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を満たす正の整数の組を全て求めよ. (自作) [解答] より, ここで,であり, とを入れ替えても与式は変わらないので, としてよい. のとき であり,それぞれ与式に代入して の連立方程式を解いたとき,が正の整数となるのは のとき であり,と同様にして のとき であり,と同様にして 以上より,求める組は,との入れ替えを含めて, アンケート(任意でお答えください) Q..上記の解答は理解できましたか? 選択肢 投票 YES (5) NO (0) bot主の今後の解答作成の参考に致します。
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ライボルト・フォックス 効果モンスター ノーマルレア ✪✪✪ 光 雷族 攻撃力200/守備力1800 1ターンに一度、このモンスターの攻撃力と守備力を入れ替える。 作者:キーショット 説明 GALAXY XTREMEに登場した光属性・雷族の下級モンスター。 1ターンに一度、自身の攻撃力と守備力を入れ替えることができるモンスター。だが、効果は強制のため、中々使いづらいところ。 収録 GALAXY XTREMEGX-JP002 評価 名前 コメント
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404 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 13 49 ID XM5CBXiM Be 駅からもバス停からもずいぶんと離れた廃寺にて、夜更けの事。 スカーフで頭を覆って、色合いの濃いサングラスを掛け、コートの襟を立てた女が廃寺の 一堂へとやってきたのはもちろん意図あってのことだった。 女は引き戸を開けて、堂の中を覗きこむ。 「ほえへへ、お客さんたぁ久しぶりのことだにぇえ」 半ばまで葉の抜け落ちた老婆の声が暗がりの奥から響く。その声に、女はびくん、と身を 竦めながらも、目的の人物になんとか行き会えたことにほっと胸を撫で下ろす。 「ようやく、ここまで来ることができたわ。それで、あなたが『顔の売人』なのね」 返事に置き換えて、老婆はマッチを擦り、太い蝋燭に火を灯した。 「いっひひひ、左様さ。金さえ積んでくれれば、あんたがどんなに二目と見られないような くされた面構えをしていようとも、見映ぁのいいのに付け替えてやりますですよぉ」 まっ白い頭に皺くちゃな赤ら顔の老婆は薄汚れた巫女装束に身を包み、手足や首など肌の 露出する部分には隈なく包帯を巻き付けて、折り畳むように背を丸めたままに、目の前に立 ち尽くす女へと狡猾そうな視線を投げかけていた。 しばらく、立ったままで言葉もなかった女は堂の板間にどん、と腰を下ろすと、ふん、と 鼻を不愉快そうに鳴らして、その顔を覆っているものを一つ一つ、剥ぎ取っていった。 さあっ、と雲が流れてその切れ間から堂へと月光が降り注ぐ。 老婆は、ひしゃげた眼を丸くしてその女の顔を覗きこみ、ほお、と声を上げていた。 「……さあ、どうよ、誰が醜い顔をしているっていうのよ」 こぼれおちた前髪の下には妙齢の女性の女優をも凌ぐ美貌が現れていた。切れ長の大きな 瞳に高い鼻梁、引き締まった形良い唇と、そこから覗く白く輝く白玉の歯。顎は形よく尖り、 そのすっとした頬には大人の女の野趣と、清楚な令嬢の気品とが和合して存在していた。 「ふえっへっへ、そうは言うても、ウチじゃ顔を買い取るなんてのはしておらんでなあ」 老婆は、あくまでも話の有利を相手に渡さない。 「ええ、わかってるわよ。私だって本当はこの顔を失うだなんて絶対、嫌。だけど、それは 通らないからこそここに来たのよ」 405 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 15 20 ID XM5CBXiM Be 女は、さる大企業の会長に囲われていた愛人だった。 その類い稀な美貌と手練手管でもって、男の心を意のままに操り、並の勤め人に十倍するよ うな高額なお手当金をあてがわれて優雅に暮らしてきたのだったが、ある日、女の本拠を突 きとめた会長の正妻にいきなり襲われて、もみあっているうちに反対に彼女の事を殺してし まったのである。 「このままじゃ、直に捜査の目に見つかって、私は檻の中に女盛りを繋がれてしまうことに なるでしょうね」 女は忌々しそうに実情を吐露していた。それに対して老婆の方は、何も口にせず、ただに やにやと貼り付いたような笑いを顔に作るばかりであった。 「それに、整形手術しようったって、無駄なことよ。そこに捜査の手が及ばないはずはない でしょうし、第一、私はこの完璧な顔にメスを入れられるなんて想像もしたくないのよ」 女の自惚れは、あながち自意識過剰とも言い切れない美貌を保持しているからこそのもの であった。 「へっへえ、それでここに来なすっただえ、どこで聞き付けなったかぁ知らんけどねえ」 老婆は、板の間の脇によけてある文机に膝でにじりよると、その引き出しから銀色の鍵を 取り出していた。 「すなおに、顔を直してもらったが良かったと後悔することにならにゃええがね」 床の一隅に鍵を突きたてると、そこががぱん、とバネ仕掛けにせり上がって、物置棚とし ての様相に早変わりしたのである。 うず高く重ねて積み上げられたのは桐箱で、その横には年季の入った鏡が置いてある。例 えれば、小商いの駄菓子屋の奥にずん、と積まれたプラモデルの箱のようだった。 並べて重ねられた桐箱にはそれぞれチャコで二百万とか、六千万とかいった数字が書いて ある。おそらく、それは値段のことであろう。 「へへへ、それでもなんでも、まずは見てもらわんことにゃ話になりんせんもんなあ」 老婆は、そのうちの一つ。四百万と書かれた箱を開いてみせた。 中に入っていたのは一面の能面(のうおもて)に模した女の顔だった。 406 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 16 36 ID XM5CBXiM Be 「どうぞ、手に取ってみしゃぁ」 老婆の勧めにさして怖がる様子もない女はそれを手に取って、そして口を尖らせた。 「なによ、こんなくだらない顔」 女はそう言って貶すが、その顔は別に見てくれがさほど悪いわけでもない、ごくありふれ た成人女性のそれだった。 「こんな安物の顔に付け替えろだなんて馬鹿にしてるにも程があるわ」 女はそれを、さもつまらないもののように、からん、と投げ捨ててしまう。 「ふえへへ、そうは言うてもお前さん、先立つものをまだワシに見せてくれておらんではな いかね」 老婆は指で輪をつくって女に指し示す。濁った白目がほとんど黄ばんだ色になっているの がまた、醜怪だった。 「私はね、足元を見られるのが嫌いなの。だから、掛け値なしで話をしてくれなきゃ困るの よ、わかる?」 言いつつ、女は手にしていた大型のトロリーバッグからずるっと、封緘されたままの万円 札の一把を九つ、取り出した。 「都合、九千万円ね。現金は口座が閉じられる前に出しておいたから、これで全部、と。そ れから……」 取り出したスーパーのレジ袋の中にざらん、と詰まっているのは貴金属や宝石の類いだっ た。箱はなく、あくまでも指輪やネックレスなどがごっちゃりと、まるでビー玉かおはじき のように詰め込まれていた。 「一流デザイナーがどうの、限定品がこうのと、講釈垂れるつもりもないわ。だいたい捨て 値で三億円くらいのものよ。現ナマだとかさばり過ぎるからこうさせてもらったけど、これ じゃあ足りないかしら」 本来の値段はその十倍にもなる品物だったが、それもこの非常時には仕方のないことであ る。女には金銭欲に執拗なものはなさげな様子だった。 「へえへえ、それはなにより、カードなんて持ち込むようなばかちんでは、とも思いました が、それなら結構ですな」 老婆は滴る涎を掌にも巻かれた包帯で拭いながら、箱の中でも特に別の段に重ねることな く丁重に保管した一つを取り出し、女に提示した。 407 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 17 28 ID XM5CBXiM Be 「げへへ、一億円の顔でっせ」 箱の中に収められていた顔にはさらに絹布がかけられており、老婆はそれを丁寧に女へと 手渡した。 女は、ふむ、と頷き、その顔をしげしげと眺めた。 それは十六、七歳ほどの少女の顔であった。造作は派手派手しくはなかったが、目鼻立ち は整っており、清楚さだけならば今の女自身のそれをも凌ぐ儚げな様子の顔だった。 「……うん、悪くはないわね。可憐だわ。今はまだ蕾だけど、花開くのもそう遅くはない感 じね」 女は、角度を変えてその顔の様相や黒子、シミの有無さらにはその、将来の展望にまで目 を配っていた。さながら、能楽者が舞台前に能面から「位取り」をする様だった。 「……だけど、ねえ、もしも、私のこの顔を売り物にするんだったら、あなたならいったい いくらの値を付けてくれるの?」 女の視線には蝋燭の炎が絡まって捻じれる様な光が灯っていた。 老婆は、ふと、片眉に思案の縦皺を寄せていたが、おもむろに片手を開いて、 「五億円が……ところかねぃ」 老婆の説明に納得したように女は大きく頷いた。 「でしょう、それなのに私が今からなろうとするのがその五分の一の価値しかないような顔 じゃあ、ちょっとそれは悲しいとは思わない?」 「まあ、まあ、そりゃ、あんたのものが良すぎているわけだから、そこのところは仕方がな いとしてみてだよぉ、物は試しに、その顔着けてみちゃどうだい」 老婆は茶菓子でもすすめるかのような調子で女に顔を着けるよう促した。 「まあ、それは……いいとして、で、どうすればいいのよ、これを」 と、自分の眼前にまでその少女の顔を持っていった女だったが、その顔にちょっとそれが 触れた瞬間に、 「ひっ……やややぁ!」 顔はびたっ、ずずずと女の顔に吸着してしまった。 「ほっほほほ、この反応を見るのもまた、この商売のキモさね」 女は必死にそれを引き剥がそうとするが、まるで根付いてしまったかのように取ることは かなわない。じゅわん、じゅわん、と気色の悪い融合のうねりを続けるばかりである。 と、一分もまたずして、である。 「ぷっはあ、何よ、これ、やっと取れたわ」 女は、さきほどまでよりも幾分か高く、幼さをもった声を漏らしていた。 はっ、と即座に女はその違和感に気が付いて、そして老婆の差し出した円鏡をひったくる。 408 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 18 17 ID XM5CBXiM Be 「これが、私なの……」 嘆息する女の前髪の下に覗く顔は、先ほどまでのものとはその径も色もまるで違っていた。「ほほ、なあに、良くお似合いですよぉ」 鏡の中に映る瞳は、先ほどまでの切れ長なものより、もっと円らで、長い睫毛の中に静か な澄みを湛えるものだった。柔和でおだやかな印象を見ている女自身に与えるのは、造作が まだ未成熟であるから、とも言えた。 女が眉を引き寄せれば鏡の中の少女が同じように顔を動かす。口を尖らせれば、少女も口 先をぷいっと、むくれるような可愛らしい表情を作った。 「なるほど、並の容姿の女だったら、これは一億の値を付けてでもぜひとも手に入れたいも のであるかもしれないわね」 言いつつ、女は目をしばたかせて鏡を顔に近づけていった。 「でも、ちょっと、この目には近眼の気があるかもだわ」 「んん、でも、それくらいならちょっくら矯正すれば済むだけの話でねえ」 老婆は言いつつ、女の膝もとに引き剥がされた顔を手に取った。 「そんで、ほれ、こんな感じであんたの顔はこの面に移されるんですわなあ」 老婆の示す顔は、女が今までずっと親しんできた生活を共にした顔だった。 「なるほどね、面白いものね。仕組みのほどはわかったから、それじゃあ私にふさわしい顔 というものをくれないかしら」 女の要求に、老婆はあわてないように、と軽く手を振る。 「ひゃっはは、あんたもよくよく肝が据わっておるようだ。なら、さあ、これもいい機会だ でよ、今まで経験したこともないことをしたら、どうだ、ん?」 老婆は、今度は雑多と積まれた箱の中で、ぞんざいに扱われて箱が割れてしまっているよ うなものをいくつか、今度は運んできた。 「経験したことのない……どういうことよ」 少女の顔と声とでは、さきほどまでとはまるで印象が違う女だった。これならば、どんな に指名手配の網の目を細かく張ろうとも彼女の発見は不可能であろう。 「そうさ、あんたみたいな別嬪は自分の顔が醜くなるっちゅうことには未体験じゃろうし、 また、なろうとも思わん事じゃろう」 言いつつかぱん、と開いたのは、さきほどのものと比較すれば雲泥の泥のほう、程度が悪 いのも甚だしいほどの醜悪さをもった中年女性の顔だった。 「でも、簡単にできるもんなら、それもまた面白かろ?」 409 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 19 17 ID XM5CBXiM Be 「へえ、面白いじゃない。どうせ慌ててどうこうでもないし、私もそんな不細工な顔をして みる機会なんてそうそうあるものじゃないわ。せっかくだから試してみようじゃない」 女は、円らな瞳をひき歪めながら、その中年女性の顔を手にして、そして自分の顔へと押 し当ててみた。 さきほどのと同じように、顔は女に吸着し、そして剥がれたときには女の顔は見違えるほ どにだらしなく弛んだ年増女のものへと早変わりしていた。 「うふふふ、どうしよう、私。こんなに醜い顔になっちゃったわ」 半ば嬉々として、女は野太い声で空気混じりの嬌声を漏らした。 箱には五千円と書かれていたその顔である。さすがにその安価に見合っただけの醜貌であ った。眉間がぼってりと膨らみ、目は細く釣り上がり、頬骨は高く突き出して、顎は二重、 おまけに大きな疣までついてくるサービスで ある。もちろん、肌は赤黒く変色しており、 老年と呼んでもさしつかえないほどの肌の荒れようだった。 「げへへへ、あんたも良い趣味しとりますねえ」 女は、コートを脱ぎ去って、さらにはセーターまでも脱ぎ捨てて、上半身はインナーだけ の姿になってしまう。 「んふふふ、アンドロギュヌス的ってのともちょっと違うんだけどね、こういうアンバラン スなものに、古来から人間は惹かれてきたものなのよ」 醜悪な顔に、さらにおぞましい笑みを張りつけた女は鏡の前にその半裸身を晒していた。 顔だけを見れば、大年増の姑のようなのに、その下に延長する肢体は女盛りの肌理細やか な白さとふくよかなバストラインを湛えている。無論、腹や背にも余計な脂肪などは付着し ておらず、いかなる男をも引き付けられる魅惑の肉体であった。 「ふえへへ、それで、その顔は二度と取れないなんて言ったらあんたさんはどうなさいます」 老婆の意地悪い言葉にも、女は眉ひとつ動かすことはない。 「ふん、そんなこと。足元を見られるのは嫌いって言ったはずよ。さあ、次の顔を寄越しな さいよ」 その顔のおぞましさにもまるで怯むことなく、女は次もその程度のものを要求した。 「へえへ、からかい甲斐もないことで、じゃ、次はこんなんどうですね」 老婆が次に差し出したのは、もはや老境においても末期の方、歯も眉も全て抜け落ちたよ うな老婆の顔であった。 「へえ、二千円か。どんどん私、無価値な顔にされてしまってるわね」 でっぷりと肥満した表情に赤みを与えながら、女はその面を躊躇なく被る。 410 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 20 14 ID XM5CBXiM Be みしみし、と音を立てて中年女の顔が剥がれ落ちた後には、 「ひひぇっ、これしゃ、まへがみへないじゃないのぉ」 くしゃっと縦に潰れた老婆の顔がそこに付いていた。口の中には歯は一本も存在せず、に ちゃり、と粘り気ある唾液が糸を引くばかりである。 「ふへっ、そりゃあ百にも近い婆さんの顔ですもの、目なんてほとんどききゃあしませんわ いなあ」 「……ああ、なんらってェ」 勿論、目が遠ければ耳も遠い。 「大年寄の顔ですで、目も耳も、どこもそこもきかんようになってるってですわぁ!」 その言葉に、女はふがっ、と顔を顰めるが、もともと、表情が良く分からないようになっ ていて、それがどういう意味の感情表現なのかははっきりとは掴みづらかった。 「へえ、いつまでもそれじゃあ、お話も満足にゃできませんにね」 言いつつ、老婆は女にさらに別の顔を被せてやった。 「ふう、これなら目も耳も利きそうね。お婆ちゃんはもう、こりごりね……」 溜め息を吐きながら、鏡を覗きこんだ女の手がぴたり、と止まり、そして、 「い、嫌ぁあああああ!」 鏡の中に映っていたのは、中年の女のでっぷりとした表情だった。しかし、その様子はさ きほどの同じく中年女のそれよりは少しは程度が良く、証拠に箱書きにも九千円と記されて いたのだった。 「ほほ、どうやらお気に召さなかったようですな」 わなわなと震えながら、女はきっ、と憎悪の視線を老婆に突き刺す。 「気にいるも何も、この顔はっ、このメスブタはっ、私が殺した女じゃないかっ!」 声を発するのも忌々しいといった様子で、女は老婆に掴みかかろうという剣幕で吠えた。 「まあまあ、これも座興というもんだでね、そうかっかかっかなさらんでも、それじゃあこ の先逃げ回るのにも先が思いやられるでよ」 「どうして、そんなことが、できるのよぉっ!」 「さあて、それはそれこそ秘するが花ってね、そんなことができる理由を教えることで、足 元を見られるのはワシだって嫌なもんだでねえ」 くっく、と笑う老婆だったが女は気が気ではない。何しろ、彼女にはこの顔の女が怒りに 燃えて自分に襲いかかってきたところから、花瓶で殴られて、断末魔の悲鳴を上げるところ までを見ていて、今も脳裏に焼き付いているのだ。まったくもって気が気ではない。 女は顔を外そうと必死にもがく。 その女の顔に今、自分はなってしまっているのだ。厚ぼったいまぶたも、何度も皺取りを 重ねたであろう頬やこめかみの手術痕も、やや受け口気味になって喋るときには唾が飛ぶ、 そんな嫌な感触を与える口元も、全部が全部。 411 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 27 02 ID 1Sl7GRX8 Be 支援いるかな? 412 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 52 22 ID XM5CBXiM Be 「もう、いいわ。たくさんよ。それじゃあ本命の顔を頂戴」 しきりに今の自分の顔に手をやって、落ち着かない様子を体現している女に、 「へへへ、それじゃ、とっておきですわい」 老婆は、棚の奥の中に秘匿された塗箱を用意してきた。 「どうぞ、これをお試しなせ」 女は、今の顔や声から逃れるために、ろくすっぽ確認もしないままにその顔を自分の顔に あてがっていた。 そして、数瞬ののち。 「……わあっ、これは素晴らしいわぁ」 鏡の中に映っていたのは、彼女本来の顔と比較しても、勝るとも劣らない素晴らしい美貌 を湛えた若い女の顔だった。 おそらくはそのやや褐色の肌が示すように同じアジアでも日本からはかなり離れた方面に 位置する女性のものだとは思われるのだが、アーモンドのように開いた瞳の美しさは、単に 異国情緒と一言では言い表せない強い意志の光と深淵のような深みを湛えていた。 鼻梁は彼女がしていたものと同程度、頬から顎にかけてのラインや口元の引き締まりで判 断すれば、こちらがやや優勢といったところだろうか。 無論、黒子や皺、弛みなどはまるで存在しない。年代的にも彼女と同程度なのだろうか。 機能的にもまるで問題ない。視覚、聴覚、あるいは嗅覚においても彼女自身が生来もって いた能力を上回っていた。 表情を作れば、なおのことその素材は真価を発揮した。にこり、と彼女が微笑めば、一種 神々しささえも醸すような素晴らしい微笑が鏡の中に花と映えた。 「これは凄いわ。素晴らしい、悔しいけどこれは、私のそれなんかよりもずっとお値段もい い顔なんでしょうね」 少しだけ悔しさをしのばせた口調で女は老婆に尋ねる。 「へえ、そりゃあもう。ここでは一番、なんとも八億円の顔ですからにぃ」 老婆が相好を崩す。 「でも、それじゃあ私のもってきたお金じゃあ、この代金は払いきれないってことになるわ ね……」 そうは言いつつも女は諦めている様子はまるで見せていない。 じっと老婆に強い視線を送る。 「んん、まあ、そりゃあいいですにぃ、あんたの元の顔を下取りさせてもらうってことにし てね、あとはこの石っころだけいただいとりゃそれで十分だに、お金なんぞはこれからのあ んたが生活していくのにも息杖のように必要になりますものさ」 そう言うと、老婆は女のバッグに札束を戻してやっていた。 413 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 53 10 ID XM5CBXiM Be 「なにしろ、あんたはこれから日本人としてあまり見かけない顔になっちまいますもんね」 老婆はししし、と笑った。 「ふん、だからってどうすることもできないわ。たとえ不法入国の嫌疑がかけられても、そ うなる前に適当な男をひっ捕まえて結婚でもすればいいのよ。従前戸籍なんてものはいくら でも偽造ができるでしょうし、ね」 女は、すでに新しい生活を始めるにあたっての策を講じていたのだった。 「それに、美人はどんなときだって許されるものなのよ」 いざとなれば、追跡者さえも誘惑してみせる。逃げ切る自信が女には満々だった。 「それでは、商談成立ってことで」 宝石を手元に引き寄せて、老婆はもう一つだけ、 「っと、ここまできたときに、証拠隠滅だ、なんて飛びかかってくるお客さんなんかもわり といたりするんだっけえが、にぇ」 老婆の言葉に女はふふん、と新しい鼻を鳴らして、 「そんなこと、するまでもないわ。私はこの取引に十分満足しているし、これから先、また あなたを利用する機会があるかもしれないんだからね」 そして、気付いたように加えて、 「それより、下取りした私のもとの顔はどうするの? もしかしたら、あなた自身の新しい 顔にするのかしらね」 「ほほほ、よう見抜かれましたわい。わしも男が恋しくなった時にゃ、見てくれのいいのん を使ってますっけねえ」 言いながら、老婆は白髪頭をぱんぱん、と叩いて照れ隠しをした。 女は、再びセーターとコートを着込み、サングラスまでを装着し、スカーフを懐に突っ込 んで幾分かは軽くなった大きなバッグを担ぎあげた。 「それじゃ、ね。今夜はずいぶんと刺激的な夜だったわ、きっと忘れることはできないでし ょうね」 女は言葉だけを残して振り返ることもなく、暗がりのなかへと消えていってしまった。 「……まあ、また寄ってくれることが、あればいいんだけどね」 老婆は、ちらりと壁掛けの時計に目をやった。 すでに、時計の針は午前四時を過ぎていた。 414 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 54 03 ID XM5CBXiM Be 老婆は、その日の商売が片付いたことで帰りの身支度を整えていた。 棚にかかっていたつっかえ棒を取り外し、再びただの板の床へと戻した後に、施錠をして だれにも分からないようにしてしまう。動作は、さきほどまでの緩慢さが嘘のように機敏な ものだった。 「……さて、と。今日はなかなかに良い収穫があったわね」 語調を変化させた老婆は、今まで二つになるほど折り曲げていた姿勢をぐいっと伸ばした。 「宝石はさておき、あの顔ならきっと三億くらいで売ることができそうだしね」 さきほど五億とはずんだのは、相手に調子を合わせてのことである。商売上の建前という やつである。 「ふいっ、それにしても、そろそろさらしがきつくなってきたよねえ」 首筋から胸元に巻き付けてあった白布を緩めると、そこからは控えめながらも形のよい、 たゆん、とした二つの膨らみがせり出してきた。 同様に手足に巻き付けてあった包帯の下にあったのも節くれだった枯れたものではなく、 肉付きと血色のよい、まことにもって健康的なそれであった。 「私も……そうよね、成長期なんだってことよ」 アンバランスな老婆娘は頷きつつ、文机にしまってあったもう一つのものを取り出した。 「さあて、それじゃ愛しの自分の顔に戻しましょっ、と」 老婆の被ったのは若い娘の顔、彼女自身の生来のそれであった。 みちみち、とその面が皺まみれの老婆のものに変化したとき、その下にある彼女の顔は、 女のものにも、八億のものにも決してひけをとらない溌剌とした美容へと変貌していた。 そして、老婆が消失してかわってその場に現れた美少女は欠伸を一つ、けだるそうに漏ら して両手を上に、伸びをする。 「……ん、そろそろ帰って寝ないとね、まさか、また授業中ずっと寝てるなんてしたら今度 こそ先生に大目玉だろうしね」 ぱんぱん、と膝をはたいて、少女もさっさと堂を出ていってしまった。 野分だった風が一颯吹いて、残ったものは灰がちな黒の闇ばかり。 そして、これはその後の余談になるが、警察は指名手配していた会長の妻を殺して行方を くらませていた女の身柄を拘束することに成功したとのことである。 捕まった女は自分の顔をすっかり別人へと整形していたのだが、それがまさに国際テロリ ストとして暗躍していた女のそれだったということで、捕まった彼女自身が驚きを隠せない 様子だったそうである。 まあ、そのあたりはよくよくどこにでもあるお粗末な話ということで。
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秋3-05(R) Bカード カードタイトル:三千院ナギ パワー:6500 アドヴァンス:ナギたんx3 ジョブ:ナギたん 浴衣 iluus:ゆでそば DS 4 PS 3 あなたの場にある『三千院ナギ』のAキャラカードを1枚選んでトラッシュ:ターン終了時まで、場にあるすべてのカードのDSとPSを入れ替える。 (なんか毎年倒れているような気がするんだが…) アドヴァンスは重いものの、 DSとPSを入れ替える能力自体は強力で、 パワーDSPSもなかなかのもの。
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EXTREME POKER カードゲーム ポーカー、オリジナル 555円(税込)77.0MB→104MB 定番からオリジナルまで、5つのゲームを収録! ポーカー好きに贈るポーカーゲームの新スタンダード! ゲーセンでお馴染みのビデオポーカーやCOOL 104(What if ?)はもちろん、 カードを入れ替えて普段はなかなか出会えない役を作る楽しみを体験できるソリティアや、 ビンゴ × ポーカー、神経衰弱 × ポーカーといった一風変わったポーカーゲームを収録。 ■定番からオリジナルまで、5つのゲームを楽しもう VIDEO一般的なビデオポーカー 手札を1度だけ入れ替えて役を作ろう! SOLITAIRE53枚1組のカードを使い、繰り返し手札を入れ替えて役を作っていこう 作った役の数や強さによってチップを獲得! COOL 104手札の中から同じマークもしくは数字のカードを連続して出していこう 手札でポーカーの役が出来たらボーナスチップを獲得! BINGOトランプを使ったビンゴゲーム カードのマスを入れ替えてビンゴした列で役が出来るとボーナスチップを獲得! MEMORY神経衰弱の要領でカードをめくっていき、5枚のカードをホールドしよう! ホールドしたカードの役の強さによってチップを獲得! DOUBLE UPゲームで獲得したチップでダブルアップに挑戦! 提示されたカードより強いカードを手札から引き当てよう! ■獲得したチップでカードをカスタマイズ 獲得したチップを消費して、カードの表面裏面それぞれを好きなデザインにカスタマイズ可能! 多数のデザインの中から好みのデザインのカードでプレイしよう! ■こんな人にオススメ ポーカーは好きだけど普通のポーカーに少し飽きてきた方 トランプゲームが好きな方 定番ゲームが好きな方 サクッとプレイできる暇つぶしゲームを探している方 配信日 2018年8月9日 メーカー ドラス 対応ハード Nintendo Switch 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン対応 プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数1人 対応言語 日本語, 英語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, オランダ語, ポルトガル語, ロシア語, 中国語 CERO A ギャンブル 名前 コメント
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1: 【種別】 魔術・疑似魂魄 【元ネタ】 中国の伝承より、「四凶」と称される怪物の1つ。 Wikipedia - 饕餮 【初出】 とある科学の一方通行 第2話(名前のみ) 第20話で実際に登場 【解説】 エステル=ローゼンタールが死霊術に使用する擬似魂魄で、 「ナンバーズの悪霊」の一つ。 菱形幹比古の開発した『棺桶』に搭載された、能力者の死体に憑依している。 【種別】 兵器 【初出】 とある科学の一方通行 第2話(名前のみ) 第20話で実際に登場 【解説】 『警備員』内の組織、『DA』が運用する兵器。 菱形によって作成された『棺桶』と称される兵器群の完成型。 同様の完成型に『渾沌』、『窮奇』が存在する。 全体的に角ばったフォルムで、右肩に高初速砲、左肩にその弾丸8発を搭載。 弾丸を装填しやすいよう、両腕は機体背面に位置している。 また機体の前面にガトリング砲2門を内蔵。 他の『棺桶』と同様、搭載された能力者は死亡しており、 「ナンバーズの悪霊」の疑似魂魄『饕餮』が憑依している。 コアとしてレベル3のテレポーターが使用されており、 物体の位置を入れ替える「リプレイス」と呼ばれるタイプの『空間移動』能力を使用可能。 本来は「本体とお気に入りのぬいぐるみの位置を入れ替える」だけの物体転移能力だったが、 『棺桶』に組み込まれた事で強化されており、 催眠で「ぬいぐるみと自身が思い込んだ物体」と本体の入れ替え(転送)が出来る。 偶発的に捕縛した妹達(ミサカ10046号)を移送するため、 『渾沌』、『窮奇』と共に出撃し、一方通行と対峙した。 移送は『渾沌』に任せ『窮奇』と共に一方通行と交戦したが歯が立たず敗北、機能を停止した。 しかし時間稼ぎの役割は果たしており、 妹達から採集した「10031の死の記憶」を用いた公式を入力され再起動。 『窮奇』の強化された『念動力』と、自身の『空間移動』との連携で再度一方通行の足止めを行う。 『窮奇』と視覚を共有する事で、 自身や『窮奇』本体と筒形の爆発物を自在に入れ替える『遠隔射出(アスポーツ)』を操れるようになったが、 やはり相手にはならず敗北し、『窮奇』共々完全に破壊された。 【関連】 →棺桶 →窮奇 →渾沌
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魔法 レアリティ N モンスター一体の攻守を入れ替えるカード。 ATK/DEFのどちらかが極端に低いモンスターに使用するとかなり有効。 ただし弱体耐性がある場合低い方の数値が下がらず、どちらもATK/DEFの高い方の数値になってしまう。 他にも味方モンスターの下がったATK/DEFをもう片方のステータスに入れ替えることで長持ちさせる事ができる。
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概要 敵の城を攻めた時、または敵に城を攻められた時に発生。 敵味方双方で最大6部隊まで出陣可能で、出陣時に控え兵を連れ立った場合、戦闘時に控え兵を消費して戦場に復帰することや兵力を回復することができます。 城の耐久値である青いバーがなくなると、「陥落」となり、その合戦は終了となります。 ルール ・前衛部隊は必ず一部隊必要。 ・合戦に参加している部隊は全て配置しなくてはならない。 ・行動順は智略の高い武将から順に行われる。 ・合戦は15ターンで終了する。 ・兵数が0になると、部隊は敗走する。 ・敗走した部隊は5ターンで戦場に復帰可能。 ・復帰するには控え兵が必要。 ・自軍と敵軍の部隊数の差が3以上で攻城or兵糧奪取が可能になる。 ・撤退した場合、伴っていた控え兵が半減する。 コマンド 攻撃 敵部隊を攻撃する。 防御 防御行動を行い、ターン終了時までダメージを少なくする。 特殊 「回復」や「投石」など、「兵種」ごとに異なる特殊行動を行う。 攻城 敵の城へ攻撃し、ダメージを与える。※攻撃側のみ可能。 兵糧奪取 合戦終了までのターンを短縮する。※防御側のみ可能。 攻守交替 実行した部隊と同じ横列の味方部隊と前後位置を入れ替える。実行部隊が後衛ならば前衛部隊と入れ替え、前衛ならば後衛と入れ替える。 撤退 合戦を終了させます。※攻撃側のみ可能。
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“死の外科医”トラファルガー・ロー コスト 6(3) カードカラー 紫 キャラ名 ロー 属性 海賊/超新星/強者 BP 5000 悪魔の実 1 【ミラクル】ダメージ時に表になったとき、以下の効果を発揮する。 自分トラッシュのカード1枚を自分ダメージゾーンに表にして置くことで、このキャラカードをコストを支払わずに登場する。『このキャラのアタック/ブロック時』キャラ1枚を指定できる。指定されたキャラが相手キャラなら、キャラカードである相手ダメージ1を、自分キャラならキャラカードである自分ダメージ1を、指定されたキャラと入れ替える。 ・収録 「プロモーションOP」 ・公式Q A Q1 【ミラクル】って、どういう効果? A1 →カードの効果 汎用編 【ミラクル】 を参照 Q2 この【ミラクル】効果は「自分ダメージゾーンに表にして置くことで」とあるけど、置くかどうかは選べるの? A2 はい、選べます。但し、置かない場合はこの【ミラクル】効果は発揮しません。 Q3 このキャラの特殊能力で、自分ダメージゾーンにある『このキャラの登場時』の特殊能力を持つキャラカードと自分キャラを入れ替えたとき、この『このキャラの登場時』の特殊能力は発揮するの? A3 いいえ、入れ替えているだけで登場してはいないので、『このキャラの登場時』の特殊能力は発揮しません。
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トーフ・ラボン R ゼロ文明 (3) クロスギア:モーメンス ■S・トリガーX ■これをクロスしたモーメンスが攻撃する時、[無色(2)]を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーと、墓地、マナゾーンのそのクリーチャーと同じコストのクリーチャー1体を入れ替える。 ■モーメンタム(自分のターン中に他の「モーメンタム」をまだ使っていなければ、[無色(2)]を支払ってもよい。そうした場合、マナゾーン、墓地にあるこのカードと同じコストのカード1枚と、手札のこのカードを入れ替える) バトルゾーンでモーメンタムを使えるようになるクロスギア。入れ替わりは一度きりではなく、モーメンスにつけ直すことで再度利用できる。 作者:仙人掌 フレーバーテキスト トーフ・ダイズから抽出されたイソフラボンの力により、戦場でも力が発揮できるようになったよ。 -トーフ・ラボン 評価 名前 コメント