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674 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/10/14(土) 22 03 07 ID sp1-79-88-216.msb.spmode.ne.jp [2/6] 近似世界 【地中海海戦】4 イタリア第一艦隊の出撃 11月5日午前、シチリア沖に集合したイタリア第一艦隊は、陸上基地からの航空支援を受けやすい、アンティキティラ海峡を経由するクレタ島北回り進路に前進を開始した。 この第一艦隊は、各艦隊より戦力の大部分を抽出して一纏めにした、謂わばイタリア海軍主力の大半でほぼ全力にあたるものだった。 この艦隊は、 戦艦コンテ・ディ・カブール、 ジュリオ・チェザーレ、 アンドレア・ドリア、 カイオ・デュイリオ で構成される第11戦艦戦隊と、 戦艦リットリオ、 ヴィットリオ・ヴェネト、 ローマ、 インペロ で構成される第12戦艦戦隊を中心とした二部隊で編成されていた。 目的は、日本海軍に多大な被害を与えることによって地中海の制海権を取り戻すことと、それによってクレタ島の日本軍を孤立させること。また、日本人の厭戦気分を高めて戦争から脱落させることだった。 クレタ島東部防空戦 11月5日頃から、クレタ島東部の日本軍上陸地点に対して、島西部やギリシャの航空基地から出撃した枢軸軍攻撃隊による頻繁な襲撃が行われていた。 攻撃隊は、ほぼ全てが第三戦闘群所属機によって迎撃されていたが、多方向から散発的に侵入してくる攻撃隊への対処に注力せざるおえなくなっていた。 戦闘群を援護していた第二打撃群では、ギリシャ沿岸部の枢軸軍航空基地を襲撃して攻撃隊を封殺する事が検討された。 しかし、偵察機がイタリア第一艦隊の接近を報告。第二打撃群は迎撃の為にクレタ島北部へと移動を開始した。 11月6日正午頃、第二打撃群所属の航空隊が出撃。午後1時45分頃にイタリア第一艦隊への攻撃を開始。 この攻撃で、イタリア第一艦隊の駆逐艦21隻、軽巡洋艦5隻が撃沈された。 同時刻、ギリシャ南部各地に集結していた独伊空軍が一斉に、日本海軍第二打撃群を目指して出撃を開始した。 2時30分頃、第二打撃群外郭の駆逐艦「海嘯」がレーダーにて北方から飛来する数百機以上の航空機を捕捉した。 675 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/10/14(土) 22 04 39 ID sp1-79-88-216.msb.spmode.ne.jp [3/6] 大日本帝国海軍第二打撃群所属駆逐艦「海嘯」では、艦に存在するすべての人員が慌ただしく戦闘の準備を進めていた。それは、「海嘯」の前方を航行する同型艦「海霧」、後方の「海震」も同様だった。 その上空を、いましがた艦隊中央部の空母から飛び立った航空隊が通過していく。日本の誇る艦戦である零は、その翼下にありったけの武装を施してまだ見ぬ敵に向かっていった。 「方位320から敵機4!」 「誘導弾、撃てっ!」 少し後。 航空隊が撃ち漏らした敵機は、続々と艦隊外縁部を守る「海嘯」達に群がってきていた。 「方位011からも敵編隊!きわめて低空!」 「主砲、撃ち方始め!」 ほぼ全自動の機力で指向された3基6門の主砲は、それぞれが毎分20発の砲弾を投射可能であり、全門合わせれば毎分120発の主砲弾幕射撃を展開できる。 それに加えて初歩的ながらもレーダーと連動した射撃管制システムとVT信管の組み合わせにより、低空を這うように突き進んでいたイタリア空軍の雷撃隊は、瞬く間に炎と水柱の嵐に巻き込まれて海の藻屑と消えた。 「方位023から新たな敵機!」 「方位047からも低空で突入してきます!」 「くそっ、こうも多いと対応しきれんぞ……!」 それでも尚、敵の勢いは減ること無く、未だ多数の枢軸軍機が艦隊に食らい付かんと無謀な突撃を続けていた。 「海霧、被弾!!」 「何!?」 見れば、前方の海霧の半分は煙に包まれている。 「海霧の様子は!!」 『どうやら至近弾のようです!しかし魚雷艇です、魚雷艇がいます!』 同時に海面に目を向けると、北方……おそらくギリシャの島嶼から出撃してきたであろう小型艇が一心不乱に突入を始めていた。 「不味い!魚雷艇を近寄らせるな!」 海霧の砲火力が接近してくる魚雷艇に向けられる。 放たれた砲弾は、駆逐艦と比すれば小さな魚雷艇の周囲に次々と着弾して水柱を立てる。 そして次の瞬間、それの何倍にも達するほどの凄まじい爆発を引き起こした。 「何!?」 「ありゃ魚雷艇じゃない……自爆ボートだ!!」 接近してくる魚雷艇の約半数は、並大抵の艦艇を一撃で破壊してしまうほどの爆薬を搭載した自爆ボートだった。 更には、そんなボートに紛れて魚雷艇の放つ魚雷も迫ってくる。 いくら日本海軍のレベルが高いとはいえ、まだまだ同時多数目標への対処能力など後の時代に比べるまでもない。 常識で考えれば、この時代ならそれでも良かった。しかし、敵の非常識がそれを覆そうとしていたのだった。 「海霧、海嘯被弾!共に中破!」 「突破した敵機が多数侵入してきます!」 第二打撃群の旗艦「鳳翔」では、次々に舞い込む報告に悲鳴じみた声が上がる。 「第一打撃群への応援要請は?」 「補給作業を切り上げてこちらに向かうとのことですが、恐らくあと半日は掛かるかと……」 「暫くは我々だけで対処する他はないということか……」 枢軸空軍の大部隊は、ギリシャ南部やエーゲ海の島々より出撃してきたものである。 あらかじめ日本軍の侵攻を睨んでいたのか、作戦機の総数は1000以上にも達する。それがバラバラと出てきたことで第二群航空隊の対処能力を超過。 敵部隊が散り散りになりつつも第二群を目指したことで図らずとも同時多方向侵入となり艦隊防空能力も半飽和状態となっていた。 幸い、数々の防空兵器に守られている空母群に敵の攻撃はまだ届いてはいないが、敵の勢いが続けばそれも時間の問題かもしれない。 そこに、新たな凶報が舞い込む。 「前方に敵艦隊!戦艦多数!イタリアの主力戦隊です!」 「真っ直ぐに突入してきます!」 「奴ら……同士討ちを恐れていないのか!?」 イタリア戦艦8隻が、全速力で第二群目掛けて突入。 第二群の戦艦は5隻であり数的不利こそあるものの、通常なら能力的に考えて互角以上に戦うことは可能である。 しかし、敵の航空優勢下での決戦ともなればそれも怪しい。 「……やむ終えん、第二戦隊を前に出せ」 「了解!」 苦渋の決断から、戦艦とその護衛部隊が速力を上げてイタリア艦隊へと向かう。 しかし、それは己の防空網が薄くなることを意味していた。 「方位093より敵機多数!」 「恒風被弾、炎上!」 「迎撃しろ!」 艦隊外郭の駆逐艦が損害を受け、脱落し始める。 それに伴って艦隊防空網にも穴ができ、枢軸軍機が次々と輪陣形中心部に殺到していった。 「誘導弾、撃てーっ!」 まだ無事な艦より、白い噴煙が跡を曳きながら飛び出す。それらは、特に脅威度の高いであろう敵ジェット攻撃機の眼前で炸裂し、空中に幾つもの火球を生じさせる。 回避不可能な神のごとき矢。しかし、それでも敵を全滅させるには至らない。 「敵噴進機、8機が尚も低空で突入してきます!」 それは、高速爆撃機仕様のMe262。イタリア空軍のマークがついたドイツ軍事技術の結晶。 676 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/10/14(土) 22 05 58 ID sp1-79-88-216.msb.spmode.ne.jp [4/6] 空母の側に控えていた軽巡洋艦「阿賀野」をはじめとする護衛艦群の砲熕兵器が火を吹き出す。 15.5cm三連装砲と12.7cm連装砲が唸りを上げ、幾つもの炸裂に敵機が巻き込まれあっという間に破砕される。 残り6機。 レーダー管制された7.6cm連装速射砲の群れは、その速射性を以て敵機の侵攻ルート上に炎の壁を造り出し、巻き込まれた敵機がバランスを崩す。 「阿賀野に損傷機が突入!!」 「こいつらホントにイタ公か!?」 残り4機。 近接防空火器である20ミリ回転式機関砲が射撃を始め、毎分3000発という猛烈な勢いの火線が空に描かれる。 鞭の如くしなるそれは、最前列の敵機の翼を両断、破壊。続いて隣の機体も曳光弾の雨霰で粉砕した。 残り2機。 別の方向から飛来した20ミリの嵐が、自爆突入直前にあったであろう敵機を横合いから殴り飛ばし、バラバラにして海に叩きつける。 残り1機。 「急上昇したぞ!」 「上だ!」 僚機の爆炎に紛れて急に高度を上げた最後のMe262の後ろを、20ミリの火線が追う。 空中で交差する赤い曳光弾のラインは、ある意味で幻想的でもあった。 「敵機直上!急降下ーーー!!!」 驚愕と緊張にてスローモーションになる視界の中で、追い詰めた“獲物”に機首を向けながらも、機関砲の光条に絡め取られ分解されていくMe262。 しかしその瓦礫は、残った運動エネルギーによって落下してくる……投下されなかった爆弾と共に。 そして、後生大事に護られていた筈の空母の、広い飛行甲板に爆炎が顕れる。 「赤城、被弾!!」 677 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/10/14(土) 22 09 17 ID sp1-79-88-216.msb.spmode.ne.jp [5/6] とりあえず以上となります。 イタリアがハイパーイタリアンと化して超飽和攻撃を仕掛けて来ました。 尚このせいで、独伊軍地中海方面海空戦力は「消滅」している模様。 678 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/10/14(土) 22 09 47 ID sp1-79-88-216.msb.spmode.ne.jp [6/6] あ、転載等大丈夫です。
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このイベント艦隊組みなおしたりいまいち面倒であまりやってなかったのですが、鋼材・マニー・建材の効率が激しくいいような…。 - 名無しさん (2018-04-14 18 22 45) 同意。VeryHardの1-1~1-3を最大戦力の艦隊で廻していました。ダメージが大きくなったり、撃沈されたら一旦Hardに変更してすぐにVeryHardに戻ることを繰り返していました。特効艦があったので計算上重油5~10で鋼材・マニーは15000、建材は10000ゲットできたのは大きかったです。 - 名無しさん (2018-04-16 14 00 29)
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308 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 21 00 1907年12月某日 東京 夢幻会会合場所 「ジョンブル義勇艦隊の派遣か、確かに宣戦布告では無いが・・・。」 「これで例の作戦が可能になった。紅海で迎え撃った後にスエズを突破する。英国には文句は言わせんさ。」 今回の会合では英国の義勇艦隊が加わった欧州同盟艦隊との決戦と勝利後の作戦について話し合われていた。 大陸方面ではロシアは相変わらず清国を殴るのに夢中で両国ともに日本を攻める余裕はなかった。 「それと英国から豪州へ譲渡された艦船がフランス領タヒチへ向かっているそうだな。」 「ああ、スパイからの情報によると艦隊ごと(豪州海軍乗員及び教官の英海軍乗員含めて)フランスに雇われるようだ。」 再びの豪州の暴挙に頭を痛める会合参加者。 「ニューギニア方面には主力艦はいないぞ、訓練中の水雷戦隊の他は警備艦艇ぐらいだ。」 「まあ吹雪型を含む強力な戦隊だ、旧式かつ技量の低い戦艦など問題ないだろう。」 その水雷戦隊の陣容を思い出して笑みがこぼれる参加者たち。 「それと特殊輸送船団はどこまで進んでいるんだ?」 「すでにエリトリア沖で停泊中だ。彼ら用の食料は大量に用意してある。無論キムチもな。」 「ふふふ・・・黄禍論を唱えるのが好きならそれがどの様な物か味わうがいい。」 孤立大陸 第8話「同盟の悪あがき、紅海海戦 1907年12月25日、この日は紅海とニューギニア沖で2つの海戦が発生した。いずれも欧州同盟が仕掛けた悪足掻きともいえる戦闘である。 そのうちの一つのニューギニアではフランスに雇われた豪州海軍艦艇からなる ○マジェスティック級戦艦ヴィクトリアス、ジュピター 2等戦艦レナウン エドガー級防護巡洋艦エドガー、ホーク の5隻からなる傭兵艦隊(以後フランス傭兵艦隊と呼称)と ○青葉型巡洋艦青葉、衣笠 吹雪型駆逐艦吹雪、白雪、初雪、深雪、名雪(※1)、叢雲、東雲、薄雲 の10隻からなる水雷戦隊が激突したが・・・ 「なんだ傭兵艦隊の連中の動きは、まるでド素人じゃないか。」 「訓練未了のまま利益目当てに見え張って派遣したのでしょうね。」 旗艦青葉の艦橋で戦隊司令と艦長が蔑んだ目で稚拙な機動を続ける傭兵艦隊を見つつ会話する。 それもそのはず、傭兵艦隊所属の艦は英国から引き渡されてから殆ど訓練を行うことなくフランスに雇われていたからだ。 しかも水兵不足の為に商船から乗員を引き抜くことまでやっていた。 309 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 21 31 「名雪が敵艦隊に突撃します。」 ふと見張りの声が響き、視線を向けると駆逐艦名雪が傭兵艦隊へ向けて突撃していた。 「司令、敵艦隊は動揺しています。」 30ktを超える猛スピードで突撃する名雪に驚いたのか傭兵艦隊の陣形が大きく乱れた。しかも名雪の砲撃が旗艦ヴィクトリアスの 艦橋を直撃し、艦隊司令(フランス人)、副司令・艦長以下環境要員(豪州人)を殺傷していた。 この後行われた突撃によりフランス傭兵艦隊は全艦撃沈。捕虜にした豪州水兵は海賊扱い(※2)され営倉に収容された。 ~同日 紅海中部 エリトリア沖~ 此方では欧州同盟が総力を挙げて結集した艦隊と英国義勇艦隊からなる大艦隊と最新鋭艦で編成された日本艦隊との決戦が行われようとしていた 欧州同盟側戦力 ○戦艦 ドレッドノート(英)、カノーパス級6隻(英)、フォーミダブル級3隻(英)、ロンドン級5隻(英)、スウィフトシュア級2隻(英)、シュフラン(仏)、 レピュブリク級2隻(仏)、リベルテ(仏)、レジナ・マルゲリータ級2隻(伊)、エマヌエーレ・フィリベルト級2隻(伊)、ブラウンシュヴァイク級5隻(独)、 ドイッチュラント ハノーファー(独)、エルツヘルツォーク・カール エルツヘルツォーク・フリードリヒ(墺)、エヴェルトセン級海防戦艦3隻(蘭) ○装甲巡洋艦 ドレイク級4隻(英)、デヴォンシャー級6隻(英)、アミラル・シャルネ級4隻(仏)、ポテュオ(仏)、ゲイドン級4隻(仏)、アミラル・オーブ級5隻(仏) ジュゼッペ・ガリバルディ級3隻(伊)、プリンツ・アーダルベルト級2隻、ローン級2隻(独)、カイザー・カール6世(墺)、ザンクト・ゲオルグ(墺) ○防護巡洋艦 アポロ級10隻(英)、アストリーア級8隻(英)、アラガント級4隻(英)、フォルバン級3隻(仏)、トルード級3隻(仏)、リノワ級3隻(仏)、 カティナ級2隻(仏)、ダサ級3隻(仏)、デカルト級2隻(仏)、ロンバルディア級7隻(伊)、ピエモンテ(伊)、ガツェレ級10隻(独)、ブレーメン級7隻(独) パンター級2隻(墺)、ツェンタ級2隻(墺)、ホラント級6隻(蘭) ○駆逐艦 各国計40隻 合計して戦艦37隻、装甲巡洋艦33隻、防護巡洋艦73隻、駆逐艦40隻という欧州同盟+α(※3)の命運をかけた凄まじい数の大艦隊であった。 対する日本側は 310 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 22 05 ○戦艦 加賀、土佐 長門、陸奥、常陸、周防 扶桑、山城、伊勢、日向、伊予、伊賀 ○巡洋戦艦 天城、赤城、愛宕、高雄 金剛、比叡、榛名、霧島、大山、剣 ○装甲巡洋艦 鞍馬、伊吹、磐梯、乗鞍 筑波、生駒 ○巡洋艦 古鷹、加古 夕張、雨竜 川内、神通、那珂 長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈 天龍、龍田 ○駆逐艦 磯風型4隻、海風型4隻、若竹型8隻 合計して戦艦12隻、巡洋戦艦10隻、装甲巡洋艦6隻、巡洋艦15隻、駆逐艦16隻と数では圧倒的に劣っていた。 しかし同盟側には無い41㎝・36㎝砲を搭載し、速度も大幅に上回っている為、質では圧倒していた。 「前方に日本艦隊発見、恐ろしく巨大です。」 同盟艦隊旗艦ドレッドノートの艦橋で見張り員の絶叫の如き報告に皆が驚愕していた。 無論それは艦隊司令官も同じであった。スパイからの報告だけでは今一信用できなかったが自分の目で見てそれは確信に変わった。 今回義勇軍としての参加であるにも関わらず、英海軍が指揮を執ったのは戦力的に最大であったからである。 「まさか紅海の中央で遭遇するとは。」 彼としては紅海を出た所で圧倒的な数を生かして日本艦隊を包囲するつもりであったが早くもその目論見が崩れた。 「日本艦隊発砲。」 「ふっ、まだ2万以上離れている・・・・なんだとっ!!」 日本艦隊の長距離からの発砲をあざ笑う司令官だったが砲撃が付近に着弾したと同時に驚きの声を上げた。 なにせ今まで体験した事のない衝撃波が艦橋を襲い、それにより少なからず負傷者が出た。 「只今の砲撃により複数の防護巡洋艦と駆逐艦が転覆しました。」 「馬鹿な・・・・。」 いきなりの被害に呆然となる司令官。しかしその間にも日本艦隊からの砲撃は続き被害が続出する。 「仕方ない、駆逐艦と防護巡洋艦は突撃して水雷戦に移行せよ。戦艦及び装甲巡洋艦は距離を詰め、複数で集中射撃だ。」 彼は命令を下した。 「海域が狭いと機動が制限されるな。まあ、撃てば当たる分獲物には困らないが。」 旗艦戦艦加賀の艦橋で遠征艦隊の司令官である上村大将は参謀たちに話しかけた。 「はい。ですがやはり敵艦が多すぎるせいか被害が免れませんでした。」 参謀の言葉通り戦闘が始まって1時間ほど経過したこの時点で日本側は前衛を務めていた戦艦伊予と伊賀が敵艦隊の集中砲撃により大破。 他に装甲巡洋艦筑波と生駒が沈んでいた。他にも魚雷戦を仕掛けた際に巡洋艦雨竜と若竹型駆逐艦3隻が沈没と結構な被害が出ていた。 勿論それらの代償に同盟軍の主力艦の半数を撃沈していたが・・・。 「敵の動きもだいぶ鈍っているな、このまま畳み掛けるぞ。」 上村司令官が指示を下そうとしたその時、前衛の方で爆発音が響いた。 「戦艦伊賀沈没しますっ。」 その言葉通り伊賀が徐々に海面下に沈んでいく。大破してもなお戦闘を続けていた伊賀であったが遂に力尽きてしまったのだ。更に 「て・・・敵艦が、生存者の浮かぶ場所に向かって砲撃を・・・。」 怒りに満ちた見張り員の報告。加賀艦橋は怒りに包まれた。 「通信参謀、全ての艦に通達。あの外道共を生かして帰すな。」 上村司令官の言葉が伝わり、日本艦隊は更なる猛攻に打って出た。 311 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 22 38 「もはや・・・此処までか。」 燃え盛るドレッドノートの艦橋で艦隊司令官は呟いた。主力艦の半数を沈められたものの何とか巨大戦艦を1隻撃沈できた。 しかし一部の艦が漂流している生存者を砲撃したことでキレた日本側の攻撃は熾烈を極め、味方の艦は次々と沈められていった。 そして3時間がたった現在、浮いているのはこの燃え盛るドレッドノートだけであった。 「参謀以下のスタッフは駆逐艦に移乗させた、これで情報は伝わるだろう。」 この言葉の通り彼は参謀達を駆逐艦に移して逃がしていたのだ、情報を本国に伝える為に。そして彼にも最後が訪れる。 「大英帝国万歳。」 艦隊司令官がその言葉を言い終えた瞬間、無数の大口径砲弾がドレッドノートに着弾し、その船体を爆散させた。 このドレッドノートの消滅を機に海戦は終了した。双方の被害は ○同盟側 防護巡洋艦ピエモンテ(伊)、駆逐艦8隻以外すべて沈没。 ○日本側 沈没:戦艦伊予(大破後、雷撃処分)、伊賀 装甲巡洋艦筑波、生駒 巡洋艦雨竜 若竹型駆逐艦8隻 大破:戦艦日向 巡洋戦艦大山 巡洋艦龍田 磯風型駆逐艦2隻 これら以外にも殆どの艦が小~中波していた。 しかし日本側の圧倒的な勝利であることに変わりはなく、この結果が伝わると欧州同盟(+英国)は文字通り驚愕と恐怖に包まれた。 何しろ英国以外は最低限の海軍力を残して出せるだけの艦を出して編成した艦隊がほぼ全滅したのだ。そして熟練の海軍将兵を少なく見積もっても 10万人以上失い物理的・人的に海軍再建が極めて困難になった瞬間でもあった。 海戦終了後、遠征艦隊は一旦エリトリアの軍港(持ってきた資材で既存設備を拡充し、移動式ドックや工作艦などを配置)まで後退。大~中波した艦を 護衛を付けて本土へ帰還させ、同時に増援と合流。補給と整備を行った。 1908年1月10日、スエズ運河を多数の特殊輸送船を伴った日本艦隊が通過した。 通過前に日本側は英国対して義勇艦隊の派遣など敵対行動を理由にしてスエズ運河の通過を通告。 「占領はしない、ただ通るだけだ。だが封鎖するなどの敵対行動を行った場合はその限りではない。」 英国に断るすべはなかった。断れば宣戦布告されアジアの植民地・・・最悪インドも奪われるかもしれないからだ。 運河を通過した日本艦隊は4つに分かれ、それぞれの目標に向かった ○オーストリア方面(主要目標 フィウメ) 戦艦加賀、土佐 巡洋艦古鷹、加古 部球磨 駆逐艦天津風、時津風 特殊輸送船(※3)×10隻 ○イタリア方面(主要目標 タラント) 戦艦扶桑、山城 巡洋艦川内、神通、那珂 特駆逐艦海風、山風 殊輸送船×10隻 ○フランス方面(主要目標 トゥーロン) 戦艦長門、陸奥 巡洋艦長良、五十鈴、名取 駆逐艦浦風、江風 特殊輸送船×10隻 ○スペイン方面(主要目標 カタルヘナ) 巡洋戦艦金剛、比叡、榛名、霧島 巡洋艦由良、鬼怒 天龍 特殊輸送船×10隻 312 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 23 11 ~1908年1月13日早朝 タラント沖 戦艦扶桑~ 「撃ち方始めっ!!」 扶桑の艦橋でタラント攻撃部隊の司令官の命令と共に砲撃が開始された。 ここまで到着するまでにイタリア海軍の残存する防護巡洋艦や駆逐艦・魚雷艇の襲撃を何度も受けたが何れも大口径砲の砲撃に驚いて碌に戦闘を行わずに 逃走していった。現在イタリア海軍はタラントやアドリア海方面に展開していた艦艇をすべてジェノヴァに退避させていた。 「港湾施設及び造船所に着弾を確認。」 「陸上より砲撃を確認、陸軍部隊の野砲です。」 「勇敢なるバカ共だな、副砲で黙らせろ。」 砲台が殆ど設置されていなかった為、順調に砲撃を続ける艦隊。まれに射程ぎりぎりまで接近した陸軍砲兵による砲撃があったが被害はまったく無かった。 「司令、港湾施設・造船所・軍需工場など射程内の目標は粗方破壊しました。」 「よろしい、特殊輸送船団を突撃させよ。」 参謀からの報告に司令官は特殊輸送船団に突撃を命じる。 命令を受けた船団が突撃を開始して次々にタラント港及び周辺に乗り上げる。そして船首が爆破され、内部から集団が次々と這い出てきた。 「さあ優秀なる半島戦士達よ、君たちの偉大さを欧州の白人達に教えてやるのだ。」 司令官の言葉の通り、輸送船の船首から出てきたのは半島北部の隔離地域や満州などで集められてきた(狩られてきた)朝鮮人達であった。 帝国政府(夢幻会)は半島から朝鮮人を一掃し、名前を変えた上で日本人を移住させ併合することを計画。その過程で邪魔になる朝鮮人を 排除する一環としてこの計画が立てられた。 「白人女性が君達を待っている。」 「美味しいものが沢山食べれる。」 などの甘い言葉に勧誘され志願したり適当な罪状を吹っかけて 懲役と引き換えに参加させたり、時には隔離地域から強引に連行するなど様々な手段を使って集めた朝鮮人が各船3000人、合計12万人。 しかも食料だけは大量に与えられていたが餓えさせるために2日前からは水しか与えられていなかった。 「脱出した輸送船乗員を回収次第撤退する。」 そして輸送船の乗員を回収した攻撃部隊は撤退を開始した。 タラント及び周辺部に上陸した3万人の半島戦士たちは市街地に雪崩れ込んだ。主な武器は刀剣類でそれに小銃や拳銃などの軽火器(すべて鹵獲品)を所持していた。 餓えた半島戦士たちは市街地に雪崩れ込むと商店や民家を襲って食料を強奪したり抵抗するイタリア男を殺傷し女性に愛を与えていく。 現地警察や軍部隊だけでは対応できず、犠牲は周辺都市にまで拡大。最終的にはイタリア各地から集めた10万以上の兵力を投入して制圧したがそれまでに2週間もかかり、 犠牲者は市民だけでも3万人を超え、負傷者や愛を与えられた女性も多数に上った。 似たような光景が13日から17日の間にフィウメ・トゥーロン・カタルヘナの各地で発生。しかもフィウメを狙った攻撃部隊は帰還中に他の軍港も砲撃。 造船所も破壊した為、オーストリア海軍は建造中のラデツキー級戦艦が完全に破壊されてしまった。 また各地に上陸した半島戦士たちは天然痘やコレラ等の伝染病に感染していた者も居た為に先のフレンチ・ペストと合わさって更なる被害を与えていた。 313 :ライスイン:2014/12/23(火) 17 23 45 ※1:吹雪型5番艦で海軍初の女性将兵用設備を備えた実験艦でもある。苺や猫好きの副長や鯛焼きうぐぅな航海長、病弱気味でアイスが好きな軍医にその姉の機関長。 更に油揚げが好きな炊事長に夜中の校舎で剣を振り回しそうな陸戦隊大尉とその友人でお嬢様な情報部少佐など濃すぎる面子がそろっている。艦長は勿論彼。 ※2:傭兵とは言っていたが制服や階級章まで全て豪州海軍のままだった。故に宣戦布告されていない為、法律上テロリストや海賊として扱い営倉に収容した。 ただし人道的措置として食料は十分に与えられた(ただし鹵獲した英国製)。 ※3:排水量は1万t以上でかなり簡素かつ設備も一部省略されて設計された為、極めて短期間で建造できた。実質使い捨て専用。 おまけ 日本海軍艦艇一覧 ~1909(機銃等は省略) ○鳳翔型航空母艦:12000t、7.6㎝40口径連装高角砲×8、28.5kt 搭載機:30機(予定、艦載機開発中) 1909年12月就役予定 ○最上型巡洋艦:12000t 15.5㎝60口径3連装砲×4、12.7㎝40口径連装高角砲×6、61cm3連装魚雷発射管×4、速力:34kt 01:最上(1909年5月) 02:三隅(1909年7月) 03:熊野(1909年8月) 04:鈴谷(1909年10月) ○青葉型巡洋艦(9800t 20.3㎝45口径連装砲×3、12.7㎝40口径高角砲×6、61㎝4連装魚雷発射管×2 33kt) 01:青葉 02:衣笠 ○吹雪型駆逐艦(1980t 12.7㎝40口径連装高角砲×3、61cm3連装魚雷発射管×3 37kt) 01:吹雪 02:白雪 03:初雪 04:深雪 05:名雪 06:叢雲 07:東雲 08:薄雲 09:白雲 10:磯波 11浦波 ○綾波型駆逐艦:1908年4月~12月に就役予定 ○暁型:1909年1月~4月に就役予定 如何でしょうか? 欧州同盟(+英国)が威信をかけて編成した大艦隊は壊滅。同時に愚行に及んだ豪州もせっかく英国から供与された艦艇を全て失いました。 また本土を攻撃された挙句、黄禍論を身をもって体験する羽目になり、おまけに追加で伝染病に汚染され涙目ですね。 ~予告~ 艦隊は敗北し本土を攻撃された欧州同盟。デモや暴動が多発しペストなどの伝染病が広まり国家の維持も難しくなってきた。 後がなくなった彼らは貢物を用意した上で再びアメリカに頼り、講和の仲介を依頼するのだった。 次回”終戦”
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88: 加賀 :2021/01/21(木) 21 30 18 HOST softbank126159222026.bbtec.net 戦後三週目 南太平洋海戦参加空母 第一航空戦隊 『瑞鶴』 零戦×30 九九式艦爆27 九七式艦攻27 一式艦偵×9 『瑞鳳』 零戦×21 九七式艦攻×9 第二航空戦隊 『隼鷹』 零戦×18 彗星×12 九七式艦攻×18 『飛鷹』 零戦×18 彗星×12 九七式艦攻×18 『龍鳳』 零戦×18 一式艦偵×12 正規空母は『瑞鶴』一隻のみ。『加賀』『蓬莱』(捕獲した『サラトガ』)は内地で修理と改装中のため不参加。 二航戦は二艦隊所属のため近藤艦隊へ。『飛鷹』は機関故障せずに参加。更にガダルカナル島空襲の任もあったので最新鋭の彗星を搭載。 また『龍鳳』もドーリトル空襲の時、被弾せずそのまま改装工事が終わり戦列化へ。 一式艦偵は二式艦偵の事、41年に偵察機としてまず採用されたため。 なお、『瑞鳳』はSBDに爆撃されて中破、早々と戦線離脱したので三艦隊は『瑞鶴』のみで戦う羽目になる。
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名 前 国籍 2/24(金) 2/25(土) 2/26(日) 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 ヘブンズドア - - - - - - - - - ポドルスキー - - - - - - - - - 四海 ひまちゃん もにゃ子 オーロ - - - - - - - - - ザマ hirazo - - - - - - - - - ひら2 デヴィルズキッチン Maia ユウ・イアレク ルビア S おくんち ロイック・ユタン mart ラーレ ユーヒ レッドアイ
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名 前 国籍 6/21(金) 6/22(土) 6/23(日) 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 ヘブンズドア ポドルスキー (Ayse) △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ピラ オーロ ザマ × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ひら2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ デヴィルズキッチン ラッキーチャーム ○ ○ ○ △ △ △ ○ ○ ○ Maia △ △ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ルビア S △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ おくんち × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 四海 ロイック・ユタン アブサン berretta (barretta) × × × ○ ○ ○ × × × anchang mart ラーレ ファラフェル レッドアイ ひらぁ メランコリニスタ Alkyone Aysen ワジ (even) 固定ヘルプ枠1 固定ヘルプ枠2 固定ヘルプ枠3 固定ヘルプ枠4 固定ヘルプ枠5 固定ヘルプ枠6
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名 前 国籍 3/22(金) 3/23(土) 3/24(日) 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 オーロ ザマ × × × ○ ○ ○ × × × hirazo ひら2 △ △ △ × × × × × × デヴィルズキッチン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ Maia × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ユウ・イアレク ルビア △ △ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ S おくんち 四海 ○ ○ ○ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ロイック・ユタン ユーヒ mart × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ラーレ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ファラフェル レッドアイ ひらぁ jellybelly メランコリニスタ surfuru Alkyone Aysen ワジ ヘブンズドア ポドルスキー Celaeno 固定ヘルプ枠1 ○ ○ ○ 固定ヘルプ枠2 ○ ○ ○ 固定ヘルプ枠3 固定ヘルプ枠4 固定ヘルプ枠5 固定ヘルプ枠6
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名 前 国籍 3/23(金) 3/24(土) 3/25(日) 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 ヘブンズドア - - - - - - - - - ポドルスキー - - - - - - - - - 四海 ひまちゃん もにゃ子 オーロ - - - - - - - - - ザマ hirazo - - - - - - - - - ひら2 デヴィルズキッチン Maia ユウ・イアレク ルビア S おくんち ロイック・ユタン mart ラーレ ユーヒ レッドアイ
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日程 2015年3月20~22日開催 対戦国 攻撃側:ネデ・イスパ・オスマン VS 防衛側:フラ・ポル 戦闘結果 フランス軍辛勝 勝利ポイント ネデ3186 フラ3655 要塞 ネデ側サントメ要塞陥落 2日目、大型59分30秒ごろ(誇張ではない) 司令部位置 ギニア湾 黄金海岸 集合場所 ネデ側 サントメ フラ側 ベニン 付記 要塞を落とされ負けはしましたが、ここまで盛り上がった激戦は今まで無かったと思われます 心に残る素晴らしい戦いぶりでした
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911: 加賀 :2021/01/16(土) 17 17 19 HOST p3009167-ipngn200201osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 三週目ミッドウェー海戦時系列 5月24日、角田少将の第二機動部隊が大湊を出撃。参加空母は『龍驤』『隼鷹』『飛鷹』 5月27日、南雲第一航空艦隊及び前衛隊(航空戦艦部隊)が柱島泊地から出撃。参加空母は第一航空戦隊(『赤城』『加賀』)第二航空戦隊(『蒼龍』『飛龍』)第五航空戦隊(『翔鶴』『瑞鶴』) 5月28日、ミッドウェー攻略部隊の輸送船団がサイパンから出撃。 5月29日、山本長官率いる主力艦隊が出撃。 6月3日~4日、第二機動部隊がダッチハーバーを空襲。アダック島を空襲後、第二機動部隊はミッドウェー方面へ合流のため南下を開始。 6月5日0130、ミッドウェー空襲隊が発艦。攻撃隊総隊長友永大尉。0220、敵情に変化無ければ第二次攻撃は第四編成(指揮官『加賀』飛行隊長)を以て本日実施予定と決定される。 0316、ミッドウェー島空襲。 0400、友永大尉、爆撃効果不十分と判断。『赤城』に『カワ・カワ・カワ』(第二次攻撃の要あり)を打電。 0400、南雲第一航空艦隊の位置を特定したスプルーアンス機動部隊は攻撃隊を発艦。 0410頃から断続的に米軍機により空襲が行われる。南雲中将、ミッドウェー島再空襲を決断。 0415、全空母に対し陸上攻撃用爆弾への換装を命じる。 0428、『利根』四号機が『敵らしきもの10隻見ゆ。ミッドウェーより方位10度、240浬』を発信。山口少将の具申で用意されていた試作高速偵察機(十三試艦上爆弾機)が発艦。 0530、『利根』四号機より『後方に空母らしきもの一隻を伴う』を発信。 0535、前衛隊の『日向』瑞雲五号機が『敵空母六隻発見す』を発信。 0700、試作高速偵察機が『敵正規空母三、小型空母三隻を発見』を発信。 0722、『エンタープライズ』『ヨークタウン』艦爆隊が到着。至近にいた『赤城』『蒼龍』『翔鶴』へ急降下爆撃を開始。『赤城』見張り員が叫んだ時は既に遅かった。 0722~24、『赤城』二発命中、炎上。 0725、『ヨークタウン』艦爆隊17機が『蒼龍』へ急降下、『蒼龍』三発命、炎上。 0726、投弾していなかった5機が『翔鶴』へ急降下、『翔鶴』四発命中、内一発が艦橋を破壊。有馬大佐以下艦橋にいた全員戦死、炎上。 0750、『飛龍』より『我、航空戦ノ指揮ヲ取ル』が発信。『加賀』『瑞鶴』と共に第一次攻撃隊を0754に発艦。 0820、第一次攻撃隊、スプルーアンス機動部隊を攻撃。空母『レンジャー』撃沈。『ワスプ』中破。 1030、三空母より第二次攻撃隊が発艦。 1130、第二次攻撃隊、スプルーアンス機動部隊を攻撃。空母『ワスプ』撃沈。『ヨークタウン』大破、『サラトガ』大破、漂流。 1240、米攻撃隊、第三次攻撃隊準備中の三空母に攻撃。『加賀』二発命中大破。『飛龍』四発命中、炎上。 1255、『瑞鶴』より第三次攻撃隊発艦。 1320、第三次攻撃隊、スプルーアンス機動部隊を攻撃。空母『ヨークタウン』撃沈。 1613、『蒼龍』沈没。 1832、『翔鶴』沈没。 6日0150、『赤城』沈没。 0210、『飛龍』沈没。 0450、『日向』瑞雲四号機が漂流する『サラトガ』以下の艦艇を発見。 0545、駆けつけた前衛隊の砲撃のため『サラトガ』『アトランタ』の放棄を決定。総員退艦が発令。 2355、山本長官、MI作戦中止を発令。全艦艇が作戦海域より離脱が開始される。 912: 加賀 :2021/01/16(土) 17 22 54 HOST p3009167-ipngn200201osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 簡易的ながらも『信濃』√でのミッドウェー海戦を時系列として纏めました。 なお、第二機動部隊は側面攻撃をしようとしたが間に合わなかった模様。