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世界労働者連合とは 世界の労働条件改善や民主主義政治・反共産主義を掲げる同じ政策・理念を持つ政党が協議や会談などを行い互いに交流と理解を深め世界規模での労働者運動を推進する国際組織 主な構成政党 ・トラニア共和国 トラニア労働者党 ・ハティクヴァ共和国 救世民主党
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景気の悪化に伴う雇用不安が深刻化する中、個人で加入できる労働組合が注目を集めている。組合のない職場で働く人、パートやアルバイトといった非正規労働者も気軽に参加できるのが特徴だ。宮城県内でも、若者や女性を中心とした特色ある組織が活動している。 「解雇問題などの相談が月に2~3件ある。正社員からの問い合わせも多く、組合活動の重要性は増している」 随時受け付けている労働相談について説明するのは、仙台市を拠点とする「みやぎ青年ユニオン」の大友聡志書記長(27)。東北3番目の青年ユニオンとして、2月に20~30代の会社員やパート、アルバイトら23人で結成した。 「労組の役割を知らず、職場で問題が起きたとき、自分一人で何とかしなければいけないと悩んでいる若者が多い」と大友さん。解雇されて再就職先探しを焦り、目を血走らせて相談に来る人も少なくないという。 月例会や街頭アンケートなども実施。労働相談をもとにした企業との団体交渉も既に4回行い、企業側に、解雇に伴う補償金支払いを承諾させるなどの成果があった。 しかし、問題解決後、組合活動に関心を示さなくなる人がいるのが悩みの種。大友さんは「人間関係の希薄さから、孤独感を感じている若者の居場所になりたい」と話し、地に足を着けた息の長い活動を見据えている。 30~50代の女性を中心に約30人が参加する女性ユニオンぷらす(仙台市)は1995年から活動を続けている。「景気の悪化で、女性の正社員をパートや派遣に切り替えたり、妊娠などを契機に解雇したりする企業が増えている」と黒沢清美代表(49)。 もともと、妊娠に伴う解雇を不当として訴訟を起こした黒沢さんが、支援者と結成したのが始まり。不当解雇や配置転換などのほか、セクシュアルハラスメントなど女性に多い問題にも積極的に取り組んでいる。 黒沢さんは「労働法などについて知らず、企業の言いなりになっている人が多い。権利を振りかざす必要はないが、知識は大事。職場の問題を上手に解決するために労組を活用してほしい」と呼び掛けている。 みやぎ青年ユニオン、ぷらすともに組合員を募集中。1カ月の組合費は青年ユニオンが月収に応じて500円から、ぷらすは1口500円。 連絡先は、みやぎ青年ユニオン(0120)******、女性ユニオンぷらす070(****)****。 (生活文化部・矢嶋哲也) 2009年09月25日金曜日 ソース:河北新報ニュース http //www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090925t15042.htm 【コメント欄】 名前 コメント
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◇電話、メール相談も受け付け 雇用情勢が急激に悪化する中、非正規を含めた労働者全般を支援しようと、連合三重(土森弘和会長)は21日、津市栄町の県勤労者福祉会館内の連合三重事務局に、労働者サポートセンターを設置した。 賃金や労働条件改善と、使用者側と対等に話し合える労働組合づくりを進めることが目的。元労組幹部ら専門アドバイザー2人を含む職員4人が、ハローワークなどに出向いてアンケートを行い、県内の雇用実態の把握と調査・研究をする。 また、フリーダイヤルの「なんでも労働相談電話」やメール、各地域での相談会などで、さまざまな労働問題に関する相談を受け付ける。さらに、労働組合結成を視野に入れた個別支援や、雇用・労働問題に関する研修会などを行うとしている。 開所式には関係者約30人が出席。土森会長が「連合はこれまで“正社員クラブ”と言われてきたが、非正規労働者も含めてサポートしたい。外に出て現場の声を聞き、継続した雇用確保を目指したい」とあいさつした。その後、2年前にサポートセンターを開設した連合長野の竹沢昭彦事務局長が講演し、センターの活動内容や課題について話した。 「なんでも労働相談電話」(0120・154・052)は平日の午前10時~午後5時。【田中功一】 〔三重版〕 毎日新聞 2009年5月22日 地方版 ソース:毎日jp http //mainichi.jp/area/mie/news/20090522ddlk24040197000c.html 名前 コメント
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登録日:2011/06/02(木) 00 42 40 更新日:2024/01/08 Mon 15 47 19NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 おかわりもいいぞ! みんなのトラウマ アフターアポカリプス エログロ カレー→嘔吐ガス散布 スプラッター スーパージャンプ タイムボカンかい! テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ブラックジャックになあれ ディストピア バイオレンスアクション漫画 バイオレンスジャック バーチャルSEXマシーン ブレードランナー ポリティカル・サスペンス マッドマックス ミリタリー メタルギアソリッド 不朽の名作 不遇の名作 予言 予言書 傑作or問題作 優生学 冥府魔道 哲学 地獄 地獄絵図 少年と犬 後のSAO 徳弘正也 戦争 時代劇 殺陣 漢の義務教育 漫画 狂四郎2030 白刃戦 考えさせられる話 近未来 黒い集英社 スーパージャンプにて1997年から2004年まで連載されていた近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画(原文ママ)。全20巻。 作者はジャングルの王者ターちゃんで知られる徳弘正也。 『ターちゃん』終了後鳴かず飛ばずだった徳弘が青年誌に移籍して初の連載であり、ファンの中でも高い人気を獲得している。 氏の作品に多い本気出すとめちゃんこ強い主人公と人の性根を描くビターな作風、そして定期的にねじ込まれるド下ネタは健在だが、 本作ではそれが特に尖っており、ディストピアを舞台に人の弱さと醜さをエロ、グロ、心理描写と様々な面で徹底的に見せつけて来るのが特徴。 だからこそ地獄のような世界に抗い、良心を忘れず懸命に生きる人物の姿が心を打つのだが。そして更に読者の心をへし折って来る展開。 所謂、面白いけど人に勧め辛い作品の一つである。 ◇あらすじ 第三次世界大戦後、日本はゲノム党の手により、男女別に隔離されていた。 そんな管理社会の中、一人の青年が立ち上がった。愛する女を手にするために。 ◇用語解説 バーチャルSEXマシーン 男女誰もが気軽に仮想SEX(要するにVRオナニー)出来る夢のマシーンで公務員などの一般的娯楽器具として愛用されている。 設定はわりと自由だが、狂四郎は江戸時代をモチーフにした仮想世界を愛用していた。 下層国民には与えられない為、鼻先のニンジンとして高嶺の花であった。 しかし、実際は「遺伝子を残す価値も無いような落ちこぼれは二次元でセンズリでもコイて童貞処女のまま死ね(意訳)」という理念の元、 劣等な人種を絶滅させようと企むゲノム党の罠だった。 オアシス農場 日本国民の99%が収容され、強制労働させられている場所。 第三次世界大戦 2019年〜2025年にかけて起こった大戦争。地球人口の80%が死に絶え、アメリカと中国はミサイルの撃ち合いで滅び去ってしまった。 ゲノム党 愛国主義の政党だったが、日本を軍事国家に変え第三次世界大戦後、日本を管理下に置く。モチーフは見たまんまナチス。 M型遺伝子理論 八角博士が提唱した理論。ゲノムはこれを利用して成り上がった。 「M型遺伝子に異常がある人間は犯罪者になる」というものだが、本来は優秀な人材を確保する為の嘘。 デザインヒューマン 軍事・農耕など様々な用途を目的として作られた人造人間。 ◇物語の展開 八木編→白鳥編→オアシス農場編→秀明編→アルカディア編→北海道編 の順に物語が展開されて行く。 ◇登場キャラ 廻狂四郎 主人公。元軍人の青年で、日本刀が武器。 性欲旺盛の変態だが、バーチャルSEXマシーンで剣術の訓練ばかりしていたところ、志乃(小松ユリカ)と出会い、婚約。 彼女の待つ北海道に向けて、相棒のバベンスキーと共に旅立つ。 バベンスキー 狂四郎の良き相棒。 八角博士のクローン脳を移植され、人語を話したり様々な発明をしたりする事が出来る天才犬。 品種はラブラドールレトリバー。狂四郎のツッコミ役でもある。 遺伝子学だけは弱い。 小松ユリカ(志乃) ヒロイン。 15歳の頃に中央政府電子管理センターに入所したが、そのエロボディに目を付けた上司達から常にレイプされていた。 男に幻滅する中、バーチャルの世界で狂四郎に興味を持ちプログラムの志乃に成りすまして近づくうちに、彼に惹かれ婚約。 バベンスキーによって彼女が実在の人物と知ったのが狂四郎の旅の始まりである。 飛鳥 バーチャルSEXマシーンのホストコンピューター。 バベンスキーがパスワードを破って以降は狂四郎達の良き協力者になる。 コンピューターながらかなり機転が利き、ボケやジョークも飛ばす。 狂四郎とユリカの三年間の仲を見守り続け、感情移入するという人間臭い一面もある。 仮想空間内での姿のモデルは中村銀之助。 八木 八木編に登場した悪役。陸軍少将。 完璧な遺伝子を持つとされる軍の若き有能な将校で、巨根でズル剥け。 ユリカを愛し、我が物にしようと企んだ。 イケメンで部下からの信頼も厚いが、ユリカや赤堀が感じ取った彼の本性はまるで爬虫類人間の様な姿だった。 現在の独裁体制に疑念を抱き、他の将校達とクーデターを画策しているが、 その前にユリカへの思いに決着を着けるべく、狂四郎に真剣勝負を挑む。 白鳥みつる 白鳥編に登場。 狂四郎とは幼馴染。その剣捌き・身体能力は、狂四郎に負けずとも劣らない。最後はマイカと共に暮らして行く。 宇治田 狂四郎と白鳥の幼少期の友人。落ちこぼれの彼を助けたことで三人は仲良くなるが… 一話のみ登場の故人だが、なぜか本作随一の知名度を誇る人物。 詳細は個人項目にて。 マイカ 男性とSEXをする為だけに作られたデザインヒューマン。いわば、生きてるダッチワイフ。 しかし、最後は感情が芽生え、みつると共に暮らして行く。 天宮大尉 オアシス農場編に登場。ノルマ生産できなかった者は、年齢問わず、性別問わず、射殺するババァ。 バーチャル空間では彼女をモデルにした教師役が洗脳を行っていた。 アザミ オアシス農場にいた売春グループのリーダー。 身体を売っていた理由は、老人や廃人に対するノルマを緩くして貰う他、 子供達に目を向けさせない為。 狂四郎のオアシス農場解放作戦に協力する。 さおり 13歳。周りの子供達が洗脳教育を受けて行く中、ハルの教養によって唯一洗脳されなかった。 知識が豊富な分、先走り易い傾向が強い。 モデルは「家なき子」の安達裕実。 ハル 電子特殊開発室をただ一人任される天才プログラマー。 子供の心を忘れない32歳でロリコン。 だがさおりに父親的な愛情を持つようになり、自身がさおりに知識を与えた結果、 残酷な現実に目を開かせてしまった為、ユリカを介して狂四郎にさおり救出を依頼する。 八角秀明 秀明編の登場人物。階級は大尉 バベンスキーのオリジナル、八角博士の実子。 ゲノムの軍人だが義理堅く、追われる立場の狂四郎を命の恩人だからと存在を黙認した。 若い頃は父のM型遺伝子理論に反発し、ゲノム反対運動を行っていたのだが…。 “S”討伐の現場指揮官。 秀明編トラウマメーカーその1。 八角さくら 秀明の妻、元女優。 かつては秀明と共に反ゲノム活動を行っていた。 現在は階級はゲノム軍中佐であり、“S”討伐プロジェクトの総責任者。 秀明曰く、「おしどり夫婦」らしいが…? 八角みずほ 秀明の娘 美少女なのだが、貧乳なので狂四郎からは性欲の対象として見られて無い模様。 性格は良く、狂四郎の刀の便宜を図ったりしているが、美容クリームなどの発注もしたりと俗っぽいところも。 父親思いだが、母については「魔女」とのこと。 トラウマメーカーその2。 “S” イギリスの破壊工作員として送り込まれたとされる、デザインヒューマン。 いくつもの男性オアシス農場を襲撃し、壊滅させている。 淘汰圧を受けるだけ強くなるという極めて厄介な特性(通称サイヤ人体質)を持つ。 因みにチンコはあるらしい。 二条ひかる アルカディア編の登場人物。 後述の二条憲政の実子で、汚職を取り締まる監察官。主な仕事は斬首。 ただし父親の邪悪な心は受け継がなかったようで、その職務の重圧と良心の呵責から精神的に壊れかけている。 その現実逃避のため、ゲームとして隔絶された孤島にて存在しない反政府組織のリーダー「ユウキ」を名乗り、民主国家アルカディアを建国する。 山下雅人 二条ひかるの部下。 立場上反政府組織の主要メンバーとなっているが、実際はゲノム現職の少佐。 アルカディアでは勇者として人々に親しまれている。 しかしアルカディアで死に行く人々を見て、良心の呵責に悩む。 ユウキの妻を演じていためぐみに正体を気付かれ、それが切っ掛けで通じることになるが…。 アルカディア編のトラウマメーカーその1。 めぐみ ユウキの妻をさせられている女性。 山下の正体に気付き、その上でひかるの「ゲーム」の継続を涙ながらに提案した。 その後は次第に山下と愛し合う関係になるが…。 山下の立場を揺るがしかねない狂四郎に警戒するが、後に和解。 アルカディア編のトラウマメーカーその2。 赤堀宗佑 食料省を任される大臣。ユリカを陵辱し続けた男の一人。 性欲旺盛で女性農場から大量の愛人を囲ったりしていたが、その一人に男性器を食い千切られ、不能者になり尿瓶にもなる擬似ちんこを付けている。 かなり汚職に手を染めていたようで、保身に走り続けるが…。 早紀 上記の赤堀大臣の娘、ユリカの調教役をやらされたことも。 親父似の悪人面なブスだが根は善良で人当たりは良く、ユリカにも何かと気をかけてた。 タイムボカンネタを披露したこともある。 「ザーメンかけられた」「ザーメンかけられた」「ザーメンかけられた」「ザーメンかけられた」。 無明 北海道編の登場人物。 美を追求して造られたデザインヒューマン。 しかし光明とともに、謎の皮膚病を発症した上、 愛する女性を惨殺され放逐されたという過去がある。 この為、反ゲノム組織まほろばと繋がりがあり、光明の救出と二条への復讐を誓っている。 性格は非常に温和で、バベンスキーからも「復讐に向いていない」と評されていた。 光明 無明の兄、本来ありえない結合双生児として生まれ、 処分されそうだったところを、八角博士にも勝るとも劣らない天才的な知識力に目をつけられ、生かされる。 中央政府電子管理センターの地下深部に隔離され利用されているが、無明とテレパシーで会話が可能。 実は二条とはある繋がりが…。 西条 カミソリ西条の異名を持つゲノムの軍人だが、実は反ゲノム組織まほろばの構成員。 光明救出作戦の絡みでユリカと接触し、心底惚れ込んでしまう。 特殊部隊MASでは狂四郎のパートナーだった為、殺人マシーンだった頃の狂四郎を知っている。 ユリカとはその強引な思慕と、狂四郎への認識の違いで大きく対立する事に… 二条憲政 日本国総統で、陸海空軍をも掌握するゲノム党の党首。 カリスマの持ち主で強引な法案を通す独裁者。 モデルは勿論アドルフ・ヒトラーだが、色々な独裁者の要素を足して作った人物だとか。 医者 「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、ブラックジャックに、なあれ▼」 余談 アニメ化・映画化の計画があったのだが、描写の性質上、成人指定アニメになるということから集英社が一方的に蹴ったのだとか。 今作の結末は打ち切りのように見える事から賛否が有り、作者が珍しく(本人談)あとがきで解説している。まあ以降の作品も打ち切り&打ち切りみたいな終わり方が多いのだが 「バベンスキー、追記・修正頼むぜ。」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最終回後のひかるは多分… -- 名無しさん (2013-12-28 05 04 19) 徳弘先生の十八番、人間の醜さや弱さ、その上で愛を貫こうとする者たちの強さ ギャグとシリアスの緩急が満喫できる名作。 -- 名無しさん (2013-12-28 06 25 29) ゲーム化したら、やはりZ指定になるのだろうか…。 -- 名無しさん (2014-03-14 16 45 11) カレーばっかりだけど八角大尉と山下、めぐみの最期のがひどい -- 名無しさん (2014-09-16 03 09 18) ↑×3 アルカディアごと地獄行きやね(ニッコリ -- 名無しさん (2015-02-08 03 16 26) アルカディア編のラストはマジでやるせなかったなぁ、アルカディア編に限らず大体後味悪いけど・・・。でもいい漫画だと思う、最後まで読んじゃったし -- 名無しさん (2015-02-08 04 07 11) 全編にわたってやるせない作品だけど個人的には八木編が一番やるせなかった。素の八木が二重人格の行ったことすら自分の言い訳として受け入れ今までの価値観では見下してしかるべきユリカに「もっと色々教えて欲しかった」とすら言うし。わざわざメッセージを残したってことは多分素の八木は狂四郎に殺されることを見越してた、あるいは望んでたというのも悲しい -- 名無しさん (2015-02-12 19 29 47) 八木編とアルカディア編の完成度はホント、かなり高いし一度は読んでおいたほうが良い -- 名無しさん (2017-05-01 23 51 38) これとターちゃんとシェイプアップ乱が徳弘正也の代表作、でいいと思う。 -- 名無しさん (2017-05-01 23 59 57) まあこれを18禁にせずにアニメ化できるもんならやってみろって作品だわなw -- 名無しさん (2020-12-08 03 26 42) エロシーンにちゃんと物語上の意味があるから、単にエロシーン削除して一般向けに……とはいかない作品だよな。そこが魅力だけど惜しくもあるw -- 名無しさん (2020-12-10 14 26 38) 名前 コメント
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The New Order 労働シオニズム アイコン編集 英名 Labor Zionism 別名 登場作品 The New Order 上位イデオロギー 進歩主義 主要なイデオローグ 「民なき土地に土地なき民を」 労働シオニズムは、シオニスト運動の主要な派閥であると同時に、左派でもある。社会主義と民族主義の双方の要素を取り入れ、ユダヤ民族のアイデンティティを新たに統合しようとするのだ。これは主に都市労働組合、とりわけユダヤ人労働者の大半が所属するヒスタドルートと、労働シオニストの多くが、人類が最も真の社会主義を体現している場所だと誇らしげに自慢する農村コミューン、キブツを利用して行われる。当初、多くの人々は、先住民であるパレスチナ人を「シェラ・ニーラマ(隠れた問題)」だとしていた。しかし、近代的な労働シオニストの間では、「パレスチナ問題」をどう解決するのが最善か意見が分かれており、両民族が民族自決を行える、公平で自由な二国家解決を望む人も多くなってきている。一部は未だ、パレスチナ人をイスラエルの地から追放するというような思い切った解決法を提唱している。そのような者は、パレスチナ人のことを、具体的な民族アイデンティティを持たず、代わりにほとんど汎用の「アラブ人」のアイデンティティのみを持っていると考えているのだ。ごく一部ではあるが、近隣諸国との連邦制を主張する者もいる。 とはいえ、労働シオニズムが単純な信念で成り立っていることに変わりはない。シオニズムが第一、社会主義が第二。 (TNO日本語化Modより引用)
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まずは、働いてらっしゃる方の労働状況について伺いたいのですが…。 とにかく労働時間が長いんです。 朝の7時頃に送迎バスが出ますが、早朝保育を行っている関係で、 朝の6時すぎ~30までには出勤します。 で、夜は延長保育をやってる関係で、 19時20時は当たり前。 週一の職員会議の日は更に遅く、宴会とかに連れ出された時はもう……。 その上、家でも働けってな感じで… 毎日、寝不足状態で車運転して通勤して、子供をみていました。 そうですか、1日12時間は越えていたという事ですね。シフト労働とかは? 無いです。 パートの職員は時間を決めて働いていますが、 正規の職員は長時間労働を強いられてます。 タイムカードもありませんから、時間の記録もありません。 出勤簿に判子をおすだけです。 では、有給休暇とかは自由にとれるのですか? とれません。 盆休みが有給だと言われました。 就業規則は? 見たことないです。
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目次 概要 背景対ギールラングを巡る本国政府の決断 先住民の怨嗟と正義 独裁者の失脚と戦後処理 経緯初代救国政権の迷走 武力闘争の激化 返り咲く独裁者 非常事態体制の解除 影響 関連記事 概要 アルゼヌーク紛争は共立公暦0年、同自治権の施行により成立したイェルバーニ新政府(王国)の統治領域を巡って勃発した独立運動の総称である。 背景 対ギールラングを巡る本国政府の決断 宇宙新暦4500年。長きにわたって続いた新秩序世界大戦が終結し、セトルラーム共立連邦は新たに複数の地域を得た。一つはイドゥニア西方大陸を占めるフリーネア地方であり、この国の民は戦後、完全なる内政自治権の保障を条件にセトルラームの統治を受け入れたのである。同じようにアルゼヌーク諸星に対しても高度な自治権が約束されるはずであった。しかし、この当時のセトルラームは迫りくるギールラング艦隊の脅威にさらされており、時のフリートン政権は厭戦気分が蔓延する労働組合の暴発を抑えるため、上位諸侯など富裕層に対する大増税へと踏み切った。当然、この行為は後に大量の造反者を生み出す契機となるわけだが、もはや足下の民に痛みを強いることは許されず、政府は自らの支持基盤を切り捨てる形で当面の軍資金を確保したのだという。また、時のフリートン大統領は、自らが中道のリベラルであることを印象付けるため、徴兵制度の部分的廃止を宣言。これには前線に立つ多くの将兵が激烈な反発を示した。一方、労働者の消極的支持を留めるには十分な政策であり、フリートン政権は辛うじて世論のコントロールに成功したのである。 一方、前大戦での消耗から不足する正規戦力の補充法を問われた時、フリートン大統領は目玉とされる打開策の提案を叩きつけた。それは、比較的軽度の被害に収まっている諸星系からの徴収を前提とするもので、本国以外の民に痛みを強いる内容であった。航空戦力に関してはアリウス上級大将(当時)率いる主力艦隊が温存されているため、直ちにギールラング方面への対応に当たらせる。問題の陸戦部隊に関してはアルゼヌーク星域から集中的に徴収し、必要な資源を他の星系より移送させることを趣旨とした。戦争に次ぐ戦争で、強制労働を課されてきた本国下層民の怒りは極限に達しており、本国議事堂の誰もが、この酷薄な対案に賛成票を投じたのである。以上の経緯から、アルゼヌークに対する自治権の保障は棚上げとされ、以後、長きにわたる戦争負担をヴァンス・フリートンの名の下に課した。この仕打ちは多くの現地人にとって筆舌に尽くしがたい記憶となり、デリル・メルダのストレージに刻まれたのだという。 先住民の怨嗟と正義 一連の本国政府の通達は、終戦による平和の到来を期待していたイェルバーニ国民の希望を打ち砕くものであった。宇宙新暦4515年に通達された特別徴収法の施行から、前大戦より遥かに超える数のイェルバーニ国民が召集され、ただでさえ少ない労働人口を更に減らしたのである。徴兵によって失われたイェルバーニ王国の人的資源は数百万を数えるもので、これが今日まで続く技術的停滞(クロック・スチームパンク文化の強化)の決定打となった。残された先住民の殆どは老人や子供、戦えない病人といった有様であり、その貧しい生活は多くの国から同情を集めるに十分すぎるものであった。しかし、ギールラング艦隊の襲来という至上の脅威を前に、間もなく国際社会の関心はセトルラーム連邦軍との共闘に移った。以上の流れからイェルバーニ国民の不幸は忘れ去られ、オクシレインを中核とする連合軍の進撃が始まったのである。徴兵されたイェルバーニ国民の中にはサボタージュを決め込んだり、闘争主義に目覚める、ギールラング側に寝返る者も続出したが、アリウス上級大将の必死の説得によって係る将兵らの離反は最小限に抑えられた。アリウスは嘆くイェルバーニの将兵に約束した。誰も死なせず、一人も見捨てないことを。オクシレインを筆頭に進撃を続けた連合軍はついにギールラングを瓦解へと至らしめ、宇宙新暦4752年、ツォラフィーナの勝利をもって今度こそ戦争は終結したかのように思われた。 しかし、前大戦の終結から、求心力の回復を目論む連邦本国のフリートン大統領は戦争の続行を指示。国際社会の反発が強まる中、アリウス率いる前線艦隊は死か戦いの選択を迫られた。それでも奇跡的にイェルバーニ将兵の犠牲者が出ることはなく、同4755年、アリウスは本国の命令に背く形でツォラフィーナ代表(ラノリア総督)との接触を果たしたのである。これにより、合意された計画は、対セトルラーム制裁に効力を持たせるまで戦っているふりをすること。それをもっともらしく偽装するためにいくつかの戦闘艦を自沈させ、アリウスの戦死を本国に伝えるといった内容である(*1)。問題はアリウス以外に艦隊の指揮を取る提督達の存在であった。この計画はただちにオクシレインと共有され、本国の民主化を促すための準備が進められた。そして、なによりも忘れてはならないこと。それは、異種生命体を含む全てのイェルバーニ国民の自由を勝ち取ることである。説得に失敗した幾人かの提督を抹殺したことを除いて、計画は順調に進んだ。そして、4786年。連合帝国におけるAI反乱をもって今時戦争が終結。国際社会の圧力に屈したフリートン政権は、なんの成果も得ることなく全ての艦隊を本国に呼び戻す命令を下したのである。アリウスに付き従うイェルバーニ将兵にとっては自由を勝ち取るための第一歩として歓迎された。 独裁者の失脚と戦後処理 長きにわたる戦争から世代交代を重ねていたが、一応の和睦を迎えたことでイェルバーニ将兵の多くが故郷に帰還した。一方、堂々の帰国を果たしたアリウスには国家反逆罪の容疑をかけられ、彼女の逆襲を恐れる独裁者の報復が始まったのである。しかし、これまでの流れから、救国の英雄となって久しい彼女の逮捕を快く思う者は誰一人として存在せず、却って民主派による激烈な武力闘争を誘発してしまった。地方貴族の造反も起こり、進退窮まったフリートン大統領は頼みの綱である核戦力をもって国民を恫喝するという暴挙に出た。しかし、該当の戦略部隊において、その命令に従う者はなく、国軍の最高司令官であるザルドゥル・ヴィ・ヴェイルストレーム元帥の離反をもって大統領自身が拘束される格好となった。一方、現政権に忠誠を誓う精強な親衛隊の暴発が懸念されており、アリウスはこれの撃滅を目指していたのだが、国土の荒廃を下策とするザルドゥル元帥の提案に寄り添う形で自らに対するフリートンの忠誠を引き出した。以上の経緯から、完全にアリウスの走狗となったフリートン大統領は自ら総辞職の意向を発表。事後処理のために辛うじて生かされる流れとなり、以降の民主化に協力したのである。この朗報は本国国民のみならず、アルゼヌークに帰還した多くのイェルバーニ将兵を喜ばせたが、広大な領域を有する共立連邦の改革を進めるのは並大抵のことではなく、宇宙新暦4900年代、アリウス大公を長とする臨時政権の段階的な民政移管を待たなければならなかった。 経緯 初代救国政権の迷走 宇宙新暦5000年(共立公暦0年)。文明共立機構の発足に伴い施行された新憲法をもって共立連邦は完全なる民主化を遂げた。一方のヴァンス・フリートンは国中からヘイトをぶつけられる不遇の時を過ごしており、保護承認プログラムに基づく厳重な警備体制によって命こそ永らえたものの、財産は没収。一部の知識人から同情を誘うほどの末路を辿っていたわけだが。ともかく、アリウス大公主導の民政移管は成功を収め、セトルラーム共立連邦は救国行動党政権による新時代を迎えたのである。これまでの独裁者に対する反動から、極端に競争志向を高めたセトルラーム国民は資本主義勢力との接近を望むようになり、この動きは間もなく自主独立を望む保守派の激発を誘う流れとなった。資本主義を是とする救国政権はオクシレインとの関係向上を重んじる反面、そうした世論の分断を軽視することができず、当面の間は国力の増強に務めることで支持率の上昇を目指したのである。その第一歩として発動された政策が聖域なき産業改革。これにより、国内の主要財閥は軒並み解体される流れとなったが、急速に事を進めたことで国際競争力が低下し、同2年に間もなく消費税(10%)の導入へと踏み切った。この段階では、まだ将来の発展を見据えた一時的な痛みとして理解する向きが主流であったが、イェルバーニ王国において独立運動が激化すると事態は一変。救国政権は長らく見捨てられてきたアルゼヌーク星域の復興を名目に多額の公共事業を進める意向を表明した。しかし、この独立運動の中には既存の経済界によって奪われた二惑星の返還要求も含まれており、再開発を志向する救国政権にとって受け入れがたい内容であることから、意図的に無視されたのだという。その結果、アルゼヌーク至上主義団体によるテロ事件が頻発するようになり、同5年に至っては既存の警察力をもって対処できない事態へと推移してしまった。 武力闘争の激化 アルゼヌークにおける武力闘争が激化し、急速な治安の悪化を辿る中、共立公暦10年、救国政権は帝国の要請に応じる形でカーマフォルト文化共有協定を締結した。これにより、従来の再開発政策は停止される流れとなったが、時既に遅しでアルゼヌーク各地における独立運動は激化の一途を辿った。一連の公約違反によって支持率を下落させた救国政権は、社会保障政策の補強をもって台頭しつつある共立党勢力の逆襲を阻止しようと試みた。しかし、それが支持基盤である経済界の逆鱗に触れてしまい、一向に引き下げられる気配のない競争税(法人税に相当)の在り方を巡る議論に発展してしまった。当然、10%の消費税の用途に関する議論も争点化し、同13年に至っては、イェルバーニ新政府のパッションベルム共立宣言に屈する形で二惑星の返還を含む自治権に関する交渉に乗り出したわけである。この一連の迷走は、時のセトルラーム国民をして想像以上の無能とされる救国政権への失望感を拭いきれないものであったが、それ以上に深刻なのが、独裁者の復帰を叫ぶ共立党支持者の扇動とされた。 彼らの論理によれば、民主的枠組みの中で調整に秀でた政治家の育成こそが先決で、現在、獄中同然の暮らしを強いられているヴァンス・フリートンにその役割を担わせようという内容である。無論、これには旧暦時代の圧政を知る多くの老年層が反発し、アリウス大公による再びの親政も現実味を帯びる有様であった。とはいえ、時の救国政権にとっては当面の課題であるイェルバーニ問題の解決に努めなければならず、X大統領自らが同国の首都であるパッションベルムの地に赴いた。同空港において多くの民衆が期待の眼差しを向ける中、X大統領を迎えたものはアルゼヌーク至上主義団体による銃撃であった。護衛を含む5名の犠牲者を出し、イェルバーニ政府に対して不信感を強めたX大統領は即座に帰国。治安維持軍による制圧をぶち上げ、これの出動準備が整うまで更に2年もかけるという失態を重ねた。この間にもセトルラーム国民の分断は深刻化の一途を辿っており、これの解決を条件に開放されたヴァンス・フリートンの立候補をもって政界の総入れ替えが始まったのだという。 返り咲く独裁者 共立公暦15年。時のX大統領は自らの政治生命に見切りをつけて治安維持軍の出動を命じた。これにより、崩壊しかけていたイェルバーニ政府(穏健派)の救命に成功するわけだが、同機関に紛れ込む至上主義者の炙り出しに手を焼くなど、収束まで暫しの忍耐を強いられた。この一連の出来事は国際社会の関心を引いて久しく、先住民に対する不当な政治干渉にあたるとして、時の救国政府はイドゥニア星系連合主導による経済制裁の可能性(最悪のシナリオ)をも想定していたのである。そうなると、いよいよ捜査の手を強めなければならず、その苛烈な取り締まりの様相に益々国際社会の非難を招くという如何ともし難い悪循環に陥っていた。この時点に至って救国政権の支持率は15%を切っており、これは退陣水域を意味する数値として認められた。政権交代まで時間の問題であることがほぼ確実視される中、ヴァンス・フリートンは自らの経験に照らし合わせて介入主義の危険性を訴え、貧困に苦しむ若年層や、労働組合、一部の経営者を中心とする中道リベラル派の消極的支持を取り付けていった。そのような経緯を経て、同20年。115年ぶりに政権を奪取したフリートン大統領(連邦社会共立党)は現代憲法の補強を約束。イェルバーニ政府に対しては、二惑星の返還を含めて完全なる内政自治権を与える意向を伝えた。同時に独立の権利も保障したわけだが、これに関してはアリウス大公の意向に沿ったものであると報道された。しかし、異種生命体を含む多くのイェルバーニ国民が経済的な支援を求めたため、引き続き連邦に留まることを前提として独立派(アルゼヌーク至上主義団体)に対する取り締まりを継続したのだという。 非常事態体制の解除 以上の民意を背景に、国際社会の介入を牽制したフリートン大統領は着実に公約を実行。消費税の廃止を皮切りに競争税を引き上げ、ライフラインを担う全ての企業を国営化し、前政権のもとで資産を増やした一部の富裕層を標的にするという、かなり強引な手法をもって混乱の極みにある国内の立て直しを図った。無論、それらの政策は状況に応じた一時的な措置に過ぎないとフリートン本人が後に語っているわけだが。ともかく、アルゼヌーク諸星への公約を完全に履行したことで当地の安定化に成功したのだという。そして、同25年。セトルラーム、イェルバーニ両政府による収束宣言をもって今時紛争の終結に至った。一連の衝突によって犠牲となった国民の数は万単位を数えるもので、一説によれば内戦に相当する説も指摘される。また、旧暦時代から続くイェルバーニ国民のわだかまりが消えることはなく、むしろ苦しみの元凶とも言える独裁者の返り咲きによってアルゼヌーク星系の地位向上が進んだことは歴史の皮肉としか言えない事象として受け止められた。 影響 あらゆる分野において技術革新が進むセトルラームの中にあって、原始的な機械に頼るイェルバーニ王国の文化は多くの連邦国民にとって理解し難いものであり、見返りのない財政支援に反対する者も続出した。固有の文化資源に対する無理解や、移民問題、テロリズムに対する怒りが複雑に重なった結果、アルゼヌーク諸星人への差別が蔓延してしまったのだという。イェルバーニ政府はそうした事態に対し、クロック・スチームパンクの魅力を宣伝。未来への投資を強調することによって不満の抑制を図ったが、(科学志向であるフリートン政権の腰が重たいのも相まって)根本的な解決にはならず、完全な相互理解に至るまで更に100年以上もの時を待たなければならなかった。共立公暦150年以降は徐々に人の往来が盛んとなり、今日ではセトルラーム屈指の文化先進国として認識されるにまで至っている。一連の失政によって大きく支持率を低下させた救国行動党は以後の時代においても低迷し、民主的枠組みにおける連邦社会共立党の一党優位体制が成立する流れを許してしまった。……ここから先は余談となるが、以上の成功を見届けたフリートン大統領は後に「もっと投資しておけば良かった」などと発言したらしい。これが報道されると炎上し、間もなく焼きそばパンを献上する羽目になったというが、それはまた別の話である。 関連記事 @Freeton2(執筆者) 新秩序世界大戦 セトルラーム共立連邦 イェルバーニ特別行政区 カーマフォルト文化共有協定
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トリステインの城下町、ブルドンネ街では、タルブ戦の戦勝記念パレードが行われていた。 聖獣ユニコーンが先頭をゆく馬車を引いており、その馬車にはアンリエッタが乗っていた。 王女の馬車に続き、戦争に参加した高名な貴族達の馬車がゆっくりと後を追う、その周囲には魔法衛士隊が警護を務めており、華やかさと凛々しさを備えた見事なパレードとなっていた。 「アンリエッタ王女万歳!」「トリステイン万歳!」「ウェールズ王子万歳!」 観衆の熱狂もすさまじく、通りに面した建物の中から外から、パレードに向けて歓声が投げかけられていた。 この戦いでアルビオンの巨艦『レキシントン』を打ち破ったのが、アンリエッタとウェールズの魔法であることは既に知られている。 優れたるトリステインのメイジ達は、数で勝るアルビオンの軍を押しのけ、その上戦艦を落とすほどの魔法を放ったと噂が流れていた。 その噂は半分が正解で、半分が嘘だ。 だが、圧倒的に不利な戦争を勝利したという事実が、その噂に信憑性を与えていた。 いつの間にかアンリエッタへの人気は、貴族平民を問わず高まり、聖女とまで呼ばれるようになっていた。 マザリーニはここぞとばかりに、トリステインに亡命していたウェールズの存在を明らかにした。 『王家にのみ伝わる始祖ブリミルの大魔法』により、アンリエッタとウェールズがトリステインを勝利に導いた、と。 神聖アルビオン帝国の卑怯なだまし討ちを流布した上で、一日か二日遅れてウェールズとアンリエッタの噂を流す。 少々英雄譚じみた噂は予想以上に効果があり、世論はウェールズに同情的、かつアンリエッタとの結婚を望む声が大きくなっていた。 戦勝記念のパレードが終わり次第、アンリエッタは戴冠式を受けることが決定している。 アンリエッタの母である太后マリアンヌより王冠を受け渡され、晴れてアンリエッタは王女から女王になるのだ。 マザリーニ枢機卿を筆頭にして、主立った貴族達は皆これに賛同しており、隣国ゲルマニアへの牽制も兼ねて反対する者は皆無であった。 ゲルマニアとの軍事同盟を保ちつつ、ゲルマニア皇帝とアンリエッタとの婚約を破棄するために、少しでもアンリエッタの立場を高めておく意図もあった。 アルビオンの空軍がどれほど強大かはゲルマニアもよく知っているし、その矛先が自分たちにも向けられているのも知っている。 それをトリステインは一国で退けたのだから、ゲルマニアにとってトリステインとの軍事同盟は無くてはならぬものなのだ。 馬車の中から手を振るアンリエッタの笑顔は、大きな戦に勝ったというのに、決して浮かれてはいなかった。 凛々しく、そしてどこか慈しむような眼で、観衆に向かって手を振っていた。 ゲルマニア皇帝との婚約は解消される予定であり、いずれはウェールズ皇太子と結婚し、二人の恋は結ばれようとしているのに、アンリエッタの笑顔にはほんの少しの陰りがあった。 ブルドンネ街の中央広場には、何人かの衛士に護衛され、監視されている者達がいた。 彼らは捕虜となったアルビオンの貴族達だが、貴族である以上はそれなりの待遇がある、彼らは杖を取り上げられ、監視されながら捕虜として過ごしていた。 だまし討ちという不名誉極まりない戦い方をしたアルビオンの軍人だが、軍人としての職務を全うするために行った戦法であり、彼ら自身には責任はないと判断されている。 そのため、檻に入れられるわけでもなく、トリステインの城下町であれば監視付きで自由に行動できるのだ。 もし彼らが逃げ出そうものなら、逃げ出した者達は貴族の名誉も、家名も地に落ちてしまう。 誇りを重んじる彼らにとって、それが死に等しい行為であると自覚している。 だからこそ、彼らは決して逃げ出そうともせずパレードを見つめてていた。 「ああ」 捕虜の一団の中から、精悍な顔立ちの男が「おお!」と声を上げた。 アンリエッタの乗る馬車の後ろ…ウェールズ皇太子の乗る馬車を見つけたのだ。 声を上げた男は、アルビオンの戦艦に乗り数々の武勲を立てた男であり、雲の海を戦場としていた男であった。 名をサー・ヘンリー・ボーウッド。彼は隣にいる一人の貴族を肘で小突きつつ、話しかけた。 「ホレイショ、ぼくたちを負かした『聖女』と、殿下のお通りだ」 ホレイショと呼ばれた貴族は、肥えた体を揺らしながら右手を自分のおでこにあて、困ったような仕草をしつつ答えた。 「いや、まったく見事なものだ、ときにお二人は結婚されるのだろうかね。ボーウッド、君はどう思う?」 二人は、戦艦の上で軍人として職務に就いている時とは別人に見えるほど、砕けた雰囲気で会話をしていた。 「皮肉なものだ、王党派に弓を引いた僕が、今はトリステインでウェールズ皇太子が結婚されるのを楽しみにしている、本当に皮肉なものだ」 「やはり君もお二人の結婚が楽しみなのか」 「ああ」 ボーウッドは職務に忠実な軍人であり、心情的には王党派であった。 軍人である以上、上官が貴族派であっても逆らうことはできない。 レキシントンの後甲板から指示を下したとき、何の迷いもなくトリステインに砲撃を加えていた。 だが、それでも心の何処かで、彼自身、王党派としての心情と、貴族派の軍人としての職務の矛盾に苦しんでいたのかもしれない。 捕虜になった今だからこそ、二人の結婚を祝福できる。 ホレイショにしても、他の捕虜達にしてもその心情は同じだったようで、アンリエッタとウェールズ皇太子の馬車を見つめては、安堵ため息をついていた。 「それにしてもだね、少し浮かれすぎではないかとも思うのだよ。いくら我々に勝利したとはいえ戦争が終わったわけではない。それに女王の即位など前例のないことを…」 ホレイショの言葉を聞いて、ボーウッドは笑みを浮かべた。 「ホレイショ、きみは歴史を勉強すべきだよ。かつてガリアで一例、トリステインでは二例、女王の即位があったはずだ」 ボーウッドの言葉を聞いて、ホレイショはオーバーなしぐさで頭をかいた。 「歴史か、なるほど。だとすれば僕たちは歴史の一ページになれたかね?」 「数で勝る僕たちに勝利したのだから、歴史に刻まれぬはずはないだろう。それに、王家に伝わる巨大な魔法、あの謎の騎士、すべて驚くべき事づくめだ」 ホレイショは体の贅肉をゆらしてハハハと笑った後、ボーウッドの肩に手を乗せた。 「王家の魔法を直々に受けた僕らは、これを名誉なことと誇るべきかね!いや、負け惜しみではなく本当に名誉だと僕は思うのだ。その上、あのいけすかぬクロムウェル!」 ボーウッドはクロムウェルと聞いて、複雑そうな表情をした。 「クロムウェルが計画した、船を落として民草ごと焼き尽くす作戦を、あの光が!すべて消し飛ばした!驚いたね!」 それに気づいたのか気づかないのか、ホレイショは興奮したまましゃべり続けた。 ボーウッドは頷いた。 ラ・ロシェール上空に現れた光の玉が、瞬く間に巨大にふくれあがり、ラ・ロシェールに向けて落ちようとしていた輸送船を跡形もなく消滅させてしまったのだ。 驚くべきことに、その光は誰一人として殺さなかった、輸送船から脱出挺で避難した者達も、空を飛ぶ兵士達も、地上に落ちた我々も、誰一人として殺さなかった。 未だ健在だった戦艦に対しても、風石を焼き尽くしただけで、人間への直接的な影響はなかった。 光の津波はクロムウェルの発案した『悪あがき』のみを消滅させたのだ。 既に高度を下げていた艦隊は、巨大な竜巻と巨大な光の本流を受けて、戦意を失った…いや、正確には、見とれてしまっていたのかもしれない。 地上部隊もそれに見とれて戦意を喪失してしまったのか、戦いは止んでしまっていた。 ボーウッドは知らぬことだが、あの光の本流は地上部隊の指揮官クラスに埋め込まれた『ルイズの肉片』を焼き尽くし、戦意を喪失させていたのだ。 それは本当の意味で奇跡だったのかもしれない、なぜなら、本体を失った肉片がその後どうなるか……まだ、ルイズにすらはっきりとは分かっていないのだから。 ボーウッドは軍人としての自分を思い出した。 忠実に、確実にアルビオンが勝利できる戦法を考えたはずだ、いわば全力を出し切って、そして負けた。 クロムウェルに荷担したとして斬首されてもおかしくはない、それでも、トリステインの奇跡に賞賛を送らずには居られなかった。 「奇跡の光だね。まったく、あんな魔法は見たこともきいたこともない。いやはや、我が『祖国』は恐ろしい敵を相手にしたものだ!」 ボーウッドは自分の声が少し大きすぎるかと思ったが、周りはパレードでもっとやかましい。 こんな時でも声の大きさを気にしている自分が逆に恥ずかしくて、隣に立つホレイショに気づかれぬよう、顔を少し伏せて笑った。 ふと、顔を上げると、ハルバードを持ったトリステインの兵士が目に入った、捕虜の一団を監視し、警護する役目を負った者だ。 「きみ。そうだ、きみ」 兵士は怪訝な顔をしたが、すぐにボーウッドに近寄る。 「お呼びでしょうか? 閣下」 兵士は丁寧な物腰でボーウッドの言葉を待った、捕虜であっても貴族には相応の礼儀を尽くすべく教育されているのだ。 「ぼくの部下たちは不自由していないかね。食わせるものは食わせてくれているかね?」 ボーウッドの質問に、兵士は直立不動のまま答えた。 兵士の話によると、捕虜となったアルビオンの兵士達は一カ所に集められ、トリステイン軍への志願者を募っているらしい。 そうでない者は強制労働が課されるが、戦勝の勢いとウェールズ皇太子の存在に押され、ほとんどの者達が志願する予定だそうだ。 捕虜にも、強制労働を受ける者にも、決して餓えさせることはありませんと力強く答える兵士に、ボーウッドは苦笑を浮かべた。 ボーウッドはおもむろにポケットから金貨を取り出すと、兵士にそれを渡した。 「これで勝利を祝して、一杯やりたまえ」 兵士は姿勢を正してから、にやっと笑って言った。 「おそれながら、閣下のご健康のために、一杯いただくことにいたしましょう」 立ち去っていく兵士を見つめながら、ボーウッドはどこか晴れ晴れとした気持ちで呟いた。 「ホレイショ、もし、この忌々しい戦が終わって、国に帰れたらどうする?」 「もう軍人は廃業するよ。なんなら杖を捨てたってかまわない。あんな魔法を体験してしまった後ではね」 ボーウッドは大声で笑い出した。 「気が合うな! ぼくも同じ気持ちだよ!」 ボーウッドとホレイショが笑いあっている影で、一人の捕虜がつぶやいた。 「あの『騎士』は、いったい何なのだ?」 その呟きは、パレードにかき消されるように消えていった。 時間は移り、夜、トリステインの王宮。 久しぶりに屈託のない笑みを見せ、パレードに参加していたマザリーニも、執務室ではいつもの厳しい表情に戻る。 幾人かの従者に指示を飛ばしつつ、先ほど急使によって届いた書状を確認する。 ゲルマニアから届けられた書状には、アンリエッタとゲルマニア皇帝との婚約を解消する旨が書かれていた。 軍事同盟は維持することになったが、以前とは違い、ゲルマニア側はトリステインを下手に見ることができなくなっていた。 マザリーニは休憩すると言って従者を下がらせると、大きくため息をついて天井を見上げ、た。 「石仮面殿は、どこにおられるやら」 椅子から立ち上がり、窓から外を見ると、警護のマンティコアが月明かりに照らされているのが見えた。 城下町の方角が、普段よりも明るそうに見えているのは、決して気のせいではないだろう。 少なくともあと三日はお祭りのような雰囲気が続くと予想できた、その間城下町を警備する衛士が苦労する。 お祭りの雰囲気に乗じて、間者が城下町に入り込むことも考えられる、マザリーニは情報収集を得意とするアニエスのつてで、城下町を探らせようと考えていた。 ところでそのアニエスがまだ帰ってこない。 彼女は、予定の時刻になっても『石仮面』が帰還しないので、タルブ村周辺で痕跡を探している。 タルブ戦から数日が過ぎようとしていたが、未だになんの手がかりもないというのはおかしい。 人間を遙かに超える吸血鬼の力、それを持ってしても、アルビオンの軍隊に立ち向かうのは容易なことではない。 万が一、『石仮面』が…いや、ルイズが死んでしまったら、アンリエッタ姫は一生それを気に病んでしまうだろう。 アンリエッタが女王となれば、今までマザリーニが担ってきた内政と外交、二つの重石が軽くなると思い喜んでいた。 その二つをアンリエッタにまかせ、自分は相談役として退き、補佐に努めようと思っていた。 しかし、このままではアンリエッタ姫が救われない、友達を戦場に行かせて死なせたとして自責の念に囚われてしまうかもしれない。 もし、ウェールズ皇太子がアルビオン奪還を計画し、戦争を推し進めようとしたら、アンリエッタはルイズの敵を討とうと躍起になるだろう。 それでは駄目だ。 マザリーニは、権力と財力を知っている。 知っているからこそ、権力でも、財力でも思い通りにならない事ばかりが起こるのだと、人生にあきらめを感じている。 アンリエッタは、ウェールズは、暗君となるのであろうか、それとも『聖女』と称えられる名君になるのであろうか? マザリーニは月を見上げ、眼を細めた。 コンコン、とノックの音が聞こえる。 「アニエスが帰還しました」 扉の外で待つ侍従に、マザリーニは間髪入れずに答えた。 「すぐに、ここへ」 アンリエッタはウェールズと共に、人気のない会議室へと向かっていた。 パレードで見せていた笑顔はどこへいってしまったのか、アンリエッタは今にも泣き出しそうな表情をしている。 ウェールズはアンリエッタを支えるように、その傍らを歩いていた。 会議室にはすでにマザリーニと、アニエスがいて、二人の到着を待っていた。 ウェールズとアンリエッタが会議室に入ると、アニエスが鍵を閉め、ウェールズがディティクト・マジックで室内を調査する。 すると、机の上に置かれたものに、何か妙なものを感じた。 見てみるとそれはルイズの使っていた大剣に酷似しており、9割ほど鞘に納められていた。 「…? これは、彼女が使っていた剣か」 「剣?剣だけですの?アニエス、ルイズは、ルイズはどうしたの!?」 アンリエッタの辛そうな声に、痛ましさを感じつつ、ウェールズはサイレントの魔法で会議室の中を包み込んだ。 それを確認してから、下座からアニエスが報告を始める。 「報告致します、本日正午………」 アニエスの報告は、ルイズの捜索に関することから始まった。 タルブ村周辺、ラ・ロシェール周辺、東西南北の森、草原、等の地域ではルイズの痕跡は一つしか見つからなかった。 唯一の手がかりは、ルイズの使っていた剣であり、アニエスが預かっていた鞘と完全に一致した。 タルブ村とラ・ロシェールでは臨時の野戦病院が設置されており、魔法学院から派遣された治癒のメイジ二人と、そのお目付役にも話を聞いたが、ルイズの姿を見た者はいなかった。 「ルイズ…わたし、わたし、ルイズを…死なせて…」 「よすんだ、アンリエッタ」 報告を聴いたアンリエッタは、泣き崩れそうになったが、ウェールズが凛とした姿勢でそれを咎めた。 「でも…」 「まだ死んだとは決まっていない。それに、君が悲しむのは彼女にとっても不本意のはずだ」 『かっこいいこと言うねー』 「「!!?」」 突如聞こえてきた声に、アンリエッタとウェールズが驚いた。 マザリーニはアニエスに命じて、デルフリンガーを鞘から抜き出すと机の上に置き、白銀色の刀身を見せた。 『あー、そっちの王子様にも言ってなかったっけ、俺はデルフリンガー、嬢ちゃんの相棒さ』 「インテリジェンスソード?」 アンリエッタが呟く、ウェールズは呆気にとられたのか、眼をぱちくりさせてデルフリンガーを見つめていた。 頃合いを見計らってアニエスの報告が再開される。 魔法学院の学院長秘書である『ミス・ロングビル』が、デルフリンガーに偶然呼び止められ、デルフリンガーから王宮に届けるよう頼まれた。 それを偶然アニエスが発見し、馬を飛ばして王宮へとデルフリンガーを持ち帰って…この場合は連れて帰ってきたのだ。 インテリジェンスソードには特殊な魔法がかけられているので、最初はデルフを訝しんでいたが、アニエスが預かった鞘にピッタリと収まったので、ルイズの使っていた剣だと証明されたのだ。 『いやー、あの光を使ったのはいいんだけどさ、嬢ちゃんものすごく慌ててたんだよね。そのせいで自分まで余波を食らっちまったんだ』 「それで、ルイズは、彼女は無事なのですか?」 テーブルの上に身を乗り出すようにして、アンリエッタが問いかける。 『無事だと思うぜ、それに一応、嬢ちゃんは死んだことになってるから、人目を避けて帰ってくるって言ってたしなあ、時間がかかるのは仕方ないんじゃねーか』 「そうですか…」 ようやくアンリエッタは安堵したのか、大きくため息をついて、席に座った。 「デルフリンガー殿でしたな、貴殿は王宮で預かることになりますが」 マザリーニはちらりとアニエスを見やりながら言った、すると、デルフもそれを察したのか、カチャカチャと鍔をならしつつ答えた。 『待ってるだけじゃ退屈だな、アニエスの嬢ちゃん、俺を使わねーか?』 「私が? 武器に使ってくれと言われるのは光栄だが、私には大きすぎる」 『石仮面の嬢ちゃんが見つかるまでの間さ、それに俺なら系統魔法を吸い込めるし、ちょっと役立てるかもしれね』 「系統魔法を吸い込むだって?」 ウェールズが驚いて声を上げる、他の三人も驚きこそしたが、声は出さなかった。 マザリーニはアニエスから視線をはずし、デルフリンガーを見た。 「ニューカッスルから脱出した騎士、タルブ戦で活躍した騎士の噂を利用しましょう。デルフリンガー殿と似た大きさの剣を大量に作らせます」 『なるほど、『騎士』にあこがれる傭兵達にそれを配るって寸法か』 「確かに、それならアニエスがデルフリンガーを持っていても、その他大勢の一人として片づけられるか」 マザリーニの発案にウェールズが感心した。 「では、アニエス、デルフリンガーさんと協力して引き続きルイズを探して頂きますわ。」 アニエスは杖の代わりに手のひらを掲げて、「御意」とだけ呟いた。 「それとですな」 会議が一段落付いたところで、マザリーニが口を開いた。 「デルフリンガー殿を見つけた、ミス・ロングビルですが……アニエスの報告では、貴族の立場を追われたメイジだとか」 マザリーニが視線をアニエスに向けると、アニエスは首を軽く縦に振りつつ、まぶたを軽く閉じて目礼した。 それを見たマザリーニは、上着のポケットから一通の報告書を取り出した。 「以前オールド・オスマンからシュヴァリエの爵位申請があって、内偵をしました。ロングビルは偽名です。マチルダ・オブ・サウスゴータ。それが彼女の本名のようですが…」 デルフリンガーは内心でギョッとしたが、彼には顔がない。 その動揺は悟られることはなかった。 だが、その代わりに、ウェールズ皇太子の目が驚きに見開かれていた。 薄暗い空間の中でワルドは目を覚ました。 自分の置かれている状況が分からず、とにかく起き上がってあたりを見回そうとしたが、体に走る痛みに顔をしかめた。 ここはいったいどこだろう? 自分は確か……。石仮面と戦って、ルイズが… 痛みにもかまわずガバッと起きあがり、辺りを見回した。 隙間のある板張りの壁と、申し訳程度のテーブルが置かれているだけの粗末な小屋。 机の上には、いつも首から下げていたペンダントが置いてあった、ワルドは痛む足を引きずりつつ立ち上がると、ペンダントを握りしめ、切り株で作られた椅子に座った。 「目を覚ましたのね」 「 あ、ああ」 小屋の入り口から声がした、振り向いてみると、そこには粗末な布で股間と胸を覆ったルイズが立っていた。 小脇に抱えた薪を、ぶちりぶちりとむしって、壁際に置かれた土製のかまどに投げ入れる。 すると火はすぐに勢いを増し、ほだ火の臭いが部屋の中に充満していった。 「何から、話そうかしら」 「……………」 ルイズの言葉に、ワルドは何も答えられなかった。 何を聴けばいいのか、そもそも、目の前にいる少女は本当にルイズなのだろうか。 胸と股間に粗末な布を巻き付け、髪の毛を蔓草か何かでアップにしたルイズの姿は、とても貴族とは思えない。 だが、確かに彼女はルイズだと、ワルドの本能が告げているような気がして、目を離すことができなかった。 それに彼女は自分を今すぐにでも殺せる、昨日、オーク鬼を殺したように… 「…! うえっ」 首だけになったルイズを思い出し、ワルドの体が震えた。 死体など見慣れているはずのワルドだったが、首だけになっても死なぬ化け物を見てしまったからだろうか、激しい嘔吐感に襲われた。 だが、内臓が痙攣するだけで、胃液の一滴すら出てこなかった。 「大丈夫?」 顔を上げると、ルイズが心配そうにワルドの顔を見ていた。 不思議と、嘔吐感が止まった。 差しだそうとしたルイズの手が中途半端なところで止まっている、ワルドはルイズの手を取ると、その感触を確かめた。 「…ルイズ、君は、どうして…いや、まさか、クロムウェルの言っていた『虚無』の力なのか? ルイズ、君は」 ルイズは、ワルドの言わんとしていることを何となく理解した。 「クロムウェルの力は虚無じゃないわ、あれは先住魔法の込められたマジックアイテム、『アンドバリの指輪』の力よ」 「先住魔法…指輪…」 「心当たり、あるの?」 ルイズは先ほどまでワルドが寝ていた藁束のベッドの上に座ると、自分の膝に肘をついた。 「君は、暖かい」 ワルドはそう言いながら、先ほどルイズの手を握った両手を見つめる。 「だが、クロムウェルが生き返らせた人間は、皆冷たかった」 「かりそめの命なのね……」 「………」 しばらく、沈黙が流れた。 小屋の壁は木板で作られており、その隙間から月明かりが見える。 ぼんやりとそれを見つめながら、ルイズは自分でもよく分からない感情に浸っていた。 このまま時が止まれば… 「僕は」 ワルドの呟きで、意識が現実に引き戻される。 ルイズは視線を合わせることもなく、じっと黙って、ワルドの言葉を聞いた。 「母は自殺するような人じゃない。そう思って、母の死が自殺だったのか、あらゆる手を尽くして調べた。でも結果は自殺だった、遺書も残っていたんだ」 ワルドの母は、ワルドを高等法院で働かせようと思っていたそうだ。 だが、意外にもワルドは魔法衛士隊として抜擢された。 ワルドは優秀だったが、それでも百人に一人の逸材扱いだった。 魔法衛士隊として王族の身辺警護を務めるには、それ以上の逸材でなければならない。 ワルドの母は、ワルドを高等法院に行かせようとしていたが、ワルドはそれを断り、魔法衛士としての一歩を踏み出した。 そのとき、ワルドの母は遺書を残して自殺したらしい。 ワルドの母が埋葬されるときには、高等法院のリッシュモンが参列した。 「君は高等法院で埋もれるような人材ではない。母の名誉のため頑張りなさい」と言ってくれたリッシュモンに、当時のワルドは感激を覚えた。 それからというもの、一心不乱に任務に務めたが…政治に近づけば近づくほど、トリステインの腐敗が目に付く。 母の守ろうとしていた名誉はこんなものではない、そんな思いがワルドの心に生まれていた。 レコン・キスタの誘いを受けた理由は、クロムウェルが死者を蘇らせると聴いたからだ。 ワルドは二重スパイのつもりでクロムウェルに接近したが、母を蘇らせるという思いが日に日に強くなり…そして、トリステインからの離反を決意した。 そのすぐ後に、ルイズが死んだと聞かされたのだ。 「もう涙など、忘れたと思っていたよ」 そう言ってワルドははにかんだ。 心の内をすべて吐露して、安堵したのだろうか。 つられて、ルイズの表情も少しだけ柔らかくなった。 「ねえ、ワルド、貴方『なぜ始祖ブリミルは残酷な運命を課したのか』って言ってたわよね。私もそう思うの」 そうして、ルイズも自らの身に起こった出来事を話し始めた。 サモン・サーヴァントで現れた石の仮面、吸血鬼化、死の偽装。 傭兵との出会い、運命に導かれるようにニューカッスルへ。 ワルドとの再会を経て、貴族派の包囲を脱出し、ウェールズを連れてトリステインへ。 そこでようやく、ルイズは自分の魔法がどの系統なのかを知った。 「笑っちゃうわよ、私……ようやく自分の系統がなんなのか知ったのに、もう家族にも、ツェルプストーにも自慢できないのよ」 「虚無か…」 「何よ、しんじてくれないの?」 「信じるよ、あのようなものを見せられてはね」 ルイズの投げた肩当てが命中し、ワルドは風竜の上から落とされた。 だが、かろうじて杖を手放さなかったおかげで、ワルドは『レビテーション』を唱えることができた。 落下の速度は殺しきれなかった上、着地の衝撃で杖が砕けてしまったが、ワルドは何とか意識を保つことが出来たのだ。 「あの光…君が子供の頃から、ずっと魔法を失敗していたのは、失敗じゃなかったんだ。すべては虚無に引き寄せられていた」 「虚無なんて皆伝説だと思っているから、失敗するたびに家庭教師が姉と比較して私を責めたわ…ワルド様が私をかばって下さったの、よく覚えているわ」 ワルドは返事をせずにきょとんとした顔でルイズを見ていた。 少しの間をおいて、顔を俯かせると、ワルドは小声で呟いた。 「ワルド様…か、僕はもう、ただの裏切り者だよ」 握りしめたペンダントの感触を確かめつつ、ワルドは言葉を続けた。 「ルイズ、僕は君に捕らえられて良かったのかもしれない。君は僕なんかよりもずっと誇り高い。僕はもう貴族には戻れない……僕は、裏切り者としておとなしく処刑されることにしよう」 「……そう」 ルイズは、何を言っていいのか分からなかった。 何年も前に捨てられた村の、壊れかけた小屋の中で、ワルドと二人。 ニューカッスル城でジェームズ一世をはじめとする王党派を何人も殺し、ウェールズをも殺そうとしたワルド。 ブルリンを殺そうとしたワルド。 裏切り者のワルド。 憎い敵のはずなのに、なぜかワルドを恨みきれない。 それを考えると、ふと、自分は政治に向いていないなと気づき、自嘲気味になる。 人を甘やかすことは簡単だ、人を甘やかして、自分を見てもらえる、それだけで自尊心は満たされる。 だが、罰することは難しい、その肩に掛かる責任の重さから逃げたいと、心底から思った。 「ねえ、ワルド、あなた望みはある?」 「望み?」 「十中八九、あなたは処刑されるわ。その前に一つ、私に出来ることなら」 ワルドは、ぶるっ、と身震いさせた。 おそるおそる、手の中に収まっていたペンダントを、ルイズに渡す。 ペンダントの蓋は開かれ、中には一人の女性の絵が描かれていた、ルイズはその人がワルドの母であるとすぐに気づき、ペンダントを返した。 「もう一度、母に会いたいんだ」 「……いいわよ」 食屍鬼は作らない。 その約束を驚くほど簡単に破る自分に、ルイズは不思議な満足感を感じた。 身も心も吸血鬼になってしまったのだと、今更になって再確認した。 そして二人は、翌日の夕方になるまで、藁束のベッドで抱き合って眠た。 甘えたくても甘えられないルイズの心情を察したのか、ワルドは服を着たままルイズを抱きしめ、時々、頭を撫でた。 それでもルイズの心は満たされない。 『神の左手 ガンダールヴ』 オルゴールから聞こえてきた一節が、ルイズの頭の中でいつまでも響いていた。 To Be Continued→ 戻る 目次へ
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残業代の不払いなど、外国人研修生や技能実習生に不法労働を強いる企業が後を絶たない。県内でも未払い残業代の支払いを求める労働審判の申し立てがあるなど深刻化。「外国人研修生なしに経営は成り立たん」という企業もあるなど、不法労働根絶を求める声が高まっている。 坂井市にある織物会社の社長(66)は「日本人と同じ待遇でも、働かせているだけで不法就労じゃないかと疑われる。不法がはびこれば研修生も来なくなる。企業はもっとモラルを」と怒りの声を上げる。 2001年。「きつい、汚い、危険」の3K職場とされる織物工場に日本の若者は就職しなくなり、同社も人手不足に悩んでいた。そんな時、外国人研修生を派遣する県内の協同組合から「外国人が1年の研修後、実習生として労働力になる制度がある」との話を聞いた。受け入れるには協同組合への入会に200万円、日本語能力テストの費用や座学研修費、組合費など毎月十数万円と高額な出資が必要だったが、「人がいないから仕方がない」と、中国人の受け入れを決断した。 織物は伝統的な技術を必要とするため、素人では作業ができない。派遣されたのは、基本作業がやっとの研修生ばかり。働く意欲のない研修生もいた。「中国人を手当たり次第集めてきているという印象だった。日本の高度な技術を学ぶという研修制度の理念は、建前でしかない」と社長は語る。 同社の全従業員16人のうち5人は外国人。研修を終えた技能実習生に対しては最低賃金を保証し、残業分には法定の賃金を払っている。07年には外国人のための寮も建てた。 昨年の金融危機で同社の受注は半減し今期の赤字は確実という。県内の外国人研修生・技能実習生の数はここ数年横ばいで、同社が受け入れ続けられるという保証はない。 外国人研修生権利ネットワーク・福井によると、08年に労働審判などに及んだ事例は過去10年で最多の約20件になるという。 (増田紗苗) ソース:中日新聞(CHUNICHI Web) http //www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090618/CK2009061802000006.html?ref=rank 【コメント欄】 名前 コメント