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森の奥深く、木々の開けた場所でゆっくりたちは思い思いにゆっくりと過ごしていた。 歌を歌うゆっくり、蝶を追うゆっくり、雑談を楽しむゆっくり。 それらに囲まれドスはいた。 ゆっくりしている群れを見て顔は緩みっぱなしだ。 ドスはほかのゆっくりにゆっくりしてもらうことを至上の喜びとする。 ならば今こそが、ドスにとっては最高にゆっくりできているときに違いなかった。 「ゆふぅ、きょうはとてもいいゆっくりびよりだよ~」 トスッ。 「ゆ?」 軽い音と共にドスは自分の額に軽い衝撃を感じた。 なんだろう? その疑問の答えはそばにいたれいむが教えてくれた。 「ど、どすうううううううう!!!どすになにかささってるうううううううう!!!!」 その正体は矢だった。 それが今自分に刺さってると理解した途端、ドスは激しい痛みに襲われた。 「いだいいだいいだいいだいいいいいいいいいいいいい!!!!! だれかこれぬいでええええええええええええええ!!!!!」 ドスンドスンと跳ねて暴れまわる。 「どす、おちつくのよ!いまぬいてあ、む゛ぎゅるっ!!?」 「ゆゆ!?ぱちゅりーがふっとばされたよ!」 「ゆっくりしてね!ちかづけないよ!」 ドスの巨体で暴れられては他のゆっくりたちではひとたまりもない。 弾き飛ばされたぱちゅりーは泡を吹いて気絶してしまった。 それを見たゆっくりたちはドスとの距離を保ち、遠巻きにみているしかなかった。 時折勇気を出してドスに近づくゆっくりもいたが、ぱちゅりーの後を追うという結果にしかならなかった。 しばらくするとドスは体力を使い切ってしまったらしく、ぜはぜはと口から汁を垂らしながらへたりこんだ。 「いまだよ!どすをゆっくりとりおさえるよ!」 「「「えい!えい!ゆー!!」」」 これをチャンスとばかりにゆっくりたちはドスに飛びかかり、ようやく動きを抑えることができた。 「いだいよ……いだいよぉぉおおおおお……」 「だいじょうぶだよ!いまぬいてあげるよ!」 刺さった矢を数匹がかりで咥え込むと全力で引っ張りあげた。 「ゆ~、なかなかかたいよ!ぐりぐりぬくね!」 「「「ぐ~りぐ~り」」」 「ゆっぎゃああああああああああああああああああ!!!!!」 滝のように涙を流し身をよじるが、体力を失った上に取り押さえられてる為に身動きは全くできなかった。 「「「ゆ~んしょっ!!!」」」 ずぼぉっ! 「ゆんぎっ!!!……ゆひゅー……ゆひゅー……」 額に小穴が開き、息も絶え絶えだったがドスはようやく痛みから解放された。 その一部始終を遠くで眺めていた男がいた。片手には弓をもっている。 「あちゃー、失敗だ。 餡子中枢ってのを外しちまったかな?」 男は付近の村の猟師であった。 普段はキジなどを射って糧としているのだが、今回の目的はドスの射殺だった。 「眉間を狙った程度じゃ致命傷にはならねぇか、一旦帰ってゆっくり解体新書を見直してくるか」 そう言い残し、男はその場を後にした。 翌日、同じ所でゆっくりたちはたむろっていた。 あのドスも一緒である。 「普通昨日みたいなことあったら場所を変えるか、しばらくでてこないかするだろ……」 呆れながら弓を構え、狙いをつけようとしたとき、男の目にあるものが映った。 他の遊んでるゆっくりたちとは別に、ドスを囲むように壁となっているゆっくりがいたのだ。 隙間は全くと言っていいほどなく、まさに饅頭の壁であった。 「どす!これでゆっくりできるよ!」 「みんなありがとう!ゆっくりするよ!」 男は驚愕した。 ドスの口から下を覆うゆっくりの壁、そしてその上から見えるドスのふてぶてしいゆっくりとした顔。 「なんてこった……丸見えじゃないか!」 男は弓を射かけた。 「ゆっぎゃあああああああああああああああ!!!!!?」 「ゆゆ!?そんな!ゆっくりけいごしてたのに!」 「ここはあぶないよ!ゆっくりはなれりゅぶぇっ!!!?」 矢は人で言うところのちょうど鼻の部分に深々と刺さり、ドスは昨日と同じくのたうちまわった。 ドスに張り付いて警護していたゆっくりたちは次々と吹き飛ばされていった。 その後は昨日の焼き増しである。ドスには穴がもう一つ増えた。 「んー、あれでもまだ死なないか。 なんでだ?場所はしっかりあってたはずなんだが……」 首をかしげながら男はその場を後にした。 それから数日後、男はまたしてもやってきた。 「いけねぇいけねぇ、ありゃ普通のゆっくり用の殺り方だったわ。 あれだけの大物になるとやっぱこれがなきゃな」 そう言うと持ってきた籠の中から真っ赤な何かが入った瓶を取り出した。 トウガラシをすり潰し、粘性がでるまで煮詰めて凝縮したものだ。 鏃にしっかりと塗り込み、獲物に狙いをつけようとしたが……。 「おお?いねぇじゃないか?」 以前までゆっくりで賑わっていた場所にはゆっくり一匹いなかった。 これはどうしたことかと考えあぐねていると、一匹のゆっくりれいむが目の前を通った。 「ん?こりゃちょうどいい、おい!」 「ゆ?ゆっくりしていってね!」 「おうよ。ところでここらにいた群れについて知らねぇか?」 「ゆ、ここらへんにいたどすたちならどっかいったよ! ここはゆっくりできないっていってたよ! いっぱいごはんあるのにへんなこというどすだよね!」 「……あ~そうか、そうだわなぁ、連日ああなりゃそうなるか」 どうやらこれ以上痛い目にあわないようにどこかに行ってしまったらしい。 もっと早めに間違いに気づくんだったと男は嘆いた。 「あー失敗したなぁ」 「ゆゆ?どーしたのおじさん?げんきだしてね!」 しょげる男を心配して足もとですりすりするれいむ。 それを見て男は元気づけられる気がした。 「そう、だよな!また探せばいいんだよな! ありがとよ!れいむ!」 「ゆ~、れいにはおよばないよ~」 顔を赤らめながら体をよじるれいむ、照れているようだ。 「そう言わずに礼を受け取ってくれよ」 「ゆゆ~おじさんがそこまでいうならもらってあげないでもないよ~」 「じゃあ、あ~んしてみ、あ~ん」 「あ~ん」 べちゃり。 「ゆ!?がらい゛!がらい゛いぃいいいいいいいい!!!」 贅沢に一瓶丸ごとぶち込むと、のたうち回るれいむを尻目に男は帰途についた。 「みず!!おみずううううう!!!!ゆっくり゛でぎないよお゛お゛お゛おおおお」 このSSに感想を付ける
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前回までのあらすじ マキシ「みんな私の弟子…だよな?」 スモモ「はい(まぁ実際は違うけどいっか)」 勇者王「ええ(本編に出てないけどいっか)」 オーバ「いや、俺は違う」 マキシ「…弟子にならんか!?」 オーバ「嫌…嫌だぁぁぁ嫌だって言ってんだろぉぉぉおおお!!!」 本編 ミカルゲ、トゲキッスを圧倒的に倒して行った。 シロナ「未だかつて、私をここまで戦闘に没頭させたチャレンジャーはあなたくらいのものよ! 行きなさい、ミロカロス!」 マキ「何あれ?」 タカヒロ「進化前を見れば分かるが、ギャラドスみたいなもんだな」 デンジ「昔なぜか、ギャラドスをギャンドラって読んでたなぁ」 ナタネ「痛い人だったのね」 セレビィ『寄るな』 デンジ「そこまで言う事ないだろ!!」 マキ「ミロカロスは純粋な水タイプ… だったらギラティナ戻ってトシ!」 トシ「レェント!」 シロナ「そう来たか…やはり! それならばミロカロス、冷凍ビーム!」 トシ「レッ!?」 マキ「この戦法…凍らせて、撃つ!? でも電熱で氷を溶かして!」 シロナ「させるかっ!破壊光線!」 マキ「トシ、電撃波!」 交錯する破壊光線と電撃波。 煙が晴れた時、立っていたのは… シロナ「相打ち…!?」 マキ「こんな結果になるとは… もうこうなったら畳み掛ける!」 シロナ「成程…分かったわ そういう意気込みなら私も、残りの一匹だけで勝負に出ましょう」 マキ「えっ」 ナタネ「6匹いらんやん!」 デンジ「えっ、何のことだい」 タカヒロ「コイツ…!」 シロナ「しかし、この一匹は本当に強くてよ!」 マキ「(あのチャンピオンがあれほどの自信を見せる… ということは、想像以上に強いってこと?)」 シロナ「さぁ出番よ、ガブリアス!」 ガブリアス「グァァァァァァブリアァァァァ!!!」 マキ「で、でかい…っ!!!」 シロナ「さぁて、今の私とガブリアスはすこぶる自信で身体が震えてきたわ。 マキ、あなたの次のポケモンは?」 マキ「ドラゴンタイプには…ハヤシバラお願い!」 ハヤシバラ「ゴウカァァァァァァァァ!!!」 シロナ「へぇ…炎格闘で来る、か さぁガブリアス!やっておしまい!」 マキ「インファイトで攪乱、ハヤシバラ!」 続く
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登場人物とだけ書かれた荒らしコメントを削除 -- (名無しさん) 2018-11-25 11 44 39 草案 登場人物 ガメノデス:フランシス・コステロ 使い手のズミとの料理人繋がり アママイコ:アイリーン・トンプソン リオル:クワイ(李元桂/阿鬼) カイリュー:チュウ(姚家柱/阿柱) 使い手のワタルとの声優繋がり サイドン:フェイロク(徐樂/肥樂) 使い手のサカキとの声優繋がり グラエナorルガルガン:ウルフ(士狼) ウィンディ:マダム・ウォン刑事 アーボ:パイソン -- (ユリス) 2019-08-18 18 01 08
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セットアップの最中、可凜は何気ない質問をしてきた。 「…ねぇ隆斗」 「どうした?」 「この前の、初めて一緒に戦った時の…何でボクを『可凜』にしたの?…前の名前からは想像もつかない変え方だけど」 少し物思いにふけりつつ答えた。 「う~ん、最初セザンヌに抵抗あってさ。で、ハウリンて総称聞いてから君の大人しさをみて『凜』を考えたんだけど重複で登録できないみたいだから諦めて、可愛いから語呂よく可をつけて可凜にした訳だけど…」 途中ポンッという音がしたので可凜をみる 顔が固まって赤~くなっている 「か…可愛くなんかないよっ、仮にそうだったとしてもこの顔は犬型共通なんだから…」 「いや、その反応にその表情は可凜だけのものだからな。充分君の魅力だ」 「~~~///っ」 自分でもよくわからん方向に話が進んでいるのに気付かず存分に恥ずかしい台詞を吐いていると 卓「お前ら惚気るには早ぇぞ。素人どもが~」 スマンスマン 気を取り直して武装を着ける。 今回はこの前ジルダリアに負けた時の武装 で ブースターは外し、吼莱の周りにアングルブレードやらフルストゥ・グフロートゥやらを付けて殴る以外の接近戦が出来るようにした。 腰には勿論十手装備だ。 ミレイユはどんな装備かわからないが、この基本装備である程度闘えるようにしておかないとまずいからな。 「んじゃ始めるか」 卓三がスイッチを入れる。 今回は友達同士だし家の中なので家庭用対戦台でバーチャルにやる事にした。 今回のステージは廃墟前市街地 ミレイユのデータを見てギョッとする。 装備自体は普通のアーンヴァル それに加えサイフォスの腰飾りと剣 ウィングにツガルのハイパーエレクトロマグネティックランチァーとフォービドブレイドを装備している。 更に武装脚部の膝にはライトセイバー 物々しすぎる…。 むしろよく重量オーバーにならないものだ。 これならある程度の相手なら勝てるのも頷ける。 肝心の可凜は… まだ顔が火照った感じだ 俺が調子に乗りすぎた、冷静に戻ってくれぃ 「いきますよ☆」 ミレイユに先手を撃たれる。 「可凜っ」 「…え?あっ!」 間一髪回避 ビルが崩れる。 危うく2秒で負ける所だったぞ… ん~、そうだ 「可凜っ訓練パターン20-1っ」 「んっわかったっ」 俺は神姫とマスター共通した戦闘においての訓練パターンを思い出させた。 これで俺も一緒に戦える。 ここからが、俺達の新しい戦法の作り方だ。
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戦闘パターンStage20『対空戦』 天使型、鳥人型等の元来飛行を視野にいれている神姫やそのパーツを使い飛行Typeになっている神姫は 高速移動と相手の頭上を征する事が出来る。しかし代わりに命中精度が落ち、その機動力故移動中の受ダメージが大きくなる (それがまず唯一の突破口…) 「マスィーンズ!」 ミレイユを四体のマスィーンズで包囲する。 機動型が翻弄、浮遊二体が挟み撃ち、タンク型が地上から攻撃する。 「あらこれは中々しんどいですね☆でも」 ミレイユは多少かすめるもののほとんど全てかわしている。 しかもその間にマスィーンズが全部打ち落とされた。その勢いのついた所を狙い ドンッドンッ 吼莱の弾丸を放つ。 ミレイユ本体を狙ったとしたら全て外れだが、背中のハイパーエレクトロマグネティックランチァーは破壊出来た。 「まだ色々と甘いですよ☆」 ミレイユはレーザーライフルを背中に戻し、ライトセイバーで高速接近してきた。 「…!撃ち落とすっ…」 吼莱での攻撃を繰り返すが 当たらない。 「はぁっ☆」 ライトセイバーを同時に振り下ろされる。二本共可凜の右肩に命中する 「くっ…!」 犬型の武装装甲は厚い方で中々の防御力を持っている。 しかし長時間熱源が接着している為、徐々に蒸気を上げ熔けだしてきた。 「さぁどうします☆早くしないと腕が無くなりますよ☆」 …笑顔で恐い事を言う。 (くそっ…どうする…?) 俺は何とか打開策を考える。 その間に 「っっっっっぐうぅ!」 ジュアァアァァッ 吼莱を放し、武装腕で直接セイバーを外しにかかる。 荒いが、今はそれしかない セイバーを抑えつつ、可凜は蹴りを放った 「☆」 ミレイユは再び上空に上がる。 焦げた武装を外し、吼莱を素体で拾い撃とうとする。が 上空に向けて吼莱を撃つには素体には重すぎる 何度も挑むが、狙いが定まらない。 その間にもミレイユはセイバーを構え追撃に移ろうとしていた 「素体と武装では腕力が異なるという事に気がつかないと☆」 それはアドバイスだった。 冷静に考えたら何の事はない、素体に合った持ち方をすれば良いのだ、ミレイユの言動が物語っている。 「!……わかった…っ」
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作品名:魔法少女育成計画シリーズ 使用者:マジカルデイジー(= 八雲 菊) 魔法少女育成計画に登場する能力兼術技。 物質分解をする必殺というか滅殺の光線を放てるようになる魔法。 クラムベリーの試験後は魔法の国より非生物用魔法として制限を受けている。 魔法(デイジービーム)についての詳細物質分解光線 使用者との関係性 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 魔法(デイジービーム)についての詳細 物質分解光線 連射可能な物質分解光線核廃棄物だろうと瞬時に分解できる光条。粒子状にまで分解されるため、砂煙として視界を塞ぐ。 光線の直径は指で放つと十センチ、掌から放つと五十センチとなる。 射程距離は最低でも2キロ以上魔法少女が姿を完全に視認できない距離の相手の足下まで届く。 マジカルデイジーが持つ「魔法」がデイジービームだ。マジカルデイジーが突きつけた 指の先から直径十センチの光条が放射され、命中した箇所を瞬時に分解する。原理は不明。 パレットの説明によれば、分子単位で結合を解いてしまうため、サラサラと砂状になり、 風に吹かれて消えてしまうのだそうだ。ビームにもバリエーションがあり、指ではなく掌 を広げてビームを撃てば、直径五十センチの光条が放射され、攻撃範囲は格段に増す。 使用者との関係性 生命体への使用禁止「魔法の国」から生物に対して使用することを禁止されている。 元ネタ デイジー(daisy) 英語で「ヒナギク」を指す語。ちなみにキクはChrysanthemum 関連項目 関連タグ 光線 物質分解 能力 術技 魔法少女育成計画 リンク
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登場ジャンルより表記一例 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです 新ジャンル「サンタ」表記一例 大サンタ ・オモチャコウジョウ=コウジョウ 上級サンタ・クツシタ=側近1 上級サンタ・エントツ=側近2 上級サンタ・ダンロ=側近3 その他の上級サンタ=サンタ 中級サンタ=中級サンタ 下級サンタ=下級サンタ 騎兵サンタ=騎兵サンタ 新ジャンル「最強の一般人」 =最強 裏新ジャンル「都市伝説」の男 =都市 新ジャンル「最強の一般人」より天使=天使 新ジャンル「最強の一般人」より悪魔=悪魔 新ジャンル学園・サメイド他よりヴァルキリー=ヴァル 廃工場 上空 滞空するソリ サンタ達 遠景に 新ジャンル学園 コウジョウ「………」 コウジョウ(しばらくを過した街だが、なんの感慨も湧かんな) コウジョウ(いや、むしろ不愉快な思い出でいっぱいだ…) 側近1「コウジョウ様!N兵器『イエロークリスマスケーキ』の発射準備、ただいま完了しましたぞ!」 コウジョウ(こんな街は早く消してしまうに限る。いや、消さねばならぬのだ。) コウジョウ(あのような男を生み出す街など、存在すること自体が罪。なによりまずはその排除こそがっ―――) 側近1「―――…チャコウジョウ様!オモチャコウジョウ様!本当に良いのですな!?」 コウジョウ ハッ コウジョウ「どうした。クツシタよ。なにが『良いのか』なのだ?」 側近1「新ジャンル学園です!拠点にすると言っておられたではないですか! それに人外の生徒をサンタ化するという計画は!?戦力として有用だという意見で一致していたでしょう! 『イエロークリスマスケーキ』を放てば街とともに全て消し飛んでしまいますぞ!?」 コウジョウ「構わん。施設も素体も、別にここだけというわけでもあるまい。 なにより今回の件ではっきりした。人外とはいえ彼等の結束は固い。 そう簡単にサンタ化に同意するとも思えん ならばとりあえずは廃工場のセントレッドナイトの構成員だけで我慢しようではないか。 彼等も多少の抵抗感はあるだろうが、仮にも我々の配下だったのだ。 新ジャンル学園の生徒よりかは、はるかにサンタ化しやすかろう」 側近2「『最強の一般人』の素体さえ手に入れば、というわけですな?」 コウジョウ「そういうことだ。それ以外は全て『ついで』に過ぎん」 側近1「よくもまあ、のこのこと我らのもとへやって来られたものだな。エントツよ 『最強の一般人』はどうした。貴様が任されていたのではなかったか?」 側近2「ホッホ。そうカリカリしちゃいけない。元第三近衛隊さん。だいいち―――」 ――――バドン!ズドドドドドドドドドドン!!ズガン! 側近2「おお。やってるやってる♪ほらね?なんの異常もないだろう? ああして彼が力尽きるまで『スターダスト』を打ち込むだけの単純作業だ。 私の指揮など、特殊工作大隊の優秀なサンタ達には必要ないさ。 だいいち、多くの人質をとっているんだ。想像を絶するような事態が起きない限りサンタ側は安心安全♪」 側近1「相手は神をも下す化け物ぞ? 現実に我々の想像・予想・予測・推測。その全て軽々と打ち破る姿を忘れたとでm 側近2「ホッホゥ!いやいやいやいや♪嬉しいけど買いかぶりすぎだね? 『想像さえできない事態』には流石に私でも対処はできないんじゃないかなあ? だったらここでコウジョウ様をお守りしてた方が良くないかい?」 側近1「くっ、、、ああ言えばこう言うっ…! だが。―――いいか? 『最強の一般』に匹敵する脅威を仕留めて有頂天になっているようだがな。 しょせん貴様は『青サンタ』だ… 楽園様やオモチャコウジョウ様のご慈悲によって、たまたまそれなりの地位を手にしてきたに過ぎん そうでなければ、『青』の貴様など… 下級以上に劣悪で、工作サンタ以上に危険な前線に放り込まれていた事を忘れるな?」 側近2「ええ。ええ。弁えておりますとも。自らの分際は、ね。 ――――では、とっとと終わらせてしまいましょうか。コウジョウ様 恐るべきこの街を消し去る作業を」 コウジョウ「うむ」 側近2「そしてそんな『青サンタ』だからこそ、聡いんだよ?自分の危険に関してはね」ボソ… バドン!ズドドドドドドドドドドン!!ズガン! サンタ9(なんだ?この違和感は…) ズバン!ドドドドドドドドド――――!! サンタ9(我々は完全に『最強の一般人』を抑えている…さすがにそうそう簡単に倒れはしないが…) 最強「ごっ、、、ぐ、、う、、、」 サンタ9(…確実に体力を奪いダメージを与えている……だというのになんだ?この焦燥感にも似た感覚は?) サンタ9(―――そうだ。そもそも何故、側近2様は我々を置いて行ってしまわれたのだ?) ズガガガガガガガガガガガガガガガッガガン! サンタ9(違和感の正体はこれかっ) サンタ9(側近2様は何を見た?いや。私は、我々は、なにを見た?) サンタ9(あの時……彼奴は中級全てを、極超音速の拳でもって衝撃波を起こし………) サンタ9(次の瞬間にはいつの間にか、サンタ7の背後に…) サンタ9(――――っ!!) サンタ9(そうだっ…!なぜ今まで考えなかったっ…!?極超音速で拳に傷一つ付かないと言う事は、或いは―――) サンタ24「―――――『奴』はどこだぁぁぁっ!!!!!?」 サンタ9「…?」 サンタ24「ないんだ!!側近2様が仕留めた、あの男の死体が!!! 人外を狩る新ジャンル学園の凡人の一人……―――『伝説』が!!どこにも!!どこにもいない!!」 サンタ’s「!!!!!!!!!」 ――――――――――ざわっ! 側近1「コウジョウ様!今すぐそのソリから脱出を!くっ!『スターダスト』!!」ジャキン! サンタ’s ジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキン!! 都市「よお……」 コウジョウ「………」 側近1「コウジョウ様!早く!ぐぅぅぅぅううう!おのれぇっ!――――――――どうやって忍び込んだぁぁっ!!!!」 都市「あ゙?」 ――――――――――――ゾッ… 側近1「あ、あ、あひ、ひひぃ、ひい…」ガクガクガク 都市「……………」 都市「ゴホ、、、」ゴプ… コウジョウ「満身創痍だな」 都市「そだね」 コウジョウ「君の胸の穴から、向こう側の側近1が見えるよ。心臓を撃ち抜かれて何故生きている?」 都市「いや。撃ち抜かれてねえし。心臓」 コウジョウ「その位置。人間であれば確かに心臓が存在する筈だが?」 都市「おれ右心臓なんだわ。ラッキーマンと同じ。あとちょっとズレてたらヤバかったかけどな」 側近1「いけしゃあしゃあと!!出血多量はどうした!?ショック症状は!!?風穴を開けて人間が、、人間がぁ!」 ズドン!!! 都市「ふん」 都市 片手 差しだし ギャルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!―――ガガッガッ、ガッ、、、………… 都市「………」ぽいっと 側近1「『スターダスト』が……そんな、撃ち抜いたはずでは……片手で止められ……ホ、ホ、、、ホッホー」 都市「ごほ、、、」 コウジョウ「それで?胸部に風穴を開けられながら、対核シェルター用弾頭を片手で受け止める『人間』の君が。 この私になんの用だね?これでも忙しいのだがね」 都市「あー…」 都市「その、なんだ?」 都市「―――すまん。言いたい事、頭ん中でまとめないで来ちった」 コウジョウ「………」 都市「あーっ、これどう見ても説教じゃねーか…たぶんそうなっちまうよなぁ…… 明稜帝 悟桐勢十郎かっつの。俺のキャラじゃねえよ……あーでもここまで来ちまったし」 コウジョウ「は、早く言わんかこの異形のクソ虫があああ!!」 ・ ・ ・ 都市「へえ…ビビってんのな。やっぱ」 コウジョウ「ビビる…だと?」 都市「じゃあ言わせてもらおうかな。せっかくだし あー…駅前にさ、古本屋があるんだがな。BOOK○FFのことじゃねーぞ。個人がやってる奴だ まあ駅前つっても随分奥まったところにあるから知らないか。客の入りも悪いし そこの店主がよぉ…なんつうのか、人の事見透かしたような物言いがまた鬱陶しいんだ。」 コウジョウ「なにを…言っている?」 都市「聞けよ。まとめてないって言ったろ。 ともかくそのババアが言うんだ。いつだかによ。」 『人の目っていうのはね?時に何よりも雄弁に、その人の事を語るものなの。 怖いわよねぇ…世の中って、半分は嘘で回ってるのに。 目だけは嘘をつけないんだもの…実際は誰も彼もがそこからつぶさに読み取れる訳じゃないからまだいいんだけど もしもよ?もしも仮に、世界中の人が、お互いの目から互いを読み取れる洞察力をつけてしまったら大変ね 人はまず目を拠り所にするようになってしまう。言葉は目が語る『真実』の付属品。 つまらない世界よねぇ…そんなの。 ――――まっ、もしもの話なんてしても意味がないわね。 ともかく人の目は、その人の事を語るもの。 一見充実してるようにしてる人でもね?いるから。目が、楽しそうでない人って ―――ちょっと聞いてる?え?下らない話?下らなくはないわよ。失礼ねぇ』 都市「ってな。その時は、っつか、ついさっきまではさ。 『まぁたババアお得意の与太話だよ』って思ってた。それこそ覚えてるなんて俺がビックリさ。 けど。 いやあ、いるんだな。本当に。つか俺も解るとか怖いわ。 毒され始めてるのかなあ?何でちょくちょく寄ってんだよ俺 あー………でも居心地はいいんだよなー…貞子とかメリーとか来ないってのもポイント高いな。 常連客の兄さんとかは良い人だし……落ち着くんだよな」 コウジョウ「要点が絞られていない。意味不明だ……つまり、なにが言いたい?」 都市「つまり?だーかーらー 楽しそうじゃないんだわ。アンタの目がさぁ」 コウジョウ「どういう……いみだ…」 都市「いやだからね。お前、最初に人間を愛してるって言ってたけどさ」 都市「それ、嘘だろ。別に愛してないだろ。つかビビってない?人のこと」 コウジョウ「貴様が……」 都市「ん?」 ガッ! 都市「!?」 コウジョウ「貴様が!貴様が!貴様が貴様がキサマがキ様がきさまが貴サマが貴様貴様貴様貴様がががあああ!!!」 コウジョウ 都市の頭を打ちつける。打ちつける。打ちつける。 ガンガンガンガンガンガン!! コウジョウ「なんだ貴様は!!なんなんだ!!最初からそうだった!!最初から壊してくれたな!!」 ガンガンガンガンガンガンガンガンガン!! コウジョウ「私の予測を壊してくれたな!私の計画を壊してくれたな!私の、私の、私の、、、人間への愛を!!」 ガンゴンガギンガガ!ガン!! コウジョウ「いいか良く聞け良く聞け良く聞けぇぇぇ!!私は人間を愛しているんだ!私の愛は本物だ! 愛してない!?そんな訳があるか!!!!!私の愛は不滅だ!!!」 ガン! コウジョウ「人間程愛すべき存在はいない!その生態を私は誰よりも知っているしその心の有り様も彼らより余程詳しい! 私程人間を愛している存在はいないのだ!! 逃げ惑うさまも死にゆくさまも絶望に押しつぶされる様も! それでも尚しつこく立ち上がる姿など、など、など、、、ああああああああああううううあああ!」 コウジョウ「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!化け物が!この化け物が!! だからお前は存在してはいけないんだ!この悪魔めが!! 知らないとでも思ったか!?分析だって得意だ!正体は解っているんだ!この異常者が!! 死に近い!お前の属性は死そのものに酷く近い!もしくは無!もしくは殺害!! お前の前にあるモノは須く滅びていく!!お前は全てを無に帰す者だ!! 貴様は殺す!幻想を殺す!夢を殺す!言葉を殺す!体系を殺す!命を殺す!! だから殺すこれ以上殺される前に殺す!どうせ私のことも殺すつもりだったんだろう! なにが説教だなにがなにがなにがあああああああああああ!!」 ブン!(都市 ヒュッ―――――(そり上から地上へ ズドオオオオーーーン………!!(勢いよく投げ飛ばされ…… コウジョウ「何をやっている!!サンタ達よ!殺せ!殺せ殺せ殺せ殺せコロセコロセええええええあああああ!!」 サンタ s「メ、メエエエエリイイイイイイ!!!!!!」 スターダストクルセイダーズ コウジョウ「コード『聖 地 奪 還 軍』!あの男を微塵もこの世に残すな! 撃て!撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て」 サンタ’s「射出「射出「射出「射「射出「射出」出」射出」射」射出」出」 ズドドドドドドドドドドドドドドドドド!!! コウジョウ「撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て!」 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!! コウジョウ「撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て」 ダダダダダダダッドドドドドドドドドドドドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!! ガガガガガガガッドドドドドドドドドドドオドドドドドドドドドド!!! ズズズズズズズズズズズズドドドドドドドドドドドドドオドドドド!!! コウジョウ「撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て!! 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て!! 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て!! 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て!!」 コウジョウ「撃でええええええええええええええーーーーーーー!!!!」 無数の弾頭の軌跡は流星の豪雨 幾多の弾道が空気を赤熱させ 一人の男が落ちたと思しき 鉄塔の根元へと殺到する 砂煙が空を覆う暗雲へ 達するほど大きく そして、ついに ギ ガ ン ! ギチチ、チ、ィィィイイイイイイイイイイイイイイーーーー、、、バチンバチバチバチン! 側近2「鉄塔が、倒れる…」 コウジョウ「どこだ!あの男は!!探せ!!必ず抹殺するのだ!!奴は!奴は我々を殺す!!」 サンタ25「あそこです!まだ鉄塔のあたりに……」 ―――――――!!! サンタ’s「そん……な」 いくらかのサンタがへたへたと腰を抜かす。 彼等の視線の先に――― 側近2「無傷、か。ホッホ………ホッホー♪」 都市「………………」 都市「もう、『電柱』たぁ言わねえ…」 コウジョウ「ホアアアアアアアアア!!!寄こせ!」ガッ 側近1「コウジョウ様!何を!」 コウジョウ「消えろ!消えるんだ!この私が命令しているのだ!消えろおおお!!」 側近1「な、なりません!それは、、ここに『イエロークリスマスケーキ』を投下するなど!! ―――――皆消し飛んでしまいますっ!」 サンタ’s「に、逃げろっ…!!」 コウジョウ「新型N兵器『イエロークリスマスケーキ』装填!!」 コウジョウ「もうお終いだ!!逃げ場などないぞ!! 人間の開発した核兵器など足元にも及ばぬサンタ最大の破壊兵器だ!! これで!これで…!これで―――…………頼む、消えて、、、くれ、、、、、、」 ガゴン…ゴゴ、ゴゴゴゴ、、、 コウジョウ「―――――」 側近1「総員退避!!逃げ切れるところまで逃げろおおおおおおおおおおお!」 サンタ’s「ひいいいいいいいいいいいい!!!」 ―――ズドン! 都市「『イエロークリスマスケーキ』ねえ、、、いいぜ」 都市「遊んでやる。そっちが『黄』ならこっちは『青』だ」 ギイイイイイイイィィィィィィ、、、、、、、 バリバリバリ!!! 側近2「!!鉄柱を折って使用するつもりかい!?」 都市「『柱』じゃねえ…!」 都市「――――――『塔』だ」 ガギン!! オオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!! 地のくびきから解き放たれた鉄塔は 紫電を纏い青く、青く 黄色の兵器をも 青く染め 都市「『ブルーダイヤモンドインパクト』!!―――なん」 衝突 都市「ち」 兵器は高速で虚空の彼方へ 都市「っ」 雲を突き破り。その行く先は人の見知らぬ宙へと。 討ち手はちらめきを幻視する 都市「てな。邪気眼全開カコワルイ」 赤と白の軍勢は たった今眼前で 起きた現象に その場から 動けず サンタ’s「……………………………」シーン… 側近1(…………なんだ?この、感覚は…) ゾクリ サンタ’s「―――――――」 ゾクリ 側近1(………鳥肌が、止まらない、、、) 都市「………」 ゾクゾク 側近1(あの男。理解できない、というよりも、こうなると……) 都市「………」 側近2「嗚呼。最大の破壊兵器を打ち返すなんて無茶苦茶だ。君は。だが逆に。ここまでやられると逆に清々しい」 側近1「!!」 都市「ふん」 側近1(そうだ、、、この、、、この感覚は、、、なんと、いうことだ、、、このひれ伏したくなるような感覚は… ただ、あそこに立っているだけなのに。満身創痍のあの男を私は、私は、、、) 側近2「そろそろ年貢の納め時かも知れないねぇ。我々全員、心を折られてしまったようだ。君を――」 側近1(―――『美しい』と思ってしまっている、、、) 都市「………」 側近1「お前、、お前は、、、この世の、、、生き物なのか?」 都市「………………じゃなかったら何だっつうんだよ」 男が記憶喪失になったようです47(仮)← →男が記憶喪失になったようです49(仮)
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すらっがー【登録タグ VOCALOID す よろしくっす をかだ 初音ミク 曲】 作詞:よろしくっす 作曲:よろしくっす 編曲:よろしくっす 唄:初音ミク 曲紹介 夏だ!野球だ!! よろしくっす氏の3曲目。 イラストををかだ氏・UuGA氏・猿吉氏・ポチ田なこ氏・domco氏・すぎこ氏、背景を楓氏が手掛ける。 素材提供はM/Y/D/S氏・Pia氏・Yukimi`氏・t____氏・フラグブレイみ氏・ユウコ様氏・和鵺氏・@__@氏・ひれんじゃく氏・ひよ和氏。 歌詞 (PIAPROより転載+動画に合わせ編集) 1A ここで呼ばれて飛び出しまするは アタシ 無敵の四番バッターさ どんな相手でもかかって来やがれ 狙うぜ一発ホームラン 1B さあ 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て! 2A 狙撃台から睨みつける眼は ヤツの弱気を見逃しゃしないぜ 誰が相手だと思っているのさ? カマすぜどでかいホームラン 2B さあ 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て! 間奏 3A 劣勢暗雲断ち割る刃で ヤツのボールの息の根を止めろ 一撃必殺必ズ仕留メヨ 逆転満塁ホームラン 3B さあ 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 撃て! 間奏 4A 悔し涙こぼしたあの夜と 互いに誓い交わし合った友と 夢見た明日をこの手に掴むため 放物線の橋を架けろ 4B さあ 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て 打て! 間奏 5A 津波が揺らす地鳴りに奮い立て 己を誇れ我が道をゆくのだ 心を燃やせ我選バレシ者 ここらで一発ドカンといこうや葬ムラン 6A そうさ 獲物を狙う眼はまるでタイガー 張り巡らせた罠まさにスパイダー 真芯を射るMachine我はスナイパー 九回裏ニ死満塁出番だスラッガー! 5B さあ 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 討て! コメント 面白い歌やな -- 名無しさん (2014-07-17 22 04 22) 仕事早い… -- 名無しさん (2014-07-19 13 49 31) 癖になる -- 名無しさん (2014-08-21 01 18 11) 個人的に好きです!!!! -- ニューヨーク (2014-09-25 19 35 45) 中毒やな -- 名無しさん (2014-10-08 09 42 02) 好き 伸びろ -- 名無しさん (2014-10-29 20 48 39) 5Aの「ホームラン」のところ『葬ムラン』ですよ(´・ω・`) -- 名無し (2016-09-01 22 43 12) 名前 コメント
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232 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 10 17 ライスイン様 支援SS 艦コレネタが入っています。 艦魂ネタが入っています。 艦娘=艦魂と言う扱いです。 にわか知識野郎が書いています。 残酷な描写が入っています。 自己解釈があります。 それでもよろしければお読みください。 金剛級戦艦『金剛』の狂喜・静怒・心哀・壊楽 戦艦【金剛】はイギリスで生まれた日本の戦艦だ。 生まれ出でた時、彼女はこの世に生まれた喜びと、二つの故郷を結ぶ役目を自覚する。 連装砲塔四基、細長い船体は優麗であり。 彼女自身、なによりも活発で明るい子だった。 もっとも、日本にきたらアッと今に八人姉妹になったのはさすがに引き攣ったが・・・ 「私頑張りますネー! 大陸の日本と、ロイヤルネイビーのイギリスが手組んだら、敵無しネ!」 そう言ってみんなに自慢していた。 傲慢と言うなかれ。 彼女の言い分は正しく、夢幻会もそれに近い状況を目指していたのだから・・・ その純粋な期待と思いが裏切られたのは悲劇である。 生まれ故郷であるイギリスが窮地に陥ったとき、彼女は自分が見える提督などに必死に訴えた。 「今いかないと、大変な事にナルネ!」 元々は県好きだった日本は彼女の姉妹全てと、扶桑級戦艦八人姉妹のうち、四人を派遣した。 大陸国家ならでは名の派遣規模だ。 潜水艦も猛威を振るっていたが、沢山の駆逐艦たちを連れているから問題ない。 自慢の主砲を放つべく、欧州に向かった。 当初こそ想像通りだったが、運命を変えたのは独艦隊との戦いにおける英艦隊の撤退だった。 「ヘィ! どうして帰るノデスカ!!」 『仕方ないわ。うちの司令官が混濁した意識で、撤退指示してしまったの。』 「で、でもそれなら!」 『司令官は私達が見えないの・・・』 「それでもほかの幕僚が・・・!」 『・・・ごめんなさい。もう、決定されて・・・覆せない。』 「そんな!!」 有名な、 「主たる我ら白人に奉仕する有色人種の義務を果たせ」 の電文を受け取った金剛は、急いで英艦隊旗艦の艦魂に通信を繋げて説得した。 この地に来てから少し不安だった姉妹達を、自分が仲を取り持つ形で英国の艦魂達と仲良くなった。 その友軍は・・・来ない。 『お姉さま! 味方は、味方は来るのですか!』 「ひ、比叡・・・それは・・・」 『比叡落ち着きなさい。』 『霧島姉ぇ! でも、もうすぐ艦隊決戦だよ!』 「わかっています! だからと言って、お姉さまに詰め寄っても意味が無いのよ。」 霧島の優しさが・・・嬉しくも、痛かった。 いくら大口径の主砲と言えども、数の暴力にはなかなか勝てない。 『勝手は、榛名が、許しません!』 主砲を放ち、敵を撃つ。 しかしこちらが放つ以上の砲弾が降り注ぎ、確実に傷つけていく。 233 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 10 51 『きゃぁぁぁぁぁ!!』 「榛名!」 『お姉さま! 前を向いて下さい!!』 「でも、榛名が・・・!」 後ろで黒煙を上げてのたうち苦しむ船体を・・・妹を見て蒼褪める。 あれはまずい、誘爆でもしたら確実に沈む! 『だ、大丈夫です・・・注水が間に合いました・・・』 「榛名・・・よかった。」 痛みに苦しみ、よろけながらも報告をしてきたことに安堵し、少しだけ気が緩んだ。 それがいけなかったのか、砲弾彼女を削った。 「あああああ!!!」 『『『お姉さま!!』』』 幸い砲弾は弾薬庫ではなく、舷側の一部を削るだけに終わった。 しかしこの損傷により海水がなだれ込み、行き足が鈍ってしまう。 仕方なく金剛は先頭を二番艦の比叡に譲り、自らは排水作業をしながら隊列の後方に移っていく。 しばらくして調子を取り戻し、再び線れるに戻ったとき・・・榛名の三番砲塔基部に砲弾が直撃、注水できずに爆発し、そこからへし折れて轟沈した。 「・・・・・・はるな?」 応答は無かった。 悲鳴すら上げられずに沈んでいった。 あまりの出来事に金剛は茫然としてしまう。 相手は格下の戦艦のはず。なのになんであの子が死んでしまったのか? 必死に考えていても何も考えられない状態に陥ってしまい、混乱で思考が混濁していく。 それに影響されたのか、彼女の放つ砲弾はなかなかな命中せず。 ただ焦りだけが募る。 霧島が大破して漂流し、比叡が艦橋に直撃を喰らって戦闘不能になり、敵の猛連射により次第に喫水線を下げて海中に没した。 金剛は気を失った比叡を必死に起こそうとした。 だがその甲斐なく彼女は目の前で沈んでいく。 敵は確実に減っている。でも・・・ 味方もどんどん落後していき、東郷提督が指揮不能になり混乱したのも拍車にかけた。 戦闘の流れは、どうにもならなかった。 敵艦体がボロボロになって撤退した時、残ってたのは扶桑級が三隻と、金剛と霧島のみ・・・ 金剛も大破状態だったが、曳航可能だ。 すぐに作業が始まったが、彼女の視線は姉妹で唯一残っていた霧島に向けられていた。 「キリ・・・し、ま・・・」 『お姉さま・・・』 「終わった。終ったカラ、帰ろう・・・」 金剛は裏切ったイギリスをもう故郷とは思えなくなっていた。 一刻も早く日本に帰りたかった。 残った霧島が彼女を支えていた。 『・・・ごめんなさい』 「え?」 『私は・・・もう、持ちません。』 絶句する。 見た目の火災はそれほどでもない、ならばどうして? 『喫水線以下の浸水が止まりません。』 「は、早く防水扉を!」 『機関部が死にました。排水も出来ません。 それに・・・先程雷撃処分が決定しました』 血だらけの霧島が、手すりに寄り掛かる様にして艦尾に立つ。 右腕は折れているのか有らぬ方向を向き、両足から流れ出る値は止まる気配がない。 トレードマークのメガネは無く、口から流れ出るものはせき止められない。 『ごめんなさい。一緒に帰れそうもないです。』 「そんな・・・そんな!」 234 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 11 25 必死に這いずって残された妹の元に向かおうとする。 両腕で必死に動かすが、行き足の止った己の体の様にまるで進まない。 『あなたの妹で・・・良かった・・・』 霧島が敬礼をし、綺麗な笑顔をする。 思わず手を上げて止めようと声を上げた・・・ しかし無慈悲にも、魚雷直撃の水柱が二人の間を遮る。 そして水柱が消えた時・・・もう霧島の姿は無く。 有ったのは艦尾を下にして沈んでいく残骸だけだった。 「あ、ああ・・・」 上体を起し、座り込む。 「いや・・・」 涙があふれ出る顔を両手で挟み込むように掴む。 「イヤァァァァァァァァァァァ!!!!!!」 最後の妹が死んだ。 それを否定したい。 でも目の前で妹だったものが沈んでいく。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!!!」 もう悲鳴は声にならない。 慟哭が響き渡り、悲鳴を上げる自分が気に入らないかの様に爪でガリガリと引っ掻き続けた。 皮膚が裂け、血が流れ出ても辞めず。 彼女が見える人物が慌てて止めに来るまで、その行為は止まらなかった。 戦争が終わり、日本に帰国した彼女に待っていたのは労いの声ではなく、嘲りと罵り、そして侮蔑の視線。 常日頃から英国の肩を持っていた金剛に対し、今回の裏切り行為は艦娘達にとって許せないモノだったのだ。 だから彼女以外の艦魂に対しては優しかったが、誰も近寄ろうとはしない。 そして金剛も何も反応しない。 いくら感情をぶつけてみても、帰ってくるのは沈黙だけ。 鬱憤が溜まった一部の艦娘が船内に入り、彼女達しか知らない部屋に侵入した。 直接罵ってやろうとした彼女等は、異様な部屋の惨状に息を飲む。 整えられた英国式の部屋だったその場所は無残に朽ちている。 その部屋を言い表すならば 残骸 と言った方がいい。 時折お茶会に呼ばれた事のある艦娘には、信じられない惨状だった。 その部屋の主が片隅に座り込み、壁に顔を向けていたのを共に入ってきた艦娘が見つけた。 そっと近寄り、声をかけると・・・金剛はユックリ振り返る。 「ひっ!」 彼女の眼はどす黒く汚れm、光が無い。 更に掻き毟った爪の跡が顔に残り、以前の美貌はかけらもない。 頬はコケ落ち、自慢の栗毛色の髪は白くなっている。 お団子のように纏めていた髪はボサボサで、手入れを一切していないのがわかった。 口からは涎が流れ出て、下にたまっている。 服装もボロボロのまま・・・ 金剛の異常な様子を見て、あわてて残っていた扶桑級戦艦を呼んだ。 それなりに分別をつけ、金剛を許していた彼女等は優しく声をかけ・・・金剛は恐怖にゆがんだ顔と絶叫を上げて暴れだした。 物をぶつけるとか、殴りかかるというわけではない。 自分の頭を壁に打ち付け、爪が剥がれるくらいに壁を引っ掻き始めたのだ。 驚いた艦娘達は取り押さえようと掴みかかる。 だが金剛は暴れつづけ、拘束から逃れようとする。 遂に部屋から飛び出し、通路を走っていく。 最悪の事態を恐れて艦娘達も追った。 235 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 12 01 艦内中捜し、外に出た所でようやく見つけた。 艦尾の片隅で、何かを恐れる子ども様に小さくなり、小さな声で必死に謝り続けている彼女を・・・ それから艦娘たちは必死に彼女を支えはじめる。 何時自殺しないとも限らない様子を見て、必ず二人以上張り付く。 新しく生まれた艦娘を紹介し、見える事が出来る人間達も彼女を癒そうと努力を続けた。 それが功をそうし、次第にオドオドしていた様子が消え始め。 艦娘を見ても怯える事が無くなり。 扶桑級姉妹をばったり会っても狂乱せず、何とか対応出来るようになっていった。 金剛は今後練習艦となり、ヒヨコたちを育てることが決まったとき。 あるイベントに呼ばれた。 1937年5月20日 イギリス ジョージ6世戴冠記念観艦式 再び欧州にやってきた金剛は、ただボーっと英国を見ていた。 大好きだった紅茶はもう飲んでいない。 得意だったスコーンも作っていない。 何も感情が浮かばない。 彼女にとって英国など、どうでもよくなっていた。 ココにあるのは辛い思い出だけ。 さっさと帰って、お茶が飲みたかった。 その様子を英国の艦魂である艦娘達が複雑な思いで見ていた。 以前は快活だった彼女は、今では見る影もない。 自分達の意思ではないにせよ。裏切り行為を働いてしまった後ろめたさがあった。 何か言ってほしい。 罵りでもいい。 侮蔑でもいい。 何か言ってほしかった。 だけれども、金剛の視線はどこも見ておらず。 彼女達が視界に入っても何の反応もなかった。 そんな時だった。 あるモノが目に入った金剛から・・・暗い、暗くて静かな怒気が膨れ上がっていく。 ジョン・ジェリコーの銅像 それを見た瞬間から金剛の雰囲気は様変わりした。 まるで影のような空気から、地獄の業火が吹き上がる様に。 金剛は銅像を見ながら嗤う。 金切り声のような声で嗤い続ける。 それを見たその場にいた艦娘達は一様に息を飲み、自らが殺される姿を幻視した。 「私達は・・・とんでもない物を生み出してしまったのかもしれない・・・」 英国の艦娘の呟きは、叫びを押し殺すように震えていた。 帰国した金剛の様子はまた変わっていた。 以前のような快活な雰囲気に変わっていたのだ。 それに安堵する者、心の内を想像して震える者・・・ ただ忠実に金剛は動き続けた。 世界が三大国家を中心に、欧州を食い物にしている間でも。 戦争がまた始まっても。 金剛は変わらなかった。 海戦を全て打ち崩し、勝利して、これ以上の艦艇の増産は無意味となり。 小型船舶に絞って建造し始めた時、金剛は最後の奉公として欧州の輸送船団護衛隊旗艦として向かった。 艦齢が古くなり。 そろそろ退役してもいい頃だったから。 最後の花道として、今回の任務が下された。 潜水艦相手の戦いは以前経験していた事もあり、更に装備も以前とは比べ物にならない。 カルガモよろしく輸送船団と、駆逐艦を率いて何度も輸送作戦に従事し。 完全に守りきれなかった時でも被害は最小限に収まった。 何度目かの輸送作戦の時に通信が入った。 236 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 12 33 【イギリスより、有力な艦隊が出撃。輸送部隊は航路を変更せよ。迎撃可能な部隊は発見しだい攻撃せよ】 この通信を聞いた金剛は努めて笑顔だった。 それを横目で見ながら草鹿龍之介中将は小さくつぶやく。 「金剛、進路を変更するぞ。」 「ハァイ。わかりましたネ~」 返事は良い。 しかし笑顔のままなのが不気味に思える。 いかに私怨を持とうとも、任務は任務、輸送船を守るのが仕事だ。 この時草鹿龍之介中将は油断していた。 近海には友軍の大艦隊がおり、自分達には関係ないと・・・ そんな思いとは裏腹に、事態は思わぬほうこに動いていた。 敵の必死の行動によりドーバー海峡を突破。 一安心したカニンガム大将は、このままどこに向かうかと思案する。 橋頭堡に向かっても意味は無い。むしろ袋叩きにされる可能性がある。 となると・・・ 「カニンガム大将。偵察機が輸送船団を発見したようだが?」 「ジェリー(超巡洋戦艦ジョン・ジェリコーの略称)・・・それは本当か?」 「ああ・・・・・・軽空母がいるのがな。」 「これ以上悩んでいても仕方がないな。攻撃目標をその輸送船団にする。」 命令にきびきびと動く兵士達を見詰めて思う。 (済まない・・・こんな決死作戦など、させたくなかった・・・) 心の内で謝り、指示を出していく。 先手必勝なのは変わらないから全力で攻撃隊を発艦させる。 だが護衛の艦隊は思っていたよりも強く、全機撃ち落されしまう。 落胆したカニンガム大将だったが、突撃命令を下して空母に避退命令をだした。 「退避しないだと?」 「ああ、【コロッサス】は退避しない・・・」 「なぜだ! 艦載機が無い今、残っていても。」 「『的は多い方がいい』だそうだ。」 「・・・・・・・・・すまない。」 嘆き悲しみ、カニンガムはコロッサスの方を向いて謝る。 そして敵艦載機が襲撃してきて、コロッサスは自ら囮となって沈んだ。 だが、被害は甚大だった。 撃沈 軽空母コロッサス 軽巡洋艦リアンダー トライバル級駆逐艦×4 大破 トライバル級駆逐艦×2 中破 トライバル級駆逐艦×2 超巡洋戦艦ジョン・ジェリコー(後部第3砲塔射撃旋回不能 速度15ktまで低下) リアンダーもジョン・ジェリコーを庇って撃沈したが、砲塔を一つ潰されたのは痛い。 更に最悪な事に、戦闘機の機銃掃射で照準装置に不具合が出ている。 各艦に被害が出ており、引くともできなくなった。 もう出来る事は、無謀な突撃しかなくなっていた。 幸いなことにもうすぐ夕暮れ・・・ 艦載機は出せない。 護衛空母の様な小型の空母ならなおさらだ。 そこに勝機がある。勝ったならば・・・投降しよう。 そう心に決めて敵に向かっていった。 彼等は知らなかった。今から立ち向かう敵艦が、とんでもな悪魔だという事に。 まだ日が明るいうちに衝突した両軍は一時反抗戦だったが、追い抜きそうになった護衛艦隊はすぐに反転、同行戦に入った。 敵の陣容はわかっている。 巡洋戦艦と重巡洋艦二隻、駆逐艦四隻。 敵帰還を潰したいジョン・ジェリコーは最大射程で砲弾を放つ。 237 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 13 14 味方の駆逐艦はどれも損傷している。 突撃させてもやられるだけ、ならば護衛に徹しさせる。 「とにかく【金剛】さえ潰せば!」 何度も試射し、精度を高めていく。 レーダーは戦闘に入った途端に壊れた。 修理するのも惜しい、とにかく放って当たりさえすれば! そんな思いを知らない金剛は、艦首に立って必死に砲弾を放つ敵を見る。 味方の駆逐艦は果敢に攻めているが、こちらの敵も必死に妨害している。 しかし重巡の砲撃が命中すれば崩壊する。 そんな事を考えているのだろうか? 違う。 断じて違う。 金剛は嬉しそうに、狂気の笑みを浮かべていた。 誰にも見られない場所で、暗い狂喜を、静かな憤怒を、妹達を見捨てた国に対する心哀を、相手を破壊する壊楽を得るために。 「撃て。」 底冷えする声と共に放たれる砲弾。 そして砲弾は敵艦を覆うように着弾した。挟叉だ。 「撃て。」 再びはなたれた砲弾。 今度は二発命中した。 「撃て。」 二発命中、うち一発が砲塔基部に命中するも注水が間に合ったようだ。 爆沈しない。 「撃て。」 放つ。 「撃て。」 放つ。 「撃て。」 敵艦がもだえ苦しむように反撃する。 しかし金剛は許さない。 髪を掻き毟り、ガリガリと削る。 「撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て 撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て ウテェェェェェェェぇェェ!!」 狂ったような笑い声と共に金剛は泣き叫ぶ。 その度の砲弾はジョン・ジェリコーを削っていく。 猛烈なパンチを受け続けているジョン・ジェリコーにはわからなかった。 何故敵は当てられた自分は当たらない? 「がはぁぁぁっ!」 艦腹に当たった砲弾が激痛をもたらし、その場に崩れ落ちる。 彼女は艦尾にいた。 そこから金剛を見詰めている。 わからない。 わからな過ぎる。 238 :影響を受ける人:2014/06/07(土) 15 13 47 ただわかるのは・・・敵がこちらを激しく憎悪している事だ。 艦娘の卓越した視力は、狂気の笑顔で、涙を流し、髪を掻き毟り、暗く汚れきったオーラを出した艦娘しか映っていない。 出航前にきいた話を思い出す。 この地で生まれ、この地で裏切りにあった悲劇の船を・・・ ああ、そうか・・・ だからか・・・ これは、贖罪なのだな・・・ 砲弾が艦橋を破壊した。 火にあぶられる事無く即死したのは、幸いなのか不幸なのか。 少なくとも戦火の業火に見舞われる故郷を見なくてよかったのかもしれない。 味方の駆逐艦を撃沈した護衛艦隊の駆逐艦が、避けられない距離で雷撃を放つのが見えた。 それを呆然見て・・・直撃した。 跳ね上がる船体に釣られて自分も宙に舞いあげられる。 そこに金剛の砲弾がやってきた。 (ああ、これで・・・楽なれる。) 砲弾は彼女の体を粉々に打ち砕いた。 海戦は終わった。 轟沈をした敵艦を見て金剛は只立泣き続けた。 「皆・・・やったヨ・・・」 フラフラと後退り、足をもつれさせて尻もちをつく。 「は、はははは・・・」 乾いた笑い声が響き渡る。 俯いて両手で自分を抱きしめ・・・顔を再びあげた時には狂気は無く。 子供が泣くような顔で、グシャグシャになっていた。 「皆、仇とったよ・・・」 あふれ出る涙。 感極まった金剛は暗くなって一番星が見え始めた空を仰ぎ見る。 「皆の仇、討ったネェェェェェ!」 大声で叫んだ。 自分の出来うる限りの声で叫んだ。 慟哭の叫びは艦魂を見れない者達にすら聞こえさせたほど。 「だから・・・」 しかしそれは歓喜であり、そうではなかった。 「だから・・・許して・・・」 金剛はただ哭く。 「許して・・・皆、許してヨ・・・」 艦体が合流しても、提督が駆け付けても金剛は泣き続けた。 これにより金剛が救われたかわからない。 どうなったのかも知らない。 彼女に幸多からんことを・・・ 以上です。 ちょっと暗い御話になりました。 金剛大好きな皆様、申しわけありません。 でもこの世界だと彼女、結構不幸なのです。 第六艦隊の子達に癒されているといいな・・・