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51 名前:時空大血闘! (デヴィッド・ホイティカー David Whitaker)[] 投稿日:01/12/04(火) 20 40 どこにでも現れる奇跡の人! 正義の味方(?)ドクター・フー! 第二回 SF要約選手権
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【作品名】英雄伝説 碧の軌跡 【ジャンル】 RPG 【世界観】 創の軌跡で世界は無数に存在するターニングポイントで分岐すると言われており、創の軌跡のボスはその分岐した結果の敵なので実在しており一次多元宇宙。 エリンの里が次元の狭間にあり、創の軌跡の敵の設定で外宇宙の存在が明かされているので一次多元+単一宇宙+α そして作中の敵による設定で魔界、天界、異空間、異界、異次元、次元の際、冥界、冥界との境界、高位次元などが明かされているので世界観は一次多元+単一宇宙+10αとする 【名前】 碧のデミウルゴス 【属性】 碧の虚神 【大きさ】 主人公達の姿と比べたら15〜20mはあるか 【攻撃力】 通常攻撃 衝撃波のような物をだす、範囲は10mほど 威力はミサイルや装甲車の攻撃を上回る程度。 炎刃衝波 名前の通り炎の刃を飛ばしてくる、必中の効果があり見た感じの範囲は15mほど。 威力はミサイルや装甲車の攻撃を上回る程度。 ギガントレイジ 地面からゴーレムを召喚しそのゴーレムのパンチにより大爆発を起こす。範囲は見た感じ30mほど。 威力は範囲30m程の大地を粉砕する程度。 エンドオブワールドエンド 絶対零度を纏った氷の魔王を召喚し相手を凍らせる。 範囲は30mほど 超破壊光線 直線上に光線を放つ。攻略本によると射程距離は∞、必中効果あり。 威力はミサイルや装甲車の攻撃を上回る程度。 亜空飛翔 対象1人を亜空間に飛翔させる。範囲は人間一人分ほど 虚空輝煌波 衝撃波を起こし相手を吹き飛ばす、その際に相手についているバフ効果を消滅。範囲は15mほど。吹き飛ばしの効果は10m程度 威力はミサイルや装甲車の攻撃を上回る程度。 超時空鎖異誇撃 雲を突き破り自分より大きいエネルギー弾のような物を吸収し光線として放つ。描写から見るに範囲は数km〜数百km。必中効果あり。 威力は核並か。 無神虚無 相手の詠唱中の魔法を解除させる、魔法技を封印する。 ダメージはなし。範囲は人間一人分ほど リーンカルナシオン 範囲30mくらいにいる人間や岩などを吸い込み消滅させる魔法技。 時空大崩壊 自分の身体の中にいるキーア(因果を御するロリ)を握りつぶし因果律を崩壊させる技。 空間ごと消滅させる魔法やどんな物理攻撃でも反射or無効化させる技や身体を透過させて攻撃を防ぐといった技も貫通する。 範囲は最低でも大陸規模。最高で一次多元+単一宇宙+10α。 以下アイオーン(空間を操るロボット)が使用した技 空間を消滅させる、要塞程度なら一撃で消滅させることができる。 バリアをだして攻撃を防ぐ。列車砲程度なら防げる。 空間を縮めて縮めたものを消滅させる。列車砲が爆発した時の煙を縮めて消滅させた。 デミウルゴスは時間と空間を支配しているので上記の技も使用できるものとする。 【防御力】 素の防御力は大きさ相応。 ボスなので基本的に毒、火傷、麻痺、石化、暗闇、凍結、混乱、即死といったデバフ効果はすべて無効化される。 空の至宝の力も取り込んでいるので外の理で作られた魔剣ケルンバイターでしか壊せない絶対障壁を展開可能。 絶対障壁の強度 絶対障壁はガイアシールドというどんな攻撃でも1度だけ完全に防御する魔法とは比べ物にならないと説明されているので、 ロスト・ジェネシス(全てを飲み込む漆黒の天体が、時空に破滅をもたらす)や ダイヤモンド・ノヴァ(絶対零度の氷塊を幾重にも発生させ、敵集団もろとも砕け散る)などの攻撃も完全に防ぎ切れると考えられる。 作中ではすべてを切り裂くと言われている、外の理で作られた魔剣ケルンバイターで破壊している。 ケルンバイターはすべてを切り裂く剣と語られているのでそのような説明がされている攻撃なら絶対障壁も破壊可能。 【素早さ】大きさ相応 【特殊能力】 戦闘時に4体の部下を召喚しデミウルゴスが一定以上のダメージを受けると部下を吸収して自分の時空を回帰させ回復する。 時空と空間を支配し過去の因果などに干渉することで因果律を操作可能。 碧の大樹が大陸とリンクしておりそれで世界の因果律を組み替えることができると言われているが、 デミウルゴスが登場した時に全ての時間と空間の因果を操ると言われたので範囲は一次多元+単一宇宙+10α 作中でツァイトが「できないことはない」と説明してるので全能 空の軌跡SCでは空の至宝を取り込んだワイスマンが「至宝の力は導力魔法とは比べ物にならない」と発言していたので 時空を支配しているデミウルゴスは、時間の流れを操る魔法や空間を圧縮させて潰すなども自由に行えるとする。 空の至宝は空の軌跡SCのファンブックにて無限の力を保有していることや碧の軌跡のファンブックで空間の絶対支配、人間のあらゆる行動に干渉できると明かされている。 幻の至宝による力で認識などを司っている。 【長所】因果律操作による全能 【短所】作風に合わない能力、範囲が絶望的に狭い 【戦法】空間支配による絶対障壁を展開し因果律操作や亜空飛翔で相手を消す 【参考テンプレ】 【名前】キーア 【属性】零の至宝 【大きさ】132cm 【攻撃力】大きさ相応 【防御力】大きさ相応 【素早さ】大きさ相応 【特殊能力】無意識のうちに関わったすべての人間や動物の好意と愛情を集めて自分を守るように因果と認識を操作ができる。 【長所】普段からキレ気味の人間でもキーアの前だと優しくなる。 【短所】デミウルゴスに握りつぶされる 参戦vol.110 472-473 修正vol.110 479-480 vol.110 474名無し草 (ワッチョイ d957-eN0J [118.241.251.10])2023/02/14(火) 21 41 14.09ID rFv3UYhn0 479 480 ほとんどの攻撃の威力と 素の防御力が不明 絶対障壁も防げる作中攻撃出さないと防御力不明 それとも空間操作とかなんらかの原理付きと作中で言われてるのかな あと体内にキーアとやらがいるならそいつのテンプレも必要だと思う 481名無し草 (ワッチョイ d914-eN0J [118.241.248.40])2023/02/17(金) 21 06 37.60ID 0UIAmI0/0 482 480 絶対障壁の強度は別に不備ではないけど ケルンバイターでしか壊せないと明言されてるなら作中の攻撃ちゃんと列挙した方がいいよ 攻撃力欄見ると絶対零度の凍結とか因果律干渉とか空間消滅とか核威力の攻撃が存在してるみたいだけど 現状だとほぼ意味がないレベルの扱いにしかならなそうな書き方だし あとどんな攻撃で破壊されたかは別にいらない キーアは必須パートナーなのか乗組員なのか参戦形態によって多少扱いは変わるけど 例えば内部攻撃を受けた時や範囲精神攻撃とかを受けたときに弱点になりうるし一緒に参戦するならテンプレ必須 482名無し草 (アウアウアー Sac6-GEQT [27.85.205.148])2023/02/17(金) 22 35 35.12ID ZLlzTGw/a 483 481 【名前】キーア 【属性】零の至宝 【大きさ】132cm 【攻撃力】大きさ相応 【防御力】大きさ相応 【素早さ】大きさ相応 【特殊能力】 無意識のうちに関わったすべての人間や動物の好意と愛情を集めて自分を守るように因果と認識を操作ができる。 【長所】 普段からキレ気味の人間でもキーアの前だと優しくなる。 【短所】 デミウルゴスに握りつぶされる とりあえずテンプレ作成 483名無し草 (ワッチョイ bdcb-8sKX [220.100.38.82])2023/02/18(土) 01 05 27.75ID N0nAA6mJ0 484 482 キーアは人間? 特殊能力は常時能力?範囲は? 484名無し草 (アウアウアー Sa6e-AYQ3 [27.85.204.213])2023/02/18(土) 19 46 57.10ID 85D1oE+ua 483 人造人間 能力は任意っぽい。範囲はキーアと会話できる距離くらいから自分を守るように出来ると思う。
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件: 開始時間: 終了時間: 参加人数: 発売元 イマジニア 発売日 1993/07/27 価格 12,800円 容量 8Mbit その他 スーファミマウス対応
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バランスが時空大崩壊 解説 投稿者であるシイタケ氏の過去四大会の参加キャラや、リクエスト枠などを含めた並~凶キャラたちがランセレサバイバル方式で競い合う大会動画。 初期参加608名の上に、大会期間中にもさらに出場者が追加されている大規模大会である。 『打倒剣帝!』のタイトル通り、過去四作で唯一無敗の優勝を果たした剣帝レーヴェの牙城を打ち崩すキャラが現れるのかどうかが注目される。 AIが搭載されていないキャラは基本的にプレイヤー操作で登場するが、大会期間中にAIが作成された場合は、そちらに変更される可能性もあるようだ。 ルール Life 100%(第二部ではLife 120%) Time 90秒 2ラウンド先取(第二部では1ラウンド先取(ある程度人数が減るか第二部終了まで)) GameSpeed Fast2 第二部以降引き分けは両者敗北扱い 基本シングル戦で、20戦ごとにタッグ戦を行う。 2敗で脱落、3勝及び10勝ごとで脱落敗北数+1のボーナス。 全3部構成を予定しており、ランダムセレクトで選ばれるカラーは大会進行度に応じて限定される。 第一部「FC」 1~4Pカラー限定。総勢の半分が脱落するまで。→240体が脱落するまで 第二部「SC」 全カラーランダム。20名になるまで。→40体になるまで 第三部「the3rd」 10~12Pカラー限定。最後の一人になるまで。 居残りルール 脱落した時に0勝のキャラクターはランセレに居残りとなり、1勝した時点でランセレより除外。 居残りキャラ同士の対戦では、各ラウンド開始時にゲージMAX。 ※プレイヤー操作キャラに居残りルールは適用されない。 出場選手 + 初期参加608名 + 『第一回 最強・最弱トーナメント 10人戦』よりの参加キャラ 剣帝レーヴェ アーク灯氏製作 はっぱ氏AI チルノ ネンミン氏製作 MegaMariドット 京堂扇奈 如月竜人氏製作 リュウ 四条雛子 リオン・マグナス 如月竜人氏製作 ルーミア ネンミン氏製作 アブソリュート白レン 如月竜人氏製作 ロック・ハワード Vyn氏製作 sk氏AI 範馬勇次郎 + 『第二回 強ランク 最強・最弱大会タッグ32人戦』よりの参加キャラ ※初音ミクと天海春香は四作目側に記述 リーズバイフェ・ストリンドヴァリ aki氏製作KOFアレンジ お家氏AI シオン・エルトナム・アトラシア 吸血鬼さつき 如月竜人氏製作 琥珀 M3氏製作 ヴァンパイア仕様 アドベントチルノ アドベントレティ MegaMari アリスドールズ メイ ブリジット カイ=キスク 厨忍氏ACパッチ適用 カイ子 棗鈴 棗恭介 朱鷺戸沙耶 ぽや氏AI 月宮あゆ 暁美ほむら 美樹さやか おつかい氏製作 道潤 イカ娘 竜子2nd 覇王翔吼拳を会得したゲニ子 プリンセス・シシー おはじき夢香 羽衣乃 お家氏AI クレセント スーパー兵太 範馬刃牙 Mr.師範 GURI氏AI Mr.師範・改 + 『初代ぷよぷよ風?な即死ルール大会』よりの参加キャラ アルル・ナジャ 床。氏AI アミティ フェーリ ウィッチ アーちゃん 鹿目まどか わりばし氏製作 巴マミ Geros氏製作 Charlotte 翠下弓那 黒河雲母 + 『ミクの日記念 目指せ!トップアーティスト大会』よりの参加キャラ ※アイドル翡翠はランク外の為不参加 初音ミク 巡音ルカ 天海春香 麻宮アテナ はちゅねミク ののワさん 霧嶋ゆりか イノ 長森瑞佳 jamバンド ミスティア・ローレライ ルナサ・プリズムリバー 平沢唯 つづら氏AI ヤッテヤルデス + 本作よりの参加キャラ ヨシュア・ブライト アサギ プリニー プリニーアサギ ケン アレックス 春麗 キャミィ アルティメット待ちガイル ダルシムズ ヒューゴー サガット メカ豪鬼Mk-Ⅱ 真・豪鬼 ギル アダム いぶき ダンヒビキ イングリッド 月夜 蒼崎青子 わくわく氏製作 わくわく7仕様 遠野秋葉 ダークアルクェイドmk2 朱い月 有間都古 両儀式 蓮 Xehrnyth ロボレン お金持ちれん ゴジレン 吸血鬼シオン ネコアルクアビス ぬこアルク メカプリンセスジェイド MC翡翠 シエル 知恵留美子 復讐貴 グラップラーSHIKI ジョブチェンジ七夜 ジョブチェンジチルノ ジョブチェンジ魔理沙 ジョブチェンジ天子 ジョブチェンジ紫 MFフラン 殺人姫 ディエス アーシェット 剣子 傭兵 イアリ・ヴェグルレスフ 聖白蓮 CC霊夢 たみ☆ふる巫女 霊夢・スカーレット D4霊夢 チルノ ふるれ氏製作 非想天則ドット nns氏AI ニュークリアチルノ(ボス) ⑨ 大妖精 レティ・ホワイトロック ネンミン氏製作 十得制御棒うにゅほ 小悪魔 1/8192氏製作 AC風小悪魔 魔理沙(うろブラ) こわれたアリス 魂魄妖夢 DB2妖夢 鈴仙・優曇華院・イナバ 古明地さとり 水橋パルスィ 火焔猫燐 冴月麟 リリーホワイト カンフー美鈴 紅美鈴 maitake氏製作 くれないみすず 東風谷早苗 ネンミン氏製作 洩矢諏訪子 しーぽん氏製作 四季映姫・ヤマザナドゥ ネンミン氏製作 チェンシロウ 因幡てゐ nns氏製作 非想天則風(オオバコ氏ドット) 鈴仙・優曇華院・イナバ ju氏製作 手描きドット 藤原妹紅 minoo氏製作 綿月依姫 比那名居天子 厨忍氏製作 テンコ 比那名居天子 nns氏製作 非想天則風 伊吹萃香 乾いた大地の萃香 茨木華扇 姫海棠はたて 永江衣玖 西行寺幽々子 FCメイリン 八意永琳 シロト氏製作 minoo氏ドット 八雲紫 朔 レミリア・スカーレット ザトラツェニェ 戦車レミリア イシュタル メガリス 黑魅霊 蓬莱山輝夜 HM氏製作 ルナティックアレンジ イグニス・スカーレット フランドール・バーンシュタイン ルガール・バーンシュタイン 紅クリザリッド クリザリッド 十六夜ゼロ オリジナルゼロ 草薙京 スカイステージ京 クローンゼロ ボスミズチ 歌うオロチ ズィルバー ウィップ 廃仁氏製作 はっぱ氏AI キャロル・ネアムーブ ジョーカー(AKOF) マキシマ アルティ・ガーネット シルヴィ・ガーネット アーデルハイド K9999 CLOUD AWE 2ndゲニ子 シュリセル ゴッドルガール シェルミー 織倉香奈 桜ヶ咲ふぶき シーナ・ビー 里村茜 椎名繭 水瀬秋子 美汐 真琴 美坂姉妹 Unknown 立華かなで スタン・エルロン PS1ドット スタン・エルロン 1/8192氏製作 リメDドット リュウセイ氏AI ディムロス・ティンバー ウッドロウ・ケルヴィン ファラ・エルステッド リッド・ハーシェル Z.A.I.氏製作 リメD風 ベリル・ベニト おまんぼう クレス・アルベイン ロイド・アーヴィング クロエ・ヴァレンス 一条あか狸 マスター楓 嘉神慎之介 OrochiHerman氏製作 マスター十三 マスター小次郎 マスター守矢 マスター鷲塚 高嶺響 やんペコな響 雪 カーズ 若ジョセフ 空条承太郎 悪咲3号氏製作 DIO 悪咲3号氏製作 服DIO デス13 イギー 邪悪の化身ディオ!! アカツキ ムラクモ アノニム 愛乃はぁと りゅん氏製作 このは フィオナ・メイフィールド 朱鷺宮神依 春日舞織 りゅん氏製作 廿楽冴姫 りゅん氏製作 リリカ・フェルフネロフ りゅん氏製作 リーゼロッテ・アッヒェンバッハ りゅん氏製作 ゼニア・ヴァロフ りゅん氏製作(ボスモード) アンジェリア・アヴァロン or2=3氏製作(石油のアルカナ) レイ ラオウ トキ アミバ シン (*´ω`*) 伊達政宗 片倉小十郎 長曾我部元親 チップ・ザナフ 厨忍氏製作4-in-1仕様 ポチョムキン ソル=バッドガイ ディズィー ジョニー ロボカイMK-Ⅲ シャア専用ザクII アッガイ シャア専用ズゴック ターンX かっちぇ氏製作 リアル頭身 サザビー デボネア ブルース フォルテ ゼロ(ロックマン) ビーストマスター(メダロット) アークビートル メカ沢新一 アダツボミ ホウオウ スカポン 天草四郎時貞 緋雨閑丸 柳生十兵衛 覇王丸 橘右京 壬無月斬紅郎 千両狂死郎 王虎 ヴォルフガング・クラウザー カイン・R・ハインライン 山崎竜二 タン・フー・ルー 山田十平衛 若ギース マスターギース ヴァイオレント山崎 退魔士 フラグラント310 リリス ユリウス・ベルモンド マクシーム・キシン 秦兄弟 天楼久那妓 数珠丸恒次 蘭丸 コモード芹香 真吾 桃子 若葉ひなた ユリ・サカザキ ユキ(KOF) 三島平八 恋するドラゴン モーラ トランクス ベジータ スーパーサイヤ人孫悟空 ピッコロ ミスター・サタン セル 暁絶 永遠のアセリア ゼノン・ゼシフィード 霧ヶ峰斬子 カフィリエ・カフェテラス セシリア シュマゴラス サイクロップス 風祭みやび 御木津藍 朱島歩武 緋ノ宮黎 坂上月夜 ミント(空を仰ぎて雲たかく) アグリアス・オークス 内藤 ジャッキー ひろし ジャギュタ ジョンス・リー レーユ ミヅマ 黒崎一護 阿散井恋次 朽木白哉 更木剣八 斑目一角 有沢たつき トレイン=ハートネット 津村斗貴子 戸愚呂100% ポートガス・D・エース サー・クロコダイル ボア・ハンコック ナミ 武藤遊戯 ブラック・マジシャン・ガール 海馬瀬人 真崎杏子 白井黒子 wolf氏製作 ちび黒子 御坂美琴 無虚氏製作 ドラゴンクエスト5主人公の息子 ドラゴンクエスト5主人公の娘 フルアーマーver ホイミスライム ゾーマ ボボボーボ・ボーボボ 首領パッチ ハレイムクラニ アルジェント 脳噛ネウロ 桂木弥子 ジャガージュン市 夜神月 ガッシュ 清麿 ゼオン デュフォー ガッツ ゾッド 愚地独歩 愚地克巳 花山薫 ビスケット・オリバ ジャック・ハンマー 烈海王 涼宮ハルヒ キョン 長門有希 妹(うろブラ) 泉こなた キノ アストレア ブロッサム ちせ ヨーコ 仮面ライダー1号 ストレイト・クーガー ハヤト 松岡修造 ソニック・ザ・ヘッジホッグ シャドウ・ザ・ヘッジホッグ 本田飛鳥 azu氏製作 D4ドット 豊田可莉奈 azu氏製作 D4ドット まるるん スラッシュ カービィ seku氏製作 D4ドット ワドルディ コックカワサキ 塔城小猫 日向夏美 ポップ キュゥべえ 鹿目まどか おりりん氏製作 碇シンジ 綾波レイ スバル・ナカジマ 高町なのは 沢夏琴音 タマラ 百合 悪Q ワルキューレ ぶりぶりざえもん 早乙女乱馬 暗黒内藤氏製作 男乱馬 西浦高校野球部 パワプロくん 五条勝 タクアン和尚 スパイダーマッ 御形 ニーサン アレンジドナルド ダンテ YAMATO氏製作 DMC4仕様 イーノック 音無小夜 桜咲刹那 ぬぬいぬい子 ドロウィン 三つ刃景子 ネヴァ・エヴァルト ザ・カンフーマン 摩神英子 Lord Ravenous 赤座あかり 泉戸ましろ ルシェル 安堂なつみ 赤猫(オリジナル) ネンミン氏製作 アルバ・メイラ 独眼ちゃん アナログマ アオバ ボビー・オロゴン イヴ・ノイシュヴァンシュタイン ニコ ギコ猫 かなか 星影 Hybrid ベール=ゼファー リオン=グンタ 鈴木ぼたん 石馬戒厳 霧崎ミスト インヴェルノ Human Bo リューゲン アカツキカズヤ ボイスパッチ適用(Part6から) ロージー=ローズ レイカ(闘姫伝承) 花菜七そまる マリアン ティア・ラングレー ロック・ヴォルナット マシェッタ ルミネ MMDミクLat式 DragonClaw カンフーマン + リクエスト参加枠 嘉神慎之介 大垣氏製作 一幕非覚醒版 水原奈優 直衛示源 デュアルヘッド・モケーレ・ムベンベ アナザー・ユウカ ADI氏製作 アレンジゴジラ(特異点氏製作版) アイルー Akemi Noodles氏製作 アルト アルカード アナザーブラッド(ドット書き換え) アナザーブラッド Arma 霜 DHQ氏製作 Silvan氏AI あちょぱぎ 幾世あやね バルタン星人(這い寄る混沌氏製作版) 殺戮者七夜 ぼのぼの ブロリー チャボ妖夢 地球大進化 シウス・ウォーレン クラーク・スティル コーデリア(サガフロンティア2) 土管氏製作 クロウ=セイル キューブ クエーカ Ver4.3 デス=アダー デイジー(対決!! ブラスナンバーズ) グレバム・バーンハルト ヒューゴ・ジルクリスト ミクトラン シャナ まっしろ氏製作 電撃学園RPGドット コンバット越前 羽澄えり 悠久のユーフォリア 魅人形 フェリル フォズ フサギコ 短命二郎阮小五 グリゼラ ガッツ星人 ハイDIO ハーミル ホークアイ 平沢進 ヘビーロブスター イリア・シルベストリ 糸子 怪盗ジェイムズ ジルチェ 氷桜かえで Keeper of K キングスライム きりん KJ春香 ラオウ小町 Konngara 薙氏改変版 リリス・エルロン bara氏製作 リメDドット リリス(ヴァンガードプリンセス) ルナ姫木 めいぷる薙 マリア・トレイター マーヴェル・フローズン メタルスライム ミラ・ミシアーノ モララー 七夜志貴 Kn氏製作 MOW仕様 シタン・ウヅキ 薙 D4版 右浪清 神楽那由他 nesマリオ 永峰希美 ニュッ おぼろ丸 マカオとジョマ おにぎり オロチボール オズワルド 愛の天使パプリカ フェウス=モール ポゴ ぽろろ プーレ プレセア・コンバティール クア 薙氏改変版 ラルフ・ジョーンズ ラティクス・ファーレンス 赤い水性のチャン リヒター・ベルモンド リース 森近霖之助 ルシェカ サイモン 御殿谷サキ サモ・ハッカ 早苗AC 殺人貴 殺人貴・志貴 デフォルト設定→覚醒OFF 斑鳩沙月 セフセフなレンたん シャルティル 真ヴァルドール 白玉20 ショボーン ver0.62 タカラギコ たかし タンホイザー つー チャーハン作るよ! 不死英雄戦士 ヴェノム ワラキアの夜 2ndインヴェルノ 青水シン ヤリドヴィッヒ ユン・ジョウ 忽那ゆい 風見幽香 見越入道氏製作 高頭身ドット スク水ゆうかりん Moiky氏製作 ぞぬ ぞう + 特別枠(プレイヤー操作による参加) アドル・クリスティン セルセタの樹海ver 緋村剣心 ndroide氏 Warner氏製作 ソーニャ ショートPeace氏製作 + 重要な設定変更キャラ 服部半蔵 masquer氏製作 おまけの人氏AI→ファンタズマ氏AI(Part9から) 白河ななか インナー版 デフォルトAI→プレイヤー操作(Part10から) 星咲緋色 AI無し→プレイヤー操作(Part3から) 浮竹十四郎 デフォルトAI→プレイヤー操作 原作再現の雪姉さん エス氏製作 プレイヤー操作→おまけの人氏AI(Part5から) しぃ プレイヤー操作→薙氏AI でぃ デフォルトAI→薙氏AI 美樹さやか Annri氏製作 プレイヤー操作→>天<氏AI れみにゃ プレイヤー操作→>天<氏AI シャナ 汚レ猫氏製作 手描きドットリメイク版 プレイヤー操作→>天<氏AI(Part9から) 2ndゲニ子公開キャラのAI封印により、デフォAI→プレイヤー操作(Part22から) ソニック・ザ・ヘッジホッグプレイヤー操作 + Part3以降の追加キャラ ゲッコー・モリア ジャギメイリン Ts氏製作 博麗トキ 朝倉鉄兵 キワミ 江戸川インポ氏製作 Newキワミ 斎藤一 江戸川インポ氏製作 ガトチュ 緋村剣心 江戸川インポ氏製作 ケンちゃん 志々雄真実 江戸川インポ氏製作 CCO 9条流レミリア ni-san氏製作 相手にルールを適用ON テンコ(神様家族) ブロントさん(光モード) デフォルトAI→Geros氏AI(Part8から) ブロントさん(闇モード) プレイヤー操作→Geros氏AI(Part8から) 汚い忍者 天元突破版 Dルガール アフロン氏製作 ヅァギ氏AI+改変 瀬田宗次郎 帽子レン プレイヤー操作 うづき 薙氏AI 倉橋時深 Snowwolf氏製作 バージル bugya氏製作 間桐桜 ボスモード アナスタシア 氷結界の龍トリシューラ 前原圭一 baggy氏製作 トラップサトコ 右代宮縁寿 ゆ~とはる氏製作 yuki氏AI ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 高頭身版 フォルテクロスロックマン KAITO 翡翠 IQS氏製作 翡翠&琥珀 R-R氏製作 プレイヤー操作 ゲシュレンスト >天<氏AI 吉良&レン オルステッド ワーキペレウ氏AI 田所アキラ スターマンの息子氏AI 高原日勝 スターマンの息子氏AI レイ・クウゴ ちぃたま氏AI サンダウン・キッド 爆皇雷 日本破壊結社NHK氏製作 わくわく氏AI 牧原アリーナ 秋穣子 moiky氏製作 オレオ氏AI 秋静葉 Agata氏製作 青村氏改変 マイティ・コングマン MATY氏製作 ティベリウス・トウケイ ルーティ・カトレット アグリアス・オークス おかん氏製作 オメガ ARU氏製作 天のゼオライマー クロエ・ヴァレンス オキナ氏製作 ヴァーミリオン・CD・ヘイズ ハクレン バブルスライム ヨハン・カスパール 木。氏AI デミトリ・マキシモフ YoungKirei氏&Take.K氏製作 ジャギ モヒカン氏製作 プロデューサー うにゅほライトアーマー 斬真狼牙 恵曇愁子 神崎陽 ティア 孔瑞麗&孔濤羅 アリュマージュ ヒトツキ ピカマン カードガンナー 南師猩 クドリャフカ 来栖川芹香 カシウス・ブライト シャルロット ティータ・ラッセル コロッサス 水坂憐 響 佐倉杏子 メガマリ 超サイヤ人3孫悟空 ベガ ブラック★ロックシューター 時雨(艦隊これくしょん) ヤシャオウ えここ 坂本美緒 木曾 富竹ジロウ 関連大会 第一回 最強・最弱トーナメント 10人戦 第二回 強ランク 最強・最弱タッグ32人戦 初代ぷよぷよ風?な即死ルール大会 ミクの日記念 目指せ!トップアーティスト大会 刹那の早撃ちトーナメント MUGENバトル!アタック25 並並シンラン大会 コメント 結構大規模な大会だなこれ -- 名無しさん (2013-05-30 16 14 59) キャラ数がスカイツリーの高さに並んだ -- 名無しさん (2013-06-06 15 34 20) よかれと思って設定変更(主にプレイヤー操作・AI操作)枠を作ってみました!…余計だったら削除お願いします -- 名無しさん (2013-06-06 17 58 42) 半蔵のAI変更も追記できますか? -- 名無しさん (2013-06-07 09 09 06) 久しぶりに見たらLALキャラめっちゃ増えてるww -- 名無しさん (2013-06-14 02 04 24) リクエスト参加枠の蝉人形→魅人形に修正をお願いします。 -- 名無しさん (2013-06-25 01 04 02) 追加修正終わったーと思ったら編集されていますで一度全部リセットされた…ぐぬぬ -- 名無しさん (2013-06-25 01 36 34) 大規模な修正の時は、直接行わずにテキストエディタで下書きを作るといいですよ。正しく行っても、たまに読み込み失敗で消えてしまいます -- 名無しさん (2013-06-25 06 57 06) Part29までは対応できた、と思う。2部3部への移行人数とゲニ子操作変更だけだが -- 名無しさん (2013-07-25 17 48 02) マスギとかちょいちょいいてはいけないやつがいるなー -- 名無しさん (2013-08-10 18 58 42) 特に2部以降はジャッキー先生とかメガリスとか高カラーが狂神のやつがむちゃくちゃにするという嫌な予感 -- 名無しさん (2013-08-10 19 00 18) まあバランス時空大崩壊と断ってあるが神狂凶に並強が蹂躙されませんように -- 名無しさん (2013-08-10 19 01 36) リンク直してくれた方ありがとうございます。(自分規制掛かって直せなかった) -- 名無しさん (2013-11-12 01 39 10) 剣帝敗退しちゃった・・・ -- 名無しさん (2014-03-25 15 33 38) 完結おめでとう!良い大規模だった -- 名無しさん (2014-07-14 03 07 48) 名前 コメント マイリスト
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アリオス撃破後ガイの墓前で会話イベント ティオ加入後再び病院へ行きセシルと会話で彼女の家系がわかる会話あり 大樹到達後でもミシュラムで水着切り裂き事件のイベ発生 キーア隣にいるww 4章でも同じことがいえますがシグムントはSクラフト発動前にオーガクライを使用してきます -- 名無しさん (2011-10-06 20 35 06) ラスダンのエレベーターでハマった時グルグル動いてフィールドアタックしたらもとに戻った -- 名無しさん (2011-10-07 20 34 54) リーシャが仲間になったあとに古戦場の太陽の砦と別方向の一番奥で扉の前に居るラウと会話するとツァオと会話イベント、イベント後ラウからバーストオーブが貰える。話が進むとまた会話できるみたいです。 -- シリウス (2011-10-08 13 22 09) ノエル加入前のベルガード門一個手前のマップでエロンアークが居ました・・・。天眼などでは表示されませんがマップ上に大きな姿が・・・ -- シリウス (2011-10-08 13 30 24) クロスベル市解放作戦の小イベントにサンサンとの会話を含むのはどうだろ -- 名無しさん (2011-10-08 23 46 13) デミウルゴス戦でSクラフトや最強アーツ使ったらバニッシュさせられたんだが、単体のときはしなかった。オトモを全部巻き込むとしてくるってことかな?通常クラフトは問題無いみたいだが… -- 名無しさん (2011-10-09 07 11 13) ラスボスのバニッシュの件、お供が1匹残ってて、バースト中にランディSクラをボスのみに当てたら直後割り込み反撃でロイドに使われたが、ロイドのバーニングハートⅡの効果があるときで無効(?)だった(消えなかった)。それとも確率で消されるのか、バグなのか・・・。何度か試したが、俺のラスボス、みんなの報告と全然合わなくてちょっと不安。 -- 名無しさん (2011-10-09 15 15 45) 書いたものだが、訂正。お供も巻き込んだかもしれない。記憶曖昧スマン。 -- 名無しさん (2011-10-09 15 25 39) クロスベル市解放作戦攻略後に(ノエルがいる状態で?)ベルガード門屋上のソーニャと会話で小イベント -- 名無しさん (2011-10-09 17 21 03) 隠しのヴァーミリオン難易度によって手に入るアクセサリー変わるね -- 名無しさん (2011-10-09 20 59 28) ラスボバニッシュの件、お供巻き込む関係なしに本体に1万ダメ以上だとバニッシュ? -- 名無しさん (2011-10-10 01 01 56) ラスボスでΣアセンションを発動、ワジのターンで発動しましたが、ワジではなくティオがバニッシュされました。コンビクラフトのバニッシュ対象はランダムだと思われる。 -- 名無しさん (2011-10-10 15 05 42) マリアベル戦でマリアベルだけを倒しても戦闘終了にはならない。多分取り巻きは最低でも4匹倒さなきゃダメ -- 名無しさん (2011-10-10 17 45 34) アイオーン戦でとりあるず開幕ゼロフィ→ランディさん死嵐で端っこまで特攻→残り3人動かず補助かけ→ランディが執拗にグレネイドで狙われ続ける。たまに振り向いてパンチ グレネイドはダメ高くないので後は殴ってたら余裕 距離が優先AIっぽい -- 紅ェェ (2011-10-10 21 36 04) 蒼き神の大技はバーストでキャンセル可能(結局喰らってないのであくまで推測ですが、魔法ではない) -- レイゲツ (2011-10-10 22 24 40) エレベーターバクではまった時、○ボタン押したら抜け出せました。確認お願いします。 -- 名無しさん (2011-10-11 01 52 11) アルモリカ古道私有地、ウルスラ間道停留所付近(南)くぼみ。エロンアークさん鎮座確認。(ヒドラプラントと会いたいのに・・・) -- 名無しさん (2011-10-11 09 25 35) 連投失礼。一度メルカパで移動して再度古道へ行った際、村から2マップ目入ってすぐの路上にヒドラプラント様確認。 -- 名無しさん (2011-10-11 09 28 07) ・・・塔にいこうとしたら、手前の森のなかでプラント様・・・ -- 名無しさん (2011-10-11 09 51 13) カンパネルラとアリアンロード戦前に古戦場でツァオに会いに行くと小イベント、イベント後ゼラムパウダー入手 -- 名無しさん (2011-10-11 21 46 44) クロスベル開放作戦~キャラグラのバグが発生するのはPT先頭にリーシャの場合バグの確立UP?バグ後他キャラでセーブし、再起動でバグ回復、以後バグ起こらず。 -- 名無し (2011-10-12 02 18 08) 前作登場している銀は大丈夫だが、仮面割れた後のリーシャでPT先頭に立たせると声が出るの遅れたり、出なかったりのバグが初回~3周目もずっと発生中。 -- 名無し (2011-10-12 02 23 50) 終章のイベント時キャラグラのバグはリーシャがPTにいない&サポートメンバーに入ってる状態では全く起こらないのを確認。PTの先頭に立たせるとでEDまでバグ発生し続けました。先頭以外は未確認。 -- 名無し (2011-10-12 02 27 04) ラスボス戦の虚空輝煌波について気付いたことが(長文失礼)。STR,SPD,AGL+50%,ステルス状態のリーシャを狙ったものなんでしょうが、 虚空輝煌波→ステルスだから当たらない→強化状態消えてないからもう一回→(無限ループ) ということが起きました。リーシャにSブレイクさせてループから抜けましたが、できない状況な場合、ディレイゼロで使ってくるので、多分リセット強要になってたと思います。バグとして載せるべきでしょうか? -- 名無しさん (2011-10-12 14 42 32) お供吸収後の超時空~はナイトメアで19000~22000ダメージ。耐えるなら少し鍛えてHP上げるクオーツ装備する必要あり。 -- 名無しさん (2011-10-13 14 52 55) 古戦場ツァオのイベントは星見以前にも別イベントがあったはず。たしかリーシャ加入直後一度報告できたけどなにもらえたか忘れました。 -- 名無しさん (2011-10-13 15 54 45) 魔弓のエンネアには「エンジェルアロー」ってクラフトもあり。おそらく中円で混乱効果。 -- 名無しさん (2011-10-13 22 00 03) エレベーターバク手前のエレベーターは○ボタンで抜け確認。後方エレベーターは無理みたいです -- 名無しさん (2011-10-14 22 27 07) ミシュラム攻略までに古戦場地下に行くと、ツァオにもらえるのはバーストオーブ。ゼラムパウダーのとはイベント内容も違う。 -- 名無しさん (2011-10-15 17 28 17) 今ハードでラスボス第二形態と戦闘中なんですが。。。どうしても勝てないんです><オススメアーツの組み合わせを教えてほしいです>< -- 赤い死神 (2011-10-16 09 20 40) 何週目か分からないけど、出し惜しみしなければバーストオーブ連打で乗り切れるんじゃね? BOSSの最高位アーツを暴風のルーン等で対処すれば他は回復に気をつければ殴って詠唱するだで特には問題ないはず。取り巻きは1匹残してBOSS対処をすれば再召喚もほとんどされないから戦いやすいと思われ。 -- 名無しさん (2011-10-16 10 11 11) エンネア:バーストで遅延無効できず2回連続行動した、残りのバーストは遅延くらってないやつが3回連続行動して終わった -- 名無しさん (2011-10-16 12 09 48) 魔弓のエンネア戦でバースト中にスレイプニルを倒してしまえば遅延は無視できる。ってあるんですけど普通にディレイされてバースト中に割り込まれました、そのあとエンネアが通常攻撃したあとロイドに順番が周ってきた時なぜかコンビクラフトしても再びロイドに順番が周ってきていえばずっと俺のターン状態でした、そのときはSPDがロイドが一番高かったのでおそらくほかの3人はディレイ効果が残っており最初に周ってきたロイドのみがバースト中のディレイ効果から脱出できて一人だけ本来のディレイ0の状態で連続行動したってことだと勝手に思ってます -- 名無しさん (2011-10-21 00 55 22) アルモリカ古道にて、ウルスラ間道登録のエロンアークと遭遇・・・ -- シリウス (2011-10-16 19 14 05) 終章各地の状況確認でマインツ山道の地雷踏まなければDP1かも -- 名無しさん (2011-10-17 15 23 09) マインツ地雷、画面上部に沿っていけば分岐路(手配魔獣のいる)にあるやつ以外は当たらない……かな? -- 名無しさん (2011-10-22 00 09 49) ツァオとの会話なしでDP1貰えました。条件ではないようです -- 名無しさん (2011-10-17 23 20 22) ラスボス、カウンターのバニッシュ、ゼロフィールドで防げます。後、時空大崩壊はバースト発動でキャンセルできました。 -- 名無しさん (2011-10-17 21 19 06) 爆釣勝負にすべて勝った状態で、開放前にボート小屋行ったら釣皇の方からカルプ10匹他もらった。 -- 名無しさん (2011-10-17 21 32 07) すみません既出でした -- 名無しさん (2011-10-17 21 33 01) マインツトンネルの地雷に関係しているのかも -- 名無しさん (2011-10-18 10 50 52) ティオのフィールドアクションで破壊 -- 名無しさん (2011-10-22 00 12 34) バグで業の領域に入れない・・・。 -- 名無しさん (2011-10-22 23 17 35) 時空大崩壊は核にいるキーアを潰す→キーアが書き換えて存在する「現在」が崩壊→全員消滅、となってるようにも見える・・・ -- milktea (2011-10-23 01 32 45) クロスベル市解放作戦攻略後にウルスラ間道中州で釣りをしているペーターに話しかけると虹玉EXを5個貰えました -- 名無しさん (2011-10-23 18 37 41) やっとアリアンロード倒せたと思ったらエリィのセリフの後フリーズしました・・・。 -- 名無しさん (2011-10-23 23 00 39) ちなみにフリーズしたのはエリィのセリフ後にリーシャのセリフ出た瞬間でした。 -- 名無しさん (2011-10-23 23 38 25) アリオスとの戦闘後、昇降機でメルガバに戻る途中にバグ…。 - 名無しさん 2011-10-24 21 52 46 クロスベルタイム⑩ってウルスラ病院でも購入できなかった毛? - 名無しさん 2011-10-24 23 06 52 戒の部屋で普段の戦闘に入るときに固まりました - 名無しさん 2011-10-24 23 20 49 クロスベルタイムズ⑩の最速はウルスラ病院っていうかレクチェな。あとボート小屋にいけるようになる最速はリーシャ加入直後だな。↑には僧院や塔のところに書かれているが。 - 名無しさん 2011-10-24 23 43 58 ノエル戦ですが、ヘビースマッシュの使用を確認しました。難易度ハードで相手の残りHPは三割程度だったと思います。 - 名無しさん 2011-10-25 00 51 14 魔弓のエンネア戦にて、バースト中にスレイプニル殲滅した後、バースト中にもかかわらず遅延攻撃を繰り出してきますが、エンネアの次のキャラはずっと俺のターンできました。(自分の時はリーシャでした) - 名無しさん 2011-10-25 20 56 21 エロンアークの溜めクラフトは魔法扱い。Aリフレックスで反射ダメージ可。 - 名無しさん 2011-10-25 21 30 31 どうやらマインツトンネルの地雷を踏まないことがDP1の条件みたい。地雷踏んで、それ以外はキチンとこなした上で「各地の状況確認」のDP+が無かったので、割と確定に近いかと - 名無しさん 2011-10-25 23 28 29 「マイン」ツだけに地雷ってか。 - 名無しさん 2011-10-26 06 27 17 亜空飛翔 7000ダメージで使われました - 名無しさん 2011-10-26 17 59 01 警察学校で予想外料理を全部渡すと幻朧もらえるのは既出だが、タイミング的にはオルキスタワー攻略後なのでここに入れといても良いと思うよ。 - 名無しさん 2011-10-27 10 55 23 DP+1は地雷踏まないで確定です コンプリ-トガイドより - 名無しさん 2011-10-27 16 46 11 亜空飛翔の条件がわかんね 通常攻撃9000ダメージでやられたんだけれど - 名無しさん 2011-10-27 18 50 05 アリアンとシグムントの一騎打ち見てぇ。 - 名無しさん 2011-10-27 20 20 00 神機αを倒した時点で捜査官1st貰えるのか。 - 名無しさん 2011-10-27 23 24 39 絆イベントのところに"ワジとのイベント条件を満たしている場合"とありますが別にみたしていなくてもワジとの会話が終わってアッバスに話しかければパーティ編成の項目がでます - 名無しさん 2011-10-27 23 34 12 満たしていたら先に約束するイベントが発生するってことじゃん、理解できてないの? - 名無しさん 2011-10-29 22 03 23 オルキスタワー内、シズクとの会話でバグ。 - 名無しさん 2011-10-28 18 30 17 バグの内容も頼む。画像乱れからゲームフリーズまでいろいろあるでしょ。 - 名無しさん 2011-10-29 06 43 57 あ - 名無しさん 2011-10-29 20 18 38 俺はダメージ12000で飛ばされた。 あとバースト中にバーストオーブ使うと便利。 ラスボスの最後辺りに使ってみてみ。 - 名無しさん 2011-10-29 20 51 02 カンパネルラ戦のところに書いてある「アーツ反射の穴」ってどういうことなんでしょうか?Aリフレックスなんて使ったこと無いからわからんとです。 - 名無しさん 2011-10-29 22 54 56 アーツを反射してさらにアーツ反射という感じにならない事。つまりはカンパネルラのアーツを反射してもちゃんとあっちに反射のダメージは入るって事だね。 - 名無しさん 2011-10-30 03 24 34 攻略王ロイドは、最後に女性キャラの手で攻略されました。 - 名無しさん 2011-10-30 07 10 21 アルモリカ村からボート小屋に行けない。このタイミングでないとアイテム貰えない? - 名無しさん 2011-10-30 00 06 42 クロスベル解放後でも大丈夫だったような。取りに行けるようになる時期はリーシャ加入後からのはず。 - 名無しさん 2011-10-30 03 21 57 ラスボス戦で時空大崩壊とは違うSクラ使われた。 取り巻きを取り込んだ後から使うのかな? とりあえずナイトメアで全体に1万5千くらい、取り込んで攻撃力UPした直後に使われて3万のダメージ喰らってふつーに死んだw。 名前は分からんが大崩壊にだけ注意してると危ないかも - 名無しさん 2011-10-30 01 24 30 とりあえずエンディング後の酷い誤字はいったい何だったのか・・・ - 名無しさん 2011-10-30 04 52 13 幻焔計画の締めくくり、次の舞台はバラされたね。結社絡みは次回作で終わりか。 - 名無しさん 2011-10-30 07 13 39 オルフェウスの全貌が明らかになってないからまだ結社出てくるでしょ、多分 - 名無しさん 2011-10-30 08 02 54 sizuku - 名無しさん 2011-10-30 18 39 27 虚空輝煌波無限ループになるバグ?一人だけステルス、アーツ反射の状態で発生 - 名無しさん 2011-10-30 23 39 35 ステルス状態のキャラがSクラでもしない限り抜け出せないと思うよ - 名無しさん 2011-10-31 00 35 41 うん、つまりリセットしました 経験値を産む機械で使った時間がパーに - 名無しさん 2011-10-31 12 54 23 リーシャがパーティにいなくてもシュリの帽子もらえました。 - 名無しさん 2011-10-31 03 29 18 通常攻撃で7000ぐらいしか食らわせてないのに亜空飛翔 - 名無しさん 2011-10-31 10 08 56 神速のデュバリィについて 難易度イージーでプレイしていますが、分身のHPが7万、本体のHPが2万と逆転しているので分身の見分け方についてはイージーの場合同じようにいかないです - 名無しさん 2011-10-31 16 07 48 いや、同じようにいくだろ。攻略にも「低い方が本体」ってかいてる。よく読め。 - 名無しさん 2011-10-31 16 13 16 ミシュラムでの戦いで、猟兵がウォークライで二人も自殺したんだけど。どういう戦闘判断で動いてるんだあいつらw - 名無しさん 2011-10-31 18 58 04 手加減してくれてるんだよ(笑) こちらは一度の戦闘で2人連続自殺、ラスダンまでに計5名の自殺を確認。 - 名無しさん 2011-11-01 06 31 08 マリアベル、弱い - 名無しさん 2011-11-11 20 17 16 アナザーワンのアナザーディメンション、Lv5のウィング装備のエリィがVANISHしました。また、AGL100ロイドでも回避不能で、Lv5キーパー装備でVANISHしたところHP全快のままVANISHしたままでした。 - 名無しさん 2011-10-31 22 32 52 レオールガンイージの自爆は全体じゃなかった - 名無しさん 2011-11-01 15 03 23 ナイトメアアリアンさん倒したんだけど、兜脱ぎ前は普通にHP77000くらいだったのが、兜脱ぎ後はHP59000に減ってた。仕様?各種ステータスもダウンするのかな…リトライとかはしてない - 名無しさん 2011-11-01 18 25 44 んー、予想なんだが。アリアンは兜脱ぎでHP全回復してるわけじゃないんじゃないかな? 確かハードでやってた時も全回復はしてなかった気がする - 名無しさん 2011-11-01 21 49 16 戦闘手帳見れば解決じゃね? 兜脱ぎ前後で違う敵として登録されるからMAXHP比べれば分かる。 - 名無しさん 2011-11-02 00 15 20 戦闘手帳にも、ナイトメア兜脱ぎはHP77400で登録されてるよ - 名無しさん 2011-11-02 05 45 56 兜脱ぎアリアンは,別の敵に入れ替わってる気が.直後は必ずSクラだから,初期CP200なんだろう - 名無しさん 2011-11-07 20 44 06 別ユニットうんぬんじゃなくて、兜脱ぎ後のHPがおかしくなってるってことだろ。戦闘手帳だと77290なのに実際59000だったnndaga - 名無しさん 2011-11-08 18 27 34 ↑の続き。手帳では兜脱ぎ後のMAXHPは77400。実際の戦闘では兜脱ぎ前77400の兜脱ぎ後59000だった。各種ステータスがどうなってるかは、STRはノーダメージだったんでわからないけど、SPDとADFはナイトメア準拠になってるとは思う。体感なんで確証は無いけど。 - 名無しさん 2011-11-02 09 35 20 ごめん77400じゃなくて77290 - 名無しさん 2011-11-02 11 11 00 バースト中に天菓<<夜月>>使っただけなのに亜空飛翔されました。その前に13000前後のダメージ×2で2回とも亜空飛翔されてます。 - 名無しさん 2011-11-03 00 31 59 バースト中じゃなく、Sクラで12000ダメージをスルーされた。7000超えくらいがトリガーかも。そして8~9割でカウンターバニシュなのかもね。 - 名無しさん 2011-11-03 17 21 06 マリアベル戦、エリィがいると、闇針攻撃はなぜかエリィ以外を狙わない。 - 名無しさん 2011-11-03 11 04 49 ちなみに攻撃率は10回中9回はエリィ対象。やっぱり執着心の成せる業か? - 名無しさん 2011-11-03 11 05 56 俺の時も通常攻撃はロイド以外狙わなかったな - 名無しさん 2011-11-03 18 53 31 俺のときはロイド以外狙わないんだがwwちなみにエリィもinしてるからそういう問題じゃないと思う - 名無しさん 2011-11-03 14 28 14 なるほど、エリィに粉かけるロイドが許せないんだねww - 名無しさん 2011-11-03 17 17 16 どうしよう・・・昇降エレベーターではまった・・・セーブしてねぇ!! - 名無しさん 2011-11-03 18 17 28 直近のセーブデータからやりなおし。メニュー画面開いて閉じると直ることもあるらしいが。 - 名無しさん 2011-11-04 06 14 05 昇降機はまったけど、ワジのフィールドアクションで抜け出せた。ジャンプが良かったんだろうか?w - 名無しさん 2011-11-09 03 09 56 DPの最大は405でいいのかな? - 名無しさん 2011-11-04 00 31 33 30階の端末操作のシーンでバグが……ティオ椅子の後ろで空中空気椅子の図 - 名無し 2011-11-04 21 03 46 ↑グラフィックがおかしくなるバグの一部でした。ロイドが二人とか… - 名無しさん 2011-11-04 21 15 24 不思議に思ったんだが亜空飛翔って攻撃アーツダメージ1万↑のみなのか?Sクラやってもしてこうへんかったし・・・ - G 2011-11-04 22 35 46 終章でロイドにゼロを渡した後のシズクは何処に・・・? - nao 2011-11-05 15 15 23 ボス戦までは同じ部屋の窓際、ボス戦後は屋上の画面手前側 - 名無しさん 2011-11-05 15 49 08 ありがとう…欠片取り行ったのに気付かなかった…。 - nao 2011-11-05 17 37 56 マリアベルのダメージ浴びた時の喘ぎ声どうにかならんの?軌跡シリーズでまさか恥ずかしい思いをさせられるとは思わんかった(汗) - 名無しさん 2011-11-06 21 58 47 シェラザードさんのSクラはどうなのさ! - 名無しさん 2011-11-16 21 52 47 ボス攻略のゼロ・クロッカー(アリオスのお供)のとこだけど「1000を超えるディレイ」って書いてあるけど、10000の間違いとかない?1000って大したことないんだけど - 名無しさん 2011-11-06 22 15 16 遊びでラスボスリトライしまっくてたら最終的にHP20000くらいになってダメージ3000位でも亜空飛翔使ってきた。恐らく最大HPの1/20くらいのダメージで使ってくるっぽい。 - 名無しさん 2011-11-06 22 46 48 ごめん3000じゃ1/20にならないねw 最大HPに対する割合ってとこだけ参考にしてもらえれば。 - 名無しさん 2011-11-06 22 48 41 終盤の容量がぎりぎりになってる。最後の三連戦だけ別ページにした方がいいかも - 名無しさん 2011-11-06 23 29 48 容量ってどこで確認?できるんならちょっと調整したいところなんだが。 - 名無しさん 2011-11-08 04 32 01 少し調べてみたがWikiのメニューで確認する方法が見つからなかった。仕方ないので編集画面で#contentsからコメントログ]]までをコピーしてテキストエディタに貼りつけ、文字コードを「UTF-8」に指定して保存。プロパティで容量を確認すると49,337 バイトとでた。 - 名無しさん 2011-11-08 13 04 16 で、三連戦の展開部分を削ると39,594 バイトになった。 - 名無しさん 2011-11-08 13 08 54 大分↑でも書いたが回復料理使っただけでもなぜか亜空飛翔使われた。バグかもしれないが。 - 名無しさん 2011-11-08 00 11 38 解き明かし者の実績がニールセンの隠しイベントをこなしているのに - 太郎 2011-11-09 08 08 14 実績のページは確認したのか? 終章でイベントが発生しても実績がとれるのはずっと先の話だと書いてあるが。 - 名無しさん 2011-11-09 11 01 37 紅き湿原どこ? - 名無しさん 2011-11-12 11 21 35 隠し魔獣のページを確認したか? - 名無しさん 2011-11-12 11 23 44 塩の杭は全体じゃないっぽい - 名無しさん 2011-11-13 11 32 24 範囲が広いだけで、画面四隅だと回避できるぽいね。 - ななんしぃ 2011-11-15 19 11 14 戦闘手帳だけど、1周目中盤で246に対し、終盤で299になってるけど、ラスダンの数50体だと3体たりなくない? - 名無しさん 2011-11-13 21 36 23 あぁ、手配魔獣の3体カウントするの忘れてたよ。申し訳ない。 - 名無しさん 2011-11-13 21 53 27 終盤の容量がギリギリの件。とりあえずクロスベル散策とラスダンでページ分けたから、若干余裕ができたと思うんですがいかがでしょうか。もう1~2行追加でオーバーしteたので・・・。 - 名無しさん 2011-11-13 22 28 14 ちょうど今からラスダン行く俺が乙と言ってみるテスト。 - 名無しさん 2011-11-14 08 46 51 オーガクライ→クリムゾンフォールのコンボ、2連続で来るパターンを確認、注意せよww - 俺 2011-11-15 04 00 51 当たり前なんだろうけど、2週目で隠し魔獣まで全部倒してレベル120台になると最後まで圧倒的に楽になる。 - ななんしぃ 2011-11-15 19 13 07 これ終盤じゃないだろ。ただのイベント情報じゃん。 - 名無しさん 2011-11-16 20 07 09 本来はラストダンジョンの情報も記載していたが、ページ容量が限界になったので分割された。 - 名無しさん 2011-11-17 01 55 53 終わり方が納得いかないんだが - 名無しさん 2011-11-16 23 11 34 雑談掲示板で言え - 名無しさん 2011-11-17 01 56 28 解放作戦中レインズ君は、どこにいるの? - 名無しさん 2011-11-20 09 29 06 港湾区の記載通りに行動すれば見つかるよ - 名無しさん 2011-11-20 10 37 07 ジオフロントBもCもDにもいませんでした - 名無しさん 2011-11-20 09 31 30 文章をよく読むという国語の基本を思い出せ - 名無しさん 2011-11-20 13 01 58 ラスボスの時空大崩壊を序盤に確認。敵の残HP8~9割、戦闘開始から10ターン(ボスの2ターン目で溜め→3ターン目発動)程度だったのでびっくり。 - 名無しさん 2011-11-20 20 49 57 星見の塔のボスですが、壁際でもシュトルムランツァーで突っ込んできました。囮1とボスが壁際、残り3人が反対の壁際(位置的には点対称)に並んでいる状態。こうなると囮の体を成さないので注意。端から端まで突進するあの人は見物です。 - 名無しさん 2011-11-23 19 42 20 ラスボスに困る人はyoutubeで「碧の轨迹ナイトメア三周目ラスボス三連戦瞬殺」で検索。自分実践してみたら二周目もできました。 - 名無しさん 2011-11-25 11 02 51 オルキスタワー突入の前に、導力車の最後のカスタマイズに気をつかってあげよう。解放後、オルキスタワーの前に壊れた状態で飾られることになる。うちの導力車は痛車のまま屍を晒した。 - 名無しさん 2011-11-26 19 16 53 豪の領域に行く直前、「手をかざせ」と言われたあとにバグって動かなくなった。このWikiのおかげでセーブしておいたから本当に助かった。 - 名無しさん 2011-11-27 15 14 44 とりあえず神をも越えた特務支援課+α最強 - 名無しさん 2011-12-01 19 55 34 亜空飛翔de - 名無しさん 2011-12-03 17 31 30 チャンホイからレシピもらえん、なんで? - 名無しさん 2011-12-05 23 28 18 その他のレシピを全部集めてから話せ - 名無しさん 2011-12-07 23 57 24 地雷ティオのフィールドアクションで破壊可能ってあるけど、別に誰のでもできるよね - 名無しさん 2011-12-06 20 42 15 アクションが横に広くある程度飛距離もあり複数ヒットするティオが一番やりやすいってだけだろ - 名無しさん 2011-12-07 00 45 38 その時点で使えるキャラの中で、フィールドアクションに縦方向の判定がある(=地雷を破壊できる)のはティオだけ - 名無しさん 2011-12-17 23 19 33 シグムントですがCPがたまっているとオーガクライをせずにいきなりSクラフト撃ってくることがあります。 - 名無しさん 2011-12-10 17 47 05 偽・塩の杭は全体ではなく大円です。 - 名無しさん 2011-12-11 08 38 26 偽・塩の抗は端っこにいると回避できたりするが、殆ど無理。 - 名無しさん 2011-12-11 12 53 06 絆イベント対象が2名いるんだが、セーブロード繰り返しても両方の実績をとることができません。 - 名無しさん 2011-12-12 22 40 48 絆を獲得した後にセーブできるところまで話を進めて、そこでセーブしないとシステムデータがセーブされない。 - 名無しさん 2011-12-13 02 16 36 月の僧院・右、封印解除した扉の先のさらに先の階段を下に降りるとフラグメント - 七氏 2011-12-21 03 15 31 業の領域シグムント戦後のイベントにてワジの服装が聖杯騎士verじゃなくて私服verになってた。既出? - 名無しさん 2011-12-22 12 42 31 昇降機のバグ、□ボタンのメニュー開いたら抜けれたんだけど、偶然かな? - 名無しさん 2011-12-24 18 25 48 私も抜けれました。試してみる価値はありますね。 - 名無しさん 2012-01-01 16 27 17 月の僧院・星見の塔のイベントはミシュラム突入前まで - ナナシ 2011-12-31 03 40 56 カンパネルラのトゥルーミラー、マスタークオーツ「ウィング」で防止できなかったんですが。 - 名無しさん 2011-12-31 14 13 23 ずっとフィールドをロイドばっかりだったらイベントバグるな - 名無しさん 2012-01-01 02 06 16 最強武器って何ですか - 名無しさん 2012-01-03 14 36 41 ゼムリアストーン交換出来ないんですけど… どうしたらいいんですか - 名無しさん 2012-01-03 15 25 41 記載があったらすみません。終章中盤でもボート小屋でレイロードからカルブ10とゼラムパウダーをもらえた。 - 名無しさん 2012-01-08 21 58 59 セルダン支部長がボート小屋に行く前なら貰えるものと思われます - 名無しさん 2012-01-09 22 57 52 もしかしてですがアリアンロードのSクラフトは物理判定のADF依存ですかね?ADF底上げしたらダメージかなり減ったのですが - 名無しさん 2012-01-18 23 02 54 申し訳ない 勘違いのようです。しかし、CP200の時とCP100の時の威力が目に見えて違う模様で、兜脱いだ後でもナイトメアで30000弱、ルーン張りなら十分耐えられる数値ですのでHP高めのキャラならガチンコ勝負を挑めます - 名無しさん 2012-01-24 04 03 25 敵に背後から当たられているのに奇襲攻撃!になるんですけど・・・ - 名無しさん 2012-01-21 14 58 52 真面目に答えますと…マスタークォーツのエンブレムをつけてませんか? - 名無しさん 2012-01-22 05 15 06 ラスボス2戦目アーツ詠唱してたら解除しかしないから余裕ではめれる。AIもうちょい考えろといいたい。 丸い球吸収してからやると完全にはめれる。封魔は必須だが。でも2割以下になると大崩壊してくる。 バーストでキャンセルすれば余裕 - 名無しさん 2012-01-22 12 36 54 クイント老人がいないんだけど、なんでだろう? - 名無しさん 2012-01-26 12 53 06 墓地の右端奥(慰霊碑付近)辺りにいます。俺も、ぱっと見居なかったから焦った。 - 名無しさん 2012-02-06 04 02 40 クロスベル大聖堂のマーブル先生に話すれば特殊会話的なものが聞けますよー - 名無しさん 2012-02-04 09 14 29 ついでにエリィを入れて(外せないが)マクダエル邸に行くと、ジョアンナなどと特殊会話的なものが聞けますよー - 名無しさん 2012-02-04 09 19 37 ポムっと!全員倒したけどマギウスが手に入れられない どうしてでしょうか - 名無しさん 2012-02-04 10 37 30 まさかと思うけど、今やってるのが二週目でもう持ってた、とかいうオチ? じゃなければ、終章終盤でまた全員に勝てば確実に手に入る。 - 名無しさん 2012-02-04 13 45 32 忘れられがちだけど、カンパネルラも倒さないと条件クリアにならないよ。後は対戦可能時期が非常に短いマリアベルとか。 - 名無しさん 2012-02-06 03 59 39 さっきアリアンロードやってきたけどなんだよあれw勝てるのかな^^; - 名無しさん 2012-02-05 18 37 52 ↑きちんと戦略立てないと勝てない・・・ - 名無しさん 2012-02-05 23 31 14 攻撃に一発でも当たったらダメぐらいの感覚で - 名無しさん 2012-02-05 23 40 03 勝てはするけど、普通にやると相当難しい。だからこそ称号の条件にもなってるのだから、頑張って - 名無しさん 2012-02-06 03 56 55 アリアンリードそんなに強いのか・・・レーヴェが雑魚に感じるくらい苦戦か・・・? - 名無しさん 2012-02-07 04 39 01 基本的に負けても大丈夫なボスの強さを空の軌跡みたいなガチ勝負的なボスの強さと比較するのは無理がある。まぁみんなが言ってるように戦略を立てるしかないし、それが出来れば倒せるようにはなっている程度の強さかな - 名無しさん 2012-02-07 21 04 42 零・碧は完全防御や100%回避の達成が容易、バーストやルーンみたいに相手を動かさない手段が豊富なので空シリーズより難しいと言う事はまず無い。1週目ナイトメアのきつさも空の序盤の方がよっぽどえぐい。敵の性能以上にこっちの手札が強過ぎるんで。 - 名無しさん 2012-03-04 16 07 00 おい!!ラスボス倒した瞬間にフリーズって・・・ふざけんな馬鹿野郎 - 名無しさん 2012-02-08 21 36 29 アリアンロード戦、常時防御のルーンor物理完全防御かけてれば解決だなこれ。ロイド(ルーン役)ティオ(回復補助)リーシャとランディーでごりおしでいけた。 - 名無しさん 2012-02-10 00 58 42 アリアンロードでなくとも物理系のボスなら回避囮とSクラ対策の完全防御をしてクリムゾンレイでも撃ってればまず負けない。これでアーツ無効とかだと面倒臭いんだろうけど - 名無しさん 2012-03-04 16 03 11 ポムっと!マリアベル垢は大樹に入ると復活する - 名無しさん 2012-02-10 16 36 24 キーア助け出した瞬間PSP電源落ちたんだけど・・ - 名無しさん 2012-02-11 10 46 07 バーストオーブがない状態でラスボス2戦目やるのってマジでキツイ - 名無しさん 2012-02-11 23 28 38 デミウルゴス2戦目でマリアベルからやりたくないからリトライし続けるこのむなしさ・・・ - 名無しさん 2012-02-11 23 32 52 碧のデミウルゴスを効果的に倒す方法を教えてください - 名無しさん 2012-02-18 21 40 31 亜空飛翔対策にキーパー装備ロイドにバーニングハート、後は大火力ごり押し、2割切ったらバーストオーブ連打。終わり。 - 名無しさん 2012-02-29 13 46 58 ラスボス2戦目で、HP2割削った状態で大技を決める度にVANISHを受けました。バースト中でも割り込んでVANISHされたので要注意です。仕方なくそこからは打撃のみで倒しました。バーストオーブは使わずに残すこと推奨 - 名無しさん 2012-02-20 11 28 33 カウンターでVanishは書いてあるからちゃんと読んだらいかがか - 名無しさん 2012-02-21 08 12 03 絆値を一定にしたはずなのに、誰からも誘いがこなかった・・・・・・バグかな?だとしたらものすごく困る。 - 名無しさん 2012-02-20 23 46 44 勘違いをバグ扱いにする方が困る。 - 名無しさん 2012-02-21 08 14 44 ティオのSクラ習得イベからリーシャ以外は喋るときもリーシャの表示になっていた - A 2012-03-11 23 48 50 死ぬのです - 太郎 2012-05-16 17 05 49 ワジのアカシックアーム使用後ふきだしの - 名無し 2012-03-12 16 18 30 すみません切れました 名がすべてロイドに・・・その上キャラがバグって地面から2,3キャラ分浮いた - 名無し 2012-03-12 16 20 27 「《アルカンシェル》1F客席に入るとイベント(舞台上に入れるようになるためには~~略)」の部分はオルキスタワー攻略前に済ませていれば不要ですね。ボス戦時にリーシャを外していたので、危うく編成しに戻る所でした。 - 名無しさん 2012-03-16 05 22 00 VANISHってグラールロケット(全状態異常無効効果)で防げないですか? - 挫けない名無し 2012-03-25 19 42 39 恐らく無理ですね。ウィングしか防げません・・・。 - 名無しさん 2012-03-26 22 01 38 ロイド先生のバーニングハートなら防げるんじゃなかったっけ。喰らう機会もないから忘れましたけど。 - 名無しさん 2012-03-29 01 35 49 碧の大樹に行く時のイベントでフリーズしてそのまま電源切れました。確認お願いします。 - 名無しさん 2012-03-26 22 00 58 ラスボスの後のイベントは絆を深めた人によって変化するようです。 - 名無しさん 2012-03-27 11 49 20 シズクのイベントで吹き出しの名前が全てロイドに。そして、ロイド以外が全員消えた!? - 名無しさん 2012-03-27 22 01 22 全キャラのレベルを150にしようと思ったのですが、何か効率よく上げられる方法って無いのですか?今は平均127で、挑戦中の難易度はハード。 - 名無しさん 2012-03-29 00 24 27 美臭を付けて雑魚敵と3連戦。チェインバトルを含むタクティカルボーナスで稼いでいくのが確実かと。終章だと 象の領域 の洞窟にいるコバルトバジリスクが囲い込みやすいですが、それでも1セット40前後の経験値なのでかなりの根気が必要です。 - 名無しさん 2012-03-30 13 24 38 長文失礼。基本は上の方ので。個人的にはノックスの樹海の2つ目のマップでウロカガシとフサバナナンヌの3チェインもお奨め。こちらはやり方を工夫すれば1回38~110の経験値が入ります。約40×2で画面移動繰り返しか運次第で80以上×1で画面移動繰り返しか、お好きな方をどうぞ。ちなみに樹海のメンバーは練気つきミラージュエリィ・クサナギランディ・エンブレムリーシャ・機功付きベルト装備ロイド(ファントムはNG)、で全員がフレアバタフライかカリオンタワー使用可能状態(一発で沈められる大円なら別のでもok)。進撃の刻印を誰かに装備。エリィは真ん中配置、ランディは前方右側の黒マス、リーシャは前方左側の黒マス、ロイドは前方真ん中で。基本二人目以降でバーストゲージ溜めてバーストとセブンラッシュも追加させること。バーストはなるべく最後でエリィのペネトレイターとロイド使用頻度は少なめに。ランディは叫んでCP回復、クサナギ効果でもう一度叫ぶ頃にはHPも回復してます。 - 名無しさん 2012-04-02 20 42 22 終章のマリアベル戦で無限湧きする雑魚敵を狩り続ける方法もありますね。マリアベルには回復ボーナスを取らせて延命しつつ、範囲アーツやクラフトでトリプルキルやアラウンドキルなどのボーナスで9.99倍のすれば、1000体と少し狩った所で9999の経験値が入ります。数時間かかりますけどw - 名無しさん 2012-04-03 15 50 07 バグでイデアグルウムのアナライズが出来てないことになってる - 名無しさん 2012-04-02 16 14 55 えと…レベル上げたいと言った者ですが、皆さんたくさんのアドバイスを下さってどうもありがとう御座います。。なんとか頑張ってみたいと思います。 - 名無しさん 2012-04-05 00 18 57 この終章って、ところどころでモブキャラがいなくなってるね。病院のシロン達や突入前の旧市街の人たちやら、大樹登場後は見事に復帰してるけど。 - 名無しさん 2012-04-05 20 09 00 ウルスラ間道の中州の釣りポイントでペーターに話しかけると虹玉EXがもらえる - 名無しさん 2012-04-15 17 55 32 ひーほー - 名無しさん 2012-05-10 15 28 23 マインツ山道トンネルの地雷は難易度によって数が違いました。Hardだと壁側にもありました。 - 名無しさん 2012-05-16 09 38 28 s - 名無しさん 2012-05-16 19 01 08 ミス。すいません。 - 名無しさん 2012-05-16 19 01 23 象の領域と色の領域の対応キャラを入れずに各門に触れてからメルカバでリーシャとワジの小イベント - 名無しさん 2012-05-31 08 24 03 エンディングの最後に出てくる画像でヨナが眼鏡掛けてねぇ? - 名無しさん 2012-05-31 17 21 50 ラスボス第二形態の時空大崩壊はバーニングハート状態でも体力満タンのままVANISHになって強制ゲームオーバーになるね - 名無しさん 2012-06-02 18 07 20 大樹の昇降機バグの件ですが、やりようによっては消さなくても抜け出せるようです。私の場合、状況はロイド先頭ではまり、可能な移動範囲を確認したあとその範囲の一番右に移動し、フィールドアタックのモーションをさせたら先頭のロイドのみ脱出しました。エリア移動したら全員の帰還を確認。まだ一度しかおきてないので確証はありませんけど。 - 姫 2012-06-27 23 54 26 強制ゲームオーバーとは・・・流石アリオス、期待を裏切らない笑 - 名無しさん 2012-07-07 15 40 37 木の板を調べても何も起こらないんだが、何か条件でもあるのか? - 名無し 2012-07-12 21 47 48 中盤のところの通信社2階の項目参照。 - 名無しさん 2012-07-13 18 20 23 車回収時に大聖堂の墓場でイベントあります - 名無しさん 2012-07-25 07 08 01 いや、もうあるから、よく見ろ。 - 名無しさん 2012-07-30 04 56 32 月の僧院2階右手前の大部屋右手前隅の扉から外へでると魔物付き宝箱 蒼耀珠とれたよ - 名無しさん 2012-08-09 01 35 01 ラスボスが無限ループになったんだがこれは仕様なのか? - 名無しさん 2012-08-09 21 29 59 予想外料理を全種類警察学校で渡すのは、第4章最後で可能。麻婆の予想外は古戦場に落ちている。 - 名無しさん 2012-09-01 02 50 32 ↑だけどごめん、検証したらダメだった。ピザが足りない。4章2日目は市外に出れないから渡せない。 - 名無しさん 2012-09-02 00 36 07 ラスボス勝てない・・・ - 名前無しさん 2012-09-02 20 47 40 アリアンロード、開幕グランドクロスで全滅したしw - 名無しさん 2012-10-31 18 50 42 よくあること。特に高難易度時は。兜ぬぎ後だとノーマルでレベルマックスでも即死。クォーツは琥耀珠と水耀珠で装備もDEF特化なランディならあるいは…ただしノーマル限定。イージーだと対策無しで多分耐えれるだろ - 名無しさん 2012-11-07 04 38 58 デミウルゴスはじめて戦ったけど、余裕で勝てそうだったのに時空大崩壊つかわれて再選する気うせたww - 名無しさん 2012-11-10 00 09 13 クリアまでにどれくらいまでレベルあげときゃいいんだろ - 名無しさん 2012-12-01 13 12 02 デュバリィに分け身いたんかい・・・ - 名無しさん 2012-12-17 23 54 18 ふんーーぼくは、いっぱつでかちました - あおのきせき 2012-12-20 20 46 10 アナザーワンとの戦闘で最初ロイドが放逐されて経験値0なのに、次に放逐されたダドリーは経験値もらえた・・・しかも生きてるがEPは0になってる(最後の一匹に放逐されたからなのか?) - 私は誰だ? 2013-01-03 02 13 24 業の領域に入る時キャラ表示バグで進行不可能になるよー - ゼロ 2013-01-05 11 27 29 今更だけどナイトメア引継ぎなし低レベルプレイ終了。ロイド52、ワジ82、ティオ82、リーシャ83、ランディ84、ノエル86、エリィ88、ダドリー99でクリア。ロイドは断章での経験値取得を避けられず45→52。ダドリー以外は終章加入後のレベルをキープ。ダドリー加入時Lv95→マリアベル戦終了時点でLv99になりました。ダドリーさんマジイケメン。 - 名無しさん 2013-02-03 23 13 28 バースト発動中に石化くらって無限にそのキャラのターン。一度ゲーム終了しないと埒があかない状態になりましたw - やられたw 2013-02-12 20 45 52 オルキスタワーでの雫との会話、ロイドしか見えない(他のキャラは吹き出しは出てくるがコマとしては存在しない)のは俺だけか? - 名無しさん 2013-02-13 13 07 32 ↑ 雫→シズク - 名無しさん 2013-02-13 13 08 22 バグ情報参照。 - 名無しさん 2013-03-08 19 24 45 ツァイトの装備がなかなか面白い。 - 名無しさん 2013-02-19 19 36 16 30階のハッキングの時にキャラクターの位置がずれてばくるこれがグラフィックバグか? - 名無しさん 2013-03-17 01 22 31 オルキスタワー攻略時にワジ以外表示されないし、吹き出しは出てくるけど名前のとこが全部ワジになってるし、そもそも位置がずれまくって空中に浮いたりしてる - ワジ 2013-04-03 18 51 22 ジオフロントD区画の隠し魔獣を倒したあと階段を降りようとしてそのまま下十字キーおしたまま降りたら階段から落ちたww - 名無しさん 2013-05-01 00 12 25 デミウルゴスha - 名無しさん 2013-06-17 21 51 22 業の領域の分岐5にティア・オルの薬の記載がないです。◇宝箱 業の領域の欄にはのってますけど - 名無しさん 2013-07-21 01 54 38 ウルスラ医大に入る前のエロンアークがいなかったけど、バグですか。 - 名無しさん 2013-07-28 05 43 28 ↑初回にイベントで空から降ってくるやつ以外はランダム出現() - 名無しさん 2013-07-29 15 43 47 アニエス12巻リュッカにはなしても - 名無しさん 2013-08-25 01 14 30 すみませんミスった アニエス12巻リュッカ話してもくれないです タイミングはランディ加入後でした - 名無しさん 2013-08-25 01 16 35 動力車入手前マクダエル議長邸で小イベントを確認 - 名無しさん 2013-08-31 04 43 45 同じく西通りのおばさんの家でも小イベントを確認 - 名無しさん 2013-08-31 23 16 08 D区画の魔獣を残り1体まで減らした次のターン魔獣がいきなり出現www - 名無しさん 2013-08-31 23 21 28 既出かもしれないけど、終章に関わらず、なかなか倒せないボス相手には慈愛のルーン(被ダメージ半減)を発動させると楽。アリアンロードとかを相手にした時も有効な手だし、こちらが倒される確率も減るからオススメ。 - 名無しさん 2013-10-01 23 07 53 バースト発動直後にアリオスさんから攻撃くらってびびったw 「え?今こいつ動いた!?なんで??」ってw - kakkou 2013-10-30 02 06 12 こに - 名無しさん 2013-11-02 19 05 12 パテルマテルさんかっこよすぎて泣ける - るー 2014-01-08 00 14 17 デミウルゴス2戦目で詰み。ここにあるとおり補助効果にステルスが重なって虚空輝煌波の連発。ダメージを受けないのでCPが増えず、ターンが回ってこないのでCP回復も無く。Sクラフト発動も不可能でもはや成す術無し。 - 名無しさん 2014-03-02 17 37 43 「Sクラフト発動不可能」というのは、CPが回復出来ず全員100未満の状態から抜け出せないという意味です。 - 名無しさん 2014-03-02 17 38 43 前をティオにしてたら全部ティオになったww『ランドルフ手を出せ』と言ってた時もティオがでた。小僧じゃなくて小娘だww - 名無しさん 2014-03-17 00 28 33 デミウルゴス第二形態、アーツ駆動解除を何よりも優先してくるから囮役を1人用意するだけで完封できる。 - 名無しさん 2014-03-23 15 10 17 駅にシャインカラーあったよ - 名無しさん 2014-04-08 17 03 04 VITA版ではメダル回収されていませんでした - 名無しさん 2014-06-20 15 53 25 Vita - 名無しさん 2014-06-23 02 27 48 Vita版、メダルとか以前に一番治すべきプレイ時間の引き継ぎが実装されてないじゃねえか クソ - 名無しさん 2014-06-23 02 28 33 バグではなく仕様ってはなしだからね。 - 名無しさん 2014-06-23 19 58 23 今データ見たら戦闘手帳の情報登録数が216で70.8%ではなく70.5%だった。いちおう何度も確認したんだけど - 名無しさん 2014-06-25 19 02 25 同じ敵を何度も何度も何度も何度も何度も何度もアナライズさせる仕様は本当にクソだな - 名無しさん 2014-06-26 05 11 40 イージーモードでやってるんですけど、兜ぬぎ後のアリアンロードを相手に与えるダメージが1か0しか出ない・・ どうすればいいんですかね - 名無しさん 2014-06-26 23 38 42 レベルいくつでステータスどのくらいだよ? イージーでも1や0なんて俺もそうだったけど、装備品とかでステータス上げたら不通にダメージ通ったからバグではないだろう。 - 名無しさん 2014-06-27 21 17 42 そもそも兜脱ぎ後は簡単に倒せるように出来ていないから、ちゃんと事前に対策しないとだめだよ。 - 名無しさん 2014-06-30 07 48 26 回避の囮役を一人(アーツは回避、装備は体、靴、アクセはすべて回避付き)を前に出して、他はフォルトゥナでATSあげてクリムゾンレイぶっぱで勝てる - 名無しさん 2014-07-22 19 35 54 メルカバでの絆イベントってエクストラで見るためには見たあとセーブしなきゃならない(1周につき1人分)んだっけ?それとも実績取得すれば見れる? - 名無しさん 2014-07-01 11 04 40 ニールセンのクエスト3つ終わらせてるのに法務事務所のイベントが発生しない - 名無しさん 2014-07-02 11 28 00 事前に墓守とピート君のお話聞かないとダメだよ - 名無しさん 2014-07-02 13 49 29 大聖堂行ってなかったぁ…… - 名無しさん 2014-07-02 11 49 34 色の領域の進行ルートの3つ目は西ではなくて東じゃないですかね - 名無しさん 2014-07-06 18 32 43 EVO版・終章開始直後の砂浜、光るオブジェクト調べたら戦闘、勝利後HP3もらった - 名無しさん 2014-07-06 19 18 56 Evoだけなのか知らないけど、メルカバ入手後は各地に埋められたモンスターがいるね、倒すと良いクオーツがもらえる - 名無しさん 2014-07-07 17 46 58 残念、PSP版から、それも1章の頃から魔獣は埋まってる - 名無しさん 2014-07-07 19 52 28 EVO版の獲得最大DPは432かも - 名無しさん 2014-07-09 03 34 01 プリンシパリティは一番好感度の高い味方を狙う?誰が位置に居ようがエリィだけを狙ってくるんだが - 名無しさん 2014-07-11 18 51 06 恐らく体力が低いキャラクター優先で狙ってきてる、リーシャ好感度一番だけどティオが即殺される - 名無しさん 2014-07-21 07 08 47 マリアベル戦後にセーブとかある? - 名無しさん 2014-08-09 21 50 00 ない - 名無しさん 2014-08-14 12 23 40 さんくす - 名無しさん 2014-08-15 13 52 15 神機を倒した空組ってその後に何か協力してた?宿屋での会話で回復次第バックアップする言ってたからw - 名無しさん 2014-08-15 21 48 52 A、何もしてないw - 名無しさん 2014-08-16 20 53 07 だよなwまあ神機倒しただけでも凄いって感じだけどw - 名無しさん 2014-08-16 21 49 49 東通りの店のカウンターの階段降りた先の板がしらべられない。 - 名無しさん 2014-08-17 11 50 43 ↑自決したわ - 名無しさん 2014-08-17 12 02 49 オー、ハラキーリ - 名無しさん 2014-12-24 01 50 08 ワロタwww - 名無しさん 2015-03-14 03 29 04 >脱線事故現場だった所へ進むとイベント。 それどこだっけって聞かれるだろ 街や拠点からの位置で示すよりそういう書き方は劣る - 名無しさん 2014-08-19 04 16 08 Vita版 カジノのメダル没収されずに残っていました。 - 名無しさん 2014-08-22 23 11 34 マインツ山道・中間バス停からクロスベル市方面に1マップ移動してすぐの窪みにエロンアーク確認 - 名無しさん 2014-08-25 02 41 58 マップ移動後いきなり画面に出現したので焦った - 名無しさん 2014-08-25 02 43 20 デュバリィ HP1割位にして待ってるけど分け身使ってくれない。。。 HP低いと使わんのかな - 名無しさん 2014-09-15 22 31 16 ↑私の場合は - 名無しさん 2014-09-17 01 21 35 途中で送信しちまったw - 名無しさん 2014-09-17 01 22 04 再三すまん。私の場合はHP半分位になったら使ってきました。連続で召喚されました - 名無しさん 2014-09-17 01 23 28 vita版だけどワジ入れなくてもケビンから欠片貰えたよ - 名無しさん 2014-09-26 17 57 19 戦闘手帳最果て直前で96.1%でした(PSP版) - 名無しさん 2014-10-02 23 46 27 予想外料理を全種類渡しても何もない - 名無しさん 2014-10-04 13 53 11 vita版で碧の大樹でクリスタルに触れるとメルカパ帰還できる道があると思うのだが、そこを通るとキャラクターの残像が見えることがある。これってバグかな - 名無しさん 2014-11-01 20 59 06 最終ダンジョン出現後に料理全種類御供えしたんですがマスタークォーツ《クサナギ》が貰えません何か条件あるんでしょうか? - 匿名希望 2014-11-08 23 08 41 供えたあとに、一度画面を切り替えて、もう一度戻ってお参りする。 - 名無しさん 2015-01-08 20 45 13 ラストのロイド達のマリアベル擁護発言はキーアの例の能力を杖を介してマリアベルが使用(マリアベル自身も無意識的にかもしれないが)したからではないのかな? ラスボス二戦目でプリンシパリティに一斉攻撃したらターンが回らなくなった・・ - 名無しさん 2014-12-18 15 25 30 BGMも映像も止まってないからSブレイク発動したけどダメだったくそう - 名無しさん 2014-12-18 15 31 48 ティオのアカウントをもらった直後に勝利してもMクォーツが手に入らない。イベントの会話的にヨナが合流するまで無理っぽい - 名無しさん 2015-02-11 12 25 14 vita版だが合流してなくても手に入ったぞ - 名無しさん 2015-02-15 01 28 40 トゥルーミラーがアダマスガードで防げなかった。 - 名無しさん 2015-04-14 10 12 24 vita版エンディング最後の一枚絵の中央にいる青髪少女だれ?ティオは左下いるんだが - 名無しさん 2015-08-23 17 15 13 シズクか。自己解決した。 - 名無しさん 2015-08-23 17 27 59 それにしても一枚絵が本当に酷い。一枚絵入れるのはいいけどクオリティが低すぎる。 - 名無しさん 2015-09-08 15 23 32 全然そう思わないけどな 自分の好みに合わないものを「酷い」と表現しないでくれないかな - 名無しさん 2016-01-29 20 28 29 それはキミが絵を知らないからだよ 恥をかいたね - 名無しさん 2017-01-26 14 42 10 こんな所で絵を知ってる自慢とかよっぽど才能なかったんだね。可哀想 - 名無しさん 2017-03-20 05 10 11 たぶん二人の言ってる絵が噛み合ってないんじゃないか?セリフ表示されるときに出てくるキャラ絵描いてる人が描いてる一枚絵は美しいと思うよ。ただロイドがガイを回想するときの絵だったり、特典ビジュアルの「悪夢1」「悪夢2」なんかを担当してる人の絵は上手いとは言えないと思うけど。でもロイドの回想絵はわざとああいう画風の人に頼んでるんだと思うけどね。 - 名無しさん 2017-09-20 02 48 38 どちらかというとロイドのガイの回想の時の絵描いてる人の絵は下手に絵柄寄せようとしてないから良いけど、「悪夢1」とかファンブックに載っかってるイラスト担当してる人の絵はどうにも同人臭くて好かん。 - 名無しさん 2017-09-20 02 57 20 ノエルのアサルトラッシュ、DEX111で二回食らって二回とも当たったから、必中でまちがいなさそう。 - 名無しさん 2015-10-12 23 57 12 アサルトラッシュとヘビースマッシュはタイマンでその威力を身を持って知らされるね。 - 名無しさん 2016-01-30 20 19 45 ちなみに敵ノエル少尉のアサルトラッシュも必中 - 名無しさん 2016-03-17 12 33 11 月の僧院に行く前にボート小屋でカルプとゼラムパウダーがもらえた - 名無しさん 2016-02-06 09 07 22 ラスボス2戦目はアーツで無神虚無を誘うとかなり戦いやすかった - 名無しさん 2016-02-22 04 35 05 SPDを極力高め、無強化状態からデミウルゴスのHPx1/20を超えない程度のダメージのクリムゾンレイ全員素連射が最高のハメ戦法だった(亜空・虚空対策入り)。更にロードインフェルノ使いが入ればプリン復活対策にもなる。無神が空のラスボスみたく全体AAキャンセラーや零ストームのような仕様だとヤバかった。 - 名無しさん 2017-06-15 00 26 05 亜空飛翔ですけどやはり一万以上ダメージをだしたキャラが瞬間に食らっていったので誘導可能とは言えないでしょうね。厳しいです。4回連続でやられたので。 - 名無しさん (2019-05-05 04 28 00) 申し訳ないです。キーパーがついていなかったのに気がつきました。なんってこった……。見なかったことにしてください - 名無しさん (2019-05-05 04 33 34) PS4版、最果て直前293/305で96.1%、一周目ラスボス倒したデータを読み込んで299/305の98.0%でした。内部での計算方法が変わったのかな? - 名無しさん (2020-06-03 19 10 46) Vitaも98.0%だったよ - 名無しさん (2020-06-12 01 28 47) クォーツを順調に集めている場合、戒の領域で刻耀珠を取得した辺りで、「クォーツコレクター」の実績が解除されるはず - 名無しさん (2020-06-06 02 19 55) PS4版でカジノコインは没収されてないのを確認 - 名無しさん (2020-06-06 20 41 46) EASY1周目で鋼に届かなかった和紙はザコ? - 名無しさん (2020-06-12 07 14 31) アイオーンTYPE-αのグラヴィティブラストに封魔効果確認。編集の仕方わかる人お願いします。 - 名無しさん (2020-07-02 07 40 20) アナザーワンのアセラスの薬・改が出なくて手帳が埋まらない・・・ - 名無しさん (2020-07-18 22 26 42) ↑取れたけどなぜか???のまま ステータス、属性有効率も登録されないバグ? - 名無しさん (2020-07-18 22 46 22) PS4版、ホアン事務局長に予想外料理全て渡すも何も起こらず。建物の出入り、タイトルに戻るも効果なし。うーむ。 - 名無しさん (2020-08-25 15 15 09) pS4版ムービーのSEが消えてて悲しい - 名無しさん (2020-08-27 03 11 41) 同じくホアンさんからもらえず…。型破りシェフは解禁されてるから作成漏れもないし、全品灰色になっちゃってさらに渡すこともできず…。 - 名無しさん (2020-08-27 05 24 38) 終章ミシュラムで戦う赤い星座、HP減った状態でウォークライ使って自殺したww(evo) - 名無しさん (2020-09-27 10 08 19) ホアンに予想外料理渡せない方、交換屋で消費したアイテム渡し損ねてる可能性大です。プルプルプリンか頑固肉《巌》 地蔵も同様。アイテム持って無ければ渡してなくてもグレー - 名無しさん (2020-10-04 21 25 08) 星見の塔のボス、魔法攻撃はあるがアーツではないのでA-リフレックスは意味ないぞ。ティオのSクラ等完全ガードで防ぐしかない。 - 名無しさん (2021-05-05 03 36 10) 魔法攻撃であればアーツでなくても反射できる。 - 名無しさん (2022-04-11 14 39 15) ムラマサの攻撃「スミホムラ」は、「封技」[3]じゃないかな? - 名無しさん (2021-11-26 17 50 25) vita版エンディングの最後に「In Memory of Satoshi Kato」と表示されますが、「Satoshi Kato」とは誰でしょうか? - 名無しさん (2023-12-05 21 04 34) ↑キャラアニの社長 - 名無しさん (2024-03-20 23 30 15)
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第540話:大崩壊/ユートピア(美しい国) 作:◆eUaeu3dols ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 それは多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせる。 様々な者達に。 シャナは悩んでいた。 ずっと悩み、迷い、彷徨い、藻掻いていた。 「ダナティア……もう、正しい道なんて判らないよ」 少女は思いつく限りありったけの物を喪っていた。 喪い、奪い、誤って、正しい道さえも見失ってしまった。 大切な優しい、仲間(と言う事も烏滸がましい)セルティの親友を殺した。 それに悔いて殺さなければ良いのだろうか。 だけどシャナが殺さずに見逃した者によって殺されてしまった誰かが居た。 そしてその見逃した者と同じように、ベルガーが殺さなかったシャナは、人を殺した。 殺す事は死を振りまく事なのか。 それとも殺す事は誰かを助ける事なのか。 そんな事にさえ答えを出せず、シャナは彷徨い続ける。 それなのにダナティアは言ったのだ。悔い改めて進めと。 「それじゃわたしは、どっちに進めばいいの……?」 殺さなければいいのか。殺せばいいのか。 当然のように確かだった答えさえもが失われた。 力強いアラストールの声は聞こえず、弱くとも心強い坂井悠二の言葉は手紙だけに遺される。 ベルガーの言葉もシャナを救うには足りなくて、届けられたダナティアの言葉は遅すぎた。 もう正しい道は、判らない。 ……だけど。 どれだけ考えていたかも判らない、長い永い思索の末に。 シャナは唐突に閃いた。 「あの人達はきっと、正しい道を歩んでいる」 ダナティアは。ベルガーは。セルティは。保胤は。 きっと正しい道を進み続けているはずだ。 今もきっと、正しい道を進み続けているはずだ。 だから思いついた。彼らの道を助けようと。 それは独立独歩を尊び何者にも縋らないフレイムヘイズの思考ではなかった。 フレイムヘイズの誇りもまた、少女が失ってしまった物の一つだったのだから。 ただの少女としてのシャナにとって、それは掛け替えのない閃きだった。 「セルティに、謝りに行こう」 ようやくその事を決められた。 そして聞こう。償いの為、前に進む為に自分がどうすれば良いかを聞こう。 その答えを胸に、シャナは前を向いて歩き出した。 その先に見える理想郷の住人達を信じて。 ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 それは多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせる。 様々な者達に。 「で、あの放送に対してあたしらが何をするかだけど」 火乃香は未だ船上で、ヘイズとコミクロンを集めて話し合っていた。 「ところでその前に一つ訊きたいんだが」 「何?」 「なんか……さっきより空が明るくなってねえか?」 ヘイズの言うとおり、彼らが船を探索する前より空が明るくなっていた。 少し前まではまだ残っていた雲が吹き消され、星々や月の明かりが差し込んでいるのだ。 更に北東の方、演説の有った方角では地上からの明かりによって空がうっすらと照らされていた。 「ああ、それ? そっか、中に居たからわかんないよね。 それもさっきのあいつらの放送の時。ほんと凄かったんだから。 空に向かって紅い光がびーっと伸びて、どーん。起きた風で雲がぶわわーっと吹き散らされてさ」 微妙に頭の悪そうな表現と共に身振り手振りでそれを表現する。 「ってちょっと待て、確かに轟音はしたが……空の雲を吹き散らしたのか!?」 「むむ、それは興味深いな。もっと話せ」 ヘイズとコミクロンが迫る。 「話せって言われても……多分威嚇か力の誇示だろうとは思うけど、それ以上はあたしにもわかんないよ。 あの辺りがちょっと明るくなったのもそれからかな。高い建物の明かりでも付けたみたいに。 ここからじゃ殆ど点だったけど、あの辺の上空に飛んで姿を見せたおまけ付きで」 「まるで明かりに照らされた舞台だな。くっ、なぜこの天才コミクロン様が居ない場所でそんな派手な事をっ!」 ちょっとズレたベクトルで悔しがるコミクロンを後目にヘイズは考え込む。 今の時点で判った情報から推測できる事はそう多くはないが…… 「…………なんつー無茶苦茶な奴らだ」 「うん、それは間違いないね」 殺し合いの島であれだけ堂々たる演説をし、自らの力を示し、来るなら来いと姿を現した。 それだけを見ると信じがたい暴挙だ。 「だが……」 「うん。それだけじゃないね」 その裏に有るのは自分達の力に対する絶対的自信だけ、ではないような気がする。 殺し合いを否定し仲間を集めるようでいて、高圧的なまでに自らの道を宣言し。 如何なる力にも屈せぬ気高き強さと共に、畏怖を与えるように力を振るう。 所々にある僅かな矛盾に精緻な計算が潜んでいるように感じられるのだ。 「現時点で推測できるケースは大雑把に分けて三つって所か」 ヘイズはまず一本目の指を立てる。 「一つはあのダナティアが実はゲームに乗っていて誘き寄せた奴を皆殺しにする陰謀というケース。 けど、これなら力を誇示する必要は薄いな。油断させて甘い顔で誘き寄せた方が利口だ」 続けて二本目の指を立てる。 「二つ目は本気で仲間を集めてこのゲームに抗するケース。 あの演説の迫力からして、内容が全部嘘とも思いにくい。 素直に信じても外れを引く可能性はそう高くねえ。……もし違ってたら最悪の賭けになるけどな」 そして、三本目の指を立てた。 「三つ目は、一つ目と二つ目の融合。ゲームに抗するのが目的なのは同じ。 ただし“乗った奴を誘き寄せて始末するつもり”ってケースだ。 これは割と有り得る上に、のこのこ出向いたらやばい話だな。 何かの理由で勘違いされて殺されたらシャレにならねぇ」 それで終わり、と思いきやヘイズは五指の全てを広げた。 「あと、現時点で完全に憶測となるケースが幾つか有るな。 演説に別の目的、例えば人を集めて知り合い捜しや誰かへのメッセージが有るとか、 あの目印を置いて離れる事で生き延びるつもりだとかな」 (あの最初の意味の判らない一文も何だか気に掛かるからな) ヘイズは演説の内容を回想する。 『この愚かしいゲームに連れてこられた者達よ』 この一文は言うまでもない。だが次の一文。 (『忌まわしき未知の問い掛けに弄ばれる者達よ』っていうのはどういう意味だ?) 一文目に重ねる形で続けられた謎の第二文。 それは愚かしいゲームという一文目と同じ事を指しているように思えた。 ([愚かしいゲーム=この殺し合い=忌まわしき未知の問い掛け]って事か? ダナティアは一体何を伝えようとしたんだ?) 判らない。結局の所、現時点の材料でこれを考えた所で……。 「まあ、結局推測だが」 「なにそれ」 憶測にしかならない。 ヘイズと火乃香は二人して溜息を吐いた。 あの放送が何を意味するのか、信じて良いのか不味いのか。 熟考を要する判断に思われた。 ――しかしここの天才空気読まない。 「だがなかなかに興味深いな。それでどうする? 天才的には迷わず行ってみる事を勧めるが」 「……あんた、話聞いてた?」 あんまりすぎるコミクロンの発言に火乃香は思わずジト目になる。 この状況、危険かもしれないから慎重に行動しようという結論に行くのが当然である。 コミクロンの提案は一段か二段跳ばしの内容に聞こえる。 だがコミクロンは何を当たり前の事をと言わんばかりに答えた。 「結局、調べに行かないと何も判らんのだろう?」 「「………………」」 沈黙するヘイズと火乃香。 その様子にコミクロンの方が怪訝な顔になる。 「何か変な事でも言ったか?」 「いや、正しい。おまえは全くもって正しいよ」 「そだね。真剣に悩んでも答えは出ないだろうし」 考えるには材料が少なすぎる。それなら調べに行くのは当然の帰結である。 だからといって迷わずにそれを選択するのは単純なのか優れた決断なのか判断に迷う所だ。 「よっし、それじゃ船中で見つけた事を纏めたら出発だね。 あんた達、何か見つけた?」 「ああ、少しはな。後で調べに来た方がいいかもしれねえ」 「フッ、聞いて驚くな! この天才も……似たようなものだが」 そんなこんなで。 三人はその後もしばらく話し合うと、幽霊船を後にした。 目指すは放送の源、煌々と輝くマンションがそびえ立つC-6エリア。 理想郷を示した気高い女の待つ場所へ。 ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 それは多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせる。 様々な者達に。 『彼』がダナティアの演説を目にしたのは『女』を取り逃がし苛立っていた時だった。 その『女』はしたたかだった。 『彼』の僅かな油断と哀惜を、ただの口先と怯えた演技だけで長い時間と小さな隙に変換し、 遂には世界の中心である『彼』の目の前から逃げ延びたのだ。 それだけではなく『女』は続く『彼』の追跡を振り切って見せた。 片腕を完全に粉砕しただけだったとはいえ、信じがたい結果だ。 やってくれる。そして赦せない。 世界の中心が、この世界の全てを壊し尽くしてやろうと決めたのだ。 にもかかわらず『女』は『彼』から逃げ延びた。 有り得ない奇跡を起こして見せた。 この世界は有り得ない事ばかりが起こる。 腕の中の、冷たい肉の塊に変じてしまった『彼女』がその極みだ。 何もかもが有り得ない。有り得ない。有り得ない! ……だからその放送も有り得ない事の一つだった。 世界の中心である彼に対して居丈高にルールを命じた『女』。 『女』はまるで自らこそが世界の中心であるかのように振る舞った。 だがそのルールは、『彼』の心を何一つ変えはしない。 『喪った者として告げましょう。奪うな、喪うな、そして過つなと』 ああ、何も奪いはしない。ただ壊すだけだから。 ああ、何も喪いはしない。最早世界の全てを壊しても喪う物は何も無い。 ああ、何も過ちはしないとも。 最早言葉は『彼』の心を変えられない。 『喪われた者達の想いから目を逸らしてはいけません。 彼らはあなたや誰かを赦さないかもしれません。 最早、何も考え想う事は無いかもしれません。 それでも尚、道を見失う事は愚かです』 そう、だからこそ。 『彼女』の無念を晴らすのだ。 騙し討ちで殺された『彼女』を、『彼女』を喪わせたこの世界を。 全て叩き壊して『彼女』の供養にするのだと。 それでも『彼』の心に一瞬だけ、ほんの一抹の疑問は浮かんだ。 『彼女』が生きていたら、『彼女』はそれに喜んでくれただろうか。 『彼』の贈るプレゼントに喜んでくれるだろうか。 (喜ぶに決まっている) そうでなければどうしてこんな事を書き残す。 『彼女』はその無念を『彼』に書いて遺したのだ。 だから『彼』の憎しみは消えず、ただ前に突き進む。 憎悪のままに。憤怒のままに。激情のままに。 裏返ってしまった想いを受け取って過ちの道をひた走る。 (ああ、おまえは運が悪いな、ダナティア) 『彼』、クレア・スタンフィールドは心の中で独り言つ。 (当たり前のことを宣って、俺の癇に障ったんだからな) 破壊の塊と化した男は次の標的を見定めた。 もう何もなくなったこの世界で嘘っぱちの理想郷を謳った女へと。 ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 それは多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせる。 様々な者達に。 「……佐山みたいな奴だわ」 風見・千里はダナティアの演説を見て真っ先に彼を連想した。 何処が、というのを上げていけばキリが無い。 むしろ違う所を上げていけば、両手の数で何とか足りる程度で収まりそうだった。 【なるほど、彼女がダナティア皇女か。十叶詠子が語った人柄は間違ってはいないようだね】 子爵はそう綴りながら演説の締めとして上空に浮かび上がった彼女の姿を回想した。 といっても特別見上げていたわけではない。 ここは灯台の頂上であり、ダナティアは上空に浮揚して月明かりの中にその姿を見せた。 更にこの灯台とマンションとの距離はそれほど離れてはいるわけではない。 彼らは島の中でも有数の特等席に座して放送を目撃したのだ。 といってもそれでもダナティアの顔を判別する事すら難しい距離が有ったのだが。 「さて、どうしようか。放っておくには気になりすぎるんだけど、さっきの」 【確かにその通り。あの銃撃の最中でも続けられた演説など感動の大スペクタクルだ! いやはやこの年でハラハラと手に汗を握らされた物だよ】 手も汗も無い子爵だが、風見はわざわざツッコミを入れずにスルーする。 子爵の言葉にはそういった文面が山ほど有るから全てにツッコミを入れてはいられない。 「あの演説、演技だと思う?」 【もしあれが演技だとすればアカデミー賞間違い無しだとも。 もっとも、彼女がアカデミー賞を受けた女優だったとしても矛盾は無いのだがね】 「少なくとも銃撃は本物みたいね。一緒に居た少年らしい声も凄い緊迫感だったし」 【あれも演技という可能性も0ではないが、確かに名優が二人とは考えにくい】 あの臨場感が、あの緊迫感が、高らかに主張している。 この演説は本物だ。私達は本気だ。この言葉は本当の言葉だと。 【少なくともあの演説は生半可な物では無い。 例えあの言葉に嘘や隠し事が有ったとしても、彼女はそれを真実として押し通すのだからね】 「子爵は、彼女を信じるに足ると思ったの?」 【まだそうは言わないとも。しかし評価するに能う人間なのは間違いない。違うかね?】 「……まあ、そうね」 もしも彼女が悪党で演説が全て嘘偽りで有ったとすれば、彼女はただの悪党ではない。 後世に名を残す大悪党だ。 【何にせよ一目会いに行く意味は有るだろう。彼女を見極めねばならない】 「はいはい、やっぱりそうなるのね。じゃあ二人が帰ってくるまで待ちましょ」 EDとBB。出払っている二人を待たなければどうにも動きようがない。 【うむ、彼らも放送を見たら一度帰ってくるはずだ。それ、噂をすれば一人戻ってきた】 重く甲高い金属的な足音が灯台の中に帰ってくる。 ブルーブレイカーが灯台に帰還したのだ。 しかしそれからいつまで待っても、EDが灯台に戻ってくる事は無かった。 ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 それは多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせる。 様々な者達に。 「うーん、誰も通らないなぁ」 「そうだねぇ」 魔女を連れたわるい吸血鬼は茂みの中で……ぼーっとしていた。 彼女にとって放送はありがたそうな物では有ったが、特別何か感じる物ではなかった。 ただ、C-6エリアのマンションに人が沢山集まりそうだという判断は出来た。 C-6エリアは5つもマンションが有って地下駐車場で繋がった要塞のような場所だが、 周囲も禁止エリアや自然の要害が散らばりちょっと近づきづらい位置にある。 その限られたルートの一つがここ、南から向かう時に通る道が有るE-8エリアなのだが。 「南の方、人が少ないのかなあ」 大正解。 今この時間、島の南には殆ど人が居なかったのだ。 その人口密度は過疎村にも匹敵せん程である。 残った者もC-6の大集団に会いたくない者やら地下通路を使う者やらばかりで、 必然的にこの道を通る者などまるで居なくなっていたのだ。 今のところの成果と言えば、D-8の道に転がっていた女の子の死体が一つだけ。 気丈そうで割と可愛い娘だったようだが、如何せん頭が半分吹き飛んでいてエグかった。 しかも半日以上放置され、野ざらしで雨に打たれて色々と嫌な感じになっていた。 ちなみにその近くには胴体が雷撃で焼き斬られ泣き別れた少年の遺体も転がっていた。 そっちは眼中にも入らなかったが。 女の子の血だからと少し飲んでみたが、予想通り不味かった。 少しは腹の足しにはなったけれどその程度で、結局の所はそろそろ限界である。 「もうすぐ飲めそうだからって我慢してたんだけど……ねえ、詠子ちゃん」 「なにかなあ、カルンシュタインさん」 平然と返事をする詠子だが、実は少し引いている。 血に飢えた聖は吸血鬼の衝動に呑まれ――というより身を委ねて理性がアッという間に空っぽになる。 事実、聖の瞳は欲望に呑まれてギラギラしだしたし、気のせいか牙もより鋭く尖って見えてきた。 もういつ襲い掛かってきてもおかしくない緊急事態である。 「ちょっぴり荒っぽくなりそうだけど許してね?」 すごく色んな意味で。 「マンションのエリアに近づいてみたら、誰か見つかるんじゃないかなあ?」 「でもあそこ、苦手な人が多そうなんだよね」 「マンションまで行かなければ良いと思うよ、カルンシュタインさん」 血だけのみならず貞操だとか、割と真面目に命の危険も感じた詠子が聖を説得する。 聖もその言葉に一理あるなと考えて。 「じゃあそうしてみようかな。まあ、お腹減った方がごはんは美味しいものね」 もう少しだけ我慢する事にした。 「でもあまり夜更けに物を食べると美容に良くないんだよね。 日が変わる前くらいまでにしようかなあ」 ちなみに現在時刻は10時半を回ったくらい。 制限時間はあと1時間と少し程度である。 端から見ると緊迫感はまるで無いが、詠子の色んな危機はまだ継続中であった。 (楽園から来た魔女、優しい女帝さんは理想郷を築いてくれているかなあ) そこに楽園が有れば次第に人々が集まっているだろう。 この世界を打倒する為に必要な人々は集まっているだろうか。 ……ついでに目の前のわるい吸血鬼の目に止まりそうな女の子は居るだろうか。 色々な命運は、まだ見ぬ理想郷へと託された。 ダナティアの宣言は島中に響きわたった。 多くの者達に意思を届け、波紋を広げ、思索を巡らせた。 そして――様々な者達を呼び集めた。 人々の独立を謳ったユートピアに。 運命の圧政に苦しむディストピアに。 全ては一点に圧縮される。 【C-7/平地/1日目・23 00】 【シャナ】 [状態]:吸血鬼(身体能力向上) [装備]:贄殿遮那/神鉄如意 [道具]:支給品一式(パン6食分・水2000ml) /悠二の血に濡れたメロンパン4個&保存食2食分/濡れていない保存食2食分/眠気覚ましガム /悠二のレポートその2(大雑把な日記形式)/タリスマン [思考]:大集団に縋る形で僅かに持ち直した。前に進みたい。前が判らない。 [備考]:体内に散弾片が残っている。 手術で摘出するまで激しい運動や衝撃で内臓を傷つける危険有り。 ただし吸血鬼の再生能力と相まって高速で再生する。 18時に放送された禁止エリアを覚えていない。 C-8は、禁止エリアではないと思っている。 【G-1/難破船/1日目・22:00】 【戦慄舞闘団】 【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:有機コード、デイパック(支給品一式・パン6食分・水1100ml) 船長室で見つけた積み荷の目録 [思考]:様子を見に行く。ただし慎重に。 [備考]:刻印の性能に気付いています。ダナティアの放送を妄信していない。 【火乃香】 [状態]:健康 [装備]:騎士剣・陰 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1400ml) [思考]:様子を見に行く。ただし慎重に。 【コミクロン】 [状態]:右腕が動かない。 [装備]:エドゲイン君 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1000ml) 未完成の刻印解除構成式(頭の中) 刻印解除構成式のメモ数枚 [思考]:様子を見に行く。ただし慎重に。 [備考]:かなりの血で染まった白衣を着ています。 [チーム備考]:火乃香がアンテナになって『物語』を発症しました。 [チーム行動予定]:EDとエンブリオを探している。刻印の情報を集める。 大集団の様子を見に行く。ただし慎重に。 【F-1/海洋遊園地/1日目・21:40】 【クレア・スタンフィールド】 [状態]:健康。激しい怒り [装備]:大型ハンティングナイフx2/シャーネの遺体(横抱きにしている) [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)、コミクロンが残したメモ [思考]:この世界のすべてを破壊し尽くす。/ “ホノカ”と“CD”に対する復讐(似た名称は誤認する可能性あり) シャーネの遺体が朽ちる前に元の世界に帰る。 [備考]:コミクロンが残したメモを、シャーネが書いたものと考えています。 【A-7/灯台/1日目・21:50】 【灯台組】 【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン(子爵)】 [状態]:やや疲労/戦闘や行軍が多ければ、朝までにエネルギーが不足する可能性がある [装備]:なし [道具]:なし(荷物はD-8の宿の隣の家に放置) [思考]:アメリアの仲間達に彼女の最期を伝え、形見の品を渡す/祐巳のことが気になる /盟友を護衛する/同盟を結成してこの『ゲーム』を潰す /いろいろ語れて嬉しいが、まだDVDの感想については語り足りない [備考]:祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません。 会ったことがない盟友候補者たちをあまり信じてはいません。 【風見・千里】 [状態]:風邪/右足に切り傷/あちこちに打撲/表面上は問題ないが精神的に傷がある恐れあり [装備]:懐中電灯/グロック19(残弾0・予備マガジンなし)/カプセル(ポケットに四錠) /頑丈な腕時計/クロスのペンダント [道具]:懐中電灯以外の支給品一式/缶詰四個/ロープ/救急箱/空のタッパー/弾薬セット [思考]:早く体調を回復させたい/BB・ED・子爵と協力/出雲・佐山・千絵の捜索 /とりあえずシバく対象が欲しい [備考]:濡れた服は、脱いでしぼってから再び着ています。 EDや子爵を敵だとは思っていませんが、仲間だとも思っていません。 【蒼い殺戮者(ブルー・ブレイカー)】 [状態]:精神的にやや不安定/少々の弾痕はあるが、今のところ身体機能に異常はない [装備]:梳牙(くしけずるきば)、エンブリオ [道具]:なし(地図、名簿は記録装置にデータ保存) [思考]:この島で死んだという“しずく”が、己の片翼たる少女だったのか確認したい /風見・ED・子爵と協力/火乃香・パイフウの捜索/ /脱出のために必要な行動は全て行う心積もり 2007/02/10 修正スレ290 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第539話 第540話 第541話 第532話 時系列順 第566話 第517話 十叶詠子 第542話 第538話 ヘイズ 第566話 第538話 火乃香 第566話 第521話 BB 第541話 第559話 クレア 第542話 第521話 子爵 第541話 第517話 佐藤聖 第542話 第521話 風見・千里 第541話 第530話 シャナ 第541話 第509話 コミクロン 第566話
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第545話:大崩壊/デスマーチ(人生終了) 作:◆eUaeu3dols それは、何だったのだろうか。 その泡は人々を信頼させ、賭けに誘い、大きく弾けた。 その砂上の楼閣は人々を招き寄せて、崩落した。 その絆は人々を癒し励まし、死によって壊れた。 その集団は集まり、信じあい、信じさせ、強く存在を叫んだ。 その崩壊は、全てを巻き込み始めた。 * * * 火乃香の視界の全てが殺戮の炎の紅と、破壊の拳の銀に塗り潰されて。 意識が飛んだ。 (しまった――) 嘆く間も無かった。怨み憎む間ももちろん無かった。 残ったのは僅かな悲しみと、悔しさだけだった。 それは一瞬で訪れたから。 (……ううん、違うか) 彼女達の瞳があまりに悲しかったから。 全てが抜け落ちて、悲しみさえも空っぽになって、死と破壊が残ったような。 最後に残った終わりへの希望だけが残っているような。 そんな瞳があんまりに悲しかったから、だけど悲しみに負けた事が悔しかった。 そんな悲しみなんかに全部無茶苦茶にされた事が腹立たしかった。 だけど判った。ようやく感情に状況の認識が追いついた。 (やっぱ死んだのかな……あたし……) 最後に見えたあの殺戮の巨槍と破滅の巨拳。 それは両方ともどうしようもない程にヤバイ物だった。 あんな代物が迫って来て対処しきれずに意識が飛んだという事は、どうしようもない。 死んだか、その前だ。 火乃香はそれを認識した。 (……先生、どうなったんだろう。ヘイズとコミクロンは無事かな。 あたし達を守ってくれたあの少年は……真っ二つにされて生きてるわけないか。 あの綺麗な……メフィストって呼ばれてた人は? みんな、どうして……) 『どうしてこんな事になったのか、かね?』 突如声が響く。安らかでそして美しい声が。 「だれ……?」 『魔界医師メフィスト』 声が答える。救いの名を。 何から何まで、おかしな程に美しく、美しい、美しさに溢れた言葉を紡ぐ。 『君はまだ死んでいない。死ぬまではまだ少しある』 「………………」 それはつまり、もうすぐ死ぬという意味の言葉だ。 『死にたくないかね?』 「……当たり前じゃない」 死ぬのは嫌だ。死ぬのは怖くて恐ろしい。 何より。 「当たり前じゃない。あたしはまだ生きたい! やるべき事もやりたい事も、気になる事もどうにかしたい事も、何もかもが山ほど有る! こんな所で投げ出して死ぬなんてまっぴらだね!」 死んだら生きられない。 火乃香はまだ生きたかった。みんなと共に生きたかった。 その叫びに返ったのは好ましい意志だ。 『奪うな、喪うな、過つな。 もしも過ちを犯したならば、たとえ赦されずとも悔い改めて進め。 そして何より――“決して絶望してはならない”』 「それってダナティアの演説の……」 『今回の治療の代金はこの想いを捨てない事だ。 もっとも、わざわざ言わずとも君が絶望する事は無かったのだろう』 「やっぱりあなたは」 ダナティアの12人の仲間の一人なのか。 それを聞く暇は、無かった。 闇が渦巻き火乃香の意志は呑み込まれる。 メフィストは急いでいたのだ。 彼の奥義をもってしても、この島で万能にはほど遠い。 目覚める火乃香を待つものは―― * * * 「……やり損ねた」 シャナは荒い息を吐いた。 露出した地面の上で体を解し、痺れが収まるのを待つ。 コミクロンの球電を生み出す魔術はその大半を夜傘で防いだが、 それでもその性質上、全て完璧に防ぎきれたわけではない。 特にパイフウの銃弾を受けた部位には銃弾を経由したせいか微弱な痺れが残った。 だがそれも、消えるまでに掛かった時間はごく僅かだった。 末端部位に受けた銃弾のダメージも大した物ではない。 フリウと戦った時に破壊精霊が掠めた腹部の方がまだ痛む位だ。 タリスマン・ブーストの力を借りた必殺の一撃による疲労も無視出来る範囲だった。 フリウに至ってはもっとなんという事もなかった。 最初にブーストしたウルトプライドを召喚する時にはかなりの消耗が有った。 だけどそれ以降は殆ど破壊精霊に任せていたのだ。 メフィストに念糸による攻撃を試みた事は有ったがそれだけでしかない。 更にフリウは、シャナに守られたおかげで怪我をする事もなかった。 フリウはシャナにとって大切な一人を殺害した仇だったが、それでもシャナはフリウを護った。 (でもそれは、単にあたし達が一人だからに過ぎない) フリウとシャナは対話と戦いを経て、より一層互いを同一視しつつあった。 シャナはフリウであり、フリウはシャナである、と。 それは必ずしも事実ではなかった。 客観的にみれば二人はその機能だけではなく思考すらもあまりに違う。 フリウは自らが生きる為に破壊を行い、潜在的には破滅を望んでさえいる。 シャナは誰かを生かす為に殺戮に走り、しかし破滅を望んではいない。 シャナを想う者はまだ居り、フリウを想う者はもう居ない。 同じ部分の方が少ない程だろう。 だがそれでも、互いが自らを同じ存在だと考えている事は事実だった。 それは心に開いた大きすぎる傷が結んだ、奇妙で歪んだ絶望の絆。 フリウは傷が繋いだ絆を通して、シャナの心を感じていたのだ。 (脆い部分を庇うのは当然だもんね) 心が繋がるなんて錯覚に過ぎない。 それでもフリウが感じた通りにシャナは考えていた。 シャナはフリウが思った瞬間にフリウを振り返る。 「行こう。あいつらは階段の下の方に逃げたみたいだ」 「うん、判った。今度こそ」 「敵は」「全部」「殺す」「壊す」 言葉が混じる。意志が混じる。 殺意と破壊の意志が絡み合い一つの巨大な敵意と変わる。 少女達は石段を降りていく。 奈落の底へと降りていく。 地獄を作りに降りていく。 ………………。 * * * 全身を何か強烈な、しかし爽快な衝撃が駆け抜けた。 彼女達はその瞬間、澄み渡る青空を見た。 あるいは壮大な潮の音を聞いた。 大地を吹き抜ける風を感じた。 それは一瞬の幻想。 「ここ……は……?」 火乃香は起きあがった。 目覚めれば、周囲はやはり先程と同じ夜の闇と夜の音、そして夜の風。 だが先程よりも更に薄暗く、葉の擦れる音が大きく、大地の匂いがした。 ここは茂みだ。石段を降りた森の中。 「目覚めたようだね」 聞こえるのはやはり旋律のような音色の声。 「あなたは……」 「改めて自己紹介しよう。私は魔界医師メフィスト。 おはよう。君はもっとも軽傷だった」 「軽傷? ……どうして?」 そもそもあの状況で何がどうなれば助かるというのか。 メフィストはゆっくりと火乃香の横の地面、そこに倒れている女性を指差した。 「君は的確に防御態勢を取った。何より、そこの彼女が守った」 「先生が!? それで、先生は? 大丈夫なの!?」 慌ててパイフウの様子を見る。 そしてすぐに安堵の息を吐いた。パイフウの胸はゆっくりと上下している。 「彼女は私の治療を受ける事に随分と迷いが有ったようだ。 我々が危機を脱していない事を伝えるとすぐに掌を返したがね」 「迷い? そんな、どうして?」 「おそらくは責任を感じて君のために」 「言わないで!」 目覚めたパイフウの叫びがメフィストの言葉を遮る。 「先生……一体どうして?」 「………………」 パイフウは沈黙しか出来ない。 「そうだ、ヘイズは? コミクロンは!?」 「その二人も無事だ。そこに」 指差した暗闇の中にもぞもぞと動く二つの影がある。 「う……なんだってんだ、一体……」 「ふ、ふははー……この、天才がこの程度で死ぬものかあ…………ぎゃふん」 「ヘイズ! コミクロン!」 「生還の感動は後にしておきたまえ」 メフィストは彼らと話す。言葉を紡ぐ。それは珍しく、急いでいた。 「状況を説明しておこう。あの二人は今、ここに向かっている」 「!!」 シャナとフリウの脅威、あの死と破壊を思い起こさせる。 「あの内の一人は、本来私の患者となるはずの者だった。 だが私が治療を施す事はもう出来ない」 その言葉は平静を保ち、偉大なる神々しさに包まれてすらいた。 そして言った。 「逃げたまえ」 まるで託宣のように、医師は患者達に処方を告げた。 「この森を南へは抜けられない。東は禁止エリアに塞がれた。西へと抜けるのだ。 ――急いで」 「あなたはどうするの!?」 火乃香の叫びに医師は応えず、ただ答えを返した。 メフィストはその顔に苦渋を浮かべたのだ。 美しい顔に浮かぶ苦渋はやはりそれさえも美しく、そして無惨だった。 「失われた命のみならず失われていく命さえ治しきれないとは……魔界医師も堕ちたものだ」 平然と堂々と紡がれていた美しい言葉はその一文を最後に終わりを告げる。 そう、その言葉が最期だった。 後に遺されたのは沈黙だけだ。 「まさか……」 火乃香がメフィストに駆け寄る。 そして絶句した。 「おい、どうなったんだ火乃香! まさか……?」 ヘイズの言葉に、火乃香はゆっくりと頷いた。 「ま、待て! たとえ心臓が止まっていた所で停止直後ならこの天才の手に掛かれば……!」 コミクロンが慌てて駆け寄り……そして、またも絶句した。 「一体どうしたって……」 パイフウも流石に気になってメフィストに近づき……それに気づいた。 心臓は止まっていた。 当然だ、もうそんな物は壊れていたのだから。 心臓欠損。脊髄損傷。両腕の複雑骨折。両肺の損傷。大量失血。体内気脈の全損。 どれをとっても生きているはずの無い致命傷。 動けるわけが無い、治療など絶対に叶わない筈の現実。 「……嘘でしょう? これでどうやって、私達の治療をしたっていうの……?」 魔界医師はもう確定しきった筈の死すらも遅らせて、彼女達を治療するまで動き続けた。 最期の医師としての仕事を、自分の治療以外全てやり終えた末に果てたのだ。 地響きが、した。 身を翻し彼女達が振り返ったそこには――銀色の巨人が迫っていた。 * * * 「……見つけた」 シャナは夜闇の向こう、石段を下り終えた先の森に入ったすぐの茂みに敵を見つけた。 失った血と体力の補給の為に飲んでいた、汲み取ったダナティアの血をしまい込み、 坂井悠二の血の付いた保存食を飲み込んだ。人を喰い殺さない為に受け入れた忌まわしい食事。 それを見てもフリウはそれを許容して、ただシャナの索敵の結果を待った。やがてシャナが言う。 「あそこに居る」 「そう。あたしには見えないけど、あそこに居るんだね」 フリウはシャナに応えて、そこを睨んだ。 そして二人は唱う。 死と破壊の前奏曲を。 「四界の闇を総べる王」「汝の欠片の縁に従い」 「汝等全員の力もて」「我らに更なる魔力を与えよ」 本来、タリスマンはこの規定の呪文を知らなければ使いこなせない。 だがシャナはなんとなく使い方が分かっていた。何故かこの呪文の事も知っていた。 この島に来てから何時か、何処かで聞いていたのだ。 『偶然』にも。 (何処で聞いたんだろう) 思いだそうとしても、シャナには思い出せない。 そもそも知らない武器の話をする時間など有っただろうか。 誰かと意味の無い話をした事など有っただろうか。 『あたくしは特に不自然とは思わなくってよ。 貴方と同じ年頃に、法学者として最高の地位に着いた女を知っているもの』 シャナにそんな時間はずっと無かった気がする。 信頼できる人達と一緒に居ても悠二の事ばかり考えていた気がする。 『ンなこと言ったらあたしだって、可憐な少女時代には既に数々の魔法を習得し』 シャナの事を大切に想ってくれていた人達はたくさん居たのに。 どうしてそれを遠ざけて、次々と失ってしまったのだろう。 『それにしても、シャナさんよく寝てますね……』 シャナが意味の無い雑談を耳にしていたのはきっとあの時だけ。 彼女達はあの時、思い出しても苦痛にならない範囲で少しだけ、自分達の事をさらけ出していた。 『そういえばゼロス……ああ、放送で呼ばれた奴だけど仲間じゃないから気にしないで。 そいつから買ったタリスマンって物があれば、もっと力を振るえたのにな。 使い方? もう壊れたんだけど、基本は呪文を唱えて――』 だから聞いて、だけどシャナは思い出せない。 『偶然』にも耳にしたそれが何時何処で聞いたのか思い出せない。 どのみち、そんな事に意味なんて無かった。 今、シャナとフリウに意味が有る事はただ一つ。 自らに漲る強大な力だけ――! シャナは紅い炎の翼を作り出す。 タリスマンの力を借りたこの翼ならば、フリウを担いでも尚、高空を自在に飛び回れる。 さっきもそうやって襲撃を行った。そして今度も。 「D-6は禁止エリアになっているから、あそこに居るなら逃げ道は南と西だけだね」 フリウが言うその言葉にシャナは確信する。 「わたしは三回目の放送の禁止エリアを聞き逃してた。後で教えて。 それから逃げ道は、西だけ。奴らは南に逃げられない」 「どうして?」 「罠が有るから。D-5の森の奥はたくさんの罠が仕掛けられている。 わたしは道を作るために解除しながらそこを通ったけど、その道以外はまだ残ってる。 その道を知っているのはわたしと、リナだけ。あいつらは知らない」 「そう。それじゃ、逃げ道はもう無いね。あたし達はあいつらをそこに追い込める」 シャナはフリウが自分の足りない物を埋める物だと確信する。 フリウはシャナが自分の足りない物を埋める物だと確信する。 幾つもの喪失で繋がれた一つの終末は宣言した。 「「絶対に逃さない」」 フリウが開門式を唱え、現れた白銀の巨人と共に、シャナとフリウは上空から彼らを襲った。 北西から、北へも西へも逃すまいと。 破滅の空、来る。 * * * マンションの一室。 あまりにも不幸な『偶然』の事故により倒れた二人と保胤、そして折原臨也がそこに居た。 「死なないでください、リナさん! ベルガーさん!」 焦る保胤の声は虚しく響く。 リナとベルガーには無数の治癒の符が張られていた。 だが吹き出す血は僅かに勢いを緩めただけだった。 既に破壊された器官はそんな物では治らない。 例えばメフィストの様な超常の秘技でなければ、失われゆくこの命には届かない。 リナの目がゆっくりと、保胤を見つめる。 それが問いのように思えて、保胤は応えた。 「確かに僕には同じ世界から連れて来られた仲間も親友も居はしません。 ですが1日に満たない間でも、あなた達は僕の大切な仲間であり、友だと思っています。 だから……お願いです。死なないでください」 リナはうっすらと微かに、笑みを浮かべる。 “運命”の黒い刃に切り裂かれた胸から、寒気がするほどの勢いで血が零れていく。 「…………ヒュー……す…………ヒュー…………ね…………」 ベルガーが掠れた息を漏らす。 保胤は青くなる。ベルガーは両方の肺を損傷していた。 このままでは確実に死ぬ。 『死ぬな、ダウゲ・ベルガー! 先程の約束はどうした!?』 コキュートスから焦燥に満ちた激励が飛ぶ。 ベルガーは腕で自らの胸の傷を抑え込んだ。酸素を逃すまいと。 そんな事をしても大して変わらない。その小さな差で言葉を紡いだ。 「……やす……た…………ね…………シャ……ナを……」 「シャナさんが、どうしたのです!?」 「ヒュー……ヒュー…………たの…………だ」 「――――っ!!」 『ベルガー!!』 保胤の見立てでは二人は両方とも致命傷だった。 保胤の符術では助けられず、どうなっているか判らないメフィストを待つのは間に合うまい。 そもそもこんな事故が起きるなど想像もしていないはずだ。 助ける方法が有るとすればそれは…… 「さっきの“不死の酒”とやらを使うしかないね」 「!!」 臨也の声が保胤を揺さぶる。 「で、ですが先程志摩子さんに飲ませた時は……」 保胤は志摩子に飲ませた時の事を思い出す。 志摩子は激しく悶え苦しみ、症状は悪化し、保胤の目の前で死んでしまった。 「たまたま体質に合わなかったのかもしれない。そうだろう?」 「それは……」 「他に手段は有るのかい?」 保胤は考えた。急いで、思いつく限り全ての選択肢を天秤に掛ける。 だが、確かに方法はそれしかない。 「……判りました」 保胤は心を決めると、すぐ側に出したままだった不死の酒の瓶を手に取った。 栓に手を掛け、そして…… 「そうだ。それを二人の内のどちらかに飲ますんだよ」 「え……?」 臨也の言葉が再び保胤を揺さぶる。 激しく動揺する保胤に臨也は究極の選択を突きつけた。 「まさか両方に飲ませるつもりだったのかい? そうだね、それも手かもしれない。 だけど半分こにしてしまって、本当にその傷から二人を助けられるのかな? その“不死の酒”とやらがどれほどの力を持つのか知らないが、難しくないかい? それよりも片方だけに飲ませた方がまだ確実ってものじゃないか」 「で、ですが、片方を見捨てるなどと……」 「片方だけでも助けられる事を神様に感謝しなくちゃあ。俺は信じてないけどね。 それに仮に両方とも助けられても、半死半生になってしまったらどうするんだい」 臨也は最も無難な選択肢を吊して、嗤った。 「それだと、『助かったところで二人は足手まといになっちゃう』ね」 その言葉に保胤の頭にも血が上った。 「あなたは、仲間を利害でしか見ていないのですか!?」 「当然だよ。今の状況を何だと思っているんだい? 追撃に向かった方は二人になってしまった。 あの二人はとても強いそうだからそれでも生き残るかな? だけど二人じゃ全てをカバーするなんて出来ないよね。敵はこっちにも来るかもしれない。 さっきだって戦いの後の隙を突然の乱入者に突かれてしまったんだろう? このマンションを憎らしく思っている、ゲームに乗った奴は他にも居るはずだよ。 それらが隠れて手ぐすね引いて隙を待っている、そんな可能性は高いじゃないか。 なにせ爆発まで起きて危険を露呈してしまったんだからね。 今はとてつもなく危険な事態なんだ。一人でも多くの戦力が要る。 その千絵って子だって護らないといけないんだろう?」 臨也は目の前の危険を積み上げて見る見るうちに保胤を追い込んでいく。 「ここは確実な戦力の確保を取らなきゃあいけない。そういう物だろう? ほら、リナの顔色がどんどん悪くなっていく。ベルガーももう喋れないじゃないか。 痙攣もしだしている。これはもう5分も持たないね。 さあ、早く! 二人の内のどちらか片方に、“不死の酒”を使うんだ!」 「僕は…………僕は……!!」 「早く!!」 急き立てながら、臨也は考えていた。 (しかしまったく、困ったもんだね) 臨也は一つ小さなミスを犯していた。 それは不死の酒の瓶をそのまま保胤に返してしまった事だ。 残る不死の酒は丁度半分。 つまり、明らかに志摩子に飲ませたはずの分が減っていない。 その事に気づかれれば必然的に疑われてしまうだろう。 使える機会が来る事自体はある意味で望んではいた。 使ってしまっても志摩子の時は死んだという事実は彼を苦しめるだろう。 (だからってこんな結果を望んではいなかったんだけどな。あの大集団がなんて有様だ) まさか二人も重傷に陥るとは思っていなかった。 しかも保胤は両方とも救うつもりのようだ。 もちろん臨也も、両方とも五体満足で生き残ってくれれば言うことは無い。 (だけど流石にそこまでは無理じゃあないか? 1/4で完治、つまり致命傷から4人も完全回復させるなんて話が上手すぎる。 しばらくは何も出来ないくらい足手まといになったりするんじゃないか?) もしそうなれば最悪だ。 戦力になる人間が二人、それから足手まといが一人の集団なら、 足手まといの世話をしてやっておけばまだ二人の頼もしい仲間が護ってくれる。 一人が足手まといを護ることに専念しても、残り一人は自分を守る壁が居る。 だが戦力になる人間が一人、足手まといが三人の集団なんかと一緒には居られない。 別行動中の戦力二人が無事に戻ってきた所で足手まといを一人ずつ面倒を見ればそれでおしまい。 もしそんな事になれば臨也はこの集団を見限るつもりだった。 (このツキの無さじゃもう見限っても良いくらいだけど、まだ戦力は残っているからね。 まだ少しは期待しても良いかな。 さあ保胤。君は真っ当な選択を選んでくれるよね?) 臨也は心の底から期待しながら、保胤の選択を待った。 そして保胤は―― * * * 森の中。彼は息を潜めながら、ゆっくりと茂みを這って逃げていた。 彼はこの世界において、なんら特殊な力を持たなかった。 武器を持っていなければ全く戦力には数えられないだろう。 そんな人物はこと戦闘中においては存在感を失う。 まるで空気のように稀薄な、そこに居ても居なくても気づかれない存在と化すのだ。 不運にも持っていたグルカナイフは落としてしまったが、それさえも気配の薄さを助長した。 その存在感の無さが彼、古泉一樹を救ったのだ。 「まったく、酷い目に遭ったものです」 飄々と呟く。 彼はシャナとフリウとの戦いにおいてかなり早期に抜け出していた。 隠れて見物してパイフウ達の旗色が良ければこっそり戻るつもりだったが、残念ながらそうならなかった。 仕方ないので彼らを諦め、一人で逃げ出したのである。 「……おや、これはさっきの」 彼は茂みの一つに少年が倒れているのを見つけた。 竜堂終。シャナに胴体を両断されたはずの少年である。 だが驚くべき事に、両断されたはずの胴体が今では繋がっていた。 「まさか……生きているんですか?」 継ぎ目が有りそうな辺りには繋ぎ合わせるように針金が刺さっている。 確かに竜堂終は胴体を両断されるという致命的で衝撃的な傷を受けた。 だが炎を纏った神速の刃の切り口は滑らかで、単純に切断されていた。 その見た目の強烈さとは裏腹に、治療さえ早ければ治しやすい傷だったのだ。 もっとも、それを戦闘の僅かな間隙に行ったメフィストの奮闘は信じがたい物には違いない。 更にメフィストはシャナとフリウの必殺の一撃の直前に彼をここまで投擲したのだ。 それも大きく衝撃を受け止めてくれる茂みに向けて。 (困りましたね。敵なわけですし、ここはトドメを刺しておきたい所ですが……) 彼は銃弾を受けても皮膚が鱗のようになってひび割れるだけで耐えて見せた。 少なくとも素手やそこらに転がっている石ころではどうにもならないだろう。 さっきのナイフを落としていなければあれを継ぎ目に突き刺せば殺せたのだろうが。 (……おや、これは) だが気づく。終のすぐ近くには彼の使っていた真紅の長剣が転がっていた。 胴体を両断されてもしばらくは腕が硬直し握り続けていたのか、それともメフィストが投げたのか。 更に彼の腰にはコンバットナイフが吊されている。 あのどちらかを針金で継ぎ合わせてある繋ぎ目に叩き込めば、殺せるだろう。 (殺せる機会は逃すべきではないでしょうね) 古泉はゆっくりと終に近寄るとまず騎士剣“紅蓮”を持ち上げてみた。 ……残念ながら、随分と重い。 (これは狙いがずれるかもしれませんね) 狙いがずれればあの鱗に止められてしまうだろう。 古泉は騎士剣を諦め、終の腰からコンバットナイフを抜きはなった。 これなら継ぎ目を外す事は有り得ない。針金で繋ぎ合わせたその隙間を抉れるだろう。 古泉は終のすぐ横にしゃがみ込みしっかりと狙いを定めた。 そして胴体に向けてナイフを振りかざしたその瞬間。 終の目が、開いた。 現在時刻23時50分。 第四回放送まで残り10分。 ――10分もの時間が残っている。 【108 メフィスト 死亡】 【残り 47人】 【D-5/森/1日目・23:50】 【戦慄舞闘団】 【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】 [状態]:まだ傷有り(程度不明) [装備]:なし [道具]:有機コード、デイパック(支給品一式・パン6食分・水1100ml) 船長室で見つけた積み荷の目録 [思考]:逃げ延びる。南下する? それとも西へ進む? [備考]:刻印の性能に気付いています。ダナティアの放送を妄信していない。 火乃香がアンテナになって『物語』を発症しました。 【火乃香】 [状態]:まだ傷有り(程度不明、やや軽傷) [装備]:騎士剣・陰 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1400ml) [思考]:逃げ延びる。南下する? それとも西へ進む? [備考]:『物語』を発症しました。 【コミクロン】 [状態]:まだ傷有り(程度不明)、腕は動くようになった [装備]:エドゲイン君 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1000ml) 未完成の刻印解除構成式(頭の中) 刻印解除構成式のメモ数枚 [思考]:逃げ延びる。南下する? それとも西へ進む? [備考]:かなりの血で染まった白衣を着ています。 火乃香がアンテナになって『物語』を発症しました。 【パイフウ】 [状態]:まだ傷有り(程度不明、やや重傷) [装備]:ライフル(残弾29) 外套(数カ所に小さな血痕が付着。脇腹辺りに穴が空いている。 偏光迷彩に支障があるかは不明) [道具]:なし [思考]:予定全崩壊。火乃香は絶対に死なせたくない。 [備考]:外套の偏光迷彩は起動時間十分、再起動までに十分必要。 さらに高速で運動したり、水や塵をかぶると迷彩に歪みが出来ます。 [チーム行動予定]:逃げ延びる。南下する? それとも西へ進む? 【D-5/道路/1日目・23 50】 【地獄姉妹】 【シャナ】 [状態]:吸血鬼(身体能力向上)/消耗有り、まだ十分戦える [装備]:贄殿遮那/神鉄如意 [道具]:支給品一式(パン6食分・ダナティアの血500ml) /悠二の血に濡れたメロンパン4個&保存食1食分/濡れていない保存食2食分/眠気覚ましガム /悠二のレポートその2(大雑把な日記形式)/タリスマン [思考]:目の前の4人を追いつめ仕留める/シャナと自分を同一視/ 大集団の者達を殺させない為にその敵を殺す/最終的にフリウは絶対に殺す [備考]:体内の散弾片はそこを抉られた事により吹き飛びました。 18時に放送された禁止エリアを覚えていない。 C-8は、禁止エリアではないと思っている。 【フリウ・ハリスコー】 [状態]:全身血塗れ。右腕にヒビ。正常な判断が出来ていない [装備]:水晶眼(眼帯なし、ウルトプライド召喚中)、右腕と胸部に包帯 [道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水1500ml)、缶詰などの食糧 [思考]:目の前の4人を追いつめ仕留める/シャナと自分を同一視/全部壊す 【C-6/マンション1・2F室内/1日目・23 50】 【大集団の名残】 【慶滋保胤】 [状態]:かなりの精神的ダメージ。不死化(不完全) ボロボロの着物を包帯のように巻きつけている [装備]:携帯電話(呼び出し中) [道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))、不死の酒(未完成、残り半分) [思考]:不死の酒を――!!/シャナの事が気になる。千絵を落ち着かせたい。 【海野千絵】 [状態]:物語に感染。錯乱し心神喪失状態。かなり精神不安定 [装備]:なし [道具]:なし [思考]:不明 [備考]:吸血鬼だった時の記憶は全て鮮明に残っている。 【折原臨也】 [状態]:不機嫌(表には出さない) [装備]:なし [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)、 ジッポーライター、救急箱、スピリタス1本(少し減った)、 セルティとの静雄関連の筆談に使った紙 [思考]:保胤を集団内で孤立させたい。危なくなれば集団から抜ける。 クエロに何らかの対処を。人間観察(あくまで保身優先)。 ゲームからの脱出(利用出来るものは利用、邪魔なものは排除)。 残り人数が少なくなったら勝ち残りを目指す [備考]:クエロの演技に気づいている。 コート下の服に血が付着+肩口の部分が少し焦げている。 【ダウゲ・ベルガー】 [状態]:両肺損傷(右肺は傷は塞いだがどちらにせよ長く保たない) [装備]:強臓式武剣“運命”(ゲレーゲンハイト)、単二式精燃槽(フロギストンタンク)(残り四つ)、黒い卵(天人の緊急避難装置)、 PSG-1(残弾20)、鈍ら刀 [道具]:携帯電話(呼び出し中)、コキュートス [思考]:???? [備考]:天人の緊急避難装置:所持者の身に危険が及ぶと、最も近い親類の所へと転移させる。 【リナ・インバース】 [状態]:重傷(10分と保たない)/疲労困憊。魔法は一切使えない。 [装備]:光の剣(柄のみ) [道具]:メガホン [思考]:???? 千絵が心配、美姫に苦手意識(姉の面影を重ねています) 仲間集め及び複数人数での生存。管理者を殺害する。美姫を許す気はない 【C-5/森/1日目・23 50】 【死ぬのは――】 【古泉一樹】 [状態]:左肩・右足に銃創(縫合し包帯が巻いてある) [装備]:コンバットナイフ [道具]:デイパック(支給品一式・パン10食分・水1800ml) [思考]:終を殺害。出来れば学校に行きたい。 手段を問わず生き残り、主催者に自らの世界への不干渉と、 (参加者がコピーではなかった場合)SOS団の復活を交渉。 [備考]:学校にハルヒの力による空間があることに気づいている(中身の詳細は知らない 【竜堂終】 [状態]:両断直後くっついた。現在負傷度合い不明/目覚めた [装備]:騎士剣“紅蓮”(すぐ近くに落ちている) [道具]:なし [思考]:???? 2007/02/10 修正スレ290 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第544話 第545話 第546話 第544話 時系列順 第547話 第544話 海野千絵 第552話 第544話 ヘイズ 第548話 第544話 フリウ 第549話 第544話 火乃香 第548話 第544話 パイフウ 第548話 第544話 リナ 第552話 第544話 折原臨也 第552話 第544話 慶滋保胤 第552話 第544話 ベルガー 第552話 第544話 古泉一樹 第553話 第544話 シャナ 第549話 第544話 竜堂終 第553話 第544話 メフィスト - 第544話 コミクロン 第548話 第544話 ウルトプライド 第549話 第544話 アラストール 第552話
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第一話『アリス変身!時空大混乱』 鮮やかな青空と活気のある空間の下、人々がそれぞれの生活を営んでいた。 いつまでも続く平穏……だが、そんなものはいつまでも続きはしない。 突然の巨大な破裂音と爆発に、一気に人々はパニックに陥った。まるでSF映画のように 空から飛来する謎の生物群。不気味に触手を動かし、緑色の湿った身体をしている トカゲのような生物たち。 彼らは、次々と人々を嬲り殺し、蹂躙していく。この惨劇を止めるものは、どこにもいない。 ……その時だった。一筋の閃光が走り、悪行を働くトカゲの一部が吹き飛んだ。 人々も、トカゲたちも、その光の方へと視線を移す。 そこには、十数名の少女たちの姿が。ただの少女ではない。ある者は着物を着飾り、刀を帯刀している。 またある者はチャイナドレス風のコスチュームを纏っている。 彼女たちは目にも留まらぬ速さでトカゲどもに接近したかと思うと、着物の少女は 抜刀し、次々と敵を斬り裂き、チャイナドレスの少女は拳法で打ち倒していく。 さらにまた別の方向から閃光が走り、爬虫類たちが吹き飛ばされた。 今度はレオタードに装甲を纏った武装した女性たちがナイフ、銃、鞭などの武器を駆使し トカゲたちを一掃していく。為すすべなく、彼女たちの活躍によりトカゲの軍勢は全滅した。 だが、平穏はすぐには訪れない。今度は空から鳥の怪物たちが襲来し、少女戦士たちに 攻撃を仕掛けてくる。もちろん、彼女たちは反撃するが、空を飛び回る敵に対し、 有効な攻撃はなかなか出来ない。 と、その時であった!新たに露出の激しい、いわゆるビキニアーマーを纏った 少女戦士が新たに現れ、彼女たちは空を飛び、持っている得物で敵を一網打尽にする。 こうして、人々を襲う悪しき輩どもは少女戦士たちによって全滅させられたのであった。 ―――という漫画を読みましたわ! アメリカ・サンフランシスコのハイスクールでは授業も終わり、放課後の各々の 気ままな時間が流れている。フランス人の少女、ジャンヌ・シャルパンティエは友人の アリスに突然話しかけられたかと思うと突拍子もなく、この前読んだという漫画の話を聞かされていた。 どう反応していいものか困りジャンヌは苦笑いを浮かべていた。 「あら、ジャンヌ?なんだか、嫌々聞いていそうですわね…?」 「そ、そんなことないよアリスちゃん!ふふ、あはは…」 乾いた笑い声を上げるジャンヌに、銀髪の長い髪を掻き分けてアリス・ブロウニングは 怪訝な視線で彼女を見つめる。 「まあ、いいですわ。それよりも、明日はレスリングの練習があるんですの?」 「ううん、明日はお休みだよ。それがどうかしたの?」 格闘技の練習が休みと聞くと、アリスはその蒼い瞳をきらきらと輝かして、ジャンヌの手を握る。 「それなら!明日、うちに遊びに来ませんこと?たっぷり持て成してあげますわ!」 「え?いいよ、そんな…」 「いいから来なさい!ね?ね?はい決定!他に予約が入っても全部お断りなさい」 断ろうとするジャンヌの手をさらに強く握り、半ば鼻息荒く、アリスは強引に 彼女を誘う。結局、ジャンヌは諦め、アリスの家に遊びに行くことになった。 ―――アリス・ブロウニングの自宅。ここ、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコに 拠点を構える、ブロウニング財閥の令嬢であるアリスの自宅は当然のごとく大豪邸である。 ジャンヌが大きな門の横にあるチャイムを鳴らすと、間もなく豪華なファンファーレが響き渡り 門が地鳴りのような音を立てながら開く。 きょとんとしているジャンヌをよそに豪華な演出はさらに続き、門が開き終わると同時に 赤く長い絨毯がジャンヌの足先まで転がり、広がっていく。 「おーほほほっ!ようこそ、ジャンヌ。さあさあ、早く来てくださいな」 「う、うん。ありがとうアリスちゃん……ふう、相変わらずこの出迎え方はなれないなぁ…」 桃色のショートヘアを掻き分けながら、ジャンヌはアリスに引っ張られてお屋敷の中へと入っていった。 案内されて部屋のソファーへと腰掛けるジャンヌ。そして何故か寄り添うようにして 隣にアリスが座り、ジャンヌの手を握る。 「あ、アリスちゃん……スキンシップが…」 「あら、いいじゃないですの。わたくし、あなたのこと好きなんですもの」 そうなのだ。アリスはジャンヌに好意を抱いているが、それは友人以上のものに近かった。 思えば、以前から激しいスキンシップだけではなく一緒に旅行にいけば、二人で同じベッドだったり 手を繋いで遊園地に行ったりと、まるでデートのようであった。 嬉しそうに顔を綻ばせるアリスにジャンヌは苦笑いを浮かべるしかなかった。 しばらくすると、この屋敷専属のメイドが一人、入室してきた。 「失礼します……アリスお嬢様、お菓子の準備が出来ました」 「ありがとう。ジャンヌ、何か飲みたい物はあるかしら?なんでもいいわよ」 「ええっと……じゃあ、コーラを…」 「では、わたくしも同じのを。すぐに用意しなさい」 「かしこまりました。ではジャンヌ様、ごゆっくりどうぞ」 その後、約三分程度で豪華なケーキとクッキー、そして大きめのコップに注がれた コーラが二人の前にあるテーブルへと運ばれてきた。 「うわぁ~これ、食べてもいいの?」 「ええ、もちろんですわ。ジャンヌが望むならお持ち帰り用も用意してあげますわ」 「だ、大丈夫。太ると、レスリングの先輩たちにいろいろ言われちゃうし」 ジャンヌが断ると残念そうな表情を浮かべるアリスだったが、すぐににこやかになると 「そう?じゃあ、ブロウニング財閥のシェフを集めてヘルシーなお菓子を今度作らせて おくから楽しみにしててちょうだい」 と、自分の財閥の力を集結してまでジャンヌのために何かしようとするのであった。 「そ、そうだアリスちゃん。今日は何して遊ぶの?」 自分から話題を振って、ラブラブ空間を抜け出そうとする。だが、その瞬間、アリスの 瞳がキラリと光り、再びジャンヌの手を取る。 「そうですの!何を隠そう、今日はジャンヌに見てもらいたいものがあるんですわ!」 話題の振り方を間違えたか、本日何度目か分からない苦笑を浮かべたジャンヌであった。 「昨日、わたくしが読んだ漫画の話を覚えているかしら?」 「え?う、うん。確か、いっぱいの女の子が悪い奴らをやっつけるって話だっけ?」 「そうですわ。わたくし、あの漫画にデジャブを感じて、文献を調べたところ…」 アリスはどこからか、一冊の本を取り出した。漢字で『並行世界見聞録』と表紙に書かれている。 『並行世界見聞録』とは、作者のコルマ・ローポ自身が経験した並行世界の旅路の出来事を 記した旅行記である。だが、実体験としては非現実的で、SF小説として読まれることの方が 多かった書物だ。それをパラパラとページを捲り、あるところでストップすると広げて見せる。 「ほら、これを見てジャンヌ」 そのページの挿絵には炎の術を使い、刀を振るう女侍の姿が描かれている。 無敵の炎の剣士は仲間の水の剣士、雷の剣士と共に鬼を打倒したと説明文が書かれていた。 さらに中華娘の武道家たちが暗黒街を支配する組織を壊滅させたとか、 世界規模のテロ組織を三人の女傭兵が政府に協力して本拠地を叩いたとか、 地球を支配した悪魔どもを全滅させ地球を解放した戦乙女とか、 どれもこれも、現実としては信憑性の薄い、まさに体験談というよりは小説的であった。 「なんだか、おとぎ話みたいだね。でも、確かにアリスちゃんが見た漫画の話に似てるかも」 「そうでしょう?別の世界では戦うヒロインというのが確かにいるんだとわたくしは 信じてますわ!そう…ジャパニーズアニメーションのような!つきましては わたくしも彼女達と同じようになりたいと…そこで!財閥の力を結集して……!」 アリスのテンション高めの台詞回しが続き、部屋の奥のカーテンをシャっと開けると。 「わたくし専用のバトルスーツを作ってしまいましたの!!」 ジャジャーン!!なんて効果音が付きそうな感じでアリスはジャンヌにスーツを見せつけた。 赤と白を基調としたワンピース。胸や肩にはアーマーが付いているというベッタベタなデザインだ。 「ゆ、夢の影響でこんなの作るなんて、すごいね、アリスちゃん…」 呆気に取られているジャンヌにお構いなしでアリスは話を続ける。 「そして…今日、あなたをここに呼んだ理由は…そう!わたくしの初の変身シーンを 見てもらいたかったからですわ!」 「はあ……」 「いきますわよ……」 指をパチンと鳴らすと、アリスの服が弾け飛び、裸体となりバトルスーツがその身に纏われていく。 アーマーのついたグローブとブーツも装着され、光を放ちながら最後にビシッと決めポーズを取る。 「アリス!変身完了…ですわ!」 「おおーっ!!」 と、声を上げたのはジャンヌではなく、いつの間にやら集まっていた屋敷に仕える メイドや警備員たちであった。 「さすがですアリスお嬢様!」 「なんともお美しい……!」 賛美の声に軽く目を瞑りながら、アリスは片手を顎に当てる。いわゆる高笑いポーズだ。 「おーほっほっほ!!そうでしょう?わたくしの美しさは当然パーフェクトですからね!」 高笑いし。周りも拍手喝采、だがそれを呆然と見ていたジャンヌは疑問を浮かべた顔でいた。 「あら?どうしたのジャンヌ?わたくしの姿に見とれて声も出ませんこと?」 「いや、変身とかすごいよ…だけど…あの話を聞く限り、悪い人と戦うってことなのかな?」 「ええ、そうでしてよ。わたくし、コスプレがしたいわけではありませんからね」 「じゃあ、戦う相手って誰かいるの…?」 その一言で一瞬にしてその場が凍りついた。そりゃそうだ。漫画のように、巨大な 悪の組織など、この世界にはいない。悪い奴らだってあくまで人の範疇だ。 「な、なんということ……!わたくしとしたことがそんな大事なことを見落としていましたわ! ええい、セバスチャン!!」 指を鳴らしながら、執事の名を呼ぶと、シュタ!っと白髪と髭を蓄えたナイスミドルが その場に瞬時に現れた。 「お呼びでございますか、アリスお嬢様」 「すぐに悪の組織を用意しなさい!!」 「かしこまりました」 いや、かしこまらないでとジャンヌは突っ込もうと思ったが、暴走したアリスを止めることは 出来ないとわかってもいるので、やめた。 だが、そんなことをアリスが要求した次の瞬間、突然、屋敷の外からゴゴゴゴ…と地鳴りがする。 「何事ですの!?セバスチャン、もう敵組織の準備が整いましたの?」 「いえ、お嬢様違います!ホワイトハウスからの報せによりますと、これは凶悪宇宙人、 キッカーケ星人の仕業とのことです!」 「う、宇宙人なんですかぁ?あ、アリスちゃん、逃げようよ!」 慌ててアリスに逃げるよう促すジャンヌであったが、彼女はむしろニヤリと笑みを浮かべた。 「セバスチャン!ジャンヌと、屋敷の使いの皆さんのことをお願いしますわよ」 「ええっ!?アリスちゃん、まさか……」 「宇宙人ですって。わたくしの力を試すのにちょうどよいではありませんこと? それでは、セバスチャン、後はよろしくですわ」 「かしこまりました。アリスお嬢様、どうぞお気をつけて」 ええ、と返事をするとアリスはひょいっと、こんなこともあろうかと用意しておいた テレポーターで現場へと瞬時に移動していった。ジャンヌは心配そうな目付きでいるが 間もなく、セバスチャンに案内され、地下シェルターへと移動を開始した。 ───サンフランシスコ上空 キッカーケ星人の巨大宇宙船がその姿を現し、辺りを破壊光線で破壊尽くしている。 そこにアメリカ空軍の戦闘機が編隊を組んで現れた。 『攻撃目標、キッカーケ星人の宇宙船だ!』 『了解!!』 戦闘機の群れが一斉に、宇宙船へと機関砲を発射していく。だが、乾いた音を立てながら 機関砲は弾かれてしまう。逆に、お返しとばかりに放たれた光線で次々と、殺虫剤を 撒かれた害虫のように戦闘機は墜落していく。 『うああああ!!脱出だ!!』 『傷一つつかないとは…む、無念だ!』 宇宙船の中にはキッケーケ星人とその王であるドン・ホッタンの姿がある。 いずれもタコのような姿をしているステレオタイプな宇宙人たちである。 ドン・ホッタンは空軍の戦闘機が落ちる様を見てガハハと大笑いしていた。 「地球人の猿どもめ!我らの要求に応えなかったことを後悔させてくれるわ!!」 なおも破壊行動を続けるキッカーケども。そして地上では逃げ惑う人々。 まさにB級SF映画のような展開が続く中、突然、宇宙船に一筋の閃光が走った! その衝撃で宇宙船は一発で墜落する。 「うおおおお!?な、なんだこれは!?」 慌てて外に飛び出すドン・ホッタンとキッカーケ星人たち。彼らの目の前に 現れたのはバトルスーツを身に纏ったアリスの姿であった。 「ふっ……こっちがわざわざ悪の組織を作らなくても、勝手に現れてくれるなら好都合! せっかく作ったバトルスーツの性能、あなたたちで試させていただきましてよ!」 「だ、誰だ貴様ぁ!?」 ドン・ホッタンの問い掛けに、アリスはくるりと回ってポーズを気める。 「わたくしは、アリス・ブロウニング!そう、時空想士アリスとでも名乗りましょうか」 「アリスだかアイスだか知らんが、ここから生きて帰れると思うなよ!」 一斉に襲い掛かってくるキッカーケ星人の軍勢。 「ディメンジョンメーザー!!」 アリスがどこからかスティックを取り出すと、そこからブォン!という音を立てながら レーザー剣が飛び出す。闇雲に突っ込んでくるだけの敵軍は次々に切り倒されていく。 「わたくし、こう見えても剣術には自信がありましてよ?……むっ!?」 何かを感知したアリスは後ろに飛びずさる。見ると、さっきまでアリスが立っていた場所に 銃弾が飛んでいたのだ。 「まったく狙撃とは卑怯極まりないですわね!ガンモード!」 ディメンジョンメーザーを銃の形へと変形させると、崩れたビルの上にいたキッカーケ星人を 見事撃ち貫き、ドロドロに溶けながら狙撃兵は消え失せた。 追い詰められたドン・ホッタンは歯軋りをしながら後ずさる。見た目はタコのくせに どうやら歯はあるようだ。 「くっ、くそ~貴様如きに…」 「教えてもらえるかしら?どうして攻撃してきたのか?」 「…わしらは、フラット、いやフラっと地球に遊びに来た。 そこでトウモロコシというものを食べた…これがわしらの星にはない美味い食い物だった。 それで農家の人に分けてもらおうとしたら、金を払えという。地球の金なんか持っとるわけないだろう」 そう言うと、地面にダンッ!と勢いよく手を突いた……足かもしんない。 「少し善意でわしらにトウモロコシくれればこんなことせえへぇんわぁ!!」 と、微妙に関西弁混じりで告白するドン・ホッタン。あまりにもくだらない理由、 そして面倒な奴。アリスは冷ややかな目線を送る。 「……初陣の相手がこんなオトボケなデビルフィッシュとは思いませんでしたわ。 いいわ、もう。ここでBON!よ!」 「おおっと!それ以上動くでない!!」 そう言うとボスタコは、もそもそと懐から丸いステレオイメージな爆弾を取り出した! 懐なんてあるのかどうかはわからない。 「こいつはわしらが作った爆弾…ただ爆発するだけではないぞ!世界中を包み込むほどの 巨大な爆風を起こし、別の世界にまで影響を…ぶへっ!?」 説明の途中であったが、さっさと終わらせたいアリスは巨大な削岩機のようなものを 取り出し、その先端の銛を飛ばして突き刺した。 「ふっ…だったら爆発させる前にあなたを倒せばいいだけの話ですわ。そ~れそれ!!」 ポンプをシュコシュコと動かすとドン・ホッタンの身体に空気が送られ、まるで風船のように 膨らんでいく。 「うおあああ~っ!!ば、爆弾を……」 「プクプクゥ~…ポン!ですわ!!」 なんとか足掻いて爆弾を起動させようとするが、その前に限界以上に空気を送られ ドン・ホッタンの肉体は風船のそれと同じようにグロテスクに破裂してしまった。 「ふう…終わりましたわね。まったく手応えのない相手でしたわ」 残念そうにしながら、辺りを見渡す。キッカーケ星人の破壊尽くした街並みと そんな彼らの肉片が残るのみである。 『アリスお嬢様、お見事でございます』 『アリスちゃん、すごかったね。で、でも心臓に悪いなこの光景』 戦闘終了を確認した屋敷に残っていたセバスチャンから通信が送られてきた。 一緒にジャンヌの声も。ただ、彼女はこの惨状に、少し気分を悪くしているようだ。 「ありがとう、セバスチャン。…ごめんなさいね、ジャンヌ。わたくしとしたことが 少し熱くなりすぎてしまったようですわ」 ふと、アリスの目にキッカーケ星人の残した爆弾が入る。 「まったく、トウモロコシ如きでこんな大層なものを使おうとするとは…お笑いですわ」 なんとなく足で小突く。その時、ピッ、ピッ……と小さな電子音が鳴り出した。 「え?…ま、まさか?」 アリスの目が点になってる間も電子音は止まない。側面には00:00:02と表示されていた。 「きゃああああああああああ!!」 当然、止める間もなく、青白い閃光を放ちながら爆弾は爆発をした。その爆発は サンフランシスコどころか、世界中へと広がっていく。 宇宙から見ると爆発した、というより電磁波の波が地球全土を包み込んでいるように 映っていた…だが、それを確認できるものは誰もいない。 地球はどうなってしまったのか?そしてアリスは……? 解説コーナー 「はぁい!本編には出番がまったくないと思われる解説お姉さんの出番ですよ~。 って、悲しくなる台本を用意しないでほしいわね!オホン。このコーナーでは、 本編のキャラクターとか世界観とか簡単に説明しちゃおうというものよ。 今回は、当然、アリス・ブロウニングからね。本編の主人公であり、財閥のお嬢様。 漫画大好きなの。それで漫画で見た変身ヒロインに憧れて瞬時に装着可能なバトルスーツを 作ってしまったの。金持ちのやることはわからないわね。 武器はレーザーソードと銃を使い分けられるディメンジョンメーザーと、空気を送って 残酷に破裂死さるエアシューター。さらに財閥特製衛星砲と、金の力を思う存分 見せ付けているわ。それじゃ、また次回もよろしくねぇ」 次回予告 「ブロウニング財閥の令嬢、それがわたくし、アリスですわ。楽勝な敵に勝ったと 思ったらとんでもない目に遭いましたわ、まったく。それにしても、あの爆発の後、 世界中がなんだか変なことになったそうですわ。ま、わたくしには世界がどう変わろうと 取るに足らないことですけど。それよりも、ジャンヌと遊ぶことが重要ですわ。 次回は『ジャンヌ、リングに稲妻走らせる!』はぁ……リングの上で戦うジャンヌも 可愛いですわぁ~…」 .
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第543話:大崩壊/フォールダウン(地獄姉妹) 作:◆eUaeu3dols 「……どうして?」 シャナは静かに問い掛けた。 「おまえはどうして、こんな事をしたの?」 刃を突きつけて、命を質に問い詰めた。 フリウ・ハリスコー。 彼女にとってそんな問いに何の意味が有るというのか。 それでも答えざるを得なかった。突きつけられた刃に脅され、破壊精霊は収納した。 生き残るには相手の気まぐれを狙うか、念糸で絡め取る隙を作り出すしかなかった。 そうしなければ全てを壊すことが出来ないなら、そうするだけだろう。 「答えろ!」 「破壊に、理由なんて無いよ」 だからフリウは答えた。 目の前の少女は何故か髪が黒くなり、遂に涙も枯れた瞳で、悲鳴のように問い掛けていた。 戦いの刹那に感じた“彼女”の面影は欠片も残ってはいなかった。 少女はフリウがかつて見た絶対殺人武器でも、絶対者でもなかった。 無傷で制されたと思った数秒も、実は違う。 避けられたと思った最初の一撃は、避けきられてはいなかった。 シャナが飛び退いたのは確かに破壊精霊が拳を振り下ろす一瞬前だ。だが完全な回避には僅かに遅い。 それでもその巨大な腕に纏われた篭手の一端が、シャナの腹部を大きく抉っていた。 腹部からだくだくと流れ落ちた血流は足下に大きな血溜まりを作っている。 それでも、フリウには喉元に突きつけられた刃を防ぐ術は無かった。 少女の機嫌を損ねればフリウは容易く殺されてしまうだろう。 だけど小細工を弄した虚言を吐けるような器用さもなかった。 この傷なら時間を稼げば好転するかもしれなかったけれど、それさえも思いつかない。 だから目の前の少女にどんな反応を与えるか想像する事も出来ず、ただ答える。 「破壊には良いも悪いも無いよ。全てを壊し尽くす。ただそれだけだもの」 (やっぱりこいつは……敵だ) シャナは少なくともその論理が“正しい道”とは相反する物だという確信を得る。 刃に力を篭めようとして、しかし。 「でも何が正しいのかというのなら、壊すことは正しいこと。 壊すことは正しくて、だから生きるのを許される」 その断言に生じた迷いに更に言葉が連ねられる。 「もう潤さんもミズー・ビアンカも居ないんだ」 少女が信じた二つの名前。 「アイザックとミリアも、要も死んでしまった。チャッピーを壊してしまった」 少女を救った幾つもの優しい名前と、壊してしまった名前。 「『──お前は間違っていない。もし間違っていたのなら、ここまで生きられるはずは無い。だから嘆くな悔やむな謝るな』 そう言った潤さんは、正しいはずのあの人は死んでしまった。 何もかもを壊してしまうあたしだけが生き残った」 遺された言葉。 「誰かを護るために戦ったから死んでいき、誰かを壊さなかったから死んでいった。だって――」 与えられた現実に少女は狂い。 「誰かを壊す事は自分が生きる事だから」 壊す者が生まれおちた。 『耳を貸すな、シャナ!』 「アラストール!?」 足下に横たわるダナティアの遺骸から、コキュートスからアラストールの言葉が響く。 これまでアラストールはシャナに話しかけようとはしなかった。 ダナティアを殺した少女、フリウはシャナの隙を狙っている。 だからシャナに隙を作らせまいと、シャナに話しかけはしなかった。 それでも見るも無惨な程に喪心するシャナを見ていられず思わず叫んでいた。 しかしアラストールの不安は、杞憂だった。 シャナの刃はぶれる事無く、驚きコキュートスを捜しながらもフリウから警戒を外さない。 シャナはすぐにダナティアの血に埋もれるコキュートスを見つけた。 それでもフリウを視界の外には出さなかった。 「……そっか。ダナティアはコキュートスを見つけてくれていたんだ」 『そうだ。皇女は我を見つけだし、おまえを治療できる者も見つけだしていた』 その言葉にまた、シャナはダナティアへの信頼を強めた。 (ダナティアはわたしを助けようとしてくれていたんだ) 暖かく、大きく、厳しくも優しさと慈しみにみちた、アラストールすら入りうる“偉大なる者”。 坂井悠二の母親の坂井千草を思わせる包容力を持っていた、大切な人。 ――失われてしまった人。 『今ならまだ間に合う。傷は治り吸血鬼の呪いとて解ける。だから……!』 「もう遅いよ、アラストール」 シャナはその言葉を断ち切って、空いている片手で首もとの服をずらした。 曝け出されたそこには何の変哲も無い白い肌が有った。ただそれだけだった。 つまりそこには何もなかったのだ。有るはずの物さえも。 吸血鬼化がまだ終わっていない事を示す吸血痕は、失われていた。 『まさか……!』 アラストールは息を呑み、更に気づく。 先程深く傷つけられた筈の腹部から流れ広がっていた血の池が、広がるのを止めていた。 シャナは夜傘をまくりそこも見せる。そこでは泡立つほどに異様な速度で再生が始まっていた。 『再生が早すぎる……!?』 「そう。存在の力で再生もしているけれど、それだけじゃない。 “魔女”に言われた。わたしはこれを望み、選んでしまったんだって。 それからは……一瞬だった」 その声は、言葉は、全てが痛みに満ちていた。 シャナは傷の痛みを感じてはいないのに、聞いている方が痛々しくなる程の痛み。 聴覚から脳を蝕まれるようなじくじくとした疼痛に満ちていた。 「でも安心して、アラストール。 わたしは人喰いの化け物には、なってやらない。 喰うために殺しはしない。絶対に」 『シャナ……』 その意思は理想の形なのに。 「無理だよ。破壊する事こそが正しい。過ちはただ淘汰される」 「うるさい、そうじゃない。おまえは間違っている」 フリウの言葉を否定するその言葉は正しいのに。 何故か、感じるのだ。 (どうして胸騒ぎが収まらない!?) それはアラストールがこの島に居る誰よりもシャナを知っていたからだ。 誰よりも長くシャナと共に居て、それなのにずっとシャナと言葉を交わせなかった。 だから誰よりもシャナの変化を感じ取った。 だから、気づいたのだ。 「もう坂井悠二もダナティアも居ないんだ」 少女が信じた二つの名前。 「セルティも、テッサも死んでしまった。平和島静雄を殺してしまった」 少女を救った幾つもの優しい名前と、殺してしまった名前。 「『――あたくしのルールに従いなさい』……そう言ったダナティアは失われてしまった。 でもルールは残っている。正しい道を進まなければならない。 ……ようやく、わたしがやるべき事が判ったんだ」 遺された言葉。 「殺そうとしなかった甘さが相手を殺して、敵を殺さなかった事で別の誰かが殺された。だって――」 与えられた現実に少女は狂い。 「誰かを殺す事は誰かを生かす事だから」 殺す者が生まれおちている事に。 「殺した者が生き延びるんじゃない。殺した事で誰かが生き延びるんだ」 それがシャナの見つけた誤った真実。 「ダナティアは何も奪わず殺さずに進もうとした。それは正しい事。 だけどそれじゃダナティアが殺されてしまうから、別の誰かが殺さなきゃいけなかったんだ」 正しい道を見失った少女はそれでも前に進もうと走り続け。 「それはわたしがしなきゃいけなかった。わたしがダナティアの敵を殺さなきゃいけなかったんだ」 いつしか踏み入ってはならない場所へと迷い込む。 「セルティが死なないように、静雄を殺さなくて済むように、他の敵を殺さなきゃいけなかったんだ」 それでも少女は進み続けていた。 「ベルガーや保胤、リナや臨也が死なないように、彼らの敵を殺さなきゃいけないんだ」 正しい道を見失い夜に迷い。 「ぜんぶ……そうして来なかったわたしのせいなんだから!」 地べたを這いつくばって闇を行く。 「………………」 フリウはシャナの言葉を、否定できなかった。 全てを破壊する。ただそれだけを考え、他に考える必要は無いと思っていた。 誰の言葉を聞いても考えを変える気なんてなかった。 だからあの演説を行ったダナティアだって壊して、ルールを否定した。 それなのにどうして目の前のシャナの言葉を否定できないのだろう。 (筋が通っているから?) 殺す事により誰かが生き延びる。その理論でもフリウの辿った悲劇は説明出来る。 きっとフリウが生きていたのはフリウが自分のために、あるいは誰かがフリウの為に、 人を、敵を殺していたからなのだろう。 (潤さん……) そう、哀川潤がフリウや皆を護るために襲撃者と戦って殺したように。 それにより潤は死んでしまった。 殺さなかったフリウの代わりに潤が死んで、フリウが壊そうとした襲撃者は逃げ延びた。 (あたしが、チャッピーを壊してしまったから) だから代わりに襲撃者が生き延びた。 あの時、襲撃者を壊せた筈の一撃は、チャッピーを壊してしまった。 「ぜんぶ……あたしのせい……?」 だけど。 (どうして、あたしはこの子の言葉を聞いているのだろう) その疑問の答えは理屈じゃなかった。 どんなに理解できる答えでも、言葉が心に届かなければ通じない。 なのにシャナの言葉はフリウの心に届いていた。 その理由に唐突に気づき、フリウは思わず声を漏らした。 「…………そっか。あたしと、同じなんだ」 それはフリウとシャナの心が一つの想いで繋がっていたからだ。 二人の少女の心を繋げた想い。 その想いの名は、絶望といった。 絶望が絆を結んでいた。 『シャナ!!』 アラストールの言葉は最早届かず、シャナは結論に辿り着く。 「そう、わたしとおまえは同じなんだ」 シャナはフリウを見つめていた。 正しく強く優しかったダナティアを殺した、忌まわしい怨敵を見つめた。 そして言う。 「おまえは殺す。必ず殺す。もしもわたしが死んだ時、絶対におまえを道連れにしてやる」 切っ先を進めずに。 「だけどまだ殺さない。わたしはおまえを利用するから。 わたしと同じおまえを利用するから。 ダナティアを、セルティを、みんなを傷つけた敵を一人残らず殺す為に。 この人達の告げたルールに従わない敵を一人残らず殺すために。 その為に壊させてやる。 おまえに思う存分壊させてやる。 わたしが示した敵を思う存分壊させてやる。 ――おまえは、何かを壊せればそれで満足なんでしょう?」 その言葉はどこまでもその通りだったのだ。 だからフリウは、ゆっくりと頷いて。 殺人の意思と。 破壊の意思が。 絶望によって結ばれた。 * * * 「ダナティアが……死んだ? あの傲慢女王様が!?」 「この島では誰もが死に呑まれうる」 メフィストの言葉にリナは驚愕し……歯を食いしばり、嘆く前に思考する。 ギリッという音が微かに聞こえて、それだけだった。 (どうすればいい?) 「…………どうするの?」 焦燥と動揺に満ちるのを歯痒く思いながら、問う。 「どうするの? 旗は、もう無いわ」 「……継ぐ。それしかねえだろ」 「誰が?」 「全員でだ!」 ベルガーは断言する。躊躇を振り払うように。 やる事は依然、山のようにある。 悼みたい。嘆きたい。悲しみたい。悔やみたい。痛みたい。想いたい。 失われた者達とこれまでの多くの事。 そのどれもが今は振り返る間さえ無い。 「リナ、君はこのメガホンを持って一度戻れ。 こいつは最悪に危険な代物だが……それでも意味はある。壊すわけにはいかない。 俺達は迎撃に出る。追撃になるかもしれない」 「千絵の事はどうする気? 尋常な状態じゃないわ」 「必ず戻るとも」 メフィストは断ずる。 「約束する」 誰もが死に呑まれうるこの島で、それでも約束には意味がある。 それは誓いなのだから。 「一つ忠告しておく。彼女の錯綜は坂井悠二の残した物と同じ『物語』によるものだ。 努々、呑まれるな」 「……判ったわ、ありがとう」 リナはメガホンを受け取る。 同じく意志を伝える道具、携帯電話はベルガーのポケットで鳴り続けていた。 「こっちはまだ俺が持っている。事が終わったら連絡をする」 「おいみんな、それより早く行かないと!」 終が焦るように叫ぶ。 「あんなのに殴られ続けたらこのマンションだっていつまで保つか判んねえだろ!?」 「……いや、待ちたまえ終君」 メフィストが制止する。 ベルガーも、リナも、そして終も気づいた。 いつの間にか、巨人の拳がもたらす地震のような激震は終わっていた。 周囲は、痛いほどに静かだ。 * * * 少女は拗くれた意志を胸に進み出す。 「……ダナティア、少し血を貰うね。血が足りなくなったから、人を襲って喰わない為に」 それからアラストール。コキュートスは置いていくよ」 シャナは痛みに満ちた言葉と共に体を動かす。 ダナティアの血の中からコキュートスを避け、そして少しだけ血を汲み取った。 それからダナティアの死に顔を見ているのが辛かったから、そっと目を閉じて寝かせた。 「わたしは死ぬつもりは無いけれど、もしもわたしが死んだ時に誰かが望んだなら、契約して。 ダナティアには12人も仲間が居たのなら、きっと誰かが居るでしょう? あなたを容れる事の出来る偉大なる者も」 『……その12人には我と、そしておまえも含まれていた』 シャナは一瞬だけ静止した。 息を呑んで、それから。 もう枯れたと思っていた涙が、またもう一滴だけ零れ落ちて。 それが地面に辿り着くより早く。 シャナはフリウの首根っこを掴み、夜空へと消えた。 全ての優しさから逃げ出すように。 「……わたしにはもう、そんな権利は無いよ」 如何にシャナに仲間が残っていたとしても。 大切な人がまだ残っていたとしても。 仲間と言ってくれたとしても。 シャナの心はもう、救いを受け入れるには傷付きすぎた。 どれだけ赦しを注いでも、そこら中に開いた穴から全て零れて消えてしまう。 フリウ・ハリスコーと同じように。 * * * 「シャ……」 その時になってようやくベルガーは、メフィストと終はそこへ辿り着いていた。 リナとの遭遇と連絡、会話は僅かな遅れを生みだした。 シャナとフリウの戦いも、その後の問答も、あまりにも早くて短かった。 それでもベルガーは飛び去る前のシャナと彼女に掴まれた少女を目撃していた。 だが、声が出なかった。 片肺を損傷していたベルガーは再度の全力疾走の直後にシャナの名を叫ぶ事が出来なかったのだ。 リナとの会話の合間のメフィストの処置により損傷した右肺から空気が漏れる事こそ無くなっていたが、 それでも酸素不足は全力の運動中に言葉を紡ぐ事を禁じてしまう。 「今のがシャナ君かね?」 「ゼェ……ゼェ……ああ、そうだ! また、届かなかった。…………だが」 ベルガーはシャナが飛び去った方を見る。 煌々と明かりの付いたマンションから離れ、炎の翼は夜空を行く。 「……今度は、追いつくさ」 今度だって言葉が届くかは判らない。 それでもベルガーは遠ざかるシャナの姿を睨む。 今度こそ言葉を彼女の心まで届けるその為に。 「痕跡から見て、どうやらダナティアを殺した少女とシャナ君が戦ったという事のようだ」 「ちょっと待ってくれ、一体何が起きたんだよ!? どっちが勝ったんだ!? シャナって奴はどうして、何処に行ったんだ!?」 メフィストの分析に動揺する終。それに答えたのは。 『勝ったのはシャナだ』 「コキュートス!」 ダナティアの遺体の横にそっと置かれたコキュートスだった。 『誰か我を持って、そしてシャナを追ってくれるならば急いでくれ!』 アラストールは緊迫した様子で嘆願を叫ぶ。 『シャナはダナティアを壊した少女を“使って”我らの敵を全て討ち果たすつもりだ! 倒すべき敵だけでなく、話し合いも歩み寄りも無く立ち塞がる者を平等に!』 「!?」 * * * 少女達は闇夜を舞っていた。 そこに在るのは少女達だけだった。 他には誰も居ない。誰も見えず、誰も聞こえない。 二人だけの世界。 「ねえ、あなたはどうして進めるの?」 そこでフリウは疑問を呈した。 「全てが破滅に帰結するこの島で」 眼下に見えるのはこの島の姿。 闇に包まれたこの島は市街地に僅かな明かりが灯るだけ。 「どうして誰かの為に殺すの。 どうして奪われた事を恨まないの?」 シャナは答えた。 「何が正しい事なのかなんて、ほんとはもうわからない」 フリウの疑問に返す言葉はどこか唄うようだった。 「だけどあの人達は正しかった。奪われたあの人達は正しかった。 だからあの人達を助けたい。奪われたあの人達を認めたいの」 「もう死んでしまったのに?」 「まだ消えてはいないもの」 合唱は自己の発露で有りながら同時に他者と自らを同一化していく。 そこに生まれるのは自己でも他者でも有り得ない新たな一つ。 「正しい破壊は誰かを助ける」 「あたしには出来ない事だよ。あたしは全て壊すだけ」 「わたしはおまえの破壊で殆どを奪われた。だけど一つの傷を癒された」 「そんな事起きるはずがない」 「起きた。おまえの破壊はわたしの腹に残った傷跡を抉り出して消し去った」 問いはピアノ。答えはフォルテ。悩みはビブラートで確信はスタッカート。 合唱の音色はいつしか合奏となって曲となる。 「わたしは殺す。あの人達が生き残るように。 そうすればきっとあの人達が元凶を殺してくれるから」 「元凶って何?」 「未知の精霊。わたし達が失った者達の姿を被るモノ」 「!!」 動揺が不協和音となって、それさえも合奏は自らの音とする。 「おまえは何か知ってるの?」 「アマワにもう意味はない。 あたしはアマワを意味なくしたはずなのに」 「だけどアレは現れた。そしてわたしはアレを殺せない。 アレが悠二の姿を被るそれだけで、戦う事すらできはしない」 「そもそもアマワを壊す事に意味はない」 「じゃあどうすれば滅ぼせる?」 「わからない。あたしにはもうわからない。前はわかったはずなのに」 「……良いよ。きっとあの人達が答えを見つけてくれるから」 「……良いよ。きっとあたしにはもう関係出来ない事だから」 多くを失い終末と化した二人の少女は眼下に広がる闇に包まれた、未知に包まれた島を見下ろして。 「わたしは生かす為に誰かを殺す」 「あたしは生きる為に誰かを壊す」 一つの楽曲の最終楽章を奏で始めた―― * * * パイフウは絶句していた。 沈黙し、言葉を失っていた。 それは心の底では望んでいた再会のはずだった。 彼女の笑顔が、彼女があの街で生きる姿が好きだったから、パイフウはゲームに乗った。 そして再会を諦めた。 彼女と再び会える事はもう無いと諦め、彼女と会わないと心に決めた。 そんなついさっきの信念を、彼女は容易く打ち破った。 「ほのちゃん…………」 火乃香はじっとパイフウを見つめて、もう一度、訊いた。 「…………どういう事なの? 先生」 火乃香にとってはまだ確信できない事だった。 ゲームに乗っているのがパイフウなのか、それともマンションに居るダナティア達なのか。 あるいは不幸な擦れ違いで全面対決になってしまったのか。 だからパイフウが冷静になれば言いくるめる手段も有ると気づけたはずだ。 だがパイフウにそんな事を考える猶予など有りはしなかった。 この島における彼女の思考の基底には常に火乃香の存在があった。 彼女に報せず、彼女以外の存在をひたすらに殺し尽くす。 管理者達が満足するまで。し続けるように。 それがパイフウの目的だったのに。 (ほのちゃんに、ゲームに乗った事を知られてしまった) そう思いこんでしまった時点で、それは事実と決定した。 (私は、どうする? どうすればいい? ……どう答えれば良いの?) 思考が回る。廻って迷う。 (……まだゲームに乗ったことしか気づかれていないなら) それなら身勝手な理由で乗ったフリをすれば……? (いいえ、それでもやっぱりほのちゃんは、泣く……) どうすれば、いい? 「先生……何とか言ってよ」 いつの間にか火乃香はすぐ近くまで歩み寄って、肩に手を掛けていた。 彼女の背後では男が二人、油断の無い様子でこちらを見ている。 彼女の仲間なのだろう。 もしも敵対すれば、古泉は戦力にならない以上1対3では逃げる事も出来るかどうか。 (どうする……?) 「旧縁を暖めるのもいいですが」 古泉の声が事態の変転を伝える。 助かったと、パイフウがそう思う暇も無く。 「空から、何かが来ます」 焦った様子の声が敵の来襲を告げた。 合唱が聞こえてきた。 2007/02/10 修正スレ290 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第542話 第543話 第544話 第542話 時系列順 第544話 第541話 ヘイズ 第544話 第541話 フリウ 第544話 第541話 火乃香 第544話 第541話 パイフウ 第544話 第541話 リナ 第544話 第541話 ベルガー 第544話 第541話 古泉一樹 第544話 第541話 シャナ 第544話 第541話 竜堂終 第544話 第541話 メフィスト 第544話 第541話 コミクロン 第544話 第541話 ウルトプライド 第544話 第541話 アラストール 第544話
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第544話:大崩壊/ストレイロード(正に外道) 作:◆eUaeu3dols 唄が響いた。 「通るならばその道。開くならばその扉」 「四界の闇を総べる王」 彼女達は唱っていた。 「吼えるならばその口。作法に記され、望むならば王よ」 「汝の欠片の縁に従い」 自らの内より沸き上がる魔性の詩を。 「俄にある伝説の一端にその指を、慨然なくその意志を」 「汝等全員の力もて」 その歌声は絡み合って。 「もう鍵は無し」 「此に更なる魔力を与えよ」 合唱となった。 「ぁ……くああああああぁっ」 シャナの身につけたタリスマンが生みだした強大な力が、密着するフリウに叩き込まれる。 その無理矢理な使い方と初めての力の奔流にフリウは叫び。悶え。 目を見開いて絶叫した。 「開門よ――成れ!!」 その視界の中に、白銀に輝く破壊の化身が産声を上げた。 流れ込んだ暴力的な力を受けてか、まるで制限の鎖から解き放たれたが如き力を秘めて。 破壊精霊は降臨した。 そして尚も二人は唱う。 シャナは腕の中のフリウに告げる。 「あの二人はあの人達の敵だ。 あの二人は敵で、あの二人の仲間も敵だ。 だから」 シャナは指差す。 あの人達を襲った女と、その女の肩に手を掛けている少女。仲間なのだ。 それにそれらの仲間らしい三人の男。待っていたらしい二人は茂みの中に立っている。 戦いを終えた後で待っていた仲間と落ち合ったのだ。 シャナの思考の中で、それは他に考えようもない程に確かな事だった。 その全てを示して言った。 「あいつらは、全部殺していい。ううん、殺さなきゃならない」 「判った。それなら」 少女達は合唱する。 「殺す!」 「壊す!」 その叫びが届くよりも早く、破壊精霊は拳を叩き込んでいた。 ――怪物はここに居る。 * * * パイフウはそれを見た瞬間、全身に寒気を感じた。 あの少女がこれまでに無い絶叫と共に呼び出した銀の巨人。 (あれは危険だ) そんな事は判っている。これまでだって危険すぎる程に危険だった。 それなのに何かが違う。 あれを言葉に表すならそれは文字通り…… 「……破壊」 破壊精霊である事は、破壊というそれそのものである事だ。 パイフウは初めてそれを感じ取っていた。 初撃は全員の中央に叩き込まれた。 一撃で石段を粉々にして粉塵を巻き上げた。 人が数千数万回と勢いよく体重を乗せても砕けない石の塊があっさりと粉砕された。 誰も直撃を受けなかったのは幸運か、偶然か、それとも意図したものか。 火乃香が叫ぶ。 「先生! みんな! ……下に向かって!」 それは間違ってはいない。 破壊精霊はその巨躯から拳を振り下ろしてくる。 坂の上から下に向けてそれをするのは難しく、少なくとも攻撃の一つは凌ぎやすくなるだろう。 だが当然、シャナとフリウもそれを止めるために動く。 石段の下側に舞い降りたシャナは刀を構え、彼女達を睨む。 片腕は依然フリウを掴むのに使われて、もう片手は炎に包まれた刀を握っている。 「くそ、待て! どういう理由で俺達を」「うるさい!」 ヘイズの問い掛けをシャナは完全に無視した。敵の言葉に惑わされてなど居られない。 パイフウがライフルを構えて射撃する。シャナはその銃弾を残らず刀で叩き落とした。 「コンビネーション――」「危ない!」 コミクロンが攻撃魔術を放とうとする。 火乃香が彼を抱えて横っ飛びした次の刹那に全てを踏み砕く足が降ってくる。 ヘイズが指を鳴らそうとする。今のシャナの前には遅すぎた。 パイフウは動揺していた。 火乃香は困惑していた。 ヘイズもコミクロンも一瞬だけ把握が遅れた。 連携などできる筈もない。 そこには大きすぎる隙が生まれていた。 「敵は!」 フリウを置いて、音が放たれるより早くシャナが踏み込んだ。 「全部!」 フリウの視界の中で、音すら砕く破壊の拳が振り下ろされた。 絶望で繋がれた二人は完璧に息を合わせて終末を合唱する。 「殺す!」 「壊す!」 逃れえない破滅が迫り。 「させねえ!」 体勢を崩した火乃香とコミクロンに迫るシャナの剣戟を、真紅の長剣が。 「もちろんだとも」 降りかかる破壊精霊の拳に潰される筈だった者達を、美しき繊手が。 殺される筈だった者達を守りぬき、壊される筈だった者達を救いだした。 彼らは駆け付けた。 竜堂終とメフィストが。 それならば勿論―― * * * 少し時間は戻る。 それは彼らがそこに辿り着くまでの時間だ。 メフィストは走っていた。終も走っていた。そしてベルガーも、走っていた。 だがその走りは他よりも僅かに遅れていた。 今、ベルガーの体に行き渡る酸素の量は半分程度になっている。 これは標高5000mの高地で走っているような物だ。 その状態で超人的な肉体能力を誇るベルガーと同等以上の仲間と併走出来ているのは、 メフィストと終が周囲を警戒しながら走り、且つ会話をこなしているからだった。 「……それで結局、どうするんだよ? あの二人は」 「どちらの事かね?」 「パイフウと古泉って二人の事だ!」 メフィストはふむと頷き答えた。 「もう一度だけ降伏を迫るとも。 それが受け入れられなければ安楽死。それが妥当な処置だろう。 だがそれは、憎しみによってではならない」 「そんな難しいことは考えねえ!」 心地よい答えが結ばれた。 意志はまだ絶えず。意志はまだ止まらず。 人は進む意志さえあれば前に進めるのだ。 腕を、足を無くしても。心の支えが折られても。 例え“命を落としても継いでくれる者が居る限り”、人の意志は前へと進むのだ。 (いいね……爽快だ) ベルガーは楽しげに唇を歪めた。不格好な、満足げな笑みを。 笑みは一瞬で崩し、口と鼻で呼吸を再開する。 酸素はどれだけ有っても足りない程だ。 片肺に詰め込めるだけ夜の冷たい酸素を取り込んで、肺から全身の血管へと送り込む。 冷やされた血が全身を流れるのにまるで冷える気はしない。 沸き起こる激情が未だに全身を駆けめぐる。 怒りと悲しみ。それに怨みや憎しみだって無いと言えば嘘になる。 前に進めるのはただ、ダナティアの仲間だった自分の想いの為ではなく、 自分の仲間だったダナティアの想いの為に何かをしたいと考えたからだ。 どっちにした所で、それは生きている自分達の為にもなる。 (それならこの方が、前向きだ) だからベルガーも選ぶ。前進を。 だがベルガーが気になるのはパイフウと古泉よりも……。 「それじゃもう二人の方はどうするつもりだ?」 終はベルガーの問いを代弁した。 『……シャナ』 コキュートスが呟きを漏らす。愛し子に付けられている名を。 「見てから判断という所だろう。私よりも君が決める事かもしれないがね」 「……判ってる、よ」 荒い息の中から最低限の言葉を発する為の呼吸を工面する。 「今度こそ……シャナを…………救う!」 これまで届かなかった分まで。ダナティア達の失われた手が届かなかった分まで。 ベルガーとてシャナがどれだけの傷を負ったかは知らない。 たった6時間足らず別れていたその間にどれだけ心が痛んだのかを知らない。 何がどう転べばダナティアを殺した少女を武器にダナティアの敵達を皆殺そうなどと、 そんな無茶な結論と行動に至るのかも判らない。肉体の事すら知らない。 『だがあの子は……もう完全に、吸血鬼となってしまった』 だが。 「人を喰らう……かい?」 『それは無い。あの子の最後の矜持だ』 「なら一つは解決だ。ヒビだらけにはなっていても……魂は、死んじゃいないさ」 『フレイムヘイズである事も、我と共に往く事も捨てたというのに?』 ベルガーは荒い息で笑い、溜め込んでいた息を使った。 「全てを失ったってだけなら、また一から取り戻せば良い。それだけの事だろ」 『…………!!』 「それには心を救うって条件が有るけどな。皇女の次は俺が約束する。 ……シャナの心を、救う。俺は世界で二番目に粘る男だぜ?」 前に進む気持ち。 それさえあれば何度だってやり直せる。どんな所からだってやり直せる。 ベルガーはそう言ってのけた。 それは希望や勇気とも呼ばれる想い。絶望に打ち勝つ切り札。 ベルガーはそれをもってして、絶望に挑む。 「見えた、あそこだ」 メフィストが指し示すそこは石段だった。それとそびえ立つ…… 「さっきの巨人!」 シャナと名も知らぬ少女が、巨人を従え戦っていた。 気のせいか巨人は先程見た時よりも遥かに強大に見える。 その場にいるのはあの二人に……3、4、5人! 「なんであんなに居るんだよ!?」 「知るか!」 彼らは足を速める。 「敵は!」 叫びと共にシャナが神速で踏み込んだ。 「全部!」 シャナと居た少女の叫びと共に巨人が拳を振り上げる。 「殺す!」 「壊す!」 振り下ろされる死。それを食い止めるために。 ベルガーより呼吸に余裕の有った終とメフィストが地を蹴った。 「させねえ!」 終の知らない者達に迫るシャナの剣戟を、終の握る真紅の長剣が。 「もちろんだとも」 降りかかる破壊精霊の拳に潰される筈だった者達を、メフィストの美しき繊手が。 殺される筈だった者達を守りぬき、壊される筈だった者達を救いだした。 彼らは駆け付けた。 竜堂終とメフィストが。 それならば勿論――ベルガーも辿り着く。そのはずだ。 シャナは目前に現れた少年を睨んで脇目を振る余裕が生まれなかった。 フリウはそうではなく、反射的に彼らが来た方向に脇目を振った。 破壊精霊の居場所は常に少女の視界の中にある。 瞬時に破壊精霊は消え去り新たな場所にその身を顕現させた。 無音で瞬時に走り来るダウゲ・ベルガーの目の前に。 その巨大な拳が振り下ろされる。 これまで走り続け保っていた速度は転進も停止も許さない。避けられない。 逃れ得ぬ滅びの運命を前に、尚もベルガーは不敵な笑みを浮かべた。 彼の手の中に有る武器の名は“運命”。 運命は彼の手に握られている。 素早く単二式精燃槽を連結し振り上げる。 正面から。 如何な破壊であれ、その辿るべき運命を切り裂けば訪れる事はない。 (だが機会は一瞬) 迫り来る破滅の運命は剰りにも強大で、彼の手の中に有る精燃槽は僅かしかない。 刃を振り下ろすその一瞬に全てを賭けなければならない。 (――十分だ) ベルガーは破滅を前に尚も不敵な笑みを崩さない。 破壊精霊の拳が辿り着く直前に、ベルガーは運命を振り下ろした。 黒い刃が降りる。進む。ベルガーの目前に。 破壊の拳は迫る。唸る。ベルガーの目前に。 逃れ得ぬ破滅の運命を前にベルガーは自ら運命を紡ぎ出す。 ベルガーは運命を変える詞を―― * * * マンションの一室。 「おかえりなさい、リナさん。向こうはどうなっていました?」 早口で、それでも丁寧な口調は崩さずに保胤は問い掛けた。 「メフィストは終とベルガーを連れて出ていったわ。 逃した奴らの追撃に向かったみたい。……それから、必ず帰ると」 「そうですか。それでは携帯電話は切っておきます」 そう言って保胤は掛けっぱなしになっていた携帯電話を切った。 そして、出なかった名前を聞いた。 「……ダナティアさんは?」 保胤の続く問いに、苛立ちながらも答える。 「ダナティアは死んだわ。殺された」 「なっ……!」 「なんだって!?」 保胤は息を呑む。臨也も驚いた様子を見せた。 「一体……何故?」 「向こうに来てた二人との戦いの隙を、更に現れたもう一人に突かれたのよ」 「……それが巨人を使っていた者ですか」 「巨人? さっきの振動はそれ?」 「ええ、さっき……」 保胤は話す。リナが地下を経由した為に見る事の無かった銀色の巨人の事を。 それは突如現れ舞台組のマンションを攻撃した。 (それにやられた……?) マンションが激震していた程だ。その破壊力たるや想像を絶する。 それも隙を突かれてとなれば、彼女が殺された事も理解出来る気がした。 ……考えるだけで胸がざわつくが。 「その巨人はどうしたの? ベルガー達が出る時にはもう揺れは収まってたわ」 「おそらく、シャナさんが倒したものかと」 「……え?」 「戻ってきたんです、シャナさんが! リナさんと入れ違いに、ここに」 リナは息を呑む。 「どういう事!? それじゃシャナは何処に行ったの!?」 「多分、巨人を操っていた者を倒して……それからは判りません」 「どうして?」 「千絵さんを置いて見に行けるわけが無いでしょう」 内心の焦燥や動揺を押し込めて、言った。 保胤の側には譫言を呟くばかりの千絵が居る。臨也がからかうように言った。 「ああ、俺は数に入ってないわけだね」 「それは……」 臨也の言葉に気の良い保胤は言葉に詰まる。 リナにも保胤の言い分は判る。既に信用を得ていたセルティが信用できないと言った人物に、 精神的に錯乱している仲間を預けるのは勇気の要る決断だ。 「そんな事より……それで、シャナは帰って来ずに行っちゃったわけ?」 「はい」 「あんの馬鹿はぁ……!」 歯が軋んだ。怒りと不満と苛立ちの音が鳴った。 (……ムカツクわ) 手を握り締め、歯を食いしばって怒りの噴出を抑える。 (ダナティア。あたしにあんなに説教して、力を見せつけて、その挙げ句に勝手に逝くんじゃないわ。 ダナティアを殺した巨人使い。許さない。絶対に。 シャナ。大馬鹿。折角帰ってきたのにどうしてまた出ていったのよ? 千絵。『物語』だかなんだか知らないけど前に逃げるんじゃなかったの? 逃げ切りなさいよ! 保胤。こんな状況にも澄まし顔? 何を考えてるのよアンタは。 それに……あたしも) 一度は茉衣子を取り押さえたのに一瞬の隙を突かれて逃げられて、セルティが殺された。 向こうの舞台組を地下を経由で見に行けばシャナと擦れ違った。 やった事が裏目に出るのは歯痒くて、そして憎らしかった。 保胤はその噴出する怒りを感じ取り止めようとする。 「リナさん、怨念に囚われてはいけません」 「……アンタはこんな時でも冷静ってわけ?」 「こんな時だからこそです」 それは正論だ。 保胤とて焦りや後悔、動揺で一杯になっている内心を抑え込んでいた。 少し冷静になって考えればリナにも保胤の心が判っただろう。だが。 今のリナには仲間が何人も死んで尚も動揺の様子を見せない保胤が気に障って仕方がなかった。 「光よ」 「リナさん!?」 ヴン、と音を立ててリナの持つ柄から光が噴出し、収束。光の剣を生成する。 疲弊しているせいで刀身はそれほど長くなかったが、安定していて丁度良い。 それを一振りして、保胤の首もとに突きつけた。 「何をする気です」 保胤は思わず一歩後ずさった。 一歩詰めた。二歩後ずさった。 「怨念怨念って、アンタにはあたし達の気持ちが判るの? 一人でこの世界に連れて来られたあんたに!」 これじゃ八つ当たりだとリナは思う。 情けなくて腹立たしい程なのに、だから余計にむしゃくしゃした気持ちが止まらない。 「同じ世界から連れて来られた仲間が。親友が。大切な人が。 目の前で。あるいは知りもしない場所で知りもしない時間に殺されていく。 それが判るとでもいうの!?」 「………………」 保胤は俯き、唇を噛んだ。 (何をしているのです、僕は。リナさんが怒るのも当然です) これは彼の失敗だった。 保胤にはこの島に連れて来られる前からの友や仲間は居ない。 少なくとも放送の度に知らない何処かで友や仲間が死んでいく不安は殆ど無かった。 ある意味、安全な場所に立っていたのだ。 そこから発せられた説法を誰が聞けるというのだろう。 (ですが……僕も、もうとっくの昔にそんな場所から出てしまっているのです) 全ては過去形で括られる。 リナの言葉は誤解と勢いに基づいた物でしかない。 だからその答えを伝えようと、顔を上げてリナと目を合わせて。 「答えなさいよ!」 リナは大股に一歩で二歩を詰め、光の剣を振り下ろした。 切り裂くわけではなく、ただ保胤の眼前に勢いよく突きつける為に。 保胤は目を逸らさずにそれを見つめそして―― * * * 破壊精霊の拳が大地に着弾。 「ベルガー!!」 終の叫びは訪れた破壊の轟音に掻き消される。 それでもメフィストは終が紡ごうとした音を理解する。 「彼は死んでいない。どこかへ消えた! それよりもシャナ――」 再びメフィストを狙って破壊の拳が振り下ろされる。 如何に魔界医師とて当たれば命が無い攻撃をひらりひらりと避け凌ぐ。 絡みつこうとする銀色の念糸――如何にしても千切れない筈の思念の通り道さえも、 針金で絡み取り、メフィストの代わりに針金がねじ切られる。 その手から放たれた雷光は圧倒的な力を秘めた巨人の腕にさえ傷を付けて見せた。 「そんな……!?」 フリウは目を疑う。有り得ない光景に。有り得ない強さに。 メフィストは強大化した破壊精霊の攻撃に他の者達を巻き込まないように跳ね回る。 その光景はメフィストが一方的に破壊精霊を封じ込めているかのようだ。 だがそれでも、破壊精霊は壊していた。 メフィストの言葉を壊していた。 「――――――」 メフィストの声が届かない。 「――――――」 メフィストの言葉が届かない。 「――――――」 メフィストの意志が届かない。 「――――――」 メフィストの救いが届かない。 シャナへ。そして―― 竜堂終に届かない! 終がそれに気づいた時にはもう遅かった。 (敵が、増えた) シャナはそう考えた。 (マンションから逃げてきた最初の二人は敵で、その仲間の三人も敵。こいつらは敵。 更に何処からか来た二人もこいつらを守った。つまりその仲間で、敵だ。 もう一人、誰か居たみたいだけど見えなかった。フリウの攻撃を避けて逃げたのかな? 名前は……目の前の終というこいつは、なんて呼んだんだろう? こいつの声は聞き覚えがあるような気もする。 だけどどうでも良い。敵であるなら名前に意味はあまり無い。 相手を逃しもしなければ顔すらも意味が無い。 必要な事はただ一つ。たった一つ。 “あの人達の敵を全て殺す”。 それだけがわたしがやる事。やるべき事。やらなければならない事。やりたい事。 それだけが、それだけが、それだけが――!!) 「危ない!!」 終が膨れ上がる殺気に気づいたのはすぐ背後に居た火乃香の声を聞いた時だった。 終は一つ考え違いをしていた。 終はこの戦いを、先走った仲間が敵を殺すのを止めて交渉する為の戦いだと考えていた。 それは正しかったはずだ。……ダウゲ・ベルガーが辿り着いていたならば。 如何なる理由か何処かに消えてしまった彼の存在が、全ての歯車を狂わせる。 噛み合った刃をシャナが跳ね上げる。 「シャナ、違う、オレ達はダナティアの――」 シャナは敵の言葉を聞かず、その技と速さは終よりも上だった。 閃く刃が炎を纏う。 瞬間。 シャナの握る贄殿遮那は竜堂終の強靱な胴体を両断した。 * * * ダウゲ・ベルガーには幾つか予想外だった事がある。 それは致命的なまでに幾つもの、誤算だった。 まずシャナが絶望の底でも尚、前に進もうという意志を奇跡的に持ち続けていた事。 それにより別の絶望と繋がり増幅しあい、破滅が連鎖的に拡大しはじめていた事。 何より最大の誤算は、自分自身が持っていたある支給品の事だった。 黒い卵。 天人と呼ばれる強力な魔術士種族の作り出した緊急避難装置。 それは既に一度だけ発動し、ハックルボーン神父の裁きから彼とテッサを救っていた。 不可解な空間転移という形で。 その後に見た親友の死体の衝撃もあって、彼はその事を忘れ、思い出せずにいた。 彼はそれを忘れるべきではなかった。彼はそれを思い出すべきだった。 それが救いで有ったのは単なる結果でしかないのだから。 致命的な攻撃の前に発動し、強制的な緊急避難を行わせる空間転移現象。 それこそが黒い卵の機能であり、それ以上でも、それ以下でもなかったのだ。 黒い卵はベルガーが滅びの運命を切り裂こうとした事を感知しなかった。 それが感知したのは目前に迫る圧倒的破壊の力。 致命的危険を感知した瞬間、黒い卵は起動する。 黒い卵はその持ち主を、持ち主の縁者の元へと転移させる。 だが彼と同じ世界出身の唯一の参加者、親友ヘラード・シュバイツァーはもう死んだ。 ダウゲ・ベルガーがその事を認識している為に、彼は縁者と見なされなかった。 テレサ・テスタロッサも死んだ。 ダナティア・アリール・アンクルージュも死んだ。 そしてその事をダウゲ・ベルガーは知っていた。 シャナは転移先として近すぎた。黒い卵はこれを除外した。 セルティ・ストゥルルソンも死んで、それを耳にしたダウゲ・ベルガーはその死を認めた。 ――慶滋保胤は、死んでいなかった。 黒い卵は慶滋保胤の元を転移先に決定し、ダウゲ・ベルガーと共にその地へと転移した。 黒い卵にはその場所がどんな状況に有るのかを感知する機能も、考慮する機能も無い。 如何に保身に高い効果を持っていても、それはどこまでいっても道具だったのだ。 使いこなせない道具は、害悪でしかない。 そしてダウゲ・ベルガー最後の、どうしようもない誤算。 それは丁度この時、彼と仲間達が運に見放されていた事だ。 道を歩いていれば暴走車に突っ込まれるような、とにかく最悪の運勢。 仲間共々“事故死に遭ってしまうほど”の不運の下に居たのだ。 それが最大の命取りとなった。 だから、その偶然の悲劇はある意味では必然だったのかも知れない。 困惑と驚愕の声が混ざった和音が響くマンションの一室で、 ダウゲ・ベルガーの握る“運命”の刃はリナ・インバースを切り裂いて、 リナ・インバースの握る光の剣はダウゲ・ベルガーの左肺を貫いていた。 あまりに唐突すぎる状況の変化はダウゲ・ベルガーから判断を奪い、運命に抗う力を打ちのめす。 破滅を切り裂くはずだった“運命”は破滅の“運命”へと変わり果てる。 破滅の転輪が、廻った。 * * * 竜堂終が刃を受ける僅か十秒前。 そこは轟音に満たされていた。 左右が林で囲われた石段の途中。 破壊の王の咆哮が、拳による破壊が、それに掻き消されながらも幾つもの怒号が飛び交った。 舞い上がる石片や粉塵がそれらを複雑に反響させる。 8人に及ぶ人間の激しい動きや声や息づかいが更に響いて打ち消しあって風が乱れる。 「……クソッタレ」 ヘイズはほぞを噛んだ。 激化する戦闘の中でこの空間における空気分子の動きの複雑さは最悪の域に入った。 ただでさえ空気分子の正確な計算は常識離れした超々演算力を要する神業だ。 この島に来てから性能が低下しているI-ブレインではこの状況を演算できない。 つまり、破砕の領域が使えない。 ヘイズは周囲を見回し状況を瞬時に判断する。 (あの鍔迫り合いをしている女のガキはヤバイ。 最初の攻撃速度から算出して、身体能力を制御した騎士みたいなスピードだ。 横から現れた男のガキと競っている今は良いが、解放されたら手に負えなくなる。 少なくとも俺じゃ相手にできねえな、動きが読めても避けるのが間に合わねえ。 それより先にもう一方を解決するって事になるが……あの巨人は最悪だ。 あれをあしらえてるメフィストって奴も化け物だな。 それを操ってるらしき少女はフリー、あいつをどうにかすれば勝負は決まる。 だが火乃香はコミクロンを庇って跳んで体勢が崩れて回復して行動まであと数秒。 コミクロンも咳き込んでいる。叫んで魔術ってのを発動しようとした瞬間だったからな。 パイフウって奴はなんでか動かない。 結論、俺が行くしかねえ! 間に合え!) ここまでの思考と結論と判断はI-ブレインにより一瞬で行われた。 だが鍛えた人間の身体能力しかないヘイズにとって、少女までの距離は致命的なまでに遠かった。 戦いが膠着したのはほんの僅かの間しか無かったのだ。 パイフウはその間も『迷って』しまった。 (メフィストと竜堂終、もし彼らが殺されれば……) そうすれば自分がゲームに乗った理由を火乃香に知られる事は無くなる。 自分のせいで火乃香を泣かしてしまう事が、少しだけ減る。 それは大きな安心感を得られる選択に思えた。一瞬だけ。 「……何を考えているの、私はっ」 だがそうなれば残るのは“どうやら自分を狙ってきた火乃香を巻き込む強力な敵”だ。 自分のせいで火乃香を死なせてしまうかもしれない。 それは沸き上がった安心感を一瞬で吹き飛ばし恐怖へと変えた。 (あの二人を死なせるわけにはいかない) パイフウは駆け出そうとした。 だが戦いが膠着したのはほんの僅かの間しか無かったのだ。 パイフウの躊躇いは有った筈のほんの僅かな時間を致命的なまでに削り取った。 「危ない!!」 轟音に満ちた中で、何故かパイフウはその言葉だけは聞き取れた。 一瞬自分に掛けられた言葉かと思い立ち止まり、それから火乃香の方を見た。 そこには火乃香の目前で胴体を両断され跳ね飛ばされる少年の姿があった。 (まずい――) メフィストは破壊精霊の拳をかいくぐり跳躍し、一息でその場に降り立つ。 だがそこは破壊精霊とは別の危険地帯だ。 「死ねえ!」 何も知らないシャナの刃は容赦なく翻り、メフィストへと襲い掛かる。 ……間一髪、飛び退くのが間に合う。 その腕の中に有るのは上下に両断された竜堂終。 そして目の前に有るシャナの刃は火乃香の剣によって受け止められていた。 メフィストは更に跳躍し距離を取りながら手の中に針金を踊らせる。 コミクロンは腕を構えいつでも黒魔術を使う用意を整える。 迷っていたパイフウも火乃香を守る為に銃を構える。 ヘイズも一瞬僅かな静けさが訪れたのを見て取り、立ち止まり指を構えた。 (一人は仕留めた、だけど……) 思考は一瞬。シャナは飛び退く。 吹き出た炎の翼で一羽ばたき、それでシャナはフリウの下へと帰り着く。 破壊精霊が彼女達とその敵達の間に立ち塞がる。 シャナは常になびかせていた黒い外套、夜傘へと贄殿遮那をしまい込む。 破壊精霊にも今少しは攻撃させる気が無いのか、フリウはやや俯き加減になっていた。 視界に映るのは登り石段。彼らの姿ではない。 更にシャナは片腕でフリウを抱え込み翼を大きく広げ、そして強く羽ばたいた。 生み出された揚力が見る見るうちに二人を上空へと運んでいく。 何故かフリウも森へと視界を逸らし、破壊精霊は彼らの頭上に現れない。 (逃げるつもりか?) 不意を突かれ撹乱されたとはいえ、少女達の強さは身にしみていた。 態勢を整えてから再戦、それも手だろう。 だがそれでも警戒は解くまいと、彼らは二人の少女を睨み付ける。 ……果たして、火乃香達の背後からメフィストが警告の声を上げた。 「まずい、止めるのだ」 僅かに聞こえたのは微かな呟き。 「汝……縁に……」 「汝等…………力……」 二人の少女の破滅の言葉。 ぞくりと、一斉に寒気が走った。コレは、ヤバイ物だ。 「撃ち落とせぇ!!」 誰かの叫び声と共にパイフウの銃弾が放たれた。 「コンビネーション2-7-5!」 コミクロンの叫びが魔術となり光球が発生、瞬時に転移してシャナの目前に出現する。 火乃香の攻撃は届かず、ヘイズの魔法はコミクロンと競合してしまう以上これが限界だ。 そしてこの一瞬にその程度の攻撃しか放てなかった時点で、勝敗は決した。 シャナは銃弾を叩き落とした。 贄殿遮那ではなく取りだした神鉄如意で、フリウと急所に当たる物だけを。 変幻自在に曲がって飛来する銃弾を全て止めようとはせず、体の節々に着弾を許す。 コミクロンの放った光球が目前に出現し破裂。電流を撒き散らした。 人を倒すには一瞬電流を流し神経を麻痺させるだけでも十分。洗練された攻撃手段だ。 その電流がシャナを打ち、しかしシャナは倒れない。 シャナは夜傘でフリウと自らの体を包んでいた。 夜傘は武器を収納する鞘であり、そして攻撃を遮断する盾ともなる黒い外套。 シャナの中に在るアラストールの翼の皮膜。 それでも多少はダメージを受けただろう。だが、シャナは人間では無い。 フレイムヘイズであり吸血鬼でもあるその肉体は多少の傷を無視して突き進む。 シャナはそれを理解して、それを最大限に利用していた。 シャナとフリウは地上からの攻撃を、凌ぎきった。 そして天空より高らかに滅びを唱った。 「「我らに更なる魔力を与えよ」」 シャナの身につけたタリスマンが一度の詠唱につき一度だけの強大な力を、与える。 眼下にいる6人の敵を粉砕する為に。 フリウはここになってようやく、彼らを見つめた。 その視界の中の空中に、あまりに唐突に音もなく破壊精霊ウルトプライドが出現する。 シャナは手の中の神鉄如意にありったけの力を篭めた。 神鉄如意は存在の力を注ぎ込む事により巨大化し、一撃必殺の破壊の槍と化す。 劫火に包まれながら一瞬の内に巨大化するその槍が小さな手で握れなくなるその前に、 シャナはそれを、フレイムヘイズにして吸血鬼にもなった剛力の極みで。 フリウは破壊の王を、破壊の意志を篭め重力に乗せて大地へと。 「死ねぇっ!!」 「壊れろっ!!」 少女達の全力をもって、天より死と破壊が投げ落とされた。 死の魔槍が。 破壊の拳が。 地に殺戮と破壊の渦を撒き散らした。 2007/02/15 修正スレ292 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第543話 第544話 第545話 第543話 時系列順 第545話 第541話 海野千絵 第545話 第543話 ヘイズ 第545話 第543話 フリウ 第545話 第543話 火乃香 第545話 第543話 パイフウ 第545話 第543話 リナ 第545話 第541話 折原臨也 第545話 第541話 慶滋保胤 第545話 第543話 ベルガー 第545話 第543話 古泉一樹 第545話 第543話 シャナ 第545話 第543話 竜堂終 第545話 第543話 メフィスト 第545話 第543話 コミクロン 第545話 第543話 ウルトプライド 第545話 第543話 アラストール 第545話