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ゴーラ演義 スヴェルスガルド将軍渡海の巻 (2) いま、また一つ、砲声が起きる。 白煙を貫いて、砲丸が飛び去る。それは王城前の掘割を飛び越え、石橋を横目に、掘割河原を飛び越え、城壁に打ち当たる。砂塵が弾ける。 今、それを見やり、感嘆する帝國の士卒などいない。今日に幾度目かに放たれた砲弾なのか覚えている士卒のほうが少ないだろう。城壁にはすでに多くの弾痕が穿たれている。帝國軍は、思い出したように砲を放つ。たとえそうしたところで、王都ゼーガペインの城壁を、すぐに押し崩せるわけではない。 王都ともなると、城壁の普請を繰り返し、当世向けに直されている。すなわち、機卒工兵の攻城衝角程度では突き崩されず、また砲を受けても崩れぬように、低いが分厚いものとなっている。思い出したように砲声がして、城壁に撃ち込まれる。白く砂埃が舞い、また一つ、浅く穴が穿たれた。 それはただの嫌がらせ、というわけではない、と、ルキアニスは聞いていた。展開した放列の基準砲は、すでにいくつもの標的への諸元を得ているという。命じられれば、いつでも効力射を放てる、と。今、撃っているのは、その諸元に従う各砲なのだ、と。基準砲の諸元の認める範囲、砲兵が散布界と呼ぶその中に、砲弾が落ちることを確認しているのだ、と。要するに、砲兵の肩慣らしだ。 もちろん嫌がらせも兼ねている。城壁の修理を進ませないように、だ。城壁の裏側で修繕作事が行われているときに、あのようにして砲弾を撃ち込むと、着弾の威力が城壁内を伝わり、裏側の修繕作事自体をも危うくするという。そちらは、砲兵のため、というより別の兵科、工兵のためだ。砲によって緩んだ城壁、その破孔に爆薬を仕掛けるのは、工兵にとって定石である。やはり嫌がらせのためなのかもしれない。まあ、いくさであるのだから、仕方ないのかもしれない。 そんな、いつもの帝國軍であるのだけれど、常の帝國軍の動きと比べると、眠っているかのようにゆったりしている。敵の動きも無い。バルタス軍は、王都ゼーガペインの城壁に依って戦うことを決めたのだろうけれど、今は動きを見せていない。見せようもない、というのも、また確かではあった。 城壁自体は、まだ保たれている。しかし城壁に依って戦えるか、というとそうもゆかない。今、ルキアニスが見やる城壁の上は、ことごとく打ち砕かれ、崩されている。低く分厚い城壁の上というのは、石畳の通りのようなものだが、その通りはまともに歩くこともできないようなありさまだ。 帝國軍は、そこに在った砲座をことごとく打ち崩したからだ。ほとんどが帝國の誇る擲射砲に、残りは少ないが902重駆逐大隊の魔術戦によるものだ。はじめのうちは、バルタス側も、人を送り込み、なんとか撃ち返そうとしていた。しかし砲弾による穴を埋め戻す前に、あさってを向いた砲を引き起こす前に、擲射砲の砲撃を受け、あるいは魔術を受けて、吹き飛ばされた。 ルキアニスも弓射魔術によって砲座の二つを撃破している。帝國側が上門と呼称する城門の上にある砲座の二つだ。諦めてしまったのだろうか。今は動きは見られない。ルキアニスの黒の二も、弓を携えて片膝をつき即時起動待機のままに在る。一応、工兵の用意してくれた退避壕に機体を隠してある。地に掘った壕と、その前に植えた木杭の壁で、敵から機体を見ることはできない。ここは帝國軍の攻城陣地の前縁だ。ここより前にあるのは、城門へと真直ぐに通じる幅広の石橋だけだ。まだ落とされておらず、その先では城門が閉じられている。橋を押し渡り、城門を打ち壊したとしても、その先の桝形で砲撃を浴びせつけられるだけなのもわかっている。 ルキアニスたち前衛の任務は、それら渡河部隊や攻城戦部隊が備えを終えるまで、敵の動きを押さえることだ。敵の砲座を破壊し、また敵がもし城門を開いて逆襲をはかるなら、それを阻止する。 そのために902大隊の三つの小隊は、それぞれ掘割にかかる石橋を前に展開している。一番南側、ダウカヴァ河からの流れを引き込むところ、そこに作られた石橋が、ルキアニスの小隊の配置されているところだ。帝國軍は上橋と呼称する。その上橋の伸びる先には、上門と名付けられた城門がある。 王都ゼーガペインの大橋はあと二つある。そのいずれにも902大隊の小隊が配置されている。二番目の石橋は掘割のほぼ真ん中にあり、最も幅広でもある。これは中橋と呼ばれ、最も大きな中門へとつながっている。中門からは、王都の大通りへとつながり、やがて王城前広場へと至る。最後の一つは下流側、掘割が再びダウガヴァ川へとつながるところ。下橋と、下門だ。ただし下門はゼーガペインの王城に最も近く、王城前を通って、王城前広場に至る。下橋前には、ヒュド先任の小隊が配置されているが、ルキアニスたちからはほぼ見えない。見えるのは中橋で、そこにはルナマリアの小隊が居る。砲撃杖を携えた機も見える。最も幅広の中橋の先の、最も大きな中門を打ち砕くに足る術を放てる。あるいはバルタスが逆襲を発したとしても、それを打ち砕くだろう。ルキアニスと小隊が配置された上橋は三つの橋の中で最も細い。すなわち、逆襲があるとしても、その勢力は強くはないと見られている。 こうして902大隊が前衛配置され、個別支援任務に就いているあいだ、他の黒騎士部隊は、ゼーガペイン突入部隊に振り分けられていた。彼らは、城壁を破ったあとに、王都へ突入を担う。突入作戦が発起されたとき902大隊はその支援を行う。 帝國軍の突入は、城門にも石橋にも頼らないものだった。今、帝國軍を阻んでいるのは、城壁でも砲撃でもなく、王都前に横たわる掘割だった。王都の城壁、そこから百尺ほどの岸を置いて、掘割が作られている。王都背後を流れるダウガヴァ河から流れを引き込まれ、水を湛えている。常ならそこは王都の臣民が水仕事に励むところなのだろう。だが今は打ち砕かれた城壁のかけらが散らばるばかりだ。城壁の砲座全てが沈黙したとしても、城壁に攻め寄るには掘割を渡り、さらに百呎を進まねばならない。 もちろん備えは進められている。攻城壕の背後では、渡河機材の移送が進められている。歩兵を渡らせる浮橋も、機卒や機装甲のための架橋もすでに届いている。それらを扱う工兵の機卒も、それらを掩護する渡河突撃を専門に行う魔動機の部隊すでにある。だが、まだ攻撃命令は出ない。常の帝國軍からすると、眠ったように静かだ。 ルキアニスは個別支援任務で本部から離れていられることに少しならず安堵していた。902大隊が突入任務から外されたことに、フォン・ベルリッヒンゲン大隊長は不機嫌を隠さなかったからだ。大隊長の思うことは、判らなくはない。けれど実際に各小隊が王都のようなところで戦うのは難しいと、ルキアニスは思っている。二人はまだ、同じものを見て指揮されるのが手一杯だ。指揮官の目の届かないところで、役割を任せられるほどではない。 その二人、コルネリアもアスランも、交代で警戒番についている。今はコルネリアの警戒番で、彼女の黒の二は、石橋のたもとに立っている。新しく作らせた太い鑓を地に立て、また己の機もまっすぐに立ち、城壁を見やっている。コルネリアは、戦いの中で己の力を示すことを心から望みながら、けれどまだ果たせずにいる。それは、コルネリア自身が、己が力を信じきれないからでもある。コルネリアが持つのは己への疑いではない。それより深い、己の持つ力は己の望むほどではない、という焦りだ。 アスランの方は、己の力を全く疑っていない。そこは無邪気に、と言っていいほどに。アスランにとっては己の警戒番は、早く終わればよいだけの時であるようだ。けれど終わったからと言って、持ち場を離れて行きたいところへ行けるわけでもない。アスランにとって、いくさなど、実はどうでもよいことだ。それよりずっと大事なことが、他にある。皆、気付いているけれど、皆、アスランの望む通りに、気付かないふりをしている。 それでも二人とも、初めての実戦を経て、ずいぶん落ち着いたようだった。と、いうより、拍子抜けしているようでもある。もっとも、これまでの行動のほとんどは行軍であり、休息中の手入れであり、夜営でしかない。練兵よりもずっと楽に進んできた。行軍それ自体で疲れ切っては意味も無い。段列で温食が作られ運ばれてくるし、機側工部も従兵も随伴している。ここでも、前進配置とはいえ、敵に動きは無く、少し下がって控え処に行けば、従兵がいるし、お茶を淹れてくれもする。 越境からここまでの行程でも、ルキアニスたち902大隊は予備配置のままで、前進が命ぜられることもなかった。先の戦いの時も、予備として、機側から戦場を望見していただけだ。放列から吹き出す砲煙の壁と、つらなり轟きわたる砲声の向こうに、バルタス軍は打ち砕かれていった。予備の前進が命じられるより前に、バルタス軍の戦列は崩れ始めていた。だが、バルタス軍が脆弱だったとルキアニスは思わない。彼らは、最後まで突撃を行った。出来なかったことは、帝國軍を打ち破ることだった。その逆襲を押し返すことはさらにできず、バルタス軍は潰走することとなった。のちにルキアニスたちが教えられた情報では、バルタス軍の一部が戦列を離脱したのだという。 王都へ向けて撤退するバルタス軍を、帝國軍は比較的ゆっくりと追撃し、彼らの王都入城もまた見届けた。王都に対する寄せも、帝國軍としては比較的ゆっくりであったようにルキアニスには思えた。それを、帝國軍の常の動きと思ってほしくはない。ルキアニスは、小隊の二人へ、そう思ってもいた。配置が何であろうと、魔術戦部隊は必ず使われる。それも他の部隊では行いかねる事が起きた時には、必ずだ。 それに、帝國軍には、すなわち北方軍総司令であるサウル・カダフ将軍には、何かの考えがある。ルキアニスにはそう思える。サウル・カダフ将軍は、あまり奇をてらったことはしない。魔術戦も良く取り入れて使いこなすけれど、それだけに頼りもしない。そのサウル・カダフ将軍があえて時を費やしているなら、それは何かの策のためだ。 そもそも今に至るも、バルタスの隣接諸国は、バルタスを救援しようとはしない。ルキアニスたちが聞かされたのは、南岸諸王国は政治的対立を抱えており、早期の相互救援の見込みは低い、ということのみだった。それがサウル・カダフ将軍の、あるいは帝國の何らかの動きによるものかは判らない。知りようもない。 いずれにしても、部隊が待ちを決めたなら、ルキアニスたちも待つしかない。敵が抗うなら、これを討ち、軍が手綱引くなら、これに従い、留まる。 気まぐれに砲声がとどろき、日差しは頭上からやがて傾く。アスランの上番となり、彼の機装甲がゆっくりと遮蔽の影から立ち上がる。 「アスラン、待て」 『何か』 立ち上がり終えてから、アスランの機はルキアニスへと振り向き、応じる。それを叱責するべきなのだろか。少しのためらいがルキアニスにあるのは、やはり彼を扱いかねているのかもしれない。 「敵の目を忘れてる。小隊長、以上」 アスランの機は虚を突かれたように動きを止める。前衛のための木杭壁も待機壕もそれほどたやすく作れるわけではない。木杭は運び込まねばならないし、壕を掘る機卒も従士従卒も敵前で作業する。高さも深さも限られている退避壕の、どこが駐機に都合がよいか、敵に教えることなど無い。アスランは、ほんの少し、上の空だっただけだ。でも、いくさ場ではただそれだけで死んでしまう。本来のやりかたは、木杭壁の遮蔽のうしろで、ひざをついたままにじるように少し動いて、常とは違うところで立ち上がれ、だ。それは先にも指導したことではあるのだけれど、行われないのはルキアニスの指導力が足りない、ということでもある。すでに敵は撃ってはこなかったが、それは敵の都合に過ぎない。 今日もバルタスは動かなかった。 だがルキアニスたちにとっての動きはあった。というより、ルキアニスの小隊が動かされた。それも902大隊命令ではなく、その上位の旅団、21旅団長命令によって。 902大隊第三小隊は、現任務、現配置を解除。直ちに21旅団本部へ移動せよ、と。 小隊はこの王都ゼーガペインでの個別支援任務を解除された。 演義だから、と自分に言い訳すれば、なんでもありというのもどうかとは思う。
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ゴーラ演義 スヴェルスガルド将軍渡海の巻 (4) 朝日に薄桃色に染め上げられながら、きらきらときらめく海原がある。 黒の二の魔導の双眸は、その向こうの水平線にちりばめられた姿を見て取ることができる。それぞれに帆を掲げ、朝日を断ち切り、薄い影を引いているのも見える。 ルキアニスは、ただ美しく、厳かだと思っていた。 黎明の水平線に現れたそれらは、ゴーラの船団で、そこに乗るものは全て、機装甲も機卒も士卒のいずれも、帝國と戦うためにやってきた、敵なのだけれど。そして顔を上げてみれば、明るく染まる空には、一つの姿が浮かんでいる。鑓持つ空飛ぶ機神の姿だ。ゴーラの船団を見出し、そして彼らが目指すこの海岸へとクルル=カリルを導くために。北方軍の参謀は言った。あの船団に属している快速船のうち何隻かは、すでに先乗りしているはずだろう、と。 ここから見下ろす海浜の林の中に、それらの者たちーより正しくはそれらの者らが灯した目印らしい燈明も見えた。すでにここは敵の領域。もとよりここは敵の領地。バルタス王国の北岸なのだ。ここから見える海原のすべては、ゴーラの心臓ともいわれるゴーラ湾。この海岸は、ゴーラの者らには南岸と呼ばれてきた。 ルキアニスは、機を丘の頂近くに寄せて、片膝を着かせ、身を低くする。灯明の見え隠れする緑濃い林は、海からの風を遮るために王国によって植えられ、伐ることは大罪なのだと聞いていた。あの中で灯明を焚くというのは、王国のものではないだろう。そしてこの岬の丘にある燈明台に人影が無いのもまた、彼らなりのはかりごとなのだろう。彼らは岬を見誤ることはないし、そこに燈明を掲げて誰にでもわかる形で導くこともない、と。もしそれらの姿があったなら、夜討ちをかけるしかなかっただろう。 ゴーラの船団は朝日の中で数を増しながら、ゆっくりと近づいてくる。時を待っているのだと思った。潮の満ちてくる時を、だ。潮に乗じれば、砂浜の奥へと楽に乗りこめる。機装甲を載せた重い船を満ち潮に乗じて進ませ、引き潮までに倒れぬように支えて留まり、そこで機装甲を降ろすこともできる。もちろんルキアニスは海の船のことなど全く知らない。全て聞いたことだ。 そして、待たねばならない。今は、ルキアニスたちが動くべき時ではない。ここに至ってしまえば、あとは待つだけでいい。敵がここへやってくる。 ここに至るまでが長い夜だった。 夜通しの行軍を経て、ルキアニスの小隊は、この丘へとやってきていた。夜道の行軍は機装甲にとっては危険で、普段なら取るに足らないことが大ごとになる。だからこそ経験が要る。随伴してくれる騎兵もまた同じだった。ルキアニスは未熟な二人を率いても、自力進出ができるものとして、21旅団本部に呼ばれていた。21旅団の本務を支援する役割の者として。小隊は夜間行軍規則通りに進み、待機地点に入った。 静かな夜だった。 小休止に足を止めて、機を降りれば辺りはしんと静まり返っているのがわかった。ルキアニスたちと、随伴騎兵の馬の気配しかしない。近くにあるはずの村々にも人の気配は絶えて無く、明かりも見られない。霊物の観相に触れてくるものも無い。すでに敵が撤退路として使ったところだからかもしれない。 そう、バルタス軍も一枚岩ではなかったらしい。王都へと退く者らとは別に、北の港町へと退く軍勢もあった。ルキアニスはそう聞いていた。あれほど激しく戦いながら、けれど敗北をもって道を別にし、もはや共に戦うことも無い、そういうことがあるのだろうか。ルキアニスには良くわからない。それは、帝國が、バルタスのこのありさまを予期していたか、も含めてだけれど。 岬の丘には敵が来るかもしれない。だからルキアニスはまず、少し離れた別の丘の影で夜営を行った。機装甲には手入れが要る・随伴騎兵の警護を受けながら、簡易手入れを行い、あとは体を休める。いつも通り三角警戒陣を敷き、その真中に天幕を張る。まだ毛布が要るというわけでもない。それでも温かい飲み物を淹れられれば、すこしはくつろげる。 アスランは不機嫌そうで、それでもいちおう隠している風だった。コルネリアのほうはとっくに御見通しのようだ。アスランの思い人が101大隊の機神工部にいるという。だいたいみんな知っていることらしい。ただルキアニスはその顔までは知らない。あの夜のときの子なのだろうとは思っている。あの雨の夜のことを、今ふしぎに懐かしく思い出す。それほど前のことでもないのに。 アスランは、21旅団本部へ出頭と聞いて、その人に会えるのではと思っていたらしい。けれどもちろん、出撃準備態勢にある101の工部が、おしゃべりに耽られるはずもない。 アスランとその子との間に、どんな事があったのかまでは、ルキアニスは知らない。ルキアニスが小隊に戻ってきたときには、アスランは目も当てられないほどどんよりと落ち込んで、黄昏ていた。髪をなびかせる夕風も、文字通りどこ吹く風といったありさまで、何とも言いようも無い。それはコルネリアも同じであるらしい。むっつりと黙り込んで座っているアスランを、どこかおもしろげに横目で見ながら、お茶をなど啜っていた。ふとコルネリアはルキアニスを見る。 「上手くゆくと思いますか」 「まあ、きっと、たぶんね」 問われても、他に答えようも無い。帝國が現世に生み出した機神、クルル=カリルを用いて、空中より、ゴーラ船団を攻撃する。そんな破天荒なことが、これから始まろうとしている。 しかも作戦そのものには、ルキアニスたちは参画しない。ルキアニスたちがいなくとも、攻撃は行える。ルキアニスたちが海浜に向かうのは、万一に備えてに過ぎない。 機神クルル=カリルに与えられた機密格は非常に高いもので、同じ21旅団であっても、関わらないルキアニスたちには、クルル=カリルにいかほどのことが出来るのか、まったく知らされていない。ただ、あの機体が舞いあがり、飛び立ってゆくさまは何度か見ていたし、飛び去って行った彼方の空に、クルル=カリルの放つ魔力が、弾け輝くさまも見たことはあった。けれど、そのクルル=カリルが空中からゴーラ軍を攻撃する、と聞けば、そんなことができるのかと思う。しかも101大隊の持つ七柱すべてのクルル=カリルがそれに加わる、と。 「俺たち、本当に必要なんですか」 アスランがぽつりと問う。それから上目使いにルキアニスを見る。アスランにも、コルネリアにも、小隊の任務は、クルル=カリルの援護だとしか伝えられていない。本部会議でも、役割らしい役割は、何一つ示されなかったし、二人にも伝えられていない。二人以外は誰も気にしていない。正直なところ、そんなゆとりは無いのだから。 ヴェルキン旅団長は、無駄なことなど何一つしない。 本部会議で、何一つ役割を示されなかったルキアニスの小隊だったけれど、そのすぐ後にルキアニスは旅団長公室へと呼ばれた。それそのものが、ヴェルキン旅団長をして行わねばならぬことだった。 「君たちの小隊には、最も危機的な時に役割を果たしてもらいたい」 ルキアニスには答えようもなかった。旅団長は、金庫へとかがみこみ鍵を開いていた。そして取り出したのは書類綴だった。それを机に置き、彼はふたたびルキアニスを見た。 「クルル=カリルの破壊許可だ」 何を命じられようとしているのか、まったくわからなかった。構わず旅団長は言った。 「クルル=カリルには、まだ、古代魔導帝國時代の機神のような、揺るがず保たれたものが無い。機神は、機神というだけで、長い長い刻を、ただ自ら保ち続ける、そういうものだ。それは彼らが変化しないものだからでもある。クルル=カリルは違う。あれは変わり続けるものなんだ」 旅団長の口ぶりは、僧院の奥で書き残された数式を語るような、曖昧なものだ。ヴェルキン旅団長には何もかもよくわかっているのだろう。けれどルキアニスには答えようもない。彼は続ける。 「そんな風に言えば、良く聞こえるけれどね。別の言い方をすれば、あれには機神として足りないところが多すぎる、ということでもある。それは少しずつ埋められてゆくだろう。だが今ではない」 もちろん、と彼は続ける。 「皆は叶う限りの力を、努めてあれに注ぎ込んでいた。僕もクルル=カリルが出撃基準に達していないとは思っていない。しかし何も起きないとは言えない。皆が、あれに、そして互いに、力を注いできた。それが壊れた時、どうすると思う?」 「直すのでしょうか」 我ながら間の抜けた応えだとルキアニスは思う。旅団長は少し笑みを見せ、まあ、そうするだろうね、と言う。 「何としてでも、機体や、その搭乗員を救おうとするだろう」 しかし、と彼は続ける。 「それが起きてしまうということは、どの機も同じものを抱えている、ということなんだ。そのクルル=カリルがとどまって戦い、僚機を救おうとすることは、すなわちすべての機体と騎士を失いかねない、ということでもある」 だから、命じる、と旅団長は言った。 「アモニス騎士長、君たちの小隊は、単独で前進、XX岬にて経空部隊の空中集合とともに在れ。攻撃が開始されるときは、それを望見する位置をとれ。そしてクルル=カリルが飛行不能となったならば、これを救援せよ」 優先順位は以下の通り、と旅団長は続ける。 「一、搭乗騎士の生命。二、クルル=カリルの機体中枢の機密。以上。クルル=カリルの機体の回収も、作戦の成功についても、小隊が関与する必要はない」 そして皮の書類綴から、彼は命令書を取り出した。そこには龍の紋章がある。帝國、というより皇帝陛下の紋章だ。 「総司令陛下の直接の命令書だ。目的のために、クルル=カリルの破壊を許可する」 そんな命令書を渡されて、どうすれば良いというのか。いや、一つしかない。質問が無ければ、了解しましたと応じるしかない。そのためになら、大隊の、旅団の、あらゆることものひとを使ってよいのは以前からだ。ルキアニスが求めれば北方軍からでも、それをもぎ取ってきただろう。たぶん、メトポロニア旅団参謀長が。 だからルキアニスと小隊は、いま、丘に在る。 アスランとコルネリアの機に大盾を携えさせた。それが起きた時、無理を押して突っ込むために。大盾を携えた重甲の黒の二に出来ないことを探す方が難しい。ルキアニスの機は、こういう時のいつも通り、弓と小鑓と剣とを携えている。三機がかりの楔陣なら、何とかなるかもしれない。あの船団の運んできた軍勢に突っ込むとしても。 「・・・・・・」 ルキアニスは顔を上げ、二人を見た。天幕の二人もルキアニスを見返す。 「なんですか?」 「わたしたちは、クルル=カリルが墜ちたときのために、ここにいる」 驚きを見せたのは、アスランより、むしろコルネリアだった。だからルキアニスはつづける。 「クルル=カリルが不完全だったら、旅団長は経空攻撃を命じないよ。知恵を絞って、洋上飛行基準を考えもしない。ただ、決して起きないとも思っていない」 墜ちた時のことを考え、動くのは帝國のやり方であったけれど、そうならないために万難を排するのも帝國のやり方だった。ともに扱い、ともに指図する側に、二人はいずれ、なる。今ではないけれど、この先、いつか、あのクルル=カリルに、二人とも乗るだろうから。 「もし、クルル=カリルが墜ちたら、万難を排して搭乗騎士を救出する。機体は破壊する」 少しの沈黙は、ルキアニスの思っていたとおりのことだった。コルネリアが最初にそれを破ることも。 「そんなこと、できるんですか」 「許可されている」 「了解しました」 ためらいもなくコルネリアはそう応じる。ルキアニスが思っていた通りだった。アスランは、戸惑ったように顔を上げる。彼が答えあぐねているのは良くわかる。 結局、彼は再びうつむいた。 物思いにふけるような間をおいて、わかりました、と低く言った。
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表彰選手 各中継所通過順位・タイムベストテン(色地は入賞チーム) → タイム差推移(別ウィンドウまたは別タブで開きます) 各区間記録(赤地は区間新記録、緑地は区間タイ記録) 各区間順位変動 高校生・一般・中学生別ランキング 記事・概要 総合成績 表彰選手 ページの先頭に戻る 開催日 優勝チーム 優秀選手賞 ジュニアA優秀選手賞 ジュニアB優秀選手賞 備考 1997年1月19日 京都 高岡寿成 京都 小池浩一郎 福岡 前田和浩 佐賀 各中継所通過順位・タイムベストテン(色地は入賞チーム) → タイム差推移(別ウィンドウまたは別タブで開きます) ページの先頭に戻る -中継所通過順位 順位 第一中継所 1区走者 第二中継所 2区走者 第三中継所 3区走者 第四中継所 4区走者 第五中継所 5区走者 第六中継所 6区走者 ゴール 7区走者 1位 福島 14 13 小川博之 佐賀 22 52 前田和浩 福島 49 21 藤田敦史 福島 1 10 59 大槻圭一 福島 1 25 44 榊枝広光 福岡 1 34 47 及川賢人 京都 2 16 36 高岡寿成 2位 佐賀 14 13 杉山智基 福島 23 06 長山丞 福岡 49 26 木下千秋 京都 1 11 11 小西健 福岡 1 25 51 小池浩一郎 福島 1 34 55 富田篤 福岡 2 17 11 田尻裕一 3位 福岡 14 20 角田達彦 熊本 23 19 湯治健太 長野 49 27 福島正 福岡 1 11 20 土谷修 京都 1 26 02 塩見雄介 京都 1 35 23 船越裕介 福島 2 17 54 佐藤武 4位 和歌山 14 25 宮﨑展仁 長野 23 21 佐藤清治 京都 49 27 高尾憲司 長野 1 11 50 大村一 千葉 1 26 52 山田正和 愛知 1 35 43 冨田好志 愛知 2 18 09 梅津富浩 5位 鳥取 14 26 橋本淳 鹿児島 23 23 中村友紀 宮崎 49 34 三木弘 千葉 1 11 50 横山周二 山口 1 26 53 大中哲 山口 1 35 45 蔭谷将良 長野 2 18 11 帯刀秀幸 6位 島根 14 29 三原進 愛媛 23 24 坂野清志 広島 49 48 川本幸吉 兵庫 1 11 54 永井順明 岐阜 1 26 54 虎沢峰敏 岐阜 1 35 52 桐山幸祐 広島 2 18 13 五十嵐範暁 7位 広島 14 29 徳本一善 広島 23 24 安井秀俊 徳島 50 02 犬伏孝行 鹿児島 1 12 01 福岡耕一郎 愛知 1 26 55 岩水嘉孝 長野 1 35 58 家高晋吾 岐阜 2 18 24 土田豊和 8位 栃木 14 29 相馬雄太 福岡 23 25 幾野寛康 山形 50 04 松田和宏 山口 1 12 03 木村文彦 長野 1 26 56 宮下宏之 千葉 1 36 09 飯田真行 山口 2 18 48 小倉幸康 9位 茨城 14 30 加藤剛 愛知 23 25 内田直将 大阪 50 06 水谷哲也 大阪 1 12 05 野口英盛 鹿児島 1 27 05 福吉公輝 佐賀 1 36 09 吉冨正徳 静岡 2 18 48 古田哲弘 10位 熊本 14 30 高木雄一 北海道 23 27 前川亮太 鹿児島 50 09 森上幸治 岐阜 1 12 15 揖斐祐治 広島 1 27 08 尾崎輝人 鹿児島 1 36 11 下池正 熊本 2 18 49 本川一美 順位 第一中継所 1区走者 第二中継所 2区走者 第三中継所 3区走者 第四中継所 4区走者 第五中継所 5区走者 第六中継所 6区走者 ゴール 7区走者 11位 鹿児島 14 31 入船満 和歌山 23 29 島沢誉寛 佐賀 50 11 片淵博文 広島 1 12 18 渡辺尚幹 大阪 1 27 16 坂本公礼 広島 1 36 23 近藤隼人 埼玉 2 18 50 横田芳則 12位 愛媛 14 31 坂井隆則 栃木 23 30 鈴木真 秋田 50 12 進藤吉紀 愛知 1 12 22 鈴木健太郎 北海道 1 27 21 松岡貞行 熊本 1 36 28 森永幸男 鹿児島 2 18 52 入船敏 13位 京都 14 32 勝間信弥 宮城 23 32 渋谷正芳 滋賀 50 12 岩本照暢 静岡 1 12 23 河合恵太 埼玉 1 27 21 坂田和 埼玉 1 36 32 野村亮太 宮崎 2 18 57 小島忠幸 14位 長野 14 34 鈴木哲也 奈良 23 34 鐘ヶ江幸治 静岡 50 14 関口泰彦 埼玉 1 12 25 宮井将治 熊本 1 27 23 渡辺哲浩 大阪 1 36 42 久保恵介 佐賀 2 19 15 福島雄一郎 15位 宮城 14 35 相楽顕 京都 23 35 坂口貴哉 山口 50 16 瀬戸智弘 栃木 1 12 29 武井拓麻 佐賀 1 27 29 山口勢一郎 北海道 1 36 45 村井健太 秋田 2 19 34 高橋健一 16位 愛知 14 35 花田俊輔 鳥取 23 35 細川泰史 栃木 50 18 鈴木賢一 北海道 1 12 36 横山貴臣 兵庫 1 27 40 岩崎鉄兵 静岡 1 36 48 杉原慶 徳島 2 20 10 岩佐敏弘 17位 奈良 14 36 菅野利哉 千葉 23 36 出沢彰 千葉 50 22 仲村明 熊本 1 12 37 椎葉弘幸 栃木 1 27 52 布施知進 兵庫 1 36 49 山崎剛 滋賀 2 20 11 木戸真樹 18位 北海道 14 36 長谷川夏樹 埼玉 23 37 出原寛信 兵庫 50 27 前畑耕三 宮崎 1 12 38 白坂敏美 静岡 1 27 53 小杉敏章 秋田 1 37 06 深田雄一 茨城 2 20 25 平塚潤 19位 埼玉 14 36 秋葉正人 宮崎 23 38 宗尚 埼玉 50 28 池谷寛之 佐賀 1 12 38 狩峰安延 宮崎 1 27 55 馬崎忠勝 宮崎 1 37 06 中川大輔 福井 2 20 29 夏目勝也 20位 東京 14 36 片岡良浩 長崎 23 41 本多幸希 新潟 50 29 相沢義和 秋田 1 12 41 三浦鉄平 徳島 1 28 00 中森一也 愛媛 1 37 09 篠浦辰徳 千葉 2 20 30 湯浅龍雄 順位 第一中継所 1区走者 第二中継所 2区走者 第三中継所 3区走者 第四中継所 4区走者 第五中継所 5区走者 第六中継所 6区走者 ゴール 7区走者 21位 山梨 14 37 卯月達也 群馬 23 42 鈴木元気 鳥取 50 30 桑本聡 島根 1 12 45 小林正典 島根 1 28 03 三上茂美 栃木 1 37 12 影山淳一 北海道 2 20 34 高塚和利 22位 宮崎 14 37 中崎幸伸 新潟 23 42 尾崎弘仙 福井 50 30 大西雄三 福井 1 12 45 笹木浩二 秋田 1 28 04 秋田隼人 新潟 1 37 21 津野輝 兵庫 2 20 49 大川久之 23位 群馬 14 37 坂本健和 大阪 23 43 舞田勝義 香川 50 31 武田宏旦 徳島 1 12 50 尾池政利 愛媛 1 28 05 白石真 徳島 1 37 29 竜田美幸 三重 2 20 51 奈良修 24位 滋賀 14 38 山﨑成人 兵庫 23 43 森口祐介 岩手 50 33 佐々木淳 新潟 1 12 52 徳永健 新潟 1 28 08 斎藤剛 福井 1 37 33 林大介 愛媛 2 20 54 安永淳一 25位 青森 14 38 大光剣心 福井 23 44 辻隼 島根 50 36 三代直樹 愛媛 1 12 54 山本幸延 福井 1 28 27 田中誠幸 島根 1 37 36 高見亮 新潟 2 20 57 岩原正樹 26位 静岡 14 38 金原良征 徳島 23 45 北川敬大 愛媛 50 39 三好健治 岩手 1 13 01 奥岸竜也 滋賀 1 28 31 大角重人 長崎 1 37 45 横山美明 山形 2 20 58 菅野邦彰 27位 千葉 14 39 柴田真一 静岡 23 48 有ヶ谷剛 愛知 50 40 平田雅人 滋賀 1 13 06 向井孝明 岩手 1 28 32 菅原誠 滋賀 1 37 47 粕淵陽一 神奈川 2 20 59 市川大輔 28位 長崎 14 42 森田稔 山形 23 50 五十嵐毅 茨城 50 44 磯野稔 和歌山 1 13 11 竹中祐樹 長崎 1 28 33 石栄雅史 岩手 1 37 53 小田島美彦 大阪 2 21 09 砂田貴裕 29位 新潟 14 44 中川匡 香川 23 50 村山竜也 岐阜 50 48 藤田幸則 長崎 1 13 22 原口貴博 鳥取 1 28 38 松田賢二 鳥取 1 38 04 泉法俊 富山 2 21 33 浜田征司 30位 岩手 14 46 板山学 滋賀 23 51 北川紘司 和歌山 50 55 道浦誠 茨城 1 13 23 渡辺和也 茨城 1 28 46 長山公則 神奈川 1 38 06 下里和義 長崎 2 21 38 黒木純 順位 第一中継所 1区走者 第二中継所 2区走者 第三中継所 3区走者 第四中継所 4区走者 第五中継所 5区走者 第六中継所 6区走者 ゴール 7区走者 31位 山形 14 47 木村圭介 岐阜 23 51 棚橋真彦 北海道 50 56 武居弘晃 山形 1 13 27 斉藤直己 東京 1 28 54 桜井勇樹 茨城 1 38 07 北谷武志 島根 2 21 41 板垣英樹 32位 富山 14 48 須川尊久 岩手 23 52 竹下健輔 群馬 50 56 渡辺靖 鳥取 1 13 31 高橋洋 和歌山 1 28 59 島本尚起 和歌山 1 38 23 小船浩嗣 和歌山 2 21 42 宮本善史 33位 岐阜 14 51 木原圭介 茨城 23 52 三浦利明 熊本 50 59 山内康輔 東京 1 13 45 奈良沢徹 神奈川 1 29 08 藤田雅之 東京 1 38 25 武藤央記 岡山 2 21 46 池田義幸 34位 大阪 14 53 太田恵介 東京 23 52 西村健佑 長崎 51 10 四辻浩二 神奈川 1 14 02 塩月直起 山形 1 29 08 村山幸司 三重 1 38 35 内田裕之 岩手 2 21 50 藤原健一 35位 兵庫 14 54 高橋謙介 山口 23 54 長嶺貴裕 富山 51 12 柴田清成 群馬 1 14 03 羽鳥誠 三重 1 29 22 沢野啓之 山形 1 38 35 高橋元史 栃木 2 22 00 伊藤克昌 36位 香川 14 56 大森輝和 山梨 23 54 斉藤賢志 石川 51 18 日向栄次 石川 1 14 05 坂下智一 石川 1 29 25 織田圭三 群馬 1 38 36 樺沢知紀 香川 2 22 34 長尾隆司 37位 沖縄 14 57 沢岻英憲 島根 23 57 加瀬部広幸 奈良 51 20 柳川秀晶 香川 1 14 06 岸田顕司朗 香川 1 29 26 伊藤博紀 富山 1 38 39 藤岡俊太郎 東京 2 22 41 沼尻英昭 38位 大分 15 00 笠村雅也 沖縄 24 02 宇茂佐隼人 東京 51 23 矢羽田伸一 三重 1 14 07 植松暁 岡山 1 29 28 岡本健吾 岡山 1 38 41 岩谷利章 奈良 2 23 17 谷口和博 39位 三重 15 01 西寿史 富山 24 03 藤沢覚 三重 51 26 愛敬重之 奈良 1 14 15 松本顕一 群馬 1 29 37 新木剛史 香川 1 38 44 木村二郎 石川 2 23 21 吉岡善知 40位 福井 15 03 中村勝則 大分 24 05 藤本弘晃 沖縄 51 46 玉利大樹 岡山 1 14 21 青陰寛 富山 1 29 42 西村哲生 奈良 1 38 57 小林祥英 群馬 2 23 34 木暮貞行 順位 第一中継所 1区走者 第二中継所 2区走者 第三中継所 3区走者 第四中継所 4区走者 第五中継所 5区走者 第六中継所 6区走者 ゴール 7区走者 41位 秋田 15 03 小森正臣 青森 24 06 伊藤達哉 山梨 51 49 市川友紀 青森 1 14 26 河野仁志 奈良 1 29 47 成瀬貴彦 石川 1 39 03 藤田康隆 大分 2 24 03 清水昭 42位 徳島 15 04 賀好行彦 秋田 24 14 後藤勝 神奈川 51 49 沖野剛久 大分 1 14 27 井上大輔 大分 1 29 48 佐藤智之 大分 1 39 08 小畑俊幸 鳥取 2 24 38 小椋誠 43位 山口 15 05 山田雄二 高知 24 21 浜田智也 岡山 52 00 吉田行宏 富山 1 14 28 畑崎准 青森 1 30 17 板垣陽介 青森 1 39 55 松平昇 沖縄 2 25 04 高安哲二 44位 神奈川 15 07 美尾佳紀 神奈川 24 22 生井怜 大分 52 05 藤本季也 山梨 1 14 53 雨宮英巳 山梨 1 30 31 渡辺吉一 山梨 1 40 00 金丸良太 山梨 2 25 29 池谷重喜 45位 高知 15 08 山脇拓哉 石川 24 24 土橋広宣 高知 52 08 山中正明 高知 1 15 05 宇賀勇介 高知 1 30 47 下八川岳志 高知 1 40 04 鎌倉啓憲 青森 2 25 43 杉本和之 46位 石川 15 09 北村芳樹 岡山 24 39 是松哲自 青森 52 13 中山広光 沖縄 1 15 21 普天間秀人 沖縄 1 31 06 山城大樹 沖縄 1 40 39 永村祐 高知 2 25 59 松浦忠明 47位 岡山 15 11 川上拓己 三重 24 46 河合祐介 宮城 52 32 石塚茂雄 宮城 1 15 50 石森俊介 宮城 1 31 38 武田友樹 宮城 1 40 51 亀山正尚 宮城 2 26 37 伊藤幸一 各区間記録(赤地は区間新記録、緑地は区間タイ記録) ページの先頭に戻る -区間別個人記録 1区走者 記録 2区走者 記録 3区走者 記録 4区走者 記録 5区走者 記録 6区走者 記録 7区走者 記録 1 小川博之 福島 14 13 1 前田和浩 佐賀 8 39 1 高尾憲司 京都 25 52 1 永井順明 兵庫 21 27 1 小池浩一郎 福岡 14 31 1 吉冨正徳 佐賀 8 40 1 高岡寿成 京都 41 13 2 杉山智基 佐賀 14 13 2 辻隼 福井 8 41 2 三木弘 宮崎 25 56 揖斐祐治 岐阜 2 岩水嘉孝 愛知 14 33 2 冨田好志 愛知 8 48 2 五十嵐範暁 広島 41 50 3 角田達彦 福岡 14 20 北川敬大 徳島 3 進藤吉紀 秋田 25 58 3 横山周二 千葉 21 28 3 虎沢峰敏 岐阜 14 39 3 蔭谷将良 山口 8 52 3 小島忠幸 宮崎 41 51 4 宮崎展仁 和歌山 14 25 4 佐藤清治 長野 8 47 4 木下千秋 福岡 26 01 4 椎葉弘幸 熊本 21 38 4 松岡貞行 北海道 14 45 4 杉原慶 静岡 8 55 4 古田哲弘 静岡 42 00 5 橋本淳 鳥取 14 26 5 森口祐介 兵庫 8 49 5 福島正 長野 26 06 大槻圭一 福島 榊枝広光 福島 5 及川賢人 福岡 8 56 5 帯刀秀幸 長野 42 13 6 三原進 島根 14 29 湯治健太 熊本 6 松田和宏 山形 26 14 6 横山貴臣 北海道 21 40 6 渡辺哲浩 熊本 14 46 6 藤岡俊太郎 富山 8 57 6 奈良修 三重 42 16 7 徳本一善 広島 14 29 長嶺貴裕 山口 7 藤田敦史 福島 26 15 7 鈴木健太郎 愛知 21 42 7 大中哲 山口 14 50 7 下里和義 神奈川 8 58 7 平塚潤 茨城 42 18 8 相馬雄太 栃木 14 29 8 舞田勝義 大阪 8 50 8 犬伏孝行 徳島 26 17 8 小西健 京都 21 44 尾崎輝人 広島 桐山幸祐 岐阜 横田芳則 埼玉 9 加藤剛 茨城 14 30 内田直将 愛知 9 岩本照暢 滋賀 26 21 9 木村文彦 山口 21 47 9 山口勢一郎 佐賀 14 51 9 樺沢知紀 群馬 8 59 9 本川一美 熊本 42 21 10 高木雄一 熊本 14 30 10 前川亮太 北海道 8 51 10 瀬戸智弘 山口 26 22 10 福岡耕一郎 鹿児島 21 52 塩見雄介 京都 10 深田雄一 秋田 9 02 10 菅野邦彰 山形 42 23 11 入船満 鹿児島 14 31 11 中村友紀 鹿児島 8 52 11 水谷哲也 大阪 26 23 11 土谷修 福岡 21 54 11 坂田和 埼玉 14 56 家高晋吾 長野 11 木戸真樹 滋賀 42 24 12 坂井隆則 愛媛 14 31 12 坂野清志 愛媛 8 53 12 川本幸吉 広島 26 24 12 宮井将治 埼玉 21 57 12 山田正和 千葉 15 02 12 篠浦辰徳 愛媛 9 04 田尻裕一 福岡 13 勝間信弥 京都 14 32 長山丞 福島 13 関口泰彦 静岡 26 26 13 野口英盛 大阪 21 59 13 福吉公輝 鹿児島 15 04 13 森永幸男 熊本 9 05 13 梅津富浩 愛知 42 26 14 鈴木哲也 長野 14 34 14 村山竜也 香川 8 54 14 三代直樹 島根 26 39 14 小林正典 島根 22 09 14 藤田雅之 神奈川 15 06 14 林大介 福井 9 06 14 高橋健一 秋田 42 28 15 相楽顕 宮城 14 35 15 安井秀俊 広島 8 55 15 愛敬重之 三重 26 40 河合恵太 静岡 宮下宏之 長野 下池正 鹿児島 15 土田豊和 岐阜 42 32 16 花田俊輔 愛知 14 35 16 渋谷正芳 宮城 8 57 16 武田宏旦 香川 26 41 16 武井拓麻 栃木 22 11 16 松田賢二 鳥取 15 07 16 山崎剛 兵庫 9 09 16 岩佐敏弘 徳島 42 41 17 菅野利哉 奈良 14 36 出沢彰 千葉 佐々木淳 岩手 17 原口貴博 長崎 22 12 岡本健吾 岡山 17 小林祥英 奈良 9 10 入船敏 鹿児島 18 長谷川夏樹 北海道 14 36 18 鐘ヶ江幸治 奈良 8 58 18 前畑耕三 兵庫 26 44 18 河野仁志 青森 22 13 18 桜井勇樹 東京 15 09 18 中川大輔 宮崎 9 11 18 市川大輔 神奈川 42 53 19 秋葉正人 埼玉 14 36 尾崎弘仙 新潟 19 仲村明 千葉 26 46 塩月直起 神奈川 19 中森一也 徳島 15 10 野村亮太 埼玉 19 浜田征司 富山 42 54 20 片岡良浩 東京 14 36 20 本多幸希 長崎 8 59 大西雄三 福井 20 山本幸延 愛媛 22 15 20 石栄雅史 長崎 15 11 富田篤 福島 20 夏目勝也 福井 42 56 21 卯月達也 山梨 14 37 21 棚橋真彦 岐阜 9 00 森上幸治 鹿児島 笹木浩二 福井 坂本公礼 大阪 21 横山美明 長崎 9 12 21 佐藤武 福島 42 59 22 中崎幸伸 宮崎 14 37 22 鈴木真 栃木 9 01 22 相沢義和 新潟 26 47 22 竹中祐樹 和歌山 22 16 白石真 愛媛 22 亀山正尚 宮城 9 13 22 小倉幸康 山口 43 03 23 坂本健和 群馬 14 37 宗尚 宮崎 23 鈴木賢一 栃木 26 48 23 青陰寛 岡山 22 21 23 西村哲生 富山 15 14 岩谷利章 岡山 23 池田義幸 岡山 43 05 24 山崎成人 滋賀 14 38 出原寛信 埼玉 24 池谷寛之 埼玉 26 51 24 井上大輔 大分 22 22 24 沢野啓之 三重 15 15 津野輝 新潟 24 福島雄一郎 佐賀 43 06 25 大光剣心 青森 14 38 25 五十嵐毅 山形 9 03 25 磯野稔 茨城 26 52 奈良沢徹 東京 25 斎藤剛 新潟 15 16 内田裕之 三重 25 宮本善史 和歌山 43 19 26 金原良征 静岡 14 38 坂口貴哉 京都 26 日向栄次 石川 26 54 26 徳永健 新潟 22 23 26 馬崎忠勝 宮崎 15 17 26 近藤隼人 広島 9 15 26 岩原正樹 新潟 43 36 27 柴田真一 千葉 14 39 27 島沢誉寛 和歌山 9 04 27 桑本聡 鳥取 26 55 大村一 長野 27 三上茂美 島根 15 18 27 粕淵陽一 滋賀 9 16 27 安永淳一 愛媛 43 45 28 森田稔 長崎 14 42 28 宇茂佐隼人 沖縄 9 05 28 藤田幸則 岐阜 26 57 28 狩峰安延 佐賀 22 27 28 織田圭三 石川 15 20 28 鎌倉啓憲 高知 9 17 28 高塚和利 北海道 43 49 29 中川匡 新潟 14 44 藤本弘晃 大分 29 柴田清成 富山 27 09 29 奥岸竜也 岩手 22 28 伊藤博紀 香川 飯田真行 千葉 29 長尾隆司 香川 43 50 30 板山学 岩手 14 46 鈴木元気 群馬 30 渡辺靖 群馬 27 14 30 三浦鉄平 秋田 22 29 30 佐藤智之 大分 15 21 30 木村二郎 香川 9 18 30 黒木純 長崎 43 53 31 木村圭介 山形 14 47 幾野寛康 福岡 31 三好健治 愛媛 27 15 31 渡辺尚幹 広島 22 30 31 布施知進 栃木 15 23 31 小畑俊幸 大分 9 20 31 藤原健一 岩手 43 57 32 須川尊久 富山 14 48 32 竹下健輔 岩手 9 06 平田雅人 愛知 32 渡辺和也 茨城 22 39 長山公則 茨城 影山淳一 栃木 32 大川久之 兵庫 44 00 33 木原圭介 岐阜 14 51 33 細川泰史 鳥取 9 09 33 片淵博文 佐賀 27 19 33 植松暁 三重 22 41 秋田隼人 秋田 33 小田島美彦 岩手 9 21 33 板垣英樹 島根 44 05 34 太田恵介 大阪 14 53 34 有ヶ谷剛 静岡 9 10 34 吉田行宏 岡山 27 21 34 坂下智一 石川 22 47 34 大角重人 滋賀 15 25 北谷武志 茨城 34 沼尻英昭 東京 44 16 35 高橋謙介 兵庫 14 54 35 後藤勝 秋田 9 11 35 道浦誠 和歌山 27 26 35 尾池政利 徳島 22 48 35 小杉敏章 静岡 15 30 船越裕介 京都 35 吉岡善知 石川 44 18 36 大森輝和 香川 14 56 36 浜田智也 高知 9 13 36 沖野剛久 神奈川 27 27 36 向井孝明 滋賀 22 54 36 菅原誠 岩手 15 31 36 小船浩嗣 和歌山 9 24 36 谷口和博 奈良 44 20 37 沢岻英憲 沖縄 14 57 北川紘司 滋賀 37 四辻浩二 長崎 27 29 37 松本顕一 奈良 22 55 37 成瀬貴彦 奈良 15 32 村井健太 北海道 37 湯浅龍雄 千葉 44 21 38 笠村雅也 大分 15 00 38 土橋広宣 石川 9 15 武居弘晃 北海道 38 宇賀勇介 高知 22 57 38 新木剛史 群馬 15 34 38 泉法俊 鳥取 9 26 38 高安哲二 沖縄 44 25 39 西寿史 三重 15 01 藤沢覚 富山 39 矢羽田伸一 東京 27 31 39 高橋洋 鳥取 23 01 39 渡辺吉一 山梨 15 38 久保恵介 大阪 39 砂田貴裕 大阪 44 27 40 中村勝則 福井 15 03 生井怜 神奈川 40 山内康輔 熊本 27 40 40 雨宮英巳 山梨 23 04 40 村山幸司 山形 15 41 40 高橋元史 山形 9 27 40 伊藤克昌 栃木 44 48 41 小森正臣 秋田 15 03 41 西村健佑 東京 9 16 41 玉利大樹 沖縄 27 44 白坂敏美 宮崎 41 下八川岳志 高知 15 42 41 金丸良太 山梨 9 29 41 清水昭 大分 44 55 42 賀好行彦 徳島 15 04 42 斉藤賢志 山梨 9 17 42 柳川秀晶 奈良 27 46 42 羽鳥誠 群馬 23 07 田中誠幸 福井 竜田美幸 徳島 42 木暮貞行 群馬 44 58 43 山田雄二 山口 15 05 43 三浦利明 茨城 9 22 43 山中正明 高知 27 47 43 畑崎准 富山 23 16 43 山城大樹 沖縄 15 45 43 武藤央記 東京 9 31 43 池谷重喜 山梨 45 29 44 美尾佳紀 神奈川 15 07 44 伊藤達哉 青森 9 28 44 市川友紀 山梨 27 55 44 石森俊介 宮城 23 18 44 岩崎鉄兵 兵庫 15 46 44 永村祐 沖縄 9 33 44 伊藤幸一 宮城 45 46 45 山脇拓哉 高知 15 08 是松哲自 岡山 45 藤本季也 大分 28 00 45 斉藤直己 山形 23 23 45 武田友樹 宮城 15 48 高見亮 島根 45 杉本和之 青森 45 48 46 北村芳樹 石川 15 09 加瀬部広幸 島根 46 中山広光 青森 28 07 46 普天間秀人 沖縄 23 35 島本尚起 和歌山 46 松平昇 青森 9 38 46 松浦忠明 高知 45 55 47 川上拓己 岡山 15 11 47 河合祐介 三重 9 45 47 石塚茂雄 宮城 29 00 岸田顕司朗 香川 47 板垣陽介 青森 15 51 藤田康隆 石川 47 小椋誠 鳥取 46 34 各区間順位変動 ページの先頭に戻る -区間別順位変動 1区走者 記録 2区走者 記録 3区走者 記録 4区走者 記録 5区走者 記録 6区走者 記録 7区走者 記録 1 小川博之 福島 N/A 1 北川敬大 徳島 16人 1 進藤吉紀 秋田 30人 1 揖斐祐治 岐阜 19人 1 岩水嘉孝 愛知 5人 1 吉冨正徳 佐賀 6人 1 平塚潤 茨城 13人 杉山智基 佐賀 2 辻隼 福井 15人 2 松田和宏 山形 20人 2 椎葉弘幸 熊本 16人 2 虎沢峰敏 岐阜 4人 2 深田雄一 秋田 4人 2 奈良修 三重 11人 角田達彦 福岡 3 森口祐介 兵庫 11人 瀬戸智弘 山口 3 横山貴臣 北海道 15人 松岡貞行 北海道 3 冨田好志 愛知 3人 3 木戸真樹 滋賀 10人 宮崎展仁 和歌山 舞田勝義 大阪 4 犬伏孝行 徳島 19人 鈴木健太郎 愛知 山口勢一郎 佐賀 藤岡俊太郎 富山 4 菅野邦彰 山形 9人 橋本淳 鳥取 5 佐藤清治 長野 10人 5 岩本照暢 滋賀 17人 5 永井順明 兵庫 12人 5 渡辺哲浩 熊本 3人 下里和義 神奈川 5 浜田征司 富山 8人 三原進 島根 出沢彰 千葉 6 三木弘 宮崎 14人 横山周二 千葉 大中哲 山口 樺沢知紀 群馬 6 古田哲弘 静岡 7人 徳本一善 広島 7 長嶺貴裕 山口 8人 水谷哲也 大阪 7 塩月直起 神奈川 8人 松田賢二 鳥取 篠浦辰徳 愛媛 岩佐敏弘 徳島 相馬雄太 栃木 前川亮太 北海道 8 関口泰彦 静岡 13人 8 木村文彦 山口 7人 中森一也 徳島 8 杉原慶 静岡 2人 8 小島忠幸 宮崎 6人 加藤剛 茨城 本多幸希 長崎 9 三代直樹 島根 12人 9 宮井将治 埼玉 5人 西村哲生 富山 森永幸男 熊本 9 五十嵐範暁 広島 5人 高木雄一 熊本 10 湯治健太 熊本 7人 10 高尾憲司 京都 11人 原口貴博 長崎 沢野啓之 三重 横山美明 長崎 夏目勝也 福井 入船満 鹿児島 内田直将 愛知 11 日向栄次 石川 9人 河野仁志 青森 11 岡本健吾 岡山 2人 津野輝 新潟 池田義幸 岡山 坂井隆則 愛媛 村山竜也 香川 12 愛敬重之 三重 8人 奈良沢徹 東京 桜井勇樹 東京 12 及川賢人 福岡 1人 12 高橋健一 秋田 3人 勝間信弥 京都 尾崎弘仙 新潟 佐々木淳 岩手 13 小林正典 島根 4人 白石真 愛媛 家高晋吾 長野 市川大輔 神奈川 鈴木哲也 長野 14 中村友紀 鹿児島 6人 14 木下千秋 福岡 6人 14 福岡耕一郎 鹿児島 3人 14 小池浩一郎 福岡 1人 林大介 福井 長尾隆司 香川 相楽顕 宮城 坂野清志 愛媛 武田宏旦 香川 青陰寛 岡山 尾崎輝人 広島 小林祥英 奈良 高安哲二 沖縄 花田俊輔 愛知 16 鐘ヶ江幸治 奈良 3人 前畑耕三 兵庫 16 小西健 京都 2人 坂田和 埼玉 内田裕之 三重 16 高岡寿成 京都 2人 菅野利哉 奈良 宗尚 宮崎 17 磯野稔 茨城 5人 竹中祐樹 和歌山 山田正和 千葉 17 蔭谷将良 山口 0人 帯刀秀幸 長野 長谷川夏樹 北海道 五十嵐毅 山形 18 柴田清成 富山 4人 井上大輔 大分 藤田雅之 神奈川 桐山幸祐 岐阜 横田芳則 埼玉 秋葉正人 埼玉 19 渋谷正芳 宮城 2人 19 大西雄三 福井 3人 19 河合恵太 静岡 1人 石栄雅史 長崎 中川大輔 宮崎 本川一美 熊本 片岡良浩 東京 棚橋真彦 岐阜 吉田行宏 岡山 武井拓麻 栃木 大角重人 滋賀 野村亮太 埼玉 吉岡善知 石川 卯月達也 山梨 鈴木元気 群馬 21 相沢義和 新潟 2人 山本幸延 愛媛 21 榊枝広光 福島 0人 亀山正尚 宮城 谷口和博 奈良 中崎幸伸 宮崎 浜田智也 高知 藤田幸則 岐阜 植松暁 三重 斎藤剛 新潟 岩谷利章 岡山 22 清水昭 大分 1人 坂本健和 群馬 23 前田和浩 佐賀 1人 沖野剛久 神奈川 23 大槻圭一 福島 0人 三上茂美 島根 鎌倉啓憲 高知 23 梅津富浩 愛知 0人 山崎成人 滋賀 出原寛信 埼玉 24 福島正 長野 1人 野口英盛 大阪 織田圭三 石川 小畑俊幸 大分 宮本善史 和歌山 大光剣心 青森 土橋広宣 石川 藤田敦史 福島 笹木浩二 福井 伊藤博紀 香川 船越裕介 京都 池谷重喜 山梨 金原良征 静岡 是松哲自 岡山 川本幸吉 広島 坂下智一 石川 佐藤智之 大分 小船浩嗣 和歌山 伊藤幸一 宮城 柴田真一 千葉 27 安井秀俊 広島 0人 27 仲村明 千葉 0人 宇賀勇介 高知 長山公則 茨城 泉法俊 鳥取 27 田尻裕一 福岡 -1人 森田稔 長崎 生井怜 神奈川 28 池谷寛之 埼玉 -1人 石森俊介 宮城 渡辺吉一 山梨 金丸良太 山梨 土田豊和 岐阜 中川匡 新潟 29 長山丞 福島 -1人 29 玉利大樹 沖縄 -2人 29 土谷修 福岡 -1人 下八川岳志 高知 永村祐 沖縄 佐藤武 福島 板山学 岩手 宇茂佐隼人 沖縄 山中正明 高知 大村一 長野 山城大樹 沖縄 松平昇 青森 松浦忠明 高知 木村圭介 山形 有ヶ谷剛 静岡 31 鈴木賢一 栃木 -4人 31 奥岸竜也 岩手 -2人 武田友樹 宮城 31 下池正 鹿児島 -1人 31 入船敏 鹿児島 -2人 須川尊久 富山 後藤勝 秋田 矢羽田伸一 東京 渡辺和也 茨城 32 塩見雄介 京都 -1人 山崎剛 兵庫 杉本和之 青森 木原圭介 岐阜 33 坂口貴哉 京都 -2人 藤本季也 大分 松本顕一 奈良 馬崎忠勝 宮崎 富田篤 福島 33 小倉幸康 山口 -3人 太田恵介 大阪 藤本弘晃 大分 34 森上幸治 鹿児島 -5人 34 雨宮英巳 山梨 -3人 菅原誠 岩手 近藤隼人 広島 岩原正樹 新潟 高橋謙介 兵庫 竹下健輔 岩手 桑本聡 鳥取 羽鳥誠 群馬 35 福吉公輝 鹿児島 -2人 粕淵陽一 滋賀 35 安永淳一 愛媛 -4人 大森輝和 香川 36 鈴木真 栃木 -4人 市川友紀 山梨 36 徳永健 新潟 -4人 坂本公礼 大阪 小田島美彦 岩手 黒木純 長崎 沢岻英憲 沖縄 37 幾野寛康 福岡 -5人 中山広光 青森 37 渡辺尚幹 広島 -5人 布施知進 栃木 北谷武志 茨城 沼尻英昭 東京 笠村雅也 大分 38 北川紘司 滋賀 -6人 38 片淵博文 佐賀 -10人 38 普天間秀人 沖縄 -6人 秋田隼人 秋田 高橋元史 山形 木暮貞行 群馬 西寿史 三重 39 島沢誉寛 和歌山 -7人 39 渡辺靖 群馬 -11人 39 狩峰安延 佐賀 -8人 成瀬貴彦 奈良 39 木村二郎 香川 -2人 39 福島雄一郎 佐賀 -5人 中村勝則 福井 藤沢覚 富山 40 四辻浩二 長崎 -14人 三浦鉄平 秋田 板垣陽介 青森 武藤央記 東京 大川久之 兵庫 小森正臣 秋田 41 河合祐介 三重 -8人 41 平田雅人 愛知 -18人 畑崎准 富山 41 村山幸司 山形 -3人 41 村井健太 北海道 -3人 41 高塚和利 北海道 -6人 賀好行彦 徳島 42 細川泰史 鳥取 -11人 42 道浦誠 和歌山 -19人 42 高橋洋 鳥取 -11人 田中誠幸 福井 久保恵介 大阪 藤原健一 岩手 山田雄二 山口 43 西村健佑 東京 -14人 43 三好健治 愛媛 -20人 43 白坂敏美 宮崎 -13人 43 宮下宏之 長野 -4人 竜田美幸 徳島 板垣英樹 島根 美尾佳紀 神奈川 44 斉藤賢志 山梨 -15人 44 武居弘晃 北海道 -21人 44 向井孝明 滋賀 -14人 新木剛史 群馬 44 飯田真行 千葉 -4人 44 湯浅龍雄 千葉 -12人 山脇拓哉 高知 45 伊藤達哉 青森 -16人 45 柳川秀晶 奈良 -23人 岸田顕司朗 香川 島本尚起 和歌山 影山淳一 栃木 45 小椋誠 鳥取 -13人 北村芳樹 石川 46 三浦利明 茨城 -24人 46 山内康輔 熊本 -30人 46 尾池政利 徳島 -16人 46 小杉敏章 静岡 -5人 高見亮 島根 46 砂田貴裕 大阪 -14人 川上拓己 岡山 47 加瀬部広幸 島根 -31人 47 石塚茂雄 宮城 -34人 47 斉藤直己 山形 -23人 47 岩崎鉄兵 兵庫 -10人 47 藤田康隆 石川 -5人 伊藤克昌 栃木 高校生・一般・中学生別ランキング ページの先頭に戻る -高校生・一般・中学生別ランキング 総合 都道府県 高校生区間 一般区間 中学生区間 順位 タイム 順位 タイム 順位 タイム 順位 タイム 1 2 16 36 京都 7 51 07 1 1 07 05 31 18 24 2 2 17 11 福岡 2 50 45 5 1 08 25 11 18 01 3 2 17 54 福島 1 50 36 14 1 09 14 12 18 04 4 2 18 09 愛知 3 50 50 18 1 09 41 2 17 38 5 2 18 11 長野 16 52 03 4 1 08 19 5 17 49 6 2 18 13 広島 13 51 49 3 1 08 14 16 18 10 7 2 18 24 岐阜 5 50 57 17 1 09 29 8 17 58 8 2 18 48 山口 12 51 42 15 1 09 25 3 17 41 9 2 18 48 静岡 22 52 17 6 1 08 26 14 18 05 10 2 18 49 熊本 4 50 54 20 1 10 01 6 17 54 11 2 18 50 埼玉 10 51 29 12 1 09 09 21 18 12 12 2 18 52 鹿児島 9 51 27 16 1 09 27 8 17 58 13 2 18 57 宮崎 35 52 58 2 1 07 47 21 18 12 14 2 19 15 佐賀 11 51 31 24 1 10 25 1 17 19 15 2 19 34 秋田 32 52 55 6 1 08 26 25 18 13 16 2 20 10 徳島 37 53 02 11 1 08 58 16 18 10 17 2 20 11 滋賀 33 52 57 9 1 08 45 35 18 29 18 2 20 25 茨城 26 52 32 13 1 09 10 41 18 43 19 2 20 29 福井 36 53 00 19 1 09 42 4 17 47 20 2 20 30 千葉 8 51 09 33 1 11 07 27 18 14 21 2 20 34 北海道 6 51 01 35 1 11 18 28 18 15 22 2 20 49 兵庫 20 52 07 28 1 10 44 8 17 58 23 2 20 51 三重 33 52 57 10 1 08 56 45 18 58 24 2 20 54 愛媛 15 51 57 32 1 11 00 7 17 57 25 2 20 57 新潟 23 52 23 23 1 10 23 19 18 11 26 2 20 58 山形 45 53 51 8 1 08 37 36 18 30 27 2 20 59 神奈川 24 52 26 22 1 10 20 25 18 13 28 2 21 09 大阪 16 52 03 31 1 10 50 29 18 16 29 2 21 33 富山 40 53 18 21 1 10 03 21 18 12 30 2 21 38 長崎 19 52 05 36 1 11 22 19 18 11 31 2 21 41 島根 14 51 56 28 1 10 44 46 19 01 32 2 21 42 和歌山 25 52 29 30 1 10 45 34 18 28 33 2 21 46 岡山 28 52 39 25 1 10 26 40 18 41 34 2 21 50 岩手 31 52 45 27 1 10 38 33 18 27 35 2 22 00 栃木 16 52 03 37 1 11 36 30 18 21 36 2 22 34 香川 45 53 51 26 1 10 31 21 18 12 37 2 22 41 東京 20 52 07 38 1 11 47 43 18 47 38 2 23 17 奈良 38 53 03 39 1 12 06 15 18 08 39 2 23 21 石川 39 53 16 34 1 11 12 44 18 53 40 2 23 34 群馬 40 53 18 41 1 12 12 12 18 04 41 2 24 03 大分 30 52 43 42 1 12 55 32 18 25 42 2 24 38 鳥取 27 52 34 44 1 13 29 38 18 35 43 2 25 04 沖縄 47 54 17 40 1 12 09 39 18 38 44 2 25 29 山梨 42 53 19 43 1 13 24 42 18 46 45 2 25 43 青森 29 52 42 46 1 13 55 47 19 06 46 2 25 59 高知 44 53 47 45 1 13 42 36 18 30 47 2 26 37 宮城 43 53 41 47 1 14 46 16 18 10 記事・概要 ページの先頭に戻る 京都一丸 喜び駆ける 36秒差はねのけ見事逆転/MVP高岡 区間新にも笑顔見せず/高校MVP小池 総合成績 ページの先頭に戻る 第2回大会総合成績
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ゴーラ演義 スヴェルスガルド将軍渡海の巻 (3) 21旅団本部と、101大隊はともに同じ村にあった。 これまでに見たバルタスの村がそうであるように、丘の陰に在り、冷たい風から守られるようになっていた。守りは丘と林のみでなく、随伴騎兵もある。101大隊は帝國の最高機密であり、切り札でもある。 騎兵の封じは、ルキアニスにとってもおなじみのものだ。封じがあり、哨所があり、騎銃を携えた瓢騎兵がいる。21旅団の随伴騎兵は、今でも騎兵用の刺突爆雷を携行し、機装甲への突撃すら行う。多くの剽騎兵では、騎乗での刺突も投擲も困難だとして持たなくなったものだ。彼らは、その要があれば黒の二相手でも突撃するだろう。彼ら21旅団騎兵が守るものは、それに値するものなのだ。 ルキアニスと小隊の黒の二、それから随伴分隊の機卒輜重車は、開かれた封じ柵を通り、村へと向かってゆく。家々が集まり、広場を囲むかたちの、バルタスで良く見る村だった。そして家々の屋根の向こうに、機神の姿が見える。 背中に沿って折りたたまれている部分は、羽根のようで、膝をついて待つ姿はやはり獰猛な猛禽を思わせる。それが何者か知っているならばなおさらだ。今の刻に生み出された帝國の機神たちだ。 広場を囲むようにして在るのは七柱。七柱もの同じ機神は、機神をして戦術行動を成さしめる。それは黒の龍神も同じであったけれど、見やるあの機神、クルル=カリルは空を飛ぶことを、予め考えて作られていた。空を飛び、魔術の光弾を撃ち放つ。その機神を操るためには、あの機神に合わせた施術を搭乗騎士の施さねばならない、そんな機神でもある。 ルキアニスたちが黒の二で歩み進み、村の家々を回りこんでその足元まで見やれるようになると、その機神をうつし世に保つことが、それほど楽でもないことがわかる。クルル=カリルの機体を囲んで立てられているのは、木で作られた足場であるし、周囲には杭が打たれ、滑車をもって甲を釣り開いてもいる。もちろん工部らが忙しく立ち働く。疲れ切ったのか、木陰で突っ伏している姿もある。機神であるけれど、機装甲のように工部の、それも機神を扱える工部の力が要る。それらの姿を横目に、ルキアニスたちは、掌所従士長の指示に従い、広場に入る前の道の脇へと機を寄せ、片膝を着かせる。 「902大隊アモニス騎士長以下第三小隊」 機を降りてルキアニスは言う。 「21旅団本部は」 「あちらです」 従士長は、広場に面した家の一つを示す。ひときわ大きな家で、村役あたりの家に思える。ありがとう、とルキアニスはうなずき、振り向く。 「アスラン、小隊を任せる。小隊長は旅団本部に出頭する」 「了解しました」 アスランは、形の上では小隊先任騎士ではある。まあ、気質の上ではコルネリアの方が諸々細かいところに目が届くのだけれど、今の二人なら、どちらが先任でもあまり変わりは無い。小隊従士長に頼り切り、でもある。902大隊に配置される従士たちはいずれも熟練で、そのあたり、ルキアニスが気を揉むようなことは何もない。今もそうだ。個別支援任務で大隊から派遣されても、大隊に戻らぬまま別に移動しても、だ。 21旅団本部には、警衛従卒が銃剣を取り付けた小銃とともに立つ。申告と、内部からの許可がなければ銃剣の封じは開かれない。 「こちらへ、アモニス小隊長」 招くのは、メトポロニア参謀長だ。入ってすぐの広間と言っていいところに、卓が寄せ並べられ、地図が広げられている。隣の部屋への扉は開かれたままで、話しあう声が聞こえる。21旅団長と、北方軍の参謀の声だ。すぐにわかる。 小隊の状況は?給養は?機体の手当ては?問われるのは常の事。応じる答えも常とあまり違いはない。小隊は戦闘準備完了。給養に問題はありません。規定通りです。すなわち、すぐにでもどこにでも行けるということだ。うなずき返し、メトポロニア旅団参謀長は地図を示す。 「小隊は、陸路海浜へ向かってもらう」 「海浜、ですか?」 ルキアニスは驚き、旅団参謀長を見返す。どこにでも、とは思っていたが、さすがに遠すぎる。ほぼ丸一日の行程だ。機体に何かあったら、そこで終わる。しかも敵中で。だがメトポロニアは構わず続ける。 「すでに第8剽騎兵旅団が先発している。ただし、この二つの予想上陸地点のどちらか、ないしはさらに別の海浜となる可能性もある」 たしかに攻城戦に瓢騎兵は向かない。別のことをしていてもおかしくは無い。いや、瓢騎兵旅団ならば、自前の段列も持っている。北方軍との連絡線も自前で保てる。メトポロニア旅団参謀長は、地図を示す。バルタスの道というのは、川沿いの南北と、それを東西に繋ぐ細い枝道から成っているらしい。川沿いの南北、というのも、帝國のような石畳で舗装された道がある、というわけではない。ほとんど何もかもを河で船で運び、その便宜のために道もある、というものらしい。メトポロニアの指の示す道は、そういった道ではなく、王都から内陸を海浜に向かって伸びてゆく道だ。それを示す線にそえて「二線級」と書いてある。もちろん帝國側の基準では、ということだ。帝國の街道ならば、道駅も作られているし、衛士屯所もある。バルタスの街道が同じかどうかはわからない。いや、そもそも敵地なのだ。 「道の状況はわかっている。経空偵察はすでに実施している。敵の落伍部隊は、八剽が始末、経路開拓しているはずだ」 メトポロニアは、できないはずがないだろう、くらいの口調で言う。 「目標は、この岬だ」 「海浜迎撃ですか」 「101が行う」 そういうメトポロニア旅団参謀長は、笑みを浮かべる。笑みではあるけれど、笑顔でも微笑みでもない。この人を、仇にしないほうがいいな、と思うような、そんな姿だ。 彼女は顔を上げる。ルキアニスの肩越しに旅団本部への入り口を見る。ルキアニスも振り返る。入口に申告の声がする。 「101大隊長以下搭乗騎士到着」 やってくる騎士らの姿も馴染みの者らだ。バジリア101大隊長、それに「開発騎士」クラウディア・セルウィトス・セルトリア 。開発騎士、というのも変わった通り名だと思うけれど、あとは「クルル=カリルの母」とかそんなものになってしまう。たぶんそれは、開発騎士である彼女が嫌がるのだろう。 そして彼女の率いる経空小隊員ローザとロザリアとは、半分は真面目を保とうとして、もう半分はこれから起きることを待ちきれない、というようにくすくす笑いあっている。 経空小隊はもう一組が呼び寄せられていた。彼女らの姿もある。ルキアニスには少し意外だった。無名の小隊だ。無名と、アルファルデスと、モリフォリウス。無名とアルファルデスは、まるで互いに見えてもいない、という風に互いに別々の向きを見ながら、実は「開発騎士」を挟むようにしてある。まるでその三人で本来の小隊、とでもいうように。続いて入ってくるモリフォリウスは、一人生真面目に唇を結んで、床を踏み、歩いてくる。 「旅団長殿。要員集合しました」 「了解した。今行く」 メトポロニア旅団参謀長の声に、奥の部屋からヴェルキン旅団長の応じる声がする。現れる姿を前に、司令部のものらは一斉に背を伸ばし、踵を合わせる。ルキアニスもだ。 「楽にしてくれ」 ヴェルキン旅団長は、いつもの、明るいとも思える口ぶりで続ける。まるで崖を見て、その色の違いが何を示しているか語るような。 「北方軍は、我が旅団に対し、独力での経空攻撃準備命令を発令した。これはゴーラ本国軍の出撃を確認しての措置である。まず情勢について、北方軍レオニダス参謀から」 背後から、北方軍参謀が踏み出す足音が聞こえる。。 「本日黎明、ゴーラ本国より、およそ百隻よりなる船団が出撃した。船団全体としては三日以内に、船団のうち先鋒を担う高速船は明日の黎明までに、南岸に到達すると見積もっている」 彼は言う、船団の規模は帝國の旅団規模を越え、軍団よりは小さい。ゴーラの編成規模で帥という、と。現在行動中の敵船団は、この帥規模の部隊を完全に搭載する船腹である、と。その具体的な数字を、北方軍参謀はそらんじて見せる。この帥を、ゴーラは二つ送り込むつもりでいるらしい、と。先鋒が現在進みつつあるスヴェルスガルド将軍部隊。続いて後続も帥の規模で、合わせることで、帝國の一個軍団と互角に戦う戦力となりえる、と。 「北方軍は、ゴーラ帝国が総力を挙げるならば、この二倍から三倍の兵力を動員可能だと考えている。しかしながら、これを行うことは、ゴーラ帝国にとっても大きな負担になる。帝國に比較して動員の遅れたゴーラ帝国が、動員を完了するのは、おそらく晩秋以降と予測している。今後も帥格部隊が複数、ゴーラ湾を渡洋してくると予測している」 今後、と彼は言った。一度に渡ってこない、と北方軍では考えているのだろうか。 「北方軍はこれらゴーラ軍に対して、数次の戦闘を実施しつつ、これを撃滅する。ゴーラ帝国の対南岸介入戦力の撃滅をもって、南岸をゴーラ帝国の手より解放する。この方針は規定の通りである」 彼は続ける。 「この船団は一挙上陸を図ってくると考えている。ただしバルタス王国北岸には、百隻程度の船舶からの一挙上陸に適した港湾は存在していない。ただし、北岸には揚陸に適した浜海岸が複数ある。敵はこの一部、または全てを利用すると考えている」 「ありがとう、北方軍参謀」 ヴェルキン旅団長の口ぶりは楽しげですらある。ルキアニスは、なんとなく手習いの先生が、算数の種明かしをしているさまを思い起こしていた。そういうことが好きな先生がいる。 「北方軍の構想については、本職も承知している。諸君らにもこれに貢献するよう求めてきた。今が、その時である。まず確認しておきたい。イサラ親方、クルル=カリルの状況を」 「現在、零号機から六号機まで、七機すべての機体の出撃準備を進めています」 イサラ親方の口ぶりは、憮然に近い素っ気ないものだ。 「達成水準は、規定の洋上飛行準備。現在使用中の部材に根本的な問題が発見されないかぎり、あとXX刻で全機の飛行出撃が可能になります」 ようするに、働きづめに働く、ということだ。 「ただし備蓄部材のうち、洋上飛行可能評価物は、そのすべてを消耗します。問題が起きた場合、またこれ以後、部材再補給を受けるまで、洋上飛行準備を達成できなくなります」 「了解した。予定時刻を期して、作業を継続してほしい」 ヴェルキン旅団長はうなずいて応じる。 「101大隊長、搭乗騎士の状態を確認したい」 「全騎士、準備良し」 バジリア大隊長の応答はいつも通り簡潔だ。準備、とは経空小隊での戦術行動それ自体は当然でそれだけではなく、この複数の経空小隊の連携戦闘力自体も示しているはずなのだけれど。 「了解した。この出撃は、101大隊長により直卒せよ」 「了解」 ルキアニスたち902大隊の人員は、101大隊がどのような戦技を積み、どの程度戦えるのか、実はほとんど知らない。交流訓練のいとまが無かったというのもあるが、101大隊は長く極めて高い機密格の向こうにあった。ただ、その要員が、以前にどの程度の力を持っていたかは、ルキアニスも知っている。 あれから、アル・カディアから、どれくらいの月日が流れたのだろう。 その後、帝國の魔術の粋を集めた、今の世の機神とともに、彼女らはある。 「旅団は、本出撃に四つの段階を想定している」 ヴェルキン旅団長は当たり前のように続ける。 「第一段階は敵の発見、敵情勢の認知だ。これは北方軍本部の偵察活動に依拠せざるをえない。北方軍参謀、状況について報告を」 「北方軍は、経空偵察、船舶偵察を併用して、敵船団を追尾している。連絡は魔術的手段に限られている。現在の敵船団突端は、およそ・・・・・・」 北方軍参謀は地図上の目盛りを数え、ゴーラ湾の中ほどを示す。経空小隊からそれぞれに言葉にならない応えが漏れてくる。ただバジリア大隊長と開発騎士とは特に何も面に示さない。 「北方軍は、追尾を継続し、21旅団への情報を提供する」 「第二段階は、我々による敵の捕捉だ」 ヴェルキン旅団長は言う。 「しかし残念ながら、バルタス王国軍の知行域はいまだ我々と海との間を埋めている。しかし彼らの制圧域ははるかに狭い。第八瓢騎兵旅団は、この領域を突破・・・・・・」 彼はバルタスの地図を示し、その指は北へ滑るように動いてゆく。そして海浜からわずかに突き出したある岬を示した。そこはメトポロニアによってルキアニスの小隊の目標とされたところだ。 「経空部隊は、地上部隊の状況にかかわらず、地文航法をもってXX岬上空に到達。同上空に待機する北方軍本部付き機神と空中合流。そして第三段階へと移行する」 彼は静かに言った。あの飛ぶ鳥を見てごらん、というようなごく軽い口ぶりで。 「攻撃だ」 春を呼ぶひばりさ、というように。 ヴェルキン旅団長と表記したのは、ひょっとして彼は平民になったんじゃねえか、と今更理解したからである。その辺をすっかりアレしていたのは、増長した僕のアレではある。ここに深くお詫びし、他にも多数やらかしていただろうことにもかなり頭を抱えているのである。 前提もなく、経空小隊、という言葉を使い始めたが、魔導小隊でもよかったとは思っている。ただ魔導小隊では機能を説明できない。帝國公用語では魔導小隊に近いニュアンスの言葉を使っているが、僕がSSに描くには、経空小隊と翻訳するしかなかった的にとらえてもらえると助かる。航空、を使わなかったのは、経空、が運用認識だろうと考えたからだ。 第四段階は、もちろん戦場離脱である。
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2020年10月2日 新第1話:「響け神音(ビート)!!!」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/園崎ススム:山岡ゆり/夢幻遥:大津愛理/ワルダーク:勝杏里 ブロードロン:多田啓太/テンテン:荒井瑠里/緋野ヒカリ:上原りさ/司会:降幡愛/ナレーション:左座翔丸 2020年10月2日 第2話:「ジャリキシンの脅威」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/園崎ススム:山岡ゆり/ワルダーク:勝杏里 ブロードロン:多田啓太/ハンニバル:佐久間元輝/テンテン:荒井瑠里/カミズモウ協議会・理事長:岡林史泰 2020年10月9日 第3話:「リュウショーの親方」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸/園崎ススム:山岡ゆり ワルダーク:勝杏里/パラパラッソ:岡林史泰/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年10月16日 第4話:「強さの在処」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/ブロードロン:多田啓太/ヒュルリィ:野川雅史/ワルダーク:勝杏里 ビコッタ:松浦秀香/ディスプレイン:佐久間元輝/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年10月23日 第5話:「正統なる親方」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/園崎ススム:山岡ゆり 岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/緋野ヒカリ:上原りさ/執事:佐久間元輝/男子生徒:朝井彩加/女子生徒:降幡愛 カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年10月30日 第6話:「伝説のゴウリキシン」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/ブロードロン:多田啓太/バッシャ:横島亘/ワルダーク:勝杏里 パラパラッソ:岡林史泰/カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年11月13日 第7話:「お騒がせ花火娘」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸/岸海征:大津愛理 リグルガング:濱岡敬祐/バッシャ:横島亘/ワルダーク:勝杏里/ヒバァーナ:降幡愛/亜山ルナ:堀越せな 園崎ススム:山岡ゆり/ピヨちゃん:岩崎征実/カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年11月20日 第8話:「ナイトを見たか?」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/岸海征:大津愛理 リグルガング:濱岡敬祐/園崎ススム:山岡ゆり/ピヨちゃん:岩崎征実/ザンギエン:北村謙次/丹波リン:峯田茉優 リョウショー:中務貴幸/緋野ヒカリ:上原りさ/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2020年11月27日 第9話:「ススム開眼」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実 ザンギエン:北村謙次/丹波リン:峯田茉優/リョウショー:中務貴幸/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2020年12月4日 第10話:「ヒバァーナ再び」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実 ヒバァーナ:降幡愛/丹波リン:峯田茉優/リョウショー:中務貴幸/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2020年12月11日 第11話:「その名は永遠井ライト」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/永遠井ライト:朝井彩加 ビューガ:株元英彰/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/丹波リン:峯田茉優/ヒバァーナ:降幡愛/岸海征:大津愛理 リグルガング:濱岡敬祐/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2020年12月18日 第12話:「グレードアップ!!」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/永遠井ライト:朝井彩加 ビューガ:株元英彰/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸/ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 ヴァイアン:正木郁/ワルダーク:勝杏里 2020年12月25日 第13話:「誤るな☆謝るな☆亜山ルナ」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 亜山ルナ:堀越せな/ピュアモンスーン:小倉唯/在間ジロウ:大平あひる/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2021年1月8日 第14話:「名凱烈の事情」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/名凱烈:室元気/ブルギアン:古賀明 カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ヴァイアン:正木郁 2021年1月15日 第15話:「開幕!カミズモウ大会」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/パラパラッソ:岡林史泰/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 亜山ルナ:堀越せな/ピュアモンスーン:小倉唯/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/名凱烈:室元気/ブルギアン:古賀明 カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ヴァイアン:正木郁/ワルダーク:勝杏里 2021年1月22日 第16話:「新たなる力」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 ザンギエン:北村謙次/ピコッタ:松浦秀香/園崎ススム:山岡ゆり ナベキチ、ナベオ、ナベコ、ナベタ、ナベル、ナベミ、ナベト、ナベヨ、ナベスケ:岩崎征実/ハングニル:佐久間元輝 カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2021年1月29日 第17話:「禁断のピュアモンスーン」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実 岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次/亜山ルナ:堀越せな/ピュアモンスーン:小倉唯 永遠井ライト:朝井彩加/ヴァイアン:正木郁/カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2021年2月5日 第18話:「死闘!丹波リン」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/パラパラッソ:岡林史泰/園崎ススム:山岡ゆり/岸海征:大津愛理/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰 名凱烈:室元気/ヴァイアン:正木郁/カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 2021年2月12日 第19話:「ブルギアンの咆哮」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/岸海征:大津愛理/亜山ルナ:堀越せな/永遠井ライト:朝井彩加/名凱烈:室元気 ブルギアン:古賀明/ガビシット:岡林史泰/ヴァイアン:正木郁/カンタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/緋野ヒカリ:上原りさ 2021年2月19日 第20話:「蠢く野心」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/丹波リン:峯田茉優/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理 リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次/亜山ルナ:堀越せな/ピュアモンスーン:小倉唯/永遠井ライト:朝井彩加 ビューガ:株元英彰/名凱烈:室元気/ブルギアン:古賀明/名凱勤郎:中務貴幸/ヴァイアン:正木郁/カワタロウ:藤川マサミ テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2021年2月26日 第21話:「二人の夢」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/園崎ススム:山岡ゆり ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次/ピコッタ:松浦秀香/亜山ルナ:堀越せな ピュアモンスーン:小倉唯/亜山リナヨ/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/ハングニル:佐久間元輝/ヴァイアン:正木郁 カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/観客:がちょす、ここも/ワルダーク:勝杏里 2021年3月5日 第22話:「切り拓く運命」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次/ワルダーク:勝杏里 永遠井ライト:朝井彩加/ヴァイアン:正木郁/ヒュルリィ:野川雅史/ガビシット:岡林史泰/シュタイザー、カワタロウ:藤川マサミ テンテン:荒井瑠里/ゴウリキシンA:がちょす/ゴウリキシンB:ここも/ジャオウ:井上和彦 2021年3月12日 第23話:「正義のカタチ」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次 ビコッタ:松浦秀香/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/ヴァイアン:正木郁/ガビシット:岡林史泰 シュタイザー:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2021年3月19日 第24話:「決戦の時」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次 亜山ルナ:堀越せな/ピュアモンスーン:小倉唯/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/名凱烈:室元気/ブルギアン:古賀明 ヴァイアン:正木郁/ガビシット:岡林史泰/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里/ワルダーク:勝杏里 2021年3月26日 第25話:「WINNER!!」 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐/ザンギエン:北村謙次 室時津豪謙:佐久間元輝/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 ガビシット:岡林史泰/ヴァイアン:正木郁 2021年4月9日 第26話:「終わらない神音(ビート)!!」終 Youtube:バンダイ公式チャンネル 夢幻ダイ:漆山ゆうき/ゴウテツ:新祐樹/バッシャ:横島亘/ブロードロン:多田啓太/丹波リン:峯田茉優/リュウショー:中務貴幸 ヒヴァーナ:降幡愛/パラパラッソ:岡林史泰/園崎ススム:山岡ゆり/ナベキチ:岩崎征実/岸海征:大津愛理/リグルガング:濱岡敬祐 ザンギエン:北村謙次/ピコッタ:松浦秀香/永遠井ライト:朝井彩加/ビューガ:株元英彰/亜山ルナ:堀越せな ピュアモンスーン:小倉唯/名凱烈:室元気/ブルギアン:古賀明/緋野ヒカリ:上原りさ/カワタロウ:藤川マサミ/テンテン:荒井瑠里 ナレーション:左座翔丸/ハングニル:佐久間元輝/ヴァイアン:正木郁/ワルダーク:勝杏里/ジャオウ:井上和彦 タグ:2020年10月 2クール
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登録日:2013/12/31 Tue 10 33 14 更新日:2023/07/17 Mon 16 52 17NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 HHG HHG_女神の終焉 ういんどみる かりんとうまんじゅう イジラレ役 エロゲヒロイン ザ・ワールド 奇稲田撫子 女子力 守護者 巨乳 弥生学園 当たり前への執着 撫子 時間停止 桐谷華 聖女 聖女候補 (*1) 「だ、だめだからね綾媛さん! そんなことしたら女子力下がっちゃうんだから!」 Kushinada Nadeshiko ういんどみる制作のエロゲー、HHG 女神の終焉に登場するヒロインの1人。 身長 160cm 3サイズ 87(E)/59/86 血液型 AB 好物 かりんとうまんじゅう 所属 都立弥生学園1年C組 能力 時間停止-クロノアルター- CV 桐谷華 ●概要 弥生学園所属の守護者(ジーニアス)で、久司朗や光理の共通の友人の1人。 聖女候補の1人でもあり、最も聖女に近い者とされる学園のアイドル的存在。 人付き合いがあまり得意ではないらしく、一生懸命に会話を重ねようとしては 余計なことを口走ってしまって自爆することが大半だったりする。 護衛である綾媛とは主従関係を超えた親友としての間柄。 自分に何かあればすぐに違和感を察知してくれて助けてくれるし、自分も綾媛の異変には聡い。 しかし、綾媛の性格もあって基本的にはエロ方面のネタを中心に彼女に弄られることが多い。 今は頑張って女子力を高めることに奮闘しており、女子力の高い言動や服装などに憧れている。 綾媛と共に「女子力をランクアップする部」なるものを設立しているくらいである。 将来は聖女となって閉塞的な生活を過ごすことが半ば確定している彼女にとっては 葉月学園での学生生活は最後の「普通の日常を過ごせる場所」に他ならず いずれ聖女になってもここでの思い出が胸にあれば辛くはないはずという殆ど諦めに近い感情を抱いている。 その関係で実家からはかなり優遇されており、専用の住居としてかなりの大きさの屋敷を貰ったりもしている。 尤も、撫子本人はそういうことはあまり好きではなく、自分の所属する部活の部室代わりにしたりしているのだが。 作中での言動を見ればすぐにわかるだろうが、1人の女子として久司朗に恋心を抱き続けている。 尤も、他2人のメインヒロインが色々と濃すぎるので、感情をストレートに伝えるという意味で彼女は後手に回りがちだったりするが。 ●能力(ギフト) 時間停止-クロノアルター- 時間の流れを超遅滞させることにより、能力名通りの時間停止に限りなく近い凍結を発生させる。 弱点としては長時間維持は困難で、停止中の直接攻撃は不可能なこと。 時間や空間に干渉できる所謂最高位能力(ハイクラスギフト)の一種。 ●以下、ネタバレ含む。 久司朗を襲撃してきた謎の仮面の女、零月の正体。 正確には「零月の人格が撫子を憑代として行動していた」という形となっている。 そして、作中世界を作り出した真の黒幕である女神の憑代でもある。 弥生学園共通√では零月の敗北後、彼女の存在を抹消して撫子に取り憑いた。 ずっと好いていた久司朗を苦しめていたのが他でもない自分自身だったと知ってしまった弥生学園√では、 その罪悪感から大粒の涙を流しひたすらに久司朗に謝罪を繰り返すしかできなかったが、 久司朗の撫子に対する説得とその果てに放たれた撫子が好きだという言葉にようやく自責の念から解放され、 自身もまた久司朗が好きだという本心を伝える事が出来た。 「わたし、も……久司朗さんと同じ。久司朗さんのことが……ずっと……」 「ずっと、好き……でした……」 「わたしも、嬉しい……ありがとう、久司朗さん」 破壊者√では取りついていた女神の人格が表出し、撫子の人格は追いやられてしまう。 そしてそのまま女神に肉体を利用されるままに、久司朗たちと戦うことになってしまうも、 窮地に陥った際に消えたはずの零月の助力を受けることで、逆転の切っ掛けを生み出すことに。 「たとえ、世界を百万回繰り返しても、貴女は百万回勝てない!」 という女神への宣戦布告と共に己自身を取り戻し、その隙をつく形で女神を退けることに成功。 しかし、女神が消滅した後も世界の巻き戻しは既にと止められない段階になってしまっており 自身の能力を使って久司朗と最後の会話を交わし、例え全部を忘れてしまっても自分はまた久司朗を好きでい続けると告げて久司朗と別れた。 撫子√では女神の意識が介在することはなく、久司朗と恋人としての時間を過ごしていくことになる。 その最中で久司朗も利用するだけの存在であった撫子への心境が変化していき 撫子もまた、今だけではなく将来もずっと久司朗と共にいる自由な時間を渇望するようになる。 そして、久司朗の説得に後押しされ、彼の持っていた零月の針の効果によって 自分の能力を含めた全てを手放すことによって、久司朗と共に歩む自由な時間を手にすることができた。 従者である綾媛の個別√に入ると恋人にこそなりはしなかったが、大切な友人であるという言葉に同じように救われることになる。 前述したように普段は綾媛に振り回されがちながらも大切な友人であると思っていることも確かなので、 女の子としての悔しさと友人の立場としての嬉しさ双方を素直に打ち明けた上で、改めて久司朗との恋仲を応援していた。 「一人の女子としては、なんていうかな、悔しいところはあるんだけどね」 「綾媛さんのお友達としては、綾媛さんに幸せになってもらいたいんだ」 「だから、いいのかって聞かれたらわたしはこう答えるの。良くないけど、いいよ。って」 綾媛への接し方からもわかるように、久司朗のことが好きなのは紛れもない本心であるが、 撫子自身が控えめな性格なことに加えて周囲の友人たちのことも同じように仲良くしたいと思っているので、 久司朗が別のヒロインと結ばれても嫉妬感情を表に出すことはないし、寧ろ女心に悩む久司朗に協力することも。 エイプリル学園√及びフィアナ√では学園に通うようになったエルアリアの歓迎パーティーを手伝ったり、 フィアナの誕生日プレゼントについての相談を久司朗から持ち掛けられたりしていた。 キサラギ学園√及びサリー√でもサリーとのキス疑惑に驚いてみたり、その際無意識的に「久司朗は普段の行いが悪い」という旨の発言をして慌ててしまったり、 他にもまだ久司朗とサリーがソッチの行為に及んでないと知った綾媛にイケると促されて顔を真っ赤にしてたりもした。 最終√では久司朗自身が今までの記憶を保持していたこともあり、早々に零月と自分の立ち居地を知ることになる。 弥生学園√と同様に強い自責の念に悩みながらも、久司朗がピンチになった際に全力で助けるという取り決めで一応の話は付いた。 その零月とも嫌悪な関係になるどころか、同じ黒幕である女神に利用されていたこともあって寧ろ良好な関係を築いている。 光理に憑依した女神との決戦でも自身の能力や零月の助力も受けて他の仲間たちと共に活躍。 最終的には久司朗を狙った女神の攻撃を身を挺して受けることにより、上記の約束を守る形になった。 当たり前の日常を強く望んでいることや、卒業後の生き方を束縛されているという点から 女神世界における葉月翠名の立ち位置を担うキャラクターとされる。 ただ、所持能力もあって何もかもを見抜いていたラスボス少女だった翠名とは違い 撫子は当初の自分を利用しようとする久司朗の本心には気づかないままであったが。 というより、極度のイジラレ体質というのは翠名の友人であった夢子に近いものを感じる。 追記・修正は全てを失ってでも自由に生きたい方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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登録日:2012/03/01(木) 01 02 12 更新日:2022/09/06 Tue 17 40 55NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Ever_Never HHG HHG_女神の終焉 Hyper→Highspeed→Genius ういんどみる エロゲヒロイン ミヤスリサ メインヒロイン メフィスト 妹 守護者 小悪魔 悪魔 悪魔図書館 明智光理 澤田なつ 葉月学園 (*1) (*2) 「君が私のご主人様というわけか」 Akechi Hikari/Mephisto Hyper→Highspeed→Geniusのメインヒロイン 身長 150cm 3サイズ 84(D)/54/86 血液型 ? 好物 チョコあんまん 所属 葉月学園2年A組 能力 悪魔図書館-ウィッチ・ライブラリー- CV.澤田なつ 明智久司朗の妹 後天的に『能力』に目覚め、『守護者』として先に葉月市で暮らしていた久司朗の元にやってきた 綺麗な銀髪の小柄な美少女。しかし出るところはしっかり出ている 久司朗のことを隙あらば誘惑したりと小悪魔ちっくな性格。しかし素で返されると逆に赤面したり可愛げがある やや中性的な喋り方で、口癖は「私は一向に構わないのに」 お調子者の気分屋だがなんだかんだ言って久司朗には優しい まったく妹っぽくないが、とても妹らしい 人気投票では5100票弱を集め堂々の一位。抱き枕も製作された 以下ネタバレ? 久司朗が口にした『世界を壊す』というキーワードを元に、本来の記憶を呼び覚ます 本当の『光理』は久司朗が自身を『守護者』と偽った日、恐怖に逃げ出して交通事故に遭い、二度と目覚めない身体となった その妹の存在に記憶を捻じ曲げ割り込んできたのがこの少女 といっても、それは彼女が仕組んだことではなく、彼女自身も自分が何者なのか、なぜこうして久司朗の妹の存在に割り当てられたのかは覚えていない ただ判るのは、彼女は『秘宝ノア』及びその意志とリンクしており、その気配を察知することができること そして、ノアを手に入れれば自分が何者なのかが判るということ ノアを手に入れるため、彼女は世界の変革を望む久司朗に、互いの願望が達成するまで協力すると契約する その様から、願いを叶える悪魔メフィストフェレスになぞらえ、メフィストと名づけられた 『能力』は時空を超越した悪魔図書館の管理運営 ここには過去、現在、そして未来に誰かに与えられるだろうあらゆる『能力』に関する情報が本の形で保管されている 久司朗が念じればいつでも入ることができ、キーワードからの検索や、『能力』の貸出など幅広く応用が効くうえ、まったく時間の進まない書斎としても利用できる また、久司朗のいる場所へなら悪魔図書館を経由して転移できる性質を利用して、光理はショートカットに多用している ちなみにどうでもいい余談だが図書館にいるメフィストのパンクな衣装はノーブラ 以下かなりネタバレ 聖女候補の三人から一人を選んだ久司朗 彼女たちと野望を天秤にかけ、恋心が勝った時ノアは再び休眠し、メフィストもまた永い眠りに就く しかし野望に忠実だった場合、彼女は最後まで久司朗の奮戦を観察し、時に協力し続ける そして、聖女が決定した時、彼女は久司朗にある選択を迫る 時空航行-ラグナロク- 聖女アナが持っていた最初で最期の『能力』。その効果は「もっとも可能性の高い、半ば確定した未来への時間跳躍」 それによって、彼女は未来の、聖女に導かれた世界の有様を見せつける 翠名の『論理回路』によって全てが事前に予測された、害意のない平穏すぎる世界 サクラが自身と共にノアを封印し消失たため、繰り返される革命によって人類がほぼ死滅した世界 久司朗の急逝と姫乃の暗殺によって世界中に飛散した聖女候補たちを祭り上げた大戦争で、星そのものを歪ませた世界 それを見て絶望した久司朗に、悪魔は問う このままでは確実にたどり着く未来に対し、必死で抗うか それとも、記憶を失い過去へと戻り別の可能性を模索するか 『時空航行』にはそれまでの記憶を代償に過去へと戻る能力もある それを使い、久司朗と共に誰もが幸せになれる世界を探す終わりなき時の旅を繰り返した 以下更にネタバレ 三人の未来全てを見た後のループで、久司朗になぜか記憶が残っていることを知る そして、それまでのループでは起きなかった『守護者失踪事件』に、久司朗と共に調査に乗り出す 調査の過程で光理は、彼女と瓜二つの存在に邂逅する それが、この久司朗と聖女たちを巻き込んだ全ての元凶、『聖女アナ』 聖女アナはかつてノアを使い虐げられる『守護者』を救ったとされていた しかしその真相は、自らの願い『守護者が幸福な世界』を掴みとるため、『時空航行』で何度もやりなおしを繰り返していたのだった メフィストと呼ばれた少女は、世界を変える可能性があると判断された人物を補佐するために、仮初の人格を植えつけられた聖女の躰 『悪魔図書館』も『時空航行』の一部に過ぎない 九頭竜の『能力』をすべて手に入れ、『守護者』による世界を創造しようとする『聖女の記憶』 そんな彼女に利用されようとしている兄を守るため、彼女は全てを仲間たちに打ち明けた そして、『能力』を取り返されてもなお久司朗を狙う『聖女の記憶』に対し、久司朗にキスをすることで精神に介入し、彼を守り抜いた その後、『聖女の記憶』が救済された後で、自分が彼にどうしようもなく恋をしていることに気付く それは久司朗も同じで、長い長い二人旅の中で培われた絆は、ついに二人を結びつけるに至った 身も心も結ばれ、しかし別れは訪れる ノアによって存在していたこの世界の久司朗は、ノア消滅によって存在が消えようとしていた 共に学園祭を周り、始まりの場所である悪魔図書館での最後の時間を過ごし、光理は涙ながらに愛する人を見送った また会おう、そう約束して そして…… 実質的な続編であるHHG 女神の終焉でもメインヒロインとして続投。 纏う衣装もより扇情的且つエロティックにパワーアップしている。 前作の自分の世界から放れ、幾多の世界を彷徨っていた久司朗を追いかける形で自分もまた数多の世界を巡り歩き、 その果てに本作の舞台である女神の構築した世界にて、正に絶体絶命のピンチに陥っていた形の久司朗と再会。 そのことをきっかけに久司朗は自身の技能である高速思考と女神世界における自身の目的を覚醒させる。 女神世界では彼女とは別の久司朗の妹としての明智光理が存在しており、 再会以降は彼女に憑依する形で久司朗と行動を共にすることになる。 小悪魔ちっくでやたらと久司朗をおちょくりたがる性格も相変わらずであるが、 前作ラストからの経緯もあり、何かと憂いを帯びた表情を見せることも多かったり。 世界を破壊するという目的を達するため、各ヒロインたちと接触し恋仲になっていき、 前作同様に繰り返される世界での行動を積み重ねていく中、黒幕である女神の存在を突き止めるも、 時を同じくして女神もまた真のイレギュラーたるメフィストの存在を突き止め、零月を通じて彼女と光理を分離させる。 光理もまた真実に辿り着いており、ずっと兄である久司朗のことを見守り続けてくれていたメフィストともすぐに打ち解けるも、 分離した際に両者も知らぬ内にメフィストの能力である時空航行-ラグナロク-が光理へと宿ってしまっており、 それを狙って今度は光理が女神の意志に乗っ取られてしまう形に。 最終的に女神は光理とメフィスト、そして久司朗たちの尽力によって退けることに成功。 時を置かずして女神の悪しき残留思念たる超時空破滅意志存在が世界を再び破壊せんと暴走を開始するも、 フィアナの中に残っていた聖女アナの力を取り込んだメフィストが久司朗と共に残留思念を吸収。 結果的に女神と同等の力を得たメフィストの力によって世界は再び再生され、風前の灯となっていた女神もまた救われることになる。 全てを終え、愛すべき者も取り戻したメフィストは女神の力を取り込んだことによって進化した能力、世界跳躍-ラグナロク-を発動。 無事に元いた自分の世界に戻ってくる。 ……しかし、声をかけたその先、あるはずだった誰よりも愛していた男の姿はどこにも無かった。 しばらくの後 二人でまた来ようと約束した海岸で、独り近況や愚痴を零すのが光理の日課になっていた けれど、その日は来客がいた 振り返り、その顔を見た光理は―― 「――やあ、初めましてお客人」 「あるいは、久しぶりかな?」 「せっかくここに来たんだ。少し、 物語を聞いていかないかい?」 「きっとお気に召すと思うよ――」 「ああ。聞かせてくれ、メフィスト。お前の物語を」 以下最後のネタバレ 実は記憶の無い彼女だったが、その人格は聖女アナの素そのもの 無数の可能性に直面するために、あえて記憶だけを抜き出して配置されていた それを考慮した上で、悪魔図書館『聖女の金言』を見返すと、なかなか面白い 彼女自ら歌うエンディング曲『Ever Never』と『風のように、空のように。』は、プレイ後に聴くと凄まじいネタバレであることがわかる。 「それじゃ追記・修正といこうか。なんなら、私の中に兄さんの熱い想いを追記してくれても、私は一向に構わないのだけれど……」 『するかー!?』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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登録日:2012/01/21(土) 00 17 16 更新日:2020/08/22 Sat 23 08 53 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 HHG Hyper→Highspeed→Genius Never_Endhing ういんどみる エロゲヒロイン クラスメイト ヒロイン ラスボス 九頭竜 守護者 斎藤愛子 皐月学園 策士 翠名様 聖女候補 葉月翠名 論理回路 (*1) 「はい?……何か気に障りましたか?」 Hazuki Suina Hyper→Highspeed→Geniusのヒロイン 身長 152cm 3サイズ 83(C)/56/84 血液型 AB 好物 イチゴチョコ 所属 葉月学園2年A組(旧 皐月学園)/新聞部 能力 論理回路-ロジカルダッシュ- CV.斎藤愛子 久司朗や僚樹たちとは皐月学園時代からの友人 軽くウェーブした亜麻色のセミロングヘアが特徴的な女の子 柔和な性格で人当たりが良く、話しやすいごく平凡なタイプ。気弱ではあるが、悪いことは悪いとはっきり伝えられる正義感を持つ 文字通り至って普通の女の子、だけど近くにいて落ち着けるタイプのカリスマからファンは多い。 しかし洞察力が凄まじく、本人に自覚はあるのかないのか腹黒でしたたか。神謀鬼策を巡らす策略家タイプと現実のファンには評されている 親しみを込めて「翠名さま」「ラスボス」と呼ばれるとか。翠名さまラスボス可愛い。 皐月学園時代に学生会で会長を務めていたのも、その人望と計算高さゆえ。 久司朗に対しては淡い恋心を抱いている 立ち位置は友達以上ではあるが、恋人未満にやや足りないくらい 舞台となる葉月市、葉月学園と同じ苗字だが、これは父親が市の重役であることとも関係している つまり生粋のお嬢さま。しかしそれを鼻にかけることもなく、現在は一人暮らしをしている 私服は緑の内着の上に淡黄色のジャケットを重ね着。下は黒のミニスカに同色のニーソックス、ブラウンのブーツと、普段の性格よりもやや活動的なコーディネート 制服は選挙期間中は皐月のものだが、敗北するか所属を完全に葉月学園に移行した場合そちらの制服になる 皐月組ではただ一人帽子着用 能力の『論理回路』は、端的に言えば未来予知 詳しく説明すると、対象となる人物のあらゆる「当たり前」の可能性を元に、論理的に結果を導き出す未来演算。 相手を理解しているほどに精度は上がるが、だいたい七、八割程度の確率。彼女生来の観察眼と併用することで更に効果が上がる。 ただし彼女にも見えないことがあり、「ノアの影響下にあるもの」「久司朗の動向」「光理の動向」は見ることができない。 (もっとも後者二つはすべて一つ目に収まるのだが) 「当たり前」を望む翠名にとっては皮肉的で強大にすぎる『能力』と言える。 幼少期はこの力で『先見の巫女』と呼ばれ、多くの未来に不安を持つ人に助言を請われていた。 一人暮らしの原因はこれ。望む望まないによらず両親の未来を見ないようにするため。 現在は政府と取引し、将来は政府の機関に就職することを条件に穏やかな学生生活を楽しんでいる。 以下、ネタバレ含む。 『秘宝ノア』の目覚めに立ち合い、サクラ=ウィンザー、時雨里姫乃と共に聖女候補として選ばれた事で彼女の生活は一変。 真の聖女候補を決めるため葉月学園の所属となり、学生有権者による選挙を行うが、結果はまったくの同数で持越しになる。 ここから久司朗の選択で、協力関係か敵対関係かが変化する。 ○聖ジュライ学園編 「世界長選挙」において、あらゆる勝負を受け入れるという聖ジュライ学園に対しかくれんぼを提案。 しかし久司朗の「醤油とソースを間違える作戦」により敗北。もっともこれは参謀のユリウスが自身の『能力』を教えてしまったからなのだが…… 世界長√では嫌な予感がして仲間を引き連れ二学園が戦闘中の森へ。 『秘宝ノア』の干渉により『能力』が暴走したサクラに、他の面々と立ち向かう。 『論理回路』で自ら盾になり、久司朗たちがサクラまでたどり着く活路を拓いた。 サクラ√では逃避行に出た久司朗たちを一晩匿い、後押しする一方でカエデたちとも連絡を取っていた。 ○水無月学園編 翠名さまの本領発揮その1。 三日間のサバイバル選挙の初日終了後、詩子に頼んで聖ジュライに手の内を明かし、一日限りの同盟を提案する。 水無月は正攻法こそ強いと完全に油断していた久司朗に対し、『論理回路』による未来演算で終始裏をかき圧倒。結果水無月の補佐二人を撃破する。 この時「久司朗くんは追い込めば追い込むほど頑張っちゃう人ですから」とあえて深追いはさせなかった。 その後、世界長√では夜の森で下準備をする久司朗の前に現れ、リタイアしてくれないかと申し出る。 しかしまだ諦めていなかった彼を見て、それだけの夢があるのならばと参加権であるワッペンを夢子に託し、最後の説得を彼女に預ける。 選挙終了後は姫乃がいなくなった久司朗の宣戦布告を受け、一人の少女としての未来を演説した。 姫乃√では聖ジュライに実力で勝利した久司朗が罠だと思い投げ捨てたワッペンを詩子が回収。 そのまま皐月が勝利すると思われたが、ノアが停止しうやむやのまま終了。 その後無能力者であることを告げ学園を去ろうとした久司朗と姫乃を呼び戻し、サクラと共に二人がこの学園には必要だと訴えた。 ○皐月学園編 翠名さまの本領発揮その2。 元々関係のあった翠名が一番籠絡しやすいだろうと踏んだ久司朗。 しかし我らが翠名さまは久司朗の目的をおおよそ見抜いており、それでも彼を選挙参謀として迎え入れた。 新聞部として活動する間に絆は深まり、ある日の夕方、帰り道で告白を決心する。 「わたし、久司朗くんとあってから、 ずっと久司朗くんのことを見てきました」 「ずっと……長い間、ずっと」 「翠名落ちた―――!!」と内心で歓喜する久司朗(とユーザー)。しかし…… 「あなたは『守護者』ではありませんね、久司朗くん」 翠名は以前から久司朗が『守護者』ではないことに気付いていた。 そのことに久司朗は愕然とし、彼女の前から走り去ってしまう。 途方に暮れる翠名の前に光理が現れ、翠名は励まされて町を出ようとする久司朗を引き留める。 「わたしを……利用するためだけに 駒のように、見ていようとも……」 「それでも、わたしは、 久司朗くんが……好き、なんです」 こうして突き落し→持ち上げという高等テクにより、翠名さまと久司朗は結ばれることとなった。 その後、世界長√では『守護者』をよく思わない者の手によって新聞部が爆破されるという事件が起きる。 それによって精神的に大打撃を受け、完全に参ってしまう。 しかし彼女を聖女にしたい、何よりまた元気になって欲しい久司朗は部室の修理を敢行。 補佐二人の説得で他の聖女候補や学生たちも協力してくれる中、『現状維持』ではなくどんな苦難も乗り越える『平和な世界』を宣誓。 結果、投票によって見事聖女となった。 ……しかし、その意志と『能力』を増幅したノアによって、世界は全てが予測され管理された、『悪意による事件は一切起こらない平穏すぎる停滞した世界』になってしまう。 翠名√ではノアの活動停止に伴い、彼女に相応しい平穏な学生としての生活を取り戻し、久司朗と共に歩んでいる。 ○可能性の未来 可能性の未来ではなんとなく残っていた感情と、一瞬見えた久司朗の未来から、彼の置かれた状況をそれとなく理解する。 流石ラスボス。 そして『守護者失踪事件』では他の聖女候補と手を取り合って事件の調査に乗りだし、新たな可能性となる。 『論理回路』は奪われてしまったが、光理の告白によって全てを知り、仲間たちと共に久司朗を手に入れようとする聖女アナから彼を守った。 聖女アナが絶望した時は、新たな『世界の未来(聖女)』としてサクラ、姫乃と共に独りだった聖女を優しく包み込んだ。 その後、何も言わず世界から消えようとする久司朗を追い、「行ってらっしゃい」と明るく見送った。 何もかもを見透かされ、最後まで彼は翠名さまに隠し事はできなかった。 追記・修正よろしく。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- こんな物腰柔らかい正統派ヒロインのどこがラスボスだよ。そう思っていた時期が私にもありました。 -- 名無しさん (2013-12-30 21 16 14) 名前 コメント
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登録日:2017/09/08 Fri 21 52 51 更新日:2024/01/02 Tue 06 35 47NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 HHG HHG_女神の終焉 ういんどみる エロゲヒロイン スリーサイズは…… ハイパーハイスピード 仮面 厨二病 暗器 暗殺者 正体不明 銀髪 零月 高速思考 (*1) 「私の名は零月。この世界を滅びより救う者」 Reigetsu ういんどみる制作のエロゲー、HHG 女神の終焉に登場するキャラクターの1人。 身長 No Date 3サイズ No Date 血液型 No Date 好物 No Date 所属 No Date 能力 高速思考-ハイパーハイスピード- CV ??? 突如として久司朗を襲撃してきた謎の少女。 銀色の長い髪、黒いマントに目元を覆う鋭い眼光のマスク、そして所持する多数の暗器等々。 世の男子中学二年生のマインドをこれでもかと擽る狙いすぎな外見。 とはいえ本人的にはギャグでも挑発でもなく全てが大真面目であり、 久司朗を世界破壊者=コードブレイカーと称して執拗に命を狙ってくる。 初遭遇時はまだ久司朗の記憶が戻っていなかったこともありロクな対抗策が取れずに学園屋上に追い込まれてしまうも、 その土壇場で久司朗が記憶の一部と自身の使命、そして己の象徴たる高速思考を取り戻したことによりその場は一旦退散。 そして彼女もまた技能ではなく能力としての高速思考-ハイパーハイスピード-を所持しており、 瞬時に相手の策を見抜き、所持している針やワイヤーといった大量の暗器を合わせて確実に相手を追い込むなど、 その戦闘能力は非常に高く、各ルートで度々姿を現しては久司朗やその他ヒロインとたちと対決することになる。 前作を含めても今まで存在しなかった、主人公である久司朗の命を明確に狙う敵役であるものの、 その目的や裏に潜むもの、仮面の下の正体等も含めてとにかく謎の多いキャラクター。 選んだルートによって登場頻度や活躍の内容も実に様々である。 以下、ネタバレ含む。 正体は作中世界の創作者である黒幕の女神が、久司朗の対存在として戯れに生み出した存在。 そしてその人格をヒロインの1人である奇稲田撫子に憑依させる形で行動させていた。 勘のいい人間は何となく察しただろうが、正体発覚前に撫子と零月が明確に別人として並んでいるシーンは存在しない。 そしてディープなエロゲオタだと零月の声優は表向き不明になってるとはいえ、その声質で正体を察してしまったかも。 久司朗が世界破壊のトリガーとなっている危険な存在である、というのはある意味で間違いではないのだが、 結局はその久司朗を抹殺するという最優先事項も女神に植えつけられたものでしかない。 弥生学園ルート 宿主である撫子に対して内側から接触し、世界破壊者である久司朗には近づかないよう度々警告を発していた。 撫子自身は当初零月が憑依しているということは知らなかったが、何となくその裏にある真実に気づいていたりもした。 ルート中盤での決戦で身につけている仮面を破壊されると同時に、それらの真実が白日の下に晒されてしまう。 久司朗への接触と抹殺が難しくなったと悩む中、その矢先に背後から自身の創造主でもある女神の接触を受ける。 高速思考-ハイパーハイスピード-によってその存在と世界の真実を知ることになるも、直後に用済みとばかりに、 女神によって撫子から引っぺがされてしまう。 撫子ルートではそのままフェードアウトするが、破壊者ルートでは後半に差し掛かる辺りで精神体として久司朗の前に再び姿を現す。 偶然手にしていた妹物のエロ雑誌を巡ってしょうもないやり取りを繰り広げた後、 自らが辿り着いた真の黒幕である女神の存在を久司朗に伝え、直後にその女神によって消滅させられてしまう。 しかし終盤、女神に操られるままに久司朗たちに危害を加える自分の無力さに嘆く撫子の側に現れ、 彼女を叱咤することで立ち直らせ、女神を退ける逆転のきっかけを生み出した。 エイプリル学園ルート 「久司朗の抹殺」という最終的な目的が合致しているという理由でエルアリアとの共同戦線を張るという展開に。 因みにこの時の選択肢次第では久司朗のエロ攻撃に照れたりエルアリアを庇うように立ったりと、意外な人の良さも見せている。 ルート中盤で光理を人質に取ってエルアリアと共に事を有利に進めようとするも、 事前にそれを見抜いていた久司朗たちの策に逆にハメられてしまい失敗。 更に、エルアリアが内に抱える真実を見抜かれて説得されたことにより、人知れず姿を消していた。 破壊者ルートの後半で突如として多くの人々が姿を消すという異変の中で再登場。 更なるイレギュラーたる聖女アナの存在についても察していたようで、 最早久司朗を殺したところでこの世界の滅びは免れないと諦念の感情を漏らしていた。 フィアナルートの終盤でも久司朗の前にまたも姿を現すも、 既に世界を破壊する気は無く、フィアナと共に過ごすこの世界を守っていきたいとする久司朗の姿を見て、 もう貴方は世界破壊者ではないと言い渡し、この世界の先を楽しみにさせてもらうと笑みを零して姿を消した。 キサラギ学園ルート 他ルートと同様に久司朗の命を狙ってくるも、サリーの能力と思考に踊らされる形で退散。 サリールートでは何と、独自に正体を突き止めたサリーに説得されるという形で、 久司朗が世界破壊者でなくなっているということを知り、襲撃を中止するという何とも締まらない展開に。 が、一転して破壊者ルートでは真の能力である因果歪曲に目覚めたサリー共々、他ルート以上に本気で2人の命を狙ってくる。 遂には宿主である撫子の能力である時間停止-クロノアルター-すらも駆使して久司朗とサリーを追い詰めるも、 その先で秘宝ノアと接触したサリーが久司朗の助力も受けて因果歪曲を発動し、始まりの聖女として最誕。 彼女の放つ多数の能力によって散々弄ばれた挙げ句に敗走せざるを得なくなるという噛ませ的な扱いになってしまう。 葉月学園ルート 最終ルートでは一度目の襲撃の際に、今までと違って明智光理とそれに宿るメフィストこそが真のイレギュラーであると宣告。 今までとは違い光理の命を狙い、事前準備もあって光理からメフィストを引き剥がすことに成功。 しかしそれも束の間、今までの記憶を保持していた久司朗に先を読まれて撃退されてしまう。 今までと違って早々に正体が発覚したこともあり、零月もまた自身の置かれた立場を理解したことによって、 以降は撫子と共に久司朗の協力者の1人として活躍。 女神との最終決戦時でも撫子と入れ替わる形で女神との激闘を繰り広げていた。 撫子との関係も良好なようで、彼女の影響を受けたこともあってか、 ルート終盤ではスリーサイズは撫子と同じなどとおどけて見せたりと、だいぶ性格が丸くなっていた。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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登録日:2013/12/31(火) 10 37 33 更新日:2020/07/18 Sat 23 43 56 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 HHG HHG_女神の終焉 ういんどみる みる やりたい放題 アグレッシブ エロゲヒロイン デッドコピー フィアナ・アストレイア 変態淑女 天恵技巧 女騎士 貧乳 (*1) 「帰りには夕焼けの公園で告白してもらって、キスまでしてもらう予定ですから!」 Fiana Astraea ういんどみる制作のエロゲー、HHG 女神の終焉に登場するヒロインの1人。 身長 148cm 3サイズ 78(B)/54/79 血液型 A 好物 メロンのショートケーキ 所属 軍立聖エイプリル学園3年A組 能力 天恵技巧-デッドコピー- CV みる ●概要 エイプリル学園所属の守護者(ジーニアス)で、撫子、サリーと同じ久司朗の共通の友人の1人。 代々聖女を守る騎士の家系に生まれ、次期聖女候補でありながら次期騎士団長候補でもある。 見た目だけ見れば清楚で可憐なお嬢様系の人物に思えるが、その実態は登場ヒロインの中でもぶっちぎりのぶっ飛びキャラ。 好意を寄せている久司朗にゾッコンであり、初登場時から久司朗に思いっきり抱き着いたと思いきや 彼が記憶喪失なのをいいことに自分に都合の良い記憶を植え付けようとするなど超アグレッシブである。 登場する度に久司朗に対して熱烈なアタックを繰り返し、キスに始まり結婚、妊娠何でもござれでどんと来いである。 久司朗が他のヒロインと結ばれても、第二候補の座を狙ったり寝取るような意志を見せたりともうやりたい放題。 それでいて次期騎士団長候補ということもあって、身体能力も高いから始末に負えない。 自身の所持する聖剣アストレイアをどこからともなく取り出して自在に操り、荒事においても大活躍を見せる。 が、実は初めて会った時には久司朗ことを「ナルシストでムカつく奴」としてあまり良い印象を持っていなかった。 当時のフィアナは次期騎士団長という与えられただけの役職をこなす自分の人生に嫌気が刺しており 近づいてくる人間も大半が自分の持つ地位が目当てであるという現実にうんざりさせられていた。 しかし、鋭い観察眼で自分の本心を見抜いてきた久司朗の言葉によって改心し、以降彼に好意を寄せるようになる。 妹のエルアリアとは彼女の犯した罪のこともあってぎくしゃくした関係にあったが 本心では妹と仲の良い姉妹として過ごしたい、当たり前の日常を過ごしたいと強く願っており エイプリル学園共通√で和解した後は一緒に美味しいパフェの店を食べ歩いたりしている。 ●能力(ギフト) 天恵技巧-デッドコピー- 技術・能力を一時的にコピーするアクティブ系カウンター型の能力。 視認にした能力の質を理解することが発動条件で、身体技術によるものもフィアナの才能で難なく使いこなす。 ただ、一度相手の能力を目にする必要がある関係上、どうしても後手に回りがちになってしまう。 詳細なデータは全ての能力が記載されている筈の悪魔図書館にすら無く、謎の多い能力でもある。 ●聖剣アストレイア フィアナが所持するアストレイア家に伝わる聖剣。 一度抜けば必ず敵を斬り裂くとされる永劫魔剣(ダインスレイブ)という能力に近い特性を持つとのこと。 フィアナの意志でどこからでも取り出し可能としている。 ●以下、ネタバレ含む。 聖女アナが高速思考の持ち主である久司朗を探し出すためにばら撒いた自身の因子の一つである。 久司朗にゾッコンなのもオリジナルであるアナがそうであるからにすぎない偽りの感情。 能力名が示すように、聖女アナから見ればフィアナは自分のデッドコピーなのである。 破壊者√ではエルアリアの協力を受けたアナが復活を遂げ、上述した事実の数々を指摘されて絶望してしまうも 久司朗の指摘を受けて、自分の恋心は自分だけのものだという確固たる思いの下に立ち直る。 自分の能力である天恵技巧のコピー能力を真の特性である吸収へと変化させ、アナの持つ能力を全て封じた上で勝利。 光速思考に目覚めた久司朗と共に全ての世界に存在する聖女アナに救いを与えることにも成功するも 能力の負荷による脳の損傷によって久司朗は倒れ、世界は巻き戻ることになってしまう。 フィアナ√では和解したエルアリアも交えて久司朗との甘々な生活を過ごしたり、騎士団の仕事の激務に追われたりする中 自分から聖女候補の立場を辞退したり、破壊者√同様に天恵技巧を完成させたりと色々ある。 そして騎士団長である自分の立場を利用する「魔王」である久司朗からのプロポーズを受け入れ、共に居続けることを誓う。 天恵技巧による能力吸収効果により、戦えば戦うだけ強くなる最強の騎士団長として君臨することになった。 事ある毎に聖女語録を引き合いに出したり芯の強いお嬢様という点から、女神世界におけるサクラ=ウィンザーの位置を担うキャラと思われる。 ただ、久司朗にゾッコンで彼の影響で改心し、危ない下心を抱いているという点では、ユリウス猿山の因子も混じっているのかもしれない。 追記・修正は自分は誰の偽物でもないと確信を持てる方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント