈な後悔の念に襲われる。 頭の隅にある箱が開いて、一気にのっち関係の思考回路が飛び出してきたから。 さっきだけではない。今日一日、ずっと真剣な視線を感じていた。のっちの大きくて透き通った瞳から、底が知れない瞳から発せられる視線。 …馬鹿じゃないの。また繰り返す気なの、私は。 1週間で全て、元に戻ったんでしょう? 視線が何なの? だって別に、お盆休みに入る前みたいに、のっちが私を意識しているとは限らない。のっちの体の調子や機嫌の加減が、何かのきっかけで狂っただけなのかもしれない。 だから。ただ見られていたくらいで動揺するなんて、意識しすぎるにも程がある。 灰色の砂は持ち主にお構いなしに、初めて見た時と全く同じように落ちていく。3人お揃いで買った時と、同じように。 意識しすぎる? 意識なんてしていない。だって元に戻ったんだから。その証拠に、私は普通に振る舞っていたはず。 …振る舞っていたって、どういうこと? 私は余計にわけがわからなくなりそうな脳内の独り言を止めて、借りた漫画を読むことにした。 そうして3次元の世界から、すぐにでも距離を置きたかった。 バシャッ。 目眩がする。 バシャッ。 どうしよう。読まなければよかった。 バシャッ。 でも読んで、よかった。 バシャッ。 …よくなんて、ない。 「…は、ぁ……」 まだ気は済んでいないが、自分の顔を水から救うことにした。息が、苦しい。 家族が寝静まった家の洗面所で、私は顔を洗っていた。時刻は23時半を過ぎている。 洗面台の両端に手をついて俯き、蛇口から流れ出る水と、顎から滴る水をぼんやり見つめる。 顔を上げたくない。今の自分の表情を、見たくない。 気づきたくない。いや、気づきたくなかった。 なのに。つい5分前に読み終えた本に、気づかされた。 “息を潜めて、体を重ねて、それから恋をする私たち。” 本の帯の“私たち”は、2人の女性。 内容は2人の女性の、女性同士の、息を潜めなければならない関係の話。 なんてベタな。なんてベタなタイミングなのだろうか。 私は蛇口のハンドルを捻って水を止めた。止めたのに、ここ1ヶ月の記憶が勝手に流れ出てくる。 『キスされそうになったんです。『好き』と言われて』 あのライブのMCだって、そう。 『最近のっち近くない?』 あのあ〜ちゃんの発言だって、そう。 どうして? どうしてこうも、私を追いつめるベタな出来事が続いたのだろうか。 『……わかんないのは、かしゆかの方だよ』 そうか。私が私のことをわかっていなかったから、なのかも。 水で濡れて冷たい頬を、同じくらい冷たい指でなぞる。あの日、のっちに触れられた部分を。 もう、のっちの綺麗な瞳に暴かれる必要なんて、ない。自分の心の奥の核心が、わかってしまったから。 気づかされたから。 でもどうして? のっちはどうして私にあの本を貸したの? 控室で読んでいたから、内容を知っていたはずなのに。 普通なら貸しづらい内容のはずなのに、わざわざ車を降りて手渡してきた。のっちは何を考えているの? 私は濡れた手で、部屋着のポケットから携帯を取り出した。のっちの電話番号を画面に表示させる。 電気も点けずにいたので、薄暗い中で画面が眩しくて目を細めた。番号の部分に前髪から水滴が落ちて、数字がぼやける。 …お願いだから、何も考えないでいて。考えなしに貸したって、言って。 余計なことは深く考えないのっちでいて。意識なんてしないで、10分経ったら全部忘れてしまうのっちでいて。 じゃないと。 …じゃないと、何? 〜♪ 突然の着信音で、私はベッドの上で横になり枕に突っ伏していた顔を上げた。 誰からの着信かわざと見ないようにして、電話に出る。 「はい………え?」 相手はマネージャーだった。なんつー時間に、と思ってヘッドボードの時計を見ると、時刻は23時半を過ぎていた。 「え、本当ですか? すごい急ですね……はい、わかりました。はい………じゃあ、また明後日に」 私は携帯を閉じて仰向けに寝返り、見慣れた天井を見上げた。部屋の電気は点けっぱなし。 明日の仕事が予定変更になり、急遽明日は一日休みになった。今日お盆休み明け初仕事だったのに、また、休み。 休みなら、2人に会えない。あ〜ちゃんと、かしゆかに。 姿勢を変えずに右手で頭上を探り、私は砂時計を掴んだ。腕を伸ばし高く持ち上げて引っくり返し、底を下から見上げる。 休みなら、かしゆかに会えない。 貸した漫画、もう読んだかな。 控室であれを読んだ時、かしゆかと一緒に観に行ったライブを思い出した。あのMCを。 そしてあの時と同じように私の心臓は動転して、狂ったように暴れて、全身がざわついて気持ち悪くなった。 だって女性同士の関係が、あり得るなんて。近づくどころではなくて、重なる関係があり得るなんて、今まで知らなかった。 予想より早く、ガラスの底に薄く砂が積もった。薄いはずなのに砂が黒いから、向こう側が見えない。 かしゆかに近づいて掴んで、重なることができれば、私の物足りなさは解消されるのだろうか? …馬鹿、何を想像しているんだ。 あんなこと、本の中だけのこと。私たちとは関係ない。関係ないから別に貸してもいいと思って、かしゆかに貸したんだ。 だってあんな関係、許されるわけがない。 許される? 何故、関係が前提にあるような考え方をしている? 私たちの関係は、変わらない。確かに3人とも成長して大人になっているけれど、バランスが変わることは、ない。 透明なはずのガラスの底が、黒い。私の砂の色である黒は、変化の結果。他の色が変化した先が、黒。 …でも、黒はそれで満足するのだろうか。黒それ自身は、変わりたくならないのだろうか。動きたくならないのだろうか。 砂が落ち終えたので時計を持っていた腕を降ろしたら、また着信音が鳴った。 ————to be continued————
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スレ81まとめへ戻る 538 :オーブ!:2009/11/06(金) 11 33 59 ID VBaXHwy90 幽霊の動画を、見つけました! 最後までご覧下さい! 541 :本当にあった怖い名無し:2009/11/06(金) 12 49 50 ID sarOd2L+P 538 大槻教授を呼ぶか、リップサービスって言葉の意味を調べるかだなw 570 :本当にあった怖い名無し:2009/11/07(土) 07 21 44 ID g1iwu43C0 地下駐車場で、ひとりでに動く三輪車の動画ですが これってやらせかな?俺は、やらせだと思ってる。 #amebavision 773 :本当にあった怖い名無し:2009/11/10(火) 00 01 15 ID kH4wTm+jO 否定派、肯定派に関わらず 映像に詳しい方、居ますか? 別バージョン(違う地域?) これはどういう状態かわかりますか? 774 :本当にあった怖い名無し:2009/11/10(火) 00 10 15 ID U8Px1eNBO 全く詳しくないが幽霊うんぬん関係なし 775 :本当にあった怖い名無し:2009/11/10(火) 00 23 42 ID cA0iDU2CO 素人ながら、不可解な点をあげると おもいっきりDONの後に静止するが、二人だけ妙な動きをする。 別バージョンの方は静止後に、二人だけ妙な動きをしながら段々映像が浸食し乱れる。 変な音がする。別バージョンの方は、その音が段々大きくなる 776 :考え中:2009/11/10(火) 00 43 45 ID UPT7Jgpq0 デジタルの映像機器がフリーズするか何かしただけ 止まった瞬間の前後のコマが出力され続けている 777 :本当にあった怖い名無し:2009/11/10(火) 00 46 37 ID cA0iDU2CO 776 上のはデジタルだけど、下のはアナログですが? 778 :考え中:2009/11/10(火) 00 48 53 ID UPT7Jgpq0 電波に乗るのは最後 それまでの処理は一緒 779 :本当にあった怖い名無し:2009/11/10(火) 00 50 29 ID cA0iDU2CO 778 なるほど、ありがとうございました。 921 :本当にあった怖い名無し:2009/11/17(火) 01 18 00 ID hg3O5ke40 宇宙人の幽霊っているのかな?ウチュレイ! 923 :本当にあった怖い名無し:2009/11/17(火) 09 24 38 ID 8yMPAZ9TP 921 宇宙人の幽霊っているのかな? あるよ。 とりあえずようつべから動画3本拾ってきた。 「宇宙人の幽霊?」 「Alien Entity」(訳:エイリアンの霊体) 「【衝撃】心霊動画 幽霊?宇宙人?」 あとコンビニ本で今出回ってる「ファイル99ザ・タブー」って本にも幽霊エイリアンって写真出てたね。 73番目だから600円出すのがもったいないって人はそこだけ立ち読みするといいよ。 ちなみにウチュウレイじゃなくて「霊体エイリアン」と言うらしいぞ これが真実と思うか、トリックと思うかは各人にお任せw 955 :オーブ 2!:2009/11/18(水) 07 21 37 ID hnrVTdUq0 この動画の最後の方に人の顔のオーブが出て来ます! 幽霊の念波→電磁波→プラズマ→人の顔のオーブ! これで、どうですか? 956 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 08 00 08 ID NgrVtY8JO 955 あのね。 理解してらっしゃらないようですね。 だーかーらー、それだけじゃダメなんでしょ?って。 957 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 08 05 19 ID NgrVtY8JO レンホウにばっさりやられるタイプだな。 959 :オーブ 2!:2009/11/18(水) 08 10 07 ID hnrVTdUq0 956 動画の最後の人の顔のオーブ! 見て、もらえましたか? この人の顔のオーブについて、 どう思いますか? ご意見を、お聞かせ下さいませ! 960 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 08 23 39 ID NgrVtY8JO 959 聞いてるのはこちらなのだ。 961 :オーブ 2!:2009/11/18(水) 08 31 17 ID hnrVTdUq0 960 人の顔のオーブについて、 ご意見を、お聞かせ下さい! そこから、お話を進めて行きましょう! 963 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 08 44 26 ID NgrVtY8JO 何を言ってるのか。 今のところの答えは、「んーどう撮られたのかなー」だろ。 いいかい? こういうものは、その場、その瞬間じゃなければ検証は非常に難しいんだよ。 それだけ難しいにも関わらず、ほとんどは説明がされている。 そりゃあ、説明できないものも残るわな。 全く同じ状況を再現するのは難しいのだから。 とは言え、だから未知なるものでは無いと言ってるのでは無い。 未知なるものだと言うのなら、公に示してくれと言っているのだ。 こちらが聞かれる理由は無い。 964 :オーブ 2!:2009/11/18(水) 08 58 04 ID hnrVTdUq0 963 赤外線ビデオカメラで撮影出来るらしいです! もし、赤外線ビデオカメラを持っていたら、 部屋の電気を暗くして撮影して見て下さい! 何回か撮影して、そのうちに、 人の顔のオーブを、撮影出来るかもしれません! 965 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 09 00 40 ID NgrVtY8JO 何それ。 クイズか? 967 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 09 20 18 ID 5t2YDohhP 955 以前にも出た動画ファイルだね。 動画の中で町教授も解説しているが、プラズマには構造がある。 元々気体だから中の構造体も透けて見える訳だから、ぱっと見た感じ複雑な構造に見える。 実際はそんなに複雑な構造はしていないんだが、説明すると長くなるので自分でググるなりして調べてくれ。 あと、この町教授。かなりオカルト界では有名な教授なのをお忘れなく。テレビでも良く見る人だ。 気の計測実験などをやったりする人なので、オカルト系の取材でこの程度のリップサービスは平気でする。 この教授よりプラズマの専門家である大槻教授あたりならこの番組(DVD)が成立しないくらいに しっかり論破してくれるところだろう。それをしないあたりが優しさと思った方がいい。 前にも書いたが、リップサービスという言葉を辞書でちゃんと引いてからいらっしゃい。 まあ、否定する人もこのくらいは否定してあげましょうよ。どうせ暇ですしw 968 :オーブ 2!:2009/11/18(水) 09 39 00 ID hnrVTdUq0 967 分かりました! 有り難う御座います! 何か有りましたら、其の時は、又、 宜しく、お願い申し上げます! 969 :本当にあった怖い名無し:2009/11/18(水) 09 49 03 ID 5t2YDohhP 968 まあ、次は大槻教授が幽霊やオーブと認めたものでも持ってらっしゃい。 子供の悪戯もプラズマと言い切るあの人が認めたものなら、検証するだけの価値はあるw
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Q.それでは参ります。 A.たけのこの里ちょうだい Q1.あなたのコテを教えてください。 A.山本 Q2.そのコテの由来はなんですか? A.自分の名前 Q3.ほかの兵士からはなんと呼ばれていますか? A.山本 Q4.顔文字を教えてください。 A.( ・ω・)<おばちゃん、とりあえずたけのこの里ね Q5.一人称はなんですか? A.わい Q6.誕生日を教えてください。 A.10月9日 Q7.血液型は? A.B型 Q8.何歳ですか? A.女性に年齢を聞くとは失礼な Q9.性別は? A.男性だと思うでしょ?みんなそう思ってるんでしょ? Q10.身長は? A.1●5? Q11.体重は? A.●5? Q12.出身はどちらですか? A.大阪じゃない西日本 Q13.今お住まいの場所は? A.シューさんのちかく、791さんの遠く Q14.家の近くにあるものは? A.東京湾 Q15.職業はなんですか? A.学生(もうすぐで終わる予定 Q16.家族構成を教えてください。 A.祖父母、両親、妹弟(マジ Q17.今の健康状態を教えてください。 A.足が筋肉痛です Q18.あなたの性格を一言で言うと? A.とっても良い人。嘘は付きません。 Q19.長所は? A.たけのこの里が好きなこと Q20.短所は? A.たけのこの里が大好きなこと Q21.何か持っている資格はありますか? A.お天気検定4級(マジで Q22.きのたけにはいつから? A.昔のことを振り返るより、将来を考えようぜ Q23.好きなルールは? A.兵種制 Q24.ほかによく行くコンマスレは? A.なし。昔は焼肉屋にいってたなぁ Q25.2chはいつから? A.むかーしむかしとだけ。その頃からたけのこはきのこよりも優っていました。 Q26.2chでよく行く板は? A.気団板とは大きな声では言えない Q27.専ブラは何を使っていますか? A.BathyScaphe Q28.携帯派ですか?PC派ですか? A.Mac派 Q29.特技はなんですか? A.バスケ Q30.(学生時代の)得意科目は? A.英語 Q31.(学生時代の)苦手科目は? A.国語 Q32.受験の時の思い出の品物は? A.当時付き合っていた彼女が作ってくれた合格祈願のお守り…という妄想 Q33.趣味を教えてください。 A.カメラ。一眼レフを持って、ちょっと遠くまで行く(行きたい Q34.休日の過ごし方は? A.休日ないぉ Q35.好きなタレントさんは? A.夏帆。夏菜じゃないよ。夏帆だよ。マジ天使。ペロペロ Q36.好きなテレビ番組は? A.なーるほど・ザ・ワールド Q37.よく聴く音楽は? A.ヴォンダ・シェパード(アリーマイラブの主題歌歌った人) Q38.いつもどんな服装ですか? A.スーツ(悲しいかな) Q39.どんな髪型ですか? A.短髪 Q40.好きな漫画のタイトルを教えてください。 A.スラダン Q41.好きな漫画家さんは? A.ポン貴花田 Q42.好きなゲームはありますか? A.FF8 Q43.よく行く場所は? A.学校 Q44.苦手な場所は? A.心霊スポット。霊感ないけど、コワイのキライ Q45.行ってみたい場所は? A.わいはー Q46.尊敬する人は誰ですか? A.今教えてもらっている師匠 Q47.裸眼ですか? A.メガネです Q48.裸眼での視力は? A.エロに関する視力ですか?5.0です(シモネタ自重だった・・・) Q49.今欲しいものは? A.抱きまくら Q50.50問目です。しんどいですか? A.はい。2回も消えました。ご褒美にたけのこの里ください。ダメならおっぱいください Q51.最近の悩みは? A.友人が結婚し始めていること(真剣に Q52.異性の好みのタイプは? A.夏帆 Q53.異性の嫌いなタイプは? A.セクシーキャラで売っているおばさん(名前なんだっけ? Q54.デートに行くならどんな場所? A.神田あたりの焼肉屋に行ってみたい。ちょっと雑多な感じが好き Q55.Sですか?Mですか? A.相手と相談して使い分けています Q56.何フェチですか? A.おっぱい Q57.好きなサイトは? A.おっぱい Q58.もしも生まれ変わるなら? A.横浜に生まれてみたい Q59.幸せな瞬間はどんなとき? A.ご飯食べている時 Q60.将来の夢は? A.うーん。秘密 Q61.好きな食べ物は? A.焼肉 Q62.嫌いな食べ物は? A.なまこ Q63.好きな飲み物は? A.ウィスキー Q64.嫌いな飲み物は A.辛口のビール Q65.好きな季節は? A.秋 Q66.嫌いな季節は? A.夏冬 Q67.好きな天気は? A.晴れ Q68.嫌いな天気は? A.雨 Q69.どんな財布を使っていますか? A.折りたたみの財布。頂き物 Q70.あなたの宝物は? A.自分を大切にしてくれている人(言ってみたかった Q71.好きなスポーツは? A.バスケ Q72.今までで一番痛かったことは? A.中二病真っ盛りだったころの行動 Q73.これはすごい!と思った物は? A.たけのこの里がきのこの山に優っていること Q74.外出するときに手放せないものは? A.カメラ Q75.得意料理はなんですか? A.カレー Q76.最近一番頑張ったことは? A.論文書き上げたよー Q77.最近一番笑ったことは? A.「あほでも女の子を描けるやりかた…」というスレまとめの落ちを見たとき Q78.最近一番ムカついたことは? A.同期の後先考え無い言動でとばっちり食ったこと(本当 Q79.自室の掃除はどのくらいのペースでしますか? A.汚いなと思った時が掃除する時と思っています Q80.家ではスリッパを履きますか? A.はい Q81.よく買う雑誌は? A.雑誌買わない Q82.よく立ち読みする雑誌は? A.週間誌(漫画 Q83.口癖はありますか? A.自分ではわからん。スレ内ではおっぱい Q84.好きな映画は A.スティング Q85.これだけはほかの人に負けない!ということは? A.おっぱいスキー Q86.好きな言葉は? A.おっぱい Q87.朝食はパン派?ご飯派? A.おっぱい Q88.無人島にひとつだけ持って行くなら? A.帰りの航空券 Q89.鼻をかんだあと、ティッシュの中を見ますか? A.はい Q90.やってみたい職業は? A.宇宙飛行士 Q91.公園の好きな遊具は? A.ジャングルジム Q92.最後に泣いたのはいつ? A.鉄拳の動画を見たとき Q93.他人の許せない行動は? A.クチャラー Q94.もしも願いがひとつ叶うなら? A.きのこの山をこの世から消してください Q95.自画像を描くならどんな感じに? A.シュルレアリスム Q96.ひとつだけ呪文を使えるなら? A.ルーラ Q97.ついつい口ずさんでしまう曲は? A.コンサートとかよく行くので、そこで聴いた曲 Q98.カラオケで歌うのはor歌うとすればどんな曲? A.カラオケ苦手… Q99.最近後悔したことは? A.おっぱいもうちょっと楽しんでおくんだった… Q100.最後に、きのたけ兵士の誰かに一言。 A.みんなへ。私は変態ではありません。変態紳士です Q.ありがとうございました。 A.ご褒美はたけのこの里でお願いします
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Q.それでは参ります。 A.百合神様…通信で はい お伝えいたします Q1.あなたのコテを教えてください。 A.わたしの名前は百合鈴鶴 今までに数え切れないほど手を血で汚してきました Q2.そのコテの由来はなんですか? A.キサマごときクソ男に答えろ・・・と? Q3.ほかの方からはなんと呼ばれていますか? A.配下の女の子には名前付けで Q4.主な嫁を教えてください。 A.誰が貴様みたいなクソ野郎に教えるか… Q5.一人称はなんですか? A.わたし わたくし Q6.生年月日を教えてください。 A.986年10月12日 Q7.血液型は? A.B型 Q8.利き手は? A.両 Q9.性別は? A.女の子 Q10.身長は? A.165cm Q11.体重は? A.45kg・・・レディに体重を聞くっていうことは処刑されても構わないってことよね…? Q12.出身はどちらですか? A.どこかの屋敷 Q33.靴のサイズはいくつですか? A.24 Q14.今お住まいの場所は? A.山 Q15.家の近くにあるものは? A.空気 Q16.職業はなんですか? A.女神様 Q17.家族構成を教えてください。 A.配下の女の子二人 Q18.君……「健康状態」は……「良好」ですか……? A.このクソメロン野郎・・ Q19.あなたの性格を一言で言うと? A.百合 Q20.長所は? A.ヘテロ失楽園 Q21.短所は? A.人質をとられるとヤバい!! Q22.何か持っている資格はありますか? A.女神 Q23.焼肉にはいつから? A.あたし焼肉嫌いですわ Q24.焼肉スレの魅力は? A.百合の魅力・・・女の子と女の子だけの世界 そして異であるかゆえの苦悩そーいうものとかかしら Q25.ほかによく行くコンマスレは? A.きのたけ Q26.2chはいつから? A.何時でしょうね Q27.2chでよく行く板は? A.レズ・百合萌え板 Q28.専ブラは何を使っていますか? A.…? Q29.携帯派ですか?PC派ですか? A.狼煙 Q30.特技はなんですか? A.百合の世界 Q31.(学生時代の)得意科目は? A.学校に行ったこと…あったかしら Q32.(学生時代の)苦手科目は? A.いちおう 何でもこなせると思うわ Q33.趣味を教えてください。 A.拒否権を使う Q34.休日の過ごし方は? A.配下の女の子たちとデート Q35.好きなタレントさんは? A.テレビ番組なんて見ないわ Q36.好きなテレビ番組は? A.見ないと言ったのが聞こえないの?このクソ Q37.よく聴く音楽は? A.ALI PROJECT Q38.いつもどんな服装ですか? A.巫女服らしき服 Q39.スリーサイズはいくつですか? A.88-61-82と正直に言っておいてやるがキサマはあの蒼穹へ磔刑よ Q40.天パですか? A.なあに、それ? Q41.どんな髪型ですか? A.さあ Q42.好きな場所は? A.しずかなところ Q43.よく行く場所は? A.私は引き篭もり Q44.苦手な場所は? A.男のいる場所 うるさい場所 Q45.行ってみたい場所は? A.ない Q46.尊敬する人は誰ですか? A.さあ。 Q47.裸眼ですか? A.ええ Q48.裸眼での視力は? A.天体望遠鏡ほどではないれど イタリアのあのセッコぐらいはあるわ Q49.今欲しいものは? A.星を滅ぼす能力 Q50.50問目です。しんどいですか? A.このクソ男はセクハラを何回した? Q51.最近の悩みは? A.最悪なのは・・・百合っ娘を襲う男だ これはタダチニショウキョスル Q52.異性の好みのタイプは? A.…切り刻むわよ Q53.異性の嫌いなタイプは? A.男の時点でダメです Q54.デートに行くならどんな場所? A.配下の女の子が喜んでくれる場所 Q55.Sですか?Mですか? A.ドSとドM Q56.何フェチですか? A.拘束 Q57.好きなサイトは? A.なし Q58.もしも生まれ変わるなら? A.女神は生まれ変わらない Q59.幸せな瞬間はどんなとき? A.女の子と百合百合いちゃいちゃするとき Q60.将来の夢は? A.長い時間を行き続ければ そんなもの考えないわ Q61.好きな食べ物は? A.和食 芋類 野菜 甘いもの Q62.嫌いな食べ物は? A.餅類 辛いもの Q63.好きな飲み物は? A.栄養ドリンク Q64.嫌いな飲み物は A.炭酸飲料 Q65.好きな季節は? A.冬 Q66.嫌いな季節は? A.夏 Q67.好きな天気は? A.雨、雪 Q68.嫌いな天気は? A.快晴 Q69.どんな財布を使っていますか? A.なし Q70.あなたの宝物は? A.配下の女の子たち Q71.好きなスポーツは? A.…消えろ Q72.今までで一番痛かったことは? A.腕をもいだり足を潰されたりしたこと Q73.これはすごい!と思った物は? A.自分の能力 Q74.外出するときに手放せないものは? A.スタンド能力 Q75.得意料理はなんですか? A.和食 Q76.最近一番頑張ったことは? A.女の子を救う Q77.最近一番笑ったことは? A.男を爆裂させた Q78.最近一番ムカついたことは? A.同性愛の否定 Q79.自室の掃除はどのくらいのペースでしますか? A.気が向いたら Q80.家ではスリッパを履きますか? A.はだし Q81.よく買う雑誌は? A.なし Q82.よく立ち読みする雑誌は? A.なし Q83.口癖はありますか? A.私の名前は百合 鈴鶴 君を始末させてもらう… Q84.好きな映画は A.なし Q85.これだけはほかの人に負けない!ということは? A.自身の能力 Q86.好きな言葉は? A.「あたしはもうひとりぼっちは嫌なんだよ!!」 Q87.朝食はパン派?ご飯派? A.健康の秘訣は毎朝一杯の配下の女の子の体液 Q88.無人島にひとつだけ持って行くなら? A.わたしの力なら即脱出できるわ… Q89.鼻をかんだあと、ティッシュの中を見ますか? A.見ないわ Q90.やってみたい職業は? A.スデに神よ Q91.公園の好きな遊具は? A.ないわよボケ男 Q92.最後に泣いたのはいつ? A.思い出したくもない Q93.他人の許せない行動は? A.同性愛の否定 Q94.もしも願いがひとつ叶うなら? A.ヘテロ失楽園 Q95.自画像を描くならどんな感じに? A.どうなのでしようね Q96.ひとつだけ呪文を使えるなら? A.スターレス Q97.ついつい口ずさんでしまう曲は? A.ALI PROJECT の曲 Q98.カラオケで歌うのはor歌うとすればどんな曲? A.人ごみは嫌い でも配下の女の子が希望するのなら行くわ Q99.最近後悔したことは? A.こんな質問受けてること Q100.最後に、自分の手を見てください。 A.ウジュルウジュル Q.ありがとうございました。 A.とおうるるるるるるるるるるるるるるる どうもすいませんこんな質問聞いて…
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一月後半分 一月後半分のことはじめ。 まるっと、おみとおし。 一月十七日のまかない おえかきのこと。 最近は激しくサボリ気味… うつでダウナーさんなのです。 りはびりかねてがんばろう。 あと、小説も。 おちゃのこと。 拙は最近"チャイ"にはまっているのですが、 それというもの、無印の凍頂烏龍茶を切らしてしまいまして… 歯が痛くなる前に買ってこよう。 そのたのこと。 いまさらながら、ことしのもくひょう。 どくをはきすぎです→じしゅくしましょう。 ことしはせっきょくてきにいこう→でも、やりすぎは、すとーかーのもと。 えのれんしゅうをしよう→あきらめてたまんがもかけるようになろう。 めざせ、にゃるらとほてぷみたいなとりっくすたー。 一月十八日のまかない びょうきのこと。 本日は病院にて注射と薬もらう為に耳鼻科へ。 ついでに右耳の奥ががさがさ煩かったので見てもらったら… 蓆の呪いが…結論→蓆一つにケチるな… おんがくのこと。 昨日、ぶっくおふいって"まのうぉー"と、 "じゅだーす・ぷりーすと"を、探してみた。 "まのうぉー"は見つからなかった… 残念。 そのたのこと。 昨日、ぶっくおふ往った関連の事、 K騨社の少年漫画雑誌のアシ募集欄にて、 野沢ビームなる漫画家が居たので、 えらく気になったから検索してたら… ああああ/ 野沢プロト 師がblogにて復活… 雀躍りしそうだったよ… ・びょうきのこと で蓆の事を書いたからついでに、 夢物語もリンクに追加しておこう。 蓆じゃなくてゴザだよッ!って突っ込みはスルーする。 蓆は痛いよ… 後、ぶっくおふで買った本は… 「花は、咲き乱れるのではなく、一輪あればよいのです。」(へうげもの三巻、千宗易の台詞) と、だけ、云って置きましょうか… 一月十九日のまかない ほんのこと。 こないだVVで、「ザ・暗殺術」を立ち読みしてたら、25番を思い出した…ごめんなさい。 あと、「時計じかけのオレンジ」がほしいでス。 自分は、"澁澤龍彦"から、"エドワード・ゴーリー"をカバーしているので、 マニアック過ぎて誰も付いてこないかも… 後、SFとメカは好きだけど、 商業主義者に裏打ちされた 頑駄無 は、好きでない。 "高千穂遙"氏は、厳密なSFでは無いと言及してるぐらいだし… そもそも、"T"は、SFとして書いてないしなぁ… 頑駄無 より 井出怨 みたく残酷さが欲しい。 頑駄無 には、「時計じかけのオレンジ」みたいな、 暴力や残酷さに関する作家の思い入れがないから。 どうにしろファンではないので水掛け論はする気は有りませんよのさ。 どうでもいいがSDは好きだけど。 同じメカだったら、「鉄人28号」や、「ゴンスケ」の方が… "澁澤龍彦"の 少女コレクション序説 を買ってみた。 人格崩壊講座の影響か? …むしろ、 サルトル と 葉隠入門 読んでる事自体から問題外。 "ショーペンハウエル"の本も欲しいです。ブツヨク。 ぶろぐのこと。 …テキストメインになってきてる今日この頃。 コンセプションが"だらだら"書くのだから、 "問題なし"いえばそれまでですが、 小説 と 裏サイト 如何しようかなやんでます。 そのたのこと。 HPLの「神殿」で出てくるイルカで思い出す… "クジラジラミ"だけは駄目だぁ~(涙) 思い出すだけで背筋が粟立って来ますヨ。 GUROいのは平気だけど、アレは駄目です。 フナムシは平気だけど、アレだけは… あと家頁持ってる人のblogにlink直張りは失礼なので、 coco's farmに直しとかねば… かくかくシカジカ、ツルカメつるかめ。 そいや、日曜洋画劇場でドクトル"カウフマン"が出てたなぁ… そんな名前のヤツが「アドルフに告ぐ」に居たな…「ゴルゴ13」にも… よく考えたら"カウフマン"って、 ゲルマン人 の名前じゃないよなぁ… 流石、"アドルフ"と付くと、"メンゲレ"に並ぶ悪の代名詞になってるな。 でも、映画で"ヘス"とかを悪人の名前に付けて殺すのは、 "アジテーション"じゃないのか…と思う。 戦争ってろくなことたぁないな… 一月二十六日のまかない まんがのこと。 「吾輩は猫である、名前はまだ無い。」と書いたのは、 故 夏目漱石 先生であるが、拙も、青空文庫で読むくらい好きである。 それが、漫画と何の関わりがあるかと云えば、 "無いと言えば無い"し"有ると言えば有る"。 そんなのは詭弁といってしまえばそれまでだが、 そんな事に悩まなければいけないのも、又、然りである。 漫画の読者にとって、そんな哲学論は如何でも良いのだが、 漫画を描く側と、編集者には必要不可欠なのだと思う。 「薔薇は他の名前で呼ばれたところで芳ばしい香りを放つだろう」と、 云う、シェイクスピアの書いた銘言も、使う所を知らなければ、 唯、己の知を悪戯に用いる愚か者の烙印が押されるのみぞ。 解りやすく云うと漫画家はボキャブラリィ少ないと、 書くものが限られるという事です。 後、何処ぞの奴三平が、「古本屋に売るな、俺の漫画は十冊買え。」と、 のたまいやがりましたが、あんたの作品云うなれば、 「そんな事いっても、中古屋に出されても仕方ない、 心に残らない作品ばっかり描いてるでは有りませんか。」 と、言わせてもらいたいです。 努力無しに人間生きていく事が出来ません。 「書を捨て外に出よ」またしかり。 一月三十日のまかない 小説のこと。 バックスペースでTEXT消えた…またかよ。 常に人生とは、時代の流れと共に流れていると思う。 漫画にしろそうだが、元に成るイマジネーションは、 そこらかしこに溢れているのであって、 作る事の出来ないのは怠惰なゆえにあって、 言い訳なんかしているべきでないと拙は思う。 「大事なものは目に見えない」のだと思う。 矢鱈とアニメネタだしてウケを狙うのは良くないと思う。 後、「萌」は、矢鱈と乱れ撃ちするのでは無く、 WWⅡのファイアフライの様に古今一番に出すのが宜しいかと。 後、二代目市川團十郎の十八番「外郎売り」の口上を壁紙するのはいかがかと。 びょうきのこと。 自律神経が遣られて、胃が痛い…薬が切れた…駄目かも。 K大の付属病院で漢方薬処方してもらおう… 病院通いでかねが…無い(涙) そのたのこと。 「to be or not to be」と「2D or not 2D」って、 前者は"シェイクスピア"、後者は"P-MODEL"ですが、何か似てるなぁ… 流行のものより変わらない何かを求めて生きたい…
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アクセス解析pro 立ち呑み関連の書籍 書評は今のところすべてコピペです。読んだものから順にコメントを追記していく予定です。 立ち飲み屋 立ち飲み研究会 創森社 単行本/347p 1999年05月本書は居酒屋はもとより、立ち飲み屋にも足繁く通う七名の酒徒が酒類、酒量を問わない体力と気力をもとに二年半の歳月をかけ、百か所余り(主として東京都内)の立ち飲みスポットに出没した蓄積である。 立ち呑み詩人のすすめ びっくりぶろ 吉田類 角川書店同朋舎 全集・双書/218p 2000年09月本書は、「酒場始末記」あるいは「盛り場・見聞録」と、もうひとつは「酒と旅」をテーマにしている。酒の原風景から旅先のこぼれ話である。酒を通じて、見ず知らずの人と知り合い、予想外の展開を生む。日常を越えて、新たな冒険が始まる。 女性のための東京スタンディング・パブ スタンディング・パブを愛する会 /吉田類 ソレイユ出版 /サンマーク出版 単行本/198p 2000年12月気持ちのいいお酒はオンナをもっと元気にする!女性ライター12人が足で集めた折り紙つきの最新情報。 立ち飲み酒 立ち飲み研究会 創森社 単行本/347p 2001年09月とことん行脚立ち飲み屋案内第2弾。 【目次】第1章 立ち飲み酒の流儀―立ち飲み処併設酒屋の主人に聞く/第2章 立ち飲み処行脚、東へ/第3章 立ち飲み処徘徊、西へ/第4章 立ち飲みスポット巡礼/第5章 映画に見る飲酒・酔態 大人の「教養」としてのbar入門 森下賢一 彩流社 単行本/230p 2002年01月和みの空間で至上のひととき。世界の酒と酒場に通じる著者が、どんな店で何を飲んだらいいのかを伝授。ネット情報ではわからない、リーズナブルで、初心者でも安心な132店を厳選。 【目次】1 酒の種類で店を選ぶ(カクテル・バー入門―日本特有の酒場「オーセンティック・バー」を楽しむ方法/モルト・バー入門―スコッチの“生一本”、癖のある味・香をマニアックに極める/バーボン・バー入門―バーボンへの偏見とブームの後に生き残っている店/ビア・バー入門―個性派ビールを飲んで、手軽に旅気分 ほか)/2 店のコンセプトで選ぶ(リーズナブル・バー入門―正体不明なチャージなど取らないこういう店こそ、もっと評価されていい/スタンディング・バー入門―椅子など不要、“立ち飲み”のすすめ/クラシック・バー入門―戦前風の造りの酒場で、いにしえの酒飲みたちをしのぶ/パブ入門―日本にいながら英国気分 ほか) 東京立ち飲みクローリング 散歩の達人ブックス 吉田類 交通新聞社 新書/143p 2002年01月日本酒からギネスまで、帰宅途中にグラス一杯の贅沢。立ち飲みという名の東京異空間散歩。【目次】「立ち飲み」という名の異空間散歩/新橋・神田―とまり木はしご酒ゾーン/山手線内回り―千鳥足のぐるぐるクローリング/人情エリアのぬくもり酒/東京至福の立ち飲みリスト/東京酔いどれMAP/立ち飲みを愛する人々へ 下町酒場巡礼もう一杯 ちくま文庫 大川渉 /平岡海人 筑摩書房 文庫/297p 2003年04月人が好きで、町が好きで、お酒が好きな三人が見つけた路地裏の下町酒場。大きな暖簾、太い文字、縁の丸くなったコの字形のカウンター、一人ぶらりと入ると、もつ焼きの煙が目にしみる。そこには人情話を肴に憩う人もいれば、ひとり酒を飲む人もいる。不況下の東京で今日も灯りをともす下町の酒場。大衆食堂も含めた42店を紹介する。 酒場歳時記 生活人新書 吉田類 日本放送出版協会 新書/190p 2004年09月頑なに自分流儀を貫く店主、酒と肴をこよなく愛する心優しき人々…昔ながらの大衆酒場で夜毎繰り広げられる人間ドラマ。多種多様の顔を持つ東京の名物酒場を飲み歩き、酒場を巡る四季と人間模様を活写する。巻末には、下町の酒場を詠み込んだ「酒場八十八句集」を収載。 dancyu2005年6月号 特集 「立ち飲み」が断然、楽しい!新宿「日本再生酒場」、渋谷「立喰酒場 buchi」日本で一番パワフルな「立ち飲み屋」はここだ 文・枝川公一/隠れ家風500円ワインバーから、バル、モツ焼き……。新店が続々誕生最先端の呑んべえは「恵比寿」へGO!/新旧50軒もの立ち飲み屋がひしめくワンダーランド聖地「新橋」は、やっぱりすごい!/全国を飲み歩いた男が辿り着いた究極の立ち飲みストリート恐るべき激戦区、大阪「天満」探検 文・勝谷誠彦/どて焼き、串かつ、味噌おでん、とん焼き……味噌ダレが酒を呼ぶ。「名古屋」は桃源郷 文・北吉洋一/"セルフ"の人気店「ニューカヤバ」、立ち飲み割烹「かねます」40年愛され続ける名店の、ひと味違う楽しみ /イカ店、うなぎ店、かまぼこ店、ラム店、北海道店……一途な個性派店にくびったけ/駅のスタンディングで本日名残の一杯を/カッコいい「立ち飲み名人」になりたい! 立ち飲み天国(東京篇) さくらいよしえ ライブドアパブリッシング 単行本/197p 2005年11月起立、礼、カンパイ! ちょっとお洒落な新進気鋭の実力店から「立ち飲み」の原点、超ディープなおやじ系スポット、包丁一本味にこだわる満腹系まで、東京の立ち飲み屋70軒をはしご酒した、濃すぎるガイド。 東京立ち飲みスタイル(2005ー2006) 完全保存版 エイムック 小川秀夫 □出版社 ムックその他/139p 2005年12月ビジネス街の、しかもサラリーマン限定だと思っていた「立ち飲み」が、今や年齢や性別を問わず大人気。女性が気軽に入れるお店が、ここ1~2年で渋谷、恵比寿、青山などのエリアに増えたのも人気の秘密といえるでしょう。そんな新しいスタイルのお店から、老舗のお店まで気軽に使える立ち飲み処を徹底紹介します。「立ち喰い寿司」なんて粋じゃありませんか? また、本書を監修した立ち飲み研究家の小川秀夫氏が、立ち飲みプチ講座を開講。基本とマナーから、使える店の見分け方まで解説してくれるので、ビギナーでも安心して楽しめます。 東京生活(no.9 東京暮らしセンスアップ・マガジン エイムック □出版社 ムックその他 2005年11月今月は創刊号以来の「吉祥寺」大特集。吉祥寺歴20年の楳図かずおさんが案内する吉祥寺、行列ができる有名店、上質レストラン、路地裏の名店、デパート裏の個性的なショップなど、「遊ぶ!」「食べる!」「買う!」が楽しめる吉祥寺の魅力をとことん紹介します。詳細なハモニカ横丁マップ、吉祥寺の立ち呑みやの情報なども。
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木枯らしの吹く並木道を、こなたとかがみが歩いている。 「紅葉の季節だねぇ、かがみ」 「ん? 珍しいわね。あんたがそんなことしみじみ言うなんて」 「私だって、時には移りゆく季節に心をホニャラララなこともあるさ」 「何だよホニャラララって。思いつかないなら、かっこつけた台詞出そうとするな」 「オレにだって……わからないことぐらい……ある」 「また何かのアニメネタか?」 そんなどうでもいい会話を交わしながら、二人は歩いていく。 「ちょっとコンビニ寄っていい? チェックしたい雑誌があって」 「いいけど……」 どことなく反応が鈍いかがみ。こなたはそれには気付かず、角のコンビニに向かっていった。 (我慢するのよ、私……後悔先に立たずなんだから……) コンビニに入るだけなのに何やら深刻な表情をしながら、かがみもこなたについていく。 自動ドアをくぐると、かがみの視線は嫌でもレジ近くの“それ”に吸い寄せられた。意識してその視線をそらし、かがみはすぐに雑誌の並べられたコーナーに足を向ける。 だが、 「あ、おでんだ。最近は季節関係なく売ってるとこもあるけど、やっぱりこの時期が一番美味しいよね~」 こなたは吸い寄せられるように“それ”へ寄っていった。 「ちょっとこなた! 雑誌を見るんでしょ?」 「そうだけど……かがみ、何焦ってんの?」 「あ、焦ってなんかいないわよ」 「そう?」 かがみの様子に小首を傾げながら、こなたは雑誌コーナーへ移動する。 目当ての所だけ立ち読みを済ませたこなたは、隣で別の雑誌を読んでいたかがみに声をかける。 「お待たせ。行こっか」 「あいよ」 「ところでかがみ、おでん買わないの?」 「……買わないわよ」 「何で?」 「何でって……」 本気で不思議そうな顔をしているこなたに、かがみは言葉を詰まらせる。 「焼き芋屋さんを見たら焼き芋を買い、クレープ屋さんを見たらクレープを買うあのかがみが何故!?」 「人を食欲魔人みたいに言うな! 別に今はお腹空いてないってだけで――」 ぐううう~……と、漫画みたいなタイミングでかがみのお腹が鳴った。 「ダイエット中?」 「そうよ……」 ただでさえ美味しい物の多い秋。油断すればたちまち体重が上昇線を描くかがみは、間食の類は一切断とうと、つい先日誓ったばかりなのだ。 「分かったならもう聞かないでよね」 赤くなった顔を俯かせて、かがみはコンビニから立ち去ろうとした。 「ちょっと待って。買っていくものあるから」 「もう、早くしなさいよ」 「うん。すみませーん、大根二つとはんぺんくださーい」 「うおおーいっ!?」 (この流れで自分はおでんを買うとか鬼か貴様は!?) 「あ。あとたまごもください」 さらにコンボを重ねるこなた。背後から突き刺さるかがみの怒りオーラは全く効果なく、代わりに店員さんがびびりまくっていた。 「おーいかがみー。待ってよー」 早足でスタコラ歩いていくかがみを、おでん片手にこなたが追いかける。 「どうして怒ってるのさ?」 「胸に手を当てて聞いてみれば?」 「どれどれ」 迷いなくかがみの胸元に手を伸ばすこなた。しかしかがみは素早くその手をはたき落とす。 「自分の胸をだ! セクハラで訴えるぞ!」 「ちっ……触るほど無いのを知ってるくせに」 「そういう意味じゃないっつの……全く」 かがみはため息一つついてから、普通の早さで歩き出す。 「悪かったよ。おでん買っただけでそこまで怒るとは思わなくて……」 「おでんそのものじゃなくて、あんたの意地の悪さに怒ってるの」 厳しい口調で言い捨てる。途端にこなたは肩を落とした。 (ちょっと言い過ぎたかな……?) 不安になったかがみがフォローしようかどうか迷っていると、こなたは買ったばかりの熱々おでんから大根を一口分、割り箸で取って、 「じゃあこれお詫びに。はい、あーん」 「あーん……じゃねえだろ! ダイエット中だっての!!」 「あ、そっか」 わざとらしいこなたの言動に、かがみの脳裏にあったフォロー云々は地平線の彼方へ消え去った。 「でも大根一口ぐらい、いいんじゃないの?」 「その一口が落とし穴なのよ」 少しだけならいいかと思って夜食や間食に手を出し、今まで何度も涙を飲んできた。同じ過ちを繰り返すわけにはいかない……そんなかがみの決意も知らず、こなたは大根を頬張っている。 「歩きながら食べるのはやめなさいよ」 「だって冷めちゃうし」 ハフハフと湯気を吹きながら答えるこなた。 「かがみはさ、おでんの種で、何が好き?」 その上おでんの話題を振るか。さすがに怒る気も失せて、かがみはため息をついた。 「ちなみに私は大根が好きだよ。底の方で味がよ~く染み込んだのとかたまんないよね」 ぐううう~……と、またかがみのお腹が鳴った。 「食べる?」 「……いらない」 「無理しないでいいのに。お腹空いてるんでしょ? この大根美味しいよ」 「いらないってば……何でそんなにしつこく勧めるのよ?」 「だっておでんって、一人より大勢で食べた方が美味しいじゃん。コンビニおでんだって一緒だよ」 「……それは分かる気がするけど……」 「というわけで私はかがみとおでんを食べたいのだよ。さあ」 一途なぐらい真っ直ぐな目でかがみを見据え、おでんを差し出すこなた。食べないことにはテコでも動きそうになかった。 「…………はぁ」 観念して、かがみは差し出された大根を口に入れた。熱々の大根に染みたツユの旨味が口中に広がる。 「美味しい?」 「うん……」 美味しいと思うと同時に、自分の意志の弱さに凹んでいる微妙な表情でかがみが頷く。こなたは嬉しそうに微笑んだ。 「ところでさっきの話の続きだけど、かがみはおでん種、何が好き?」 「そうね……がんもとか」 「ほほう、がんもちゃん。プリンセスナインを思い出すねぇ」 「知らんがな」 かがみと話をしながら、今度はたまごを頬張っているこなた。 「よく食べるわね。あんたこそ太るわよ?」 「大丈夫。私は食べてもあんまり太らない体質だから」 「そういうの聞くと腹立つわね……」 「そう思うならかがみが幸せ太りにしてよ」 「なっ……言葉の意味分かってんのか?」 「あ、そうだ。今度さ、みんなでおでんパーティーしようよ。つかさやみゆきさんも誘って」 「また唐突な話ね」 「さっきも言ったけど、おでんは一人より大勢で食べた方が美味しいんだよ。おやつじゃなくてちゃんとご飯としてなら、かがみも問題なしっしょ?」 「……それもそうね」 おやつだろうがご飯だろうが、食べ過ぎたら同じことだが。もちろんそんな事実は分かっていても指摘しないこなただった。 おわり コメントフォーム 名前 コメント 大根なら低カロリーで食物繊維も豊富だから大丈夫さ!……きっと。 -- 名無しさん (2010-10-13 01 59 10) うむ、ここはひとつ「おかわり」が欲しいところだな。 -- 名無しさん (2010-10-12 22 41 17) 最後の「おわり」が「おかわり」に見えた俺は食欲魔人か?! -- 名無しさん (2009-09-16 20 14 40)