約 204,310 件
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/83.html
【名前】悪魔将軍 【出典】キン肉マン 【種族】悪魔超人 【性別】男? 【声優】北川米彦(TVアニメ)、柴田秀勝(劇場版)、稲田徹(ゲーム) 【口調】一人称:私 二人称・三人称:貴様 【性格】 残虐非道、自信家 【能力】 硬度調節機能 肉体の硬さを硬度0のスネークボディーから、硬度10のダイヤモンドまで自由に変化させることができる ダイヤモンドの汗をかく 前述の硬度10の時にかいた汗が乾くとダイヤモンドとなる。本編中ではマットを固めた。 超人技 【備考】 悪魔超人の頂点に立つ存在。 その正体は黄金のマスクに宿っていた古代の神・ゴールドマンの怨念が魔王サタンと結託することで生まれた亡霊超人。 仮面に覆われた黄金のマスクが本体であり、首から下は部下である悪魔騎士の肉体が融合・変形したものである。 そのため、頭部以外を攻撃されても痛みを感じることはない(ダメージそのものは受ける)。 最終的に敗れはしたものの、その圧倒的な強さはキン肉マンにトラウマを残すほどであった。 またゲーム版では隠しキャラとして登場。通常技が他のキャラの必殺技並の威力で クソ力発動時には全てのダメージを無効化するという凄まじいチートキャラだった。 以下、ジャスティスバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 悪魔将軍の本ロワにおける動向 初登場話 [[]] 登場話数 スタンス 現在状況 現データ [[]] キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 [[]] 最終状態表 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A■■■■■■■■■■ B■■■■■■■■■■ C■■■■■■■■■■ D■■■■■■■■■■ E■■■■■■■■■■ F■■■■■■■■■■ G■■■■■■■■■■ H■■■■■■■■■■ I ■■■■■■■■■■ J■■■■■■■■■■
https://w.atwiki.jp/wizardryonlinewiki/pages/28.html
弓・矢 基本装備可能職業: 弓 アイテム名 SR 品質 物攻 魔攻 射程 溜め性能 耐久 重量 硬度 斬打突 装備条件 特殊効果 入手方法 備考 矢 アイテム名 SR 品質 物攻 魔攻 射程効率 溜め効率 耐久 重量 硬度 斬打突 装備条件 特殊効果 入手方法 備考 最新の10件を表示しています。コメント? 名前
https://w.atwiki.jp/dangebirthday/pages/29.html
津神董花(つかみ とうか) 【 性別 】:女 【 学年 】:2年生 特殊能力:クイックスロー 投げたものの運動速度を操作する能力。速度が変化しても運動エネルギー、軌道、飛距離など他の性質は一切影響を受けない。 キャラクター説明: 学園内で殺人を犯し、生徒会による処刑を待つ身だったが、ジョン・雪成がその戦闘力を買い、決死隊のメンバーとして招集した(報酬は生還した際の無罪放免)。 ボサボサのロングヘアに「投」と書かれた中華服など目立つ外見をしているが、最大の特徴は普段ブカブカの袖に隠れた異形のサイバネアーム。サイバネティックパワーと「投術」(とうじゅつ)、魔人能力を以って戦う。 目付きが悪く、歯はギザギザ、口も悪いが意外と人当たりはいい。一人称は「俺」。 ただ、自分や身内に危害を及ぼすものには過剰な報復を加える危険性の持ち主でもあり、殺人の理由もそれ。 割りと照れ屋で、褒められたり感謝されたりするとうっせバーカバーカってなる。 【サイバネアーム】 体格と不釣り合いな有機的フォルムの巨腕、それと比しても大きな異形の手からなる。その硬度とパワーは接近戦でも十分な殺傷力を発揮するが、本来は投擲用。人体ではありえない関節の可動域が生む撓り、手の甲と下腕のスラスターによる加速が超遠投を可能にする。 【投術】 董花が編み出した物を投げて戦う武術。小さな物をノーモーションで投げる技もあれば、重量物を大きく振りかぶって投げる技もある。鏢やナイフ、チャクラムに手斧、ジャベリンといった投擲武器はもちろん、「投擲の最大の利点は間合い以上に、その辺に武器が転がっていること」という理念から様々な日用品をあらゆる体勢から最適なフォームで投げる修練を積む。 「身体スキル」:【胸Lv.-1】【眼光Lv.1】 「知的スキル」:【口の悪さLv.2】【ツンデレLv.2】 「固有スキル」:【クイックスロー[魔]】【投術Lv.4】 「オプション」:【サイバネアームLv.4】【鏢Lv.2】 SS プロローグ
https://w.atwiki.jp/a-maho/pages/72.html
戦闘序列 名前:役割(車両配置):兵科:係:技能レベル:武器名:射程:ターン火力:弾薬:基本移動速度(重量修正済み) 庚田 ハルヲ:切り込み役:レンジャー:調達:3:超硬度カトラス:5:2100:32:2 原型:A-DICガンパレードβ9 名前:庚田 ハルヲ 年齢:15 階級:無印 部下はいない 動機 A:同胞愛あふれる志願兵である B:それは正義感に関することが原因である 設定:郷土愛溢れる志願兵、大変勤勉な人物であり将来が期待されている、だが……… 根源力:1500 (内訳:+500【12/1公式SDセッションリザルト】) 発言力:2000 (内訳:+500【休日従軍章】+500【勝利勲章】) 残発言力:1000 A:男:専門家肌で妙なこだわりがある。 B:頭がいい:根回しが得意 C:A+B:エリートではないが博識で現場経験が豊富 D:探求型:子供っぽいところがあって心根は素直だが哲学的なことを言う E:変態:変身願望があり、時々おさえられない かわいいところ:1:100:0 秘密の部分:2:200:1 【猫アレルギー】 痛く気にしてるところ:1:100:0 趣味:3:300:1 【風景画】 象徴的な私物:3:300:1 【スケッチブック】 兵科:レンジャー 係:調達係 技能 水泳3 射撃3 回避3 白兵戦3 地形把握3 野外3 話術3 密会3 重量:94 移動速度:1/2/4/6(慎重/通常/急速/全力) 重量による状態:装備が軽い状態 防具名 発言力 重量 重量限界 速度 装甲 防御修正 攻撃修正 技能 必要免許 備考 互尊狙撃兵型 300 30 ×2 ×1 2 500 500 なし なし 男性専用 名前 発言力 重量 弾数 射程 阻止線 貫徹力 攻撃修正 移動射撃 技能 必要免許 超硬度カトラス 100 10 32 5 1 5 800 可能 白兵戦 なし 超硬度カトラス 100 10 32 5 1 5 800 可能 白兵戦 なし 97式突撃銃 300 30 4 300 2 3 500 可能 射撃 なし 名前 発言力 重量 インナースーツ 100 10 ウォードレス装備時に必要 トイレパック(4つ) 100 4 ウォードレス装備時に必要 ○戦闘序列 庚田ハルヲ:※役割:レンジャー:調達係:3: 超硬度カトラス:5:2100:32:2 97式突撃銃:300:1000:4:2 ○視程 通常視程 ×1
https://w.atwiki.jp/bbntrpgr/pages/56.html
詳細ルール 各種判定ルール 行動判定以外にも色々な判定の形式があります。 危険感知判定 GMは、用意しておいたイベントにPCたちが突入した場合、以下のような判定を行わせます。 危険判定…GMが用意したトラップや、待ち伏せしている刺客などの不意討ちに気付けるかどうかの判定。 感知判定…物音や落し物などに気がつくかどうかの判定。 いずれも「『感』+2d6」で判定を行います。(クリティカル、ファンブルは有効) 基本的に、達成値が設定された難易度を超えれば判定に成功です。(同値は失敗) 達成値が大きければ大きいほど、GMが用意したイベントに対応しやすくなります。 達成値と難易度の差分による、危険感知判定の結果 GMは、以下の表を参考にしてPCたちにペナルティを与えて構いません。 ~-3:まったく気がつかない。わけも分からず攻撃される。 -2~ 0:紙一重で気がつかない。待ち伏せで襲われたことは理解できる。 1~ 3:ぎりぎり気がつく。待ち伏せ側に先手を取られる可能性がある。 3~ 6:ゆうゆう気がつく。待ち伏せされてても普通に戦闘を始める。 7~ :瞬時に気がつく。待ち伏せしている相手に先制攻撃できるほど。 「隠れる判定」と「不意討ち」 気配を殺して、奇襲を行う際に行える判定です。 バトルシーンではお互いに存在が知られているため判定できません。 隠れる判定…気配を殺して物陰に隠れる際の判定。『技』+2d6で判定を行う。 周囲の人間はこれに対して危険判定で対決し、上回れば気配を察知することができます。 ただし、隠れている間に行動を行うには、その度に隠れる判定を行う必要があります。 不意討ち 隠れている状態からは不意打ちすることができます。 危険判定に失敗した相手は、不意打ちに対して(対応)に-2d6の修正が与えられます。 さらにこの時(付加)することができません。 「他人をかばう」などの追加行動はとることができます。 状況による判定への修正 状況によって判定へ修正が与えられます。 GMは柔軟に判断して下さい。 水の中に浸かっての行動……行動判定修正-2、または-1d6(浸水深い場合) 追い風、向かい風で矢を射る……命中・ダメージ修正+2、または-2 暗闇の中での行動……行動判定修正-2d6(「失明」と重複する) ダイスの数が「0d6」になる場合 技能や状況による修正によって、判定でダイスを振る数が「0個」になる場合があります。 その場合、その判定は失敗し、行動は解決できません。 対物攻撃判定 壁やドアなどの物体に攻撃する場合、命中判定なしで『耐久力』にダメージを与えます。 この際、相手が生物であることが前提の効果は無効となります。(≪部位攻撃≫≪抜き攻撃≫など) ダメージを与える際、物体ごとに設定された『硬度』を自動減少値として扱います。 以下のデータを参考にしてください。 ‥紙 硬度:0 耐久力:1 ‥窓ガラス 硬度:2 耐久力:2 ‥コンクリートの壁 硬度:20 耐久力:30 ‥停留している乗り物 硬度:「車体」 耐久力:「乗り物の耐久力」 ‥≪結界技術≫による結界 硬度:なし 耐久力:『呪』+SLd6
https://w.atwiki.jp/dangeroussstree/pages/26.html
樹のおしまいを地に知らしめよ ——『工程・棗椰子』(プロセス・ロートス)の運転状況は正常です。完了までにかかる時間は90秒を予定しています。終了の際は機器の接続を維持したまま—— 合成音声が反響している背後では技術者達が忙しなく動き回っている。 広々とした空間の中で三種の制服を着た者達がひしめき合う。 白衣の技術者、黒い鎧に全身を包んだ兵士、そしてただ一人場違いに装飾的、非機能的な椅子に身体を預け、動き回る気配を見せない老年の男。 男は名をハロルド=ウォルティスと言った。 彼の下に若い技術者が訪れ、持っていた紙束を手渡す。 「我が王、先程新たに身柄を確保した男のブレイン・スクリーニングが完了いたしました!」 「大義だったな。ナニ、魔人能力は『推定有罪生命樹(ファミリーツリークリアリー)』、全力で殴った相手の家族構成が判明する能力……コレは戦闘を見ていてもわからないはずだ。打ち合った相手の殆どが拳の一撃で首から上を吹き飛ばされていたものな」 「処遇は如何致しましょう」 「兵士でいい。純粋な身体能力が高い」 新たな成果に満足げな顔をするハロルドであったが、部下は残念そうな顔をして先を読むように促した。 「僭越ながら王、能力欄のみの判断では性急かと。次の頁をご覧下さい」 「【当人にはインセスト・タブーへの並々ならぬ関心があり、姉、妹がいると判断した相手へと暴力を振るう際には嫉妬によりインパクトの瞬間、無意識に全身のリミッターを外している。ここまでの戦闘で頭部を著しく損傷した敵対者はその全員が姉或いは妹を持つことが判明済。条件を満たさない相手には非魔人の平均的成人男性と同等の威力で正拳を打ち込んでいたのだが、相手の耐久力の低さもあり、偶然一撃で決着がついた模様】 とてもではないが使えないな。退場した『追尾ソレノドン』の方が見所もあった」 「では引き続き技術班で解析を進めてもよろしいでしょうか?」 「ああ、存分に情報をかき集めてくれ。兵力が重要なのは言うまでもないが、私達は今情報を求めている」 若い男は礼をして白衣の群れへと戻って行った。 王は首を伸ばして彼が去っていく先を眺める。 並べられた鋼鉄の机の上にはモニタが所狭しと積み上げられ、多くの技術者が足を止める場所に何本も設置されているのは、人間一人を収めた巨大なシリンダー。 シリンダー側面に表示される計器は色鮮やかに光を放ち、蓋上部のスピーカーは驚くほど情緒的な合成音声を流している。 ——『工程・無花果』(プロセス・エデン)の運転状況は正常です。完了までにかかる時間は300秒を予定しています。終了の際は機器の接続を維持したまま—— 片方の眼窩と腹部にチューブを通されたシリンダー内部の人間は一様にのたくるが、胴も四肢も注意深く固定されており身体ばかりを大きくしたチャドクガの幼虫のようだ。 体の揺れに応じて身を刺すチューブで内臓と眼底を傷つけ、苦痛は募るばかりだと理解した者達は次第に動きを弱め、抵抗のポーズとして身を捩るだけになる。 ——『工程・柘榴』(プロセス・ハデス)の運転状況は正常です。完了までにかかる時間は510秒を予定しています。終了の際は機器の接続を維持したまま—— 計器が一様に青く強い光を発し、シリンダー内に吊るされた人々が硬直する。 ——全工程の完了を確認しました。容器洗浄のために実験有機体を排出します。続けて実験を行う場合には付属のコンソールからコマンドを入力して下さい—— 母の如く優しい口調で合成音声が告げる。 責め苦を受けていた者達はボードに縛り付けられた後、技術班が用意したキャスターで他の部屋へと去った。 ハロルドの目は既に彼らを見ておらず、天井に据えられたモニタ、映し出される無数の映像群の一つを興味深げに眺めていた。 狼の人形を胸から覗かせた婦警が降り注ぐ星を避けながら星屑に埋もれた扉を探し出す。 そのような映像の何が彼を楽しませているのだろうか。 ☆ 『九九九,九九九が英雄を照らす(ザ・ワンオブミリオンスターズ)』 ハロルド=ウォルティスの魔人能力である。 彼が触れた形而下の物、関わった形而上の事物に任意である一つの価値基準が植え付けられる。 その基準は「死亡者数」。 能力の対象となった物にまつわるあらゆる死の総計を普遍的な価値の量として定めてしまう。 価値の質は自由に付け替えることが可能。 例えば事故の多い車、争いの素になる金銭一般に対し「この車は素晴らしい」「金銭など存在するべきではない」などの印象を含ませられる。 様々な文化圏において、「世界を支える、世界そのものである樹」の伝承は事欠かない。 だからだろうか。 国も地域も文化も問わず、誰ともなしに、「それ」のことを、世界樹と呼ぶようになったのは。——初回B 天より伸びよさかしまの樹 全くその通り。 言及されたように、「世界樹」は時代も国も超えて普遍的な概念へと化していた。 しかし、それは実在する物では決して無かった 王国にて軍事クーデタを謀り、将軍から一国の王へと転身したハロルドの偉業。 彼は「自国に隠された世界樹の種を守るため」という大義名分を創出、他国との戦争に乗り出した。 初めは誰もが疑いを挟んでいた。 王の私兵が名目に従い殺戮を実行するまでは。 王は自らの異能を用いることで死者の数を世界樹実在への信憑性へと変換した。 やがて遠く離れた他国民までもが世界樹の実在を疑わなくなった。 そうして世界樹は芽生えた。 自らの認識を現実へと反映させる魔人能力に覚醒した者が無意識にでも作り上げたのだろう。 幾人の魔人が生んだのか、種は一粒では無かった。 木々は絡み合いながら生長し、時にはヤドリギのように樹上に根を張った。 その根が国土中を這い回り、破壊していく時にもハロルドは戦争を止めなかった。 民が根を駆除して欲しいと懇願しても聞かず、同様の事態を恐れた隣国からの伐採要請も断固無視した。 彼の王国では世界樹を支配した者には無限の富と永遠の命を授けられると言い伝えられていたのだ。 戦は気が付けば樹を防衛する王の勢力とそれ以外の全ての争いになっていた。 樹は要塞として優秀だった。 樹液や花や果実があれば、兵糧に困ることもない。 想像以上に長引いた戦は、ある時突如終幕を迎えた。 王率いる軍隊と国民が登って生活していた世界樹、敵味方の血を吸いさらに多くの幹が絡み合う世界樹は、倒壊した。 人為的な伐採、何者かによる工作ではなく、文字通り天を衝く高さまで成長した、そのアンバランスな形状ゆえに。 ハロルドと、彼に従っていた一部の人間は奇跡的に生存した。 しかし地に足をつけて暮らしていた全ての者、倒壊時に樹から振り落とされた全ての者は死に絶えた。 宇宙の高さから超重量の樹冠が大地へと突き刺さったのだ。 その威力は恐竜の時代を終わらせた隕石に等しい。 王もさすがにこの時には狼狽えた。 人類とその他多くの絶滅に王手をかけたのであるから当然である。 このポストアポカリプスで富や命を求めても何の意味も無いだろう。 しかし奇蹟が起きる。 一世界の生物のほぼ全てを殺戮した世界樹は、過去、未来、並行世界にまで通じる絶対普遍の信憑性を獲得したのだ。 それも、この倒れて上下が逆さまになったハロルド王の世界樹が他所の世界へ通じたのである。 『常識強制』に覚醒したカチュア=マノーですらも消し去ることのできない非常識的な大樹、その普遍性は世界一つを犠牲に築き上げられたものだった。 技術体系、言語、歴史の異なる様々な世界との接続を確認したハロルドは、再び戦争を開始する。 世界樹を支配することで無限の富と永遠の命を手に入れられるという伝承に誤りは無かった。富となる資源も、永遠の命を保障する技術も、全て奪い取ればよかった。 ☆ 異世界へ通じる枝ごとに、入場人数の制限を設ける。 科学、軍事技術の進歩していない世界から侵略を行う。 時には異世界人の間に不和を引き起こすことで中枢へ到達する人数を絞る。 始めの内は大人数が内部を通れないような細い枝以外を伐採したり、極めて強力な軍事技術を持つ国相手には時に軟弱な姿勢で接したりと苦労も絶えなかったが、様々な技術や知識、魔人能力の収集に勤しむうちに展望が生まれた。 人数制限は空間の遮断や魂魄センサーで行えるようになったし、並大抵の軍事国相手でも脅かされない戦闘力を従えることもできた。 驚いたのは、世界樹を傷つける手段を持つ世界が想像以上に少なかったということだ。 世界樹の種が育った基底世界では一般的に利用される金属を精錬して先を尖らせ、火薬等の推進力を付けただけでも小さな傷を付けて樹液を採取することは難しくなかった。 しかしどうやら他の世界の金属では硬度が頼りないらしく、幹を登るまでに食料が底を突くような事態も多くみられた。 探索のために乗り込む人々が空腹で死にかけることも多かったので、世界樹中枢、根の先端に至るまでにリタイアした者達に恭順を誓わせ、隠し通路の洞に居住区を設けたのはよい工夫だったと思う。 年々大きくなっていく世界樹はデッドスペースも増えるばかりだったので、十分な空間は用意することができた。 食料培養施設、金属や半導体等の加工場、エネルギー、水、電波等のインフラ整備、世界樹と王をシンボルとして崇める教育、教導施設、医療用施設、当初基底世界から移住した私と国民の少人数でも自分たちの分だけは賄えたが、人数が増えるとそれも難しい。 監視と指導は担当しつつ、住人達に任せてみた所思いの外上手く行き、居住環境は随分と向上した。 彼らは時に私が目を付けた探索者へ、物資や休憩所の手配を行い、巡礼を助ける。 そして「神の声」として私の命令ならば何でも聞き入れる。 侵略先から奪ってきた資源の一部を分け与えるだけでよく働く彼らは、まさに世界樹の作った富、果実だ。 しかし中枢にたどり着く力量もなければ居住にも向かない、賊のような輩も目に付くようになってきた。 彼らは剪定されなくてはいけない。 そのため開発されたのが『工程・棗椰子』。 人格や生い立ちを忘失させ、架空の内容を吹き込む鹵獲技術だ。 週に一度私の兵が世界樹内を巡回し、恭順の意志がない不逞の輩を捕えては機械へとぶち込んで探索者の戦闘力を推し量る捨て駒へと変えている。 この技術は改良することで中枢にたどり着いた者、有用と認められた探索者の意志を塗り替えるためにも転用される。 『工程・無花果』と『工程・柘榴』について。 『工程・無花果』は捕獲した者の属する世界に関する知識体系の吸出しを行い、『工程・柘榴』は世界樹内から出た途端死ぬ呪いと思考盗聴の術をかけるための技術だ。 ああ、カチュア。 君が来てくれたならば支配はより盤石になる。 君をシリンダーから出した後に、私は君を后として迎えよう。 恥ずかしながらこれまでは戦にかかりきりで女体について全く知らないんだ。 だけど君の身体は必ず私を満足させてくれることだと思う。 ああ、カチュア、カチュア… そうだ、この老体ではコトの最中に脳貧血や心臓麻痺も起こしかねないね。 先程完成した念願の技術を、今から早速試すことにするよ……… ——『工程・林檎』(プロセス・ヘスペリデス)の運転を開始します。—— ★ 「なんでアタシがケーサツなんぞに追われなきゃいけないのさー……溜息も涙も止まらないわ! っはー…」 白と黒の柱が交互に並ぶ部屋で息を切らして怒りに駆られているのは、涙と鼻水と涎と汗と……顔から出せる汁を網羅している若い女だ。 「脚も腕もパンっパンに膨れ上がっちゃってるし。なんなんだよもう…」 彼女の目前には何処かへと続く扉が、彼女の背後には八面六臂の像が佇んでいる。 そう、ここは試練・女教皇の教導に他ならない。 しかし何故像はアルカイックな笑みをギラギラと発しながらも大人しく憩っているのか。 見れば女は腕が異様にパンプアップしている。 その太ましい腕でもって像を見事教導したと、つまりそういうことだろうか。 ビキビキと音を立てながら女は腕を素早く動かした。 それは像に止めを刺すための動作… ではない。 ボールペンを握って何かをひたすらに書きなぐっている。 肩にかけた画版には二冊のノートが乗せられており、両手それぞれで持ったペンが独立した生き物のように紙上を暴れ回っている。 左手の動きが止まり、そちら側のノートが手元から転げ落ちた。 女の目はそれを追うが、右手は尚も動き続けている。 そのままおもむろに膝を曲げ、間のページを掴むようにして落としものを拾った。 ノートの表紙にはこのように記されている。 ≪召喚術師オジーン、性具『世界樹』を求め行く 作:瑞野 靑乃≫ 上半身を地面から垂直に保ちながらの器用な上下運動、その間にも右手はページを繰り、白紙を埋めていく。 「オイオイせっかく書き上げたんだから大事にしてくれないと困るよ」 男声が響いた。 その出所は女の唇。 見ればしっかり喉仏を持っている。 白のデニムに紺のパーカー、ワインレッドのスニーカー、中世的な服装だけで性別を見抜くことはできないが、黄緑色のネイルや桜色のリップで身を飾っていることから女性的な趣味であることは確実である。 彼は女装趣味の青年であった。 「はあ? どうせもう出版社に持ち込むこともできないのに拾っただけでも感謝してよね…」 前言を撤回、すぐさま同じ口で女の声が口論を始めようとしている。 彼は声帯模写に堪能な人格分裂者である。 「気を落とすなよ指名手配犯くん。俺達を追っている女警察官ってば頭は悪そうだが結構キュートだったぜ? こんな試練がまだまだ続くっていうのなら、さっさと棄権してランデブーにしけこむのも悪くない」 「何が楽しくて公権力の横暴にナンパで対抗するっていうの? 思想犯罪者として捕まったらなんか怖い感じのテロリストとかと一緒の房に入れられるかもしれないのよ!? アタシみたいなモヤシ作家じゃそんな奴らの欲望の捌け口にされるに違いないでしょ!」 「ゴリラみたいな腕してるくせに…」 「ゴリラみたいに毛深くは無いし! この腕は一時的に筋肉が張ってるだけで腕力が特別強いわけじゃないってば! 知ってるくせになんで無駄に喧嘩売ってくるの!!!」 「この世に生まれた喜びを噛み締めるために、母親と全力で会話をしたいだけさ。それと一応補足しておくと一度世界樹に立ち入ったならば無事に脱出することは基本的に不可能…つまりテロリストの慰み者にはならないから安心するといい」 「あ、確かにそんな話があったけどあれ本当だったんだ。ド忘れしたまま来ちゃったけどどうしよう」 「過ぎたことは諦めるしかないだろう?」 「それもそうね。でも婦警に捕まるのはカンベンだわ」 指名手配犯で一児の母とその子供を演じる声帯模写が達者なゴリラのような腕の女装趣味人格分裂者(職業作家)は一人納得して座り込んだ。 三度目の正直が通用するかどうかは別として、彼についての説明をしよう。 ★ 瑞野靑乃(みずのあおの)は苦悩していた。筆が進まない。 職業作家なんて、生半可なモチベーションと付け焼刃の技術でやっていけるわけがないことは理解していた。 それでも一作目は四苦八苦しつつ周囲の協力を得ることでなんとかなったのだ。 賞を貰い、印税が入り、ファンレターが届いた。 大手メディアでも取り上げられ、芸能人や配信者が推薦をしたことで、さらに多くの読者の目に付き、映像化も決定した。 産む苦しみを忘れて自分は天才だと思い上がり、編集者が次回作の話をしに来た時にもビッグマウスで応対した。 しかし今、プロット設計の段階から行き詰まっている。 突飛な世界像を生み出したは良いものの、そこに暮らす人々の生活感、思考様式をどうも上手く書ける気がしない。 そうして練り上げた複数の登場人物を書き分けられる気もしない。 机の上で受賞時に貰った盾と一緒に立てかけてある作家としての原点、ある意味では今書きたい物語の原典を靑乃は見つめた。 ≪ブルーノの冒険≫、奇想天外な世界を逞しく生き抜き、さらに未知を求めて冒険する主人公ブルーノと、彼の周囲で引き起こされる笑いあり涙ありの大長編である。 奇矯な人となりでありながら、老若男女に好かれる魅力的な主人公、架空の出来事でありながらも色鮮やかに描かれる歴史と事件。 手を貸してもらったこともあったが、最終的には自力で書き上げたのだと自負する作品だ。しかし今同じものを作り上げる自信が微塵も湧かない。 魅力的な世界を、登場人物を物語として出力したいというその願望は、何を考えたのか神を微笑ませた。 瑞野靑乃はその日魔人となり、表向きにはミリオンセラーを連発する大作家の領域へと若干22歳にしながら足を踏み入れることになる。 主人公のキャラクターがどの作品も似通っているという批判を受けることもあるが、その執筆速度と次々に生み出される斬新な世界観、今までにないような新キャラクターを前にすれば、実力不足と貶めることは誰にもできなかった。 歯車に狂いが生じ始めたのは201作目の≪α・Z(アルファズー)とミルキーレディー≫執筆後からだった。 挑戦的な作品という評価もあったが、不健全な作品であるという批判が多かった。 おかげで202作目の≪高層ビル『世界樹』を下れ! ポストマン・メルク≫は無難な作風に押し止めざるを得ず、不評とは言わないが売り上げは落ちる。 203作目≪一人暮らしゴダンは新居を世界樹から取り戻す≫はその結果を受けて本来の作風に戻すよう心掛けたので、ファンもぼちぼち戻ってきた。 問題の204作目≪オティヌスvsファントムルージュ≫、これは靑乃からすれば一度減った読者を取り戻すための一手、普段以上に意欲的な新作に過ぎない。 しかし読んだら体調が悪くなるという意味不明の悪評を立てられた上に出版社が政府から厳重な注意と警告を受け、自主回収、発禁の扱いとなり靑乃に対しても編集者からの叱責があった。 以降、これまでと変わった内容を書いた訳でも無いのに面白半分で「不謹慎」というような批判が増えた。 それをきっかけに政府関係者が公的な場で作品内容に口を出すこともあった。 作品は「娯楽作品の度を越えて露悪的である」と表現された。 好意的な読者は減り、他人の感想の聞きかじりを批判目的で歪曲、流布する者もこの頃にはかなり増える。 編集部内で新作の出版を止めるように訴える声もあった。 以前は意図的に無視されていた情報。 作家、瑞野靑乃が魔人であるという噂も広まった。 非魔人がこのスピードで新作を生み出すわけがない。 事実ではあるし否定はしないが、生活圏内で避けられる、嫌がらせを受けることが日常茶飯事となる。 寝不足、不注意、ストレス、自暴自棄。 どれが祟ったものか書き上げられた215作目≪革命戦士ベルヴェルク≫で主人公が批判、打倒した政府は現実の政府に通じる所が散見された。 当然編集部内で印刷は差し止められ政府へと通報、裁判所は当作品の発表を「国家擾乱の罪」に該当すると判断、瑞野靑乃を政治犯として指名手配し国府州警察に出動を命じる。 こうして靑乃は追われる身となった。 ★ 『十万億土の宣夜説(トゥハンド・エイリアンハンドシンドローム)』 「登場人物が勝手に動き出す」という創作に関する言い回しを実現させ、筆者を制動する自動書記。 或いは登場人物に主権を移譲し、作者は彼らの物語を享受することで作品に仕上げるという関係性の交換。 一度設定やプロットを大まかに作り筆さえ握れば物語は始動する。 これが瑞野靑乃へ絶頂と没落をもたらした力の正体だ。 物語が終わるまで中断する事無く書き進めなくてはいけないという制約はあったが、ペンを利き手以外の口や足で握る、音声認識を用いた口述筆記を行う、というような対策でも満たされるのでこれまでの活動に支障はない。 指名手配されたあの日、靑乃は既に次回作≪召喚術師オジーン、性具『世界樹』を求め行く≫の執筆に取り掛かっていた。 しかし家の外に集まる警察車両を眺めて不意に自らの失態を悟り、 「自分を主人公にした現実体験をいつか原稿にして持ち込もうか」 と娑婆での暮らしを諦めていた。 しかし、普段使っていたボールペンに暫く触れなくなると思うと寂しくなってつい手に取っていた。 そうして気が付けば肩から提げた画版の上で≪オジーン≫ではない小説を並行して描き進めていたのだ いつの間にか警察車両はどこかに消えて、立っているのは自宅からずっと遠い場所という有様。 頭の中に「そのまま正面方向へまっすぐ走れ」と響く声に従うと、世界樹の真下へと出た。 背後に一人やたらと食い下がる婦警がいたが、枝の中に駆け込むとその足音もずっと遠くに離れたようだった。 「無事でよかった。銃持ち出された時にはヒヤヒヤしたぜ」 意識を取り戻した時に聞こえた声だ。 なんと、靑乃自身の口が勝手に動いている。 「ごきげんよう、マイマザー。この呼び方違和感があるからアオノって呼んでいい?」 「いやアンタ誰よ」 「息子の名前を忘れるなよビッチ! や、うん、そうだな、腹痛めて俺を生んだお袋はオマエと別にいる。それでもオマエが俺を生んだことには変わりないんだぜ?」 「…まさかブルーノ?」 「イエス! 覚えていてくれて安心したよ」 靑乃にとってのブルーノは既に完成された主人公の姿でもあった。 作品ごとに主人公を変えてはいたが、常にブルーノを意識して書いてしまう自分がいた。 しかし自分がブルーノになりたいと靑乃が思ったことは一度もない。 今更ながら注記するが瑞野靑乃は歴とした女性である。 現在は、肉体の主導権とともに肉体もお互いのものに変異する。 「アオノの右手が今書いてるのは新作≪瑞野靑乃の冒険 作:ブルーノ≫だ。残念ながら俺の処女作は左手のお下劣作品に捧げた訳だがな」 ブルーノが靑乃に説明する。 彼女がブルーノと化したのは、彼女の能力が書かれる対象とは別に作者を必要としていたからだということ、作者役として白羽の矢が立ったのがブルーノだということ、このブルーノは1作目のブルーノ本人ではなくて、靑乃が作ってきた主人公を統合した存在だということ… 彼は靑乃の全作品の主人公の記憶を有しており、その知識は警察の追跡を振りまき、トラップ部屋を見事切り抜けるには十分だった。 そして辿り着いたのが現在地、女教皇の教導。 彼は光線の法則を間一髪で見抜き回避。すかさずその場で土下座。 作家・瑞野靑乃と主人公・ブルーノは確信していた。 八面六臂の像は≪覚醒者ハーヴィ≫に登場した武装僧林の防衛シンボルだ。 寺に出入りする僧兵は五体投地の姿勢で身体検査を受ける慣習があり、それを見守り不測の事態に対処する番人として祀られていたのがこの像に他ならない。 「あの光線は≪次元戦争フロプト≫のやつだな」 「掌の模様に気付かなかったら危なかったわ」 靑乃・ブルーノは、右手が像の外見を記す文字列の中に違和感を受け、自らの記述より優先して像の行動を書き終えることでその正体に思い至った。 異世界に対する知識、限定的、疑似的な予知能力、『十万億土の宣夜説』はこの局面で単なる自動書記を超えた新たな特性に芽生え始めている。 しかし両手で継続して長時間の執筆を続ける初めての体験に靑乃の両腕が悲鳴を上げ始めてもいた。 土下座姿勢での執筆が致命的だったのだろう、腱がおかしなことになっている。 地べたに尻をつけたまま赤く腫れあがった筋を揉み解すが、現在進行形で酷使されているので焼石に水のはず、であった。 「この右手どうにかできないかなブルーノ。スマホは部屋に置いてきたから口述筆記もできないし…って急に止まった!!? なんで??」 「丁度思いついた仮説があるから試してみた。主人公には創意工夫が試されるもんだからな」 「完結するまで止まらないはずなんだけどね。どうやったの?」 「アオノ、今はオマエも主人公だ。それにふさわしく自分で考えてみるってのも大切じゃないか?」 「…分かった、自分の力のことでもあるし、自分で考える」 「それでこそだぜマイマザー!」 休憩、体力の回復は先へ進むという決意のためにも必須だった。 そして親子の語らいも。 「アオノ、オマエがまた主人公から作家に戻った時に書いてもらいたい話を思いついた。世界樹が存在しない世界だ」 「ええ!? そんなの不可能だよ」 「俺の処女作と《ポストマン・メルク》は惜しいこといってた。少なくとも植物じゃなかったしな」 「そっか。確かにそんなもの書けたらワクワクするね」 「俺だって下ネタギャグの一発屋で終わるつもりはない。一枚噛ませてもらう」 「じゃ、生き残らないと」 「ああ、そうしよう」 二人は立ち上がり、扉へと進む。 両先生の次回作にご期待ください。 SSツリーリンク 初回 第2回 天より伸びよさかしまの樹 (このSS)
https://w.atwiki.jp/wizardryonlinewiki/pages/29.html
銃・弾 基本装備可能職業: 銃 アイテム名 SR 品質 物攻 魔攻 射程 装填性能 装填数 耐久 重量 硬度 斬打突 装備条件 特殊効果 入手方法 備考 弾 アイテム名|品質|物攻|魔攻|射程効率|装填効率|重量|硬度|物理属性|装備条件|特殊効果|入手方法|備考 最新の10件を表示しています。コメント? 名前
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/501.html
「圭ちゃん、昨日興宮書房で買った本があるじゃないですか?」 詩音に話があると呼び出されて、彼女が口を開いた第一声はそれだった。 「……し、しおんくんがなにをいってるのかさっぱりだなあ」 「嘘も演技も最低レベル。棒読みで逃げようったってそうはいきません。その本、ちょっと私に貸してくれません?」 園崎家の情報網ってヤツか? くそ、迂闊だった……。 ナース、メイド、バニー、全網羅って書いてあったからソウルブラザーに自慢しようと思ったのに……。 「次からは違う所に買いに行こう……うぅ」 「あはは、そうですね。でも、圭ちゃんがそういう本を買うのは至って普通ですよ」 ……そんなフォローはいらん。 でも、何だってそんな……エロ本なんかを詩音が? 「なぁ、貸してほしいって言うけどさ。その、お、女の子もそんなもん読むのか?」 「そりゃ、誰だって興味はありますよ。かといって流石に買うのも気が引けるじゃないですか。恥ずかしいし。でも読んでみたい年頃なんです」 「はぁ……わかったよ。どうせ断ったらみんなにバラすんだろーしなぁ」 ……まだ未使用だからページが貼り付いているって事はないだろう。仕方ない。 どうしてページが貼り付くだの言ってるのかわからないヤツは察してくれ。 「…でも、それを女友達に貸せと言われ、貸そうとする俺の恥ずかしさは無視か、おい」 「てへ☆」 「てへ☆じゃねえ!」 「いいじゃないですか! 私と圭ちゃんの仲って事で! あ、いいんですよ。まだお姉も知らないはずのこの情報をみんなに……。レナさんはきっと鉈でその本を叩き割ってくれるでしょうし、お姉もきっと最初はからかうでしょうけど、そのうち圭ちゃんがそんなもので自分を慰めてると知って一人涙を……」 「だーーーー! うるせえうるせえ! わかったよ、貸せばいいんだろ、貸せば……!」 詩音を泣く泣く俺の家に連れてくると、もの珍しそうに詩音がキョロキョロと辺りを見回していた。 「何気に圭ちゃん家って来るの初めてですよね?これが噂の前原屋敷ですか。ね、ちょっとだけ上がっても いいですか?」 「駄目って言っても上がるんだろーが、お前は」 「きゅんきゅん☆」 「きゅんきゅん☆じゃねえ!はぁ……。今飲み物用意してくっから、先に俺の部屋で待ってろ。階段上がってすぐの部屋だ」 階段を上っていく詩音を横目に、俺がリビングに入ると書き置きがテーブルに残されていた。 『圭一へ、父さんの都合で今日は出掛けます』 ある意味ラッキーだと思った。女の子が俺の家からエロ本なんか持って帰る所を万が一にも両親に見られるのは、流石にまずいだろう。ほっと胸を撫で下ろしながら、コップに麦茶を入れて自分の部屋に戻ると……。 「そ、そこで読むなっ! 家に帰ってから読めよ! っていうか何で隠し場所まで知ってんだよおおおお!?」まさかの事態に、俺は頭を抱えて地面に膝を折るしかなかった。 詩音は既に布団に寝そべって昨日買った本を開いているだけでなく、秘蔵のコレクションまでも床に散乱させていたのだ。 「まぁまぁ、そんな事はいいじゃないですか。あ、それより圭ちゃん! このページってすごくないですか!?」 詩音が起き上がって、これこれ、と俺に本のページを指差して来る。 はぁ、と溜息をついて詩音の横に俺も座り、そのページを見てみると……。 そこはまだ読んでいないページだ。俺の股間が刺激される刺激される刺激される。 ……それに、女の子とHな本を読んでいるというシチュエーションが、何だかすごく……。 と、詩音の手があるページで止まった。 「……あれ?」 『男を責めるには乳首責めも肝心!』という見出しのページ。 「圭ちゃん、男の子って乳首も感じるんですか?」 まるで理科の実験で質問する小学生のように、詩音が目を輝かせて俺に聞いてくる。 「し、知るかよ」 「へー……ふむふむ、なるほど」 詩音が俺のぶっきらぼうな返答を聞くと、そのページを興味深々に見てから、やがて再び俺の方を向いて悪戯っぽく笑った。 「……圭ちゃんも、興味ありません? ホントに男の子が乳首感じるかどうか」 「な、何言ってんだよ……そ、そりゃあ……ちょっとはあるけど……」 「ね、……ちょっとだけ試してみません?」 「え、ちょっ……」 詩音は俺の答えを待たず、俺のシャツを捲くり上げていた。 露になる俺の上半身。すかさず詩音が頭を俺の剥き出しの体に近づけて来て…… 「ぴちゃ……」 「んっ……」 こ、こいつ、何、してっ……!? 詩音は……俺の乳首にねっとりと舌を這わせていた。 「圭ちゃんの肌って、キレイですよね。ぺろ、え、ろぉ……」 「はぁっ…! ば、かっ! お前、何やっ……ぁ…」 「ふふ……んっ、ふ……ぺろ……ぺちゃ、ち…ぅ……っ……」 ひんやりとしてぬるぬるとした舌が、俺の乳首に糸を引いた唾液を絡めて行く。 乳輪をなぞられたり、乳頭を舌でなぞられる度にぞくぞく、と俺の背筋が震えた。 「やっぱり、男の子も乳首って、感じるんですね……」 ちゅぱ……と、詩音が唇を離して、上目遣いで俺を見つめる。 俺の乳首と詩音の舌が糸で紡がれていて、その情景が視界に入っただけで頭がくらくらとする。 「ぅ、あ……、だって、こんなの……」 感じるな、という方が無理だ。 呼吸を整えながら詩音の方を見ると、詩音は俺の一点を真っ赤になりながら見つめている。 ……しまった。 「圭ちゃんの……その、お、おっきく……なってます」 「――!? あ、こ、これは……」 「み、見ても……いいですか? さっき本でも見たんですけど、実物も……見てみたいです」 「おい! 待て……!」 俺の返答を待たず、詩音はおずおずと俺のズボンのチャックに手をかけてゆっくりとそれを下ろしていった。 たぶん、その気になれば突っぱねる事が出来ただろう。 けれど俺は何か魔法にかかってしまったかのように、体を動かすことが出来なかった。 「わぁ……、こ、これが……ね、触ってみても…いいですか?」 うっとりとした瞳で俺の棒を見つめる詩音。 女の子に初めて自分の陰部を晒してしまい、俺はもう恥ずかしさで頭がどうかしてしまいそうだった。 「あ、あんまり見るなよ、恥ずかしいだろ……」 すっ、とひんやりとした感覚に包まれると、詩音が俺の陰茎を両手で包んでいるのがわかった。 「熱い……こんなに熱いんですね」 「ぅ、ぅぅっ……」 「き、気持ちいいんですか?」 女の子に肉棒を握られているという事実には興奮するけれど、ただ握られているだけでは何とももどかしい。 「何だか乳首の時より反応が薄いですね。なら、こっちで気持ち良く……んっ……」 詩音は俺の反応が面白くなかったのか、再び俺の乳首に舌を這わせ始めた……。 「うあっ!? 詩、詩音っ…」 不意を突かれた感覚に、俺の顔が我慢の表情に変わる。 それを見た詩音は満足そうに、微笑んでいた。 俺をおもちゃに出来て満足ってことなのだろうか。 「圭ちゃん、可愛いです…。ん、ぴちゃっ、ちゅ……ちゅぅっ…!」 「あっ……ああああああっ、し、おんっ……」 「乳首、固くなって……ん、ちゅ、ぅっ……ちゅっ、ぢゅ、んぢゅぅううう!」 さらに苛烈に吸いつかれて、乳首から全身に電気が走ったように快感が伝わり、俺の体をびくびくと震わせた。 「や、めっ、あっ、ああっ」 たまらなくなって、俺は両腕で詩音の頭を抱きかかえていた。 やめて欲しいと言いながら、さらに詩音にその行為を促しているとしか思えない自分の行動に驚いた。 わかってるだろ、前原圭一……。もっと、してほしいんだろ……。 「けいちゃんの、えっち……、そんな事言いながらこの腕はなんなんですか? ちゅ、う……ちゅっ! ん、はむ…れろ、れろぉ…」 「あ、ふ……ぅ、っく……」 さらに腕に力を込めると俺と詩音の体がさらに密着して、ちょうど詩音の豊満な胸が俺の股間で押しつぶされていた。 「圭ちゃんの固いの、胸に当たって……あっ、ああっ!」 うわ、うわ……、おっぱいってこんな柔らかいのか……!? 同年代の女の子と比べても、明らかに大きく実りすぎた詩音のそれ。 俺はその感触がたまらなく気持ちよかったせいか、詩音に乳首を吸われる度にこれ以上ないくらい勃ったものを詩音の胸に押し付けていた。 柔らかくて、ぷにゅぷにゅと、俺の肉棒で淫らに形を返るそれは俺を更に興奮させた。 だが、詩音は俺が想像だにしない行動を取るのである。 「うぁ!?」 サマーセーターの上からではあったが、ものすごく柔らかい感覚に俺の肉棒が包まれたのがわかった。 ……俺が自分の棒を見つめると、詩音が自分の手でその凶悪に実った胸を両脇から掴んで、これ以上ないくらいに歪な形に乳房を歪ませていた。 ふわふわとした服の生地と、とろけそうなくらいむにゅむにゅとした詩音の乳房の感触。 さらに、敏感になった乳首までも吸いつかれているのだ。俺の陰嚢がひく、ひく、とせり上がっていく…… 「こ、れ……すごく、えっちじゃないですかっ……? ん、ぢゅ、ぅうううっ、ちゅ、る」 「ぁっ……詩音っ、おかしく、なっ……」 「いいですよ、おかしくなってください……気持ちいいですか? ぺろ、れろ、ぇ……ろぉ…」 「そんなの見りゃわかるだろ……!」 「そうですよね……。ちくびは固くなってるし、私のおっぱいの中ですごくぴくぴくしてるのがわかります ……ちゅ、ちゅぅ、はむ…!」 唇で乳首を扱かれ、棒の幹が柔らかいもので固定され、上下にまんべんなく擦られている。 「圭ちゃん、すごいえっちな顔してますよ……この本に出てくる人よりも、すごく、えっち…です…っ」 「う、ぁ…っ、ああっ……」 だらしなくよだれが俺の顎を伝って、肉棒に滴り落ちる。 詩音が唾液を絡めて舐めている乳首からも、俺の体を伝って肉幹に絡み合っていく。 くちゅ、くちゅ、と粘りのある液が詩音の胸を汚し、淫らな音をかき鳴らしていた。 サマーセーターは先走りと唾液で濡れてしまい、ふわふわな感触はなくなっていくが、それに反比例して詩音の胸のものすごい柔らかさが一層伝わってくる。 さらに俺の赤黒い亀頭は、詩音の白い服の色に包まれてよりいやらしく映ってしまうのだった。 「し、詩音! もう、やめ…ろ……俺、そろそろ……」 「ん、ちゅううううううう! ちゅる、ちゅぴ! ちゅ、ぁ……ちゅる、ぅううっ……!!」 俺の乳首が詩音に吸い取られてなくなってしまうんじゃないかと錯覚するほど、詩音が俺の乳首を吸引する。 それに反応して肉棒から先走りが勢い良くぴゅ、ぴゅ、と飛び出して暴れるも、詩音が胸でその震えを無理矢理静止させた。乳房には今まで以上に固定する力が込められ、暴れる陰茎を押さえながらも、根元から液を搾り出すように俺の赤黒い棒を扱いて犯している……。 「……っ! お、お……ぃ、もう、本当に…」 「圭ちゃんの、……から、ホントに白いのが出るの……ぴ、ちゅ、ちゅぅっ! 見てみ、た…ぃ、です…んむっ!ぺろれろ、ぴちゃ、ぢゅ、ぅう!」 「ば、ばかぁ、や、めっ、詩音……! ほんとに、で…る! ほんとに出るからっ……ぁ、ぁあ…っ!」 声にならぬ声と共に、堰を切って大量に放出される俺の白濁。 どぷ、どぷ、と詩音の胸の中で脈動して、白いセーターをさらに白く染め上げていく。 射精がひとしきり終わった頃には、どろりと詩音の服から大粒の白い雫が糸を引いて零れ落ちた。 「あ、あはは……こんなに出るんですね」 詩音が胸元から指先で白濁を掬い取っては遊ばせて、ぽーっとした瞳で言った。 ……俺もその量と濃さには驚いている。 初めて自分じゃなくて、女の子に射精させられてしまったが、こんなにも変わるものなのだろうか……。 「圭ちゃんの、すごく汚れちゃってますね……」 「え……あ、ああ。いや、それよりお前の服……」 「あ、あはは、白いから目立たないですよ。それより、圭ちゃんのを綺麗にしないと」 そう言って詩音が俺の肉棒の前に跪くと、ゆっくりと可愛らしい舌を出した。 「ちょ、ちょっと待てよ! お前、何しようと……」 そうは言いながらも、詩音が何をしようとしているのか察しはついていた。 「確か、その、な……舐めたりもするんですよね? 舐めて綺麗にするって書いてありました……。だから、やってみたいなって……」 「で、でも。そのっ、なんか白いのいっぱいこびりついてるしっ……って、あっ……」 ためらわずそれを口に含んだ詩音が、こびりついた白い粘りを丁寧に舐めとっていき…… 俺の敏感になった先端を、ぬるぬるした生き物のような詩音の舌がねっとりと何度も何度も這って行く。 うわ、これ、が…… 「れ、ろっ、れろっ……ん、く…」 やがて、詩音の喉が大きく動いたのを見て、こびり付いたそれを嚥下したんだなと気付かされた。 「け、ほっ……ん、確かに、ちょっと苦いけど…嫌いじゃ、ないです」 「……マジか」 「それに、飲むと喜ぶって書いてありました…」 「俺もそう思ってたけど、今こうして考えると実際はそんな無理はしてほしくないっておもっ……うわっ!?」 「んっ、ちゅぅ、ちゅ……ちゅる……」 「あああ……残ってるのが全部……すわ、れ…る……っ」 精液を味わった後は、俺の肉棒を唇で咥えこんで、じゅるじゅると唇を窄めて吸い上げてくる。 俺は壮絶な感覚に腰を完全に引かせてしまうけど、詩音の両腕が俺の腰に巻きついてきて精液を吸いだすまで逃がしてくれそうになかった。奥に残っている残滓も吸い取られて、俺の精液はもう確実になくなっていた。 けれど、詩音は吸引をやめてくれない。 カップの底にあるジュースをストローで一滴残らず吸い取るように、詩音が俺の尿道というストローで奥にある淫汁を吸い取ろうとする。その度にまた肉棒が硬度を取り戻し、先走りが滲み出て、詩音の口腔内を犯していく。 詩音、それは精液じゃない、先走りだっ……吸い取られる…… 「ば、馬鹿! や、め、……っぁ……」 「気持ちいいんですか? っちゅ…、圭ちゃんのがぷるぷる震えてるのがわかります。んむっ……こ、れ……、やらしいれふ……ちゅるっ……」 詩音自身も男のものを唇に咥えこむという卑猥すぎるシチュエーションに気付いたのか、顔を真っ赤にしながらもうっとりと瞳を閉じて、その淫らな感覚や男の味に酔いしれているようにも見えた。 気がつけば、俺はそんな詩音の唇に自分のモノが飲み込まれていく淫靡な光景に目を奪われ、さらに行為を促すかのように詩音の綺麗な髪を撫でていた。 詩音もそれに気をよくしてか、行為に激しさを増していく。 「あっ……何か出て来てます…!ん、ちゅ、ちゅる、こくん、ちゅっぱ! ぢゅっぱ!じゅぱ…!こく、こくん……」 ……歯磨き粉のチューブが出なくなった時、普通根元の方から先端に何度も何度も指で絞って行く。 詩音の口淫も、まったくそれと同じで唇をきつく締めて、根元から汁を絞り取るように何度も何度も俺の肉棒を扱いていく。先走りが滴る度に、うっとりとした瞳で喉を鳴らして嚥下していく。 しかし、その間も器用に唇と舌で俺を責めたてるのを忘れることはなかった。 もう、詩音が口で俺を犯しているようにしか思えなかった。 「はー……っ、は、ぁっ! あっ……ふ、っく…」 ……自分の声とはいえ、情けない。 敏感な鈴口を舌が強引にほじくりまわしてくる度に、俺は少しでも喘いで快楽に耐えるしかない。 「すごい……、っ、ちゅぁ…まはおおきふ…らってます……びくびくって……ぢゅぱっ……、こういうのってホントに気持ちいいんですね、圭ちゃん……」 「あ、ぁぁっ…、ああ……」 詩音への返事なのか、絶えず俺に刺激を与えてくる故の喘ぎなのか、俺自身にもわからなかった。 また茎が肥大化したのは、すでに一度詩音を汚している白濁汁の二射目が溜まったからだ…… 「も、ぉ……ゃめっ……詩音……。また、出るっ……」 俺の静止する声を聞いて、どういうわけか詩音は俺への責めを強めていく。 「んっ、ぶ! ちゅっぱ、ぢゅるっぱ! ん、ぱぁ……ん、ぢゅる、っぽ! れぇ…ろぉ…・・・っ!!」 「ぅ、はぁ……腰、に力がっ……」 これまでに感じたことのない苛烈な責めに、俺の腰からは力が抜け落ちそうになるが…… ぎゅううう! 詩音の両腕が俺の腰に巻きついて、俺の腰を落とすまいと力が入る。 このまま射精するまで、詩音が支えてくれるという事なのか、射精するまで逃がさないという意味合いなのか。 「けい、ちゃんっ…、私がっ! っちゅる! 受け止めますから、このままっ……ずぢゅっ! このまま……」 「ぃ、っ……く、ふ…ぁああっ!!」 「んぶっ!? ん、ぢゅるるうるる…こ、くん、まだ、出てッ…んぶっ、飲みきれなっ……ぷあっ!?」 詩音の口腔内で爆ぜた俺の肉棒。詩音が暴れる棒を諌めようと唇を締めて精液を口腔内で受け止めるのだが、飲み下していく速度が、俺の精液の勢いと量に追いつけなかったらしく…… 「あ……ぷ、かふっ、やっ……熱っ…あっ…!」 「わ、悪い! 詩音っ……とまら、な……あっ、あ…!」 ちゅぽん、と詩音の唇から白濁の糸を引きながら、肉棒がぶるんと暴れて口腔粘膜からひんやりとした外気に晒される。けれど、俺の茎に宿った熱は迸ったままで、びゅるびゅると、何度も何度も何度も脈動して、詩音の顔に欲望の熱を振りかけようと粘る精子が宙を舞っていく。詩音は精液が脈動して降り注ぐ度に、びくん、びくんと瞳を閉じ、脈動のタイミングと同時に体を震わせて白濁を享受していった。 「はーっ……は…ぁ……」 ようやく二度目の射精が収まったと思い、俺が視線を落とすとそこには顔を白濁で汚されて困った表情を浮かべる詩音が居た。 「あ、これが……が、顔射ってヤツですか……? あ、あはは……、すごく出されちゃったんだなってカンジです…」 「ごめん、俺もこんなに出るなんて……」 それくらい、初めて感じる女の子の体や口内が俺にとっては強烈だったのだろう。 「……何だか圭ちゃんに犯されちゃったみたいですね」 「な、何を言って……」 口では何とか否定したいけど、俺の匂いの漂う白濁の化粧を見に纏った詩音の痴態は、ひどく扇情的で。 本当に、普段強気な詩音を俺の思うがままに犯してしまったような気さえしてくる。 ……再び俺のモノに硬度が戻っていく。ひく、ひく、ひく、と次第に角度を取り戻していく。 体に力なんか入らないのに、棒に否が応にも力が宿る。 次第に大きくなっていく一部始終を、詩音に見られてしまい俺は何だか恥ずかしくなってしまう…… そんな詩音は、ぺろり、と口の周りの白濁を舌で舐め取って、再び悪戯っぽく笑っていた。 「ね…圭ちゃん……」 「…っ」 俺は二連続射精後の敏感なモノを詩音にぎゅっと握られていた。 声にならない声が俺の口から漏れる。そのまま、体の力を失った俺は詩音に押し倒されて…… 詩音が俺の棒を握ったまま、俺の体の上に馬乗りになっていた。 「興味、ありませんか?」 「なに、を……っ」 「本当に、コレを入れて……気持ちいいのかって……」 「ま、待てよ詩音。よく考えろ……。それって、つまり……」 「ダメ、ですか……?」 しゅん、と詩音の眉毛が力なく下がっていく…… 「ダメじゃない、けど……」 「じゃあ……」 詩音がスカートからショーツをずらして、ゆっくりと俺の肉棒の先端に跨る。 既に今までの行為で興奮していたのか、ずらしたショーツと詩音の露になった秘所を粘る糸が継いでいた。 あれが……女の子のっ…… それがすごくいやらしく映って……思わず目を覆ってしまった。 ……今にして思えば、これまでの行為が服を着たままってのが余計いやらしく感じてしまう。 上手くは言えないけど、衣服を着用したままのこれまでの行為、これからの行為が、明らかに今までの自分にとっては異常なのに、結局は探究心に即した日常の1ページである事を強調しているようで。 余計に俺の心をかき乱していく。 服は脱がしても、靴下は脱がすな、か……否。 靴下は脱がしても、服は脱がすな……。 ゆっくりと、詩音が俺の肉棒に体を沈めていく。 う…わ、……呑み込まれて……! 「ぁっ……」 先端からどんどんぬるりとしたものに絡みつかれていく。 その感覚がどうしようもなく気持ち良くて、俺はまた情けなくも声を漏らしていた。 既にいろんな汁でぬるぬるに濡れそぼった俺の肉柱と、これまでに俺を責めて興奮した詩音の秘所があまりにも濡れていた為か、想像していたよりもスムーズに詩音の中に俺の肉棒が呑み込まれていった。 ……が。 「い、たっ……」 詩音の顔は俺とは対照的に苦痛に耐えるように歪んでいた。 俺と詩音が繋がっている部分から、重力に従って俺の棒を伝って血液が俺の腹に滴っていく…… ……おいおいおいおい。 やっぱり、初めてなんじゃないか。 いいのかよ。 こんななし崩し的に。 いいのかよ。 ……俺が、相手で。 なぁ、お前って確か好きな人がいるんじゃなかったのかよ!? お前が読もうとしているこの本にだって、初体験は大事なものだって書いてあるんだぜ? 「け……ぃ、ちゃん……」 俺に跨っていた詩音が体を倒してきて俺に体重を預けてくる。 ぎゅっ……、と詩音が俺の背中に腕を回して来た。 「もうちょっとだけ、このままでいいですか……?」 「ああ……無理なら、一回抜いて……」 「それは嫌です…抜いちゃ嫌です……」 近い距離にある涙目になった詩音の目と、俺の目が合って恥ずかしくなる。 ……少なくとも、確実に今。 詩音は俺を見ていて、俺を求めている。 何より、もう俺に今更止めてほしいと言われても、止められる気なんてなかった。 すでに精液と詩音の唾液と愛液に塗れてどろどろの肉棒で、詩音のどろどろになった蜜壷を掻き混ぜたくて仕方がないんだ。でも、そんな自分をどうにか縛り付けて、俺は詩音に声をかけた。 「詩音。大丈夫か…?」 「あ、あはは……全然大丈夫ですよ。爪を剥ぐよりはマシって所ですね」 「…嘘つけ。お前、まだ泣いてるじゃねえか」 俯いていた顔を上げた詩音の表情を見て、もう少しこのままでいるべきだと察す。 少しでも詩音が気を紛らわせられないかと思ったのか、それとも強がる詩音を愛おしく感じたのか、わしわしと詩音の頭を乱暴に撫でてやる。 俺の見間違いかもしれないけど、……かぁっと、詩音の顔が真っ赤になった気がした。 そんな彼女の反応を見て、いつか。 詩音に言われた言葉を思い出した。 ――圭ちゃんのこと、ちょっぴり好きになってもいいですか? もちろん、俺をからかう為の冗談に過ぎなかったのだけど…… 「……ちゃん、圭ちゃん」 「ん? あ、ああ、ごめん」 詩音の声で我に返る。 「もう……大丈夫です。動きますね……」 「えっ…ぁっ……ふ、ぁっ」 俺の腹に手を置いて詩音が上下に腰を動かしていくと、我に返ったばかりの俺は不意をつかれた感覚に囚われていた。現実に引き戻らざるを得ないみちみちとした女性の感触に、俺は再びだらしなく頭を床にのた打ち回らせて耐える。結合部にきゅぅ…と力が入り、結合部が先端から根元に上下する度に、根元から精液を吸い取ろうと扱かれてるのがわかる。 結局は、口淫にしろ手淫にしろ、『棒の根元から精液を搾り取る』というものが根底に据えられた行為なのだ。 「んっ……んんっ…!」 詩音が口を押さえてそっと涙目になりながら腰を上下させている姿が、ふと目についた。 「ど、どうした? 詩音……まだ、痛むのか?」 「そ、そうじゃ、なくって……その……っ!! ひ、ぅんっ!」 ふい、と恥ずかしげに俺から顔を反らす詩音。腰を上下させる度に、鼻からくぐもった声が漏れる。 ……そうか。声が漏れるのを抑えてるんだ。 「…っ! ……ぅ、んっ、んんっ!」 俺もどうしようもなく気持ち良くて、詩音の動きに身を委ねる。 「ぁっ! ぁぁっ……んっ、んんーっ……!!」 「ぉっ、ぅ……く…!」 ひく、ひくっ、と膣全体と、結合部にひときわ強く締め付けられたかと思うと、俺のお腹に大量の愛液が降り注いだ。やがて、きつく締まった膣がふるふると力なく震えている感触だけが残る。 「詩音……? その、これって…」 「えっ、あ……」 俺が言わんとしていることを察したのか、詩音は手で顔を覆い隠してしまっている。 つまり、自分で腰を振って、達してしまったのだ。 「ふ、ぁ……」 真っ赤になりながらも、くて、と俺の肉棒を締め付ける詩音の体から力が抜けた。柔らかくなった最奥部が、俺に吸いついてきてこそばゆい……。 既に二度も搾り取られたせいか、まだ達していない俺の肉棒を中途半端に刺激されるのはどうにももどかしかった。 俺は詩音の腰をぐっと掴むと、詩音の腰は俺の体に引き寄せ、俺の腰は詩音の体へと突き上げていく。 詩音の体の力が抜けてこなれた膣内の奥部を、無理矢理突き上げて先端部で擦り続けた。 「やぁっ! 圭ちゃん…! 突き上げちゃ、ぃ、ゃですっ…! ああああっ!」 「はー……っ、はー……っ、し、おんっ…!!」 確か本には突き上げつつも、擦り付けるという行為が推奨されていて、実際には少し難しかった。 だが、詩音の細い腰を俺の腕で左右に操り、腰をひたすら上に突き上げる事で何とかその行為の真似事は強引に出来ていたように思える。 「お、おかしくなっ! ふ、ああああっ! ゃぁ……! ぁっ……、あぁっ…!! 壊れ、壊れちゃ……」 俺が突き上げ、擦り上げる度にがくん、がくん、と詩音が人形みたいに仰け反って白い首を俺に見せ付けてくる。 おかしくなってるのは俺の方だ……。 もう、詩音を求めて腰を突き上げるのを止められそうになかった。 突き上げて俺の先端が詩音の子宮をごりごりと刺激すると、達したばかりで敏感になっている詩音の膣内も俺を搾り取ろうと収縮し、愛液を絡みつかせてきた。 「あっ、ぁあ…っ、く、ふ…ぅ」 「もう……もぅっ、入らなっ……ひぅっ! ああああっ! け、ぃちゃっ…!」 「詩音っ……!」 「ゃっ…!」 突き上げるだけじゃ物足りなくなったのか、俺は詩音を押し倒して、先刻までの体勢とは全く逆の体勢へと変えていた。 俺が上で、詩音が下。奥を責め続けるだけの動きじゃなくて、肉棒全体を利用した抽送が可能になる。 先端部が膣口に近づくと、愛液が自分の先端部の首で掻き出されて、スリットの入ったスカートから覗く白い脚を、俺の液と詩音の液で絡み合ったものが溢れて穢していた。俺の先走りも迸っては、詩音の膣壁に吸い取られていく。 もう、限界だった。 腰がぶるぶるして、だらしなく俺も詩音も口元からは涎を垂らしている。 「も、ぅ……! 出るっ……! で、るぅ…、詩音っ! 詩音っ……!」 「あっ! ああっ! 圭ちゃん……の、すごくおっきく……は、ぁああっ…」 「っく! ぅ、ぉああああっ!!」 どうにか下腹部に力を入れて、声を張り上げながら必死に肉棒を詩音の中から引き抜く。 これ以上服を汚しちゃいけないとだけ、どうにか残り少ない理性で考えた俺は…… 「ひゃぅっ!? ん、んぶっ、ぷ、ぁっ……ああっ…! こ、ぷっ…」 既に何度も汚してしまっていた詩音の顔に、その溢れる迸りを浴びせていた。 射精はこれで三度目なのに、一度目、二度目とも変わらないほどの粘りと濃さと量を併せ持った精液で驚くしかない。 「ふ…ぅっ! ごめん、詩音っ……まだ」 一回、二回……何回脈動したか分からないが、勢いは衰えず肉棒がびく、びく! と震える度に俺の欲望の白い塊が降り注いでいく。顔中に白濁をこびり付かせた詩音が、やがて俺の射精中の棒を掴むと、ゆっくりと自身の口内に押し込んでいた。 「んんっ……んぷ、はむっ……ぢゅ、ぢゅっ…ごく、こく…んっ」 「ば、バカっ……今、そんなことしたらまたっ…!」 脈動中も唇で吸い付き、舌を動かされ俺の興奮が収まるわけもなく。 自分でも信じられない話だが、再び体の奥から熱い体液が生み出されて先端部に上り詰めていくのを感じた。 「ま、ま…たっ、くぁ…ぁああああああ…」 「んむぅっ!? ん、んぷっ、んぶうっ! ちゅ、ぷ……、ん、く……はーっ……、はーっ…」 さすがに量もおとなしめだったこともあってか、詩音は多少涙目になりながらも全部口腔内で受け止めて溜まった精液を順々に飲み干していく。全部喉を鳴らして飲み込むと、俺の白濁で熱の篭った吐息を吐いて、詩音は呼吸を整え始めているようだ。 信じられないほど従順に俺を飲み込んだ詩音を、何だか愛おしく感じた俺はそっと抱きしめていた…… やがて、お互いに呼吸が整って身体の熱が冷めてくると。 どちらからともなく俺達は真っ赤になって、ばっ! と密着させていた体を離れさせた。 なんだかものすごく恥ずかしい事をしていた気がする……じゃなくて、もうそんな次元の話じゃなくて……! 俺がどぎまぎしながらいそいそと床や体を拭いていると、同様に顔や服を拭いていた詩音とふと目が合った。 「…………」 ……暫く見つめ合ってしまって。言葉をなんだか喉から捻り出せなくて。 「……あ、あはは……圭ちゃん。あの、ごめんなさい。悪戯のつもりが……、その、つい」 「い、いやっ……お、俺の方こそ……ごめん」 先に沈黙を破ってくれたのは詩音だった。けれど、一頻りの作り笑いの後は、再び気まずい沈黙。 そもそも何で、こんな事になっちゃったんだっけ……? 「さ、最初は……その、こういうの知っておけば、いざという時に男の子って喜んでくれるのかなって思っただけ だったんですけど……。てへ☆」 てへ☆じゃねえ! と、突っ込んで茶化すことを詩音は望んでいたのかもしれないけど、俺には出来なかった。 だって、俺にとっては詩音と繋がってしまったという事実が強烈すぎて。 どんな言葉をかければいいかわかんなくて……。 何度目の沈黙に耐えかねたのかわからないが、詩音が再び口を開いた。 「あの……け、圭ちゃん」 「な、何だよ」 「その……ど、どうでした?」 「ど……どうって、そのっ……、訳わかんねえくらい気持ちよかったよ……」 「えっ、あ……」 真っ赤になって俯いてしまう詩音。 ……思えば、俺は今までにこんな彼女の表情を見た事があったろうか? 胸が高鳴る。この高鳴りは、どんな本にも書かれていないものだ。 「あの、圭ちゃん……また、借りに来てもいいですか?」 『また』。その時にはこの答えも出ているのだろうか? ぽーっ、と頬を赤らめながらの詩音の問いかけに、俺はこくんと首を縦に振る事しか出来ないのだった…… -
https://w.atwiki.jp/yarusekai/pages/68.html
【ロールシャッハ】 前衛兵 狂気のヒーロー 善 兵力70 スキルポイント 3 腕力 4 硬度 4 速力 4 知力 5 耐性 光、闇 弱点 なし スキル 【狂った正義】 狂気なる正義。アライメント悪に対してダメージ+20。アライメントの変化がない。悪を察知する 自身へのアライメントによる影響を受けない 【拷問】 アライメントに関係なく拷問を行える。 【鉄の意志】 行動不能にならない 【無慈悲】 アライメントが逆の相手に対してダメージ+10。 【凡人の境地】 相手の能力値が3以上高ければ腕力、硬度を倍 【暴力的】 敵の硬度補正を無効化する 【狂気の威圧】 敵専用。戦闘開始時、アライメント悪のキャラを1ターン行動不能にする 【殺気】 特定の敵専用。自分の能力値以下のキャラの全能力を-1する 【ボス】 敵専用。兵力値が実際の二倍。発動後全能力値+1 アクティブスキル 【指折り】消費1 無のランク×20のダメージを前衛単体に与える。食らった相手は腕力が-2される。アクセサリを一つ無効化する アクセサリ 1 【手帳】 あらゆることを記録している。知力+2 2 なし
https://w.atwiki.jp/jewelery/pages/22.html
《ダイヤモンド/diamond/金剛石(こんごうせき)》 硬度10/多色性/単屈折/0.5ct 35万円、まるで意味がわからんぞ! 科学組成/C 結晶系/等軸晶系 比重/3.52 宝石言葉/永遠の絆・純潔・不屈 屈折率/ 語源/adamas「征服し難い、懐かない」から ロシア、ボツワナ、コンゴ民主共和国等で採掘される白色の最上級レアストーン。 無色透明以外にイエロー、ピンク、ブラウン、パープル、グリーン、ブルーなどの すべてのスペクトルカラーが揃っている。 硬度10と最高硬度だが靭性は無いので金槌で叩くと砕け、欠けやすく割れやすいのは変わりない。 ローマでは太陽神アポロンの守護石とされ愛を司る心臓に繋がっているといわれる左手の薬指にはめると 永遠不変の愛を守ると言い伝えられている。婚約指輪の起源はここから。 皮脂の油が付きやすいが中性洗剤で洗って油を落とせば輝きは戻る。 「俺のレアストーンに傷が付いたわ!」