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同盟軍、帝国領へ侵攻! 大挙して押し寄せてくる同盟軍に対し、ラインハルトが取った策は・・・・・・ 07-1 不穏な兆候 イゼルローン要塞の奪取に浮かれる自由惑星同盟。 一時の軍事的勝利に酔いしれた同盟首脳陣は、 「帝国領への進攻」という軍事的ギャンブルに 手を染めようとしていた。 行動:-5 資金:+44 獲得経験値:+10 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品: 07-2 フェザーンの黒狐 フェザーン自治領アドリアン・ルビンスキーは、 同盟軍来寇の情報を帝国へ流す。 はたして策士ルビンスキーの狙いとは? 行動:-5 資金:+46 獲得経験値:+10 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品: 07-3 同盟軍来寇! 全8個艦隊というかつてない規模で帝国領へと 侵入してきた同盟軍。 だが、その大規模な軍事行動とは裏腹に、 内実は無計画かつ杜撰な軍事的投機行為に ほかならなかった。 行動:-6 資金:+56 獲得経験値:+12 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品:ミサイル艦/帝国 07-4 ラインハルトの戦略 雪崩を打って侵入してきた同盟軍に対し、 ラインハルトは全軍に交戦を避けての後退を命じた。 焦土作戦による同盟軍の疲弊―― それがラインハルトの狙いであった。 行動:-6 資金:+56 獲得経験値:+12 大成功条件:ケスラー(キャラクター) 報酬品:エーレンベルク 07-5 崩壊する同盟軍 ラインハルトの策に気づかぬまま 占領地拡大に浮かれる同盟軍。 だがその背後では、負担に耐えかねた 補給線が早くも崩壊しかかっていたのである。 行動:-6 資金:+58 獲得経験値:+12 大成功条件:キルヒアイス(リーダー) 報酬品:トニオ 07-6 反撃開始! 同盟の失策により各占領地で暴動が発生するに至り、 ついに帝国軍の反撃が開始された。 惑星リューゲン上空では、先鋒ビッテンフェルト艦隊が 同盟第十艦隊へと猛攻を開始するのだった。 クエスト内容:ウランフ中将との艦隊戦 ここからは艦隊戦。編成に注意! キークエスト属性:勇猛 行動:-21 資金:+202 獲得経験値:+48 大成功条件:ビッテンフェルト(リーダー) 追加シナリオ 07-1 不穏な兆候 イゼルローン要塞の奪取に浮かれる自由惑星同盟。 一時の軍事的勝利に酔いしれた同盟首脳陣は、 「帝国領への進攻」という軍事的ギャンブルに 手を染めようとしていた。 行動:-7 資金:+62 獲得経験値:+14 大成功条件:ミュッケンベルガー(リーダー) 報酬品: 07-2 フェザーンの黒狐 フェザーン自治領アドリアン・ルビンスキーは、 同盟軍来寇の情報を帝国へ流す。 はたして策士ルビンスキーの狙いとは? 行動:-7 資金:+64 獲得経験値:+14 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品:巡航艦/帝国 07-3 同盟軍来寇! 全8個艦隊というかつてない規模で帝国領へと 侵入してきた同盟軍。 だが、その大規模な軍事行動とは裏腹に、 内実は無計画かつ杜撰な軍事的投機行為に ほかならなかった。 行動:-8 資金:+74 獲得経験値:+16 大成功条件:イゼルローン要塞/帝国(サポート) 報酬品:ミサイル艦/帝国 07-4 ラインハルトの戦略 雪崩を打って侵入してきた同盟軍に対し、 ラインハルトは全軍に交戦を避けての後退を命じた。 焦土作戦による同盟軍の疲弊―― それがラインハルトの狙いであった。 行動:-8 資金:+76 獲得経験値:+16 大成功条件:ケスラー(キャラクター) 報酬品:エーレンベルク 07-5 崩壊する同盟軍 ラインハルトの策に気づかぬまま 占領地拡大に浮かれる同盟軍。 だがその背後では、負担に耐えかねた 補給線が早くも崩壊しかかっていたのである。 行動:-8 資金:+76 獲得経験値:+18 大成功条件:キルヒアイス(リーダー) 報酬品:トニオ 07-6 反撃開始! 同盟の失策により各占領地で暴動が発生するに至り、 ついに帝国軍の反撃が開始された。 惑星リューゲン上空では、先鋒ビッテンフェルト艦隊が 同盟第十艦隊へと猛攻を開始するのだった。 クエスト内容:ウランフ中将との艦隊戦 ここからは艦隊戦。編成に注意! キークエスト属性:勇猛 行動:-35 資金:+388 獲得経験値:+84 大成功条件:ミッターマイヤー(リーダー) 06 女優退場 08 死線
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539助けに来たよ。ミオリネさん。1/52023/01/08(日) 23 32 29.66ID IQulu4m50 ガンダム家格納庫の隅にてひっそりと行われている密会。 そこには、ミオリネ・レンブランによって突如呼び出されたベルリ・ゼナムの姿があった。 ガンダム家三女であり、ミオリネの花婿でもあるスレッタ・マーキュリーと同年代である彼に相談があるという。 ミオリネ「今回あなたに来て貰ったのは、他でもないスレッタの事についてよ。同い年で、スレッタの事をよく知っていそうだし。」 ベルリ「スレッタの事はいいけど、なんで僕なんです?同年代なら他にもロランとかシーブックとかいるでしょう?」 ミオリネ「一度に大人数を集めて目立ちたくなかったのよ。他にも理由はあるけど…」 ベルリ「相談には乗りますけど、この状況を見られたらスレッタがなんて言うか…」 ミオリネ「スレッタはアスティカシアにある菜園の世話をする時間だから、絶対にここには来ないわ。安心して。」 ベルリ「それで、スレッタについての相談って?」 ミオリネ「あの子、最近おかしいのよ。」 ミオリネ「こう、花嫁として大切にされてるのはわかるのよ?でもそれが過剰というか、過激になってきて。」 ベルリ「…」 ベルリ「…お幸せに。それじゃあ僕はこれで…」 ミオリネ「ちょっと!まだ話の途中よ!」 ベルリ「なんなんです!?僕は相談があるって聞いてここにいるのに、これじゃ惚気で砂糖漬けでしょ!?」 ミオリネ「ここからが重要なのよ!」 540助けに来たよ。ミオリネさん。2/52023/01/08(日) 23 33 41.60ID IQulu4m50 ミオリネ「…ある日、アスティカシアの生徒に私が絡まれたのよ。まあ、珍しい事じゃないしその時は気にも留めなかったわ。」 ベルリ「ああ…アス高はエリート高だけど結構殺伐としてるって噂聞いたことがあるかも…」 ミオリネ「否定できないわね…それでその生徒たちは適当にあしらったんだけど、その後メールでちょっと愚痴ったのよ。スレッタに。」 ベルリ「何も問題無いように聞こえますけど。」 ミオリネ「翌日その子たちは学園でミンチになって発見されたわ。」 ベルリ「え?」 ミオリネ「別の日、私をホルダーの良いようにされてるトロフィーだとからかった生徒はその日の午後に教室でミンチになってたわ。」 ベルリ「えっ」 ミオリネ「さらに別の日、私にぶつかってきて謝りもせず悪態ついてきた生徒は当日の実習後に格納庫でミンチになって見つかったわ。」 ベルリ「そ、それとスレッタになんの関係が…」 ミオリネ「すべての現場では高速で飛来したガンビットと思わしき何かが目撃されてるわ。」 ミオリネ「ちなみに最初の一件以外はスレッタに報告すらしてないから。」 ベルリ「」 ベルリ「い、いやあ考えすぎでしょ?あのスレッタが?」 ミオリネ「アスティカシアで攻撃用ガンビットを精密に操れるパイロットなんて一人しかいないでしょ。」 ミオリネ「学校でも噂になりつつあるわ。信じたくないけれど。」 ベルリ「…」 ミオリネ「そういう訳よ。本題だけど、この問題に対処すべくアドバイスは?」 ベルリ「えぇええっ!?僕は無理でしょ!そもそも本人に確認してくださいよ!」 ミオリネ「怖いのよ。」 ベルリ「怖い!?」 ミオリネ「ミンチ事件を知ってから変な夢を見たの。私と親父が這う這うの体で、何故か銃を向けられて殺されそうになるの。要するに悪夢よ。」 ミオリネ「でも私と親父は助かった。あの子が…エアリアルがその銃を持った人をたたき潰したからよ。」 ミオリネ「血だまりの中に降りてきたスレッタが笑顔でこっちに歩いてくるのよ。そして言うの。」 541助けに来たよ。ミオリネさん。3/52023/01/08(日) 23 34 46.67ID IQulu4m50 スレッタ『助けに来たよ。ミオリネさん。』 ベルリ「…」 ミオリネ「あの子に『やめて』って言ったら、私、どうなるの?」 ミオリネ「あの子を傷つけるような事を言ったら…スレッタに失望されるような事があったら…私は…」 ベルリ「らしくないでしょ、ミオリネさんは!」 ミオリネ「でも…」 ベルリ「…そんなのまやかしでしょ!夢の中の出来事でしょう?」 ベルリ「それに、まだミンチ事件の犯人がガンビットだとはわかっていない!」 ベルリ「ファンネルにファング…バグにビットにいろいろある!」 ベルリ「あなたの信じた花婿を…あなたがスレッタを信じてあげなくちゃダメでしょ!」 ミオリネ「…!」 ベルリ「スレッタがあらぬ噂に苦しんで、それでもあなたがいるから学校に残って菜園の世話をやっているのに!」 ベルリ「あなたがその体たらくでどうするんです!?」 ベルリ「一応寮暮らしなのに、夕飯時に我が家の食卓にやってきて二人でイチャイチャしながら食事をするような事をしておいてぇっ!」 ミオリネ「いやそれは関係ないでしょ。」 ミオリネ「でも、まぁ。これで少しはスッキリしたわ。目が覚めた。」 ミオリネ「あんたの言う通りよ。私らしくなかった。」 ミオリネ「正面から問いただして、スレッタの無実を確認する。…無実じゃなかったとしても、きっちりやめさせるわ。」 ミオリネ「そんなことで私は喜ばない。私はあんたにそんなことしてほしくない…ってね。」 ベルリ「ミオリネさん…!」 ミオリネ「ねぇ、そのミオリネ『さん』ってやめない?私、一応スレッタの花嫁なのよ。」 ミオリネ「ガンダム家の家族なんだから。その堅苦しい口調もやめましょう。同年代なんだし。呼び捨てでいいわよ。ベルリ義兄さん。」 ベルリ「そっか、それじゃあミオリネもその取ってつけた『義兄さん』呼びはやめて呼び捨てしなさいよ!」 ミオリネ「…そうね。でも兄弟がいるって新鮮なのよ。アムロさんはかしこまらなくていいって言うけど、義兄さん義姉さん呼びも結構面白いわ。」 ミオリネ「まあ、ベルリはベルリでいいわね。六つ子?七つ子?みたいなものだし。遠慮は要らないってことよね。」 ベルリ「いつもの調子が戻ったみたいで、ほっとしたよ。早くスレッタの所へ行ったらどう?」 ミオリネ「そうね。そろそろ菜園の世話もいい頃合いだし…学校に戻るわ。ありがとう、ベルリ。」 ベルリ「まあ、僕も頼られて、家族という事を実感できた満足感はある!これからもよろしく、ミオリネ!」 ベルリ「…そういえば、僕に相談したもう一つの理由って?」 ミオリネ「それならもう問題ないから。気にしないでちょうだ\ピロリン/…?メールね。スレッタからだわ。ふふっ。」 542助けに来たよ。ミオリネさん。4/52023/01/08(日) 23 36 12.60ID IQulu4m50 From: スレッタ・マーキュリー 件名: お世話完了です! ミオリネさん。本日のメール2件目です! 菜園のお世話は無事に終わりました。今日もみんな元気に育っています。 トマトはもうすぐ収穫できそうなので、今度地球寮のみんなや家族に振舞いたいです! でもうちの家族は食いしん坊が多いので、足りないかもしれませんね…次はもっと沢山実ると嬉しいです。 そのためにも、菜園のお世話をもっともっと頑張ります! 今日は肥料をあげている途中に、ミオリネさんの菜園を悪く言うひどい人がいました。 でも安心してくださいね!その人は言ってもきかないので、反省してもらいました。 これでしばらくは大丈夫だと思います。エアリアルとみんなも張り切って頑張ってくれたので、あとで褒めてあげてくださいね。(私も褒めてほしいです!) ところで、お世話の最中にミオリネさんが恋しくなってしまいました。 あまりに恋しくなっちゃったので、みんなにミオリネさんの様子を聞いてみたんです。私の(私たちの!)お家にいたんですね。 ベルリとお話してたんですね。格納庫のすみっこで、二人きりで。 なんのお話ししていたか、私、気になります。 今、みんなと向かってます。待っててくださいね。 543助けに来たよ。ミオリネさん。5/52023/01/08(日) 23 37 52.21ID IQulu4m50 569 ミオリネ「……」 ベルリ「…?顔がひきつってますけど…どうしたんです?」 ミオリネ「Gセルフ出して。」 ベルリ「はい?」 ミオリネ「急いで!私をつれてここから逃げるの!」 ベルリ「えぇぇぇぇ!?」 ミオリネ「パーフェクトパックで!それが一番強いやつでしょ!はやくして!」 ベルリ「いや状況が呑み込めな\ピロリン/…え?スレッタからメール?」 From: スレッタ・マーキュリー・ガンダム 件名:勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず 本文なし ベルリ「」 ミオリネ「これでわかったでしょ!?急いでよ!」 ベルリ「ミオリネ・レンブランんんんん!?」 ミオリネ「これが『もう一つの理由』よ!」 おしまい 本編はいろいろあったけど…これでギャグっぽくなったはず! 544通常の名無しさんの3倍2023/01/08(日) 23 47 18.72ID 4YUjpw4i0 おつです パーフェクトパック装備のGセルフVSエアリアル改修型・・・ 世紀の一戦開幕か!? ガロード「さあさあ、この大勝負どっちに賭ける!?」 ジュドー「オッズは5.0:5.0、どっちが勝ってもおかしくないよ!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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爆音マフラーを装着していると、真横にパトカーが来ても気づかない。 結果的に速度オーバーは危険な領域に達する。 このときの状況を、切なさも交えて説明したもの。 某NC乗り「マジマフラーうるさくて助手席の僕も全然気づきませんでした」 某FD乗り「いや、急に覆面が来たので・・・」
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Part1:元カノが泊まりにきた Part2:元カノが泊まりに来たぜ? Part3:元カノが泊まりに来たんだおw Part4:元カノが泊まりに来ているうちに
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カード画像 基本情報 カード名 彼方より来たりて終わらせる者(かなたよりきたりておわらせるもの) / Harbinger of the Void カード種類 ユニット レベル 1 所属軍 侵略次元 属性 死影破滅の使者闇 ATK 7 HP 7 STK 1 カードID 2022GB04-106 レアリティ ★★★★ イラストレーター douzen カードテキスト 【召喚条件】[君の墓地の《悪夢の落し子》3枚を除外]する。そうしなければ、これを墓地に置く。■「ヴァニッシュ」 これが場に出た時、場の相手のカードを3枚まで選び、除外する。その後、ターン終了時までこれのSTK+3する。【貫通】 フレーバーテキスト 悪夢に名をつけてはならない。 ■解説・総評 関連 収録パック 第四弾「装着!俺がヒーローだ!」 名前
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第62話「急に指令が来たので」 おでんの人は戦闘後、複雑な面持ちで、この戦最大の伝達ミスを振り返った。 「今回の孟獲の捕縛チャンスはあの一回だけだった。弟曰く急に指令が来たので。早めにストップをかければよかったが、言うのが遅かった」 悔やんでも悔やみきれない。開始9分、呂布がCRで弱らせた孟獲を痛恨の一撃捕獲ミス。 目前にあった南蛮王を捕らえることもできず、馬超の駄馬は弟に盗まれた。 おでんブラザースの兄弟仲のなさを象徴するシーンだった。 【登録タグ】 ゲーム プレイ動画 無双 おでんの人の貂蝉軍 兄弟の絆<携帯 弟はいつでもフリーダム 肉まんに飢えた兄弟 馬盗まれたんで今日から歩超です 呂布はケータイ世代 スーパーおでんブラザーズ
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その日、私は表の騒がしい声で目を覚ました。 う、もう朝か・・・・。 私は自室ではなくオフィスのソファで寝てしまっていた。 そうか、昨日は遅くまで文献を読み耽って、そのまま寝てしまったのだな・・・。 「ここだここだよ!間違いない看板出てる!!」 「わーん!! ウィリアム様ー!!」 寝ぼけ眼をこすっていると、騒がしい声はどたばたと階段を駆け上がる足音を伴って2階へ上がってきた。 そしてまたノックも無しにオフィスの扉がバーンと開け放たれた。 そして見知らぬ鎧姿の二人組の男が突っ込んで来る。 「申し訳ありませんウィリアム様!! 我々・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 と思ったら私を見るなり叫んで表へ飛び出していった。 何だ何だ一体・・・・。 とか思ったら気がつけば私にDDが寄り添ってすーすーと寝息を立てている。 う、いつの間にもぐりこんだんだ・・・・。エリスに見つかったら私がぶっ飛ばされるんだからやめなさい。 「ダメだ今ダメだお楽しみ中だった!!」 「あ、後にしようか1時間くらいでいいのかな!!」 人聞きわりーな楽しんでねーよ!!!!!!! 私は思わずドアの外に向けて絶叫したのだった。 男たちをオフィスの中へ入れて話を聞く。 2人はノルンの指示で本国から私に神剣を届けに来た部隊の隊員であった。 ちなみに若返った事は予めノルンには電信で連絡してある。 「しかし」 「軍用船で来た為に」 「入港許可が」 「降りなかったのです」 男たちがしょげかえる。どうでもいいが鬱陶しいので一区切りごとに交互に喋るのやめれ。 当たり前だ軍用船なぞ入港したら町の住民が何事かと思って騒ぎになるだろうに。 だから郵送でいいと言ったんだ・・・。 「やむを得ず小船で我々が入港し神剣をお持ちする事になりました」 「ところが・・・・」 ・・・ぬ・・・・まさか・・・・ 「海上で突然、族に強襲を受けまして、神剣が持ち去られてしまいました!」 そこでまた男たちがすみません!と頭を下げた。 何という事だ本当に狙ってる奴がいるとは・・・・。しかし、沖合いから小船でってそんな遠くから出たわけでもないだろうに、途中に襲撃してきそうな怪しい船なりいれば警戒はしなかったのか。 「いえ、族は1人で空から乗り込んできたんです」 「物凄く強い女でまったく歯が立ちませんでした。あっという間に神剣を奪い取ると来た時と同じように空を飛んで逃げてしまって・・・・」 えらく強い女が一人で空を飛んで襲って来たのか・・・・そりゃ突拍子も無いな、不意を突かれてもしょうがない。 しかし困った事になった。取り返そうにも海上の話では逃げ去った方向等参考にならんだろうし、空を飛べる強い女ってだけではなぁ・・・。 ふぅーむ・・・・。 しかし起きてしまった事をあれこれ言ってもしょうがない。私は一先ず男たちを船へと帰した。 「困ったわね・・・おじさま。大切な剣なのでしょう?」 起きて来て話に加わっていたエリスがコーヒーを出してくれながら言う。 まあ20年も自宅に放置しておいて今更大事ですというのも虫のいい話ではあるが。 しかしあの剣は私と契約している。他の人間が使ってもただの剣なのだがな。 上位のマジックアイテムの大多数は使用者との契約がなされて初めて本来の力を発揮する。私の神剣エターナルブルーもそうである。 とはいえ、取り返さねばなるまい。 私個人の問題としては諦めてしまえばそれまでだが、この話がきっかけで祖国が本腰入れて乗り込んできたら厄介だ。 シードラゴン島は国際協定でいかなる国も不干渉とされている。ただ口実があれば乗り込んでこようとしている国は多いはずだ。 今でも充分に各国身分を秘した調査員を送り込んで来ている事だろう。 失せ物に強い知り合いか・・・・カルタスに匂いで探してもらうとか・・・・ダメだ何を考えているんだ私は・・・・。 私は頭を抱えた。するとまたバーン!と扉が勢い良く開け放たれる。最近ここ訪れる人は皆ノックの風習を忘れてしまっているようだな・・・・。 「困っておるのじゃろうウィリアムよ。そういう時に何故この全知全能のわらわを頼らぬ?そなたも遠慮深い男よの」 うあ上階のテトラプテラ女王が来た。しかし何故私が困っていると・・・・神託か・・・・凄いなぁ。 「今日はそなたが失せ物で苦しむとの神託があったのじゃ」 やっぱり神託か。物凄い精度だ神託。 「後そっちの包帯娘とよろしくやってロール娘に殴られるとも神託があった」 「このどすけべー!!!!!」 ドガッ!!!! ぐあ冤罪だ!!! 事実確認の前に既に手が出ている。ああもう鼻血が・・・ティッシュティッシュ・・・・。 「どれ他ならぬそなたの頼みよ。その失せ物わらわが見つけてやろうかの」 や、まだ頼んではいないのだが・・・・てゆか今から頼みますお願いします。 明るいと集中できぬ、と言って女王が侍女たちに窓に暗幕を張らせた。オフィスが真っ暗になる。 応接テーブルの上の2本のロウソクだけが光源だ。女王の雰囲気とも相俟ってなんとも場が神秘的な空気になった。 でもそれが感じられなかったらしいDDは真っ暗になるなり寝息を立て始めた。わかりやすい娘だった。 女王が取り出した水晶玉に両手をかざして目を閉じる。すると水晶玉が淡い輝きを放つ。 「・・・・失せ物は剣か・・・・これはまた良い剣じゃの・・・・」 女王がつぶやく。ビンゴだ、これは頼りにしてよさそうだ。 「場所は・・・・・海上じゃの・・・・ん? これは・・・・・」 海上・・・・となると族は船の上か? 女王が集中を解いた。もうよい、と合図し侍女たちが暗幕を取り外す。急に戻った明るさに目をしばたたせる。 女王はなんとも微妙な表情をしていた。 「ちと面倒な事になっておるぞウィリアムよ」 そういうと女王は侍女に目配せした。間もなくその侍女が鳥篭を持って戻ってきた。 鳥篭には白いフクロウが一羽入っている。 「これはわらわの4つの使い魔の内の一つじゃ、今より現地の様子を直接そなたに見せようぞ」 そう言うと女王は鳥篭を開けてフクロウを出し、窓から空へと放った。 「しばし待つが良いぞ。使い間が見聞きしたものはこの水晶を通じてこちらへ伝える事ができるのじゃ」 ほほう、それは凄い。話半分に聞いてたけど本当にこの人全知全能なんじゃないのか・・・・等と思ってしまう。 それから20分ほど時間が過ぎて、再び女王はオフィスを暗幕で真っ暗にした。 「そろそろよかろう。見るがよい」 女王が水晶に手をかざす。淡い光を放った水晶はやがてある情景を映し出した。 海だ・・・・まだ海上を飛んでいる。 間もなく前方に巨大な黒い船が見えてくる。 !!!!・・・・・・軍用艦じゃないか・・・・しかもでかい・・・・。 旗を揚げている。そこにはドラゴンと槍の紋章があった。 「・・・・・竜帝国ガルディアス・・・・」 エリスが緊張で掠れた声で呟いた。 ガルディアスは北方、「竜の峰」と呼ばれる山脈を背負った軍事国家である。国土は狭いが国民大半が軍属であり、軍が傭兵として他国の戦争に雇われて出張ってくる。 その精強さは世界中に知れ渡っており、戦において相手方に竜の旗が見えただけで兵は戦意を喪失するとまで言われている。 ガルディアスを無敵たらしめているものは2つ。 飛竜を駆る騎士たち、ドラゴンナイト。 そして自身竜の血が混じった身体で生身で強大な戦闘力を誇る竜闘士、ドラグーン。 やがて視点は甲板上へと到達した。 広い甲板には7匹のワイバーンが並んで大人しくしていた。 ・・・・・竜騎士が7人も来ているのか・・・・・戦争ができるぞ・・・・・。 鼓動が早くなる。気付かない内に握り締めた拳にじっとりと汗をかいていた。 やがて視点は甲板上の2人の男女を捉えた。青い髪の女性とまだ表情にあどけなさの残る青年。 2人ともガルディアス軍の黒い戦装束を纏っている。 「あーあ・・・・僕も行きたかったなぁ。剣取りに行くの」 そう言った青年が手にしているのは・・・・神剣エターナルブルーだった。 「いいえ、海里。ほとんど戦闘らしい戦闘はしていません。あなたが来てもする事はありませんでした」 無表情で女性が答える。 「それにあなたのシルバーウィンドは大きくて目立つ。奇襲には向きません」 「シルバーだって長い船旅で身体が鈍ってるよ」 カイリと呼ばれた青年がワイバーンの内の1匹を撫でる。その1匹だけ特に身体が大きく他の6匹と違い銀色をしている。 ワイバーンが嬉しそうに低い唸り声を出す。 「早く戦いたいなぁ。凄い強いんでしょ?そのバーンハルトって」 「シトリン達が到着するまでは本格的な交戦は避けるべきです、海里」 女性が静かに言った。青年が明るく笑う。 「姉さんが来るまでには終ってるよ僕とルクがいれば! ルクはガルディアス最強のドラグーンなんだから!」 「いいえ海里。私は皇帝陛下にはかないません」 女性が静かに首を横に振って言う。 「あー、陛下は怪獣だもん一緒に考えたらダメだよ。・・・・それにしてもこの剣何の力も感じないよ?本当に強い剣なの?」 「その剣は契約により力を発揮します。所有者であるウィリアム・バーンハルトとの契約が有効な限りは他者が使っても普通の武器と同じです」 ふーん、と青年が神剣をひゅんひゅんと振った。 「そっか、姉さんのレーヴァテインも確かそうだったよね。同じかぁ・・・。ルクのグングニールもそうなんでしょ?今回は持って来てるの?」 「はい。今回は使用許可が降りていますので携帯してきています」 と、そこでピクンと反応した彼女がこちらに視線を合わせてきた。 「あれ? なんで海にフクロウ・・・・」 青年もこちらを見てくる。 「ウィリアム・バーンハルトですね」 名を呼ばれた。 「私はガルディアス帝国のドラグーン・ルクシオン。そして彼は『竜撃隊』隊長の雨月海里。あなたの神剣はここにあります。取り戻したければ・・・・」 そこでルクシオンと名乗った女性が殺気を全身から発した。水晶越しでもビリビリとそれが伝わってくる。恐ろしいプレッシャーだ。 「力ずくで取り戻しに来て下さい」 第17話 砂漠の女王と熱砂の迷宮← →第18話 2
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超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!! 596 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 03 07 ID ??? シン「ふ、朝日が目に染みるぜ…」 ルナ「シン、あんたいくら最近出番がないからって急にキャラ変えても無理があるよ」 シン「うるさいなあっ! 俺だって…俺だって必死なんだぁぁっ!!」 パリーン! レイ「種割れできるというのも、もはやいまどきの若手お笑い芸人の持ちネタ以上に無個性なものだしな」 ルナ「明鏡止水だって弁当についている緑のギザギザ並に無個性だしねえ、あ、シンはそれもできないか」 シン「う、う、うわあああぁぁぁ――――んっ!!」 ルナ「あらら、シン泣きながらどっか行っちゃった」 シン「……というわけで困っているんです……」 キラ「そうだよねえ。種割れなんて所詮演出の一環だしね」 アスラン「うーむ…種割れ持ちの共通の悩みだよなあ」 ラクス「わかりましたわ! 人事では有りません! ここは協力し合いましょう! とりあえず解散! そして3日後までにそれぞれ解決策を原稿用紙4枚以内にまとめて提出するのです!」 シン「あ、ありがとう皆! わかった! じゃあ3日後に!」 キラ「うん! 3日後にまたここで!」 マリュー「あら? シン君もう帰ったの?」 メイリン「………もう敵も味方もあったもんじゃないなあ……」 597 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 03 30 ID ??? 3日後 ラクス「というわけで第1回種割れ自分探しセミナーの開催ですわ~♪」 マリュー「なんだかやばげな名称ねえ」 メイリン「どうでもいいけどブリッジでやるのやめてほしいんだけどなあ…」 キラ「ちなみに種割れゲストとしてカガリも連れてきたよ」 カガリ「とりあえず早く終わらせてくれよ。今夜サハク家への出入りがあるんだからな」 ラクス「まだ紛争やっているんですの?」 カガリ「ああ、本当はもっと早く鎮圧するつもりだったんだが、サハク家め、アスハ家の脱税情報をリークさせて 民衆の大半を味方につけやがった…お陰で勢力が拮抗してしまったんだ… ミナを人質にとって無条件降伏をさせようとしたらミナが 『聞けオーブの民よ! 私1人の命ごときに何の価値があろうか? 価値とは国である! …価値あるものを自分達で勝ち取るのだ!』 などと言い出してますます結束を固めてしまったんだ…くそう! リーダーをなんだと思っているんだ!!」 メイリン「お前こそ国をなんだと思っているんだぁぁぁ――っ!!」 カガリ「くくくっ…愚かなる民衆どもよ…誰がオーブの支配者にふさわしいのか身をもって教えてやろう……」 メイリン「こいつ今始末したら世界はちょっとは平和になるんじゃないですか?」 ラクス「駄目ですわ~♪ だって私たちのものは私たちのもの。オーブのものも私たちのものですから」 メイリン「シンがオーブを逃げ出した気持ちがようくわかるよ…」 シン「俺が滅ぼすまでもなく勝手に滅びそうだなオーブ…」 ラクス「それはともかくとして…皆さん課題は出来ていますの?」 シン「ああ、もちろん!」 ラクス「では順番に発表していきましょう~♪ まずはアスラン~♪」 アスラン「え~コホン……そうだな、俺は名称を変えてみようと思う」 キラ「名称?」 アスラン「ああ! 『種割れ』という言葉がいまいちかっこよくないじゃないか! そこでだ、ヒーローらしい名称に変えるのさ!」 シン「……どういう名前に?」 アスラン「かっこよく英語読みをして『シードクラッシュ』! どうだ? これでばっちりだろ!?」 キラ「…」 ラクス「…」 シン「…」 キラ「それだけ?」 アスラン「ああ!」 ラクス「アスラン失格」 アスラン「え、なん……ひぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!」 メイリン「いきなり足元の床が抜けてアスランさんが落ちてったぁ――――!? こ、ここ確か高度4千メートルですよっ!?」 シン「役立たずには消えてもらう…そういうことだ」 キラ「グッバイだよアスラン」 598 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 04 53 ID ??? ラクス「さて、次はキラの番ですわ」 キラ「任せておいてよ。僕は最近ドラゴンボールを読んでいたんだけど」 ラクス「ふむふむ」 キラ「スーパーサイヤ人にあやかって種割れの次の段階を開発してみたんだ」 シン「なにっ!?」 メイリン「シン、どうしたの? ごくまともな発想だと思うけど」 シン「い、いや…実は俺が思いついたのと同じ方向性だったんだよ…」 メイリン「ありゃあ」 キラ「いくよ? まずは種出現!」 ギューン キラ「そしてこれが種割れの次の段階だぁぁ――――っ!! うおおおおおっ!!」 にょき メイリン「種から芽が出たああぁ――――っ!!」 ラクス「……それだけですの?」 キラ「……うん、これだけ…」 ラクス「効果は?」 キラ「この芽に僕の全ての力が篭っているんだ」 ラクス「…………(むんず)」 ぶち メイリン「芽を引きちぎったぁぁ――――っ!!」 キラ「あふううぅぅっ……」 メイリン「ああっ! キラ様の髪の毛が真っ白に」 ラクス「まったく…もぐ…キラも役に立たない…もぐもぐ…ですわね…これちょっと苦いですわ」 メイリン「食うなぁぁ――――っ!!」 ラクス「うふふふ……では私の出番ですわね………ふんっ!!」 パリパリーン!! シン「なっ!? 種が二つ割れたぁっ!?」 ラクス「そう…私自身の種と今取り込んだキラの種…これで力は2倍…くくく…単純だけど これほど効果的な方法はないでしょう?」 シン「ま、まさかそのためにキラを犠牲に…っ」 ラクス「うふふふ…この世は強者が正義なのですわあ。……そしてシン…今こそミネルバの重要な戦力である あなたを始末する絶好の機会!!」 メイリン「遊んでいるだけかと思ったらしっかりやっぱり黒かったぁぁ――――――っ!」 シン「くっ! 俺は…俺は負けない…っ! 見ろ! 俺の新しい種割れをぉぉっ!!」 ギュゥゥゥン メイリン「なにあれ……種にしては大きくない?」 シン「『種割れ』の次の段階!! より大きい『果樹割れ』だぁぁっ!!」 メイリン「よく見たらミカンだぁぁ――――っ!!」 ぶちゅぅぅ! メイリン「うげ…ミカンが汁気たっぷりに爆散した」 シン「おおおおっ! 石破っ天驚けぇぇんっ!!」 ラクス「面白いっ! ですがその程度ではぁぁっ!! ピンク天驚けぇぇん!!」 シン「ぐはぁっ!!」 ラクス「うふふふその程度ですか?」 599 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 05 53 ID ??? シン「なんのぉぉっ! もう一回だぁぁぁっ!!」 ぷちゃゃぁぁっ! メイリン「今度はトマトが潰れたぁ――っ!」 カガリ「ええいさっきから…私を無視するなぁぁっ!!」 ギュゥゥゥッ! メイリン「あ、カガリ様にも種が出現した!」 カガリ「シィードスプラァ――シュッ!!」 ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!! シン「がはぁっ!?」 ラクス「ぬうっ!? 砕けた種の破片を全方位に吹き飛ばす無差別攻撃ですかっ!! やりますわねカガリさんっ!!」 カガリ「これが本当の種割れの使い方だぁぁ――――っ!!」 メイリン「もうなにがなんだかわからない――――っ!!」 カガリ「ふふふ……最強の種割れはこの私であるということを……うん? 電話? …なんだキサカ今忙し… なに! ミナが脱走!? 我が軍からも反乱が? ええい! 腑抜けどもめ! どいつもこいつも皆殺しだぁぁっ!」 メイリン「……ああ、カガリ様行っちゃったよ……ミナさん顔も見たことないけどどうか無事でありますように……」 ラクス「まあいいですわ…カガリさんとの決着は後でつけるとしてシン抹殺の目的は果たせたわけですし」 シン「まてよ…」 ラクス「!?」 シン「ま、まだ俺は……終わっちゃ…いない…ぜ」 メイリン「ああ、血まみれに見えて実は大半がトマトの汁なんだからおとなしく寝てたらいいのに…」 ラクス「うふふふ…そこまでして死にたいのですか? では引導を渡してあげましょう!!」 シン「そううまくいくかな!? 食らえ! カガリの技を見てたった今編み出したこの技を!! おおおおっ!!」 ギュウゥゥゥンッ!! メイリン「今度はヤシの実が出たぁぁっ!」 ラクス「なにをやろうというのです!? うっ!? 離すのです!」 シン「そうはいくか! ヤシの実を膝において! 敵の頭を思い切り叩きつける!! これが必殺の! コ コ ナ ッ ツ ク ラ ァ ァ ―――――――― シ ュ ッ !!!」 グワッシャァァ――ン!! ラクス「ぎゃぁぁぁ――――っ!! 」 シン「これが種割れの力だぁぁ――――っ!!」 メイリン「どっちかというとプロレスの力だよぉぉぉ――――っ!!」 600 :【超えろ! 『ただの演出ですから』の壁!!】 [sage] :2005/12/13(火) 17 06 32 ID ??? シン「……なあメイリン。俺少しは主人公らしくなったかな?」 メイリン「まあ…少しはねえ」 シン「そうか! ようし少しは自信がついたぞ! 早速帰ってじゃあなー!」 マリュー「もう行っちゃったわ…」 メイリン「うーん、シンはあんまり目立っていない今の方がいいと思うんだけどなあ」 マリュー「またまたどうして?」 メイリン「だって少年漫画の主人公って普通、人気投票では結果が低いものですから」 マリュー「………そういえばそうね。あ、じゃあなんだ、シン君って今が一番」 メイリン「ある意味主人公らしいんじゃないんですか? 実は」 ラクス「う、うううっ…ベルサイユ宮殿にいらっしゃい…ですわ~…」 メイリン「ラクス様変な夢見てるなあ。ああ、種出っぱなしにしちゃって…うん?」 にょきにょき メイリン「…………(キョロキョロ)」 ぱくっ。 [終わり] http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1132581388/596-600 >おまけ
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クロコダイルとロングビルは、馬車を片付け終わると揃って学院長室 を訪れた。フーケの手がかりを探すと言って残った手前、形式だけでも 報告をしておかねばならない。【破壊神の槌】を磨いていたオスマンは、 入って来た二人を笑顔で迎えた。 「ただ今戻りました、オールド・オスマン」 「悪いな。フーケの手がかりは、見つけられなかった」 「いやいや、無事に戻って何よりじゃよ。生徒達もおぬしらも、この【破壊神の槌】もな」 「破壊神、か。最初に聞いた時も思ったが、そんなにご大層な代物なのか?」 疑問を口にしたのはクロコダイル。仮にこの槌が強力な魔法の武器で あるなら、使い方を知っておきたいと思ったのだ。この先自分の邪魔を する敵が現れた時に、戦力として役に立つ可能性もある。 「それはわたくしも知りたいですわ。大きな槌、というだけではないのでしょう?」 隣で微笑むロングビルも、渡りに船とばかりに口を開いた。わざわざ 情報収集する手間を考えると、この絶好の機会を逃す手はない。同時に、 最初からこうしていれば、とのやや後ろ向きな考えも浮かんだが、すぐ さま記憶のゴミ箱に追いやった。 「ふぅむ、そこまで言われては、話さぬ訳にもいくまいな」 秘蔵の品に興味がある、と言われれば、誰でもつい口が軽くなる。特 に、美女の頼みをオスマンが断るはずがなかった。 「ちょうど一年前の事じゃ。学院に、ある町を襲うワイバーンの討伐命令が来ての――」 Mr.0の使い魔 ―エピソード・オブ・ハルケギニア― 第十一話 その町は霧深い山の麓に位置しており、山の中腹まで広がる森の恵み を主産物として生活していた。ところが森の奥に全長15メイル以上の 巨大なワイバーンが住み着き、キノコや果実を取りに入った人間が幾人 も犠牲になったのだ。 希少な魔法薬の原料も取れる場所なので、嘆願を受けた王宮の対処は 素早かった。すぐさま緊急会議が開かれ、誰が行くかで二人の候補者が 選抜される。一人は魔法衛士隊の一つ、グリフォン隊の新任隊長ワルド 子爵。そしてもう一人が、魔法学院の主、オスマン学院長だ。 しかし当時、ワルドは別命を受けて出立する直前であり、他の任務を 挟むのは好ましくない、と判断された。そのため、残るオスマンに勅命 が下ったのである。 さて、学院から馬車に揺られて三日と少し。町に到着したオスマンは、 人々の歓待を受けてその日を過ごすと、翌朝、まだ暗いうちから森へと 分け入った。ワイバーンは、基本的に気温が上がる昼間活発に活動する。 従って、戦う際には夜中から明け方を狙って仕掛けるのが定石だ。 「ちょっと待ってください、オールド・オスマン」 「何じゃね、ミス・ロングビル」 「どうして夜のうちに出発しなかったのですか? 捜索時間を考えると、出発が遅いのでは」 「ん、いや、その……着いた日の宴の席で、ほんのちょびっっと、酒を飲んだんじゃが」 「……酔い潰れた、と?」 「だって、なぁ……町の綺麗どころが集まって、酌をしてくれるんじゃよ。 飲まずにはおれんじゃろう? 素面で尻や胸を触る訳にもいかんじゃろう?」 「触るなエロジジィ!!」 ――気を取り直して。 ほろ酔い加減で森に入ったオスマンは、しかしというかやはりという か、なかなかワイバーンを見つける事ができなかった。 必死で薙ぎ倒された木々や踏み荒らされた茂みの跡を辿っていると、 だんだんと森の中が白くなり始めた。この山の名物とも言える霧である。 この状況は非常にマズい。ワイバーンは視覚よりも聴覚が発達し、音 で獲物を探し当てる。おまけに、連中は目に見えない魔力の波を感じる 感覚器官を持っている。【サイレント】で音を消しても、今度は魔法を 発動している事を嗅ぎ付けてやってくるのだ。霧の中で襲われたならば、 ほぼ確実にアウト。空気の揺らぎを感じ取れる風系統の熟練者ならば別 だが、生憎とオスマンはそこまで得意ではない。 一旦戻ろうかと考えている間に、霧がさらに酷くなった。3サント先 も見えないほどの濃霧である。足下すら覚束ない状況では、へたに動き 回るとかえって危ない。それに、これだけ霧が出るのは空気が相当冷え ている証拠である。自分も身震いするほどの寒さの中、ワイバーンは身 動きすら取れまい。そう考えてたオスマンは、その場にしゃがみ込んだ。 と、下ろした手が土や草とは違う、固いものに触れた。しばらく手触 りを確かめるに、円筒形の物体、おそらく倒木だろう。これ幸いと腰掛 けて、オスマンは霧が晴れるのを待つ事にした。 五分後。 ようやく霧が消え始めて、安堵のため息をこぼすオスマン。 刹那、彼の耳が”もう一つのため息”を捉えた。しかも、場所は自分の すぐ隣。ハッとして振り向いたオスマンは、自分と同様に腰掛ける人物 を見つけた。 身の丈ほどもある杖を背負った、年の頃十七、八の青年。 顔面から突き出した長い鼻を見て、オスマンは下の町で聞いた伝承を 思い出した。 『この山にはプッソウという森の守護神がおると言い伝えられておりましてな』 『プッソウ、とな?』 『人間そっくりの体躯、20サントほど突き出した木の枝のような鼻。 片手で大岩を砕く剛力に、天気すら変えてしまう魔法の持ち主と伝えられとります。 山にかかる深い霧は、侵入者から山を守るためにプッソウが生み出しとる、とも。 まぁ、実際に姿を見た者はおらんので、古い絵巻物ぐらいしか資料がありませんが』 仮に目の前の青年がその『プッソウ』だとすれば、ワイバーンよりも 危険かもしれない。ゆっくりと傍らの杖に手を伸ばしつつ、オスマンは 口を開いた。 「おぬし、何者じゃ。よもやと思うが、森の神プッソウか」 「ぷ、ぷそ?」 「何じゃ、違うのか?」 「い、いや、その……そう!!」 問いかけに対して青年は一瞬戸惑ったようだが、不意に立ち上がって 両手を大きく広げた。 「よくぞ気づいた、人間よ! 我が名はプッソウ、この森に住まう神であるぞ」 「なんと、伝承は真じゃったのか。ならばプッソウよ、おぬしに折り入って頼みがある」 「ほぅ。私にできる事であれば、頼まれるのもやぶさかではないが」 態度はでかいが意外と話のわかる相手のようだ。オスマンはこれ幸い と自分の受けた任務について説明し、協力を頼み込んだ。 「まぁ、そういうわけで。そのワイバーンを倒すのに力を貸してほしいのじゃ」 「はっはっは、任せたまえ! 時に御老人」 「何かな、プッソウ殿?」 「すまないが、私はあなた方の使う単位がよくわからないのでね。 身の丈15メイルというのがどのくらいの大きさなのか、教えてもらえるかな」 「ふむ、そうじゃな……」 言われて、オスマンは辺りを見回した。すると、ちょうど自分の背後 に大きな岩がある。 「この岩が、だいたい10メイルというところかの。じゃから、おおよそ1.5倍じゃ」 「……そそそそ、そうかね。まぁ、私にかかれば雑作もなろう」 ――ルルルル…… 心無しか、声が震えているようだ――いや、今のは彼の声ではない。 「……時に、御老人」 ぐらりと揺れた、倒木“だと思ったもの”。 それは、太く立派な“尾”。 「……何かな、プッソウ殿」 むくりと持ち上がった、大岩“だと思ったもの”。 それは、赤茶けた鱗に覆われた巨大な“胴体”。 「ワイバーンとは……ひょっとして、そこで起き上がったドラゴンもどきかね」 強靭な二本の後足で立ち上がり。 「うむ……炎や吹雪を吐かんから、ドラゴンよりはマシな相手じゃがの」 前足と一体化した翼を大きく広げ。 ――グルルオォォオォオオオッ 「「いぎゃあああああッッ!!?」」 頭をもたげたワイバーンの咆哮が、森の中に響き渡った。 すっかり霧の晴れた森の中、並走する二つの影。 「なななな、何だよアレは!?」 一つは長鼻の青年、プッソウ。 「わわわわ、ワイバーンじゃよ!」 一つは白髭の老人、オスマン。 ――グルォオオオオッッ!! 「「来たぁ!」」 邪魔な木々をへし折り踏みつけて迫るワイバーンから、必死で逃げる 二人であった。 「爺さん魔法使いなんだろ! あいつの動きを止めるくらいできないのかよ!」 「そ、そうじゃった! えーと、えーと……」 人間、パニックに陥ると簡単な事も忘れてしまうものである。 オスマンはようやく魔法を使う事に思い至り、何の呪文を唱えようか と頭を悩ませた。が、まことに運悪く、彼の足下には木の根が張り出し ていた。下方への注意が疎かになっていたオスマンは、足を引っ掛けて 盛大にすっ転んでしまう。 「ぎゃぼッ!」 「爺さん!?」 距離をつめるワイバーンの大きく開いた顎、ずらりと並んだ鋭い牙。 オスマンは、思わず死を覚悟した。 「こうなったら……ウソ、じゃない、プッソウ・輪ゴ~ム!」 ――グアァッ!? 高らかな声が響いたのは、その時だ。直後にワイバーンのうめき声。 目を見開いたオスマンの前で、ワイバーンが頭を振り乱して苦しんで いた。振り向くと、プッソウが弓を射るような姿勢で固まっている。何 か先住の魔法を行使したのだろうか。 (め、目玉に当たったのか!? ラッキー!!) 彼が内心こんな事を考えていたかどうかは定かではない。 ともかく、足を止めたワイバーンの前に立ちはだかったプッソウは、 右手に巨大な槌を、左手に巻貝の殻を携えていた。どこから取り出した のか、オスマンが瞬きする間の早業である。 「私は森の神、プッソウなり! ワイバーンよ、貴様の暴虐許しがたい。 我が盟友、破壊の神より受け継ぎしこの鉄槌で、貴様を成敗してくれようぞ!」 もがくワイバーンに向かって、プッソウは左手の貝殻を投げつけた。 同時に駆け出し、槌を大きく振りかぶる。 ――グウゥ、ォオオオオオオッ!! ようやく痛みの収まったワイバーンが、怒りを露に吠え立てた。口を 大きく開き、プッソウを飲み込まんとする。 「うおぉぅッ!」 牙の並んだ上顎と下顎が合わさる寸前で、プッソウは大きく跳躍した。 獲物を逃したワイバーンの口は、まっすぐ飛んだ貝殻を捉えただけ。口 を閉じ、隙だらけになった敵の眉間へ、巨大な槌が叩き付けられる。 「プッソウ・パウーンド!!」 ――グヴッ!? 耳に響く打撃音と共に、ワイバーンの頭が大きく揺れた。 軽やかに着地するプッソウの背後で、巨獣は白目を剥いて崩れ落ちる。 かすかに痙攣した後、ワイバーンは完全に動かなくなった。 「や、やったのか?」 「ふふ、はーっはっはっ! この破壊神の槌を喰らった者は、二度と立ち上がる事はない!」 「おお! さすがは森の守護神、プッソウ殿!」 悦に入って高笑いまで始めるプッソウに、オスマンは心からの賛辞を 贈った。森に居座っていたワイバーンは、めでたく退治されたのだ。 ところが、話はこれで終わらない。 オスマンが起き上がろうとした瞬間、またしても濃霧が立ちこめたの である。慌てて、オスマンはプッソウの名を呼んだ。 「プッソウ殿、霧はもういいですぞ。プッソウ殿?」 しかし、いくら叫んでも返答どころか霧が晴れる気配すらない。はて どうしたものか、と腕を組んだ瞬間、唐突に霧が掻き消えた。 その場に残されたのは呆然とするオスマンと、もの言わぬワイバーン。 そして、プッソウの使った巨大な槌だけ。長鼻の青年の姿は、文字通り 影も形もなくなっていた。 「――その後、わしはこの【破壊神の槌】を持ち帰ったのじゃ。 後の調査でわかったのじゃが、ワイバーンは、頭の骨が内側から粉砕されとった。 この槌でどうやったのかはわからぬが、プッソウ殿の技なのは間違いあるまい」 長い長い昔語りが終わる頃には、既に二つの月が空に昇っていた。 あまりに長過ぎて、クロコダイルもロングビルもあくびをかみ殺して いる。 「ぁむ……それで、結局槌の使い方はどうなんですの?」 「いやー、それがさっぱりでな」 ふぉっふぉっと笑うオスマンが言うには、実際に使ってみても何事も 起きなかったそうだ。片手で振り回せるほど軽いこの大槌は、体感重量 相応の威力しかないとの事。【ディティクトマジック】で調べてみても、 魔力の反応は全くなし。試しに鎧を着せた案山子を用意して叩いた時は、 鎧の尖った部分に当たった槌の鉄板が凹んでしまい、慌てて修復したの だとか。 「つまり、全くのハリボテという事か?」 「いや、プッソウ殿が使った時は、本当にワイバーンをしとめたのじゃよ。 じゃから、彼が使った時だけ真の力を発揮するのではないか、とわしは思う」 オスマンは知らない。ワイバーンが飲み込んだ貝殻が、とある世界で 【衝撃貝(インパクトダイアル)】と呼ばれる特別な貝殻である事を。 ワイバーンの頭蓋骨を破壊したのは【破壊神の槌】ではなく、口中で偶 然作動した【衝撃貝】の衝撃だという事を。【破壊神の槌】が、本当は ただのハリボテでしかない事を。 かくして、【破壊神の槌】強奪事件はここに幕を下ろす事となったの である。 なお、余談ではあるが。 人間にとってはまるで実用性のない、いうなればガラクタを盗んだ、 と知らされ、かの『土くれ』は自室でやけ酒を呷ったそうだ。 「何よぉ! あんなモン後生大事に抱え込んじゃってさぁ、ふざけんなってぇの!!」 「……で、どうしておれがお前の憂さ晴らしにつき合わされなきゃならんのだ?」 「もぅ、クロちゃん冷たいぃ~! 慰めてくれたってい~ぃじゃないのよぅ、ひっく」 (………人選を間違えたかもしれん) 翌日、酒臭さを染み付かせて朝帰りしたクロコダイルが、ご機嫌斜め の主人に爆破されるのもまた、完全に余談である。 ...TO BE CONTINUED おまけ 「ウソップ、どこ行ってたんだ? においが途切れてたから心配したぞ」 「わりいな、チョッパー。森ん中で霧が出て、その後竜に襲われちまってよ」 「竜!? 竜がいたのか!?」 「ああ。だが安心しろ、俺様が【ウソップ・パウンド】の一撃で退治した!」 「……あれ、パウンドってハリボテじゃないのか?」 「そこは俺の明晰な頭脳が活躍したのさ。 まず【衝撃貝】を相手に引っ付けて、その上から【ウソップ・パウンド】でぶっ叩く。 すると、俺は被害を受けずに相手にだけダメージを与えられるってわけだ」 「すっげー、かっこいー!!」 (しかし、貝を飲み込まれたのは予想外だったな。手が痺れてパウンド落としちまうし) 「改良が必要だなー……そういや、あの爺さん何者だったんだ? 霧が晴れたら竜と一緒に消えちまってたが……本当に魔法使いだったのか?」
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欠片 Scene~クレイドールに会いに行く~ アル「・・・怖いのか?」 クラウス「う・・・うるさいわね!!幽霊なんているわけ無いわよ!」 アル「(怖いんだ・・)」 クラウス「幽霊なんて人間が妄想したただの想像上の産ぶー」 クレイドール「幽霊ならいるデスよ?ここに。」 クラウス「うっきゃあぁぁぁぁああああぁぁぁ?!」 アル「しがみつくな。後ろに隠れるな。こんにちは幽霊さん。」 クレイドール「こんにちは。こんなところに人がくるなんて珍しいデスね」 クラウス「なななっ・・にゃっ!・・・っ!!」 クレイドール「怖がらなくていいデスよ人間さん。何もしませんデスよ。ほら。」 クラウス「そう言われるとちょっとかわいいか・・も。きゅー」 クラウス倒れる クレイドール「こら、だめでしょ驚かしたら。ごめんなさい」 アル「いえ」 クレイドール「それにしても珍しいわね、普通の人は多少なりとも驚くのに。」 アル「俺には恐怖っていうのが欠乏してるんですよ。」 Scene~遠い昔の記憶(Clous)~ 血、血、血。 血の海だった。 血の海の中心に少女が座っていた。 膝に女の人を抱いていた。胸が血で真っ赤に染まっていた 「おか・・あ・・・さん?」 少女が問いかけた。するとその女が微かに動いて、うっすら目を開けた。 「よかった・・クラウス・・・無事で・・。」 「おかあさん・・動いちゃだめ・・すぐに私の魔法で治してあげるからね。絶対死んじゃだめだからね・・?」 「クラウス・・ごめんね。約束、守れなくて。」 すると少女の目からいままで必死にこらえていた涙があふれだした 「すぐに治してあげるから・・こんな傷・・。だからそんなこと言っちゃいやだよ!」 手をかざして全力で魔力を傷に流し込む。しかし傷が大きすぎて流れ出る血を止めることができない 「とまれ・・とまれ・・とまれとまれとまれとまれぇっ!」 少女の頬に手がそえられた。 「クラウス・・止めなさい。魔力は血と同じぐらい大事なものよ。あなただけは死んじゃだめだわ。生きるのよ・・。生きていれば悲しいことも、きっと楽しいことだってあるわ。だから希望を捨てないで・・あなたには幸せになってほしい・・私の・・たいせつな・・」 手がほほを離れ、力無く落ちた 「おかあさん・・?」 Scene~フレアと打ち解けるシーン~ フレア「魔族は確かに悪い。破壊はそこから何も生み出さない。でもそれで私や私のお父さんを嫌いになってほしくないな。」 クラウス「・・・うん。そうだね。」