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ネコミミを取られた 一瞬の油断で、ネコミミを取られてしまった ネコミミのない上田など、ただの上田だ 「…修行、第一段階、終了。一旦休憩だな」 意味不明な事を考えつつ、とりあえず、ネコミミを取られてテンション低めの上田はそう宣言した その 上田の、頭上に デジタル的な、エフェクトが、かかって -----ごがっ!! 「あだっ!?」 そこに、角の生えた兎…ジャッカロープが、前足でコップを抱きかかえた状態で、転送されてきて 上田は見事に、ジャッカロープのヒップアタックをくらってしまい、地面に倒れた ぴすぴすぴす 意図せずして、上田にヒップアタックをくらわせたジャッカロープは、鼻を鳴らしながら首をかしげている 『龍一、ジャッカロープを転送させた。その左腕、乳で治しておけ』 ボイスチャットで語りかけてくる、声 翼ではなく、辰也だ 自ら左腕を切り落とし、その出血でやや顔色の悪い龍一は、その言葉に、小さく頭を下げた 「…お手間かけます、広瀬さん」 「み!腕を治すの!」 てちてち 花子さんが、ジャッカロープに近づき、その乳を搾っていく 「……あのジャッカロープ?って生き物、無くなった、腕も…治せるん、ですか?」 『ジャッカロープの乳は、万能薬と言われている。その拡大解釈で、欠損した四肢や体の一部も再生可能だ』 正義の言葉に、辰也が答える 花子さんが、ジャッカロープの乳を入れたコップを、龍一に渡した 龍一が、一気にそれを飲み干して 「----っ」 一瞬の、苦痛の表情 その直後……本当に、一瞬で、無くなった左腕が再生した 手を握ったり広げたりを繰り返し、龍一は再生した左腕の動きを確認している 「凄い…本当に治った」 「なるほど、たいした治癒能力だ」 感心した様子の、正義と大王 ぴすぴす、ジャッカロープはやや誇らしげだ 「ぐ……この、わざと俺の頭の上に転送したな?」 『そうだが、何か問題でも?』 むくり、ヒップアタックのダメージから回復した上田が起き上がり、後頭部に乗ったままだったジャッカロープがころん、と地面の上に転がった 突然起き上がった上田に抗議するように、ぺちぺち前足パンチを繰り出している ジャッカロープが上田に蹴り飛ばされる前に、その小さな体を望が抱き上げた そうして、上田に対する軽い嫌がらせを否定しようともしない辰也に、尋ねる 「対応が早いわね。怪我を確認してすぐ、送ってくるなんて」 『すぐでもない。一応、その訓練が一旦終わるまで待っただろう』 望の問いかけに、そう答える辰也 …ん?と 望は首をかしげる 「……ちょっと、待って。訓練が終わって、そこで様子を確認して送ってきたんじゃないの?」 『念の為言っておくが、訓練中の様子も、こっちから見えてたぞ。だから、ジャッカロープにスタンバイさせておいて、訓練が一旦終わると同時に、スーパーハカーに転送させたんだからな』 ぴしり 辰也の答えに、硬直する望 つまり、だ 「………翼も、見てた?」 『しっかりとな。お前の動きが封じられた直後辺りまでは、翼がずっと、お前達の様子を見ていたしな』 ……… ………… …………… うん 後で、大樹さんに言わないよう、しっかり釘をさしておかないと 拳を握り締め、望はそう、決意する 「……っと。ところで、一人足りないな?」 「!そうだ、お兄ちゃん!」 …そう 上田と正義の、言う通り 先ほどから、裂邪の姿が、見えない どうやら、上田達とは、まったく違うルートに入ってしまったらしい 「おいおい、このダンジョンの中で探せ、ってか?」 『もし、あの餓鬼がダンジョン内で迷って見つけられず餓死したら、監督役のお前の責任だな』 「限りなく不吉な事を言うなっ!?んな事になったら、俺が愛美さんに殺されかねんわっ!?」 「と、とにかく、お兄ちゃんを探さないと!」 辰也の、上田に対する嫌がらせ交じりの言葉に、あわあわと慌て出す正義 落ち着け、と大王に諭されている 一連の、その騒ぎを 龍一は、左腕の状態を確認しながら、黙って聞いていて 「みー、契約者、どーするの?」 「……探すべきだろう。奥からは、あまりよくない気配もする。そちらと遭遇していたら、危険だろうしな」 「み!」 一度ダンジョンの外に出る、その前に 裂邪を探す、という大仕事が、一同には残されていたのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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キャンプファイヤーの炎が燃え上がり、花火が打ちあがる 中央高校学園祭の終幕は、例年通り華やかで賑やかだ これが終われば、夏休み 生徒達の気分も、自然と開放的になる 「………」 そんな中 彼女は、クラスメイトの獄門寺 龍一の姿を探していた …姿が、見えない どこにいったのだろうか? …もうすでに、誰かと一緒に行動している最中だろうか…? たくさんの生徒の中、獄門寺を探すが、見つからない どうやら、彼と親しいらしい後輩の女子生徒の姿は見つかったが…どうやら、あちらも誰かを探している最中のようだ…彼の姿は、見つからなかった 「………」 …傍にいたい 話したい なのに、見つからない 残念で、寂しいと、そう思ってしまう ----同時に あの、おかっぱ頭の小さな女の子は、相変わらず彼のそばにいるのだろうか…?と そう、考えてしまい つきん、と、小さく心が痛んだのだった 「みー!花火ー!」 打ちあがる花火を、楽しげに見つめている花子さん 俺はそんな花子さんの横で、木に寄りかかって缶コーヒーを口にしていた …どうにも、人ごみは苦手だ それに、花子さんにゆっくり花火を見せたかったから、グラウンドの中心からは離れた、あまり人気のない場所で花火を見上げる こうしていれば、馬鹿騒ぎに巻き込まれずにすむし しばらく、そうやってゆっくりしていたのだが 「……み?誰か来るの」 「…うん?」 花子さんに言われて、顔をあげる 確かに、気配が… 「あ、龍一。ここにいたか」 「………真樹か」 何だ、こいつか みーみーと、一応真樹には見えていないとは言え、花子さんが物陰に隠れる …まぁ、ついでに、買っておいていた模擬店の菓子でも食べるつもりなのかもしれないが 「よく見つけたな」 「まぁな。親友のいるところくらい、簡単に見つけてやるよ。地獄の底にいたって、見つけ出してやるさ」 「…………そんな場所まで、探しに来なくてもいい」 ため息をついてそう言うと、もののたとえだろ、と笑ってくる真樹 …こいつと友人になったのは、高校に入ってからの…いつから、だったか キッカケは、よく覚えていない 確か、声をかけてきたのは、真樹からだったはずだ 何か、都市伝説絡みじゃない事で、助けたような助けなかったような記憶は何となくある それ以来、真樹が俺があぁ言う家の者だとわかっていても普通に接してくるから、こちらもそれに対して、普通に返すようになった…ん、だったような気がする 本当に些細な事だったはずで、あまりよく覚えていない ただ、俺にとって真樹は間違いなく友人であり、ありがたい事に、真樹もこちらをそう認識してくれているようだった 「うわ、無糖の缶コーヒーかよ。相変わらず渋いな」 「…そうか?……それに、無糖って言っても、甘く感じるぞ、これ」 「まぁ、お前は甘いもん、あんまし好きじゃないしな」 そう言いながら、真樹が俺の横に腰を下ろしてきた みー?と花子さんが真樹の顔を覗きこむが…真樹は、花子さんの存在に気付かない …真樹は、都市伝説に関係していない その事実を改めて確認し、ほっとする ……しばし、花火の音と、遠く離れた喧騒の音だけが、耳に入り込んできて 「なぁ、龍一」 「……何だ?」 「お前さ、委員長の事、どう思ってるんだ?」 …唐突に、真樹がそんな事を尋ねてきて 俺は、首を傾げて見せた 「…?………クラスメイトで、学級委員長だろ?」 「いや、そうじゃなくてよ」 「……他に、何かあるか?」 「あー…うん、まぁ、いいや」 委員長報われねー、と真樹が呟いているが、意味がよくわからない ……委員長は、クラスメイトだ それ以上でも、それ以下でもない それ以上には、決してなるべきではないし ……できる事ならば……………もう、それ以下には、なりたくない 「…ま、あれだ、龍一。何か色恋沙汰で困った事とかできたら、相談くらいは乗ってやるからな?」 「………気持ちだけ受け取っておく。多分、そう言う事にはならないだろうから」 色恋沙汰なんて、自分には関係ない 関わることなんて、ないだろう 真樹が、あきれたように肩をすくめたような気がしたが、多分、気のせいだろう ドォン……と、最後の大きな花火を見上げながら 俺はぼんやり、そう考えたのだった fin 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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修行が開始される、その直前 俺の手元に、どこからか刀が転送されてきた …すらり、と鞘から抜かせてもらう 無名の物のようだが…良い刀のように見える 『愛美さん。都市伝説と契約者の連携が禁止なら、今の龍一は武器なしだ。これくらいは送ってもいいだろ?』 翼さんの声が聞こえてくる 恐らく、スーパーハカーにCOA内で調達してきてもらった物なのだろう 「まぁ、構わんが……だが、このCOA内で扱われているアイテムの中には、都市伝説が混じっていると聞く。その刀、都市伝説ではないだろうな?」 …なるほど、COA内にはそう言う物も混じっているのか ちらり、花子さんに視線をやる 花子さんは、じっと、刀を見つめてきて 「…みー、都市伝説の気配はないの」 「私も、その刀からは都市伝説の気配を感じません」 ミナワという名前らしい少女も、保障してきた ならば、問題はないだろう 「…ありがとうござます、翼さん」 『ん。気にすんな………無理するなよ?』 「……お気遣い、感謝します」 ぱちん、と刀を鞘に収める 俺がそれを腰から下げたところで、構えていた笛吹が走り出した 「……攻撃許可も、20秒後、だな?」 「あぁ」 このやり取りの間に、20秒が立った 笛吹の姿は、まだ見えている それなら……届く 鞘からの抜刀 狙いは、笛吹の頭の上にあるふざけたネコミミ 空気を切り裂く音がして 「----っ!?」 笛吹が、軽く体を傾ける ぱらぱらと、髪が数本、舞ったのが見えた …駄目だ、外した やはり、俺はまだこれを扱いこなせていない 一度、刀を鞘に戻した 「って、ちょっと待てぇえええええええええええ!!??今の何、今の何だ!?都市伝説使用禁止っつったろ!?」 「みー、花子さん、何もしてないの」 走りながら抗議してきた笛吹に、花子さんが答えている そうだ、花子さんは何もしてない 花子さんの能力に、衝撃波を飛ばすような物はない もちろん、俺の身体能力を強化するような能力もない とにかく、笛吹を追いかけなければ 距離を離されると面倒だ 『刀を抜刀する勢いで衝撃波飛ばしただけだろ』 「だけじゃねぇっ!!??それは達人級かそれ以上の化け物が使うような技だろっ!?一介の高校生が使うもんじゃねぇよっ!?」 『俺は刀は使わないからよく知らないけど。龍一は将門様から稽古つけてもらってるから。将門様が使うのを見て覚えたんじゃないか?』 「見よう見まねで覚えられる技じゃないっ!!??つーか、祟り神に稽古つけてもらうとか何その死亡フラグに思えなくもない無茶振りっ!?」 翼さんの言う通りだ 将門公の見よう見真似でやってはみたが……やはり、まだ無理だ もっと命中精度をあげないと、目標に当たらない それでは、意味がない ……しかし、あの笛吹という男、よくもまぁ平気でべらべら喋りながら走れるものだ 呼吸も乱れるだろうし、舌を噛む危険性があるだろうに そもそも、このような戦闘中は、無闇に口を開くものじゃない 俺以外も、皆、笛吹を追いかけているように見える だが、あちらの方が一歩一歩の歩幅もあるし、早い なかなか追いつけそうに無いし、やはり、距離を離される …もう一度、抜刀した 直後に鞘に戻し、二度、三度 当たらないことはわかっている だが 「っとと!?」 狙いは、笛吹の足元 当たらなくとも良い ほんの少しでも、相手の足を鈍らせることができれば十分だ …と 笛吹が、何かしたのだろうか モンスターが、集まってきたのが見える レベルは……せいぜい、150から160前後の者ばかり これなら、寄って来ても、問題はない そのうちの数体が、俺に飛び掛ってきたのが、見えたが 「………失せろ」 それらを、睨みつける 消えろ、と やや威圧するように、睨み、そう告げた 「…あれ?」 笛吹こと上田は、とりあえず、一番鬱陶しそうな龍一の足をとめようとモンスターを呼んだ それを龍一にけしかけ、足止めさせるつもりだった だが そのモンスター達が、龍一に殺到しようとした、瞬間 龍一が、長い前髪の下から……それらを睨み、短く、小さく呟いて その瞬間に……モンスター達は、恐怖を感じたかのように、散り散りに逃げ出したのだ その瞬間、上田が龍一から感じたものは 以前、般若を背負った大樹から感じた、威圧的な気配に……どこか、似ていた to be … ? 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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どうか、泣かないで あなたが悪い訳ではないのです どうか、泣かないで あなたのせいではないのです これほどまでに血が流れたのは 私たちを噂する誰かのせいではありますが その誰かにすら、罪は存在しないのです Red Cape むくり、暗闇の中、起き上がる 時計を見れば、もう少しで時刻が変わる時間 …そろそろ、両親も寝ているだろう 俺はそっと部屋を抜け出し、トイレに向かう ……中学の頃、仲の良かった友人が通っている中学校で、血塗れの死体が発見された 予測するに、トイレに出現する都市伝説に襲われた…と、推理できる 俺の通っている学校に出現した訳ではないが、友人が万が一襲われたら、と思うとやはり不安であり ならば、こちらからその学校に乗り込んで、退治すべきだと考えたのだ 不良教師たちの助力は得られないが…俺と花子さんだけで、やってみせる トイレの前についた 小さく深呼吸し…三回、ノックする 「花子さん」 「は~い!」 がちゃ! トイレの扉が開き、姿をあらわした花子さん 花子さんは、トイレからトイレへと自由に移動できる能力を持っている そう、こんな個人宅のトイレへも、移動可能なのだ どこにでも移動できる分、時折、移動場所を間違えてしまう事もあるらしいが 「それじゃあ、行くか」 「うん……あれ?けーやくしゃ、それ、な~に?」 かっくん 俺がもっている「これ」を見て、花子さんは首を傾げてきた あぁ、と、俺は曖昧に答える 「ちょっと、な。まぁ、俺も自分の身くらいは護れないと駄目だから」 「み?けーやくしゃは、私が護るから大丈夫だよ?」 そう言ってくれるのは、ありがたいのだが …以前、ジャージデーモンと戦った時、実感したのだ 俺も、少しは戦うべきだと 戦う力を、少しは持っておくべきだ、と このところ、花子さんの力だけで倒せる相手が多くて、失念していた 俺だって、妹に取り付いた花子さんと戦った時に、花子さんの力を借りてとは言え、戦っている …あの時のように、戦うべき時もあるのだ だから…ちょっと、念のために、武器を少々 俺が家から持ち出せるのは、これくらいだ こんなもん、使わなくてすむ方がいいのだが 「ほら、行くぞ、花子さん」 「うん」 ぐ、と花子さんが俺の手を掴み、俺は花子さんと一緒にトイレに入る …直後 トイレの中の光景が、一変した 移動が、完了したのだ ……うん 完了したのはわかる それは、いい だが 「み?」 「あ~…」 …え~と あれ?? 「誰よ、あなたたち」 ……… あれ?? 移動先のトイレに、先客が いや、それが女性なのはいいのだ 花子さんが移動した先は、女子トイレのはずだから そこは、いい そこは、なんら問題はないのだ ……ただ 「み?けーやくしゃ?」 そっと 俺は、慎ましく花子さんの視界をふさいだ 見せられるかっ! 全力で見せるのは阻止するべきだろう! 花子さんの教育に悪い! 「…一つ、質問してもいいだろうか?」 「まぁ、突然現れた事については追求しないであげる。いいわよ」 「何故、あんたは俺と同年代くらいと推測できる男性を椅子にしているんだ」 そう 目の前に居る、女性は 俺と同年代くらいの男を、椅子にしていた そう、椅子 具体的に説明するならば、四つん這いにあった男の背中に、女が座っているのである 見せられるか、花子さんにっ! それぞれの恋愛の表し方とかその辺に突っ込む気は毛頭ないが、花子さんの教育に悪いから見せられるかっ!! ふふん、と、その女は笑ってくる 「簡単ね。この男が下僕だからよ!」 っく!? なんと清々しい堂々とした答え!? これ以上の突っ込みは不可能…だと…!? 「それじゃあ、こっちも質問しても、いいかしら?」 すぅ、と 女性の視線が、鋭くなる む…これは、ヤバイか? 「花子さん、すぐにでも、移動できるか?」 「み?できるよ?」 よし、ならいい 予測するに、出てくるトイレを間違えたようだ 何か邪魔してしまったみたいだし、即刻、ここを離れるべきだろう 「え?花子さん?」 「あら?同類?」 そんな、相手の声を聞きつつ、俺たちは、すぐにでも逃げられる体勢をとって… 「…あぅぅ!?あ、危ないのです!避けてなのです!?」 「む!?流石に個室トイレに六人は定員オーバーだぞ!?」 …どこからか、乱入者が現れた ちょ!? 何者かは知らないが、確かに個室トイレに六人は定員オーバー!? しかも、この赤い乱入者共は、喪の凄い勢いでトイレに現れたわけで 「うわっ!?」 「みー!?」 「きゃっ!?」 「うぉっ!?」 俺たちは、まとめてトイレの外へと放り出された ぼすっ!と何とか花子さんをキャッチする ごっ!! 隣では、さっきまで椅子になっていた男が、女の下敷きになっていた む、あの体勢、どう見てもスカートの中が男に見えて………あ、踏まれた 「あぅあぅあぅあぅあぅ!?ご、ごごごごご、御免なさいなのです!?」 「すまない、お嬢さんたち。少々、緊急事態だね」 あぅあぅ、と半泣きの…赤いはんてんを着た、少女と どこか気障ったらしい仕草をする…赤いマントの、若い男 ……「赤」? 「っ!」 咄嗟に、俺は警戒態勢をとった ……赤 見付かった死体は、血塗れだった そう、背中が、真っ赤に染まって …まるで、赤い「マント」か「はんてん」か、「ちゃんちゃんこ」でも着たような… 「あぅぅ!?そ、そんなに怒ってるですか!?」 あぅあぅ はんてんを着た少女が、赤いマントの後ろに隠れた 見ると、男と女も立ち上がり、警戒態勢をとっていた …女の方は、「花子さん」と言う言葉に「同類?」と言っていた それじゃあ、彼女も「花子さん」なのだろうか? できれば、味方であればありがたいとは思うのだが… 「全く、今夜は騒がしいわね」 「赤いの二人とは…どっちかが犯人か、もしくは、両方犯人?」 …よし、多分、味方だろ 味方じゃなかったら、その時は全力で逃げるまでだ 「あぅぅ!?あ、赤マント、私たち、誤解されてるのです!?」 「ふむ、どうやらそうらしいな」 誤解? 何を言っているのだろうか とにかく、警戒は解かず… (……ん?) おや? 花子さんが、さっきから、赤いはんてんをきた少女を、じっと見つめている? まさか、そっちが犯人…… 「みー?はんてんちゃん?」 「…!!あぅぅ、花子さん!誤解を解いてくださいなのですーー!!」 ……… は??? 「花子さん、知り合いか?」 「うん!はんてんちゃんは友達なの!」 にぱ~っ、と笑う花子さん ここぞとばかりに、はんてんを着た少女が続けてくる 「そうなのです!私たちは悪い事をしない平穏に生きたい都市伝説なのです!」 「まぁ、今のように、うっかりと他の都市伝説に襲われたりはしているがね」 ふっ、と無駄にかっこつけて言って来る赤いマントの男 とりあえず、そのマントを翻す動作は、余計だ 「悪い事はしない、ねぇ……本当?」 っひゅ!と 手に、何時の間にか白い鞭のようなものを持っている「花子さん」と思わしき女 いや、鞭ってか…トイレットペーパー? いや、鞭なんだろう 鞭にしか見えないし 「あぅあぅあぅ!?い、いつぞやのSMプレイなお二人さんなのです!? し、信じて欲しいのですよ!!」 「うむ、我々はうっかりと他の都市伝説から逃走中なのだよ。決して、怪しい者ではない」 いや、二人の組み合わせ的に相当怪しい… …いや、こっちも人のこと言えないか 花子さんは、あの「赤いはんてん」と推理できる少女よりも年下な外見だし 俺は……「こんな物」を持ってるし 正直、こっちも充分不審人物か ……ん? 待て? 赤マントと推理できる男の言葉が、一つ、引っかかった 「…逃走中?」 花子さんと思われる女と一緒に居た男も、それに気付いたのだろう、首をかしげた そうだ 都市伝説と思わしきこいつらが、逃走中? …こいつらは 「何」から逃げているんだ? 「うむ、それは…」 赤マントが口を開こうとした、その時 ざわりっ、と 背筋を走りぬけた、悪寒 生暖かく、血生臭い風が…ふわりっ、と 俺達を、包み込んだ そして…不気味な声が、響き渡る 「……赤いちゃんちゃんこはいらんかぇ~?」 「………っ!!」 …「赤いちゃんちゃんこ」!! トイレに多数存在する都市伝説 そんな都市伝説も、大きく二つのタイプに分けることが可能だ、と俺は考えている 一つは、花子さんたちのように、呼びかけによって出現するタイプ もう一つが…このように、突然、問い掛けてくるタイプ この手の奴には、答えるべきではない もし、答えたら……っ!! 「赤いちゃんちゃんこは、いらんかぇ?」 「………っ!!」 背後から 耳元から聞こえてきた、不気味な声 俺は、とっさに持っていた「それ」を抜いて、振り向きざまに切りかかる …しかし 「きひひひひひひひひひっ!!」 不気味に笑い、そいつは俺の攻撃をあっさりと避けた ふわり、トイレの天井スレスレの所に浮かび上がる そこにいたのは、赤いちゃんちゃんこを身に纏った、皺だらけの小柄な老婆 その両手の爪が、まるで鋭い刃のように伸びている…! 「あぅ!?も、もう追いつかれちゃったのです!?」 あぅあぅ、赤いはんてんが赤マントのマントの裾をぎゅーっと握り緊めている …こいつら、赤いちゃんちゃんこから逃げていたのか!? 「ちょっと、何なのよあいつ!?」 「あぅあぅ、赤いちゃんちゃんこなのです。問いかけに対して「欲しい」と答えたらざっくり切られるですよ!」 「きひひひ…その通り!」 無気味に笑う赤いちゃんちゃんこ ぎらり…その両手の爪が、トイレの窓から入ってくる月光に照らされ、不気味に光る 「まぁ……アタシは答えてもらえなくても、血塗れにしてやるけどねぇっ!!!」 爪を光らせ、踊りかかってくる赤いちゃんちゃんこ ぎゅん!と腕が伸び、この場における二人の人間 …すなわち、俺と、もう一人の「花子さん」との契約者と思わしき男に襲い掛かる!! 「っと!?」 ぎん!と 俺は持っていた「それ」で、爪を防いだ っひゅん!! 風を切る音がして…赤いちゃんちゃんこのもう一本の腕が、切り落とされる 「私の下僕に、汚い手で触れないでくれる?こいつに痛い目を見せてもいいのは私だけなのよ?」 なんと言う発言 だが、今は突っ込む余裕はない! 「花子さん」 「うん!」 ごぽぽぽ! 花子さんがトイレから水を出現させ、赤いちゃんちゃんこに向かって打ち出す! これで撃ち落してやる! ……しかし 「きひひひひぃ!甘いよぉ!!」 ぼごぉっ!! 切り落とされたはずの赤いちゃんちゃんこの片腕が、一瞬で再生した ざんっ!と、花子さんが打ち出した水を、真っ二つに切り伏せる! 「な…!?」 何だ、あの馬鹿みたいな再生力!? 赤いちゃんちゃんこって、あんなに強いもんか!? 「あぅぅ!あの赤いちゃんちゃんこは、誰かと契約しているのですよ!」 「ふむ、そのせいで能力がパワーアップしている、なんとも厄介」 …な!? 契約者付き!? その言葉に、俺は若干の衝撃を受ける 今まで、俺と花子さんが一緒に戦ってきた都市伝説は、基本的にフリーの都市伝説だった ……そう 「誰とも契約していない」都市伝説たちだったのだ 俺は、都市伝説と言うものは、人間と契約すれば悪事を働かないものだと思っていた その都市伝説の契約者が、そんな事はさせないと…そう、思っていたから だから、こそ 誰かと契約していると言う赤いちゃんちゃんこが、人間を襲っている、と言う事実に、俺は驚いた 「…何を、驚いた顔をしてるの?都市伝説と契約する人間が、全員善人だなんて思ってた訳じゃないでしょうね?」 っひゅん!と鞭を唸らせつつ、俺と同年代くらいの外見をした「花子さん」が言ってくる …別に、善人、とは思ってはいない 善人の基準なんて、曖昧な物だから だが…契約者が、赤いちゃんちゃんこの凶行を止めていない、と思うと どこか、悲しいものがある 「…契約者がいようがどうだろうが、やる事は今までと一緒だ。だな、花子さん?」 「うん、そーだよ!」 にぱ、と笑ってくる花子さん そうだ、いつも通りやればいい この赤いちゃんちゃんこを、倒すのだ …ただ、それだけだ 「ふむ、だが、そうはいかんかもしれんぞ、青少年」 そんな、俺のささやかな希望を打ち砕くように 赤マントが、言って来る 「あの赤いちゃんちゃんこが、契約によって得た力は強い再生能力だ 先ほど君たちが見た通り、体の一部を失っても高速で再生する」 「あぅあぅ、だから、私たちは逃げていたのです。攻撃してもすぐに復活されるのです!」 「…それって、ほぼ無敵って事か!?」 なんて厄介な!? なら、花子さんの能力でトイレに流して… …いや、同じトイレ系都市伝説 もしかしたら、流しても復活してくるかもしれない 「契約によって…って事は、契約を解除させれば、あそこまでの再生力はないのか?」 もう一人の「花子さん」の契約者が、そう呟く …そうか 契約によって力を得たのなら、契約を解除させればいいのか! 「そこまでわかってるなら、どうして契約者を探さないのよ!」 「きっひひひひ、アタシが追いかけ続けているから、そんな暇は無いのさぁ!!」 ぎらんっ! 再び襲い掛かる、赤いちゃんちゃんこの爪 それを、水と白い鞭が叩き落す 剥がれる爪、しかし、それもすぐに再生する 「まったくもって、その通り。困ったものなのだよ」 「あぅあぅ…でも、そろそろ反撃したいのです!手伝ってほしいのですよ!」 赤いちゃんちゃんこの攻撃をひらり、交わしながら赤マントと赤いはんてんが言ってきた 赤いはんてんが、き!と赤いちゃんちゃんこを睨みつける 「ドスをもったお兄さんと、ピアスをつけたお兄さんは、赤マントと一緒に赤いちゃんちゃんこの契約者を探して欲しいのです! 花子さんたちは、私と一緒に赤いちゃんちゃんこと戦ってほしいのですよ!」 む…! 初対面の相手だが、花子さんの知り合い、と言うのなら、信じるしかあるまい 俺は、花子さんと向かい合い、頷きあった ……が あちらさんは… 「私は「花子さん」じゃないわよ。「花子様」よ!!」 高らかと、そう宣言する「花子さん」……いや、花子様 いや、その 今は、んな事にこだわっている場合じゃあ!? 「あぅあぅ!?わ、わかりましたです!花子様!!手伝ってほしいのですよ!!」 「ついでに聞いておくが、お嬢さんたちは、契約者と離れても問題なく戦えるかね!?」 こくりっ 今度は、花子さんも、花子様も頷いた …作戦は決まった 「ならば…行くとするか」 ばさりっ 赤マントがマントを翻し… 俺の視界は、赤一色で染め上げられた くるりっ 赤マントがマントを翻し、自分の契約者と、花子様の契約者を包み込み…そのまま消えてしまったことに、花子さんはびっくりした しかし、契約者なら大丈夫、とそう判断する 花子さんは、契約者を信じている 契約者は、簡単には誰かに負けたりしないと、そう純粋に信じている だからこそ、こう言う時でも、慌てたりしない そう、契約者ならば、大丈夫なのだ 「っちぃ!逃がさないよ!」 「…それは、こっちのセリフよっ!」 ひゅん!と花子様のトイレットペーパーの鞭が唸る ぼとりっ!その鞭が、あっけなく赤いちゃんちゃんこの腕を切り落とした 「えいっ!」 花子さんも、意識を集中させ、花子様が支配していないトイレットペーパーに意識を集中させた くるん、勝手に動き出したトイレットペーパーが、赤いちゃんちゃんこを束縛する その様子を見ていた赤いはんてんが、自らが纏うはんてんを、裏返す 赤いはんてんから、青いはんてんへと姿を変え…赤いちゃんちゃんこに、強烈なパンチを食らわせる!! 「きひひぃっ!無駄無駄ぁ!!!」 ぼごごっ! 傷を瞬時に再生させていく赤いちゃんちゃんこ だが、傷を再生させている間は、動きが鈍っている 「攻撃し続けて!その間は、赤いちゃんちゃんこは彼らを追えないから!」 「み、わかったの!」 「…ふん、駄犬を使い物にならなくされたら、困るものね」 女子トイレに集まった、トイレの都市伝説四人 三人の都市伝説が、赤いちゃんちゃんこを睨みつけ …本格的な戦いの幕が上がる!! 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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■未確認情報 http //tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1242571104/79 79 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/05/18(月) 00 25 39 ID Y6gYqgNq0 勝ったのは名前を売ったサイバーエージョント 宣伝費換算、何十億。 ▼ 82 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/05/18(月) 00 31 56 ID b5Cab1qs0 ≫79 売ったのは悪名ですが? ▼ 86 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00 39 56 ID AsKQ4Ngf0 ≫79 いまどきこんな発想の馬鹿いるんだなw ネガティブイメージで名前を売りまくったグッドウィルいまどうなってんだよw ▼ 94 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00 50 41 ID AMJCBP7I0 ≫86 そういやグッドウィルに似た腐敗臭を放つ企業だな 死んでもらったほうが ▼ 99 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/05/18(月) 00 56 52 ID AXG2cOLM0 ≫79 広告代理店としては失敗だろwwwww スポンサーも個人情報横流し期待してるんじゃねーの?ってイメージはあるし。 ttp //www.cyberagent.co.jp/media/wedding.html こんなのもあるし ■未確認情報 http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/livemarket1/1242393834/53 53 名前:山師さん@トレード中[] 投稿日:2009/05/16(土) 13 05 37 ID ohcSdtQK0 15日にサイバーエージェント側が用意してきた言い訳はこうだ。 私 「私の画像やプロフィールが掲載されているかもしれないから データを削除して下さい。私は男性なので、自分で確認することが出来ない。 あなた方にはどれが私の画像かもわからないので、特定して削除する能力もない。なので 全ての画像を消去することを要求する。」 サイバーエージェント 「消去しますので、貴方の画像と個人情報を全てこちら側に 送ってください」 これだと、全ての男性の個人情報をサイバーエージェントという腐った企業に 握られてしまうことになる。こんな理不尽なことがあっては絶対にいけない。 60 名前:山師さん@トレード中[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 15 12 58 ID poSvx8w00 ≫53 CAに個人情報をなぜ渡さなければいけないか問い詰めればいいんじゃね。 個人情報をイチ民間企業に渡さなければならない必要性はない。 それじゃ確認できないというならCAを訴えちゃえ。 62 名前:山師さん@トレード中[] 投稿日:2009/05/16(土) 15 41 50 ID iRVjPTIp0 ≫53 この回答は真っ黒だろ。これは間違いなく個人情報漁りだな 女なんて情弱だから、他人の個人情報をネットに晒すと大金を巻き上げられるとか分かってないし恐れる物がない。 でも訴えられたら狼狽するんだけどね。 こんなはずじゃなかったっていう無知無能な女性を保護する為にもやめさせるべき 61 名前:山師さん@トレード中[] 投稿日:2009/05/16(土) 15 40 08 ID N+oEDxnX0 ≫60 何度も問い詰めたよ。なんで個人情報を信用ならない企業に渡さなきゃいけないんだって。 何度行っても「顔写真と個人情報を送ってくれないと削除することが出来ない」の一転張り。 この会社は本当に腐ってる。法務部の奴も腐ってる。 何度も抗議電話してくるという理由で威力業務妨害で渋谷警察に通報するぞとつまらん脅しを掛けてくるし まぁ私はそんなことにはビビらないから話を続けたが。この通話をネットにアップしてもいいか? と聞いたら、法務部の奴は構わないと答えた。 が、数分後、携帯に掛かってきて、やはり辞めてくれとの内容の話をしだしやがった。 法務部なんだから会社の公式見解なので、公開しても一向に構わないと思うんだが。 とことん腐った会社だぜサイバーエージェントは (※あくまで上記URLの2chスレッドに寄せられた未確認情報です、真相の確認求む!) ■未確認情報 http //tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1242432014/748 748 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 15 07 49 ID iSJTVRa40 個人情報保護法の二十三条に、第三者への情報開示に関する規定があって、 第三者(この場合は牧場のユーザー)に個人情報(男性の個人情報)を開示する場合、 事業者(サイバーエージェント)には開示される個人(男性)に対し、 開示に対する同意を得なければならない。 情報提供者の女性が男性から同意を得たといっても、それは無関係。 第三者への情報開示に関しては、本人から同意を得る義務があるのは、情報提供者ではなく、 事業者の方だから。 つまり、このサービスは個人情報上、まっくろくろすけ。 ◆参考までに… 個人情報保護法対策室 http //www.nec-nexs.com/privacy/index.html 個人情報保護法における「第三者提供」について http //www.optima-solutions.jp/terms/daisanshateikyo.html ■未確認情報 模倣サイトによる予想通りの展開が起こっている模様? 524 : プリムラ・ビオラケア(長崎県):2009/05/16(土) 11 28 28.68 ID rjPQOuuU 女の子牧場(URL 公衆便所.com) 掲載されている情報の一部 「○田○子←ヤリマン TEL:XXXXXXX」 ■独白 http //www.ron.gr.jp/law/law/deaikei.htm インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律 (平成15年法律第83号) 第三章 児童による利用の防止 (利用の禁止の明示等) (児童でないことの確認) 第八条インターネット異性紹介事業者は、次に掲げる場合は、国家公安委員会規則で定めるところにより、あらかじめ、これらの異性交際希望者が児童でないことを確認しなければならない。ただし、第二号に掲げる場合にあっては、第一号に規定する異性交際希望者が当該インターネット異性紹介事業者の行う氏名、年齢その他の本人を特定する事項の確認(国家公安委員会規則で定める方法により行うものに限る。)を受けているときは、この限りでない。 どうもこの辺りは完全に違反しているように見受けられるんだが…。要は未成年はサイトを使っちゃ駄目よと明記して、なおかつ利用できないように年齢確認を行う義務がサイト運営者にはある、と。 現行では、成年だろうが未成年だろうが余裕で利用できるようになってんだから、未成年売春の温床にしようと思えば簡単に出来るよなぁ。 それこそ中高生がクラスの男子を勝手に登録して『カタログ』のような物を作るのも簡単に出来る。 以前それに似た裏サイトでのイジメ・中傷で自殺者(学校裏サイトに起因した殺人事件もあった)が何人か出たのは記憶に新しい。 下手すればまた犠牲者が出るかもしれない。 つきましては法律に詳しい人に御一考を期待したい。 もし違反しているなら行政指導の事由になるはず。 ■未確認情報 http //tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1242356077/288 288 名前: ハナビシソウ(関西地方)[] 投稿日:2009/05/15(金) 16 45 59.68 ID 3ZXWrGZx ここまとめらしい http //www31.atwiki.jp/otoboku/pages/12.html 経済産業省(個人情報の観点) 商務情報政策局情報経済課 03-3501-0397 ここが調査していて、情報を集めているらしいです。 登録された人は通報してください。 あと、サイバーエージェント側が電話対応で言うには 土日連絡先はEメールのみで、しかも月曜に対応ということでした。 つまり土日は個人情報管理義務を放棄しており、確実に違法と言えます。 運悪く土曜日に登録されてしまった人はサイバーエージェントは 申し出ても対応しないそうです。 つまり、土曜に登録されたという通報はそのまま数日間 対応しなかったという事実に繋がり、サイバーエージェントに 不利な情報として総務省に蓄積されます。 数日間対応してもらえなかった事実をどんどん通報してください。 ■未確認情報 573 ■男の子コピー機能について 実際に利用したものですが 男の子コピー機能なるものがありまして、 友人の牧場にいる男の子を自分の牧場にコピーすることができるのですが(男の子をコピーするという文言も既にどうかと思いますが) これにより、本来友達までしか自分の牧場の男の子が閲覧されないはずなのに、コピーされた男の子までみることができるので、実際には友達の友達まで男の子の写真などがみることができるようになります。 ■すでにmixiでも個人情報がだだ漏れ中? ※mixiアカウントをお持ちの方は一度確認してみてください。 http //mixi.jp/view_bbs.pl?id=42599348 comm_id=4274831 男の子牧場 男性情報共有サイト トピック 厳選情報をmixiでも! 2009年05月14日 11 19 最果ての黒い百合 今の登録はなんだかゴミばかりですので(笑)、おすすめはmixiに貼ってくださいね! 投稿者 最果ての黒い百合さん (21) http //mixi.jp/show_friend.pl?id=6989980 同類 銀の記憶さん (20) http //mixi.jp/show_friend.pl?id=7093095 miyuさん (93) http //mixi.jp/show_friend.pl?id=16606552 ■警察庁:あぶない!出会い系サイト http //www.npa.go.jp/cyber/deai/index.html ■肖像権の侵害について 権利に関するQ A http //www.n-eigashinsha.jp/libr-qa.html##4 事例 http //www.asahi-net.or.jp/~ZI3H-KWRZ/law2pcshozo.html Google検索:肖像権の侵害 判例 http //www.google.co.jp/search?hl=ja lr=lang_ja client=firefox-a rls=org.mozilla ja official hs=iUs q=%E8%82%96%E5%83%8F%E6%A8%A9%E3%81%AE%E4%BE%B5%E5%AE%B3+%E5%88%A4%E4%BE%8B revid=2063693689 ei=5-cLSsnnK8SCkQW_p-CZBA sa=X oi=revisions_inline resnum=0 ct=top-revision cd=1 ■Wikipedia http //ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88 oldid=25879097
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…一体、どうしろと言うのか これはまさに、そんな状況だと思う 「あー、ほら、あれだ。呪いのビデオ。その進化系だと思うんだがな」 不良教師のその言葉に、俺は頷いた …呪いのビデオ 某アメリカでもヒットしたジャパニーズホラー映画ブームに乗って生まれた都市伝説 …そのビデオを見たら、一種間以内に、死ぬ 呪いを解く方法は千差万別 そんな感じだったっけ? 「でも、最近はビデオじゃなくてDVDになってるとかって話も聞くがな」 「まぁ、媒介が違うだけで、内容は似たようなものでしょう」 確かに、と今度は不良教師が頷く どちらも、ビデオとDVD 媒介が違うだけで、語られる内容は似たようなものだ 都市伝説は、時代に合わせて進化する そんなものなのだから じーーーー パソコンの画面に見入っている花子さん あんまり画面に近づくと、目が悪くなってしまう 俺は、す、と花子さんをパソコンの画面から、少し離した …それに、こんな状況とは言え いつ、相手が襲ってくるのか、わからない訳で 一応、警戒しておくべきだろう 『それが…今度は、ネット上に流れる呪いの動画、に進化した訳ですね』 『いやー、ほんま、時代は都市伝説にとっても便利になったもんやなー』 まったくもって、その通り 呪いのビデオは、急激に進んでいく時代の流れにあわせて、着実に進化を遂げた その結果、行き着いた今の姿が「呪いのネット動画」 それを見た者は、一週間以内に死ぬ 能力は、今までと変わらない …が、しかし 媒介にしたものが媒介にしたものだけあって、その凶悪さは格段にあがった ネット動画なんて、誰でも気軽に見られるものを媒介に、テリトリーにしたこいつ 果たして、どれだけの被害が出た事だろうか 「けーやくしゃ、けーやくしゃ」 くいくい 花子さんが、俺の服の裾を引っ張ってきた かっくん、と 花子さんは俺を見上げて、首を傾げてくる 「この呪いのどーが、どうして出てこないの?」 …そう 某映画の影響をふんだんに受けたであろう、この都市伝説 ネット動画を見ているパソコンの画面から、出てくるはずだったのだ 実際、その手だけが…パソコンの画面から既にはみ出していて じたばた じたばたじたばたじたばた!! 必死にもがき、ぺちぺち、机を叩いている パソコンの画面は、こちらに向かってきている、恐ろしい表情のまま…止まっていた …あー… うん 「いやー、まさかこのタイミングで、パソコンがフリーズするとはな」 …そう こいつと戦う為に、俺たちは進んで、この呪いのネット動画を見ていたのだ ずず、とパソコン画面から手がはみ出し、臨戦態勢を整えたところで… …パソコンが、フリーズした 固まって動かなくなった、パソコン画面 多分、動画と連動して動くのだろう、こいつは …だから、こそ こんな、出てこようとしている最中に、パソコンがフリーズしたら… 『…あの、すごく、苦しそうにもがいているんですけど…』 「本体が動かない状態だからな」 つんつん こら、人体模型、その手をつつくな じたばたじたばた 相手は、かなり必死である 多分、動画が動いていたら…この恐ろしい表情に、焦りの色でも浮かんでいたのだろうか 恐らく、呪いのネット動画自身も…こんな事態は、想定していなかったと思われる 俺達だって、想定してなかったわい どうしろってんだ、この状況 「これ、放置したらまずい、ですよね?」 「そりゃ、学校のパソコンルームだからな」 うん、戦いに選んだ場所も、悪かったと言えば悪かったかもしれないが マジでどうしようか、これ 明日、学校で誰か先生がこの教室に入ると、パソコン画面からは乱している手 …うん、ホラーだ 新たな都市伝説誕生の瞬間になってしまう 「どうする?コンセント引っこ抜いてみるか?」 「いや、それ、パソコン本体ぶっ壊れかねないでしょう」 じたばたじたばた!! この状態で、電源を落とされるのはまずいのだろうか 手が、じたばたし始めた そんな状態を見て、不良教師は、ぶちっ、と 容赦なく、パソコンのコンセントを引っこ抜いた ぶつんっ!! パソコンの画面が、真っ暗になる …直後 ざわり 生暖かい、風がふいたような気がした この都市伝説のお約束を、思い出す …ビデオの電源を消しても テレビの電源を、消しても その恐ろしい画面は、消えることなく …呪いは、つづく! ぱっ、と 電源が消えたと言うのに、パソコンの画面は新たに映し出され …はみ出ていた手が…活発に、動き出す!! 動き出した の、だが 「…あー」 「けーやくしゃ、何これ?」 うん、その 花子さん、俺に聞かれても困るんだ どう言ったらいいのか、わからなくて かさかさ かさかさかさかさかさ 不気味に動く、手 手…だけ、なのだ やっぱり、出てくる最中にフリーズしたのが不味かったのだろうか 呪いのネット動画は、片手だけという…何とも間抜けすぎる姿で、具現化していた かさかさかさ 片手だけの姿で、こちらに向かってくる呪いのネット動画 きしょ!! 怖いってか、きしょい!! 変態人体模型並に不気味な状態に!? …ってか、何かの映画でこんなの見たことある、見たことある気がするぞ! …っつか この片手だけの状態で、こいつ、何ができるのだろう かさかさかさかさ どうやら、呪いのネット動画は、最初にそれを見ていた不良教師に狙いをつけたようで かさかさかさかさかさかさかさかさ そちらに、近づいていっている かさかさ、近づいてきているそいつを、不良教師はタバコを咥えたまま見下ろして …っご あ、踏んだ ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり あ、踏みしめてる 『あ、あの、そ、それは流石にちょっと、残酷なような…』 「人に害なす都市伝説相手に、容赦する事はないだろ」 「そりゃそうだが…」 あー、その 何か、一方的に虐めているようにしか見えない件 ぐりぐりぐり 革靴に踏みしめられる呪いのネット動画(片手のみ) やっぱり痛いのかじたばた暴れるが、片手だけで何かできる訳でもなく あー…何て言うか 俺と花子さんが来るまでもなかったんじゃね?これ あぁ、もう、ほら 花子さんが飽きちゃって、人体模型と遊びだしたじゃないか っつか、人体模型、また内臓つかったグロイ遊びを花子さんに勧めてんじゃねぇえええ!! とりあえず、声に出して突っ込む暇もなく 俺は、人体模型にドロップキックを決めるべく、狙いを定めるのだった この日 一つの都市伝説が、静かに消滅した 本領を発揮できないまま消滅した、呪いのネット動画 その都市伝説は、本当に消滅したのか? いや、違うだろう 同じような都市伝説は、大量に存在する 類似する都市伝説もまた、確かに存在し…世界に影響を及ぼすのだ 頑張れ呪いのネット動画 負けるな呪いのネット動画 とりあえず、フリーズにだけは気をつけろ!! fin 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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「ネジ付き」にゃ 気をつけた方がいい 奴らは人間に従順のようでいて 腹の底は知れたもんじゃねえからな そもそも、鉱石や木でできた体で 動くのがおかしいのさ。自然の摂理に反してるんだよ。 あ? 「ネジ付き」と呼ぶのは止めろ? なら「ガラクタ共」ならいいか? ガハハ! なんでアイツらを庇うんだ。 ゴミに「魔魂石」を組み込んで 金持ちが使いっ走りに使ってるだけじゃねえか!! 知らねぇな 「ガラクタ共の国」の話なんぞ 知りたくもねえ。 ああもう、うるせえな! 忠告してやる。 『マギマキナ』はな、 いつか、反乱を起こす! 死にたくなけりゃ、奴らにゃ関わらないことだ! ーー「片足を失った男の話」 ーマギマキナについて
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元スレURL 歩夢「でもあなた男の子だよね?」かすみ「!?」 概要 !?!? タグ ^虹ヶ咲 ^短編 ^コメディ 名前 コメント