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simpleapi_img 青木さやか あおきさやか 青木さやかタイトル URL 最新投稿 関連ニュース 関連ブログ 芸人ブログ集 タイトル 青木さやか BLOG URL http //blog.watanabepro.co.jp/aokisayaka/ 最新投稿 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 関連ニュース 「家計簿」が生き方も変える? 『これは経費で落ちません!』著者の新シリーズが漫画化 - ダ・ヴィンチニュース 青木さやか、見た目鮮やか“セリ料理”をひと工夫 「美味しいに決まってる!」と絶賛の声(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 西内まりや、水着姿で美ボディ披露「結構刺激的」「え!待ってヤバすぎる」 - 47NEWS 青木さやか、オシャレな自宅リビングを公開「いつでも綺麗なお部屋」「素敵なお家ですね」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『キングオブコント』“最遅”の感想振り返り。M-1が100m走なら、コントの採点はフィギュアのようだ(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース NHK『チコちゃんに叱られる!』ヨーロッパ企画の全面協力で舞台化決定 高橋颯、浅川梨菜、久保田秀敏、青木さやから豪華キャスト集結(ぴあ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 青木さやか「私が怒っていた3つの理由。お世話になってきたけれど、肺がんで人生を振り返り、怒りを手放した」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「やつい生誕祭」はフェス恒例の歌合戦、Calmeraの演奏でチャンス大城ら歌う(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 下平さやかアナ「来年は広島カープも負けませんよ」 “散歩人”高田純次が高津監督を訪問、負けじとエール - スポーツニッポン新聞社 青木さやか「わたしはイライラを引き寄せる磁石のようだった。怒りで自分を守り、友人の何気ない一言にも傷ついた」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 鈴木京香 1950年代ルックを披露|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 青木さやか「旦那さんに聞いてみる」を言えないわたしは、買い物も一人で決めるしかない。48歳で税理士に宣言!(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース この瞬間にも食べ物がない、電気ガス水道が止まっている子育て世帯が…青木さやか「マッチングアプリで旦那さんを探そうかと思うくらい不安になる夜も」 | 国内 | ABEMA TIMES - ABEMA TIMES 世間の「謝罪」何のため? 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774号室の客 by475さん 投稿日2010/11/28 鷹藤くんがスーツに着替えたら。のエロありバカップル。 長かった夏が終わり、秋が駆け抜け一足とびに冬が来ようとしていた。 その木枯らしの吹く中を遼子と鷹藤が並んで歩いている。 取材を終え、鷹藤お気に入りのラーメン屋で夕食を済ませた後の帰り道だった。 会社帰りの二人が辿るいつも通りのデートコースだ。 だが、ただ一つ違う点がある。 寒そうに首をすくめ歩く鷹藤は、いつもと違い黒のスーツを着ていた。 大物芸能人の結婚会見というどうでもいい取材だったが、華やかさを演出しようということか、記者会見 に出席する報道関係者にもドレスコードを設定しそれに準じないと入場させないとのことだった。 そう言う訳で、鷹藤も何年かぶりにスーツの袖に手を通したのだ。 そして四苦八苦しながらなんとかネクタイを締め出勤した。 スーツになると普段のラフな格好の時より色黒で精悍な風貌と、細身で引き締まった体型が際立ち、雑誌 カメラマンと言うよりはモデルと言っても通用しそうだった。 実際、アンタッチャブル編集部にこの姿で出勤した時、里香は素直に感嘆と称賛を、美鈴は冷ややかな視線の 奥にある驚きを隠さなかった。 その鷹藤の姿を、こちらもスーツ姿の遼子がチラチラと見ていた。 遼子がめかしこむときは、いつもあの白のレースがついたどう見ても流行遅れのドレスだった。 しかし、結婚会見の取材に白はNGだろうということで、取材当日に遼子は急遽美鈴に見立てもらったスーツに変更となった。 美鈴の見立てはさすがというか見事というか、スーツのシックな色は引き締めつつも躰のラインの 優美さを印象付け、程良い丈のスカートは脚の長さを際立たせていた。 それに合わせて髪を夜会巻きにセットしたので、肌理の細かさと肌の白さが殊更に強調され、 うなじには艶めかしさすら漂っていた。 「なんだよ、人のことジロジロ見て」 「そんな風に観てないわよ。べ、別に鷹藤くんなんかに見惚れてなんかいないんだから」 その言葉に鷹藤の足が止まる。 遼子は足を止めることもなくスタスタと歩み続けているが、後ろからでも遼子の耳から首筋が真っ赤に なっているのが見えていた。 「へえ…俺に見惚れてたんだ」 隣に鷹藤がいないことに気付いて、遼子が歩みを止め振り返ると、スーツ姿の鷹藤が小首を傾げて遼子を 見ていた。 その鷹藤の姿を見て、誰と重ね合わせたのか一瞬遼子が戸惑ったように見えた。 「あんたはあれか、スーツ着て、ちゃんとした格好した男に弱いんだ。…あんたの兄さんもそうだったな」 その鷹藤の声で意識を引き戻されたのか、顔を赤らめながら遼子が言った。 「そ、そんなことないわよ」 「そういや遠山さんも、高そうなスーツ着てたしな」 「何よ、やきもち妬いてるの?男の嫉妬は見苦しいわよ」 「俺は別に気にしてないけど。ねえ、スーツ着てる男が好きってことはさあ…」 鷹藤が遼子の元へ早足でやってきた。そして遼子の耳元で囁く。 「どうやって脱がせるか考えたりしたんじゃねえの」 「た、鷹藤くんじゃないんだから、そんなこと考えたりしないわよ。鷹藤くんこそ、ちょっといい女を 見たら、この女の服をどうやって脱がせるかとか考えてるんでしょ。いやらしいんだから」 「そりゃ考えるよ」 鷹藤があっさりと認める。 「スーツ姿のあんたもいいよ。それも髪をこうしてアップにしてると、うなじがきれいに見えて…。 逆にいやらしく見えるかもな」 遼子の首筋を指で愛おしげに辿る。 「そんな冷たい手で…」 恥じらいつつ、身をすくめた遼子に目を細め、鷹藤がネクタイを緩める。 「そういや、こういう恰好してるあんたも初めてだし…。都合のいい事に」 鷹藤が言葉を切って、視線を横に送った。 遼子もその方向を観る。 駅前の繁華街からひとつそれた路地裏に、ライトアップされた建物があった。入り口横の「空室」ランプに 灯りがともっている。 「ラ、ラブホテル…ってまさか」 遼子が上目遣いに鷹藤の眼を見る。 鷹藤が微笑んで遼子の眼を覗きこむ。と、遼子の腕を取った。 「いいじゃん。俺らラブホ行ったことないもんな。それに明日は休みだし」 「ちょ、ちょっと鷹藤くん~!!」 そして遼子は鷹藤に引きずられるようにしてラブホテルの門をくぐった。 「お風呂おっきいのねえ~!すごく広いわよ~」 入るときには嫌がったそぶりを見せてはいたが、部屋に入った途端、初めての経験に生来の好奇心 旺盛な部分が刺激されたのか、遼子は延々部屋の探検を続けていた。 「鷹藤くん、お風呂一緒に…」 鷹藤の方へ遼子が目を向けると、スーツ姿のまま、鷹藤がベッドに腰掛け不貞腐れたような顔をして 遼子を見ていた。 「あれ?どうかした?」 「入って30分も探検する程の部屋かよ」 「だって、ラブホテルって初めてだし、いろんなボタンあるし、TVも大きいし…」 「子供じゃあるまいし。ま、初めてだからしょうがないか。でもさ、カラオケとかいろんなもの あるけど、ここに入ったらみんなアレしかしないんだぜ」 「あ、アレね」 遼子があっさりと聞き流す。 今度はソファーに座り、カラオケのリモコンを手に遼子が遊びはじめた。 「あんた、わかってやってるだろ…」 ベッドから鷹藤がゆらりと立ち上がると、遼子の後ろから覆いかぶさるようにして抱きしめた。 「た、鷹藤くん…」 「ねえあんた、年下の男焦らして遊んでるの?」 「違うわよ…」 鷹藤が遼子の耳たぶに息がかかる程近くで囁く。 「別に初めてじゃないだろ、…こんなところで何されるかと思うと怖いの?」 「怖くなんて…」 「それとも、どんなことされるかと思って期待してるの?」 「…違うってば」 「ふぅん」 鷹藤が意地悪く微笑んだ。 「今ちょっと間があったけど…。怖さよりも期待の方が大きいんだ」 遼子の耳が紅に染まる。その耳を鷹藤が舐めあげる。 「ひゃっ」 「じゃあ、期待にこたえてやらないとな」 次へ
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※以下は、今後記入すべき内容のプロット(このページは未完成です) ■皇統無私の伝統 「仰せの通、身に欲なく、天下万民をのみ慈悲仁恵に存じ候こと、人君たるものの第一の教云々」 たまたま、その秋、殿下は京都に御旅行になり、京都御所内にある仙洞御所に一週間御滞在になったことがある。京都御所内には数棟の土蔵があるが、そのうちの一つ、別に目立たぬ普通のお蔵のようではあるが、これが所謂東山御文庫で皇室にとっては非常に大切なお蔵である。扉には勅封が施されてあり、毎年秋季に東京から特に侍従が差し遣わされ、開扉の上、約一ヶ月かかって内贓品を曝涼するのが例となっている。内蔵されているものは御歴代の宸翰、旧記の類である。 殿下の京都御滞在が、ちょうど、この曝涼期間であったため、一日、殿下はお蔵拝見においでになった。私もお供をしていたため内部を拝見する機会を得たのであるが、多くの陳列品のうち、たまたま私の眼にうつったのが光格天皇の御書簡であった。 明治天皇より三代前の光格天皇は幼少僅か九歳で閑院宮家から入って帝位を継がせられ、御先々代、後桜町上皇(女帝)の並々ならぬ御訓育を多年に亙り受けさせられた次第であるが、おん年二十九歳のとき、その上皇に対して、したためられた御書簡がこれであった。別にゆっくり拝読したわけではなかったが、 「仰せの通、身に欲なく、天下万民をのみ慈悲仁恵に存じ候こと、人君たるものの第一の教云々」 のお筆の跡に、私は一瞬電撃を感じた次第であった。大江戸城によって天下を睥睨する徳川幕府全盛の時代にあって、三十六峰に包まれた、ここ京洛の地、清くさやけき御所のうちには、人知れず寂かに天下万民をのみ念とせられる御精神が脈々として皇統のうちに流れていた長い年月のあったことを初めて知り、私はおのずから身の引き締まるのを覚えた次第であった。 右の御書簡の外、いろいろなお歌を拝見しているうちに、私は大いに覚るところがあった。東山御文庫に充満する空気は「無私、ただ、くにたみを念(おも)う」の一言に尽きる、と私は観たのである。 その夜、京都市民の盛大な提灯行列が催され、一群また一群と数万の人々が仙洞御所の御門前を通り、万歳の声は広い御苑内を埋め尽くした。殿下は提灯片手に御門のところに立たせられて歓呼の声にこたえられ、私もお側におったが、そのうちに私の両眼から玉のような涙が次から次へと出てきて、何ともしようがない。いくら暗がりでも、あたりの人に余り恥ずかしいので、私は提灯の列を横切って反対側の人のいない芝生に逃れでて遠慮なく泣いた。殿下は、この万歳の声を、どんなお気持ちでお聞きになっておいでになるだろうかと思うと、涙が止まらない。今日の昼、ごらんになった東山御文庫内の烈々たる芳香は、いま殿下を厳しく且つ暖かく包んでいるに相違ない。いま聞えるこの万歳の歓呼の声は、結局は歴代の聖天子の御余徳に対する京都市民の感謝の声ではないか。積徳の余栄に、いま、このお若い殿下が酔われてはならぬ、と思うと、居ても立ってもいられない気持ちになった。 ~木下道雄(元侍従次官)著『宮中見聞録』京都東山御文庫の章より引用 (第119代 光格天皇より第117代 後桜町上皇に宛てた宸翰・現代語訳)寛政11(1799)年 (後桜町上皇)仰せの通り、仁君は仁を本といたし候事、古今和漢の書物にも数々これある事・・・(中略)・・・仰せの通り、何分自分を後にし天下万民を先とし、仁恵、誠信の心、朝夕昼夜に忘却さぜる時は、神も仏も御加護を垂れ給ふ事、誠に鏡に掛けて影をみるがごとくにて候。・・・(中略)・・・御厚意御念、此の御書付、実に実に有りがたく有りがたく存じまいらせ候。 (昭和天皇、宮内記者の質問への返答)昭和52(1977)年8月 国体というものは、日本の皇室は、昔から国民の信頼によって万世一系を保ってきたのであります。・・・(中略)・・・また(歴代天皇も)国民を我が子と考えられてきたのであり、それが皇室の伝統であります。・・・(中略)・・・日本の皇室は、世界の平和と国民の幸福を祈っていると言うことでは、昔も今も変わっていないと思います。 ■「国民(くにたみ)を治らす(しらす)」~天皇統治の本義とは何か 災害を見舞われる天皇皇后両陛下(写真) 「しらす」(治らす=知らす、「しる」の尊敬語)とは、国民の事情を知ること。(西洋的な「国民を支配する」概念とは完全に別個) 初代天皇(神武天皇)の諡号は「ハツクニシラススメラミコト(初めて国を「知らす(治らす)」天皇)」 皇室のあり方を体現された仁徳天皇 ■天壌無窮の神勅~日本書紀の伝える天皇統治の起源 天照大御神から国を「しらす」ご命令を受けて天下った皇室のご祖先 神武天皇のご即位 天壌無窮の神勅にみる予定説http //d.hatena.ne.jp/jinkenvip/20070105/1167993109 ■祭祀と統治の聖なる統合 古代においては、世界のあらゆる民族/国家において、祭事(まつりごと)は政事(まつりごと、政治)であった。 日本においては、この古代の祭祀と統治の統合の伝統が、現代も脈々と受け継がれている。 権力と権威の分離の伝統 ■皇室の起源と歴史について 神武即位紀元の由来(辛酉革命説) 欠史八代の実在性 戦後のマルクス主義(唯物史観)派の王朝交代説を排す 上記3項目は、歴史問題の基礎知識を参照して下さい。 昭和21(1946)年元旦の「新日本建設に関する詔書」(所謂「人間宣言」)の誤解を解く ■参考リンク 竹の間~竹田恒泰氏(旧皇族竹田宮家)ホームページ 人間宣言と木下道雄
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今日 - 合計 - 秘・宝・王 もうお前とは口きかんの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 19時23分49秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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56 名前: NPCさん 2006/02/28(火) 19 35 02 ID ??? 自PCのキャラの恋人という設定のNPCが洗脳されて最終回でラスボスに到達する 前の障害として登場。当然のなりゆきとして、自PCがその場を引き受けて皆を 先に行かせてタイマン。 戦闘中、相手の動きを封じるために組み付いて、コブラツイストをかけて締め上げ、 そのままの体勢で説得し、なんやかんやのやりとりの末、説得に成功し、締め上げ 解除という事があった。 せっかく説得に成功したのに、なぜかマスターは憮然としてたなあ。 58 名前: NPCさん 2006/02/28(火) 19 36 36 ID ??? 卍固めならよかったんじゃね? 59 名前: NPCさん 2006/02/28(火) 19 45 51 ID ??? 56 「じゃあ攻撃ね」で済ませるPLが多い中でキミはかなり良心的だと思う。 スレ91
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あおきさやか 自作 1973年3月27日、ある芸能人が生まれています。 初写真集は「ウ・ヴォワイエ・ヴ?」、決め台詞は「どこ見てんのよ!」と言えばこの人物は誰でしょう? タグ:芸人 芸能・その他 Quizwiki 索引 あ~こ
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きりんの会とは 「学生主導で臨床的な内容の勉強会をできないだろうか」との呼びかけのもとに集まった有志学生・総合診療部Drにより立ち上げられました。2004年1月に記念すべき第1回セミナー「医療面接」が行われました。 その可愛い名前は、 1.「基本的臨床能力、略してきりん」 2.「きりんのような高い志をもとう」 3.「勉強会の後はキリンビールで疲れを癒やそう」 という番号が進むに従って苦しくなってしまう3原則に由来しています。 (学習方式)・「予習なしでお土産あり」がきりんの会のモットーです。気楽に参加して基本的臨床技能という「お土産」をお持ち帰り下さい。 1回1テーマで完結します。 興味のあるトピックを学生が取り上げ、チューター役を務めます。 単なる1対多の講義ではなく、小グループでのディスカッション、実技等も行います。 名大病院総合診療部の先生から、会の要所にコメントやアドバイスを頂きます。 (活動日時・場所)・活動日は月に1度程度、大抵は木曜日開催です。 場所は名古屋大学鶴舞キャンパスです。 (連絡先) お問い合わせはお気軽にHP管理人 kirin-no-kai@mail.goo.ne.jp までご連絡ください。 -
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かんかん魂│新手(氷厘亭氷泉)│人部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi/maki-1264.htm
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『廃教室の怪』 9KB 愛で 小ネタ 希少種 現代 独自設定 季節外れのひゅ~どろろ。拙文ですが、ゆっくりしていってね… 4人の少年少女が、学校で肝試しをしていた。 先陣を切った少年が、おずおずと物置もとい廃教室のドアを開けると、中は真っ暗だ。 手に持った懐中電灯のみが唯一の光源。それが照らしだす光を頼りに4人は前へと進む。 「大丈夫、大丈夫…怖くなんてない…」 「ちょっとやめてよ…そういうの逆に怖くなるんだから…」 「でも黙ってても怖いけど…」 「うぅう、なんにしても怖いよぉ。」 4人でくっついて、どうにか恐怖を和らげようとしているようだ。 「やっぱもう無理ぃ…」 怖がりな少女が、入ってきたドアから出ようと手をかけるが… 『ガタガタ』「あれ…開かないよぉ。」 ドアはなぜか開かない。この廃教室にはドアはもう一つあるので、そこから出るしかないようだ。 「開かないって…最悪。」 「あぁ、なんでやるって言っちゃったんだろ。」 「もうこの時点でやばいんだけど…」 「ふぇえ…。」 そんなことを呟きながら、少しずつ前進してゆく。 廃教室の中はごちゃごちゃしており、向こうのドアに行くには迂回していく必要があるようだ。 少しずつ、少しずつ誰も離れないように前進してゆくが… 『…ぴちゃり』「ぎゃああああああ!?」 「ななな、なんだよ!?」 「なになにぃ!?ちょっとなんなのよ!?」 「ひええ…怖いぃ。」 「な、なんか!なんか触った!」 先頭を進む少年の頬に、何か冷たいものが触れた。 びっくりし過ぎて思わず懐中電灯を床に落としてしまった。 床に落ちた懐中電灯から放たれる光が、末広がりな光の道を作りだす。 『ごろごろごろ』 「次はなによぉ…」 暗くてよく見えないが、何か丸いものが転がっているようだ。 それは光の道の上で止まった。 「何あれ…?」 「わかんねぇ。」 よくわからないが、それは黒い色をした何かと言うことは分かった。 恐怖で動転した心を鎮めながら、4人は目を凝らしそれが何かを確認しようとする。 しかし、その必要はなかった。 『くるり』 突然その丸いものが振り返った。それは… 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「「「「ぎゃあああああああ!」」」」 「けらけらけら…」 『ごろごろごろ』 顔が崩れ、ぐずぐずに腐った生首であった。 地の底から響いてくるようなうめき声をあげている。 生首は4人の恐怖に慄く顔を見た後、笑いながら再びどこかへと転がっていってしまった… 「もう無理!もう無理ぃいい!」 「もうやだぁああ!」 「落ち着けって!大丈夫だから!」 「そうだよ!怖くても先に進むしかないじゃん!」 恐怖におびえ、その場にへたり込み抱き合って震える少女たち。 少年たちは、震える声ではあるが必死に少女たちを励ます。 その熱意に打たれたのか、少女たちはやがて立ち上がった。 そうして4人はまた進み始めた。 「すん…ひっく…」 「…おい、泣くなって。」 「あたしじゃないわよ!」 「じゃあ…」 「わ、私も泣いてないよぉ~」 「…え?」 啜り泣きが聞こえてくる。 少女のどちらかが泣いたのかと思ったが、そうでもないようだ。 どうも、その声は先から聞こえてきている。 声を辿ると、誰かがうずくまっている。 少年が声の主を照らす。蒼い髪の少女が顔を手で抑えて泣いていた。 少女の横には何やら大きな傘が置いてある。 「ぐすん…」 「お…おい。」 「や、やめとこうよ。」 「そうよ…先いこ先。」 「そ、そうだな…なにがあるかわかったもんじゃ…」 「…うらめしやぁああ!」 『ぼぉお…』 「「「「ひぃいいいいい!」」」」 突然蒼い髪の少女の周りが青白く光り、その姿を照らし出す。 振り向いた少女の顔は、血まみれであった。 「うらめしいぃよぉおおお。」『ぺろん』 「ひえええ!」 「に、逃げろ逃げろ!」 少女が傘を取り広げると、傘には目が一つだけとギザギザの口がついていた。 その口から長い舌が伸び、4人の顔を一薙ぎにペロンと舐める。 4人はあまりの恐怖にその場から駆け出した。 「あとちょっとで出口だ!」 「頑張れ!ほら!」 「いやぁあああ!何なのよあれぇ!?」 「怖い、怖いいぃい!」 出口までもう少し。角を曲がってまっすぐ進めばそこにはこの恐怖世界とは隔離された、 普通の世界が待っているのだ。 だが、現実は甘くなかった。 『カッ!』 「わわわわ!」 「いてっ」 「きゃっ」 「ふぇっ」 突然曲がり角にあった人体模型が足元からライトアップされる。 思わず動きを止めた先頭の少年の背に、玉突き事故のように後続の3人がぶつかる。 すると… 「しい…」 「な、なんか言ったか!?」 「い、言ってない言ってない。」 「やっぱり…」 「これって…」 自然と4人の視線が人体模型の頭部に集まる。 『ギギギギ…』 「ね…た…ま…し…い!」 『ぽろり……ポフッ』 「うわあああ~!」 「ダ、ダッシュだ!」 「分かってるわよぉ!」 「もっと居ようよ。」 「もうやだあ!早く出るぅう!」 人体模型の首が少しずつこちらを振り返ったかと思うと、すごい形相で4人をにらみつける顔がそこにはあった。 そして一言「妬ましい」と言い終えると、首は体から離れて落ちた。 4人はもう何も考えずに走る走る。 それもそのはず。もうそこに出口があるのだ。 「ふゃっ!?」 『どさ』 怖がりの少女が突然しりもちをつく。 「早く早く!」 「もうすぐだ!出ようぜ!」 「なにやってんの!?」 「何に引っ張られて…首の後ろ照らしてぇ。」 「しゃあねえな…」 少年がしりもちをついた少女の首元を照らすと… 「おぅわあああ!」 「なんかあるうう!?」 「きやぁあああ~!」 「え?何?なんなのぉ?」 少女の服の襟首をつかんでいる白い半透明の手があった。 しかし3人が叫ぶと、その手はふわりと消えてしまった。 「早く来いって!」 『ぐい』 「きゃあ!」 「よっしゃ!出口だ!」 「や、やっと出られた…」 ようやく脱出した4人。 「はーい、お疲れさん!」 そこには、4人の担任である教師が待っていた。 「凄い声出してたわねえ。そんなに怖かったの?」 「こええ!」 「な、舐めてたわ…」 「やめとけばよかったよぉ…」 「あ゛ー…のど痛え。」 「あっははは!そりゃいいわね!『ぴろりろりん』おぉ?」 大声で笑う教師の携帯に、メールが届く。その内容はこう書いてある。 [じゅんびできたうさ] 「おぉ、オッケーみたいね。よーし、次の4人ゴー!」 教師に促されまた別の4人の勇士、もとい生徒が中へと入っていった。 教師は、ドアに棒をかたんとかける。 「「「「ぎゃぁああ…」」」」 「…というわけできょうはどうもありがとううさ。」 「すっげー怖かった!」 「すごかったわ!さすがゆー園地のゆっくりね!」 「うさうさ。ゆーえんちにあるのはこんなもんじゃないうさ。」 ゆっくりがアトラクションを行う〝ゆー園地〟。 金バッチの中でも、国から認可された特に能力の高いゆっくりのみがそこで働いている。 人間だけで訪れてもいいのだが、ゆっくりの目線に合わせたアトラクションが多いため、 もっぱら来園客は飼いゆっくり連れが多い。 今日は授業の一環として、人間社会で働くゆっくりの仕事ぶりを直接見ようと言うことで、 兄がゆー園地のオーナーである教師のコネを生かし、特別ゲストとして4匹のゆっくりが招かれた。 胴付きてゐ。主に照明など舞台効果を担当しており、ゆー園地内のお化け屋敷のリーダーだ。 胴無しぬえ。他人から見える自分の姿を、自在に変化させることができる。腐った生首の演出はぬえによるものだ。 胴付きこがさ。人を驚かせるのが大好きで、この仕事は天職だ。人を驚かせるとゆっくりできるそうだ。 胴無しぱるすぃ。てゐにスカウトされたゆっくりで、その妬まし顔は暗い場所で見るとすごく怖い。 ちなみに、ぬえは自前の変化術を、こがさはメイクをして驚かせる演出をしているが、 ぱるすぃのみはノーメイクである。どんだけだ。 今はてゐが今回の件をフィードバックするため、生徒達に感想をもらっているのだ。 他のゆっくりたちは生徒たちにあいさつを済ませた後、廃教室の片づけに行った。 ちなみに、教師も片づけに行っている。むしろセッティングやら片づけで一番働いているのは教師だ。 片づけを行っている彼女らの様子を見てみよう。 「はぁ…わちきしあわせえええ…」 「やっぱりこどもはりあくしょんがいいねえ!」 「わたしだけのーめいく…ねたましい。」 「ぱるすぃあんた…にやにやしながら言っても説得力ないわよ。」 「ぱるぱるぱる…」 和気あいあいと片づけを行っているようだ。 「ぱるすぃ、ねたましいはおばけやしきいがいではやめなっていってるのに。」 「そんなこというなんて…ねたましい。」 「もはや本能ね!まぁいいじゃない。私は好きよ?」 「うーん、きゃくしょうばいなのに…」 「難しい言葉知ってるわね…」 ぱるすぃの〝ねたましい〟は、口癖のようなもの。 しかしこがさとぬえは、それが客と話をした際に悪い印象を与えないか心配のようだ。 ゆー園地では全アトラクション終了後、ゆー園地で働くゆっくり達と来園客がお話し出来る時間がある。 この時間もゆー園地人気に一役買っているのだ。 「ぜんしょする…ぱるぱる。」 「また難しい言葉を…」 「ぜんしょってねえ。」 「まぁ、がんばろうね!」 「…みんな楽しそうで…うらやましい…」 「…ぱ~るすぃ~。さっそくぅ?」 「ぜんしょってことばはいまいちしんようできないね…」 「まぁまぁ、これもぱるすぃの魅力よ。」 「…ぱる?」 一方こちらは生徒達からの感想をガンガンもらっていた。 「あの最初の顔にきたやつびっくりした~」 「こんにゃくうさよ。」 「えぇえ…マジで…」 「あの生首もゆっくりなの?」 「そううさ。ぬえののうりょくうさね。あれでもじちょうしてるほううさ。」 「うぇ…」 「あの顔舐めてきた傘は?」 「あれはこがさのぶんしんみたいなもんうさ。えいせいじょうはもんだいなしうさよ。」 「最後のぱるすぃの顔…やばかったよな~!凄いメイクだった!」 「あれすっぴんうさ。」 「……」 こうして生徒達からどこがどうだったか、といろんな意見をもらい、 ゆー園地でまた活かすのだ。今日は特別にネタばらしもしている。 「あーでも…あの透けた白い手がいっちばんやばかった!」 「そうそう。手首だけのやつだろ?入ったらソッコー来たよな!」 「はぁ?俺は最後の最後に来て死ぬかと思っんだけど。」 「あたしはこがさの後にやられたわね。」 「すっげー!色んなとこで出してるんだなあの手!」 「さすがはゆー園地のゆっくりねぇ。」 「…うさぁ?」 完 あとがき またまたまた後書きをば。 この度10作目を越えましたので、名乗らせていただくことにいたしまする。 今後は〝紅玉あき〟という名前にて活動してまいる所存です。 命名してくださったふたばスレの皆様、本当にありがとうございました。 この感謝の意、筆舌に尽くし難いです。 ふたばスレの皆様への感謝の思い、そして今まで私の作品達を読み、また、 様々な感想を以て私に道を示して下さった読者の方々への感謝の思い、 全てSSにぶつけてまいりたいと思います。 それでは皆様、ゆっくりしていってね… 紅玉あきの過去の拙作達 anko2610 禁句 anko2624 最強の人間 anko2667 ぐるぐるわーるど anko2668 ぐるぐるわーるど before anko2699 ゆんやモンドは永遠の輝き anko2707 紅玉は月下に舞う 誤字修正版 anko2810 ドスまりさが あらわれた! anko2856 おこた でっけぇ! anko2873 お山の大将 anko2874 お山の大将 dream anko2875 おうたのはこ anko2883 ひじりしんどろーむ 挿絵:
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風が一層冷たくなり、空に広がる曇天とは対照的に真っ白な雪が落ちてきそうな休日の話。私は柊家を訪れていた。 「おー。やっぱり冬と言えばこたつとみかんに限るよねー」 かがみの部屋へと通され、真っ先に私の視界へと入った物。人一人がどうにか足を伸ばせる程度の小さなこたつ。その上には籠に入れられたみかん。この二つだった。 「全く。お年寄りみたいなこと言っちゃって」 かがみは呆れ顔になりながら座り込む。そしてこたつにその足をしまいこんだ。私はかがみの対面に座る。視線が低くなったことにより、ふとある物が目に付く。 「……でもかがみはみかんだけで十分みたいだねー」 「う、うるさいわね!」 抗議の言葉に反して。かがみの前には私が来る前に食べたのであろう、みかんの皮が散乱していた。 ゴミ箱に入れることさえ忘れる程食べていたのか。かがみらしくて笑いが込み上げてくる。 「何笑ってるのよ?」 「なんでもないよー」 「……?」 怪訝な顔をするかがみを横目に、私は籠のみかんへ手を伸ばす。かがみの手も私の後に続いていた。……一体何個目なんだろう? そんなことを思いながらも、世間話に花を咲かせる。些細なことでも、かがみと話せれば心が暖まる。 一通りの話が終われば、今度はテレビを見る。二人で過ごす、静かなまったりとした時間。 決して嫌な一時ではない。だけど……何か物足りない。 さっきとは違いテレビだけに注目するかがみに、私は退屈感を持て余した。特に意味も無く、小さなこたつの中で足をパタパタと上下に動かしてみる。すると……。 「いたっ!?」 反動で勢い良く伸びた私の足が、かがみの足……しかも脛辺りにクリーンヒットしてしまった。 「ご、ごめんっ」 悪気は無かった。だから来るであろうお咎めを免れるため、直ぐに謝る。 私の気持ちを汲み取ったのか、かがみは困ったような顔で一つ溜め息をついた。 「はぁ……次からは気を付けてよね」 その言葉にこくりと頷く。しばらくは反省を示す為にテレビを見ながらぬくぬくする。……だけどやっぱり退屈な時間に変わり無かった。 かがみー、暇だよ。 声にならない叫びを心の中で繰り返す、その時だった。私の脳が何とも素晴らしい退屈しのぎの案を思いついたのだ。余りの名案にニヤニヤしそうな表情を引き締めながら、かがみの方を確認する。視線は相変わらずテレビに集中していた。カウンターを食らう可能性が皆無なのを認識し、私は思い切って行動に出た。 「うりゃ!」 「きゃあ!? い、いきなり何よ!」 私は器用な足指捌きで、かがみのわき腹をくすぐってみせたのだ。そして案の定、かがみはこっちを向く。更に可愛い声まで聞けた。よし、大成功。 「えー? かがみが次からは気をつけてって言ったから、ちょっと気を遣ってわき腹にしてみた」 「……おい。意味が分からないぞ、その気遣いは」 顔をほんのり赤めたかがみを見て、私の中の何かが膨れ上がる。 そしつ更なる追撃の為、私はこたつから下半身を出し上半身を中へと潜らせる。外に出した足は寒く、視界は真っ暗に近い。そして顔が暑くて息苦しい。 悪条件の三拍子にも関わらず、私はかがみの身体へと手を伸ばす。 「うりゃりゃりゃりゃー!」 「ちょ!? あははっ……こな、た……やめ……なって」 「ふっふっふ! まだだ、まだ終わらんよ!」 笑いを堪えて苦しそうな、だけど可愛いかがみの声に私の動きは止まることを知らない。当初の予定は、くくすぐることで私を気にかけて欲しかった。それだけだったのに……。 「こ、こな……や、めっ……んぁっ!」 やけに艶めかしい、くすぐりの域を越えた声。 ……正直、これは堪らん。かがみのあげる声に暴走した私は。此処がかがみの家ということなど気にせず、行為に夢中になる。 何かカタンと音が聞こえたけど、私はなりふり構わずくすぐり続けた。 ……それがいけなかった。 そう感じた時には既に、扉がガチャリと開けられていた。 「お姉ちゃん、こなちゃん、クッキー焼いて来たよー! 食べ……」 「ああんっ……こ、こなた……もう……だ、め……」 気分良くクッキーを持って来た妹と、あからさまにいかがわしい嬌声をあげた姉の声が重なって響く。 その瞬間、この場を沈黙だけが支配した。 慌ててこたつに潜らせていた上半身を出すと、各々の理由ど硬直しているのであろう、顔を真っ赤にした双子がいた。 「つ、つつつつかさっ!? い、今のはこなたがくすぐって……!」 「……た、食べないよねー!」 「だ、だから違っ」 「ごゆっくりぃぃ!!」 聞く耳持たず。つかさは逃げるように部屋から出て行った。そんな妹の背中に手を伸ばすようにしていた姉の顔色は、まるで血が通っていないように青白かった。これはまずい……。 「こ……」 「あ、あれー? つかさはどうしたんだろうね? 私呼んでく……」 「こなたぁぁぁ!!!」 「ご、ごめんなさい! 許してかがみ様ー!!」 「許せるかぁ!!!!」 この後、私がこっぴどく叱られたのは言うまでも無い。鉄拳制裁にプラスして、みかんまで飛んで来たのだから。まあ確かに悪いのは私だから仕方ない。 だけど、途中までは万更でも無かったくせに……。 こんな不満を抱きながら、私は柊家での休日を過ごすのであった。 「か、かがみ。みかん食べる?」 「いるかっ!」 おわり。 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-06-03 20 09 22) 面白いw笑えてけど、ちょっとエロいようでそうでない絶妙さがイイ! -- 名無しさん (2008-12-17 23 16 44)