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双龍戦争 新王年前に行われたとされる魔法戦争。 竜?を国章とする二つの国家が、強大な魔法力を武器に繰り広げた新王年前最後の大戦争である。 魔法が多用されたことで戦場に魔力が満ち、多大な死者達の思念がその魔力を暴走させ、強大な魔法生物が現れた。 彼らはその恐るべき力で戦場を血の海にし、ヒューの町は廃墟と化した。 伝承・おとぎ話 子供に聞かせるおとぎ話として、どんな種族でも一般的に知られている。 魔法の力の強大さと恐ろしさを伝えるだけでなく、戦争の否定などにつなげるプロパガンダ的な要素も含まれており、新王年後の平和と秩序を保つにあたり、少なからず影響してきた。 参考 歴史
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戦争と平和◆A23CJmo9LE 「……わかりました。その話、お受けさせていただきます」 「そうか。それはよかった」 まどかにとってタダノの提案はなかなかに魅力的なものだった。 目の前で起きたライダーと白髪のサーヴァントの闘いは、何度か目にした魔女と魔法少女の戦いを上回る危機感をまどかに植え付けた。 死への恐怖、殺人への忌避感、加えて先ほどの白髪のサーヴァントを放っておいてはいけないという義務感のようなものも生じ、誰か…さっきのサーヴァントを倒す仲間と共に居たいと感じていた。 ライダーは…確かに頼りになる男だと思っているが…… 「同盟かぁ~、懐かしいなぁ~。トラ男との海賊同盟楽しかったなぁ~。よろしくな、おれはル―――」 「わー!!わー!!わ―!!」 これなのだ。弁当を大量に買う羽目になったり、見知らぬ家屋にずかずかと上り込んだり、今も堂々と名乗ろうとしている。 ……気苦労が絶えないのだ。 7つのクラスに英霊をあてがい、争う。名を隠し、決められたクラスで呼ぶのだから真の名を秘する重要性は何となく分かる。 特にライダーは悪魔の実の能力者と言う強力な分デメリットも大きいスキルを持っている。 海楼石?なる海の力を発する武器もあるらしく、名前がばれた場合不利が生じるだろう。聖杯戦争の定石と言うのはよく分からないが、これ位は基本事項のはずだ。 「(ダメですよライダーさん、名乗っちゃ!)」 「(なんでだよ、名前を聞くときはまず自分から名乗りなさいってマキノも言ってたぞ)」 念話ですればいいものを慌てたか小声で話し合う二人。 目の前で密談などされては通常はいい気持ちはしないだろうが、自分も奔放なサーヴァントに手を焼いているからか話の内容を何となく察し黙って見ているタダノ。 「(ここは…そう、仮面舞踏会みたいなものなんですって!だから本名は名乗っちゃダメです!)」 「(仮面…ぶとうかい…?)」 まどか自身口にしてからもう少しいい例えはなかったのかと思う。学校すら知らないらしいルフィに仮面舞踏会などと言って通じるのだろうか。 何か他にもっといい例えがないのかと頭を捻るも妙案は浮かばない。 対するルフィは聞き覚えのあるような無いような単語に必死に頭を捻っていた。 仮面…仮面と言えばそげキング…そう言えばアイスのおっさんのいる島では仮面を被る祭りが盛んだとかロビンが言ってた気がする。 ぶとうかい…武闘会?メラメラの実をとるためにサボとかレベッカと参加したっけ。ばれるとまずいからルーシーって言って…! 「(ああ~そういうことか。わかったぞ、まどか)」 「(え、本当ですか!?)」 ポン、と手を叩き納得した様子を見せるルフィに僅かに安堵するが… 「おれはルーシーだ、よろしくな!」 そう言って右手を差し出すルフィに天を仰ぐしかないまどか。 偽名にしてももうちょっとないのか、ライダーでいいだろうなど言いたいことは色々あるが、もう好きにして…といった諦めの境地に至りつつある。 それでも嫌悪や怒りと言った感情を覚えないのは彼の人徳だろうか。 「ああ、よろしく。精悍な戦士の腕だな、ルーシー君」 そういってタダノは握手を受けた。 利き手を預けるのは信頼の証……兵士として、同盟を組んだ相手に礼儀を全うする。 「ではまずは学校の方に連絡を入れてしまおうか。学生証など連絡先のわかるものはあるかい?」 「あ、はい」 まどかの携帯を使ってアッシュフォード学園に連絡を入れる。 深山町南部において家屋倒壊事件があり、鹿目まどかはその事件の一部始終を目撃した。ついては事情の聴取で彼女に話を聞くこと、また精神的に参っているようなので本日は学校を休む可能性が高いこと。 以上をまどかの口から伝え、タダノが継いで補足する形をとった。 連絡を済ませると三人の間で情報の交換を行う。 交戦した白髪のサーヴァントの容姿と分かる限りでの能力は特に重点的に話したかったのだが、技能に関してはルフィの感覚が中心になるために情報の共有には手こずる。 幸い姿形はまどかの説明により滞りなく伝わった。 「では僕のサーヴァント、アーチャーにこのサーヴァントを探すように命じる。彼女は使い魔の使役もできるからこういったものには向いているはずだ」 「アーチャー、ですか。そういえば今は近くにいないんですか?」 当然と言えば当然の疑問。 魔法少女と魔女の戦い、サーヴァント同士の鎬の削り合い、どちらも人間のみで巻き込まれては命がいくつあっても足りはしない。 にもかかわらず一人で出歩くのは大胆なのか単に向こう見ずなのか。 「僕のサーヴァントも君のと同様…いや、もしかするとそれ以上に奔放でね……。今は情報収集の名目で飛び回っているが、どこでなにをしているやら。 今呼びかけてみよう。サーヴァント探しの指示に加えて、君たちに喧嘩を吹っ掛けないよう言い含める必要もある」 そういってモリガンに念話を送る。何の報告もしてこないのでこれが別れてから初のやりとりになる。 何をしているのか、何をしていたのか不安に思うところもなくはないが大してチカラを持っていかれてもいないし、さほどの心配はせずに話を切り出す。 『アーチャー、今大丈夫か?』 『あら、タダノ。お仕事はいいの?』 『麦わらの男…サーヴァントと桃色髪の少女の組と同盟を結んだ。顔合わせをしたいから一度合流してくれ。それから――』 『ごめんなさいね、今最高に昂ぶってるの。ちょっと待ってくれない?』 まさかこんな時間にまたNPCの男を喰らっているのか。あれだけ口にしてまだ足りないのか。 まったく色欲に満ちたサーヴァントだ、などと呆れて若干キツイ口調になる。 『何をやっているんだまったく……』 『白い髭がチャーミングなサーヴァントとお楽しみの真っ最中よ』 『…!?待て、なんだと!?』 何をしているという皮肉交じりの詰問に剣呑な答えを返すアーチャー。 どうやら思ったより面倒な事態になっているらしい…! ◇ ◇ ◇ 公衆電話を背に今後の動きを考える。 現状公衆電話に赤いテレホンカードを通しても得るものはないという情報が得られた……今のところはほぼ無駄足。 だがこの情報も今後生きてくるはず……生かすように動いて見せる。 と言っても、やらねばならないことがあるのは分かっていても動く当てはない。 だからと言って動かないというのも情報が不足している現状できればとりたくない。 どうするか。適当にぶらつく?電話線をたどって他の公衆電話を探す?昨晩の吸血鬼と老人について聞き込み?それとも… 『刑兆。行く当てがないなら海を見にいこうじゃねえか』 『昨晩も言ってたな。お前、海に弱いんじゃねーのか?つーか泳げねえでよく海賊なんざやってたな』 悪魔の実の能力者。強力な力の対価として海に類するものが弱点となるスキルだ。ライダーの真名がばれた場合弱点として衝かれるだろう。 にもかかわらず自ら海に近づこうとするのは刑兆には理解しかねた。 『海にはおれの求める自由と家族があったからな。泳げないなんて小せェことにこだわるのが馬鹿らしいくらいに楽しかったのさ。 それにおれの宝具は一応船なんだぜ?外輪で陸走もできるが水の上が本来の戦場で、おれ自身船上戦のが多く経験してる。 戦略的にも、お前の迷いを吹っ切る意味でも海に出るのを提案してるんだよ』 召喚時に付いていくとは言っていたが盲目的に付き従うわけではないらしい。 刑兆が短期的にも長期的にも展望が見いだせていないことを見抜き、それを指し示そうとする。年の功、だろうか。 『……ここから海は遠いな。なんらかの交通手段を探すぞ』 『おう』 あてがないならとりあえず従ってみるのもやぶさかではない。 このライダーは騎乗スキルが極めて限定的で、車などは乗りこなせないという。船舶に特化し、生前の家族にいたため不死鳥及び巨人という幻獣種への騎乗も可能らしい。 希少かつ強力なのは納得したが、日常面では不便だ。巨人や不死鳥なんてそうそう会えるものではないだろう。そのため交通インフラを把握しておくのも必要なことと考える。 何となく華やかそうな方面へ歩を進め、バス停などを探してそれなりの距離を進むと、正面から女が向かってきているのが目に付いた。 「強者の香りが集まってるわね。フフッ、退屈しないで済みそう」 タンクトップで強調される艶めかしいボディラインが。ホットパンツから伸びたしなやかな足が。 翡翠の如く輝かしい髪と眼が。白磁のように透き通る肌が。扇情的な声が。何より放たれるその雰囲気が。 目に映るステータス以上に彼女が人ならざる存在であることを強くアピールしていた。 男ならば誰もが見入るような美しさ。美しい…百万倍も美しい! 「おい、しっかりしねぇかアホンダラァ!!」 いつの間にやら実体化したライダーにドツかれ正気に戻る。 「高位の魅了だ。気をしっかり持て」 「あ…ああ、分かった」 「いいのよ?身も心も私に委ねて」 くるりと舞い、装いを改める女。新たな服装もまた、その肢体を強調するような刺激的な物。 敵意と殺意で心を満たそうとしてもその一挙手一投足に魅入られそうになる。 ライダーも僅かとはいえ対魔力と、かつて戦場で海賊女帝の姿を目にした経験がなければ危なかったかもしれない。 「吸血鬼お得意の魅了の魔眼か?やってくれるじゃねーの」 「残念。ヴァンパイアじゃなくてサキュバスよ」 その容貌と経験から刑兆は吸血鬼と推察したが、それは外れ、推察の甲斐も薄く彼女自身がサキュバスと明かす。 刹那主義、快楽主義ゆえに几帳面な刑兆とは様々な意味で相性が良くない。 「そうかよ。それじゃあ吸血鬼のせいで化物になった人間の殺し方なんざ知らねーよな?」 「恨みか復讐か知らないけど、そんなの全部忘れて。今は堅いこと言わないで…遊びましょうよ」 その言葉を合図と捉えたか、会話から得るものはないと判断したか薙刀でもってニューゲートが戦端を開く。 覇気を纏った薙ぎ払いを飛ぶことで回避し、大ぶりの隙をついて反撃に転ずるモリガン。 「シェルキック!」 飛翔に用いた羽をドリル状に変形させて脚部に纏い、上空からニューゲート目がけて躍りかかる。 しかしさすがは時代を担った大海賊か、それを拳と震動で迎撃し、弾き返して見せる。 (瞬間的なパワーはあの緑の剣士以上かしら……厄介ね) 「ソウルフィィスッ!!」 「ウラァッ!」 弾き飛ばされ距離が出来たため互いに飛び道具を放つ。 モリガンの腕からは蝙蝠をかたどった光弾が、ニューゲートの腕からは空間にヒビを入れる震動が放たれる。 それらが空中で衝突し、高らかな音を立てて完全に相殺。それを見て双方位置を変えながら第二打、第三打を放ち牽制し合う。 そしてそこに飛び込む戦士がもう一人。 「全隊戦闘態勢ッ!」 騎乗兵の主君にして極悪中隊の指揮官、虹村刑兆。モリガンの嗅ぎつけた強者の一人。 「撃てェーーーーーッ」 整列した隊の全兵がカービン・ライフルでもって蝙蝠状の光弾へ攻撃を加える。 亜音速で飛来する鉄釘すら打ち落とす精密な銃撃ならばサーヴァントの技を迎撃とまではいかずとも逸らすくらいは可能だ。 それにより一方的な攻撃を浴びることになるモリガン。マスターがいればこうはならなかったかもしれないが、手数の差はいかんともしがたく翼でもって回避を続ける。 通常、三次元的な機動を可能とする方が戦闘では有利なものだが、ニューゲートには多彩な経験があった。 不死鳥へと転じ、空を翔ける船員≪むすこ≫がいた。万物を浮遊させ、宙を舞う強敵≪とも≫がいた。 そしてつい昨晩高速で飛ぶ吸血姫≪てき≫とやり合ったばかりだ。当てられはしないが、次第に目的の場所へとモリガンを誘導していく。 「ッ、何?」 空を飛ぶ……自由の象徴と言ってもいいその振る舞いの最中に何かが動きを阻害する。 「昔の英霊サマは知らねーかもしれねーがよォー、最近は都会じゃ凧揚げはできなくなってんだ…電線に触れたら事故起こしちまうからな!」 小鳥ならいざ知らず英霊と電線との接触など、人間が目の前に羽虫が横切る程度の些細なもの。 だが意識の外からの接触とは存外揺らぐもの。あたかも人が小石に躓くように動作に無駄が生じる。 「予定通りは気分がいい。そのまま蜘蛛の巣にかかった蝶のように仕留めてくれるぜ!全隊一斉射撃用意、撃てェーッエエエエエ」 その隙をつき、バッド・カンパニーの火器全てをモリガンに浴びせかける。ミニチュアでも威力は実際の軍隊さながらだ。 この砲火に身を晒しては並の人間なら跡形も残らないだろう。 しかし刑兆もライダーも警戒を解くことはなく、戦闘態勢を維持する。 「多人数から死角を同時に攻められるっていうのも新鮮で刺激的ね……クセになっちゃいそう」 案の定、硝煙と爆炎の中から姿を現すモリガン。 埃は被ったようだがその美しさに翳りはない。 纏う衣装に損害を与えはしたが、寧ろ扇情的な雰囲気を増すアクセントになっている。 「やれやれ…これじゃおれの自信ってやつの方がぶっ壊れそうだぜ」 などと嘯くがこれも刑兆達には予想の範疇。 確かに弓と矢で多くのスタンドを目覚めさせ、交戦、撃退した能力に相応の自負はある。 だが昨晩ランサーに効かなかった時点で自慢の能力がサーヴァントに対しては無意味である可能性は想定してきた。あれがランサー固有のものであるか確信を得たかったため、今回も敵サーヴァントにバッド・カンパニーで攻撃を試みたのだ。 まさか自らのサーヴァントに試させる訳にもいくまい。 結果は予想通りの最悪のもの。今後サーヴァントとの戦闘においてバッド・カンパニーは有効なダメージを与える手段にはなり得ないだろうと結論を下す。 「あら、マスター。お仕事はいいの?」 何やら念話を始めたらしいが、不慣れなのか口に出している。 僅かな情報もものにしようと追撃を抑え、聞き耳を立てる刑兆たち。 「ごめんなさいね、今最高に昂ぶってるの。ちょっと待ってくれない? 今?白い髭がチャーミングなサーヴァントとお楽しみの真っ最中よ……もう、わかったわよ、ホント真面目なのね。 ……はぁい、待っててくれてありがとう。マスターが急かすから、ゆっくり遊ぶのはおしまい」 そう宣言し、飛びかかるモリガン。 先ほどまではバッド・カンパニーの銃も警戒していたために一方的だったが、それが自身には効かないと分かり、弾幕戦は避けてショートレンジに持ちこむ。 これで刑兆は戦況に直接は関われなくなった。 再び殴り合う二人のサーヴァント。 膂力とリーチで勝るニューゲートの攻撃を回避し、速度で勝るモリガンが間隙を突かんと周囲を飛び回る。 そんなラッシュの攻防に飽きたか決定機を見出したか、先にモリガンが動いた。 「悪い子ね…『闇より出し幻影の半身(アストラルヴィジョン) 』!」 ニューゲートの背後に周り宝具を発動、分身に足止めをさせて背後にいたマスターを狙う。 当然巻き込まれないよう距離をとってはいたが、サーヴァントの速度ならば即座に心臓に手が届く。 (好みの決着じゃないけれど…長々と待たせて令呪で呼び出されでもしちゃかなわないからね) 「刑兆!」 マスターの危機を救おうとするも、分身が割り込み攻撃を加える。 本来は挟み撃ちにしてこそ真価を発揮するため正規の威力ではないが、それでも宝具、本体と何ら変わりない攻撃力だ。 間合いの外に回避しなければ無視できないダメージを強いられる。 しかし、ニューゲートは逆に思いっきり踏み込んだッ! 数多の攻撃をノーガードで受けながらも退かず止まらず、突き進む。 胸に穴が空くのに比べれば、顔半分失うのに比べれば、息子を亡くすのに比べればこの程度の痛み物の数ではないと。 「せっ、この、堕ちろ!」 打撃では止められないとみて投げにかかるモリガン。 「ど…きやがれェ!」 しかし逆にニューゲートの方がモリガンの美貌に掴みかかり、グラグラの実の力とともに地面に叩きつけて分身を消しさる。 少なくないダメージを負いながらも撃退に成功、刑兆を助けようとする。 だが敵は既に腕も薙刀も届かぬ領域、生き延びたくば刑兆自ら活路を切り開かねばならない。 「刑兆、あそこを撃て!」 「ちっ、バッド・カンパニー!」 自らのサーヴァントに指示を受け、生きるために足掻く。 アパッチのミサイル…外れる。 戦車の砲撃…効いていない。 背後でサーヴァントも震脚を放つ…空を舞い、回避。 最後の砦、兵隊による60近いカービンライフルの掃射。 既に分かったことだが、アーチャー…三騎士の一角たるモリガンもレミリアにランクでは劣るが対魔力を持ち、スタンド、バッド•カンパニーの銃撃はほぼ効果はない。 「な!?」 しかし銃口の向けられた先は彼女の翡翠の如く輝く両の眼。視界に飛び込む数多の銃弾と眩いまでのマズルフラッシュにたとえダメージにはなりえないと分かっていても、反射的に瞼を閉じ、回避行動をとってしまう。 その隙を突き、サーヴァント相手には奇跡とも言える離脱をして見せる刑兆。 だが、あくまでそれは一瞬の隙。即座に体制を立て直し改めて攻撃を加えようとする。そこへ 「オラァッ!」 視界の端に飛び込む石柱。背後で分身を倒したニューゲートが先ほどまで持っていなかった太く、長い何かを腕一本で振るい一撃を喰らわせんとしていた。 サーヴァントに神秘のない攻撃は無意味。この一撃も本来なら無視できるもののはずだが、駆け抜けた嫌な予感を信じ防御体制を取るモリガン。 「くっ!」 予想以上の硬度、威力、そして僅かながらも神秘。石柱が砕けるほどの威力にも関わらずダメージは受けずにすんだ。 しかし空中にいた故に吹き飛ばされ、刑兆から大きく離れてしまう。 なぜあんなものがサーヴァントに干渉するほどの神秘を宿している?宝具…ではない、そんな魔力は感じなかった。どこから出てきた?何だ、アレは? 様々な疑問がアーチャーの胸中に浮かぶ。周囲に目を走らせると先ほどうっとおしいと感じた電線が心無しか数を減らしており、砕けた石柱にはそれらしき黒いものが繋がっていた。まさかアレは…? 「気づいたみてぇだな。最初のアパッチのミサイルはお前を狙ったモンじゃねぇ。コイツの近くの電信柱を狙ったのさ」 「加えて言うならおれが地面を揺らしたのも柱をより早くへし折るためだ。震動はお前にも伝わっちまったみてェだがな」 地震とは波のように伝わるものである。大地を伝わらせたグラグラの実の力が近くの電信柱だけでなく、少し距離のあるアーチャーにまで影響した。 それと同様、武装色の覇気で硬化した電信柱に震動を伝わらせた故にサーヴァントにも効果を発揮する一撃をただのコンクリート塊を用いて放てたという訳だ。もっともその一撃で電信柱は耐え切れず砕けてしまったが。 「大した発想のスケールね。柱を折って片手で振り回すなんて」 やるじゃない、と飾りない賞賛の言葉を送る。 だが戦況は戻ったに過ぎない。いや、刑兆たちにとっては宝具により受けたダメージ分悪化したと言える。 『刑兆、こっちも切り札を使うぜ。状況は不利、加えて本体と互角の分身を出すなんざ間違いなく宝具だ。相手が手の内を見せた以上こっちも相応の手札を切るのがスジってもんだ』 『仕方ねえか。やるからには確実に仕留めろ』 奇しくも昨晩の戦闘とは逆に逆転のため宝具を解放しようとする。対するアーチャーはと言うと… 「ん、タダノったらせっかちなんだから、もう。早い男は嫌われるわよ? …ふぅ、ごめんなさいね、麦わらのボウヤを待たせてるらしいの。名残惜しいけどここまでにしましょう」 そう言うと踵を返し飛び去ろうとする。宝具解放のきっかけは違えども結末は同じく、飛行による戦略的撤退。 「アーチャーよ。また遊びましょう」 最後にそう、言葉を取り残して妖艶なるアーチャー、モリガンは去っていった。継戦は不利と見てか、これ以上騒ぎ立てるのを良しとせずか追撃は控えるライダー。 戦闘が終わると自身のコンディション、そして敵戦力を二人して内心確かめる。 特に刑兆は敵の存在…サキュバスという吸血鬼と似て非なる種族に強い関心を抱いた。 (血を奪う吸血鬼、精力を奪うサキュバス。共に何らかの形で人間のエネルギーを奪う存在だ。 肉体的、物理的に殺すのではなくエネルギーを奪う形でならおやじを殺せるんじゃあないか…?) だがそのためには少なくともあのアーチャーの協力を得ることが必要になる。 できるのか?あの見るからに制御困難なサーヴァントと協力関係を結ぶことが。 最悪令呪で命じればおやじを殺させることはできるのかもしれないが、奴の令呪を得るということは奴のマスターになるということ。 あるのか?強力かつ協力的なライダーの代わりに奴を従えるほどのメリットが。 (詳細戦力がわからねえ以上断言は出来ねえが、そこまでのものではないだろう。 何も無理にあいつに拘る必要は無え。例えば生まれついての障害や何らかの負傷を治そうとする欲求の強い奴に弓と矢を使えば、エネルギーを吸収するスタンドを身に付けるかもしれん。発想のヒントとしちゃ十分だ) 「お前は大丈夫か、ライダー?」 「大したモンじゃねえ、続きも出来るぜ…実際あいつの後を追ってみるのを提案するつもりだったしな」 負傷したサーヴァントの発言に驚き半分呆れ半分といった反応を見せる刑兆。 先ほど追撃をやめたのはこれ以上目立つのを避けるためだったらしい。……もうすでにかなり騒いだ後で、その気遣いはあまり意味がない気がするが。 「本気か?」 「本気だ。麦わらの男って言ってたな?サーヴァントだとしたら知り合いかもしれねえのが気になってな… おれとは別件みてえだがお前も何か気になってるんじゃないか?」 刑兆の考えを見抜いたように問いを投げかける。 それとともにかつて邂逅した3人の麦わら帽の男を回想する。 一人は同じ時代を生きた腐れ縁にして海賊王、ゴール・D・ロジャー。 ロジャーから麦わら帽を受け継いだらしい、殺し合いでの顔なじみ、四皇赤髪のシャンクス。 そしてそのシャンクスから帽子を預かったと言っていた最悪の世代の寵児、モンキー・D・ルフィ。 いずれも相応の豪傑揃い、もしいるのなら会って酒でも酌み交わしたいところだ、エースのこともある。 「……気にかかることがないとは言わねえがよ、宝具の直撃受けて大丈夫な訳ねえだろ。 キチョーメンな性格でね、戦闘が終わったら武器は故障しないよう手入れして万全の状態にするだろう?誰だってそうする。おれだってそうする。 …そのダメージは無視できるモンじゃねえ。今は休養に充てるべきだ」 「刑兆お前、おれをナメてんのか?この程度、傷の内に入りゃしねェ。くだらねえ気ィ使ってねえで思うように動きゃいいんだよ」 休養を提案するマスターと、行動を提案するサーヴァント。二人のとる選択は…… 【B-3/南東部/1日目 午前】 【虹村刑兆@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]疲労(小)、魔力消費(小) [令呪]残り3画 [装備]いつもの学ラン(ワイヤーで少し切れている) [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:おやじを殺す手段を探す。第一候補は聖杯。治す手段なら……? 0.吸血鬼の次はサキュバスかよ… 1.休養をとるべきと考えているが… 2.登校するかどうかは気分次第。 3.そのうち海に行ってみるのもやぶさかではない。 4.公衆電話の破壊は保留。 [備考] ※バッド・カンパニーがウォルターに見え、ランサーに効かなかったのを確認、疑問視しています。 →アーチャーとの交戦を経てサーヴァントにはほぼ効かないものと考えています。 ※サーヴァント保有時に紅いテレホンカードを使用しても繋がらない事を確認しました。 ※サキュバスなどのエネルギー吸収能力ならばおやじを殺せるかもしれないと考えています。 【ライダー(エドワード・ニューゲート)@ONE PIECE】 [状態]ダメージ(中)、疲労(小)、魔力消費(小) [装備]大薙刀 [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:刑兆の行く末を見届ける 1.行動に移すべきと考えているが… 2.麦わらの男が気になる。 3.いずれ海に行きたい。 [備考] ※NPCの存在、生活基盤の存在及びテレカのルールは聖杯、もしくは天戯弥勒の目的に必要なものと考えています。 [共通備考] ※ウォルター&ランサー(レミリア・スカーレット)と交戦、宝具なしでの戦闘手段と吸血鬼であることを把握しました。 ※アーチャー(モリガン)と交戦、宝具『闇より出し幻影の半身(アストラルヴィジョン) 』とサキュバスであることを把握しました。 ※B-2近辺にこの世界における自宅があります。具体的なことは後続の方にお任せします。 [地域備考] B-3の南東部にて戦闘を行いました。 モリガンとニューゲートの弾幕音、地震、バッド・カンパニーの銃声が周囲に伝わりました。ただし銃声はスタンドのものであるためNPCには聞こえなかった可能性が高いです。 電信柱を折ったため地域の一部が停電などを起こした可能性があります。 『…!?待て、なんだと!?』 剣呑な報告に僅かに動揺するタダノ。 『思ったより戦況は動いているらしいな…今は撤退しろ、昼日中からあまり目立ちすぎるな』 『もう、わかったわよ、ホント真面目なのね』 サーヴァントの情報は得るに越したことは無いが、派手に動き過ぎれば余計な敵を作る。それこそ、今から探そうとしている白髪のサーヴァントのように。 同盟相手に序盤から動く相手に悪印象のような言葉を送った以上、あまり戦闘を積極的に行ってほしくはない。 と、思っていると体に思わぬ倦怠感がのしかかる。チカラを持っていかれるような感覚…アーチャーが宝具を行使したためだ。 あまりにも突然訪れたためにぐらつきかけるが、足を踏ん張り再び呼びかける。 『アーチャー、早く撤退しろ。優先事項を誤るな、今はまだ手札を出し切る時ではない』 『ん、タダノったらせっかちなんだから、もう。早い男は嫌われるわよ?』 からかうような発言をするが、意固地になることはせず指示に従う。 戦いを楽しむのも好きだが、堅物のマスターで愉しむのも悪くない。 『離れたわよ。それで、何か用事があったんじゃないの?』 撤退を確認し、使い魔を放ち白髪のサーヴァントを探すよう指示を出す。加えてまどかとルーシーの容姿を伝え、同盟相手であるから手を出すなと念を押す。 そして今度はアーチャーの報告を受ける。交戦した二騎のサーヴァントと、学生らしき二人のマスターについて聞き、同盟者二人とも情報を共有する。 消耗はあったが序盤から多くの情報を得られたのは幸先良いと、戦闘行為の有意性をある程度は認める。 ……アーチャーを従え、今ライダーと同盟を結んだ。 同盟者の言葉によると白髪のサーヴァントはただ唸り声をあげ襲い掛かるのみだったという。恐らくはバーサーカー。 アーチャーの交戦した一人はセイバーと呼ばれていたらしい。もう一人はクラスを明言することは無かったらしいが、薙刀を振るっていたらしいしランサーだろうか。 だとすれば視認の難しいだろうアサシンとキャスターを除くすべてのクラスを確認できたことになる。順調と言っていいだろう。 「二人とも、今後の指針だが――」 「タダノ巡査長、何をしている?」 「っと、えと…碓氷…さんでしたか」 不意に話しかけてきたのは右目に眼帯をした怪しい風貌の男。人好きのする笑みを浮かべていることの多いルフィがらしくなく警戒したか、まどかを後ろに庇おうとするくらいには怪しい。 「紹介しよう。碓氷警部、一応僕の上司になる」 「碓氷だ。君たちはこんな時間に何をしている?学生ならばもう登校していなければならない時間だぞ。 タダノ巡査長も事件はどうした?彼女たちに注意しなければならないのは分かるが、それでもやらねければならないことは他にあるだろう」 紛れもなく本物の警察手帳を提示し、三人に注意をする。よく見れば少し離れたところにパトカーが停まっていた。 「こいつうるせーなー。ぶっ飛ばしていいか?」 「ダメですよ!?」 右腕を構えるルフィを止めようと、か弱いなりに必死にその腕にしがみつく。ぶら下がり足をブンブンと振る羽目になるがまどかはその腕を離さない。 呆れたような同情するようなため息をつき、タダノがフォローを入れる。 「彼らは事件も一部始終を目撃したらしく、今話を聞いていたところなんです。ですが、御覧の通り事件に刺激されてか、警戒心が強いというか排他的になってしまったようで…… ショックを受けているようなので今日は学校は休んで、夕方にでも改めて話を聞こうと今連絡先を渡そうとしていたところなんです」 「……そうか。後で正式に報告を。私は現場を見てくるから君も合流するように」 信じたのかどうかは分からないが離れていく。警戒相手が居なくなったのを見てルフィもまどかを下ろす。 落ち着いて話が出来るようにはなったが、仮にも上司に呼ばれたとあってはタダノもまた職務に戻るざるを得ない。 「仕方ない、話は時と場所を改めよう。連絡先を書いておいたから後でそちらから発信しておいてくれ。 …それから君はルーシーと名乗ったな?名乗られた以上こちらも相応の誠意ある情報開示をしなければならないだろう。 僕のサーヴァント、アーチャーはサキュバスだ。真名は明かせないがそれだけ言っておく。NPCはともかく同盟相手が籠絡されて食い殺されては目覚めが悪いからな、注意はしてくれ」 すでに敵の情報や学園への連絡など多くのものを提供しているが、サーヴァントが名乗ったという行動に重きを置いたかモリガンの素性の一端を明かす。 義理堅い面が出たのもあるが、どうせ相対すれば魅了持ちなのはすぐわかる。発言に一切の偽りなく義理と利益を追求した結果のものだ。 偽名を名乗ったことに一抹の罪悪感をまどかが一人で感じていたが、それ以上に気にかかる発言がまどかの心を捕えた。 「NPCはって…もしかしてもう…?」 「サキュバスを男を誘い、喰らう。そしてサーヴァントは魂喰いにより力を蓄える。それくらいは知っているだろう?」 サキュバスの話を聞き顔に血がのぼりかけるが、それよりもNPCを殺害しているという事実に血の気が引く。 「そんな…あんまりにひど過ぎませんか…」 「プログラム上のものでしかない存在を抹消するのが、かい?生憎とそんな甘いことを言うつもりはない。 僕は聖杯をとる…最終的には他の参加者をみな蹴落とすつもりなのだから、綺麗言は言っていられない。幸いマスターを殺める必要は無いようだけどね。 サーヴァントやNPCなど、相手が無辜の民でも、ましてや人間でもないなら手を下すのを戸惑うつもりはないよ。 ……君は優しい世界に生きて来たんだね。けれど、もっと『必死』にならなければ願いは叶わないと言っておこう」 じゃあ、また後で。と言い残して仕事に向かう。 後には取り残された二人の男女が残った。 この苦い感覚は知っている。 全てに絶望したさやかちゃんがただ一つ残った正義だけ守ろうと、ボロボロになって闘うのを見ていることしかできなかった無力感。 自分たち地球の人類を燃料と言い切ったキュウべえの、正論ではあるが決して相容れないだろう価値観を目の当たりにした時のやり場のない怒り。 それと近似した何かが胸中を焦がす。 闘わなければならないのだ。でなければ、何も得られない。 だが自分の願いは、思いはそこまでして叶えてもよいものなのか?人の命を奪う価値はあるのか? 「ライダー…さん…」 「ん?どうした?腹でも減ったか?おれもそろそろ昼飯が――」 「ライダーさんは人間以外の存在ってどう思いますか?」 初めて会ったときの彼はどんな理由でも人を殺す理由にはならないと高らかに宣言した。 ならば人でないなら?サーヴァントなら、NPCならどう考えるのだろう? そしてそれがキュウべえのような宇宙人なら?……さやかちゃんやマミさんのような魔法少女なら? 「人間じゃねえヤツ?いっぱい知ってるぞ。チョッパーはトナカイだし、フランキーはロボだし、ブルックは骸骨だし、ジンベエは魚人だな。 ドリーとかブロギーのおっさんはいい巨人だし、カルーにビリーは鳥で、ラブーンはクジラだけど友達だ。それ以外にも女ヶ島の近くに動物の友達はたくさんいるぞ。 パッパグは…ヒトデなのか?あとはハチって魚人も友達だな。ケイミーとかしらほしとか、あにほしは人魚か」 「え、えっ」 出るわ出るわ、世界を回った自由を愛する男の広い人脈とそれを受け入れる器は尋常のものではない。 ココロのばーさんが人魚ってやっぱり今思い返してもイヤだなー、などと渋い顔をするルフィを横目にあふれた情報と持て余した感情にあたふたする。 「その…魔法少女、じゃなくてえっと…ゾンビの、ことはどう思いますか?」 「まほうしょうじょってのは知らねーけど、ゾンビは会ったことあるな。仲間にしたかったんだけどなー。まあブルックが死んで骨だけだから似たようなもんだろ」 満面の笑顔で、おれの仲間はスゲーだろ、と言わんばかりに語ってみせる。友達や憧れのヒーローの自慢をする少年のようだ。 きっと彼ならば愛してもらえないと言う少女の嘆きも、ゾンビのようだと言う自嘲も、うるせえ!と放り捨て、全てを受け入れることが出来るのだろう。 そして必要ならば、気に食わないならば警察官だろうと神様だろうと敵に回し、彼風にいうならぶっ飛ばすことが出来るのだろう。 自分と違って悩まず突き進める彼が羨ましくある。 「なあ、まどか」 沈んだ様子で問いを投げていたまどかに思うところがあったか、この聖杯戦争において初めてルフィの方からマスターへと語りかける。 「願いとか夢ってのはさ、中途半端な『覚悟』じゃ叶わないんだ。それはあいつの言うことが正しい」 「覚悟…?覚悟ってなんですか?敵ならみんなぶっ飛ばしちゃえるような、闘う覚悟ですか!?」 羨望が劣等感に転じたか、攻撃的に答えてしまう。そんな自分に嫌気がさすが、己がサーヴァントはさらに強い口調で答える。 「ちがう!夢のために、自分の命を懸ける『覚悟』だ!」 海賊王。大剣豪。世界地図。戦士。オールブルー。万能薬。真の歴史。夢の船。 悔いのない生。祖国への愛。黄金郷。母の遺した言葉とタイヨウ。 ルフィの知る夢や願いを抱えた人はみんなそのために自分の命を懸けていた。ルフィ自身、海賊王になるために戦って死ぬならば別にいいと、海軍にいる親友に語ったこともある。 『覚悟』…死ぬことも殺すことも恐れている今の自分にそれはない。 先輩たるマミは、親友たるさやかにはあったのだろうか。彼女たちが死んでしまった今では分からないが、彼女たちは町の人を守るという正義で戦っていた。それは夢だろうし、ある種の覚悟だろう。 魔女は魔法少女の、ひいては願いや夢を持った人の成れの果てだ。彼女たちは夢のため、覚悟のために人の命を奪っていたことになる。 だが人に害をもたらす魔女となった以上、彼女たちの判断を咎めることはできない。 杏子は恐らく、さやかが人に害をもたらす前にせめて彼女の覚悟だけは守ろうと、信念だけは人のままで彼女の生涯を閉ざしてくれたのだろう。 皆そのために自らの命を懸け、そして散らして。 ほむらも同様、彼女は魔女が元魔法少女であることを知っていたらしく、その覚悟はマミたちよりも強固なものだろう。 自分はできるだろうか。彼女たちのように、願いのために自分の、誰かの命を懸ける『覚悟』が。 考える。タダノの言うように白昼から戦闘を仕掛けるサーヴァントははっきり言って危険人物だ。 あの白髪のサーヴァント、そしてタダノのアーチャーと交戦した、学生が従える二騎、もしくはタダノのアーチャー自身が該当する。 NPCの命を奪っているというならアーチャーの方こそ危険な可能性が高い。 ライダーは殺すことにこだわりはしない…けれども戦いを戸惑いはしないだろう。 ならせめて人に危害をもたらす、魔女に該当する…敵は命を懸けてでも倒すべきじゃないだろうか? 【C-4/1日目/午前】 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]健康、腹八分目 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:叶えたい願いはあるが人を殺したくないし死にたくもない。 1.聖杯戦争への恐怖はあるが、『覚悟』を決めたい。 2.魔女のような危険人物は倒すべき…? 3.タダノさんは… [備考] ※バーサーカー(一方通行)の姿を確認しました。 ※ポケットに学生証が入っています。 表に学校名とクラス、裏にこの場での住所が書かれています。 ※どこに家があるかは後続の方に任せます。 ※登校するかは思案中です。欠席連絡は入れましたが、学生マスターとの接触のため、遅刻しての登校も考えています。 ※アーチャー(モリガン)とタダノは同盟相手ですが、理由なくNPCを喰らうのことに少なくない抵抗感を覚えています。 【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE】 [状態]健康、腹二分目 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:まどかを守る。 1.バーサーカー(一方通行)に次会ったらぶっ飛ばす。 2.バーサーカーに攻撃がどうやったら通るか考える。 3.タダノとの同盟や今後の動きについてはまどかの指示に従う 4.肉食いたい。 [備考] ※バーサーカー(一方通行)と交戦しました。 攻撃が跳ね返されているのは理解しましたがそれ以外のことはわかっていません。 ※名乗るとまずいのを何となく把握しました。以降ルーシーと名乗るつもりですが、どこまで徹底できるかは定かではありません。 [共通備考] ※タダノ&アーチャー(モリガン)と同盟を組みました。 自分たちの能力の一部、バーサーカー(一方通行)の容姿や能力などの情報を提供しましたが、具体的な内容については後続の方にお任せします。 きついことを言ってしまったとは思う。 だが、自ら殺めた、犠牲にした命を想うと甘い気分にはなれなかった。 『アーチャー、合流と言ったが仕事が忙しくなってしまった。慌てなくていい』 『あらそう?でももうだいぶ飛んできちゃったわ。お昼には少し早いし、どうせだから合流するわよ』 言外に消耗を補えと言ったつもりだったのだが…彼女を完全に従えるというのは早々に諦めている以上、しかたないか。 『ところで使い魔も飛ばせたけど聞いてるサーヴァント探しだけで本当にいいの?なんなら学園とかに飛ばすのもアリだと思うわよ?』 珍しく作戦に対して提案があった。まあ学生に連続して会ったから起きた些細な気まぐれだろうが。 『家屋の被害を気にしない、かつそれくらい容易くやってのけるサーヴァントだ。人目をしのぶくらいのことはするだろう。 まだこのあたりから離れてるとも思えないし、捕捉すれば彼女たちが倒してくれるそうだ。わざわざ藪をつつく必要は無い』 こう言っておかなければ何をしでかすかわからない。学園に行って交戦したマスターと遭遇、再戦闘なんてなるだけならまだいい。 そこにルーシーや白髪のサーヴァントが絡んで混戦になれば消耗は小さくないだろう。 『そう、分かったわ。それじゃあ最後に質問。麦わらのボウヤはどんなコかしら?いい男?』 『……手出しはするなと言ったろう。そういう意味でも、だ』 【C-4/1日目/午前】 【タダノ ヒトナリ@真・女神転生 STRANGE JOURNEY】 [状態]魔力消費(小) [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争に勝利する 1.D-4の間桐邸に向かい、職務に従事する。 2.まどかたちと協力し、白髪のサーヴァント(一方通行)を早期に対処したい。 3.職務終了後にまどかたちと今後のことを話し合うつもり。 [備考] ※警察官の役割が割り振られています。階級は巡査長です。 ※セイバー(リンク)、カレン、ライダー(ニューゲート)、刑兆について報告を受けました。(名前は知らない) ライダー(ニューゲート)のことはランサーと推察しています。 ※ルフィの真名をルーシーだと思っています。 【アーチャー(モリガン・アーンスランド)@ヴァンパイアシリーズ】 [状態]魔力消費(小) [装備]タンクトップ、ホットパンツ [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を堪能しマスターを含む男を虜にする 1.マスターの所へ戻る。 2.マスターの指示通り白髪のサーヴァント(一方通行)を探す。 3.麦わらのサーヴァント(ルフィ)に好奇心。 [備考] ※セイバー(リンク)、カレンを確認しました。(名前を知りません) ※リンクを相当な戦闘能力のあるサーヴァントと認識しています。 ※拠点は現段階では不明です。 ※NPCを数人喰らっています。 ※現在の外見はポイズン@ファイナルファイトシリーズ(ストリートファイターシリーズ)に近いです。 ※ライダー(ニューゲート)、刑兆と交戦しました。(名前を知りません) ※現在C-4の北東部を飛行しています。 ※C-4の北東部から使い魔の蝙蝠を放ち、バーサーカー(一方通行)を探させています。 タダノから指示を受けたため、他の用途に使うつもりは今のところありません。 [共通備考] ※まどか&ライダー(ルフィ)と同盟を結ぶました。 自分たちの能力の一部、連絡先、学生マスターと交戦したことなどの情報を提供しましたが、具体的な内容については後続の方にお任せします。 BACK NEXT 032 これって魔法みたいだね 投下順 034 錯綜するダイヤグラム 032 これって魔法みたいだね 時系列順 034 錯綜するダイヤグラム BACK 登場キャラ NEXT 024 『僕と協力して同盟相手になって欲しいんだ』 タダノヒトナリ 043 裏切りの夕焼け 019 ONE WAY HEART アーチャー(モリガン・アーンスランド) 024 『僕と協力して同盟相手になって欲しいんだ』 鹿目まどか&ライダー(モンキー・D・ルフィ) 027 MY TIME TO SHINE 虹村形兆&ライダー(エドワード・ニューゲート)
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何回か行ったので、追加。 王国 絶対主義プリムローズ領 ”天につば吐く”プリムローズ 国王/医者 ”石橋を叩いて渡る”ガイギャックス 大臣/貴族 暴帝との戦闘で死亡。 ”清濁あわせ呑む”インスマウス 神官/魔道師 他国からやってきた神官。カエル顔。 ”オルフェウスの子”ノエル 従者/医者・ インスマウスの従者。吸血鬼との戦闘で死亡。 ”すねに傷持つ”グローリアーナ 騎士/処刑人 インスマウスの国からやってきたヴォーパルバニー。 ”冗談にも程がある” 騎士/寿ぎ屋 セッション回数 3回 死者数 2人
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アブハジアの祝祭日 祝日 日付 名称 備考 1月1日~2日 新年 1月7日 クリスマス ユリウス暦の12月25日 1月14日 アジュイルヌィフア 天地創造、復活の日 3月8日 国際女性デー 5月9日 戦勝記念日 9月30日 アブハジア共和国解放記念日 11月26日 アブハジア共和国憲法記念日 クルバンヌィフア クルバンヌィフアは祝日で、具体的な日付は、毎年布告される。 記念日 日付 名称 備考 5月23日 聖使徒シモン・カノニト記念日 5月21日 カフカーズ戦争とカフカーズ山岳民族の強制移住の犠牲者記念日 8月14日 祖国防衛者記念日 12月14日 アブハジア祖国戦争(1992~1993年)戦死者遺児記念日 その他 日付 名称 備考 10月11日 アブハジア共和国軍の日 7月23日 共和国国旗の日
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グロノヴェイルの戦闘 Guronoveiram fean(ロフィルナ語)Fe an Guronoveir(オクシレイン語) 時代 共立公暦592年5月3日 場所 ロフィルナ王国革命記念都市グロノヴェイル 結果 戦争犯罪人複数名の拘束 交戦勢力 大罪会議グロノヴェイル自警団単独武装民兵 セトルラーム共立連邦オクシレイン大衆自由国 指導者 ディース・ヴィ・ティラスト他、複数の地方名士 ヴァンス・フリートンセンジュ・アン・アクセルン・ヴィン・アンニオ 戦力 ティラスト派正規将校30名グロノヴェイル武装民兵15000~25000名単独民兵14000~16500名 セトルラーム駐留軍800名第27特殊作戦連隊特殊作戦群250名 損害 戦死1,000~2,000名負傷4000~5000名拘束186名 戦死121名負傷305名墜落4機破壊52両 グロノヴェイルの戦い(ロフィルナ語:Guronoveiram fean、オクシレイン語:Fe an Guronoveir)は、グランドウィンド停戦協定以降の共立公暦592年、セトルラーム、ロフィルナ、オクシレインの三ヶ国間の合意に基づいて履行された軍事作戦である。戦争犯罪人の逮捕を目的とした紛争。係る逮捕作戦の実行にあたっては、ロフィルナ政府が主催する聖イドルナート祭の形式に従うことが条件とされた。そのため、同国正規軍による監視のもと、セトルラーム、オクシレインの両国が執行部隊を派遣し、問題の戦争犯罪人の拘束に至ったのだという。戦いの場として指定されたグロノヴェイルにおいては、先の転移者星間戦争において虐殺を扇動した陸軍部隊の指揮官が列席。その支持基盤となったロフィルナ国民の不満を抑えるべく伝統的な祭りとしての体裁が整えられた。責任追及の矢面に立たされたheldo主導国のセトルラームは同盟内部の衝突を避けるため、これに同意し、戦後処理を命題とする国際社会の妥協を促した経緯がある。 目次 背景問われるセトルラームの指導力 ロフィルナ国内における粛清計画 経緯商業区域サブストリート攻防戦 地下セクション防衛戦 犯罪人の確保とタワー上層における籠城戦 脱出経路における大規模火力レース 影響列強その他の国家間における確執 目的の達成と軍事的な敗北 ユミル・イドゥアム連合帝国の復興支援 関連記事 背景 問われるセトルラームの指導力 共立公暦590年。転移者の処遇を巡るラヴァンジェ及びオクシレインの対立は、主戦場となったシアップの紛争を過熱させた。これにより、対応を迫られた共立機構は平和維持軍を派遣し、事態の収集に乗り出したが、過剰防衛を禁じる厳格な規定が仇となって多くの犠牲を出してしまったわけである。この一連の混乱の中で、平和維持活動による支援を表明したheldo各国は現地に軍を派遣。これにより、平和維持軍の弱点を補えるものと期待されたが、heldo内部の温度差もあり、その実態は自国民の救出を優先するという極めて酷薄な作戦へと推移した。その主な原因として、ラヴァンジェ当局に対して反旗を翻したAIn(アリス・インテンション)の攻撃が激しさを増したこと。それに対して最も苛烈な報復に及んだロフィルナ陸軍の暴走によって事態の収拾に非常な困難を伴った経緯がある。この紛争は戦後処理を巡るオクシレインとセトルラームの外交問題にまで発展し、heldo内部においても責任の所在を巡る加盟国間の対立を引き起こすなど平和維持を命題とする協力体制の脆弱性が露呈した。時のヴァンス・フリートン.セトルラーム大統領は、そうした事態を打開するため自らコックス大宰相と会談。最終的にロフィルナ連邦含む現行同盟の瓦解を避けることで一致し、問題の戦争犯罪部隊について、どのような処遇が適当であるかの調整を続けた。 ロフィルナ国内における粛清計画 実のところ、コックス大宰相は増長する地方軍閥に手を焼いており、特に戦闘意欲が旺盛な過激派を如何にして処理すべきか腐心しているのが実情であった。転移者戦争における陸戦部隊の派遣も戦死による影響力の低下に期待していたのが正直なところで、予想以上の戦果を収めてしまった彼らに対し恐怖の首領たるコックスは軍事クーデターの危機に直面したのである。かといって、一度振り上げた拳を下ろすことは国内外に対して恥じるプライドもあるがゆえに認めるわけにはいかず、事態収拾のために訪れたフリートン大統領との交渉で難しい決断を迫られた。結果的に同盟関係を持続させることで一致した両者は他のheldo加盟国を納得させるための措置を検討。ロフィルナに対する当面の制裁措置を「事実上容認」する方向にシフトした上で、対黒丘政策の調整に入った。戦争犯罪人の処罰に関して、強力な確約を得たフリートン大統領はオクシレイン本国へ自ら赴き、セトルラームの本気度を「証明」する共同作戦の交渉を練り上げたのである。粛清準備を整えたコックス大宰相は、聖イドルナート祭の開催を名目として問題の戦争犯罪集団をグロノヴェイルに誘導した。この計画は、戦後処理を命題とする国際社会と勢力図の塗り替えを目論むロフィルナ政府の画期的な妥協点として推奨された。 経緯 商業区域サブストリート攻防戦 半径100kmにも及ぶグロノヴェイルの都市構造は円形の砲塔城塞で囲まれて久しく、中心部に一際目立つ高層建築物が鎮座していた。その名をリッケンフェール・タワーと称し、オクシレイン特殊作戦群を中核とする連合部隊は戦争犯罪の主犯たる多くの将校がビルの最上階に立てこもっている情報を確認したのである。作戦の実行にあたっては当初、無反動推進ヘリ10機を主体とする電撃戦によって速やかに中心部を制圧する計画が実行されるはずであった。しかし、先のコックスの策動を予想したティラスト派が事前の申請内容とは異なる部隊展開を実施し、この一連の動きを疑ったセトルラーム駐留軍の提案を受け入れる形で急遽陸路での進軍プランに変更されたのである。セトルラーム・オクシレインの両軍からなる連合司令部は、当初の予定である作戦開始時刻に修正を加え、ジェルビア時刻の午前3 00分、セ連機動海兵による大規模な面火力投射を加えた上での突撃を開始した。午前3 20分。商業区域に侵入したオクシレイン特殊作戦群は、第一特殊歩兵分隊、同火力支援分隊を繰り出し、正門ゲート付近の防衛にあたっていたロフィルナ民兵数百人を追い払った。同時にセトルラーム機動空兵による側面射撃が実施され、メインストリートに陣取る数千人規模の自警団を釘付けにしたのである。その隙に狭い路地へと躍り出た特殊作戦群は同自動車化歩兵分隊が有する兵員装甲輸送車に乗り込み、左右の建物から銃弾を浴びせてくる単独武装民兵数百人を蹴散らしつつ前進した。 地下セクション防衛戦 戦局は同4 00の時点でロフィルナ側に1000人以上の死傷者が生じる一方的な状況であったが、同4 30頃、メインストリートから押し寄せたグロノヴェイル自警団5000名超と接敵した頃から徐々に連合部隊にも被害が生じる事態へと推移した。これを受けて、サブストリートの左右を固めたセトルラーム機動部隊は後方の無反動推進ヘリ3機を投入。上空からの精密射撃による無慈悲な措置を講じてオクシレイン側の装甲車に道を開けた。同5 30分頃、一度に大勢を相手できない連合部隊は商業区域の地下セクションに陣地を築き、狭い経路からの突撃を試みる敵武装民兵の侵入を防いでいた。この時点でセ連機動部隊の死傷者数は52名に達しており、前線で戦うオクシレインの特殊作戦群もティラスト側の猛攻を受け、防御を固めざるを得ない事態に直面した。最終的には12両を盾に応戦を続ける体制となったが、ロフィルナ側も経路に積み重なった死体を盾に用いるなどしてじりじりと距離を詰めてきたのである。 犯罪人の確保とタワー上層における籠城戦 午後12 00の時点で3000人以上の死傷者を出した武装民兵は一時地下上層部に撤収。体制を整えた連合部隊は地下深層エリアの列車を拝借し、残った装甲車両とともに再び中心部に向けての行軍を再開した。12 55分から13 20分に至るまでの道中において夥しい数の武装民兵と接敵し、更に15人の死者と、94人の負傷者を出した。地上では残る8機のヘリがメインストリートに陣取る自警団主力を引き付けていたが、1機が撃墜された時点でゲート方面への撤退を余儀なくされた。墜ちたヘリのパイロットは暫く生存し、ハンドガンを用いて戦ったが、激昂した数百名のグロノヴェイル市民に殺到され、どうすることもできずに殉職した。13 30分頃、リッケンフェール・タワーの中層部に到達した連合部隊は地上から突き出された複数人の無惨な遺体を目撃することになる。セトルラームの機動海兵が地上からの追撃を阻止する中、オクシレインの特殊作戦群はタワー上層のティラスト派を拘束し、ヘリによる屋上からの脱走を試みた。しかし、遠方への後退を余儀なくされたヘリ部隊に駆けつける余力などなく、タワー内部での籠城を余儀なくされた連合部隊は事実上、死を待つのみの状況へと追い詰められた。 脱出経路における大規模火力レース 18 27分頃、絶望的な激戦の最中、降伏を検討し始めた、その時に状況が一変した。一階エントランスホールの戦いで通信が途絶し、行方不明となっていた機動海兵複数人が地下道からの自爆攻撃を実行し、メインストリートもろとも広範囲の道路を陥没させたのである。勝利を確信して酒盛りに興じていたロフィルナ側の民兵は無造作に積まれた強化弾薬の誘爆に巻き込まれ派手に散っていった。正面ゲートの手前で戦闘を継続するヘリ部隊はこの機を逃さず、直ちに連合部隊救出のための行動に打って出た。19 48分、1機の犠牲と引き換えに道中の激戦を掻い潜り、ついに連合部隊との合流に成功したのである。残る自動車化歩兵はセ連海兵を主力とする揺動作戦に参加し、複数のサブストリートを突っ切りながら敵主力の撹乱を引き受ける役割を演じた。20 30分に戦争犯罪者の護送を成功させた特殊作戦部隊は再び渦中の市街に引き返し、包囲されつつあった残りの生存部隊の救出にあたった。軍事的には全滅といっても過言ではない多くの犠牲と引き換えに目的を果たした連合部隊は順次市街からの脱出を成功させ、ロフィルナ正規軍が陣取る分厚い境界線を突破した。同正規軍の終戦判定にも関わらず、興奮を抑えられない多くの武装民兵が境界線を越えようとしたが、これまでとは比較にならない無慈悲な機関砲の斉射を受けて市内への撤退を余儀なくされたという。21 55分、問題の戦争犯罪者全員の無事を確認した連合部隊は、道中の地域パトローラーに道を開けるよう要求。双方の緊張は激発寸前にまで達したが、22 30分、現地の指揮官が渋々封鎖を解いたことで事前の約束は無事に履行された。 影響 列強その他の国家間における確執 23 27分、連合部隊はディース・ヴィ・ティラスト以下、拘束された戦争犯罪人を平和維持軍に引き渡し、長い一日の任務を終えた。これにより、関係各国の面目は保たれたが、ロフィルナ政府を率いるコックス大宰相の心境はもっと複雑であった。今作戦の成功で、少なくとも政権に歯向かう恐れのある不穏分子(戦闘狂)を一掃することには成功した。しかし、それは政権の安泰を確定するものではなく、国際社会に約束を履行させるための戦いの始まりを意味した。5月8日。一向に連絡を寄越さないセ連政府に痺れを切らしたコックスは、ラマーシャ、ファルランベルク、フィンスパーニア国境の緩衝地帯に砲弾を打ち込むよう指示。同5月9日に大統領が訪問すると、物々しい軍事パレードとともに派手な出迎えを実施し、即刻ロフィルナへの制裁を緩和するよう暗に恫喝したのである。額に青筋を浮かべ、柔和な表情のコックスを前に、全てを察したフリートンは工夫の余地など一ミリもないことを悟って対決姿勢に転じる覚悟を固めた。結論から述べると制裁自体は緩和され、ロフィルナの経済基盤に対する支援措置も講じられた。共立公暦655年、ラムティス条約に基づくロフィルナ王国の大量破壊兵器削減措置が実行されると、複数ヵ国による王国復興への更なる支援措置(事実上の通常戦力強化支援)も実施され、イドゥニア世界は以後暫しの平和を維持できる情勢となった。しかしながら、国際社会による対ロフィルナ外交への包囲網も形成されつつあり、これに不信感を募らせたコックスはユピトル連合など反大国主義的勢力との接近を強めたのである。そうしたロフィルナ政府の抵抗は、陣営間の馴れ合いを嫌うラヴァンジェ、メイディルラング、王政連合の国益と合致し、既存の陣営に対して広範な情報共有ネットワークの強化に繋がった。現行秩序の不安定化に直面した列強三国は物理的互恵関係の緊密化を推し進め、きたるべき軍事衝突の危機に備えた。 目的の達成と軍事的な敗北 今作戦における目的の遂行をもって、セトルラーム政府は国際社会における緊張の緩和をアピールした。一方、セ連国内における今作戦の評価は非常に厳しいものがあり、野党から損失責任の追求を受けるなど、多方面にわたってフリートン大統領の説明責任が問われたのである。オクシレイン政府も当初の予想に反して多くの犠牲を出したことに落胆しており、今後の戦略に活かしていく方針を示した。後にグロノヴェイルの教訓と呼ばれることになる、今次作戦の戦略的失敗をもって弱小と思われていたロフィルナ民兵の強さが知れ渡ったとされる。この一連の報道は渦中のコックス大宰相にとって好ましいことではあったが、同時に更なるセトルラームの軍事干渉をも覚悟しなければならない局面でもあった。セトルラーム・オクシレインの両国は帝国とともに陣営間のネットワークを強化することで合意し、責任問題の炎上に期待する一部国家の躍動を牽制した。 ユミル・イドゥアム連合帝国の復興支援 連合帝国の方針は元々、反民主主義を掲げるものであり如何なる形であれオクシレインとの関わりを否定するものであった。今次作戦の成功を受けて、民主主義諸国の更なる躍動を警戒したトローネ皇帝は、追求の矢面に立つフリートン大統領を支援するための大規模な支援物資の提供を申し出たとされる。これにより、当面の脅威となりうるオクシレインの内政干渉を牽制するとともに共立同盟におけるセトルラームの求心力低下を最小限に留められるであろうことが期待された。提示された支援プログラムのうち、係る戦闘において損害を被った軍人及び市民に医療、食料、その他の日用雑貨を、グロノヴェイル市役所にインフラ及び建造物の修復を、セトルラームに対しては破壊された兵器の補充を支援する。また、この履行にあたっては地元軍閥による着服の防止を徹底するため、連邦共同体の長たるアリウス女大公の名のもとに分配することで合意した。以上の施策により、イドゥニア世界における帝国のプレゼンス増大を懸念した王政連合は、史上異例となる共立同盟との合同軍事演習を提案。対するセトルラームは時期の悪さを理由に辞退し、その他の共立同盟諸国もほぼ同様の対応を示したが、ことロフィルナ王国に限ってはコックス大宰相の独断で受諾され大規模に実施するという行動に及んだ。事態のエスカレーションを望まないフリートン大統領の抗議に対し、ロフィルナ政府は主な支援対象となる自国の意向を差し置いてセトルラームが交渉の中心窓口となっている現状への不満をあらわにした。 関連記事 @Freeton2(執筆者) ロフィルナ王国 転移者星間戦争 ルドラトリス安全保障盟約 ネルヴェサ―民主同盟 文明共立機構/指定評価 セトルラーム共立連邦/国際関係 ユミル・イドゥアム連合帝国/国際関係 オクシレイン大衆自由国/国際関係 ラヴァンジェ諸侯連合体/国際関係 共立機構国際平和維持軍
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死者の日 死者の日 題名:死者の日 原題:Dia De Los Muertos (1997) 作者:Kent Harrington 訳者:田村義進 発行:扶桑社 2001.09.30 初版 価格:\1,524 『転落の道標』を読んだときには、エルロイとトンプスンの中間地点に立つ作家と感じていたケント・ハリントン。しかし本作を読んでみてこうも印象が違うと、まだまだこの作家の才能は出尽くしてはいないのだとの期待感が募ってくる。本書はよりエルロイに近い熱気を感じさせる作品。 舞台はメキシコのティファナ。破滅への秒読みを開始した麻薬取締官の24時間が始まる。最悪に最悪を重ねるなかで、ピュアな純愛を持ち続ける男。よりリアルで偶像にはなり切れない、弱さだらけの女。何とも距離感がありながら、情念と人生が絡まり合う関り方だ。皮肉で過酷で人生そものの男女関係だ。これぞファム・ファタールだ。 原題は11月2日ティファナで行われる死者の日の祭りのことを表わしている。祭りの夜に向けて街中の熱気がむんむんと高まってゆく。デング熱に浮かされ、死を友にしているような主人公は、掌からこぼれてゆく砂のような脆い希望に縋り付いて、濃密な時間にすべてを賭けてゆく。しかし賽の目は運命のなるようにしか転がってゆかない。 どちらかと言えばエルロイの小説によく出てくる主人公みたいだ。何もかも銃撃で蹴りをつけようとしてしまう。しかし善と悪の国境を行き来してしまう主人公の弱さ、優しさ、モラル、情動。こうしたすべてが奇怪で理不尽であり、熱にうかされた意識を通して、さらに燃え上がってゆく街だけが見える。狂気と冷静の彼岸を渡来する彼の脳味噌は吹き飛びそうだ。 登場人物各人の愛情がすれ違い、それぞれに孤独な死を迎えてゆく。誰もが誰かを愛し、組んでおり、誰もが誰かに裏切られ破滅に向かってゆく。すべてがエネルギッシュ。ひとたびページをめくった途端に火と血の祭りが始まる。広場に下り立つ宿命の女。何という名シーンであることか。 国境の砂漠を命知らずに走ってきた男の半年に立ちはだかる一日。それが死者の日だった。おびただしい死者と禿げ鷹の群れが印象深い作品である。原色のメキシコ。夕陽に染まる赤い血。解説ではゴダールに撮らせたかった作品と関口苑生が書いている。ぼくとしては、この血しぶきと情念の炸裂の数々を思うと、やはりペキンパに獲らせたかった気がする。激しいバイオレンスで綴られ、歪んだ疾走感をもたらしてくれる、狂熱のノワール! (2003.02.04)
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ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争とは TOP ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争とは [#aac7e217] ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 [#daa979b5] ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 国内累計130万本を記録した人気シミュレーションRPGが、10年の時を超えPSPにて復活。 大国イヴァリースを二分した「獅子戦争」を巡って、歴史の影に葬られた真実とは? のちの英雄王ディリータと若者ラムザ、2人の物語が綴られる。20種類のジョブに100種類以上のアビリティを組み合わせてキャラクターを成長させていこう。重要なイベントシーンは、キャラクターデザイン吉田明彦のイラストタッチを活かしたセルシェードムービーに進化。『ファイナルファンタジーXII』の人気キャラ・バルフレアが、新規キャラクターとして参戦。たまねぎ剣士、暗黒騎士などのジョブも追加など、さまざまな要素が新たに加えられている。 タイトル ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 対応機種 Sony PSP メーカー スクウェア・エニックス ジャンル シミュレーションRPG 価格 5,040円(税込) 発売日 2007年5月10日
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登録日: 2019/03/03 Sun 20 33 00 更新日:2024/03/10 Sun 18 18 50NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Keter SCP SCP Foundation SCP-4946 SCP財団 Thaumiel フィボナッチ数列 赤痢 駆けずり回って集めた実例よりも、法則性のあるエラーの方が格別に信用できる。 SCP-4946とは、怪奇創作サイトである「SCP Foundation」の本部において発見されたオブジェクトの一つである。 オブジェクトクラスは堂々の Keter 。 概要 SCP-4946とは、「赤痢による死亡者届出件数にて観測される確率論的異常」である。 このオブジェクトが出現して以降は、報告される1日あたりの赤痢による合計死亡者数が「2025/06/06以降の日数をnとした場合のフィボナッチ数列におけるn番目の値」となってしまっている。 しかも、一つ一つの赤痢による死亡例そのものは、目立った不審な点のないごく普通の細菌感染症による不幸な転機でしかない。その発生数が明らかに不自然であることを除いては。 以下、用語についてちょっと解説。 「赤痢」とは大腸の感染症の一種であり、一般的には赤痢菌が原因となる。発熱・腹痛および血液が混じった激しい下痢を主症状とし、重症化すると死に至る例も多い。明治時代の頃は日本でも大流行していた(*1)が、現代ではもっぱら衛生状態の悪い発展途上地域の病気となっている。全世界で毎年8000万人〜1億6500万人が赤痢に感染し、そのうち60万人が命を落としているという。コワイ! 「確率論的異常」とは、大雑把にいうと「理論上はいちおう起こりうるけど、まあ現実的な確率では絶対起きないよね」という奇跡に近いことが実際に起きてしまう異常である。例えばレアガチャで最高レアのキャラクターを10体連続で引くとか、つのドリルを10連続で命中させるとかいった、TASさんでもないと到底狙う気になれないような事象がホイホイ発生してしまうことになる。 「フィボナッチ数列」とは、ある項の数が1つ前の項と2つ前の項の和になる数列のこと。最初の2項はともに1であり、以降は1+1=2、1+2=3、2+3=5、3+5=8、5+8=13…と続いていく。1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,… 上記にもあるようにこのオブジェクトが出現したのは2025/06/06。現実世界より少しだけ進んだ時間軸で発生した異常であり、この報告書の視点も近未来で通常運行している財団によるものである。 …この説明だけではよくわからんと思うので、少し具体例を挙げてみよう。 具体的に考える SCP-4946の発生当日である2025/06/06。 この日に報告される赤痢の死亡者数は、フィボナッチ数列の第1項である「1」人となる。 つまり、この日のうちに赤痢によって命を落とした人は、全世界上に1人しか存在しない、ということになる。 先述した通り、本来であれば赤痢の年間死者数は60万人であり、1日あたりで割れば1650人程度が毎日死んでいるはずの病気である。 ところが、SCP-4946が発生させる「確率論的異常」により、世界中にいる今にも死にそうな赤痢の重症患者たちは、1人を除いて全員が「奇跡的に」その日の命を繋ぎとめてしまうのだ。 結果としてこの日に予定通り(?)赤痢で死んでしまった1人だけが、死亡者数として数えられ、報告されることになるのだ。 SCP-4946の発生翌日、2日目にあたる2025/06/07。 この日に報告される赤痢の死亡者数は、フィボナッチ数列の第2項。つまりまたしても「1」である。 この日にもSCP-4946の異常性により、全世界の赤痢患者のうち1人だけが落命し、それ以外の大多数は「奇跡的に」お迎えを跳ね除ける。 以降もこの調子で、SCP-4946発生からの日数に対応したフィボナッチ数列の項の人数だけ赤痢の死者が出て、死亡者数に数え上げられていくことになる。 3日目なら2人、4日目は3人、5日目は5人、6日目は8人…と、徐々にその数は増えていく。 …さて、勘のいい読者ならもうお分かりだろうが、この異常性、 とんでもなく危険である。 フィボナッチ数列は前2項の和を次の項に取ることから、その数は後になるほど加速度的に増える一方であり、決して減少することはない。 フィボナッチ数列の第20項は「6,765」。つまり、異常性発現から20日後には、赤痢により報告される死者数は本来の非異常性の死者数である約1650人を既に大幅に上回っていることになる。 こうなってくると、先述した「確率論的異常」は全く逆方向に働くことになる。すなわち、特に病気もなくピンピンしている人たちが、SCP-4946のせいで「奇跡的に」突如として集団で赤痢を発症し、そしてその日のうちにポックリ逝ってしまうことになるのである。 フィボナッチ数列の第30項は「832,040」。ここまで来ると、本来なら1年間に出るはずの赤痢死者数がたったの1日で出てしまうことになる。 もうパンデミックなどと言ってられる次元の話ではなくなってくる。 そして、フィボナッチ数列の第50項は、 「12,586,269,025」 。驚異の100億超えであり、赤痢による死者数が2019年現在の全世界の人口を上回ってしまうことになる。 言うまでもなく、人類が赤痢によって全滅する GH-クラス “デッドグリーンハウス”シナリオ の完成である。 SCP-4946が初めて発生した日から人類滅亡まで、たったの50日。 夥しい数の死者により、実際にはもっと早い段階で人類の社会機能は崩壊するだろう。 Keterクラスに分類されるのも頷けるというものである。 財団の特別収容プロトコルには 「SCP-4946は未収容です」 の一文があるのみ。 この確率論的な赤痢の暴威の前に、果たして財団に打つ手はあるのか!? (読者の皆さんも財団と一緒に考えてみよう!) 雑な解決策 さて、ここでSCP-4946の概要の最初の部分をもう一度見てみよう。 SCP-4946とは、「赤痢による死亡者届出件数にて観測される確率論的異常」である。 お分かりだろうか。 SCP-4946が異常な確率操作により実現しているのは、1日の赤痢による合計死亡者の「届出件数」、報告値の統計なのである。 つまり、SCP-4946は発生後の日数のフィボナッチ数に応じた「赤痢の死者を発生させる」ためではなく、フィボナッチ数に応じた「赤痢の死者数を報告させる」ために確率を弄っているのである。 SCP-4946発生からしばらくした後に財団はようやくこの性質に気がついたらしく、発生27日目にあたる2025/07/02には最終的な特別収容プロトコルが確立している。 その内容は以下の通りである。 財団フロント企業の「サニー・スカイズ分析」に、赤痢による日間死亡者数の集計と広報を担当させる。 財団は赤痢の死亡者数をSCP-4946発生以降の日数に応じたフィボナッチ数にして公表する。 実際の死者数に関係なく。 もし赤痢の実際の死亡例が財団以外の第三者によって報告された場合は、その報告を死者総数に加えて良い。その時点でSCP-4946は無力化し、Neutralizedになったと見なす。 以上。 性質さえ把握してしまえば、簡単な話だったのである。 SCP-4946は「赤痢による死者数の報告」を規定のものにするべく確率を改竄するのだから、だったら 最初からSCP-4946に規定された死者数を虚偽の報告として出してしまえば良かった のだ。 SCP-4946によって夥しい数の赤痢死者数が発生してしまう前に、財団は先手を打って夥しい数の(実際にはまだ死んでない)赤痢死者数を届け出た。 すると、SCP-4946の「死者の届出件数を規定のものにする」効果が引き続き発現していることにより、思わぬ副次的な恩恵が発生した。 既に規定の件数になっている死亡者報告数に、わざわざこれ以上の死者を加えてやる必要はない。オブジェクトによってねじ曲げられた確率は、もはや死者を出すことがないようにするために奇跡を起こした。 そう、赤痢による現実の死者数が0になってしまったのである。 こうしてSCP-4946の脅威は去った。 それだけでなく、患者を死に導く感染症であるところの赤痢も、ついでに根絶されてしまったのであった。 この功績を称えてか、SCP-4946のKeterクラス分類は取り消され、新たに Thaumielクラス に再分類されるという異例の経過を辿っている。 「Thaumiel?他の異常存在の収容には使えなくね?」と思うところだが、非異常性であるとはいえ赤痢だって立派な人類の脅威。それを抑え込めるのであればこの分類でも納得はいくというところである。 そもそも特別収容プロトコル制定までに27日かかっているところを見るに、それまでは現実に少なくない数の赤痢犠牲者が出ていたようだし。(*2) 「こまけぇこたぁいいんだよ」で済むか。 …さて、ここでもう一つ別の問題が浮上した。 「SCP-4946に規定された数の死者をでっち上げて報告する」のは良いのだが、その規定数はあくまでフィボナッチ数列に従って増加している。 つまり、SCP-4946の発生から50日後の2025/07/25には、先述した 世界人口を超える数の赤痢死者数をでっち上げて報告 しなければならなくなる。 いくら書面上の死者数とはいえ、こんな報告をして一般社会から不自然に思われないようにすることなんて果たして可能なのだろうか…? 致命的な赤痢症例の消失については財団諜報部ΘU-4946が一般市民の誤誘導に当たっているとの記載があるが、こちらの問題に財団がどうやって対処するつもりなのかは残念ながら報告書からは読み取れない。 まあ、情報改竄は財団の十八番なんだろうし、多分どうにか上手くやれる公算はあるんだろうが…気になるところである。 SCP-4946You Have Died of Dysentery(あなた は “赤痢” で 死にました) …たぶん書面上だけの話だろうけど。 余談 この報告書の原文は、数あるSCPたちの中でも指折りの短さを誇る。 その気になれば スマホのスクリーンショット1枚に収まる ほどである。 一見の価値あり。 また、このオブジェクトは当初は「SCP-4947」に投稿されていた。 しかしなんらかの事情があったらしく一つ前である現在の「SCP-4946」に移動されることになり、現在「SCP-4947」には同一作者による別の記事が投稿されている。 追記・修正は赤痢への医学的知識を持つ人にお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-4946 - You Have Died of Dysentery by UraniumEmpire http //www.scp-wiki.net/scp-4946 http //ja.scp-wiki.net/scp-4946(翻訳) この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 報告ってどこにするんだろう…国連?WHO?1/1の死亡者数が1/2に報告されるとしたら先手打って1/1-23 00とかにフィボナッチ数に基づいてでっち上げて報告しちゃえばいいってことかな。 -- 名無しさん (2019-03-03 23 44 11) 50日でKクラスってやばくね?→むしろ年間60万人の犠牲者を救える有能オブジェクトだったでござる -- 名無しさん (2019-03-04 09 44 00) ただ死者が出ない分食料とか他の問題が出てきそうな気もするが… -- 名無しさん (2019-03-04 20 14 26) ↑赤痢で死なないってだけでSCP-3984みたく死ぬことができないわけじゃないからへーきへーき -- 名無しさん (2019-03-04 22 10 47) 数年したら電子上ですらでっち上げが不可能になってそう -- 名無しさん (2019-03-04 23 25 06) 1年立つと書類上の死者が8531073606282249384383143963212896619394786170594625964346924608389878465365人になります…どう誤魔化すんだこれ -- 名無しさん (2019-03-04 23 31 45) 誤魔化す必要はないと思う。死者を出さないのが大目的で死人が出ないなら出鱈目な公表してるってバレてもいいじゃん。公表すら不可能な巨大数になる前に対処する必要はありそうだが -- 名無しさん (2019-03-05 00 34 26) ↑LV-クラス:捲られたベールシナリオに繋がるじゃんそれ -- 名無しさん (2019-03-05 09 37 58) 確率論的異常が上記の通りの内容だとするなら、世界の総人口がいきなり倍増するなんてことは確実にないだろうから総人口まで数値が増えたあとは毎日総人口ぶんの届出件数になるんじゃないか? -- 名無しさん (2019-03-05 09 47 17) 人類の総人口よりでかい数の赤痢患者の届出が出るのは確率的にありえんし -- 名無しさん (2019-03-05 09 51 35) 逆に人々から赤痢の記憶を消すのはどうか?架空の病の死者数なら人口超えてたって問題ない -- 名無しさん (2019-03-05 12 12 24) これ、フィボナッチ数列の無限級数和が-1になる(条件は無視して)ことを念頭に置くと、遥かなる未来における赤痢死亡者総数がマイナス1人になってしまうのでは…… -- 名無しさん (2019-03-31 16 06 55) ↑赤痢で死んだ人間の一人を生き返らせれるようになるのか、ワロタ -- 名無しさん (2019-04-11 22 09 58) せきりです。しくよろ。 -- 名無しさん (2019-04-11 22 41 48) あかしけやなげひいろのげりよくさはみねはみはらこわせ -- 名無しさん (2019-04-11 23 00 57) これってフィボナッチ数列に従う必要すらあるのかな。10の何乗人死にましたって概数の報告でもよさそう。検証も簡単。 -- 名無しさん (2019-04-24 19 44 22) 「死者の届出件数を規定のものにする」という特性から、ケアレスミスなどによる届け出件数の間違いは起こり得ないと推察する -- 名無しさん (2019-05-24 01 52 12) 「届出件数」だから届出さえ出しておけばそれが公式に受理されなくてもOKとかなのかな。 -- 名無しさん (2019-09-08 20 19 08) ちなみにメタタイトル、「あなた は “赤痢” で 死にました」と妙なスペースがあるのは、レトロゲームを意識しているからと思われる。というのも「You Have Died of Dysentery」というのは、「The Oregon Trail」という1971年から今まで使われている西部開拓を学習するためのシミュレーションゲームの定番フレーズ(過酷な旅なのでよく伝染病で家族が全滅する)で、学校でプレイさせられるのでアメリカではみんなが知っていてネタにされるほどらしい。 -- 名無しさん (2019-09-08 20 26 13) 何故こんな現象が発生しているのか黒幕的なものがあるのかは不明なままってのが、腑に落ちない一方で古く素朴なSCPを思わせるな -- 名無しさん (2019-10-13 17 18 04) SCPオブジェクトなんて大半は自然現象みたいな起源不明・自然発生型でしょ -- 名無しさん (2019-11-01 14 19 21) 赤痢の犠牲者をフィボナッチ数列分でっちあげるヘンテコ企業として世間に認知させます -- 名無しさん (2019-12-12 16 34 40) 案外「どこでもいいから世界で最初に公開された赤痢の死亡者届出件数」が条件だったりして。財団の管理する一般人の見られないwebページでも、なんならどっかのサイトの掲示板(物理)でも -- 名無しさん (2019-12-12 17 13 19) 原語版でも対象は「report」だから、届け出さえしてればそれが受理されなかろうが最終的な公式統計にならなかろうが関知してないっぽい -- 名無しさん (2020-03-23 14 32 38) これ財団世界の研究者はよく実際の人数じゃなくて報告の人数に関連するオブジェクトだって気付いたな…というかどうやって気付いたんだろう -- 名無しさん (2020-09-17 14 05 32) たまたま届け出が間に合わなくて、実際の死者数がフィボナッチ数からズレが発生したのが26日目とか -- 名無しさん (2020-11-26 10 59 15) 26日目だと死者数が多くてミスとかも増えるだろうしな。あるいは多重カウントで届け出数間違えたら実際の死者数が減ったとかかも -- 名無しさん (2020-11-27 14 55 45) 逆にこれ、なんらかの手違いで報告が行われなかった場合ある日突然全人類が赤痢で死ぬ可能性があるってことだよね… -- 名無しさん (2020-12-03 06 38 26) ↑怖さがクソザコ城っぽい方向になってしまったw -- 名無しさん (2020-12-03 10 22 31) ↑↑人類全滅すると「届出」する人間も受ける人間もいなくなるんで……ちょっとパンデミックになるけどまあまあ普通の範囲で、そのくせ全報告を合計すると何故か地球上の総人口超えちゃうようなミスが多発するんじゃないかな。同様に、赤痢菌が根絶されてるのもあくまで財団視点であって、実際には年60万の通常の範囲で人は死んでるんだが隠蔽されたり見落とされたり、報告ミスで届出されてないだけな気がする。 -- 名無しさん (2021-01-04 19 24 29) 数列のほうが書き換わるような現実改変では対処できな…ってそれはそれでkクラスか。 -- 名無しさん (2021-03-25 23 19 11) 何もしないと人類滅んで法則守れなくなるから、SCP自身の誘導力によってこの管理方法が生み出されていたりして。さらに莫大な届け出数になっても破綻しないよう技術の進歩もこいつによって促されてたりして。 -- 名無しさん (2021-04-13 08 28 39) 第n項人って書けばさらにすっきりするな。 -- 名無しさん (2021-12-09 20 41 23) マナ財団が喜びそうなオブジェクト(?) -- 名無しさん (2024-03-10 18 18 50) 名前 コメント
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登録日:2009/10/14(水) 02 47 11 更新日:2024/01/03 Wed 19 45 18NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 WAR お前ら人間じゃねぇ! この世の地獄の見本市 よろしい_ならば戦争だ イザク ウォー クリーク サイボーグ009 サーシェスの大好物 パワーバランスの崩壊 ビジネス モンティナ・マックス ロード・オブ・ウォー 不景気 人口抑制 人間狂って結構 人類 仮面ライダーソロモン 仮面ライダービルド 内乱 内戦 吐き気のする『悪』 哲学 国家公認 国家犯罪 地政学 地獄絵図 大戦 大義名分 少佐 少佐殿の大好物 平和を望むなら戦いに備えよ 弾の数だけカネが舞う 必要悪? 戦争 戦争映画 戦争犯罪 戦争論 戦争=ビジネス 手段 技術革新 文化 新機動戦記ガンダムW 明日は我が身 歴史 死の商人 殺人 滅ぶべき存在 物不足 犯罪 現実 科学は戦争で進歩する 紛争 終わりの始まり 経済学 経済戦争 絶対悪 自然な状態 色々なものが「おかしく」なる 虚無 血と涙が流れる行為 軍事 軍事費の無駄遣い 戦争は一つの政治的行為である。戦争は他の手段をもってする政治の継続にすぎない。 クラウゼヴィッツ『戦争論』より 百戦百勝は、善の善なる者にあらず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり 孫武『孫子』より 「人間狂って結構」、それが戦争だ。 新機動戦記ガンダムWより 戦争について-ドクターJ- 概要 戦争(せんそう)とは 狭義では国家間の利益調停の最終手段として用いられる外交交渉の一形態。 また、政治的観点では国民の不満を回避する為の手段とされることも多々ある。 同じ武力交渉でも国対国でない場合や小規模・局地的・非公認の場合、紛争・事変等といわれる。 転じて人々が激しく争う様を比喩的に表す。 例 受験戦争 値下げ戦争 交通戦争 聖杯戦争 図書館戦争 クローン戦争 最終戦争 試験召喚戦争 きのこたけのこ戦争 常に人類とともにあった存在だけにとても10000字程度ではまとめられない凄まじいジャンル。 戦争を語ることは人間を語ることに相当するのではなかろうか? 常に戦争は不幸災厄の象徴でもあったが、核兵器の実用化によって大規模な戦争は人類を滅ぼしかねない状況になってゆく。 『人類が戦争を根絶させなければ、戦争が人類を根絶させるでしょう』 現実問題として戦争は人類のいる限り根絶不可能と考えられている。 全人類共通の基準は存在しえず、互いが競争関係にあり、それを仲裁する絶対的存在が不在だからだ。 文化や宗教の違いなどきっかけは様々だが、突き詰めると領土・資源の奪い合い(ないし経済格差)という生存競争の根本に関わる問題がある。 しかし多くの災害・犯罪・事故同様、ある程度の制御は可能であると推測される。 冷戦後、大国同士の総力戦が事実上不可能であることを考えると、益々「目に見える」戦争は少なくなっていくだろう。 まあ、無きゃ無いにこした事はないが。 戦争の「ルール化」 同一文化圏等の閉鎖的環境においては暫し儀式化することもあったが、 技術が発達し死傷者が激増するとともに、国際法が制定され戦争のルールが明文化されるようになる。 最初の戦争関連国際法は1648年に締結された30年戦争のウェストファリア(ヴェストファーレン)条約とされる。 これ以前はフェードアウトか完全な征服、もしくは A公「結構死んじゃったけどどうするよ」 B王「そろそろやめようか」 A「そうしよう」 B「領土はどうする」 A「今持ってるとこでいいっしょ」 B「ほいよ、じゃあこれからよろしく。」 といった感じだったようだ。 主な戦争に関する国際条約・法 国際連合憲章 外交関係に関するウィーン条約 宇宙条約 捕虜の待遇に関する条約 集団殺害犯罪防止及び処罰に関する条約(ジェノサイド条約) ハーグ陸戦条約 南極条約 CTBT 戦争と科学 現代文明を形作ってきた科学技術のほぼ全ては戦争に端を発するか、戦争によって進展してきたといえる。 古くでいえば、鉄は間違いなく戦争と共に発展してきた。 缶詰はナポレオンが遠征のために作らせたものだし、wiki籠り諸兄の目の前にある機械も元は軍事技術である。 また、技術革新には戦争は必要不可欠と唱える者もいる。 しかしながら現代の戦争において(人的資源を含めた)コストがリターンに見合うかは疑問視されている。 過去、戦争が技術を発展させてきたからとてこれからもそうであるという保証はない。 アインシュタインの「第4次世界大戦は石とこん棒で戦うことになるだろう」という言葉が代表的だろう。 また「歴史」がおとぎ話から学問になったきっかけも戦争である。 芸術文化にも多大な影響を与え、時にその惨禍を、時に栄光を知らしめるためにおおいに用いられた。 人の生存本能に直結するこの事象は有史以来、いやおそらくはヒトという存在が生まれたときから人々の関心事の中心にあったのである。 ヲタク(サブカル)と戦争 初の活字印刷が軍学書だったように、昔から極めると社会的地位が確固(軍人や軍事研究家)となる数少ない分野である。 と同時に、そのベタさは学園モノに勝るとも劣らざる作品数を誇る。 人間あるところに戦争あり、ということなんだろうか? ストーリーの終着点が明確かつ、小道具・イベントに溢れ、様々な人間の織り成す群像劇。 主人公の立場・能力・性格によって王道的な成長譚・冒険譚からブラック ヘビーと非常に応用が効き、 日常と非日常、正気と狂気、整合と矛盾が同居する異常性は人間の内面を考察する「物語」にとってまさに適当な舞台でもある。 日本ではその特異性から、サブカル、趣味でしか「戦争」を取り扱えなかったともいう。 日本においての戦争 現在の日本国では、憲法により交戦権を否認している。 じゃあなんで自衛隊があるの?という疑問は当然である。 一般的な意味での交戦を禁止されているのならば自衛隊は意味がないはずだからだ。 しかしながらこの交戦権、国際的にはほぼ定義付けされておらず曖昧なものである。 そして国家の自衛権は否定されておらず、 この自衛権の行使によって外見上交戦と同じ結果が発生しようとも、それは交戦権の行使とはならない。 というスーパー曲解政府解釈により自衛隊は存在している。 正しい戦争 非戦論的立場と必要悪論で日夜不毛な争いを繰り広げている。日本で言えば所謂9条問題。 日本人の一般人の多くは「戦争とか怖くね」という短絡的な言葉で片付けがちだが非常に重要な問題である。 現在の主流は【消極的正戦論】。専守防衛などが例としてあげられるが、これはゲーム理論に於ける効率的な答えが「応戦」だからだと思われる。 「いったい何が始まるんです?」 「追記・修正だ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1回リセット また煽り合いになるようならコメント欄撤去も考慮ということで -- 名無しさん (2014-04-04 18 58 01) 乙。じゃあ皆平和的に行こうぜ。 -- 名無しさん (2014-04-05 17 55 19) かつて、きのこたけのこ戦争があった -- 度無 (2014-04-05 19 35 49) ↑まあ今はあっちの方はほんわかしてるんだけどな -- 名無しさん (2014-04-05 19 38 06) 今、フィクションにおける戦争はどうなっているのだろう?昔は第三次世界大戦ものがたくさんあった、いまじゃ、対テロ・ゲリラのように世界各地が戦場じゃなくなってきた -- eba (2014-06-21 18 33 49) 戦争が好きだったから世界史が好きになった -- 名無しさん (2014-08-02 09 25 09) 文明の進歩は戦争と共にあり。しかし戦勝国も敗戦国も「戦争を回避できなかった」という点では同じ穴の狢 -- (2014-08-02 10 05 03) ↑文明とはちょっと違うが、社会保障制度の原形が傷痍軍人の救済策だったりするしね。 -- 名無しさん (2014-08-02 19 23 41) あまり恐れすぎるのも考え物。望まなくったって起こるときは起きてしまうんだから -- 名無しさん (2014-08-02 19 24 52) 戦争の本質は弱肉強食の地獄なんだよな。サイコパスとか悪いやつが生き残りやすい世界だよな。だから戦争が起こると虐殺も起こりやすい。 -- 名無しさん (2014-08-13 19 13 50) 戊辰戦争(定型) -- 名無しさん (2014-08-13 19 30 26) ↑×2つまるところ、他の動物でいうところの「縄張り争い」だからな。虐殺にしても、人間と同じヒト科であるチンパンジーもやるからな。 -- 名無しさん (2014-08-13 19 44 17) 所詮、猿は猿だな -- 名無しさん (2014-08-13 19 55 40) 戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む。 -- 名無しさん (2014-08-14 00 39 27) 高橋葉介氏の宵町通りのブン、だっけかな。「パパを待ちながら」は名作。自ら煽って起こった戦争で、自国が負けそうになると「勝つ戦争は賛成だが、負ける戦争は反対だ!」とのたまう、民衆の身勝手さが描かれている。 -- 名無しさん (2014-08-14 10 27 42) ↑でも実際負け戦はやらないに越したことはないからね -- 名無しさん (2014-08-14 12 08 40) ↑ラストは、民衆が自ら持ち上げた独裁者一人に責任を押し付けて縛り首にしてしまう。因みにその独裁者はヒットラーそっくり。 -- 名無しさん (2015-01-12 22 59 39) 身体的に優秀な人間から戦争に行き、不健全な人間ほど後方に残るから優生学的には悪い行為という話を昔聞いた -- 名無しさん (2015-01-19 20 05 48) 地球や宇宙でさえエネルギーや鉱石などの資源が有限な時点で永遠に戦争と貿易と言う名の経済は終わらない -- 名無しさん (2015-01-19 20 28 27) ↑経済競争が抜けてしまった… -- 名無しさん (2015-01-19 20 29 21) 結局はパワーバランスの問題だよな。そのバランスが崩れた時に戦争になる。だからそのバランスをいかに崩さないかが戦争を回避する鍵になる。少なくとも俺はそう思ってる。 -- 名無しさん (2015-04-23 23 03 03) 自衛隊持つことや集団的自衛権とかつての世界大戦は全然違うんだよなぁ… -- 名無しさん (2015-04-23 23 06 07) ↑×2あと、当事者にならなければ、戦争はビジネスチャンスとして利用できる(朝鮮戦争の特需で日本が儲かり、戦後復興の原動力を得たことはよく知られている)という点も見逃せまい。戦争に代わる巨大商機の開拓も必要だ。 -- 名無しさん (2015-04-23 23 10 38) 今日日戦争する方が不経済で無駄が大きいんですが… -- 名無しさん (2015-04-23 23 13 01) ↑「当事国」はそうだ。だが、当事国にいろいろ売り付ける外部は儲かる。だからよその戦争を煽る。 -- 名無しさん (2015-04-23 23 15 47) せやな。アメリカやソ連がアフガンとかで煽ってた戦争は外道にも程がある。反面よくこんな美味しい儲け方を考えつくもんだと関心したわ -- 名無しさん (2016-07-07 23 34 55) 実在の政治宗教民族は荒れるからやめろっつってんだろ -- 名無しさん (2016-07-07 23 36 17) 兵役で学んだことはただ一つ。人は・・・過ちを繰り返す -- 名無しさん (2016-07-08 00 07 07) ↑そういやfallout4のパパママって、実際どのくらい兵役してたの? -- 名無しさん (2016-07-08 00 10 02) 戦争が無くならないのなら、全世界で必要最低限の人数に間引きするまで戦うのもいいと思う。そうすれば、戦争なんてそのころにはなくなってるだろ。「これ以上叩けば人類は絶滅する」ってな。 -- 名無しさん (2016-10-05 15 20 25) その程度で回避できるなら密猟はとうになくなってるよ。自分の利益が殺戮を上回る、という価値観を持つ人をどうにかしない限りは。 -- 名無しさん (2016-10-13 13 47 00) ↑2その「必要最低限の人数」ってのを誰が決めるんだって話だよ 「自分以外はみんな敵」、「敵が一人でも生きてるのは許せない」って奴もいるんだから -- 名無しさん (2016-10-13 14 32 00) 仮面ライダー鎧武のフェムシンムみたいな奴らが現実にもいるのか...... -- 名無しさん (2016-10-13 14 54 49) 戦争して喜ぶのは戦争屋だけだな -- 名無しさん (2016-10-13 15 03 16) ↑悪い言い方しちゃうけど、戦争ものに興味のあるDQNも喜びそうだな。ちなみに戦争経験のあるウチのじいさんに聞いたら「戦争は理性で押さえつけられてた破壊衝動や隠れていた陰湿さが露呈する。」や「今の若い世代は経験してないから、(銃や戦車や戦闘機といった)「男のオモチャ」に強く魅力を感じてるのには抵抗がある。」なんて言ってたな。 -- 名無しさん (2016-12-03 12 39 46) 日本人が平和ボケして日本死ねになってる現状、いっぺん戦争を適当なところに仕掛けて自国民に戦争というものを教えたほうがいいんだろうか。そこから段々戦争の数を増やしていけば、日本人は民度を上がり犯罪で人が死んだり自殺することもない平和な国になるんだろうか。そんなので平和になってほしくないけど -- 名無しさん (2016-12-03 13 24 13) ↑年がら年中戦争中のアメリカの犯罪率は余裕で日本超え。自殺率も日本と大差ない。いくら戦争しても民度なんか上がる訳ないよ -- 名無しさん (2019-10-19 22 09 46) 謝らないから戦争になる、という人もいるが無理。少なくとも最初はそれが正しいと思ってやってるんだから、「自分が間違ってました」と自発的に認める必要がある。それには、例えば主権をとっている勢力に対して、真っ当な対案を示せる国民からの信頼度と国への貢献意識が高い組織とかが必要。 -- 名無しさん (2021-02-21 11 22 52) 本質的に人間は戦争が好きなんだよな。 -- 名無しさん (2022-01-22 16 23 55) 日中戦争に行っていた兵士曰く「戦争は文化への一方的な破壊だと思っていた。しかし実際に戦争を通じて分かった。文化というものは戦争からも生まれるのだ」。人類のキャパシティからすれば、戦争も文化の素材の一つ、養分として包摂しうるものなのかもしれん。少なくとも人類がアフリカを出て七万年、数多くの戦争が起きたが、人類を滅ぼす戦争はいまだかつてなかったのだから。 -- 名無しさん (2022-01-22 18 06 53) ↑道具の発達が日中戦争だったら人類を滅ぼさないレベルだが、現在使える最大の武器(核やプルトニウム)を積極的に使ったら確実に滅びるし、それでなくても化学兵器の発達で子孫がヤバイレベル(マスタードガス系ではなく枯葉剤)だから武器によるとしかいえない -- 名無しさん (2022-01-22 18 38 29) 祖母が戦中育った人で女学校まで行けたが(その女学校も勉強だけできる環境ではなく軍事工場に働きに行っていた)戦争の影響で進学ができなったりする時代の犠牲者がでるから、ないに越したことはないわ。本土で戦中をすごした叔父さんも、戦争後期には食べるものがなくて蛆の湧いた魚食べるはめになったし。 -- 名無しさん (2022-01-22 18 44 07) 21世紀に侵略戦争が始まるとはなあ -- 名無しさん (2022-02-24 14 56 39) 国際社会も20〜30年で情勢が -- 名無しさん (2022-03-07 17 54 46) ↑かわるから、大きな戦争が起きる可能性はつねにありますしね -- 名無しさん (2022-03-07 17 56 20) 「三代目」辺りの時代には何かが起こるよ。なんだかんだいっても、そのくらいしか保てないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-04-17 01 41 30) 人間は、争いを避けるとかいう本能が欠如してるんだっけ? だからかなぁ... -- 名無しさん (2022-04-17 02 34 21) 今やインフラになってるインターネットも戦争の産物だもんなぁ。 -- 名無しさん (2023-07-09 00 02 50) 名前 コメント
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