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天候が「満月」「上弦」「下弦」の時、攻撃力が2倍になる
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autolink TH-0474 カード名:ルナチャイルド 読み:るなちゃいるど カテゴリ:キャラクター 属性:月宙 EX:月宙2 コスト:月月 登場位置: ●●● ●●● AP:1 DP:2 SP:1 陣営:妖精 基本能力:無し 特殊能力: 静かなる月の光[自分のデッキを1枚破棄する。] 月属性を持たない相手キャラ1体にDP-1する。(1ターンに1回まで使用可能) 性別:女 レアリティ:U illust:ちもち
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第三章・月の光と罪の名前 1 あたしは百合の花が嫌いだ。大嫌いだ。 あの花は、マリアという名の聖人の象徴だから。 …お父様は、よく言っていた。 『これは、お前の花だ』 …だから、あの花は大嫌いだ。 そして何より、“マリア“という自分自身が心の底から気に食わなかった。預言者を産んだというあの女性の名が、気に入らなかった。 緩慢な歩みの死が、いつまでも来ない死が、疎ましかった。 「早く、来ないかなぁ…」 …あたしは何度、この台詞を吐いただろうか。 ・ あたしが十四歳のとき、国内外で戦争が頻発していたらしい。 『らしい』と言うのは、その全てがあたしの知らないところで起きたことだったから。 まるで目隠しをされたみたいで、あたしにはその実態を知ることを一切許されていなかったから。 けれど、あたしは知ろうとした。 木々のざわつきに耳を傾け、使用人達に話をせがんだ。そして、あたしは初めてお父様に『お願い』をした。 「ねぇお父様、今国中で戦争が起きているのでしょう?それに、使用人達の話によると今ではもう女性も参加しなければいけない程だとか。お父様、あたしも戦いに行きます。お願いです、行かせてください」 これが、あたしが初めてしたお願いだった。 お父様は一考することもなく、ただ首を左右に振った。 「何故です?」 あたしは問う。 「どうして、あたしは戦いに行ってはいけないのですか? この国の多くの人々が死地に向かっているというのに、命を掛けて戦場に立っているというのに、あたしだけがこのように城内で保護され安全に暮らしているのでは、国民に申し開きが出来ません。…あたしは、何もかも全てが自分の知らないところで行われていることに我慢がならないのです。……別に剣を持たなくても良い。弓を持たなくても良いの。あたしはただ、この国の為に戦ってくれている方々のお役に立ちたいだけなのです。お願いですお父様。どうか、行かせてください」 お父様はやはり首を横に振った。 そしてわずかに怒気を帯びた瞳であたしを見ると、こう言った。 「マリア、お前はこの国の世継ぎを産み、国を繁栄させなければならぬ身だ。戦地などという危険なところに遣る訳にはいかない。自身の役目を違えてはならん。もう少し、わきまえなさい」 「自ら志願したわけではなく、国の勝手な都合で『戦地などという危険なところ』に送り込まれた方達も居るのです。あたしは、その人達の助けになりたいのです」 「フィオナ」 低い声で言い、お父様はあたしの両肩に手を置いた。 「少し、わきまえなさい」 あたしは俯き、頷いた。 けれど、正直不服だった。 何故あたしは戦いに行ってはならないのだろうか。 何故あたしはこうして守られているのだろうか。 何故あたしはお父様の言いなりになっているのだろうか。 そして何より、何故あたしはお父様に逆らえないのだろうか。 そう考えていて、あたしは自嘲じみた笑いを洩らした。 …嗚呼、まるで萎れた花みたいだ。 砂漠の中で、明日を諦めてしまった花。 しょんぼりと萎れた、哀れで惨めな花。 お笑いだ、と思う。 あたしは王女の身でありながら、国民の為に出来ることが何一つとして無いのだ。まるでガラスケースの中に飾られたお人形みたい。世に出る術も世を知る術もなく、黙ってじっとしていることしかあたしには出来ないのか。 きっとお父様もこう思っている。 『人形のように大人しくしていればいいのだ』と。 …お父様はあたしには自我が無いとでも思っているのだろうか。 あたしは生きた人間で、自我だってちゃんとある。…もう嫌だ。こんなお人形みたいな、飾り物みたいな暮らしはもううんざり。 “マリア”なんて聖人の名前なんか付けたりして、本当に馬鹿馬鹿しい。 あたしに一番似合わない名前だ。 あたしは、何一つ出来やしないのに。 …だけど、あたしは知ろうとすることを止めなかった。 お父様への、せめてもの反抗だ。あたしは今まで以上に色々なものに耳を澄ますようになった。自分で見ることが出来ないのならせめて、色々なことを聞いておきたい。その世界の実情を、ほんの少しでも知っておきたい。 だから木々に、風に、星に、たくさんのものにあたしは外の世界の話を聞いた。教えて欲しいと使用人達に話をせがんだ。 貴方は知らなくても良いことですよと諭されたり、行き過ぎた好奇心は猫を殺すと言いますよとからかわれたりもした。けれど、それでもあたしは教えてくれと食い下がり、頼み込んだ。せめて事実を、教えて欲しいと。 どこの国と戦っているのか、どのような理由で戦いを始めたのか、どれだけの人達が死んでいったのか、どのようにして死んでいったのか。たくさんの話を聞いた。酷く惨たらしい話をたくさん、たくさん聞いた。 そうして、あたしはおそらくほとんどのことを知った。ほとんどのことを知ることが出来た。 …けれど、あたしの苛立ちがおさまることはなかった。 一層、惨めだった。 全てのことを知りながら何も出来ないことほど惨めなことはない。何もかもに、嫌気がさした。 今もたくさんの人々が死んでいっている。 切り裂かれ、大量の血液を散らし、痛み、苦しみの果てにいる。なのに、どうしてあたしはこんなにも安穏としているのだろうか。 そう考えたとき、あたしは自分がここにいる必要などないように思った。 戦場の只中にいる人達から巻き上げた税を使って生きる穀潰し。あたしはそんな生き方なんかしたくない。 それならいっそ、死んでしまった方がいくらかましだ。そうすれば食い扶持が一つ減る。その分他の誰かの口に入るのなら、その方が良いのではないだろうか。 思いながらあたしは呟く。 あたしは何故こんな所でのうのうと生きているのだろうか、と。 …お父様に聞けば、きっとこう答えるだろう。 『世継ぎを産むためだ』 あるいは、 『この国を繁栄させるためだ』 …そんなこと、あたしは望んでなんかいない。 あたしが気に掛けているのは『国』ではない。『国民』だ。 人々が平和に暮らせるようになるのなら、人々の悲しみが少しでも消えて無くなるのならば、他国と合併でもなんでもすれば良いのだ。戦争なんかせずに、相手の用件をすんなり飲んでしまえば良いのだ。そうすれば、きっと丸く治まる。 いっその事、この国なんか滅びてしまっても良いとすら思う。 そして何より、あたしは自由になりたいと思う。 お父様の言う、『こうあるべきだ』というものから逃れたかった。 女として、しおらしくするべきだ。 娘として、親の言うことは聞くべきだ。 王女として、毅然とするべきだ。 国の為に生きるためだ。 お父様の言う限りの無い束縛から抜け出したかった。 このままだと、お父様の意思のみで全てが決まってしまう。 お父様の決めた好きでもない相手と結婚し、寝屋を共にし、子を産み、育て、そして国のためだけに生きる。 そんなの嫌だ。 そんな人生なんかいらない。 あたしは誰のためでもなく、自分のために生きたい。 …だけどそんなことは許されない。 きっとこれからも気付かれない程度の小さな反抗をしながら、言われた通りに生きていくのだ。人生に意味なんかいらないとこっそり呟きながら。 …だけど、ある時を境にあたしは壊れた。 だんだんと口を閉ざすようになり、食事を取らなくなり、最後には部屋からでなくなった。ただ、あたしは毎日月を眺めていた。あの月の鮮やかさは、この城には訪れないのだろうな、と思いながら。時折、あたしは月に向かって手を伸ばした。あの明るさを手に入れたくて。 あたしは月ばかり眺めていて、城内の何にも関心を示さなくなった。きっと、自分の人生を諦めることが出来なかったから。あたしは無意識のうちに大きな反抗心を育てていたのだ。 心の容積を上回るくらいに。 ――その人は、突然に現れた。 あたしは十五歳になった。 戦争も終わった。 そして、一つの出会いがあった。 黒い軍服を着た、まるで月のような人。 その人は、あたしに白い薔薇の花を差し出し、呼びかけた。 『私のフィオナ』 そのとき、あたしは救われたのだと思う。 たった一言。 その人の、その一言で。 相変わらず、あたしは百合の花が嫌いだった。 何より、“マリア”という聖人の名を持つ自分自身が気に入らなかった。人形のような自分が、大嫌いだった。 けれど、そのときあたしは“フィオナ”になったのだ。 それ以来、あたしはその人を慕い続けた。月に想いを馳せ、真白な薔薇を夢に見るようになった。彼が愛しく、そして恋しかった。 月のように美しい人。 あたしは夜毎にその姿を想っていた。 …そして、今に至る。 <②>へ
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東北大SF研 アンソロジー部会 「月の光 現代中国SFアンソロジー」 ケン・リュウ 編 大森望等 訳 序論 今までは注目されていなかった中国SFは、「三体」の出版によって一気に人気を得て、今となってもはや英語圏SFに次ぐ最も注目されている海外SFと言ってもいいだろう。特に2020年には、多くの中国SF作品の和訳が出版され、大豊作の一年となっている。その中に特におすすめしたいのが「月の光 現代中国SFアンソロジー」というアンソロジーである。 本書に収録された作品の数が多く、各性別各年齢層の作者と中国SFの様々な側面やサブジャンルをカバーしている。ヒューゴー賞レベルの作品がないものの、面白くて読みやすい作品が多い。また、最後に収録された三つのエッセイでアカデミック的な視点から中国SFを知ることもできる。即ち、本書は各方面から考えると中国SFの入門書としてはちょうどいい一冊だと思う。 もちろんここに選ばれた作品はケン・リュウの好みに基づいたものであり、ベスト集というつもりでもないのが前書きに書かれている。本書は決して中国SFの全て、また中国SFの最高峰を反映しているわけではないのが注意されたい。 編者紹介 ケン・リュウ。中国系アメリカ人作家、幼年期にアメリカへ渡り、その後、英語でSF小説を創作し始めた。アジア的な背景や自分のマイノリティ・アイデンティティを生かした作品が多い。また、中国SF翻訳者としても活躍している。特に「三体」を英訳した後、世界的な中国SFブームの先頭を切り、今までほとんど紹介されていなかった中国SFを紹介し、英訳を通じて世界に広げた。日本においてもケン・リュウの英訳を介して和訳された中国SFが数多く存在している。 功績が非常に大きいとはいえ、ケン・リュウがアメリカ人であり、彼の手を介して出された翻訳、アンソロジーが主にアメリカ市場向けであることを忘れないでほしい。即ち、ケン・リュウの翻訳、アンソロジーにはどうしてもアメリカの視点が入りがち、但し今回はそれをうまく抑止したような気がする。 最後、本作は勝手に書かれた作品ではなく、ニューヨークのグッゲンハイム美術館の展覧企画の注文を受けて書かれた作品なのである。展覧の詳細は参考資料にあるリンクを参照してください。 作品解説 「月の光」 著者 劉慈欣 本作の著者劉慈欣は「三体」の作者であり、中国SFにおいて最高峰に立つ作家として認識されている。「月の光」はそこまで優れた短編作品ではないものの、彼の特徴をよく反映し、短くて読みやすい作品ではある。 作品が発表されたのは2009年初頭、2008年の経済危機の爪痕がまだ残っている。経済危機の対策の一環として、中国政府は2008年の年末に四兆人民元の投資計画を打ち出した。計画によると、投資は主にインフラと福祉に回す予定だったが、研究とハイテク産業への投資も注目されていた。小説に頻繁に出てきた四兆元は恐らくこの投資計画のことを指している。 経済危機のことを描いていないとはいえ、主人公が経験しているさまよい、未来への不安、重大な決断による圧力などの感情はその時代の読者にとって非常に共感しやすいのではないかと思う。とある時代の読者の共通的な経験、感情を抽象化して主人公の物語に再現させるのが劉慈欣の作品における特徴の一つである。 本作には未来社会のエネルギー源について二つの仮想案が出されている。作品の長さに制限され、詳しく展開されていなかった。しかしその合理的に見えながらも狂想的なスケールと鋭いスケッチはやはり何度読んでも想像を膨らませ、感心させるような素晴らしい文字となっていると思う。火力発電所のエンジニア出身という経緯もあって、劉慈欣は工学的なSFガジェットの創作に長けている。特に地球の深くまで掘るという行為に関して、他の短編作品では中核的なガジェットとなって、より詳しく展開されている。劉慈欣はゼロ年代に活躍していた作家なので、ガジェットが古臭いと思われても致し方がない。しかし裏返すと、SF黄金時代のレトロ的なガジェットがゼロ年代で、今まで知られていなかった別の国の作家によって再び描かれることで、新たな魅力を得たのではないか。実際、中国以外において劉慈欣の作品を評価する人々にはそう思っている人は少なくないような気がする。 最後、また現実の話に戻そう。2008年の経済危機の後に実行された四兆人民元の投資計画は多くのインフラプロジェクトと企業の助けとなったが、結局投資をもらった企業はほとんどの金を不動産投資に費やした。その結果、四兆人民元計画は経済の回復とインフラの整備を多少実現したが、不動産バブルという爆弾が益々危険になる。本文の最後尾で無に戻った主人公の努力は、現実に起きた滑稽劇に対する諷刺と嘆きとなっているのではないかと思う。 更に大きな視点からみると、本文で繰り返して強調された「市場原理」、「新しいテクノロジーによる救済」などの概念とそれらの概念に基づいた努力が果たした虚しい結末が、資本主義社会における市場原理に対する狂熱的な信仰、及びテクノロジーの発展は必ずよりいい生活をもたらせるという約束が、如何に虚しいなのかを示しているのではないかと思う。 「サリンジャーと朝鮮人」 著者 韓松 ぶっちゃけに言うと、この作品は解説してはならぬヒドイ作品なのである。展開もガジェットもおちも何もかもめちゃくちゃ。そのゆえ僕が初めて読んだ時はサリンジャーについてほとんど何も知らなかったにも関わらず、大笑いにして大満足した。 作者である韓松にとって、「サリンジャーと朝鮮人」は割と変則的な作品である。国営大手メディア新華社で記者として働いている韓松は、記者っぽくてマジックリアリズム的な作品を多く書いている。グロテスク、重苦しい、理不尽などの感覚が彼のほとんどの作品を支配し、こんなド直球なユーモアが滅多に見られない。 と言っても本作はただのコメディではない。というのが、サリンジャーの人生と「ライ麦畑でつかまえて」という小説の内容や主旨について、本作は中途半端で合致している。例えばサリンジャーは1950年代(30歳くらい)以降ほとんど作品を発表しておらず、ニューハンプシャーのド田舎の山の上で小屋を建て、ご隠居さんみたいな生活を送っていた。「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ上で本作を読み返すと、更なる楽しみが得られ、理解を深めることができるだろう。 では本作は一体何を伝いたいのだろう。韓松という作家はひねくれものであり、決して作品の主義主張を安易に見いだせてくれないのである。その故、彼の作品を読み解く際に過剰に考える必要ながなく、むしろ作品の雰囲気を真剣に感じる方こそ、作者の意図に近づくことができる。ということで、素直にテキストを受け入れれば、本作は資本主義を否定しながらも、朝鮮人が代表している社会主義は決して資本主義の代わりになれないという観点が見出せると思う。おちに「中国人」の登場とそれに関連する内容は、資本主義と社会主義の関係を暗示する寓話だと思い、そして最後の一文はこの二つの主義が否定された末にたどり着いた虚無を語っているのだと思う。もちろん他の解読も大歓迎です。柔軟かつ多様な視点から作品を解読することができるのも韓松の作品特徴の一つなのである。 「未来病史」 著者 陳鰍帆(スタンリー・チェン) 物語の体すらなっていなさそうなこの作品は、陳鰍帆の作風から大きく離れている。しかし、本作品は陳鰍帆、そして中国SFの大きな潜在力を反映していると思う。陳鰍帆は中国SF作家の中の若い世代の代表として、今までの作品はエンタメがメインだった。別にエンタメがダメというわけでもないが、そればかりやるとやはり期待できなくなる。しかし本作では陳の独特な社会観察とそれに基づいた思考がみっちり詰め込んでいる。実際、社会に対する独特な観察と、その観察を生々しい描写に生かすのが陳鰍帆の作品の最も優れたところだと思う。陳鰍帆本人もこれを意識して、リアリズム的な作家と自称している。「未来病史」の各節はあらすじみたいに、どちらも一つの作品になりそう。これだけのあらすじをかけることが、陳鰍帆の底力と蓄積が期待に値すると思う。 作品そのものに戻ろう。九つの仮想病気を通じて、陳鰍帆は自分が想像した未来社会のイメージを技術の発展や突如の異変に介して正当化、合理化させてあたかも実在したように描いた。その末に、作者であるスタンリーは自分の意図を強調し、この作品は今の人々に対する警告と祝福であることを宣言した。作者はGoogleをはじめとする大手IT会社に勤めて今でもAIによる小説創作を試みているという経緯で、多くの病気は情報技術と関連している。 関連書目 「三体」、「三体2」 著者 劉慈欣 「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」 編者 ケン・リュウ 「完全な真空」 著者 スタニスワフ・レム 「荒潮」 著者 陳鰍帆 参考資料: その他の中国SF関連書目のまとめ: https //scrapbox.io/ryray-sf-bookguide/%E3%83%A1%E3%83%A2%EF%BC%9A%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%EF%BC%B3%EF%BC%A6%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 「サリンジャーと朝鮮人」と関連する企画について(リンク先英語): https //www.guggenheim.org/press-release/tales-of-our-time
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月の光に導かれしミソロジー UC 光文明 (4) クリーチャー:エンジェル・コマンド/月光王国 7000 ■ブロッカー ■このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 ■<オシオキムーン>シールド・プラス-カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、自分のシールドいずれかの下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす) 作者:wha +関連カード/1 《偽りの月を盗むファントム》 カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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タグ 2001年 作品名あ 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP Fullmoon Rhapsody(CANDY) CANDY CANDY ぴょんも かっこいい
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月の光、うつつの夢 ◆S33wK..9RQ 「二度目、ってジョークにしちゃ笑えないな……。ご丁寧にも学ランも着せてくれてさ」 真っ暗な学校でそう独り言を呟く。 真夜中に明かりをつけてしまってはゲームに乗った奴らの格好の標的になる、とアイツから教えてもらったのを思い出す。 窓から漏れてくる月明かりが自分を照らす。この学校の周辺で明かりの代わりになるのは月ぐらいだろう。 肌に冷たい空気が突き刺す。もっと厚着をさせてくればいいのにな、畜生。 二度目、というのは自分が参加させられたクソッタレなゲームに殆どルールが同じだったからそう表現したのだ。 戦闘実験第六十八番プログラム。そう呼ばれていたものに自分は参加させられた。 政治に関して全体主義の体制をとる『大東亜共和国』の戦闘シミュレーション、だったか。あの時はクラスメイトと仲良く殺し合いだったな。あまり思い出したくない。しかし忘れるわけにはいかないのだ。 沢山の犠牲を払って、そして今、自分は生きている。友達を何人も失って。川田も、三村も、杉村も、そして、……桐山も。 やっとのことで脱出して、それで唯一の生き残り、中川典子と一緒にクソ政府にカウンターを喰らわせようと下準備を始めていた所である。 が、なんだこの状況は?殺し合い?また?おいおい、どうなっている? なんてタイミングの悪さだ。 「だけどなぁ、こんな事で挫けるオレじゃないんだぜ」 いいだろう。お前らのいうクソッタレプログラムにまた付き合ってやろうじゃないか。 だが、全員殺して暖かいお家に帰るより主催にカウンター食らわせて暖かいお家に帰る方を俺は選ぶ。 そのほうが気持ちが良いってもんだ。 ……しかしだ。今回は少し相手が違うらしい。あのよくわからない鏡だけの部屋からどうやってここの学校まで移動させたのだろうか? 前は神経ガスかなにかで眠らされてから拉致され、一人ずつ分校を出発したのを覚えている。 だが今回は違った。早くドアを出ろ、と急かされて、出たら学校の黒板にキスをした。(しかも忘れられない始まりの教室だ。畜生) そして後ろを振り返ると自分が出たはずのドアがないのだ。 ……ドラッグとかした覚えは無いし、幻覚とか見たことも無い。だが、急に移動をしたのは確かなのだ。まるで瞬間移動をしたみたいに。 ……細かい事を考えても仕方が無い。それにいま自分の考察をまとめるのは早すぎる。 先ずは自分の支給品を確認だ。 デイパックを開けるとでてきたのは見覚えのあるショットガンだった。 レミントンM870。川田が使っていたものと同等の物かはわからないが、俗に言う『当たり』を引いたのではないだろうか? 他は……おいおい、ショットガンと弾だけか?……寂しい装備だが贅沢は言ってられないか。 で、前回と同じ通り水と味の無いパン、時計に筆記用具、そして名簿。 そういえば、まだ名簿を確認していなかった。自分の知り合いが参加している事は無さそうだが…… しかし、名簿に載っている名前は予想以上に異常だった。 「……なっ!?三村!?杉村に相馬、桐山!?」 どうなってる。死人の名前が名簿に乗っているだと。 自分は他のファンタジー色溢れる名前より、その4つの名前に目が言ってしまう。 ミスプリント、にしては偶然すぎるだろう。同姓同名?……いや、それもありえない。 ではなんだこれは?……オレを混乱させる為のブラフか?いや、そんな事をして政府に何のメリットがあるんだ? では本当に?いや、それはありえない。死人が生き返るだなんて。 「……死人が生き返る?」 『……そして、死者を蘇らせたい者。 最後の一人になった者にはどんな願いでも叶えてやることを約束しよう。我々にはそれが可能だということを知っている者もいるだろう?』 先刻聞いたばかりの言葉を思い出す。 ……もしかしたらあの鏡の部屋のスクリーン(かなにか)に移った男は大東亜共和国の政府の人間ではないかもしれない。 ではなんだ?神様とでも? ヘッ、笑えるぜ。神が居たらオレはあんな殺し合いに巻き込まれなかっただろう。 しかし、これは仮定の話だ。馬鹿らしい仮定だが、奴が神だとしてそれで生き返らせたとして…… 「いや、この仮定はやめておくか……いつからオレは電波少年になっちまったんだ?」 考えるのをやめた。死人は生き返らない。神は居ない。それでいいじゃないか。名簿の名前は同姓同名ということにしておけばいい。 そう納得しなければ混乱で死にそうだ。 次にすべきことは情報収集と物資調達か?この首輪を外す方法、そして工具を探す。できれば仲間も。(同姓同名の奴がもし……いや、やめておこう) 先ずは、この学校をでることにしよう。 ポチャン ……なんの音だ?廊下から聞こえた。 デイパックを背負い、ショットガンを構えて廊下にでる。 ショットガンを強く握った手から汗が滲む。 殺し合いの序盤だ。音を出す行為は参加者にしては無用心すぎるだろう。(それともオレが二度目だから用心しすぎているのだろうか?) 音は女子トイレから聞こえる。 スコーン また音が鳴る。ゆっくりと脚を進め女子トイレのドアの前に立つ。人影は見えない。 真夜中だからそれはなおさら見えない。古い学校の女子トイレのドアは木目がよく浮かんでいる。中から光が漏れていた。この光はこのドアの向こうの窓から漏れる月明かりだろう。 そして、ドアをゆっくりと開ける。 目の前にはなにも無い。しかし、なんて汚いトイレなのだろうか。掃除がまったく行き渡っていないじゃないか。 こんなところで用は足したくない。酷い匂いが鼻を突く。こんなところに長居はしたくなった。 振り返りドアを開けようとした、そのときだった。 「……ん?」 掃除が行き渡っていない汚い床に、それはなんとも美しい、そして華やかに装飾された服、俗に言うゴシックロリータチックな服を着ていて、そして透き通る様な肌をしていて、いまにも動き出しそうな人形が落ちていた。 「……なんでこんなところに人形が?」 両手で持ち上げる。感触は柔らかく、肌は赤ん坊の様にきめ細かい。目は瞑っているものの睫毛は長く、音楽を奏でそうな細い指。 なんと美しいのだろうか。 「…まぁ、中川には劣るだろうか」 おいおい、唯の人形と最愛の人を比べるなんて馬鹿らしいじゃないか、と自分で突っ込む。 ……なんでこの人形は錆びたドアノブを持っているのだろうと疑問を持つ。 そのドアノブを取ろうとするが、完璧に掴んでいて中々離さない。 何故取れないのだろうか。おもいっきり引っ張ってみた。そのときだった。 ギョロン、と人形の目が開いた。 「なっ!?動いた!?」 「痛いわ。気安く触らないで頂戴」 バチン ☆ ☆ ☆ 「……酷い匂いね」 薔薇乙女第五ドール、真紅。彼女はあの扉から出てきたところは彼女にとってあまりにも汚いところだった。 女子トイレの個室であった。そこは暗く酷い匂いが鼻を突く。 前が見えない。 ポチャン。 「……最悪なのだわ」 暗くて見えないため、和式便所に片足を突っ込んでしまった。 本当に最悪だ。アンモニアの匂いがさらに鼻を突いた。 冷静に脚を引き上げた。中にも染みて不快である。匂いは…………。 この面倒な事が終わったらジュンに洗ってもらわなければ。 個室から出ると更に匂いが強まった。月明かりのお陰で少し視界がよくなったが。 「本当、酷い匂い…」 掃除はどうした。この館の執事はなにをやっているのだ。 とても埃っぽいし、ところどころ『物』っぽいものが見える。 不快だ。不快すぎる。 私はまずこのアリスゲームに良く似たこの催しについて考えることよりも、そして私をどうやって此処につれてきたのかより、早くここから出たいという気持ちの方が勝っていた。 しかし、出口のドアは閉まっていたし、ドアノブに背が届かない。 なにかいいものはないか。 「ホーリエ、なにか踏み台になるものはないか探して頂戴。……バケツ?」 ホーリエがトイレをちょこまかと動く。そしてそう時間がかからないうちにホーリエはそれを発見した。 開けっ放しの用具室にバケツが置いてあった。ぐるぐるとバケツの回りをホーリエが回る。 ありがとう、と言いながらそれを運んでドアの前に置く。そしてそのバケツの上に乗る。 「さて、これでようやく……キャッ!?」 しかし、運が悪かった。ドアノブが外れる。 バケツの上に載ってもギリギリ届くぐらいのところにドアノブにあったので、自分の体勢は転ぶか転ばないかギリギリであった。 予想通り、真紅はドアノブを持ったまま倒れてしまった。 スコーン、と情けない音がでる。 「(あら?……意識が…)」 打ち所が悪かったようで意識が飛ぶ。 このままなら夢の中を彷徨うことになるだろう。 そして文字通り、夢の中にダイブした。 夢の中で体が浮く。なんとも心地よい気分だろうか。 まるでティータイムの後の御昼寝に似ている。 しかしだ。その心地よい空間に腕を強い力で引っ張られる。 なんだ?あぁそうか。私はドアノブを掴んだままね。 しかし、意識が起きても体は起きてくれなかった。一種の金縛りである。 早く起きないと腕がもぎ取れる。 そして…… 「なっ!?動いた!?」 「痛いわ。気安く触らないで頂戴」 やっと体が起きた。条件反射でツインテールでその少年を鞭の様に攻撃した。 本当危ない所である。本当に腕がもぎ取れるところであった。 目の前には顔が結構整っている少年が居た。しかしその顔は驚嘆に満ちていて、まるでお化けを見た様な表情をしていた。 数十秒の沈黙が続く。 少年は殴られたのにも関わらずまだ私の体を持っている。 「……レディが目の前に居るのに名を名乗ることもしないの?」 「え…あ、オレは七原、七原秋也……」 少年はまだ驚いている。この反応は私を始めて見たジュンのようである。 というよりか初対面の人はだいたいこの反応だ。 相手が名乗ったからにはこちらも名乗らない訳にはいかなかった。 「シュウヤというのね。では私も名乗りましょう。私は薔薇乙女第五ドール、真紅よ」 酷い匂いが充満するこの場所で、月明かりが二人を照らす。 このファーストコンタクトは最悪なものなのか、それとも…… 【G-4:分校(鎌石小中学校)、女子トイレ/1日目/深夜】 【七原秋也@バトルロワイアル】 [状態]:頬に痛み。 [装備]:レミントンM870(8/8) [道具]:基本支給品、レミントンM870(8/8)、レミントンM870の弾(30発) [思考・状況] 基本行動方針:プログラムの打倒 0:人形が動いただと? 1:脱出の為の情報収集、工具集め。 2:名簿の名前は…… ※本編終了後から参戦。 【真紅@ローゼンメイデン】 [状態]:健康。左足からアンモニア臭。 [装備]:錆びたドアノブ [道具]:基本支給品、ホーリエ、不明支給品(1~2) [思考・状況] 基本行動方針:まだ決めていない 0:早く此処から出たい。 1:此処から出たら何をするか決める。 ※参戦時期不明。名簿に目を通してません。 赤龍激突 投下順 今日より明日は 赤龍激突 時系列順 今日より明日は GAME START 七原秋也 銃の重さ、引き金の軽さ、理想の儚さ GAME START 真紅
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日と月の光「サニーミルク」&「ルナチャイルド」 読み:ひとつきのひかり「さにーみるく」&「るなちゃいるど」 カテゴリー:Extra/女性 作品:東方混沌符 属性:光 ATK:4(+1) DEF:5(+1) 【エクストラ】〔「サニーミルク」&「ルナチャイルド」〕 [永続]自分の 東方混沌符 のパートナーは攻撃力と耐久力が2上昇する。 [自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、カード1枚を引く。その後、目標の 東方混沌符 のキャラ1体を【表】にしてもよい。 R:妖精達を敵に回してどうなるのか判っているの? SR:これで思う存分戦えるわ illust:桜沢いづみ TP-265 R SR 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 2.00 追加パック2」 ブースターパック「OS:東方混沌符 2.00 追加パック2」で登場した「サニーミルク」&「ルナチャイルド」。 登場・レベルアップ時に自分のキャラ1体を表にし、その後1枚ドローできる効果と、自分のパートナーに+2/+2の修正を与える効果を持っている。 登場・レベルアップ時の効果は、ハンド・アドバンテージを失わないため、ドローソースとしては物足りないが、リカバリーとしてはほぼトップクラスの性能を誇る。 自分のパートナーに修正を与える効果は、この手のカードにしては珍しく、 東方混沌符 であればよいため、どのようなパートナーにも能力の底上げを狙うことが出来る。 素材も優秀な小型が揃っている「サニーミルク」と「ルナチャイルド」なので、場に出すことはさほど難しくは無いだろう。 どのようなデッキにも採用されうる汎用性を持つカードである。 参考 ネームが「サニーミルク」であるキャラ・エクストラ一覧 東方三月精「サニーミルク」 「ルナチャイルド」 「スターサファイア」 星と日の光「スターサファイア」 「サニーミルク」 日と月の光「サニーミルク」 「ルナチャイルド」 悪戯好きな日の光「サニーミルク」 光を屈折させる程度の能力「サニーミルク」 ネームが「ルナチャイルド」であるキャラ・エクストラ一覧 音を消す程度の能力「ルナチャイルド」 静かなる月の光「ルナチャイルド」 東方三月精「サニーミルク」 「ルナチャイルド」 「スターサファイア」 月と星の光「ルナチャイルド」 「スターサファイア」 日と月の光「サニーミルク」 「ルナチャイルド」
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508 :本当にあった怖い名無し :2007/03/10(土) 09 39 14 ID rj+4XX240 星新一の「月の光」 ある金持ちは変わったペットを持っていた。 そのペットとは混血の15歳の少女のことだった。 金持ちは少女を赤ん坊のときに引き取り、大理石の床とプール付きの空間 に閉じ込めて育ててきたのだ。 その際、言葉は一切教えなかった。人間は言葉を得ることで多くの情愛を 失ったというのが金持ちの持論だったからだ。 餌を与えるのも自分だけ、召使も含め他の人間をペットに一切接触させな かった。 ペットは金持ちによく懐いていた。金持ちはこのためだけに15年も歳月を かけたのだった。金持ちは満足していた。 ある日、金持ちの召使のもとに一通の電話が入った。 旦那様が交通事故に逢われて重態とのこと。 召使は困ってしまったが、とりあえず非常事態なので自分がペットに餌を 与えることにした。 しかしペットは召使の姿を見た途端、怯えてしまってプールに入ったまま 出てこない。 自分がいるとダメなのかもしれないと思い、餌だけを置いてその場を去る 召使。 いつもご主人様から手渡しで餌をもらっていたペットはそれでも召使の餌 を食べようとしない。 日に日に痩せ衰えていくペット。ペットを死なせてしまったら大変と焦る 召使。 いっそのこと医者に診せようかとも思ったが、それはイコール自分が職を 失うことなのでできない。 「お前のご主人様は今病院に入院していて意識不明なんだ。お願いだから 食べておくれ」 涙ながらに訴える召使。それでもペットは怯えたまま餌に近づこうとはし なかった。 ある日、召使のもとにまた一通の電話が入った。 旦那様lは治療の甲斐なくお亡くなりになってしまったとのこと。 ペットはとても悲しむだろう、しかし伝えなくてはいけない。 重い足取りでペットのもとへ行く召使。ペットは大理石の床に静かに横た わっていた。 ペットの肩に手をかける召使。しかしペットはすでに大理石と同じように 冷たくなっていた。
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つきのひかりはえるころに【登録タグ つ ぴぼ 曲 曲た行 滲音かこい】 作詞:ぴぼ 作曲:ぴぼ 編曲:ぴぼ 唄:滲音かこい 曲紹介 見失ったもの。 この企画の為にファズ自作しました(ニッコリ)(作者コメ転載) イラストは 志筑のま氏 が手掛ける。 ノイズP 主宰の企画、「夏のノイズギター感謝祭2013」に参加した、数ある楽曲のひとつ。 歌詞 赤 青 そのあと いろいろ 白 白 朝色 向き合う 空に 赤 青 途切れた いろいろ 黒 黒 夜色 眠るよ 空の色を知らずに描いた空 世界はどうも光知らず暗い 吸いこまれてゆくよ 深い影の底に 僕の知らない景色の向こう 水面飛び交って跳ねる光 眩しくて目を細めて見ていた 水面に映った満月にさ 水滴、波紋 重なって魅せた 赤 青 混ざった いろいろ 黒 黒 上から 汚して かえる もう一度見たくて迷い込んだ 目を背けてしまってごめんね 水面飛び交って跳ねる光 眩しいけれど目を凝らしていた 水面に映った滲んだ顔 水滴ぽつり、掻き消していった ――綺麗だった。 コメント これいいね -- 名無しさん (2013-09-20 12 51 26) 最近ずっと聴いてる。すごく好き -- 名無しさん (2014-01-06 18 10 27) 名前 コメント