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【種別】 登場人物 【名前】 過去の男 【よみがな】 かこのおとこ 【キャスト】 ノンクレジット 【年齢】 ? 【登場話】 第2話~ イマジンの飛ぶ時代に現われる男。懐中時計を持ち過去に飛んだイマジンと良太郎との戦いを影で見守る謎の男。 2004年 ウルフイマジンと戦闘中の良太郎がこの男と接触 その時落とした見覚えのある懐中時計みて顔色を変える。その真相をたしかめるべく彼を追いかけるが見失ってしまう。良太郎はその場で「桜井さん」叫ぶのであった。その男の時計には文字が刻まれており 愛理の婚約者だったサクライユウトに姉弟でプレゼントした時計だった。プレゼントした時にはなかった文字が刻まれていたがこの文字は桜井が行方不明になった時に残っていた時計に刻まれていた文字と同じだった。この手がかりだけで良太郎は桜井さんと判断しているようだが顔は逆光で識別はできなかった。もう一度真相を確かめる為オーナーに3年前のこの日に行きたいと頼むのだが日付の入ったチケットが無いので断られてしまう。 +ネタバレに注意 作品の核心に至る内容が記述されています。 後に、ゼロノスカードを失った桜井侑斗の前に自ら姿を現し、正体が桜井本人であることが判明。 侑斗にゼロノスカードを手渡した。そして侑斗が11枚目のゼロノスカードを使った直後、その姿を消した。 イマジン達の過去を変えて未来を変える為の鍵の初期のターゲットとして過去を逃げ回る。だが実は本当の鍵を隠すための囮。 すべてはイマジンの司令塔のカイから分岐点の本当の鍵を隠すため。三重の囮を使い隠し通した。 囮に成る前は、ゼロノスとしてイマジンとたった一人で戦っていた。 ピンチの良太郎と過去の自分を救うために一度だけ彼らの前で変身した事もある。 都合上、アルタイルフォームにしかなれないが、良太郎達が二人がかりで歯が立たなかったイマジンを一人で翻弄するなど、その戦闘能力は過去の桜井侑斗を上回る。 最後は、ゼロノスのカードで現在の自分の記憶を使い果たし過去の自分に新しい未来を託し消滅した。 自分は消滅しても未来を守る事を選び消滅したが、無謀な性格は過去の桜井侑斗の頃から変らない。 現在の桜井が消滅した事により、愛理との出会いに誤差が生じたがハナは生まれてくる事に。 ミルク・ディッパーにはリュウタロスの描いた愛理の絵が飾られてはいたが愛理の記憶に桜井があるのかは不明。 ある意味今回の戦いの黒幕の一人である。 小学館 仮面ライダーメモリアル 「またあおうぜ!!」によると過去の男を演じていた人はスタッフとゼロノススーツアクターの伊藤慎、 第46話のみ中村優一、その他を含めると5,6人で演じていた。 →登場人物へ 【関連するページ】 05 懐中時計をもった過去の男 2004年 2006年 ウルフイマジン カイ ゼロノスカード 使命 出来事 地下鉄丸の内線 西新宿駅 契約 岡野友信 時間 桜井侑斗 第20話 第45話 謎の男 過去が希望をくれる
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105. 名無し募集中。。。 2010/01/05(火) 23 27 47.21 0 「うわぁ〜!冷たーい!!」 「ヤッバーーーイ♪」 イルカがジャンプする度、あたし達2人はどんどんびしょ濡れになっていく でも!水がかかっても関係ナッシング! 9月20日はサンデーアフタヌーン! 韻踏んでないけどいいんだぜ!イェーーーーーイ!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・浮かれてる。あたし浮かれてるよぉ〜 でも、今日のイルカショーはあの時と違って 本当に、ほんとにほんとにほんとに楽しい あたしが大人になったのかな それとも・・・ こどもっぽい笑顔でショーに夢中のこの人が隣にいてくれるからかな あの人が隣だったら・・・・・・・なんてね 今何してるのかな?あたしのこと考えてたりするのかな? 108. 名無し募集中。。。 2010/01/05(火) 23 43 19.18 0 ふと未送信BOXに入っているメールを思い出した 書きかけのそのメール 忘れていたわけじゃない ただ、変な時間に送ってみやに迷惑かけるのが嫌だった・・・から・・・ ・・・・・・・・・やっぱりあたしは自分勝手 それ以上に嫌だったんだ。今日を楽しめなくなるのが メールを送ると切なくなる。メールが来ると寂しくなる。 きっときっと泣きたくなる 『この空で繋がってるから』 なんかの歌詞であるような言葉が浮かんだ 違う。それじゃだめなんだ 一緒にいれなきゃ意味がないんだよ ねぇ、みや・・・ 今誰のこと考えてるの? 109. 名無し募集中。。。 2010/01/06(水) 00 02 40.25 0 携帯を取り出してこっそり待ち受け画面を覗き見る そこには満面の笑顔のみやとあたしがいた そして携帯にゆらゆら揺れる“M”の文字 もちろんそれはみやのイニシャルの“M” あの日、合宿前日のデートの時、離れてもお互いそばに感じられるようにって みやがプレゼントしてくれたストラップ あたしの携帯にはみやびの“M”、みやの携帯には愛理の“A” 『これでいつも一緒だよ』 やけに似合う赤いリストバンドを着けた左手であたしの髪の毛を梳かしたみや じっと見つめてからストラップをぎゅっと握ってみる 外はまだこんなに暑いのに・・・水のそばにいるから? 握ったそれはとても冷たかった・・・ 158. 名無し募集中。。。 2010/01/08(金) 01 35 14.62 0 「愛理ちゃ〜ん。あいりちゃ〜ん!おーい・・・・・・」 き、危険な状態です、先生! 反応が・・・反応がありません!! ・・・人工呼吸・・・!先生、人工呼吸を!・・・・・なんて イルカショーはとっくに終わったっていうのに ストラップを握りしめたままぼーっとしてる愛理 まったく・・・この病気はやっかいね あの愛理をここまで追い込んじゃうなんて・・・ 何に悩んで、何を迷っているのか 何を怖がって、何を求めているのか それがわかんないあたしにはどうしようもない こんなあたしが今出来ることは・・・ 本物のお医者さんに会わないでいられるように、 顔の水を拭いてあげることだけ あたしじゃ無理なのかな あなたの笑顔を守ることはできないのかな
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金沢市にある駅んだがよ! 中心市街地から離されてる難点がある。 もはや新大阪。 2015.03.14さ開業したJR北陸新幹線、 伴い直江津まであったのに金沢短縮されたJR北陸線と 短縮区間うち石川県側引き継ぐ、いしかわ鉄道。 いしかわ鉄道んあ津幡から分岐るJR七尾線への列車が!な! あぁ、いしかわ鉄道通じ津幡まで乗りコンドル。 北陸鉄道 浅野川線の北鉄金沢駅は、地下にあるが、 同鉄道には、石川線あるが、 もともと石川県に多数あった路線は、別々会社であったため、 全部繋がっておらず! 離れた野町起点、当駅には、通じておらず、 JR北陸線とは、西金沢近く新西金沢で接続可能性でら、 金沢駅西口から野町駅行乗らなければ接続不能。 むしろ、金沢駅より野町駅のが市街地に近い。 野町駅から白菊町は、貨物メインだったし、渋滞対策で踏切廃止目的に廃止された。 というか、白菊町は、金沢駅から離れてしまうから残っても無意味損々ん!だったと思われる。 土地がなかったのも推測出来るあ! 北陸新幹線ホームん。 リンク あ本採用 ☆こはわ ほあ、 かでわ 隣駅? JR北陸新幹線 (小松←(白山)←)◎→(津幡)→新高岡 JR北陸線 西金沢←◎ いしかわ鉄道(含:JR七尾線) ◎→東金沢 北陸鉄道の浅野川線は北鉄金沢駅、 同社の石川線は野町駅より発着します。 なお石川線は西金沢駅近くの新西金沢駅からも発着中ですよん。
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(投稿者:トーリス・ガリ) サンプルゲストはかざまさんです パーソナリティ マイナ トリア ライラ リリー 「マイナのゲストルーム・サンプル」始めたいと思います。 おー! サンプル放送として、今回はサンプルゲストのかざまさんがいらっしゃっています。今日はよろしくお願いいたします こんにちはでゴザル、こちらこそよろしくでゴザル ぱちぱちぱちぱち えー、ではさっそくなんですけれど、P.N.「鍋大付属の大虎」さんからのお便りです P.N.鍋大付属の大虎:かざまちゃんは愛理香ちゃんと友達って聞きました。もし、愛理香ちゃんにプレゼントするとしたら、何をあげれば喜んでくれると思いますか? 教えてください。 ……はたしてコレはかざまさんに聞くことなんでしょうか?;; 愛理香って誰!? 本人に質問しようよ! うーん、この場で聞くのはアリかどうかわかりませんけど、多分本人には聞けないんですよ ……? なんで? 多分ですけど……ほら……ね? ……ああ、そうですわね! トリアさん勘いいですねw ……え? ………………………………………………あ、そっかw え??? う??? ……まぁいいや。えっと、姫様はね、ソフトクリームとか好きでゴザル。抹茶の。食べ物以外だったらヘアバンドとか喜んでくれそうでゴザルよ おー、すげー、おひめさまだっておひめさま! あ、姫様っていうのは拙者が勝手に呼んでるだけで、身分は普通の女子高生でゴザル 一瞬皇族の人かと思っちゃいましたw えー、あっさり答えが出てしまいましたわね、サンプルとしては好都合ですけれど……あ、もうお時間ですか?(カンペ あ、こんなんでいいでゴザルかw えー、はい、それでは今日はかざまさん、サンプルゲストのご協力本当にありがとうございます いえいえ、どういたしましてでゴザルw それでは「マイナのゲストルーム・サンプル」はこれにて、お疲れ様でした。かざまさんにもう一度拍手をお願いいたします ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
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「やはり子供だな…ムキになりすぎる」 【名前】 アントホッパーイマジン(アリ) 【読み方】 あんとほっぱーいまじん(あり) 【声】 鳥海浩輔 【登場作品】 仮面ライダー電王 【登場話】 第31話「愛(アイ)・ニード・侑(ユウ)」第32話「終電カード・ゼロ!」 【分類】 イマジン 【契約者】 藤代裕也 【契約内容→解釈】 野上愛理を連れてきてほしい→自らが藤代に憑依して愛理を攫う 【童話】 アリとキリギリス 【イメージモチーフ】 アリ、キリギリス 【特色/力】 スコップ型の武器、アントホッパーイマジン キリギリスとの連携 名前の由来 蟻(英:Ant)+跳ねる(英:Hopper)+イマジネーション+魔人 【詳細】 良太郎の姉である愛理に横恋慕していた藤代裕也と契約し、童話「アリとキリギリス」からアリとキリギリスのイメージが混ざりあった形で現出したイマジン。 契約者の願いを叶えるためではなく、イマジンの活動を阻害する電王を始末する事を目的としているため現代人との契約もあくまで実体化を果たすための手段に過ぎない。 アントホッパーイマジンは同じイメージを共有しながらも複数の個体が同時に出現した珍しいタイプのイマジンであり、こちらは実直な性格のアリの個体。 自由気ままなキリギリスに対して冷静な指示を飛ばす司令塔として動く他、先端が刃になったスコップ型の武器を扱い、高い身体能力と冷静な状況判断能力を使って優位に戦闘を行う。 初戦では電王ガンフォームを遮蔽物の多い工場跡地へとおびき寄せ巧みに挑発しつつ圧倒。トドメを刺す一歩手前まで追い込んだ。 だが、デネブの乱入で逃がしてしまったため、契約者である藤代の身体を乗っ取って(オールバックに眼球全体が漆黒という恐ろしげな風貌に変化)愛理を攫い、電王とゼロノスをおびき寄せることに成功する。 この際、狙ったものか律儀に契約を叶えようとしたのかは不明だが、「自分のもとに野上愛理を連れてくる」という当初の契約を果たす形で行動していた。 姉を助けるためやってきた良太郎とデネブを相手取るも、そこへゼロノスカードが残り1枚を使い果たしたはずの桜井侑斗が駆けつける。 そして最後のカードを使い侑斗が変身した仮面ライダーゼロノスと戦い始める。 高い戦闘力を活かしてゼロノスアルタイルフォームに対し優勢気味に戦っていくが、最期はゼロノスが発動したグランドストライクに押し切られる形で爆散した。 【余談】 イメージソースはイソップ童話の一つである「アリとキリギリス」。 その蟻とキリギリスを混ぜ込んだデザインとなっている。性格面では蟻がモデル。 明確に「電王の始末」という過去に飛ぶ以外で実体化を果たした初めてのイマジン。 そのため過去に移動しておらず現代で倒されたのだが、バットイマジンのように契約者のイメージを使って身体の修復を行うようなことはなく、 倒されたまま退場することとなった。 分裂して別々の個体が出現するという、珍しい実体化を果たした影響なのかは定かではない。 なお、同様に複数の個体が一度に実体化したイマジンはピギーズイマジンがいるが、そちらはこのイマジン達と異なり、本当に兄弟らしい。 この戦いでゼロノスは自分の持っていたカードを全て使い切ってしまうことになり、少しの間戦闘に参加できなくなってしまった。 後にカードは補充されたが。 仮面ライダー図鑑では「アントホッパーイマジン アリ」名義で登録されている。 「分裂するタイプのイマジン」として紹介されており、元々は一つのイマジンだったものがイメージソースの影響で分裂した模様。 「完全超悪」でのデザイン画によると、「二重人格」のイマジンを想定してデザインされたようだ。 ベルトのバックル部分が陰陽図になっているのは回転することで人格の切り替わりを示す予定だった模様。 実際にはスーツが2着用意されたのはデザイン担当も驚いたとか。
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126 :名無し募集中。。。:2010/02/12(金) 21 53 51.25 0 あれから徳永先輩とラーメンを食べて(じゃんけんに勝って奢ってもらった) 合宿で疲れ切った体を引きずりながら家に帰ってきた 部屋に入って真っ先にベッドに倒れ込む あー久しぶりの感触 やっぱ自分の部屋は落ち着く ・・・でも、夏焼先輩と一緒にいるのはもっと落ち着く 「ちょっと寝ようかな・・・」 起きたらお風呂入って・・・日記書いて・・・あ、その前に洗濯物出さなきゃ・・・ ていうかあたし着替えてないや・・・ そんなことを考えてるうちに早々と夢の中へ旅立った 外は今にも雨が降りそうだった 128 :名無し募集中。。。:2010/02/12(金) 22 05 57.26 0 ~♪ 着信音で目が覚めた 目を擦りながら今何時だろう?って時計を探すけど部屋は真っ暗 窓の外は大雨になっていた その間も鳴り続ける携帯に、睡眠ボーガイだと心の中で文句を言いつつディスプレイを見る そして一瞬にして目が覚めた 「!!!」 夏焼先輩 090×××××××× 「え!えっ?あ、もしもし!?」 なぜだか応答がない 「・・・あれ?もしもーし。聞こえますかー?」 電波ないのかな? 「もしもーし。先輩?」 130 :名無し募集中。。。:2010/02/12(金) 22 33 54.42 0 『梨沙子ぉ・・・』 「はい!菅谷です!!っていうかあたしの携帯だから梨沙子です!」 『なぁんか・・・』 「はい?」 『うち・・・愛理にふられちゃったみたい・・・』 ・・・・・・・・・ 「はい!?」 『あー・・・なんていうか、もう・・どーしよ・・・』 「え~っと・・・」 夏焼先輩が愛理ちゃんにふられた!? え?それで先輩は何であたしにかけてくるの? 起きたばっかりの頭じゃ理解できないけど 多分、普通に聞いてもそんなすぐに理解できないんですけど! 『ねぇ梨沙子・・・なにか、言ってよ・・・』 「え~~~~~~・・・?う~~~~~~ん・・・」 こういうときなんて言えばいいんだろ? え~っと・・・ 「・・・がんばれっ」 携帯越しじゃ見えないだろうけどあたしは右手でガッツポーズをつけて言った。 『・・・・・がんばる、か・・・』 「あ~、えっと、なんか違いますよね!え~っと・・・」 夏焼先輩からかってる? そんなワケないか・・・ 声がすっごく落ちてるし・・・でも・・・何で? 137 :名無し募集中。。。:2010/02/12(金) 23 08 13.11 0 「てか先輩・・・今外ですか?」 なんか雨の音がすっごい聞こえるんですけど・・・ 「あー、うん」 「どこにいるんですか?」 こんな雨の中・・・・ ―――え? 何気なく見た窓の外 暗くてよく見えないけど、確かにそこには誰かがいた 「そこで待っててください!!!」 それだけ言うと携帯を切って階段を駆け降りた 玄関を開けて表に飛び出す そこにはいたのはやっぱり夏焼先輩だった 138 :名無し募集中。。。:2010/02/12(金) 23 09 34.12 0 「・・・何してるんですか、傘もささないで」 「梨沙子だってさしてないじゃん」 「そうですけどっ・・・!」 ゆっくりと先輩に歩み寄る 上から下までびっしょりで体は冷たい いつからここに居たんだろう・・・ 「先輩・・・なんで?」 「だって梨沙子が」 「あたしが?」 「別れた時は一番最初に言ってくださいねって、前言ってたから」 はははって乾いた声で笑う先輩 あたしそんなの言ったっけ?って思うけど今はそれどころじゃない 「先輩、とりあえず上がって・・・」 「いいよ、帰る」 「え?」 「ごめん、なんか分かんないけど・・・ここ来ちゃった。ごめんね・・・」 5 :名無し募集中。。。:2010/02/14(日) 20 56 47.39 0 先輩は雨に濡れたまま、背中を向けて歩いていく いいの?これでいいの?あたし・・・ 先輩、あんなに寂しそうなんだよ? 先輩、あんなにつらそうなんだよ? あたしのこと、少しでも必要としてくれてるんじゃないの? あたし、あたし・・・ 「ま、待って!!!」 「え・・・?」 「あたし・・・あたし・・・先輩のそばにいたい!!」 この言葉に特別な意味なんてない・・・ ただ必死だった・・・先輩の力になりたいって本当にただそれだけの気持ちでいっぱいだった 21 :名無し募集中。。。:2010/02/15(月) 02 10 13.78 0 「ははっ。新種の告白?」 先輩はあたしに言葉に噴出すように笑った 真面目な顔で言ったはずなのに伝わらなかったのかな? ううん、違う… 先輩は優しいから笑ってはぐらかしただけ… 本当にそばに居てほしいのはきっとあたしじゃないから… 「ありがとう。でも、大丈夫。なんか梨沙子の顔みたら元気出たし」 優しく頭に触れてくれた手から伝わる温もり 雨は冷たいはずなのに先輩の手は暖かくてすごく心地良い 「そう…ですか?」 「うん…。それよりさ…さっきからすごい熱いんだけど、梨沙子もあつ…い…」 「え?」 ことんと倒れるように先輩の頭があたしの肩に乗っかった 「ちょっ先輩!?」 39 :名無し募集中。。。:2010/02/16(火) 01 49 56.70 0 あたしにもたれかかってくる先輩 慌てて抱きとめると・・・ 「あつっ!!」 体が凄く熱い・・・もしかして!っておでこに触れると案の定。 「せ、先輩!!しっかりして!」 「だい・・・じょうぶ・・・だから・・・さ」 先輩は苦しそうに笑うとそのまま気を失った 59 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 12 47 42.08 0 小雨になってきている中 あたしは先輩を倒さないように家の玄関まで運んだ。 ずぶ濡れの夏焼先輩は冷たくなって顔も青かった。 ママが「どうしたの~?」なんて呑気にリビングから出てきたから 正直あたしも事情とかわかんないけど・・・ 手伝ってもらって急いでタオルと着替えさせたり。 「ねぇ、梨沙子・・・この子のお家に連絡しなくてもいいの?」 「ん~・・・先輩が目を覚ましてからじゃ遅いかな?」 何であたしのトコに来たのか。 あたし「別れたら教えてください」なんて、本当に言ったかな? あ、でもベッドに寝かせた先輩は大分顔色が良くなっていた。 62 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 17 41 52.05 0 「先輩・・・」 起こさないように小声で話しかける 布団を肩まで掛け直してそっと額に触れた まだ熱は下がってない 「あたしね・・・」 好きなんです、あなたが 愛理ちゃんを想う先輩を見てるのはつらかったけど だからって別れればいいのになんて思ったことはないし 先輩の不幸を願ったこともないし、愛理ちゃんを恨んだこともない 先輩の『特別な子』になれないのは悲しかったけど、先輩が幸せそうに笑う顔は好きだった そっとほっぺたを触ってみた 先輩、泣いたのかな?涙の跡はないけど雨で流れちゃったのかな? それともあのびしょびしょに濡れた顔は雨じゃなくて涙だったのかな? この時のあたしは、今までの自分の行動がどれだけ愛理ちゃんを傷付けてたかなんて知らなかったから なんで愛理ちゃんは先輩を振ったんだろう、なんて呑気に考えていた 63 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 17 44 24.97 0 ・・・・・先輩 もしあたしに出来ることがあればなんだってしますから・・・ 何も言いたくなかったら何も聞きませんから・・・ せめて側にいさせてください・・・ そっと先輩の手を握って目を閉じた 64 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 17 46 34.36 0 「ん・・・・」 目が覚めて最初に目に映ったのは 自分の部屋でもなく、もちろん愛理でもなく うちの手を握って眠る梨沙子だった 「ここ・・・どこ?」 もしかして梨沙子の部屋?なんで?うちどうしたんだっけ?あれ、これ梨沙子の服? うわ・・・めっちゃ頭痛い・・・寒気もする・・・ だるい体をなんとか起こしてここにいる理由を必死に思い出す そうだうち・・・あのあと・・・ワケわかんなくなって外に飛び出して・・・ 愛理の家に行ってみたけどいなくて・・・宛てもなく歩いて・・・ 放心してたのかな?気付いたら梨沙子の家の前まで来ちゃってたんだ・・・ 「うち、バカだなぁ・・・」 ホント何してんだろ・・・ 愛理に振られて・・・梨沙子にまで迷惑かけて・・・ カッコ悪い・・・うち、カッコ悪すぎるよ・・・ こんな情けない姿誰にも見せたくないのに・・・ こんなんじゃ梨沙子にも嫌われるよ・・・ 65 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 17 49 38.64 0 「梨沙子・・・」 「ん・・・あっ先輩!!」 髪を撫でて呼ぶとすぐに梨沙子は起きたくれた 梨沙子は慌てて立ちあがるとうちのおでこに手を当てた 「先輩大丈夫!?倒れたんですよ!?」 「あー・・・ごめんね。ほんとに・・・」 「いいです!それより、頭痛くないですか?気持ち悪くないですか?いいからこのまま寝ててください」 梨沙子に促されて再びベッドに沈む 体調管理は基本ですよキャプテン!そう言ってうちの頭をグシャグシャ撫でる乱暴な行為とは裏腹に うちを見つめる梨沙子の瞳は少し潤んでいて、本気で心配してくれてるのが分かった 「ひひひ!先輩バカなのに風邪引くんですね」 なのにいつも通り振舞ってくれる梨沙子に思わず泣きそうになって 慌てて布団をかぶった 66 :名無し募集中。。。:2010/02/17(水) 18 17 36.34 0 「ねぇ先輩」 「・・・ん?」 ――どうしてあたしのとこ来たんですか? また聞いたらしつこいかな?傷付けちゃうかな?無神経かな? 『梨沙子になら弱いところ見せれるから』 『梨沙子に支えてほしかったから』 そんな答えが返ってきたらどれだけ幸せだろう こんな時に幸せ感じるのもアレだけど・・・ でも先輩はきっと、ここに来たことに深い意味はなくて・・・ 先輩は簡単に弱音を吐くような人じゃないけど 大好きな人に振られてつらくないわけないから・・・ 誰でもいいから側にいてほしかったんだと思う あたしじゃなくてもよかったんだと思う だけど、それでもいいです あたしは愛理ちゃんにはなれないけど・・側にいたい さっき言ったことは嘘じゃないよ? 100 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 09 47 31.76 O 「梨沙子~何?」 「あ、えっと…あ!先輩のお家に連絡しなくて大丈夫ですか?」 「あ……そうだ…今って、うわ結構遅い時間だね… メールして迎えにきてもらうよ 梨沙子んチにも迷惑だろうし」 携帯でメールを打とうとする先輩。 キツそうだから自宅でゆっくり休んだ方がいいのか… それとも、キツそうだから動かないでうちに泊めた方がいいのか… 違う。 ただ… あたしが先輩といたいだけ… 先輩のメールを打つ手に自分の手を重ねた。 「今日は、泊まっていって下さい。 うちは全然迷惑じゃないですから」 「―――ありがと梨沙子。 一応、家にはメールしとく」 先輩はキツそうだけど笑顔を見せてくれた。 …なんだか空元気な笑顔。 あたしなんかに無理しなくていいのに。 少し胸がチクッとした。 101 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 10 49 42.83 0 迷惑だってのは分かってるけど正直体を動かすのすら億劫だったから お言葉に甘えて梨沙子んちに泊めてもらうことにした それに、なんとなくだけど、梨沙子と一緒にいたかった なんでか分かんないけど ……一人になるのが怖かったのかな? 「先輩はそのままそこで寝てくださいね」 「梨沙子は?」 「あたし、横にお布団敷くんで」 「うちそっちでいいよ。梨沙子ベッドで寝なよ」 「いいですって。先輩は何も気にしないでいいんで 今は体調直すことだけ考えてゆっくり寝てください。分かりましたか?」 「……はい」 「あ、寒くないですか?お風呂は今日のとこは我慢してくださいね」 梨沙子は押し入れからタオルケットを一枚取り出すと うちの布団の上にかけた 102 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 11 10 08.88 0 「なんか……梨沙子やさしいね」 「えっ!???」 ついにネジ飛んだ?熱上がった? 慌てて先輩のおでこに手をやると・・・うーん、別にさっきと変わらない 「へ、変なこと言ってないで早く寝てください!」 電気を消して布団に潜り込んだ 先輩は何も言わなかった きのうもおとといも一緒の部屋で寝たけど、今日はいつもと違う雰囲気が部屋に漂っていた 103 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 11 11 13.21 0 「梨沙子」 今にも消えそうな声であたしを呼ぶ声 「なんですか?」 「うち…明日愛理に謝りに行くから…朝、家出るね」 「っ!」 風邪引いてるのに…!?って言いかけたけど我慢した きっとそれどころじゃないんだってのは先輩を見てれば分かる それよりも…あたしが気になるのは… 「…謝るって、先輩が何かしたんですか?」 「何かしたから振られたんじゃん」 「何をしたか分からないのに謝るんですか?」 「………」 「…それ、愛理ちゃんが可哀相ですよ…」 105 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 11 28 16.75 O 「…でも、あの愛理が…あんな風に、その… すっごい泣かせちゃってさ…… だから、うちバカだから何かしたんだよ…」 「先輩それって…」 「ん?」 『先輩の自己満足なだけじゃないですか? 何をしたかもわからないことを謝るなんて してしまった”何か”に対して何の反省もないと思います』 言う、べきなのかな? たかだかマネージャーのあたしが… わからない……。 「…謝るなら何がいけなかったかくらいはわかってた方がいいと思います」 「…そっかな…ん~……」 「今はおとなしく眠って下さい! 明日には今より良くなってるハズだから 朝、起きてからでもいいじゃないですか?」 「梨沙子のくせに… ……良いアドバイスありがと」 先輩の声、後半は少し小さかったけどわかってくれたかな? 熱もまだあるのに難しいこと考えない方が良いと思ったんだもん… 106 :名無し募集中。。。:2010/02/19(金) 12 39 48.95 0 しばらくしてお互い何も話さなくなった 先輩は体調が悪いせいか、それとも愛理ちゃんのことがあってつらいのか、 何度も寝返りを打ったりうなされたりして凄く苦しそうだった そんな先輩の横であたしは冷静にいられるわけもなく 合宿で疲れてるはずなのになかなか眠ることができなかった そして聞こえてきた先輩の寝言・・・ 「あ・・・り」 「・・・」 「あい・・・り」 堪え切れなくなって上半身を起こした 暗闇の中手探りで先輩のほっぺに触れると・・・湿ってた 先輩・・・泣いてるんだ 「・・・先輩、好きだよ」 寝てる先輩に向かって呟いた 先輩が愛理ちゃんのこと諦められなくても、あたしは先輩が好き ずっと好きだよ・・・
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奇形の天使 ◆w80xX5W6oQ 心当たりならいくらでもある。私を恨んでいる誰かの存在。 ある日突然拉致されて殺し合いを命じられても、 いつかこうなると思っていたと胸の奥底で納得していた。 生まれながらの異常者なのか、それとも環境によるものか、或いはその両方か―― 私には子供の頃から人を殺したいという願望が、そして強い衝動があった。 アニメや漫画やゲームの影響、という線はまず有り得ない。 私の母は狂信的なまでにそれらを害悪と見なしていて、私は反抗期を迎えるまでずっと NHKの教育テレビと母親の検閲済みの娯楽作品しか与えられなかったから。 一方、私が初めて人を殺そうとしたのは、小学校三年生のとき。 可愛らしい女の子を殺したい、という衝動を抑えられなくなった私は、 ピアノ教室の帰り、公園で遊んでいる名前も知らない少女に襲い掛かった。 無邪気に笑う可憐な少女を憎い、殺したいと思ったのは、 自分の笑顔が虚構だと知っていたからだろうか。 とはいえ私は無知な子供で、人の殺し方なんて知らなかった。 襲い掛かった私は素手、衝動の赴くまま顔に噛み付いたはいいものの、 相手の抵抗は思いのほか強く、歯を突き立てるだけで精一杯。 通りかかった近所のおばさんたちに見咎められ、引き剥がされた。 相手の顔には歯型がくっきり。 喧嘩になった、と嘘をついた。こっぴどく叱られたけど、それだけだった。 小学生の女の子が子供相手に通り魔殺人、そんなこと誰も考えなかった。 私は野放し。その二年後、祖父が脳卒中で入院した。 別人のような表情になり、私のことを忘れてしまい、それでも快復した祖父を見て、 私は卒業文集に「将来の夢は看護師さんになることです」と書いた。 祖父の生命を維持していた沢山のチューブ、それらを断ち切り、 或いは毒を混入する自分の姿を夢想しながら―― 気が付くと、私はソファに横たわっていた。天井は高く、見覚えはない。 整然と並んだ本棚を、常夜灯がほのかに照らす。目覚めた場所は、深夜の図書館。 視線を落とすと、見慣れた白衣に包まれた自分の下半身が目に入った。 勤務中に拉致されたのか、それとも拉致された後に着替えさせられたのか。 記憶が混乱している。ヨグス。何? 殺し合い。え? 違和感が首を圧迫する。 指を這わせると、そこに首輪があることに気付く。記憶がゆっくりと焦点を結ぶ。 私を恨んでいる人なんて掃いて捨てるほどいるだろう、けれどもこんな真似を好むのは、 同僚の看護師、三城愛理沙。人格の歪んだ変態レズ女。彼女の仕業に違いないと思った。 ヨグスと名乗る宇宙人に関する記憶も、彼女の用意した映像なのだろう。 いつものことだった。荒唐無稽な作り話を私に信じさせようとするのは。 特殊な精神状態に追い込まれた上で、おかしな、そう、 冷静に考えるとおかしなことだらけの命令を私は彼女に吹き込まれる。 けれども私は逆らえない。それはいつものことだった。だからこれもいつものこと。 三城愛理沙の奴隷であること、それが私の日常だった。 看護師になった私は、その立場と医療知識を利用して何人もの患者を密かに殺した。 あるときは病死に見せかけて、またあるときは同僚の医療ミスに見せかけて。 少年少女による快楽殺人を匂わせるニュースが流れるたびに思った。 ここに映っていたのは自分だったかも知れない、と。そう思いながら私は笑った。 私はこんな間抜けじゃない。逮捕されるなんて、矯正されるなんて、殺人者として三流以下。 私は誰にも咎められず、罪を背負わず罰を受けず、息をするように人を殺し続けてやる。 でも――私に間違いがあったとすれば、自分の異常性を過信していたこと。 私は頭の回転が遅く、想定外の事態に直面するといとも容易くパニックに陥る。 同僚に自分の同類が紛れ込んでいるなんて、考えたこともなかった。 協力者として接近してきた三城愛理沙に犯行を隠しとおすことが出来ず、 あっさり弱みを握られて、今では彼女の命じるまま人を殺す有様だった。 殺す相手を選べないなんて、殺人者ではなくただの道具だ。 テレビに映る“三流以下”よりはるかに劣るシリアルキラー、それが今の私だった。 ゆっくりと身を起こし、デイパックを開いた。現れたのは【病の呪い】のカード。 スキルカードだなんて、また愛理沙は。無邪気な作り話に笑ってしまう。 けれども私は指示に従う。ヨグスの言葉を思い出し、カードを手に取り宣誓する。 仕組みは分からない。新種の細菌兵器なのかも知れないし、もっと別のものかも知れない。 ただ、これだけは言える。愛理沙は私を殺せない。私を本気で陥れることは、彼女には出来ない。 彼女には私が必要なのだ。彼女のいびつな要求に応じることの出来る私が。 そしてそれは私も同じ。諦めにも似た安堵が胸の奥底を侵食してゆく。 幼い頃から抱えている消えることのない欲求を満たすべく、 そしてそれを欲してくれる愛理沙の元に戻るべく、私はソファから立ち上がった。 【一日目・深夜/E-3 図書館内】 【愛沢優莉】 【状態】健康 【装備】ナース服 【スキル】【病の呪い】 【所持品】基本支給品、スキルカード【病の呪い】、不明支給品1~2 【思考】 1.殺し合いに乗る 2.F-4病院を目指す 【備考】 ヨグスは実在せず、この殺し合いの黒幕は三城愛理沙だと思っています。 05 素晴らしき哉、人生 時系列順 07 日常への帰還 05 素晴らしき哉、人生 投下順 07 日常への帰還 愛沢優莉 20 そして彼の受難は続く
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だって。だって、まさか。 こんなに唐突に、元に戻るなんて思わないでしょ、普通。 数ヶ月前、頭を打って人格がお嬢様になっていた千聖は、たった今、急に元気で明るいキャラの千聖に戻った。 状況をかいつまんで説明させていただくと、恥ずかしながら私は、いつのまにかお嬢様の千聖と、エッチなことをする関係になっていたのだ。 最初の最初は、興味本位。悪ふざけ。 それが段々、自分の人格の変化に戸惑って怖がる千聖を慰めるのが目的になって、しまいには2人で気持ちいいことを楽しむようになってしまった。これじゃセフレじゃないですか! この件ではなっきぃに八つ裂きにされ、舞ちゃんからクレームを受け、愛理に諭され、さすがに反省し、私なりによく考えてみた。 そこで、もう少し緩い関係を持とうと千聖に提案することにした。 こういってはアレなんだけれど、やっぱり完全にやめるのは未練が・・・お嬢様の千聖といちゃいちゃするのは正直楽しいし、癒されるから。 どうやら千聖は私に好意を持ってくれているみたいだし、私もこの関係を基本的には崩したくない。 私と愛理がパーソナリティを勤めるラジオに、今日は千聖がゲストとして来る。 その収録の前に、一応話を通しておきたかった。 ブースに入り、スタッフさんと話し合いをしていると、切りのいいところで千聖がやってきた。 「おはようございます。」 鈴の鳴るような可愛らしい声。三日月の形に眇められた、ちっちゃい子供みたいに無邪気な笑顔。一気に部屋の空気が優しくなる。 「おはよう、千聖。」 こころなしか、愛理の表情もさっきより緩んでいる。 千聖は愛理の隣に腰を下ろすと、さっそくスタッフさんの進行説明に耳を傾けはじめた。 今日の千聖は、深い赤を基調にしたチェックのチュニックプルオーバーに、細身のジーンズを合わせている。・・・・それは、どちらも私が千聖に似合うと思って買ってあげた物だった。 ふと、顔を上げた千聖と目が合う。私の視線の位置に気付いたのか、軽く袖口をつまんで笑った。 ―ああ、やっぱりカワイイ! 一緒に微笑んでると、愛理が何か言いたげな微妙な表情でこちらを伺ってきた。・・はい、言いたいことはわかります。その件につきましては、早急に。 「千聖、ちょっといいかな?」 打ち合わせが終わって、本番まで少し時間ができた。私は席を立つと、千聖の隣に移動して、手首をキュッと掴んだ。 「ええ。」 「愛理ごめん。ちょっと待ってて。」 「ん、わかった。いってらっしゃーい!」 ひらひら手を振る愛理を残して、私達はブースを出た。 「ここでいっか。」 「あの・・・?」 私は少し離れたところにある資料室に、千聖を連れて入った。 窓のある部屋だから、電気を点けなくても、ちゃんとお互いの顔は見れる。後ろでに鍵を閉めて、作業用の椅子に千聖を座らせる。 「いきなりごめんね。」 「いえ、あの・・・何か?」 きょとんとした顔で、千聖は私をじっと見つめる。神秘的な黒目がちの瞳は只私だけを映していて、吸い込まれてしまいそうな錯覚を覚える。 「あの、千聖はさ、これからどうしたい?その、私達の・・・そういう、関係について。」 「え・・・・」 「ウチもいろいろ考えたんだけど、何かやりすぎちゃってたんじゃないかって思うの。だから、続けるにしても、もう少し何というか」 「・・・えりかさん」 千聖はおもむろに立ち上がると、私の座る椅子に強引に腰掛けてきた。 ふわんと清楚なシャンプーの香りが鼻をくすぐる。 「以前にも言いましたけれど、私はえりかさんのことが好きなんです。」 「うん・・・・でも」 「まだ、こたえられないっておっしゃりたいのでしょう?それでもいいんです、私」 ジーンズの上で揃えられていた指が、私の首に絡みついてくる。 体の中心で柔らかい感触がぶつかって、心臓がトクンと鳴った。 “こたえられない” あぁ、たしかにその通りだと思う。でもそれが“答えられない”なのか“応えられない”なのかは、今の私にはわからない。ただ、はっきりしているのは・・・ 「ウチは、また千聖に触りたいな。もう少し加減が必要だとは思うけど。」 「加減・・・?それは、どれくらいのことを言うのかしら。今、教えていただけるの?」 「・・・・・・・・OK!!」 またお調子に乗りやすい自分が出てきて、私はぴったり向かい合わせの千聖をくるっと後ろ向きにさせた。背後から優しく抱きしめて、ちょっと大きめな耳をふにゅふにゅ甘噛みしてみる。 「ン・・・」 「例えばね、服脱がなくたって、キモチイイことはできるでしょ?こうやって」 この痴女が!エロ梅が! 頭の中で、なっきぃが目を吊り上げてみかんを投げつけてくる。いつもなら顔面にみかん汁を浴びて泣きながら退散するところだけど、今日のウメダは一味違う。千聖が腕の中にいる久しぶりの感触は、弱虫なはずの私に(無駄な)勇気を与えていた。 「触るよ。」 「あっ」 丸っこい膨らみを付け根から先端に向かってなぞると、くはぁ、と特徴的なため息が唇から漏れた。 相変わらずご立派なたゆたゆで。 栞菜やなっきぃも大きいほうだと思うけど、あの2人はどっちかというと前に突き出てる感じ。千聖はおっきい丸いのがボン!と二個くっついてるみたいな。っておっぱいの評論はどうでもいいんだけど。 絡み合う指が暖かくて気持ちいい。何やってんだろう、私・・・ていうか、このまま、どこまでやっていいんだろう。 そんなことを考えていると、突然千聖の動きが止まった。力を失ったように、小さな体が私にもたれかかってきた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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1. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 19 17.13 0 個人的にはあり得ないと思ってる みんなの意見を聞きたい 4. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 25 54.66 O まぁ、合併はないわ。 Berryz工房と℃-uteは別々にやるほうが儲かるから! 8. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 30 26.39 0 ベリ℃どっちかだけ先に解散は絶対にあり得ない よって合併の可能性は100% 10. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 32 36.33 0 合併したら娘より売れちゃうから無理 12. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 39 17.15 0 合併しても大会場でコン出来たりCDが二倍売れるわけでもないよな 人数そのままなら損するだけ 13. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 40 31.27 0 マジレスするとあるとしたら℃-ute解散で愛理ソロでしょ ベリキュー合併はないよ 14. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 44 21.85 O あるとすれば Buono!とその他に再編 その過程で1人か2人離脱 15. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 45 04.94 0 愛理ソロやるにしても解散する必要ないじゃん 実質活動休止にすればいいだけ 16. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 45 26.83 0 高橋の代わりに愛理が娘加入 17. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 45 54.39 O ℃って愛理と舞美だけでよくない? 20. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 47 14.66 0 3年前ならともかく 今のタイミングで愛理のソロは無い 22. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 48 05.55 0 ℃-ute解散で扶養メンをハロプロから卒業させないと 給料を支払い続けなくてはいけないから 25. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 49 12.98 0 リストラは経費削減の基本中の基本だからな 27. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 50 04.02 i 矢島愛理中島夏焼菅谷桃子熊井 この7人で3.5万売れるならやるべき 31. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 51 46.75 O リストラするなら徳永は確定として茉麻とか清水あたりも危ないな ℃側は萩原岡井が候補だが若さで生き延びるかも 34. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 52 57.84 0 岡井はつべで名前売ったんだから切られないだろ 39. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 54 23.46 O 合併するってことは生き残り延命でしかないからな 40. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 56 00.37 0 客が減ってもライブハウスでやるだろ 興行うつしかやっていけないのに合併は絶対ない 41. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 59 00.70 0 ℃-uteが単独で興行を打てなくなったから ゲキハロも秋ツアーもベリキュー合同でやるのだから もう合併は絶対ないと言い切れるような状況ではないよ 42. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 12 59 05.11 0 合併合併騒いでんの娘ヲタだから 愛理が10期で娘に入るとか言ってるやつと同じ 47. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 06 42.38 0 清水(海外留学) 嗣永(学業優先) 須藤(海外留学) 徳永(海外留学) 熊井(モデル専念) 矢島(女優専念) 岡井(youtube専念) 夏焼菅谷鈴木中島萩原で℃ream工房結成や! 53. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 12 45.58 0 >岡井(youtube専念) ちょっとワロタ 54. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 13 05.54 0 桃子は大学卒業したら抜けると思うしその時に潔く解散か合併か 選ぶんじゃないの? 57. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 17 49.64 0 問題なのは今なお右肩下がりは止まってないって事 今後今以上に悪くなる可能性が高いんだから やるなら早くやるべき 58. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 17 59.87 0 合併というよりは℃-ute解散で残存メンがベリに合流という形になるんじゃないのかな 59. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 18 59.95 0 どうしても℃を解散させたいんだな 62. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 20 20.90 0 EXILEと合併の可能性が高いと思う 67. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 13 22 48.32 i ベリも℃も真野恵里菜に吸収されるのが 一番良いよ 81. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 14 48 01.87 0 ベリキューで赤字ならスマはもっと大赤字になってるんじゃないの? 82. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 14 50 27.82 0 スマはまだ先行投資の段階だよ 87. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 14 55 36.22 0 長く続けるな合併 ベリが10周年で終わるならそのままじゃない ℃も持って10年だろうから 89. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 15 02 51.56 0 マジレスすればしばらく合コンが続くよ イベントなら単独でもできるし 桃子が大学卒業したタイミングで動きありそう 140. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 19 23 19.37 0 合コンで行けるとこまで行く ダメになった時がホントの解散 157. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 19 29 01.51 0 まあゲキハロを合同でとかはいいと思うよ ただコンサは今回限りにして欲しい やるとしても数年後だ 183. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 19 42 49.57 0 合併は望んでないけど単独でやるのが厳しいイベはどんどん合同でやったらいいんじゃない 199. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 19 54 36.04 0 現状でベリキュー合併の可能性は0% ベリキュー合わせるとハロプロの売上で少なくとも4割程度あり 合併するとそれらが半分近くになるし消滅する可能性もある 総売上を2割も減らすようなことはしないな もし合併の可能性が出るとするなら事務所推しの宣伝をしなくても 2割減る分をフォローできる新グループが誕生したとき 200. 名無し募集中。。。 2011/06/24(金) 19 55 24.18 I ℃にメンバー追加が無いのが解散説合併説に説得力を持たせてしまってるんだよ まあ梅栞離脱時に起こった何かに対するペナルティなんだろうけどな 名前 コメント
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347. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 00 02 23.66 0 朝、家を出たら先輩が門扉の前にいた。 私はビックリしてあいさつも忘れちゃってた。 「おはよ、梨沙子」 「せ、せ、先輩!」 「びっくりしすぎだよ」 「で、でも!」 あれ、なんかこんなこと前にもあったような・・・ 「姫を迎えにきました・・・なんてねw白馬じゃなくて自転車だけど。 ここ、おいでよ。あ、あと先輩って呼んじゃダメ。」 「あ、うん・・・」 みやはニコっと笑って自転車のサドルをぽんぽん叩いた。 348. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 00 30 05.74 0 「梨沙子って朝早いんだね」 自転車を漕ぎながら先輩が話す 「あ、はい、でも先、みやこそ今日早い」 「びっくりさせようと思ったんだけど梨沙子が何時に家を出てくるのかわからなかったから」 「そうなんだ・・・」 「でもこの時間ならこれから朝練も出れそうな気がするなぁ」 あ、そっか・・・みやって実はバスケ部だったっけ・・・ 何気にみやって多忙だよね、部活やってバンドやって・・・ そうこうしているうちに校門が見えてくる なんか色んなところからすごく視線を感じる・・・ あんまりいい気分がしないかも・・・ 391. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 21 53 06.91 0 校門をくぐってすぐのところに見慣れた後姿を見つけた 「あ・・・愛理だ!みや、ちょっと降ろして!!」 「え?」 キッ!! あたしは素早く自転車から降りて愛理にかけよろうとした 「ちょ〜っと待ってよ」 「あ・・・愛理が・・・・」 「あぁ、そういえばケンカしてたの仲直りしたんだっけ? そっか今朝はこの辺で勘弁してあげる。また休み時間なりお昼なり会おうね♪」 みやはウインクをしながらコツンと軽くあたしの額に軽く当て サッと自転車に乗って行ってしまった・・・ なんか、やっぱりカッコイイな 「りーちゃん?」 「わぁっ!あたし今ちょうど愛理に・・・」 「夏焼先輩が後ろにいるよって。一緒にきたの?」 クスッて笑いながらいつも通りの優しい笑顔の愛理 話しにくいような、でも聞いてほしいような 少し複雑な気持ちで愛理と他愛もないことを話しながら教室へ向かった 387. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 21 42 06.33 0 夏焼先輩がりーちゃんを自転車の後ろに乗っけて登校してきたことで、クラスはちょっとした騒ぎになっていた。 無理もない。今まで、いくらみんなが夏焼先輩のことでキャーキャー言っていようと りーちゃんは一人で興味なさそうにしていたから。 そんな子がある日突然先輩と一緒に登校してきたんだから、みんなが驚くのも無理はないのだ。 まだりーちゃんから話を聞いたわけじゃないけど、 一緒にいるということはきっとそういうことなんだろう。 私としては少し複雑だけど、これでよかったんだと思う。 だって、りーちゃんと喧嘩までしたんだもん。 お互いあんなつらい思いしたんだもん。 うまくいってくれないと割に合わないじゃん。 そんな私に、授業中小さな手紙が届いた。 先生に見つからないようにこっそり開けてみると、そこには見慣れた字が並んでいて。 私は思わず笑みを漏らす。 内容のない短い文だったけど、私たちにはこれで充分だった。 私はその下に返事を書いて差出人の元へ返す。 りーちゃん。私、後悔してないよ。 夏焼先輩を好きになったこと。 りーちゃんと喧嘩したこと。 失恋したこと。 だって、失ったものより得たものの方が大きかったから。 それはね、りーちゃんとの絆と信頼。 私は教科書で顔を隠しながら、手紙を読んで嬉しそうに微笑んでいる親友を見た。 絶対、私の分まで幸せになってよねって思いを込めて。 あ り が と う り さ こ ど う い た し ま し て あ い り 399. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 22 12 50.86 0 まだ今は愛理にうまくみやとのことは話せないけど あたしと愛理が親友だってのは何が変わろうと変わらない それだけは自信をもって言えるんだ たとえば失恋したって もしまたママが離婚したって 何かが変わったとしてもあたしと愛理の関係は変わんない 変わりたくない。 変わらせない。 こんなことも前なら考えなかったかな? あたし、みやと逢ってからすごい速度で変わってる 多分良い方向に・・・ 401. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 22 29 43.55 0 教室に入るとなぜか急にざわつき始めた。 なに?と思いながら席に着くとすぐに千奈美が寄ってきた。 「みや!中等部の子と登校してたって噂ほんと!?」 「噂って…」 ついさっきの話なのにもう噂って… さっきのざわつきはそれだったのか。 別に、そんな騒がなくてもいいのに。 「中等部の子にまで手出すなんてどんだけ飢えてんのよ」 「そうゆうんじゃないよ、梨沙子は」 「まったく…キャプテンはあんなに泣いてたのにみやは女の子と遊んでるなんてさ…あっ!」 「…キャプテンがなんだって?」 キャプテンが・・・泣いてた? ヤバい言っちゃった的な感じで焦ってる千奈美。 誤魔化そうとしてるけど、もう遅い。ばっちし聞いた。 どういうこと?辞めるって言ったのはキャプテンなのに… なんでキャプテンが泣くのさ… 402. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 23 08 36.04 0 なんで?って考えているとメールが届く、しかも二通 一通目を開けると熊井ちゃんから 『今日は8時にいつものところでいいよね?』 8時か・・・だったら今日は部活に出てみようかな・・・ なんて思ってもう一通のメールを開いて思わず口元がゆるむ 『大好きなみやへ 今日、屋上でお昼食べよ?』 メールから梨沙子の可愛さが伝わってきて即OKの返事をした 403. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 23 40 56.86 0 まだ短い期間だけど梨沙子についてわかったこと あまりメールで顔文字とかを使わない イマドキのコはハートとかバンバン使うんだけど・・・ 今までのうちが刹那的に関係をもったコ達とかね。 なんか なんか新鮮でワクワク・・・ドキドキする 404. 名無し募集中。。。 2009/07/08(水) 23 48 46.56 0 お昼をおもいきって誘ってみたらすぐにOKの返事がきた それだけで舞い上がっちゃうあたし 付き合ってるって感じがして嬉しくなる みやのことが好き・・・ ついこの間まで恋っていう感情さえ知らなかったのに・・・ みやを想うと胸が苦しくなる みやを想うと心が温かくなる 気づいたらノートに「みやみやみやみや」って書き続けていて あわてて消そうかと思ったけどやっぱり消すのは嫌でそのままにしておいた 412. 名無し募集中。。。 2009/07/09(木) 08 47 04.65 0 お昼になって愛理がパタパタとあたしのところにきて 「夏休み前に委員会で話し合いあるらしいから しばらくお昼は会議室で食べるね、ごめん!」 愛理は手を合わせて頭をペコリってやって その後、慌しくファイルとお弁当箱を持って駆けてった 気、つかわせちゃってる・・・よね? ごめんねとありがとうが混ざった 少し複雑な気持ちのまま あたしは購買でメロンパンとバナナオーレを買って屋上へ向かった 413. 名無し募集中。。。 2009/07/09(木) 10 14 08.41 O 屋上の扉を開けると雲一つない真っ青な空が広がる だけど肝心のみやがいない…と思って給水塔に昇るとみやがぼーっと座っていた 「みや」 「ん?あ、梨沙子」 あたしが呼ぶと優しい笑顔で迎えてくれるみや やっぱりみやはクールじゃないと思う だってこんなにも笑顔があたたかい… 隣同士座って食べようとしたところでみやの膝の上のお弁当が目に入る 「あれ?みやってお弁当?」 「あ、うん、作ってきてくれる子がいるんだ ホントは自分で作った方がおいしくできる自信があるんだけど… 朝弱いし甘えてる」 苦笑しながらそのお弁当にお箸をつけるみや んー…あたしだってお料理得意なのにーって誰からかもわからないお弁当をじーっと睨みつけてしまった 414. 名無し募集中。。。 2009/07/09(木) 11 29 51.57 0 「あの、あた・・・あたし、作ってきちゃダメかな?」 「え?」 「・・・・・・お弁当・・・」 「え?」 気持ちより先に言葉が出た みやは目を丸くしてあたしを見てる 「あたし、お料理好きだし みやにあたしのお料理食べてほしいし・・・」 「・・・ぁ」 「ダメ、かな?」 首をブンブン横に振るみや 「ううん!嬉しい!!うち、梨沙子の料理食べたいし!!」 「ホント?」 「うん!梨沙子がお弁当作ってくれるなら・・・あ! さっきも話したけどうち朝は弱いから・・・今度うちが夕ご飯作るよ♪」 「みやのご飯?食べたい!いひぃーっ♪」 みやはクシャッて笑いながら うち、エビフライ得意なんだって得意げな顔をした 419. 名無し募集中。。。 2009/07/09(木) 12 51 00.86 0 「みやエビフライ好きなの?」 「大好きっ!」 屈託の無い顔で答えるみやに あたしはちょっぴり、ちょっぴりだけど嫉妬 「みやに大好きって言われるエビフライ、いいなぁ――・・・・・・」 声に出した自覚は無かった でも直後にみやに抱きしめられて 「エビフライと梨沙子は別物だよ!」 なんてまた優しく頭をを撫でられた それは『お前とエビフライ様を比べるなボケ!』という意味じゃ、ないよね? 最近のあたし、変だな いや、きっとこれは変じゃなくて恋なんだ と思う・・・ 420. 名無し募集中。。。 2009/07/09(木) 13 01 24.06 O それからお互いのことを色々話しながらお昼休みを過ごした あたしたちはまだ知り合って少ししか経ってないから知らないことばっかりだった お互いの誕生日や血液型、趣味とか みやのことを少しずつ知って、あたしのこともたくさん知ってもらった 詳しいことは言ってないけど今のパパが本当のパパじゃないってことも聞いてもらえた するとみやが 「梨沙子は梨沙子だよ」って言って額に口づけてくれた 455. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 10 37 32.26 0 昼休みなんて短いもので、あっという間に授業5分前の予鈴が鳴る。 「行かなきゃね」 「うん…」 寂しそうに頷く梨沙子。よしよしと頭を撫でると「子どもじゃないもん」と頬を膨らませた。 でも手はぎゅっとうちの手を握っていて離さなくて、そんな彼女を愛おしく思った。 ホントはもっと一緒にいたい。もっとたくさん話したい。 けどやっぱりうちはそういうのを口に出すのは苦手だから、この気持ちを梨沙子の唇にぶつけた。 好きだよ梨沙子。昨日より君が好き。 そんなことを思いながら、結局授業が始まるギリギリまでキスをしていた。 456. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 10 52 46.64 0 昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。 行かなきゃってみやに言われたけど離れたくなくて、手をぎゅっと握った。 授業に行かなきゃいけない。浮かれてばっかじゃいられない。 分かってるんだけど体が動かない。 こうゆう時、自分はホントに子どもだと痛感する。 こんなんだからみやに「よしよし」なんて言われちゃうんだろうな…。 みやとキスを交わして手を繋いだまま屋上を出ると 授業が始まる寸前ということで廊下はたくさんの生徒でごった返していた。 ・・・・・・・・ん? なんか、すごい見られてる…? みんなヒソヒソ言ってる。気のせい、かな…?ちょっと怖いんだけど… でもみやはそんな空気に気付かないのか、「じゃ、またね梨沙子」なんて笑顔で言いながら 自分の教室の方へ戻っていった。 468. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 19 42 08.00 0 「菅谷さんだっけ?」 教室に入ろうとしたところで知らない子に声をかけられた 同級生だけど今まで話したこともない 名前も知らない子・・・・達? 「あなた夏焼先輩の何?」 「何って・・・」 「どういう関係かって聞いてるんだけど」 「言わなきゃいけないの?」 あたしのこの言葉が彼女らには気にくわなかったのか 元々つっけんどんだった態度が敵意を剥き出しにした 「夏焼先輩はみんなのアイドルなのよ!」 「そうよ!大体あんた今まで夏焼先輩に興味なかったんじゃないの!?」 口火を切って数人にまくし立てられる でもそんなの知ったこっちゃない 授業が始まればこの子達もこの場を去らざるおえない 言いたいこと言わせておこう 「ちょっと!聞いてんの!?」 上の空のあたしの顔にビンタが飛んで 470. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 19 48 15.52 0 くる・・・・!ハズだった 咄嗟に瞑った目を開くとあたしと あたしに手をあげた子の間に愛理が立ち あたしの頬に飛んでくるハズだった手を捕まえていた 顔は見えないけど 愛理じゃないみたいな低い声 「りーちゃんに何してんの?」 「あ・・・あんたも夏焼先輩のこ」 「関係ないでしょ!!りーちゃんはあたしの親友だから 暴力ふるったら絶対に許さないんだからっ!!」 「「「・・・・・・・」」」 愛理の迫力におされて”夏焼先輩のファン”の方々は黙った そしてタイミングよく始業のチャイムがなり そのままあたしは愛理に引っ張られ教室に入った 474. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 20 35 38.16 0 「なんか・・・迷惑かけてごめんね愛理」 「なんでりーちゃんが謝るの?何も悪くないでしょ」 「うん・・・ありがとね・・・」 しかし、大変なのはそれからだった 授業が終わった途端高等部の先輩がわざわざ教室まで集団で見に来たり、さっきの子たちが教室の周りをウロウロしたり こんなんじゃ愛理はもちろん、同じクラスの子達にも申し訳ない 放課後になったらとりあえず逃げよう きっと今日を乗り越えれば大丈夫・・・そう信じていた 早く放課後になれと、そればかりを願っていた 484. 名無し募集中。。。 2009/07/10(金) 23 03 46.71 0 「なんか今日みやのファンの子達来なくない?」 「確かに〜」 放課後同じクラスの子達がうちの机を囲んでそう話し込んでた 確かに今日は誰1人してクラスに押しかけてこない 安心したと同時に何だか嫌な予感もした 「どおりで今日は疲れないと思った…って千奈美は?」 いつも放課後真っ先に来る千奈美の姿がそこにはない 「千奈美なら用事あるってさっさと帰ってったけど」 「へ〜千奈美に用事なんて珍しい。じゃあうち部活出るからまた明日」 「うん。頑張ってね」 クラスの子と別れると足早に体育館へ向かう 廊下は帰る人や部活に向かう人でごった返し賑わっていた その中に中等部の制服を着た子を見つけ声をかける 「ねぇ、中等部の子?」 「あ、はい」 「菅谷さんってもう帰ったかな?」 「菅谷さん?あ〜たぶん帰ったと思います。なんか慌てたし」 「帰ったか…。ありがとう。ごめんね」 「いえ」 梨沙子に帰り少しでも会いたかったのに帰ってしまったことに少しショックを受ける自分がいた 「なんかうち1人でつっぱしてるのかな…」 頭をぽりぽりかきながら少し小走りで部活へと急いだ 528. 名無し募集中。。。 2009/07/11(土) 15 34 29.98 0 梨沙子は帰りのHRを抜け出し 来るつもりはなかったがなんとなく遠回りして歩いていたら みやのマンションの前に辿りついていた 「みや、すっごくモテるんだ・・・知ってたけど」 わかっていたが実感の無かった現実が梨沙子の中でグルグル回っていた 興味は無かったが名前だけなら知っていた 愛理が、他にもみんながカッコイイ・綺麗とはしゃぐから 「みやのファンの人達のこと・・・みやに・・・ 言ったら心配かけちゃうかな? バンドも部活もあるし・・・あたしの悩み事なんて」 言わない方がいい 一人で納得してマンションのエントランスでしゃがみ込んで みやにメールを送った 『気がついたらみやのマンションの前についちゃった みや今日部活? りさこ』 以前ならこんな行動はしなかった 気がついたら好きな人の家の前なんて・・・ 梨沙子は自分の行動に苦笑した 529. 名無し募集中。。。 2009/07/11(土) 15 51 10.29 0 胸に引っかかるみやの部屋のフォトフレーム あたしのことを乱暴に抱いたくらいだから 前に付き合ってた人がいたって全然おかしくない 前に付き合ってた人との思い出? わからない 恋なんて初めてで何がどうなんてわからない 何であたしはみやを好きになったんだっけ? みやは何であたしを好きになってくれたんだろ? 思考がグルグル駆け巡りエントランスの隅 しゃがんだまま眠りに落ちた 530. 名無し募集中。。。 2009/07/11(土) 16 06 21.31 0 信じていたものを失って また何かを信じて そしてまた裏切られたら どうすればいいの? 信じていいの? あたしはまた傷つくの? 繰り返し 繰り返し きっと数分くらいの浅い眠りで 過去のこと 愛理やみや、熊井ちゃんとのこと カナシイノハ イヤ ウラギリ ニ ナレタクナイ サビシイ・・・サビシイ・・・サビシイヨ・・・・・・・・ 〜♪ メールの音でハッと起きた あいにくみやじゃなくママから 返信がこないってことは部活なんだろな あたしは立ち上がった 「帰ろ・・・」