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中嶋まもり ふきだまりのぺけ氏の4コマに登場するメカクレ少女。1h4dでの初登場は第199回。 中嶋家長女。誕生日は5月5日(第232回より)。 昼休みの混雑した購買で死屍累々を築き上げる(第211回)程のパワーキャラで、ぺけ氏いわく『メスゴリラ』。 中学生ながら母親譲りの発育の良さを誇る。大変けしからん。 【関連キャラクター】 中嶋さかえ……母親。 中嶋ほまれ……弟。
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このページはこちらに移転しました 殺しの賛美歌 作詞/ヨハネ・クラウザーⅡ世 お前の父親 俺が殺した お前の母親 俺が犯した お前の妹 俺が沈めた 我は魔王 全ての死者の頂点に立つ 我は魔王 全ての死者は我の生贄 明日はお前の父親殺す 明日はお前の母親犯す 明日はお前の妹沈める 四肢をもぎ取れ 首を掻き切れ 精神崩壊 脳髄爆破 目ん玉喰らえ 我は魔王
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カラカラ 2007/11/12 イラスト変更 2675208_uljp00009.jpg ※ケケポピさんから頂いたイラストです。 基本データ 分類/タイプ/とくせい/ こどくポケモン/じめん/いしあたま・ひらいしん たかさ/おもさ 0.4m/6.5kg 似合いそうなわざ ほねこんぼう:珍しく素で道具を使う技。 その他設定・情報など ゲームでは 生まれてすぐに死に別れた母親の骨を頭に被っている。 寂しい時は大声で鳴くという。 鳴き声は骨の中で響いて物悲しいメロディになる。 悲しい時や寂しい時は被っている骨が揺れて 儚く切ない音がする。 骨のヘルメットを被っているので、 本当の顔を見たものはいない。 二度と会えない母親の面影を満月に見つけて鳴き声をあげる。 被っている骨の染みは涙の跡。 死に別れた母親を思い出し泣いてしまう時、 被った骨がカラカラと音を立てる。 ポケモンスナップでは、リバーコースに カラカラの樹がある。 不思議のダンジョンでは、主人公候補の一角。 野生のものはみなみの ほらあなに出現。 (まだ未完成) ゲーム以外では アニメ:「ポケモンひっしょうマニュアル」では セイヨのポケモンとして登場。 (まだ未完成) コメント タマゴから孵った奴も骨を被っている。 もちろん、親は健在。 ひょっとしたら鳴き声と合わせて、 人間が誤解してるだけかも。 初代のイベントは可哀想。 2007年8月12日作成 ポケモン図鑑No.104 図鑑@ヒトワザ。No.384
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子供の食事や入浴は、とかくぐずぐず、もたもた、こぼしたり、反抗したりとなりがちだが、しかし貴重な親子の時間ととらえ直すとすこしは楽しくなる。 いろいろ工面しても子供との触れ合いの時間はなかなか増えない。 それならば、子供の成長を第一に考え、母親である自分でなくとも他の人が意識的に触れ合ってくれればいいのではないかと考え方を変えてみる。 頼もしい保育士、父親、祖父母や親戚、ベビーシッター、ご近所、皆が子育てをしてくれるスタッフであり、子供の成長を見守ってくれている。 子育ては母親一人の仕事ではない。 かつては、子育ては家族で、そして地域でしていたのだから。 これはブログ筆者がある先輩ママ(病院事務の方)にいわれた言葉である。 保育園のお迎えから帰って、「さあ食事の準備」という前に子供を一度抱っこしなさいという意味だ。 抱っこすることで子供が安心して、次の行動がとれるというわけである。 母親である自分もこうするとなぜか満足感が出る。 どんなときであれ、子供の気持ちを受けとめる時間を意識的にもつことが大切だと思う。 現在は、兄弟が違う保育園に通っているので、下の子はベビーシッターが、上の子はブログ筆者がお迎えをしている。 子供の足で45分かけて帰宅するため、10分間の抱っこはやめて、45分の寄り道ばかりの帰り道をスキンシップの時間にしている。 高橋ナツコ
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#blognavi 今日は一日中眠っていた。 眠りすぎると後悔するわけだけれども 眠ってしまったものはしょうがない。 夕方に同い年のいことに会いに行った。 母親とアイコンタクトをとりながら話をする いとこ(男・一人っ子)。言葉にはしないけ どお母さん大好きなわがいとこ。 おかあさんおかあさん ぼくはがんばっているんだよ 男は基本的にマザコンであるといわれる。特に 一人っ子ともなると母親からの溺愛を受ける ことになる。そして、その溺愛を当然なものと して過ごす。 子供は愛情を受けることに慣れすぎていて 母親は愛情を与えることに慣れすぎている 回り続けるシステムは変化を続けている。シス テムは部分を変えながら秩序を維持する。 うまくやるためには変わっていかなくてはなら ないのです。それに気づくのが遅くならなけれ ばいいのだけれど。 最近、そんな話をよく聞く。マザコン男に嫁い だ友人の離婚話とかね。 大事にされなかったの。なんて言って。 かくいう私も男性。一人っ子。 愛情を受けることに慣れすぎてその逆が不得手 になってしまったことに気づいた三十路前。 本当にへその緒をたちきっていったん愛情システ ムをダウンさせる家出のススメ(by 寺山)。 他人を愛して自分への愛を回復しよう! (愛とか言ってるとちと恥ずかしい) カテゴリ [日常] - trackback- 2005年08月20日 22 44 09 名前 コメント #blognavi
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孤独な瞳の目撃者(上・下) ノーラ・ロバーツ 孤独な瞳の目撃者(上) (扶桑社ロマンス) ▽あらすじ エリザベスは、シカゴで外科医をしている母親が精子バンクでドナーを選び、人工授精により誕生した。優れた頭脳と美しい容姿にめぐまれたが、彼女の日常は、母親が綿密に組み立てたスケジュールに従うだけの生活だった。そんな彼女が初めて母親に反抗する。髪を染め、身分証を偽造してロシアン・マフィアとの関係が噂されるナイトクラブへ出かけたのだ。カクテルに酔い、ハンサムなロシア語訛りの男性に誘われて、気がつくと彼女は川辺の邸宅にいた。そこで彼女は殺人現場を目撃してしまう…。 孤独な瞳の目撃者(下) (扶桑社ロマンス) ▽あらすじ 十二年前のあの事件以来、エリザベスは孤立無援の長い逃亡の日々を送ってきた。そしていま、彼女はアーカンソー州の豊かな自然にめぐまれた田舎町に居を構えていた。そこで彼女は地元の警察署長ブルックスと出会う。彼はエリザベスが全身から発する言葉にならない言葉を鋭く感じ取っていた。“わたしを見ないで”、“わたしに気づかないで”。気さくで温和だが、粘り強い男ブルックスが彼女に接近を開始する…。デビューから三十数年、ロマンス小説の女王N・ロバーツ200作目の記念碑的力作! ◇この作品の登録タグ エンジニアヒロイン ノーラ・ロバーツ ロマサス 有能ヒロイン 警官ヒーロー ▶ノーラ・ロバーツ著書リスト 名前 コメント
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アメリカン・ラプソティ どうも、猫です 今日は珍しく夜中にやる 洋画を見ていたところ なんか眠れなくてこんな時間になったけれど いい映画にめぐり合えたことに 感謝しないといけないと思って今書いてます この物語は 冷戦時代にあった実話を元にした 映画らしいです 時は冷戦時代 舞台であるハンガリーは 旧ソ連の支配下にあり 独裁政権の影響を大きく受けていた そんな中 主人公のジュジの家族は アメリカへの亡命を決意 夜が明ける前に移動を試みます しかしジュジは生まれてまもなく 亡命するためには どうしてもおいていかなくてはならなかったのです 祖母は秘密警察が来る前に 別の家に預けます そしてジュジは 6歳まで家族同然のように 育てられました しかし亡命を無事に遂げたジュジの家族は なんとしてでも娘を自分たちのもとに つれてきて欲しく さまざまな方法で協力を得て約6年 ジュジはアメリカに行きます (当時ジュジは状況がつかめておらず 旅行に行くようにしか思っていませんでした ジュジはなぜ自分は 家から離されたのか 疑問を持つようになり 今居る場所が本当の家でも 居心地が悪いと感じます アメリカにわたってから10年の 月日が経ちました 16歳になったジュジは かつて自分が住んでいたハンガリーに 戻ることを決意します もちろん母親は反対します 父親の協力もあり ハンガリーに戻ったジュジは 育ての親に会います ジュジはこう感じました 「確かに居心地はいいけれど、ここは私の居場所じゃない」 ジュジは自分の居場所がどこにあるのか それに迷っていたのだと思います 育ての親にはとても感謝している けれど育ての親からしてみたら本当の親が居る以上 本当の親と一緒に居ることが優先とされる そのことによって傷つくことになるということを ジュジは感じました ジュジは特殊警察によって 刑務所に居られていた経験があり そして唯一母親のことを知る人物でもありました 母親がなぜハンガリーのことを嫌うのか そのことの答えを聞かされます ジュジの祖父にあたる人は 酔っているソ連兵によって殺されてしまったのです ソ連の支配下にあったハンガリーは 逆らえば殺されることは当然だったのです このことをきっかけに母親を含む 家族全員での亡命を決意したということでした 初めて知った母親の過去に ジュジは戸惑います しかし祖母はこう言います 「あなたはわかっているはずよ。貴方が居るべき場所がどこなのか」 自分が本当に大事にしなければならない場所は すぐそばに居る そのことを伝えたかったんだと思います そしてジュジ自身も気づいていたはずです 親が居ることは とても幸せなことであるということと 自分の居場所は知らないうちにわかるということが わかる映画でした 二つの親を持つジュジは それだけでもとても幸せなのでしょう ボクは子供のことを思わない親は あまり居ないと信じたいです そして大切にしていかなければならないのだと 感じました。 正直今自分がやらなければならないことは 見える範囲が限られてしまっているけれど 自分にできることをやっていこうと思います では、猫でした とういうことで寝ます(ぁ (==ノシ
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13.ハシュ・キーグル 1544村 名前:ハシュ・キーグル(Hasyu Kieghl) 性別:男 年齢:13歳 身長:142cm え!!?誰も待ってない!?!?そんなこと言わないでよ!!オイラ泣いちゃう!!!! ねぇ見て!!外!!めっちゃ雪!すごい雪!!!たーのしー!!!!えっ何!?自己紹介!?するする!!ちょっと待ってね!!! 背はもっと伸びるよ!!!オイラ成長期!!! 派閥はね!!狼!!!理由!??カッコイイから!!!! 学校はね!!行ってたけどやめた!!!母さんが寝込んでるからね!!今は街の工場で働いてる!!それで薬買うんだ!!偉いでしょ!!もっと褒めていいよ!!!! こんくらいでいい!?!?あ、一緒に遊んでくれる人!!募集してまーーす!!!ヨロシク!!!!! さほど裕福ではない家庭に育つ。妹が1人、弟が1人いる。父親は5年前に事故死した。 母親はそのショックに加え、後に過労で倒れた。 代わりに今はハシュが母親の薬代と兄弟の学費を稼ぐために働いている。 稼ぐというか借金したのを一生かけて返すかんじ。こんな子供じゃまだそんな大金は貰えないだろうからね。 生涯雇われ労働員。 病んでいる母親の心労を増やさないために明るく振る舞ってはいるが、実際はローテンション揃いのうちの子ーズの中でもトップクラスに内向的で鬱思考。 終わりの見えない借金と明るくない未来に絶望しか抱いていない。 それなのに無理矢理テンションガン上げしてるから心労と胃痛がパない。 毎日なんでこんな風に苦しみながら生きてるんだろうって思ってるけど、母親と兄弟達のためにと自分が選んだ道だから文句は言えない。 逃げることも吐き出すこともできない。 というわけで、るあさん大正解です!よくわかったね!!名前がヒュムノスだから中身が私だって見抜かれたカナ。別に闇自体はそこまで深くないけどね! Hasyu(魚)Kieghl(叫び・悲鳴)。 なんでハシュかって単に語感が好きだったのと青かったからってだけだけど()ポロンだと孤独で、クィバーレだと冬って意味でした。 * 他者の呼び方は、基本的には名前呼び捨て。30歳以上の男性に対しては「(名前)のおっちゃん」、地位の高い人間に対しては名前+さん。
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平和な昼下がり。 午前中の鍛錬を終え昼食を済ませた春と彩は、部屋にでのんびりと過ごしていた。 春は先日の仕事に付いての記事に目を通し、彩はそんな兄の背中を見ながら昼の暖かさに微睡んでいる。 そんな中…その場には似つかわしくない、廊下を走る慌ただしい足音が聞こえてきた。 彩はぱちっと目を開き、春は新聞を閉じて弟に向き直った。 「…騒いでるのなんて、いつもの事って言えばいつものことなんだけどさ」 「念のためだ…見てこい」 「…へいへい」 アニキが行けよ、の言葉を飲み込んで彩は立ち上がった。 文句を言った所で結局見にいくのは自分だと身にしみている、長いものには巻かれる主義の彩は諦めてドアへと歩を進める。 「よ、っと。おーい、何かあったのか?」 ドアを開けて足音の方角へと声を投げる。 聞こえてきたのは意外な人物の声であった。 「あぁ、アヤ!ハル兄さんはそこにいるっ!?」 礼儀正しく大人で落ち着いていて、姉とも慕う紫杏が血相を変えて走ってきた。 「…ハル兄?」 密かに恋をしている相手の口から出たのは、目の前にいる自分ではなく兄の名前。釈然とせず、笑顔を作って切り返す。 「どうしたんだよ、シアン姉。オレで良ければ…」 「…アヤでは無理よ。ハル兄さんはいないの?」 「……」 弟ががっくりと肩を落とす姿に軽く苦笑しながら、春は立ち上がって声を上げる。 「シアン、どうした?」 「あぁ、ハル兄さん…!…た、大変な事が起きたんです…!」 春の記憶にもここまで紫杏が取り乱した事はない。本当に大変な事態に陥ったのだろうと、眉を潜めて問い返す。 「シアン、落ち着け。…何があった?」 「…厨房が乗っ取られました!頭領が、中に…!」 これには春だけではなく、落ち込んでいた彩ですら驚きの表情を見せた。 元々狙われやすい東雲盗賊団である。厨房に立つものもそれなりに腕や弁舌の立つものを選ぶことが多い。食堂を乗っ取られ、薬を入れられればあっさり壊滅してしまうためだ。 こう見えて、紫杏は武術に優れている。その彼女が太刀打ちできないとは…。 「このままでは大変なことに…!ハル兄さん、お願いです、厨房を…頭領を……っ!」 「…解った。シアン、お前は菘殿にこのことを伝えてくるんだ。 アヤ、何をしている、お前も来い!」 「お、おぉ!」 3人は真剣な面持ちで、各々向かうべき場所へと急いだ。 春と彩は堅く閉ざされた厨房の扉の前に立った。 「アニキ!駄目だ、鍵が掛かってる!」 「…私が許す。アヤ、開けろ」 「!おーよ、んじゃ…ハル兄、ちっと離れてろよ?」 彩は少し後ろに下がり、助走をつけて扉に思いきり蹴りを入れた。 勢い良く開けた扉、室内から怪しげな色の煙が飛び出してくる。 遅かったか…2人は躊躇いながらも室内に足を踏み入れる。 「母上!」「かーちゃん!」 自分達の母親は無事であろうか…2人は慌てて自分の母親を叫んだ。 「ハル、アヤ?どうした、血相を変えて」 母親はこの煙の中、表情ひとつ変えずに鍋の前で菜箸を回している。 いつもながらこの母親は…と思わず脱力しながら、彩は窓を開けて回った。 春は苦笑まじりで母親へと歩み寄って。 「シアンを追い出してまで、いったい何を作りたかったんですか?母上…。 彼女が真っ青な顔で私たちの部屋へ駆け込んできましたよ?」 「大したことじゃないんだけどな。ほら、昨日までの大きなヤマも終わっただろ? アタシもたまには母親らしいことを、と思ってさ」 ふふ、と少し照れくさそうに微笑みながら、蒔木は菜箸を回す。 紫がかった煙が一筋、鍋から立ち上った。 「今回は変なものも入れてないし、鍋の中の彩りも綺麗だし、上出来だと思うんだよなぁ。 あぁ、ハルにアヤ、良く考えたら良い所に来たじゃないか!」 満面の笑みで小皿を2枚手に取る蒔木。その先の言葉が読めたのか、春も彩も顔を青くした。 普通の材料、器具及び調味料を用いて、普通じゃない料理を作るのが得意な母親。 味覚音痴であるがため、自分の料理の凶悪さを知らず、満面の笑みで料理を進めてくる母親。 「か、かーちゃん、オレらさっき、昼メシ食ったばっかだからさ!それ、かーちゃんが食っちまえよ!」 「そ、そうですよ、母上。私たちは遠慮させて頂きますので、どうぞ母上がお召し上がり下さい…!」 言う前に毒味…試食を遠慮した息子たちに、蒔木は残念そうに苦笑した。 「そっか、残念だな…今日のは自信作なのに…」 そう呟きながら鍋から謎の物体を取り出し、小皿に乗せる蒔木。それを口に運んでまあまあかなと平然とした表情の蒔木に2人は思わず顔を見合わせた。 どうしてこの人は、こんな怪しいものを口にしても腹痛を訴えないのか。 絶対この人は人間じゃない。 そんな会話を目で交わす2人を横目に、蒔木はニッコリ笑って。 「そうだ、これは夜に皆で食べようか。アタシもせっかくの力作、一人で食べるのはアレだしさ」 皆で、と言うことは夕食時には自分達も食べるわけで。 皆で、と言うことは母親も同席して食べるわけで、まさか食べないわけにはいかないわけで。 ………皆で、と言うことはつまり、父や妹にも食べさせると言うわけで。 春と彩の意見は一致した。 「かーちゃん!やっぱそれ、今からオレらで食べるわ。何か腹減っちまってよ!!」 「夕食の分は残らないかもしれませんので、シアンには通常通り夕食を作ってもらって下さい…!」 結果的に食べることになるのなら、最悪の事態だけは避けなければ…と2人は覚悟を決めた。その2人の表情をどう取ったのか、蒔木は満足げな表情を浮かべて。 「そうだろ?やっぱりお前たちは男の子だなあ…昼食だけじゃ足らないだろ? 育ち盛りなんだから…しっかり食べな」 うまい具合に勘違いをした様子。安堵のため息を付くと、仕上げと言わんばかりに春は母にこう告げた。 「あぁ、母上、そう言えば先ほど、菘殿が母上を探していらっしゃいましたよ?」 「そーそー!何のことだか知らねーけどさ、行った方が良いんじゃねえ?」 菘には今頃紫杏がこのことを報告してあるはず、きっと上手く口裏を合わせてくれるだろう。 「そうかい?じゃあ行ってくるかな…」 「後片付けは、私たちがしておきますので…」 「なんだか悪いね。じゃあ後は頼んだぞ」 手を洗うと母親は気持ち早足で厨房から姿を消した。 …部屋に残ったのは複雑な表情をした春と彩。 窓を開けても中々消えない毒々しい香りと煙、そして2人で食べてもあまりある、大きな鍋に大量の『料理』。 「…まあ、シアン姉に頼まれたことは達成できた訳だしよぉ」 「それに他の奴らを巻き込まずに済んだことは上出来か…」 2人は盛大にため息をつくと、鍋の中身をどう始末しようかと悩みふけるのだった。 今日も平和な、浮白島ののどかな昼下がり…。 どこが平和だと言う突っ込みは不要。 なんだか久しぶりに蒔木の料理ネタをやりたかったらしく。 ちなみに、紫杏のセリフ。 「…(頭領に)厨房が乗っ取られました!頭領が、中に…!」 「このままでは(頭領の作る料理に寄って)大変なことに…!ハル兄さん、お願いです、厨房を(頭領から取り戻して下さい)…頭領を(止めて下さい)……っ!」 …こんな感じが正解(笑)
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4月23日 旅立ち 4日目(前編) ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─翌朝も姉さんの「朝だよ~」の声で起こされた 長男さんと次男さんも仕事ともあって着替えて 朝食をとっていた 朝食時の会話はこの二日間のような楽しい談話 はなかった次男さんが「もしジジィが今以上の行動を出るよ うなら叔父を頼る。チビとLさんはババァの精神 状態を見て大丈夫そうだと思うならそれでいい」 という話しをされた長男さんにも「あまり無理はしないようにね」と 言われた今、あたし等に取れる行動はないということだ 確かに下手に動くのは後の失態になるかもし れない 今は様子を見るのが得策という次男さんの考 えは頼りになるし賛同出来た 一切無言だった姉さんの目はかなり澄んだもの になっていたが次男さんが「チビが無理したら 余計なことで傷つくのもババァだからな」という 釘を刺していた それに対して姉さんは「うん」と返してた次男さんは変態だけど姉さんを操るのも上手だしかし先というものは読めないものなのだ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 長男さんと次男さんに姉さんは弁当を渡して外 まで見送る いい嫁の姿だ 「頑張ってね」と笑顔で見送られて長男さんも次 男さんも悪い気はしないだろう長男さんと次男さんが出て行った直後から姉さ んから笑顔が消えた 物凄い急変ぶりにあたしが焦ったぐらいだ 「姉さん、分かってると思うけど無茶しようとは しないでよ」と言ってみた 姉さんは「うん。大丈夫だよ」と笑顔で返しては くれたものの不安は募る ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─姉さんは私服に着替えると「行きましょうか」とすぐに誘いがきた 1秒でも早く母親のもとへ行きたいのだろう あたしは準備もそこそこに姉さんについていった あの母親と顔を合わせるのは気が重いが…… 姉さんは「大丈夫だから。ね?」とあたしの不安を 読んで言葉をかけてくれた姉さんはそういう気遣いがとても上手のようだ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─姉さん等の実家に到着した いたって普通の一軒家だが一人で暮らすには 広くて寂しいだろうと思う 母親は仕事が休みだったようですぐに出迎え てくれた あたしと視線が合って母親は軽く一礼をする 挨拶をしてくれた ……嫌味のひとつふたつは言われる覚悟だっ たがな…… ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 家に上がらせてもらいコーヒーを出される 元父親からどういう電話があったのかを姉さん が母親に聞いていた 姉さん達が親戚を頼っていったのは母親の差し 金ではないのかと色々といわれたのだそうだ 元父親は母親に親戚のとこへ電話をかけて 自分はなにもしていないと言えって言って来た らしい つまり姉さん等が頼っていったのを嘘言にし ようなんて短絡な思考から生まれたものだろ アホ加減に思わず笑ってしまった そしてさらにアホなことにこの母親は叔父へ 電話をして元父親はなにも絡んではいない と言ってしまったのだそうだ あれだけ姉さんが怒って長男さんと次男さん は勇気を出したものをこの母親は……と怒鳴 りたくなったが……余計なことは言わない方が いいだろう 叔父や叔母が少しでも賢い人なら母親は元父 親に脅されて電話をかけていることぐらいは悟 れるだろうし姉さん等が嘘をついてまで元父親 を止めて欲しいなどというわけもないことは理解 が出来ているはずだ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 会話がまったくなくなったのであたしが母親に 姉さん等が親戚の家でどれだけ頑張ってたか 長男さんと次男さんがどれだけ勇気を出して 話しをしてたのかもすべて話してやった 余計な一言だったかもしれないが「子供が勇気 を出して頑張ってるのに、親がへたれてんじゃ 話しにもならない」と言った 姉さんに睨まれたけど…… でも戦うのは姉さんや長男さんや次男さんだ けじゃ駄目なことぐらいはこの母親にだって 分かるはずだろうからな 本当にこの母親が姉さんを大切に思う気持ち があるのであれば、だが ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─話し込んでいると電話が鳴った 母親が電話に出たが空気が重かった 相手は元父親であることはすぐに見て分かる それだけの動揺を示していた 通話を終えると母親は「二人とも今日は帰りな さい」と言い出したさすがに姉さんもなにかがおかしいと思ったの だろう「まだ帰らないよ」と意地を張った半ば追い出されるようにあたしと姉さんは家 から出されてしまったのだが…… ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 家から少し離れた後であたしは姉さんに次の ことを告げた あたしは昔から聴力だけには自信がある 母親が話している相手、元父親の声もあたし はしっかり声を聞いていた すべてが聞き取れたわけではないが母親の 動揺した返答を考えてあたしの憶測では…… あたしと姉さんが母親の家にいることを知って いたことと元父親か三男がこの家に来るだろ う憶測だった 姉さんには親戚の叔父と叔母を頼ってって 言ったのだが「そんな時間はないでしょ!」 と……簡単にあたし等はどこからか三男あたりに 後をつけられていた可能性もある ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父叔母に頼らずどうするつもりかを姉さんに 聞いたら「本当に父さんや三男兄さんが来るの ならここで待ってよう」と言い出した 来るのかどうかなんてあたしの憶測でしかなく 会話も完全に聞こえていたわけではないと言って も姉さんは少しの可能性でもあるなら…と動かな い ただ家の前で待機していてもそれを見られたら 失敗するだろうと考えてあたしは姉さんを連れて その場所を離れた 物陰から確認出来るように他人の家の塀がある 曲がり角で待機することにした この道を通られたらその時点でOUTだ…… が、その心配はなかった━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 1時間くらい経過した来る様子もない 暇になったあたしはちょっと喉も渇いたので近く のコンビニへ行ってくると姉さんを残して行った そのコンビニから姉さんの姿は確認出来る 来るかも分からないし……とあたしは雑誌を 立ち読み開始 自分勝手だったりする ふっと視線を上げると姉さんの姿がない 姉さんの代わりに三人の男がいる 姉さんの変わり身の術か……? なわけはない あたしは慌てて読んでた雑誌を置いてコンビニ を出た ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 三人の男性に声をかけられてる姉さん これはナンパか!? だとしたら姉さんを助けなくてはならない と思ったらナンパという様子ではなかった あたしが近づいていって「どうかした?」と声をか けた 男三人は大学生ぐらいの好青年だった 「君、この子のお姉さん?」「こんな時間に小学生がなにしてるんだろうと 思ってね。迷子かと」「なに聞いても喋らないし」 ……姉さん……(泣) あたしは「あたしの姉で20歳なんだけど……」 と説明した まったく信用されなかったが男三人は去って 行ったので良かった姉さんは「L遅いよ!もう!」と逆キレその逆キレの半分は小学生と決め付けられた 怒りが混ざってるんだろうな…… 八つ当たりか…… ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─それから3時間ぐらい刑事の張り込みのような ことをやっていたのだがなにも起こらなかった むしろ怪しい人物はあたしと姉さんだ まだ帰らないという姉さんを強引に説得してそ の場を離れた さすがにあたしは疲れたのだ 姉さんは「叔父さんと叔母さんに伝えた方がいい よね」と親戚の家へ向かうことになった またあの激しい叔父と叔母の敷地をまたぐこと になるのかと思うとあたしは鬱だった ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 親戚の家に到着 姉さんが呼び出して出て来たのは息子の方だった あからさまに姉さんは嫌そうな表情をしてた 「叔父さんと叔母さんいるかな?」と聞いているの に息子さんは「遊びにいかない?」とか言ってた 姉さんが大声で「叔父さーん!叔母さーん!いま せんかー!」と叫んでやっと接触出来たのだ この息子さんもなんか変な奴 ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 客室の間に連れて行かれてしっかり正座で待つ この地獄の数分間はあたしには耐え難いものだ お手伝いさんがお茶と和菓子を出してくれた コーヒーと洋菓子の方が嬉しいのだが…… 少しして叔母だけが和服姿で登場した なんで和服なんだと…… どう考えても着替えてきたんだろう ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父はこの時は他の来客者を相手にしていた 客室はもうひとつ洋室が存在しているらしい 贅沢すぎる家……むしろ館だ 姉さんが一部始終を叔母に話した 叔母は「それならお母さんをうちで保護した方 がいいね」と言っていた なるほど、それは安全な方法だ この叔母は相当頭が切れるとみた ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔母は席を外した 母親へ連絡を入れて確認するとのことだった 「保護してもらえるならその方が安心だね」と姉 さんに言ってみた 姉さんは「うん。でもお母さんは叔父さんと叔母 さんは苦手って言ってたよ」と苦笑してた なんとなく母親の気持ちは分かる あたしがこの家に保護されたら1日かからず ホームシックになって2日後には鬱になって 3日後には和服着せられて三味線三昧な生活 に雄叫びをあげるに違いない ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 少しして叔父が登場した 来るなり「よく来た」とさっそく姉さんに抱きつく というセクハラスイッチ発動 姉さんは慣れてるのか黙ったままだけど…… 笑顔は引きつってたぞ 「Lさんもよく来てくれた」と言われて思わず 身を引いてしまった さすがにあたしは姉さんとは違うからな…… 抱きつかれて黙ってるほど乙女じゃないさ 拳か膝が飛ぶぞ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父も叔母と同じように「心配だからな」という 流れで母親を保護するという意見だった 叔母が戻ってきてなんとか母親を説得したと いうことを告げられた 姉さんが「これ以上、お父さんが関わるような らお金渡さないでって兄さんから」と伝えてた 姉さんのことだから伝言とかは忘れてるだろ うと思っていたが記憶だけはしっかりしてるよ うだ 叔父は「考えておく」と一言だけだった ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔母があたしに「昨日渡したお菓子は全部食べ た?」と感想を聞いてきた 一個も食べていないあたしとしてはなんと言って いいものなら…… 姉さんが「食べてたよ。すごく美味しいって言って たよね」とフォローしてくれた あたしはうなづいて叔母に「美味しかったです」 と姉さんに便乗した 実際にあのお菓子は土産にしようと思ってカバン に入れてあったりしたのだが…… 叔母はご満悦の笑顔だったので安心だ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父が「Lさんは釣りは好きか?」と聞いてきた 女性らしいことではないがかなり好きだ 学生の頃なんかは釣り竿と餌とクーラーボックス 持って海へ行くのが楽しみだったほど 釣った魚は晩ご飯になるし自分で釣ったものだ けに美味しくもかんじるのだ ただあたしの母親は堂々と魚を焦がす名人だ から3匹釣れて1匹焼けていればいいぐらい 姉さんと違って家事は不器用な母親なのだ 叔父とあたしは釣りの話しで盛り上がった ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 姉さんと叔母は三味線を持ち出して二人で演奏 しながら「もうちょっとゆっくり」とか叔母が指図を して姉さんが「うー難しいなぁ」と言いながらもしっ り弾いてたりした 姉さんが楽器が得意なのはこの叔母が教えて いたからなのかもしれないと思った この叔母は三味線だけではなくて色々な楽器が 出来るのだそうだ 姉さんはフルートなどの吹く楽器は母親に教わっ たらしいが三味線やピアノなどは叔母に教わって るのだそう 「音楽は女を磨くひとつのスキル」とか叔母がい ってたがあたしには必要のないスキルだ 何故って奏でるより聞いてるほうが好きだから むしろ努力したくないしさ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 客室から移動してピアノが置いてある部屋へと 連れていかれた ピアノどころか木琴やら鉄琴やらトランペットや らって吹奏楽部が結成されそうな勢いで楽器が 置かれていた 叔母の趣味なのだそうだ その楽器に混ざって大太鼓まで並んでいた 「この太鼓も演奏するんですか?」と聞いてみた 叔父が「それは俺の趣味だ。聞いてみるか?」 とやる気を出してしまった 結構です、とは言えない空気だった ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父は腕をまくってやる気満々だ 太鼓のバチっていうのだろうか? それを姉さんにも渡して「一緒にやってくれ」と 言っていた 姉さんは太鼓まで出来るのか!? 気合の入った太鼓を聞かせてもらった 「Lも習ってみる?」と姉さんに言われた 冗談ではない!! あたしは太鼓の達人ってゲームで十分鍛えて いるから必要はないのだ 所詮ゲームだがな…… ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ しかし叔父や叔母や姉さんの演奏する姿を見て いると影響されそうになるものがある あたしもやってみようかな、みたいな心境が生ま れるのだ しかしどれもこれも難しすぎるにほどがある あたしは音符とオタマジャクシは嫌いなのだ 苦手なものにトライするほどあたしは努力家では ない ここでは姉さんのピアノ、フルート、ハーモニカ、 叔父と姉さんの太鼓、叔母と姉さんの三味線、 琴を聞かせてもらった 悔しいけど姉さん素敵だぞ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ エレキギターもあったのだけど姉さんに聞いたら 「それは出来ないの」と返された バンドに使う楽器一式がしっかり揃っていた まさかあの息子さんの趣味かと思ったが叔父の 方の趣味だった おじさんバンドってやつか……いや、おじいちゃん バンドか? 叔父がエレキギターを肩から下げてジャンジャカ 音を立てながら「おぉーいぇー!!」とかやってた が……その前にチューニングしてないじゃないか 音が全然合ってないどころの話しじゃない エアーギター並みの動きをやってたが…… 適当に終えたあとの叔父の一言 「なかなかのもんだろ?」 姉さんが「カッコいい~」って言ってたけどさ…… 適当に弾いて「おぉーいぇーぬぉー!」とか言って 動き回るだけでいいならあたしにだって出来るぞ この叔父は次男さんよりクオリティー高いな と素直に思ったあたしだった ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 客室へ戻る間に叔父と叔母が離れた 姉さんが「叔父さん、腰痛めたみたいだね。ギター で無理したみたいなの」と心配そうだった いや、だったらやらなきゃ良かっただろう…… あれで腰を痛めるって…… しかも真顔で心配する姉さんもorz あたしは笑っていいものかと素で思ったんだがな ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 客室でくつろいでいると叔父と叔母が来た 姉さんの言う通り腰を痛めた様子だった 「腰は大丈夫ですか?」と聞いたところ叔父の返答 は「若い頃から鍛えてきたから。この程度問題ない」 だった 相当痛そうだったんだけどな…… 強がりは男の勲章か? 姉さんが「腰って鍛えられるの?」と質問 叔父が「そりゃ鍛えられないところはないぞ。腰は 幾らでも夜の」とか言い出して叔母に怒られていた この叔父は懲りない性格だな 間違いなく次男臭だ 叔母が「すいませんね、変なことばっかり」と謝罪 してきたが……あたしは別にどうでもいいのだ 楽しかった それだけで十分だ 姉さんのように純粋ってわけでもないしな だいたいあたしだって同じ質問をされたら叔父 と同じようなことを平然と言うだろうさ ……あたしも次男臭を身にまとってるかもしれ んorz ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ ワイワイとやっているとお手伝いさんが来た 一緒にスーツ姿の男性も来た なかなかの色男でホストっぽいかんじの男性だ 同じスーツを着こなす長男さんとこの男性では お互いに似合っているものの違う意味になる 長男さんは以下にもサラリーマンだがこの人は ホストっぽい その男性は「あ、Rちゃん久しぶり」と言っていた 姉さんも「こんにちはー」と笑顔 この男性、叔父と叔母の息子の一人だった あの姉さんにつきまとい息子と全然似てないん だが…… ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 叔父の跡継ぎらしくて別々に暮らしているらしい 名前は出せないのでKさんとしておく 29歳独身らしい ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ あたしがこういうこと言うのはどうかと思うのだが 長男さんより断然いい男だぞ 姉さんこっちに恋をするのなら話しは分かるが…… などと思った 後から姉さんにも言ったのだが姉さんはまったく 興味がないそうだ 「わりといい男じゃん」と言ってみたのだが姉さん は「そうかな?次男兄さんの方がカッコいいと思う」 と返された こんなの次男さん聞いたらアポロ11号なしで月へ 飛べるんじゃないか? あたしから見た次男さんはどうみたってガンダム SEEDに出てくるディアッカ・エルスマンの実写に しか見えてこないんだがな…… ガンダムSEEDを知らない人のために書いておく がディアッカは金髪で肌の黒いキャラクターだ ザクウォーリアだかってガンプラの箱に多分出てる 顔じゃないかと思う 興味があればガンプラ売ってる店で調べてみるの もいいぞ PCがあるなら調べ放題だろうけどさ 金髪で肌黒キャラは一人しかいないからすぐ分かる 次男さん、グゥレイト!! ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ Kさんは「長男と次男は元気にしてるのか?」とか 姉さんに聞いていた 「今度暇があったら飲みにでも行こうって伝えて」 などと言っていた 仲がいいようだ ちなみにこのKさんもやたらと姉さんが好きっぽい かんじだった かわいい、かわいいを連呼してたしさ 萌え、萌えを連呼する次男さんといい勝負だ まぁ姉さんが選んだのは次男さんだったがな ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ Kさんが来てから30分ぐらいで姉さんが「そろそろ 帰るね」と立ち上がった Kさんが「送っていくよ」と言ってくれてたが姉さん は笑顔で「歩いて帰るから」と否定 なんていうか普通に謙虚な断り方に見えて姉さん の放ってた空気はどうも否定に思えたのはあたし の気のせいだろうか ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 帰り道で姉さんに「送ってもらった方が楽だった んじゃない?」と言った 姉さんは「うん。でも私、苦手だから。あの人も」 と言っていた それで私はいい男じゃないとか聞いたりもして 次男さんが選ばれたわけだ ちなみに「長男さんと次男さんならどっち?」と 聞いたところ姉さんは「同じぐらい好きだもん」 と言っていた 次男さんの株は姉さんの中でも結構高そうだ 長男さんと並ぶ位置なら悪くないじゃないか ただの変態だけどな 姉さんの言う「好き」にはもう恋愛感情とかは なくて兄として家族として好きって意味になって いるのもあたしはここで確信した それが姉さんにとっても幸せになれる道だろう とあたしは思った ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 帰った後は姉さんは夕食の支度に勤しむ 暇になったあたしは携帯からここのスレッドを確認 した そこで「長男さんの本音」というのを見かけたので あたしも会っている今がチャンスかもしれないな と聞いてみようと決意した ついでなので姉さんに「2ちゃんのスレッド見る?」 と聞いてみたのだけど「今はまだ私が望む形の 幸せはないからだめ。ちゃんとしてからにする」と 返された 姉さんって自身に妥協を許さない性格のようだ そんな姉さんの妹であるあたしは「今日は眠いか らまとめの更新は今度だ」と先延ばししすぎて 今現在、大変なことになってるのだが…… 姉妹の血筋でも育つ環境で変わるものだな 少しは姉さんを見習おうと決めたこの日だった が今現在に至ってもまったくあたしは妥協しまく るので誓いは嘘だったようだ 遺憾だな ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 長男さん次男さんが帰宅後に揃って姉さんの手 作り料理で夕食をとる 疲れて帰ってくるのかと思えば次男さんは帰る なり姉さんに「今日の弁当も美味かったぞ」とか まぁ構って欲しいんだなってのがみえみえだ 長男さんは弁当箱を自分で洗ってた ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 夕食のときに姉さんは母親を叔父と叔母の家 に保護されるということを説明していた 長男さんと次男さんは納得したようだ 「これでジジィの三男も母親を利用は出来ねぇ な」と愉快そうな次男さんに対して長男さんは 「家族でありながら争って親戚にまで迷惑かけ るのは……」と渋ってたようすだ この家族の根深いところは恨みとかそんなも ので植え付けられているのだろうと思った それを姉さんが根絶していったいるのも確かだ 姉さんは長男さんと次男さんと母親を振り向かせ ることが出来た人だ 三男をどうするつもりかは分からないが姉さん のことだから大丈夫だろうと思った ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 夕食後は姉さん一人で食器洗いと洗濯と掃除 とで動き回っていた 長男さんと次男さんはゲームで対戦して盛り上が っている これが平日の日常なのだろう 文句ひとつ言わずに働く姉さんって強いなと思った 家事は姉さんの仕事にしてもこの日の姉さんは 母親のもとを訪れるという仕事も果たしているわけ だし……長男さんと次男さんも手伝ってやれば きっと姉さんも喜ぶだろうなと思ってみていた あたしはちょっと手伝ったけど姉さんに「Lはも ういいよ。休んでて」と笑顔で言われた 早い話しであたしは足手まといだったようだ 姉さんの家事作業はハイペースなのに几帳面 に掃除をしてるところ 洗濯も洗濯機を回せばいいだけだろうと思えば わざわざ手洗いまでしてから洗濯機を回す 「次男兄さんの服はすごく汚れてるから手洗いも しないと落ちないの」と言っていた うーん、主婦の鏡だな ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 家事を終えた姉さんの顔にはやはり疲れが見えた いつもなら昼間に済ませて少し休んだ後に夕飯の 買い物へ行ってなのだそうだ この日は休むこともなく動き回っていたので疲れ ても当然だろう これだけ働いても給料も出ないところか褒められ ることもない主婦が「家事は楽じゃない!」って 怒る理由が良く分かった あたしも母さんには感謝しないといけないな いや、けどうちの母さんは父さんに家事やらせ てるしな……orz カカァ天下ってやつだな、我が家はカカァ強し ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ 続く