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第5-88章.第5-89章.第5-90章. 第5-89章. ヴァイサンパヤナは言った、『クリシュナは夜明けに(ベッドから)起き上がり、朝の儀式を行い、バラタ族に別れを告げて(クリシュナの)都に向かった。アナ、ヴリカスターラのすべての住民は、彼が出発しようとしている間、長い腕を持つその強大な者に別れを告げ、皆それぞれの家に戻った。ドゥルヨーダナを除くすべてのダルタラーシュトラは、優れた衣を身にまとい、ビーシュマ、ドローナ、クリパらと共に、彼を迎えに出かけた。そして、王よ、何千もの市民が、様々な種類の車に乗って、また多くの徒歩の者も、フリシケサを見たいと思って出て来た。そして、道すがら、汚れのない行いのビーシュマ、ドローナ、ドリタラーシュトラの息子たちに出会い、彼は彼らに囲まれて都に入った。クリシュナに敬意を表して、都は美しく飾られ、主要な通りは様々な宝石や宝石で飾られていた。王よ、バーラタ族の雄牛よ、その時、ヴァスデーヴァを見ようと市民が熱望していたため、男も女も子供も、誰も戸の中に留まることはなかった。王よ、フリシケーサが都に入り、そこを通過するとき、すべての市民は出てきて通りに並び、彼の名誉のために賛辞を歌いながら地面に頭を下げた。また、高貴な貴婦人で埋め尽くされた大邸宅は、その生活の重さのために地面に倒れそうになっていた。ヴァスデーヴァの馬は非常に速かったが、人間の密集した塊の中を非常にゆっくりと進んだ。そして、その蓮の目をした敵の粉砕者は、ドリタラーシュトラの灰色の宮殿に入った。そして、宮殿の最初の3つの部屋を通り抜けた後、敵の懲らしめ手であるケーサヴァはヴィチトラヴィーリヤの王子の上に来た。そして、ダサルハ族のその息子が彼の前に近づくと、名声ある盲目の君主は、ドローナ、ビーシュマ、クリパ、ソマダッタ、そしてヴァーリカ王と共に立ち上がり、ジャナルダナを称えるために全員が立ち上がった。ヴリシュニの英雄は、名声の高いドリタラーシュトラ王に近づき、彼とビーシュマに、適切な言葉で、時間を無駄にすることなく礼拝を捧げた。マドゥを殺したマダヴァは、年功序列に従って他の王たちに挨拶をした。ジャナルダナはドローナとその息子、ヴァーリカ、クリパ、ソマダッタに挨拶した。その部屋には、金で作られ、宝石で飾られた、美しい細工の広々とした座があった。ドリタラーシュトラの求めに応じて、アチュタはその席に着き、ドリタラーシュトラの祭司たちはジャナルダナに牛一頭、蜂蜜、凝乳、水を供えた。そして、もてなしの儀式が終わると、ゴーヴィンダはしばらくそこに留まり、クルスたちに囲まれ、彼との関係に応じて彼らと笑い、冗談を言い合った。そして、ドリタラーシュトラに尊敬され、崇拝されている、敵を粉砕するあの輝かしい男が、王の許可を得て出てきた。ヴィドゥラは、こうして彼の住まいに到着したダサルハの一族のジャナルダナに近づき、あらゆる吉祥で望ましい供物を捧げて彼を礼拝した。そして彼は言った、「蓮の目をした者よ、私があなたのこの出現に感じる喜びをあなたに伝えて何になる、あなたはすべての具現化された生き物の内なる魂なのだから」。そして、もてなしの宴が終わると、ヴィドゥラは道徳のあらゆる原則に通じていたので、マドゥを殺したゴーヴィンダにパーンダヴァの幸福について尋ねた。ダサルハの子孫であり、ヴリシュニスの族長であるヴィドゥラは、過去も未来も現在のようであったが、ヴィドゥラがパーンダヴァに愛され、彼らに友好的であり、学識があり、道徳に堅く、正直で、(パーンダヴァに対して)怒りを抱かず、賢明であることを知っていたので、パンドゥの息子たちの行いについて、すべて詳しく彼に話し始めた」。 第5-88章.第5-89章.第5-90章.
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ユヘルメリック 人物 イシュガルドのデュランデル家に仕える騎士。 旧FF14時代に騎兵団の団長として登場したほか、蒼天のイシュガルドでは、 インスタンスダンジョン「ダスクヴィジル」にボスモンスターとして登場する。 経歴 ウィルドテオの息子として生まれる。 長じて騎士となった彼は、第六星暦末期(旧FF14時代)には、 デュランデル家の騎兵団の団長を任されるまでに成長する。 結婚したものの、ほぼ同時にダスクヴィジルの指揮官の任を拝命したため、 新妻を皇都に残し、任地に着任した。 その際、妻との愛の証として宝石「氷槍石」をイシュガルド教皇庁に奉納。 ダスクヴィジル内の聖ガンリオル礼拝堂にある戦神ハルオーネ像を飾っている。 なお、第七霊災は、砦の指揮官として迎えている。 この時、降り注ぐメテオの破片とバハムートの炎により、砦の防壁が崩壊。 多くの兵士が撤退を望む中、指揮官であった彼は、砦の死守という道を選ぶ。 最終的には、寒波の到来と食糧難によって、士気の低下した兵士による反乱が勃発。 鎮圧に成功したものの、食糧難から人肉食に手を染めてしまったようだ。 そして、死者のアンデッド化が始まり、最終的には自らもゾンビーと化してしまった。 この辺りの事情については、ダスクヴィジル内に落ちている「騎士の日記」に記されている。
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前ページ次ページゼロの黒魔道士 「お、俺の左腕を――使い魔ごときにっ!こんな、こんな小童ごときにっ!!」 デルフが貫き、壊したのは、ワルドの左肩だった。 咄嗟に体を捻られてしまい、致命傷にはならなかったみたいだ。 でも、さっきまで杖を持っていた手を、潰せた。 「ワルド……忠告するよ。もう……降参して」 ワルドに静かにデルフを突きつける。 ……もう、これで終わりにしたかったんだ、 ルイズおねえちゃんを……悲しませるのは。 ―ゼロの黒魔道士― ~第二十七幕~ ただ生あればこそ 「相棒ぉ~、もう一思いに殺っちまったほうが早ぇんじゃねぇか?おれっち今絶好調よ?」 キラキラ輝くデルフが言う。 「でも……でも……」 こいつは、確かに酷いことをした。 でも、それでも。ワルドはルイズおねえちゃんの婚約者だった人だ。 ルイズおねえちゃんは裏切られて悲しんだ。 それは礼拝堂に来る前に、何故か伝わってきた。 礼拝堂に来てルイズおねえちゃんの涙を見て、間違いないと思った。 だから、これ以上、ルイズおねえちゃんを悲しませたく無かったんだ。 「ケェェーッ!!!」 鋭い高音が、ステンドグラスの向こうから聞こえてきた。 『コメット』が破ったステンドグラス、そこから大きな塊が飛び込んできたんだ。 強く激しい風をまといながら。 その塊と、目の前のワルドが重なる。 「ふはははははは!!いつか後悔させてやる!この俺にトドメを刺せなかったことをな!!! 攻城隊にやられるなよ!!俺自身が復讐してやる!!!」 猛風に目を閉じてしまって、次に目を開けた時にはワルドはもう消えていたんだ。 「チッ、悪運強ぇ髭オヤジだぜっ!ま、アレだな!俺様にビビって逃げたってぇわけだ!だはははははははは――」 「ルイズおねえちゃんっ!!」 ワルドを追うつもりは無かった。今は、それよりもやるべきことがある。 だから、ルイズおねえちゃんに慌てて駆け寄る。 ルイズおねえちゃんは、涙を流して呆然とその場にへたりこんでいたんだ。 「――どうして――ねぇ、どうして?」 「ルイズおねえちゃん……」 無理もない、信じていた婚約者に裏切られたんだ。 目の前で…… 「――むっげぇなぁ~、王子さんまで殺すことぁ無かろうによ~?まぁ、アレだ、娘っ子よ!泣いてる暇ぁ無さそうだぜ?」 そうだ、さっきワルドが言っていた。攻城部隊がもうすぐ城にやってくるのだろう。 遠くの方で怒号が聞こえる。 さっき、ボクが乗って脱出する船はもう出てしまってる。 どこかに逃げるか……さもなければ…… 「ま!安心しねぇ!おれっち達、今ギッランギランに輝いてっからよ! もーパワー全開?これならウン千万人の敵相手にできっぜ!だははははは――」 確かに、『トランス』したままならそれなりに粘ることができるかもしれない。 敵陣を突破して逃げるっていう手もあるかもしれない。でも…… 「……デルフ、ゴメン」 「お?どうした、相棒?」 「『トランス』……もう、限界なんだ……」 光が、ボクの体を覆っていた光がしぼむみたいに消えていく。 「ぬぉぃっ!?相棒、どうしたってんだよぉ~!?これからってぇときに!!」 『トランス』の力は、強力だけどせいぜい持つ時間は1度の戦いの間、それも長期戦は無理だ。 「ゴメンね……でも、なんとか、するから!絶対、なんとか、するから!」 必死に頭を回転させる。 着地で痛めた左足が、トランスの反動でものすごく痛む。 このままじゃ、みんな死んでしまう。 嫌だ。 ルイズおねえちゃんを守れないなんて、嫌だ。 だから考えたんだ。今この場所から、トリステインまで逃げることを。 「ちっきしょ~!!相棒がギラギラってんならともかくっ!このままじゃおれっち見せ場ないままそこの王子さんと一緒にあの世行きかよっ!!」 デルフが耳元でわめく。 「――どうして――私――どうして?」 ルイズおねえちゃんの目は焦点があっていない。 あぁ、本当にどうしたら…… 「――勝手に……殺さないで、くれる、かな?――ゲホッ――」 小さく、か細い声。 それが昨日まで元気に笑っていた声だって気づくのは、時間がちょっと必要だった。 「ウェールズ王子!?」 「お、なんでぇ、生きてたか!?しぶてぇな~!!」 ルイズおねえちゃんもピクッと反応する。 「――幸い、急所は外したら、しいね――まだ、記憶になるわけにはいかないようだ――」 胸から血を流しながら、それでも気丈に笑顔を浮かべようとする王子様。 その笑顔が、とても痛々しかった。 「王子!や、休んでて!ぼ、ボクがなんとかするから!!!」 「そうだよ!見てたろ?おれっち達の大活躍をよー!もうちっと休んでたって――」 「――あぁ、君の勇気が、煌めくのを、見た――ゲホッ――だが、君も怪我をしている――だろ?」 服を真っ赤に染めながら、ウェールズ王子が体をゆっくり起こそうとする。 「よ、横になってて!ねぇ、大丈夫だから!!」 「おいおいおい、これってマジやべぇんじゃねぇか?」 「――城からの、秘密脱出孔を――ク――を教える――君達、だけで――」 「ダメよ!!!!!!」 ルイズおねえちゃんが突然大きな声をあげた。 「殿下も、ウェールズ殿下も一緒に!!」 「――足手まといは――捨てて、行きたまえ――いいか、良く聞きたまえ、ここを出て左に――」 「そんな!殿下は!姫が!姫が待って――」 ルイズおねえちゃんが必死に食い下がって、ウェールズ王子の声が聞きとれない。 もう少しよく聞かないと、逃げることだってできないかもしれない。 だから、ウェールズ王子に少し近寄った、そのときだったんだ。 地面からカリカリと引っ掻く音、それと何かが床を持ちあげるような振動。 「敵っ!?」 地面に向けてデルフをまっすぐ向ける。 足は怪我をしている。 ウェールズ王子はもっとひどい怪我をしている。 こんな中で、ルイズおねえちゃんを守らなきゃいけない。 「っちぃ、次から次に問題が――おもしれぇーことになってきやがった!」 デルフにはちょっと同意できなかったんだ。 ともかく、そんな緊張感の中、地面からの反応を少し待っていると、突然 「モグーッ!!」 と間の抜けた声と一緒に、モソモソと動くものが地面から生えてきたんだ。 それに続いて、長い爪と、その後に生えてる毛むくじゃらの体。 そして…… 「モグモグーッ!!!」 クルクルッと空中に飛び出した毛の塊は、綺麗に宙返りをして得意げに礼拝堂に着地したんだ。 ポーズまで決めて…… 「おいおい、これって確かギーシュの野郎の――」 「ヴェ、ヴェルダンデ!?」 「――久方ぶりの光だ――まったく、ヴェルダンデ、君はすばらしいよ!あ、いてててててて――」 「いいからさっさと進みなさいよ!後ろがつっかえてんでしょ!!」 「邪魔」 ヴェルダンデの空けた穴から、ギーシュ、キュルケおねえちゃん、タバサおねえちゃんが続けざまに出てきた。 何が、どうなってるの? 「あ、あんた達――どうして!?」 ルイズおねえちゃんが目をパチクリとさせて聞く。 「フッフッフ、ヴェルダンデの素晴らしい能力をお忘れかな?そう、かくも美しく聡明な我が使い魔はその華麗なる――」 「えーと、つまり、宝石捜す力であんたが持ってるっていう『水のルビー』探させて、地面掘ってきたってわけ?感謝しなさいよ、ルイズ」 ギーシュの長くなりそうだった説明を、キュルケおねえちゃんが簡単にまとめてしまう。 ヴェルダンデ、すっごい。 「――つまりその卓越した感覚こそ我がヴェルダンデの――あいたっ!?」 「緊急事態」 タバサおねえちゃんが、まだまだ続きそうだったギーシュの話を杖で殴って止めた。 「そうね、もうこのお城囲まれてるわよ?シルフィード待たせているから早く逃げないと――」 「な、何よっ!た、たまにはやるじゃない!」 ともかく、なんとかなりそうだった。 ちょっとホッとして力が抜けてしまう。 「応急処置」 タバサおねえちゃんが、ウェールズ王子、ボクと順番に杖を向け、呪文を唱える。 スゥっと痛みがひいていく。 まだ、ちょっと違和感はあるけど、歩いたりする分には問題は無さそうだった。 「よし、それでは、出発するぞ!みんな、この僕に続け――いたぁっ!?」 キュルケおねえちゃんの手刀は、ムチみたいにしなるんだなぁって思った。 「バカ言ってないで、さっさと脱出するわよ!」 「殿下も、お早く!」 ルイズおねえちゃんのせかす言葉に、ウェールズ王子は、体を支えていた右手で口元の血をぬぐって、 ゆっくりと、だけどとってもしっかりとした笑顔でこたえたんだ。 「いや――僕は、行けない」 「どうして!?もう、足手まといではありません!姫が、待ってます!!だから――」 ルイズおねえちゃんは、ウェールズ王子の服をグイグイと引っ張る。 王子様は、そのルイズおねえちゃんの腕をゆっくりとつかんで、言ったんだ。 「足手まといではないからこそ――行けないんだ。僕には、なすべきことがある――」 そのゆっくりとした小さな声は、沁み渡るように礼拝堂に響く。 「――愛する人を守るために――やらねばならない――」 その言葉に、ルイズおねえちゃんの腕が力なく地面に垂らされる。 「――小さな騎士君!君には、勇気をもらった!」 「は、はいっ!?」 突然、ボクに声がかけられる。 「――伝言を、頼めないか、指輪と共に――」 小さく、息を吸い直すウェールズ王子。 応急処置はタバサおねえちゃんにしてもらっても、やっぱり苦しいのかもしれない。 「『死しても貴女の記憶となろう、ときどき思い出してくれるだけでいい、だから』――」 もう一度、ゆっくり息を吸う。 顔が、少し青い。 「――『生きていてくれ!』と!」 「……う、うん!」 必ず、伝えようと思った。 何があっても。 「――さぁ、急ぐよ、諸君!ヴェルダンデ!来るんだ!」 「ほら、ルイズ、あんたも急ぐ!」 「脱出」 「うぇ、ウェールズ王子、あの、その……お元気で!!」 「なんか違わねぇか、相棒?ま、いっか!そいじゃーなー!!」 ヴェルダンディの掘ったらしい穴は、おっきな岩とかを避けたのかクネクネしててなかなか進みにくかった。 足下から、風が吹いているのが分かる。 ……ルイズおねえちゃんが、ずっと無言なのが気にかかる。 「きゅい~!!」 穴の先では、シルフィードがその場に留まって待っていてくれていた。 今は、高いところが怖いとかそういうことを言っている場合じゃなかった。 そんなに遠くないところに、大砲がたくさんつきだした軍艦が何隻も見える。 シルフィードの上は、しばらく無言だった。 みんな疲れていたし、何より、ウェールズ王子の笑顔が心に残っていた。 「――ビビ」 「……何、ルイズおねえちゃん?大丈夫?」 ボクは、なるべく下を見なくて済むように、帽子を深めにかぶっていた。 そしたら、ポンッとちょっと重めの荷物が背中にのしかかるような感じがしたんだ。 「――ちょっと、こうさせてて」 それが、ルイズおねえちゃんの頭だって気づくのにそんなに時間はいらなかった。 「……うん」 少しだけ、体を動かしてルイズおねえちゃんがもたれかかりやすいようにする。 ボクの小さな背中は、ルイズおねえちゃんを守れたんだろうか? ルイズおねえちゃんを悲しませることしかできなかったんじゃないか? だから、ボクは、そこからラ・ロシェールに到着するまで、 身動きせずに背中を向け続けていた。 ルイズおねえちゃんの涙を、なんとなく、見ちゃいけない気がしたから…… ピコン ATE ―死神の幕引き― 「さて――と!!グ――やっぱり、痛いなぁ――」 若き王子の服は紅に染まり、 血は十二分に失うも、 なおも気丈に立ちあがる。 なんとか生きながらえた、 まだ立ち上がれる。 だからこそ、立ち上がる。 「――死しても記憶になる、か。結構だ――だが――」 そう、彼は一国の王子なのだ。 何より、愛する人のためでもある。 まだ、生きながらえる時間はある。 防衛指揮系統に混乱は無いか? 最悪、その場に立つだけでもいい。 士気が少しでも上がってくれればいい。 一刻でも、憎き『レコン・キスタ』の者どもを食いとめる時間が欲しい。 その後であれば、喜んで記憶になろう。 そうだ、愛する人の記憶になって生きるのだ。 使い魔の少年、ビビ君と言ったか、 彼は見事その勇気を、若きウェールズ王子の脳裏に焼きつけた。 ならば、年長者として、王子として、愛しき人への想いに答えるため、 「――せめて、記憶以外に、残さねばな――」 自分の血の匂いにむせそうになる。 だが、まだ体は動く。 まだできることはある。 記憶になるのはまだ早い。 「――宴の終わりは気の抜けた麦酒の如く――」 詩が、聞こえた気がした。 これは亡びゆく国を憂えた、精霊たちの鎮魂歌とでも言うのだろうか。 「――泡沫に散る星屑とともに飲み干さん――」 それにしては、いやにはっきり聞こえる。 お迎えにしては早すぎるし、 夢にしては、胸の傷が痛む。 これは決して幻聴の類では無さそうだった。 「――見事な舞台でしたよ!やはり、貴方が主役であるべきだった!」 死を啄ばむ銀色の孔雀。 そんな単語が脳裏に浮かぶ。 視界にゆらりと入ってきた男は、どうやら幻覚ではないらしい。 独特の香水の香りがする。 血の匂いと混じり、それは吐き気に近い嫌悪感をもたらした。 「――何者だ、どこから入ってきた?」 先ほどは抜き遅れた杖を抜き、眼前の男に突き立てる。 敵ならば、ここで相討ちも悪くない。 せめて一矢報いてくれよう。 だがおかしい。 こんな男の侵入を許すとは。 それに何だというのだろう、この静けさは。 防城戦前だというのに―― 「これは失礼を、王子様。手前共の三流脇役が、麗しき愛の物語の邪魔をいたしまして――」 目の前の男の優雅な一礼は、あまりにも大袈裟で芝居がかっていた。 そう、芝居だ。 まるでカーテンコールに答える役者のような仕草。 舞台はもう終わりだと名残惜しむようなその所作。 「――何の、話だ?」 本格的に目の前が揺れ始める。 もう少し持ってくれ。 せめてこの得体の知れぬ敵を倒すまで。 「――憐れ、遠く離れた戦地での結婚式は己の殺害を目論む茶番劇! 自身の真愛は暁の露と消えようとするも、幼き勇気の輝きに導かれ、 王子は姫への愛を誓い立ち上がり、なおも歌おうとする!!――実に素晴らしい!!」 歌うように語る死神の言葉は、称賛と同時に同情の響きを伴っていた。 憐れむ、だと?誰をだ? 王子の疑問は尽き無くとも、向けられた杖は揺るがずまっすぐ相手を狙い続ける。 「――是非、このクジャめの舞台に加わっていただきたい、と言いたいところですが―― 生憎、僕の依頼者が先に貴方を欲してしまっているようだ――ハァ」 残念至極、という大仰な身振り。 ご丁寧にわざとらしい溜息までつけてだ。 この男は何が望みだ? 「――依頼者、だと?」 「そう、依頼者。まったく、主役の貴方をよりによって死体役で欲しいそうだ――ハァ、気が進まないねぇ――」 男が指を鳴らす。 それが合図だったのか、何体もの鎧甲冑が、 ガシャガシャと無骨な音を立てて礼拝堂に入ってくる。 顔の無いそれらは、死を予感させるのには十分な効果を発揮した。 「まぁ、いいさ。手はある――安心してください、他の方々と同じく扱いますから――」 その言葉に悟る、静けさの意味を。 「貴様――まさか、私の部下を!!!」 「あぁ、最初の質問に答えてませんでしたね――正面から、入らせていただきましたよ。堂々とね」 不自然な動きの鎧共、ゴーレムか。 その一体に、血の痕がついているのが霞む視界に映った。 「少々、荒事はありましたけど、皆さん大人しく退場なさいましたよ――滅びゆく舞台から、ね」 ゴーレムが割れたステンドグラスを踏む。 乾いた音が礼拝堂に響く。 狙いを定めていたはずの杖が細かに震えだす。 「貴様――貴様、何を!私の部下に、何をっ!!貴様何者だ!!」 呪文の詠唱は、詰問の声の後となった。 それが仇となる。 風魔法より速く、周囲を鎧ゴーレムが取り囲み―― 「――幕を引きに来た支配人代理ですよ、主演俳優殿」 眼前の男の右手は軽やかに天を指し―― 「貴方の舞台は、ここで一度幕、です」 静かに、降ろされた。 「く、ぐぁぁぁぁぁぁぁっ――」 風、吹き抜けるアルビオン。 静かな礼拝堂に、もう人影は無く、 午後の日が割れたステンドグラスを通り白い日だまりを作る。 小さな想い、『最期に貴女を抱き締めたかった』という記憶を残し、 始祖の像だけが、顔も無いのに終幕のアルビオンを見つめていた。 前ページ次ページゼロの黒魔道士
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 大地は足下にあり盤石なもの。 それは浮遊大陸アルビオンにおいても変わらない。 この空に浮かぶ巨大な岩塊がなんの支えも無く浮いているにもかかわらず、それが落ちるなどと考えるものはハルケギニアのどこにもいない。 アルビオンを遠くから見た時には、それは浮いて当然のものとして見えた。 アルビオンを空から見下ろした時には大地に等しく不動のもとして見えた。 その上に立った時には、揺るぎないものとして感じた。 キュルケはそれらを特別意識していたわけではないが、常識、当たり前のものとしていた。 だが今はわずかに疑念を覚えている。 こうしてアルビオンを間近で下から見上げると、盤石さの根拠となる巨大さ、堅牢さが逆にいつ落ちやしないかという不安の根拠となってのしかかってくるようだ。 そのわずかの不安を胸に見上げる岩盤の向こうには、ニューカッスル城がある。 そこにはルイズがいるはず。 「間違いない。この上だ」 そして、それは岩盤に向かって鼻を上げているヴェルダンデがルイズの持つ宝石の位置をかぎつけたと傍らにいるギーシュに伝えたことで確信となった。 地上から穴を掘るとレコン・キスタが邪魔をしてどうやっても長すぎるトンネルの中を這わなければならない。 だったら、他に道はないのか。 ──あった。 アルビオンの浮遊大陸という特性が他の道の可能性を作っていた。 大陸の下から掘ればいいのだ。それなら、わざわざ戦場を避けて遠くから穴を掘る必要はない。 しかも地上のニューカッスル城に集中しているためかレコン・キスタはこの近辺にはいない。 「タバサ、お願い」 タバサが頷くとシルフィードは翼を羽ばたかせる。 大陸の岩盤ギリギリまで接近するし、シルフィードは翼の動きを変えた。 小さく、何度も羽ばたいて首筋を岩にくっつけて空中に静止する。 その飛び方はシルフィードにとってはかなり辛いのか、きゅいきゅいと鳴き声を上げていた。 「今度は僕らだね」 ヴェルダンデはシルフィードの首筋から大陸にしがみつく。 爪を立てた前足を何度か動かすと、そこにはもう四つん這いになれば人が入れるほどの穴が口を開けていた。 「よし、いいぞ。ヴェルダンデ。そのままルイズのとこまで掘っていくんだ」 そう言う頃にはヴェルダンデの姿はカーブを描くトンネルの奥に隠れ、土をかき分ける音でしかどこにいるかわからなくなった。 「では、ミス・ツェルプストー。どうぞ」 レディファーストというやつだ。 ギーシュは不安定なシルフィードの背中にあってもそれなりに紳士的にトンネルの方に促す。 それをキュルケは黙って殴った。 「あたたたっ!」 「馬鹿なこと言ってると殴るわよ」 ギーシュに悪気や下心があるかどうかは置いておくとして、いくらキュルケでも学院制服の短いスカートでトンネルを潜るのに男を後から着いてこさせるような感性は持ち合わせていない。 相当いいのが入ったらしく、頭を押さえるギーシュがまずはトンネルに潜り込む。 次に入ったキュルケはタバサに手を貸そうとしたが、それに対しをタバサは首を横に振った。 「どうしたの?」 「私はここで待っている」 タバサはルイズの救出に随分熱心だった。 それなのに、ここで待つと言うのはどうしてだろう。 そう訝しむキュルケに気付いたのか、タバサは言葉を続けた。 「シルフィードがいる」 空中に静止するのはシルフィードにとってかなり辛いことのようだ 周りを適当に飛んでいて、ルイズを助けた後にトンネルの入り口に戻って来るようにした方がずっといいだろう。 それに、今はいないが万が一レコン・キスタに発見された時には逃げる必要がある。 そういった時の細かな指示はタバサ意外にはできそうにない。 「わかったわ。こっちは任せて」 口を開かずタバサは首を縦に振る。 後ろ髪を引かれる思いもしたが、今はルイズを助ける方が大事とキュルケは魔法の光を灯してトンネルの奥に進んだ。 アルビオンを見上げる少女は耳に入る音が風だけになるのをじっと待っていた。 高空にあるアルビオンの周りでは常に風が吹いている。 それでも近くに何かいるのなら耳を澄ませば音が聞こえてくるものだ。 風に交じってわずかにがさごそと土を削る音が聞こえていた。 それは遠ざかり、やがて風の音にまじりって彼女の耳に届かなくなる。 少女はゆっくりと顔を上げ胸元に手を当てた。 「お姉様。行くの?」 その声に少女は頷いて答えた。 「1人じゃ危ないのね。私も行くのね」 少女は首を横に振り、否定を伝える。 「みんなが帰ってきた時に」 「でも危ないのね」 少女の意志は変わらない。 それに気付いた少女の語りかけていたものは、不満げなうめき声を上げながらも渋々賛同した。 「待ってて」 少女は呟く。 自分の持つこの世界のものではない力を使うための言葉を。 「……アップ」 3万人のレコン・キスタの中を駆け抜け、その先にあるニューカッスル城の城壁にとりつき、よじ登って城内に侵入する。 それが人間であれば不可能であろうが、ユーノは違う。 フェレットに変身した彼を見とがめるものは誰もいなかった。 野生の小動物が戦場から逃げだそうとしていると思うのがせいぜいで、勘の良いメイジでやっと誰かの使い魔だと考える。 それにしても、まさかニューカッスル城内のメイジの使い魔だとは誰も看破できなかったし、したとしても小動物の使い魔に何ができると気にもしなかっただろう。 「相棒、ちょっと落ち着け」 小さくなっているデルフリンガーの言葉を聞いても、ユーノははやる心を抑えきれず、さらに足を速めようとした。 (ルイズ……ルイズ) ユーノの叫びは声ではなく念話となって広がる。 小さな城でも声ならば石造りの壁に遮られてしまうが、念話なら関係ない。 (……ルイズ……どこにいるの?返事してよ) ワルドはラ・ロシェールで襲撃を仕掛けてきた。 その彼がルイズに同行している。 もしや、という思いがユーノの頭をよぎった。 (ユーノ、ユーノなの?) やっと帰ってきたルイズの声は驚きの色を含んでいたものの落ち着いていた。 それはずっと心配していたような危険に、ルイズが直面しているわけではないということだ。 (ルイズ、今どこにいるの?) ほっとしながらもユーノは立ち止まり、念話が聞こえた方向を見た。 いくつかの建物があるが、どれがルイズのいる建物かまでは分からない。 (礼拝堂よ。これから結婚式を挙げるの。ユーノも早く来て) その念話でルイズのいる場所は分かった。 だけど、ユーノ再び嫌な予感に襲われる。 ラ・ロシェールでのワルドとルイズが話していたこと。それとルイズが今言ったこと。 そこから浮かぶ想像がユーノの体を締め付けた。 (結婚式って、誰と?) (もちろんワルドよ) 音の立つ早さで血の気が顔から引いていくようだった。 フェレットでなければ、顔が青ざめているのが分かったかもしれない。 「だめだルイズ!」 その言葉をユーノは念話だけでなく、口からも出した。 「その人はルイズの味方じゃない。ラ・ロシェールで襲ってきたのはその人なんだ!」 地面を蹴るユーノは礼拝堂を目指して空を飛び、その姿をフェレットから人間へと戻した。 「どうしたのだね、ラ・ヴァリエール」 突然、石のように動きを止め、目を見開いたルイズに結婚式の媒酌人たる礼装に身を包んだウェールズが問うた。 礼拝堂で行われているたった3人の結婚式が終わるまであと少し。 ワルドが始祖ブリミルにルイズを妻にすることを誓い、後はルイズがワルドを夫とすることを誓う。 それで2人の婚姻は成立する。そのはずだった。 なのにルイズは誓いの言葉を口にする寸前にその口を閉じた。 その上、今は体と唇を小刻みに震わせ、その顔には絶望と驚愕と怒りと……それらを交ぜて作った絵の具で塗りたくったような表情をあらわにしていた。 「どうしたんだい、ルイズ」 ワルドは身をかがめ、冠の下のルイズの顔をのぞき込んだ。 それを見返すルイズの顔には、さらに疑念という絵の具が加えられた。 「どういうこと?どういうことなの?ワルド」 ルイズは後ずさりブリミルの祭壇と、そしてワルドから離れる。 それは明らかに拒絶を表していた。 「どういうことだと?いったいなにを言っているんだ?ルイズ」 ワルドの手が伸ばされる。 それを払いのけ、ルイズはさらに後ずさった。 「とぼけないで。ラ・ロシェールの事よ。私たちを襲ったのはあなただったんでしょ」 「なに?待つんだ、ルイズ。それはどういうことなんだ?」 新婦の証したる冠、それと純白のマントをかなぐり捨ててルイズは叫んだ。 「ユーノが教えてくれたわ」 「ユーノだと?それはキミの使い魔なのか?それともあの少年か?君は私よりあんな素性の分からない少年の方を信用するというのか?」 「信用するわ。だって……」 ルイズはその言葉を確信を込めて言い放った。 「ユーノは絶対、私に嘘をつかない!」 その時、礼拝堂の扉が開かれ日の光が射し込んできた。 床に映る光は道のように祭壇まで伸び、それは一つの影によって二つに分断されていた。 影を作るもの。それはデルフリンガーを手に持つユーノ・スクライアだった。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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455 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日:2006/12/02(土) 03 16 21 interlude―― 突然だが、英霊とは『誰かに知られ、称えられる』ことで英霊となる。 そして英霊としての『格』は、要すれば『どれほど知られているか』に比例する。 故に歴史上に名を残した存在、あるいは伝承として人々の間に伝わり続ける者は英霊としての格が高い。 だが、この聖杯戦争に於いて一つの『クラス』として規定され召還された存在はクラスとしての縛り、限界点が規定されている。 勿論それは人としての限界を遙かに超えた位置に存在するが、その縛りが存在する以上。 この冗談のような光景も現実であった。 冬木市郊外・森林地帯上空 それは有り得ざる光景だった。 超音速で絡み合う二機。 一機は超音速が可能なSu-37。 もう一機は、Bf-109Gであった。 速度を維持したままのシザースで互いの背後を狙う二機。 通常ならばこのような動きは不可能だ。 だが二機は互いに英霊であり、乗機こそ己を表す宝具 貴い幻想 に等しい。 故にこの光景は紛れもない現実。 『黄色の13』を背負うSu-37。 そして『黄色の14』を背負うBf-109G。 両者は惹かれ合うように戦闘に突入し、今に至る。 そこに意味など無いのだろう。 だが、その二機の描く軌跡はどうしようもなく美しかった。 13の不意を突くハイG旋回。 シザース機動と違うその動き、背後を取ったという確信。 そのレシプロに狙いをつける、だがその直後に機体が視界から消える。 その動きがどのような結果をもたらすかは予想できる。 スナップロールの機動を使って敢えて失速し、高速で立て直したのだ。 その結果14はオーバーシュート、無防備な背後を晒した。 攻撃を己の意志から消し、同時に急上昇旋回。 その背後から数発の弾丸が宙へと消えていく様が見える。 被弾しないという確信の元、勢いに任せた四角を描くヘジテーションループ。 極小の径で完璧に決まったそれは、13の背中を完璧に捉える。 先程の回避を念頭に入れ、僅かに下方向へ逸らしながら機関砲を連射する。 だが、行われたのは失速からの回避ではない。 下へと機首を向けつつあったSu-37の目前で、Bf-109Gがその上面を完全に晒した。 「……ブカチョフ・コブラ!」 レシプロ機では絶対に有り得ぬ動き。 機体全てをエアブレーキとして減速する、つまりは進行方向へ腹を見せて飛行するという、下手に行えばただ蜂の巣にされるだけの高仰角スタント、それをBf-109はやってのけ、見事にオーバーシュートさせた。 思わぬ動きで一瞬思考が止まる、そしてその間に14は機体を水平に戻し、そこで信じられぬ物を見た。 13の機体がこちらを向いている。 思考が止まり、その瞬間に選ばれた物は、コブラの発展技。 機首を真上に傾け、同時に急減速。 さらにそのまま、Su-37特有の推力変更ノズルを用いて一回転する。 回転の間も機体は全身を続ける『クルビット』 本来一回転するその回転を途中で止め、無防備な背面を晒すことなく、上下逆だが正面で向き合う。 こうなれば、残るは互いに乱射のみ。 両者の機体が火を噴く。 Bf-109からパイロットが飛び出す。 そしてSu-37はその異様なまでの復帰力で水平飛行へ復帰し、そこで限界を迎える。 舌打ち一つ。 機首を下へ、森へと落ちるように調整し、イジェクションレバーを引き、ベイルアウトする。 僅かに見えた互いの顔は、『またやろうぜ』と語っていた。 ――interlude out 459 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日:2006/12/02(土) 04 56 02 神父は途方もなく忙しかった。 死者が出ることは別段驚くことでもなかった。 事実既に死者は出てしまっていたし、それは問題なく隠匿できたからだ。 問題は、空戦である。 召還されたジェネラルも本格的に戦闘を開始し、老境に入った今現在においてもこんな状況の隠匿などできるかと叫び、職務を放棄したくもなっていた。 一応街全体に用意しておいた視線逸らしの魔術は発動させたが上空から響く爆音と墜落した機体で最早隠匿不可能な状態に陥っている。 「ああ、そうだ、夜遅くだろうが何だろうか、隠匿が最優先だ」 電話の相手は業者、聖杯戦争の後始末を担当する工事業者だ。 どこまで隠匿できるか怪しい物だが、できうることはやっておかねばならない。 「ああ、すまないな、よろしく頼む」 電話を切る。 他にもやることは山積している。 「ブラック、そっちはどうだ?」 「墜落の衝撃で気絶していた人はとりあえず礼拝堂に寝かせてあります、何人かは危険な状態です」 負傷者の手当だ。 三人では文殊の知恵にはなろうとも、街全ての負傷者を収容したり手当するようなことはできない。 必然、回収可能なのは教会周辺だけとなるが、記憶の操作も施せるのは彼しか居ない以上過重労働も良いところである。 礼拝堂のドアが開く音がする。 「……ブラック、手当を頼む」 「はい」 早足で礼拝堂へ向かう。 「夜分遅くすいません、神父、状況を説明していただけますか?」 遠坂とキャスターが教会に到着する。 「……説明の必要とその時間があると思うかね?」 礼拝堂の長椅子に寝かされた数人の症状を見る。 何人かは鼓膜が破れているようだが、直接的なダメージはそれほどなさそうだ、記憶の操作さえ上手く行けば問題なく今後の生活を送ることができるだろう。 「簡単に言えば聖杯戦争が始まったと言うことだよ、陸だけでなく空でも海でもな」 記憶操作の魔術の準備を整える。 視線を向けることすらしない。 「ジェネラル……ですか」 「ああ、それも陸だけでなく空を主体とする将軍だろうな、陸戦は行われているようだが、戦闘半径は現在の所大きくない、完全に隠匿が可能だろう」 遠坂が今後の行動について少しだけ考え込む。 「……考えてる暇があったら奥で負傷者の手当を手伝ってやってくれんかね? 私とブラック、それにジョンだけではな、はっきり言って手が足りない、負傷者も多いし、それどころか収容もできていない人が多くいるだろう」 460 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日:2006/12/02(土) 04 56 51 『……誰だ?』 話の途中、教会の外から声が聞こえ、振り返る。 振り返ったキャスターの瞳に、懐中電灯の光が女性を照らすのが見えた。 「ふふ……私、シャルロット・ジャルディノと申しますの」 「……五体満足に見えるが、神に助けでも請うのかね?」 そう言ったのはジョンと呼ばれた神父だ。 まるで気付かなかったが、教会の近くを巡回していたらしい。 気付けば遠坂の隣に立っていた。 「いいえ、私の目的は教会を襲うことですもの」 殺意が僅かに閃く。 それと同時に、彼女の背後から男が姿を現す。 「……サーヴァント」 「物わかりが良くて大変結構……私の『セイバー』は最強でして、敗北するマスターやサーヴァントを受け入れられては困りますの……それに、丁度良い機会ですし」 底冷えするような笑顔。 サディスティックな貴族の笑みであった。 「勿論、貴方達も消してしまった方が憂いがない……でしょう?」 「ッ!」 その言葉に怒りを覚えたのか、キャスターがその宝具を―― 発動する前に吹き飛ばされる。 「あら、サーヴァントかと思いましたのに……ただの人だったようですわね」 吹き飛ばされ、数メートル吹き飛ばされ床に転がり、キャスターが苦悶の表情を浮かべる。 戦うことなど出来はしない。 サーヴァントはサーヴァントでしか倒せない。 遠坂凛はその鉄則を熟知している。 マスターとの直接対決だけならば彼女にも勝機はあるだろう。 だが、その背後には『セイバー』を名乗る黒いスーツ姿の男が立っている。 射竦めるような視線は、例え街中であろうと決して正対したくない雰囲気を放っている。 緊張で喉の奥が乾いている。 「用件はそれだけです、ご理解いただけまして?」 その言葉を合図に、セイバーが剣を取り出す。 西洋刀、レイピアの一種、彼女に分かったのは唯それだけ。 「それじゃあ、殺しなさい、セイバー!」 爆音が響き、それよりも早く姿が掻き消える。 音速さえも凌駕したその踏み込み。 それは間違いなく教会の入り口にいた遠坂凛を狙っていた。 走馬燈のような思考速度で、音速で迫るセイバーを視界に捉えていた。 音速で迫るその剣の結果は言うまでもない、そこにあるのは斬られたという事実のみ。 目を閉じるよりも早く、レイピアが突き出され―― その一撃は逸らされていた。 突き出されたレイピア、それを挟み込むように逸らした二丁拳銃。 いつ拳銃を抜いたのか、音速を超えた一撃をも逸らしたその存在に、シャルロット、そして凛の表情が驚愕に変わる。 そして、セイバーと呼ばれた存在は、敵の存在をきちりと認め、後ろに下がる。 「貴方……何者――!」 シャルロットの叫びが木霊する。 その声に応えた声は、余りにも静かだった。 番えるように二丁拳銃を構え、宣言する。 「グラマトン・クラリック……ジョン・プレストン」 ガン・カタ:「私が知らないような無名に――!」シャルロットが咆えた 感情抑制剤:「なるほどな……リブリアの執行人か」セイバーが静かに応えた 白色の狂者:剣兵と槍兵の睨み合いは、響く声で中断された 老紳士と少女:「あの、おじいさん? こんな所にいると危ないですよ?」ぶどうが丘で老人に出会った
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高位はてない国人+僧侶+犬妖精+バトルメード ~*~ あなたは気づくだろうか、あなたが多くの幸いに包まれていることを。 幸いはいつも一歩踏み出した先にある。 ただ、あなたが気づいていないだけ。 あなたの幸いはあなたに見つけてほしいとそういっているだろう。 さあ、幸いの手をとり、一歩を踏み出せ。 強く大きく踏み出せ。幸いの道を。 ~*~ 「幸いの詩」 聖典より抜粋 体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 高位はてない国人 0 3 1 0 0 -1 1 0 3 犬妖精 0 0 -1 1 0 -1 1 -1 1 バトルメード 0 0 0 1 0 -1 2 -1 1 僧侶 0 0 0 5 0 4 0 4 7 体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 合計 0 3 0 7 0 1 4 2 12 特殊: 犬妖精はコパイロット行為が出来る。 犬妖精はオペレーター行為が出来る。 犬妖精は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は×3.38(評価3)され、 燃料は必ず-1万tされる。 犬妖精は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×1.50(評価1)され、 燃料は必ず-1万tされる。 バトルメードはI=Dのパイロットになることが出来る。 バトルメードは援軍行為ができ、王女の許可があればどこの藩民としても活動出来る。 高位はてない国人は根源力25000以下は着用できない。 高位はてない国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。 僧侶は治療行為ができ、この時、治療判定((器用+知識)÷2)を×3.38(評価3)補正することを選択出来る。補正を選択した場合燃料1万tを消費する。 僧侶は蘇生判定で+8の修正を得る。この効果は重ねがけできない。 僧侶はアンデッドに対して白兵攻撃行為が出来、この時攻撃、防御判定×7.59(評価5)補正することを選択出来る。補正を選択した場合燃料1万tを消費する。 継承元 高位はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード 要点 ★1.火の色の髪 ★2.りりしい ★3.英雄的肉体 ★4.頭環 ★5.僧帽 ★6.聖典 ★7.祭司服 ★8.犬耳 ★9.尻尾 ★10.メード服 ★11.箒型銃 周辺環境 ●1.地下迷宮 ●2.寺院 ●3.宮廷 イラスト 宮廷(●3)にて純白の祭司服(★7)に身を包みふと空を仰ぐ姿。 この方の場合、メード服(★10)の時のヘッドドレスのままなので、火の色の髪(★1)とチャームポイントの犬耳(★8)がよく見える。 地下迷宮(●1)入り口にて。僧兵仕様メード服(★10)に身を包み、箒型銃(★11)を構え、ぴんと犬耳(★8)と尻尾(★9)を立たせている姿はりりしい(★2)の一言。 その英雄的肉体(★3)と火の色の髪(★1)の下に見える頭環(★4)は、はてない国でも「高位」と尊敬される証だ。 僧帽(★5)を身につけ、寺院(●2)の前で子供達と一緒にいたお姉さん。 火の色の髪(★1)と犬耳(★8)と綺麗な瞳が印象的だった(ちゃんと取材してください) 設定文 愛鳴之藩国といえば、ご存知の通り、旧愛鳴藩国時代から数多くの戦災孤児を引き受けている藩国である。 国営孤児院が至る所に存在するが、中には、寺院(●2)の敷地を一部を間借りしているところもある。 近年、その寺院を母体とする孤児院の出身者が、バトルメードとなる例が増えてきている。 当然バトルメードであるから、普段はプリンセスの下での業務に励んでいる。 ただ、オフの過ごし方が、寺院出身者のバトルメードの場合、それ以外の、いわゆる養成校卒業者とはちょっと違うのだ。 彼女達は、オフに寺院兼孤児院に帰省すると、まず箒型銃(★11)を置き、メード服(★10)を脱ぐ。(当然インナーのスクール水着も外す) そして、純白の祭司服(★7)に身を包み、頭はメード用のヘッドドレスから僧帽(★5)に変更し、聖印を首から下げ、保母業務をするためにエプロンをつける。 ちなみにオプションとして天使の羽が支給されるが、特別な効果があるわけではなく、着用は任意らしい。 なお、この天使の羽を忘れるものよりも、携帯用の聖典(★6)(本として印刷されている)を忘れる方が多いと言われている。 また、各寺院には、必ず一つだけ鐘が設置されている。 その鐘はどの寺院においても毎朝鳴らされ、「カラァァァン」と澄んだ音が、広範囲にわたって鳴り響く。 ご近所の爽快な朝を迎えるのにも一役買っているようだ。 その鐘を鳴らしているのはもちろん、その寺院に帰省している彼女達である。 そして鐘を鳴らした後は、朝の礼拝を行うのだ。 朝の礼拝が終わると、孤児院の仕事に移る。 ここから夕方までは、一般的な孤児院とさほどやる事に変わりはない。 ただ、食事の前に祈りの言葉を挟むことと、定期的に礼拝や、道徳の時間が多めに設けられているくらいだろう。 さて、話は変わるが孤児院を兼ねる一部の寺院の地下には地下迷宮(●1)がある。 これは、緊急のときに宮廷(●3)に避難するための(もしくは宮廷から非難するための)ものであり、つまるところそこに通じている。 さすがに直通路だけでは、悪用されたときにまずいと考えたのか、学校に教材としてのダンジョンがあることに着想を受け、迷宮化した結果、地下迷宮としてできあがったらしい。 迷宮化したからには、罠やモンスターが住み着くものである。 寺院の地下にそんな危険なものを配したら本末転倒ではないだろうかと思うかもしれないが、そこははてない国の常識的には完全に正当だ。 そしてそんな危険が危ない場所を放置するはずもなく、定期的に彼女達は掃除に出かけるのだ。 掃除の際には火の色の髪(★1)が綺麗な頭には頭環(★4)をはめて、純白の祭司服から、黒い、僧兵仕様のバトルメード服に着替える。 もちろん掃除用に置いていた箒は忘れない。 バトルメードとしての職務と、孤児院の日々やんちゃになっていく子供達との、ある意味戦いの日々で鍛えられた英雄的肉体(★3)を駆使して、危険物の掃除をしていく様は、実にかっこよく映るものだと思う。 ある程度の年齢に達し、自分もまた同じ道を進もうと考える孤児院の子が同行することもあるが、やはりそのりりしさ(★2)に、決意を新たにすることだろう。 (余談だが、鍛え上げられた肉体から繰り出されるげんこつは滅法痛い。その躾を受けた子供達はまた、打たれ強くなっていくのだ――と信じよう) 慈愛に満ちた、僧侶としての一面と、勇敢なるバトルメードとしての一面を合わせ持つ、国家でも高い評価を得ている者達。 一人ではないことを知る彼女達は、何かに迷う者を見かければ、きっとかく導くだろう。 「強く大きく踏み出せ。幸いの道を」 「必ず、あなたと共に踏み出してくれる者が居る」 踏み出し進めば、そこが未来だ――。 /*/ 以下は本文中に出てきた事物の解説である。 【寺院】 礼拝堂があり、大きな鐘があるのが特徴。 ただ、祀られているのが何なのかは、どの寺院に聞いても明確な答えは帰ってこず、「え?神様ですけど」という回答が返ってくる。 基本的に祀られているのが何かであるかより、その教えを重視しているためであろうと、好意的に解釈したいところである。 【鐘】 非常に澄んだ音を発するが、材質は特に高価なものではないらしく、タダ同然とのこと。 気になったのでよく聞くと、地下迷宮掘削中に発見した綺麗な鉱石を使っているとの事だが……。 よもや、レアメタルだなんてことは……。 【鐘の碑文】 各寺院には、必ず一つは鐘があるが、鐘には必ず、聖典の一節が刻まれている。 古めかしい言葉で書かれているが、概ね「あなたは一人ではない」という意味に集約される。 孤児の多い国としては「必ず誰かに見守られている」という事が大きな支えになるのだろう、と思い知らされる。 【インナーのスクール水着】(本項はくどかったので検閲後、本文が削除されました) 【保母業務をするためのエプ(風紀委員団により検閲後、撃破されました) 【聖印】 十字架の形のものと、ハート型の二種類がある。 概ね好みで選ばれる様だが、僧帽に描かれる印はハート型が基調であり、歴史的にはこちらが正当のようである。 【天使の羽】 完全にオプションとのこと。しかし子供達には大人気。 着用者にもかわいいからと、概ね好意的に受け止められている。 【はてない国の常識】 はてない以外の国に取ってはファンタジー。 【僧兵仕様のバトルメード服】 残念ながらインナーはビキニである。 【冒頭の詩】 聖典に記載されている中で最も有名な一文。 本当の意味で一人ではないことに気づいたとき、幸せを手に入れ、また誰かを幸せにできるのだろう。 名句である。 なお、鐘に書かれる碑文のほとんどはこの一文である。 【モデル】 宮廷でためしに着用して祭司服姿のたまき女史 地下迷宮でためしに着用して構えるグググ子摂政 ためしに着用して保母業務体験中のカイエ女史 ブロマイドは1枚2万わんわんから。……まぁ待て風紀委員。話せばわかる。 【聖典】 忘れる以外に間違ってBLノベルを持ち出す例もある。 (イラスト・詩 作成者:荒風ヒオ) (文責:三祭ノア)
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正義 エレメンタルの祭壇の裏。 力 礼拝堂内。北東の端 月 煉魔炉の中。西側。 星 煉魔炉の中。東側。 死神 アガサの祭壇の真南の岬の先 運命の輪 アガサの祭壇の真西。橋のちょっと北の祭壇。 隠者 ささやきの森の入り口の北西の祭壇の近く。 太陽 大聖院の北の行き止まりの道の方にある池。 節制 大聖院のエピック箱の真東。エリアを隔てる壁際。 女教皇 スタンディング・ストーンズのマーカーから北東の道沿い。レア箱マーカーの真西少し下くらい。 吊るされた男 アガサの祭壇の西の橋(発見で修復)の先。 教皇 ショウの教会の奥。外に出て右に行ったところ。 女帝 オールドセーラムの墓地。入って左手。※オールド・セーラムの墓地はマーカーなし。 世界 アガサの離れ。(建物の裏手) 皇帝 永遠の草地から南の坂を下って東に入り、さらに北の行き止まりのあたり。 恋人 羨望の庭の墓場(マーカーのすぐ東) 戦車 リリスの庭園の北の橋の先 愚者 ギデオンの辻のマーカーの少し南。 魔術師 夢見の坂のマーカーの真南の行き止まりの壁を「破壊」した先 審判 霧の湿地のマーカーの南東。壁沿いの井戸。 悪魔 霞の湿地のマーカーの北東。道から少し東にはいったところの机の上 塔 夢見の坂のマーカーの南東。瓦礫を「破壊」した先
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ニューメリア(Numeria) ニューメリア は、アヴィスタン亜大陸のセレン河流域の最も北に位置する、かつて異星人の船が墜落してきた地である。 歴史 ニューメリアはかつてケーリド人の部族が少数いるだけの地だった。 はるか昔、おそらく“暗黒の時代”よりも前に、天空から火球と共に金属の山が落ちてきた。それは小は拳大、大は都市ほどもある破片を撒き散らしながら地面に激突し、星の雨 the Rain of Stars として記録された。以後、ニューメリアはアダマンティンなど7種の希金属の合金であるスカイメタルの産地(“ニューメリア鋼”としても知られる)として内海地域全域で高い評価を受けることになる。それ以外に遊牧部族によって貨幣として知られる用途不明の銀色の円盤や、シルヴァー・マウントの破損した壁面から流れ出る奇妙な麻薬などの出土品もあるが、最も名高いのは技術同盟に突撃兵または護衛として仕えている機械人 Gearsmenとして知られる人間サイズの自動機械である。彼らは情け容赦ない機械のような効率性を持って任務を遂行する。噂によると巨大な昆虫型の、恐るべき力で炎と金属を打ち出すことができる自動機械もあるという。 今日でも“星の雨”の時の未知のエネルギーの影響で、この地には奇怪な変異体が存在している。 現在は南の諸国からメンデヴの十字軍に加わろうとする騎士たちの行路となっているが、至高王以下ニューメリア人たちは彼らが少しでもこの地に貨幣を使うように暖かく歓迎し、名誉ある死の待つ戦地へと見送る。 政治 ニューメリアの現在の支配者は、黒き至高王 the Black Sovereign を名乗るケヴォス・クル Kevoth-Kul である。多くのケーリド人の部族を束ねるウォーロードであった彼は、ニューメリアをかつてないほど強大にしてくれるだろうと期待されていたが、空から落ちてきた破片のうち最大のものであるシルヴァー・マウントの秘密を暴こうとする秘術者集団“技術同盟” the Technic League の言葉に耳を傾けるようになってから、血腥い快楽に耽る暴君と変わってしまった。シルヴァー・マウントから漏れ出す麻薬作用のある奇妙な液体の中毒になってしまっているが、彼の支配は未だ磐石である。 地理 スターフォール Starfall:シルヴァー・マウントの上に築かれたニューメリアの首都。シルヴァー・マウントから発掘された鋼鉄の兵士たちが支配者の気まぐれを執行すべく、不潔な街路をうろつきまわっている。マウントの周囲は厳重に警戒され、至高王の権威に挑戦しようとする者は確実な死が与えられるが、星からの知識や財宝を求める賢者・冒険者はゴラリオン中から押し寄せている。 アーラモー Aaramor:ワールドウーンドからのデーモンの侵攻を食い止めている城砦。バーバリアンたちがゴルムに礼拝する名高い礼拝堂がある。 ハジョス・ハカドス Hajoth Hakados:かつてはメンデヴに向かおうとする聖騎士たちはセレン河を北西にたどり、ストラスタに入っていた。ストラスタ失陥後は、多くの聖騎士たちは東にある交易都市ハジョス・ハカドスに流れ、そこから川沿い西へ向かって“霧と帷”湖の港湾都市チェズド Chesed を目指すようになった。武器と信仰心だけを持ってメンデヴに向かおうとする騎士たちを食い物にすべく、イカサマ商人と山賊がこのルートに集まっている。 フェル谷 Felldales:“星の雨”の傷痕である数百の広い谷が広がる地。スカイメタルを豊富に産出するが、他では見られない変異体や、宇宙からの色彩が獲物を求めてうろつきまわっている。 ウリオン城 Castle Urion:川を遡上してきた十字軍兵たちが最初に見るニューメリアの居住地。グリフィンに騎乗するアイオーメディの騎士たちが新兵たちを見守り、導く。 参考文献 [1] Erik Mona et al. (2008). Campaign Setting, p. 114. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1 [2] James Jacobs et al. (2011). The Inner Sea World Guide, p. 85. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-169-2 カテゴリー:内海地域
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進級お祝い会 礼拝プログラム(10 30-) 暗証聖句:ミホ 賛美・献金・祈り:ナホ 合同メッセージ:ハヤト 新分級編成説明:ナホ 新タラント交換説明:ナホ 時間調整ゲーム:ナホ 祝賀パーティー(11 30-) 簡単ゲーム(タラント配布有り):ユウヤ 食事会:ユウヤ プレゼント(文房具):ユウヤ 解散:ユウヤ メニュー 【ピザハット:合計11,900円】 Mサイズピザ:3枚 Lサイズピザ:2枚 ナゲット+ポテト:2皿 【サラダ】 カットキャベツ カットサラダ レタス スイートコーン ドレッシング×2 ミニトマト 【デザート】 フルーチェ:6パック 牛乳:2本 フルーツグラノーラ 苺&バナナ 【デザート】 レディボーデン・アイス:2個 【ポーラン】 チャーハン:4皿 【パスタ】 レトルト・ソース:3種類×2パック パスタ乾麺:1.5Kg 【駄菓子】 クリスマス残り 【ドリンク】 ジュース:4本 コーヒー: 紅茶: 麦茶: 【予備】 パスタソース:2種類×2パック 参加者リスト【予想:大人18人,子供11人】 保護者・大人【合計:6人】法山夫婦(2人) 荻原夫婦(2人) トモキ 中谷姉(1人) 子供【11人】ローラン シフル ルカ タクト ナオト ケイト ハルト マイ ミノリ ユウタ サラ 教師【12人】エミコ ケンイチ ハヤト ミツキ サック ナホミ ナルミ アキラ カツヒコ ヒロユキ ミホ ユウヤ