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このページの内容は書きかけです。 13-1行列式の定義 13-1-1行列式の定義 13-1-2対角行列の行列式 13-1-3すべてが0の行を持つような行列の行列式
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参考思料に記載済みの、管理人の「言葉の定義」を一覧にしました。 ご自身の価値観との差異を考える材料として使っていただけると幸いです。 目次 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 あ行 か行 さ行 世界 自身の経験に基づいて認識した事柄の集塊。 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 コメント 名前 Copyright © 2012-2013 水火・土風・縞黒白 All Rights Reserved. Powered by @wiki.
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ここでは、会社設立の際に知っておいた方が良い用語の定義です。 発起人---定款に発起人として署名または記名押印した者(通常会社を設立する人のことです) 発起設立---発起人が設立時発行株式(株式会社の設立に際して発行する株式)の全部を引き受けて会社を設立させる方法 募集設立---発起人が設立時発行株式の一部を引き受け、残りは株式引受人を募集して会社を設立させる方法
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2009年位まではゴシックロリータの精神論というものが愛好家の間で多いに議論された。 この服装は奇抜な目で見られるがゆえに着る理由をはっきりと持たなくてはならず それが一人一人違う形を持ったの精神論という形で現れた。(とも言われている) そのためファスト・ファッションの店で目に触れる程ゴシックロリータがパブリック化した 2011現在では精神論という単語自体殆ど聞かれなくなるのも当然と言える。 この項はゴシックロリータの精神論を当時の文脈から救い上げ、当時の疑問に答えるものである。 「ゴシックロリータ」における文脈の精神の定義はおおまかに4つに分けられる。 1、「こうあるべき」という意味の精神。 「ゴシックロリータは淑女の精神を持つべきだ。」 「常に冷静で優雅であるべきだ。」 などのいつの間にか愛好家達の間で定められたもの。ルール。 こういうのが理想的、目指すべき目標といったお手本である。 前述のように「優雅」「正しい振る舞い」等に重点を置かれたため 「ゴスロリとは本来高貴なものである」という意見の根拠はここから来ている。 ゴシックロリータファッションには作った者も先導するものも存在しないため この精神論は愛好家個人が考案・発表することでそのルールを増やしていった。 中にはイメージ先行で不通に生活していては実践出来ないものもあったり、 愛好家同士で意見が合わない事も多く、この精神論の存在には賛否両論ある。 だが「只でさえ少数派の服装で風当たりが強いため、不快な思いを避けるためには 世間に悪口を言われないようお行儀良くしておくべき」などの実用的な意図も孕んでいたりする。 2、ゴシックロリータを着用する人の心、精神状態 ゴシックロリータファッションは「現実逃避傾向にあり、精神疾患を持つ者、 リストカットをする者が多い」というレッテルを貼られる事が多い。 実際に統計が取られているわけでもなく、そういう者はゴスロリだけとは限らない。 逆に「実際には見た目と異なり真面目で常識的な人が多い」としばしば 一般の人に評される事もあるが、おそらく風評や見た目とのギャップで より「善の面」が強調されている面もあると考えられる。 この定義での「精神」は一般の人がゴシックロリータについて言及する際の文脈で使われる事が多い。 3、表現 ゴシックやパンクなどのファッションはアイデンティティや社会への意見、 趣味嗜好などを意図的に服装で表現するもの、あるいは服装そのものが そういった意図を持ってデザインされたものがほとんどである。 とりわけゴシックロリータはその要素が強くこれもひとつの精神の部類に 入ると考えられる。むしろ中にはその様な用例も多い。 ゴシックロリータはロリィタファッションの種類の中でも特に精神性(表現の要素)が 強いとも言われており、クラシカルや甘ロリ等の他のロリィタに比べて 未だに様式的な部分が多く残っているように見受けられる。 4、本人の意思、心構え ある人が着用する服がゴスロリ風に見え、レース等が使用されていても 本人にその気が無ければそれはゴシックロリータと呼ぶのは相応しくない。 その理由として「ゴシックロリータの精神が伴っていないから」とよく説明される。 これは他の意味合いとは違い単に「自覚」という意味で使われる 本人意思次第や自覚が伴うかどうかで物事の定義が変わる事は多々ある。 例えば年配のご婦人が髪を紫や赤のメッシュに染めている場合があるがそれは V系ではないし、水色のメイドとアリス風コスチュームの境界も、着用者や それを提供する人がそれを「メイドと考える」か、「アリスの衣装と考える」かで 定義が変わってくる。 そのような「意志」や「自覚」も精神の一つとして数えられている。 上記を踏まえると、黒くてレースの付いただけの服装はゴシックロリータとは呼べない。 アニメに出てくるフリルに黒いワンピースのキャラクターはアニメ愛好家には ゴスロリと称される事はあっても服装の愛好家から見ればゴスロリとは言えない物が多い。 作品自体の雰囲気を指す場合でも単に解り易い呼称としてファンが呼んでいるだけで 実際に作品にはゴシックロリータという単語は絡んでこないケースも多い。 そこで精神的にゴスロリであるキャラクターとそうでないキャラクターが発生する。 例えばファンによって「ゴスロリ」と思われる事があったり、公式に「ゴスロリ風」 と紹介されても作中で自身がゴスロリと認識していない場合はゴスロリ精神を持たない。 逆にゴスロリである事を自認している、日常シーンでもその様な服装をしている キャラクターは精神性が描かれている場合もある。(但し非常に稀な例である) (しかし如何に作者がこの「キャラクターはゴスロリ」と定義付けても 愛好者から見て、場合によっては一般人から見てもこれはゴスロリと呼べるのか? という疑問を呼び起こす作品やCGは数多くある。)
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定義集その1 秀才病 入門書の価値 同義語反復 英語学習法 ノートパソコンの音 伝統 我流 読書量 大人になったと感じる瞬間 不謹慎 いらぬボランティア
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法律の定める学校、正規の学校、その他の教育施設 「学校の定義」 通常、「学校」と呼んでいるものは法律上、「法律に定める学校」(教育基本法)と規定されるもので、種類は学校教育法に規定されている。通称では、「正規の学校」「正系の学校」「1条学校」と言われている。 「学校の種類」 学校教育法第1条に「幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校」が規定。 これら正規の学校以外の教育機関として、学校教育法には専修学校と各種学校の規定がある。 「学校の設置者」 教育基本法第6条では、国・地方公共団体・法律に定める法人の3者のみが学校を設置出来るとしている。法律に定める法人とは、私立学校法第3条の「学校法人」のこと。(学校教育法第2条) 国が設置する学校を国立学校、地方公共団体が設置する学校を公立学校、学校法人が設置する学校を私立学校という。国には国立大学法人と独立行政法人国立高等専門学校機構が含まれ、地方公共団体には公立大学法人が含まれる。 「学校の設置義務」 小学校と中学校の設置義務は「市町村」にある(学校教育法)が、特別支援学校の設置義務は「都道府県」に課せられている。 特別支援学校について、従来の盲学校と聾学校の設置義務は1948年、養護学校については1979年度から施行。 「その他の教育機関・施設」 正規の学校以外の教育施設 専修学校 専門学校・高等専修学校・専修学校 各種学校 学校教育法以外の法律に特別の定めのあるもの 児童福祉施設(保育所・児童厚生施設・児童養護施設など) 社会教育施設(公民館・図書館・博物館・青年の家など) 矯正教育施設(少年院・少年鑑別所など) 職業訓練施設(防衛大学校・航空大学校・気象大学校など)
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Did I ever tell you what the definition of insanity is? 狂気の定義について言ったっけか? Insanity is doing the exact... same fucking thing... over and over again expecting... shit to change... 狂気ってのは正確に言や・・・マジに同じことを、何度も何度もクソみてーに変化を求めてやることだ That. Is. Crazy. そいつが狂ってるってことだ The first time somebody told me that, I dunno, I thought they were bullshitting me, so, I shot him. 最初に誰かがそいつを俺に言った時、俺はどういうことか分からなかった。奴らは俺をバカしてやがんのかと思った、だからぶっ殺してやった。 The thing is... He was right. And then I started seeing, everywhere I looked, everywhere I looked all these fucking pricks, everywhere I looked, だがそいつは・・・奴のいうことは正しかった。周りのどこを見てもどこを見てもクソバカ野郎しかいねぇ、どこを見てもよ doing the exact same fucking thing... over and over and over and over again thinking this time is gonna be different no, no, no please... クソ同じことばっかりしてやがんだ、何度も何度も何度もそんで何度もよ。今度こそは違う、いやいやいや今度こそ頼むってな。 This time is gonna be different, I m sorry, I don t like... The way... 今回は変わるだろうぜ、すまねえなこのやり方は好きじゃねェんだけど・・・ [Punches crate aside violently. His agitation towards the player character is visibly growing] you are looking at me... Okay, Do you have a fucking problem in your head, do you think I am bullshitting you, do you think I am lying? こっちを見ろよ・・・よーしよし、何かクソみてーなことについて考えてねーか、俺がてめーをバカにしてるって?俺がてめーに嘘をついてるって? Fuck you! Okay? Fuck you!... It s okay, man. I m gonna chill, hermano. I m gonna chill... The thing is... Alright, the thing is I killed you once already... and it s not like I am fucking crazy. ぶっ殺すぞ!あぁ!?殺されてえか!・・・まあいい、俺は落ち着いたぜ・・・こいつは・・・あぁ、一度てめーを殺したってのによお・・・俺は狂ってなんかいねえ It s okay... It s like water under the bridge. Did I ever tell you the definition... of insanity? まぁいいか・・・この橋の下は水だ。狂気の定義について・・・言ったっけか?
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コンパの定義 コンパの定義 コンパとはcompanyの略。companyとは仲間のことで、転じて仲間同士の親睦を深める集いのことを表すようになった。 一般には学生が仲間同士でお金を出し合って行う飲み会のこと。クラスコンパや新入生歓迎コンパなどがある。 またコンパには様々な亜種が存在し、非常に広義な言葉となっている。ここではサークルの合宿における飲み会や宅飲みなども、 広義のコンパに含めるものとする。 ちなみに、ここでは飲み会に限定するが、お酒を使用せずとも、脳内でアルコールを生産できる希少な人間も存在する。いわゆるノンアルコンパである。ここから推測するに、手段はどうであれ、テンションを高く維持することがコンパにとって大切なのかもしれない。
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回転技の定義 当初、回転技は「ガード解除の硬直時間を利用し、視点を一回転させる」 の考えの元、開発されてきた。 しかし開発が進むつれ、あくまで「硬直時間の利用」という【手段】であった回転が いつの間にか【目的】へとすり替わっていた。 どれだけシビアなタイミングで、どれだけ無駄に、どれだけ美しく回れるか。 まさに手段のためには目的を選ばない状態へとなって行ったのであった・・・。 回転技の定義としては、「技の途中に180度以上の無駄な視点の移動を行う」 と勝手に結論付けています。 「無駄な」というのが重要な部分で、 裏に回りこむ技などで行う180度程度の視点移動では、「相手に攻撃を当てるために」 180度視点を動かすのであって、もとより必要な行動を行っているに過ぎません。 必要ではないはずの視点の移動、それを行ってこそ初めて回転技と なり得るのである。
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幸せの定義 俺様にとって、幸せの定義とは何だろう。 金持ちでルックスも良くて、頭も良くてテニスも強い。女など掃いて捨てるほど寄って来る。 幸せなど生まれた瞬間からすべて俺様に備わってしまっているのだから、定義づける意味などないか…… ふと思考を止め、跡部景吾は窓の外を見た。 見事なまでに土砂降りで、思い切りテニスが出来ない事を空に向かってぼやく。 「ちっ、止まないな……」 今朝の天気予報では降水確率30%と言っていた。と、確か学校で滝が言っていた。 恐らくその30%分が今ここで集中的に降っているのだろう。 さすがの俺様も、自然現象だけはどうにも出来ないからな。 そこで一口紅茶を飲むと跡部の頭に浮かんできたのは一人の女性。 2つ年上で学校も違うのだが、ひょんな事から知り合ったその女性に、跡部は好意を寄せていた。 最初は度の厚い眼鏡でダサクて女のくせに背が高くて、テニスが異様に強くて変な奴だと思っていた。 だけどそれがいつしか気になり出して、気付けば好きになっていた。 汐屋雪緒 それが跡部の心を捕らえて離さない女性の名前。 実は眼鏡を外した素顔が驚く程の美人だと知ったのは好きになってから。 幸せという定義の中で、一つだけ欠けているものがあるとすれば、それは雪緒という存在だと思う。跡部にとって雪緒が側にいる事が、一番の幸せかもしれない。 何がいいかと言われれば最初に跡部が思い浮かぶのはやはり顔だが、汐屋雪緒という女性を知れば知る程、ルックスはその内面を映し出しているのだと感じるようになった。 ただ一緒にいるだけで穏やかな気持ちにさせる、そんな不思議な女性だった。 「ふう」 ティーカップをテーブルに置いて立ち上がる。 雪緒の事を語れる程たくさんの時間を共有した訳ではない。だが、こんなにも跡部の心を捕らえて離さない女性は初めてだった。 本人を目の前にするとどうしても軽口を叩いてしまうし、上手く自分の気持ちを伝えられなくなる。 おかげで以前好きだと告白した時も冗談だと思われた。 跡部は素早くトレーニングウェアに着替えると、自室を出た。 「ぼっちゃま、どちらへ?」 廊下を歩いていると、執事に声をかけられる。 「走って来る」 「雨が降っておりますが?」 「問題ない」 「かしこまりました。お風呂を沸かしております」 「ああ」 広い屋敷を出ると、雨は随分と小振りになっていた。 雪緒は雨の中、ぼんやりと歩いていた。 季節は秋。雨が降ると肌寒い。 今日はテニス部も体育館で筋トレをメインにやり、早めに終了した。 時間があったので自主練習をしようと思い、たまにお世話になっている知り合いのテニス場に行ったらレッスンがあっていて使えなかった。それで少し遠出をして違う練習場で壁打ちをした帰りだった。 最近なんとなく落ち着かない。 何があったとかではないが、テニスをやめようかどうしようか迷っていたのだ。 テニスは好きだし、それなりの成績を高校に入ってからあげていた。プロの道に進もうと思っている訳ではない。そんなに甘い世界でないことは十分承知しているからだが、大学に行ってもテニスを続けるかどうかを悩んでいたのだ。 スポーツの専門的な知識を大学にって学びたいという気持ちもあった。 それでもテニスを続けられるか、自信がなかったのだ。 「雪緒じゃねーの?」 名前を呼ばれ、ピタリと足を止める。 振り向くと、そこには一人の男が立っていた。 「跡部、君……?」 男は被っていたフードを下し雪緒に近づく。 「どうした、こんな所で……? お前なんで傘さしてるのに髪が濡れてんだ? あーん?」 訝し気に言う跡部に、雪緒は傘を差し出しながら笑った。 「ああ、これ? さっきまで雨の中壁打ちしてたから」 「ちゃんと拭かないと風邪引くぜ? こんな所で壁打ちか? 珍しいな」 「いつも行く所がどこも駄目で、ここまで来ちゃった」 「……来い」 「えっ?」 雪緒は跡部に手を引かれた。 「跡部君、どこに行くの?」 「俺様の家だ」 「何で?」 「近くだからな。それにそのままじゃお前風邪引くだろ?」 「大丈夫だよ」 「大丈夫じゃねえ。いいから黙って着いて来い」 相変わらず俺様の跡部に、雪緒は思わず苦笑した。 「もうっ……本当に強引なんだからなあ」 「うるせー。大人しく俺様の言う事をきけ」 初めて会ったのは2年前。 雪緒の知り合いが跡部が通う氷帝学園のテニス部の顧問をしていて、部活を見に来ないかと誘われて行ったのがきっかけだ。 最初は歓迎されていなかった雪緒だが、練習試合をやってから部員の態度が変わった。 跡部も最初は渋い顔をしていたが、何度か足を運んでいるうちに何も言わなくなっていた。 それでも何かと絡んで来てはからかわれるので少し困っていたが、それでも氷帝学園の部員達はやはり強いし、一緒にテニスをやるのはなかなか勉強になった。 跡部は口は悪いし俺様だが、実は優しい。 こうして手を引いている今も傘を雪緒から取って自分がさしてくれているし、雪緒が濡れないように気をつけてくれている。 握られた手が熱くて、雪緒は自分より少し背の高い跡部を見上げた。 「どうした?」 「ううん。跡部君って優しいなって思って」 「なんだ、今頃気付いたのか? あーん?」 先ほどまで沈んでいたはずの雪緒の心が、跡部のその笑顔のおかげで少し紛れている事に気付いて少し驚いた。 まさか雪緒に偶然出会えるなんて、跡部は思ってもいなかった。 住んでいるのは確かに同じ都内だが、学校が離れているので会う事はまずなかった。 走る道の先をとぼとぼと歩いている雪緒を発見し声を掛け、半ば強引にこうして自宅まで連れてきたものの、正直先ほどから緊張してどうしたものかと戸惑っていた。 「ありがとう。シャワーまで借りちゃって」 濡れた髪をタオルで拭きながら微笑む雪緒に、跡部はドキリとする。 風呂上がりなので眼鏡は外しているが、近眼が酷いのでしっかり手には眼鏡を持っている。 雪緒は自分の容姿が美しい事に気付いていない。 もったいないとは思うが、そこがまた跡部の心を揺さぶった。 裏表の無い明るい雪緒に、大抵の人は男女共に惹かれる。 「ここに座れ」 そう言って跡部は雪緒を鏡台の前の椅子に座らせると、ドライヤーを取って髪を乾かし始めた。 「えっ? 大丈夫だよ、自分で出来るから」 「いいから……」 雪緒の髪を優しく梳かしながら乾かして行く。 肩より少し長い髪は染めても無く、パーマもかかっていないまっすぐなストレートだ。 「ありがとう」 「ふん、俺様に髪を乾かしてもらった女はお前が初めてだぜ?」 「あはは。それは後が恐いな」 鏡の向こうの雪緒の笑顔に、跡部は何故か嬉しくなった。 ずっとこうやって一緒にいたい。 そう思うのはやはり贅沢なのだろうか。 「雪緒なら、社交界でも上手く立ち回れそうだな」 「え? 社交界? 無理無理。ドレス着て踊るなんて私には出来ないよ~」 「お前ならどんなドレスも似合う」 「うわっ、またそんな事言ってからかう」 眉をひそめる雪緒に、跡部はどうして上手く気持ちが伝わらないのかともどかしくなった。 少しずつ乾いてきた髪の毛を少し掬い上げ、跡部は唇を寄せた。 「ちょ、ちょっと跡部君っ!?」 引っ張られた髪の違和感に気付き、振り返って見たその行為に雪緒が慌てる。 すぐに跡部は唇を離し、乾かす動作を再開した。 「ーーーよし、乾いた」 「あっ、ありがとう……」 真っ赤な顔で俯いて感謝を述べた雪緒を今度は後ろから抱きしめた。 ビクリと雪緒が体を揺らす。 「あああ、跡部君っ!?」 「ずっとここにいろよ……」 「えっ?」 体が硬直しているのが分かる。 何でそんなに怯えてるんだよ? 苛立ちが首をもたげる。 首に回した腕に力を込めると、雪緒の頭にうずめた顔を上げて鏡の雪緒を見て言った。 「好きだーーー冗談なんかじゃねえ。この俺様が、お前のことを好きだと言ってるんだ」 「跡部君……」 雪緒は驚いて目を見開いている。 「前に言っただろ? 俺様はお前が好きだって」 「でも……あれは冗談でーーー」 「誰がいつ冗談だなんて言ったんだよ? お前が勝手に勘違いして冗談にしただけだろ? あーん?」 「そんな……」 「俺様に好きだと思われて、嫌か?」 我ながら卑怯な聞き方だと思う。 その跡部の問いに雪緒は真剣な顔をして、きちんと答えを考えているようだった。 きっと雪緒は嫌ではないと言うはずだ。 分かってはいても、やはり答えを聞くのが怖い。 「ーーー嫌……じゃないよ」 期待通りの答えに、跡部はほっとする。 「嫌じゃないけど、私は……誰かをそういう意味で好きになんてなったことないから、正直どうしていいか分からないーーー」 「いいぜ。これからもっと俺様と一緒にいろよ。そうしたら俺様に惚れさせてやるから」 本当はそんな自信はないし、将来のことなど分からない。 でも、今こう言わなければ二度とチャンスがないような気がしたのだ。 しばらく俯き、雪緒は微かに頷いた。 「分からないけど、跡部君の事は嫌いじゃない……今日、偶然だけど会えてちょっと嬉しかった」 あの時の雪緒は何か思い詰めた様子だった。 何を悩んでいるのかは分からないが、今こうして自分の腕の中にいる雪緒の存在を感じている安堵感は、想像以上のものだった。 雪緒の心配事も全部抱きとめてやりたい。 本気でそう思った。 跡部はふっと笑った。 「心配するな。お前は俺様の事が好きなんだよ」 「何、その自信」 「確かめるか?」 「ーーーどうやって?」 「……まあ、今は許してやるか。明日から覚悟してろよ? すぐに俺様の虜にしてやるからな」 自信たっぷりに言う跡部を見て雪緒は思う。 この言い方の所為で跡部の言葉が全部嘘くさく聞こえるのだと。 本当はきっと自信などないのだろう。 誰よりも寂しがり屋でナイーブだということに、漸く気付いた。 それを虚勢を張る事で己を高め、自ら厳しい道を歩こうとする跡部が愛しいと思った。 そんなことを考えると、急におかしくなった。 笑みがこぼれる。 どんどんと目の前の跡部の事が気になり始めている自分に、雪緒の胸は暖かくも苦しくなっていった。 互いの気持ちなど互いには分からない。 言葉でいくら「好きだ」と「愛してる」と言った所で、心の中は覗けないのだ。 だが、 幸せの定義 跡部の心はただ一つ。汐屋雪緒が欲しい。 雪緒が自分の側にいること。 それが、跡部にとっての幸せの定義なのだ。 自信などない。が、きっと雪緒は見抜いている。弱い自分を曝け出せる相手が欲しくてたまらない。 お前が欲しくてたまらないんだ。 END =あとがき= おお~。跡部シリアスバージョン終わりました。 跡部って一番人気なんだよな~。でも実際いたら絶対やだよね? 「俺様の美技に酔いな!(キラーン☆)」ですよっっ!? 絶対目の前で言われたら腹抱えて笑います。私は例え相手が大金持ちのボンボンだろうと、笑う自信があります。 だが跡部大好きだよ! こんちくしょうっ!! 顔も男前だし声も色っぽいですよね~ ……中学生にあるまじき色気ですけど(笑) 話を戻そう… 私は書いたように跡部は本当は寂しがりやで命一杯虚勢を張っていると思います。 本当は泣き事言いたいけど、そんなこと言えない。甘えたいけど甘えられない。 だから年上の女性がきっと合うと思うんですよね~。もっと上でもいいかもなあ。 まあ、また跡部のお話書くと思います。今回ちょっと跡部にドキドキセリフを言わせられたんで楽しかったです。 お題は「幸せの定義」でした。何でも持ってそうな人に限って、すごく悩んでいるだろうなーと思って、跡部にしました。 それでは、ここまでお付き合い下さいましてありがとうございました! お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 氷帝学園トップに戻る