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QMA 理系学問 物理化学 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 答え 次の文字列を組み合わせて2011年にノーベル物理学賞を受賞した科学者の名前にしなさい アダム⇔リースソール⇔パールマッターブライアン⇔シュミット 「三角関数」を表わす次の日本語と英語の正しい組み合わせを選びなさい 正弦⇔サイン正割⇔セカント余割⇔コセカント余接⇔コタンジェント ニュートンの運動の三法則とその別名の正しい組み合わせを選びなさい 第一法則⇔慣性の法則第二法則⇔運動方程式第三法則⇔作用反作用の法則 フレミングの左手の法則における指と、その指が示すものの正しい組み合わせを選びなさい 中指⇔電流の向き人差し指⇔磁界の向き親指⇔力の向き 次の、電気を通しにくくする「抵抗器」に使われるカラーコードと、その色が表す数値の正しい組み合わせを選びなさい 茶⇔1橙⇔3黄⇔4緑⇔5青⇔6紫⇔7灰⇔8 次の「効果」と最も関係の深い言葉の正しい組み合わせを選びなさい ドップラー効果⇔救急車マグヌス効果⇔野球の変化球ジュール・トムソン効果⇔冷蔵庫 次の「線」と、その発見者の正しい組み合わせを選びなさい 陽極(カナル)線⇔ゴルトシュタイン宇宙線⇔ヘスX線⇔レントゲン紫外線⇔リッター赤外線⇔ハーシェルα線、β線⇔ラザフォード陰極線⇔プリュッカー、ヒットルフγ線⇔ヴィラール 次の2002年のノーベル化学賞受賞者と、その国籍の正しい組み合わせを選びなさい ジョン・フェン⇔アメリカタナカ・コウイチ⇔日本クルト・ビュートリッヒ⇔スイス 次のBTB液を水溶液に加えた時に示した色とその時の水溶液の性質の正しい組み合わせを選びなさい 黄色⇔酸性緑色⇔中世青色⇔アルカリ性 次のアルカロイドとそれを発見・命名した科学者の正しい組み合わせを選びなさい カフェイン⇔ルンゲエフェドリン⇔長井長義モルヒネ⇔ゼルチュルナーテトロドトキシン⇔田原良純 次の科学史上有名な会議とそれに関係の深い言葉の正しい組み合わせを選びなさい アシロマ会議⇔遺伝子組み換えダートマス会議⇔人工知能カールスルーエ会議⇔アボガドロの仮説パグウォッシュ会議⇔核兵器の廃絶 次の科学者とその科学者が研究・考案したものの正しい組み合わせを選びなさい リチャード・ベルマン⇔動的プログラミングジョン・H・ホランド⇔遺伝的アルゴリズムレオナルド・エーデルマン⇔DNAコンピュータルネ・トム⇔カタストロフィー理論レフ・ポントリャーギン⇔最適制御の数学的理論 次の科学者を同じ年にノーベル物理学賞を受賞した同士で組み合わせなさい マックス・ボルン⇔ボーテキュリー夫人⇔ベクレルコンプトン⇔ウィルソンショックレー⇔ブラッテンマルコーニ⇔ブラウンシュレーディンガー⇔ディラックグスタフ・ヘルツ⇔フランクローレンツ⇔ゼーマン 次の科学者を同じ年にノーベル物理学賞を受賞した同士で組み合わせなさい 朝永振一郎⇔ファインマンメスバウアー⇔ホフスタッターサラム⇔ワインバーグセグレ⇔チェンバレンヒューイッシュ⇔ライルチェレンコフ⇔タム小柴昌俊⇔デービス 次の化学の実験で使う薬品とその略号の正しい組み合わせを選びなさい フェノールフタレイン⇔PPブロモチモールブルー⇔BTBブロモフェノールブルー⇔BPBチモールブルー⇔TB 次の化学薬品と、それが花火の原料として使用された時に果たす役割の正しい組み合わせを選びなさい 三硫化アンチモン⇔助燃剤硝酸カリウム⇔酸化剤硝酸ストロンチウム⇔炎色剤 次の科学用語と、その命名者の正しい組み合わせを選びなさい イオン⇔マイケル・ファラデークォーク⇔マレー・ゲルマンニュートリノ⇔エンリコ・フェルミ 次の数と、サイコロを2個同時に振った時の出目の合計がそれになる確率の正しい組み合わせを選びなさい 4⇔1/127⇔1/69⇔1/9 次の数とその大きさの正しい組み合わせを選びなさい 正⇔10の40乗載⇔10の44乗極⇔10の48乗那由他⇔10の60乗不可思議⇔10の64乗無量大数⇔10の68乗 次の気体と、地球上において空気中で占める割合の正しい組み合わせを選びなさい 窒素⇔約78%酸素⇔約20%アルゴン⇔約0.9%二酸化炭素⇔約0.03% 次の現象と、それともっとも関連の深い「光の性質」の正しい組み合わせを選びなさい 蜃気楼⇔屈折煙草の紫煙⇔散乱絵の具の色⇔吸収 次の原子炉の種類とそのアルファベットの略称の正しい組み合わせを選びなさい 加圧水型軽水炉⇔PWR沸騰水型軽水炉⇔BWR改良型沸騰水型軽水炉⇔ABWR 次の元素記号とその元素の語源となった人物の正しい組み合わせを選びなさい No⇔ノーベルCm⇔キュリー夫妻Mt⇔リーゼ・マイトナー 次の元素と、その元素記号の正しい組み合わせを選びなさい 炭素⇔C窒素⇔N酸素⇔O 次の元素と、その命名者の正しい組み合わせを選びなさい 水素(Hydrogen)⇔ラヴォアジエ塩素(Chlorine)⇔デービーヨウ素(Iodine)⇔ゲイ=リュサック 次の元素と、それを炎の中に入れた時に発する色の正しい組み合わせを選びなさい ストロンチウム⇔赤バリウム⇔緑ガリウム⇔青 次の元素と語源となった星の正しい組み合わせを選びなさい ヘリウム⇔太陽セレン⇔月ネプツニウム⇔海王星 次の元素とその英語名の正しい組み合わせを選びなさい フッ素⇔フローリンホウ素⇔ボロンナトリウム⇔ソディウムカリウム⇔ポタシウム塩素⇔クロリン 次の元素とその名の由来となった国名の正しい組み合わせを選びなさい ガリウム⇔フランスルテニウム⇔ロシアポロニウム⇔ポーランドスカンジウム⇔スウェーデンゲルマニウム⇔ドイツ 次の元素とその名の由来となった都市の正しい組み合わせを選びなさい ホルミウム⇔ストックホルムルテチウム⇔パリバークリウム⇔バークレーハフニウム⇔コペンハーゲン 次の元素とその発見者の正しい組み合わせを選びなさい 酸素⇔プリーストリーゲルマニウム⇔ウィンクラーウラン⇔クラプロート窒素⇔ラザフォードヘリウム⇔ロッキャーカルシウム⇔デービー塩素⇔シェーレ水素⇔キャベンディッシュ 次の光学機械と、それと最も関連が深い「光の性質」の正しい組み合わせを選びなさい 赤外線カメラ⇔散乱ピンホールカメラ⇔直進回折格子による分光⇔回折 次の合金と、その材料の正しい組み合わせを選びなさい 青銅⇔銅+スズ赤銅⇔銅+金洋銀⇔銅+亜鉛+ニッケル真鍮⇔銅+亜鉛 次の合金と、その別名の正しい組み合わせを選びなさい 黄銅⇔真鍮(しんちゅう)青銅⇔唐金(からかね)赤銅⇔烏金(うきん) 次の合金とその英語名の正しい組み合わせを選びなさい 白銅⇔キュプロニッケル真鍮⇔ブラス青銅⇔ブロンズ 次の国際単位系の単位とそれが表している量の正しい組み合わせを選びなさい kg⇔質量A⇔電流K⇔熱力学的温度 次の時間とその略称の正しい組み合わせを選びなさい 日本標準時⇔JST協定世界時⇔UTCグリニッジ標準時⇔GMT 次の指示薬とそれを用いて検出できるものの正しい組み合わせを選びなさい ヨウ素液⇔デンプンベネジクト液⇔糖インジゴカーミン液⇔酸素石灰水⇔二酸化炭素塩化コバルト⇔水分ネスラー試薬⇔アンモニア 次の水素の同位体とその日本語名の正しい組み合わせを選びなさい プロチウム⇔軽水素デューテリウム⇔二重水素トリチウム⇔三重水素 次の水溶液と、その説明の正しい組み合わせを選びなさい ホウ酸水⇔酸性アルコール水⇔中性アンモニア水⇔アルカリ性 次の水溶液と、その説明の正しい組み合わせを選びなさい 炭酸水⇔気体が溶けた水溶液酢酸水⇔液体が溶けた水溶液ホウ酸水⇔固体が溶けた水溶液 次の水溶液と、その特徴の正しい組み合わせを選びなさい 食塩水⇔電流をよく通す石灰水⇔電流を少し通す砂糖水⇔電流を通さない 次の数学史上における難問とそれを解決した数学者の正しい組み合わせを選びなさい カタラン予想⇔プレダ・ミハイレスクビーベルバッハ予想⇔ルイ・ド・ブランジュケプラー予想⇔トマス・ヘールズポアンカレ予想⇔グレゴリー・ペレルマン佐藤・テイト予想⇔リチャード・テイラーフェルマーの最終定理⇔アンドリュー・ワイルズ 次の数学上の言葉と、その別名の正しい組み合わせを選びなさい カテナリー⇔懸垂線インボリュート⇔伸開線サイクロイド⇔擺(はい)線 次の数学上有名な「ケーニヒスベルクの橋の問題」に関する地名・人名の正しい組み合わせを選びなさい プレーゲル⇔川の名前オイラー⇔証明した人物クナイプホーフ⇔中州の名前 次の数学の記号と初めて設定した人物の正しい組み合わせを選びなさい =⇔レコード÷⇔ラーン∞⇔ウォリス×⇔オートレッド√⇔ルドルフ+と-⇔ウィドマン 次の数学の賞とその第1回の受賞者の正しい組み合わせを選びなさい ガウス賞⇔伊藤清アーベル賞⇔セールフィールズ賞⇔アールフォースとダグラスネバンリンナ賞⇔タージャン 次の数学の賞とそれに名を残す人物の出身国の正しい組み合わせを選びなさい フィールズ賞⇔カナダアーベル賞⇔ノルウェーラマヌジャン賞⇔インドネヴァンリンナ賞⇔フィンランドコール賞⇔アメリカショック賞⇔スウェーデン 次の数学の賞に名を残す数学者と、その出身国の正しい組み合わせを選びなさい ネバンリンナ⇔フィンランドアーベル⇔ノルウェーヴェブレン⇔アメリカ 次の数式と、その空欄に当てはまる記号の正しい組み合わせを選びなさい 5×3□7×2⇔>9÷3□2+1⇔=6-2□8-3⇔< 次の数列とその略称の正しい組み合わせを選びなさい 等差数列⇔A.P等比数列⇔G.P調和数列⇔H.P 次の図形とその英語名の正しい組み合わせを選びなさい 三角形⇔トライアングル九角形⇔ノナゴン十角形⇔デカゴン 次の正多面体とその面の形の正しい組み合わせを選びなさい 正六面体⇔正四角形正十二面体⇔正五角形正二十面体⇔正三角形
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技能 ( )の中の数字は難易度である。難易度は累積する。 鋭覚技能 〈射出攻撃〉 射出武器による攻撃。 詳細は、「戦闘」を参照。 〈警戒〉 音、声、物の動き、温度の変化、といった微細であっても敏感に周囲の異変に気付く。 雑音がある(1~3)、集中できない環境(1)、別なことに集中している(2)、気づきにくい変化(1~3)。 〈鍵開け〉 針金や適した道具を利用しての鍵を開ける。 技能がないばあい、判定することはできない。 単純な鍵(1)、複雑な鍵(3)。 〈罠発見〉 物の配置や地形の不自然さ、罠を配置するのに適した条件を経験と直感から判断して、罠の設置されている場所を発見する。 罠は作動する前に発見して対策をとることが重要となるため、捜索とは別な技能として罠発見がある。 誰かが仕掛けた罠であれば、対抗ロールとなる。 〈追跡〉 獲物の向かった方向を臭いや足跡、霊感も含めて察知する。 形跡の残らない地形(1~3)、時間が経過している(1~3)。 〈精神戦闘〉 霊体との戦闘(作成中) 〈芸能〉 演奏、演劇、歌唱、語り、舞い、といった芸を人に見せる。 俊敏技能 〈回避〉 反射的な動きで武器の攻撃や飛んできた物、等を避ける行動。 死角から飛んできた(2)、音も無く飛んできた(2)。 〈防御〉 戦闘における防御行動。詳細は「戦闘」を参照。 〈隠密〉 音を立てずに移動する。壁の隙間やカーテンの中に潜んで相手をやり過ごす。 細心の注意を払って俊敏に動き、時には固い意志によって動きを止め息を殺す。 この技能は、鎧による運動修正を受ける。 〈隠密〉に対して、相手は〈警戒〉による対抗ロールをする。 〈隠密〉する側は能動行動、〈警戒〉する側は反応側となる。 〈手技〉 ジャグリングや簡単な手品、スリといった手を使っての巧みな行動をする。 スリをするばあいは、〈手技〉に対して、相手は〈警戒〉による対抗ロールをする。 〈手技〉する側は能動行動、〈警戒〉する側は反応側となる。 ジャグリングや手品をするばあい、より高度な技ほど難しい(1~3)。 〈乗馬〉 馬を乗りこなす。ゆっくりと移動するだけであれば、判定の必要はない。 早駆け(1)、悪所を乗り越える(1~3)、川を渡る(1~3)。 〈体術〉 能動的な体を使った行動。バック転、側転、ジャンプ、など。 戦闘においては、敵の脇を擦り抜けるといった判定に使う(「戦闘」を参照)。 〈壁登り〉 壁を登る。 60度程度の岩場(1)、垂直な壁(3)、掴むところや足を掛けるところがほとんどない(3)。 〈水泳〉 泳ぐ。流れのない池や湖などで、衣服を身に着けずに泳ぐばあいは判定を必要としない。 鎧を身につけているばあいは、泳ぐことができない。 武器は、近接武器 軽であれば所持して泳ぐことができる(2)。それ以外の武器を所持して泳ぐことはできない。 服を着ている(2)、川を泳ぐ(1~3)。 知恵技能 〈魔術知識〉 シンボルに関する、論理、言語、歴史、等についての知識。 1000年近く前に魔術は全盛期を迎え、機械人間との大戦により大きく衰退したが、それ以降は平行線の状態が続いている。多くの研究者によって、莫大な文献(古文書、魔道書)が残されている。王家や貴族、秘密結社、一部の部族、などによって厳重に保管されている。現在でも研究者たち(魔術師と呼ばれる)による研究が進められている。 〈捜索〉 物が散乱している部屋から特定の物を探す、図書館で特定の本を探す、隠し扉を見つける、等ができる。 警戒や罠発見がより感覚的なものであるのに対して、捜索は時間をかけて探す行為を処理する。 隠されている物を探すばあいは、相手の〈隠蔽〉に対して、〈捜索〉による対抗ロールをする。 〈隠蔽〉をする側は能動行動、〈捜索〉をする側は反応側となる。 散乱した部屋(1)、隠された物を探す(1~3)。 〈心読み〉 所作や目の動きから、相手の心を見抜く。嘘を言っているのか、それとも本当のことを話しているのか、など。 〈話術〉や〈芸能〉で演技を使って相手が心を見抜かれないにしているばあい、対抗ロールとなる。 〈話術〉や〈芸能〉をする側が能動側、〈心読み〉をする側は反応側となる。 初対面の相手で性格も癖もわからない(1~3)。 〈応急手当〉 意識を失っている者の意識を回復させる。傷を治療する。 詳細は、「戦闘/ダメージ」を参照。 〈食料探し〉 森や荒野において、食料を探し出すことができる。 動物の居場所や木の実やキノコの生えている場所などに関しての知識がある。 また、食べられるものとそうでない物を見分けることができる。 〈隠蔽〉 大きい物から小さな物まで、大きさにかかわらず隠すことができる。咄嗟の判断によって隠す行動もこれに含まれる。 〈隠蔽〉に対して、相手は〈捜索〉による対抗ロールをする。 〈隠蔽〉をする側は能動行動、〈捜索〉をする側は反応側となる。 隠すものが大きい(1~3)、隠す場所が制限されている(1~3)。 〈修理〉 武器、防具、馬具、といった冒険者が日常使用する物の修理をする。 〈煽動〉 仲間を鼓舞し、戦闘意欲を高揚させる。一つの理念を語り、集団をまとめ上げて先導する。 戦闘においては、互いのグループの代表者がもつ〈煽動〉のレベルを比較する。相手を上回っている側は、優勢マーカーが自分のグループへ移動してきた際に、置く位置が+1される。通常は3なので、4になる。 〈伝承知識〉 雑学的な伝承に関しての知識。 一般的ではない(1~3)、地域限定の知識(1~3)。 〈変装〉 服装、化粧、声色などを変えて別人になりすますことができる。 心読み〉や〈捜索〉で対抗ロールをすることで、変装を見破ることができる。 体格の違い(1~3)、年齢の違い(1~3)、性別の違い(3)、明るい場所(1)。 暗い場所では、変装が見破られにくいため難易度が低下する(-1~-2)。 〈薬草探し〉 作成中。 〈呪文抵抗〉 呪文への抵抗判定。 詳細は「呪文ルール」を参照。 〈呪文発動〉 〔呪文〕の判定をする。「呪文」を参照。 詳細は「呪文ルール」を参照。 〈話術〉 巧みな話術により場を盛り上げる。雄弁とは異なり、「話のうまい人」の印象を与えるため、場合によっては信用されないこともある。 〈道具等作成〉 木工、鍛冶、縄使い、等の作業をこなす。 体力技能 〈穴掘り〉 肉体労働者に限らず、戦士や傭兵であっても、地面に穴を掘ることはたびたびある。 身を隠す場所すらない平野で野営するばあいに、寝るための穴を掘って風をしのぐであるとか、死んだ仲間を埋めるための穴を掘る、落とし穴を仕掛ける、など。 硬い土(1)、石の多い(1~3)、粘土質(1)、木の根が生えている(1~3)。 〈近接攻撃〉 近接戦闘における攻撃。 詳細は「戦闘」を参照。 〈行軍〉 兵士の大半は歩兵である。彼らは何日にも亘って行軍し、目的の戦場へと向かう。途中、疲労、足の裏の皮が剥ける、膝の痛み、筋肉の痛みなど、行軍を遅らせる様々な要因がある。基本的な体力や精神力はもとより、行軍で大事なのは経験を重ねることである。歴戦の兵隊であれば、重い荷物を背負っていても、非常に長い距離を移動することが可能だ。 重い荷物(1~3)、移動速度が速い(1~3)。 〈剛術〉 相手を倒す、押さえ込むといった行動に使う。リューマとの戦いでは破壊を目的とするため、〈剛術〉を使うことはおそらくほとんどないが、人間との戦いもけして少なくはない。 〈剛術〉に対して、相手は〈剛術〉による対抗ロールをする。 〈隠蔽〉を仕掛けた側は能動行動、〈剛術〉を仕掛けられた側は反応側となる。 〈鍛錬〉 肉体は鍛え上げることで鋼のように硬くなっていく。 耐久力への修正。ダメージを受けたばあいの呪文の維持のための判定などに使う。 〈投げ〉 物を遠くへ、正確に投げる技。 足場が悪い(1~2)、フォームがとれない態勢(1~3)、投げる物が重い(1~3)、投げにくい形(1~3)。 コメント 〈剛術〉〈投げ〉を追加。 - おほおほ 2009-06-22 21 58 18 名前
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ガラス 概要 ガラスは二酸化ケイ素を主成分とする物質である。硬度は種類によるが、鉄とほぼ同じ。 ガラスの歴史は古く、紀元前1600年頃に始まり、一世紀には様々な形や模様のガラスが作られるようになった。 当時のガラスは宝石に並ぶ貴重品であったが、現在では工業的に安価で様々な形のガラスが製造されている。 古くから利用されるガラスだが、その構造が分かったのはごく最近である。 非晶質(アモルファス)とも呼ばれるガラスの構造はいわば「硬い液体」であり、 他の金属やセラミックスなどの固体とは全く異なっている。 (そのため聖堂のステンドグラスなど、時間が経ったガラスは重力により「垂れて」下の方が厚みがある) 人がガラスを様々なものに用いるのも、ガラスが他の固体にない特徴を持っているためである。 一つは透明であること。 光を吸収せず、散乱させないガラスは透明性が高く、窓や容器に用いられている。 二つ目に成形しやすいこと。 温度に伴ってその柔らかさが変化するため、様々な形に加工がしやすい。 三つ目に化学的な組成の自由度が高いこと。 ガラスには原子的に隙間が多く、そこに他の元素を組み込んでも性質が変わりにくい。 これは色ガラスに利用され、様々な金属元素を組み込むことで多様な色のガラスを作る事が出来る。 四つ目に熱や酸に強いこと。 二酸化ケイ素を主成分としているガラスは高温でも変化せず、酸にも強いため、実験器具に適材である。 上記の一つ目の特性から、光に関するガラス製品も多い。 代表的なものはレンズだろう。 ガラスに曲面をつけたこれは光を集めたり散らしたりすることが出来、虫メガネやカメラなどに利用される。 レンズをさらに応用したプリズムは光を分離し、特定の色の光を抜き出すことが出来る。 また高速データ通信に用いられる光ファイバーも、ガラスによる光反射を利用したものである。 ガラスを扱う能力は、光や武器・道具を扱う能力と関わりが深い。 レンズの集光による焦熱・発火、屈折による幻覚、また光ファイバーの特性を打ち出した情報収集など、 身の回りのガラス製品の数だけ能力の応用幅があると言っても差し支えない。 また透明度の高さをより洗練させ、見えない武器を作るのも有効だろう。 サイキッカーなら周囲に窓があればそれを利用することが出来るのも強みである。 サイキッカー +ガラスを操る能力 ガラスを操る能力 → 物質・エネルギー操作 / ガラス 周囲のガラスを操る能力。 【斬撃】:割って尖らせたガラスを飛ばし、突き刺す。 【射撃】:ガラス片を飛ばす。 【火傷】:レンズ状にしたガラスで光を一点に集中し、対象を焦がす。 【物理防御】:ガラスの盾を作る。 【強化】:レンズ状にしたガラスで即席の望遠鏡を作り、遠くを見る。 ガラスで光を反射・屈折させ、対象の像の位置をずらす。 【成形】:ガラス片を組み合わせ、任意の形を作る。 ガラスの粘度を操り、一度溶かしてから再成形する。 【罠化】:鋭く尖らせたガラス片を空中に周囲に浮かべ、触れた物に突き刺す。 【拘束】:粘度を操作し、溶かしたガラスで相手を包んで再度固めて拘束する。 【隠蔽】:ガラスで光を反射・屈折させ、対象の像をずらす・隠す。 【浮遊】:浮かせたガラスの上に乗って空中を移動する。 【広範囲】:周囲の窓ガラスを割り、空から一帯に降り注がせる。
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『Phun』による力学シミュレーション --- あなたは - 人目のお客様です。 --- 物理シミュレータ『Phun』は,重力・空気などの力学的環境および物体の(2次元)形状はもとより密度・質量・摩擦・弾性など,物体と力学的物性について設定が可能なシミュレーションソフトウェアである。したがって2次元運動に限定されるとはいえ,高校や大学初等の物理でみかけるような多くの力学的状態や運動を再現することができる。『Phun』を力学シミュレータとしてどこまで使えるかという疑問に対して,いくつかの試みの結果としてわかってきたその機能について整理しておこうと思う。なお,解説は2009.4.30現在の最新版β5.28に対応している。 『Phun』に関するQ&Aはこちら 引っ越しました。ご意見ご質問などあればご遠慮なくどうぞ。 『Algodoo』の発売を喜ぶ(2009.09.24) Phunの上位互換で本格的な2次元物理シミュレータ『Algodoo』が発売された。29ユーロというリーズナブルなお値段。早速使ってみた。 基礎編 力学シミュレーションに活用できるPhunの機能について解説します。 1.Phun空間 2.Phun物体 3.重力 4.空気抵抗 5.摩擦 6.弾性 7.ばね 8.引力 応用編 Phun(Algodoo)による力学シミュレーションの応用例を紹介します。 下記に引き継ぎました。 Algodooで物理問題に挑戦! Algodoo物理分野別リスト バランスボール(カチカチボール)(2010.05.15) ラザフォード散乱の軌道(2010.05.07) 仮想仕事の原理(2010.05.04) 支点の水平振動によって励振される振り子(2010.05.02) 並進・回転の独立な振動(2010.04.30) U字管内の液柱の振動(2010.04.26) 回転の慣性(2010.04.02) ばね振子に励振される振子(2)(2010.03.31) ばね振子に励振される振子(2010.03.30) ばねで連結された振子群の振動(2010.03.19) ばねで連結された質点群の横振動(2010.03.18) 弱い結合によるモード間のうなり(2010.03.13) 弾性棒とばねで連結された3連振子(2010.03.09) スリンキー近似(2010.02.21) 二重振子のモード(2010.02.12) 糸でつながれた点電荷の運動(2010.01.30) 切れ目のあるリング電荷の回転(2010.01.29) 小球を発射する台車(2010.01.28) 水平面との無限回衝突(2010.01.27) 水の入ったV字管つき台車(2010.01.25) パテがくっついた棒の運動(2)(2010.01.16) ばね連結台車のキャッチボール(2010.01.14) 斜面上の斜方投射と弾性衝突(2010.01.13) 完全非弾性の斜衝突(2010.01.11) 正方形枠の回転2(2010.01.10) 正方形枠の回転(2010.01.10) 斜面をすべる台上のばね振子(2010.01.08) 斜面上で回転静止する円筒(2010.01.07) 宇宙船のスピン低減装置(2010.01.07) 2次元ばね振子(2010.01.06) 降りるおもちゃ2題(2010.01.05) ばねと摩擦のおもちゃ(2010.01.04) ぶらんこ3題(2010.01.04) 実体振子(2010.01.03) ばね振子への衝突合体(2010.01.02) 加速する斜面から飛び出す物体(2010.01.02) 支点の上下する振子(2010.01.01) ターンテーブル上を歩く虫(2009.12.31) 衝突する振子のついた台車(2009.12.30) ウェイトのついたターンテーブル(2009.12.29) 棒が回転軸から受ける力(2009.12.28) 二重振子の運動方程式(2009.12.27) 滑車を回して落ちるロープ(2009.12.26) 回転盤の親子(2009.12.25) ばねにつりさげられたひも(2009.12.24) パテがくっついた棒の運動(2009.12.23) すべりからころがりへの移行(2009.12.23) ばねにつりさげられた板上の物体(2009.12.22) 壁に立てかけた立方体(2009.12.21) 2直線に束縛された振子(2009.12.21) バリスティック振子(2009.12.19) つるした棒のつりあい(2009.12.18) 途中にばねのついた振子(2009.12.18) 階段をはずんでおりる小球(2009.12.17) 三角枠上でつりあう連結おもり(2009.12.17) 荷台からの丸太の落下(2009.12.16) 小球を投げ出して走る台車(2009.12.15) 棒にかけたひもの落下(2009.12.11) すべり台と壁を往復する小球(2009.12.10) 円弧状の面をもつ台と小球(2009.12.08) 降り注ぐ粒子群の中の物体(2009.12.07) ばね振子への弾丸打ち込み(2009.12.06) すべるブロックに連結した振子(2009.12.06) 単振子と壁の間を往復する小球(2009.12.05) 虹の広がり角(2009.12.03) 斜面上で衝突をくりかえす2物体(2009.12.03) ばねで連結された2物体(2009.12.03) アトウッドの器械(2009.12.02) 斜面上のばねと小球(2009.12.02) 斜面をすべる実験室内の振子(2009.11.30) 振子にとびのる小球(2009.11.30) 台車上の円柱面を上る小球(2009.11.29) ばねと壁の間を往復する小球(2009.11.29) 円筒面をころがる小円板(2009.11.28) 円筒面をすべる小球(2009.11.27) 半円筒に立てかけた棒(2009.11.27) 動く台と小物体(2009.11.27) ボビン・バランス(2009.11.26) FR車の加速(2009.11.25) トラス構造の変形(2009.11.23) 棒と円板の連成振子(2009.11.14) 車輪にクランク連結したスライダー(2009.11.09) Phunにおける擬似遠心力と水面の形(2009.10.06) Algodooの物理量表示(2009.09.25) Algodooのレーザー光(2009.09.25) Phunで電気力線(2009.09.23) ラザフォード散乱(2009.09.22) 猿とおもり問題 (2)(2009.09.17) 猿とおもり問題(2009.09.17) 宇宙ステーションからのボール投げ(2009.09.11) 射出の緩衝効果について(2009.08.20) スーパーボールロケット(2009.06.05) アルマゲドン(2009.05.18) ケプラーの第3法則(2009.05.16) 動く斜面上の運動(2)(2009.05.14) 宇宙ステーション内の擬似重力(2009.05.13) 『Phun』でスイングバイ(2009.05.01) 『Phun』で潮汐(2009.04.30) 『Phun』でランデブー(2009.04.30) ニュートンの人工衛星(2009.04.29) 太陽系のシミュレーション(2009.04.05) 棒振子ダービーのゆくえ(2009.04.04) どっちがはやい?―棒振子と自由落下(2009.04.04) どっちがはやい?―さらなる単純化(2009.04.04) 連結棒振子のカオス(2009.04.03) バンジー問題(くさり効果)の解析(2009.04.03) どっちがはやい?(2009.04.02) ふりこ三兄弟(2009.04.02) 衝突振子(実験編)(2009.04.02) 斜方投射(2009.03.31) 等加速度直線運動(負の加速度)(2009.03.31) 等加速度直線運動(1・3・5…の法則)(2009.03.31) ファインマンのトラス問題(2009.03.30) 『Phun』でトラス(2009.03.29) 斜面上のばねによる打ち上げ(2009.03.23) 『Phun』で半円筒振子(2009.03.17) 『Phun』でころりん(改良版)(2009.03.17) 小球と木片の無限回衝突(e 1,停止なし)(2009.03.16) 小球と木片の無限回衝突(e 1)(2009.03.14) 小球と木片の無限回衝突(2009.03.13) 『Phun』でモンキー(改良版)(2009.02.24) 『Phun』でモンキーハンティング(2009.02.23) 『Phun』でリアルなヒットペット(2009.02.19) 『Phun』でヒットペット(改訂)(2009.02.18) 『Phun』でころりん(2009.02.13) 『Phun』 でヒットペット(2009.02.12)
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作者:5cmevCVA0 374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 04 38 50.60 ID 5cmevCVA0 小 中 大 あ 隔 私は、冷蔵庫の裏でほむほむを見つけた。 次の日、ベットの下でほむほむを見つけた。 次の日、排気口でまどまどを見つけた。 次の日、テーブルの下でほむほむを見つけた。 次の日、番になっているほむほむとまどまどを見つけた。 次の日、嬌声をあげながらそこらかしこで番のほむまどが交尾をしていた。 はっきり言って、気持ち悪い。 しかし、まだ待ってあげよう。 ダンボール箱を用意して、一ペアごと別々のダンボールに放り込む。 交尾中で気付かないのか、特に抵抗もされなかった。 毎日エサをやって、数日間放っておくことにする。 数日後、私の予測通り仔を産んでいた。もうエサはやらない。 次の日、食べ物をくれ!? とほむまど達が早速言ってきた。 身分をわきまえないその言い草にイラついたが、無視する。 次の日、部屋には仔ほむまど達の泣き声や、ほむまど達の要求が響いていた。無視する。 次の日、一層ほむまど達の叫びは大きなものになっていった。もう少し。 次の日、私は作り終えた幅が広いケージの中に、部屋のいる大量のほむまどを押し込んだ。飢えている奴らに、私はこう言った。 「貴方達の中から生贄を五匹差し出したら、エサをあげる」 すると、ケージの中のほむまど達が、喧嘩を始めた。 誰を生贄にするかで揉めているのだろう。 結果、私に差し出されたのは五匹の仔めがほむだった。意見することのできない仔を生贄にするとは、最低だ。 その仔達を台所に持っていって、包丁で四肢を切断した。血が溢れる。閉め切った台所に、醜い悲鳴ーー絶叫がこだました。 その達磨のような体を、ボウルの中ですり潰す。ぐちゃぐちゃになったところで塩と胡椒や切断した手足を加えて、さらにすり潰す。 ハンバーグを作ろうとしたのだが、どうせあいつらにやるものだ。後は焼くだけでいいだろう。 ハンバーグを、ケージの中に投入する。我先にとハンバーグのもとへと殺到するあいつら。分け合うことさえ出来ないのか。 食べれなかった個体もいるようで、もっとくれ! と叫びをあげる。ケージを蹴ると、おとなしくなった。 次の日、何も言わずエサを与えたのだが、いきなりあいつらが殺し合いを始めた。 喉を食いちぎられたほむほむ。 頭を壊されたされたまどまど。 無理矢理レイプするほむほむ。 首を締めるまどまど。 体を喰われるまどまど。 中に小さい剣を数本入れてやると、その剣をもった個体が首を切って殺し、他の奴の殺される。 ケージには、バラバラになった身体と、大きな血溜まりが散乱していた。そのようすは、まさに地獄絵図、思わず笑みがこぼれる。 全員が食いつなげるくらいは与えたのに、馬鹿だ。 生き残ったまどまどは、狂ったように私が与えたエサを貪る。 私はそのまどまどに灯油をかけると、火のついたマッチを投げ入れた。燃える。 私はその下等生物の断末魔を聴きながら、紅茶を啜った。 ジャンル:めがほむ ゲスほむほむ ゲスまどまど ゲーム 仲間殺し 全滅 制裁 愚かほむ 無自覚共食い 観察 調理 野良ほむまど複数 餌・飼育要求 感想 すべてのコメントを見る ここにある話で最も優れた内容だと思う、無駄が一切ない 格好良いな cool
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作戦が終わり、事後処理を終えたある日の事。 日課の訓練を終え、シャワーを浴びて部屋着に着替え、通路を一人歩いていく。 私は共用のロビーへと足を運んだが、そこには人気が無かった。 当然だ、あれだけの緊張感をもって、ほぼ一日中。長時間作戦に駆り出され、その後も事後処理に追われ、休みも無し。 そして、今日ようやく事後処理までが終わり、晴れて休みを得たのだから、外には出ず、個室で睡眠を取っているのだろう。 元々ロビーに顔を出す隊員も少なかったのだから、誰もおらずとも無理はない。 広々とした空間を独り占めした私は、その静寂の中で思考を巡らせてみる。 と、そうしようとしたところに一人の乱入者が現れた。 「何してるんですか?指揮官」 声を掛けられ、見た先には自分と同じくらいの背丈、赤いジャケットを羽織り、金髪と緋色の眼を持った少女がドアの前に立っている。 声色とその表情に色は無く、その言葉はどうやら、怪訝さから来るものではなく、確認のためにあるようだった。 素直に言えば士気に関わるかもしれない。一瞬そう思ったが、すぐにその考えを打ち消す。彼女には、そういった問題は全くもって無縁に思えたからだ。 自嘲するような苦笑交じりに「いえ、今回の件について、少し考え事を」と答える。 「あぁ、そうでしたか。」 思った通りの返答だったのか、それとも興味が無かったのか、気のない納得の声が上がる。 「すみませんね、邪魔してしまって。そういう事なら、出て行った方がいいですか?」 全く申し訳ないという気持ちは伝わってこないが、元々彼女は地上のあらゆるものに興味を持っているようには見えなかった。 彼女に興味があるのは、自身の研究だけ。彼女が謝罪をするのは、彼女が社会と人間を知っているからに過ぎないのだろう。礼儀とは、セオリーだ。 「いえ、大丈夫ですよ。むしろ、話し相手が欲しいところだったんです。あちらで話しませんか?」 笑顔を浮かべて、ビリヤード台を見ながら私はそう言った。彼女は聡明であるし、感情に左右される要素が最も少ない。気兼ねなく話が出来るのだから、話し相手には丁度いいだろう。 「ふむ、分かりました。私も少し、次の開発に取り掛かるために考えを纏めていたところです。あまり座ってばかりだと、身体に支障も出ますから。」 私の申し出を承諾した彼女と私が横に並び、ビリヤード台に辿り着いたところで、私は一つの疑問を口にした。 「ところで、結嘉さん。その手に持っているのは何ですか?」 「あぁ、これですか?」 見せびらかすように右手を上げる。その手には、銃のような形をしたものがあった。 「これは、レイヴンの発案した自動追尾銃です。発案者のレイヴンに加え、私とアイリス博士の協力で3Dプリンターによる試作品の作成にまでこぎつけました。」 そう言って台の横にそれを置く。言われてみればその形状は既存の銃に似てこそいるものの、見たことが無い。 「自動追尾弾については、4年半ほど前にそれを用いた実験が成功しています。技術は確立されているわけですが、しかし、依然として実用化されたというデータはありません。」 「今回はそれらのデータを統合し、参考にしつつ──」 彼女がそれについて語り出すと、それまでせき止められていた水が溢れ出すかのごとく、次から次へと言葉が出てくる。 内心、「しまった」と思いつつも、今更止められるはずもない。いずれ隊員の使う兵装のデータには目を通さなければならないのだ、今聞いておけばいいだろう。そう自分に言い聞かせ、彼女の話を聞いた。 「──とまぁ、将来的にも意味のある作品ですが、今のところは試作の段階なので、試作品をレイヴンに実際に使ってもらう事にしたいと思います。」 おおよそ、一般人がまともに聞こうとすれば途中で意識が無くなるであろう、その講釈を聞いていると、いつの間にか話が終わっていた。 「なるほど。そういう事なら、後で私から渡しておきますね。」 「そうしてもらえると。で、レイヴンは今どこに?」 「レイヴンなら個室で休憩・・・いえ、多分休んではいませんね。それは困るんですが、彼女は言っても聞かないもので。」 なぜそんな事を聞くのだろう?少し疑問に思うが、紅月結嘉は他の研究者に対しては少し興味を持っている様子が見受けられる事を思い出した。 「でしょうね。出来る事なら直接渡したかったんですが、まぁいいでしょう。邪魔出来ませんし」 「あはは、後で私から、結嘉さんがよろしく言っていた事を伝えておきますね。」 「別によろしくする必要はないですけどね」 そう言う彼女は、見間違いかもしれないが、珍しくつまらなさそうだ。 「それでは、私の話を聞いてくれますか?」 的玉を纏めて配置すると、キューを手に取る 「どうぞ」 「今回の件、作戦の結果で言えば成功です。」 狙いもそこそこに、引いたキューを押し出すと、弾かれた手玉が1の的玉に当たり、弾かれる。 「しかし、戦略的には・・・未だ不明です。アーセナル、アリー・アル・マリヤはPMC、『B・O・L』を隠れ蓑に、実に面倒な事をしてくれました。」 弾かれた1の的玉は綺麗にポケットへ落ちるが、その他の玉は纏まりも無く散乱する。散乱した玉を眺めながら、キューを持ってどうするべきか、考える。 「『B・O・L』が武装組織はテロ集団を鎮圧し、解放した鉱山。使われなくなったそこから、彼女は鉱山資源の大半を横取りしていました。」 「目的として考えられるのは、資金ですかね。」 希少な鉱山資源。それは、容易く裏で取引がなされる。その理由は、誰もがそれを使うからだ。それを追求したところで、不毛としか言いようがない。 「それから、政治的目的でしょう。」 「政治的目的ですか」 政治的目的。世界はいつからか、少なくとも先進国の間では、戦争をしなくなった。だがそれは、争いの種が無くなったからではなく、戦争が生み出す利益に見合ったコストではなくなったからである。 だから、今も水面下では休みなく何かが蠢いている。その一つとして、テロリストを使い、それらに政治的目的を達成してもらうという手法があった。 「彼女達のバックには何がいるのか。練度に兵力、そしてあの最先端兵器。少なくとも、国家レベルであると思います。」 アーセナル配下の有象無象の兵士達はあくまでも普通の兵士達だった。だが、私と黒岩が交戦したあの兵士などは、明らかにそれらとは違った。結局、あの兵士とは二人がかりで引き分け、奴が撤退した事で間に合わせることが出来た。 「まぁ、そうなるんですかね。けど、結局相手の事が今一よく分かってないですよね。」 「そうですね・・・」 問題はそれだった。相手の正体、それが分からない。分からない事には、次にどんな手を打ってくるのか、それも分からない。 彼らの正体を示す物が、僅かにでも残されていた可能性のあるアーセナルの拠点は、残念ながら木端微塵となってしまった。 「しかし、一つだけあります。彼らの手がかりが」 だが、そう。一つだけあるのだ。一つ残らず焼け消え、何も残っていないと思われていたそこに、残っていたものが。 「なんです?」 「自らの尾を飲み込む蛇・・・」 「ウロボロス?無限の象徴ですか。それが?」 「残されていた装甲の破片、そのエンブレムに描かれていました。」 そして、工作員の通信を洗い出した結果、ほぼ全てが暗号化されていたものの、その内、何度も出てきた文章があった。 「ふーん。結局、敵はなんなんですかね?」 「さぁ、それは分かりませんが・・・」 『Organization Ouroboros』 長く構えたままだったキューを押し、台の上を玉が駆け回る。 「私は、こう考えています」 『ウロボロス機関』 駆け回る玉は番号順に一つ、また一つと落ちていく。 「絶対に、倒さなければならない敵。」 全ての的玉が順番通りに落ち、白い手玉だけが、台の上に佇んでいた。
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762 名前:635[sage] 投稿日:2024/03/06(水) 06 52 34 ID 119-171-250-95.rev.home.ne.jp [1/6] 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその一〇七 「たく…酷いもんだ。」 ゲート日本のとある地方都市。 警察車両を降り歩みを進めるゲート日本の公安の山本はこれまたゲートイゼイラのセマルや部下、 山本の乗る車に着いてきた警察のワンボックスから降りたティ連人らを伴い進む。 そして硝煙と肉が焦げた様な嫌な臭いの漂う現場に顔を顰める。 周辺には誰とも分からない焦げた肉や建築物や車両の残骸が散乱しまるで戦場の様な様相を呈している。 知る者が居れば渋谷暴動を思い出すやもしれない。 それら焦げた肉の大半は投入された警察官のものだ。 銃撃でもげた負傷者の手足やはみ出したモツ、対戦車擲弾の爆発で飛んできた瓦礫に持ってかれた下肢。 そして大口径機関銃で吹き飛ばされた脳の一部とかだ。 急遽、ヤルバーンや南溟、軌道上の亜惑星要塞から医療チーム派遣して貰って全員生存している。 最後の人物は知り合いのイゼイラ人の勧めで数日前に脳ニューロンデータ取っていた為に脳を再生できたためにここ数日の記憶と引き換えに何とか生きている。 警察上層部にとって想定外だったのは警察の一般警官や機動隊を用いて制圧する必要すら無いだろうと行った家宅捜索において相手が軍用火器で武装、警察に負傷者が出たことだろう。 曰く軍用火器を保持していてもそれで武装しているとは思わなかった…とか。 慌てて予備戦力として控えていたSATを逐次投入という愚を犯し突入させるも相手は軍用品を装備。 結果短機関銃程度で勝てるはずもなくSATにも大きな被害を出した。 「上も早くこいつら投入してくれてれば…無用な怪我人も出なかったんだが。」 山本はぼやきながらフリッツヘルメットを被りそのヘルメットの下から赤いガラスの瞳を光らせた集団を見る。 スタン弾のみ装填可能な威圧感を重視した機関銃型スタン兵器を構え規制線を超える存在への警戒に当たる黒尽くめの集団…、 柏木家襲撃事件などを経験した非主流派の肝入りでヤルバーンの協力の下で設立された神崎島の特機隊をモデルにしたロボットスーツ部隊。 『人力で運ぶしかねえな…。』『誰か担架持って来い!』『それよかトラクタビームで浮かせて運べば良くね?』 『狙撃したやつは?』『β(ブラボー)チームがHEATハンマーで壁ごとぶち抜いて突入、拘束しました。』 「たく規制線の内は危険だって分からんのかねマスコミ様は…。」 「分かっているのナらばアレら営利情報取り扱う組織がネットやティエルクマスカでマスゴミとは呼ばれることはないデショウ。」 「マスゴミって言葉ティ連でも広がってるのか…。」 山本の部下の一人の呟きにセマルは答える。 最終的に業を煮やした非主流派が首が回らなくなった主流派より主導権奪い取り投入したロボットスーツ部隊、 誰ともなくその姿から地獄の番犬と呼び出したその傍らには生身の人間が倒れ付近にはカメラやマイクが散乱している。 警察の指示を無視し規制線の内に入り狙撃しているテロリストらを大通りで撮影していたマスコミの取材班だ。 ティ連の医療班寄越して貰っているのだ、死ぬことはあるまい。 これで更にマスコミが騒ぎ立て一体何人の首の飛ぶことやら…主流派だけでなく非主流派にも影響が出るの避けられまい。 部隊が投入され死なないスタン兵器を容赦なく猛威を振るった結果、ものの一時間と経たずに鎮圧されたのでその思いは尚更に強い。 しかも最初から投入されなかった原因が主流派による非主流派への妨害工作とかいう。 まあそれは公安含め政府関係省庁内部ではティ連政策含め現在の官邸主導な状況により縄張りを荒らされ歯噛みする派閥とこれで仕事がまともになるや自分らの業務遂行が楽になるからヨシ!的な派閥で対立しているので皆同じ穴の狢であるのだが。 そんなことをつらつらと考えながらアジトとなっていた建物の中に入っていく。 「外と比べて中の被害はそれ程でもありませんね。」 763 名前:635[sage] 投稿日:2024/03/06(水) 06 53 12 ID 119-171-250-95.rev.home.ne.jp [2/6] 中の様子を見ながら山本の部下が呟く。 アジトには警戒に当たるロボットスーツ部隊以外に人間は存在しない。 未だ安全が確認されていないことを根拠に所轄の鑑識などは入れられていないからだ。 それに明らかに国外勢力から援助を受けている様なテロリストの装備である。 所轄にも影響力のある主流派により情報が握り潰されたりマスコミに流されるなどして政権がダメージ受けたり、ティ連や銀河連合日本との関係が悪化するのは非主流派の本意ではない。 また、非主流派は駐日銀河連合日本大使へのテロも主流派が狙って行ったのではないかと疑いの目を向けている。 山本は部下のイゼイラ人らにPVMCGでアジト内部を精査するように指示を出す。 これらなば現場荒らすことなく日本の鑑識以上の情報が得られる。 「何か隠された空間がアリますネ。」 「何?」 部下のイゼイラ人が建物の内部ホログラフィを作りその一点を指差す。 内部には生体反応に加え他の反応もあるという。 その言葉に慌てて山本はロボットスーツ部隊や部下に確保するように指示を出し自身もその隠し部屋に向かう。 その隠し部屋は頑丈に閉じられた鉄の扉で塞がれ電子物理含め幾つもの鍵か掛けられている。 扉を叩き開くように怒鳴り促すが中からは扉を引っ掻き呻く様な声しか反応がない。 ロボットスーツ部隊は開くのを諦め溶断用に粒子トーチを持ち出し鉄の扉を焼き切ると扉に蹴りを入れ道を開く。 「警さ「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア」何だこ、ヒィッ!?バケモノ!?」 突入した警官に何かが覆い被さり押し倒す。 人間に爛れた肌と溶け落ちた様な顔をさせた様な異形の姿に日本人の警官達はたじろぐ。 「BETAかネクロモーフかヨ!こいつ退ケ!!」 だがイゼイラ人が咄嗟に反応し手に造成した粒子ブラスターで下半身を撃ち抜き警官から引き剥がすがそれでもその異形は生きており腕力のみで山本達に近寄ろうとする。 最終的には少し錯乱した山本達が持っていた拳銃の弾倉すっからかんになるまで銃撃を加え上半身の形がなくなり漸く動かなくなった。 「な、何だコイツは…。」 荒く息を吐く山本ら日本人達、セマルがスキャンを行うとその結果が即座に出る。 生きた人間、それも日本人だと。 「日本人…これが!?」 「ハイ、遺伝子は日本人のもの、細胞も全てチキュウ人のモノデス…生体構造そのものは違いマスガ…しかも驚いたことにまだ生きてマス。」 生きているという言葉にぎょっとしその異形を暫し見つめる山本ら。 その間にもイゼイラ人らは隠し部屋の調査を進めていると。 「アイツラ、オレ達の同胞に対シ何という事をしやがル!!」 イゼイラ人の怒声に山本達が顔を合わせ頷きその声の下へ向かう。 そこに存在したのはイゼイラ人が拘束を解こうとしている何処かで見たことのある機械を背負い猿轡をされた日本人の少女と思しき人物と周囲に存在する厳重に梱包された何か。 異形と見覚え機械の少女…何かが山本の中で引っ掛かる。 周囲の状況や少女を解析するセマルが目を顰める。 764 名前:635[sage] 投稿日:2024/03/06(水) 06 53 46 ID 119-171-250-95.rev.home.ne.jp [3/6] 「先程からこの部屋内でヂレール核烈線量が異常な数値を示してイマス…発生源はこの周辺の梱包物…内部にヂレール核烈線放射物質と火薬を確認、 そしてその少女の背負う機械…主素材は鋼鉄、製造場所年代は不明ながら精錬時に含有される筈のヂレール核烈線放射物質存在せず…精錬年代は…大凡80周期前。」 「80周期…80年前?戦前じゃないか。」 山本の部下が呟く。 放射性物質、異形、機械の少女、戦前の鉄…。 「山本さん?」 「っ!!お前達、何処も通さず副総理に連絡しこの少女と周辺の放射性物質を確保ヤルバーン…いや在日銀連大使館に移送し大使の指示を仰げ!!絶対に誰かに渡すんじゃないぞ!」 「いやでも「デモもクソもない!!もう俺達日本人にどうにか出来る範囲をとっくに越えてやがる…日銀連日本安全保障条約レベルの話だ…!」」 山本は吐き捨てる様に言う。 「俺達は呪いだのなんだのどうにか出来る様に出来ちゃいないんだよ…。」
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そのとき俺はまだ15歳の少年だった。 「まきますか、まきませんか」 ある日、このように一言だけ記された紙が郵便受けに入っていた。 今でもその日のことはしっかり覚えている。それこそ日付までしっかりと思い出せる。 理由は簡単なことだ。この日はちょうど俺の高校入試の本番だったからだ。 世の中の中学生の多くが二月の下旬に高校入試という生まれて初めての試練に立ち向かうように、 俺も受験に関してはその「普通」の中学生と同じように高校入試に挑んだ。 俺に大した物を与えてこなかった両親ではあったが、幸いにして人より多少頭が早く回るような才能を与えてくれたおかげで、 記憶に残るほどに俺はこの高校入試というものに煩わされたことはなかった。 しかしこの日は本当に忘れられない日となっている。 「まきますか、まきませんか」 受験を終えて帰った俺は虫の居所が悪かった。そのためにポストにあったいたずらともつかない文言の紙を破り捨ててしまった。 当然、むしゃくしゃした気持ちはものに当たったところで解消されるはずもなく、かえって不快な気持ちが募ってきた。 俺は衣類が散乱した床に倒れ込むとそのむしゃくしゃを抱えたまま、ふて寝をしてしまおうと瞳を閉じた。 この忸怩たる思いは何か。 受験で失敗した? 期待を裏切るようで申し訳ないが、才気ばかりは鼻につくほどあったんだ。 その鼻につくほどの才気が自分の身を締め上げたのさ。 俺の親はこの無駄な「才気」以外俺に何も与えはしなかった。 いや、訂正しよう。必要最低限生きるためのお金は中学生の頃までは与えてくれていた。 もっとも、そのお金も前年の12月に100万を最後に与えられることが無くなった。 両親は俺を捨てたのだ。 理由は分からない。俺を残し弟だけを連れてどこかへ蒸発してしまった。 その事実は目の前に「生活」という不安だけを残していった。 自らの才気に自惚れ高慢だった俺が「生活」のためだけに近所の底辺校を受験せざるを得なかったことは、 通俗の輩の好奇の目を喜ばして止まなかった。 受験先での俺は惨めなものとして晒された。あの好奇の目は許し難いものがあった。 その悔しさはやはりふて寝さえもさせてくれないようだった。 散乱した衣類の上で横たわってただ虚空を見つめるほか無くなってしまった。 そのうち日が暮れかかったころ、ふと先ほどの手紙が気に掛かった。 むしゃくしゃしていたとはいえ、破り捨ててしまったことはどこか良心を責めた。 俺はゴミ箱に投げ込んだ紙の破片を拾い上げると、丁寧にセロテープで貼り直した。 そして再び紙に書かれた文章を見る。 「ま…きます…か? …ま…きませ…んか?」 破れて読みにくくなった文ではあったが「巻く」か「巻かない」か問われているのだとははっきり理解できた。 俺は帰ってきたまま放り投げておいた鞄の中から鉛筆を取り出すと、興味本位で「まきます」に丸を付けた。 その時、台所の方で「ドサっ」と何か重いものが床に落ちる音が聞こえた。 誰もいないはずの家で物音がしたので俺は一瞬身をこわばらせた。 しかし、これだけ散らかっている部屋だ、食器の何かが崩れたのだと思い、そのものを確かめるために台所へと向かった。 散らかった台所。 音を出した原因はすぐにわかった。 日常にふさわしくない皮の鞄が、日常そのものの台所に丁寧に置かれていた。 鞄は中学生の俺がみても分かるほど精緻な薔薇の刺繍が施され、時代を重ねたためか非常に落ち着いた色合いを帯びていた。 普段の俺であればこの鞄を訝しんだだろう。 しかし、頭に血が上るようなことがあった後だ。冷静ではなかった。 好奇心に動かされてその鞄を手に取った。 鞄には鍵穴がついていたものの、鍵は掛かっておらず、指をかけると鞄は簡単に開いた。 「……人形?」 鞄の中には蒼い服を着せられていた人間もどきがあった。 俺は好奇心に突き動かされるままに鞄の中から人形を抱きかかえるように取り出した。 人形は同じ大きさの人間よりもずっと軽く、脆く、薄気味悪く感じたが、 肌の質感や髪の手触りはまごう事なき人間のそれであり、妙に安心感を覚えた。 またそれと同時に鞄に備え付けられていた螺子にも気がついた。 「……巻けというのはこの螺子のことか」 好奇心だけでは説明できない、霊的な何かを感じながらも、俺は自然と螺子に手が伸びた。 人形の螺子を巻いてやらなければならないという強い衝動に駆られた。 キリッ…キリッ… 螺子を巻き終えると人形を床に立たせてやる。 しばらく沈黙が続いた。 「だめか…」 俺は自分の行為を大人げないとため息をついた。 その時、かすかに人形の顔が動いた気がした。 もう一度に目をやるとゆっくりと頭を持ち上げ、体を動かし始めた。 ギリギリとゼンマイがまわる音がする。 「よくできているんだな」 人形は一通り動いてみせると俺の前に来てゆっくりと目を開けた。 俺は思わずその目線から目をそらした。 理屈は分からない。ただ、目をそらす前に見えた緑と赤の瞳に激しく動揺したのだ。 「僕の螺子を巻いたのはあなたですか?」 俺は思わず視線を人形に戻した。しかし、俺に言葉は生み出せなかった。 なぜなら人形がしゃべっているのだよ、頭がおかしくなったのか、さもなくば世の中が狂っちまったんだ。 このときたった15歳の俺が動揺しないで居られるわけがない。 ただでさえ、この人形のオッドアイに威圧され気持ちが竦んでしまっていたのだから、 しゃべるはずがないと思いこんでいた人形に問いただされて舞い上がってしまった。 言葉が出ない。 「どうしたんですか」 俺を直視する視線が恐ろしかった。 ただ、俺はその視線をかわしたいが為に、螺子を巻いたかという問いに対して、 ぼろぼろにしてしまった例の紙を目で指し示した。 すると人形は明らかに自分の意志を持ってその紙をとりに歩いていった。 「こんなにボロボロにして…ひどいなぁ…。まあいいですけど」 人形の一挙一動に俺は目を奪われていた。 「この紙があるということは、やっぱりあなたが螺子を巻いてくれたんですね」 平坦な口調の人形の問いに俺は黙ってうなずいた。 人形はわずかに緊張を緩めたようだった。それにつられて俺も動揺がだいぶ和らいだ。 「いきなり現れて驚かせてしまったのならすみません」 「あ…あぁ…君は誰なんだ」 「僕はローゼンメイデン第四ドールの蒼星石です」 「ろーぜん…めいでん?、そうせいせき…蒼星石?」 「多少混乱されているようですね。まずはどこからお話ししましょう…」 俺はこのころになるとだいぶ動揺も静まってきた。すると今度はこんな自体を招いてしまった好奇心が再び恐怖に勝った。 この蒼星石と名乗る人形に対して「どうして動くのか」ということから始まる質問攻めにした。 小一時間も質問を繰り返していると、ローゼンメイデンについてやアリスゲームについて十分に理解された。 「わかってもらえましたか」 質問を繰り返すうちに完全に俺は冷静さを取り戻していた。 「ああ、すると君は俺と契約したいわけだな。そのアリスゲームのためにも。俺を利用したいわけだ」 「僕は…そんな、利用するなんて」 蒼星石は俺の言葉に敏感に反応し、明らかに動揺の色を見せた。 「構わないよ、退屈していたんだ。この家は一人には広すぎるからね。まあ女の子の人形を持っていると聞かれたら外聞が悪そうだが…」 「!!!…僕が女の子って分かるんですか?」 その身にふさわしくない素っ頓狂な声が上がった。俺は彼女を優しく諭す。 「蒼星石、自分でローゼンメイデンが姉妹だと話しただろう」 蒼星石が動揺しているのだと俺は手に取るように理解できた。もっとも、動揺の理由は思い違えていたみたいだが。 「そ、そうだよね……見た目じゃ僕は男の子みたいですから、わからないですよね」 「いや、鞄開けたときにすぐにわかったよ。」 蒼星石の問いに何気なく答えた。訝しんで蒼星石が目でこちらを問いただす。 「なんと、なくだよ。」 「そう…ですか」 俺が気のない返事をしたように受け取ったのか、蒼星石は寂しそうにうつむいた。 可哀想に泣きそうな表情をしている。 良心がチクリと痛んだものの、このときの俺はただの子どもであって蒼星石にかける言葉なんて分からなかった。 それに蒼星石が「女」だとわかった理由はこのときの俺には分かっていなかった。 蒼星石が女であると気付いた本当の理由は… 俺が男だったからだ。
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ルイズは自分のベッドへ行き二時間眠った。そして…目をさましてからしばらくして 使い魔が逃げ出したことを思い出し…… ………泣いた…… おれは使い魔になるぞジョジョーッ!第三話 ディオがルイズの部屋に入ると昨日散乱した下着がそのまま散らかっていた。どうやらあの後ルイズはそのまま寝てしまったらしい。 まだ朝は早い。使い魔として信頼を得る為ならば心底嫌だが掃除、洗濯くらいはやってやらなければいけないだろう。 日の光を浴びて小川はきらきらと輝いてまるでダイヤモンドが流れているようである。 ディオは洗濯場らしき場所を見つけると腰を下ろし、洗濯を始めた。 ディオ・ブランドーといえば常に上に立ちながら都合よく部下を使っていた印象が強い。 だがディオはジョースター家に養子として入る以前、具体的には母が死んでから父を殺害するまでの間、 家事の一切を切り盛りしていたのである。 故に洗濯も一通りこなせるのだが、それは同時にダリオとの辛い生活を思い出す事でもあった。 よってディオは早々に「この洗濯、昔の生活を思い出すッ!」と不機嫌になると、下着の端をつまんで小川の流れに暫く浸すだけにした。 「それじゃあ汚れは取れませんよ」 気がつくと後ろにメイドが立っていた。その笑顔はディオに一瞬だけ遠い昔、元気であった頃の母の笑顔を思い起こさせた。 「君は誰だい?見たところこの学院のメイドのようだが」 「私はシエスタと申します。あなたはミス・ヴァリエールが召喚した平民の方ですね?」 「ああ。ぼくはディオ・ブランドーだ。よろしく」 どうやらゼロのルイズが平民を使い魔にしたという噂はあっという間に校内に広がったらしい。 「それよりディオさん。そんな方法じゃちゃんと綺麗になりませんよ。」 と言うとシエスタはディオの籠を手に取り、慣れた手つきで洗いはじめ、あっという間に洗濯を終えた。 「ふぅ、できました。」 笑顔で洗濯済みの籠を渡すシエスタ。 「すまないね。ぼくは女物の下着を洗った事がなくてね、どうしたらいいのかわからなかったんだ」 そう言うとシエスタは今更ながら女物の下着を洗っているディオを思い出して赤面する。 「でっでもっ酷いですよね!他の方は使い魔がいても自分で掃除も洗濯もするのに…」 やはりルイズはおれを奴隷かなにかと勘違いしていたようだ。怒りの感情が込み上げてくる。 「…。」 気が付いたらシエスタが少し引いていた。気付かないうちによほど凄い顔をしていたらしい。この感情がすぐ顔にでるのもなんとかしないとな。 「あの…」 やがてシエスタは怖ず怖ずと提案をした。 「よかったらこれからは私が洗濯しましょうか?」 「本当かい?しかし君も忙しいだろう。大丈夫かい?」 「はい。あの程度の洗濯ならすぐに終わりますから♪」 フフ…この言葉を待っていたぞッ!人が困っていれば手助けしてしまうようなお節介野郎めッ! 「ありがとう、ミス・シエスタ」 「そ…そんな…ミスだなんて…///ただのシエスタでいいですよ」 「でもそれじゃあぼくの気がすまないな」 「いいんですよ、困った時はお互い様です」 「ありがとう、いつかお礼をするよ」 そういうとシエスタに背中を向けて部屋に戻るディオ。その顔つきはまさに『計画通り!』とでも形容できるような表情だった。 ディオにとってシエスタは都合よく動く駒の一つを見つけたぐらいでしかなかったのだろうか…。 to be conthinued…
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もし、ベランダに引っかかっていたのが美琴だったら 第五章 壊れかけた何か~sisters~時刻は夜の6時。上条は銭湯の帰りだ。小萌先生はまだ学校で、美琴は待っている。(しっかし、あれは恥ずかしいな)昼間に美琴を抱きしめたことを思い出していた。先程も考えていてのぼせかけたのだ「ん?御坂?」後ろ姿でよくわからなかったが、美琴らしき人物が路地裏へ入っていくのが見えた。しかし着ていたのは常盤台中学の制服で頭にもゴーグルらしきものをつけている。彼女は今、私服を着いるはずだ。「寮に帰ったのか?いや、今はそんなこと」とりあえず彼女を追い上条も路地裏へ入っていく。路地裏は薄暗く、ゴミが散乱し壁も落書きだらけだ。そろそろ武装無能力者集団も活動を始める頃だろうか。「御坂のやつ、どこいったんだよ」いくら超能力者だろうと彼女も女の子だ。放っておけるわけがない。あたりを散策していると、ビリビリッ!と聞きなれた音が聞こえた。しかし普段、彼に向けるよりもも音が小さい。距離があるのか、威力が低いのか。(とにかく、行くしかないか)音のした方へと彼は走っていく。だんだんと奥へと進んでいき、防犯カメラさえない、一般人が立ちいることなどないような場所だ。しかし、美琴は見つからない。「御坂・・・どこだよ」ふとあたりを見渡すと『美琴らしき人物』が角を曲がるのが見えた。「御坂!」上条も彼を追いかけて角を曲がるが・・・・・・「なん、なんだよ・・・・・・これ」何人もの美琴と同じ顔、同じ常盤台中学の制服の少女たち。そして、その足元に『人間がちょうど入る大きさの黒いビニール袋』という、異様な光景だった。「実験です。と、ミサカは説明します」『美琴と同じ顔の少女』の1人が言うが、その声には感情を感じられない。「じっ・・・けん・・・?」上条に先ほどとは別の『美琴と同じ顔の人物』が話し出す。「はい。被験者、一方通行がミサカ達を2万回、2万通りの方法で殺害することで一方通行が絶対能力者になるというものです。と、ミサカ10032号はミサカ10036号に続き答えます」ミサカ?実験?殺害?何を言っているんだ。「そもそも、なんでお前らは何でそんなに御坂に似てるんだよ」「それはミサカ達がお姉さまのクローンだからです。と、ミサカ10033号は簡潔に回答します」「クローンって、実験って・・・殺されることを、お前らは何も思わないのかよ!?」「ミサカたちはお姉さまのDNAマップから製造された、単価18万円であり、」(DNAマップなんて、簡単に手に入るもんじゃない。じゃあ、御坂は、このことを・・・)「うっ、うァああぁああ!!」逃げ出した。怖かった。殺されることを受け入れ、何も感じない彼女たちが。 そして、それを容認したであろう美琴が・・・「はぁ、はぁ」気がついたら表の通りに出ていた。(そんなわけねぇだろ。御坂がこんなこと、許すわけねえだろ)彼は必死に否定する。普段は自分に電撃を撃ったり、勝負を仕掛けたりするが、少女趣味で、優しくて、何かに怯え自分に抱きつきてきた彼女を知っているから。(ここでこうしてたって意味なんかない)とりあえず、小萌先生の家へ帰り、美琴に聞くことにした。「あの」「ん?」そんな時、ベレー帽を被った少女が彼に話しかけてきた。「助けて、欲しいってわけよ」