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魔術の夢 バークマンサー R 闇/自然文明 (6) クリーチャー:ドリームメイト/眠夢台王国 8000 ■<ユメアソビ>[闇/自然(3)](このクリーチャーを[闇/自然(3)]支払って召喚してもよい。そうしたら、このクリーチャーはタップして出て、次の自分のターンのはじめにアンタップしない) ■このクリーチャーがタップしている時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) ■W・ブレイカー 作者:wha +関連カード/0 IP-07 「アイデアパック07:謎のオリカ十大王国」 カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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前ページ次ページゼロの夢幻竜 アルヴィーズの食堂の上には大きなホールがある。 フリッグの舞踏会はそこで催されていた。 着飾った生徒や教師達が豪華な料理が並べられたテーブルの周りで歓談している。 その様子を人間形態のラティアスがバルコニーから眠たげに見つめていた。 眠たいのには理由がある。 学院長室から出て直ぐにラティアスはシエスタ経由で厨房からお呼ばれがかかったのだ。 何でも『猫の手も借りたいほど忙しい』との事で、もし時間と主人からの許可があれば来て欲しいとの事だった。 時間なら幾らでもあるし、ご主人様は恐らく二つ返事で了承してくれるだろう。 そう思ったラティアスはルイズの元に飛んだ。 ルイズは『死ぬほど忙しくなるんじゃないの?』と不安そうだったが一応許可は出してくれた。 そしてルイズが心配した通り、舞踏会が始まる頃にはラティアスは完全にのびていた。 今はそこまでではないものの、ともすれば立ちながら眠ってしまわないかと思うほどだ。 そんなものだから、気を紛らわせる為にシエスタが持ってきた料理を口にしている。 シエスタはおいしいからと言ってワインも持ってきてくれたが、ラティアスは一口飲んだだけでその場に倒れてしまいそうだったのでそれを持っているだけに留めた。 「嬢ちゃんはあそこには行かねえのかい?着飾ったら誘いの一つや二つは来るんじゃねえの?」 「一度体に覚えこませた幻術を一部でも変えるって結構大変なのよ。それに、私踊りの踊り方なんて知らないもん。」 「教えてもらってないから知らない……ってえ言葉は進歩の無い奴がするもんだぜ?出来ない事ってのは誰かの見よう見真似でも、相手に合わせる形でも次第に出来ていくもんだ。 最初からその可能性を投げ出してるんじゃ、出来るものだって何時まで経っても出来ねえぞ?」 「そうだけど……」 バルコニーの枠にはフーケ逮捕の陰の立役者、デルフが抜き身の状態で立てかけられている。 別にこの場所に持ってくるつもりは無かったし、デルフ自身が行かせててくれと言った訳でもない。 ただ、主人以外あまり親密になって話せる相手がいないラティアスにとっては丁度いい話し相手だったからだ。 眠気も紛れるし孤独感に襲われる事もないのが何より良い。 そんな折、彼女は『こころのしずく』に触れた時の事をふと思い出していた。 あの時自分の技の力は確かに上がった。 それは誰かから聞いた事があったから、取り立てて驚いたり騒いだりするほどの事ではない。 しかし肝心な事はそんな事ではない。 何か、正確には誰かの声が自分の心の内奥に聞こえてきた。 一体あれは誰の声だったのだろうか? そして最後には自分の声まで聞こえてきた。 兄様と叫んでいたが自分には兄でもいるのだろうか? よくよく考えてみれば、自分はこの世界に召喚される以前の事はよく覚えていない。 ルイズに話したような元いた世界の常識的な事はすらすらと出てくる。 しかし、ごく個人的な事、例えば両親や兄弟がいたのかといった事は雲がかった様に思い出せない。 学院長は褒美なら何が良いと訊いてきたが、今にして思えばきちんと『こころのしずく』と答えておけば良かったとラティアスは思った。 まあ、正直にそう言ったところで彼が首を縦に振ってくれるとは思えないが。 そんな事を思っているとホール奥の壮麗な扉が開いた。 「ヴァリエール公爵が息女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢の、おなあありいぃ!!」 扉の近くに控えていた衛士がありったけの大声でルイズの到着を告げた。 主人の名が聞こえたので、扉の方を見たラティアスは驚いた。 そこにいるのは可愛らしさと高貴さの両方を存分に引き出したドレスを身に纏った一人の淑女だったからだ。 やがてホール内に楽士が紡ぐゆったりとした舞曲の旋律が満ちていく。 ルイズの美しさに見惚れた男子学生達が挙って彼女をダンスの相手にと誘うが、当の彼女は彼らを毛ほども気にかけはしない。 いつも、ゼロだ、ゼロだって馬鹿にしてるからでしょ、とラティアスはぼんやりと思いつつ料理を口に運ぶ。 するとルイズは誰にも何にも目をくれる事なく、真っ直ぐにラティアスの元にやって来た。 「服、やっぱり駄目だった?」 「すみませんご主人様。色々頑張ったんですけど無理でした……。」 開口一番聞かれるのは身なりの事。 変身できる事を悟られた時から言われる度に耳が痛い事だったが、こればかりはどうしようもない。 簡素なメイド服と、宝石の様な輝きを持つパーティードレスじゃ一緒にあるだけで不釣合いにも程がある。 おまけに他の者達は皆異性の相手がいるというのに、女同士で踊ったらおかしい事この上ない。 口調と表情から察するに、どうやらルイズは舞踏会で上手く相手を見つけて踊れているのかが気がかりだった様だ。 「はあ。そうよね。そんな直ぐ簡単にどうにかなるものじゃないわよね……」 落胆するルイズの声が消えない内にラティアスは呼びかけた。 「ご主人様!踊りましょうっ!」 「えっ?だっ、ダメよ!女同士で服もつり合わないのにどう考えたって変じゃない!第一、あなた踊った事あるの?」 「無い……です。」 「それじゃやっぱりダメじゃない!」 「でも!何とかしてみせます!ご主人様の真似でも何でもしますからご主人様に合わせます!」 「でも……」 ルイズはつい口ごもってしまう。 そんな時、バルコニーのデルフが口を開いた。 「娘っ子。嬢ちゃんは嬢ちゃんなりに頑張ろうとしてんだ。ご主人のお前さんがそれを無碍にしてどうするんだい?」 「五月蝿いわね。余計なお世話よ。」 「おほっ。こりゃ強気だねぇ。けどよ嬢ちゃんは真剣だぜ。やってる事が真っ当で当人が真剣にやってりゃ体裁が悪くったって笑われないものなんだよ。見てる連中にそれ以上の何かを訴えるからな。」 「何かって何よ?」 「さあ。その答えは実際踊ってみりゃ分かるんじゃねえのか?」 いまいち要領を得ないデルフの言葉に首を傾げるルイズ。 そしてラティアスは今だ!とばかりにルイズの手を引きホールの中央に進んだ。 そしてそれと全く同時に流れている音楽が軽快な物へと変化する。 場の空気に呑まれたルイズは何とも言えない表情でラティアスの手を取る。 「仕方ないわね……ほら、最初は右足、次は左足……」 「ええと、最初は右足、次が……」 「痛ッ!……ちょっと足踏んでるわよ!」 「あっ、すみません。」 「落ち着いて。リズムに合わせればその内慣れるわ。もう一度いくわよ。せーの……」 繰り返されるぎこちないステップ。 周りの者達はその様子に含み笑いをしていた。そしてそれと同時に軽い驚きも持った。 あの『貴族のプライドが服を着て歩いている』ようなルイズがあんなちぐはぐな事をやるだなんて! ……そんな感じだ。 だが二人の踊りが息の合った軽やかな物になるにつれて、その含み笑いは収まっていった。 実際ラティアスはただ踊っている訳ではない。 ルイズのステップに合わせながら、どうやったら上手く見えるか他の者の足運びを見て真似しているのだ。 始め、唐突な調子の変化に戸惑ったルイズだったが、今は上手く合わせられていた。 気づけばホールにいる大半は彼女達を見ていた。 何かを食べる者も、歓談する者もいない。 その様子を見ていたバルコニーのデルフはぼそっと呟く。 「良かったな。上手くいって。ダンスのお相手を使い魔がやるのもだが、あれだけ早く覚えこむのも……おでれーた。本気でおでれーたよ……」 空では二つの月が寄り添うようにして地上を照らし続ける。 そしてホールに立てられた幾つもの蝋燭の光は、月光と溶け合い幻想的な空気を醸し出す。 泡沫とも言える饗宴は始まったばかりだった。 前ページ次ページゼロの夢幻竜
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不思議の夢のアリス 【ふしぎのゆめのありす】 ジャンル アクション 対応機種 PCエンジン メディア ?MbitHuカード 発売元 フェイス 開発元 三金堂 発売日 1990年12月19日 定価 6400円 判定 なし ポイント PCエンジンの二大アリスゲーの一つ「イヤー」になりそうな鬼難易度但し、ゲームバランスは悪くない。高難易度に対する開発側からのフォローもあり 不思議の夢のアリス 概要 主なルール 問題点 評価点 総評 余談 概要 なんというか奇天烈なゲームの割合が多かった気のするフェイスが1990年末に放った横スクロールアクション。 ゲームタイトルが示す通り、童話「不思議の国のアリス」をモチーフとしており、悪夢にさらわれた童話の世界の住人達を救い出すというファンタジックなストーリーになっている。 一人プレイ専用、全5ステージ構成(ステージ1~3は3つのエリアに分けられている) 主なルール オーソドックスな横スクロールアクションゲームで、主に使うボタンは攻撃とジャンプの二つである。 叫び声型の飛び道具「イヤー」。何を言っているのかかわからない人に詳しく説明すると、「イヤー」の文字を直線に放つ攻撃となっている(*1)。『ワギャンランドシリーズ』の「ワッ」攻撃と似た感じで、説明書では「セリフ攻撃」と名付けられている。 「イヤー」攻撃はボタンを押しっぱなしにする事により、最大で三段階の溜めが可能で、溜め具合によって「イヤー」の大きさと威力が変わる。但し、あまり長時間ためっ放しにしているとアリスが息切れをして一定時間動けなくなってしまう また、パワーメーターの最大値をMAXにするアイテムで攻撃力を一時的に上げることが可能。(*2)効果の持続は取得したエリアのみで、次のエリアへ跨ぐことはできない。 ジャンプで敵を踏みつけて倒す事もできる。敵を踏みつけた状態でジャンプボタンを押すことで、通常よりも高いハイジャンプを繰り出せる。これを駆使しないと到達できない地点も多い。 他にもアリスは魔法技を持っている。魔法ゲージがある状態でステージ中にポーズをかけ、使いたい魔法にカーソルを合わせて専用ボタンを押す事により、MP消費と引き換えに魔法が発動する。但し、ボス戦においては一切の魔法が使用できない。 最初の所持魔法は初期段階では一つのみだが、ステージをクリアする事により使える魔法が増え、最終的には5つの魔法が使用できる。以下詳細。 「レッドマジック」…始めから所持。消費MP1。一定時間、隠されたアイテムが見えるようになる効果。 「ブルーマジック」…ステージ1クリア時に取得可能。消費MP1。一定時間、アリスのジャンプ力が上がる効果。 「グリーンマジック」…ステージ2クリア時に取得可能。消費MP2。スイッチが出現し、それを踏めば画面内の敵にダメージを与える効果。 「シルバーマジック」…ステージ3クリア時に取得可能。消費MP2。一定時間、アリスが無敵になれる効果。 「ゴールドマジック」…ステージ4クリア時に取得可能。消費MP3。一定時間、精霊が現れ敵を攻撃してくれる効果。 残機+初期ライフ3つ(レアアイテム取得で最大ライフを増やす事が可能)のライフ制、ミスすると戻り復活で残機とライフが全部なくなるとゲームオーバー。 問題点 ずばり「見た目の可愛らしさからは想像できない位の鬼難易度を誇るゲーム」。この一点である 可愛らしいアリスが描かれたジャケットを見て「子供向けなのかな?」とか「幼女可愛い…」なんて安易な気持ちで購入すると地獄を味わう可能性が高い。 このゲーム、何が難しいかというと、アリスの操作に妙なクセがあり、なかなか思い通りに動かせないところにある。 具体的には以下の理由が挙げられる。 ジャンプの動きがもったりしている影響でジャンプ調整がし辛い。 振り向き動作が鈍感ですぐには方向転換ができない(振り向く度に隙が生じる)。 攻撃が連射できない上に、最大溜めで攻撃してもあまり大ダメージを与えられない(すなわち、力量任せのごり押しクリアはほぼ不可能)。 しょっぱなから初見殺しのオンパレードで、適当に進むものならあっけなくミスしてしまう(しかも戻り復活)。 こうした点もあり、このゲームにおいてはどんな腕前のアクションゲーマーでも死ぬ事が大前提なバランス調整がされている。 つまり典型的な死んで覚えるゲームなのである。 故に、この系統のアクションゲームが苦手なプレイヤーや、とにかく何も考えずに先に進みたいプレイヤーにとっては、あまりにも敷居が高く、展開自体が地味な事も相まって「クソゲーだこれ」という印象を植え付けてしまった。 評価点 意外なバランスの良さ 上述のようにかなり難しいゲームではあるが、高難度ゲーにありがちな「理不尽な要素から来る難しさ」ではなく「きちんと計算された難しさ」であり、パターンさえ把握すればその難易度はぐっと下がる。ゲームバランス自体も良好な部類に入る出来である。 システム面での充実した親切設計 「ダメージを食らうと一定時間無敵になる」「魔法を効率よく使えば先の攻略が楽になる」「一見無茶な攻撃をするボスに実は安全地帯(もしくはそれに近いもの)が結構ある」といった親切な点が多く、これらを熟知さえすればクリア後に「あれっ?意外と難易度普通じゃん」と思えてくるような絶妙な調整になっている。 さらにはこのゲーム、ステージセレクトや残機数やコンティニュー数の増殖化といった裏技が豊富。やはりスタッフは本作の難易度の高さを深く意識していた様だ。スタッフ曰く「簡単にクリアされるのは嫌だから、あえて難しく調整した」とのことだが、バランス取りをきっちり行った上で、あらかじめ想定した難易度に対しきちんとフォローを入れてくれている点は評価できるだろう。 グラフィック面では不思議の国のアリスを彷彿とさせるファンタジーな世界観が上手く再現されており、そのクオリティはなかなか高い。 あくまでも雰囲気重視で派手な曲調なものは少ないが、BGMも世界観とぴったりマッチした楽曲に仕上がっている。 作曲は「はにぃ いん ざ すかい」を手掛けた松平あこ氏。ちなみに裏技でサウンドテストが可能。 総評 とにかく、本作はミスする事により新たなる道を開ける根気と記憶力を持っているか否か、それで良ゲーにもクソゲーにもなり得る一作である。 とはいえ、ゲームそのものは決して理不尽なバランスに終始しているわけではなく、一定の難しさを保った上できちんとクリアできるようになっている。 難易度に対する開発側のフォローもきちんとなされており、根気さえあればクリアは十分可能なレベルに落ち着いてる。 絵面と難易度のギャップで損をしてしまった感が強い作品だが、高難度アクションが好きな人には十分おススメできる一品である。 余談 実はPCエンジンにはアリスゲーが二つあり、もう一つのアリスゲーは『メルヘンメイズ』(ナムコ、現バンダイナムコゲームス)である(こっちは厳密に言うとアーケードからの移植もの)。ちなみに、双方の発売日は何故か重なっている(共に1990年12月発売)。 本作のアリス嬢の服はピンク色。童話のアリスはディズニーアニメ版の影響で青服というイメージがあるが、これはちょっと新鮮で可愛い。 当時のゲーム雑誌において評価は著しくなく、プレイヤーからも「難しすぎる!」「パッケ絵にだまされた(泣)」「アリスの「イヤー」ボイスはまさにこのゲームの存在を意味している」などの否定的意見も多かった。
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元スレURL 歩夢「わたしの夢を…一緒に見てくれる…?」 侑「歩夢の夢って何?」 概要 リアリスト侑ちゃん タグ ^高咲侑 ^虹ヶ咲 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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イルカの夢でさようなら 音量注意! 女の子が現れ、「ぷももえんぐえげぎぎおんもえちょっちょちゃっさっ! 」という、だかしつこくクリックするとだんだんお尻の穴が、おまんこっていく。 ジャンル [[今日はセントバレンタインだ。 雄同士で温めた牛乳を浣腸仕合い、限界まで我慢する。 お互いのビンビンになったイチモツをしゃぶりながら肛門の攻め合いをする。 我慢出来なくなったら、顔面騎乗でマラを扱きながらウオーッと叫び、盛大にぶちかます。 これは、絶品のミルクチョコだ。 顔や身体に塗りたくってやり、マラにも塗って突っ込むぜ。 攻守交代で俺も頭から浴びまくると最高に感じてくる。 ホイップ代わりの雄汁ぶっかけて盛りまくろうや。 どうだい、あんたも俺と一緒にチョコフォンデュパーティやんねーか?系]] マイクラ系 総合評価 レベル3 コメント所 名前 コメント タグ えええ!なんで復活するの!? グロ マイクラ 私を殺してから先に進んでね 電波
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【凍結の夢・解凍の妄】 読み方 アイスエイジ・チルドリームクリーチャー/Rコスト 3 パワー 3000 🌊🌊種族 グレートメカオー/夢奏家 ■ブロッカー■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、選ばれたクリーチャーは位相を逆にできない。 [FT]夢を操る夢奏家は、その範囲を夢から無意識にまで広げる事ができる。死んだ者や眠る者、疲弊する者などが一瞬の油断と隙を見せてしまうと夢奏家の術中に嵌ってしまう。それが夢無双である。ハナガタは満身創痍でありながらも隙は一切無かった。 DMKP-03にて登場した、グレートメカオー/夢奏家。 ブロッカーを持つ、水/水の重色クリーチャー。 登場時、相手のクリーチャーを1体選び、このクリーチャーが場にいる間、対象の位相変更を禁止する効果を持つ。 タップされているクリーチャーを選べば、アンタップ出来なくなり、アンタップされているクリーチャーを選べば、タップ、つまりは攻撃やブロックが出来なくなる。 どちらにしても、3マナで恒久的にクリーチャーの攻撃やブロックを縛る事ができる。
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登録日:2014/07/26 (土) 00 03 24 更新日:2023/04/19 Wed 22 28 26NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 アラヤ 五常楽 夢 序段 急段 正田崇 盧生 相州戦神館學園 万仙陣 相州戦神館學園 八命陣 破段 終段 能力 詠段 邯鄲の夢 邯鄲の夢とは、『相州戦神館學園 八命陣』、『相州戦神館學園 万仙陣』に登場する用語。 名前の由来は中国の故事。 公式サイトでは邯鄲の夢は夢界において使用できる超常の力のように書かれているが、正確には邯鄲の夢とは夢界そのものを指し、そこで使用できる力は邯鄲法と呼ばれる。 作中でも邯鄲の夢を夢界と呼ぶことは時々あるが、邯鄲法を邯鄲の夢と呼ぶことはほとんどない。 この項目ではその両方について解説していく。ネタバレも多々あるので注意。 ◆来歴 まずこの邯鄲の夢が構築されたのは日露戦争の時代。神祇省の手によって行われた。 この時代、既に神祇省は解体されていたが、未だ残党は存在していた。組織の復興のために物部黄泉が編み出した普遍無意識に接続し、人類が抱くイメージを現実に具現化させる法。それが邯鄲の夢の雛形であった。 実際にこの術はある程度の効果を示し、日露戦争でもある程度の効果を上げていた。 しかし、この術を完全なものとするために戦真館学園で行われた実験は失敗。邯鄲から逆流してきたべんぼうによってその場にいた全員が発狂して殺し合いを始め、ただ一人を残して全員が死亡するという事態に陥った。 流石にこれに懲りた神祇省は実験を取り止めたが、その実験に目を付けていた柊聖十郎の手によって邯鄲の夢の術は完成。 そして自身が邯鄲に身を投じる前に安全を確かめるための実験台を探していた彼の前に現れた男、甘粕正彦によって夢界はその姿を変貌させていくことになる。 ◆邯鄲法 前述した通り、邯鄲の夢において使用できる超常の力であり、自らのイメージによって発現する。 大別して戟法・楯法・咒法・解法・創法の五種があり、それぞれを更に二つの分野に細分化して計十種の夢が存在する。 この能力にはそれぞれ向き不向きがあり、現実世界での身体能力や強い思いに影響を受ける。本人の性質によっては望む能力が手に入ったり、逆に自分にとって疎ましい部分が能力に反映されたりもする。 戟法 身体能力を強化する夢。パワー型の「剛」とスピード型の「迅」に分かれる。 自らの運動神経や筋力という、もっとも馴染みの深い感覚に干渉する力のため、現実でのスペックと比例しやすい。 つまり、現実世界で高い能力を持つ者は戟法も高い数値にあり、逆に身体能力が低い者は低い数値になるということ。 楯法 体力・スタミナや耐久力を強化する夢。防御型の「堅」と回復型の「活」に分かれる。 前者は防御力の向上、後者は治癒能力を意味する。 ただ、人間にとって致死レベルの負荷を耐えたり癒したりというイメージが非常に困難であるため、扱いが難しい夢でもある。 この夢に特化した性質の持ち主は、精神的に非常に強いか、或いは生物としてどこかが壊れているかのどちらかだという。 咒法 イメージを放つ夢。矢のように飛ばす「射」と爆発のように広げる「散」の二つに分かれる。 つまりは間合いを伸ばす能力。高い資質であればあるほど、より高威力かつ高射程・広範囲に影響を及ぼすことができる。 解法 他者の力や感覚、場の状況等を解析・解体する夢。すり抜ける「透」と破壊する「崩」の二つに分かれる。 つまりは夢を無効化する能力。例えば相手の攻撃を透過して躱したり、逆に相手の防御を貫通して攻撃を加えることが出来たりする。 創法 イメージを具現化する夢。物質の創造や操作を成す「形」と、環境の創造や操作を成す「界」に分かれる。 形は武器や防具の具現化。本人の愛着がある物ほど具現化の精度も高くなる。ただし、精度が高くなると現実的な性能に留まってしまうため適度に夢を持つことが大事。 界は天候や季節の具現化。しかしこの能力は他のどの能力よりも難度が高く、高い資質を持ち、その中でも一握りの人物が後天的に化けることでようやく使える上位スキルである。そのため、これをまともに使える人物はほとんどいない。 ◆五常楽 術者個人の戦闘技能ないしは熟練深度を判定する為の評価尺度。 つまりどれだけ邯鄲法を使いこなせているかの基準であり、「序・詠・破・急・終」の五つから成る。 序段 初歩中の初歩。一度に一種類の夢しか使えない段階。 この場合の一種類とは戟法・楯法・咒法・解法・創法の五種類を指す。同じ系統に属する能力を使う場合、例えば戟法の剛による筋力の強化と、同じく戟法の迅による速度の強化はこの段階でも制限なく使えるということ。 ただし咒法の「射」と「散」に関してはその限りではなく、他の複合技よりも高度な技量が要求される。 詠段 夢を掛け合わせる高等技術・顕象が使用可能になった段階。この段での限度は二つ。 例えば、戟法(筋力の強化)と解法(無効化)を合わせて攻撃力をさらに上昇させたり、楯法の活(回復)と咒法の散(範囲の拡大)を合わせて仲間を回復したりといった事ができるようになる。 破段 術者個人が思い描く“自分だけの夢”を構築し展開する事が可能になる段階。つまり固有技の習得。 『Dies irae』の創造に近いイメージだが、最大の違いはあちらの元になっているのが渇望、現れる能力がどうであれ元になっているのが自分自身の願いであるのに対し、こちらの元になるのは夢、つまり強い思いであること。 邯鄲法においては自分の疎ましく思う性質も形になる場合があるというのは先述したが、破段でそれが現れた場合、本人のトラウマや精神の歪みがそのまま反映された能力が発現してしまう。 かなり特殊な例になるが、複数の破段を持つ者も存在する。 名称 使用者 勢力 犬田小文吾悌順 柊四四八 戦真館 犬山道節忠与 〃 〃 犬塚信乃戌孝 〃 〃 名称不明 龍辺歩美 〃 名称不明 我堂鈴子 〃 名称不明 大杉栄光 〃 名称不明 鳴滝淳士 〃 中台八葉種子法曼荼羅 壇狩摩 神祇省 夜叉面・阿修羅 夜叉 〃 怪士面・黒式尉 怪士 〃 泥眼面・橋姫 泥眼 〃 夢合延寿袋大成 芦角花恵(人形) 逆十字 傾城反魂香 辰宮百合香 貴族院辰宮 名称不明 幽雫宗冬 〃 急段 破段の能力を更に強化した段階。三つ以上の夢を複合した奥義である。 この段階の能力には「協力強制」のルールが適用される。これは自分のみならず相手のイメージも能力に上乗せすることで強化するというもの。急段には全て使用条件とも言うべきルールがあり、相手がその条件を満たした場合にのみ初めて発動可能になる。 急段の恐るべき点は上述の通り、使用者の力に加え合意した相手の力が乗るため、一度発動すれば絶対に相手を上回る脅威となって発現する点にある。故に嵌れば必殺となり、邯鄲法の熟練者同士の対決では相手の急段の発動条件に引っ掛からず、いかにして自分の急段の発動条件に嵌めるかが勝負の鍵を握る事になる。 この協力強制のパターンは大きく分けて三つ。 一つ目が「片方の要求に対し、もう片方が合意すること」。 比較的条件を満たしやすい簡易の急段であり、回復や自身の強化の能力が多い。 ただ、人によっては「相手が抱いた感情を拡大解釈した上で発動し、代償を奪う」という性質の悪すぎる能力もあったりする。 二つ目が「片方が抱く思考に対し、もう片方が同意すること」。 この協力強制の条件を持つ者には何かしらの信仰を持つ者が多い。例えば、「自分は○○だ」という思考を持っている者は、条件を満たすことでその存在に変貌する。大抵そういった考えを持つ者は普段の行動にもそれが現れているため、相手が勝手に型に嵌る事になる。 逆に相手のそういった考えを利用してその相手に対してのみ絶大な効果を誇る能力を発動させる急段もある。 そして三つ目が「両者が同じ思いを持つ事」。 このタイプの急段は特に発動させるのが難しいが、その分強力なものが多い。 基本的に発動条件となる思いが細かく設定されている能力ほど強力になる傾向がある。 名称 使用者 勢力 犬江親兵衛仁 柊四四八 戦真館 犬川荘助義任 真奈瀬晶 〃 犬坂毛野胤智 龍辺歩美 〃 犬村大角礼儀 我堂鈴子 〃 犬飼現八信道 世良水希 〃 名称不明 石神静乃 〃 名称不明 世良信明 〃 軍法持用・金烏玉兎釈迦ノ掌 壇狩摩 神祇省 生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔 柊聖十郎 逆十字 鋼牙機甲獣化帝国 キーラ 鋼牙 穢跡金剛禁百変法 幽雫宗冬 貴族院辰宮 雲笈七籤・墜落の逆さ磔 緋衣南天 逆十字 斯く在れかし・聖四文字 甘粕正彦 万仙陣 黄錦龍 以下作品の根幹に関わるネタバレ ・盧生 邯鄲の夢に入る資格を持つ者。名前の由来は故事『邯鄲の夢』の主人公から。 基本的に邯鄲に入ることが出来るのは盧生のみだが、盧生の眷属となれば邯鄲に入ることが出来る。 ちなみに眷属となった者は何度でも蘇ることが出来るが、盧生が死ぬと眷属も道連れとなって死亡する。 そして真の盧生のみが第六法、終段を行使することができる。 終段 普遍的無意識に蓄積されている太古から人類が想像したあらゆる神話存在・事象を引き出し、操る力。 盧生によって呼び出せる存在には限りがあり、逆に性格が合致すればより強く権能を引き出せる。 名称 使用者 仁義礼智忠信孝悌 柊四四八 霊虎童子 〃 蝿声厭魅 甘粕正彦 明けの明星 〃 裏勾陳 〃 黄龍 〃 海原に住まう者・血塗れの三日月 〃 大黒天摩訶迦羅 〃 神々の黄昏 〃 高き者の箴言 クリームヒルト 四凶渾沌・鴻鈞道人 黄錦龍 九天応元雷声普化天尊 〃 十絶の陣 〃 玻璃爛宮 緋衣南天 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 相反属性(活と崩)の掛け合わせ設定はどうした神野 -- 名無しさん (2014-07-26 00 17 25) 夢を現実に持ち出して戦う中、所詮は夢だと言い切って己の拳一つで戦う主人公にはしびれた -- 名無しさん (2014-07-26 22 26 24) ↑2 作中でやってた自身を分解(崩)→再構築(活)がそれなんじゃね?それか最終決戦で水希に使った対象を蟲に置換するアレか -- 名無しさん (2014-07-26 22 42 19) ↑あの分解透の技術らしいよ。しかし高レベルの解法は怖いなあ -- 名無しさん (2014-07-26 22 49 26) 一週目の四四八はまだ八層に届いてなかったから甘粕に負けたわけだよな。でもプロローグでは位は同じって言ってるよな。おかしくね? -- 名無しさん (2014-07-28 10 56 34) プロローグはクリアしてから見直すと矛盾点多いから気にしたら負けかと。多分書いてる途中で設定が多少変わったんじゃないかなぁ -- 名無しさん (2014-07-28 11 02 12) ↑設定変更もあるだろうけど、節穴=サンが節穴過ぎたのだろう。 -- 名無しさん (2014-07-28 11 20 59) 神座シリーズとは違って格上至上主義ではないが、精神力(主に気合とノリ)が高い方が強いというのは共通してるよなw -- 名無しさん (2014-07-28 11 29 15) ネタバレ部分は透明化しないと…正田wikiじゃないんだから -- 名無しさん (2014-07-28 13 46 00) 『僕のカンタン(邯鄲)アカデミア』 -- 名無しさん (2020-09-27 15 34 43) 名前 コメント
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前ページ次ページゼロの夢幻竜 ゼロの夢幻竜 第十四話「紅の誘い」 キュルケはタバサの使い魔が懸命に急いでいる事は分かっていた。 タバサはそれに加えて、その理由がルイズの使い魔ことラティアスに対しての、並々ならぬ対抗心からである事も見抜いていた。 それ故に自分達があと少しで街に着きそうだといったその時に、ルイズを乗せたラティアスとすれ違った時は言葉も無かった。 その次の瞬間、タバサの使い魔は背中に人を二人乗せているのも忘れたかのように、急転進して後を追い始める。 「こいつぁおでれーた!娘っ子が変身できるのもおでれーたが、こんな速さで飛べるのもおでれーたぜ!」 ルイズに抱かれているデルフは素直にラティアスの持つ力に驚嘆した。 風竜と競争するなら、例え数百リーグ差をつけていたってあっという間に追い抜いてしまうだろう。 いや、それ以前に比べる事さえもおこがましい。 途中何かとすれ違ったが、相手も相当な速度を出していた為か視認は不可能だった。 萌黄色の草原を一陣の風の如く疾走するラティアス。 その視界には早くも魔法学院の立派な校舎が入ってきた。 翼の角度を変えて徐々にスピードを落としていき、ゆっくりとアウストリの広場に着陸する。 その時ラティアスはふっと時間の事が気になった。 まだそんなに時間は経っていない筈―恐らくはまだ午前中―だから、ご主人様ことルイズに許可を貰い、シエスタを背中に乗せてまた街へ行くのも良いかもしれない。 彼女は自分がどれくらいの速度で飛ぶのか知らないだろうから、かなり加減しなければならないだろうが。 そう思いつつラティアスはルイズに向かって訊ねた。 「ご主人様。あの……シエスタさんと一緒に出かけたいんですけど良いでしょうか?」 「シエスタ?……ああ、あのメイドね。えーと、そうねぇ……良いわよ、行っても。 但し、帰ってきたら使い魔としての仕事をちゃんとするのよ?それとあんまり遅くなっちゃ駄目。街中って結構日も暮れる頃になったら物騒だから。それも忘れちゃ駄目よ。」 「はいっ!有り難う御座います!ご主人様!」 ルイズは忠告しつつ答える。 もし行き先がブルドンネ街なら、大通りにある多種多様な店等については先程口が疲れてしまうほど説明をしたから分からないという事は無いだろう。 ラティアスはかなり物覚えが良い方でもある。 そもそも元々この地に住んでいて、尚且つ何回かそこへ足を運んだ事のあるであろうメイドがいるのならあまり心配する事は無いと思えた。 ラティアスは一礼をすると、喜び勇んでシエスタのいるであろう使用人宿舎へと向かおうとした。 その時である。強烈な風を吹かせながら一匹の竜が殆ど同じ場所に降り立った。 ルイズはその姿を一目見て、自分と同じ学年の子が召喚した竜だと気づいた。 確かその名前は……思い出そうとして失敗する。 何分影の薄い生徒だった事と、使い魔の印象の方が大き過ぎたからかもしれない。 その竜ことシルフィードは相当参ったらしく、地に足を付けると同時にその場に崩折れてしまった。 そしてその背中から召喚した本人ともう一人、ルイズにとっては何時だろうとあまり顔を合わせたくない人物が現れた。 「キュルケ!何であんたがここに?!」 「あなたを追ってたのよ。正直に言うとラティアスをね。でも……信じられないわ。 この子の風竜も目一杯頑張ったんだけど、まさか街まで半分も行かない内に行って帰って来るなんて。」 それを聞いたルイズは少し得意げな声になって胸を張って言う。 「そ、そうよ!凄いでしょ?!やっぱり私に相応しい使い魔なのよ!風竜なんかと比べたらこの子が可哀相だわ!」 「おめでたい人ねえ~。使い魔とその主の魔法的な才能と力は平均される物なのよ。 ラティアスは爆発ばかりで何の魔法も出来ない『ゼロ』なあなたの大きな穴埋めと同じなの。 肝心の実力、ついてきてると本気で思ってるの?素敵なご本を読む事だけが魔法じゃないのよ?」 が、キュルケは呆れた調子できりかえした 傍で聞いていたラティアスは黙ってその様子を見ていたが、僅かに腹を立ててしまう。 そりゃあご主人様であるルイズは、通常の授業において魔法の実技をやろうとすれば爆発ばかりで上手くいった試しは無い。 だが先生からの質問には満足に答えられているし、毎日夜遅くまで勉学に励んでいるのを彼女は知っていた。 握っているデルフそっちのけでルイズの言葉の応酬は続く。 「な、何よ!そう言うあんたの使い魔は只のサラマンダーじゃない!只の!」 「只のって言うのは違うんじゃない?火竜山脈のサラマンダーよ。尻尾の火なんて好事家に見させたら値段の付きようもないわね。 それに使い魔としての条件もちゃんと全部満たしてるし。それに……」 「それに何?色ボケしたあんたにこっちの国でのお相手ホイホイつれて来るって言うの?」 冷ややかな笑みを浮かべて挑発するルイズ。 流石にその台詞にはキュルケもかちんと来たのか震えた声で答えた。 「言ってくれるわね、ヴァリエール……」 「何よ。本当の事でしょう?」 正に一触即発の状況。触れれば直ぐにでも火花が飛びそうだった。 暫く睨み合った後、最初に動いたのはルイズの方だ。 「あたしはねあんたの事が大っ嫌いなのよ。いい加減決着つけない?」 「あら、凄く奇遇ね。私もあなたと同じ意見よ。」 「それじゃ……」 「それなら……」 「「魔法で決闘よ!」」 怒りが剥き出しになった二人は遂に互いに怒鳴る事となった。 しかし、この世界の現行法ではメイジ、ひいては貴族同士が互いに決闘を行う事は出来ない。 それを思い出したキュルケの前に険しい表情をしたラティアスが現れる。 「事情は分かりました。あの、私がご主人様の代わりにお相手しても宜しいですか?」 「ちょっと!ラティアス?!」 突然割って入るラティアスにルイズは驚いた。 その様子を見てちぐはぐな間だと思いつつキュルケは言う。 「あらあら。私はルイズと決闘をするのよ。それも魔法を使ってね。まあ、この国の法律じゃ貴族同士の決闘は禁じられているけど。」 「だったら尚更です。誰も知らないからといって決まり事を破ったらいけません。あと、ご主人様とあなたが戦ったら圧倒的にご主人様には分が悪いです。使い魔の私でなら問題は無いでしょう。」 その言葉を聞いてキュルケは小さく吹き出した。 使い魔にまでそう思われているのでは可哀相どころの話ではないと思ったからだ。 だがラティアスは眉一つ動かさずに続ける。 「それとこの間の私の言葉覚えていますよね?」 「え?ああ、覚えているわよ。この間あなたが見当をつけた通り、私も相当な使い手だから覚悟しておきなさいね。今更謝ったって許さないわよ。」 キュルケは意地悪そうに笑ってみせる。 ラティアスはそれに対して、特に意に介した素振りを見せるわけでも無く続けた。 「許して頂かなくて結構です。時間は……今すぐですか?」 「今から?まさか。今日は虚無の曜日よ。私だって色々とやりたい事があるの。そうねえ、今夜にしましょう。それなら良いでしょ?」 「私もやりたい事があるんで……その条件のみました。」 「結構。場所は中庭。異論は認めないわ。」 「どこがその場所でも構いません。」 「大変結構。それじゃ私一旦部屋に戻るわ。せいぜい良い作戦たてておきなさい。」 そう言ってキュルケは、離れて顛末を見ていたタバサと共に寮塔の方へ向かっていった。 その姿をじっと見ていたラティアスにルイズは少々厳しい口調で話しかける。 「私が決闘の相手なのよ。どうして代わったの?」 「決まりは決まりです。誰も見ていなかったとしても守らなきゃいつか必ず罰が当たりますよ。」 「罰って……あんたねぇ……それと、キュルケはギーシュなんかとは力の差があり過ぎるのよ。幾らあんたが凄い力持っていても勝てるかどうか……」 「ご主人様は私があの時全力全開で戦ったと思ってらっしゃるんですね……」 その言葉にルイズは眉を顰める。 と、同時に心の中では大きな好奇心が沸いていた。 そうでなかったとしたら、彼女はまだ本領を発揮していない事になる。 それも踏まえて彼女は恐る恐るその理由を訊いてみた。 「どういう事なの?」 「私にはまだ隠しているちょっと面白い力があるって事です。」 ラティアスは返事と共にふっと不敵な笑みを浮かべた。 残っている隠し玉は一つや二つではないのだ…… その日の夜、本塔に程近い中庭には4人の人影があった。 元の姿のラティアス、それと対峙するキュルケ。 面白い物見たさで連れて行けと駄々をこねたデルフを抱えるルイズ。 そして相も変わらず本を読み続けているものの、キュルケの事が気になったタバサ。 双月の光は彼女達を包み込む様に照らし続けている。 ラティアスはあの後シエスタを連れて街に出ようかとしたが、大事を前に遊んでいたら負けてしまうと思い取りやめることにした。 というよりもシエスタはラティアスがルイズと出かける前から『一緒に出かけるのはまた今度』という事で納得していた訳なのでどう動いても大きな変更点は無かった訳だが。 かなり冷めた視線で見つめるラティアスにキュルケは杖を構えつつ話す。 「勝敗の決め方は?私は杖を奪われたらそこまでだけど……あなたはどうするの?」 「そうですね。飛べなくなったら……という事にしましょうか。」 「分かったわ。」 ラティアスは臆す事も無い。 その様子にキュルケの胸は鼓動を速くし始める。 ギーシュの時も大立ち回りをやってのけた彼女は、果たして自分に対してどんな責め方をしてくるのか。 「そっちからどうぞ。」 「それじゃ、いくわよ!」 その言葉を合図に遂に両者の衝突が始まった。 キュルケは先ず得意な『ファイヤーボール』で様子見を行ってみる。 素早い呪文の詠唱はメロン程の大きさもある大きな火球を幾つも作り出し、ラティアスに対してそれらを撃ち放つ。 ラティアスはそれらを素早く避けてキュルケに接近しようとする。 しかし、キュルケは炎の壁を自分に近い四方に展開させ、ラティアスの侵入を防いだ。 暑さもかなりのものがあるためラティアスは一旦後退って距離を取った。 それを見計らったかのように炎の壁は一瞬の内に解かれ、 中から現れたキュルケが自分の周りに予め作って滞空させておいた『ファイヤーボール』を、弾道を変えながら再び幾つも間断無く放ってきた。 その瞬間的な速さは目を見張る物で、やっと相手との間を詰められるような距離になっても避けるだけで精一杯である。 次にその距離になって攻撃しようとすれば、あっという間に炎の壁を展開され近づけなくされてしまう。 後はその繰り返しである。 ラティアスもギーシュに対して繰り出した物と同じ技を用いて対抗する。 確かにそれは一時的にせよ効果を齎した。 しかし、キュルケが編み出す炎の勢いの方が些か勝っているのだろうか、防壁とも呼ぶべき炎という名の牙城を崩すに至っていない。 一進一退の攻撃は尚も続く。 悟られぬようにしてキュルケに近づくしかないと考えたラティアスは、精神を集中させて全身の羽毛を震わせた。 これこそがラティアスがルイズに話した隠し玉の一つであった。 そしてそれと同時に炎の壁を消したキュルケ、事の成り行きを見守っていたルイズとタバサは自分の目がおかしくなったのかと思う一瞬を見た。 目の前で一瞬にしてラティアスがその姿を消したからである! 何が起きたのか把握するのに一瞬戸惑ったキュルケは慌てて炎の壁を展開する。 そして自分が暑さを苦痛に思わない範囲にまで壁の幅を狭めた。 その中で彼女は今自分の目の前で起こった出来事について必死で考える。 光の粒子が彼女の周囲に取り巻き、一際強く輝いたかと思ったら消えたのだ。 ラティアスは確かに素早い動きを繰り返していたが、それは見えなくなるほどの物ではなかった。 ならば光を利用したのだろうか? 双月の光と自身が繰り出した『ファイヤーボール』の光を使って? しかしその答えが出る前に勝敗は決した。 キュルケの背中を、いきなり強力な風と猛烈に濃い霧が襲ったからである。 バランスと集中力を崩した彼女は前につんのめる形で地面に転ぶ。 それと同時に彼女の周囲にあった炎の壁も、滞空状態にあった『ファイヤーボール』も一偏に消えた。 キュルケは一体何が起きたのか把握しようとすると大変な事に気づく。 自分の右手に杖が無いのだ。 探そうとして身を起こそうとすると、自分の眼前に探そうとしている杖がその先を向けられた。 それを持っているのは、人間形態に変形したラティアス。 彼女は息一つ荒げる事無く、すっぱりと言い切った。 「あなたの、負けです……!!」 前ページ次ページゼロの夢幻竜
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人々は夢を見る。それは二つの月が空に浮かぶこの世界でも例外ではない。 夢は時として鮮明に記憶に残ることもあればまた、全くと言っていいほど残らないこともある。もちろんその夢がいい夢であろうと恐ろしい悪夢であろうとも。 時には夢の中での出来事を寝言として口にするものもいる。 ここ数日サイトは眠れない夜を過ごしていた。理由は本人もよく分かってなく、「まあすぐに寝付くだろう」と軽く考え、しばらく目を閉じ水聖霊騎士団のことや今後のことなどを考えたりしていた。 また最近はバタバタしており一人でじっくり考え事をできるいい機会だと解釈した。 ところが今日はいつもとは少し違うことが起きた。 それは自分の横で眠っている自分の可愛いご主人様――ルイズが何か寝言を呟いたからである。 「ダメ…行っちゃ……ダメ…サイトォ…」 お、俺ぇ!? はっきり言って自分が好きな相手に寝言でもそんなこと言われるとすごく嬉しく心踊る気分である。 「私を…置いていかないで……死んじゃ…ダメェ…」 その言葉を聞いた瞬間サイトは七万のアルビオン軍を止めるためにルイズを眠らせたことを思い出した。 サイトは当時ルイズを死なせないことで頭がいっぱいになり、ルイズがどんな気持ちでいるのかあまり考えれなかった。 もちろんその後のルイズの落ち込み様や自殺の一歩手前まで追い込むほどの絶望感なども考え付かなかったのだ。 そしてルイズはそのことを夢の中で思い出し苦しそうに眠っているのだ。 「わ、わ、私のせいで……サイトが…サイトがぁ…」 そう呟くと途端にルイズの閉じられた瞼から涙が零れ落ちた。 そんな姿を見ると後悔はしないと思っていたあの時の決意が脆くも揺らいだ。 「(ルイズがこんなに悲しむなんて……俺は…)」 ――なんて身勝手なんだ。そう思わずにはいられなかった。 止めどなく流れる落ちる涙を見て、ルイズへの愛おしさが込上げてきて、手がルイズへと近づいていく。 右手をそっと首もとから後頭部へ回し、左手をそっと背中に回しこみ、そしてぎゅっとルイズを抱きしめ、 「俺は、生きてるから…ずっと、側に居るから…だから安心して」 そっと耳元に呟きながら背中をトントンッっと子供を寝かしつける親のように優しくたたいてあげた。 すると、軽く身をよじって再び静かに寝息を立てて眠りについた。 なんだか嫌な夢を見ていた気がする。 それが何の夢だかは思い出せない。 いや、思い出したくないのだろう。思い出したら大切な何かをまた失っていそうで、その夢が現実に起きてしまいそうで…。 そう思わずにはいられなかった。 でもそんな意思とは関係なく勝手に頭には薄らと夢の記憶が再生される。 真っ暗な中で自分の手元には明るく、暖かな『何か』があった。 それは自分が悔しい時、苦しい時、悲しい時、どんな時でも側に居た気がする。 とても、とても大切なその『何か』はいつの間にか自分の中でとてつもなく大きなモノとなっていた。 どんなにひどい扱いを受けようとも、どんなに嫌われるようなことをされても、常に自分の近くにあった。 だが、そんな中でその『何か』は優しく、とても優しく微笑みながら――――消え去った。 その瞬間自分の中の心が半分崩れ落ちたように感じた。 その心の隙間に流れ込んでくるのはとてつもなく大きな後悔と喪失感だった。 嫌な夢。そう思っていると、閉じられた瞼の内側から涙があふれた。 泣いているのは夢の中? それとも現実? まだ覚醒しきってない頭ではどちらか判断はつかず、夢と現実の間を行き来しているとその暖かな『何か』が自分を優しく抱きしめてくれた。 頭の後ろと背中に感じる手の感触。 包み込まれるような暖かさ。 聞こえてくる胸の鼓動。 背中を優しくたたいてくれる心地よいリズム。 そして耳元で聞こえた言葉…。 嬉しかった。悲しみの涙とは違う、『喜びの涙』が流れ落ちる。 そっと薄らと目を開けてみると目の前に迫る服を着た人の胸板。そしていつも側に居る人の臭い……。 ――――サイトだ…。 それを感じると胸の中の喪失感が幸福感で埋められていく。 再び目を閉じて眠りにつく。 夢の中では未だに真っ暗だった。 恐怖や寂しさは感じない。期待いや、自信があった。 必ず来てくれる、帰って来てくれる。そんな不確かな思いがあった。 でも私はそれを信じて疑わない。 だって「もうだめだ」と思った時だって来てくれたもの。悲しい時も側に居てくれたもの。 だから私は信じている。信じていればきっと来てくれる。 ほら、優しい『何か』そう、サイトが、私のところへ…再び……戻って…来てくれたから―――。 夢が覚めた。辺りはすでに明るくなり始めていた。 私は夢を見ていたのだろうか? 内容は覚えていない。 だが、嫌な気持ちではなかった。むしろ嬉しかったのかもしれない。 言いようのない幸福感と暖かさ……。 いい朝だ。そう感じて目を開けるとサイトが私を抱きしめながら寝ていた。 「(い、い、犬ぅぅぅぅ!)」 と顔を真っ赤にして怒りかけたが、なんだか怒る気がしなかった。 「(ま、いっか。なんだか気分がいいし)」 顔はいまだ真っ赤で心臓はドキドキしていたが、逆にそれが心地よくも感じ、また瞼を閉じた。 今日は虚無の曜だしもうしばらくこのままでいよう。 ルイズは眠りについた。――――暖かな『サイト』に包まれながら。 続く…………かな?
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シリーズ なつかしシリーズ 価値 280 重さ 20 オリマーメモ 毎日、夜はヒマでヒマでしょうがない。ルーイくんは無口で、話題も合わない。何か退屈しのぎになる物でもないかと、探しているが、これはと思った物に限って壊れていたりする。これもそのひとつだ。この機械では遊べない。結局こうやって日記を書くぐらいしかやることがない。 セールストーク 早く眠るにゃもったいない、されどもやること何もない。夜を楽しくしてくれる機械じかけの夢(ドリーム・マシン)。……でも壊れているので、動かないのがたまにキズ。想像力で補いましょう! 入手場所 めざめの森けだものの穴 地下4階アカチャッピーが所持