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坂本 一馬 性別:男 年齢:31歳 階級:中佐 CV:山寺 宏一 詳細:神の指を持つ男。 香月夕呼の思い付きを形にする天才技術者。 元斯衛軍衛士で武御雷開発にも携わっていた。 明星作戦の生き残りでG弾が使用されたのを、その目で見ている。 そのため、夕呼の言う「G弾を使わずにBETAに勝つための技術開発に手を貸せ」 という誘い文句に釣られ第四計画へ出向することになる。 当初は戦術機及びその兵装の開発者として呼ばれたのだが、その才能が多岐に わたりかつ優秀であったため、ほどなく夕呼直属のなんでも屋になった。 技術部門の総責任者の肩書きは事務手続きを面倒に思った夕呼に押し付けられたもの。 長身で顔もそこそこ良いのだが女性の扱いは下手。 キャライメ-ジは攻殻機動隊のトグサ
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439: 弥次郎 :2022/01/25(火) 23 05 11 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「煌武院、立つ」7 C.E.世界 融合惑星 β世界 日本列島 旧近畿地方 旧帝都京都市街地 西部外延部 帝国軍および斯衛軍の戦いは、終盤へと向かい始めていた。 BETAの群れを受け止め、押し返し、補給を受け、また群れを受け止める。 それの繰り返しと、時には大胆な前進を以て、前線はついに旧京都市街地の西部に到達したのだ。 先端部が、点としてそこに到達したのではない。拮抗しながらも押し返した防衛線が点を結んだ線として到達した。 南北に展開する地球連合軍の戦線と合わせ、そのラインが、旧帝都を飲み込もうとしているのだ。 『グローブ3、リロード!120㎜残り1マグ!』 『カバーする!』 『戦車級が湧いて来たぞ、近寄らせるな!』 押し上げていることを実感しながらも、衛士たちは油断しない。 BETAの勢いはかなり落ちてきている。上空のホエールキングや後方に控える機甲部隊による潤沢な支援だ。 あるいは、最前線の先でBETAの群れに吶喊し、数を減らすネクストやSFSに乗るMSなどの活躍もある。 それでも、今この場において激しく戦うのは斯衛軍だ。 守りを主体とするその軍隊が、守勢ではなく攻勢に出ている。 それは、偏に彼らの主が自ら前に出て戦っており、それに送れるわけにはいかないがためだ。 しかして、彼らは同時に冷静だった。彼らの主の命令が、強力に彼らを現実に繋ぎ止めていた。 その内容は至極単純で、それでいて難しく、されども果たさなければならない命令であった。 「生きろ」と。 BETAとの戦いは、死がつきものだ。死の八分という言葉があるくらい、初陣の兵士の段階で死に追いかけられている。 だから、誰しもが仕方がない、という割り切りを持っている。そういうものだから、どうしようもないのだと。 しかし、それが許されなくなった彼らは、必死に生き延びようとしていた。 命を捨てて戦うのではなく、命を拾って戦う。危うくなれば逃げる。カバーし合う、あるいは戦術機に交じる連合の戦力に救助を要請する。 『くそ、集られた!』 『こっちに!はぎとってやる!』 『こっちで抜けた穴は埋めるぞ!』 『次の集団、2時方向!突撃級』 『受け止めるぞ!多少高く飛んでも光線級は怖くないぞ!進め!』 声が飛び交い、動きが交錯し、必死に動作が重なる。 『無事か?』 『助かりました、一目連殿……』 『よし、次の敵に備えろ。いけるか?』 『はっ!』 一目連は文字通り飛び回り、全体のフォローを続ける。 戦術機より小さいがゆえに、懐まで飛び込んでフォローができるのだ。 すでに斯衛軍も帝国軍も、一目連の実力を疑ってなどいなかった。 彼がいるならば、殿下の傍に控え、自分たちを補助してくれるならば生き残れると、そう信じられた。 『大型種、出現!11時方向に2体!』 『砲撃支援を要請しろ!この距離では有効打は与えられない!』 『BETAを吐き出してくるぞ、砲撃支援、制圧支援、打撃支援も火力を惜しむな!』 『了解!……っ!またか、しかもこの距離で……!』 『近いか……それなら、こいつでも食らいやがれ!』 そして、BETAの群れはそれでも押し寄せる。 母艦級が地面から柱の如く立ち上がり、BETAの群れを吐き出していく。 だが、その斯衛軍の衛士は「それ」をひっつかんで、果敢にも飛び上がった。止める声を無視し、跳躍ユニットを吹かす。 440: 弥次郎 :2022/01/25(火) 23 07 25 HOST softbank126066071234.bbtec.net これまでの常識では自殺行為。しかし、今は違う。 光線級が次々と排除され、重金属雲などとは比較にならないほど強力なアンチレーザーフィールドがあるのだから。 光線級のレーザーが怖くないだけで、これだけ自由なのか、とその衛士はしばしの空中を楽しんだ。 地上を這いずるBETAが小さくなり、おぞましい面を拝まなくて済む。そして、煩わしい高度制限を気にせず行けるのだ。 そして、眼前には母艦級の大きな口が迫っている。とてもデカイ。戦術機の全高の倍以上はありそうだ。 光学センサーは、その母艦級の体内に膨大な数のBETAの群れがいることを確認した。それもセンサーの感知限界以上に。 『おらっ!』 そして、その武御雷は、S-11の搭載された基部を外し、投げつける。同時に全力で跳躍ユニットを噴射、後退した。 すでに起爆コマンドは入力済みだった。そして、重力に従って体内に堕ちていったS-11搭載機部は、切り離されてなお、命令に忠実に機構を働かせた。 『……!?やった!』 『嘘だろ、あれをやったのか!』 『爆発させた……のか?』 S-11という爆薬の炸裂は母艦級を内部から吹っ飛ばす。 内側から形が拉げた母艦級は、痛みに悶えるようにその体をくねらせる。空から小型のBETAが降ってくるが、些細な事。 これまで攻撃の通用しなかったそれに、初めて明確な打撃を与えることに成功したのだ。 そして、その衛士が稼ぎ出した時間で、一目連は一気に肉薄する。 斬機刀を構え、QBの連続で戦術機達の合間を抜け、風の如く。 『ハァッ!』 一振りが、何重と重なって母艦級を切り裂く。一体だけではなく、次の母艦級もすぐさま解体した。 そして、あっという間に折り返してくると、呆然として空中で姿勢を崩した武御雷を軽くつまんで持ち上げる。 『見事だった……S-11をああ使うとはな』 『あ、は、はい、光栄であります……』 『ただ、無茶はするな。冷静に、努めて心の静寂を保つんだ』 『は、はい……』 『下ろすぞ』 そして、見事に母艦級を苦しめた武御雷は地面へと下ろされた。 だが、称賛の声を受けつつも、まだ動きは止まらない。 突撃砲に次のマガジンを叩き込み、動き出すのだ。 『次だ、次も蹴散らす!』 そうだ、まだ、戦いは終わってなどいない。 まだ、勝利への未知の半ばなのだから。 そして、長い戦いは、しかし終結へと向かう。 BETAの群れはいよいよを以て勢いを失っていき、数も種類も貧弱となっていくのが傍目にもわかるようになったのだ。 帝国軍や斯衛軍にとってはBETA大戦においては滅多に経験することができない、BETA戦力の枯渇であった。 無論、遥か後方、BETAの支配地にあるハイヴからは続々と増援は吐き出されている。 それでもなお、今の光景が構築されたのは、偏に駆逐速度が増援の速度を圧倒的に上回ったからに他ならない。 441: 弥次郎 :2022/01/25(火) 23 08 57 HOST softbank126066071234.bbtec.net 無論、なにも余裕があってのものではない。 誰もが急速や補給を挟みながらも激戦を続け、必死に戦った結果だった。 『ふぅ……はぁ……』 荒い息を、将軍専用機である武御雷R型の中でついていたは悠陽だった。 彼女の総撃破数は大小サイズを考えなければ、すでに100を超え500を飛び越えて1000に至ろうとしていた。 そして戦闘開始からの経過時間は休息も含めて2時間余りを優に超えており、実績だけで言えば、最早一線級の衛士に他ならなかった。 彼女の環境が非常に恵まれていること、そして占拠されている地域に踏み込んでいくということを加味すれば、その事実はもはや疑いようもなかった。 彼女の武御雷R型はすでに体の大半がBETAの体液でべったりと汚されており、細かな損傷や傷は数えきれない。 だが、それでも、生き残った。 彼女は、自分の麾下の戦力に命じたことを、自らでも実行し、証明してのけたのであった。 無論、彼女の体力は限界だった。集中力も途切れ途切れになりつつあった。訓練を重ねたとはいえ初陣であり、精神的な疲労も大きい。 『ふ……あ……』 それでも、悠陽はグッと上を見る。 合わせて、武御雷も姿勢を正し、周囲を見渡す。 そこには、損傷を抱え、あるいは見事に生き抜いた自らの麾下の戦術機大隊の姿が存在していた。 更に見渡せば、帝国陸軍から来た混成戦術機大隊の姿も見える。いくらか数が欠けてはいるが、いずれもが回収されている。 つまり、奇跡的に死亡者数0というものを、この一大作戦において実現してのけたのだ。 『これで……しまい!』 そして、最後のBETAにとどめが刺された。 しぶとく武御雷に張り付こうとしていた戦車級などがまとめて36㎜でミンチにされたのだ。 周囲をレーダーで伺えば、動体反応は戦術機や連合からの戦力以外は存在していなかった。 静寂。しかして、それは決して負のモノではない。戦いを潜り抜け、その先にあるモノを勝ち取った結果生まれた正の静謐。 『殿下』 傍らに侍った一目連に促され、必死に悠陽は操縦桿を操作する。 武御雷はその操縦に合わせ、前進していく。一歩一歩、その足音を立て、力強く。 そして、集団の先頭に立ち、近接長刀を振り上げる。まっすぐに、天を突くように、鋭く。 『政威大将軍にして煌武院家当主煌武院悠陽、京都一番乗り!』 そして、叫ぶ。 それは、ずっと抑え込まれていた感情の奔流。 戦う中で、一歩ずつ近寄って、たどり着いた場所だからこそ、その価値はあった。 『幾多の英霊たちよ!涙流した国民よ!我らが都たる京都よ!我々は、戻ってきた!』 そして、その叫びに、誰もが咆哮した。 生きている。戦える。そして、今、ついに勝利をつかんだのだと。 幾千の英霊が命を散らし、幾万もの弱き民が力尽きて、それでもなお進み続けて、たどり着いた。 苦労があった、挫折があった、涙があった、諦めがあった、怒りがあった、深い絶望があった。 だが、それらをすべて通ったからこそ、たどり着き、勝ち取ることができた勝利があった。 それらすべてが、たった今、肯定されたのだ。長い長い遠回りの果てにたどり着いた、その場所。 『------------!』 そして、その叫びに合わせ、全ての衛士や兵士たちの叫びが、飽和した。 宵星作戦、第二段階の完了。 帝国軍および斯衛軍を主力とする戦術機部隊による旧帝都京都の奪還と制圧、そして拠点化が完了したのだ。 連合の広報部隊や報道機関により、その姿は克明に記録されて、帝国民へと報じられることとなるが、それはのちのこと。 それに先駆け、CPやHQを経由し、作戦の成功と旧帝都奪還の報は帝都東京へ、そして仙台などへも報告されていった。 その報告は、奪われた時とは違い、大いなる喜びを伴ってなされた。 悠陽の言葉の通り、失われたそこへと、人類は、帝国は戻ってきたのだから。 負けてばかり、失ってばかりではない。ついに巻き返しの時が来たのだと、誰もが希望を抱いたのだ。 442: 弥次郎 :2022/01/25(火) 23 09 39 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 次回で区切りとします。
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目次 TEアニメ用語集衛士強化装備(えいしきょうかそうび) G弾(Gだん) 日本帝国斯衛軍(にっぽんていこくこのえぐん) 日本帝国本土防衛戦(にっぽんていこくほんどぼうえいせん) 補給コンテナ(ほきゅうコンテナ) ハイヴ(はいう゛) 明星作戦(みょうじょうさくせん) 先進戦術機技術開発計画(せんしんせんじゅつきぎじゅつかいはつけいかく) XFJ計画(えっくすえふじぇーけいかく) TEアニメ用語集 衛士強化装備(えいしきょうかそうび) エロスーツ。 高度な伸縮性を持ちながら、衝撃に対して瞬時に硬化する性質をもった特殊保護皮膜と、各種装置を収納したハードプロテクター類で構成されている。 頚部プロテクターは高機動時の急激なG変化による頚部損傷を防ぐ。頚後部には着座用のロックコネクターがあり、腰部、下腿部の四点支持にて座席に身体を固定する。 耐Gスーツ機能、耐衝撃性能に優れ、防刃性から耐熱耐寒、抗化学物質だけでなく、バイタルモニターから体温・湿度調節機能、カウンターショック等といった生命維持機能をも備えている。 訓練用では保護皮膜が無着色半透明であり、その理由は、「羞恥心の鈍化」「重大事故が起こりやすい訓練兵の負傷個所の即時視認性を高める」「分解液による分解が速いこと」である。 戦術機操縦においては、ヘッドセットとスーツ全体で脳波と体電流を測定し、装着者の意思を統計的に数値化し常にデータを更新、戦術機や強化外骨格の予備動作に反映させるという、間接思考制御のインターフェイスとして機能する。 ヘッドセットは戦域情報のデータリンク端末であり、それ自体に高解像度網膜投影機能を有しているため、ディスプレイ類を必要としないだけでなく、視力の強弱も影響しない。 G弾(Gだん) +←クリックして表示 正式名称 Fifth-dimensional effect bomb (五次元効果爆弾) ムアコック・レヒテ機関(グレイ11(BETA由来の人類未発見元素)を燃料に稼動する、重力制御を可能とする新機関)の開発からスピンオフした技術の産物。グレイ11の反応を制御せずに暴走させる構造の爆弾。いわば安全装置のない簡易ML機関である。 臨界制御解放後グレイ11の反応消失まで、多重乱数指向重力効果域(爆発域)は拡大を続け、それに伴いML即発超臨界反応境界面(次元境界面)も広がり、接触した全ての質量物はナノレベルで壊裂・分解される。 ML機関よりも安価で、省資源、しかも運用も容易ということで開発元である米国が強く推進している。 しかし放射能物質こそださないものの、被爆跡地では半永久的に重力異常を引き起こし、植生も回復しないという深刻な欠点もある。 また一般に、G弾は迎撃不能の兵器であると言われている。 適切な量の減速材を搭載することで、G弾は完全なML機関と化し、超臨界前までラザフォ-ド場を展開・制御する事が可能となり、光線級によるレーザー照射や人類による質量弾迎撃も、ラザフォード場の潮汐変形・重力偏差効果により無効となる。 日本帝国斯衛軍(にっぽんていこくこのえぐん) 斯衛軍は将軍家、及び五摂家(*1)縁者の守護を主任務とする独立武装組織である。 斯衛軍は城内省の管轄となっている。そのため帝国軍参謀本部の指揮下にある他4軍とは完全に独立した指揮系統の下にあるが、状況に応じて互いを指揮下に編入したり、人材の相互交流を図るなど、その連携は常に維持されている。 伝統的に独自の正面装備を調達しており、斯衛軍専用の戦術機として、Type-82瑞鶴、Type-00武御雷を装備している。瑞鶴の代替機として制式化された武御雷だが、年30機程度のの生産が限界であるため、各摂家の独立警備小隊、斯衛軍最精鋭とされる第16大隊などごく限られた部隊にのみ配備されるにとどまっている。 日本帝国本土防衛戦(にっぽんていこくほんどぼうえいせん) +←クリックして表示 日本帝国本土防衛戦は1998年7月7日の日本本土侵攻から、翌1999年8月の明星作戦に至る一連の戦闘の総称である。 1998年7月7日、BETA群は対馬島へ上陸を開始した。折しもBETAのユーラシア大規模環境破壊による超大型台風が沖縄・九州地方を直撃。展開が遅れた水上部隊の隙をつかれた形のこの侵攻は、BETA群の本土侵攻を99年初頭と予測していた帝国にとって、まさに青天の霹靂であった。 帝国本土防衛線に配置された帝国本土防衛軍は果敢に抵抗したが、山陰地方と九州中部にもBETAが上陸。同地区から疎開を終えていなかった民間人と大陸難民、BETA群が混淆し、民間人の巻き添えを恐れた帝国軍が有効な迎撃を行えなかったことから、内陸部への侵攻を許す事となる。 この危機に対し、米国からは「上陸が続く長崎・熊本・山口と、広島に到達したBETA群に対する核兵器ないしは新型兵器(G弾)の使用」が提案されたが、想定される民間人の被害が甚大なものであるうえ、守勢に於ける広域制圧兵器の非有効性は中ソ連合軍が歴史的に証明していたものであり、日本帝国政府はこれを拒否。この段階では米国政府も受け入れたものの、後に日米安保破棄へと続く両国関係の齟齬はここから始まった。 7月12日、依然として大型台風が猛威を振るっており、九州に孤立した部隊が絶望的な抗戦を続ける最中、姫路を起点とする第一次帝都防衛線にBETA群の先鋒が到達。帝国軍は兵力の逐次投入の愚を知りつつも防衛線に増援を送り込み決死の防戦を行ったが、ここでも民間人の避難が間に合わなかった事から、防衛線は僅か半日にして瓦解。翌13日、BETA群は神戸へと到達した。 日本帝国が京都防衛にこだわるのに対し、在日米軍は地形の不利と戦線の再構築を理由に琵琶湖運河以東への早期撤退を提案する。当時首都機能の東京移転は既に開始されていたが、この時点では単なる首都以上の重要性を持つ京都の放棄が帝国政府に受け入れられるはずも無く、帝国側は再び米国の提案を拒否した。 帝都防衛第一師団、斯衛第二連隊を主力とする防衛部隊は、これまで民間人誤爆の危険性から投入を控えられていた艦砲射撃、軌道爆撃による支援を受けつつ総反撃を実施。一時は大阪に到達したBETA群を押し戻す程の戦果をあげるが、7月末に九州方面部隊が全滅し、九州からの侵攻が激化した事から再び戦況は悪化していった。 8月10日、すでに東京への避難が完了していた帝国政府は、在日米軍・国連軍に京都放棄と東京への正式な遷都を通達、帝国軍は琵琶湖運河ライン以東への撤退を開始した。 8月15日、最後まで残存していた斯衛第二連隊が京都を離脱。1200年の歴史を持つ世界有数の古都は、瓦礫と砲火の下にその歴史を閉じた。 京都制圧後、北陸に侵攻したBETAが佐渡島へ再上陸し、ハイヴ(H21 甲21号目標)の建設が開始される。またハイヴ建設の影響からか、BETAの東進が長野県付近で停滞する。この時点で日本人口の30%にあたる3600万人が失われている。 同年10月米国は日米安保条約を一方的に破棄し在日米軍を即時撤退させた。米国が主張した条約破棄の理由は「帝国群の度重なる命令不服従」。G弾あるいは核の使用に対して帝国政府は猛反対しており、それを口実に近接戦による自国衛士の死傷率拡大を避けたとの見方が大勢を占めた。 ハイヴ建設による停滞を経て東進を再開したBETAに対して、帝国軍は静岡から山梨、埼玉にかけて防衛ラインまで後退し迎撃体勢をとっていた。しかし在日米軍の撤退による急な戦力低下に帝国軍も対応できず、10月に西関東まで陥落。新帝都・東京まであと少しというところで、BETAが謎の転進。伊豆半島を南下したのち再び侵攻が停滞し、12月に横浜でのハイヴ建設が確認された。以来戦線は多摩川を挟んで膠着状態となり、24時間態勢の間引き作戦が続けられることになった。 横浜ハイヴは東京から僅か数十キロの地点に建設されており、このハイヴが本格稼動を開始した場合、東京はおろか関東以北の防衛すら危ういものとなり、1年以内の本州陥落が確実視されていた。極東防衛の要である日本の陥落を避けたい国連は、日本帝国へ横浜ハイヴ攻略を提案。佐渡島、横浜と自国領内にふたつのハイヴを抱え、存亡の危機に立たされた日本帝国もこれに同意し、両軍は翌1999年8月の作戦‐明星作戦実施に向けて帝都防衛線の増強を兼ねた兵力の移動を開始した。 補給コンテナ(ほきゅうコンテナ) 戦術機用補給コンテナはBETA支配地域への侵攻作戦が行われる際、衛星軌道からAL(対レーザー)砲弾展開後、侵攻ルート上や、軌道降下部隊の空挺堡近辺にばら撒かれる。 対人戦であれば敵に武器弾薬をを与え逆利用される可能性があるが、対BETA戦に於いてはそのリスクは無く、BETAを完全排除しての補給線構築が不要となる利点からコンテナ投下による補給確保が積極的に用いられる。 当然ながら光線級の迎撃による損耗や、予定軌道を外れるコンテナが発生するが、部隊を損耗して地上に補給部隊を展開する事に比すれば微々たる問題である。 ハイヴ(はいう゛) BETAに制圧された地域に建設される巨大な構造体 「モニュメント」と呼ばれる塔のような地表構造物と、「スタブ」と呼ばれる広大な地下茎構造を持ち、常に拡大拡張され続けている。ハイヴの規模を表すには「フェイズ」を用いる。 明星作戦(みょうじょうさくせん) +←クリックして表示 横浜ハイヴ(H22 甲22号目標)、1999年当時フェイズ2(主縦坑の直径と最大深度はフェイズ4) 国連軍と大東亜連合によるアジア方面では最大、BETA大戦においてはパレオロゴス作戦に次ぐ大規模反攻作戦。横浜ハイヴの殲滅と本州島奪還が優先戦略目的。 1999年8月5日、明星作戦は帝国海軍連合艦隊と国連太平洋艦隊による艦砲射撃でその幕を切った。 帝国本土防衛軍と国連軍によってBETAを南北に誘引し、軌道降下兵団が地下茎構造への突入を成功させる。だがその結果、横浜ハイヴの地下茎規模が推測より大幅に上回ってる事が判明し、最奥への到達は事実上不可能となった。 僅かな可能性に賭けて地表の部隊を突入させるか、再起を期して撤退するか、作戦司令部が揺れる中、突如米国政府より「G弾攻撃及び予測効果範囲からの即時撤収要請」が通告された。日本政府は一方的な命令に等しいこの通告に激怒し、攻撃の中止を要求するも米国はこれを無視した。 1999年8月6日午前8時15分、横浜ハイヴ上空で連続起爆された2発のG弾の威力は凄まじく、地表構造物の全てと地下茎構造の一部を削り取り、地表に出現しつつあったBETAもそのほとんどを殲滅。地表に撤退した部隊が再度地下茎構造に突入することでBETA施設の制圧に成功。一斉に大陸への撤退を開始した残存BETA群に対し、追撃と艦砲射撃によって大損害を与え、歴史的な大勝利を収める。 明星作戦に於いて人類はBETA大戦史上初めてハイヴ攻略に成功した。だが、それはG弾というBETA技術由来兵器によってもたらされた勝利で、戦術機を含む通常戦力が未だハイヴ攻略に至らないという現実を人類に再認識させる結果となった。 またそのG弾は被爆地域に半永久的な重力異常を引き起こし、人間や生態系への影響も未解明であり、自国領土でそのような兵器を無通告使用されたことで、米国に対する日本の国民感情は敵意の域に達した。 先進戦術機技術開発計画(せんしんせんじゅつきぎじゅつかいはつけいかく) 通称「プロミネンス計画」 ユーコン基地を拠点に、国連主導で世界各国が情報交換や技術協力を行い、より強力な戦術機を開発する計画である。 この計画は競争原理の導入によって各国の戦術機開発を促進する一方、東西陣営を超越して協力しあう体制を世界に示すという政治的意味をも持っている。 XFJ計画(えっくすえふじぇーけいかく) 主力機である激震の耐用年数限界が迫る中、日本帝国では不知火につぐ次期主力戦術機の選定が難航し、過渡期を担う戦術機が必要となっていた。 しかし、不知火を日本独自で回収した不知火壱型丙は操作性、稼働時間の極端な悪化を招き、その開発は遅々として進まないでいた。 そこで、日米共同でボーイング社の支援の下、不知火を強化しようするのがXFJ計画である。
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登録日:2012/11/19(月) 22 37 57 更新日:2024/02/25 Sun 09 02 57NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 TE age アルゴス試験小隊 ツンデレ トータル・イクリプス マブラヴ マブラヴオルタネイティヴ 中原麻衣 中尉 帝国斯衛軍 武御雷 瑞鶴 肉じゃが 篁 唯依(たかむら ゆい)は『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』のヒロイン(人間枠)。 CV.中原麻衣 ▽目次 【概要】 【活躍】 【余談】 【搭乗機】 【概要】 帝国斯衛軍中尉。 コールサインはホワイトファング1。 譜代武家の出身。纏う色は山吹。 誕生日は3月13日で十代後半。 卓越した操縦技能を持ち、特に近接戦闘能力は桁違いに高い。 父親と彼の友人であった巌谷榮二を尊敬している。 見目麗しい姿や名家出身であることから周りからは『唯依姫』と呼ばれたり、水着写真が整備班内で裏取引された事も。 礼儀正しく凛々しい性格だが、若干真面目すぎるのが欠点。 恋愛に関して非常に臆病で、なかなか素直になれない。ゲーム版発売と共に意外な事実が発覚してしまった。 【活躍】 「帝都燃ゆ」 本編より三年前、アニメオリジナルの「帝都燃ゆ」では訓練生時代を描く。 和泉、志摩子、安芸、山城ら、友人らと楽しい日々を送っていたが、98年にBETAの日本上陸に伴い状況が一変、任官前であったが京都防衛戦に参加する。 激戦の中で和泉、志摩子、安芸、恩師であった真田らを次々と失い、更に目の前で山城が戦車級に喰い殺される凄惨な光景を目の当たりにする。 自身も万事休すとなるが、間一髪で駆け付けた崇宰恭子(*1)が搭乗する武御雷先行量産型に救助された。 この出来事から二度と涙を見せないと心に誓った。 本編【トータル・イクリプス】 斯衛軍試験部隊『白い牙(ホワイトファングス)中隊』隊長を務めていたが、日米合同の不知火改修計画『XFJ計画』のオブザーバーとしてアラスカ・ユーコン基地へ向かう。 日本嫌いのユウヤと度々対立し、彼の精神面の甘さも相まって「未熟」と切り捨てた。(ただし、彼女の方も己の中にある計画に対する不信や不満と反米感情をユウヤの背景と事情を知らなかったとはいえ、事あるごとに日系というだけでアメリカ人であるユウヤを日本人扱いしてあげつらうという差別的な形でぶつけていた唯依にも非はあるためどっちもどっちである) しかし演習中に武御雷で乱入してユウヤと一騎打ちを行う事で認識を改めさせ、成長のきっかけを与えた。同時にユウヤが真ヒロインにデレるきっかけも与えた 以降は多少関係が軟化し、更に階級や家柄を気にしないユウヤを次第に意識し始めるようになる。 ソ連遠征時に発生したBETA襲撃の際、ソ連側の狙いが『電磁投射砲の接収』と気づき、BETA迫る基地に残って、破壊活動を行う。 侵入した戦車級に追いつめられて死を覚悟するも、間一髪、駆け付けたユウヤに助けられた。 この際にプライベートではお互いをファーストネームで呼び合うようになった。 ユーコン基地帰還後はステラの後押しもあり、肉じゃがをふるまったりと少しずつながら自分の気持ちと向き合い始めるが、自分と同じようにユウヤを意識し出したクリスカや、いきなり妻宣言をした暴れケルプなど、ライバルも多い。 …そもそも鈍感なユウヤにはこれっぽちも伝わってなかったりするが。 ブルーフラッグ中に発生したユーコン事件において、自身も武御雷を駆りテロリストを一蹴、暴走したクリスカとイーニァをユウヤと共に救出した。 だが事件の終息から数日後、何者かに狙撃される――― 無事一命をとりとめたが、ユウヤが異母兄であることが判明。 本人は恋心を捨て割り切ったつもりなものの実際は割り切れていない。 なお知らなかったとはいえ実兄を散々酷評したことは本人にとっては黒歴史なもよう 【余談】 京都防衛戦時はショートカットで、三年の間にどんだけ髪伸びたんだと突っ込まれている。 桜花作戦の陽動に参加している模様。 【搭乗機】 瑞鶴 撃震の改造機、篁家は譜代武家なため色は山吹色。京都防衛戦時などに搭乗していた。 不知火・壱型丙 不知火の強化改修機。 機体性能は上がっているが、操縦性の悪化や稼働時間の低下などの欠点を抱えているため技量がないと扱えない機体。 武御雷 斯衛軍専用の第三世代戦術機。色は撃震の時同様山吹色。 唯依の剣技も相まって近接戦では無類の強さを発揮する。 ・不知火・弐型Phase3 物語終盤クリスカとイーニァを連れ、軍から脱走したユウヤを追跡するため2号機に搭乗。 追記・修正は唯依姫を惚れさせてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ゲームの方ではユウヤとの関係がまさかのアレだったなぁ・・・ -- 名無しさん (2013-08-19 19 07 24) 禁断の恋もアリだと思うの。 -- 名無しさん (2013-08-19 19 15 56) しかし学生篇が14歳で本編が17歳とか自分はタケルちゃんよりも年上だと思ってたわ -- 名無しさん (2013-08-19 20 12 43) まさかエイプリルフール企画のアレが伏線だったとは・・・ -- 名無しさん (2013-08-30 07 59 56) 近親相姦でもいいと思う -- 名無しさん (2013-10-03 10 13 08) ゲームをやったわけでないから生死は知らないけどLOSTだったら少し残念 -- 名無しさん (2014-01-05 18 36 03) ユウヤが真実を知ったときの反応は……驚きはしてもそっち方面では意識しなさそう(家族ができたことに喜びシスコンにはなる気がする) -- 名無しさん (2014-01-05 19 47 04) 肉じゃがイベントでちょっと泣きそうになった -- 名無しさん (2014-02-09 15 25 51) 【TEプレイ前】さーて誰の√をやろうかな【プレイ開始】なーんだ√分岐無さそうだな【プレイ後】どうしてこんなことになったんだ…! -- 名無しさん (2014-02-09 16 37 33) 狙撃犯ってだれ?大伴さん? -- 名無しさん (2014-04-07 21 03 49) 徹頭徹尾サゲマンだった -- 名無しさん (2014-04-21 22 04 19) 俺妹は受け付けなかったけど、ユウヤトユイはありだと思うの。 -- 名無しさん (2014-07-04 00 46 47) 17才にして、帝国試作兵器のテスト運用責任者・新型機選定計画のオブザーバー・凄腕の衛士、なにこの知勇兼備っぷり……本編で活かしてほしかった -- 名無しさん (2014-09-24 23 01 42) あの戦いはメインヒロインを決める戦いだったのか -- 名無しさん (2014-10-05 06 21 53) 妹「恋敵だ…(ドヤ」 -- 名無しさん (2015-07-30 23 03 04) ↑3単純にXFJ計画が軍から期待されてなかったという見方もできる、でなけりゃあんな17歳の小娘中尉とか責任者にしない -- 名無しさん (2016-01-11 21 52 28) 初恋が実父で次が異母兄と元からふぁざこん、ブラコンでブッ飛んでやがる -- 名無しさん (2016-01-14 23 33 25) ↑×12、ホビージャパンの小説によるとマナマナみたいに最前線送りにされたけど戦術機ショーやるくらい平和になった時代でも存命中だけどクリスカ√ではユウヤとは再会出来ず終い -- 名無しさん (2016-01-14 23 35 50) まさかの俺妹展開 -- 名無しさん (2016-12-09 11 39 18) 名前 コメント
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士門 兵衛(しもん ひょうえ) 少尉 性別:男 年齢:22歳 ポジション :砲撃支援 再生部位:全身各所 CV :三宅健太 『死の門』と畏怖される狙撃手、体中傷だらけだが性格は温厚そのもので子供や小動物に好かれる。 今までBETAしか撃った事がなく、血が苦手。自分の仰々しい異名に困惑している。 狙撃術は生前のたまには適わないが充分世界レベルの腕名。 元々気の強い方ではないが、疑似生体を移植することになった事故以降、自分に自信のない態度が目立つ。 軍の記録上は以下の通りであるが、一部事実とは異なっている。 元帝国斯衛軍の実戦部隊「白き牙中隊」所属。 2000年、試験兵装の試験中の爆発事故により、全身各所に擬似生体を移植するほどの重傷となった。 一命を取り留めたが、通常の生活も難しい状態であり、 最新の擬似生体技術と引き換えに、国連軍へ転属となり「衛士再生計画」に組み込まれることとなった。 前の元ネタは世界最高といわれるフィンランドの狙撃兵シモ・ヘイヘ 中身は某南瓜鋏のヒロイン(誤植ではありませんw) 百里組が狙撃を教わるために横浜に来るとかなんとか
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TEアニメ登場人物日米共同新型戦術機開発チーム"アルゴス試験小隊"ユウヤ・ブリッジス(Yūya Bridges) 篁 唯依(たかむら ゆい) タリサ・マナンダル(Tarisa Manadal) ヴァレリオ・ジアコーザ(Valerio Giacosa) ステラ・ブレーメル(Stella Bremer) ヴィンセント・ローウェル(Vincent Lowell) イブラヒム・ドーゥル(Ibrahim Doğulu) リダ・カナレス(Lida Canales) ニイラム・ラワムナンド(Niram Rawamunando) フェーベ・テオドラキス(Phoebe Theodorakis) ソ連軍"イーダル試験小隊"クリスカ・ビャーチェノワ(Cryska Barchenowa) イーニァ・シェスチナ(Inia Sestina) TEアニメ登場人物 [部分編集] 日米共同新型戦術機開発チーム"アルゴス試験小隊" 戦術機開発を目的とした国連軍の試験小隊。 世界中からエリート衛士が集められており、作戦試験部隊の本拠地・アラスカ州ユーコン陸軍基地を拠点としている。 ユウヤ・ブリッジス(Yūya Bridges) CV:小野大輔 本作の主人公 所属:アメリカ合衆国軍 階級:少尉 「XFJ計画」の首席開発衛士としてアラスカのユーコン基地に派遣される。 日本人の父と米国人の母の間に生まれたハーフで幼少期の体験から自身の生まれにコンプレックスを抱いている。 篁 唯依(たかむら ゆい) CV:中原麻衣 所属:日本帝国斯衛軍 階級:中尉 日本帝国の将軍家を守護する帝国斯衛軍の衛士。 斯衛軍の戦術機開発にも携わった伝説的な軍人を父に持つためか、 己に厳しく律することを旨とする堅苦しい性格の持ち主である。 「XFJ計画」の発動に伴い、日本帝国側の計画責任者としてユーコン基地に派遣される。 タリサ・マナンダル(Tarisa Manadal) CV:野川さくら 所属:ネパール陸軍 階級:少尉 アルゴス試験小隊のメンバーの中でも、人一倍負けん気が強く、ケンカ早い気質を持つネパール出身の少女。 ユウヤとは頻繁に口論となるが、その出自である勇敢な山岳民グルカ族の誇りを持った優秀な衛士でもあり、 ハイレベルな高機動近接戦闘技術の持ち主。 ヴァレリオ・ジアコーザ(Valerio Giacosa) CV:浜田賢二 所属:イタリア共和国陸軍 階級:少尉 ヨーロッパ戦線の実戦にて培った高い戦闘技術を持つパイロット。 状況判断能力や軌道制御技術に優れ、小隊の仲間たちからも信頼を勝ち得ている。 イタリア人らしいラテン特有の愉快なトークで、周囲をにぎやかにしてくれるムードメーカーであり、 アルゴス試験小隊の潤滑油的な役割を果たしている。 ステラ・ブレーメル(Stella Bremer) CV:大原さやか 所属:スウェーデン王国陸軍 階級:少尉 正確無比な狙撃技術と冷静沈着な判断力からアルゴス試験小隊のブレーンとも言えるスウェーデン王国出身の女性。 その彫刻を思わせるような美貌から冷徹で感情のない正確に思われがちだが、実際には面倒見が良く、家庭的な温かみもある。 作戦時以外は思わぬ一面も・・・。 ヴィンセント・ローウェル(Vincent Lowell) CV:杉田智和 所属:アメリカ合衆国軍 階級:軍曹 ユウヤと共にアルゴス試験小隊に配属されることとなった米国人メカニック。 その高い整備技術と正確な分析力は、小隊のメンバーからも厚い信頼を受けており、 ユウヤとはお互いに信頼関係を築きあげている。 快楽主義的な一面もあるが、その仕事振りにも見えるように、努力家で真面目な性格でもある。 イブラヒム・ドーゥル(Ibrahim Doğulu) CV:小山力也 所属:トルコ共和国陸軍 階級:中尉 アルゴス試験小隊の精神的支柱であり、指揮官として小隊を率いている。 以前はアルゴス1としてF-15・ACTVに登場していたが、ユウヤの着任でその席を譲った。 トルコ共和国出身で、ヨーロッパ戦線で多くの部下を失った経験から、作戦では衛士たちの安全を重視する傾向がある リダ・カナレス(Lida Canales) CV:ayami 新人としてXFJ計画に最後に合流したスペイン人オペレーター。 技術的に未熟な部分が多いが、持ち前の物怖じしない性格と誰とでも仲良くなれるフランクな脂質から、 コマンドポストのメンバーとは自然に馴染んでいる。 ニイラム・ラワムナンド(Niram Rawamunando) CV:日笠陽子 XFJ計画の専任オペレーターとして、リダとフェーベと共に任務にあたる。 3人の中では唯一の軍曹であり、専任として彼女たちをリードするインド出身の21歳。 冷静沈着な外見とは裏腹に、今ひとつ思考回路が読めないと仲間内では語られている。 フェーベ・テオドラキス(Phoebe Theodorakis) CV:高森奈津美 オペレーターズの中では最も若い、15歳のギリシャ人。 女性士官である唯依には懐いたようだが、年上の男性には警戒感を示すことも多い。 大人らしく振舞おうとしているが、行動の端々に年齢相応の子供っぽさが表れてしまっているのを本人は気付いていない。 ソ連軍"イーダル試験小隊" ソ連陸軍の高等機密機関・中央戦略開発軍団331特殊実験開発中隊所属の実験小隊。 『紅の姉妹』と呼ばれる驚異的な戦術機操縦技能を持つ衛士を擁する。 クリスカ・ビャーチェノワ(Cryska Barchenowa) CV:生天目仁美 所属:ソピエド連邦陸軍 階級:少尉 ソビエト連邦陸軍の実験部隊「イーダル試験小隊」に所属する衛士。他を圧倒する戦闘能力を有し、 同じ小隊のイーニァとともに「紅の姉妹」の異名で呼ばれる。周囲に対しては冷淡な態度を取るが、イーニァについては愛情とも執着ともつかない感情を垣間見せている。 イーニァ・シェスチナ(Inia Sestina) CV:能登麻美子 所属:ソピエド連邦陸軍 階級:少尉 クリスカと共に「紅の姉妹」と畏れられる、ソビエト連邦陸軍「イーダル試験小隊」の衛士。クリスカと 複座型の戦術機を駆って各国の開発衛士を圧倒するほどの技量を示すが、その外見と振る舞いには幼さが残っている。 クリスカを姉のように慕い、離れることに対して恐れを見せる。 ユーコン基地で出会ったユウヤに興味を抱き、無邪気に懐くが……。
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229: 弥次郎 :2022/01/22(土) 22 08 49 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「煌武院、立つ」5 C.E.世界 融合惑星 β世界 日本列島 旧近畿地方 旧帝都京都市街地 外延部 母艦級の群れが吹き飛ばされたことは、衝撃と共に、自信というものも帝国軍と斯衛軍に与えていた。 つまり、それだけ強い味方が自分たちにはついているのだ、という単純な理由だ。 理論理屈は分からなくとも、厄介な母艦級を倒せる戦力が味方にいるというのは心強い。それだけでも、極めて士気が上がるというもの。 元より帝都奪還に加えて将軍の親征に同行できるというだけでも名誉であり、士気が高まっていたところにこれなのだ。 帝国の旧帝都奪還に向け、これ以上になくコンディションは良い状況にあった。 無論、浮足立っているというのもあるだろう。 変則編成で通常より多い斯衛軍戦術機一個大隊と帝国陸軍混成二個大隊という数がいれば、そういう人間はどうしても出てくる。 彼らが厳しい訓練を重ねていると言えども、一目連の見せた圧倒的な力を、連合による潤沢な支援を、自らの力と錯覚してもおかしくない。 まして、少なからず薬物などの影響を受けている帝国の人間であるならば、猶更のこと。 その認識は、エスコートをする側である連合の戦力、そして一部の帝国側戦力に共通したものであった。 『殿下……』 一目連が通信を繋いだ先、悠陽もまた、高まっている自軍の興奮に懸念を抱いていた。 『一目連様、これはどうしたものでしょうか?』 現状、戦術機部隊は巡行で低空飛行をしながらの侵攻中だ。その中にあって、悠陽は困惑していたのだ。 BETAの集団を、それこそ母艦級を含む大集団を一瞬で抜けられたのは僥倖そのものだ。 そうだからといって、油断や慢心をするというのは心得違いというものである。 だが、問いかける悠陽も、本当は何をすべきかをよく理解している。 しかして、ここで下手なことを言えば、水を差す結果になり替えなない。素直に言うことを聞いてくれても、根本解決にならない可能性もあった。 『これに関しましては、日本帝国の領分であり、地球連合としては干渉などはあまりできないのが正直なところでございます』 バッサリと斬る一目連の言葉。 しかれども、それは事実だ。これは帝国内部の軍事組織の問題。 発端が大洋連合の一目連の行動によるものだとしても、現象が起こっているのは帝国軍である以上、その責任というのは帝国なのだ。 つまりこの場における最高権力者にして責任者である煌武院悠陽のもとに存在しているのである。 知らず、一目連に自分も頼り切りそうになっていたことに気が付いた悠陽は、一目連の言葉にうっと息を詰まらせる。 『……これは失礼を。確かに、これは帝国の領分です』 すぐに言えたのは美徳だな、と一目連は思う。 一目連もそれなりに人生経験があるが、素直に謝るというのはなかなか難しかったりするのだ。 だが、こんな少女に言わせているというのは一目連の背中を妙にムズムズさせる。 『……長く語る必要はありますまい。ただ、殿下が配下の者たちを想っていると、伝えるがよろしいかと』 だから、言ってしまう。独り言だ、と自分に言い訳しているが、回線を開いている時点で有罪だろう。 とはいえ、帝国が足を引っ張りすぎても困るのが連合なのだし、と自分に言い訳する。 (まるで子供だな……) 思わず、苦笑が漏れる。結局、いくつ年を重ねても、いくつ転生を重ねても、変わらないところはあるということか。 悠陽に対して大人の対応をしていた自分が次の瞬間にこれでは。自分で自分が思いやられるではないか。 いつまでたっても子供のところがあるのは、情けないところなのかもしれない。けど、大人になり切ってしまうと失いそうになるものもある。 それでも、悠陽の前では大人であらねばと思うのは、その役目のためか、それとも近い年ごとの娘がいるためか。 ともあれ、今は戦闘だ。彼女がやることを見守ろう。一目連は、地下から沸いてきた母艦級に襲われそうになった不知火からなる小隊を救いながらもそう思った。 230: 弥次郎 :2022/01/22(土) 22 10 53 HOST softbank126066071234.bbtec.net そして、しばしのちに動きがあった。とある通信回線が開かれのだ。 それの意味するところは、帝国軍さらには斯衛軍にとっては緊張をいうか、気を引き締める要因となるものであった。 即ち、総指揮官たる煌武院悠陽の言葉が発せられるチャンネルが開かれたのだ。この作戦に際し、そのように割り当てがなされている。 すでにBETAの集団とも各々が戦闘しつつ進撃していて戦闘途中だった衛士たちも、機甲部隊の兵士たちもいた。そんな彼らは、回線が開いたことを認識し、耳を傾けた。 『我が親愛なる帝国軍、そして斯衛軍の、全ての兵士たち、衛士たち、総員そのまま聞いてください』 戦術機の中で、供与されていた戦車の中で、あるいは砲撃支援のため海上に展開する艦艇の中で、誰もがその声を聴いた。 戦闘中の声だ、というのはすぐにわかる。言葉は平然と紡がれているようで、呼吸の乱れや言葉にやや不明瞭なところがあるというのでわかる。 実際、悠陽は戦闘を継続しながらも言葉を紡いでいた。周辺の敵は護衛機が排除しているが、かといって動きが止められるような悠長な状況ではない。 同じ戦場に出ている衛士たちは、その光景を見ることができていた。将軍が自ら戦う姿を。 一目連の斬月に援護されつつも、近接長刀と突撃砲を用いてBETAを適宜排除しつつも動きを止めることなく動き続ける紫の武御雷を。 『くっ……失礼を。 今、我々は旧帝都奪還という目標のため、戦い続けています。 異国でありながらも我が国の悲願のため力を地球連合より貸していただいて中でも、自らの意思と力で戦わんとするために。 他人任せではなく、他者と協力しあり、微力であろうとも自分の力で為すために』 そこで一息。 突撃級が飛び出してきたので、飛びあがりつつ、その柔らかな足を背部の可動兵装担架システムにより打ち抜いて擱座させる。 そして、振り向きざまに120㎜の弾丸を胴体へと撃ち込んでとどめを刺した。 『ですが、これらの戦いは決して我々後進の死を求めてのことではないということを忘れないでほしいのです』 一目連もまた、ネクストの機動力を生かして次々とBETAを屠りながらも、その様子を見守っていた。 『京都は、旧帝都は、多くの英霊たちが守らんと命をとして戦った場所。 そして、古より歴史を積み重ねてきた土地。そこを取り戻すことは悲願でありましょう。 英霊たちの死は無駄ではなかったというその証のためにも』 しかし、と断言する。 要撃級を切り裂き、続けて襲ってきた要撃級を連続で裁くため一度言葉を途切れさせた悠陽は力強く言う。 『英霊たちは、先達たちは、こうも見ていることでしょう。徒に、その命を捨てて死ぬなと。 自分たちが戦ったのは、後進の我々を死にいざなうためではなく、一人でも多くを救うためであったと』 回線に、応答はない。誰もがそれぞれに戦いながらも、悠陽の言葉を聞いていた。 潤沢な物資、レーザー級の脅威の漸減、信じられないほどの砲支援。戦術機とは異なる異国の戦闘兵器による援護。 どれもが、これまでの戦い以上のものである。だからといって、死の危険が0というわけではない。 突撃級は跳躍して回避しなければ死ぬ。要撃級の腕の一撃は食らえばフレームが歪みかねないほど危険だ。 戦車級は集られて貪られれば待ち構えているのは死のみである。故に、必死にならねばならなかった。 『これはあくまでもこの私の考えであり、こうあってほしいという願望でしかありません』 そう前置きし、悠陽は告げた。 『総員、生き延びなさい。足掻いて足?いて、必死に生きて、勝利を勝ち取るのです。 生きていないものは、私は許しません。勝つための必要な犠牲など、認めません』 一息。最後に、半ば叫ぶように。 『生きなさい!生きて、戦いを終えるのです!生きて、BETAから我らの国土を取り戻すのです!それを至上となさい!』 一瞬の間をおいて、歓声が上がった。 まだ、旧帝都奪還は始まったばかりにすぎない。 生きるため、帝国の領土を取り戻すため、その戦いはまだ続くのだ。 231: 弥次郎 :2022/01/22(土) 22 11 31 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 あと3,4話くらいで決着したいなぁと思います。 233: 弥次郎 :2022/01/22(土) 22 21 09 HOST softbank126066071234.bbtec.net 230 誤字修正をお願いします × 実際、悠陽は戦闘を継続しながらも言葉を紡いでいた。周辺の敵は護衛機が排除しているが、か突堤動きが止められるような悠長な状況ではない。 〇 実際、悠陽は戦闘を継続しながらも言葉を紡いでいた。周辺の敵は護衛機が排除しているが、かといって動きが止められるような悠長な状況ではない。
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No.170 篁唯依(Yui Takamura) 「はっきり言おう。貴様は未熟だ!」 情報 作品名 マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 価格 3,800円(税込) 発売日 2013年04月27日 商品全高 約155mm 付属品 表情:通常顔、叫び顔、照れ顔 手首:×8(握り手×2、開き手×2、持ち手×4) 武器:日本刀×2(抜き身×1、納刀状態再現用×1) 共通付属品(スタンド、スタンド用アーム、収納袋、di stage用カバースキン) その他:鞘 写真 キャラクター概要 日本帝国斯衛軍中尉。日米共同新型戦術機開発プロジェクト「XFJ計画」の日本側開発主任として、アラスカ・ユーコン基地に派遣された。 まだ20歳に満たない少女ながら、日本の普代武家・篁家の当主として常に己を厳しく律し、近接戦闘において世界最強レベルの戦術機「武御雷 TYPE-00F」を任されるほどの実力を持つ。 XFJ計画のメインテストパイロットとしてアメリカ軍からやってきたユウヤ・ブリッジス少尉とは、互いの国家観や戦術機の運用思想の相違から対立するも、数々の事件を通してお互いを理解し、やがて異性として意識するようになる。 商品解説 良い点 角度の違う2種の持ち手により、刀や鞘を自然に持たせることができる。 悪い点 抜刀状態の刀は鞘に収められないので、鞘を使ったポージングの自由度が冥夜に比べやや低い。 不具合情報 関連商品 クリスカ・ビャーチェノワ コメント 名前 コメント
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299: 名無しさん :2022/01/23(日) 07 15 04 HOST p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 【ネタ】OGクロス会話集8 【融合惑星篇・時系列無視】 改訂版 「全然ダメ。作り直し」 「な、なぜです?」 「きつい言い方するとこれを作る目的は、子供たちに自らお小遣いを吐き出させて、人型機動兵器の扱いになれてもらうことでしょう? やってて楽しくない時点で失格」 「……俺たちが一から作った方がいいかもなぁ」 連合の支援を受けて、国内に設置する戦術機シミュレーター(ゲーム)を作成する日本帝国。 「斯衛軍の一部が、世代機の機体仕様に異議を唱えている? 将軍の名代として来た紅蓮大将の認可を得たアレにか?」 「ええ。できうる限り向こうの要求を聞き、転移事件で入手したクロスボーン・ガンダムのデータを流用し、何度も向こうと議論を重ねて決定したあの機体仕様にです。 家名や地位を振りかざして、そりゃあもう大変でした」 「家名や地位を――か。ふざけやがって。 向こうがその気なら、かつて准国主の大名であった芹沢伯爵家当主として受けて立とうじゃないか。 宮城へ行く。藤田中佐、お前も来い」 ようやく決まった次期近衛機体の仕様に近衛の一部がしつこく異議を唱えていたため、『教育』することにした芹沢技術少将。 「これが当家の家紋、金鵄紋です」 「これはなんというか……ずいぶんハイカラですね」 「かっこいい!」 「戦国時代には、先輩の家と同盟結んでたんですよ。よく伊達や相馬に攻め込まれてたんで」 (ご先祖様、転生者でドラクエ好きだったんだろうな――) SMSやミスリルとの懇親会で、携帯を使って自分の家の家紋を見せる本田大尉。 「えーと……ネロさん?」 「なぜ首をかしげる?」 「本当に地球人サイズになれたんだ……」 懇親会後、マイクローン化したネロに驚くA-01部隊。 「これほどのものを譲渡してくるとは……」 「向こうもそれだけ必死なのでしょう」 「今は亡き彼らのボス、ミスタ・Auは、資源を持たない自国を憂いていたな…… やり方はともかく、愛国者ではあったのだろう。残された彼らは、その遺志を継ぐつもりのようだ」 アマルガムの日本の残党と接触する大洋情報部。 300: 名無しさん :2022/01/23(日) 07 15 51 HOST p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 「領土奪還に協力しろだ!? こちらの言葉を無視しておいて!!」 「荒れてますねえ……気持ちはわかりますが」 中華人民共和国と中華民国の要求に荒れるジブリールへ、憐憫の眼差しをむけるアズラエル。 「あの……この人は誰なんです?」 「東方志朗。僕の高校時代の柔道部の先輩で、総合格闘技ヘビー級王者。 そして彼女を妊娠させて、スポーツ推薦で入った大学を入学式前に退学になった人です!」 「なに余計な事言ってんだ!?」 「言いたくもなりますよ! 僕らの大学推薦が危うくなくなったんですよ!?」 「俺としては、お前が士官待遇なのが不思議でならん」 「段間! お前は俺が通信制の大学出てるって知ってんだろ!」 悠陽の超人化を知った夢幻会が、原作登場人物の資質を探るためA-01部隊にガンダムファイター級の人員を送り込む。 「ゼヒィ……ゼヒィ……ゼヒィ……」 「た、たった……半日の……体力錬成で……」 「止まるなー、クールダウンだ。 ところで午後から気功術含んだ技術教導だけど、お前らも出る?」 「え、いいんですか?」 「高校の時、ほんの少し教わって以来だな」 レスリングと柔道の金メダリストと総合格闘技王者から、最新理論で徹底的にしごかれるA-01部隊。教える側の三人はその日の夕食後、自分たちの競技の練習もしっかり行った。 「うわ……」 「戦術機があんな動きをするのか……」 「飲まれるな! あの程度なら、俺たちが仕込んでやる!」 演習を見て驚く前島正樹や冬馬巧らA-01候補生に、発破をかけるベルリオーズ。 「おいおい、恥ずかしい真似はやめとけよ」 「なに!?」 「武家のくせに千代田の刃傷を知らんのか? 実弾演習で白銀がキレたら、お前らなんか1分持たんぞ」 上層部に期待されている白銀武に嫉妬した一部の斯衛が嫌がらせしている所に、割って入る東方志朗。試合前のフェイスオフで鍛えた話術で、言葉巧みに意識を自分へと誘導した。 301: 名無しさん :2022/01/23(日) 07 16 34 HOST p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 「上層部の前で、立ち会わせればよい。できれば真剣で」 「真剣で……ですか?」 「言い訳ができなくなる。 よほどの馬鹿でもなければ、理由をつけて逃げるだろう」 東方志朗と斯衛軍の一部の馬鹿がもめた件で、月詠真那の相談を受ける一目連。 「昇進おめでとうございます殿下」 「ありがとう。早速だがこれに目を通してほしい」 「『冥王計画』、ですか……え……嘘…… こ……こんなものを本当に造れるとお思いですか!?」 「もちろん。だから君を呼んだ」 大洋連邦に出向した香月夕呼、中佐になった天川宮慶仁から『冥王計画』の書類を手渡される。 「金剛神掌! 天覇龍鳳拳!」 「マジかぁ……あいつマジかぁ……」 「霧の水雷艇くらいなら、生身で沈めても不思議じゃないよ…… どうしようお姉ちゃん?」 「……出来る限り情報を集めて、霧のネットワークに上げよう。 上にぶん投げるんだ」 東方志朗の気功術の鍛錬を見てしまった、霧の艦隊のアシガラとハグロ。 人物設定 東方志朗 F世界へ出向した坂本光のライバルにして東方流玄の息子。非転生者の夢幻会会員。 体格は小柄な父と違い、バスケット選手だった母親に似たため196cmと長身。 幼い時から父・流玄から古武術と気功術を学び、坂本光と同じく14歳で免許皆伝となる。高校では坂本光、段間獏と3年間同じクラス。部活は柔道部で、本田菊の先輩。 高校柔道で好成績を残していたため大学推薦されるも、4月に彼女の妊娠が発覚して入学式直前に大学を退学になる。その後両親に土下座し、いくつかの条件を飲んでプロ格闘家として成功するまで支援してもらっていた。 それから数年で総合格闘技のヘビー級王者となり、結婚した彼女との間に二人目の子供にも恵まれたが、L5戦役が始まったため大会も開催されなくなりタイトルを一時返上中に大尉待遇で軍に引っ張られた。 結婚した経緯のせいで女に対して節操が無いと思われがちだが、そんなことはなく後輩たちの面倒見も良い。 現在搭乗している機体は坂本光のおさがりのMFヤマトガンダムの改修機だが、シャドウミラー系の特機の操縦者候補として名前が挙がっている。 302: 名無しさん :2022/01/23(日) 07 17 34 HOST p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 以上です。 手直ししたら斯衛軍の馬鹿の生き残りが、余計ひどいことになったような…… ここまで残った連中は、クーデターした奴らからもいらないと思われてたんでしょう。 まとめへの転載は自由です。
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684: 弥次郎 :2022/01/14(金) 20 13 08 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「煌武院、立つ」 地球連合の面子を半ば潰しながらも、それでも自らの面子を守ることを選んだ帝国。 戦後、それも直近の、BETAの襲来をはねのけた後のことを考えれば泥を被ってでも取り付けなければならないものだったのは確かだ。 しかして、その日本帝国の面子を満たすに足る戦果というか結果を出すのはどうすればよいか、という連合の問いに帝国政府は窮した。 今のところ、地球連合の進軍は補給と戦線整理などの名目で停止している。 それが完了するまでに派遣できる戦力を決定し、抽出し、動員し、前線に送り届けなければならない。 それも、無理のない範囲でやらねばならないのだ。地球連合軍が停止しているのは善意でしかないわけで、 客観1998年に陥落した旧帝都だ。奪還したというのは大きな意味合いを持つ。 だが、それ故に生半可な戦力などで不足が発生する。つまり、旧帝都奪還という戦果に付きまとう名誉に釣り合う「格」というものが必要だったのだ。 無論、候補がいないわけではない。五摂家や政威大将軍といった武家社会の上位に立つ戦力を供出と言う手があった。 だが、その階級の伴う彼らは多くが臨時首都たる仙台に一足先に退避済みであり、その護衛という形で斯衛軍の多くが即応できなかった。 これに関しては、危機に際して首脳部が脱出することで指揮系統を保全するという意味では理解されたが、連合の心情的に納得しがたいものであったのは確か。 そして、当の脱出していた五摂家などが、戦局の変化が著しく対応中で出撃には時間がかかるなどと事実上拒否したため、いよいよをもって気まずいものとなった。 しかし、ここで帝国政府に思わぬ援護射撃が飛んできた。 連合との会談がもたれていた帝都東京の会場に、当代の政威大将軍の職を預かり、五摂家の一つ煌武院家当代当主の煌武院悠陽が現れたのだ。 当代の政威大将軍がこの東京にいたのは、偏に政威大将軍として最後の守りの務めを果たし、また指揮を執るためであった。 無論のこと、彼女自身が持つ権限は大きくはない。最高権力者たる地位なのが政威大将軍であるが、その実務などは周囲の人間などが担当するもの。 それをわかっていた彼女は、軍や政府に役目を預ける形で、精神的な主柱としては機能していた。 そんな彼女は、どこから聞きつけたのか、地球連合との会談が行われている場所に側近と共に現れたのだ。 彼女は、自分の登場に慌てるやら混乱するやらで対応に戸惑う政府首班を置き去りに、地球連合の代表団に対し、自ら深々と頭を下げ、謝意を述べたのだ。 形式的なところが多いにしても、武家の最高権力者が自らというのは、とてつもない大きなものであった。 慌てて、帝国政府の閣僚や担当者が彼女に倣い、いや彼女以上に頭を下げ、地球連合の救援に謝意を述べた。 無理からぬことであったが、帝国政府には地球連合の救援に対して謝意を伝えるタイミングも冷静さも書いていたのだった。 彼女のその行動は、帝国政府に冷静さを取り戻させる契機となったのだ。 そして、話の流れを確認するや、悠陽は自ら部隊を率いて戦場に赴くことを宣言した。 彼女が最前線に出る、ということは、彼女と彼女に付随する斯衛軍が行動する、ということである。 確かに悠陽が最終防衛ラインのさらに先、帝都において指揮を執っている関係上、斯衛軍も付随していることは確かだ。 それは戦術機部隊に限らず、それを支援する一般兵科やそれに付随するバックアップ人員も含まれていた。 それも、斯衛軍の中でも政威大将軍に付随する部隊だ、練度も装備も極めて整っている。つまり、動員するに不足はなかった。 遠く仙台にまで退避していた他の部隊よりはより近いし、何より戦線が迫るということもあって臨戦態勢にあった。 唯一の懸念は旧帝都まで赴く手段がないことですが、という悠陽に、その心意気を買った地球連合は輸送艦などの提供を提案。 更には付随する一般兵科の戦力などを提供し、これを帝国軍の指揮下に置くことを提案して、その採決を待った。 これを悠陽は受諾。あれよあれよという間に、最前線にして重要地域である旧帝都奪還までの算段が建てられていくことになる。 これを悠陽の越権行為というのは簡単。しかし、誰もが口をはさめず、問われる言葉に返事をするしかできなかった。 そして、地球連合側も、彼女に相応しい戦力を供出することとした。 武家社会という、C.E.世界においては過去のものとなっている制度に合わせやすい人間。 大洋連合の企業「ムラクモ・ミレニアム」に属するリンクス「一目連」であった。 685: 弥次郎 :2022/01/14(金) 20 14 43 HOST softbank126066071234.bbtec.net C.E.世界 融合惑星 β世界 日本列島 相模原・厚木最終防衛ライン 地球連合軍拠点 連合の後詰戦力が駐留する、帝国が用意した最終防衛ライン。 そこに、ネクストが一機西部から帰還してきた。爆発的な光の奔流はOBのそれだ。 圧倒的な速度のそれは、防衛ラインに近づくにつれて輝きと速度を緩め、やがてそれを静かな0へと収束させる。 それは、通常ではありえない減速と位置合わせ。だが、それはコジマによってもたらされた慣性制御により実現していた。 そして、ガイドビーコンに従い、一目連のネクスト「斬月」は緩やかな降下と共に用意されていた滑走路へと着陸していく。 機体が纏うPAとそこから乖離するコジマ粒子の輝きは、そのネクストを並々ならぬコントラストで彩っていた。 着地。静かなそれは、振動をほとんど立てることなく、その巨躯を地面へと下ろした。 そして、通常歩行によって斬月は用意されていたガレージへと向かい始めた。 既に斬月の周囲にはコジマ粒子の不活性化を促進するガスが展開され、無用な汚染の拡大の阻止を行っている。 また、自動化されたメンテナンスアームが激戦によって使い倒された武器を斬月から預かり、回収していく。 それらの動きはスムーズで極めて洗練されたものだ。そのエリアを抜けたころには、斬月はすべての武装を取り外し終え、素のままのフレームとなっていた。 そこまで行って、ようやっとガレージのメンテナンスベッドへとネクストは体を預け、あらゆる機能を緩やかに停止させていく。 コジマ粒子の放出が止まり、主機関であるコジマジェネレーターが停止。電力供給が停止したことでネクストを動かすあらゆる機能が止まっていく。 メンテナンスアームや作業デッキが周囲を回りながらも、機体に付着した汚れを落とし、あるいはコジマの影響を落とす液体を吹きかけていく。 そして、固定用アームが機体を固定し、全てのチェックが完了したところで、ようやっと斬月のカメラアイから光が消えた。 控えていたメカニック班が取り付いて作業を開始するとともに、コアパーツのハッチが解放され、内部から一目連が姿を現す。 それに群がるのは、コメディカルスタッフ達だ。一目連も承知していることだが、この後彼はVIPと顔合わせをすることになる。 それも、政治も絡むことになる極めて重要な案件であった。その為に戦闘後のケアを迅速に行い、準備を整える必要があった。 「そう慌てなくともいいぞ」 「そうもいかないんですよ、一目連さん」 「ええ、この後超VIPと顔合わせですから」 「あー……それは、そうだがな」 「ですから、私たちに任せてください。 ケアが終わったら、軽い休息の後でお色を整えてもらいます。段取りはできていますから、それに従ってくださいね!」 準備万端か、と真剣なスタッフたちの言に一目連は苦笑するしかない。 まあ、地球連合の肝いりなのだから当然かとも納得する。 何しろ相手はあの煌武院悠陽だ。 前線で暴れている途中で急に帰還命令が下り、その途中で事態の説明と地球連合の決定が伝達されたのは記憶に新しい。 なるほど、武家というものに対して詳しく、対応しやすいのは自分というのが適役だろう。 無論のこと、外交面で担当を行う地球連合や大洋連合の担当者がいることも確かである。 しかし、単なる文官なだけでは相手が難しい相手だ。なにしろ、政治形態的には、武のトップを務め、また政にも影響を及ぼすトップなのだから。 況や、その武のトップが自ら最前線に出て戦うということになれば、相応しいエスコート役が必要になるのだ。 とはいえ、原作を知っているだけに、なんとも新しいつながりを得ることになったものだ、と嘆息するしかない。 何しろ彼女は主要人物と深いかかわりがあり、単なるお飾りのトップとは言い難い役回りだ。 その彼女の相手を務めることになるとは思いもよらず。まあ、機体がなかったといえばうそになるのも事実であるが。 ともあれ、一目連はたくさんのスタッフたちにせかされるようにして、会談に向けた準備を整えることとしたのだ。 686: 弥次郎 :2022/01/14(金) 20 15 49 HOST softbank126066071234.bbtec.net 「お待ちしていました、一目連様」 「様はいいよ、柴崎」 「失礼を。ですが、こればかりは致し方ありませんので」 実家からのお目付け役も兼ねるスタッフの柴崎といつも通りの会話をしつつ、タブレット端末を受け取る。 起動させれば、この後のスケジュールがびっちりと書きこまれている。 その内容をざっと眺めれば、如何にこのスケジュールが政治的・軍事的な急かしを受けているのかが手に取るようにわかる。 「で、この後はこの通りで?」 「はい。斬月は輸送機に積載しメンテナンスと装備の換装を実施します。お色直しもしなくてはなりませんからね。 そして、帝都から到着予定の日本帝国政威大将軍の煌武院悠陽様および付随する斯衛軍をお迎えし、出発する手はずとなっております」 「……会談は道中で、か」 「時間がぎりぎりなんですよ。鶴の一声で派遣が決まって、あちらも相当急いだみたいですしね。 まあ、意見が全然まとまらないところに現れて一気に決めてくれたので、こちらとしても助かりましたけど」 「違いないな」 会話しながらも、クライアントとなる煌武院悠陽のプロフィールへと目を通しておく。 それは知っていることも含まれているが、それ以上のことがあった。 殊更、止まっていた政治の歯車を外側から叩き、見事に動かして見せた情報についても。 「なるほど、鳳雛か」 「そこまで一目連様がおっしゃるとは……」 「少なくとも目に力があるのがわかる。 まだ多くを知らないということもあるだろうが、目に力が宿っている。期待できるかもしれない」 少なくとも、他の五摂家などよりは、と胸中で一目連は付け加える。 原作においても、大胆にもクーデターを起こした将兵らの目の前まで赴くなど行動力があった彼女だ。 生まれの時点からすでに翻弄され、武家の中でもトップランクの生き方を続けてきた彼女が、そういった果断な意思を持つのは喜ばしいことだ。 その時点で、情勢に流されがちな凡百とは異なるという証左になっている。 「ただ……」 「ただ?」 ただ、一人の兵士、あるいは戦士としてみるならば、彼女はまだ未完だ。 すでに大器を伺わせているとはいえ、それを磨かねば、あるいは成長をさせねば何ら意味がない。 殊更、武のトップを務めるというからには、この段階以上に強くなくてはならないだろうというのは想像に難くない。 故にこそ鳳雛。鳳となり得るとしても、今はまだ雛でしかない。辛辣であり、礼を失するかもしれないが、そう評価した。 「今後、そのまま飛び立つか、否かが決まる。良くも悪くも、な」 「遠慮なしですね、一目連様」 「まあ、な……」 ともあれ、会ってみねばわからないこともあるだろう。 控室に通され、用意された衣服とメイクアップを担当する要員の歓迎を受けながらも、一目連は思う。 願わくば、彼女の行動が帝国にとっても連合にとっても良いものとなってほしい、と。 687: 弥次郎 :2022/01/14(金) 20 17 12 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 一気に進めました。 次回は近畿上空からお送りいたします。 なお、殿下は原作の時系列から飛ばされてきましたので、紫の武御雷を持ってきます。 ビジュアル的にもばっちりですなぁ 688: 弥次郎 :2022/01/14(金) 20 28 43 HOST softbank126066071234.bbtec.net 誤字修正 685 × しかし、単なる文官名だけでは相手が難しい相手だ。 〇 しかし、単なる文官なだけでは相手が難しい相手だ。 686 ×「時間がぎりぎりなんですよ。天の一声で派遣が決まって、あちらも相当急いだみたいですしね。 〇「時間がぎりぎりなんですよ。鶴の一声で派遣が決まって、あちらも相当急いだみたいですしね。 転載時に修正をお願いいたします