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やつを追う前に言っておくッ! おれは今やつの特殊能力をほんのちょっぴりだが体験した い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが…… あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『翠星石が疑心暗鬼になったと思ったら いつのまにかがめおべらになっていた』 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった 頭がどうにかなりそうだった… 味方に鈴カステラ爆弾が全弾命中だとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
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疑心暗鬼のインタロゲーション Q A 初めての人Q&A Q:疑心暗鬼のインタロゲーションはどこで買えるの? A:「製品版」は、2015年1月11日に名古屋ボードゲームフリーマーケットにて販売開始。2015年4月12日に東京で開催される科学AVDオンリー即売会「カオスゲートノーツ!5」にて在庫分を販売予定です。 Q:「試用版」と「製品版」てどこが違うの? A:「試用版」は、 ・パッケージが封筒 ・人物カードはインクジェット印刷のラベル用紙(裏面を隠すスリーブ10枚付き) だが、「製品版」においては、 ・パッケージが化粧箱封入 ・人物カードが業者印刷のカード(裏面印刷対応のためスリーブはありません) ・オリジナル同人小説添付 となっている。 Q:ルールがさっぱりわからない・・・。 A:とりあえず人狼ゲームをもとに作られてるので、人狼ゲームを勉強してもらえれば、人狼ゲームも遊べてインタロゲーションも遊べて二度おいしい。
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「・・・・」 船の中。ヴァイは一人黙り、窓から外を睨みつけている。 その向こうでは、幾らの人が死んでいるのだろうか。 ・・・敵が死ぬなら、まだ『仕方が無い』で片付けられる。だが、少なくとも味方が死ぬ事を受け入れるのは難しい。 ・・・痛いほど、それは経験している彼だからこそ、これからの戦場(いくさば)には、良い印象を持たない。 なにより、彼は思っていた。 (・・・おかしい) そう。おかしい。 相手は、一大陸に戦を持ち込む相手だ。それこそ、相応の戦力を以って、圧倒的に潰すと思う。 だが、戦況は敵が徐々に劣勢。しかも、引く様子も無い。 今は、フレイムウォールにより、攻め倦ねいている用では有るが、それも時間の問題。 (・・・切り札でも持っているのか・・・?) 妥当な線とすれば、それだ。 それに、 (・・・助けて。か) リスティの言葉。戦場の方角より聞こえた、救助信号。 この異常な戦いの末は・・ 「・・・ヴァイさん」 「! ・・悪い」 不安そうなリスティの声に、ヴァイはハッとなる。 いけない。チームのリーダーと一応指名されている以上、これ以上不安がらせるわけにはならない 「まあ、少し落ち着くとするか。どうだ、リスティ。メシ、食べに行くか?」 「あ・・はい」 ふわりと笑うリスティの顔を見て、ヴァイは今一度気持ちを固める。 ―――――こいつを、守り通すのだと。
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ど~もさっきからおかしいのよねぇ~。 え?何がおかしいのかって?記憶よォ、キ・オ・ク。 それがねぇ~変なのよォ。アタシさぁ、いつの間に口の中に角砂糖入れたの? ずっと角砂糖の入った袋を手に下げてブラブラ振り回してたけど・・・ アタシが食べるときはいつも徐倫にも「食べる?」って聞くのにね。 ――まぁさっきアタシが言った事に動揺してるのか、徐倫も考え事してるみたい。 そりゃあそうよねぇ~、自分の父親が自分のことを知らないかもしれないんだから。―― ・・・とにかく、考え事をしてるせいで1テンポ反応は遅れるけど徐倫はそれでもアタシの漫才に付き合ってくれるしィ。 なのにアタシが徐倫に聞かないで食べたし、徐倫も「またミドラーの野郎がアタシに聞いてくる」みたいな表情してないもの。 どうも徐倫のほうもどっかの記憶が飛んでるみたいねぇ・・・ なんかこう・・・う~ん、十秒くらいかな?あたしの記憶が抜けてるところ。しかも・・・飛び飛びに抜けてるみたいなのよね。 もっとも、記憶が飛んでるところが分からないんだからそれさえも曖昧なんだけど・・・ しかも今までずっと誰にも出会わないでここまで順調に来たってのに急にこの感じ。 誰か新手のスタンド使いが近くにいるのかしら?徐倫にはそんな能力なさそうだし。 そんな便利な能力もってたらとっくにアタシに攻撃するもんね。アタシならするもん。 ――ふぅ。よくよく考えたらアタシ徐倫の能力マトモに知らないのよねぇ~。まっ、別にいいんだけどさ・・・ん? 今そこの木陰から出てきたのは誰かしら?こっち見てるけどアタシの知らない顔ね・・・ なんかあの前髪は―――そう、承太郎の仲間の・・・カキョーインだっけ?あんな感じだけど。流行ってるのこの髪型? でも別人かしら?本当はアタシの女教皇で探りを入れたいんだけどさ、ほらさっき記憶の操作されたばっかりでしょ? なんかいやな予感がしてね。あんまり迂闊には近づかないわよ。野生の勘ってヤツかしらね? まぁコイツの事も上手く利用できるかしら?なんか徐倫よりも動かしやすそう。正直言って弱そうだもん。アハハッ。 * * * * * * * * * ずっと考え事をしていたあたしでも木陰に誰かいるのはわかってた。 誰か、までは分らないしあたしの知ってる人じゃあない。だってソイツは“隠れて”るんだもの。 そりゃあ「殺し合いに乗ったから奇襲でもかけてやろうか」なブッ飛んだ奴か、 それとも「殺されたくないから仲間を探して安全にいこう」な策士か。このどっちか、と言えるんじゃない? ソイツがこっちに出てくる。何も言わないけどミドラーもどうやら気付いてはいたみたい。こっちに声はかけてこないけどね。 え?声掛けてきたら殴るだろって?そりゃあそうだけどこの状況だもの、とりあえずコイツをどうにかやり過ごすまでは仲間割れはしないわよ。 「あの~すいませェん」 ・・・なんだこの弱々しい声。お前男だろ?もうちょっとシャキッとした話し方しろよなぁ。そんなんで水族館に入ったら身も心もタカられてボロボロになるわよ。 ったく、これじゃあエルメェスのほうがよっぽど男らしい感じがする。エルメェスには口が裂けても言えないわね・・・ってミドラー? 「なに?アタシはミドラー、こっちは徐倫よ」 ――まさかとは思ったけど、テメェ勝手に話進めてんじゃねェよッ!こいつは仲間か敵かもわからない状況だぞッ!名前まで名乗りやがってッ!! ・・・まぁ、紹介されたんだ。いきなり相手の目の前でミドラーを殴らなくてもいいだろう。あたしも口を開く。 「・・・よろしく。―――あなたは?」 「あ、すいません。僕の名前はドッピオといいます。で、いきなりですいませんが僕仲間を探してずっと歩きまわってたんです。 誰か一緒にいてくれる人がいないと心細くて・・・僕と一緒にいてくれませんか?」 なるほどね。仲間探しか・・・あたし達みたいに誰か特定の人を探してないってところが少し気になるけど・・・誰も仲間とかいない訳? ドッピオというその男が少し近づいてくる。ミドラーは何も言わなかったけどなんだか余裕を見せた表情で立ってる。この男を騙して動かそうってのか? でもミドラーの事だ、下手したら“弾よけ”に使うかも知れないな・・・まぁ、人数がいれば次に誰か遭遇した時にもいきなり攻撃されることはないだろう。別に断る理由も・・・ ――――――!!! なんだ・・・コイツの“袖”は!? こいつの服の右手―――その袖のところにほんの少しだけ血のようなシミが出来てる? そう、右手そのものには血が付いてないし、服にも血なんて全然付いてないのに・・・なんで袖だけ?もしかして・・・洗ったの!? って事はこいつはあたし達に会う前に誰かと殺り合ったのか!?だとすればコイツは「今危険な奴に追っかけられて逃げてきた」のか・・・「今さっき誰かを殺してきた」のか・・・!? まさか・・・そうしたら今さっき何回かあった“ある時間の記憶がなくなる能力”の持ち主はもしかしてコイツ!? どっち道ヤバいってことには変わりなさそうね――危険な奴がコイツを追っ来てるのならあたし達にも危害は及ぶし、コイツが殺して来たってのなら尚更ヤバいッ! あたしは“水族館”にブチ込まれてから“ヤバい奴”ってのは大体の感じ―――『におい』みたいなもので何となくわかる。 まぁ・・・水族館にいた頃はどんな時、どんな場所でもあたしに近づいてくる奴らはみんなしてヤバい奴らだったけど・・・ とにかくコイツに心を開いてはマズい“ヤバい奴”だし―――もちろん、ミドラーにも。 どうしよう・・・サッパリわからない。てっとり早く二人ともブチのめすか!?でも・・・誰かに見られたりでもしたら正当防衛だとしてもあたしは“ゲームに乗った”と言われるかもしれない・・・ いや、そもそも・・・下手したら2対1になるこの状況であたしの『ストーン・フリー』に勝算はあるの?しかもコイツが推測どおり“記憶を消せる奴”だったら・・・? どうにかしてコイツを敵か味方か判別する方法は・・・――― あたしはどうしたらいい・・・?教えて、誰か・・・―――― 【杜王町南、川沿いの道(H-4)/1日目/昼(放送数十分前)】 【ドキッ! 女だらけの承太郎捜索隊】 【空条徐倫】 [スタンド] 『ストーン・フリー』 [時間軸] 『ホワイトスネイク』との初戦直後。エルメェスがスタンド使いだとは知らない。 [状態] 健常 [装備] 自動式拳銃(支給品) [道具] 道具一式 [思考・状況] 1.コイツ(ドッピオ)をどうする?※必要ならブチのめすか? 2.ミドラーと町を移動する。 3.父親に会う。(ジョースター一族の星のアザの影響でなんとなく位置がわかるらしい) 4.ミドラーを警戒し、ミドラーの『秘密』を探る。 【ミドラー】 [スタンド] 『女教皇(ハイプリエステス)』 [時間軸] DIOに承太郎一行の暗殺依頼を受けた後。 [状態] 健常 [装備] 無し [道具] 道具一式、角砂糖(大量。手提げ袋に入っている)、テキーラ酒 [思考・状況] 1.コイツ(ドッピオ)をどうする?※手駒として動かしたい。 2.徐倫と町を移動する。 3.生き残る。 4.徐倫の信頼を得て、手駒として動かしやすくする。 そのため違う時代にいた自分達がここに存在する謎を話したが、スタンドを彼女に明かした以上に使うことは極力避ける。 5.今のところはこれ以上徒党を組む必要性を感じていないが、好みのタイプである承太郎は別。 6.程良いタイミングで徐倫を殺害し、放送で徐倫の名前が呼ばれた12時間後に『トラサルディー』へと戻る。 ※徐倫は『女教皇(ハイプリエステス)』の能力を「物体に潜る事ができるだけ」だと思っています。 ※徐倫・ミドラーともお互い話し合ってはいないですがキング・クリムゾンの能力を「記憶を消す能力」だと思っています。 ※徐倫・ミドラーともお互いの能力を完全に理解しているわけではないですが時を消す能力の持ち主でない、と言う確信はあるようです。 【ディアボロ・ドッピオ(現在ドッピオ)】 [スタンド]:『キング・クリムゾン』 [時間軸]:リゾットに勝利後、ローマに向かう途中 [状態]:健康 [装備]:DIO様の投げナイフ、ミスタの拳銃 [道具]:支給品×2、またプロシュートの支給品から食料等をゲット [思考・状況](ドッピオの思考): 1.ボスの指示通り、近付いて来る相手の素性の確認 2.向こうが僕を殺す意思が無いのなら、取りあえず行動を共にする 3.こいつらがボスの支配出来る人間かどうかを確認 4.支配出来る人間なら、共に荒木打倒を考える。無理なら機を見て殺害 [補足1]:ディアボロの思考1…ブチャラティ、ジョルノ、ナランチャ、ポルナレフ、リゾットの始末及び空条承太郎を警戒 [補足2]:ディアボロの思考2…支配される者達の探索 [補足3]:ディアボロの思考3…荒木の打倒。その後自分が支配者となる ※ドッピオは徐倫が袖口の血を見ていることに気付いていません。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 55 思い知らせてあげる ミドラー 101 擬似娚愛は嫐乱す(前編) 55 思い知らせてあげる 空条徐倫 101 擬似娚愛は嫐乱す(前編) 81 頂点に立つ者として ディアボロ 101 擬似娚愛は嫐乱す(前編)
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童貞男の疑心暗鬼 ◆UcWYhusQhw 純一達が旅立った後百貨店に留まった北川達が何をしていたかというと――― 「3マス進むと……やった、ボーナスです!」 「4っと……げっ! またフリーターに逆戻りかよ!」 何故か人生ゲームをしていた。 それは風子がやりたいとせがんでいたからだ。 潤も梨花も難色を示したが結局風子に意見を押し通される事になった。 最初は風子が自分で作った人生ゲームでやりたいと言ったがゲームとして成り立っていなかったので百貨店においてあるものでやる事になった。 なんだかんだ言って3人とも楽しんでいた。 「まさかこんな所でゲームをやるとはね……あ、子供生まれたわ」 梨花は自分の車の駒に子供を追加しながら潤の方を向き 「しかし……ゲームとはいえ、悲惨な人生送ってるわね。潤」 「……畜生、なんで俺だけこんなに不運なんだ……」 そう、潤の結果は悲惨な物である。 風子や梨花が順調に資金を増やしてくのに比べ潤はいきなり借金を背負うはめになった。 それでもなんとか借金を払い終わったのだが、その後すぐ借金を背負い、もう返す事は出来ずそのまま芋ズル式に借金は増えていった。 もちろん結婚も出来ず、フリーターのまま。 かなり悲惨な人生である。 もっともゲームの中だけであるのだが。 そんな潤に追い討ちをかけるように風子が 「でも北川さん、実際もこんな人生おくりそうですね」 「そんな訳あるか! もっとましな人生送るわ!」 潤はすぐ反論するが、頭に浮かぶのは ぼろっちいアパートで借金取りに怯えながら生きている自分だった。 潤はあまりにも簡単に想像ができてしまい 「うわああああああああ!! そんな人生嫌だあああああああ!!」 頭を抑え叫んでしまった。 そんな潤を2人は哀れんだ目で見て 「なんか……哀れですね……」 「ええ……哀れね……」 「うるせぇ……畜生、こうなったら絶対儲けて、モテモテになってやる!」 潤の言葉に2人は 「無理でしょう」 「無理ね」 きっぱりと言い放った。 潤はがっくりと 「そこ、きっぱりと言い切るか!? 俺をこんなにいじめて楽しいか!?」 だが2人はさらにきっぱりと 「事実を言っただけです」 「ええ」 言い放った。 潤は頭を抑え 「……畜生ーーーー!! どうせ俺はモテねーよ!! 畜生、お前ら、童貞いじめて楽しいか!」 潤はいってはいけない事を言ってしまった。 それは 「北川さん……童貞だったんですか?」 「ああ、やっぱり童貞だったのね」 「……ああああああああああ!! なんで、俺カミングアウトしてんだああああああああ!!」 潤は自分が言ったことに激しく後悔した。 女子2人の視線がものすごく痛い。 潤は開き直り 「ああ、どうせ、俺は経験ないですよ……」 そんな潤を汚いものでも見るように 「なんか……痛いですね」 「仕方ないわ、潤だもの」 言った。 そんな二人の態度にカチッときた潤は 「ふん、童貞の何が悪い! どうせお前らだって経験ないだろうが!」 また自ら墓穴を掘ってしまった。 どうしてこの男は自らドつぼにはまるのだろうか? (あれ? 梨花ちゃん滅茶苦茶怒ってる?) 潤が気付いた時はもう遅かった。 目の前に烈火のごとく怒った梨花が立っていた。 「潤……女の子にそんな事言うな! 反省しなさい!」 「ちょ、やめ、ぐあああああああああああああああああああ!」 容赦なく蹴り飛ばした。 当然の報いだった。 そんな時だった。 「参加者の皆さん、定時放送の時間が来たわ―――」 放送が始まったのは。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (そんな……赤坂……貴方まで逝ったのね……) 放送が始まり潤のお仕置きを止めた梨花はある名が呼ばれてショックを受けていた。 その名は赤坂衛。 覚悟はしていたはずだった。 大石が死んだ時から解っていた筈だった。 どんな高い能力を持っていたとしてもこの島では簡単に命を失ってしまう。 でもいざその名を呼ばれた途端、ショック受けてしまった。 結局また仲間を助けられなかったのだ。 悔しかった。 悲しかった 「梨花ちゃん……大丈夫か?」 潤が心配そうに話しかける。 そうだ、後悔している暇は無い。 (私は潤、風子を守らなきゃ……ここで止まれない) そう思い潤の方を向き 「ええ……大丈夫……私は大丈夫……それでA-3って事は……」 「ああ、ここが入ってる」 そうなのだ。放送でもう一つ重要な事が言われた。 それは今自分達が居る所が禁止エリアに指定されたのだ。 「……篭城はさせないって事ね」 「その可能性は高いな。とりあえず出る準備をしよう」 「ええ、純一たちに言った通り、ホテルに向かいましょう……彼らと連絡がとりたいわね」 「ああ、ホテルに行こう。後はここで役に立つものを集めよう。まだ時間がある。少しでも有効なものが欲しい」 「まかせてください。風子がいいもの持ってきます」 風子が元気にそういった 潤が呆れたように 「……お前、変なもの持ってくんじゃねーぞ」 「大丈夫です! ヒトデしか持ってきません!」 「十分変だろーが!」 そして3人は一旦分かれて何か役に立つものを探し始めた。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (さすが百貨店だけあって結構色々あったな) 百貨店の探索を終えた潤は第二守衛室を戻ってきた。 風子や梨花はまだ来てない様だった。 潤が見つけたのは出刃包丁、草刈り鎌、食料品、ドライバーやペンチなどの工具、など他にも色々だ。 (ちょっと片付けるか……ん? これは?) 手に入れたものを仕舞おうとするとする潤の目に映ったものがあった。 それはノートパソコンだった。 (これはあの時の……調べてみるか) そう思い電源を入れると ≪18時間生存オメデトウ!≫ このメッセージを読んでいるという事は、君はまだ生きているのだな。 素晴らしい、実に素晴らしい! もっと楽しませてくれ! そんな君に、またまた、僕からのささやかなプレゼントだ。受け取りたまえ。 今回の追加機能はある所で録音されたメッセージを聞く事ができるようになるのだ。 なお新たに録音された場合も追加される。 今までのに比べると劣るかもしれないが十分に使ってくれ。 情報は力だからね 有効に使ってくれる事を期待しているよ。 差出人:「&@;」。# 読み終えた瞬間、一つのフォルダが現れた。開いてみると確かに「メッセージ」と書かれたファイルがあった。 (メッセージか、聞いてみるか) 潤はクリックをすると 「ピー……さ、佐藤さんの……せいだ! 佐藤さん、がッ……全部……全部悪いんだ!」 (っ!? なんか必死だ……何が起こったんだ、録音があった場所で) 二つ目をクリックすると 「ピー……殺されるものか! 俺達は絶対殺されないからなぁ!」 (これも必死だ……だから何が起きたんだよ!?) 潤は録音された時間を調べるとほとんど同時だった。 (まだ状況把握してないが、たぶんゲームに乗った奴に襲われた。おそらく佐藤って名前の人に) 潤はため息ついた。 録音されてた声が誰か分からない以上無事かどうかも分からない。 (なんかやるせないな……この二つは時間がはなれてる) 「あーあー。よし、おらよガガピーおめぇよガガビーせに何か悪いことしてんのか~! 本当ならボク怒るぞ~」 (ん? なんて言ってるんだ? 聞き取れないな) そして4つ目をクリックすると 「ボクは、ボクや土見のように大切な人を失ってなく奴を、これ以上ださねぇ! だからボクは何があろうが絶対死なない! そういう奴を絶対に死なせないぞゴラァ! 生きて生きて生きて生き抜いて、このふざけたゲームをぶっ潰す!! 止められるなら止めてみやがれやこのダボがぁっ!! まとめて相手にすんぞオラァ!」 (っ!? 声がでけぇ……これは、宣戦布告みたいだな、こいつはゲームに乗ってないのか? 兎も角名前がわからなきゃ判断できん) あまり収穫はなかった。 そう思いフォルダを閉じようとするが潤は隅っこにもうひとつみつけた。 (もう一つある。何だこれ? 録音時間が書いてない) 恐る恐る開くとある声が聞こえた それは忌むべき声。 そう 「ふふ……。殺し合いを楽しんでる? 鷹野よ」 「鷹野っ!」 そう鷹野三四だった。 「これから貴方に面白い事を教えてあげるわ。きっと役に立つわよ。ふふ……焦らなくていいわ。ちゃんと教えてあげるわ 教えてあげるのはある一人の参加者の事よ。その人は実はこのゲームの前に同じような殺し合いゲーム参加していたのよ」 (前にゲームに参加してた!? そんな人いたのか!?) 潤の顔が驚きに変わる中、メッセージが続く。 「中々狡猾な人よ。その人は対主催のグループで違和感なく溶け込み日常を演じてきた。そして役に立たない人間から殺していった。 無論、無害そうなその人を疑う人なんか居なかったわ。そしてどんどんいろんなチームを渡り歩いたわ。そして人を殺していった。 そして最後に残った対主催のグループが有ったわ。脱出の糸口を掴んでいたわ。でも結局脱出は不可能だった。 それが解った瞬間残りグループの人間を全員殺したわ。そして優勝。無垢な笑顔してその実態は鬼のその者だったわ」 (そんな人間がこの島に?) 驚いた潤を驚愕させた事があった それは――― 「その人の名は、伊吹風子よ」 (……え? 今なんて言った? 風子? え? え?) 信じられなかった。 風子がゲームに前参加していた? そこで人を殺した? 違う! そんなわけない! 「嘘だぁ!!!」 風子がそんな事する訳がない。 でも。 待てよ? 日常を演じてきたといった。 無害そうによそおっていたと言った。 風子と出会ってから俺はあいつと何やっていた? そう ふだんと変わらない日常過ごしてた。 漫才したり ゲームしたりと。 そんな、あいつはゲームに乗っている? 役に立たなくなったら俺を殺すのか? 「違う!!!」 風子はそんな人間じゃない。 鷹野が嘘をついてるに決まっている。 「この事実を真実か嘘かを見極めるのは貴方よ。全部嘘かもしれない。だから貴方が正しいと思う方を信じなさい。 でも考える前に彼女に騙されて殺されるかもしれない。気を付けて。彼女はいつでも隙を狙ってるわ。じゃあさようなら……ふふ」 そこでメッセージは終わった。 そうだ鷹野が嘘をついてるんだ。 風子はそんな人間でない。 そう言い聞かせた。 でも 対主催のグループで違和感なく溶け込み日常を演じてきた。 無垢な笑顔してその実態は鬼その者。 彼女に騙されて殺されるかもしれない。気を付けて。彼女はいつでも隙を狙ってるわ。 そんな言葉がずっと頭をよぎっている。 (違う!! 嘘だ!! 違う!!) 頭がパンクしそうだった。 そんな時 「北川さん見てください!! でっかいヒトデの人形です!!」 「それは星じゃないの?」 「違います梨花ちゃん。ヒトデです!」 「そう……他のものも回収したのかしら?」 風子と梨花が戻ってきた。2人とも色々回収してきたようだった。 潤はうろたえ 「ああ……お帰り」 そんな潤を風子は不審に思い 「北川さん……? どうしたんですか?」 「…………いや、大丈夫だ、なんでもない」 (そうさ、風子は何も変わらない。そんな訳ないさ……) 「きっと、自分が童貞だと暴露してショック受けてるだけよ」 梨花が茶々を入れた。潤が反応し 「あああ!! それ忘れてくれぇ!」 そんな潤に風子が 「大丈夫です、北川さん。北川さんは童貞である事を誇りに思うべきですよ」 「てめぇ……意味解ってねぇだろ……誇りに思いたくもねぇよ」 (ほら、もう元通りだ。COOLになれ、北川潤! 風子はそんなんじゃ……) そう思った途端あの言葉が思い出される 対主催のグループで違和感なく溶け込み日常を演じてきた。 彼女はいつでも隙を狙ってるわ。 その言葉が潤の頭の中でリピートされる。 潤は堪らなくなり 「違うっ!!! 嘘だぁ!!!」 叫んだ。 すさまじい大声で。 風子と梨花は驚き 「北川さん? どうしたんですか?」 「ちょっと潤? 本当に大丈夫?」 潤によってきた。 潤は 「違う……そんなじゃない……嘘に決まってるさ……」 違う、嘘だと繰り返していた。 そんな潤に風子は 「北川さん、何があったかわかりませんが落ち着いてください」 「風子……? お前……? 何を……?」 そっと抱きしめた。 風子が言葉はつむぐ。 「何があったかは聞きません。ですが落ち着いてください。焦ったらダメです。絶対ダメです」 そんな風子の言葉はたしかに潤を落ち着かせた。 「…………なあ、風子? お前はお前だよな? 何にも無いよな?」 潤の疑問に 「はい、風子は風子です。ここに居るのは何にも変わらない伊吹風子です」 風子は笑顔でいった。 潤は完全に自分を取り戻し 「そうか……そうだよな、風子の事は今まで傍にいて大丈夫なのは俺が知ってる。そうさ、自分を信じればいい」 「風子、ありがとうな。もう大丈夫だ」 梨花は心配そうに 「本当に大丈夫?」 潤は元気そうに 「ああ、大丈夫だ。そろそろ行こうか」 「……ええ、解ったわ。」 そうして3人は準備を始めた。 (そうだ、俺は自分を信じればいいんだ。風子は変わらない。なあ? 大丈夫だよな。風子?) とりあえずはこの場は収まった。 それでもまだ潤の頭にこの言葉が響き続ける。 対主催のグループで違和感なく溶け込み日常を演じてきた。 無垢な笑顔してその実態は鬼その者。 彼女に騙されて殺されるかもしれない。気を付けて。彼女はいつでも隙を狙ってるわ。 潤はこのまま風子を信じてられるのだろうか? それとも疑心暗鬼に完璧に陥るのだろうか? それはまだだれも解らない。 【A-3 百貨店二階第二守衛室/1日目 夜】 【北川潤@Kanon】 【装備】:コルトパイソン(.357マグナム弾6/6)、首輪探知レーダー、車の鍵 【所持品】:支給品一式×2(地図は風子に奪われまたまま)、チンゲラーメン(約3日分)、ゲルルンジュース(スチール缶入り750ml×3本) ノートパソコン(六時間/六時間)、 ハリセン、バッテリー×8、電動式チェーンソー×7、出刃包丁、 草刈り鎌、食料品、ドライバーやペンチなどの工具、他百貨店で見つけたもの 【状態:健康 軽い疑心暗鬼】 【思考・行動】 基本:殺し合いには乗らない。というかもう乗れねーつーの! 0:風子、大丈夫だよな? 1:ホテルに向かう 2:純一たちと連絡取りたい 3:風子と梨花を守る 4:水瀬名雪や信用できそうな人物を捜索したいんだけど、二人(風子達)をわざわざ危険に晒すわけにもいかないからなぁ 5:ちょっとシリアスはいったんだから『童貞男』シリーズ終わってくれよ 【備考】 ※チンゲラーメンの具がアレかどうかは不明。 ※チンゲラーメンを1個消費しました。 ※風子を信用してます? ※梨花をかなり信用しました。 純一、つぐみも信用しています。 ※ネリネと鳴海孝之(名前は知らない)をマーダーとして警戒しています。 ※パソコンの新機能「微粒電磁波」は、3時間に一回で効果は3分です。一度使用すると自動的に充電タイマー発動します。 また、6時間使用しなかったからと言って、2回連続で使えるわけではありません。それと死人にも使用できます。 ※チェーンソのバッテリーは、エンジンをかけっ放しで2時間は持ちます。 ※首輪探知レーダーが人間そのものを探知するのか、首輪を探知するのかまだ判断がついてません。 ※車は百貨店の出入り口の前に駐車してあります。(万一すぐに移動できるようにドアにロックはかけていません) ※車は外車で左ハンドル、燃料はガソリン。 ※一連の戦闘で車の助手席側窓ガラスは割れ、右側面及び天井が酷く傷ついています。 ※電線が張られていない事に気付きました。 ※『廃坑』にまだ入り口があるのではないかと考えています。 ※禁止エリアは、何かをカモフラージュする為と考えています。 ※ノートパソコンの二回目の新機能は確認していません。 ※幼女に目覚めました ※百貨店のある場所が禁止エリアに指定された場合、拠点をホテル、教会、学校の優先順位で変える。 ※盗聴されている事に気付きました ※雛見沢症候群、鷹野と東京についての話を、梨花から聞きました。 ※鷹野を操る黒幕がいると推測しています ※自分達が別々の世界から連れて来られた事に気付きました ※ノートパソコンの3つ目の機能は留守番メッセージを聞く事ができます。 たまに鷹野のメッセージが増える事もあります。 風子に関しての情報はどこまで本当かは次の書き手様しだいです。 ※童貞である事をカミングアウトしました。 【伊吹風子@CLANNAD】 【装備】:大きいヒトデの人形 【所持品】:支給品一式、猫耳&シッポ@ひぐらしのなく頃に祭、赤いハチマキ(結構長い)、風子特製人生ゲーム 百貨店で見つけたもの 【状態】:健康 【思考・行動】 0:北川さん? 大丈夫ですか? 1:今まで通り『伊吹風子』を演じる(受動的) 2:北川と梨花と、行動を共にする 3:北川さんは風子がいないと本当に駄目ですね。やれやれです 4:もし殺し合いが止めれそうに無かったら、その時は……? 【備考】 ※状況を理解していないように装っています ※トラップと銃火器に関して、かなり高度な知識を持ち合わせています。 ※他にどれだけの知識や経験があるかは、後の書き手さんにお任せします ※北川をかなり信用。梨花、つぐみ、純一も信用しています。 ※盗聴されている事に気付きました ※潤が童貞である事を知りました 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に祭】 【装備:催涙スプレー@ひぐらしのなく頃に 祭 暗号文が書いてあるメモの写し ヒムカミの指輪(残り2回)@うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 】 【所持品:支給品一式、百貨店で見つけたもの、紫和泉子の宇宙服@D.C.P.S.】 【状態:頭にこぶ二つ】 【思考・行動】 基本:潤と風子を守る。そのために出来る事をする。 0:潤? 大丈夫? 1:ホテルに行く 2:純一たちと連絡取りたい 3:潤達と一緒に居る 4:死にたくない(優勝以外の生き残る方法を見付けたい) 【備考】 ※皆殺し編終了直後の転生。鷹野に殺されたという記憶はありません。(詳細はギャルゲ・ロワイアル感想雑談スレ2 609参照) ※ネリネと鳴海孝之(名前は知らない)をマーダーとして警戒しています。 ※探したい人間は圭一です。 ※北川、風子をかなり信用しています。つぐみと純一の事も信用しました。 ※電線が張られていない事に気付きました。 ※『廃坑』にまだ入り口があるのではないかと考えています。 ※禁止エリアは、何かをカモフラージュする為と考えています。 ※百貨店のある場所が禁止エリアに指定された場合、拠点をホテル、教会、学校の優先順位で変える。 ※盗聴されている事に気付きました ※鷹野を操る黒幕がいると推測しています ※自分達が別々の世界から連れて来られた事に気付きました ※ヒムカミの指輪について ヒムカミの力が宿った指輪。近距離の敵単体に炎を放てる。 ビジュアルは赤い宝玉の付いた指輪で、宝玉の中では小さな炎が燃えています。 原作では戦闘中三回まで使用可能ですが、ロワ制限で戦闘関係無しに使用回数が3回までとなっています。 ※潤が童貞である事を知りました 150 憎しみの果てに 投下順に読む 152 炎の魔法少女(前編) 149 桃源の夢 時系列順に読む 152 炎の魔法少女(前編) 137 童貞男と来訪者達 北川潤 167 風の辿り着く場所(前編) 137 童貞男と来訪者達 伊吹風子 167 風の辿り着く場所(前編) 137 童貞男と来訪者達 古手梨花 167 風の辿り着く場所(前編)
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RT(疑心暗鬼モード) RT中の演出と期待度 150G完走RTについて150GRTのフローチャート 前原圭一が大石刑事と同じ内容(数パターン有)の話を延々と長電話する。 RTの純増は約0.75枚/G ループ率は約50%(設定差は誤差) 30G/50G/90G/150Gの完走型RT CZで入賞した突入契機小役によって継続するゲーム数が異なる。 ○30G リプレイ・ベル・リプレイの入賞(レベルアップ失敗時) ○50G オレンジ・ベル・リプレイの入賞(レベルアップ成功時) ○90G チェリー入賞時(※取りこぼした場合は非突入) ○150G ボーナスが成立 RTの演出と期待度 RT中にレア小役(チェリー、スイカ、1枚役)とハズレが成立すると効果音+パネルフラッシュと共に ○会話の文字が赤くなる ○圭一の後ろの襖が開く →ヒロインが出現 微笑を浮かべるとチャンス 竜宮レナ<園崎魅音<北条沙都子<古手梨花の順にボーナスの期待度が高い。 ○液晶左「綿流し祭」ランプの色で期待度を示唆 白<青<黄<緑<赤<虹の順に期待度が高く、順序が矛盾するとチャンス ○RT残り5Gの演出で大石刑事から竜宮レナが取調べを受けていればチャンス ○RTラスト1Gに登場するヒロインがエンジェルモートの制服ならボーナス確定 RT中レバーONでBGMが「Friend」に変わり「綿流し祭」ランプが虹色になるとBIG確定。 ※変化タイミングの詳細は不明。BIG成立後毎ゲーム数%で抽選を行っていると思われる。 (残り10G以降は共通パターンに入るので変化はしない?) 150G完走RT 150G完走RTはO-BIG/N-BIG後のCZ-Aでしか発生しない。 各BIG終了後に突入するCZ-Aはこちらで前述してあるよう150Gの内部RTとなっている。 なので10枚役入賞で30G or 50Gに、チェリー入賞で90GのRTに短縮されてしまうと考えてもらうと解り易いだろうか。 そこで10枚役、チェリーより先にボーナスを成立させることで150G完走させてもらえる。 CZ-A中にボーナス成立しても告知をせず、そのままRT突入小役が入賞するまで継続する。 RT完走後、前回BIG消化から数えて150GまでRTが追加されると同時に BGMが「You」に変化+「綿流し祭」ランプが虹色になる。(BIG確定ではない。) ※注意点:RT中はボーナスを入賞させないように注意しながら打つ事が必要。 入賞させてしまうと残りのRTを完走しないままボーナスゲームになる為もったい無い。 ただし閉店間際であったり、急ぎの用があるならば入賞させる事をお勧めする。 それと当然だが「You」と「Friend」は同時に流れない。 150G完走RTのフローチャート (【】内はBIG消化後から数えたG数) ※一例です。 OYASHIRO-BIG消化 ↓ CZ-A突入 →【15G】1枚役+ボーナス成立 ↓ 【22G】10枚役A(50G完走RT) → 【72G】RT完走 ↓ 「You」+ランプ虹 ↓ 150-72=78Gの完走RT突入 ↓ 【150G】ボーナス確定
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7話 疑心暗鬼の引き金 おっはよー! 私、瀬ノ尾真麻績! 花の高校二年生! 私はね、見た目も素行もふっつ~の! 女子高校生なんだケドー…… 実はとってもスゴ~イ、神様の贈り物を授かった娘なんだ! ねえねえ、聞いてくれる? とぉーっても、スゴイんだよ! それはね~…… 「やったァ! なんかわかんないけど、すっごく強そうな銃が当たったゾ☆」 やっぱり! 私の能力は殺し合いでも健在だわ! だってすでに発動してるモン! 私って、幸運なんだ。 ほんとに。私って、今まで一回も失敗したことなんてないしね。 それに懸賞に応募すれば欲しいものがピンポイントで毎回当たるし、くじ引きもほとんどが1等で、はずれを引いた事は全くないの。 テストもヤマカンでで毎回100点満点だし、みんななぜか私にはとっても優しいし…… そう。まさに私は運命に選ばれた奇跡の子ってわけ! だから私の武器もすごかったんだよ。 だからね。 私はこの殺し合いに勝つ自身。すごくあるの。 でも殺しなんて嫌だから、私は殺さずにこの殺し合いを脱出してみせる。 私は幸運。だからこの殺し合いの主人公にもなれるはずよ。 ふふふ。さーて、さっそく行動開始しますか! 「よしっ、とりあえず森を抜け……」 と、瀬ノ尾の台詞はそこで打ち止めとなった。 瀬ノ尾真麻績。 支給品、ハイパーレーザー・ギガ。 それは、『組織』のオーバーテクノロジーで開発された強力な破壊力を持つ光線銃である。 その銃口から放たれる高密度の光線は、人間に当てれば痛みも感じずあっという間に蒸発してしまうほど強力なものであった。 瀬ノ尾真麻績はそれに直撃してしまったのだ。 当然、瀬ノ尾はそれに気づかず跡形もなく消え去った。 瀬ノ尾は、ハイパーレーザー・ギガを取り出した際、安全装置を外した状態にしており、それを再度ディパックに戻し、動かした反動で暴発したのだった。 ハイパーレーザー・ギガはその強力過ぎる威力から、最大5発までという制限がある。これがどう転ぶかはまだ分からない。 こうして瀬ノ尾は痛みも伴わず死んだ。 傍目から見れば、これは幸運ではなく不運だ。と思うかもしれない。 しかし、瀬ノ尾真麻績は間違いなく幸運の体現者であった。 まず一つ目。支給品の中で最も強力なものが支給されたこと。 ハイパーレーザー・ギガは、48つの支給品の中で唯一『組織』が用意したラッキーアイテム。そして、最も破壊力を持つ武器であった。 そして重要なのが二つ目。殺し合いの舞台において痛みも苦しみもなく一番最初に死ねたこと。 これはこの殺し合いの性質上最もありえない事であった。 誰とも出会わず、痛みも苦しみもなく、ごのゲームからいち早く開放されたのだから。 ……その代償としてその命を失う事になったが。 ただ、それも幸運の一つなのだろう。 このまま、この地球上から去ることができた。世界の闇を知らぬまま、絶望の未来を見ずに済んだのだから。 【瀬ノ尾真麻績 死亡】 [残り45人] □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 「……凄い光がしたと思ったら……なにこれ」 瀬ノ尾真麻績が蒸発した時、実はもう一人少女がいた。 瀬ノ尾が死ななければニアミスだっただろうが、ハイパーレーザー・ギガの暴発により彼女はその存在に気がついた。 その少女の名前は岡利名奏美。 肥満体系で三つ編みというなんとも言えない容姿の女子ではあったが、顔はなかなか整っており、「痩せれば可愛い」を象徴したような少女であった。 岡利名は漫画、アニメ、ゲーム、お菓子が好物という見るからに現代の子だなと思える人間。 そして、引きこもりでもあった。 理由は、彼女のプライバシー保護から伏せておくとして―― 岡利名は正直、この殺し合いに怯えていた。普通の人間の思考としては当然であろうが。 怖いので、とりあえず誰にも会わないよう安全なところに隠れていようと思い、森の中をさまよっていた。 しかし、ハイパーレーザー・ギガの光に気がつき、その辺りを見た。 それが現在の岡利名の状況であった。 「ディパックだけ……でも、ボロボロだ……持ち主はどこ?」 岡利名は恐る恐るそのディパックの近くに寄った。 人がいなければ武器や食糧を奪おう。彼女はそれだけの理由で瀬ノ尾のディパックに近寄って行った。 「支給品、全部焼け焦げてる……そんなぁ。 でも、この大きい銃だけなんともない……でもこんなの見た事ないし……」 とりあえず。 そう思い、岡利名はその銃を手に取った。 「よし。これがあれば……」 「ねえキミ!」 銃を手に取り、少し落ち着いた様子の岡利名。 そんな岡利名に声をかけてきた少女がいた。 浪河波流海という、高校でも指折りの実力を持つと言われているスイマーであった。 彼女は怯えていた様子の岡利名奏美を心配に思い、声をかけたのだった。 浪河波流海は底抜けに明るく、広い海のような寛大な心を持つ少女だった。 ちょっとしたことでは怒らず、どんなに酷い目に逢ったとしても彼女は明るく笑い飛ばしていた。 他人は自分よりも大事で、誰かが困っていればなにがあったとしても助ける。 そんな人間であった。 当然、彼女はこんな殺し合いは許せなかった。しかし彼女はそれを許した。 殺し合いはよくないけど、裏社会の人はそれを見てると楽しいんだよね? ならいいじゃん! 殺し合いなんかさせたって。私たちが協力し合って殺さなければ誰も死なないんだから。 だから私は殺し合いをしない。でも殺し合いをさせられた事は恨んではいないよ。だって他の人にだって理由はあるんだから。 勿論、殺し合いに怯えてる人がいたら助けてあげる。だって困った時助け合うのは当たり前の事だもん。 みんなで協力して、殺し合いなんてしなければいいんだよ! そして私はそれをしたい。だから私は歩くよ! 立ち止まらない! 浪河は、殺し合いが始まった時こう思ったという。 「誰!」 声に気がついた岡利名は、銃を声のした方向へ向けた。 そこには学生服に身を包んだ程よく健康的な肉体を持つ少女がいた。 「ごめんね、驚かしちゃって。 私、浪河波流海! 水殿寺高校の二年生。あなたは?」 「……私を殺しにきたの?」 「そんなわけないよ。私はみんなを助けようと」 「……嘘だ。信じない」 「え……」 そう言った岡利名の眼光は鋭いものであった。 そして、その目はどこか濁っていた。 「私はもう誰も信じないって決めたの。 殺し合いが始まる前から……私が学校に行くのをやめてから!」 「それって、どういう……」 「うるさい! どっか行け! でないと……撃つよ。殺すよ?」 岡利名の言葉と、気迫と、その目から、浪河はその言葉が本気だと悟っていた。 これ以上近づいたら撃たれる。死ぬかもしれない。 でも―― 「お願い! 私は何もしないから」 「うるさああああい! 来るなこの嘘つき女ァ!」 物凄い剣幕で怒鳴り散らした岡利名は脱兎のごとく走り出した。 ――浪河とは逆の方向に。 岡利名奏美は、逃げていた。 ただ只管逃げていた。 恐怖と不信感とが混じり合い、彼女の精神は危ういものであった。 だから彼女は逃げていた。 『もう人に出会うのはごめんだ』 『私は一人でいたいんだ』 そんな思考のみが彼女の精神を支配していた。 こうして彼女は夜の闇に溶けていった。 「なんで……私、間違ってたのかなぁ……」 一方で、浪河は信じてもらえなかったことにショックを受けていた。 『私は、あの子を助けようとしただけなのに』 『私は、あの子の気持ちを理解ってあげられなかったのかもしれない』 『あの子は一体どうなっちゃうんだろう』 そんな罪悪感に満ちた感情が浪河に涙を流させていた。 信じない岡利名。 信じる浪河。 この二人の感情の違いは、とても大きなものだった。 しかし、今はそんな事は知る由も無かったのである。 【F-5/森/一日目/0 21】 【岡利名奏美】 [状態] 健康、精神的に不安定 [装備] ハイパーレーザー・ギガ@オリジナル(残り4発) [道具] 基本支給品、不明支給品、ハイパーレーザー・ギガ@オリジナル [思考]基本:絶対に誰も信じない 1:誰にも会いたくない! 2:隠れられる場所が欲しい 【浪河波流海】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、不明支給品 [思考]基本:みんなを助けてあげる 0:なんで…… 1:私、間違ってたのかな…… 【キャラクター紹介】 【瀬ノ尾 真麻績(セノオ マオミ)】 絶対的な幸運を持つ少女。 何をしても成功してしまうせいで、いい加減な性格に。 さらに能力のせいで努力を知らないため、かなりの怠惰者でもあった。 【岡利名 奏美(オカリナ カナミ)】 漫画・ゲーム・お菓子が大好きな肥満体系の少女。 とあるトラウマを抱え引きこもる。 同時に、自分以外は誰も信じないと思うようになる。 音楽は耳障りだから嫌いとのこと。 【浪河 波流海(ナミカワ ハルミ)】 海のように広い心を持つ少女。 水殿寺高校の二年生で、高校生の中でも指折りの実力を持つ天才スイマーでもある。 とびきり明るい性格で、学校では友達も多い。 味付きの飲料は混じりっ気のある味がして嫌だという理由で、水しか飲まないらしい。 Back ヒトのカタチをしたケモノ 投下順 Next 猫又も妖狐も一絡げに GAME START 岡利名奏美 Next GAME START 浪河波流海 Next GAME START 瀬ノ尾真麻績 GAME OVER
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作詞:梅とら 作曲:梅とら 編曲:梅とら 歌:ルカ ミク グミ IA リン 翻譯:kyroslee 疑神疑鬼 [GUMI] 挑動人心的視線是謀殺 如在浮雲之中 you wonder(你感到好奇) 我所能感受到的 是強烈的殺氣 you feel it(你感受到了) 威脅 [IA] 這裏實在太過狹謚 所以現在就走到別處去吧 滿溢而出的感情之色 你來猜一猜吧 [Rin] 心跳急促的應對 沉溺身體的未來 不見盡頭 你已無法忍耐 [Miku] 抱有的是恐懼?希望? 能看到的事物是怎樣? 「想要相信」的這種信念 仍然存於你心中嗎? [ALL] 世界是make(人造的) 那個這個亦是fake(虛構的) 無止境的生命 coz we could play the game(因我們能玩這遊戲) no more ? wow 掙扎吧 對啊這裏是wonderland(仙境) night and days(夜與日) 虛偽的夢 帶着稚氣的雙眼 毫不猶疑地awake(覺醒) no more ? wow 這世界是絕對的 amazing world [Luka] 順從勢頭地in your mouth 語句成排地並列而出 往觸碰到的空氣的氣流 以舌尖去抵抗 [Miku Gumi] 感到的是不安?違和感? 由心相信 you can’t 於如此相近的空間 你能活下去嗎? [ALL] 世界是make(人造的) 妖艷的雙手 到來的破滅 來吧 what do you wanna break?(你想要打破些什麼?) no more ? wow 大叫吧 對啊這裏是wonderland(仙境) on your way(依你的做法) 對一切 suspect(抱有懷疑) 坦誠的眼神 定睛而視着命運 no more ? wow 這世界是絕對的 amazing world [IA] 冰冷肌膚的觸感 [Rin] 怯懼眼神的色彩 [Miku] 乾涸身軀就在此處 [Gumi] 渴求着你的血液 [ALL] 世界是make(人造的) 那個這個亦是fake(虛構的) 無止境的生命 coz we could play the game(因我們能玩這遊戲) no more ? wow 掙扎吧 對啊這裏是wonderland(仙境) night and days(夜與日) 虛偽的夢 帶着稚氣的雙眼 毫不猶疑地awake(覺醒) no more ? wow [Luka] 有限的生命啊 again(再來一次) [ALL] 世界是make(人造的) 妖艷的雙手 到來的破滅 來吧 what do you wanna break?(你想要打破些什麼?) no more ? wow 大叫吧 對啊這裏就是 奇蹟 on your way(依你的做法) 對一切 suspect(抱有懷疑) 坦誠的眼神 定睛而視着命運 no more ? wow 這世界是絕對的 amazing world 括號中的為個人認為比較需要翻譯的英語短句, 如需取用的話可自由選擇直接取用英語原句或取用中文翻譯
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「ダメだね、私…… こんなこと言って」 「え?」 「ゆきちゃんのこと、来ても来なくてもいいみたいな言い方して…… 来てくれたこなちゃんや男くんにも失礼だし……」 「いや、別に俺は……」 「お父さんがね、親しい人に連絡しなさいって言って。こんな時間に駆けつけてくれてありがとう。お姉ちゃんも喜んでると思う……」 親しい…… か。 「俺、まだみんなと会って一ヶ月くらいだけど……?」 「ううん、会ってからの時間は短かったけど、お姉ちゃんも、私も……男くんのことお兄ちゃんみたいに思ってたから……」 『お姉ちゃんも』か…… かがみは、つかさちゃんにそんな風に言ってごまかしていたのかな? 何も知らないつかさちゃんに対して、ひどく申し訳ない気持ちになった。 「本当はお姉ちゃんのクラスのお友達にも連絡しようとしたんだけど、連絡先がわからなくて…… ケータイは警察の人が持って行っちゃったし……」 「………」 「つかさ…… そろそろいいかい?」 席を外していたかがみとつかさちゃんのご両親とお姉さんたちが戻ってきた。 お父さんらしき人がつかさちゃんに声をかける。 俺とこなたは帰ることにした。 お通夜の予定と、警察から話しを聞かれることになるかもしれないということを伝えられ、それから『かがみはいいお友達に恵まれた』といったような言葉をかけられて、俺たちは霊安室をあとにした。 病院の廊下を歩き、敷地を抜ける間お互いに何も話さなかった。 「じゃあ……」 「うん……」 病院前でこなたと別れた俺は、ただでさえ小さいこなたのさらにしぼんだような後姿を見送った。 そのあと、歩きながら携帯電話を取り出す。 かける相手はもちろん、 みゆきだ。 トゥルルルルルルルル…… トゥルルルルルルルル…… トゥルルルルルルルル…… トゥルルルルルルルル…… 「……留守番サービスセンターへ接続します。」 ピッ! くそっ!! どうしようもなく嫌な予感…… 一度芽生えた疑心暗鬼の心はなかなか消えてくれなかった。 『許せない……』というみゆきの言葉を思い出す。 それは俺の手の傷を見たときにみゆきが放った言葉…… あの時のみゆきの目…… あの時感じた、冷たい手で背中を撫でられたような悪寒…… いやいや、落ち着け、俺! そんなことがあるはずない! みゆきが、みゆきが…… ……かがみを殺したなんて! そんなことあるはずがない。 何てことを考えているんだ、俺は! あの優しいみゆきが、そんなことッ! 大体、今日はこれから俺とデートする予定じゃないか! そう、デート。 でも、あのみゆきの言葉…… 『用事』 『やり残した事』 『なるべく今日中に』 いやいやいやいやいや! 全部ただの妄想だ!! 俺のお茶目な想像力の産物だ! 「……留守番電話サービスに接続します」 これで何度目だろう? 何度かけてもつながらない。 一言だけでいい。 一言だけ、みゆきの優しい声を聞けば、そんなことないんだって実感できるはずなんだ! でも…… つながらない。 何でだ!? 人を殺してしまって…… それどころじゃないから? ダメだ、悪いほう悪いほうへと考えてしまう。 疑心暗鬼が加速する。 何だ、これ? 雛見沢症候群か!? L5か!? 落ち着け、俺!! おはぎに針なんか入ってないんだ! 喉を掻きむしっちゃダメなんだ! 時報はもう嫌だッ!! ……頭がどうにかなりそうだった。 俺はつながらない電話をかけ続けた。 家に帰り着いたあとも……かけ続けた。 連絡網を引っ張り出してみゆきの自宅の電話にかけようかと思ったが、こんな時に限って見つからない。 こなたにでも聞こうと思ったそのときに、俺は、携帯がベッドの上で震えているのを視界の端に捉えていた。