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さっそく合宿当日の平沢家 和「なんか悪いわね、私も呼んでもらっちゃって…」 唯「そんなことないない!!和ちゃんは軽音部の準メンバーみたいなもんだから!」 和「当てにされてるようで素直に喜べないわよ…」 ぴんぽーん♪ 憂「はーい!」 憂「…」 憂「おねーちゃーん!!」 唯「どしたのうい~?」トコトコ… 唯「…」 唯「え゛…」 斉藤「お初にお目にかかります。私、琴吹家の執事を拝命しております…」 斉藤「斉藤と申す者でございます。」 斉藤「この度はお嬢様が…云々かんぬん…」 憂「アングリ…」 唯「えっと…斉藤さん、その荷物はなん…でしょうか?」 斉藤「だんな様と奥様が、お嬢様がお世話になるのだからと仰られまして…」 斉藤「さっそくですが、搬入して構いませんでしょうか?」 憂「お、おねぇちゃん…」 唯「ど、どうぞ…」 和「今日は王様のブランチやってるわね」 和「あ、太宰治物語も…」 ガタガタガタガタ… 和「ん?」 和「…」 運送屋1「おーい!このミロのビーナスはどこに…??」 運送屋2「この椰子の隣においてくれだとさ~」 運送屋「はいはい!グランドピアノ通るから気ーつけて~!」 和「え゛…」 一方そのころ… 『搬入完了いたしました。』 「ありがとう、斉藤。」ピッ 「…もしもし?」ピッ 『準備できたの?』 「そのようですわ。さっそく、メインスイッチを入れてみてください。」 『これかしら?』ポチッ 『!!!』 『マーヴェラス!!ばっちりよ!!』 「右側のコンソールでカメラの選択、ズーム、角度等を操作してください。」 『へぇ…赤外線カメラ、あっサーモグラフィや透視機能まで…』 「全カメラは同時にHD録画されますので…」 『あっ…和ちゃんがおトイレに入ってきたわ!!』 『ハアハア…』 「もしもし…?」 『ハアハアハアハアハアハアハアハア…』 「あらあら♪」 紬「ごめんなさーい!」 律「むぎ?何やってたんだ?」 紬「ちょっと斉藤から電話が来て…」 澪「買い物はこれで全部か?」 梓「みたいですね。」 紬「ならさっそく、唯ちゃんのお家に行きましょう♪」 ……… 澪「ポカーン」 梓「…」 律「唯…おまえんちは…何時からブルジョワの仲間入りしたんだ?」 唯「えっとね、ムギちゃんがね…」 紬「気にしなくていいのよ、お父さん達のお節介だから♪」 和「…」 澪「和!もう来てたのか?」 和「…」 澪「和?」 和「あっ…ごめん、ぼーっとしてて…」 澪「どうかしたのか?」 和「さっきまでお手洗いに入ってたんだけど…」 和「体中嘗め回されるような視線を感じてね…」 澪「大丈夫か?」 和「うん、平気。最近生徒会が忙しかったから。 久しぶりにリラックスできて、感覚が変になってるのかも…」 澪「そっか…。ならなおさら、今日は骨休めの良い機会だな。」 和「ふふ、そうね、そうかもね。」 唯「ムギちゃん、さわちゃんは?」 紬「なんか用があるらしくて…。夜遅くに合流するそうよ。」 唯「おっけー!」 梓「…」 梓「先輩方。」 唯「なぁにあずにゃん?」 梓「今日は合宿なんですよね?」 梓「 当 然 」 梓「音楽に関係した、合宿らしいことするんですよね??」 唯「えっと…」 梓「そ う で す よ ね ?」 紬「その点はぬかりなくてよ、梓ちゃん。」 紬「何組かのアーティストのライブDVD持ってきたから…」 律「!!!!!!!」 澪「律?どうかしたのか?」 紬「斉藤に頼んで、唯ちゃんちの居間を小型映画館並みのスペックにしてもらったから…」 紬「臨場感迫力抜群よ♪」 律「!」 律「…」タラ…タラリ… 澪「りつ?汗かいてるぞ?」 律「だ、だいじょぶ…だいじょぶ!」 紬「さっそく、鑑賞しましょう!」 唯「wkwk」 紬「あ、りっちゃんは私の隣ね♪」 律「う…ん…」 澪(りつ?) ♪~♪~ 和「へぇ…五人組のガールズバンドなんだ?」 唯「りっちゃん、このギタリストの大ファンって言ってたよね?」 律「ハァ……ハァ…」 唯「りっちゃん?」 グイギュイーン~♪~ 梓「ギターソロ入りましたね♪かっこいいなぁ…」 律「!!!」 律「ハァハァ…ハァ…!」 唯「りっちゃん、具合悪いの?」 律「だい…じょぶ…」 澪「律…?」 グイギュイーン~♪~ 紬「ギターの音に痺れてるのよ、ね、りっちゃん?」 律「う…ん…ハァハァ…」 紬「ウフフ…」 澪(なんか変だ…) 4
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ニュース/2006年07月08日/ガンパレードオーケストラ 青の章 外伝(1) ニュース/2006年07月08日/カウンターアタックのはじまり ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(31) ニュース/2006年07月08日/BALLS ボーナス クリサリスの休日(後編) ニュース/2006年07月08日/アンコール。 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出外伝 ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 OPセレモニー ニュース/2006年07月08日/BALLSボーナス 白いオーケストラ裏舞台(中) ニュース/2006年07月08日/5日目 午後 ガンパレード・オーケストラ白ルート2 Dコース ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス 式神の城3 前伝2 ニュース/2006年07月08日/絢爛舞踏祭 in 青森2 ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ白の章(23) ニュース/2006年07月08日/エンドボーナストラック 瀧川ホームラン(1段階目) ニュース/2006年07月08日/エンドボーナストラック 瀧川ホームラン(2段階目) ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス 瀧川奮戦 ニュース/2006年07月08日/式神3&瀧川ホームラン(打ち上げ) ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章(24) ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレードオーケストラ白の章外伝2(25) ニュース/2006年07月08日/ネクストゲーム バレンタイン・プレゼント(石田谷口) ニュース/2006年07月08日/バレンタインプレゼント(2)ガンパレードオーケストラ白の章(26) ニュース/2006年07月08日/昇天のレムーリア(1) ニュース/2006年07月08日/ボーナストラック ガンパレード・オーケストラ緑の章(52) ニュース/2006年07月08日/ボーナストラック ガンパレード・オーケストラ緑の章(54) ニュース/2006年07月08日/ストライクボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(55) 式神の城 合同コース ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(56) ニュース/2006年07月08日/NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(57) ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第4ターン 歌月・ 磯辺 ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 最終ターン alneco 雨花 ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第9ターン 白竜・こまち ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第8ターン 姫つつじ・このよ ニュース/2006年07月08日/斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第5ターン 佑・ とよたろう . #blognavi
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「タイム!」 目の前に立ちふさがる番犬『雲雀恭弥』に対峙する棗恭介は手を上げながらそう叫んだ。 タイム、つまり恭介は恭弥に『待ってくれ』と頼んだのであった。 トンファーで殴られ、しかもタイムを頼んだ恭介だ。 当然同行している伊吹風子からは「どれだけ格好悪くなれば気が済むんですかっ!最悪ですっ!」と呆れられた。 「そんなの僕が許すとでも思うの?」 ただでさえ低い声の恭弥がそれ以上に低い声で睨みながら恭介のタイムは無しで戦闘を続行させようとトンファーを構える。 『戦闘は出来る時に全力でやり合いたい。』 恭弥の言動で思考が読み取れた。 「まぁ、待てお前。ここで俺がタイムを取る事によって俺はパワーアップしてお前と全力で戦えるだろう。ただの地球人からスーパー地球人へと変わるぐらいになっ! どうだ、タイムを取らせる気はないか?」 「…………10分以上は認めないからね」 単純に強い奴と戦い事を読み取った恭介の計算通りであった。 案外こいつを仲間にするのは簡単なのではないかと恭介は思った。 「それとお前の名前を知りたい」 「並盛中風紀委員長、雲雀恭弥」 余程大事な襷なのか『風紀委員長』と書かれたそれを強調させる。 「よし、どうする伊吹」 「そして私に来るんですか!?なんでですか!?」 大きい口を叩いて自分のところにきた恭介の行動に風子は突っ込まずにはいられなかった。 普段、朋也や春原を振り回す風子が振り回される珍しい図がこのバトルロワイアル内にて何回も確認出来た。 「支給品だよ、支給品!お前の残りの支給品になんかないのかよっ!」 「棗さんにだって支給品があったはずじゃないですか!?」 「スイカなんだよ!スイカっ!イカロスとかいう参加者が愛情込めて育てたスイカなんだよっ!」 スイカを投げつけるか? いや、そんなスイカ事にスイカを使ったらイカロスとかいう奴に殺されるのではないだろうか? 説明書きにも扱い危険とか書かれてあるし。 爆弾や刀にじゃなくスイカが扱い危険ってなんだよっ!? いや、いずれスイカ割りしてやるけどよ! 「風子の残りの支給品はすごいですよ!」 中から出してきたのは女物の黒い制服であった。 黒の騎士団、その様な組織の制服らしい。 「どう?あたいこれ着たら大人の女でしょ?」 「……多分ブカブカになると思うよ」 サイズは確かに大人の女サイズかもしれないが、風子は中学生、いや小学生にも見える体なので絶対にサイズが合うとは思わない恭介であった。 これも役立たず。 「棗さん、あなたはスーパー地球人になるとか大見得切ってなんなんですか!? 大体あなた中学生相手に負けてるんですよ!?完全にあなたより年下じゃないですか!?」 「……(多分雲雀も伊吹には年下とか言われたくないだろうなぁ……)」 実際、実年齢よりも上の年齢不詳であるのだが、それは別の話である。 (いや、絶対中学生じゃないだろあいつ……) 案外気が付かないわけでもなかった。 「確かあと1個何かあったよな伊吹?」 「そういえばこれでまだ2つですね」 風子の元々の支給品は今恭介の手にある物干し竿、そして黒の騎士団の制服(女物)であり、もう1つなにかあるはずであった。 「な、なんですかこれはっ!?気持ち悪いですっ!最悪です、最悪です、最悪です!棗さん以上の気持ち悪さです」 風子がデイパックを開けるといきなり素っ頓狂な声を上げた。 その声に一緒に居た恭介は当然だが、傍観を決め込んでいた恭弥すら一瞬風子の方に視線を向けたほどだ。 「なんで俺が気持ち悪い事に分類されてんだっ!」 「自覚ないんですか!?恐ろしい気持ち悪さです!」 「ヒトデに比べたらマシだっ!」 「ひ、ヒトデをバカにしますか棗さん!?救いようがないバカだと思ってましたが、あなたは救いようがない男です」 「……そっちの方が良くね?」 あーだこーだと約5分こんな子供みたいな喧嘩を続けた。 待ってもらっている半分をこんな事に費やしている事には気づかぬままではあったが。 「これはあまりの気持ち悪さで触りたくもないのですが」 ゴソゴソと漁って中から出るのは変な意味でデザインが凝っていて、子供が見たら泣き出してしまうのではないかと思われる大きなマスク。 お世辞にも格好良いとは言えないマスクではあるが恭介には見た事のあるものであった。 「ま、まさかこんな隠し兵器が伊吹のラストの支給品とはな……。これは俺達憧れである最強の証のマスクだ伊吹!!」 「ってこれは棗さん知っているんですか!?」 「理樹に負けてこれを授けたのだがまさか再び俺の手に渡るとは……」 恭介がランキングにてわざと1位からビリに落とした理樹であったが、それをものともせず理樹は再び頂点になり1位を取り戻し、ついにマスク・ザ・斉藤を倒しその座を理樹に譲ったという経緯がある。 「お前は最高に運が付いているな、よしスーパー地球人がお前を護ろう!」 「もうその設定には風子は飽きました」 「ならお前にも設定を作ってやろう。お前はヒトデ魔術師とでも呼んでやろう」 「ヒトデ魔術師!?風子魔術師じゃないのになんでこんなに惹かれるのでしょう!?」 「魔術師じゃなくてヒトデに惹かれたんだろう」 嬉しそうに笑顔になりながらポワ~ンとなっている伊吹をほっといてマスク・ザ・斉藤のマスクを右手に持ちながら恭弥に戻って行った。 恭弥は待ちくたびれた態度を露骨に顔に出して睨んでいたが恭介は怯まずにキッと構える。 「ちょうど10分、タイミングを見計らったみたいだったね」 「へへっ、俺は時を操る力を無意識の内に風の様に放出する魔法遣いさ!通称『時風』」 「変な厨二設定作らなくて良いですから!!因縁の対決でもない対決に時間かかり過ぎなんですよ!」 ○―○―○―●―●―● 「よし、俺は今から斉藤化するぜ」 「強いなら別に炎とかリングも使って良いからタイムさせたのを喜ばせてよ」 炎、リング。 恭介は何を言っているのかわからないが、恭弥の世界にはそういうのがあったという事だけを受け止めながら、マスク・ザ・斉藤のマスクを付ける。 躊躇い、そんなものは恭介にはない。 マスク・ザ・斉藤、物干し竿。 心強い武器が2つ、恭介の手に渡った。 「な、棗さーん?」 斉藤になった恭介は動かなくなった。 もし動かなくなったら風子と恭弥が場に残るという勝敗がわかりきったバトルが行われる事になる。 心配になり恭介に話かけた風子。 「棗?誰だそれは?俺はただの斉藤さ!うまうぅーー」 棗恭介の姿がなかった。 マスク・ザ・斉藤の姿がこの場におり、恭介は跡形もなく消えてしまった。 ――斉藤の正体が恭介なだけなのだが……。 「良いね、ものすごく強くなったみたいだね。これがスーパー地球人か」 「雲雀さんが茶番に乗りました!?」 風子は茶番とは言ったが恭弥にとっては大マジであった。 あのマスク自体が匣兵器(ボックスへいき)なのではないかと恭弥は疑う。 「(相当彼は――強い!)」 恭弥は両手に握るトンファーを振り回しながら斉藤に襲う。 斉藤の目がキラリと光る。 「はりゃほれうまうー!」 ガキンッ!! 鞘に収まったままの物干し竿を突き出してトンファーの回転を強引に食い止める。 そして食い止めながらその突進する斉藤。 「ふんっ、甘いっ!」 しゃがみ込み物干し竿を避けながら跳んでトンファーを斉藤の顔を目掛けて叩きにくる。 「うまうぅぅぅー!」 寸除け。 先程恭介は技をくらいながら避けたが、我ら斉藤は技を受け流す。 恭介と斉藤の力の差は歴然とステータスを激増させていた。 「本当にあれは棗さんなんですか!?風子の知る変な人じゃないです!全部が変な人に退化してます」 風子は斉藤になった恭介をも斉藤とは呼ばなかった。 ただ単に嫌なだけである。 「よし、居合い斬りっ!」 鞘から物干し竿を取り出し、峰が恭弥の体目掛けて向かってくる。 長過ぎる間合いは恭弥に避ける場所がない事を示していた。 ・・ そう、避ける場所がないだけだ。 避ける場所だけが。 「ふん」 トンファーで受け止める事は容易い。 戦闘狂でトンファーを愛用している恭弥でなければ斉藤は今の一撃で勝てたであろう。 相手が本当に悪すぎただけであった。 「君、終わりだね」 片方のトンファーで物干し竿を止めながら進撃し、斉藤に一直線。 斉藤に為すすべなし。 「首取った」 トンファーが斉藤の首元スレスレで停止した。 恭弥が自らの意思で、止めた。 「僕が君の首にショックを与えただけで君は肉塊に変わるんだ」 微笑みながらトンファーを降ろす。 忠告、そして戦いは終わる。 「すごいね君、全然驚いていない」 斉藤のマスクを外す恭弥。 勝負に負けたのに清々しい顔をした恭介の顔が現れた。 風子は恭弥の行動もだが、恭介の態度にも驚かされていた。 「いや、お前がこの学校で死人は出すはずはないと思ってな」 「堂々と意味不明な事を棗さんがほざいてます!」 「…………正解」 「なんでですか!?」 恭介は恭弥の事を初めて見た瞬間から観察していた。 並盛中学風紀委員長と名乗った雲雀恭弥。 この舞台はさっき学校名を確認した時、自分は知らない学校の並盛中学なのを知った。 普通学校は嫌う傾向にあるものだが、この恭弥からは最初の目的地、そして気持ち良さそうに眠る姿に愛着があると判断した。 そんな男が愛着のある場所で人を殺したがるか? 答えはNo.。 つまり結果はどうあれ、死なない自信はあった。 「大体君、手抜き過ぎ。咬み殺したくなるよ」 恭弥は恭介が手を抜いている事に対して苛立ちを覚えていた。 鞘に収めた刀、峰打ち、わざと遅く突く技術。 完全に舐められていた。 「俺は殺されるわけにはいかない。このゲームを終わらせるミッションを実行させるまで! だから雲雀、俺達リトルバスターズに入って対抗してくれないか?」 「嫌だ」 「棗さん良いところ0です」 群れる事が嫌い。 どんな信念でもこれだけは揺らぐ事のない。 故に彼は、誰よりも強い。 「ただ僕はゲームには乗らないからね。棗と伊吹だっけ?ゲームに乗っていない参加者が居たら仲間が探している事だけ教えておいてあげるよ だから僕の目の前から消えてよ」 「……わかったよ」 恭介は仲間には出来なかったが、最低限協力させる事までは持ち込み恭弥を妥協させた。 それだけで今は満足であった。 「暇ならまた相手をお願いしたいね」 屋上への扉が締められ、恭弥1人が屋上に残された。 屋上の扉の向こうは戦いがあった事など感じさせない普通の学校の風景であった。 【G-6 中学校屋上/早朝】 【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN!】 【装備:仕込みトンファー@家庭教師ヒットマンREBORN!】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×2】 【状態:疲労(中)】 【思考・行動】 1:特に目立った行動はしないが、棗達に人を回す。 2:斉藤と再戦希望。 【備考】 ※継承式編終了後からの参戦です。 「棗さん、次からはどうするんですか?というか風子をいつの間にかリトルバスターズのメンバーに加えてませんか?」 「さて、次はどうしようか」 後半は聞こえない振り。 既に恭介の仲では風子はリトルバスターズのメンバーの1人で、理樹と鈴と真人と謙吾と来ヶ谷と同じく助ける仲間の1人に加えられているのだから。 『ご機嫌いかがですか皆さん?では今から放送が始まります』 学校中に響き渡った。 いや、島中に響き渡った郷田真弓の声。 「おい、伊吹!?」 「こ、これから放送が始まるのですね……」 6時間が経過した……。 【棗恭介@リトルバスターズ!】 【装備:物干し竿@Fate/stay night】 【所持品:支給品一式、海軍用船上槍@とある魔術の禁書目録、イカロスのスイカ@そらのおとしもの、マスク・ザ・斉藤のマスク@リトルバスターズ!】 【状態:疲労(中)、視界不良(小)】 【思考・行動】 1:リトルバスターズを結成して、バトルロワイアルを打倒する。 2:仲間は全員助けてやりたい。特に理樹と鈴は優先的に保護したい。 【備考】 ※Refrain、理樹たちが助けにきた直後からの参加です 【伊吹風子@CLANNAD】 【装備:FN Five-seveN(6/10)@現実】 【所持品:支給品一式、FN Five-seveN予備弾薬(20/20)、黒の騎士団の制服(女物)@コードギアス 反逆のルルーシュ】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:棗さんと行動。 2:岡崎さんたちを探す。 3:風子はリトルバスターズなんですか? 【備考】 ※風子ルート終了後からの参加です ※実体で存在しています 【イカロスのスイカ@そらのおとしもの】 いわゆる地雷。イカロスの目の前でスイカを壊すなり食べたりするならば死亡フラグです。 【黒の騎士団の制服(女物)@コードギアス 反逆のルルーシュ】 黒の騎士団の女性に渡される制服。当然色は黒。 【マスク・ザ・斉藤のマスク@リトルバスターズ】 学園の中でも最強に渡される証。ステータスを底上げさせる。語尾には「うまうー」を付けなくてはならない。 運命は、英語で言うとデスティニー 時系列 この島に1人、――がいる! 運命は、英語で言うとデスティニー 投下順 第1回定時放送【『脱出を目指しているあなたに問います。』『ゲームに乗っているあなたに問います。』】 「ミッションスタートだ」 棗恭介 Oath Sign 「ミッションスタートだ」 伊吹風子 Oath Sign 「ミッションスタートだ」 雲雀恭弥 [[]]
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2015年10月11日 新第一幕:倒錯と禁断のカドリール BSフジ:26時10分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ポメラニアン:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/立華マリア:山村響/ジェキ:鈴木裕斗/警官A:徳本英一郎 警官B:高橋伸也/ヴァンパイアA:小林直人/ヴァンパイアB:榎木淳弥/女子生徒A:奥野香那/女子生徒B:澁谷梓希 女子生徒:青山吉能/ナレーション:Daniel Duncan Akira 2015年10月18日 第二幕:迷いと秘密のジルバ BSフジ:24時40分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ポメラニアン:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/リムジンの運転手:高橋伸也/ヴァンパイアA:小林直人 女子生徒A:奥野香那/女子生徒:清水茉奈/女子生徒:山崎エリイ/男子生徒:榎木淳弥 2015年10月25日 第三幕:情熱と誘惑のタンゴ BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ポメラニアン:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/ケーキ屋の店員:佐藤奏美/女子生徒:藍田麻利衣 女子生徒:佐倉薫/留守電:高柳知葉 2015年11月2日 第四幕:孤独と哀愁のボレロ BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/謎の男子生徒:鈴木達央 ポメラニアン、幼少リンド:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/ジェキ:鈴木裕斗/司祭A:蓮岳大/ヴァンパイア:小林直人 女子生徒:篠田みなみ/女子生徒:和氣あず未/女子生徒:大下菜摘/女子生徒:中里望 2015年11月9日 第五幕:独尊と衝迫のブレーキン BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ポメラニアン:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/教師、マフィア:徳本英一郎/女子生徒A:奥野香那 女子生徒:しもがまちあき/女子生徒:矢尾幸子/女子生徒:M・A・O/男子生徒、マフィア:高橋伸也 男子生徒、マフィア:小林直人/マフィアボス:テイ カナン 2015年11月16日 第六幕:追想と迷宮のファランドール BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ポメラニアン、幼少リンド1:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/祖父:山本兼平 立華マリア、幼少リンド2:山村響/司祭A:蓮岳大/司祭:榎木淳弥/司祭:高橋伸也/手下:小林直人/声:戸田めぐみ 2015年11月23日 第七幕:幻想と純真のパ・ド・ドゥ BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ローエン:鈴木達央/ポメラニアン:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/レムの父:森川智之 2015年11月30日 第八幕:仮初のワルツ BSフジ:26時10分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/葛葉アズナ:松田利冴/ジェキ:鈴木裕斗/ヴァンパイア:小林直人/ヴァンパイア:榎木淳弥 女子生徒:杉浦しおり/女子生徒:西郷あやか/女子生徒:山村響/女子生徒:七瀬彩夏/女子生徒:阿部里夏/男子生徒:奈良岡快 2015年12月6日 第九幕:秘め事と裏腹のウォークライ BSフジ:26時25分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ジェキ:鈴木裕斗/立華マリア、幼少リンド2:山村響/立華マルタ:佐藤奏美/幼少リンド1:山本和臣 司祭A:蓮岳大/司祭B:高橋伸也/司祭C:榎木淳弥/エクソシスト:小林直人/エクソシスト:徳本英一郎/祖父:山本兼平 ネスタ:藤原啓治 2015年12月13日 第十幕:欲望と偽りのタランテラ BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ローエン:鈴木達央/ジェキ:鈴木裕斗/立華マリア:山村響/幼少リンド:山本和臣/チンピラ:小林直人 子猫:須田裕莉香 2015年12月20日 第十一幕:漆黒と紅蓮のサンバ BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ローエン:鈴木達央/ポメラニアン、幼少リンド:山本和臣/葛葉アズナ:松田利冴/ジェキ:鈴木裕斗 立華マリア:山村響/奴隷:東城日沙子/ヴァンパイア:榎木淳弥/ヴァンパイア:岩瀬周平/ネスタ:藤原啓治 2015年12月27日 第十二幕:漆黒と紅蓮のサンバ終 BSフジ:24時30分〜 立華リツカ:茜屋日海夏/鉤貫レム:斉藤壮馬/立華リンド:羽多野渉/楚神ウリエ:近藤隆/南那城メィジ:木村昴 棗坂シキ:平川大輔/ローエン:鈴木達央/ジェキ:鈴木裕斗/ヴァンパイア:小林直人/ヴァンパイア:榎木淳弥 ヴァンパイア:蓮岳大/ネスタ:藤原啓治
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2017年4月1日 新第1話:水銀、陸怜と出会う! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ランショウ:鈴木裕斗/マキ:後藤邑子/ワンチョイ:松本沙羅/女生徒A:景山梨彩 女生徒B:柚木尚子/女生徒C:深川芹亜/ゾンビ1:三瓶雄樹/ゾンビ2:福原かつみ/ゾンビ3:鈴木拓也 取り巻きC:服部想之介 2017年4月8日 第2話:水銀、陸怜と近づく! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ランショウ:鈴木裕斗/マキ:後藤邑子/ワンチョイ:松本沙羅/カップルA:深川芹亜 カップルB:服部想之介/プレイヤーA:福原かつみ/プレイヤーB:鈴木拓也/プレイヤーC:景山梨彩/長老:三瓶雄樹 2017年4月15日 第3話:水銀、終末を憂える! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/陸遊七:菅生隆之/リング:宮本充/ランショウ:鈴木裕斗/マキ:後藤邑子 ワンチョイ:松本沙羅/女生徒A:景山梨彩/女生徒B:真野あゆみ/運転手:鈴木拓也/プレイヤー1:福原かつみ プレイヤー3:服部想之介/男:竹内栄治 2017年4月22日 第4話:水銀、敗北を喫する! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/陸遊七:菅生隆之/エル:明坂聡美/ワンチョイ:松本沙羅/公式アナウンス:服部想之介 秘書:景山梨彩/コレクター(モンスター):福原かつみ/マスター:竹内栄治/ガイド音声:真野あゆみ/交信音声:鈴木拓也 2017年4月29日 第5話:水銀、遺産を相続する! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/陸遊七:菅生隆之/リング:宮本充/エル:明坂聡美/バシダ:鳥海浩輔/ランショウ:鈴木裕斗 マキ:後藤邑子/女子A:深川芹亜/女子B:真野あゆみ/係員A:松本沙羅/係員B:柚木尚子/男A:福原かつみ 2017年5月6日 第6話:水銀、陸怜に誓う! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/陸遊七:菅生隆之/フィービー:水樹奈々 エーユウ:平川大輔/ファリン:西田望見/リング:宮本充/シリコン:吉開清人/公式音声:真野あゆみ/男A:福原かつみ 男B:鈴木裕斗 2017年5月13日 第7話:水銀、祖父と邂逅する! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/陸遊七(魔神):菅生隆之/フィービー:水樹奈々 エーユウ:平川大輔/ファリン:西田望見/ショスティア:浅倉杏美/コシリコ:後藤邑子 2017年5月20日 第8話:水銀、最後の墓守りとなる! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜、コレクター:斉藤佑圭/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/陸遊七(魔神):菅生隆之 フィービー:水樹奈々/エーユウ:平川大輔/ファリン:西田望見/ショスティア:浅倉杏美/コシリコ:後藤邑子 陸水銀(幼少期):松本沙羅 2017年5月27日 第9話:水銀、盗掘ゲームを学ぶ! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ワイルドウルフ:浪川大輔/フィービー:水樹奈々/エーユウ:平川大輔/ファリン:西田望見 テムジン:谷昌樹/コシリコ:後藤邑子/ランショウ:鈴木裕斗/ワンチョイ(飼い猫):松本沙羅/男A:福原かつみ 男B:服部想之介/女A:深川芹亜/ガールフレンドA:柚木尚子 2017年6月3日 第10話:水銀、再び起つ! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/コレクター:斉藤佑圭/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/ワイルドウルフ:浪川大輔/フィービー:水樹奈々 エーユウ:平川大輔/ファリン:西田望見/テムジン:谷昌樹/シリコン:吉開清人/コシリコ:後藤邑子/リトレット:景山梨彩 ソフィア:深川芹亜/ベイラ:松本沙羅/男A:福原かつみ/男B:服部想之介/男E:鈴木裕斗 2017年6月10日 第11話:水銀、タケシと出会う! TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/陸怜:斉藤佑圭/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/フィービー:水樹奈々/エーユウ:平川大輔 ファリン:西田望見/テムジン:谷昌樹/コシリコ:後藤邑子/ミカン:松本沙羅/タケシ:潘めぐみ/陸伯:金尾哲夫 老龍:廣田行生/若龍:奈良徹/マンモスバイキング:佐々木啓夫/係員:福原かつみ 2017年6月17日 第12話:水銀、新たなる旅立ち!終 TOKYO MX:21時00分〜21時15分 陸水銀:福山潤/ツイスター(ジン&ウェイ):小清水亜美/フィービー:水樹奈々/ファリン:西田望見/ミカン:松本沙羅 タケシ:潘めぐみ/老龍:廣田行生/若龍:奈良徹/マンモスバイキング:佐々木啓夫 第1期→銀の墓守り 第2期→銀の墓守りII
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―――――――――――――――― 街 梓「ほんとうに助かりました、ありがとうございます。あの、なぜそんな有名な家の執事さんがここに……?」 斉藤「探し物をしておりまして……ところで、そちらはなかなかの腕の渡り鳥とお見受けしましたが」 梓「いえ、とんでもないです……あ、申し送れましたが、梓と申します」 斉藤「では、梓殿。『アークセプター』について、何か噂をお聞きになってはおりませぬかな?」 梓「アーク……あっ!! 知ってます! 確かあの列車で――」 斉藤「――!! これは……詳しくお聞かせください」 …… 斉藤「――なるほど。間違いありません。その晶と言う渡り鳥めがコトブキ邸からアークセプターを盗んで行った張本人でございます」 梓「やっぱり……盗んだものだったんだ……」 斉藤「その渡り鳥の行方に心当たりはありますかな?」 梓「いえ、駅で別れて以来ですから……すみません」 斉藤「いえいえ、十分でございます。この地方に来ているとなれば、目的地はおそらく近くの守護獣の神殿……追えば必ずや見つかるでしょう」 斉藤「梓殿の腕を見込んで、ともにアークセプターを取り戻す仕事を依頼したいのですが……よろしいですかな?」 梓(この人は……今までの渡り鳥とは違う。きっと、分かってくれるんじゃないかな) 梓「――はい。絶対にアークセプターを取り戻しましょう」 …… 荒野の渡り鳥 斉藤「では、情報収集もかねて一旦海辺の街へと向かいますかな」 梓「そうですね! ……あの、その武器は『剣』ですよね……?」 斉藤「然様にございます」 梓「初めて見ました……今はもう楽器型ARMが主流で、普通の武器は作る方法すら失われてるって聞いてたんですが」 斉藤「はい、その通りでございます。この剣はコトブキ家のARMの技術を用い、アームスティックを模して作られたものです」 斉藤「ただ、やはりロストテクノロジーには未だ及ばず、性能は低くなっております。それゆえ、剣の形をとって攻撃力を増している次第です」 梓「それもARMみたいなものなんですか……すごいなぁ」 斉藤「ARMはすばらしい技術です。それを正しく使えば人々の暮らしは発展する、というのがコトブキ家の教え。ゆえに、先ほどのようなARMを悪用する輩の存在は誠に残念です」 梓「……! 私も、そう思いますッ!! みんなARMを使って暴れまわるし、それで渡り鳥は嫌われるし……」 斉藤「梓殿はARMを正しく使われているようですな。コトブキ家に仕える者として感謝いたしますぞ」 梓「は、はい、ありがとうございます――」 梓(私自身が、ARMを正しく使えている……よね? うん、人助けもそうだし、悪用する人達を懲らしめたりするし――) …… 海辺の街 酒場『バンドマンズ・ヘヴン』 渡り鳥が集う水辺 梓「――ひと通り聞き込みをしてみましたが……まとめると、四人組の女渡り鳥のチームがアークセプターを使ってガーディアンの力を手に入れた、ってことですか」 斉藤「なんと……守護獣が悪漢にその力を貸したということでございますか。にわかには信じられませぬな」 梓「でもやっぱり、最初からガーディアンの力が目当てで杖を盗んだってことですね」 斉藤「そのようですな……既に三箇所のガーディアン神殿が押さえられたとのこと。残る地のガーディアン神殿に急ぎましょう」 バタン! 晶「……ん~、ここにもいないか、唯の奴」 菖「神殿にいなかったからきっとここでだべってそうだと思ったんだけどねー。フフ、あの変身女さん、待ちぼうけくらってたね」 幸「もう一つの神殿は海の上だから船がないといけないはずだけど……海の渡り鳥さんに頼んだのかな?」 晶「……まあいい。港に行って聞き込みを――」 梓「――あーッ! あなたは!!」 晶「!? お、お前はあの時の……」 斉藤「!! その顔、忘れはしませんぞ! さあ、アークセプターを返していただきましょう」 晶「ゲッ、あの時の執事!?」 菖「……も~、晶恨まれすぎでしょ」 幸「ええと、アークセプターなら、もう――」 梓「やっぱり、あなたは盗みをはたらく悪い渡り鳥だったんですね! 覚悟してください!!」チャキッ 晶「ちょ、待て! いや、だからだな――」 斉藤「――ご覚悟!!」シャキン! 菖「やっぱこうなっちゃうわけー……? しょうがないなぁ……」 ―――――――――――――――― boss;恩那組 クロスファイアシークエンス 晶「どいつもこいつも話を聞かずに……アークセプターはもう持ってないんだッ!」 ◆成敗 斉藤「戯言を……成敗ッ!!」ジャキン! ゴォォォォ Force level up! 晶「うわっ!?」379 GUARD Force level up! ◆ブーステッドシェル 梓「隠さないで返してください!」ズド-ン!! Force level up! 晶「こんの……!」259 GUARD Force level up! 菖「完全に聞いてないね、どうしよ?」 幸「うーん……冷静になるまで待つ?」 晶「お、お前ら、見てないで説得してくれ!」 菖「ププ……晶ちゃん自業自得ですわよ」 ○ヒールベリー 幸「はい、がんばって」キュルリン Force level up! 晶「ああ、サンキュ……って、おい!」200 梓 斉藤 HP755/755 HP1424/1424 FP25 弦5/6 FP30 MP48/50 …… ◆天誅 斉藤「――せいッ!!」ジャキン!! 晶「ぐっ!!」600 Force level up! 菖「うわ!?」624 Force level up! 幸「きゃ!?」597 菖「いたた……巻き添えくらっちゃったよ」 幸「あの人、強いね」 △フルフラット 晶「……ちょっとあんたは黙っててもらおうか」 ◆ボルトファニング 晶「悪いなッ!!」ジャキン! バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!バシュン! 斉藤「ぬわーーーッ!?」3245 ドサッ 梓「斉藤さんッ!?」 菖「ちょっと~! 倒しちゃ逆効果でしょ!?」 晶「いや、だって――」 ◆ブーステッドシェル 梓「よくも……たあッ!」ズド-ン!! 晶「ぐえっ!?」510 ドサッ 菖「あちゃ~、言わんこっちゃない」 梓「さあ、アークセプターを返してください!」 晶「」キュー 幸「落ち着いて。アークセプターは持ち主に返したよ」 梓「……へ?」 レベルアップ! 梓 level 17 HP801 ―――――――――――――――― 渡り鳥が集う水辺 斉藤「――なんと……既にアークセプターは紬お嬢様に返却済み、でございましたか……それは失礼いたしました」 梓(そういえば、『四人組の女渡り鳥』だった……早とちりしちゃったな) 菖「ご迷惑おかけしました……ほーら、晶も」 晶「うぐ……。わ、悪かったよ……」 梓「……」 斉藤「して、その女渡り鳥のグループとは、お嬢様達の一団であると?」 菖「はい」 梓(お嬢様なのに、渡り鳥の仲間になるなんて……利用されてるんじゃ? それとも、本当にいい渡り鳥なのかな) 斉藤「どこに向かわれたのかご存知でしょうか」 幸「わかりません……私達も探してるんです。アークセプターを狙って、派手な格好の女が付け回しているんで」 梓「それって……あのとき列車を襲ってきた『キャサリン』って人ですか?」 晶「ああ、そうだ。しかも仲間がもう一人いる」 斉藤「……聞かぬ名ですな。アークセプターを狙っている者が他にもいると……これは早急にお嬢様に家にお戻りになってもらい、対策を打たねばなりませぬな」 斉藤「早速ですが、私はこれにて。梓殿、依頼は無事終了いたしました、ありがとうございます。報酬をお納めください」 ※10000ギャラ手に入れたッ! 梓「――ええっ!? こ、こんなに受け取れませんッ!!」 斉藤「ご遠慮なさらず。梓殿はARMの正しい使い方をこの荒野に広めてくれると信じておりますゆえ。それでは、私は紬お嬢様をお迎えにあがります」サッ 梓「行っちゃった……」 菖「キミはどうするの?」 梓「……えっと、私は」 晶「まだ正義の味方ごっこか?」 梓「――!! ごっこじゃありません……私は、あなたを許したわけじゃないですからね」 菖「ほら晶、ケンカ売らない!」ゲシッ 晶「いだッ!?」 梓「!?」 幸「……ごめんね、晶は口が悪いから」 梓「は、はあ……」 菖「さあ、あの子たちを探しにいかなきゃ! ごーごー!!」ズルズル 晶「は~な~せ~!」ズルズル 幸「またね」 梓(……あの晶って人以外、いい人なのかな……?) 梓(どうしよう、なんか拍子抜けだな……とりあえずマスターのところに、ってまたいないみたいだ) 梓(それにしても、四人組の女渡り鳥ってどんな人たちなんだろ? アークセプターを取り戻して、ガーディアンの力も得た……なんかすごい人達なのかな) 梓(お嬢様もいるみたいだし……もしかして悪い人達じゃないのかも) バタン! 律「おーっす! さわちゃんは……またいないじゃん」 ガヤガヤ…… ――またあいつら宝をゲットしたみたいだぜ。海の渡り鳥も倒したとかなんとか。おい、お前喧嘩売ってこいよ―― ――む、無理だって! また返り討ちにされんぞ―― 梓(四人組の女渡り鳥だ! 周りの人達もざわめき始めた……あれが……) 澪「相変わらずここの雰囲気には慣れないな……またみんなこっちを見てる……」 紬「ちょっと休憩していこうと思ったけど……やっぱり船に戻る?」 律「船もなぁ……ついさっきも港でケンカ売られたばっかだし……さわちゃんがいればよかったのにな~」 唯「あ~のど渇いた……ムギちゃんのお茶が飲みたいよー」 梓(――!?) 澪「さっき船でさんざん飲んだだろ……まあいいや、このまま次の神殿に――」 梓「唯さんッ!?」 律澪紬「「え?」」 唯「――!! 梓ちゃんだ! あずさちゃーん!!」ダッ 梓「え、ちょ――」 唯「会いたかったよ~~!!」ギュゥゥゥ 梓「ぐえ!? ちょ、やめてください!!」 ――おい、あのチビ、例の『渡り鳥狩り』の女じゃねえか?―― ――マジだぜ。ケッ、最近女どもばかりのさばりやがって……さすがに気にくわねえな―― ――我慢ならねえ、全員でかかればなんとかなるだろ。おい、やっちまおうぜ―― 律「……えーと、感動の再開? してるとこ悪いんだけど……なんか周りの空気がさらに不穏になってきたんで……」 唯「へ?」ギュゥゥゥ 梓「は、離してくださいッ! 唯さん、周りを見て――」 渡り鳥達「「へへへ……」」ゾロゾロ 澪「」ガクガク 紬「やっぱり、船に戻りましょう? 神殿の近くの浜辺に向かえばいいと思うの!」ダッ 律「そうだな、よし唯! ……と唯に抱きつかれてるお嬢さん! 港まで走るぞッ!」ダッ 澪「ひぃぃ!」ダッ 唯「わわ、待って~!! ――ほら、行こうよ、梓ちゃん?」ダッ 梓「は、はいッ!」ダッ …… コトブキ家の船 荒波を越えて 梓「はあ、はあ……」 紬「ごめんなさい、巻き込んでしまって……でもここなら安心よ」 梓「いえ、私のせいでもありますし……それより、唯さん、どうしてここに」 唯「え!? どうしてって……えーと」 梓「あなたたちが、最近活躍してる女渡り鳥のグループ、ですよね? どうして唯さんがそこに……」 唯「ひ、ひどいよ梓ちゃん!?」 律「はは……まあ唯は新米だったけど、偶然私たちと出会って仲間になったんだ」 唯「そうだよ、結構私活躍してるよ?」 梓「意外でした……結構やりますね、唯さん」 唯「えへへ、それほどでも~」 澪「梓、ちゃん? は唯と知り合いなのか?」 梓「はい、唯さんと大陸横断鉄道で会いまして……」 唯「ちょうど街で梓ちゃんと別れたあとに澪ちゃんたちが来たんだよ~」 紬「そうだったの……入れ違いね」 梓「あ……もしかして、あなたが紬さんですか?」 紬「え……そうだけど、知ってるの?」 梓「はい。ついさっきまで、執事の斉藤さんと一緒にいました」 紬「斉藤!? もうここまで追って来たのね……」 律「執事ってそんなアクティブな職業か……?」 梓「斉藤さんは紬さんを探してまた旅立ってしまったんですが……また入れ違いですね」 紬「ふふ、見つかったら連れ戻されるかもしれないから、ちょうどいいわ」 唯「ムギちゃん、梓ちゃんと一緒にお茶しようよ~」 紬「ええ♪ 今用意するね!」 澪「って、おい……唯がお茶飲みたいだけだろ! 梓ちゃんもそんな長く引き止めておくわけには……」 梓「……いえ、あの、是非みなさんのお話を聞かせてくれませんか? なんか、珍しい渡り鳥だなって思って……」 律「はは、まあ普通じゃない体験はしてるけどな。よーし、お茶にするぞー!」 …… 梓「――世界の危機ですか……にわかには信じられ……あ、これおいしいです、タルト」 紬「ケーキもあるわよ♪」 唯「いや~極楽ですなぁ」グデー 律「同感だ……」グデー 澪「お前らも説明しろッ! さっきから私しか話してないじゃないか……」 梓(世界の危機が訪れる、ほんとなのかな……だとしたら、ますます渡り鳥同士で不毛な争いをしてる場合じゃない……早くみんなが協力し合えるようにしなきゃ) 梓「あの、それじゃあみなさんは世界を救うためにアークセプターを使ってガーディアンを解放する旅をしている、んですよね?」 澪「まあ、そんなところかな。世界を……ってのはまだ実感わかないけど」 梓(この人達は、悪い渡り鳥じゃない……それどころか、世界を救うために動いている。すごいな……きっと、私もこの方々となら――!) 梓「……あのッ!!」 澪「ん? どうしたの、急にあらたまって……」 梓「――私も、みなさんの仲間に入れてもらえませんかッ!!」 澪「!! 本当か!? よかった、実は私もできれば梓ちゃんに――」 律「え? もう仲間に入ってると思ってたんだけど」 紬「私もそのつもりよ~」 澪梓「「ええっ!?」」 律「だって、女の子だしギター持ってるし、唯と知り合いだし、何よりもう既にこの場に馴染んでるからな!」 唯「梓ちゃ~ん! あらためてようこそ!!」ギュウウ 梓「ちょ、ちょっと唯さん!? はは……なんか意外ですけど、よろしくお願いします、先輩方ッ!!」 唯「せ……せんぱいッ!?」 律「え、まだ年言ってないんだけど――」 梓「いいんです、先輩と呼ばせてください」 梓(みなさんは、世界のために戦う渡り鳥としての、先輩です!) …… 梓「これからどこへ向かうんですか?」 紬「次は地のガーディアン神殿に行くわ。あ、そろそろ近くまで来たかな?」 律「よーし、船を下りて歩くぞ!!」 …… 地のガーディアン神殿 世界を支える力 梓「この廃墟が神殿だったんですか。てっきりもう荒らされつくしていると思ったら……」 澪「奥に石版があるんだ。そこにアークセプターをかざせばミーディアムが得られる、かもしれない」 律「なんか地の神殿だけあって岩とか崖とかごつごつしてるな」 紬「足元に気をつけてね?」 梓「はい。あ、そういえば、あのキャサリンっていう派手な格好の人がアークセプターを狙ってるって――」 キャサリン「ええ。その通りよ。まったく、やっと来たわね……待ちくたびれたわ」 梓「! あ、あなたはあの時の!!」 唯「変身するお姉さんだ!!」 律「こ、こいつがあの晶たちを襲ったっていう変身女か……完全に不審者だな」 澪「つ、強そう……」 紬「あなたがアークセプターを……これは渡さないわ」 律「……ムギ、後ろに下がって魔法で援助してくれ」 紬「ええ――」サッ クリスティーナ「――今だよッ!!」ドゴォォォ!! 律「!? 足場が――」 ガラガラガラ!!! 紬「きゃあーーーー………!!」ヒューーー ドシン!! 唯「ムギちゃん!?」 梓「しまった、確かキャサリンは仲間がいるんでした……!!」 キャサリン「フフフ、こっちもちょっと事情があって体力の限界があるのよ。効率的にアークセプターを奪わせてもらうわ」 律「ムギッ――」ダッ キャサリン「――させないわ。おとなしくここで見ていることね」サッ …… 崖の下 紬「いたた……あなたは、キャサリンの仲間ですか」 クリスティーナ「そういうこと。さあ、さっそくだけどそのアークセプターを渡してもらうよ」 紬「――させません!!」 クリスティーナ「一人で私に勝てるつもりかい? あきらめるんだね!」 9
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2018年7月2日 新#1:筑波山で初デート!? BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/小野塚ほのか:儀武ゆう子/みお:七瀬彩夏 ゆり:高尾奏音/かすみ:山本亜衣/スーさん:伊丸岡篤/登山道の父親:戸松拳也 2018年7月9日 #2:登山靴ってすごいの? BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/店長:塾一久 フクザワユキチ:伊丸岡篤 2018年7月16日 #3:飯能にアルプス!? BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/青羽ここな:小倉唯/雪村恵:久川綾 2018年7月23日 #4:クラスメイトと遊ぼう! BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/アライ先生:塩谷翼/みお:七瀬彩夏/ゆり:高尾奏音/かすみ:山本亜衣 クラスメイトA:青野菜月/クラスメイトB:小市眞琴 2018年7月30日 #5:思い出を写そう! BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/青羽ここな:小倉唯/黒崎ほのか:東山奈央/倉上健一:荻野晴朗 黒崎大樹:伊丸岡篤 2018年8月6日 #6:コーヒーってなんの味? BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/笹原ゆうか:牧野由依/倉上健一:荻野晴朗/雪村恵:久川綾 夢馬くん:山下誠一郎 2018年8月13日 #7:働かざるもの、登るべからず!? BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/小野塚ほのか:儀武ゆう子/みお:七瀬彩夏 ゆり:高尾奏音/かすみ:山本亜衣/スーさん:伊丸岡篤/青羽麻衣:早水リサ/いのちゃん:千本木彩花/女性客:中根久美子 2018年8月20日 #8:ふたつの約束 BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/黒崎ほのか:東山奈央 みお:七瀬彩夏/ゆり:高尾奏音/かすみ:山本亜衣/黒崎大樹:伊丸岡篤/観音寺の猫:中根久美子 2018年8月27日 #9:それぞれの景色 BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/青羽ここな:小倉唯/黒崎ほのか:東山奈央/黒崎大樹:伊丸岡篤 女性レポーター:七瀬彩夏/撮影クルーA:佐藤巧/撮影クルーB:宮本一志 2018年9月3日 #10:すれちがう季節 BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/笹原ゆうか:牧野由依/みお:七瀬彩夏/ゆり:高尾奏音 かすみ:山本亜衣/倉上健一:荻野晴朗/BBQをしている人達:松村圭人、佐藤巧、宮本一志 2018年9月10日 #11:ぎこちない縦走 BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/笹原ゆうか:牧野由依 学校の生徒達:佐藤巧、宮本一志、千葉航平 2018年9月17日 #12:ともだち BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/倉上健一:荻野晴朗 登山者:佐藤巧、宮本一志、千葉航平、柏田美葉、島澤あい 2018年9月24日 #13:秘密だよ?終 BS11デジタル:26時30分〜26時45分 雪村あおい:井口裕香/倉上ひなた:阿澄佳奈/斉藤楓:日笠陽子/青羽ここな:小倉唯/黒崎ほのか:東山奈央 笹原ゆうか:牧野由依/小野塚ひかり:儀武ゆう子/みお:七瀬彩夏/ゆり:高尾奏音/かすみ:山本亜衣/雪村恵:久川綾 黒崎大樹、スーさん:伊丸岡篤 第1期→ヤマノススメ 第2期→ヤマノススメ セカンドシーズン 第3期→ヤマノススメ サードシーズン
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幼少の頃から慣れ親しんだ重厚感のある鍵盤の感触を確かめながら、紬は椅子に腰かけた。 ステージの上ではバンドの4人が皆、祈るような表情で紬を見守っている。 フロアでは聴衆達が息を飲んでピアノに向かう紬をじっと見つめている。そしてその聴衆の中には、あの父親もいるのだ。 紬「(私のピアノは……ここ(軽音部)でも輝ける!)」 そうして、紬の指が、繊細でガラスのように美しいメロディをゆったりと紡ぎ出し始めた。 斉藤「! これは……っ!」 メロディを一聴した斉藤は驚く。 インギ「ハッハー!! ツムギのヤツ、まさかハイスクールの学芸会でバッハを演奏するとはな!!」 『ゴルドベルク変奏曲』――紬がイングヴェイ先生のもとでこの数日というもの、弾きに弾きこんだ必殺の名曲。 唯「綺麗な曲……」 思わずステージの上で紬を見つめる唯が呟いた。他の三人に至っては、そのメロディの美しさに言葉も出ない。 目を閉じ、10本の指を鍵盤の上で跳ねさせながら、紬は考えていた。 琴吹という名家に生まれた自分の宿命を怨んだ。 自分から軽音楽を取り上げようとした父親を怨んだ。 たとえそれが父親自身の経験に基づく、娘を思っての行動だとしても怨んだ。 そんな自分を取り巻く環境のすべてを怨んだ。 だけど本当に一番怨むべきは、いつまで経っても籠の中の鳥として、心の中ではその安住を良しとしていた自分だったのだ。 だけど今はもう違う。 紬は自分の生きるべき道――その行く先が少しだけでも見えたのだ。 だったら後はそこまでまっすぐに飛んでいくのみ。 紬「(そう……だから私はこの籠の中から大空に飛び立ってみせる!)」 数分に及ぶプリマドンナのごとき華麗な指捌きとそれに呼応する美しいメロディ。 が、突如そのクラシカルな優しい旋律を弾き止めた紬は、ステージ中心の唯にアイコンタクトを送る。 唯「それじゃあ最後の曲行きます! 『翼をください』!!」 待ってましたとばかりに律がスティックを鳴らす。 律「わんつーすりーふぉーっ!!」 そしてそれまでバッハを奏でていたクラシカルな紬の指は、走り出したバンドサウンドに乗って、激しくバタつき始めた。 優しいクラシックのメロディを奏でていたグランドピアノの美声が、一気に激しいロックサウンドの咆哮に変わる。 『今~ わたしの~ 願いごとが~♪』 インギ「ハッハー!! なんてこった! ツムギのヤツ、ロックでバッハを表現してやがる!! それに速いだけじゃねえ!! 俺の言った通りメロディアスであることにこだわってるぜ!!」 その指捌きで世界の聴衆を魅了し続けた天才ピアニストも舌を巻くアレンジとメロディのセンスを紬はいかんなく発揮していたのだ。 『叶うならば~ 翼~がほし~い♪』 斉藤「お嬢様……なんという……」 幼少の頃からの教養として、クラシック音楽を荘厳に奏でるためにあったピアノで、紬がはち切れんばかりの希望を跳ねるようなビートに乗せたロックを奏で出した。 この行為の意味の深さに気付かないはずがない斉藤は、もはや人目もはばからず鼻水と涙がないまぜになった液体で執務服の袖を汚した。 『この大空に翼を広げ~ 飛んでいきたいよ~♪』 ムギ父「…………」 そしてムギ父はただじっとステージで演奏する紬の姿を見つめ、ただ一言――。 ムギ父「あれは確かに……私の娘だな」 『悲しみのない~ 自由な空へ~ 翼はためかせ~ いきたい~♪』 この日、ステージの上で、一人のキーボードプレイヤーの少女が、己を閉じ込めていた固い固い『宿命』という殻を見事にカチ破り、大空に飛び立つ瞬間を多くの聴衆が目にすることになった。 その後の話をしよう。 演奏が終わると、その余韻に浸る間もすらも惜しむように紬はステージを降りた。 用が終わればすぐに帰ってしまうだろう多忙な父親を探すためだ。 そして校門前に停められた、明らかに場違いな黒塗りのリムジンの前で紬は父親の姿を見つけた。 紬「お父様……ッ!!」 息を切らして駆けてきた紬の後方には、当然のごとく軽音部の仲間が揃っていた。 紬「私は……ロンドンへは行きません!!」 ムギ父「…………」 紬「勝手なことを言っているかもしれません! 琴吹家の人間としての自覚に欠けるかもしれません! でも、やっぱりこれだけは譲れません!」 ムギ父「…………」 そして紬は心配そうに成り行きを見つめる唯、澪、律、梓の4人を指し示して言い放った。 紬「私の居場所は……ここ(軽音部)なんです!」 ムギ父「――そうか」 紬「だからどうか……って、え?」 ムギ「好きにするといい。留学の件は……斉藤」 斉藤「はっ。至急キャンセルの手配を致します。と申しますかこの斉藤、正直申し上げてこの状況を想定していたところがございまして、実は既に手配済みだったりしています」 ムギ父「……そうか」 そう言ってムギ父は車に乗り込んだ。 紬は紬で、あまりにもあっさりと自分の申し出が認められたものだから戸惑うことこの上ない。 ムギ父「ところで、紬よ――」 紬「は、はい……っ!」 ムギ父「お前の演奏、悪くなかったぞ」 そしてリムジンは町の雑踏へと消えていった。 斉藤「いやはやしかし、旦那様も素直でない」 リムジンの運転席でハンドルを握る斉藤は、後部座席で、思案顔で窓の外を眺める主をたしなめた。 斉藤「この斉藤、旦那様が演奏中終始身体を揺らして楽しまれておられたのをしかと見ており ますとも。 それであるのに『悪くはなかったぞ』とは――。これがツンデレというものなのでしょ うか」 ムギ父「あれは正直な感想だ――」 主が窓の外を見たまま答えた。 ムギ父「若い頃の私ならば、ワイヤー宙吊りでピアノごと回転させられてもバッハを弾きこなす自信があるぞ」 斉藤「これはまた……。しかし今日私は確信しました。旦那様と紬お嬢様はやはり親子でございますな。鍵盤に向かう姿がそれはもう、そっくりでございましたぞ」 実を言えば斉藤には確信があったのだ。 主が自分の二の舞にならないようにと、たとえ悪者になろうとも娘の夢に待ったをかけたい気持ちと、自分が叶えられなかった夢を自分の娘に託してみたいという気持ちがせめぎ合っていることを――。 ムギ父「斉藤よ――。今だから言うが、私は紬が自分から日本に残りたいと言うようならば、最初から留学の話はなかったことにするつもりだった」 斉藤「知っておりました――」 ムギ父「紬が軽音部にいることも、本当は1年半前から知っていた」 斉藤「それも知っておりましたとも――」 ムギ父「私の旧友が紬の腕前を見染めたと聞いた時、不安と同時に嬉しくもあった」 斉藤「それは当り前でございましょう――」 ムギ父「私は自分の言いつけに対して、紬の口から『NO』と聞きたかっただけなのかもしれない」 ムギ父「自分が志半ばで諦め、未練を持ったままの夢に対して、強くあってほしかった」 ムギ父「それが紬にとっての成長であると思っていたからだ」 ムギ父「私は、娘の器量を測るために紬の夢を弄んだことになるのだろうか――。だとすれば父親失格だな」 斉藤「旦那様ほど娘想いの方はおられません――」 ムギ父「それならば……そうだな。まずは正しいオルガンへのナイフの突き立て方でも紬に教えてやろうか」 斉藤「お嬢様もお喜びになられることでしょう――」 こうしてとある一人の父親にとっての、自分の手の中から巣立っていく娘を見送ったのであった。 インギ「ハッハー!! しかし実にすばらしい演奏だったな!! 俺の若い頃を思い出すぜ!! 実を言うと俺様は、昔はピアノでなくエレクトリックギターが本職だったんだ ぜ!? 久しぶりにストラトキャスターを引っ張り出してピロピロするか!! ハッハー!」 斉藤「そう言えば先生も乗られていたのでしたね。道理でさっきからやけに車体が傾くと思いました」 インギ「ハッハー! 俺は貴族だ!! 正確には伯爵だ!! そして光速の豚だ!!」 斉藤「紬お嬢様の未来に幸がありますよう……」 この後、ムギ父は娘のバンド活動に関して、今度は180度態度を変えて見事な親馬鹿化。 澪や梓が引くような高級機材を軽音部に提供し始めたり、音楽室にさらに良質な紅茶やお菓子が提供されるようになったのは、また別のお話。 こうして、正式に紬の転校・留学は白紙となり、これまで通り桜高に通い、軽音部に残留することが決まった。 さわ子「私は最初からこうなることの予想はついていたわ! (キリッ)と、いうわけでムギちゃん、ケーキまだー? あんまり焦らされると私の大事なトコロがハイブレットレインボウになっちゃうわ」 律「いや、先生もめっちゃ焦ってたじゃん」 さわ子「さ、さぁ……。何のことやら……?」 紬「クスクス。わかりました。今すぐに紅茶も淹れますね」 放課後。音楽室で茶を囲む光景が、久方ぶりに戻ってきたのだ。 梓「まったく。また練習もしないで紅茶にお菓子ですか」 澪「まぁまぁ。久しぶりだしいいじゃないか」 唯「ほうらよ。むぎふぁんのけーひほいひいよ?(そうだよ。ムギちゃんのケーキ美味しいよ?)」 紬「ふふふ。唯ちゃんも慌てなくてもまだいっぱいおかわりありますからね?」 律「しっかし、学園祭でのムギのピアノソロ、すごかったよなー」 澪「本当、私なんか鳥肌立ったよ」 唯「すごいよねー。私もムギちゃんみたいにギー太でクラシックの曲、演奏してみたいなー」 梓「唯先輩……。クラシックの曲なんて知ってるんですか?」 唯「むむ! 知ってるよ~。前にムギちゃんにCD貸してもらったことあるし。なんだったけなぁ……たしか『ぱがにーに』って人の『かぷりーす』っていう曲」 澪「パガニーニだろ。私も名前しか知らないけど」 律「っていうか今でもたまにFのコードおさえられない唯にそんなの弾けるのかよ」 梓「たぶん、一日に15時間練習しても無理ですよ?」 唯「うわーん!! みんながいじめるー!」 紬「……ふふふ」 紬はニコニコと穏やかな笑みを湛えて、このありふれた軽音部の日常を眺めていた。 自分は決められた生き方のレールから、過保護な壁に囲われた鳥籠から、確かに飛び立った。 しかしその翼を得ることが出来たのは、間違いなく仲間達の協力があってこそなのだ。 だからこそ、自分はこの大切な仲間達と一緒にいたいと願った。 唯「う~、いじめられたせいで力が出ないよ~。ムギちゃん、ケーキ~」 梓「唯先輩! 練習はどうするんですか!? まぁ……私もちょっと食べたくはあるんですけど」 律「梓だって満更でもないじゃないか。 何はともあれまずは食べてから考えるか!」 澪「まったく唯も律もどこまで本能で生きてるんだか……って、正直私も食べたいなあ……なんて」 どんなに美味しいケーキだってそれを笑顔で食べてくれる人間がいなくては意味がない。 どんなに素晴らしい音楽だって共に奏でる人間がいないと意味がない。 紬はそんな仲間たちとこれからも共に歩むことを、自らの意思で、自らの手で掴み取ったのだ。 紬「……けいおん! やっぱり最高です♪」 ただこの後、あまりにも暴走していく紬の性癖のせいで、嫁の貰い手も婿のあてもなくなったことで、ムギ父が斉藤が頭を悩ますのは、また別のお話――。 終わり 戻る
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オムニバス盤 よい子のヒット・ソング大全集 発売元・販売元 発売元:CBS/SONY 販売元 発売日 1977 価格 1500円(税抜き) 内容 いぬのおまわりさん 歌:斉藤昌子 ぞうさん 歌:伊勢みち子/さやまきよし きしゃぽっぽ 歌:大木わたる インディアンがとおる 歌:山本成子 やぎさんゆうびん 歌:斉藤昌子 サッちゃん 歌:中島まゆ子 おはなしゆびさん 歌:斉藤昌子 クラリネットをこわしちゃった 歌:伊勢百合子/CBS・ソニー児童合唱団 メリーさんのひつじ 歌:さやまきよし/CBS・ソニー児童合唱団 おもちゃのチャチャチャ 歌:中島まゆこ トンボのめがね 歌:斉藤昌子 わらいかわせみにはなすなよ 歌:山本成子/CBS・ソニー児童合唱団 かわいいかくれんぼ 歌:吾妻幸 ロンドンばし 歌:奥本まゆみ/CBS・ソニー児童合唱団 グッドバイ 歌:関根美智子 おつかいありさん 歌:斉藤昌子 しゃぼんだま 歌:伊勢みち子 かもめのすいへいさん 歌:大木わたる ななつのこ 歌:関岡美智子 線路はつづくよどこまでも 歌:東京放送児童合唱団 宇宙戦艦ヤマト 歌:喜利多保 キャンディ キャンディ 歌:大和田りつこ ロックリバーへ 歌:大和田りつこ がんばれドカベン 歌:喜利多保 とんちんかんちん一休さん 歌:すずらんコーラス 天使のパンツ 歌:むとうかんぺい/むとうりつこ パンダがなんだ 歌:塩見大治郎 はじめての僕デス 歌:宮本浩次(東京放送児童合唱団) 山口さんちのツトム君 歌:川橋啓史(東京放送児童合唱団) ユミちゃんの引越し 歌:川橋啓史/大塚佳子(東京放送児童合唱団) およげ!たいやきくん 歌:塩見大治郎 備考
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第6回放送で明かされるこち子の大学時代のアルバイト。 ゲストとして斉藤優紀が登場している。 ゲストへの質問放送回であるにも関わらず、ゲストを聞き役へ回してこち子が過去を振り返る。「(前略)私な大学時代に、エロ本屋でなバイトしててん。エロ本屋っていうか、個人商店の、こう、本屋さんだと売り上げが上がんないからな、利益率の高いエロ本を置くことが多いんよ」と解説。斉藤優紀は「フン!フン!フン!」「ヘエ~」と興味津々であった。 こち子の解説は続き「んで、いっぱいエロ本があって、エロ本と駄菓子と文具と、あと普通のコミックと、ちっちゃい所にいっぱいぎゅうぎゅうになってるようなところやってんな。で、私がバイトしている時間、例えば4時間とか5時間の間に2-3冊しか売れへんから、私のバイト代よりもアレだよな~って思いながら、ま、そんなような個人商店やってんけど、そこにな美少年っていう子が来てんよ。高校生で、グレーのこうズボンのさー、いかにも高校の制服っていう感じの制服着てて、肌がすっごいきれいでメガネなのね。んで、清潔感たっぷりの男の子なんだけど、その子がエロ本買ってん。で、エロ本買おうとしてて、こう彼は顔を伏せたまんまなんだよ。でもまあ、制服で来るだけでさーすごい度胸あるよなーとは思うんだけど、で、その18禁の本をね、買おうとした彼に向かってね『18歳未満のお客様にはお売りできませ~~~ん』ってね言おうかな~~~言おうかな~~~絡みて~って思って、彼が真っ赤になって、帰るところをな、むっちゃ想像したんしてんけどな、出来ひんかって~ん。むっちゃニヤニヤしただけで終わってしまった。がっかり!」と過去の自分の行動を悔いている。 「だたの変なお姉さんじゃん。それ」と斉藤優紀が突っ込みを入れるが「そやねーん。あーもったいなーい。言いたいやろー?そんな辱めをな、してみたいやろー」とサディズム全開。「何か罰ゲームっぽいよね。でも制服でそんなん買いに行く。罰ゲームかよっぽどアホな子か」と斉藤優紀が興奮気味ではあるが、冷静に状況を解析する。しかしこち子は「でもね、手がきれい、指がきれいだったから、私の中では超ツボだったのね。もう何ていうかね、きれいな女の子をいじめたい男の人の気持ち分かるね」と爆走。斉藤優紀は「きれいな女の子もいいよね。何かね、ツンツンツンとしたツンデレが好きだけど」と話を合わせると「私ツンデレだから」とこち子が即答。斉藤優紀は「何かツンツンしてんだけど、何かちょっと照れてたりすると可愛いわ~この子~っと思うよね」と話すと二人して同調。「ホンマねーツンデレの気持ちがよく分かるわ」と心情を吐露したこち子に斉藤優紀は「フッ、ツンデレだから?自分が?」と失笑気味に突っ込みを入れるも、こち子は「んー・・・。天然ツンデレやからなー」と冷静に自己分析をしている。 ■関連リンク デレツン ■外部リンク サディズム - ウィキペディア サディスト - アンサイクロペディア