約 1,099,255 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4680.html
【陛下と僕と獣の数字 第九話~陛下ピンチ~】 「この……ド変態め!」 右アッパーがセージの後頭部に突き刺さる。 見事に弧を描いて吹き飛ぶセージ。 「おー」 思わず感嘆の声をあげるトト。 「まったく、これに懲りて妙なことは……」 此処で初めてクラウディアは気づく。 今殴り飛ばした筈のセージが居ない。 と、いうかそもそも見覚えのない場所に彼女らは居た。 「……クラウディア、さん。新手の契約者です」 自らの契約者の不在を感知出来なかったことにトトは焦っていた。 自分は弱っていて戦闘できないし、九郎も恐らく自分が居なくては能力は使えない。 実際、九郎が一人で能力を発動させた所をトトは見ていないのだ。 「ふむ、空間操作か。操作系統の極致だが……」 そうなると厄介な相手だ。 クラウディアは周囲を警戒する。 「皇帝特権を以て宣言しよう。私の目に映らぬ物はない!」 クラウディアの右手から大量の数字を模した形の赤い光がこぼれて彼女の右目に入り込んでいく。 片目だけが紅く染まった彼女が辺りを見回すと、一人の男が立っていた。 「そこの貴様だな!?」 「え?」 トトは慌ててクラウディアの見ている方向と同じ方向を向く。 居た。 確かに男が一人立っていた。 「は?」 男としても完全に予想外だったらしく目を丸くしている。 が、実戦においてそんなことをしている時間はない。 クラウディアはその隙の生じ方から男が戦闘慣れしていないと判断した。 「――――嘘だろ、僕を逃がせ隙間女!」 遅いな、とクラウディアは思う。 男が慌てて何かの隙間に駆け込もうとする姿を見て彼女は笑った。 あんな鈍さではとっくに殺されている。 「まあ、今から死ぬのだがな」 トトを肩車したままでクラウディアは瞬時に男の真後ろに走りこむ。 足の甲を男の腹に引っ掛けてそのまま脚力任せに“足で”男を背後へ投げ飛ばす。 「皇帝に無断で尻を向けるとは不敬である」 地面から龍の顎が現れる。 「その罪」 大きく口を開き 「死を以て償うがいい」 噛み砕く。 血の一滴すら漏らさぬ大口、問答無用の咀嚼。 悲鳴がしばらく続いたところからするとあえてゆっくりと味わったと見える。 「ふん、中々良い歌を吟じたものだ。許してやろう」 酷く楽しそうに、カラカラと笑う。 吐き気を催す邪悪が其処に存在る。 「トトよ、怪我は無かったか?」 同じ笑みがトトに向けられる。 背筋が凍りつく感覚。 しかしそれを表に出せばどうなるか分からない。 トトは黙って頷いた。 その時突如として巻き起こる空間全体がねじ切られるような感覚。 今まで隙間女が形成していた異空間が破壊されたらしい。 「あら、彼ったら殺されてしまったのね まあ隙間女は私に帰ってくるからいいんだけど とにかく、早めに切り上げて先回りしておいてよかったわ」 世界が反転するような感覚が消えるとそこには尼姿の女が居た。 「――――誰だ!?」 「私に名前はないわ」 「クラウディア、こいつは恐らく私の同類です」 「ふむ、ならばお前の敵ということか?」 「ええ、まあ。しかしこの女は見たことが……」 「口を慎みなさい自殺志願、貴女は私たちの仲間でも無ければ同類でもない ただの敵よ、私達を殺すよりなお残酷な目に遭わせているのだから」 「ふむ、それでそこの尼僧。用件はなんだ?」 「金子セージを預かった。返してほしくば貴女の能力で夜刀浦深海に眠る祟神の祭壇を破壊なさい」 「嘘をつくな」 「それはどうかしら?」 そう言って尼姿の女性は近くにあったロッカーを開く。 すると中から見慣れた顔の男性が出てきた。 気絶している。 「セージ!?」 「ほら、たかが一般人。攫ってくるのは容易いことだったわ」 「…………ふん」 トトを降ろして両腕をフリーな状態にする。 「その祟神を開放してどうする?」 「ルルイエの浮上」 「うそでしょう?あんな夢物語をまだ実行に移そうとする“私”が居たなんて」 「ルルイエ?聞いたことがあるな、あの伯爵が言っていた…… あれが浮上すれば大変なことになると聞いているが」 「質問の権利はあなた達にはありません。残されたのは回答の義務だけ トト神、そして獣の数字の契約者、貴女達の力はルルイエの浮上に大変役立つの 大人しく協力していただければセージ君はお返しいたしますわ 協力していただけないならば彼には死んでもらいますが……?」 「く……」 「さあ」 クラウディアは俯く。 彼女には解っていた。 眼の前の肉体が本当にセージである可能性が限りなく低いことが。 しかし、それでも、ほんの僅かにでもその可能性があるかぎり、彼女は動けない。 「さあ……!答えなさい皇帝!」 「答えは……」 クラウディアは顔をあげる。 「イエスだ、だからセージは今すぐ開放してやってくれ」 「ふふふ、嬉しいわ」 尼僧はニコニコと笑う。 が、次の瞬間表情は一変する。 「トト神!妙なことは考えないほうが良いわ いくら貴女でも契約者が居なければ戦えないでしょうに?」 女性の声に動きを止めるトト。 「ふむ、トトよ。お前はセージを助けようとしてくれたのか」 「……やれやれ」 「礼を言おう、おい貴様。そこのトトも見逃してくれるか?」 「まあ貴女が付いてきてくれるならそれくらい呑むけど…… どうせ別の誰かに狙われて彼女は死ぬわよ?」 「構わん、九郎が守る」 その言葉を聞いた瞬間、女性はニタァと笑う。 「その通り、俺が守る」 闇を吸い込み駆ける漆黒の閃光。 魔を断ち夜明けを告げるモノクロの正義。 「――――え?」 それはSR-71“ブラックバード” 超高速偵察機のミニチュア それが反応不可能な速度で尼姿の女に直撃する。 見事に胴体の上下が物別れした。 「九郎!?」 「ヒーローの出前一丁だ!」 九郎は人間形態に戻って素早く刀を抜き放ち、倒れているセージをおぼしき男を抱きかかえる。 「……馬鹿な、変則契約の影響で二人揃わないと能力は使えないんじゃ!?」 尼姿の女性は信じられないといった顔で九郎を見つめる。 「ああ、それな。確かに“俺一人で能力を発動させたのは今が初めて”だからな 勘違いするのも無理はないか トトが行なっているのはあくまで俺の戦闘の補助なんだけどな 俺がトト無しでなければ戦えないと踏んで捨ておいたんだろうが…… あんたも所詮戦闘屋じゃあないみたいだね」 「なんで今まで一度も試そうとすら……」 「面白かったから、読み違えたねえお姉さん」 面白かったから。 お化け屋敷に入ったのも、トトを助けたのも、変則契約のリスクを負っている振りをしてたのも 全てが全て特に明確な理由はない。 鷲山九郎は敏いが目的意識というものをはっきりと持っていない。 それ故に読むことができない。 行動に指向性が無いものを読むことなどできないのだ。 トト自身も、今の今まで九郎がここまで上手に補助なしで能力を使えるなど知らなかった。 「読み違えたね、それはどっちの方かしら?」 次の瞬間、セージだと思われた“それ”が大口を開けて九郎を飲み込もうとする。 だがその直前にクラウディアによって“それ”は焼き尽くされる。 「ふむ、私に友の姿を破壞させたな?」 クラウディアの瞳が怒りに燃える。 「ひっ……!」 「覚悟しろ!」 「逃げるしか無いみたいね」 女は自らロッカーの扉に挟まれる。 すると次の瞬間、尼姿の女は煙のように消え去っていた。 「くそっ!逃したか!」 「あのセージは偽物か……」 「となると本物は何処に居るんだろう?」 「むん、とりあえず一旦ここを出よう まだ何かトラップやら残っているかもしれないしな」 三人はとりあえずこのお化け屋敷から出ることを決めた。 彼らは知らない。 この時点で三人の遥か後方でセージがちょっと年上っぽいお姉さんとイチャイチャしてるなど。 【陛下と僕と獣の数字 第九話~陛下ピンチ~】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4701.html
【陛下と僕と獣の数字 第12.5話】 「……どういたしまして」 酷くつまらなさそうに呟く。 星野美空、と名乗っていた少女は懐から携帯電話を取り出す。 かける先は彼女に仕事を依頼した男。 「任務完了しましたサンジェルマン伯爵」 「ご苦労様です霙さん」 そう、サンジェルマン伯爵。 彼は先ほど首を取られた後、保存しておいた別の肉体を使って無理矢理蘇生していたのだ。 そして既に死を待つばかりだった金子セージを即座に治療、後処理を少女――霧雲霙――に頼んだのだ。 「それではこれより観測・爆破ポイントに移動し、計画の第二フェイズに移行します」 「陛下については残念ですがああなった以上、元に戻る可能性はありません 私の指示通り、タイミングを見計らってセージ君ごと爆砕して下さい」 「了解しました、金子セージ、クラウディアの両名は必ずや私が始末致します」 「セージ君には治療ついでに私の錬金術で仕掛けを施しておきましたがあれ単体では威力不足ですからね あれも哀れな少年だ、父と兄は力を持っていた故に既に殺され、犯人は母親 たとえ奇跡が起きた所で彼はもう救われなどしない……」 「あの女性が化身の一体……というのは完全に予想外でしたね」 「ええ、裏をかかれましたが我々の前準備がこれで生きてきます それでは健闘を祈りますよ」 そこで通話は終わる。 「あーあ、それにしても男の子ってなんであんなちょろいかなあ ちょっと引くわあ、馬鹿じゃないかしら さっさと仕事終わらせてお父さんの所かーえろっと」 誰に言うとでも無く独り言を呟く。 「おい、お前ここで何をやっている?」 「――――――!」 「悪女だねえ、嫌いじゃないよそういうの」 「あなた達は……!?」 「随分物騒なワードが聞こえたけどどういうことだろうなあ? 俺のクラスメートが爆殺?放っておけねえな、そしてクラウディアを始末ってどういうことだ? 分からないことが多すぎるぜ」 「暗殺者にしては若い……さしずめ、そう“育てられたタイプ”ってところか 日本にもこんなえげつないことするヤツが居たなんてね」 鷲山九郎、トト、その二人が霙の背後に立っていた。 トトの言葉に霙は一瞬だけ反応を見せる。 その言葉が彼女の誇りを傷つけたことをトトは知らない。 「都合の良い道具風情が何を知っているか解らないが…… まあとにかく洗いざらい吐いてもらおうか」 九郎の持つ剣が霙に突きつけられる。 しかしそれでも不敵に微笑む霙。 そこに、今まで見てきた道具として使われている子供たちとは違う、言い知れぬ不気味さをトトは感じていた。 【陛下と僕と獣の数字 第12.5話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/hamilton/pages/160.html
横浜実況版の機能の一つ。 決まった言葉を本文中に入れてレスをすると、ランダムな数字を表示する。 占いのような使い方をする。 [kazu] :3桁までの数字を表示。 [okazu] :2桁までの数字を表示。 [kokazu] :1桁の数字を表示。 カッコも含めてコピペすると使える。 一つのレスでは同じ言葉を2回以上使うことが出来ない。 あまりに使われすぎて、嫌う人も増えたため 以前シーズン中は機能を停止していた。(現在は使用可能) ご利用は計画的に。 !star機能 おみくじ機能 おかず機能で遊べるスレ おかずと遊ぶスレ ベイスターズスロット☆ 【銀河鉄道】おかずで特定の数字を出すスレ【河野友軌】 など 由来 ☆☆2010横浜実況スレ 4/30 東京ヤクルト戦part3☆☆ http //www.livebays.net/bbs/test/read.cgi/live/1272627495/ 726 :ホッシー君@定位置脱出 :2010/04/30(金) 21 27 08 ところでランダムの名称がokazuなのはなんで? 770 :かんりにん ★ [] :2010/04/30(金) 21 29 20 726 kazuは単純に数からきている ひと桁はkokazu、真中なのでokazu じつは田中一徳とは関係ない 822 :かんりにん ★ [] :2010/04/30(金) 21 31 10 横浜優勝キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!! 後付けでそういやおかず=一徳だな・・・と気づいただけ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4690.html
【陛下と僕と獣の数字 第十話~出会い別れヴォルテックス~】 お化け屋敷を出た後、僕は何故か陛下と九郎に締め上げられた。 いや、マジで理由が分からない。 聞いても教えてくれないし。 何があったのか教えて欲しいです。 「じゃあ次はどこ行く?」 「そろそろ腹が空いた、セージ、お前に全員分の昼ごはんをおごることを許可する」 「え?」 「命令する」 「え?」 「トトちゃんお寿司たべたーい><」 あら、新しいキャラ付けですかトトさん。 しかしお寿司はちょっと厳しいかなあ僕の財布だと。 「よし、そうしよう」 「ああ最高だな、ちょうどお寿司を食べたかったところだ」 え、なんでお前らはそんな息があってるの? 僕が居ない間に何があったの? もうやだ、やだもう。 それから先はもう思い出したくもない。 積み重なるお皿、吹き飛ぶ財布。 絶妙に僕が払える限度額ギリギリまで食っていきやがった。 「じゃあそういう訳でこれからはお互い仲良くやっていこうではないか」 「そうだな、俺たちには敵対する理由もメリットも無い」 何かしらの同意が出来上がってるし! お前ら僕の居ない間になにやってたんだよもう! 食事が終わるとなんとなく解散の雰囲気になり、僕らは家に帰る事になった。 暇な日曜の午後、僕は陛下と一緒に宿題をすることになった。 「なあセージ」 「なんだ陛下」 「人を好きになるとはどういうことなのだろうな」 「なんだ急にお前らしくもない」 「あの九郎という男、あの男は何故トトにあそこまで拘るのだ」 「え?」 「私には分からない、確かに人は大事にしなくてはいけないのだろう 大切な人は私にも居る、だがなんというかあれはこう……」 「なんだい?」 「なにかが違うのだ、私の知っている“大事にする”という言葉と トトにレインコートをかけている何気ない一瞬や、寿司を食べさせてやっている一瞬 そんな時にふと溢れる暖かな感情と言うか…… あと私がトトと仲良くしている時に一瞬だけ悲しそうな表情をしたりとか あれは一体なんなのだろう」 思い返す。 そういえば九郎が、何事にも常に一歩引いた態度のあいつが あのトトという少女には…… 「あれじゃないの?」 「なんだ」 「愛しちゃってるんだよ、あのトトちゃんのこと」 「愛か」 「うん、恋愛」 「分からないなあ……」 「ゆっくり時間をかけて知れば良いんじゃないの?」 「時間か、あれば良いがな」 その時の陛下の顔は何故か悲しそうだった。 翌日、僕がいつもどおり学校に行こうとして家の扉を開けると…… 「おはようございます。陛下、そしてセージ君」 「おや伯爵」 家には何故か伯爵が来ていた。 「急ですが陛下、私めと一緒に国にお帰りくださいませ」 え? 「あなた様の皇位継承が衆議院と貴族会議で承認されました」 「うむ、そうか」 え? 「どうしたセージ?」 「いや、急に帰るって」 「私は皇帝だ、民のために行動せねばなるまい 私が皇位につくことが決まった以上民の為に帰るのが当然だ」 「いやでもクラスにも馴染んだところで……」 「残念だな、だがまあ」 それはそれだ、と彼女は当然のように言った。 何も言えない。 そんな馬鹿な。 伯爵はやけに冷たい目で彼女を見つめていた。 「伯爵様、クラウディアちゃんの荷物まとめておきましたよ」 「む、母上様ありがとうございます」 「貴女がいなくなると寂しくなるわ」 「向こうに着いたらお手紙を送りますのでどうか悲しまないで下さい」 「運転手がそろそろ到着します、陛下こちらへ」 あっという間に彼女は遠くへ行ってしまう。 言いたいことがあった気がする。 だがそれはもう、今はもう………… 「それではセージ君、今まで色々とお疲れ様でした 深くお礼を言わせて頂きます」 事務的に頭を下げる伯爵という男。 僕はただ黙って頭を下げることしか出来なかった。 【陛下と僕と獣の数字 第十話~出会い別れヴォルテックス~ 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4697.html
【陛下と僕と獣の数字 第11.5話】 「あは……あははははははは!」 嗤う。 「あはははははははははははははははは!」 笑う。 「はははははははははははははははははははははは!」 哂う。 「ついに目を覚ましたわ!全て狙い通りに!」 自宅の近くで鉢合わせするように数日前からあの狂犬をこの街に誘い込み 遊園地では無茶な襲撃を仕掛けてあえてサンジェルマンを警戒させ 息子がもっとも後悔するタイミングで別れを演出し そしてこの結果。 「これであの娘は私達の一員!私たちの中でも最強の一“獣”そのものになった!」 「ちょっとちょっと、胴体真っ二つになった貴方を治した私に感謝は?」 女性の背後に少女が現れる。 顔は痣だらけ、首にも締められた跡がある少女。 「もちろんするわよ私、それとも聖母様とでも呼べば良い?」 「やめて、私はたった一人の可哀想な男の子の為の聖母なの あとはもう他の誰からも聖母だなんて呼ばれる気はないわ それよりも私こそどうなの?自分の息子を“アレ”の呼び水にするなんて」 「息子、ねえ」 あーあ、と女性はため息を吐く。 「どーーーーーーでも良いわ」 「だと思った」 「私はこの一瞬のために居た私だし、それ以外本当にどうでもいいのよね」 「知ってる知ってる」 「じゃ、行くわ」 「いってらっしゃい私」 「ええ、しっかりと“獣(ワタシ)”は手に入れてくるわ」 女性は少女に向けてはっきりと宣言する。 尼僧の姿をしたその女性の顔はハッキリ見えているはずなのに何故かそれを顔とは識別出来なかった。 【陛下と僕と獣の数字 第11.5話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/wasejo_tjkn0123/pages/9.html
朝焼け http //distilleryimage4.s3.amazonaws.com/478f8f2cfc5111e1b62322000a1e8a75_7.jpg 公園 http //distilleryimage0.s3.amazonaws.com/f5ff2276a0ca11e18bb812313804a181_7.jpg 夕焼け http //web.stagram.com/p/217829013920902605_143980474 早朝 http //web.stagram.com/p/279007260628708620_143980474 さゆちゃんと雪と遊んできた!手が霜焼け! http //web.stagram.com/p/368384978272611641_143980474 かまくら http //distilleryimage6.s3.amazonaws.com/987486a65fdc11e28e7522000a1fbe50_7.jpg 他 http //p.twipple.jp/UDFwL http //p.twipple.jp/rpPtr http //p.twipple.jp/nfPwY http //p.twipple.jp/z3JaS http //p.twipple.jp/CErKe http //p.twipple.jp/UrEz5
https://w.atwiki.jp/luna-snow/pages/77.html
@パを改造するなら誰もが目を通すであろう、「@パーティー解体新書」。 ここに、特定のステージから特定のステージへ移動するコマンドの追加の仕方が書かれてありますよね。 この方法だと、「./lib/_skill.cgi」の中で1つの条件に対して1行が必要になってきます。 なので、私の@パのように何十個も条件を作っていると、それだけ行数が多くなり、無駄に長くなってしまいます。 そこで、たくさんのステージ移動の条件をまとめて一つにして、管理を楽にしよう!というのが今回の目的。 オマケとして、移動先のステージで途中参加の可否が設定出来る、というシステムも組み込まれています。 まず、「./config.cgi」を開いてみます。 そこに、以下のように、ステージ移動のための条件を纏めた配列を追加します。 # ステージ移動 # [移動前,移動後,途中参加可能か(0→可能,1→不可能)], @stch_num = ( [移動前のステージ番号,移動後のステージ番号,途中参加の可否], [移動前のステージ番号,移動後のステージ番号,途中参加の可否], ・ ・ ・ ); []の中には、指示通りにステージ番号や数値を入れてください。 続いて、「./lib/_skill.cgi」を開き、以下の1行を探しましょう。 push @skills, ([0, 0, きっく , sub{ kick }]) if $round == 0 $m eq $leader; # 開始前 リーダーのみ このすぐ下に、以下を追加。 # 次のステージへ進むコマンドを追加 if ($round == 10 @enemys == 0 $type eq 1 ) { for my $i (0.. $#stch_num) { push @skills, ([0, 0, "$stages[$stch_num[$i][1]]に進む", sub{ $stage = $stch_num[$i][1]; $round = $stch_num[$i][2]; $com.=" br / $m達は$stages[$stage]に進んだ!"; }]) if $stage == $stch_num[$i][0]; } } これで完了です。 さらに条件を追加したい時は、「./config.cgi」の「@stch_num」に要素を追加してやるだけでOKです。 _skill.cgiの中がキレイに纏まって、スッキリしましたね。 更に特別な条件での移動を追加したい時には、この方法に加えて、更に解体新書の方法も一緒に使用することも可能です。 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4655.html
【陛下と僕と獣の数字 第6.5話】 「くっ……どちらも想像以上の能力だった」 半身から血を流しながらも歩き続ける男。 這い寄る混沌ナイアトラップ。 彼はクラウディアによる拘束とトトに使役された九郎の斬撃で瀕死となっていた。 しかしそれでもバラバラになった存在を繋ぎあわせて自らの肉体を再構成。 この世に再び具現しようとしていた。 「だがしかし、詰めが……甘かったな 我々の内に目覚めた自殺衝動、そして眠れるアンチ・クライスト 良いさ、今はしばらく力を溜めて……再びこの街を悪意で染めてやる」 そう言って、這うようにして路地裏の闇へと溶けていこうとする這いよる混沌。 「駄目だ」 ガシリ、と男の頭をつかむ腕。 死の舞踏、振り返った男はそんな題名の絵画を思い出した。 「お前に明日は来ない」 厳かに呟く髑髏の仮面。 驚くほど軽い音をさせながら這い寄る混沌の頭骨が砕けていく。 「や、やめてくれ!」 “これ”は這いよる混沌の中でもとびきり弱い個体だ。 そしてとびきり弱い個体であるがゆえにとびきり強い悪意を持っている。 単純に純粋に、都市伝説の力さえ使わずに無力な人々を害することだけに特化した個体。 だからこそ、こんな悲鳴もあげる。 「お前に」 仮面の青年は厳かに繰り返す。 「明日は」 「やめろ!離せ!くそっ!なんで逃げられないんだ!少し身体をバラバラにすればそれだけで……!」 「来ない」 仮面の青年は何本かの骨を地面から取り出すと這い寄る混沌を串刺しにして地面に貼り付ける。 「ほう、私がやられたか」 「しかしそやつは私の中でも最弱の存在」 「策を弄して数を殺すことしかできない」 「化身と呼ぶにもはばかられるような小物だ」 それと同時に次々と現れる異形の怪物達。 或るものは象のような鼻をした四腕の巨漢。 或るものは幾つ物触手が絡まりあった異形。 或るものは無数の目がついた蝙蝠。 そして或るものは純白の美しい肉体に赤いマフラーだけを巻いている。 まるでヒーローのように。 見るだけでも正気を削られていくような狂気の一群。 しかし仮面の青年は怯まない。 「死神の力を得ているな?」 「答える義理はない」 「ふん、我々を前に逃げる素振りすら見せぬとは……人間も愚かになったな」 「俺は悪を見過ごさない」 言うが早いか仮面の青年はまず巨漢の顔面を殴り潰す。 青年に掴みかかろうとした巨漢の腕をバク転で回避して空いた土手っ腹に前蹴りを叩きこむ。 横から現れた触手の数々を手刀で切り裂くとその一品に骨を仕込ませて飛んでいた蝙蝠向けて投げつける。 直撃、目を貫かれた蝙蝠はふらふらと落ちて行く。 蝙蝠を踏みつけにして英雄の似姿とでもいうべき邪神の化身が青年に襲いかかる。 蹴りと蹴り、拳と拳、同時に幾つもぶつかる。 「猛れ狂骨!」 後ろから跳びかかった巨漢を肋骨のような形をした刃が八つ裂きにする。 「その姿ではどちらが正義か解からんな?」 “英雄(エロイカ・パロディア)”とでも呼びたくなるその化身は笑う。 しかし哀れなものでも見るかのように青年はそれを見下して仮面の下から嘆息する。 「正義とは誰かに認めてもらうことではない。自らに恥じぬことだ」 「は?」 その刹那、仮面の青年――明日真――の拳が邪神を貫いた。 ただの拳であれば死ぬことはなかっただろう。 しかしその拳は死神の鎌の具現。 いくら程度の差があろうとも、いくら神の化身であろうとも、死は等しく訪れる。 「その魂、旭日の光と散華しろ」 彼らの戦場に朝日が差す。 それと同時に歪な英雄の巨像は光の粒子になって消滅した。 「さて、次はこいつか」 青年は仮面を外して写真を覗き込む。 「こいつが鍵になるっていうのが本当なら……」 裏に蜜柑のマークがついたその写真には褐色の肌と白い髪の少女が写っていた。 【陛下と僕と獣の数字 第6.5話】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4674.html
【陛下と僕と獣の数字 第8.5話~wikiの単発作品の殺戮少女を見ると良いかもしれません~】 「というわけです所長、代理として護衛の任務は果たして来ました」 「完璧だ、仕事はそれでオシマイ。あとは好きに遊んでくると良い」 「そうは言いますけど私一人で遊んでこいっていうんですか?」 不満そうな声を上げてみる。 電話の向こうから苦笑いするお父さんの声。 「できたら……お父さんと一緒に来たいなあ」 その直後に猫撫で声で甘えてみる。 心底可笑しそうにお父さんは笑う。 「済まないがそれはできないな。代わりに今度どこかに連れていこう」 「約束だよ?」 「ああ」 通話が切れる。 さて、さっさと帰ることにしよう。 それにしても……あのセージとかいう人中々イケメンだったなあ。 反応が初心なところも中々可愛いがいかんせん包容力が足りないのが物足りない。 愛するより愛されたい私としてはハードボイルドで血と硝煙の香りがして雰囲気がマッチョで(ガチマッチョは引く)、でも捨てきれぬ優しさを漂わせる年上じゃないと駄目なのだ。 「お、メール」 何台も持っている携帯の一つが鳴る。 「お兄さんからだわ、消去」 基本的に小言しかないので見ないことにしている。 友達からのメールはさっさと返信しておこう。 映画を見に行くからついてこいとのことである。 初めて会った時から自分勝手なところが変わらないなあ。 でもそういうところが好きなんだけどね。 「あらこれ……」 別の携帯にさっそくセージくんからのメールが来ていた。 うわ……メールだとテンションたかいなあ……。 適当に色よい返事しておくか。 あの後お友達にボコボコにされたと思うんだけどどうなんだろう。 まあその程度でこりるとも思えないんだけどさ。 「あの後は無事に友達に会えました、ありがとうございましたっと」 偽名を使って接触した相手だから距離を置かなければならないのだろうが嫌いではないタイプだ。 まあ友達としてメールで探りを入れるのは大事だろうし、お父さんの命令通りしっかり付かず離れずで監視しておこう。 でもなんで都市伝説の力を使って探ろうとしないんだろう? それも含めて私はまだまだ学ぶ必要がある。 より完璧な兵器でいるために。 そして同時に完璧な兵器の運用者である為に。 「おや霙さん」 電車に揺られて家路につく私の前に黄金の伯爵が現れる。 「伯爵様ですか、お父さんを通じて任務については報告がございますのでしばしお待ちください 少なくともあのセージという人には言われた通りにしました」 「グッド、凡庸な青年ですがその凡庸さが何時か武器になる どうしようもなくなったら彼にも陛下を守るために働いてもらいましょう」 しかし、知り合いの子供にそんな真似をさせるとはこの男も一体どういう神経なのだろう。 「解せぬ、という顔ですね」 「はい」 「仕方ないのですよ、わが友であり師でもある“トト神”を殺したあの少女 あれは今相当に弱っていますから……少しでも暗殺の為の手駒を増やしたい」 電車の中でそんなこと大声で言っていいのか? ああ、人払いは済んでいるのか。 「期待していますよ、貴女には」 「ありがとうございます」 事務的に返事をする。 伯爵はにこりと笑って何処かに行ってしまった。 電車は家のある街の駅に着く。 今日もまた悪いこともしていない人の命を奪うような真似をした。 でもそれは私がお父さんの命令を聞いて私の意思でやったことだ。 だから、良い。 私は悪くない。 私は幸せだ。 私みたいな子供の中では群を抜いて幸せだ。 私を迎えに来ていたお父さんに手を引かれて私は私の家に帰る。 【陛下と僕と獣の数字 第8.5話~wikiの単発作品の殺戮少女を見ると良いかもしれません~ つづく】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4691.html
【陛下と僕と獣の数字 第10.5話】 「伯爵よ!いくら貴方が古くからこの国に貢献してきた人間だからといって貴族院の過半数の賛成を得られなければ貴方の提案を実行するわけにはいかない!」 「そうは言うがそれ以外に何かアイディアはあるのかね?」 「ぐっ……それはそうだが」 「まあまあ皆さん落ち着いて下さい 皆さんが彼女を皇位に据えようという気にならないのはわかります しかし先帝の子はもう彼女しか居ないのですよ」 男達が円卓を囲んで話し合っている。 「ならば、今はとりあえず彼女を置いておくことにしなくては国民も納得しないでしょう? ただでさえ彼らはクラウディア様の“事情”についてご存知無いのだから」 「その通り、過半数ではないとはいえ既に四割が伯爵の提案に賛成している 反対派の諸君が対案を出せないというのならばこのまま押し切っても……」 年若い男が興奮気味に立ち上がる。 「御待ちなさい、話し合い無しで物事を決めるのはよく有りません」 そしてそれを伯爵と呼ばれた男が制して座らせる。 「皆さん、納得が行くまで話しあいましょう 私もあなた方が私の案に代わるものを考えるお手伝いをさせて頂きますから」 男はニコリと笑う。 その日も大した結果は出ずに会議は終わる、筈だった。 昼の休憩時間、伯爵と呼ばれる男の元に一人の黒服の男性が現れる。 男性といってもまだ若い、少年くらいの雰囲気だが。 「監視につけていた者からの連絡がありました クラウディア様が遊園地でナイアトラップに襲撃を受けたとのことです その場に居た人々は全員無事で既に事件は解決したとのこと」 「その場に居た人々?詳しく報告なさい」 「ええと……陛下、それにセージという少年、それにトト神とその契約者が確認されています お化け屋敷の内部で陛下に気付かれないように遠距離からの監視だったため、何が起きていたかは不明です セージという少年につけた護衛の話では彼の身にだけは何も起きていなかったと」 「ほう……不味いことになりましたね」 「と、言いますと?」 「恐らくそのメンバーで協力して敵を排除したのでしょう」 「……はぁ」 「そうなるとクラウディア様がトト神とその契約者と打ち解けてしまっている可能性が高い そうでなくてもあの御方は人懐っこい所がある 無理にでもお出かけを止めていればよかったのですが…… まあそうすると今度は私が怪しまれる」 「しかし何故伯爵……いえNo.0、貴方はトト神の討伐にこだわるのですか? 普段の貴方ならば泳がせて他の邪神を叩かせる筈です むしろクラウディア様と一時的な同盟を組んでいるならばむしろ喜んで利用する……」 「ええ、普段ならそうしたと思います。しかしあれは……」 「あれは?」 「私の友の仇だ。私の友、“トト神”のね」 「それはどういう……」 「真相は追々話しましょう、私は今から日本へ向かいます 貴方は反対派六割の中に居る我々の勢力の人間に合図を送って下さい のんびり会議を伸ばして全員を賛成派にさせたかったのですがもう是非もありません」 「反対派で不穏な動きをするものは?」 「No.4、貴方に預けた私の部下で内密に始末なさい」 「了解しました」 No.4と呼ばれた黒服は一礼をして会議室に戻っていった。 「人形の王なぞ私とて戴く気にはなれませんよ あのセージという少年が上手くしてくれていればいいのですが…… 時間が足りなかったか」 そんな伯爵のボヤキを誰も聞くことはなかった。 【陛下と僕と獣の数字 第10.5話 続】 前ページ次ページ連載 - 陛下と僕と獣の数字