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雅枝「はい、しゅーごー」 雅枝「合宿の締めくくりとして、みんなには最初と同じ千里山2VS三箇牧2の試合をしてもらうで」 雅枝「それじゃあ卓につけ―」 霞「京太郎君!私と打ちましょう!」 京太郎「べつにいいですけど、空いてる卓は…」 泉「あ、須賀君、この卓空いてますよ!」 京太郎「お、泉も打つか」 竜華「怜に逃げられた…」 京太郎「あ、清水谷さん、俺たちと打ちません」 竜華「ええの!」キラキラ 京太郎「これで4人揃いましたね」 京太郎「見せてあげましょう!王者の打ち筋を!」 開局 京太郎「ロン、1500だ」 泉「わ、ホンマですか」 東1局 1本場 親 京太郎 26500 霞 25000 泉 23500 竜華 25000 ※最高潮モード 京太郎「ツモ、1100オール」 霞(この雰囲気、照ちゃんに似てるわね) 東1局 2本場 親 京太郎 29800 霞 23900 泉 22400 竜華 23900 ※最高潮モード 泉(どうして…せっかく同学年の須賀君と打ってるのに…) 京太郎「ロン、6400だ」 泉(どうして、張ることすらできないんでしょうか…)ジワッ 東1局 3本場 親 京太郎 36200 霞 23900 泉 16000 竜華 23900 ※最高潮モード 霞と竜華が同コンマのため、流局 東2局 親流れ3本場 京太郎 39200 親 霞 22900 泉 15000 竜華 22900 京太郎「ロン、1900だ」 泉「はい」 泉(また、張れなかった…) 東3局 京太郎 41100 霞 22900 親 泉 13100 竜華 22900 京太郎「ツモ、500・1000です」 竜華(面白いなぁ) 東4局 京太郎 43100 霞 22400 親 泉 12100 竜華 22400 京太郎「ロン、3900だ」 泉「はい…」 泉(結局一度も張れずに南入…) 南1局 1本場 親 京太郎 54800 霞 22400 ※攻撃モード 泉 400 竜華 22400 6400から3段階下降で2000 泉(また…張れなかった) 京太郎「ロン、2300です」 竜華「うわーやられたわー」 泉(避けられたんですか…私…)ギュッ 南1局 2本場 親 京太郎 57100 霞 22400 ※攻撃モード 泉 400 竜華 20100 京太郎(牌が悪くなってきたぞ…) 泉(有効牌が来ない…でも……) 竜華(相変わらずやなぁ、石戸さんは…) 泉(張るのを、あきらめない) 霞「ロン、24600よ」 泉(は……!?) 終局 1位 京太郎 57100 2位 霞 47000 3位 竜華 20100 4位 泉 -24200 京太郎「お疲れ様でした」 霞「おつかれさま~」 竜華「お疲れ様やで」 泉「ありがとう……ございました」グスッ 泉「…すいません、トイレにいってきます……」ダッ 京太郎「二条!」 竜華「追いかけない方がええ」 京太郎「でも…」 竜華「人にはな、誰にも知られたくないものってのがあんねん」 霞「いいから、座ってなさい」 京太郎「はい……」 雅枝「しゅーごー!」 雅枝「それじゃあこれから、合宿の打ち上げにバーベキューをしに行くで!」 京太郎「バーベキュー…?」 霞「千里山の合宿の打ち上げはバーベキューって伝統なのよ」 京太郎「なんですかその伝統……」 京太郎「よお、咏」 咏「あっれ~、どうしたん京太郎、元気無いじゃん」 京太郎「ん、少し…な」 咏「じゃあ黙ってとうもころしでも食べな!」つ 京太郎「あっつ!」 京太郎「なんで焼きたてを寄越すんだよ!」 京太郎「しかもとうもころしって、トトロかよ!」 咏「うん、やっぱり京太郎はそうしてるのが1番いいよ、しらんけど」 咏「悩んでるよりそうやって怒ったりしてる方が私は好きだねぃ~」 京太郎「そうか、ありがとな。咏」 咏「どうってことねえよ~」 京太郎「ところでさ、咏の目標って何なんだ?」 咏「急にどうした?」 京太郎「いや、千里山の人たちは全国制覇目指して頑張ってたけど、俺たちの目標ってなんなのかなって」 咏「そりゃあ、全国制覇しか無いんじゃね、しらんけど」 京太郎「やっぱりそうだよな。……よし、これからも頑張っていくぞ!」 京太郎「お、ホタテもあるのか。しかも最後の1切れじゃないか!」 京太郎「よっと、さて食べよ……」 ヒョイパク 京太郎「おい、照」 照「どうしたの?」モグモグ 京太郎「それが最後の1切れだったんだぞ!返せー!」 照「いやだねー!」 京太郎「ぜぇぜぇ」 照「はぁはぁ」 京太郎「なあ照」 照「なに?」 京太郎「この合宿、どうだった?」 照「楽しかったよ、みんな面白い人たちばっかりだったし、特に愛宕監督は面白かったなあ……」 京太郎「そうか、なら良かった」 照「ふふっ、心配しなくても前みたいなことはもう考えないよ、京だってようやく私たちに追いついてきたんだし、これからが楽しみだよ」 京太郎「そう……か、ありがとな、照」 雅枝「チキチキ!タン塩大食い対決、始めるでー!」 千里山ズ「イェー!」 雅枝「それでは選手の紹介や!」 雅枝「青コーナー、千里山のミス病弱!トキィィィ園城寺ィィィ」ジョインジョイントキィ 雅枝「続いて赤コーナー、三箇牧の雑用系男子、京太郎ゥゥゥ須賀ァァァ」ジョインジョインスガァ 雅枝「最後の緑コーナー、三箇牧のプリンセス、憩ィィィ荒川ァァァ」ジョインジョインケイィ 雅枝「それでは、スタートや!」 ワァァァァァ 京太郎「うっぷ、もう食えねえや」 憩「いい食べっぷりやったで、京太郎君」 京太郎「優勝者が何を言ってるんですかねぇ…」 憩「あはは、まあ気にしない気にしない」 京太郎「そういえば、憩さんはこの麻雀部で全国を目指したいんですか?」 憩「もちろんやないの、京太郎君何言っとるん?」 京太郎「でも、あと1人足りないんですよね、部員」 憩「あ!忘れとった!」 京太郎「でしょうね。それで、どうするんです?」 憩「うーん、京太郎君に任せるわ、今の部員集めたの京太郎君やしね」 京太郎「えええ、マジですか……」 憩「マジもマジ、大マジやで!」 京太郎「そんな元気に言わなくても……はぁ…」 雅枝「これでバーベキューは終わりや、お疲れぃ!」 オツカレサマデシター 京太郎「よし、帰るか」 浩子「なあなあ須賀君」 京太郎「なんですか船久保さん」 浩子「ウチと連絡先交換せえへん?」 京太郎「別にいいですよ」 ピッ 京太郎「これで完了ですね」 浩子「ふふふ、これでヒロやキヌ以外の同年代の子の連絡先が入ったで、ふふふ」 京太郎「触れないでおこう」 雅枝「お、須賀っちやん」 京太郎「今度は愛宕監督ですか…」 雅枝「うーん、せやなー須賀っちでええか」 雅枝「ほれ須賀っち、これ私の連絡先や、須賀っちにやるわ」 京太郎「え、いいんですか?」 雅枝「石戸じゃ、お前らを上手く教えられるかどうか不安やからな」 雅枝「教え子は大事にしたいもんなんや、困ったことがあれば連絡してくれや」 京太郎「はい、今後ともよろしくお願いします」 京太郎「これで、合宿も終わりか……楽しかったな」 京太郎「特訓したり、ドッキリしかけたり、雑用したり、ドッキリしかけたり」 タッタッタッ 泉「須賀君!」 京太郎「ん、二条か?」 泉「これ私の連絡先です!」 泉「私、まだまだ強くなりたいです!だから、どうせなら須賀君と一緒に上手くなりたいなあ、って思いまして!」 泉「あ、けっ、決して同学年の人と話がしたいって訳じゃないですからね!」 京太郎「おう、わかったよたまにはメールするよ」 泉「あ、ありがとう!須賀君」パァァ 【合宿3日目】終 【5月第1週 休日】 京太郎「朝が来たぞー」 京太郎「今朝はナニをしよう」 京太郎「麻雀の勉強をしよう!」 京太郎「今日は誰かと一緒にやろうかな」 ―――――――――――― 京太郎「こうして外に出てきた訳だけど、どうしよう」 霞「あら、京太郎君、どうしたのかしら?」 京太郎「あ、霞さん、実は誰かと麻雀の勉強をしようと思いまして」 霞「そういうことなら私におまかせあれ!」 霞「それじゃあ私の家でやりましょうか」 京太郎「いいんですか?」 霞「麻雀部の顧問ですしね、さあ行きましょうか」 京太郎「はい!」 京太郎(霞さん……なんか忘れてる気がするな…) 霞「ちょっとここで待っててね」 京太郎「あ、はい」 ガララ 京太郎「あ!郁乃さん!」 京太郎「っべー、合宿ですっかり忘れてたよ、マジっべーよ」 京太郎「んー、どうしよう」 京太郎「うん、やっぱりまた頼んでみよう」 ガララ 霞「お待たせ、どうぞ上がって」 京太郎「はい、お邪魔しまーす」 霞「ここが、京太郎君に見せたかったものよ」 京太郎「これは、全自動卓ですか?」 霞「ええ、お父様がよく知り合いを呼んでここで打っていたのよ」 霞「麻雀部の顧問になったし、せっかく卓があるんだから、使わない手は無いでしょ?」 霞「だから特訓したくなったらここに来るといいわ、憩ちゃん達もここのことは知ってるから、度々来てくれるわよ」 京太郎「そうなんですか…」 霞「どうしたの?そんな思い詰めたような顔をして」 京太郎「…霞さんに、したい話があります」 京太郎「話が、あるんです(真剣)」 霞「な、何かしら?」 霞(何これ、え、告白?いくらファーストキスの相手だからって、そ、そんなことあ、あるわけないわよ!う、うん、きっと!) 京太郎「こ……」 霞(こ?) 京太郎『恋をしているんです!霞さんに!』 霞『もう、京太郎君ったら!い、いいわよ』 京太郎『霞さん!』ガバッ 霞(なんでことになるのかしら!なっちゃうのかしら!) 京太郎「…ここに、郁乃さんを住まわせてあげてください!」ドゲザー 霞「」 京太郎「どう、ですか?」 霞(やっぱり…そうよね……) 霞「はあ…いいわよ」 京太郎「え、本当ですか!?」 霞「この前、お父様にそのことを言ったらね」 霞父『たとえ悪霊であろうとも、来るもの拒まず。それが、霧島神境に住まうものの心得だ』 霞父『それよりも霞、その新しく入ったとかいう男は……』 霞「ってね、だから考え直したの。赤阪さんは確かに得体は知れないけど、困ってるんだなって」 霞「だから、いいわよ」 京太郎「ありがとうございます!」 京太郎「そうと決まれば早速郁乃さんに電話だ!」 ―――――――――――― 郁乃「本当にええんですか~?」 霞「はい、但し住むのはこの、私の家にです」 郁乃「ええ~!せっかく京太郎くんと住めると思ったのに~」 霞「この清々荘では、そんなこと認めません」 郁乃「え~、いややそんなん~」 郁乃「ねえ、どう思う~?京太郎くん」 京太郎「そうですね…」 京太郎「霞さん!お願いします!」 京太郎「郁乃さんと俺を同居させてください!」 霞「ダ・メ・よ」 霞「甘やかすのはここまで、それに大会前に過ちを犯して…」 『北大阪代表三箇牧高校、男子部員が女子部員に種付け!』 『女子部員は妊娠中!』 霞「とかなったらどうするのよ」 霞「憩ちゃんたちや、千里山の子たちの気持ちまで踏みにじることになるのよ」 霞「だから、それはダメよ」 京太郎「わかりました…すみません、郁乃さん」 郁乃「ええよ~、冗談やったし~」 霞京(この人はもう……!) 京太郎「さて、昼は何をしようか」 京太郎「麻雀の勉強をしよう!」 京太郎「今日はどうしよう」 京太郎「霞さんの家で特訓をしよう!」 京太郎「あわよくばあのおもちを…(ゲス顔)」 京太郎「霞さんいますかー?」 霞「あら、また来たの」 京太郎「はい!上手くなりたいんで!」 京太郎「そういえば、昨日の対局のとき、霞さんが急に変になった感じがしたんですけど、あれは一体……?」 霞「あれは、神様を降ろしてたのよ」 京太郎「神様…ですか?」 霞「すぐ近くにいるわよ、ほら……」 霞「あなたの後ろに」 京太郎「ひぃっ!って、それじゃあ悪霊じゃないですか!」 霞「ふふっ、ごめんね」 京太郎「相変わらずすばらなおもちだったなあ……」 京太郎「夕方は何をしようかな」 京太郎「勉強をしよう!」 京太郎「おーい咏ー勉強しようぜー」 咏「なんだよ須賀島ぁ」 京太郎「ふふん、こんなものか!」 咏「勉強なんて知らんし…」グデー 京太郎「これやるから元気出せ」つオロナミンC 咏「ファイトー」 京太郎「いっぱーつ!」 京太郎「夜は何をしよう」 京太郎「ハッスルする!」 京太郎「なんだこれ」 京太郎「憩さんでヤるか……」 京太郎「憩さんか……あのとき咥えた感触はやっぱり…」シュッシュッ 京太郎「エロかったな、あの声」 京太郎「うっ」ドピュッドピュッ 京太郎「ふう……」 京太郎「すごい罪悪感がする…」 【5月第3週 休日】まで憩と必ず遭遇できるようになりました! 【5月第1週 休日】終 【5月第1週 平日】開始 京太郎「ぼっち登校はもうしない!」 京太郎「とか言ってるとまたなるんだよな…」 京太郎「朝だ!学校だ!!ぼっちだ!!!」 京太郎「……」 京太郎「メゲるわ……」 京太郎「早く学校に行くか…」トボトボ 信号「赤!I am redだよ!」 京太郎「これで今のところ全部赤か…」 照「朝からそんな辛気臭い顔してどうしたんだ、京」 京太郎「ああ、照か……」 京太郎「て、って、て、照ぅぅぅううう!?」 照「なぜそこまで驚く」 京太郎「生きててよかったよぉ…」グスッ 照「なんだかよくわからないが、行くぞ」 京太郎「あ、ちょっと待って!」 京太郎「ちょっと待て!照!」 照「な、なに?」 京太郎「お前に、頼みがあるんだ……!」 照「はぁ……言ってみな」 京太郎「俺と!」 照「お、俺と…?」ゴクリ 京太郎「と…」 照「と……?」ドキッ 京太郎「友達になってよー」 照「あのさぁ……私と京は友達っていうか、幼馴染でしょ?」 京太郎「だ、だよな!そうだよな!」キラキラ 照「何をいまさら……ほら、バカなことしてないで早く行くよ」 京太郎「おう!」 ―――――――――――― 京太郎「祝!脱ぼっち登校!」イェイー! 京太郎「さて、どこで昼を食べようか」 京太郎「食堂に行こう!」 【食堂】 京太郎「今日は少し空いてるみたいだな」 憩「お、京太郎君」 京太郎「こんにちは、憩さん」 憩「京太郎君はいつも食堂なん?」 京太郎「いや、気まぐれですね、弁当を作ってくることもあれば、購買に行くこともありますし、ここに来ることもありますし」 憩「え、自分で弁当作れるん!?」 京太郎「あまり大したものではないですけどね」 憩「それでも凄いことやで!ウチはあんまし料理できへんから尊敬するわー」 京太郎「じゃあこんど作ってきましょうか?」 憩「ええの!?」 京太郎「はい、もちろんです!」グッ 憩「はわぁ…楽しみやぁ…」 ―――――――――――― 京太郎「もう放課後か、早いな」 京太郎「今日はどうしようかな」 京太郎「部活にいっきまーーす!」ドヒューーン 咏「元気だねぃ」ヤレヤレ 【部室】 京太郎「部室に来たぞおおおおおお!」 霞「ふふふ、元気ね」 京太郎「今日は最っっ高に調子がいいんですよ!」 京太郎「部活は何をしよう」 京太郎「照と特訓をしようじゃないか!」 照「私も今そう言おうと思っていたところだよ」 京照「ワオ!これってディステニ!?」 憩霞咏エイ「「「「なんだあいつら」」」」 照「見ろ、この回転!ギュッルギュルやぞ!ゾックゾクするやろー!」 京太郎「スガちゃんこの前、エアコン買ったのにリモコンなくしちゃったぜ、もう使えないんだぜ~、ワイルドだろぉ~」 憩「こ、これが…」 霞「回転を極めし者の…」 エイスリン「チカラ、トイウモノナノカ…!」ガクッ 咏「いや、しらんし」 京太郎「部活は終わったけど、どうしよう」 京太郎「街に行くか」 京太郎「スーパーに行くか」 商品リスト 1.プリン 70円 2.マシュマロ 70円 3.かりんとう 70円 4.ポッキー 70円 5.プロ麻雀せんべい 70円 6.WEEKLY 麻雀 TODAY 650円 7.ティッシュ 400円 8.ノート 200円 9.シャーペン 300円 10.赤のマーカーペン 300円 11.自由 京太郎「これと、これとこれでいいか」 怜「はい、お客様、その手に持っている物はなんでしょうか」ウシロカラ 京太郎「あ、あなたは…?」 怜「私か?私は千里山の万引きGメン、人呼んで目利きのトキや!」ババーン! 京太郎「なんだ、怜さんですか」 怜「なんだとはなんや、せっかく病弱美少女が構ってあげてるっちゅうんに」コホッコホッ 京太郎「段々怜さんの病弱アピールが信じられなくなってきましたよ…」 怜「そうか、もう私は京くんには信じられない女なんやな…」ヨヨヨ 【5月第2週 平日】終 【5月第2週 休日】始 京太郎「あっさだーぃ!」 京太郎「何をしようかな」 京太郎「実家に帰ろうっと」 ――移動は省きます―― 京太郎「やっと来たぜ!我が故郷長野!」 京母「あれ、本当に帰ってきたのかい」 京太郎「おう!」 京母「帰ってこなくていいのに…」 京太郎「Oh...」 京太郎「何をしようかな」 京太郎「散歩をしてこよう」 京太郎「へー、ここってこんな風に変わっちゃったんだな」 京太郎「街並みが変わってるとなんだか寂しい気がするな…」 桃子「お!その金髪は京太郎じゃないっすか!」 京太郎「モモ?モモなのか?」 桃子「そうっす!モモっすよ!」 京太郎「そうか…モモか…大きくなったなぁ」 桃子「そうっすか?あまり身長は変わってない気がするっすけど」 京太郎「いや、そういう意味じゃ……げふんげふん」 桃子「京太郎は里帰りっすか?」 京太郎「そうだけど…」 桃子「それじゃあ私とどっか行くっす!」 京太郎「拒否権は…」 桃子「もちろん無いっす!」 京太郎「ここは…高校?」 桃子「そうっす、ここが私が通ってる清澄高校っす」 京太郎「そうか、モモはここで麻雀をやっているのか」 桃子「それじゃあ部室に行くっすよ!」 【部室】 桃子「とうちゃーくっす!」 京太郎「こんなところに部室があるのか?」 桃子「自慢の部室っすよ、それじゃあ、こんにちはーっす」ガチャ 京太郎「失礼しまーす」 ?「こんにちは、モモ。その人は?」 桃子「こちらは私の幼馴染の須賀京太郎っす」 京太郎「どうも」 ?「ふーん、私は竹井久、清澄の部長よ。よろしく」 桃子「ところで、咲と優希と和はどこっすか?」 久「あの3人なら今買い出しに行ってるわ、そろそろ帰ってくる頃よ」 久「そうだ、須賀君、私たちと打っていかない?」 久「モモや咲の幼馴染なら強そうだし」 京太郎(さて、どうしよう) 京太郎「受けて立ちましょう!」 久「そう、なら…」 ??「ただいまだじぇー」 ?「ただいま戻りました」 咲「ただいまーって、京ちゃん!?」 ??「む、なんで男がここにいるんだじぇ」 ?「金髪ですか…怪しいですね」 桃子「それ、ピンク色の髪の和には言えないと思うっす」 桃子「この金髪は須賀京太郎、私と咲の幼馴染っす」 ?「なるほど、そういうことですか私は原村和です、よろしくお願いします」 ??「わたしは片岡優希だじぇー」 久「さて、みんなの自己紹介が終わったところで、早速はじめましょうか」 開局 桃子「私が打つっす!」 咲「なら私も!」 優希「じゃあ私も特別に打ってやるとするじぇい」 京太郎「よし、始めるか」 優希「ツモ!6000オールだじぇー!」 京太郎「いきなりでかいなぁ、おい」 桃子「っていっても東場だけっすよ」 東1局1本場 親 優希 43000 京太郎 19000 モモ 19000 咲 19000 京太郎「ツモ、400・600」 咲「東場のゆーきちゃんを…」 久「止めた…?」 東2局 優希 42400 親 京太郎 20400 モモ 18600 咲 18600 京太郎「ロン、2000」 咲「あれれーとられちゃったかー」 優希「東場なのに聴牌できないじぇ…」 モモ(さてと…) 東2局1本場 優希 42400 親 京太郎 22400 モモ 18600 ※ステルスモード 咲 16600 京太郎「ロン!4200!」 優希「やばいんだじぇ…」 東2局2本場 優希 38200 親 京太郎 26600 モモ 18600 ※ステルスモード 咲 16600 優希「うぅう」トン 咲「ロン!2600だよ」 桃子(最下位っすか…) 東3局 優希 35600 親 京太郎 26600 モモ 18600 ※ステルスモード 咲 19200 優希と咲が同コンマのため、流局 東4局 優希 34600 親 京太郎 29600 モモ 17600 ※ステルスモード 咲 18200 京太郎「ツモ、300・500」 優希「タコス力がもうないじぇ…」 【タコスパワー】解除! 南1局 親 優希 34300 京太郎 30700 モモ 17300 ※ステルスモード 咲 17700 京太郎「ロン、2000だ」 咲(…やっぱり、お姉ちゃんの打ち方と似てる…) 南2局 優希 32300 京太郎 32700 モモ 17300 ※ステルスモード 咲 17700 京太郎「ロン、5800」 優希「うぅぅ…」 南2局1本場 優希 26500 親 京太郎 38500 モモ 17300 ※ステルスモード 咲 17700 京太郎「ロン、3900!」 京太郎(よし、引き離した!)ギュルギュル 優希「……」 南2局1本場 優希 28400 京太郎 36600 モモ 17300 ※ステルスモード 咲 17700 咲「ゆーきちゃんそれロン!2300」 優希「…」 南3局 優希 26100 京太郎 36600 親 モモ 17300 ※ステルスモード 咲 20000 京太郎「ロン、1000だ!」 京太郎「へっへー」 咲(ふぅん…) オーラス 優希 26100 京太郎 36600 モモ 17300 ※ステルスモード 親 咲 20000 咲(もう、いいよね……) 咲「…カン!」ゴッ 咲「嶺上ツモ!3200オール!」 京太郎(咲の嶺上…久しぶりだな) オーラス1本場 優希 22900 京太郎 33400 モモ 14100 ※ステルスモード 親 咲 29600 咲「それロンだよ!8100!」 モモ「マジっすか…」 オーラス2本場 優希 22900 京太郎 33400 モモ 6100 ※ステルスモード 親 咲 37700 京太郎(咲に、追いつく!)ギュル 咲「カン」 京太郎「それだ!槍槓のみ!1000の2本場は1600!」 咲「へ?」 優希「何をしてるんだじぇ?」 京太郎「あれ?」 終局 1位 咲 36100 2位 京太郎 35000 3位 優希 22900 4位 モモ 6100 咲「お疲れさま!」 優希「おつかれ…だじぇ……」グスッ 京太郎「俺は…なぜ……」 久「槍槓を和了るなんて、すごいわね、須賀君!」 和「あんなのはただの偶然です」 京太郎「そうですよ、まぐれですよ…」ハハハ 桃子「お疲れさまでしたっす」 一同「いたの!?」 桃子「ちゃんとここにいたっすよ!」プンプン 京太郎「あー、疲れたー」ノビー 咲「京ちゃん、これからどうするの?」 京太郎「そうだな……何をしよう」 京太郎「街へ行こうかな」 咲「そっか、じゃあね京ちゃん」 桃子「いつでも来ていいっすからねー」 久「今度は私と打ちましょうね」 京太郎「はい、さようならー」 京太郎「地元のゲーセンに入ったのは今日が初めてだな」 京太郎「よし、遊ぼう!」 ゲーセンで楽しく遊んだ! …1人で 京太郎「……」 京太郎「次は何をしよう…」 京太郎「雀荘に行こう!」 カランコロン おっさん「いらっしゃーいって」 京太郎「え」 おっさん「須賀んとこのガキじゃねえか!」 京太郎「なんであなたがここに!?」 おっさん「なんでも何も、ここは俺の雀荘だぞ」 おっさん「あのニヤニヤした奴と同じような感じだ、休日はここで雀荘やってんだ」 ??「すまない店長、空いてる卓は無いか?」 おっさん「おお、加治木の!丁度いい、俺らと打とうじゃあねえか」 ??「別にいいが、その青年は?」 おっさん「こいつは須賀っつうんだ」 京太郎「須賀京太郎です」 ??「ふむ、この辺ではあまり見かけない顔だな、大阪の高校生か」 京太郎「はい、三箇牧の麻雀部に入っています」 ??「そうか、私は加治木ゆみだ、よろしく」 京太郎「よろしくお願いします」 おっさん「あと1人は…お」 おっさん「おい、福路んとこの!俺らと打とうぜ!」 ???「はい、わかりました」 おっさん「こいつは福路、中々面白いやつだ」 京太郎「須賀京太郎です、よろしくお願いします」 ゆみ「加治木ゆみだ、よろしく」 美穂子「福路美穂子です、よろしくお願いします」ペコッ おっさん「じゃ、始めるか」 開局 ゆみ「お、私が親か」 京太郎「落ち着いていこう」 美穂子(温存していきましょう) おっさん「…」グググ ゆみ「よし、それでは始めようか」 京太郎「ツモ、300・500です」 ゆみ(親が流れたか…まあいい) 東2局 ゆみ 24500 親 京太郎 26100 美穂子 24700 おっさん 24700 京太郎「ロン、2000です」 ゆみ「ああ」 ゆみ(確かにこの青年…面白い) 東2局1本場 ゆみ 21500 親 京太郎 29100 美穂子 24700 おっさん 24700 京太郎「ロン、6100です」 おっさん「げっげっ、いいぞいいぞ!」 東2局2本場 ゆみ 22500 親 京太郎 35200 美穂子 24700 おっさん 18600 京太郎「ツモ、2800オール」 美穂子(なかなか手強いわね…) 東2局3本場 ゆみ 19700 親 京太郎 43600 美穂子 21900 おっさん 15800 ゆみ「ツモ、600・800だ」 ゆみ(なんとか連荘を阻止できたが…) 美穂子(この点差、どうしましょう) 東3局 ゆみ 21700 京太郎 42800 親 美穂子 21300 おっさん 15200 京太郎「ツモ、300・500」 ゆみ(またか…) オーラス ゆみ 21400 京太郎 43900 美穂子 20800 親 おっさん 14900 京太郎「ロン、1000で終わりです」 おっさん「そうか…ほいよ」 終局 1位 京太郎 44900 2位 ゆみ 21400 3位 美穂子 20800 4位 おっさん 13900 京太郎「お疲れさまでした」 ゆみ「お疲れ、凄まじい勢いだったな」 京太郎「知り合いから教わった技術ですけどね」 美穂子「でも凄かったですよ!また打ちましょうね!」 京太郎「はい、いつかまた」 京太郎「そろそろ帰らなきゃだけど、どうしよう」 京太郎「清澄に行くか」 京太郎「ちはーっす」 久「あら、また来たの」 京太郎「ええ、まだ打ち足りないんで」 久「それじゃあ誰と打っていく?」 咲桃「「私が!」」 久「そうね、それじゃあもう一人は和でいいかしら?」 和「はい、上等です」 咲「今回も勝つよ!」 京太郎「今度こそ勝つ!」 開局 和「よろしくお願いします」 桃子「よろしくお願いするっす!」 京太郎「よろしく!」 咲「じゃあ始めるよ!」ゴッ 京太郎「ロン、1000だ」 京太郎(さっさと逃げ切る!) 咲(やっぱり、使うんだね……) 桃子(打点が低いと消えにくいっす) 和(……) 東2局 咲 24000 親 京太郎 26000 モモ 25000 和 25000 モモと咲が同コンマのため、流局 東2局1本場 咲 25500 親 京太郎 27500 モモ 23500 和 23500 京太郎「ロン!9900だ!」 咲「うっ…」 咲(そう…それでいいんだよ…) 東2局2本場 咲 15600 親 京太郎 37400 モモ 23500 和 23500 咲「あ、ロン、8600」 桃子「うげっ」 桃子(まあいいっす…)スゥ モモが[ステルスモード]に移行しました 咲(それじゃあ、私も)スゥ 【魔王の姿】発動! 咲が[ステルスモード]に移行しました 東3局 咲 24200 ※ステルスモード 京太郎 37400 親 モモ 14900 ※ステルスモード 和 23500 桃子「ツモ、6000オールっす」 咲(急に牌が回らなくなった…) 咲が[ステルスモード]を解除しました 東3局1本場 咲 18200 ※ステルスモード 京太郎 31400 親 モモ 32900 ※ステルスモード 和 17500 京太郎「ロン、1300」 和「はい」 オーラス 咲 18200 京太郎 32700 モモ 32900 ※ステルスモード 親 和 16200 京太郎「ツモ!500・1000!」 桃子「えぇ~」 和「賢明な判断ですね」 咲(また、使うんだ……まあ楽しいからいいか) 終局 1位 京太郎 34700 2位 モモ 32400 3位 咲 17700 4位 和 15200 京太郎「じゃあ、俺、大阪に帰るわ」 久「またいつでも来なさい、見てて楽しかったわよ」 和「またどこかの卓で会いましょう」 優希「今回の借りはいつか返すじぇ!」 桃子「大阪で頑張ってくださいっす!」 咲「また打とうね、京ちゃん!」 京太郎「おう、それじゃあな、あばよ!」 ―――移動はキンクリじゃ!――― 京太郎「帰ってきたぜ大阪!」 京太郎「今夜は何をしようかな」 京太郎「散歩してくるか」 京太郎「なんにもなかったぞ!」 【5月第2週 休日】 終 【5月第3週 平日】 京太郎「朝だ!清々しい朝だ!」 京太郎「須賀なだけに」 京太郎「寒い……」 京太郎「心が」 京太郎「今日も誰とも会えないのかなー」 憩「おー京太郎君やん!」 京太郎「あれ、憩さんって学校行くのこの時間でしたっけ?」 憩「今日は少し遅めに出てきたんや」 憩「少し夜更かししちゃってね」ハハハ 京太郎「そういえば、麻雀部ってこのままで大丈夫なんですか?」 憩「え?」 京太郎「確か部員6人と顧問の先生1人を集めて5月末までに創部申請を出さないと創部できないらしいですよ」 憩「それ……ホンマ?」 京太郎「はい」 憩「ええええ!?それヤバいやん!危ないやん!どうしよう、京太郎君!」 京太郎「それじゃあ、今日誰かを誘いに行きましょうか」 憩「せやな!よし頑張るでー!」 京太郎「昼飯、昼飯っと」 京太郎「今日は屋上に来たぞ!」 京太郎「やっぱり屋上ともなると清々しいな!」 華菜「寒いんだし……」 京太郎「わかってますよ…って池田さん!?」 華菜「そうだし!カナちゃんだし!」 京太郎「久しぶりですね!」 華菜「同じアパートに住んでるはずなんだけどな…」 華菜「そういえば、お前らまだ麻雀部頑張ってるのか?」 京太郎「そうなんですよ……あと1人入ってくれればいいんですけど…」チラッ 華菜「別に入ってもいいんだが、そうすると今度はこっちの部活が駄目になっちゃうんだよな」 京太郎「池田さんは何の部活に入ってるんですか?」 華菜「なんでも支援部っていうんだけど、ほらこの高校兼部駄目だろ?」 華菜「一応部長もやってるから、少し難しいんだよな…」 京太郎「そうですか…」 京太郎「それならもういいです」 京太郎「他の人にはあまり迷惑をかけたくないですしね」 華菜「ごめんな…入部の件、考えてみるよ……」 京太郎「大丈夫です、なんとかなるはずなので」 華菜「本当にごめんな……」 部員A「あ、部長こんなところにいた!」 部員B「どこ行ってたんですか?早く戻りますよ」 華菜「うん、じゃあな須賀」 京太郎「はい」 【放課後】 憩「さて、新人勧誘に行くで!」 京太郎「…おー」 憩「なんや、元気ないな、どうしたんや?」 京太郎「あ、いや何でもありませんよ!さあ張り切って行きましょう!」 京太郎「まずはどこに行こうかな」 京太郎「街に行きましょうか」 憩「帰宅部の子なら街にいるかもしれんしな」 京太郎「そうと決まればレッツゴーです!」 【街】 憩「んー、あんましいないなー」 京太郎「考えが甘かったですかね……」 郁乃「あれ~2人共何しとるん~?」 京太郎「うおっ!いつの間に!」 郁乃「そんなにびっくりせんでええやろ~、それで何しとるんや~?」 京太郎「実は部員集めをしているんですよ」 憩「せや!いくのんウチに入ってーや!」 郁乃「え~私~?別にええけど~せやな~」 郁乃「じゃあ~京太郎くんたちが私に勝てたら、ええで~」 郁乃「挑戦はいつでもええで~」 京太郎(さて、どうしよう) 京太郎「それじゃあ今から打ちましょう!」 憩「せやせや、いまさら怖気づいた~とかはなしやで!」 郁乃「よし、ほないこか~」 【雀荘】 店員「いらっしゃいませー、お、久しぶりやな須賀君」 京太郎「どうも」 憩「なあなあ、卓1つ貸してくれへん?」 店員「ああ、別にええで荒川の嬢ちゃんにはいつも来てもらってるからねー」 憩「よし、これで場は整ったで!」 京太郎「あと1人をどうするかな…」 泉「あれ、須賀君ですか?」 京太郎「おお二条か、久しぶりだな」 泉「もしかしてそこ空いてます?」 京太郎「丁度いいや!一緒に打とうぜ、二条!」 泉「別にいいですけど…」 開局 京太郎「さあ!張り切っていくぞ!」 泉(起家ですか、幸先いいですね) 憩(頑張るんや!) 郁乃(どうしようかな~) 京太郎「ロン、1000です」 憩「ほいほーい」 憩(じゃあそのついでに……) 【白衣の護り】発動! 京太郎「はっ……?」 東2局 泉 24000 親 京太郎 26000 憩 25000 郁乃 25000 京太郎「ロン、3000です」 憩「ほいほい」 郁乃「ふふっ」ニコニコ 東2局1本場 泉 24000 親 京太郎 29000 憩 22000 郁乃 25000 憩「ツモ!1100・2100や!」 京太郎「えっ……」 郁乃「憩ちゃんは私から和了れないでええの~?」 郁乃「このまんまやと逃げ切ってまうで~」 憩「あ」 東3局 泉 22900 京太郎 26900 親 憩 26300 郁乃 23900 泉と郁乃が同コンマのため、流局 東3局1本場 泉 19900 京太郎 27900 親 憩 27300 郁乃 24900 京太郎と憩が同コンマのため、流局 オーラス流れ1本場 泉 18400 京太郎 29400 憩 25800 親 郁乃 26400 京太郎「ツモ!400・600!」 京太郎「これでおわ…」 郁乃「り、と思った~?」 郁乃「残念!幻影やで~!」 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 京太郎「はっ!」 京太郎(一体何が…) オーラス流れ1本場 泉 18400 京太郎 29400 憩 25800 親 郁乃 26400 郁乃「ロン、18300やで~」 憩「えっ」 京太郎「えっ」 終局 1位 郁乃 44700 2位 京太郎 29400 3位 泉 18400 4位 憩 7500 京太郎「駄目だったか…」 泉「ありがとうございました!」 泉(今日は最下位じゃなかった…)グッ 憩「ごめんな…京太郎君…」 郁乃「挑戦はいつでも受けるで~」 京太郎「はい…」 京太郎「次は何をしよう…」 京太郎「街に行って気分転換しよう…」 京太郎「駄菓子屋に行ってみよう!」 商品リスト うまい棒チーズ味 10円 ふがし 10円 10円玉チョコ 20円 ガム 30円 ビーフジャーキー 30円 京太郎「これくーださい」 婆「はいよ」 【5月第3週 平日】終
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京太郎「お疲れ様です、って尭深さんだけですか?」 尭深「うん。みんな少し遅れるって」 京太郎「で、その机の上のいくつもの茶筒はなんですか?」 尭深「ちょっと部室に置いてたお茶を整理してて」 京太郎「いくつ持ってきてたんですか……あ、これこないだ見たやつですね」 尭深「うん、これはみんながいいって言ってくれたの。で、こっちが最近買ったの」 京太郎「へぇ。開けてみていいですか?」 尭深「どうぞ」 京太郎「アレ?これだけ小さくないですか?中身は……」 尭深「あ、それ……」 カポッ、バサッ 京太郎「う、うわ!抹茶?」 尭深「気を付けて開けないと結構こぼれやすい、って言おうとしたのに」 京太郎「す、すいません。こぼしちゃって」 尭深「大丈夫。机にはちょっとだけだし」 京太郎「でも、結構俺の手に」 尭深「…………」 京太郎「ちょっと手洗って…」 尭深「貸して」 京太郎「え?」 尭深「手、貸して」京太郎の手掴む 京太郎「尭深さん?」 尭深「……はむっ」 京太郎「!?な、なにやってるんですか!?」 尭深「んっ……ちょっひょなめひぇるらけ……」 京太郎「口の含んだまま喋らないでください!そんなに口に入れて……」 尭深「んちゅ……ん……裏側も……んむ……」 京太郎「……全部舐めとる気ですか?」 尭深「んん……おいしい……」 京太郎「……はぁ。もう好きにしてくださいよ」 尭深「ちゅ……京太郎くんの……味……」 京太郎「変なこと言わないでください!」 尭深「ん……真ん中が一番……ねぇ……もっと」 バタン!! 菫「お前ら何やってる!!」 淡「たかみーずるい!!」 照「……ちょっと話そうか」ギュルルルルルル 誠子「あー……私は止めた……って部長が思ってたようなことじゃないみたいですよ?」 菫「えっ?」 淡「あ、ホントだ。京太郎下穿いてる」 照「でも……何やってたのかな?」 京太郎「えっと……俺が抹茶こぼして」 尭深「京太郎くんを舐めたり吸ったりしてただけです」 4人「!?」 京太郎「手!手のことですから!!」 尭深「今はまだ……でもどんどん……」 京太郎「ちょっと黙っててくださいマジで」 菫「……まぁ、今後は誤解されるようなことはしないようにな」 尭深「……じゃあ誤解を事実にしますね」 京太郎「尭深さん!?」 カンッ!!
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【6月第4週 休日】 朝 京太郎「咏に料理を作りに行くか」 京太郎「入るぞー」ガチャ 京太郎「咏ー?」 咏「へ?」マッパ 京太郎「Oh...」 咏「……~~!」 咏「で、出てけー!」 京太郎「気取り直してさ!グラタン作ろうぜ、な?」 咏「……いいよ、別に」 京太郎「じゃあ俺野菜切るから、咏は鮭とか切っといてくれるか?」 咏「わかった…」 京太郎「…」トントン 咏「……」トントン 咏「…なあ」トントン 京太郎「どうした?」トントン 咏「あのさ……私の裸、どう思った?」 京太郎「ブッ!」サクッ 京太郎「いってー、指切っちまったよ…」 咏「ちょっと貸して」 京太郎「え?何を」 咏「いいから…はむっ」 京太郎「待て、なぜ咥える!?」 咏「こうしたら血が早く止まるんだよ、知らんけど」レロレロ 京太郎「そうなのか…なんかくすぐったいな」 京太郎「それで……お前の、裸だっけか」 京太郎「俺は、きれいだと思ったぜ」 咏「え?」 京太郎「きれいだった、色も白くてきれいだったし、身体のラインも幼げできれいっつうか可愛かったし」 京太郎「たしかにお前は身長も、胸もないかもしれねえけど、俺はいいと思うぜ」 京太郎「そのままのお前が、いいと思う」 京太郎「さっきは急に入ったりして悪かったな」 京太郎「それで……お前はいつまで俺の指をなめてるんだ?」 咏「ぷはぁ、ふぅ……」 咏「そっか、えへへ…」 咏「ありがとな、京太郎」 咏「でも、胸が小さいまでは余計だったんじゃねえのかな?」ゴッ 京太郎「ひっ!」 京太郎「しかし、咏のあれは……なんか興奮したな」 京太郎「さてと、今日は何をしよう」 朝 京太郎「二度寝するかー」 京太郎「すぴーすぴー」 京咏「「いただきまーす」」 京太郎「うん、おいしいな」 咏「ま、この咏ちゃんがいれば当然だねぃ」 京太郎「うん、その通りだな!」 京太郎「ところでさ、どうして咏はいつも着物なんだ?」 咏「これかぃ?うーん、趣味みたいなもんかねぃ」 咏「この着物はあんまり高くないし、日常生活で使っても何ら問題ないんだよねぃ」 京太郎「そういえば、着物を着るときは下着を着けないって聞いたことあるけど、お前も着けてないのか?」 咏「うっ……それは……」 京太郎「まあ、都市伝説らしいけどな」 咏「え!そうなのか!?」 京太郎「あれ?知らなかったの?」 咏「うっ……」 京太郎「じゃあ咏は今ノーパンノーブラなのか……」 咏「そ、それ以上言うと、さ、刺すぞ!」 京太郎「えーいいじゃん、どうなんだよー」 咏「うう、うるせー!」ダダダダ 京太郎「よっと」ヒラリ 咏「うわっ」ドシーン 咏「痛てて」 京太郎(し、下がめくれてる……だと?しかも咏の尻はこちらを向いているってことは……) 京太郎「よっしゃ!花園やんけ!」 咏「ほえっ?」 咏「なんか尻がスースーす……」 京太郎「」グッ 咏「ななな///」カァァ 咏「で、出てけー!」 京太郎「Zzz……」 ――――――――――――― 京太郎「岩手に来たぞ!」 京太郎「冬だからか地面が凍ってて滑りそうだな」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「あ、大丈夫ですか?」 ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 ??「私はねー」 ―――――――――――― 急に、夢が変わった 京太郎「ここは……奈良か、まあ適当に歩いてみるか」 京太郎「桜がきれいだな、お、あんなところに学校がある」 京太郎「きれいな学校だな…でも誰もいないみたいだ」 京太郎「ん?麻雀部?」 ?「わ!ふ、不審者なのです!」バシッ 京太郎「痛っ!」 ?「か、観念するのです!えいっえいっ!」ベシッベシッ 京太郎「痛いですって!人の話を聞いてくださいよ!」 ?「は、はい!」 ?「なるほど、それで君はここに迷ってしまった…と」 京太郎「はい、さっぱりわけがわからないんですよ…」 ?「そういうことなら、私におまかせあれ!」 ?「えーっと、名前、何でしたっけ」 京太郎「須賀です、須賀京太郎」 ?「そうなのでした!それでは須賀君!阿知賀の観光案内はこの―――におまかせあれ!」 そして、夢は終わる ―――――――――――― 京太郎「……ん」 京太郎「なんだか色々な夢を見た気がするな……」 京太郎「ふぁぁ、よく寝たな」 京太郎「さて、昼は何をしよう」 京太郎「散歩でもするかー」 京太郎「こうして、公園に来たわけだけど」 京太郎「昨日雨が降ったばかりだからか、結構水たまりが残ってるな」 京太郎「気をつけないと」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「ぬおっ、大丈夫ですか?」 京太郎(なんだ…この感覚……) ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ 京太郎(まるで、夢と同じじゃないか……) ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 京太郎(夢はここで変わったが…) ??「私はねー姉帯豊音っていうんだー」 豊音「ありがとねー、須賀くん」 京太郎「いや、俺は何もしてませんし」 豊音「そういえば、須賀くん……んー」 京太郎「どうしたんですか?」 豊音「なんか…今朝見た夢に出てきた人と似てるなーって」 京太郎「え?」 豊音「あはは、ただの気のせいなので、気にしないでー」 京太郎「あの、実は俺も……」 ―――――――――――― 豊音「えっー須賀くんもなのー!?」 京太郎「凄い偶然ですよね」 豊音「凄い!凄いよ!」 豊音「あ、そーだ!はい、これ!」 豊音「これ、私の連絡先!偶然さん同士仲良くしようね!」 京太郎「あ、ありがとうございます」 豊音(やったー!初めて自分から渡せたよー!) 豊音(これと、シロと塞と胡桃、トシさんとあの子の連絡先を合わせて7件目入手だよー!) 豊音「それじゃあ私もう行くね!ばいばい!」 京太郎「姉帯さんか……」 京太郎「なんか俺と似た感じの人だったな」 京太郎「さて、次は何をしよう」 京太郎「買い出しに行くか」 京太郎「魚屋に来たぞ!」 京太郎「今日の晩飯はどうするかな」 商品リスト 鰆 300円 特大マグロ 1500円 煮干し 300円 シュールストレミング 500円 京太郎「少し季節外れだけど鰆にするか」 京太郎「すいませーん鰆くださーい」 オッチャン「あいよ、毎度あり」 京太郎「夜は何をしようかなー」 京太郎「そういえば、麻雀とか勉強以外の目的だとあまりパソコン使ってないよな」 京太郎「久しぶりにやるか」 京太郎「何をしよう」 京太郎「そういえばいつもやってるネト麻のサイトにチャットルームとやらがあったな」 京太郎「行ってみるか」 京太郎「京、でログインして」 京太郎「へー色んな部屋があるんだな」 京太郎「どこに行こう」 【おもち談義部屋】 ドラロー:おもちイズザベスト!みんなでおもちの良さを語り合いましょう! トキ:なあ、おもちじゃなくて太ももの話していいか? ドラロー:もちろん!太ももも、おしりも腋も元をたどればおもちに行き着きますから! トキ:……何言っとるかさっぱりわからん すばらめ:まさか、こんな部屋があったとは……実にすばらです!おもちとは何なのかはわかりませんが、一つのテーマについて皆さんで語り合うという心意気、実にすばらです! ドラロー:それでは第1回おもち談義を始めましょう!1回目のお題は、こちら! 『日本一のおもちは誰?』 ドラロー:要は皆さんの一番好きなおもちを持っている人を挙げていき、その中で1位を決める、というものです! ドラロー:もちろん参考画像もお願いします ドラロー:そして、私の一番は、去年のインターミドル2位の、原村和ちゃん! トキ:ウチはりゅ…千里山の清水谷竜華やな ドラロー:ほうほう、確かにこれは、なかなかのなかなか こーこ:プロの中では断然瑞原プロですよね! トシベェ:そうだねぇ、私の一押しは、宮守の小瀬川白望だね、あれはなかなかの逸材だと思うよ こまきん:私は、元千里山の石戸霞ちゃんですね! トキ:これ…は、いやいやこんなんあり得んやろ…… ドラロー:おもちに限界はありません! 京太郎「なんだか面白そうだな、参加してみるか」 京太郎「そういえば前清澄に行ったときに原村さんから近くの旅館で撮った、とかいう写真を借りてたんだ」 京太郎「あった、これだこれ」 京太郎「これの少し外側に写ってる人のおもちがすばらなんだよなぁ」モゾモゾ 息子「呼んだ?」 京太郎「まだ引っ込んでなさい」 京太郎「名前は確か……松実宥って言ってたっけな」 京太郎「高校は…阿知賀とかだったっけ?」 京太郎「よし」 京さんが入室しました 京:俺の一押しはこの子ですね、松実宥さんっていうらしいんですけど ドラロー:ど、どうしてその画像を!? すばらめ:なるほど、これは確かにすばらです!厚着に隠されたあのおもち、私にはわかります、実にすばらです トキ:まあウチの竜華が一番なんやけどな トシベェ:いやいやシロちゃんの方が こまきん:いいえ!霞ちゃんです! こーこ:瑞原プロです!そうにきまってます! トキ:よし、お前ら麻雀するで、表出ろや、飛ばしたる トシベェ:おやおや、そりゃあいいねぇ こまきん:全力以上で当たらせてもらいます! こーこ:上等です! トキさんが退室しました トシベェさんが退室しました こーこさんが退室しました こまきんさんが退室しました すばらめ:それでは、私も すばらめさんが退室しました ドラロー:ねえ、京さん、少しいいかな? 京:なんですか? ドラロー:ここじゃあれだから ドラロー:これにメールしてくれるかな? 京:わかりました ドラロー:それじゃあまた後で ドラローさんが退室しました 京太郎「退室するか」 京さんが退室しました 京太郎「このアドレスでいいんだよな」 京太郎『京です、どうしたんですか?』 ドラロー『京さん、教えてほしいことがあるのですけど』 ドラロー『どうしてあの写真を持っているのですか?』 ドラロー『あの写真は私たちの宝物なのですけど、どうしてあなたが持っているんですか?』 京太郎「さて、どうしたものか」 京太郎『これ、実は原村さん―真ん中にいる人から預かっているんですよ』 京太郎『なんでも、友達がタコスを落としちゃったらしくって、それで写真が汚れて困っていたんですが』 京太郎『俺、大阪に住んでましてね』 京太郎『原村さん曰く、大阪に写真修復の達人がいるらしくって、その人に修復してもらうために俺が預かってたんですよ』 京太郎『とまあこういうわけです、ところで、あなたは?』 ドラロー『ふぅ~むなるほどなるほどなるほど~』 ドラロー『いやーてっきり京さんが原村さんから強奪したんじゃないかって思っていたのですけど』 ドラロー『私の早とちりみたいでした、ごめんなさい』 ドラロー『私は松実玄っていいます、和ちゃんの右に写ってます』 京太郎『ああ、この原村さんのおもちを狙ってる人ですか』 京太郎『俺の名前は須賀京太郎っていいます、写真はいりますか?』 玄『いえ、いいのです』 玄『大阪に住んでるんですよね?よかったら今週の水曜日に会えませんか?』 玄『お詫びをしたいのですが…』 京太郎『わかりました、水曜日ですね』 京太郎『俺が奈良に行きましょうか?』 玄『いえいえ、私からそっちに向かわせてもらうのです!』 京太郎『いいんですか?』 玄『おまかせあれ!』 京太郎『それじゃあ水曜日の16時に○○駅前に来てくれますか?』 玄『かしこまり~!』 京太郎「次は……ぼっち部屋に行ってみるか」 【ぼっち部屋】 とよねー:ぼっちじゃないよー とよねー:ここは、みんなで1人ぼっちの寂しい思いを分かち合うところだよー とよねー:みんなであったまろうねー 漆黒の堕天使mk.2.13:先週カラーコンタクト失くした…… はるる:私は黒糖を全部親戚に食べられた…… 最強☆ちゃん:私は変態に水筒盗まれていたらしいです…… とよねー:私は今日ようやく連絡先が7件になったよー 最強☆ちゃん:私は12件ですよ! 漆黒の堕天使mk.2.13:私は2件だけ…… はるる:私も親戚で50件だけ… こけしネクタイ:って、おい キング・カズ:ふっ、麻雀に友達など必要ない…… キング・カズ:まあ私も7件揃ったけどな! かいのー:私は4件だけ、もう20歳なのに…… かいのー:ノーウェイ、こんなことは許されない! 京太郎「やっぱり仲間ってものはいるんだな」ジーン 京太郎「さて、どうしよう」 京太郎「よし、俺も参加しよう!」 京さんが入室しました 京:俺だって、誰かと一緒に学校行ったり、誰かと一緒に昼飯食べるなんて、週1であるかないかだぜ…… かいのー:あるある、私も学生時代は誰かいないかなーって思って、レアーな場所で食べたりとかしてたな… 最強☆ちゃん:最近はもっぱらトイレで食べてますけど、あまりいませんね 漆黒の堕天使mk2.13:私に食事など必要では…ない…… こけしネクタイ:クラスメイトで同じ部活の部員がいるのに、毎日どっか行っちゃうし… とよねー:私は屋上で食べてるなー 京:俺も屋上ですね キング・カズ:私は中庭だな、猫とか犬とかと一緒に食べたのがいい思い出だ かいのー:私だって若者にフェイマスな店で食べたりしてるのに誰もよってきてくれない…… はるる:私も屋上……風が気持ちいい みんなで慰めあった! 【6月第4週 平日】 京太郎「今日は松実さんとの約束の日だな」 京太郎「張り切っていこー!」 京太郎「今日は、そのまま制服でいいか」 郁乃「どうしたん~?なんか幸せそうやけど」 京太郎「いえ、なんでもないですよ」 郁乃「そういえば~京太郎くん、どうして部活来ないん~?」 郁乃「せっかく良子ちゃん呼んでるのに~」 京太郎「え!?本当に来てるんですか?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんは嘘は吐かへんよ~」 郁乃「あと、良子ちゃん今度の遠征も来るらしいで~」 京太郎「それ、大丈夫なんですか?」 郁乃「うん~確か~」 良子「え、遠征ですか!是非行かせてください!」 郁乃「もちろんええで~」 良子「やった!これでフレンドがインクリーズする!」 郁乃「って、言ってたで~」 京太郎「それは、楽しみですね」 京太郎「そうだ、郁乃さん、大阪の名所とか知ってます?」 郁乃「名所?」 京太郎「はい、俺大阪に来て3か月も経つのにあんまり大阪のこと知らないなーって思いまして」 郁乃「せやな~私のオススメは、海遊館やな~」 京太郎「海遊館?」 郁乃「大きい水族館やで~」 京太郎「へ~、郁乃さんは何が好きなんですか?」 郁乃「ビーバーちゃんとか、カワウソちゃんとかやな~あ、でも一番はクラゲちゃんかな~」 京太郎「め、珍しいですね」 郁乃「そう~?けっこう可愛いと思うんやけどな~」 郁乃「せや!今度一緒に行かへん?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんが京太郎くんに大阪を教えたるで~」 京太郎「お、いいですね、じゃあ行きましょうか」 郁乃「うんうん、いこいこ~」 京太郎「昼飯はどこで食べようかなー」 京太郎「今日も屋上に来たぞ!」 ヒュルル 京太郎「あー風が」 ??「きもちいー」 京太郎「え?」 ??「え?」 ??「うわわわ!ソ、ソーリーソーリー」 京太郎「いえいえこちらこそ!」 京太郎「って、あれ、あなたは……」 京太郎「戒能プロじゃないですか!」 京太郎「うわっ!俺、ファンなんですよ!」 良子「ウェイト!ちょっと待つんだ!」 良子「とりあえず、自己紹介からしようじゃないか、物事には順序というものがあるんだ」 京太郎「それもそうですね、俺は須賀京太郎、麻雀部に入っています!」 良子「わ、私は戒能良子、一応プロ雀士…となるのかな?」 京太郎「戒能プロに会えて光栄です!テレビで見るよりもずっとお綺麗なんですね!」 良子「き、綺麗だなんてそんな……」 良子「ところで君は、どうしてここに?」 京太郎「ああ、俺、あんまり人と一緒に食べることなんてないんですよ」 京太郎「だから、誰かいるかもしれないって奇を衒ってここに来てるんですよ」 良子「き、きみ、それはトゥルーなのか?」 京太郎「はい、お恥ずかしながら」アハハ 良子「わ、わ、うわぁ!」ダキッ 京太郎「へ!?」 良子「うわあああん、嬉しいよおおおおお!」ポロポロ 京太郎(なんだこの状況!?戒能プロが俺に抱き着きながら泣いてる!?) 京太郎(こんなところ誰かに見られたら……) 郁乃「良子ちゃんいる~?」ガチャ 良子「うわあああああん!」 郁乃「……」 郁乃「ごゆっくり~」 京太郎(見られたーーー!) 良子「ヒグ…ヒグ……」 京太郎「ハンカチ、要ります?」 良子「うん、センキュー」 京太郎「落ち着きました?」 良子「うん…」 京太郎「えと、いきなりどうしたんですか…?」 良子「実は……私も、その、ぼっちなんだ…」 良子「私…生まれたのは日本なんだけど、3歳から海外に住んでいたんだ」 良子「日本に戻ってきたのは今の君と同じくらいの頃だったかな」 良子「私はクール、というかなんだか素っ気ない態度を取ってるように見えるだろ?」 京太郎「確かに、大会のインタビューとかでもそんな感じでしたね」 良子「だからか、あまり誰も寄り付かなくてな……」 京太郎「それで、今までずっとぼっちだったということですか?」 良子「イエス、これが君の憧れの戒能プロなんだ、幻滅したか?」 京太郎(ふむ……つまり、俺と同類だったのか) 京太郎(何と言おう) 良子「従妹の春は姫様や他の分家の子たちと仲良くしてるのにな…」 京太郎(……うん、そうだよな) 京太郎(一人ぼっちは、寂しいもんな) 京太郎「よし!」 京太郎「それなら!俺が!」 京太郎「戒能プロの友達になります!」 京太郎「心のよ須賀となります!」 京太郎「だから、戒能プロはぼっちじゃないです!」 京太郎「泣かなくてよいのです!」 京太郎「戒能プロの友達は!この須賀京太郎におまかせあれ!」 良子「ポカーン」 京太郎「ど、どうですか?」 良子「ふ、ふふっ、ありがとね須賀くん」 良子「それにしても、ふふっよ須賀って、ふふっ」 京太郎「わ、忘れてください!」 良子「ノーウェイだねー!ふふっ」 京太郎「もう!絶交しますよ!」 良子「そ、それは……」シュン 京太郎「冗談ですよ、そんなことするわけないじゃないですか」 良子「リアリー?」 京太郎「リアリーです」 良子「よ、良かったぁ」グー 良子「あ///」 京太郎「一緒に食べます?弁当は?」 良子「実は、持ってきてないんだ…」 京太郎「じゃあ、はい」つウインナー 良子「いいのか?」 京太郎「友達ですしね」 良子「それじゃ、はむっ」 良子「うん……」ゴクッ 良子「ありがとな、須賀くん!」 郁乃(最近良子ちゃんが伸び悩んでるって松山の監督から相談されてたから) 郁乃(こうして良子ちゃんを昼飯で釣って同志の京太郎くんに会わせてみたけど~) 京太郎「おいしいですか?戒能プロ?」 良子「プロはニードノットだよ、須賀くん」 京太郎「わかりましたよ、戒能さん」 京太郎「じゃあ、連絡先交換しましょうか」 良子「その……どうやってやるのかがわからないんだが……」 京太郎「こうすれば…いいんですよ」ピローン 良子「わ!ありがとう!」 良子「これで5件目ゲットだ!」 郁乃(うん、計画通りみたいやな~) 京太郎「まさか戒能さんと本当に会えるとは思わなかったな」 京太郎「放課後は……」 京太郎「そうだ!松実さんと約束してたんだ!」 京太郎「急がなきゃ!」 京太郎「そうだな、戒能さんも誘ってみるか」 京太郎『戒能さん、俺と俺の友達と遊びに行きませんか?』 京太郎「これでよしっと」 京太郎「松実さんは…まだきてないみたいだな」 時計「まだ15時40分やでー」 ヴーッヴーッ 京太郎「お、戒能さんからだ、なになに」 良子「ま、待ったか?」ハァハァ 京太郎「いえ、大丈夫ですよ」 良子「そうか、良かった」 良子「それで、須賀くんの友達というのは?」 京太郎「もうすぐ来るはずなんですが…あ、来ましたね」 京太郎「おーい、松実さーん!」 玄「き、きみが、須賀くん?」 京太郎「はい、須賀京太郎です」 玄「あれ?なんか前にあったことがあるよーな…?」 玄「って、あ、あなたは!戒能プロ!」 良子「ひっ!」ビビクン 京太郎「どうして俺の後ろに隠れるんですか」 良子「初対面の人は怖いんだ!」 京太郎「そうですか……」 玄「す、須賀くん!その人をこっちに渡そうか!」ワキワキ 玄「プロの中でベストスリーには間違いなく入るおもち、逃がすわけにはいかないよ!」メラメラ 良子「ひぃぃぃ!」 京太郎「先が思いやられるな……」 ――――――――――――― 玄「それで、どこに行くつもりなの?」 京太郎「考えてなかったんですか!?」 玄「いやーそういうのは男の子が考えるものだからねー」 良子「ふっふっふ、お困りのようだな」 京太郎「何か案があるんですか?」 良子「甲子園に行こう!」 玄京「「え~~~!?」」 京太郎「よし!4-33で阪神勝ってる!」 良子「勝てー!タイガース!」 玄「応援はおまかせあれ!」 ポタッポタッ 京太郎「あれ?」 ザーザー 京太郎「雨降ってきましたけど、どうします!?」 良子「このゲームから目を離すなどありえない!」フレッフレッ ポヨンポヨン 玄「その通りなのです!」ジーッ ゲームセット! 玄良「「くちゅん!」」 玄「うぅー」ズズーッ 良子「へっくち」 京太郎「まったく、あんな雨の中で見続けるからですよ」 良子「だってしょうがないじゃないか」 玄「あんなに揺れるおもちが目の前にあったのだから!」 京太郎「はぁ……」 京太郎(松実さんも立派なものを持ってるんだけどなぁ……って!どっちも雨で透けてるじゃないか!) 京太郎(や、ヤバい……これはさすがに) 玄「そ、それじゃあ私は先に失礼するのです!」 京太郎「はい、今日はありがとうございました!」 京太郎「さて……この人、どうしよう」 良子「くちゅんっ!うう、寒い……」 京太郎「とりあえず俺の上着を着てください」 京太郎「戒能さんってどこに泊まってるんですか?」 良子「駅の近くのホテルだけど…くちゅん!」 京太郎「んー、少しおでこ失礼しますね」 良子「ん」 京太郎「熱は無いみたいですけど…」 良子「くちゅん!」 京太郎(心配だなぁ……) 京太郎(どうしよう……) 良子「くちゅん!」 良子「うぅ……なんだか寒い」 京太郎「大丈夫ですか?」 良子「も、もちろんだ!……へっくち!」 京太郎「とりあえず三箇牧に帰ってきましたけど……もう一回熱計ってみますね」 良子「ん……」 京太郎「なんか一気に熱が出てきた気がするんですけど……」 良子「大丈夫だと言ったろ……うっ」フラッ ガシッ 京太郎「もうフラフラじゃないですか」 良子「うぅぅ……須賀くんにこんなところ見せたくないのに……」ボソッ 京太郎「戒能さん、俺の部屋に行きましょう」 良子「ふぇっ!?」 良子「の、ノーウェイ、何を言ってるのか理解できないな」 京太郎「そのまんまです。戒能さん、心配なので俺の部屋に行きましょう」 京太郎「友達の戒能さんに風邪を引かれたら困るんですよ」 良子「友達、そうだよな、じゃあお言葉に甘えよう」 京太郎「そうですか、それじゃ……はい、背中」ポンポン 良子「ん?何をする気なんだ?」 京太郎「戒能さん今フラフラなんで、俺におぶさってください」 良子「む……わかった……」ガバッ 京太郎「よっし……じゃ、出発しんこー!」 良子「須賀くん」 京太郎「は、はい?」 京太郎(何この背中にある柔らかい感触……) 良子「ふふっ、呼んだだけだ」 京太郎「そうですか」 京太郎(見た目通りこれは…なかなかのなかなか) 良子「須賀くん」 京太郎「……」 良子「無視しないでくれよ……」 京太郎「じゃあどうしろと」 京太郎「それで、何ですか?」 良子「今日は、色々とありがとうな」 良子「友達になってくれて、一緒に昼を食べてくれて、遊びに連れて行ってくれて」 良子「本当にありがと……」 京太郎(ん?) 良子「すぅ……」 京太郎(言い切ってないのに寝た!?) 良子「すぅ……」 京太郎(寝息が首に当たって……こう、変な気分になるな) 京太郎「はい、着きましたよー」 良子「ん……ここ、が部屋?」 京太郎「はい、汚くてすみません」 良子「ノーウェイ、そんなことはないよ」 京太郎「そうだ、俺にできることって何かありますか?」 良子「そうだな……」 良子「いや、特に無いな」 京太郎「そうですか、じゃあこれ俺のですけど着替えてください」 京太郎「そんなに濡れたスーツじゃ、また冷えちゃうんで」 良子「わかった、脱衣所を借りるな」 京太郎「はい」 ガララ 京太郎「さーてと、布団敷いておくか」 二人は幸せな夜を過ごしました 【6月第4週平日】終 【6月第4週 遠征1日目】 チュンチュン 京太郎「朝だ!」 良子「……ん」 京太郎「もう2日間もここにいるよこの人……」 京太郎「集合時間は8時か、それで今は6時半……」 京太郎「よーし、みんなを起こしにいこー!」 京太郎「よし!憩さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part8】デデーン! 京太郎「今回は!我らが部長、荒川憩さんに、寝起きドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「ちなみに前回のターゲットも憩さんでしたね~」 憩「……あっ……そこ…」 京太郎「一体どんな夢を見ているのか、俺、気になります!」ヒソヒソ 京太郎「今回は憩さんの声を使って耳元で口説いてみようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、憩さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「このレコーダーを使って……」 憩『ウチは、憩、の、み、そ、し、るを、毎日、飲みたい!』 憩『I、し、照』 憩「う……んっ…」 憩「あっ……いっ……」 京太郎「おーっと、まだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次の作戦です」 京太郎「次は、憩さんのおもちをこねて、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、失礼しまーす」ヒソヒソ 京太郎「えいっ」フニュッ 憩「あっ」 フニュフニュフニュフニュ 京太郎「おお、やわらかい……これがおもちというものなのか……」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、あっ、んっ、あっ」 京太郎「もっと、もっとだ!」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あんっ、……」 京太郎「やめられない止まらない」フニュフニュフニュフニュ 憩「んっ……きょ、あっ、たろっ、くっん」 京太郎「あ~きもちいい~」フニュフニュフニュフニュ 憩「なに、あっ、して、んっ、るんっ?」 京太郎「え?」フニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、はあっ、もうっ、だぁっ」 京太郎「ド、ドッキリ、大・成・功!」フニュッ 憩「めっ、あっ………」 憩「はぁっ……はぁっ…」 京太郎「……それじゃあ、撤退!」 京太郎「よし!咏を起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part9】デデーン! 京太郎「今回は!我がロリっこ、三尋木咏ちゃんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 咏「……ん……すぅ…」 京太郎「小さいなー可愛いなー」ヒソヒソ 京太郎「今回は咏の髪をとかして、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、咏さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのくしを使いまーす……」 京太郎「そーっと」サッー 京太郎「頭撫でながらやるか」ナデナデ サッー 咏「えへへ……」 咏「……すぅ…」 京太郎「どうやらまだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次に参りましょう」ヒソヒソ 京太郎「ここにあるのは、あの赤ちゃんが口に咥えるあれですね」ヒソヒソ 京太郎「咥えるって妙にエロいですよねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは、装着させまーす」 咏「……すぅ」 京太郎「何この生き物……かあいい」 京太郎「まだ起きませんねー」ヒソヒソ 京太郎「じゃあ次ー」 京太郎「それじゃあ耳をはむはむしまーす」ヒソヒソ 京太郎「はむっ」 京太郎(女の子のあのいい香りがする……) 京太郎(舌も入れてみるか) レロッ 咏「んっ……」 京太郎(この汗の混じった塩っぽい味、いいな) 京太郎(もうちょい……) 咏「あっ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「次はどうしましょうかねー」 京太郎「ぷはっ、次は咏に自身の靴下の匂いをかがせようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「まずは靴下の調達ですねー」ヒソヒソ 京太郎「ということで、洗濯物をあさりまーす」ゴソゴソ 京太郎「早速見つかりましたー、お」 京太郎「この……三角形の布は……」ゴクリ 京太郎「後で考えよう、うん」ポケットニシノッ 京太郎「それでは、咏に靴下の匂いをかがせたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「咏は靴下もいい匂いがするんだなー」 咏「……ん…う……」 咏「もう食べられないぜぃ……」 京太郎「まだ起きないのか……」 京太郎「まずはあれを戻しておこう」 京太郎「今度は油性マジックを用意しましたー」 京太郎「うわっ、手が滑ってしまった!」 京太郎「なんかグチャグチャになっちゃったけど……これ、雌奴隷って読めちゃうんじゃ……」 京太郎「まあ、いいか……(震え声)」 咏「……ん」パチッ 京太郎「あれ、とうとう起きちゃった?」 咏「起きた……けど、京太郎がなんでここにいるのかがさっぱりわっかんねーんだけど」 京太郎「あ、忘れてた、ドッキリ大成功!」 咏「ドッキリ……?前のあれか?それが……」 咏「私の靴下に、赤ちゃんのアレ?」 咏「おでこにもなんか……」 サッサッ 咏「さて、これはどういうことか説明してもらおうかぃ?」 京太郎「え、えーっと……撤退!」 咏「待てや!こらーーーー!」 京太郎「よし!エイスリンさんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part10】デデーン! 京太郎「今回は!我が天使、エイスリンさんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ エイスリン「……ウウン……ハァ…」 京太郎「咏に負けず劣らずの可愛い寝顔でーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのこんにゃくを使って、エイスリンさんを起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「よっと」ペタッ エイスリン「ンッ……」 エイスリン「cool……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「お次は、こちら!」 京太郎「さてと、お次はこのとげをちゃんと取ってある白薔薇でエイスリンさんの周りを埋め尽くしまーす」 京太郎「えいっ、えいっ」 京太郎「ふぅ……やっと終わった」 エイスリン「……ンン…」 エイスリン「ンン……アリエマ……センナ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「それじゃあ次いってみよー」 京太郎「じゃあまたおもちをこねますか」 京太郎「えいっ」モニュッ エイスリン「ンッ……」 京太郎「お、おおおお」モニュモニュモニュ エイスリン「ンッ…アッ……」 京太郎「憩さんと同等、もしくはそれ以上の柔らかさだ……」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ハアッ……ンッ…アッ……」 京太郎「手が、手が止まらないィ!」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アッ、スガッ、クンッ?」 京太郎「あれ、起きちゃいました?」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ナ、ナニッ、シテンッ、ルノッ」ハァハァ 京太郎「見てわかりませんか?ドッキリですよ」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ドッ…キリッ?」ハァハァ 京太郎「もう終わりますからねー」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アンッ、アッ、ンッ、アッアッアッアッ、ヒグッ」 京太郎「ていっ」モニュ エイスリン「アアァァ……」 京太郎「ドッキリ大・性・功!」 エイスリン「ハァ…ドッキリ…ハァ…」レイプメ エイスリン「ハァ……ハァ……」 京太郎「また寝ちゃったみたいだな」 京太郎「それじゃあアイマスクをつけよーっと」 エイスリン「ハァ……ンッ…ハァ…」メカクシ 京太郎「なんか……そそるな」ゴクリ エイスリン「ン……」 京太郎「起きました?」 エイスリン「ウン……」 京太郎「どうかしました?」 エイスリン「…」カキカキ バッ |京太郎がエイスリンを犯している絵| エイスリン「ユメニデテキタ…」 京太郎「そうですか、嫌な夢でしたか?」 エイスリン「ウン、It was sad.」 京太郎「安心してください、俺はそんなこと(もう)しませんから」 エイスリン「ウン!ソウダヨネ!」 京太郎「もちろんですよ」ニコッ 京太郎「よし!郁乃さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part11】デデーン! 京太郎「今回は!我が……新入部員、赤阪郁乃さんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 郁乃「……あ~…」 京太郎「良い寝顔なんですけど、何かが……」ヒソヒソ 京太郎「今回はこの前絹恵さんからもらった洋榎さんの目覚ましボイスを使って、郁乃さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「ポチッとな」 洋榎『おい!起きろ!はよ起きんかこのボケェ!』 洋榎『はよ起きんと、あんなことやこんなことするで!』 洋榎『え、なんやそれ?え、えーっと……チ、チュー…とか?』 郁乃「……」 郁乃(起きてへんで~) 京太郎(うん、起きてないみたいだな、ん?) 京太郎「何か今……ま、いっか」 京太郎「さて次次ー」 京太郎「次は真瀬さんからもらった、えーっと、すえ、はらさんの目覚ましボイスで起こしまーす」ヒソヒソ 郁乃「!」 京太郎「なんか、シリーズ化してるらしいな、今度絹恵さんと真瀬さんの分ももらってみるか」 京太郎「それじゃあポチッとな」 恭子『はぁ…はよ起きてくれませんか?起きないと、いろんなことしちゃいますよ?』 恭子『例えば、おでこに「恭子」って書いたり、そ、それと……』 恭子『そ、それでも起きないんやったら……お、おそ、襲っちゃいますよ///』 郁乃「!!!!」 京太郎「やっぱり起きないか……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「な……」 郁乃「なあ京太郎くん~その音声私にもくれへん~?」 京太郎「は、はい!」 郁乃「おおきに~グヘヘ」 京太郎「よし、外に行こう」 京太郎「みんな集まってるだろうしな」 霞「あ、みんな揃ったみたいね」 郁乃「えへへへへへ~」オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ 京太郎「もう大丈夫ですか?」 良子「ああ、オーライだ」 エイスリン「ウタ、オデコドウシタノ?」 咏「少し熱っぽくってねぃ」ジトッ 憩(あの後3回くらいやってしもた……ウチは淫乱や……) 霞「それじゃあ東京にしゅっぱーつ!」 京太郎「あれ、照は来ないんですか?」 霞「うん、やっぱり古巣には行き辛いんじゃないのかしら」 京太郎「そうですか……」 ―――移動は省略―――
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登録日:2021/03/20 sat 07 57 30 更新日:2024/04/23 Tue 21 01 20NEW! 所要時間:約 23分で読めます ▽タグ一覧 PSP PSVita TAKUYO ゲーム ヒロインがヤンデレ ヤンデレ乙女ゲー 乙女ゲーム 乙女ゲームトップクラスの民度の悪さ 冬浦めぐみの闇を楽しむ作品 大正 月影の鎖 月影の鎖 -錯乱パラノイア- 狂瀾モラトリアム 病んでいるのはヒロイン 錯乱しているのはヒロイン 錯乱パラノイア 鬱ゲー 鬱展開 ――それでも、愛してくれますか? 『月影の鎖 -錯乱パラノイア-』は2013年に発売された乙女ゲーム。 発売は本業が建設業なのに何故か乙女ゲーも作っているTAKUYO。 ハードはPSP。 街改革をおこなっている大正時代のとある孤島を舞台にして、騒動に巻き込まれてしまうヒロイン・冬浦めぐみの恋を描いた物語。 めぐみちゃんかわいいよめぐみちゃん。 定義上は一応鬱ゲーに分類される。 理由は何よりも、モブキャラの大半がクズどもだから。 言ってしまえばこのゲームの主軸は伝統を盾に理想は高いが具体案を出さないクソ市民VS市民の生活を考えず街の存続ばかりを考えるクソ役所の戦いに巻き込まれためぐみたちの話と言っても過言ではない。 大正時代の孤島という舞台設定もあってか、市民どもは平気で村八分をやるような排他的かつ陰湿な文化であり、ルートごとにあの手この手でプレイヤーの精神を痛めつけてくる。 民度の悪さで言えば数ある乙女ゲーの中でも優勝を狙えるレベル。 そんな本作の最大の特徴は、乙女ゲーは乙女ゲーでもヤンデレ系の乙女ゲーであること。 本作では好感度と依存度の2種類のパラメーターが存在し、依存度が上がる選択肢ばかりを選ぶとヒロインが病んでいく。 ヒロインが病んでいく いやお前が病むのかって感じだがめぐみちゃんが病む。 ヤンデレ乙女ゲーだが攻略対象ではなくヒロインが病んでいく乙女ゲームである。 めぐみは幼少期のトラウマで愛に飢えている依存体質で、それゆえに普段は平静を装っているがふとしたことで精神のタガが外れてしまうという潜在型ヤンデレっ娘。 酷いときだと「傍にいると言ってくれたのに」という言葉でメッセージウィンドウ全体が埋め尽くされる。 当たり前だが乙女ゲーヒロインとしてはかなり癖が強い方。 『死神と少女』の紗夜ちゃんもよく言われていたが間違っても主人公=プレイヤーだとは思わない方がいい。 娘の成長を見守るお母さんのつもりでプレイしましょう。 ただまあ、彼女がヤンデレになった理由や心理は丁寧に描写されるので「この子怖い……」よりかは「この子手遅れだ……」となる。 サブタイトルの「錯乱パラノイア」とは多分めぐみのこと。 エンディングは2種類あり、純愛エンドと依存エンド。 純愛エンドではめぐみが自分の脆さに折り合いをつけ、攻略対象と共に成長していく。 依存エンドではめぐみが狂気に蝕まれ壊れていき、攻略対象と共にどこまでも堕ちていく。 依存エンドもものによっては純愛エンドと同じくらい力が入っている。 そのためこっちの方も好きな人はそこそこいる。「めぐみちゃんは光堕ちするより闇堕ちした方美しい」とか言い出す輩は定期的に出てくる。 望月依存エンドの美しさは異常。 しかし依存エンドが鬱々しいだけに純愛エンドはマジで「よかったね!」と言いたくなる。 乙女ゲームでまさかのヒロインがヤンデレ……。 しかしメンヘラ、男前、虚無とTAKUYOのヒロインは乙女ゲーム界トップクラスの色物集団であるため割と平常運転扱いされた。 ……一応まともな子もいるんですけどね、紗夜ちゃんとか風羽ちゃんとか頭おかしい女が多すぎるんですよ、このメーカー。 柘榴ちゃんに関してはなんでアレを乙女ゲーのヒロインにしようと思ったのか問い詰めたい。 同年12月にはファンディスクが、2016年にはVita移植版が発売された。 ファンディスクの移植版には新規のシナリオと攻略対象が追加されているため今やるならこっちが推奨。 【あらすじ】 本土から遠く離れた小さな島にある唯一の町『紅霞市』。 風光明媚なこの街は、良質な温泉と華やかな花柳街で賑わう温泉観光地として独自の発展を遂げていた。 しかしそれも昔の話。 大正末期の情勢不安からか、はたまた島を襲った災害のせいか、次第に客足は遠のき始める。 観光産業が主だった資源である島は、財政破綻寸前の危機にまで陥り、住民に暗い影を落としていた。 しかし、彼らには一筋の希望があった。 島の治安と未来を想う若者たちの集団『紅霞青年団』。 特に、その団長である『神楽坂響』、彼の右腕の『望月理也』は、住民たちの期待を一身に受けていた。 他にも、本土から派遣され、災害復興と治安維持にあたっている軍人『猪口渉』。 旅行者であるが、島で何らかの仕事を行っているという謎多き青年『榛名望』。 島を揺るがす問題に、それぞれが自身の正義を掲げ向き合っていた。 そんな中、市長が呼び寄せた男が復唱した『駐屯地誘致案』を巡り、島は混迷を深めていく。 勿論それは、小料理屋『月の畔』の女将である『冬浦めぐみ』も例外ではない。 幼いころに両親を亡くし、大井川家に厄介となった彼女は、兄と呼び慕っている『大井川護』と共に 穏やかな日常を過ごしていた。 彼女は、島を巡る騒動の渦中に巻き込まれていくことを未だに知らない。 これは激動の時代を必死に生きる人々の闘いの記録である。 (公式サイトより) 【用語】 ◆紅霞市 本土から離れた残月島にある小さな町。 花柳街と温泉街を中心とした観光産業を主にやっている。 街の区画には商店街があり、花柳街と温泉街の住人をターゲットに商売をしている。主人公・冬浦めぐみも商店街の住人。 大正時代の孤島という風土から村社会の文化が根強く残っている。 元々時代的に花柳街が廃れ始めた上、1年前に大きな震災があったことで客足が遠のいており財政破綻寸前となっている。 ◆月の畔 冬浦めぐみが営む小料理屋。元々は彼女の義母である大井川蛍の店だったが、彼女がなくなったことによりめぐみが継いだ。 『自分の家にでもいるような心地よさを提供すること』を理念としており、女将の気立ての良さもあり知る人ぞ知る名店となっている。 ◆紅霞青年団 紅霞市の防犯や自治活動のために自主的に集まった人々が作った組織。 元々は1年前の災害復興を主だった仕事にしていたが現在は町全体の立て直しを担っている。 長は島外から来た『神楽坂響』 ◆紅華楼 紅霞市の花柳街にある一番大きな高級媚館。 ◆深海コンサルティング 市の立て直しのために市長が呼び寄せたコンサルティング会社。深海尊人という男が社長。 住民の生活よりも市を優先した政策を立てるため市民からは嫌われている。 ◆駐屯地誘致案 深海コンサルティングが掲げている案。紅霞市に駐屯地を置くことにより国からの交付金を得て街を立て直すことを目的にしている。 観光街に軍を置けば客足が遠のく可能性があるため、典型的な「住民より市を優先した政策」と言える。 ◆水道税 クソ市民どもが駐屯地誘致案を蹴ったために考えられた新たな案という名の嫌がらせ。 元々紅霞市では風土の関係上水が無料で使えていたが、街を立て直すためにそれに重い税をかけることになった。 水はどんなものにでも使われるため、市ではインフレが起こり、大きな騒ぎとなる。 めぐみも例外ではなく値上げをすればお客の為という理念を裏切ることになるためこれ以上ないくらい苦悩することになる。 ◆クソ市民ども 本作のモブたち。そしてこの物語が鬱展開となる半分くらいの理由。 一言でいえば楽観的で文句は多いが他人任せな連中。 現在の紅霞市に不満を抱いているが、何をするわけでもなく役所に「なんとかしろ」と文句を言い続けている。具体的な提案を考えないくせに理想はやたらと高い。 現在もカリスマ的な魅力を持つ神楽坂が現れたことで「彼ならきっとなんとかしてくれる」と頼り切り、自分で考えようとしない。 頭が悪いためか流されやすく、メカゴジラ並みの手のひら返しを見せてくれる。神楽坂・望月ルートが顕著。 とある軍人Aが言った「貴方たちは問題を解決するために行動しているわけではない。ただ文句を言って暴れているだけだ」という言葉がこれ以上ないほどに的を射ている。 そもそも財政破綻寸前まで追い詰められたのは、観光で楽に稼げることに味を占めた結果、今更一次産業や二次産業と言った地味でキツイ仕事をすることを嫌がったためである。 ついでに小さな町あるあるの村社会文化であるため、意にそぐわないものは嫌がらせをして追いやろうとする。しかも自分たちが正義だと思っている。 こんなクソ市民であるため、めぐみは全てのルートで何らかの理由で迫害されるためプレイヤーの精神を痛めつけてくる。 ↓これが出来ればあなたもクソ市民 罵倒はデフォ 相手を理解しないゆえの罵倒なのにピンポイントに痛いところをついてくる とりあえず村八分 人の店を荒らす 人の家の壁に罵倒を書いた張り紙を貼る 張り紙すらめんどくさくなったのか、家の壁に書きなぐる 観光客は好きだが移住者は嫌い(足かせになるかもしれないので) 時代遅れな考えで異国人を嫌う なんとかしろよ! なに、神楽坂くんならなんとかしてくれるさ この疫病神! お前がいるから街はこんなことになったんだ! そうだそうだ! 出ていけ! 俺が屁理屈だと思ったら屁理屈なんだよ!(名言) ……一応フォローしておくと、元々本土から離れていたこともありこの街ではまともな勉学が出来なかったうえに財政破綻寸前なため、荒んでいたというところはある。 実際良識的な考えを持つ住民や、やらかしたとしても反省する住民も存在する。 【登場人物】 ◇メインキャラクター ◆冬浦めぐみ CV.なし この物語の主人公。ゲーム内で既にかなりの美少女という設定。美乳らしい。 仮にも乙女ゲームの主人公でありながら作中の誰よりも病んでいる女。 幼いころに母が亡くなったことで、義母・大井川蛍に引き取られる。 現在は亡くなった蛍に代わり「月の畔」を営みながら兄と二人で暮らしていたが、街での事件により彼女の物語は動き出す。 一見大人びた気立ての良い少女であるが、それは飽くまで彼女の表向きの人格であり、内面には深い闇を抱いている。 テーマ、物語的にも本作の中心人物であり、「月影の鎖」とは彼女を描くための物語と言っても過言ではない。 人気投票はまさかの2位だった。 これからも宜しくな ◆大井川護 CV.三浦祥朗 新聞記者で19歳。蛍の息子でめぐみの義理の兄にあたる。非攻略対象。 歳の割には明るくやや子供っぽい性格。一応兄であるが家事全般はめぐみに任せているためどっちが兄であるかよく分からなくなる。ちなみに本作では数少ないめぐみがタメ口を利く人物でもある。 新聞記者としての能力がどの程度かは割と微妙。締め切りギリギリまで書けてないこともあり部屋でカンヅメをしてめぐみを呆れさせることも。しかし新聞記者としてのポリシーは持ちたとえ妹相手でも守秘義務はちゃんとする。なんだかんだで新聞社では愛されているらしい。 一見三枚目ではあるが、本質的にはクソ真面目で大人。何よりめぐみのことを大切に考えている。 めぐみのことは妹として愛している。特に本来は長男であるはずの自分が「月の畔」を継ぐべきだったにもかかわらず、めぐみが継いでくれたおかげで、自分は夢であった新聞記者になることができたため彼女には感謝してもし足りない。またあるルートでめぐみがクソ市民に迫害されたときには「自分は妹が大好きだから関係ない」と毅然とした態度で返していた。 めぐみが闇を抱えていることをそれとなく理解しており、なんとか彼女を変えてやりたいと考えている。その反面まだ若く未熟な自分には難しいことも分かっており妹を変えてくれる人間が現れることを渇望している。 こんないい男だがルートは無し。……正確にはあるし、彼への愛情度と依存度も存在する。しかしぶっちゃけおまけシナリオで10分程度あれば終わるし2つのエピローグも最後のセリフが変わるくらい。依存エンドもせいぜいヤンデレというよりブラコンこじらせたようにしか見えん。しかし依存エンドで「ずっと私を護ってお兄ちゃん」と言いだすめぐみちゃんはとてもかわいかったです。 やっぱりというかなんというか、ファンディスクで攻略対象に昇格。 ちなみに兄貴目線で見ためぐみは普段はしっかり者だがヤンデレ気味な血のつながらない妹というそれなんてエロゲ? な設定をしている。 今宵の月は美しいなと思ったのだよ ◆神楽坂響 CV.新垣樽助 紅霞青年団のリーダー。年齢含め経歴は不明。若く見えるが中年らしい。一応本作のメインヒーロー。 元々は地元民ではなく旅行者であった。1年前に起きた震災の際にうろたえる役人に代わって的確な指示を出し、被害を最小限に抑えたことで紅霞市では英雄視されている。それ以来頼られるようになり、街を変えていく「紅霞青年団」のリーダーになった。 リーダーシップにあふれた太陽のような存在。常に冷静沈着で正義感を持った好人物。知らないことがないのではないかと思うほどの博識で、さらに詭弁の多い深海の言葉にすぐ返せるほど頭の回転も速い。まさに「英雄」とでも呼ぶべき人物。 しかしプライベートでは意外とお茶目。特に反応が面白い望月のことをよくからかっている。……たまにからかいすぎて望月を拗ねさせるが。また、私生活は意外とずぼらなところがあるらしい。 そのような頼もしさから市民からは「神楽坂くん」と呼ばれ親しまれている。その反面本来は市民が何とかするべき問題を自分に依存されていることに想うことがあるようである。 現在は老夫婦の営むだんご屋で居候している。本人も団子が大好き。というかだんご狂いであり「月の畔」ではたいていだんごを頼んでいることから望月に呆れられている。 経歴は本当に不明な点が多い。額と首元にきつく包帯を巻いているが、この下には惨いやけどの跡がある。どのような経緯でこのような大やけどをしたのかは不明。 また震災復興は既に終わっており、現在は深海を倒すことにシフトしているが、観光客に過ぎない彼が何故ここまで尽力しているのかという謎もある。これには本人も口を閉ざしている。ただ、榛名との会話では「返すべき義理は無いが果たすべき義理はある」という含みのある発言をしていた。 人気投票は4位。 彼の過去 実は40歳である。……というのも大切だが本名は音羽律成。 元々彼は妹の音羽響と二人暮らしをしていた。貧しいながらの暮らしだった。 そんな中成金だが人の好い神楽坂一二三と出会い、彼の援助を受け律成は夢だった海軍に入る。 神楽坂と響は恋人関係であったが夏にしか会えなかった。 だが成金息子と田舎娘という関係から周囲からは結婚を反対されていた。 それでもついに2人は結ばれた。 しかし、そんな折火事が起こる。村を燃やすほどの大火事だった。 律成が駆けつけた時、響は死んでおり神楽坂も彼女と共に死ぬことを選んだ。 その後律成も火に襲われ、目覚めたら軍部の病院にいた。 軍にいるには火傷が酷く、彼は軍を辞めるしかなかった。 そうして音羽律成も死に、彼は放浪する中、2人の名前を組み合わせた神楽坂響と名乗るようになった。 大切な人を失くしたことを悔やんでおり、義理と死に場所として紅霞市の援助をしている。 今日、貴方に逢えて良かったです ◆望月理也 CV.松岡禎丞 青年団として働く神楽坂の右腕。とある理由からめぐみには序盤から好意的。 年齢は19歳。童顔なので間違われやすいが19歳。兄貴と同い年だし榛名の2つ上。身長低いのは気にしており牛乳は欠かせない。 礼儀正しくしっかり者で常識人。常に優しく周囲のことを立てられる気立ての良さを持つ。そんなことから青年団の中でも特に女性人気が高いらしい。その反面まだ若いためにその善意で人を傷つけてしまうことも。 同時に常識人故にツッコミ気質で苦労人。年の割に童顔低身長というイジリやすい特徴のためかよく青年団のメンツにからかわれている。特に神楽坂に至っては望月をからかうことがライフワークになっている節がある。意外とボケの多い神楽坂に遊ばれている。 青年団として武闘派であり、腕っぷしはかなり強い。純粋に筋力も優れてるし、ケンカにも慣れている。とあるシーンでは青年団が暴徒に追われ「ここは俺に任せて先に言ってください!」と分かりやすい死亡フラグを立てておきながら、暴徒をナチュラルに返り討ちにして、ついでに暴徒を差し向けた黒幕のところに特攻を仕掛けていた。強すぎる……。 実は花街の生まれである。青年団に入るまでは男衆として働いていた。ケンカの強さはここでの生活故。生まれが花街ということは女と客が不貞を成したということであり、両親は不明。ただ菖蒲さん曰く望まれた存在であったらしい。そんな過去から花街で働く者は尊敬するが花街自体は嫌いでありここに来る客の気持ちが分からないと複雑な思いを抱いている。 そのような生活の中、神楽坂と出会い彼に希望を感じて青年団入りした。しかし当初は地道な活動をする神楽坂にイラつくこともあったようだ。そんな時、物語冒頭でめぐみに出会い彼女の「出来ることからやっていく」という言葉に感銘を受け少しずつ変わっていった。神楽坂の言葉の意味を考えたり、町直しについて自分で勉強したり。そのおかげか最近は無意味に焦ることもなくなっていった。このように向上心を持って変わっていくのが望月の魅力。そんなこともありめぐみに対しては序盤から好感度が高い。なおめぐみはその言葉をあまり覚えていなかった。本当に何気なくの言葉だし、それ以前に女将としてのめぐみの言葉だし。 人気投票は1位。おめでとう! ……やっと少し素直になったな ◆猪口渉 CV.浅沼晋太郎 22歳の軍人。紅霞市を発展させた有力者・猪口家の長男。まあ猪口家は現在没落しているが。 猪口家は元々没落気味であったが、当時の長男(渉の父)が異国の女性(長男の再婚相手)と結ばれ島に戻ってきたことでさらに状況が悪くなる。もともと足枷になる移住者を嫌う上、村社会であるため外国人はもっと嫌っていた。その後渉の父が行方不明になったことでその女性と、その間の子であり渉の異母兄弟にあたるノアは街で差別を受けている。 渉本人は軍人になるために本土に渡った時に勘当同然の扱いを受けたが、結局紅霞市の震災復興でこの島に派遣されて戻ってきた。 誠実でまっすぐな考えを持つ、いい意味で日本男児らしさを持つ青年。困って入れる人や悩んでいる人がいれば自然と手を差し伸べようとしてしまうタイプ。光属性が多い攻略対象の中でも特に光属性。そのため部下からは結構慕われている。 また年の割には精神年齢も高く周囲の人間の精神状態にも敏い。彼の周りにはめぐみや榛名と言った精神的に不安定な人間が多いため、その特性は活かされている。めぐみも彼のまっすぐさに感化されていった。そのため彼のルートのめぐみはあまり病まない。むしろ勇ましい。 弟のノアは血のつながらない家族であるが、それでも自分の弟として溺愛している。その反面ノアがハーフというだけで差別を受けており、会うたびに彼の笑顔がぎこちなくなってしまっていることに苦しんでいる。そのため「軍人として差別のない平等な世界を作っていきたい」という願いを持っている。叶えるのが難しいということは理解し苦悩もしているが、ノアの為にも出来ることからやっていきたいと考えている。 人気投票は6位でメインキャラ中最下位。いい奴すぎると逆に票が伸びないという乙女ゲームあるある現象。 やっぱり君の笑顔より物憂い顔が好みかな ◆榛名望 CV.成瀬誠 5か月前から島に観光に来ている本土の住人で「月の畔」の常連客。そのためか彼だけ服装が現代チック。17歳。自称猪口渉の親友。 やや軽薄な青年で、めぐみとは会うたびに口説いているが毎回躱される。頭がよく文学をたしなんでいるらしく、文学的で抽象的な表現を好む。 猪口との出会いは5年前の本土でだった。当時12歳の榛名は家が嫌いで夜中に外をうろついていた時に、偶然士官学校時代の猪口と出会う。それが縁となりなんとなくの付き合いを続けるようになり友達になった。 実は深海コンサルティングの社員。島に来たのは観光ではなく仕事の為。 彼は元々家で悲惨な扱いを受けていた。両親ともに浮気ばかりで榛名には目もくれず、家の中で浮気相手とヤッているというひどい状況で、幼いころから自分の存在価値を見出せないでいた。そんな時猪口と出会い友達になってくれたことで少し自分の価値を見出せるようになった。その出来事から「人を助けられる仕事をしたい」と考えるようになったのがこの会社に入った理由。 このような過去から心に闇を抱えており、自己肯定感が低く誰かに受け入れられたいという想いがある。そのため猪口やめぐみなど自分を受け入れてくれた者には依存しがちな面がある。そして奇しくもこの特徴はめぐみと瓜二つであり、彼女を口説くのは自分に似ているからという部分があったらしい。ゆえにめぐみと榛名はお互いを受け入れ愛し合い、やがて傷つけることすら愛になるという共依存関係になりかねない脆さのあるカップルと言える。 このように心にに闇を抱えているためか、紅霞青年団の特に神楽坂や望月など光属性の人間に対して攻撃的な姿勢を見せる。そのためめぐみが青年団側のルートに入った場合は「今の君の目、好みじゃない」と冷たくあしらうようになる。 また凄惨な過去から斜めに構えた言動が多いがまだ17歳の子どもであるため非情になりきれないところがある。実際紅霞青年団ルートの場合でも思うところはあるのか「月の畔」に通い続けていた。 ……色々とあるが、本質的には望月の言った「面倒くさい人」が彼の本質を表していると思う。 人気投票では3位。ツイッターでいろいろと頑張っていた。 ◇サブキャラクター ◆大井川蛍 めぐみの義母。女手一つで「月の畔」を経営していた。物語1年前に亡くなっている。 『自分の家にでもいるような心地よさを提供すること』をモットーとしており店に来てくれた人が安らげる場をつくることを何より大事にしている。 優しい女性であり、精神的に危うかった幼いめぐみに存在価値を与え、良くも悪くもめぐみの指標となった。 ◆深海尊人 CV.桐本琢也 「深海コンサルティング」の社長。54歳。紅霞市の財政立て直しのために市長に呼ばれた。全ルートでのラスボスと言える存在。 現在は紅霞市に駐屯地を置き国からの支援金をもらう政策を取り進めている。しかし観光地である紅霞市に駐屯地を置けば、観光客は縮小する可能性もある強硬策であり、それを無理矢理進めようとしていることから市民からは蜥蜴のように嫌われている。 非情に冷徹で他人を小ばかにしたような言動が目立つ悪漢。それでいて頭の回転が速く相手を混乱させる話術を得意とする。そのような頭の良さから強硬策に出ているにもかかわらず長い間島から追い出すことができなかった。 その正体は武器商人。駐屯地を置けば国から支援金が出るというのは真っ赤な嘘であり、武器商人として活動するために置こうとしていたにすぎない。この事実を知ったことが全ルートで彼を倒すためのきっかけとなる。 そんな経緯とは別に何故か花街を嫌っているようだが……。 望月ルートでのネタバレ 元々幼いころは小さな村で母と2人で暮らしていた。 幸せな暮らしだったがある時事件が起こる。村長の娘が僅かなきっかけで母を妬むようになった。当時村長は村から出ていた為娘は我が物顔で通っていた。 それから少しして母は風邪をひいてしまう。村長の娘はそれを流行り病であると村中に噂を流した。恐れた村人たちから隔離され、まともに食料も得られなくなる。 ひもじい思いをしていた2人。そんな時村人の男が現れ「俺の相手をすれば食料を与える」と言い出す。母は幼い深海を餓死させないためにもその提案を受けることになった。 それから母のところにくる男が増えていき、間もなく母は死んだ。 葬式は手伝うという村人の言葉を断り、自分で墓をつくる。 体力の限界で倒れた深海を介抱したのは戻ってきた村長だった。 彼は村長の配慮でとある富豪に養子に出され、彼らから愛を与えられ育てられることになる。 その後両親は武器売買をやっていたため、海外への留学後その仕事を継ぐことになる。 このような経緯から身体を売って生きていく花街を嫌っている。 その後村に戻った時には村長の娘は病で亡くなっており、全てを知った村長は涙ながらに謝ったため怒りをぶつけられる相手がおらず、心に穴が開いている。 望月ルートでは彼が花街生まれ故に、自分の過去を看破される。 つっぱねようとするも、めぐみと望月の真摯な態度に折れ、「作り話」と称した上でこの過去を話してしまう。 そうしてこのことを話して憑き物が落ちたのか、話し終えた深海はどこか穏やかな表情を浮かべていた。 そして、次の日思うところがあったのか島から出ていった。 ラスボスであるため大抵破滅する深海が救われる数少ないルート。 ◆菖蒲 CV.進藤尚美 紅華楼に済む38歳の女性。現在は教育係を任されている。 快活で姉御肌な女性。それでいて面倒見がよく、どのルートでもめぐみは世話になることになる。 花街で育ったためか達観しており、時折独特の価値観を見せてくれる。 とあるエンドで望月を「理也」と呼んだことから彼の行方不明の母親説がある。というかクリア後に見れるプロフィールに「息子が男衆として働いている」と書いているためほぼ確定的。 ◆猪口ノア CV.広橋涼 猪口渉の腹違いの弟であり混血児。 紅霞市には排他的な異国人差別があるために迫害されており、歩くだけで噂されるため、兄と共に夜しか出歩くことを許されない。 こんな扱いであるため陰のある少年だが本来は明るく無邪気な性格。 【月影の鎖 -狂爛モラトリアム-】 『月影の鎖』のファンディスク。 パッケージが示す通りめぐみの兄・大井川護が主役の物語であり、「なぜ彼は攻略対象ではないのか?」をはじめとした前作の護についての様々な疑問の補完・アンサーになっている。 ……正直これやると色々な意味で兄貴を見る目が変わる。 オープニングがやたら鬱々しいことでも有名。映像もアレなため連続で見ていると不安定な気分になる。 だがそれがいい。 ◆大井川ルゥト ということで本作の目玉であるルート。 前作の時系列で彼が攻略対象になった場合の物語が描かれる。 やっぱりというかなんというか、このルートでクソ市民どもがめぐみを迫害する理由は「兄妹でいちゃつくなんて気持ち悪い」である。 ぶっちゃけプレイする前からこうなると思っていた人は多いと思う。 そして前作で好評だったということで、このルートにもしっかり依存エンドが実装されている。まあ、兄貴が病むんだけどな! ◆GOODアフター ファンディスクお馴染み、前作エンディング後の物語を楽しむことができる。 設定が設定だったので神楽坂アフターがどうなるか心配だったプレイヤーもいたが、斜め上の方法で乗り越えてきた。 ◆アナザールゥト 前作と違った場合のIFの世界の恋愛劇が描かれる。 違った出会い方をしていたり、そもそも紅霞青年団がなかったりとどれくらいIFのであるかはルートによって異なる。 短い物語であり、こっちは依存エンドはナシ。 ……と思わせておいて何を思ったのか、本当に何を思ってしまったのか、榛名のみ前作依存エンドのアフターストーリーになっている。 ◆紅霞市案内 攻略対象+兄貴で紅霞市の案内をする物語。めぐみがいないので絵のついたファンディスクという感じ。 榛名のクソ市民disは笑うところではない。 ◆藤堂兄弟ルート 本作のVita移植版に追加された新キャラクターによるルートであり、 紅霞市を立て直すためにやってきた呉服屋の兄弟との恋模様が描かれる。 ファンディスクの、しかも移植版で突っ込まれた新キャラであるが、『月影の鎖』の世界観によく馴染んでいるとして評価が高い。 なおこの物語は恋愛物語なので、みんな大好き依存エンドも実装されている。 完全に余談だが移植版はこの兄弟を中心とした新規パッケージが描かれたのだが、そのパッケージのめぐみちゃんは妙になまめかしいことに定評がある。よくみるとおっぱいの谷間が見えているし。 ◆GOODアフター(大井川ルゥト) こちらもVita移植要素。その名の通り兄貴ルートのエンディング後の物語。 ◆花柳街アナザー これもVita移植要素。そして『月影の鎖』最大の問題作。 ざっくりとしたあらすじとしては、街復興のひとつとして紅華楼を盛り上げるために商店街と温泉街の売り上げの悪い店を強制閉店させ、若い女性を紅華楼ではたらかせるという政策が行われることになった話。当然めぐみも『月の畔』を閉店することになり、紅華楼で料理番として働くことになる。 ルートは攻略対象+兄貴で5つ。 ……居場所に依存しているめぐみちゃんが、初手で居場所を奪われるという最初からクライマックスすぎるストーリー。そのためもちろん話も鬱展開。というかストーリーは短いながらも『月影の鎖』の集大成として今までの物語の鬱部分を凝縮している。ファンディスクという比較的明るめの物語でこんなもの出したスタッフは頭おかしい(誉め言葉)。 そして何を思ったのか、本当に何を思ってしまったのか、新規で5つ分依存エンドがある。本当に何を思ってしまったのだろうか。 物語自体が鬱展開であるため、本編より依存エンドが鬱な人も。兄貴テメエのことだよ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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照「……ん?」 京太郎「あ、おはようございます」 照「……初めてだったのに、優しくって言ったのに」 京太郎「……すいませんでした」 照「……とりあえず、おはようのキス」 京太郎「はい……ん」 照「ん……」 京太郎「朝食どうします?」 照「もうちょっと、京ちゃんとこうしていたい」 京太郎「了解しました、お姫様」 照「ふふっ……ね、ぎゅってして?」 京太郎「はい」 照「……安心するね」 京太郎「照さんは、あったかいですね」 照「ん?……これ、引っかき傷?」 京太郎「あー……その、照さんが」 照「……優しくしなかった京ちゃんが悪い」 京太郎「いやいや、俺は力抜いて下さいって言ったのに…何する気ですか?」 照「……舐めて治そうかと」 京太郎「ちょっと痕があるだけで平気ですよ」 照「じゃあ……」 京太郎「んっ……キスマーク?」 照「私のってしるし」 京太郎「勝手に付けて……俺も付けますよ?」 照「いいよ。ちょうどグラビア撮影あるから、見えるようにして」 京太郎「……普通のキスで」 照「付けていいのに……ん」 カンッ!!
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【白糸台駅前】 京太郎「ここが東京かー!」 咏「って言ってもこっちは西東京だから三箇牧とはそんな変わらねぃよ」 エイスリン「トーキョー、イキタイ!」カキカキ バッ |スカイツリーの絵| 憩「それはインハイのときに行こうなー」 エイスリン「ウン!」 郁乃「ぐへへ」 霞「んー、そろそろ誰かが迎えに来るはずだけど……まだかしら」 誠子「あのー、三箇牧高校の方でしょうか?」 良子「いかにも」 誠子「か、戒能プロ!?」 霞「あなたは違うでしょ」 霞「私は麻雀部の顧問、石戸霞よ」 誠子「私は白糸台2年亦野誠子と申します、今回は遠路はるばるよくいらっしゃいました」 霞「あら、ご丁寧にどうも」 誠子「それではこちらです」 京太郎(なんかあの人から川の匂いがするな) ―――――――――――――――――――― 誠子「ここが白糸台の麻雀部です」 バタム 誠子「三箇牧の方々がいらっしゃいましたー」 「「「いらっしゃいませ!」」」 京太郎「うおっ…って」 咏「あれ、案外少ないんだねぃ。見たところ全員で20人くらいってところだけど」 誠子「っ!」 菫「落ち着け、誠子」 誠子「ですが、どこのせいでこうなったと!」 京太郎「あ、あなたは雀荘にいたマシュマロの人!」 菫「弘世だ!弘世菫だ!」 誠子「私はお前らを許さない!」 京太郎「あ、そうですか」 白糸監督「よし、お互い揃ったことだし、まずは適当に打ってみようか」 「「「はい!!!」」」 京太郎「対局か……どの卓に入ろうかな」 京太郎「どこか空いてるかなー」 誠子「おい、そこのお前」 京太郎「俺ですか?」 誠子「そうだ、お前、私と打て」 京太郎「別にいいですけど」 憩「お、京太郎君ここで打つん?」 京太郎「はい」 憩「じゃあ私も打つわー」 誠子「これで3人か…あと1人は……」 ??「おまたせ!」 ??「ん?どうした?」 誠子「ちょうどよかった、私たちと打ちましょう」 ??「そうか、いいだろう」 ??「お見せしよう!王者の打ち筋を!」 やえ「よろしく!」 誠子「……」 憩「よろしくやで」 京太郎「よろしくお願いします」 開局 憩(テンパイ……親やし、東風やし、初っ端から仕掛けてくでー!)カッ 【孔穿つ閃光】発動! やえ「王者リーチ!」 憩「通らんです、ロン、12000」 やえ「えっ」 東1局1本場 親 憩 37000 京太郎 25000 誠子 25000 やえ 13000 ※【王者の打ち筋】の効果はBです 憩とやえが同コンマのため、流局 東2局 流れ1本場 憩 36000 親 京太郎 28000 誠子 24000 やえ 12000 ※【王者の打ち筋】の効果はBです 京太郎「ロン、1800です」 やえ「ふっ、その程度ならいくらでもくれてやる!さあ次だ!」 東2局 2本場 憩 36000 親 京太郎 29800 誠子 24000 やえ 10200 ※【王者の打ち筋】の効果はBです 京太郎「ツモ、1200オールです!」 誠子(まだだ、まだ待つんだ……) やえ(調子悪いよぉ) 東2局 3本場 憩 34800 親 京太郎 33400 誠子 22800 やえ 9000 ※【王者の打ち筋】の効果はBです 京太郎「ロン、6700です」 やえ「……はい」 やえ(誠子に良い所見せようって思ったのに……) やえ(やっぱりダメなのかな) 東2局 4本場 憩 34800 親 京太郎 40100 誠子 22800 やえ 2300 ※【王者の打ち筋】の効果はBです 憩(ようやくテンパイか……ほなもう1発!) 【孔穿つ閃光】発動! 京太郎「……よし」ギュルギュル 誠子(こいつ、どこか宮永先輩に似ている……) やえ(それでも、最後まで誠子に見せるんだ!私の雄姿を!) やえ「いけっ!」トン 憩「あ、それロンや、6400の4本場は7600ですね」 やえ「これで私のトビ、だな」 誠子(あれ、私なんかやったっけ?) 終局 憩 42400 京太郎 40100 誠子 22800 やえ -5600 やえ「おつかれ、楽しい卓だった」 憩「そうですか、また打ちましょうねー」 やえ「ああ、よろしく頼む」 京太郎「ありがとうございました」 やえ「誠子、お前ももう十分わかっただろう、なぜ照が三箇牧に行ったのかを」 誠子「それでも、私は!」 やえ「誠子」 やえ「頭を冷やせ、いいな?」 誠子「……はい」 京太郎「何の話だったんでしょうね」 憩「わからんなー」 京太郎「昼だー!さて、どこに食いに行くか」 誠子「おつかれさまでした」 やえ「ああ、お疲れ」 やえ「はぁ……結局負けか…」 やえ「周りは全員下級生、特に1位の子は1年生…」 やえ「トぶのは避けたかったな」グスッ やえ「あれ、どうして涙が出てるんだ」ポロポロ やえ「悔しくない、悔しくないはず、なのに」ポロポロ 白糸台A「小走せんぱーい!」 やえ「な、なんだ?」ゴシゴシ 白糸台A「小走先輩!私たちと打ちませんか?」 やえ「わ、わかったすぐ行くから待っててくれ」 白糸台A「はい!」タッタッ やえ「こら、部室で走るんじゃない、せめて小走りにしろ」 白糸台A「はーい」 やえ「そうだ、こうして後輩も慕ってくれているんだ」ゴシゴシ やえ「もっと頑張らないとな!」キッ 京太郎「ここが白糸台の学食か」 京太郎「白糸こんにゃく定食とかあるのかな?」 尭深(何言ってるんだろうこの子) メニュー アカマムシラーメン 激辛うどん 白糸こんにゃく定食 三箇牧たこ焼き 関東ステーキ定食 桜そば 全て500円均一 京太郎「どれにしようかなー」 京太郎「白糸こんにゃく定食ないかなー」 尭深(あるわけないでしょ) 京太郎「あ、あった」 尭深「」ガタッ 京太郎「あれ、どうかしました?」 尭深(い、いえ何でもありませんよ) 京太郎「?」 尭深(喋ってなかった!?) 尭深(ここはちゃんとした対応をして2年生の威厳を見せよう) 尭深「いえ、なんでもにゃいわよ」 京太郎「?」 尭深(そこで噛みます!?) 京太郎(なんかよくわからない人だな……でもこんな人麻雀部にいたような) 京太郎「あ、渋谷さんだ」 尭深(どうして私の苗字をっ!?て思ったけどこの子麻雀部か) 尭深(よし、今度こそ) 尭深「いかにも、私こそが渋谷尭深でアリゾナ」 京太郎「?」 尭深(またやっちまったよ~ぃ) 尭深(大体アリゾナって何!?) 京太郎(そうか、これは渋谷さんのネタなんだな、よし) 京太郎「俺は須賀京太郎でス、スペイン?」 尭深(なんか変なゲーム始まっちゃたよおおお!) 京太郎「あの後、渋谷さんとお茶について語りあっていた」 京太郎「おかしな人だったな」 京太郎「雑用でもするか」 京太郎「牌譜の整理でもするか」 京太郎「資料室は、ここか」 京太郎「なんか血の臭いがするけど、まあいいか」 京太郎「あ」 やえ「あ」 京太郎「小走さんはいつもこんなふうに雑用をしているんですか?」 やえ「ああ、後輩たちが菫たちレギュラー陣と打ってる間にな」 京太郎「へぇ、いい先輩ですね」 やえ「そ、そうか?」 京太郎「はい、小走さんを先輩に持てて幸せですよ、皆さん」 やえ「そんなに言われると……その…」カミクルクル 京太郎「どうかしました?」 やえ「い、いやなんでもないぞ!ささ、整理整理!」 京太郎「次は何をしよう」 やえ「じゃあそろそろ私は行くな」 京太郎「はい、ありがとうございました」 ガチャ 京太郎「ふっふっふ、ついに潜入に成功したぞ!これで白糸台の牌譜見放題だ!」 郁乃「いぇい~♪」 京太郎「なんでいるんですか……」 郁乃「いつかは当たる相手のことを研究するのは悪いことやないからな~」 郁乃「じゃあ私がこっち見るから京太郎くんはあっち見といてや~」 京太郎「はい」 京太郎「……これ、さっきの対局の牌譜か」 京太郎「ふむふむ」 京太郎「もう夕方か……」 京太郎「誰かと特訓するかー」 「「「おつかれさまでしたー」」」 やえ「ああ、おつかれ」 京太郎「小走さん、今終わったところなんですか?」 やえ「まあな、どうした?」 京太郎「じゃあ、俺と特訓しませんか?」 やえ「特訓か……うん、いいぞ」 京太郎「ありがとうございます」 やえ「こうして、こうだ!」クルクルー 京太郎「こうですか?」クルー やえ「回転が足りない!こうだ!」クルクルクルー 京太郎「えいっ!」クルー 咏「何やってんだあいつら」 憩「リーチの作法教練らしいで」 咏「なんだよそれ……」 京太郎「右手が痛い……」 京太郎「次は何をしよう」 京太郎「街に行こう」 京太郎「息抜きも必要だからな」 京太郎「浅草に来てみたぞ!」 京太郎「夜でも人はいっぱいいるんだな」 京太郎「賑やかだなー」ドンッ 絃「あ、すみません」 京太郎「こちらこそ…って霜崎さんじゃないですか」 絃「す、須賀さん!?どうしてここに」 京太郎「いま、白糸台で合宿してるんですよ」 絃「へ、へぇー」 京太郎「ところで絃さんはここで何を?」 絃「わ、私はお守りを買いに来たのですが……」 絃「買えたはいいものの失くしてしまいまして……」 絃「結局不幸のままです…」ショボン 京太郎「そうだ!絃さん麻雀部なんですよね?」 絃「はい…」 京太郎「じゃあ俺たちの合宿に来ませんか?」 絃「そ、そうですね……」 絃「すみません……」 絃「お誘いは嬉しいのですが、生憎都合が悪くて……」 京太郎「そうですか、すみません無理言って」 絃「いえいえ、本当にありがとうございました」 京太郎「俺もお守り買うか」 京太郎「次はどこに行こうかなー」 京太郎「今度は神田明神に来てみたぞ!」 京太郎「ここにもお守りはあるんだな、何を買おう」 京太郎「財布がだんだん薄くなってきたな」ドンッ 京太郎「あ、すみません」 ??「ああ、大丈夫だ、気にしないでくれ」 京太郎「い、郁乃さん!?」 ??「は?」 京太郎「なんで郁乃さんがここに?」 ??「さっきから何を言ってるんだ?私は辻垣内智葉というのだが」 京太郎「辻垣内さん……?」 京太郎「なんだ、気のせいか」 ????「どうかしましタカ?」 智葉「この男が少しわけがわからないんでな」 ????「お、男の人でスカ?」 ????「これでボーイズラーメンが食べられマス!行きまショウ!」 京太郎「え?ちょ、えええええええ」ズルズル 京太郎「ここは?」 ????「ラーメン屋デス」 京太郎「それはわかります」 智葉「ここにはボーイズラーメンという絶品ラーメンがあるらしくてな」 ????「ただ、男の人しか頼めないというのが難点なのデス」 ????「ソウダ、自己紹介わすれてまシタ、私はメガン・ダヴァンデス」 京太郎「あ、俺は須賀京太郎です」 ダヴァン「そうでスカ、お、来たようデスネ」 ダヴァン「ボーイズラーメンおいしかったデス」 智葉「それはよかったな」 ダヴァン「須賀クン、これ、私の連絡先デス」 京太郎「あ、はい」 智葉「おい、いいのか?」 ダヴァン「またボーイズラーメンを食べたくなったときに呼び出すだけデス」 京太郎「すみません、実は俺大阪に住んでるんですよ」 ダヴァン「なんですッテ!?」 ダヴァン「まあいいデス、あとこれ智葉の連絡先デス」 智葉「待てこら」 京太郎「風呂の時間だっだだっだだだだ!」 京太郎「だがしかし相変わらずの一人風呂なう」 京太郎「あの後2時間くらい入ってたけど誰も来なかった……」 京太郎「次はなにをしよう」 深夜 京太郎「小走さんと話そう!」 京太郎「小走さーん」コンコン やえ「はーいって須賀か」 やえ「なにをしてるんだ?」 京太郎「小走さんと話そうと思ったんですけどいいですか?」 やえ「別にかまわないぞ」 京太郎「小走さんってどこの出身なんですか?」 やえ「私は、奈良出身なんだ」 京太郎「奈良、ですか」 やえ「白糸台で麻雀をするために上京してきたんだ」 京太郎「麻雀のために?」 やえ「ああ、でも同学年に格の違うやつがいてな、本当に手強かった」 京太郎「それって照のことですか?」 やえ「照は凄かった、ここ2年の部員はあいつに憧れて麻雀部に入った者がほとんどだった」 やえ「だが、今年の3月に転校してしまった」 やえ「新入部員はあまりいない、2年生や3年生も退部していった」 京太郎「だから亦野さんがあんなに……」 やえ「そうだ、だが私はあいつが私たちに愛想を尽かしたんじゃないかって思ってる」 やえ「だから私はあいつを見返すために頑張る」 やえ「なあ、須賀、あいつは…照は、三箇牧で元気にやってるか?」 京太郎「はい、ピンピンしてますよ」 やえ「そうか、なら良かった」 【遠征初日】 終 【遠征2日目】 京太郎「朝だ!」 京太郎「何をしよう!」 京太郎「掃除をしよう!」 京太郎「どこを掃除しようかな」 京太郎「部室を掃除するか」 京太郎「案外早く終わったな」 郁乃「あれ~京太郎くん何しとるん~?」 京太郎「朝の掃除を、と思いまして」 郁乃「へぇ~偉いな~お姉ちゃん褒めたるわ~」ナデナデ 京太郎「や、やめてくださいよ」 京太郎「次はどうしよう」 京太郎「咏と特訓しよう!」 咏「朝からうっせーなー」 京太郎「特訓しようぜ!な、な?」 咏「はぁ…わかったよ」 咏「資料室からプロの対局の映像借りてきたから見ようぜぃ」 京太郎「おー!」 京太郎「なあ、ここってさ」 咏「なるほどねぃ~」 京太郎「あ、今のって」 咏「へ~おっもしろいね~」 京太郎「あの、咏さん?」 咏「おおおおお!」 京太郎「……」 京太郎「昼食はどこで食べるかな」 京太郎「昼飯は…近くにあったファミレスで食べるか」 霞「あら、京太郎君、どこに行くの?」 京太郎「昼食にファミレスに行こうかと」 霞「あら、それじゃあご一緒させてもらっていいかしら?」 京太郎「はい、いいですよ」 メニュー アカマムシラーメン 激辛うどん 白糸こんにゃく定食 三箇牧たこ焼き 関東ステーキ定食 桜そば 当たり付きランチ 500円 激安ランチ 300円 ランチ系以外1000円均一 霞「私は桜そばにしようかしら、京太郎君は?」 京太郎「俺は…この当たり付きランチにしましょうかね」 霞「何それ?」 京太郎「商品券や現金、商品とかが当たるらしいですよ」 霞「ふんふむ、面白そうね」 京太郎「そういえば、霞さんってどんな人がタイプなんですか?」 霞「ゲホッ」 京太郎「大丈夫ですか?」 霞「だ、大丈夫よ」 京太郎「鼻からそば出てますけど」 霞「えっ」 京太郎「嘘ですけど」 霞「……このぉぉぉぉおおおお!」 京太郎「ちょ、ちょいタンマ!」 霞「で、私の好みのタイプだったかしら?」 京太郎「はい……」ギッタンギッタン 霞「まずはデリカシーのある子」 京太郎「はい……」グサッ 霞「後は……私を大切にしてくれる人、守ってくれる人かしら」 京太郎「守らなくても大丈夫なんじゃ……」 霞「何か言ったかしら?」ニッコリ 京太郎「いえ、なんでもございません」 京太郎「午後は特訓するか」 エイスリン「~♪」 京太郎「あれ、エイスリンさん、何してるんですか?」 エイスリン「コレ!」バッ 京太郎「部室を描いてたんですか?」 エイスリン「ウン!」 京太郎「そうだ、一緒に特訓しませんか?」 エイスリン「umm...ウン!イイヨ!」 京太郎「最近聴牌できないなぁ……」 エイスリン「タカイノアガレナイ……」 京エイ「ビミョー……」 京太郎「次は何をしようかな……」 京太郎「また街に行くか」 京太郎「ま、まあ麻雀頑張ってるしな……」 京太郎「神田の古書店街に来てみたぞ!」 京太郎「しかし、こんなに遠出をしていて交通費は大丈夫なんだろうか…」 ?「うぅ…寒いよぉ……」カタカタ ??「ダ…ダイショーブでスカ?」 京太郎「雨でもないのに傘をさしてる人と、もうすぐ夏なのに厚着してる人……」 京太郎「あまり関わりたくないな」 ?「あ、あのぉ…」 京太郎(話しかけられた!?) 京太郎「俺ですか?」 ?「は、はいぃ……すみませんが、このあたりであったか~い場所、ありませんか?」 京太郎「あったかい場所……ですか」 ??「ア、アンニュイなら、オマカシ!」 ?「アンニュイ?」 京太郎「案内ならお任せ、ということですか?」 ??「That s right!」 ?「じゃ、じゃあお願いするね」 ??「Yes!」 京太郎「心配だな……付いていくか」 ?「えーっと、あ、あなたのお名前は?」 ??「ワタシィは、雀明華です」 京太郎「俺は須賀京太郎っていいます」 ?「私は松実宥っていうんだぁ~、よろしくね~」 明華「トーチャキ、ココだよ」 京太郎「ここは……古書店ですか?」 宥「あ、でも中にカレー食べたりしてる人がいるよ」 京太郎「つまり喫茶店兼古書店ってことですか」 宥「あったかそうだね~」 明華「ワタシィ、ココ、スキ!」 京太郎「へぇ、お2人は麻雀をしてるんですか」 宥「みんなでインターハイにいくんだぁ~」 明華「ワタシィもイクヨ!」 京太郎(この2人も合宿に誘ってみようかな) 京太郎「そうだ!2人とも、俺たちの合宿に参加しませんか?」 宥「合宿?」 宥「私は……あったかければ」 明華「麻雀、ヤル!」 京太郎「じゃあ、この紙に書いてあるところでやってるので、来てください」 宥「須賀くんは、来ないの?」 京太郎「俺はまだ用事があるので、その代わり誰かを迎えに来るので、ついて行ってください」 明華「アカッタ!」 京太郎「次はどこに行こうかな」 京太郎「松実さんたちも見送ったし、ゲーセンにでも行く……か」 咏菫霞「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「あ、あのー」 咏「部室にいねーと思ってたら」ボキボキ 菫「他校の生徒を2人も部室に送って」メキメキ 霞「こんなところで遊んでるなんて」ゴキゴキ 咏菫霞「どういうことだよ」ゴッ 京太郎「ひっ」 咏「ってことで、ちょっと付き合ってもらおうかねぃ」 京太郎「ま、待って」 菫「早く行くぞ、立て」 霞「立たないと、勃てなくするわよ」ニッコリ 京太郎「それ、誤字ですよね……」 咏「まずはUFOキャッチャーだよな」 菫「なにを言っている、シューティングゲームだ」 霞「プリクラ行きましょうよ!プリクラ!」 咏菫「合わないだろ……」 霞「何か言った?」ニッコリ 咏菫「なんでもないです」 京太郎「結局あの3人とゲーセンで遊んだだけだった」 京太郎「良かったよかった」 京太郎「夜はなにをしようかな」 京太郎「あ、小走さん、部室に行かないんですか?」 やえ「お前はあんな灼熱地獄にいろというのか……」 【部室】 ブオーン 宥「あったか~い」トン 尭深(暑い、暑いけどキャラ的に耐えなきゃ)ズズー トン 郁乃「~♪」トン 良子(私はクール!クール……暑いよ……)トン エイスリン「…」カキカキ バッ 明華「エイ!スゲイ!」 エイスリン「エヘヘ」 誠子「なんで梅雨なのに暖房……」 憩「あ、暑い……」 京太郎「じゃあ、なにか雑談でもしましょうか」 やえ「ああ、頼む…」 京太郎「そういえば、小走さんの髪型ってどうなってるんですか?」 やえ「これは…寝癖だ」 京太郎「寝癖!?」 京太郎「寝癖ってあの寝癖ですか!?」 やえ「わ、悪いか!しょうがないじゃない……」 京太郎「そんな寝癖もあるんですね」 やえ「そうジロジロ見るな」 京太郎「触ってみてもいいですか?」 やえ「なっ」 京太郎「おお」クルクル やえ「や、やめてくれ」 京太郎「面白いなぁー」 京太郎「今度俺も真似してみましょうかね」 やえ「それはやめろ」 京太郎「んー、前のは運が良かったからなのかなー」 京太郎「次はなにをしよう」 菫「はぁ……」 京太郎「どうしたんですか、ため息なんて吐いて」 菫「誰って、主にお前のせいだがな……」 菫「なぜ私の部屋にいる」 京太郎「ドアが開いていたので」 菫「開いていたので、じゃないだろ!どうして人の部屋に勝手に入るんだ!」 京太郎「ノックしたじゃないですかー」 菫「須賀ァ……」 京太郎「ま、まあ落ち着いて、なんか話しましょうよ」 京太郎「そんなに怒ってると体に悪いですよ」 菫「誰のせいだと!」 京太郎「弘世さんが好きな食べ物ってなんですか?」 京太郎「俺が好きなのはカレーうどんですね」 京太郎「家庭料理として広く親しまれているカレー、それと日本が生んだ伝統の麺、うどんが合わさった完全無欠の料理、それがカレーうどんだと思うんですよ」 菫「なにを急に」 京太郎「あの純白の麺に茶色の液体がねっとりとついているあの姿だけでも実に芸術的」 京太郎「味も、まさにインドと日本の修好通商条約」 京太郎「決してどちらか一方にのみ偏る、ということはなくバランスのいいあの味!」 菫(それ違くないか…) 京太郎「それに肉、野菜などの具材も、普通の汁などで煮込んだ時とは段違いのうまさを発揮します」 京太郎「『あーあ、カレー余っちゃったけど明日も食べたくないなー』ってときには最高の一品!」 京太郎「出汁を入れて、少し煮込むだけ、はい完成」 京太郎「もし汁が残っていても、その中にご飯を入れればあら不思議」 京太郎「昨日のカレーとは全く別物のカレー雑炊の出来上がり」 京太郎「どうです?あなたも食べたくなったでしょう?」 菫「……うん」 菫「出てけ」ニッコリ 京太郎「えっ」 バタム 【遠征2日目】終 【遠征3日目】 京太郎「カレーうどんのことばかり考えて眠れなかった」 京太郎「どうしよう」 京太郎「朝食に行こう!」 京太郎「朝は学食で食べれるんだったな」 京太郎「すみません、前いいですか?」 淡「は?誰?」 京太郎「三箇牧の須賀京太郎です、あなたは…大星さんでしたっけ?」 淡「淡でいいよ、それと敬語使うな気持ち悪い」 淡「あと、こっち見るな」 京太郎「じゃあどう食えと!?」 淡「おばちゃんの方見て食べればいいんじゃない?」 京太郎「明らかに変な人だろ!」 淡「金髪っていう時点ですでに変な人だけど」 京太郎「淡も金髪じゃないか」 淡「女の子はいいのよ!」 淡「ほら早く食べていなくなってよ、私の世界から」 京太郎「世界!?せめて視界にしてくれよ!」 淡「あーもう!朝からうるさいわね!死海に沈めるわよ!」 京太郎「残念でしたー、死海に人間は沈めませんー」 淡「むかっ!」 淡「もう許さない!」 京太郎「そういえば、淡はどう思ってるんだ、白糸台のこと」 淡「急に話題を変えるな!」 京太郎「で、どうなんだ?」 淡「退屈かな、去年は宮永照って人がいたらしいけど今はいないし」 淡「あーつまんないー」 京太郎「じゃあ、こっちに来ないか?」 淡「それも考えたんだけどさー、私があんたらと一緒に打つより、私があんたらを潰した方がいいんじゃないかーって思ったんだよね」 京太郎「ふーん、そうか、まぁ冗談なんだけどな」 淡「なんなのよアンタはさっきからー!」 京太郎「やめろ!胡椒をかけるんじゃない!」 京太郎「さて、朝は何をしよう」 京太郎「あー疲れた、何か飲み物でも……」 京太郎「何してるんですか、松実さん」 宥「隠れてるの見つかっちゃった」 京太郎「何してるんですか」 宥「自販機の隣ってね、すっごくあったかいんだぁ~」 京太郎「なんで部室に行かないんですか」 宥「みんなが暑そうにしてるから、私が行ったら悪いかなぁ~って」 宥「せっかく須賀くんに呼んでもらったのに、ごめんね」 京太郎「そうですか……」 京太郎(部室、行ってないんだよなぁ…) 京太郎「じゃあ話して時間潰しましょうか」 宥「うん」 京太郎「そしたらそんなところにいないで、俺の隣に来てくださいよ」 宥「え、それは……あったかくないよぉ」 京太郎「大丈夫ですよ」ニギッ 京太郎「こうすれば、手だけでもあったかいでしょう?」 宥「うぅ…確かに、あったかいけど…恥ずかしい、よぉ///」 京太郎(きっかけ作ったの俺だけど、何この可愛い人……) 京太郎「…そういえば、松実さんのその服装は何なんですか?」 京太郎「マフラーにマスク、眼鏡って」 宥「やっぱり…変だよね」 京太郎「初見だと少し……」 宥「私、ちっちゃいころから寒がりなんだ、それが原因でよく男の子にいじめられたりもして」 宥「でもお母さんも玄ちゃんも私はそのままでいいって言ってくれて、だからずっとこんな服装でいるんだ」 京太郎「ふーん……あれ」 京太郎「玄…って、松実さんって松実玄さんのお姉さんなんですか?」 宥「玄ちゃんのこと、知ってるの?」 京太郎「少しありましてね」 京太郎(あれ、そういえば、俺があのとき推したおもちって) 宥「そうなんだぁ~」 京太郎(いま、すぐそばにあるのか……) 京太郎「昼飯はどこに行こうかな」 京太郎「昼飯だああああ!」 淡「うるさい!なんでいつも黙っていられないの!」ゲシッ 京太郎「痛っ!」 京太郎「どっかおすすめとかないのか」 淡「あんたなんてす○家で十分!」 京太郎「じゃあ行くか!」 淡「なんで私までー!」 メニュー 白糸こんにゃく定食 500円 関東ステーキ定食 500円 桜そば 600円 当たり付き定食 300円 激安定食 200円 京太郎「淡って、弘世さんのことどう思ってるんだ?」 淡「まあ、頑張ってるんじゃない?部長としては」 京太郎「麻雀は?」 淡「頑張ってるとは思うけど、いまいち……ね」 淡「本当いつもうっさいのよ、グチグチグチグチ」 淡「やれサボるな真面目にやれあーしろこーしろって」 淡「あんなやつ大嫌い!」 京太郎「ふーん」 京太郎「そうか…じゃあ俺たちが持って行ってもいいんだな」 淡「な!」 淡「ダメ!ダメだよ、そんなこと!」 淡「そんなことしたらつまらなくなるじゃない!」 淡「そんなこと許さない!」 京太郎「……ふふっ」 京太郎「なーんだ、結局好きなんじゃん」 京太郎「まあ冗談なんだけどな」 淡「むかっ!」 京太郎「やめろ!七味をかけるんじゃない!」 京太郎「頭がヒリヒリする……」 京太郎「久々に誰かと打つか」 淡「なら、私と打ちなさいよ」 京太郎「別にいいけど、あと2人はどうする?」 淡「そうね……」 良子「相手がいないのか?」 京太郎「なんでそんなに嬉しそうなんですか」 菫「そういうことなら、私も入らせてもらおう」 良子(これは須賀くんに私の凄さを見せる絶好のチャンス!) 菫(こいつは一度ばかし射抜いておかないとな) 開局 良子(尭深とかいう子のは…面白いな) 淡(楽しみだなぁ) 京太郎(なんだよこの卓) 菫「それじゃあ、始めだ」 淡(うわ、ツモっちゃったよ……) 淡(しかもメンゼンで白中とかさ) 淡(ま、いっか) 淡「ツモ、1300・2600」 東2局 弘世菫 22400 親 大星淡 30200 戒能良子 23700 須賀京太郎 23700 菫(こいつが入るといつも狙えないんだよなぁ)ジロッ 淡「~♪」 菫(うーん)トン 淡「あ、カン」 良子(こんな感じでいいのか?)トン 京太郎(調子悪いなぁ)トン 菫(うむむ……)トン 淡(うわぁ…) 淡「はぁ…ロン、トイトイ、5800」 東2局1本場 弘世菫 16600 親 大星淡 36000 戒能良子 23700 須賀京太郎 23700 菫(あぅぅ……)トン 淡(まただよ……はぁ) 京太郎「それ、ロンです、1000の1本場は1300です」 菫「おお、もう……」 東3局 弘世菫 15300 大星淡 36000 戒能良子 23700 須賀京太郎 25000 京太郎「ロン、2000です」 良子(そろそろ…いや、まだいいか) 淡(結局ノーテンかぁ) 東4局 弘世菫 13300 大星淡 36000 戒能良子 23700 親 須賀京太郎 27000 良子(いまいち使い慣れないな……)トン 京太郎「それです、ロン、5800」 良子「えっ」 やえ「なあ、あの打ち筋…」ボソボソ 尭深「気のせいかもしれないですけど、似てますよね…」ボソボソ 東4局1本場 弘世菫 13300 大星淡 36000 戒能良子 17900 親 須賀京太郎 32800 京太郎「リーチ!」 菫淡良(ダブリー!?) 菫(これなら、なんとか)トン 淡(全然聴牌できてない)トン 良子(当たったらアクシデントだ!)トン 京太郎「それです、ロン、7800の1本場は8100」 良子「うぇぇ……」 良子(こうなったら……) 東4局2本場 弘世菫 13300 大星淡 36000 戒能良子 9800 ※[攻撃モード]に移行しました 親 須賀京太郎 40900 京太郎(急に牌が…) 菫(来なくなった…) 菫(どうすればいいんだ…)トン 良子「ロン、面清、12000の2本場は12600」 南1局 親 弘世菫 700 大星淡 36000 戒能良子 22400 ※[攻撃モード] 須賀京太郎 40900 良子(今度は面混、七対子、ドラ2、リーチをかければ倍満か…) 良子(まくるには…ツモしかないが) 良子(どうしたものか…とりあえず、) 良子「リーチだ」 菫(射抜きたい……絶対に)トン 良子(…早速……妥協するか) 良子「ソーリー、ロンだ、16000」 菫「」 終局 須賀京太郎 40900 戒能良子 38400 大星淡 36000 弘世菫 -15300 京太郎「お疲れ様でした」 淡「うあー抜かれたー」 良子「ソーリーソーリー」 淡「悔しいからもう一回!わかった?」 良子「うむ、受けてたとう!」 菫「とんだまたとんだ、やえと打っても淡と打っても尭深と打ってもとばされるのはいつも私……」 京太郎「なんだか居づらい雰囲気だな…少し外に出てくるか」 京太郎「そして来ました休憩室!」 やえ「うるさいな……」 京太郎「あれ、寝てました?」 やえ「少しだけ、もう行くが」 京太郎「じゃあお休みついでに俺と話しませんか?」 やえ「ん、わかった」 京太郎「小走さんの趣味って何なんですか?」 やえ「麻雀…は趣味じゃないか」 やえ「趣味……か、よくよく考えてみると…ないな」 京太郎「無い、ですか」 やえ「ああ、私は小さなころから麻雀を打っていてな、小3のころにはもうマメすらできなかった」 やえ「ほら、見てみろこの指を!」ピカーン 京太郎「おおっ、綺麗ですね!」 やえ「だろ!これが王者の指―――ロイヤル・フィンガーだ!」ドヤァ 京太郎「……」 やえ「……」 やえ「すまない、忘れてくれ」 やえ「この通りだから!」 京太郎「ん?いま、なんでもするっていったよね?」 やえ「それは言ってない!」 京太郎「それじゃあ……」 やえ「人の言葉を聞け!」 京太郎「膝枕でもしてもらいましょうかね」 やえ「ひ、膝枕!?膝枕ってあのラブラブな2人がよくやるあ、あ、あれのこと?」カァァ 京太郎(いい反応だ……) やえ「う…わ、わかった」 やえ「た、ただし!5分だけだからな!」 京太郎「それだけで十分ですよ」 やえ「~~///」モゾモゾ 京太郎(なんだか落ち着いてないな) やえ「も、もうそろそろ5分経ったんじゃないかなっ!」 京太郎「いいえ、まだ1分も経っていませんよ」 やえ「うぅぅ///」 京太郎(ここに時計が無くて良かったなぁ) その後、2時間くらい膝枕を堪能しました 夜 京太郎「うーん、良く寝たぁ」 淡「あ、京太郎!もう一回打つわよ!」 京太郎「別にいいが、他の2人は?」 淡「あ」 開局 淡「じゃあ京太郎が捜してなさいよね」 京太郎「なんでだよ、淡が言い出したんだから淡が捜して来いよ」 淡「あー!もう、なんなのよ!」 咏「おー、盛り上がってるねぃ」 咏「それじゃあ私も混ぜてもらおうかねぃ」 淡「まず1人確保ね、私が確保したんだから早くもう一人捜してきなさいよ!」ゲシッ 京太郎「横暴すぎるだろ!」 霞「あらあら、仲がいいのね~」 京太郎「良くないです!」 淡「そうよ、このとしm……」 霞「仲がいいのね~」ニッコリ 京淡「はい!仲良しです!」 咏「かすみんも打っていかねー?」 霞「あら、いいの?」 京太郎「は、はいぃ」 淡「断る理由もないですしねー」 霞「うふふ、よろしくね」 咏(聴牌か……ま、どうにでもなればいいんじゃね、しらんけど) 【てきとー】発動! 咏(親じゃないんだから気楽にね~) 淡(霞…怖い) 京太郎(今回も牌の回りが悪いなあ、でも) 京太郎「ツモ、300・500」 京太郎(和了る!) やえ(始まったか……) 尭深(……)ズズッ 東2局 大星淡 24500 親 三尋木咏 24700 石戸霞 24700 須賀京太郎 26100 京太郎「ロン!2000だ!」 咏「はいよ」 淡(何これ…誰かに後ろから髪を引っ張られてるみたいな…) 東3局 大星淡 24500 三尋木咏 22700 親 石戸霞 24700 須賀京太郎 28100 京太郎「よし!ロン、3900!」 咏「えっ、また私からかよ」 京太郎「しょうがないだろ、ほら早く」 咏「わかったよ」 やえ(やはり止まらない、か) 東4局 大星淡 24500 三尋木咏 18800 石戸霞 24700 親 須賀京太郎 32000 京太郎「まだまだ行くぜ!」 淡(本当に手が進まないわね…) 咏(とりあえず北から捨てるか)トン 霞「あ、それよ、ロン、面混東北ドラ3で16000よ」 咏「うげっ」 やえ「あれ、止まった?」 尭深「みたいですね」 南1局 親 大星淡 24500 三尋木咏 2800 石戸霞 40700 須賀京太郎 32000 淡(あ、なんか調子が戻ってきたみたいね) 淡(来るわよ!私の時代が!) 京太郎(聴牌ができない…) 咏(とばなけりゃいいよな…) 淡「はい、ツモー!2600オールー!」 京太郎(や、やばい…) 咏(ギリギリじゃねえかよ…) 南1局1本場 親 大星淡 32300 三尋木咏 200 石戸霞 38100 須賀京太郎 29400 淡「私の時代よ!」 霞「若い子は元気ね~」 京太郎「なんとしてでも逆転してやる!」 咏「もうこっからは真剣勝負だぜぃ!」トン 淡「ロン、12300」 咏「」 終局 大星淡 44600 石戸霞 38100 須賀京太郎 29400 三尋木咏 -12100
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おどろき戦隊モモノキファイブ用語集 ------------------------------------------------------------------------------------------- あ / か / さ / た / な / は / ま / や / ら / わ IH(InductionHeating/アイエイチ) 誘導加熱による電磁調理器の加熱原理。「ふじびじ」のタマホームの家レポートに中村が登場した際、IHキッチンを見て発したアドリブ「こんな素敵なキッチンで早くお料理ができるお嫁さんになりたいですぅ」より。第84回にて散々ネタにされた(事にフジテレビの担当者が激怒した?)為、ひみつ図鑑7ではこの関連トーク部分15分弱(ふつおたの前半とスペシャルミッションの後半?)は未収録となった。 THE IDOLM@STER 2005年よりアーケード、Xbox360、PSP、DS、PS3と展開しているアイドル育成ゲーム。中村のゲームデビュー作に当たり、2002年頃に企画されたアイドルゲーム(仮)開発中の仮ボイスから関わって来た。モモノキでは日笠が第24話ヒーロー見つけーローでエージェント夜を往くの前奏からキューティーハニーを歌い出し、134話モモノキ日誌と176話どーでもニュースで表題曲の冒頭とサビ(もう伏し目がちな…/ほんの些細な言葉に…)の振り付けを真似たり、ライブ後にアポ無しで楽屋に入ろうとした話題で触れている。 アーツビジョン 中村の所属事務所。第37話で中村は自分の机はあるが座れるイスは4席しか無い事が明かされた。たまに江崎加子男会長が話をしに来る。 アイムエンタープライズ 日笠の所属事務所。アーツビジョンとは兄弟会社。第30話にてアイスエンタープライズと誤記される。第37話によると日笠が事務所に行くとデスクさんがおやつ等をくれるからと凄く居座っているが、話好きの江崎加子男会長(前社長。アーツ会長でもある)に会うと2時間位居なければならない。また、江崎会長はたまにアーツビジョンにも話(公演?)をしに来る。第44話では、日笠がうるさいからと追い出されて事務所の入口に鍵をかけられたり、後輩を犠牲にして事務所の玄関に居た会長の話を逃れたと明かした。 悪の首領 クロレキーシ 第24話にてふわのつぼみが生み出したキャラクター。その元ネタはバンダイファンキッズスクール第9回で中村がドラゴンボールの孫悟空のコスプレをした姿。正体は中村エリンギの母。花やしきアクターズスタジオの子供を恐怖のどん底に陥れる恐怖の女王。誰も止めるスタッフは居なかったのか。 浅川悠(あさかわゆう) アーツビジョン所属声優。過去にブログで13回(11年4月現在)程スコールさんについて触れている。第98話人生相談バトルでピンクVS怪物パンカッテコイとの対決後に日笠が「御社の浅川さんに『日笠、焼きそばパン買ってこい』と常日頃から言われている」と語った(11/4/11の浅川のブログエントリには「日笠にパン買って来てって言ったら元気そうだった」と書かれている)。同回で中村は過去に浅川の引越しの手伝いに行ったが、カーテンの柄が部屋に合わないからとカーテンを縫わされたと語った。 朝収録 朝10(あさじゅう)と呼ばれている、ラジオ関西東京支社で朝10時から始まる一番早いラジオ収録。番組初期の頃は中村がすっぴんで来たり、日笠があくびをこらえている様子が互いに拾われていた。 浅沼晋太郎(あさぬましんたろう) 大沢事務所所属の男性声優。日笠とは「もしドラ」と「生徒会役員共」の共演者で、WEBラジオ「アニメ生徒会役員共が全部分かるラジオ(略して全ラ)」の1,3~6,9,10,13,14,21~24回のパーソナリティ。全ラ内では男なのにママ(浅ぬママ)と呼ばれている。第57話EDトークで「この前、日笠のイメージはサザエさんのカツオ(宿題をやらずに野球するイメージ)と言われた」と日笠が話した。 アサミさん(カエラさん/浅見紗也子) ラジカントーキョーベースのスタッフ(事務員)で通販担当者。昌鹿野では木村カエラに似ている?からカエラさんと呼ばれていた。第54話でひみつ集会招待状の宛名を書いたドトール司令の部下で、ひみつ集会の区画整理に使う黄色と黒のロープをほぐしていたエピソードに登場した。ロンハールーム118回によるとアメリカで修行する為?に11年6月末で退社した。ロンハールームの1年目では「(モモノキDJCD1のスタッフ欄にも居る)ADの斎藤君」と「マリンエンタテインメントの(プロデューサー)小泉さん」並みによく名前が挙がる人物。 あせわきパッド 小林製薬が販売している、服のワキ部分に貼る汗染み防止シート。中村が愛用しているが、度々日笠やリスナーに「わきあせパッド」と間違えられる。その後、リスナーから大量に送られているらしく、第160話では中村の家の押し入れに3年分ほどストックがあることが明かされた。 アダルトなぞなぞ IT革命アダルトレイディオで井上が下田に出している(キッズなぞなぞは逆に出している)、リスナーから募集したなぞなぞ。後日、焼肉会で日笠にこのアダルトなぞなぞを出しているが、番組中では恥ずかしがりながら下ネタを答える下田に対し、日笠は何も考えず直感で下ネタを答えると明かした。 アワワワワ… 日笠の09年5月を迎える時の挨拶。 暗黒武闘団 第80話(貪欲祭り公開録音)OPに登場した鬼のお面を付けた悪の軍団。女性を襲っていた所をピンクとイエローに撃退される。声は隊長に似ている。 アンビリーバボーケーブル 第25話のスペシャルミッション内「アンビリカルケーブルが切れないようにしてプリンを食べる」と第28話に登場した荷造り用の紐(スズランテープ)の事。劇中では肩甲骨に挟まれた辺りに電源プラグを付けるが、モモノキでは輪っかを両肩で背負って後ろで引っ張る方式。元ネタはエヴァのアンビリカルケーブル。 Eカップ 第136話で判明。ERIKOのEはEカップ…らしい(自称)。 イカのおっさん 第44話ヒーロー見つけーロー、第45話スペシャルミッション、浜松町潜入大作戦に登場したイカそうめん(するめそうめん)をライターで炙ってから食べる人物。第44話ヒーロー見つけーローで中村の「女子高生はビューラーをデコライターで炙ってまつ毛パーマをする」話題に対し、日笠が「うちの副隊長の社長さんは私がおやつに持っていったイカそうめんをライターで炙ってた。おじさんも女子高生も一緒」と返したので、中村は「日笠がお世話になっているディレクターさんがおっさんと呼ばれた」と同話のサブタイトルにされる。 同回スペシャルミッションの「おどろきの友チョコ」を「街を歩くモモノキの事を全く知らない人に見せて判定する」体でインタビューを行った第45話スペシャルミッションでは、中村の友チョコに対してこの人物が「イカそうめんの特性をよく知ってるな流石だなと思いました」「イカを炙った所は評価したいな」と称し、日笠は「その人、出演してるから実は毎週。別番組の方で何か天の声みたいに言われてる、もう存在がばれちゃうからダメ」と発言した。 浜松町潜入大作戦のデジスタクエスチョンセブンの冒頭部では、天の声が「中村繪里子さん。イカそうめん、おいしいですよね」と語りかけ、ゲストの中村は「これ、イカのおじさんの声に似てる」と発言したが、日笠に「言っちゃダメ」と止められた。 デジスタ最終回収録の際に日笠との会話でイカそうめん関連がモモノキでネタにされていた事に1年半も気付かず副隊長をちょっと恨んでいると第132話のピンクVSハナゲ・ボ・ボーンの戦闘中に明かされた。 井口裕香(いぐちゆか) 大沢事務所所属声優。日笠とはロウきゅーぶ!で共演している。中村とは同作のライブツアー・Fantastic Game後に面識がある筈だが不明。実はXbox360版と同時期にProjectIM@Sの一環で作られたサンライズ製作のアニメ版アイマスではゲーム版とキャストが変更されており、井口と中村が同名キャラを演じている。 石川英郎(いしかわひでお/ロングさん、イッシー) 青二プロ所属声優で工口×工口(こうぐちこうぐち)→ロンハールームのパーソナリティ。真夏のリレートークCDでは4番目を担当し、アニたま袋2特典DVD「小野坂シェフのきまぐれクッキング」で2人に会った印象を「爆発的な天然ぶり」だったと諏訪部に話した。戦隊物ではタイムレンジャーのCaseFile17に恐喝番長フラン、ガオレンジャーのQuest32,33にデュークオルグ・プロプラ、ゴーカイジャーの第4話に行動隊長ゾドマスの声、仮面ライダーでは10周年ミュージカルに1号、レッツゴー仮面ライダーにショッカーグリードとイナズマン、MOVIE大戦MEGAMAXにストロンガー、スーパーヒーロー大戦に響鬼とその他の声で出演している。昔「笑っていいとも」に出ていたミスターマッスルの吹き替えをしていたとよく間違われるが、「実は養成所の同期(幸野善之)がやっている」と明かした。ロンハールーム第150回では台湾で行われたイベントに参加した際に英郎は中国語だと発音はインラン(石川はシーチュァン)と読むと語った(諏訪部順一の場合はゾウファンブー シュンイー)。 石川桃子(いしかわももこ) アイムエンタープライズ所属声優で、佐倉の義理の姉的存在。トネケンが毛桜第1回OPでやった下ネタ1発ギャグや先輩としてフォローしていない点を良く思っていない。 伊藤かな恵(いとうかなえ) 青二プロダクション所属声優で前女のパーソナリティ。前女第90回(2009年12月18日)で「てへぺろ」と発言したが、実は第13話スペシャルミッションで「てへぺろが浸透して可愛い子の挨拶に化ければ、伊藤かな恵ちゃんがてへぺろと言ってくれる」という動きがあった。前女169回OPトークでは日笠がやった似ていないモノマネに怒っていた。 イニシャルG 第3話ではカメムシ対策の話題からの流れで発言され、その後ヒーロー見つケーローで紹介された「大鍋宣隊イモニレンジャー」の敵組織「ポイポイ王国」の首領ポイポイダーのモチーフ、第12話ではモモノキ日誌朗読中に突如日笠の足元に出たゴキブリで、どちらもサブタイトルになった。なんやかんや第15回では後者を話題に出しただけなのに藤田咲を絶叫させた。 井上麻里奈(いのうえまりな) シグマセブン所属声優で前女のパーソナリティ。日笠とは「Rio RainbowGate!」「IS」で共演している(共演後は日笠(陽子)君と呼んでいる)。後述の酢イカの件で巻き込まれた事もあり、前女第90回(2009年12月18日)では収録ブース外でビスケットを食べていたN.Eさん(中村)と巻きの指示を出したH.Yさん(日笠)をMM5(マジでめんどくさいファイブ)の2人と称した。前女第101、102回(2010年3月5日放送)では収録ブースに貼られた「名前女シール」の「1年もも組1番モモノキファイブ」と第1回前女アワード新人賞をモモノキが受賞した件に対して「モモノキ軍団はうちの傘下」「ラジ関の先輩に挨拶に来いよ」と発言していたが、それから2年4ヶ月後の第171話でゲスト=イエローの友人として登場した。なお井上と伊藤は過去2回の進級試験に失敗していたが前女第155回(2011年3月18日放送)でやっと進級試験に合格した為、4年目突入直前に2年生へ進級した※1年後の第207回(2012年3月16日)でも合格したので番組5年目で3年生。前女169回(2011年6月24日)OPトークでは自分の番組名を「神戸戦隊前向きンジャー」、伊藤のモノマネをしたモモノキ側を「モモノキ戦隊モモノキンジャー」と称した。戦隊物では天装戦隊ゴセイジャーepic33~44、海賊戦隊ゴーカイジャー第40話に機械禦鏖(ぎょおう/禦は制御、鏖は皆殺しの意味)帝国マトリンティスの幹部・エージェントのメタルA(アリス)の声で出演している。 今井麻美(いまいあさみ) EARLY WING所属声優。中村とはアーツビジョン所属時代からの友人で、主にアイマスとその関連ウェブラジオ番組、インターネットTVの番組等で共演している。あだ名はアサミンゴス(略してミンゴス)。よく貧乳をネタにされ、今井は「ちゃんとDあるもん」と言っているが、たかはし智秋にはエアーDと言われていた。お酒に弱くPreSterでは寝かけたり中村の頬にキスをした事がある。アイステ88回ではこの回でパーソナリティを離れる今井に「特製ドリンク」と称したリンゴのリキュール(アルコール8%)を持ってきた沼倉に口移しで飲ませようとしてキスをしてしまう。 ヴィヴィアンの財布 第36話収録前日に無くした日笠の財布。後述のウン様やヤカン様にお願いしたが引っ越し後も見つかっていない。 植田佳奈(うえだかな) 日笠の事務所の先輩声優でアニたまどっとコムstandardまるなげ♪のパーソナリティ。フォーメーションPの謝罪文がまるなげ第109回(2009年10月31日放送)でリスナーの報告後に読まれ、「『植田かな』『アイスエンタープライズ』と誤字が多いから読み直すべき」「まるなげとm sの宣伝をガッツリやって、番組OP・EDと野中藍ちゃんのチアルーガ!と伊藤かな恵ちゃんのユメ・ミル・ココロを1ヶ月以内に4曲かけて」と提案し、最後に「繪里子とんだとばっちりだよ」と締めた。 内田真礼(うちだまあや) アイムエンタープライズ所属声優。2人とは「AKIBA S TRIP」で共演し、中村とは同ゲームのネットラジオ番組「ダブプリねっと」のパーソナリティを務めた。非公認戦隊アキバレンジャー/シーズン痛(2)では司令官ポジションの葉加瀬博世と、劇中アニメ「にじよめ学園ズキューーン葵」の主人公・市川葵の声(十夜月朱里)と、ズキューーン葵を模したアキバレンジャー変身/通信ツール「MMZ-01モエモエズキューン」の声。 うんこケータイ 第59話で中村の「収録中」を「収録キス」、「駅」を「ステーション」と誤変換してしまう携帯電話に対して、日笠が言った名称。同話のサブタイトルになった。ロンハールーム166回(2012年6月1日放送/5月28日収録)の前日に諏訪部がQ-pot.コラボ携帯SH-04B MeltyBitterを便器の中に落としたが、排水口にジャストサイズだった為に吸い込まれそうになったがラッコ11号ストラップのおかげで回収出来た話題に対して、その色合いがチョコレート柄だったので石川がうんこケータイと称した。対する石川は落とした時に事務所から電話がかかってきてしまい、相手の声が大きくなったり小さくなったりしたので乾かした後にタクシーでショップに向かう最中に持っていられない程に熱くなり、窓口で「すいません熱いんですけど」というエピソードを話した。 ウン様 第36話スペシャルミッションに登場した、「人々に幸ウンを付けてウン十年の神様」と称したとぐろを巻いた紙粘土製のうんこ。第37話では、何故か日笠のカバンの中にちょっと入っていたウン様の破片を持って36話収録前日に無くしたヴィヴィアンの財布を探しに行ったが、今週は全然いい事が無かったと報告した。 ND18号事件 ヒーローシアター中で10年前に起こった事件の通称。この事件でピンクが「あの人」と呼ぶ「伝説のヒーロー」は命を落とし、ラジカントーキョーベースは壊滅した。ヒーローシアター2話でイエローが覚えていたのは「東京湾に謎の巨大物体出現」という報道だが、ピンクによれば実際には高密度エネルギー同士の衝突による空間の歪みだった。棚に入っていた調査報告書とピンクのアルバイト給与明細のND-19-MPとの関係は不明。 榎本 耕一(えのもと こういち) ヒーローシアター第2話でモモノキファイブに「午後12時、銀座の柳にて待つ。ひかさが紅く染まる前に」という手紙で接触を図った週刊ギルティの編集部員。ヒーローシアター第3話ではそれから半年の時が流れ、2人と行動を共にするようになっていた。ドトール司令のヘッドクォーター時代の経歴が消えている事とND18号事件の関係者に司令官が接触するという情報を掴み、2人にドトール司令の尾行と調査を依頼する。 Mメガネ(松本勇平) 竹達沼倉の初めてでもいいですか、明坂聡美の超ラジGirls、モモノキでは(参加話数は不明だが、DJCD2に名前がある)構成作家。あだ名は初ラジで付けられた。82年7月6日が誕生日。同ラジオの「うひひエピソード」のコーナーでは赤ヘン(赤ペンでヘンタイ)先生、「さわやかエピソード」では青ヘン(青ペンでヘンタイ)先生←沼倉が名付けた を自称してリスナーのエピソードを自分の経験を交えた見当違いの方向に添削していた。初ラジ第26回では腕に貼ったオーラテープ(ガムテープ)の剥がし方で占う毛抜き占い師・エッチーズ松本として登場した。コーナー企画に用意した幼稚園スモック、女王様の仮面、鞭、ピンヒール、うさ耳、ネコ耳等を偶然持っている。初ラジ45回で熟女好きなのに年下の彼女がいる(後にこの幼稚園の先生と婚約した)と竹達からバラされる。初ラジ62回のSMP(SはディレクターのSメガネ(NMPでノーメガネ参入後は丹下桜)、MはMメガネ、PはプロデューサーのグラサンP)近況報告ではSMPのセクハラ担当大臣を自称していた。 えりっくま(1) オレンジ色の毛を持つ小熊のキーホルダー人形。日笠似のオバマ人形に抱きつく様子が、収録中のイエローに絡むピンクに似ていることから名付けられた。トーキョーベースのおもちゃ的存在でもあり、98話ではえりっくまでぐりぐりされてイライラしたイエローによって放り投げられたりしている。 えりっくま(2) 三回目のイエロー誕生祝い回(第119話)で登場した、モモノキランドの案内熊(CV 中村繪里子)。案内係なのにお客に憎まれ口を叩くが、イエローによれば「喋らなければカワイイ」姿をしている。しかも、語尾に「ハァッ!」と付ける喋りが、中の人にもリスナーにも好評で、121話では喋るえりっくまを作る計画まで持ち上がってしまい、同じマスコットとしてのおにぎりんの立場が危うい状況になっている。また、131話で、イエローが普段抱いて寝ていることも判明し中の人を喜ばせたが、悪夢の原因にもなっていたらしい。 えりもっこり 第33話で日笠がドン・キホーテで買ってきた誕生日プレゼントのまりもっこりパジャマを贈られて着替えてきた中村の名称。予備として「ベビードールTバック」(ランジェリー)も用意されていた。その後、まりもっこりパジャマは収録後に日笠へ返され、第36話とDJCD2のEDでピンクのアルバイト体験(未収録部分)中に着ぐるみを着て凹んだ話題(日笠が「まりもっこりマン」に扮した)に再登場し、デジスタ47回と第53話スペシャルミッションでは隊長が着て収録に参加した。 エレキテルヲ君 おどろき戦隊科学班が開発したアタッチメントマシン。特殊な電撃でモモノキファイブの潜在能力をアップさせる事が出来る。という体裁の第4・24・47・55・63・94・100・107・118・123・129・170・175話スペシャルミッションとひみつ集会に登場した「モモノキトレーニングマシーン」。第4話ではカレーうどんの汁が跳ねた時、第24話では悩みに対して不適切な解決法を提示した時、第47話では萌えない言動をした時、第55話とひみつ集会ではモモノキ近未来コーナー企画室カミングスーンの企画が失敗した時とそれを第55話で再現した時、第63話では電池が新品になったエレキテルヲ君2号がリラックスしていないと判断した時、第94話ではリモコン式になったエレキテルヲ君3号がSTARWARS再現時に電気ショックを与えた低周波治療器。1号として使われていたのはオムロンヘルスケアの「ケアセルフ 腰い~気持ち」、3号は「エレパルス HV-F125」。ANI-TAMA-ZOO-Safari第1回にも登場した。メロンブックス側のモモノキミュージアムで展示された。 欧風菓子クドウ 銀座店 13/3/30で閉店した、ラジカントーキョーベースの1Fにあったケーキ屋。個人差だがラッピングに凄い時間がかかるらしい。第30話では収録直前に日笠が(隊長の誕生日を「まるなげ」と「国盗り」がこぞって祝ったのを知り)隊長の誕生日ケーキを買って来たがパティシエが確認したにも関わらず、プレートに隊長の苗字の木が1つ無い藤木と書かれてしまい、第82話ではわざと藤森と書かせた。第36話では収録前に中村がラム酒入りシュークリーム、第84話ではドトール司令の誕生日ケーキを買った。第134話では藤田と書かれ、副隊長も1ヶ月遅れで祝われた。ロンハールームの2人はここのフルーツ入りロールケーキを09年夏頃まで話題に出していた。 大亀あすか(おおがめあすか)/デジスタイエロー、喫茶店の三姉妹の次女・あすか シグマセブンe所属声優で、日笠とはモモノキとほぼ同時に始まった文化放送デジタルラジオ「A G REQUEST デジスタ」での共演者で、アニたまでは「アニたま喫茶三姉妹」のパーソナリティ(次女)。09年末のけいおん!ライブでデジスタのプロデューサー・サテツ氏と共に中村をゲストに呼ぶ計画を立て、第47回で日笠をドッキリさせた。アニたま喫茶では神田と鈴木から、大亀はお父さん(司令官)のお気に入りだと度々指摘されている。 大阪のホテル ひみつ集会の前日に行われたスペシャルミッション「クイズモモノキエクスプレス」で負けた日笠が1人で泊った安いホテル。ベッドシーツの表面が異常にザラザラしていてフロントの人を呼んだり、浴槽が狭くてひび割れていたので朝5時まで寝つけずに朝食を逃したと日笠が語った。第55話、ひみつ図鑑3、第130話の口内炎の話題とモモノキカルタジングル等で触れられた。 お菓子スペース/お菓子ボックス スタジオに入ってすぐの所にある、スタッフが用意したり贈られてきたお菓子が置いてある机。スタジオ内に持ってくる際はボックスに詰め替える。主に第14・42・51・73話のジャッキーカルパス(モモノキ的にはパルパス)、第26・28話の珍々豆、第44・76・77話のチュッパチャップス等があるが、中には賞味(消費)期限が切れているのに置いてある物もあり、ロンハールーム第27回(2009年10月2日放送分)では酢イカ(石川はイカが嫌い)、ドリアン味のハイチュウ(諏訪部が持ってきた)、石川が手に取ると汁をボタボタ落としグシャグシャに崩れた腐った梨を置いていた為に諏訪部によって「銀座の三角コーナー」と称された。第22話で飲もうとした妖怪汁(ジュース)は飲むと渋く中で固まってヌルッとなっていたり、第32話では前週に日笠が司令官へ買ってきた京都のお土産(いちごの生八ツ橋)が未開封の上に湿気でベチャベチャになりアンズみたいな色に変色していた。 オタマトーン 第105話OPトークに登場した、外見が音符に似ている明和電機製の楽器。ANI-TAMA-ZOO Safariでは第26・27回のホッシー占いで今週の運勢を占う時に使われていた。第27回ではたかはしによって「ナマズ先生」と命名される。 お伝えしきます スペシャルミッション冒頭で日笠が担当する部分に書かれていた台本の誤植。実は第1話からこの状態だったが、DJCD2と第36・37話で指摘した為、第40話で修正されたが、第41話では4倍角で、第42話では3D文字で、第43話では台本に1枚ずつ「し」「て」「い」「き」「ま」「す」と書かれた。 おどろき合体 第96話の節分回では恵方巻きと豆撒きを『恵方巻き撒き』、1年後の第148話では恵方巻き撒きを大岡越前で『巻き撒き越前』に合体(中村の膝の上に日笠が座る)した。モモノキフェスティバルではモモノキロボとマサカノオーをスーパーモモノキロボに合体させた。 おどろき戦隊モモノキファイブ 当番組名。番組開始から1年目は中村が「モモノキ戦隊おどろきファイブ」「とどろき戦隊」と言い間違えたり笑ったり咳きこんだりした。第70話では隊員の友人が合宿でどこからか摘んできたタンポポの花を1つづつ乗せながら夕食を食べていた所から日笠によってタンポポファイブにされた。アイマスタジオや今井麻美のSSG第36回でゲストに呼ばれた中村はレッド、ブルー、グリーンは居るという設定とゲストに来たがる人が居ない事を公開した。CDドラマ第1話では10年ぶりに再結成され、今は2人だけ(2人もいる)という戦隊。この時点での活動は人々におどろきを与える事。ちなみに彼らのテーマソングは小林製薬で使われていたイメージキャラクター・除菌戦隊ニオワナインにも使われているフリー音源である。前女101回(2010年3月5日)で前女ステッカーの名前シールに「1年桃組1番・おどろき戦隊モモノキファイブ」と書かれてあり、前向女学院のサークル扱いにされていた。ANI-TAMA-ZOO Safari第1回のアニたまINDEXたまスポのコーナーでは、たかはしに「立ち退き戦隊」「女性漫才師のコント」「にぎやか女子」と称される。続く第2回では豚まんの詳細を聞いて、豚まん→食べ過ぎて豚になる 湯葉→湯婆々から千と千尋の神隠しを連想され、番組にゲストで出る時は悪の女王(たかはし)と戦闘員(細谷)枠を希望した。 おどろきの豚まん 皇蘭とのコラボレーション企画で第78話スペシャルミッションにおいて試作品が登場した。ピンクのワキ汗まんは汗をイメージして湯葉に包まれた具から肉汁が凄く出てきたり、イエローのてへぺろ(・ω )まんはカサカサと日笠のあだ名をイメージしてゲル状の本格カレーが入っていたり、黒の(ダーク)ボンバーまんは皮と具に竹炭が混ざっており黒かったりする。貪欲祭りにて試食会が行われ、第83話スペシャルミッションにてパッケージの題字を作成し、第88話モモノキ日誌にてコミケ企業ブースで1000箱先行販売を発表。コミケ2日目に先行分は完売し、第93話で1/21昼よりアニたま通販で通販開始を発表。おまけとしてモモノキシール全6種(ピンク、イエロー、ドトール司令、グリーン、ダークボンバー、レアのモモノキロボ)の内1枚が封入される。2011年5月末まで番組内でCMが流れていた。 小野坂昌也(おのさかまさや) 青二プロダクション所属声優で昌鹿野のパーソナリティ。日笠は第29話で君にエールを!のポスターを見て「何で(ピントが)ぼやけてんの?」、第34話で「あたし凄く(ゲームの話とかで)いい関係なんだから」と一歩間違えれば不穏当な発言をした。第59話では超A G+のセイ!Youヤング4/6の企画・友達ダービー(後輩声優12人にメールして帰って来た順をリスナーが予想する)で日笠には来たのに中村にはメールが来なかった件に関して昌鹿野でのコメントとの食い違いが発生した為、中村がモモノキ収録中にメールをしようとしたが途中で操作が面倒臭くなり直接電話をかけた(留守電で出なかった)。第76話で2人がチュッパチャップスコーラ味とラムネ味を勝手に食べた事に対して激怒する。それ以降は中村を遠ざけるようになり、ベルギー役で中村とフランス役で小野坂が共演しているヘタリア収録現場でドイツ役の安元洋貴との会話中には舌打ちの後「日笠陽子ちゃんは友達だけどお前は違う」と中村に言い放つ。対して中村は言われたショックより「日笠陽子ちゃん」と呼ぶ事に反応していた。モモノキフェスティバルではダークボンバーの上司・ダークキングとして登場したが、実は会場外から遠隔操作される幻のようなもの(イラスト)で、ピンク・イエロー・ホワイトによる加藤英美里の似てないモノマネとスーパーモモノキロボの攻撃で撤退する。 オバマ人形 第69話に登場した日笠に何となく似ているらしいオバマ大統領の人形で、2010年4月にハワイのイベントに参加したロングさんがお土産として買ってきた物。 折戸マリ(おりと-) アイムエンタープライズ所属声優で、第92話に半年ぶりのゲストとして「システムオールグリーン」と言うオペレーター役として登場した。アイムではめんどくさいツートップ(日笠、利根)と、早見沙織の同期に当たる。既に第47話どーでもニュースで日笠が同期と鍋をしたという話題で呼ばれなかった(同期ではない)中村が久々に会いたい人物として、第79話のヒーロー見つけーローAfterStoryで日笠が事務所の先輩・高城元気の誕生日企画の立案者として名前を上げていた。 御社(弊社)のマネージャー 第1シーズン中は第1話、第11話EDトークの最中に存在が確認され、第15話でコードネームが決まった『スコールさん』と『よっぱさん』の事を指す。放送中の素行が悪い事を見られたくない2人はしきりに存在を気にしている。その他、アーツには階段で転んで膝が血だらけになって泣いていた『膝小僧』、アイムにはグルメで意外とSの『グルマーさん(津田昌宏)』、中村には買出しでスタバのココア(シロップをホワイトチョコに替えて豆乳で割ったホット)を買ってきてもらった時に「中村さん510万円です」と渡し、10/8/15に行われたモンハンラジオ2ndの公録の際に日笠が足だけでも海に入ろうとするのを「タオル無いんで」と止めた眼鏡で細いから『マッチ棒(影法師)』、イベントの入りに車で迎えに行く筈が免停だった為タクシーを呼んだ『免停』(中村の情報によると駐車禁止が原因)、おにぎりと小さい牛乳を頼まれて、おにぎりと牛丼を買ってきた『牛丼』(第128話で日笠から牛丼さんは辞めたと語られる)といった第72話で勝手に名付けられたマネージャー、第93話で日笠がアイマス2新春ライブ2011の楽屋裏に行こうとした際に嫌々対応したチーフマネージャーの『柿P/影P(影山真)』、第126話では関東と関西でどん兵衛の味が違う事を日笠に教え、男性のタンクトップが苦手、リュックの紐を尻に届くほど長くしている(逆にはみたんは異常に短くしている)新人女性マネージャーが居る。DJCD3と第76話より日笠の担当は歯磨き粉→「はみたん」になった。 おどろき戦隊モモノキファイブ用語集 ------------------------------------------------------------------------------------------- あ / か / さ / た / な / は / ま / や / ら / わ
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トップページ メニュー カードリスト 2023 第1弾 2022 第1弾 第2弾 第3弾 2021 第1弾 第2弾 第3弾 2020以前 2020以前はこちら WBC WBC2023日本代表メンバー 人気選手 佐々木朗希 村上宗隆 大山悠輔 メジャーリーガー 大谷翔平 ダルビッシュ有 鈴木誠也 千賀滉大 吉田正尚 藤浪晋太郎 筒香嘉智 菊池雄星 前田健太 現役選手一覧 読売ジャイアンツ 東京ヤクルトスワローズ 横浜DeNAベイスターズ 中日ドラゴンズ 阪神タイガース 広島東洋カープ 北海道日本ハムファイターズ 東北楽天ゴールデンイーグルス 埼玉西武ライオンズ 千葉ロッテマリーンズ オリックスバファローズ 福岡ソフトバンクホークス リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
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【6年前】 テレビ「決まったぁぁああ!今年のインターハイを制したのはァ!三箇牧高校だあああ!」ワァァァ 京太郎「すげえ……」 モモ「わぁ、面白い試合だったっすね!」ピョンピョン 咲「すごい、すごい!ね、お姉ちゃん!」 照「そうだね、いつか私も行ってみたいけどきっと駄目だろうな」 京太郎「なぁに、照なら楽勝だって!」 モモ「そうっす!照姉さんにかかれば全国なんて余裕のヨっちゃんっす!」 照「そうか……」フフッ 照「よし!咲、モモ、皆で、いつかあの大きな舞台で打とう!」 咲「うん!三人で頑張ろう!」 モモ「燃えてくるっすよー」 京太郎「あれ?俺は?」 照「京は男の子じゃないか、何を言っている」ハテッ? モモ「女じゃないなら、女装をすればいいっす」 咲「そっかぁ、京ちゃんは女装男子だったんだね……ごめんね、気づいてあげられなくて」 京太郎「ちょ、ちょっと待て、何でそんなことになってるんだ!?」 モモ「京太郎の女装は似合う……と、思うっすよ」クスッ 照「京は何を着ても似合うからな」フフッ 京太郎「もういいや……」 テレビ「ニュースの時間です」 テレビ「来年の秋から、国民麻雀大会が開催されることが決定しました。この大会のテーマは『国民で麻雀を楽しむこと』」 テレビ「老若男女問わず競技に参加することが可能のようです」 モモ「あれ、これってつまり……」 京太郎「皆と打てるぜ!」ガバッ 咲「やったね京ちゃん!」 京太郎「みなぎってきたああああ!」 照「うん、それじゃあ……」 照「この4人で!あの大きな舞台で!麻雀を楽しもう!」 京咲桃「「「うん!」」」 【照、咲、モモと約束を交わしました】 【現在・3月 第4週】 京太郎「ついに俺も高校生か…」 京太郎「咲とモモは地元の公立に行って…」 咲は去年のインターミドルの個人戦で優勝した モモは決勝戦で同卓していた子に苦戦して、3位という結果だった 京太郎「照は……確か去年のインターハイの個人戦1位だったっけか」 照はお母さんの仕事に付いて行って、白糸台高校という麻雀の強豪校に入学した その照が大阪に引っ越してくるという噂が最近広まっているのだが……真偽やいかに 京太郎「それにしても、この地図適当すぎるだろ……目印も何も無いじゃねえか」 駅から目的地までを矢印で繋いだだけの地図を手にしながら、俺は歩いていた そしてようやく目的地に着く 京太郎「ここが、清々荘か……」 目の前にあるのは少し古びたアパート、ここの大家さんが俺が通うことになる学校の教員であるため、このアパートを学生に貸しているらしい そう、この清々荘がこれから俺が住む場所となるのだ 京太郎「まずは大家さんに挨拶にいくか」 大家さんは清々荘の隣にある、少し小さめな和風の家に住んでいる。とりあえず呼び鈴を鳴らしてみた ?「はい、しばらくお待ちください」 案外若い女の人の声が聞こえた、先生で大家というからもっと老けていると思ったのだが、おっと失礼失礼 少しして、ガララ、と戸が開いた ?「お待たせしました、えーとあなたは?」 さて、ここからが一番大事なポイントだ、挨拶は人の第一印象を左右するからな 京太郎「どうも、須賀京太郎です!」つ菓子折り ?「ご丁寧にどうも、君が今度ウチに入る京太郎君ね、私は石戸霞、よろしく」 「石戸」って「いわと」って読むのか 京太郎「は、はい!よろしくお願いします、石戸さん」 霞「ふふっ、霞でいいわよ、歳だって近いんだし」 京太郎「はい、あれ?歳が近いって何歳くらいなんですか?」 なんだ、この目の前にある大きなおもちは…… 霞「あらあら、そんなこと言ってると握りつぶすわよ?あと変なこと考えてても、ね?」 京太郎「な、何をですか!?」 霞「冗談よ、冗談。ところで、京太郎君はもうクラス発表に行ったのかしら?」 え、今日クラス発表なんてあったのか、ううむどうするべきか 京太郎「霞さんと行こうと思ってたんです!」 霞「そうね、丁度学校に用事もあったことだし。一緒に行きましょうか」 京太郎「はい!よろしくお願いします!」 霞「ふふっ、じゃあ着替えてくるからちょっと待っててね」 そして待つこと十分 京太郎「どうしてこう、女の人の着替えは時間がかかるのか」 京太郎「霞さんの着替えか……うっ、股間が!」スタンダップ 霞「お待たせーっと、あれ?どうかした?」 京太郎「い、いやぁ何でもないっすよ、さあ行きましょうか」マエカガミ 霞「あらあらまあまあ、そう、そんなことを考えていたのね?これは……お仕置きね」ニッコリ 京太郎「うっ、股間が!」シッダウン 霞「京太郎君は何か聞きたいこととかあるかしら?」 京太郎「うーん、そうですね、この学校って、どんな設備があるんですか?」 霞「色々あるわよ、授業で使うのは室内温水プールとかB棟の屋上の展望台とか、あ、あと全教室クーラー完備だったりするわよ」 京太郎「凄いですね……どこにそんな金があるんでしょうか」 霞「なんでも、近くにある大病院の院長がここの理事長と一緒に学校をつくったらしいわよ」 霞「ああ、あれよあれ。荒川病院」ユビサシ 京太郎「めちゃくちゃ綺麗な病院ですね」 霞「他は、軽く百貨店並みの購買ね。基本何でも買えるわ、昼休みは大抵混むから要注意よ」 霞「教室のあるA棟の屋上は昼休みの間だけ開放してるし」 霞「あ、中庭はカップルの巣窟だからあまり行かない方がいいわよ、精神が持たないし」 京太郎「っと、着きましたね」 霞「あら、じゃあ私は職員室に行くから、30分後にここに待ち合わせでいいかしら?」 京太郎「はい、わかりました、またあとで!」 京太郎「さて行きますか」 35分後 京太郎「お待たせしました」ハァハァ 京太郎「すいません、道に迷ってしまって」ハァ...ハァ 走りすぎた、少し頭がクラクラする。なんなんだこの学校は…咲だったら一生出られないぞ 霞「そう、京太郎君も迷い込んでしまったのね……この魔宮『初見殺し』に」 京太郎「そ、そんな名前が……」バタッ 霞「ちょ、京太郎君!?京太郎君!!」 ---------------- 京太郎「こ、ここは?」 目を開こうとしたが、開けられなかった。なんだこの重いものは……とりあえずどけてみよう 霞「起きた、京太rあっ……///」 京太郎「な、なんだこの感触は……!やわらかいッ!そして大きいッ!」モミモミ 霞「あっ、ちょ、やめっ、れっ////」 俺の股間を何かが捕えたしかし、そう思った時にはもう遅かった ニギッ 京太郎「はっ!ここは!」 霞「目が覚めたのね!京太郎君!よかったあ、よかったよぉ」ダキッ こ、これはッ…!霞さんの巨大なおもちが俺の目の前にぃぃぃ! 霞「ごめん、ごめんね、京太郎君」 京太郎「」チーン 【3月 第4週 終】 【4月第1週 平日1】 京太郎「今日は入学式だ!」 あれ、ポストに何か入っているぞ 京太郎「なになに『今日は新入りさん歓迎会をするので、18時には帰ってくること 霞』……か」 京太郎「新入りさん歓迎会か、楽しみだな」 京太郎「快調快調!信号なんかに俺は止められねぇぜ!」ダダダダダダ ?「あっ」 京太郎「えっ」ドーン 京太郎「いつつつ、どうもすいません」カオアゲ 照「いや、こっちも前、見てなかったから」カオアゲ 京照「「え?」」 京太郎「てててて、て照!?」 照「きょきょきょっ、京!?」 ---------------- 京太郎「えっ!?照本当に転校してきたの!?」 照「うん、モモ達は一緒の高校行ったらしいから、その二人に立ち向かう二人……ってかっこいいなって思って」 京太郎「そんな理由で転校してくるか?普通、だいたいおばさんはどうしたんだよ」 照「その、実はね……」 照「このたび、私、不肖宮永照は自立することにいたしました!」ババーン 京太郎「自立?米一合も炊けない照が?」 照「うぐっ、京は痛いとこつくねぇ」 京太郎「それで、どこに住んでるんだ?」 照「えーと確か、何とか荘ってところなんだけど、石戸さんていう大きい人がいる」 京太郎「あの、それってまさか清々荘じゃあ……」 照「そう!清々荘!あれ?なんで京がその名前知ってるの?」 京太郎「マジか」ズーン 入学式が終わり、ホームルームも終わった そして、俺は今、道に迷っていた 京太郎「クラス委員長になるなんてそんなん考慮しとらんよ……」 なぜか俺はクラス委員長に推薦され、就任していた 早速、担任の教師からB棟の化学実験室へのお遣いを頼まれ、 用事こそ済ませたものの、この学校の複雑な構造にとらわれてしまっているのである 京太郎「ようやく1階まで来れたぞ」 どうして建物の3階から1階に降りるのに30分もかかるのか、不思議でたまらない 京太郎「ここは、麻雀部?」 『麻雀部』と書かれた看板こそあるものの、ドアには鍵がかかっていた ?「あれ、麻雀部に何か用でもあるん?ちょっと待ってーな、今空けたる」 ?「お、空いた空いたぁ、ようこそ!麻雀部へ!」 ?「ウチの名前は荒川憩や!よろしくな!新入部員くん!」 京太郎「なんで俺が部員になってるんですかねえ?」 憩「いや、なんか目ぇ輝いとったから。入りたいんかなあ思うて」アハハ 輝いてた?目が?どんなふうに? 憩「で、どうなん?入ってく?」 ううむ 京太郎「よし!入りましょう!憩さん!」 憩「い、いきなり名前呼びかいな//」カァァ 京太郎「あのー、憩さん?」 憩「ふう、落ち着いたわ」 京太郎「そういえば、他の部員の方はいないんですか?」 憩「いない」 憩「麻雀部にウチ以外の部員は、いないんよ」 彼女は言った、笑いながら、淡々と 憩「すまんな、新入部員くん、さっきのは冗談なんや」 ----------------------- 憩「ウチ、今二年なんやけどな、入部したときにいた先輩、みんなやめさせちゃったんよ」 憩「『荒川さんと打っても楽しくない!』って言われてな……」アハハ 憩「自分だけが麻雀を楽しんで他の人はつまらない、そんな麻雀をウチは打ってしまうんや」 憩「だから、今のうちやで、傷付かんうちに辞めた方がええ、麻雀がつまらなくなる前に辞めた方がええ」 そう言う憩さんの目はさっきのように笑ってはいなかった 俺は彼女にどんな声をかければいいのだろうか 京太郎「女の人の泣き顔は、見たくないです」 憩「え?」 京太郎「憩さんが何と言おうと、俺は入ります」 京太郎「楽しくない麻雀なんて、ありえませんから」 憩「そんなこと言うたって!ダメなんよ!」 憩さんは叫ぶように言う なぜ俺が初対面の人にこんなに真剣になれるのか、自分で理解ができなかった 京太郎「大丈夫です、俺が大丈夫だから、大丈夫です。憩さんは気にしなくていいです」 京太郎「憩さんを避けていった人達は、きっと自分の弱さを認めたくなかっただけなんです」 京太郎「だから、憩さんは悪くないです」 京太郎「作り直しましょう、麻雀部を」 京太郎「俺たちが頑張ればきっと誰かが付いてくるはずです」 京太郎「現に1人アテがありますし」 京太郎「わかりましたか?俺は絶対に諦めません」 少しの沈黙、それを破ったのは憩さんだった 憩「ふう、わかったわ」 憩「それじゃあ、これからよろしくな」 憩「新入部員くん」ニコッ その笑顔はまるで、校舎の中に射す日の光のようで、明るく、そして暖かかった 【4月第1週 平日1 昼 終】 京太郎「そういえば、他の部員がいないのにどうやって練習していたんですか?」 憩「ああ、いつもは街の雀荘で打っとるんよ。最近はノーレートのとこも増えてきて色んな人がいて楽しいんよ」 京太郎「じゃあなんでここに?」 憩「その雀荘に行く前にここの掃除しとるんよ、だから少し手伝ってくれるか?えーっと…」 京太郎「名前ですか?一年の須賀、須賀京太郎です」 憩「それじゃあ、京太郎、そのロッカーの中の箒取ってくれるか?」 京太郎「よっと、これでいいですか?」 憩「それやそれ、じゃあパパッと終わらせるでー!」 京太郎「了解です!」 憩「よし、だいぶゴミも集まってきたし塵取りとってやー」 京太郎「これですね、はい」 憩「おお、早いなー、京太郎は看護師とか向いとるんとちゃうん?じゃあウチが塵取り持っとくから京太郎はゴミこん」 京太郎「わかりました……!」 こ、これは!憩さんが三角座りをしている……だと?そんな…そんなことをしたら憩さんの三角の領域が俺の目に…! 憩「ん、どうかしたん?きょうたろぉ……!」 気づかれた! 憩「み、見た……?///」 京太郎「いえ!なにも!青と白の水玉なんて見てません!…あ」 憩「きょ、京太郎のアホ~!///」 京太郎「ちょ、憩さん、箒は痛っ、痛いですって!」 憩「で、京太郎はこれからどうするんや?」ムクー 京太郎「そろそろ許してくださいよ…」 憩「ぱんつ見られといて許すやつがどこにいるんや!」ブンッ 京太郎「はいストーップ!そうですね、その雀荘に行ってみますよ。案内してくれますか?」シラハドリ 憩「わかったわ、後でたこ焼きよろしくな。ほな行こか」 京太郎「はいはい」 【道中】 憩「あ、ここのたこ焼きがこの街で一番おいしいんや。ここやで京太郎!」 京太郎「ちょっと待ってくださいよ」ゼェハァ 憩「京太郎は男の子やのに体力ないんやなー、もっと鍛えんとアカンで。ほら早く奢ってーな」 京太郎「はいはい。あ、たこ焼き1人前お願いします」 京太郎「はい、買ってきましたよ。どこで食べます?」 憩「あそこのベンチでええんやない?」ユビサシ 京太郎「はい、いいと思います」 憩「あれ?一人分だけなん?京太郎にもこの味教えたい思うたんやけどな」ブー 京太郎「いえいえ、いいですよ。ほんのお詫びですし」 憩「なんっかイヤや…よし京太郎!」 憩「一緒に食べるで!」 憩「ほれ一つ食べてみい」 京太郎「ありがとうございます」パクッ 京太郎「あふっ、あっ、あっつ……ふう。確かにおいしいですね、このたこ焼き」 憩「せやろー!さすがやろー!」 京太郎「なんで憩さんが自慢気になっているんですか……もう1個貰えます?」 憩「うん、ええで。ほれ」 京太郎「……うん、おいしい。こんなところ教えてくれてありがとうございました、憩さん」 憩(あれ、これよう考えたら間接キスいうやつちゃう?///) 京太郎「憩さん、おーい、憩さーん」 憩「ひゃ、ひゃい!」ビクッ 京太郎「ぷっ、あはははは、何ですかそれ、ふふっ」 憩「わ、笑っとらんで早く行くで!今日はウチ用事あるんやから!」 【雀荘】 店員「お、来たね荒川の嬢ちゃん……とそちらは?彼氏かい?」 憩「かかかか、彼氏ちゃうわ!こんなやつ!」 京太郎「ちょっ、憩さんそんな言い方あんまりじゃあ……」 憩「う……」 店員「あっはっは、こんな嬢ちゃん久しぶりだな。で、どうする?2人で打って行くんやろ?」 憩「うん、いつも通りノーレートで!」 店員「あいよ、じゃああの卓が空いてるから入ってや」 おっさん「よお、荒川んとこのぉ、またカモられに来たんかぁ?げっげっ、げっげっ」 おっさま「なぁに言うとるん、いっつもカモられてるのあんたやろが」ビシッ おっさん「ぐえっ、せ、せやったな。よし!そこの兄ちゃんカモったるわ!かかってきい!」クイックイッ おっさま「そういうのやめーや」 憩「はぁ、こんなん気にせんでええよ、京太郎」 京太郎「ははは、よろしくお願いします」 おっさん「うっしゃあ!ほな、始めるでー!」 -------------------- 憩「ツモ」 一同「おうっ」 憩「ロン」 おっさん「うげっ」 憩「ロン」 おっさん「ひえっ」 憩「ツモ」 憩「ロン」 おっさん「うえっ」 憩「これで終わりや!ロン!」 おっさん「ひげぇーーー」 ----------------------- 憩「ふう、終わったな。楽しかったで、ありがとさん」 京太郎「あ、ありがとうございました」 おっさん「」ブクブク おっさま「おつかれさん、いやあ、相変わらず強いね~荒川ちゃんは、流石全国2位なだけはあるわ~」 憩「いやいやまだまだですよー、宮永さんに比べたらウチなんて」 おっさま「そか~、充分やれると思うんやけどな~」 おっさん「ハッ、ワイは一体?」 おっさま「ハコ割れトビや」 憩「アホも起きたことやし、今日はこんくらいで打ち止めや!」 京太郎「じゃあ行きましょうか」 店員「嬢ちゃんもう帰るん?いつもは7時くらいまで打ってくんに」 憩「ああ、今日は用事があんねん」 店員「用事?彼氏?夜?」 店員「ふぅーむ、なるほどなるほどなるほどー」 店員「兄ちゃん、頑張ってな」ボソッ 京太郎「な、何をですか!?」 憩「だからちゃう言うとるやろ!///」 店員「まーたまたー、顔赤くしちゃってー」 憩「う、うるさいわ!ほな行くで京太郎!じゃあなー!」 京太郎「ありがとうございました」ペコリ 【帰り道】 憩「んーと、京太郎はこっちの方なん?」 京太郎「はい、下宿してまして」 憩「へー奇遇やなーウチも下宿しとんねん」 京太郎「え?あの、もしかしてその下宿先って清々荘って名前じゃあ……ないです…よね?」 憩「お、よおわかったなあ、京太郎エスパーなんちゃうん?」 京太郎「実はですね、俺の下宿先も清々荘なんですよ。あとさっき話題に出てた照も」 憩「え、ホンマ!?特に後の方!」 京太郎「嘘吐いてどうするんですか」 憩「だって京太郎が―― ---------------------------------------------------- 憩「こ、ここに宮永照がおるん?」 京太郎「はい、だから入ってください」 憩「わかったわ。ほな、おじゃましまーっす、と」 憩「あれ、宮永さんおらへんやないの。どういうことなん?きょうたろ…むぐっ……!」ズギュウウウン 憩「ぷは……って、何すんねん!い、いきなりキ、キスなんて…///」 京太郎「あれ、憩さんひょっとしてこの部屋、照の部屋だと思った?」 京太郎「残念、俺の部屋でした!」マッパ 憩「ちょ、なんで脱いでるん?」 京太郎「そりゃあ、憩さんとするためですよ」 憩「だ、だから何を…?」 京太郎「何って、ナニに決まってるじゃないですか!営みですよ!夜の営み!」ガバッ 憩「あ~れ~」 ---------------------------------------------------- ――って感じで襲ってくるかもしれへんやん」 京太郎「しませんよそんなこと!一体俺は憩さんの中でどんなイメージなんですか!?」 霞「あらあら、随分と仲良しさんなのね」 憩京「「うおっ!」」ビクッ 憩京「「い、いつの間に!?」」 霞「それはこっちの台詞よ、いつの間にそんな仲良くなったの?」 霞「まあ訊かないでおくわ。あと、一応言っておきますけど、清々荘内での不純異性交遊は『禁止』ですからね。破ったら…ね?」ニコッ 京太郎「」ゾクッ 憩「で!霞姉!今日のご飯は何なん?」 霞「それは歓迎会でのお楽しみよ、うふふ」 憩「なんや霞姉はケチやなー、京太郎はたこ焼き奢ってくれたんにー」 霞「あら京太郎君、憩ちゃんにそんなもの奢ったの?ひょっとして仲良くなった理由って憩ちゃんを餌付けしたから?」 京太郎「そんな訳ないでしょう!」 俺と憩さん、霞さんの3人で歩くこと10分、ようやく清々荘が見えてきた。 そして、その前でこちらに手を振っている女性の姿が目に入った。夕陽とも相まってその姿はとても輝いて見える 京太郎「な、なんだ!あの金色の輝きは!」 どうして自分と同じ金髪なのにこうも輝きが違うのだろうか、俺、気になります。 霞「輝き?ああ、エイスリンちゃんのことね」 京太郎「エイスリンさん?」 霞「京太郎君の右隣の部屋に住んでるエイスリン・ウィッシュアートちゃん。ニュージーランドからの留学生ですって」 憩「あと何人住人増えるんこのアパート……」 エイスリン「カスミ、オソイ!ヤクソク、ハマモル!」プンスカ 霞「ごめんね、エイスリンちゃん。ちょっとスーパーで手間取っちゃってて」 エイスリン「ソノヒトタチハ?」 霞「この金髪の男の子がエイスリンちゃんのお隣さんの須賀京太郎君」 京太郎「よろしくお願いします」 霞「それでこっちの女の子は荒川憩ちゃんよ」 憩「よろしくお願いするでー」 エイスリン「コッチモ…」カキカキ エイスリン「ヨロシク!」バッ|憩、エイスリン、京太郎の順に並んでる絵| 憩「ほえー、上手いもんやね」 霞「エイスリンちゃんはまだ上手く日本語が話せないからこうしてホワイトボードを使ってコミニュケーション取ってるのよ」 京太郎「なるほど、そういうことですか」 霞「それじゃあ、私とエイスリンちゃんはご飯作るから2人は部屋に帰って着替えておいてね」 憩「いよいよパーティーや!」 霞「新入りさん歓迎会ー!」 憩・?「わー!」ドンドンパフパフー 霞「さて、まずは新たな住人さんの紹介よ!まずは……ニュージーランドから来たパツキン美少女!エイスリンちゃんー」 エイスリン「Aislinn Wishartデス、ニュージーランドカラ来マシタ、コレカラヨロシクオ願イシマス!」バッ |夜露死苦| 霞「え、えーっとその字は?」 エイスリン「カンジ、ハツチョウセンシテミマシタ。カンジ is art!」キラキラ ?「金髪には惹かれるものがあるし!」 霞「さて次はー!またもや金髪!長野出身!見た目は不良、頭脳は良好!その名は須賀京太郎ー!」 京太郎「あ、新入りの須賀京太郎です、よろしくお願いします」 憩「ふつーやな」ジトー ?「普通だし」ジトー 霞「普通ね」ジトー 照「普通すぎるな」ジトー ?2「普通すぎてつまらん」ジトー 京太郎「すいませんでした…」チーン エイスリン「スガクン!ヨカッタヨ!ゲンキダシテ!Simple is the best!」キラキラ 京太郎「ありがとうございますぅ…」シクシク 霞「気を取り直していきましょー!次は!どこから来たのかわからない!謎の女子高生、三尋木ィー咏ァー!」 咏「三尋木咏だぜぃ、これからよろしくねぃ~」フリフリ 京太郎「和服か、いいな」グッ 憩「む!なんや京太郎はコスブレが好きなん?」 京太郎「いや、そういう訳じゃないですけど」 霞「はいそこの2人いちゃいちゃしない!それじゃあトリはこの人!西東京から来た!現在日本の女子高生の頂点!宮永ァー照ゥー!」 照「宮永照だ、訳あってこちらに越して来た。よろしく頼む」ゴッ 池田「こ、こいつはやばいんだし」ビクビク エイスリン「ワオ!」ゾクッ 憩「ホンマにホンマやったんやな!」キラキラ 京太郎「でしょう?俺の言った通りでしょう?」 霞「はい、そこの2人次いちゃいちゃしたらご飯抜きよ」ニコッ ?「年増の嫉妬は恐ろしいし!」 霞「はい華菜ちゃんはご飯抜きね」 華菜「ちょっと待つんだし!」 霞「今年の新入りさんは4人、みんな仲良くね。次は先住人の自己紹介よ」 華菜「カナちゃんは池田華菜っていうんだし!これからよろしくだし!」 憩「ウチは2年の荒川憩や、麻雀部の部長やっとるから是非来てな」 霞「私は石戸霞、ここには父上様に連れられて来て以来8年程いるわね。今年から三箇牧の教員になったからここには私1人で暮らすことになったの。だからなるべく問題は起こさないようにね、特に……京太郎君?」 京太郎「は、はい…」 霞「わかってればいいのよ、わかってれば」 照「」グー 憩「ねえ、そろそろご飯食べへん?お腹空きすぎてん」 霞「ええそうね、それじゃあこれからは晩餐タイムよ」 照「京、そこの野菜取って」モグモグ 京太郎「ドレッシングはどうする?」 照「フレンチで」ゴクゴク 京太郎「あいよっと」つ皿 照「ん、ありがと」パクパク 京太郎「どんだけ食べてるんだよお前…」 照「おいしいんだからしょうがない、やめられない止まらない」ガツガツ 照「ふう、お腹いっぱい」 京太郎「なあ照、ちょっといいか?」 照「なに?」 【石戸宅・縁側】 京太郎「突然で悪いんだが、麻雀部に入らないか?」 照「んー、部員ってどうなってるの?荒川さんがこの時期で部長ってことからすると、あまりいないんでしょ?」 京太郎「なんでそんなに鋭いんだ」ズボシ 照「これでも一応文学少女ですからね」ドヤァ 京太郎「はいはい、察しの通り部員は俺と憩さんだけだよ」 照「そう…京はインターハイに出るつもりなの?」 京太郎「まあ出来ればの話だけどな」 照「じゃあ荒川さんは?」 京太郎「照と打つんやー、って張り切ってたからきっと出ると思うよ」 照「ふーん、そっか、それなら 照「私は入らない」 京太郎「え?どうして?」 照「個人戦に出るのに部活に入っていなければならないということはない。荒川さんが団体戦に出るつもりなら私は入るけど、この現状じゃあそれは無理。だから私は入らない」 京太郎「なんでそんなに団体戦に拘るんだ?」 照「京はモモ達を見てきたのか?あいつらがそう簡単に負けるとは思えない。おそらく全国まで来る、とすると私も全国へ行けばあいつらと打つ機会が増える」 京太郎「咲達と打つため……か、そしてその目的が果たせないのなら部活には入る必要はない、そういうことか」 照「その通り、だから私は白糸台で団体戦に出ていた。女子部員が4人揃ったら教えてくれ、そうしたら考えてみるよ」 京太郎「照…お前変わったな」 照「どういう意味?」 京太郎「昔は俺達4人で楽しく打ってただろ?だけど、俺からすると、今のお前は麻雀を楽しんでいないように見えるんだ」 照「つまり、京が私に友達と打つ楽しみを教えてくれるってこと?」 京太郎「そうだ。俺と憩さんでお前の目を覚ます」 照「これはまた…大きく出たね、まあ楽しみにしてるよ。それじゃあ私先に帰るね」 京太郎「このサンドイッチおいしいな。霞さんが作ったのかな」チョンチョン 京太郎「…ん?ああ、エイスリンさんですか」 エイスリン「スガクン、ソノsandwichオイシイ?」 京太郎「はい、おいしいですよ。毎朝食べたいくらいです」 エイスリン「ソッカ、ヨカッタ」ホッ 京太郎「これはエイスリンさんが作ったんですか?」 エイスリン「ンー」カキカキ エイスリン「カスミ!」バッ |眼鏡を掛けた霞の絵| 京太郎「なるほど、霞さんに教えてもらったんですね」 エイスリン「ウン!カスミ、スゴイ!」キラキラ 京太郎「確かに…あれは、凄いですよね…」ゴクリ エイスリン「スガクンハ、スゴイホウガ、イイ?」 京太郎「いや、別に大きさなんて関係ないですよ。人の個性ですしね」 エイスリン「…オオキサ?」 はっ!そういえばエイスリンさんは一度もおもちに関する言葉を使っていない……!ということは! エイスリン「スガクンノ、スケベ!エッチ!///」 京太郎「エイスリンさんは怒り疲れて寝てしまった。しかし、寝顔も可愛いなあ」ツンツン エイスリン「スガクンノエッチ…」Zzz 華菜「なぁにやってんだ、新入り」 京太郎「えっとあなたは確か、小池さんでしたっけ?」 華菜「カナちゃんは池田だし!」 京太郎「おい、小池ェ!」 華菜「不謹慎だし!」 華菜「エイスリンさんは可愛いなあ」ツンツン 京太郎「あ、俺と同じことやってる」 華菜「な、わ、悪いか!?」 京太郎「そういえば池田さんは妹さんとかいるんですか?」 華菜「華菜でいいぞ、でもなんでわかったんだ?」 京太郎「華菜さんさっき食器の片付けとか手伝ってじゃないですか、だから妹か弟がいるんじゃないかなって」 華菜「ふむふむなるほど、カナちゃんには三つ子がいるんだ。緋菜と菜沙と城菜っていってな、とっても可愛いんだぞ!」 京太郎「そ、それじゃあおやすみなさ」 華菜「おっと、どこにいく気だ?須賀」 京太郎「え、ちょっと、え?」 京太郎「あの後20分くらい池田さんの妹さんの話を聞かされた……」ゲッソリ 憩「大丈夫?京太郎?」 京太郎「はい、まあなんとか」 憩「やっぱり高校初日は疲れるよねー」 京太郎「俺の疲労の主な原因は憩さんなんですけどねぇ」 憩「え、そうやったん?それはすまんなー」ハハハ 京太郎「そういえば憩さんはどうしてここに住んでるんですか?」 憩「ただ単純に親元を離れたかったから、かな」 京太郎「憩さんの御実家って……」 憩「病院やで、通学路から見えるあの大きいやつな」 京太郎「あ、やっぱりそうなんですか」 憩「お父さんやお母さんはウチを医者にさせたいらしいんよ。だから勉強で忙しくなる前に、高校だけでも自由でいたいなー思うてね」 京太郎「なるほど、なんだか変な話ですね」 憩「せやろ、どうせなるなら医者よりナースになりたいわー」ハハハ 京太郎「憩さんにナース服ですか……かなり似合いそうですね!」 憩「うん、なんだか体に馴染む感じがするんよねー。最近はよく実家から拝借したんを寝間着に使うとるんよ」 京太郎「へー、じゃあ今度俺にナース服姿見せてくださいよ」 憩「お、ええでー。但し、ウチに麻雀で勝てたらなー」 京太郎「よおし、それじゃあ頑張りますよー!」メラメラ 【4月第1週 平日1終了】 【4月第1週 平日】 京太郎「まさか高校生活第1週目で寝坊するとは思わなんだ……」ゼェゼェ 京太郎「まあいい、学校まで後少しだ!後少しで間に合うんだ!頑張れ俺!」ウォー キーンコーンカーンコーン ガラガラ 京太郎「ふっ、ギリギリセーフだったぜ!」ヤレヤレ 担任「須賀ァ!てめェ今の遅刻は何だァ!ギリギリアウトだァ!」 京太郎「おいおい嘘だろ?冗談はよしておくれよ」HAHAHA 担任「うるせェ!外で立ってろ!」 京太郎「」 京太郎「はあ…疲れた。昼飯はどこで食べようか」 京太郎「食堂に行くか」 【食堂】 京太郎「お、この日替わりランチのサンドイッチ美味しそうだな。頼んでみるか……と、お?」 エイスリン「……」キョロキョロ 京太郎「エイスリンさんじゃないか、何をしているんだろう?」 エイスリン「ア、スガクン!」パアッ 京太郎「エイスリンさん、どうかしたんですか?」 エイスリン「エーットネ」カキカキ エイスリン「コレ!」バッ |サンドイッチの絵| 京太郎「日替わりランチを食べたい、ということですか?」 エイスリン「ウン!」 京太郎「食堂で頼むときはまず食券をここで買って、あそこのカウンターに食券を持って行くんですよ」 エイスリン「ワカッタ、スガクンアリガトウ!」ニコッ 京太郎「よし、じゃあ俺も……あれ?」 エイスリン「」スタスタ 京太郎「今度はどうしたんですか?」 エイスリン「ヨカッタラ、lunch、イッショニタベヨ!」 京太郎「はい、わかりました」 京太郎「あの日替わりランチは美味しかったな、何よりエイスリンさんと一緒に食べられて良かった」ウンウン 先生「須賀君~ちゃんと聞いとる~?」 京太郎「はい、もちろんです!」 さて、放課後はどうするか 京太郎「さて、こうして街に来たわけだが、何をしよう……」 咏「お、京太郎じゃーん」フリフリ 京太郎「おお、三尋木じゃないか何してるんだ?」 咏「咏でいいぜぃ。まあ、あれだ生活用品をちょっと見て回ってるんだ」 京太郎「生活用品か、確か俺もあまり無かったからな。よし、一緒に買い物しようぜ!」 咏「お、いいね~それ、しらんけど」 京太郎「何だよそれ、じゃあ行くか」 ―――――――――――――――― 京太郎「まあこのくらい買えば充分か」 咏「なあ京太郎、休憩がてら喫茶店にでも行かね~?」 京太郎「そうだな、行こう」 イラッシャイマセー 咏「それじゃあ私は抹茶にでもするかね~、しらんけど」 京太郎「それじゃあ俺はレッドブルで」 咏「なんで喫茶店にんなもん置いてあんだよ…」 京太郎「だよな…」 オマタセシマシター 京太郎「お、来た来た」 京太郎「なあ、咏ってさ」ゴクゴク 咏「ん?」 京太郎「ウッ、麻雀したけ、と、あるか?コホッ」 咏「あ?なんだって?」 京太郎「ちょっ、ごめっ」ケホッケホッ 京太郎「はあ、落ち着いた」 咏「えーと、麻雀?」 京太郎「ああ、今俺と憩さんで麻雀部作ろうとしてるんだけどさ、咏も麻雀できるなら入部してくれたら嬉しいなって」 咏「ふーん、わかった。いいよ」 京太郎「え!はやっ!?そんな簡単に決めていいのか!?」 咏「別に入りたい部活なんて無いからねぃ~、元々部活なんて知らんし」 咏「それに私は地元で『cat chamber』って呼ばれるほどだったからね~」 京太郎「キャット…?」 咏「『cat chamber』な」 京太郎「なんだかよくわからんが、とにかくよろしく頼むな」 咏「おうよ、そういえば顧問て誰なん?」 京太郎「あ」 咏「確か創部に必要なのは顧問となる教員1名と生徒5名だったはずだけど、それはいいのかぃ?知らんけど」 京太郎「し、知らなかった……」 咏「しっかりしてくれよ~、そんじゃ私は別んとこ行くからじゃねぃ~」 京太郎「おう、じゃあな」 京太郎「次はどこに行くかな」 アリガトウゴザイマシター 京太郎「さてと、公園に行くか」 【公園】 京太郎「公園なう」 ??「あのーすんません、ここいら辺で、いかにも病弱って感じの女の子いませんでした?」 京太郎「いや、見かけませんでしたけど」 ??「そうですか、お手を掛けました」 京太郎「あの、もし良ければ手伝いましょうか?その人を探すの」 ??「え、ホンマ?じゃあ頼むわ!ウチは千里山の清水谷竜華や、よろしく」 京太郎「俺は三箇牧の須賀京太郎といいます」 竜華「須賀君はあっちの方探してくれへん?ウチはこっちの方探すから」 京太郎「わかりました」 ―――――――――――― 竜華「結局見つからんかったわ…どこに行ったんや怜ぃ……」ポロポロ 京太郎「すいません、お力になれなくて……」 竜華「ええってええって。ところで須賀君、三箇牧の憩ちゃんって知っとる?」ゴシゴシ 京太郎「荒川憩さんですか?」 竜華「せやせや、やっぱ知っとった?」 京太郎「知ってるも何も部活の先輩ですからね」 竜華「じゃあ須賀君も麻雀部なん?」 京太郎「ええ、まあ」 竜華「奇遇やなあ!ウチも麻雀部なんよ!なあ須賀君、今ケータイ持っとる?」 京太郎「はい」 竜華「じゃあちょっと借りて……ちょちょいのちょいっと」ピローン 京太郎「何をしたんですか?」 竜華「ウチの連絡先入れといたわ。同じ地区の麻雀部員同士仲良くしてこやー」 京太郎「そうですか、それじゃあこれからもよろしくお願いします」 竜華「うんうん、ええ子やなー須賀君は。じゃあ今日はありがとな、それじゃ!」タッタッ 京太郎「さよならー」 京太郎「……清水谷さんか、可愛い人だったな。そして、何よりあのおもちは……」デレー 京太郎「よし、帰ろう」 ガサガサッ ?「ふぅ、ようやくいなくなったわ」 【4月第1週 平日】終 【4月第1週 休日】 チュンチュン 京太郎「休日なのに早く起きてしまった…」 京太郎「咏の言っていた通り、創部には生徒5名と教員1名が必要らしい。あと、麻雀部は廃部状態だから5月末までに創部申請を出さなくてはいけないようだ」 京太郎「さて、朝はどうしよう」 京太郎「麻雀の勉強をしよう!」 京太郎「って言ってもどうするかな……」 京太郎「ネトマもいいけど基礎を固めたいところだからな」 京太郎「よし、基礎を固めるぞ!」 京太郎「そうと決まれば、『麻雀 基礎』っと」カタカタ 京太郎「お、手ごろなサイトが見つかったぞ」 京太郎「ふう……」 京太郎「まあ、こんなものか」 京太郎「他の人の部屋に遊びに行くか」 京太郎「池田さんの部屋に遊びに行こう」 京太郎「あの人の部屋ってどうなってるんだろうか」 京太郎「いーけーださん!あっそびーましょ!」 シーン 京太郎「ふむ、どこかに出かけているようだな」 京太郎「うーむ、どうしたものか」 京太郎「勉強をしよう」 京太郎「一応宿題もあったことだしな」 宿題「どっさりあるよ!どっさり!」 京太郎「んー、これは…誰かと一緒にやった方がいいかもしれない」 京太郎「この国語は照とやった方がいいかな」 京太郎「…いや、俺一人の力で片付けてやるぜ!」 京太郎「いつまでもあいつの力借りてちゃいけないからな」 ―――――――― 京太郎「お、案外早く終わったな」 京太郎「『セメント樽の中の手紙』か悲しい話だったな」 京太郎「買い物に行くか」 京太郎「さて、どこへ行こうかな」 京太郎「めぼしいものは」 牌のお姉さんの麻雀教本 初級編…1400円 牌のお姉さんの麻雀教本 中級編…2000円 牌のお姉さんの麻雀教本 上級編…2800円 小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!…2800円 迫り来る怒涛の修羅場…2000円 驚愕!雀士改造術!…1900円 女性を落とす40の方法…1000円 参考書…600円 小説…600円 WEEKLY 麻雀 TODAY…600円 京太郎「さて、何を買おう」 京太郎「これください」 店員「計4500円となります」 京太郎「はい」チャリン アリガトウゴザイマシター 買った物 牌のお姉さんの麻雀教本 初級編 コンマ判定で雀力up 読む度に成功率が上がっていきます 驚愕!雀士改造術! 読書後に一緒に麻雀の特訓をした人の雀力up 参考書 勉強時に使用可能。 勉強の成功率、獲得学力が上がります WEEKLY 麻雀 TODAY 1回しか読めません。 無条件で雀力up 夜 京太郎「少し出歩いてみるか」 京太郎「夜の大阪ってこんな感じなのか」 京太郎「長野とは違ってあんまり星が見えないんだな」 京太郎「あれ、こんなとこに張り紙があるぞ」 張り紙「不審者に注意でー」 京太郎「不審者か、気を付けなければな」 京太郎「しかし、今日会話をしたのが本屋の店員さんだけだったとは……」 【4月第1週 休日】終了 【4月第2週 平日】 京太郎「遅刻に用心して早起きしてきたぞ!」 京太郎「お、あの人は……エイスリンさんじゃないか!」 京太郎「おーい!エイスリンさーん!」 エイスリン「ア、スガクン!」 京太郎「どうも、おはようございます」 エイスリン「オハヨウ!」 京太郎「エイスリンさんって麻雀に興味あります?」 エイスリン「…マージャン?」 京太郎「ああ、やっぱり知りませんでしたか」 エイスリン「ソレッテgame?」 京太郎「はい、とっても楽しいですよ」 京太郎「今、憩さんと麻雀部作ってるんですよ。だからエイスリンさんも入ってくれたら嬉しいなって」 エイスリン「ヘー、ソレジャアミニイコウカナ!」 京太郎「じゃあ今日の放課後に麻雀部に行きましょう。迎えに行きますよ」 エイスリン「ウン、ワカッタ!」 京太郎「おおよそ眠気というものがしなかったぜ!」 京太郎「昼はどこに行こうか」 京太郎「今日は弁当を作って、中庭に来たわけだが……」 女子1「はい、あーん」 男子1「お返しだよ、マイハニー」 女子2「もう!遅いよ!男子2君!」 男子2「いやあ、ごめんごめん」 女子3「ほら鳴きなさい!このブタァ!」 男子3「ブヒィィィィィ!」 京太郎「なんだこの桃色空間は」 部員A「そっちに行きましたよ!池田部長!」 華菜「お任せあれ!うにゃああああ!」 京太郎「あれ、池田さ」 ドーン! 華菜「痛ててって、須賀じゃないか」 京太郎「やっぱり池田さんでしたか」 華菜「うにゃああああ!逃げられた…」ガックシ 部員B「諦めません!諦めませんよ!」ザッザッ 部員C「左に同じ!」タッタッ 部員A「よーし、いっちょやったろー!」ウォー! 華菜「あ、お前ら、カナちゃんを置いてくなし!」ダダダダ 京太郎「何だったんだ一体……」 教師「今日はこれで終わりやで~」 京太郎「さて、エイスリンさんを迎えに行くか」 咏「どこ行くんだよ~京太郎~」ウリウリ 京太郎「咏か、これから部活に行くんだが、一緒に来るか?」 咏「おう、行く行く!」 京太郎「その前に、エイスリンさんを迎えに行くから少し付き合ってくれ」 咏「わかったぜぃ~」 【三年フロア】 京太郎「あ、エイスリンさーん」 エイスリン「スガクン!ソレ二ウタモ!マッテタヨ!」 京太郎「それじゃあ行きましょうか」 【部室】 京太郎「こんにちはー」 憩「お、京太郎君。来たかーっと、あれなんで咏ちゃんとエイスリンちゃんがおるん?」 京太郎「咏は麻雀部に入るらしいですよ」 憩「え!そうなん!?おーきにやで!咏ちゃん!」 咏「まあ、よろしく頼むぜぃ」 京太郎「それでエイスリンさんは」 エイスリン「ケンガクニ、キタ!」 憩「京太郎君、流石やで!」 京太郎「いやーそれほどでも…ありますけどね!」ドヤァ 咏「そのドヤ顔さえなければいいんだけどな」 京太郎「今日は何をしようか」 京太郎「エイスリンさん、俺と特訓しましょう!」 エイスリン「ウン!」 憩「じゃあウチと咏ちゃんはいつもの雀荘行ってるねー」 京太郎「はい、わかりました」 咏「じゃあまた明日ねぃ~」フリフリ 京太郎「おう、じゃあな!」 ―――――――― エイスリン「コレガ1翻デ、コレガ…2翻?」 京太郎「おお!飲み込み早いですね!」 エイスリン「ソ、ソウカナ…?」テレテレ 京太郎「やっぱり、エイスリンさんには入ってほしいです!一緒に楽しみましょうよ!」 エイスリン「ケイ、トウタト、スガクン…」カキカキ エイスリン「スガクン!」バッ |4人で卓を囲んでいる絵| エイスリン「ワタシ、ハイル!ガンバロウ、スガクン!」 京太郎「はい!お願いします!」 京太郎「いい感じの時間なので、そろそろ帰りましょうか」 エイスリン「ウン!」 【帰り道】 京太郎「へー、ニュージーランドってそんなところなんですか」 エイスリン「キレイナトコロダヨ!」 京太郎「いつか行ってみたいですね」 エイスリン「ナラ、イツカイコウネ、イッショニ」 京太郎「はい、…お」 エイスリン「ドウシタノ?」 京太郎「いや、綺麗だなって」 エイスリン「エ?」 京太郎「夕焼けが…ってどうしたんですか?顔が赤いですよ?」 エイスリン「ナ、ナンデモナイヨ!ユ、ユウヤケノセイジャナイカナー//」 京太郎「そうなんですか?ならいいですけど。それじゃあ約束ですね」 エイスリン「ヤクソク?」 京太郎「エイスリンさんとニュージーランドに行くって約束です」 京太郎「あ、小指出してくれますか?」コユビ エイスリン「コユビ?コウ?」コユビ 京太郎「はい、そうです。指切りげんまんです」 エイスリン「ユビキリ…?」 京太郎「日本では約束をするときこうするんですよ」 京太郎「ゆーびきりげんまん、うーそついたらはりせんぼんのーます」 京太郎「ゆーびきった!」 【4月第2週 平日】終了 【4月第2週 休日】 京太郎「ふむ、清々しい朝だな!」 京太郎「そういえば照と麻雀するって話どうするかな」 京太郎「さて、今朝はなにをしようかな」 京太郎「麻雀の勉強をば」 京太郎「今日は如何様にしようか」 京太郎「憩さんに早く追いつきたいから、基礎からいこう」 京太郎「この前みつけたこのサイトで…」 京太郎「ふむふむ」 京太郎「ふぅ~む、なるほどなるほどなるほど~」 京太郎「中々参考になるな~このサイト」 京太郎「もう昼か…何をしよう」 京太郎「他の人の部屋に遊びに行くか」 京太郎「今日こそはいますように」 京太郎「さて、誰の部屋に行こうか」 京太郎「照ならいるはずだろ」 京太郎「照ー、いるか?」 霞「あら、京太郎君。照ちゃんなら朝早くからどこかに行っちゃったわよ」 京太郎「」 京太郎「気を取り直して麻雀の勉強をしよう…そうしよう…」 京太郎「どんなふうにやるかな」 京太郎「ネトマをしよう!」 京太郎「ここで予約をして…」 京太郎「おお、来たぞ!」 すく水『よろしくですよー』 大好き三つ子!『よろしく頼むしっ!』 ヒロリン『よろしくさんさんさんころり~』 京太郎「よかった…俺はぼっちじゃなかったんだな」グッ 京『よろしくお願いします』 ヒロリン『よし、はじめよかー』 京太郎「俺が起家か」 京 ノーテン すく水 テンパイ 三つ子 テンパイ ヒロリン ノーテン 京『ぐぬぬ』 ヒロリン『アカン、アカンなぁ』 三つ子『好調だし!』 三つ子『ツモ!1600・3200だし!』 京『やられた!』 京 21800 すく水 23400 三つ子 31400 ヒロリン 23400 ヒロリン『やったるでー!』 すく水『そろそろうるさいですよー』 東2局 流局 京 22800 すく水 20400 三つ子 32400 ヒロリン 24400 ヒロリン『まだまだやるでー!』 京『またノーテン…』 三つ子『ツモ!3200オールだし!』 東3局 三つ子のツモ→1本場へ 京 19600 すく水 17200 三つ子 42000 ヒロリン 21200 三つ子『連荘だし!』 すく水『やってやるのですよー!』 東3局1本場 流局→2本場へ 京 20600 すく水 18200 三つ子 43000 ヒロリン 18200 京『逃げ切ろう』 ヒロリン『おっかしーなー』 京『ツモです!1600・3200の2本場は1800・3400!』 東3局2本場 京のツモ和了→東4局へ 京 27600 すく水 16400 三つ子 39600 ヒロリン 16400 京『この調子でいくぜ!』 三つ子『そうはいかないし!』 すく水『勝負は最後までですよー』 ヒロリン『もうええんや…』 すく水『まずは避けますよー』 三つ子『オリとくし…』 ヒロリン『ダメやな…なにもかも…』 京『ロン!12000!』 ヒロリン『嘘…やろ?』 終局 1位 京 39600 2位 三つ子 39600 3位 すく水 16400 4位 ヒロリン 4400 すく水『お疲れさまですよー』 三つ子『惜しいところだったのに…』 京『なんとか…なりましたね』 ヒロリン『あははははははは』 京太郎「よし、勝てたぞ!」 京太郎「ヒロリンさん…か、なんだか怖かったな」 京太郎「この後は何をしよう」 京太郎「一休みしたら買い物に行こう」 京太郎「さて、どこへ行こうか」 京太郎「文房具屋に行くか」 ノート…200円 シャーペン…300円 赤のマーカーペン…300円 いわくつきのペン…500円 いわくつきのシャーペン…600円 高めのシャーペン…900円 関数電卓…1000円 京太郎「あのー、このシャーペンって一体?」 店員「それで勉強すると夢中になってるものが上手なるっていういわくつきのシャーペンやで」 京太郎「それじゃあ、このボールペンは一体?」 店員「それを持ってる人と仲良くなれるいう代物や、神様の力借りとるとかでここでも2本しか置いとらんのや」 京太郎「これが最後の1本なんですか」 店員「せやせや、全国で6店くらいにしか置いとらんらしいで」ドヤァ 京太郎「へー、ならこの2本ください」 店員「おーきにやで、兄ちゃんまあ頑張りなはれや」 京太郎「麻雀の勉強をしよう!」 京太郎「さっきは調子がよかったからな」 京太郎「調子に乗ってちゃいけないな、うん」 京太郎「…今日麻雀以外になにやったっけ」 【4月第2週 休日】終了
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――教室―― 京太郎「ハーレムだぁ?」 モブ男1「だってそうだろ?女子5人に男子一人とか、これをハーレムと呼ばず何と呼ぶんだ?」 モブ男2「しかもあの巨乳美人原村さんに、陰で評判の学生議会会長。ほかの部員もかわいいじゃんか」 モブ男1「うらやましすぎだろお前」 京太郎「ハァ……」 モブ男2「なんだよ」 京太郎「いや、お前たちは何も分かってないんだなぁと思っただけだよ……」 モブ男1「何がだよ。どっから見ても勝ち組だろお前」 京太郎「……そろそろ部活の時間だから行くわ。じゃあな」 モブ男2「尻に敷かれたりしてんのかな、アイツ」 モブ男1「あぁ、そう言えば部の中じゃ一番麻雀弱いらしいな。雑用係でもやらされてるんかな」 モブ男2「それにしたって恵まれてるだろ」 モブ男1「全くだ」 京太郎(あいつらは全く何も分かっちゃいない) 京太郎(確かに俺が麻雀部にいるのは女の子が目的ではある) 京太郎(しかし、しかしだ、麻雀部は俺にとってのハーレムなどでは断じてない) 京太郎(そもそも俺があの中の誰かとくっつくということすら万死に値するタブー) 京太郎(俺は唯の観察者でなくてはならない) 京太郎(そう、百合の花を愛でる1人の百合男子として!) 京太郎「すいません、遅れました」ガチャ 優希「遅い! 犬としての自覚が足りてないじぇ!」 京太郎「自覚も何も、俺は犬じゃないからな」 優希「何を寝ぼけたことを。お前は私専属のタコス犬だじぇ!」 京太郎「タコス犬って、お前……」 和(バター犬の仲間のように聞こえます……) まこ「まだ部長も来とらんけぇ、大丈夫じゃ」 咲「今から麻雀やるつもりだったんだけど、京ちゃんもやる?」 京太郎「いや、俺はネット麻雀してるからいいよ。それに全国に出るやつが優先的に打った方が良いだろ」 優希「調教の効果が出てきたみたいだな。自分の立場を良くわきまえてるじぇ」 和「ゆーき、須賀君の気遣いにそんな事を言ってはいけません」 咲「じゃあお言葉に甘えて、さっそく4人で始めようか」 京太郎(そう、俺が麻雀部に入った理由……それは女子たちが育む百合の花を愛でるため) 京太郎(始めは和に目をひかれていた。あんな可憐な少女こそ女の子とくっつけば良いのにと。が、和と絡む優希を見て確信した) 京太郎(俺の青春の全てはあそこにある、と) 京太郎(人数が少ないために出来上がるカプの種類は多く無い) 京太郎(しかしそれでも不純物(男)無しで美少女達が集まっている空間が何ものにも代えがたい楽園であることに変わりは無い) 京太郎(それに何より、麻雀部に入ってからは数々の嬉しい誤算があった) 京太郎(その一つが……) 和「しかし、やるべきことはきちんとやっているはずなのに、全国が近付いてくるにつれてやっぱり不安になってきますね……」 咲「大丈夫だよ!原村さんが頑張ってるのは確かだし、それに原村さんの強さは私たちが一番よく知ってる」 咲「だから自信を持って!一緒に優勝目指そうよ!」 和「宮永さん……」ポッ 京太郎(こ れ だ !) 京太郎(始めはカプの組み合わせが増えれば重畳、くらいに思って咲を無理やり誘ったわけだが) 京太郎(それによって和が覚醒することになろうとは!) 京太郎(まさかの原村和ガチ百合ルート!) 京太郎(俺はこのときほど咲と幼馴染で良かったと思ったことは無い!!) 京太郎(ありがとう咲!俺の人生の中で、お前は今が一番輝いて見える!) 京太郎(ちなみに、のど咲よりも咲のどの方が萌え度は高い) 京太郎(確かに百合における積極性もといガチ百合度は一見すると和の方が高いように見える) 京太郎(しかし和はお嬢様育ち。そして恐らく恋愛自体今まで経験がなかったに違いない) 京太郎(そんな彼女はある少女と衝撃的な出会いをした) 京太郎(始めは強い拒否感を示しながらも、徐々に打ち解け、今では同じ部で共に全国大会優勝を目指す仲間に) 京太郎(しかし彼女の中には友情だけでは説明できない感情が生まれてはじめていた) 京太郎(しかし恋愛経験のない和にはそれが何を意味するのかが分からない) 京太郎(そもそも箱入りに近い環境で育った彼女には同性間に恋愛感情が発生するということが分からない) 京太郎(悶々としながら日々を過ごす和。しかし咲は気づいていた。和が自分に惹かれていることに! 京太郎(自分の気持ちに名前を付けることが出来ないでいる和を煽るように、彼女に対してさりげなく) 京太郎(しかし確かなアプローチを続ける咲) 京太郎(やがて和は原因不明の感情を抑えることが出来ず、先に対して溢れる涙と共に感情を爆発させる) 京太郎(自分で何を言っているのか分からない和を咲はそっと抱き締め、愛の言葉を囁く) 京太郎(その時初めて、自らの感情が本来同性間に存在してはいけないものだと知る和。狼狽する和を咲はやさしくなだめる) 京太郎(自らに強い執着心を抱きながら、それを制御できずにいる和への愛しさが溢れ、咲は和をゆっくりと押し倒した……) 京太郎(和に対して友情以上の感情を持ち合わせていなさそうな咲が) 京太郎(実のところ心の中では舌なめずりをしている状況だというのがこのカプの醍醐味) 京太郎(相手の好意を知りながらその気持ちを持てあそぶ) 京太郎(すばらしい!) 京太郎(普段の行動から素直に和咲というのも確かに良いが、やはりこちらの方が刺激的だ) 京太郎(咲の温厚な性格からは考えられない黒い一面――小悪魔要素というスパイスを加えることで味わいが増す) 京太郎(ここまで実りあるカプはめったにお目にかかれなかった) 京太郎(そう、長野の地区予選までは……) 久「ごめんね、遅れちゃった」 まこ「おう、お疲れ様」 久「さて、みんなに話があるんだけど、ちょっと良いかしら?」 咲「なんですか?」 久「実は今度、県予選決勝に出た四校で合同合宿を開こうと思ってるの」 まこ「ほぉ……」 和「それはまた、大きな催しですね」 久「龍門渕と風越は文句なしの全国クラスだし、それと渡り合った鶴賀もかなりの実力がある」 久「私たちにとって練習になるというのもあるけど、個人戦で全国に出場する風越」 久「それと来年も大会に出る他の1、2年生にとっても悪い話ではないはずよ」 久「今はまだ参加の意思を確認している段階だけど、もしみんなが参加してくれるようなら、全国前のこれ以上ない訓練になるわ」 久「ということで、それに備えていろいろと準備があるから、しばらく私は部活にちょっと顔を出すだけになると思うの」 久「みんなの方でも練習メニューなんかに関して何か思いついたことがあったら、何でもいいから言ってちょうだい」 優希「龍門渕も参加するということは、あのタコス泥棒も参加するってこと……」 優希「ふっふっふ……早くも復讐の機会が訪れたようだじぇ!」 咲「あはは、復讐っていうのはともかく、またあの人たちと打てるって言うのは嬉しいな」 和「ええ、私も楽しみです。皆さん手強い相手になりそうですから」 京太郎(き…………) 京太郎(きたああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!) 京太郎(4校揃って合同合宿!!) 京太郎(県予選決勝戦で熱い戦いが繰り広げられたことは記憶に新しい) 京太郎(しかし、俺にとっては麻雀以外の面でも非常に熱い大会だった) 京太郎(まずは風越!) 京太郎(キャプテンの福路さんが部長に向けていた眼差し……) 京太郎(あれは間違いなく恋する乙女のそれだった!) 京太郎(しかしそのキャプテン自身が、名門風越の中でのアイドル的存在だった!) 京太郎(少し垣間見ただけでもわかる、あの包み込むような慈愛のオーラ) 京太郎(レギュラーメンバーに対する気遣いから普段の彼女の行動は容易に想像できる) 京太郎(そしてその優しさによって、部員たちは皆キャプテンに対して圧倒的な信頼と好意を抱くことになる) 京太郎(しかしそのキャプテンが想いを寄せていたのは、よりにも寄ってライバル校である清澄を率いる竹井久だった) 京太郎(熱い!熱すぎるぜ!) 京太郎(許されざる禁断の恋、まさにロミオとジュリエット!) 京太郎(風越は百合の園としても名門だったな) 京太郎(そして清澄と同様に無名の状態で決勝に進出した鶴賀) 京太郎(ここも見逃すことのできない勢力だった) 京太郎(百合を求めて彷徨っていたら、偶然見かけたあの光景) 京太郎(決勝戦敗退後の鶴賀の大将と副将の会話) 京太郎(「消えてもいい」と言われた時の大将のあの表情……) 京太郎(そこですかさず「先輩を探し回ってみせる」と言ってのける!) 京太郎(まさに落として上げる、のコンボ!) 京太郎(しかし、このあとがさらに問題だった) 京太郎(まさか「なんとしてもその口を閉じさせる」と来るとは!) 京太郎(これは! つまり!!) 京太郎(自らの口で塞ぐということにほかならないっ!!!!!) 京太郎(あれはやばかった……) 京太郎(間違いなくあの二人はガチ) 京太郎(今まで生きてきた中で間違いなくトップクラスの名シーンだった) 京太郎(ウロウロしていたせいで、咲と和の決勝後再会シーンからハブられる結果となってしまったが) 京太郎(それはともかく、あの関係に至るまでのプロセスに強大な萌え要素が含まれているはずだが) 京太郎(いかんせんその情報を仕入れる手段がない) 京太郎(そこに来て今回の合宿!) 京太郎(親交を深め情報網を新設するまたとない機会だ!) 京太郎(龍門渕も見過ごすことのできない勢力だし、是非とも情報を手に入れたい) 京太郎(中堅のタトゥーシールの娘) 京太郎(あの手錠は一体何のためにしているんだ?) 京太郎(もしかしたらあれは、SMプレイの一貫なのかもしれない!) 京太郎(となると、あの中の誰がかご主人様になるわけだが) 京太郎(小学生にしか見えない大将との絡みで、ロリ百合展開も捨てがたいが、やはり和と戦った副将のお嬢様が妥当だろう) 京太郎(名前も龍門渕っていってたし、理事長の家系の人間であることは間違いない) 京太郎(身分違いの恋は、所有という歪んだ形での関係を二人に強いる……) 京太郎(うむ、すばらだ) 京太郎(こういった妄想の燃料に事欠かない環境) 京太郎(これこそ麻雀部に入って良かったと思える最大の理由だ!) 京太郎(なぜか麻雀部の人間は、どこの高校もレベルが非常に高い!) 京太郎(間違いなく俺は今人生の絶頂期にいる!) 久「じゃあ私はまだ準備があるから、あなたたちはとりあえず練習しててちょうだい」 久「段取りが決まったら、また連絡するからね」 まこ「おう、手伝えることがあったらいつでも言ってくれて構わんからな」 優希「いょし!早速妥当ノッポを掲げて特訓するじぇ!」 優希「京太郎!すぐにタコスの補充をして来い!」 京太郎「自分で行けよ、俺は今対戦中だ」 和「ゆーき、わがまま言ってはいけませんよ」 和「もうすぐこっちが終わりますし、そのあとで一旦買い行きましょう」 優希「のどちゃん、ついてきてくれるのか!さすがだじぇ、どっかの駄犬とは違うな!」 京太郎「結構結構、タコスのパシリよか駄犬の方がましだからな」 優希「自分の立場を理解していると思ったらこれだじょ」 優希「まったく、調教が足りなかったのか?」 和「ゆーき、早く終わらせて買いに行くのでしょう?」 優希「そうだったな、じゃあ行ってくるじぇ!」 京太郎(……すっかり忘れていた) 京太郎(最近の咲和に押されて目立たないが、この二人のカプもアリだよな) 京太郎(むしろ咲が来るまでは主力だったし、いまでも垣間見えるその輝きは失われていない) 京太郎(しかも聞くところによると、和が清澄に入ったのは優希と離れたくなかったからだそうだ) 京太郎(これはまごうことなきとびっきりの百合!) 京太郎(百合場面名鑑収録『あなたがいないなんて考えられない』だ!!) 京太郎(そして無事に同じ学校に入学する二人だったが、優希と共にいるために入ってきたはずの和は新しい出会いを果たしす) 京太郎(そしてそちらの方に夢中になってしまう。一方、和が自分のことを追って清澄に入ってきたことに気づいていた優希だが) 京太郎(今までの友情が変化してしまうことを恐れ、それにあえて気づかないふりをしていた) 京太郎(しかし和の目が一旦咲に向き始めると、優希の心には原因のわからない重苦しい気持ちが募ってくる) 京太郎(日に日に仲が良くなっていく和と咲。和の気持ちに答えるつもりはなかったはずなのに) 京太郎(彼女の気持ちが自分から離れたとたん彼女のことを意識してしまう自分に嫌気がさす優希) 京太郎(そしてある日、彼女は目撃してしまう。和が咲にキスをしようとしている瞬間を!) 京太郎(……ふぅ、ここから先は純愛失恋ルートか逆転優和ルート、はたまたタコスヤンデレ化ルートと選り取りみどりだ) 京太郎「ほんと麻雀部は天国だぜ」 まこ「ん?天国?」 京太郎「あっいや、ほんとに麻雀って楽しいなーって思いまして……」 まこ「なんじゃ、京太郎の今の状況を考えると、こっちが申し訳なくなるの……」 咲「京ちゃん……ごめんね雑用ばっかりやらせちゃって……」 京太郎「いや、そんな、悪いよ。それに皆は全国があるだろ?その手伝いが出来るだけで俺は満足だよ」 咲「京ちゃん……」 京太郎「だからさ、先はその分頑張ってくれよ」 京太郎(主に和との絡みをな) 咲「うん!私頑張るよ! 京ちゃんのためにも頑張って優勝するから!」 京太郎「よし、その意気だ! 絶対優勝杯をもって帰れよ!」 久「じゃあ、優勝杯を持って帰るために、卓の空きを須賀くんに埋めてもらおうかしら」 まこ「もうネトマも終わっとるみたいだしのう」 久「もっとも須賀くんが搾取されるだけで終わるだろうから、あまり効果的な練習にはならないでしょうけど」 京太郎「ひどっ! それはあんまりじゃないですか部長!」 咲「部長の言うとおりかも……」 京太郎「咲……お前は俺を見捨てるのか……」 京太郎「わかったよ、俺はもう何も期待しないさ……」 咲「わわっ、じょ、冗談だよ京ちゃん!」 ***************** 京太郎「流石にもうトバされ慣れてきましたよ」 京太郎「メンタルだけは鍛えられましたね!」 まこ「単に向上心が無くなっただけと違うんか……」 久「負け犬根性が染み付いてきたみたいね」 咲「京ちゃん! 諦めちゃダメだよ!」 京太郎「俺から点をがっぽりとっていったのはどこの誰だっけなぁ?」 咲「そ、それは……手加減ずるのは失礼だと思ったからで……」 京太郎「わかってるよ、俺が雑魚すぎるだけだってな」 久「須賀くん、あんまり自虐ネタに走るとみっともないわよ」 久「ところで明日は土曜日だけど、須賀くんはいつもどおり欠席?」 京太郎「あ、はい。 龍門渕に行くので」 まこ「雑用のレベルを超えて、最近は本当の執事に近づきつつあるのう」 久「足繁く通っているわよね。本当に執事になるつもりなの?」 久「それとも龍門渕に気になる子でもいるのかしら」 京太郎「ちょっ、部長!」 京太郎(気になる子……間違ってはいないな) 京太郎(あのお嬢様とタトゥー意外にも、可能性はまだまだ秘めているしな) 咲「え……京ちゃん龍門渕に好きな子がいるの!?」 咲「いったい誰が……や、やっぱり胸の大きさを考えると、あのメガネの……」 咲「はぅ! まさか衣ちゃんとか!?」 咲「それともツンデレ系狙いで龍門渕さんだったり……」 京太郎「おい、俺が割り込んでどうする!」 咲・久・まこ「?」 京太郎「い、いや、そうじゃなくてだな」 京太郎「合宿の時は人数も揃うだろうし、ハギヨシさんに徹底的に立ち回りを仕込んでもらおうと思ってさ」 久「え? 須賀くんはお留守番よ?」 京太郎「…………は?」 京太郎「いやいやまさかそんなおれだけのけものなんてそんなことをやさしいぶちょうがするなんてじょうだんですよねそうですよね」 久「まさか参加できると思ってたの? 身内だけならまだしも、ほかの生徒が居るところに一人だけ狼を放つ訳にはいかないでしょう」 京太郎「」 まこ「完全に魂が抜けおったぞ」 咲「京ちゃん、そんなに他の娘たちに会えないのがショックなの……?」 久「無駄よ咲、完全に意識を失っているわ」 まこ「もう部活も終わりなんじゃが、どうするコレ」 久「とりあえずこの部屋の外に出して置くだけで良いんじゃない? この部屋に鍵さえかかれば問題ないでしょ」 咲「京ちゃん……」 優希「ただいま帰ったじぇ!」 和「すみません、私が途中でタコスを落としてしまって」 優希「まったくだじぇ! そのデカパイでタコスを叩き落とすなんて」 和「で、ですから何度も謝ったじゃないですか!」 優希「そのおっぱいを半分分けてくれるなら、もう何も言わないじぇ」 和「無理です!」 優希「って、おっぱいの話をしたのに京太郎の反応がないじぇ?」 和「そういえばさっきから微動だにしてませんね」 まこ「気にせんほうがええ、夢やぶれた男の残骸じゃ」 久「みんな、コレを外に出すの手伝って頂戴。まったく、余計な手間をかけるさせるなんて雑用失格ね」 まこ「いや、京太郎はそもそも雑用じゃないじゃろ……」 咲「部長、持ち帰っても良いですか?」 和「!?」 久「良いけど、私は手伝わないわよ? 自分だけで持って帰りなさい」 咲「うーん、それじゃあ無理か……また今度の機会に」ブツブツ 和(京咲なんてSOA) 和(宮永さんに野蛮な男なんて論外です!) 久「じゃあとりあえず、コレを外に出して帰りましょうか」 久「下校時刻も過ぎてることだしね。 あとは用務員さんが何とかしてくれるでしょ」 ***************** 用務員「君、大丈夫かい! ほら、起きなさい!」 京太郎「はっ!」 用務員「やっと起きたか。一体どうしたんだい、こんなところで」 京太郎(俺は一体ここで何を……) 京太郎(咲と和がカナダで結婚式を挙げて……) 京太郎(そして咲と和、二人にそっくりな双子の女の子が生まれたんだったよな……) 京太郎(世界初のiPS細胞による同性間の出産だからって、世間から色眼鏡で見られて) 京太郎(それでも二人の絆が解けることはなく) 京太郎(やがて女性同士の婚姻が世界的に一般的になっていった……) 京太郎(…………) 京太郎「って、ちがああああう!!」 用務員「」ビクッ 京太郎(俺が合宿に行けないだと!? そんな馬鹿なことがあってたまるか!!) 京太郎(なにか、なにか現状を打開する方法はないのか!?) 京太郎(どんな方法でもいい! 手段は選んでいられないんだ!!) 京太郎「………………はっ!」 京太郎(そうだ、この手があった!!)ダッ 用務員「あっ、おい君!」 ――龍門渕家―― 京太郎「ハギヨシさん!」 ハギヨシ「来ましたか。いきなりの連絡、驚きましたよ」 ハギヨシ「しかし、そんなに慌てている貴方を見るのは初めてですね。一体なにがあったのですか?」 京太郎「ハギヨシさん……いえ、萩原さん、どうしても聞いていただきたいお願いがあります」 ハギヨシ「お願い…ですか」 京太郎「萩原さんのその技術……誰からも気配を悟られずにいるその術を、俺に伝授してください!!」 ハギヨシ「……!」 京太郎「今日まで何の見返りも差し出せずに、ただただ様々な技術を教えて頂いてきた上で」 京太郎「このようなお願いをするのが失礼にあたることは重々承知しています」 京太郎「だけど、それでも……どうしても成さなければいけないことがあるんです!」 ハギヨシ「京太郎君……」 京太郎「…………」 ハギヨシ「……わかりました。その目、その気迫、よほどの事情があっての事なのでしょう」 ハギヨシ「京太郎君、私は貴方の才能に惚れ込んで、私の持てる全てを授けようと考えていました」 京太郎「……え?」 ハギヨシ「それが少し早まっただけのこと」 ハギヨシ「分かりました、我が萩原家に伝わる奥義の一、『孤塁立』を伝授いたしましょう」 京太郎「あ、ありがとうございます!!」 ハギヨシ「修行は今までのものが児戯に思えるほど厳しいものになります」 ハギヨシ「覚悟はよろしいですか?」 京太郎「たとえこの身が灰になろうと、必ず成し遂げてみせます!」 ハギヨシ「分かりました。では今日から泊まり込みで修行をしていただきます」 ハギヨシ「ご両親の許可は取っておいて下さい」 京太郎「はい! よろしくお願いします!」 ~1週間後~ ――合宿所―― 華菜「4000・8000! 裏はめくらないでおいてやる!」 久「あなたのとこのキャプテンはいいわねえ」 カツ丼「あと一人」 京太郎(…………) 京太郎(完璧だ……!) 京太郎(ここまで気づかれる気配が微塵もないとは) 京太郎(ハギヨシさん……いや、師匠! ありがとうございます!) ~京太郎が龍門渕を訪れた翌日~ ――善光寺―― 京太郎(あれから一晩龍門渕で過ごし、学校をサボって今ここにいる) 京太郎(一体何が始まるんだ?) ハギヨシ「では京太郎君、これから修行を始めます」 京太郎「はい……でもこんなとこで一体何をするんです?」 ハギヨシ「ふふ、山奥の秘境のようなところで修行をすると思っていましたか?」 ハギヨシ「確かに、萩原流の中にはそういった場所での修行の方が適している技も多くあります」 ハギヨシ「しかし、今回あなたに伝授するのは、大雑把に言えば「人の目に留まらないための技」です」 ハギヨシ「よって、人がいなければ修行にならないのですよ」 京太郎「……そうですね! 失念していました!」 ハギヨシ「では改めて」 ハギヨシ「京太郎君、今からあなたには、この善光寺前の通りを往復してもらいます」 京太郎「…………は?」 ハギヨシ「それも、ただ歩いて往復するわけではありません」 ハギヨシ「この時間帯、観光客の数がピークに達しているため、非常に混雑しています」 ハギヨシ「この人ごみの中を、全力疾走で往復してください」 京太郎「は、はぁ……」 ハギヨシ「では行きます」 ハギヨシ「3,2,1、スタート!」 京太郎「え、あ、はい!」ダダッ 京太郎(一体なんなんだこれ……って、やば!) ドンッ! 京太郎「す、すみません!」 おばさん「ちょ、気をつけてよ!」 京太郎(ヤバイヤバイ……って) ドンッ おじさん「おい、君!」 京太郎「ひっ、も、申し訳ありません……」 京太郎(こ、これは……) 京太郎(全力疾走とか無理だろ!!) ハギヨシ「お疲れ様です。どうでしたか?」 京太郎「見ての通りです……怒りの視線を両手では足りないくらい浴びせられました」ハァハァ ハギヨシ「でしょうね。かなりの難易度だったと思います」 ハギヨシ「ですが、このくらいできなくてはあなたの望む力は到底手に入りませんよ」 京太郎「ハギヨシさん、いったいこれは……」 ハギヨシ「では今度は私がやってみせます」 ハギヨシ「よく見ていてください」ダッ 京太郎(いったいこれは何を……) 京太郎(!!??) 京太郎(す、すごい) 京太郎(オリンピックの短距離走レベルの速さで走っているのに) 京太郎(周囲の人が誰も目を向けていない!) 京太郎(いや、そもそも存在に気づかれていないのか!?) 京太郎(しかも、もう戻ってきた) ハギヨシ「ふぅ、良いですか京太郎君、これが我が萩原流奥義の一つ」 ハギヨシ「『孤塁立』です」 京太郎「弧塁……立」 ~冷やしトーカ無双~ ――合宿所―― 一「透華……」 純「すげぇ……」 京太郎(くぅ、あのタトゥーの娘の心配そうな表情がたまらん!) 京太郎(自らのそばにいた最愛の人が、急に離れていってしまった不安) 京太郎(それはより一層の独占欲という、ひどく歪んだものへと変わりかねないものだ) 京太郎(果たして彼女は、変わってしまった愛しい人に対してどのようなアクションをとるのか) 京太郎(このカプは要注目だな) 京太郎(しかし、こんなおいしい思いができるとは) 京太郎(これも全て師匠のおかげだ!) ~善光寺前での全力疾走後~ ――そば処「参タテ」―― ハギヨシ「人の知覚の中にありながら意識下より外れ孤立しているところ」 ハギヨシ「それを弧塁と呼びます」ズズッ 京太郎「弧塁、ですか」ズルズル ハギヨシ「先ほどの善光寺前では、その意識の空白地帯を見抜き、駆け抜けることで、誰の目にも留まることなく往復ができたのです」 ハギヨシ「日頃、衣様の周囲に控えている時も、みなさんの孤塁に立つことで自らの存在を悟られずにいるのです」ズズッ 京太郎「そんな神業、俺に習得することができるんでしょうか……」ズルズル ハギヨシ「私の見立てでは、あなたは萩原流を習得するに十分な才能を持ち合わせています」 ハギヨシ「あとはあなたの覚悟次第です」 ハギヨシ「どうしても成さなくてはならないことがあるのでしょう?」 京太郎「……そうでした、俺には譲れないものがあるんです」 ハギヨシ「それともう一つ、相手の孤塁を見抜く力以外にも、身につけてもらいたいものがあります」 ハギヨシ「広く捉えれば、これも気配を遮断するための方法であると言えます」ズズッ 京太郎「なんですか?」 ハギヨシ「孤塁立は、いうなれば相手に合わせて自らを消す方法」 ハギヨシ「それとは別に、自らが発している気配……気とでも言いましょうか」 ハギヨシ「それを包み隠す術を身につけてもらいます」ズッ 京太郎「気?」ズルズルッ ハギヨシ「人の体をめぐるエネルギーのようなものと言いましょうか」 ハギヨシ「科学的には名状し難いのですが……まあいずれ分かるようになるでしょう」 京太郎「その気ってやつを抑える術を身につけろってことですか」 ハギヨシ「包み隠す、というのには語弊がありましたね」 ハギヨシ「気を制御して、己の存在を空間に溶け込ませる」 ハギヨシ「天地と一つになる、と萩原の奥義書には記されていますが、まさしくその通りです」 京太郎「天地と……」 ハギヨシ「これらの奥義は、極めることによってあらゆる場面で驚異的な効果をうみます」 ハギヨシ「そして、萩原流の中でも会得できた者が最も少ない術でもあります」コチラソバユニナリマス ゴトッ 京太郎「」ゴクリ ハギヨシ「大丈夫ですよ、あなたならできます」トポトポ ハギヨシ「己を信じ、力を尽くせば必ずモノにすることができますよ」ズッ ~そして現在へ~ ――合宿所―― 京太郎(そして俺は手に入れた……) 京太郎(この身を死角に置き、天地と……空間と一つになる力を!) 京太郎(今の俺はかつての『須賀京太郎』ではない) 京太郎(百合のために生き、百合のために死ぬ、森羅万象と一体になった百合男子の戦士) 京太郎(ここからは『アトモスフィア京』の独壇場だぜ!!) 透華「こんなの…こんなの私じゃありませんわッ!! きゃっかですわ!」 一「透華…」 透華「これでは原村和とスタイルが違いすぎますわ」 一「う…」 京太郎(ふむ、冷やしトーカさんは元に戻ってきたみたいだな) 京太郎(しかし、和に対してみせる執着は、タトゥーっ娘の嫉妬を掻き立てているようだ) 京太郎(百合場面名鑑収録『誰にもあなたを渡さない』!!) 京太郎(ずっとそばに仕えていたはずなのに、想い人の心は会ったこともない女に釘付けのまま) 京太郎(彼女の心を手に入れようと努力を重ねる日々が続くが、どんなに手を尽くしてもその心が和から離れることはなかった) 京太郎(そしてついに恐れていたことが起こってしまう) 京太郎(和の所属する清澄が県予選の決勝で、透華が和と当たってしまうことになったのだ) 京太郎(そして実際に和と戦った透華は、和に対する執着をますます強めていってしまう) 京太郎(坂道を転がり落ちるように止められなくなった最悪の状況) 京太郎(そして一の思いは、いつしか純粋な恋慕から憎しみを伴うものになっていった) 京太郎(自分に手枷を課して心を縛っておきながら、そのことを気に止める素振りもなく他の女にうつつを抜かすなんて……) 京太郎(そして彼女の抑圧された欲望は、ある日ついに臨界点を超えてしまう……) 京太郎(もう少し嫉妬が高まれば、もしかすると下克上レ○プルートが実現するかもしれん……) 京太郎(帰ったら和をたきつけてみるのもアリだな) 京太郎(っと、もうこんな時間か) 京太郎(もう少しこのカプに注目したいところだが) 京太郎(そろそろ敦賀や風越の方にも行かないとな)スタスタ 京太郎(やはり風越のキャプテンと部長の関係、敦賀の果樹園カプも気になるしな)スタスタ 京太郎(それに、昨日の様子を見ていると他にも魅力的な組み合わせが存在するようだしな) 京太郎(最も気になったのが、次鋒戦メンバーの絡みだ) 京太郎(名門風越でレギュラーを勝ち取った吉留未春) 京太郎(昨年1年生のみのメンバーでレギュラーを奪い、全国へ進出した龍門渕の沢村智紀) 京太郎(そして幼い頃から雀荘で麻雀に親しみ、麻雀が生活の一部になっていた染谷まこ) 京太郎(立場は違えど、己の技量に揺るぎない自信とプライドを持っているメンバーだ) 京太郎(しかし彼女たちのプライドはある日突然打ち砕かれてしまう。全国へ進むための関門、県予選の決勝で) 京太郎(そしてあろうことか彼女たちの道を阻んだのは、役も満足に覚えていないド素人の妹尾佳織だった) 京太郎(大舞台で辛酸を舐めさせられた彼女たちであったが、その後4校合同合宿にて再び妹尾と合い見える機会に恵まれる) 京太郎(麻雀は確かに運の要素が少なくない。だから初心者でも上級者を打ち負かすことが十分に起こり得る) 京太郎(しかしそれはあくまで「ありえないことはない」という程度の可能性のものであって、やはり実力の差というものは大きい) 京太郎(今回こそはと、自らの中で名誉を挽回するためにリベンジマッチを挑む次鋒戦メンバーであった) 京太郎(しかし、ここでも妹尾が1位になるという、悪夢のような結果が待ち受けていた。完全に意気消沈する彼女たち) 京太郎(そしてその心の傷は、次第に妹尾への執着へと姿を変えてゆく) 京太郎(そして合宿最終日、彼女たちは最後の戦いを挑もうと妹尾を探していた) 京太郎(しかしそこで見つけた妹尾は、他に誰もいない個室でその肢体を無防備にさらけ出しながら眠っていた) 京太郎(それを見た3人の心の中に、ある濁った欲望が沸き起こる。3人は部屋に入ると、そっと鍵を占めた……) 京太郎(ちょっと飛ばしすぎだが、こんな感じの輪○ルートもアリだよな) 京太郎(問題はこれだけのメンバーが一堂に会することがこれから先にあるのかどうかということだ) 京太郎(しかし、次鋒戦メンバーは全員2年生なわけだから、来年もあるんだよな) 京太郎(「卒業するまで結局一度も勝てなかった」っていうくらいの火薬があれば) 京太郎(大爆発するという流れもより自然になりそうだし、これから先の展開にも期待が持てる) 京太郎(なんにせよ、ここにはまだまだたくさんのお宝が眠っているぜ!) ?「やはり、こういうことでしたか……」 京太郎「!?」 ハギヨシ「京太郎君……」 京太郎「し……師匠!? なぜここに!?」 ハギヨシ「あなたがうまくやれているかどうか気になったのですが、まさかこんなことに力を使っているとは」 京太郎「こ、これは、その」 ハギヨシ「京太郎君……今すぐに帰りましょう」 京太郎「……師匠、俺は、俺には譲れないものがあります」 京太郎「それが今の、この生き方です!」 京太郎「どうしても連れ帰るというなら、俺は……」 京太郎「あなたを倒してでも、己の道を貫きます!」ズアァァ! ハギヨシ「……これ以上、今のあなたを見過ごすことはできません」 ハギヨシ「龍門渕家のCB(コンバットバトラー)としても」 ハギヨシ「同じ志を持つ……百合男子としても」 京太郎「!?」 京太郎「し、師匠が……百合男子?」 京太郎(馬鹿な……そんなはずはない) 京太郎(百合男子は多かれ少なかれ、その瞳のうちに冥い“欲望”の光を灯している) 京太郎(今まで出会った奴らはみんなそうだった) 京太郎(そして……鏡越しに覗きみた、俺の瞳の中にも……) ハギヨシ「私もかつてはあなたと同じでした」 ハギヨシ「仲睦まじい女性達を眺めては、己の世界の中で百合の絵画を描く」 ハギヨシ「今のあなたと同じ行動に出たことも、1度や2度ではありません」 ハギヨシ「しかし、執事として龍門渕にお使えするようになってから、私は苦しむことになりました」 ハギヨシ「主君に忠誠を誓っているように見せかけ、裏ではとても好ましいとは言えない妄想を繰り広げている」 ハギヨシ「そして苦しみぬいた末、私はひとつの決断をしました」 ハギヨシ「それは、見方によっては“逃げ”と捉えられるかもしれません」 ハギヨシ「……いえ、実際は逃げたのです」 ハギヨシ「百合“男子”として生きることの、重圧から」 京太郎「!?」 京太郎「師匠……まさか、あなたは……」 ハギヨシ「百合男子の欲望の根源は、通常の男性の欲望と変わりません」 ハギヨシ「だから私は……自らその根源を絶つことを選択したのです」 ハギヨシ「執事として、生きるために」 京太郎(……去…………勢……したのか!?) 京太郎「師匠……あなたは……」 ハギヨシ「私は、自らが下した決断に対して微塵も後悔をしておりません」 ハギヨシ「ただ……何かを残すということができなくなってしまったことだけは、残念でした」 ハギヨシ「そんな私の前に、京太郎君、あなたが現れたのです」 京太郎「俺が……」 ハギヨシ「これは私の勝手な理想の押し付けです」 ハギヨシ「しかし、あなたには一流の執事としての道を、そして一流の百合男子としての道を歩んで欲しいのです」 京太郎「ま、待ってください! 執事はともかくとして、ここで退くことが百合男子としての行動だとは到底思えません!」 京太郎「手の届く範囲の百合の花を観察し尽くすことこそが、百合男子のあるべき姿じゃないんですか!?」 ハギヨシ「……百合男子とは、そもそもが歪な存在です」 ハギヨシ「男の身でありながら、女性同士の恋愛に惹かれてしまう」 ハギヨシ「その性質上、対象となる女性感の関係に影響を及ぼすような行動は避けるべきだと、私は考えます」 ハギヨシ「百合男子の手が加わってしまっては、それは真の百合の花と呼べなくなってしまうと思うゆえに」 京太郎「それは、分かりますが、しかし観察するということはっ」 ハギヨシ「周囲の流れに抗ってまで観察を行うということは」 ハギヨシ「たとえそれがどんなに完璧な隠匿のもとに行われていたとしても、影響を及ぼしてしまう危険性があります」 ハギヨシ「真の百合男子とは、周囲の流れに逆らわず、ただ身を任せてそこに在る者を指すのではないでしょうか」 ハギヨシ「その流れの中にある限りは、百合男子は周囲を構成する空間の一部になっていることができます」 ハギヨシ「そしてそれは自然な百合の花の背景となり得る」 ハギヨシ「しかし、今あなたがしていることは、その流れに逆らって、百合の花に力ずくでにじり寄ろうとする在り方のように見えます」 京太郎「!!」 ハギヨシ「京太郎君、あなたが求める“百合”とは一体なんなのですか?」 京太郎「俺は……俺には……」ガクッ ハギヨシ「ここから先はあなたが決めることですが……」 京太郎「師匠の言うことは、これ以上ないほどの正論です」 京太郎「それはいま、心の底から理解することができました」 京太郎「今日まで定まらなかった、自らの立つべき場所も分かりました」 京太郎「けれどっ……!」グッ 京太郎「この体がっ! 求めてしまうんですっ!」 京太郎「俺には男を捨てる勇気がない……」 京太郎「だから、師匠と同じ道を歩むことが……できない……」 ハギヨシ「京太郎君、今のはあくまで私の道です。私の生き方です」 ハギヨシ「私の言った言葉が理解できたのなら、あとは自分で、自らの生き方を選べる」 ハギヨシ「いや、“創り”だせるはずです」 京太郎「師匠……」 ハギヨシ「百合男子としてあなたに伝えなくてはならないことは、全て伝えたつもりです」 ハギヨシ「あとはあなたの選択に任せます」 ハギヨシ「こんなこと、本当はあってはならないのですが」 ハギヨシ「あなたに伝えたいことを伝えて、私も何か肩の荷が下りてしまったようです」 ハギヨシ「……なんだか、力が抜けてしまった気分です」 ハギヨシ「……今日だけは、執事としての役割を忘れることにします」 ハギヨシ「また会いましょう、須賀京太郎」スゥー… ********** 京太郎(俺は、どうしたら……)フラフラ 京太郎(咲……和……)フラフラ ?「龍門渕の執事さんは帰ったみたいっすね」 京太郎「!?」ガバッ ?「おお、さすがっすね。今の状態の私を認識できるなんて」 京太郎「あ、あんたは!」 桃子「鶴賀の副将、東横桃子っす」 京太郎(ど、どういうことだ!? いくら気が散っていたとは言え、まだ俺はアトモスフィア状態のはず……) 桃子「最近身につけたばかりの技が、完全にモノになっているとでも思ってたんすか?」 桃子「気配に関する分野では、私の方が経験も技術も圧倒的に上っすよ?」 桃子「それはもちろん、察することに関しても」 桃子「にわかは相手になんないっす」 京太郎「だけど……和は大会の時あんたのことが……」 京太郎「俺はその和にも察知されなかったはず……」 桃子「あれは本気で消しにかかっていなかったからっすよ」 桃子「先輩が見ているところで本気を出して、万が一先輩が耐性をつけてしまったら」 桃子「先輩に色々とできなくなってしまうじゃないっすか」ニコッ 京太郎(……っ、コイツ!) 京太郎(『百合っ娘(ホンモノ)』だ!) 京太郎(しかし、目的がわからない以上、素直に喜ぶことができない)ゴクリ 京太郎(今の今までアクションを起こさずにいて、ここで俺に接触する意味はどこにある?) 桃子「最初から、あなたがいることには気づいてたんすよ?」 桃子「どうせならお風呂を覗いているところをみんなの前に引きずり出して」 桃子「薄汚い野郎が二度と麻雀部に立ち入れないようにしてやろうと思ってたっす」 桃子「でも、あなたはお風呂を覗くような真似はしなかった」 桃子「それどころか、普通の野郎なら垂涎もののシチュに反応すらしなかった」 桃子「だけど、誰か二人以上が一緒にいる状態の時は、鷹の目のような鋭い視線を向けてくる」 桃子「そこで私は気づいたんっす」 桃子「コイツは『百合男子』だって、ね」 京太郎(完全に……バレているっ!) 京太郎(どうする……) 京太郎(今のこの状況、完全に向こうの掌の上だ) 京太郎(ヘタをしたら……消される) 桃子「そんなに警戒しないでくださいよ」 桃子「こっちは取引を持ちかけに来ただけっすから」 京太郎「……何?」 桃子「御宅の部長、竹井久とかいったっすね?」 桃子「あの女がうちの加治木先輩に近づかないようにして欲しいっす」 京太郎「……?」 桃子「訳がわからないって顔っすね」 桃子「詳しい説明は省くっすけど、あの女はうちの先輩にちょっかいを出しているっす」 桃子「だから、本格的に手を出される前に、何とかして欲しいんすよ」 京太郎「俺は……」 京太郎(師匠……俺は) 京太郎「そういったことに、加担することは……」 京太郎(やっぱり、師匠の教え……俺は守りたいです!) 桃子「これ、なんだと思いますか?」 京太郎(カメラ……はっ、まさか!!) 桃子「あんたが皆のことを観察してる、決定的証拠っすよ」ニヤッ 京太郎「」グッ 桃子「おっと、変な真似はしないほうが身のためっすよ」 桃子「すぐそこは清澄の部屋っす」 桃子「私が大声を出せばすぐに見つかりますし、たとえコレを奪って逃げたとしても、証拠は他にもあるっすから」 京太郎「くっ!」 桃子「それに、これはあんたにとっても悪くない話だと思うんすけどね」 京太郎「どういうことだ?」 桃子「私は先輩が無事なら他には何もいらないっす」 桃子「例えば、あの女を風越のキャプテンとくっつけようとするなら全力でサポートするっす」 桃子「そうすればあんたは目の前で百合ップルが誕生するところを見られるし、そこから先の観察も自由自在」 桃子「どうっすか?」 桃子「もっとも」 桃子「断れば……待っているのは迫害と追放っすけどね」ニコッ 京太郎「お……れは……」 ゴソゴソ 京太郎「ちょっと…!東横さんなにしてるんですか…!」 モモ「暴れないでくださいっす 変に暴れたらバラすっすよ」トントントン 京太郎「そ、そんな…う、羽毛…」 京太郎「うっ…」ガクン モモ「落ちたっすね…(確信)」 モモ「………京太郎さん…あなたの事が好きだったんすよ…」