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「連峰は晴れているか」の各話あらすじ ストーリー|氷菓 公式ホームページ このページでは、アニメ「氷菓」についての各話あらすじについて分かりやすく詳細に紹介していきます。 初見さんにでも理解できるよう、解説などを交えながら紹介します。 多少のネタバレがあります。また真相や種明かしに関しては反転処置を取らせていただきます。ネタバレを見る場合、自己責任でお願いします 加筆・修正・編集大歓迎。 第十八話「連峰は晴れているか」 第十八話「連峰は晴れているか」 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 名前 コメント 作成 -- ainsworth (2012-09-02 20 35 06) あらすじ素分作成。 -- ainsworth (2012-09-01 19 13 11)
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日本民族掃討 +ニュースサーチ〔日本民族絶滅計画〕 IAEAが福島原発処理水の検証から「韓国の被害」を除外、韓国メディアは「日本を後押し」と批判 - ニコニコニュース 無残な民族浄化の「首謀者」に日本が叙勲...恥ずべき過ちだ - Newsweekjapan 拷問、ジェノサイド、人権無視がDNAに刻まれた中国 - JBpress 中国は「ウイグル人絶滅計画」やり放題。なぜ誰も止めないのか? - Newsweekjapan ● 日本民族絶滅計画〔ノイズレスサーチ〕 ● 日本民族絶滅計画〔blog Google検索〕 ● 日本民族絶滅計画〔DuckDuckGo検索〕 .
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概要 祖国に嫌われているとは、Futtyによる命に嫌われているの共産趣味ソ連替え歌である。
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キャラクター等を指す用語 @ カルスのプレイヤーキャラクターを指す 。 h エルモラドのプレイヤーキャラクターを指す。プリ―ストのhp増加魔法を指す意味での「h」との混同に注意。 NPC non player character の略。人が操作していないキャラクターのこと。一般的には店舗キャラ・警備員・イベントやクエストを担うキャラなどを指して使われる。 mob moving object の略。一般にはモンスターのことを指す。 スキル等を指す用語 bバフ Buffの略称。プリーストのhp増加魔法、防御アップ魔法のことを指す。あなたがバフプリ―ストで「bください」と言われたら、hpと防御をかけてあげましょう。 hhp Buffの一つ、HP増加補助の略称。あなたがバフプリ―ストで「hください」と言われたら、hpをかけてあげましょう。エルモラドプレイヤーキャラを指す意味での「h」との混同に注意。 d防御 Buffの一つ、防御アップ魔法のこと。あなたがバフプリ―ストで「dください」と言われたら、防御をかけてあげましょう。 f足 ログのスキル「スウィフト」の略称。あなたがログで「足下さい」といわれたらスウィフトをかけてあげると喜ばれます。 狼 ログのスキル「ストレングス・ウルフ」の略称。あなたがログで「狼」といわれたら狼が切れているのでかけてあげてください。 r抵抗 RESISTの略称。プリーストやウィザードに抵抗魔法をねだられる時に使われる。状況に応じてプリーストの抵抗(毒&魔法&呪い)かウィザードの炎、氷、雷抵抗をかける。 c cutの略で「補助切れ」。足c、狼cという風に使われる。補助をそろえるためにcで意思表示をすることで、掛ける側にも分かります。 ac All cutの略。バフを揃える時等バフ切れ前に途中ですべてのバフを切る時に使う。 qキュア プリ―ストとログのスキル「キュアカース」のこと。スピがかかっているので、qしてあげましょう。 sサモ ウィザードのスキル「サモンフレンド」の略。あなたがwizで「s」といわれたら発言者をsしてあげてください。 状態を示す用語 fd80凍結こおった 発言者がウィザードのスキル「フリージング・ディスタンス」で動けなくなったことを、ptに知らせるために発言する。 t コマンド命令「/town」の事。状況が危なくなったり、何らかの理由で安全地帯へ戻る時にタウン前、または後に「t」の発言をしてほかのPTメンバーを誘導する意味合いがある。 gjggg Good Jobの略。主に敵国プレイヤーを倒した際や守備兵長等を倒したときに用いられる。
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私はきっと毎日笑っていられる。 もしこの先、誰もいない世界に一人取り残されたとしても。 ――――― 律「澪ーっ!!!」バタバタ 澪「朝から元気だな、律は」 律「そうかー?私は普通だぞ?」 澪「じゃあ普通がやかましいんだな」 律「澪しゃんひどい!!」グスッ 澪「うそうそ」 律「んもー!せっかく澪ちゅわんが一人で寂し~く登校してるから、私が来てあげたのにー」 澪「別に寂しくないけどな?」 律「またまたぁ~!この前私が一緒に帰れなかった日…… 澪「!?うるさい!!///」ボカッ 律「あいたっ」 澪「バカ律」 律「ちぇーっ」 ??「りっちゃーん!!」 律「んあ?」クルッ 唯「りっちゃーん、おはよ~!!」ヒラヒラ 律「おぉ!唯隊員ではないか!!」ビシッ 唯「はっ!おはようございます隊長!!」ビシッ 澪「……置いてくぞ?」 ??「お姉ちゃーん、ピック置きっぱなしだったよー?」タッタッ 唯「おぉう!忘れてた!ありがと~憂~」 憂「気をつけてね?」 唯「了解であります!」ビシッ 憂「そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ~」クスッ 唯「わかってるよ~」 憂「私当番だから先行くね?」 憂「律さん、澪さん、お先に失礼します」ペコッ 律「おう!頑張れ!」 唯「りっちゃん澪ちゃん!私たちも行こ~」 律「そうだな」 澪「早く行かないとムギ待ってるぞ」 唯「そうだね~。あ、今日のお菓子なんだろ~」ウキウキ 澪「まったく…」 律「よぉし、唯!そこの校門まで勝負だ!」 唯「負けないよ!!」 ここまでは、見る人のほとんどがほんわかとした“日常”の雰囲気。 私の些細な思いつきによる一言が、日常を壊していくなんて思いもしなかった。 そして、その日常ではない世界――すなわち“非日常”は、私を苦しめる世界だということを、あの時の私はまだ知らなかった… ――――― 唯「りっちゃん!!!!!」 澪「律……!!!!」 律「……イ…ミ……デヨ……タ…」 澪「り…つ……?」 律「」 唯「りっちゃん!!誰か!!誰かあぁぁぁ!!!」 ――――― 律「唯も澪も無事でよかった…」 そう言ったあとは、覚えてない。 あれ、その前に何があったんだっけ。 二人が私の名前を呼んで……。 その前は――― おかしい。 思い出せない。 でも、“無事でよかった”ってことは、二人に何かが起こりそうだったってことか? あれ、唯って誰だ? 澪って名前の人、知り合いにいたっけ? そもそも、私の知り合いって誰だ? 私を呼んだ人ってどんな顔だったっけ? “私”って――――誰だ? ――――― 紬「りっちゃん…」 澪「………」 唯「……りっ…ちゃ……」グスグス 梓「…律…先輩……」 誰かが何かを言っていて。 誰かが啜り泣いていて。 誰かが何かを呟いていて。 それは、私に対しての言葉なのかさえわからない。 上手く耳が機能してないらしい。 でも、楽しそうな話をしているわけじゃないということは、何となくわかった。 徐々に意識がはっきりしてくる。 最後に呼ばれた“りつ”という名前。 ということは、おそらく“私”=“りつ”なんだろう。 “りつ”は“律”とでも書くのだろうか。 さすがに“率”とか平仮名ってのもおかしーし。 まあ、目が覚めたら思い出せるよな。 で、私はどうして眠っているんだ? こんなに自問自答ができるほど意識がはっきりしているというのに。 自分とか他人とかについての記憶はないが、知識とかの記憶は残っているのに。 目の開け方がわからない。 周りで誰かが何か喋っているけど、言葉として聞こえてこない。 なんで?どうして? 最後に私が言った言葉、あれが、今の私の状況に関係しているのだろうか。 “唯も澪も無事でよかった” …無事? ってことは、私はその無事じゃない出来事に巻き込まれたってことか? だから、今こんな状況に立たされているのか? わからないけど、多分そうなんだと思う。 というか、そうであって欲しい。 原因もなくこんなのになったなんて、理解できないしその事実から目を背けたくなるから。 このまま、私はずっとこのままで生きていくのか? そんなの嫌だ。 目を覚ましさえすれば、きっと、元の生活が待ってると思うから。 早く、思い出したい。 自分のことも、こうなった経緯も、私が“唯”“澪”と呼んだ二人のことも。 ――――― 唯「私のせいだ………」グスッ 紬「唯ちゃん…」 唯「私が…ちゃんとしてれば……」グス 唯「そしたら…そしたらりっちゃんは…こんなにならなかったのに!!!!!」ポロポロ 梓「…唯先輩…」ギュッ 唯「あず…にゃん…?」 梓「その時の状況はよくわかりませんが、後悔したところで、今は何も変わりません。今は……今は、律先輩のためにできることをしましょう…?」ポロポロ 唯「…でも…!」 紬「唯ちゃん…。私もその場にいなかったからわからないけど、きっと唯ちゃんのせいじゃないと思うの。仮に、唯ちゃんのせいも含まれてたとしても……それは唯ちゃんだけのせいじゃないわ…」 唯「…私のせいなんだよ…!!!!全部!!」 唯「私が…私があの時……!」 紬「唯ちゃん、落ち着いて?」 唯「落ち着いてなんていられないよ…!!!!」 唯「私が……………」ポロポロ 紬「唯ちゃん」 紬「大丈夫、唯ちゃんのせいじゃないから……」ナデナデ 唯「……でも!……それとも、りっちゃんが悪いっていうの?」 紬「ううん、りっちゃんは悪くないわ……。誰も悪くないの」 紬「誰も悪くないのよ………」ポロポロ 唯「………」 梓「…もう面会時間終わりですね……」 紬「明日は土曜日だし、また明日来ましょう…?」 梓「そうですね…」 唯「…うん……」 紬「私、澪ちゃん呼んでくるから、先帰ってていいわよ?もうこんな時間だし……」 梓「でも…待ってますよ?」 紬「いいわよ、二人は方向違うし。もし何かあったら嫌だから、二人で先に帰ってて?…それに」 紬「…澪ちゃんも、きっと一人で気持ち整理したいだろうし……」 唯「………」 梓「…そうですね……では、また明日…」 紬「ええ…」 梓「…行きましょう、唯先輩…」 唯「………………うん…」ボソッ 紬「…バイバイ、唯ちゃん、梓ちゃん」 唯「………」 梓「はい、さようなら」 紬「…………」ガラッ 紬「………澪ちゃん…帰りましょ……?」 澪「…………」 紬「澪ちゃん…」 澪「…………」 紬「澪ちゃん」 澪「…………」フルフル 紬「ダメよ…面会時間すぎてるもの……」 澪「…………」フルフル 紬「澪ちゃん、こっち向いて?」 澪「…………」 紬「……向いてよ…」グイッ 澪「!………」ポロポロ 紬「…!……辛いよね、澪ちゃん、……とっても辛いよね…」ギュッ 澪「…………む…ぎ………」ポロポロ 紬「りっちゃん、目覚ますから………絶対絶対…りっちゃんは、目覚ましてくれるよ……」ポロポロ 澪「…………」ポロポロ 紬「だって…りっちゃんは…、りっちゃんは、澪ちゃんをほっとくはずがないじゃない………」 紬「…ずっと一緒にいたんだもの……」 紬「……りっちゃんを信じよ…?……ね、澪ちゃん…?」ギュー 澪「…………」 澪「……………そう…だよな…」 澪「……りつ………」ポロポロ 澪「……はやく、おきてよ………」ポロポロ ――――― どのくらい寝ていたんだろう。 なんか夢を見た気がするけど、覚えてない。 次夢を見たら、ちゃんと覚えておこう。 記憶を取り戻す手がかりになるかもしれないから。 相変わらず目は覚めないままで、頭だけが働いている。 こんな生活いつまでつづくんだろう? 今、私はどこにいて、どんな服を着て、どんな風に寝ているように見えているんだろうか。 やっぱり病院にいるのかな。 病室のベッドの上で、テレビドラマみたいに青だかピンクだかの患者服を着て、心電図とか脳波とか測られてるのかな。 そこに自分の姿を当て嵌めようとしても、どうしても顔が、体型が、髪型が、全てが思い出せない。 ちくしょう。こんなにもどかしい思いをするのは初めてだ。 いや、初めてかどうかは、今眠っている私に聞かないとわからないな。 何か、耳に違和感がある。 違う。そうか、音だ。 誰かの声…だろうか。 『はやく、おきてよ………』 !? 聞こえた。 それは一瞬で、すごく小さい声だったけど。 誰だ? 今の声、聞いたことがある気がする。 もう一度聞いてみようとするけど、もう聞こえなかった。 訪れたのは、再び静寂。 途端に感じるのが、寂しさだった。 今まで感じなかったのに、どうして急に…? 一気に寂しさと絶望が込み上げてきて、どうにもならない悔しさと一緒に、ひたすら耐える。 耐えるのも、一人。 苦しくて辛くて、逃げ出したくなる。 でも、いつまでたっても逃げる術なんてないままで。 いっそ、死んでしまった方がよかったんじゃないかって思ったくらいだった。 辛いよ、辛いよ………。 一人は、嫌だよ………。 助けてよ……………澪…。 “澪”。 無意識に、口にしていた。 どこの誰かも、顔や姿さえもわからない、“澪”という存在。 でも、今だけは、私に確かな安心感を与えてくれた。 それだけで、十分だった。 ――――― 梓「唯先輩、つきましたよ」 唯「…………」 梓「チャイム鳴らしときますね」ピーンポーン 憂『はーい』ガチャ 梓「こ、こんばんはー?かな?」 憂「あ、梓ちゃん、お姉ちゃんは…………」 唯「…………」 憂「……お姉ちゃん、おかえり」 梓「……あ、じゃあ私は帰るね?…」 憂「梓ちゃんも、泊まって行ったら?…もう遅いし」 梓「でも…」 憂「無理にとは言わないけど…その…暗いから、心配なんだ」 梓「……」 憂「今だって辛いのに…梓ちゃんにまで何かあったら嫌なの…」ウルッ 梓「憂…」 唯「………泊まって、あずにゃん」 唯「……ね?」 梓「…わかりました。ごめんね、憂、お世話になるけど…」 憂「私が提案したんだから、謝らなくていいよ」 憂「ご両親に連絡しとこうか?」 梓「ううん、自分で言うよ」 憂「そっか、じゃあ二人とも、早く入ろ?」 ――――― 私は自分らしきものを見た。 目の前にパッと現れて、また消えてしまった。 黄土色に近い明るい茶髪のショートカットで、はくせっ毛なのか寝癖なのかところどころはねていて、前髪は長く、鼻の頭くらいまであるのを、無造作にわけて下ろしていた。 目の色も髪色に似たような色をしていた。 そして、青い患者服を着て、素足のままで立っている。 これは、私? 見覚えがあるような気もするし、ないような気もする。 私(?)は、一瞬私に向かって勝ち誇ったかのように笑い、一言だけ言い残してそのまま消えた。 “みんなが待ってるから、私は乗りこえられる” その時、目が合った。 一体、あれは何だったんだろう。 夢、か…? あれが、私の、“今まで”の姿なのか…? 頭が痛い。 痛い。痛い。痛い。 耐えられない痛みが私を襲う。 なんだ、これ。 あれ、何か、大切なことが。 大切なことがある気がする。 痛い。痛い。 思い出せるかもしれない。 今なら…。 この痛みと共に、頭の奥底から引っ張りだしてこれるかもしれない。 痛い…痛い、痛い痛い痛い痛い!!!!!!! 律「うああああああぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!」 2
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唯「やっほー!」 澪「お、やっと来たか」 律「おお澪ちゅわーん。会いたかったぞー!」 澪「はいはい」 律「扱いひどっ。唯ちゃま癒して……」 唯「おいでりっちゃん! 私の胸はいつでもりっちゃんが飛び込んで来ていいようになってるよ!」 律「おお。ありがたやーありがたやー」バッ 梓「――ムギ先輩も、お疲れ様です」 紬「うん。梓ちゃんこんにちわ」 律「よーし早速だけどムギ! お茶の用用意だ!」 紬「あ、えっと。うん、任せてりっちゃん」 紬「今日はバームクーヘンよ。今朝空輸で届いたの」 澪「空輸って……。やっぱり海外製、なのか?」 紬「ええ。本場ドイツの私の家の行きつけのお店からなんだけど」 梓「バームクーヘンってドイツのお菓子だったんですね。てっきり日本生まれかと思ってました」 律「あらあら梓ちゃんったら。意外と世間を知らないんでございますわね」 梓「む。た、たまたまです!」 律「どーだか」 紬「一応紅茶もシッキム産に変えてみたんだけど。お口にあうかしら」 唯「それっていつものと違うの?」 紬「産地が違ってね、こっちのはちょっと香りが強くてコクがあるの」 澪「私には違いがわからないな……。ダージリンみたいな味だと思うけど」 梓「なんかちょっと甘味があるような」 律「梓はほんとに違いがわかってるのか?」 梓「わかりますよ! もう、さっきからなんなんですか!」 唯「怒ってるあずにゃんもかわいー」 梓「ああもう! 早く食べ終わって練習しますよ、れんしゅう!」 澪「……そうだな。今年で私たちも3年生だし、今のうちから気合入れとかないと」 唯「早いもんですなぁ……」 律「そうですなぁ……」 紬「――あ、あの!」 唯「ムギちゃんどうしたの?」 紬「あの、あのね」 律「なんだなんだムギ。そんなにキョドるなんて、らしくないぞ?」 紬「ごめんなさい。でもその、ちょっと言いづらいことなの」 澪「……でも言ってくれないと私たちにわからないぞ? ゆっくりでいいから、な?」 紬「うん。……えっとね、私ね、転校することになったの」 唯「え。え?」 律「……マジ?」 紬「ごめんない……。実はもうほとんど決まったことなの」 梓「そ、それはいつの話なんですか?!」 紬「今年度いっぱい。3月の終業式で、ね」 澪「なんとか、なんとかならないのか? あと1年くらいさ。卒業しちゃえば、進路だって……」 紬「お父様が勝手に決めてから、水面下で手続きが進んでたみたいで。私は転入のテストを受けるどころか、転校先に行ったことすらないんだけど……」 律「ムギ自身は、それでいいのか? 親父の作ったレールに乗せられるだけなんて」 澪「お、おい律。そんな言い方ってないだろ。親父さんのことも考えてやれよ」 律「だってそうだろ! ムギの意志が存在してなんだからさ!」 梓「律先輩ちょっと落ち着いてください! ヒステリックになったって状況は好転しません!」 律「こちとらムギとはもう2年の付き合いなんだよ! 梓はちょっと黙ってろ!」 梓「なっ! 最低です……。幻滅しました!」 澪「律やめろって! 梓に謝れよ!」 律「澪だって悔しくないのかよ?! 最後の、最後の1年になるんだぞ」 唯「……みんなケンカはやめてよ。ムギちゃん、泣いてるよ?」 紬「ひっぐ……ごめんね。ごめんねわたし……」 梓「あ……」 律「――ムギ、ごめん。その」 唯「まずはさ、ムギちゃんの気持ちをちゃんと聞こうよ。私たちが行動したりするのはそれからでいいはずでしょ?」 澪「そうだな……。で、どうなんだ? ムギ的にはさ」 紬「ゆいちゃんありがとう。――私は、転校してもいいって思ってるんだけど」 律「え、と。それは、2年が終わったときって事だよな?」 紬「……うん」 澪「どういう事だ? ちゃんと説明してくれ、ムギ」 紬「うん。うん、ちゃんと説明します」 唯「ゆっくりでいいからね?」 紬「うん。――私がね、この高校を選んだ理由。それはただの我儘だったの」 梓「わがまま?」 紬「そうなの。それまで、自分から何かを決めようだとか、そんなことは思わなかったし、できなかったから」 律「……それで?」 紬「気づいたら中学生になってた。私がいたのはとある私立の学校でね、エスカレーター式に大学まで決まってたの」 律「ふむ」 澪「ムギは、それが嫌になったのか?」 紬「嫌……。そうね、嫌だったのかもしれない。お父様には、飽きてしまったとだけ伝えたわ。毎日同じ景色を見ながら登校して、勉強してまた帰るだけなんて、ね」 紬「そしたらお父様は、私と二人だけで話す時間を取ってくださったの」 唯「普段そういう時間は無いの?」 紬「たまに夕食を一緒に食べていたけど、喋るのなんて一言二言がざらだったの。その時はおかしいなんて思わなかったけど、今思えばちょっと異質よね」 紬「続けるね。それで私は、丁度そのとき思いついたことを話したの」 唯「『私に高校を選ばせて欲しい』?」 紬「そう。そうしたらお父様、ずいぶん驚いた顔をしてたわ」 律「初めてムギがモノ申したんだもんな」 紬「もちろん、初めは反対されたわ。エスカレーター式で上がるのが一番楽だって何度も言われた」 紬「その頃の私はなんだかおかしくて、高校の話なんて本当にただの思いつきだったのに、ムキになっちゃって」 澪「子どもっぽいムギか……」 唯「今がオトナっぽいから、ちょっと想像できないよね」 紬「そうかしら。――それで、この高校を選んだの。偏差値もそこそこ、第一、女子高っていうのが興味をそそったわ」 律(そういやムギってそういう趣味だっけ) 紬「それでここに入って。合唱部に入部しようとしたら――って感じね、簡単に説明するとだけど」 梓「それで、それと転校の何の関係が? お父さんだってムギ先輩がこの学校に通うことを承諾してくれたはずなのに……」 紬「やっぱり受験のためだって言ってたわ。最後の一年だけでも、進学校へ行くべきだって」 澪「でもそれって、約束違いじゃないのか? ここに行かせるっていう」 紬「お父様も不条理だってわかってて言ってる顔をしてた。それは、伝わってきたの」 唯「それでムギちゃんは? なんでそれを受け入れようと思うの?」 紬「仕方ないかなって。ほら、高校選びで我儘言ったの私じゃない? その分お父様の、我儘って言ったらおかしいけど――言うことも聞かなきゃだめかなって」 律「……そうかよ。ムギは友達よりお父様だもんな」 澪「おい律やめろって。いい加減大人になれよ」 紬「りっちゃんが怒るのもわかるよ。でもどうしようもないって、気づいたら意外と簡単に受け入れられたの」 梓「……私は正直受け入れられませんけどね。ムギ先輩みたいには」 紬「梓ちゃんはまだ少し幼いだけよ。きっといつか分かってくれるわ」 梓「嫌です。そんなの分かりたくありません!」 律「あたしもだよ。それがオトナになるってことなら、あたしはずっと子供でいい。友達のことが一番大好きな、子供のままでいい」 澪「だから部内でケンカみたいになるなよ! お互いが妥協しなきゃ話がまとまらないだろ」 律「澪、さっきからなんだよ。ムギの味方に付くってんならあたしもう知らないぞ」 澪「律、お前な……。私がせっかく止めてやろうと思って――」 唯「ムギちゃんさ、無理してるでしょ」 紬「え? ど、どういうこと?」 梓「そりゃ少し位、無理して飲み込んでるんじゃないんですか?」 唯「違うよ。いつものムギちゃんじゃないって感じだもん。まるでドラマに出てる人みたいな振舞い方してるじゃん」 律「唯何いってんだ? 私もいつものムギじゃないって思いたいけど、ムギはムギだろ」 唯「ムギちゃん違うよね? ホントは3年の終わりまでここに居たいんだよね?」 紬「違うわ! もう割り切れたもの! お父様の言う事を聞こうって思ってるもの!」 澪「ムギ……?」 紬「――ごめんね、もう斉藤が迎えに来るみたいだから……。帰るね」 律「……明日は、斉藤さんに遅くなるって伝えとけよ」 紬「……わかったわ」 バタン 律「どうすんだよぉ」 梓「あ、今日も練習無しですか?」 律「いやそういう問題じゃないから。今日の梓ちょっとおかしいぞ」 梓「おかしいのは律先輩の方ですから。そういうことなら、私も帰りますね」 律「おい梓! 自分勝手なことすんな! 今からムギのこと話しあうんだから残れよ!」 澪「梓、私からも頼む。これ以上輪を壊したくないんだ」 梓「すいません澪先輩。でもなにより輪を壊してるのは、そこの部長さんだと思いますけど。……失礼します」 澪「で。どうすんだよ律」 律「なんであたしに聞くんだよ」 澪「部長だろ? 責任持てよ」 律「私が悪いってのかよ!」 澪「そうは言ってないだろ……。その直ぐ感情的になる癖、どうにかしろよな」 律「うるさいなー。澪は私の小姑かっての!」 澪「なんで、そんなに、邪険に扱うんだよぉ……。りつの、ばかぁ……」 律「ふ、ふんっ。澪の方こそ何時になったらすぐにメソメソする癖直すんだよ。ガキじゃないんだから」 澪「うう、ふえーん……」 唯「澪ちゃん大丈夫? りっちゃん、言い過ぎだよ」 唯「第一さ、二人ともムギちゃんがおかしいことに気づこうよ」 律「だからいつものムギだったじゃないか。なにがおかしいんだよ」 唯「ムギちゃん、普段あんなひどいこと言わないよ?」 律「そういうのは水掛け論になるだけだろ。主観でモノを話すもんじゃないぜ」 唯「はあ。――学祭前にさ、りっちゃんと澪ちゃんがケンカしたこと合ったでしょ?」 律「……まあ、そんなこともあったな」 唯「帰っちゃったりっちゃんは知らないだろうけどさ。あの時さわちゃん先生が来て、代わりのドラマー探そう、なんて私たちに助言してたんだよ」 律「え」 唯「それに反論したのがムギちゃんだったの。りっちゃんはきっと来るからって、涙目になりながら、下むいて唇噛みながら、私たちを説得したんだよ?」 唯「りっちゃんはムギちゃんのこと薄情者だとか思ってるかもしれないけどさ」 唯「事情を知ってる私から見れば、りっちゃんの方こそ薄情者に見えるよ?」 律「うそ。あ、ああっ……」 澪「ゆ、唯。それくらいにしてあげて」 唯「……そうだね。でも軽音部内でこんなに確執があったらつまらないじゃん。仲良くやろうよ」 律「でもムギが……ムギがいなくなっちゃう……謝らなきゃいけないのに……」 唯「まだ大丈夫だよりっちゃん。明日、ちゃんと言えればね」 律「そう、だよな……。梓にも悪いこと言っちゃったし」 唯「あれはあずにゃんも、ちょっと空気よめてなかったけどね~」 律「あ、あと澪にも謝らなきゃ」 澪「わわ! だ、抱きつくなぁ!」 6
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私がこれから出会うであろう友達は必ず空の下にいる。 そして、空が導いてくれる私がこれから出会うであろう友達の所に。 私が小さい頃、お母様が言ってくれた言葉を思い出しながら空を見る。 鳥が何かを歌いながら空を飛んでいる。 はぁ……っとため息。 温かい息が窓を曇らせる。 曇った窓を制服の袖で拭く。 紬「綺麗な空」 本当に綺麗な空。 ふわり浮かぶ生クリームみたいな雲。 眩しい太陽、歌いながら飛んでいる鳥。 ……そろそろ行こうかな。 鞄を持って教室を出る。 何だか今日は凄く幸せな気分。 ポケットからケータイを取り出して時間を見る。 4時21分。 何だか少し不安になって来た……。 廊下の窓から空を見る。 さっきと変わらない青空。 いや、きっと大丈夫。 空が私を導いてくれる。 これから出来るであろう大切な友達の所へ。 窓を開け温かい風を大きく吸い込んで吐く。 さっき見た鳥が大きく円を描いて飛んでいる。 私もあの鳥のように大空へ羽ばたきたい。 今までの私はまるで鳥かごの中に閉じ込められた鳥のようだった。 羽を広げる事も出来ずにただ鳥かごの中から憧れだけを見ている。 でも……高校生になって私は自由になった。 鳥かごから出された鳥のようにね。 「はぁ……」 でも、いざ鳥かごから出されてみると分からない。 何処に飛んでいいのか分からない。 あの大きな空へ羽ばたいて行けばいいの? それとも向こうに見える山? 何処に飛べばいいか分からない……だけど私は自分で見つけてみせる。 私の事は誰よりも私にまかせたいから。 何処に羽ばたいて行けばいいのか自分で見つけてみせる。 廊下の窓を閉め私は歩き出す。 「ここの階段を上れば……」 私が目指している所にたどり着く。 何だかドキドキする。 手の平に人と言う文字を書いて飲み込む。 私にとってジンクスはただの冗談だけど、この行為を行う事によって少しだけ緊張がほぐれたような気がする。 本当に少しだけだけどね。 階段を上り終わり大きく深呼吸。 そして目を閉じて心臓を落ち着かせる。 よし行こう。 私は音楽室の扉の前に行き立ち止まる。 「……緊張するわ」 この扉を開け、ドキドキの向こうに挑戦したら見れるはずだ。 いつもよりも綺麗で新しい空が見れるはず。 優しく自分に言い聞かせる。 霧深い森の中にある蕾を囀り起こすように優しく自分に言い聞かせる。 今は何処に飛べばいいのか分からないけどきっと見付けられるはず。 大丈夫、私はきっともっと遠く遥かな空へゆける。 音楽室の扉を開く。 「あのー…見学したいんですけど…」 カチューシャを付けた女の子が私に駆け寄って来た。 「軽音部の!?」 「いえ合唱部の…」 おわり 戻る 11
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女たちが泣いているから 曲 読みおんなたちがないているから 作詞杉林恭雄 作曲杉林恭雄 解説 2011/08/28@キッド・アイラック・ホールで初披露。 収録ディスク 「ふたりのラジオを鳴らそうよ」 コメント 曲の感想などをどうぞ。 名前 コメント
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納税しているから当然だ A 大ウソ 納税しても国民の生活を守るのは国籍を有する国家の義務だ! 世界中どこでも 外国人に納税義務を課さない国はない! 日本が異常なようなことを言ってはいけない たとえ他国が日本人に参政権を与えたとしても 「先進国である日本の国籍と後進国の他国の国籍では価値が違いすぎる」 もし、納税したら国民にするとすれば 「血税で外国人を養う必要がでてくる」
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「こうやって打てば上手く行くよ」 「こうやって戦えば勝てるよ」などと、私たちは見聞きします。 でも、そうやってパターン化するのはちょっと危険なことかもしれません。 というのは、 そのパターンからもれていること、というのは必ず存在しているので、 パターンからもれた出来事に対しての対応ができなくなってしまったり、 自分はこれでいいんだ、というパターンに依存してしまって、 そのときに実際に起こっていることに気がつけなくなってしまう、 というようなことがよく起こるからです。 たとえば、自分は「大事な場面ではストレートに打つことが必勝法だ!!」 と考えていたとしても、 相手がそれに気づき始めたら対策を練る必要が出てくるかもしれません。 でも、自分の必勝パターンを信じきってしまっていると、 相手がそれに気づいているという事実に気がつかないまま、 いつの間にかそのパターンが通用しなくなるということもありえるのです。 結局のところ「これで完璧!!」ということはないということに気づき、、 常にその場でそのとき起こっていることにしっかりと目を向けて、 起こっている事実に対応する、ということが大切なのかもしれません。 そして、その時、その場で起こる出来事を感じながら戦うことこそ、 テニスの本当の楽しみなのかもしれませんよ。