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L 新生児の救急治療・処置 小項目 新生児蘇生法,新生児集中治療室 102G39 新生児蘇生法で正しいのはどれか。 a 気道吸引を十分に行う。 b 気道確保のために側臥位にする。 c 最初に静脈路を確保する。 d 児の両足首を持って逆さにして揺さぶる。 e Apgarスコアの1分値を測定してから蘇生を始める。 ○ a × b × c × d × e 正解 a 100I19 分娩直後の新生児。在胎39週,経腟分娩で出生した。出生直後に啼泣はなく自発呼吸も認めない。妊娠経過に異常を認めなかった。分娩時間12時間。胎児心拍数陣痛図には,分娩30分前から変動一過性徐脈が出現していた。心拍数 120/分。四肢にチアノーゼを認め,筋緊張は弱い。 直ちに行う必要がないのはどれか。 a 酸素投与 b 足底刺激 c 静脈路確保 d 気道分泌物吸引 e 乾布での全身刺激 ○ a ○ b × c ○ d ○ e 正解 c 診断 新生児仮死
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一次救命処置 傷病者の発見における対処推移軽く肩を叩く 大声で呼掛け 反応別対応反応が無い場合は大声で周囲に注意喚起 反応がある場合は回復体位に移行 周囲に対し対処を伝達電話にて119通報 AEDの手配 10[s]以内における観察事項胸の様子 呼吸音の有無 心停止の判定異常な呼吸 呼吸の停止 心肺蘇生の実施傷病者に対し硬質/平面に横臥 心肺蘇生の開始 下記に対し反復胸骨(きょうこつ)圧迫(心マッサージ)100[r/m]単位にて30[unit]圧迫 5[cm]以上の圧迫幅 人口呼吸が可能な場合は2回実施気道の確保頭部後屈顎先挙上法 気道確保不良に対し胃への空気流入に伴い内容物が逆流し気道が閉塞 心肺蘇生の終了状況救急隊の到着 AEDの装着 AEDの利用推移電極パッドの貼付鎖骨下右前胸 左胸部下側/左乳頭部外側下方 心電図自動解析開始 電気ショックの要否判定 要判定に対し下記を実施音声メッセージに因り利用案内 電気ショックボタンを操作 状況継続における対処電気ショックの要否に関わらず心肺蘇生の実施
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 気管支拡張症は湿性咳を主症状とし、就寝中に痰が溜まるので、本症の湿性咳は起床時に特に多くなります。気道感染症や慢性副鼻腔炎も合併しやすく、しばしば血痰も生じます。下気道には痰があふれているので、coarse cracklesを聴取し、ばち状指の出現率も高くなっています。原則としては保存的に治療し、気道クリーニングを行います。 (Special thanks to Keio University staffs)
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呼吸器系概要 呼吸器系構造気道口腔 鼻腔 咽頭 喉頭(こうとう) 気管 気管支 肺 呼吸分類/機能推移外呼吸(肺呼吸)空気中酸素の肺への取込 酸素を血液に提供 2酸化炭素を血液因り受取 2酸化炭素を空気中に排出 内呼吸(組織呼吸)血液の保持酸素を全身各組織に取込 全身各組織の発生2酸化炭素を血液に排出 呼吸運動肺の運動要因 肺自体における運動機能は欠如呼吸筋(肋間筋(ろっかんきん)) 横隔膜 呼吸運動分類吸気運動 呼吸における吸引推移横隔膜の下降 呼吸筋の吸気側収縮 胸腔(きょうこう)容積の拡大 肺内圧力低下 気道経由で肺内に空気流入 呼気運動 呼吸における排出推移呼吸筋の排気側収縮 横隔膜の上昇 胸腔容積の低減 肺内圧力上昇 気道経由で肺内因り空気流出 肺活量肺内酸素/2酸化炭素の有効交換面積に比例 呼吸中枢延髄に内在 血液中2酸化炭素濃度の酸性刺激に因り呼吸関連筋肉に信号送出 2酸化炭素への反応依存に因り一定量以上の2酸化炭素濃度が必須
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インフルエンザウイルスの感染様式 接触感染:ウイルスを含む飛沫物の付着した物に触れる手を介して感染 飛沫感染:ウイルスを含む飛沫物を吸い込んで感染 飛沫核感染(空気感染) :空中を漂うウイルスを含んだ飛沫核を吸い込んで感染 各マスクにおける粒子の透過性(従来型ガーゼマスク、紙マスクは除外) マスクの種類 捕捉粒子の大きさ 捕捉可能粒子 不織布製マスク(市販製品の主流) 5ミクロン以上 飛沫物 N95(医療用) 0.3ミクロン以上 飛沫核物 ナノフィルター(市販されている) 0.03ミクロン以上 ウィルス インフルエンザウイルス粒子の大きさA型、B型、C型 直径 0.08~0.12ミクロン ウイルスを含む気道からの飛沫物質 5ミクロン以上 ウイルスを含む気道からの飛沫核物質 0.3ミクロン以上 飛沫核物質:ウイルスを含む飛沫粒子が直径2ミクロン以下になると、空気中で水分が蒸発し乾燥縮小した飛沫核になり、長時間空気中に浮遊し、これが吸入される(空気感染と同義語として用いられることが多い)。 着用する際の留意点 正しく着用されているなら、その時間帯は気道内への微小粒子の侵入は防ぐことが出来る。 ただしマスク装着面以外の顔面、髪の毛などには、微小粒子は付着していることに注意する。 脱着の際、手指に微少粒子が付着することに注意。 手指を十分洗った後、顔面、髪の毛も十分洗って、微小粒子を洗い落とす。 完全に手指、顔面、毛髪の洗いが終了するまで、口、鼻、目に微小粒子が付着しないように注意する。
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再発性多発性軟骨炎(RPC;relapsing polychondritis) 全身の軟骨に炎症を起こす疾患。2、4、6型コラーゲンに対する自己免疫疾患と考えられている。SLE、RA、血液腫瘍と合併することが多い。 【Sx】 最も多いのは、両外耳の発赤・腫脹・疼痛であり、次に鼻軟骨の炎症が多い。経過は急激に起こることが多く、やがて治癒しまた再発する、という形式をとる。 【Dx】 以下の3つ以上の項目を満たすものをRPCと診断する。 (1)両側外耳の軟骨炎 (2)炎症性多発関節炎 (3)鼻軟骨炎 (4)眼の炎症 (5)気道軟骨炎 (6)聴覚もしくは前庭の機能障害 軟骨炎の生検による診断も有用である。血液検査では、慢性炎症の所見(anemia, WBC↑, ESR亢進)を示す。 【Tx】 軽症例ではNSAID、重症例ではプレドニゾロン30~60mg/dayで治療し、臨床反応があれば直ちに漸減する。ステロイドの代用としてメトトレキサート7.5~25mg/weekを使用することもできる。きわめて重症であればシクロホスファミドを使用することも可能である。狭窄した気道により感染症に罹りやすくなるため、ステント留置術などを施行することもある。 【Prognosis】 炎症がどの臓器にまで及ぶかによって予後は異なる。つまり、気道軟骨の炎症、大血管の動脈瘤、弁閉鎖不全、全身性脈管炎が起こると発症後5年間で死亡率は30%と効率である。(呼吸不全が多い)
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3 呼吸器,胸郭,胸壁 約10% A 胸郭の構造・機能 胸膜,胸壁,横隔膜 乳房(乳腺,Montgomery腺) 縦隔 胸腺 B 上気道・下気道の構造・機能 鼻,鼻腔,副鼻腔,喉頭,気管,気管支 呼気の加温・加湿 保護・防御機能 呼吸機能 C 肺の構造・機能 肺胞と肺血管系 肺表面活性物質 換気,死腔 肺気量分画 換気力学(胸腔内圧,肺コンプライアンス,抵抗,closing volume) 肺胞気 換気・血流比 拡散 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2),換気分布 呼吸の調節(換気量) 血液中のガス運搬 酸・塩基平衡 代謝 防御機能,末梢気道病変,肺のリンパ管とリンパ節 D 呼吸運動 呼吸調節,末梢受容体,呼吸中枢,無呼吸反射 呼吸筋
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B 脳心肺蘇生 小項目 気道確保,気道内異物除去,人工呼吸,心(臓)マッサージ〈胸骨圧迫式,開胸〉,除細動,自動体外式除細動器〈AED〉,致死的不整脈の治療,緊急ペーシング,静脈路確保,酸素療法,薬物療法,脳蘇生,血液浄化法,機械的循環補助〈IABP,PCPS〉 備考 気道確保 気管(内)挿管,輪状甲状軟骨間膜切開,気管切開 101B115 成人における大腿静脈の穿刺部位はどれか。 a 鼠径靱帯の高さで血管の拍動から1cm外側 b 鼠径靱帯から2cm中枢で血管の拍動から1cm外側 c 鼠径靱帯から2cm中枢で血管の拍動から1cm内側 d 鼠径靱帯から2cm末梢で血管の拍動から1cm外側 e 鼠径靱帯から2cm末梢で血管の拍動から1cm内側 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101B116 脳心肺蘇生の手段でないのはどれか。 a 人工呼吸 b 血液透析 c 脳低温療法 d 緊急ペーシング e 機械的循環補助〈PCPS〉 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 99H11 55歳の男性。スポーツジムで筋力トレーニング中に突然意識を消失し,全身けいれんがみられたため救急車で搬入された。救急車内での心電図モニターの波形を別に示す。 まず行うべき処置はどれか。 a リドカイン静注 b カテコラミン静注 c 気管挿管 d 電気的除細動 e ペースメーカー挿入 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 心室細動
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2 生体機能検査 約15% A 呼吸機能検査 スパイロメトリ 肺気量分画 肺コンプライアンス 気道抵抗 flow-volume曲線 肺胞換気量 換気・血流比 拡散能力 動脈血ガス分析 パルスオキシメトリ 肺(換気血流)シンチグラフィ 睡眠時無呼吸症候群検査 ピークフロー 気道可逆性検査 気道過敏性検査 B 心機能検査 心電図,運動負荷心電図,Holter心電図 心音図 心エコ-図,ドプラ〈Doppler〉法,カラードプラ法 心筋シンチグラフィ 心血管CT,MRI 心臓カテーテル検査,心血管造影検査,Swan-Ganzカテーテル検査,心臓電気生理学的検査 C 消化管機能検査 唾液分泌検査,嚥下機能検査 消化管運動機能検査 pHモニタリング 胃液検査 消化吸収試験 蛋白漏出試験 D 肝・胆道機能検査 色素排泄試験 胆汁検査 E 膵機能検査 外分泌機能検査 内分泌機能検査 F 内分泌・代謝機能検査 視床下部 下垂体 甲状腺 副甲状腺〈上皮小体〉 副腎皮質・髄質 消化管 膵 腎臓 性腺・胎盤 心臓 G 不妊症検査 子宮卵管造影法〈HSG〉 基礎体温 Huhner試験 Rubin試験 精液検査 Miller-Kurzrok試験,頸管粘液 H 腎機能検査 クレアチニンクリアランス 濃縮試験〈Fishberg試験〉 フェノールスルホンフタレイン〈PSP〉試験 パラアミノ馬尿酸〈PAH〉クリアランス イヌリンクリアランス 尿低分子蛋白・酵素 I 排尿機能検査 尿量測定 膀胱内圧測定 内圧・尿流検査 J 勃起機能検査 夜間陰茎膨張度検査 K 脳波検査 波形診断 異常脳波賦活法 誘発電位 聴性脳幹反応〈ABR〉 ポリグラフィ L 筋電図 針筋電図 誘発筋電図 表面筋電図 神経伝導速度
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緊急時における応急手当の必要性について 応急手当のススメ(編:今北運営委員会)心肺蘇生法意識の有無の観察 気道の確保 呼吸の有無の観察 口対口人工呼吸法 心臓マッサージ 止血法直接圧迫止血法 止血帯法 けがの応急手当の仕方熱傷(やけど)をした場合 傷ができた場合 骨折 ねんざした場合 頭を打った場合 緊急時における応急手当の必要性について 現在、NW全体でクーリンガンおよびその信徒による襲撃事件が多発しています。 それはこのキノウツン藩国も例外ではありません。 孔明氏ならびに藩国民の皆様のご協力により、 現時点では深刻な被害が出るには至っておりませんが、 いつ被害がキノウツンに及ぶかもしれないという、予断を許さない状況です。 そうした、多数の死傷者が出るような事態が発生した場合、 キノウツン藩国における病院・医師・ベッド数等には残念ながら限りがございます。 よって、本来であれば医療機関で治療する必要のない方々を医院が受け入れることにより、 本当に医院での治療を必要とする人々が適切な治療を受けることができず、 貴重な命を落とされてしまうことが考えられます。 そこで今北では、藩国政府からの要請もあり、 最低限必要な治療、あるいは医師が駆け付けるまでの応急処置とその方法について 「応急手当のススメ」として記載し、今北で紹介を行うほか、 藩国各地の公共施設等にも冊子として配布を行うことを決定しました。 この冊子を参考に、緊急時における応急手当の方法を、 ご家庭でもあらかじめご確認していただければ幸いです。 怪我の悪化を防ぎ、またご自分で対処できる怪我とその治療法を把握しておくことにより、 より多くの人々の命を救うことが出来るのです。 不測の事態に備えるためにも、どうかご協力をお願いいたします。 (編集:今北運営委員・比野青狸) (認可:藩王・キノウ=ツン) 応急手当のススメ(編:今北運営委員会) 心肺蘇生法 心肺蘇生法には、「観察」「気道の確保」「人口呼吸」「心臓マッサージ」があります。 意識の有無の観察 倒れている人を見かけたら、 まず、耳の近くで「もしもし」や「大丈夫ですか」などと呼びかけながら、 肩や頬を軽くたたいたり、皮膚を軽くつねって、意識の有無を観察します。 その際、体を強くゆすったりなど決して乱暴に行わないようにします。 ○意識がない時 反応がない、反応が鈍い時は、「意識がない」と判断し、 すぐに助けを呼んで、あるいは自分で救急車を呼び、 次に述べる気道の確保を行います。 気道の確保はあお向けで行います。うつ伏せに倒れていたら、 片手で後頭部とうなじを支え、もう一方の手をわきの下に入れ、 体をねじらないようにして、あお向けにします。 ○意識がある時 呼びかけにこたえるような時は、 回復体位にした後、 落ち着いて出血やそのほかの症状・状態に対する応急手当を行います。 ##### ~回復体位とは~ 下あごを前に出し、両肘を曲げて上側の手をあごの下にあてがい、 後ろに倒れないようにします。これを「回復体位」といいます。 口のなかに吐物などが見えたら、この体位のまま口のなかに指を入れ、 下側の口角(あご全体です)を引き下げると、口のなかの液状物は流出しますので、 窒息を防ぐことができます。 ##### 気道の確保 意識がないと筋肉の緊張がなくなり舌のつけ根が落ち込んで気道が閉塞され、 呼吸できなくなるため、「気道の確保」を行います。 意識がなくても、気道を開放するだけで楽に呼吸できるようになる場合もあります。 また、気道の確保を行わないと人工呼吸もできません。 気道の確保は心肺蘇生法の最も基本的な手技といえます。 ○気道確保の方法 1:一方の手を前額部から前頭部にあてます。 2:もう一方の手の指を、下あご下面の先端(おとがい部)にあて、口が閉じる程度に持ち上げます。 3:呼吸の有無を確認します。 ~注意点~ 胸の動きは十分か 呼吸音がはっきり聞こえるか 息の出入りを感じられるか 呼吸の有無の観察 気道を確保したら、10秒以内で呼吸の有無を観察します。 ~注意点~ 胸の動きは十分か 呼吸音がはっきり聞こえるか 息の出入りを感じられるか これらのない時は呼吸をしていない(無呼吸)と判断して、ただちに人工呼吸を始めます。 呼吸音が聞こえても、ゴロゴロとかヒューヒューという音の場合は気道の閉塞が疑われるので、 さらにしっかりと気道の確保を行います。 意識はないが呼吸は普通にしている場合は、 上で述べた回復体位をとらせて救急車の到着を待ちます。 口対口人工呼吸法 人工呼吸の方法はいろいろありますが、一般には「口対口人工呼吸法」が行われています。 口対口人工呼吸を行う際、口のなかに異物が見えたら、 顔を横に向け、片手の指で口をあけ、 他方の手の人差し指にガーゼやハンカチなどを巻いて、 異物を押し込まないようにそっと取り除きます。 ○口対口人工呼吸法 1:額にあててある手の親指と人差し指で鼻をしっかりつまみます。 2:息をいっぱい吸い込み、 口を大きく開いて相手の口を完全におおって空気がもれないようにして、 ゆっくりと2秒くらいかけて胸が軽くふくらむ程度に息を吹き込みます。 これを2回行います。 #気道がきちんと確保されていれば胸が軽く上方にふくらみます。 胸がふくらまない、抵抗があって息を吹き込めないなら、 気道が閉塞されているので、もう一度気道を確保して息を吹き込みます。 それでも吹き込めないなら後述の「心臓マッサージ+口対口人工呼吸」を始める 3:口を離し、10秒以内で循環のサインを観察します。 ~循環のサイン~ 呼吸しているか 咳をしているか 体を動かしているか 4:サインはあるが呼吸が不十分なら、5秒に1回のリズムで人工呼吸を続け、 呼吸が十分になり、拒否するような動きがあればやめて様子を観察します。 乳児(1歳未満)の場合は、口対口人工呼吸がしにくいので、 口と鼻の両方に口をかぶせて行います。 やり方は口対口とほぼ同じですが、 吹き込み時間は1~1.5秒かけて2~3秒に1回のリズムで行います。 心臓マッサージ 循環のサインがなければ、心臓マッサージと口対口人工呼吸をあわせて行います。 8歳以上の場合は、まず心臓マッサージを15回、続いて口対口人工呼吸を2回、 この「15回:2回」を1サイクルとして4サイクル行い、 循環のサインをすばやくチェックします。 サインがなければ、救急車が来るまで続けます。 サインがあれば、心臓マッサージはやめて口対口人工呼吸だけを行います。 【圧迫する部位】 胸骨の下半分の部分 【手の組み方】 受傷者の頭側の手のひらの基部を圧迫部位におき、 その上にもう一方の手を重ねます。 【救助者が1人の時】 1.まず心臓マッサージを、1分間に100回の速さで15回行います。 両肘をまっすぐにして体重をかけ、 「1、2、3、4、5……15」と声を出しながら、 リズミカルに胸を真下に3.5~5cmへこむ程度に圧迫します。手は胸から離さないで下さい。 2.次に、口対口人工呼吸を2回行います。 3.この「15回:2回」を1サイクルとして4サイクル行います。 4.循環のサインを10秒以内で観察します。 サインがなければ「15回:2回」を救急車が来るまで続けます。 サインがあれば、口対口人工呼吸だけを救急車が来るまで続けます。 【救助者が2人の時】 1人が心臓マッサージを15回行ったら、 もう1人が人工呼吸を2回。これを繰り返します。 止血法 「止血法」は、主に外傷による外出血があった場合に行う手技です。 外傷などで体内の血液を急速に大量に失うと全身の血液の循環が悪くなり、 「出血性ショック」という重い状態になって、生命に危険が及びます。 出血性ショックとは、 手足が冷たく、湿っている 顔色が真っ青 冷汗をかく 脈が速く弱くなる 目がうつろになる 表情がぼんやりしている 無気力、無関心になる うわごとのようなことをいっている などの症状が現れる状態です。 このようなショック症状が現れたらもちろん、 現れなくても出血をしたら、ただちに止血しなければなりません。 なお、大きな事故などで出血と意識障害の両方があり、 血が傷口から噴出している場合は止血を優先し、それ以外では心肺蘇生法を優先します。 止血法には、直接圧迫止血法や止血帯法などがあります。 直接圧迫止血法 医療的な知識がない普通の方々向けに、最もすすめられている止血法です。 傷口に清潔なガーゼやハンカチ、布などをあて、 その上から手で、あるいは包帯や三角巾などを巻いて、通常4分以上圧迫します。 片手で止まらない場合は、両手で体重をのせながら圧迫します。 ~注意点~ 1:感染予防のため、血液に直接触れないでください。 できれば、ビニールやゴムの手袋をするように心がけてください。 2:傷口は心臓より高く上げておきます。 3:ガーゼなどに血液がにじんできた時は、 元のガーゼを取らずに、その上から新しいガーゼをのせて圧迫します。 止血帯法 これは、手足の太い血管からの出血で、 直接圧迫止血法では止血が難しい場合にのみ行う方法です。 傷口より心臓に近い肘から肩までの腕と、 膝から太ももの付け根までの脚を、幅が3cm以上の布などでしばります。 なかなか止血できない時は止血帯の間に棒などを入れ、回転させて止血します。 止血時間を忘れないようにするため、 止血帯や額などに開始した時刻を書き込んでおくことを忘れないでください。 30分以上続ける時は、壊死を防ぐために、30分に1回、 止血帯を緩めてしばらく血流の再開を図り、出血が続いていれば再びしばって止血します。 けがの応急手当の仕方 熱傷(やけど)をした場合 熱傷は、傷害の範囲が広ければ広いほど、 また、深ければ深いほど重症になり、 適切な処置がとられないと命に関わることもあります。 ○軽~中症の熱傷の場合 1:すぐに水道水を流しながら、 洗面器などに患部をつけて15~30分を目安に、痛みがなくなるまで冷やします。 2.ごく軽症のやけどなら、痛み、赤みがとれたら(和らいだら)、 そのままにしておけば治ります。 気になるなら救急絆創膏を巻いておきましょう。 それ以外は、十分に冷やしたら、何もしないで、 患部に清潔なガーゼやタオルをあてておきます。 ~注意点~ 流水を直接、患部にあてない。 氷を入れると効果が増す。 氷は直接、患部にあてない。氷嚢なども、清潔なタオルなどにつつんで患部にあてる。 皮膚に衣服がくっついている時は脱がさずに、そのまま冷やす。 指輪、腕時計など装身具はすみやかに外しておく。 患部には何も塗らない。 水ぶくれはつぶさない。 衣服は無理して脱がさない。 衣服が皮膚にくっついているなら、その部分を残してはさみなどで切る。 ○重症の熱傷の場合 1.範囲の「広い」やけど、「深い」やけどと思ったら、 また煙を吸い込んでいる時は、すぐに救急車を呼び、冷やします。 小さなやけどなら、前記「軽~中症の熱傷」(1)と同じ処置をします。 大きなやけどなら、患部を清潔なタオルやシーツなどでおおって水をかける、 あるいは水に浸した清潔なタオルやシーツなどで患部を冷やします。 衣服は無理して脱がさないでください。 ただし、広いやけどでは冷やすことで体温が下がり、 循環状態に影響を及ぼすことがあるので気を付けてください。 とくに小児の場合は冷やしすぎに注意しましょう。 2.状態を観察します。 顔面蒼白、冷や汗、吐き気、意識障害、呼吸困難などがみられたら、 心肺蘇生法を、救急車が来るまで続けます。 傷ができた場合 ○小さな傷の場合 1.水道水や石けん水で十分に洗い流します。 砂や土がついているなら、強めの流水で洗い流します。 すぐに汚れが落ちそうなら手でこすっても大丈夫です。 2.傷口に砂や土などがくい込んで取れない時は、 ガーゼで軽くこすり取り、 オキシドールをたらし、泡といっしょに汚れをぬぐい取り、 ピンセット、毛抜きなどでくい込んだ異物をつまみ出します。 3.消毒薬で消毒します。 消毒薬は必ず家庭に常備しておきましょう。 今回は、青十字印の常備薬セットが各藩国に配備されているので、 それをお使いください。 4.清潔なガーゼをあて、絆創膏、包帯で止めるか、救急絆創膏を貼っておきます。 脱脂綿は傷にこびりつくので使用しないようにしましょう。 傷口の汚れがひどい時、深い刺し傷の時は、破傷風になる危険があるので、 必ず病院へ行きましょう。 破傷風の予防接種を受けたことがあるなら、そのことを医師に告げてください。 ○大きな傷の場合 1.出血しにくくするために、傷を心臓より高い位置へ上げます。 2.ガラスなどの異物はガーゼでそっと取り除き、 深く入ってしまったものは無理に取らないで下さい。 また、大きい傷に水や消毒薬は使わないでください。 3.止血します。 傷口に異物が残っている時は、その上を直接圧迫しないでください。 骨折 疑わしい時は、骨折したものとして対処します。 副木(そえ木)をあて、骨折部をしっかり固定することが大切です。 ~骨折の見分け方~ 患部がはれる 形が変わる 皮膚の色が変わる 動かしたり触れたりすると、激しい痛みがある 自分では動かせなくなる ○副木の使い方 利用できる物…割りばし、ものさし、鉛筆、板、木の枝、傘、ステッキ、 ストック、毛布、シーツ、バスタオル、座ぶとん、新聞紙、雑誌、ダンボールなど #ある程度硬く、腕や足に添えることが出来るものです。 副木は骨折部の両側の関節を超える長さが必要です。 副木の上に布をのせたり巻いたりしてクッションをつけます。 副木と体との間に隙間があれば、タオルなどを詰めます。 固定がきつすぎると骨折部から先が血行障害を起こすので、しまり具合に注意します。 【前腕や手首】肘から直角に曲げ、 副木として雑誌などを巻いて包帯でしばり、三角巾で吊るします。 【足首】段ボールやバスタオル、シーツなどで足を直角に固定します。 1:骨折部、その上下の関節を動かさないように安静にします。 2:出血していれば、止血します。 3:骨がとび出していたり、骨折部が変形していても、無理に直さないでください。 4:副木をあてて、骨折部を中心に前後の関節を固定し、できるだけ早く医師の診察を受けます。 #移動する際は、骨折部に負担がかからないように、 全身状態に気を配り慎重に運びます。 ねんざした場合 1:患部をよく冷やします。 くじいたあと20分は、氷嚢やポリ袋に入れた氷などをあてて冷やします。 その後も、痛みのある間は冷湿布をしましょう。 2:傷めた関節全体を包むように包帯で固定します。 くじいた方向とは逆の方向に、関節をやや曲げて固定 しましょう。 脱脂綿、布、スポンジなどを厚くあて、 それを押さえるように包帯を巻き、関節を固定します。 3:患部を心臓より高い位置に上げます。 4:2~4日は患部を安静にして、はれや痛みが強く、長く続く時は病院へ行きましょう。 頭を打った場合 意識・呼吸の状態、出血などに注意します。 出血と意識障害の両方がある場合は、 血が傷口から噴出している場合は止血を優先し、それ以外では以下の方法を優先します。 1.状態を観察します。 呼んでも応答がない、軽く肩をたたいたり、つねっても反応がない 頭痛、吐き気・嘔吐、めまい、けいれんが続く 目や鼻、口から血や水のような液が流れ出てくる 何度も同じことを繰り返し話したり、つじつまの合わないことを話す 頭部を骨折している など、上記のことがひとつでもあれば、すぐに救急車を呼びましょう。 吐いた物が見えたら、指にガーゼを巻き、 吐いた物をのどの奥に押し込まないように、そっとかき出してください。 2.意識がない、または反応が鈍くなってきたら、 心肺蘇生法を、救急車が来るまで続けます。 3.意識が明瞭なら、あわてずに上半身を高くして、様子を観察します。 意識があっても、応答に多少なりとも変な印象があれば 軽度の意識障害が疑われるので、すぐに病院へ行きましょう。 事故当時はとくに症状がなくても、数時間して様子がおかしくなることがあります。 1日は状態をよく観察して、症状があるようなら病院へ行きましょう。 出血していれば、止血してすぐに近くの病院へ行きます。 コブができているなら冷やしましょう。 耳や鼻から血や水のような液体が流れ出ている時は物をつめず、 流れている側を下向きにしてください。