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1 唯梓 2019/08/10 http //hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1565445726/?v=pc 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 「唯先輩 気持ち 見抜く方法」で検索するあずにゃんのシーンで思わず吹いたw 律「あんまりにも遅いもんで来てみたら……」ってあったけど作者さんは中部地方の人なんかな? -- (名無しさん) 2020-01-22 21 22 50
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遅刻ぎりぎりで門をくぐった俺は、玄関で靴を履き替え駆け出した。 しかし、靴箱に例の朝比奈さん(大)からの指示文書が入ってなくてよかったなと思う。 読む時間など、今の俺には皆無だからだ。いや、もしかしたら時間など忘れて読んでしまうかもしれんが。 人影も無く、教室からの談笑が聞こえるのみの物寂しい廊下を駆け抜け、一路教室を目指す。 なんてことはない。すぐに到着してしまった。 戸をガラガラーっと開けると、岡部教諭が来たのかと勘違いした奴の目線がこちらに向かってきたが、すぐに元に戻った。 こういうのって気まずいよなー・・・となんとなく思いつつ、ぽっかり空いている俺の定位置に腰掛けた。 と同時に、後ろから奴の声がする。そいつは頬杖をつきながら外を見つめ、横目でこちらを見ながら、 「遅かったわね。あんたが遅刻なんて珍しいじゃない」 と話かけてきた。まぁ分かるとは思うが、涼宮ハルヒだ。 態度でも分かるが、声のトーンが少し低いからして、あまり機嫌は良くないらしい。 「寝坊しちまったんだよ。高校入学以来初だ」 わざわざ振り向いて言葉を返してやったというのに、ハルヒはちっともこちらを向こうとしない。 「どうした、ハルヒ。窓の外に怪しい人物でも発見したのか?」 「別に。ただ、あのあたりであんたがニヤケ面のまま歩いてきてたな・・・って思っただけ」 ・・・ちょっとまて。俺はそんな顔してたのか?全く自覚が無いが。 「自覚してないわけ?ま、みくるちゃんの新コスプレを考えてたときほどじゃないけどね」 バニー、メイドと来たら・・・っていろいろと考えてたんだよな。 結局その後初めて着たコスプレは何だったかな・・・凄く似合ってたんだが・・・えーと・・・、 「・・・・ニヤケ面」 「お前が朝比奈さんの話を出すからだろうが」 朝比奈さんの姿を思い浮かべて微笑むことのない男子など、この世にはいないと思うぞ。ホモ以外でな。 「まぁいいわ。それより、あんたと一緒にいたのって昨日部室に来てた子じゃないの?」 あぁ。お前の話を(唯一)熱心に聞いてた子だよ。 「やる気があるのは結構なことだけど、なんとなく不思議さが足りない気がするのよね・・・」 「俺は不思議でもなんでもないだろうが」 不思議的存在でないのは俺だけだ。SOS団の構成員の中で唯一の普遍的存在が俺なんだよ。 「あんたは雑用係なんだから関係ないのよ。不思議を見つける手助けをする役目なの。それよりね」 それより? 「・・・あんまり団と関係の無い子とそーゆー誤解されるような行動をするのは慎みなさい」 いきなり何だよ。恋愛感情やらその辺のことにはことさら無関心なのがお前じゃないか。 「別に、あんたが誰と付き合おうとあたしの知ったことじゃないけどね」 「そういう行動ばっかりしてると、SOS団がただのお遊びサークルだっていう風に誤解されるのよ」 実際、そのとおりだと思うんだがな。SOS団もお遊びサークルのようなものだ。 いまだにSOS団の活動で不思議を(ハルヒが)目の当たりにしたことなんて皆無だし、 夏休みに孤島に合宿に出かけたり、夏祭りに行ったり、プール行ったり、 冬休みに雪山で遭難しかけたり(これは事故のようなものだが)、春に花見したりっていうのはそういうサークルのやることだ。 イベント好きという点ではSOS団団長も、お遊びサークルの長も一緒らしいな。 目的がそもそも違うが。 「ま、そういうことだから。あんまりいろんなところでニヤケ面晒すんじゃないわよ」 「ニヤケ面は余計だ。第一、俺にそんな下心はだな・・・」 俺が不機嫌そうな声で言った時にやっとハルヒはこちらを見据え、 「いいから。とりあえずそういうのは無しよ。いいわね?」 反論などできん。したらハルヒの怒号が教室中に響きわたることだろう。このエロキョン!!とかな。 そんなことを言われたら、この教室に居づらくなる。 しかし、ハルヒがこのような反応を見せたのは意外としか言いようがなかった。 いままで、男女関係に対する興味など皆無だったあいつが、団がどうのと言いながらも口を挟んできたことがだ。 俺と渡が特別何かをしたわけでもないのに。 . . . . . 疑念の尽きないまま授業を受け、そうするうちにお昼時となった。 いつもどおり、国木田と谷口と一緒に食べる。 始めはいつもどおりのたわいも無い雑談だったのだが、途中でアホの谷口が余計なことを口走った。 「ところでよー、キョン。朝のあれは何だったんだ?」 箸の先をやや俺側に向けながらそう言いやがった。 「さぁな。(モグモグ)・・・俺にもわからん。いつもは『恋愛感情なんて精神病の一種よ』とかいうやつなんだが」 やけに塩辛い焼き鮭を頬張りながら答える。 「あいつらしいな、その言葉は。んで、キョン」 気持ち悪いくらいにニヤケた面をした谷口は、 「俺にはなんとなく読めるぜぇ、あいつの考えてることがな」 自分でニヤケている時には自覚がないが、他人のニヤケ面というのはここまで不快なものなのであろうか。 「もっとも、あいつの思考回路が一般的な女子高校生と同じものだったらの話だけどな」 ハルヒの精神分析は古泉の得意分野だ。 その古泉曰く、あいつの思考回路は実のところまともらしい。 真実はプロである古泉の口から聞くことにして、冗談半分で谷口の仮説も聞いておくことにするか。 ハルヒが教室内にいないことを確認し(今日は学食だな)、谷口に命令する。 「言ってみろ」 焼き鮭を全て飲み込んだ後で本当に良かった。 そうでなければ噴き出していだろうからな。 ・・・谷口の出した回答は、それだけの意外性と破壊力を持っていた。 「簡単なことだ、涼宮はお前が他の女とイチャついてたら面白くないんだ。要するに・・・キョン。あいつは、」 ―――あいつは? 「お前のことが好きなんだよ」
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今までにも、谷口にはいろいろとおかしな事を言われていた。 「お前には涼宮がいるんだろ?」とかな。 しかし・・・・ハルヒが俺のことをなんてよく言ったものだ。 有り得ん。地球が逆回転を始めようが、天地が逆転したところで有り得ない話だ。 俺は単なる団員その一にすぎない・・・いや、「その他雑用係」のような扱いすら受けているのだ。 ハルヒが俺のことを好いてるんだとしたら、もう少し優しくしてくれてもいいじゃないか。 せっかくの休日だというのに野球大会に参加させられたり、孤島までひっぱりだされたり、 荷物持ちさせられたり奢らされたり、冬の雨の日に駅二つはなれた電気街までおつかいさせられたりしたんだ。 こんなことさせるか? 普通。いや、あいつに普通とか日常やらを求めること自体愚かだということは理解しているが。 「有り得ないと思うぞ、谷口」 という俺の反論を谷口は否定する。 「いやぁ、何も無いって方がおかしいだろう? キョンよぉ」 おかしくも何ともない。普通の毎日だと思うぞ、俺は。 「毎日朝にイチャイチャしながらおしゃべりして、」 イチャイチャは余計だ、イチャイチャは。 「二人とも放課後は必ずと言っていいほど部室に向かう」 サボったらあいつが怒るだろうからな。仕方あるまい。 「あいつが『寂しがるから』じゃねぇのか?」 ・・・・だめだ。付き合いきれん。 ハルヒを一般的女子高校生と同じ視点で捉えてはいけないんだよ。 お前の常識が、あいつに通じるはずは無いんだ。 「アホなこと言うなよ。じゃあな」 弁当箱をナプキンに包み、カバンに放り込む。 「おい、キョン!!どこ行くんだよ」 ・・・放っておいてはくれないのだろうかね。適当に返答しておこう。 「腹ごなしの散歩だ」 まぁ散歩というのは半分嘘である。行き先は一応決まっているのだ。 SOS団アジトもとい・・・文芸部室に向かうことにする。 昼休みを静かに過ごすにはちょうどいい場所だ。 おそらく部屋の中には長門しかいないはずだ。 しかし、万が一のこともあるので(特に朝比奈さん関係)一応ノックしておこう。 コンコン・・・と軽く音をだし、ドアノブに手をかけようとしたとき。 聞いたことがあるような、しかしそう何度も耳にしたものではない・・そんな声が俺を招いた。 「どーぞー」 この声は、長門のものではない。いや、そもそも長門はこんな発言をしない。 ハルヒの声でもない。あいつにしては高い声だ。 朝比奈さんか? いや、朝比奈さんのものとも違うようだ。 女子の声なので古泉説は即却下である。いつかのように声マネでもしていたら殴ってやろうか。 ・・・・そんな思考を頭の中でぐるぐるさせつつドアを開ける。 するとそこには、パイプ椅子に座る、今朝あったばかりの人物の姿があった。 「あ、キョンさん。こんにちわ」 渡が、すぐ目の前にあるパイプ椅子に本を手にして腰掛けていた。 その本は、長門がつい最近まで読んでいたもの。 哲学系やミステリ系の物ばかりよんでいたあいつが最近良く手を出す種類の本。 恋愛小説だ。ケータイ小説を本にしたものらしい。 「長門に借りたのか?」 分かりきってはいるのだが、一応聞く。 あいつが他人に本を貸すところを見たことはあまりないからだ。 「はい。何かおすすめの本とかありますか?って聞いたらこれって」 長門のおすすめがこれ・・・ねぇ。意外としかいいようが無いな。 と呟いたら、渡に怒られた。頬を膨らませて、 「失礼ですよ。長門さんだって年頃の女の子です」 本当は宇宙人製のアンドロイドなんだがな・・とは言えるわけがない。 ここは素直に同意しておこう。 「あぁ、そうだな。ただ、長門がこういうのを読み始めたのはつい最近だからさ」 俺は単に、哲学物を読むのには飽きたのだろうとしか思っていなかったのだ。 好んで読んでいるとはな。やはり、ユニークなのだろうか。 ・・・それより、何でお前が部室にいるんだ? 「校内を探検してたんですよ。その途中で来たんです」 校内回りを探検と称するのは小学生とかせいぜい中学生ぐらいだと思うが。 まぁ、さして気にしないほうがいいのだろうな。 とりあえず、俺も椅子に座ろう。 そう思い歩きだそうとした瞬間・・・さっき開けたばかりのドアが開かれた。 思い切り開け放たれたそのドアは、目の前にいた俺の背中を直撃し突き飛ばした。 不意打ちを受けた俺は前のめりになって倒れこむ。 それだけならよかった。痛いだけで済む話だ、だが。 現実は違った。 「きゃっ!!」「うぉっ!!」 ・・・目の前にいた渡を押し倒すような感じ(実際そうだが)になってしまった。 床で仰向けになって倒れている渡の上に、俺が覆いかぶさっている。 四肢で体を支えているので、密着しているわけではないが・・・。 顔が近い。気色悪いときの古泉と同じくらいに。 急な状況に驚き、思わず息が止まっていた・・・しかし、ずっと息を止めてるわけにはいかない。 吐息がもれる。互いの息遣いが聞こえる。 妙に荒い自分の呼吸に気がつき、俺は飛び上がるようにして起きた。 ドアを開けた人物に文句を言ってやろうと振り返って、 「何するんだこの野郎!!」 と威勢良く発言したのはいいが、そこにいた人物を見てすぐに後悔した。 その人物は・・・眉間にしわを寄せ、拳をつくった手をわなわなと震わせていた。 「この・・・エロキョン!!!!!!!」 涼宮ハルヒがそこにいた。 ハルヒは俺をエロ呼ばわりしながら襟首をつかみ、ゆさゆさと揺らし始めやがった。 「このエロキョンが!!何で後輩を襲ってんの!?そんなのあんたには100万年早いのよ!!」 苦しい・・・苦しいから離せ、ハルヒ。そろそろ三途の川が見えて来ちまうぞ・・・・。 「何言ってるの。あんたが悪いんでしょ?神聖なる我がSOS団の部室でこんなことして!!」 「こんなことになったのはお前がドアをいきなり開けるからだろうが・・・」 俺の言うことは正しい。真実だ。神に誓おう。 なぁ、お前からも言ってくれよ渡・・・・と言いかけたところで気づいた。 渡が放心状態になっていることを。 仰向けのまま、ボーっと天井を眺めている。 非常事態というやつに、俺ほど慣れては居ないのだろう。 「そんなの関係ないわよ」 いや、あるだろ。 「この子をこんな状態にさせるほど・・・あんたは・・・あんたは・・・」 まて、ハルヒ。話せば分かる、なぁ。話そう、一時間くらい。な? 「そういうこと・・・したいわけ?」 ・・・・は? 「そういうこと・・・したいんでしょ」 「い、いや、そういうわけじゃ・・・」 曖昧な口調で話す俺。 そんな俺に、ハルヒは爆撃をしかけた。 正直、世界中どこをさがしてもこの破壊力をもつ物は見つからないだろう。 それだけ衝撃的で、しかも唐突だった。 「そういうことしたいんだったら・・・・」 正気の沙汰とは思えない、こんな言葉を。 あいつは、俺に投げかけた。 ・・・・というか投げつけた。 「・・・あ、あたしにしなさい!!!!!」 全世界が、停止したかのように思われた。
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戻る ほのぼの短編SS 「唯先輩 気持ち 見抜く方法」で検索するあずにゃんのシーンで思わず吹いたw 律「あんまりにも遅いもんで来てみたら……」ってあったけど作者さんは中部地方の人なんかな? -- (名無しさん) 2020-01-22 21 22 50
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純「……直接聞けば?」 梓「無理無理! そんなの絶対出来ない!」 純「あの人なら包み隠さず教えてくれそうだけどね」 梓「で、でも……」 梓(面と向かってそんなこと訊くの恥ずかしいもん……) 純「……めんどくさいわねあんた」 梓「な、なんで分かったの!?」 純(梓、日を追うごとに口が軽くなってる気がするわ……) 梓「お願い! 親友のよしみで私に読心術を教えて!」 純「いやいや、まずなんで私がそんなの持ってる前提なのよ」 梓「だって純、いつも私の気持ちをずばり見抜くじゃん」 純「……何も言うまい」 純「唯先輩のことなら憂に訊いた方が良いんじゃない? あの子なら何でも分かるでしょ」 梓「そっか! 憂なら唯先輩がどんな話をしてるか分かるもんね!」 梓(唯先輩、家では私のこと、どんな風に話してるんだろ……?) 梓「……」ポワポワポワ 梓「~!」ブンブン 純(恋って本当に病なのね……頭の) 梓「憂~」 憂「梓ちゃん。どうしたの?」 梓「唯先輩って、その……」 憂「なーに?」 梓「わ、わ……」 憂「わ?」 梓「悪いことを唯先輩がしたら、どんな風に怒ってる!?」 憂「えっ、どうしたの急に」 梓「ほ、ほら、唯先輩っていつも悪いことたくさんしてるからさ、どんな風に怒ったらいいのかなって」 憂「うーん……。お姉ちゃんを怒ったことないからなぁ。ちょっと分かんないや……」 梓「あはは、だよねぇ……。憂と唯先輩、いつも仲良しだもんね」 憂「そうなんだ~。この前もね、お姉ちゃんったら……」 純「……で、自分の話の代わりに延々とのろけ話を聞かされたと」 梓「うぅ、憂にすら嫉妬する自分が情けない……」 純(その辺の良識みたいなのはあるんだ……) 梓「っていうか、こういう話って本人相手じゃなくても恥ずかしいんだね……」 純「あ、梓ってそういうタイプだったんだ。てっきり私と話してるから、そっちは平気なのかなって思ってた」 梓「何か、純とって何話しても緊張感無くなるんだよね」 純「褒め言葉として受け取っとく」 梓「そういう訳だからさ、教えてよ読心術」 純「まだ引きずってたんだ……」 梓「お願い! もうこれしか道がないの!」 純「……じゃ、しょうがないし教えてあげるよ」 梓「ほんと!? どうやるの!?」 純「唯先輩に思いっ切り抱き着いて熱いキスを交わしたらお望みの質問の答えがペッ!?」バコッ 梓「バカ純」 なかのけ! 梓「はぁ、上手くいかないなぁ……」 梓「……だめだめ! こんなことでめげてちゃ唯先輩と結ばれない!」 梓「今はネットで何でも調べられる時代なんだから。技術を活用しなくちゃ!」 梓「『唯先輩 気持ち 見抜く方法』……」 梓「検索結果無し!? どうして!?」 梓「そっか、固有名詞じゃなくて特徴で調べるんだった……」 梓「『天然 先輩 ショートヘア 可愛い 気持ち 見抜く方法』……」 梓「あった! 天然女性の……好意を持つ『男性への』仕草や言葉遣い……!?」 梓「ふざけんなです! 唯先輩は男なんて好きになるはずありません!」 梓「……」 梓「ないんですからぁ!」 梓「こ、こんなサイト宛になんないです!」 梓「どうせモテない人間を釣るために適当千万をでっちあげた妄想のかまたり……かたまりに決まってます!」 梓「はぁ、とはいえこれ以外に頼る宛も無いしなぁ……」 梓「ん、『漫画やドラマを参考にしてみる』のも手……?」 梓「良い創作物はリアリティを追求するために、人の動きをよく観察してる……。なるほど、確かにこれは一理あるかも……」 梓「そうと決まれば、早速家の恋愛ものを見てやるです!」 『あなたが好きです。こちら二ノ宮亜美。大和圭介、応答せよ』 梓「はぁ、あだち充先生ののラブコメは素晴らしいです……」 梓「私も唯先輩とこんな恋をしてみたいなぁ……」 梓「………………」 梓「うにゃあああ!!!」 梓「普通に物語の世界に浸っちゃってた! 観察が目的だったのに!」 梓「しかも始終ぶっ続けで読んじゃったせいでもう丑三つ時……」 梓「今からまた読み返すわけにもいかないし……」 梓「……またネットに頼るしかないかぁ」 梓「でもさっきみたいなろくでもないサイトに引っかかるのは嫌だから……」 梓「『気持ち 見抜く方法 漫画』っと……」 梓「これなら大丈夫!」 梓「あった! 『人の気持ちを見抜く方法が判明するwwwww』」 梓「こういう掲示板は飾り気がない分信ぴょう性が高い時もあるんだよね」 梓「早速読んでみよっと。なになに……」 1 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 国民的漫画のジョジョさんが言うんだから間違いない https //i.imgur.com..... 4 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 早速好きな子に試してみるわ 7 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 4 通報した 9 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 4 はい公然猥褻罪 18 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 4 なんで今日まで生きてたんだ 梓「このURLにヒミツの画像があるのかな。カチッと」 梓「…………!?」 梓「このオカッパの人、あ、あああ、汗を舐めてる!?」 梓「そんな恥ずかしい真似出来るはずが無いです!」 梓「汗をかいた唯先輩、私が唯先輩のおでこを舐めて……」 梓「……」 梓「汗かいた唯先輩、艶やかかも……」 梓「でも、これ本当なのかなぁ……」 梓「……自分の汗を舐めるの気持ち悪いけど……」 梓「私は唯先輩が好き私は唯先輩が好き」ペロッ 梓「……しょっぱい。じゃあ」 梓「私は唯先輩が嫌い、大っ嫌い」ペロッ 梓「……!?」 梓「心なしか苦い、気がするッ!?」 梓「ということはこの噂、『真実』ッ!?」 梓「いけない、深夜の変なテンション出ちゃった」 梓「でも、汗を舐めるなんて真似、やっぱり恥ずかしい……」 梓「それにもし退かれちゃったら……」 梓「……ううん、どうせこの気持ちがばれちゃったら退かれちゃうんだ」 梓「この位恥ずかしいのが何です! 唯先輩の気持ちを知るためなら清水からだって飛び降りてやるです!」 梓「やってやるです!!」 よくじつ! 純「やっほあず……何くちモゴモゴさせてんの?」 梓「んーっと……読心術の下準備?」 純「一晩で何があったのアンタ」 梓「ふふ、これで唯先輩の心が確かめられる……。ふふ、ふふふふ……」 純(たとえ無駄だと分かっていても) 純(明らかに道を誤ろうとしてる親友を止めるべきなのだろうか……) 純(……別にそこまで深刻なことじゃなさそうだし、まあいいや) ぶかつご! 律「もう今日はこの辺にして帰ろうぜ」 澪「そうだな、もう陽がくれてきたし」 唯「帰りにアイス食べてこうよ~」 紬「いいわね。私あれにチャレンジしてみたかったの、レッドホットチリペッパー味!」 唯「おぉ、ロックだね!」 澪「アイスには不向きだろその味……」 梓「あ、あの……」 唯「? あずにゃん、どったの裾掴んで」 梓「きょ、今日のアイスは、出来れば三人で行って欲しくて……」 紬「唯ちゃんと二人で話したいの?」 梓「そ、そうです!」 律「唯は良いのか?」 唯「あずにゃんのお誘いなら断れないよ~」 紬「じゃあ今日は三人で行きましょう。早く行かないとレッチリ味売り切れちゃうかもしれないし」 澪「それは絶対無いと思うぞ……」 私、支援を受けるのが夢だったの~♪ 律「じゃあな唯、梓」 唯「ばいばーい」 梓「ま、また明日」 律「じゃあアタシはいつも端っこにあるミューズフレーバーってやつにしよっかな」 澪「石鹸みたいな味になりそうだなそれ」 律「折角だから澪も何かチャレンジしろよ」 澪「やなこった。私は安定志向でレモンにする」 律「えー、あそこのレモン苦いのによく食べれるな」 澪「律の子供舌にはひょっとしたら合わないかもなっ」 律「何をぅ」 紬「あらあらあらあら」 唯「それで、私としたい話ってなあに、あずにゃん?」 梓(ふ、二人きりだと緊張が……) 梓(でも、ここまで来ちゃったんだから、やるしかない!) 梓「あ、あの、唯先輩。おでん食べますか?」 唯「なんでこんな季節に!?」 梓「実は最近、おでんがマイブームでして……」 梓「余計に多く作っちゃったから、おすそ分けをしようかな、なんて……」 唯「随分季節はずれなブームだねぇ」 唯「待って、ってことは、そのおでんあずにゃんの手作り!?」 梓「そ、そういう事になりますね……」 唯「食べる食べる! あずにゃんの手作りごはん、一回食べてみたかったんだ!」 梓(本当は、さっきこっそり買って来たコンビニのおでんなんだけどね……) 梓(うぅ、心が痛む) 唯「いっただきまーす! あむっ……んー! 近くて便利な味がする!」 梓「どんな味なんですかそれ」 唯「しかし、やっぱこの時期におでんはきついねぇ。汗かいてきちゃった……」 梓(つ、ついに来た……!) 梓「ゆ、唯先輩!」 唯「なぁに?」 梓(こっちを向いた、今……!) 梓「す、すみません!」ペロッ 唯「…………ほぇ?」 梓(や、やっちゃった……!) 梓(しかも思いっ切り深く、二秒位やっちゃった……!) 梓(唯先輩のおでこの感触がまだ残ってる……) 梓(ま、まずは落ち着いて、汗の味を確認しないと!) 梓(唯先輩の汗の味、汗の味……) 梓(ど、どうしよう、何だか格別な味がして、嘘かほんとか判別がつかな……) 梓(……あれ、真偽? 何についての?) 梓(……そういえば私、まだ何も質問してないような……) 梓(あれ、じゃあ今、私がしたことって、唯先輩の汗をただ舐めただけじゃ……!?)カァァ 唯「あ、あずにゃ……」 梓「ち、ちちち違うんです! 別に深い訳は無いんです、他意もひらめも無いんです!」 唯「いや、えっと、あの……」 梓「ご、ごめんなさいぃ! あの、汗は美味しかったです~!!」ダッ 唯「……あ、あずにゃーん!」 梓(最悪です……絶対唯先輩に気持ち悪がられてます) 梓(おまけにとんでもない捨て台詞を口走っちゃった気がするし……) 梓(どうやって明日顔を合わせたら良いんだろう……) 唯「おーい、あずにゃん、おーい!」 梓「ゆ、唯先輩!?」 唯「荷物忘れてたよあずにゃん。はい、カバンとむったん」 梓「あ、ありがとうございます……」 梓(どうしよう、目が合わせられない……) 唯「……あーずにゃんっ」ダキッ 梓「うにゃん!?」 唯「ふい~、暑くてもあずにゃんの抱き心地は最高だよー」 梓「ひ、人に見られちゃったら大変ですよ」 唯「大丈夫大丈夫、ただのスキンシップだから」 唯「やっぱり女の子同士、スキンシップは欠かせないよねっ」 唯「だからあずにゃんからしてくれたの、スゴい嬉しかったよ。一緒になれたような気がして」 梓「唯先輩……」 梓(よかった、スキンシップって解釈してくれたんだ、気持ち悪がられてないんだ。よかった……) 唯「首筋に隙アリっ」ペロッ 梓「ひゃっ!? ゾクッとしましたよ唯先輩!」 唯「おやぁ、あずにゃん首筋が弱点なのかな? こちょこちょこちょ~」 梓「ひゃっ、や、やめてください唯先輩~!」 唯「それとも猫ちゃんみたいに首元がいいのかなぁ? それゴロゴロ~」 梓「も、もー!」 あずにゃん! 梓「やられっぱなしじゃ気が済まないです!」ペロッ 唯「残念、私こちょこちょは効かない質なんだよ~」 梓「な、なんですって……!?」 唯「ふっふっふ、最強の盾にあずにゃんが敵うはずもなし!」 唯「とどめだあずにゃん~!」 梓「うわあああああああ!」 律「あんまりにも遅いもんで来てみたら……」 澪「道端で何やってるんだあいつら!? 早く止めないと……」 紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」 唯「じゃああずにゃん、また明日~」 梓「さようなら、唯先輩!」 唯「ふぃ~、今日もあずにゃん分をたくさん貰っちゃったよ~」 唯(…………あずにゃんのベロ、あったかかったなぁ) 唯(ほんとにただのスキンシップだったのかな、それともいつもの仕返しか、それとも……) 唯(……………………) 唯(『猫っぽい子 身体を舐める 気持ち』っと) 唯「……毛づくろいのことじゃなくってぇ」 終わり 最後までお付き合いくださりありがとうございました! 支援、反応も嬉しかったです! またけいおんSSが、かつての勢いを取り戻していきますように…… 戻る
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「マルクの本心」を1㍉も知らない私が警戒してみた ◆wC9C3Zbq2k (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第191話 朝の放送を終えたマルクが憔悴した顔で寝室へ去ってゆく。 ピエモンは気配が遠のいていくことを確認したのち部下のデジモンにメールの件を訊ねた。 船内にあるコンピュータからハッキングされていたようだ、という内容について。 「私たちをなめている参加者がいたようですね」 「管理体制が甘かったのは認めますが、いくら上手な偽装でも半日もあれば見破れるッス」 頼もしい言葉にピエモンは頷く。偽装は寿命は少し伸びるが最後まで騙せるものではない。 ニコニコ動画でさえモロ18禁ものに関しては巧妙にうpされようと全て消去しているのだ。 ログインを禁止してしまうかという問いに首を振り、ピエモンは命令を出す。 「アイスデビモンに早急に伝えておけ。接続自体はまだ切らなくていい」 「でも潜行任務中ですからすぐには捜査に行ってもらえませんし、危険なのでは?」 「『もう殺しあうしかない』と思わせるにはギリギリまで期待させる事も重要なんですよ」 「希望が絶望に変わったときが見ものってわけっすね。さすがピエモン様!」 ピエモンにとってこのゲームの参加者の反逆自体はあまり脅威ではない。 彼らはこちらが首輪をはめることに成功した時点ですでに詰んでいるに等しい存在。 脱出法を探ろうが首輪を外そうと頑張ろうが、能力制限下ならこちらの敵ではないのだ。 怖れるべきは先程のインフェルモンのような想定外のものの急襲と―――マルク本人。 そう、なにより共催者のマルクの真意がわからないことがピエモンは不安でならない。 ついさっきもコイヅカ氏と連れ立って今更バトルロワイヤルを開催した目的を告げに来た。 だがその内容は限りなく陳腐。「ただ楽しそうだったから」なんて誰が信じるだろうか。 必ず裏がある。マルクがただの魔力に恵まれた馬鹿ではないことはピエモンも知っている。 本当の目的などなく何も隠し事をしていないとしたらいろいろと辻褄が合わないのだ。 彼は直属の部下を持たず、デジモン達に囲まれていても全く反乱を恐れてはいない。 共催者に権力が集中している事に何の危機感も持たないのは馬鹿でない限り力のある証拠。 先程の腹の探りあいでは戦艦ハルバードを披露してくれた。しかしあんなものでは足りない。 「まったく、無邪気に見えて底の知れない奴だ……」 ニコ厨のふりをして(実際そうなのだが)動画からヒントを探り、見当はついている。 反乱を怖れない理由から考えていった結果、マルクの所持品はおそらくマスターボール。 仕える主のいないモンスターをたった一投で強制的に服従させてしまう怖ろしい道具だ。 たとえそれがミュウツーでもエスタークでもゼラでも ―――ピエモンであっても。 円滑に進めば今日中にもゲームは終結する。そのときマルクは何をしようというのだろうか。 完遂で目的も達せられるのであればそのまま素直にノヴァを譲渡してくれる可能性は高い。 ピエモンの見る限り彼は残虐ではあるが同時に紳士でもある。契約で嘘はつかないはずだ。 だからこそ、今すべきことはバトルロワイアルを盛り上げ優勝者が出るよう尽力すること。 わかってはいるのだ。わかっては……。 しかしバトロワが失敗した場合を想定し、最悪の事態にも備えておかなければならない。 どれだけ裏方が優勝者が出るよう調整しようと実際に殺し合いをするのは参加者たちなのだ。 生き残った全員が非戦を望み二十四時間ルールで心中などされてはとても成功とはいえない。 残った者同士で相討ちになり優勝者すら出ない事になればそれもバトロワとしては失敗だ。 そうなったとき、マルクはおそらく隠していた本来の目的のために動きだす。 そうなればピエモンも、懸命に働いてくれた部下たちも、「支配」されることだろう。 今までそうしてこなかったのは指示がなくとも動ける協力者のほうが都合が良かっただけ。 異空間への幽閉を経験したピエモンだからこそ、自由を奪われる恐怖は身に凍みている。 すぐにでも力が必要だ。マルクと拮抗し、危険な企てならば阻止できるだけの力が。 対抗手段として密かに開発を進めていたジアースも従来の欠点を解消するに至らなかった。 失敗作でも存在を教えたことで抑止力になるかと思えば相手も戦艦持ちだ。効果は望めない。 進化。それはもちろん考えた。デジモンである以上まっさきに。 ゴマモンのような矮小な存在でさえ一日もたたずに七大魔王の姿にまで進化できたのだ。 それを望み条件を整えさえすればピエモンも究極体へと進化を遂げられることだろう。 特別な存在でなければ完全体にすらなれないという常識は、ここでは通用しないのだから。 そう、ゴマモンの進化に驚くピエモンにマルクは確かにあの時こう言ったのだ。 「ここでは特別な存在になることなんて簡単サ! ヴェルタースオリジナルいるかい?」 道具1つでありえないことが簡単に起こる。ここはそういう危険な空間だ。 だからこそただの進化では足りない。究極体といえどそれもやはりモンスター。 マスターボールの強制力に打ち克つだけの圧倒的な存在にならなければ意味がないのだ。 「神(笑)か……」 とある参加者の態度を思い出し苦笑する。だが冗談ではなく神になるのが最善だ。 既にそのための手段は存在するのだから。ピエモンは手にしていた千年リングを握り締める。 これぞアクナムカノン王が創りし秘宝にして滅びし邪神の魂を内に秘めし器。 適応者にこそなれなかったが、道具の力を制御して情報を引き出すことには成功した。 異界の暗黒神を降ろし、自分と同化させる。この空間ならそれができるというのだ。 ノヴァ程万能ではなさそうだがその力があれば全世界の支配だって可能かもしれない。 必要な条件は、深き憎悪・完全なる暗黒・月の魔力・冥き王を生贄に捧げること。 その上で「いいですとも!」をブレイクワードにする必要もあるらしいがこれは後回しだ。 (生贄か……) ピエモンは思案する。生贄をどうやって集めるか。 条件に符合しそうな参加者で生き残っているのは古泉・春香・永琳・遊戯の各1名ずつ。 マルクに気付かれず行うのは難しいのでバトロワ完遂後が理想だが、悠長にはしていられない。 死者は「喰われる前に」蘇生できる形で回収。生存者はマルクが動いた直後に出向いて拉致。 こんな前提が必要になるほど死者が食物として扱われている現状を嘆きたくなる。 だが方針は決まった。バトロワ完遂に努力する。裏では新世界の神になる準備を整える。 両方やらなくちゃいけないのがつらいところだが、覚悟はとっくにできている。 「最後に笑うのは……私だ!」 【クッパ城/二日目・朝】 【ピエモン@デジモンアドベンチャー】 [状態] 健康 [装備] 不明 [道具] 千年リング、アシストフィギュア×3 [思考・状況] 1.ノヴァを手に入れるため、なんとしてもバトロワを完遂させる。 2.バトロワが完遂できなかった場合マルクが裏切ると予想。対抗するため神を目指す ※ピエモンは生贄に最適の参加者がいることにまだ気付いていません 【備考】 アイスデビモンにnice boat.からハッキングした者がいるという連絡を入れました。 解決の優先順位は低いので、すでに違う方向に向かっていれば船には行きません。 一方、それだけピエモンに警戒されているマルクはというと…… 隠れた野望など別に持ってはいなかった。今までのことはすべてピエモンの杞憂に過ぎない。 楽しそうだからバトロワを始めて、信用できそうだから部下がデジモンだけでも気にしない。 魔術師としての実力があることと脳内が愉快なことは決して矛盾するものではないのだ。 「うぅー。こんなにすいみん不足なのにやんないといけない事が増えたのサ」 マルクは寝室で毒づく。ハイポーションで回復したとはいえ激務後は休みたい。 ピエモンが勝手にロボットなんて作るから余計な仕事が増えるのだ。怒りたくもなる。 すべきこと。いくつかの支給品に仕込んである「萌え画像集.zip」の開放条件の変更。 参加者がジアースに遭遇した場合、自動的に解凍され中のsrwファイルが開かれるように。 その拡張子こそ、用意しただけで使うつもりはなかった巨大ロボの現実化プログラム。 あれと相対するということは脱出に成功したかその寸前だろう。ならそれくらい問題ない。 ひとまず寝て、起きてからピエモンにばれないようその変更内容を打ち込むことにしよう。 このバトルロワイアルは、必ずしも優勝者を出す必要はないのだから。 コイヅカ氏は殲滅を口では望んでいるけれど、それ以上にどのキャラも愛してしまっている。 動画にして見せしめにすると言ってはいるがこんな内容では抑止効果が期待できそうにない。 視聴者に恐怖させるには独善や絶望、疑心暗鬼が必要だ。なのにみんな団結してしまった。 殺すだけなら今すぐ全員殺せるのだ。そうやって帰らぬ人にしたほうがよほど脅しになる。 個人的にももっと極限状況下での狂気に染まって殺しあってほしかったが、もう期待薄だ。 マルクが作りたいのは評判を呼ぶ動画。殺し合いに固執してつまらなくなってはいけない。 自分のオールスター入りのためにもルールを守ることより面白さを重視すべき局面に思える。 だからこのゲームの結末はどう転ぼうが構わない。生き残って脱出されても別にいい。 ここまで淘汰しておけばオールスターの持つ閉塞性だけは自動的に解消されることだろう。 それに、諦めず主催者に立ち向かってくる彼らに「勝利したくはない」。 このまま優勝者が出れば主催側の完全勝利。ピエモンならそれで喜ぶだろうがマルクは違う。 今までの人々の記憶に残るようなラスボス達はみんな負けることで人気を得ているのだ。 クッパ・ワイリー・バイキンマン。何度も敗北を味わう中で彼らはスターとして認められた。 自分もそんな名悪役達のように強烈な強さを見せつけるやられ役でありたいとマルクは思う。 上手にラスボスを演じて負けてあげてもそれはそれでバトロワという物語の完遂だ。 だからどちらかというと対主催のほうがいいのだ。少なくともマルクにとっては。 ピエモンは反対するだろうが彼だってニコ厨。動画が減りすぎれば損をする立場だ。 オメガモンももういないし、ノヴァの譲渡という約束さえ守ればわかってくれるだろう。 優勝なら優勝で勿論かまわない。ここから心躍るような大虐殺があれば考えだって変わる。 ただやっぱり、折角改造したクッパ城には誰か1人くらい挑んでほしいなと思いながら…… マルクはひとときの眠りについた。目覚ましをセットすることさえ忘れて。 【クッパ城/二日目・朝】 【マルク@星のカービィ】 [状態] 睡眠中、悪魔の道化 [装備] 萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ [道具] 超進化プラグインS*5@デジタルモンスター [思考・状況] 1.自分の楽しみのため、オールスター入りを果たすため、なんとしてもバトロワを完遂させる。 2.面白ければすべてよし。参加者が城まで来るようなら喜んでラスボスを演じてあげる 【備考】 iPODやXBOX等のデータ領域に「萌え画像集.zip」という偽装ファイルが入っています。 ジアースと戦わないといけない局面になるとそこからなんらかの巨大ロボが出てくるはずです。 クッパ城の内部は改造されているようです。全自動鬼畜ステージくらいはあるかもしれません。 sm190:第五回定時放送 時系列順 sm192:俺にフラグは通用しねえぜ! sm190:第五回定時放送 投下順 sm192:俺にフラグは通用しねえぜ! sm190:第五回定時放送 ピエモン sm202:ニコニコ流星群は大変なオペレータールームでトルネードスピィィンをうおっすまんごゆっくりぃ!! sm190:第五回定時放送 マルク sm202:ニコニコ流星群は大変なオペレータールームでトルネードスピィィンをうおっすまんごゆっくりぃ!!
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES 平均密度 ★??? 180-180 1200 9.88Notes/s 譜面構成・攻略 譜面画像
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秘密保護法 ■ 【特定秘密保護法案】 原発関連情報が「特定秘密」となることが判明 ~安倍政権の本心は原発問題の隠蔽~ 「暗黒夜考("013.10.26)」より / 本日(10/25)、安倍政権の悲願である「特定秘密保護法案」が閣議決定され、今国会での成立を目指し審議されることとなった。 残念ながらここまでくれば、もはや誰も安倍政権の暴走を止めることはできないであろう。 いよいよ安倍晋三らの思惑どおり、今国会にて「特定秘密保護法案」と共に「日本版NSC創設法案」が成立するのである。 ここ最近、「米NSA」による盗聴行為が次々と明らかとなり世界各国にて強く非難されているが、「日本版NSC」とは、愚かしくもこの「米NSA」の”劣化コピー”そのものであり、我々国民の膨大な個人情報がこの米スパイ機関に”相互リンク”可能とされるというのであるから馬鹿馬鹿しい限りである。 否、実態としては、米側が”一方的”に我々日本国民の個人情報にアクセス可能となる代物であり、デジタル化されたあらゆる個人情報がプロファイリングされ、丸裸にされるのである。 本日閣議決定された「特定秘密保全法案」については、公務員や記者のみならず、「特定秘密」指定された情報を得ようとする我々一般市民も厳罰の対象になりかねず、国民の「知る権利」が侵害されるとして、これを非難する声が多数寄せられているにも拘らず、「そんな声はどこへやら」、アッサリと成立されようとしているのであるから、民意無視も甚だしい”傍若無人ぶり”と断じてよいであろう。 と、ここまでは「想定内」の話であったが、今日になって驚きの事実が判明した。 それは、これまで一貫して「原発関連情報が特定秘密となることは絶対にない」としていた政府説明が一転、原発関連情報も「特定秘密」の対象となるという、トンでもない話である。 以下の赤旗記事にあるように、これは内閣情報調査室の参事官・橋場健が明言したものであるが、その理由としては、「テロ防止」名目に、原発関係施設や核物質貯蔵施設の警備実施状況が「特定秘密」指定対象となるということのようである。 しかしながら、ハッキリ言ってこんなものは全くの”詭弁”である。 真に「テロ防止」を謳うのであれば、原発に出入りする作業員の素性・思想信条は勿論、その家族構成から犯罪履歴等に至るまで厳重な身辺調査がなされて然るべきであるはずであるが、実態はそんな調査は全くなされず、テロリストが原発の現場に侵入することなど容易い状況である。 (実際、マトモに全国の原発施設の夜間警備もロクにせずにテロ防止とは笑止千万である) では、原発に関して政府は一体何を秘密にしようとしているのであろうか? 答えは簡単、それは、フクシマ原発の汚染水の状況であり、事故収束の見通しであり、放射能汚染の実態であり、放射線被曝による人体への影響等々、「フクシマの現実」の隠蔽目的であることは自明であろう。 同法案については、”意図的”に明確な規定がなされず、政府の裁量次第で恣意的に何とでもできるようにようになっているのである。 (※ 以下略、詳細はブログ記事で。太字はmonosepia) .
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発言者:クロウ・ムラサメ 対象者:アシュレイ・ホライゾン その命を終えようとしている刹那、クロウ・ムラサメが三千世界に並ぶ物なき最高の後継者へと告げた 一つの道を果断に貫くという自分の理想とはかけ離れた自分の姿をそれでいい、こんなものでいいんだとようやく思えるようになったというたとえ迷いがはれずとも人は歩んでいけると教える、心の秘奥である最後のムラサメ。 自分が理想どおりに生きねば満足できない潔癖症だったと気づいて、どう生きようと結局自分は苦しむのだろうと燻ってそんな中で出会えた優しい太陽との日々に救われ、彼に己が全てを托すことが出来れば死んでも構わないと思ったら、今度は尽きぬ未練が襲い出す。 そんな結局何もかも定まりきることがなくそれでもその曖昧さこそが人間だと長い時間をかけてようやく認めることが出来るようになったクロウ・ムラサメ。 そうして彼は続けていく、それでも結局のところこれはあくまで自分の答えに過ぎないだろうと、だからお前はそれを探せばいい、と。 正誤定まらぬ境界線の向こう側を示しながら、果て無き航路を往く旅人たれと、唯一無二になれなかった半端者は羅針盤を授けるように最後に言葉を告げていく。 「答えの貴賎に囚われるな。光と闇のどこに居場所がないとしても、己が立ったその場所こそ、自分の小さな居場所だよ」 「正道に迷い続けた男の愚かな教訓だ。どうかこれだけは、忘れないでくれ」 そんな師の最後の教えを受けてアッシュも師に応える 「分かりました。もう少しだけ自信を持って探してみます!」 「だから、安心してください。俺は決してあなたのことを忘れないーーー忘れられるわけないッ!」 そんな愛弟子の言葉を聞いて師もまた満足と共に目を閉じながら告げる 「では、願わくばまた明日……次の鍛錬はこの続きから始めようか。なぁ、アッシュ……」 そうして見果てぬ明日を求めながら、クロウ・ムラサメはその生涯を終えるのであった…… やりきったという充足感と、まだ足りないという未練が両立するんだよな、人間って面白い -- 名無しさん (2017-02-22 11 22 35) このページは台詞のページが5個程作れるぐらいの名言のかたまり -- 名無しさん (2017-02-22 12 56 50) 師匠からの継承、魔法の呪文、勝利とは許すこと辺りは名言の塊すぎる... -- 名無しさん (2017-02-22 13 24 17) 最後のアッシュの慟哭が気合入ってたよ。佐和さんはグランドで仕事しすぎだろう -- 名無しさん (2017-02-22 15 58 03) ↑凌駕・ロリコンも最後の最後で最高の見せ場があるもんな -- 名無しさん (2017-02-22 16 01 22) 「光と闇のどこに居場所がないとしても、己が立ったその場所こそ、自分の小さな居場所だよ」この言葉が一番好きでグッときた。 -- 名無しさん (2017-02-23 20 55 06) 「しゃあねえな。それじゃあ、いつか超えてやらねえと」といい、未来を夢見て死んでいく男たち。良い。 -- 名無しさん (2017-02-25 23 46 11) 光の亡者達がどこまでも個人で周りを轢殺しながら突っ走るのに対してちゃんと継がれていく物もあるってのが良いよね -- 名無しさん (2017-04-26 03 28 11) 誰かに何かを託せない奴が光の亡者か -- 名無しさん (2017-05-14 14 39 53) かといって真っ直ぐ進むことが否定されてる訳でもない。この辺はやはりトシローさんの系譜なんだなという感が強い -- 名無しさん (2017-05-14 15 06 42) 不器用で自分の生き方すら迷った男が最後に見いだす答えだから心に来るんだろうなぁホントに涙腺ぶったぎられる… -- 名無しさん (2017-05-14 15 52 05) 名前 コメント
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ぼくのかんがえたえんぜつびーつ12話 ぼくのかんがえた天使ちゃん「音無結弦うぜえ」 ぼくのかんがえたえんぜつびーつ12話 右メニューだと読みづらいので別ページを作りました。 ぼくのかんがえたえんぜるびーつ 人間は誰も「死」を知らない。誰も経験した人がいないから。その他の生命も「死」を知らない。どれも経験したことなどないから。 生命はどんなものでも一つの命令のもとに進んでいく。「幸福に生きよ。」ただそれだけ。多くの動物や植物は幸福に生きている。「絶望」を知らないから。「死」を理解できないから。でも、人はより幸福に生きようとし、知恵を得て、言葉を得て、愛を知り、希望を知り、「絶望」を知った。どんなに愛した大切なモノでも《ゆりっぺ》、どんなに愛した(望んだ)未来(世界)も《岩沢・ゆい》、誰かに愛された時間(存在意義)があったとしても《直居》、死は全てを奪ってしまうという経験から「絶望」を知った。死を経験したことがないのに、そんな絶望を通して、死がどんなものか理解してしまった。死を理解してしまったからこそ、人は不幸を知る・・・。 ABの世界は特別な世界と考えず、現実の世界と同じようなものと考える。違いとしては、「死」というものが存在しない世界であること。死が無いから最期は死なずに卒業する世界。全ての生命に等しき幸福が与えられ、全ての生命が幸福に生きる権利を持った平坦な世界。「死」を知らない世界だから、理不尽な喪失はないから、何度でもやり直せるから、「等しく与えられた幸福の中でなら(決められたことを繰り返すなら)、一定の幸福の中で卒業することが出来る世界」。そこにイレギュラー(AngelPlayer製作者?ここからはAPさんとする)が現れる。APさんはこの世界の生命(NPC)と恋をし、この世界に愛を与えてしまう。愛を知って、1つの生命(NPC)が卒業する。それにより、APさんはこの世界において初めて、愛した人にいつかこの世界で出会えるかもという「希望」と自分が卒業してしまうと二度と会うことができないという「絶望」の両方を知る。APさんは絶望を知り、卒業を恐れた(未練が生まれた)。そして、APさんは危惧する。同じように愛を知ることで再びこの世界において絶望を知るものが現れることを。絶望を知ることで、卒業を拒み卒業せずにこの世界に止まってしまうものが現れることを。(卒業が現世のときの「死」と同じ意味になってしまうことを。)では、どうすれば良いのか?そのため、再びこの世界に愛を与えるものが生まれた時に、それを初期化するようにAngelPlayer(全知全能の神に近い存在)を使ったプログラムを用意した。そしてAPさんは卒業を恐れたまま多くの時間を過ごし、心を摩耗し、発狂して、遂にはNPCになることで人間としての心(愛)を捨てた。これにより、この世界は改めて「絶望」を知らない、「等しく与えられた幸福の中でなら(決められたことを繰り返すなら)、一定の幸福の中で卒業することが出来る世界」としてあり続けた。その後も、その世界には新しい生がいくつも生まれ、平等な幸福の中で卒業を目指し生きるというルールのもと、あるものは従い、あるものは抗いながら止まることなく世界は歩みを続けた。 そこにイレギュラー(音無)が生まれた。そして、彼を中心に愛が芽生えた。そして、ユイをきっかけにAngelPlayer(全知全能の神に近い存在)が愛を感知し、初期化を始めた。その中でも、もっとも神(神的存在=Angelplayer)を許せず、同時に仲間を通して愛を成長させていたゆりが、そのプログラムを拒絶・破壊した。これは、「等しく与えられた幸福の中でなら(決められたことを繰り返すなら)、一定の幸福の中で卒業することが出来る世界」よりも「絶望や不幸があっても、どこかに愛や希望がある世界」の中で、「人間らしく幸福になれるよう努力する」ことを選んだということ。現世の人生を受け入れ、人間の尊厳を保ったということ。 寸評 ABってそんなアニメでしたっけ? 「(問題となる愛の芽生えの)発生源はあなたでしたか」から愛の芽生えの発生源はゆり。音無も問題なら「あなたも」と言わないとおかしい。ユイは愛を覚えてすぐ消えたからAP作者的には無問題(問題なのは愛を覚えたのに「消えない」こと)。ちゃんと見てたのだろうか。 「直居」じゃなくて「直井」な。細かい事だけど。 「同時に仲間を通して愛を成長させていたゆり」→いつ愛を成長させてたっけか。 ぼくのかんがえた天使ちゃん「音無結弦うぜえ」 参照音無結弦まとめ。上の作者とは違います。太字がかなでちゃんの本心です。 1話 音無「あんた、銃で狙われてたぞ? あんたが天使だーとかなんとか言って」 奏「? 私は天使なんかじゃないわ」 奏本心「(何を言ってるのかしら、この人。まるで私に喧嘩をうってくる人達みたい)」 音無「あー、わかった! お前もグルなんだな! 俺を騙そうとしてるんだろ! なんだあ? この記憶喪失もお前らの仕業か!?」 奏「記憶喪失はよくあることよ。ここに来た時は。事故死とかだったら頭もやられるから」 奏本心「(記憶喪失を人のせいにするなんて頭おかしいんじゃないかしら)」 音無「じゃあ証明してくれよ! 俺は死んでるから! もう死なない・・・って」 奏本心「(どうせ死なないし、一度心臓を刺した方が説明する手間がハブけて良いわね。なんか頭おかしそうだし)」 奏「…ハンドソニック」 音無「うわあっ!現れた…現れやがった!俺の所に!今の戦線の弱点って事かよ・・・完全に見くびられてる…くそっ!撃ってやる!でも、あんな華奢な体を銃弾でか?」 奏本心「(あの人が私に心臓をくれた人? ありがとうって言わなきゃ。でもなんか拳銃を向けて物騒ね)」 音無「うっ! 殺らなきゃ…殺られるんだ…! なんの容赦もなく! うわっ! くっ!」 奏本心「(っ? 痛いわ。なんで心臓をくれた人なのに私を撃つのかしら。思ってたよりなんか気持ち悪い人……)」 音無「なっ! あたった!? そんな…脚でよかったのに…。くっ! もう十分じゃないか…もうっ!」 奏本心「(とりあえず痛いから抵抗しよう)」 奏「ガードスキル、ハンドソニック」 音無「はっ!? そんな…そんなっ! どうしてっ! どうして止まらない! (銃撃)な、なんだよそれ!?」 奏本心「(私が知りてぇよ)」 6話 音無「俺には記憶が無いんだ。だからおまえと戦う理由も実は無いんだ。もし俺に記憶があったなら、もしも最初に馬鹿な質問をしなかったら、この世界で俺はお前の味方でいたかもな」 奏本心「(人に銃を向けておいてしらじらしいわね。戦う理由も実はない? お前の味方でいたかも? なんて上から目線。しかも謝らないし。本当に反省してんの、この人」 7話 音無「なぁ、立華。下の名前で呼んで……いいか?」 奏「どうして?」 奏本心「(うわ、馴れ馴れしいわ)」 音無「親しくなったからだよ」 奏「なった?」 奏本心「(フラグ立てたつもりで勝手に親しい扱いすんな)」 音無「なったじゃないか。一緒に釣りして、一緒に料理して。それに、最初から思ってたんだよ。綺麗な名前だなって。好きだよ。お前の名前」 奏本心「(釣りや料理で銃で撃たれたりテストの答案を変えられた痛みが無くなるものですか。しかも好きなのが人の名前? はっきりと顔と体型と無感情ヒロインが好きって言えばいいのに。こういう勘違いしてる人には好きにさせましょう)」 奏「あなたがそうしたければ、どうぞお好きに」 9話 音無「俺は最期に、この体をドナー登録で、残せたんだ。俺の体は、誰かを助けてあげられたはずだ。そう信じる」 奏本心「(私だってこの人に感謝するつもりで居残ってたけど幻滅だわ。でも今それを教えると調子こきそうね。今はまだ消えたくないし)」 奏「きっとその誰かは、見知らぬあなたに、ありがとうって、一生思い続けるわね」 音無「あいつらも、俺みたいな報われた気持ちになってさ…みんなで、この世界から去れればいいなって。また新しい人生も悪くないってさ」 奏本心「(成仏肯定と言ってもこいつ程じゃないんだけどなー)」 10話 音無「天使っつーか……悪魔のようだな」 奏本心「(はあっ? 私は天使じゃないって言ってるのに。そもそも悪魔のようって? 馬鹿にしてるの?)」 奏「あなたが冷酷な天使なのだから禍々しくと言ったからこんな感じに……ダメ?」 音無「いや、いいよ。スゲー嫌な感じだ」 奏「嫌って……」 奏本心「(馬鹿にしてるのね、この人。他人に対する思いやりに欠けた五月蠅い人。本当、幻滅)」 音無「あと、羽生えないかな? 見た目かっちょいいじゃん! その方が天使らしいかなーって」 奏「考えておく」 奏本心「(適当にあしらっておきましょう。何を言っても化け物扱いするでしょうし。まあどうせ飾りにしかならないけど)」 音無「こうしよう。お前は、あいつのバンドの練習中に現れるんだ。そしてこう言う。他の文化部から、騒音の苦情が出ている。そしてユイを指してこう言うんだ。“特にお前のギターが酷い。お前のせいでバンドが死んでいる。なのでしばらくそのギターは没収させてもらう” そして、ユイのギターを取り上げて、お前はその場を立ち去る。もちろん、ユイは追ってくる。お前は逃げる。そして、中庭まで来てくれ。そこで俺がお前にぶつかるふりをする。お前は同時にギターを手放せ。俺が受け取るから、そのまま逃げろ。そうしてあいつと、二人っきりになれる状況を作ってくれ」 奏本心「(他の女を口説くのに女を利用するって? まさか本気で私を人形扱いしようとしてるなんて……自分で言えない事を人に言わせるのね、本当に卑劣漢。ドナー登録もきっと自己満足ね)」 11話 音無「お、お前……天使じゃねぇの!?」 奏本心「(今までなんだと思ってたのかしら。やはり化け物扱い? 最初から天使とかじゃないと言ってたのに)」 13話 音無「あのさぁ……奏。ここに……残らないか?」 奏「え?」 奏本心「(は? ユイさんをあんな消し方しといて。直井に対して「早く逝け」とか言っといて。それで今更?)」 音無「何か……急に思いついちまった。だってさ、またゆりや日向たちのように、報われない人生を送って、ここにきてしまう奴がいるってことじゃん」 奏「そうね」 奏本心「(急に思いついちまったとか言ってるけど、きっと前々から計画してたのね。私とアダムとイブをやる為に)」 音無「そいつら、またゆりたちのように、ここに居着いちまいかねない。ここでずっとさぁ、苦しんで、生きることに抗い続けてしまうかもしれない」 奏「そうね」 奏本心「(あんただって居着きたいのに何言ってるの? ユイや直井も居着きたかったろうし、私もゆりともう少し仲良く出来たかもしれないのにも)」 音無「でもさ、俺たちが残っていたらさ、そいつらに…今回のようにさ、生きることの良さを伝えてさ、卒業させてやることができる。もしかしたら…そういう役目のために、俺はここにきたのかもしれない。だからさ……一緒に残らないか? 奏がいてくれたらさ、こんな世界でも、俺は…寂しくないから。前にも言ったかもしれない。俺はお前と一緒にいたい。これから先も、居続けたい。前にも言ったかもしれない。俺はお前と一緒にいたい。これから先も、居続けたい。だって俺は……奏のことが、こんなにも……好きだから。好きだ」 奏「……」 奏本心「(結局それ?)」 音無「どうして…何も言ってくれないんだ?」 奏「言いたくない」 奏本心「(どうしよう。この人怖い……この人の人形としてここに居るくらいなら成仏しよう。はっきり言ったら勘違いがおっかないし)」 音無「…奏…愛してる…ずっと一緒にいよう」 奏本心「(はいはい。ありがとありがと)」 奏「…うん、ありがとう。結弦」 音無「ずっと…!ずっと一緒にいよう…!」 奏本心「(私はいや)」 奏「うん、ありがとう」 音無「愛してる…奏…!」 奏本心「(うぇー。返答したくない)」 奏「うん、すごくありがとう」 音無「奏ぇ……!」 奏本心「(うわ…ちゃんと言わなきゃわかんないの? しょうがない。鳥肌立つけど)」 奏「愛してくれて、ありがとう」 奏本心「(私は愛してないけどね)」 音無「消えないでくれ…奏…奏ェ…!」 奏「いのちをくれて、本当に…ありがとう…」 奏本心「(それだけは感謝するわ。それ以外の要素はなにもかも気持ち悪かったけどね。"一人で"頑張ってね、結弦。さよなら)」