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カード番号:B05-06 U カード名 :黒田坊 サブタイトル:その嬉しさにちょっと油断したまで コスト 1 百鬼夜行ポイント 3 キャラクタータイプ 百鬼 所属:奴良組 LV.1 3500/3 あなたのキャラクターカードゾーンにあるキャラクターカードが【援護】の能力を使用した時、このカードが捨場にあるならば、コスト1を払ってよい。 払ったならば、このカードを手札に加える。 LV.2 4500/3 戦闘力自体は低めだが、援護を使った時、捨場から手札に戻せる効果を持つ。 援護カードと一緒に、手札捨て効果の多い花開院家に投入するのもいいかと。
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油断一秒重傷に ◆CFbj666Xrw 「本当に、現実なんやろか」 それが彼女、野上葵の第一声だった。 目の前の現実が信じられない。 冥王? 救世主? 殺し合い? 全てが悪い夢のように思えた。 子供の姿から大人へと姿を変え、首輪を爆破されて死んだ不思議な魔女。 冥王と名乗った男と、その僕らしい少女、それに蜂のような少女達。 最後にはあの会場に居た何十人もの子供達を纏めてバラバラに転移させてみせた。 テレポートにおいては世界最高峰の彼女でさえ、やってやれるか自信が無い大技だ。 「あんな……人が死んで……っ」 実感は湧かないのに、ぞくりと寒気が来た。 死んだ。人が死んだ。 彼女は超法規的権限を持って活動する特務エスパーだったが、人の死ぬ所を見た事は殆ど無かった。 まだ十歳である少女と二人の仲間は、幸運にも理解有る大人達によって守られてきたのだ。 だから人が、それもあんなに無惨な死に様を見たのはこれが初―― 「そ、そや、支給品ってのを確認せんと」 不安を振り切ろうとランドセルを下ろし、中身を確認する。 (何か強力な物が出てくればちょっとは安心できるかもしれへん。 当たり出てや……!) そう祈りながらランドセルを漁る。 出てきた支給品は、事実強力な大当たりだった。 「……本当に、現実なんやろか」 葵はランドセルから出した支給品を前に再び呟く。 一つ目の支給品はまるでオモチャのような見た目のアサルトライフルだ。 積層プラスチックで作られているらしく、戦闘機のような機能美を備えていた。 付属していた説明書を読んでみると更に奇想天外な内容が続いている。 赤外線により標的を捕捉し、電子制御によりリアルタイムで弾道を調整する事により、 風向きや標的の予想回避パターンなどを考えることもなく銃の指示通りに撃てば良い。 更に銃身を衝撃吸収用の特殊ゴムと炭酸ガスが覆っており、 引き金を引けば、自動車を貫通する程の威力を誇る5.56mm弾がほぼ無反動で連射される。 その反動は卵の殻すら割らず銃声も爆竹程度だという。 F2000R『オモチャの兵隊(トイソルジャー)』。 まるで現実味の無い、とてつもない大当たり。 二つ目の支給品は懐中時計だった。 もちろんただの懐中時計ではない。 懐中時計型航時機『カシオペア』、それがこの支給品の名前だった。 使いこなせば時間を自由自在に跳び回れるのだという。ただし。 ちゅういが ○ 注 意 書 き ほんらいは“世界樹の魔力(せかいじゅのまりょく)”をかりてつかうものなので、 ひとりでつかうにはぼうだいなエネルギーがひつようです。 ちょうじかんの“時間転移(じかんてんい)”はほぼふかのうなのできをつけましょう。 せんとうしようにはナノびょういかのせいみつそうさと ちょうやくごのじくうかんのせいかくなじしょうよそくをしなければなりません。 きをつけててつかいましょう (……世界樹ってなんや? 魔力? しかもそれに加えてナノ秒以下の精密操作て…… 『ちょうやくごのじくうかんのせいかくなじしょうよそく』ってなんや? よう判らんけど、こんなもん使える人は居んのか?) 葵は空間転移最高位の超能力者だが、時間転移というものは聞いたことが無い。 空間転移の応用として予測はなんとかなるかもしれないが、魔力なんて分からないし、 ナノ秒以下の精密操作に至っては何を使えば出来るのかすら想像できなかった。 「これで全部……ってまだ有るんか?」 ランドセルの底にまだ何か細々した物が残っている。 葵はその三つ目の支給品を取りだして……青ざめた。 それは三つの中で最も判りやすい支給品だった。 「爆薬……」 奇妙な蝙蝠型の木組み翼とセットで入っていたかなりの数の爆薬。 一つ目と二つ目のまるで現実味が無い支給品とは違う、本当の意味での凶器。 葵は恐る恐る一本を抜き取ると、付属の火打ちがねで導火線に火を付けて投擲した。 ……本当に、爆発が起きた。 予想以上の爆風が吹き荒れ、地面が抉れて土煙が舞った。 「ひっ……!!」 悲鳴が漏れる。 背筋に寒気が走った。 「本当に殺し合いなんか!? こんな物を使って、ウチらに殺し合えっていうんか!?」 怖い。 怖い。 (怖い怖い怖い怖い怖いこわいこわいこわいこわいこわいこわい…………!!) 恐怖と不安で小さな胸の中がいっぱいになる。 胸を一杯にした恐怖はそのまま喉元を駆け上がって視界までをも塗り潰す。 塗り潰された視界は全てが敵に見えてくる。 手が震える。足が震える。歯が噛み合わない。 「べ、べつの事を考えよ……」 また思考を切り換える。 震える体を抱き締めて、考える。 例えばそう、他のみんなはどうしているだろう。 (皆本はんがいれば安心できるのに……) 居ない者の事を意識して思考から外す。考えたら寂しくて不安になる。 そう例えば、薫なら。 同じ特務エスパーで日本で3人しかいない超度7のチーム・チルドレンの仲間である、親友の明石薫なら? (薫やったら……どうするやろ。 きっとあのジェダって奴に怒るやろうな。 少なくとも怖がったりはせえへんやろ) 超度7のサイコキノ(念動能力者)、明石薫。 薫の力は強大だし、もしもその力が無かったとしてもその性格は変わらないだろう。 恐れなんて知らない。危なっかしいくらいに。むしろ―― (殺し合いに乗ったりもせんやろうけど、怒りでプッツンはあるかもしれんな) はは……と無理に笑った笑い声は、乾いた。 だけど共に居ることが出来ればきっと安心できる。 それなら同じくチルドレン所属で親友の三宮紫穂は? (紫穂なら……どうするやろ。やっぱり怖がったりはせんやろうけど……) 超度7のサイコメトラー(接触感応能力者)である三宮紫穂は薫や葵よりもずっと大人びている。 悪く言えば腹黒い。色々とやばい位に。 親が警察庁長官という事もあって凶悪難事件の捜査を行った事も多々ある彼女は酷い犯罪も何度も『視た』事がある。 それはつまり、この状況でもきっと動じない筈だとそう思わせてくれた。 (紫穂……アンタはこんな所でもきっといつもと変わらんよな) 『葵ちゃん』 『葵!』 いつも通り。 薫と紫穂が何事もなく葵に語りかけてくる姿を想像して、葵はやっと少しだけ落ち着く事ができた。 あの二人と再会できれば。 チルドレンを再結成できれば、この世界からだって逃げれる……かもしれない。 「よっしゃ、いつまでもうじうじしてたってしゃーない! 薫と紫穂を捜しに行くで!」 野上葵も日本で3人しか居ない超度7の超能力者、テレポーター(瞬間移動能力者)なのだ。 例え二人が何処にいようとも、駆け付けるのに時間は要らない。 見つけさえすればという注釈が付くが。 「その前に一緒に遊んでくれる?」 そう思った時、無邪気な声が掛かった。 振り返るとそこに居たのは金髪の小さな女の子だった。 身長は葵より更に少し低い位で、銃や刃物などは持っていない。 持っているのは金色をした奇妙な杖のような物だけだった。 その背中から羽のように延びている宝石のような物が付いた黒い枝も奇妙だったが、武器には見えなかった。 「なんや、外人さんかいな?」 相手が自分より小さな、それも武器を持っていない子供だったおかげで少し安心する。 少女の様子はごく自然で、本当に遊ぶだけのつもりに思えた。 欠片の悪意も敵意も感じられない。 「人の外なら間違ってないかしら。あなたはさしずめ外の人ね。 わたしは人間って殆ど見た事無いけど。 わたしはフランドール・スカーレットっていうの」 「そうか、で、何して遊ぶいうんや?」 だから不穏当な気になる言葉もさして気にせず、恐れることもなく聞いた。 少女に殺意が無かったのは正しく、それだけに安心したのは大きな間違いだった。 この殺し合いの中でも平然としている少女。 それはつまり。 「弾幕ごっこ!!」 この殺し合いに来る前から壊れていたという事なのだから。 「え……?」 「いくよ、レイジングハート・エクセリオン! ディバインシューター!!」 『divine shooter』 杖が唱和すると共に、杖から放たれた5つの球体が野上葵に襲い掛かった。 全ての弾が直撃するまでに避ける暇など有るはずも無い。 彼女がテレポーターでなければ、だが。 「な、なんや今の!?」 激しく怯みながらも葵はテレポートによりその場を切り抜けていた。 だが、近い。フランは驚きもせずに弾幕を続行する。 「そーれ、もっといくよー!」 かけ声と共に放たれた球体が転進する。 先程扇形に放たれた5WAY弾が跳ね返る用に五方向から葵を襲う。 (あかん、長距離の転移がでけへん……!) 弱いESPリミッターでも掛けられているのか長距離の転移が出来ない。 それでも弾の薄い隙間に転移し、反射的に武器を取りだして、引き金を引いた。 反動は無い。全くと言って良いほどに。 爆竹のような音と共に、自動的に照準された銃弾がフランに殺到する。 『protection』 杖の宝石に文字が浮かび薄い膜が生まれる。だが見る間にヒビが入って砕け散り。 「きゃあ!」 可愛らしい悲鳴が上がった。 避けようとずらした半身の肩に銃弾が一発だけ突き刺さった。 葵に迫る球体がコントロールを失って地面に刺さり消滅した。 フランの傷はそれほど深手では無かったが、更に打ち込めば殺せたかもしれない。 車を貫通する程の銃弾を連射するF2000Rならそれができた。 「あ、あかん!」 しかし葵は思わず引き金から指を離していた。 (殺してまう!) その恐怖は死ぬ事による恐怖に迫るほどだったから。 だけどやはり、それが甘いのだ。 フランドールは撃たれた肩を押さえながらもくすくすと笑ってみせた。 葵はフランドールに銃を突きつけながらも怯えていた。 それが致命的な差だ。 「それ、とっても痛いな。自動照準弾なのね。ホーミングじゃないから威力もそこそこ。 わたしもいつもより随分と脆くなってるみたい。 こんなにかんたんに一つ目が凌がれちゃった」 「もうやめい! 幾ら念動力で壁作ってもこの銃なら抜ける! 次は死ぬで!」 「イヤ。だってまだ一つ目だもの。それに」 フランは手を頭上にかざして、言った。 「消えるのはあなたの方だから!」 「なっ!?」 フランドールの手中から連続して無数の魔力弾が放たれる。 それは全方位に撒き散らされた。 「なんやこれ!?」 葵は転移をしようとして、絶句した。 全方位に撒き散らされたという事はどこも均等に魔力弾が飛んでくる。 転移で大きく動いた所で避けきれない。 「こんな出鱈目な!!」 焦って動きながら避けて避けて避けまくった。 右に左に飛んで走って転がって、必死に弾幕をやり過ごす。 銃を使う余裕も無いし、弾幕の特性を考えるほどの心的余裕も無かった。 転移以外において素人の自分が避けられる密度と速度という事は、 落ち着いて対処すれば恐れる必要は無いという事なのに。 通常弾幕に翻弄されている野上葵を前に、フランドールは悠々と充填を完了する。 「いっけええ! ディバインバスター!!」 『divine buster』 レイジングハートが唱和しディバインバスターが放たれる。 「は、外れ――」 葵が驚きつつも一瞬安堵する。それは見当違いの方向だったからだ。 しかしフランドールはそれを――振り回した。 「ザ・レーヴァテイン!!」 「いやああああああああぁ!?」 周囲は転移(大きく高速移動)を封じる薄いが広い弾幕に包まれている。 制限により長距離に転移する事は出来なくなっている。 そして転移以外に、野上葵がこの薙払い弾幕から逃れる手段は最早無かった。 恐怖に満ちた悲鳴を轟音と爆音が塗り潰した。 閃光。爆光。爆発。 そして――。 そこには抉れた地面だけが残っていた。 草木は消し飛び、如何なる生き物も居ない抉れた地面。 それを見てフランドールは、あはっと笑う。 「いなくなっちゃった」 少し気のふれている少女にとっては、ただそれだけ。 殺したという意識は無く、壊したという実感すら漠然としている。 “ありとあらゆるものを破壊する程度の能力”を持つ悪魔の妹は、 自らの力の意味すら理解しない幼い狂気を、495年に渡って地下で育て続けた。 「新しい遊び道具をさがしに行かないと。 レイジングハート、エリア・サーチ。動く者って居る?」 『Yes my temporary master.(はい、仮マスター) Area Search(エリアサーチ)』 発動したエリアサーチがごく近い距離を探査する。 『――50m以内に、動く者は居ません、仮マスター』 「あんまり広くないのね」 『仮マスターは攻撃的な魔法以外には向いていません』 「ざんねん。まあいいや、行こうっと。 このバリアジャケットのおかげでお日様の下でもだいじょうぶだもの、楽しまないと。 水の中は無理そうだけど便利だわ。 お姉様もどこに居るかな。あなたでお姉様と弾幕ごっこするのも楽しそう」 『仮マスターの思考は理解できません』 「楽しいのに」 フランドールはくすくすと笑いながら背中の羽をパタパタと羽ばたかせる。 そう、黒い枝に宝石のような何かが付いた奇妙なものは彼女の羽なのだ。 パタパタと奇妙な羽を羽ばたかせて、フランドールは何処かへと飛んでいった。 新たな遊び相手を捜して。 抉られた地面だけが残された。 抉られ荒廃した野に静かな風が吹く。寂しい風が。冷たい風が。 荒廃した野を湿った風が拭いていった。 動く者はもう誰も居ない。 そう、『動く者』は誰も居なかった。 「ぷはぁっ!!」 ヒュン、という音と共に一人の少女が現れる。 「あ……あつぅ……痛いし……怖いし……くるしい……!」 ガタガタと怯え震えながらも少女は生きていた。 地下に空間転移する事で辛うじて攻撃を凌いだのだ。 もちろん地下では呼吸も出来ず、ガンガンと響く轟音と息苦しさ、強烈な重さに苦しみ、 それでも必死にフランドールが去るまでやり過ごした。 だが、無傷とはいかなかった。 「あ、足が……ウチの足がぁ…………!!」 その左足は無惨にも吹き飛ばされて無くなり、今もドボドボと血を吐きだしている。 涙もボロボロとこぼれて、いたくてこわくてくるしくておそろしくて…… にげたかった。どこかへ。 「に、逃げな……にげなあかん……」 必死に逃げる先を捜す。 さっきのフランドールという少女は水の中は無理だろうけどと言っていた。 水が苦手なのかも知れない。 横を見る。 目に映ったのは湖と、そこに浮かぶ島に建つ、城。 ここはG-3エリア。そして城はE-3エリアだった。 「あそこ、にげな――!!」 ヒュン、と葵は転移する。その距離は10m程度でまたすぐに現れる。 だがそこから地面に着くよりも早くもう一度転移。転移。転移。転移! 一秒に何度も連続して転移を行う事による高速飛行。 これが葵のもっとも得意とする能力の使い方だ。 制限下にあっても城に飛び込むまで20秒と掛からなかった。 * * * 場面は城の地下に移る。 何の因果か運命か。 そこには先程のフランドール・スカーレットの姉であるレミリア・スカーレットが居た。 彼女は日光に弱い、流れ水を渡れない、にんにくは苦手、鰯の頭なんて持っての他な病弱っ娘である。 つまるところ、吸血鬼である。 ちなみに先程の妹は吸血鬼にして魔法少女である。 そんな彼女は城の地下で蝋燭の明かりだけを頼りに支給品を検分していた。 彼女は真っ暗でも良いのだが、気分というのは大事な物だ。 「あら、これは良い物ね」 レミリアは満足げに笑う。 彼女がランドセルから取りだしたのは真紅の槍だった。 紅は彼女のシンボルカラーである。 ついでに槍とナイフは彼女が時折使う武器である。 更に彼女は運命を操る程度の能力を持っている。 であるから彼女が自分にピッタリだと満足したこの槍は、運命を操る魔槍だったのだ。 ゲイボルグ。 それはアイルランドの英雄クーフーリンが愛用した必殺の魔槍だ。 この槍は魔力を注ぎその真名を解放する事により 『先に心臓を穿つという結果が存在し、それに従い槍が敵の心臓を穿つ』 という因果の逆転を起こすのである。 その急所に必中する効果と消費の軽さが特徴の実に優秀な武器だった。 「弾幕も良いけど白兵戦も良いな」 レミリアは試しにぶんぶんと槍を振り回した。 一見その幼い容姿には不釣り合いな大きさだったが、レミリアはそれを軽々と使いこなす。 「フランを止めるのにも使えるかな。流石に心臓刺したら危なそうだけど、なんとかするだろうし」 ふつう、どうにもならない 「他の支給品は……万能の超回復役エリクシールが二つセット、ペア向け。 私に怪我させられる奴なんて居るかしら?」 吸血鬼は種族的に我が儘で自分勝手である。 更に言うならレミリアは我が儘で自分勝手で自信たっぷりだった。 レミリアは更にランドセルの奥から三つ目の、最後の支給品を取りだした。 それは六角形で、LIIの刻印が穿たれている。 「かくがね? ……パチェの賢者の石みたいなものかしらね」 説明書をしばし一読。 どうやらそれはキャプテン・ブラボーなる珍妙な名前の人物が使用した二つ目の核鉄らしい。 面白そうだと思い、使ってみた。 「武装錬金!」 レミリアの全身を六角形の欠片が包み込み彼女を武装していく。 生まれる武装錬金は……シルバースキン・アナザータイプ! ところで、本来武装錬金は使用者の闘争本能の発露から使用者独自の武器として生まれる物だ。 それはその使用者に最も合った唯一無二の武器であり、本来他の者に使いこなす事は出来ない。 だがこのゲームにおける核鉄は、本来の使用者の核鉄を作り出すように固定され、 更に本来の使用者でなくてもある程度は使えるように調整されていた。 主催者達の計らいという奴である。ヤバイ物出されたら困るし。 しかしこのシリアルナンバーLIIの核鉄には一つうっかりミスが発生していた。 同じシルバースキンを作れる核鉄を他の参加者に支給した為か、 こっちの方も同じように処置済だったと思いこんだ単純な作業ミスである。 それは…… 「………………」 視界が隠れた。 「………………」 袖から出てない手で帽子を弄り、なんとか視界を確保する。 「………………」 ちょっと歩こうとして、裾を踏んづけてスッ転んだ。 「いたっ」 鼻を打った。シルバースキンが守ってくれたがちょっと痛い。 「なによこれ」 それはだぶだぶのぶかぶかだった。 本来の所有者の本来のサイズから調整されていないのだ。 シルバースキン本来の所有者は身長185cm体重75kgの成人男性である。 レミリアの身長はそれより三割程も低い。 歩く毎にずるずる引きずり、腕は袖から出ずに袖の先が垂れ下がり、 頭は帽子と襟元の間に埋もれてしまいそうだった。 凄く動きにくい事この上ないし、 レミリアが大事とする貴族らしい威厳からは180度転進して突っ走ってしまっている。 「……まあ、日傘の代わりにはなるかしら」 なんでもこれを来ていると宇宙空間とやらでも活動できるらしい。 太陽光くらいは止めてくれるだろう。 「戻れ」 一瞬でシルバースキン・アナザータイプは元の核鉄の形に収納された。そして。 (外に外出しない時は使わない事にしよう) そう決めた。色々と恥ずかしい。 そのままでも微弱な回復効果などが有るらしいので、ポケットに入れておく。 ……彼女が転移してきたのはそんなタイミングで、辛うじて恥ずかしい姿は見られずに済んだ。 * * * 「はぁ……はぁ……はぁ……っ」 ゼエゼエと粗い息を吐きながら、少女は片足で石畳に降り立った。 激痛でバランスを取れずに転倒した。 「あぐっ!」 痛くて怖くて意識が朦朧としてきた。 それでも周囲を見回す。ここは何処か? どうやら城の中の一室らしい。 壁に掛けられた燭台の明かりだけが室内を照らしている、暗い部屋だ。 視界に映るのは薄暗い部屋と一人の少女―― 「ひぃっ!!」 「あら、ひどいわね。そんなに怖がるなんて」 青髪の少女はくすくすと笑った。 「それで私の城に何の用かしら? この吸血鬼レミリア・スカーレットの城に」 いつからおまえの城になったのかと突っ込む役は残念ながら居なかった。 「きゅ、吸血鬼!? そんなおばけ……ってスカーレット!?」 「あら、スカーレットの性が何か?」 「さ、さっきの子と同じ……!?」 「妹に会ったのね。それはご愁傷様」 レミリアはちょっと同情する。 フランドールの遊び相手をするのはかなり疲れる。人間なら尚更だろう。 「や、やめ! こんといて! 堪忍してえ!」 悲鳴を上げてずるずると後ずさる。 転移で逃げようかと思ったが、転けた時に方向を見失ってしまった。 このまま転移して『いしのなかにいる』になろうものなら今度こそ死にそうだ。 それに痛くて痛くて痛くて痛くて―― 「ぁ……!!」 恐怖が勝っていた痛みがぶりかえし激痛と恐怖が押し寄せる。 持っていた銃は取り落として闇の中に転がり込んだ。 それでもランドセルに手を突っ込み中から爆薬を取りだし―― それを投げつけようとした所で、葵の意識は途切れた。 とさり。女の子が一人倒れる音は思いの外に軽かった。 倒れ伏した葵を見てレミリアは考える。 (これ、どうしようかしら) とりあえず怖がっている相手の血しか吸わない信条なのでこの機会に血をちょっと貰った。 ――少し経過。 葵にとっては幸運にも(?)、まだ死んでいない。 「そういえばあなた、フランに会ったのね? どっち?」 返事は無い。だって意識が無いんだから。 「ただの屍のようね。……どうしようかしら」 見捨てて置いてフランを捜しに行っても良い。 別に知りもしない人間なんて(妖怪でも)、どうなろうと知ったことではない。 だが問題は、この娘が来た距離も方角もさっぱり想像がつかない事だ。 テレポートで城に乱入してきた葵が何処から来たかなんて分かるはずもない。 とするとやはり起きてもらうしかないわけで。 しかしただで助けてやるのもなんだか癪だった。 ふとレミリアは、伸ばした葵の手に握られている物に気づいた。 「……もしかしてこれは貢ぎ物かしら?」 面白い物かもしれない。そうするとお返しをくれてやっても良いかも知れない。 つまらなかったら……その時はその時だ。 レミリアはランドセルから取りだした瓶を一本、葵に飲ませてやった。 貴重な超回復薬エリクシール一本目、使用。 しかし葵は目覚めない。 このエリクシールは傷も疲労も魔力も全快させる優れた回復薬だったが、 精神的疲労を治す事は出来なかったし、ついでに言うなら身体的欠損も治らなかった。 葵の左足は無惨にも吹き飛ばされたままで、血こそ止まっていたが生えてきたりはしなかった。 「…………どうしようかしら」 もう一度考える。この転移娘が目覚めるのを待つか、それとも放っていくか。 一応、この少女の差し出した(とレミリアは解釈した)爆薬は頂いた。 どうやら爆風を羽に受けて飛び回る為の物らしい。 羽については自前の物が有るので爆薬だけだ。 こんな物無しでも飛べるが、これで作った爆風を受けて勢いよく飛び回るのも面白そうだ。 その途中でついでに他の支給品も覗いてみた。 カシオペアという懐中時計も面白そうだったが、使えないから放っておいた。 (空間を超える娘に、時間停止の時計。なんだか咲夜みたいね) 自らに仕えている完璧で瀟洒な従者を思い出す。 レミリアは時間と空間を操る人間の従者に雑用を任せて優雅に暮らしていたのだ。 「そういえば、この島じゃ咲夜が居ないのね。って、メイドが一人も居ないじゃない」 そうなると人を殺すと死体は出しっぱなし、血のティーセットも無し、掃除も出来ない。 掃除洗濯炊事とあらゆる面において、まずい。 まずは目の前の少女から血を飲む時に大量に零して真っ赤になった洋服の替えが、無い。 自分で洗わないと服は血で汚れたままということになる。 「…………やっぱり洗うしかないのかしら。脱いで」 一応替えの服は有る。だぶだぶの外套、シルバースキン・アナザータイプだけだが。 ……とりあえずその前に、もう一つだけ考える事が有った。 目の前には一つ、奇妙な物が転がっている。 「銃って言うのかしら、これ」 拾い上げる。なんともヘンテコな形をしている。 「ここから弾が出るのね。ふーん」 レミリアは銃口を覗き込んだりして色々と弄ってみた。 「ここが引き金で……」 ちなみに普通の人間のよいこは真似をしてはいけない。 「これが……」 暴発してヤバイ事になるからである。 事実数秒後、痛い痛いと転がりまわるレミリアの姿があった。 これはわるい見本です。よいこは真似しないでください。 貴重な超回復薬エリクシール二本目、使用。 【G-3/平地/1日目/朝】 【EXボスな妹様】 【フランドール・スカーレット@東方Project】 [状態]:右肩に軽い怪我/バリアジャケット [装備]:レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのは [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~2個(不明) [思考]:弾幕ごっこで遊ぶ(特に殆ど見た事が無い人間に興味津々) [備考]:バリアジャケットのおかげで直射日光も平気です。 第一行動方針:人を見つけ次第弾幕ごっこを仕掛ける。 第二行動方針:レミリアを捜す。 基本行動方針:遊ぶ。 ※弾幕ごっこ 弾幕ごっこをするという宣言をしてから弾幕をばらまく。何も言わず不意を打つ事は無い。 思いつく限りの弾幕(極めて多種多様)を避けきられると敗北を認める。 その途中での互いの生死は気にしない。 全力で遊ぶぜ! 【F-3/城内地下/1日目/朝】 【大当たりと宝の持ち腐れ】 【レミリア・スカーレット@東方Project】 [状態]:回復して元気/葵から血を飲む時に零して服は血塗れ [装備]:ゲイボルグ@Fate/stay night/飛翔の蝙也の爆薬(残十発)@るろうに剣心 [道具]:支給品一式、シルバースキンATの核鉄(No.52)@武装錬金 [思考]:銃弾って当たると結構痛いのね。 [備考]:シルバースキンATは185cmのブラボーサイズで生成されます。 第一行動方針:葵が起きるのを待つか、ほっといてフランドールを捜しに行くか考え中。 第二行動方針:血塗れになった服の替えはどうしよう。 第三行動方針:暇になったら爆薬で加速の実験をして遊んでみる。 基本行動方針:フランドールを捜す。 ※:エリクシール@テイルズ・オブ・シンフォニアについて エリクシール一本目→野上葵に使用 エリクシール二本目→誤射で自滅した自分に使用 二本セットで支給されましたが以上により使い切りました。 吸血鬼は脳なんて無いので頭撃っても死なず、エリクシールで全快しました。 心臓だとやばかったね、れみりゃ様。 【野上葵@絶対可憐チルドレン】 [状態]:恐怖と精神的疲労で憔悴して気絶。しばらく起きない/左足損失 [装備]:床に転がっている。 [道具]:支給品一式、懐中時計型航時機『カシオペア』@魔法先生ネギま!、飛翔の蝙也の翼@るろうに剣心 [思考]:………………。 第一行動方針:失神中―― 基本行動方針:薫や紫穂に会いたい。 ※:F2000R(残弾23/30)@とある魔術の禁書目録は床に転がっています。 (支給品解説) 【レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのは】 魔法少女リリカルなのは主人公愛用のインテリジェントデバイス(意志有る魔法の杖)。 魔法の素養があればある程度は使いこなす事が出来る。 高町なのはの戦闘スタイルから『砲撃魔法』『誘導操作弾』『防御魔法』に長けているが、 近距離戦闘や機動系は若干重いと思われる。 バリアジャケットはこの装備から作り出される。 ※:フランドールは素養があった(魔法少女)為、自分の技に近似した物は習得しました。 性質的に向かない防御魔法の習得は遅れています。 【ゲイボルグ@Fate/stay night】 魔力を注ぎその真名を解放する事により 『先に心臓を穿つという結果が存在し、それに従い槍が敵の心臓を穿つ』 という因果の逆転を起こす必殺の紅い槍。 その急所に必中する効果と消費の軽さが特徴の優秀な武器である。 使い方は以下の2種類で、両方ともゲイボルグと読む。 刺し穿つ死棘の槍:近距離で使う。威力もさる事ながら極めて消費が少ない。 突き穿つ死翔の槍:大量の魔力を篭めて投擲する。力技で止めるしかない。 速さでは避けられないが、運の能力値が高ければ運命に抗して心臓を外す事が出来る。 【シルバースキンAT@武装錬金】 デザインが違う以外はシルバースキンと同じ。 非常に防御力が高く、生半可な攻撃では打ち破ることはできない(制限があるため原作ほどではない)。 原作ではABC兵器もシャットアウトし、5100度の劫火に耐え、宇宙でも活動できる。 裏返して相手にぶつけて着せる事でシルバースキン・リバースとなり、拘束服の効果を持つようになる。 【エリクシール@テイルズ・オブ・シンフォニア】 HPとTP(魔法や技で消耗するエネルギー)を全快するアイテム。使い捨て。 欠損部位の再生までは出来ないものとした。 【F2000R@とある魔術の禁書目録】 F2000R『オモチャの兵隊(トイソルジャー)』。 積層プラスチック製で戦闘機のような機能美を備えたSF世界の玩具のようなライフル。 赤外線により標的を捕捉し、電子制御によりリアルタイムで弾道を調整する。 風向きや標的の予想回避パターンなどを考えることもなく銃の指示通りに撃てば、当たる。 更に銃身を衝撃吸収用の特殊ゴムと炭酸ガスが覆っており、 その反動は卵の殻すら割らず銃声も爆竹程度という小学2年生でも軽々と扱える化け物銃。 弾丸は自動車を貫通する程の威力を誇る5.56mm弾。 【懐中時計型航時機『カシオペア』@魔法先生ネギま!】 時間を操る事が出来る未来の超科学の結晶。動力源は魔力。 ただし、本来は数十年に一度、周囲に大量の魔力を満たす世界樹の恩恵を利用しており、 個人で利用する為には膨大な魔力を必要とし、大規模な時間転移に至ってはまず不可能。 それでも疑似時間停止などを戦闘中に使いこなせれば強力だが、直接戦闘で使う為には ナノ秒以下の精密操作と跳躍後の時空間の正確な事象予測が必要とされ、 この時点で何らかの超高性能なコンピュータの力でも借りないと使いこなせない。 更に2.68秒以上の時間停止や3.27秒以上10.78m以上の時間ターン回避運動、 回避以前の時間へ戻る事も不可能と制限も多く、使える物なら使ってみろな代物である。 原作ではネギは一日掛けて支度する事により実用レベルで使えるようにした。 【飛翔の蝙也の爆薬(火打ちがね付き)と翼セット@るろうに剣心】 極限まで痩せた男が使っていた爆弾で爆風を起こし宙を舞う為のセット。 爆薬は爆風を自分で受ける為、破片などは入っていない。 翼は単体ではグライダーのようにしか使えない。 ≪003 「とある紅世の天罰狂い」 時系列順に読む 005 百色恋しや怪盗梨々≫ ≪003 「とある紅世の天罰狂い」 投下順に読む 005 百色恋しや怪盗梨々≫ GAME START フランドールの登場SSを読む 070 禁忌『エキストラバージン』≫ レミリアの登場SSを読む 084 籠の中の鳥達≫ 葵の登場SSを読む
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このページは一応「厄災、再び。「今度はハイクだ!」」の続き。 「なんだかんだ言っておまえさんよ、結構楽しんで書いてないか?」という声が聞こえてきそうなので先回りしていっておく。楽しんでなど、いない。冗談ではないのだ。はらわたは煮えくりかえっている。もう一度言おう、ほんと、冗談ではない。 判りやすい油断とは。 要するに evil_libra という名前自体が、嫌悪感をもたらすわけである。はてなハイクならはてなハイクでも何でも、その名前が出てくるだけで楽しい雰囲気に水を差されるのである。こればっかりは、もう、見事としかいいようがないかもしれない。嫌悪される天賦の才。何もしなくたって嫌われる。誰彼とそう真似のできるものではないだろう。 そんな「能力者」がはてなに帰ってきた。でも、知らない人も多いのだ。すっかり忘れてた人も多いのだ。 新たに絡まれた人もいるようだが、異様な不快感に戸惑いを覚えつつも、なんなのかさっぱり理解ができない。 であるから私は「はてなハイク」で「やりあう」のはいささか気が引けると感じつつも、私の id ページに表示されるべく投稿された evil_libra のエントリに対し、意思表示の意味合いで「本人が嫌がると知りつつの投稿をやめろ。」と反応をした。 そんなことをしつつも、もういい加減、対応するのが嫌で嫌で、不愉快で不愉快でしょうがない。このへん、思い出すだけでも疲れる。 こんな感じでもって枯れきった心境で 2008年01月07日 夜、届いたメールをチェックすると、From 欄に見たこともない名前が連打されていた。……なんだこれは? Date 2008/01/07 10 36 From goodoldppsdays owlさんのエントリーに返信がつきました。 ---- id owl どうしたんですか?大丈夫ですか? 私の書き込みは特に乱暴なことも失礼なことも書いていないと思いますが・・・。 owl さんは少し人間関係に疲れていらっしゃるのかもしれませんね。 http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9236539040323942024 http //m.hatena.ne.jp/ Date 2008/01/07 10 43 From goodoldppsdays owlさんのエントリーに返信がつきました。 ---- id owl すみません、書き間違えたので、消して書き直します。 どうしたんですか?大丈夫ですか? 彼(でいいのかな。)の書き込みは特に乱暴なことも失礼なことも書いていないと思いますが・・・。 owl さんは少し人間関係に疲れていらっしゃるのかもしれませんね。 http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9236539040424236464 http //m.hatena.ne.jp/ (再度になるが)……なんだこれは。 余談だが、はてな上のサービスにおいて横断的にメッセージ発行をマネージする「はてなメッセージ」によるメール配信では、メールソフトの着信メール一覧、「From 」欄にメッセージ発行主のはてなID だけがぽんと表示される。だから、今回の場合、着信メールの「From 」はただ「goodoldppsdays」しか出てきていなかったのである。勿論、身に覚えのない「単語」である。記憶にない、というより、眼中にもない。それがわずか 7分の間をおいて 2通。普通の神経をしていれば「何事か!」と思う。 勿論、個別にメールを開けば「From 」欄は「goodoldppsdays m@hatena.com 」とあるので、はてなのどこかに「ID コール」を含むエントリが上げられたことを通知する「はてなメッセージ」のメール配信であることが判る。 まあ、ともかく、ピンと来た。 「私」か「彼」か、などより、この、言葉を荒げぬ気持ちの悪い罵倒文。 赤の他人が第三者の立場から成り行きを眺めて冷静にコメントしたふうを装ったつもりのようだが、沸々とした悪意、書いている主の腹黒さは、どうにも隠せなかったようだ。 ただまあ、書き間違い → 消して再投稿、その履歴が私に届いてしまったことは、憶測に留まらない、そして誰の目にも明らかな、客観性を持った傍証として役立つことになった。恐らく、「はてなメッセージ」によって 10 36 のほうの投稿が知らされなければ、たぶん私も全く気付かなかったことだろう。(すぐには。) いずれにせよ、ばれないと思ったのか。 返答としては、こういったものになる。はてなハイク「id owl」へポスト。 id owl なんですかこれは ======== owlさんのエントリーに返信がつきました。 ---- id owl どうしたんですか?大丈夫ですか? 私の書き込みは特に乱暴なことも失礼なことも書いていないと思いますが・・・。 owl さんは少し人間関係に疲れていらっしゃるのかもしれませんね。 http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9236539040323942024 2008/01/07 10 36 ======== 間違えたのは人称でなく、 ログインしている ID つまり id goodoldppsdays = 瑞珠 = id evil_libra ということでよろしいですね? 疲れている、か、確かに粘着の対処には疲れる。いい加減にして欲しい。 http //h.hatena.ne.jp/owl/9245599024806698966 IDコールを嫌ったか、これに対する goodoldppsdays の反応は「ひとりごと」へ投稿された。その文面は、かくのごとし。 ひとりごと よくわからない因縁を付けられてしまいました。 やっぱり、一件トラブルを受けているように見える側の人間にも、それなりに問題があるということなのでしょう・・・。 さわらぬ神に祟り無し、でした・・・あとで消しておこう…(´;ω;`)しょぼーん 間違えたので書き直したエントリー http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9236539040424236464 by goodoldppsdays 2008-01-07 20 44 30 ひとりごと オイラのダイアリーでの「リンク元」を表示する機能によると、 オイラのダイアリーをウェブ魚拓に撮ろうとした痕跡ページからの足あとが、この数時間で沢山あるよ・・・ 気持ち悪い・・・粘着ってこういう人のことを言うんだろうな・・・勉強になったよ・・・(´;ω;`) by goodoldppsdays 2008-01-07 21 28 39 Reply そして矢継ぎ早に投稿されたのは、回収策を弄しようとでもいうのか、 id owl owl さんは疑心暗鬼になっていらっしゃるんですね・・・ それであなたの疑心暗鬼に整理が付くのなら、私をどなただかと誤解していらっしゃれば、もうそれで良いですが・・・ 私のIDを書いた攻撃的なエントリーを放りっぱなしで晒しておくのは止めていただけませんか? それでは、あなたも好ましくない人物ということになってしまいますよ・・・? (あなたがこれらをお読み次第、そちらの不都合にならないように、全て消すつもりでおりますから・・・) http //h.hatena.ne.jp/owl/ by goodoldppsdays 2008-01-07 21 53 35 慌てたか、脅迫まがいの文言になってきた。自分の書いたものを含めて証拠を全て消し去りたいのがありあり。「ひとりごと」であれだけ煽っておきながら、言っていることの辻褄が合っていないだろう。 目には目を。 id goodoldppsdays あれ、おかしいですね。 あなた(id goodoldppsdays)に対する攻撃性は皆無のはずですけど、どういうことでしょうか。ちょっと意味がわかりません。 それにね、 ======= id owl owl さんは疑心暗鬼になっていらっしゃるんですね・・・ それであなたの疑心暗鬼に整理が付くのなら、私をどなただかと誤解していらっしゃれば、もうそれで良いですが・・・ 私のIDを書いた攻撃的なエントリーを放りっぱなしで晒しておくのは止めていただけませんか? それでは、あなたも好ましくない人物ということになってしまいますよ・・・? (あなたがこれらをお読み次第、そちらの不都合にならないように、全て消すつもりでおりますから・・・) http //h.hatena.ne.jp/owl/ by goodoldppsdays 2008-01-07 21 53 35 ======== http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9245599026561112960 ======== こういうエントリをしておきながらさっさと消される方が私にとっては不都合です。わかりますよね? こんな煽り文。 消したいのはあなたのほうでしょ? - これ以上は楽しい場所であるはずのハイクの雰囲気を悪くするばかりだから、メールでも何でも下さい(アドレスは ダイアリのほうに書いてあります)。そこで話をしましょう。 http //h.hatena.ne.jp/owl/9236556643192913269 こう言われてダイアリのほうへとのこのこやってくるほど焼きが回っていればいたでそれはこちらとしても話がしやすくなるのだが、来られるはずも無かろう。goodoldppsdays には私のダイアリを軽々に閲覧しに来ることができない理由があるからだ。…とかなんとか言いつつも、一応念の為、というか、万が一を想定して IDトラップを仕掛けておいた。 因みにこんな反応が返ってきている。 ひとりごと なんだか完全に思考にナントカの壁のある人のようだなぁ・・・ 勝手にidを良くない意味で晒し出したのはあの人の方なのに。 二回目の書き込みも、書き直したいところがあるから何度か消したりしただけで、最終的に出来上がった文章をきちんと 書き残しているのに・・・「消したのは都合が悪いからだろ」とか理屈滅茶苦茶なこと言ってくるし・・・ もう、かかわるの止めよう・・・。こういう人がドコにでも混じってるのがネットの恐いところだなぁ・・・ぶるぶる。 by goodoldppsdays 2008-01-07 22 25 31 ひとりごと 最初に、場の雰囲気というかowlさんがひとりごと(だったかな?)で何かe氏に苦情を言っておられたので、それに対して、 みなさんが私に対していろいろ仰ってくださるように、私もowlさんに一声かけてみたのですが(e氏の書いたものを見る限り、 どう見てもowlさんに対して悪意がある文章には見えなかったものですから…) ・・・それが、何を誤解されたのか、突然「あなたはe氏だろう?」と断定して私のIDを出して迷惑になるようなことをして きたんですよ?(owlさんは最初の時点でe氏を責めていたのですから、owlさんは私に対して攻撃心を向けてきたのです。) owlさんが場の空気を悪くすることを避けようとしたのではなく、owlさんが私に拳を突きつけてきたのです。それでも耐えて、 もう一度進言してみましたが、まったく話を噛みあわせていただけません。 この時点で噛み合わないということは、一対一のメールであれば人の目がありませんから、一層誤解を解くことは不可能です。 私にはもう諦めることしかないのでしょう。いいです。もうそれでいいです。 Reply to by goodoldppsdays 2008-01-07 23 02 06 もう、何を言っているのかさえ判らなくなってきた。(ひょっとするとそういう、何を言っているのかわからない、「かわいそうなひと」を演じようとしていたのかもしれない。) とりあえず就寝。 で、AM05 00 頃、妙な胸騒ぎを覚えて目が覚める。 goodoldppsdays は、可哀想キャラを演じるかのような投稿を連投していた。 「やってしまった」ことに、気付いたのか。 次章 「IDトラップ」に、続く。 …っと、その前に。 後日、はてなセリフにもよく登場していたとあるはてなユーザーによって、「goodoldppsdays = evil_libra」疑惑に対する見解がはてなハイク上に投下された。それを読んでか読まずか(まあ、ID コールされてるわけだから当然読んでるんだろうけど)、完全に遅まきの形となった「反論」。 ---- id goodoldppsdays 『あれ、おかしいですね。あなたに対する攻撃性は皆無のはずですけど』 とありますが、あなたが書いた文章は、 『間違えたのは人称でなく、ログインしている IDつまり id goodoldppsdays = id evil_libra ということでよろしいですね? 疲れている、か、確かに粘着の対処には疲れる。いい加減にして欲しい。 』 であって、ご勝手に私をid eさんだと想定し、そして「いい加減にしろ」とid eさんに対して非難しています。 つまり、あなたは明らかに「id eさんであろうと想定した私」に対して攻撃性を持っています。 それ自体が、ご自分でお分かりにならないとは・・・あなたは話の頭から辻褄合わないメチャクチャなことを言う方だ、と 判断させて頂くしかありませんので・・・残念ながら、私の善意が仇となって帰ってきたということで、この件は御仕舞にしたく 存じます。 あなたが、また新たな人を困らせることのなきよう、そして御多幸のほどを。 http //h.hatena.ne.jp/goodoldppsdays/9236556697022676443 そもそも「もうかかわるのやめようブルブル」とか言っておきながら外の人に突っ込まれると形ばかりの反論を呈するというのもおかしな話なのだが、 どうしてこうこの人は話を終わらせよう、終わらせよう、終わらせよう、と必死なのだろうか。 その割には、自分の言いたいことだけは置いていこう、置いていこう、置いていこうとするのだろうか。 そして、 どうしてこう徹頭徹尾、必死で毒を吐かずにおれないのだろうか。 そもそも「善意」「善意」としきりに仰るが [owl][これはひどい][厨][思考力稚拙][情報操作][言行不一致]あーあ、やっちゃったよ。善意の第三者に下衆の勘繰りで冤罪。 いかにもowlらしい厨な行動だな。 (http //b.hatena.ne.jp/evil_libra/?url=http%3A%2F%2Fh.hatena.ne.jp%2Fowl%2F) 善意って何かね。 一般社会的に到底そう呼ぶことができないものを「善意」「善意」と叫び続けるのは何故なのだろうか。 理由は簡単。 2役を演じる度量も準備もない「油断のさなか」に、ばれてしまったからだ。 <<前のページ ・ <<トップ>> ・ 次のページ>> -
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――我ながら、たるみすぎだ。 それが、女騎士ケイトが自分を客観的に見た感想だった。 治療士を生業とするルシェの青年ジェリコと結ばれて以来、自分は何をするにもジェリコの事を考えて、本来為すべきことに集中できていなかった。 竜を狩り、命を質に入れるハントマン稼業にあって、上の空状態は死を招きやすい。 生真面目で、そのような精神状態とは無縁と思われたケイトの気の抜け具合は客観的に見ても重症だったようで、ここ数日は「今の貴女を前線に置くわけにはいきません」と言い切ったジェリコが、ヤックと二人だけでハントマン稼業をこなしている。 共に屋敷の留守を任されたモモメノにもやたらと気を遣わせてしまっているようで、本来はお目付け役でもあるケイトがモモメノにあれこれと世話を焼かれる形となってしまっていた。 『ケイト、一緒に香茶でも飲んで落ち着こう……? 私、淹れるね……』 『モ、モモメノ様! そのような気遣いは……! 私が淹れますから、どうかお座りになってお待ち下さい!』 『でも……』 『モモメノ様にそんな事をさせる訳には参りません! え、えっと、葉は確かここに……』 『それ、スパイスの香草……』 『あぁっ!? こ、こちらでしたね。えっと、カップを……!』 『それはスープ皿だよ……』 『えぅあぇっ?? あ、あった、ティーカップ。すぐにお淹れしますね……!』 『カップにそのまま香茶の葉を入れちゃダメ……』 『あぅ……?』 『ケイト、いいから座って休んでて……』 『うぅぅぅぅぅぅ……! 申し訳ありません、申し訳ありません……!』 脳裏にフラッシュバックしたその時の光景に、頬が熱くなってくる。 仮にも一国の王女であるモモメノが危なっかしい手際で淹れてくれた香茶の方が、自分の淹れたものより美味だと感じたのは記憶に新しかった。 (護衛騎士でありお目付け役でもあるというのに何なのだ、この体たらくは。まさしく本末転倒ではないか! 全く以ってどうしたというのだケイト、いつまでもこのような調子ではモモメ――) 「何ボーっとしてんだコラぁっ!!」 「えっ?」 ――ガィン!! 思考に突如割り込んできた怒号と金属同士がかち合う鈍い音が響き、ケイトの意識は現実に迎合された。 気が付けば右手にジンとした痺れがはしっている。 右手から視線を持ち上げると、そこには呆れたように嘆息して、前髪から覗く片目でこちらを見やるヤックの姿。 ヤックは刃を潰した訓練用の短刀二本を両手に、しばらくをケイトを見やっていたが、ケイトがきょとんとしたまま様子が変わらない事にますます呆れ返り、ため息混じりに肩を落とした。 ケイトはケイトで何が起こったのかを理解できておらず、いよいよ本格的に混乱し始めたところで――背後からガラン、という大きな音が響く。 振り返ると、そこに落ちていたのは、これまた刃を潰した訓練用の刀剣。 それが自分のものだと気付いたケイトは、再び振り返ってヤックの姿を認め――ようやく自分が、早朝の日課である、ヤックとの模擬戦闘訓練の途中なのだと思い出した。 バツが悪そうに剣を拾うケイトに対し、ヤックはゴキゴキと首を鳴らしながら口を開く。 「お前よぉ、もう拠点戻っとけ。今のお前と訓練してたら逆に腕がなまっちまいそうだ」 つまらなそうに吐き捨てるヤックに、ケイトは顔を赤くして反論した。 「な、何だと貴様! 侮辱するつもり――」 「じゃーお前は今の自分が本調子だって胸張れんのかよ?」 ケイトに最後まで言わせることなく切り捨てたヤックの言葉に、彼女は黙り込んでしまう。 言い返したいが、今の自分は言い訳のしようもなく絶不調だ。返すべき言葉を探して口をパクパクと動かしていたケイトだったが、やがてシュンと肩を落としてしまう。 「いや、全面的にお前の言う通りだ。失言を詫びよう……」 「いーからよ、戻って朝メシの準備でも手伝ってこい。あ、俺の目玉焼きは半熟で胡椒多めな」 「承った、では先に失礼する」 剣を鞘に納めたケイトはおざなりに一礼し、気恥ずかしかったのか足早に立ち去った。 沈んだ背中が立ち去るのを見るともなしに見送りながら、しばらく短刀の型の反復訓練を繰り返していたヤックだったが、ケイトが角を曲がり、その姿が見えなくなったのを確認するなり―― 「はぁぁあああああ~~~~~~…………」 肺の空気を全て搾り出すかのように大きな溜息を吐き出し、 「ジェリコのバカ、骨抜きにしすぎだろ……」 自分が覗き見てしまった、ジェリコとケイトの濃密な情事を思い出し、僅かに顔を赤らめながら呟いた。 ◆ ◆ 「何をしているのだろうな、私は……」 朝食を終わらせたケイトは自分の寝台に腰かけ、深々と溜息をついた。 一人ごちたその言葉に答える者達は、誰一人として屋敷にいない。 ジェリコは溜まっていたクエスト完了の書類を整理しにオフィスまで出向き、ヤックも「適当にフロワロ散らしてくるわな」と、滋養強壮の薬剤を大量に持ち出してカザン周辺に出ていった。 モモメノはケイトのために何かを買ってくると言って出て行ってしまっている。 自分が仕えている国の城ほどではないが、それでも一団体では持て余しそうな広さの拠点には、ケイト一人だけ。 耳に痛いほどの静寂しか返ってくるものはなく、ケイトの独り言はむなしく霧散してしまったようだった。 ――ゆっくりと腰を上げ、立ち上がる。 歩を進めて、向かう先はジェリコの寝台。 隣に据えられたヤックのものとは比較にならないほど綺麗に扱われているようで、シーツも毛布も全ておろしたてのようだ。 ところどころ、僅かに残された皺をなぞるように指を滑らせ、ケイトは困ったように笑い、ここにはいない治療士に向けて呟いた。 「どうしてくれるんだ、ジェリコ。あの時お前が言った通り、私は兎のようになってしまったぞ」 浅ましい――そう思いながらも、その身体は自然と上掛けをめくり、ジェリコが使う寝台の中へと潜り込んでいた。 「お前の姿を見たり、声を聞いたりするだけで、あの時のことを思い出してしまうんだ」 ジェリコの香りが染み付いた枕に顔を埋めて、ケイトは自分の腹を撫で擦る。 体内に直接熱い湯を吹き付けられるように、ジェリコの精液を何度も受け入れたあの感覚が思い起こされ、ケイトは「はぁ……っ」と、溜息交じりに短く喘いだ。 同時に、身体を包み込むジェリコの香りが鼻腔をくすぐり、体内で何かが蕩け始めた。 ――まずい。 そう感じた時にはすでに遅く、両脚の付け根がジワリと湿り気を帯びる。 「あぁ……あの時も、こんな感覚で……っ! あいつが、容赦なく……抉って、きたんだ……ん、はぁ……っ!」 自然とズボンを下ろし、下着の中に手を差し入れる。 あの時のジェリコの猛りを思い起こしながら、潤い始めた入り口に指を這わせると、僅かに粘質を孕んだ水音が聞こえた。 ――あの時、ジェリコはそれこそ獣のように容赦なく自分を攻め立てた。そして自分もそれを求めた。 今、ジェリコが自分を見たらどう思うのだろうか、こんなに浅ましく身体の熱を持て余す自分を見たら……。 蔑むだろうか、見損なうだろうか、それとも、いつも通りに微笑んで受け入れ、慰めてくれるのだろうか。 次第に、自分の指でジェリコの猛りを模し、秘所に侵入させていた。 角度も強さも早さもバラバラに、自分を快楽に慣れさせることなく狂わせ続けた、苛烈な快感の拷問。 指を折り曲げ、柔らかな膣壁を撫でると、ジェリコが同様に反り返しで自分を抉った感覚がフラッシュバックする。 「ぁ、ジェリコ……! だめ、そんなに、強く……っはぁ、んっ!」 瞼の裏で、ジェリコが優しく微笑みながら、自分を攻め立てている。 その柔らかな笑みに反するかのように、自分の膣内を何度も行き来する肉の塊は火傷をしそうなほどに熱く、そして固く張り詰めて…… 「ただいま戻りました」 どこかでジェリコの声が聞こえた気がした。 末期だな――と、ケイトは自嘲した。ありもしない声を聞くほどに、彼を求めているというのか。 ジェリコが、今の姿を見たらどんな顔をするだろう――多分……、 「ケイトさん、こちらでしたか」 と言って部屋に入ってきて、自分の寝台で喘いでいる私を見て――呆けるように立ち尽くすのだろうな。 「――えーっと………」 そうそう、丁度こんな表情だ。 そして目のやり場に困るようにちょっと慌てて、でも少ししたら冷静になるんだろう。 「ケイトさん……?」 「………えっ?」 蕩けきった意識で淀む視界の中に、見慣れた顔があった。 あぁ、ついに幻視まで――そう思いかけて、ケイトの思考は、冷水をぶっかけられたかのように一瞬で覚醒した。 目の前にいるジェリコからは、確かな気配が――ぶっちゃけ、本物だった。 「私のベッドで何してるんです……?」 そう言ったジェリコは、何かに気付いたかのようにスンスンと鼻を鳴らした。 そして、柔らかな上掛けから僅かに香る「その匂い」に気付き……、 「あぁ、なるほど……」 などと言い、微妙に邪悪に微笑んだ。 ――ここで、ケイトの意識が凍結した。 「いけませんね、こんな無用心な空間で……」 いつも通りの口調で言いながら、ジェリコは玄関へ舞い戻り、その扉に鍵をかけた。 続いて、その足は就寝スペースの窓辺へ――気持ちの良い日差しを受け入れていた窓のカーテンを閉ざし、外から視線が入りうる全てのルートを遮断した。 カーテンを閉じたジェリコが、ケイトに振り返る。 カーテン越しに薄く差し込む日光を背にしたジェリコの微笑みは、よく見えない分、何やら恐ろしいものがあった。 凍り付いていたケイトの意識が、氷が解けだすようにじわじわと現実に戻ってくる。 「あ、あ、あの……っ! ジェリコ、これは、だな…………その……っ!」 「えぇ、私のせいでしょうとも。気付いて差し上げられなくて、申し訳ありませんでした」 ジェリコはにっこりと恐ろしい笑顔のまま、じわじわとケイトに迫る。 寝台の傍らにたどり着いたジェリコは、そのまま上掛けを勢いよく剥ぎ取った。 「あ……っ!」 悲鳴になりきらない声を上げた時にはすでに遅く、そこには上を着たまま、下半身はぐちゃぐちゃに濡れた下着一枚で、乱れて寝そべるケイトという、暴力的なまでに官能的な眺めが広がっていた。 「こんなにして、可哀想に……」 「じぇ、ジェリコ……!!」 上擦った声で非難の声を上げるケイトだったが、今のあられもない姿でいつもの迫力がこもる筈もない。 そんなケイトの様子さえ面白がるように微笑み、ジェリコはゆっくりと彼女に覆い被さっていった。 「ジェリコ、待っ……やっ、まだ昼にもなってないのに……!」 「身体の異常は即座に対応しないといけません。治療士としては勿論、男としてね」 最後の抵抗もむなしく、ケイトは完全に寝台へと押さえ込まれてしまった。 心底楽しそうなジェリコの表情を見て、ケイトは今日で何度か思った言葉を、再び思い出していた。 ――我ながら、たるみすぎだ。 その思考もどこか遠くの方で巡っているかのようで……。 ケイトの羞恥と諦念を煽るかのように、彼女が身に纏っていた残りの衣服が、ばっさばっさと宙に舞った。 「前の時は確か、私も理性がトンでましたからね、今日は丁寧にいきましょうか」 ――思えばこのジェリコという男、笑顔が一番恐いのではないのだろうか? にこにこと笑いながら性的な行動の方針をほざくジェリコに対し、ケイトは軽い戦慄を覚えた。 この治療士の青年は仲間を治癒術で癒すときも、魔物を毒の霧で滅すときも、一切この笑顔から表情を変えることがないのだ。 そしてジェリコは、その笑顔を崩すことなく、ケイトの抵抗を軽くいなしつつ器用にその衣服を全て剥ぎ取ってしまった。 「わ、私の意思は完全に無視か!」 「その姿で叫ばれても、あまり説得力がないのですが」 「そういう問題では――」 「はい、そこまで」 言うが早いが、彼女に最後まで言わせることなく、ジェリコはケイトの肉感的な唇に食らいついた。 先ほどの自慰で中途半端に身体の力が抜けたケイトは、完全に為されるがままだ。抵抗の意思を宿していた瞳も、少し口腔内を舐めまわし、吸い上げられただけで、潤んで色を変える。 頑なに歯を閉じ、何も受け入れない――そう決意していたケイトの口内は、ジェリコの熱烈な口付けによってわずか数秒で陥落し、彼の舌の侵入を許してしまっていた。 しまいには己の口を犯す舌に自ら絡みつき、愛撫を懇願し始めるケイト。 ケイトの舌が反応し始めた事に内心喜ぶジェリコは、それに応えるように彼女の口腔内の粘膜を吸い上げるかのように、じゅるじゅるとわざとらしい音を立ててみせる。 「は、ぁ……っ! じぇりこの、キス…すごく、やらしぃ……ん、ちゅ……っ」 軽犯罪に手を染めた幼子が味をしめ過ちを繰り返すように、ケイトもまたこの抗いがたい快楽の虜となり、ジェリコの舌により強く絡みつこうと、ぐいぐいと唇を押し付けた。 大人のキスも、舌を絡ませる程度しか類を知らぬケイトに、ジェリコは教え導くかのように唇を甘噛みしたり、舌で歯茎を撫でまわし吸い上げたりと奉仕する。 ――そして、 キスばかりに意識を向け、他への注意力が皆無になっていたケイトが気付くはずもなかったのだが…… 「ぁひぃっ!?」 ぐちゅり、という水音――自慰ですっかり濡れそぼり、受け入れる準備がすでに出来上がっていたケイトの膣の入り口に、ジェリコの中指が不意をついて突きこまれた。 思わず口を離し、仰け反るように白い喉をさらすケイトを見たジェリコは、面白そうに笑う。 「はは、不意打ちなんて卑怯ですよね。分かってるんですけど、ケイトさんを見てるとつい――」 ジェリコは聖人君子のような微笑で「つい虐めたくなるんです」と言い放ち、挿入した中指を無造作に折り曲げ、熱く蕩けた膣壁をがりっ、と引っ掻いた。 「あ、くぁぁ……っ!?」 白く明滅する視界にくらみながら、ケイトは目を見開き、口を開けて、体内に渦巻く快感のエネルギーを逃がそうとする。 だが、ジェリコはそんな抵抗をあざ笑うかのように、今度はさらに人差し指まで突き入れ、それを無造作に何度も何度も引き抜き、折り曲げ、また突き込み、傍若無人に暴れ回らせ始めた。 「ひぅっ、あひぃ……っ、ぁ、くぅ…い、くぅ……いくぅっ!!」 ――心の準備もできない内の不意打ち。 膣を容赦なく掻き回す二本の指に翻弄され、彼女は抵抗する意思を定める暇さえ与えられず、敗北の断末魔を上げるように、身体をぴんと張り詰め反らせたまま絶頂に押し上げられてしまった。 ケイトはピクピクと小刻みに肩を震わせ余韻に翻弄されながら、涙と涎を垂らしてジェリコに言葉を紡ぐ。 「じ、じぇりこ……わたし、だけ……」 「あれ? 何か言いました?」 ――ぐりゅっ、 「ひぐっ!?」 否――言葉としての形を成す前に、ジェリコの指が再び暴れ始めた。 指に絡みついた彼女の愛液を再び彼女になすり付けるように、執拗に、執拗に、柔らかな肉を撫で回し、掻き乱す。 猛々しく、しかし巧みに膣内の性感帯をひっかき回される度、二本の指を受け入れる秘裂からはぬちゅぬちゅといやらしい水音が響き、ケイトの肩は小刻みに弾み、震えた。 「あ、今きゅって締めつけてきましたね。ここが弱点ですか」 彼女の敏感な反応に気を良くしたジェリコは、指を鉤のように折り曲げたまま、膣から勢いよくずるりと引き抜いた。 見つけたばかりの敏感な部位を引っ掻かれ、それだけでケイトは軽く絶頂に達してしまう。 「ジェリ、コ…っ! よくも、やりたい…放題に、ぃ…!」 恨めしげに睨み付けたつもりなのだろうが、軽くイキ癖がついてしまい、ピクピクと肩が震えた今の状態では、その視線も蕩けてろくな迫力がこもらない。 だが、自分に向けられた視線の意図を完全に見透かしてなお、ジェリコは微笑みを止めることはなかった。 「終わったみたいに言わないでくださいよ。むしろ、これからが本番なんですから」 ジェリコは彼女の牝鹿のように美しい脚を無造作に掴み、ぐるりと身体を反転させた。 身体に上手く力が入らないケイトは、為されるがままにうつぶせになり、美しい曲線を描く尻をジェリコに向けて高く掲げるような体勢になってしまう。 ぼんやりとした意識の中で、彼女は自分の細腰ががっしりと掴まれる感触を認めた――そして、どろどろにほぐれきった秘裂に、熱く張り詰めたものが添えられた感触も。 「いきます、いいですね」 問いかけにも聞こえる、一方的な宣言。 ケイトの是非を聞く事もなく、ジェリコは力強く腰を突き進め―― 「あひぃ…っ!? き、てるぅ…きてるきてるぅ………!!!」 途中で進行を止めることも躊躇することもなく、ケイトの膣をごりごりと押し分けて愛液を纏いながら、彼女の中を圧倒的に満たし、埋め尽くした。 「~~~~~~~~っ!!」 朦朧としていたはずの視界で、不可視の電流がバチバチと弾ける。 大きすぎる快感のために濁りかけていた意識が、それを上回る異常快楽で強制的に叩き起こされたのだ。 彼女が受け止める快楽に比例するかのように次から次へと溢れる蜜が、ジェリコの巨根をくわえ込んだ秘裂の隙間から、ぷしゅっ、と気の抜けた音と共に噴き出した。 ケイトは以前のような苦痛を伴うことなく、自分の腹に納まった熱い塊から快感だけを受け取り、痙攣するようにビクビクと身を震わせて何度も快楽の高みへ上り詰めた。 ――だが、それだけで終わるはずもなく、 ジェリコはそのまま容赦も何もなく、巨大な男根をギリギリまで引き抜き――先ほど探り当てた弱点に向けて、勢いよく打ち込んだ。 否、打ち込んだ「だけ」ではない。 大きく張り出したものでこそぎ落とすように、何度も何度もそこをゴリゴリと攻め始めたのだ。 しかし単調にそこだけを攻めるのではなく、引き抜く過程、突き入れる途中においても、浮き出た血管などで彼女の性感帯を自ら作り上げるかのごとく、そこかしこを容赦なく抉り、擦っていく。 「だめ、ジェリコ…だめぇえええっ!!」 白目を剥き、首を激しく振り、苦痛じみた快感から逃げ出そうとするケイト。 しかし、ジェリコはその背中に密着するように覆い被さり、彼女の固くなった乳首を摘み、ますます攻めを苛烈にしていく。 「だめ? 何がだめなんです?」 「こわれるぅ……!! イキすぎてぇ、気持ち良すぎて、こわれ……ひぎぃっ!」 ぐい、とジェリコが身体を起こすと同時に、ケイトの二の腕が掴まれ、強引に引き上げられた。 背後から二の腕を引っ張り上げられ、仰け反るような体勢になったケイトは、自重でより深くジェリコの巨根をくわえ込むこととなってしまい、さらに狂おしく甘い悲鳴を上げた。 「あひっ、ひあぁぁ……っ、おくぅ、奥まで、犯されてるぅ…っ! っんぉおおお゛お゛お゛お……いいぃ、イイよぉっ、またイグぅ…!」 小さな絶頂ではほとんど平常時に近いような快楽の嵐の中で、ケイトは舌を突き出しながら喘ぎつづけ、豊かな乳房を弾ませ続ける。 「イッた、イッたのにぃ…っ! イッたのにイクの! まだイクぅ……あ、あぁああ゛あ゛あぁっ、イクの終わらないぃぃいいいいっ!」 「ケイトさん、出しますよ…ケイトさんの中に……!」 「だして、じぇりこの…っ! しろいの、ビュビュって! いっぱい、しゃせー、してぇぇぇ!」 美しい若葉色の髪も乱し、快楽に溺れるケイトに向けて、堰を突き壊したジェリコが思う存分欲望を吐き出し始めた。 熱くたぎった粘液がどくどくと脈打ちながら、彼女の子宮に注がれ、すぐに溢れ返って膣に充満し始める。 だが、それが外に漏れ出すことはない――隙間なくびっしりと膣を埋め尽くすジェリコの巨根が栓となり、逆流を阻んでいるのだ。 「でてるぅ、あかちゃんのへやに、しろいせーえきがドバドバ出てる……じぇりこに、孕まされてるよぉ……」 体内に熱いものが吹き付けられる、途方もない快感――すでに下りられなくなったケイトは、その極上の快楽に溺れ、心底幸せそうなイキ顔を晒して、くずれるようにうな垂れ失神した。 ――もちろん、ジェリコの欲望がたった一度の吐精で治まるはずもなく、 ケイトはそのまま体位を入れ替えられ、正上位で陰核をぐりぐりと潰されながら狂いそうになるまで犯されたり、その豊かすぎる乳房までもを犯され射精でその清麗な顔をジェリコの精で白く汚されたり……。 しまいには、自分の愛液が纏わりついたジェリコの巨根への口淫奉仕まで教えられ、後始末をさせられたりと――、 彼の果て無き欲望に翻弄されつつも、その全てを享受し、むせ返りそうな愛欲にまみれ、どこまでもどこまでも上り詰めていった。 ――ちなみに、互いの欲望を存分にぶつけ合い満足した二人が我に返ったのは、陽が朱くなって西に沈みかけた時刻だった。 ヤックが(ローグの技能を無駄遣いして)玄関のドアを開錠し、モモメノと共に顔を赤くしつつも覗いていた、という事も蛇足である。 (いろいろオワタ)
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2021年3月27日 出題者:北川クリステル タイトル:「油断大敵」 【問題】 家に着いたタカフミは超デブだったことで死亡した。 なぜ? 【解説】 + ... 殺し屋のタカフミの元にクリステルと名乗る者から依頼が来た。 内容は「妻のコシミを暗殺してくれ」 家に侵入したタカフミはコシミを発見した 銃を突きつけたタカフミ、一瞬驚いたコシミだったが、捨て身で襲いかかってきた。 タカフミは完全に油断していたこともあるが、体重がヘビーなコシミにより タカフミはあっさりと突き飛ばされて馬乗りにされた。 サンドバック状態のタカフミは薄れゆく意識の中で、 「コシミが超デブだということ」を言わなかった依頼者のクリステルを恨みながら死亡した。 《死》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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51話 油断大敵を絵に描いたような 「もうそんなに死んでるんだ……まだ6時間しか経ってないのに」 エリアD-4鉄塔の基部のコンクリートに腰掛けながら、 費覧は32人分の名前が消された名簿に目を通す。 最初に殺害したザックから聞いたアルベルトという人物の名前は呼ばれなかった。 「この分ならもうすぐこの殺し合いも終わるね……。 あの主催者が言ったように」 名簿をしまい、傍に立て掛けてあった半自動散弾銃レミントンM1100を手に取り、 腰掛けていたコンクリートから立ち上がる費覧。 周囲を見回すが、見えるのは風に揺られる草木や樹木のみ。 「風気持ち良いね」 何気無くそう呟く。 直後に素早い一陣の風が吹き抜ける。 「うぁ……!?」 ブシュゥッ、と、費覧の白い柔らかな毛皮の腹に真一文字の傷が出来、血が噴き出した。 苦痛に顔を歪める雌の狐は、内臓が溢れる危険がある傷口を左手で押さえながら、 右手でM1100を構え周囲を警戒する。 「痛たたた、だ、誰……あれは」 「グルルルル」 費覧が見付けたのは、主催者の比叡憲武に似た、青と白の体毛を持った狼だった。 口に血が付いている事から、たった今自分を襲ったのはこの狼だと費覧は確信する。 「首輪にデイパック……参加者の一人、か」 どうやらやる気になっているようだ、と推測する。 先程の攻撃で分かったが、この狼はどうやら戦闘の訓練を受けているようだ。 ドォン!! ドォン!! 先手必勝と、費覧はM1100を片手で連射した。 元々片手で撃つ事は想定されていないので、いかに常人より筋力がある彼女と言えど、 右肩に来る強烈な反動は堪える。 放たれた散弾をシクルゥは避けようとしたが、やはり避け切れず数個身体に食らってしまう。 痛みに顔を歪めたが、それでもシクルゥは動くのを止めなかった。 「ガアアアアッ!」 「!!」 鋭い牙の斬撃。 ザシュッ! 費覧の喉笛が切り裂かれ、鮮血が辺り一面を真っ赤に染める。 そのまま費覧の身体はうつ伏せに崩れ落ちた。 「ゼェ、ゼェ、ゼェ」 (何とか勝てた……) 散弾を幾つか食らってしまったが、どうにか目標の雌狐を仕留める事に成功した。 安堵する青と白の狼。 (それにしても、もう残り16人か……これなら優勝する事も……) シクルゥは先程の放送で知った残りの生存者の数の事を考えながら、 雌狐の死体に背を向ける。 喉笛を深く掻き切ったのだ、生きてはいまい。 シクルゥはそう考えていた。 ドォン!! 爆ぜるような音と、後頭部に感じた灼熱、そして、シクルゥの視界はブラックアウトした。 「うふふ……げほっ、げほっ、私も一応妖狐の端くれよ? 喉笛掻き切られたぐらいで死ぬもんですか。ごほっ、苦しいけど」 首から上が粉々になった狼の死体。 それを見下ろす、首元と腹に深い傷を負い血塗れになった雌狐――費覧。 右手には銃口から煙を噴き出す半自動散弾銃が握られている。 デイパックから予備弾を取り出し、装填する費覧。 「さて、この狼君は何を持ってるのかしら……。 あら、また散弾銃。こっちは手動式ね……それとこれは、 フランベルジェって奴ね。どっちも有り難く頂戴しましょ」 シクルゥのデイパックからポンプアクション式散弾銃ウィンチェスターM1897と、 現在自分が使っているM1100にも使用可能なショットシェル10発、さらに、 刀身が波打っている長剣フランベルジェを入手する。 「痛た……ごほっ、ちょっと休んだ方が良いかな……無理すると流石にヤバいし。 んでちょっと休んだら……東の方の処刑場にでも行こうか」 重傷のためしばらく休んだ後、東にある処刑場に行くと決め、 費覧は再び鉄塔の基部コンクリートに腰掛けた。 【シクルゥ@サムライスピリッツシリーズ 死亡】 【残り 11人】 【一日目/昼間/D-4中央部鉄塔】 【費覧@オリキャラ・再登場組】 [状態]喉笛と腹に深い切り傷(命に別条無し、治癒中)、血塗れ [装備]レミントンM1100(4/4) [所持品]基本支給品一式(食糧一食分消費)、12ゲージショットシェル(18)、 ウィンチェスターM1897(5/5)、コルト ローマン(6/6)、.S W M27(5/6)、 357マグナム弾(36)、 ショートソード、 フランベルジェ 、水と食糧(2人分) [思考・行動] 基本:殺し合いに乗る。優勝を目指す。 1:怪我の治癒のため少し休んだ後、エリアC-6処刑場を目指す。 [備考] ※個人趣味ロワ本編開始前からの参戦です。 ※ザックからアルベルトの情報を得ました。 ※D-4一帯に銃声が響きました。 ※D-4中央部鉄塔の下にシクルゥの死体と デイパック(基本支給品一式入り)が放置されています。 The desire is not exhausted. 時系列順 侍、狼少女、医者、幕間 The desire is not exhausted. 投下順 侍、狼少女、医者、幕間 女狐と狼 費覧 THE END OF THE GAME 女狐と狼 シクルゥ 死亡
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支給品は好きなものをとってレッツゴー! 1→4で虫の死骸をついでに山菜じぃさんに交換してもらう→5→6→7→8 といって納品してクリアです
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5話 油断は一時の失敗。しかし進展すると死 D-6野球場に男はいた。 グループという暗部組織に属している彼は一方通行と言われている。 本当の名前はほとんどの人間が知らず、一方通行が当たり前となっている。 「はァ、めんどくせェ」 この殺し合いの場に呼ばれても、特に思う事はないらしい。 「まったくよォ…なんでこんなめんどくせェ」 そんな彼の後ろで、今まさに彼を殺そうとする人間がいた。 (こいつを殺す…こいつを殺す…) 彼は黄色の帽子をかぶったワリオという男だった。 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 角材が振り下ろされ、一方通行の頭に入った、はずだった。 角材が一瞬で粉々になり、破片がワリオに刺さった。 「な、なああああああああああああああああ!!!!!?」 「おォい、三下ァ」 「が………が…」 「血液が逆流するとどうなるか知ってるかァ?」 「が……?」 「簡単に言うとなァ、血液がありえない動きをするんだよォ」 そう言い、一方通行はワリオの傷穴に手を突っ込んだ。 「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 一瞬ではじけ飛んだ。 元の姿はない。 肉片しか残っていなかった。 「さァて、あのクマをぶっ殺しに行きましょうかねェ」 学園都市第1位は歩き出した。 この先待ちかまえる悪行も知らずに。 【ワリオ@マリオシリーズ 死亡】 【残り39人】 【一日目/深夜/D-6野球場】 【一方通行@とある魔術の禁書目録】 [状態]返り血(大)、ベクトル変換状態(残り8分) [装備]なし [所持品]基本支給品×2 不明支給品1~5(未確認) [思考・行動] 基本:あのクマをぶっ殺す。 1: 適当にうろつく。 [備考] ※16巻終了後からの参戦です。 ※破壊された角材の破片がD-6野球場に散漫しています。 剣に魂を乗せて 時系列順 大事な人を探しに 剣に魂を乗せて 投下順 大事な人を探しに START 一方通行 英雄<ヒーロー>戦記 START ワリオ 死亡
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効果 戦闘開始時、この武将の「兵力」が敵軍武将の「兵力」よりも大きい場合、 「武力」が3減少する 所持武将 今川 義元LV1 備考
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美希「事務所のみんなが油断ならないの」伊織「はぁ?」 執筆開始日時 2012/03/04 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1330871306/ 概要 美希「ねえでこちゃん」 伊織「でこちゃんゆーな」 美希「でこちゃんは事務所のみんなのことどう思う?」 伊織「どうって…何が?」 美希「ミキ的には油断ならないって思うな」 伊織「だから、何がよ」 タグ ^星井美希 ^水瀬伊織 ^みきいお まとめサイト ゴールデンタイムズ