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登録日:2021/10/02 Sat 01 22 55 更新日:2023/03/16 Thu 00 35 03NEW! 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 0世 DM DMRP-19 EXライフ KGM T・ブレイカー 「無情」の極 シャングリラ アブザンカラー ガーディアン キングマスター キングマスターカード ジェンドル ダークロード ディスペクター デュエル・マスターズ ナイト ネクラカラー マッハファイター マナブースト 光/闇/自然文明 光文明 光文明のクリーチャー 墓地肥やし 多色 多色クリーチャー 強欲 接続 接続カラー 攻撃制限 植毛 極世接続 G.O.D.Z.A. 無欲 煉獄王 王来篇 矛盾 禁断龍VS禁断竜 自然文明 自然文明のクリーチャー 邪眼皇ロマノフI世 闇文明 闇文明のクリーチャー 零源王 零獄接続王 零獄接続王 ロマノグリラ0世 高貴なる矛盾 龍魂珠被害者の会 高貴なる矛盾。 強欲と無欲が支配の鉄鋲で留められた存在。 それこそが、零獄接続王。 《零獄接続王(れいごくせつぞくおう) ロマノグリラ0世(ゼロせい)》とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。 DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜(エターナル・プレミアムズ)」に収録されたキングマスターカードの一枚であり、《邪眼皇ロマノフI世》と《「無情」の極 シャングリラ》を合体させた接続勢力の王たるディスペクター。 20thレア版やキングマスターカードに用意される20thSPゴールドレア版も存在している。 解説 零獄接続王 ロマノグリラ0世 KGM 光/闇/自然 (11) クリーチャー:ディスペクター/ダークロード/ガーディアン/ナイト 17000 EXライフ マッハファイター T・ブレイカー このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうしたら、その中から1枚を墓地に置き、残りをマナゾーンに置く。 このクリーチャーが攻撃する時、コストの合計が、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下になるよう、自分のマナゾーンと墓地からクリーチャーを最大1体ずつ選び、出す。 このクリーチャーがタップしていれば、自分は攻撃されない。 マッハファイターを所持しているために場に出した際にクリーチャーの攻撃が可能で、cipとして山札からの墓地肥やしとマナブーストを含んだ操作を行う。 アタックトリガーとして墓地と山札からそれぞれ合計してマナのカード枚数以下になるように踏み倒しを行える。 タップ時は元ネタの《「無情」の極 シャングリラ》を意識した自身への攻撃が不可能なロック能力を発動するが、攻撃自体を封じた元ネタからは多少劣化している。 ディスペクターとしては基本能力であるEXライフも所持しており、1回のみ場を離れる動作を無効化する。 コストが11という超重量級なだけあってパワーも17000と大きいため、単純な攻撃要員としての威圧感は凄い。 マッハファイターで即座にクリーチャーへの攻撃が仕掛けられるが、叩き潰せる相手には困らない数値。 パワーの数値的に火力除去やパワー低下除去に屈する可能性は低く、しかもEXライフを構えているので除去耐性には非常に優れている。 ただし、インフレが進みすぎてパワー20000以上も珍しくはない環境なので、11コストでこのパワー設定はエピソード2クラスで力不足とする評価も見当たる。というか17000で文句言われるレベルまで来たのか… cipは墓地肥やしやブースト能力としては有用だが、このクリーチャーが出せるような状況では単純な使い方が大きくゲーム情勢に響くことは考えにくい。 アタックトリガーの成功率を上げるための前段階の準備と考えるべき能力だろう。 ロマノグリラのメインとも呼ぶべき能力は、アタックトリガーによる踏み倒しである。 進化などでも踏み倒せることに加えて呼び出せるゾーンの範囲も広く、マナを溜めてシンプルに召喚した場合はcipの発動も合わさって13コスト以下を踏み倒せる。 墓地が対象になるためにササゲールで自壊しやすいディスタスと相性が良く、ディスタスをリアニメイトすれば他のディスペクターにササゲールを利用してまたリアニメイトして…と展開が続く可能性を埋める。 ササゲールでロマノグリラを召喚した場合はコスト軽減の影響で踏み倒し範囲が狭くなるというジレンマはあるが、ディスタス自体は軽いのでそちらを再利用する目的なら踏み倒しにあまり影響しないか。そもそも11コストなので軽減してもそこまで踏み倒すの範囲が狭まることはないだろう。 マッハファイターを利用すれば、相手の場にクリーチャーさえいればタイムラグが生じずにアタックトリガーを発動できる。 仮にマッハファイターを使えなかった場合でも、EXライフがあるのでタイムラグが生じている間に除去で機動を防がれる可能性を減らせる。 攻撃制限能力はマッハファイターですぐにタップ状態にすることが可能なので発動しやすい。 この手の能力を持つクリーチャーは真っ先に除去されて能力を活かせないパターンが多いが、ロマノグリラはEXライフで除去耐性を得ていることから相手に制限能力を与えた状態を比較的保ちやすい。 自身のタップを条件とする能力自体の強みとして、相手がタップイン的な妨害を逆利用するプレイングも使える。 種族設定もダークロード/ガーディアン/ナイトと、コマンドやドラゴンには及ばないがサポートが多い種族なので機能しやすい。 元ネタからゼニスやドラゴン・ゾンビは省かれてしまったが、特殊種族であるナイトを持ち越している点は地味にデカい(ただし、ナイトはディスペクターでは珍しく持ち越されやすい特殊種族である)。 基本的にディスペクターでもあるため、当然ディスタスなどによるサポートも期待できる。 総評としては、攻撃性能も防御性能も単体でカバーしている優秀な1枚と言える。 ただし、マッハファイターや攻撃制限能力などは相手の場の状況に左右されるという欠点は否定できない。 それでもアタックトリガーなどを機能させることに成功すれば高確率でゲームを勝利寸前まで持ち込むことも難しくないため、ディスタスなどのサポートを活かす運用が求められるか。 相性の良いカード 霊宝 ヒャクメ-4 R 光/闇/自然文明 (6) クリーチャー:パンドラボックス/アーク・セラフィム/ディスタス 4000 S・トリガー ブロッカー このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない) 同弾に収録されたディスタスであり、登場時点で唯一のササゲール4持ち。 手打ちした場合そのままロマノグリラにつなげる事が出来、更に色も合うあたり恐らくはデザイナーズコンボなのだろう。 S・トリガーで早期に着地できた場合は他のディスペクターも早出し出来る。 大邪眼バルクライ王 R 闇文明 (7) 進化クリーチャー:ダークロード/ナイト 11000 進化−自分のダークロード1体の上に置く。 このクリーチャーが攻撃する時、進化ではないダークロードを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。 W・ブレイカー アタックトリガーで墓地からダークロードをリアニメイトできる進化ダークロード。 墓地に落ちたロマノグリラをリアニメイトすることが可能。これは11コストと超重量級のロマノグリラを出しやすくするだけではなく、EXライフを消化されて破壊された場合でもリアニメイトで再度展開するという構図も作れる。 一方でロマノグリラ側も能力でもバルクライ王を踏み倒すことが可能なので、互いにフォローし合える関係と言える。 関連カード 零獄王秘伝 ZERO×STRIKE VR 光/闇/自然文明 (4) 呪文 アタック・チャンス:光と闇と自然を持つディスペクター(自分の光と闇と自然を持つディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) 次のうちいずれか1つを選ぶ。 ►自分の山札の上から、1枚目をシールド化し、次の1枚をマナゾーンに置き、さらにもう1枚を墓地に置く。 ►自分のディスタスまたはディスペクターを1体選ぶ。それと同じ名前を持つクリーチャーを好きな数、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。 背景ストーリーにおけるロマノグリラの必殺技。アタック・チャンスも接続派閥の一部ディスペクターが該当する条件になっている。 名称的に考えると《魔弾ロマノフ・ストライク》と《無情秘伝 LOVE×HATE》が元ネタとして組み合わさったディスペクター的呪文でもある。 マナや墓地肥やしをブーストするのでロマノグリラの踏み倒しと組み合わせて使うことが想定されているとも思われる。上手くいけばロマノグリラの複数展開も可能である。 ……なのだが、ロマノグリラ自身の能力で他のロマノグリラも踏み倒せるため、無くても割とデッキは回ったりする。 寧ろ併用にこだわらず、ディスペクター主体のコントロールデッキに突っ込んだ方が活きるかもしれない。 邪眼皇ロマノフI世 SR 闇文明 (7) クリーチャー:ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 8000 このクリーチャー出た時、自分の山札を見る。その中から闇のカードを1枚選び、自分の墓地に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。 このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある闇のコストが6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。 W・ブレイカー 「無情」の極 シャングリラ VIC 無色 (11) 進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000 超無限進化・Ω:ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。 メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。 T・ブレイカー このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。 エターナル・Ω ロマノグリラの元ネタになったカード。シャングリラは無色ではあるが、ガーディアンはネクラカラーもとい接続カラーに通じている種族となる。 山札からの墓地肥やしや踏み倒しはロマノフを参考に、攻撃禁止はシャングリラを参考にしたと考えられる。エターナル・Ω自体もEXライフと通じる部分があるかもしれない。 ただし、ロマノフの踏み倒しは呪文専門なのでクリーチャー踏み倒しと化しているロマノグリラは元ネタの意に反するディスペクトと言えるかもしれない。 極世接続 G.O.D.Z.A. SR 光/闇/自然文明 (9) クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/ゴッド 10500 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) ブロッカー W・ブレイカー このクリーチャーがタップした時、コスト6以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。 《極まる侵略 G.O.D.》《超絶神ゼン》《究極神アク》を元ネタにした接続のディスペクター。 背景ストーリーでは何故かロマノグリラの踏み台にされるという哀れな扱いを受ける。一説によるとゼン&アクが《創造神サガ》や《破壊神サガ》の能力でリンクが解除されて「真っ二つに割れる」構図のネタではないかとも…。 一見唐突な展開に見えるのだが、《「無情」の極 シャングリラ》と《邪眼皇ロマノフI世》で「極世接続」という冠詞になる伏線が張られていた。 背景ストーリー 劇中の活躍 王来篇背景ストーリーにおいて、邪眼財閥のトップである「煉獄王」《邪眼皇ロマノフI世》と「矛盾に満ちたゼロの心(zero s heart infused with contradiction)」《「無情」の極 シャングリラ》の肉体が悪用されて融合した、「強欲と無欲が支配の鉄鋲で留められた存在」「高貴なる矛盾」と評されるディスペクター。 ロマノフI世に関しては「超獣王来烈伝」に王の一人として記載されている。 モモキングが《禁断竜王 Vol-Val-8》と戦っている頃、レクスターズ軍は《極世接続 G.O.D.Z.A.》と交戦していた。 普通に強敵だった巨大ディスペクターのG.O.D.Z.A.だったが、突如としてその身体が割れてその中から「零獄接続王」であるロマノグリラ0世が降臨したのだ! G.O.D.Z.A.という存在は器に過ぎなかったのだ。いつの間にか中にいたけれどついさっきまで本拠地に他の王といませんでしたっけ? 降臨したロマノグリラは魔弾をレクスターズに打ち込み、彼らの闘争本能を刺激させて同士討ちを始めさせる。 これは仲間割れを誘発させる精神操作的な攻撃かと思いきや、同士討ちを始めたレクスターズの身体はゆっくりと作り変えられてしまっていた。それでも彼らは戦いの手を止められない。 ロマノグリラの能力は、平和を望む者に戦いを強制することで心の矛盾を生み出し、やがてはゼニス化させてしまうという所謂「シャングリラを量産する」的な能力だった。 ゼニス化が止まらないレクスターズだったが、そこにガイアハザードや鬼札覇王連合のキングマスター(*1)が現れる。 ロマノグリラは加勢した彼らの同士討ちを試みるが、「戦いとは相互理解である」と認識していた彼らの精神には通用しなかった。 ガイアハザードは双極篇の最終決戦にて、鬼札覇王連合のキングマスターはチーム勢力との戦いでその結論に辿り着いていた。 ガイアハザードと鬼札覇王連合のキングマスターの存在によって戦いによる相互理解というヒントを得たレクスターズは同士討ちから解放。 解放された直後にロマノグリラに一斉攻撃を行ったが、この攻撃も相互理解の表れと言えた。 レクスターズの一斉攻撃を受けたロマノグリラは、「戦いながらも相互理解を試みる者の存在」という矛盾に耐え切れず自壊した。 合成元だった「煉獄王」ロマノフI世の魂は超獣王来烈伝へと還っていった。残る王の魂は、あと3つ。 戦闘を終えてロマノグリラが植え付けた心の矛盾を乗り越えたレクスターズは、魂の絆に目覚めることに成功したのだった。 備考 前回暴れていた混成の王《禁時混成王 ドキンダンテXXII》と比べると暴れっぷりの内容がショボいという感想も見られる。 これはディスペクターの王の一人でありながらもモモキングに絡むことなく撃破されたことも一因だろう。 しかし、冷静に考えれば相手をゼニスにするという能力は背景ストーリー上でも史上トップレベルにヤバい力である。 さらに「矛盾に耐えきれず自壊した」というのは、裏を返せば「概念バトルに持ち込まなくては倒せなかった」とも解釈できる(*2)。 そんな能力ですらも大したことがないと感じさせるレベルにインフレしているドキンダンテがちょっとおかしい。 よく思い出してみれば「ちょっと強い敵」くらいだった《聖魔連結王 ドルファディロム》を考えるならば、ロマノグリラのスペックに別におかしな点はないだろう。 開発主任Kは自身のTwitterにて「(ドキンダンテと比較して)もうちょいメンタルを攻めてくるやらしい相手」「王来篇じゃなかったらラスボス」と評している。 そして、混成王よりもスケールが落ちたと言われるロマノグリラですらも、背景ストーリーでもレアリティでも散々な目に合った勝災電融王に比べればかなりマシだと言える。 元ネタの関係性 同時期の世界で生きていた可能性は考えられるが、ロマノフとシャングリラの両者にこれといった縁はない。 財閥の経営者として自身の派閥の繁栄や戦乱の拡大を望んだ「強欲」、世界平和への願いとその達成のための暴力という矛盾で狂った「無欲」と真逆の者が組み合わされている。 一見すると単に正反対な者同士が強制合体させられたディスペクトだが、こじつけを考えれば共通点が見当たらなくもない。 《邪眼教皇ロマノフII世》のフレーバーテキストでは「邪眼の一族は争いを求める」と解説されており、ロマノフの台詞からもそれが垣間見える。 しかし、ロマノフは世界の破滅を企んだオリジン軍の総大将である起源神を倒すために敵視していたNEXと合体して《超神羅ロマノフカイザー・NEX》として世界平和のために戦った。 ところが自爆によるオリジナル・ハートの破壊後、怨念と化したロマノフの魂はZ軍に利用されて復活し、世界を救ってから反転して今度は世界を残虐なZの支配下に導こうとした。 それから先の未来では、ハンター化した《暗黒GUY・ゼロ・ロマノフ》やゴッド・ノヴァ化した《邪眼右神ニューオーダー》が登場するが、その度に宿敵の紫電も同じ種族と化しているし、ついにはリンクする関係になっている。 つまり、ロマノフI世という存在は振り返ると行動が矛盾している様子を見せているのだ。 世界の平和と世界の破壊のどちらの行為にも加担し、サムライと敵対するナイトでありながらも紫電とは仲良くしよう(させられよう)とするのである。 これは正に矛盾の象徴であるシャングリラと矛盾同士の合体であり、両者共に「世界の平和を願ったはずが世界を滅ぼそうとする」という点で共通しているのだ。 多分ドラゴン・オーブはそこまで考えていない 能力に目を向けると、墓地からクリーチャーを踏み倒す点は往年のデッキタイプ【ロマノフサイン】を、攻撃制限能力はシャングリラ本人を彷彿とさせる。 しかし《インフェルノ・サイン》、《煉獄と魔弾の印》といったリアニメイト呪文を介するロマノフサインと異なり己の能力だけでリアニメイトできる事、争いを無くしたい故に攻撃そのものを制限するシャングリラに対し自身のみが争いから遠ざかる事から、こちらも高度なディスペクト(とカードパワーの向上)を感じさせるものとなっている(*3)。 イラスト シャングリラの人型部分は消滅し、残された竜頭状の下半身にロマノフが座っているという構図になっている。 よく見るとシャングリラの人型部分の頭髪がロマノフに頭部に移植されており、それがシャングリラの人型部分の辛うじての名残と言える。 ロマノフI世は髪の毛が見えないため、植毛したとネタにされることも。ドラゴン・オーブはハゲの救世主だった…? 尚、イラストを良く見たらわかるがロマノフI世は頭部が白骨化しているのではなく髑髏型の兜を被っているのでその下がどうなっているのかは今まで明らかになっていないため本当にハゲているのかどうかは不明である(因みにII世の髪に見える部分も良く見たら兜の飾りである事がわかる)。 足を組んだ姿勢などからディスペクターにしては割と自由に見えるロマノフ部分だが、腰部分などをよく見るとしっかりと接合されている。 しかもナイトの象徴である魔銃はシャングリラ風の装飾が施されており、解釈次第では騎士を侮辱しているとも考えられる。 20thレアのイラストでは後ろに絵画が飾られているが、実はその絵は通常版のイラストのロマノグリラであることが分かる。 余談 名前の「0世」だが、当然こんな呼び方や区分は成立しない「矛盾」した表現である。シャングリラがゼロ文明であることと組み合わせたネーミングだと考えられる。また、「0世」は邪眼財閥及びロマノフ一族の正当な流れを汲む者ではなく、本来は世界に存在してはならないロマノフ一族であることも表しているのかもしれない。 背景ストーリーでは矛盾に耐え切れずに自壊するオチを迎えたが、ロマノグリラは矛盾を抱えて成立できるゼニスの種族が消えているので実は矛盾に対する耐性がなかったのではないかという考察もある。 必殺技のZERO×STRIKEだが、実は背景ストーリー上で当人は撃ってなかったりする。のちに《Volzeos-Balamord》が他の王の秘伝とともに纏めて繰り出したが、少々不遇である。 高貴なる編集。 追記欲と修正欲が支配の鉄鋲で留められた存在。 それこそが、追正接続王。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一応ロマノフはハンターになっててその後ゴッドノヴァになってるのを考えるとハンターの姿でシャングリラと対峙していた可能性は無きにしも非ずだが…更に言えばロマノフと紫電が仲がいいように見えるのもまた戦国武闘会で長きに渡りしのぎを削った者同士の「戦うことによる相互理解」な訳でそういう意味では紫電とロマノフも魂の絆(ソウルメイト)なのかもしれない -- 名無しさん (2021-10-02 01 38 45) 「極世接続 G.O.D.Z.A.」という名前、GOD&ゼンアク要素だけじゃなく「無情の『極』シャングリラと「ロマノフ一『世』」の名前も入ってたんだな -- 名無しさん (2021-10-02 02 48 14) "王"はロマノフの方なのに、効果も背景ストーリーもやたらシャングリラ要素が強い -- 名無しさん (2021-10-02 04 11 45) パンにただカレーねじ込んでもカレーパンにならない的なやつ -- 名無しさん (2021-10-02 06 06 53) あのぶっとんだ設定のドキンダンテの後だとイマイチパッとしない -- 名無しさん (2021-10-02 07 59 00) デュエマどころかあらゆる作品見てもぶっ飛んでるドキンダンテと比べるのが間違い。序盤の敵なのにあれだからな -- 名無しさん (2021-10-02 08 20 47) 1面ボスのドルファディロムよりは強いからなあ ドキンダンテがそのへんのラスボスを3周くらい上回るから仕方ない -- 名無しさん (2021-10-02 17 13 24) 背景ストーリーでの扱いもパッとしなければ実際のカード性能もパッとしない奴。カード性能はまだまだ研究段階だから今後に期待できるけど。 -- 名無しさん (2021-10-02 17 34 27) 自身を増殖できるっていう点では合体元の両者をリスペクトしてたりするのが面白い。 -- 名無しさん (2021-10-02 19 44 51) ロマノグリラ0世の魔弾の力が「敵の精神にシャングリラ誕生の経緯を再現させることにより、シャングリラと同様の思想とゼニスの力を持つ者へと変貌させる」だったら最終的には「強制的にゼニスの力を与えられた者達が、シャングリラの『全てをゼロに帰す』思想に従いゼニスの力を振るい同士討ちどころか超獣世界の全生命抹殺を始めてしまう」とガチでシャレにならない事態が起こるところだったんだよなあ……。最悪「ゼニスはあらゆる超獣達の望みから生まれた存在である以上、超獣達がいる限り滅ぼすことはできない」特徴まで再現されてた疑いも…… -- 名無しさん (2021-10-02 22 38 55) ツイッターでロマノフのキン○マがシャングリラになってる説を見て盛大に草が生えた -- 名無しさん (2021-10-03 00 48 11) 各王国のキングマスター、ガイアハザード、そして背景ストーリーで無双しまくってたゲンムエンペラーの全員で戦ってようやく勝てたレベルだから弱い訳ではないと言いたい…ドキンダンテがおかしすぎるだけなんや… -- 名無しさん (2021-10-03 20 57 52) ↑9そういえばこれまでに倒されたディスペクターの王も、王でない側の能力がメインっぽい感じだったね。ドルファディロムは制圧よりも破壊メインの攻撃的な性能だし、ドキンダンテは禁断の力で奇跡の権能をブーストしてるっぽいし -- 名無しさん (2021-10-05 11 42 50) 横並びするのは強いのは当然だが小型並べすぎるとボルバル8の餌食になるのが絶妙なバランス。そりゃ扱いパッとしませんわな。 -- 名無しさん (2021-10-31 19 43 30) ゼロストがミカドレオの登場で意味が出てくるもよう。1ターンに同名2体以上出してATで増殖させれば4体以上はすぐ並ぶ。 -- 名無しさん (2021-11-15 20 51 10) アニメだと上のロマノフ普通に乗り物から降りれてたし、いよいよ接続要素が植毛だけしか分からなくなってしまった -- 名無しさん (2021-12-08 22 28 30) ↑7 それこそがディスペクターひいてはドラゴンオーブの狙いだからね。今ある世界を壊すって意味では。まぁその発端は十中八九オリジンが余計なことした所為だが -- 名無しさん (2021-12-08 22 36 43) 名前 コメント
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登録日:2021/04/24 Sat 01 08 11 更新日:2024/04/15 Mon 10 59 16NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 DM DM版クォーツァー DM版彼岸島 DM種族項目 EXライフ お前たちの超獣世界って醜くないか? アナザーライダー←とは少し違う アブザンカラー ガットルズ キメラ キング・ロマノフ被害者の会 クォーツァー コメント欄ログ化項目 ジェスカイカラー ジェンドル スゥルタイカラー ティムールカラー ディスペクター ディスペクト デュエマ デュエル・マスターズ ヒトツ鬼 マルドゥカラー 冒涜 勝負に勝って試合に負けた 原作レイプ 合体 合成 尊厳破壊 接続 敵種族 文明シャッフル 歴史改変 混成 特殊種族 王来大戦 王来篇 縫合 超獣王来烈伝 超生命力 軽蔑 連結 過去改変 邪鬼王来烈伝 電融 魔縛 龍魂珠被害者の会 超獣世界の歴史を破壊するために襲来した異形の存在「ディスペクター」。 その正体は、超獣世界の歴史を作ってきた数多のクリーチャーたちが無理やり合体させられた姿なのである! ディスペクターとは、TCG「デュエル・マスターズ」に登場する種族の一つ。 ●目次 概要 EX(エクスト)ライフ 背景ストーリー王来MAX 不敬なり!真邪眼騎士団 所属勢力連結 電融 接続 混成 縫合 魔縛 主なカード 余談 概要 DMSD-18「キングマスタースタートデッキ ジェンドルのディスペクター」から登場。王来篇のメイン種族の一つとしてフィーチャーされる。 種族名の元ネタは「軽蔑する」を意味するディスペクト(despect)と「恐ろしい幽霊」を意味するスペクター(specter)を合体させたと見られる。 後述するカードデザインや背景ストーリーを考えると、これ以上ない適切なネーミングセンスだろう。 所属クリーチャーは、勝舞編および勝太編で登場したクリーチャー複数体を合体させたような姿を持つ。 DMではこれまでにも既存クリーチャーの合体的存在のカードは存在したが、それらと比べるとキマイラを連想させるグロテスクな姿で不快感を煽るデザインである。 組み合わせのパターンや所属文明ごとに5つの勢力に分かれ、それぞれの派閥を束ねる「王」たるクリーチャーが存在する。 命名ルールは「元になったクリーチャーの種族などを連想させる文字+ディスペクター内における所属派閥ごとの冠詞+元になったクリーチャーの名前を弄った名前」という構成。 例外的に各派閥のトップのみは所属派閥ごとの冠詞に「王」が付け加えられる。 所属クリーチャーは後述する「EXライフ」という固有の能力を持ち、基本的には大型クリーチャーが多い。 多色クリーチャーも数多く存在する一方で単色クリーチャーも存在しているが、単色ではこれまでの歴史を覆す文明シャッフルが行われているクリーチャーも存在する点も大きな特徴。火文明のリキッド・ピープルなどがいる。 一応は既存クリーチャーのオマージュ種族なのだが、元になったクリーチャーの能力を再現しているクリーチャーもあれば全く無視しているクリーチャーもいたりと一貫していない。 合体するクリーチャーに関しても、背景ストーリー上で設定的に縁も所縁もないクリーチャー同士のコンビが目立つ。 ちゃんと因縁のあるライバル同士が合体する正統派的コンビの例もあるにはあるが、全体から見るとレアなケース。 所属文明もどのようにして決まっているのかも不明慮で、元ネタの文明を全て吸収して多色になっている者もいれば、元ネタの片方のみの要素を強く吸収して単色になっている者もいる。場合によっては逆に元ネタのどちらにも由縁のない文明がおまけされたケースも。 一応元ネタの種族だけはちゃんと持ち越されているようにも思えるが、一部の種族は省かれることも多い。省かれる種族の基準は不明だが、背景ストーリー上で後天的に獲得した設定と見られる特殊種族は取り込まれない傾向にある(ディスペクター自体が特殊種族と言う事情もあるのだろうが)。 しかし、《四真混成 ワーグレンツォ》の様に後天的な特殊種族を持ち越しているのもいれば、何故か元ネタと違う種族に設定されている《尖骨縫合 アレグスカル》などの例もあり、正直どのような基準で所持種族数を定めているのは不明。 元ネタの再現度が一定していないという点ではドラゴンギルドに近いかもしれない。またそもそもが今までのクリーチャーを冒涜する為の存在であることを考えるとらしいと言えばらしい。 但しまったく節操無く能力が決められているわけでもなく、各勢力ごとに後述する能力の傾向が存在する(*1)他、キングマスターカードは元となったクリーチャーを強く彷彿させる特性を持つ。 サポート種族としてディスタスが存在し、あちらも過去の既存クリーチャーを元ネタにした種族で専用のサポート能力でディスペクターを援護する。 この関係性は過去の例で言うならば、エピソード2のアンノウンとアンノイズの関係性に近い。 後述通り背景ストーリーでは敗北したが、現実では新規スター進化レクスターズが《ボルシャック・モモキング・クロスNEX》しかいない一方で、デュエキングMAX2023で強くフィーチャーされるなど優遇されており、試合に負けて勝負に勝ったと言える。 EX(エクスト)ライフ ディスペクターが所持する固有のキーワード能力。 ディスペクターを場に出す際に山札の上から1枚だけのシールド追加を行い、ディスペクターが場を離れる際にその追加されたシールドが置換効果で焼却されることでディスペクターへの除去が回避される。 ちなみに、EXライフで追加されたシールドは「EXライフ」シールドという専用の名前を持つ。 この能力をもつクリーチャーはマナシンボルの下に矢印のような模様があり、この下に追加されたシールドを持ってくることで「EXライフシールド」とそれ以外のシールドを視覚的に区別しやすくすることが出来る。(勿論ちゃんと覚えていられるならどのようにおいても問題ない) EXライフの所持クリーチャーは通常のクリーチャーよりも場への持久力が高いため、「場に出たけど何もしないで除去された退場した」という可能性を減らせる。 単純に考えるとシンプルなシールド追加効果でもあるため、シールドが減りやすい終盤の状況でのシールド回復や対ビートダウンデッキに対する時間稼ぎとしても有効に使える。 なお、今まで「山札からのシールド追加」は光文明の特徴ともいえる効果だったが、EXライフは光文明を含まない単色のディスペクターでも所持しているため、これまで攻め一辺倒だった火文明や自然文明も「シールド追加による延命手段」を手に入れることとなった。 欠点としてはEXライフシールド自体は特にこれと言った付属効果はない単なるシールドでしかないので、ブレイクされてしまえばディスペクターの耐久性は失われる。 さらに置換効果は強制であることを利用して、「マッハファイターなどでディスペクター本体を除去することで安全にシールドを処理する」というプレイングも出来る。 しかし一部のディスペクターはこの「EXライフシールド」が離れたときに誘発する能力を持つものもいるため、相手にするときはその辺も注意するべきである。 置換効果はディスペクター自身が持つテキストにより発生するものなので、ドラグハート・ウェポンやクロスギアのように進化しても持ち越すことは出来ない。これを逆に利用して、ディスペクターから進化する事でそのEXライフシールドを普通のシールドに戻すというテクニックも可能。 また、シールド追加に対してメタ効果を持つカードを使われてしまう可能性がある点も注意。 注意事項として、この能力は「シールド・フォース」や「G・リンク」のように「バトルゾーンに出るときに誘発する」能力である。 そのため《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》のような「バトルゾーンに出た時に誘発する能力(cip)」を無効化する能力の影響は受けないし、《Dの機関 オール・フォー・ワン》のDスイッチを使ってもEXライフシールドを2つにすることは出来ない。 上位能力としてシールドを一度に2枚展開できる「エクストラEXライフ」も存在する。 背景ストーリー 十王大戦の末に鬼札覇王連合が壊滅、主要国家だった鬼札王国が新章世界(十王世界)から龍頭星雲へと逃亡した直後に入れ替わるように出現した謎の勢力。 新章世界の「世界をつなぐ柱」にて「王来空間」と『超獣王来烈伝』が発見されると同時に各文明で破壊活動を開始した。 その行動意図は超獣世界の歴史を破壊することを目的とした、所謂歴史改変を目論む時間犯罪者的な存在。 超獣世界の歴史でも圧倒的な強者が合体した存在が敵勢力と言う状況から、「歴代最強最大最悪の敵」と評されている。 物語開始時点で『超獣王来烈伝』に「王」として記録されたクリーチャー12体の内の11体はディスペクターの支配下に置かれた。 《電脳聖者タージマル》などの過去の一部クリーチャーはディスペクターに「歴史への冒涜」として憤慨し、レクスターズに加勢してディスペクターと敵対している。 構成クリーチャー群はかつての超獣世界の英雄が無理矢理合体させられた存在であり、合体させられた者の魂と共鳴せずに肉体のみを悪用している。 これはディスペクターと敵対するレクスターズの英雄の魂と共鳴して力を鎧とする性質とは真逆の手法と言える。 しかし、実際はディスペクターの肉体には英雄の魂がちゃんと入っており、意思なき身体に魂が幽閉されているという現状であることが判明した。魂を解放するには身体を破壊するしかない模様。 また、「2体のクリーチャーが合体している」という性質から「命を2つ」所持している事で、一度死んだような動作をしても再度立ち上がることが可能。ゲーム中では上述の「EXライフ」として再現されている。 その性質上、ディスペクターは何者かによって無理やり生み出された存在である可能性が高く、それは王である5体のクリーチャーも変わらない。 《滅将連結 パギャラダイダ》のフレーバーテキストにおいても、ディスペクターを操っている存在が示唆されており、「禁断龍vs禁断竜」のフレーバーテキストにて「ドラゴン・オーブ」なる種族によって生み出されたことが判明した。 《ボルシャック・ドラゴン》は、ディスペクターの黒幕について「いびつな過去を抹消し、綺麗な未来に作り変える傲慢な思想」を持っているのではないかと推測しており、実際にドラゴン・オーブはエネルギーを集めて新世界の創造を目論んでいた。 デュエチューブの解説によると、ディスペクターはドラゴン・オーブがDMユーザーの存在している現実世界の「DMカードとしての記憶」や「クリーチャーの歴史」にアクセスして生み出していたとされている。 ディスペクターが出現した王来篇の世界観は超天篇終盤に世界線の分岐が起こった新章のパラレルワールドであり、DMがカードとして発売されている現実世界の影響を強く受ける世界となっている。 つまり、十王世界では過去の超獣の力を利用することは難しいことではなく、ドラゴン・オーブはこの世界観の性質を悪用してディスペクターを生むことに成功していた。 違う出身世界のクリーチャーが合成されていたり、ディスペクターから逃れたボルシャックと同一人物のクリーチャーが合成素材となった《勝嵐電融 トルネビウス》が存在していたのは、「別々のカード」として解釈されることで設定を無視できたためである。 王来MAX モモキング達が住む世界「龍の王の歴史」と同様に、龍頭星雲の彼方にあるジャオウガの世界「鬼の王の歴史」にもディスペクターが出現していた事が語られている。 実は「龍の王の歴史」でディスペクターとして12の王と合成させられていたクリーチャー達こそが「鬼の王の歴史」における12の王だったようで、こちらの世界ではドルファディロムを倒すとアルファディオスではなくドルバロムが、ドキンダンテXXIIを倒すとドキンダムではなくミラダンテが魂を解放されてきたらしい。 「鬼の王の歴史」の『超獣王来烈伝』に相当する『邪鬼王来烈伝』では、これらの王についてそれぞれ「悪魔王」「魔刻王」「聖龍王」「奇跡王」「起源王」「天災王」「禁断王」「邪悪王」「暗黒王」「陽炎王」「零源王」「創世王」として刻まれている。 同時にボルシャックは創世神と魔合成させられる予定だった事が明かされた。 また、龍魂珠に変わって鬼魂珠(ラウドラ・タン・ゲンド)と呼ばれる存在がディスペクターの黒幕だったようで、どのような過程を経たかは不明だがこちらの歴史でもヴォルゼオス・バラモルドを完成させている。 しかし12の王の魂を取り込んだジャオウガには敵わず、身体の中心にある鬼魂珠に槍を突き立てられる形で敗北した。 この際、ジャオウガが放つあまりのパワーによって龍頭星雲を越えてこちら側とあちら側とが接続されてしまい、「龍の王の歴史」における同一存在である龍魂珠を通してモモキングが倒したヴォルゼオス・バラモルドから槍が突き出したように見えたのだった。 王来大戦後にディスペクターは全滅したが、唯一最初に生み出されたディスペクターの《アイアンラビットンボ》は生き延びることになった。 第一号のディスペクターでありながらも始まりのディスペクターの肩書は別のディスペクターに奪われているが、アイアンラビットンボは恐らく素材に過去の歴史のクリーチャーが使われていないが故にカウントされなかったと思われる。生き残れた理由もそれが原因かもしれない。 不敬なり!真邪眼騎士団 王来大戦後に煉獄へと送られていた龍魂珠の力を《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》が掌握し、自分自身をディスペクターにする形で《煉獄大帝 キング・ロマノフ》として煉獄より復活を果たした。 キング・ロマノフはディスペクターに邪眼の力を組み合わせた新たな合成方法「魔縛」を開発しており、自身を初めとして《邪眼皇ロマノフI世》や《邪眼教皇ロマノフII世》といった歴代のロマノフ達も魔縛でディスペクターにしている。 他にも、五人の邪眼の騎士がディスペクターとして復活させられたようだが…? 所属勢力 いわゆる「楔3色」の組み合わせからなる。《アイアンラビットンボ》のみは例外的にこれらの勢力に属していない。 連結 光/闇/火からなる勢力。 クリーチャーをジッパーで繋げた風貌。 "正義"と"不義"を相食んで連結(アンビバレンツリンク)させた"破壊の創造主"「聖魔連結王」が率いる。 特徴はEXライフシールドが離れた時に発動する能力を中心としたシールドに関係した能力を持つ事。 その効果も盤面に干渉する物が目立つ。 電融 水/火/自然からなる勢力。 電磁力によってクリーチャーを引き合わせている。 "豪放"と"俊英"を我欲の電磁(グリードソレノイド)によって引き合わせた"文武の極致"「勝災電融王」が頂点に立つ……ハズだったのだが……? スピードアタッカー・マッハファイター・ジャストダイバーのいずれかあるいは複数を持つカードが多い(*2)が、能力デザインの方向性としては他勢力と比較して幾分シンプル、というより傾向らしい傾向がない。 一方で合成元に目を向けると、殿堂・プレミアム殿堂カードが多いという特徴がある。 接続 光/闇/自然からなる勢力。 2体のクリーチャーがビス止めされている。 "強欲"と"無欲"を支配の鉄鋲(ドミニオンスパイク)で留めた"高貴なる矛盾"「零獄接続王」が統べる。 クリーチャーを踏み倒す能力を有する傾向にあり、展開力に優れる。 特にディスタスとの連携を最も得意とする派閥であり、能力のトリガーや踏み倒し対象にディスタスを指定したカードも多い。 混成 光/水/火からなる勢力。 クリーチャー同士の接合部分がモザイク状になっている。 "運命"と"奇跡"を同位体へと収斂(デュアルスタック)し混ぜあわせた"禁忌の革命"「禁時混成王」が君臨する。 呪文に関連する能力持ちが多く見られる。 縫合 水/闇/自然からなる勢力。 クリーチャーを縫い合わすか包帯を巻きつけて合成している。 "邪悪"と"神性"を悪意の糸で縫合(マリススティッチ)した"根源のエゴイズム"「邪帝縫合王」が束ねていたが……。 山札絡みの能力を豊富にそろえる。 そのパターンもオーソドックスなドローや墓地肥やしから山札総数を参照する敗北回避能力といった変わり種と様々。 魔縛 「不敬なり!真邪眼騎士団」から登場した特殊な勢力。 邪眼所属のナイトをベースに他のクリーチャーが魔法陣で繋ぎ止められている。 "邪神"が"龍珠"を魔弾にして取り込み(マッド・ゲンド・チェスター)支配した"邪眼の始祖"「煉獄大帝」が統一する。 能力については特に統一性がなく、文明もDM23-BD5時点では接続と同じ光/闇/自然からなっている。 主なカード 聖魔連結王 バロディアス KGM 光/闇/火文明 (8) クリーチャー:ディスペクター/デーモン・コマンド/エンジェル・コマンド 13000 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) T・ブレイカー 多色ではない呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選ばれない。 このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のクリーチャーを1体破壊する。 あの《聖霊王アルカディアス》と《悪魔神バロム》が合体した「連結」のディスペクター。 似たようなコンセプト自体は《悪魔神王バルカディアス》という前例があるが、あちらと比べると見た目も無理矢理で火文明が入っているなど「汚い合体」感が強い。 多分見た目的に某特撮作品の怪人を思い出した人もいるのではないだろうか? スペックは単色呪文に対するアンタッチャブル効果と「EXライフ」シールドを利用した除去能力を持っている大型クリーチャー。 EXライフとアンタッチャブル効果が合わさって場持ちに関しての性能は高く、スタートデッキのカードとしてはかなり高いスペック。 上位版に《聖魔連結王 ドルファディロム》がいる。 浄黒接続 ウルガーン UC 光文明 (6) クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6500 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) 自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 エンジェル・コマンドであると同時に光デーモン・コマンドでもある「接続」のディスペクター。元ネタは《浄化の精霊ウルス》と《暗黒の騎士ザガーン》。 性能や文明やイラスト的にはウルスの要素が強く、実質的にザガーン様はつまらないくらい一方的にウルスに吸収合体されたと言える。いやまあザガーンは準バニラだから再現のしようなんかないけどさ…。 スペックはEXライフが付いたウルスという感じで、ウルスの持ち味であるターン終了時のアンタップが可能。 EXライフとアンタップによって攻撃に対する耐久性は多少強いが、インフレの進みまくった環境的に見ると残念ながら力不足。 龍風混成 ザーディクリカ SR 光/水/火文明 (7) クリーチャー:ディスペクター/クリスタル・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド/メルト・ウォリアー 6000 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) W・ブレイカー このクリーチャーが出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。 自分のターンの終わりに、そのターン自分が呪文を唱えていれば、相手のパワー5500以下のクリーチャーを1体破壊し、その後、カードを1枚引いてもよい。 3色の文明に加えて計4つの種族を抱える「混成」のディスペクター。元ネタは《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と《血風聖霊ザーディア》。 EXライフに加えてスペルサイクリカを連想させる呪文踏み倒しを持ち、更に呪文を唱えればターン終了時にザーディアを連想させる火力除去と軽めのドローを行う。 言うまでもなく呪文踏み倒しは強力であり、優秀な種族構成や文明色によってサポートになる相性の良いカードも多い。 EXライフによって除去耐性があるため、火力&ドロー効果も発動しやすいという部分も評価点。 ディスペクターの例に漏れず、外見がグロい。しかし、王来MAXにて再録された際には、藤ちょこ先生によって、良い意味で別物と化していた。どういうことかはその目で確かめてほしい。 詳しくは個別項目を参照。 蟲偵電融 ゼノジェント R 自然文明 (6) クリーチャー:ディスペクター/ジャイアント・インセクト/リキッド・ピープル 7000 G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) ジャイアント・インセクト/リキッド・ピープルを抱える「電融」のディスペクター。地味に初の自然単色リキッド・ピープル。 元ネタは《ゼノ・マンティス》と《アクア・エージェント》だが、実は背景ストーリー上では所属文明を裏切った「売国奴」同士の合体である(後者はともかく前者は好きで裏切ったわけではなさそうな設定だが)。 G・ストライクやマッハファイターも抱えるなど、新章以降のキーワード能力を詰め込んだクリーチャー。 優秀な種族構成や多くのキーワード能力を持つことによる臨機応変さは目を引くものがあるが、重コストのマッハファイターとしては多少パワーに欠ける印象もあるか。 妖角縫合 グレルフィ UC 自然文明 (8) クリーチャー:ディスペクター/ホーン・ビースト/ダークロード 14000 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする) ホーン・ビースト/ダークロードを抱える「縫合」のディスペクター。元ネタは《咆哮するグレート・ホーン》と《妖姫シルフィ》。 イラスト的にも性能的にも全体的にはグレート・ホーンの要素が強く、パワーの数値は元ネタのパワーをそのまま足し算した数値。 EXライフ以外はこれと言った複雑なギミックを持たない準バニラ的クリーチャーだが、ホーン・ビーストやダークロードとしては最大級なので種族デッキへの投入は一考の余地がある。 初の自然単色ダークロードでもあるが、これが今後何かに活きることがあるのかどうかは未知数。一応《大邪眼バルクライ王》と組み合わせるなどの方法は考えられる。 龍魂珠が最初に生み出したディスペクター、アイアンラビットンボは、すべての可能性を持ったディスペクターであった。そして、全てのディスペクターが倒され龍魂珠も討たれた後も生き残った最後のディスペクターとなった。 アイアンラビットンボ R 自然文明 (5) クリーチャー:ディスペクター 5000 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) このクリーチャーは、すべての文明を持つ。 「デュエキングMAX 2022」で登場した、最初に産み出されたディスペクター。元々は漫画版のジェンドルが最初に産み出した釘とウサギとトンボの合成生物(=ディスペクターのプロトタイプ)であり、それが松本大先生の要望もあって逆輸入されたもの。 こうした特異な経緯のためにディスペクター以外の種族を持たず、生物としては異形だが悪趣味さは感じられない見た目となっている。 能力はディスペクター共通のEXライフを得てコマンドを失った《虹速 ザ・ヴェルデ》といった趣だが、ディスペクターであることによって3色のディスペクターを要求する《○○王秘伝》を始めとしたディスペクター用アタック・チャンス呪文全てを唱えられるということが強み。フレーバーテキストの通り、様々な可能性を秘めたクリーチャー。 余談 漫画及びアニメではジェンドルとガットルズが使用。ガットルズ五人のメンバーそれぞれに使用する勢力のカードが割り振られ(*3)、そして彼らの上に立つジェンドルが5大勢力の王を使うという構図になっている。 デュエルマスターズの特殊種族は背景ストーリーにおいてはそのクリーチャーのサブタイプ、ないし後天的に獲得した二次属性のような側面があり、その為かサムライや革命軍など既存の特殊種族は種族欄の末尾に記載されている。しかしディスペクターの場合、種族欄の末尾ではなく冒頭に記されるという特徴がある(一方のディスタスは末尾に記載される)。もしかしたら、彼らはそうであることそのものが本質と化しているのかもしれない……。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 最後の王に神帝が素材っぽい邪帝縫合王を残しているのはオリジンへの意趣返しのつもりだったり…? -- (名無しさん) 2021-11-20 17 40 13 ↑ それデッドマンと解体されて代わりに終末縫合王としてクリーチャー界の争いが生んだ化身であるゼニスのライオネルとくっつけられた辺り憎しみ丸出しな気がする -- (名無しさん) 2021-11-20 18 00 48 サナトス、エンペラーアクア、デビルディアボロスと背景ストーリーのラスボス素材ディスペクターのラッシュだな…シーザーさん(デスフェニ)とデッドマンもほぼ内定となるとシャーロクとイズモ素材のディスペクターも来るか? -- (名無しさん) 2021-12-06 22 30 45 肉体のみが悪用されるわけだし、パワーソースにもなってるデスフェニの魂を発揮できないシーザーさんのディスペクターはあんまり強くなさそう -- (名無しさん) 2021-12-07 21 41 05 ↑そうか!見様によっては赤を失った(デスフェニの魂が抜けた)から闇の使途シーザーとシデンギャラクシーのディスペクターと取ることも出来るのか! -- (名無しさん) 2021-12-08 22 31 48 連結、XXDDΖ 縫合、ブラック・ビッグバン 接続、ギャラクテスト・シデンシーザー となると名前的にエンペラー・アクターシャが混成でデッドマンとモルトが電融なんだろうなって -- (名無しさん) 2021-12-08 23 53 30 ↑更にエキスパンション名が冠詞になる流れからしてアクターシャは闘魂編だから「闘魂混成 エンペラー・アクターシャ」か?デッドマン モルトは「龍覇電融」辺り? -- (名無しさん) 2021-12-09 06 11 45 神帝を寝取られたシーザーさんがシデンギャラクシーとくっついてるなら、同じくライオネルを寝取られたデッドマンさんもう確実にモルトとくっついてるじゃん…… -- (名無しさん) 2021-12-09 13 02 08 ↑シーザーさんが寝取られたのはライオネルらしい(暗獅連結 グレイテスト・ネルザ)あと、神帝+デッドマンが邪帝縫合王 ザ=デッドルナとの事。(モモキング強くなってやべーやん→やっぱ作り直そ な模様) -- (名無しさん) 2021-12-09 19 46 31 元凶らしい龍魂珠って結局何者だったんだろうか。龍神シリーズのカードイラスト見るに五大龍神の魂が一体になったような存在と思われるけど、フレーバーテキスト読むと元の自分たちの身体だろうヴォルゼオスバラモルドに対して何処となく他人行儀だしわかんね -- (名無しさん) 2021-12-20 17 35 38 ↑目的自体が新世界の創造だが恐らく自分たち亡き後にオリジンによって文明が同じ場所に降ろされた結果酷い戦争が発生したのでそれを全て無かったことにして新しい世界を作ろうってことなんだと思うんだが… -- (名無しさん) 2021-12-20 19 08 26 元ネタをちゃんと意識して、そのうえで逆の効果を与えたり全く嚙み合わない効果を与えられたりしてるのを見ると「守破離」の観点ではむしろリスペクト精神の塊とも考えられる -- (名無しさん) 2021-12-27 10 23 18 邪帝縫合王にグレイテスト・ネルザのカード化…これは電融王の称号を剥奪される前のギュカウツマグルの登場来るか?! -- (名無しさん) 2022-01-01 13 29 48 後々のブラックボックスパックで登場と思ってたら予想以上に早かった -- (名無しさん) 2022-01-01 17 40 34 ギュカウツやデッドルナに対応する必殺技も来たりするんだろうか……? -- (名無しさん) 2022-01-01 17 59 30 ↑《勝災王秘伝ビッグアンサーカリバー》《邪帝王秘伝オリジナルアブシューム》とかそんなノリかね? -- (名無しさん) 2022-01-01 18 29 16 ↑4本編で収録されてるギュカウツはギリ電融王の称号を取られる前の姿なので厳しそう…… -- (名無しさん) 2022-01-07 04 59 06 龍魂珠は現実世界や漫画アニメで使われた「カード」の記憶からディスペクターを生み出していたと判明。思想や思考はクォーツァーなのにやり口はディード? -- (名無しさん) 2022-03-14 00 31 16 鬼の歴史にもディスペクターが現れた模様。結局龍魂珠のルーツも分からず終いだし、ディスペクターはそもそも悪意のある特定個人による犯行ではなく積み重なった歴史が膨大化した時にリセットをかける現象だったりするのかな…… -- (名無しさん) 2022-04-13 22 32 50 邪鬼王来烈伝関連のフレーバーからの類推するにボルシャック+創世神のディスペクターもあり得たのだろう。勢力は龍の歴史寄りなら光/水/火の混成、鬼の歴史寄りなら水/火/自然の電触だろうか? -- (名無しさん) 2022-04-17 19 26 34 鬼の歴史に現れた終末縫合王はシーザー+デッドマンのザ=キラーキーナリー…つまり余り物ディスペクターは神帝+NEXで神化電融(神帝の水+NEXの火)、ライオネル+鬼丸でEP接続(ライオネルに光と闇がある)辺りか? -- (名無しさん) 2022-05-06 08 18 36 ↑ 神帝を討ち取ったのはライジングNEXだから名前つけるなら《神化電融ルナライズ・NEX》ライオネル+鬼丸なら《E2接続ライオーガ》ってとこだろうか -- (名無しさん) 2022-05-10 22 40 38 もしかして鬼の歴史には終末縫合王ザ・シーザーマンが現れた可能性が微レ……? -- (名無しさん) 2022-06-02 00 32 29 ↑ だからシーザー×デッドマンでザ=キラー・キーナリーだと言ってるでしょ。シーザーの使用者であるザキラとデッドマンの使用者である寄成(きなり)ギョウの名前を合わせたネーミングなわけ -- (名無しさん) 2022-06-02 01 27 51 まさかジョー編最後の最後にボルシャックのディスペクターが見られるとは…始まりの者同士を合体させた始まりのディスペクターとか超獣王来烈伝の禁断文字をこういう形で回収してくるかと感心 -- (名無しさん) 2022-07-15 19 39 49 「始まりのディスペクター」って如何にも、って名前なんだけど龍の歴史には居ないんだよな…鬼の歴史におけるディスペクターかな?つまり神帝とライオネル素材のサイクル名ディスペクターも出る流れか…! -- (名無しさん) 2022-07-15 20 30 20 不敬合成王でワロタ ディスペクターという存在をこの上なく表せてる冠詞だな -- (名無しさん) 2023-01-18 15 21 56 こんなん見せられたら鬼の歴史の方の不敬合成王(組み合わせ的にシャングリラ・デッドマン・ミラダンテ・ドルバロム・ギュウジンマル?)も見たくなるな -- (名無しさん) 2023-01-21 15 28 26 MTGは「Extra Life」という募金を集める非営利団体に協力しているそうだ。限定商品を作り売上の半分を寄付するのだが、その商品の中に「小さな子供の絵を本物のカードにする」企画がある。 -- (名無しさん) 2023-04-04 20 40 05 鬼の歴史の余り物ディスペクターが「神化混成」と「E2連結」ってなってるって事は同じ混成のアクターシャと連結のXXDDZは鬼の方では出てこなかった感じ…?下手したら鬼の歴史のサイクルディスペクターは龍の歴史と全部違う…? -- (名無しさん) 2023-08-13 01 42 11 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2022/07/06 (水) 00 07 26 更新日:2023/08/13 Sun 17 19 44NEW! 所要時間:約 22 分で読めます ▽タグ一覧 20周年記念 DM DMRP-21 DMRP-22 S-MAX進化 ※日曜朝8時30分です。 アニメは鬱展開 オールスター キングマスターカード ジャオウガ ジョー編最終章にして、切札家の物語の最終章 タマシード デュエル・マスターズ デュエル・マスターズのシリーズ ビターエンド レクスターズ 切札! マスターCRYMAX!! 完結編 王来MAX 真の20周年 虹の柱 邪鬼王来烈伝 鬼 鬼の王の歴史 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! 鬼レクスターズ 龍VS鬼 PREV:王来篇(王来) NEXT:ゴッド・オブ・アビス(GoA) 鬼の王と龍の王。 最高にMAXな王を決める戦いが始まる。 王来MAXとは、TCG「デュエル・マスターズ」21番目のシリーズ。シンボルは「王来MAX」。 エキスパンション 概要 評価カードの収録数減少 レアリティ関係無双竜機ボルバルザーク20thSPレア キャンペーン デュエマであそぼう!2022 神アート デュエル・マスターズ超全集 20thパーフェクトBOX 殿堂解除選手権 総括 背景ストーリー用語 勢力別の動きジョーカーズ 火文明 光文明 自然文明 闇文明 水文明 デモニオ デュエル・マスターズ新章 完 エキスパンション DMRP-21「王来MAX 第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX(スターマックス)!!」 DMRP-22「王来MAX 最終弾 切札! マスターCRYMAX(クライマックス)!!」 次シリーズでメディアミックスの主人公交代を行うことになり、9月からの新作を開始するという都合から基本パック2種でシリーズが完結する。 2パックで終了という流れは基本パック3つで終了した革命ファイナルの記録を塗り替えてシリーズ最短終了記録を更新した。 なお、かつての革命ファイナルも切札ジョーの前主人公となる切札勝太編の完結編となっており、主人公の完結編の基本パック数が減る流れが続いている。 概要 切札ジョーが主人公を務めるシリーズとしては6作目かつ最終シリーズ。そして、永らく続いた切札家の最後の物語である。読み方はシンプルに「おうらいまっくす」。 双極篇から続いていた「篇」の採用が終了した。 王来篇では通常エキスパンションのタイトルは覚醒編までのネーミングスタイルになっていたが、本シリーズでは新章以降のネーミングセンスに戻っている。 対応アニメシリーズは『デュエル・マスターズ キングMAX』 前シリーズは20周年記念シリーズとして展開されていたが、本シリーズも引き続いて20周年記念シリーズで「真の20周年」と宣伝されている。 実際にDMの20周年は2022年5月となっているため、「真の20周年」という宣伝文句には何ら間違いはない。 新章までの主要種族と十王篇で登場したデモニオが主要種族となっている。 本作のメインとなる特殊種族は前シリーズから引き続いてレクスターズが続投しているが、デモニオ版のレクスターズとして鬼レクスターズが新たなメイン枠として追加されている。 どちらもゲーム上ではレクスターズ扱いであり、前シリーズでメイン種族だったディスペクターやディスタスが退場したことから、本作ではレクスターズが完全にメインになったと言える。 切札ジョー編の完結編として作られているため、背景ストーリーやメディアミックスの流れは新章から続いたストーリーの完結作となっている(*1)。 背景ストーリー上では王来篇の直接の続編だが、今回の敵対勢力の設定を考えると十王篇の後日談としての意味も強い。 本シリーズでは「S-MAX進化」などの新規の進化ギミックの登場に加えて、新カードタイプとなる「タマシード」が登場。 タマシードも進化クリーチャーとの連携が前提となったカードタイプであり、進化クリーチャー推しのシリーズとなっている。 評価 王来篇からの流れを継ぎながらも、新主人公による次シリーズを見据えた試みが行われている。 カードの収録数減少 王来篇の好評を受け、顧客への感謝の証として遊びやすくするということで収録カード数の種類を減った。 公式曰く、カードの数が多いと欲しいカードが当てにくい点やデッキが組みにくいという問題点が発生するため、絞ることでデッキを組みやすくして遊びやすくしたとのこと。 新規カードの減少に加えて20周年トレジャーによる強力なカードの再録が多いことから、王来篇においてユーザーの出費が激化したことによる批判を受けた采配ではないかと言われている。 レアリティ関係 20周年を記念したレアリティの20thレアは前シリーズから続投したが、コロコロコミックとのコラボだったコロコロレアは廃止された。 代わりに20周年トレジャーが新設され、こちらで人気クリエイターとのコラボや人気カードの再録が行われている。 20周年トレジャーでは環境で使われた人気カードの再録が行われていることで資産ゲー化を止める意図が見られるが、一方で20周年トレジャーでの再録時点で既に環境での使用率が減少しているカードがあるという問題点も指摘されている。 無双竜機ボルバルザーク20thSPレア キャンペーン 王来篇では特別仕様の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と特製アクリルのセットが貰えるというキャンペーンが展開されたが、本シリーズでは《無双竜機ボルバルザーク》が貰える。 獲得までの流れやルールは前回と同じ。コード情報が掲載されたカードは以下の表。 エキスパンション カード名 DMRP-21 《青祝銀 ルヴォワ》 DMRP-22 《いよかんがるー》 デュエマであそぼう!2022 王来篇では初心者にルールを教えることを目的とした入門アプリ「デュエマであそぼう!」が配信されたが、本シリーズでは王来MAXの仕様に変更した続編「2022」が配信となった。 対応機種は前作と変わらずiOSとAndroidとNintendo Switchで、Switch版のみ一部カードが有料DLCとして販売されている。 基本的な仕様は前作と変わっていないが、タマシードのバトルゾーンでの扱いは『デュエル・マスターズ プレイス』におけるクロスギアと同様にバトルゾーンに並べられるカードの1枚としてカウントされることになっている。 また、隠しミッションとしてチアリと戦えるイベントも存在している。 本作のプレイを進めると引き換え実施店舗で《モモキング-MAX》が入手できる交換キャンペーンも行われた。 神アート 豪華な限定イラストを使ったカードでイラストアドバンテージを重視した新シリーズ「神アート」の展開が始まった。 強力なカードや人気カードが独特なイラストで再録されており、タカラトミーモールにて限定販売されている。 鬼札王国のカードを水墨画風に仕上げたDMART-01「神アート 鬼札覇王絵巻」、まさかの有名ドラゴンの美少女への擬人化をテーマにしたDMART-05「神アート 五人祭でドラゴン♡サマー」などは注目を集めた。 このシリーズは話題を呼んだ一方で、予約開始時からタカラトミーモールが鯖落ちする事態となり、販売形態や公式の対応などの面から一部では激しい批判や失望を呼ぶ結果となった。 特にDMART-04~DMART-05の予約開始時には購入希望者の間で大きな混乱が発生し、後に公式からは「不正なアクセスが集中」と鯖落ちの理由が説明されたが、説明不足や邪推などもあってより一層の混乱を招いた。 神アートの販売体制については「なぜ完全受注生産にしてサーバーダウンのリスクを回避しないのか」という疑問も出ているが、次回生産への影響の考慮や完全受注生産のデメリット要素を嫌ったのではないかという推測もある。 「サーバーを強化すべきでは?」という意見も見られるが、神アートの購入希望者のアクセス数の勢いはサーバーの強度の限界を超えているという反論・擁護も出ている(*2)。 タカラトミーモールは1次受注で購入した顧客も2次受注で購入できるシステムになっており、この仕様についても議論が起きることに(*3)。 結果としてDMART-04~DMART-05に関する混乱はデュエマ界隈だけの問題にとどまらず、産経新聞にこの顛末が記事として掲載されるなど、大きな不始末として拡散されてしまった。 デュエル・マスターズ超全集 20thパーフェクトBOX 基本セットから王来MAXまでのカードリストやイラストを収録した大型豪華本が限定8,000部で発売。価格は28,600円。 しかも限定付録として同社のホビーであるZOIDSとコラボし、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンのゾイドが収録。ZOIDSチーム完全監修である。 20thSPレアとしてゾイド版ボルメテウスが描かれたボルメテウス・ホワイト・ドラゴンのカードやワールドポスターも収録されている。 ゾイドとのコラボは話題を呼んだ一方、「ゾイドには興味がないユーザーのために超全集だけのバージョンも発売できなかったのか?」という疑問を呈する声も。 殿堂解除選手権 20周年を記念した「殿堂解除選手権」として、殿堂やプレミアム殿堂から20枚という歴代史上最大レベルの大規模な制限解除が実施された。 これによって多くのカードが制限から解放や降格を受け、少なからずカードプールが広がった。 多くのカードは環境の速度に付いていけなくなっているが、一部のカードは今なお通じるレベルの性能を維持しているため、今後のデッキ制作への影響について注視されている。 なお、一部の殿堂入りには最早環境では通じないと言われながらも、結局今回の解除選手権を逃れて規制を維持したカードも少なからず見当たった。 これについては環境の問題以前に公式に嫌悪される何かしらの理由があるのではないかとする見方が有力視されており、DMの殿堂基準に関する考察も行われた。 総括 20年の集大成となった本シリーズだが、史上最短のシリーズだったこともあって王来篇の延長的存在として扱う声が多い。 カードパワー的にも王来篇から目立ったインフレをしていることはなく、比較的抑えめとなった。 一方でタマシードの登場によって新しいデッキが開発されたため、シリーズの短さに反して環境においては少なくない変化は見られている。 背景ストーリーは大激戦の末に新章からの物語が完結し、久々のジョニーやジョラゴンのプッシュに加えて新規スプリガンの登場など盛り上がりを見せた。 一方で新章から用意されていたはずの設定の放置や作風に関する違和感も少なからず見当たり、新章以降の商業的事情などが絡んだ大人の事情を指摘する邪推や批判も見当たる(*4)。 また、上述した神アートに関する混乱やDMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」のパッケージに関する声明(*5)など、お騒がせな事件が目立ったシリーズでもあった。 このような出来事もある意味お祭り騒ぎの一部とも解釈できるが、一部のユーザーからは強い不信感や不快感を訴える声も上がるなど、宣伝手法や公式の動向に関する議論も活性化している。 何にせよ賛否はあれど20周年で一つの集大成を見せたDMだが、メディアミックス方面における主人公交代に応じてどのような変化を見せてくれるのか注目が集まっている。 背景ストーリー 王来大戦の最終決戦にて、《Volzeos-Balamord》をモモキングが撃破する瞬間、同時に何故か《一王二命三眼槍》が《龍魂珠》を貫いていた。 一王二命三眼槍の向こう側からは、かつて十王大戦にてモモキングに敗れて龍頭星雲の向こう側に逃走した《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》の声が伝わってきた。 実は十王大戦後に撤退したジャオウガもディスペクターの襲撃を受けていたのだが、その際に一王二命三眼槍が「邪鬼王来烈伝」という歴史書を真の姿として持っていたことが判明した。 十王世界でモモキングがディスペクターと戦って「超獣王来烈伝」の12の王の魂を回収していた時期、鬼レクスターズへと覚醒したジャオウガも邪鬼王来烈伝に記された12の王の魂を取り込んで己を強化していたのだ。 ジャオウガが歴史を辿った世界は、これまでのDM背景ストーリーが描かれた世界と似ていながらも異なる「鬼の歴史」と呼ばれる未知の歴史だった。 最終的に鬼の歴史を侵攻した龍魂珠のパラレル的存在の《鬼魂珠》と五大鬼王が融合したVolzeos-Balamordをジャオウガが撃破し、その際の衝撃が龍頭星雲を通じて龍魂珠の撃破時の光景と重なった。 ジョー星を破壊してジョーカーズを殲滅したジャオウガは、鬼レクスターズに覚醒した手下のデモニオを率いて「龍の歴史」と呼ばれる十王世界に対する侵略及び十王大戦のリベンジマッチを開始した。 《一王二命三眼槍》が強化された《邪王来混沌三眼鬼》によって王来大戦を共にした《ボルシャック・ドラゴン》を失うモモキングだったが、そんな彼の元に《ジョリー・ザ・ジョニー》が帰還する。 全滅に追い込まれたジョーカーズもタマシードとして救出され、十王世界でも鬼の侵略による危機を受けて各文明が歴史からタマシードを生み出していた。 一方のジャオウガもレクスターズの必死の抵抗によって相次ぐ部下の敗戦を受け、出陣の時を迎えようとしていた…。 真の王の歴史は龍の歴史か鬼の歴史か。歴史を背負う資格のある者同士の戦いが今始まった。 用語 鬼の歴史(鬼の王の歴史) 龍頭星雲の向こう側に逃亡したジャオウガが歩んだとされる歴史。明確な詳細は不明だが、一種のパラレルワールドだと考えられる。 新章の闇の七王に該当する存在がいるなど、大筋の歴史は王来篇までの背景ストーリーと似ているようだが、ディスペクター勢力や古代の支配者などに違いが見られる。 この世界の影響を受けたクリーチャーを鬼に相当する存在へと変貌させてしまう性質があるなどデモニオの影響が強い様子だが、龍幻郷に通じる心の持ち主もいる模様。 龍の歴史(龍の王の歴史) モモキング達が活躍する基本セットから王来篇までの歴史を刻んでいる十王世界の別名。 名前から察するにドラゴンの影響力が強い世界線らしいが、基本セットからのストーリーにおけるドラゴンの動向を振り返れば言うまでもないだろう。 理由は不明だが鬼の歴史と対立する運命にあるとジャオウガは推測していたらしく、新章世界におけるドラゴン絶滅はジャオウガの仕業と明かされている。 ジョニー達に言わせれば「鬼の歴史よりも重い」と断言されているが、まあ龍の世界の住民からすれば当たり前の考え方か(*6)。 邪鬼王来烈伝 ジャオウガの武器だった《一王二命三眼槍》の正体。デモニオ版及び鬼の歴史版の超獣王来烈伝に該当する歴史書。 邪鬼王来烈伝として一王二命三眼槍が覚醒すると《邪王来混沌三眼鬼》へとパワーアップをする。 「悪魔王」「魔刻王」「聖龍王」「奇跡王」「起源王」「天災王」「禁断王」「邪悪王」「暗黒王」「陽炎王」「零源王」「創世王」と呼ばれる12のクリーチャーが王として記録されている。 本来はこれら12の王の魂を解放して邪鬼王来烈伝に収める必要があるのだが、「創世王」を屈服させたジャオウガは最終的に12の王の魂を自分に取り込んでしまった。 明確な会話能力や持ち主に忠実な性格に加えて極めて高い戦闘力を持つなど、超獣王来烈伝よりも明らかに高性能にも見えるが気にしてはいけない。 創世王 邪鬼王来烈伝における王の一人であり、《神ナル機カイ「亜堕無」》と《EVENOMIKOTO》を指す。 ジャオウガに屈服した最初の王とされており、経緯や名前から察するに姿こそ似ていないが鬼の歴史における《蒼世神 ADAM/創聖神 EVE》だと思われる。 王来MAX以前にディスペクターだったことがあるらしい。 鬼レクスターズ デモニオが英雄の力を鬼化してパワーアップした存在であり、鬼の歴史におけるレクスターズとも呼べる種族。 ただし、レクスターズとは違って英雄との共鳴によるパワーアップではなく、英雄を配下に置いている。 ジャオウガはこの種族に覚醒しており、ジャオウガの配下のデモニオも鬼レクスターズとして龍の歴史のレクスターズと対立する。 タマシード クリーチャーの魂が込められたアイテム。 ジャオウガの襲撃で壊滅したジョーカーズの魂を救出したタイプ、鬼化したクリーチャーを巻物に封印した鬼レクスターズのタイプ、各文明が対鬼レクスターズとして記憶から作り出したタイプの3つに分けられる。 鬼魂珠 十王大戦後に龍頭星雲の向こう側でディスペクターを率いてジャオウガを襲撃した存在。鬼の歴史における《龍魂珠》に該当する存在だったと考えられる。 Volzeos-Balamordを操ってジャオウガに挑むも敗北し、同時期に龍の歴史における龍魂珠の敗北とその光景が重なることになった。 五大鬼王 デュエチューブのみで言及されたクリーチャー。鬼の歴史において龍の歴史とは異なるVolzeos-Balamordの素材元となった存在。 名前や経緯から察するにファイブ・オリジン・ドラゴン及び五大龍神のパラレル的存在であり、鬼の歴史における基本セット以前の世界の支配者と推測できる。 五大龍神の末路を考えるならば、この五大鬼王もオリジンに相当する存在に敗れているはずだが…? アダムユニット/イブユニット 創世王や一部のデモニオが所持している謎の種族。アダムユニットは兵器、イブユニットは土偶や土器の形をしている。 所属クリーチャーの名前はオリジンと似ているが…? ディスペクター 英雄の肉体を悪用した存在で、王来大戦でレクスターズに敗れ去って全滅した。鬼の歴史でも出現して侵略を開始していたことが発覚するが、ジャオウガに蹴散らされたようだ。 鬼の歴史のディスペクターは基本的に龍の歴史と同名の王が出現していたようだが、歴史や王来列伝の違いから終盤では龍の歴史とは異なるディスペクターも作られていたらしい。 虹の柱 世界をつなぐ柱が消えて鬼の世界が龍の世界を押し潰そうとした際にジョニー、ジョラゴン、モモキングの力が合わさって顕現した「龍の歴史の具現化」とされる柱。 最終的にモモキングがジャオウガを道連れにこの柱と融合し、龍の世界と鬼の世界を隔てる大切な存在として扱われていくことになった。 十八王 新章以降定期的に存在だけ示唆されていた「闇の七王+その他二人の王」だったが、鬼の歴史にも同格の存在がいることによって十八王となった。 鬼の歴史における闇の七王の各メンバーの名称や歩んだ歴史の経緯などは不明。 勢力別の動き ジョーカーズ 王来大戦後、ジョー星が突如として撃ち込まれた一王二命三眼槍によって跡形もなく消滅。モモキングも邪王来混沌三眼鬼によって追い詰められる。 それでもジョニーが各文明のスプリガンとの対面を経て旅から帰還し、旅する中で目覚めた新たな力のスケッチブックによってジョー星と共に消えたジョーカーズをタマシードとして救済。 モモキングもジョニーから受け取ったスケッチブックから12の王の力を借りてS-MAX進化を果たし、同時にジョニーもS-MAX進化で《MAX・ザ・ジョニー》に覚醒。 新必殺技「テキサス・ジェイル」によって邪王来混沌三眼鬼を敗北に追いやる。 ジャオウガとの最終決戦に挑むモモキングとジョニーだったが、鬼S-MAX進化を使いこなすジャオウガに追い込まれる。 戦いの最中で鬼の世界の影響で身体が鬼化しかける二人は救援に訪れたゲンムエンペラーが瞬殺されたことや《邪王極限怒号掌》の一撃で心が折れかけるが、《ジョット・ガン・ジョラゴン》が救援に登場。 ジョラゴンは《MAX-Gジョラゴン》へとS-MAX進化をするも鬼化しかけるなど当初は劣勢だったが、S-MAXのパワーを受け取った事で形勢逆転。 それでも3人のデモニオ化と鬼の世界の完全制圧は免れないかと思われたが、奇跡で虹の柱が出現したことでモモキングがジャオウガと共に柱への融合を決意。 各文明の援助もあってモモキングを犠牲にジャオウガを虹の柱に封印したジョニーとジョラゴンは、タマシードとなったジョーカーズやモモキングを救う手段を見つけるために再度旅に出ることになった。 火文明 《神ナル機カイ「亜堕無」》と《EVENOMIKOTO》に対し、《“罰怒”ブランド》が他文明と共闘で挑む。 停滞と退廃のエデンに閉じ込められたブランドは脱出方法すら考えられない程に退廃するが、各文明で生まれたタマシードによって《ブランド-MAX》へとS-MAX進化し、亜堕無とEVENOMIKOTOを撃破する。 その際の威力は「世界をつなぐ柱」の壁面にヒビを入れてしまう程だった。 その後、「亜堕無」とEVENOMIKOTOが《「亜堕無」-鬼MAX》と《EVE-鬼MAX》へと復活を果たしたことでブランドが再戦するが、彼らの能力で原初の姿に退化させられてしまう。 そこに《ダイナボルト <カツドン.Star>》が救援に訪れてEVE-鬼MAXと交戦、毒蛇による攻撃で自我を失うがフライパン山の炎の記憶から闘志を取り戻して毒を炎で浄化して正気に戻る。 そして《ダイナボルト <カツキング.Star>》へと覚醒すると、ブランドからボートを受け取って光速を超えたボード捌きでEVE-鬼MAXを宇宙空間へとブチ上げながら急降下で地面に叩きつけ、EVEを完膚なきまでに消滅させた。 ジャオウガとの最終決戦では火文明は住民が繭の発射用のロケットの爆薬を集め、《U・S・A・AIDORU》の合図からロケットを打ち上げたのだった。 光文明 《神聖十二神騎》は一部のメンバーがジャオウガを撃破してチーム解散後の動向を考えていたが、ジャオウガが立ち上がった時の衝撃によって消し飛んで全滅。 「亜堕無」-鬼MAXとEVE-鬼MAXの出現時は《「正義星帝」》が出陣するも苦戦するが、サッヴァークが救援として登場。 「正義星帝」から神聖十二神騎の最期を聞いたサッヴァークはその思いを継承することを誓い、正義の絆で《サッヴァーク-MAX》へとS-MAX進化を遂げる。 サッヴァークは人造龍だったことから「亜堕無」の原初の姿に戻す特殊能力が通用せず(生まれる前から現在の姿だった)、大きく開けた口から裁きの煌きを放って「亜堕無」を塩の柱にした。 最終決戦では光の女王がガイアハザードを初めとする各文明の勢力の集結を呼びかけた。 自然文明 鬼の歴史の創世王との戦いでバラギアラが《バラギアラ-MAX》に覚醒し、各文明と共闘する。 ジャオウガが虹の柱に押し込まれかけていた際には、光文明の女王の呼びかけに応えてガイアハザードが登場。 世界の鬼化を防ぐために5文明の共闘で自然文明の繭をロケットで空高くに打ち上げる作戦が展開され、空高くに発射された繭が巨大化しながら薄く広がって世界中の空を包みこみ、世界そのものを一つのタマシードにしてその魂ごと鬼化を癒した。 闇文明 鬼の歴史の創世王との戦いでゲンムエンペラーが《ゲンム-MAX》に覚醒し、各文明と共闘する。 ジャオウガとジョーカーズの最終決戦ではジャオウガを強者と認めていたゲンムエンペラーが参戦し、S-MAX進化を発動して無限の質量の夢幻の無をぶつける。 ところが無限の概念そのものをタマシード化されたことで攻撃を無効化され、しかもゲンムエンペラーは大技の反動で動けなくなる。 そしてジャオウガに「歴史を背負う資格のない雑魚」と評されながら蹴り飛ばされ、一撃で気絶させられると同時に龍頭星雲の彼方まで吹き飛ばされて敗北した。 しかし、闇文明ではついに12のムーゲッツが揃い、彼らによって鬼化を防ぐ繭を積んだロケット自体にも鬼化を防ぐ魔術が施されたことで決戦に貢献した。 また、鬼の歴史にも闇の七王と及び闇の九王と同格の存在がいたことが判明し、闇文明の王は十八王へと変更になった。 水文明 鬼の歴史の創世王との戦いでCode 1059が《Code -MAX》に覚醒し、亜堕無-鬼MAXとEVE-鬼MAXの出現時はマニフェストが戦った。 最終決戦では《真海の覇王 ググッピー》が《零龍》による騒動の際に汚染から逃れる避難策として《魔導管理室 カリヤドネ》に残されていたロケットを発見して繭を打ち上げるのに利用することを決める。 部下にロケットの軌道の計算を指示し、これがググッピーにとっては覇王としての初仕事だった。 デモニオ 龍頭星雲の向こう側のパラレルワールドに帰還したジャオウガはディスペクターの襲撃を受けるが、自身の武器が「邪鬼王来烈伝」だったことを知る。 そして鬼レクスターズとして鬼の歴史を歩みながら《聖魔連結王 ドルファディロム》《禁時混成王 ドキンダンテXXII》《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》などを撃破し、解放した12の王の魂を自身に取り込んだ。 モモキングと同時期にディスペクターの黒幕を撃破したジャオウガは、十王大戦のリベンジと真の王の歴史を決めるために十王世界に再度出現する。 ジョー星を粉砕して鬼レクスターズを送り込んだジャオウガは、上空に玉座を設置して高みの見物を決める。 ところが有力な鬼レクスターズの相次ぐ敗戦を知ったことで玉座から立ち上ることを決め、十王大戦の敗北から復活した部下である《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》を制止を無視して腰を上げる。 立ち上がった衝撃で自身に襲い掛かってきた神聖十二神騎と部下のヨミノ晴明Rの命を奪ったジャオウガは、「亜堕無」とEVEの亡骸に邪王来混沌三眼鬼を槍として突き刺して復活させた。 モモキングとジョニーの襲撃を受けたジャオウガはS-MAX進化による一撃を受けて倒されたと思われたが、鬼の歴史のS-MAX進化で《CRYMAX ジャオウガ》に進化。 大咆哮で「世界をつなぐ柱」が倒壊させて時空が歪ませ、鬼の歴史の世界を龍の歴史の世界に落とすことで十王世界の超獣の鬼化を企み、モモキングの大事な世界を奪おうとする。 《コオニ弁天》などの配下のデモニオが十王世界の鬼化と主の勝利を信じる中、ジャオウガはモモキングも鬼にして鬼の歴史に取り込もうとする。 ジャオウガはモモキングの救援に現れたゲンムエンペラーも侮蔑の感想と共に瞬殺するが、その後に現れたジョラゴンを見て龍が障害になることを確信しながら激突。 互角の決戦の中で鬼化しかけているジョラゴンを見て勝利を確信するが、モモキングとジョニーの援助で形勢が逆転し、鬼の歴史と同等以上の歴史の存在を感じて困惑。 更に虹の柱の出現を見て破壊を試みるジャオウガだったが、その際の一瞬の隙でモモキングによって共に人柱となる要員として道連れにされてしまう。 鬼の歴史への想いを吠えながら融合に抵抗するジャオウガだったが、各文明の加勢で十王世界を鬼の歴史に取り込む計画は失敗に終わる。 ジャオウガはモモキングと共に虹の柱に封印される結末を迎え、彼と共に十王世界の一部として機能するその最期は皮肉にもある意味世界を手にしたのだった。 デモニオ自体は全滅した描写はなく、鬼の歴史は龍の歴史を取り込むことなく隔てられることになったため、鬼の歴史の世界で過ごしていくと考えられる。 デュエル・マスターズ新章 完 新章から続いた背景ストーリーは終わった。 ジョーカーズは多大なる犠牲を出す結末を迎えたが、5つの文明は互いに手を取り合ってようやく訪れた平和を維持していくと思われる。 龍の世界と鬼の世界は互いに混ざり合うことはなく、虹の柱によって隔てられた状態で歴史が続いていくのだろう。 しかし、超獣世界に封じられし禍々しき邪神が顕現する…。 龍でも鬼でもない、新たな歴史が始まろうとしている。 そしてWiki篭りは、互いに手を取り合ってようやく訪れた良項目を維持していくのだろう。 長きにわたる追記・修正の歴史は、ここにようやく終わりを迎えたのだ。 ― アニヲタWiki(仮)新章 完 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 確か超天篇から十王篇に移行する際にアニメスタジオが変わってるんだよね。背景ストーリーの路線変更はアニメスタジオ側の意向だったのかも。超天までは背景ストーリーがアニメとリンクしてた所為でアニメのネタバレのオンパレードだったし -- 名無しさん (2022-07-06 00 24 11) 単行本で、ジョー編は5年かけて5文明を巡らせる予定だったのを3年に圧縮してください、と無茶振りされてたからなぁ…。巡り巡って設定にガタが来たのはワロエナイけど、松本大先生は良く頑張ってくれたんだよな -- 名無しさん (2022-07-06 01 58 24) 敵の設定は正直王来編のが最後の敵っぽいんだよな -- 名無しさん (2022-07-06 06 16 19) ↑ 十王篇ではジャオウガが撤退して終わった(そもそもこの時点で4段に加えてEXパック丸ごと使って背景ストーリーを無理矢理完結させてる)から決着はつけさせないとスッキリ終われなかったし仕方ない。十王篇から王来篇にかけては盛大な尺不足だったとは思う。そのしわ寄せがモロに王来MAXに響いた感じ -- 名無しさん (2022-07-06 17 13 39) 十王→王来→MAXと遷移したせいでいよいよディスペクターってなんだったんだろう感は出たけどまぁ仕方ないな…… -- 名無しさん (2022-07-06 21 12 02) ゲンムエンペラーが適当に処理された挙句雑魚扱いだったのだけは許してない -- 名無しさん (2022-07-06 23 22 46) 龍の歴史と鬼の歴史の同一存在による融合っていうメチャクチャ美味しいネタを主役でもラスボスでもないのに真っ先に消費する闇の七王(九王(十八王))にはまいるね、いつの日かカード化してくれよ… -- 名無しさん (2022-07-06 23 35 40) スプリガンとかもう忘れたと思ってたよ…。デッキーが何か企んでたっぽいのはもう拾わないんだろうなぁ -- 名無しさん (2022-07-07 00 34 49) 神アート関連は明らかにプレイヤーの足元見た値段設定されてたり(特に女体化ドラゴンセット)、受注生産じゃなかったりと公式に対する信頼が揺らぐ事が多かったな。 -- 名無しさん (2022-07-07 00 46 06) 神アートのところの擁護意見、ほぼflat工房の完コピじゃないです? -- 名無しさん (2022-07-07 04 03 41) メディア展開とか背景ストーリーとかに関しては元々月刊誌で週刊誌漫画のような事してた大先生の構想に無理があったんだよな -- 名無しさん (2022-07-07 11 22 43) 神アートのアレ擁護になってないっていうかあくまで工房側の憶測でしかないからさも真実かのように書くのはよくないんじゃないか -- 名無しさん (2022-07-07 23 41 12) 工房のコピペは今更でしょ。殿堂関連の記事とかほぼまんまだし -- 名無しさん (2022-07-08 02 19 40) コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-07-12 23 58 35) ↑4 コミックボンボンの消失がここにきて重くのしかかってきた訳か… -- 名無しさん (2022-09-07 23 40 05) ↑5 3年でも十分伏線回収できるだろうに普通に松しげの衰えだろ。ドラゴン復活とゼーロン引っ張る必要ないじゃん十王の展開なら -- 名無しさん (2023-05-01 08 22 01) 名前 コメント
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登録日:2014/07/22 Tue 03 58 20 更新日:2024/05/16 Thu 10 17 50NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 893 BAKI くまいもとこ どんどん可愛くなる薫ちゃん まだ…やるかい… アイスクリーム グラップラー刃牙 スカーフェイス スタイリッシュ脱獄 スピンオフ主役 タフネス バキシリーズ バキュームキス フンドシのオバケ ヤクザ ヤクザキック ワイルドターキー 中田雅之 侠客 侠客立ち 刃牙道 刺青 創面 名勝負製造機 巨漢 怪力 怪獣 意外と子供舌 技を超えた純粋な強さ、それがパワーだ! 握力 握撃 暴力 母親想い 江口拓也 漢 疵面 眼鏡 範馬刃牙 組長 花山薫 見せられない通知表 謎の方程式 たった一夜の宿を貸し一夜で亡くなるはずの名が 旅の博徒に助けられたった一夜の恩返し 五臓六腑を刻まれて一歩も引かぬ 〝侠客立ち〟 とうに命は枯れ果ててされど倒れぬ 〝侠客立ち〟 とうに命は枯れ果てて男一代 〝侠客立ち〟 花山薫(はなやま・かおる)は、板垣恵介のギャグ格闘漫画作品・バキシリーズを代表するキャラクターの一人である。 CV 中田雅之(TVアニメ第一作)/くまいもとこ(同左、少年時代)/江口拓也(TVアニメ第二作) ●目次 【履歴書】 【概要】 【ファイトスタイル】・花山の方程式 ・握撃 【戦歴】○幼年編 ○最大トーナメント戦 ○最強死刑囚編 ○ピクル編 ○史上最大の親子喧嘩編 ○刃牙道 ○バキ道 【人間関係】 【侠客立ち】 余談 【履歴書】 年齢 15歳→19歳 身長 190cm~ 体重 165kg~ 職業 高校生・花山組組長 特技 スデゴロ(素手喧嘩) 嗜好品 バーボン、チョコレート 好きな食べ物 行きつけの定食屋のオムライス、チョコとナッツのクッキー 【概要】 …履歴書までの時点でもうなんだか色々と雲行きが怪しいが、つっこんではいけない。というか、この程度で突っ込んでいては、バキでは体力が持たない。 その正体は、組織暴力団花山組二代目組長…そう、ヤクザ。某組長先生とは異なり、正真正銘本物のヤーさんである。 外見も、白いダブルのスーツ・ソフト帽(被らないことが多いが)・刀疵だらけの顔・藤木組のピンバッジ等、一昔前の仁侠映画そのもの。 作者が強さの一つの象徴とみなす「暴力団の黒い暴力」を体現したキャラとなっている。そうした格闘漫画の中でも特異な設定と後述する非常に強烈な個性、 さらに異様なほどの名勝負製造機っぷりが相まって、バキシリーズでも屈指の人気キャラクターとなっている。 というかあまりにも人気が高すぎて、『バキ外伝 -疵面 スカーフェイス-』・『バキ外伝 創面(-きずづら)』という 2本ものスピンオフ作品の主人公まで努めている。 タイトルが被ってて解りづらい。 これらのスピンオフに描かれた内容で花山のデータは大幅に補完された感がある。 モデルは実在した愚連隊史上最強の漢・花形敬。 実際の彼はコイツほどは強くなかったらしいが…って、そんな人間いてたまるか! またゴツイ外見とは裏腹に、10代の青少年だということも度々ネタにされる。が、地上最強の少年も18歳なので、 友人兼ライバルにするために合わせただけだろう。なお、彼の微笑ましい(?)高校生活は、スピンオフ作品で垣間見ることができる。 学力に関してはお世辞にも優秀とは言えず、通信簿では体育の5と国語の3を除いて全て2と散々ことになってしまい、流石にお目付け役の木崎に怒られてしまった。 数学の宿題が片付かなくてチアノーゼのようになりながら立ち向かう花山なぞ、誰が想像出来ただろうか? (花山は7×6の答えが48だと信じて疑わないのだ…) 刃牙道でも宮本武蔵をあまり知らなかったと本人は時代劇に出てくる侍という認識をしてたなどお茶目な一面が見られる。 【ファイトスタイル】 「強くなるために肉体を鍛えず、己の才のみで戦う」という、どこかで聞いたような設定を持つ。 だが、彼が一味違うのは、そうしたスタイルを(強調)信念にまで昇華している点である。その精神性は、彼を敬愛する不良・柴千春の 「あの人を見てたらよう…格闘技をやることすら女々しくなっちまってよう…」という台詞に、見事に表現されている。 そのため格闘技に関しては基本的に素人なのだが、戦闘能力に関してはバキ世界の住人であることを考慮しても、規格外と言えるほどに高い。 鈍重パワータイプキャラにありがちだが腕力・タフネス共に無類(スピンオフでは拳銃(*1)を15発打ち込まれた上で車に跳ね飛ばされても掠り傷)で、 それだけでなく160kgを超す体重で胴回転回し蹴りを放つなど、格闘センスそのものも卓越している。 運動神経は抜群で、泳ぎは素潜りでも巨大なサメの攻撃をかわすほど上手く、 懸垂では鉄棒を引っこ抜き、ソフトボールを投げれば空の彼方に飛んでいく(*2)…。 だがなんといっても(握力は天与のものという設定から)握力が異常に高く、握力計では計測不能。 自らの重みで自壊してしまうブラックホールのように本気で拳を握ると拳そのものが壊れてしまうため、 実は劇中で握力を全開にしたことはまだ一度もない。 束ねたトランプを摘まんで指の形に引きちぎった逸話は余りにも有名。カステラじゃあるまいし...。 その超規格外の握力を利用したヤクザパンチ(後述する「花山の方程式」を参照)・握撃は花山の代名詞的必殺技である。 格闘技どころかトレーニングすら一切行わず、それでもその戦闘力・筋力は全く衰える様子がない。 これは、花山自身が「強者として生まれても尚も鍛える行為は不正」「格闘技は武器であり、身体能力が桁外れの自分が格闘技をやるのはアンフェア」と考えているからである。 ただ、彼本人は努力を否定したことは一度もない。 また、喧嘩抜きに運動自体は好きなようで、体育の日は「国が決めた日だから」と、ジョギングをしたりしている。 (一方で国が禁止した未成年の飲酒喫煙をしているんですが、それは) ・花山の方程式 「握力 × 体重 × スピード = 破 壊 力 ッッ!!!」 「花山の法則」でも「バキ物理学」でも「板垣物理学」でも好きに呼んでくれ。筆者が勝手につけただけだから。 ネタとしても非常に有名な、花山の代名詞の一つ。 元ネタは大山倍達(古いアニヲタ的には『空手バカ一代』の人だがバキファンなら独歩先生のモデルで通じる)が言ったとか言わなかったとか。 拳の握力が高ければ相手に与えるダメージを増大させることができ、スピードのなさを補えるとかいう理屈。 この物理法則(?)により花山のヤクザパンチは必殺の威力と化す。 上体を極限まで捻って繰り出すその拳は、軌道が丸わかりの「テレフォン・パンチ」であるにもかかわらず もともとある異常なタフネスと度胸と根性に物言わせて敵の攻撃中であっても、あらゆる受け身や防御だろうと、突き破り、受けた箇所が粉砕骨折するほどの威力を持つ。 スピンオフでは刑務所の扉をぶち抜いていた。 バキ世界の物理学ではスピードは二乗されないらしい。その割に体重の少ない刃牙のダメージが少ない謎… 花山ファンを公言する柳田理科雄センセイ曰く、「速度と体重は勿論のことながら、握力が高ければコブシも硬いだろうから、 当然同じ質量の木で殴るより鉄で殴った方が痛いように威力も上がるだろう」とバキ世界のノリが微妙に投影された科学らしくもない大雑把な肯定をされていた。(*3) 念のため言って置くと、数学的な意味での計算式というわけではない。 飽くまで、それらの要素が威力の高さに繋がるというだけで、それぞれの数値を掛けるわけではない。 例えるなら、『米』×『カレー』×『豚カツ』=『カツカレー』の様なものだろう。 ・握撃 花山の代名詞としてこちらも有名。握力で握りつぶす、それだけ。 それだけだが、天から与えられた規格外のその両掌ともなれば、危険な龍のアギトと化す。 手足を両手で掴み、強大な握力によって筋肉を挟み潰すことでただ人体が潰れるにとどまらず行き場のなくなった血液が筋肉を破裂させる。 その他喉や太股等、綿あめをつまむような単純な一つまみのつねくりでも桁違いの威力になり、その様を自分の目で見たいち警察からも「あれはもう技じゃない」というコメントまでもらっている。 素人のみならず暗黒街の武術家でさえ「人体的にありえん」とか言っちゃうような技だが、やってのけるのが花山なのだ。 なお、最初の犠牲者は今まさに六代目源王会に出入りに赴かんとする父親。死地へ向かおうとしてた夫を止めようとしてた母に張り倒して出ようとしてたのを止めた花山に、全力を出すよう言い我が子の力をその身で感じ取った父は、満足して死地へと歩を進めたのだった。 【戦歴】 初代グラップラー刃牙、それも幼年編からの最古参のファイターであるため、数々の戦闘を経験している。 ここからはその彼の戦歴をダイジェスト形式でお届けしよう。 ○幼年編 当初の彼は「喧嘩日本一」の肩書きに興味を持たれた刃牙の当て馬だった。 初戦、他の組への出入り(倉庫内で行われるサシの喧嘩。効率重視の結果こうなった)でヤクザの用心棒として雇われた トミー・カービンというヘビィ級ボクサーを叩きのめす(彼はのちにユリーのかませ犬にもなったため、二重のかませ犬となった)。 次いで(以前に刃牙を撃破してライバル候補の一人だった)ユリー・チャコフスキーの腕を握撃で破壊。そのボクサー生命を絶つ。 その後刃牙に喧嘩をふっかけ、ゲームセンターで死闘が始まる。上記の花山の方程式や握撃も披露し 飛騨山中に棲まうUMA、夜叉猿すら制した刃牙に「夜叉猿よりも強い」と言わしめる程に彼を追い詰めたが「残弾の最後の一発」の僅差で刃牙に惜敗する。 しかし、その喧嘩の後に突如乱入してきたのが地上最強の生物範馬勇次郎だった。勇次郎の挑発に憤る花山は 満身創痍にもかかわらず闘いを挑むも一撃で両脚を粉砕骨折させられ、再起不能となる。 この一戦は強者として生れ落ちた花山の経験した最初の恐怖であり、生涯に亘りトラウマとなる。 なお、この勝負まで花山は「ヤクザの理不尽な暴力」を体現する(というか無口でしゃべらないので何考えてるかわからない)キャラだったが、 この戦いで「漢」として、義に篤い「侠客」として覚醒し、さらに刃牙との奇妙な友情を芽生えさせることになる。まあ理不尽キャラは勇次郎だけで十分だよね♪ その後、刃牙と勇次郎の対戦が決まるも、母親に袖にされた刃牙。このことを花山に愚痴るが、 「ウラヤマしいヤロウだな…」(ボソッ)と一言。激昂するバキに対して、 「お袋が………逝った…」 「癌でな……」 「まだ35だってのによ……」 「こ~~~んなに痩せちまって」(と見事な顔芸を披露) 「90歳といっても信じたろうぜ」 「勝つっきゃねェだろ……なァ」 「おめェにゃチャンスがある」 と激励する。勇次郎戦後のお見舞いのシーンと並び、二人の友情を描いた名シーンである(未成年同士ワイルドターキー酌み交わしてるけど)。 その後、刃牙の勇次郎戦のウォーム・アップで、ユリー・チャコフスキーとともに練習相手になるが、まるで歯が立たず、あっさりかませ犬になった。 (二人とも再起不能だったはずじゃ…←バキではよくあること←「呼んだかね」) ○最大トーナメント戦 その後はそのままフェードアウトするかと思われたが、ひっそりと(読者人気と作者の愛で)最大トーナメントに参戦。 「実戦(ケンカ)だったらこの人を外せない!!」 「超A級喧嘩師花山 薫だ!!!」 バキ全編でも最大の山場の一つである最大トーナメント編は、彼にとっても大きな転機となる。 一回戦。初戦の相手は日本拳法の稲城文乃信。直突きの使い手らしいが… 刃牙(デカい……ッ 四年前より) 四年前のあの頃とは違うらしい。ファイトスタイルは一緒だけどね(訂正)。 刃牙の応援に対してはツンデレ発言で返す。 花山にとってこの最大トーナメントは自身の『暴力』で世界中の『格闘技』に挑む戦争であった。 試合自体は得意のヤクザパンチ(右アッパー)一発で撃沈。「武道やらせとくにゃ惜しい男」とリップサービスも見せるが、 ほぼ無傷(鼻血だけ)で花山の完勝。だが、試合終了後に稲城の師が突然闘技場に姿を現す。「わたしと立ち会え」と。 この時の花山の返答のカッコよさはもはや異常である。 「やってるこたァたかが喧嘩だ 意義もクソもねェもんだ」 「やりてェ奴アやりてェ時にやったらいい 受けるほうはいつだって受けたらいい」 「喧嘩ってのはそんなもんだぜ」 「こちとら喧嘩師いつだってたぎってる 好きなときに来な」 「寝込みでも…女喰らってる時でも…」 二戦目の相手は空手道・神心会の新星愚地克巳。「空手会の最終兵器」とも呼ばれる強敵との対戦に、観客(と読者)の期待が高まる。 なお、この勝負については対戦相手の項目に気合の入った文章があるので、詳細はそちらを参照されたし。 漢・花山薫と、史上最強のかませ犬(笑)・愚地克巳とが完成した歴史的名勝負であり、永きに亘るバキ全編、 こと名勝負揃いの最大トーナメント戦においてさえおなベストバウトに挙げるファンは数多い。 試合後、突如現れたアレクサンダー・ガーレンのスープレックスでノックアウトされたことは…、うん、なかったことにしよう。 黒歴史だしね。…刃牙に噛まれずに終わった闘士など、オーガを含めて存在しない。 もし噛まれずに済んだのなら、それはかませ犬にする価値すらないということなのだ。邪ッッッ!!! ○最強死刑囚編 「バキ BAKI」突入後の最強死刑囚編でも続投。 最強死刑囚と戦う五人の精鋭のうち一人に選ばれた。 最大トーナメントでの戦績は微妙だったが、最強死刑囚との戦いは、トーナメントの試合とは違う何でもありなノールールでの戦いとなるため、極道という身分による適正を評価され「実戦に強いタイプのもののふをセレクトした」という ミッちゃんのフォロー(とやっぱり作者愛と読者愛)もあって参戦。 (なお、試合では彼に勝利したはずの愚地克巳はメンバーに入れてもらえず。そして、この判断が正しかったことを何度も証明することになる) 闘技場での試合とは異なり、武器すら使用する死刑囚五人に対し、場所もタイミングも状況も一切考慮しない街頭ルール下での死闘。 花山は真っ先にスペックと対峙する。 最初は(梢江とキャッキャウフフしている最中の)刃牙をストーカーしていたスペックだが、 太字「馬に、…じゃなくて俺に蹴られろ!」とでも言わんばかりな花山の乱入により標的を花山に切り替える。 スペック曰く、「見かけは若いが、アンタはこっち(裏社会・暴力の世界というニュアンス)より」だそうだが… これが、 名勝負であるッ!!! 又か、とか言わない。本当にそうなんだから。 この試合も、バキ全編通してのベストバウトに数えられている。 まず公園での第一ラウンド。 得意のヤクザパンチのド迫力と、「まだ…やるかい…」のインパクトの凄まじさは必見。 一度はスペックを倒して自ら警察署に連れて行った後でのさらなる第二ラウンド。 ルール無用の「バキ BAKI」に則って、スペックは凡ゆる道具を使った卑劣な反撃を仕掛けてくるが…最終的にはスペックに勝利する。 警官A「そう あの事件がきっかけです」 「わたしも個人的には賛成です」 「例外的にという条件付きですが警察官にも機関銃の装備を認めるべきです」 「え、なんで、いきなりモブキャラが?」とか言わずに、黙って聞け! 彼が今からいい話をしてくれるんだから。 ここで以下彼の話の全てを転載したい…ッが、そんなことをしたらページがいくらあっても足りないッ! 筆者にはダイジェストする自信もないので、詳細は是非単行本でご覧いただきたい。 ただ、彼の台詞、「警察官のワタシがこう言うのもなんですけど……チョット憧れちゃいますね 男として……」には 読者諸兄も激しく納得していただけるだろう(個人的には「チョット」どころか「物凄く」!)。 なお、格闘の当事者とは関わりのない第三者が後日談としてインタビューに答えるというスタイルは、 作者の圧倒的な画力も相俟って読者の好評を博した。…というか、好評を博しすぎたみたいで、これと同じ様式で描かれるケースが急激に増えた。 はっきり言って粗製乱z…、ゲフンゲフン、なんでもない。 なお、刃牙と梢枝との関係も気にかけており、「オンナだったらいくらでも世話するぜ」 (死刑囚は恋人のような身内を平気で狙ってくるゆえそうした関係は持たない方が望ましい)と両者の怒りを買うようなお節介を焼くシーンも。 最終的に愛する人を守る刃牙の心意気を認め、梢枝も含めてふたりで決めたらいい、と引き下がる。 ちなみにその時梢枝の投げた小石が顔に当たり地味に痛がっている、地味に驚くべき事実がわかるシーンがある。…痛覚、あったんだ。 ちなみにスペック戦で銃弾を口に突っ込まれて爆破されたことで頬の皮膚が盛大に破れている。そのため以降に登場する際にはマスクで口元を隠している。 ○ピクル編 その後はしばらく出番なし(チョイ役だけ)だったが、ピクル編で登場。 通称"史上最大の夜這い"には参加しなかったものの、刃牙が来るまでの時間稼ぎと足止めのためピクルと軽く接触。 本人曰くただの押しっくらだったが、組み合ったピクルがトリケラトプスを彷彿とさせる程の力を発揮し、自身を押したピクルを逆に押し返すなど、真っ向から渡り合い、ピクルからも「己の全てをぶつけられる実力者」と認識される等、強キャラ振りをアピールした。 ただ本人が拘るのは「強者」ではなく「喧嘩屋」としてのため戦闘は行わず。 後に花山本人からピクルとの押しっくらの話を聞いた徳川のじっちゃんも「見たかったのお~~」と実に残念そう。お察しします。ピクルの押しっくらで自身が感じたピクルについて自身が思った感想をじっちゃんに述べている。 烈海王と共に刃牙-ピクル戦を観戦する。実況解説やリアクション要員としてかなり表情豊かで多弁な描写をされ、ここら辺からかなりキャラ崩壊…というかスピンオフの『剽軽な薫ちゃん』が逆輸入されてくる。 ○史上最大の親子喧嘩編 バギと勇次郎の親子喧嘩について、当初は「放っとけ」とつれない態度だったが、なんだかんだで柴千春と並んで徐々に列の前に出て行き、最後は最前列で観戦。興味津々である。 ○刃牙道 史上最強の親子喧嘩という最大の修羅場を見てしまった結果、たいていのものに退屈さを感じ、目の前で拳銃を突きつけられようとあくびがでるほど体がヒマでヒマでしょうがないので、退屈さを紛らわせようと唐突に地上最強の生物に喧嘩を売った。 雑魚狩りに精を出したり、理由つけてはダラダラ戦いを先のばすのが多いこの世界では珍しいと言える行動である。 街中で彼に出くわすと、しばし一緒に散歩しながら歓談。スピンオフのようなコミカルなノリになりかけるも、軌道修正し路上で勝負開始。 しかし、溜め有りの全力突進顔面パンチが大して効かず、(勇次郎は自身に鼻血を出させた事に満足していた)逆に細胞が怖じけて空振りを連発してしまう(勇次郎には笑われていた)。 その後、怒りながら全力突進顔面パンチを打ったのだが、それに合わせた勇次郎の掌でのカウンターで吹き飛び気絶する結果に。 コンビニのガラスを突き破り、棚をなぎ倒す凄まじい威力にノックアウトと完敗だったが、 自身の退屈さを吹き飛ばす勇次郎の一撃に満足したのか実に良い笑顔でダウンしていた。 この一件を聞いて、徳川のじっちゃんから映像を見せられた刃牙――花山と同じく並の戦いやトレーニングでは満足できず退屈していた――はその様を「羨ましい」と語るのだった。 その後暫くしてからまた再登場し、警視総監の内海に宮本武蔵討伐を依頼される。ヤクザと敵対関係にある警察からの依頼ということで初めは難色を示すも、警視総監である内海が土下座までして自分に頼もうとしたため流石にこれを制止し、更に烈海王が武蔵に斬殺されたことを聞いて敵討ちということで結局承諾した。 宮本武蔵との戦いでは、花山から放たれる底知れぬ才能に見惚れた武蔵の隙を突いて3発も全力パンチを顔面にクリーンヒットさせたが武蔵に何故かあまりダメージを与えられず、武蔵が本気を出した後は真剣の威力とスピードに翻弄され始める。 それでも斬撃があまり通らない脅威的な骨格による頑丈さで拮抗し、ついにはマウントポジションで握撃を活かしたアイアンクローを仕掛けるところまでいったが、武蔵が自身の頭蓋骨を破壊する程の威力がある事から受けられないと筋肉の層が薄い脇腹を斬られてしまいついに形成逆転を許す。解説シーンまであるなど持ち上げられてはいたがアイアンクローは普通に愚策だったのではないだろうか その後サラシでの脇腹の緊急処置や刃牙による激励があったものの、武蔵に一撃も当てられずに身体中に数多の斬撃を浴び、最後はわざと武蔵に背中の侠客立ちに渾身の一太刀を浴びせることで決着となった。 ここまでしても完全な身体の切断をなし得なかったほどの頑丈さを見せたことから武蔵に興味を持たれてしまい、トドメを刺されそうになったが、刃牙の介入により事なきを得た。内海には全力でやったが負けて申し訳ないと詫びたが、内海からは「充分過ぎるほど約束を果たしてくれた」と土下座までして感謝を示され、戦いを見守っていた警官らによって迅速に搬送された。 パッと見惨敗に見えるが、刃牙の見立てによるとあと一発当てれば武蔵を完全にノックアウトできるくらいまで追い摘めていたことから、真剣武蔵相手に唯一白星をあげた本部以蔵に次ぐほどの善戦と言えなくもない。 その後鎬紅葉による1000針もの縫合とバスタブ一杯分の輸血という、規格外にもほどがある手術で一命を取り留めたが、後のバキ道の描写から武蔵に斬られた左目は失明してしまった模様。(*4) ○バキ道 一命を取り留めた後は元の生活に戻っていたが、徳川のじっちゃんから誘われ気まぐれで地下闘技場戦士の代表の一人として、前頭筆頭・鯱鉾(しゃちほこ)と対戦する。 試合早々ヤクザパンチ一発でダウンさせるが止めを刺さずに鯱鉾が立ち上がるのを待っており、鯱鉾の怒涛の連撃を防御もせずに受け切って、鯱鉾から好きなだけ攻撃するよう言われると、鯱鉾の覚悟に答えるべく全力のヤクザパンチとアッパーで再度鯱鉾をダウンさせた。ダウンした鯱鉾にまた止めを刺さずに髪を整え眼鏡をかけタバコを吸おうとしてまで鯱鉾が起きるのを待っており、それを見た鯱鉾は自身の完敗を認めた。 【人間関係】 根が寡黙なためもともと交友範囲は広くない。 しかし放浪癖があるらしく、メイドカフェで食事をしたり電車で子供たちの興味を引きまくったり、活動圏は意外と広い。 行く先々のみんなにはとっても慕われているので、コミュ障…ではないはず。 外伝ではクラスメイトとも仲が良く、教師からも学業こそ苦言を呈されつつも、社交性の良さは高く評価されている。 上述の通り刃牙とは最初の死闘以来、親友といっていい間柄。 トラウマの勇次郎は、最敬礼の相手であり敬語で話す(『刃牙道』調べ)。 その他はどちらかというと武闘家タイプが多いため、交流は少ない。 他に彼を巡る人間関係で特筆すべき人物は、やはり舎弟…みたいな感じの柴千春だろう。 暴走族の頭である柴にとって花山は「あんなふうになりたかった」という憧れの対象であり、 花山にとっても柴に対し「不良の鑑だ…」と賞賛するなど、なんだかんだで可愛い様子。 刃牙の勇次郎戦の練習相手として柴千春をけしかけたのも花山である(いやそれ、最初から無理ゲーなんじゃ…)。 ちなみに2人の関係とは逆に、千春のが年上。 また側近の木崎は常に彼の行く末を見守り、慕うまさに忠臣。どこからともなくバーボンのボトルを取り出す (花山はボトルの口を素手で折って一気飲みするのがデフォ。ゆえに消費スピードが尋常でなく速い)手並みはまさに名人級。 意外にも国立大出のインテリであり、宿題から通知表のチェックまで、花山の私生活の面倒を見る親代わり。 説教モードの木崎には、花山も頭が上がらない。 余談だが、『龍が如く ONLINE』とのコラボシナリオでは元同業者の春日一番には未成年と明かされた時には「未成年とかウソだろ!?」と至極ご尤もすぎるリアクションをされ、配布版の加入セリフではお勤めを終えて出所したばかりの春日に気前よく出所祝を差し出していた。 因みに、2001年に濡衣を自ら被ってお勤めに出た春日が出所した頃には東城会が消滅していたため、初めてもらった出所祝である。なんてこった。 【侠客立ち】 握撃に並ぶ花山薫のもう一つの代名詞。 「釣鐘を背負った鬼」という絵柄の刺青で、花山家に代々受け継がれているもの。 (絵があちこちズレてピカソみたいな感じになっているのは、負った刀創によるもの。これは逃げたからではなく「斬られてないのは侠客立ちじゃねえ」という彼独自の信念が故。それ故に侠客立ちを彫られた直後に侠客立ちを完成させるために父の仇の組織に単身で向かい殲滅させた際にワザと斬らせた。どこぞの龍とはまた違う信念である。) その彫り物の由来は、平たく言うなら「花山のおじいちゃんのおじいちゃんのそのまたおじいちゃんが知らないおじちゃんに助けてもらった図」。 …コレデ、間違ッテナイヨネ? だが、愚地克己戦ラストの侠客立ちは、戦慄的なほどにカッコイイ! 是非一度ご覧あれ。 余談 花山が愛飲するワイルドターキーは多少癖のあるウイスキーであるが、バーボンらしく甘い香りが特徴であり、スピンオフの『創面』及び『疵面』での甘党らしき一面はここから考えられた可能性がある。 ちなみに、未成年の刃牙は「辛い」と咽ているが、ワイルドターキーは年代によっても味わいが変わる。 なお、刃牙道にて刃牙が口に含んだのは『12年物』で、花山がよく飲んでいるのは『8年物』であり、8年物はスタンダードの場合はアルコール度数40.5%であるが、12年物は50.5%と高いので辛口と言える。(*5) 似た名前かつ比較的男性的な名前のキャラで龍崎薫が比較対象に挙げられる事があるが、知らない人が見ると「名前が逆なのでは」と間違われる事も。 名前に『ちゃん』を付けるだけで、文面だけ見たら美少女か何かに見える事からネタにされる事がある。 【例】 花山薫ちゃん15歳(19もしくは20歳) 好きな食べ物はチョコとナッツのクッキーやオムライス メイド喫茶でメロンフロートを飲んだり、アイスクリームを自作する 友達の名前は千春ちゃん 長身で物静かで眼鏡っ子 お金持ち 世話役に実の母親の様に面倒見の良い苦労人の木崎さんがいる 勉強が苦手で九九の七の段をよく間違える お母さんに薔薇の香水を手作りする ゴキブリやお化けが苦手 品行方正で横断歩道のお婆さんを助けたり先生に通知表の所見欄で褒められる 折り紙が得意で、薔薇の造花は芸術品レベルetc... 嘘は言ってません。 「原文 × 追記 × 修正 =良項目ッッ!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント件数が多く、また愚痴や作品への批判が散見されたのでコメント欄リセットを実行しました。 -- 名無しさん (2020-01-27 13 24 33) かなりの酒好きだけど色白なのに真っ赤になったり、そもそも酔っぱらっている様子が描かれたことがない。かなりアルコールに対する耐性も高いらしい -- 名無しさん (2020-06-15 08 23 29) 花山と千春の年齢関係は意外というほどでもないな。戦国時代で若い殿様に仕える年上の家臣と考えれば特に違和感はない -- 名無しさん (2020-06-17 12 48 02) 字面だけならアイドルか何かみたいな名前なのにw -- 名無しさん (2020-06-17 13 34 20) ↑3 数学の宿題で真っ青になったことはあったけどなw -- 名無しさん (2020-07-21 11 37 18) ↑傷んだチーズみたいな顔色でうつろな目してたな。学校の宿題といえど「やってきます」と言ったものを「やってこない」という我が身のスジの通らなさに絶望してしまったのかもしれない -- 名無しさん (2020-08-27 18 43 54) 登場初期の花山は寡黙で無表情だけどかなりわがままで、ある意味しつけのされていない怖いもの知らずの子供に近い。それが死ぬ一歩まで甚振られて自分の限界を知ったことで色々と細かい気配りができるようになった気がする。ある意味彼に欠けていた父性による教育を勇次郎が手荒に済ませてしまったのかもしれない。作者が理想の父親と評するだけのことはある…のか? -- 名無しさん (2020-09-03 13 55 40) 時系列が無茶苦茶になってて草、最大トーナメント前に引退して学生花山を探してた事になってるじゃん金竜山 -- 名無しさん (2020-09-03 15 37 07) 創面好きなんで続編出して欲しい。花山の体育祭とか文化祭とか修学旅行とか想像しただけでも笑える -- 名無しさん (2021-04-06 23 48 38) 地味に幽霊とゴキブリが苦手。特に幽霊の時はガチビビりしていた(結局のしてしまったが) -- 名無しさん (2021-06-24 01 58 21) なんだかんだあんだけ出番あってファイトもあるのに単純な噛ませにならないあたり作者からはめちゃくちゃ愛されてるよな花山……というかグラップラー時代からの人物でここまで格落ち描写なしで書かれてんの花山くらいじゃね? -- 名無しさん (2022-03-16 22 49 03) 刃牙作品未読者だがとっつきやすさがあるから外伝を読んでるけれど、舌が年相応設定だったりまじめに学生やっているのがなんかいい -- 名無しさん (2022-06-04 16 49 28) 初期を見返すと握撃食らった後に腕が歪な形のまま治ってなかったり腱が切れたままだったり後遺症まで残す恐ろしい握撃だったのにいつのまにか一時的部位破壊レベルにまで性能落ちちゃったな… -- 名無しさん (2022-12-23 11 03 27) 死刑囚編を観ているけれども人間だけれどもたいがい人間卒業しちゃってるよ -- 名無しさん (2023-03-16 00 05 47) ↑4 原作キャラで「ゆうえんち」に登場させる許可が降りなかった3人の一人なんだっけ。他の二人は言わずもがな・・・ -- 名無しさん (2023-06-09 16 19 43) バキシリーズ知らずにオススメで出て来たスピンオフから知ったクチだけど、なんとも言えない魅力があるわね。 -- 名無しさん (2023-08-20 03 34 21) ↑むしろスピンオフの方が・・・ -- 名無しさん (2023-10-12 16 36 36) 未成年の組長で縄張り内no -- 名無しさん (2023-10-12 18 24 39) 縄張り内の商売まで好調なあたり木崎とかのブレインが優秀なだけじゃなくて本人の経営センスもいいんだろな -- 名無しさん (2023-10-12 18 25 36) バキ道序盤で宿禰と握力勝負してたらオリバの二の舞いになっていたんかな・・・終盤だったら圧勝しそうだが -- 名無しさん (2023-12-05 10 52 51) 名前 コメント
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ドイツ・ボードゲームの申し子 カタン(Die Siedler von Catan)とは、ドイツ発祥の大人気ボードゲームである。 日本でも販売されており、そこらのホビーショップでも普通に見つけられると思われる。 サンダースがイチオシするボードゲームでもある。 ※以下は大雑把な説明なので間違っているところがあるかもしれません。 ★概要 舞台は六角形のタイル(土地)を並べて構成された島、カタン島。 プレイヤー(3、4人)はカタン島への入植者として開拓を進めていく。 毎回ランダムに配置されるタイルには「木材、粘土、麦、鉄、羊毛」の五種類の資源がそれぞれ描かれており、さらに7を除く2〜12の数字が、やはりランダムに割り振られる。プレイヤーは各々のターンの初めにサイコロを2つ振り、出た目の合計の数字が書かれたタイルに接する家(街)を持つプレイヤーはタイルに記された資源を得ることができる。 サイコロを振った後、プレイヤーは手持ちの資源を消費することで、タイルの角には家や街、辺には道を建設することができる。開拓の度合いは点数で評価され、一番はじめに10点に達した人が勝者となる。 ☆点数 家:1点×建設数(自分の家と道で繋がった場所にしか建設できない。また、家の隣には建設できない) 街:2点×建設数(街は家を成長させる形でしか建設できない。ただし、街の接する土地からは資源が2枚取れる) 建物のカード:チャンスカード(後述)に記された点数を得る。 Longest Road:最も長く道を繋げている人への称号。2点(記録更新で奪い取れる) Largest Army:騎士団(ソルジャー)のカードを最も使用している人への称号。2点(記録更新で奪い取れる) ★特色 このゲームで重要なのが、他人の振ったサイコロでも、自分の土地の数字が出れば資源を得られることである。つまり、いかに8や6のように出やすい数字の土地(タイル)の周囲に家を建設するか、という事が勝負の鍵となる。 他にもプレイヤー間での資源交換は自由で、島の沿岸には家を建てることで手持ちの資源とほしい資源を交換できる「港」になる場所が存在したりと、頭を使った資源のやりくり、駆け引きが重要となってくる。 サイコロの運勝負に終わらない奥深さがある。 ★盗賊 数字の7のタイルは無いが、これは盗賊の目と言われる。 最初にタイルを配置する時、盗賊コマが置かれる場所は砂漠になっていて、数字も割り振られない(資源無し) サイコロで「7」が出たとき、手札(資源)を8枚以上持っているプレイヤーは、資源を半分捨てなければならない。 また、サイコロを振ったプレイヤーは、島の上にある盗賊コマを任意の土地に置いて、その土地に接する建物を持つプレイヤー1人からランダムで資源を1枚奪い取れる。 盗賊コマを置かれた土地からは、資源が出なくなってしまう。これをいかに利用するかが勝負所となるわけだ。 ※盗賊は、騎士団(ソルジャー)のカードを使うことでも移動させられる。 ★チャンスカード このカタンで重要な役目を持つのが、チャンスカードだ。 自分のターンに「羊毛、麦、鉄を1枚ずつ」消費することで、チャンスカードを手に入れることができる。 カードは入手した次のターンから、自分のターンに限り使用できる。 使うときまで、カードの中身は伏せておこう。 街道:使うことで、道を2本伸ばせる。設置のルールはそのまま。 独占:全プレイヤーから好きな資源を根こそぎ奪い取れる。 収穫:どれでも好きな資源を2枚ゲットできる。 勝利点:持ってるだけで点数になるカード。だから、最後まで見せなくても大丈夫。 騎士団:上に書いてある通り、盗賊を動かせる。1番多く使ってるプレイヤーは「Largest Army」で2点ゲット。 ★おまけ 良い場所に家を建てまくり、港もゲットし、交渉の必要もない資源王になれれば勝利は間近。 しかし気を付けろ。チャンスカードを取りまくっている人は点数を隠し持っているかもしれないぞ。 家を建てて堅実に資源と点数を獲得していくか、それともチャンスカードで一発を狙うのか。悩ましいところだ。 ステータスなど 25/16/34/25 ※十の位と一の位を足すと7になる。という法則に従って決められる。 セリフ解説 カタンの説明や、プレイヤーの発言をJOJO風にしている。 ☆攻撃:賽を投げるんだよぉ〜〜っ! 賽を投げるところからターンは始まるのだ! ☆回避:フフフ、我が道はまだまだ伸びるぞ……! 何を回避したのかはさておき、Longest Roadを狙っているようだ。道の先に家を建ててやれば阻止できるのだが……? ☆防御:なにぃ〜〜っ!? 手札が半分にぃ〜〜っ! せっかく資源を集めたのに、7を出されてしまった! さらに盗賊で資源を奪われるかも! ☆会心:『ソルジャー』ッ! フフフ、さあ%tekiよ、資源を明け渡すがいい チャンスカード発動! ハットトリックでLargest Armyまであるぞ! ☆勝利:俺がポイントを溜めた。9点の時点でな…そして勝利できた…やれやれだ こっそりとため込んだ勝利点のカードを一気にオープン! 家は資源を集めながらポイントを稼ぐ、カードは隠れながらポイントを稼ぐ。つまり、一発逆転の形になるな…… ☆敗北:この%mynameをやっつけたと思うなよ……! いや、カタンってのはやっつけるものじゃあないんだ…… もっとも『やっつけるべきもの』は!いいかい!もっとも『やっつけるべきもの』は!『運のせいにする自分』さ! ☆逃走:%teki、次は7地獄行きだっ! 語感の似ているサタンの台詞をパクっている。しかし実際に7ばかりが出る7地獄があるのだ。 ネタでしかない、おまけ ほんなら街道のカードで どんくらい延びるかわかる? 13kmや 「なん……だと……!?」 街道の能力、昔お伝えしましたよね? すんません。あれ、嘘言いました。言うたほど長く伸びません。 ただ、伸びる時一瞬だけ道が最長になります。そして長い道にはLongest Roadがあります。 ……解ってもろたみたいですね。 さっきチャンスカードを使うたとき、3枚だけ表にせず残してきたんです。 "殺せ" "勝利点(かみしにのやり)"
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cis5196 高校で甘いオイニー売る男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443663257/ cis5197 雑巾がけ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443663339/ cis5198 りゅうおうだよ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443675429/ cis5198 自身のボルテージまで上がる男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443684183/ cis5198 サイタマン男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443706122/ cis5200 少林寺の僧侶になった男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443797203/ cis5201 日曜24 30から欅坂46 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443881481/ cis5202 バブルアゲイン男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1443959432/ cis5203 モンゴル人にPS4をおねだりされる男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444005561/ cis5204 3,500万の精神的損失男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444025535/ cis5205 しす派永久追放処分で頭がおかしくなった男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444058901/ cis5205 牌の男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444061587/ cis5206 端の人を避ける男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444121238/ cis5207 見ているものが違う男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444177921/ cis5208 子持ち人妻男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444191266/ cis5209 資源王になる男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444211746/ cis5210 大企業次長からホームレスになった男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444212127/ cis5211 バーチャ嫁男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444278174/ cis5212 バーチャ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444297323/ cis5214 構想4年 「マルちゃん正麺 カップ」男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444313012/ cis5215 日経は再度18000割れで下行く予感!男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444366350/ cis 5216 犯罪者の95%は売り物にならない男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444400229/ cis5216 アクセルとブレーキを踏み間違える男/ http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444411987/ cis5217 ミニカーでブォーンブォーン言いたいねん http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444484632/ cis 5218 自分が誰なのか分からない男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444610695/ cis5219 話が噛み合わない理由男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444707942/ cis5219 なかなか勃たない男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444707978/ cis5220 天地真理男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444737788/ cis5221 来年の2月1日オープン男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444800823/ cis5222 MISIAってすごいな男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444846111/ cis5223 ドラクエおじさん http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444879212/ cis5224 躊躇なくやる男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444893777/ cis 5225 受動排ガスは健康に悪い男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444912669/ cis5226 アナルの歴史男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444940468/ cis5227 とにかく明るい白川男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1444965378/ cis5228 ガッキーの屁を吸う男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445081075/ cis5229 UFOイカスミ味を食べてしまう男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445160255/ cis5230 静かに怒る男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445200475/ cis5231 米医者って儲かるんだね男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445242447/ cis5232 ヤムチャが結婚できない理由をレスする男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445269009/ cis5233 億り人ハイリスク男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445285448/ cis5234 リアルゴジラ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445370935/ cis5235 少年ジャンプでおnする男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445397944/ cis5235 里子さん=仮名・33歳/主婦男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445397947/ cis5235 路上で轢かれているのを見かける男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445397982/ cis5238 乃木坂46 中田花奈と株をスタートする男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445413045/ cis5238 ますぷろ氏、吐息す http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445527226/ cis 5240 逮捕されたのは四輪者石川和貴男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445531891/ cis 5241 クソ相場認定!ノーポジ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445602212/ cis5241 綺麗にまとめた男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445602226/ cis 5243 マツダのテレビCMに抗議する男/ http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445626127/ cis5244 伝説の投資家BSIを探す男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445667673/ cis5242 松戸の御曹司なのに、乞食デビュー男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445756821/ cis5245 2人目のフォロワーになった男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445852398/ cis5246 ドラクエ大好きおじさんにハメられた男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445880049/ cis5247 義に生き義に死す男・・・潜伏!男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445922439/ cis5248 黒いエビ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445991776/ cis5249 うんちを漏らしちゃった男たち http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1445991846/ cis5249 うんち男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446008345/ cis5250 がんばりなはれ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446010041/ cis5250 軍師タイプなので何もしないおとこたち男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446018328/ cis5251 繋がった男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446141060/ cis5252 ジャンオナ男 [転載禁止]©2ch.net http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446169365/ cis5253 運だけで47万増えた男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446186331/ cis5254 最後のギブもう一度男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446195715/ cis5255 車に乗っている人は非採用だよ男 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/market/1446205869/
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登録日:2022/07/02 Sat 00 00 00 更新日:2024/04/15 Mon 16 14 22NEW! 所要時間:約 44 分で読めます ▽タグ一覧 13番目の王 2色 CRYMAX ジャオウガ DM DM22-EX2 DM23-BD2 DM23-BD3 DM23-BD7 DM23-RP4 DMEX-13 DMEX-14 DMEX-16 DMEX-19 DMRP-13 DMRP-16 DMRP-22 DMSD-15 DMSD-21 G・ストライク T・ブレイカー W・ブレイカー お前も鬼にならないか? オーガ キングマスターカード クライマックス クラジャ コマンド シールド焼却 ジャイアニズム ジャオウガ ジャオウガ様 スタートデッキ スター進化 スピードアタッカー デモニオ デュエル・マスターズ デーモン・コマンド ハンデス ラスボス ラスボスの割には起死回生の一手となる主人公っぽい能力 ヴィラン 俺は最初から最後までクライマックスだぜ! 俺は最初から最後までクライマックスだぜ!←鬼タイム 切札!マスターCRYMAX!! 十王篇 増田幹生 多色 所要時間30分以上の項目 擬人化 敗北回避 時を超えて俺、参上! 時を超えて俺、参上!←追加ターン 最強 火文明 火文明のクリーチャー 王来MAX 終来王 終来王鬼 ジャオウガ 背景ストーリーのラスボス 虹の柱 進化クリーチャー 邪鬼王来烈伝 開発部セレクションデッキ 闇文明 闇文明のクリーチャー 鬼 鬼S-MAX進化 鬼になれ 鬼の歴史 鬼の王の歴史 鬼エンド 鬼タイム 鬼レクスターズ 鬼ヶ大王 ジャオウガ 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 鬼ヶ羅刹 ジャオウガ 鬼ヶ英悪 ジャオウガOG 鬼ヶ覇王 ジャオウガ 鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ 鬼ヶ鬼 ジャオウガ 鬼札アバク 鬼札王国 モモキングとの最終決戦に向け、ジャオウガが今まさに立ち上がろうとしていた……。 ジャオウガとは、TCG「デュエル・マスターズ」に登場するクリーチャー。 十王篇のスタートデッキより《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》として収録された闇・火レインボーのデモニオ/鬼札王国であり、王来MAXでは鬼レクスターズに覚醒した火文明または闇文明の単色として新たな姿で登場した。 十王篇の主役的なクリーチャーにして桃太郎がモチーフの《勝熱英雄 モモキング》と対になる「鬼」のクリーチャーであり、両足に金棒を装着しているのが特徴的な筋骨隆々の姿をしている。 幾度かその姿を変えてカード化されているため、背景ストーリーのラスボスとしては珍しくエピソード3のイズモ並みに自身を表すカードが多い。 名前の由来はおそらく「邪王」+「ogre(オーガ。鬼を意味する英語。)」。 ●目次 ジャオウガの変遷《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》 《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》 《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》 《鬼ヶ大王 ジャオウガ》 《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》 《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》 《終来王鬼 ジャオウガ》 《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》 《CRYMAX ジャオウガ》 関連カード 背景ストーリーでの扱い◇超天篇以前 ◇十王篇 ◇鬼の王来篇 ◇王来MAX 漫画での扱い 余談 ジャオウガの変遷 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》 (*1) 鬼ヶ邪王(おにがじゃおう) ジャオウガ・ゼロ SR 闇/火文明 (7) クリーチャー:デモニオ 7000 コストを支払うかわりに、自分の墓地にある闇または火のカードを合計8枚、シャッフルしてから山札の下に置いて、このクリーチャーを召喚してもよい。 自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。 W・ブレイカー このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その中からデモニオを1体出してもよい。 DMEX-19「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」に収録されたスーパーレアカード。 DM23-BD2「開発部セレクションデッキ 火闇邪王門」でも、後述する三種類のジャオウガと共に再録された。 ジョー編の最後に登場したジャオウガではあるが、天衣や腰の蛇腹など《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》と格好が似通っている事に加えて「ゼロ」という始まりを表す名前、そして種族に鬼札王国を冠していない点などから、《鬼ヶ鬼》より更に遡り建国前の一デモニオとしてのジャオウガの姿と推測される。 ジャオウガとしては珍しく鬼タイム・鬼エンド関連の効果は持ち合わせておらず、良くも悪くも単体で暴れ回る独善的な効果が目立った歴代ジャオウガとは異なりサポート寄りの性能になっている。 墓地に火または闇のカードが8枚あれば、それらを山札の下に戻す事で踏み倒し召喚が可能。 必要枚数はかなり多めだが、墓地にカードが貯まりがちな中盤以降なら意外と達成しやすく、ライブラリアウトを回避できるというメリットもある。 味方全員へのSA付与もあるため、このカード含めた味方のクリーチャー達が即攻撃を仕掛けられる上に、アタックトリガーで山札の上から3枚を墓地に送った上でその中からデモニオ一体を踏み倒せる。「体」換算なのでタマシードには対応していないが、デモニオならばスター進化でも鬼S-MAX進化でも無条件で踏み倒せるのはかなり強力。 探索範囲は3枚からと狭く運が絡むものの、後の《鬼ヶ羅刹》と異なり同名縛りは無いので、上手くいけば《鬼ヶ邪王》自身も踏み倒して連鎖的に召喚できる可能性がある。 何よりこれから紹介するジャオウガ全員を踏み倒せる。 《鬼ヶ鬼》なら肥やした墓地から蘇生させて更に手数を増やす、《鬼ヶ大王》ならシールド全回収で鬼エンド発動を誘発させる、《鬼ヶ王魔》なら最重量のコストを無視しつつ追加ターンを得る、《CRYMAX》なら圧倒的カードパワーでゲームエンドに持って行ける…と展開方法は選取り見取り。 ジャオウガは基本的に全員SA持ちなのでSA付与の効果が腐ってしまうものの、「ゼロ」を名乗るに相応しくジャオウガ達の起点としての活躍が期待できるカードである。 《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》 (*2) 鬼ヶ鬼(おにがおに) ジャオウガ KGM 闇/火文明 (10) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 11000 <鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーが攻撃する時、闇または火の、コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。 DMSD-15「キングマスタースタートデッキ 鬼札の鬼タイム」に収録されたキングマスターカード。 DMEX-15「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」でも再録された。 恐らくは鬼ヶ覇王となる前のジャオウガの姿である。 《鬼ヶ邪王》もそうだが時系列的にはまだレインボーの力を手にしていないはずなのに何故か赤黒である 各プレイヤーのシールドが合計6つ以下になると効果が発生する能力「鬼タイム」が実装されており、これによりコストを軽減して召喚できる。 スピードアタッカーも内蔵しているが、パワーとブレイク枚数は下述の鬼ヶ覇王よりも下回る。 あちらにない利点として、アタックトリガーによりコスト7以下かつ闇か火の非進化クリーチャー1体を蘇生可能。 《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》 (*3) 鬼ヶ覇王(おにがはおう) ジャオウガ KGM 闇/火文明 (10) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 17000 <鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 スピードアタッカー T・ブレイカー このクリーチャーは、召喚されたターン、バトルゾーンを離れない。 このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーをすべて破壊する。 DMRP-13「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」に収録されたキングマスターカード。 その後も「目指せ! キングマスターパック」やDMEX-14「弩闘×超ファイナルウォーズ!!!」で再録され、DMEX-19でも《鬼ヶ邪王》《鬼ヶ大王》と共に登場した。 鬼ヶ覇王としての姿であり、以前は「ジャオウガ」と言えばこのカードを指す事も多かった。 効果に関しては、バトルゾーンに出された時に自分自身を含めた全てのクリーチャーを敵味方問わず破壊するという何とも豪快なもの。 本来であればこの効果によって自分自身も破壊されてしまうのだが、もう一つの効果により召喚されたターンは場を離れないため自分だけは場に踏みとどまることが可能。 副次的な効果としてT・ブレイカーでシールドを割る際にも除去系のS・トリガーに強く出れる。 しかし第一の効果で自分以外の味方も吹っ飛ばしてしまうために続けてダイレクトアタックへと持っていきづらく、召喚ターンを過ぎれば耐性も切れてしまうので、単体では些か決め手に欠ける。 その為、皮肉にも軽量コストで後続を供給できるキリフダッシュとの相性はすこぶる良好 破壊された時にトリガーを発動するクリーチャーや、《「修羅」の鬼 アシュラ天狗》のような破壊耐性持ちとコンボを決めていきたい。 《鬼ヶ大王 ジャオウガ》 (*4) 鬼ヶ大王(おにがだいおう) ジャオウガ KGM 闇/火文明 (5) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 7000 スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。 DMEX-13「四強集結→最強直結パック」に収録されたキングマスターカード。 DMEX-19で再録され、DM23-BD2にもその他のジャオウガ三種と共に収録された。 冒頭のフレーバーテキストはまさにこのカードに記載されており、恐らくは玉座から今まさに立ち上がろうとしているジャオウガの姿を収めたものかと思われる。 ジャオウガとしては最軽量の5コスト。 召喚時に自身のシールドを全回収する任意効果を持ち、似た効果の《黒神龍ブライゼナーガ》と異なりS・トリガーは使えないものの、これによって鬼タイムと鬼エンド(後述)の両方の条件を満たす事が可能。 加えて5コストとしては比較的優秀なスピードアタッカー&W・ブレイカー持ちなので、シールド回収効果を使わずにそのまま攻撃要員としても運用できる。 特に、鬼エンド状態で自軍が攻撃する時に手札から踏み倒せる呪文《百鬼の邪王門》とシナジーがあり、恐らくデザイナーズコンボだと思われる。 見た目通りハイリスクな能力でもあるので、効果を使ったらさっさと邪王門で多数の打点を供給してそのままゲームエンドを目指したいところ。 逆に対邪王門デッキでこいつを出される事は事実上の死亡フラグである為、早めの対策を心がけたい。 競合相手はスピードアタッカーこそ持っていないものの、任意の枚数のシールドを回収できる上にスレイヤーと敗北回避効果を併せ持つ《覇王ノワールモナーク》か。 同じ火闇5マナの非進化でかつ優秀な大王の登場により、ただでさえ危うかった《鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー》の立場はほぼ無くなった 《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》 (*5) 鬼ヶ王魔(おにがおうま) エンド・ジャオウガ KGM 闇/火文明 (12) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 17000 スピードアタッカー T・ブレイカー <鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。 <鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、追加ターン中でなければ、このターンの後にもう一度自分のターンを行ってもよい。そうしたら、そのターンの終わりに自分のクリーチャーをすべて破壊する。 DMRP-16「十王篇 第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」に収録されたキングマスターカード。 一度は絶命したジャオウガが《一王二命三眼槍》の力で蘇った姿であり、燃え盛る身体が特徴的な十王篇におけるジャオウガの最強形態。 コストはこれまでで最重量の12を記録し、そのままではただ重いだけのファッティである。 しかし鬼タイムによってこれまでと同様に召喚コストを6まで半減でき、更には自分か相手のシールドが0枚になった時に発動する新たな能力「鬼エンド」により、条件を満たしていればエクストラターンが得られる。 追加ターン中に倒しきれなければ味方クリーチャーが全滅してしまうデメリットはあるものの、そのまま相手を倒しきってしまえば無視できる。 また《鬼ヶ覇王》の耐性で強引に後続を残す手もある。 《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》 (*6) 鬼ヶ羅刹(おにがらせつ) ジャオウガ P 闇/火文明 (6) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 7000 G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) <鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下で、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あり、バトルゾーンに自分の《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) DMEX-16「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」に収録されたカード。 DM23-BD2でもその他のジャオウガ三種と共に再録された。 モモキングに敗北した後の衰弱したジャオウガと推測されており、筋骨隆々だった肉体は弱々しく萎んでしまい、体表は灰のように白っぽくなり身体の各部がヒビ割れているなど、その姿は鬼ヶ王魔と対照的な燃え尽きた印象を受ける。 また、よく見ると《鬼ヶ邪王》や《鬼ヶ鬼》で見られた天衣が確認できる。未熟さの表れ、あるいは衰弱の兆候なのだろうか? 王来篇の時期に登場したカードのためG・ストライク持ち。 鬼タイムの効果は従来のシールドの枚数に加え、闇・火のカードがマナゾーンにある事と《鬼ヶ羅刹》自身は複数並べられないという制約こそあるものの、条件を満たせば実質0マナで召喚可能。 スピードアタッカー持ちのW・ブレイカーであるため2打点は確保でき、攻撃要員としては《百万超邪 クロスファイア》のような使い勝手で使用できる。 《終来王鬼 ジャオウガ》 (*7) 終来王鬼(しゅうらいおうき) ジャオウガ KGM 火文明 (5) スター進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 8000 スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から進化クリーチャー1体またはタマシードを1枚相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、相手に見せたカードのコスト以下の、相手のクリーチャー1体またはタマシードを1枚破壊する。 DMSD-21「キングマスタースタートデッキ アバクの鬼レクスターズ」に収録されたキングマスターカード。 鬼レクスターズとして覚醒したジャオウガであり、《鬼ヶ羅刹》の姿をベースに半透明な紫色の骨を身体に纏ってる。 また、名称が因縁のライバルである《未来王龍 モモキング》との対になっている(終来⇔未来/王鬼⇔王龍)。 これまでは一貫して闇・火レインボーのデモニオ/鬼札王国だったが、王国が崩壊した事に伴い種族はデモニオ/鬼レクスターズへと移行し、文明も赤単に。 ジャオウガのカードとしては初めて鬼タイム関連の効果を内蔵しておらず、スター進化クリーチャーになっている。 効果は場に出た際に山札の上から五枚をめくり、タマシードか進化クリーチャーを1枚サーチしつつそのコスト以下の相手クリーチャーを破壊するというもの。 山札の下をある程度操作できるため、後述の《邪王来混沌三眼鬼》と相性が良く、設定上の繋がりや収録時期が近い事からデザイナーズコンボと考えられる。 《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》 (*8) 鬼ヶ英悪(おにがヴィラン) ジャオウガOG(オーガ) VR 闇/火文明 (5) クリーチャー:デモニオ/デーモン・コマンド/鬼レクスターズ 5000 <鬼エンド> クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、このクリーチャーを自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。 スピードアタッカー このクリーチャーが出た時、相手の、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 DM22-EX2「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」に収録されたベリーレアカード。 DM23-BD2でもその他のジャオウガ三種と共に再録された。 ジャオウガとしては《終来王鬼》《CRYMAX》に続いて登場した3枚目の鬼レクスターズで、覇王時代の肉体まで回復した上で両腕にも脚と同じ金棒を装着している。 終来王鬼と同じくモモキングとの対照性が意識された形態であり、こちらは《王来英雄 モモキングRX》との対。「英悪」と書いて「ヴィラン」と読ませるのは流石のセンスである。 コスト5の《鬼ヶ大王》以来となる中量級ジャオウガとなっていて、更に鬼エンドが発動すればノーコストで召喚できる。 鬼タイムで踏み倒せる《鬼ヶ羅刹》を彷彿とさせる効果だが、あちらとの相違点として同名カードの制限がないため、手札にあれば同時に複数枚踏み倒せるのが特長。 cipでブロッカー1体を吹っ飛ばせるので出しただけでも仕事してくれる上に、種族にデーモン・コマンドを持つスピードアタッカーでもあるため様々な活用が期待できる。 鬼エンドで飛び出して即座に攻撃する事で侵略元としたり、火・闇のコマンド持ちとして禁断の封印を解放しに行けたりもする。 何かとド派手な効果が多いジャオウガの中では一見するとパッとしない印象を受けるが、その実かなり汎用性の高い性能に仕上がっている。 またジャオウガOGを語る上で欠かせないのが、使い手となるデュエリストも共に描かれたヒーローレア版のイラスト。 ジャオウガの場合はアバクが描写されているのだが、こちらのイラストでは王来学園で級友たちと楽しそうにデュエマをする姿が映されてる。 後に『デュエル・マスターズGoAフルコンプリートBOOK』の解説にて、王来学園の復興に成功した後のアバクの日常であることが語られた。 …え?肝心のジャオウガの姿が見えない? いるじゃないか…アバクの背後にある石像として。 《CRYMAX ジャオウガ》 (*9) CRYMAX(クライマックス) ジャオウガ KGM 闇文明 (7) S-MAX進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 13000 鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す) T・ブレイカー このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。 このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。 DMRP-22「王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!!」に収録されたキングマスターカード。 DM23-BD3「開発部セレクションデッキ 水闇自然ハンデス」、DM23-BD7「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」でも再録された。 DM23-RP4ではなんと褐色・青髪のイケメンに擬人化した姿の新規イラストが金トレジャー枠として収録された。 ジャオウガの究極形態にして王来MAXでの最終形態で、一王二命三眼槍と思わしきパーツが各部に妖しい艶めきを放つ紫色の鎧として装着され、金棒だった両足は鋭い槍(というかランス)の形状へと変化し、全身に蒼炎を灯している。 名前の「CRYMAX」はS-MAX進化クリーチャー特有の冠詞である「MAX」を発展させたもので、最高潮を意味する「CLIMAX」と泣く・叫ぶ等の意味を持つ「CRY」を掛け合わせた造語と思われる。 プレイヤーからの愛称兼略称は「クラジャ」または「ジャオウガ様」。 種族は終来王鬼から変わらずデモニオ/鬼レクスターズだが、文明が再び変色して今度は黒単になった。 レインボーの力を手に入れる前のデモニオは元々闇文明だったという設定が公式で語られており、この姿はデモニオとしてのジャオウガの原点回帰とも言える。 プレイヤーを素材とした新たな進化「鬼S-MAX進化」によって召喚され、自身が除去される時またはプレイヤーが敗北する時、自分の表向きのカードを3枚破壊する事でそれらを回避出来る。 この場合における「表向きのカード」とは、進化クリーチャーの下に敷かれている進化素材のカード達も指定する事も可能で、デュエチューブの先行試遊動画では《禁断英雄 モモキングダムX》とのコンボによって、ダイレクトアタックを三回も回避するという背景ストーリーさながらの壮絶なしぶとさを発揮していた。 そこまでのコンボを狙わずともクラジャと他に2体いれば敗北回避が可能なため、あって損はしない能力である。 地味にカード指定除去の性質も備えているので退化として利用でき、敢えてクラジャを2体場に出して退化を誘発させる事が可能である。 他にも《覇王ブラックモナーク》とのコンボを利用した退化から退化へのルートも研究されている。 ただし注意点として、「置換先の行動を取れない場合は、その置換効果を適用させる事はできない」という裁定のため、破壊耐性持ちのクリーチャーやカードを敗北回避のコストにすることができない事には気を付けたい。 例えば、《滅亡の起源 零無/零龍》や鬼タイム下の《「修羅」の鬼 アシュラ天狗》を敗北回避の破壊コストとして利用することはできない。 自身は終来王鬼から引き続き鬼タイムを有していないものの、場に出た際の効果で自分と相手のシールドをそれぞれ総数が3枚になるように残りを墓地に置く…すなわち鬼タイムの確実な発動が実現できるのである。 鬼タイムとのコンボによって、《ウツセミ童子》の効果でコスト7以下のクリーチャーとして蘇生したり出来る他、ジャオウガ同士なら非進化限定とは言え味方の展開も出来る鬼ヶ鬼や、実質0コストで召喚できる鬼ヶ羅刹と特に相性が良い。 加えて自身もT・ブレイカー持ちの進化クリーチャーなので、相手の残りシールド3枚を割れば一気に鬼エンドの発動まで迫れる。 というような鬼タイム・鬼エンドと絡めたコンボも十分強力なのだが、真の強みは単純明快にシールド焼却と自身の打点で相手の全シールドを叩き割れる事にある。 実質ワールド・ブレイカーと同義…どころか相手は3枚しか手札に加える事もS・トリガーで反撃する事も許されず、その上位能力と言える。 そして、ウィニーでも何でも召喚酔いしてないクリーチャーがクラジャの横にもう1体用意しておくと、そのままガラ空きの相手にダイレクトアタックして勝利できる。 このようにクラジャ+1打点がいれば、たとえ相手が優勢な状況でも引っくり返して即ゲームエンドという理不尽な展開を実現でき、クラジャの強さの根幹を担う凶悪極まりない能力である。 更に更に焼却効果は場に残すシールドを「3枚ずつ」で換算するため、裁きの紋章といった複数のカードを1束のシールドとして扱う能力に対しても束の中のカードまで含めて捨てさせる意外な利点があったりする。 自軍の盾を増やしたり表向きにして重ねる事が主戦術の《煌龍 サッヴァーク》や《「正義帝」》達にとっては天敵中の天敵であり、このカードの登場によってギャラクシールド系のデッキは姿を消したと言えばどれだけ強力な効果かお分かりいただけるだろう。 そしてダメ押しとばかりに、攻撃時には相手のクリーチャーを1体破壊した上で手札二枚をハンデスするというアタックトリガー版《ガンヴィート・ブラスター》が発動される。 破壊効果によってブロッカーも1体だけでは意味を成さず、クラジャと他のクリーチャーによる突破を許してしまう。 相手の手札にあるかもしれないニンジャ・ストライクや革命0トリガー、《百鬼の邪王門》に《一王二命三眼槍》を初めとした様々な防御札もハンデスで墓地に落としながら攻撃でき、ダイレクトアタックの安定性が格段に増す。 シールド焼却だけでも盤石だったクラジャの決定力を極限まで高める能力であり、相手はハンデスによって減らされた手札と残されたシールド3枚に一縷の望みを懸けて戦わなければならなくなる。 たった1体のクリーチャーがシールドもバトルゾーンも手札もズタボロにするのだから恐ろしい。 一応これらの効果は任意ではなく強制なので、相手の場に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》といった選ばれると厄介な効果を発揮するクリーチャーしかいない場合には破壊するしかなく、やや融通が利かないのが欠点だろうか。 ハンデスについてもマッドネス系のカードである程度対処でき、シンプルに強力な能力だからこそ対抗手段も溢れている。 しかし如何に強力なクリーチャーでも、場に出す前に勝負が決しては元も子もない。 クラジャの場合はやや重めくらいのコスト7で収まっているが、マナ加速や踏み倒しを駆使して出来るだけ早く場に出したいところである。 進化クリーチャーなので一部の踏み倒しに引っ掛かるものの、コストやパワー等が幸いな事にその手の踏み倒しカードの効果範囲にギリギリ収まっており、 《鬼寄せの術》などのコスト軽減カード 《灰燼と天門の儀式》といった進化クリーチャー対応のリアニメイト呪文 《グレート・グラスパー》のアタックトリガーでパワー14000以下のクリーチャーとしてマナゾーンから踏み倒し 《母なる星域》で非進化クリーチャーと入れ替えてマナゾーンから出す 《SSS級天災 デッドダムド》で侵略しつつ《深淵の食卓》で8よりコストが1低いクリーチャーとして踏み倒し 等々、早期召喚の手段には恵まれている。 中でも星域がツインパクトになった《幻緑の双月/母なる星域》とは異常なまでの相性の良さを誇る。 詳細な解説は向こうの記事に譲るが、クリーチャー側で初動のマナ加速を行いつつ呪文側ではたった3マナでマナゾーンから踏み倒せる動きを兼ねており、ただでさえ凶悪なクラジャを手が付けられない強さに跳ね上げている。 欠点は…強いて挙げるならcipのシールド焼却で自分も残りシールドが3枚になってしまう事くらいであり、メリットの方が強すぎて実質デメリットはないものとして扱っていい。 これほどのアドバンテージの塊がわずか7マナで召喚できてしまうのは異常と言う他なく、そんな申し訳程度の重さすら上述のように他のカードで十二分にカバー可能できたりとあまりにも隙が無い。 場に攻撃可能なクリーチャーがもう1体いれば実質ゲームエンドという性質や、母なる系呪文とのコンビで猛威を振るっている点などからプレミアム殿堂筆頭の《無双竜機ボルバルザーク》が比較対象に挙がる程であり、まさにインフレの極限を体現する1枚。 「CRYMAX」の名前通り相手が泣き叫ぶような、決定力の塊と評すべきその規格外な性能と各種数字の絶妙な塩梅から、メイン・サブ問わず闇文明フィニッシャーの決定版として扱われている。 環境では登場当初から【青黒緑デッドダムド】や【青黒緑ハンデス】に入れられて活躍しており、しばらくして《SSS級天災 デッドダムド》からフィニッシャーの枠を乗っ取る形でクラジャの速攻召喚に寄せた構築【青黒緑CRYMAXジャオウガ】が誕生。侵略者がデッキを侵略されてる… それ以外にも【4cガイアッシュ覇道】【4c邪王門】【神羅ケンジ・キングダム】【5cザーディクリカ】等々、闇文明が入るデッキならとにかく何処でも活躍しており、マナが伸びるわけではないのでそこまで相性が良くない【青黒魔導具】でさえも《卍新世壊卍》を除去され続けたり引けなかった場合のサブプランとして投入が検討される程。 余りにも猛威を振るうので、ハンデス対策として一時期《斬隠蒼頭龍バイケン》等のマッドネスの投入が基本になっていた。(*10) 特に【青黒緑CRYMAXジャオウガ】こと【アナカラージャオウガ】は、フィニッシャーにクラジャを据えつつ多種多様なメタクリーチャーを大量に採用して柔軟に戦えるデッキとして進化を遂げ、様々な大会で幾つもの成績を残している。 あの《絶望神サガ》がまだ野放しだった【サガループ】の全盛期でさえ、基本はサガに押されながらも大会の入賞デッキで抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げていたほど。 そして、サガ亡き後では【青赤マジック】や【アビス】といった名立たる強デッキを抑え、二種類の【魔道具】デッキと共に環境を席巻。 オリジナル環境では首位をキープし続け、挙句の果てに超次元と超GRも使用可能なアドバンス環境でさえも首位争いを繰り広げており、まさに環境を鬼の歴史で染め上げた。 同弾収録の、他のカードとの連携をデザインして作られたはずの《MAX-G ジョラゴン》があまり環境で活躍しない中、単体だけでも十分強いこのクリーチャーが他のカードと連携して環境の頂点の座を欲しいがままにするのは皮肉としか言いようがない。 しかしアビス・レボリューションの第4四半期になると、新カードによって構築が増強されたマジックやアビスに押され始め、中堅くらいの位置へと戻る事に。 2024年3月の規制ではとうとう主要パーツである《幻緑の双月/母なる星域》が殿堂入りされ、全盛期は終わりを迎えつつあるものの、それでも環境の上位を未だに抑えている。 「デュエマ20周年の集大成を飾る大ボスにしては能力が地味」といった声も挙がっていたが、実際の活躍で実力を示せたクリーチャーと言える。 関連カード 鬼札アバク&ジャオウガ P 闇/火文明 (6) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000 スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) <鬼タイム>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-7000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) SpDeck8「ウェルカム! 鬼札王国おデッキ40枚!!」に付属された本デッキの限定カード。 使い手である鬼札アバクとの共演カードであり、鬼タイムが発動すれば対になっているパワー7000の《切札ジョー&モモキング》を切りよく破壊できる。 一王二命三眼槍(バラド・ヴィ・ナ・シューラ) SR 闇/火文明 (5) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000 自分がゲームに負ける時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。 スピードアタッカー W・ブレイカー <鬼エンド>このクリーチャーが出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、出してもよい。 背景ストーリーでジャオウガが振るった槍。 「一人の王にのみ仕え、破壊する王に二たび命を授け、三つの眼で世界の過去、現在、そして滅亡する未来を見届ける槍」とされており、実際にジャオウガは絶命した所を一王二命三眼槍に突き刺された事でエンド・ジャオウガとして強化蘇生した。 他にも次元を裂く力を有していたり何かと万能な武具である。 十王篇の終盤にジャオウガの武器として登場してそれっきりだったが、王来MAXでは意外な形で再登場し…。 実際のカードスペックも極めて優秀であり、5コストにしてSA&Wブレイカー持ちと純粋にアタッカーとして優れている事に加え、自分のマナゾーンに火と闇のカードが1枚ずつ置かれていれば手札のこのカードを山札の下に送る事で敗北を回避できる。 この効果で山札の下に置かれてしまった他の一王二命三眼槍も鬼エンドが上手くいけば複数に並べる事が可能など、とにかく強力な1枚。 詳しくは個別項目を参照。 邪王来混沌三眼鬼(カオス・ヴィ・ナ・シューラ) KGM 火文明 (5) スター進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 7000+ スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。 W・ブレイカー バトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。 クリーチャーは、可能なら攻撃する。 クリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、自分の山札の下から2枚を表向きにする。その中から、コスト5以下の進化クリーチャーを最大1体とコスト5以下のタマシードを最大1枚出す。その後、残りを墓地に置く。 実は鬼の世界での「超獣王来烈伝」に相当する「邪鬼王来烈伝」だった一王二命三眼槍が独立して動き出し、「邪鬼王来烈伝」として覚醒した姿。 一見すると突拍子も無い後付けのように感じるが、実は十王篇の時点で既に「一人の王に仕える」「過去・現在・未来を見届ける」等の『超獣王来烈伝』に似た性質が提示されていた。 その名の通り「混沌」を身体に纏っており、並みの攻撃は「混沌」に触れるとやがて形を失い粉々に粉砕されてしまう。 カード方面では一王二命三眼槍から一転してスター進化クリーチャーに。 パワーが1000上がった上でバトル中は更に4000上がり、11000とそこそこのパワーで迎え撃てる上に攻撃を強制する効果も持つため、持ち前のパワーを活かせる機会は多いだろう。 そして自分・相手問わず、アタックトリガーによって山札の下から二枚を確認し、その中からコスト5以下の進化クリーチャーとタマシードを最大1枚ずつ出す事ができる。 該当カードが無かった場合は墓地行きだが、同時に墓地肥やしもこなせるためやはり優秀である。 ただし効果が任意ではなく強制である関係上、山札がゴリゴリと削れていくためライブラリアウトには注意したい。 邪王極限怒号掌 R 闇文明 (5) 呪文 相手は、次のうちいずれか1つを選ぶ。 ▶相手は自身のマナゾーンにあるカードをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。 ▶相手は自身のクリーチャーをすべて破壊する。 《CRYMAX ジャオウガ》の必殺技カード。 「極限怒号」とはそのまま「CRYMAX」を表していて、背景ストーリーでは鬼S-MAXの力を咆哮とともに拳に乗せて一気に解き放つ技として描かれている。 CRYが「泣く」意味の方を表していてジャオウガは「泣いた赤鬼」じゃないかと考察されてた時期もあったが、このカードの登場により否定された カードの効果は相手クリーチャーの全体除去か次ターンにおけるマナゾーンの機能停止のいずれかを相手に選ばせる、という残虐にして陰湿なもの。 しかし効果を選ぶのはあくまで相手であるため、バトルゾーンにクリーチャーがあまり充実していなければ第一の効果を、逆にバトルゾーンの戦力が十分ならマナを犠牲に第二の効果が使われるため、どちらの効果でも手痛いダメージが与えられるように発動するタイミングを見極めたい。 背景ストーリーでの扱い 強い。 とにかく圧倒的に、ただひたすらに、最大最強クラスに強い。 その強さは背景ストーリーにおいて遺憾なく発揮されており、 立ち上がるだけで世界を激変させる それまで無双状態だったパワー∞の怪物を逆に圧倒する(*11) 敵味方が手を組んだ全勢力により放たれた九大必殺技を耐え抜いて生存 主人公が大苦戦した前章ラスボスと同等の存在を大した消耗もなく撃破する 雄叫びだけでそれまで世界を支えていた巨大な柱を倒壊させる 等々の凄まじい活躍を見せている。 背景ストーリーを手掛けているスタッフからもその強さはお墨付きで、十王篇までの章毎のラスボス達を設定上のヤバさ順にランキング化した「歴代ラスボスランキング」という企画では、あの超神星ブラックホール・サナトスや「無情」の極 シャングリラ、ドルマゲドンXに零龍といった名だたるラスボス達を抑えて歴代で最もヤバいラスボスとして取り上げられた。 また先述の通り、《暗黒凰ゼロ・フェニックス》以来14年ぶりとなる背景ストーリーのラスボスを二度務めたクリーチャーでもある。あちらはその後更にシーザーさんとプレイス版のヘヴィデスメタルで実質四回もラスボスを張ってるが その内二回目はデュエマ20周年にしてジョー編完結作である王来MAXのラスボスも担当するなど、シリーズの中でも色々と規格外な存在になっている。 ◇超天篇以前 ジョニーやモモキングらが生きる超獣世界こと『龍の王の歴史』とは別の世界、龍頭星雲から幾億光年の彼方にある『鬼の王の歴史』と呼ばれる異世界において、デモニオ達を束ね鬼札王国を率いる覇王として君臨している。 ミスティ・レポートの記録によると、鬼の歴史はジャオウガがデモニオを支配しようと決める以前までは住民なりに楽しく暮らしていたらしいが、ジャオウガが君臨して以降はその性質が変わったようだ。 未来予知の能力を有するジャオウガは『龍の王の歴史』と『鬼の王の歴史』がいずれ激突する事を予見しており、対抗戦力を削ぐために新章の物語が始まるより前から予め超獣世界のドラゴン達を絶滅に追いやっていた。 つまりはジャオウガこそが新章世界において最初にドラゴンが存在しなかった元凶であり、革命ファイナルでのドギラゴールデンとドルマゲドンXの激突がドラゴン滅亡の引き金になっているDS世界との明確なパラレル要素となっている。 またジャオウガは鬼札王国のみならず、かつて戦いを挑み打ち破った美孔麗王国・暴拳王国・月光王国の三つの勢力を取り込み、鬼札覇王連合を結成している。 これら三つの国からは勝利の証として統治者の一番大切なものを奪った上で、それぞれの王国に《結晶龍 プロタゴニスト》《聖板龍 ジークシュトルツ》《断影龍 ユスティーツァ》を監視者として送り込み隷属させていた。 ◇十王篇 ジョリー・ザ・ジョニーとジョラゴンが零龍を倒す際、禁忌の力であるレインボーに目覚めた事を龍頭星雲の彼方より察知し、その力を手に入れるために王国を率いて超獣世界へと侵攻した。 手始めに自然文明を強襲し、ガイアハザードを倒して姫を人質に取ると、大長老の手で鬼札覇王連合の四大王国にレインボーの力を与えさせた。 更には大長老を鬼札覇王連合に連なる五番目の王国・不死樹王国の王として据えさせ、裏切りがないよう《大樹王 ギガンディダノス》を監視者として配置して去っていった。 その後は玉座に腰を下ろして侵略状況を静観。 ディダノス敗北の一報を聞いた際は自ら出陣しようとしたが、参謀であるヨミノ晴明の制止を受けて思いとどまる事に。 しかし三王国の襲撃に対して各地で抗戦するチーム勢の奮闘、そして彼らの戦いに割って入っては戦況を掻き乱していく0番目の王・ゲンムエンペラーの出現を受けて超獣世界の侵略に陰りが見え始める。 ついには腹心であるフウジン天とライジン天が敗れたとの報告を聞き、本気になったジャオウガはいよいよ立ち上がろうとしていた…! 鬼札王国に単身乗り込んで姿を現したゲンムエンペラーに対し、何とジャオウガは座ったままで互角の戦いを展開し始める。 これまで敵味方を圧倒してきたゲンムエンペラーが放つ翼の一撃を足の金棒で難なく受け止め、必殺技の「虚数転生」さえも受けきってみせると、その気になったジャオウガはついに立ち上がった。 その瞬間、凄まじい衝撃波が発生し ゲンムエンペラーの翼を裂き 最高の公演を演じきったチームウェイブ&美孔麗王国を衝撃波が襲い 十二神騎は最年少の「新時代の福音」を死守して全滅し 大地を寸断させゴリオ・ブゴリを奈落の底に落とす …という壊滅的な被害を各文明のチームと王国にもたらした。 傷付いた身体でも戦闘を続行し、夢幻の無により死角からの攻撃を放つゲンムエンペラーだったが、未来視を可能とするジャオウガはそれらを全てを読み切り回避していく。 そのままトドメを刺そうとするが、そこに修行を終えた《勝熱百覇 モモキングReVo》が割って入った。 モモキングが修行の末に編み出した必殺技・キリフダReVoは「時間」という概念を打ち破り、未来視を超越した不可避の一撃によってついにジャオウガは倒れた… そこへ三つの眼を宿した赤い槍が突如としてジャオウガに突き刺さったかと思うと、徐々にその姿を変えていき、鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガとして強化復活してしまう。 赤き槍…《一王二命三眼槍(バラド・ヴィ・ナ・シューラ)》の効果で蘇ったエンド・ジャオウガは、自身の未来予知能力と槍の命を増やし続ける能力を組み合わせてゲンムエンペラーとモモキングReVoのタッグを圧倒という壮絶な戦闘力を発揮する。 ゲンムエンペラーがついに倒れると、モモキングの一番大切なもの…この世界そのものを奪い取る事を高らかに宣言してそのままトドメを刺そうとするが、そこへモモキングのお供であるモモダチ、もとい修行でパワーアップしたスパダチ三人が立ち塞がり、コンビネーションによる威力100倍のキリフダReVoを放つ。 これにはさしものエンド・ジャオウガも一時撤退を余儀なくされ、居城である獄鬼夜城にて決着を付ける事を伝えると去って行った。 先の戦いで三つの王国を監視していた三体のドラゴンが倒された事で《地封龍 ギャイア》より解放された最凶最悪のドラゴン《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》を引き連れ、モモキングを待ち構えるエンド・ジャオウガ。 最終決戦に向け、チームの垣根を越えて《爆龍皇 ダイナボルト》《キング・マニフェスト》《「正義帝」》らとの共闘を掲げたモモキングは、世界獣龍の相手をゲンムエンペラーに任せてジャオウガに立ち向かっていく。 だが…獄鬼夜城により鬼タイムに突入しエンド・ジャオウガはキングマスター四人とスパダチ三人が束になってもなお敵わず、攻撃からモモキングを庇おうとしたスパダチ達は致命傷を負ってしまう。 スパダチを倒された怒りに打ち震え、ジャオウガに特攻を仕掛けようとするモモキングだったが、そこへ鬼札覇王連合からの離反を決めた三王国のキングマスター《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》《月と破壊と魔王と天使》《大樹王 ギガンディダノス》に加え、世界獣龍を倒したゲンムエンペラーとそこから解放されたゴリオ・ブゴリらが駆け付ける。 十人のキングマスターが集った事で奇跡が起き、チーム切札の移動要塞である桃天守閣が顕現するというジャオウガにも予想外の事態が発生。 モモキングに味方する八王の力「他者を信じる力」「マジでボンバーな力」「美しさを追求する力」「究極の自己表現の力」「生命の輝きの力」「無の力」「正義の力」「自身の実力を信じぬく力」が桃天守閣に集い、九王の力を込めた九撃がモモキングReVoにより放たれた! この攻撃により全身に9か所の深手を負ったジャオウガはたまらず後退するが、それでもなお倒れる事はなく、一王二命三眼槍で空間を切り裂いてそこに身体を沈めながら最後の捨て台詞を吐いた。 「モモキング、そしてキングマスターたちよ……今宵はここまでだ! だが忘れるな! このジャオウガ、いつの日かまた貴様らの大切な物を必ず奪いに来てやるぞ!!」 「……貴様らがこの場を生き残れればの話だがな!」 置き土産として世界その物を消滅させる威力がある獄鬼夜城のコアを起動し、10分後の爆発を予告すると空間の裂け目に消えていった…。 ◇鬼の王来篇 王来MAX第1弾で明かされた、十王篇後にモモキング達の王来篇と並行して繰り広げられていたジャオウガ視点での王来篇。 謂わば「鬼の王来篇」とでも呼ぶべきエピソードである。 九王の連撃から生き延びたとはいえそのダメージは甚大だったようで、燃え盛る身体の鬼ヶ王魔から一転、まるで燃え尽きた灰のような鬼ヶ羅刹の姿へと弱体化してしまう。 やむなく元の世界へと敗走して力を蓄えていたジャオウガだったが、『龍の王の歴史』と並行世界のような関係性であるこの世界にも時を同じくしてディスペクターが出現し、デモニオ達に襲い掛かってくる。 この際、ジャオウガが武器として携えていた一王二命三眼槍が実は「超獣王来烈伝」に相当する「邪鬼王来烈伝」であった事を知り、ジャオウガ自身も英雄の力を取り込んでパワーアップする鬼レクスターズの力に目覚めた。 終来王鬼となったジャオウガはモモキングが超獣世界でそうしてきたように、《原闘混成 ボルシャックADEVE》の撃破を皮切りとしてドルファディロムやドキンダンテといったディスペクター達を次々と倒していく。 超獣世界とは逆側のバロムやミラダンテらの魂が12の王として解放される中、本来「邪鬼王来烈伝」に収めるべきそれらの魂をジャオウガはなんと己の身体に取り込んでいった。 更には英雄だったクリーチャーを鬼の歴史に取り込んで自身の配下とする事で、王国崩壊により衰えていた戦力を増強していく。 「邪鬼王来烈伝」に刻まれし12の王「悪魔王」「魔刻王」「聖龍王」「奇跡王」「起源王」「天災王」「禁断王」「邪悪王」「暗黒王」「陽炎王」「零源王」「創世王」の全てを取り込んだジャオウガは、『鬼の王の歴史』におけるディスペクターの黒幕《鬼魂珠》が五大鬼王を魔合成して造り上げた鬼の歴史版ヴォルゼオス・バラモルドに挑み、これを撃破した。 その際に《鬼魂珠》へと突き立てられた一王二命三眼槍は、ジャオウガが放つあまりのパワーによって龍頭星雲を越え《鬼魂珠》と同一存在である《龍魂珠》に接続してしまい、『龍の王の歴史』にてちょうど同じタイミングでモモキングに討たれた《Volzeos-Balamord》の胸から飛び出してきたのだった。 「モモキングよ、貴様もちょうど『龍の王の歴史』を経てきたようだな。 『鬼の王の歴史』とどちらが真の王の歴史か、決着をつけようぞ。」 ◇王来MAX ディスペクターとの決戦を終えたばかりの超獣世界に降り立ったジャオウガは、登場するや否やジョー星に一王二命三眼槍を撃ち込んで跡形もなく破壊してしまう。 続けて鬼レクスターズの大軍勢を超獣世界の各文明に侵攻させると、ジャオウガ自身は十王大戦の時と同様、上空の玉座へと余裕たっぷりに腰を下ろすのだった。 しかし新たな力・S-MAX進化へと目覚めた超獣世界の猛者達の活躍で、一王二命三眼槍の変化態である邪王来混沌三眼鬼が《MAX・ザ・ジョニー》と《モモキング-MAX》に、最強の鬼レクスターズである「亜堕無」とEVENOMIKOTOが《ブランド-MAX》《バラギアラ-MAX》《Code:-MAX》《ゲンム-MAX》らに相次いで討たれた事を知ると、いよいよジャオウガも玉座から立ち上がろうとしていた…!! 密かに復活していたヨミノ晴明改め《ヨミノ晴明R(リターンズ)》の必死の説得も虚しく、自身の元へ駆け付けた《神聖十二神騎𝄇》の啖呵を聞いたジャオウガはついにその重い腰を上げた。 その衝撃により神聖十二神騎𝄇は一人残らず消し飛び、側にいたヨミノ晴明Rまでもがかき消されてしまったのだった…。 立ち上がったジャオウガは「亜堕無」とEVENOMIKOTOの亡骸に向けて邪王来混沌三眼鬼を突き刺すと、ディスペクター時の情報を元に二体を復元させて再びレクスターズにけしかけ、自身もモモキングとジョニーに襲い掛かった。 S-MAX進化を発動した二人が放つ神速の刀と弾丸がその身体を貫き倒されたかに思われたが、何処からか現われた無数の鬼の巻物がジャオウガを包み込んだかと思うと、鬼の歴史におけるS-MAX進化「鬼S-MAX進化」を果たしたCRYMAX ジャオウガが内部より姿を現した! CRYMAX ジャオウガが放つ大咆哮によって大地は激震し、あまりの揺れの大きさに「世界をつなぐ柱」が倒壊してしまう。 これにより時空が歪み世界はひび割れ始め、更には柱が失われた事で龍頭星雲の向こう側にある『鬼の歴史』の世界が超獣世界へ落ちてくるという事態が発生。 鬼の世界に押し潰されようとする中で、龍の世界の草木が、海が、大気が、そして超獣達までもが徐々に「鬼」と化しつつあり、モモキングとジョニーもまた凶悪な爪や禍々しい角が生え始めていた。 「ジャハハハハ! モモキングよ!予告したとおり、貴様の大事なこの世界を奪わせてもらう!!」 「鬼になれ、モモキング!貴様らも、鬼の歴史の一部になるといい!!」 鬼化の影響で二人が思うように動けない中、ジャオウガを強者と見定めたゲンムエンペラーは鬼化を振り切って一人突撃する。 S-MAX進化を発動した上で無限の質量の夢幻の無をぶつけるという特大の必殺技をジャオウガに放つが、鬼の巻物によって無限の概念その物をタマシードに変換させられた上に、技の反動で身動きが取れない所をジャオウガに蹴り飛ばされ一撃で気絶し、龍頭星雲の彼方へと吹っ飛ばされてしまった。 続け様に放たれたCRYMAX ジャオウガの必殺技「邪王極限怒号掌」によってモモキングとジョニーも彼方の岩盤に叩きつけられ、圧倒的な実力差に絶望感が二人を包むが… そこへ突如として巨大な龍の咆哮が辺りに響き渡り、気が付けば旅から帰ってきたジョラゴンが二人を守るようにしてジャオウガの前に立ちはだかっていた。 ジョーカーズ達から絆の力を受け取ったジョラゴンはS-MAX進化を遂げ、《MAX-Gジョラゴン》となってジャオウガと組み合った。 その力は完全に互角だったが、鬼化の影響で徐々にジョラゴンが押され始め、ジャオウガは勝利を確信する。 モモキングとジョニーがジョラゴンにS-MAX進化の力を貸し、超獣達が紡いできた思いの歴史と共に一時はジャオウガを圧倒するが、それでも三人の身体は鬼化寸前で、今まさに鬼の世界が超獣世界を押し潰しかける… だが、その時不思議なことが起こった!! MAX・ザ・ジョニー・MAX-Gジョラゴン・モモキング-MAXの力が合わさった事で龍の歴史が具現化し、虹の柱が顕現したのだ! 再度の「世界をつなぐ柱」出現に驚きながらも今一度破壊しようとするジャオウガに対し、その隙を見逃さなかったモモキングはなんと自分の身体ごとジャオウガを虹の柱に押し込もうとする。 「グオオオ!モモキングよ、何をする気だ!!」 「柱が崩れて世界が崩壊するというのなら! お前には、オレとともにこの世界の新たな柱になってもらう!」 「喜べジャオウガ! お前の望みどおりこの世界はお前のものだ! ただしこの世界は……絶対に、絶対に壊させない!!」 「なんだと……そんな、馬鹿なことが!グアアアアアア!!」 モモキングと共に柱と融合していくジャオウガ。 しかし柱に引きずり込まれまいとする最後の抵抗からなかなか融合が進まず、柱の完成を待たずして先に世界が鬼化しようとしていた。 そんなピンチに立ち上がったのは五文明のクリーチャー達。 光文明の女王の号令の元、自然文明の繭を水文明が開発したロケットに搭載し、闇文明の魔術を施してロケット自体の鬼化を防いだ上で、火文明がかき集めた爆薬によりロケットは発射された。 五文明の連携により空高く舞い上がった繭はどんどん巨大化しながらやがて大気と合一していき、龍の世界その物を包んで一つのタマシードと化し、その魂を鬼化ごと癒やしていった。 鬼化が解除された事で柱との融合も進み、ジャオウガはモモキングと共に柱の中へ沈んでいき…… ……戦いは終わった。 十王大戦、王来大戦から続く「王」を巡る物語は「世界を守り抜く」未来王と「世界を我が物とする」終来王、双方の目論見が叶う壮絶な相打ちにより幕を閉じた。 ジョニーとジョラゴンはタマシードとなったジョーカーズ達や柱に封じられたモモキングを救う手立てを探すため、再び旅に出る事にした。 新たに立てられた柱は五つの文明がそれぞれ自由に行き来できるようになり、先の大戦で勝ち取った平和は末永く維持されていくのだろう。 こうして長きに渡り続いた戦いの歴史と共に、王の歴史は終わりを告げるのであった。 そして刻を同じくして顕現の兆候を見せる、超獣世界の奥深くに封じられし龍でも鬼でもない未知の存在。 禍々しき邪神の歴史が新たに始まろうとしていた… 漫画での扱い 漫画『デュエル・マスターズ キング』におけるメインヴィランの一人・鬼札アバクのフェイバリットカードとして使用されている。 デュエマアプリでのジョーとの対戦にて《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》として初登場し、鬼タイムで墓地のデモニオを蘇生して勝利の決め手となった。 キャップ戦では《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》が召喚され、残りシールドを叩き割った上で次ターンにてダイレクトアタックを決めている。 ゼーロjr.との対戦ではいつの間にか破壊されていたが、鬼の魂がジャオウガの死体に集う事で《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》へと覚醒し、jr.の半身を吹っ飛ばして消滅させた(*12)。 そのまま実体化した状態で部下とキラ・ボルツ・キャップらを吸収し、彼らのカードで構成された怨念のデッキをアバクに与え、自身もデュエルの中でも召喚され鬼エンドでエクストラターンを得た。 しかし怨念デッキに入っていたとあるカードが仇となって《勝熱百覇 モモキングReVo》に破壊され、デュエルにも敗北した。 ジェンドルとのデュエルでは鬼タイムにより《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》の姿で0コスト召喚され、場のデモニオ達と共にシールドを全破壊する活躍を見せるも、返しのターンには《聖魔連結王 ドルファディロム》の攻撃で八つ裂きにされてしまった。 そのデュエルでアバクが絶命した際には「死んでもらっては困る」として命を繋ぎ止めた上で、アバクに共感できる自身の過去を語った。 クリーチャーワールドの向こう側にある暗黒ガスの塊・龍頭星雲にて、12人兄弟の長男としてジャオウガは生まれた。 宇宙中のゴミが集うその地で塵あくたを喰らって何とか生きており、兄弟には飯の内容で文句を言われながらも仲睦まじく暮らしていた。 だが、巨大になりすぎた龍頭星雲を危険と判断したクリーチャーワールドより56万匹のドラゴン軍団が押し寄せ、ジャオウガ兄弟を駆逐していった。 十二男から九男までの四人が殺され、一人格が上がる毎に10倍強くなる鬼の兄弟はそれでも大軍勢を相手に抗っていたが、クリーチャーワールドの守護者・五大龍の介入によって一気に四男以下の兄弟が消し飛び、更には三男と次男までもが殺されてしまった。 この時ジャオウガが流した怒りの血の涙と兄弟達が流した血が集まった事で一本のヤリ《一王二命三眼槍》が誕生。 ジャオウガにより渾身の力で振られたヤリは空間に巨大な裂け目を造り上げ、五大龍含むドラゴン達を残らず吸い上げて絶滅させてしまうのだった。 その後はどういう経緯か、カードとなって鬼札家に代々仕える鬼として倉庫で眠りに付いていた。 一通り過去を語った後はアバクに改めてヤリを託し、今一度仕える事に。 最終章では《CRYMAX ジャオウガ》として猛威を振るっている。 並ぶ者なきワンマン体制だった背景ストーリーと比べると、漫画のジャオウガは似た境遇のアバクに対して何処か共依存のような関係を築いている。 余談 追加ターン効果持ちの闇文明のカードとしては、意外にも《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》が史上初である。各文明における初の追加ターン効果持ちカードは以下の通り。(光文明は2022年現在は不在)火文明:聖剣炎獣バーレスク(2004年) 自然文明:無双竜機ボルバルザーク(2004年) 水文明:正体不明(2015年) ゼロ文明:引き裂かれし永劫、エムラクール(2020年) 王来MAX最終弾では、ジョーとアバクの切札としてそれぞれ《MAX-Gジョラゴン》と《CRYMAX(クライマックス) ジャオウガ》で対になっているのだが、これは奇しくもエピソードシリーズにおける最終盤での局面《絶頂神話(クライマックス) カツムゲン》と《無法神類 G・イズモ》から「クライマックス」と「G」の名が敵味方で逆になっている。王来MAX自体がエピソード3と同じく一つのシリーズの終幕だったため、同じラスボスと主役級クリーチャーの名前を肖ったのでは?とファンから推測されている。 デュエマでは、シリーズの節目に登場するクリーチャーの名前に「終わり」「最後」を意味する冠詞が付けられる事がある種の慣例となっている。勝舞編シリーズ最後の覚醒編第4弾なら《超覚醒ラスト・ストームXX》、エピソードシリーズのラストなら上述の《絶頂神話(クライマックス) カツムゲン》、勝太編シリーズ最後の革命ファイナル最終章なら《龍の極限(ファイナル) ドギラゴールデン》と来ていたのだが、ジョー編最後となる王来MAX最終弾では珍しく、主人公の相棒となるクリーチャーではない敵方のクリーチャーとしてジャオウガが《CRYMAX(クライマックス) ジャオウガ》を名乗っている。一応ジャオウガが初めてというわけではなく、革命ファイナルの時点でもドギラゴールデンと同時に宿敵の《ドルマゲドンX》が「終焉の禁断」の肩書きを冠していた。 鬼がモチーフのクリーチャーという事もあってか、王来MAXの背景ストーリーではラスボスとして主人公と相打ちの形で決着が付けられた上で柱に埋め込まれた存在になったり、主人公とその仲間に「鬼になれ」と勧誘したりと、(吸血)鬼が登場するジャンプ漫画の名作のパロディと思わしき描写がいくつか見受けられる。 カードイラストはいずれも増田幹生(Mikio Masuda)氏が手掛けている。《轟く侵略 レッドゾーン》系列と並んで、氏のデュエルマスターズにおける代表作と言える。 追記・修正は鬼の歴史を一人で受け継いでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ジャオウガ…お前は世界の柱になれ -- 名無しさん (2022-07-02 00 12 16) アダムユニット及びイヴユニットの内容からして五龍神を封印ではなく完全に始末することに成功した世界のオリジンの末裔なのかもしれん。五龍神を端に発する「龍の歴史」を背負うモモキングと青狼の一族を端に発する「鬼の歴史」を背負うジャオウガ。自由に生きてた五龍神と文明と言う形で統制したオリジン。自由と支配の戦いは皮肉にもアウトレイジとオラクルの戦いにもかかって来る。 -- 名無しさん (2022-07-02 00 37 47) ドルファディロムやドキンダンテといったディスペクター達←キラーキーナリーが例外で平行世界にもドルファディロムやドキンダンテがおったの? -- 名無しさん (2022-07-02 07 50 08) ↑王とその合成相手の立場が入れ替わってる以外は基本的には出てくるディスペクターは同じ。終末縫合王は王同士の合成だから例外で、多分余り物から作られたディスペクター(龍の歴史におけるシデンシーザーとザ=デッドNEXT)も別のディスペクター(神帝+ライジングNEX、ライオネル+鬼丸辺り?)が鬼の歴史では出現したんだと思う -- 名無しさん (2022-07-02 09 06 43) こう言ってはなんだが、過去の新章DMの零龍やバラモルドと比べるとどうしても「超強い普通のボス」感が拭えない。普通のボスならそれでも問題ないけど如何せん20周年+新章最後のラスボスって言う冠が付いちゃってて、その割には効果もパワーやコストの数字も極めて無難に落ちいちゃったなって思ってしまった。 -- 名無しさん (2022-07-03 02 56 00) ↑そのバラモルドと同一の存在を鬼の歴史で倒してるんだから -- ワンパンマン (2022-07-06 17 04 40) ↑概念無力化出来るのは普通にチート能力、しかも結局封印する事しか出来てない -- 名無しさん (2022-07-06 17 06 28) ゲーム的に非常に特別な扱いを受けた禁断一派や零龍、バラギアラにヴォルゼオスと比べるとジャオウガってあくまで一介のキングマスターの枠からでてないからなんか普通のボス感が残るのは一応わかるわ。背景ストーリーで圧倒的に強いことも理解してはいるんだけど -- 名無しさん (2022-07-29 11 07 39) 鬼で覇王だから鬼丸が何か関わるかと思いきや……。ディスペクターの材料にされたり鬼レクスターズ化されるよりはマシだったのか……? -- 名無しさん (2022-08-18 23 26 29) ↑ 恐らくだが鬼の王の歴史では鬼丸は無事ライオネルとくっつけられてディスペクターにされてるよ -- 名無しさん (2022-08-19 00 04 56) 何時になるかは分からんけど柱の中でモモキングと融合した実質ディスペクターが将来出そう -- 名無しさん (2022-08-19 07 45 47) アニメ版ではアバクの願いに応えてまさかの味方化。モモキングとの共闘は普通に熱かった -- 名無しさん (2022-08-19 09 45 17) 王来篇のエンド・ジャオウガは「王魔」でオーマジオウネタにされたり、王来MAXでは「異なる歴史を確立しようとする“もう一人の王”」でアナザージオウネタにされたりしたけど、ジャオウガの率いる鬼札王国は鬼タイムの発動条件上決着が近付いているときこそ力を発揮し自分へのトドメが近付いている劣勢こそ真の力を発揮したり鬼エンドの追加ターンで決着を迫ったりする「時を超えて俺、参上!」「俺は最初から最後までクライマックスだぜ!」なカードデザインだよね -- 名無しさん (2022-08-21 11 50 55) CRYMAXは闇の純粋なフィニッシャーとして最高のデザインだと思う -- 名無しさん (2022-08-26 00 33 27) ↑まさに上で言われてる「超強い普通のボス」を体現するスペックだよね ドルマゲドンや零龍みたいなド派手さには欠けるけどカードパワーがただひたすらに高すぎる -- 名無しさん (2022-08-26 23 45 48) アニメ最終章でのヒロイックさに燃えた -- 名無しさん (2022-09-28 00 30 28) ↑ 愛用の槍だったはずの《邪王来混沌三眼鬼》を討ち取るために宿敵モモキングと共闘するんだもんな。 -- 名無しさん (2022-09-28 00 36 41) シリーズ集大成の大ボスなのに何かパッとしなくね…?なんて公開当時は思ったりもしたが実際はゴリッゴリに強いなCRYMAX。cipでシールド焼却して殴りながら除去とハンデス×2かまして除去耐性まで備えてるやつが弱いわけなかったわ -- 名無しさん (2022-11-02 18 37 43) 実質SAボルホワ+3点で楯全破壊に除去ハンデスも備え横にデドダムいるだけで勝てるカードパワーの極致 -- 名無しさん (2022-11-24 23 14 20) ゲームバランス的には当然だけど、CRYMAXでシールド焼いて残りの盾もT・ブレイカーで全部割り切ってトドメを刺す寸前までは持っていけてもそこからそのターン中にダイレクトアタックを決めるには呪文なりクリーチャーなりで誰かの協力がなきゃ勝ち切れないって塩梅が一人の強さの限界を感じさせてなんか好き -- 名無しさん (2023-01-06 19 52 52) レクスターズ(歴史の継承者)を証する割に他のレクスターズと違って「受け継いだ過去を表す要素がない(強いて挙げるならば『邪鬼王来烈伝を携えた姿』、ある意味『歴史そのものを体現する姿』ではあるのかもしれないけれど)」というのが個人的にはジャオウガの超獣世界の歴史に向き合う姿勢として納得ではあるが若干寂しくはある。鬼レクスターズも「過去の超獣達の力を纏う鬼札王国の手下達」「鬼の歴史の支配力を受けた過去の超獣」と過去の要素はあっただけに -- 名無しさん (2023-02-26 13 25 16) ↑ ミスティが語ったところによるとジャオウガが現れるまではオニデモたちは平和に暮らしてたらしい。オニデモが略奪を是とするようになったのはジャオウガが支配してからとのこと。こう考えると鬼の世界のクリーチャーたちはジャオウガによって最も大切な「平和」を奪われたということになる -- 名無しさん (2023-02-26 13 47 39) 未だに殿堂が出ていない鬼の王。人が欲するのは自由な切札(夢のジョー星、ジョット・ガン・ジョラゴン)ではなく鬼の如き力ということか。 -- 名無しさん (2023-12-17 09 29 21) 名前 コメント
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登録日:2022/06/08 Wed 14 00 00 更新日:2024/03/12 Tue 23 41 06NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 12の王 6枚 DM-35 G・リンク アダム アトム エレクトロン オリジン クォーク ゴッド デュエル・マスターズ ニュートロン プロトン ラスボス レプトン 三色 光文明 光文明のクリーチャー 六体神 六神合体 古代神 多色 水文明 水文明のクリーチャー 神化編 背景ストーリーのラスボス 起源王 起源神 超極竜VS六体神 邪鬼王来烈伝 闇文明 闇文明のクリーチャー 龍魂珠被害者の会 世界新生を果たすべく、「オリジナル・ハート」より最終古代神が創生された。 (*1) 起源神とは、TCG「デュエル・マスターズ」に登場するクリーチャーの呼称。 DM-35「神化編 第4弾 超極竜VS六体神(ネバーエンディング・サーガ)」に収録されたカード群で、その特性から六体神とも呼ばれている。 ●目次 概要 解説クォーク/ニュートロン/レプトン 三体神 エレクトロン/アトム/プロトン 六体神 問題点 相性の良いカード 関連カード 背景ストーリーでの活躍神化編 王来篇 王来MAX 漫画『デュエル・マスターズ』での活躍 余談 概要 主に水・闇・光の三色で構成されたオリジン/ゴッド。 ゴッドと言えば複数のカードが合体する事で真価を発揮するゴッド・リンクのシステムが特徴的で、特にオリジンのゴッドは神帝や神王など縦にまで拡張したタイプも存在するが、その中でもこのカード群は縦2枚×横3枚の合計6枚で構成された超弩級のクリーチャーである。 登場から12年以上が経った2022年現在では五枚一組のカード群が何度か登場しているものの、6枚以上が1セットになってリンクするシリーズは未だに起源神しか存在していない点からもその異質性がうかがえる。 理論上は5枚どころか20枚以上繋げられるやつもいるにいるが 構成パーツ6枚の内3枚がコモン、2枚がアンコモンである事から手に入りやすく、構築しやすいのも大きな魅力。 6枚リンクというロマン溢れるシステムも相俟って根強い人気があるシリーズである。 解説 《神核アトム》を中心として、その左横に《起源神エレクトロン》、左斜め下に《起源神クォーク》、下側に《起源神ニュートロン》、右斜め下に《起源神レプトン》、右横に《起源神プロトン》がリンクする形で構成されている。 クォーク/ニュートロン/レプトン 起源神クォーク C 水文明 (4) クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000+ G・リンク《起源神ニュートロン》の左横、または《起源神エレクトロン》の下側。 このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。 起源神ニュートロン C 闇文明 (3) クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000+ G・リンク《起源神レプトン》の左横、《起源神クォーク》の右横、または《神核アトム》の下側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ) このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。 このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。 起源神レプトン C 光文明 (4) クリーチャー:ゴッド/オリジン 2000+ G・リンク《起源神ニュートロン》の右横、または《起源神プロトン》の下側。 このクリーチャーがリンクしている時、自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。 起源神の下半分を担う三体神。 ニュートロンの効果で自分のシールドを回収しつつリンクする毎に打点が増していき、クォークとのリンク効果で1枚ドロー、レプトンとのリンク交換で回収したシールドが起源神ならそのまま場に出してリンク先を増やせる。 起源神の中でも最軽量であり、展開の初動にもなるニュートロンは四積みが推奨されている。 三体神 起源神クォーク/起源神ニュートロン/起源神レプトン 光/水/闇文明 (11) クリーチャー:ゴッド/オリジン 8000 このクリーチャーは、シールドをさらに1枚ブレイクする。 自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。 自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。 自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。 下半分の三体でリンクした際のスペック。 実質的なW・ブレイカー持ちで、ターンの終わりにシールドを回収しつつドロー出来る。 この三枚だけでもトリガーデッキに組み込んで利用でき、実際に公式からも推奨された事がある。 エレクトロン/アトム/プロトン 起源神エレクトロン UC 水文明 (5) クリーチャー:ゴッド/オリジン 4000+ ブロッカー 自分がカードを引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。 G・リンク《神核アトム》の左横、または《起源神クォーク》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ。) 神核アトム VR 闇文明 (9) クリーチャー:ゴッド/オリジン 9000+ G・ゼロ−バトルゾーンにこのクリーチャーがリンクできる、カードが5枚リンクしている自分のゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 W・ブレイカー G・リンク《起源神プロトン》の左横、《起源神エレクトロン》の右横、または《起源神ニュートロン》の上側。 起源神プロトン UC 光文明 (6) クリーチャー:ゴッド/オリジン 5000+ このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加える。 G・リンク《神核アトム》の右横、または《起源神レプトン》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ。) このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。 起源神の上半分を担う三体神。 エレクトロンは下側にリンクするクォークのドロー効果を更に促進した上で手札交換を行う。 プロトンはニュートロンと同じくリンク毎に打点が増える効果と、召喚時にニュートロンの回収効果で減少したシールドを補充する効果を持つ。 そして要となる神核アトムはG・ゼロによって自分以外の起源神五体が揃っていれば踏み倒しが可能であり、攻撃時にリンクしている数以下のコストの相手クリーチャーを破壊しつつ、そのコスト以下の自分のクリーチャーを蘇生できる。 六体神 起源神エレクトロン/起源神クォーク/神核アトム/起源神ニュートロン/起源神プロトン/起源神レプトン 光/水/闇文明 (31) クリーチャー:ゴッド/オリジン 26000 ブロッカー W・ブレイカー このクリーチャーは、シールドをさらに2枚ブレイクする。 このクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下の相手のクリーチャーをすべて破壊する。その後、コスト5以下のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 自分がカードを引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。 自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。 自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。 自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。 六体リンクした際のスペック。 6枚ものカードが全てリンクする様はまさに圧巻にして壮観であり、フィールドにおいて凄まじい存在感を放つ。 それ故に後述の問題点も発生するのだが… ニュートロンの効果によって実質的にはクワトロ・ブレイカー持ちであり、パワーも26000とスケールが違う某緑神龍をも上回る高火力を手にした。 更にはアタック・トリガーでコスト5以下の相手クリーチャー破壊&自分のクリーチャーを大量蘇生できる上に、蘇生効果によって5マナ以下のクォーク・ニュートロン・レプトン・エレクトロンは展開できるので二体神や三体神としてゴッド・リンクさせつつ、リンクできた数次第ではそのままダイレクトアタックに持っていける。 このように神化編の最後の飾るに相応しい圧倒的なスペックを誇るクリーチャーである …と言い切れれば良かったのだが、実際には以下のような欠点を抱えている。 問題点 デッキの圧迫 全6枚で構成されているが故に、全てのパーツを4積みしようものならデッキの6割が起源神で埋まる。 一部の起源神を3枚ほどに減らしてもやはり半分以上は占めるので、サポートカードがあまり入れられずデッキ構築の幅が狭まってしまう。 かと言って、あまり減らし過ぎても今度はリンク自体が不安定になるというジレンマも発生する。 G・リンク自体のうま味が薄い 六体ものクリーチャーを揃えるためにリンクさせるまでの能力には優れているものの、6体リンクという大掛かりな存在である割りにリンクした事によって得られる効果自体はハッキリ言ってショボい。 まず総勢六体ものクリーチャーが揃ってようやく得られる打点がクワトロ・ブレイカーなのである。 せめてワールド・ブレイカーならば、そのままアタック・トリガーの蘇生効果による展開と合わせてワンショット・キルも狙えたかもしれないが…。 そして、その蘇生と破壊効果も最大で5マナまでしか対応しておらず、肝心の強力な味方クリーチャを場に出せないor厄介な敵クリーチャーを除去できない中途半端な数値になっている。 同じオリジン/ゴッドでも、起源神よりリンク数が少ない上に無限攻撃能力という豪快な能力を持つ神帝などと比べると微妙さは拭えない。 そもそも揃えるまでが大変 先ほど「リンクさせるまでの能力に優れている」と述べたが、それはあくまで一般的なゴッドと比較しての話。 リンク初動の要となるニュートロンを4ターン目以内に引いた上で、4マナ以上はある他の起源神達を揃えていくわけだが、その間にも相手から飛んでくる数々の除去やニュートロンの回収効果で少なくなりがちなシールドを守らなければならないわけで…。 アトムと他の起源神達との噛み合わなさ レプトンの効果でシールド・トリガーとしてフィールドに出せるのは名前が「起源神」のカード。 それに対してアトムは「神核」なので、ゴッド・リンクの要でありながら六体の中で唯一シールドで回収しても場に出せないのである。 一応五体神として既にリンクしていればG・ゼロで踏み倒せるものの、「せめて《起源神核アトム》だったら…」と登場当初から今日に至るまで嘆かれ続けている。 またプロトンと同じくアトム自身もコスト6以上のため、六体神のアタック・トリガーによる蘇生効果で場に出られず、他の起源神とのゴッド・リンクが狙えないのも地味に痛い。 数で言えばニュートロンと並ぶ三体のリンク先を確保しているので、他の起源神と共に蘇生できればかなり心強かったのだが…。 盤面自体への影響力 これはカードの性能と言うよりカードその物の問題だが、大迫力の六体リンクはその反面バトルゾーンを埋め尽くす勢いでスペースを取ってしまう。 タップ・アンタップなどする際は尚更である。 ドルマゲドンXや零龍のように最初からフィールドに配置されるわけでもないので、使用する際は予めスペースを十分に確保する等して相手に配慮しよう。 相性の良いカード とはいえ、他のカードとのコンボでどうとでも回せるのがデュエル・マスターズ含むTCGの醍醐味。 収録から10年以上の月日が経っている事もあり、起源神にも展開を早めてくれる好相性のカードが幾つか存在する。 プロジェクト・ゴッド UC 水文明 (4) 呪文 自分の山札の上から5枚を墓地に置く。その中にゴッドがあり、バトルゾーンにある自分のゴッドとリンクできるなら、そのカードをバトルゾーンに出してリンクしてもよい。 山札の上から五枚を墓地に置き、その中にバトルゾーンのゴッドとリンク出来るゴッドがいればその数だけ場に出して即座にリンク出来るという呪文。 最多のリンク数を誇る起源神が最も活かせるカードであり、運には左右されるが上手くいけば大量展開からの六体神誕生も狙える。 ただしバトルゾーンに出せるのはあくまで場のゴッドとリンク出来るゴッドであり、例えばバトルゾーンにニュートロンとクォークがいる状況でプロトンを引いてもそのまま墓地送りになってしまう点には注意。 ゴッド・ゲート R 水文明 (6) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) 自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト9以下のゴッドを1体出してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、そのゴッドにリンクできるゴッドを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。 大まかな効果は《プロジェクト・ゴッド》と似たような感じだが、こちらは一体だけという縛りはあるものの、バトルゾーンのゴッドとリンク出来るか否かに限らずゴッドを踏み倒せるのと、そうして場に出したゴッドとリンク出来るゴッドが手札にあれば召喚できるのが大きな違い。 山札五枚からの踏み倒し効果はコスト9以下とアトムまで対応してくれており、《プロジェクト・ゴッド》と異なりめくった五枚のカードは山札の下に戻すためデッキ切れが起こりにくく優秀。 S・トリガー付きなのも嬉しい。 ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star> VR 闇/火文明 (13) スター進化クリーチャー:∞ドラゴン/ゴッド/レクスターズ 39000 G・ゼロ:バトルゾーンにリンクしているゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 スター進化:レクスターズ、闇のクリーチャーまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) ワールド・ブレイカー持ちのパワー39000という六体神をも上回る大型クリーチャーな反面、コストは13を要求されしかもスター進化で召喚しなければならない。 色も合ってないし起源神デッキには場違いじゃ…と思われるが、G・ゼロの条件が「バトルゾーンにいるリンクしているゴッド」であるため、リンクしやすい起源神とは抜群の相性を誇る。 ニュートロンとのリンクからゲーム序盤での登場も十分狙えるので非常に心強い。 関連カード 黒月の古城 オリジナル・ハート UC 闇文明 (6) 城 城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う) 自分のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがゴッドでなければ、山札の一番下に置く。そのカードがゴッドであれば、バトルゾーンに出してもよい。 この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。 「城」カードの一枚。 アタック・トリガーでゴッドを展開できる点は優秀だが、ニュートロンの効果でシールドがみるみる削れていくので、カードとしての起源神との相性はまずまずといったところ。 背景ストーリーでは《超銀河弾 HELL》により開かれた時空の裂け目から出現し、オリジンの本拠地として扱われている。 追い詰められたオリジン側の切り札として起源神を産み出した。 超銀河剣(ギャラクシーブレード) THE FINAL(ザ・ファイナル) SR 闇文明 (10) クロスギア:サムライ これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。 これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G(ギャラクシー)・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする) 超銀河兵器の一つであるクロスギア。 背景ストーリーでは戦国編の終盤で《超聖竜シデン・ギャラクシー》が手に取り、暴走する《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を討った魔剣である。 これと酷似した剣を何故かアトムが携えているのがイラストで確認でき、ファンの間で様々な憶測を呼んでいる。 詳しくは個別項目を参照。 熱核連結 ガイアトム・シックス SR 光/闇/火文明 (7) クリーチャー:ディスペクター/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ゴッド 9500 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。 相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札をすべて捨てる。 起源神が《熱血星龍 ガイギンガ》と連結させられたディスペクター。 名前に「アトム」「シックス」と付いてこそいるものの、実際にはアトム(とニュートロン)が置き換えられる形で中央にガイギンガが連結しており、凄まじいまでのディスペクトを食らっている。 詳しくは個別項目を参照。 完全神核トリノ・アトム VR 水/闇/自然文明 (4) クリーチャー:オリジン/クリエイター 4703 ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない) 自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。 相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。 ついにクリエイターとして独立した《神核アトム》。 しかし、文明は元のドロマーから光文明が消滅した上で自然文明が追加されたアナカラーとなっており、何故か起源神から遠ざかっている。 効果も起源神とは関係の無い独立したものになっていて、自分のターンの始めに山札の上か1ら枚目のカードを表向きにして、それが自分のマナゾーンにある枚数以下であればノーコストで使用し、使用しないかまたはコストがマナ以上であればマナゾーンに置く。 ジャストダイバー持ちなので相手ターンを跨いで一回は発動でき、踏み倒さなくとも毎ターン貯められるマナの数が二倍になるなどかなり嬉しい恩恵を得られる。 しかし代償として、相手ターンの終わりに自分の手札を全て捨てるという非常に重たいデメリットを抱えており、かなりクセが強い。 ちなみに「4703」という奇妙なパワー数値は、完全神核が発表された2023年2月3日から4703日遡ると起源神が収録された神化編最終弾になるという記録を捩ったものになっている。 背景ストーリーでの活躍 五大龍神に代わって超獣達の信仰を集める存在を欲した蒼狼の一族により、神歌の力で呼び出された5柱の神の1柱。 支配が行き詰った時に世界をリセットして再構築する役目を担ったその神に、オリジン達は敢えて「起源」の名を与えた。 神化編 本シリーズにおける背景ストーリーのラスボス。 神帝、神王、そして創世神までもがボルシャック・NEXに破られた事で、オリジナル・ハートが産み落とした最後にして最強の古代神。 起源神はその圧倒的な力で五大文明の連合軍を蹴散らして世界を終末へと導くが、世界の危機を前にNEXの究極進化《神羅サンシャイン・NEX》とロマノフの究極進化《神羅ダークネス・ロマノフ》が手を取り合い、互いに融合する事で究極進化MAXクリーチャー《超神羅ロマノフカイザー・NEX》が誕生する。 起源神とロマノフカイザー・NEXとの最終決戦は起源神の敗北で終わり、残されたオリジナル・ハートもロマノフカイザー・NEXの自爆特攻によって木っ端微塵に破壊されたのだった。 しかしオリジナル・ハートの爆心地には未知の空間に接続した超次元の穴が開いてしまい…。 以上が神化編での起源神の活躍である。 オリジナル・ハートより誕生→超獣世界の連合軍を圧倒→ロマノフカイザー・NEXに敗北、という三行で済みそうなラスボスとしては何とも薄い出番だが、2021年に行われた十王篇までの背景ストーリーのラスボス達をヤバい順に順位付けしたランキングでは7位にランクインしているので、設定上はとんでもなく強い存在と思われる…たぶん。 王来篇 背景ストーリーでは久々の登場。 超獣王来烈伝に12の王の一人「熱血王」として記録されている《熱血星龍 ガイギンガ》と魔合成させられた《熱核連結 ガイアトム・シックス》として登場し、レクスターズに奇襲を掛けた。 また、母体であるオリジナル・ハートも《禁時混成王 ドキンダンテXXII》が引き起こした滅びの現象の中で闇文明の円卓を媒介して再生し、闇の七王をゴッドとして蘇生させた上で彼らをゴッド・リンクさせ、まさかの起源神をも上回る七体リンクのゴッドが誕生。 更にオリジナル・ハートは隠された存在の業王と幻王をもゴッドとして復活させ、闇の七王達とリンクする事で前人未踏の九体ゴッド・リンクが爆誕した。 しかし直後には、覇王ブラックモナークの復活とイデア・フェニックスの顕現による衝撃波で一瞬にして消し飛ばされた。 何も出オチ具合まで起源神を超えないでも… 王来MAX 王来篇にて12の王と合体させられていたクリーチャー達が、実は龍頭星雲の向こう側にあるデモニオが栄える世界『鬼の王の歴史』における12の王という新事実が発覚する。 ガイギンガと連結していた起源神は「起源王」として邪鬼王来烈伝にその名を刻んでいたようで、こちらの歴史では鬼レクスターズとして覚醒した《終来王鬼 ジャオウガ》にその魂を飲み込まれてしまった模様。 また同じく「邪鬼王来烈伝」に刻まれている創世神が、格付けで言えば上の起源神を差し置いて最強の鬼レクスターズとして立ちはだかったりした他、シリーズの最後には始まりのディスペクターとしてピックアップされたりするなど、オリジンのボス枠なのにどうにも微妙な扱いが目立つ。 同じく格下の神帝に至ってはディスペクターとして二形態も貰えたりモモキングに継承されたり、更に遡るなら一人だけサイキック化したりクリエイター化したりしてるのに。 まぁ名前に“王”が入ってるのに龍と鬼どっちの歴史でも王としてカウントされなかった神王よりはマシな扱いではあるだろうが 果たして起源神に今後活躍の機会はあるのだろうか…? 漫画『デュエル・マスターズ』での活躍 オリジン使いのアダムの切り札として扱われている。 ザキラとの闘いの中で負の記憶によって覚醒したアダムが《オリジナル・ハート》とのコンボで次々と起源神を召喚、ゴッド・リンクしていく。 6体全てを揃わせる過程でザキラに1ターン猶予を与えてしまうが、ザキラがアダムに対する決定打を与えられなかったため、再度アダムのターンとなり、ついに6体全てが出揃いゴッド・リンク。 自らトドメを刺されることを望んだザキラと、そこへザキラを庇いに現れたA(アッシュ)を纏めて攻撃し石化させ灰に散らせたことで勝利した。 過去にはデュエル以外でもアダムに召喚されている。 その力で地上を破壊し尽くして長い冬の時代をもたらし、人類を絶滅寸前まで追いやった。 余談 起源神の達の名前の由来は原子に関係した用語から来ている。アトム:原子 プロトン:陽子 エレクトロン:電子 レプトン:軽粒子(エレクトロンを含む素粒子のグループ) クォーク:レプトンと対になる素粒子のグループ ニュートロン:中性子 カード名のフレームが下に記載されているカードとしては地味にニュートロンが初であった。その後、王来篇にて《Volzeos-Balamord》を構成するキング・セルがニュートロンと同様に下側に記されたカードとして登場している。 裁定変更により現在は出来なくなっているが、《名も無き神人類》を利用した螺旋状の立体的なゴッド・リンクが可能な時期もあった。 追記・修正は6体ゴッド・リンクを成功させてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 第一弾の時点では神帝とかいう完成度の高いゴッドがいたのがこいつらの最大の悲劇。これ狙うくらいなら神帝のが遥かに強いし使いやすい -- 名無しさん (2022-06-08 15 36 24) ↑ 神帝はもともと登場時期の都合上映画タイアップカードをその時期に出さざるを得なかったっていう大人の事情だからな。もう少し映画の公開が遅ければ起源神がミカドの切り札だったかもしれん -- 名無しさん (2022-06-08 17 14 39) 素材さえあれば復活早々に起源神超えの九体G・リンクとか作れちゃうオリジナルハート怖い…ロマノフカイザーの特攻がなければもっとやべーオリジン・ゴッド作れたんだろうな -- 名無しさん (2022-06-12 12 44 13) もう少し後だったら「構成するゴッド全部でリンク達成したら、反転してより強大な一体のクリーチャーになる」ギミックとかあったかもしれないのだろうか……?ゴッド・ノヴァで「完全G・リンクを決めた時の爽快感」より「特定のカードに限定されないG・リンクの幅広さの可能性と実用性」に舵を切った(一応イズモ系は完全G・リンクの意義を留めてるけど)気がするけど -- 名無しさん (2022-08-15 21 22 31) トリノアトムの存在からしてもしかして起源神って元々5体神だった所にアトムが割り込んで6体神になったとかなのか…?それならアトムだけ「起源神」がつかないのも納得だし、「起源神」にオリジンを割り込ませる事でオリジンの正当性を補強するとか理由付けも出来そうだし -- 名無しさん (2023-02-26 12 23 45)
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ポケモン・ポケモン板のコテハンに関連した用語辞典です。 それ以外の事は追加しないでください。 あ行牛(うし) エロ厨(えろちゅう) 愚か者(おろ - もの) か行快光(かいこう) 懐古厨(かいこちゅう) 快速(かいそく) 快速同盟(かいそくどうめい) 過激信者(かげきしんじゃ) 過疎苦豚(かそくぶた) 家畜豚(かちくぶた) カプ厨(かぷちゅう) 鴨厨(かもちゅう) 漢字(かんじ) ギガ糞(ぎがくそ) 茸(キノコ) ギャハハハハハハ!よわすぐうし!(ぎゃはははははは! - !) 金銀厨(きんぎんちゅう) 糞オウ(くそおう) 光(こう、ひかり) 光速(こうそく) さ行最萌(さいもえ) 自演嫉妬名無し(じえんしっとななし) 常敗ゲッター(じょうはいげったー) スレスト(すれすと) 逝迷崩(せいめいほう) 創価い(そうかい) た行ダークシンジ語(だあくしんじご) 鶴の一声(つるのひとこえ) 突荒閉(とっこうへい) な行 は行ハルカ(はるか) ヒカリ(ひかり) 腐のみ(ふ - ) ポケ板四天王(ぽけいたしてんのう) ポケサン事件(ぽけさんじけん) ポケモン板 ゴミの要素(ぽけもんいた ごみ - ようそ) ま行○っさ(まる - ) や行やまる( - ) ら行 わ行ヲチスレ(をちすれ) アルファベットDP厨(ディーピーちゅう) ksk豚(かそくぶた) N.I.K.U.(にく) RS厨(あーるえすちゅう、るびさふぁちゅう) 数字 あ行 牛(うし) ギャハハハハハハ!よわすぐ「うし」!→牛 →ギャハハハハハハ!よわすぐうし! エロ厨(えろちゅう) 主にポケモンキャラファンの心理を逆手に取った過剰なエロネタをひたすら書き込む者のこと。特にシロナスレのエロ厨は質が悪く、現在もシロナスレでは同一IDのエロ厨によって荒らされており、始めの頃の面影は毛頭にもない。クリスマリナスレも荒らしと言うほどではないがやはり語ることが無いためかエロネタの巣窟である。同属としてグロ厨がいる。 愚か者(おろ - もの) アンチだと思われる名無しが、触手と爽快に「自演乙」と言って、爽快が、キレたとき言ったセリフ。 触手を嫌っていたため、同一人物にされたのがよほど嫌だったのだと伺える。 か行 快光(かいこう) 爽快と◆VIPPERFLA.のこと。 あんまり使われていない 懐古厨(かいこちゅう) ポケモン赤緑や金銀、アニメだと無印を美化する者の事。 そのためカスミヲタも多い。新参を馬鹿にしている。 かつてはそこまで過激ではなかったが、最近は複数のスレに出張り暴挙に走ることも多くなり、基地外の一種と見られつつある。 ポケ板で金銀信者の懐古厨がDP厨を煽りそこから殺伐とした論争につながっていったのは記憶に新しい。 好き勝手荒らしている割に自分らはカスミ萌えスレやニコニコ動画でマターリしてるんだから相当質が悪い。 快速(かいそく) 爽快とデオキシス速のこと。 この2つを好んでいる人も少なくない。 快速同盟(かいそくどうめい) 2get同盟の新しい名前。 元々、本人達(快速)が付けた呼び方ではないが、今では定着し、本人達も気に入っている。 なお、この言葉ができたのは、07/05/17である。 過激信者(かげきしんじゃ) 異常なまでに、ある特定の人物(主にキノココ)に執着する名無しを指す。 なお、コテハン関係のスレが荒れた原因の一つでもある。 過疎苦豚(かそくぶた) 加速ブースターの別名。 変換ミスで出来たのか、皮肉をこめて出来た言葉なのかは不明。 家畜豚(かちくぶた) →過疎苦豚 →ksk豚 カプ厨(かぷちゅう) カップリング厨の略。 鴨厨(かもちゅう) ポケモンのキャラ「ハルカ」の事が熱狂的に好きな信者。カモネギではない。 コテハンの大半が当てはまる。公式厨と共にポケ板を代表する基地外。 何でもハルカが一番でないと気が済まず、ハルカを持ち上げるためにはいつでもどこでも神出鬼没で現れては荒らし行為を繰り返し、水増し投票・情報操作などもいとわない、いわゆるニート。 カスミやヒカリを嫌っている者が多く、特にヒカリを執拗なまでに攻撃する。発生当初はカスミを、2年目あたりからはマリナやリーフも攻撃していた。 ハルカが降板した際は憂さ晴らしに板中のスレを荒らしまわっていた。 趣味はハルカたん(笑)でオナニーすることと、アニメスレとハルカアンチスレをヒカリアンチスレに摩り替えること。 ハルカアンチスレ内でも平気で鴨厨同士馴れ合うのである意味すごい。 2ちゃんねる外でもアンサイクロペディアを私物化したり、某投票サイトにまでヒカリ叩きを持ち込み、住人にうざがられたこともある。 客観的に見ればどう見ても加害者だが、本人たちは被害者ぶった態度を取っていることが多い。 あまりにも単純明快かつ過剰な荒らし方をするため、アンチが鴨厨の振りをして自演することもしばしば。 生命力がやたら強くポケ板には相当な数がおり、今日もアニメスレのどこかでハルカたん(笑)で四六時中シコシコしている。 ポケモン全盛期のヒロインカスミと初代世代が復帰した時期のヒロインヒカリに比べ、最もポケモンユーザーの少ない時期に出ていたハルカは1番人気がなくとも全く不思議ではない(実際最萌トーナメントでカスミは117票、ヒカリは110票を得たのに対しハルカは71票と大きく差をつけられている)はずなのだが、精神異常者にはもちろんそんな正論は通用するはずもなく、わざわざ最萌トーナメントでハルカを組織票で1位にしようという心底呆れたスレを立て不正連投中。とりあえずこのゴキブリがいる限りポケモンアニメスレに未来はないのは確か。 ポケモンゲームの談義でアニメの話がタブーとされている原因の一つ。 漢字(かんじ) 草薙昨日の喪板での主な呼称。 ギガ糞(ぎがくそ) ギガ・クリスタルの蔑称。 茸(キノコ) キノココのこと ギャハハハハハハ!よわすぐうし!(ぎゃはははははは! - !) 2007年の2月頃突如出現したスレ。 当初は糞スレだったが、スレ終盤にもなると、仲間達が次第に増え始め、だんだん名無しからも認められるようになった。 スレの初期から中期にはメインメンバーが揃い、1日でスレが埋まったときもあるほど栄えていた。 しかし、コテ同士に対立が生じていたり、度々の荒らしの攻撃によって衰え始め、それに伴い反よわすぐうし派(主に名無し)が次第に台等してくるようになり、スレのおよそ半分が名無しで埋められていたこともあった。 そしてついに生命砲?の攻撃によって牛スレは壊滅。残された人々は避難所に逃れた。 現在、よわすぐうしは壊滅的な状態で、避難所へ行ってもたまに人がくるくらいで、過疎が激しい。 金銀厨(きんぎんちゅう) 金銀(クリスタル)を最高とする人達の蔑称。 リメイクの登場によりほぼ死語となりつつある。 糞オウ(くそおう) →ギガ糞 光(こう、ひかり) ◆VIPPERFLA.のこと ◆VIPPER「FLA」. →FLASH→光 光速(こうそく) 1,◆JolteonbEs?のこと(旧名が光速サンダースだったことに因む) 2,◆VIPPERFLA.とデオキシス速のこと さ行 最萌(さいもえ) ポケモン最萌決定戦の略。 自演嫉妬名無し(じえんしっとななし) 名前の通り自演で嫉妬(というか叩き 嫉妬というのは、キノココや爽快を叩いたから)する名無しである。 まずキノココを叩き、その後爽快を叩いた。更にその後80を叩き、又爽快を叩く。 爽快に対して「キノココよりキモい」という発言をした為、恐らく同一人物。 最近、また爽快を叩き始めた所を見ると、まったく飽きも懲りもしていない様子。 更にキノココアンチ=爽快アンチ=デオキシスアンチ=80アンチ。 何でも認定したがる 負けそうになると黒歴史で終わらせる。 特徴は以下の通り 「○○乙」大好き 強引な自演認定をする(ポケ板を卒業しているドラちゃんの名を挙げる等) 40秒規制の話になると得意げに「携帯」と言い出す wをよく使う。しかも半角。同一人物か サーセンもよく使う。同一人物確定か。 黒歴史大好き 「自演3厨房」(笑) 豚説については肯定否定は分かれる 備考 また、ピンチになると「自演乙」や「○○乙」しか言えなくなる。 無実なコテを散々叩く。ストレスを解消する為の快楽犯? 構ってちゃんであるのでコテつけてる方は無視推薦です。ムキになって反撃するのもやめましょう。叩きは日本語を喋れない生命体と考えてよろしいです。 常敗ゲッター(じょうはいげったー) テッカニン ◆eUGlgRRL/Uが自虐に用いた語。 スレスト(すれすと) 1,書けませんよ( ̄ー ̄)ニヤリッ 2,スレッドストッパー試験所の略。 ポケモン板に限らず、他の板にも存在する。発祥はほのぼの板。 逝迷崩(せいめいほう) よわすぐうしを壊滅に追い込んだ@生命砲?の蔑称。生命砲は◆2E1g97cXqQと同一人物とされる。 創価い(そうかい) 爽快を軽蔑する当て字。 あまり使わないほうがいい た行 ダークシンジ語(だあくしんじご) よわすぐうし住民が主に使う言葉。 詳しくは、Wiki参照。 鶴の一声(つるのひとこえ) ことわざの一種だが、全員コテハンスレにて起きた壮絶な爽快叩きが、PorygonZ ◆WiiOOONewsの「別スレでどうぞ♪」 という発言で急に収まったことを意味する、わかる人にしかわからない言葉。 突荒閉(とっこうへい) 特攻兵のあだ名、もとい別名。 この由来は、 突…突撃して 荒…荒らして 閉…結果的に閉鎖せざるを得ない状態にさせる という意味かららしい。 第二Wiki爆撃時、AA男がここに作り直した。 な行 は行 ハルカ(はるか) ポケモンアニメの二代目のヒロイン。そしてポケモン板を崩壊へと導いた元凶でもある。 アニメ放送5年目という切りがいい時期から交代したが、ポケモンアニメ初代ヒロインカスミや元祖ポケモン発売10周年の時期に交代したヒカリに比べれば中途半端な位置にいる。この時期は最もポケモンユーザーが少なかったが、逆に言えば大きなお友達が密集していた時期でもあった。さらにハルカが巨乳(失笑)であることやぶりっこな性格も相俟ってヒロインの中で最もキモヲタからの支持が厚い(俗に言う鴨厨)。 DPで彼女が再登場した時期は鴨厨が再びアニメスレに大量発生し「魔のダイパウィーク」とすら言われた。 さらにミクリカップで鴨厨の攻撃対象ヒカリがハルカに勝ったため、ポケモン板にはこれを逆恨みした鴨厨がヒカリ叩きのスレやハルカ萌えスレを乱立。ハルカが去った後のアニメスレも鴨厨の荒らしがよりエスカレートし、ほぼ全滅。 ハルカ ◆haRuKAは鴨厨の度を越した暴挙の弾みから生まれたコテハンである。こいつのせいでアニメスレは完全崩壊した。 ヒカリ(ひかり) ポケモンアニメの三代目のヒロイン。おそらくこれまで類を見ないポケ板史上最大の被害者。 DP放送前から鴨厨に叩かれており、当時のアニメスレの99%は鴨厨のヒカリへの中傷レスだった。アニメが始まって暫くはある程度スレはおちついていたものの、2007年2月に桃源王 タロスがヒカリスレ全体を荒らしたため再び鴨厨が暴れだし多くのヒカリファンはポケ板を去るはめになった。 その後苦肉の策として萌えスレが携帯ゲームキャラ板に避難したが、同一IDの名無しに一年以上にわたり粘着されサッカー実況に使われたり、さらに公式厨にも数回突撃されるなど現ヒロインの本スレとは思えないほど酷い荒らされようだった(しかもポケ板に立っているわけでもないのに)。 ちなみに、ポケモンコンテストで一個目のリボンを手に入れてから二個目のリボンを手に入れるまでに一年一ヶ月も費やし、それまでもコンテスト・バトル共に負け続けたため、調子に乗ったアンチがアニメスレ全般をも乗っ取りヒカリ叩きを始めたためさらにファンは減り(もちろん萌えスレにも同一IDによる嫌がらせの書き込みがしつこく横行していた)、ハルカに勝ち二個目のリボンを手に入れたころには大半が「ハルカざまぁwwwwwwww」「鴨厨発狂wwwwwwww」といったハルカ・鴨厨を貶す書き込みの方が多く、「ヒカリおめでとう」のようなヒカリを誉める書き込みはほぼ皆無に近いほどヒカリファンが減少していた。それどころかこの話以降ヒカリ叩きはさらにエスカレートしている(これまで余裕でヒカリを見下していた反動もあるだろうが)。 どういうわけか敵を作りやすいキャラで、その他にもプッチャマ厨からも叩かれており、ポッチャマ萌えスレにはヒカリの悪口が大量に書かれていたほどだった。 とりあえずポケ板に居座ったせいで好きだったヒカリを嫌いになった住人には気の毒と言わざるをえない。 腐のみ(ふ - ) きのみ の蔑称。 腐女子と掛けている。 ポケ板四天王(ぽけいたしてんのう) N.I.K.U.の旧称 ポケサン事件(ぽけさんじけん) 闇サトシが、緑川貴大を殺すと個人名を出して殺人予告をした事件。VIPに晒され、大規模な事件となった。 ポケモン板 ゴミの要素(ぽけもんいた ごみ - ようそ) 【ポケモン板 ゴミの要素】 コテハン 腐女子 公式厨(特に鴨厨) ヲチ民 プッチャマ厨 サーヲタ エルヲタ サーアンチ エルアンチ ベイヲタ ケモナー 懐古厨 金銀厨 DP厨 ID非表示 ま行 ○っさ(まる - ) ◆2E1g97cXqQの別名。 「おまえこそだれだ!」の管理人にして極度のカスミヲタらしい 本人かは不明だが、定着している。 や行 やまる( - ) 80の隠語。 やまる→八〇→80 コテ叩きにしか使われなかった。浸透はしていない。 ら行 わ行 ヲチスレ(をちすれ) Wi-Fi板のポケモン関連のスレのヲチスレッド。 ポケモンの個人サイトのヲチスレッドを指すこともある。 気に食わないことがあると外部にまでも突撃荒らし(特にポケデックス250)を行うため、殆どのポケモン板住民に嫌われている。 スレタイにヲチと付いてなくても実質一部のアンチスレがヲチスレと化していることも多い。 一時最悪板に移動したことがあったが、その後何事もなかったかの様にポケモン板へ移った。 アルファベット DP厨(ディーピーちゅう) ポケモン ダイヤモンド・パール(プラチナ)を美化する人。 消防厨房に多い。 懐古厨(特に金銀厨)と対立する事が多い。 ksk豚(かそくぶた) ◆2E1g97cXqQの総称。 よくコテハンを変えている中で、一番定着した「かそくブースター」を略したもの。 かそく→ksk ブースター→ぶすた→豚 N.I.K.U.(にく) ドラちゃん、噴火龍などが入団している雑談チーム。 (後にザ・ギャラクシーズに改名。) 現在はほぼ解散状態。 RS厨(あーるえすちゅう、るびさふぁちゅう) RS(E)を最高とする人達の略。 最も数が少ない(と思う)。 数字
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唐書巻二百一十六上 列伝第一百四十一上 吐蕃上 吐蕃はもと西羌の系統であり、およそ百五十種あって、黄河・湟水・長江・岷江の間に散らばって住んでいた。その種族には発羌・唐旄などがあるけれど、まだ中国とは交通しておらず、折支水の西にいた。先祖は鶻提勃悉野(オデプゥギェル)といい、強力で智慧があり、だんだん諸羌族を併合してその地に拠った。蕃と発とは音が近いので、その子孫は吐蕃というのである。そして姓は勃率野(プゥギェル)である。ある人はつぎのように言う。「南涼の禿髪利鹿孤の系統に二人の子があり、樊尼と傉檀といった。傉檀が後をついだが、西秦の乞仏熾盤のために滅ぼされた。樊尼は残党をひきつれて、北涼の沮渠蒙遜に臣となり、臨松(甘粛省張掖県の東南)の太守となった。蒙遜が滅んで、樊尼は兵をひきつれて西の方黄河を渡り、積石山を越えてついに多くの羌族を手なずけ支配するようになった」と。 その民族の習慣では、勢力のあるものを賛といい、男を普というので、君長を賛普(ツェンポ)といい、賛普の妻は末蒙という。その官吏には大相があり、論茝(ロンツェ)いい、副将は論茝扈莽(ロンツェゴマン)といって、おのおの一人である。また大論・小論とも号する。都護は一人で悉遍掣逋(チェンチェポ)という。また内大相があり、曩論掣逋(ナンロンチェポ)といい、また論莽熱ともいう。その副相を曩論掣逋(ナンロンチェポ)といい、その小相を曩論覓零逋(ナンロンリンポ)、その小相を曩論充(ナンロンチュン)といい、おのおの一人である。また整事大相があり、喩寒波掣逋(ユルゲンパチェポ)といい、副整事は喩寒覓零逋(ユルゲンリンポ)、小整事は喩寒波充(ユルゲンパチュン)という。これらはみな国事を担当し、総称して尚論掣逋突瞿(シャンロンチェポグウ)という。 その土地は京師(長安)の西八千里にあたり、鄯善からは五百里である。強力な兵士は数十万で、国には雷電、風まじりの雹、積雪が多く、盛夏でも中国の春のようである。山谷はいつも地が凍結し、寒さは厳しく、その気に当てられるとたちまち息切れがして苦しいが、身体を害というほどではない。その賛普は跋布川のほとりにいるが、その川はまた邏娑(ラサ)川ともいう。城郭や住宅はあるが、これにはあえて住まず、毛織のテントを並べてそれに居住する。これを大払廬(プル)と称するが、数百人を容れることができ、そのまもりは厳重で、本陣はひじょうにせまい。部の人たちは小さな払廬に住まう。長生きするものが多く、百余歳になるものがいる。衣服はだいたい毛皮である。赤土を顔に塗ったのを綺麗だとする。婦人は弁髪してまといつけている。その器は木をまげてに皮を張り、あるいは毛織物をもって大皿を作る。麦粉を蒸し固めて腕を作り、羹や酪を満たして、器もろともこれを食う。また手で酒などを受けて飲む。その官吏の章は瑟瑟(宝珠)が最上で、金がこれにつぐ。金塗銀がそのつぎで、銀がこれにつぎ、最下は銅までいって終わる。大小の差があり、臂の前に付けて貴賤の区別をつける。家屋は屋根がみな平らで、高さが数丈にいたるものがある。その穀物には小麦・裸麦・蕎麦・治豆があり、獣類にはヤク・優秀な馬・犬・羊・豚がある。天鼠の皮は裘(かわごろも)とすることができる。独峯駝があるが、これは日に千里を走るという。その宝物は金・銀・錫・銅である。人が死んで葬うときには塚を作り、これを塗りこめる。 その行政には文字を用いず、縄を結び、木に刻みをいれて約束をする。その刑罰は、たとい小罪であってもかならず目を抉り、あるいは足きり・鼻そぎを行なう。また皮で鞭を作って笞うつ。感情のままに喜び怒り、定まった考えというものをもたない。その牢獄は、地を掘って深さ数丈あり、中に二、三年囚えてはじめて出す。その重要な客を迎えてするときには、かならずヤクを駆りたてて客にみずからこれを射させてのち、これを食料として贈る。その風俗としては、死者の魂をおもんじ、巫をすぐれたものとしている。山羊や羊に仕えて大神とし、仏教を喜び、呪詛に習熟している。国の政事はかならず僧侶が相談にあずかり、参加を待って決定する。多くの人々は弓刀を身につけて飲酒するが、乱れることは許されない。婦人は政治に関係することはない。元気のよいのを尊び、弱々しいのを賎しむ。母は子に礼し、子は父に対して傲慢である。出入りするには若いものを前にし、老人は後につづく。戦死することをおもんじ、代々戦死した家をもってすぐれた家柄とする。戦闘に敗けただらしのないものは、狐の尾を首にかけその恥を示し、かれは人中に並ぶことができなくなる。礼をするのには、かならず手を地面につけて犬の鳴くまねをし、二度身をまげて終わる。父母の喪に服するときは、髪を断り、顔をくろずみで塗り、黒い衣を着る。そして埋葬がすめば忌み明けとなる。 その兵を挙げるときは、七寸の金の箭をもってしるしとする。百里ごとに一駅あり、急に兵を動員するときは、駅の人は胸に銀鶻を付加し、それがはなはだ急なときには鶻の数を多くする。敵の侵入を知らせるには狼烽をあげる。その牧畜のやり方は、水や草を逐うてゆき、定まった場所には居つかない。その鎧は精で、これを着て身をつつみ、両眼のところだけ穴があけてある。したがって強力な弓や鋭い刃でも深傷を負わせることはできない。その兵法は厳格で、軍隊には輸送の食糧はなく、ぶんどり品を資材に使う。戦闘には、かならず前隊がぜんぶ死んでから後隊が進撃する。その四季は麦の熟する時をもって年のはじめとする。その遊びごとは棊・六博で、その音楽は螺貝を吹いたり、鼓をたたいたりすることである。その君は、臣下五、六人と友人になり、共命と称し、君が死ねばみな自殺して殉う。身につけたもの、玩弄物・乗馬はみないっしょに埋める。大きな冢を作り、冢の上に多くの木を植えて祭の場所とする。賛普は、その臣下と年に一回小盟をし、羊・犬猿を犠牲に献げる。三年に一回大盟をし、夜、いろいろの壇に供物をおき、人・馬・牛・驢を犠牲に献げる。だいたい犠牲はかならず足を折り腸を裂いて前に並べ、巫をして神に告げさせて、「盟にそむくものあればこの犠牲のようになるであろう」と言う。 さて、そののち君長が出て瘕悉董摩(ギェルトンマ)といい、佗土度(ラトド)を生んだ。佗土生は掲利失若(チニヤ)を生み、掲利生は勃弄若(ロニエン)を生み、勃弄生は詎素若(タグウニヤ)を生み、詎素生は論賛索(ロンツェン)を生み、論賛生は棄宗弄賛(チソンツェン)を生んだが、またの名を棄蘇農(チソン)、とも、また弗夜氏(プゥギェル)とも号した。その人がらは、意気盛んで才能あり、雄健で、つねに野馬や牛を駆り、走ってこれを刺殺するのを楽しみにしていた。西域の諸国はともにこれに臣として仕えた。 貞観八年(635)、吐蕃ははじめて使者を遣わして来朝した。天子は行人の馮徳遐をやって書を与え、いたわった。弄讃は、突厥・吐谷渾がともに唐の公主と婚姻していることを聞き、そこで使いをよこし、物をもたらして婚を求めたのである。しかし帝は許可を与えなかった。使者は、還って賛普にでたらめを言った。「天子は私を厚く待遇し、ほとんど公主を戴きかけたのですが、ちょうど吐谷渾王が入朝したところで、ついに不許可になりました。おそらく反間の策動を行なったからでありましょう」と。弄讃は怒り、羊同をひきつれてともに吐谷渾を攻撃した。吐谷渾は抵抗することができず、青海の北側の方に逃れ、吐蕃はその財産、家畜をぜんぶ取った。また党項・白蘭羌を攻めてこれを破り、兵二十万を統率して松州(四川省松藩県)に入寇した。そして使者に命じて金の鎧を献上させ、かつ公主を迎えたいと言った。また側近に言った。「公主が来なければ、わしは、よりいっそう深く侵入しよう」。都督の韓威は軽装して出城し敵をうかがったが、かえって破られてしまった。唐に服属している羌族は大いに乱れ、みな背いて敵側に応じた。そこで吏部尚書の侯君集を行軍大認管とし、達弥道に出動させ、右領軍大将軍の執失思力を白蘭道に、右武衛大将軍の牛進達を闊水道(四川省松藩県付近)に、右領軍将軍の劉蘭を洮河道に出動させ、ともに行軍管として歩兵騎兵五万をひきつれて討伐に赴かせた。牛進達は、松州からでて夜その屯営をみなごろしにし、首千級を斬った。 吐蕃でははじめ東方に侵入したときは、年々戦がつづいてその動員を解除できなかった。その大臣は帰国することを願ったが聴きいれられず、自殺するものが八人も出た。そこで弄讃ははじめて前途に不安をいだいて退却した。そして使者をよこして謝罪し、熱心に婚姻を願った。天子はようやくこれを許した。弄讃は大論の薛禄東賛(ガルトンツェン)をよこし、黄金五千両を献上し、他にもこれに適当する贈り物をつけ結納とした。 貞観十五年(641)、天子は弄讃に一族の女文成公主を妻した。江夏王李道宗に詔を下し、節を持して護送させ、館を河源王の国に建てさせた。弄讃は兵をひきいて栢海に屯して親迎の礼を行なった。そして李道宗に会い、ひじょうにうやうやしく婿としての礼をとった。また中国の服飾の美しいのを見て、小さくなって恥じいっていた。帰国して、その先祖にいまだ皇帝の女と結婚したものがないのを思い、公主のために一城を築いて後世に誇示しようと考えた。そして宮殿を建ててこれに公主を住まわせた。公主は国人が顔に赤土を塗るのをいやがったので、弄讃は命令を下して国中にこのことをするのを禁止した。またみずから毛織の衣服を脱いで白絹・薄絹を着、中国風にした。そして諸豪族の子弟をよこして国学に入学させ、『詩経』『書経』を習わせた。また、儒者で往復文書を司るものを派遣されんことを願った。 帝が遼東を征伐して帰ったとき、弄識は禄東賛を使いによこし、書を上った。「陛下は四方を平定され、日月の照らすところはみな臣としてこれを治めておられます。高麗は遠方にあるのを恃んで礼に従わず、天子はみずから司令官となって遼河を渡り敵の城を降し、陣を陥れられ、前に定めた期日に凱旋されました。鷹が空を飛ぶのが早いといっても、この速さには及びません。いったいは鵝のようなものであります。臣は謹んで黄金を練って鵝を作りこれを献上いたします」と。その金鵝の高さは七尺で、中に酒三斛を満たしうるものであった。貞観二十二年(648)、右衛率府長史の王玄策は西域に使となってゆき、中天竺のものに掠奪された。弄讃は精兵を出して王玄策に従わせ、これを打ち破り、捕虜を献上してきた。 高宗が即位し弄識を駙馬都尉西海郡王に抜擢した。弄識は書を長孫无忌に送って言った。「天子があらたに即位せられましたが、臣下に不忠なものがあれば、兵を指揮して唐国に赴き、ともにこれを討伐いたしましょう」と。それといっしょに金・琲を十五種献上し、それを昭陵にお供えした。それで賓王に進封せられ、厚く贈り物を賜わった。また蚕種や酒造りの人、碾磑などを作る工人を送られんことを願ったが、詔を下して許可された。 永徽の初め(650)に弄讃は死んだので、使者をやって弔わせた。あとは子がなく、その孫が立ったが、幼年で政治はとれなかったから禄東賛が宰相となった。 顕慶三年(658)に金の盆と金頗羅などを献上し、また婚姻を願った。まもなく吐谷渾が唐に内付したので、禄東賛は怨み怒り、精鋭の軍をひきつれてこれを攻撃した。そして吐谷渾の大臣素和貴は吐蕃に逃走し、その長所短所を教えたので、その国を破ることができた。慕容諾曷鉢は弘化公主と残った部落をひきつれて涼州(甘粛省武城県)に走った。天子は涼州都督の鄭仁泰に詔を下し、青海道行軍大招管とし将軍の独孤卿雲らをひきつれて涼州・鄯州(西寧)の地方に屯させた。また左武候大将軍の蘇定方を安集大使とし、諸将の指揮をさせて、その乱をしずめさせた。そこへ吐蕃の使者論仲琮(ロンチュンサン)が入朝して、吐谷渾の罪を書いて奏上した。帝は使者を吐蕃にやりその行為を責めた。そこで吐蕃から使者が来て吐谷渾と仲なおりをすることを願い、赤水の地で馬を牧することを求めた。しかし朝廷ではこれを許さなかった。 ちょうどそのころ禄東賛が死んだ。東賛は、文字のことはしらなかったが、天性毅く、軍隊を把握してよく統率し、吐蕃はこれに信頼してついに強国となったのである。はじめ入朝したとき応待がりっぱであったので、太宗は抜擢して右衛大将軍に任じ、琅邪公主の外孫を妻せようとした。禄東賛はみずから言った。「臣はすでに妻を娶っておりますので、あえて詔に従うことはいたしません。かつ賛普はまだ公主にお目にかかっていないのですから、陪臣の私は、はっきりご辞退申し上げます」と。天子はその言をすぐれたものだと考えたが、恩をもって懐柔しようとし、その辞退を許さなかった。禄東賛には子があり、欽陵(チンリン)・賛婆(ツェンワ)・悉多于(タダウ)・勃論(ロン)といった。禄東賛が死んでこの兄弟たちはみな国政を担当した。これより年々辺境に侵入し、諸羌族ならびに羈縻の十二州をみな破り支配した。 総章年間(668-669)、朝廷では会議の結果、吐谷渾を涼州の旁の南山に徙すことにした。帝は吐蕃の入寇を鎮めようとし、宰相の姜恪・閻立本、将軍の契苾何力たちと議して、まず吐蕃を討とうとした。閻立本は言った。「民は飢えていますから、まだ軍隊を動かすことはできません」と。契苾何力は言った。「吐蕃は西の果てに小さく存在しております。臣が恐れるのは、軍隊が引きますと獣のようにかくれひそみ、山に伏しかくれ、捕え討っても、なにも得るところがないことです。春になればまた吐谷渾を侵すでありましょうが、臣はこのさい救援しないことをお願いいたします。わが方の力が弱っているのを疑わせ、これを驕りたかぶらせて、いっきょに滅ぼすべきであります」と。姜恪が言った。「そうではありません。吐谷渾はただいま衰弱しており、吐蕃は勝利に気負うております。衰弱した精神で強力な軍隊を拒ぐのです。戦えば、ぜったい対抗できるはずがありません。いま救わなければ吐谷渾は滅びるでしょう。臣は、天子の軍隊が速やかにこれを助けて、吐谷渾をうまく存続させ、あとでおもむろに処置を考えるのがよいと思います」と。論議は決せず、また吐谷渾を徙すこともできなかった。 咸亨元年(670)は入寇して羈縻の十八州に損害を与えた。于闐(コータン)を従え、亀茲撥換(クチャバルカン)城を占領し、ここに安西四鎮はみな存在を失った。そこで右威衛大将軍の薛仁貴を羅裟道行軍大総管とし、左衛員外大将軍の阿史那道真と左衛将軍の郭待封とを副にし、吐蕃の討伐に向かわせ、同時に吐谷渾が国へ帰るのを守護させた。軍隊はおよそ十余万で、大非川にいたったが、吐蕃の欽陵がこれを防ぎ、天子の軍隊は敗戦した。ついに吐蕃は吐谷渾を滅ぼしてその土地をぜんぶ保有した。そこで朝廷では司戎太常伯・同東西台三品の姜恪を涼州道行軍大総管とし討伐に向かわせた。ところがちょうどそのとき姜恪が死んだので、軍隊を還した。 吐蕃は大臣の仲琮を入朝させた。仲琮は若いときに大学に遊学して、よく文字を知っていた。帝は召し出して問うた。「賛普とその先祖は、どちらが賢明であるか」と。答えて言った。「勇敢で果断、すみやかに事を処置するのは、いまの賛普は、ご先祖には及びません。しかし、ねっしんに国政をとり、けっして人民を欺くようなことをされないのが現賛普でいられます。かつ吐蕃は寒冷な曝された野に住み、生産物はわずかで、鳥海の北では真夏でも雪が積もり、暑いときはそまつな毛織を、冬には裘を着て、水や草を求めて遊牧しております。寒冷のころは城郭に住み、テントを張ります。道具は中国の万分の一にも当たりません。ただ上下力を一にし、事を論議するときは、下から意見をのべ、多くの人が利益とするところに従って実行します。これが長い間を経てなお勢い盛んなわけでありましょう」と。帝は言った。「吐谷渾は、吐蕃ともとは舅甥の間がらの国である。素和貴はその君主に背き、吐蕃はこれを用いて吐谷渾の地を奪いとった。薛仁貴たちは出動して吐谷渾王慕容氏を安定させようとしたが、また吐蕃はこれをまちかまえて攻撃し、そしてわが涼州へ入寇したのは、いかなるわけであるか」と。仲琮は頭を下げて言った。「臣は命を奉じて朝貢にまいりましたが、他にはなにも聞いておりません」と。帝はその答をよしとしたが、しかし仲琮は政治に直接あたる臣ではないというので、その礼遇を薄くした。 上元二年(675)、吐蕃は大臣の論吐渾弥をよこして和平を願わせ、かつ吐谷渾と好しみを修めることを求めた。しかし帝は許さなかった。翌年(673)、鄯(青海省西寧市)・廓(青海省貴徳県東)・河(甘粛省臨夏県)・芳(甘粛省臨県南)四州を攻撃し、官吏および馬牛を万をもって数えるほど殺し、あるいは略奪した。そこで周王顕(後の中宗)に詔を下して洮州道行軍元帥とし、工部尚書の劉審礼ら十二の総管をひきつれさせ、相王輪(後の睿宗)を涼州道行軍元帥とし、左衛大将軍の契苾何力、鴻臚卿の蕭嗣業らの軍をひきつれさせ、これを討伐させた。ところが二王は行くことができないでいるうちに、吐蕃は進んで畳州(甘粛省臨潭県南)を攻め、密恭・丹嶺の二県を破った。また扶州(甘粛省文県西北百六十里)を攻撃して守将の乃高選を破った。いっぽう尚書左僕射の劉仁軌は洮河鎮守使となったが、長い間これと戦って戦功はなかった。 そこへ吐蕃が西突厥と連合して安西を攻撃した。そこでまた中書令の李敬玄に命じて洮河道行軍大総管・西河鎮撫大使・鄯州都督として劉仁軌に代らせた。詔を下して勇士を募集し、籍役痕負のものにも制限をつけず採用し、帝はみずから軍の出発に臨席激励した。また益州長史の李孝逸・巂州都督(西康西昌)の拓王奉に勅を下し、剣南・山南の兵を増発して、まず竜支(青海省西寧県東南八十里)に戦い、吐蕃は敗戦した。いっぽう、李敬玄は劉審礼をひきいて吐蕃を青海のほとりに攻撃したが、劉審礼は戦死した。李敬玄は承風嶺に兵をしたが、険しくて思うように行動できず、吐蕃は天子の軍を圧迫した。都左領軍将軍の黒歯常之は、五百人の決死隊をつれて、夜その陣営に斬りこんだ。蛮族は驚いてみずから互いに踏みにじりあい、死ぬものがひじょうに多かった。そして退却し、李敬玄はやっと脱れることができた。 帝はもともと温和で、遠い将来の策などをもたなかったので、諸将がしばしば敗れるのを見、ひろく近臣にはかって、防禦の方法を求めた。帝は言った。「朕はいまだ鎧を着たり、行軍したりしたことはない。さきに高麗・百済を滅ぼすとき、毎年軍隊を動かし、中国は騒然となった。朕は、今にいたるまでこのことを恨んでいる。いま吐蕃は国内に侵入してきている。どのようにわれわれの謀をなすべきであろうか」と。中書舎人の劉禕之たちは、詳しく答えた。「まず、おのおのの家が潤い、人手がたりるようになるのを待ってから討伐すべきであります」。ある人は言った。「敵はわるがしこいですから、講和するべきではありません。ある人は言った。「屯田をして厳重に守るのが、つごうよいと思います」と。ただ中書侍郎の薛元超は言った。「敵を自由にして問題を起こさせ、作戦を充分にしてこれを討伐するにしくはありません」と。帝は、黄門侍郎の来恒をかえりみて言った。「李勣が死んでからは、りっぱな将軍はいなくなってしまった」。来恒はただちに言った。「さきに洮河の軍隊は、敵を制圧するに充分な力あるものでありました。ただ諸将が命令を聞かないので勝利することがなかったのです」と。帝はぜんぜん悟らず、そこで論議するのをやめてしまった。 儀鳳四年(679)、賛普は死に、子の器弩悉弄(チドウソン)が立ち、欽陵はまた国政を思いのままにした。吐蕃では大臣をよこして不幸を唐に告げたので、帝は使いをやって会葬させた。 翌年、賛婆と素和貴は兵三万をひきいて河源を攻め、良非川に屯した。李敬玄は湟川に戦って敗戦した。左武衛将軍の黒歯常之は、精鋭の騎兵三千をもって、夜その陣営を攻撃し、賛婆は懼れて退却した。ついに黒歯常之を抜擢して河源(西寧市西百二十里)経略大使とし、烽火台と巡邏を厳重にし、屯田を開いた。それで蛮族の作戦はすこし停頓した。 はじめ剣南の茂州(四川省茂県)の西を経営しようとし、安戎城を築き、その辺境に迫った。突如として生羌に導かれて蛮族はこれを取ってみずから守り、それによって西江河の諸蛮族を併合し、羊同・党項の諸羌をみな臣下とした。その土地は東は松・茂・巂の諸州と接し、南は婆羅門(インド)にいたり、西は安西四鎮を取り、北は突厥まで及んで、その広さは万里に余るものであり、漢魏いらい西戎諸族の比べもののないところであった。 永隆元年(680)、文成公主が死んだので、使者をやって弔わせた。またわが方の陳行焉の遺骸を帰してよこした。さきに陳行焉は吐蕃に使いにゆき、そのとき論欽陵は自分を拝させようとし、武器をもってせまった。しかしかれは屈しなかったので、十年間吐蕃に止められたままであった。ここに遺骸が帰ったのでかれに陛州刺史が贈られた。賛婆はまた良非川に入寇したか、黒歯常之は攻撃してこれを退けた。武后の時には、吐蕃は他の蛮族たちと同様に入朝し、賀詞をのべた。永昌元年(689)、文昌石相の韋待価に詔を下して安息道大総管とし、安西大都護の閻温古をこれに副として吐蕃を討たせた。軍は止まって動かないので責任を問い、将軍たちを死刑や流刑に処した。翌年(690)、また文昌右相の岑長倩に詔を下して、武威道行軍大総管として吐蕃を討った。途のなかばまで行軍して中止した。 また翌年(691)、吐蕃の大首領の曷蘇は貴川部と党項の種族三十万をひきつれて降服した。武后は右玉鈴衛将軍の張玄遇を安撫使とし、兵二万をひきいてこれを迎え、大度水に屯した。吐蕃は曷蘇をとらえて去った。他の首領の昝插がまた羌蛮八千をつれてみずからやって来て降服した。張玄遇はただちにその部をもって葉州を置き、昝插を刺史にした。そして石碑を大度山に建て、その戦功をきざみこんだ。 この年、また右鷹揚将軍の王孝傑に詔を下して武威道行軍総管とし、西州(高昌)都督の唐休璟と左武衛大将軍の阿史那忠節をひきいて吐蕃を討たせた。そして大いにその衆を破り、ふたたび安西四鎮を奪取した。さらに安西都護府を亀茲に置き、軍隊をもってこれを鎮守した。あるものが論議して、四鎮を廃止して保有しないことをねがった。右史の崔融は献議して言った。「夷狄が中国の悩みとなってから久しいものがあります。これは三皇五帝も臣下としなかったものであります。漢は百万の衆をもって攻めて、かえって平城に苦しめられました。その後武帝はひじょうな憤りをかれらに向け、四夷に復讐して心中満足いたしました。張騫がはじめて西城に交通を開いてから河西四郡を並べ両関(玉門関・陽関)を置いて匈奴の右腕を断ち切りました。それより漸次、黄河・湟水を渡り、令居(西寧市東北)に城を築いて南の羌族と匈奴の連絡を絶ったのであります。ここに、鄣・候・亭・燧は長城より数千里も出たところに設けられ、そのためには朝廷の財政を傾け、兵馬をみな動員し、行人や使者は年々月々絶えることなく、財政は窮迫してついに皮の貨幣を用いるまでになりました。緡法を算したり、舟や車に税をかけたり、酒造りを専売にしたりするのも、どうして長期計画を考えないで、そのようにするものでしょうか。匈奴はここに孤立して、とくに遠くまで逃走し、漢はついに西城に道を開いて、使者もおいて監督するようになりました。後漢の光武帝が漢室を中興してから、みなふたたび内属しましたが、延光時代(122-125)になるまでに、交わりは三たび絶たれ三たび通じるというぐあいになりました。わが太宗文皇帝が漢の旧領土を支配されるようになり、南山にそうてパミールにいたり、府や鎮をずたずたにし、戦火は互いに見え、それゆえ吐蕃もあえて侮ることはありませんでした。高宗のとき、官吏たちは成績悪く、安西四鎮を棄てて、これを保有することができず、吐蕃はついに焉耆(カラシャール)の西に勢力を張り、兵鼓を盛んに打って東方で作戦し、西城を駆けめぐり、高昌(トルファン)を越え、車師(ヤルホト)を経て、常楽州を掠奪し、莫賀延磧の交通を絶って燉煌に臨むようになりました。いま王孝傑はいっきょに四鎮を取り、先帝のもとの領土にかえしました。もしまたこれを棄てるならば、それはみずから成功したものを打ちこわし、完遂された方略を破るものであります。いったい、四鎮が守備がなければ、蛮族の軍はかならず西域に臨み、西域が動揺すれば、南方の羌族を動かし、南方の羌族が東西に連合すれば、河西はかならず危険になります。かつ莫賀延磧はひろびろとして二千里にわたり、水や草はなく、もし南辺が蛮族(吐蕃)に直接すれば、唐兵はこれを渡ることができません。そしてかれらがさらに北方に向かえば、伊西北廷、安西方面の諸蛮族はみな亡びます」と。この論議は中止された。 さて吐蕃の首領の勃論賛(ロンツェン)は、突厥の偽可汗の阿史那俀子と南の方に侵略し、王孝傑と冷泉に戦って敗走し、砕葉鎮守使の韓思忠は泥熟没斯城を破った。 証聖元年(695)、論欽陵と賛婆は臨を攻撃した。王孝傑は粛辺道大総管として素羅江山に戦った。蛮族は敗れて退却したが、また涼州を攻め都督を殺した。そして使者をよこし、講和を願い、安西四鎮の守備をやめることを約束し、西突厥十姓の土地を分割することを求めた。武后は通泉尉の郭元振に詔して使者にゆかせたが、かれは途中で飲陵に出会った。郭元振は言った。「昔、禄東賛は朝廷に仕え、親交を誓ってきわまりなく誠実であったのに、いまはかってにみずから親交を絶って、年々辺境を乱している。父は朝廷に通じ、その子は朝廷と絶つのは、親に孝と言えようか。父は朝廷に仕え、子は朝廷に背くのは、国に忠と言えようか」と。欽陵は言った。「まことに、そのとおりである。天子が和平を許され、二国の防備をやめることができ、西突厥四鎮におのおの君長を立てさせ、その国にみずから守るようにさせたらどうであろう」と。郭元振は言った。「唐が、西突厥と四鎮をもって西方の土地をいたわっているのは、列国への大道となっているからであって、他意はないのである。かつこれらの諸部は吐蕃とちがって、かなり昔から唐の領域に編入せられている」と。欽陵は言った。「使者は、わが方が諸部を犯して唐の辺境に不安を起こすと考えていられるのか。わが方がもし土地や財賦を貪ろうとするならば、かの青海や湟川の地方が近くに存在するのである。いま、それを捨てて争わないのは、何故か。突厥の諸部は、砂漠がひろびろと存在し、中国からはひじょうに遠い。どうして土地を万里のかなたに争うことをしよう。かつ唐は四方の蛮族をみな併せて、これを臣下としている。海の外の地のはてといえども滅ぼされないものはない。吐蕃だけがたまたま残っているのは、ただ兄弟の関係によって心をこまかにくばって、互いに存在を認めあっているからである。西突厥の五咄陸は、安西都護府に近く、吐蕃からは遠い。俟斤はわが方と砂漠一つを隔てるだけである。騎兵がひと走りすれば十日を越えないでここに到達するので、これを憂えるのである。烏海や黄河の地帯は、源が閉ざされ、奥は阻まれており、病毒がひどい。唐はけっして入りこむことはできない。入りこめば、この自然条件があるから劣悪な兵士やよわよわしい将軍でも吐蕃の患をなしやすい。それゆえ、わが方はこれを獲得することを欲しているので、それによって諸部をうかがおうとしているのではない。甘州・涼州は積石道から二千里も隔たり、その広いところで数百里にならず、狭いところはわずか百里である。わが方がもし張掖(甘粛省張掖県)・玉門関(甘粛省敦煌県西方)に出たならば、貴国に春は耕作させず、秋は収穫させず、五、六年たたずにその西方領域を斬り落とすことができよう。それをいま棄てて為さないのであるから、わが方を恐れることは何もない。青海の戦闘には、黄仁素が和平を約束したため、辺境の守備隊は警戒していなかった。崔知弁は俟斤方面を経て、わが方の牛・羊を万をもって数えるほど掠奪した。このゆえにこの要求をなすのである」と。それから使者をよこして、ねっしんにねがった。郭元振は固く許可すべきでないことを言い、武后はこれに従った。 欽陵は国政を思いのままにし、長い間いつも中央にいて、政事を支配していた。その弟たちはみな方面軍を管轄しており、賛婆は東部国境にほとんど三十年の間かかりきりであり、辺境の患をなした。兄弟はみな才略があり、沈雄で、衆人はこれを恐れていた。賛普の器弩悉弄(チドゥソン)はすでに成人し、みずから国政をとろうとして、漸次不満に堪えきれなくなった。そこで大臣の論巌たちと、欽陵たちを退けることを図った。欽陵はちょうど兵をひきいて外にでており、賛普は猟をするといって、兵を指揮して、その親しいものたち二千余人を捕え、これを殺した。そして使者を出し、欽陵と賛婆を召還した。欽陵は命令をきかないので、賛普はみずからこれを討伐したが、まだ戦わないうちに欽陵の軍は崩壊した。そこでかれは自殺し、側近の殉死するものは百余人あった。賛婆は部下と兄の子莽布支(マンポジェ)たちをつれてに塞に来、好しみを通じた。朝廷では羽林飛騎をやって歓迎し、賛婆を抜擢して特進・軸国大将軍・帰徳郡王にし、莽布支は左羽林大将軍・安国公にし、みな鉄券を賜い、はなはだ厚く礼遇し慰労した。賛婆は部下の兵を領有し、河源の地方を守り、死んだときには安西大都護を贈られた。 また左粛政台・御史大夫の魏元忠をやって隴右諸軍大総管とし、隴右諸軍大使の唐休璟をひきつれて討伐に出した。ちょうどそのとき、蛮族は涼州を攻撃したので、唐休璟はこれを討って、首二千級を斬った。そこで論弥薩が来朝し講和を請うた。いっぽう音はみずから万騎をひきいて悉州(四川省松県西南)を攻めたが、都督の陳大慈は四たび戦って、みな勝利を収めた。明くる年(703)、そこで吐蕃は馬や黄金を献上して婚姻を求めてきた。ところが蛮族の南方の諸部族がこのころみな叛いたので、賛普はみずから討伐に赴き、軍中で死んだ。 そして諸子が争い立ったが、国人は棄隷蹜賛(チデツクツェン)を立てて賛普とした。年は七歳であった。使者が来て喪を告げ、かつ会盟することを求めた。また大臣の悉董熱(トンシェル)をよこしてねっしんに婚姻を結ぶことを求めたが、まだ返事は与えなかった。ちょうどそのとき、監察御史の李知古は、姚州蛮を討伐してこの蛮が吐蕃の道案内するのを牽制することを建議した。そこで詔を下して剣南の徴募兵を出してこれを攻撃した。蛮の首領は吐蕃に通じ、李知古を殺し、その屍体をもって天を祭り、蜀漢に進攻した。朝廷では遊武監軍・右台御史の唐九徴に詔を下して姚巂道討撃使とし、兵をひきいてこれを撃たせた。吐蕃は鉄の縄橋を漾水・濞水にかけ、西洱蛮に通じ城を築いてこれを守った。唐九徴は鉄の縄橋を破壊し、城中を誅滅し、鉄柱を滇池に立てて、その功業を刻みこんだ。 中宗の景竜二年(708)、その求婚の使者を還した。あるものが言った。「かれは公主を迎えに来、かつ中国の言葉をよく習い覚えました。帰すべきではないと思います」と。帝は、中国は誠意をもって夷狄と結ぶべきであるとして、その願いは許さなかった。翌年(709)、吐蕃はさらに使いをよこして貢ぎ物を納めた。祖母の可敦はまた宗俄をよこして婚姻をねがった。帝は雍王李守礼の女を金城公主として、これに妻すことにした。吐蕃は、尚賛吐(シャンツェント)・名悉臘(ニェレブ)たちを、公主を迎えるためによこした。帝は公主が幼いのを思い、錦や細をおのおの数万賜い、諸種の芸能人、もろもろの工人たちをみなつけてやり、亀茲楽の楽団を与えた。そして左衛大将軍の楊矩に詔を下し、節を持して送らせた。帝はそのために始平に行幸し、幕を張って宴を開いた。群臣と吐蕃の使者をよんで会場で宴し、帝は悲しみすすり泣いた。そして始平県に大赦を行ない、死罪に決せられたものをみな許し、人民の賦役は一年間免除した。県名を改めて金城とし、郷は鳳池とし、里は愴別とした。 公主は、吐蕃にいたって、みずから城を築いて居住した。朝廷では、楊矩を鄯州都督に任じた。吐蕃は表面はおだやかであったが、内心は怒りを蔵していたので、厚く楊矩に賄賂を贈って、河西九曲の地を金城公主の化粧料として与えられるよう願った。楊矩は表文を奉って許可を得、その地を吐蕃に与えた。九曲は水草ともに良質で、牧畜に適当したところであり、唐にも近接している。これより吐蕃はますます発展して中国に入寇しやすくなったのである。 玄宗の開元二年(714)に吐蕃の大臣坌達延(ポンタギェル)は宰相に書を上って、盟約の文を作り、国境を河源に定めることをねがい、左散騎常侍の解琬が盟約に出席することを乞うた。帝は宰相の姚崇たちに返事を出させ、解琬に命じて神竜の時の誓約書を持ってゆかせた。吐蕃もまた尚欽蔵(シャンチサン)と御史の名悉臘(ニェレブ)をよこして盟約の文を献上させたが、いまだ決定するまでにはいたらなかった。そのとき坌達延の将兵十万は、臨洮(甘粛省臨洮県西南)に入寇し、蘭州・渭州(甘粛省隴西県東南五里)に攻め入って監牧の馬を掠奪した。楊矩は疑獄が起こるのを恐れて自殺した。詔が下されて、薛訥は隴右防禦使となり、王晙らと力を井せて敵を迎え撃った。帝は吐蕃の背信行為を怒って、みずから軍を率いてこれを討とうとした。ちょうど王晙たちは、武階で戦って、一万七千の首を斬り、馬・羊は二十万の大量を鹵獲した。また長子で豊安軍使の王海賓と戦ったが、王海賓は戦死した。しかしこの勢いに乗じ王晙の軍は進撃したので、蛮族は大敗し、その衆は互いに衝突しあって逃げ去ることができず、ともに枕を並べて討ち死にした。洮水はこのために流れがとまったほどである。帝はそこで親征を取り止め、紫微舎人の倪若水に詔を下して軍の実情や戦闘の功績を直接調査させ、同時に戦死した将士たちを弔わせた。また州県に勅を下して、吐蕃の抛棄した死体を埋葬させた。 このとき宰相が建言した。「吐蕃はもとは黄河をもって国境としておりました。金城公主の関係で黄河に橋をかけ、城を築いて独山・九曲の二軍を置きましたが、そこは積石からは二百里の距離であります。いますでに盟約に背いたのでありますから、橋はとりこわし、また、まえまえからの盟約どおり、黄河の線を守ることにするのをお願いします」と。詔が下って許可された。左驍衛郎将の尉遅瓌は、吐蕃に使者となってゆき、金城公主を慰めた。しかし吐蕃が少々国境を犯すのは、毎年のことであった。ことに郭知運と王君㚟は、つぎつぎと隴右・河西の節度使となり、専心敵を防ぐことになった。吐蕃は、宗俄因子を洮水にやって、戦死した将士を弔い、また講和をねがった。しかしみずからの強勢なのをよいことにして、天子と対等であることを求め、その述べるところは傲慢であった。使者は臨洮まで来たが、天子は詔を下して国内に入れなかった。金城公主は書を奉って、和親するのを許されるよう願い、かつ賛普の方では、君臣ともに天子と盟約に署名することを欲していることを述べてきた。吐蕃はまた使者を出して書を上って言った。「孝和皇帝(中宗)は、かつて盟約を許されました。そのとき唐の宰相の盧欽望・魏元忠・李嶠・紀処訥らおよそ二十二人と吐蕃の君臣は、ともに誓約いたしました。孝和皇帝がなくなられ、太上皇が位を嗣がれても、親善はもとのようにつづけられました。しかし唐の宰相で誓約に署名したものは、みな亡くなりました。したがっていまの宰相は前の誓約には関係ないのですから、ここにふたたび盟約していただきたいと思います。ちかごろ論乞力(ロンチリグ)たちと前後して七人ほど使いに出しましたが、まだ許可を与えられておりません。それに張玄表・李知古の将兵は甥(わたし)の国を侵掠しました。ゆえにわたしの方でも盟約にそむいて戦ったのであります。いま舅上(ちちうえ)は、従来のよくない関係を棄てて平和な状態に復帰することを許されました。甥はすでに堅く決心しております。しかし盟をかさねて行なわないため、まだ信をおくことができないでおります。あたらしい盟約の締結を待ち望むしだいであります。甥は、みずから国の政事を統べ、下のものには牽制されないで、人民たちを長く安穏にしようと思っております。舅上は和平のことを考えておられても、気持がそれに集中されていないならば、たとい言葉のうえでそれを言っても、なんの利益がありましょう」と。 またつぎのように述べた。「上は乞力徐(チカウ)が軍を集結したことを責められましたが、これはちょうど新旧の軍隊を交替させたのでありまして、集結したのではありません。昔は、国境は白水より向こうはみな放置された土地でありました。ところがちかごろ、郭知運将軍は兵をして城塞を築いております。それで甥の方でもまた城塞を築いたのであります。それでたとい二国が講和して使者を送り迎えするようになっても、もしそれが通じない時には、国境を守備するのにとどめましょう。また突厥の骨咄禄と親しいのを疑っておられますが、吐蕃と唐とは旧く親善の使者を交換し、互いに舅・甥と呼びあっておりました。それでその関係が初めのとおりになれば、突厥とはともに交わらないでありましょう」と。よって、貴重な瓶と杯を献上した。帝は、「昔、すでに和親して、盟約の成文が存在している。さきの盟約を調べるがよい」と言って、ふたたび盟約するのを許可しなかった。そしてその使者を待遇して送りかえし、かつ賛普にたくさん贈り物を賜わった。吐蕃はこれより年々朝貢して来、国境を犯すことがなくなった。 開元十年(722)に吐蕃は小勃律国を攻撃した。その国の王没謹忙は手紙を北廷節度使の張孝嵩に送って言った。「勃律は唐の西の門であります。これが失われれば、西方の諸国はみな吐蕃の手に落ちます。都護はよく考えて処置していただきたい」と。張孝暠は願いを許して、疏勒副使の張思礼に歩騎四千の兵を率いさせ、昼夜通しで走って没謹忙の兵と吐蕃を挟撃した。吐蕃の死者は数万にのぼり、味方は鎧・武器・馬・羊をたくさん鹵獲し、九城のもとの土地を回復した。さきに勃律の王は、来朝したときは帝に父として事え、帰国しては綏遠軍をおいて吐蕃を拒いでいた。それに、不断に吐蕃と戦っていたが、吐蕃はいつも言った。「わが方は、なんじの国を占領するのを利益としているのではない。わが方は、ただなんじの国に道を借りて、安西四鎮を攻めようとするだけである」と。このころ吐蕃との関係で出兵するということは、数年の間なかった。 そこで隴右節度使の王君㚟は、敵地に深く入って損害を償うことを願い、開元十二年(724)に吐蕃を破ってその捕虜を献上した。のち二年して(726)、悉諾邏(タグラ)の兵が大斗抜谷に入り、ついに甘州(甘粛省張掖県)の火郷聚を攻撃した。王君㚟は軍を整備し、その鋭鋒を避けて出戦しなかった。ちょうど大雪が降り、吐蕃の軍は凍傷にかかり死ぬものが続出したので、かれらは積石軍を越えてその西道によって退却した。王君㚟はあらかじめ間諜をやって、国境を出、原野を焼きはらわせたので、草はみななくなってしまった。それで悉諾邏は大非川に屯したが、馬を牧するところがなく、その大半が死んだ。王君㚟は秦州(甘粛省天水県)都督の張景順をひきい、装備をかんたんにし、苦しい道を通って青海の西方に出た。ちょうど湖面は氷結したので、軍隊はこれによって渡った。そのとき蛮族はすでに大非山を越え、輜重と落伍者を湖岸に留めていた。王君㚟は兵をやってこれらをとりこにして帰ってきた。そのころ、中書令の張説は、吐蕃が国境に出入することはすでに数十年で、勝敗はだいたい同じであり、甘・涼(甘粛省武威県)・河(甘粛省臨夏県)・鄯の諸州の人民は徴発を負担してはなはだ苦しんでいるから、講和を許されるよう願った。しかし帝は王君㚟を寵愛していたから、張説の言は聴かなかった。 まもなく悉諾邏恭禄(タグラコンロェ)と燭竜莽布支(ツォグロマンポジェ)は侵入して瓜州(甘粛省敦煌県の東二百八十里)を陥れ、その城を破壊し、刺史の田元献と王君㚟の父を執えた。そしてついに玉門軍(甘粛省酒泉県の西二百里)を攻撃し、常楽(甘粛省安西県の西)を囲んだが、これは抜くことができず、退いて安西(クチャ)に入寇した。副都護の趙頤貞はこれを撃って退けたが、ちょうどそのとき王君㚟は回紇に殺されて作戦は不成功に終わった。帝はそこで蕭嵩を河西節度使とし、左金吾将軍の張守珪を瓜州刺史とし、城塞を再建した。蕭嵩は反間の工作者をやって悉諾邏恭禄を殺させた。明くる年(728)、吐蕃の大将の悉末朗(ラン)は瓜州を攻撃したが、張守珪はこれを撃退した。鄯州都督の張志亮はまた青海の西に戦い、大莫門城を破り、橐它橋を焼き払った。隴右節度使の杜賓客は、強力な四千で賊を射て、これを祁連城下(甘粛省張掖県西北百九十里)に破り、副将一人を斬り、五千の首を挙げ、敵は敗戦して哭きながら山に逃げかえった。またあくる(729)、張守珪は、伊(ハミ)・沙(甘粛省敦煌県)などの州の兵をひきつれて蛮族の大同軍(甘粛省敦煌県西南)を破った。また信安王李禕は隴西に出撃して石堡城を抜き、ここに振武軍を置いて、捕虜を太廟に献上した。帝は書を将軍の裴旻に賜わって言った。「わざと戦功を隠して賞を与えないことがあった場合には、兵士みずからそのことを述べよ。そのようなことをした将校官吏はみな斬れ。戦いの際に猶予して動かないものは、隊ぜんたいを軍律のとおりに処断せよ。敵の王を捕えたものには、大将軍を授けるであろう」と。ここに将士の気勢は、ますますあがった。 吐蕃の令の曩骨が書を国境の関所に出して言った。「論莽熱(ロンマルシェル)と論泣熱(ロンチシェル)は、みな万人に将たるものであります。賛普の命によって都督・刺史に挨拶をいたします。二国にはもと舅・甥の親交がありました。さきごろ、弥不弄羌・党項が抗争をはじめ、そのため二国は親しみを失い、こちら方からも通ぜず、唐の方もまた通じなくなりました。都督は、なにとぞ腹心の役人を曩骨とともにこちらへよこして、盟約のことを商議させていただきたい」と。曩骨というのは、中国の千牛官(宮中宿衛官)のようなものである。そこで忠王(後の粛宗)の諸王友の皇甫惟明は、「和平を約束するのがつごうがよい」と上奏した。帝は言った。「さきに書を上ったが、内容は傲慢無礼であった。朕はかならずこれを滅ぼすつもりであるから、和平を議することはしないでもらいたい」と。皇甫惟明は言った。「そのころは、賛普は幼かったのですから、これはかならず、辺境の軍人で功績を立てたいと思うものがその書を作って陛下を激怒させたのです。それに、二国が憎しみあうと、かならず戦争が起こり、戦争が起これば、裏では財物を盗んだり、功績の程度を詐ったりして、陛下の過分な賞を望み、もって満足しております。いま河西・隴右の地方は、蓄えがなくなり、力も尽きてております。陛下が、幸いにして、金城公主に詔を下し、賛普からの盟約を許し国境の悩みを緩めてくだされば、それは民を安らかにするすぐれた方策でございます」と。帝はその上言を採用し、皇甫惟明と中人の張元方に勅を下して挨拶に往かせ、書を公主に賜わった。皇甫惟明は賛普に会い、天子の考えを述べたところ、賛普はひじょうに喜んで、貞観いらいの手紙や詔勅をみな出してきて皇甫惟明に見せ、たくさんの献上品を贈って来た。 また使者の名悉臘(ニェレブ)を唐の使者に同伴して入朝させ、表を奉って言った。「甥(わたくし)は先帝舅上の有力な親戚であります。さきに張玄表・李知古のために闘いを交え、ついに大きな戦争となりました。しかし甥は文成・金城公主の関係からして、どうして礼を失することがありましょう。あのときはとくに幼少であったため辺境の軍人の讒言にまどわされたのであります。もし明確な理解をいただけるのでしたら、死しても満足いたします。このたびは千年万年あえてさきに盟約に背くようなことはいたしません」と。かつこれとともにめずらしい宝物を献上した。使者が到着すると、帝は前殿に出御し、羽林杖を列べて使者を内に引き入れた。名悉臘はだいたい中国の語文がわかるので、宴会になると帝はともに談話し、かれをひじょうに厚く礼遇して、紫服・金帯・魚袋を賜わった。悉臘は、服は受け取ったが、魚袋は辞退して言った。「わが国が正しくなかったのですから、このようなものをいただくわけにはまいりません」と。帝は御史大夫の崔琳をやって、吐蕃に返礼させた。 吐蕃はまた馬を赤嶺で交換し、甘松嶺(四川省松潘県西北三百里)で互市することを願った。宰相の裴光庭は言った。「甘松嶺は中国内の険要の地である。赤嶺を許した方がよい」と。そこで赤嶺を境界とすることを許し、大きな碑を立ててそれを表わし、その面に盟約を書くことにした。また五経を賜わることを願ってきたので、秘書に勅を下して写させて与えた。それとともに工部尚書の李暠をやって挨拶させ、万をもって数えるほどの賜わり物を与えた。吐蕃は使いをよこして感謝し、かつ言った。「唐・吐蕃はみな大国であります。いま和平を約束して長い将来の計をなすわけでありますが、辺境の官吏でいかがわしい考えのものが出るのを恐れます。そこで使いの者をよこして互いによく勅令を暁らせ、明瞭にくわしくわからせるようお願いします」と。帝はそこでまた金吾将軍の李佺に赤嶺で碑を立てるのを監督させ、詔を下して張守珪と将軍の李行禕、吐蕃の使者の莽布支(マンポジェ)とに、剣南・河西の州県に分かれて行って諭させた。「こんにちより、二国は和親して、互いに侵略してはならない」と。そこで悉諾勃海を使者として貢ぎ物を納めさせ、それとともに絹と器物をあまねく政治の衝にあたるものに贈った。明くる(730)、吐蕃は宝器数百個を献上した。その意匠や作り方が変わっていたので、詔を下して提象門に置いて多くの臣下に展示した。 そのご吐蕃は西方勃律国を攻撃し、勃律は唐に急を告げてきた。帝は諭して戦争をやめさせようとしたが、吐蕃は聴かず、ついにその国を破った。そのとき、崔希逸は河西節度使となり涼州に鎮した。さきには、国境方面はみな壁を立てて守捉がおかれていたが、崔希逸は蛮族の守備の将軍を乞力徐(チスゥ)に言った。「両国は和親を約束したが、守備をやめないのはいかがなものであろうか。みな守備をやめて、人民に便利なようにすることに願いたい」と。乞力徐は言った。「あなたは誠実な人であるから、ぐあい悪いということはない。しかしおそらく朝廷は、まったく信用するということはないであろう。もしこちらの守備のないところを襲撃すれば、われわれは後悔するであろう」と。崔希逸は固く願ったので、すなわち承認し、いっしょに白犬を犠牲に用いて盟約をした。そのご防備の障壁をぜんぶ取り払ったので、蛮族の家畜は原野一面に拡がるようになった。 明くる年(731)、崔希逸の書記の孫誨が政事を奏上したが、かってに、「蛮族は備えをしておりませんから、取るべきでありましょう」と述べた。帝はこの言を採用して、詔を下してかれを内豎の趙恵琮といっしょにやって状勢を調べさせた。この小人たちは、天子の寵愛を得ようと思い、涼州に行ってから、いっしょに詔勅をかってに曲げ、崔希逸にその詔を与え軍を出して吐蕃を青海のほとりに撃破させた。斬首・鹵獲などはひじょうに多く、乞力徐は逃れ、吐蕃は怒って入朝しなくなった。 開元二十六年(738)、吐蕃は河西に大規模に侵入した。崔希逸はこれを拒いで破り、鄯州都督の杜希望は新城を抜いて威戎軍と名を改めた。崔希逸は、信頼をなくしたのを反省し、遺憾に思って心が晴れない状態であった。召し返されて河南尹に任ぜられたが、まもなく、趙恵琮といっしょに犬が祟りをするのをみて、不安になって死んだ。孫誨もまた他の罪で誅殺せられた。 それより蕭炅を河西節度使とし、留後の杜希望は隴右節度使、留後の王昱は剣南節度使として、方面を分けて経略させた。赤嶺の碑はこのとき砕かれた。杜希望は鄯州の兵を出して、蛮族のかけた黄河の橋を奪取し、河岸に塩泉城を築いて鎮西軍と名づけ、吐蕃の兵三万を破った。王昱は剣南の軍をつれて安戎城(四川省茂県西南の塞外)に攻め入り、二つの小さな要塞を築いた。そしてその左右の兵は蓬婆嶺に駐して、剣南の食糧を運んで軍に送った。吐蕃は精鋭を挙げて救援に来、王昱は大敗して、小要塞はみな敵方の手に陥ち、数万の兵士が死んだ。王昱は、貪欲で将軍の器ではないので、敗戦したのである。かれはのち高要(広東省高要県)に左遷されて死んだ。明くる年(739)、吐蕃は白草・安人などの軍を攻撃した。そこで臨洮朔方の軍に詔を下して方面を分けて救援せしめた。蛮族は臨洮道を絶ったが、白水軍使の高柬于は防戦し、蛮族は退却した。王昱は将をやって追跡させたが、雲が軍隊の上に出、白兎が舞うという瑞祥があり、大いに吐蕃を破った。王昱の敗戦したのちは、張宥を代りとして剣南に節度させ、章仇兼瓊を益州(四川省成都市)司馬とした。張宥は文官で軍事のことは知らなかったので、その方面のことは章仇兼瓊に任せた。章仇兼瓊はそこで宮廷に入って自分の計画を奏上することができた。天子はその議を真実であるとして、章仇兼瓊を抜擢し、張宥に代って剣南を節度させた。章仇兼瓊は間諜をやって吐蕃の安戎城の頭目を誘い、内応させて官軍をひき入れ、ことごとく蛮族の守備兵を殺した。そして監察御史の許遠にこの城を守備させた。吐蕃は安戎城を囲み、水道を絶ったが、ちょうど石が裂け、泉が湧き出したので、驚愕して退却した。またかれらは維州(四川省理蕃県東南の故威州の北三十里)を攻撃したが、目的を達成しなかった。帝は詔を下して安戎城を改めて平戎城となしたといわれている。 この年(739)、金城公主がなくなった。明くる年(740)、そのために喪を発した。吐蕃の使者が来朝し、和平を願ったが帝は許さなかった。そこで蛮族は四十万の衆をみな出して承風堡を攻撃し、河源軍(青海省西寧市西南)にいたり、西方長寧橋・安仁軍の渾崖烽に侵入した。騎兵の将の臧希液は精鋭の士五千を率いてこれを破った。吐蕃はまた廓州を襲撃し、ある県を破って官吏や人民を殺した。また振武軍の石堡城を攻撃したが、守備の将の蓋嘉運はこれを守ることができなかった。 天宝元年(742)、隴右節度使の皇甫惟明は蛮族を大嶺軍に破り、青海のほとりに戦って莽布支を破って、三万の首を斬った。明くる年(743)、敵の洪済城(青海省西寧市西南)を破り、石堡に戦ったが勝たず、副将の諸葛謝はこの戦闘で戦死した。また明くる年(744)、皇甫惟明は夷狄を破って、捕虜を首都に献上した。帝は哥舒翰を隴右に節度させた。哥舒翰は石堡を攻陥し、これを神武軍と名を改め、またその大臣の兀論様郭を捕虜とした。 天宝十載(751)、安西節度使の高仙芝は大酋長を捕虜にして献上した。このとき吐蕃は、蛮(南詔)の閣羅鳳と軍を連合して瀘南を攻撃した。剣南節度使の楊国忠は、そのころ悪がしこいことではこのうえない人物であった。みずから「蛮の衆六万を雲南に破り、洪州など三城を抜いた」と言い、捕虜を献上した。哥舒翰は洪済・大莫門などの諸城を破り、九曲の故の地を回復し、郡県なみの内容のあるものにした。天宝十二載(753)、そこで神策軍を臨洮の西に置き、澆河郡を積石の西に置き、宛秀軍を置いて河曲の地を充実させた。 のち二年(755)、蘇毘(ソチ)の子悉諾邏(タグラ)が降服してきたので、懐義王に封じ、姓を李と賜わった。蘇毘は強力な部族である。この年、賛普の乞黎蘇籠臘賛(チソンデツェン)が死に、子の挲悉籠臘賛(サソンデツェン)がつぎ、使者をよこして親好を求めて来た。そこで、詔を下して京兆少尹の崔光遠に、節を持し、冊文をもって弔いに行かせた。かれが帰って来たときには、安禄山が乱を起こし、哥舒翰は河西・隴右の兵をみな動員して、東の方潼関を守っていた。そして諸将はおのおの鎮守するところの兵をひきいて国難の平定に赴いた。これをはじめて行営と称したのである。しかしこのため辺境の防備は空になったので、吐蕃はその隙に乗じて掠奪暴行ができるようになった。 至徳のはじめ(756)、吐蕃は巂州(四川省西昌県)・威武(四川省茂県西北)などの諸城を取り、侵入して石堡城に駐屯した。その翌年(757)、使者をよこして賊(安禄山など)を討伐し、かつ親交を修めることを願った。粛宗は給事中の南巨川をやって返礼にゆかせた。ところがその年のうちに廓・覇(四川省松潘県西南二百五十里)・岷(甘粛省岷県)などの諸州と河源・莫門などの軍を占領した。そして使者はしばしば来て和平を願った。帝はその偽りなのをよく知っていたが、しばらくの間、できるだけ災いをゆるくしようと思い、宰相の郭子儀・蕭華・裴遵慶らに詔を下して吐蕃と盟約させた。 宝応元年(762)、吐蕃は臨洮を陥れ、秦・成(甘粛省成県)・渭などの州を取った。明くる年(763)、散輪常侍の李之芳と太子左庶子の崔倫を挨拶に行かせた。吐蕃はこれを押えて送らず、いっぽう西山の合水城を破った。明くる年(764)には、吐蕃は大震関(甘粛省清水県東五十里)に侵入し、蘭・河・鄯・洮などの州を取った。ここにおいて、隴右の地はぜんぶ失われた。それから進んで涇州(甘粛省涇川県)を囲んでこれに入城し、刺史の高暉を降服させた。また邠州(陝西省が県)を破り、奉天(陝西省乾県西)に侵入した。副元帥の郭子儀はこれを防いだが、吐蕃は吐谷渾・党項の兵二十万をひきいて、東の方武功(陝西省武功県)を占領した。渭北行営の将の呂日将は、盩厔(陝西省盩厔県)の西に戦って、これを破った。また終南に戦ったが、呂日将は敗走した。代宗は陝州(河南省陝県)に行幸し、郭子儀は商州(陝西省商県)に退却した。高暉は蛮族を長安に導き入れ、広武王李承宏を立てて皇帝とし、改元し、かってに大赦を行ない、官吏を任命した。都の上層階級の人々は、みな南の荊・襄の地方に逃れ去り、あるいは山谷に逃げ込んだ。そこで乱兵は互いに戦闘をしたり、掠奪したりして、交通は途絶してしまった。光禄卿の殷仲卿は、千人を率いて藍田(陝西省藍田県)に防壁を作り、二百騎を選んで滻水を渡河させた。ある人が夷狄を欺いて、「郭子儀公の軍隊が、いま来ようとしている」と言ったので、吐蕃は大いに動揺した。ちょうど、少将の王甫は無頼の少年たちと太鼓を打って御苑のなかで喊声を挙げたので、夷狄は驚いて、夜退却し、郭子儀は長安に入った。高暉は東方に逃げて潼関にいたったが、そこの守備の将の李日越はこれを殺した。吐蕃は首都に留まること十五日で逃げ、天子は都に還ったのである。 吐蕃は退却して鳳翔(陝西省鳳翔県)を囲んだが、節度使の孫志直はこれを防ぎ守った。そこへ鎮西節度使の馬璘は千騎をひきいて戦い、これを退けた。吐蕃は原(甘粛省鎮原県西二里)・会(甘粛省靖遠県)・成・渭などの州の間に屯し、腰を落ち着けて動かなかった。この年、吐蕃は南の方では松・維(四川省理番県東南の故威州北三十里)・保などの州と雲山の新城に侵入した。明くる年(765)、吐蕃は使者の李之芳たちを帰してよこした。剣南の厳武は吐蕃南鄙の兵七万を破り、当狗城(故の威州の西)を抜いた。ちょうどそのころ僕固懐恩が反乱を起こし、霊武(寧夏省寧夏県南)からその将范志誠・任敷をやって、吐蕃・吐谷渾の兵と連合して邠州(甘粛省寧夏県南)を攻撃した。白孝徳・郭晞は城塞を守りとおしたため、敵の軍は奉天の西へ侵入した。郭子儀は奉天に入ったが、軍を抑えて戦闘しなかった。郭晞は精鋭の兵に夜その軍営を攻撃させ、首数千を斬り、五百を奪い、四人の将軍を捕虜にした。そこでは退却した。このとき厳武は塩州を抜き、また西山に戦ってその衆八万を捕虜にした。蛮族は涼州を囲み、河西節度使の楊志烈は守備することができず、逃れて甘州を保持し、涼州は失われてしまった。 永泰元年(765)、吐蕃は和平を願って来た。宰相の元載・杜鴻漸に詔を下して、蛮族の使者と盟約をさせた。僕固懐恩は、思うようにゆかないので、蛮族を導き、回紇・党項・羌渾・奴刺と辺境を犯した。吐蕃の大酋長の尚結息賛摩(シャンギェルシグツェンマ)・尚悉東賛(シャントンツェン)らの衆二十万は、醴泉(陝西省醴泉県)・奉天・邠州にいたった。将の白孝徳は抵抗することができず、任敷は兵をひきいて鳳翔・盩厔をとった。そこで首都は戒厳令下におかれ、朔方兵馬使の渾日進・孫守亮は奉天に屯した。詔を下して、郭子儀に河中(蒲州)の軍をひいて涇陽陽 (陝西省涇陽県)に駐屯させ、李忠臣を東渭橋に、李光進を雲陽(陝西省涇陽県北)に、馬璘・郝廷玉を便橋に、駱奉先・李日越を盩厔に、李抱玉を鳳翔に、周智光を同州(陝西省大茘県)に、杜冕を坊州(陝西省黄陵県)に屯せしめた。そして天子はみずから六軍をひきいて御苑に屯した。吐蕃は奉天に迫ってきた。渾日進は、ひとりでこれに馳せ向かい、兵士二百がこれについて進み、 左右の敵を槍で刺し、弓で射、弓は弦を引くたびにみな当たって斃れた。蛮族は大いに驚愕して退避した。渾日進は蛮族の一将校を捉えて飛び出し、全軍これを見て声をあげた。味方の兵士は引き上げたが、身に一矢も当たっているものはなかった。翌日、蛮族は城にせまった。渾日進は機械仕掛けの大石や強力な弩を発したために、敵兵は多く死んだ。およそ三日して、蛮族は軍を収めて防壁に入った。渾日進は蛮族の実情を詳しく知って、その夜敵の軍営に斬り込み、千余の首を斬り、五百人を捕虜にした。また馬嵬(陝西省興平県の南)で、およそ七日間戦って一万の賊を破り、首五千を斬り、馬・駱駝・幟・武器などひじょうに多くを鹵獲した。帝はみずから軍をひきいて賊を討伐しようと思い、詔を下して盛んに馬を捜させた。またはじめて首都に義勇兵を置いたので、都の人々はひじょうに動揺して、城壁に穴をあけて、十人のうち八人までは逃亡してしまった。中人に詔を下して首都の城門を閉じさせたが、なお止めることはできなかった。吐蕃の遊撃兵四百は武功(陝西省武功県)を占領し、鎮西節度使の馬璘は強力な兵士五十人にこれを攻撃させた。そして敵を殲滅したので、唐側の士気はますますあがった。蛮族は軍営を九ソウ山の北に移し、醴泉を掠奪した。醴泉の住民の数万のものが家屋を焼きはらわれ、田畑はみな赤肌にされてしまった。周智光は蛮族と澄城(陝西省澄城県)に戦ってこれを破り、吐蕃は邠北にいたり、また回紇と連合して還ってきて奉天を攻撃し、馬嵬にやって来た。任敷は兵五千で白水を掠奪し、同州に打撃を与え、それから中渭橋と鄠(陝西省鄂県)に城塞を築いて軍を駐屯した。 ちょうどそのとき僕固懐恩が死んで、蛮族には作戦するのに中心人物がいなくなった。ついに回紇と指導権を争い、回紇は怒って郭子儀のところにゆき、吐蕃を討ってみずから忠誠をいたすことを願った。郭子儀はこれを許し、白元光とともに軍を合わせて吐蕃を霊台(陝西省長安県西四十里)の西に攻撃し、大いにこれを破り、僕固名臣を降服させた。そこで帝は軍をひき上げた。 前巻 『新唐書』 次巻 巻二百一十五下 列伝第一百四十下 『新唐書』巻二百一十六上 列伝第一百四十一上 巻二百一十六下 列伝第一百四十一下