約 9,480 件
https://w.atwiki.jp/fcubattle/pages/62.html
なんでメイド服ってこんなに動き辛いのだろう。給仕するスペシャリストならば、ちゃんとした設計の下、動きやすいような格好の方がいいんじゃないかしら。 アステリアは抜けた腰をようやく回復させながら、全くどうでもいいことを考えつつも周りを改めて見渡す。 「ところで龍帝さん。こんな道中のど真ん中を歩いて平気なんですか?」 「物陰から奇襲を受けるよりはマシだろう。 それにここは殺しあいの場ではあるがサバイバルでもある。最終的に生き残った者が勝ちなのだから、人数が多い集団にむやみやたらと仕掛けてくることは無いはずだ」 ここがおかしくなければな、と剣龍帝は頭を指さしながらアステリアに答える。 それに対して集団という言葉に、アーニャはクロードの事を思い出した。というかまさに今クロードと合流するために橋へ向かって歩いているのだが。 剣龍帝は付け加えるようにアステリアに話す。 「それに単独での襲撃で複数人を殺害した例は今のところ無い。被害者と加害者は1対1の比率だ」 「!? ちょ、ちょっと待て、なんだそれ!?」 「? どうしたウサミミ」 「ウサ言うな! そんなことよりなんで被害者とか加害者とか知ってるんだよ!」 「ああ、WEBで調べた。公開してたからな」 「は、はぁ!?」 「実は本当なんです、アーニャちゃん・・・」 呆れた顔をするアーニャに、こちらも呆れ顔のアステリアが説明する。 ネット環境が繋がっているPCがあったことと以下のような情報が入手出来たこと。 死亡者:トリガー=マークレイド 殺害者:ゲイザー=ランブル(雷殺) 死亡者:セレナーデ=コランダム 殺害者:リース(刺殺) 死亡者:リッター=シュナイド 殺害者:ディアナ=クララベラ=ラヴァーズ(銃殺) 死亡者:レミエル 殺害者:メシア(投擲殺) 死亡者:リメイカー 殺害者:エヴァ(斬殺) 「勿論鵜呑みにしているわけじゃありませんけど・・・もし嘘の情報を主催者側が流していても、誰が亡くなったかは本人が会場にいる限りすぐにバレますから、ある程度は信用していい情報だと思います」 「・・・これ、そこの剣龍帝てのが調べたら出てきたんだよな」 「え? ええ」 「ふうん」 剣龍帝を一瞥してからアーニャは考える。 この情報を信用していいものか。それとも、そもそも剣龍帝という人物そのものを信用していいか。 アーニャの知り得る人物は何人か先ほどの情報の中で確認出来た。 その中で、彼女が知るなかで最も強いと思われたのはリメイカーだった。アーニャ自身、ヤツの事を変態以外のなんでもないとは思っているが、それ以上に常人では太刀打ちできない強さを持っている事も知っていた。 それが、ゲーム開始からたった2時間でリタイア? 合点がいかない。というよりも腑に落ちない。シィルとカティの名前が無いのは僥倖だったが、だからと言ってこの情報を鵜呑みにすべきかどうか。 (保留、だな。 実際の放送を聞いてその時に判断しよう。 それまでは警戒するだけにしとこ) ぴょこんとウサミミを垂れたところでクロードがこちらに駆け寄ってくるのが見えた。 ◆ ◆ ◆ レミエルを殺害したメシアは機を失っていた。 剣龍帝が不機嫌そうな顔で周りを警戒していたのに加え、もう1人増えてしまっていた。子供とはいえ、人数が多ければ多いほどやりにくい。できれば周りを巻き込んで一網打尽と思っていたのが仇となったか。 カイトのために1人でも多く消さなくてはいけないのだが、ここで返り討ちにあっては意味がない。 いや、正確には返り討ちにあっても手傷を負わせることで少しでもカイトが優勝に近づけばそれでいいのだ。 だがしかし、十分ではない。 4人のグループになってしまっている以上、仕留められて1人か2人。理想は単身でグループから離れてくれること。そうでなくても情報収集のために半分に分かれることもあるかもしれない。また、仲たがいでもしてくれればそれはそれでいい。 メシアは警戒網にはかぶらないよう暗闇と民家の蔭に隠れて、機を待っていた。 しかし、確実に殺す。特にカイトの武器をわがもの顔で持っている、ヤツだけは。 ◆ ◆ ◆ 「さっきの見た!?超でっかいドリルついてるよね絶対!!」 「・・・リレッドお義姉さまだったら勝手に改造とかやりかねないから、突っ込めない・・・」 「んなことよりどーすんだよ、あのロボんとこ行くの?わたしは反対だけど」 「行く行く行く行く!絶対行く!」 「あー、頭がグレンでラガンなのはわかるけどちょっと黙れ」 「・・・能力の暴発にせよ、殺意を持った攻撃にせよ、アレを呼び出せる人間があそこにいるのは間違いない」 「じゃあ行くんだね!ひゃっほう!!」 「・・・その悩みのなさそうな思考を少しでいいからあたしに分けてくれ」 ため息をつきながらアーニャはクロードを見たが、アーニャはその純真無垢に興味を傾ける彼女の姿にある意味ほっとしていた。 死者が出たという情報は入ったが、真偽は不明だし、何よりまだゲームに乗った人物にも被害者にも遭遇していないのだから、ここまで緊張感がないのも仕方がないかもしれない。 しかし。 まさかこの先に、これから向かおうとしている先にクロードの姉が死体で転がっていることになっていようとは、このときのクロード自身、考えるなんてことがあっただろうか。 そしてまさに今、背後の死角からは殺しあいに乗ったメシアがこちらを狙っているとも思いもしなかっただろう。 時間にして3時間。 ゆっくりと歩を進めて展望台の付近まで移動した。というのも、剣龍帝の飛行スピードでの移動は叶わず、かといってクロードの爆走にもついていけないアーニャとアステリアがいる以上、仕方がないことではあるのだが。 集団での徒歩で会場を歩くとなるとこの程度はかかる。そもそも最初のクロードの爆走が意味不明な勢い過ぎたというだけの話。アーニャは苦い思い出に苦笑する。 「そろそろ展望台だな」 「ええ。幸い今まで敵襲と思われるものは無かったですし・・・やっぱり集団だからでしょうか」 「そうだな。まさに今集団だからこそ、襲いかかってこない人物もいるようだしな」 「・・・?」 小声で剣龍帝は他の3人に伝える。表情は変えずに、さも世間話をするように。 「気をつけろ、先ほどの橋から尾行されている。表情には出すな。どうやら俺が狙いのようだしな」 「ッ・・・はい」 「ボクも気づいてたよー。でもこっちの隙を窺ってるみたいだったから様子見してたー」 「・・・気付かなかったぞオイ。なんで言わなかったクマー」 「俺とそこのクロードってのは気づいてたらしいけどな。表情に出ればそれが隙になるというのもあるが・・・」 「あるが?」 ここで剣龍帝は口を閉じる。答えが出ることはない。何故なら答えを知らないから。 彼らの背後を着けまわしている人物が何を狙っているのかが分からない。殺気を感じることからゲームに乗っていることには間違いはない。そしてこの4人を相手に一網打尽にできるのならばすでにやっているだろう。 だが、機をうかがうに徹している。こちらの様子を窺っているだけ。事態が進展するはずもないのに? ここで時計を何気なく見ると、短針が一番下に来ようとしていた。 かちり、かちり、かちり。 かちっ。 時計を半分にする一本の線が出来上がる。 すると同時に ビッ―――――――――! その衝撃はまるで電流が身体を駆け巡るかのような、耳を劈くような電子音が、その場に響いた。 「…これはッ!」 「何の音ですか!?」 「首輪からだぞ!」 「カッコイイ」 『あー、あー。テステス』 センライという主催者の声。驚きを隠せない一同だが、それ以上にこの現状を、この先に待っている状態を予想できてしまった剣龍帝は歯噛みする。 (そうか、尾行者の狙いは、隙を見つけることではなく、”隙を待つ”ことだったのか・・・!) メシアの狙いは大人数の不利を逆手に取ること。 人数が多ければ多いほど、知り合いがゲームによって死亡する確率は高くなる。そして誰かがショックをうければそれをフォローする役回りが出てくる。つまり、烏合の衆。 『えー、それでは第一回中間放送を始めたいと思う』 彼らにとって分岐点。 1回目の放送が始まる。 【南西 展望台と灯台の中間あたり/1日目/早朝】 【アーニャ@T.C UnionRiver】 [状態]:健康 [装備]:???(確認済み) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:アステリア、剣龍帝、クロードと共に行動する 3:死者リストの真偽に疑問 4:剣龍帝に不信感 【剣龍帝@理由の無い日記】 [状態]:健康 [装備]:ダークネイルブレード@カイト(紫色の月光) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:終盤まで傍観しつつ黄色いリボンを探す。隙あらば主催側を壊滅する。 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:アステリアを泣かせたことに深く反省中 3:大帝を警戒 4:尾行者を警戒 5:放送後の隙について思案 【アステリア@T.C UnionRiver】 [状態]:健康 [装備]:グラビィの操作書「ケフェウス」 @アステリア(T.C UnionRiver) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗らない、誰かが殺しに来ても殺さない。不殺。 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:剣龍帝の飛行で腰を抜かすが復活。 3:クロード、アーニャと共に行動 【クロード@T.C UnionRiver】 [状態]:ちょっと興奮状態 [装備]:真凰・炎魔@如月和輝(希望と絶望の協奏曲) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:騒ぎを見つけて首を突っ込む 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:( ゚∀゚)o彡°ドリル!ドリル! 3:尾行者に対して警戒 【メシア@紫色の月光】 [状態]:健康 [装備]:天津風吹雪・瀧波時雨@レニー(T.C UnionRiver) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗る。マスター以外を皆殺し 1:カイトの武器を持っている剣龍帝を殺す。 2:放送時まで尾行を続け、死亡者にショックを受けたところで奇襲する 3:大帝を目撃、さほど気にしせず。 Back:ふー・あー・ゆー? Next:嘗ての仲間と
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5866.html
70 :NPCさん:2011/03/18(金) 14 40 59.83 ID ??? やたら大量の敵を配置したら、PL陣が戦闘を回避して突破する方法を 延々相談しだして困った事があるなあ。 GM権限で 「なら、そうやっている間に戦闘に巻き込まれるから、離脱行動にも 戦闘行動が必要だから戦闘開始するよ」 と言っても 「ちょっと待て、今相談してる所だ」 とGMが何を言おうと、この数相手に戦闘という選択肢はないという態度取られて 戦闘に入るのに相当手間取り、困った事があった。 なんでも、俺のGMとしての力量的にこの数の敵を裁けるとは思えず、 俺がぶっちゃけたにも関わらず、この場面で回避手段なしで本気で戦闘する つもりとは思えなかったなどと後で言われた。 (けっきょくアドリブで敵の中のボス級だけ分散して戦わせた) スレ268
https://w.atwiki.jp/83452/pages/4672.html
戻る ちょっとバカっぽい澪もいい(笑) -- (名無しさん) 2010-06-05 22 55 28 黒板しかけられてる で吹いた りっちゃん可愛いよりっちゃん -- (名無しさん) 2010-06-05 23 34 09 なんでこんなに澪は馬鹿キャラが似合っちゃうのだろう? -- (名無しさん) 2010-06-06 15 55 27 澪の最後のひとこと可愛すぎるだろ… -- (名無しさん) 2010-06-08 00 30 32 かっくいーってなんか可愛いなwうん、澪にはこういうのも似合うw -- (名無しさん) 2010-06-11 21 39 40 澪wばかわいいwwww 単細胞ミジンコウンコwwww -- (名無しさん) 2010-06-14 13 49 20 澪ママwww作詞のセンスは遺伝じゃないのかwww -- (名無しさん) 2010-07-05 13 00 34 かっわいー -- (名無しさん) 2010-07-13 01 52 27 かっくいーww -- (名無しさん) 2010-07-13 22 42 50 アホ面白可愛いwwww -- (名無しさん) 2010-07-25 14 11 49 澪の心理描写が可愛すぎていちいちにやにやしてしまう… -- (名無しさん) 2010-08-20 07 32 05 面白い。 -- (通りすがり) 2010-08-20 07 54 26 澪可愛いいいいい -- (名無しさん) 2010-08-20 11 21 10 ノーりっちゃんノーライフ、萌えた -- (名無しさん) 2010-08-30 18 11 48 まじ縞パーンwww -- (名無しさん) 2010-09-08 13 24 50 あああ可愛いいいい -- (名無しさん) 2010-09-08 16 38 53 律澪SSで一番好きかも。 -- (名無しさん) 2010-09-09 01 27 06 よくわかっている -- (名無しさん) 2010-09-09 22 55 18 この澪はいい -- (名無しさん) 2010-09-25 08 04 20 まじ名作 -- (名無しさん) 2010-10-01 00 55 36 アホかwwwカワイイわwwwアホかwwwwww -- (名無しさん) 2010-10-02 01 33 31 オチが素晴らしい -- (sgok) 2010-10-21 00 48 44 GJ!! -- (名無しさん) 2010-10-21 00 56 59 『もしかしたらこれからぼこぼこ時間になるかもしれないのに私の頭の中はふわふわ時間。 だけど律にぼこぼこにされて私の魂がふわふわになったらそれはそれでいいかもしれないな。』 ssで初めて声上げて笑った -- (名無しさん) 2010-10-21 02 24 16 どんだけ被害妄想!しかもウェルカムですか澪しゃん -- (名無しさん) 2010-11-30 10 29 41 なんというアホかわいさ -- (名無しさん) 2010-11-30 14 08 16 黒板本体仕掛けんのかよwww -- (名無しさん) 2010-11-30 15 22 10 何回も読んでるけど飽きないわ。かっくいーに萌えるwww -- (紬士@名無し) 2010-12-11 04 03 47 wwwwwwwwww -- (八百屋) 2010-12-11 14 08 01 誤字だと分かってても黒板しかけるに吹いたww チョークの粉の心配してる場合じゃねえよww -- (名無しさん) 2011-03-25 13 08 09 こいつは最高だ 笑えるし、ラストに迫る程澪の強がりが切なくなるし。ラストの澪のセリフがいいね(´ω`*) お幸せにっ -- (名無しさん) 2011-03-27 21 29 12 ああ黒板消しか普通に気づかなかった。 -- (名無しさん) 2011-04-27 07 58 45 壮大なトラップだなwwww -- (名無しさん) 2011-05-27 22 44 40 こういう澪好きだ -- (青味泥) 2011-07-18 01 21 31 最後のオチにはグッとくるなぁ・・ こういうの好きだわ -- (名無しさん) 2011-09-16 01 11 41 アホな澪かわいすぎてやばいww -- (名無しさん) 2011-10-10 22 03 29 やばい何だこれ可愛過ぎるwwww グルがゲルに見えたのは俺だけでいい -- (名無しさん) 2011-10-11 12 18 25 ほんとにこんなに仲いいから余計に笑けるwww -- (あずにゃん) 2011-10-11 13 07 54 この澪かわいすぎるwww -- (名無しさん) 2011-11-26 23 43 32 澪可愛すぎるwww -- (名無しさん) 2011-12-20 01 51 56 澪可愛いwwwwww -- (名無しさん) 2012-03-27 02 36 15 かっくいーってwww -- (名無しさん) 2012-03-27 04 20 48 黒板しかけられてちゃ危ないってwww チョークの粉まみれじゃなく、血まみれになっちゃうよ。 -- (名無しさん) 2012-03-27 04 26 14 澪ほど天然アホが可愛いキャラもいないと思う -- (名無しさん) 2012-07-20 14 40 15 名言がうまれたなwww全部わかってた、か…w -- (名無しさん) 2012-07-20 19 47 40 最後の全部分かってた、これって仕返しじゃなくて強がりって解釈で良いのかな? -- (名無しさん) 2012-07-20 20 38 51 ばかわいい澪ちゃんは最強、これ常識 -- (名無しさん) 2012-09-14 19 29 17 ばかわいい澪もいいなぁwwww サンジュ系とかなら殺意が沸くのにこっちじゃ今すぐにでも頭なでなでしたい -- (名無しさん) 2013-04-13 20 47 44 かわいいかわいい澪ちゃんかわいい -- (名無しさん) 2014-03-02 15 40 08 なんだこの可愛い生き物… -- (名無しさん) 2017-03-17 01 44 59
https://w.atwiki.jp/onnazukino1/pages/7.html
a href="http //www.act-gi.jp/index.php?main_page=product_info affiliate=16 products_id=25 affiliate_banner_id=1 visit=1" target="_blank" img src="http //www.act-gi.jp/affiliate_show_banner.php?affiliate_pbanner_id=25 affiliate=16 affiliate_banner_id=1" border="0" alt="禁断のハーヴ" br 禁断のハーヴ /a br 9,000円 禁断のハーブを購入してみた。すごい興奮するらしい・・でもヤル女がいないのについつい気持ちが先走ってしまって・・・買ってしまった。 情けない・・・
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10436.html
381 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 22 26 13.03 ID VMCOtMbZ0 俺はPLの好きに動けるように、色々な要素をシナリオに散りばめて、PLの気を引いて PLと一緒に物語を作るタイプのマスタリングをしているんだけど 一度集まったPLが受け身体質がほとんどで、一人だけ逆に猪突猛進型がいたんだけど ほとんどが動かない中、猪突猛進PLがシナリオの裏とか分かる所を「まどろっこしい」と言ってあえて全部省いて進んで 事件は解決したけど裏はほとんど分からなかったと言う結果に終わった事がある その時に言われた言葉が PL陣「GMが誘い受けっぽい感じがして下手に行動したらひどい目に遭うタイプのGMだと思った」 猪突「PLの俺が動かないとシナリオが進む気がしなかった。GM主導で動かさずPLに動かさせるってどうなの?」 なんというか相性の問題なのか俺が悪かったのかPLが悪かったのか… 382 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 22 35 03.62 ID nU/frDY10 [4/4] PLに自由に動いて欲しいなら動かないときのことも考えてなきゃ片手落ちだし 歩いて欲しい所を歩かなかったからって泣き事言っちゃ駄目よ 383 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 22 45 40.07 ID hxndoEBh0 [4/4] 381 誰も悪くない 異なるTRPG観を持った人たちが集まってしまった故の事故かと 初対面では信頼関係もないししょうがないね しいて言うなら 受け身PLたちをかつて酷い目に遭わせた名も知らぬGMが悪いw 384 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 22 57 53.58 ID KPi6KEyY0 381 報告乙 シナリオなんてPCが動かなくちゃ進まんもんだ つーか、何もしてないのに進んだら吟遊だ そのPL達はCRPGのムービーの様に進むのが良いのか? ならCRPGやってれば良いのに 俺がGMでPCが動かないのならそこで終わりにする 何も起こりませんでした(完) もしくは座して見ていただけなので世界は崩壊しました(完) だな 385 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 23 03 02.86 ID qdqmRED5O ただ、ある程度情報が集まった状態で動いたら罠にかけて「迂闊に動いた方が悪い」と文句を言い、 その後で慎重に動こうとしたら「動こうとしない糞PL」と言い出すGMも居たのだよな・・・ 386 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 23 08 27.62 ID LwBViuqX0 一度PCorGMを敵だと思い込んでる困と当たると、それ以降警戒しちゃうんだよなぁ 389 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/14(木) 23 47 25.01 ID zKcV9h4I0 NPC一人一人の死にウェットなロールプレイで反応する卓か、 まあ仕方ねえっつってサバサバ進める卓かで随分と印象違うだろうな 409 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/05/15(金) 08 23 25.95 ID 7Vs8LPCE0 [1/3] 381 コンベでGM紹介のときに「PCが頑張らなければ悲劇的エンディングを迎えます」って言ってるのも事故防止のためなんだろうなぁ と今回の書き込みで理解 スレ414
https://w.atwiki.jp/omf-game/pages/1030.html
分類 拡張素材 Grade 41 売却価格 19 上昇項目 攻撃+20, 防御+25, 命中+25, 入手方法 冒険 蒼穹の迷宮 迷宮レアポップ
https://w.atwiki.jp/jhs-rowa/pages/108.html
私が疑心暗鬼なのはどう考えてもお前らテニスプレイヤーが悪い! ◆j1I31zelYA 先頭を、元気よく行進する遠山金太郎。 その後ろを、前原圭一と天野雪輝が、左右に並ぶようにして後に続く。 そんな三人の道中は、やがて森の中を抜ける。 景色は、田畑の点在する田舎道へと変わっていった。 雪輝がGPSで現在位置を確認すれば、三人がいるのはE-4のエリアだと表示される。 結局、雪輝は金太郎の案を採用し、目的地を学校に定めた。 学校行きもそこまで悪くないとしていたこともあるし、金太郎の希望する場所に付き合おうという趣が大きい。 圭一もまた、「学校行きが良さそうな気がするな……」と消極的に賛同した。 もっとも圭一の場合は、『病院=怪我人が行く場所』という発想から、負傷した水使いと再会するかもしれないという嫌な予感が最たる理由だった。 ちなみに、当初の『装備を充実させよう』という方針に則って、雪輝は圭一に支給品の公開を頼んでいる。 圭一は、支給品は弾道ナイフが一本だったと打ち明け、装備なしでは心もとなかろうとこれを雪輝に渡した。 雪輝はその気前の良さに驚いたものの、圭一は『飛び出しナイフなんて上手く扱えるか分からないしな』とあっさり雪輝に譲渡する。 それらが、道中で起こったやり取りだった。 互いに互いの隠しごとについて疑念を持ちながらも、その会話は穏便なものに終始する。 圭一としては、疑念を解消するには『切原赤也に会っていた』ことを明かさねばならない。その勇気が出せなかった。 雪輝としては、圭一の態度に違和感を感じたものの、問い詰めればもれなく素直な金太郎が 『こっちだって隠しごとをしてるのに問い詰めるのはどうかと思う』と咎めてくる可能性が高い。 圭一を白状させる時、自分が正体を明かす時は、タイミングを見て行いたいという意識があった。 金太郎としては、仲間が増えたことを素直に喜んでいた。 そんな彼らの、足を止める出来事が起こった。 時間帯は、放送も間近という早朝。 場所は、点在する民家の合い間にたつ、児童公園の脇道を横切ろうとした時。 原因は、東の空がすっかり明るくなり、景色がより鮮明になったこと。 土地の開けた田舎道を横断する彼らには、離れたエリアに建つビルディングの群れでさえ、うっすらと視認することができた。 その中に、ひときわ目立つ、背の高い建造物がひとつずつ。 ひとつは、雪輝たちが通過してきた東の方向に。ひとつは、ずっと南の方向に。 その二か所の建造物に見覚えのある雪輝が、まず足を止める。 「あれは……桜見タワーに……ツインタワー?」 東の方角に見えるは、かつて7thの二人と激闘を演じた地元のタワー。 南の方角に見えるは、かつて11thが居城としていた高層ビルディング。 「なんや天野、何か知っとるんか?」 「あの遠くにある建物が、どうかしたのか?」 「うん……ちょっと待ってくれるかな」 携帯電話の画面を開き、地図を縮小表示に切り替える。 桜見タワーは、地図の『タワー』の方角に。 桜見市ツインタワービルは、地図の『ビル』にあたる方角と、それぞれ一致した。 「なんで……桜見市の建物がここに?」 一万年前の記憶とはいえ、生まれた時から住んでいた地元の名所を忘れるほど衰えてはいない。 そうでなくとも、あれだけ大規模な公共施設をいくつも建てられる地方自治体なんて、そうそうないだろう。 主催者が移築した意図は読めないものの、懐かしく因縁の場所には違いない。 興味をひかれる気持ちと、近寄りがたいというせめぎ合いが、小さく心にさざ波をたてた。 もしかしたら、自分の心は、そこまで枯れているわけでもないのかもしれない。 何か聞きたそうな二人を前に、雪輝はどう説明したものかと言葉につまり、 しかし、その応答を中断させるものがあった。 ちょうど時刻が6時に到達し、3人の携帯電話が鳴り始める。 ◆ 通り過ぎるはずだった小さな公園は、三人の休憩地点として使われることになった。 それぞれに、放送を聞いて思うところがある。 前原圭一は、公園内の街灯に背中を預けて考え込んでいた。 「園崎詩音って……魅音と似た名前だよな? アイツ、姉妹でもいたのか?」 前原圭一は、雛見沢に越して来てからまだ一カ月にも満たない。 部活仲間の家族関係までは、しっかりと把握していなかった。 もちろん、異なる世界のカケラでは詩音と友人になる道もあったはずだが、神視点を持たない圭一にはそこまで把握しようがない。 しかし、家族だとしたら魅音が心配だ。こんなわけも分からない内に親しい人物を殺されたと聞いて、動揺していなければいいが。 遠山金太郎は、その近くの木製アスレチックに腰かけて、足をぶらぶらさせながら肩を落としていた。 「青学の部長はんが死んだとか、信じられへんわ……」 金太郎と手塚国光とは、直接的な交流の機会は少ない。 しかし、全国大会の中でチームメイトである千歳千里を破ったこと、その後の全国決勝での奮戦ぶりなどから、『とにかくすごい人なんだ』という印象は大きい。 そのすごい人があっさりと退場したと言われ、不意打ちを受けたことは否めない。 天野雪輝は、少し離れたベンチから、そんな二人を見ていた。 彼もまた、日野日向という友達の名前が呼ばれている。 友達、だったのだろう。 雪輝などには過ぎたぐらい、良い友達だった。 どんなに雪輝が窮地に追い込まれても、そのせいで危ない目に会っても、雪輝を救い上げようとしてくれた。 そして、天野雪輝がこの手で殺した友達だった。 命がけで『お前のやり方は間違っている』と伝えようとした彼女を、 彼女が正しいと分かっていながら、撃った。 最低の裏切りをしてしまった。 その死んだはずの彼女が、この会場にいたというだけでも、まず雪輝を困惑させている。その彼女が死んだと言われて。 罪悪感のような、口惜しさのような、半端な感情をもてあましているのが今の雪輝だった。 他の二人は、9人の犠牲者が出たことや、その中に知り合いがいたことを、普通に悲しんでいるように見える。 そういう率直な感情表現が、雪輝には羨ましかった。 「すまん」 携帯電話を手に考え込んでいた圭一が、おもむろに顔を上げて、遠慮がちに切り出した。 「ちょっとトイレに行ってくるよ」 公園内に見える可愛い屋根の公衆トイレに、そそくさと歩いて行く。 用を足したいというより、雪輝たちから距離をおきたいだけなのかもしれない。 しかし、放送後ということもありそれをスルーした。 一般人が殺し合いに放り込まれ、9人もの人間が死んだと聞かされれば、1人で考え込みたくもなるだろう。 ――『9人もの人間』か。 その言い回しが、雪輝の感覚に合っていないようで、笑えないおかしさがあった。 神になろうと多くの人間を殺したことや、二週目世界の滅亡を経て、『死』に対する動揺はだいぶ麻痺している。 しかし、そんな雪輝とは対照的に、素直な少年がいた。 「うぅ~っ……!!」 何分か、経過した頃合いだっただろうか。 それまで落ち込んでいた鬱憤を晴らすように、動物のような唸り声があがる。 遠山金太郎だった。 「嫌や!! やっぱり嫌や~っ! 知り合いが死ぬとか、一人しか生き残れんとか! 青学の部長はんが死んでいいわけあるかいっ! 皆からすごいすごいって言われてた、偉い人やったんやで!」 ごねてごねて、ごね倒す子どものように、怒りを発散させている。 最後に、ぽつりと悲しげに呟いた。 「コシマエが可哀想や……」 そして朝の公園に、暗い沈黙が降りる。 やがて、頭を切り替えるように、ぶんぶんと首を左右に振った。 「アカンな……天野かて友達の名前が呼ばれたのに」 「いや、いいんだよ。僕は日向が来てるってだけでも現実味がなかったんだし。 ……それに、日向を殺した僕がとやかく言えることじゃないんだから」 「せやから」と金太郎がすぐに切り返す。 日向の死を悲しんでいない雪輝は、もしかして不人情だと思われたのだろうか。 「ごめんな、天野」 しかし、頭を下げられた。 なんでそうなるのだろうか。 「どうして謝るの……?」 「天野は、友達に謝れへんようになってもうたやろ。 天野にやりたいことがないなら、手伝ってもろてもバチは当たらんって思うてた。 せやけど、天野の友達は天野を探してたかもしれん。ワイはそのことを考えてへんかった」 驚いた。 似合わぬ深刻な顔で、本気で悔いているらしい金太郎に、「そんなことない」と否定するよりも驚いた。 金太郎は、雪輝と日向が再会したら、雪輝はまず謝るものだと信じている。 また、日向が雪輝を探している可能性があるなら、雪輝は『友達』として、会いにいくべきだと当然に考えている。 それだけ、純粋ということなのか。 雪輝は、日向や高坂、秋瀬たちに会った時のことを『保留』にしていた。 もちろん、日向たちが雪輝の犯した罪を知っているか分からない、という前提はある。 二週目の我妻由乃は、『雪輝を殺そうとしていた時期』の由乃だった。 それすなわち、『雪輝を殺せずに自害を選んだ由乃』が、そのまま生き返ったわけではないということだ。 主催者は、過去に雪輝も経験した『時間跳躍』の要領で、『雪輝を殺すつもりだった時期』の由乃を連れて来たのだろう。 ならば、日向らも死亡する前後から連れて来られたとは限らず、雪輝に殺されたことも身に覚えがないかもしれない。 しかし、そういった事情を差し引いても。 どんな顔をして会えばいいか分からない、という逃避があったことは否定できない。 やりたいことがない、失うものなど何もないと言いながら、 滅ぼしてしまった二週目世界の友達からは、逃げていた。 償うべき責任があり。 また、彼女らも雪輝を探している可能性を、予測できたにも関わらず。 もちろん、我妻由乃と悪質な再会を果たして、どうでもいいと投げやりになっていたからだったのだが。 ――責任、か。 お前が帰るのは二週目の世界だ、その先の責任はテメーで取れという、雨流みねねの言葉が思い出された。 「謝られても、日向は困っただけかもしれないよ? 『君は未来の僕に殺される予定だからごめんなさい』って言われても、どうしようもないじゃないか」 「う……それはそうかもしれへんけど。……あぁ~っ、『たいむりーぷ』ってややこしいわぁ~っ」 金太郎はわしゃわしゃと髪の毛をかいて、頭を抱える。 そこには、どろどろしたことを考えずに、ただ『人を殺すのは悪いことだし、悪いことをしたら謝るべき』という単純な図式だけがあった。 許されるとか許されないとかは深く考えず、悪いことをしたらあっさり認める。 そんなに簡単じゃないんだと、苛立ちを覚える一方で。 こんな生き方ができたら気持ちがいいんだろうなと、尊い目で見ることができる雪輝がいた。 こういう心根があれば、『願いの為に皆を殺す』前に、どこかで止まれたのかもしれない。 それは、どこかの過程で雪輝が置き去りにしていたものだった。 『神になる為に皆を殺す』のがワガママだと分かっていて、『じゃあ他にどうすれば良かったんだよ』と言いわけを用意していた。 雪輝は、手を汚してきたことに対して、本当にちゃんと向き合ってきただろうか。 おぼろげに輪郭をなくした一万年以前の記憶は、やや頼りない。 それでもおよそ起こったことを思い出すには充分だし、自分のしでかしたことぐらいは分かる。 あのサバイバルゲームにおいて、雪輝は殺し合いを止めようとなどしなかった。 もちろん、当初は非戦的なスタンスをとっていたし、『殺し合いを止めさせよう』という来須圭悟の誘いに乗って未来同盟に入った。 しかし、殺し合いを停止させるべく動こうとしたことはなかった。 襲いかかって来る日記所有者を、由乃に頼りつつ返り討ちにしていただけだ。 ただ、生き残ればいいという考えしかなかった。 火山高夫の日記を破壊した時は、所有者が消える現象に恐怖したけれど、殺人をしてしまったと怯えたりしなかった。 春日野椿と戦った時は、彼女の日記を破壊することを躊躇わなかった。 来須に銃口を向けた時は、由乃を誤射してしまうことを恐れても、来須を殺すことに罪悪感を感じなかった。 そんな自分は、ずっと最初の方から、道を踏み外していたのかもしれない。 由乃には『殺すことはない。日記を取り上げるだけでいいじゃないか』とたびたび説教をしておきながら、 いざ自分が手を汚した時は、その責任を延々と回避し続けている。 殺さなければ死んでいたんだから、他に方法はなかったのだと。 そんな理屈を無意識に用意して、目をそむけ続けてきた。 由乃が、汚れ役をやってくれた。 来須さんや西島さんは、警察権力で保護してくれた。 秋瀬或は、雪輝君のせいじゃないと言ってくれた。 日向たちは、友達だからと味方してくれた。 そんな助けの手に甘えるだけで、責任を持たなかったから。 だから両親が死んだ時に、暴走してしまったのかもしれない。 『神になれば死者を蘇生できる』という話を吹き込まれてからは、 『生き残ればいい』が『死んでも生き返らせればいい』に変わっただけだ。 初めて過ちを認めたのは、他の所有者や友人を皆殺しにして、由乃と二人っきりになってから。 雨流みねねに『責任を持て』と言われたように、その埋め合わせをしようとした。 三週目世界は救えたから、できる限りのことはしたはずだ。 しかし、由乃を救おうとしたら結果的に救えただけで、己で考えて行動して、償いを果たしたという実感はない。 ましてや、本来の償う対象である、二週目世界の人々は死んでしまったのだ。 もう、償いようなんてない。 どうにもならない。 そう思い込んでいた。 けれど、ここに『二週目世界の友達』が来ているのだ。 日向はもう死んでしまったけれど、あと二人は、まだ生きている。 「うん……決めたよ」 だから。 たった二人から責められるぐらいなら、せめてそのぐらいのやる気は出してみよう。 「遠山を手伝うって言ったことは変わらない。 でも、もし途中で秋瀬君や高坂に会うことがあったら……その時の僕は、彼らに謝るよ」 未だに、己のやりたいことなど見つけることができず。 今さらのように責任と向き合うことが、重たくもあり。 それでも、『新しい友達』の善意だけは、どうにも裏切れない気がしたから。 「許してもらえることでもないし、相手のことを考えてないかもしれないし、 ……『自分のしたことを吐き出したい』だけの自己満足かもしれない。 でも、隠しごとをしておくのは、『友達』として不誠実だろうから」 もちろん、彼らがどの『時期』から来ているか分からない以上、雪輝のしでかしたことを知らない可能性もある。 『君たちの世界は僕のせいで滅びる予定なんだ』と明かして、絶望させるかもしれない。 けれど、出会ってしまえば隠すこともできないだろう。 初対面の金太郎でさえ『じじ臭い』と指摘するような今の雪輝に、彼らが違和感を覚えないはずがない。 ならば、ひたすら謝ろう。 そして高坂はきっと殴ってくるだろうから、何度だって殴られよう。 「よう分からんけど……天野は少し前向きになったってことやな。良かったやん」 金太郎から、屈託のない笑顔が返って来た。 その笑顔に、懐かしいような、温かいような情動が初めて生まれる。 数時間前までは、失われていた感情だった。 だから雪輝は、決意の理由を知ることができた。 雪輝は、金太郎と交流が持てて嬉しかった。 記憶はなくしたけれど、『一万年も独りきりだった』ことは知っている。 一万年もの間、ムルムルしか話相手のいない歳月を費やしていた。 人間と会話することができて、過去の自分に少しだけ立ち戻れたのだろう。 だったら……『甘い考え』も、少しは悪くないかもしれない。 「それにしても……圭ちゃん遅いなぁ」 ずいぶん長いこと戻ってこない圭一を心配して、金太郎が公衆トイレの方を眺めていた。 ◆ 前原圭一は、トイレの個室に立て籠もった。 『立て籠もった』という表現は正しく、用を足す為ではなく、隠れる為にその空間に入った。 とはいえ、誰かから攻撃されたわけではない。 恐怖を抱かせた原因は、彼自身の所有物――携帯電話にあった。 放送を終えたた携帯電話をいじる内に、未読メールが1件あるという報告を見つけたのだ。 メールが受信された時刻は、放送と全く同時だった。 だから、最初は放送のコール音にまぎれて分からなかった。 『メール』というものなど初めて聞いたが、それが『リアルタイムで手紙を送る為のツール』だと、頭にインプットされている。 自分だけが送信されたらしいメールを、2人には見られたくなかった。 それは、天野雪輝から支給品を見せてほしいと頼まれた時に、ナイフよりも強力な支給品――ブローニング・ハイパワーという拳銃を隠したのと、同じことだった。 隠しごとをする後ろめたさは、ある。 それでも、『自分だけの』アドバンテージがあるとなれば、安心材料として隠さずにいられなかった。 しかしメールを読んで、圭一は『隠してよかった』と確信することになる。 こう書かれていた。 【送信者】From 天使メール 【件名】好戦的人物のお知らせ 【本文】 越前リョーマ、綾波レイの二名はこの殺し合いに乗っています。 非戦的な振りをして近づき、隙を見せた途端に攻撃してくる模様。 遭遇された場合、二人の話には耳を貸さず迎撃、もしくは逃走することをおすすめします。 今回のお知らせは以上です。次回のメールをお待ちください。 越前リョーマ。 それはまさに、遠山金太郎から信頼できるとして紹介された名前だった。 越前をコシマエと呼んでいたから、印象に残っている。 その越前リョーマが、殺し合いに乗っているという。 「殺し合いに乗らないヤツじゃ……なかったのかよ……」 正直なところ、胡散臭いメールではあった。 送信者の名前が『天使メール』としか書かれていないのだ。 しかし、その情報を疑うには、あまりにも身に覚えがありすぎた。 友好的な振りをして、仲間になろうとしてくる。 こちらも仲間だと見なしかけたところで、本性を露わにされる。 即座に逃亡を選ぶしか、選択肢がない。 ――ウィッス!俺は立海大2年エースの切原赤也ッス!以後ヨロシク 『非戦的な振りをして近づき、隙を見せた途端に攻撃してくる模様。』 ――ヒャヒャヒャヒャ!! オラァ! どうした立てよォ!! 『非戦的な振りをして近づき、隙を見せた途端に』 ――放っといてくれりゃいいんスよ。こいつは……痛い目に合わせねーとダメなんだよ! 『非戦的な振りをして近づき、』 ――前原圭一か……ほな圭ちゃんでええな! 『非戦的な振りを』 「いやいやいやいや、何を考えてるんだよ。クールになれよ、前原圭一」 それまで圭一は、彼らを疑っていた。 彼らも切原のように、豹変するかもしれないと妄想していた。 でも、今のところ金太郎たちは友好的に接してくれている。 ただ、ちょっと……金太郎が『信頼できる』と言った2人ともが、危険人物だと分かっただけで。 彼らの人物像が、ひょっとしたら演技かもしれないだけだ。 それに、複数人が同じ手口を使うというのはおかしいのだ。 いくら知り合い同士だからといって、 たとえ3人全員が殺し合いに乗ることにしたとして、 『友好的な振りをして近づき、隙を見て豹変する』という手段まで一致するのは不自然だ。 ここにいる人間は、突然に攫われて殺し合いを命じられている。 あらかじめ示し合わせたように、そんな遠回りな手口が一致するなんてそうは無いだろう。 論理的に考えて、金太郎らが乗っているというのはおかしい。 結論を出すのはまだ早いじゃないか。 そうだ、疑うのは、 ……しっぽを出してからでも、遅くはない。 そんな用心があったから。 こっそりとトイレを抜けだし、公園の垣根をぐるりと回って、金太郎らの話を盗み聞きするルートを選んだ。 圭一のいないところで、彼らはどんな話をしているのか。 信用する為に、それが知りたかった。 身をかがめて、気配を殺し、圭一は垣根の向こうをそろそろと進んだ。 もし盗み聞きがばれたら、どうなるんだろう。 二人が、本性を露わにしたら、どうすればいいんだろう。 俺が渡したスぺツナズナイフの刃が、飛んできたりしないよな。 そんな妄想が、脈拍を加速さる。 のろのろと圭一は、園内の二人と、直線距離で結べる位置までたどり着いた。 垣根越しに細々と、二人の会話がとぎれとぎれに聞こえる。 懸命に耳を研ぎ澄ませて、圭一はその音を聞きとった。 ――天野かて友達……呼ばれたのに……。 ――日向を殺した僕が…………だから……。 ……………え? 耳を疑う――ことはなかった。 聞き違えようはない。 聞きとりは難しくとも、聞き違えたような言い方ではない。 友達の名前が呼ばれたと言った。 その友達を殺したのは自分だと、天野雪輝が言った。 2人は、圭一に出会う前に、人を殺していると言った。 その事を、圭一に隠していた。 隠しごとを、していた。 無害を装って近づいて来た2人は、既に人を殺していた。 殺し合いに乗っていないと言ったのに、殺したと隠していた。 2人の会話は、圭一の衝撃などお構いなしに続いた。 ――殺(や)りたいことが……………バチは当たらん……。 2人の言葉は、もはや悪意を伴った言葉にしか聞こえない。 頭が真っ白になった圭一に、閃きが落ちたのはその時だった。 いくら知り合いだからと言って、全員が同じ手口を使うとは思えない。 示し合わせたのでもない限り、そんな偶然はない。 ………………示し合わせていたのだとしたら? 主催者が何者かなど、圭一は分からない。 だから、参加者の中に、主催者の回し者がいたって、おかしくもない。 知り合い同士が例外なく同じ手口で乗っているなんて、そんな偶然よりずっと起こり得る。 切原赤也。越前リョーマ。遠山金太郎。 あらかじめ『非戦的な振りをして隙を見せれば殺害し、殺し合いを進行させる』と盟約を結んでいる。 同じく乗っている人間を協力させている。 そんな想像を、嘲笑をこめて肯定するように。 天野雪輝は、言った。 ――殺される予定だから…………どうしようもない……か……。 予定だと、言った。 ×される、予定だと。 ……誰が、誰に? 決まっている。 圭一が。 その答えを、導き出してしまったから。 前原圭一は、とうとうクールを保てなくなった。 ――うわああああああああああああああああああっ……! 音を立てず、立ち上がる。 そのまま、そろそろと走り出した。 気付かれる前に、遠くへ。 圭一が、彼らの意図を見抜いたとバレる前に、逃げのびなくてはならない。 赤也から、逃げたように。 遠山金太郎と、天野雪輝から逃げ出した。 ただ、前回の逃走とは、違うところがある。 切原の時と違って、今回は目的意識があった。 『殺し合いに乗っている集団がいる』と分かった。 だから恐怖だけではく、使命感が生まれていた。 伝えないと。 他の参加者に、伝えなければ。 切原赤也、越前リョーマ、遠山金太郎、そしてその同行者。 彼らは、殺し合いに乗っており、 また、主催者の手先である可能性すらあること。 彼らのしてきたことを、暴きださなければ。 誰かに、暴いてもらわなければ。 それだけが私の望みです、と。 そう願わんばかりに。 【F-4/荒野/一日目・朝】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:KOOL [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ブローニング・ハイパワー(残弾13) @バトルロワイアル 基本行動方針:皆で生きて帰りたい? 1:??? 2:切原赤也、越前リョーマ、遠山金太郎とその同行者は危険人物だと、皆に伝える [備考] 雛見沢症候群を発症したかどうかは、次以降の書き手さんに任せます 金太郎の知り合いとしては、跡部景吾の名前も覚えています。しかし天使メールその他によるショックから、すぐに頭には浮かばないようです。 (手塚国光、真田弦一郎に関しては、金太郎が話した時に上の空だったので覚えていません) ◆ 時間がたっても、圭一は戻ってこなかった。 しびれを切らした金太郎がトイレまで向かったところ、個室はどれもが空になっていた。 「大変や……圭ちゃんが消えてもうた!」 すわ襲われたかと心配する金太郎に対して、まだ雪輝の方は冷静だった。 「トイレにも、近くにも争った痕跡や人を引きずった痕はないから……自分からどこかに行っちゃったんだとは思うけど」 とはいえ、圭一の逃走が予想外だったことには違いない。 確かに、圭一には何かを隠している素振りがあった。 しかし雪輝たちも、放送の前後で不審を買う行動はしなかったはずだ。 ここまで性急に、何の前振りもなく行動を起こす理由が思い当たらない。 元いた公園の広場に戻り、二人は打開策を思案する。 「とにかく、はよ圭ちゃんを追っかけな……でも、どっちに行ってもうたんやろ」 「彼が変な誤解をしたままだとしたら、その誤解をばらまかれるリスクもあるからね……」 金太郎は、圭一の身に何かが起こったのではないかと心配していた。 雪輝は、圭一の不自然な挙動から、何かを企んでいるのではないかと警戒していた。 しかし、彼の向かった方向が分からない以上、手詰まりには違いない。 探しようがないなら、このまま学校を目指そうか。 そう、進言しようとした時のことだった。 「なんや……タイヤみたいな音が聞こえるで?」 まず、その音を聞きつけたのは、遠山金太郎だった。 『タイヤみたいな音』と聞いて、雪輝は他者の接近を察知する。隠れて様子をうかがおうと発案しかける。 しかし音の接近は、それよりも速い。すぐに雪輝の耳にも聞こえるようになった。 大きめのモーターを回すような、すべらかな電動音。 それは、二人が児童公園に入ったのと、逆方向の入り口から響いて来た。 どこか懐かしさを感じさせる、白い髪にカッターシャツ。 そんな運転手を乗せた二輪車が、公園の芝生を滑るように駈けてくる。 運転手はその身を傾けてブレーキを踏み、隙のない動作で芝生に着地。 すたすたと、すたすたと。 ごく自然体な、しかし不審とも不穏ともつかない気配を持って、近づいて来る。 すぐに思い出せる少年だった。 記憶はおぼろげでも、その不思議な空気を背負った人間は、他にいるものではない。 「あき、せ……くん」 朝の清涼な涼しさを、あたかも自らが発散するかのようにその身に纏わせて。 「やあ雪輝君。いい終末だね。いや、悪いのかな?」 そのアルカイックスマイルからは、隠しきれない歓喜がにじみ出ていた。 【E-4/児童公園/一日目・朝】 【秋瀬或@未来日記】 [状態]:健康 、歓喜 [装備]:未来日記(詳細不明、薄らと映る未確定エンド表記)、セグウェイ@テニスの王子様 [道具]:基本支給品一式、不明支給品(0~1) 基本行動方針:この世界の謎を解く。 1:雪輝君に会えて何よりだ。(真田の忠告に、思うところあり)。 2:越前リョーマ、跡部景吾、切原赤也、遠山金太郎に会ったら、手塚の最期と遺言を伝える。 [備考] 参戦時期は『本人の認識している限りでは』47話でデウスに謁見し、死人が生き返るかを尋ねた直後です。 【遠山金太郎@テニスの王子様】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:携帯電話 基本:殺し合いはしない 0:この兄ちゃんが、天野の友達か…? 1:圭ちゃん、どこに行ってもうたんやろ…。 2:学校に向かう 3:知り合いと合流したい 【天野雪輝@未来日記】 [状態]:健康 [装備]:スぺツナズナイフ@現実 [道具]:携帯電話 基本:金太郎に協力する 。自分のすべきことを考えてみる。 0:秋瀬くん……? 1:金太郎と一緒に行動する 2:圭一が逃げたことに困惑と警戒。 3:学校に向かう……はずだったが、桜見タワーとツインタワーが気になる 4:或、高坂に会えたら、二週目でしたことの謝罪をする……って、秋瀬くん? 5:由乃を死なせたくないが、だからどうするという方針もない ※神になってから1万年後("三週目の世界"の由乃に次元の壁を破壊される前)からの参戦 ※神の力、神になってから1万年間の記憶は封印されています ※E-2にあるタワーの外観は、『未来日記』における桜見タワーのそれです。 【スぺツナズナイフ@現実】 前原圭一に支給。 ソ連軍で開発された、刀身の射出が可能なナイフ。別名弾道ナイフ。 グリップとシース(鞘)に分解できるようになっており、鞘を装着したままでも警棒のようにして使用できる。 射出による殺傷可能な距離は、10メートル程度。 【ブローニングハイパワー9ミリ@バトルロワイアル】 前原圭一に支給。 原作では内海幸枝に支給され、その後七原秋也の手に渡った。 装弾数13発。9mmパラベラム弾使用。 13発という装弾数の多さは開発当時は画期的であり、そのことから『ハイパワー』と名付けられた。 信頼性は高く、世界の50カ国以上の警察が採用している。 Back アンインストール 投下順 竜宮レナ(船見結衣)のじょーじょーゆーじょー Back アンインストール 時系列順 竜宮レナ(船見結衣)のじょーじょーゆーじょー 検索中 遠山金太郎 「希望は残っているよ。どんな時にもね」 検索中 天野雪輝 「希望は残っているよ。どんな時にもね」 検索中 前原圭一 Spiky Goose Next Life 秋瀬或 「希望は残っているよ。どんな時にもね」
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/5296.html
このページはこちらに移転しました このギスギスした空気を誰か詞で表現するんだ! 作詞/157スレ613 レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 作詞でも作曲でもそうだが てきとーにきままーに投下スレだったはずだが 自称批評家が現れる→篩にかけたり自分からかかったりして スレが衰退するという流れが見えるんだが気のせいだよね レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 もうかかねーよばーか^^ インテュオス代もそろそろたまるから絵スレに帰りますww こんくらいで気分わるくする人たちならもう用はないです>< なんか久々に着たら荒れてんだな レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 レッツ疑心暗鬼タイム 荒野豆腐 壁|ω・) 俺は大人しく成り行きを見守ってますね
https://w.atwiki.jp/sengokusaga-mixi/pages/467.html
炎[肥州の女熊]龍造寺隆信 (ハイレア) 炎[肥州の女熊]龍造寺隆信+ (ハイレア) 炎[肥州の女熊]龍造寺隆信++ (ハイレア) 炎[冷酷なる獣姫]龍造寺隆信 (Sレア) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 攻3170 防2710 戦力24 攻3804 防3252 戦力24 攻4438 防3794 戦力24 攻5706 防4878 戦力24 スキル:極寒の裁き効果:水属性の攻/防 大ダウン -疑心暗鬼の冷酷な女傑-「今まで裏切られ続けてきた…。誰も信じられないわ!部下なんて、いつ裏切るかわからないでしょ!アンタはどうなの?」 -疑心暗鬼の冷酷な女傑-「今まで裏切られ続けてきた…。誰も信じられないわ!ほら、調略を仕掛けてみれば、喰いつくでしょ?こんなもんよ」 -疑心暗鬼の冷酷な女傑-「今まで裏切られ続けてきた…。誰も信じられないわ!家来が密談してる噂を聞いたの。アンタ、知ってるコト、あるでしょ?」 -疑心暗鬼の冷酷な女傑-「正直に話せば助けてやるわ。…フフッ、アンタに見せたいモノがあるのよ。ホラッ、仲間の首よ。もちろん、次はアンタの番だからね!」 売却価格 貫 売却価格 貫 売却価格 貫 売却価格 貫 [飛び加藤]加藤段蔵 ← 戻る → [毛利両川]吉川元春
https://w.atwiki.jp/rozenindex/pages/666.html
敵単体を疑心暗鬼にさせる。ダメージはない。 疑心暗鬼になると味方に技を繰り出すので、 全体攻撃⇒がめおべら があり非常に危険。 必ず最速で治療を心がけよう。